中野区議会総務委員会〔令和2年12月4日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和2年12月4日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後6時26分
○出席委員(9名)
山本 たかし委員長
内野 大三郎副委員長
立石 りお委員
内川 和久委員
小林 ぜんいち委員
白井 ひでふみ委員
浦野 さとみ委員
大内 しんご委員
酒井 たくや員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 白土 純
副区長 横山 克人
企画部長 高橋 昭彦
企画部企画課長(企画部参事事務取扱) 石井 大輔
企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子
企画部基本構想担当課長 永見 英光
企画部業務改善課長、ユニバーサルデザイン推進担当課長 藤永 益次
企画部財政課長 森 克久
企画部広聴・広報課長 高村 和哉
総務部長 海老沢 憲一
危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之
総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部職員課長、人材育成担当課長 中谷 博
総務部経理課長 吉沢 健一
総務部危機管理課長、新区役所整備課長 中村 洋
総務部防災担当課長 山田 健二
○事務局職員
事務局長 長﨑 武史
事務局次長 小堺 充
書記 鎌形 聡美
書記 五十嵐 一生
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 区有施設配置の考え方について(企画課)
2 中野区男女共同参画・多文化共生推進審議会について(ユニバーサルデザイン推進担当)
3 令和3年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(財政課)
4 区有施設における公衆無線LANサービスの終了について(情報システム課)
5 「中野区の教育委員候補者に係る人材推薦登録の仕組み」の受付結果及び意見発表会の開催について(総務課)
6 議会の委任に基づく専決処分について(法務担当)
7 令和2年度人事行政の運営等の状況の公表について(職員課)
8 予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果について(経理課)
9 災害時における協定の締結について(危機管理課)
10 その他
(1)令和2年特別区人事委員会の報告について(職員課)
(2)新型コロナウイルス感染症予防対策の普及啓発について(危機管理課)
(3)防災広場の禁煙について(防災担当)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進行します。
なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので御協力をお願いします。
議事に入ります。
昨日に引き続き所管事項の報告を受けます。
1番、区有施設配置の考え方について、質疑の途中から始めたいと思います。質疑のある方はおられますでしょうか。
大内委員
まず区有施設、これはまず大きなところから言うと、今回の基本計画、あるいは構造改革等、そういうのに当然基づいて策定されているということでいいんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
基本計画とは関連をしておりますし、構造改革も踏まえて検討を進めているところでございます。
大内委員
ということは、当然夏に示された当面の財政フレーム、あの枠の中に入るということでよろしいんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
財政フレームも踏まえまして検討を進めているところでございます。今後、区有施設については、その施設の更新ということでまたその積算もしておりますので、今後はそういったものも含めてお示しすることになります。
大内委員
いや、私が聞いているのは、もう積算が終わっている、これを進めているとこれだけお金がかかる、10か年の財政フレームの中に収まると、そういったことでよろしいですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
夏の時点にお出ししたもの、そことはまた積算をしていくということになりますので、現時点ではフレームといったものは検討をしているという段階でございます。
大内委員
言っていることがよく分からないんですけども、要は夏より多分財政的に厳しくなってきている。今年度においても様々また支出がありました。夏以降、土地の購入等の話も出てきました。これからも出てくるような話、他の委員会でも報告されているようです。そういったことを含めて、要は財政フレームの中に収めないと絵に描いた餅で終わるわけですよね。それはしているんですかと聞いているんです。これからやるんじゃなくて、この間の示した財政フレームの中に収めた考え方なんですか。逆に言うと、この計画に合わせて財政フレームを作るということになると話が違ってくるんだよね。それはどうですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
夏の時点から、その時点で想定しているものも含めて財政フレームを示しておりますが、その後、この区有施設につきましてはまた検討を進めている段階でございまして、その積算といったものは更新をしていく必要があるというふうに考えています。
大内委員
構造改革を行うと、この中には構造改革の考え方も入っていると見ていいんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
構造改革の視点も含めて検討は進めているところではございます。
大内委員
では、新しい構造改革はどれですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
構造改革の中でも施設の再編といった観点で検討を進めるということでございまして、今回主な施設の配置の考え方、そうしたところで検討している内容、こういったものでも構造改革の視点も含めながら検討しているところでございます。事業手法ということで様々集約化、複合化、長寿命化等々を示してございますが、そうしたことがその視点の一つになっていると考えております。
大内委員
いや、これは主な施設の配置の考え方、これは構造改革と言うの。これは施設配置でしょう。これは構造改革と言うの。単なる、結局建て替えてほかのものに使うというだけで、これは構造改革と言うの。あえて構造改革って、これのことを言っていたの。構造改革を行いますというのはこの施設の配置を変えたりするだけ、要するに全体的に構造改革することによって中野区の全体の施設が区有施設だとか民間に変わっていきますとか、そういったもっとダイナミックなことを言っているんじゃないの。だって、これは別にすこやか福祉センターが移ってどうの、ただ、売却ということも何点か出てきているけども、とてもこれで構造改革をして何十億これで毎年埋めるの。土地って売却したら1回でおしまいなんだよ。毎年売るんじゃないんだ。毎年10年間かけて売っていくものがあるの。そういうことを聞いているんです。何をもって構造改革と考えているんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今例示として主な施設ということでお示ししていますが、それ以外の施設についても構造改革の視点から在り方については見直ししていくということが必要であるかというふうに思っております。今回お示ししているものが全てその構造改革の視点で検討しているかというと、まだそれには至っていないものもございます。さらに、今後の在り方を検討する施設ということの中では構造改革の視点も含めて検討を進めてまいりたいと考えております。
大内委員
構造改革の視点じゃなくて構造改革をするんでしょう。主な施設配置の考え方で教育センター、保育所の再編なんだ。再編して1個になるという、別にこれは1個になるわけじゃないんだ。新しい考え方の施設が入ったりしているわけだ。北部すこやか福祉センターは基本的に移転すると、残ったら売却すると。児童館、これは構造改革というものに近いのかもしれないけど、でも、結局構造改革をしても減らないし、職員が減っていくのか、そういうふうには見られないし、構造改革って何をしたいんだ。やっぱりお題目があって、それがここに反映されているというものがないと、構造改革と言っているだけで、何をもって構造改革しようとしているんですか。これらはその中の一つなんですよ。これから10か年の計画が落ちてくる中でまず区有施設の考え方は非常に大切なところなんですよ。構造改革することによって、あるものが二つの施設が1個に統合されて職員は3分の2に減るだとか、そういったダイナミックなものをやってかないと、ちまちましたことをやっていたって駄目なんだよ。それが今回示されると思っていたけど、この程度か。10年かけてこれしか進まないの。それを言っているの。それでもって、これは区有施設の配置、新しく購入をしようとしている、そういったものについては触れられてない。そういったものにまたお金がかかるんですよ。そういったものが触れられていない。これは単なる今のやつをどうするかで、これから新しく購入するものについては触れられていないんですよね。それじゃ駄目なんじゃないの。もっと施設配置を全体で見ないと、これから10年こういったものが必要になる。当然まだ今の段階で購入予定もできていないものもあるかもしれない。例えば上高田球場の隣の公務員宿舎、あれも一部は買いましたよね。残りは買う予定だったけども、国のほうで売るのをやめて今更地になっている状態。あれももしこれから10年の間に国から売却という方針が出てきたら、当然買うわけでしょう。そういうのも入れていかないと。今あるやつを変えていくんじゃなくて、例えば平和の森小もそうでしょう。学校ができて、あそこ、門のところがどういう位置付けになるのかは知らないけども、公園になるのか、補助金はもらえないけども、区の文化財施設何とか見学コースになるのか分からないけど、そういったものに対してのお金がかかっていくわけですよ。そういったものが触れられていないんですよ。もうちょっとこれは、まだ考え方だからいいけども、もう次の段階に出すには全部購入予定のものも入れてくれないと、今あるやつを統合するだけじゃないでしょう。それは次に出せるの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
次にお示しする予定でございますのはこの区有施設整備計画の素案ということでございます。これにつきましては、この考え方をはじめ、様々な施設の現状や課題、それから施設の再編、管理の基本方針、施設更新の経費の考え方、そうしたことの考え方を含めてお示ししていきたいというところでございます。今御指摘のあったように、今後取得をしていく予定の施設、そうしたものも含めてお示しする必要があるかなと考えております。
大内委員
とにかく少なくても当面これから購入をする予定のものとか入れてくれないと、施設配置を考えてくれないとちょっと分かりづらい。
ちょっと細かいところで言うと、3ページのところのまずスポーツ・コミュニティプラザ、これは体育館スポーツ・コミュニティプラザと読むの。それとも体育館とスポーツ・コミュニティプラザ、体育館とスポーツ・コミュニティプラザは違うの。体育館は何個あって、スポーツ・コミュニティプラザは何個あるの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
スポーツ施設ということで一くくりにしておりますけれども、ここで言う施設は、総合体育館が一つ、それからスポーツ・コミュニティプラザが三つでございます。中部と南部と鷺宮でございます。
大内委員
昔スポーツ・コミュニティプラザは4か所じゃなかったっけ。3か所にいつ変わったの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
3月にこの考え方をお示ししましたけれども、その時点でスポーツ・コミュニティプラザについては3か所ということでお示したところでございます。
大内委員
その4か所から3か所に変わるときはパブリックコメントとかやったの。地域の意見は聞いたの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
そういったことは行っておりません。
大内委員
今何と言ったの。最後ちょっと歯切れが悪いのでよく聞こえない。何と言ったの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
そういったことは行っておりません。
大内委員
それは行わなくてよかったの。もうこれで出ちゃっているんだけど、そういう説明会をやらないで勝手にやらせちゃっていいの。だって、前のことをあまり言いたくないけど、急に今度基本構想が変わると、区民の対応は一生懸命やりますと書いてある。地域の合意形成を重ねた上で進めていくと書いてなかった。今やっているものに関してはやらなくていいということなの。そんな乱暴な話はないでしょう。地域とちゃんと区民参加でどうのこうのといろいろ書いてあるけど、今現在のやっていることに関してはそれは必要ないと言っているの。新しい基本構想の考え方、基本計画でも書いてあるけど、執拗に書いてあるから聞くんだけども、じゃ、今はやっていないの。やってあるものとやっていないものがあるということ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
基本的には自治基本条例に基づく区民参加の手続に基づいて進めているということでございまして、素案ですとか計画におきましても素案を示した段階で意見交換会を行うなど行っているところでございます。
大内委員
だから、やっていないんでしょう。ちゃんとやらなきゃ駄目だよ。もう終わったからいいけれども。ただ、これからまだ、例えば平和の森小学校の件だとかちゃんと地域に11月中に聞くと言って、結局やったのは、小さな会合とは言わないけども、あまり人数を大きく声をかけていないところでしょう。それも区民参加だとか言っているのならちゃんとやってくれないと。
それで、今回のこの中であと幾つかあったのは、例えば5ページ目の今度地域包括センターが、これは2施設の設置を基本としてすこやか福祉センターの配置数に併せて新規整備と書いてある。これはどういう意味ですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
現在、地域包括支援センターについては8施設配置しておりますけれども、今後、日常生活圏域を5圏域にするということで考えております。そういたしますと、その5圏域の中での地域包括支援センターの展開という中では、10年後に1プラスになっておりますけれども、そこで地域包括支援センターを一つ増やすという考えでございます。
大内委員
ちょっと早口で何を言っているか分からない。もうちょっとゆっくりしゃべって。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
失礼しました。地域包括支援センターについては、日常生活圏域、これを今後、今4圏域でございますが、5圏域に増やすという考えでございます。今は4圏域の中で8か所の地域包括支援センターがございますが、今後もう一つの圏域が増えますので、その中でもう一つこの地域包括支援センターを増やしていくという考えでございます。
大内委員
僕が聞いているのは、この日常生活圏域に2施設の設置を基本とし、すこやか福祉センターの配置と併せて新規整備、これの意味。今言っていることとここで書いてあることはちょっと違うんだよ。今は現状の説明をしているのかもしれないけど、ここをどのようにしたいと言っているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
恐れ入ります。6ページにすこやか福祉センターの考え方が書いてございます。一番上になりますが、日常生活圏域の5圏域への変更に合わせてもう一つのすこやか福祉センターを造るという考えがございます。これには合わせて地域包括支援センター、これについても一つ増やすという考えでございます。
大内委員
ちょっとすみません、休憩。
委員長
休憩いたします。
(午後1時16分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時17分)
分かりました。
あとは、今度8ページ目のところに教育センターの扱いが書いてあるんですけれども、ここに令和3年度に子ども・若者支援センター等複合施設、これは何なんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
令和3年度に子ども若者支援センター、これは中野東中と併設の施設になりますけれども、それができます。そちらに教育センターの機能もそのまま移転をしますので、そのことをここで触れております。
大内委員
では、この再編の手続というのは保健所のことだけ書いてある。上の教育センターのことについて、でも、場所は教育センターじゃん。今ある教育センターにある機能が全部東中野に行くわけでしょう。そうすると、新しくこれが二つ、保健所機能と生活援護事務所が入ると。これをまた建て替えをするわけでしょう。そのときどうするの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
まず教育センターの機能そのものが子ども若者支援センターに移ります。残った施設がありますので、そこに生活援護の事務所を移転するという考えです。しばらくそれで使いますけれども、その後建て替えをして、生活援護の事務所と保健所を合築した形で整備するということになります。
大内委員
次、旧商工会議所は昨日も、これとは言いませんけれども、こういったもの、民間活力ということでやっているけども、これは今回初めて見たんですけども、もう地域でも話は出ているみたいなんだけど、その話、知っていますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
もともと経済団体から要望があった内容ということもございまして、そういった考えを持っているということは聞いております。
大内委員
議会側からは誰もいっていなかったっけ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
過去にいでい議員、あるいは高橋かずちか議員から質問というか、そういったことでこういった考え方が示されたことは承知しております。
大内委員
ただ、別に今名前を言ってほしくて言っているんじゃなくて、議会からも出ていますよね。でも、あなたたちのを聞いていると、民間から声が上がったからやる、その前にもう出ていたんじゃないの。議会側から言っていることは聞かなくて、民間が言ったから取り上げたんですよという言い方に聞こえちゃうので、ちゃんと説明してくれないと。それが悪いわけじゃないけども、民間からも同時期か、その後に声は上がったけども、議会側からも提案があった。そこから始まったんじゃないの。それをちゃんと言ってくれないと、民間というのはどの団体か分かりませんけども、地域で小さい会合をやっているときに出た話なのか、何かそれなりの大きな会合のとき出たのかも分からないけども、議会側からはっきり誰がやったって分かっている。その意見については何の反応もしなくて、どういった会合か分からないけども、ちゃんとした会合かもしれません。それだけでもってこの一文を入れたと言われちゃうと、ちょっと違うんじゃないのかなと思うんですけど、どうですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
議会側から提案があって進めてきたところでございます。過去に平成29年の頃からそういった提案があったということで承知しておりまして、区としてもその中で考え方を示してきたところでございます。並行して地元経済団体から要望もあったということで、今回この考え方を示したというところでございます。
大内委員
じゃ、その人は今度商工会館跡地と書いてあるんだけれども、商工会館を建て替えるということなんでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
商工会館については建て替えを考えております。
大内委員
当然財源の当てがついていて言っているわけですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
この商工会館の土地については民間活力の活用ということで考えておりまして、基本的にはその民間事業者による整備ということで考えたいということで検討しております。
大内委員
ちょっと間違えちゃった。すいません、産業振興センターのほうだ。産業振興センターのほうを建て替えるというふうに読めばいいのかな。それとも今のやつを活用するというの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
産業振興センターはそのまま建て替えをするわけではなくて、そのまま使って転用する考えでございます。
大内委員
ここで新しく中高生の交流スペースって、これはどこで出てきたんですか。教育委員会から出てきたの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
教育委員会からということではないと思うんですが、今後の施策の展開という中でその中高生の施設ということで検討してきたものでございます。ほか、例えば10ページにございますが、地域の子ども施設の考え方ということで、その中に中高生向け施設といったところも触れているとこでございます。
大内委員
いや、今回これは初めて出されたから、いきなり唐突にちょっと出てきたんだよね。少なくともこういった中高生対象、子ども文教委員会だとかで当時議論された。その中でこういったものが必要だとかいろんな要望が出ているだとか、そういったことでここに出てきたんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
地域子ども施設の考え方の中で中高生への対応といったことについてはこれまでも考え方をお示しして議論されてきたというところでございます。
大内委員
ただ、中高生のスペースって、児童館で中高生のスペースするって言ってたよね。そこまで、そうしたら区内に9か所できるわけだよね。児童館もそうすると言ったよね。18歳までの、中高生は当然対象に。それプラスこれ1館造るという理解ですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
その地域の子ども施設という中では、児童館ということですから年齢については子ども、児童という年齢の中での対応にはなるかと思います。併せて中高生が様々活動しやすいような施設といったものも検討をしてきたというところでございます。
大内委員
だから、これで読むと、この10ページの中高生の交流スペース、これは児童館に作るのかなとここで見ると取れるわけ。でも、8ページを見ると、ここにも入れると、要するにここに児童館を置くんですかと。商工会館のところに児童館を設置するのというふうにも取れるわけ。だって、とにかく9か所も中高生の交流スペースというか、居場所を作る目標なんでしょう。さらにもう一つ作るという、そうすると、今言っている話は児童館を作るんですか。児童館機能と同じものを作ると言っているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
児童館とは別に中高生向け施設ということで検討しているところでございます。この位置付けがその児童館という位置付けなのか、どういった位置付けなのか、この辺りも検討は進めているところでございます。
大内委員
児童館という位置付けをすると、小さい子どもたちも全部対象になるの。だから、今現在そもそも児童館を中高生も対象にするというと、当然児童館はかなり内装を変えないと、今大きな子が遊びに来ると危ないからできないわけじゃん。それをできるようにするということは、言葉で書いてあるけども、午後同じ時間帯にいるということですからね。どういったか施設を変えるのか。だって、今の施設は当然無理なわけでしょう。それでもって今のところでは狭いと言われている児童館とかではどうするのかな。少なくとも同じ部屋で一緒に卓球ができないでしょう。そういったことをちゃんと考えて言っているんですかと。いや、現実的に児童館だとなかなか難しいからここに1個専用のを造ると言っているのか何だか分からない。だって、地域に交流スペースはあるんでしょう。何でここにまた造る必要があるの。それよりも各地域のを充実したほうがよろしいんじゃないですかと。中野まで出るのに交通機関を2回乗り換えて来なきゃ来れないような地域はなかなか遊びに来れないと思うんだよね。となってくると地元を充実したほうがいいよね。
だから、これは産業振興センターに入れるというのがいきなり出てきているから、スペースはあるのとか、何でそこに入れることになったの、全然過程が見えない。片一方で児童館でやると言っているのに、それこそこれは区の基本計画で言う子育て先進区に向けてというのだったらほかのこともちゃんとやってよと。このときだけその言葉を使わないでくださいという話になる。どうですか、本当にこれは子ども文教委員会でもそういったことが必要だという話になって、そういった担当からぜひ入れてくれと来たの。要するにボトムアップだよね。地域から声が上がって、うちの子どものこういった関連施設のところから声が上がってきて企画部でまとめた、そういうことですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
子ども施設の在り方ということで子ども教育部のほうで取りまとめてございまして、その中にはやはり中高生向けの施設といったことが必要ではないかということで上がってきているものでございます。
大内委員
じゃ、子ども教育部というか、そこから上がってきたんですね。企画部が上からやれと言ったわけじゃないんですね。そこからやってきたんで、じゃ、ここに入れたらどうかということで企画部が調整したと、それで合っていますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
そのとおりでございます。
大内委員
分かりました。
それとあと、一番最後のところの中野セントラルパークの床を2か所現在、サウスとイーストと言えばいいのかな、あるんだけど、これをどうしようとしているの。今サウスは都市構造計画何とかだっけ、あと、手前はICTCO(イクトコ)ですよね。それをなくすということなんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
セントラルパークの賃借床でございますが、今御指摘があったとおり、イーストについてはICTCO(イクトコ)が使っておりますし、サウスについては、ICTCO(イクトコ)が賃借で転貸をしているといったことになっておりまして、そこからの賃料を得ているというスキームで現在は使っております。
大内委員
いや、だから、それは変わるんですかと。産業支援機能の転換を検討という日本語が産業支援機能をもうちょっと違う形の産業支援機能に改めると言っているのか。産業支援機能の転換というのは、まさかこれが全く違う、例えば保健所になったりとかそういう意味には取れないわけだ。産業支援の形を変えて支援していくと言っているのはどういう意味ですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ここの立地を生かしながら、そのにぎわいに資する機能ということで転換をしていきたいというところでございまして、現在入っている産業振興拠点、それについては別の用途として使っていく考えです。
大内委員
それは二つともですか。サウスもイーストも両方なんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
現在検討しておりますのが、今のスキームで申しますと、サウスのほうで賃料を得ているということがあって、イーストのところの事業に活用できるということがあります。そういったスキームを使えないかというところでございまして、同じようなスキームの中で別の用途の検討をしているということでございます。
