平成31年02月15日中野区議会総務委員会(第1回定例会)

中野区議会総務委員会〔平成3115日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 平成3115

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後151

 

○閉会  午後55

 

○出席委員(9名)

 高橋 かずちか委員長

 いながき じゅん子副委員長

 羽鳥 だいすけ委員

 木村 広一委員

 中村 延子委員

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 大内 しんご委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 政策室長 朝井 めぐみ

 政策室副参事(企画担当) 杉本 兼太郎

 政策室副参事(基本構想担当) 永見 英光

 政策室副参事(ユニバーサルデザイン推進担当、オリンピック・パラリンピック推進担当) 宇田川 直子

 政策室副参事(予算担当) 海老沢 憲一

 政策室副参事(広報担当) 堀越 恵美子

 政策室副参事(業務マネジメント改革担当)、経営室副参事(新区役所区民サービス担当) 永田 純一

 経営室長、新区役所整備担当部長 髙橋 信一

 危機管理担当部長 志村 和彦

 経営室副参事(経営担当) 石濱 良行

 経営室副参事(法務担当) 尾関 信行

 経営室副参事(人事担当) 田中 謙一

 経営室副参事(人材育成担当) 桜井 安名

 経営室副参事(施設担当) 髙田 班

 経営室副参事(行政監理担当) 森 克久

 経営室副参事(経理担当、用地担当) 吉沢 健一

 経営室副参事(用地調整担当) 小倉 洋

 経営室副参事(生活・交通安全担当) 佐々木 和夫

 経営室副参事(新区役所整備担当) 中村 洋

 会計室長 鳥井 文哉

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 古本 正士

 書記 井田 裕之

 書記 古谷 友里香

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 第1号議案 平成30年度中野区一般会計補正予算

 第2号議案 平成30年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 第3号議案 平成30年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算

 第4号議案 平成30年度中野区介護保険特別会計補正予算

 第15号議案 みなみの小学校校舎新築工事請負契約

 第28号議案 美鳩小学校校舎新築工事請負契約

 第29号議案 中野第一小学校校舎新築工事請負契約

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後1時51分)

 

 本日の審査日程について協議するため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時51分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時52分)

 

 本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、第1号議案から第4号議案の補正予算計4件については一括して審査を行うことに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第1号議案、平成30年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成30年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第3号議案、平成30年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算、第4号議案、平成30年度中野区介護保険特別会計補正予算を一括して議題に供します。

 なお、本議案は当委員会へ付託されておりますが、第1号議案については全ての常任委員会で、第2号議案から第4号議案については区民委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば当委員会へ申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 それでは、第1号議案、平成30年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成30年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第3号議案、平成30年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算、第4号議案、平成30年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして一括して御説明いたします。

 それでは、議案の28ページをごらんいただきたいと思います。平成30年度一般会計補正予算(第4次)でございますが、歳入歳出予算事項別明細書になってございます。こちらでは合計額をごらんいただきたいと思いますが、歳入合計、歳出合計額を見ていただきますと、補正予算額が11億4,400万4,000円の減額となりまして、補正後の予算額といたしましては1,449億5,573万円となります。

 それでは内容を御説明させていただきたいと思いますが、30ページをごらんいただきたいと思います。

 歳入でございますが、1款特別区税でございますが、10億9,000万円の増額となります。納税義務者数が約5,000人増加したということや高額納税の方がいたということ等によりまして特別区民税が増加したものとなってございます。

 その次、2款特別区交付金でございますが、法人住民税が大きく伸びたことなどを背景にいたしまして、普通交付金につきまして再配分された結果、3億5,000万円の増額補正をお願いするものでございます。

 続きまして、3款地方譲与税でございますが、このうちの2項自動車重量譲与税でございますが、ここから32ページの利子割交付金、第5款配当割交付金につきましては、歳入実績に基づきまして予算等の見込み差、それぞれ3,000万円の増額補正をお願いするものでございます。

 11款分担金及び負担金以降につきましては歳出の中で御説明いたします。

 続きまして42ページ、歳出をごらんいただきたいと思います。

 2款経営費でございますが、生活・交通安全費におきまして、交差点への防犯カメラの設置工事の契約落差等1,417万1,000円を減額するものでございます。

 続きまして下段でございますが、新区役所整備費でございますけれども、基本設計委託料の契約落差1,888万5,000円を減額するというものでございます。

 続きまして44ページでございますが、選挙執行費でございますが、区長選挙・区議会議員の補欠選挙の執行残3,987万円を減額するというものでございます。

 続きまして46ページでございますが、3款都市政策推進費でございますけれども、まず人件費の調整を行うもの及びグローバル都市戦略の見直しを行いまして、法人設立等を行わないこととしたため、補助経費そのほか7,171万7,000円を減額するというものでございます。これに伴いましてデジタルサイネージ設置等に当たりまして、特定財源として見込んでいた民間補助金の1,763万2,000円はあわせて減額をするというものでございます。

 続きまして48ページでございますが、地域商業活性化費でございますけれども、商店街チャレンジ戦略支援事業の実施の見込み差がございまして、2,634万8,000円を減額するというものでございます。これにあわせて特定財源も減額をするものでございます。

 続きまして50ページですが、3項中野駅周辺まちづくり費でございますけども、人件費等の調整を行うもの及び中野三丁目土地区画整理事業の補助につきまして権利者への補償金の支払いが年度をまたぐということで繰越明許費を設定させていただきまして、30年度の執行分につきまして財源更正を行うというものでございます。

 続きまして52ページでございますが、4款地域支えあい推進費でございますけども、人件費等の調整を行うもの及びU18上高田区域内に民間事業者が建設した民間学童クラブの仮設プレハブの建設費用について見込み差がありまして、補助額を5,708万4,000円減額するというものでございます。

 次に、鍋横区民活動センターの整備の基本方針の再検討を行うということになりまして、基本計画委託料581万円全額減額するというものでございます。

 さらに、施設営繕として、温暖化対策推進オフィス跡の施設活用計画の見直しがありまして、民間保育所開設に必要な既存設備の撤去等の設計工事のみ行い、その他につきましては経費5,778万5,000円を減額するというものでございます。

 続きまして、54ページから59ページまででございますが、各項の人件費等の調整をするというものでございます。

 続きまして60ページに進みたいと思いますが、5款区民サービス管理費でございますが、都民税の徴収の取扱事務につきまして東京都から委託金が入るわけでございますが、これが増額したため財源更正をするというものでございます。

 続きまして62ページでございますが、5項保険医療費でございますけれども、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の補正に伴いまして、それぞれ繰出金の増額を行うというものでございます。

 それから次に64ページから67ページにつきましては、各項の人件費等の調整を行うというものでございます。

 続きまして68ページでございますけれども、3項子育て支援費でございますが、児童手当や児童育成手当、児童扶養手当、あと妊婦健康診査の見込み差によりまして、合計いたしまして1億4,697万8,000円を減額するというものでございます。

