１.令和２年（２０２０年）２月２０日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。
１.出席委員（４０名）
１番 市 川 しんたろう ２番 竹 村 あきひろ
３番 日 野 たかし ４番 渡 辺 たけし
６番 河 合 り な ７番 斉 藤 ゆ り
８番 立 石 り お ９番 羽 鳥 だいすけ
１０番 高 橋 かずちか １１番 加 藤 たくま
１２番 吉 田 康一郎 １３番 木 村 広 一
１４番 甲 田 ゆり子 １５番 内 野 大三郎
１６番 杉 山 司 １７番 ひやま 隆
１８番 小宮山 たかし １９番 い さ 哲 郎
２０番 小 杉 一 男 ２１番 若 林 しげお
２２番 内 川 和 久 ２３番 いでい 良 輔
２４番 小 林 ぜんいち ２５番 白 井 ひでふみ
２６番 いながき じゅん子 ２７番 山 本 たかし
２９番 石 坂 わたる ３０番 近 藤 さえ子
３１番 浦 野 さとみ ３２番 大 内 しんご
３３番 伊 藤 正 信 ３４番 高 橋 ちあき
３５番 平 山 英 明 ３６番 南 かつひこ
３７番 久 保 り か ３８番 森 たかゆき
３９番 酒 井 たくや ４０番 むとう 有 子
４１番 長 沢 和 彦 ４２番 来 住 和 行
１.欠席議員（２名）
５番 間 ひとみ ２８番 中 村 延 子
１.出席説明員
中野区長 酒井 直人
副区長 白土 純
副区長 横山 克人
教育長 入野 貴美子
企画部長 高橋 昭彦
企画課長 杉本 兼太郎
財政課長 森 克久
広報・広聴課長、業務改善課長 高村 和哉
総務部長 海老沢 憲一
危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之
総務課長 石濱 良行
職員課長 中谷 博
区民部長 青山 敬一郎
区民生活課長 古屋 勉
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 戸辺 眞
子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事（子ども家庭支援担当） 小田 史子
子ども・教育政策課長 永田 純一
教育委員会事務局指導室長 宮崎 宏明
地域支えあい推進部長 野村 建樹
地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子
地域活動推進課長伊藤 政子
健康福祉部長 朝井 めぐみ
保健所長 向山 晴子
福祉推進課長 長﨑 武史
環境部長 岩浅 英樹
環境課長 波多江 貴代美
都市基盤部長 奈良 浩二
都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝
まちづくり推進部長 角 秀行
中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗
まちづくり計画課長 千田 真史
１.本会の書記は下記のとおりである。
事務局長 吉村 恒治
事務局次長 小堺 充
議事調査担当係長 鳥居 誠
書 記 立川 衛
書 記 若見 元彦
書 記 井田 裕之
書 記 野村 理志
書 記 鎌形 聡美
書 記 遠藤 良太
書 記 松丸 晃大
書 記 高橋 万里
書 記 山口 大輔
書 記 有明 健人
書 記 五十嵐 一生
午後１時００分開議
○山本委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会します。
第６号議案から第１０号議案までの計５件を一括して議題に供します。
初めに、午前中に開かれた理事会の報告をします。
まず、資料要求の整理を行い、お手元の予算特別委員会資料要求一覧のとおり確認しました。
次に、総括質疑について、２２名の委員から質疑通告が提出されています。質疑の順序は、１番目に伊藤正信委員、２番目に酒井たくや委員、３番目に木村広一委員、４番目に浦野さとみ委員、５番目に渡辺たけし委員、６番目に吉田康一郎委員、７番目に若林しげお委員、８番目にひやま隆委員、９番目に小林ぜんいち委員、１０番目に長沢和彦委員、１１番目に市川しんたろう委員、１２番目に斉藤ゆり委員、１３番目に甲田ゆり子委員、１４番目に来住和行委員、１５番目に高橋ちあき委員、１６番目に森たかゆき委員、１７番目にむとう有子委員、１８番目に近藤さえ子委員、１９番目にいながきじゅん子委員、２０番目に石坂わたる委員、２１番目に小宮山たかし委員、２２番目に立石りお委員、以上の順序で質疑を行うこと、４日間の割り振りは、１日目は５名、２日目は５名、３日目は５名、４日目は７名とすることを確認しました。
次に、本日の運営についてですが、企画部長及び各部長から７０分程度の当初予算の総括説明を受けることを確認しました。
なお、総括説明の参考資料として、令和２年度当初予算（案）の概要及び「令和２年度予算で検討中の主な取り組み（案）」に対する区民意見募集の結果についてを、タブレット型携帯端末等で閲覧できるようにしましたので、御確認いただきたいと思います。
次に、次回、２月２５日（火曜日）、総括質疑１日目の委員会運営についてですが、総括質疑は５名、１番目に伊藤正信委員、２番目に酒井たくや委員、３番目に木村広一委員、４番目に浦野さとみ委員、５番目に渡辺たけし委員の順で質疑を行うことを確認しました。
ただいまの報告のとおり委員会を運営することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。
次に、資料要求についてお諮りします。
お手元の予算特別委員会資料要求一覧のとおり資料要求することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。
予算特別委員会
予算特別委員会資料要求一覧
◆総務分科会関係
企画部
[企画課]
１ 調査の外部委託の目的、経費、委託先一覧(現年度までの１１年間><自><立><育><無>
２ 「区民と区長のタウンミーティング」に出された意見の反映状況><自><立><都><育><無>
３ 男女平等に関する苦情・要望等件数と内容分類一覧（前年度までの３年間）<立><共><育><無>
４ 中野区の年少人口の推移（０～４歳、５～９歳、１０～１４歳）（現年度までの１０年間）<自><立><都><育><無>
５ 主な社会資本整備総合交付金の予算額・決算額（現年度までの２年間、次年度予算額（案））<自><立><公><都><育><無>
６ 「新しい中野をつくる１０か年計画（第３次）」における「おもな取り組み」事業の予算反映状況<自><立><公><都><育>
[財政課]
７ ２３区の予算額、基金総額一覧（現年度、次年度）
<自><立><公><共><都><育><無>
８ ２３区の次年度一般会計当初予算歳入総額に対する人口１人当たりの額
<自><立><公><共><都><育><無>
９ 歳出と主要一般財源の推移（前年度までの１０年間）<自><立><公><都><育><無>
１０ 歳入予算額・決算額の一般財源・特定財源別構成比の推移（次年度までの１１年間）
<自><立><公><共><都><育><無>
１１ 年度別歳入総額、区税、区債発行額・起債残高、基金取り崩し額・残高・運用金額（次年度までの１４年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１２ ２３区の財調交付金額（前年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１３ 特別区における地方消費税交付金の予算状況（前年度・現年度・次年度の３年間）<自><立><公><都><育><無>
１４ 財調フレーム当初見込みと中野区交付額の推移（現年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１５ 財調新規算定、算定引上げ及び引下げ項目と影響額一覧(現年度、次年度）<自><立><公><共><都><育><無>
１６ 都支出金の削減・縮小の施策・事業名と金額一覧（前年度までの２年間、現年度からの２年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１７ 性質別歳出のうち物件費一覧（款別・節別、主な予算項目）<自><立><共><都><育><無>
１８ 区債の目的別発行額・各借入先・利率・償還済額・未償還残高及び土地開発公社借入現在高の一覧<自><立><公><都><育><無>
１９ 年度別区債発行・土地開発公社借入一覧（次年度までの１１年間）<自><立><公><都><育><無>
２０ 用地特別会計の元利償還額・残高（次年度からの１０年間）<自><立><公><都><育><無>
２１ 当初予算額と決算額比較一覧（現年度までの６年間）<自><立><公><共><都><育><無>
２２ 新規拡充事業における一般財源額とそれに伴う事業の見直し、財政効果（次年度）<自><立><都><育><無>
２３ 各区の経常収支比率、財政力指数、区民一人当たり所得一覧（直近３か年分、特別区平均含) <自><立><都><育><無>
２４ 連結貸借対照表（前年度までの３年間）<自><立><公><都><育><無>
２５ 行政コスト計算書、資金収支計算書(前年度までの５年間)<自><立><公><都><育><無>
２６ 性質別・目的別普通会計決算額の推移（前年度までの１４年間）<自><立><公><都><育><無>
２７ 性質別歳出決算額の推移（普通会計ベース、前年度までの１０年間）<自><立><共><都><育><無>
２８ 性質別経費別経常収支比率の推移（前年度までの９年間）<自><立><公><共><都><育><無>
２９ 普通建設単独事業費（２３区別普通会計決算）（前年度までの５年間）<立><共><育>
３０ 中野区の出資団体（法人格、出資額、出資割合、出資目的、職員の兼務役員数とその割合、兼務役員の報酬の有無）（前年度）<自><立><都><育><無>
３１ 各区別の都民税（法人分）、固定資産税、特別土地保有税の収入額一覧（前々年度）<自><立><都><育><無>
