令和3年08月02日中野区議会区民委員会

中野区議会区民委員会〔令和3年8月2日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 令和3年8月2日

 

○場所  中野区議会第1・2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時21分

 

○出席委員(8名)

 伊藤 正信委員長

 竹村 あきひろ副委員長

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 高橋 ちあき委員

 南 かつひこ委員

 むとう 有子委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民部長 鳥井 文哉

 区民文化国際課長 辻本 将紀

 文化国際交流担当課長 矢澤 岳

 戸籍住民課長 伊藤 正秀

 マイナンバーカード活用推進担当課長、産業振興課長 平田 祐子

 税務課長 竹内 賢三

 保険医療課長 伊藤 廣昭

 環境部長 朝井 めぐみ

 環境課長 波多江 貴代美

 ごみゼロ推進課長 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 田村 優

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 区民相談及び消費生活について

 戸籍及び住民基本台帳等について

 区税について

 国民健康保険及び後期高齢者医療等について

 産業振興について

 文化、生涯学習及び国際化について

 環境及び地球温暖化対策について

 清掃事業及びリサイクルについて

○所管事項の報告

 1 中野区基本計画(案)について(区民部、環境部)

 2 中野区区有施設整備計画(案)について(区民部、環境部)

 3 中野区構造改革実行プログラム(修正案)について(区民部、環境部)

 4 令和2年度までの区債権の状況と令和3年度における収入率向上に向けた取組について

(税務課、保険医療課)

 5 中野・杉並・豊島における3区合同アニメ事業について(産業振興課)

 6 産業振興センターを活用したワークスペース提供の試行について(産業振興課)

 7 第4次中野区環境基本計画(案)について(環境課)

 8 中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)について(環境課)

 9 第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)(案)について(環境課)

10 2018年度温室効果ガス排出量(推計)算定結果について(環境課)

11 第4次中野区一般廃棄物処理基本計画(案)について(ごみゼロ推進課)

12 その他

 (1)キャッシュレス決済推進事業における委託事業者の決定について(産業振興課)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 区民相談及び消費生活について、戸籍及び住民基本台帳等について、区税について、国民健康保険及び後期高齢者医療等について、産業振興について、文化・生涯学習及び国際化について、環境及び地球温暖化対策について、清掃事業及びリサイクルについてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、中野区基本計画(案)についての報告を求めます。

波多江環境課長

 それでは、中野区基本計画(案)について御報告させていただきます。

 資料(資料2)を御覧ください。

 このたび、中野区基本計画(案)を作成したので、改定素案に対する意見交換会等の結果と併せて報告をさせていただきます。

 1、改定素案に関する意見交換会の実施結果でございます。(1)意見交換会は、6月27日から30日まで3回実施をし、合計51人の方に参加をいただきました。

 (2)区民から電子メール等で区に寄せられた意見でございますが、8件御意見を頂きました。内訳は書いてあるとおりでございます。

 (3)関係団体等からの意見聴取は、62団体に対して実施をし、参加者数は544人でございます。

 (4)改定素案に対する主な意見の概要及びそれに対する区の考え方でございます。

 別紙1を御覧ください。初めに環境部のほうの説明をさせていただきます。このページで言いますと、まず5ページで、No.30ですね。30番目の番号がついておりますが、こちらが環境部所管のものです。御意見が、脱炭素社会の推進と気候変動への適応を確実に進めるために、エコカーの比重を増やしたり、交通量を減らす、公共交通機関を使用しやすくするということが重要で、中野区においても次世代自動車の導入を進めたり、シンボル的なストリートや街区を歩行者専用にする、あるいは交通量を減らす実験を進めるなど、行政と市民が協働した取組の推進を施策に盛り込むことを検討してほしいという御意見です。区の考え方といたしましては、脱炭素社会の推進のために、基本計画の中で、まず区において環境に配慮した庁有車への代替を進めていくことにしております。また、基本計画には、公共交通機関が利用しやすくなる総合的な交通政策を進めるための基本方針や計画検討などについて記載をしているということであります。

 次が6ページ、裏面でございますが、31番目、こちらが施策52の「ごみの減量やリサイクルの推進」の主な取組②で「資源とごみの正しい分別・排出の推進」に、排出マナー、不適正排出者、持ち去り防止の取組を進めるとあるが、「強化します」という修正にしてほしいと。ごみ集積所のマナーが悪化していて、リーフレットを配布するだけでは改善されない。指導などの取組を強化してほしいという意見がありました。区といたしまして、ごみ集積所のごみ出しマナーについては、リーフレットの配布や区職員のパトロールなどによって排出指導を行っており、今後も取組を推進していくという考え方でございます。

 一旦環境部は以上でございます。

辻本区民文化国際課長

 引き続きまして、区民部所管分につきまして御報告申し上げます。

 恐れ入りますが、別紙1の1ページにお戻りをいただきたいと存じます。1ページの一番下、No.6でございます。「重点プロジェクト3 活力ある持続可能なまちの実現」につきまして、特に中野駅周辺について各店舗の魅力を高めるなど、中野らしさを目指したまちづくりを進めてほしいとの御意見でございます。これについて区の考え方でございますが、中野駅周辺のまちづくりを進める中で、利用しやすく魅力的な商業施設を誘導してまいる考えでございます。

 恐れ入りますが、次の2ページをお開きいただきたいと存じます。初めに2段目、No.8でございます。同じく重点プロジェクト3につきまして、中野区のブランディングが不十分であるといった御意見でございます。これにつきまして区の考え方でございますが、地域におけるブランディングの取組が中野区のブランド力の向上につながっていくものと考えているということでございます。

 次に、飛びまして、その下のほうでございますが、No.10、若者がICT等の最新技術に触れられる環境整備や各種支援を行ってほしい。また、新技術の研究を行うことができる機会等の創出、中野で起業できる仕組みをつくってほしいとの御意見でございます。これにつきまして区の考え方でございますが、若者を含めた区民の新技術の研究機会の創出や起業につながる仕組みづくりにつきましては、創業・経営支援機関による区内のネットワーク等を生かし、検討していく考えでございます。

 次にその下、No.11でございます。商店街の空き店舗を活用して、コワーキングスペースを設置するなど、商店街のにぎわいを創出してほしいとの御意見でございます。区の考え方でございますが、商店街が実施する空き店舗活用によるにぎわい創出事業に対し、支援を行っていく考えでございます。

 次に一番下、No.12でございます。デジタル地域通貨の活用によるポイント還元や商店街の回遊促進などの仕組みをつくってほしいとの御意見でございます。区の考え方でございますが、デジタル地域通貨等に関する検討を行うとともに、イベント事業や活性化事業により商店街のにぎわいを創出していく考えでございます。

 次に、3ページを御覧いただきたいと思います。一番上でございますが、No.13、中野駅北口の再開発を文化と商業でブランド化し、経済活性化につなげてほしいとの御意見でございます。区の考え方でございますが、中野駅北口の整備に当たっては、新たな文化・芸術等発信拠点の形成を図っていく考えであり、商店街とともに地域経済の活性化や中野区のブランド化に向けた方策を、エリアマネジメントの取組を含め、検討していく考えでございます。

 恐れ入りますが、飛びまして5ページをお開きいただきたいと存じます。中ほど、No.28でございます。「施策41 生涯にわたり学び続けることができる環境づくり」につきまして、社会教育専門職の活用が必要と思うといった御意見でございます。区の考え方でございますが、区は社会教育事業に関して社会教育主事を配置しており、今後も多様な学習機会の提供に努めていく考えということでございます。

 以上が区民部所管分でございます。

波多江環境課長

 続けてです。この別紙1の7ページ以降には、その他、基本計画に関する質問や事業内容等に関する意見として33項目まとめておりますので、後ほどお読み取りください。

 初めの資料、かがみ文のほうに戻っていただきまして、裏面の2ページを御覧ください。2の案についてでございます。

 (1)の構成、第1章から第6章までといたしまして、参考資料が1、2、3ついておりますが、これは用語解説や主な事業一覧、施策の成果指標一覧、こういったものが添付されております。

 (2)改定素案から案への主な変更点でございます。資料の別紙2を御覧いただきたいと思います。環境部の変更点につきまして申し上げますけれども、まず全体的に申し上げますと、「第1章 計画の基本的な考え方」については、変更はなかったということ。それから、「第2章 策定の背景」については、人口動態について2021年の値を追記している。それから、「第3章 計画の体系」及び「第4章 重点プロジェクト」についてですが、これは変更ございません。続いて、「第5章 基本目標別の政策・施策」でございますが、各施策について、現状データ及び成果指標と目標値の現状値について、原則的に2020年度の最新の値に修正をしております。ここから当委員会に関連する項目についてでございます。

 初めに環境部でございますが、この別紙2の資料の3ページになりますけれども、基本目標4のところの「施策53 みどりの保全と創出の推進」というところで、本冊の中の276ページになりますけれども、中ほどに「成果指標と目標値」という項目が囲みの中に入ってございます。①の「みどりの豊かさに対する区民の満足度」でございます。これは、改定素案では、現状値が2019年度は59.8%、2025年度目標値を62.4%としていたところですが、2020年度の最新の調査結果を反映させて、現状値63.6%になって修正されております。2025年度目標値は64.3%という形で修正をしたものでございます。

 環境部所管の変更点は以上です。

辻本区民文化国際課長

 続きまして、区民部所管分の変更点につきまして御報告申し上げます。

 恐れ入りますが、別紙2の1ページを御覧いただきたいと思います。まず初めに、中ほど「基本目標1 人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまち」というところでございます。初めに、施策6でございます。「誰も身近に文化芸術に親しめる環境づくり」ということでございます。恐れ入りますが、86ページを御覧いただきたいと存じます。86ページの「現状と課題」、三つ目の黒丸でございますが、前回当委員会における意見等を踏まえまして、遊び心あふれる文化芸術の趣旨に関する記述を修正いたしました。これまでは、「誰もが文化芸術や伝統・文化に親しみ、心のゆとりや豊かな発想など、遊び心ある活動を創出する文化芸術活動の充実が必要です」といった記述でございました。これを今回記載のとおり、「区内では、中野ならではの伝統・文化や、豊かな発想から生まれる遊び心ある活動が展開されています。こうした活動がまち全体で行われ、誰もが文化芸術に親しむことを通じて、心のゆとりを生み出していくことが必要です」といった文章に変えたところでございます。

 続きまして、別紙2にお戻りをいただきまして、その下、施策10でございます。「中野区周辺における新たな魅力や価値の創出・発信」というところで、本冊は103ページでございます。恐れ入りますが、103ページを御覧いただきたいと存じますが、施策10の「成果指標と目標値」の②でございます。これまでは、「中野駅の乗車人員(1日平均)」ということで記載をしてございましたが、今回はこの記載のとおり、「中野駅の乗車人員(1日平均)のJR東日本エリア内での順位」に変更させていただきました。よりにぎわいと連動した指標と考えられるということで変えたものでございます。

 以上が区民部所管分ということでございます。

波多江環境課長

 それでは続きまして、初めの資料、かがみ文のほうに戻っていただきたいと思いますが、3のパブリック・コメント手続の実施でございます。案に関するパブリック・コメント手続は、8月12日(木曜日)から9月1日(水曜日)まで実施をします。区民への周知については、区報(8月11日号)及び中野区ホームページへ掲載するほか、区民活動センター、図書館等で資料を公表いたします。

 4、今後のスケジュール(予定)ですが、令和3年8月、案に関するパブリック・コメント手続の実施の後、10月に策定という予定にしてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

杉山委員

 御報告ありがとうございます。まず、例えば別紙1の1ページの4章の6ですね。区民部の報告だったんですけど、これ、主な意見に対して区の考え方がこうですと、ほかのところでも言っているんですけど、これも中野らしさを目指したまちづくりを進めてほしいという意見に対して、中野五丁目と四丁目の再開発された地域が対照に存在するのが中野の魅力であり、強みになると考えられるみたいな、何かしてほしいという質問に対して、今こうです。言葉は悪いですけど、だから何みたいな、そんな問答に聞こえるというか、区の考え方が例えば次の裏側、2ページの区民の報告の8番ですね。これも中野区のブランディングが不十分だという質問、意見が出ているんです。これ、ブランディングが不十分だと言っているのに、中野区のブランドを高めることに効果的につながっていくと考えると。ブランディングとブランド力を高めると違うんです。ブランディングって、例えばプロダクトマーケティングの言うところの3Cとか4Pとか、そういう中野区をどうやって売り込んでいくかとか、中野のよさをどうやって自分たちが把握して、それを伸ばしていくのかみたいなことというのがブランディングだと思うんですけど、それを何か今そういうのが、例えばほかのところにも出てきていますけど、文化芸術の切り口で中野区の軸、センターはサブカルチャーとか、そういうブランディングの軸を決めていったほうがいいんじゃないかと多分言っていると思うんですけど、それに対しての答えがちょっと薄い。全体的に、これ、ここで指摘していいのかどうか分からないですけど、ほかのところも、10番、11番、12番の方向もそうなんですけど、そこら辺て、この回答をするときって、どういう視点で、特にこの質問に対して中野区は具体的にこうしますという意見が書いてあるところと、こういうふうな考え方、どこどこに記載していますとか、そういう書き方の違いがあるんですけど、これって、特に区民部に関して、いろんな回答をつくるときの手法ってちょっと教えてもらってもいいですか。

辻本区民文化国際課長

 様々御意見を頂いたところでございます。まず区の考え方を記載するに当たりましては、やはり簡潔に区の考え方を述べるということが基本であるというふうに考えてございます。その上で、基本計画そのものに方向性が書かれているものは、ここに記載してありますというような記述をする場合があるんですけども、そうではないときには、既に決まっている施策がある場合は、それを踏まえて記載をするんですけども、方向性というでしょうか、そういう意味では具体性にちょっと外れるような部分はあるかもしれないんですが、方向性を述べるというような場合もございます。そのようなところで、いずれにしましても、基本的には簡潔に考え方を述べるということを基本にしてございます。

杉山委員

 簡潔に書いているから言葉が足らないかもしれない。そこら辺は分かるんですけど、基本計画に書いてあるから、ここに記載していますよじゃなくて、書いてあるとおり、やっぱり自分たちは推進していきます。ここに書いてあるとおり推進していく。その辺の意思が弱いというか、なるほどなと。この問題、意見に関して中野区はやるんだな、やらないんだなとか、そこら辺、やらないんだなんてあまり書いていないんですよね。やらないんだなも、しっかり分かるような区の考え方というのをちゃんと伝えていただきたいなと。要望で結構ですけど、そう思います。取りあえず要望で結構です。

高橋委員

 いろいろあるんだけれども、取りあえずこの改定素案から案への主な変更点というところで、別紙2の1ページの施策6番、「誰もが身近に文化芸術に親しめる環境づくり」って、前回のときも何かちょっとこの文言はよろしくないという話があったから、検討したらどうですかというのが、「現状と課題について、遊び心あふれる文化芸術の趣旨に関する記述を修正」ってここには書いてあるんだけど、これじゃ、どういうふうな修正になっているか全然分からないんだけど。この「遊び心あふれる」という言葉自体が、考え直したほうがいいんじゃないのかなというふうに私は前回の委員会でお尋ねしたつもりなんですけど、何で変えられなかったんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 前回の区民委員会のところでも、いわゆる「遊び心あふれる」、その文言について改めたほうがいいんじゃないかということで、たしかちょうど高橋委員からもお話があったと思います。それで内部でも、企画課にも話をもちろんさせていただきました。結果としましては、基本構想の趣旨にもこの遊び心あふれる文化芸術の施策展開というところを我々としましては尊重した上で、この基本計画でも「遊び心あふれる」という文言については、そのまま基本計画(案)の中でも生かしていこうということで、結論になったということでございます。

高橋委員

 基本構想がそうなっているからというのは分かるけど、だってこれ、この改定素案を見直してくださいよって提案してきているわけでしょう。それで提案されたから、じゃ、これは基本構想のもともとには入っているんだけど、やっぱり見直してみてくださいよって投げかけたら、いや、これはこのままの言葉を基本構想どおり使うんですよって、そのままになっちゃったという理解でいいの。誰もが何か違う言葉に変えて表現をしましょうよということはなかったのかな。

矢澤文化国際交流担当課長

 今回の区民委員会に限らず、ほかの委員会でもこの「遊び心あふれる」という文言については、様々これまで疑義があったというふうには承知してございます。ただ、やはり実際に基本計画を検討するに当たりまして、この趣旨としましては、中野区として今後、文化芸術を施策展開していくに当たっての欠かせない、外せないキーワードではないですけども、そういったところは我々としましても尊重しまして、今回の基本計画(案)におきましても、政策3というところで載せているところでございます。

高橋委員

 まあね、ここで言っても、担当、つくっているところがここの所管じゃないから、伝えてねということだったんだけれども、そうすると、この基本計画の中には、中野の文化芸術に対しての考え方は、いたって遊び心満載のそういうものなんだという基本的な考え方に捉えられるんじゃないかなって、私はそこが心配だったわけですよ。さらっと読んじゃえばそれまでかもしれないけれども、そこのところを担当部署が考えてくださらなかった。そのまま行くんだって、そういう考えだったんだろうけど、本当はもうちょっと改正していくに当たってよ、最初からの計画を2か月も先延ばしして、直していくんだというふうに言っていた割には、何かあまりにも代わり映えしないんだなというところが感じ取られるので、うちの所管で言っても仕方のないことなんだけど、またまたこういう御意見があったんですよということは伝えてもらいたいと思います。

 そして、これは決定しちゃっていくわけでしょう、今後。このままで計画は進んでいくんだなって思うんだけど、何かこんな計画でいいのかなという思いが私にはずっと残っていくような気がしてなりませんので、お考えになっている所管の担当者にはきちんとお伝えしていただきたいと思いますけど、いかがですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 本日、当委員会で出ました意見につきましては、必ず基本構想担当には伝えるとともに、我々としましても、やはり誤解のなきように、この「遊び心あふれる」という文言を聞いて、文化芸術イコール遊び心だけではないと。要はなりわいとしてやられている方も当然いらっしゃいますし、そういった方々に誤解がないように我々としても今後、基本計画、今、案の段階ですけれども、できた段階につきましては、きちんと伝えていくことを主眼としておきたいと思っております。