 次に、その下の段ですが、(仮称)総合子どもセンター分室の基本設計・実施設計を進めるための委託料4,048万9,000円を追加計上いたしまして、これにつきましては年度内に終了しないということで、繰越明許費を設定させていただくというものでございます。

 次、70ページでございますが、4項子ども特別支援費でございますけども、人件費等の調整のほか、障害児の通所給付につきまして、適用区分が細分化されることによりまして報酬単価の改定がございましたこと及び利用日数の見込み差がございまして、1億2,607万4,000円を減額するというものでございます。

 続きまして72ページですが、5項保育園・幼稚園費でございますが、人件費等の調整のほか、私立認可保育園の利用人数の見込み差から4億5,937万5,000円、それから小規模保育施設等でございます地域型の保育事業の給付でございますけど、利用人数の、これも見込み差から1億640万4,000円を減額するというものでございます。

 続きまして74ページでございますが、6項幼児施設整備費でございますけれども、区立保育園の民営化の事業進捗に見込み差が生じたため、2億5,476万1,000円の減額を行うというものでございます。

 その次でございますが、2目幼児施設整備推進費のうち、(1)民間認可保育所の誘致でございますけれども、民間認可保育所の新設につきまして、施設建設型ではなく賃貸型による新設となったことによりまして、整備補助費等の見込み差、5億7,220万7,000円を減額するというものでございます。

 また(3)ですが、西中野保育園跡地を活用して保育所誘致を行う計画でございましたけれども、供給が充足する見込みとなったため、これを見送ることにいたしまして、園舎解体費用等5,456万8,000円を減額するというものでございます。

 次に(4)ですが、小規模保育施設等の地域型の保育事業者の誘致でございますが、今後小規模保育施設の誘致・増設は行わないという方針にしたため、1億5,094万6,000円を減額するというものでございます。

 それから(5)認定こども園の整備でございますが、整備補助費の見込み差がございまして5,330万8,000円を減額補正するものでございます。

 次にその下でございますが、3目待機児童緊急対策費でございますけれども、待機児童代替保育支援でございますが、待機児童がベビーシッターを利用した場合の補助につきまして、東京都の実施事業にあわせて行うということにしたため、補助金の支出が31年度からとなったということで、30年度分の4,272万3,000円につきましては全額について減額をするというものでございます。

 それからその下(2)ですが、保育人材確保・支援対策でございますが、保育士等の宿舎借り上げ補助事業や保育士等の就職奨励金、保育士等の人材確保経費補助でございますけれども、これについて見込み差による減額及び平成29年度分の宿舎借り上げの補助実績に基づきまして、国・都の補助金を返還するということをあわせまして、1,246万6,000円を増額するというものでございます。

 続きまして76ページでございますが、7項子ども教育施設費でございますけれども、小学校の施設整備で熱中症対策のため、体育館の冷暖房化につきまして、都の新設補助を活用いたしまして早期に実現するということにしたため、平成31年夏までに設置可能な江原小学校につきまして、急ぎ工事に着手することといたしまして、これの経費といたしまして810万円を追加計上するというものでございます。本事業につきましては、債務負担行為を設定させていただきます。

 それから桃園第二小学校の施設整備の落差でございますが、6,745万3,000円がございました。これは減額をさせていただきたいと考えています。

 それから中学校の施設整備では、第四中学校の施設整備で落差が6,280万3,000円がありましたので、これについて減額をさせていただきたいと。

 それから2目子ども教育施設整備費でございますけれども、学校再編にかかわる施設整備の落差が1億2,294万5,000円がございますが、これについて減額をするというものでございます。

 続きまして78ページでございますが、7款健康福祉費でございますが、平成28年度の臨時福祉給付金に係る事務費の補助等につきまして精算が終了いたしまして、国への返還金として912万6,000円を追加計上したいというふうに考えています。

 それからその下、介護サービス基盤整備でございますが、区内への地域密着型サービス等の施設整備を公募しているところでございますけれども、応募がなかったということで、整備費補助2億7,864万5,000円を減額するというものでございます。

 次、80ページでございますが、3項保健予防費でございますけども、風疹の流行によりまして抗体検査、あるいは予防接種者が増加したため、3,892万9,000円を追加計上するというものでございます。

 それから次、82ページでございます。4項文化・スポーツ費でございますけれども、新中野体育館、(仮称)中野区立総合体育館でございますけれども、建設に際しまして、汚染土壌等の処分が必要になったこと及び国の交付金が想定量を多く獲得できる見込みとなったため、相当する工事費につきまして増額をいたしまして、合計いたしまして16億9,493万1,000円を追加計上いたします。また、汚染土壌等の処分等によりまして、出来高に見込み差が生じたこと及び国費獲得のための工事費の増加分につきまして来年度に繰り越しをいたしたいと考えてございます。国費が増額したことや繰り越し相当分の起債を取りやめることとしたためなどによりまして財源更正を行いたいというふうに考えております。

 その下でございますが、上高田運動施設の野球場につきまして、改修工事費の落差3,583万7,000円が出ました。これを減額したいと思います。また、これにあわせて、財源更正といたしまして補助金の割り落としがございまして減額、財源充足による起債の取りやめを行いたいというふうに考えています。

 それから、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザの整備につきまして、新たに東京都補助金が獲得できることとなったため財源更正を行いたいというふうに考えております。

 次、84ページでございますが、6項生活援護費でございますが、生活保護の平成29年度分の国への返還金のため1億3,830万1,000円を追加計上するというものでございます。

 次、86ページでございますが、9款地域まちづくり推進費でございますけれども、木造住宅密集地域整備のうち、事業の進捗状況に合わせまして土地開発公社によって用地取得した土地等によりまして3億449万4,000円を減額するというものでございます。

 それから(2)ですが、不燃化促進事業でございますけども、建てかえ件数の見込み差がございまして、2,013万2,000円を減額するというものでございます。

 続きまして88ページでございますが、2項北東部まちづくり費でございますけども、29年度からの繰り越し分につきまして都市計画交付金が得られることとなりましたので、財源更正を行わせていただくというものでございます。

 それから90ページでございますが、3項北西部まちづくり費でございますが、大和町まちづくりにおきまして建てかえ件数の見込み差がございまして、6,954万2,000円を減額するというものでございます。

 続きまして92ページですが、10款都市基盤費でございますが、都施行の橋梁の拡幅事業区の負担金につきまして、都のほうの工事の着手のおくれ、延期がございまして、出来高に見込み差が生じたということで、9,578万5,000円を減額するものでございます。これについてそれぞれ債務負担行為の変更等を行うということでございます。

 それから、94ページでございますが、3項公園費でございますが、(仮称)弥生町六丁目公園につきまして、体験学習センターの建築工事の落差がございまして、2,263万3,000円減額するというものでございます。さらに、造園工事の出来高の見込み差がございまして、繰越明許費を設定させていただきたいというふうに考えています。

 それから哲学堂公園の再整備でございますが、計画の見直しを行うこととしたため、予定していた年度内工事9億7,742万7,000円を減額するというものでございます。また、これに伴い、設定していた債務負担行為の廃止を行うというものでございます。