大内委員
スキームというと、何かごまかされているように取れちゃうんだよね。要は同じように、さらにもっと例えば、だって、今ICTCO(イクトコ)のほうも賃貸、お金を取っているでしょう。無料で貸していないでしょう。多少なりともお金をもらっていないの。あれは無償なの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ICTCO(イクトコ)から賃料を区がもらっています。それを、ほぼ同額になりますけども、東京建物側に支払っているという状況でございます。
大内委員
じゃ、要するにイーストにある、あそこは全体でお金を賃貸料としてもらっていると。各ブースが入っていて、それはその大本の人が内容によって賃貸料が違うと、そういった形になっているんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ICTCO(イクトコ)から賃料をもらっていて、ICTCO(イクトコ)そのものはそのサウスのところの賃料を得て、あるいはICTCO(イクトコ)の事業を別に展開していますので、そこでの収入も含めて展開をしているというところでございます。
大内委員
新しいスキームというのはどういう意味なんですか。要はさらにお金を生める施設、そういったような形のスキームのことを言っているんですか。さらに、中野の経済を活性化するために少し考え方を変えてそういった施設を誘致しようとして言っているのか。スキームがといっても意味が分からないんだよ。
これから全般的にいろんなところでお金を生んでいくことを考えなきゃいけないという中で、たしか僕は構造計画だと思ったんだけど、そういった形のところで、賃貸しているんだけれども、そういったところもちゃんともう一度ちょっと練り直して中野区の産業に資するような形で、より賃貸料を頂けるようなスキームを組むと言っているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
もともと東京建物から区が両方の施設とも借り受けているという状況で、通常何もしなければその賃料が発生するということでございます。ただ、今回このICTCO(イクトコ)が行っているスキームですと、サウスのほうの賃料で賄えるということでやっておりますので、区でイーストのほうで何か事業を展開しようということになりましても、そうした賃料を別の施設、要はサウスのほうから得てやっていくスキームというのは成り立つのではないかということを検討しているところでございます。イーストのところでどういった機能を持ってきたらいいか、これはまた改めて検討しているということでございます。
大内委員
いや、だから、私が聞いているのは、あそこのICTCO(イクトコ)の現在の考え方があって、その産業支援機能を転換する。要するにあそこは中野区のそういった経済のいろんな交流の場にまで使っていますけども、支援の機能を変えていくと。何か意味がちょっと分かりづらいんですよ。要するにICTCO(イクトコ)とまた違う。個人オフィスを誘致するだとか、今、サンプラザの上にありますよね。例えばああいった形のものを誘致して賃貸しようとしてお金を生もうとしているのか。そういうことを言っているんですかということを僕は聞いているんです。
それと同時に、サウスのほうにあるところ、でも、あれは別にはっきり言って奥まったところにあるんだけども、あれは別に借りる人が借りたところでそんな変わるのかなと思うし、賃料が上がるんだったらいいけど。
要はたしかあれは共益費分を最低でも取りたいということで貸していたわけでしょう。だから、よりもっと生産性、生産性という言葉がいいのか分かりませんけども、スキームを変えるというのはお金を生むような施設に変えていくということを言っているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ここのイーストでお金を生み出すという考えも一つの考えだろうというふうには思いますが、むしろこの立地を生かした事業展開ができないか、そういったことで考えているということでございます。ですから、ICTCO(イクトコ)については、この先、別のではなくて、別の機能ということで考えているということでございます。
大内委員
私は、基本は区内の産業の若手の仕事を手伝ったり新しい事業を起こしてもらう、そういった機能、考え方は変わらないんだと言っているんですか。あそこでお金を当然生むような、個人オフィスでも何でもいいんだけど、そういったものを考えていくと言っているの。例えばあそこに児童館が来たり、極端に言えば、保健所が来たり、保育所をつくったり、そういうことではないんですねと聞いているわけ。あくまでも産業支援の場所としては位置付けていくんですかということを聞いています。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
産業支援だけではない別の機能の展開も考えております。
大内委員
じゃ、何を考えている。今全くまっさらなの。まっさらだったらわざわざ言わないんじゃないの。今のICTCO(イクトコ)の機能がもう機能としてはあまり働いていないんだ、今度そういうことを言っていることに聞こえるわけですよ。さらに発展していくと、ICTCO(イクトコ)の機能がさらに発展して産業の応援、支援をしていくんだということを言っているんですか。何を言っている、何か変えていくと言っているの。もっとお金を生む施設に変えていくと言っているの。何をしたいのかが分からない。だって、次出てくるときにいきなり何か訳の分からないものが出てきたら困るから今はっきり聞いているわけ。何か考えがあるんだったら聞きたいし、意見も聞かずにまた出されちゃっても困るから。だって、ボトムアップなんでしょう。そうしたら、産業担当のほうから新しい使い方があるんですと提案が今来ているとか、新しい区内産業の支援の枠組みがこういうのが考えられているからそういうふうにしたいんですという話が来ているんですかと聞いているわけ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
産業振興の機能といったことについては区全体として必要だということはあるわけですが、ここのセントラルパークで展開している産業振興といったことについては所管から何か提案があったといったことでごはございません。ただ、ここの立地での活用ということ、それから今後のにぎわいの形成といった中では、産業振興だけでない別の用途の活用ということもあるのではないかということで検討をしているところでございます。
大内委員
いやいや、産業振興のほうがもうあそこはICTCO(イクトコ)として特に必要ないと言ってきているんですかと言っているんです。だって、そこが別に産業振興が要らないと言っていないのに、勝手ににぎわいだとか言って変えられないでしょう。だから、あくまでも産業支援の拠点は変わらないんですか。産業支援の使い方を変えていくんですか、何をしたいんですか。これは機能の転換だから、その機能が産業支援の機能のことを言っているのか、あそこの施設の機能のことを言っているのかをちゃんと聞いておかないと、後でそういう意味じゃないんですと言われると困るからはっきり聞いているの。だから、あくまでもあそこは今産業支援の区内産業の位置付け、アニメだとかそういうもの。でも、そういうのもああいうところからまた生まれてくるかもしれないけれども、それのもっと特化したブランドとかの会社を集めてやるのか、そういうことをしたいんですか。でも、別に産業振興の担当から何も言われていないのに勝手に機能転換とか言ったって仕方ない。何を言っているんですか。産業振興の担当は別に今のままでいいですよと言っていたら。ということは何かあるんですかと聞いているわけですよ。もうちょっとはっきり答えて。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
産業振興の機能ということではない別の用途ということでの検討をしているということでございます。
大内委員
いや、別のって何なの。だって今、ICTCO(イクトコ)だって別に悪い評判を聞いているわけでもないし、勝手に変えちゃっていいの。別の機能と言うけども、じゃ、あそこにいろいろ出ているけども、例えば生活保護、区役所が近いからああいうところに持っていくとかそういうことも考えているんですか。ちょっと生活保護の受付というか、あれが遠いだとかいろいろな意見が出ているじゃないですか。あそこは区から近いから、そういったこともにらんでいる、そういうことをおっしゃっているんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
区の事務所として使うという考えはないんですけれども、公園に近いとか、あるいはにぎわいでイベントが行われるとか、そういった立地でもございますので、そこに適した展開といったことを考えていきたいというところでございます。
大内委員
いや、用途はそうやっていろいろ出てくるんだ。じゃ、最初からそういうふうに言ってくれれば別に、僕は産業支援の形を変えた応援の場所にするんですかと聞いているじゃない。そうすると、何か答えていて、今やっとちょっとそれは考えていないと今言ったよね。それが何でこんなに時間がかかるの。そうすると、何か隠しているの、言いたくないの。当事者として何かに使えますとまた出てきそうなんだよ。だから、こういう書き方のときはちゃんと気をつけて聞いておかないといけない。検討というのは何かもう検討しているんですか。これから検討、今白紙なんですか。それがちょっとこれじゃ読み取れない。ここに書いてある文字も機能の転換と書いてある。産業支援の機能の転換のことを言っているのか、建物の機能の転換のことを言っているのか、どうでも取れるから僕は今ちゃんと聞いているの。最初から産業支援の機能の転換ですかと聞いたら、そうだというようなニュアンスで最初答えていなかった。よく聞いていったら、それはもう外すんです、そういうのは何かもう決まっているんじゃないの、考えているんじゃないのと思うから、突如出されても困るから。基本計画のほうになったら、じゃ、急に突如次のとき出てくるということはないですね。当分は今のままなんですね。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
いきなりICTCO(イクトコ)でない別の機能にすぐに変わるということではございませんけれども、今後のここの賃借床の在り方といったことで産業支援機能ではない別の用途といったことも検討をしているということでございまして、今後のここの活用の仕方、一方でICTCO(イクトコ)の在り方といったことについても検討しているということでございます。
白井委員
今、大内委員からICTCO(イクトコ)のお話がありましたので、私もまずそこから、ちょっと個別の話になるんですけど、聞いておきたいと思います。
全体施設の配置に関してはいろいろな意見はあるんでしょうけど、要は、現在やっている事業に関して各所管はまだ総括も何もやっていない。にもかかわらず、いきなり違うことも検討します、そんな簡単に物を言う話なのかというのが一番引っかかる。
なぜここから始めたかというと、施設の配置というのはそういうのが散見され過ぎていて、これまでずっと要望してきたんだよね。早く出さないとと。これこそ影響が大きいんですよ。いろいろなものに関わるので。区が一体どういう事業を行うのか、変更をかけていくって、後ほど伺うつもりですけども、行財政の構造改革を踏まえた上での施設配置もやると言っているんですよ。ですよね。先日の行政報告を受けると、大胆に変えるという話なわけでしょう。ならば、なおさら現状もちゃんと区が行っている事業、これからどう行うのか、それによってどう施設を配置していくのかというところがきちっと順序立てて説明できないと、今みたいにめちゃくちゃな話になる。現状やっていますと。だって、これは施設の更新をかけたばかりですよね。
まずピンポイントで聞きましょう。ICTCO(イクトコ)の整合性をどう取るのですか。事業としてどう清算したんですか。お伺いします。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ICTCO(イクトコ)に今はこちらの施設を貸しているという状況でございますが、今後のその在り方といったことについては検討していく必要があるということで考えておりまして、そうしたときにこの賃借床の活用の在り方、これも並行して検討していくということでございます。
白井委員
これは契約の更新はいつやったんですか。期間は何年ですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
昨年の8月に更新をして、3年間ということで更新をしております。
白井委員
特段その更新に当たって要件だとか、今言ったように事業の変更みたいな話はされているんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
更新に当たっては特段そういった内容はございません。
白井委員
これは所管の中でこの事業を変更すると結論を導いているんですか。なので、こういう施設の配置の話が今みたいなのが出てくるんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
所管としてはそういった結論を出しているということではございませんが、今後の施設を考えるといった中では検討をしてきたということでございます。
白井委員
これは企画部としては結論を出しているんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
施設の活用ということでは、ここの転換といったことを検討していきたいという考え方を示したということでございます。
白井委員
含みを持って他の用途もなんていうと、じゃ、一体何を検討しているの、何と比較しているのと、こういう話になるわけでしょう。だけど、今細々聞けば聞くほど所管としての結論を出してない、こんなことも検討しています、ますます闇の中に入るんですよ。現状問題を抱えている、こういう課題があるんだという方向で区がやっているんだったら、じゃ、一体何を基に検討しているんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
企画部の立場ということで申しますと、その施設の有効活用といったことがございます。一方で事業の展開といったことについてはやはり所管ということになりますので、今後の施設の在り方といった中では区民部が所管しているところでございますので区民部と協議をしてきているという段階でございます。
白井委員
個別の施設の用途に関しては所管の中で結論を導く必要があるので、これ以上はあれやれこれやれという話になるから、一応ここでは一旦止めておきます。
総論から入りたいと思います。今回のこの施設配置、ようやっと出てきたというイメージでいます。前回報告があったのはいつでしょうか。そしてその前はどのような報告があったのか順序立てて教えてください。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
前回の御報告は第3回定例会で区有施設整備計画策定の考え方ということで、まず全体の策定の考え方を示したということでございます。さらにその前になりますと、今年の3月に今後の主な区有施設の配置の考え方、さらに遡っていくと、1月に今後の区有施設の整備の考え方ということで順を追って考え方を示してきたというところでございます。
白井委員
いわゆる1月~3月ぐらいは大本のどうやって施設を配置するのかという考え方を出しているんですよね。前回の3定でこう言ったんですよ。かなり後退したと私はお話をしました。ばっさり切られている。何を切られているのかというと、もともとこの施設配置は大事だよと言っていた立場がありますし、所管にも確認したところ、そのとおりと言ったのが、要は、今、基本構想・基本計画を描いていると。これは何度も話をしているんですけども、財政フレームを描かなきゃいけないと。財政フレームに一番大きな影響を及ぼすのがどう考えても施設配置なんだと。ここがきちっと整理できないと財政フレームは描けないし、正直言うと、持続可能な区政運営なんてできない。さらに、ふだんですらそうなのに、このコロナ禍の中、非常に財政の構造、歳入の確保が難しくなるというときに、これは肝ですよと。
ただし、冒頭申し上げた。これは本当に影響が大きいんですよ。それぞれの事業にもぶつかるし、それを利用する区民の生活に直結してくる。だからこそ早く何をするのか、どのような施設配置となるのかというのを明らかにしないと様々に影響が出てくるという話をしてきたわけです。まずこの考え方でいいですよね。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今御指摘のように、施設というのはまさに大きなお金のかかるものでございますし、区民のサービスといったところにも非常に影響があるものでございます。その点でも計画を示すということについては適切にすべきものだと考えております。
白井委員
3月のところまで遡ります。前回の第3回定例会で示されたものは主な配置は書いてあるんだけど、一体施設をどう配置するのかという総論部分が抜けていて各論だけに入っているからピンポイントに見えるんですけど、大事なのは総論がまずどういう取組かと今確認したので、要は、現状の区有施設、3月時点で45万4,000平米、約270施設ありますと。これをどう新しく施設の配置を考えるのかといったときにキーワードは二つだと言ってあるんですよ。適正配置と適正規模だと。今後区としてどう描くのか、この考え方に基づいてと言っているんですけど、次の第3回定例会のときはばっさりこれはなくなっているんですよ。今回新たにしてあります施設配置の考え方、確かに個別の名称はいっぱい出てきているんですけど、何も出てきていないんですよ。何でそもそも区有施設の再配置をするのか、考え方をするのかと冒頭確認しましたけど、これは描けていますか。本当に必要な施設、必要な床面積、それに対するコスト、もう一歩進めると、さっきの流れ、これによって財政フレームを描くんですよ。直結して基本構想・基本計画になるんですよ。この一連の流れ、今まで言っているのはここが全然見えない。ばらばらですよと。なぜこれは今回も出ていないんですか。あらわにされるつもりなんですか。どうしてないんでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
順を追って示していきたいということで考えておりまして、前回の10月では配置の考え方を示しました。今回はその区有施設そのもの、具体の施設の配置の考え方を示したということでございます。全体につきましては次回施設の更新の経費等も含めて全てをお示ししたいという考えでございます。
白井委員
これはいつ議決するつもりですか。1年後ぐらい、2年後ぐらいに決定するつもりなんですか。順を追ってと言うんですけど。今までずっと言っているんですよね。年度の当初から言っている。この話は昨年度からも言っている。そうですよね。1月のタイミングにも言っている。3月のタイミングにも言った。次に出てきたのは第3回定例会ですよ。しかもごっそり中身が減っていて。これで順を追ってと言うんですか。一体いつ出てくるんですか。フレームだとか、必要な床面積だとか、区有施設のコストとか出てこなくて、いきなりこの施設はこう配置ですよと言われると、それは計算しているんですかと。順を追ってと、普通まずここからじゃないんですか。後から出したら幾らでも言えるんです。昨日も基本構想・基本計画で同じ角度の話をした。基準となる一般財源規模をその範囲内に収めるというんですけど、基準となる一般財源規模を幾らか言わなかったら、そんなの後から出したら範囲内に収まっていると幾らでも言えるんですよ。施設のコストにしても同じじゃないですか。自分たちで今後見直しが必要なんだというところから始まっているんでしょう。1月~3月のときの施設の配置の考え方には明確に書いてありますよ。何でやらなきゃいけないのかというその方法まで書いてある。そこががっさり消えていくの。
度々で恐縮ですけど、いろんな報告をやってもらうときに連続しているわけでしょう。これも昨日も同じことを言っている。資料に書いてあったところが途中で消えるんだよ。更新されているんですか。足されているんですか。今までのものがなくなっているんですかと。いや、追加ですとおっしゃる。じゃ、書いておいてください。遡って見たときに、昔こんなこと言っていたなとか、わざとですか。こんなに間が空いて。もはやこれしかなかったように見えるわけでしょう。冒頭に示されてきているやつはずっとシリーズでやっているわけだから、何のために施設配置をそもそもやるんだと。どうやってやるんだと基準まで明らかにしているにもかかわらずごっそり減ってて、個別の施設だけになっているわけでしょう。順を追って出しますと言われるけど、私から言うと、順番はそっちが先じゃないですか。違いますかね。どうでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
これまでもお示ししてきたということで、施設の更新の考え方ですとか施設の規模、そういったことの考え方については基本的な考え方は変わっておりませんけれども、この間その施設を検討してきた中で様々この社会状況を踏まえて、あるいは基本計画の検討を踏まえてこの施設の考え方を整理してきたということでございます。
まず順番がどこかといったところでは問われるところではございますが、今回についてはその区有施設の配置ということで個別の施設の考え方を示してきたという段階でございます。
白井委員
個別の施設の配置にする前に考え方と言っているわけでしょう。これは私が言っているんじゃないですよ。皆さんが出した資料のことを言っているんですよ。3月時点で必要な施設数、平米まで言っているわけでしょう。45万4,000平米と。これをどうするのか、この考え方を明らかにしていくという話をしているんでしょう。適正配置というのは、先ほど大内委員からありましたけど、すこやか福祉センター圏域、いわゆる生活圏域を支えながらですよ。これもさらりと言っているけど、生活圏域4圏域だったものを5圏域にしますとさっき述べられたけど、生活圏域の考え方は本当はそんな簡単に変える話じゃないんですよ。だって、日常生活上、このエリアの広がり方が限界だ、これ以上超えると日常生活が成り立たないんだというので行政として新たに提起したわけでしょう。本来であれば、介護の考え方でいうと、包括でというのは国の基準でいうと中学校区域だと言われているんです。うちは改めてこの圏域でいくと言ってきたわけでしょう。だから、ここに関しては我が会派としてはそれはさすがに広過ぎると言ってきた。4から5に増やすのはいいと思う。だけど、それが本当に適正かどうかという議論を簡単に飛び越えているけど、そこを厳密にやってきましたか。単純にすこやか福祉センターを増やすしか聞こえていないんだよ。本当はすごく大事なんだ。これで生活が成り立つのかどうかのやつだから。それに基づいて配置していくんでしょう。
ちょっと話が散漫になりましたけど、要は、順番の前に何を本当に必要なのかという数値を計算していますか。ざっくりでも言えるんならお伺いしますよ。一体区有施設を何平米にしようとするのか。単純に見ると数字は10年後もあまり変わっていない。区有施設の施設数、270もともと現状あると書いてある中で。平米数の考え方等、こちらのはリニューアルしていくだとか建て替えるである、考え方がたくさん載っかっているから、普通に考えるとイニシャルコストだけでも相当かかる。ランニングコストもああやって変わってないとなると、コスト面を本当に計算されて、数字は後ほどとか順番とおっしゃっているんですけど、増えるんじゃないですか。本当にこれは削減に寄与する施設配置になっていますか。総論として現段階でのお話をお聞きします。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ちょっと積算については現在その作業を進めているところでございまして、どのくらいかといったことについては今回は申し上げられないんですが、昨日も御答弁いたしましたが、現時点で新区役所、それから体育館、それから子ども若者支援センター、こういったところが増えているというところで施設の床面積については増えているという状況でございます。ただ、もともとの総合管理計画に基づいて経費を抑えていくという考えもございますので、この先にやはり施設を配置していくもの、民間施設に変えていくもの、それから改築の手法によって経費を削減していくもの、それから改修保全といったもので削減していくもの、こういったものについての検討を進めているということでございます。
白井委員
もう予算編成の話のときと同じなんですよね。ちまちまと経常経費分を削減したら大胆な改革ができるようなお話をされているんですけど、全然間に合わないですよ。桁が違う話をしているんですよ。今のやり方だけで賄えるんですか。区の歳入分が減る、これから財政見通しで歳入見通しは苦しいと言っていて、この区有施設の配置というのはその基幹部分だと言っているの。その考え方で足りるんですか。ここを確認します。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今後の財政フレーム、このところと整合を図っていく必要があるということで、特にこの施設というのは大きく影響してまいりますし、その中での基金、起債の活用なども含めて今後の財政フレーム、これをつくっていきたいということでございます。
白井委員
各論部分ではあっちの施設をこっちへ持っていって、こっちの施設をというので、勝手な線引きというか、本当に個別の事業を判断した上で線を引いているのかなと思うんですけども、総体的に言うと、どうも金額的なコストの面は変わりようがないかな、むしろ増えているしかイメージがない。だけど、これは本当は1月のタイミングでもう素案を出すと言っているわけでしょう。現段階でこのタイミングで自分たちで縛りをかけておいて本当に財政フレームが描けるんですか。もつんですか。順序立ててというんですけど、来月ですよ。これで施設配置を終了でいいんですか。区の見直しって、もっと要るでしょう。
行政報告のときに、さっき言いましたけど、これは構造改革なんでしょう。行財政の構造改革を踏まえた上での施設配置とすると言っているんですけど、これは反映されているんですか。反映されているというなら、一体どこが反映されているのか。行財政の構造改革は考え方を示したけども、これですよと個別の事業はまだ何にも聞いてないんです。だけど、反映した上での施設配置はこれだと言われたら、本来は、先ほどから順番でおっしゃっていましたけど、事業を述べられた上で、説明していただいた上で施設配置かなと。でないと、いきなり何が配置がどうなっているのか、何の事業をするのしか分からない。ちょっと幾つか聞いてしまいましたけど、いかがですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
構造改革については2段階に分けて、短期的な取組、それから中長期的な取組ということでお示しをしております。中長期の取組の中で大きいのはやはりこの施設になるというふうに思っています。様々この間検討してまいりましたが、先ほどの大内委員の御質問にもあったとおり、またまだやはりこれから検討していかなくてはならない施設もあるというふうに認識しておりまして、特に構造改革といった観点からしますと、今後の10年の間でやはり在り方をきちんと見直して、今後の適正な配置といったことを検討していくべき施設はまだあるという認識でございます。
白井委員
今の答弁で矛盾しているのは分かりました。行政報告を区長が述べたときに何と言ったんですか。行財政の構造改革を踏まえた施設配置とすると言ったんですよ。だけど、2段階に分けて構造改革をやっていって、今後も施設配置見直しと言っているんです。踏まえていないじゃないですか。要はこんな短時間ではできませんという話でしょう。私はもともと言いましたよ。だからマジックワードだと言っているんです。耳ざわりはいいけども、中身はないぞと、この間にそんな簡単にできますかと。単純に構造改革だけじゃなくて、さらに施設配置まで言ったから、もはや無理に無理を言っているしか聞こえないと言っていたんです。だから、本当にできるんですかと何回も重ねて聞いてきているわけでしょう。だけど、できるとおっしゃってきて、ここへ来て今の答弁だともはやできませんと言っているのと一緒じゃないですか。違いますかね。どうでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
