令和3年09月27日中野区議会決算特別委員会総務分科会

中野区議会総務分科会〔令和3年9月27日〕

 

総務分科会会議記録

 

○開会日 令和3年9月27日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午前9時00分

 

○閉会  午後0時33分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆主査

 立石 りお副主査

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 中村 延子委員

 大内 しんご委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 構造改革担当部長、企画部構造改革担当課長事務取扱 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部企画構想担当課長 永見 英光

 企画部財政課長 森 克久

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 企画部情報システム課長 白井 亮

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理監 志村 和彦

 防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長、総務部人材育成担当課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部新区役所建築担当課長 天野 伸哉

 総務部経理課長 吉沢 健一

 総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸

 総務部防災担当課長 吉澤 直樹

 総務部生活・交通安全担当課長 藤﨑 洋文

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 吉村 恒治

 選挙管理委員会事務局長 志賀 聡

 監査事務局長 石濱 良行

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 松丸 晃大

 書記 金木 崇太

 

○主査署名


審査日程

○議題

 認定第1号 令和2年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第2号 令和2年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について

 認定第3号 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第5号 令和2年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、総務分科会を開会いたします。

 

(午前9時00分)

 

 認定第1号、令和2年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第2号、令和2年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第5号、令和2年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分を一括して議題に供します。

 初めに、当分科会での審査の進め方を協議するため、分科会を休憩いたします。

 

(午前9時00分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午前9時01分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、当分科会における審査は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については、全体会において総括説明を受けているため、省略することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように確認します。

 次に、審査の進め方及び3日間の割り振りですが、本日は人件費を除く一般会計歳出、次に一般会計の人件費の順で質疑を行い、2日目は一般会計歳入、用地特別会計、国保特別会計の諸収入の一部と人件費及び介護保険特別会計の諸収入の一部と人件費の順で質疑を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように確認します。

 次に、審査方法については、一般会計歳出は原則決算説明書のページに従い目ごとに、一般会計歳入は原則歳入補助資料のページに従い款ごとに、一般会計の人件費、用地特別会計、国保特別会計及び介護保険特別会計についてはそれぞれ一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては10時半頃に休憩を入れ、12時30分を目途に進めたいと思います。当委員会室で他の分科会が午後に予定されておりますので、進行に御協力のほどよろしくお願いを申し上げます。

 それでは、質疑に入りますが、事務事業名や事業メニュー、資料のページ等を明らかにして御質疑をお願いいたします。

 初めに、122ページから127ページ、1款議会費、1項議会費、1目議会費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、128ページから131ページ、2款企画費、1項企画費、1目企画費について質疑はありませんか。

中村委員

 129ページの事務事業2、企画のところの1番の政策の企画・調整のところの下から2番目、まち・ひと・しごと創生総合戦略印刷製本費等未執行による残のところなんですけれども、基本計画とまち・ひと・しごと創生総合戦略がたしか統合されて――というところでなのか、それとも、この未執行というのが基本計画が先送りにされたからなのか、ここの説明を頂けますでしょうか。

堀越企画部企画課長

 地域の総合戦略でございますけれども、こちらは基本計画とともに兼ねてよいという通知がございまして、きちんと指標を設けた基本計画であれば総合戦略と兼ねられるということになっているものでございます。

中村委員

 それは分かっているんですけど、未執行の理由というのが基本計画が先送りされたことによる影響なのか、それとも、どういう理由で未執行になっているのか、予算執行見直しのときにこれと基本計画を一緒にすると決めたからこれが未執行になっているのか、そこら辺を説明していただけますか。

堀越企画部企画課長

 失礼いたしました。当初は別の冊子としてまとめる予定でございました。その予算編成の終わりました後に通知が参りまして、兼ねてよいというようなことがはっきりしたものですから、こちらを未執行にして大丈夫という状況になったということでございます。

中村委員

 ということは、これに関しては今後、基本計画と一緒という形になって、これは執行される予定はないという理解でいいんですかね。

堀越企画部企画課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

中村委員

 今、課長が御答弁されたように、一緒に統合してもいいというのが分かったのは予算を組んだ後だったということなんですかね。予算編成段階では分からなくて計上していたけれども、予算を執行していく段階で統合してもいいという理解になったということでいいんですかね。

堀越企画部企画課長

 国からの通知が12月下旬ぐらいでしたので、予算編成段階で、当初予算のほうでそのまま計上させていただいたものでございます。

中村委員

 分かりました。了解いたしました。

 次なんですけど、事業メニュー2、施設マネジメントのところで、中野区施設配置計画等策定支援業務委託とあるんですが、これは具体的に何を委託されているのか、確認させてください。

石井企画部構造改革担当課長

 この委託でございますが、民間活力の活用検討や公共施設の現状分析、総合管理計画改定に向けた見直し、更新経費の積算基準の整理などを行いました。また、未利用施設の活用ということでボリュームチェックなども行ったところでございます。

中村委員

 1,000万円余ということで結構、金額が高いなと思っているんですけども、金額としては妥当なものなのかなというのは少し疑問に思うというか、不安に思うところがあるんですけど、そこはいかがですか。

石井企画部構造改革担当課長

 予算計上の際にも複数見積もりをとって、妥当な額だろうということで計上したものでございます。

中村委員

 分かりました。

 その次の区有地等活用検討業務委託というのがあるんですけども、令和元年度の倍の金額になっているんですが、その理由を教えていただけますか。

石井企画部構造改革担当課長

 予算額としては変わらないと思うんですが、実際執行したのがこの金額だったということでございます。区有地等活用検討につきましては、区の施設の利活用の検討であるとか、あるいは国とか民間から急な案件が来たときに対応するための経費ということで計上しているものでございます。この年度につきましては、具体に今後活用を検討すべきものということで検討を行ったものでございます。

中村委員

 ということは、令和元年度よりも検討する業務が増えたという理解でいいですか。

石井企画部構造改革担当課長

 具体的に申しますと、商工会館の用地の鑑定ですとか活用検討、また、新鍋横区民活動センター用地の鑑定評価、こういったものを行いました。

中村委員

 分かりました、ありがとうございます。

 その次のふるさと納税なんですけれども、寄附件数、寄附金額も載っていて、この年度はたしかPTか何かを作っていろいろ、どういったものが必要かというか、どういったものを返礼品とかにすると効果的に寄附を集めることができるのかとか、そういった検討もされていたと思うんですけれども、そこを確認させていただいてもよろしいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 制度の変更に伴って、そういった検討もしたところであります。やはり結論としては、ジャンル、量を増やしていく、返礼品の量を増やしていくということと、あと、在勤者向けの返礼品というのを考えられないかということ、それから、これは総務委員会のほうでも御報告していますが、ガバメントクラウドファンディングを活用する、今のところこういったことが必要かという、方向性でございます。

中村委員

 令和2年度、今お話がありましたガバメントクラウドファンディングも実施をしていたかと思うんですけども、その影響もあって金額が増えているという理解でいいんですかね。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

若林委員

 区民と区長のタウンミーティング事務費等についてなんですが、令和元年度より大幅に増えているような気がするんですが、これはどういう理由ですか。

堀越企画部企画課長

 こちら40万円ほど増額している理由でございますが、無作為抽出の区民の方に通知を発送しております郵送代ですけれども、もともと総務費で令和元年度のときは執行しておりましたが、令和2年度からこちらの企画費のほうに付け替えた形になっておりますので、区全体としては部署が変わったというような状況でございます。

若林委員

 総務費に前ついていたの。総務費、郵送代が。

堀越企画部企画課長

 全庁で、特に大きな郵送代でないものにつきましては総務費で全庁的に支出しているものでございますけれども、今回、令和2年度以降は、やはりタウンミーティングのほうで支出が大きくなったということで付け替えを行ったものでございますので、令和元年度分は総務費のほうで賄っていただいていたものでございます。

若林委員

 令和元年度の送料というのは、タウンミーティングの送料だけじゃなくて、ほかの郵送物と一緒に混ざった状態で出ていた、令和元年度は。それを今回抜いて、ここに現れてきたという、そういう形。

堀越企画部企画課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

若林委員

 40万円余、その分入ってきたということなんだけど、その分、不用額がちょっと多いような気がするんだけど、これは。

堀越企画部企画課長

 こちらはタウンミーティングの開催が新型コロナウイルス感染症の影響で開会数が減少したものによる残でございます。

若林委員

 令和元年度は17回開いて、今回は9回ということで、この数が、1回当たりの金額というのが分からないけど、大体七、八回の残ということ、七、八回できなかったということですか。

堀越企画部企画課長

 当初20回の予定が9回ということですので、11回分の残が出たというものでございます。

日野委員

 129ページの、これはちょっと聞くだけなんですが、事務事業2、企画のインターネット行政情報モニター(iJAMP)利用料、これは前年度より増えているのは契約というか、登録者が増えたということでしょうか。

堀越企画部企画課長

 前年度より増額した理由といたしましては、前年度、令和元年度が年度途中からの開始であったためということで、基本的な額は変更ないものでございます。

日野委員

 そうすると、今、庁内での登録者というのはどのぐらいの人数になるんですか。

堀越企画部企画課長

 iJAMPの利用でございますが、当初予算としましては令和2年度までのものでございました。今年度なんですけれども、やはり新型コロナウイルス感染症の影響が長引きましたことから、こちらは保健所からの要望もございまして、アクセス数を必要最低限に絞って、予算を流用させて執行しているものでございます。

日野委員

 令和2年度、今何人登録されているんですかと聞いたんですけど、今年度はそこから人数も減って、利用されている方が絞られた、今後は少しそういうふうに減らしていくということなんですね。

堀越企画部企画課長

 今年度は10アクセス分のみを契約しているところでございます。

日野委員

 分かりました。じゃここは結構です。

 その下なんですが、不用額のところ、教育大綱パンフレット作成委託費等未執行による残とあります。これは教育大綱を作成できなかったから発行していないということだと思うんですが、もともとこのパンフレット自体は、いつ頃作成するスケジュールだったんでしょうか。

堀越企画部企画課長

 パンフレットは令和2年度の後半に作成する予定でございました。(「ごめんなさい、もう1回いいですか」と呼ぶ者あり)この執行残、令和2年度の後半に発行する予定ではございました。

日野委員

 令和2年度の後半で、教育大綱は、すみません、これは総括質疑でも聞いていたところだったんですけど、教育大綱の作成スケジュールというのはどうだったんでしょうか。素案と案とあって、策定ってなると、やっぱりそこそこの期間が必要だったと思うんですが、大綱のスケジュールはいつ作成するという予定になっていたんでしょうか。

堀越企画部企画課長

 大綱は令和2年度のやはり後半に改定する予定でございました。

日野委員

 もう細かくは聞かないですけども、そもそも大綱も作成するとなると、年度当初から着手していなければならないというものだったと思うんですが、令和元年度、総合教育会議自体が2回しか開催されていなくて、それですぐに策定に入るという状況だったのかどうかというのは、なかなかちょっとスケジュール的に難しかったんじゃないかなというふうに思っているんですね。そもそも令和2年度に策定できたのかどうかという部分も含めて。教育大綱、今後策定していくというふうにはなっていますけれども、ちゃんとした議論が行われないまま策定されていたんじゃないかなというふうにもすごく思っていますので、そこはしっかりと、今後明確なスケジュールも示されておりませんので、そこはしっかりと示していただきたいなというふうに思います。これは要望にしておきます。

平山委員

 すみません、皆さんと重なるところなんですけど、まずまち・ひと・しごと創生総合戦略、これは基本計画と一体とするということは報告を受けていましたよね。そもそも基本計画って、この段階ではいつできる予定だったんでしたっけ。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画でございますけれども、一番最初が令和2年10月ということでございました。その後、令和元年12月に変更ということなので、予算を組んでいるあたりかなと思いますが、その段階で令和3年3月に策定ということに変更ということになってございました。

平山委員

 まち・ひと・しごと創生総合戦略の上位法がありますよね。要するに国の法律がありますよね、創生法だっけ。そこでは策定義務みたいなのが、戦略のね、あるんじゃないかと思っているんですけど、今、当区はまち・ひと・しごと創生総合戦略というものは、ない状態なんですか。あれは令和2年度まででしたよね、最初に作ったやつは。今はうちはその戦略を持ち合わせていない状態なんですか。どうなんですか。

堀越企画部企画課長

 現行では、旧10か年計画というか、旧長期計画が、まだそれの時期であるということで、今、総合戦略自体は、法律上は策定を義務付けられているものではございませんのと、第1期といいますか、そちらの総合戦略に合わせたものについては、まだその期間内といいますか、基本計画と合わせたものが作られておりませんので、第1期の状態ということでございます。

