平成30年02月16日中野区議会総務委員会(第1回定例会)

中野区議会総務委員会〔平成30年2月16日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成30年2月16日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後2時09分

 

○閉会  午後3時30分

 

○出席委員(9名)

 高橋 かずちか委員長

 いながき じゅん子副委員長

 木村 広一委員

 羽鳥 だいすけ委員

 中村 延子委員

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 大内 しんご委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 川崎 亨

 副区長 本田 武志

 政策室長 髙橋 信一

 政策室参事(企画担当) 青山 敬一郎

 政策室副参事(ユニバーサルデザイン推進担当、オリンピック・パラリンピック推進担当) 宇田川 直子

 政策室副参事(予算担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(広報担当) 堀越 恵美子

 政策室副参事(業務マネジメント改革担当)、経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室長 篠原 文彦

 危機管理担当部長 志村 和彦

 新区役所整備担当部長 相澤 明郎

 経営室参事(経営担当) 朝井 めぐみ

 経営室副参事(法務担当) 尾関 信行

 経営室副参事(人事担当) 田中 謙一

 経営室副参事(人材育成担当) 桜井 安名

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(行政監理担当) 石濱 良行

 経営室副参事(経理担当) 石橋 一彦

 経営室副参事(生活・交通安全担当) 三原 伸恭

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 会計室長 鳥井 文哉

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 古本 正士

 書記 井田 裕之

 書記 若見 元彦

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第1号議案 平成29年度中野区一般会計補正予算

 第2号議案 平成29年度中野区用地特別会計補正予算

 第3号議案 平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 第4号議案 平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算

 第5号議案 平成29年度中野区介護保険特別会計補正予算

 第11号議案 中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

 第12号議案 中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会いたします。

 

(午後2時09分)

 

 本日の審査日程について協議するため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時09分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時10分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、第1号議案から第5号議案の補正予算5件につきましては一括して審査を行うことに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 また、第11号議案及び第12号議案につきましても一括して審査を行うことに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

議案の審査を行います。

第1号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成29年度中野区用地特別会計補正予算、第3号議案、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第4号議案、平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算、第5号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計補正予算を一括して議題に供します。

 なお、本議案は当委員会へ付託されておりますが、区民、厚生、建設、子ども文教の各委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば当委員会へ申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 それでは、第1号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成29年度中野区用地特別会計補正予算、第3号議案、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第4号議案、平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算、第5号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして一括して御説明をいたします。

 まず、平成29年度一般会計補正予算(第6次)でございますが、補正予算書の34ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算事項別明細書でございます。こちらでは34ページ、35ページ、歳入合計、歳出合計を見ていただきまして、歳入歳出とも48億3,934万円の減額という形でございます。補正後の予算額といたしましては、歳入歳出とも1,279億2,989万円ということでございます。

 それでは、歳入の項目を説明させていただきます。

 36ページをお開きいただきたいと思います。

 歳入でございますけども、1款特別区民税でございますが、当初予算から12億3,300万円の増額ということでございます。納税義務者数が約4,000人増加したなどによりまして、特別区民税の増加をしたものという形になってございます。

 次に、特別区たばこ税につきましては、売り上げ本数減などによりまして、1億5,000万円の減額ということでございます。

 続きまして、第2款特別区交付金でございますけれども、法人住民税が7.2%伸びたことなどによりまして、普通交付金につきまして算定残を含めまして再配分されました1億9,000万円の増額補正をお願いするというものでございます。

 次、第3款地方譲与税でございますが、その先、38ページでございますが、4款利子割交付金、7款地方消費税交付金、それから8款自動車取得税交付金、9款地方特例交付金につきましては、予算との見込み差がありましたため増減額の補正をさせていただくというものでございます。

 続きまして、40ページでございます。13款国庫支出金からの歳入でございますが、歳出とあわせて説明をさせていただこうというふうに考えております。

 続きまして、48ページをおあけいただきたいと思います。歳出でございます。

 まず、1款1項議会費でございますけれども、職員手当等の調整を行うということでございまして、300万円の増額補正という形になります。この給与改定等に伴う増や人員配置に伴いまして各款の調整を行うということで、人件費の調整の補正の項目は22件、総額で1億4,100万円の増額という形で出てございます。

 次のページでございますが、50ページから次の54ページまででございますけども、2款1項の政策費、2項経営費、3項の会計費でございますけども、これも先ほど御説明いたしました給与改定等によりまして人件費等の調整を行うものでございます。

 次、56ページでございますけども、2款4項でございますが、選挙費でございます。これにつきましては人件費等の調整のほか、衆議院議員選挙の執行残につきまして3,525万円の減額補正をするということで、都の委託金につきましても減額をするというものでございます。

 続きまして、58ページでございますが、同じく5項監査委員費でございますけれども、これにつきましては人件費等の調整を行うというものでございます。

 続きまして、60ページでございますが、3款1項産業振興費でございますが、人件費の調整のほか、グローバルビジネス推進におきまして地域観光マネジメント組織の法人化に至らなかったということがございまして、補助金でございます5,000万円の減額を行うというものでございます。