構造改革で中長期のものについてはまた実行プログラムをお示しするということでお話ししているかというふうに思っています。その施設についても、この中長期で、中期ぐらいと言ったほうがいいと思いますが、それで検討を進めて、今後のその施設の配置ということを改めて示していくということも必要であるというふうに思っております。
白井委員
ちょっと刀を振り回し過ぎて申し訳ないんですけど、今変更しなきゃならないという話がありました。そうだと思う。こんなのいきなり出されても無理だと思う。5年後、10年後、さらに言うと、20年をめどに施設配置をやると言っているんですよ。いきなりできるわけがないんですよ。元から無理なことをやると言っているんですよ。しかも、申し訳ないね。昨日基本構想・基本計画の話の中でローリングの話をしました。基本計画をローリングしないと言っていたんですよ。社会構造とかが大きな変化がない限りというんですけど、違うんじゃないんですかと私は話をした。本来区の計画だとか進捗によってそもそもの目的とずれがあるから変えないといけなくなるという話をした。今、冒頭の施設配置からもう一回やり直すと言っているんでしょう。基本構想・基本計画を定めた瞬間に変わると言っているのと一緒じゃないですか。財政フレームに一番大きな影響を及ぼす施設配置ですよ。個別の事業に影響を及ぼすわけでしょう。という企画課長の今の話を聞いて基本構想・基本計画の話、どうでしょう、ローリングしないんですか。
永見企画部基本構想担当課長
基本計画につきましては、5年間の基本計画ということで、現時点の考え方としては大きな社会状況の変化があった場合に改定するという考え方で考えております。一方で区の様々な状況、そういったところも踏まえて検討するということについても考える必要があるのかなと考えております。
白井委員
何を言っているのかよく分からないですけど、昨日私が言ったのは、変えないと、よほどすごい自信ですねとこの話をしたんです。言っていることが違いますよね。変えないと無理だと言っているのと変えませんと言っているのとどうするのですか。調整してみてください。どっちなんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
まず施設のことについては、次回には全体像をお示ししたいというふうには思ってはいるんですが、やはりこの間の検討でお示しする今後の方向性を示す施設もありますし、一方で中長期に検討を進めていく施設もございます。そうしたものも明らかにして構造改革の観点から検討していくということも行っていきたいというふうに思っておりまして、施設については一旦はこれで策定をする考えでございますが、やはり必要に応じて見直しを行っていくということは考えているというところでございます。
白井委員
別の角度から、今度はお金の面からの話です。今、計画期間の話を聞いたから。基本計画には財政フレームが必要なんですよね。5年間の線引きが要るわけですよ。変えちゃうわけでしょう。そうすると、これも変わらざるを得なくなるじゃないですか、もともとの基本計画に合致した財政的な裏づけの財政フレームを示す必要があると。一旦は出すというんでしょう。だけど、一旦は出すけど、施設が変わるということは、変える前提で今話をされているからね。となると、財政フレームも当然変わってくるわけじゃないですか。どうでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
施設の再編といったものは今回お示ししたものの中でも数字としてはあまり変わっていないように見えるというところがございましたけども、やはり再編していくには非常に時間もかかるということがございます。その中で財政フレームも見極めながらこの計画を進めていくということが必要だというふうに思っておりますので、その財政、必要に応じて計画については見直しを進めていきたいと思いますが、併せて財政フレームとの整合性を図りながら進めていきたいという考えでございます。
白井委員
常にばらばらじゃないですか。基本構想・基本計画、財政フレーム、区有施設の配置、ばらばらじゃないですかと言ったのはここなのですよ。だから、結局変えなきゃいけなくなってくるわけでしょう。今ので言うと財政フレーム自体も。来月に出しますと言われているわけでしょう。5年を描いていって。だけど、これから見直しをかけていくんだと言っていて、当然変わりますと言うんです。一体幾らかかるんだって、一体幾らのコスト削減ができるんだ。現段階では順番的にと言うんですよ。だけども、もっと言うと、複数年かけて変えていくとなると、じゃ、来月出される財政フレームというのは何ですか。一体何の構造を踏まえた上で出されるようになっているんですか。今現在検討されている財政フレームというのはこれらの施設配置も含めて既に入っているんですか、また、これからまだ変えるとおっしゃっているからね。となると、それは踏まえられているわけないんでしょう、瞬間的に出された財政フレームしかならないということなんですか。この辺はどうでしょう。
森企画部財政課長
今、基本計画の骨子を出して、その後素案に向けて検討を進めていくと。それから施設のほうについても具体的に配置のほうを考えていくということでございますので、そこのところを踏まえた形で当然、予算編成を踏まえた歳入見通しなどもありますので、そこを踏まえた形で当然1月の段階ではお出しはするということで、それぞれの進捗等をしっかり調整、検討しながら財政フレームは作成していく考えでございます。
白井委員
基本構想・基本計画、それから財政フレーム、施設配置、順序を追って整合性を取ってもらえるように話をしてきたところです。非常に今聞いていてもばらばら感があって、もはや来月にあらわにされると言っているんですけど、もうずっと先送り感があって、一度に出されても判断できないぞという話をしてきたところなんです。この日程じゃ非常に苦しいですよ。私が苦しいんじゃなくて皆さんの一体何を明示しているのかが苦しい。きちっと精査を望まれるのであれば、やっぱり明らかにしてもらいたいのはたくさんあるんですよ、順序立ててとおっしゃるんですけど、私からすると全然順序立てているように思えない。きちっとしてもらいたい。
今後のやつ、総論はこれぐらいにしておきます。各論、個別のやつね。全体のお金もそうなんですけど、一方で本当に個別の事業が見えているのかなと思う点が幾つかあります。
まず新庁舎のお話、他の委員からもありましたけど、もともといわゆる基本設計のときには生活援護課、庁内の中になっていました。もっと言うと、初めは保健所もそうだし、清掃事務所、車庫も含めて庁舎の中に入らないかという計画もあったぐらい、やっぱりあれが無理だ、これが無理だとなっていたんですけど、それで3月のタイミングに決定されたと、こんな話があって、そんな報告が全然ないまま突如と出てきて、一体何をどう検討したんだって、この間当初の窓口のレイアウトの検討も約1億円弱ぐらいかけて検討したにもかかわらず一体何の検討をしたのかが見えないというのが続いてきていて、今回さらに追加ですよね。保健所と一緒にしますと、新しい施設配置になって。このときの庁舎の配置に当たって、どうして生活援護課の人たちの窓口をわざわざ外に出すんだって。一つは利用者の増加によって賄い切れない。じゃ、一体どのぐらい面積が必要なんだ、どのくらいの床面積が入らないと言っている、床面積は計算していないという、意味が分からないという話もしたところです。
もう一方の理由で、高度なプライバシー性を確保するためとおっしゃってきたんですよね。この方々が生活保護、いわゆる生活援護を受けている方だと分かるというような、ここの施設に出入りする人はそういう人なんだと見られる事態はよくないと私は思う。それの一体どこが高度なプライバシー性を確保しているんだとも思っていた。今度は保健所となると、いわゆる保健衛生上の問題もあるけども、入り口を別にすればいいと昨日別の委員に答弁されていた。そんな話ですか。じゃ、一体生活援護課を外に出すとおっしゃっていましたけど、どこが高度なプライバシー性を確保されたのか、どうしてこの保健所と一緒になるというのが妥当だと施設配置の中で判断されたのか、併せてお答えいただければと思います。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
将来的に一旦は教育センターの跡地に生活援護の事務所を持ってくるということでございますが、その後は保健所とかというところでございます。生活援護の事務所といったところもやはり一定のまとまりの中でその施設を確保していくということがございますし、保健所についても老朽化をしていくということもございますので建て替えを考えなくてはいけない。その建て替える際にも、できれば1回での建て替えといったことが可能な施設、あるいはまた立地についても交通の利便性のよいところ、こういったところも含めて検討した結果、保健所についても現在の教育センターの跡地でどうだろうかということで検討したところでございます。施設については一体の建物としてもボリュームとしても入るであろうという考えもございましたのでこういった配置を考えたというところでございます。
白井委員
生活援護課の窓口と高度なプライバシー性の確保についてはどうですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
生活援護課の施設の事務所ということで整備していきますので、そうしたプライバシー性の確保、こういったことに配慮した施設ということで整備をしていきたいという考えでございます。
白井委員
そんなことは分かっている。確保するためにと言っているんでしょう。どうしてそれを考えるとここになるんですかと聞いているんです。これから考えていきたいじゃなくて、考えた上でここだと言っているんでしょう。違うんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
その立地ということも含めてここの、あとは実際の事務所のボリューム感がございますが、そこが適正にそのボリュームで入る施設ということで、現在は仮設の施設として考えておりますので、それで入る施設ということで選定をしたというところでございます。
白井委員
質問は聞こえているかな。どうやって高度なプライバシー性を確保されたと判断されたんですかと聞いているんですよ。今の話はボリュームだとか言っているんですが、さっぱり分からない。何で確保されたんですか。立地だとかボリュームがと言っているけど、その理由は何ですかと。高度なプライバシー性を確保すると言ったんでしょう。だからここにと言ったわけでしょう。その理由は何ですかと聞いているんです。
委員長
休憩いたします。
(午後2時17分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時18分)
中村新区役所整備課長
新庁舎の検討の中で生活保護に関する窓口につきましては高度なプライバシー性が必要なことから、新庁舎の1階に設置することを基本設計の段階では考えていましたが、その後の検討によりまして、今後の需要増に十分に対応できるように庁外施設への移転としたものでございます。
白井委員
それは違うんじゃないの。庁舎の中からわざわざ出すと、その理由の一つに書いているわけでしょう。高度なプライバシー性を確保するため庁外に出すと言っている。庁外に出すのはここですよという話をしたわけでしょう。保健所と一緒だと将来的には言っているんですよ。それは何をもって高度なプライバシー性を確保できたんだというふうにするんですかと、その説明をしてくださいと聞いているんです。今の話は変わっちゃっているじゃないですか。1階だったらプライバシー性を確保できていてと。難しくなったから外へ出したというんですか。じゃ、プライバシー性の話はどこへ行っちゃったの。大事だと言ってきたわけでしょう。どうしてここに持ってきて保健所と一緒にしたことによって高度なプライバシー性が確保されているんだとおっしゃっているんですか、その理由を教えてくださいと聞いているんですよ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
将来的には保健所と一緒ということではございますが、生活援護の事務所ということで確保するという中で、プライバシー性を確保する施設ということで整備していきたいということでございますが、仮設の施設についても同様にプライバシー性を確保するということで改修を進めていきたいという考えでございます。
白井委員
プライバシー性の確保というのは、じゃ、今の話だと逆にどこでもいいんですか。設計だけの話。庁内で無理なんだという理由でこうだと言ったんですよ。総務委員会の答弁の中ではこうも言っていた。教育センターともう一つは商工会館の跡地の二つを検討していると明示したんですよ。今日の話では商工会館は全然別の用途が書かれている。フェイクですよ。初めから決め打ち。
では、その決め打ちにした理由は何だと、どうやったら確保できると今まで言ってきているんだと確認をしているんです。私が確保しろと言っているんじゃない。皆さんが確保するために外に出すと言ってきたんでしょう。明示したから、じゃ、どうやってこれを担保しているんですかと聞いているだけよ。それをたらい回しにしているんです。皆さんが言った言葉をなぞって聞いているだけだよ。その理由は何ですかと聞いているだけ。それを今後整備しますと言われている。じゃ、ないんですか、現段階では理由は何にもないの。一つも明示が出てこないけど。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
先ほど御案内の中で商工会館か教育センターかといったところについては、この間検討をする中で、ボリュームにしてもプライバシー性の確保にしてもどこが適切かといったことで検討してきたところでございまして、商工会館も候補にあったといったところはございます。ただ、その後の検討の中で実際その後の施設の更新、そういったことも考えていくといった中では教育センターの跡地ということで考えてきたというところでございます。その際にはやはりプライバシーといったことの観点も含めて検討し、この立地で仮設ということで考えてきたというところでございます。
白井委員
何を言っているか全然分からない。堂々巡りになっているから一旦ここでほかの質問に変えるけど、本当に説明に来てしてきた話と矛盾しているよ。プライバシー性を確保するために庁外に出すんですと言っておいて、じゃ、ここにした理由は、何をもってプライバシー性を確保されたとするんですかと単純に聞いているだけだから、それを仮設のタイミングがどうとか、合同で建てるタイミングでと言われても、その説明意味が分からないと思います。個別のお話はまだまだ聞きたいところがいっぱいあるので。
医療機関誘致についてのお話です。11ページ、今後未利用となる学校跡地とだけ書いてある。いわゆる旧九中の跡地、旧中野中跡地を活用というところからの方針転換で近隣の仮設にあてがいたいと。できれば束ねたいという話になるんですけど、一方で、地域包括ケアの中、地域医療機関、特に在宅での医療、介護の連携の拠点となる医療施設の誘致というのは、今後の高齢化を考えると、本当に行き場のない高齢者にとっては必須の問題になってくる。もうのしかかってくる。ピークが2030年からいよいよ大本を迎えていくまでに区は体制を整えなきゃいけないという話をしてきたし、そうでなければならないとも私は提案してきている。これは具体的にどういう結論を導いたというところまで行っていないですよね。確かにコンペを行って募集で基準に満たなかった。一方、このコロナが起こったことによって医療機関の誘致なんてそうそう簡単に動くようなものじゃない。今どきそんな簡単に動かせる病院はないでしょう。
一方、これは放置しておくと中野区内から医療機関が消えてしまうかもしれない。もしくは2030年、いわゆる高齢者のピークを迎えるに当たって地域包括ケアの確保ができなくなるかもしれないという問題。これは具体的に跡地はどこと考えていますか。どのくらいの平米が要ると考えていますか。医療圏で考えると、中野区内だとか、もしくは医療圏の中のほかの病院を誘致するという考え方ぐらいじゃないと新規はないんだよね。ベッドが飽和状態だから。となると、現状来てもらえそうな医療機関、特に在宅での医療、介護の連携を中心にやってもらえる地域医療拠点の誘致を考えると、相当面積を確保しないと現実離れした跡地の話になる。そこまで描いて学校跡地と書いていますか。どうでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
医療機関の誘致については必要なベッド数ということで想定しているということでございます。やはり大規模な施設になるということもございまして、まとまった敷地ということになりますと、学校用地といったところになると考えております。
白井委員
この件も担当所管と打合せをした上で結論になっているんですか。いかがでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
この件につきましても健康福祉部と打合せをした上でこういった考え方を示したところでございます。
白井委員
具体的に年次まで区切ってのお話になっていますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
まだ具体的な年次まではお示しがあったということではございませんが、今回、回復期の病床の在り方、あるいは今後のコロナの影響を踏まえた急性期の在り方、こういった今後の医療政策というか、病院の施策といったところの考え方を整理した上で進めていく必要があるという認識はございまして、そうしたことを踏まえた中で今後の誘致の在り方、そういったものを整理していきたいという考えでございます。
白井委員
事前に所管にもこの件、話を聞いている。やっぱりずれがあって、個々にそういうのが見受けられるよと冒頭お話ししたところなんですけども、確かに今すぐ病院が来るわけじゃないし、現実離れしている。ただ、一方で、本当にピークを迎えるまでにどう整備していくかというところでは課題なんですと言っている。誘致するに当たっては相当分面積を確保しないと病院の誘致なんてそんなできるもんじゃないと考えると限られてくる。一方でそんな悠長に構えていられないとなると、ちゃんとタイミングをどう図っていくのかとやらないと、これは20年後つくっても正直意味ないんですよ。もうピークは終わっちゃっているから。かといって、じゃ、来年できるか、そんなできないんですよ。ある程度本当に計画的にというところは詰めていく必要があって、区としての大きな課題をどう捉えていくのかということをきちっと描いてもらわないと、一体10年後もできているかできていないかさっぱり分からん。施設の状態です。これも検討してくださいね。加えておきます。
もう一つ、その上のところに民間施設誘致、東中野図書館、旧東中野保育園、ひだまりの丘保育園分園と書いてあります。民間誘致施設と書いてあるんですけど、民間誘致施設、児童福祉施設、介護、障害施設を検討と書いてある。これは現在東中野図書館が新しい中野東中に統合されることから廃館と、ここまではよかった。だけど、保育園が入っているんですよね。この保育園を一体どうするという話なんです。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
保育園につきましては、現在の施設については契約の期間がございますので、そこまでとなります。ただ、その後の保育需要といったことを検討もしておりまして、その中でこの跡地をどうするかといったことの検討も進めているということでございます。
白井委員
契約の期間というのはいつですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
すみません、ちょっと調べておきますので保留させていただきます。
白井委員
これは今の話だと、それまでで保育園がどうなるか分からないけど、閉園という意味なんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
契約が切れる時点といったものでは保育園についてはそこまでということにはなります。その後移転して続けるかどうかといったことも検討しているということでございます。
白井委員
契約期間満了に伴う閉園の報告なんてどこかでありましたか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
施設の老朽化といったこともありますので、基本的にはその施設、契約までといったことで考えているということでございます。まだ具体的にはその報告……。
白井委員
委員会へ報告がありましたかと聞いている。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
具体的にはまだないと考えております。
白井委員
具体的にない、広報もしていないということでいいんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
はい、具体的にはまだお示しをしていないと。
白井委員
今年の8月に来年度の保育園の募集要項というのが出ている。その中に保育園の一覧というのがあって、備考欄、2024年の3月までで閉園となりますと書いてある。何の委員会報告もない。何の話も聞いていないにもかかわらず、いきなり出てきていて、私自身もびっくりしている。問合せがある。今回施設配置の中で保育園という文言すら消えている。民間施設誘致になった。今、検討検討と言っているんだけど、何で消えているんですか。まだ表に出していないと言っているのに出ている。全然話が違うんだけど。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
一旦未利用となるといったことはございますので、その後の活用といったことで、ここの民間施設の誘致という中では児童、福祉、介護、障害というふうになっておりますけれども、このうちには保育園といったことも含まれて考えているということでございます。
白井委員
一旦未利用になると言っているのは区だけであって、いつまででこの園が終わりますなんて話はどこにもしていないわけでしょう。契約の話なんてそもそもしていないわけでしょう。今、確認して、要はここなんですよ。募集要項に何年までで終了で閉園と書いてある。その後どうなるかよく分からん記載になっている。移転するのか、リニューアルされるのか、いや、園自体がなくなるのかよく分からんけどと、備考欄にわざわざ注意書きで書いていて年次を区切って閉園と書いているだけ。だけど、その形跡、委員会報告でもなければ、所管の委員会にも確認しましたよ。ないと言うんです。所管の担当にも確認した。これは一体どこにどういう決定があったのと。まだと。まだというけど、これは書類に出ているよねと。何でこんなことになるんですかと聞いているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今御案内のとおりの状況ではございますが、施設についてはかなり老朽化が進んでいるという施設でもございますので、基本的にはそこで閉園ということで考えている施設でございます。
白井委員
老朽化はよく分かっている。図書館自体がね。私も1日いたことがあるから。壁紙が剥がれてもはや壁紙の上がカビが生えていて雨漏りがひどい。そこの1階だからね。もともと施設が厳しいというところからで園が閉園になったこともある。一方、近隣の保育園が倒産したことによって突然園児が通えない状態になったと。保育園が差し押さえされるというのは最悪の事態。そこを無理無理に言って何とか開けてくれというので急遽開けてもらった場所でもある。園側にも無理を言ってという状況。そこまでしないと、このエリアは待機児が多くて解消できない。現実的にもそうなんです。こういう今みたいによく分からん説明をされると不安だけになっているの。全体としてはいわゆる待機児の解消が見えてきている。数字上はそうかもしれない。だけど、地域の偏在がすごいわけ。ちゃんと見えていますか。これはひだまりの丘分園と書いているけど、正式名称を知っていますか。園の名前。定員何人か知っていますか。何歳児から何歳児の子どもを預かっておられる施設か知っていますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
申し訳ありません、承知しているところではございません。
白井委員
意地悪に聞こえるけど、細かい話だけど。だけど、線引きで机上だけでやっているとこんな話になる。だから、検討中ですと言っておきながら、広報は出ているわ、一方、所管にも確認した。やめるのか、いえ、そんなことは全くありませんと。逆に言うと、ここに民間施設しか書いていないけど、いえ、決定じゃありませんと言っていた。だから、それぞれの個別の施設配置について何件か聞いているけども、本当に現場と調整できていますか。各論部分での話。総論部分は突然なくなっているし、この施設配置に関しては一体どうやって行財政の反映させた話になっているんだと言っているわけです。全体論として、例えばどうしてもこのフレームに合わせないと区財政が今後持続的に描けないというならコストカットの面でやむなしだと思うこともある、背に腹は代えられないと思うこともあるんだけど、そこも見えない。一体どこまでカットするのか分からない。むしろ増えているんじゃないかと思う。一方で各論が出てくると、本当に個別の事業を描いているのかなと整合性が見られないのもあるし、それは妥当かと思うような施設配置が見受けられる。一方、基本構想・基本計画、そして財政フレーム、施設配置、この一連の流れの中で、本当はトータルに最終的に議決なわけでしょう。これはあともう少しで議決に臨むタイミングの資料ですかと。到底このタイミングでそろっていると私は思えないと思う。もう少しきちっとした精査が必要だと思うんですけど、いかがでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
総論、各論、様々現在検討、調整をしているところでございます。個別の施設についても所管と調整しながら進めてきたところでございますし、例えば保育園についても保育ニーズが非常に高いエリアであるということは承知しております。その中で今後の施設の更新の時期と合わせてどのような施設配置をしていくのがよいかといったことは所管とも検討を進めているということでございます。
今回の表記についてはこのような形でお示ししておりますけれども、より具体的な考え方がお示しできるようにしたいというところはございます。総論といったところにつきましても、財政フレームにしても、施設の規模等にしても、全体を次回にはお示しをしていきたいというところで現在作業を進めているというところでございます。
白井委員
長々とすみません。次の第1回定例会で素案といった話なんですけど、よく考えてください。あまりにも厳しいと思うよ。一度に全部でと。単純に委員会報告になると議決案件で先に来るからね。報告がないものを議決みたいなあほな話になるから。よく事の重さを鑑みて委員会の報告の仕方、議会の報告の仕方を検討してもらいたいと思います。要望にしておきますか。それとも答弁があるならば。
高橋企画部長
今やりとりをさせていただきまして、区の側の検討の足りない部分も御指摘をいただきました。ということであれば、今後の進め方についてどうあるべきかというところも区として改めて再度見直すべきところは見直し、進め方を整理して、また御提案をさせていただきたいと思います。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
すみません、先ほど答弁を保留していた部分でございます。ひだまりの丘保育園については令和6年3月まで使用する予定ということで示されているということでございます。
大内委員
今の質疑の中で、これは今後どうやって動いていくんですか。流れを、これは基本計画に反映されるのか。構造改革から見た位置付けだとかいろいろあると思うんだけど、ちょっとこれはいつ頃に案が出て、いつ頃に案が取れて、パブリックコメントをやるのか知らないけども、そういった地域の声などを聞いて、最終的に基本計画には示すんですよとかそういうのをちょっと教えてもらえますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