平山委員

 ごめんなさい、答弁が多分違うと思うんですけど、前回は別個で作っているんですよ。基本計画とまち・ひと・しごと創生総合戦略と別に作っているんですよ。このまち・ひと・しごと創生総合戦略のほうは平成27年から6年間の計画なんです。令和2年度中に終了しているんです。だから今はない状態という認識なんですけど、旧基本計画とか現基本計画が残っているからという答弁はまずいんじゃないかなと思うんですけど、改めて、いいですか。

堀越企画部企画課長

 失礼いたしました。計画上はまだ基本計画案の段階でございますけれども、新しい基本計画は令和3年度からということで、基本的には切れ目なく続いているような形となってございます。

平山委員

 いや、今切れているんじゃないですかと言っているんですよ、計画ができていないわけだから。

堀越企画部企画課長

 現時点では計画立ったものはございません。

平山委員

 それで、義務はないとおっしゃったんですけど、法を読むと、地方公共団体の責務で「地方公共団体が実施すべき施策として、その地方公共団体の区域の実情に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」と書いてありますよ。義務はないという答弁で大丈夫なんですかね。

堀越企画部企画課長

 まち・ひと・しごと創生法では、戦略を策定するよう努めなければという形でなってございます。

平山委員

 この責務というのは努力義務というふうに解釈をすべきなんですか。

堀越企画部企画課長

 はい、努力義務というふうに認識しております。

平山委員

 なるほど。とはいえ、「責務」と書いてあるから、あったほうがいいんでしょう。何を心配しているかというと、これによって、うちは今ブランクの状態というふうに国が認めた場合ですよ、仮にね。補助金とかの影響はないんですか。まち・ひと・しごと創生総合戦略で得ている補助金があるわけでしょう。これが今、当区は計画が切れていますよということになると、補助金に悪い影響が出てくるんじゃないかと思うんですけど、それは財政課としてどうなんですか。

森企画部財政課長

 委員がその前、平成27年に策定したと、そのときにはそれを策定するための補助金があったりとかというのは、そこは承知しているところでございますが、その後、それを策定したことによって補助金が現時点において区に交付されているというような認識は持っていなくて、補助制度上、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく補助というのは、現時点では区のほうで受けていないという認識でございます。

平山委員

 もうこれで終わります。計画がないから、とんでもないじゃないかということを言いたいことが主ではなくて、要するに基本計画が遅れていて、2度ほど遅れたでしょう。3度になるのかな、結局、都合。要するに、もうそろそろ限界の時期を迎えていて、いろんなところに影響が出てきているんですよ。ほかの計画を新しく更新できないとか何とかというのもあって。ほかにも、切れている計画も、時期的にちょっとまずいんじゃないかというのもあるんじゃないかと思うので、そこはよく見ていって、当区だけの計画だったらいいんですけど、国から作れと言われているものは、やっぱり補助金を獲得するために作るという場合が多いじゃないですか。そこで、例えば国から、いや、この補助金は認められませんよということにならないように十分注意をしていただきたいと思うんです。それを踏まえて、さっき質問したんですけど、これは企画なのかな、財政なのかな。

堀越企画部企画課長

 委員のおっしゃられました交付金ですね、現状のもので確認をしてございます。中野区で活用できそうなものは現時点では見当たらないところでございまして、今後出てきた場合につきましては、基本計画が策定されました後には対象になるというふうに考えてございます。

平山委員

 基本計画が策定されれば、遡るわけですからね、令和3年度まで。そしたらその時点からは、令和3年度から計画があったという状態になるんですけど、何かの事態によってということも可能性としてはゼロではないのでお尋ねをしたんですが、ほかの計画もよくやっていただきたいと思います。

 今回、総括質疑で私もやりましたし、いろんな方の御質問を聞いていても、やっぱり基本計画が遅れたというのは、新型コロナだけの影響じゃなかったのかなという気もして、本当に新型コロナの影響で延ばしたところに基本計画を作ろうとしていたら、ほとんどいろんな施設の配置とかというのが間に合っていなかったんじゃないのかななんていうことも思ったりもして、今回はそれを何とかここでというスケジュールでやっていらっしゃるので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 もう一つだけ、同じ教育大綱のパンフレットのところで、これは令和2年の予算のときに指摘をして、これは何なんだという話をしたら、区立の全小・中学生に配るんだということだったんですよ。それは行政の政治介入ですよと。これを使って授業するみたいな話をしていましたからね。道徳の授業でやっているんですよ。そうじゃなくて、区側から押しつけることはそういうことですから、次は二度とやらないでいただきたいということと、やっぱりこれ、そもそも令和2年10月に基本計画ができて、教育大綱をその年度に改定するということについて、本当にスケジュールが組めていたのかなということを不安に思うんですけど、後半とおっしゃいましたけど、後半というのはいつぐらいだったんですかね。

堀越企画部企画課長

 基本構想が策定されました後にということで考えてございました。総合教育会議も令和元年度に2回行ったわけでございますけれども、基本構想の延期もございましたが、教育現場の状況や混乱ですとか、緊急対応の状況を見ながら、総合教育会議を行った令和元年度と状況が変わってしまいましたことも議論を重ねる機会を逸してしまっていたところでございます。

平山委員

 いやいや、いつだったんですかと聞いているんです、後半の。

堀越企画部企画課長

 年度内、3月頃を予定してございました。

平山委員

 これももうあんまりあれですけど、要するに次の教育大綱の改定のときにはしっかり考えていただきたいという意味なんですけど、さっき日野委員もおっしゃっていたように、10月に改定します、新しい基本構想ができますと。仮にそこからスタートした場合ですよ、仮にですね。そこからスタートした場合、そこから総合教育会議を開いて、中身を作って、その時点ではまだ総合教育会議で目指すべき人物像しか議論されていなかったですからね。中身を詰めていってということをやった場合、目指すべき人物像が私は大きく変わるのもどうなのかという気はするんですけどね、そもそも。そんなに首長が代わると、教育の目指すべき姿がそんなに大きく変わるというのはどうかなと思うんですけど、それは置いておいて、教育大綱ですから、やっぱり議会でも議論をする、区民にも意見を問う、パブリックコメントまで行うということを考えたら、到底難しいスケジュールだったんじゃないかと思うんです。だから今回、今定例会中に基本構想がということになるのかな、今回は予算は取られていませんけど、この教育大綱についての。だから、あんまり性急にというか、進められるのはどうかなと。むしろ、日野委員が総括質疑で言っていましたけど、これはほかの委員会のことですけど、先に教育委員会のほうでビジョンを作ってもらうことのほうが先なんじゃないのかなということは考えていたりはするんですけど、それはほかの委員会の議論なので。だから、要するに教育大綱について検討をすると言うんだったら、せめて当該の常任委員会でスケジュールだけは出してほしいと思うんですけど、まず先に。それはどうですか。

堀越企画部企画課長

 区民意見ですとかをきちんと聞く工程も必要だと考えております。まずはスケジュールをお示しし、その後、素案や案に進んでいきたいというふうに考えてございます。

大内委員

 先ほどもちょっとあったんですけど、まず中野区施設配置計画等策定支援業務委託の内容をもう一回お願いします。委託の内容。支援業務委託。

石井企画部構造改革担当課長

 先ほどと同じ御説明にはなるんですが、民間活力の活用検討や公共施設の現状分析、総合管理計画改定に向けた見直し、更新経費の積算基準の整理、また、未利用施設のボリュームチェック、こういった内容で行いました。

大内委員

 具体的に成果物みたいなものはあるんでしたっけ。

石井企画部構造改革担当課長

 委託そのものの成果物というのはございますが、実際にそれらを活用して作成したものが現在検討中の区有施設整備計画でございます。

大内委員

 区有施設整備計画、あれに1,000万円ほど委託費がかかっているということなんですか。

石井企画部構造改革担当課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 最初から、当初予算のときからそういった話でこの予算がついていたんでしたっけ。

石井企画部構造改革担当課長

 検討を進めるに当たって、考え方の整理、また、様々な活用検討、こういったことが必要であるということから予算計上いたしまして、検討を進めてきたところでございます。

大内委員

 要は当初、施設マネジメント区有施設跡地活用で1,050万円ついているんだよね、これでしょう。

石井企画部構造改革担当課長

 予算でございますと、そのとおりでございます。

大内委員

 分かりました。

 次に、ふるさと納税のところは、不用額が出ているということは、逆に言うと当初見込んだ金額ほど集まらなかったという、そういう理解でよろしいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 ここのところで、要するに令和元年などに比べると、これで見ると3分の1ぐらいに減っているという、そういう理解ですか。

高村企画部広聴・広報課長

 平成30年のときに比べると、そのようになっています。

大内委員

 大幅に落ちた理由は何か考えられるんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 制度の変更がございまして、ふるさと納税事業に関わる寄附額の、総事業費を5割以内にすること、あと、大きいのはやはり返礼品は寄附額の3割以内にしなければいけないことと、あとは地場産、基本的には自治体内で生産されたものにしなきゃいけないというところが大きな要因と考えてございます。

大内委員

 たしか中野で一番人気があったのは白州か何かの、ウイスキーか何かのやつでしょう。それが全部駄目になって、結局今は、昨年は何が多かったんですか、返礼品は。

高村企画部広聴・広報課長

 中野サンプラザの食事券が一番多くなってございます。

大内委員

 中野サンプラザの食事券は、例えば大体コース七、八千円ぐらいかな、そうするとその3倍、2万円ぐらい寄附すると食事券が当たるような感じなの、内容は。それが一番人気だったの。

高村企画部広聴・広報課長

 金額はもう少し高めに設定してございまして、一番人気は1万5,000円の食事券となってございます。

大内委員

 それで今度、ふるさと納税だと自分が住んでいる自治体にできないわけだから、ガバメントクラウドファンディングというのを今年から、今年からだっけ、あれは去年もやったんだよね。それはまだこの当初予算に、昨年は載っていなかったんですよね。年度の途中で考えてやったんですよね、たしか。ちょっとそこのところだけ確認を。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 ガバメントクラウドファンディングは、結果的に言うとここには載っていないわけ、その成果というのは。

高村企画部広聴・広報課長

 寄附額の1,300万円余の中に入ってございます。

大内委員

 その内訳を簡単に教えてください。

高村企画部広聴・広報課長

 ガバメントクラウドファンディング、大きく二つでして、一つは新型コロナウイルス感染症対策、もう一つはシティプロモーション事業助成に関してです。金額としては241万5,000円となってございます。

大内委員

 これは歳入のほうに入るの。だから、ここには出ていないわけ。手数料は一切かかっていないの、そうなると。

高村企画部広聴・広報課長

 歳出額は当然手数料が入って、その金額を支払いしていますので、この歳出額の中に含まれてございます。

大内委員

 ということは、事業実績のふるさと納税のここに入っているんですか、ガバメントクラウドファンディングの手数料は。

高村企画部広聴・広報課長

 事業実績のほうではなく、執行額のほうの歳出額の中に入ってございます。事業実績の上ですね、執行額のところのふるさと納税の事業委託、この経費の中に手数料分が入ってございます。

大内委員

 上のほうね、ふるさと納税500万円余のところにガバメントクラウドファンディングの手数料が入っていると。それは幾らなの。

高村企画部広聴・広報課長

 こちらもふるさとチョイスを使っておりますので、ほかのふるさと納税と同じでございます。ですので、一括代行業務としてJTBにお願いしている部分が、手数料が9%、それから支払いによりますけれども、マルチペイメントを使っている場合については大体手数料が3.5%、アマゾンペイとかですね。それからクレジットカード払いですと1%から2%の手数料がかかってございます。

大内委員

 ありがとうございます。

 先ほど配置計画を聞いたのと、あと基本計画のほうの支援業務委託、先ほども話のあった、これは何だっけ、やってもらったことは。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらは別の契約になってございまして、基本計画に関しましては、情報収集としてほかの自治体の事例であったりとか、社会全体の流れに関する情報収集であったりとか、あとは指標の設定をしておりますので、そういった指標設定に関する検討材料の提供でありますとか、基本計画の構成デザイン、また、図表データとか、そういったものの作成であったり、巻末にあります用語解説に関する作成とか、我々の作業と伴走的に、補助的に事業を委託しているものでございました。

大内委員

 たしかデータ委託をするというふうに最初、当初予算のときに説明されていたんだけど、それは。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画案の中にグラフとか、いろんなデータが載っていると思いますが、そういった作成であったりとか、そういったところに関しても委託で作業をしてもらっておりました。

