平成30年03月20日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会(第1回定例会)

中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会〔平成30年3月20日〕

 

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会会議記録

 

○開会日 平成30年3月20日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後100

 

○閉会  午後353

 

○出席委員(13名)

 久保 りか委員長

 内川 和久副委員長

 木村 広一委員

 山本 たかし委員

 高橋 かずちか委員

 白井 ひでふみ委員

 広川 まさのり委員

 北原 ともあき委員

 森 たかゆき委員

 いながき じゅん子委員

 大内 しんご委員

 近藤 さえ子委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(1名)

 市川 みのる委員

 

○出席説明員

 新区役所整備担当部長 相澤 明郎

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室副参事(新区役所情報システム担当) 中谷 

 都市政策推進室長 奈良 浩二

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 浅川 靖

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当) 平田 祐子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 江頭 勝

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 荒井 大介

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 高村 和哉

 都市政策推進室副参事(野方以西調整担当、野方駅周辺まちづくり担当) 藤原 慶

 都市政策推進室副参事(都立家政駅周辺まちづくり担当、鷺ノ宮駅周辺まちづくり担当) 菊地 利幸

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(都市計画担当) 本 将紀

 都市基盤部副参事(都市基盤用地担当) 吉沢 健一

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(自転車対策・地域美化担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 香月 俊介

 書記 立川 衛

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 中野駅及び駅周辺地区整備について

 区役所の整備について

 西武新宿線沿線まちづくりについて

 連続立体交差事業の区間の延伸について

 区内交通結節点周辺のまちづくりについて

 区内南北交通の利便性向上について

○所管事項の報告

 1 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について(都市政策推進室)

 2 中野四季の都市(まち)のまちづくりについて(中野駅周辺まちづくり担当)

 3 中野四丁目新北口地区まちづくり方針の策定について(中野駅周辺計画担当、中野駅地区都市施設調整担当)

 4 中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更等の検討状況について(中野駅周辺計画担当、中野駅地区都市施設調整担当)

 5 中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会について(中野駅周辺計画担当)

 6 中野駅新北口駅前エリアで実施する今後の工事について(中野駅地区都市施設整備担当、自転車対策・地域美化担当)

 7 沼袋区画街路第4号線沿道地区に係る都市計画の決定について(沼袋駅周辺まちづくり担当)

 8 その他

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程の進め方について協議をいたしますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、所管事項の報告の3番と4番が関連いたしますので一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては5時を目途に進め、3時ごろ休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 中野駅及び駅周辺地区整備について、区役所の整備について、西武新宿線沿線まちづくりについて、連続立体交差事業の区間の延伸について、区内交通結節点周辺のまちづくりについて、区内南北交通の利便性向上についてを一括して議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況についての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について(資料2)の表の1番の陳情についてでございます。

 件名は、28年第2号陳情、中野駅前南口再開発計画を成功させる対応についてということで、主旨は、中野駅南口再開発を起爆剤にして、同地区の隣接地域である中野二丁目23番街区まちづくりを進めてほしいというものでございます。

 処理状況としましては、ここに書いてあるとおり、中野二丁目の市街地再開発事業の事業化、具体的にいいますと、現在、組合設立認可取得に向けて手続・準備を進めているところでございます。それにあわせて周辺のエリアについての、例えば昨年3月の意向調査、それから11月のまちづくり勉強会等を実施して、これらを踏まえてまちづくりの検討を進めているところでございます。これについては、今後も継続して進めていく予定になってございます。

 以上でございます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、私からは、項目の2番、3番について御説明をいたします。

 2番につきましては、29年第2号陳情、区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについての陳情でございます。

 陳情の主旨といたしましては、中野の文化・アイデンティティを継承発展させる、区民が誇れる意匠・計画とされたい等々の御意見でございます。

 処理状況といたしましては、中野駅新北口駅前エリアは中野の顔となる地区であり、周辺地区との調和や機能的連携を図りながら、立地特性を最大限に生かした再整備としていくため、まちづくり方針及び再整備事業計画の策定を進めているところでございます。策定の過程においては、区民参加の手続のほか、必要に応じて専門家らの意見を聴く機会を設け、検討を進めていくといったような状況でございます。

 続きまして、3番目の陳情、29年第14号陳情、区役所・サンプラザ地区の再整備にあたり専門家集団との意見交換の場を設置することについてといった項目でございます。

 内容といたしましては、区は、区役所・サンプラザ地区再整備事業に関して中野区内の建築まちづくりの専門家を招集して、計画検討から実施計画策定、事業実施に向けて行政との意見交換できる場を設置してほしいという内容になっております。

 こちらにつきましての処理状況でございますが、2段落目になります、平成29年12月に公表した中野四丁目新北口地区まちづくり方針(案)について中野区内の建築関係団体との意見交換を実施したところでございます。今後も必要に応じて意見交換の機会を設けていくという考えでございます。

 以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

長沢委員

 最初の1番と呼べばいいんですかね、28年第2号陳情、ここで処理状況のことが書いてあるんですが、一つは意向調査を行っているということなんですが、これはこの陳情後に意向調査を行ったということなんですか。それで、どこが行ったんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 この意向調査は陳情の後に行ったものでございまして、昨年、平成29年3月に行ったもので、この意向調査の結果については昨年8月30日の委員会で報告してございます。見覚えがある方もいらっしゃると思うんですけど、こういった彩りのもので報告をさせていただいております。

長沢委員

 じゃあ、そのとき一緒に報告いただいたかもしれない、まちづくり勉強会というものはどこが主体となっているものなのでしょうか。あわせて、中野区としては何か事務局的な役割を担っているということで、理解していいですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まちづくり勉強会は、区が主催して、11月16日に、主に23番地区の皆さん、それから11月17日に千光前通りの沿道の皆さんで、これはある意味そのエリアの方、それからエリアの近くの方も参加なさって、主な説明は、中野駅周辺のまちづくりの進行状況といいますか、現在の状況、それからまちづくりについての勉強ということで、誘導型まちづくり、それから地区計画等について勉強したという、そういった催しでございます。

長沢委員

 区が主催して、そこに関係する地権者の方々とかを呼んでやられた、2日間にわたって。対象が違うのかな、16日、17日と。それで、今後もということなんですけど、継続的にこうしたことを行っていくということなんですか。もう何か一定の組織化をされたということで理解していいんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 組織化というところまでは行かないのですが、まちづくりは非常に時間がかかると。それからもう一つは、最終的には権利者の皆さんの財産にかかわることですので、時間をかけて丁寧に、そういった啓発活動をしていくというものでございます。

長沢委員

 わかりました。組織化まではしていないけど、丁寧に今後も区がかかわって、まちづくり勉強会等となっていますけど、仮にね、まちづくり勉強会みたいなものは継続して行っていく。今年度については──今年度じゃないか、もう来年度になるのかな、についても行っていくと、こういう理解でいいですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 一つは、最初のスタートはどうしても区が主催という形でやらないと、何もないところからは始まらないというところがあるんですが、その後、地元の町会とか商店街から勉強会をやりたいので区から講師を派遣してもらいたいというような話は来ています。ですから、今後のことについては、必ずしも区が主催でなくても、町会が主催、商店街が主催、それから場合によっては共同建てかえとか、そういう話が持ち上がった場合はそのブロックの方からそういった勉強会の要望が来る可能性があると思います。

近藤委員

 3の陳情のところで、29年第14号陳情なんですけれども、処理状況のところの平成29年12月に公表したと書かれているところで、中野区内の建築関係団体との意見交換会を実施したというのは何回実施されて、今後も必要に応じて意見交換の機会を設けていくというのは、今後も必要に応じてというのはこの中野区内の建築まちづくりの専門家の方が必要と思ったときに開いてくださるということなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この3番目の意見交換会でございますが、中野四丁目新北口地区まちづくり方針(案)についての意見交換としては1回でございます。ただその後にも、パブリック・コメント等の後の時期になりますが、ちょうど2月ぐらいでしたけれどもその時期にももう一度やっておりまして、2回ほど意見交換会をこれまで行っているということでございます。今後も団体のほうからこういった意見交換会を設けてほしいという御要望もございますので、必要に応じてというのは、今後我々も議会等におきまして検討状況の報告をいたしますので、そういった機会を捉えてこちらからも情報提供し、意見交換をするといったようなものでございます。

近藤委員

 そうですね、区が必要としてというときだと、やはりこの陳情の意味があまりないので、区民のまちづくりの専門家の方が必要だと思うときに意見が言えるという、この陳情の意味はそうだと思いますので、そこのところはよろしくお願いいたします。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回行いました意見交換会も、団体のほうから御要望があってということを受けてやっております。今後も御要望があってこういった機会、意見交換の場を設けるということは考えていきたいと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 2番、中野四季の都市(まち)のまちづくりについての報告を求めます。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 中野四季の都市(まち)のまちづくりについて御報告をいたします。(資料3)

 中野四季の都市(まち)につきましては、新区役所整備予定地、また隣接する民有地におきまして都市計画を変更してまちづくりを進めていくという旨の御報告をさせていただいてきたところでございます。今般、その都市計画を変更する際に盛り込むべき内容、これを整備方針の骨子としてまとめましたので、それを御報告させていただきます。

 別添の資料をごらんください。

 この資料1ページ目の下のほうに概要図をつけております。この中でピンク色に着色をしております区域3の新庁舎予定地、それと隣接している現在マンションや専門学校等があるエリア、こちらを今回「中野四季の都市(まち)北東エリア」というふうに位置付けをいたしました。このエリアの目指すべき将来像をより具体的に示す整備方針を策定して、新区役所の建設、また民有地の建物更新、これを適切に誘導してまいりたいというふうに考えております。

 ページをめくっていただきまして、2ページ目の2番の整備の目標でございます。既に四季の都市(まち)は、まち開きをして5年が経過して、にぎわいの空間として親しまれているところでございます。この北東エリアの整備を通して、さらなる都市機能の集積、またさまざまな区民交流の場を提供するとともに、災害時には区の応急活動の拠点となるような安全で魅力的な都市空間を創出する、これを整備の目標と捉えてございます。

 3番の土地利用の方針でございます。3点掲げてございます。

 まず、(1)として、中野区の行政機能の中枢を担う都市機能の導入ということで、こちらにはやはり新区役所ができるということもありますので、まず①では新区役所そのものに求められる機能、これを記載してございます。②でオープンスペースを確保していくこと、③で防災拠点活動空間としてのあり方、こういったものを文言で整理をしているところでございます。

 (2)まちの活力増進を担う都市型複合機能の導入でございます。この北東エリアには、新庁舎の建設だけではなくて、将来民有地の建物更新、これが見込まれているところでございます。したがいまして、このエリア内の建物の低層部、これは空間やにぎわいを連携してつくっていこうといったことでありますとか、また、住居空間、これの建てかえ更新も見込まれることから、「賑わいと調和した都市型居住空間」、こういった記載をさせていただいております。

 (3)エリア全体の交通ネットワークの強化を掲げております。こちらも3ページの下段に概要図を付しておりますが、この図のブルーの点線の矢印、これは歩行者動線を想定してございます。けやき通り、早稲田通り沿道、またこのエリア内外をつなぐ歩行者動線の整備、それとこの図の真ん中あたりにグレーで貫通通路の形成へというふうに書いてございます。これは今現在、四季の森公園の拡張部分の東側に地下の駐輪場の整備工事をしているところでございますが、将来的には早稲田通りからもこの駐輪場にアクセスできるような自転車通行の機能、それと歩行者、また将来建物更新された際に必要な車両が通れるような空間、そういったものを想定しているところでございます。

 続きまして、4ページ目、4番、再開発等促進区による整備誘導の方針でございます。中野四季の都市(まち)につきましては、この再開発等促進区を定める地区計画を活用して開発をしてまいりました。この北東エリアにつきましても、この促進区を拡大して整備をしていきたいということを踏まえまして、まず(1)として、都市基盤整備の方針でございます。再開発等促進区を定める地区計画は基盤を整えること、また空地を出すことによって用途や容積の緩和を図っていくというところでございますが、この北東エリアにつきましても新たに整備する主要な公共施設といたしまして、公共空地、面積約0.2ヘクタール、これは中野区の庁舎予定地と隣接する民有地、これをまたぐ形で整備をしていきたいということで想定してございます。また、②では新たに整備する地区施設ということを想定してございますが、これは新庁舎の建築計画が進む中、また周辺の整備の概要がわかってくる中で具体的にこのエリア内外をつなぐデッキのようなものも地区施設として位置付けていきたいということを想定しておりまして、その考え方を記載しているものでございます。

 (2)開発整備完了後に想定する用途地域・容積率でございます。これは先ほども申し上げましたとおり、基盤整備状況、また都市機能の増進への貢献度等々を勘案して、この指定基準に基づいて設定をしてまいります。その際周辺の骨格となる都市施設等の整備状況、これも勘案して設定をしていきたいというふうに考えてございます。