 続きまして、62ページでございますが、3款3項中野駅周辺まちづくり費でございますけれども、これにつきましては人件費の調整のほか、中野三丁目地区整備におきまして、事業の進捗に合わせた事業費の補助4億7,977万円の減額を行うというものでございます。あわせまして、国費と都費の減額を行っていくというものでございます。また、特別区債の取りやめを行います。これによりまして、財源更正を行いたいというふうに考えております。本事業につきましては年度内の事業が終わらないということでございまして、繰越明許費を設定させていただきたいというふうに考えています。

 次に、中野四季の森に建設中の地下自転車駐車場の整備工事でございますけども、年度内工事の出来高に見込み差が生じているということでございまして、3,747万7,000円を減額いたしまして、あわせて国費、都費の減額を行うという内容になってございます。また、特別区債につきましては歳入が増加しているということでございますので、取りやめということで財源更正をさせていただきたいと思います。本事業につきましても、年度内の事業が終了しないということで、繰越明許費を設定させていただくというものでございます。

 次、64ページでございますが、3款4項西武新宿線沿線まちづくり費でございますけれども、人件費の調整をさせていただくもののほか、新井薬師駅区画街路3号線、それから沼袋駅区画街路4号線の用地取得につきまして物件調査等の委託の契約の落差がございまして、減額をさせていただきたいと思います。合計で2,975万3,000円の減額補正ということでございます。あわせまして、中井・野方間の連続立体交差事業も含めまして、起債を行わないということにしたというところで財源更正を行うというものでございます。区画街路4号線の用地取得の事務につきましては年度内に事務が終了しないということでございまして、繰越明許を設定させていただきたいというふうに考えております。

 次、66ページでございますが、4款1項地域活動推進費でございますけれども、東中野区民活動センターの整備につきまして、起債の取りやめによる財源更正を行うというものでございます。また、区民活動センター等の施設改修費の予算額との落差でございまして、2,171万8,000円の減額補正をさせていただくというものでございます。

 次、68ページをおあけいただきたいと思います。3項すこやか福祉センター地域ケア費でございますが、人件費等につきましての調整のほか、産後ケア事業の利用日数等の見込み差がございまして、823万6,000円の増額補正をお願いするというものでございます。

 次、70ページでございますが、5款2項情報システム費でございますけども、人件費の調整のほか、内部事務管理システムの再構築委託の予算額との落差が1億5,443万5,000円生じました。これについて減額をさせていただきます。

 次、72ページでございますが、5款3項戸籍住民費でございますが、これについては人件費の調整をするというものでございます。

 次、74ページ、5款5項保険医療費でございますが、国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計の補正に伴いまして、繰出金を減額するというものでございます。

 76ページでございますが、5款6項介護保険費でございますが、介護保険特別会計の補正に伴いまして繰出金の増額を行うというものでございます。

 次、78ページでございますが、6款1項子ども教育経営費、次に80ページにございますが、2項学校教育費でございますけれども、これについては人件費の調整をさせていただくというものでございます。

 それから、飛びまして82ページでございますが、6款3項子育て支援費でございますけれども、人件費等の調整をさせていただくもののほか、子育て相談支援システムの開発委託の予算額との落差が生じまして減額させていただくもの、それから児童手当、児童扶養手当、子ども医療費助成、妊婦健康診査、それから障害児の通所給付につきまして見込み差による減額をさせていただくというものでございまして、合計いたしまして2億2,205万6,000円を減額するというものでございます。

 続きまして、84ページでございますが、6款4項でございます。保育園・幼稚園費でございますけれども、1目保育園・幼稚園費におきましては人件費の調整をさせていただくもののほか、利用人数等の見込み差がありまして、教育施設給付、地域型施設給付につきまして、5億4,484万3,000円を減額させていただくというものでございます。

 次、3目でございますが、就学前教育推進費におきましては、保育までの現定員につきまして卒園児を受け入れるための3歳児受け入れ連携施設支援事業補助につきまして、1,040万4,000円の減額をするというものでございます。

 それから、4目幼児施設整備推進費でございますけれども、宮の台保育園の民営化につきまして、委託先となる旧南部すこやか福祉センターの解体工事につきまして事業者の実施から区施行に変更するということでございまして、事業者に対する補助金を減額いたしまして、改めて解体、設計委託を計上するということといたしまして、差し引き8,463万円の減額をするというものでございます。なお、この事業につきましては繰越明許費をお願いしたいというふうに考えております。また、民間保育所開設準備経費の補助につきましては開設数に見込み差がございまして、整備補助等につきまして20億599万1,000円を減額するというものでございます。さらに保育士の人材の確保対策といたしまして、宿舎借り上げ支援事業の見込み差がございまして、7,969万2,000円の減額を行うというものでございまして、4目、合計でございますが、21億7,031万3,000円の減額をするというものでございます。

 86ページでございますが、6款5項子ども教育施設費でございますけれども、人件費の整理のほか、小学校、中学校の施設整備工事費で予算額との落差によりまして、合計で6,983万4,000円の減額を行うもの及び学校再編に伴う統合校の改修工事の落差でございますが、1億4,794万2,000円を減額するというものでございます。

 続きまして、88ページでございますが、7款1項福祉推進費でございますけれども、介護サービス施設整備の補助の見込み差がございまして減額をいたすもの及び江古田三丁目認知症高齢者グループホームの工事進捗による見込み差による減額補正を行うというものでございまして、合計で1億3,900万円の減額補正をさせていただくというものでございます。また、臨時福祉給付金でございますが、事務費、給付費の見込み差がございまして、3億2,900万6,000円を減額するというものでございます。

