中野区議会総務委員会〔平成29年11月28日〕
総務委員会会議記録
○開会日 平成29年11月28日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後5時16分
○閉会 午後6時41分
○出席委員(9名)
高橋 かずちか委員長
いながき じゅん子副委員長
木村 広一委員
羽鳥 だいすけ委員
中村 延子委員
伊東 しんじ委員
平山 英明委員
大内 しんご委員
近藤 さえ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 川崎 亨
副区長 本田 武志
政策室長 髙橋 信一
政策室参事(企画担当) 青山 敬一郎
政策室副参事(ユニバーサルデザイン推進担当、オリンピック・パラリンピック推進担当)宇田川 直子
政策室副参事(予算担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(広報担当) 堀越 恵美子
政策室副参事(業務マネジメント改革担当)、経営室副参事(新区役所区民サービス担当)永田 純一
経営室長 篠原 文彦
危機管理担当部長 志村 和彦
新区役所整備担当部長 相澤 明郎
経営室参事(経営担当) 朝井 めぐみ
経営室副参事(法務担当) 尾関 信行
経営室副参事(人事担当) 田中 謙一
経営室副参事(人材育成担当) 桜井 安名
経営室副参事(施設担当) 髙田 班
経営室副参事(行政監理担当) 石濱 良行
経営室副参事(経理担当) 石橋 一彦
経営室副参事(生活・交通安全担当) 三原 伸恭
経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋
会計室長 鳥井 文哉
選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜
監査事務局長 小谷松 弘市
○事務局職員
事務局長 吉村 恒治
事務局次長 古本 正士
書記 井田 裕之
書記 若見 元彦
○委員長署名
審査日程
○議案
第58号議案 平成29年度中野区一般会計補正予算
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会いたします。
(午後5時16分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程案(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
議事に入ります。議案の審査を行います。
第58号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。
なお、本議案は、当委員会へ付託されておりますが、厚生、建設、子ども文教の各委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば当委員会へ申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
海老沢政策室副参事(予算担当)
それでは、第58号議案、平成29年度中野区一般関係補正予算(第5次)につきまして説明をさせていただきたいと思います。
議案の8ページをおあけいただきたいと思います。一般会計補正予算の歳入歳出の予算事項別の明細書でございます。
歳入でございますが、13款国庫支出金8,109万1,000円、14款都支出金4,183万円、17款繰入金1,453万5,000円を補正いたしまして、予算額につきましては1,327億6,923万円となるものでございます。
次に、9ページの歳出でございますが、2款経営費でございますが、386万1,000円、3款都市政策推進費でございますが、3,000万円のマイナス、4款地域支えあい推進費でございますが、880万円、9款都市基盤費でございますが、1億5,479万5,000円を補正いたしまして、予算額は歳入と同額でございまして、1,327億6,923万円となるわけでございます。
それでは、12ページをおあけいただきたいと思います。歳出の詳細について御説明をいたします。
2款経営費でございますが、人事費でございます。4月施行の行政系人事制度の改正に伴いまして、人事・給与総合情報システムの改修経費386万1,000円を追加計上するものでございます。
次に、14ページをお開きいただきたいと思います。3款都市政策推進費の中野駅周辺計画費でございますけれども、スポーツ庁の委託事業によりまして、大規模集客交流施設、アリーナの整備推進のあり方の検討を行うため、官民協働の協議会を設けて議論を行い、その成果を区民等への報告会としてフォーラムを開催する、そのための経費でございますが、483万1,000円を追加計上するものでございます。この財源につきましては、国の委託事業として実施するものでございまして、国庫支出金を10割計上をしているというところでございます。