 (3)有効空地の計画の考え方でございます。こちらは、エリア全体で必要な有効空地、これを確保していきたいという考え方を記載してございます。

 5ページ目に進んでいただきまして、(4)計画容積率設定の考え方でございます。こちらにつきましては、計画容積率といいますものは、基盤等々の貢献度を含めて見直し相当の用途・容積を設定した上で、さらに個別の建物計画によって空地がどれほど出せるかといったことを勘案して、さらにプラスアルファの評価容積率、これを上乗せするようなことになります。最終的な計画容積率は、その見直し相当に評価容積を加えた範囲内で適切に設定をしてまいるといったような考え方を記載してございます。

 5番の建築物等の整備の方針であります。これは、それぞれの建物の建築計画に際して以下の配慮を行っていくということで、一つは日影の配慮、また二つ目に電波障害・風環境等への配慮、また(3)として壁面後退の考え方ということで、これはしっかりと建物を壁面後退することによって、歩道状空地のような歩行者ネットワークにつながるような空間、これをきちんと確保していきたいという考え方を記載してございます。

 最後、6ページ目、(4)都市景観の考え方でございます。中野駅周辺のまちづくりにつきましては、四季の都市(まち)を皮切りに、南口、また北では区役所・サンプラザ地区の整備の考え方を示しているところでございます。今後、また高さ100メートル超の新たな高層ビルの建設が予定されているところでございますが、こうした駅周辺全体の高層建築物群とのバランス、これをとりながら景観形成を図ってまいりたいというようなことを考えてございます。

 最後、6番、開発整備の進め方でございます。こちらは、新区役所、恐らくこれが筆頭になろうかと思いますが、それぞれの地権者の建てかえ更新のタイミングにあわせて段階的な整備になっていこうかというふうに思ってございます。また、先ほども申し上げましたとおり、ここはエリア全体に再開発等促進区、これを拡大していきたいということを考えておりまして、それぞれの建てかえ更新にあわせて建築計画を具体化し、都市計画の変更を行っていく、そういった手続を進めながら開発をしていきたいというものでございます。

 ここで、もう1回頭紙に戻っていただきまして、2番の今後の予定でございます。本日は骨子ということで御報告をさせていただきました。平成30年度中にはこれを整備方針の案として取りまとめ、新庁舎の基本設計の進捗を見ながら、この整備方針を策定し、都市計画を変更する手続に入ってまいりたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

高橋委員

 ありがとうございました。一応確認なんですけども、5ページ目の4の(4)の計画容積率という話がありました。ということは、その敷地の中で公共性であったり周辺への配慮だったり、空地確保とか、そういういわゆる容積的なプラスアルファのものを加味して少し上乗せをするような想定をしているということで、区域外との容積のやりとりはないということでよろしいのですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 おっしゃるとおりでございます。

高橋委員

 あともう一つ、都市景観のところの話がありましたけども、スカイラインだとか調和とかいう話もあると思うんですけど、当然ある程度の高さのビルができるということで、個別の建物建設についてはアセスであったり、周辺の評価というようなものをやっていくと思うんですけれども、北口ゾーンとかある程度のゾーンを見越しての、例えば風の、そういうアセスでやる風洞実験じゃないけれども、そういう影響というものが実際本当のところはどうなのかというような、そういう調査というものはやられるおつもりはあるんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 この北東エリアの建物については、アセスが必要になるほどの規模というものは想定されてございません。ただ、四季の都市(まち)の既に建っている建物のときもそうでございましたが、風環境がどのように変わっていくのかということは風洞実験をしっかりと行って検証し、また必要な植栽等々で対応してきたところでございます。今後、新庁舎整備等に当たっても同様なことはしてまいりたいと考えております。

高橋委員

 クリアありきの報告書であったり検証というものじゃなくて、実際オープンして、区民がお子さんを連れて、あるいは高齢者の方がそこの公園を利用したり、あるいは公的な役所を使ったりという中での、実際の影響って結構、いわゆるアセスは今回ないけども、そういうアセスの検討結果と割と違ったりするときもあるので、本当に現状に即した形でぜひその辺を検討していただきたいと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 建設前の計画段階におきましては、どうしてもモデルを使った風洞実験というところでの検証、これを行っていくということをしっかりやってまいりたいと思っております。それで、四季の都市(まち)におきましても、風洞実験はやって必要な対策等は図っているものの、実際はやはりどうしても風が強いというお声をちょうだいしているところではございます。今後、駅周辺のさまざまな開発が行われる中で、開発後においてもそうした声に対して真摯に受けとめながらやっていくという考えでございます。

森委員

 御報告ありがとうございます。今後なんですけど、関係地権者等と話し合いながら方針案を取りまとめるということなんですが、地権者さんって、ここはどのくらいいらっしゃるんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 こちら、北東エリアにつきましては、中野区のほかに隣接するマンション2棟、それと専門学校さん、あと業務ビルを経営されているところ、区以外に4地権者さんというふうになっております。

森委員

 ありがとうございます。整備の進め方で、当然それぞれの地権者の建てかえ更新のタイミングに合わせてと書いてあるのですが、実際のところもう更新の時期が見えているんですか、それぞれのあそこの民間の建物って。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 建設期はそれぞれでございますが、隣接している集合住宅につきましては、既に将来の建てかえ計画を地権者さんみずからで具体的な検証を始められているという状況でございます。

森委員

 これの考え方、スパンというものがどのくらいの規模になるのかなというものがちょっとわからないんですね。それで、今おっしゃっていただいたところは多分このエリアの中でも早い時期のほうに行われるんだと思うんですが、実際、最後に更新が行われる建物、それの時期というものは見えていらっしゃるのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 現在のところは、先ほど申し上げた集合住宅さんのほうが具体的な計画・検証でございますが、ほかの2地権者さんはまだ特段更新の予定はないというところでございます。ただ今回、このピンクで着色した北東エリア全体に促進区を拡大して、ベースとなる見直し相当の用途や容積、これは今回のタイミングで一緒に変更していこうという考え方でございます。

森委員

 ありがとうございます。状況はわかりました。

 もう1点、3ページの土地利用方針概要図というものなんですけどね、区役所は当然区でつくります、公共空間整備、防災の活動拠点をつくります、これはわかります。そこへのアクセス動線もつくらないといけません。これはわかるんですけど、この今民間の建物が建っているところの「賑わいに配慮した建物更新」というものがいまいちよくわかんないんですけど、これは何を意味しているんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 例えば、新庁舎につきましては、敷地の西側にはオープンスペース、ちょうどこの概要図の緑をかぶせているところが区有地とあと隣接する敷地もまたいだ形で公共空間がとれないだろうかという想定をしてございます。したがいまして、この低層部、1階につきましてはこの空間をお互いに共有するような形でにぎわいなり開放感なり、そういったものを連携できるような、そういった考え方を記しているものでございます。

森委員

 防災拠点活動空間と書いてあるんですけれども、そこの土地の一部は民間が持ったまま整備していくということなんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 民有地にかかる部分につきましては、この民間さんが建物を更新される際に初めてこのような空間になるということでございます。したがいまして、先に新庁舎が恐らくできるだろうということを考えると、まずは庁舎予定地の範囲の中の空間を活用してということになろうかと思います。

森委員

 その後、要するに防災空間というと、公共空間ですから区が買い取って防災上の拠点にしますという考え方が自然なのかなと思うんですけど、そうじゃなくて、民間の所有の土地で、平常時は普通にそこの民間の所有者が使っていて、非常時、災害時には誰もが使える空間にするみたいなイメージなんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 こちら、新たな公共施設としての公共空地約0.2ヘクタールを想定しているというものは、まさに3ページの概要図のこの緑を想定してございます。したがいまして、土地の権利関係としては民間の敷地であればその地権者さんがお持ちではあるんですが、空間の性格としてはあくまでも公共空地ということで公的な空間の位置付けがなされてございます。したがって、公共空地というものは、平常時は一般に誰もが通行できる空間としての位置付けになると。

長沢委員

 今、ちょっと森委員が言った、ここの対象エリアのところは区を入れて4地権者、区以外で4地権者ですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 区以外で4地権者さんです。

長沢委員

 それで、これも今、森委員が言っていたんだけど、そのマンションの、集合住宅、あそこは1地権者と見るんですか。あそこ、集合住宅は分譲じゃないんだ。ごめんね、いや、分譲だったら分譲でいいんだけど、地権者をあそこは1と考えるんですかね。それは、理由としてはどういうことが考えられるんですかね。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 こちら、マンション2棟はどちらも分譲のマンションでございます。したがいまして、ごめんなさい、ちょっと地権者の数として、分譲で権利をお持ちの方というものはまた当然それぞれの世帯数があるということではございますが、我々が協議をしているところとしてはそれぞれのマンションの代表の方というか、将来計画を検討されているその主な代表の方とやりとりをさせていただいているものですから、一つのマンションは1というふうに、我々の今実際にやっている協議の想定の中で数としてお答えをしてしまいました。すみません、その辺は正確性を欠いておりました。

長沢委員

 あと、これもちょっと言葉の問題で教えてください。4ページの、今もやりとりがあったんですが、新たに整備する主要な公共施設で、施設名で公共空地と言うんですね。それで、私ちょっとこれ、わからないので、こういう公共施設の一つ、道路とか公園とか広場というものは公共施設と、こういう場合に言うのかなと思うんですけれども、これは公共空地ということで言う。これは、ごめんなさい、根拠として何に示されているんですかね、例えばでいいんですけど。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 こちらにつきましては、既にもう中野四丁目地区地区計画の都市計画の図書の中で、今の開発整備されたものについては主要な公共施設として都市計画の名称で全て記載をされて、それできちんと担保がされております。

長沢委員

 0.2ヘクタールという大きさなんだけども、例えば広場とか言うのではなく、そこはやっぱり公共空地としての、要するに公共施設としての整備ということなんですね。

 すみません、ちょっとまた戻ります。2ページから3ページのあたり、この図で言ったほうがいいですかね、概要図のところで、方針の骨子ということなのでいろいろあって、これから肉づけというか、いろいろ検討もされていくんだとは思うんですけども、今ここで一番の課題というものは、行政としては何なのかなというものが、まあいろいろあると思うんですよ。つまり、区役所も移るし、いずれはそういうところが建てかえとかになれば、要するに区も関与したような形で新たに開発というんですかね、高度利用なんかも言われているんだけども、そうはいっても、今のその高度のあれがあって、防災上というものもあるのかもしれないけど、ここの、要するに貫通道路、これは確かに早稲田通りから今は行き来できないから、これを一定の幅を持ってやりたい、これは防災上においても日常的なところも、平時のときもそうなのかもしれないですけど、ここはやっぱり区として直接的にということなんでしょうかね。これ、道路をつくるということになると、整備をするのは区が整備をするということになるんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 この3ページの概要図で記しております貫通通路につきましては、これは隣接する集合住宅さんの敷地となってございます。したがいまして、この貫通通路が整備されるタイミングというものはこの集合住宅が将来建物更新される際にこういった通路を整備していきたいということになります。

長沢委員

 この段階だからわからないけど。この整備をするのは、しかし、言ってみれば、高度にあれして下がって拠出をしてもらうみたいな感じなんですかね。整備をするのは区、中野区がやる。あわせて聞いちゃうんだけど、これ、どれぐらいの幅の道路というか、貫通道路というものを考えられているんですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 こちら、整備はあくまでもそれぞれの地権者さんのほうで整備をしていただきます。またこの貫通通路の幅員、幅につきましては関係機関とも今協議をしている最中でございます。

白井委員

 まず、4ページの有効空地の計画の考え方、3ページのところに、新しく建てる予定の新区役所とそれと今現在整備中の駐輪場の間に防災拠点活動空間と書いてあるんですけども、この空間がこの有効空地の計画の考え方の中心となるということでよろしいのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 新庁舎予定地あるいはその隣接するマンションにおきましては、有効空地はここで考えている公共空地、これが相当大部分を占めるものというふうに考えております。

白井委員

 隣接する建築物敷地と協調した配置ということなんですけども、単純に言うと、民間で持っておられるところの土地の部分の、公開空地というのでしょうか、こちら側に寄せていただいて、役所は役所でこちら側に寄せて、広くここを公開空地としてスペースをとるというふうになるのでしょう。それで、先ほどのお話ですと、地権者というか、交渉団体として専門学校二つ、民間のマンションが二つということなんですけども、その交渉団体として四つ全てがここへ集めていただいての公開空地というイメージでいいですか。それとも民間のマンション二つはこの場所に寄せてもらうということになるのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 基本的にはそれぞれの地権者さんが建物を更新する際には、評価容積率を獲得しようとした場合におきましては必要な有効空地をそれぞれの建築敷地の中から拠出をしていただくということが基本になります。