むとう委員

 今のところなんですけれども、今回、遊び心ある活動が広く展開されていますと書かれているんですよね。具体的に遊び心ある活動というのはどういうものを指しているんですか、区はイメージしているんでしょうか。その遊び心という定義がいまいちよく分からなくて、じゃ、遊び心がない活動じゃいけないのね、中野区は。遊び心ある活動って、遊び心ということの意味する定義を区はどういうふうに定めているのか。ちょっとこの文章から分からないので、補助説明をお願いいたします。

矢澤文化国際交流担当課長

 我々として考えている遊び心の定義でございますけれども、例えば区民が文化芸術に触れることで生み出される心のゆとりですとか楽しみ、そういったものを我々として遊び心として定義づけておりまして、そういったものが中野のまち全体に広がってほしい。あるいは、ひいては中野のまちが活気づいてほしいという思いを込めているところで、定義づけでございます。

むとう委員

 本当に日本語って難しいかなと思うんですけれども、人々の心のゆとりとか楽しみを生み出すということは本当に賛成なんだけれども、ゆとりとか楽しみを生み出すことが遊び心ある活動なんだと言われると、すごく違和感があるんですよね。遊び心がなくても、本当は伝統や文化というのは重いものであり、重要なものであり、中野の伝統文化というのは軽んじられているように、この言葉で受け止めてしまうおそれが大いにあるわけですよね。その遊び心ある活動が人の心のゆとりや楽しみって、人それぞれゆとりや楽しみって必要だけど、それを遊び心と結びつけちゃうところにすごく違和感と無理があるということを再三言っているんですけれども、中野区の文化担当としては違和感を持たないですか。これで十分区民に中野区の真意が伝わるとお考えですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 たしか前回の当委員会のむとう委員からも、遊び心ある活動を創出しない文化芸術活動は不要であるというふうに読み取れてしまうのではないかという意見がありましたので、そういった御意見を踏まえまして、今回このような現状と課題におきまして、中野ならではの伝統文化や遊び心ある活動が広く展開されている。そういったものを含めて、人々の心のゆとりや楽しみを生み出していくことが必要であるというふうに書いたところでございます。担当としましては誤解がないように、今後もやはり丁寧に区民の皆さんに対して説明をしていく以外にはちょっと答えられないかなと思っております。

むとう委員

 これはまだ基本計画(案)なんですよね。これだけいろんな委員会とか、いろんな議員から、この「遊び心」という単語について、いろんな言葉の受け止め方があるからということを相当指摘されているのに、そこは絶対変えないという強固な姿勢が理解できないんですけれども、どうして変えられないんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 当委員会におきましてもそうですし、それ以外の委員会におきましても、この「遊び心あふれる」という文言はいかがなものかという声を頂いたことは事実としてそうでございます。一方で、逆にこの遊び心あふれる文化芸術が中野らしいという意見も頂いているところでございますので、今後の区の方向性としましては、それを含めた形で、やはり文化芸術をより展開していくためのフレーズということで今回、基本計画(案)の段階ではございますけれども、記載をしているところでございます。

むとう委員

 今の御説明で、何々らしいという言葉の説明も引っかかるんですよ。中野らしいって言われちゃうと、何をもって中野らしいというふうに区が定義しているのかというところも、本当に区民それぞれ受け止め方が違っていて、中野らしさ、らしいという言い方もすごく曖昧で、価値観がみんな違っていて、すごく誤解を招く曖昧な表現になっていく。私が受け止めちゃう遊び心ある文化芸術が中野らしいというのであれば、中野の文化芸術というのは随分軽んじられているんだね、その程度ねという印象すら持ってしまうので、やはりここは誤解のないような言い回しに変えていくことを、案が取れる段階で私は最後まで要望していきたいと思います。

 それから、別紙1の6ページの31で、ごみのところなんですけれども、「強化します」に修正してほしいって書かれているんですけれども、これは今後も取組を推進していくという区の考え方が書かれているということは、意見として出された「強化します」というふうには修正しなかったということなんですか。修正したっていいと思うんですよ。今後も取組を推進する。何のために今後も取組を推進していくのかと言えば、排出マナーの向上とか不適正排出者への指導、資源の持ち去りの防止に向けた取組をどんどん進めていくという思いなんだから、区民の方がせっかく御意見を出してくれて、「強化します」って、さらにやっていくということと「強化します」というのはそう違いのない言葉なんだけれども、なぜ「強化します」って区民が出してくれた意見に沿って修正しなかったのか、その理由を教えてください。

伊東ごみゼロ推進課長

 まず主な意見では、リーフレットの配布だけなので、指導などをやっていないというようなところで、強化をしてほしいという御意見でしたが、現在リーフレットだけではなくて、特別な指導班等を組みまして、事務所のほうで行っておりますので、そういった意味ではこちらの主な意見に沿った取組を行っておりますので、引き続き実施をしていくという意味で文言の修正を行わなかったというところでございます。

むとう委員

 現状ではなかなか解決できないから、区が様々指導班をつくって指導したりとか、リーフレットもつくって配布したりとかしているけれども、現状はいろんなところでこの問題は起きているわけですよね。だから、今よりもより一層進めていくという意味合いで、「強化します」という言い方で私は違和感はないんですけれども、なぜ「強化します」という単語に修正することを避けたのか、その理由を明確に教えてください。

伊東ごみゼロ推進課長

 繰り返しになりますけども、強化するというような答えですと、今行っている指導ですね、指導班等による取組、それを行っていないので、さらに強化するというような誤解を生じてしまうというふうに考えておりますので、現在行っている取組を推進していくというようなことで、文言修正を行わないという趣旨でございます。

むとう委員

 だから、今、区がやっていることをさらに進めるということは、強化していきますよということなんじゃないんですか。今と同じことだけやっているんだったら改善されていないわけですから、今よりもより一層力を入れてやっていくということであれば、区民の方がせっかく出してくれた意見で、「強化します」というふうに変えてもいいんじゃないかって単純に思うんですよね。やっぱり区民が様々こういった意見を出してくださっていて、自分の出した意見でここが変わったってなると、本当に区民が区政に対して参加していく意欲というのがどんどんつくられていくんですよ。だから、区民がせっかく出してくださった意見を最大限重視していく。区民の意見に沿っていく。区の方針と違わないのであれば、区民が出してくれた意見を採用するということを積極的に私はやってほしいなと思うんです。じゃないと、区民が意見を言っても中野区は何も変わらないということで参加の意識が薄れていってしまうので、本当にささいなことかもしれないけれども、区民の方が自分の時間を割いて説明会に参加したり、意見交換会に参加したりとか、文書で意見を寄せたりとかってしているわけだから、最大限すくい上げて生かしていくという姿勢が、ここだけじゃなくて全てにおいて必要なんじゃないかなと私は思うんですけれども、これは一例なんだけれども、この区民委員会に関わる一例でしかないんだけれども、私は採用すべきだったんじゃないかなと思いますが、駄目ですかね。

伊東ごみゼロ推進課長

 この31番につきましては、繰り返しになりますけども、意見の段階ではリーフレットだけの配布。ただ、区としてはこの御意見にある指導も行っていますよということでお答えさせていただいておりますので、区民の方の意見も含めながら現在の取組を推進していくというようなお答えをさせていただいたところでございます。

高橋委員

 確認なんですけど、ちょっと教えてもらいたいのが、この訂正しているところのこっちの冊子の103ページ、中野駅の乗車人員、JR東日本エリア内での順位となっているんですけど、この20というのは、23区中20位という理解でいいの。

平田産業振興課長

 これは23区ということではなく、鉄道駅の中の20位というところでございます。

高橋委員

 鉄道の駅、駅の中。これね、表現が非常に理解しづらいというか、見た目では20位なんだと。それで、目標値が18位なんだと。JR東日本は駅がいっぱいあるわけじゃない。でも、そのどこどこ圏内の20とか、一応ここに実態調査とかいろいろ書いてあるんだけど、もっとこの基本計画で数値を表してあげたいんだったら、分かるように書いてあげるのが普通じゃないかなと思うんですけど、どう考えますか。

平田産業振興課長

 こちらのほうにつきましては、まちづくりの所管とも話し合って、表現については検討したいと思います。

高橋委員

 いや、これね、基本計画だから、ここだけで完結する話じゃないことは十分に分かります。なので、さっき言った遊び心も、むとう委員も質問したけども、そのことだってここだけで完結することじゃないというのは十分承知なんですよ。だから、伝えてくださいね、こう思っていますよ、次のときには何か直してきてくださいよと言っても、結局は元に戻して検討してほしいということを伝えるでしょう、皆さんが。でも、検討した結果同じなんですよというんじゃ、何の意味もないわけよ。区民の意見を聞いても区民の意見が取り上げられなくて、多少数値が変わっているとか表現が変わっていた。議会が言ってお願いしていることはちっとも変わらない。区民がお願いして、意見交換までしているのにもかかわらず取り上げられない。これって、じゃ、何のために同じことを繰り返しているの。結局パブリック・コメントに入っちゃったらもうアウトじゃないですか。直らないわけでしょう。そういうのって、私たちは、じゃ、この委員会で何を皆さんと一緒に議論して進めるのってなっちゃうじゃない、結論的には。それを再三言ってお願いしているのに、その元の立案しているところに持って帰ると、いやいや、これはこのままでいいんですよ。そんなことってあっていいの。どう思う。これ、皆さんに聞いてもあれだろうけど、担当している部長に聞いてもあれなんだろうけど、まあ、文化芸術からいくと課長に聞いちゃかわいそうだけど、どう思うかね。

矢澤文化国際交流担当課長

 区民の代表であるこの議会の意見というのは、当然ながら重く受け止めていかないといけないですし、それをこういった委員会の場で出された意見につきましては、しっかりと大本をつくっている企画課のほうに伝えて、伝えるだけではなくて、直らないのかですとか、そういった建設的な議論もこれまでやってきたところではありますけれども、今回こういった案という形で、我々としましては現状の課題のところで修正はしたんですけども、そこのところでやはりうまく伝え切れなかったというのは、企画課のほうにまた改めて伝えていかないといけないのかなというふうに課題として思っております。

高橋委員

 これ以上いろいろ皆さんにお願いしても、企画課のほうできちんと考え直さないことには、皆さんの意見を吸い上げてくれていないという理解になっちゃうわけよ。いわゆる私たちの意見は反映されないんだという、そういう私たちにとっても理解になっちゃうわけ。だから、8月の後半にもこの委員会があるでしょう。そのときに、どういう状況でどういうふうに進めていくんだ、変わらなきゃ変わらないで、それは仕方のないことかもしれないけど、でも、変えてほしいんですという意見が出ている以上は、変えられる努力をしてほしいって私は思います。ですので、これは要望にしておきますけど、本当に変えてほしいから、しつこいぐらいにお願いするわけですよ。そこを何とか企画課に伝えて、企画課と一緒に考えて、こういう表現だったら元の表現と同じぐらいの表現になるんじゃないんですかとかいうのを考えてください。これを本当にやってくれないと、この委員会でやっていることがちっとも、ただ報告を受けて、ああ、そうですかで終わっているみたいになっちゃうというのは、私は絶対許したくないと思いますので、よろしくお願いします。これは要望で結構です。

南委員

 私も別紙2の施策6番のところですね。「遊び心あふれる文化芸術の趣旨に関する記述を修正」というところなんですけども、お二方の委員からも様々御指摘があったんですが、ちょっと重なるところもあるんですけれども、本来、文化芸術というのは、先ほど課長のほうもおっしゃっていましたけれども、なりわいとしてされていらっしゃる方もいるということで、遊び心からということよりも、そういう方々というのはもう本当に苦しんで苦しんで、ないものから新しい文化、芸術というものを生み出していくという、ものすごい命の底からというんですかね、それを表現したものが文化芸術の原点であろうかというふうに私は思っているんですけども、当然そういったなりわいにされていらっしゃる方もいるという御認識で課長のほうもいらっしゃるんですけども、そういう本来のもともと中野区であった伝統芸術もそうでしょうけども、そういった文化芸術というものに対しては、何かもう成熟し切ってしまっていて、それをそのまま置いてしまって、それとは別に、遊び心でひょいっと出てきたような文化を重視するようなふうにしかこの文面から見ると思えないんですけども、本来の深い文化芸術に携わっていらっしゃる、なりわいにしていらっしゃる方々のそういった芸術、文化というものは、区としてはもう成熟し切っているから、新たなものとしてそういう遊び心的なところからの発想で得たものを文化芸術として新たに生み出していこうという、そういうお考えなんですか。私は、区民委員会は初めてなものですから、今までこの遊び心云々というところの議論については、初めてこの区民委員会に来てさせていただいていたので、その辺がちょっとよく分からないんですけども、その辺を教えていただいていいですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 こちらの基本計画(案)で示している文化芸術、区としての考え方としましては、こういった遊び心あふれるものだけではなくて、いわゆる中野ならではの伝統や文化、それこそ哲学堂公園ですとか、この間文化財指定を受けました中野刑務所正門、それからもっと言うと、文化財指定を受けている江古田の獅子舞ですとか、鷺宮囃子ですとか、様々守るべき伝統文化なるものが区に点在しております。そのほかに、それこそそれを仕事としてやられている方々、遊び半分でやっているわけではなくて、仕事としてやられている方、そういった方々を尊重した上で、中野区としては広くそういった文化芸術活動を展開できるような土壌づくりということをやっていきたいというふうには考えております。

南委員

 先ほど言われた江古田の獅子舞とか非常に歴史ある文化芸術というものがあって、そういうものと新たな遊び心で思いついたというか、伝統文化に比べると本当にぽっと出てきたような文化と、そういったものとの融合性というのか、そういったものが本当に融合できるものなのか。その辺はどのようにお考えなんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 基本的に文化財の考え方としましては、保存活用ということで保存するだけじゃなくて、それを活用していく。つまり、区として、あるいはなりわいとしている方々は守るだけではなくて、それを後世に伝えていく、世に広めていく、そういった効果があるかなというふうに思ってございます。例えばですけれども、鷺宮囃子を例に取りますと、当然活動をやられているわけですけども、もっと広く中野区民にとって周知していきたい。そういったときにこういった子どもから高齢者まで楽しめるような仕掛けの工夫というんですかね、そういったこともただ単に披露するだけではなくて、より幅広く知ってもらうために、そして文化財を守ってもらうためにはどうしたらいいのか。そういった工夫をやはり区としても考えないといけないのかなと。支援できるところは支援するですとか、そういったことは当然必要になっていくんじゃないかなというふうには思ってございます。

南委員

 そういった工夫が必要になってくるというところは当然私も理解はできるんですけれども、それに対して遊び心での活動というのがどうも相まみえないというふうにしか思えないんですけども、その辺はどのようにお考えなんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 先ほど来申し上げましたけども、ここで言う遊び心は、人々の心のゆとりですとか楽しみといったものもやはり含んでございますので、文字どおり遊び心と読みますと、遊んでその文化技術を広めたいのかとか、そういう趣旨ではなくて、様々な区内に点在する文化芸術活動、そしてこの中野なりの伝統文化、そういったものも含めて、より区民の皆さんに知らしめる、周知していく。そして、それをもって区民の心のゆとりとか楽しみといったものを生み出す。そういったことがこの趣旨に書かれているところでございます。

南委員

 何かよく分からないような気がしてしようがないんですけども、とにかく私としては、そういう遊び心で出てきた発想というのはある意味大事なのかもしれないですけども、歴史ある伝統芸術とか、様々な無形文化財とか、そういった方々の表現される文化芸術に対して、本当に何か遊び心ということのものがどうしても私の中では融合しないというか、区のほうではそれが融合しているから、こういうふうに何回訂正を言っても出してこられるんだと思うんですけども、もうちょっとやはり考えてもらいたいなというのが今の私の気持ちというか、要望にこれはしておきます。

 あと一つ、別紙1のところでちょっと確認なんですけど、商店街の空き店舗活用について、にぎわい創出事業に対して支援を行っていくという区の回答があるわけですけども、これについては区民のほうから、こういった創出事業があるんだということについて区としてバックアップしていくということなのか、それとも区としてこういったビジョンなり、これは基本計画ですから計画があって、それに誘導していこうというふうな考え方なのか、それはどちらになりますか。

平田産業振興課長

 現段階ではございますが、区として空き店舗を活用した事業をこれといって今持っているわけではございません。一方で、東京都のほうで補助事業を持ってございますので、商店街自らがこういった事業をやりたいといったような御提案があった場合には、そういった補助事業の活用などについてのサポートを積極的にしてまいりたいと考えております。

南委員

 この空き店舗の活用って本当に非常に難しいと思うんですね。今、商店街でも様々苦労されている、本当に空き店舗の多い商店街もあります。そういったところをどのように活用していくのかというのはある程度、東京都の補助事業ということだけではなくて、やはり区としても明確なビジョンや計画というものを示していかないと、待っているだけでは商店街の活性化、空き店舗活用をして、にぎわいを創出していくということについては、なかなか難しいんではないかなと思うんですけども、その辺はどのようにお考えでしょうか。

平田産業振興課長

 ほかの地域で空き店舗を活用した様々な工夫がされているということもございますので、そういったところでの事業なども参考としながら検討はしてまいりたいと考えております。

杉山委員

 ちょっと先ほど質問で言い忘れてしまって、大事なことなので、別紙1の一番下の6、これは「特に中野駅周辺について、近年、チェーン店が増えてくるなど、魅力を感じない」とかって書かれているんですが、これに対しての回答がこちらに書いてあります。「中野五丁目は、個性のある店が多く」云々と書いてありますが、チェーン店が増えている場所ってどこだと思いますか。

平田産業振興課長

 駅近くの商店街にはチェーン店が多いものと認識してございます。

杉山委員

 そうなんですよ。五丁目なんですね。チェーン店が増えているのは五丁目。だけど、ここには、その五丁目はチェーン店も増えて、でも、個性的な店が多い。四丁目は再開発で対照的だ。五丁目と四丁目という名前が出てくる。中野駅周辺て、四丁目、五丁目だけじゃないですよね。