 その下でございますが、(仮称)上高田五丁目公園整備につきまして、国家公務員宿舎の解体設計工事が年度内に終わらない見込みとなったため繰越明許費を設定させていただきまして、特財について財源更正をさせていただきます。

 それから次の96ページでございますが、11款公債費でございますが、(仮称)弥生町六丁目公園の土地の一部用地購入につきまして、平成29年度に起債を行わないで購入しました。その関係で、30年度の償還金及び利子の支払いが生じなくなりましたので、これについて減額をさせていただくものでございます。

 それから98ページでございますが、12款諸支出金でございますが、財源といたしまして、特定財源のところを見ていただきたいんですが、財産収入が合計7,764万8,000円。現金による寄附が合計いたしまして269万4,000円。それから中野二丁目再開発に関連して、旧堀江敬老館の建物の補償金として、諸収入が1億7,645万円。それから一般財源といたしまして財調交付金の財産費の追加交付を受けましたので、これを該当する基金に積み立てを行うというものでございます。

 それから、100ページでございますが、給与費明細書になってございます。

 それから102ページでございますが、追加する繰越明許費の一覧ということでございますが、これまで説明に出てこなかったものとして、3段目の6款子ども教育費でございますが、子ども子育て支援システムの開発でございますけれども、事業進捗のおくれから繰越明許費を設定させていただくものでございます。

 また、下から2番目ですが、10款都市基盤費でございますが、本二東郷やすらぎ公園の東側入り口の整備でございますけれども、これが年度内に終わらない見込みとなりまして繰越明許費を設定させていただくものでございます。

 続きまして104ページでございますが、追加や廃止する債務負担行為の一覧になってございますので、お読み取りいただきたいと思います。

 続きまして特別会計でございますが、110ページをおあけいただきたいと思います。国民健康保険事業特別会計の補正予算の総括表になりますけれども、社会保険の適用拡大等によりまして被保険者が約2,500人程度減少するなどの見込み差がありまして、歳入歳出とも4,137万2,000円の増額補正を行うというものでございます。

 それから122ページに飛ばさせていただきまして、後期高齢者医療特別会計補正予算総括表になってございます。広域連合からの通知に基づきまして歳入歳出とも1,128万1,000円の増額補正を行わせていただくというものでございます。

 それから、またちょっと飛ばさせていただきまして、130ページでございますが、介護保険特別会計の補正予算の総括表になってございますが、平成29年度繰越金でございますが、これは基金に積み立てるということで繰越金が増額になっているというところで、歳入歳出ともに1億7,186万9,000円増額補正を行うというものでございます。内容についてはお読み取りいただきたいと思います。

 以上で補正予算の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

委員長

 これより一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

羽鳥委員

 1点、積立金についてなんですけれども、それぞれの特定目的基金積立金、この金額というのはどういった判断によってこの金額をそれぞれ積み立てられているのかなということを、お答えお願いします。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 例えば現金の寄附ですと、使途を指定して寄附されている方もございます。その目的に合った基金に積み立てるということになります。あと、例えば、廃道敷の売却等につきましては道路公園の基金に積み立てるといったところで、それぞれの目的に合った基金に積み立てるという形をとってございます。

羽鳥委員

 わかりました。まちづくり基金の積立金というのはどういったところからお金が入ってきたんでしょうか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 これは、まちづくり基金の基金利子が主でございます。あと財産費、一般財源のところの金額に入ってございますけれども、財調交付金の財産費が追加交付になってございますので、それをまちづくり基金に積み立てると。

羽鳥委員

 財産費の追加交付というと、ちょっと前の定例会の報告のところで、算定の仕方が変わって、後年度入ってくるはずのものが入ってきたとかそういった話がありましたけど、そのお金ということですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 はい、そのとおりです。

大内委員

 31ページの特別区民税のところ、もう一度説明をお願いします。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 特別区民税でございますが、納税義務者数の増加がございます。納税義務者数が当初予算から5,000人程度増加したというところでございまして、それとともに、高額納税者の部分で5億8,400万円程度の高額納税がございました。その関係で補正として増額させていただくというものでございます。

大内委員

 2の滞納繰越分のところの説明もして。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 徴収実績に基づきまして見込み差が生じたために減額という形になってございます。

大内委員

 徴収実績の見込みが違って2,900万円滞納部分の補完が徴収できなかったということですか。説明をもうちょっと詳しく。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 徴収の30年度の決算見込みを出しておりまして、その中で2,900万円の予算から滞納繰越分につきまして減額をする……。収納率については、30年度当初予算と同様に見ておりますけれども、調定額自体が落ちたというところでございまして、その見込み差があって、2,900万円の減額措置をするという形になってございます。

大内委員

 こじつけと言われちゃうかもしれないんだけども、ことし、やめたじゃないですか、臨戸徴収。そういった影響は全く関係ないんですね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 収納率は変わっていませんので、それは見込んでございません。

大内委員

 いや、収納率は変わっていないけども、減額されているということ。収納率というのは、だって金額でしょう。収納率が落ちたからじゃないの。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 調定額が落ちたというところで、訂正します。収入率は同じように見ていますので、そこについての前提としての条件は変えてございません。

大内委員

 いや、変えてございませんじゃなくて、ちょっともう1回、収納率と収入率の説明をしていただいて、当初滞納部分は幾ら見込んでいたのかと。その説明もして、それで2,900万円なんですよと言ってくれますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 当初の予算では、調定額として14億858万1,000円見込んでございましたが、実際の調定額といたしましては、13億3,573万3,000円となったというところでございまして、その差によりまして2,900万円の減額という形になってございます。

大内委員

 もう1回、最初のやつと調定したやつの金額を引くと2,900万円にはならないんだよ。もうちょっとゆっくりしゃべって。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 失礼いたしました。これに対する収入率を掛けて収入額を出しているわけでございますけども、収入額といたしまして、当初は5億4,934万7,000円、それが決算見込みといたしましては、5億2,093万6,000円となったため、2,900万円ほどマイナスということで補正を組ませていただきたいと。

大内委員

 だから、最初に14億円があって、次に13億円があって、次に5億円が出てきて、次、5億2,000万円、だから、その数字をもうちょっとわかりやすく……。早口なんだよ。もうちょっと、そこに収納率と収入率があって、こう掛けて、こうなるんですよと言ってくれないと、全体がよくわからないんですよ。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 失礼しました。もう一度繰り返し説明させていただきますと、30年度の当初予算では14億の調定額を見込み、それに対して収入率が39%ということで、収入額といたしましては5億4,900万円余という形を見込んでございました。それが決算の中では、調定額が13億3,500万円に減額になったため、収入率については39%そのまま掛けて、5億2,000万円余という形になったため、マイナスという形になってございます。

大内委員

 その調定額を変えるというのは何で、どうやって変えるわけ。当初の見込みと。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 これは、前年度からの引き続きのところもございまして、予算の策定時よりも滞納の繰り越しが減ったというところで、調定額が決算見込みとしては減ってきたということでございます。