[広聴・広報課]
３２ ２３区の各区ホームページ作成に関する予算、人員<自><立><都><育>
３３ パブリック・コメントに出された意見の反映状況（現年度までの４年間）<立><都><育><無>
[業務改善課]
３４ 区立施設の委託・民営化状況一覧<自><立><公><共><都><育><無>
３５ 指定管理施設における修繕実績（前年度までの３年間）<自><立><都><育>
総務部
[総務課]
３６ ２３区の特別職退職手当・勤続期間１年につき乗じる割合<自><育>
３７ 区長交際費予算・決算額一覧（現年度までの１０年間）および区長交際費支出分類<自><育><無>
[職員課]
３８ 職層別職員数の推移（現年度までの１０年間）<自><立><公><都><育><無>
３９ 職種別職員数の推移（現年度までの１０年間）><自><立><公><共><都><育><無>
４０ 所属別総職員数（再任用、非常勤、アルバイト、新規採用も含む、現年度までの７年間）<自><立><公><共><都><育><無>
４１ 一般行政職員の年度別採用数（Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類別男女別、現年度までの１３年間、次年度の予定）<自><立><公><都><育><無>
４２ 年齢別職員数（年代別、男女別、現年度までの５年間）<自><立><公><都><育><無>
４３ 職員および管理職員の男女別数と男女比（現年度までの５年間）<自><立><共><都><育><無>
４４ 退職者数と退職手当額の推移（前年度までの４年間、現年度からの１０年間）<自><立><都><育><無>
４５ 管理職の定年退職者数（現年度から５年間の推計）<自><育><無>
４６ 定年前に退職した職層別職員数（現年度までの６年間）<自><育><無>
４７ 超過勤務手当の支給実績（前年度までの４年間）<自><立><育><無>
４８ 年度別成績により特別に昇給した職員数､割合(現年度までの５年間<)<自><育>
４９ 職員の病気休暇（３０日以上）、病気休職者の延べ人数（前年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育><無>
５０ 超過勤務が月４５時間及び月１００時間を超えている延べ職員数（各分野別、前年度までの３年間）<自><立><共><育><無>
[用地経理課]
５１ ２０００万円以上の契約一覧（現年度までの４年間）<自><公><共><都><育><無>
５２ 特命随意契約件名一覧（工事、委託、物品、印刷契約）（現年度）<自><立><共><都><育><無>
５３ 調査の外部委託の契約内訳（入札参加事業者数を含む、現年度までの５年間）<自><公><育><無>
５４ 区から福祉作業所等へ発注している仕事一覧（現年度）<立><育><無>
５５ 企画提案型事業者選定実施結果一覧（現年度契約分）<立><公><都><育><無>
５６ 応募者が１者であった入札及び企画提案公募型事業者選定案件（現年度までの３年間）<自><立><共><都><育><無>
５７ 小規模事業者登録制度の契約反映状況<立><育><無>
５８ 区と土地開発公社の所有する未利用地一覧<自><立><公><都><育><無>
５９ 繰替運用及び一時借入金実績一覧（平成５年度～現年度）<自><公><育><無>
６０ 用地の取得状況と売却状況一覧（現年度までの３年間)<自><立><公><都><育><無>
[危機管理課]
６１ 井戸水提供の家一覧（町別）<自><立><公><都><育><無>
６２ 災害時応援協定に基づき区が井戸水の水質検査を行った公衆浴場数の推移（４すこやか福祉センター圏域別、前年度までの５年間）<自><育><無>
６３ 自転車対歩行者交通事故件数（前年までの４年間<自><立><公><都><育><無>
６４ 自転車対車の交通事故件数（前年までの４年間<自><立><公><都><育><無>
会計室
６５ 歳計現金等現在高の推移(各月末残高、現年度までの２年間、現年度は１月まで)<自><立><公><育><無>
６６ ２３区の一般会計決算執行率(中野区は前年度までの５年間、他区は前年度決算) <自><立><公><共><都><育><無>
新規要求分
６７ コンサルタント及びアドバイザリー業務の委託状況（部別・予算・決算）（次年度までの５年間）
６８ 会計年度任用職員の職務内容及び予算額一覧（次年度）
６９ 区発行の広報物・情報誌等区民向けの主な冊子の予算額一覧（次年度と過去４年間）
７０ ふるさと納税事業の使途別寄附額一覧（開始から現年度まで）
◆区民分科会関係
区民部
[区民生活課]
１ 消費者相談（月別相談件数、年代別・男女別相談件数、職業内訳、相談処理内訳、相談内容、相談上位１０項目、現年度までの４年間）<自><立><公><共><都><育><無>
[戸籍住民課]
２ 人口（年少、生産年齢、老年人口など）の想定（現年までの８年間の住民登録実数と次年以降９年間の想定）<自><立><公><共><都><育><無>
３ 外国人人口、国籍・地域別（現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
４ 外国人人口、国籍・地域別、在留資格別（現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
５ 各地域事務所別の諸証明の発行状況（印鑑証明・住民票・戸籍）（前年度までの５年間）<自><立><公><共><育><無>
６ コンビニエンスストアでの諸証明の発行状況（印鑑証明・住民票）（現年度までの３年間）<自><立><公><育><無>
[税務課]
７ 区民一人当たりの所得の推移（２３区平均と中野区、現年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
８ 中野区、２３区平均、最高額の区の区民一人当たり所得一覧（過去１０か年分）<自><立><育><無>
９ 区民税の徴収未収額（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１０ 特別区民税の予算現額、調定額、収入済額一覧（現年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１１ 特別区民税における所得割の課税標準の段階別納税義務者数と所得割額（次年度までの４年間） <自><立><共><都><育><無>
１２ 特別区民税現年度分の推移（調定額、納税義務者数（普通徴収・特別徴収）及び一人当たり課税額）（平成１０(1998)年度～現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
[保険医療課]
１３ 国民健康保険事業特別会計繰出金の推移（普通会計べース）（前年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１４ 国民健康保険の加入者数及び収納率と額（現年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１５ 国民健康保険料の納入状況・賦課額ランク別（前年度までの６年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１６ 後期高齢者医療保険料の納入状況（普通徴収）（前年度・現年度、９月分、１２月分）<自><立><共><都><育><無>
１７ 国民健康保険料のコンビニ収納について（コンビニ収納額の比率、現年分・滞納繰越分別の金額及び件数）（現年度までの１０年間）<自><立><公><共><育><無>
１８ 後期高齢者医療特別会計繰出金の推移（現年度までの７年間）<自><立><共><育><無>
１９ 次年度国民健康保険料の特別区共通基準による統一保険料との比較（モデルケースによる試算）<自><立><育><無>
[産業観光課]
２０ 産業経済融資資金貸付限度額と利率の推移（利率については区の補助率も）（現年度までの５年間）<自><共><育>
２１ 制度融資（創業支援資金）の業種別実績（前年度までの３年間）<自><公><育>
２２ 経営相談・診断の利用状況（現年度までの５年間）<自><公><共><都><育><無>
２３ 創業支援相談内容一覧（現年度までの３年間）<自><育><無>
２４ 産業観光課における当初予算・決算額（事業メニュー別）(現年度までの５年間><自><公><育>
２５ 商店街支援のための各事業別予算執行率（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
[文化・国際交流課］
２６ こども科学教室実施内容（前年度、現年度）<自><立><共><育>
環境部
[ごみゼロ推進課］
２７ 資源回収の区回収分、団体回収分別実績一覧（現年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育><無>
２８ 資源回収の事業経費と売却益等の推移（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
２９ 中野区のごみ量、資源量、資源化率及び資源分別状況の推移（前年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
[清掃事務所]
３０ ごみ収集事業月別収集量（前年度、現年度）<自><立><共><都><育><無>
３１ プラスチック製容器包装回収事業の実績（前年度、現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
３２ 廃棄物処理手数料収入額の推移（前年度までの５年間）<自><立><共><都><育><無>
３３ ごみ集積所監視カメラの使用実績（前年度、現年度）<自><立><都><育><無>
◆厚生分科会関係
地域支えあい推進部
[地域活動推進課]
１ 町会・自治会会館建設助成実績（施設の名称、所在地、建物構造、助成対象工事、助成額、葬場の利用状況）<自><立><共><都><育><無>