平田産業振興課長

 委員御指摘のとおり、中野駅周辺は南口のほうも含めて中野駅周辺だと認識してございます。

杉山委員

 中野駅の南口、レンガ坂とか、唯一地域ブランドがある、「Momozono Craft」というブランドがある桃園商店街とか、今、二丁目再開発をやっている千光前通りとか、いろいろ南口もある。本当に直結している周辺というのは、二丁目、三丁目、四丁目、五丁目だと思いますけど、一丁目とか六丁目とか、それから五差路の南側にもある。中野区基本計画の案の54ページ、真ん中、中段の丸ですね。「中野駅周辺各地区」云々と書いてあるにぎわいの創出に関して、やっぱり回遊性というのを大事にしなけりゃいけない。それは、二、三、四、五がぐるぐると行ける。ただ、二丁目と五丁目は行くすべがない状態ではあるんですが、回遊性を大事にする。ここをやっぱり、中野区が中野駅周辺を四丁目と五丁目を重点的に見ているということがちょっと危険なんですよね。やっぱり全体を見て、回遊を見て、回遊性を高める。それについて、四と五しか名前が出てこないということがやっぱりちょっと危険を感じていますが、その辺の考えはいかがですか。

平田産業振興課長

 こちらでは四丁目、五丁目という記述はしてございますが、もともとグランドデザインの中にも回遊性を高めるという記述もございます。また商業としましても、必ずしも北口だけではなく、駅周辺一体的な発展が必要だと考えておりますので、そういった認識は持ってございます。

杉山委員

 認識を持っていただいているので、ちょっと安心なんですけど、記載は区の考え方のところに四丁目、五丁目しか登場してこないというのがちょっと危険だなと感じたので、一応もっと広めに回遊をちゃんとできる。変な話、二丁目、五丁目の行き方、往復のやり方も、本来は何とか検討して継続していただきたいというのもありますけど、ぜひとも二、三、四、五という丁目の検討で進めていただきたいと要望しておきます。

来住委員

 個別的なことで言及するつもりはないんですが、この決め方という点で言いますと、これまでも、前区政の下でも、なかなか区民の意見やパブリック・コメントの意見などについて反映されたなという実感を持ったことって、ほとんど私、議員になって実感がないんですね。そういう点では区政が変わり、区民参加の下でどう声を反映させていくのかという、そういう取組の始まりだというふう思っています。もちろん企画課に今日出た意見については、議会としての意見については伝えていただくということになると思うんですが、まず意見交換会を3か所で行っていただいて、6月末での開催にしては51人ということで、やや思ったよりもまあまあかなというのが一つと、関係団体からの意見聴取を544人ということで行ってこられていますけども、これらを含めてコロナ禍の中で、区政の所管を含めて今後進めていく施策をどう区民に周知しながら、キャッチボールしながら、区政の方向を指し示すかということが区民にとってはとても大事な問題です。それだけ身近に区政を感じていただく機会でもありますので、そういう点でトータル的なことでお聞きするんですが、所管としても例えば環境の報告がありましたけども、環境問題も今後さらに大きな区民の関心を広げていただかなければいけない課題ですので、関係団体を含めて、また電子メールなど、ファクスを含めて、多面的な方向で区政へ意見を求めていく、頂いていくということについては、行政のこれは企画課に限らず所管課それぞれが持ち合わせていかなければ、持っていなければこれは実りませんので、その点で今後の区民の意見をどう反映させるか、パブリック・コメントを含めて出されたものをどう生かしていくかということは大事なことだと思います。

 そこでまず1点は、この出された所管に関係する部分で、それを今日発表いただく案についてどう反映させるかというところでは、所管の関与というのはどういう形で意見として述べる機会があるんでしょうか。仕組み上ちょっと分からないので、お聞きしたいんですが。

波多江環境課長

 意見交換会で集約された様々な分野の意見については、企画課のほうから整理された形で所管に区の考え方ということを記載して返すという手続をしております。ですので、所管の問題意識というのが回答の中に当然含まれてはいますけれども、全体調整をして計画の案としてまとめていくという立場で企画課がまとめておりますので、そういう意味では計画の案の中に、区の一番トップの計画なわけですね。それで、個別の意見だったり、個別性が高いものについては、計画の記載の中に含まれているという考え方の下、大きく捉えて計画(案)の記載を変えていないというのが多いという印象はやむを得ないのかなというふうには考えております。企画課のほうの考え方としては、ある程度個別性の高い意見が出てくることは、生活者視点でお話をされれば出てくるということは当然だと思うんですけれども、その意見を反映させて計画(案)を改定素案からどんどん変えていくということはしていないけれども、個別の意見だったり、既に計画に反映はされているけれども、強化してほしいですとか、もっと取組を深めるとか、進めるとかという方向性の意見については、事業を執行する際に、あるいは計画の実現に向けた各所管の動きをするときにしっかりと考慮に入れて進めていくべきということは、企画課のほうからは聞いているところでございます。

来住委員

 やはり現場が一番分かるのは所管のところですので、大本の基本計画そのものをつくるところ、もちろん大きな計画ですから、それを実行していく過程が大事で、これからその計画を具体化していくところが大事ですので、出された意見は全て所管が把握をし、それを共有しているということは、今後さらに実現していく上では、実行していく上では大事な要素だというふうに思っていますので、そこは任せないで、現場のところでしっかりと捉えていただきたいということを申し上げておきます。

 最後もう1点は、今後のスケジュールですけども、これもちょっと企画課に関係するんですが、8月にパブリック・コメントの手続実施ということで期間もここに決められて、9月1日までということで示されています。そうしますと、次の9月の定例会に案が取れた形で出されてくるのかなと。流れ的にはそうなるんだと思うんですが、そういうことになるのかということが1点ですね。それだけにしておきます。結局議会との関係で言うと、今日の各委員会で出された議会としての要望、意見、提案を踏まえて、10月、いわゆる9月の定例会に計画として示されてくるという、そういうスケジュールということでよろしいんでしょうか。

波多江環境課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

委員長

 よろしいですか。他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告は終了いたします。

 次に2番、中野区区有施設整備計画(案)についての報告を求めます。

辻本区民文化国際課長

 それでは、中野区区有施設整備計画(案)につきまして、資料(資料3)に基づき御報告申し上げます。

 本計画は、閉会中の各委員会におきまして、共通の資料により御報告するものでございます。

 さきの委員会で報告をいたしました中野区区有施設整備計画(改定素案)について、区民意見交換会等を実施し、今般、中野区区有施設整備計画(案)として取りまとめましたので、御報告をいたします。

 初めに、1、改定素案に関する意見交換会等の実施結果についてでございます。

 まず、(1)意見交換会につきましては、記載のとおり基本計画改定素案と併せて行いました。

 次に、(2)区民から電子メール等で寄せられた意見につきましては、40件でございました。

 次に、(3)関係団体等からの意見聴取は記載のとおりでございます。

 次に、(4)改定素案に対する主な意見の概要及びそれに対する区の考え方についてでございます。恐れ入りますが、別紙1を御覧いただきたいと存じます。全部で54件の意見ということで取りまとめているところでございますけども、当委員会に関連する意見につきましては1件でございます。1ページのNo.7でございます。旧商工会館・産業振興センター等の再編に関連しまして、サテライトオフィスの誘致等も必要であると思うといった御意見でございます。これにつきまして区の考え方でございますが、サテライトオフィスの誘致等につきましては、ニーズに応じて今後検討していく考えでございます。

 次に、区有施設整備計画(案)でございますが、別紙2ということでございます。こちらにつきまして、改定素案からの主な変更点につきましてはございませんので、後ほどお読み取りをいただければと存じます。

 次に、かがみ文に戻っていただきまして、3、パブリック・コメント手続の実施について、さらに4、今後のスケジュール(予定)でございますけども、中野区基本計画(案)と併せて実施をする考えでございます。内容につきましては先ほどの報告内容と重なりますので、後ほどお読み取りをいただければと存じます。

 報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

高橋委員

 質疑というよりか、これ、基本計画と区有施設整備計画ともう一個一緒にやったんだっけ。

辻本区民文化国際課長

 御指摘の点につきましては、次の報告事項、構造改革かと存じます。

高橋委員

 そうすると、この参加者51名で変わりはないと思うんだけど、変わりが出てくるのが電子メール等々の意見が追加されるんだろうけども、これ、大体この時間内でこれだけのボリューミーなものをよくこなしてきたなと思うんだけど、よくできたねって思うんですけど、ここに出席した理事者って誰と誰だったんですか。

辻本区民文化国際課長

 こちらにつきまして、企画部門が中心ということで聞いております。すみません。手元に資料がございませんで、そのように聞いております。なお、今、区民からの電子メール等で寄せられた意見が多いという御指摘があったかと存じますけども、当委員会の所管分ではございませんけども、児童館、学童クラブにつきましてかなり多くの意見が寄せられたというふうに聞いてございます。

高橋委員

 まあ、三つの報告を区長並びに企画部門の関係者が出て、いろんな意見を交換したんだと思うんですけれども、実際に関係する部署の方々が出ると、それは相当の人数になっちゃうから、こんな時期にそんなに大勢出ちゃいけないということもあるんでしょうけれども、その出た会議においての報告は全ての関係所管の部長さんたちか何か、庁議か何かで報告はされたんですか。

辻本区民文化国際課長

 すみません。説明が不足してございまして、今般この区民意見交換会3回の内容につきましては、基本計画改定素案と区有施設整備計画改定素案の内容でございます。最後の構造改革につきましては、別のタウンミーティングで1回意見を聞く機会を設けたということでございます。

 本題に戻りまして、頂いた御意見につきましては先ほど報告しているところでございます。随時メールなどでお送りいただいた意見と、この意見交換会でいただいた意見を全て盛り込んだのが、先ほど来御報告させていただいております区民の皆様からの意見、区の考え方ということでございます。したがいまして、所管課には連絡等はいただいているというところでございます。

高橋委員

 まあ、今までかつてない区民との意見交換会、ボリュームの多い、まして、次に報告される実行プログラムは、前回の委員会でも意見交換会なのか何なのかよく分からない、要するに議会に報告しないでいいのかどうかということすらが明白になっていないって、むとう委員からも指摘があったように思うんだけれども、やっぱり丁寧にこうやって吸い上げようとしたら、一遍にやるって時間がなかったからかもしれないけど、こういうのを一遍に全て、はい、どうぞ意見を下さいというのは、かなり不親切なやり方だったんじゃないかなって思うんです。51人の参加者は多いねって、それはこれだけのものを、意見をどうぞとなったら、興味を持っている人たちはいっぱいいるかと思いますよ。区有施設整備計画なんか特にそうだと思うし、それを3日間で終わらせて、結果はこうですって報告されるのはよろしいとまでは言えないけど、いつもより人数が多いのは当たり前のことだと私は思うんですよ。それを、多かった、意見もたくさんありましたって報告されても納得いかないねと思うし、これから報告はあるんでしょうけど、改定はありませんでしたとなってくると、じゃ、何だったのというふうに私なんかは思ってしまうんですけど、本当にこのままの区有施設整備計画、いろんな意見があったにもかかわらず、それで改定しないでいいと思うところで大丈夫なんですか、所管課が持っているところで。

辻本区民文化国際課長

 すみません。説明が不足している部分がございまして。まず、意見交換会は3回ということなんですけど、今般、改定素案という段取りを組んだということでございまして、その前の素案の段階で6回ほど区民意見交換会をやっていたということでございます。今回、改定素案の変更部分を中心に意見交換会を行ったということでございまして、御理解をいただければと思います。いずれにしましても、区民の皆様からいただいた御意見については真摯に応えていくということでございます。

 また、区民部、区民委員会所管施設につきましては、いろいろ御意見はいただいているんですけども、変更はなしということで今検討を進めているところでございます。

高橋委員

 まあね、変更なしって、それはなかなか区民部所管だけのところで、いやいや、そうは言われても、区民から言われたから変えたいんですよって、突然そういうことはできないかとは思うけれども、真摯に受け止めていると言っている以上は、ここの計画だって全く改定はありませんでしたよって私たちに報告されちゃっても、じゃ、その中身は一体何だったのというところまで、ここまで出たんですけど、やっぱり変えませんとか、そういう報告をしてくれないと、じゃ、意見をもらって何をやっていたのよってなっちゃうと思うんですよ。私たちだって言っているじゃないですか。この区有施設整備計画でいいのかということを言っていても変えないということは、私たち委員の意見も取り上げてくれていないんだという理解でよろしいですね。

辻本区民文化国際課長

 区民部所管施設につきましては、地域事務所でありますとか文化施設であるとかということでございます。また、環境部所管施設もございますけども、こちらにつきまして、前回の委員会でも委員から、地域事務所につきましては今後のオンラインによる手続等で、5か所のままでいいのかといった御意見等も賜ったところでございます。この御意見につきましても、区民部並びに全庁的に検討いたしまして、当面10年間の計画となってございますので、ここで直ちに見直すという現状には今のところないのかなということで考えてございます。地域事務所につきましては、15か所あった地域センターを地理的条件でございますとか、区民の皆様の利用状況等を勘案して再編した経過もございます。なお今後、デジタル手続等の進捗など、これも併せて進めていくわけでございますけども、この進捗状況を勘案して、今後も引き続き施設の在り方については検討してまいりたいと考えてございます。

小宮山委員

 53ページを見ますと文化施設が載っていまして、その中で古いものだと、もみじ山文化センター西館が1972年、築50年ぐらいの建物となっています。そして、来年度から改修工事に入るそうなんですけども、これ、そろそろ将来の建て替えに向けていろんな検討を進めていくべきじゃないかと思います。特にあそこのプラネタリウムとかもありまして、区民の思い入れも非常に強い施設です。今、例えば世田谷区の教育センターに入っている最新のプラネタリウムだと、1億4,000万の星が見られるそうなんですけども、あそこのプラネタリウムで見られるのは8,500。8,500万じゃなくて、8,500の星が見られるそうです。古さに味があったりはするんでしょうけども、区民の思い入れも非常に強い施設なので、あそこをどうするかということも長い時間をかけて検討していったりするべきではないのかと思うんですが、この計画を見ると、来年度から改修をしていくという話しか載っていなくて、その後の改築などについて言及されていません。今後、幾つかある文化施設の中で、特にもみじ山文化センター西館はどうなっていくのか、何か考えがあるんでしたら教えてください。

矢澤文化国際交流担当課長

 委員おっしゃるとおり、もみじ山文化センター、特に西館につきましては築49年、50年近くたっておりまして、今後、施設全体が50年、60年というサイクルで、そのままの形で残すのか、あるいは建て替えをしていくのかというところは、区としても考えないといけない課題だと認識してございます。それで、17ページですかね、本計画のところで、「2-2 機能に応じた施設の再編」で、多機能拠点化というところで一応今後の検討する施設の機能ということで、もみじ山文化センター西館の更新というところでもあえて記載をさせていただいておりますので、西館につきましては今後どういう施設にするべきかというところで検討していきたいというふうに考えております。

杉山委員

 産業振興ということで、この区有施設整備計画(案)の50ページの一番下、中野セントラルパークのいわゆる2か所、これは所管ですか。

平田産業振興課長

 こちらにつきましては現在、産業振興機構として使っている場所になりますので、産業振興課のほうが所管しているものでございます。

杉山委員

 これは今、産業振興推進機構が借りられていて、契約はいつまででしたっけ。

平田産業振興課長

 現在の契約は、2022年の8月末まででございます。

杉山委員

 その後って、ここには「現行の産業支援機能からの転換を検討します」ということは、産業推進系ではなく、ほかのものに所管が移る。そういう可能性もあるということですか。

平田産業振興課長

 現在、企画課のほうとも調整をしているところでございますが、契約の終了後の扱いにつきましては、また決まりまして委員会のほうでも御報告させていただきたいと考えております。

杉山委員

 施設としては多分所管から移るかもしれないということなんですけど、現行で入っている産業振興に携わってきたテナントさんとか、そういう人たちへの区有施設の提供、そういうのは考えていらっしゃるんですか。

平田産業振興課長

 そちらにつきましても、契約終了後の扱いにつきましては現在検討中でございます。

杉山委員

 私もICTCOを見直せと言っていた立場なので、そうなんですけど、契約が終了するということで、ぽいというか、そのままさようならではなくて、そこら辺もちゃんと区有施設よりちょっと離れてしまうかもしれないですけど、その後の身の振り方、それから区内の事業者、特に住んでいらっしゃる方も借りられていらっしゃるので、そういうところをちょっと慎重に進めていただければと思います。要望で結構です。

辻本区民文化国際課長

 すみません。先ほど高橋委員の御質疑の中で意見交換会の出席者ということで、企画部が中心となって出席しましたということでお答え申し上げたんですけども、区民と区長のタウンミーティングとして開催したので、区長が出席していて、あとは企画部が主となり出席をしていた。なお、区有施設整備計画に関連しまして、子ども家庭支援担当部長も出席をしていたということでございます。すみません。訂正をさせていただきます。

委員長

 よろしいですか。他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に3番、中野区構造改革実行プログラム(修正案)についての報告を求めます。

辻本区民文化国際課長

 中野区構造改革実行プログラム(修正案)につきまして、資料(資料4)に基づき御報告いたします。

 本報告は、閉会中の各常任委員会において、共通の資料により御報告するものでございます。

 区は、区政の構造改革の推進に当たり、中長期的な取組の方向性を定めた中野区構造改革実行プログラム(案)について、区民意見募集等を経て内容の精査を行い、修正案として取りまとめましたので、報告するものでございます。

 初めに1、実行プログラム案に関する区民意見募集の結果でございます。

 (1)意見募集の期間でございますが、記載のとおり本年6月21日から7月9日までといたしまして、7名の方から意見を頂きました。実行プログラム案に対する主な意見の概要につきましては、恐れ入りますが、別紙1を御覧いただきたいと思います。全部で31件の御意見ということでまとめさせていただいております。このうち当委員会所管分でございますけども、1ページ、No.1とNo.3ということでございます。初めにNo.1でございますが、行政手続が区役所では時間がかかるため、もっと簡単にネットでできるようにしてほしい。また3番では、デジタルシフトに関して、デジタル改革関連法により個人情報が国に集約され、プロファイリングされる危険性もある。区では「中野区個人情報の保護に関する条例」などを活用し、個人情報保護対策を行う考えはないかとの御意見でございました。