報告のペーパーの今後の予定のところでスケジュールを示してございます。願わくば1月には区有施設整備計画の素案ということで御報告申し上げたいというふうには思っておりましたが、この間の議論、他の委員会でも様々議論があったということも踏まえまして、これについては素案ということではなくて、さらに検討するたたき台の案ということでお示しし、御検討いただけるような形なども考えていきたいというふうに思っております。その後、基本計画・基本構想、それらのスケジュールもございますので、その後様々御検討いただいて、第1回定例会のときには素案としてお示しできるような形で示していきたいというところがございます。その後、意見交換会、それから案にしてパブリックコメントといった手続を進めていきたいという考えでございます。
大内委員
素案が取れて、素案がお示しできないので案を示しますと言って、今度2回目、素案を示すと言っている。まとまっていないんじゃない。大丈夫。最初案と言ったんだよ。ほかの委員会等の報告をちょっと考慮すると案にしかできない。でも、最後素案を出すといったのね。それももう一度確認。要は素案があって案になるのか、それで案が取れるのか、今の段階というのは粗々なものなのか。今度これに当然基本計画にはこれが反映されたものが出てくるのかなという、これから何年かの区有施設の配置が基本計画で出ているわけでしょう。基本構想も影響する。と同時に財政フレームでいうと、これはどうなっていくのかな。お金が幾らかかる、あるいは売却してこれだけお金が今の計算で入る見込みだと。それに基づくと、今度中野の今ある基金等、どうやって繰入れをしていくんだ、使うんだ、そういった全体のものが示していない。同時並行といえば同時並行なんですよ。これだけやってこれを作っちゃってからお金が足りないからやっぱり変えるといって、またそれはちょっと違う話になる。ということは、もうこの時点である程度財政フレームを見てなきゃいけない。さっき言ったように、これから取得しようとしているものも入れていかなきゃいけない。そういうのをひっくるめてどういうふうに進めていくんですかということを聞いているんです。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今回お示ししたのは区有施設配置の考え方だけでございまして、財政フレームにしても今後の施設の考え方にしても全体像を示す必要があるということで、それについては次回のこの委員会でお示ししたいというふうに思っております。それについては基本計画との整合を図りながらつくっていきますし、また、財政フレームというのはまさに基本構想とも関連してまいりますので、それらを全てお示しし、それで御議論いただきたいという考えでございます。
大内委員
では、1月に要するにお金をつけたものも出てくると。それで計算したらあれっとなることも想定できるんです。だって、まだこれはお金の計算を大してしていないんでしょう。これから購入すべき様々な土地等の計算も入っていないわけでしょう。そうしてくると、これももっとお金を生む方法を考えなければいけないことも考えられる。土地を売却することも一つ、あるいは民間に貸し出すことも一つ、遊休地を民間に貸し出すとかそういった形、そういうのを全部考えた形のある程度、大ざっぱというか、考え方、フレームを1月に出せるということで確認しますけど、よろしいんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今御案内があったとおり、1月のときにはお示ししたいと考えております。
酒井委員
様々議論を聞いておりますと、やっぱり皆さん心配なんだろうなという、特に医療機関の誘致に関しましては、考え方、今後も引き続き医療機関を誘致するといいつつも、もう当面誘致できない。そういった報告がされていないというところがあって、ほかの施設にもそういうところは見られます。それで皆さん心配なんだろうと思います。具体的に1月で素案でしっかりしたものが出せるんですかということだったと思うんですね。それで大内委員も先ほど確認されたんだと思うんですけど、そこで、これまで報告してきた中と考え方が変わったんでしょう。今までは1月に素案だったんでしょう。さっき第1回定例会で素案と言いませんでしたか。言ったでしょう。変わったんですか。
高橋企画部長
先ほど答弁させていただきましたが、今日のやりとり、また他委員会のやりとりを踏まえますと、素案といいますと、区の進め方としてはほぼ完成形に近い形で提案することが通例になっております。一方で多々御意見いただいていることを踏まえたものを再度提示し、そして御意見をいただき、内容を固めるというワンステップ必要だというふうに今捉えているところでございます。とすると、進め方としては変えてございません。1月に財政フレームを含めて全体像をお示ししたいというふうに考えておりますが、そこで示す施設基本計画については素案という形ではなく、素案の一歩手前の意見をもらう形ということがふさわしいのではないかということで企画課長のほうからお答えをさせていただきました。今その方向で改めて考え直す必要があるんではないかというふうに捉えております。最終的にどのようにそこを整理すべきかについては、今日のやりとりを踏まえまして再度整理をさせていただき、次回に今申し上げた筋書きになるとは思うんですが、御提案をさせていただきたいと思います。
酒井委員
皆さんの心配や不安を解消するために丁寧な段取りを踏みますよというのは、それはいいことだと思うんですけれども、すると、素案は第1回定例会ですよと、素案の前の形、改定素案とかになるんですか、何ですか、素案じゃない、素案の素素案とかですか。素案たたき台、名前は何でもいいですけど、素案のその1個前段階のものを1月に出しますよと言っているんです。今日の議論を経て。これは誰が決めたんですか。分かりますか。区の基本理念、基本構想・基本計画、関係する施設整備計画、これに関してはもう庁議でこういうふうなスケジュールでやっていこうと今なっていたんでしょう。今日の議論を踏まえて今変わったんですか。普通だったらば、これは昨日会議をしていてもおかしいんですよ。今日の会議を踏まえていないから。大本の総務のところでの議論がないままに今日ここで変えられるんですか。
高橋企画部長
先ほど申し上げたとおり、考え方としてはそういうステップを踏む必要があるだろうというふうに今認識しているところでございます。委員御指摘のように、区としてその進め方で最終的にいいかというのは再度区全体で検討した上で結論を出す必要がございますので、そこについて最終的な提案の仕方については再度改めて整理した考え方で議会のほうに御提案させていただきたいというふうに思います。ただ、今時点でやりとりを踏まえれば、そういったステップ、丁寧な進め方をしていく必要があるだろうということで、先ほど企画課長のほうでは断定的な言い方で説明をしてしまったところはあるかと思いますが、ここで決められるわけではございませんので、今日については認識を述べさせていただいたというところで、今後の進め方については改めて区全体で判断をいたしまして、改めて提案させていただきたいと思います。
酒井委員
けど、さっきもうそうすると言ったんですよ。1月で素案たたき台を出して第1回定例会で素案を出しますと。いろいろな議論があって、議会の声を聞いてくださって丁寧な対応をしていただく、それは結構だと思うんですよ。けど、普通はここで当然様々な議論を踏まえて検討しますですよ。だって、企画部長さんだけで決められないでしょう。
そういったところがきっとほかにも僕はあると思うんですよ。今までずっと議会側は手順、手続、やっぱり踏んでくださいねと。今のもやっぱりここでそこまでどうして言えるのかなというのはちょっと感じましたよ。副区長、そんなことはないんですか。
白土副区長
そういう方向で検討したいと言うべきところをそのようにするという答弁をさせていただいたことは誠に申し訳なかったと思いますが、今日種々いろいろな御意見をいただきましたので、このスケジュールについてももう一度検討させていただくということにさせていただきたいと思います。
酒井委員
それで、すみません、基本構想の議決までは、これは今ここで当然答えられませんよね。答えちゃ駄目だよと僕は言っているんですから。要するにそこに影響が出るんですよ。そのことに関して基本構想担当さん、どうお考えなんですか。
永見企画部基本構想担当課長
基本構想に関しましては第1回定例会で議決をいただきたいというふうに今までも報告申し上げてきましたし、現在もそのような考えでおります。先ほどやりとりがあったようなスケジュールで、そのような形で検討した場合であったとしても、第1回定例会の議決という形で検討したいというふうに考えております。
酒井委員
1点だけ最後。ちょっとそこで気になるのは、要するに基本構想に関してはもう第1回定例会の3月でマストですよというふうに考えているんだと思うんですよ。他方、素案というのは、先ほど企画部長が粗々区の考えで固まったものを出すから、素案のたたき台を1月にやっぱり出したほうがいいと先ほどおっしゃられたんです。じゃ、素案、粗々区の考えが固まったものというのは1定に出るわけなんですね。けど、議決というものは先にやっちゃうわけでしょう。そのとき一緒に審査するのかな。そういう形でいいのかなという心配もあるんですが、その点は大丈夫ですか。
高橋企画部長
そちらについては区のほうで精査しまして進める手順について固めていきたいと思います。現時点ではまだ、すみません、はっきりとしたお答えとでは、申し訳ございません。
酒井委員
もう最後にします。けど、第1回定例会で素案と基本構想の議決というわけにはいかんだろうと思っていて1月に出すというスケジュールだったんじゃないんですか。違うんですか。
高橋企画部長
御指摘のところはそういうところ、区としても認識していた部分でございますが、進め方については再度整理をして改めてお示しさせていただきたいと思います。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、中野区男女共同参画・多文化共生推進審議会についての報告を求めます。
藤永企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
中野区男女共同参画・多文化共生推進協議会について御報告させていただきます。(資料2)
本年3月に議決していただきました中野区男女共同参画・多文化共生推進審議会について具体的な審議を今後進めていきたいというものでございます。3月の定例会におきまして、当委員会で審議会の審議内容や委員構成等様々な御指摘をいただきました。区としてはこの御議論を受けまして考え方を整理して本報告として上げるものでございます。
まず所掌事項でございます。区長の諮問に応じ、男女共同参画及び多文化共生に係る施策を推進するために必要な事項を調査審議し、答申するものでございます。こちらは男女共同参画・多文化共生推進審議会条例の2条で規定されてございます。
2の審議会委員でございます。委嘱予定者の方々は事業名でございまして、別紙のとおりでございます。構成としましては、公募の区民の方が2名、関係団体の推薦の方々が8名、学識経験者が4名でございます。学識経験者の方々の専門分野としましては、勝木先生が人権全般、広岡先生が男女、ファーラー先生が多文化、横田先生が多様性、ダイバーシティが専門でございます。
任期は委嘱の日から答申を行った日まででございます。
(3)委嘱予定日は令和3年1月の下旬でございます。
3、審議会への諮問について案でございます。
(1)諮問事項でございますが、以下のとおりでございます。ここの条例でございますが、現行の男女条例の改正を行うとこれまで区側で御説明しましたところ、当委員会でも様々御議論がございました。この間区において考え方を整理していく中で、男女条例は既に制定からの歴史もあり、一定完成された条例となってございます。一方で多様性や多文化という考え方は、区における考え方の整理や進捗について非常に差があるという認識でございます。このことから、現状では区としましては現男女条例の改正ではなく、新しい条例を想定しているところでございます。
また、審議内容についても当委員会で御議論がございました。具体的には、当審議会において扱う多様性、ダイバーシティ、男女、多文化をどう整理するのかというものでございました。この部分につきましても基本構想・基本計画との整合性も考慮しまして、ここの(2)審議にかかる検討の視点として整理させていただきました。当審議会においては以下の4点に留意し検討を行うという予定でございます。視線の1は、性別、性自認や性的指向の多様性を認め合い、人々が意欲に応じてあらゆる分野で活躍できる男女共同参画の視点、視点2につきましては、多文化共生の視点、視点3については年齢、世代の視点、視点4につきましては障害の視点でございます。このように区としてダイバーシティ、多様性、男女、多文化の関係性を整理したところでございます。この関係性、それぞれの分野につきまして委員構成も検討したところでございます。
4、今後の予定でございます。令和3年1月から7月まで審議会を全5回実施した後、8月に答申を出されるという予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
内川委員
前回の報告から随分時間がたっちゃっていて、どんな質疑があったかなと半分忘れちゃったんですけれども、男女共同参画は中野区も随分前から取り組んでいる問題、そこに新しいエッセンスとして多文化共生、そういったものが入ってくると。視点が1、2、3、4と書いてありまして、こういったものを全部一緒くたにやるのはいかがなものかなということはたしか言ったと思うんですよ。この審議会の進め方も分科会みたいな形にして進めたらどうかということもたしか前回言ったと思うんですが、そこら辺ちょっと確認させてください。
藤永企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
前回の報告におきましてもそのような議論がございました。区として内容を整理しましたところ、多様性と多文化、男女につきましては、多様性の中のそれぞれの項目として男女、多文化があると思ってございます。その中で議論する中でそれぞれの視点を分科会として整理するよりも、全体としてのダイバーシティをそれぞれの観点になった地域社会をまず議論させていただきまして、そしてそれぞれの視点についてそれぞれの取組がどういうふうにできるのか、それを議論させていただいて、そこで一つにまとめたいと思ってございます。そういう形で新しい条例についての内容、そして盛り込むべき事項を整理したいと考えてございます。
内川委員
今後の予定が来年の1月から7月の間で審議会を全5回やると。その5回の中でこの四つの視点を全部一緒くたにやって8月に答申、まとめられますか。
藤永企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
審議会の審議の回数につきましては、区側での整理、そしてまた、今、名簿にも載っていらっしゃるの学識経験者の方と相談させていただいています。想定では、1回目については中野区の情報のインプットと内容、そして2回目につきましては、先ほど申し上げました諮問事項にある中野区のあらゆる場面において個性や能力を発揮できる地域社会の実現に向けた考え方、その地域社会について議論させていただきたいと思っています。その地域社会を目指す上で、それぞれの視点において、それぞれの男女、多文化、世代、年齢、障害について多様性を認め合いながらどういう取組ができるのかを議論してまとめていきたいというふうに考えてございます。期間は委員の方々には短期間に見える部分もございますが、区としてはその内容を整理して、また委員会の回数の間に各学識の方々や団体の方々等と委員の方々と相談しながら実施したいと思ってございます。
内川委員
年明けの1月から審議会が始まるということなんですが、御存じのとおり、このコロナ禍の中、審議会が予定どおりに開けるのかどうかという問題もありますよね。この8月の答申、このケツだけは絶対動かせないんですか。それとも審議会の状況によっては答申について後ろ倒しすることはできるんですか。
藤永企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
3月に議決をいただいてから、実際には公募の区民の方々も早い段階で選ばせていただいております。コロナの影響で実施もできないというところもあって延びている状況もありまして、審議会につきましてはコロナの影響をできるだけ受けないようにしようかと思いますけど、若干の影響を受けるのかなというふうに思っています。審議会につきましてはコロナの影響はありますけれども、感染防止を実施して開催したいと思ってございます。今現在区としては8月の答申を実施したいと思っています。その間、もし仮に非常に強いコロナの影響とかがあった場合に影響を受けるか、できればオンライン等々もそのときには考えたいと思っていますが、現状ではこのスケジュールでやっていきたいと考えてございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、進行をいたします。
休憩いたします。
(午後3時01分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時20分)
次に、3番、令和3年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。
森企画部財政課長
それでは、令和3年度の予算で検討中の主な取り組み(案)につきまして御報告をいたします。(資料3)こちらにつきましては、所管事項につきまして、本定例会の全常任委員会におきまして報告をしております。
令和3年度の予算につきましては、現在検討を進めております基本構想におけます四つのまちの姿に沿った政策体系を想定して編成を進めているところでございます。各取組につきましては、これまでの実績等を検証するとともに、新規・拡充事業については関連事業のスクラップに努めて予算化を検討しているところでございます。また、持続可能な区政運営の実現や厳しさが増す財政状況を見据えまして、短期的には財政的な節減、また構造改革の観点ということでの事務事業の効率化、こういったところを含めて検討をしておりまして、検討に当たっては8つの視点を設定して見直しの検討を進めているところでございます。今後につきましては、中長期的な視点に立って施策、施設、組織の三つの再編を視野に入れまして検討を進めていき、構造改革の実行プログラムを定めるなど、区政運営のシステム自体の改革も進めていくという考えでございます。以上に基づきまして予算で検討している主な取組(案)につきまして報告をするものでございます。
まず検討中の主な新規・拡充推進事業ということでございますが、(1)といたしまして、人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまちへの取組ということでございますが、新たなにぎわいの拠点を形成し、まちの活力を高め、中野に暮らし、営み、訪れる楽しさを広げていくための取組を進めていくということで検討をしているところでございます。こちらに記載のとおり、新規・拡充事業につきましては2項目掲げております。
続きまして、2ページを御覧いただきまして、引き続き推進をしていく事業という項目としては3項目を掲げておりまして、総務部の所管として「東北復興大祭典なかの」ということで、来年は東日本大震災から10年に当たりますので、さらに震災の記憶風化防止等を目的に開催をするとともに、また、区民や学生ボランティア等の一層の運営への参加を募る方法ですとか自主財源の確保ということについても検討をしてまいります。
(2)未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまちへの取り組みということでございまして、子どもの育ちを未来の希望として地域全体で支えるまちを築いていくための取組を検討しております。新規・拡充事業につきましては、2ページのほう、下のほうから3ページにかけまして全部で7項目挙げてございます。また、引き続き推進していく事業といたしまして3ページから4ページにかけまして10項目掲げております。これらは子ども教育部、教育委員会事務局、また地域支えあい推進部の所管でございます。
それから、4ページの中段、(3)の誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまちへの取り組みということで、病気や障害があっても幾つになっても自分らしく生きられるまちをオール中野で築いていくための取組を検討しております。新規・拡充事業といたしまして4ページのこちらのところで5項目を掲げております。また、引き続き推進していく事業ということで、5ページの上段のところですが、4項目を掲げているということです。
(4)安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまちへの取り組みということでございまして、地区の特性に応じて、あらゆる災害に強く、犯罪や事件、事故がなく、いつまでも住み続けたくなる持続可能なまちを多様な主体の協働により築いていくための取組を検討しております。
新規・拡充事業につきましては5ページのところで3項目挙げてございます。防災対策の推進ということで1番目ですが、各避難所に配備しておりますガソリン発電機に加えまして、太陽光でも蓄電できる蓄電池を配備するほか、毛布のクリーニングですとか真空パック包装も進めていきます。また、防災リーダーのスキルアップですとか地域防災会との連携強化のための応急手当普及員の資格取得といったことについても支援をしてまいります。
それから、6ページから7ページにかけまして引き続き推進していく事業として計11項目掲げております。
それから、7ページの下段のところですが、(5)区政運営に関する取り組みといたしまして、中野区基本構想の周知、また、中野区基本計画等の策定に向けて検討を進めてまいります。それから新庁舎の整備ということで、令和6年度の移転に向け整備を進めるとともに、ペーパーレス等を推進してまいります。
それから、8ページですが、こちらは見直しの事業について記載をしております。見直しの検討に当たりましては、構造改革の8つの視点を踏まえまして、区の財政状況に鑑みまして検討を行っているところでございます。こちらに記載の8つの視点、公民役割分担の明確化、協働・協創による事業展開、事業成果に基づく事業の廃止、縮小、財政負担の大きい事業の見直し、事業手法の選択、職員配置の適正化、事業執行体制の見直し、計画的な区有施設の配置と管理、歳入確保の取り組み、こういった8つの視点を踏まえ検討を進めておりまして、その具体的な見直し事業につきましては9ページから10ページのほうに記載をしております。
当委員会所管関連で申し上げますと、1番の区報発行回数の見直しということで、下記の区報発行を1回減らす一方で、代替としてホームページやアプリにイベント情報を掲載する。また、LINE公式アカウントなどのSNSでの発信に努めてまいります。
二つ目で「なかの生活ガイド」の作成、隔年発行の「わたしの便利帳」及び「子育て支援ハンドブックおひるね」の掲載内容やページ数を見直しまして、新たに「なかの生活ガイド」というのを作成して転入者に配布をいたします。また、電子版を作成してホームページやアプリに掲載をしたり、またSNSへの発信ということを進めてまいります。
3番のシティプロモーション事業助成につきましては、事業効果を高めるため、対象事業を文化・芸術、子育て・教育に関連するものに特化するとともに、また、ガバメントクラウドファンディングを活用して区のPRと区民のシビックプライドの醸成ということにつなげてまいります。
以上が新規・拡充事業、また推進していく事業、それから見直し事業の項目でございまして、10ページの下段のところなんですが、これらにつきまして、区報におきましては12月20日号、またホームページに掲載して意見募集を行います。また、12月10日に区民と区長のタウンミーティングを行いまして、そこのところでも区民の皆さんと意見交換をしたいと考えております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
内川委員
まず、この報告というのは前回関連報告はいつありましたか。
森企画部財政課長
こちらについては令和3年度予算で検討中ということでございますので今回が初めてでございます。
内川委員
今回が初めて、いきなり案で出てきてしまうんですか。先ほど部長の答弁では素案というのはあらかた決まったものなんだよと。じゃ、案というのは決まったものですか。じゃ、ここで議論したってしようがないじゃないですか。
森企画部財政課長
主な取組の案でございますので、特に区民生活に影響が想定されるだろう新規事業ですとか拡充事業、見直し事業、推進事業ということについて例年この時期にお示しをさせていただき、議会からの御意見、また区民からの御意見をいただいて、それらを踏まえて予算編成を進めていくという趣旨で進めているものでございます。という形で案ということで示しているところでございます。
内川委員
じゃ、素案という考え方でいいの。議会からの意見が反映されると思っていいんですね。今日の議論が反映されるんですね。
森企画部財政課長
今日の議論等も含めて予算編成のほうでしっかり議論をしていきたいと考えております。
内川委員
一番最後のページに区民からの意見募集、20日にホームページも載せちゃいますよと。その前に10日に区民と区長のタウンミーティングがあるんですけれども、10日の段階では議会からの意見も反映したものが示されるんですか。
森企画部財政課長
いえ、10日の段階におきましては、今回のお示ししておりますこの資料を区民のほうにお示しをして御意見をいただきたいと考えております。
内川委員
じゃ、20日のホームページには反映されるんですね。
森企画部財政課長
ホームページにつきましては来週早々にはアップをしたいと思っておりますが、区報については12月20日号に載せていくということなんですけれども、内容につきましてはこれと同様の形で区報掲載も考えております。
内川委員
これから区民に出していくものに関して今日の議会での議論は何にも反映されないということね。
森企画部財政課長
例年議会でお示しをして、それで、その後区民に対してお示しをしていくということでございますので、その間における資料とか内容の調整というのは変わらず同じものをお示しするということでございます。
内川委員
じゃ、最終的に議会の意見が反映されたもの、区民からの意見が反映されたもの、それはいつ示されるんですか。
森企画部財政課長
これをお出しし、御意見をいただいて、それを踏まえて予算編成を進めてまいりますので、最後に調整をしますので、予算案として最終的にはお示しをするということになります。
内川委員
じゃ、予算案が示されるまで、そこまで私たち議会側は議会の意見がどう反映されたか分からないわけだね。
森企画部財政課長
議会にこういった委員会とかそういった場でお示しするということはこれまでもしておりませんので、予算の中で最終的にはお示しをするということになります。
内川委員
でも、このコロナ禍の中、構造改革に基づいて新たに8つの視点を入れてやるんでしょう。今までと全然違うんだ。悪いけど、言っておくけど、そんなやり方でいいんですか。
森企画部財政課長
今日のこの段階で議会にお示しをしたと。この後区民に対して御説明をしていくということで、こういう考えで丁寧に御説明をしてまいりたいと考えております。
内川委員
じゃ、丁寧にいつ説明してくれるんですか。
森企画部財政課長
議会に対しては今日御説明をさせていただきたいと考えております。その後、区民に対しても同じような形で説明をしていくということでございます。
内川委員
だから、議会と区民の意見が反映されたもの。それを来年の予算編成の前にどう議会側に丁寧に説明してくれるんですかと聞いているんです。
森企画部財政課長
ここでお出ししたものを踏まえて予算を最終的に調整をして予算案としてまとめますので、予算案を御提案する中で御説明をしていきたいと考えております。
内川委員
質問を変えますけれども、これは主な取り組みとありますけれども、これ以外にも山ほど事業はありますよね。その中からここに挙がっているものを選んだ基準を教えてください。
森企画部財政課長
政策的に新規・拡充事業ということで、10月の段階でまず中心にそういう新規・拡充事業について区長のところで方向性を整理するということをまず第1段階のステップとしてやっております。ですので、その中で議論をし、方向性を示した新規・拡充事業、また政策的に推進していくべき事業についてピックアップしてここでまとめているところでございます。特に区民生活に影響があるものということを中心にまとめております。当然見直し事業につきましても構造改革の視点を踏まえながら見直しの検討をこれまで進めてまいりましたが、区民生活に影響があるだろうというものを中心にこちらのほうにお示しをしているところでございます。
