平成28年12月05日中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会(第4回定例会) 平成26年05月14日中野駅周辺地区等整備特別委員会.doc

中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会〔平成28年12月5日〕

 

区役所及び体育館整備調査特別委員会会議記録

 

○開会日 平成28年12月5日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後100

 

○閉会  午後133

 

○出席委員(14名)

 大内 しんご委員長

 平山 英明副委員長

 加藤 たくま委員

 渡辺 たけし委員

 北原 ともあき委員

 高橋 かずちか委員

 小林 ぜんいち委員

 いながき じゅん子委員

 小杉 一男委員

 浦野 さとみ委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 酒井 たくや委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 政策室長 髙橋 信一

 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(業務マネジメント改革担当) 永田 純一

 経営室長 篠原 文彦

 経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ

 経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 区民サービス管理部長 白土 純

 区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 中谷 博

 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀

 健康福祉部長 瀬田 敏幸

 健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当) 永見 英光

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 関村 英希

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 区役所の整備について

 体育館の整備について

○所管事項の報告

 1 新しい区役所整備基本計画について(経営担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、ただいまから区役所及び体育館整備調査特別委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 区役所の整備について、体育館の整備についてを一括して議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、新しい区役所整備基本計画についての報告を求めます。

朝井経営室副参事(経営担当)

 それでは、新しい区役所整備基本計画について御報告いたします。(資料2)

 新しい区役所の規模や求められる機能、性能などについて定めました「新しい区役所整備基本計画」を作成したので、御報告するものでございます。基本計画自体は、別紙1の冊子のとおりでございます。

 新しい区役所整備基本計画(案)からの変更点でございますけれども、冊子の7ページをおあけいただきたいと思います。

 7ページの(2)の新しい区役所の機能別面積、この部分のところですが、⑧公共公益活動団体スペース850平米とありますけれども、主な内容のところが空欄でございました。ここに今回、「中野区町会連合会事務室、中野区社会福祉協議会事務局など」というふうに追記をしてございます。

 それから、⑨の休日診療所150平米、これを追加してございます。そのため、②の事務室以外諸室、これが1万2,900平米から1万2,750平米に150平米だけ縮小してございます。

 庁舎全体4万4,200平米につきましては、変更をしていないところでございます。

 それから、32ページをおあけいただきたいと思います。

 ここで発注方式について、(1)として比較検討に際しての基本的な考え方ということで、「設計・施工分離発注方式」と「設計・施工一括発注方式」、その中でも基本設計の、以前は基本設計先行型と言っていましたが、わかりやすい表現にということで「基本設計分離先行型」、これと「基本設計・実施設計一括発注型」、この三つについて検討する旨表記をしていたのですが、今回、33ページの(2)発注方式の選択のところにございますように、前述の発注方式の比較検討の内容を踏まえ、区の意向を仕様に反映でき、また民間事業者の持つ独自ノウハウの活用によるコスト削減も期待できる基本設計分離先行型の設計・施工一括発注方式とする、このように発注方式について選択をしたところでございます。

 それから、33ページの一番下のところ、4、整備スケジュールでございますけれども、基本計画(案)のときから若干変更しています。29年度当初から基本設計の予定でしたが、29年度の後半から30年度までを基本設計とし、その後、基本設計分離先行型とする関係から、実施設計・建設工事の委託事業者の選定期間を設け、間をあけ、31年度の途中から実施設計、その後建設工事ということで、竣工については平成35年度に変更しているというところでございます。

 それで、基本設計に入るのをちょっとおくらせた理由でございますけれども、この新しい区役所整備基本計画を踏まえまして周辺の施設配置や交通計画を整理した上で年度途中から基本設計に着手をしたいということで、基本設計着手についておくらせているところでございます。

 それから、表紙の次に区長の挨拶文を掲載してございます。基本計画については区長の挨拶文を表紙の後に追加をしているところでございます。

 それでは、2ページのところをごらんいただきたいと思います。最初の資料の2ページのところでございますが、パブリック・コメント手続の実施結果です。9月21日から10月11日までの意見募集期間で合わせて5人の方から御意見をいただいています。

 まず、新しい区役所の機能及び性能について、2件御意見がございました。

 まず一つ目ですけれども、新しい区役所は、区内の産業振興に資する機能を備えた施設としてほしい。新しい区役所に経済団体の事務所を置くことによって、区内事業者に対するサービス窓口の集約化、さらには行政と経済団体が一体となって産業施策を実施するための環境整備を進めていくべきと考える。区の考え方といたしましては、中小企業の事業活性化や新たな産業の創出促進、勤労者の福祉向上など、区の産業振興施策を総合的に行う施設に経済団体の事務室を設け、区の施策と各団体の活動との連携強化などを推進していくことについて、既存の施設を活用する視点から検討していくというものでございます。