２ 各町会ごとの単身世帯の数（現年度）<自><立><共><都><育>
３ 町会、自治会の主な活動について（現年度）<自><立><共><都><育><無>
４ 区民が利用できる集会施設の施設数、建物面積、区民一人あたりの面積（２３区別)（前々年度）<自><立><共><都><育><無>
５ 公益活動助成金の交付額及び返還額（執行率）（前々年度、前年度）<自><立><共><都><育><無>
６ 高齢者見守り支援ネットワークの登録者数、協力員・機関の数及び見守りプラン件数の推移（発足から現在まで）<自><立><公><共><都><育><無>
７ 見守り対象者名簿の町会・自治会への提供実績（提供時期ごとの新規提供団体数、通知対象者数、登載人数、研修実施回数）<自><共><都><育><無>
８ 各町会ごとの見守り対象者数（障がい者、高齢者）（現年度）<自><立><共><都><育><無>
[地域包括ケア推進課]
９ 中野区地域包括支援センター別相談実績・内容別内訳一覧（開設から現年度まで）<自><立><公><共><都><育><無>
[介護・高齢者支援課]
１０ 介護保険事業の実施状況月別一覧（現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
１１ 介護保険苦情相談件数（前年度、現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
１２ 介護保険料ランク別人数及び滞納額（現年度１月末現在）<自><立><公><共><都><育><無>
１３ 介護予防事業の実施状況一覧（現年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１４ 中野区の福祉サービス事業一覧と執行額（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
[すこやか福祉センター]
１５ 高齢者福祉センター廃止後の施設別自主グループ団体数（現年度までの５年間）<立><公><育>
１６ すこやか福祉センターにおける福祉相談件数（現年度までの３年間） <自><立><公><共><都><育><無>
健康福祉部
[福祉推進課]
１７ 中野区老人ホーム入所判定委員会委員の氏名及び職種 <自><公><育>
１８ 成年後見制度の区長申し立て件数（２３区別）（前年度までの５年間）<自><共><育><無>
[スポーツ振興課]
１９ 学校開放、学校別遊び場開放及び球技開放利用内訳（現年度までの４年間）
<自><立><公><共><都><育><無>
２０ 区立小中学校の校庭・体育館を目的外利用しているスポーツ団体数の一覧（現年度）><自><立><共><都><育><無>
[障害福祉課]
２１ 中野区障害者地域自立生活支援センターの障害別・内容別相談実績(現年度までの５年間) <自><立><公><共><育><無>
[生活援護課]
２２ 生活保護受給者の年齢別構成と平均受給額（前年度、現年度）
<自><立><公><共><都><育><無>
２３ 生活保護費（扶助費）支給額、保護世帯数、保護人員、保護率の一覧（前年度までの５年間） <自><立><公><共><都><育><無>
２４ ２３区の生活保護費（扶助費）支給額、保護世帯数、保護人員、保護率一覧（前年度）<自><立><公><共><都><育><無>
２５ 生活保護法第７８条の適用及び徴収状況（現年度までの５年間）
<自><立><公><共><都><育><無>
２６ 生活保護受給者の医療扶助費の推移及びレセプト点検による返戻額(現年度までの３年間) <自><立><都><育><無>
[保健企画課]
２７ がん検診の受診者数・要精検者数一覧（前年度までの５年間）
<自><立><公><共><都><育><無>
２８ 基本健診の年代別受診者数（前年度までの２年間）
<自><立><共><育><無>
[保健予防課]
２９ エイズ相談・検査実施状況及び患者数、感染者数（前年までの１０年間、現年１月）<自><公><共><育><無>
３０ 全国・東京都・中野区の合計特殊出生率の推移（前年までの３０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
３１ 大気汚染健康障害認定者数の推移（現年度までの１０年間） <共><育>
３２ 人工妊娠中絶年齢別実施件数、妊娠届出数（前年までの５年間）<立><育><無>
[生活衛生課]
３３ 中野区内普通公衆浴場廃止施設一覧（現年度までの７年間）
<自><育><無>
◆建設分科会関係
都市基盤部
[道路課]
１ 私道舗装改修の件数、延面積、総費用（現年度までの４年間）<自><公><共><都><育><無>
[公園緑地課]
２ 区内公園における芝生化率<自><立><都><育>
３ 区内町別一人当りの公園面積<自><立><公><共><都><育><無>
[建築課]
４ 木造住宅等の耐震性確保に係る総合支援事業の実施状況（現年度までの２年間）<自><立><公><共><都><育><無>
[交通政策課]
５ 撤去自転車の返還率一覧（撤去手数料別、現年度までの５年間<自><立><公><共><都><育><無>
まちづくり推進部
[まちづくり計画課]
６ まちづくり関係調査費（現年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
[中野駅周辺まちづくり課]
７ 中野駅周辺まちづくり関連経費年度別一覧<自><立><公><都><育><無>
◆子ども文教分科会関係
子ども教育部・教育委員会事務局
[子ども・教育政策課]
１ 区立小中学校の校割予算歳出決算額（前年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育><無>
２ 区立図書館図書資料購入費の２３区一覧（現年度予算、次年度予算案)<自><立><公><共><都><育><無>
[保育園・幼稚園課]
３ 保育園の年度当初年齢別入所数(次年度までの７年間)<自><立><公><共><都><育><無>
４ 区内の０～２歳児数、保育施設等入所児童数及び待機児童数（年齢別）（現年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
５ 認可保育施設等の町別待機児童数の推移（現年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
６ 区立保育園別特別な支援が必要な児童の在籍状況と対応する職員配置状況（現年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
７ 私立認可保育施設等の年齢別入園数の推移（各年度当初と年度最終の数）（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
８ 認可保育施設等利用世帯の内訳（両親・父子・母子）<自><立><公><共><都><育><無>
９ 保育料の納入状況（現年度までの７年間）<自><立><公><共><都><育>
１０ 保育料のランク別人数（現年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育>
１１ 保育料の滞納一覧（各ランク別件数と金額）（前年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育>
１２ 中野区保育料と他区との比較<自><立><公><共><都><育>
１３ 保育所運営経費の財源内訳 <自><立><公><共><都><育><無>
１４ 保育園児１人に対する区の支出額(区立･私立、児童年齢別、前年度決算)<自><立><公><共><都><育><無>
１５ 区立幼稚園・私立幼稚園別園児１人当たりの税等充当額の推移（決算額）（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
１６ 保育園に勤務する保育士、看護師、調理及び用務の定年・普通退職者数（前年度までの１１年間の実績、現年度から９年間の推計）<自><立><公><共><都><育><無>
１７ 認証保育所職員の年齢別構成（現年度４月１日現在）<自><立><共><都><育><無>
１８ 保育園、年度当初の新規計画園供給見込数（施設形態別）と実績（現年度までの３年間）<自><立><共><都><育><無>
[子ども教育施設課]
１９ 区立小中学校の施設整備進捗状況（現年度までの９年間）<自><立><公><共><都><育>
２０ 芝生化による区立小学校の校庭使用不可能日数・学校別（芝生化による影響）<自><立><育><共>
２１ 区立小中学校における特別教室冷房化工事の年次計画（平成２８年度から令和２年度まで）<自><立><共><都><育>
２２ 区立小中学校におけるトイレの洋式化工事の年次計画（平成２８年度から令和２年度まで）<自><立><共><都><育><無>
２３ 区立小中学校における水飲栓直結給水化工事の年次計画（平成２８年度から令和２年度まで） <自><立><共><都><育><無>
[子育て支援課]
２４ 子ども家庭支援センターの相談実績（現年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
２５ 病児・病後児保育の利用状況（前年度、現年度）
<自><立><公><共><都><育><無>
２６ ひとり親家庭（母子家庭）の児童扶養手当及び児童育成手当の受給世帯数・受給
総額・平均受給額（前年度、現年度）<自><立><公><共><都><育><無>
２７ 乳幼児医療費助成と子ども医療費助成の実績（現年度までの４年間）
<自><立><共><育><無>
[育成活動推進課]
２８ 児童館別乳幼児親子の利用状況（現年度までの３年間）
<自><立><公><共><都><育><無>
２９ 児童館・Ｕ１８プラザ別小学生・中学生・高校生各利用状況（現年度までの３年間）<自><立><共><都><育><無>