長沢委員

 施設マネジメントのところで、先ほど他の委員さんのところでも質疑をされておりましたけれども、ちょっと確認の意味で、また繰り返しになりますが伺いますね。区有地等活用検討業務委託ですが、これは予算の際に3施設ということが言われていて、その方針のもとで50万円掛ける3施設で150万円、ここで業務委託残がおよそ52万6,500円あるから、要するに2施設だけ、この業務委託として執行した。その2施設はどちらになりますか。

石井企画部構造改革担当課長

 旧商工会館跡地と新鍋横区民活動センター用地でございます。

長沢委員

 これは令和2年度のときのというので、予算のときに言われていた施設とは違うんじゃないんですか。

それは何か変わったの。

石井企画部構造改革担当課長

 予算のときには、特に具体に活用する施設がそこで決まっているわけではなくて、急にある案件に対応するといったことで、3件ということで想定して予算に計上したものでございます。

長沢委員

 ごめんなさい、僕、議事録を見たときに、旧商工会館はその前の年にやっているんじゃないの。

石井企画部構造改革担当課長

 前の年ですから、令和元年度に商工会館の検討をいたしましたが、そちらはボリュームチェックを行っています。その前の年は商工会館と北部すこやか福祉センター、それのボリュームチェックを行っておりますが、この令和2年度につきましては、商工会館でございますけれども、土地の鑑定評価と具体の民間の活用の可能性の検討、こういったものを行っております。

長沢委員

 予算のときにも議論になっていたんだけど、一応これはいいかな、議事録に残っているからいいよね、鷺宮小学校であるとか、みなみの小学校であるとかということは言われていたんだよね、具体的にね。それで、もう一つ、3施設と言うんだけど、そこについては、あとはほかに寄附や民間からの買取り依頼などの突発的なボリューム検討、だから令和元年にやっていたというのは、そういうボリュームチェックみたいなものが出てきた場合においては、それも考えましょうと。そういう御答弁だったんだよね。今ので言うと、そうすると商工会館のボリュームチェックをやって、前の年度にやったから、それで土地鑑定とか、それはやっぱり必要なんだろうと。北部すこやか福祉センターについては、やっぱり前年度やっているということなんだけど、先ほど言われたのは、もう一つ、鍋横区民活動センターが出てきたと言ったよね。でも、鍋横区民活動センターは別に突発的な話でなくて、つまり年度年度で一定そういったものは行って、これまで来たのかな。これは一体いつからやられていたんだっけ、区有地の。そこから聞きましょう、ごめんなさい。区有地施設のそういった検討の業務委託は、これは何年度からやられていることですか。

石井企画部構造改革担当課長

 予算としては、平成30年度からの予算で計上してございます。

長沢委員

 最後のところで聞こうと思っていたんだけど、結局、区有施設整備計画が策定なので今定例会にも報告になりますわね。そうすると、実際として行っていた令和2年度、じゃ3年度自身はまた同じようにやられたところがあるんですか。

石井企画部構造改革担当課長

 今年度は、予算額としては50万円計上してございますけれども、今年度もあと半年ございますので、その中も含めて対応が必要なものについて執行する予定でございます。

長沢委員

 それはどこというのは決めているわけではないということだね。そうすると、聞き方を変えると、予算のときには一応具体的な名前として鷺宮小学校とか、みなみの小学校という、こういうのも必要なのかなと、そういうのがあるからお答えになったと思うんだよね。ただ、これは、そういう業務委託は必要なかったけども、内部なりで検討して、その活用については区有施設整備計画のところで出してきている。僕、ちょっとここが引っかかったと思うんだ、なぜそんなことを言うかというと、やっぱり予算のときの審査のときのやり取りの中で、平和の森小学校についても売却が適当なのか、また、区として活用していくことが適当なのか、こういうのも検討する必要があると。こういうのも、一応そういうのも想定をしていたのかなというふうに思うんだよね。突発的なものが出てきたということになると、また違うんだろうけど。要するに考え方としてはね。学校の跡地については、含めて聞いちゃうんだけど、そういったところには業務委託をしなかった、発注しなかった、そういうことだよね。だけど、区有施設の考え方としては、平和の森小学校でいえば売却という形も、もう既に案のところで出てきているわけだ。その辺についてはどういう形で、こういう委託をして、最終的にはそれは庁内でというか、区のほうでの決定になるんだけども、そういったところはどういうふうに考え方として整理をされてきたということなんですかね。

石井企画部構造改革担当課長

 学校の跡地ですとか、長期的に利活用を検討する施設、これについてはこちらの区有地等活用検討というよりは中野区施設配置計画等策定支援、こちらのほうで検討してきたところでございます。今挙がっていたような学校についても、ボリュームチェックを行ったものもございますし、あるいは民間活力の活用の検討をしたものもございます。そういったことの検討を進めてきたところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、130ページから131ページ、2目政策情報費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、132ページから135ページ、3目平和・人権・男女共同参画費について質疑はありませんか。

平山委員

 すみません、1点だけ。平和事業についてのやり取りが総括質疑であって、現行の平和基金のその後の運用について、なかなか運用益を新たに生み出すようなスキームというのが難しいので、平和基金自体の在り方を見直すような答弁があったかと思うんですけど、それは間違いないですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 総括質疑でのお答えにつきましては、在り方を考えていく必要があると考えているというふうにお答えをしてございますので、直ちに基金を廃止するというような考えはございません。

平山委員

 直ちに基金を廃止するなんていうのはとんでもないから、あれなんですけど、分かりました。ただ、そういう状況にあるということも私も理解はしているんですよ。だけど、単なる基金条例じゃなくて、いわゆる中野区の平和行政をどうするかという条例の中の一つとして基金の位置付けがあるわけじゃないですか、財源確保のための。それはなぜそういう条例になったのかという背景を、やっぱり改めて確認をしていただいた上で今後の在り方を検討していただきたいというか、要は平和事業って、例えばトップが変わったり、変わらなかったり、あるいは財政が健全であったり、あまり芳しくなかったり、何か世の中の状況が変わったり、区の財政がアップダウンをしたり、さっき言ったように区長が代わられたりとか、そういう要因で容易に変更していいものではないので、平和への取組というのは恒常的にこつこつと積み上げていかなきゃいけないし、決して途切れるものであってもならないし、この歩みを着実に進めていくためには基金を作って、その運用益という、要するに一般財源とは別の部分でやってきたわけじゃないですか。それがなかなか難しくなっているということなので、そこの趣旨は絶対に踏まえ続けていただきたいなと思っているんですけど、どうですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 委員おっしゃいますように、基金の存在そのものの区民へのアピールというのもあると思います。昨年度の区民意識調査の中で、区の行政サービスで一番満足度の高いものは平和というふうになってございます。その一つに、この条例ですとか基金の設置というようなものもあろうかと思いますが、その効果といいますか、総合的に平和事業というものの中で基金の在り方というものを捉えていく必要があるというふうに考えております。

平山委員

 もう一つだけ懸念なのは、最近ガバメントクラウドファンディングについて、うちは積極的な活用を考えていらっしゃるじゃないですか。私は個人的には、行政の運営は税で行うものだと思っているので、本当にそれより別なところにあるものについてはいいでしょうけど、本来行政が行わなければならないものというのは、それは本来の収入の中でやっていくべきだというふうに思っているので、そういう意味で言うと、平和事業のスキームがなかなか、でも新しいスキームって、なかなか難しいんですよね。そういう中にあって、あえて安易にと言いますけど、安易にガバメントクラウドファンディングを利用しようかとか、要はガバメントクラウドファンディングでやるということは、中野区としてはできませんと。よその人、中野区の平和事業のためにお金を出してくださいと言っているようなもんですから、平和事業に対する敗北宣言なんですよ。そういうことにだけはならないでいただきたいなと思っているんですけど、どうですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 平和事業の成り立ちといいますか、平和事業の理解度を高めている要因の一つに、やはりこの基金というものがあると思いますので、その運用につきましても、新しい制度もございますけれども、過去の経緯も踏まえまして、考えてまいりたいと思っております。

中村委員

 132ページ、133ページの平和事業のところで、昨年度は平和資料展示室も整備がされて、ここにも企画展示実施というのがわーっとあって、第2回以降は平和資料展示室になっているんですけれども、こうやってずっと切れ目なくやっていっているのがすばらしいなと思っているんですが、今年度に入って、新型コロナの影響でとか、あとオリンピックの関係で閉じてしまっている時期があったかと思うんですけれども、そこら辺はどうなっているのかの確認をさせていただいても、できますかね。できますか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 体育館の閉鎖時は、区役所1階の特別集会室で展示を行ってございました。

中村委員

 ということは、ずっと切れ目なく展示というか、こういった平和事業を進めることができているという理解でよろしいですかね。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 アンケートの結果からも、やはり参考になったというようなところがございまして、平和事業については、きちんと切れ目なく続けてまいる予定でございます。

中村委員

 分かりました。ちょっとこれ以上はしませんが。

 次のページの135ページで、不用額のところの最後のところに新型コロナで男女共同参画・多文化共生推進シンポジウム事業未執行による残とあって、これについては主要施策の成果の56ページ、57ページのところにも記載があります。57ページの真ん中の段あたりに、当初は5回の審議会開催予定であったけれども、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響も受け、開催時期の調整が必要になり、2回の開催となったということで、これは審議会の話だと思うんですけれども、令和3年度にその残りは行われたという理解でよろしいですね。確認です。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 残りの3回は今年度に実施してございます。

中村委員

 ありがとうございます。次年度予算編成に向けた評価というところで、方向性として継続となっています。新条例について啓発・広報を実施する、啓発冊子の作成、シンポジウムの開催等とあるんですけれども、これは令和4年度に令和2年度に行えなかった分を実施するという理解でいいですか。全く同じ開催方法で同じような、令和2年度予算編成時に描いていたようなものを令和4年度に実施するという理解でいいですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 次年度予算編成に向けた評価でございますが、令和4年度につきましては、シンポジウムを開催したいと思ってございますが、新型コロナの前の状況と全く同じものでは考えてございませんで、さきの一般質問でもお答えいたしましたが、大学や団体等の広報力も活用をさせていただきながら、工夫しながら開催をしてまいりたいと思ってございます。

中村委員

 シンポジウムは開催したい方向だけど、その開催方法が違うということですか。ちょっと今、理解ができなかった、ごめんなさい、もう1回お願いできますか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 シンポジウムは、新条例につきましては周知がやはり必要だと思ってございまして、シンポジウムは強力な手段かと思っております。その方法については再度検討して、より効果的なものを実施したいというふうに今考えているところでございます。

中村委員

 分かりました。あれですよね、オンラインの活用とかも含めて、いろいろ様々しっかりと広報ができるような形で、それは進めていっていただきたいなというふうに思っていますし、条例自体というか、この条例自体が遅れてしまっているのかなということなんですか。もともと条例ができて、シンポジウムを開催するという見込みではなかったんでしたっけ。その前段階で、令和2年度は啓発というか、広報をやっていくという見込みだったんですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 令和2年度につきましては、条例制定前の周知を兼ねまして啓発を行う予定ではございました。

中村委員

 それであれば、やっぱり条例ができた際にはしっかりと、今までは、令和2年度当初予算の段階では、もっと丁寧なと言ったらあれですけれども、広報というところを考えていたのであれば、やはりしっかりと工夫をしていただいて、区民の皆さんに浸透していくような方法をぜひ検討していただければと思います。これは要望とさせていただきます。

大内委員

 今の男女共同参画・多文化共生の条例というんですか、これは今いつ頃作るだとか、どうなっているんでしたっけ。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 前回の総務委員会で御報告いたしました予定としましては、この後、10月に素案のほうでお示ししまして、年度内、3月に条例の御提案と議決を頂けたらというふうに考えてございます。

大内委員

 今言ったシンポジウムというのは、できる前にやる予定なの。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 令和2年度の時点では、機運醸成というような形で当時予算化しておりましたけれども、今、中村委員の御質問にありましたシンポジウムは、来年度、令和4年度、条例発足後のことで想定をしているものでございます。

大内委員

 いや、シンポジウムは別に条例ができる前でも後でも関係ないということだと。最初はできる前にシンポジウムを開くと言っていて、今はできてからシンポジウムを開くと言っているので、名前はシンポジウムと言っているけど、中身は全然違うわけでしょう、そうすると。できる前にやるのとできた後に。そんなものなの。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 令和2年度のときには、作成段階におけるPRということで予算化をしておりましたけれども、現段階におきましては、やはり条例内容の周知というものに力点を置かせていただきたいと思っておりますので、構成といたしましては変更させていただいたというふうな形になります。