 続きまして、90ページでございますが、7款4項文化・スポーツ費でございますけれども、新体育館の国庫支出金の減額及び区債を行わないということといたしまして、財源更正を行うというものでございます。

 また、知的障害者等の生涯学習事業の委託料につきまして、執行方法の再検討をするため減額するというもの及び野方区民ホールの工事の落差によりまして、合計で4,520万7,000円を減額するというものでございます。

 続きまして、92ページでございますけれども、7款5項障害福祉費でございますが、介護給付の見込み差によりまして1,563万6,000円の増額及び江古田三丁目の重度障害者グループホームの整備でございますけれども、これにつきましては時期の変更がございまして、3,000万円の減額を行うというものでございます。

 それから、94ページでございますが、7款6項生活援護費でございますけれども、平成28年度分の国庫への返還金が確定したということでございまして、1億234万5,000円を増額補正するというものでございます。

 続きまして、96ページでございますが、8款1目地球温暖化対策費でございますけども、人件費等の調整をするものでございます。

 98ページ、8款2項ごみゼロ推進費でございますが、人件費の調整をするもの及び清掃事務所車庫の整備につきまして、起債を行わないとしたための財源更正をするものでございます。

 続きまして、100ページでございますけれども、8款3項衛生環境費でございますが、人件費の調整をするものということでございます。

 それから、102ページでございますが、9款3項道路費でございますが、東京都施行事業でございます橋梁拡幅工事3橋につきまして、集中豪雨等によりまして復旧に時間を要したことなどの理由で年度内工事が出来高に見込み差が出たということでございまして、負担金を8,511万9,000円減額いたします。これにつきましては新たに債務負担行為を設定させていただきたいというふうに考えております。

 また、道路附属物に係る修繕工事でございますが、年度途中で起債対象とされることになりまして、交付金の対象から外されたということでございまして、一般財源で対応するということで補正をさせていただきます。

 次、104ページ、9款4項公園費でございますが、哲学堂公園の再生整備にかかわりまして、埋蔵文化財調査が試掘の結果不要となったということで減額をするもの、それからみずのとう公園の再整備にかかわりまして、整備スケジュールの見直しにより減額をするもの、合わせて4,029万9,000円を減額するというものでございます。

 また、(仮称)本町二丁目公園のスケジュールの見直しによりまして、2カ年の工事割合の変更によります減額、さらに平和の森公園再整備に係りまして土壌汚染調査の本調査の必要がなくなったということによりまして減額をいたしまして、合わせて9,467万8,000円を減額したいというふうに考えております。

 財源更正といたしましては、(仮称)本町二丁目公園につきまして起債を行わないこと、平和の森公園につきましては国庫支出金について減額をするというものでございます。

 106ページでございますが、10款1項公債費でございますけれども、28年度、もみじやま文化センターの改修に係る起債発行を行うに当たりまして、据置期間が2年間設定されたということで、29年度分の償還額2,080万円を減額するというものでございます。

 また、一時借入金利子につきましても今後執行の見込みがないということで減額をするということで、1,643万9,000円の減額という形でございます。

 次、108ページ、11款1項積立金でございますが、寄附金及び財産収入につきまして、財政調整基金ほかに積み立てを行うというものでございまして、ごらんのとおり補正額といたしましては財政調整基金に7,062万4,000円、減債基金に397万4,000円、特定目的基金に5,005万円の増額補正をさせていただくというものでございます。

 111ページでございます。11款2項用地特別会計繰出金でございますが、これにつきましては用地特別会計の補正に伴いまして減額をするというものでございます。

 続きまして、112ページでございますが、給与費の明細書になってございます。

 それから、114ページでございますが、繰越明許費の調書でございまして、繰り越しをお願いするものの一覧になってございます。繰越明許費の調書の中で一番下の段でございますが、保育園・幼稚園費でございますけれども、打越保育園の民営化に伴いまして、園舎整備の設計に変更が生じてございまして、年度内に終了しないということになったため、全額を繰り越しをするということで新たに設定させていただくものでございます。

 それから、116ページでございますが、債務負担調書でございます。一番上の段でございますけれども、緑野中の小体育館と中野中の柔剣道場につきまして、つり天井の改修を早期に行う必要があるということで、今年度中に契約手続を進めるため新たに債務負担行為を設定させていただくというものでございます。

 その他3件につきましては、橋梁の債務負担行為の設定につきまして、記載のとおり整備期間の延長になったため、債務負担行為を設定させていただくというものでございます。

 次、118ページでございますが、特別区債現在高調書でございます。

 続きまして、用地特別会計第2次補正につきまして御説明いたします。

 126ページをあけていただきたいと思います。

 1款公債費でございますが、公共用地の先行取得債の利率との見込み差がございまして、減額をさせていただきたいというふうに考えています。

 2款用地費につきましては、(仮称)本町二丁目公園の東側の入り口の部分の用地取得につきまして、30年度一般会計で直接購入をするということにしたということでございまして、減額をするというものでございます。

 続きまして、132ページでございますが、国民健康保険特別会計の補正予算(第1次)でございます。事項別明細書をごらんいただきまして、歳入歳出ともに24億7,813万5,000円を減額補正するものでございます。平成28年10月に社会保険の適用拡大がございまして、被保険者が大幅に減少したというところ、また平成28年の診療報酬のマイナス改定がございまして、給付費が減少したというところから当初予算との見込み差が生じまして、歳入歳出ともに24億7,813万5,000円の減額をお願いするというものでございます。