大内委員

 ということは、当初の滞納繰り越しを見込んだ金額よりも8,000万円ぐらい少なかったと。そうすると同時に、収納率の39%は同じなんだけれども、収納できる掛け算が、13億3,000万円の39%で掛けているから、その差が8,000万円ほどのところで変わってきたということね。だから、8,000万円掛ける39%ということなの。要はそういうことでしょう。それでいいの。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 はい、そのとおりです。

平山委員

 まず、82、83ページ、文化・スポーツ費の中野区立総合体育館整備に係る工事費の増額で、一つは、土壌汚染等々があってそのための費用と、もう一つは、国庫の補助が多く見込めそうだから、それを獲得するために工事費をふやしましたという御説明だったんですけど、土壌費は幾らだったかちゃんと分けて言っていただけないと、補助金獲得のための増額分が幾らで、土壌費は幾らなんですよとちゃんと言っていただかないと、説明としては極めて丁寧さを欠いていると思うんですけど、どうでしょう。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 失礼いたしました。内訳といたしましては、土壌汚染等の処分費といたしまして4億1,124万3,000円。国費に合わせた出来高の調整といたしまして、12億8,368万8,000円となってございます。

平山委員

 それで、この4千万何がしというお金……。(「4億」と呼ぶ者あり)ああ、結局4億だったの。

(「4億1,124万3,000円」と呼ぶ者あり)かかってるね、土壌汚染。これは東京都の土地でしょう。東京都に支払いを求めたりするということはないんですか。東京都が貸してくれるという土地なんだけど、もともと土壌汚染がありますから気をつけてくださいねといって貸されたわけじゃないでしょう。掘っていったら土壌汚染が出てきた。これは瑕疵担保責任とかで、これは東京都に当然払ってくださいよという交渉にはならなかったんですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 まあ、責任負担等につきましては、現在交渉中というふうに聞いてございます。

平山委員

 交渉中なのに予算をとるの。ということは、未定だから、最大かかるものを予算化しているということですか。何なんだろう、これ。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 これは工事費の増額というところでございますので、現在進行中の工事を進めるということでございまして、それについては先取りして進めていく必要がございますので、その責任の負担の問題も残るわけでございますけれども、工事自体は、これについては金額の契約変更をして進めていく必要があるということで予算を組ませていただくものです。

平山委員

 ごめんなさい、何を言っているのかさっぱりわからないんですけど、いいですか。土壌汚染が発見されたわけですよね。土壌汚染が発見されたから、その土壌汚染を取り除くための費用が4億何がしではないんですか。そうじゃなくて、この4億何がしというのは何のお金なんですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 取り除くための予算でございます。

平山委員

 だから、取り除くための予算なんだけど、土壌汚染が出ちゃったというのは東京都にも責任があるんじゃないのと。もともとそういう土地を貸してきたわけだから。だけど、これについては今後交渉中ですという話でしたよね。じゃあ、4億何がしというのは、後で返ってくるかもしれないけども、とりあえずマックスを見込んでいますということなんですか。それとも今年度分だけで4億何がしかかるんですと。実はその後もたくさんお金が発生する可能性もありますということなんですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 汚染土壌とあと土地から湧水が発生していると。それを処分する工事等がございます。今回の4億1,000万円というのは、その一部といいますか、現状の部分でございますので、今年度の部分でございます。それについては、まだ問題が解決しているというふうには聞いてございません。

平山委員

 区としては、今年度の分だけはとりあえず予算化して急いで工事をやらなきゃいけない。だけど、所管ではないので、ただ、予算の御担当なんで、予算の御担当で把握されている限り、東京都の反応というのはどうなんですか。いやいや、これ、4億幾らかかりますよ。だけど、東京都は半分しか出してくれませんよ。その後もかかりますよといったら、体育館で想定していた工事費にプラス数億円が既に上がっているのに、また上乗せをされるということに結果としてはなっちゃうわけなんですよ。その辺は非常に、何ていうのかな、議会にも正確な情報をいただかないとなという気もしているんですけど、東京都は交渉の話というのは言えないと思うんですけども、どうなんだろうね。そうか、交渉の話だから言えないですね。頑張ってくださいとしか言いようがないですね。我々も東京都に都議会を通して言いますけど、これは絶対に東京都が払うべきだという断固たる姿勢でいきましょうよ。どうですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 東京都の負担を求めるという姿勢につきましてはそのとおりでございまして、そういう考えで進めていくということでございますが、現在協議中ということでございまして、現状どういった協議がなされているという情報につきましては、私もちょっとまだ把握していないというところでございます。

平山委員

 所管の御担当に、頑張っていただきたいというふうに総務委員会でも言われましたというふうにぜひお伝えをいただきたいんですけど、東京都の交渉って負けちゃうんですよ、うちはいつも。ここの体育館の地下のときだってそうじゃないですか。結局いろんなことを言っていたけども、東京都にとって有利なような話になったとしか思えない。だけど、土壌汚染ですからね。よろしくお願いします。

 もう一つだけ。体育館のほうは配当がふえるという見込みがあった。要するに国費のね。だけど、上高田は割り落としにあったんですか。ここはよく聞こえなかったんですけど。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 上高田につきましては、これは国費ではございませんで、スポーツ振興くじの助成金ということで民間補助金になってございまして、またスキームが違うところでございます。

平山委員

 どれぐらいのパーセンテージ、あるいはどれぐらいの額の割り落としにあったんですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 ちょっとすみません。保留させてください。

委員長

 答弁保留ですね。

伊東委員

 ページで言うと94ページ、95ページ。都市基盤費の公園費の部分でお伺いしますけれど、公園整備費の中で哲学堂公園再生整備工事費等の減額ということで、9億7,742万7,000円減額されております。これは、当初予算の総額並びに内訳についてお伺いします。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 当初予算でございますが、事業費としましては10億1,800万円余という形になってございまして、内容といたしましては学習展示施設の基本設計・実施設計の債務負担部分が4,800万円余。それから展示空間の、これも学習展示室の中の設計でございますが、この基本設計・実施設計が、これも債務負担でございまして1,088万円余。それから哲学堂公園の再生整備、これにつきまして31年度の債務負担ということで、今年度につきましては7億5,200万円余。それから学習展示施設の建設工事費といたしまして、これにつきましても32年までの債務負担ということで、10億9,000万円余。それからあとは工事管理費等という形になってございます。

 あともう一つ、展示空間の整備工事費といたしまして、これも31年までの債務負担といたしまして2億1,000万余ということでございます。

伊東委員

 随分、合計で約20億円、総額としては見込んでいたということでいいの。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 10億1,800万円ということでございます。