内川委員
それでは、ここに項目として挙がっていないものに関しては区民生活に影響がないんですね。
森企画部財政課長
当然例年経常的に実施しているものなど区民生活に影響するものが多くございます。今回お示ししているのは新規事業ですとか拡充事業、またまちづくりなどこれまで計画的に進めてきた推進事業といったものを中心にお出ししているところでございまして、これ以外に当然委員おっしゃるように、経常的に実施する事業で区民生活に関係するものはございます。
内川委員
それでは、引き続き推進していく事業はここに挙がっているやつだけなんですね。
森企画部財政課長
こちらにつきましても主な取組ということでくくらせていただいておりますので、引き続き推進していく事業につきましてもこれだけではなくてほかにも経常的に進めていく事業というものはございます。
内川委員
じゃ、ここから漏れている引き続き推進していく事業は区民生活にあまり影響がない、そういうことでよろしいんですね。
森企画部財政課長
いえ、推進していく事業につきましても当然区民生活に影響してくるものはあるものと思っております。特に今回お出ししているのは、まちづくりですとか、ほかにも様々計画的に政策的、目玉として進めてきた事業がございます。ですので、そういったものを中心にこちらのほうに挙げているということでございます。
内川委員
ここに挙がっている項目というのは各所管からぜひこれは主な取組に挙げてくれと上がってきたものですか。
森企画部財政課長
まず10月に政策的な経費ということで新規・拡充事業や推進事業について区長プレゼンを行います。その中で一定区民生活に特に関係するだろうというようなものを中心に一旦企画部が下案を出しまして、それを踏まえて各部の意見も聞きながら調整をさせていただき、それで最終的には区長以下の会議の場で決定をしたものでございます。
内川委員
じゃ、結局企画部が選んだんですね。
森企画部財政課長
下案は確かに企画部で作りましたけれども、それは当然どれを入れるのか、部のほうともしっかり調整をしながら案を作って最後調整をしたということでございます。
内川委員
ということは、今日の質疑においては全てこの場で聞けるということですね。
森企画部財政課長
所管外の事業について詳細な部分についてというところがどこまで詳細な御答弁ができるかどうかというところはありますけれども、それぞれの下案を作ったというのは企画部ということにはなります。
内川委員
企画のほうで詳細を詰めてピックアップしていったんじゃないの。細かいことは答弁できないかもしれない。それはないんじゃないですか。
森企画部財政課長
繰り返しになるんですけども、新規・拡充事業の中で主な取組の案として候補として挙げたほうがいいだろうというものについて確かに下案はこちらのほうで作りました。その後所管とも調整をしながらこういう形でまとめたということでございます。
内川委員
それから、ずっと見ていくと、やはり気になるのは8ページの検討中の主な見直し事業ですよね。これは構造改革の8つの視点というのも、これは私たち初めて見たような気がするんですが、これはいつどこで誰が決めたんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
これにつきましては、構造改革の基本方針といった中で庁内では共有をしております。前回の当委員会におきまして構造改革の基本方針ということで御報告いたしましたけれども、その時点ではこの内容についてはお示しはしてございません。今回が初めてお示しする内容になります。
内川委員
今回初めてこの8つの視点を示して、これを基にその次のページに見直しが出てくるんだけど、それをもうこの場で判断しろということですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今回は主な取組ということで、令和3年度の予算を編成する際に影響がある事業ということで出しております。我々が今進めている編成の作業の中でこういった項目をお示ししたと。特に見直しの項目についてもこういった視点で見直しをしてこういった事業を示しているということでございますので、本日は様々御意見をいただければというふうに思っております。
内川委員
様々意見を出したって、タウンミーティングのときも出て行かない。ホームページも載らないでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
この段階につきましては例年主な取組ということで議会に御報告し、それからタウンミーティングを行い、あるいはホームページや区報に載せて同一の内容でお示しをしているということでございます。様々そこで議会から御意見をいただきますし、区民の方からも様々御意見をいただきます。こういったものを勘案して予算編成の作業を進めていくという段取りでございます。
内川委員
この8つの視点で見直しをやった事業が最後のページに出ていて、これは財政的にどんな効果があるんですか。20%シーリングとはどういう関係があるんですか。
森企画部財政課長
この構造改革の検討した段階で現時点の想定では2年度と3年度を比較すると一般財源ベースで約1億5,000万円ほどの削減の見通しになります。詳細はさらに今後変わってくる可能性もありますが、現時点においては1億5,000万円ほどということでございます。
それで、後段でお尋ねがありました経常経費の20%削減の目標の部分につきましては、これはほとんどここに載っているような経常経費なものですから、その対象の一部ということにはなります。なりますが、経常経費はこれだけではないので、ほかにも経常経費というのはございますので、これも含めて全体で経常経費の削減に努めているということでございます。
内川委員
1億5,000万円というところまで分かってあるのであれば、数字もやっぱり出しておいてほしかったですよね。この1億5,000万円というのが20%の中の大体どのぐらいになるんですか。
森企画部財政課長
約1%から2%ほどになろうかなと思います。
内川委員
そうすると、経常経費の削減からこういった事業の見直し、まだまだこれは道半ばだなと。全然20%に届かないなということですね。
森企画部財政課長
当然おっしゃるとおり、これだけではそういうふうにはならないのでおっしゃるとおりでございます。
内川委員
それでは、ちょっと具体的な中身を幾つか聞いていきたいんですけれども、まず、9ページの見直し事業ですよね。6番、なかの生涯学習大学の再編、これなんですが、昨日報告があったばかりの中野区基本計画骨子の記述と大分違うなと思うんですが、基本計画の骨子だと、人生100年時代を安心して過ごせる体制を構築する、生涯現役で生き生きと活躍できる環境をつくるなんて書いてあるんですけれども、これはちょっと矛盾していませんか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
基本計画で今御案内のとおりの記述がございますし、生涯100年ということで生涯学習を進めていくということはございますが、その手法としてこの大学ということではなくて別の手法もあるだろうということでございます。
内川委員
今、最後何とおっしゃいましたか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
別の手法、取組もあるだろうということでございます。
内川委員
基本計画の骨子にさっき言ったことが書いてあるので、別の取組、今の段階で答えられないとおかしいですよ。だって、これはもう来年の基本計画でしょう。ほぼほぼ固まっているんじゃないですか。
永見企画部基本構想担当課長
こちらのなかの生涯学習大学の再編につきましては、先日御報告いたしました骨子の中では施策の5で考えております。地域コミュニティを支える人材育成と団体支援の充実ということで、こういった地域の担い手を育成していくという中で、こちらの生涯学習大学の再編に説明で書いてありますが、地域で活躍できるよう応援する取組を充実すると、こちらの中に含まれているものでございます。
内川委員
これは基本計画の骨子と本当に整合性が取れていないよね。基本計画は来年の8月と言ったんだけど、それまではなかの生涯学習大学の再編、これも一例挙げますけれども、それまでは、来年の8月までは見直したんだよと。でも、8月以降は基本計画に示されたとおり、生涯にわたり学び続けることができる環境づくりをやるんだから、すっかり方針転換するんですね。
永見企画部基本構想担当課長
生涯学習大学の再編ということで、こちらに書いてあるような地域で活躍できる、そういったところに焦点を当てまして施策の5番で表現をしているということでございます。その一方で学び、生涯学習というところにつきましては施策の41で生涯にわたり学び続けることができる環境づくり、そういった二つに分けて再編ということで考えております。
内川委員
次に、その下、7番、保育士宿舎借上げ支援事業、区の財政負担軽減のため、これは一体どういうことですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
こちらにつきましては国や東京都の事業ということで行っておりまして、それに上乗せという形で区が事業者の負担分を補助していたわけですが、これを国や都の基準に合わせて補助をするということで考えております。
内川委員
これは区長宛てにも要望書は出ていますよね。これをやられると、保育士の離職だとか園の家賃負担が増えるとか、園の運営全体に関わる非常に大きな問題だというわけですよ。子育て先進区と言っているんでしょう。何でこんなことをするんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
超過負担をしているという観点で検討したところでございまして、今現在の基準をベースにした事業展開としたいというところでございます。
内川委員
区の財政負担よりも園の運営を考えてあげるべきじゃないですか。それはどうですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
現在こういった検討をしてございますけれども、その影響、そうしたものはしっかりと捉えていきたいというふうに思っております。
内川委員
基本計画骨子の8ページの施策22、ここにははっきりと区と保育施設等の連携、協働を強化し、子どもたちの成長、発達に十分配慮した質の高い保育サービスを提供していく、これは合致していますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
保育の環境を整えていくということは区としても非常に重要な観点だというふうに思っています。その中で人員を確保するということも非常に重要な点だというところでございますが、この事業につきましては東京都、国で行っているというところでございますので、それに応じた事業という展開でその保育の環境を確保していきたいという考えでございます。
酒井委員
御報告ありがとうございます。まず、これは来年度の予算で主な取組なんですけれども、来年度92億円程度一般財源が落ち込むんじゃないかというふうな御報告をいただいておりまして、今もう予算編成の最終作業に入っておるんだと思うんですけども、現時点でこの92億円減から変わったといいますか、これぐらいの落ち込みになるんじゃないかというのは答えられますか。答えられなければ結構なんですけど。
森企画部財政課長
ちょっと申し訳ございません。歳入の見通しもそれぞれの、税は税のほうで所管で計算しているところでございますので、現時点でどうなるのかというところはなかなかお答えは難しいところです。
酒井委員
すると、92億円減のままで区としては予算編成に臨んでいるんですか。それで、8ページにあります構造改革で8つの視点を取り入れましたよ。様々この8つの視点があって、その後の9ページ、10ページに主な見直しが出ているんですね。これは1億5,000万円というところが、やっぱりここが構造が変わっていないんじゃないのかなというふうにちょっと感じざるを得ないなと思うんです。やっぱりこの8つの視点、これは見るといいことを書いているんですよ。本当にこれができれば、それからまた92億円減、来年度一般財源というふうなことであれば、やはりもう一踏み込み、二踏み込みぐらいはあってしかるべきじゃないのかなと思うんですよ。すなわち、92億円落ち込むのに、見直しの額が少なかった場合には、今、財調基金が恐らく160億円ぐらいですよね。すると、もう2年で枯渇しちゃうんですよ。来年度そういう予算なんです。ここで区長が施政方針説明までされて、構造改革までして、構造改革はもちろん短期と中長期でやるんですよ。けど、短期で取り込むのは今回の予算の見直しの部分なんです。視点を8つ新たに入れて、これだとやっぱり、その辺は担当さんはどのようにお考えなんでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今、御案内があったとおり、構造改革につきましては、短期的な取組、それから中長期的な取組ということで検討を進めております。短期的なものということでは令和3年度の予算編成に向けて検討してきたところでございまして、今回お出ししている項目が主な取組ということではございますが、それ以外にも経常経費の見直しということで様々取り組んでございまして、それらの中で特に内部の業務の改善、そういったことですとか経費の削減、そういったことも取り組んでいるところでございます。短期的にはやはりまずは令和3年度の予算をどう組むかといったところがございますので、その点を中心に現在の作業を進めているところでございます。
酒井委員
この見直しの内容がほとんどが回数を見直したり、要するに抜本的な見直しにまでいっていないんですよ。短期的に構造改革でこの予算で取り組みますよという成果が結局事業を少し縮小するだけというふうな形なんです。本当に踏み込んでやれるときというのは今しかないんですよ。ここでこれだと、中長期的な構造改革も非常に心配ですし、じゃ、何ができるのかなというふうに言わざるを得ないんですよね。視点に書いていますよ。財政負担の大きい事業の見直し、ここにありますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
例えば先ほどの保育士の確保の事業といった宿舎の借り上げの事業、そうしたものはもともとの費用負担といったものは大きかったなというふうには思っております。ただ、おっしゃるとおり、回数の見直しですとか費用の削減といったようなところでございまして、今回ここでお出ししたものの中ではなかなか抜本的に取り組めているといったところはまだまだかなというところはございます。
酒井委員
あと視点の3番、成果に基づく事業の廃止、これはありますか。
森企画部財政課長
例えば、5番のまちめぐり博覧会につきましては、1か月ぐらいかけて区内各地の事業を結んで、一応来街者には回遊ということでいろいろなイベントに参加してもらいたいといったような想定もしながら取組を進めてきたところでございます。まちのにぎわいや商店街の活性化に一定の効果はあったというような記述もありますが、そういった回遊性といった部分については、いわゆる複数のイベントにまたがったというようなところについてはなかなか難しかったかなといったようなところがございまして、今回についてはちょっと一旦休止といいますか、実行委員会への補助については休止するといったような検討をしているということでございます。
酒井委員
今、休止とおっしゃったので、まだどうするのか分からないんですけど、やっぱり廃止の部分も少ないのかな。すると、この8つの視点が短期的な取組の中でなかなか効いていないんじゃないかなというやっぱり心配はあります。
それで、個別具体的には少しお尋ねしたいんですけれども、国の制度に合わせてだとか都の制度に関連して、以外のもので純粋な区の新規の事業はこの中でどういうものがありますか。
森企画部財政課長
新規事業につきましてはこちらのところで今回9項目挙げております。それで、1ページから順に御説明させていただきますと、1ページの1番と2番、これは区の単独でございます。
酒井委員
読めば分かるので、国と都の制度に連動していないものだけ教えてください。
森企画部財政課長
連動しないものは1ページの1番、2番、それから2ページで申し上げると、新規事業ですので2番です。2番がそうなります。2ページの下のほうですね。地域型保育事業です。それから4ページで言いますと、2番の中野三丁目高齢者施設の運営。以上になります。
酒井委員
4番の公衆浴場のAEDは関係ないですか。
森企画部財政課長
大変失礼しました。4ページの4番のAEDにつきましても区の独自事業でございます。
酒井委員
Wi-Fiのルーター、区民活動センター、それから地域型保育事業、認証保育所の減収に係る補助ですね。それと公衆浴場のAEDの購入、それから中野三丁目高齢者施設の運営なんですけれども、これは今まで団体やそれぞれの所管から要望が上がってきていたものはこれまでありますか。
森企画部財政課長
例えば公衆浴場のAEDなどにつきましては健康福祉部のほうが団体とのやりとりをしながら受け止めていたということは聞いております。
酒井委員
今年度予算には載っていないんですね。要するに団体から要望が来ていて、所管で受け止めて、一定の判断をしたんでしょう。それで、来年度にはこれは新規で入っているんですよ。そうすると、今年度は予算の執行の見直しをしています。人事評価システム。それからUDフォント、木製おもちゃの子ども施設への導入、今年度の予算でこれが必要と思ってつけて、コロナで厳しいから執行を見合わせた。じゃ、来年度の新規の予算でこういったものが僕は入ってこないのかなと思うんです。あわせて、こういったものが今年度予算の執行を停止したものが入っていないのに、今年度予算で切られた公衆浴場のAEDの設置というのが入ってくるところがなかなか理解が苦しい。その点どのようにお考えですか。
森企画部財政課長
今年度予算で計上した事業でこの間経済状況なども踏まえながら執行を止めましたと。今、委員お話しのUDフォントですとか様々ほかにもあるわけでございますが、そういったものにつきまして今年度はこういう状況で止めましたけれども、所管のほうでも来年度予算に向けて検討はしていたということは承知はしているところでございますが、実際に来年度予算として上げてくるといったところまではちょっといろいろ課題を整理した上でなかなか難しかったということでございまして、今、委員が挙げていただいたものについては現状この主な取組のところでは載せていないところでございます。
それで、ほかの新規事業につきましては、それぞれの所管のほうでもそれぞれの状況を確認しながらこれは必要だろうというようなことで所管のほうから上げてきて、必要な議論をしてこういう形で載せておりますので、一定全体の中で見てこれらの挙げている事業については区として必要だという判断の下での掲載でございます。
酒井委員
今お答えになったのはUDフォントとか木製おもちゃの子ども施設への導入等々がどうして今年度の予算に入っていないんですか。課題を整理した上で入ってきませんでしたというふうなお答えになっちゃうと、今年度のときは、予算化のところで所管から上がってきて、チェックをして、これを予算を計上しようとやっているんです。時間がたって課題を整理したら上げられませんとなっちゃうと、所管と財務方のその政策、それからお金のつけ方のところは非常に心配になります。あわせて、主な取組には載せていませんというふうにおっしゃいましたけど、ということは予算案では入る可能性もあるということなんですか。
森企画部財政課長
今後の様々区民の方からの御意見、議会からの御意見もそうですけれども、そういったところを踏まえて予算編成は進めてまいりますので、ここに載っていない項目で新たなものが出てくるということは、それは当然考え方としてはあり得ます。
酒井委員
UDフォントも皆さんが導入したいとおっしゃっていたんですよ。木製おもちゃの子ども施設の配置も、これはよくよくやっぱり考えていただきたいと思っています。
それで、今年度予算では、「わたしの便利帳」であったりだとか「おひるね」、これをお金をかけてもっといいものにするんだと。紙物として広報で。その考えが今回変わっているでしょう。そこもちょっと理解が苦しいんですよ。今年度は「便利帳」も「おひるね」も、より見やすい、紙面も大きくしてやりたい、お金もかけて、来年度になると、いやいや、「おひるね」と「便利帳」は統合するんですと。全く考え方が変わってきているんじゃないんですかと言わざるを得ないんですけど、いかがですか。
高村企画部広聴・広報課長
今、委員が御指摘の「便利帳」と「子育て支援ハンドブックおひるね」については考え方自体は変わっていません。今年度の執行統制している予算も統合して作るという予定でありましたし、来年度についても同様です。その必要性については十分ニーズもあるので、その基本線は変わっていないんですけれども、今年度は特に子どもの関係で言うと、今月中にLINEの公式アカウントによる情報発信もできますし、また、「Shufoo!」ですとか、スーパーなどでも今チラシを置いていただいたりか、大分情報発信のツールが増えてきています。その辺といわゆる財政状況とか鑑みながら、いわゆる少しシェイプした形での「便利帳」と子育ての支援ハンドブックを統合したものを作りたいというふうに考えてございます。
酒井委員
予算編成方針には既存の様々な事業を毎年毎年しっかり見直してくださいねと言っているんですよ。そういう考えがあるんだったらば、僕は今年度のところでも「おひるね」であったり「便利帳」であったりSNSを駆使してやることもあってもよかったんじゃないのかなと思うんですよ。要するに短期間の間に非常に変わったんじゃないかなというふうに今感じています。
あと、10ページ、一番最後、もう最後にします。区民からの意見募集、12月10日、議会最終日がタウンミーティングになっています。最終日は議決もあって通常より早いかも分かりませんけど、やっぱりこういう日程というのはどうして組んだのかというのと今後気をつけていただきたいなと思うんですが、いかがですか。
永見企画部基本構想担当課長
12月10日につきましては議会の最終日ということでございます。夜に開催ということで、その辺りにも配慮した形で調整をしたということでございます。
酒井委員
違うんですよ。これまでも議会最終日で補正予算があったときなんかは、ここ最近の議会ではかなりいろいろあって遅くなったりとかあったんじゃないんですか。要するにこの日にしなくていいんじゃないのかなと思うんです。だから、こういう設定の仕方はおかしいんじゃないんですか。今後気を使ってくださいねと言っているんですけども。
高橋企画部長
はい、今御指摘がございましたとおり、議会の議論というところで時間がかかる可能性があることを考えれば、タウンミーティングの日程をこの日に設定するということについては御指摘のリスクがございますので避けるべき点はあったかと思います。過去にもそういった議会の時間の関係で影響があったことも経験している中でこの設定をしてしまったことについては強く反省すべきであり、今後の改善に向けていきたいと思います。
酒井委員
もう最後にします。1個だけ聞き漏れがあったので。今回報告された新型コロナウイルス感染症に関わる医療生活経済支援対策事業の取組及び今後の課題についてという報告の中にフレイル予防や見守り支援などの対策が必要であると書いているんですね。要するにコロナによって日常が変わって新しい日常という言葉がある中で、来年度予算というのはその新しい社会観とか価値観にどう対応していくかというのはこの予算の中にやっぱり僕は反映されていなければならないと思うんですよ。例えば高齢者がなかなか出なくなってフレイルに関してはどうやっていくかだとか、子どもはなかなか外で遊べない中でも今ストレスが非常にたまっているとかいろんな新しい課題があるんですよ。それに対応する主な取組が見えない。その辺はどうお考えでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
コロナウイルスの関連につきましては6ページの1のところで触れてございますが、こちらはどちらかというと感染症対策ということで触れておりますけれども、今御指摘があったようなフレイル予防、それから様々な対策、それはそういった必要性はあるというふうに考えております。計上の事業の中でそこら辺の強化をしていくという考えはございますけれども、今回お示ししている主な取組の中ではそういった内容はないというものでございます。
酒井委員
最後にします。実はそういう取組こそが主な取組で僕はやっぱり上がってこなければならないのかなと思います。ほかにも事業がある中ではしっかり考えていきたいということですので、それに期待いたしまして質問を終わります。
立石委員
酒井委員とちょっと重複するところもあるので簡潔に伺いたいと思いますが、今回主な取組ということで全体の事業が見えない状況なんですけども、基本的に令和3年度に予定している新規・拡充事業及び予算が増額される事業についてはこちらは全て網羅されているという認識でよろしいんですか。
森企画部財政課長
新規・拡充事業、それから推進事業はほぼ入っていると考えてはおりますが、ちょっと内部的にやっていくものとかといったようなものは一部入っておりませんが、ほぼ入っているものと考えております。
立石委員
やはり例年と今年度、来年度というところで違うところであって、第3回定例会の中でも基準となる一般財源規模に抑えていくと、シーリングをしていくというところで、お話を聞いていると、そのシーリングの目標の達成も難しそうな状況で、新たな新規・拡充事業についても当初予定されていた額よりも膨らんでいくんじゃないかというところの不安がありますので、そういった増額される予算、どの程度来年度増えていくのかというのをしっかり報告していただきたいと思っております。
ちなみに、全て網羅されていないということで単純な比較は難しいんですが、新規・拡充事業について、令和2年度のものと令和3年度のもので大体額が一般財源ベースでどの程度変わるのか確認させてください。
森企画部財政課長
今回お示ししている項目全部で65項目あるわけですが、そのうち見直しは18項目です。としますと、それを除いた47項目が新規・拡充、推進ということになるわけですが、それの一般財源ベースでの比較、これはちょっとまだ最終調整が行われていませんので、現時点といいますか、ちょっとまだ動く可能性のある数字でございますが、2年度と3年度を比較しますと、一般財源と比較すると約28億円ほど増になるというようなことでございます。
立石委員
やはりこの経常経費を削っていこうというところで新規・拡充事業が28億円増えているというところで、今までの財政運営の考え方というところで非常に矛盾をしているように感じるところであります。どういった事業が増えていくかというところで、例えばまちづくりに関係してくる、特定財源に関係する事業であれば一定理解ができるところですが、新規・拡充事業として独自でやっていくものであれば、本当に今このタイミングでやる必要があるのかなども議論をする必要があると思っていまして、先ほど4の視点の財政負担が大きい事業の見直しという観点もありましたが、本当に今このタイミングでやる必要があるのかという視点ででも事業を精査する必要があると考えますが、その点についてはいかがですか。
森企画部財政課長
1点すみません、一般財源規模で28億円ほど増ということで先ほど委員の御質問にお答えしましたが、これについては、基金起債をまだ充当しておらず、それの前の金額でございますので、28億円に基金を起債するともう少し一般財源規模というのは下がってくるかなというところでございます。
それで、おっしゃられるように、こういう財政下に置いているところでございますので、当然ここに項目として挙げる前の段階で方向性、新規・拡充事業に関する区長との調整の中でも見直し、先送り等々についてはしてきたところでございます。そういった形で今お出しをしているところでございます。まだ最終的な区長調整は終わっておりませんので、そういった区長調整の最終調整の中でも委員の御指摘の視点のところはしっかり意識して取り組んでまいりたいと思います。
立石委員
28億円の内訳としてまだ財源構成が決まっていない部分があるということで、予算編成も途中なので仕方がないと思いますけども、そのうち財政調整基金を想定しているもの、今の段階では答えられないと思うんですけども、その点、単純に一般財源の負担となる額が昨年と比べて増えているのかというところは今のところははっきりと答えられないということですか。
森企画部財政課長