次に、中野駅地区都市施設整備費でございますが、中野駅新北口駅前広場の基本設計につきまして、条件整理のため協議を進めているところでございますが、都市計画変更及び認可変更に関する手続につきまして、時期の変更をするということになったため、事業期間が2カ年にわたるということになります。新たに30年度までの債務負担行為を設定させていただきたいというふうに考えております。今年度予算につきましては、前払い金の1,480万円のみといたしまして、3,483万1,000円の減額補正をさせていただきたいというふうに考えております。総額の変更はございません。あわせまして、都市計画交付金の交付対象となるということでございまして、370万円につきまして財源更正を行いたいというふうに考えております。
次に、16ページをお開きください。4款地域支えあい推進費の地域施設費でございます。来年3月に廃止される温暖化対策オフィスにつきまして、退去後の早期に有効活用を図るということでございまして、不要設備の撤去、老朽化した外壁及び内装の改修経費といたしまして、30年度までの債務負担行為を設定いたしまして、総額2,959万9,000円、今年度につきましては前払い金として880万円を追加するというものでございます。1、2階につきましては、民間保育園を31年度当初までに開設させる予定でございまして、保育園以外の部分につきましては、区民活動センターとしての活用を想定いたしましての内装改修の設計費用を盛り込んでございます。
次に、18ページをごらんいただきたいと思います。9款都市基盤費の弥生町まちづくり費でございますけれども、弥生町三丁目地区周辺地区の避難道路整備に向けまして、30年度に土地開発公社から購入する予定の用地費及び補償費の一部につきまして、本年度財源確保ができるということになったため、前倒しで土地開発公社から購入するための経費1億5,479万5,000円を追加計上したいというふうに考えています。特定財源につきましては、国費といたしまして7,626万円、都費といたしまして3,813万円計上させていただきます。
次に、20ページでございますが、債務負担行為調書でございます。中野駅新北口駅前広場の基本設計につきましては、30年度までの時期の変更をさせていただきまして、総事業費は変更なく4,963万1,000円、温暖化推進オフィスの再活用整備でございましては30年度までの事業ということで、総額といたしまして2,959万9,000円、西鷺宮保育園の仮設園舎の賃貸借につきましては、当初予算では平成29年度から30年度までの債務負担行為の設定をさせていただいたわけでございますけれども、地域住民との調整を進めているところでございまして、仮設園舎の賃貸借の時期を変更させていただきたいと考えておりまして、そのため31年度にずれ込むため期間の変更をさせていただきたいというふうに考えております。限度額については、変更はございません。
以上で本議案の説明とさせていただきたいと思います。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
これより質疑を行います。質疑はありませんか。
羽鳥委員
順番にちょっと聞いていきたいと思います。最初に、14ページ、15ページのところの中野駅、スポーツ庁の委託事業のところについてなんですけども、先ほど同僚議員からもいろいろ質疑もありましたが、この中野駅新北口駅前エリアのアリーナ整備、官民連携協議会、これをスポーツ庁の委託で立ち上げていくということなんですけども、まず協議会の構成員というところではどうなっているんですか。野村不動産とかの事業協力者というのは入っているんですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
構成員につきましては現在検討中ということを聞いているところでございまして、メンバーにつきましては、例えばスポーツ団体の関係者、あるいは経済団体の関係者、あるいは文化交流ということでの関係者ということを想定しているというふうに聞いております。
羽鳥委員
民間の事業者というところでは、この間、事業協力者が選定されているわけですけども、それらは入らない――どうなんでしょうか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
それも含めて、現在検討中というふうに聞いております。
羽鳥委員
建通新聞の11月17日付では、そういった音楽関係、学識経験者のほか、再整備の事業協力者である野村不動産グループ、清水建設、住友商事、東急不動産も入って構成するというふうに報道されているんですけども、これとの関係ではいかがですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
現在検討中というふうに聞いているところでございまして、そのように理解しているところでございます。
羽鳥委員
わかりました。報道が勝手にやっていると。区としては検討中だということですね。
民間の参画事業者の公募選定を今後されると思うんですけども、これとは協議会のところでは、関係ではどうなるんですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
ちょっと所管外というところでの把握、私のほうでも把握しているところでございますが、概要についての枠組みですね、それについては現在検討中ということでございますので、これは国の委託事業ということで進めていくということでございますので、その内容については区のほうで整理をして進めていくという内容でございます。
羽鳥委員