伊東委員

 ちょっと聞き間違えたのかもしれないけれど、今御報告いただいた、通常足し算すると20億円になっちゃうんだけど。学習展示施設の工事費を、先ほど御答弁では10億円とおっしゃったんだけれど、それは10億は……。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 申しわけございません。債務負担額も一緒に言ってしまったので、もう一度言わせていただきます。30年度の積算の内訳といたしましては、哲学堂公園の再生整備工事が5,360万円余という形になります。それから、学習展示施設の建設工事、これが3億4,800万円余という形になります。それから展示空間の整備工事、学習展示室の中でございますが、8,570万円余ということでございます。それから、29年度から債務負担で実施している部分で、展示施設の基本設計・実施設計部分が3,300万円余。それから展示空間の基本設計・実施設計が762万円余という形になります。

伊東委員

 今御答弁いただいた内容が30年度の当初予算額の内訳ですね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 はい。

伊東委員

 今御答弁いただいた内容が30年度の当初予算の内訳、それは総額すると幾らになりますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 30年度の当初予算では10億1,870万円という形になります。

伊東委員

 10億1,800万円を超える額と。それで今回の減額、9億7,000万余。だから、その差額というのは幾ら。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 去年から債務負担で行っている基本設計・実施設計につきまして30年度も実施しておりまして、その金額でございますが、6,000万円余という形になります。

伊東委員

 6,000万余。先ほど10億1千幾らが30年度の総額と。今回減額は9億7,000万余、9億8,000万円に近いと。そうすると、その差額。もう一度お聞きしますけれど、幾ら。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 失礼いたしました。訂正いたします。4,100万円余という形になります。

伊東委員

 それで、先ほど6,000万円とか設計のほうに費やしたとおっしゃっていましたよね。それと、今の4,000万円との数字の差額というのはどうなっちゃうの。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 答弁をちょっと訂正させていただきます。先ほどの6,000万円はちょっと数字をとるところが間違えておりまして、正確には4,100万円余という形になります。

伊東委員

 そうすると、4,100万円はとにかく執行したと。そうすると、哲学堂公園再生整備の部分は予算執行していないということですか。要するに七十七場。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 はい、予算執行してございません。

伊東委員

 七十七場の整備を行って、その整備結果を広く観光の拠点化をすることで、来街者を集めて地域のにぎわいにということをおっしゃっていたわけなんだけど、その根本となる七十七場の再生については予算執行をせずにいると。要するに、一切手をつけなかったということ。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 学習展示施設等の再考ということもございまして、来年度予算でさらに基本計画を練り直すということにいたしましたので、今年度の工事については執行しなかったということでございます。

伊東委員

 じゃあ、歳入のほうでお伺いしますけれど、都支出金、都補助金、ページで言うと36、37ページ。ここで哲学堂公園再生整備2億5,782万8,000円、これが減額補正されているということだよね。これは、哲学堂公園再生整備に係る費用のおよそ4分の1を東京都の補助金を見込んでいたけれど、実際にはやらなかったから、それの分を減額するということ、その認識でいいのね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 都市計画交付金につきましては、当初の見込みで2億7,200万円余を見込んでございましたが、設計部分の1,143万円のみということになりましたので、2億5,782万8,000円の減額という形になります。

伊東委員

 要は、先ほど4,000万円ほど学習展示施設の設計に既に支出してしまった。その部分に対する1,200万余は都市計画交付金、都市基盤費の補助金ということで、これはいただきましたと。要するに、一度設計はしちゃったんだから、その部分についての補助金はちゃんと受け取っていますという認識でいいのね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 はい、そのとおりでございます。

伊東委員

 そうすると、先ほどの御答弁の中でありました再度設計をし直しますと。来年度にいうことでおっしゃっているんだけれど、その際の設計費はまた新たに発生するはずです。それについて都からの補助金は見込めないということでよろしいんですね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 今後基本計画を策定して、その後、基本設計・実施設計という形にはなるかと思いますが、その段階で都市計画交付金が活用できるかというところにつきましては、今のところちょっと未定ということになるかと思います。

伊東委員

 そうした、にわかに方向転換をされたということがあって、既に支出してしまった。これは複数年にわたって予算措置された学習展示施設の基本設計・実施設計でしたよね。それが中断されたということで、実際には仕事していただいたわけだから、それに対する支払いが発生するのはしようがないと思うんですけれど、先ほどの御答弁の中で七十七場、これを再生する、傷んでいる施設の整備を進めていく。これは何でとめちゃったの。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 文化財の補修につきましては、これは別途行っているわけで、哲学堂公園の再生整備工事というのは、園路ですとか、哲学堂公園内の植栽ですとか、そういったものの再整備をするという内容になってございます。

伊東委員

 要するに七十七場、文化財としての補修の部分はしっかりやったと。ただ、何エリアと言うんだろうな。とにかく公園として、要するに文化財補修以外は一切手をつけていないということだよね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 そのとおりでございます。

伊東委員

 その辺、考え方としてどう整理したらいいの。決して、学習展示施設整備のためだけの予算じゃなく、園路整備だとかという部分も含まれていたんじゃないかと思うんだけれど、今後のことも大切だと思うんです。先ほど区長の所信表明の中で、文化財保護に対しては力を入れていきたいと。その一方で多文化共生ということもおっしゃっていたけれど、そういう考えを区長はお持ちなのに、一方、園路の整備だとか、つけてある予算を未執行で済ませてしまった分、その体系的な説明というのはあったんですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 哲学堂の再整備工事ですが、基本計画を策定いたしまして、それに基づきまして、文化財の修復ですとか、あるいは園内の再生工事を進めていくという内容でございましたけれども、一定立ちどまって再考するという判断がなされましたので、来年度についてはそういった、一時立ちどまるということでございますので、そういった基本計画について予算を計上させていただいているというところでございます。

伊東委員

 それで、もう1点だけ歳入のほうで確認しておきたいのは、繰入金の部分の、ページで言うと38、39ページ。7番の道路・公園整備基金繰入金、これは7億1,900万円ほど減額措置されている。この数字自体は、哲学堂公園再生整備に該当する、要するにその財源を繰入金として入れる予定で考えていたのがほとんどということですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 哲学堂公園の工事未執行ということで繰り入れは行わなかったということでございます。

伊東委員

 最後にします。今いろいろ御答弁いただきました。とりあえずとめて整備自体も見送るということです。ただ、御答弁の中で、改めて学習展示施設等の設計については来年度予算化していくというような御答弁だったと思うんですけど、それでいいのね。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 繰り返しになりますけれども、一度立ちどまってまた基本計画といいますか、それの再考をするための事務費ということもありますが、計上しているところでございます。

伊東委員

 ちょっと今、御答弁のニュアンスが変わっている。事務費という言葉になってきている。設計費と事務費は明らかに違うものであって、先ほどの御答弁の中では、設計等はやり直していくと御答弁があった。それも予算化していくとおっしゃっていた。そうすると、大変来年度の予算書というのは見づらくなっているというか、組織改正で本年度の予算立てと違って幾つものに分かれてしまったりしている。ただ、じゃあ、哲学堂公園の再生整備の設計の部分は何費として予算書に計上する予定ですか。計上されていますか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 今までどおり公園費ということになります。先ほどご質問の中で……(「来年度」と呼ぶ者あり)来年度、公園費ということで計上させていただいております。それで、先ほどの経費につきましては、基本計画というふうな形で見直すということで、事務費という言葉で言ってしまいましたけれども、設計ではございませんで、計画を見直すための経費という形でつけてございます。