 続きまして、150ページをおあけいただきたいと思います。後期高齢者医療特別会計の補正予算(第1次)でございますが、広域連合からの通知によりまして、歳出の医療給付費の負担金の減額による納付金の減等によりまして、5,469万3,000円の減額を行うというものでございます。

 続きまして、158ページをあけていただきたいと思います。介護保険特別会計の補正予算(第1次)でございますが、歳出におきまして介護保険改正に伴うシステム改修がございまして、制度運営費が増額になっていること及び介護予防サービス等の見込み差がございまして、4億1,522万4,000円の増額補正をさせていただくというものでございます。

 以上で補正予算の説明を終わりにさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

委員長

 これより一括して質疑を行います。質疑はございますか。

羽鳥委員

 まず一般会計からお尋ねをするんですけれども、いろいろと御説明いただいた中では、結構財源更正というものが大きくたくさんあるということになっているんですけども、全部を足すと大体区債とかそういったものは幾らぐらい減って、一般財源のほうで幾らぐらい新たに支出をすることになったんでしょうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 財調基金でございますが、繰入金でございますけれども、財調基金からの繰り入れを取りやめをするのが5億3千万円余、それから減債基金が1,200万円余、義務教育基金が7,300万円余、まちづくり基金は2,100万円余ということでございまして、合計いたしまして6億程度ということでございますが、減額をするというものでございます。それから、起債につきましては、取りやめを行いますのが28億1,400万円ということでございます。

羽鳥委員

 これは区債を取りやめて、一般財源でいうと大体29億円ほどふやされたということなんですけれども、このふえた分というのは全体が減額ですから減ってしまってはいるんですけれども、歳入のところでは区税というところで見込んで一般財源をふやしているというふうに考えてもよいのですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 予算編成時点から歳入が相当額ふえて増額補正ということでございまして、今後の財政への影響を考えてまず起債を取りやめるというところ、それから財政調整基金の繰り入れを取りやめるという形で処理をしたということでございます。

羽鳥委員

 次に、6款の子ども教育費の4項の保育園・幼稚園費のところなんですけれども、予算書のページで言うと84ページなんですけれども、民間保育施設新規開設支援補助というところで20億円余りの減額を行っています。昨年度も同じような減額を行っているんですけれども、昨年度は7億7,000万円余ということで、この減額の幅、そもそもの当初予算の見込んでいた額が大きく違うというのもあるんですけれども、半分以上今回補正予算で減額をするということになってしまっているんですが、この原因を予算のところとしてはどのようにお考えになっていますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 予算編成時点では認可保育園は12園、あるいは小規模園は6園ということで計画をしたというところでございますが、開園見込みがそれぞれ認可保育園は4園、小規模は1園という形になってございます。これにつきましては該当する物件等がなかなか見つからないというところでこういう結果になったというところでございますけれども、当初といたしましては、やはり待機児解消を図るというところで予算編成をしたということでございます。

羽鳥委員

 昨年度と今年度を比べて、今年度のほうがよりたくさんの事業所に開設していただきたいと思って、いろいろと予算もつけてさらに補助の拡充なども行ったと思うんですけども、昨年度と比べてどんな補助の拡充を行ったのかというので、中身というか、どういったメニューの拡充を行ったのかちょっとお答えをもらえますか。

委員長

 具体的な中身の拡充の件は答えられますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 ちょっと把握してございません。

羽鳥委員

 わかりました。今年度のところでは補助率の拡充でありますとか補助上限の引き上げとか、そういったものを行っているんですけれども、もう一つ大きな問題として、やっぱり保育士の確保の問題というのもあったのかなというふうにも思います。自治体同士で取り合いという状況にも多くのところでなってしまっているんじゃないかなと思います。やはりこういうところ、民間の誘致をかなり中野区として当て込んで、当てにしているところはあるんですけれども、待機児童対策というときにはかねてからうちのところでも言っていますけれども、やっぱり区立の認可保育園の充実した実施なども必要だったんじゃないかなというふうにも考えます。

 国保の特別会計についてちょっとお尋ねをするんですけれども、給付費が昨年度の補正と同じように減額となっています。しかし、昨年度は大体4億8,000万円が減額だったんですけれども、ここも大きく減額幅がふえておりまして、15億円となっております。この原因について先ほどいろいろと御説明があったんですけれども、もう少し詳しくお答えいただけますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 一つは先ほどの社会保険の適用拡大というところで、被保険者の減少が予算では8万9,100人という予算編成でございましたけれども、3,000人程度減りまして8万6,300人ということになってございます。被保険者の減少が大きかったというところでございまして、もう一つの理由が先ほどの診療報酬の改定で1人当たりの医療費がマイナス改定ということになりまして、これについては8,000円ぐらいですかね、マイナス改定があったということで、1人当たりの医療費が減ったというところでの給付金の額の影響があったという形でございます。