３０ 地域の団体と児童館との共催事業（前年度、現年度）<自><立><公><共><都><育>
３１ 学童クラブ別定員数、入会申込数と入会数（学年別）と兄弟姉妹関係一覧（現年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育><無>
３２ 学童クラブ利用申請状況<自><立><公><共><都><育><無>
３３ 児童館別職員配置状況（現年度までの３年間）<自><立><公><共><都><育><無>
３４ キッズ・プラザ登録児童数と利用状況（前年度、現年度）<自><立><共><都><育><無>
３５ 乳幼児親子支援活動助成金で補助を受けている団体の活動一覧<自><立><公><共><都><育><無>
[子ども特別支援課]
３６ 区立小中学校別の障害児児童・生徒受入状況及び支援員配置状況（現年度１月末
現在）<自><立><公><共><都><育><無>
[指導室]
３７ 学校休業日における学習にかかわる取り組み状況（現年度）<自><立><共><育><無>
３８ 教育センターにおける相談実績（内容、件数）（前年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
３９ 社会科・道徳の副読本の使用状況について（現年度）<自><立><共><都><育><無>
４０ 授業等における地域人材の活用状況（現年度）<自><立><共><都><育><無>
４１ スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの相談件数の推移（前々年度、前年度）<自><立><公><共><都><育><無>
[学校教育課]
４２ 区立小中学校別新入学児童・生徒数の推移と見通し（現年度までの５年間及び次年度からの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
４３ 通学区域外から就学している児童・生徒数(区立小中学校別)（前年度、現年度）
<自><立><公><共><都><育><無>
４４ 新入学時に通学区域外から就学した児童・生徒数(理由別)(現年度までの５年間)<自><立><公><共><都><育><無>
４５ 私立小学校への入学者数と公私比較率（公立学区域別）（現年度）
<自><立><公><共><都><育><無>
４６ 私立中学校への入学者数と公私比較率（公立学区域別）（現年度）
<自><立><公><共><都><育><無>
４７ 公立小中学校以外への進学状況（現年度までの５年間）<自><立><公><共><都><育><無>
４８ 小中学校就学奨励受給者の推移（現年度までの１０年間）<自><立><公><共><都><育><無>
４９ 給食調理業務委託校別委託料（Ａ）給食数（Ｂ）単価（Ａ／Ｂ）の推移（現年度
までの３年間）<自><立><共><育><無>
５０ 学校別食材料の仕入れ先（米、野菜・果物、魚、肉）区内・区外別業者数（前年度、現年度） <自><立><共><育><無>
５１ 給食調理業務委託校別正規職員とパート職員の配置状況（前年度）<自><立><共><育><無>
５２ 区立小中学校における学校給食費の未納状況について（校数・未納者数、未納額、前年度）<自><立><共><都><育><無>
５３ ２３区の区立小中学校で行っている宿泊を伴う事業一覧（前年度） <自><立><共><都><育><無>
○山本委員長 理事者におかれましては、２月２５日（火曜日）からの総括質疑に間に合うように資料作成をお願いします。
予算の審査に当たって区長から発言を求められておりますので、これを許可します。
○酒井区長 本日から本特別委員会におきまして、令和２年度予算の御審査をいただくことになります。御案内のとおり、本予算は当区における新年度の事務事業の大綱を定めるものでありますので、十分な御審査を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○山本委員長 それでは、ただいまから総括説明を受けます。
説明をお願いします。
○高橋企画部長 令和２年度各会計当初予算に係る第６号議案から第１０号議案までの計５議案につきまして、一括して説明させていただきます。
説明の前にお手元に配付いたしました冊子の確認をお願いいたします。議案書、各会計予算説明書、予算説明書補助資料、令和２年度当初予算（案）の概要でございます。このほか、平成３１年度外部評価報告書も配付させていただいております。参考に御覧ください。
また、「令和２年度予算で検討中の主な取り組み（案）」に対する区民意見募集の結果についても配付させていただいております。こちらは、昨年１２月に中野区報、区ホームページなどでお知らせいたしました主な取り組み（案）について、区民の方々からお寄せいただいた御意見、それに対する区の見解、回答をまとめたものでございます。参考に御覧ください。
なお、本日の説明につきましては、当初予算（案）の概要に基づきまして行いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、長くなりますので、座って御説明させていただきます。
初めに、当初予算（案）の概要の１ページ目の令和２年度予算編成方針でございます。
令和２年度は、新しい基本構想・基本計画の検討を踏まえながら、これまでの計画に沿って進めてきたまちづくりなどについても、改めて将来に向けた十分な検証に立ち返り、必要に応じて区民との対話などを行いつつ、着実に推進するほか、政策課題については的確に対応することを目的として予算の編成を行ったところでございます。
次に、２ページを御覧ください。各会計の財政規模の概略を申し上げます。
一般会計と特別会計を合わせました予算総額は２,１１３億３,６００万円で、前年度と比較いたしますと１５６億１,９００万円、６.９％の減となりました。
まず、一般会計でございます。一般会計は１,４６８億２,３００万円で、前年度と比較して５３億４,９００万円、３.５％の減となりました。区立学校再編整備費、教育・保育施設給付費や中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備費等が増加した一方で、中野区立総合体育館整備費、哲学堂公園野球場改修費、広町みらい公園整備費が皆減となったこと等から、前年度を下回る予算となったものでございます。
３ページには特別会計の概要をお示ししております。まず、表の一番上、用地特別会計は矯正研修所等跡地の取得費が皆減となったことから、前年度より大幅な減となりました。そのほか、国民健康保険事業特別会計は前年度比１.８％の減、後期高齢者医療特別会計は前年度比１.９％の増、介護保険特別会計は前年度比４.２％の増となってございます。
次に、４ページを御覧ください。一般会計歳入の状況でございます。
表を御覧ください。歳入予算を款別に見たものでございます。まず、増加した歳入の主なものといたしまして、特別区税は、納税義務者数の増やふるさと納税の影響などを見込み、５億８,６００万円余、前年度比で１.７％の増となっています。７款地方消費税交付金は、消費税増税の影響を反映し、１０億円、前年度比で１６.７％の増といたしました。１３款国庫支出金は、区立学校再編整備や子ども・子育て支援経費が増加したことなどから、１６億６,５００万円余、６.３％の増となりました。
一方、減となる主なものとして、１７款繰入金は、財政調整基金などからの繰入れが減となり、５０億３,５００万円余、２８.３％の減となりました。２０款特別区債は、後年度への負担を考慮し、起債を抑制したことから、３０億３,４００万円、２９.７％の減となりました。
次に、６ページを御覧ください。一般会計の歳出予算についてです。
中ほどの表を御覧ください。歳出予算を性質別に見たものでございます。義務的経費は、前年度比で１２億円余、１.８％の増となっています。このうち、扶助費は教育・保育に係る給付費などが増となったことから、前年度比１７億６,３００万円余、４.２％の増となりました。
次に、投資的経費ですが、前年度比で３２億３,８００万円余、１０.４％の減となりました。これは、中野区立総合体育館整備費、哲学堂公園野球場改修費等が皆減となったことなどから、大幅な減となったものでございます。
次に、その他の経費ですが、物件費が、区立保育室７室のうち６室を閉室したことなどから、前年度比で１１億２,７００万円余、５.０％の減となりました。積立金は、財政調整基金などへの積立てが前年度比で１１億８,２００万円余、１２.９％の減となりました。これらにより、その他の経費総額では、前年度比３３億１,１００万円余、６.１％の減となっています。
なお、これら性質別の各費目の内容については、６ページと７ページにその概要を記載してございます。
次に、８ページを御覧ください。予算の特徴でございます。
区は、新たな基本構想・基本計画の策定に向けて検討を進めており、新しい中野区政の方向性について区民の皆さんとともに議論しているところでございます。令和２年度予算は、基本計画が策定されるまでの間、「子育て先進区に向けた取り組み」、「安心して地域で暮らし続けられるための取り組み」、「区民とともに進めるまちづくりのための取り組み」と、これらを支え、推進する行財政運営に重点を置き、これまで進めてきたまちづくりに引き続き取り組むとともに、喫緊の課題に対応するための予算といたしました。
主な取組内容につきましては、８ページから１２ページにわたり、四つの区分と、オリンピック・パラリンピックの取組での視点でまとめてございます。
主な内容については、この後、各部長が御説明いたしますので、ここでの説明は省略させていただきます。
続きまして、１３ページを御覧ください。ここで財政運営についての考え方を申し上げます。
区は、行財政運営の基本方針で基準となる一般財源規模を定め、この範囲内で歳出予算を組むよう努めるとともに、基準額を上回った歳入については、将来に備えて基金に積み立てることとしています。令和２年度においては、今後５年間の歳入状況を見極めつつ、過去５年間の歳入決算額を踏まえるとともに、地方消費税交付金の増額見込みを加味いたしまして、基準となる一般財源規模を７５０億円と設定して、予算編成を進めたところです。