このスタジアム・アリーナの改革推進事業ということで検討されて、協議会を立ち上げて検討していくということなんですけども、ここでは民間活力を最大限に活用するということが前提になっていますよね。この委託事業というのは、1万人アリーナというものを前提にして、例えばPFIであるだとか、指定管理など、どういう運営手法ならば事業が成り立つのかという検討なのか、それとも収益を成り立たせるということを前提にして、規模とかについてが検討課題なのか、どういった検討をされるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
目的といたしましては、さまざまな活用が、駅前のですが、アリーナ施設について書かれるように、今後の活用の仕方の内容につきまして、幅広く活用ができる、有効的に活用ができるというところにつきまして、関係者の御意見を聞きながら協議していくという内容であるというふうに聞いております。
羽鳥委員
それは複数の案が検討されるというようなことなんですか、協議会の中でも。
海老沢政策室副参事(予算担当)
そのあたりについては存じ上げておりません。
羽鳥委員
わかりました。例えば、アリーナの所有の形態とか、そういうことについても、ここでの検討課題、区が所有するということとかそういうのも検討課題になるんですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
先ほど申しました、繰り返しになるというところでございますが、今後の有効活用に当たってのさまざまな検討、御意見を伺いながら取りまとめていくというふうに聞いているところでございます。
羽鳥委員
わかりました。事業報告会をする、フォーラムをするというふうになっているんですけども、事業報告会は委託事業で国で決められているからするとなっている、その議会への報告というのはどういうふうにやっていくんですか。
委員長
予算担当、答えられるの。
海老沢政策室副参事(予算担当)
いや、ちょっと所管外ということになりますが。
委員長
予算枠、補正予算に絡むということで、その答えられる範囲で答えてください。
海老沢政策室副参事(予算担当)
フォーラムにつきましては、住民への説明会の位置付けというふうに聞いているところでございまして、基調講演やパネルディスカッションとともに事業の報告をするということになっているところでございますので、その前に何らかの形で議会には報告がされるというふうに考えているところでございます。
羽鳥委員
では、この項目については以上です。
あとは、温暖化対策の推進オフィスのところでなんですけれども、これは中身のところで、不要設備の撤去となっているんですけども、これは何が撤去されるのか、どういった中身なんでしょう。
海老沢政策室副参事(予算担当)
今後、設計の中で不要設備を決めていくということになります。要するに全体の中でどういう形、どんなものが必要ないかということを決めていくということになるかと思いますが、想定されているものとしては、あそこは環境の啓発施設ということで活用されておりましたので、風力発電ですとか、太陽光の集光施設ですとか、そういったものがついているということですので、そういったものが今後は活用しないということで想定を今していると。
羽鳥委員
じゃ、設備は撤去されることによって、環境リサイクルプラザであったときのような特色ある設備、これまでずっと残り続けてきたような設備というのは、基本的に残らないと。普通のオフィスビルのようなものになってしまうと、そういったことの理解でよろしいですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
太陽光のパネルとかついているところがあるんですが、そういったものは、一部オフィスビルで使えるものについては検討していきたいというふうになっているということでございます。
羽鳥委員
中身のところで、内装改修の設計というところもあって、この8月のところで、温暖化対策推進オフィスの廃止後に、昭和区民活動センターになっていくんだということが言われたわけですけども、これまでのところでは移転をして、そこに入っていくという前提で話されていたかなと。今御説明のところでも、2階より上は区民活動センターなんですというのを御説明されていたと思うんですけれども、この内装改修の設計というのは、区民活動センターにするという前提のものだと、こういうふうに考えてよろしいんですか。
委員長
ちょっと休憩します。
(午後5時33分)
委員長
再開します。
(午後5時35分)
羽鳥委員
じゃ、内装改修の設計というのは、この間、区民活動センターの議論とかいろいろありましたけども、どういった施設が入るようになっても大丈夫なような設計ということなんですか。どういった設計、前提でこういう工事のあれが出されているんですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
説明でもお話をしましたが、設計の中身としては区民活動センターを考えて、設計費用を出しているということでございます。ただ、施設が内装の改修ですので、枠組みというか、大きさは決まっておりますので、その中を改修するということの中で言うと、例えばほかの施設を検討するということもできないということはないということでございますけれども、予算としては区民活動センターで設計の経費を出しているということでございます。