羽鳥委員

 今年度でいろいろと診療報酬の改定とか、あとは被保険者の減少というのが大きく影響されているということだったんですけれども、今年度のところでは保険料が、私もこの前の一定のときまでは区民委員会だったのでそこでも議論させていただきましたけども、やっぱり大きくふえているんですけれども、この減額を行っているわけですけれども、算定の見込み違いによって過大な保険料の請求、賦課をしてしまったのではないかなというふうに考えるんですけれども、要はつまり被保険者が多い、給付費も今回補正よりも当初のほうでは多い算定だったわけで、今回減額ということは当初では多い算定だったわけですから、それに基づいて保険料なども賦課していくわけですから、保険料を今年度上げるときに多く賦課し過ぎてしまったのではないかなと思うんですけれども、そこについて見解はいかがでしょうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 予算編成段階におきましては、23区で推計をした基礎的数値を活用いたしまして予算をつくっているわけでございますけれども、その後、こういった見込み違いがあったというところについては、予算段階ではなかなか推計できなかったというところがこういう結果になったということでございます。

羽鳥委員

 あと介護保険特別会計についてなんですけれども、この介護保険の特別会計のところでは増額の大きな割合を基金積立金が占めておりますけれども、当初の段階でも2億4,000万円余りを積み立てるということにして、さらに1億4,000万円弱、1億3,900万円余りを積み立てることになったと。決算の剰余金のせいではあるんですけれども、ここがやはり大きいなというふうに感じます。この当初の補正前の予算額の大体半分以上の金額をさらに積み立てされるというふうなことで、当初の保険料の、第6期ですから3カ年で決まってしまいますけれども、この保険料を第6期全体でやはり取り過ぎたということによるものと考えてよろしいかどうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 介護保険につきましては、介護保険計画で定められた基準に基づいて賦課をしていくということになってございますので、その範囲内で算定をして予算編成をしているということになるかと思います。

羽鳥委員

 わかりました。あとちょっと一般会計へ戻ってしまうんですけれども、この積立金の額についてなんですけども、これも昨年度の補正予算のときの積立金は20億円なんですけれども、今回は1億2,000万円余りということで、積み立てではなく、どっちかというと財源更正などに充てたのかなというふうに読んだんですけれども、昨年度は積立金のほうに多く充てて、ことしのほうでは積立金が少なくなっているというのはどうどういう判断に基づいて行っているんでしょうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 この時期に積み立てを行うものにつきましては、寄附金や財産収入といった区有財産を貸し出して、収入があるというところの収入額を適切な基金に積み立てているというものでございまして、剰余金等を積み立てるのは別の年度をまたがって次の年という形になります。

平山委員

 何点か伺います。さっき羽鳥委員も聞いていらっしゃいましたけども、財源更正のところで28億円余ですか、起債を取りやめて一財で充てられたと。すばらしいことなんですよね。将来を見据えて借金をすることなく今あるお金で回していきましょうということは、一面から見たらすばらしいことだなと。中野区もなかなかお財布事情がよろしいようでという感じはするんですけども、大体この時期に補正で出されますよね。判断をされるそのプロセスというのはどういうふうになっているんですか。何とかという会議なのか、それとも予算課のほうでそれをこの時期にこういうふうな形で計画を変更するような形をプランニングして、それをプレゼンして承諾を得るという形なのか、そこら辺を教えていただいていいですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 取り扱いにつきましては、財政を所管している予算の担当がしっかり設計をいたしまして、区として合意を得るという形のプロセスで決めております。

平山委員

 じゃあ、予算課のほうでまずお考えになられるということで、考える材料というか、当然充てる一財がないといけないわけですよね。充てる一財が想定よりも入りが多くて、それを充てるという考え方なのか、それとも出が少なくて、少ない分の出がある。それは決算剰余金として残ったりするような出でもある。それをやりくりしようという考え方なのか。入りのほうかなというふうに思っているんですけど、どうですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 これにつきましては歳入が予算を上回って歳入が得られたというところで、それの充て込みといたしまして、将来のことを考えて起債を取りやめるという扱いにしたというものでございます。

平山委員

 じゃあ、改めて確認しますけども、かつても現在もこれからも、今考えられるところの原則の考え方はこの入りが当初予算よりも見込まれる。その見込まれる入りを、将来負担を考えた上で適切な対応をとるために財源更正に充てるための工夫をされている、こういうことでいいですね。

髙橋政策室長

 基本的には入りが多いときにそういった対応するのは基本でございます。しかしながら、執行状況等を見ましてそういったものも勘案しながら、2%とか大きな金額になりますので、そういった執行状況も見ながら入りと執行状況、歳出の状況の部分も見ながら、委員がおっしゃったような将来的な負担も考えて勘案しながら進めています。基本はやっぱり歳入が多いといったときにやっていくんですが、やはり執行がその分予定よりも満たなかった場合、あとは契約の差があるとか、そういったものは活用させていただいています。

平山委員

 答弁をしっかりしていただければなと思うんですけど、お考えはわかります。ただ、おっしゃったように、やっぱり基本は入りだというふうに考えないと、余った分を使っちゃおうなんていうよこしまな考えがあると、本来やらなきゃいけない事業というのが適切に執行されるのかということに不安を覚えるので、そういうことよりも入りなんだろうなという御答弁があったので、それはそれで安心しました。