１３ページ下段の図で御説明いたします。令和２年度は、一般財源の見込額７８４億円が、基準額７５０億円を３４億円超えたため、超過分を財政調整基金などに積み立てることにしています。
次に、１４ページを御覧ください。今後の財政運営です。歳入においては、法人住民税の一部国税化の拡大により、特別区交付金が影響を受けることなど、令和３年度以降の一般財源に不確定な要素が含まれることから、今後の歳入変動に最大限注視していく必要があると考えています。歳出においては、今後、社会保障経費や投資的経費の増加が見込まれることから、財政負担の大きな時期になっても区民サービスを停滞させることなく、安定的な財政運営を行うために、ＰＤＣＡサイクルをより機能させて、事業の見直し・改善を進めていきます。新しい基本構想で描く中野のまちの実現に向けて、これまでの財政運営手法を検証し、持続可能な区政運営に向けた考え方について、新しい基本計画において明らかにしたいと考えています。
次に、１５ページの財政調整基金と特定目的基金ですが、区の財政の健全な運営に資するための財政調整基金については、現在、三つの目的に分けて運用しています。第１に、各年度間における財源不足額に対応する年度間調整分、第２に、区有施設等施設改修に対応する施設改修分、第３に、一時的に多額の経費が生ずる退職手当に対応する退職手当分です。令和２年度は、施設保全工事などの財源として約２８億円、退職手当の財源として約３億円を繰り入れています。
次に、特定目的のための繰入れ、積立てですが、「義務教育施設整備基金」、「まちづくり基金」や「道路・公園整備基金」などから繰入れを行っています。このほか、起債の償還に備え、これまで積み立ててきた「減債基金」からも所要額を繰り入れています。また、基準となる一般財源規模を超過した３４億円については、財政調整基金などに今後の財政状況を見据えて積立てしています。
次に、１６ページの学校施設の建替え、新区役所建設に向けた取り組みですが、平成３０年度から中野区立小中学校再編計画（第２次）などに基づき、学校施設の建て替えが本格的に進められています。基金と起債を計画的に、バランスよく活用し、後年度に大きな影響を及ぼさないように取り組んでいきます。また、区役所新庁舎の建設についても、一時的な財政負担に対して起債の活用と財政調整基金で対応するとともに、将来的な負担をできる限り少なくするために、現区役所など区の資産を有効に活用した財源対策を行います。
次に、起債計画です。下段の一覧を御覧ください。施設整備などの投資的事業については、財政負担や世代間負担の平準化を考慮しながら、起債を計画的に活用しています。令和２年度は、一般会計において７１億８,５００万円を起債する予定でございます。
なお、起債に伴う公債費についてですが、区は過度な財政負担とならないよう、区独自の指標である公債費負担比率がおおむね１０％を超えないよう運用しております。
次に、１７ページを御覧ください。令和６年度までの５年間の財政フレームでございます。先ほど説明した学校施設の建て替えや区役所新庁舎の建設に関する計画を反映したものとなってございます。
以上で令和２年度の予算編成方針、歳入歳出予算規模、予算の特徴、財政運営の考え方の説明とさせていただきます。
続きまして、１８ページを御覧ください。各部予算の概要・主な事業となります。
表を御覧ください。区は、予算科目を目的別に編成しており、原則として、表の２款と４款から１０款までは、そのまま各部の予算となっています。この各部予算の概要・主な事業につきましては、各部長がそれぞれ説明をいたします。
まず、私から、１款の議会費、２款の企画費、１１款の公債費、１２款の諸支出金、１３款の予備費、そして、用地特別会計について御説明いたします。
表の一番上、１款議会費でございます。８億９,７２２万１,０００円の予算を計上いたしました。改選に伴う諸費等が減少したことから、０.３％の減となりました。
次に、２款企画費の予算額は２２億８,２７２万１,０００円で、基本構想・基本計画や統計調査等が増となりましたが、次期住民情報システム構築経費等が減少したことから、０.５％の減となってございます。
１１款公債費は、前年度比３１.１％減の２３億９,２４５万８,０００円を計上しました。
１２款諸支出金については、基金への積立金及び用地特別会計への繰出金を計上しています。前年度比１４.２％減の８０億２,１１６万９,０００円となりました。
１３款予備費については、３億円を計上してございます。
次に、１９ページをご覧ください。企画部の予算の概要を説明いたします。
企画部では、将来の中野のまちを展望し、おおむね１０年後に目指す姿を明らかにするため、「中野区基本構想」を改定するとともに、新たな基本計画の策定や次期中野区まち・ひと・しごと創生総合戦略、中野区男女平等基本条例及び中野区地域情報化推進計画の改定等に取り組みます。また、区の広報では、区報に１０か国多言語アプリを導入するほか、区のホームページにユニバーサルデザインフォントを導入するなど、ユニバーサルデザイン推進にも取り組みます。
次に、２０ページの主な事業について御説明いたします。
１－０１、次期「中野区まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定でございます。新たな基本計画の策定に合わせ、令和２年度に総合戦略を策定します。
次に、１－０２ですが、新たな基本計画の策定に向け、施設の跡地活用等について検討いたします。
１－０３ですが、性的少数者や多文化共生についての理解促進の視点を踏まえ、条例の改正について検討いたします。
１－０４ですが、分かりやすい事業を目指し小・中学校にユニバーサルデザインフォントを導入するとともに、区政情報を的確に伝えるため、ホームページにおいても同フォントを導入いたします。
１－０５ですが、基本構想の改定及び新たな基本計画の策定に向け、区民意見交換会やパブリック・コメント手続などを行います。
１－０６ですが、区報に１０か国多言語対応アプリを導入するほか、区報の点字版を発行し、希望する視覚障害者に送付するなど、区の広報を充実していきます。
１－０７ですが、ＩＣＴを活用した業務改善による区民サービスの向上や、業務の自動化及びペーパーレスによる行政事務の効率化などを目指し、中野区地域情報化推進計画を改定します。
１－０８ですが、ナカノミライプロジェクトは、実施方法を見直しました。情報発信事業については、区の魅力発信を効果的に行い、まちの活力を高めていきます。
次に、用地特別会計について御説明いたします。恐れ入りますが、４６ページ、４７ページを御覧ください。両ページのそれぞれ上段の表が用地特別会計になります。
用地特別会計は、用地取得に関する経理を明確にするため設けている特別会計でございます。令和２年度は、矯正研究所等跡地の取得に係る経費が皆減となったことから大きく減少し、５億１,２００万円となっています。
右ページの歳出を御覧ください。１款公債費は、公共用地先行取得費の元利償還金です。２款諸支出金は、一般会計の繰出金を計上したことから、５億６００万円余の皆増となっています。
左ページの歳入につきましては、１款財産収入は、一般会計における用地取得費と呼応するものでございまして、鍋横区民活動センター等用地に係る経費を計上しています。２款繰入金は、公共用地先行取得債の利子分などについて、一般会計から繰入れを行っているものです。
以上で議会費、企画費、公債費、諸支出金、予備費及び用地特別会計の説明とさせていただきます。
引き続き各部長から、各款ごとに、部の予算編成の特徴や主な事業などについて説明をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
○海老沢総務部長 私からは、令和２年度当初予算のうち、３款総務費について御説明をいたします。
当初予算（案）の概要、２２ページをお開きください。３款総務費の予算の額は、６８億８,４３４万６,０００円、区全体の歳出に占める割合は４.７％となっております。
なお、総務費には、総務部のほか会計室、選挙管理委員会、監査事務局の予算も含まれてございます。
総務部では、適切な組織管理と職員の能力向上による信頼される区政運営の展開及び防災対策や交通安全啓発の推進、新区役所整備などに取り組んでまいります。
それでは、主な事業につきまして御説明をいたします。２３ページを御覧ください。新規と拡充・推進の主な事業は、記載の事業を予定してございます。
まず、２－０１でございますが、公契約に係る質の向上や労働者等の適正な労働条件の確保を目的といたしまして、条例制定に向けた検討を行います。
２－０２でございますが、防災対策の推進でございます。洪水ハザードマップの内容充実と多言語版の作成及び災害対策用として新たに乳児用液体ミルクの備蓄、風水害時の一時避難場所に飲料水などの物資の配備を行います。
２－０３でございますが、特殊詐欺被害を未然に防ぐための自動通話録音機貸与事業を拡充いたします。
２－０４でございますが、交通安全啓発の推進でございます。自転車利用の安全意識向上、交通事故の防止を目的といたしまして、自転車のＴＳマーク取得に関する点検・整備費用の助成を行います。また、中野・野方両交通安全協会が実施する啓発活動に関する経費を充実をいたします。
２－０５でございますが、新区役所整備でございます。令和６年度に予定をしている新庁舎への移転に向けまして、実施設計を進めるとともに、現中野体育館の解体工事に着手をいたします。
以上が総務部の主な事業となります。
続きまして、会計室でございますが、決算の調整や会計システムの運用、物品の管理、審査・出納業務の経費を計上してございます。
次に、選挙管理委員会でございますが、２－０６にございますように、令和２年７月５日投・開票の東京都知事選挙の執行及び中学生等への若年層への啓発を一層図ります。