羽鳥委員
ちょっと持って回ったような感じであれなんですけども、つまり今後、何が入るかということについては、またそのときの議会なりの意思、あるいは区の方針ということによってくると。でも、予算のところでは、区民活動センターとして内装改修の設計を行うと、こういったことですね。確認です。
海老沢政策室副参事(予算担当)
そのとおりでございます。
羽鳥委員
わかりました。あと、じゃ、また違う項目で。西鷺宮保育園の新園舎の整備のところでなんですけれども、これまでのところでは、仮園舎のところで、若葉公園にある一番大きい木を避けるような設計に1度はしたというふうに聞いていて、それでこの債務負担行為の期間の変更というのは、それに基づいた変更なのか、それともその後またいろいろとあって変更なのか、どういったことによる変更なんでしょうか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
住民の方とも協議を進めて、このリースですが――リース物件をつくるわけですけれども――に当たって協議を進めているというところでございまして、それが一定合意に至っていたりというところで、少し、やはり31年度にリース期間がずれ込むということです。リース期間については変更がございませんので、その協議を進めているというところで、31年度に横にスライドしてしまうというところでございます。
中村委員
14ページ、15ページのアリーナのところで、先ほど我が会派のひやま議員のほうからもさまざま質問させていただいたので、1点だけ確認をさせていただきたいんですけども、今回、協議会の開催と、あと、それから事業報告会、フォーラムを開催するということなんですけれども、この補助を国から、スポーツ庁から受けることによって、何かしら国に対する義務というか、そういったものというのは何か想定されるものというのはあるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
委託の要綱によりますと、委託の完了報告書ということで、それを提出して委託費の確定をするということになっているので、何らかの報告書を出すという形になります。
中村委員
これは内容に行っちゃうので、もしかしたら答えられないのかもしれないんですけれども、その報告書というのは、例えば今後の計画とか、そういうところも出さなきゃいけなくなるものなんですかね。ごめんなさい、答えられればで。
海老沢政策室副参事(予算担当)
申しわけございません。把握してございません。
近藤委員
12ページの人事費の行政系人事制度の見直しに伴う人事・給与総合情報システムの改修なんですけれど、これは補正にするという――いつ決まったものなんですか。
田中経営室副参事(人事担当)
予定としては平成30年度から改正するという予定になりましたけれども、労使協議等もありまして、最終的に補正にするという判断は提案する直前でございます。
近藤委員
30年度からやっていくというのはわかるんですけど、決まったのはいつですか。
田中経営室副参事(人事担当)
最終的に決まったのは、11月21日の夜ということでございます。
近藤委員
そうすると、急に決まったものですから補正対応にする、今年度の予算という枠には入るものではなかったということですよね。
田中経営室副参事(人事担当)
予定としては、年度当初から想定していましたけれども、詳細等が決まったのが直近ということでございまして、そのとおりでございます。
近藤委員
そうしますと、おわかりになればですけど、23区でも補正対応というのが多いんでしょうか。
田中経営室副参事(人事担当)
それぞれの各区の対応ですので、例えば流用対応するところもあったり、予備費を使うところもあったり、補正するところも――全体は把握していませんけれども、何らかの対応は23区でもしているというふうには認識してございます。
近藤委員
そうしますと、業者というのは、いつもこのシステムをやっている、改修とかをやっている業者というのが使われていくという考え方でよろしいんですか。
田中経営室副参事(人事担当)
システムもそれぞれ区ごとに異なってございますけれども、中野区でいくと、中野区でシステムを導入していますので、その業者で対応していただくことを予定してございます。
近藤委員
今ちょっとなぜそんなことを言ったかというと、一斉に改修が始まってしまうと、業者のほうも忙しくて値段的なものも適正とかそういったことなんかもちょっと心配だったりするということも、そういう懸念はないということで大丈夫ですね。
田中経営室副参事(人事担当)
もともと特別につくり込んだシステムといいますより、いわゆる人事・給与のそういうようなパッケージがございますので、一定程度、そういうところはそれぞれの業者を把握して対応するというふうには認識してございます。
平山委員
何点か伺いたいと思います。まず、補正予算がかかっているのは総務委員会なんですよ。だから、総務委員会で質疑ができないようなことというのはなかなか難しいんですけど、それは我々のほうで当然お答えいただけるかどうかということについては配慮をしながら質疑を行わなきゃいけないんだろうなと。何ら制限を受けるものは僕はないと思っていますけど。一方で、お答えになる側も、お答えになれないことに関しては、無理をして不正確な情報をお伝えいただくよりも、この場で審議ができないことは、この場で審議ができないというふうに、ぜひこれから聞くことについても言っていただきたいなと思って、前提として申し上げておきます。