 2番は、仕事や生活などの理由で議会を傍聴できない区民も区議会で何が議論されているのかを把握できるよう、インターネットによる動画中継、動画をアーカイブで配信する設備を整え、実行することを要望する、こういった要望がございました。

 3ページのところですが、計画地について2件の御意見がございました。一つ目は、新しい区役所の建設には賛成するが、体育館の移転には反対する。新しい区役所の地下階もしくは最上階に体育館を建設してほしい。区の考え方のほうでございますが、新しい区役所に必要な面積と想定される建設可能な規模を比較検討した結果、体育館の併設は困難であるというものでございます。

 それから、2番、防災力の強化やにぎわいの創出のため、新しい区役所を木造密集地域に建設してほしい、こういった御意見もございました。

 ③財源についてでございますが、新しい区役所整備の財源についての表現がわかりにくいという御意見もございました。区の考えとしまして、区役所及び保健所の移転整備により、それぞれの跡地については売却も含め新しい区役所整備の財源となるよう検討するという趣旨を御説明をしてございます。

 それから、4ページのところ、その他で1件ございました。新しい区役所整備について区民にもっと周知をしてほしい。これにつきましては、これまでもなかの区報、ホームページ、それからお知らせ版を活用して広報してございますが、引き続きさまざまな工夫により広報活動に努めていきたい、このように考えているところでございます。

 パブリック・コメントの提出によりまして変更した箇所についてはございません。

 御説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

小林委員

 ありがとうございます。まず、主な変更点について何点かちょっとお伺いしたいと思います。

 まず、7ページの公共公益活動団体スペースということで、前回までは内容が入っていなかったんですけども、今回、町会連合会と社会福祉協議会などということで入ってきたんですけども、この850平米の中で、この二つ以外の「など」というのは、ほかにはどんな団体を今考えているのでしょうか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 会議室を考えてございます。それから、さまざまな団体が予約なしに打ち合わせができるような、そういった活動室等も考えているところでございます。

小林委員

 そうすると、団体名としては二つ出てきていますけれども、ここは入る。けども、ほかの団体、幾つかあると思いますけども、そういったところがこの中に入るということはまだ決まっていないということですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 全体のスペースから見まして、町会連合会事務室、それから社会福祉協議会の事務局を想定しているところですが、さまざまな活動をしている団体がそういった専用でなくても打ち合わせなどができる、そういうスペースを設けることや、さまざまな団体が、町会連合会も含めてですけれども、会議をするときに使う会議室ですね、そういったものも十分に備えていきたいというふうに考えております。

小林委員

 わかりました。公益団体って幾つかほかにもあると思うんですけれども、さまざま老朽化をしているとか、それから手狭になっているとかという団体もたしかあったと思うんですけども、そういったところの要望というものは現在はありますか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 個別に要望もいただいているところでございますので、基本設計の中でどのくらいのスペースがとれていくのか、また要望の内容についてもお聞きしながら、今後整備について進めていきたいと考えております。

小林委員

 もう1点、スケジュールについてお伺いをしたいんですけども、33ページのこのスケジュール、区役所の着工が多分1年ぐらいおくれているという説明だったかと思うんですけれども、前回のスケジュールから見るとそのぐらいおくれているということ、建設が1年先に繰り延べになったということでいいわけですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 基本計画の案の段階では平成33年度中に竣工というふうに予定をしておりましたので、基本計画の案から見て約1年半近く竣工がおくれる、そういった計画に変更しているところでございます。

小林委員

 そうすると、これは今、区役所の話ですけども、体育館は平成31年に竣工の予定でしたよね。1年おくれるということは、体育館がそのまままだ使え、いや、違う、体育館が使える期間があるというふうに考えていいわけですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 基本計画案までのスケジュールでございますと、新体育館の竣工前に現在の体育館を壊さざるを得ない計画でございましたが、今のこの計画では、結果としては、新体育館ができ上がってから現在の体育館を壊すということで、十分間に合うようなスケジュールになっております。

小林委員

 そうすると、新しい体育館、予定ですけども、スケジュールですけども、新しい体育館ができます、そして古い体育館はそのまま、これで見ると1年ぐらいは使用可能で、その後に区役所建設のための準備が始まっていく、解体等を含めて、そういった考え方でよろしいですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 新しい体育館ができた後、1年間はちょっと使えないかと思います。平成32年度中に実施設計が終わり、平成33年度にかかる時点で建設工事に入りますので、その前に解体の作業が必要になります。解体が五、六カ月というふうに見込んでおりますので、32年度の夏ごろまでは両方の体育館が併存する形かなというふうに考えております。