大内委員

 何が変更になって、どういう話になったら、本来これを作るに当たって、みんなに意見を聞いたり、意見を公の場で披露したりするシンポジウムをやろうと思っていたけど、今度はできてからみんなにこの中身をお知らせするために意見交換会を行うと言っているの。考え方が変わったわけでしょう。シンポジウムという名前は、後だろうが先だろうがどうでもよくなっていて、どこでそれは変わった、それは予算のときに説明されたの。要するに、令和3年度の予算のときに、予算がついているけど、令和2年度はこうでしたけど、令和3年度はこういう考え方に変わりましたと、そういう説明をされたんですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 令和3年度は、今年度は予算化をしておりませんので、令和2年度、この決算書の時点では同時並行といいますか、そういう形でのシンポジウム、機運醸成というような形で予算化を考えてはおりました。今お答えした内容は、来年度に向けての考え方を行政評価の中で考えているということの御説明でございましたので、今年度はシンポジウムは予定しておりません。

大内委員

 当初、多文化共生の条例を作るに当たって、その前にシンポジウムをやる予定だったけども、それはやめて、もう作っちゃおうと、そういう考え方に変わったということでいいんですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 シンポジウムそのものが目的ではございませんで、シンポジウムの利用方法について、当時は事前の機運醸成ということで考えておりましたけれども、今、進めさせていただいておりますものにつきましては、周知の手段としてのシンポジウムというような形ですので、考え方は異なるものでございます。

大内委員

 言っている意味がちょっと、別にシンポジウムという言葉にとらわれなくていいんだけども、当初作るときに皆さんの意見を聞いたりする予定だったものを、できてから皆さんに内容を発表するって、全然言っていることが違うんですよ。条例を作成するに当たって。できてから皆さんにいろいろ内容を説明する。でも、その前のときは、内容について皆さんから御意見を頂くと言っていた。それがなくなるということになると、大分ちょっとね、多文化共生の条例を作っていく流れがかなり違うんですよ。それは分かっていますか。だって、当初、今年度のシンポジウム事業未執行による残が約200万円ぐらいあるんだよ。これをなくして、今度はできてからシンポジウムを開きますと言って、シンポジウム、そもそも何をしたかったのか全然分からない。それをやらなくてやっちゃっていいんですかということにもなるんだけど、その辺はどうなっているんですか、話は。整理してというか、そんなもんなの。別にやる前でもやった後でも構わないですよみたいな感じなの。これはどういうこと。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 この令和2年度の想定は新型コロナ感染症拡大の前のものでございまして、大勢の方の集まるイベントというものが機運醸成につながるというふうに考えて当時は予算化をしていたものでございます。やはりコロナ禍を踏まえまして、現時点で大勢の方に集まっていただいて行うシンポジウムというよりは、区民意見などは意見交換会やパブリックコメントなどで、あるいは団体からの意見などで頂き、必要な経費につきましては、事後の周知のほうで予算化したほうが効果的であろうということを考えまして、今はそのような考えを持っているものでございます。

大内委員

 そうなってくると条例を作るためにやっている感じで、意見を聞くのは別にいいんだというふうにも、先に条例を作る日程だけどんどん決めていって、中身については、コロナ禍だからこれはできない、あれはできない、でも作ることが先なんだみたいにも聞こえちゃうんですよ。条例について、僕は今ここで審議するわけじゃないのでよく分からないんだけど、何か順番が、作るのが目的であって、意見を聞いたりして、区民に対して周知するのは後からでもいいんだみたいな、ちょっとおかしいのかなと思うんだけど、もういいです。

 あともう一つ、ユニバーサルデザイン普及啓発事業経費、これはどういう中身でしたっけ。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 こちらは職員向けの研修などの経費でございます。

大内委員

 職員向けの、いや、本来300万円余ついていたのが、イベントとか地域イベント、シンポジウムを開くとか言っていたんじゃないの。そういうのもあって、でも実際できたのは、職員向けのしかできなかったということを言っているんですか、今。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 不用額のところにございます推進イベントの未執行でございますけれども、こちらが当初新型コロナウイルス感染症流行以前はユニバーサルデザインの物品展示ですとかを地域のお祭りのほうで展示したり、実体験をしていただきながらというようなものを考えてございました。こちらが執行中止となりましたので、このような残になってございます。

大内委員

 だから、実際お金を使ったところは、職員の啓発事業で使ったということを言っていたんじゃないの。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 職員向けの研修は毎年行っているものでございまして、このほかに区民の方向けのサポーター養成講座というのも予算化はしてございましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、こちらも先ほどのイベントと同様に中止をさせていただいたものでございます。

大内委員

 だから、実際使ったのは職員向けの啓発事業をやったんでしょう。その啓発事業はどういうことをやったんですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 ユニバーサルデザインにつきましての基礎知識ですとか、そういった支援が必要な方の支援方法ですとかというような内容を実施したものでございます。

大内委員

 じゃユニバーサルデザインの基本知識をちょっと言ってくれる、簡単に。ユニバーサルデザインの基本知識って、どういうやつ。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 ユニバーサルデザイン自体の考えといたしましては、あらかじめ障壁がないようなもののサービスや物品提供を行っていくというようなところでございます。あとは、様々な原則がございますけれども、基本理念といたしましては、ハード、ソフト、ハートという三つの要素がございまして、ハード面は支障なく円滑に利用できる都市基盤・施設整備の推進ですとか、あとソフトは、先ほど申し上げました平等で円滑に利用できる商品・サービス提供の推進、最後、ハートといたしまして、お一人ひとりの個性や多様性が理解され、尊重され、支え合うための理解の促進というようなところの基本理念について、計画上も定めておりますし、講義でもそういった内容で講義を行っているものでございます。

大内委員

 そうやって冊子を見ながらじゃないとしゃべれないようなもので、基本理念が分かっているのかなという気が、大体担当の方が、気もするんだけど、それはあれとして、講習というのは1日3時間やったりとか、丸1日やったりだとか、そういうことをやるんですか、これは。何人ぐらいを対象にしているの。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もありまして、映像の視聴というような形で行いました。人数につきましては127人の受講者となっております。

大内委員

 対象者、新しく入った人とか、あるいは皆さんも受けているの、希望者は。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 対象者は管理職と係長級の職員を中心にしております。

長沢委員

 132ページ、133ページのところで、平和企画展示の実施のところなんですけど、新しいところで、2回目から新しい体育館の中での平和資料展示室で実施されていて、いらっしゃる来客というか、数なんていうのはつかんでいるわけではないですよね。それぞれの展示室に来ましたという、こういう企画で。つまり企画じゃなくたって自由に入れるわけだから、こういう企画もやっていますといったときの、別に取り立ててそこで数を、何人来たとか、そういうのというのは分かるような仕組みになっているわけじゃないんですかね。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 来場者数は、正確な数字は把握してございません。ただ、アンケートはとってございまして、アンケートはそれぞれ数十枚ずつ頂いているところでございます。

長沢委員

 分かりました。アンケートで、言ってみれば内容であるとか、そこの感想であるとか、意見であるとか、運営についてもそういう感想や御意見というのもあるのかもしれません。率直に、新しくなって、ただ、こういうコロナ禍でもあったから、そういう来庁というのか、来客というのか、どうだったのかなと思うんですけど、担当としては、こういう企画展をいろいろやられたところで、どういうふうに受け止めていらっしゃるんですかね。感じていらっしゃるかというのを、ちょっと御意見を聞きたいんですが、いかがですか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 昨年度は平和資料展示室開設ということもございまして、この実績にございますように回数を7回まで増やしてございます。こちらは施設の周知とともに、戦後75年ということも意識しながら回数を増やしたものでございます。アンケートの内容を見ますと、きれいで見やすいですとか、ガラスの、中が見えるような部屋で入りやすいというようなこと、あとは企画展そのものにつきまして、大変参考になったとか、戦争の恐ろしさが十分分かったというような御感想を頂いております。

長沢委員

 どうもありがとうございます。

 もう一つ、134ページ、135ページのところで、不用額のところで、ここで聞いちゃっていいのかあれなんですけど、新型コロナの冠がついている男女共同参画・多文化共生推進、先ほど来議論になっていますシンポジウム事業の未執行であるとか、あるいはユニバーサルデザインのところでも、イベントの企画運営の事業の未執行というのが、それぞれ198万円、230万円余ありますね。これは結局、ほかのところでいろいろ補正でもこの年は減額をしたのがありましたね。執行の、中には、それはコロナ禍の中で、なかなかその年度に執行するのは、同じような形で進めるのは難しいであるとか、だから中止とか休止であるとか、あるいは先にと、年度を送ってと、そういう考え方で整理して、そういうのが補正で減額なりになってきたと思うんですね。これは新型コロナということでこうなっているんだけど、別に補正で減額をしていないんだよね。こういうのというのは、この二つで、その後もずっと出てくるんだけど、それこそ企画や総務だけじゃなくてね、当然。これというのは、どういう考えであれしたんでしたっけね。

森企画部財政課長

 今委員お話のとおり、予算の執行調整もありますし、当然、新型コロナウイルス感染症の関係もあって、事業を縮小したり、取りやめたというようなものもございました。補正予算で今年の1定で減額補正を出させていただいたんですが、減額につきましては規模が大きい、基本、目安として1,000万円の歳出の執行残、減が見込まれるというものについてまとめておりまして、それで提案をしておりますので、今回の記載の事業が未執行、幾つかありますが、これについては金額としてはそこまで至っていないということでございますので、補正予算のほうでは減額のほうには入れていないということでございます。

長沢委員

 分かりました。では、予算規模というか、そのあれが一つの判断材料としてということね。そうすると、ここで書いてある冠にある新型コロナという、この中にもこれが出てくるので、そのときはもう聞かないけども、聞かないけどもというか、同じことは、視点では聞かないけど、これもあくまでも規模のところで、だから新型コロナ関係で大きいもの、1,000万円とか2,000万円とか、そういう大きいものについては一定のところの補正なりで落としたりしていると、そういうこと、確認なんですけど、いいですか。

森企画部財政課長

 そのとおりでございます。

内野委員

 平和事業についてなんですけれども、新しい展示室になって、毎年、企画が充実しているという評価をされているようなんですけれども、企画の中身は大体ざっくりとして、どんな内容なものになっていますか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 今回もさきの戦災ですとか、核兵器なき世界への連帯ということでございますが、通常年4回ほどを予定してございまして、やはり国内に、日本の第二次世界大戦のことと、あと世界におきましても、平和関連の展示というものを、両方の要素を踏まえながら企画をしているものでございます。

内野委員

 中野区で平和の定義みたいなのって何かしていますか。平和とはというので。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 平和とはという定義は特にしていないところでございます。

内野委員

 見ているとどうも毎年、区役所でやっていたものもそうなんですけれども、平和というと第二次世界大戦や原爆というのでほとんど偏っているような印象があるので、どちらかというと今の平和というのはもうちょっとこう、中国や北朝鮮がいろんなプレッシャーをかけてくるという意味でも、そういう世界的な国際状況というのも平和の一端なんだと。平和を守っていくためにはこういうことが必要なんだと。そういうことの啓発のほうも必要なんじゃないかなと。70年間、やっぱり忘れちゃいけない戦争であったのは間違いないんですけれども、その点は、あんまりそればっかりやっていると、我々世代からしてみると、毎年毎年そればっかり見ていても、真新しいものもないし、本当に子どもたちに教えなきゃいけないのは一時期であって、そこから先は自分の頭で、国際的な紛争の状況を自分で知って、どう解決していくのかという社会課題を持って、また中野に戻ってきて新しい平和啓発事業をしていくという、そういう教育もしたいんですけれども、どうもこれをずっとやられると、もう子どもは連れていきたくないですよね。1回見れば、もういいやで、また行かないと思うんですよね。ただ、続けなきゃいけない事業は当然残したとしても、新しい展示室で新しい基本構想のもとに、新しい平和事業というのも別の視点で考えていってもらいたいですんですけど、いかがでしょうか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 委員おっしゃいますように、世界の中の平和を考えるということも重要と考えてございます。これは企画展でございますけれども、平和の集いは今年度、アフガニスタン紛争地域の中村哲医師の講演でございまして、そちらに小学生のお子さん、親御さんも訪れておりました。そういった現在の紛争、平和について考える機会というものも捉えながら、展示、イベントなども考えてまいりたいと思ってございます。

内野委員

 もう最後にしますけれども、国際的には戦争のない社会というのが平和としても、例えばドメスティックバイオレンス、家庭内での平和というのも子どもたちは知っていなきゃいけないので、男女共同参画のところに、女性に対する暴力をなくす運動パネル展、こういうものもやはり平和の一端として、自分たちが一番身近に感じる家庭内での平和って、虐待だ何だといろいろある中で、自分たちが自分たちの身を守っていくためにも、それも平和の一つなんだと。多様性と言うんなら、平和も見方、考え方の多様性が何かあるので、そういった視点も入れていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