白井委員

 そうすると、今お話が先に出ましたけども、5ページのところですね、いわゆる計画容積率という話は、あらかじめ設定して、それを建てかえるときにどこまで活用できますよというものは一定の範囲が定められるというイメージなんですかね。幾つ幾つがこの計画容積率というのでしょうか、評価容積率と言ったほうがいいのかな、幾つから幾つぐらいまで緩和がありますよと、今回の建て直しに当たってはとか、個別の建物に当たったときには具体的に数値が出てくるというところで、区が今後この考え方をまとめていくというのはある程度の範囲ということでいいですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 まず、この四季の都市(まち)につきましては、既に都市計画道路と都市計画公園、区画街路1号、2号と四季の森公園という非常に立派な基盤が既に整ってございます。したがいまして、この北東エリアの見直し相当の考えにつきましては、既にあるこの基盤も含めて緩和をすべきだろうというふうなところの協議を今させていただいているところでございます。したがいまして、今ある基盤をベースに見直しがある一定程度なされた上で、あとはそれぞれの建築敷地の中でどれだけの空間、空地を拠出できるかといったところがプラスアルファの部分に影響されていくだろうというふうに考えております。

白井委員

 もう1回戻りますね。それはわかりました。せっかくここまで整備したんだからね、既に乗っかっていますよねというところなんです。それで、今回の考え方で示すのは、それプラスアルファの一定の範囲が出てくるという考え方ですよね。これは、今のお話だと、民間のマンションさんが独自で建て直すときにそれを使えるように、専門学校さんも今後立て直すことがあるかもしれません、そのときには一定の範囲が使えますということなんですが、使わないこともできるでしょう。事前に、もう初めにカチッとこの数字だと決まっているのか、割とここからここまで使えますよという範囲が決まっているのか、例えばこんな条件を出してくれればここまで緩和できますよというようなところまで出すのか、どこまでのものを定めていくという考え方になりますか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 本日は骨子という形で具体的な数字等々は入っておりませんけれども、最終的な整備方針としてはある一定の容積率の数値だったり、そういったものを示していきたいというふうには考えてございます。ただ、最終的な計画容積率がそれぞれどのくらいになるのかということについては、それはその建築計画の詳細の中身と並行しながらでないとこれは定めることができませんので、これについては一定の範囲内であろうか、そういったそのものずばりの表記というところはなかなか難しいのかなというふうに思います。

白井委員

 それはそうでしょうね。考え方が示されて、平成30年度、その後に具体的にじゃあ数字をどうしていくのかという話になるでしょうし、この間に民間の建物さんが建てかえるとなれば、それは個別の数字が出てくるんでしょうけども、そうならなければある程度の幅を持たせた範囲を示さざるを得ないんだろうなというふうなイメージです。

 一方、今のことは民間の4交渉団体、地権者さんの話なんですけども、当然隣接しているのは区役所でもあります。区役所もこの許容範囲という恩恵を被ることになるんですか。つまり、一定の条件のもとに役所として幾らか、この許容できるというんですかね、評価容積率だとか、最終的には建て増しです、単純に言えば高くなるとか床面積がふやせるって、こんなところまでの恩恵が受けられるという計画になるのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 今のこの新庁舎予定地ですが、これは既に再開発等促進区の範囲には入ってございますが、まだ具体的な地区整備計画はこれから定まるという状態でございます。今回、この新庁舎予定地につきましてもベースとなるその用途と容積は緩和をしていくという前提で計画、設計を進めていくということになります。

白井委員

 要は、民間さんに、例えば壁面後退だとか道路を自分のところで整備してくださいよと、公開空地もこちら側に寄せてくださいよと、それによっては容積緩和しますよとこの範囲を与えるということは、民間にだけ押しつけるわけじゃないので、区側としても当然それを主体としてやるわけなので協力していかなきゃならないだろうし、むしろ皆さんにお願いする側です。民間さんだけ恩恵を受けるんじゃなくって、区もそこまでやるんだったら同じような恩恵のことがあってもいいんじゃないかなと、こういう角度なんですね。いかがですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 ちょっと、その恩恵という表現が適切かどうかはあるんですけれども、基本的には中野区もほかの地権者さんと全く同様で、この再開発等促進区を定める地区計画の運用基準にのっとって建物を建設していくということでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次は、3番と4番、一緒の報告になります。3番、中野四丁目新北口地区まちづくり方針の策定について、4番、中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更等の検討状況についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野四丁目新北口地区まちづくり方針の策定について御報告申し上げます。(資料4)

 前回の当委員会におきまして、このまちづくり方針の案というものをお示しいたしましたが、その後パブリック・コメントの手続を経て、今回策定したものをお示ししてございます。そちらについては別紙1でございます。

 それで、2番のところで、パブリック・コメントの手続を行いまして、さらにこのパブリック・コメントによって修正した箇所もございます。まずは、別紙2によりましてパブリック・コメントの内容を御紹介したいと思います。別紙2をごらんください。

 パブリック・コメントにつきましては、意見の募集期間が平成29年12月18日から平成30年1月15日まで、提出方法、提出者数でございますが、電子メールで3件ということでございました。

 3番では、提出された意見の概要及びそれに対する区の考え方ということでさまざま記載をしてございますが、御紹介いたしますものはこのうち修正に至る意見があった部分でございます。

 (2)の1でございます。意見といたしましては、「グローバル都市」を目指すとあるが、中野らしい特徴のあるグローバル都市を目指すべきである。中野独自の生活感、中野五丁目の魅力等、一体性や連続性をまちの訴求力として組み込んで描かれたいといったような御意見がございました。これにつきまして、区の考え方として、「グローバル都市」ということにつきましては「中野区グローバル都市戦略」で描いているものと同様であるということ。周辺地区との一体性、連続性については、都市計画審議会等における意見も踏まえ、追記をするということを考え方として示したものでございます。

 同様に、次のページ(3)の第5章、方針Ⅰというところでございます。それの1番でございます。御意見といたしましては、既に市街地再開発事業が完了している中野四丁目新北口東エリアも含まれており、本エリアが果たす役割を中野五丁目の活性化を含む全域の有機的な回遊性確保を主軸に描かれたいといった御意見でございます。これにつきまして、この周辺地区への回遊を促す歩行者動線の最適な配置によって「にぎわい空間による街並み形成」を図っていく、これはこのまま考えがございますが、さらに周辺地区への回遊性につきましては、都市計画審議会等における意見も踏まえ、追記するといったような考え方を持っているというものでございます。

 1枚目のペーパーにお戻りいただきまして、3の提出された意見により変更した箇所とその理由というところでございます。変更した箇所でございますが、この1番でございます。恐れ入ります、別紙1の31ページも見ていただきながら御説明をしたいと思います。31ページの部分でございますが、「なお、新たなにぎわい軸の形成にあたっては、中野五丁目の既存のにぎわい軸と協調するよう配慮するとともに、将来的な中野通り沿道の建物の更新に合わせた歩行者デッキ等の接続に対応した設えを考慮したものとします。」というものがこれまででしたが、これを「新たなにぎわい軸の形成にあたっては、中野五丁目の既存のにぎわい軸との連続性の確保に向け、歩行者デッキ等による接続を考慮したものとするとともに、中野五丁目地区一帯については、既存のにぎわいと個性を生かしながら、安全性と回遊性を高めるまちづくりを誘導していきます。」に変更をしたものでございます。変更の理由といたしましては、歩行者ネットワークの形成に向け、中野五丁目地区のまちづくりを誘導する必要があるためということでございます。

 次に、2番につきましては、32ページ、次のページでございますが、歩行者ネットワークイメージを別図のとおりに変更するといったものでございます。こちらにつきましては、1番の表記に合わせた表現とするためでございます。このペーパーの裏面には修正前の図と修正後の図が載っておりますので、御参照いただければと思います。

 なお、このほか表記の統一をするということで一部修正をしている箇所がございます。こういったことで今回のまちづくり方針を策定したといったものでございます。

 報告は以上でございます。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 それでは、続きまして、中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更等の検討状況について御報告をいたします。(資料5)

 中野駅新北口駅前エリアの公共基盤の検討に当たりましては、これまでに中野駅地区整備基本計画(改定案)及び都市計画変更(素案)を昨年12月に御説明したところでございます。別紙1にその素案の図をつけておりますので、あわせて見ていただければと思います。その後、国より関連法の改正案が示されまして、法改正を踏まえたさらなる検討が必要となったため、御報告をするものでございます。

 1番、「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案」の閣議決定についてでございます。法律案が2月9日に閣議決定されまして、国土交通省より立体道路制度の適用対象の拡充の方向性が示されました。立体道路制度とは、道路の上下空間において建築物の建築を一定の要件のもとに認め、道路と建築物の一体的整備を促進する制度でございます。

 法律案要綱の内容でございますが、①立体道路制度の適用範囲につきましてですが、中野区における場合、これまでは自動車専用道などに限定されておりましたが、法改正後は全ての一般道路に適用されます。その適用の要件、②でございますが、地区計画の地区整備計画におきまして、法改正後はこの表中のような目的を実現するために、道路の上空、路面下において建築物の建築等を行うことが適切であると認められるときに、その区域を定めることで適用されるものでございます。

 2番、法改正を踏まえた都市計画変更等の検討についてでございます。これまで別紙1のとおり都市計画変更の素案を検討してまいりましたが、このうちの地区計画における地区施設(貫通通路)として敷地の立体的な利用を図るとしていた箇所、具体的にはこの図の緑色のところになりまして、中野通りから新北口駅前広場につながる東西の動線の部分ですけれども、こちらにつきまして、法改正を踏まえ、立体道路制度の活用を想定し検討を進めてまいります。都市計画変更の素案の概況の形状が変わるということではなくて、この貫通する部分の位置付けについて再検討するということでございます。

 裏面に参りまして、(1)中野駅地区整備基本計画の改定についてでございますが、こちらは今後の整備に対応した都市計画変更の記載について内容を再検討いたします。

 (2)都市計画変更(原案)の検討についてでございますが、①都市計画道路につきましては、当該箇所について、立体道路制度を活用することを想定し、都市計画道路として位置付けることを検討し、関係機関と協議・調整を進めます。②地区計画についてですが、地区計画の内容につきまして、当該箇所の立体道路制度活用を前提とした記載を検討し、関係機関と協議・調整を進めます。③土地区画整理事業についてでございますが、こちらも立体道路制度活用を前提とした事業上の取り扱い、それから手続の進め方について、再度関係機関と協議・調整を進めます。

 3、今後の予定についてでございます。これまで都市計画変更の原案の報告を3月、案の報告を6月以降としておりましたが、今回の法改正の内容、スケジュールを踏まえたさらなる検討、協議・調整が必要となりまして予定を見直してございます。平成30年7月に中野駅地区整備基本計画の改定、都市計画変更(原案)の報告、8月ごろに地区計画の原案を公告・縦覧、9月以降に都市計画変更の案の報告、公告・縦覧、都市計画審議会への諮問、それから都市計画決定ということで考えております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

高橋委員

 ありがとうございました。ちょっと教えていただきたいんですけど、歩行者ネットワークというか、歩行者デッキという観点で教えていただきたいんですが、そうすると、現状は今、北口のデッキがあって、今後は新北口のその通路からもアプローチができるという中で、今、五丁目との接続でデッキへも考慮するという話で、要は中野通りの反対側の五丁目を、具体的な計画がなければそのデッキの受け皿にはならないんだろうけども、将来的には五丁目の整備が進んだときにおいては、五丁目といわゆる中野通りをパスする歩行者デッキというものを新北口エリアに整備するという構想を持っているということで、そういう方向に持っていくということでいいんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回パブリック・コメントで御意見をいただいたり、あるいは都市計画審議会やまた議会でも、特にこちらの中野駅新北口駅前エリアの開発を進めていく中でそれの動線を確保するという点では、特に回遊性を向上させるということが課題であるということは常々言われてきたところでございます。私どもとしては、そうした動線を確保するという点でも、特に五丁目側につないでいくということをしっかりと考えていきたいというふうに思っておりまして、現在のところ具体的な計画があるわけではございませんけれども、今後、中野五丁目側のまちづくりを進めていくという考えでございます。

高橋委員

 そうすると、計画では、規模は別としてアリーナを設定してにぎわいの主軸としていくという話があるんだけれども、そうすると、新しい中野駅から直結するアリーナであり、駅からのアプローチにもつながっていて、将来的にはアリーナを利用した方が五丁目のほうへも回遊していくというか、にぎわい軸が移っていくという形で波及効果を出すという、そういう発想でいいんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 おっしゃるとおり、アリーナだけではなくて、この中で開発するオフィスですとか商業ですとか、さまざまな機能による集客ということが見込まれております。これを中野五丁目だけではなくて周辺のまちにも広げていくということでございまして、特に中野五丁目側にうまく回遊させていくということを考えているというものでございます。