それで、まず、14ページ、15ページの中野駅周辺計画費のアリーナについて、国庫支出金が483万1,000円ありますが、この国庫支出金の詳細について伺います。
海老沢政策室副参事(予算担当)
これにつきましては、委託金ということでございます。483万1,000円につきましては、委託金ということでございますので、国が直接支出をするというふうに考えております。
平山委員
これは予算担当が知っておかなければいけないんですけど、何ていう名前の支出金ですか。この支出金を受けるに当たって、何か条件があったりとか、そういったことってあるんですか。これは予算担当の範囲ですよね。
髙橋政策室長
まず、特定財源のところの国の名称でございますけども、スタジアム・アリーナ改革推進事業委託金でございます。そして、これにつきましては、年に数回の協議会の開催の予定というふうな縛りがあります。また、事業報告会を行うということでございます。
平山委員
聞くのが不安になってきたんですけど。これ、スポーツ庁のあれなんですよね。ということは、国が、いわゆる何て言うんだろう、補助金の目的って、当然スポーツ庁は持っているわけですよね。だって、スポーツ庁の科目についているわけだから。そういうのっていうので、何かしら、利用に当たっての、さっきおっしゃられたこと以外の制限みたいものは特にないんですか。例えば、必ずスポーツについてボリュームを持たせなきゃいけないとか何とか、そういったことは特にないんですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
要綱を読みますと、そういった内容については制限、特にございませんが、将来的な有効活用に当たっての協議を官民連携をして進めていくというための議論をしていくというのが内容になっているところでございます。
平山委員
これはまさに補助金の中身だから、こういったことはスムーズにお答えいただきたいなと思いますけど。で、今度は16ページ、17ページに行きましょう。温暖化オフィスの話が出ていまして、温暖化オフィスって、今、普通財産ですか、行政財産ですか。
石橋経営室副参事(経理担当)
行政財産でございます。
平山委員
行政財産のまま貸し付けを行っている、だから、特に行政目的があるわけですもんね。だから、今後のいわゆる転換のための予算だといったんですけども、その財産の区分については今後も変更がないと、そういうことだろうと思います。今はここの所有はどこですか。
石橋経営室副参事(経理担当)
環境部でございます。
平山委員
区民活動センターを視野に入れてというか、前提として改装をされる。しかしながら、1、2階は保育施設ということになると、当然先を見据えて整備をされてくるわけなんで、先々のことというのも当然考えていらっしゃると思うんですけど、そうなった場合って所有はどこになりますか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
適切な所有に移すということになりますので、今回の場合、区民活動センターを整備するということになると、支えあい推進室のほうに移すということになります。
平山委員
今回、支えあい推進室に、そこのビルのというか、建物がそこの持ち物になる。で、当然、予算の款項目というのも、これからいわゆる整備をしていく主体となる、使っていく主体となるというところが予算をつけていく。だけども、いわゆる子ども教育部ではなくて、要するに保育園というのは貸し出す可能性、民間がやるという可能性もあったりということなので、上を使うというか、メインで使うほうが支えあい推進室なんで、そちらのほうの費目からついた。で、ついたということは、当然、支えあい推進室がこのような目的で使っていこうということがあった上で予算としてついていると思うんですよ。じゃないと、支えあい推進室の予算とならないから。それは内示で御説明を受けているとおり、区民活動センターを視野に入れた上で整備をされるということで確認していいですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
そのとおりでございます。
平山委員
そうなると、さっき御答弁をされていた、その後は云々かんぬんなんていう話というのは、これ、現時点でどうなのかという予算を審議しているんで、それは予算担当としてお答えになるような筋合いのものじゃないのかなと思うんですけれども。答弁、訂正しておいたほうがよくないですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
訂正というか、させていただきたいと思うんですが、言い方としては一般的なオフィス、要するに建物の内装ですので、オフィスビルのような改装をすると、そういう意味合いで発言をしたということでございます。改装の中身ということで、答弁させていただいたというところでございます。
平山委員