堀越ユニバーサルデザイン推進担当課長

 平和につきましては、やはり人権が守られた上でこそ達成される状況というふうに捉えてございますので、この平和事業と人権の課題につきまして、相互にそれぞれの視点から捉え直しながら、事業も進めてまいりたいと思います。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、136ページから137ページ、2項財政費、1目財政費について御質疑はありますか。

中村委員

 137ページの内部事務管理システム節廃止作業委託というのが1,000万円ほど出ているんですけれども、中身を教えていただいてもよろしいですか。

森企画部財政課長

 こちらについては令和2年度限りの事業なんですけれども、会計年度任用職員の制度が昨年4月にスタートいたしました。歳出、臨時職員という制度がなくなったわけですが、その関係で従来、令和元年度まであった賃金という節、臨時職員に支払う賃金という節が、会計年度任用職員の部分が報酬に代わりますので、その賃金の節がなくなって、7節なんですけれども、それ以降が全部節が繰り上がったと。賃金という節がなくなったので、それ以降の節が、8節以降が繰り上がった、その関係でシステム改修を行う必要が生じたということでございます。

中村委員

 分かりました。ということは単年度で、この年度だけこの改修を行って、1,000万円ぐらいかかってしまうものということなんですか。これを見たときに、すごく高いなと思ったんですけれども、これは妥当な金額ということでよろしいんですかね。

森企画部財政課長

 こちらは富士通の業者に委託したわけでございますが、このシステムのそもそも開発業者なので、ほかの自治体の情報は、予算編成時なんですけれども聴取したところ、大体1,000万円台だったというような情報も得ているので、この金額については、ほかの自治体等の状況から見てもおおむね妥当だったかなというふうに考えております。

中村委員

 分かりました、ありがとうございます。

 先ほど長沢委員が新型コロナの記載の話をされていたと思うんですけれども、全体を通して、全部説明書を見ていったときに、「新型コロナ」と書いてあるものと「新型コロナを含む」と書いてあるものがあって、多分企画部と総務部にはないんですけれども、この記載というのはそれぞれの所管で、どう記載するかというのを決めているんですかね。すごく「新型コロナを含む」というのが分かりにくいなと思っていて、じゃそれ以外に何があるんだろうみたいな感覚を持つんですけれども、そこは財政課のほうで指定をしているものではなくて、それぞれの所管で判断をして、そういう記載をしているという理解でいいですかね。

吉村会計室長

 この決算説明書の内容については、新型コロナウイルス感染症の影響による様々な執行残、そういう場合については「新型コロナ」という形で表現を統一させていただいています。ただ、「含む」という場合に、予算上、新型コロナの事業以外にも合わさった部分の事業執行があった場合に、一部新型コロナの影響で執行できなかったものについての表現を各部の責任において説明できるように依頼をしたというような流れで決算説明書の作成を依頼しております。

中村委員

 ということは、「新型コロナを含む」となっているものは、例えば単体の事業だけじゃなくて、いろんな事業の予算とかが入ったもので、そう記載せざるを得ないというところの理解でよろしいんですかね。

吉村会計室長

 おおむねその理解で結構でございます。ただ、ほとんど、大まか言って8割近く、あるいは9割の判断がなかなか部によって違いますので、その判断は各部の部長の判断でお願いしているということでございます。

中村委員

 分かりました。この年度は新型コロナの関係で、令和2年度予算執行方針の中をちょっと読ませていただいていて、この予算執行方針はいつ頃出ていたんでしたっけ。それを最初に確認させてください。

森企画部財政課長

 まず例年、この令和2年度も同じなんですけど、まず予算執行方針としては4月1日に通知、依命通達をしているところでございます。4月1日に出した予算執行方針については例年と、新型コロナの影響も踏まえつつということなんですが、構成としては例年と同じような形で出していまして、その後、4月8日に執行方針ではなくて、執行についてということで、ちょっと縮小とか見直しとかというふうな検討を別途、依命通達で出しているという、そういう形でございます。

中村委員

 今、私の手元にあるのはホームページからとってきたものなんですけど、執行方針というのは4月1日に出ていて、さらに4月8日に執行について、ちょっと見つけられないんですけど、それが出ているということなんですか。執行方針の中を見ても結構、財政のところの、要は執行管理についてとかのところが結構厳しめだなという理解をしているんですけれども、執行についてというところと執行方針とは、トーンって変わっている部分があるんですかね。そこを確認させてください。

森企画部財政課長

 今、委員、執行方針のところよりも厳しめというか、見直しについてということで、執行に当たっての留意するところについて出しています、基本的なところは。それを受けて、さらに実際に、具体的に執行についてどうしていくのかというのを、さらに区長名で4月8日に出しているということでございます。

中村委員

 分かりました。具体的になんですけれども、執行方針のところの中の執行管理についての(2)で予算の配当というのがあって、「契約落差及び事業未執行による残額は、他の事業に使わないこと。契約落差等の残額(予算額と契約額との差額)については、配当戻しを行う」となっているんですけれども、これはしっかり守られたという理解でよろしいですか。

森企画部財政課長

 こちらの予算の配当、契約落差の配当戻し等については、例年行っているところでございまして、特に年度当初契約の処理がおおむね終わった5月、6月あたりについては、特に契約落差等の引上げについて重点的に行っているということで、基本的にはこの形で対応してきているところでございます。

中村委員

 基本的にはというところで、ちょっと気になったんですけど、これだけ厳しい厳しいと言ってなった中では、守られているのかなというところがやっぱり気になるところなので、基本的にはではなくて、全体的にしっかりと守られたのかというところを確認させていただきたいんですけど、いかがですか。

森企画部財政課長

 当然このとおりに対応してきたというところでございます。

中村委員

 分かりました。もう1点、歳入についてのところの(3)で、「その他の収入についても、予算計上額を確保することはもとより、区有財産の活用や広告収入事業の拡充、各種財団等が実施している補助制度の利用等、新たな財源の確保にも努め、増収に向け最大限の努力を行うこと」とあるんですけれども、これは行われたという理解でよろしいですかね。

森企画部財政課長

 先ほど企画費のところでも少しありましたが、ふるさと納税、クラウドファンディングの新たな展開ですとか、そういったところについて年度途中においても、そういった歳入確保ということについては取り組んだというところでございますし、また、今具体的なものについて、どうこうというのはちょっと出てこないんですけども、当然、国と、また各事業団体における補助制度の活用についても、年度を通して情報収集に努めて、各部も含め、取組を進めたというふうに捉えております。

中村委員

 分かりました。こうやって方針を出している中では、絵に描いた餅にならないようにしっかりと、出して終わりにならないようにしていただきたいなということは要望として伝えさせていただきます。

日野委員

 すぐ終わります。私も内部事務管理システム節廃止作業委託のところですね。先ほど御答弁いただいたとおり、会計年度任用職員に伴って7節の賃金がなくなったと。これって、システム改修が終わったのはいつぐらいなんですか。

森企画部財政課長

 実際に改修が終わったのはほぼ年度末ということでございまして、ただ、実際のところは、改修が終わるまでの間は、実際、元の節がシステム上残っていたわけですが、それは読み替える運用をして令和2年度中は対応したということでございます。

日野委員

 この改修自体は、金額的に言ってもそれほど大きな改修じゃないなと思うんですけど、ただ、全部で28節あるうちの7節を削除して、それ以外全部繰り上げると。恐らく想定なんですけど、これって影響はすごく大きいと思っていまして、いろんなマスターテーブルとかというのがあって、そこの、システム的な話をすると、カラムが変更になったり、データパッチかけたり、それにひもづくトランザクションテーブルとか、そういうのがいろいろ変わって、さらにプログラムも改修されるというような、多分改修の内容に比べて全体にかかる影響というのはすごい大きい改修なのかなと思っていまして、要はその改修の確認というのがちゃんとされているんですかというのと、あと、それが反映されたものというのが今回この決算書等でも、中身が反映されているというか、それが変わってから初めてのというものになると思うんですけども、当然ながらシステム上でしっかりと影響というか、チェックというのはされていると思うんですが、これって業務観点的にもちゃんと確認されているんですかというのがちょっと気になって、この質問をさせていただいたんですけど、そこは大丈夫ですかね。

森企画部財政課長

 当然システム改修の都度、タイミングで、まず本番環境ではなくて、テスト環境でしっかり確認をして、今委員お話のように予算の編成だけじゃなくて、予算の執行とか、いわゆるそういったところのほうにも影響があるところでございますので、しっかりその辺りは反映されていることを、問題なく改修が終わっていることを確認した上で適用したということでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、一旦休憩にします。

 

(午前10時35分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午前10時51分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、138から143ページ、3項広聴・広報費、1目広聴・広報費について質疑はありますか。

中村委員

 まず、区報のところでお伺いをしたいんですけれども、たしか区報って令和元年度にカラー化をして、そのときは年度途中だったんですけれども、令和2年度は1年間丸々カラー化をされたところで、このカラー化によって広告収入とかというのはどうなっていますでしょうか。やっぱり増えているんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 令和元年7月のカラー化に伴って広告基準を変えました。単価を上げたというところです。ですので、それに伴って増えているのに加えて、この新型コロナの影響で比較的中型だとか大型の事業者さんがほかの広告よりも安いということで掲載依頼がありまして、広告収入が増えてございます。

中村委員

 ごめんなさい。もし分かれば、大体広告収入が令和元年度と令和2年度とどれくらい差があったかというのを教えていただいてもいいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 88万4,500円ほど増えてございます。

中村委員

 すばらしいですね。ありがとうございます。

 その次、行きます。ホームページのところで、今回、ホームページ運営とホームページ運営(水災害緊急対応)、ホームページ改良とホームページ改良(水災害緊急対応)とあるんですけれども、令和元年度にたしか、台風のときだったかと思うんですが、ホームページが落ちてしまったということがあって、それに伴うものだと思うんですけれども、ここの御説明を少し頂いてもよろしいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員、今御指摘のとおりでして、令和元年10月の台風のときに東京都のセキュリティクラウドのほうで障害が起きてアクセスができないということがございました。その時点では、東京都のほうのセキュリティクラウドを直すという方向を都のほうで示されていたので特に令和2年度について予算化はしていなかったんですけれども、さすがに台風が近づく前の時期に、このままでは・・・ということで、そこで東京都のほうからも方針を出されませんでしたので、急遽、緊急対応ということでCDNの導入をしたところでございます。

中村委員

 ありがとうございます。それは水災害緊急対応のところだけになるんですかね。それとも、このホームページ改良というところの中身も教えていただいてもよろしいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 ホームページ改良のほうは通常も想定しているところではありましたが、LINEの導入、公式アカウントの配信を12月に始めたことに伴うタブの変更ですとか、あと、どうしてもスマートフォン対応になっていませんので、あまりにもスマートフォンで見たときにひどいものについては一部修正をしたというところでございます。

中村委員

 ありがとうございます。ちなみになんですけど、この東京都のセキュリティクラウドのところの改善策というのは今後行われる方向なんですかね。そこら辺て、区として何か情報って持っていらっしゃるんでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 都区市町村セキュリティクラウドにつきましては、来年度、都のほうでシステムの更改が図られていますので、その中で改良等も同時に図られているという認識でございます。

中村委員

 分かりました。ありがとうございます。

 次の141ページのところに行って、ホームページの不用額のところでユニバーサルデザインフォント設定作業委託事業未執行による残とあるんですけれども、これ、新規で入っていて、この年は執行されていないんですけども、その後、状況はどうなっていますでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 予算の分科会でも御説明させていただきましたが、やはり非常に文字が見づらいというのがありましたので、事業者のほうの管理運営経費の中で持てないかということでお願いしまして、一応、数がすごく少ないんですけれども、事業者のほうで何種類か用意してくれた中で今年6月から設定してございます。

中村委員

 ということは、このユニバーサルデザインフォントはもう既に入っていて、今年度6月からそのように使われているという状況でいいんですかね。はい、分かりました。

 その次の区政情報提供の事業実績のところに報道機関への情報提供というのがあるんですけれども、これ、令和元年度から比べて増えています。新型コロナの関係もあるのかなとも思うんですが、この情報提供を報道機関へする条件みたいなのって区として持っていらっしゃるんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 今、委員御指摘のとおり、新型コロナの関係もありまして、特に危機情報だったり、いわゆる区としての不祥事などは必ず出しています。それに加えて区の重要施策だったり、政策課題の中で議会報告されたものについてプレスリリースしているところでございます。