高橋委員

 それで、さっき御報告いただいた北東エリアについても、都市基盤の考え方だか交通基盤のあり方の中で歩行者デッキを想定するという話があったけれども、そうすると全部が、レベルは多少、今後かもしれないけども、駅、それから将来の各拠点、それからサンプラザの開発と新庁舎というところがデッキでつながるというイメージでよろしいのですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 ちょうどこのまちづくり方針の32ページに歩行者ネットワークのイメージの図がございますが、この赤で示している動線、こちらが歩行者デッキのイメージでございます。新庁舎ですとかこの西エリアにつきましても、こちらのほうにデッキでつないでいくということを考えていきたいと思っておりまして、そちら側の開発の計画の中であわせて動線を整備するということも検討してまいりたいというふうに思っております。

高橋委員

 全部がそういう形で歩行者を中心としたネットワークがつながっていくというのであれば、それはすばらしいことだと思うんだけど、ちゃんと駅からきちっと歩行者動線の視点でわかりやすく、ユニバーサルデザインは当然なんだけど、わかりやすく便利に行くようにね。無理くりデッキをつけたけども、実際使い勝手が悪いとか、どこにどうアプローチしていいのかわからないということじゃないように、ユニバーサルデザインというものも当然加味するのだろうから、その辺はきちっとやっていただきたいと思いますが、いかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 まさにおっしゃってくださったように、ユニバーサルデザインの考え方に基づいて動線を整備していきたいと思っておりますので、本当にわかりやすさというものは非常に重要ですし、円滑に移動ができるということも非常に重要な点でございます。そうしたものに配慮しながら整備を進めてまいりたいと考えております。

高橋委員

 便利というものもありますけど、災害があったときのこと、危機管理上のことも考えて、その辺よろしくお願いします。これは要望で結構です。

白井委員

 まず、僕のイメージなんですけど、例えば、建物、大きなビルだとかを通り抜けできる道路だとかトンネルを通るというのは一般的には例外として、特別な道路としてつくられてきましたよ。ところが、今回の制度というものは、その適用範囲が拡充されて、いわゆるつくりやすくなったと、こんなイメージ。それで、中野区としては整備基本計画や都市計画を発表したばっかりなんだけども、あえてまたこれを変更しなきゃならない、その検討を始めますよと、こういうふうに書かれているというふうに理解しています。それで、気になるのが1ページ目のこの2のところなんです。下のほうなんですが、地区計画の地区整備計画における地区施設(貫通通路)として敷地の立体的な利用を図ると、こういうふうにしてきたところを、法改正を踏まえ、立体道路制度の活用を想定し検討を進めるってやり方が変わるんですよね。検討はいいんですけど、補助金だとか、いわゆる予算の財源構成として特殊な事例から対象範囲が広がるのはいいんですけども、これ、変わることになりませんか。利用できる制度が違うようになるので、どちらが一体得なのかというところは、既にあらあらの積算はされているのかどうか、まさにこれからそれも含めて検討するのか、この辺を確認させてください。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 今、委員からお話がありました、この2番のところの地区施設(貫通通路)というところでございますが、こちらは上に建物が乗っかって中を通り抜けていく地区施設ということで考えておりました。そこの建物の中を通路、道路、車道が通り抜けていくというところについて、形態はほぼ変わらないというか、計画の内容としては変わってはございません。そこのところの通路の位置付けにつきまして、これまでは地区計画の地区施設という位置付けだったんですが、それは一般道路について、これまでは立体道路制度というものが中野区においては、都心のほうでしか一般道路に適用できないということであったものですからそういう計画にしていたわけなんですけれども、今回立体道路制度の適用範囲拡大をして、中野区でも一般道路にも地区計画に位置付けることで立体道路が使えるということでございますので、その方向性を見ながら検討するというところでございます。立体道路にするところのメリットといいますものは、都市計画道路に位置付けをしますので、まずきちんと道路法で管理をできるというところ、それから都市計画道路として今後再開発事業等を考える際にそこに確実に都市計画交付金が充当できる可能性が広がるということで、こちらのほうがそうしたメリットも大きいということでございます。

長沢委員

 初めに、2点言われた後段の中野駅新北口駅前エリアに係る都市計画変更等の検討状況についてということで、2月9日に閣議決定をされて、それでどうなっているんですか、この法律案は。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 今現在、閣議決定をされた段階でございまして、今後いつ法改正になるかというところかと思いますけれども、あくまでも国会での審議の状況ということになるということでございます。ただ、平成28年に同様に都市再生特別措置法等の一部を改正する法律というものが改正をされておりまして、このときは2月に閣議決定をされて、6月に法案が成立をしておりまして、施行が9月であったということでございます。こうしたところから考えますと、改正法の施行については8月から9月ごろになるのではないかと想定をしているというところでございます。

長沢委員

 そうすると、ごめんなさい、先に予定から言うと、7月にこの計画の改定や都市計画変更(原案)の報告があります。これは、今の関係でいうと、要するに施行がなくても法律が可決をされれば、こういう形で進めていくことは行政上といいますか、進め方として問題はないという理解をしていいですかね。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 前回の法改正の状況を見ますと、6月に法案が成立されたときに3カ月後に施行するということで出ております。こうしたスケジュールを見ますと、法案が成立した後に都市計画の原案という形で御説明をしたいというふうに考えておりまして、施行後に都市計画の案、それから決定ということで考えてございます。

長沢委員

 それで、今日付けの建設工業新聞の中でこのことが、今御説明いただいたことが出ておりますね。先ほどのやりとりでも、いわゆるその貫通通路、通路なんだけど、これ、法律が施行されて中野区が、要するに都市計画決定も必要で、道路法にも定められて管理もそういうもとでやっていくとなると、これは、でもやっぱり通路のままなんですか、道路という言い方をするんですか。呼び方の問題というか、要するに、一応性格上は、いってみれば、これまでの地区計画における地区施設、そこでもやれたんだけど、こういう法律改正が見通しとしてあって、そういう意味では、これは名前としてはどういうふうになるんですかね。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 これまでの都市計画変更の素案の段階では地区計画の地区施設ということでしたので、「貫通通路」というふうに呼んでおりました。今回、立体道路制度を適用する、それを踏まえた都市計画決定ということになりますと、ここの箇所も都市計画道路として決定をします。ですので、都市計画道路、道路という位置付けになります。

長沢委員

 あと、これだけにします。これまで御説明いただいた地区計画による地区施設としての、要するに貫通通路としてのものと実態的には何か変わるんですか。法的な位置付けとしてはそういうものになるわけだけれども、実態としては何かこれによって変更というものはあるんですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設調整担当)

 これまでも交通計画等を考えて、幅員とかというところで交通ネットワークということで都市計画の検討をしてまいりましたので、基本的にはその形というものは変わらないというふうに思っております。お話のとおり、位置付けが変わるということと、あと今回、立体道路として区域を設定していくに当たって、都市計画道路として決定をしていく際にこれまで考えていた幅員でいいのかというようなところはもう少し検討・調整が必要かなと思っておりまして、車道と歩道の幅員、また歩道も含めて都市計画道路にするのかとか、その辺は今後調整をして案として示したいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 5番、中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会について御報告申し上げます。(資料6)

 スポーツ産業インフラであるスタジアム・アリーナ改革推進に向けて、先進事例の形成支援を目的としたスポーツ庁の委託事業「スタジアム・アリーナ改革推進事業先進事例形成支援」により設置した中野駅新北口駅前エリアアリーナ整備官民連携協議会における検討成果等について報告をするものでございます。

 まず1番、アリーナ協議会の開催状況でございます。開催日程、12月19日に第1回を行いまして、4回まで行ったところでございます。検討テーマといたしましては、「中野駅新北口駅前エリアの再整備モデルを踏まえたアリーナ整備、運営のあり方」でございます。

 2番、アリーナ協議会における検討成果でございます。アリーナ協議会の報告書につきましては別紙でおつけしているとおりでございます。本協議会での議論や提案、検討素材となった資料などを取りまとめたものでありまして、今後、中野駅新北口駅前エリア再整備事業の事業化検討に活用していくものとするということでございます。

 報告書の中身でございますが、その構成とポイントについて御紹介をいたしたいと思います。

 第1章につきましては、中野駅新北口駅前エリアの再整備事業についてということで、再整備事業全体の考え方を示したものでございます。

 次に、第2章につきましては、アリーナ等に関する社会経済動向ということで、アリーナで行われるコンテンツの動向、また委員からの情報提供や検討素材として収集したデータなどを取りまとめたところでございます。

 第3章につきましては、アリーナの事業構造ということで、委員の知見などをもとに事業構造、運営構造、収支構造をモデル化し、今後の事業化検討によって勘案すべき事項をまとめたものでございます。

 第4章につきましては、再整備モデルにおけるアリーナのあり方ということで、アリーナの立地の意義を踏まえ、スポーツとカルチャーが融合するアリーナのあり方をまとめたところでございます。

 第5章につきましては、アリーナを起点としたまちづくりということで、アリーナ整備によって求められるまち全体のにぎわい創出や安全・安心のまちづくりへの貢献、コンテンツが放つ文化の醸成をまとめたところでございます。

 次に、3番、中野駅周辺まちづくりフォーラムの開催についてでございます。アリーナ協議会における検討成果を踏まえ、アリーナを起点としたまちづくりのあり方をフォーラム形式で幅広く議論することにより、区民等の理解促進と期待醸成を図るものとします。

 日時につきましては、平成30年3月22日の午後2時から5時でございます。会場、テーマ、内容等については記載のとおりでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

長沢委員

 中身もいいんですね。いろいろ言ってきたところはあるんだけど、ちょっと中身で、16ページ、17ページで、スポーツ参加市場の動向というものがあって、それについていろいろ触れているわけですね。例示がね。それで、その前のページの14、15ページというのは、15ページって現行のサンプラザホールの2017年の状況だよね。それで、この14ページに書いてあるのは、2017ライブ・エンタテインメント白書レポート編によるとということなんだけど、要は、私ちょっと読んで、読んでというか見て、スポーツのほうは一定の規模のところを示しているんだけど、こっちのライブ・エンタテインメント、コンサートとかそういうものはちょっとそれは読み取れないんだけど、そういうものは何か調査の資料としてなかったということなんですかね。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 最終的に報告書で取りまとめてお示ししているのは、ライブ・エンタテインメントの市場規模というところでこの1枚のペーパーでございますけれども、例えば、引用いたしましたライブ・エンタテインメント白書、この中にはさまざまなほかのデータもございます。実際協議会の中ではそうしたデータなども資料としてお出ししまして、それについての議論もあったというところでございます。

長沢委員

 そういう議論もしてきたということなので、じゃあ改めてなんだけど、つまり1万人という一定の規模を区としては今考えられているわけですよね。そういうもとで、じゃあ1万人の規模ぐらいで、まあ限られたところかもしれないけど、そういうところでコンサート、ライブとかそういうエンターテインメントをやりました。そういうものは、いってみれば、そこの協議会の議論の中ではこっちのスポーツと同じような形で、だってスポーツのほうはかなり細かく出しているよね、そういうものはやられた、議論したということでいいんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この報告書の中での濃淡はあるかと思いますけれども、ライブ・エンタテインメント、音楽のコンサートですとかスポーツにつきましてもそれぞれ専門的なその知見、委員にいろいろな方がおられましたので、そうした中でさまざまな情報を提供していただきまして議論をしてきているというところでございます。

長沢委員

 それで、検討結果を、今後、中野駅新北口駅前エリア再整備事業の事業化検討に活用していくということなんですけど、これはだからアリーナのことについてなんだけど、要するに、来年度にこの新北口の駅前エリアの再整備事業計画を区としてはつくるわけですね。これまた再三なんだけど、10ページのところで想定している整備手法というものがあるんだけど、これもちょっと議会では、本会議の一般質問のところでもやらせてもらったけど、再三その事業計画のことで示すということなんだけど、実際にアリーナもその一つになっているわけで、つまり、区画整理をやり、その後に市街地再開発だよね。アリーナも市街地再開発のほうになるんだけど、これは区がどうするんですか、どういう施行方式でやるんですかということなんだけど、まだ言えないという話なんだけど、ただもう一つ、要するに超高層ビルのほうは区として何ら持つものはないんだというお話だったと思うんだけど、それは確認していいですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 10ページで想定している整備手法ということでございますが、こちらにつきましては、これまで区役所・サンプラザ地区再整備の実施方針で示してきている内容、多少もうちょっと具体的な記載はございますけれども、それに基づいているというところです。我々としましては、面的なまちづくりをするという点で大街区化かあるいは高度利用を図っていくということでございまして、そうした中でのこういった整備を図っていくということです。機能といたしまして、アリーナのほかにもオフィス、商業等々の機能を含めていくということでございますが、今のところ何か公共的な空間をその中で設けるという考えはございません。