 もう一つ、今度は国庫だから40、41の国庫支出金の国庫補助金、これも言ってしまえば財源更正の変更ですよね。いろんな種類があると思うんです。この国庫の部分だけ、要は事業が計画よりも到達をしなかった。そのことによって国庫補助が今の進行状況に見合った分しか出されなかったのか、あるいは割り落としになってしまったのか、あるいはそもそも国庫の補助の対象とならなかったのか、さまざまな理由があると思うんですけど、6個ですからそれぞれ一つずつお答えいただけますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 まず、1目の都市政策推進費の補助金でございますが、社会資本の中で中野駅周辺整備、これにつきましては事業の進捗状況もございまして、事業が延伸、延びたというところでの減額という形になってございます。

 それから、子ども教育費補助金でございますが、これは保育対策等でございまして、この中で見込みがそこに達成しなかったと、当初予算までに達成しなかったというところの減額という形になっています。

 スポーツ施設でございますが、公園の長寿命化の中で平和の森公園の整備に係る財源につきまして財源更正をさせていただいたんですが、これにつきましては社会資本整備総合交付金の割り落としがございまして、減額になっている部分がございます。

 それから、健康福祉費補助金でございますが、臨時福祉給付金でございますが、これについては実績に合わせて減額をするということでございます。

 それから、都市基盤費のほうで社会資本で大規模公園等の整備事業、これについては先ほどの社会資本で体育館部分と公園部分とがございますのでその部分が入ってございまして、割り落としの部分があるというところでございます。

 それから、橋梁の長寿命化の計画でございますが、これは計画の延伸ということがございまして、減少しているというところでございます。

平山委員

 わかりました。じゃあ、この二つの社会資本整備総合交付金と一番下以外は事業の進捗に合わせて、あるいは実績に合わせてということですよね。その中でも平和の森に関するものについては、これは割り落としにあってしまったと。これもやむを得ないことですよね。最後の社会資本整備総合交付金、これは事業の延伸によってというお答えをされましたよね。これは我々は内示のときに、「そもそもの補助金の交付の要件が公共施設等適正管理推進事業債の対象とされたため、当該交付金の対象外となった」という説明を受けたんですよ。(「委員長」と呼ぶ者あり)まだ質問していますけど、きょうの予算の説明の中で、どこだったかな、そこの当該部分は違った説明があったんですよね。ちょっと開かないんですけど、一体どれが正解なんだろうと思うんですけど、どうですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 申しわけございません。ちょっと答弁訂正をさせていただきますが、これにつきましては29年度中でございますけども、公共施設等の適正管理推進事業債の対象とされたというところでございまして、交付金の対象外となったということでございまして、それによりまして5,060万円の減額補正をさせていただくというものになってございます。

平山委員

 何ページでしたっけ、これは。(「40」と呼ぶ者あり)いや、歳出のほう。102か。これはでもこっちの、ごめんなさいね、準備しないで。これは、この補正予算の議案には年度内工事の出来高の見込み差による負担金の減額と書いてあるでしょう。あっ、下か。(「下です」と呼ぶ者あり)勘違いしちゃいました。大変申しわけありません。じゃあ、内示のとおりでいいんですね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 内示のとおりです。

平山委員

 いやいや、さっきの説明が間違えちゃうから……。というね、自分のことは棚に上げておいて、そういうことで終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

木村委員

 1点だけ確認します。今回は特別区債の減額が大きいかと思うんですが、34ページにも書いてありますように、特別区債の減額されていない部分が10億5,200万余があるんですが、この中身はどういった内容でしょうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 これにつきましては、もみじやま文化センターの起債につきまして、東京都区市町村振興協会から借り入れをしたというものでございます。

木村委員

 事業の中身というか、どれに充てた特別区債かというのを聞いているんですけど。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 失礼しました。申しわけありません。答弁修正をさせていただきますが、これにつきましては弥生町六丁目の整備費につきまして対応したというものでございます。

木村委員

 じゃあ、この10億5,000万が全て弥生町六丁目の公園整備費ということでよろしいかというのと、47ページ、ほかの特別区債の計12件が載っているんですが、その弥生町六丁目を入れて13件が当初の予算の中では特別区債の今回対象になっていたということでよろしいですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 弥生町六丁目のみ起債をいたしまして、そこにつきましては予算から落とさせていただいたというものでございます。

木村委員

 じゃあ、その起債をかけない選択というか、この12件があって弥生町だけを残したという基準の考え方なんですけども、これは金額によるのか、あとは例えば借入率とか償還期間とかがあると思うんですけども、どういった基準でこれは考えられるんでしょうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 申しわけありません。ちょっと答弁保留をさせてください。

委員長

 では、ただいまちょっと答弁保留ということで。

中村委員

 すみません、1点だけ確認をさせてください。56ページ、57ページの選挙費のところなんですけれども、衆議院選挙の残が3,525万円と結構な量があるなというふうに感じているんですが、例えば今回区割り変更があって、総務省からのそういった援助みたいなものはなかったというふうに以前御答弁されていたと思うんですけれども、こういった残があったときに、例えば新しい区割りへの周知とかにこういった余ったものを使うとかということはできなかったのかなというふうにちょっと感じていたんですけれども、そこら辺を教えていただけないですか。