 これについて区の考え方でございますけども、戦略Ⅰ「デジタルシフトによる区民サービスの向上と効率的な行政運営」では、窓口サービス等のスリム化、効率化を図ることで、より効果的、効率的な行政サービスの提供を目指す考えでございます。また、デジタル化に係る個人情報の管理・取扱いについては、関連法規に基づき適切に管理・取扱いを行っていく考えでございます。

 主な意見の概要につきましては、以上でございます。

 続きまして、かがみ文の2、実行プログラム修正案についてでございます。こちらにつきましては、恐れ入りますが、別紙2を御覧いただきたいと存じます。本冊でございますが、主な変更点につきましては、初めに2ページをお開きいただきたいと存じます。「2 プログラムの目的と位置付け」の記載の三つ目の黒丸でございます。こちらは新たに追加したものでございまして、推進体制や意識改革の取組につきまして追記をいたしました。

 次に、10ページ、11ページをお開きいただきたいと思います。プログラム案報告時の議会からの意見等を踏まえまして、「3 基本指標」に基本指標1、3、6ということで、破線で囲ってある部分ということでございますが、考え方を追記いたしました。

 次に、12ページから14ページに基本指標の実績値ということで記載をしてございます。こちらについて、2020年度分を追加したものでございます。なお、こちらにつきましては現在集計中ということで、確定時に追記する予定ということでございます。

 次に、各個別プログラムということでございますが、区民部所管分につきまして、基本部分の修正はございません。

 恐れ入りますが、かがみ文にお戻りをいただきたいと存じます。一番下の3、今後のスケジュール(予定)でございます。本年8月下旬に本中野区構造改革実行プログラムを策定いたしまして、次の本年第3回定例会の各常任委員会にて策定の報告をさせていただく予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

小宮山委員

 先ほども来住委員から指摘がありましたけれども、区民から寄せられた意見に対して区の返答が特に今回ひどいなと思いまして、例えば3ページ、13個の意見が寄せられたのに対して区の回答は一つしかないですね。中には結構いいことを言っているなという意見もあると思うんですが、ただ一つの回答で、改善できるものは具体的に取り組んでいきますという、そういう回答で済ませてしまっている。これはせっかく意見を寄せられた区民に対しても失礼なんじゃないのか。もうちょっと丁寧に答えていくべきなんじゃないのかなと思いますが、いかがでしょうか。

辻本区民文化国際課長

 頂いた御意見につきましては真摯に受け止め、今後の事務の参考にさせていただくということなんですけども、こちらに回答をまとめさせていただきました趣旨でございますけども、個別プログラムの中で今後検討していくということで、大きく区の方向性のみの記載とさせていただいたということでございます。

小宮山委員

 その方向性がちょっと大き過ぎて、例えば2ページでは、様々な団体や地域の人々との連携を図っていくとか玉虫色の回答ばかりで、ちょっと回答が大き過ぎると思いますので、ぜひ今後はこういったことのないように、区民から13個も意見を寄せられて1個しか回答しないとか、そういうことのないようにしていただきたいと要望をしておきます。

高橋委員

 まあ、この中野区構造改革というのは、行政の中のことだって私なんかは理解するわけですよ。だから、まず何で区民と意見交換しなくちゃいけないんだろうって。実際やらなくちゃいけないのは行政サイド同士じゃないのって思うよって私は思っているわけ。だから、これを考えているのは企画課でしょう。企画課がその下支えをする構造改革実行プログラムをつくるんですよ。だから、各所管の部課長さんたちは、どうか力を貸してくださいというのが構造改革プログラムなんじゃないのって私なんかは思うんだけど、そういう理解じゃないの。

辻本区民文化国際課長

 委員御指摘のとおりでございまして、これは行政の取組の方向性と申しますか、そういったことをまとめた資料ということになっております。ただ、やはりそうは申しましても、かなり重要な内容であるということでございます。そういった趣旨では議会からも御指摘を頂いているということでございまして、回数は少なかったんですけども、1回区民の皆様に概括的な意見をお伺いする機会を設けさせていただいた。また、ホームページ等でも意見募集を図ったというところでございます。

高橋委員

 まあね、これはやり取りができないわけですよ、ここの委員会ではこの中身まで、ああでもない、こうでもないって深くはやれないわけでしょう。本来であれば、構造改革をする立場は行政サイドであって、そちらサイドが、いや、財政が厳しくなってきているから、各部、各所管はこういうふうにやってくださいよというのが実行プログラムだという理解をしているの、私は。だけど、区民の意見は大事だから聞きますよ。それは親切丁寧なことだと思うけど、そうじゃないんじゃないのって私なんかは思うわけ。こういうふうにやろうよ。だから、みんな協力してほしいよということを役所全体で考えていかなくちゃいけないと思っているんですよ。それを、私たちがそれをサポートしながら、いやいや、ここはこういうふうにやったほうがいいんじゃないのというのを議会側がいろいろ意見交換をしながらって、本来それが重要じゃないのって思うんだけど、これもここで言ってもしようがないから企画課に伝えておいてほしいんですよ。だから、区民の意見を聞きました。その区民の意見は、小宮山委員が言ったように大事な意見ですよ。それはしっかり耳を傾けながら、改革できるように、実行できるように進めて、取り上げていきますよという姿勢を持って、この実行プログラムをつくっている部署が頑張らないといけないんですよ。そう思うのね。だから、ここでいろんなことを言っても、はい、そうですねとはいかないでしょうから、ここは議会全体で言っていかないといけないことだと思うので、そこのところだけ企画課に伝えておいてください。要望ですけど、どうですか。

辻本区民文化国際課長

 全庁的な体制で、各部におきましても個別プログラムの考え方のまとめについては参画しているということでございます。今後、企画部が中心となりまして進捗を図っていくということでございますけども、我々も主体的に関わりながら、議会の意見もいただきながら、しっかりと進めていきたいと思っております。

南委員

 私も高橋委員と同じ思いなんですけども、もともとこの構造改革実行プログラム、これが出てきた際に、一番最初出されたときには、あまりにもちょっと浅いというか、中身がなかったので、これを本当に役所で、役所というか、担当のほうでしっかりできるのかと言ったら、区の職員だけできっちりやっていきますというふうに最初言っていたんですよ。そして次の報告があったときに急に、ここにも4ページにも書いていますけども、アドバイザー会議を設置して有識者からの意見を入れて、考えていきますという御報告だったんですね。ところが、そうしたら今度また、今日、区民からの大事な意見でしょうけど、区民からも意見を聞きました。これも取り入れていきますとなったら、何が何だか、このアドバイザー会議自体も意味があることなのか何なのか。だって、有識者で助言をしてもらうというふうになっていたにもかかわらず、それじゃ足らなくて、区民の意見も聞きますよというふうに読み取れるんですけども、一体区はどういう形でこの構造改革の実行プログラムをつくり上げようとしていっているのかというのが私にはちょっと理解ができないんですけど、これはどういう経緯で区民の意見を聴取するようになってきたんですかね。これ、答えられますか。これは答えられないかな。

辻本区民文化国際課長

 細かな部分につきましては企画部所管ということで、総務委員会所管ということであると考えております。

南委員

 まあ、企画部なんですけど、それは分かっているんですけど、あまりにも何か一貫性がないというか、だって最初、区の職員だけでつくり上げますって断言しておいて、そうしたらアドバイザー、専門職、有識者の助言を頂いてつくり上げていきますと言っていて、今度はまた区民の意見も大事だから聞きますといったら、全て何かそういう流れで来ちゃっていて、本当に区が区として、こういった構造改革をしっかりやっていきますよというものがその意見、自分たちのものとして全く示されていないというのが残念でならないんですね。これはまた答弁を求めたところで一緒ですから、企画課のほうにそういったことをしっかり伝えておいてもらえますかね。これは要望だけにしておきます。

委員長

 他に質疑ありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次4番、令和2年度までの区債権の状況と令和3年度における収入率向上に向けた取組についての報告を求めます。

竹内税務課長

 それでは、令和2年度までの区債権の状況と令和3年度における収入率向上に向けた取組について御報告させていただきます。(資料5)

 なお、本件につきましては、共通の資料により、当委員会のほか、総務委員会及び厚生委員会におきまして、所管分の報告をいたします。

 区では、「中野区の債権の管理に関する条例」の規定に基づき、債権の適正な管理に努め、収入率向上に向けた取組を進めてきたところでございます。このたび、区債権のこれまでの状況と令和3年度における収入率向上に向けた取組をまとめましたので、御報告いたします。

 まず、昨年度までの債権の状況でございます。2ページを御覧いただけますでしょうか。特別区民税でございます。表3に過去5年間の状況を掲載してございます。

 現状につきましては、収入率は年々上昇し、収入未済額、不納欠損額について、令和2年度は前年度に比べ大きく減少しています。その要因といたしましては、滞納繰越額28万円以上の高額滞納者に対して個別に担当者を配置し、滞納整理専門員と協力して滞納整理を進めたことにより、年度当初1,100人いた高額滞納者が900人減少したこと、また、督促状の発付時期の繰上げによる滞納処分の早期着手などにより、滞納処分件数が前年に比べて600件増加したことなどが挙げられます。

 課題といたしましては、滞納者の9割以上を占める滞納額28万円未満の滞納整理の強化が必要であると考えております。また、年々増加しております外国人に対しまして、住民税の制度を理解していない外国人の方もいらっしゃいますので、その方々への制度周知も推進していく必要があると考えてございます。

 これまで行ってきました主な取組といたしましては、先ほど申し上げたとおり国税OBである滞納整理専門員を活用した専門的な滞納処分や督促状の発付時期の繰上げ、区外転出滞納者調査の拡充、委託化等による調査件数の増加に加え、補正予算で議決いただきましたPayPayなどのキャッシュレス決済、こういった拡充も取り組んでまいりました。

 次に、今後の収入率向上に向けた取組でございます。6ページを御覧いただけますでしょうか。2、令和3年度の取組の(1)主要3債権について、①特別区民税でございます。目標収入率を96.9%と設定いたしまして、アにつきましては、先ほど課題に挙げました外国人の方々に対しまして、新規に町会の協力を得て、住民税に対するハンドブックを作成するなど、同じ課題を抱えております保険医療課と連携して制度の周知を図り、滞納させない仕組みづくりを実行いたします。また、昨年度に引き続きまして、イ、照会件数の増加、ウ、財産調査の効率化、エ、きめ細やかな相談体制の充実、オ、キャッシュレス決済の拡大に取り組んでまいります。特にオ、キャッシュレス決済の拡大につきましては、この7月からd払いやauPAY、J-Coinといったサービスも追加されましたので、さらなる周知も併せて行ってまいりたいと考えております。

 最後に、カ、保険医療課との情報共有につきましては昨年度までも行ってまいりましたが、特にシステムを介した共有を本年度から新規に行っておりますので、さらなる滞納整理の促進に取り組んでまいりたいと考えてございます。

 特別区民税に関しましては以上でございます。

伊藤保険医療課長

 続きまして、国民健康保険料でございます。

 2ページにお戻りいただきたいと思います。第4表はこれまでの推移でございまして、令和2年度は前年度と比較して収入未済額は微減、収入率が減少、不納欠損額は増加という状況でございました。

 3ページに進んでいただきまして、収入率の減少については、収入率の低い若年層や外国人被保険者の割合の増加、新型コロナウイルス感染症拡大といった社会状況を考慮した差押えの減少などが原因でございます。また、不納欠損額が増加した主な要因は、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、納付困難者が増加したことによるものと考えてございます。

 課題でございますが、今後も新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞により、さらなる収入率の悪化が予測されるため、特に収入率が低い若年層や外国人に対する保険料の軽減、減免制度の周知や個々の事情に応じた納付相談など、効果的な対策が必要であると捉えております。また、社会保険と国民健康保険の二重加入の解消にも引き続き取り組む必要があると考えております。

 これまでの主な取組につきましては記載のとおりでございますので、お読み取りいただきたいと考えてございます。

 続きまして、4ページ、その他の債権の中で後期高齢者医療保険料でございます。表7にありますとおり5年間で見てまいりますと、収入未済額、不納欠損額は大きな増減はなく、収入率及び23区順位も高順位を維持してございます。

 現状のところで、これまでの推移ではつかみづらいところではありますが、基礎年金以外の所得により保険料額が増額する被保険者が増え、年金からの納付者は年々減少する一方、普通徴収による納付者は増え、現年分保険料の安定的な収入確保が難しくなってきている状況にありまして、こちらにつきましては課題の一つ目につながってまいりますけれども、納付書等による支払い者に対し、納付書の紛失や納付忘れなどによる未納を防ぎ、滞納繰越額を発生させないよう口座振替勧奨を積極的に行い、収納を確保する必要があると考えてございます。

 また、二つ目の課題として、引き続き新型コロナウイルス感染症による減免申請のきめ細やかな周知や、滞納者に対する納付相談の充実を図る必要があると考えております。

 これまでの主な取組は記載のとおりでございます。お読み取りをお願いしたいと思います。

 続きまして、今年度の取組につきまして御説明をさせていただきます。

 6ページを御覧いただきたいと思います。まず国民健康保険料でございますけれども、目標収入率につきましては69.8%を設定いたしまして、(イ)でございます。こちらにつきましては、先ほど税務課のほうでもございましたが、国保制度の理解が十分でない若年層、外国人被保険者への対応として、ガイドブックやAI多言語通訳システムを活用してまいります。また、同じ課題を抱えている税務課と連携し、町会の協力の下、国民健康保険制度の趣旨、納付内容に関する説明を充実させ、制度周知を図ることにより、滞納させない仕組みを構築いたします。後段の取組が令和3年度の新規の取組でございます。同じく新規の取組といたしまして、クでございますが、税務課と財産情報の共有及び滞納処分情報の共有を行うことで、滞納整理を促進させてまいります。

 次に7ページでございますが、後期高齢者医療保険料につきましては、目標収入率を98.6%に設定いたしまして、(ア)普通徴収の確実な収納のため、75歳到達による新規加入者への保険証発送と合わせた口座振替勧奨や、特別徴収から普通徴収へ支払い方法が変更になった被保険者への口座振替加入の促進を行うほか、(イ)新型コロナウイルス感染症予防も見据えた納付環境を整備し、区民の利便性を高めるため、スマートフォンを利用したキャッシュレス決済の拡大などを進めてまいります。

 終わりに、その他の取組といたしまして、債権管理体制の強化に向けた検討について記載してございます。令和2年度における特別区長会調査研究機構の調査研究テーマとして、区から「債権管理業務における生活困窮者支援・外国人対応」について提案し、提案区として中心となって調査研究報告書をまとめ上げたところでございます。この調査研究報告書を踏まえながら、先ほど御報告いたしました検討中の構造改革実行プログラムの個別のプログラムの一つとして挙げている「債権管理体制の強化」に向けて、具体的な検討を進めているところでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

杉山委員

 御報告ありがとうございます。まず一つ目なんですけども、国民健康保険料、6ページの目標収入率が69.8%。これ、現年というか、令和2年度の70%よりも下げている。多分世の中の情勢とか、コロナの関係とか、いろいろ原因はあるかと思いますが、どの視点でこの目標値を設定されたか教えてもらえますか。

伊藤保険医療課長

 こちらの料率につきましては、実は平成29年度に赤字解消計画、いわゆる財政健全化計画を立ててございますけれども、令和2年度に実態に合わせた計画に変更してございます。その際に保険料率の考え方ということで、当初の財政健全化計画につきましては、都が設定した数字を基に設定してございますけれども、見直しにつきましては東京都の運用方針が変更になりまして、実態に合わせた数字に変更できることになってございます。それに伴いまして数字のほうも変えた。併せて期間についても9年から3年間延長したといったようなところに伴いまして、こういった数字になってございます。

杉山委員

 ありがとうございます。分かりました。

 次に、特別区民税、2ページに結果が出ておりますが、令和2年度96.6%、21位という順位になっています。これは23区内で21位だと思うんですけども、他区の動向というか、傾向も、今、数字がなかなか上がりづらい状況の中、収入率96.6%というのは、1位のところって大体どのぐらいのパーセンテージなんでしたっけ。

竹内税務課長

 実績の1位なんですけども、江戸川区になっていまして、99.18%でございます。こちらのほうは、特に滞納繰越分というのが当区で大体12億円ぐらいあるんですけども、江戸川区は3億円ぐらいなんですね。3億円のうちの約1億8,000万円を徴収して、収入率は59.2%という形なので、中野区は一応5億円、滞納繰越分を令和2年度徴収しているんですけども、やっぱり額が大きいので、全体を押し下げてしまうということがありますので、現年分のうちからなるべく滞納繰越しというのを、滞納させないような取組というのが必要かなと考えてございます。

杉山委員

 おっしゃるとおり現年度分からどれだけ徴収できるか。そのための取組がちょっと書いてあって、国税OBを使われるとかいろいろあるんですけど、それ以外に庁内で体制を強化する。これに関して徴収周りの体制を強化して、一気に、順位も23区内で21位ということで、ちょっと低めになっているということと、それでも取立て、徴収に関しては現状なかなか厳しい中で、主な取組が幾つか書いてあるんですけど、この取組って他区も多分やられている、もしくは中野区独自でこれをやっているんだよというものがあれば、教えていただけますか。

竹内税務課長

 こちらのほうにはちょっと記載はしていないんですけども、去年から実施した当区の取組としましては、ショートメールサービス、携帯から携帯電話番号で送れるものを行ってございます。こちらのほうは、要するに最近ですと特に若い方とかに多いんですけども、郵送物を見ない。督促状とかを郵送しますので、そういったものを見ない方々にも有効であるということで、他区もやっているんですけども、他区でもやっていない事例でもありますので、こういった新しいことにもチャレンジしながら、こちらのほうを取り組んでいます。こちらは比較的好評ということを聞いていますので、こういった新しい取組にも取り組みながら、徴収率のほうを上げていきたいと考えてございます。

杉山委員

 ぜひそういう切り口で、多分順位がずっと21位、22位、19位って同じようなところにおりますので、いろんな手を打っていかなきゃいけない。キャッシュレスも効果があるかどうかはちょっと分からないけど、やっぱり手を打っていく。ここに書かれているとおり、やっていただきたい。