小林委員

 最後にもう一つ、基本設計先行型を基本設計分離先行型への修正とあるんですけども、この内容が違って修正をしているのか、ただ単純に言葉だけの修正をしているのか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 これは言葉だけの修正でございます。内容は一緒でございます。

酒井委員

 ありがとうございます。変更点、お聞かせください。スケジュールのところ、最初の小林委員からもお話があったんですけれども、こういった形になって体育館の閉鎖期間というものはなくなっていくのかなとは思うんですけれども、それはいろいろ各団体からの声があったり議会からの要望もあったかと思います。先ほどお答えの中で、「結果として」というふうな言い方、言い回しだったのかなと思うんですけれども、そうじゃなく、そういったことを配慮した中でのこの計画になったという理解でいいんですか、そうじゃないんですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 先ほども申し上げましたように、基本設計に入るためにはこの基本計画を踏まえた上でさらに検討が必要であるということ、それから実施設計、建設工事に入る前に事業者の選定期間を設けなければならないということがありましてこういったスケジュールに変更したわけですが、体育館の閉鎖期間をなくすということについての御要望もあり、議会での御質問もあり、そういったことについては工夫をしていきたい、そういうふうに申し述べてきたことでございますので、その点も含めて総合的にこのように変更したということでございます。

酒井委員

 それで、そういったことも配慮になったんだけど、ただもちろん、この基本設計、実施設計を分離することによって、やっぱり事業者を選ばなきゃならないので一定程度の期間が必要になってくるというのはあるんだろうと思うんですけれども、当初、区としては三つの方法を考えていらっしゃいましたよね。基本設計・実施設計は行わない、それで施工は別にします。今選んだ、基本設計の先行分離型。それから、基本設計・実施設計・施工、全て一括でやりますよ。今回、この発注方式の選択の理由が述べられておるんですけれども、これだけを読むと、基本設計、実施設計を一緒に行って施工をするのと、基本設計を行ってから実施設計、施工をするのとあまり変わらないところがあるんですね。ただ、ここは文言の中には工期の短縮というものがもちろん入ってくるわけでしょう。そういうことでしょう。そういうものも含めて選んでいるわけでしょう。

朝井経営室副参事(経営担当)

 工期につきましては、基本設計分離先行型にしろ、基本設計・実施設計一括発注型にしろ、どこかで一括発注したほうが工期の短縮は期待できる、そういったところでございます。

酒井委員

 それで、今回、その基本設計を分けたことによって発注側の意向がしっかり通るような形でこういうふうなやり方を選んだんだとは思っています。

 それで、スケジュールのところをお聞かせいただいたので、建設委員会では確認できなかったのでこちらの特別委員会でちょっと確認させていただきたいのですが、常任委員会で、中野四丁目の西地区のまちづくりについてと四季の都市(まち)のまちづくりについての報告がありました。それで、この新庁舎が整備される地域の隣の民間のところがありますよね。そこが再開発促進地区にすることを進めていくんだというふうな報告があったんですけれども、こちらのほうが再開発促進地区にならなければ、現在考えている区としての新庁舎の位置に移動していくことは影響が出てくるのでしょうか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 それは特にないです。

酒井委員

 すると、その地域が再開発促進地区にならなくても、区として今考えているところは全く影響ないんだという理解でよろしいんでしたか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 ちょっと今の御質問のエリアを間違えてしまいまして、申しわけありません。それは、そういったことの促進地区にしていくことによって区役所の建設ができる、そういったところでございます。

酒井委員

 すると、現在こういうふうなスケジュールで考えているんですけれども、そのあたりのまちづくり合意状況もしっかり御注視していただいて進めていただきたいと思っております。

 きょうは変更点だけなので、以上で結構です。

高橋(か)委員

 今もお話が幾つか出ていたんですけど、スケジュール的なことで。発注方式はわかりました。それで、基本設計が平成29年度の後半に始まるということで、時間があるようで結構短くて、このいわゆる基本的な考え方をどうやって具現化していくかということを考えたときに、どういう形の、発注方式とかその辺はわかりましたけども、具体的なその発注あるいは選定はどういうふうにされるのかということと。

 あと、区内の、区サイドの体制というんですか、どういう形でその辺をしっかり伝えて、あるいは検証、あるいはチェックをしてやっていくのかというものを教えていただきたいんですけど。というのは、基本設計と実施設計が分かれているので、基本的な区の考え方とかあるいは中野の事情とかをきちっと向こうに伝達しなければいけないし、基本設計を受けて実施設計、施工といったときに、そのブランクがあったときにきちっと、同じ業者なのか別の業者なのかというのも今じゃわからないわけですから、そういう区とのやりとりをずっとやっていったものがきちっと伝達されていくのかというか、そういうことも含めて区の推進体制を教えてほしいのですが。