監査事務局では、監査委員と事務局の経費を計上してございます。
以上が３款総務費の説明でございます。どうぞよろしく御審議のほどお願いいたします。
○青山区民部長 私からは、令和２年度当初予算（案）のうち、区民部所管分の４款区民費及び国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計について御説明いたします。
当初予算（案）の概要の２４ページをお開きください。区民費の歳出予算総額は、１１３億８,３２１万円で、６億７,４９３万９,０００円、５.６％の減となっております。
区民部は、自治体としての基本業務を安定的に行うため、住民税や国民健康保険料の収納率向上及び国民健康保険の給付適正化に取り組みます。また、産業振興、観光振興により、にぎわいのあるまちの実現を目指すとともに、文化芸術振興や国際交流の推進に取り組みます。
それでは、区民部が取り組む主な事業につきまして御説明いたします。２５ページを御覧ください。新規事業は２件でございます。
３－０１、マイナンバーカード普及促進でございます。マイナンバーカード取得の新たな申請サポートを実施するとともに、申請受付体制を拡充し、普及促進を図ります。
３－０２、区内事業所の事業承継支援の推進でございます。中小企業や小規模事業者の廃業増加への対応として、事業承継に関する考え、支援ニーズ等を把握するため、区内事業所の状況調査を実施いたします。
続きまして、拡充・推進事業は５件でございます。
３－０３、コンビニ交付サービスの拡充でございます。コンビニエンスストアで取得できる証明書について、現行の住民票の写し及び印鑑登録証明書に、新たに税証明、戸籍証明及び戸籍の附票を加え、区民の利便性の向上を図ります。
３－０４、特別区税収納率向上対策でございます。訪問による納税案内業務委託について、訪問区域を拡大いたします。併せて、財産調査業務を拡大いたします。また、ショートメッセージサービスを活用した納付勧奨及び区外滞納者に対する居住確認等の状況調査を拡充いたします。
次に、３－０５、商店街活性化支援の拡充でございます。中野区商店街連合会に対する補助について、商店街内での起業支援、個店の経営支援等をテーマとしたセミナーなどの事業も対象に加え、支援を拡充いたします。
３－０６、多言語対応の充実でございます。在住外国人が不自由なく生活が営なめるようにするため、区役所各窓口や庁外窓口、小中学校等において、多言語による即時通訳ができるＡＩ翻訳機を導入するとともに、様々な国の手続にかかる説明等をまとめた生活ガイドブックを作成いたします。
３－０７、国際交流協会支援の拡充でございます。国際交流協会の事業に協力しているボランティアに対し、交通費相当を支給いたします。また、日本語の理解が十分でない外国人の中学生に対し、集中教室を設け、日本語指導を充実いたします。
次に、２６ページを御覧ください。見直し等の事業は１件でございます。
３－０８、ビジネスプランコンテストでございます。区の行うコンテストを見直し、産学公金のネットワークなど、民間との協力体制の中でコンテスト等の実施を図ります。
次に、国民健康保険事業特別会計の拡充・推進事業について御説明いたします。
３－０９、国民健康保険料収納率向上対策でございます。国民健康保険制度の安定的な運営を保つために、国民健康保険料収入率の向上を目指し、ショートメッセージサービスを活用した新たな納付勧奨、区外転出者への訪問催告及び現況調査委託を行います。
続きまして、特別会計について御説明申し上げます。４６ページ、４７ページをお開きください。４６ページ、４７ページ下段の国民健康保険事業特別会計でございます。当初予算額は、歳入歳出ともに３２７億７,７００万円でございまして、前年度より６億１,４００万円、１.８％の減となっております。
主な増減について御説明いたします。
まず、右側の４７ページ、歳出を御覧ください。２款国保給付費では２億１,９８１万３,０００円の減、３款国保事業費納付金が４億５１１万１,０００円の減となっております。これは、被保険者数の減などによるものでございます。
次に、左側の４６ページ、歳入を御覧ください。１款国民健康保険料が６,０３５万２,０００円の減となっております。これは、被保険者数の減などによるものでございます。
次に、４款都支出金が、国保給付費の減に伴って保険給付費等交付金が減ったことで１億８,１５１万７,０００円の減となっております。
次に、５款繰入金が、歳入歳出の増減に伴う不足額の調整等で４億４,０９７万３,０００円の減、７款諸収入が、退職被保険者分国保事業費納付金の返還金等の増により、６,８８４万２,０００円の増となっております。
以上が国民健康保険事業特別会計の説明でございます。
続きまして、４８ページ、４９ページを御覧ください。上段の後期高齢者医療特別会計でございます。当初予算額は、歳入歳出ともに７２億３,７００万円でございまして、前年度より１億３,６００万円、１.９％の増となっております。
主な増減について御説明いたします。
まず、右側の４９ページ、歳出を御覧ください。１款広域連合納付金が、保険料負担金の増などにより１億３,６８６万５,０００円の増となっております。
次に、左側の４８ページ、歳入を御覧ください。１款後期高齢者医療保険料が、被保険者数の増加などにより１億７,１０４万５,０００円の増となっております。
以上が後期高齢者医療特別会計の御説明でございます。
私からの御説明は以上でございます。どうかよろしく御審議のほどお願いいたします。
○戸辺子ども教育部長、教育委員会事務局次長 それでは、子ども教育部、教育委員会事務局の予算案につきまして御説明させていただきます。
２７ページをお開きください。子ども教育費の予算額は、５５７億６,２７０万２,０００円と、前年度より２０億４,６９７万９,０００円の増となりました。
子育て先進区の実現に向け、子育て・子育ちに必要な環境の整備、教育の充実など、「子育てしてよかったまち」「育ってよかったまち」「子育てしたいまち」を目指して取り組みを進めてまいります。
主な事業につきまして御説明させていただきます。２９ページを御覧ください。
１番、子育て先進区の実現に向けた施策推進でございます。子育て先進区実現に向けた基礎づくりのための施策を推進し、（仮称）子どもの権利条例制定に向けた検討、啓発事業、子どもの貧困対策に関する施策の検討などを進めてまいります。
２番目、木製おもちゃの子ども施設への配置でございます。森林環境譲与税を活用し、子どもたちが木製おもちゃに触れることで、自然への親しみを感じることができるよう、子ども施設に木製おもちゃを配置いたします。
３番目、子どもの読書環境の充実では、０歳児を対象としたブックスタート事業による親子読書のきっかけづくりを行うとともに、よりよい読書環境を目指し、図書館の乳幼児図書の充実、地域開放型図書館の整備を進めてまいります。
４番、保育所運営充実費の拡充では、私立保育園に対する運営充実費の加算額の引き上げにより、保育の充実を図ってまいります。
５番、幼児教育の充実では、教育研究会補助を増額いたします。また、私立幼稚園等への保護者補助を継続いたします。
６番、居宅訪問型保育事業は、居宅訪問型保育事業を利用する保護者が負担している、保育士や看護師の交通費の補助を実施するものでございます。
７番、民間保育施設の新規開設支援・建替支援は、保育ニーズに対応し、保育定員の拡充を図るため、保育事業者が行う認可保育所の施設整備等に対して補助するとともに、認可外保育施設の認可化に向けた支援を行ってまいります。
３０ページをお開きください。
８番、区立保育園の民営化では、保育施設の更新や定員拡大を図るため、現在進行中の区立保育園の民設民営化を進めてまいります。
９番、区立保育室事業でございます。見直し事業でございます。緊急的な待機児童対策として運営している区立認可外保育室については、７施設のうち６施設を閉室いたします。
１０番、保育人材確保支援対策でございます。こちらも見直し事業でございます。民間保育施設の保育士等確保のための支援策を見直し、保育士就職奨励金及び新規開設保育所の保育士確保に要する経費補助を廃止いたします。保育士等宿舎借上げ支援事業につきましては、継続して実施いたします。
１１番、保育入園事務の効率化でございます。入園申し込みに係る申請手続の簡素化及び入力事業のＩＣＴ化を進めるとともに、保育所入所選考のＡＩ化に向けた検討準備を進めてまいります。
１２番、子ども総合相談窓口の改善では、相談体制を強化するとともに、キッズスペースを設置し、窓口環境の改善を図ってまいります。
１３、（仮称）総合子どもセンター等設置準備でございます。子ども期から若者期への課題についての専門相談、支援、措置、家庭・社会復帰までを総合的に実施する（仮称）総合子どもセンター等の整備を進めるため、児童相談所の開設に向けて他自治体の児童相談所への職員派遣をするほか、施設の開設準備を進めてまいります。
１４、ひとり親家庭支援の充実でございます。ひとり親家庭等を対象とした交流会や子育て相談会、養育費等についてのセミナー・相談会の開催や見守りの必要な母子等の生活支援を短期間の宿泊にて行う母子等ショートケア事業等、ひとり親家庭の支援を充実いたします。
次に、３１ページを御覧ください。
１５、３歳児健康診査の充実でございます。受診率向上のため、かかりつけ医への受診を可能といたします。歯科健診では、中野区歯科医師会への委託とし、内科健診につきましては、これまでどおり集団健診により実施いたしますが、未受診者や希望する方については医療機関でも実施いたします。
１６番、子育て支援施設等の拡充でございます。新校舎の開設に合わせ、みなみの小学校、美鳩小学校、中野第一小学校でのキッズ・プラザ開設準備を進めてまいります。また、子育てひろばの整備、民間学童クラブの整備を行ってまいります。
１７番、地域子育て支援に関する調査研究では、地域の子育て支援や子育て関連団体への支援策の検討を進めてまいります。