 それから、外国人、特に中野区に関しては、外国人はないがしろにはできないというか、かなりちゃんと増加している中で、しっかりとこの制度を理解していただくため、ちなみに外国人、ここに書かれている周知ってどういう手法で周知をしていく予定ですか。

竹内税務課長

 こちらは取組のほうにも書きましたけど、まずハンドブックといったことで、国のほうに住民税の制度がないという外国の方もいらっしゃいますので、まず住民税ということの御理解を頂きながら、払っていただくような取組。あと、豊島区さんなんかも外国人の取組をやっておりますので、そういったところも参考にしながら、外国人の方々に対する対応というのをこちらのほうも取り組んでいきたいと考えてございます。

杉山委員

 ちなみに、今想定している外国人て、どこの国の方というのはありますか。

竹内税務課長

 こちらのほうは、住民税の制度がないというのはベトナム、ネパール、ミャンマーの方々と聞いておりますので、こういった方々に向けた冊子、そういったものを取り組んでまいりたいと考えてございます。

杉山委員

 ベトナム、ネパール、ミャンマーって中野区の中でもかなり人口としては多い。特にネパール人の方は鷺宮地区とかに結構たくさん住んでいらっしゃる。そういうところを、中野区、区の特性がそれぞれあるから、23区で一概に低いとかと言えるわけじゃないかもしれないですけど、中野区の特性を把握されていって、そこに手を打っていくというのもいいと思いますので、ぜひとも外国人にしっかりと分かっていただけるように努力していただければと思います。要望で。

来住委員

 国民健康保険について伺いますけども、まずやはり先ほどあった外国人、住民税もそうですけども、やっぱり国によっていろんな違いがあるということはそのとおりで、ヨーロッパなどは企業や国が負担して、社会保障の負担がないという国もあるということで、なかなか日本の場合には国保も含めて、特に国保については国の支出が減らされて、いわゆる利用者負担に転嫁されてきたという経緯、ずっとそういう流れの中で今があるんだということをまず押さえる必要があると思います。その上で、今回の滞納処理については努力をしていただいているところではあるんですが、予算特別委員会に示されてきているこれまでの国民健康保険料の納入状況を改めて見てみたんですが、例えば4ランクに分かれている階層別の収納率ですね。これは現年分の収納率が示されているんですが、大体10万円未満という階層別に言うと一番所得の低い人たちに当たると思うんですが、この方々の平均的には80%そこそこ、年度によっては77%という収納率なわけですね。厳しいのは、10万円から20万円未満の方も79%ですから、ここも非常に苦しい厳しい状況にあるなというのは分かります。しかし、限度額の方々や20万円から限度額未満までのいわゆる高額所得に類する方々については、90%を超える、それに迫る収納率になっているわけですよね。したがって、やはり収入に応じたランクが決まるわけですけども、その負担については収入の中で占める国保料の負担の割合が低所得者ほど重いということの表れではないかなと思うんです。やはり納めたくても納められないという、そういう実態の中で皆さんも苦労をされているところだというふうに、まずそういう認識を改めてこの区民委員会に入って国保について見てみると、そういうことを感じました。その上で、今、コロナの中で特に今後の収納率をどうするかという問題は、これからもまだ続く、これは住民税も含めてですけども、課題になってくると思うんですね。

 そこで、まず1点伺いますけども、さきのこの区民委員会で報告があった新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した方々への減免の新たな実施が7月5日からでしたか、申請ができるということで報告がありました。それについて、1か月弱ですけども、状況はまずどうなっているのか。そういうのを見ながら、やはり今後の国民健康保険料の徴収などについてどうするかということも検討の一つの材料になるんじゃないかと思いますので、その点をまずお聞きします。

伊藤保険医療課長

 新型コロナウイルス感染症に伴う影響についての減免申請についてでございますけれども、7月31日現在の申請件数としましては396、約400件といったような数字で受け付けてございます。

来住委員

 この報告があったときに、前年度と条件が変わったので、申請が少なくなるんではないかということを申し上げたし、心配しましたけども、400件近い方々が申請をしているというのは、所管としても予想を超えているんではないかと思いますし、私もちょっと今お聞きして、多いなということをすごく思っていますけども、その認識と、申請を7月31日は約400件の数を受けて、それを精査して、減免の決定をされるのはいつになるのか。そして、その方々については、新年度の保険料については遡って減免の対象になるということだと思うんですけども、決定までの間の納入についてはどういうふうにしていくということになるんでしょうか。

伊藤保険医療課長

 まず申請件数についてでございますけども、こちらにつきましては、昨年度も新型コロナウイルスの関係で減免措置を行っていたといったようなところがありますので、区民の皆様方への周知がされたというのは一つかとは思いますけれども、実は昨年、ポスターを作成したんですが、それはちょっと時期があまり早い時期ではなかったんですけども、今年度につきましては早い時期から作成して、区内の施設について周知を図っている。あるいは当然のことながら、ホームページ、区報につきましても周知を図ってございます。区のほうに事前相談に見えた方については、きちっとそういった制度がありますよと。同じような形で2階の窓口に来た方々につきましては、連携を図りながら周知をしているといったようなところがあるかと思います。

 それと、減免について決定してからの通知なんですけれども、ちょっと時期にもよりますけれども、月初め等に申請いただいたものにつきましては月でまとめて行っておりますので、電算処理等もございますので、次の次の月、大体2か月後には対応できるように、遅くとも3か月かからないような形で対応をできるような形で実施してきてございます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時03分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時04分)

 

 では、委員会の途中ですが、3時25分まで休憩をいたします。

 委員会を休憩します。

 

(午後3時04分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時25分)

 

 引き続き、所管事項の報告に対しての質疑を求めます。

伊藤保険医療課長

 先ほどの来住委員の御質疑の中で、当初賦課通知を出した方が減免申請をされた場合の取扱いといったようなところでございましたけれども、そちらにつきましては、もう既に7月5日の事前のところから相談を受けてございますけれども、そういった方につきましては、その内容が確定するまでは支払いのほうは猶予いただくような形で考えてございます。と申しますのは、令和2年度もある自治体、特別区の中で賦課をかけたんですが、実際には減免に該当したといったようなところで還付をしたといったようなところで、事務がなお煩雑になったといったようなところがございますので、取扱いとしては今申し上げましたように結論が出るまでは、対応については保留するといったような取扱いでしてございます。

来住委員

 精査して決定までに時間が必要だということもおっしゃったので、その支払いがどうなのかなと。納入ですね。納入がどうなのかなというのが気になりましたので、迅速にそういう形で対応していただければと思います。

 先ほどおっしゃったように周知についてもポスターを早めに今回つくられたということもありました。ホームページや区報、また国保ガイドにもちゃんと1面、表面のところでコロナ減免についてのお知らせもしてありましたので、そういう点では、件数そのものはやはり生活困窮の中で件数が出ているんだというふうに思いますけども、やっぱり知らせるということが行政としてはまず第一の大きな仕事ですので、それを徹底して生かして、今後にも生かしていただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。

 今後のことにもなりますけども、先ほどの報告の中でその他のところで報告いただいたんですが、特別区長会の調査研究機構の調査研究テーマとして、「債権管理業務における生活困窮者支援・外国人対応」について提案を行って、区としてもその調査報告書がまとめられたということで、これは評価されているんだと思います。それらに基づいて今後、債権管理の体制も強化していきたいという、それが示されたその他だというふうに受け止めました。そのような前提ではあるんですが、ここでおっしゃっている債権管理業務の中身というのは、今日報告のあった介護保険だとか後期高齢者を含め、さらに最初の特別区民税について、それから国民健康保険料というようなことで今日一連の報告がありましたけど、これ以外にもいわゆる債権という、ここで紹介されている今後の管理、債権管理体制というところでは、ほかのことも含めた債権ということをやっていくということなんでしょうか。ほかにどういうものが含まれるんでしょうか。

伊藤保険医療課長

 このほかに、例えば福祉の債権であるとか、あるいは私債権、そういったものも含めて、税、それから料ですね。保険料等、そういったものを全て最終的には一元化できるような形で検討していくといったようなところで、ただ当然段階を踏んで実施するにはございますので、そういったことはございますけれども、最終的には一元化については全ての税も料も含めた形を検討していきたいと考えてございます。

来住委員

 その一人の方について、あらゆる側面から債権についてどうしていくかと。要するに取立てをどうするかということよりも、私はむしろこのその他のところで調査研究されたテーマというのは本来、その方を再建、再建の文字が違いますけども、再び生活を立て直していくということを前提とした、そういう管理でないと本当に意味をなさないと思っているんですね。したがって、その分野の中に福祉分野をどれだけ位置付けているのかと。福祉分野につないでいく。その人が人生の中で困ってしまって、債務を抱えてしまった。その人がこれからの人生をどうやって立て直していくのか。それにはどういう手だてがあるのか。知られていないいろんな制度もあるわけで、福祉分野との連携なしには、いわゆるその人の再建ですね。生活再建には結びつかないと思うんですけども、先ほど紹介いただいたその他の今後の検討していく中での債務管理体制の強化というのは、そのこともちゃんと位置付けた捉え方で区としてはされているということでよろしいんでしょうか。そうでないとちょっと厳しいと思います。

鳥井区民部長

 全体に関わりますので、私のほうから御答弁申し上げますが、委員に御紹介いただきました今のこのその他の部分につきましては、企画部を中心に区民部、地域支えあい推進部、また健康福祉部ということで、生活の再建という部分を含めてでございますので、検討しているというところでございます。

来住委員

 収入率を向上させるということは一つの課題でもありますし、全国で言うと東京に外国人の方は20%がお住まいだというふうに言われていますので、それらの課題も含めて生活再建をどうしていくかという点では、やっぱり福祉分野もその中に大きな柱として入っていただいて、そことの連携をどう密にして制度を生かしていくかということで、この解決の方向を見出していただきたいということを申し上げておきます。これは要望しておきます。

むとう委員

 今、来住委員の最後の言葉と御意見、私も同じなんですけれども、中野区はやっぱりしっかり行政としてどうして特別区民税であったり、国民健康保険料であったり払えないかということで、取り立てればいいというサラ金業ではないので、その人の生活全体を支える就労に結びつけていくとか、生活保護の申請も含めて、様々な制度を駆使して生活そのものを再建させていく中で、きちんと払うべきものは払っていただくみたいなことの視点が、来住委員の言葉を借りれば、福祉的な要素がなければ、やっぱり駄目だというふうに思っていますので、それは私も同じように考えていますので、そこのところは心して行っていただきたいというふうにまず伝えておきます。

 それで、ちょっと質問なんですけれども、国民健康保険料のところでこれまでの主な取組という3ページのところに書かれているんですけれども、委託事業者による電話催告ってあるんですけれども、これはどういう形で行われているんでしょうか。この電話で払ってくださいと言うときに、きちんと相談的な業務まで入っているのか、委託内容というのはどうなっているのかちょっと御説明をお願いします。

伊藤保険医療課長

 こちらにつきましては事業者のほうに委託して、時間内、それと今はちょっと緊急事態宣言で時間外、いわゆる火曜日延長、日曜日については実施してございませんけれども、そういった中で実施してございます。ただ、なかなか電話がつながりにくいといったような状況もございまして、内容につきましては、相談までといったようなところについては、細かくは実施しているような状況ではございません。これに代わりまして、実は今、先ほどもちょっと税務課長のほうから御説明がありましたけども、SNSを使った納付勧奨といったようなところに少しずつ切り替えていくような形で検討してございます。

むとう委員

 ということは、委託事業者による電話催告というのは縮小、やめていくという方針なんでしょうか。

伊藤保険医療課長

 すぐに廃止といったようなところではございませんけれども、その辺については今ちょっとコロナ禍で読めない状況ではございますので、そちらにつきましてはきちっと検証しまして、それについて効果の有無を検証して、それで決めていきたいと考えてございます。

むとう委員

 やはり委託事業者による電話催告ということだと相談業務までは至らないということで、いついつが期日ですから払ってくださいとか、期日を過ぎていますというところにとどまっているのかなというふうに想像をしますので、やっぱりそれだと先ほど前段で言ったような、ただ取ればいいというだけのことに終わってしまうような催告だと、私はよくないかなというふうに思いますので、検証して今後どうしていくのかというのは検討していただきたいというふうに思います。

 それで、これまでの主な取組で、例えばこちらの2ページに書いてある特別区民税であると、国税のOBである専門員を活用して行っていると書いてあるんですけれども、かつて国民健康保険料についても、私の記憶だと非常勤の専門の職員がいて、訪問をして、それこそ相談業務まで含めてこなしていたように記憶しているんですね。そういうことを、先ほどちょっと事前に課長とお話をしたときに、そんな人いたのみたいな感じだったんですけれども、前区長が非常勤職員を一斉に全部廃止して解雇したときに、その中の一つの業種として、たしか国民健康保険料の徴収の方というのも含まれていたように私は記憶しているんですけれども、古い議員の方、そうですよね。だから、何か今そのやり方が現状に合うかどうかまでは私も分かりませんけれども、かつてそういう方がいてやっていたということも検証して、行政というのは継続していかなければいけないわけですから、今の担当の課長が当時のことは分からないということではやっぱりちょっと残念かなと思うので、それがいいかどうかは分からないけれども、かつてはそういう形で行われていたので、やっぱりもう一度その催告の在り方というのをトータルで考え直していただきたいなというふうに思いますが、いかがですか。

伊藤保険医療課長

 委員おっしゃるように徴収だけではなく、いわゆる国民健康保険料の収納率向上だけではなくて、先ほどからお話が出ていますようにその区民一人一人の生活をきちっと見ていって、支払いができない方についてはきちっと納付相談なりを通じて納付ができるような状況、あるいは場合によっては生活保護にきちっと連携を取る。そういったところをやっていく必要があると考えてございます。方法につきましては、これまでの実は委員おっしゃった臨時の徴収員につきましては、収納機関が少なかったといったような時代のことではありましたけれども、区民の方にいろいろと相談できるような機会をというようなところではございますので、どういった形で様々なというんですかね、いわゆる相談も含めた形でどういったことができるかといったようなことは検討していきたいと考えてございます。

むとう委員

 さっきの多分非常勤であった国民健康保険料の徴収を専門にしていた職員というのは、やっぱり非常勤ではありましたけれども、職員という身分であったので、相談業務まで行っていたようでしたし、生保につなげるとか、福祉の様々な施策につなげるとか、当時は訪問ということが主だったので、今コロナでなかなかそういうことはできないような状況にありますので、かつてのようにはいかないと思いますけれども、特別区民税のほうではそういった専門の方を採用しているということですから、国民健康保険料についてもそういった方の採用も含めて、トータルで考えていただきたいというふうに要望をしておきます。

 それから、6ページのところで今年度の取組ということで書かれておりますけれども、特別区民税についてはハンドブックをつくると。なかなか制度が理解されない外国人に対してハンドブックを作成しと書かれているんですが、そこのところに「町会の協力を得て」と書かれておりますが、実際のハンドブックを作成する上で町会の協力というのはどういう意味合いなんでしょうか。

竹内税務課長

 こちらのほうの「町会の協力を得て」と書かせていただいたのは、実際に町会の方々が、どこの国の外国人の方がいらっしゃるかというのは肌感覚で一番知っているところもあったりとかしますので、そういったところにこちらのほうから出向いていってお話を聞きながら、こういった視点があったほうがいいんじゃないのとか、そういったことも聞き取りながら、よりよい、より効果的なハンドブックをつくっていきたいと考えてございます。

むとう委員

 では、今年度中にそのハンドブックが作成されるということで理解しました。同じように国民健康保険料についても外国人に対して対応して、ガイドブックを使ってと書かれているんですけれども、特別区民税とか国民健康保険料とか、ガイドブックとハンドブックという意味合いがまず分からないんだけれども、これも協力して外国人の方とか若年層に対して分かりやすいものを一緒につくるということでは全くなくて、それぞれがつくるという意味合いだとは思いますけれども、ハンドブックとガイドブックの違いはどう理解すればよろしいでしょうか。

竹内税務課長

 ハンドブックとガイドブックの違いの意味合いは、特に考えているものではないんですけども、国民健康保険料のほうはガイドブックというか、もともとの母体みたいなものがあるということですので、どちらかというと税務課としては、特別区民税のものは新しくつくりますので、よりちゃんと制度からしっかりと一から御説明できるような形のものをつくっていきたいかなという形で考えてはございます。

むとう委員

 国民健康保険料のガイドブックって私も読んだことがありますけれども、同じなら言葉、ハンドブックとガイドブックって違うのかなと思っちゃうので、統一してもいいのかなというふうにはちょっと思ったりもいたします。それで、一からではないにせよ、やはり外国人に対して分かりやすいガイドブックが必要だと国民健康保険料のほうでも思いますので、この国民健康保険料のほうは元になるものがあるにせよ、これからつくる特別区民税向けのハンドブックは町会の方の協力を得て一からつくるということですが、国民健康保険料もこの際、特別区民税のハンドブックと同じように町会の方の協力を得て、外国人の方でも分かりやすい、こっちはガイドブックなんだけれども、何か御一緒につくるみたいなことは、ここの部分の連携というのはないんでしょうか。システム上の連携はこれからしていくと書かれているんですが、これについての連携はないんですか。

伊藤保険医療課長

 国民健康保険料のガイドブックにつきましては東京都なりのいわゆる決まったものがございまして、それに基づいて既に国民健康保険についてはできているものでございます。それを活用してということですけども、実際に町会のほうに出向いていろいろお話をするとか、お願いするといったようなところは税務課と保険医療課と両方でやっていきますので、そこに例えば何かいい御提案等があれば、それについては取り入れられるものは取り入れていきたいと考えてございます。

むとう委員

 これから連携をしていって、双方の情報を交換しながらということで、今日国民健康保険料の徴収が来たとか、明日には特別区民税の徴収が来たとか、そんなしょっちゅう来られても嫌だし、その辺も連携して今後はやってくださるというような状況になるのかなというふうに思いますので、そこは職員の手間も省くような形で両方一緒に、多分多くの方は特別区民税、国民健康保険料一緒に払えていないという方もいらっしゃるのかと思うので、それは一つにまとめてやっていただけたらというふうに思います。