すみません、基金起債がまだ十分充て切れていないので、当然基金起債を充て切った後に、じゃ、全体のところで歳入の見通しを含めて財政調整基金をどれだけ充ててくるかというようなことになりますので、ちょっと全体の規模が見えていない、ちょっとまだ調整中で整理できていないものですから、どれぐらいかといったところの規模のところについてはなかなかお答えは難しいところなんですが、当然のことながらこういう状況下ですので、今年度当初よりも当然一般財源を充当する事業経費というのは削減していかなければならないというふうには考えています。
立石委員
すみません、ちょっと私の頭の整理が追いついていないんですが、取りあえず起債を発行するということと、特定目的基金だけではなく財政調整基金も一定取り崩すのだと思われますが、今まで財政調整基金の取崩しを前提としない予算編成というふうにおっしゃっていましたが、そこについてもちょっと方向性がぶれているのかなというふうに感じます。
その上で、第3回定例会の中では経常経費については656億円、新規・拡充事業が31億円というところで、実際一般財源規模に収めようとしたらそういった金額になるというふうな話があったと思うんですけども、今回、新規・拡充事業を検討するに当たってその上限額みたいなものは定めたりそういった精査は行っているんですか。
森企画部財政課長
新規・拡充事業については今委員が31億円という数字を出されましたが、そこが一つの目安とか目標となるところかなというふうに想定をしているところでございます。
立石委員
ちょっと今の答弁等を聞いていると、本当にそこに収まるのかが見えてこないんですが、31億円に収まる形で今予算編成をしているということですか。
森企画部財政課長
その31億円もそうですし、全体的な経常経費の削減ということもしっかりそこのところは踏まえて予算編成はしているところでございます。
立石委員
今までこのままコロナの財政状況で言えば、令和5年に財政調整基金が枯渇するんじゃないかという話がありました。その中で一般財源規模を687億円に設定して財調を取り崩さない形で予算編成をしてということが前提の令和5年の枯渇だったのかなというふうに私は認識しているんですけども、そこからやはり予算規模がどんどん膨らんでいく中で、本当に令和5年まで基金がもつのかというところがすごく不安なんですけども、その点について財政担当の見解をお伺いします。
森企画部財政課長
おっしゃるとおり、9月1日の総務委員会においては、そういった形で財政見通し、その時点でということで御提示をしたところでございます。ただ、先ほど来、本日の委員会におきましても、施設の件とか基本計画の件も含めて財政フレームをしっかり検討していくというようなことで動いてもいただいているところでございますので、当然のことながら、そういった基本計画や施設の検討も踏まえ、プラス当然経常経費の削減ということもしっかりした上で、持続可能な、しっかり形となる財政フレーム、財政見通しをしっかり持って運営はしていく必要があると考えてございます。
立石委員
12月10日にタウンミーティング等が開かれるわけですけども、区の皆様がこの来年度の主な取組というものを目にした場合、やはり当然こういった事業を来年度行っていくんだろうという前提で情報も広がっていくと思いますので、やはりしっかり来年度以降の財政運営をどうしていくかというところをしっかり今の段階で決断をしなければ、始まった事業についてはどんどん予算がかかってくる状況なので、しっかりと認識をした上で取り組んでいただきたいと思います。要望です。
小林委員
長くなっているので同じことは聞かないようにして伺いたいと思います。
まず1点目、昨年と主な取組の仕様が変わっていて、昨年までだとたしか子育て先進区の実現というような、そういうタイトルが一番最初に来ていたと思うんですけども、この四つの(1)、(2)、(3)、(4)のこういうまとめ方をされたというのはどこから来ているんですか。
森企画部財政課長
今回のところでのくくり方につきましては、現在検討しております基本構想で描く四つのまちの姿のくくりでお示しをしました。
小林委員
そうですよね。まちの姿ということで。ただ、その次の段階に重点プロジェクトというのがあって、そこに子育て先進区の実現と地域包括ケア体制の実現とあるんですよね。それは重点プロジェクトなんですよね。それについてのまとめ方というのが何か不十分なのではないのかな。そうすると、それはどこに入ってきて、そしてその次に(1)から(4)のまとめ方というのはあるのかなというふうに見たんですけども、そうしていく中で大きい2番の中で、検討中の主な見直しの事業として8つの視線ということがありますけれども、重複しない程度に聞きます。(3)、それぞれ新規・拡充事業についての成果を検証し、どう検証したのか、事業の継続、廃止、縮小、改善、どういうふうに図っていくのか、決算はどういうふうに分析したのか、そして、執行率の低い事業の廃止や執行率に応じた予算編成、具体的にどういうふうにされているのか、まずこの(3)について伺います。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ここにあるとおり、各部で行っている事業につきまして、事業をまずこちらで例示したものをベースに検討してもらってはいるんですが、それ以外にも各部から上がってきた事業についての成果を検証しているというところでございます。特に近年の新規・拡充事業ということで、過去4年間で実施した新規・拡充事業については全て一度その成果がどうだったのかといったことを検討した上で、その事業を継続するのか、廃止するのか、縮小するのかという観点で検討をしてもらったということでございます。
小林委員
そうすると、(4)で財政負担の大きい事業の見直しというふうにあります。そこには今のおっしゃられたことというのは、例えば実績やニーズの検証、それから受益者負担による経費の考え方を整理、受益者負担の整理ということは、つまり使用料の値上げになるのか値下げになるのか、そういったこともあると思いますし、それから事業の実施時期の見直し、それから超過負担となっている経費を精査する。そして他区との比較を分析して積算するというふうにありますが、この辺具体的にどんな内容でしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
ここも受益者負担ですとか超過負担といったところに該当する事業、それぞれ検討したということでございます。ただ、その受益者負担といったところは、おっしゃるとおり、使用料、手数料に影響してまいりますし、その見直しの時期といったことも含めて今後中長期のスパンの中で検討していきたいというものでございます。
小林委員
そして、7番目に行きますけれども、コストの縮減、それから施設の集約、これは先ほどの施設整備でも出てきているような複合化、かつ未利用地の施設の活用、処分を行う。この辺は具体的には主な仕組みの中には見えてきていないんですけれども、どのような件が入っているんでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
これは先ほど御報告いたしました区有施設整備の考え方の中でさらに詰めていきたいといった項目でございます。一方でその主な取組の中でも14番の温水プールの開放事業の休止といったものについては、その施設の観点から検討したといった内容になってございます。
小林委員
そうすると、これらは区民生活、区民サービスの低下にはつながらないんでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
区民サービスに影響するものということで検討してございますが、どのくらい影響があるのかといったことも加味しながら検討しているというところでございます。
小林委員
先ほど伺った施設の使用料などというのは、やはりこの時期に値下げというのは考えられるのかなと、個人的には考えられないんですけれども、そうすると、使用料の値上げにつながっていくのかなとか、そういったことも考えられるのかなというふうに思います。こういうことを考えると、先ほど私の中で整理ができていないので確認ですけども、1億5,000万円の減という話と28億円の増という話が出てきました。結局どうなんだという話が財政調整基金だとか様々な国費、都費、そういったものを含めて、それからあと基金をどう使うという話がありましたけど、結論的にはどういう話ですか。確認です。
森企画部財政課長
すみません、先ほど立石委員とのやりとりの中で、例えば今28億円というのは令和2年度と3年度を比較したら、一般財源ベースでここに載っているものを見ると現在の数字としては増えていますよと。ただ、一応ここの部分については、国費、都費については充当した後の金額がこれなんですけれども、ただ、基金、起債を活用する前の金額ですので、この後に基金を充当します。起債を充当することによって一般財源の負担というのはかなり小さくなってくるということになります。
小林委員
中野区の貯金は何百億もあるんだから、それをがんがん使っちゃっていいんじゃないのという人もいましたけれども、基金は目的別もあれば、財政調整基金もあれば、しっかりとそれぞれの使えるものと使えないものがある中で、何でも使ってしまえばいいという議論もあったかと思います。という中で一方で、決算特別委員会の中では5万、10万円の見直しをどんどん図っていかなければいけないんではないか、そうした中で今年度予算については、慎重に扱っていかなくちゃいけないという当初の意見まで付されていく中でスタートをしてきた事業があります。そうした中で今年見直したものを来年度復活してくる、もしくは今年なかったものを新たに行っていく、それが区民生活にどういうふうに影響してくるのかこないのかという、その見直しというのをきちっと検証というか、されてここに出てきているものなんでしょうか。それとも、それはそれとして、またこれから新たにここにはうたわれていないものとして予算化の中で出てくるんですか。
森企画部財政課長
今年度予算で措置をしたけれども、執行を見合わせたとかといったようなもの、じゃ、3年度にどうするのかというようなところがもちろんひとつ、そこがございます。そういったところも全体を見て、本当に3年度に必要かどうか。先ほど少し酒井委員のところにも御答弁しましたが、実際にどうだったのかというところはしっかり踏まえた上で整理をし、3年度予算として、方向性はどうなのかというものをまとめて今回のものとして整理しているというところでございます。
小林委員
ちょっと聞き方を変えます。本来はすべきと考えていたものを先送りを考えているもの、そういったものもあるんでしょうか。
森企画部財政課長
先送りといった部分につきましては、施設の修繕のようなもので、当然安全安心ということがございますので、それに係るものについては当然やる必要があるわけですけれども、一定1年間先送りしても何とか大丈夫だといったようなものについては調整の中で先送りをしたといったものもございます。
小林委員
もう一点、今年度予算、当初予算の時点では、いわゆるシステムですとか委託ですとか何とかアドバイザーというようなものが非常に目立つと、そういったところが本来必要なのかどうかということの議論もありました。そうした中で特にシステム管理については、昨日もありましたけれども、非常に大きな補正予算をつけたのにもかかわらず、最終的には大きな減額になるようなものもありました。そういったものの精査ということについては、補正予算、流用、それから本予算の中での減額等々があった。そういったことについての管理というのはされているんでしょうか。
森企画部財政課長
小林委員の一般質問のところでもお答えをしたところでございますが、そういった部分での当初予算での執行管理、また、補正予算、予備費流用によって新たに予算を措置したもの、そういったものについては当然一義的には各所管が執行をするわけでございます。執行して各所管の権限で進めるわけでございますが、当然財政としても一定配当を管理したりですとか様々執行、あと決算の見込みの状況はどうだろうかとかいったところでの全体的な管理というところでは財政のほうでも行っているところでございます。
小林委員
8ページには、区の財政状況に鑑み、事業の見直し等の検討を行っているというふうに大きくうたわれています。そして今回、先ほど伺った中で、これからが事業とその内訳、一般財源なのか、特定財源なのか、基金なのか、そういったことの選別もしていかなければならないという話がありました。そうした中で最後に基本計画の中で17ページに財政運営等の考え方という大きく分けて三つあります。財政運営の考え方、基金の活用の考え方、そして3番目に起債活用の考え方というふうにあります。この取組の案についての8ページでいうところの区の財政状況に鑑みということは、つまり今回今のコロナ禍ということを大きくこの区政運営等の考え方に重ね合わせたときには、今年度の事業をそのまま継続なんていうようなことではなくて、本来は先々のことまで、5年、10年先の財政運営を、行財政も、行も含めて財政運営をきちっと重ね合わせなければならない。つまり大きく事業の転換が本当は迫られるのではないかぐらいの状況にあると私は個人的には見ています。するかしないか、また、どれをどういうふうにしていくかというのは、これからの区民生活に大きく影響するようなことについては避けるべきだというふうにも思うので、この辺はちょっと今矛盾しているようになるかも分かりませんけれども、そのくらいのことをしていく、つまり基準財源をどう決めていくのかということを早めに決めていかないと、ただ単に数字だけがひとり歩きをしていってしまって上がった下がった、区民はそれによって不安をただあおられるだけ、でも、お金はあるよねというふうになってしまうので、その辺はきちっと示した内容にしていかないと、単にやりますよ、やりませんよ、こういうふうに取り組んでいきますよ、それは大きく分けて四つだけれども、それは全て子育て先進区、地域包括ケアの体制というところだけで終わっていってしまうというふうに、財政運営の考え方をきちっともう一度一つひとつに当てはめていくというぐらいの財政課の判断が必要なのではないかなというふうに思うんですが、その辺、個別なことは言いません。物の全体の考え方としていかがですか。
森企画部財政課長
今、来年度予算の編成中ということで全体像はなかなかお示しできないんですが、先ほど来の今後の財政見通し、財政運営といったことで御指摘も様々御意見をいただいたところでございます。当然新しい基本計画をつくるということになれば、しっかりとした財政見通しを踏まえ、その事業が実施できるように形を作っていかなきゃいけないわけですし、当然施設整備についても同様でございます。そういったところをしっかり見て、5年先、10年先の長期的なところを見ながらしっかりとした見通しを持って財政運営を行っていきたいと考えております。
白井委員
9月のタイミングで令和3年度に向けての予算編成の方針が示されていますよね。このときにかなり厳しいスタンスで入るとたくさん書いてあります。今読み返すと不退転の決意というのはここにあったのかなと思うんですけど、出てきた取組を見るとどこへ行っちゃったのかなと思っているところです。このときに新規・拡充だとかという事業についての項目があります。引き続き推進していく事業という方針がなかったんで、拡充と引き続き推進していく事業の違いがよく分からないというところではあるんですけども、新規・拡充、読みますね。多分忘れられているんじゃないかなと思うので。新規・拡充事業は、真に必要であり、優先度の高いものとし、関連する既存事業の統合、再編、見直し等事業のスクラップにより経費を生み出していくと書いてありますね。新しくひょいとつけるんじゃないというんです。スクラップ、再編した上でその財源を生み出すというんです。これが新規事業だと書いてあるんですね。これは新規事業全部そうなんですか。いかがでしょう。
森企画部財政課長
先ほども少し触れましたが、新規事業については9項目あるわけです。そこの部分と、では、一方で見直しの18項目がそこのところで全て一致しているかというところにつきましては、ちょっと新規事業と見直し事業を照らし合わせて、必ずしも一致しないものもあろうかなというところはちょっとそこはそういうところではございます。当然ここに載っていない事業以外で規模を縮小したりとか回数を見直しとかしたりしての経常的な僅かなところでの見直しを所管はやっておりますので、そういったところも進めながら新規・拡充事業の計画をしてきたというふうに捉えています。
白井委員
今回わざわざ新規・拡充、それから引き続き推進していくと分けてあるんですけども、引き続き推進していく事業と分けた理由は何でしょうか。
森企画部財政課長
委員からも先ほど少し拡充と推進の違いがなかなか分かりづらいというような御指摘もありましたが、ちょっと確かにこういうまとめる上で拡充と推進の違いというのはどうなのかというところはあろうかなというところでございまして、当然拡充というのはこれまでやってきた事業を質を上げるとか規模を広げるとか向上させるといったような意味合いでの拡充を使っております。推進事業については、政策的に区として進めていきたい、計画的にこれまでも進めてきたけれども、さらに推し進めていきたいといったようなものについて推進していくといった事業についてピックアップして載せているところでございます。
白井委員
例年この時期に区報等で主な取組を議会の審議に先んじて広報するんですよね。それは何でかというと区民生活に影響が大きいからなんです。平時においての取組というときは改めて新規事業、拡充事業等、来年度はこんなことがというので割と夢のある話になるんですけども、一方、財政基盤を揺るがすような大きな事故、事件があったようなときというのは近年ではリーマンショックですね。本当に財政的にかなり苦しかったとき、これは逆なんですよ。区民サービスに影響するものも切らざるを得ない。好きこのんでやるわけじゃなくて、何をやってもやっぱり影響のない事業なんてないわけで区が行っているわけで、そうなると、少しでも影響が少ないようなやり方に変えるだとかというために、それでも早くお知らせをする必要があるというところから大体財政的に苦しいぞというときに出す。
リーマンショックのときなんて、初年度、僕の記憶ですけど、ほぼ新規はなかったと思う。削減ばかりで、我が会派も要望したけど、ゼロ回答に近くて、むしろこれだけ切るのはやめろという逆ぶれ提案をして、何とかこれを形を変えて残せないか、影響が大き過ぎるという要望をしたことを覚えているんです。今年もそれに近いのかなと思っていたんです。これだけの予算編成方針の取組が出てくるので、相当な覚悟で出てくるんだろうなと。じゃ、どこまで残してくれと、何とかこれは残せないというような取捨選択をしながら逆提案の要望をせざるを得ないのかなと思ったんですけど、正直言うと、これは来年度財政的に影響はあるんですか。これを見ると本当に苦しいんですか。この見直しが並んでいるんですけど、これは本当に厳しくて来年どうしようもないという見直し項目が並んでいますかというふうに見るんですよ。これはいわゆる景気、経済がいいときに主な取組で来年度はこんなことをやりますよという夢のある話と厳しいときにどうしても削減方向でと言うんですけど、全然話が違うかなと。編成し終わってどう思いますか。これは皆さんに背に腹は代えられなくて何とかお願いしますと言わざるを得ない主な取組になっている状況ですか。いかがでしょう。
森企画部財政課長
その御指摘のところ、特に見直し事業につきましてはこういう構造改革の視点も掲げながら取り組んできているところでありますが、規模の縮小とか抜本的なところについての踏み込みといったところにつきましてはなかなか見えてこないかなというところはおっしゃるとおりかなというところでございます。ただ、新規・拡充事業につきましては、先ほどスクラップのお話がありましたが、なるべく抑え、それから先送りできるものは先送りしといったところでこれまでは進めてきているところでございます。そういったところがちょっとここのところでなかなか今回の資料上では見えづらいという御指摘もあろうかなと思っていますが、一応そういう先送りできれば先送りしてきたところでございますし、見直しにつきましてもこういう観点でこれまでは取り組んできたというところでございます。
白井委員
2番目から検討中の見直し事業というのが始まります。単純に検討、見直し事業が並んでいるんじゃなくて、構造改革の8つの視点を踏まえて出されているんですよね。先ほど来の報告の中にもありました。区長の行政報告の中で、行財政の構造改革を踏まえた上で施設配置もやり、そして事業もやり、その反映で財政フレームが出てくると。構造改革は単年度では難しいと報告がありましたけども、じゃあ、令和3年度分で並んでいるのがこれだという話になるんでしょうね。主な取組なわけですから。見るんですけど、区が考える構造改革というのはこういうことなのかなと思うのがいっぱいあるんです。一個一個本当はやりたいところなんですけど、例えば4番、友好都市、諸外国との交流、派遣受入れの回数を見直すと、これは構造改革なんですかね。何の構造が変わったんだろうと思ったりします。こういうのがいっぱい並んでいるので、一個一個やっていると嫌みったらしくなるので、逆に言うと、構造改革の令和3年度分はこういうことなんですかと。これまで何回も方針だとか区の考え方だとか合わされてきたんですけど、最後出てきたのがこれですよ。これは令和3年度これで構造改革終わりですか。予算編成に主な取組でと。予算本体はまだこれからなので出てくるんですよというのだったら、それこそ本当は目出しで報告すべきものじゃないかと思うんですけど。来年度予算編成で見えるような構造改革は以上ということでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
令和3年度の予算編成ということで各部においてこういった視点で各事業の検討をしてきたといったところでございます。現時点でお示ししている主な取組の中の見直し項目といったものがこの内容になってございます。おっしゃるとおり、構造改革といったところというよりは、どちらかというと、予算の査定に近いような内容も多いというのは認識してございます。この間、構造改革のPT、プロジェクトチームも作り検討を進めてきて、さらに踏み込んだ検討ができないだろうかといったことも行ってまいりましたが、現時点ではこういった項目になっているということでございます。一方で業務の改善、それから内部事務、そうしたところでの観点は今回はあまりお示ししてございませんけれども、そういった観点で取り組めないだろうかといったことも併せて検討してございますので、予算としてはそうしたところでの削減効果といったこともあろうかなというふうに思っております。
白井委員
今の答弁どう捉えればいいですか。いわゆる削減事業、区民生活に直接影響があるものには現れてはないけども、いわゆる内部的な事務、区の業務、区民に直接影響しないところでは構造改革のほうは来年度、令和3年度の予算の本予算には出てくるということでいいんですか。期待を膨らませていいんでしょうか。いかがでしょう。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
そういった内部の業務についての検討も進めておりますので、予算編成、これからまだ査定を進めていくということもございますが、そういった中でもこういった観点を踏まえた予算といったことで編成作業を進めていきたいということでございます。
白井委員
令和3年度のこの予算、主な取組で出てきて、本当はここが相当切り込まないと、先ほど来他の委員からも言っていますけども、直接基金をどのくらい切り崩していかざるを得ないんだという、今後持続的な区政運営が描けるのかどうかに直結してくるわけでしょう。それこそ基本構想・基本計画を見直しているわけで、その中で財政フレームは最低でも5年間描かなきゃならないわけで、歳入が難しいと言っているわけでといったときにこれですかと、なんですよ。取りあえず合わせているのはここまでですよと、本予算のほうでまだあるというのであれば大いに期待するところなんですよ。というよりも、やれないと、このままのシナリオは財調頼みですよ。切り崩し、基金頼み。160億しかないものを来年度一体幾ら切り崩して何年間区は大丈夫だと思っているんだと、これに直結するんですよ。
だから、ずっと年度当初から言ってきている話、何回も言っていて自分でも飽き飽きするぐらいになっているんですけど、区はここのフレームを本当に先に明らかにすべきだと。そうしないと、予算編成で今たががないんですよ。基準がないんですよ。幾ら切り崩しても大丈夫だって。今だったら100億円切り崩しても大丈夫と言い張る感じじゃないですか。幾らだったら令和3年度分で将来見通しも踏まえた上で大丈夫だと言うんだと、その予算規模は幾らに抑え込むんだと。逆に言うと、個々の事業の見直しもあるけども、予算金額総体としてここまで抑え込んでいかないと危ないと。来年は成り立つかもしれないけど、再来年、その次の年に本当にずばずば切らなきゃならなくなる。こんなことになったら持続可能な区民生活が維持できなくなるんですよ。影響がでか過ぎる。だから、ちょっとずつソフトランディングしていくと。嫌かもしれないけど、やらざるを得ないというところまで来ているんじゃないんですか。結局切れていないというか、一体何を検討してこうなるんですか。構造改革がマジックワードの言葉遊びにしか聞こえない。財政が厳しいと、区財政を持続可能ならしめるだとか、何か言っていることと出てくるもののやっている感がすごい開きがある。こんなに余裕があると、ここまである程度絞っていないんだったら我が会派としてもっと要望しておきたいものがいっぱいある。一体どこまで大丈夫だと思っているんですか。本当に区が厳しいだろう、だからというので、正直言うと、本当はこれもやってもらいたい、あれもやってもらいたいというのがある。だけども、何とか今しのがなきゃならないほうが優先だと思って。ところが、見てきたものがこれだとがっかりする。これは大丈夫かと。大真面目に事を考えるのが嫌になる。我が会派としては今少数、野党の立場であるけども、そんなに余裕があるとは思えない。一体誰が責任を持つつもりなんですかとすら思う。
金額的なところは予算じゃないから聞かないですけども、この主な取組が出てしまうと、プラスもそうだし、マイナス、削減しますよというのもこれに尽きるんですよ。あとは経常経費だとかという通常予算のところしか出せなくなる。何が言いたいかというと、来年度予算、本当に大丈夫なんですか。明らかにしないと言っているけど、基金の切り崩し、今後の区政運営の見通しが立てられますか。これはそのタイミングが来ているんじゃないんですか。区報に載せる、ホームページに載せるというだけじゃなくて。どうですか。今描き切れていますか。いかがでしょうか。
森企画部財政課長
当然今の基金の取崩しのお話もありましたが、今160億円年度間調整分ということなので、当然それを踏まえて何年でもたせていくのか、それは白井委員御指摘のとおりだと考えております。そういったところもしっかり見て、今、予算査定の途中でございますが、しかし、そこはしっかり維持していく、持続可能な財政運営、区政運営を維持していくといったところでそういう視点で当然査定を行っているところでございまして、詳細な御説明は現時点では難しいところではございますが、1月のところでは基本計画の素案に合わせた形での今後の財政見通しもお出ししますので、そこではしっかりとした形でお示しできるように検討してまいりたいと考えております。
白井委員
最後、要望にしておきますけど、たくさん言葉遊びの答弁は聞いてきたので本当にお願いしますよ。強い要求にしておきます。
大内委員
様々気になっているのであまり重ねないように聞きますけども、行政報告の中で基本的に構造改革をやる。そのときに適宜適切な情報と十分な説明ということを述べている。でも、今回見直しで八ついきなり出てきているんだよね。これが適時適切な情報提供なんだ。そもそもが十分な議論も何もしていないで出てきたんじゃない。それについてはどう思いますか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
この見直しの事業ということでお示ししていますのは、例年の予算の中での主な取組ということの中で出しているものと並行して出しておりまして、今回のこの見直しの項目、これもあくまでも来年度予算編成の中で出しているということで、現時点で今回初めてこのような形で検討した内容をお示ししているというものでございます。
大内委員
構造改革の8つの視点を踏まえるという8つの視点というのは、いつ、今回2回目でしたっけ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