長沢委員

 そうすると、じゃあアリーナはどうしますかというところだね。だけど、この中であるように、区が直接所有するというものはあまり考えにくいわけだよね。そうすると、じゃあどこが持つの、どこが持つことによって、いってみれば、一定施行方式も決められていくのかな。今のこれだと、ここにも出ているかもしれないけど、要するに、まちづくり中野21でそこは民間ですよという言い方なんだけど、ここをちょっとはっきりさせておきたいんだけど、民間だけど100%区が出資をしている、まあ大方融資だけどね。こうなると、これって三セクだよね。これ、どうなんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 おっしゃるとおり、今資産を持っていますのは、区役所については区、それから中野サンプラザにつきましては株式会社まちづくり中野21という、区が100%出資している株式会社でございます。第三セクターという表現もあろうかと思いますけれども、一応株式会社であるという点はございまして、それぞれ、この区画整理にいたしましても市街地再開発にしても、大きく権利を動かしてそうした資産を活用しながら整備していくということでございまして、そうした手法を使っていきたいという考えを示しておりますけれども、具体的にその資産をどう取り扱っていくか、これについては今後の検討ということでございます。

森委員

 総括質疑でも少し触れましたけど、我々としては基本的にこれがどこまで必要なのかよくわからないと。ただし、民間ベースで1万人アリーナが成立するというのであれば、その周辺の公共空間の整備を区としてやっていくということはありなのかなというのが今時点での我々の基本的な考え方ですけれども、その観点からいうと、今日出していただいた報告でいうと第3章の事業構造のところが肝になるのかなと思って読ませていただきました。第3回の協議会の議事要旨のほうを見させていただくと、協議会のまとめとして、アリーナ整備・運営のあり方に関してどういうメッセージを発していくのかを決めておくべきであるというような御発言があって、なんですけど、ここを読んでも何かメッセージとしてはあんまり伝わってこないというか、確かにこういう検討すべき状況がありますねとかそういうものはわかるんですけど、メッセージとしてはなかなか伝わってこないんですけど、そのあたりちょっと御説明いただけますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今、第3章の御案内をしていただいたのですが、例えば2ページ、3ページでは、これは報告のペーパーと中身が一緒ではございますけれども、第1章から第5章までの章立てで特にポイントとなるところを記載しております。特に今御案内いただいた第3章につきましては、今後の事業化検討において勘案すべき事項ということでまとめたところでございます。特に運営のあり方ですとか事業構造のあり方、これは今すぐに何か結論が出るものでなく、実際事業を組み立てていく中でこういったことを勘案しながらやっていく必要があるだろうということで、さまざま御意見をいただきましたのでそれをまとめております。第4章につきましては、このアリーナ立地の意義を踏まえて、スポーツとカルチャーが融合するアリーナのあり方ということで、こちらのほうは割とそのアリーナを具体的にイメージができるものということで、メッセージという点ではもしかしたらそちらの第4章ですとか、あるいはそのアリーナを起点としてまちづくりを進めていくという第5章、そちらのほうがメッセージとしては強いかなというふうに思っております。

森委員

 ありがとうございます。現時点で結論が出るものじゃないというのはそれはそうで、当然これ、スポーツ庁の委託でやっていて、そっちのスケジュールとの関係もあるのでこういう形なんだと思うんですが、そうすると、今後どのタイミングでその所有のあり方とかというものは決まってくるんですか。スケジュール感というものはお持ちですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 来年度、平成30年度にこの区役所・サンプラザ地区、中野駅新北口駅前エリアの再整備事業計画を策定するということで考えております。事業計画を策定し、その後には民間の参画事業者を公募するということまで考えておりまして、具体的に事業化を進めていくという中ではそれが与条件になる計画ということになりますので、その中で考え方を示していきたいというふうに思っております。

森委員

 ありがとうございます。それを決めていっていただくに当たって、この報告書の資料の何ページだったかな、ごめんなさい、ちょっと見当たらないんですけど、SWOT分析をしていただいているものが出ていますよね。せっかく出していただいているんですけど、特に弱みとか脅威というものに対してどういう対処をしていくのかというところが読んでいてなかなか伝わってこないので、そのあたりをちょっと御説明いただけますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今御案内いただいたものは、25ページに中野のSWOT分析というものがございます。実は、これは中野区グローバル都市戦略の中にあるSWOT分析をそのままですね、これについては協議会の資料としてお出ししましたのでそれをほぼそのまま載せているということでございます。今のその中野の強みという点では、これだけこの中野駅周辺でさまざまな都市開発が行われているということ、それから中野そのものでいいましたら、やはり都心からのアクセスのよさ、それから利便性のよさ、そうしたものが非常に中野の強みであろうというところでございます。それで、今回アリーナの議論をする中でもかなりその立地ということの重要性というものは委員の中から出ていただろうなというふうに思っておりまして、そうした点で中野の立地を生かしたアリーナ、それによって収益を得られるアリーナというものが目指せるのではないかということはございました。一方で、弱みという点では、業務、商業の集積の少なさですとか宿泊施設の少なさですとか、そうしたものもございますが、こちらについてはむしろ今回の再整備の事業の中でさまざまな機能を複合させていくという考えでございますので、そうした弱みを克服しながら強みを生かしていくというような再整備を進めてまいりたいというふうに思っております。

森委員

 これも第3回の協議会の議事要旨なんですけど、副参事のほうから、コンサートとしても音楽施設としての聖地化の可能性はどうなんだという話が出ていたり、締めのほうで副区長から、アリーナをつくるのにプラス要因があると思っているから、それについての知見を伺いたいとかいう発言があったりして、それ自体はわかるんですけど、やっぱり懸念点があるわけですよ。特に我々としては、人口が減っていくと言われている中でこれだけ大きな施設を、特に区が所有にかかわるというのは非常に不安、長期的に見た不安が大きいですよということを申し上げていて、そこは何かプラスのことをたくさんたくさん言っていただいてもなかなか解消しない部分なのかなと思っているんです。そういう意味でいうと、この弱みとか脅威というところに何かもうちょっと向き合ってほしいというか、そこに対してどう対応するのかというものが、まあお話を聞くといろんな中に含まれているんだということだと思うんですが、なかなか直接的に見えてこないので、そこをもうちょっと取り組んでいただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 確かにこういったSWOT分析の中から、この分析をさらにどう生かしていくかということではございます。我々としての戦略だとは思うんですけれども、例えば24ページでは差別化戦略というような表現もしております。やはり今後のその脅威ですとか弱みも受けとめながら、この中野の差別化を図っていく。その中で、都市間競争力ですとか、さらに言えば国際競争力ですね、そうしたものを強化していくということが必要であろうというふうに思っておりますので、特に懸念される部分も一つずつ捉えながら、今後の整備を検討していきたいというふうに思っております。

木村委員

 やはり採算がどうかというところが大きな点になるかと思うんですが、この30ページのところで、一応ここに経済効果という書き方でいろいろ書いてありますけども、高稼働で推移した場合は年間100万人というふうに書かれておりますけども、これ、高稼動以外の普通もしくは低稼働というのかはわからないんですけれども、そういったいろんなケースでの試算というものは出したのでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回につきましては、30ページにある下の図の試算で公演日ですとかその公演イメージというものをベースに出したものでございます。これだけを行ったというものです。

木村委員

 この表から行きますと、一番売り上げがあるのはもちろんコンサートということで、8,000人動員が85日間ということで計算されているんですが、この8,000人のコンサートが85日間というものが、通常今、東京か首都圏がわからないんですけれども、これだけの開催というものがされているのかどうか、一般的には年間。これが全部ここで行われるとは思わないんですけども、通常この8,000人規模まで行くコンサートがどれぐらい開催されているのかも把握されているのでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際に8,000人がどのくらいかというところまでの把握はございませんでしたけれども、例えば他の事例ですと武道館ですね、武道館のコンサートが大体8,000人ということでございます。またそれ以上の規模になりますと横浜アリーナですとかさいたまスーパーアリーナ、そのあたりで行われているものは1万人を超える、2万人に近いような規模のコンサートが行われているということでございます。これは、その8,000人ということの可能性はまず一つあるだろうというところと、あとは協議会の中でも意見がさまざまございましたけれども、地方でもうちょっと小さい規模のコンサートをやっていても、この東京でやった場合はさらにそれを大きくしてコンサートとして興行を打つことができるのではないかというような御意見もいただいております。そうしたところから、8,000人という規模のコンサートの可能性、こういったものも非常にあるだろうというところで設定をしたものでございます。

木村委員

 今、施設の話なんですけれども、要はそういった武道館とかいろいろ含めて、今、年間でこの東京、首都圏を含めて八十何回も行われている、全体的にどれくらいの回数が行われているかを全て把握して、把握してというか、そこを見て85日というふうに出しているのかどうかということを伺っています。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 全体で何日かというものは把握してはございません。ただ、これもちょっと参考になるかというものはあるんですが、一方で中野サンプラザの音楽の公演が年間で200日近く行われているということはございまして、そうしたものからすると可能性としてはあるのではないかということで出しています。

木村委員

 サンプラザはちょっとあんまり参考にならないと思うんですが、でも、仮に8,000人が入るところに2,000人だともうほぼ採算が合わないという、稼働するだけでもどうかと思うんですが。

 最後に一つ、ここは高稼働で出しているんですけれども、やはりいろんな計算しなきゃいけないのですが、何か採算分岐点みたいなところというものは、これからまた計算というか試算というか、そういうものもやっぱり出していって、それに実際見合うかどうかというものは試算しなきゃいけないと思うんですけれども、そういったことは出していけるのでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回は、これは本当に売り上げ、特にチケットの売り上げがベースでしかないので、採算というにはどうかなというふうには思ってございます。実際売り上げから、コストを引いて、その中での収益ということになりますので、それがどのくらいかということになるかと思っています。今回の検討の中ではなかなかそこまでは至りませんで、実際どのくらいのコストがかかるのかということはもうちょっと具体の検討が進む中でやっていかなくてはならないなというふうに思っておりまして、今後、事業の計画を立てる段階では特にそうした収支の計画なども立てながら進めていきたいというふうに思っております。

木村委員

 私が見る限りはこういうふうに収支というか、実際試算という数字で出てきたものは初めて見たので、こういった視点というものは一番大事かと思いますので、これをやはりその都度その都度踏まえながら検討とかまた報告をしていただければと思いますので、これは要望で結構です。

近藤委員

 アリーナを建てるということがもう前提として進められているんですけれども、私も何度もお聞きしているんですが、このアリーナで経済効果が波及していくというんですけれど、どういうふうに波及していくかということを教えていただきたいんですけど。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 ただいま30ページで今の試算のお話をしておりましたけど、例えば、ここで申し上げています、その100億円以上の経済効果というふうに書いてありますが、このうちの35億円につきましては来街者が消費をするとしたらこのぐらいではないかということを示しているものでございます。コンサートですとかスポーツイベント、展示会等で訪れる来街者がかなり多くおりますので、それらの方がもちろんそのイベントの物販で消費されるという場合もありますけれども、さらには周辺の商店街ですとかで消費をされるということは十分考えられるわけで、そうした点では非常に大きな経済効果があるだろうというふうに思っております。

近藤委員

 でも、想像しましても、そこに入っているお店ですね、アリーナの中に入っているお店は確かに人が入れば売れるかもしれない。でも、それがどういった効果が、中野区として税金を落としてくれるとか、何か波及効果になるんですか。例えば、私たちがイベントに行って、それを買う。そうしたら、その売り上げがどういう形で返ってくるんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際売り上げそのものが入ってくるわけではございませんけども、この開発の中の商店、店舗だけではなくて、周辺の例えば商店街とかでも消費をするということになります。消費が所得につながり、さらなる消費につながるということもございますし、そうした点では区民の所得増というところにもつながってくるという考えはございます。

近藤委員

 いつも私がそういうふうに言うと、おっしゃられるのはその周辺の商店が潤うということなんですけど、ブロードウェイとかは全く意見としては、例えばこういうふうに変わっていくんだとか、何もないですよね。だから、中野の商店がどういうふうに、これができると繁栄していくというものが全くないわけですよ。ですから、そこら辺もきちっと示していただかないと、経済の波及効果がどうあるのかということは全く区民には見えないんですよ。特にブロードウェイとかは、確かに人がいっぱい来ればもうかるかもしれない。でも、そんなには収容できない場所ですよね。そういったところの整備とかはまだ何も手もつけないし計画もできていないし、まるでそこは皆無の状態であって、そしてこのアリーナができれば経済波及効果が起こると言われても、どこに経済効果が出るんだろうということが全くわからなくて、例えば武道館ですとか横浜アリーナ、どういうところに波及効果が出て、ちょっと駅から離れていますから商店街とかもないですよね。そういうところ、どこにそれがあると経済効果が出ているのかというところを研究していただかないと、中野区に経済効果が出るとおっしゃられても、全く波及効果を感じないんですけれども、その辺はいかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これもまさに協議会の中であった話ではありますけれども、この中野の駅前の立地、まちの中の立地というものは非常に強みであるというところでございまして、例えば全く何も周辺に商店がなくてアリーナしかないところですと、そのときは人が来るけれども、それ以外のときには人が全く来ない。それから、来街者が何か食事をするというところもないというところではあれば経済効果としては低いというふうに思っておりますけれども、もともとあるこの既存の商店街、にぎわいがあり、ふだんからもにぎわっている。さらには、このアリーナに人が来ることによってさらなるにぎわいが創出できるという点では、この中野の駅前という立地を生かしたアリーナ、これによってさらなる経済効果ということは十分考えられるだろうというふうに思っております。