じゃ、確認しますけども、要は区民活動センターを前提としてやると。皆さん、ここに質問されるのは、私も「おやっ」と思うところがありますし、きょうの自民党さんの質疑の中で区長の御答弁もあった。いろんなことを検討されるんであろうと。ただ、この予算は、説明を受けているとおりの予算なんだということでおっしゃっているんだけども、「スケルトンってどういうことなの」というのを言われたから、あくまでも、「いや、通常ビルの」という御説明をされたということですね。ちょっとわかりづらいんですよね。それはそういうことだったんで、答弁としてはそういう趣旨の答弁で、今、行政側がというか、例えば地域支えあい推進室が今後何らかの転用を今この場で考えていますよという、そういうたぐいの話ではないということでいいんですよね。
海老沢政策室副参事(予算担当)
そのとおりでございます。
伊東委員
やはり今、質疑がありましたところの、16ページの1、活動推進費中の4目地域施設費ということで、先ほど御答弁ありましたけれど、不要設備の撤去、外壁、内装改修の設計ということなんですけれど、一般的に言う、積算の基準、設計のための積算のあり方というのは、予算担当としては把握されているんですか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
それぞれの工事、外装改修、内装改修ございますので、その経費を積算した上で、一般的な設計費のパーセンテージを掛けて積算したということでございます。
伊東委員
今の御答弁ですと、一般的に設計のための予算立てのあり方としては、ここで言う、撤去なら撤去の部分をある程度想定して、その部分はその部分で設計費を積算する。外壁と劣化等の部分は外壁面積なんかを拾った上で設計のためのその面積から割り出すと、設計費を。そして、内装に関しては、大体の床面積――私も建築に携わっているからあれですけれど、床面積に一般的な仕様、建物用途で違ってきますけれど、今おっしゃったような、これですと、厚生委員会かな――の行うのほうで想定している用途で想定した、要するに三つの内訳はつかんでいらっしゃる、予算担当としては。
海老沢政策室副参事(予算担当)
総額から設計費を取り出してございますので、総額の内訳は把握しているところでございます。ちょっと数字は差し控えますが、内装、外装、それから設備工事と、あと撤去工事ということで把握しているところでございます。
伊東委員
それで、先ほどのほうで、区民活動センターだっけ――の移転整備を見込んでということなんですけれど、先ほどの御答弁いただいた中では、その移転も含めまして鋭意検討してみるというようなことで、仮に違う用途が入ったときは、今の御説明の範囲だったらば、要するに総額工事費の範囲だったらば、この計上された補正予算額、総額で言うと、事業総額が2,959万9,000円から逸脱することはないという考え方でいいのかな。
海老沢政策室副参事(予算担当)
今回の予算でございますが、内装、外装、一般的なオフィスビルといいますか、ビルの内部の改装ということでございますので、委員おっしゃるとおりというふうに考えてございます。
伊東委員
最後に1点だけ。仮に用途が変わった場合に、所管がここで言うところの地域支えあい推進室でなくなった場合、いろんな用途があるかと思います。そうなった場合には、この補正の対応というのはどうなるの。仮の話なんだけど。
海老沢政策室副参事(予算担当)
例えばの話でございますが、費目につきましては、こちらに計上しておりますので、何らかの形で流用、あるいは予算の組み替えということが必要になるということでございます。
髙橋政策室長
今、区民活動センターの用途ということで立てているところでございますが、委員がおっしゃったように、それに同等の建物というか、内容、使用勝手であればそういったものでおさまるのかなと。例えば特殊なものが必要なものとか、そういう使用に向けてのものであると金額が変わるかと思いますが、同等なものであればこの中でおさまるというふうに判断はしております。
伊東委員
じゃ、用途が変わって、所管が変わっちゃったらどうなるの、端的に。
髙橋政策室長
所管が変わった場合には、支出の項目が違ってきますので、それについては補正とか流用とか、そういったところになります。費目のほうが変わってくるということになりますので。――すみません、流用はございません。費目の大きな、大もとの費目が、款が変わるので、その変更についての対応をすると。
羽鳥委員
債務負担行為のところで1点、お尋ねをします。20ページなんですけど、中野駅新北口駅前広場基本設計の債務負担行為を設定されるということなんですけども、この設定をされるのは、やはり区役所・サンプラザ地区の事業がおくれてしまっているというふうなことと、あと、今回、スポーツ庁の委託事業でいろいろと官民連携協議会で協議をして、こういった成果を30年度に生かすと、そのためには遅らさざるを得ない、こういったことで債務負担行為の設定が行われるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(予算担当)
この変更につきましては、基本設計業務の与条件となる駅ビルや駅前広場の道路線形等につきまして、JR、警察との協議を進めているわけでございますけれども、その協議の中で少し時期が変更になってきているということでございます。
石橋経営室副参事(経理担当)
答弁訂正をお願いいたします。
先ほど平山委員から、地球温暖化オフィス、行政財産、普通財産とありましたけれども、普通財産の誤りでございます。普通財産のまま、環境部が管理してございます。失礼いたしました。