朝井経営室副参事(経営担当)

 確かに29年度後半から基本設計に入るということで、基本的な区側の検討はそれまでにできる限り進めていくということになります。基本設計の中でもう大まかなことについてはかなり詳細に詰めていくということで考えております。それで、基本設計から実施設計の間に時間をとってございまして選定の期間というふうにしているわけですけれども、基本設計の中でなるべく詳細に決めておいて、それを見れば、そのグレード的にも実施設計の中でぶれていかないような、そういうふうに考えているところです。ですから、通常の基本設計よりは詳しい設計をし、実施設計の中ではその中での民間のノウハウとしてのコスト削減等を図るわけですけれども、その中で、例えば区役所のグレードが下がってしまうような、そういうことがないように基本設計の中で決めるべきところはしっかりと決めておいて、それを実施設計の事業者にはつないでいく、そういう方向で考えております。

高橋(か)委員

 基本設計でしっかり深掘りをして細かいところまで詰めるという話はわかるんですけれども、だからといって一発ぽんとそれが反映されるというわけでもないでしょうし、とにかく区庁舎のあらゆる部門がかかわってくる新庁舎なので、そうすると実際、基本設計を終わった後でも、各部局のいわゆる使い勝手だったりニーズだったりとか、本当に細かいところが実は大きなネックになっていて、せっかく大きなお金を使ってやったのに何かなかなか機能しづらいことになるということが後で出てこないためには、いわゆる基本設計という段階でバトンを渡して終わるというような発想じゃなくて、例えば準備室のような形を立ち上げてずっと進めていくとか、それでその基本設計業者選定、実施設計あるいは施工に至るまでずっと一気通貫で、きちっと区の未来型のものを具現化していくための体制が区に必要だと思うんですけど、あるいは、区民の声を聞いて、議会もそこにある程度かかわるような、そういう推進体制というものがずっと必要だと思うんですけど、その辺はどうなのでしょうか。

篠原経営室長

 ただいまの御質問でございますが、一応平成29年度、本来ならばもっと早く専管組織をつくるべきだなというふうには考えておりましたが、来年度には施設の建設から窓口サービス、あといろいろなシステムの部分もありますので、そういったことを統括する専管組織をつくって推進してまいりたいというふうに考えております。

高橋(か)委員

 この区庁舎が昭和43年にできたときには最先端で全国から視察に来たという話も聞いていますので、ですから、この時点で大災害も受けて、それも反映して、これからも持続可能な区庁舎ということで代表的なものになるように、ぜひその辺の推進をよろしくお願いしたいと思います。

浦野委員

 先ほど酒井委員との質疑の、ちょっと確認を含めてお聞きしたいんですけど、先ほど朝井副参事が御説明いただいたときに、このスケジュールが、基本設計が当初平成29年の初めだったものが後半になったというところで、その周辺の施設整備を踏まえてというような御説明があったと思うんですけれども、それは先ほどの酒井委員との質疑の中での、その再開発の促進地区との関係なのか、それとも何か新たにその施設整備をこの周辺で考えているのか、ちょっと確認で伺います。

朝井経営室副参事(経営担当)

 周辺の再整備の促進区の中の配置のことでございます。

浦野委員

 わかりました。財源について伺いたいんですけど、このパブリック・コメントに対する区の考えの中でも売却も含めてということで、これは前にお聞きしたときもそういう言い方をされていたかと思うんですけれども、これ、逆に売却も含めということは、その逆を言えば売却以外でも何か検討していることというのは現時点であるのでしょうか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 特に今現在でさまざま検討しているというよりは、今後売却も含めて検討していくということになります。

浦野委員

 そうすると、いずれも売却をすることを現時点では考えているということでいいんですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 まだ売却をする方向でというところまでも行っていないということです。何らかそこでの土地の活用によって資金を生み出したいというところまででございます。

浦野委員

 現時点ではそういうことですね。そことの兼ね合いがあると思うんですけど、財源のところの収入に応じて地方債や基金の活用とあるんですけれども、これもそこが決まらないと、入ってくるお金との関係があるので、現時点でこれ以上、その基金、具体的に何に活用するのかとか、そういうところは答えられる範囲で教えていただきたいんですけど。

朝井経営室副参事(経営担当)