近藤委員

 確かにブロードウェイあたりの飲食店がもう満杯になっている状況というものは想像がつきますよね。だけど、それだけなのかなと言ったらその商店の方には失礼なのかもしれないですけれど、そういったものだけではない、やっぱり区民に何かの、本当にこのアリーナができてよかったなというものが感じられなければ、アリーナをつくった経済効果というものは感じられないんですよね。

 それで、スポーツの競技をするところとしてつくるということはちょっとわかるんですけれど、エンターテインメント・ライブなどを中野サンプラザホールのこれを、アリーナ整備に当たってはポップス系公演のニーズとブランドイメージを受け継ぎ、アーティストやファン、プロモーターから支持される施設としていくことが望まれますって。本当にやっぱりサンプラザはかなりみんなに愛されて、全国的にも有名になっていたわけですよ。それで、区民もサンプラザは近くて行けたという意味があるんですよね。だけど、今度つくろうとしている1万人規模のアリーナに、じゃあ区民が行くかといったら、このお値段を見たらなかなか行きにくいなというものもありますし、やっぱり日本全体の中でここは、中野区は便利だから来やすいという、区民側じゃなくて、やっぱり遠くから来る方に便利というものが一番のポイントに今なっていると思うんですよ。その辺はいかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 現在の中野サンプラザも、コンサートに区民の方が利用するということはあんまり、それだけに特定されたものというものはないのではないかなというふうに思っておりまして、これからこのアリーナの中で行われるコンサート、エンターテインメント、さらにスポーツ、これらの方々につきましては区民だけではなくて、都内あるいは全国あるいは世界から来られる方を受け入れる施設になるだろうというふうには考えております。そうした、あくまでも区民が利用する施設ではなくて、興行を目的とした施設として整備するというところでございます。

近藤委員

 ですから、興行を目的とする施設でしたら、区民にやっぱり何らかの経済の波及効果ですとか、そこをしっかり押さえていただかないと、この中野区の一等地に、皆様にとっては便利だけど、中野区民はあんまり利用しない施設というものがドーンとできてしまうということに対していかがなものかなと思いますし、これ、サンプラザを受け継ぎますと書いてあるんですけれど、もうグローバル、国際的にとおっしゃっていますけど、このサンプラザのポップス系の公演のニーズとブランドイメージを受け継ぐのでしたら、これを見ると、ポップス日本人60%ですよ、ポップス外国人7%ですよ。受け継いだらやっぱり、サンプラザというところは日本人のポップスをずっとやっていたんですよね。そういうものを受け継ぐとおっしゃるなら全然グローバルではなかったわけですよ。これは、受け継ぐということはちょっと書き方としては違うんじゃないですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際行われるコンテンツ、アーティストが日本人だろうが外国人だろうが世界からそのアーティストを目指してくるということはありますので、むしろそのアーティストがどれだけ世界に発信できるかというところになるのではないかというふうに思っています。そうしたところを行えるアリーナということで考えていきたいというものでございます。

近藤委員

 そうですね。ですから、1万人規模のアリーナというものは、やっぱりサンプラザを引き継ぐという形というのはちょっと無理があるのかなと思うことと、やはり本当にどこから来るにも便がいい中野区で一等地であるということ、そこに何をつくるかといったときに、やっぱり区民に何か恩恵といいますか、区民が本当に欲するものにしていかなければ、ああ、もったいなかったな、来客数も少ない、大きなアリーナができてしまってということにならないように、やっぱり収益もきちっと上げなければならないし、そういったところを本当に区民側から考えていただけるといいと思いますけれど、その辺はこの協議会の中でどうですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 協議会というものもありますし、さまざま区民の皆様から声を伺っている中では、今までの中野サンプラザそのものがシンボルであったということなんですね。やはりここの中で、そのシンボルとしてつくってほしいというような声ですとか、それが誇りになっていくというようなことの声もいただいているところでございます。区民にとって何か、区民が利用するというだけではなくて、そこにその施設がある、中野の誇りとなる施設があるということが区民にとってのメリットになるだろうということも考えておりまして、特にそれがさらなる文化の醸成というところにもつながってくるだろうというふうに思っております。中野サンプラザが、45年たちますけれども、その中で行われてきた数々のコンサートによって中野の音楽文化というところも醸成されてきましたけれども、今後新しいアリーナにおいて行われるコンテンツ、そこによってまた新たな文化というものが生まれてくるだろうというふうに思っております。そうしたところが特に区民が受ける恩恵ではないかなというふうに考えております。

近藤委員

 なかなかそれが区民の恩恵というのはやっぱりちょっと、区民はそれを欲しているのかなと思います。ただ、スカイツリーでしたっけ、ああいうような大きなものをつくって、初めは反対があったけれど、いろいろ観光客が来て、いいものだったという例もありますからね、そういったところの採算性などをしっかりこれから検討していただきたいと思います。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際、本当に区民の方に親しまれる、愛される施設にしていくということは非常に大きな課題だろうというふうに思っております。一方で採算がとれる施設にしていくということも大きな命題でございまして、そうしたところでしっかりと議論を進めて、検討を進めていきたいというふうに思っております。

北原委員

 これ、今年度の補正予算で組まれた事業だと記憶しておりますけれども、平成29年度のスポーツ庁の委託事業として、急遽中野区がアリーナの先進事例形成支援ということで組まれた事業だと思っております。それで、4回の開催、会議の中でこういった報告書が提出されたことは、短い期間に本当に努力していただいて、委員の皆さんの御努力でこの成果集ができたんだと思っております。

 それで、今後、この報告書を中野区政の中でアリーナの整備に向けてどのように活用していくのか、そのことについてお伺いいたします。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これから中野駅新北口駅前エリアの再整備の事業計画を来年度、平成30年度につくってまいります。そうした中ではアリーナについての具体的な考え方も示しながらつくっていきたいと思っておりますので、そうしたものに活用していきたいということであります。もう一方で、アリーナのもっと具体の中身ですとか運営のことにつきましては、さらにその先に検討を続けていく必要があるだろうというふうに思っておりまして、そうしたときにもこうした検討、協議会での報告書、そうしたものも活用しながらさらなる検討を進めてまいりたいと思いますし、本日もさまざま委員の皆様から御意見をいただきまして、特に検討するべきことということもまたさらに追加されただろうというふうに思っておりますので、そうしたものも踏まえながらこれからの検討を進めてまいりたいというふうに思っております。

北原委員

 わかりました。まだまだアリーナは始まったばかりでありますので、ぜひ今後活用をしていっていただけたらと思います。

 それからもう1点ですね、この中野駅周辺まちづくりフォーラムの開催、このフォーラムまでがたしかセットになっているのかなというふうに思いますけれども、3月22日(木曜日)の午後2時から5時というと、もう間もなくですよね。これについての広報活動はどうだったでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 こちらにつきましては、区報ですとかホームページですとか、そうしたものに掲載をしておりまして、今申し込みをまだ続けているという状況でございます。まだ、空きもございますので、さらに御来場いただけるような形で進めてまいりたいというふうに思っております。

北原委員

 まだ空きがあるということでありますけれども、これは本当に目玉とも言えるべきものでありまして、きょうの各委員からも多少不安の声もあるわけですが、ぜひこのフォーラムに行って、生でこの講演を聞くということもすごく大事なことだと思います。この特別委員会のメンバーは皆さん行かれるのかどうかわかりませんけれども、そういった議会への働きかけもしっかりしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際広報を始めた段階で皆様にはチラシを配付させていただいております。今回のフォーラムにつきましては、この協議会の座長ですとか委員の方々に登壇をしていただくということでございまして、なかなかこの報告書だけではわからなかった、もうちょっと具体的なものの話もあるというふうに思っておりますし、ちょうどその協議会でどんな議論をしていたのか、そうしたものもこのフォーラムの中で議論されるだろうと思いますので、ぜひ直接聞いていただきたいなというふうには思っております。

山本委員

 アリーナで、コンサートとか何かイベントが終わった後に帰る動線の件というものはこちらで質問してもよろしいですか。要は、ほかの、僕、この間ちょっととあるアーティストのイベントで幕張メッセのイベントホールにぱんぱんな中行ってきたんですけれども、9,000人なんですよね、キャパが。それで、8時半に終わって、会場を退場するのにブロックごとに分けて帰られると、僕が出られたのは9時、30分かかって9時に出られて、まだ半分だったんですよね。隣の席の方なんかは地方から来られていて、新幹線の最終に間に合わなくなるとか騒いでいたわけなんですけど、それでも、やっぱりほかの横浜アリーナや幕張メッセも含めて、駅からある程度かなり距離があるわけなんですよね。それで、駅前で見ていたんですよ、ずっと流れを。ずっと途切れることなく、ただただばっと来る。京葉線ですからそんなにやっぱり乗降者はいないわけなんですよね。それでもぱんぱんになって毎回電車が行くと。やっぱり中野駅にこの1万人という規模でできるとすると、1万人のアリーナと駅との距離がどうしても近すぎると思うんですよね。そのさばき方ということに関して、今どのようにお考えでいらっしゃるんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 そちらの考え方については、例えば9ページにちょっとそのようなことも触れております。そこの記載を御紹介させていただきますと、2行目になりますが、出入り口を北東側に設けることで駅からの離隔、周辺への回遊促進、滞留空間の確保を図るというような考え方を示しております。そうしたところでできるだけ距離をとるとか、あるいは周辺のまちに滞留というか、滞在をしていただくということで分散させていただくことが必要ではないかなというところでございます。

 もう一方で、実際のその運用というか、安全対策ということも非常に重要な点かと思っております。そのことにつきましてもこの中で少し触れてございまして、26ページになりますけれども、アリーナ施設の安全性というところでございます。イベントの開催時には入退場時の動線や時間差による分散誘導などの安全対策が求められるというような、これはもう特に本当に協議会の中で委員の方から意見をいただいているところでございまして、特にこういったところのハードの対策ももちろんなんですが、ソフトの対策、こうしたものもしっかりととりながら進めていきたいなというふうに思っております。

 あともう一つは、まちとの協力体制というか、連携というか、それも非常に重要だと思っております。それこそアリーナに来られたお客がすぐに帰ってしまえば駅はいっぱいになるとは思いますけれども、まちに滞在をしてもらえれば駅が混まないだろうということも考えられますので、これはもうまち側との協力体制をとりながら、できるだけまちの中で滞在をしていただく、そうしたようなことも地元の方々と連携しながら進めていくといいかなというふうに思っております。

山本委員

 今言ったことは全てやっていただきたい、強力に推し進めていっていただきたいとは思うんですけれども、石井副参事は見に行かれたことがありますか。実際に大きい、この1万人規模の施設イベント、東京ドームとかでも構わないんですが、帰るときにどれだけの時間を使ってさばき切れているのかとか、見られたことがあるか、伺います。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 私もいろいろコンサートなどは行っておりますので、例えば、具体的に申しますと、日産スタジアムに行っていたことがございまして、確かに駅から距離があるんですけれども、かなりの多くの人がおりますのでどうさばくのかなというところの視点で見たりということもあります。一方で、自分自身がそれで待つことによってどう感じるのかという、利用者のユーザーの視点というものもあろうかというふうに思っておりますので、これからもそうした実際の現場をしっかりと把握するということは努めてまいりたいなというふうに思っております。

 もう一方で、今後期待をしておりますものがICTの活用ということでございます。例えば、スマートフォンでの情報発信によって、動線、人の流れを誘導するだとか時間差での誘導をするだとか、そうした可能性というものもあろうかなというふうに思っておりまして、ここは本当にさまざまな対策をとっていくということは努めてまいりたいというふうに思っております。

山本委員

 先ほど月のどういうイベントで組んでいくかというような予定表も書いてありましたけれども、平日にやっぱり音楽とか入っているわけですよね。昼はいいとして、夜にこのイベントが入ってくるとなると、平日の夜にそのまま、みんな大体会社員の方も多いでしょうから、回遊せずに帰られる方も多いんじゃないかなと思います、駅も近いですし。なので、やっぱり僕がいろいろ見に行ってやばいなって思ったんですよ、正直な話。これは本当にちゃんと考えないとホームに人があふれるし、やっぱり今の考え、御答弁だと、なかなか私はその1万人、やめたほうがいいんじゃないかなという考えも今でも思っていますし、本当に事故のないようにするということはとてもシミュレーションを組まなきゃいけないと思うんですね。ぜひその点をやっていただきたいと思いますが、いかがですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際にまず今の段階で我々がしっかりと取り組まなくてはいけないのはハードの側面かと思っております。これにつきましては、中野駅の新北口地区だけではなくて、中野駅周辺の各地区の開発の発生交通量全体を捉えながら、この交通量を出して、それで交通計画を立てているということでございます。そうしたものに基づいて都市計画として道路の配置ですとか幅員ですとか、そうしたものを定めていくということが必要になってまいります。現時点で私どもはそこをしっかりと捉えて都市計画として定め、しっかりとした整備をしていくということを進めていきたいと思っています。さらに、実際の運用、本当にイベントが行われたときにどのようにさばいていくか、これは実際運営する事業者の方ですとかあるいは施設を管理する側、それぞれが連携しながらやっていく必要があるかと思いますので、そうしたものも課題として捉えながら、今後進めていきたいというふうに思います。