伊東委員

 これ以上は来年度予算になってしまいますから、もう質疑はここでとめておきますけれど、もうちょっと整理して、とめるならとめる。どういう考え方を持って今後進めていくかという部分は明確に示してもらわないと困るし、既に今まで進んできたものに対する中止ということなんですから、それに費やした区費、財産、税、いろいろなもの、それを明確に示さないことには、やはりこうして東京都からの補助金等も入っている。ましてやその先、同じ目的で使えないかもしれないということもあるわけです。だから、そういう部分は丁寧に説明するべきだと思うんです。それについてお考え、いかがですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 実際は事業部サイドの答弁に委ねるという形になりますけれども、予算担当といたしましても、今後の行く末というか、その計画にあわせて十分御説明をさせていただきたいというふうに考えております。

委員長

 先ほど平山委員の質疑の中で答弁保留がありましたけれども。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 先ほどの補助金の充当率ですが、35%でございます。

平山委員

 100%来るものの35%だったということですか。それとも、事業自体に対する補助金の充当率が35%なんですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 失礼いたしました。もともと3,666万6,000円を計上してございましたが、このうち割り落としということで2,400万円余ということになりまして65%になってございまして、35%減額された、割り落としされたというふうなところでございます。

平山委員

 主語から始まってちゃんと丁寧に答弁してくださいね。じゃあ、これはこれでわかりましたけど、すみません、さっきの伊東委員の御質疑の中で気になったことがあったので1点だけ。基本設計と実施設計に対して東京都から補助金が1千万何がしついて処理をしたということですよね。これって、補助金をもらってやったものと全く違うものをまた改めてつくろうということになったとき、返してくださいというふうにはならないんですか。要するに、東京都から返還を迫られるとか、そういった事例というのはこれまであるんですか。それとも、今わからないですか。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 設計については既にでき上がっているわけでございますけれども、今後の東京都の協議かというふうに考えておりますけれども、その中で、設計の内容が次につながるというところであれば、またそれは東京都との間の協議ができるものというふうに考えております。

平山委員

 ということは、ちゃんと答弁してほしいんですよ。じゃあ、次につくるものが、これまでの設計が十分生かし切れないということになった場合には返還を迫られるということでしょう。

海老沢政策室副参事(予算担当)

 はい、そのとおりでございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、この際申し上げます。関係委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後2時57分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時59分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより議案ごとに採決を行います。

 初めに、第1号議案、平成30年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 次に、第2号議案、平成30年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 次に、第3号議案、平成30年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 次に、第4号議案、平成30年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で、第1号議案、第2号議案、第3号議案、第4号議案の審査を終了いたします。

 委員会を休憩します。

 

(午後3時01分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時01分)

 

 次に、第15号議案、みなみの小学校校舎新築工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 それでは、第15号議案、みなみの小学校校舎新築工事請負契約につきまして補足説明をさせていただきます。(資料2)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審議をいただくものでございます。

 工事件名、みなみの小学校校舎新築工事。工事場所は、中野区弥生町四丁目27番29号。工期につきましては、平成32年10月30日。工事概要につきましては、記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額を含めまして29億8,827万6,100円。

 2番、契約者でございます。明成・小河原・薩摩建設共同企業体で、代表者は、明成建設工業株式会社。構成員は、株式会社小河原建設及び薩摩建設株式会社。この3社による構成で、3社とも区内事業者でございます。

 3番、契約方法につきましては、総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番の予定価格につきましては、消費税相当額等を含めまして31億7,874万4,900円。落札率につきましては94%でございました。

 5番の構成員3社の営業概要につきましては記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより質疑を行います。質疑はありませんか。

平山委員

 直接これに関することではないので、本来この場がどうかというのはわからないんですが、工事の契約に対する議決行為なのであえて申し上げておきますけど、前回の解体工事のときに、丁寧な地元への説明とか学校への説明を求めたんです。しかしながら、それが行われず、保護者から、通学路を工事車両が通ったりということもあって大変クレームが入って、教育長がわざわざお詫びに行かれたという事態があったんですけど、契約を結ぶ相手方も含めて、区側も、この工事については近隣と学校をひとまとめにしないで、学校は学校という形で丁寧な対応をとっていただきたいなと思っていますけども、施設担当もいらっしゃるので、あえて申し上げましたけど、よろしいですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 工事説明会においては、保護者さん向けの工事説明会、あと近隣住民の方への説明会で別々に行っていきたいと考えております。丁寧な工事の説明会を心がけてやっていきたいと思っております。

大内委員

 前も聞いたんですけども、この構成、中野第一小学校が36億余でしょう。これは3社がJVなんだけども、書き方で見ると協永さんが一番上だと思うんですけども、協永さんというのは、こういうのは、例えば割合というのはわかっているんですか。わかっていないの。それはどうでもいいの。JVを組むときの。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 今回のみなみの小も含めまして中野第一小学校につきましても、実績につきましては、代表者については50%を求めております。構成員につきましては10%以上という形での実績を求めているというところでございます。

大内委員

 それは、とりあえず最低50%と見た場合に、例えば中野第一小学校の場合、36億円だよね。36億円の半分は18億円。(「また半分」と呼ぶ者あり)また半分になるわけ。18億円のまた半分。9億円の実績があればいいということになるわけですね。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 はい、そのようになります。

大内委員

 そうすると、この間も、契約実績が、これは15億円の60%で9億円行きますか。ぎりぎりだ。(「今、そこの議題に行っていない」と呼ぶ者あり)まだ行っていない。すみません、失礼しました。

中村委員

 すみません、1点だけ伺います。ちょっとこれはみなみのだけの話じゃないんですけれども、全部これから審議する三つの案件それぞれ1者しか入札がないという現状があって、それを区としてはどのように捉えていらっしゃるのか教えていただけますでしょうか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 今、オリンピックによります建設需要の増加で、かなり建設業界も一杯一杯だという話はいろいろと聞こえてきます。1JVということで3者の、今回このみなみの小学校につきましても応募があったということで認識はしていますが、区内事業者を育成していくという区の方針もありますし、不調ということになりますと、またそれはそれで条件を変えたりとかという必要があるかと思ってはいますが、1JVでも1者でも応募があれば、それは入札として特段問題がないというふうに認識しているところでございます。

中村委員

 わかりました。そういったオリンピック需要とかという、そういう情勢の中でなかなか難しいのも理解はするんですけども、競争率を働かせるという意味では、1者だけというのは、ううんという、ちょっとやっぱり感じる部分もあるのかなというふうに思いますし、何よりも学校の子どもたちが育つ環境というところを考えた上でちゃんと競争率が働くような工夫というか今後、なかなか難しいのはわかるんですけれども、いろいろと考えていっていただきたいなというふうには思っております。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時09分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時10分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決いたします。