松原選挙管理委員会事務局長

 ちょっと私が記憶しているところで、周知に関して総務省等々の支援がというふうなことに関して、それについては、まだ具体的に解散がされてということにならないと、国のほうからの予算の交付ができないというふうな、そういう趣旨でお答えをしたのかなというふうに思います。今回のこの補正に関しましては3,500万ほど執行残でというふうなことになっておりますけれども、選挙期間に入ってからも当然私たちのほうで区割りの周知というようなことに関しましての支出はいたしましたが、非常に額が大きかったところの一番の原因といいますのは、やはり今回区割りがあるというようなところでもって、例えば開票時間が想定よりも非常に長くなるのではないだろうかというようなところでの報償費を多めにとってみたりですとか、あるいは7区、10区ということで開票立会人という制度がございますけれども、一応最大限ということになりますと40人の立会人の可能性がある。それが実際のところですと17人だったというようなところがございまして、あくまで想定されるようなものを多めに見込んでいたというようなところから執行残が結構出たというふうな理解をしていただければよろしいかと存じます。

中村委員

 ということは、この内訳の中にある報償費というのが多分一番高いと思うんですが、これがその立会人に対するものになるんですかね。

松原選挙管理委員会事務局長

 報償費のほうは投票事務従事者、あるいは開票事務従事者、こちらのほうのものでございます。立会人等につきましては、ちょっと最初の項目ではございますけれども、1の報酬でございます。

中村委員

 今の答弁だとその前のものと齟齬があるかなとちょっと感じたんですけれども、今、報償費のところは開票立会人じゃなくて、開票事務の、ごめんなさい、もう一回答弁をいただいていいですか。

松原選挙管理委員会事務局長

 申しわけございません。そうしましたら節区分のところ、1番の報酬、これが開票立会人でございます。それから、8番目の報償費、こちらが投票事務、開票事務、それぞれの従事者のものになります。

委員長

 それでは、先ほどの答弁保留は大丈夫ですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 申しわけございませんでした。弥生町六丁目のみ起債した理由でございますが、歳入の増加がございまして、その分起債を取りやめるという対応をさせていただいたんですが、起債を最大限やめていったときに、この10億円だけがどうしても引き切れないというところがございまして、それについて最終的にはこの部分だけ起債は残ったという形になってございます。

木村委員

 じゃあ、その10億円を引くことほどの歳入ではなかったという理由ということなんですね。じゃあ、それ以外というか、逆にそこで伺うんですが、10億を一つだけ残したわけですけども、ほかで例えば10億、要は区債を取りやめというか選択、金額だけであればほかにも、じゃあこの五つは残して、この金額分で五つ残していったか、そういう考え方が出てくると思うんですけども、そこをどういうふうな基準で考えたかというのをちょっと伺っているんですが。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 最大限起債をやめていくという考えのもと、歳入の増加分について起債を一番引ける形で引いたところ、10億円は最終的に引き切れない金額が残ったということで、その分については起債をせざるを得なかったということでございます。

髙橋政策室長

 基本的に起債をするかしないかの優先順位でございます。起債をすることによって都計金とかいろんな財産費として入るものに関してはなるべく起債をしないようにしますが、残すものとしては財産費とかそういうものが裏であるということがあれば、それは残していくという形で、優先順位はそういったものを見ながら決めていきたいなというふうに思っています。

木村委員

 じゃあ、今回はいろんな意味で残したというところも含めつつ、特別区債を減額できるものはほぼし尽くしたという理解でよろしいですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 そのとおりでございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、申し上げます。関係委員会から補正予算に関して申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩いたします。

 

(午後3時12分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午後3時15分)

 

 質疑に入ります。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

羽鳥委員

 第1号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算、第3号議案、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算及び第5号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして、日本共産党の立場から反対の討論をさせていただきます。

 まず一般会計補正予算についてですが、先ほど質疑をしましたが、この保育園のところでは新規開設補助について大きな執行残に伴う減額がなされています。各区とも政策の充実を図って保育園を開設する政策をとられているところですけれども、やはりこの待機児童解消というところではそうした各区の事情など、本当に待機児童を解消するための施策を展開するべきであると思います。我が党はかねてから区立認可保育園の拡充をやって、区が責任を持った待機児童対策を行うよう求めてきたところです。また、子どもの貧困対策の問題や議会でも陳情が採択をされている精神障害者の福祉手当の問題など、支出をすべき項目、精査すべきものがあったのではないかなというふうに思っています。以上より第1号議案については反対といたします。

 第3号の国民健康保険事業特別会計補正予算についてですが、先ほどもこの質疑を行いました国庫給付費についてから理由を述べさせていただきます。

 1人当たりの医療費の見込み違いということと、あと被保険者の想定以上の減少というもの、ここは一人ひとりその予算の段階で積算できなかった、でも今回の減額の幅は昨年度の4億8,000万と比べても15億円と、給付費全体に占める割合は6.8%の減少とあまりにも大きいと思います。今年度の保険料は過去5年間の中でも最大の7,252円の6.52%の増加となっており、やはり過大な保険料を賦課してしまった原因と、見込み違いが賦課してしまった原因となっており、現在滞納の世帯が3世帯に1世帯となっているところから考えても、この補正予算を認めることはできないと考えます。

 介護保険の補正予算についてですが、保険料については第6期事業計画に基づく3カ年のものですが、3カ年のところでは1年目、2年目で積み立てを行い、3年目で取り崩す、こういった考え方に基づいて保険料を算定することになっておりますが、29年度の当初のところから2億4,000万を積み立てた上に、さらに1億3,000万円を積み立てているというところで、やはりここも制度設計そのものから誤っていたのではないかということで、賛成をしかねるということで、以上反対の討論といたします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について挙手により採決を行います。