中村委員

 増えている理由というのはやっぱり新型コロナが主なんですかね。ほかにもあるのか教えていただいてもよろしいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 できるだけそういう情報提供をしようというアドバイスをアドバイザーからも頂いていますので、それに基づいて発信する数を全体として増やしたということでございます。

中村委員

 分かりました。ありがとうございます。

 その下の広聴のところなんですが、区民の声スマートフォン向けアプリケーション保守業務委託があって、その下に区民の声(要望、意見、苦情など)対応の件数が2,668件で、令和元年度よりかなり高くなっています。うち、区民の声アプリケーション受付も増えているような状況なんですが、これはどういった影響でこうなっているのか。また、やっぱり新型コロナの影響なのか。そこら辺も含めてちょっと教えていただいてもよろしいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 今委員がお話しになった新型コロナの関連が一番です。それに伴って在宅率も増えているということや、職員の対応が増えていますので、職員に対する苦情というのも増えてございます。

中村委員

 分かりました。在宅率が高いから、そうか、家の周辺にいらっしゃって、そこで苦情というか、気がつかれることが多いということなんですかね。

高村企画部広聴・広報課長

 メールで寄せられている数がほぼ倍ぐらいになっています。また、「なかのEYE」アプリのほうでも、いわゆる通常ですと、例えば立て看板ですとか、それから公園とか道路の関係が多いんですけれども、やはり飲食店の営業だとか、そういったものもアプリで送られるということもあって増えてございます。

若林委員

 138ページ、139ページ、区報についてなんですが、これは令和元年度は外国人向け広報誌というのを聞いていたんですが、令和2年度は多言語対応アプリを入れたというんですけど、これ、ごめんなさい、外国人向けの広報誌で、多言語アプリ、この関係というのをちょっと教えてもらえますか。

高村企画部広聴・広報課長

 令和元年まで外国人向けの区報というのを年4回、1回につき4ページのものを出していたところです。これではやはり十分な情報提供ができないということがありまして、こちらを廃止しまして、その代わりに区報をいわゆるこのアプリで10か国語対応で読めるもの、そのアプリを導入したというところでございます。

若林委員

 その区報をそのアプリで読めるようにしたということですか。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

若林委員

 ありがとうございます。

 あと、区報についてなんですが、いろんな、年間で大体記事を決めていると前に伺っているんですけれども、どうしてもそのときの旬のものをやっぱり入れるべきと思うんですよ。例えば本当にコロナ禍で新型コロナウイルス感染症、真っ最中のときにちょっと違った記事が載っていたりするというのも、年間を通して決めているとはいっていても、それはどうかなと思うんですけど、そこら辺の改善点は考えられますか。

高村企画部広聴・広報課長

 以前にそういった会派のほうからも御意見を頂きましたので、今2か月前まで引っ張っています。それでもやはりどうしても即時性のあるものではないので、なかなか差し替えというのが難しいので、例えば表紙の中に新型コロナの情報を頭出しするとか、そういった工夫で対応しているところでございます。

若林委員

 2か月前まで引っ張っているのは分かりますけど、ほかの区の区報とか、前、大内議員から質問がいろいろあったと思うんですけど、向こうはしっかりと合わせているじゃないですか。ほかの自治体とかは。だから、あまり間の抜けたと言ったら失礼なんですけど、タイムリーじゃないものというのを、2か月と言わず、本当に緊急性のあるものに関してはちょっと対応策を考えていただきたいと思うんですけど、いかがですか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員の意見の御趣旨は理解しております。一方で、やはり編集についてはどうしても2か月というスパンがありますので、その中で工夫できるもの――例えばあらかじめ緊急事態宣言が発令されるとか、そういうのも会派のほうから御意見を頂きましたので、そういうのが分かっているときには差し替えの準備ができるんですけど、そうでないこともありますので、やれる範囲内の中で区報については対応したいと考えてございます。

若林委員

 事務的作業というのがあるので理解はするところはあるんですけど、できる限りタイムリーなものを記載できるように工夫をしてみてください。

 次に、140ページ、141ページの広報設備等管理運営のほうで掲示板設置状況というものがありますが、このお知らせ板342本あるわけですけれども、これって今後増やそうと努力していくのか。今後の状況を教えていただけますか。

高村企画部広聴・広報課長

 デジタル化に移行していることや、どうしても移設ですとか、例えば建て替えですとか、そういうのに伴って撤去せざるを得ないケースが出ていますので、基本的には区民のひろば、こちらについては最低限でもこの数を当面確保するというふうな考えでやってございます。

若林委員

 つまり、このお知らせ板というのはどんどん減っていく一方、どんどんなくなっていくという考えですか。

高村企画部広聴・広報課長

 減らすという考えはございませんが、どうしても毎年やはり建て替えですとかいろんな整備に伴って所有者のほうからどけてくれというような話があります。そういう場合については、優先度としては区民のひろばを優先する形にしたいと考えております。

若林委員

 では、お知らせ板については増やす努力をするというのもあれなんですが、区民のひろばを優先して残していって、お知らせ掲示板は、これもある程度残しておいてもらいたいんですけど、そこら辺、増やす努力というのはあるんですかね。

高村企画部広聴・広報課長

 今デジタル化への移行期だと思っていますし、342本ありますので、維持はしたいというふうに考えています。一方で、このお知らせ板というのは、区ですとか、それから警察や消防から出ているような情報がすごく多いですから、今回一般質問でも御質問がありましたけれども、できるだけ区から出すものはある程度絞り込みをして、例えば町会が出すようなものについてもこちらへ貼れるようにするとか、そういった工夫をしたいと考えてございます。

若林委員

 町会に回される、お願いされるものも、警察の、消防のといって、全体に関わるようなそういう掲示板についてはできるだけお知らせ板に回してもらったり、また、お知らせ板も町会として自由に使えるような、そんな仕組みも考えていただきたいと思うんですけど、どうですか。

高村企画部広聴・広報課長

 現行については、現行の規定の中でも読み込めないわけではないんですけれども、かなり厳格に今までは運用してきたということがございます。ですので、今回この運用について見直しをかけたいなと思っています。ただ、いわゆる公益性のあるものを全て貼っていいというふうになるとスペースの問題もありますし、その辺は、例えば町会のように区と協定を結んでいるとか、それから過去の公益活動としての実績があるところを優先して貼れるようにとか、そういったことを考えてございます。

日野委員

 138ページ、139ページのホームページのところですね。まず、ホームページの運営に当たって、広報アドバイザーはどういう役割をしているのか。もしくは、そこは特に携わっていないのか。ちょっとその辺の役割を教えてください。

高村企画部広聴・広報課長

 まずは、今のホームページを見て、ここは絶対修正すべきだというのをユニバーサルデザインの観点と人権の観点で見てもらっています。

日野委員

 そうすると、このホームページ全体のユーザビリティー的な、ちゃんとチェックする役割というのはどこが持つんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 当課のほうで持っております。

日野委員

 例えばなんですけど、ぱっと見て気づいたところでカテゴリーなんですけど、「くらし・手続」の下の「子ども・教育」で、そのさらに下に子育てに関する相談というのがあるんですね。そこを見ると、現在一覧に掲載する情報はありませんというのがあるんですけど、一方でまた、似たようなところをたどっていくと、同じカテゴリー名で、そっちのほうはちゃんと掲載されていたりします。というようなのがここだけなのか、それ以外にもあるのか。何かそういったところが見えるので、私はこの広報アドバイザーとか入ってもっとその辺もチェックしてもらったら見やすくなるのかなと思っていたんですけど、その辺については、広報の担当なんでしょうけど、いかがですか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員御指摘の点は認識しているところでございます。実際に子どもの関係が一番そういった形でカテゴリーも問題別になっていないとか、あるいは制度についても整理されていないというのは認識しているところなんですが、当課の職員、それからアドバイザーでチェックするのは今のところは限界があるので、一応気がついたところと重点を決めてやっています。例えば昨年度ですと防災についてある程度やる。今後についてはやはり子どもの関連だというふうに思っていますので、まずは、今はスマートフォン対応にはなっていないんですけれども、このホームページの中でのカテゴリーの整理をして、できれば今度全面リニューアルするときにはそのカテゴリー別に整理したもので移行したいというふうに考えてございます。

日野委員

 今後、例えばコンテンツをそれぞれの部署で作っていくというふうになったときに、今も既にルールはあるとは思うんですけども、それぞれの部署で増やす前にその辺をしっかりと統括して、ルールをつくってもらうのと見てもらうというのはしっかりやっていただいたほうがいいかなというふうには思います。

 あともう一つ、先ほどCDNの話が出ましたけども、これって、139ページのところで言うと、CDNの費用としては水災害緊急対応のところになるんですかね。運営と改良とあるんですけど、どこにのってくるんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 まず、ホームページ改良水災害緊急対応のほうは全てCDNサービス対応のものです。それから、運営のほうは、このうちの約半分がCDNです。残りが、ベトナム語と、それからネパール語の翻訳を入れましたので、そこの外国人の方が増えているということもあって、それも併せて8月にやりましたので、その分でございます。

日野委員

 そうすると、導入の費用とランニングコストというのが交ざっているんですかね。今後はランニングコストとしてはどの程度になるんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 説明が不十分でした。いわゆる導入の部分がホームページ改良(水災害緊急対応)です。ランニングのほうがホームページ運営(水災害緊急対応)で、これがいわゆる9月からですので、7か月間で14万8,500円ですね。この単価の12か月分で令和3年度は予算計上してございます。

日野委員

 分かりました。今後はその費用で常時CASサーバーのほうを見に行くというような運営になっていくということですね。

 あと、141ページの中野区ホームページ運営の年間アクセス件数とあるんですけど、前年度に比べてやはり増えている。2,000万件余のPVになっているんですけど、やっぱり新型コロナの影響でというか、区の情報がよく見られるようになったのかなと思うんです。これ、分かればなんですけど、新型コロナの対応のページというのがどのぐらい見られているのか。その辺の数値とかというのは出ますでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員御指摘のとおり、やはり新型コロナ関連で区から発する情報が増えたことと、あと実際に在宅率も高まっているということで増えてございます。新型コロナ関連で言いますと、昨年度ですと感染の情報、感染者数みたいなものが大体90万ページビュー。それから、感染症の支援とか、例えば消毒みたいなものが110万ページビューぐらい。あと、特別定額給付金が50万ページビューぐらいでございました。

日野委員

 今回新型コロナということもあって、かなりこういう情報を必要とされている方がよく見られたということがあると思いますので、今後も見やすさというところとアクセスしやすさというところをしっかりやっていただければなと思います。

 あと1点、多分大丈夫だと思うんですけど、確認なんですが、このPVとかアクセス数って、例えばボットだったり死活監視だったり、そんな余計なものが入っていたりというのはないですね。図書館のほうとかなんかではそういったものが含まれた数字になっていたというのが過去にあったと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 そういったことはございません。

大内委員

 141ページのオーラルヒストリー作成事業が未執行というのは、一つもやっていないのね。

高村企画部広聴・広報課長

 新型コロナ対応ということで執行はしませんでした。

大内委員

 あと、その上のユニバーサルデザインフォントは先ほど言ったんだけども、これは未執行、もう一度。これ、新型コロナとどういう関係があるんだっけ。

高村企画部広聴・広報課長

 これは、ユニバーサルデザインのほうについては、広聴・広報課でこのホームページの関連、それから業務改善課のほうで学校に入れるものとライセンス料がありましたので、全てを合わせて緊急性が高いものでないということで執行を止めたものでございます。

大内委員

 新型コロナの影響でやめたというふうに、そういうことなんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほど財政課長のほうからもお話がありましたけれども、新型コロナの観点でいわゆる緊急性が高くないもの等については執行を止めたというものでございます。

大内委員

 新型コロナの影響で、別に急いでやる必要がないからやめたと言っているの。いや、でも、業者の何種類かある文字から選んだとかということもおっしゃっていたので、新型コロナの影響でやめたけども、でも、業者が七つぐらいのUDフォントを持っていたからそれを使ったということを言っているんですか。ちょっと整理してもう一度お願いします。

高村企画部広聴・広報課長

 新型コロナについては、財政課のほうからもお話しさせていただいたとおり、そこを踏まえて、財政状況が逼迫することも見据えて、緊急性の高いものとか、そういったもの以外については一回統制をかけようというところでございます。ユニバーサルデザインについては、繰り返しですが、うちの広聴・広報課にこのホームページの関連がある。それから、業務改善課のほうで学校に入れるライセンス料と、それから庁内に入れるライセンス料があって、さらに学校のほうでいわゆる設備投資する部分がありました。これを合わせて、議会からの御意見等もありましたので、執行を統制したというふうに理解してございます。