 第15号議案、みなみの小学校校舎新築工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第15号議案の審査を終了します。

 次に、第28号議案、美鳩小学校校舎新築工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 それでは、続きまして、第28号議案、美鳩小学校校舎新築工事請負契約につきまして補足説明をさせていただきます。(資料3)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審議をいただくものでございます。

 工事件名、美鳩小学校校舎新築工事。工事場所は、中野区大和町四丁目26番5号。工期は、平成32年10月30日。工事概要につきましては、記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額を含めまして33億7,316万5,500円。

 2番、契約者でございます。協永・稲葉・武蔵野建設共同企業体で、代表者は、協永建設株式会社。構成員は、稲葉建設株式会社及び武蔵野建設産業株式会社、この3社による構成で区内事業者でございます。

 3番、契約方法は総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番の予定価格につきましては、消費税相当額等を含めまして34億4,964万300円。落札率は97.7%でございました。

 5番の構成員3者の営業概要につきましては記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時12分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時13分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決いたします。

 第28号議案、美鳩小学校校舎新築工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第28号議案の審査を終了します。

 次に、第29号議案、中野第一小学校校舎新築工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 それでは、続きまして、第29号議案、中野第一小学校校舎新築工事等請負契約につきまして補足説明をさせていただきます。(資料4)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審議をいただくものでございます。

 工事件名、中野第一小学校校舎新築その他工事。既存校舎解体工事を含んでおります。工事場所は、中野区本町三丁目16番1号。工期につきましては、平成33年6月30日です。工事概要につきましては、記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額を含めまして39億2,225万9,700円。

 2番、契約者でございます。協永・米持・進藤建設共同企業体で、代表者は協永建設株式会社。構成員は、米持建設株式会社及び進藤建設株式会社。この3者によります構成になっておりまして、3者とも区内事業者でございます。

 3番、契約方法は、総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番、予定価格につきましては、消費税相当額等を含めまして40億4,874万9,300円。落札率は96.8%でございました。

 5番の構成員3者の営業概要につきましては記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより質疑を行います。質疑はありませんか。

大内委員

 すみません、先ほどちょっと先走りまして。要は、この場合の多分一番JVのところは、最低5割以上の実績を書かなければいけないと思うんですけども、これに出ている営業概要のところの数字はちょっと違うのかなと思うんですけども。いや、もうちょっと違うもの、もっと大きいものを出せばいいのに……。わかりますか。ちょっと休憩してもらって。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時17分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時21分)

 

大内委員

 すみません、それであともう一つ、この中野第一小学校の場合は解体工事も一緒にやる。ほかのところはばらばら、前もこの解体工事が不調というか、みんな金額が安過ぎて不調があったりしたんだけど、これは何でここの小学校だけ解体工事も一緒にやるの。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 こちらの中野第一小学校につきましては、3月まで校舎としても使用しておりますので、それ以降の解体という形をとらせていただきますので、解体と新築工事の一体的な工事の請負で、効率的にそのほうが工事としても請け負えるということで、解体と新築工事を一体でさせていただいているというところでございます。

大内委員

 ということは、他のきょう報告された2校については、解体工事は解体工事でやっているんでしょう。工期の都合で一緒にやったり、工期に余裕があると解体工事は解体工事で出すと。そういうふうに聞こえたんですけども、要するに、中野第一小学校の場合は工期があまりないので解体工事も一緒にやるんですと。他の2校に関しては、時間があったから解体工事は別にやったんですかと。ということでよろしいですか。

 ついでに聞くと、一緒にやったほうが高くつくの。逆に工期があるからといってばらばらにやって、値段が一緒にやったほうが安いというんだったらば、別に工期関係なく短くできるんだったら一緒にやったほうがいいと思うんだけど、その辺はどうしてこうなったんですか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 今回の中野第一小学校につきましては、開校スケジュールに合わせまして、あと校舎を使用しているこの3月までというところもありましたので、解体とあわせて新築の工事を一体でやらせていただいているんですけれども、その前の時間的にも余裕があったからというところも含めて、先に解体をやったというところではあるんですが、今後またその開校のスケジュールによっては、解体と新築を同時にやったほうが効率的だという判断はしているところでございます。

大内委員

 要は、ばらばらにほうがやったほうが安く済むんですか。それとも一緒にやったほうが安く済むんですか。当然、だって、ばらばらにやったほうが安く済むということでしょう。そうしないと合わないもんね。工期が短くて安く済むんだったら、そっちのほうがいいわけだから。でしょう。だから、そういうふうな考え方ですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 基本的には、解体工事と建設工事、同じ工事業者さんでやっていただいたほうが、最後のほうは解体工事をしながら壊したところからつくっていけますので工期の短縮になりますので、費用のほうもばらばらで発注するよりは安くなるという形になります。

大内委員

 いや、だったら、時間的余裕があるからといって高いほうを選ばなくてもいいんじゃないのかなとなるんじゃないですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 例えば、美鳩小学校の場合は、小学校の供用開始に関しては平成30年9月1日という形、そこを目指して……(「グラウンドできないんだよ。運動会もできないんだよ」と呼ぶ者あり)グラウンドの整備は、そうですね、10月末までかかるという形です。グラウンドの整備まで入れますと10月末で、校舎の開校に関しては9月1日を目指しています。それで、新築工事に関しては、来年度の4月から始めるとなると、そこから解体工事を一緒に出すということですとちょっと間に合いませんので、新築工事からスタートという形に考えています。

委員長

 ちょっと第一の件の審議ですので。(「休憩しよう」と呼ぶ者あり)

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時26分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時31分)

 

近藤委員

 美鳩と中野第一小学校というのは、これは、工期は重なっているんですか。その期間というのは。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 中野第一につきましては、平成33年6月30日、2021年6月30日が工期ということになっていまして、先ほどの委員の御指摘いただいている美鳩小につきましては、平成32年10月30日という形で、2020年10月30日が工期という形になっております。

近藤委員

 というか、ごめんなさい、言い方が悪いのね。スタートする時期というか、この二つの工事は、並行な時期にやって32年10月と33年6月にでき上がるということですか。だから、工事を同じ時期にやっているということですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 着工のスタートは、ほぼ同時期なんですけども、中野第一は解体工事から入っていきますので、スタートとしては同時期です。

近藤委員

 それで、これを見させていただくと、先ほど中村委員もおっしゃっていたんですけれど、競争で全てこの3校に対して一組しか入札をしていなくて、美鳩小学校と中野第一小学校においては、構成員の代表者の協永さんというのは同じ会社ですよね。これというのは、同じ二つを今までも並行に工事をやることはあったんですか。中野区の工事で同じ業者が。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 今までの工事の中でというところについては、これぐらいの大規模な工事を同時にというところはなかったかもしれないんですけども、特段、この入札参加についての一つしか手を挙げられないとかという制限は特段設けてはおりません。あくまでも、人材が確保できる、技術員が確保できるというような実績も加味して参加をいただいているというところでございます。