先ほども御答弁しましたけども、この8つの視点というのは今回初めてお示ししております。
大内委員
じゃ、この8つの視点のそもそも考え方というのは、情報提供、今回初めて。十分な説明というのは今回がそれに当たるんですね。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
前回の本委員会で構造改革の基本方針ということで大枠の部分はお示しをしました。その中で視点ということではお示しはしておりませんでしたけども、さらに予算編成を進めていく過程で今回この見直しの視点ということも併せてお示しをしたということでございます。
大内委員
じゃ、適時適切な時期という理解でよろしいんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
前回基本方針を示した段階でこういった視点もお示しするといったこともあってもよかったかなと思っております。
大内委員
いや、それは最後はよく分からなかった。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
前回の基本方針を示した段階でこの8つの視点といったこともお示しして御説明してもよかったと考えております。
大内委員
その時点でもう分かっていたのに、じゃ、何で説明しなかったんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
構造改革の中でも特に基本方針としている部分について御説明をしたといったことで、その時点ではこの視点ということは抜けておりましたけれども、そちらについても具体的に取組を進めてまいりましたので、その時点でお示ししておくべきであったと考えております。
大内委員
だから、行政報告の中に十分な説明をすると書いてあった。しなかったんでしょう。その点はちゃんと認めているんなら認める。ちゃんと言ってくれないと前に進まないんだよ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
基本方針を示した段階でこの視点というものを示していなかったのは不十分であったというふうに思っております。
大内委員
そういったことで、要するに考え方とこの見直し事業が一緒に出てきちゃっているから非常に混乱しているんですよ。例えば、本当に一個一個聞くともう時間がないからあれだけど、本当は全部聞いてくれとうちの会派から言われているんですよ。これはどれに該当するのか。例えば1番の区政報告、これは回数見直し、これは財政効果と、あと行政見直しのどれに該当するんでしょうか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
これは事業の見直しという、(3)の事業成果に基づき、事業の廃止、縮小といった観点で出てきているものでございます。財政効果としては400万円余ということでございます。
大内委員
ということは、この3番の新規事業について事業成果を検証し、事業の継続、廃止、改善を図る、これは新規事業、拡充事業について、この1番は拡充事業なの。3番に当たるもの。エビデンスベースでちゃんと答えてくれないと、何を言っているか。3番は違うじゃない。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
新規・拡充の事業もございますし、経常の事業も含めて・・・。
大内委員
いや、1番だから。区報発行の見直しについて。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
区報発行の見直しについては経常で進めていたものですので事業の見直しという観点ですね。
大内委員
近年の新規事業、拡充事業についての事業の成果はエビデンスベースでちゃんと検証してやったということだと思うんだけど、これは新規事業だったんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
経常で進めている事業でございます。
大内委員
いや、だから、今3番に該当する、(3)に該当すると言ったからどこが該当するんですかと聞いたんです。エビデンスベースでこの夏、今までやっていたものを何でやめるの。どういう理由でやめるの。何でここに挙がってきたの。
高村企画部広聴・広報課長
区報の発行自体は先ほど御説明したとおり経常なんですけど、昨年度ちょうどカラー化ということでリニューアルして経費が上がりましたので、拡充事業という位置付けでここで挙げさせていただいたものです。
大内委員
じゃあ、この夏の分だけカラーにしたんですね。ほかはカラーにしていないんだ。ほかの分はカラーにしていないんだ。今、夏の分だけカラーにしたという言い方。
高村企画部広聴・広報課長
いえ、区報全体を昨年の7月からカラー化しましたので、その昨年時点で拡充事業としていましたので、それについて今回載せさせていただいたということです。
大内委員
違うんだよ。それは全体の経費の話。カラーにしたからこれを減らす、ちょっと意味が違うでしょう。カラーにしたからお金が増えた、だから夏を減らすというのは、これは新規事業で、カラーを元に戻すとかやめるだったら分かるけど、夏をやめるからってこの言葉と合わないでしょう。エビデンスベースで何でやめるのかとちゃんと答えて。
高村企画部広聴・広報課長
すみません、これを回数を減らすことについては、昨年度区報についてアンケート調査をしています。8割ぐらいの人が今の回数でいい、あるいは増やしてほしいというところなんですが、一方で2割の方が発行回数が多いということがありました。それが1点と、それから、先ほどもお話ししましたが、今年度これからLINEのアカウントですとかSNSなどの情報発信、それからスーパーでの情報発信なども増えているので、夏については高齢者向けのイベント情報が他の事業より少ないということもありますので、そういったもので補えるということで見直ししたものでございます。
大内委員
いや、だから、後半部分はいいけれども、前半で2割の人が減らしてもいい、エビデンスベースで考えたとき、8割の人が増やしてくれと言っているのに意味が分からないよ。2割の人が減らしてもいいから減らすんです、8割の人は増やしてほしいというんでしょう。エビデンスベースでちゃんと答えろよ。エビデンスでいったらどっちが正しいの。2割を減らすほうが正しいの。そういう言い方じゃないでしょう。全体の区報はそうかもしれないけど、夏に関してはとかちゃんと言わないと、2割の区民の声はエビデンスベースでと言われて、8割は増やせとか言っているんだよ。2割の減らすほうをエビデンスベースで減らすの。それはエビデンスベースと言うの。そういう考え方なの。じゃ、これから全部そうなるのよ。自分たちがやりたいほうの意見がエビデンスベースとなるんだよ。8割はそうでも2割がいれば、2割の意見を尊重してやるということになって、全部そういう考え方なんですか。
高村企画部広聴・広報課長
説明が不十分だったと思います。実際の理由としては先ほど御説明した後者になりますので、夏のイベント情報などについては高齢者向けのイベント情報が少ないというところを鑑みて……。
大内委員
じゃ、何で後者を先に言わないんだよ。後者を先に言ってその後でしょう。エビデンスベースで答えてくれと言っているじゃない。後者のほうがメインでと、そんな説明ないでしょう。最初にそれを言って、その後に全体的な話でということで言ってくれれば分かるけど、ちょっと説明の仕方が悪いよ。
それとあと、ついでだから聞くけど、シティプロモーションがあるけども、これはどれに該当するの。構造改革8つの視点。
高村企画部広聴・広報課長
これにつきましても昨年拡充という形でしましたので3番の事業成果という点はあるんですが、2番の協働・協創による事業展開にも絡むと考えてございます。
大内委員
具体的に3番は何を言っているかよく分からないんですよ。何をどう減らす、シティプロモーション事業を見直すというのはエビデンスベースで考えて見直し、区民からいろいろ御意見をいただいて見直しなのか。対象事業は文化・芸術、今さら何を対象にしたのかも分からない。シティプロモーションというのはまちの愛着を高めるとかそういうことでしょう。その対象事業をこういうふうにして、じゃ、何をやられるんですかというのが分からない。これは2番と3番に絡んでいると言ったけど、財政的効果は幾らあるのかというのはどうなの。
高村企画部広聴・広報課長
まずこれにつきましては、11月の閉会中の総務委員会で企画担当のほうからクラウドファンディング事業のその後の展開等についてということで御説明させていただいたんですが、その中でいわゆるシティプロモーション事業というのをここでお示ししている文化・芸術、子育て・教育に特化するということでガバメントクラウドファンディングを使おうというものです。財政効果については今のところちょっと検討しているところですが、事業規模をどのぐらいにするか、また、実際にそのガバメントクラウドファンディングでどのぐらい入ってくるかというところですので、今の時点でははっきりどのぐらい効果があるということはお示しすることができません。
大内委員
そのときにどういう説明をしたか覚えていないので聞いているんです。そのときにどういう説明をしたの。
高村企画部広聴・広報課長
シティプロモーション事業については、今年度は中野大好きナカノさんの活用事業、それからそれ以外で中野を元気にする事業という大きく2つのくくりがありました。ナカノさんの活用事業については既に自走という形である程度民間の方ですとか区民の方が使っていますので、そちらについては助成事業を外すと。加えて、シティプロモーション事業については、クラウドファンディング事業のいわゆるそういった区の取組を応援するとかというのと非常に親和性が高いので、そういったものを活用していくということで見直しの考え方をお示ししたということです。
大内委員
だから、ガバメントクラウドファンディングは後から出てきた話なんだ。文章も当然またと書いてある。その前段をまず聞いているわけ。対象事業、文化・芸術、子育て・教育に関連するものに特化する、これはどういう意味なのか分からないという。何をやめてこれに、何を特化するの。これは主語がシティプロモーションなの。シティプロモーション事業助成というのが主語なの。(「はい」と呼ぶ者あり)それは主語がシティプロモーション事業の対象事業、文化・芸術、子育てに特化すると言っているわけ。今までは何だったの。今まで何をやっていて、何をどう特化するのか分からない。特化すると何が違うの。
高村企画部広聴・広報課長
説明が不十分で申し訳ありません。今年度のシティプロモーション事業助成というのは、先ほどお話ししたとおり、ナカノさんを活用した事業、いわゆる商品を作ったりですとかそういったものと、今、コロナ禍ということであるので、いわゆる公益性もあって、まちを元気にするとか人を元気にするような事業、この二つについて事業を募集して、審査をして事業助成をしていたものでございます。これを今回やった中でこういう事業を応援したいとかという声が少し届くようになっていましたので、いわゆるクラウドファンディングというものに当てて皆さんに応援してもらうということ、加えて、例えばですけども、劇団の学校に行く公演がコロナでできないとか、その資金がないとか、そういったもの、あと復興祭なんかも一つ考えられるかもしれませんが、そういう文化・芸術とか子育てみたいなものが非常に親和性が高いだろうということで、そういう事業についてこれからシティプロモーション事業助成としてやっていく。さらにクラウドファンディングとして寄附を募るという形に見直すということでございます。
大内委員
ナカノさんについては、もちろん事業見直しでやったほういい、そんなこともありますから特にありませんけども、要は考え方が少し変わったということですね。ただ、まだこれから予算編成に当たってどの程度の予算を圧縮するか。今年集まったのは160万円だっけ、幾らだっけ、ガバメントクラウドファンディングで集まった金が、当初1,000万円ぐらいと言っていたけど。だから、そういうのを考えると幾ら集まるのか分かりませんけども、そういうのでやっていくと、そういうことだと理解します。
あと、例えば先ほどもちょっと生涯学習大学があったけど、新入生の募集は令和2年度をもって終了する。でも、その上には令和5年度に何かやると書いてある。空白区間があるんだけど、この区間に関しては、先ほどもお話があったように、基本構想等にもその辺の考え方、いつでも勉強するというか、プログラムとかいろいろ書いてあるじゃないですか。まさしくこれがそういう事業だと思っていたんだけども、これはどうしてやめちゃうの。そしてこれは主な見直し事業、構造改革8つの視点のどれに当てはまるんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
この視点で申しますと、1の公民役割分担の明確化といったところの観点で検討した内容でございます。生涯学習大学に取り組んできておりますけれども、今後の内容を検討してございまして、ここにあるとおり、令和5年度になかの生涯学習大学を、シニアを対象とする生涯学習事業と地域での活躍応援事業に再編する方向で検討を進めているものでございます。
大内委員
ということは、基本計画の骨子の中の41のところにいつでもどこでも生涯を通じて主体的に学び続けることができる環境づくりを目指します、これは民間に頼るという意味なんですか。区が別にやるわけじゃなくて民間にお願いするということを今言っているの。この公民の適切な役割分担の下、これは民間に委託してやるということを言っているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
今後の進め方については様々検討しているところでございますが、例えば民間ですとか大学で行っているような講座、そういったものもございますので、そういったものを活用していくということも検討しているところでございます。
大内委員
だって、令和5年まで止めちゃうんでしょう。令和5年になかの生涯学習大学はこれを対象とする、令和2年をもって終了すると書いてあるから途中どうするんですかと言っている。やらないんですかと。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
その間の経過はございますので、在校生に当たる部分の方々はそのまま継続にはなります。その後再編をしていくということでございまして、生涯学習の事業、それから地域での活躍応援事業、こういったものの再編を考えております。
大内委員
違うよ。だから新入生の募集を止めちゃうでしょう。途中その間はしないんですかと聞いているんだよ。もっと言うと、今言ったのは別に普通大学でそういう講座をよくやっているわけだ。そういうのにそれを入れると言っているの、何を言っているの。こういった寿大学だとかいろいろあるけれども、そういうのとちょっと違うよ。行ったことある。当然行かないでまさかやめるなんて言っていないだろう。当然何回かそういうのを見に行って見学して今の答えを出しているんでしょう。それともこれは部が出してきたの。部から上がってきたの。ほかのところで聞くと、企画部が作っているからよく分かりませんという答弁がたくさん出ているんだよ。言っちゃ悪いけど。どうなんですか。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
この生涯学習については、これは支えあい推進部のほうで持っている事業でございまして、そちらのほうで再編を進めていくということを考えとして示しているものでございます。今後地域の担い手を支援するということの方向で考えているということもございますが、一方で区全体としての生涯学習の事業といったものも並行して進める必要があるだろうということは考えております。この生涯学習大学という形ではないやり方を検討しているということでございます。
大内委員
だから、こっちの基本計画骨子のほうに主体的に学び続けることができる環境づくりを進めますと。進めてないじゃん、これは止めちゃうんでしょう。令和3年、4年については止めちゃうんでしょう。止めないんだったらいいよ。だって、新規のその人たちはどうするの。止めちゃうとその人たちに対してはこの言っていることがもうすぐ合わなくなるよ。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
事業を止めるということはせずに、在校生の方がいらっしゃいますので、それらの方を対象とした講座は継続はしていきます。
大内委員
それは、小学校に新しく入る子を2年間止めるけど、在校生は面倒見ますみたいな話なんだよ。そんなこと聞いているんじゃないの。新しく毎年毎年こういったことに興味を持つというか、会社をやめてリタイアしたというのは毎年毎年出てくるわけ。そういう人たちはどうするんですかと聞いているの。片一方で環境づくりを進めますと言っているんだったら止めずに、だって、今やっていることをさらにステップアップするんだったら分かるよ。やめちゃうんだよ。止めちゃったら書いてあることとやることが違うじゃない。今ある在校生のことを聞いているんじゃないんです。これから新しく入る人たちの面倒は見ないんですかと言っているの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
そういった生涯学習のニーズ、それから担い手育成のニーズ、それはあるのは承知してございます。並行して生涯学習ということ、大学については閉めていく方向ではございますが、並行してそれらの方を受け止めるような事業の展開を検討してまいりたいというふうに思っております。
大内委員
だから、その2年間は止めちゃうんですか。空白の2年間になっちゃうんですか。公民の適切な役割分担の下、民間事業者に運営可能なものについては引き続き民間活力の活用を推進し、行政では補完的に民間活用が促進する取組や仕組みづくり、これは1回途中やめてこれをやるということを言っているの。今、役所が中心にやっているものをすぐ令和3年度以降は民間のほうに委託をしてやるだとか、そういうことを書いてあるんじゃないの。やめるということなの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
生涯学習大学はやめるということでございますが、ほかに生涯学習大学ではないですけれども、生涯学習の講座、そういったものは行っていますので、そういったものを利用していただくということはあろうかと考えております。
大内委員
だったらそのまま新しいものができるまでやればいいじゃない。やっぱり構造改革と基本構想・基本計画を同時に進めると矛盾が出てきちゃう。そんなの分かっていることでしょう。それでも今の財政状況を考えたらやっていかなければいけないという説明は分かる。でも、これはちょっと違うと思うよ。そんなにお金がかかる話なの。だから、これはまだ幾らでも変わるわけでしょう。それについては今別に見直しということは出てこないからあれですけど。
あと海での体験事業、これも縮小すると書いてある。子育て先進区を一番最初にうたっている区が何こんなこと書いているんだ。教育委員会がもしこういうことを上げてきたら、企画として子育て先進区を一番にやるんだからこういうことを書いちゃ駄目だとやるんじゃないの。これはどっちが言ってきたの。
石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)
構造改革のPTの中では事業として上げましたけども、基本的には所管のほうで上げてきた内容ということでございます。
大内委員
所管から上げてきたんですね。言っておきますけど、先ほど商工会館だっけ、中高生の居場所、あれも次回までに調べておいてもらいたいんだけど、子ども文教委員会では企画部が作ったと言ってきている。企画部では子ども分野から、政策分野から上がってきたと言っている。どっちも何か知らないけど、責任を取らないというか、あなたたちは子ども教育部というか、あちらから上がってきたと言ったよね。向こうは企画部が考えたんだから答弁できませんとやっているんだよ。ちょっとその辺の矛盾はたくさんあるから。どっちがいいとか悪いとかどっちかちゃんと説明できないと駄目ですよ。これもそう、本当にこれは教育委員会が出してきたんですね。でも、片一方で構造改革より基本計画・基本構想が上位にあるんだよ。この間もそういうふうに言ったでしょう、区長も。上位に基本構想でしょう。基本計画でしょう。その下に構造改革とかあるんでしょう。こっちには子育て先進区と一番最初に書いてあるのに何これ。言っていることとやっていることが違うんじゃない。普通の人が見たらそう取れるよ。子どものことについてはまず基本的に触らない。そうでしょう。子育て先進区を進めていくって普通はもっと充実させるんだよ。それをやらなくしたら、こっちに書いてあること、重点プロジェクトに一番に書いてあるんだ。それをここで書いちゃったらまずいんじゃないの。これも別に今消す消さないという問題じゃないけど、それはおかしいと思いますよ。それはちょっと細かい話なので、大きな視点で、もう一回ちょっと戻るんだけど、来年一般財源が92億円減ると言っていますよね。構造改革というのはそういったものを補うというか、どうにかリカバリーするために構造改革をやっていくというふうに僕は思っていたんだけど、今ある構造改革の見直し事業、全部でさっき1億5,000万と言ったよね。いや、それは話にならないんじゃないの。だって、これは企画部が中心に構造改革チームか何か作ってやっているわけでしょう。自分たちで92億円足りないといってやったら1億5,000万円でどうするの。もっと言うと、来年新規で出ていく、今年度中といえば今年度中なのかもしれないけども、出ていく予算もたくさんあるでしょう。土地を買ったりして、さらにまたかかるお金、それにも満たないよ。大丈夫なの。うんじゃなくて、それでこれを出されてきて、150億円ある財政調整基金、年度間調整分あるけども、本当に2年間持たないよ。そんなこと計算すれば分かるでしょう。構造改革と大きくうたっている、大胆な構造改革を行いますと、1億5,000万円かって。この間の補正の例のテレワーク環境整備、あれをちょっとやっただけで1億3,000何百万円、300万円ぐらい違ったんだぞ。その分と同じぐらいしか金額は減っていないんだよ。黙られても困るんだけど、だって。あれをやめただけでも1億3,000万円ぐらい金が浮いたんだよ。やり方を変えただけで。半年ちょっとかかっちゃったけど、あれだけでこれに匹敵するぐらいの金が生んじゃっているんだよ。大丈夫。どう、大丈夫ですか。
森企画部財政課長
おっしゃるように、こちらの見直し事業18項目の部分については、御指摘、1億5,000万円弱ということでございます。それ以外にも、先ほど企画課長が答弁いたしましたが、構造改革の視点で内部的な見直しということについても並行してやっているということでございます。ですので、そういったところについて踏まえて、あと全体的なそれぞれ一件一件は小さいでしょうけれども、経常経費の見直しというところは予算査定のところで行ってICTCO(イクトコ)ろでございます。そういうのも含めましてしっかり全体的なところを見て、歳入もしっかり見定め、今後の財政見通しということはしっかり考えて検討していきたいと思っております。
大内委員
今後見通すといっても、次1月だぞ。予算編成は終わっているんだろう。何寝ぼけたこと言っているんだよ。今の時点で出てこれなかったら普通不安に思うでしょう。もうあまり演説しても仕方ないから言わない。やっぱり痛みは伴うんですよ。ただ、それをできる限り区民に迷惑がかからないよう、区民の施策を落とさないようにやるために一生懸命頭をひねらなきゃいけないんだけど、ひねられてもこれだけじゃちょっとね。
もっと言うと、これもそうだけど、主な新規だとかこっちのほうが金額のほうが多いというと余計訳が分からないよ。主な新規・拡充、推進事業の増えた分のほうが1億5,000万円より多いわけでしょう。さっき2億幾らと言ったけど、それじゃどうしようもないじゃない。だから、それは今日はもう言いませんけれども、それをちゃんと考えて、予算編成もどこまで進んでいるのか分からないけど。
あと、検討中の主なというのは事業の大きさと言えばいいのかな、金額と言えばいいのかな、あるいは参加している人が多いだとか、主なというのは何をもって主なと言っているの。出しているの。要はここに出ていない事業もたくさんあるんですよ。継続してやるのもあるし、全部出せというとそれは大変なことになるけども、基本的に100万円以上の事業だとか、ついては継続する分も全部出してくれないと、ほかは全くいじくらないんですかというのも見えてしまう。それはどうなんですか。主なというのは何をもって主なにしているの。
森企画部財政課長
この主なで特に金額で区切っているということではございませんで、主に区民生活に影響があるだろうというものを中心にピックアップをしているということがございます。
大内委員
いや、ちょっと何を言っているかよく分からないけど、引き続く事業でもいいんですけども、そうすると、ここに出ていないのは引き続きしないんですかとかそういうふうに見えるんですよ。そうすると、それが全部後ろの構造改革のほうに挙げられるのかなと思うわけ。だから、この引き続き継続していく事業、最初主なということなので、主なというのは何をもって主なものを出しているんですかという基準が分からないんです。それを聞いているの。要するにみんなが注目しているやつのことを言っているのか。地味なものもたくさんあると思うんだよね。そういったものではなくて何で基準を出しているの。もう一度聞くけど。
森企画部財政課長
区の内部事務とかというものは特にこちらのほうで基本的には挙げていないです。区民生活、区民の方が日々生活する中で関係するといいますか、影響があるものについて、新しい事業、また拡充事業、それから区として特に政策的に進めていく事業、推進していく事業ということで主なということでくくってお出しをしております。
大内委員
ここでよく見ると分からないのは、子どもの権利条約の条例は今後も検討する。でも、さっき男女共同参画社会だっけ、先ほど出たやつがあったでしょう。多文化共生の。それについては触れられていない。同じ事業なんじゃないのかなと思うんだけど、同じようなね、今ちょうど向こうもこれから立ち上げるときでしょう。でも、こっちには出ていないんだよね。だから、何の差があるの。僕が見ると同じようなイメージなんですよ。でも、子育て先進区と言っているから子どもの権利条約だけは一応載せていると言っているんだったらまた後ろのほうとは意味が分からなくなる。でしょう。それが出し方が分からないんだけど、何でそうなっているの。
森企画部財政課長
先ほどの男女共同参画・多文化共生審議会につきましては今年度から取り組みましたよということで、今年度まずスタートして審議会を立ち上げて進めていきますよということです。ということでございまして、来年度まで一定経費はかかるんですけれども、そこは今年度の継続といったようなことがございますので、特にこちらの男女のほうには載せていないということでございます。
大内委員
違うよ。だって、向こうだってたしか多分審議会のメンバーがやっと決まったぐらいなんじゃないの。今回の定例会で出すんじゃないの。だから、これと大体同じタイミングで審議会ができて進むんじゃないんですか。だから、二つちゃんと載せてくれないと、そもそもが差が分からないんですよ。だから、出すときにもうちょっと丁寧に出さないと、これだけというふうになっちゃうから。それでやってください。いいです。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、進行します。委員会を休憩します。
(午後5時33分)
委員長
委員会を再開します。
(午後5時45分)
次に、4番。区有施設における公衆無線LANサービスの終了についての報告を求めます。
平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)
それでは、区有施設における公衆無線LANサービスの終了につきまして、お手元の資料(資料4)に基づいて御説明させていただきます。
現在、区有施設にはauWi-FiSPOTという公衆無線LANが入っておりまして、当時、JCNシティテレビ中野が整備されたものでございます。それにつきまして、今年の9月、サービス提供事業者の現在のジェイコム東京からサービスを終了するという通知がありました。つきましては今後の大規模災害等通信回線の活用方針につきまして以下に基づきまして御報告させていただきます。