１８番、英語教育の充実でございます。新学習指導要領の全面実施を契機に、英語教育の充実を図るため、小学校においては英語体験プログラムへの参加、英語教育アドバイザー派遣、ＡＬＴ配置事業の拡充などを行ってまいります。中学校では、中学３年生の英語検定料を補助いたします。
１９番、日本語適応事業の拡充でございます。外国籍児童・生徒に係る学校の受け入れ体制の整備や日本語指導の充実を図るため、日本語指導員の派遣指導時間数を拡充いたします。また、児童・生徒の話し相手となる区内大学で学ぶ外国人留学生を派遣することにより、安心して学校生活を送ることができる環境を整備いたします。
２０番、特別支援教育の充実では、中学校の特別支援教室整備を進めるほか、特別支援教育へのＩＣＴ機器導入の検証を行うとともに、特別支援教育相談体制の充実を図ってまいります。
３２ページをお開きください。
２１番、学校における働き方改革でございます。学校事務の効率化について検討するほか、多機能印刷機の設置や電話機能の改善などにより、教員が学習指導に専念できる環境を整備してまいります。
２２番、教育情報化の推進では、教育情報化専門員を配置し、学校のＩＣＴ化を支援するほか、教育情報化推進計画策定に向けた検討を進めてまいります。
２３、通学路見守り業務の拡充でございます。子どもの安全を図るため、通学路の安全指導・見守り業務を拡充いたします。
２４番、区立学校の再編等でございます。中野区立小中学校再編計画（第２次）に基づく統合新校の開設準備、また移転準備を行ってまいります。
２５番、学校再編等に伴う施設整備でございます。こちらは、区立小中学校施設整備計画等に基づき、新校舎整備及び再編対象校の改修等を行ってまいります。
最後に、２６番、区立学校の環境改善に向けた計画的な改修では、小・中学校体育館の冷暖房化、また、校庭整備など、学校環境の改善を計画的に進めてまいります。
以上、子ども教育費の予算案の概要でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○野村地域支えあい推進部長 それでは、地域支えあい推進部所管分につきまして御説明をいたします。
地域支えあい推進費でございますが、８３億５,７０５万５,０００円、区全体の歳出合計に占める割合は５.７％、前年度比６億９,１０２万３,０００円、９％の増となりました。令和２年度予算では、すこやか福祉センターや区民活動センター等の地域施設を拠点とし、医療、介護、福祉の専門的な機能と町会・自治会をはじめ、地域の様々な公益活動を行う人々との連携により、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる地域包括ケア体制の構築に向けまして、取組をさらに進めてまいります。
それでは、３４ページをお開きください。主な事業でございます。
まず、５－０１、鍋横区民活動センター等整備でございます。鍋横区民活動センター等を移転整備するため、基本設計などを行います。開設は令和５年度予定してございます。
次に、０２、温暖化対策推進オフィス跡施設の再活用整備でございます。温暖化対策推進オフィス跡施設に区民活動センター仮施設、地域包括支援センター、子育てひろばなどを整備するため、改修工事を行います。開設は令和３年度を予定してございます。
０３、再犯防止のための取組推進でございます。支援を必要とする人を孤立させない見守り・支えあいのまちづくりを進めるため、中野区再犯防止推進計画を策定し、普及啓発及び区職員の理解促進や対応力向上、保護司の活動支援に取り組みます。計画策定は令和２年５月を予定してございます。
次に、０４、区民公益活動に対する支援の充実です。区民による公益団体が活発に活動し、区内で質の高い公共サービスの担い手としての活動が広がるよう、今までの政策助成制度の見直し及びＮＰＯ支援講座などの拡充により、公益活動支援の充実を図ります。
０５、地域包括ケア総合計画に係る調査・分析です。（仮称）地域包括ケア総合計画の策定に向けまして、実態調査を行うとともに、実績評価、政策立案に寄与する分析用のシステムを導入いたします。
次に、０６、高齢者の健康づくり等事業及び見守り体制の調査研究でございます。高齢者の健康づくりや介護予防等に関する総合的な施策を構築する上で必要な高齢者の健康状態や介護状態、日常的な生活実態にかかるデータ収集や分析手法について調査研究を行います。併せまして、多くの高齢者が携帯しやすいツール、これを利用した見守り活動を試行的に実施いたします。
３５ページに参ります。
０７、妊産婦への支援体制の充実です。産後ケア事業において、未就学きょうだい児受入れ加算や多胎児の移動補助サービス等を実施し、子育て支援の拡充などトータルケア事業の充実を図ります。
次の三つにつきましては、介護保険特別会計関連の事業でございます。
５－０８でございます。介護サービス事業所等の情報のインターネット公開。介護サービス事業所等の各種情報のインターネット公開、事業者向け情報開示・お知らせ機能を活用し情報の発信を効率的に行い、区民サービスの向上を達成するため、地域・社会資源把握支援システムを導入いたします。
０９、介護保険料収納率向上対策です。現在、委託しております本算定通知、仮算定通知、督促状及び催告書の作成・封入封かん業務に、新たに月次賦課通知等の業務を追加をし、業務効率化、情報安全対策の向上を図るとともに、委託化する業務量を保険料収納対策に振り向け、収納率の向上を図ります。
５－１０、認知症とともに暮らす地域あんしん事業です。認知症の初期から中・重度までの段階に応じ、地域において適切な支援が受けられる体制の構築を図ります。令和２年度は、認知機能検診事業等の検討を進め、令和３年度の事業開始に向けた準備を行います。
続きまして、４８ページ、４９ページをお開きください。下段になります。介護保険特別会計でございます。当初予算額は、歳入歳出とも２３９億８,７００万円で、前年度より９億７,３００万円、４.２％の増となってございます。
主な増減でございますが、４９ページの歳出を御覧ください。２款保険給付費及び３款地域支援事業費につきまして実績が伸びていること、このことから増額をし、保険給付費が９億２,７６７万円の増、地域支援事業費が５,８６２万７,０００円の増となってございます。
続きまして、歳入でございます。４８ページになります。１款の介護保険料でございますが、低所得者の保険料軽減強化に伴い、２億１,４２２万２,０００円減となってございます。３款国庫支出金、４款支払基金交付金、５款都支出金、７款繰入金につきましては、保険給付費及び地域支援事業費の増などによりまして、それぞれ表に記載したとおり増額となってございます。
以上が地域支えあい推進部所管分の御説明でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○朝井健康福祉部長 それでは、健康福祉部所管分につきまして御説明いたします。
３６ページを御覧ください。健康福祉費の歳出総額は３００億４,０２３万１,０００円でございます。前年度比較では、６３億１,８９９万４,０００円、１７.４％の減となりました。その主な要因は、中野区立総合体育館整備費、哲学堂公園野球場改修等の経費が減少したことによるものです。
健康福祉部では、「健康福祉都市なかの」の実現を目指して、「健康福祉総合推進計画２０１８」に基づきまして、スポーツ・健康づくりムーブメントを推進し、高齢者や障害のある方、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるための取組をさらに進めるとともに、東京２０２０オリンピック・パラリンピック競技大会に向けまして、区民の長期的なスポーツ活動・健康づくりを推進する事業を実施するものでございます。
それでは、令和２年度予算の主な事業について御説明いたします。３７ページから３８ページになります。新規事業が４事業、拡充・推進事業が６事業ございます。
初めに、６－０１、医療的ケアに対応可能な短期入所の確保でございます。医療的ケアに対応可能な短期入所を確保するための助成を行います。
次に、６－０２、受動喫煙防止対策に関する取組でございます。令和２年４月から、改正健康増進法及び東京都受動喫煙防止条例が全面施行されることに伴いまして、コールセンターの設置や事業者に対する個別周知など、新制度に関する普及啓発を進めます。
続いて、６－０３、お薬相談バッグ推進事業でございます。重複服薬や多剤服薬などの区民を対象に、お薬相談バッグを活用し、残薬調整等を行います。国民健康保険事業特別会計では、国民健康保険加入者を対象とし、一般会計ではそれ以外の方を対象とするものでございます。
続いて、６－０４、自殺対策メール相談でございます。中野区自殺対策計画の取組の一環といたしまして、検索連動広告と連携しましたメール相談を実施いたします。
続いて、６－０５、犯罪被害者等支援事業でございます。犯罪被害者等の様々な事情や状況の変化に応じた支援を行いますとともに、理解促進に向けた普及啓発事業を実施いたします。
６－０６、中野区立総合体育館の開設でございます。令和２年６月より、指定管理者による管理運営を開始いたします。愛称付与にネーミングライツを導入いたします。また、区役所との間を往復する循環車両を試験運行いたしまして、需要を調査します。なお、現在の中野体育館は令和２年９月末に閉鎖をする予定でございます。
続いて、６－０７、手話の理解及び障害者の多様な意思疎通の促進に関する事業です。手話の理解促進及び障害者の多様な障害特性に応じた意思疎通支援等を行うため、やさしい手話教室や代筆・代読支援などの事業を実施します。
６－０８、胃がん検診の拡充です。胃がん検診につきましては、胃内視鏡検査を導入し、胃Ｘ線検査と選択できるようにします。
続いて、３８ページを御覧いただきたいと思います。
６－０９、休日調剤事業の拡充でございます。休日調剤薬局の開設数を、１休日当たり２か所から３か所に増やします。なお、連休・年末年始につきましては、従来どおり１休日当たり４か所でございます。