 最後の7ページのその他のところで、今後は、中野区がこれは提案して、中野区として報告書をまとめたということなんでしょうか。

竹内税務課長

 こちらは、特別区長会の調査研究機構というものがございまして、そちらのほうから23区でテーマを提案するというものがあるんですけども、中野区から「債権管理業務における生活困窮者支援・外国人対応」ということで提案しております。そちらの報告のほうがまとまりまして、今ホームページ等でも公開されているんですけども、こちらの中で取り組むべき課題としては生活困窮者支援とか外国人対応の必要性ということもうたわれていますので、こういったことも含めて区として検討していきたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 債権管理体制の強化ということですから、すごくいろんなものが入ってくるんだと思うんですけれども、ここの今の7ページのその他の上に書かれているような生保の返還金であるとか、福祉資金の貸付けの返還金であるとか、様々いろいろな債権についてトータルに具体的な検討を今進めているというふうに思っていていいんでしょうか。

竹内税務課長

 債権管理の対策会議というものがございまして、こちらのほうで具体的内容のほうは進めております。規模感とか、例えば特別区民税と国民健康保険料は滞納額が多かったりとか、そういったところもありますので、どこを効率的に行っていくかということを含めて、また、こういった少額の債権でもどこまでこちらの徴収体制が取れるかとか、そういったことも含めて企画部が主導でやっておりますので、区民部としてもそちらのほうに参加して議論をしながら検討していくということでございます。

むとう委員

 では、これも今年度中に具体的な検討結果が報告されるというふうに思っていていいですか。

竹内税務課長

 段階的なものもありますので、どういった形で検討が報告されるかというのはちょっとまだ見通しは立っていないところですけども、今現在検討しているというところでございます。

むとう委員

 ということは、まだ段階的にどうなっていくか分からないということですから、こちらのほうのその他の具体的な検討を待つのではなくて、それぞれ特別区民税、国民健康保険料のところで今年度新たなことをきちんとやっていくというふうに受け止めてよろしいですか。

竹内税務課長

 債権管理体制というのは、この調査研究機構のほうの報告があってやっているものじゃなくて、常に問題意識を持ちながらやっているものでございますので、私の税務課の特別区民税のほうも21位と、まだ道半ばと考えてございますので、積極的に収納率向上に向けて取り組んでいきたいと考えてございます。

むとう委員

 ちょっと繰り返しにもなりますけれども、この徴収率というのは私が議員になった頃から、ずっとずっと問題となり、ずっと課題となり、いろんなことをそれぞれ職員の方が考えて、行ってくださっていたというふうには思っているんですけれども、なかなか成果が出てこない。これが正解だという方法はなかなかないんだと思うので、徴収率を上げるというのは相当大変なことなんですけれども、でも、本当に多額なので、きちんと払っている人のためにも、きちんと支払ってもらうものは支払ってもらうということは引き出していかなければいけないというふうには思いますけれども、最初に言ったようにくれぐれもサラ金ではないので、その方々の生活を再建させる、生活を立て直してあげるというところに主眼を置いて、徴収率を上げる努力をこれからもしていただきたいということを要望して終わります。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に5番、中野・杉並・豊島における3区合同アニメ事業についての報告を求めます。

平田産業振興課長

 それでは、中野・杉並・豊島における3区合同アニメ事業につきまして、お手元の資料(資料6)に基づきまして御報告いたします。

 なお、こちらの御報告でございますが、7月26日に開催されました中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告となってございます。

 区としましては、東京都のアニメコンテンツを活用した誘客促進事業費の補助金を活用してございまして、杉並区、豊島区、東京商工会議所中野支部、杉並支部、豊島支部の6団体で実行委員会を形成してございます。それで、平成29年度よりこういったアニメ等コンテンツを活用した誘客促進事業を進めているところでございます。今年度のアニメ等コンテンツを活用した事業におきまして、3区合同事業及び中野区開催のイベントについての御報告をさせていただきます。

 まず1、3区合同事業でございます。4点ございます。

 まず(1)、3区のPR動画配信でございます。こちらにつきましては、YouTube上に実行委員会のアカウントがございまして、7月29日から配信を開始してございます。今年度につきましては、中野区は中野ブロードウェイ及びまんだらけ、杉並区はアニメミュージアム、豊島区はトキワ荘を舞台にした動画配信となってございます。

 (2)の3区PRリーフレットの制作でございます。こちらにつきましても、3区合同のリーフレットとなってございまして、それぞれのアニメにちなんだ場所の紹介をしたリーフレットとなってございます。また、(2)、(4)につきまして、版権の関係で電子版はございません。

 (3)、「Tokyo Tokyo ALL JAPAN COLLECTION」でございます。こちらにつきましては、オリパラ関連で東京都の主催で開催しておりますイベントでございまして、そちらに中小企業の紹介のブースを出展してございます。

 最後の(4)、チラシ・ポスターの制作でございます。こちらも3区一体で、区有施設など及び東京都の観光センターにポスター・チラシを掲示してございます。

 2、中野区のイベントでございます。こちらは予定となってございまして、こちらも4点計画してございます。

 (1)が、ブシロードの協力イベントでございまして、今年は11月20日でございます。YouTubeでの動画配信を予定してございます。こちらは、中野区が舞台でございますアニメ「D4DJ」の声優さんが4人で中野区内を散策する動画でございます。

 (2)、東映アニメーションの協力イベントでございまして、今年は11月27日を予定してございます。会場としましては、中野セントラルパークのカンファレンスを予定してございます。内容は、プリキュアのキャラクターショーでございます。

 (3)が、同日に区内の中小企業PRイベントを予定してございます。場所は同じセントラルパークでございまして、区内のアニメ制作等に関する中小企業の紹介ブースを予定してございます。

 (4)、アニメ制作の体験ワークショップでございます。こちらは、12月4日に産業振興センターを会場として開催の予定でございます。

 ただ、こちらの4点のイベントでございますが、(2)から(4)につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響によって変更または中止とする場合がございます。イベントの参加者募集等の詳細につきましては、現在検討中でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告について質疑ありませんか。

杉山委員

 御報告ありがとうございます。まず、この中野・杉並・豊島、豊島が新たに加わってきている。そのタイミングっていつでしたっけ。

平田産業振興課長

 豊島区が加わったのは平成31年度でございます。

杉山委員

 もともと中野・杉並。もともと一番最初は、中野と杉並の、東京都のこの補助金を使って、サブタイトルとしてはオレンジライン構想、中央線の中野と杉並で合同で地域を活性化していこう。そのコンテンツの切り口がアニメ、サブカルというキーワードだったと思います。それは、豊島区がトキワ荘をやるから、俺たちオレンジラインも負けていられないぜというスタートをしているのに、今回混ざってきているわけですね。3区合同というのはいいんですけど、補助金を頂いているということは、うちも一財を出しているわけです。その一財って、要は持ち出しって幾らですか。

平田産業振興課長

 東京都の補助金が3分の2でございます。また、東京商工会議所からも補助金を頂いておりますので、例えば令和2年度につきましては全部で事業費の総額が700万円に対しまして、中野区の一般財源につきましては170万円になってございます。

杉山委員

 これね、中野・杉並・豊島って合同でやる、その合同の意味というのは、各区をアニメとかサブカルとかコンテンツで結んで、相乗効果を出していこうみたいな考えだと思うんですけど、これ、中野区単独でやってみようかなとか、この170万円を使って単独でやってみようかなみたいな検討ってしたことはありますか。

平田産業振興課長

 すみません。少しお時間を下さい。

杉山委員

 今回、ブシロードさんが協力で入っています。今までなかなか中野のイベントに入ってこなかったんですけど、「中野大好きナカノさん」とコラボしてくれたり、こういうところに入ってくれたりして、なかなかありがたいお話なんですが、それ以外にも中野区のコンテンツって、東映アニメーション、今回プリキュアって、いつもプリキュアって書いてあるんですけど、中野の文化芸術とかアニメとサブカルというキーワードでいくと、プリキュアってアニメの中で最も中野らしくないコンテンツなんですね。もっとマッドハウスさんとか、東映アニメーションさんだと「マジンガーZ」とか戦隊物、ヒーロー戦隊とかを持っているし、マッドハウスとかだと「ちはやふる」とか「ダイヤのA」とかを持っているし、最近だとufotableさんがあって、「鬼滅の刃」をつくっていらっしゃったり、その中でも冨岡義勇という重要人物は野方出身だったり、他区に依存しなくても中野区内だけで、さいとう・たかを先生もいらっしゃるし、上鷺宮には「タッチ」とか「みゆき」みたいなあだちプロがあったりします。中野単独でアニメ、サブカルみたいなものを軸にしたイベント的なものの検討を並行して進めていかないと、何か乗っかって何となくずっと惰性でやっていますみたいな感じになっちゃうような気がしているんですけど、そこら辺のお考えはいかがですか。

平田産業振興課長

 確かに中野区でも多種多様なコンテンツを持っているということは認識してございますが、現在、面的に豊島区や杉並区と協力して、知名度を上げていく段階だというふうな認識でございます。そういったものが今後どういうふうに成熟していくのか。国や都もクールジャパンの中でアニメ等のコンテンツに力を入れるという方向性は示されているということもございますので、そういったものも勘案しながら、区としても検討してまいりたいと考えております。

杉山委員

 そういう面的なものも必要ですけど、単独である。あと、移動手段としてJR東日本さんだけじゃなくて、今回この豊島区とかがあるということは、関東バスさんとか縦ラインの移動手段、公共手段も使うということだと思うんですけど、それでも例えば上鷺宮方面に行くとか、富士見台の方面に中野の白鷺の端っこがあると思うんですけど、そういうところに行くとかがあるので、そういうのを関東バスさんとかと公共交通機関も含めて検討を並行して進めて、中野単独で何とかやっていけるような企画なり手段というのを検討していただきたいなと、要望で結構ですので、ぜひともお願いいたします。

小宮山委員

 今の杉山委員の質疑、中野区としてもっとサブカルチャーやアニメを盛り上げていってはどうですかという質問に対する答えとして産業振興課長が答えられましたけれども、サブカルとかアニメに関しては産業振興課の所管になっていくということでよろしいんでしょうか。

平田産業振興課長

 アニメーションを中心としまして、こちらは区内産業の位置付けで産業振興課が所管してございます。

小宮山委員

 それは初めて知りました。「サブカルのまち」というふうにGoogle検索すると、2020年の結果ですけども、上位20件のうち12件は中野区の関連情報が出てくる。中野区ほどサブカルのまちとして認識されているまちはないと思うんですけども、これまで中野区は、文化芸術はもちろん、サブカルチャーやアニメにもあまり関わってくることは、このイベント以外にはなかったと思うんです。だから、東京工芸大学が杉並区にあるアニメーションミュージアムのネーミングライツを手に入れて、中野区にある東京工芸大学が杉並区のアニメーションミュージアムの応援をしていると、そんな形になっている。豊島区にはトキワ荘という箱ができた。杉並区にはアニメーションミュージアムという箱がある。中野区は、その中でも最もサブカルのまちとしてふさわしいと私は思っているんだけど、何も箱がない。だから、東京工芸大学もどこかというか、杉並区に行ってしまう。そんなふうに中野区はこれまでこのイベントを除いては、あまりサブカルチャーのクラスターを出してこなかったと私は認識しています。やはり杉山委員の質問ともかぶりますけれども、もっと区のブランディングとして戦略的にサブカルチャーやアニメを捉えて、アニメというのももはやサブカルチャーと言えなくて、メインカルチャーになりつつあるとは思うんですけども、もっと中野区として積極的にサブカルチャーやアニメといったものと関わっていくべきであると思いますが、いかがでしょうか。

平田産業振興課長

 区としましても、アニメ、それに関連してサブカルチャー等につきまして、産業振興の重要なコンテンツの一つと考えております。また、今進みつつある中野駅周辺の再開発ですとか、まちづくりの中でどう位置付けていくのか。そういったところについても併せて検討する必要があると認識しているところでございます。今後のまちづくりを含めた計画等の中でどうやって位置付けていくかは、委員御指摘のとおりの課題だと捉えております。

むとう委員

 特別委員会にも所属していますので、そこでも伺ったんですけれども、たしかこれ、2017年からスタートして、これまで累積で中野は800万円ぐらい出しているという御答弁だったと思うんですけれども、実際にこの事業というのはアニメ等のコンテンツを活用して誘客促進事業ということなので、その成果、やっぱりきちんと、もう2017年からやっている事業ですから、ここ一、二年はコロナということでできていないとは思うけれども、その前どうだったのか。やっぱり税金を800万円も出しているわけですから、事業そのものをきちんと検証していただかないと、ただ継続していればいいということではないと私は思いますので、そこはきちんと検証をしてください。

 それで、今年度のイベントで、先ほどの御説明だと(2)、(3)、(4)については、コロナの感染の状況によって変更または中止する場合があると。これはどの時点で決められるのか、この事業の何日前に判断するのかということと、1番のイベントについてはYouTubeでの動画配信だから、これは中止しないようなんだけれども、そもそも区内を散策して中野に来てくださいという事業なわけで、コロナのこの状況の中で中野に来てください事業は、そのまま配信し続けるというのもいかがなものかなとちょっと疑問を感じるんですけれども、その点はどういうふうにお考えでしょうか。

平田産業振興課長

 まず(2)、(3)、(4)につきましては、その現場に集客する事業ということもございまして、明らかにコロナの感染が拡大している中では開催が難しいという判断があると考えております。そちらにつきましては周知の期間等もありますので、できるだけ早く状況を見極めて、皆様に周知を図りたいと考えております。

 それから、(1)のイベントにつきましては基本的に動画配信ということもございまして、コロナの感染の状況によらず配信自体は可能だと考えております。ただ、中野区内を声優さんたちに散策してもらうということもございます。それが難しいような状況になるほどコロナの状況が深刻になりましたら、こちらについてもまた再考、再検討があろうかと考えております。

むとう委員

 声優さんに散策してもらうことだけだったらば、そんなに私はできない状況になるとは思わないんだけれども、逆にその動画を見て同じように散策したいという他区からの人たちだから、そもそもこの事業は他区からお客さんに来てもらうための呼び込む事業だから、その動画を配信することによって、動画を見た他区から、他県外から来ちゃったら困るというところは心配する必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺、区はもうちょっと慎重に行うべきではないですか。

平田産業振興課長

 動画配信につきましては、即時呼び込むということを目的としているわけではなく、コロナが収まった後にでも来ていただければと考えているところでございます。

むとう委員

 今はまだ動画配信されていないんですね。動画配信する際には、その注意書きのテロップを入れておくとかぐらいの配慮はぜひしていただきたいと思いますが、いかがですか。

平田産業振興課長

 そちらにつきましては委員の御指摘を踏まえまして、制作するブシロードさんとも検討してまいりたいと思います。

来住委員

 この事業は、東京都の誘客促進事業、補助事業、補助金を活用されて進められていると。先ほどやり取りがあったように、このコロナ禍の中で人を呼び寄せる、誘客を促進するということが根本にある幾つかのものは、コロナによってどこかで判断をするということになっているということなんですが、やはり新年度、次の年度ですね、2022年度にこの事業を同じ形で促進していくのかと。よく皆さんがおっしゃる、いわゆる費用対効果をどこかできちんと整理しておく必要があると思うんですね。その上で、コロナ禍の中でこの3支部での共同の事業が、東京都の補助事業が新年度どうなるか分かりませんけども、やっぱり見極める必要があるんじゃないかなという、とても気になります。特にこのコロナ禍の中で配信して済むという範囲であればまだいいですけど、これは人を集めるイベント的なものですから、当然それがなければ、この事業の本来の目的を達成しないものだと思うんですよね。それだけにやっぱりこれまでのこの間の事業の要するに成果といいますか、成果物を含めてきちんと整理して、新年度については慎重に対応すべきじゃないかというふうにも、この間の特別委員会のやり取りを聞いていても思いますので、そこをもう一度最後御答弁いただきたいと思います。

平田産業振興課長

 コロナの状況がどうなるかの予測が今難しい状況ではございます。そういった中で、このアニメ事業をどうしていくかということにつきましては、ほかの杉並区、豊島区とも実行委員会をつくっている関係もございますので、よく協議しながら計画をしてまいりたいと思っております。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。答弁保留があるのかな。杉山委員の質疑のときの答弁保留、出ますか。(「すみません。もう少し」と呼ぶ者あり)じゃ、いいですか、答弁保留はそのままにしておいて。

 じゃ、次に行きます。6番、産業振興センターを活用したワークスペース提供の試行についての報告を求めます。

平田産業振興課長

 それでは、産業振興センターを活用しましたワークスペース提供の試行について、お手元の資料(資料7)に沿って御報告させていただきます。

 なお、こちらの御報告でございますが、8月31日に開催予定の危機管理・感染症対策調査特別委員会との重複報告になってございます。

 ワークスペースの提供でございますが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、三密を防止するという観点から、通勤時や事業所等での三密防止の観点でテレワークが推奨されてございます。また、そういったテレワークを含む在宅勤務の需要が増えている状況にございます。また、働き方改革などの流れもありますことから、今後もテレワークと在宅勤務につきましては、需要の伸びは続いていくものと見込まれてございます。

 また一方で、小さいお子さんがいらっしゃるなどの家庭の状況や住宅事情などによりまして、在宅勤務を行うことが困難であるという区民からの声もございました。区では、そのような状況に対応するために、産業振興センターの施設の一部を活用しまして、区内在住・在勤の方へのワークスペースの提供を試行したいと考えてございます。また、試行の結果を検証しまして、今後の対応についても検討してまいりたいと考えております。