大内委員

 議会であのときいろいろお話しされ、でも、そのときは一生懸命やるんだ、やるんだと頑張っていたと思うんだけど。要は、学校のほうのUDフォントを入れるのと広聴のほうの入れるのは同じパッケージだったの。いや、それと一緒に話になっちゃっているんですけども。

高村企画部広聴・広報課長

 令和2年度予算を要求したときは一緒でした。

大内委員

 要するに、同じパッケージ。広聴・広報課のだけやるというわけにいかなくて、学校のやつと一緒だということだったんですか。そういうことね。分かりました。

 あと、その下の掲示板整備事業なんですけども、昨年はこのアクリル板を作って非常に好評というかな。今どき、普通、新設するのだったらみんなアクリル板引戸付き掲示板なんですよ。他区なんか見ると、どこをあれしても大体アクリル板引戸付き掲示板にどんどん替わっていっているんだけど、中野は10基しかないの、これ。今年度はどういう対応をしているの。それを併せて。

高村企画部広聴・広報課長

 今年度は五つ設置してございます。また、先ほど若林委員からも御質問がありましたが、移設できた場合とか、新たに修繕が必要な場合については、区民のひろばについてはこのアクリル板引戸付き掲示板のものにしておりますので、今17か所ございます。

大内委員

 区民のひろばじゃなくて、中野区のお知らせ板のほうはしないの。いや、どっちかというと、そっちのほうが区のいろんな大切な情報を流しているというか、広報しているんで。単純にほかの区がやっているからという言い方はよくないのかもしれないけど、ほかの区は本当にアクリル板の引き戸がついているものにどんどん替わっているんだけど、中野は今年もやって15個でやめちゃうの。区民のほうのお知らせ板、区民のひろばをやっているからじゃなくて、そっちももっとやっていかなきゃいけないんじゃないのかなと思うんだけど、それはもうあなたのところで幾ら言っても。あなたのところが決めるんだったらもっと増やしてほしいと思うんだけど。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほども申しましたが、区民の方が交流したいとか、自分たちの活動というものについての掲示板のほうを優先して、そちら側のほうはアクリル板という形にしたいと思います。一方で、区のお知らせについては、例えば今スーパーマーケットですとか事業者さんで置かせていただいたり、デジタルサイネージを使わせていただいたりという代替が一部利いていますので、順番としては区民のひろばを優先で、区のお知らせ板が次というふうに今は考えてございます。

大内委員

 いや、僕は、区報と掲示板の中身は全然違うので、あくまでも掲示板はポスターみたいなものじゃないですか。それよりも区民のひろばのほうを優先するというのは、それは何。そういう考え方があったんだ。いや、あったんだったら仕方ない。いや、僕は、普通は区のお知らせ板をアクリル板引戸付き掲示板にするんじゃないのかな。普通ほかの区なんか見ているとみんなそっちなんだけど、中野区だけ区民のひろばを優先してアクリル板の引き戸にするのというのはよく分かんないな。そうだと言われちゃえば、考え方だから仕方ないから、それ以上言いませんけど。でも、おかしいと言っておきます。

 来年度予算編成するときには、もう一度ほかの区を。だってさ、ほかの区ではこうやっています、こうやっています、だから、中野区でもやるんですとよく引用するじゃん。ほかの区ではもうこうやられていますだとか。でも、今回の件に関しては、ほかの区は関係なくて、中野区独自の考え方を出しているみたいなんだけど。区民のひろばというのは別にしちゃいけないとか言っているんじゃないですよ。区のほうも老朽化したりなんかして替えるときはどんどんアクリル板に替えていく。あるいは風通しというかな、線路の脇だとか、あるいは最近は北口の橋のところに1個作りましたよね。ああいうのは非常に場所的にもいいし、ましてああいうところは引き戸にしないと風が強くて、すぐ雨とかぬれちゃう。ポスターが飛んじゃうんでね。それはそういうふうに今後検討していただきたいとお願いしておきます。

 あと、シティプロモーションのところが、多分これは減額修正しているからかなり金額が変わっちゃっているんですよ。これ、当初とどこが、簡単でいいんで教えてくれますか。

高村企画部広聴・広報課長

 当初予算が1,763万円でございました。減額補正で1,462万1,000円落としております。主立ってはいわゆるシティプロモーション事業そのものを委託して展開してもらう経費でございます。

大内委員

 それを委託するのをやめて、ここでクラウドファンディングとかいろいろやったということなんだっけ。

高村企画部広聴・広報課長

 クラウドファンディングは別でして、シティプロモーション事業助成として今までやっていたものについてクラウドファンディングをやったものでございます。

大内委員

 委託をやめて、結局、何が残ったの、これ。いや、当初のところの予算を見て、これで中身が分からないんですよ。だから、それをちょっと説明してください。

高村企画部広聴・広報課長

 以前は、令和2年度の当初については、やはりメインはシティプロモーション事業そのものを委託して事業者に展開してもらうという経費でした。残ったものについては、この執行額に書かせていただいているとおりでして、先ほど委員からお話があったシティプロモーション事業助成金、12事業に助成したものと、それからワークショップを我々のほうでやっております。我々と、それから広報アドバイザー等が入って事業者とのワークショップをやっておりますので、その経費。それから、中野大好きナカノさんの商標登録をした経費でございます。

大内委員

 そのシティプロモーション事業助成というのは当初から予算化されているから分かる。その上の三つほどは、これも当初から考えられていたやつ……。

高村企画部広聴・広報課長

 はい、そのとおりでございます。

大内委員

 それは当初はシティプロモーション事業の中に入っていたの。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 そのシティプロモーション事業が減額されて、1,462万円が減額されてこの数字が残っていると、そういうことでよろしいですね。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

長沢委員

 138、139ページの区報発行のところで、点字版及び声の区報作成委託費が231万円余で、これ、不用額のところで154万円余とあるんですけど、ちょっと残が多いんだけど、これの理由は何でしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 まず、声の区報については、その前年度まで障害福祉課で実施していたものが当課に移管されたものでございます。ですので、これについては実績がある程度見えていたというところです。点字版については新規でやりました。ですので、想定としては、視覚障害のある方のおおよそ8%ぐらいが点字を使うという全国のデータがありましたので、そこを基に50人で積算したところでございます。実際には利用された方が一番多いときで6人ですか。今5名でございます。それと、ちょうど感染症のピークが年度当初に来ましたので、年度末、年度当初は受けてくれる事業者側が落ち着いてからやりたいということと、うちのほうもやはり繁忙でもあったので、スタートを4月ではなく7月から開始したということで、これによって残が出ているものでございます。

長沢委員

 分かりました。それで、これも障害福祉課のほうからこちらの広報課のほうにこの年度、令和2年度に移って、点字版のなかの区報についてはこの年度から始めた。実施については、年度当初ではなくて、今説明いただいた7月からということですね。だから、利用についてはこれから増えていくということなのか。今年度についてはどういうふうになっているんでしょうかね。

高村企画部広聴・広報課長

 もう少し掘り起こしができるかなと考えてございまして、増えることが望ましいと思っていますので、今年度については、声の区報は33人の御利用があることを想定して予算を組みました。それから、点字版区報については10名の方が利用してくれるということで、5名増やす形で予算を積算してございます。

長沢委員

 それで、専らというか、いわゆる視覚障害のある方々が利用されるということになると思うんですけど、これって、声のなかの区報、そして今年度は2年目になりますけど、点字版なかの区報は、どちらか選択なんですか、併用なんですか。できるんですか。そこはどういう利用になっていますか。

高村企画部広聴・広報課長

 基本的には選択となってございます。

長沢委員

 声の区報を選ばれたらずっとそっちなのかな。要するに、点字ということで、時々じゃないけど、どういう利用の実態なんですかね。それと、それが人数との関係においてはどういうふうになっているんですか。なっているというか、要するに、両方とも使っている方がいらっしゃる。それもいいわけかな。そこのところはどういうふうに見ればいいんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 現在のところは重複している方はいらっしゃいません。あと、実際に使ってみてこちらがいいという方もいらっしゃいまして、先ほど点字の方が一時期6名だという話をしたんですけども、やはり使ってみて声の区報のほうがいい。デイジーCD版のほうがいいという方がいらっしゃるので、それはやはり各人の方が使ってみて分かることだというふうに思っていますので、その辺はお聞きしながら柔軟に対応したいと思っています。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、144ページから145ページ、4項業務改善費、1目業務改善費について質疑はありますか。

平山委員

 今回の総括質疑の中で、令和2年度って外部評価ってやり方を変えられて、三つだけでしたか。一つやったんでしたっけ。

石井企画部構造改革担当課長

 令和2年度の外部評価は1件でございます。

平山委員

 令和3年度が0件ですよね。

石井企画部構造改革担当課長

 令和3年度は外部評価の予算を組んでおりません。

平山委員

 それで、令和4年度以降について、何かちょっとやっぱりこのままじゃあれなんで変えるみたいなことをおっしゃったような気がしたんですけど、もう一回聞かせていただきたい。

石井企画部構造改革担当課長

 令和2年度から行政評価の仕組みを変えておりますけれども、外部評価はもともとその評価の制度の中に組み込んでいるものでございます。ただし、令和3年度については予算を組まなかったと。令和4年度は外部評価に取り組むということで検討を今しているところでございます。

平山委員

 評価の在り方を見直されたじゃないですか。平成31年かな、令和2年かな。それをまた見直すというわけではないんですか。

石井企画部構造改革担当課長

 令和2年度から行政評価のやり方を変えておりますけど、それ自体、基本的な考えのやり方は変える予定はございません。

平山委員

 もともと業務改善の担当、業務改善て、PDCAを回すという役割であるじゃないですか。最近よくおっしゃるスクラップ・アンド・ビルドだかビルド・アンド・スクラップだかと言いながら、いろんな事業を実施したときに、3年間でしっかり検証してみるみたいなこともおっしゃっていたりもするじゃないですか。肝腎の評価の部分て、変えられて、外部評価は1年目は一つで、2年目はゼロで、3年目はまたどうするか分からない。何かすごく迷走しているような気がするんですけど、これに関してはどういう評価、どういう考え方なんですか。要するに、変えてよかったのか悪かったのか。

石井企画部構造改革担当課長

 令和2年度から行政評価の仕組みを変えております。行政評価としては内部評価、それから外部評価等、いずれかを行うということで制度の構築をしております。令和3年度については内部評価だけということにはなりますけれども、本来的にはやはり外部の評価も含めてやるべきだろうというふうには考えておりまして、今年度は行っておりませんけれども、外部評価のやり方を含めて検討して、次年度については行いたいというふうに思っております。

平山委員

 そこをもう少し整理していただきたいというか、整理して報告していただきたいというか、本来、各部に向かってそういうことを言っていくところの肝腎のやり方が何か二転三転しているというか、定まっていないというのはかなり問題なのかなという気がするんで、それはぜひお願いします。

 もう一つ、今度はPDCAのPのほう、目標で、これ、中野区のホームページを見ていて、区の基本計画のページのところに「目標と成果による区政運営」というところがあって、これを見ると区政目標というのが平成31年度まで載っているんです。「目標と成果による区政運営」というのが令和3年度は載っているんです。令和2年度が抜けちゃっているんですよ。これはなぜですか。

堀越企画部企画課長

 令和2年度については各部の戦略というところで目標を位置付けておりました。

平山委員

 ごめんなさい。今の答弁、聞こえづらかったし、分からなかったです。もう一回お願いします。

堀越企画部企画課長

 令和2年度につきましては、各部の目標というところは戦略という位置付けで全庁内で共有しておりました。

平山委員

 予算のときに資料を作っていただいて、そのときの令和2年度の目標って基本計画で描くまちの姿となっているんですが、そちらから出された資料で。今の答弁と一致していますか。

堀越企画部企画課長

 予算上の政策目標ということで予算書上は掲載させていただいたものでございます。

平山委員

 予算上の政策目標……。次年度までの5か年の区政目標(部の目標と成果指標)というものを予算のときに作っていただいております。別に予算上の目標を求めたわけではなくて、区政目標についての資料を作っていただいたと思うんですけど、このときに令和元年度、要するに平成31年度までは目標の考え方というのは目標体系ですよと。令和2年度は、目標についてはここから変わっているんですね。基本構想で描くまちの姿、これはその当時の基本構想です。令和3年度は、目標は新たな基本構想で描くまちの姿と書いてあるんですよ。これは基本構想の策定が遅れちゃったからだと思うんですけど、その書いてあることと今御担当がおっしゃっている答弁が私の中で一致をしないんで、もう少しかみ砕いて御説明を頂ければと思うんです。