 お諮りします。第1号議案、平成29年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 以上で第1号議案の審査を終了します。

 次に、お諮りいたします。第2号議案、平成29年度中野区用地特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第2号議案の審査を終了します。

 次に、第3号議案、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 以上で第3号議案の審査を終了します。

 次に、第4号議案、平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第4号議案の審査を終了します。

 次に、第5号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 以上で第5号議案の審査を終了します。

 次に、第11号議案、中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例、第12号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例を一括して議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

朝井経営室参事(経営担当)

 それでは、第11号議案、第12号議案について御説明をさせていただきます。本2議案につきましては、中野区特別職報酬等審議会の答申に沿った措置を講ずることが適当であると判断いたしまして、条例改正を御提案するものでございます。

 審議会の答申の内容でございますが、今般の社会経済状況、区財政の状況等を考慮し、検討した結果、区議会議員の報酬、区長、副区長、教育長の給料につきましては一般職員と同様に月額0.13%に相当する額を増額すべきとしています。また、常勤の監査委員の給料につきましては、据え置きにすることが適切であるとの答申がされているところでございます。この答申につきまして、中野区議会議員の報酬並びに中野区長等の給料等に関する条例について改定を行うものでございます。

 まず、第11号議案でございますが、新旧対照表の裏面をごらんいただきたいと思います。

 第2条関係、議員報酬の月額の欄でございますけれども、議長につきまして1,100円の増額で89万2,400円、同様に副議長、委員長、副委員長、議員について、ごらんのとおり改定を御提案するものでございます。

 第6条関係につきましては期末手当でございます。0.1カ月分を加算するものであり、6月と12月支給分につきまして、それぞれ0.05カ月分ずつ加算をするものでございます。

 恐れ入りますが、表面のほうにお戻りいただきまして、附則の14項をごらんいただきたいと思います。30年3月に支給する期末手当につきまして、「100分の25」から「100分の36.29」に増額する特例措置を講ずるものでございます。

 続きまして、第12号議案の新旧対照表の裏面のほうをごらんいただきたいと思います。こちらも2条関係、給料につきまして、区長につきましては1,600円の増額、以下、副区長、教育長について、ごらんのとおりの増額の案となってございます。

 第5条関係、こちらは期末手当でございますが、0.1カ月分を加算するものであり、6月と12月支給分につきまして、それぞれ0.05カ月分ずつ加算をするものでございます。常勤監査委員につきましては、期末手当につきましても改定をしないという案になってございます。

 こちらも表面にお戻りいただきまして、附則の27項でございますが、平成30年3月に支給する期末手当につきまして、「100分の25」とあるものを「100分の36.35」に特例措置を講ずるものでございます。いずれも条例の施行は30年3月1日でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

羽鳥委員

 中野区特別職報酬等審議会の答申のところで、議員の報酬、中野区長等の給料の額についてというところで増額をするべきという意見がある一方、区民感情等を十分考慮した上で据え置きでもよいのではないかという意見も出されたということなんですけれども、まとめられてこうなっていると思うんですけれども、具体的にどのような発言があったかというのはわかりますか。

朝井経営室参事(経営担当)

 議論の中で、区長、副区長、それから議員について職責が大きいということから増額すべきだという意見や、また委員の中に区民感情等を十分考慮して据え置きではないかというような発言もあったということで、それ以上の深い議論があったということではないというところでございます。

羽鳥委員

 これはお答えできなければ結構なんですが、その発言をされた方というのは、報酬審の中には公募区民の方とかもいらっしゃいますけれども、やはりそういった方から出たという、ちょっとそれは特定できてしまうからやっぱり言えないんですかね。

朝井経営室参事(経営担当)

 議論自体が非公開になっておりますので、その点については御答弁申し上げられないところでございます。

羽鳥委員

 わかりました。それはそうだなと。すみません。

 あと公民較差の0.1%で増額ということなんですけども、これはたしか50人以上の事業者のところでということでしたっけ。確認なんですけれども。

田中経営室副参事(人事担当)

 以前、人事委員会勧告の関係で私のほうで御説明しましたけれども、企業規模50人以上で、かつ事業所50人以上ということで、調査は789事業所を対象にした結果でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時26分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後3時28分)

 

 質疑に入ります。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

羽鳥委員

 第11号議案、中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例及び第12号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、日本共産党議員団の立場から反対の討論をさせていただきます。

 我が党としても報酬等審議会のこの答申というものは非常に重要なものであり、一定の評価はしたいというふうに思っております。同時に一般職の給与に関しては、人事院勧告に従って引き上げを行うというのは大事であると思いますが、特別職に関しては同時にやはり区民感情の考慮なども必要であると思います。こうした点で考えますと、実質賃金の今の推移の状況などを見ましても、引き上げということに理解が得られると思っておりませんので、11号議案、12号議案につきまして反対とさせていただきます。

委員長

 他に討論はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について挙手により採決を行います。

 お諮りします。第11号議案、中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 以上で第11号議案の審査を終了します。

 次に、第12号議案について採決を行います。

お諮りします。第12号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決するに賛成の委員は挙手願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。

 以上で第12号議案の審査を終了します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で総務委員会を散会いたします。

 

(午後3時30分)