 まず1点目、提供場所でございますが、産業振興センターの1階奥にございます飲食スペースでございます。提供方法でございますが、飲食スペースに従来からございますテーブルや椅子を活用しまして、6から8席程度のスペースを確保します。また、そのテーブル、椅子につきましては、パーテーションを活用して、1人ずつ用に区切った活用を考えてございます。そういった場所をワークスペースとしまして、区内在住・在勤の方に提供したいと考えてございます。開始時期でございますが、本委員会報告後できるだけ早期に提供を開始したいと考えております。利用方法ですが、1席1名での利用としてございまして、予約は不要で無料でございます。また、パーテーションによる仕切りしかございませんので、ウェブ会議等音声を出す利用は御遠慮いただきたいと考えております。また、開設当初につきましてWi-Fiの提供はございません。周知方法でございますが、本委員会報告後に区や産業振興センターのホームページ及びSNSで周知を図ってまいりたいと考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

杉山委員

 最後にWi-Fiなしというお話だったんですけど、電源とか電気とか、これはありますか。

平田産業振興課長

 電源につきましては、区のほうで確保したいと考えてございます。また、こちらの場所が作業するには少し暗いということもございますので、机ごとの照明は準備したいと考えております。

杉山委員

 そうすると、テレワークでも自前のWi-Fi、ネットワーク環境でやるということですよね。分かりました。飲食はどうですか。

平田産業振興課長

 近くに飲み物等の自動販売機があるということもございまして、簡単な飲食は認めていきたいと考えております。

杉山委員

 これも、せっかくもともと喫茶店の場所ですよね、奥の。だから、本当は区内の飲食店を応援するという意味の弁当のワゴンとか、そういうのもちょっと検討してほしいななんて思うんですが、そのお考えってどうですか。

平田産業振興課長

 もともと飲食スペースということもございますので、そういったことも検討課題にはしたいと考えております。

むとう委員

 開始が8月上旬ということで、開始してみて、利用の状況を見ながらということになるかと思うんですけれども、一応いつぐらいまでを目途に行う予定ですか。

平田産業振興課長

 本当に委員御指摘のとおり利用状況にもよりますが、御利用が多いようでしたら3月までやりたいと考えております。また、その後につきましては、新年度の事業としての検討もしてまいりたいと考えております。

南委員

 Wi-Fiの提供がないということで、これ、区民からの声ということで、家庭状況、住宅事情によって在宅勤務を行うことが困難という方からの声で今回始めるということなんですけども、Wi-Fiの環境がないというようなところで、区としては個人でのWi-Fiの持ち込みとかということを想定されていらっしゃるんですか。

平田産業振興課長

 モバイルルーターを個人でお持ちの場合は、お持ちいただきたいと考えております。

南委員

 じゃ、予算的に執行する予算としては、電源と照明ぐらいで済んじゃうということですか。大体どれぐらいのものなんですか。

平田産業振興課長

 電源につきましては現在、産業振興課のほうで持っております延長コードによって対応したいと考えております。照明につきましては、一般需用費の消耗品で卓上の照明を買いたいと考えておりまして、大体1台当たり二、三千円のものを6台から8台購入する予定でございます。

南委員

 ということは、2万円前後で始めるということになるわけですかね。じゃ、その予算というのは産業振興課のほうで執行するという形でよろしいんですか。

平田産業振興課長

 産業振興課の現在持っております一般需用費の中で執行したいと考えております。

南委員

 今回、Wi-Fiの提供がないということなんですけど、これは区民からの寄せられた声だということで、Wi-Fi環境を整えてというところの発想は考えられなかったんですか。

平田産業振興課長

 そちらも検討はいたしました。ただ、当初予算に持ってございませんので、Wi-Fi環境につきましては、区民の要望が多く寄せられるようでしたら別途検討したいと考えております。

南委員

 区民の声が多く寄せられたらということなんですけども、区民からの声もありということなんですが、これはどういったところから吸い上げた声で、何人ぐらいいらっしゃったんですか。

平田産業振興課長

 もともとは、区長と区民とのタウンミーティングの中で出てきた声でございまして、家で複数の方が御夫婦でテレワークをしていると、なかなか住宅事情から大変だという声があったということから始まったものでございますが、その後、複数回同様の声があったと企画部のほうから聞いてございます。

南委員

 ということは、本当に区長とのタウンミーティングの中で数人ですかね、の声が上がって、当初予算にないので、入っていなかったわけですよね。ですので、取りあえず課の中での予算執行で考えているということなんですけど、それもどうなのかな。それであれば、きちっとWi-Fi環境を整えるような工事をして、補正予算をしっかり組むべきじゃなかったのかなと思いますけど、その辺はどうなんでしょう。

平田産業振興課長

 こちらの施設でございますが、3年後に複合施設への転換の予定がある施設でございまして、どこまで費用をかけてやるのかというところも勘案しまして、現在のところはできる範囲内でというふうに考えているところでございます。

南委員

 3年後どうなるかということを考えると、じゃ、2万円そこそこの執行額だとしても、これも区民の税金なんですよね。やってみて反響がよかったとなると、本格的に来年度予算に盛り込んで、Wi-Fi環境を整えて、産業振興センターできちっとやっていこうという方向性になる可能性も十分あるということですか。

平田産業振興課長

 そちらは、令和4年度予算での事業化ということも可能性としてはございます。

南委員

 でも、3年後には方向転換せざるを得ないとなると、またそこで打切りとかというような話に、何かややこしい話になってしまっているような気がしてならなくて、区民の方のお声を聞くというのは大事なのかも分からないですけども、タウンミーティングでちょっと声があったということで、それでもう予算執行、課の中での執行予算をつけてやっていくというのは、それはどうなのかなって。だって、タウンミーティングをこれからも区長はどんどんやっていくわけでしょう。そこで、こういったちょっとした意見があったということで、それをまた同じような形で、ただ単なる執行予算をつけるだけでということがどんどん増えていくような気がするんですけども、それは課長に聞いてもあれなのかも分からないですが、部長、どうですか。こういったことが度重なってくるということについて、このままのやり方でいいんですかね。どうなんでしょう。

鳥井区民部長

 私も区民部長でございますので、区民部の範囲での御答弁になりますけども、タウンミーティングにつきましては、直接には企画部のほうで担当してございます。今回のこの案件につきましては、タウンミーティングでの区民の方の御発言がきっかけということではございますけれども、コロナがまだ続いていく中での一定の需要はあるのではないかと。ただ、実際にやってみないと分からない部分も正直ございますので、試行という形で開始をさせていただきたいということでございます。

南委員

 もう最後にしますけど、やってみないと分からないという何かやっつけ仕事みたいな感じがしてしようがないんですよ。そういったことがそのタウンミーティングで声が上がるたびに、あっちこっちからそんなことのやっつけ仕事ばかりになってきたら、本当に当初予算とか補正予算て一体何なんだろうと思わざるを得ないので、企画部のほうでということなので、これもまたここで議論してもしようがないと思うので、しっかりその辺りも企画部のほうに伝えてもらっていいですかね。きっちりとした、やるなら当初予算でしっかりと積算をして、しっかりとした形で出してもらう。本当に急なものであるのであれば、きっちりと補正予算を組んでもらうということでやってもらわないと、何か知らない間にあっちこっちから課の執行予算でぽんと出てきたものばかりで終わってしまうような気がしますので、企画部のほうにしっかり伝えてもらっていいですか。

鳥井区民部長

 今回そういった声がある中で、現状の施設を活用する形で試行させていただきたいというものでございます。これの需要の状況、区民の声も含めまして、状況をきっちり分かった段階で、今後の予算措置ということについては議会のほうにまたお願いするということは当然あろうかと思ってございます。それを踏まえての委員の御懸念、御心配、御意見につきましては、企画部のほうへ伝えさせていただきます。

高橋委員

 南委員が言っていたとおりなんだけど、聞いているうちにだんだん腹が立ってくるんだけど、ここは指定管理じゃないの。

平田産業振興課長

 指定管理の施設でございます。

高橋委員

 そうすると、このスペースは指定管理者が管理しているスペースではないの。

平田産業振興課長

 こちらにつきましては飲食スペースということがございまして、貸出し施設にはなってございません。ですので、もともと喫茶コーナーがあって、そこで飲食していた場所ということでございます。現在の指定管理は清掃のみでございます。

高橋委員

 じゃ、確認ですけど、産業振興センターの建物がございます。指定管理しているのは清掃だけ。そうすると、あそこにはいろいろ入っているよね。商工会議所とか勤労者サービスセンターとかって。それは区がその人たちに貸しているの。そういうのを確認したい。

平田産業振興課長

 失礼いたしました。飲食スペースについては清掃だけで、その他の会議室等については指定管理の範囲になってございます。

高橋委員

 そうすると、飲食スペースが今まで使われていたところがなくなってしまいました。3年後には、一応ここは改修その他となっているよね、施設計画の中では。そこまでの間に、まず飲食をなぜ考えなかったんでしょうか。

平田産業振興課長

 飲食スペースとしての活用も検討したことはございますが、なかなか事業者が見つからないということと、あとコンビニエンスストアで運営する自動販売機の設置等も検討したんですが、条件が整わず設置がかなわなかったということがございまして、そのままになってしまっている状況になっております。

高橋委員

 検討したということはあったんだろうと思うんですけれども、今までそのように使っていた場所をいろいろ募集したんだけど、かなわなかった。だけど、その募集していたこと自体、私たちは聞いていないからね。そういう報告も頂いた記憶がございません。そして、コンビニエンスストアにしたいという話も聞いたことがありません。なので、それはそちらが考えていた中で、たどりつかなかったから報告しなかったんだと思うんだけども、ここってずっと問題視されていて、レストランも以前は安い賃料で貸していて、いかがなものかとかいろいろ質問されたりとかしていた場所でしょう。そこを意外と重要視しないで、ほうっておいたような気がするんですよ。でも、あと数年たったら改修になるから、まあ、いいんじゃないのぐらいに思っていたんじゃないのかなって、私なんかは逆に思っちゃうわけ。そこでたまたま区民が本当にここを使わせてくれって言ったのかどうか疑っちゃいたいぐらいの区民とのタウンミーティング、そんなの本当にいたのかしら、お友達じゃないのって思っちゃうぐらいの意見でしょう。それを使えるようにしてあげたいんですよ。しかも、1人だよ。1人ずつしか使えないんでしょう。もしここに、ワークスペースとして使います、予約は要りません、無料です、別にパソコンとかを持っていなくたって使えちゃうわけだから、居座られたらどうするんですか。

平田産業振興課長

 まず事業者の募集についてですが、募集そのものをかけたという事実はございませんで、募集についての検討をしていたけれども、難しかったというような状況でございます。ですので、委員会報告までにも至らなかったということでございます。また、居座り等につきましては、働く場所ですので、1日いらっしゃるということはあろうかと思いますが、例えばそこで寝ていらっしゃるというような状況が見受けられた場合は、指定管理者の見回りの中でお声がけをしたいと考えております。

高橋委員

 かなりそういうのは難しいと思うよ。区が貸し出しちゃっているわけでしょう、貸し出すわけでしょう。それで無料ですよ。しかも、1人でいいんですよ。それで時間制限はありませんよってなっちゃうわけでしょう。それを一々見回ってきて、すみません、寝ていらっしゃるから帰ってくださいよなんて言えるわけがないじゃありませんか。だから、南委員が心配しているように、単純にこのスペースが空いているから、まあ、取りあえずWi-Fiはないけど、使ってくださいよ。それは決して悪いとは言っていないよ。使いたい人がいらっしゃるわけだから、貸してあげましょう。それはいいと思う。だけど、この先様子を見て検討しますなんていうそんな中途半端なことをやっていたら、いずれはそこを居住じゃないけど、ここに行けば涼めるし、暖かいし、仕事をしているんだか、していないんだか、そういうのがみんなに広まったら、よっぽどのことよ。大変なことになると私なんかは逆に心配するわけ。だから、ルールとかも決めないといけないし、時間も制限があったりとかしなくちゃいけないと思うの。働いている場合に、そこに1日中いるとは思えないなんて、そんなのは役所が思っているだけであって、ずっといちゃう人だっていると思いますよ。だから、もしやるとしたら、きちんとしたルールを決めて、無料というのも私はよろしくないと思います。だって、センターを借りるんだってお金を払うんだよ。団体であろうと個人であろうと。そういうのはきちんとルールにのっとってやらないといけないと思いますが、どうお考えですか。

平田産業振興課長

 今回試行ということもございますので、やりながら適宜ルールについては整備してまいりたいと考えております。

高橋委員

 最後にしておきますけど、試行だからこそきちんとやらないと駄目だと思います。じゃないと、試行でこういうやり方をしたら、じゃ、何で今までやってきたのを急に正規のものになったらお金を払わなくちゃいけないんだってなっちゃうわけ。だから、執行して試験的にやるんであれば、きちんとルールを決めてやらないと絶対失敗します。それだけは言っておきます。答弁は結構です。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。

平田産業振興課長

 先ほどの前の報告につきまして、杉山委員の御質問での答弁保留がございました。保留してしまって申し訳ございません。こちらのアニメ事業でございますが、もともと杉並区から連携の話があって始まったものでございまして、区単独でのスタートということは検討した経緯はございませんでした。申し訳ございませんでした。

委員長

 よろしいですか。それでは、5番については以上で報告を終了いたします。

 次、7番、第4次中野区環境基本計画(案)についての報告を求めます。

波多江環境課長

 それでは、第4次中野区環境基本計画(案)について、こちらにつきまして報告させていただきます。(資料8)

 意見交換会等の区民意見を反映させて、以下のとおり計画(案)を取りまとめましたので、報告をするものです。

 なお、令和3年6月7日の区民委員会で、環境に関わる各計画及び中野区ゼロカーボンシティ宣言の検討状況についてということで、主な意見の概要について区の考え方とともに報告は済んでいるものでございます。

 1、案についてですけれども、素案から案への主な変更点ですが、別紙1のほうを御覧いただきたいと思います。まず、環境基本計画改定に当たっての現状認識の部分で2項目ございました。地球温暖化対策計画のところでございます。まず1のほうですけれども、案において、国が2050年カーボンニュートラル及び脱炭素社会の実現を目指すことを宣言したことや、地球温暖化対策の推進に関する法律の改正があったことを追記したものでございます。

 2は、2021年、ゼロエミッション東京戦略の策定、それから「カーボンハーフ」の表明があったというところを追記したものです。これは区民意見として、国や東京都の直近の動きを反映した記載にしてほしいという意見を反映したものです。

 それから、その下の3と4についても区民意見を反映しまして、こちらは新型コロナウイルス感染症の影響でという記載を追記したものです。

 最後、5につきましては、中野区基本計画のところで御報告をさせていただきましたけれども、みどりに対する区民の満足度についての実績値と目標値の数字の変更ということで反映をしたものでございます。

 元のかがみ文のほうに戻っていただきまして、(2)で、第4次中野区環境基本計画(案)本冊は、別紙2のとおり添付してございますので、後ほどお読み取りください。

 それから、今後のスケジュールですが、令和3年8月12日から9月1日までパブリック・コメント手続を実施いたしまして、計画について10月に策定をする予定でございます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

小宮山委員

 この中で環境基金に関する言及がすぐには見つけられないんですけども、どの辺にありますでしょうか。

波多江環境課長

 環境基金の記載は、たしかそういう項目立てとしては書いておらないと思いますけれども、中野の森のプロジェクトであるとか、保護指定樹木に対する助成とか、そういうことで使われているということではありますけれども、環境基金の政策的な方向性とか、そういった項目出しはしていないと記憶しています。

小宮山委員

 私は、そもそも環境基金の在り方には非常に疑問を持っておりまして、中野区民やいろんな人から寄附を募って、中野区に対して、中野区の環境に対して頂いた寄附を、群馬の山に木を植えたりとか、喜多方市からJ-クレジットというよく分からない仮想通貨みたいなものを購入したりとか、そういうものに使っているというのはどうも納得がいっていなかったので、ここで環境基金について触れていないというのは、今後見直す余地もあるということなのかなというふうに理解をいたしまして、ぜひ環境基金については見直しをしていただきたいと要望をしておきます。

委員長

 よろしいですか。他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次、8番、中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)についての報告を求めます。

波多江環境課長

 次に、中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)について報告いたします。(資料9)

 こちらにつきましては、宣言文案に対する区民意見等を反映させ、以下のとおり宣言(案)をまとめたので、報告するものでございます。

 宣言文案から宣言(案)への主な変更点でございますが、こちらは右側に下線が引いてありますけれども、1のところの記載ですが、宣言文案のほうはパリ協定に関する表現でございまして、「2℃よりリスクの低い1.5℃に抑える」という記載だったものを、パリ協定に記載された文言そのものを使いまして、「2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える」というふうに変更をかけております。

 2は、宣言文案の中に「これらを機に、先進的な動きが加速して広がりつつある中」という文章があったものを全部削除いたしました。これは区が宣言をするものなので、国とか東京都などの動きということを記載する必要はいかがなものかという意見でございまして、こちらは1も2も当区民委員会での区議会議員さんからの意見を反映させたものでございます。

 それから、ゼロカーボンシティ宣言の案については、別紙のとおり添付をしてございますので、後ほどお読み取りください。

 今後のスケジュールですが、8月12日から9月1日までパブリック・コメント手続を実施し、10月に中野区ゼロカーボンシティ宣言をしたいと考えてございます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

小宮山委員

 さっきも言いましたけれども、このゼロカーボンシティ宣言をした結果として、群馬の森に木をたくさん植えたりとか、喜多方市からJ-クレジットとかいう訳が分からない仮想通貨みたいなものを購入したりとか、そういう結果につながってはいけないと思うんですよ。二酸化炭素排出量を削減するためには、区内緑化の推進も非常に重要なことだと思うんですが、この文案の中に区内緑化の推進ということへの言及はされていないですよね。ですから、区内緑化の推進ということを明記すべきだと思うんですが、いかがでしょうか。

波多江環境課長

 緑化を推進することは大事なことだと思っておりますし、そういう意味では確かに緑化とか、COの吸収量とかということの文言は入っておらないんですけれども、温暖化に対する対応策を推進していくことであるとか、脱炭素社会の推進というようなところの中に総合的な環境政策を進めていくという文脈として語っているというところで、当然中野区環境基本条例の中にも緑を多く進めていくんだということについては書かれているところでございますので、今回の環境基本計画については環境の政策を総合的に進めていくということで考えておりますので、そこは具体的な言葉が入っていないからといって緑化を無視するとか、緑化について考えないということではなく、中野区の環境基本計画の中にも緑化についての具体的なアクションプログラムも入れてございますので、そういった意味では推進していくという方向で考えてございます。