まずこれまでの経緯でございます。公衆無線LANアクセスポイントの設置及び覚書の締結でございますが、まず、平成25年、区民の利便性の向上と災害時の通信手段の確保を目的として、株式会社JCNシティテレビ中野、現在のジェイコム東京でございますが、区役所本庁舎、後で御説明しますが、出先事業所等に公衆無線LANのアクセスポイントを設置させました。設置に当たりましては、教育委員会及び中野区と覚書を締結してございます。また、こちらで整備したWi-Fiスポットにつきましては、シティテレビ中野がauの代理店だったということもございましてauのWi-Fiスポットとなってございます。
整備に当たっての利用と費用負担でございますが、平常時はauの契約者のみがアクセスポイントを介した公衆無線LANを使用することができます。また、大規模災害時につきましては、ファイブゼロジャパンという全ての回線につきまして無料開放する仕組みがございます。そちらに対しまして、どの契約回線におきましても公衆無線LANを利用することができるようになっております。
また、費用負担でございますが、アクセスポイントの機器に係る電気代を区が負担しておりまして、設置に係る工事や保守料、回線利用料等は設置事業者が負担することになってございました。
今年の9月上旬でございます。設置事業者から機器の老朽化を理由として来年9月末日をもってサービスを終了し、順次撤去するというような通知がございました。対象の施設につきましては、以下にございますように、中野区役所、区民活動センター、すこやか福祉センター、小・中学校、こちらは体育館でございます。また、教育センター、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザでございます。また、中野体育館につきましては移転に伴いまして既に撤去済みでございます。また、中部スポーツ・コミュニティプラザにつきましてはすこやか福祉センターの中にあるということで、特にスポーツ・コミュニティプラザとしての設置はございません。
裏面でございます。今後の公衆無線LANサービスの考え方でございますが、今後、区有施設での公衆無線LANにつきまして、災害時につきましては地域BWAの活用を図ることとしたいと考えております。平常時の区民サービスとしての公衆無線LAN整備につきましては、施設の設置目的や形状や利用頻度等を勘案して必要性に応じた整備を行っていきたいと考えております。整備方法等につきましては現在検討中でございます。また、新たに整備する新庁舎につきましては、開設に合わせて来庁者向けの公衆無線LANを整備していきたいと考えております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
白井委員
先日の質疑の中で次回報告とあったので簡潔に聞きたいと思います。要はジェイコムさんが全て撤収してしまうことによって、平時の区有施設、ここに掲げてある施設をどうするのか、必要に応じてと書いてあるんですけど、具体的に何をどう整備するのかとかまだ未定ということでよろしいんでしょうか。
平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)
利用頻度ですとかどんな回線がいいのかですとか、そういった施設の形状において様々あると考えております。また、区民活動センターにつきましては、利用者向けのサービスにつきましては来年度の予算の中でモバイルWi-Fiの貸出しを予定しております。そういったところを勘案しまして今後検討してまいりたいと考えております。
白井委員
もともと提携先がauだったのでauの人しか使えないフリーWi-Fiという状態だったので、そこを引き続き御検討いただければと思います。
災害時は担当は防災とかになるんですか。こちらのほうは地域BWAだけ、整備は特にしないということなんでしょうか。まだこちらも検討中なんでしょうか、お伺いします。
山田総務部防災担当課長
現状、地域BWAにおいては100回線同時に通信可能ということでございますので現状では考えておりません。
白井委員
これはそうすると、ジェイコムさんが抜けても特段整備はしないということですか。
山田総務部防災担当課長
そのとおりでございます。
白井委員
もともと地域BWAというのは補完的な意味合いで導入したんですよね。補完的な意味合いのものがメインになるという状況なので、数量的にも含めて全く問題ないんでしょうか。地域によってはなかなか通信回線が確保しづらかったりだとか、もちろん災害時なので、いざそのときにどこがどうアンテナがつながっているかという問題もあるんですけども、平時すらなかなかつながりづらいとかになると、ちょっと心もとないかなと。ただし、今実験したのはいわゆるテレビ会議のような状態で、Zoomとか活用したときに双方向の映像や音声が届くかというやつなんですけど、もともとの地域BWAの回線自体が非常に細いというか、上り下り、特に双方向なんていうのは想定していなくて、メール等々での事務連絡的な部分、災害時の最低限の利用法ができるというやつなので、アクセス回数だとかも含めてなんですけど、この点、改めてよくよく検討していただく必要があるかなと思うんですけども、全整備をするとなるとなかなかな金額になるので、要は災害時被災して避難された方たちの全ての通信網を今ある200台の回線で本当に大丈夫かなと思うところがあります。一方でファイブゼロというそれぞれの大手の3社のやつが来たときにというやつなんですけど、これは本当に大規模災害で都道府県単位での発生状態になるので、よくよく検証していただいた上だと思いますし、前回の地域BWAの報告もありましたけども、不安要素もたくさんあります。この辺も含めて将来的な課題として検討していただければと思います。答弁があれば、あえて改めてですけど、お伺いします。
滝瀬危機管理担当部長
委員の御指摘を踏まえまして、情報技術の進展なども、そういった社会経済状況の変化なども踏まえて研究してまいりたいと考えております。
大内委員
これは先ほどの主な取組で、区民活動センター、ルーター、これは下の七つほど設置する場所があるんだけども、ただ、フリーWi-Fiを飛ばすとかじゃなくて、全部これはルーターなんですか、何になるの。
平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)
現在はauの利用者のみが使えるWi-FiSPOTということになっておりますが、ほかのところは、区民活動センターは先ほど委員御指摘の貸出し用のモバイルルーターがあるんですが、ほかは今のところ区役所が、auはなくなってしまうんですけれども、ドコモとソフトバンクはまだ残っております。ほかの施設につきましては区民サービス用の通信回線というものがなくなってしまいますので今後の検討課題だと考えております。
大内委員
終了するということを書いてあるだけで、今後まだどうするか、区民活動センターしか決まっていないということになっていくんですか。分かりました。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、進行いたします。
次に、5番、「中野区の教育委員候補者に係る人材推薦登録の仕組み」の受付結果及び意見発表会の開催についての報告を求めます。
浅川総務部総務課長
「中野区の教育委員候補者に係る人材推薦登録の仕組み」の受付結果及び意見発表会の開催について御報告させていただきます。(資料5)
4年に1度行っておりますこの仕組みの今年度の実施につきましては9月1日の本委員会で御報告したところでございます。全体の流れ、仕組みにつきましてはお読み取りいただきたいと思いますが、このたび14名の人材を登録したので、資料に基づいて御報告をさせていただきます。
この14名でございますけれども、全て自薦による方々でございまして、他薦はございませんでした。この方々による意見発表会は12月19日午前9時から区役所で行います。テーマは二つのうち一つを選んでいただき、発表を行うということでございますが、傍聴はどなたでもできることになってございます。この件につきまして区報は12月5日号で周知させていただくところでございます。この方々のプロフィール等につきましては、12月14日から図書館や区民活動センターで公表するところでございますが、それに先立ちまして御本人と区議会議員の皆様には冊子ができ次第前もって配付をさせていただきます。また、この発表会の冊子につきましても2月に公表するということになってございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
進行します。次に、6番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。
尾関総務部法務担当課長
それでは、議会の委任に基づく専決処分について御報告いたします。
資料(資料6)を御覧ください。事故の概要といたしましては、2の(3)にございますように、区の職員が区民活動センター敷地内に庁有車を駐車し、業務を終えて帰庁するために庁有車を後退させたところ、隣に駐車中の相手方車両に接触し、相手方車両のリアバンパー等が破損したというものでございます。
和解の要旨は3に記載のとおりで、令和2年11月6日に和解が成立いたしました。
区の賠償責任につきましては、5にございますように、区が賠償責任を負うものと判断し、損害賠償額につきましては、6にございますように、破損した相手方車両のリアバンパー等の修理費12万5,367円となりました。
事故後の対応につきましては7にございますのでお読み取りいただければと思います。
以上で報告を終わらせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ進行いたします。
次に、7番、令和2年度人事行政の運営等の状況の公表についての報告を求めます。
中谷総務部職員課長
それでは、令和2年度人事行政の運営等の状況の公表につきまして御報告させていただきます。
お手元の資料(資料7)を御覧ください。人事行政の運営状況を公表する目的ですが、地方公務員法に基づき制定した条例に基づきまして職員の給与や職員数、勤務条件などを公表することにより、人事行政運営の公正性と透明性を高めることを目的としております。本日から区のホームページに全文掲載するほか、冊子を区民活動センターや図書館などに設置いたします。また、12月20日号の区報に要旨を掲載する予定でございます。
冊子の内容は54ページにわたりますので、時間の関係上、その構成のみの御説明とさせていただきます。
1ページから12ページまでが任免と職員数に関する状況、13ページと14ページが人事評価の状況です。
続きまして、15ページから25ページまでが給与の状況となっております。この中で国などにおいて公表されていないものなどにつきましては網かけの表示となってございます。後日公表されましたらホームページでその内容を更新し、掲載いたします。
続きまして、26ページから30ページまでが勤務時間その他の勤務条件の状況でございます。
31ページが分限処分と懲戒処分の状況、32ページから33ページが服務の状況、34ページが退職管理の状況でございます。
それから、35ページから36ページが研修の状況で、37ページから41ページが福祉と利益の保護の状況でございます。
最後に、42ページ以降は特別区人事委員会の業務状況でございます。詳細は後ほどお読み取りいただければと存じます。
簡単ではございますが、御説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ進行いたします。
次に、8番、予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果についての報告を求めます。
吉沢総務部経理課長
それでは、予定価格5千万円以上の工事請負契約の入札結果につきまして御報告いたします。(資料8)
こちらは定例会ごとに、前回の報告からこれまでに契約に至った案件につき御報告しているものでございます。
お手元の資料を御覧ください。令和2年9月25日から11月20日までの入札結果になっておりまして、8件でございました。
裏面の2ページ以降に案件ごとの概要、入札経過を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと存じます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ進行させていただきます。
次に、9番、災害時における協定の締結についての報告を求めます。
中村総務部危機管理課長
それでは、災害時における協定の締結について御報告申し上げます。(資料9)
区では、災害時の応急対策を円滑に実施することを目的として、災害時における段ボールベッド等の優先供給に関する協定と災害時における給電車両貸与に関する協定の協定締結に向け準備を進めてございます。協定内容等については資料に記載のとおりでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
大内委員
(1)、(2)の協定をするわけですけれども、それぞれ無償で提供されるんでしょうか。
中村総務部危機管理課長
1番の段ボールベッドにつきましては、搬送料と段ボールベッドの実費につきましては区の負担でございまして、2番の給電車両につきましては、給電車両自体の費用は無償でございますけども、そちらに給電等をする費用につきましては区の負担でございます。
大内委員
それぞれどういった費用がかかるのか教えてください。
中村総務部危機管理課長
段ボールベッドでございますが、こちらの配送料の実費と段ボールベッド自体の費用がかかる予定でございまして、費用1個当たり数千円というふうに聞いてございます。給電車両につきましては給電する実費でございます。
大内委員
数千円というのは2,000円とか3,000円なのね。数千円というのは、9,000円も数千円と言われちゃうとあれなので、あるいは1,000円なのか、それも分からないで、持っていくだけ持ってきてといって話にならないでしょう。
あと、2番のやつも例えば幾らぐらいかかるのかとか分からないの。
中村総務部危機管理課長
1番の段ボールベッドでございますけれども、定価的な数字で申しますと8,000円程度でございますけれども、実際のところはそのときの実勢価格のほうで先方のほうと調整をして決まる形になります。2番の実際の給電、給油にかかる費用につきましてもそのときの実費で決まるというふうに聞いてございます。
大内委員
だから、まず8,000円というのは時価価格なのか、要するにたくさん需要があれば高くなる。当然需要があるときに来るわけでしょう。8,000円よりもっと高くなる可能性があるんですか。それとも根本的に協定を結ぶんですから定価よりも全然安く入るとかそういう話じゃないんですか。あと2番のほうも幾らぐらいなの。
中村総務部危機管理課長
1番の価格は定価でございますので、実際はそのときの状況にもよると思いますが、個数が多ければその分費用のほうは下がるものというふうに思ってございます。
2番の給電、給油にかかる費用でございますが、そのときの電気代、ガソリン代なので、そのときの実勢価格で決定するものというふうに考えてございます。
大内委員
ガソリン代と考えれば、例えば丸一日動かしたら幾らとか、あと、(1)で段ボールベッド1,000個は持ってくるんですとか何にもない。これは震災のときの話でしょう。そうしたら、ここから全部注文を受けてなくなっちゃいました、そうしたらゼロですといったら意味ないじゃん。何を言っているの。
中村総務部危機管理課長
こちらのダンボールでございますが、優先供給の協定でございますので、発災後72時間以内におおむね500個程度のダンボールベッドを区のほうに優先供給を行っていただく協定を考えてございます。
大内委員
それで金額はそのときにならないと分からないと。持ってきてから1万円ですといったら1万円払うの。何なの。協定を結ぶということはそれなりに向こうに、別に向こうはメリットがあるわけじゃない。ただ、中野区としては一方的にメリットがある、これはそういうことですか。優先的に供給してもらうと。向こうも社会的な立場も考えて、そういったときに災害はお互いさまだから協力するから定価の半分で提供しますよとか、そういうことじゃないの。
中村総務部危機管理課長
災害時に段ボールベッドを優先供給してもらえるということで区としては利点があると考えまして協定の締結を考えてございます。実際先ほどの8,000円というのは定価でございますので、大内委員の指摘も踏まえまして今後できるだけ安価で提供を受けられるように調整のほうをしてまいります。
大内委員
それはいつやるの。普通それをやってから持ってくるんじゃないの。一度協定を結んだら、いや、協定にそう書いてあるんですからといって変わらないよ。ちょっとこの協定は問題だね。
あと、そもそも学校に段ボールベッドはあるんじゃないの。避難所に。
山田総務部防災担当課長
現在ベッドとして保管しているものは医療用で使うベッドがございます。ダンボールベッドは今備蓄をしておりません。
大内委員
じゃ、医療用のダンボールベッドは幾つ備蓄しているの。
山田総務部防災担当課長
医療用のダンボールベッドではなくて医療用のベッドでございます。ダンボールではございません。医療避難所に各5個ずつ配置をしております。
大内委員
防災のところにあるのは仕切りのダンボールと言えばいいのかな。間仕切りの。でも、あれも紙じゃ駄目だからといって新しいのをそろえているよね。じゃ、あれは捨てちゃうの。じゃ、あれは逆にダンボールベッドになるんじゃないのかな。間仕切りのやつは。例えばだよ。だって、あれは実際置いてあるわけですよ。ダンボールをばっとこんな2~3センチ幅のやつが。ダンボールベッドというのはそうじゃなくて10センチぐらいあるとか、そういうやつを言っているの。例えばあれじゃ代用できないのかとか。だって、たしかダンボールをやめて、違う何かビニールを全部していくと言っていたじゃないですか。あれは要らなくなるわけですよ。そういうので代用はしないの、できないの。
山田総務部防災担当課長
今、委員がおっしゃったものはダンボール間仕切りでございまして、今、布製間仕切りを整備しているところでございます。ダンボール間仕切りは布製間仕切りが入ったからといって捨てるのではなくて、一応間仕切りとしては活用させていただく予定でございます。
大内委員
だから、それは例えば今言っているダンボールベッドと、段ボールベッドは厚さが10センチぐらいあるんでしょう。20~30センチ、何センチぐらいあるの。
中村総務部危機管理課長
ダンボールベッドの高さでございますが、大体床から40~50センチの想定でございます。
大内委員
40センチもこんな厚いダンボール、それで畳1畳分ぐらいのということなんでしょう。搬送がすごいことになると思うよ。(「ばらばらで持ってくる」と呼ぶ者あり)ばらばらって、だって、小さくなるんじゃないんだから。(「組み立て、組み立て」と呼ぶ者あり)組立てなの。組み立てて……。(「ダンボール箱みたいに組み立てて」と呼ぶ者あり)ダンボール箱を組み立ててベッドになるの。もうちょっとちゃんと。ただ40センチと言われても、もうちょっと、中は空洞になっているんだろうけど、もうちょっと何か説明してくれない。
滝瀬危機管理担当部長
段ボールベッドということで、完全に完成品が大きいものではなくて、可搬性のあるようなコンパクトな形で納品されます。実際にはそれを広げて組み立ててベッドになると。先ほど申し上げました高さというのは地面からの高さが40センチ程度ある高さということで、大体1畳分の大きさというような形になっているところでございます。
大内委員
40センチというのは厚さが40センチという意味じゃなくて、高さが40センチと言っているわけでしょう。下から40センチのところに寝る位置が来て、それは簡易ベッドと。それがちゃんと、これからお金の交渉をしていきますじゃなくて、災害協定というのはお互いさま、会社のほうもぜひそういうときには協力していきますよというニュアンスで言って、定価で売りますよといったらちょっと違うんじゃないのかなと。だから今から結んでおくんでしょう。それもうちょっとちゃんと検討してもらえますか。
滝瀬危機管理担当部長
段ボールベッドでございますけれども、避難所で例えば弱者とかそういった方に対しての災害用のベッドということで優先的な供給ということで今回協定のお話をさせていただいているところでございます。委員御案内のように、数であるとか金額についても今後しっかり精査をして協定に向けて協議してまいりたいと考えております。
大内委員
今、医療用ベッドはあると言っているんだよ。幾つあるのかは知らないけども。それに合わせて健康な人は別に2~3日普通の、床じゃあれだろうけど、足りるのかなと思うから、緊急のときでは何とも言えないけど、もうちょっと値段だとかちゃんと交渉して、72時間以内に発注すればと言っているけども、発災後電話したらどのぐらいで持ってくれる予定なんだとか、ただ、当然道の混み具合はあるよ。ただ、緊急車両として通過できるんですかとかいろいろ聞きたいけども、できるんでしょう。そういうのは向こうも社会的貢献をするためにやるわけだから、もうちょっとちゃんと交渉してやってください。
中村総務部危機管理課長
ただいま大内委員から御指摘いただきました事項につきましては今後詳細を検討してまいります。
大内委員
交渉した上で締結してください。
中村総務部危機管理課長
そのように検討いたします。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ進行いたします。
次に、10番、その他で何か報告はありますか。
中谷職員課長
昨日の夜6時半に特別区人事委員会から職員の給与等に関する報告がありましたので、その概要を口頭で御報告させていただきます。
例年ですと勧告という形で行われるものですが、今回は勧告すべき事項がないということから報告という形式で行われました。
内容としましては、月例給の改定を行わないというものでございます。その理由としましては、給与実態調査の結果、職員の給与が民間従業員の給与を157円、率にして0.04%上回っている状況でしたが、この格差は僅かであって、おおむね均衡していると言えるものであり、給料表や諸手当の適切な改定を行うことは困難であるということから月例給の改定を行わないことが適当であるというものでございます。
御説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありますか。
中村総務部危機管理課長
それでは、新型コロナウイルス感染症予防対策の普及啓発について口頭により報告させていただきます。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、啓発チラシと除菌シートをセットにしたものを区施設の窓口に配置します。配布数は9,000セットで、来週7日から順次開始します。対象施設は本庁舎、保健所、各区民活動センター、すこやか福祉センター、高齢者会館等を考えてございまして、本事業につきましては予備費を使用させていただきます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ以上で本報告について終了いたします。
他に報告がありますか。
山田総務部防災担当課長
防災広場の禁煙化について口頭で報告させていただきます。
本件は、受動喫煙防止対策として、区立公園等の分煙化及び禁煙化に伴い、防災広場を禁煙化するものでございます。禁煙化の開始は区立公園と同様に令和3年1月7日からとし、禁煙を周知するため、各広場に禁煙の御案内を掲示する予定でございます。
報告は以上となります。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ以上で本報告について終了します。
他に報告がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りします。
お手元の文書(資料10)に記載された事項を引き続き閉会中も調査を要するものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後6時14分)
委員長
委員会を再開します。
(午後6時16分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は1月22日金曜日午前10時に行うとし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はありませんか。
大内委員
次回の総務委員会のときに庁内情報テレワークシステムの整備について、もう少しこの5月1日に成立した補正予算が今の時点まで延びた、その説明をいただきたい。なぜ延びたのか。どういうところでお話し合いをされたのか。そして、そもそもテレワークシステムはどこに委託をしようとしたのか。
その次に、J-LISと言いましたっけ、これはどういう会社なんですか。J-LISと言われているだけで、全然何の会社か分からない。そこに委託をしようとした、決めたというのは、結果的にどこかで情報を取ってきてここに委託すると一応試験的にどうのこうのという話だったと思うんですけども、そういった過程が全然見えない。このまま補正を通したお金がいきなり1億3,780万円余が350万円ぐらいになって1億3,400万円減った。これは構造改革チームが寄ってたかって1億4,000万円、その金額と匹敵するものなんだよ。それがここで生まれたということは非常にいいことなのか、あるいはそもそもの計画がどうだったのかよく分からないけど、これはすごいことなんですよ。構造改革チームが1か月かかかって減らしますといったって1億4,000万円だよ。この補正、基本的に同じなんです。当初考えていた案と目的は同じで、多分やることも同じだというわけでしょう。だから、理由はいいと言ったわけだろう。この前の段階があったから何とも言えないけど。でも、それの目的を達成して1億3,400万円、これはすごいことなんだよ。だから、結果的にこれはいいことと言っていいのか分からないけど、ただ、その過程はちょっと納得がしかねないところがあるので、ちゃんと次回のときにその説明をしていただけますか。
委員長
ただいま大内委員からJ-LIS関連についての資料の申出がありまして、正副委員長としましても、今回、和解の議案ですとかテレワークに関する取組に対しても様々な議論があった中で、分かりづらいところも多々あったのかなと思っております。理解を深めていくことが大切だと思っておりますので、委員の皆さん、いかがでしょうかというところなんですが、理事者に資料を仕立てていただいて閉会中に報告していただくというような形でもよろしいでしょうか。
平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)
次回、閉会中の委員会で御報告させていただきたいと考えております。
委員長
分かりやすい資料で。
大内委員
それと、この2021年2月1日から発生する予定、これは幾らぐらい発生するのか。今のところどのぐらい発生する予定なのかということが分からないと、2021年の1月いっぱいでもううちはお金がかかるからやめますということが言えるのかどうか。いや、もうこれは試験的に使っちゃったら、その後、自動的に契約してもらわなきゃ困るんですよ。年間6,000万円かかるんですよ、1億かかるんですよという話なのか、いや、今大体説明されているのは1,000万円程度ですという話なのか。あるいは使っていて、いろんな状況を踏まえて、金額も踏まえて継続してやるかどうかはある程度の1か月前に言えば済むんだとか、そういったことをちょっとそのとき分かりせんとか言わないで、ちゃんと調べて、その上で試験的に手を挙げているんだと思うので、ちゃんとそれも説明してください。
委員長
よろしくお願いをいたします。
他に委員、理事者から何か御発言はございますか。
小林委員
ちょっと分からないので、どこで聞いたらいいか、ここで聞いたらいいか、伺います。中野第一小学校で食中毒が発生をしたと。厚生委員会と子ども文教委員会で報告があったということですけれども、その中で区長が行政処分を受けたということがあったと聞いていますけれども総務委員会ではそういった意味で報告なりはないんでしょうか。
委員長
ちょっと休憩しましょうか。
休憩いたします。
(午後6時21分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後6時26分)
海老沢総務部長
事実関係をもう一度整理させていただきまして、次回の委員会でしかるべき報告をさせていただきます。
委員長
他に委員、理事者から何か御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。
(午後6時26分)