近藤委員

 その人材確保ですとかそういうのは、どういったチェックをされたんですか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 その辺に関しても書面を出していただいて、こちらの契約担当のほうでも確認はしております。

近藤委員

 競争が、オリンピックがあるからということをおっしゃっていたんですけれど、オリンピックという話が出てくる前から、いつもおなじみの事業者さんが入札しているという形で、それでそれが別にいいとか悪いとかじゃないですよ。やっぱり競争の原理が働かないと、本当によりよいものをつくっていこうという動きになっていかないと思うんですよね。それで、もちろんいいものはつくっていただきたいし、二つを並行にやるということも、とても、何か考えただけでも大変なことなんではないかなと私は思うんですけれど、その辺はいかがですか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 その辺につきましても、事業者の3JV、それぞれ請け負っていただくという形で、きちっと工事の施工計画書並びにそういったことについても、評価選定委員会の場でも評価をしてきちっと履行の確認がとれるというところで評価をさせていただいておりますので、間違いなく工事が丁寧にできるというふうに確信しているところでございます。

近藤委員

 それでは、入札のこの契約の時点ではきちっとチェックがなされているということで理解いたしますので、これから、二つ同時にやっているこの工事というものに、きちっと区ではどのようなかかわり方というか、チェック体制というのがあるんですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 中野区の技術職が監督員として現場のほうはきちんと監督していきたいと考えています。

近藤委員

 大変な金額ですし、小学校が2校、この学校も入れれば3校ですね。同時期に建てられていくという本当に大きな金額も出るし、子どもたちにとっても大事な施設ですので、これは本当にきっちりとチェック体制を働かせていっていただきたいと思いますけど、いかがですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 きちんと現場のほうを監督していきたいと考えています。

羽鳥委員

 この中野第一小学校の校舎については、契約の金額が39億円余りということになって、先ほどの美鳩小学校は33億円余ということですから、大体6億円弱多いと。これは、その金額が大体、解体の工事の金額だと、こういうふうに見ていいんでしょうか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 解体経費も、中野第一小学校につきましては、当然、経費を積んでおりますし、かつ、みなみの小学校と比べますと、こちらの中野第一小学校につきましては4階建てということと、あと延床面積も多少違ったりとかということもあります。それから教室数につきましても、中野第一小学校につきましては、普通教室でいきますと27教室分、みなみの小学校につきましては24教室分というような形で、それぞれ工事の難易度も違っていたりということもありまして、設計単価というものは多少ずれが出てくるということでございます。

羽鳥委員

 それは学校によってそれぞれのつくりですからそうなんだろうと思うんですけれども、例えば、美鳩小学校、ここは旧大和小学校ですけれども、そのときの解体は大体3億円くらいだったんですけども、3億円の差というのはそういった4階と3階の違いとかそういうのに出てくるのかなというので気になったんですけど、これは、それぐらいというのはあくまでも単価の違いで説明できる、許容できる範囲ということなんですか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 そこは許容できる範囲でという形で、工事所管である施設担当並びに契約担当のほうで、この設計価格については確認をとってございます。

羽鳥委員

 はい、わかりました。あと先ほどの近藤委員の質問とのかかわりでなんですけれども、同じ時期に同じ建設会社さんが代表者として建設工事を請け負われるというふうなことで、着実にやっていただきたいんですけれども、果たして本当に実施できるのかなというのが少し心配なところです。人材確保については書面で確認をするということなんですけれども、例えば、契約者が請け負った後に、さらに下請に出すという、これは個々、部分、部分で下請にいろいろ出すというのはあるとは思うんですけれども、例えば契約の書面の中とかで丸投げは禁止だよとかそういうのはあるんでしょうか。

吉沢経営室副参事(経理担当)

 当然丸投げにできないような仕組みには、契約書上もなっております。

羽鳥委員

 わかりました。書面ではそういったものがあると。ということは、大体の場面において責任者などは協永建設さんが取り仕切られて工事をやられるということだと思うんですけれども、逐一の進捗、本当にそれがやられているかどうかの確認というのは、定時的な報告ということで確認していく。要は、真実性をどう担保していくのかなというのが気になるんですけども、どのようにやっていくんでしょうか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 施工体制台帳の提出も求めておりますし、毎週1回、例によっては月に1回、総合定例会等をきちんと開いていきますので、そこで代表者の現場代理人さんの仕事のやり方等は確認していきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 わかりました。別のところで、設計にちょっとかかわってしまうんですけれども、第一小学校の校舎の新築工事に関しては、いろいろと地域住民の方から、校舎の配置やあり方についていろいろな意見が出ていたというふうに聞いているんですけれども、例えばどのような意見が出ていたのかというのは……

委員長

 契約に関係ないんですが。

羽鳥委員

 わかりました。じゃあ、今回こういった案件を出されるに当たって、最初に出された基本設計の案から一つでも変えたものがあるのかどうかというのをちょっと確認させてください。

委員長

 子ども文教の審議じゃないから。工事請負契約の範疇で答えてもらっていいですか。

髙田経営室副参事(施設担当)

 基本設計から変わったところということでしょうか……

委員長

 だって、中身は言えないでしょう。子文の、学校施設整備の検討じゃないから。

髙田経営室副参事(施設担当)

 そうですね、ちょっと申しわけないです。細かい部分に関しては、学校の子ども教育施設分野のほうの所管になりますので、お答えは控えさせていただきたいと思っております。

羽鳥委員

 基本的にはないというふうに聞いてはいるところなんです。(「ないなら聞かなくていい」と呼ぶ者あり)いや、だから、ちゃんと答えてもらいたかったんです。

 こういう質問をしたのは、校舎の学校の施設というのは、やっぱり地域の住民の人としっかり調和をしたものをつくってもらいたいと。そこでトラブルを起こしてほしくないと。ちゃんと地域に受け入れられる施設にしてほしいというところで、この間の中野区の説明会の過程などで、本当にその対応をやられたのかなというので、私は疑いが生じたところがあったので、最後の段ですから聞いたわけです。お答えできないというふうなことですから、残念なんですけれども。施設担当の方が今いらっしゃるので、ちょっと要望しておきますけれども、設計をされる際には、地域住民の意見を踏まえてやっていただければと、ちゃんと受けとめてやっていただければというふうに思いますので。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時44分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時44分)

 

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時44分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時45分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

羽鳥委員

 ――――――(発言取り消し)――――――(「委員長、休憩していただいてよろしいですか」と呼ぶ者あり)

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時48分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時54分)

 

 ただいま羽鳥委員から、先ほどの第29号議案についての意見について、その全てを取り消したい旨の発言がございました。この発言取り消しの申し出を許可することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、ただいまの意見について取り消しをするということに決しました。

 他に意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決いたします。

 お諮りします。第29号議案、中野第一小学校校舎新築工事等請負契約を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第29号議案の審査を終了します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から特に発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で総務委員会を散会いたします。

 

(午後3時55分)