小宮山委員

 区内の緑化の推進という具体的な言葉をきちんと書いておかないと、このゼロカーボンシティ宣言の理念を実現するために、さっきも言いましたけれども、群馬に木をたくさん植えたりとか、よく分からない仮想通貨みたいのを購入したりとか、そういうことでもこのゼロカーボンシティ宣言の理念は達成され得ると思うんですよね。ですから、やはり具体的に区内緑化の推進という文言を明記すべきでありますが、同じ質問をしても同じ答えしか返ってこないと思うので、それは要望にしておきます。よろしくお願いします。

来住委員

 中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)ということで示していただきました。今年の1月12日に自治体温暖化対策の学習会が委員会として行われた。傍聴させていただきましたけど、歌川先生の講演だったと思うんですが、その際、そこでも気候非常事態宣言というテーマが言われました。自治体の目標の一つとして挙げていただいたと思うんですが、当時、東京都や世田谷区など全国45自治体が宣言をしているということでした。今般この気候非常事態宣言ということではないんですね。ゼロカーボンシティ宣言(案)ということなんですが、学習会で出された気候非常事態宣言と今回のこの宣言(案)との関係はどうなっているのかということと併せて、当時、学習会のときの全国自治体の示された数、その後どう増えているのか、減っているのか。その2点をまず伺います。

波多江環境課長

 ゼロカーボンシティ宣言と気候非常事態宣言の違いというのは、ちょっと私自身も何か違いがあるのかという明確なことは分からないです。事例というか、言葉をどう使っているかという事例で申し上げますと、23区のうち10区がもう既にゼロカーボンシティ宣言をされているんですけれども、1区が世田谷区ですね、気候非常事態宣言という言い方をしてございます。それ以外はゼロカーボンシティ宣言というのをほぼ全て9区は使ってございますので、気候変動に着目して、要するに住民や事業者の方たちの関心をどういう言葉で集めるのがいいかという観点で言うと、世田谷区の場合はちょうど集中豪雨があって、タワーマンションがすごくひどい状況になったことがございまして、その直後辺りだったかと思うんですけれども、それはその自治体の政策判断で言葉を使うこともあるのかなというふうには思います。ただ、環境省は二酸化炭素の排出実質ゼロ表明ということを言っていますので、それを英語に、片仮名にすると、ゼロカーボンシティ宣言というふうになるんですけど、一般的にはそういう言葉を使っている場合が多いのかなという印象を持ってございます。全国の自治体としては、432の自治体が表明をされたということでございます。

来住委員

 環境に対する各自治体の取組や関心も高まっているという数だというふうに思います。宣言(案)の最後に、「2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指してまいります」というのが最後の文言になっているわけですけど、学習会でも聞いていて感じたんですが、やはり目標を持つというだけでは達成できないわけですから、そこまでのいわゆるロードマップを明確にして、取組を自治体として検証しながら目標を目指していくということだと思うんですね。

 先ほどの基本計画の案も報告になったんですけども、具体的な目標、2050年に向けて、その前の段階もありますけども、そういう節目に向かって自治体として、中野区としてどういう達成を具体的に数字的にも押さえていくのかということがなしには検証できないわけですけども、それらについてはどういう形で議会や区民に、また行政としてそういう数値目標については何で示していくことになるんでしょうか。基本計画が第4次の計画になっているわけですけども、それらの年度ごとに、計画ごとに区としての目標数値も示していくというのは、どこで我々は確認していくことになるんでしょうか。ちょっと不勉強ですみません。教えてください。

波多江環境課長

 まず2050年度までにゼロカーボンシティにしていくために、2030年度を目途として、中野区としては46%の温室効果ガスの削減ということで目標を掲げております。基本的には5年間の中野区基本計画がございますから、中野区基本計画の中に、まずその二酸化炭素排出量の目標値も掲げております。それで、中野区環境基本計画のほうに、2030年度までに46%のCO削減ということで盛り込ませていただいてございまして、ただ、環境基本計画についてもアクションプログラムというものを設定しておりまして、5年ごとに策定しております関係上、5年ごとに改定をしている。環境基本計画は5年ごとに改定をしておりますので、ほぼ中野区基本計画と改定時期を同じにするわけですね。環境の政策についてはアクションプログラムに落とし込んで、それから、中野区の基本計画の中の重点プログラムのほうにも入っておりますので、ちょっとこれまでとは違って、いわゆるまちづくりみたいなところの政策とも絡めて、区全体一体となって外部に向けてもそうですし、区民を巻き込むという意味でもそうですし、全面的に展開していくようなイメージで考えているわけです。ただ、数字的な根拠として明確に詳細にお示しするということはちょっと今できていないんですけれども、いろんな形で温暖化対策の計画の中でもデータをオープンにしていくという方向性も示されておりますので、区から出ているあらゆる分野の二酸化炭素についても詳細に分かっていくということも、これからのきちんとした計画の管理上できていくのかなというふうにちょっと希望を持っておりますけれども、そういうことも含めてしっかりと根拠を持った目標達成の事業の組立てというのは、5年、10年先にはきちっとできるようになるかなというふうに考えております。

来住委員

 最後にしますけども、学習会でも言われたことの一つとして、区としてできることの一つだなと思うのは、やっぱり区が所有する庁有車などを電気自動車に転換していくというようなことも区としてできることですので、それらも含めて目標設定の中に入れて、検証ができるようにするというようなことも、先ほどおっしゃった中にこれらも含めて入ってくるということで、そういう認識でよろしいんでしょうか。

波多江環境課長

 計画の中にも庁有車を環境負荷の少ないものにするということについては、これから報告する事務事業編のほうにももちろん書いてございます。区の事務事業そのものに対する計画があるんですけども、その中にも入れてございますので、区が自ら率先して脱炭素に向かっているんだということを示すにはいい政策というか事業なので、庁有車のEV化というんですかね、そういったものは積極的に進めていこうと考えています。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に9番、第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)(案)についての報告を求めます。

波多江環境課長

 それでは、第3次地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)(案)について報告をいたします。(資料10)

 これにつきましては、素案に対する区民意見等を反映させて、以下のとおり計画(案)を取りまとめたので、報告をするものです。

 それでは、変更点について御説明します。別紙1を御覧ください。まず計画策定の背景のところですが、国際的な動向と国・東京都の動向についての記載を追加しております。これは、国や東京都の直近の状況を2のほうに追記しているんですけど、1のほうは、区民意見として、切迫感をしっかりと伝えるように記載をしてほしいという意見がございましたので、気候変動に関する政府間パネルの1.5℃特別報告書というものが承認・受諾されて公表されたという記載の中に、気候変動の脅威であるとか、貧困撲滅の文脈において工業化以前の水準から1.5℃の気温上昇に係る影響や関連する地球全体での温室効果ガス排出経路に関する特別報告書という形の文言を入れて、しっかりと切迫感というか、重要性が認識できるような記載にいたしました。

 それから、2は、国の法律改正やカーボンニュートラルの脱炭素社会の実現を目指すことの宣言、こういったものを国・東京都の動きを反映させるべきだということがありましたので、追加をして記載したものでございます。これも区民意見ということで、3、裏面の2ページのほうは、東京都の「カーボンハーフ」が表明されたという記載について追記をしたものでございます。

 かがみ文のほうにお戻りいただいて、今後のスケジュールは環境基本計画などと同じですが、令和3年8月12日から9月1日までパブリック・コメント手続を実施いたしまして、10月に策定を予定してございます。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

来住委員

 幾つかこれは続けて報告いただいた中で、例えば環境基本計画(案)についての区民意見についての変更をしていただいた部分でもありますし、ゼロカーボンシティ宣言についても意見について変更をしていただいたということで、今の地方公共団体実行計画(案)についての変更も示されました。そういう意味では評価をしたいというふうに思います。ただ、ちょっと気になりますのはこれからのスケジュールなんですが、今報告いただいた3点についても、8月12日から9月1日までにパブリック・コメントの手続だということが言われて、前段、休憩前の最初の中で報告いただいた計画(案)についても、同じ時期にたしかパブリック・コメントの手続に入るという非常に重なった同じ時期に幾つもの案に対する、今の環境分野のパブリック・コメントも同じ時期に行われるんですけど、それは次の報告があるためにそうせざるを得ないということ、重ならざるを得ないのかもしれないんですが、このパブリック・コメントを出す側からしてみると、そこはもうちょっと整理していただいたほうがいいのではないかなと。今の説明の地方公共団体実行計画については策定が10月策定となっているために、9月1日までのパブリック・コメントを行わなきゃならないがためにそうなっていると思うんですけども、所管課の関係で重なっていますので、もうちょっとそこは整理していただいたほうがいいのではないかというふうに思いますが、どうなんでしょうか。できるものなんでしょうか。

波多江環境課長

 幾つもの計画を同時にというところは、やっぱり10月策定、第3回定例会を予定して想定してございますのが1点あります。それと、やっぱり中野区基本計画が区の一番上の計画になっておりまして、環境基本計画についてもその下位計画という位置付けがございまして、関連するんですね。密接に関連がありますので、そこは片方を例えばパブリック・コメントで変えるということはほぼあまりないと思いますけれども、何かがあったときに今度はなかなか整合が取れなくなるようなことも想定されるというようなこともありますので、基本的な想定としてはこれまでもそうだったんですけど、そういう意見募集についてはほぼ同じ時期にやってきた。中身として整合が取れるような配慮をしながらやっていくというのがありますので、こういうスケジュールになっておりますということです。

来住委員

 分かります。それはお尻がそうなっているから、そこから行くとそうなるということであって、区民の皆さんからしてみると、やっぱり余裕を持っていて、意見を出せるようにしたいというのは、そのために求めるわけですから、そういう時間的なことも含めて今後については考えてほしいなというふうに思います。9月1日でパブリック・コメントを締め切るということになるんですが、もちろんパブリック・コメントの手続に基づいて、条例に基づいてやるわけですから、そこで頂く意見も次の10月の策定に当たっては検討の一つの対象にするということになると思うんですけども、それは10月策定までの限られた期間になりますけども、そういう頂いたパブリック・コメントについては、きちんと所管課としてはそれに基づく検討はしていただくということでよろしいんですね。

波多江環境課長

 出された意見につきましては真摯に受け止めさせていただいて、検討させていただきます。

委員長

 よろしいですか。他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。

 5時過ぎましたけど、あと二つ報告ですけど、このまま進めてよろしいですか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本報告については終了いたします。

 次、10番、2018年度温室効果ガス排出量(推計)算定結果についての報告を求めます。

波多江環境課長

 それでは、2018年度の温室効果ガス排出量(推計)算定結果について御報告いたします。(資料11)

 特別区長会等からオール東京62市区町村共同事業「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」による温室効果ガス排出量(推計)算定結果が公表されたため、23区や中野区における温室効果ガスの中で、その大半を占める二酸化炭素の排出量及びエネルギー消費量の現状やその推移を報告するものです。こちらは毎年度、このデータに基づいて報告をさせていただいているものです。

 中野区の2017年度及び2018年度の二酸化炭素排出量の現状でございますが、こちらは2017年の合計値が93万1,000トン、2018年度の合計値が89万9,000トンでございましたので、トータルで申し上げますと3.4%二酸化炭素排出量が減っているということになります。

 それから2に参りまして、2017年度及び2018年度のエネルギー消費量の現状でございます。こちらは、2017年度は9,981テラジュールで、2018年度が9,576テラジュールでございましたので、マイナス4.1%ということで削減されているということでございます。

 各部門についてという※の2番目がありますので、そこをちょっと御覧いただきたいんですが、産業部門の定義が書いてあって、民生家庭部門は家計として住宅で消費する、民生業務部門は第三次産業ですね。それから、運輸部門は住宅・工場・事業所の外部で人・物の輸送や運輸に消費するもの。⑤が廃棄物ですから、これは一般廃棄物の収集量を計算して、それを焼却したときにどれくらいのエネルギーや二酸化炭素が出るかというふうな計算をしております。エネルギー消費量については民生業務部門に含まれているということでございます。

 3に、中野区における各部門についての分析ですが、理由を列記しております。産業部門については、二酸化炭素もエネルギー消費量も減少しておりまして、これは建築着工面積の減少というのが理由、それから(2)、民生家庭部門につきましては、二酸化炭素もエネルギーも減少しておりまして、これは家電製品の使用エネルギーが減少したためと考えております。民生業務部門は、二酸化炭素排出量とエネルギー消費量は増加をしておりますが、これは業務延べ床面積が増加をしたということです。(4)の運輸部門につきましては、二酸化炭素排出量とエネルギー消費量が減少しておりまして、これは自動車走行量が減少した理由ですね。廃棄物部門につきましては、二酸化炭素排出量には変化がありませんでした。

 23区全体における各部門についての分析なんですけれども、中野区とほぼ同じ傾向を示してございますが、次のページ、3ページの廃棄物部門のところを御覧いただくと、ここだけが中野区の傾向と違っておりまして、二酸化炭素排出量が2%増加をしております。廃プラスチックの混入率が増加をしたということが理由になっております。

 次に5ですが、基準年度との比較による中野区及び23区の二酸化炭素排出量及びエネルギー消費量についてなんですが、中野区の環境基本計画は2012年度を基準年としてございますので、こうした数値を出しているところなんですが、2012年度と2018年度の実績を比較しますと、二酸化炭素排出量は廃棄物部門だけが増加をしておりまして、それ以外は全部減少しておりまして、トータルで言いますと15.3%の減少になっています。エネルギー消費量に関しましては、トータルで11.8%の減少になってございます。

 23区の二酸化炭素排出量及びエネルギー消費量の2012年度比較を出しておりますが、中野区の傾向とほぼ変わりはありません。1割程度の減少、2018年度の二酸化炭素排出量とエネルギー消費量は、基準年度と比較をすると1割以上減少しています。

 ということで、参考資料につきましては、オール東京のほうから参考として送られてきたものをつけてございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に11番、第4次中野区一般廃棄物処理基本計画(案)についての報告を求めます。

伊東ごみゼロ推進課長

 それでは、第4次中野区一般廃棄物処理基本計画(案)について御報告いたします。(資料12)

 第4次中野区一般廃棄物処理基本計画につきましては、素案に対する区民意見等を反映させまして、このたび計画(案)をまとめましたので、御報告するものでございます。

 1、案につきまして、(1)は、素案から案への主な変更点、別紙1のとおりでございます。

 (2)、別紙2は基本計画(案)でございます。

 それでは、別紙1、素案から案への主な変更点を御覧ください。右側の欄が素案、左側が変更した案の内容でございます。適宜別紙2の計画(案)を参照しながら御説明いたします。

 まず別紙1の1ですが、計画(案)の1ページ目を御覧ください。下の表、国の動向につきまして、丸の上から四つ目ですね、最後のところでございますが、今年6月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定されましたので、その記載を追加いたしました。

 次に、別紙1の2、こちらは計画(案)の2ページ目を御覧ください。今度は東京都の動向でございますが、こちらも丸の上から四つ目ですが、今年3月に東京都が食品ロス削減推進計画を策定しましたので、その記載を追加いたしました。

 別紙1の3でございますが、こちらは資源量を改めて計算し直した結果、11ページの表の資源量のBですね。これは平成29、30年度、31年度について数字を変更するものでございます。

その結果、不用物計のA+Bも同様に、29年度、30年度、31年度の数字も変更になります。そして、資源化率については平成31年度のみ変更となるものでございます。

 次に、別紙1の4でございます。こちらは計画(案)の21ページを御覧ください。中段の(2)本計画におけるごみ減量目標、そして(3)目標を達成した場合の総排出量につきまして、それぞれの表の左から二つ目の欄、素案の段階では平成31年度の実績を掲載してございましたが、今回、両方とも令和2年度の実績、最新の実績に変更するものでございます。その結果、この21ページの上のところで、本文の2行目の中段以降ですね。「しかしながら、令和2(2020)年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、増加に転じました(477g)。」の文言を追記したものでございます。

 続きまして、また別紙1の2ページ目の5でございます。こちらは計画(案)の22ページですね。先ほどの次のページでございますが、22ページを御覧ください。(4)ごみ及び資源の排出量推計の内訳につきまして、この表自体を当委員会の御意見により新たに追加したものでございます。

 最後に、また別紙1の新旧表の欄外の一番下の※のところでございますが、「第2章 これまでの取組と成果」、こちらは計画(案)の4ページから8ページに記載してございますが、施策の実施状況の実績につきまして、こちらも素案の段階では平成31年度末の実績を記載してございましたが、今回、最新の令和2年度末の実績を反映いたしました。

 以上が素案からの主な変更点でございます。

 それでは、また表紙にお戻りいただきまして、2、今後のスケジュールでございますが、令和3年8月12日から9月1日にかけましてパブリック・コメント手続を実施しまして、10月に計画を策定する予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に12番、その他で、理事者から何か報告はありますか。

平田産業振興課長

 それでは、キャッシュレス推進事業に係るポイント還元事業の事業者の決定について、口頭で御報告申し上げます。

 まず御報告に先立ちまして、事業の実施スケジュールの関係で、既に7月28日に区のホームページにて当該事業のお知らせを掲載してございます。委員会報告と日程が前後してしまったことをおわび申し上げます。

 まず1点目、契約事業者でございますが、PayPay株式会社でございます。登記上の本社につきましては、東京都の千代田区でございます。

 中野区の対象店舗でございますが、約3,300店舗を対象となってございます。対象から大手企業を除きまして、中小企業及び個人事業主に限定した上で、公共サービスや金券などの一部の業者を除いた結果、3,300店舗となったものでございます。

 今後の予定でございますが、まず8月5日に事業者向け説明会を産業振興センターで予定してございます。そのほか、区内高齢者会館や区民活動センターで利用者説明会を実施してまいります。区報につきましては、8月11日号または9月上旬に掲載を予定してございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。

 他に報告はありますか。ないですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時14分)

 

委員長

 じゃ、委員会を再開いたします。

 

(午後5時20分)

 

 休憩中御確認いただきましたとおり、次回の委員会は8月25日(水曜日)午後1時から行うこととし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。

 

(午後5時21分)