最後に、６－１０、ロタウイルス予防接種でございます。ロタウイルスワクチン接種は、令和２年８月１日以降に生まれた乳児を対象に、令和２年１０月１日から定期予防接種となります。定期予防接種対象外の令和２年７月３１日以前にお生まれの乳児には、現在の費用助成を継続するものでございます。
以上で健康福祉部所管分の令和２年度予算総括説明を終わらせていただきます。よろしく御審議をお願い申し上げます。
○岩浅環境部長 それでは、令和２年度当初予算（案）におけます環境部所管分について御説明をさせていただきます。
当初予算の概要、３９ページをお開きください。８款環境費は５２億７８４万６,０００円で、前年度より１億８,００５万５,０００円、３.６％の増となっております。この主な要因でございますけれども、東京２３区清掃一部事務組合の負担金が増となったものでございます。このほか、１２款諸支出金のうち、環境基金積立金４,８３８万１,０００円が当部の所管となっております。
環境部は、環境負荷の低減に向け、区民の生活や事業活動におけます省エネルギーなどの地球温暖化対策や、ごみの収集・運搬、発生抑制と資源化などの取組を進めるほか、快適な住環境を維持するため、ごみ屋敷等の解消や、自動車交通による騒音・振動などの公害対策に取り組んでまいります。そのほか、中野区環境基本計画と中野区一般廃棄物処理基本計画を改定するとともに、首都直下地震や風水害等の大規模災害に備えまして、災害廃棄物処理計画を策定いたします。
次に、主な事業について御説明いたします。４０ページを御覧ください。新規事業が３件でございます。
まず、蓄電システムの導入支援でございます。家庭等において「蓄電システム」を導入する場合に、その費用の一部を助成する制度を開始いたします。
次に、先ほど御説明いたしました災害廃棄物処理計画の策定がございます。これは、災害時に発生した瓦礫や片づけごみの処理方法など、東京都の災害廃棄物処理計画と整合を図りながら策定するものでございます。
新規事業の最後に、環境学習によるスケルトン車の導入でございます。ごみの適正排出を図ることを目的に、清掃車の荷台の一部を透明に改造した車両を導入し、環境学習を実施するというものでございます。
続きまして、拡充・推進事業でございます。
まず、食品ロス削減の推進として、大学や飲食店等と連携した事業を拡大し、普及啓発を推進するほか、家庭で食べ切れない食品を子ども食堂等で活用するフードドライブ事業を新たに実施いたします。
最後に、森林環境譲与税の活用でございます。子ども教育費で御説明させていただきましたけれども、子ども施設への木製おもちゃを配置いたします。また、今後の公共建築物等の整備における木材利用のために、環境基金に積み立ててまいります。
以上で環境部所管分の令和２年度当初予算（案）に関する説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○奈良都市基盤部長 それでは、都市基盤部に係る令和２年度当初予算（案）を御説明いたします。
当初予算（案）の概要、４１ページをお開きいただきたいと思います。９款都市基盤費でございます。当初予算額といたしましては、７６億１,０２３万８,０００円、前年度と比較いたしまして、１５億２,４３８万７,０００円、率にして１６.７％の減となっております。これは、無電柱化事業の進捗等に伴い、事業費が増加しましたが、広町みらい公園整備費や平和の森公園再整備費等が皆減となったことから、前年度に比べ減額となったものでございます。
都市基盤部は、区民の暮らしを支える都市の基盤づくりを担う部門として、道路や公園などの都市基盤の着実な整備や計画的な維持管理に取り組むほか、多様なニーズに応じた住宅ストックの活用、利用しやすい交通環境の整備及び魅力ある都市景観の形成など、区民が安全に安心して快適に暮らせるまちの実現を目指します。
それでは、令和２年度の主な事業について御説明をいたします。次の４２ページを御覧いただきたいと思います。
初めに、新規事業部でございます。
８－０１、景観方針の策定でございます。区内における良好な景観形成を誘導するため、（仮称）景観まちづくりガイドライン策定に向けた検討を行ってまいります。
次に、８－０２からは拡充・推進事業でございます。
８－０２、都市計画マスタープランの改定でございます。都市計画マスタープランの改定を行うため、改定案の策定に向けた検討を行ってまいります。
次に、８－０３、無電柱化整備事業でございます。防災力の向上や景観に配慮した都市空間の創出、また、安全な歩行空間を確保するため、中野区無電柱化推進計画に基づき、大和町地区、弥生町三丁目周辺地区において無電柱化を進めてまいります。
次に、８－０４、道路補修及びバリアフリー改良工事でございます。中野区バリアフリー基本構想に基づき、宝仙寺前の道路の歩車道の段差解消及び道路舗装の劣化に伴う路面補修を行ってまいります。
８－０５、区立公園の整備等でございます。公園遊具の安全確保に係る緊急対策とともに、公園の安心・安全のための警備体制の強化やユニバーサルデザインに伴う公園トイレの改修等、区立公園の安心・安全対策のほか、公園再整備計画を策定してまいります。
次に、８－０６、耐震化等の推進でございます。中野区住宅耐震化緊急アクションプログラムに基づく、整備地域等の木造住宅建替え等助成事業の継続、また、木造住宅耐震改修等助成事業の新設を行うとともに、避難道路沿道等のブロック塀等の改修助成を新設するなど、耐震化事業を促進してまいります。
次に、８－０７、区内交通環境の整備でございます。区内の交通環境整備に向けた基本方針を策定してまいります。また、区民の移動の利便性向上と公共交通の補完を目的としたシェアサイクルの導入、公共交通空白地域における移動支援の検討を進めてまいります。
以上で都市基盤部所管分の令和２年度予算の総括説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○角まちづくり推進部長 それでは、令和２年度当初予算（案）のうち、まちづくり推進部所管分について御説明をいたします。
令和２年度当初予算（案）の概要、４３ページをお開きいただきたいと思います。１０款まちづくり推進費の歳出総額は７６億８,３８０万３,０００円で、前年度と比べて３２億５,３７２万４,０００円、７３.４％の増となっております。これは、区画街路第３号・４号の用地取得と、中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備に係る支障移転工事費等及び建物本体工事費が増額となったことが主な要因でございます。
まちづくり推進部は、西武新宿線沿線及び中野駅周辺のまちづくりと木造住宅密集地域の防災まちづくり等を所管し、区内のまちづくりを一体的かつ効果的・効率的に進め、安全・安心で快適な特色あるまちづくりを推進してまいります。
それでは、令和２年度の主な事業について御説明いたします。４４ページをお開きください。
初めに、９－０１、市街地再開発事業補助（中野二丁目地区）、こちらは新規事業でございます。中野二丁目地区市街地再開発組合を施行者として実施いたします、中野二丁目地区第一種市街地再開発事業に要する費用を補助し、事業の推進を図ってまいります。
続きまして、いずれの事業も拡充・推進事業でございます。
９－０２、東中野駅東口周辺のまちづくりでございます。東中野駅東口周辺の今後のまちづくりの方向性やバリアフリー化に向けた整備案の検討を進めるための調査・解析等を行います。
続いて、９－０３、防災まちづくり計画でございます。地域危険度の高い木造住宅密集地域の安全性を高めるため、地域の市街地環境に即した規制誘導策による防災まちづくりの整備方策について調査・検討してまいります。
続いて、９－０４、野方駅以西のまちづくりでございます。西武新宿線の野方駅から井荻駅間の連続立体交差事業の早期実現に向けまして、野方駅、都立家政駅、鷺ノ宮駅の各駅周辺のまちづくりの検討を進めてまいります。
続いて、９－０５、木造住宅密集地域整備でございます。平和の森公園周辺地区及び南台地区において、避難道路の拡幅整備を進めるとともに建て替えを進め、防災性を高めて住環境の改善を図ってまいります。
続いて、９－０６、弥生町・大和町のまちづくりでございます。弥生町三丁目周辺地区では、避難道路の整備等を進め、大和町地区では、地区計画導入検討、避難道路の整備等を進めてまいります。また、どちらの地区におきましても、不燃化特区制度等による不燃化促進を図るとともに、東京都のチャレンジ支援事業による無電柱化を推進してまいります。
４５ページを御覧ください。
９－０７、新井薬師前駅・沼袋駅周辺のまちづくりでございます。新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区におきまして、交通環境の改善、にぎわいと魅力あふれるまちづくりや防災性の向上に向けた取組を進めてまいります。
続いて、９－０８、都市再生土地区画整理事業補助（中野三丁目地区）でございます。ＵＲ都市機構を施行者として実施いたします、中野三丁目土地区画整理事業に要する費用を補助し、事業の推進を図ってまいります。
最後に、９－０９、中野駅周辺まちづくりの推進でございます。中野駅新北口駅前エリアでは、民間事業者の公募選定の手続等を行います。また、中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備に係る支障移転工事等を進めるとともに、関連事業として、仮設自転車駐車場整備工事等を行ってまいります。
以上でまちづくり推進部所管分の令和２年度予算（案）に関する説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○山本委員長 以上をもって総括説明を終了します。
次回の委員会は、２月２５日（火曜日）午前１０時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
以上で本日の予算特別委員会を散会いたします。
午後２時０３分散会