 まだそこまで具体的には決まってはいないところでございます。ただ、いずれにしろ、現区役所や保健所が移転するのは新しい建物ができてからになりますので、一時的には起債や基金活用も必要になってくるのではないかというふうに考えているところです。

浦野委員

 その際、そうすると、基金としてはどの基金を今、活用を想定しているのでしょうか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 特に区役所整備のための基金というものを設けているわけではないので、そういったときにはどうするかについては今後の検討でございます。

むとう委員

 7ページのところで新たに書き加えられた公共公益活動団体スペースのところのことでお尋ねしたいのですけれども、中野区社会福祉協議会というのは、今、スマイルなかのにある、あそこの事務室をこちらにということでよろしいのですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 はい、そのとおりでございます。

むとう委員

 そうすると、あちらの内部の活用というものも考えられたりするんですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 まだそちらのほうはこれからの検討になります。

むとう委員

 なかなか850平方メートルというのが想像できないところなんですけれども、それぞれ社会福祉協議会であるとか町会連合会の事務所と固定的な事務所が入るということでここに名前が出ているわけですけれども、大体そういった二つの団体の事務スペースと、それからそれとは別に会議室と、それとはまた別にさまざまな団体が予約なしで使えるスペースというような割合、分量はどれぐらいのことをおおよそ考えて850平方メートルの割り振りを描いているのか、わかる範囲で教えてください。

朝井経営室副参事(経営担当)

 まさにこの基本設計を考えていく中でそこは考えていくわけですけれども、社会福祉協議会につきましては、現在、事務室としてスマイルの中で、事務室以外も例えばロッカー室とか相談室も合わせてですけど、500平米ちょっとぐらいを使っております。ですから、今後、新区役所の中でどのくらい整備していくのかというのは今後の検討になります。町会連合会は、現在20平米ほどなのですが狭いということでお話を伺っていますので、広くしていく必要があるのかなと思っています。それ以外のスペースにつきまして、会議室や、それからさまざまな団体がフリーで使える部屋などを運用も含めてですけど、今後検討していきたいというふうに考えております。

むとう委員

 数値を挙げてくださって、現在、中野区社会福祉協議会の事務局はいろいろもろもろを含めてスマイルなかのの中で500平方メートル使っているという御答弁でしたよね。そうすると、850平方メートルのうち500平方メートルをそこにということになると、あとどれほど会議室やさまざまな団体が自由に使える活動のお部屋がとれるのかというのはちょっと不安に思うんですけれども、これ、私の認識不足だったのかもしれないんですけれども、これ、社会福祉協議会がここに、区役所の中に入ってくるというのは前から検討されていたことだったのですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 検討というか、御要望はいただいていたところでございます。それで、議会の質問の中でも御要望などもある中で、今回初めて基本計画の中で表記をしたというところでございます。

いながき委員

 同じページの9番の休日診療所というところで、今の区役所にはないと思うんですが、これについてちょっと御説明をいただけますか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 現在の区役所の中ではこういった休日診療所はつくっていないところですが、今後新しい区役所が整備された中では、医師会が運営をしていく、休日に区民の方が休日診療することのできる、そういったスペースを設けていこうというふうに考えているところです。

いながき委員

 それは医師会の要望ということですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 そのとおりでございます。

いながき委員

 休日ということで、それ以外の日というのはどういうふうにここは使うというか、閉鎖されているんですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 150平米ほどの面積でございますし、さまざまそこの中で専用に使っていくものですので、基本的には休日以外は使わないことになるのかなとは思っております。

いながき委員

 何かちょっともったいない気もしないではないですけれども。

 あと、細かいことなんですが、1階のコミュニティゾーンにフードコートなどを整備と書いてあるんですけど、今2階にある職員食堂というのは、これに変わるということで、なくなるということですか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 基本設計の中でどのくらい事務室のスペースがとれていくかによって、職員の食堂等を入れられるかどうか、今後の検討になりますが、今現在としましては、1階に区民の方も集えるような、そういったフードコートをつくっていきたいというところまでは考えているところでございます。

いながき委員

 もともと2階の食堂というのは職員の方の福利厚生のためのものという形で始まったと思うんですが、今現在、食堂以外にも休憩室だとか組合の部屋とかあると思うんですが、その辺は今と同じぐらいのスペースは確保するという予定になっているのでしょうか。

朝井経営室副参事(経営担当)

 そういった休憩スペースにつきましては、必要なスペースについては整備をしたいというふうに考えております。

委員長

 他にございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、その他で、理事者から何か報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時32分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時32分)

 

 次回の委員会は、休憩中に確認しましたとおり、第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で区役所及び体育館整備調査特別委員会を散会します。

 

(午後1時33分)