平山委員
行政財産じゃなくて普通財産だったと。普通財産から行政財産に今度は転換することになるのかな。仮に転換することになるとすると、行政上の手続は、どういう手続が必要なんですか。
石橋経営室副参事(経理担当)
区民活動センターとして運営する場合には、行政財産の手続が必要になります。経営室長から所管の部長のほうに手続をとるという形になってございます。
平山委員
それ、どういう手続が必要なんでしたっけ。ペーパーで、ささっといいの。
委員長
答えられますか。
平山委員
行政の財産だから、行政財産から普通財産にするときって、少しハードルがあったでしょう。だって、普通財産にしてしまえば何でも使えちゃうわけだから、貸せるわ、売却もできるわ。ただ、普通財産から行政財産に戻すときって、これは逆に厳しくなるわけだから、ハードルが低いのかなと思ったんですけど、それは所管の間で話し合いをして決めますというふうな手続で大丈夫なんでしたっけ。
石橋経営室副参事(経理担当)
行政財産規則上、室長から部長へといった形での手続で終了することになります。
委員長
休憩いたします。
(午後6時00分)
委員長
再開します。
(午後6時01分)
関係委員会からの意見について、厚生委員会、また建設委員会からの報告が来ておりませんので、議案の審査を一旦保留としたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第58号議案の審査を一旦保留といたします。
委員会を休憩いたします。
(午後6時01分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後6時35分)
先ほど保留としました第58号議案を再度議題に供します。
この際、申し上げます。関係委員会から申し送られた意見はありませんでした。
他に質疑がなければ、取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後6時35分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後6時37分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
羽鳥委員
第58号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算について、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。
第1点として、3款都市政策推進費事業の分野でいいますと、大規模集客交流施設、アリーナの整備推進のあり方についての検討を行うための経費についてです。この事業は、国のスポーツ庁によるスタジアム・アリーナ改革推進事業に基づいての委託事業です。この中では、中野区が1万人のアリーナを建設するといったことを前提として、官民の連携協議会を立ち上げ、さまざまな収益性について評価、検討をするということだということが報告をされました。私たちの会派としては、この間、駅前の大規模再開発については、収益性、こういった観点だけでなく、加速する少子高齢化や生産人口の減少予測を見定めること、また財政負担のあり方や環境負荷、区民の暮らしの視点からの検証が必要であると述べてきました。建設委員会の審議の中では、大規模な土地利用について今後どうするのかということについて、区民の利用は考えていない、駅から、駅を通じての来街者の使用を考えていると言いました。こうした点から考えても、私たちとしては、1万人のアリーナを前提とした開発のための連携協議会の設置、これは認められないと考えます。
第2点として、地域支えあい推進費のところの温暖化対策推進オフィスにおける不要設備撤去、外壁、内装改修の設計についてです。この間、8月、昭和区民活動センターを地球温暖化対策推進オフィスの撤去後に移して、ここを民間の保育園、そして区民活動センターとして利用するという方針が示されました。今回の予算も質疑をしました。この区民活動センターの移転を前提とした内装改修の設計だというお答えでした。しかし、今定例会の質疑、先ほど同僚議員からの質疑におきましても、今後のこの地球温暖化対策の推進オフィスの撤去後に関しての重大な方針の変更ないしは検討がされるといった区長答弁もありました。本来なら、こうしたことについて検討した上で予算を出していく、議案として出してくるべきものであり、こうした、予算としては区民活動センターとして出すけれども、今後の利用についてはわからないといったような、こうした予算、議案の出し方というのは非常に無責任な出し方だと思います。
以上の2点から、日本共産党議員団としては、この議案には反対をいたします。
委員長
他に討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより、第58号議案の採決を行います。採決は挙手により行います。
お諮りします。第58号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
以上で、第58号議案の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で総務委員会を散会いたします。
(午後6時41分)