大内委員

 今、説明があったんですけれども、結局中野区がこういった調査を行うということは、まるで何か中野区が採算をちゃんと計算してものをつくる、中心になってやっていくということになるんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際、この整備につきましては、市街地再開発事業で進めていきたいと考えております。そうした中では、今のところ区がどのようにかかわっていくか、これも検討中ではありますけれども、区としてその全体の事業の計画、特に収支ですね、そうしたものも捉えていきたいというところではあります。もう一方で、アリーナの運営そのものにつきましては、これは区が直接運営するものではないというふうに思っておりますけれども、一旦その整備、その所有がどうなるかということはともかくとして、整備をしていく、それから運営をしていく、そうした中での採算がとれるかどうか、そうしたものは一定のシミュレーションは必要であろうかというふうに思っております。

大内委員

 私の理解でいうと、新庁舎をつくるための種地としてサンプラザの取得をして、その後サンプラザと区役所を種地として売却するのかあるいは貸すのかわからないけれども、何らか活用して、約200億円に近い、今の中野体育館の場所に新庁舎を建設すると、そういった理解であったんですけども、それは合っているんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 委員、今御案内のとおりでございまして、今回の再整備の事業によって新庁舎の整備の財源を生み出していくという考えでございます。

大内委員

 その財源の生み出し方として、期限つきで土地を企業あるいは企業グループに貸して、その売り上げで新庁舎の建設費を返済していくと、それはそのようでいいのですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 市街地再開発事業を想定しているというところでございますけれども、実際その中で今ある資産を売却という形になるのか、貸し出しをして、貸し付けをしてその資金を得ていくのか、それについてはまだ具体的に決まってはおりません。

大内委員

 そうなるとね、売却しちゃったのにこんなものをつくれとか、ああいったものをつくれってできるの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これは、我々がこれからつくる再整備の事業計画、その中で具体的にこういった方針で進めていくということをお示しし、その条件の中で整備をする事業者を選定していくという考えでございます。

大内委員

 じゃあ、事業者が、今こういった採算を出しているけれども、合わないといって手を引く可能性もあると。そうした場合どこの企業グループも手を挙げないと、そういった場合はどうするんですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今、事業協力者を一昨年選定していろいろ御提案いただいてはおります。その一つの目的は、本当に市場の中でこの整備が成り立つかどうかということを検証するということでございます。ですので、基本的にはどういった事業者でも公募ということで参加していただけるような条件を示していきたいという考えでございます。もちろんそのリスクというものはございますので、そうしたリスクをどう対処するか、そうしたことについても考えていきたいというふうに思っております。

大内委員

 今回これを作成したグループの中にも企業が幾つか入っているけども、その人たちがこういった計画を見て、これだったら採算に合う、でも土地は売ってくれなきゃだめだよ。あるいは、70年あるいは60年の賃借契約じゃないと無理ですよと、そういった提案も同時に受けるということなのか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際、その事業協力者からの提案の中では、このアリーナだけではなくて全体の収支の考え方なども示されておりますので、それが区で求めるものに合っているかどうか、また今後検討を進める中で、その条件でこの事業計画をつくっていけるかどうか、そこはまだ検討しているところではございますけれども、そうした考えでございます。

大内委員

 要するに、サンプラザをそもそも取得したときも、サンプラザは取得する必要はないと、区がそういったものを持つ必要はないんじゃないかと大勢の方が言われた。今になってくると、サンプラザは大切なんだから残せと、みんな言っていることがばらばらなんだけど、当時は本当に何であんなものを買うんだと、区があんなものを経営できるのかとさんざん皆さんおっしゃっていた、当然私たちの仲間もいるし。でも、今となってくると、サンプラザは中野区のシンボルだから残せと。いろいろみんな言っていることは勝手なんだけど、ただ、中野をいいまちにしたいという気持ちは一緒であって、結果的にサンプラザは取得したんだからうまく活用するべきじゃないかというところでは意見が一致しているんですけど、ただそのサンプラザにいろいろ人が集まるとか、でもサンプラザの収益、知っているでしょう、5,000万円とか1億円なんだよ。これでいうと、1日の収益が30億円とか。経済効果、サンプラザはあれだけ人が来ていても、サンプラザ自体の運用益というか、利益はそんなものしか出ないんだよ。これをつくったからってこんなにお金が動くと思うか。今のサンプラザの計算で1日2,000人かな、多いとき。確かにコンサートをやる人によってまちの波及効果が全然違うのはわかります。やっぱり年配の女性なんかが来られるとたくさん消費する傾向があるけど、若い人たちはあの辺で建物の中で記念グッズを買って、表で売っているわけじゃないから、そんなに消費効果が違うんです。だから、ここに書いてあるけど、全然、これも皮算用だと思うんだよね。わかる、今のサンプラザを見ていてそんなに影響はありますかと。この5分の1でもいいや、来るたびに、30億円の5分の1だから6億円か、やるたびに6億円、まあ6億円ではないけどそれに近い波及効果、経済効果はあるのかと。どう見たってないよ。そうすると、この計算って、つくるほうがつくるための計算なのか何なのかというのが一つ疑問なのと。これをつくったところで、別に中野区はあまり関係ないわけだよ。というのは、要するに企業のほうの問題だから。企業がどういう採算だったらば建物をつくれますか、つくる気がありますかという資料であって、実際中野区側はこういう波及効果があるからつくれという形になるのかな、言い方でいうと。別に企業側が、むしろこれ、企業側のつくるグループ側の採算の考え方で、これだけつくると私ども企業は採算が合って、でも波及効果に関しては関係ないから、企業はね。アリーナというか、その附属の施設でお金を落としてもらわないことには、中野のアリーナ一帯施設から出たところで幾らお金を使ってもらっても、このアリーナをつくっている会社がもうかるわけじゃないでしょう。わかる、それと話が一緒になっちゃっているの、これ。アリーナと一体のホテルだとか整備をする中で落ちるお金と、波及効果というものは、それを出て、中野の商店街でいろいろ買い物をする。そうすると、アリーナをつくる人たちの立場とまた違ってきちゃって、アリーナをつくる、僕だとね、アリーナのいろんな施設の中でなるべくお金を落としてもらいたいような施設をつくるよ、普通なら。わざわざ外に買い物に行かせるようなことはしないよ、食事だって。でも、これが片っ方で波及効果がこれだけありますよと言っちゃうと、今度つくるほうもそんなに、そこのメリットまで考えないんじゃないのかなと思うんだけど、どう思う。いや、だから、二つの見方があるわけだ、参加しているほうもこれ。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 アリーナであったり、その再開発の中で収支を上げていくということは、これは民間の事業者としては当然のことだろうというふうには思っております。その中で、収益が上がる施設でなければ恐らく手は出さないだろうというところはございます。そうした中でどうやれば収益性が高まるだろうか、そうした視点の中で検討を進めてきたというところが一つあります。ただ、そうはいっても、その施設だけもうかればいいのかというようなところはそうではなくて、さらにその施設があることによって周辺も潤っていくということが求められるわけで、それはもう周辺との共存共栄といったことを目指していくべきだろうというところはございます。特に今回出した経済効果というものも、実際例えば1人当たり3,000円で消費をしたらどうなのかという非常に単純な計算でございまして、それが施設の中での消費なのか、外の消費なのかというものは具体的なところまでお示しをしておりませんけれども、少なくともこのアリーナであるとか再整備の施設の中に訪れた方々がまちの中で滞在をする、それによって消費をしていただくということが非常に求められるかなというふうに思っておりますし、それを誘導していく、それはもうまちの方々とも協力しながら、そうした活性化に努めていくということも求められているかなというふうには思っております。

委員長

 一旦休憩させていただきます。

 

(午後3時05分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時06分)

 

大内委員

 要はね、多分今までほかの方も言っていたんだけど、後楽園を見てみればわかるんだけど、水道橋の駅から狭い歩道を渡って、あれでさばけているからね、ある程度さばけるのかなと。でも、かといって、あの周辺がプロ野球をやる日にプロ野球ファンがみんなという話にはならない。むしろ、例えばJRAの場外馬券場の回りの喫茶店とかはその画面を見たりするのにたくさん人が入るけども、アリーナとかそういった施設自体は大体その中で完結してしまうし、アリーナに基本的に多分飲食物を持ち込めないと思うんだよね。お弁当を持っていっていい、アルコールを持っていっていいって絶対ならないじゃないですか。そうしたら、回りで買わないわけだよ、普通は。だって、それはつくるほうが中で消費してもらいたいから持ち込みがいいと言わないじゃない。そうすると、簡単に波及効果と言うけれども、多分中野の場合は後楽園の水道橋のイメージ、あのぐらいの距離で出入りしちゃうから、そんなに外に、逆に1万人来て、中野の北口、南口にあふれちゃったら、それこそお店がいっぱいになっちゃって大変になってしまうと思うのでね。

 あと、もう一つ参考に思うのは、今、昼食時にかなり新しくできた四季の森公園のほうからも人が来て、昼食をとるのにごった返しているんだけれども、あれによって中野区の税収がどのぐらい上がったかってわかるの。要するに、あれによって、まあチェーン店もいろいろあるにしても、波及効果と言うけども、あれだけ人が来ているんだからかなり売り上げも、全部とは言いませんよ。じゃあ、そこの人たちが波及効果で中野区の税収は上がったんですかと、そこまで目に見えていないでしょう。だから、これがすぐそんな波及効果で中野区の税収に影響するところまでとはちょっと行かないと思うんだよね。いや、だって食べに行くとか、皆さん、チェーン店じゃなくて個人商店へ行きましょうってやらないでしょう。皆さん、税金はちゃんと申告しましょうねってやって、そんなに波及効果って一言に言うけれども、あの辺のところの家賃が高くなって家賃収入はふえるかもしれないけど、でも今度入る人が大変になってしまうし、今でもかなり高いからね。だから、そういったことも全部考えてつくってくれないと、ちょっと話がでかすぎる。要するに、でかいというか、企業側の立場でものをつくっているのか、区民側の立場でこういうものを作成しているのかでちょっと違ってくると思うんだよね。ちょっとややこしいですか。切れないので、答えて。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 実際、税収というところでなかなか見えにくい部分というものもあろうかと思います。これは、特に特別区の財政の考え方、これは都区の財政調整制度といったものもあってなかなか見えにくい部分もあります。ただ、例えば、昼間人口がふえるということは、それによって算定されて税収がふえるということもございます。そうしたことの効果ということもあるわけですが、アリーナについて言えば、その昼間人口がふえるというよりは交流人口がふえるというような捉えをしております。それによって周辺での消費がふえるということは考えられるだろうというところではあります。今回、協議会の中でも地元の委員の方々にも入っていただきました。なかなかアリーナそのものがわかりにくいという御意見はさまざまいただいたところではあるんですけれども、ただ、いろいろ議論をしていく中で、これだけの集客があるものをやはりまちとしてどう受けとめていくか、それを地域の活性化にどう生かしていくか、そうしたような御意見もいただいたところではあります。特にこれは企業、もちろん事業として成り立たせるためには企業が収益を上げられるような施設ということも考えなくてはいけませんけれども、一方で、それによって周辺も潤っていくようなまちづくり、そうしたものが求められるというふうに思っています。今回の協議会の中でも、そうした視点でまちづくりを考えていく、そういった意見は非常に多くいただいております。コンサートだけではなくて、スポーツということでの議論もかなりありまして、特にスポーツということで申しますと、スポーツの試合が終わった後に、やはり仲間内で飲食をするということも多く行われるということもございました。先ほど例に上がっていた東京ドームの話も、東京ドーム周辺でも試合の後にはかなり周辺の飲食店がにぎわっている。これは、あるチームが勝っても負けても多く人がいるということは、協議会の委員の方々からの御発言の中でもあったというところでもございまして、そうした効果が非常に多く見込まれるものだろうというふうに思っております。今後もさまざまな事例を収集しながら、この事業の実現可能性を高めていきたいというふうには思っております。

大内委員

 最後にしますけど、今、昼間人口がふえる、財調算定が変わる。じゃあ、四季の森ができて幾ら変わったのと。四季の森のところに、少なくても東京建物の二つができて、大学ができて、1万人。多分毎日アリーナでコンサートをやる以上の人が来ているわけだから、財調算定はかなり上がったんだ、じゃあ。上がっていないわけないよな、間違いなく毎日来ているんだから。アリーナは毎日じゃない、多い少ないがある。あれで1万人以上の昼間人口が間違いなくふえている、財調算定はふえているんだね。あなたは担当じゃないから細かい数字はわかりませんけど、ふえていますって、そういうことでしょう。後で数字を教えてくれればいいですけど。

 それとあと、この10ページのところに、さっきほかの方も言っていたけど、想定している整備手法ってあるでしょう。Aさんの土地、Bさんの土地、Cさんの土地ってさ、中野21だとかいろいろ言っていたけど、言い方でいうと、こんなのもう誰が持っているかわかっているんだから、別にAさんとかBさんとかって、国交省のホームページのものでやるんじゃなくて、中野区の独自でつくればいいじゃないですか、これ。だって、基本的に中野区の土地でしょう、全部。それとも、サンプラザは中野21の土地なんですか。中野区が取得したわけでしょう、それを運営だけ任せているわけだから。まさか中野21に運営の権利権があって、あそこをなくしたときに中野21に権利を渡さなきゃいけないとかないわけでしょう。すると、土地は全部中野区なんでしょう。ちょっとこれ、持ち主が幾つかいるみたいじゃない、こういうものを持ってきちゃうと。Aさん、Bさん、Cさんって、これだと、いや、まるで区役所のさらに北側の街区の話をしているのかなとか、何をしているのかわからなくなっちゃうんですよ。だから、これももうちょっとさ、もうわかっているわけだから、国交省のホームページのものを持ってくるんじゃなくて中野のパターンというものも、こういうパターンって持ち主が誰だってわかっているわけだから、わざわざこんな複雑なものを持ってこないでわかりやすいものを使っていただきたいということをお願いして、質問を終わります。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 財調の算定は所管外でございますので、実際どのくらいかというものは今お答えはできませんけれども、そうした算定によって財調も変わってくるということはございます。

 それでもう一つ、想定する整備手法のところの図でございますけれども、これはあくまでもその市街地再開発事業のモデル図としてお示ししたものでございます。今回、区役所の場合は、実はこの中野区役所、中野区だけではなくて東京都も一部権利を持っているということもございまして、それだけではないほかの地権者の関係もありますので、ここではこのような市街地再開発のモデルをお示ししましたけれども、その記載の中では区役所は中野区、中野サンプラザは所有会社というような記載をしたということでございます。

大内委員

 ほかの地権者って何、中野税務署のことを言っているのか、僕はちょっとわからないんだけど、そんなに土地を持っている人が複雑に絡まっていると僕は知らなかった。中野区がメインだと思っていたら、そんなに複雑にも持っているの、いろんなところが土地を。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 中野区役所は、中野区だけでなくて、第三建設事務所がありますので東京都が一部持っております。

大内委員

 だからさ、それは新区役所に三建の同じ、その場所を確保するわけでしょう。違うの、三建は残るの、ここに。アリーナの位置に三建の場所が残るって言わないでしょう。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 第三建設事務所は、新しい区役所の中には入りますけれども、そちらの権利とこちらの権利はまた分けて整備をいたしますので、こちらで持っている所有権についてはまた別途我々が想定しています再開発の中で扱うものと考えております。

大内委員

 わかった。じゃあ、あとはどこが持っているの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 市街地再開発の前提として区画整理を考えております。区画整理の範囲につきましてはまた別途お示しをしておりますけれども、このほかに税務署の部分ですとか、あとはもうちょっと細かく申しますと土地開発公社が持っている部分、これはもちろん区のものではありますけれども、そうしたものも地権者ということになりますので、そうした何人かの地権者がいる状態ということでございます。

大内委員

 だから、何人かとか言わないで。じゃあ、まだいるの。中野税務署の財務省が持っている土地と、三建事務所が今この2階のフロアを使っているものと、その他まだ幾つかありますということを言っているんでしょう。まだあるの。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 中野区役所は区と東京都、中野サンプラザはまちづくり中野21、それから今の駅前広場の部分で土地開発公社が持っていると、それから税務署のところが国が持っているということです。それが地権者でございます。

委員長

 以上で本報告については終わります。

 それでは、休憩をとりたいと思います。

 

(午後3時19分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時40分)

 

 それでは、6番、中野駅新北口駅前エリアで実施する今後の工事についての報告を求めます。

江頭都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 それでは、中野駅新北口駅前エリアで実施する今後の工事について御報告いたします。(資料7)

 中野区は、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る東日本旅客鉄道株式会社及び東京地下鉄株式会社との実施設計協定の締結に基づきまして設計作業を進め、平成31年度以降に中野駅西側南北通路・橋上駅舎と駅ビルからなる道路一体建物の整備工事(本体工事)に着手する予定でございます。本体工事の着手に備えて、中野駅新北口駅前エリアにおいて、今後実施する工事概要について報告するものでございます。

 1番、工事範囲及び概要。工事の概要ということで、平成31年度以降に予定している本体工事着手に備え、平成30年5月に中野清掃事務所車庫解体工事、同じ10月以降に支障移転等工事、暫定バスロータリー移設工事に着手いたします。暫定バスロータリーの移設先にある自転車駐車場の利用者については、周辺の既存の自転車駐車場のほうへ誘導することといたします。

 2ページのほうをごらんください。

 平成30年度に予定している工事の具体内容です。まず、平成30年度の上半期については、①の水色の部分ですね、こちらが中野清掃事務所車庫の解体工事エリア、こちら、解体工事に伴い線路沿いに通っている通路を一時的に約1.5カ月間閉鎖する予定で考えてございます。続きまして、平成30年度下半期です。こちらは、②の水色の部分になるんですけれども、暫定バスロータリーの移設工事でして、暫定バスロータリーの移設先となる中野駅北口中央自転車駐車場を縮小し、こちらのほうに暫定バスロータリーを移設いたします。同じく③、緑の着色している部分ですが、こちらは工事ヤードの一部を活用しまして支障移転等工事に着手する予定でございます。あと、こちらの図面のブルーの矢印のところについては、それぞれ歩行者動線を既存のものも使いまして整備いたしまして、こういった形で迂回路等の機能を持たせるという計画でございます。

 3番、中野駅北口中央自転車駐車場についてです。「中野駅地区整備基本計画」に基づきまして、平成28年度に策定いたしました「中野駅周辺自転車駐車場整備計画」では、中野駅周辺中心部を歩行者優先のエリアとして位置付けまして、自転車駐車場は歩行者優先エリアの外周に分散配置するという計画を定めました。今後の工事展開を見据えまして、現在の中野駅北口中央自転車駐車場の利用者については適切に周囲の自転車駐車場への誘導を図りつつ、平成30年度中に段階的に本自転車駐車場の規模を縮小いたしまして、中野四季の森公園地下自転車駐車場、こちらの供用開始に伴いまして本自転車駐車場を廃止する予定でございます。

 4番、今後の予定ですが、平成30年5月下旬に中野清掃事務所車庫解体工事、こちら9月下旬までを予定しております。続きまして、9月中旬に中野駅北口中央自転車駐車場を一部縮小いたしまして、続きまして10月以降、中野駅北口暫定バスロータリーの移設工事を開始しまして、こちらは平成31年3月上旬竣工の予定です。それと、10月以降同時に支障移転工事に着手しまして、平成31年1月下旬に中野駅北口中央自転車駐車場を廃止いたします。続きまして、平成31年度以降、こちらに道路一体建物整備工事に着手する予定となっております。

 御報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

長沢委員

 2ページ目の中野駅北口中央自転車駐車場のことで、これは先般、中野駅の周辺自転車駐車場の整備計画も示されていました。私どももそのときの議論の中では、そうはいっても、その周辺の今現在の中野駅周辺の自転車の駐車場、その台数でいいのかということも議論もさせていただいたところなんですが、区のほうとしてはかの計画に基づいて行っていくということなんだけれども、ここでも触れているように、歩行者優先エリアにして外周に分散配置をしますよということですね。この際、それはそれとして、やっぱり利用者の方々、そうはいっても、利用者の方々に丁寧に説明していくというか、誘導の際にきちんと周知していくということが大事なのかなとは思っています。現実にこういう形で工事が始まるんだけれども、現在バスロータリーの移設先にある自転車駐車場の利用者、これは何人ぐらいいらっしゃるということなんですか。

伊東都市基盤部副参事(自転車対策・地域美化担当)

 この中野駅北口中央自転車駐車場でございますが、収容台数としましては1,800台ぐらい、これはキャパシティでございますけども、実際のいわゆる利用率、実利用者数でございますけども、こちらは70%を切ってございまして、実際には1,300人を切って1,200人を超えるような数字となっているものでございます。

長沢委員

 それは年々減っているというような状況なんですか。どういう状況、それはどういう分析をされているのでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(自転車対策・地域美化担当)

 こちらの中野駅北口中央自転車駐車場につきましては、設置当初は今の場所よりも中野駅に直接接近していた、中野通りのすぐ脇まであったということで、この中野駅周辺の開発によりましてだんだん中野駅から遠ざかっていくとともに利用率も下がって、現在は70%を切るような状況となっているというものでございます。

長沢委員

 もう1点、今後でいうと周辺の既存の自転車駐車場へ誘導するということになる。これは何カ所。そして、今、現行では70%ぐらい、1,300台弱ですかね。これを全部収容できると、そういう予定ですか。

伊東都市基盤部副参事(自転車対策・地域美化担当)

 移設誘導先でございますけども、2カ所でございまして、具体的には中野西、元清掃事務所車庫の西側の中野西自転車駐車場、それと中野体育館の南側にあります、中野けやき通り自転車駐車場でございます。具体的な数字でございますが、先ほど御説明しましたように、現在1,300台を切って1,200台ぐらいになってございますが、今後、2ページ目の図の下のところでございますが、30年度下半期、②のところで暫定のバスロータリーが移設してきますので、その残ったスペースで一定期間運営するということでございます。この残ったスペースでの収容台数につきましては、全て平置きにするのか、2段ラック式にするのかというところで台数は変わってきますが、おおむね数百台というふうに想定してございまして、その1,200台、1,300台から数百台を除いた数を、先ほど言いました、中野西及びけやき通りのほうに誘導するというものでございます。

長沢委員

 確認なんですけど、ちょっと聞き方が逆になっちゃったけど、中野西であるとか体育館の南は、ここは現在もキャパとしてはあって、要するにそれだけ吸収できるだけの台数は確保できるという理解でいいですね。

伊東都市基盤部副参事(自転車対策・地域美化担当)

 まず、中野体育館の南側の中野けやき通り自転車駐車場でございますが、こちらの収容台数が1,300台で、利用率は約85%でございまして、200台程度の空きがございます。一方、中野西につきましては……すみません、間違えました。訂正します。中野けやき通りは1,800台で80%程度ということで、300台強の余裕がございます。今度、中野西ですね、旧清掃事務所車庫の西側の中野西につきましては1,300台のキャパがございまして、こちらは約85%ということで、約200台程度の空きがございますので、大体500台から600台ぐらいの余裕があるというものでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 7番、沼袋区画街路第4号線沿道地区に係る都市計画の決定についての報告を求めます。

荒井都市政策推進室副参事(沼袋駅周辺まちづくり担当)

 それでは、沼袋区画街路第4号線沿道地区に係る都市計画の決定について報告をさせていただきます。(資料8)

 このたび、本委員会においても御報告し、御意見等をちょうだいして取りまとめてまいりました、沼袋区画街路第4号線沿道地区に係る都市計画が以下のように決定いたしましたので、御報告申し上げます。

 都市計画の名称といたしましては5件ございます。1件目は、東京都市計画地区計画沼袋区画街路第4号線沿道地区地区計画ということで、中野区決定でございます。2点目は、東京都市計画用途地域の変更、こちらは東京都決定でございます。3点目は、東京都市計画高度地区の変更、中野区決定。4点目は、東京都市計画防火地域・準防火地域の変更、中野区決定。5件目は、東京都市計画地区計画平和の森公園周辺地区地区計画の変更で、中野区決定でございます。

 告示日は、平成30年3月7日でございます。こちらは、1月18日の中野区都市計画審議会、そして2月6日の東京都都市計画審議会において、案のとおり了承議決するとの答申をいただいた上で、3月7日に都市計画決定告示されたものでございます。

 3の都市計画の概要についてでございますが、別紙のA3横で4ページの資料をおつけしてございますが、内容につきましては12月の委員会において御報告させていただいた案の内容から変更はございませんので、後ほどお読み取りいただければと存じます。

 4、今後の予定についてでございますが、建築基準法に基づく条例の制定と書いてございますが、こちらは地区計画で定めた建てかえのルールの一部につきまして建築基準法に基づく条例を制定してまいりたいと考えてございます。予定といたしましては、平成30年第3回定例会でお願いしたいと考えているところでございます。

 報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で報告について終了いたします。

 次に、8番、その他で何か報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告は終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時51分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時53分)

 

 休憩中に確認しましたとおり、次回の日程は4月20日(金曜日)正午からとし、GINZA SIXについて及び田町駅東口北地区におけるスマートエネルギーネットワークについて視察を行うこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を散会いたします。

 

(午後3時53分)