主査

 答弁できますか。(「すみません。委員長、答弁保留、お願いしたいです」と呼ぶ者あり)答弁保留ですね。

他に質疑はありますか。

中村委員

 145ページのところで外部専門評価委託の話なんですけども、私も総括質疑でもやらせていただいたので端的に。今後その外部評価の在り方というところは検討していただくというところなんですけれども、この年度、残額もかなり多くて、確認をさせていただきたいんですけど、もともと幾つの事業を外部評価する予定でこの1事業だったんですかね。そこを確認させてください。

石井企画部構造改革担当課長

 もともと予算上は400万円余ということで、4事業分の評価ができるのではないかということで予算を組んだものでございます。

中村委員

 実際には1事業しかできなかったというところなんですけども、それはどういった判断から、新型コロナの影響なのか。それとも、予算上400万円組んでいて4事業ということは、1事業100万円ぐらいと見込んでいたものが実際には264万円かかっているので、そこの見込み差なのか。そこら辺も教えていただいてもよろしいですか。

石井企画部構造改革担当課長

 実際、委託の内容を検討してきたことで、それで委託の仕様をつくってきたわけでございます。実際事業を行うに際して見積りを取ったときには想定以上の見積りになったということで、実際、今回この内容で、公園の事業についての評価でございましたけども、1事業分ということになったという経緯でございます。

中村委員

 あまり言いたくないですけど、その予算を組む段階で積算がどうだったのかなというのは少し疑問が残るところで、成果物を見ると、公園のところの外部評価はすごくよかったとは思っているんです。これはこれでよかったのかなと思ってはいるんですけど、やっぱり外部評価の在り方という部分では本当に外部委託がいいのか。そこの部分に関しては私自身も疑問は持っています。さらに言えば、内部評価を見させていただいていて、やっぱり内部評価だけじゃ限界あるよねという評価結果も見受けられる部分もあって、そこに関してはしっかり検討していただきたいと思いますけれども、そこら辺はいかがでしょうか。

石井企画部構造改革担当課長

 外部評価は、今回、令和2年度からの扱いにしても、外部の専門的な第三者の評価を取り入れるということで計画をして進めてきたところでございます。結果的に令和2年度は1事業のみということでございましたけれども、その結果を踏まえて次年度の予算に反映させていくという取組につなげていきたいということもございますし、評価する内容、公園の事業については、今御評価いただいたことはあるんですけれども、実際どのぐらいまでの評価が必要だったのか。そこも検証しながら、次年度の外部評価のやり方、そこを検討していきたいというふうに思っております。

中村委員

 ぜひよろしくお願いします。この年度はたしか新型コロナの影響だったと思うんですけど、もともと四十何事業やる予定だったのが内部評価も12事業になっていて、外部評価ももともとの予算上では4事業だったのが1事業しかできていないというところに関しては、全体的に評価自体ができていないというところにおいては、今後、事務事業の点検の方式を今取っていますけれども、しっかりそこはつなげていっていただきたいなというふうに思っています。

 次、事務事業2、業務改善のところで指定管理者施設労働環境調査委託というのがあるんですが、これ、4施設、どこの施設になるか教えていただけますか。

石井企画部構造改革担当課長

 こちらは、対象施設ですけれども、令和2年度に行った4施設ですが、さつき寮、それから障害者福祉会館、弥生福祉作業所、広町みらい公園、この4か所でございます。

中村委員

 ありがとうございます。

 もう1点、不用額のところのUDフォントライセンス料未執行による残のところなんですけど、さっきホームページのほうは今年度の6月から事業者の運営費で見ているというところなんですけども、ここについては今後の見込みはどう考えていらっしゃるのか、確認させてください。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらのUDフォントでございますが、現在、庁内で無償のUDフォントの利活用について検討といいますか、導入の試行をしてございまして、そういった検討状況も含めまして今後検討してまいります。

堀越企画部企画課長

 さきほどの答弁保留にお答えします。大変失礼いたしました。目標の考え方でございますけれども、令和元年度までは目標体系は目標と組織と予算体系の考え方でございました。令和2年度から目標は、委員おっしゃいましたように基本構想で描くまちの姿でございまして、政策体系に基づくものと考えております。あと、成果指標といたしましては、今までは各部の目標の成果指標でございましたが、令和2年度からは成果は事業の効果といたしまして、政策体系に基づきます事業について行政評価により実績とコスト等を用いて測定するというふうに変更を行っております。

平山委員

 で、最初の質問に戻るんですけど、どうしてホームページに令和2年度だけ載っていないんですか。

堀越企画部企画課長

 令和2年度の政策体系は、暫定として新しい中野をつくる10か年計画の第3次に掲げる戦略、施策展開等としたため、掲載を行っていなかったものでございます。

平山委員

 その暫定だと掲載をしない理由は何なんですか。要するに、これまで区民にきちんと公表されてきているわけじゃないですか。じゃ、令和2年度は区政はどういう目標でもって、どういう形で運営していきますということを、暫定だからやりませんでした。暫定だから区民にはお伝えしませんというのはちょっといささか無理があるような気がするんですが。

堀越企画部企画課長

 暫定でありましたとしても掲載を行うべきであったと考えてございます。申し訳ございませんでした。

平山委員

 要は、令和2年度ってそういうことをがらりと変えようとしたときだったんですよ。がらりと変えようとして、区政目標についてはホームページに暫定的だからといって公表もされない。政策体系も示されない。これじゃ、令和3年のときに質問して、後付けだったようなイメージも持っているんですけどね。それはおいといて。令和3年度はやりました。じゃ、今度はPDCAのチェックの部分に関しては、内部評価、外部評価ともにやり方を変えますよといって、外部評価が一転二転三転していて、令和2年度っていわば新しいPDCAを回そうとされたわけじゃないですか。そのスタートの年だったんですけど、これが回ってないような気がするんです。このまま構造改革に突入をするということにものすごい不安を感じているんですね。これは不安なだけであれしておきますけど。

 令和2年度って結構攻めた予算だったんです。区長が就任をされて、1年目ぐらいはなかなかあれだけど、2年目だったのかな。要するに2回目の予算編成だったのかな。やっぱり御自身で目指そうとされているものを予算に盛り込まれた。ただ、コロナ禍によってそのほとんどが執行統制をかけられたんですね。今決算の議論をしているんで、執行統制というのも一つの決算の結果なんですよ。果たして執行統制されなかったらどうだったのかというのを論じるのはあまり意味がないかもしれないですけど、じゃ、その色を出した予算、色を出した政策というのは何に基づいていたんだろう。Pは何だったんだろうと思うと、本来そのときにあった基本計画ですと答弁されているんですよ。でも、それとは全く違うような予算が出てきていて、それが執行統制でほとんど消え去ってしまったというのが令和2年度予算の一つの特徴だと思っているんですね。

 本来だったら新しくPDCAを回そうとしていたのに、これがうまく回らなかった。申し訳ないですけど、今も回っているとは思えない。それは、基本構想の策定が新型コロナの影響によって――とあえて言いますけど、そうじゃない部分もあると思うんですけどね――遅れてしまったからというのも大きいんでしょう。だけど、そういうのにかかわらず行政運営というのは進んでいくわけで、だったら、基本構想を策定するまで目標と成果による区政運営を延ばせばよかったんですね。今までどおりの目標体系のままでやっておけばこういうことは起きなかったんですね。

 そういう意味で言うとこの令和2年度というのは空白なんです。全職員の皆さんがどういう区政目標で、何に向かってということが少し曖昧だったのかなという気は非常にするんで、そういう意味で、もう一回このPDCAの部分は内部で総括質疑をしていただいて、ここがちゃんと回らないと構造計画って動かないですよ。来年度以降どうするかということについて、新しい区政目標は基本構想ができたわけじゃないですか。政策体系も立派なものが令和3年度は載せられているんですよ。今度はこのPを回してどうチェックをするか。このチェックのところが今動かなくなっているので、そこをもう一回整理して総務委員会か何かで御報告を頂きたいなと思っているんですけど、どうですか。

石井企画部構造改革担当課長

 PDCAのCを所管している担当としまして、やはりやってきたことをきちんとチェックをする。それをさらにアクションにつなげていく。さらにそれを計画にしていくということ。これは非常に重要な観点というふうに認識してございます。今御指摘あったとおり、なかなか回り切れていないということも感じているところではございます。今回この行政評価の部分についても評価をして、その次につなげていく。そのつなぎが非常に大事だなというふうに思っておりますので、さらにこういった全体のPDCAサイクルをどうしていくか。この検討を進めていきまして、改めて御報告申し上げて、またさらに進めていきたいというふうに考えております。

長沢委員

 1点だけ。先ほど中村委員のところで指定管理者施設労働環境調査委託のことで、そのときに4施設ということで、さつき寮や障害者福祉会館、弥生福祉作業所、広町みらい公園と言われたので、これって予算上では、執行残、不用額として22万円あるから5施設予定をしていたんではないですか。

石井企画部構造改革担当課長

 対象施設についてはもともと5施設で予算を組んでおりました。実際執行の段階におきまして、調整をする中で結果的に4施設を対象として行ったものでございます。

長沢委員

 それは何ゆえそうなったのかということと、やらなかったところはお答えがしにくいところですか。どこの施設かというのは。理由とその施設名をお答えできるようでしたらお願いします。

石井企画部構造改革担当課長

 実際このモニタリングを行う際には社労士の方がヒアリングをしたりするということもあって、実際先方の負担なんかも大きいということもあったりします。この間ちょっと調整してきた中で1施設については調整が利かなかったということで、ちょっとどこというのは申し上げられませんけれども。ただ、その必要性については認識をされているかと思いますので、それ以降、またこれについては続いていきますので、そういった中で対応していきたいというふうに思っております。

長沢委員

 いや、そうすると、今年度はこれは予算化していないの。そこもちょっとお願いします。

石井企画部構造改革担当課長

 今年度も予算化をしておりまして、今年度は4施設分ということでもともと予算を組んでいまして、4施設を今進めておるところでございます。

日野委員

 外部評価のところで伺います。これ、先ほどもともと4事業予定していたと言われましたけど、3事業じゃなかったですか。4事業ですか。

石井企画部構造改革担当課長

 予算上は一応4事業で組んでいるということでございます。

日野委員

 私、3事業だと思っていたんです。結果として公園のみになったわけですね。もともと予定していた4事業のときからこの公園はやるというのは決めていらっしゃったんでしょうか。

石井企画部構造改革担当課長

 公園については予定をしていたものと考えております。

日野委員

 これ、令和2年度、公園再整備計画も策定する。当初は委託してやるという予定になっていたと思うんですね。結果として自前でやると。ここってどっちが先だったのかちょっと分からないんですけど、公園再整備計画で委託するんだったら、外部評価なんかももっとうまくまとめたりとかできなかったのかなと思って。逆に、公園再整備計画を自前でやるというのが分かっているんであれば、この外部評価を基にして公園再整備計画のほうにもいろいろ盛り込んだりとかできるものもあったと思うんですけど、そこの関係はどうだったんでしょうか。

石井企画部構造改革担当課長

 外部評価で行った結果につきましては公園の再整備計画に活用するということで、所管とも調整をしているところでございます。これはあくまでも行政評価ということで行っておりますので、公園の再整備計画はまた別途作成をするということで進めてきたということでございます。

日野委員

 本当にもともとそれを再整備計画に生かすというところも含めて考えられたんですかね。建設委員会等ではそこに絡んでの報告はなかったとは思うんですけど、何かそこがちゃんとリンクしていたのかどうかというのはちょっとどうなのかな。生かし切れてなかったんじゃないかなというふうにすごく感じているところです。ちょっとこれは言うだけにしておきますね。

 もう一つ、令和2年度は公園のみをやったわけで、これって区民への周知というか、報告というか、区民参加に関わる部分というのは、これは何か、どのように行われたんでしょうか。

石井企画部構造改革担当課長

 外部評価は専門的に行うということで、業務を発注して評価をしたというところでございまして、特段、区民の参加がそこにあったというものではございません。

日野委員

 要は、中野区の自治基本条例の中に区民の参加する権利というところがあるので聞いたんですけど。さらには、この令和3年度はやらないわけじゃないですか。そうすると、区民の参加する権利というのは、どこで参加できる権利が出てくるのか。ちょっとそこはどうやっていくのかな。令和3年度は、じゃ、どこに区民が参加する権利というのがあるんですか。

石井企画部構造改革担当課長

 令和3年度は内部評価を中心に進めておりますので、特段、区民が直接評価をするという仕組みにはなっておりません。ただし、結果については、今回、主要施策の成果そのものが行政評価の結果でございますし、その他の結果についても、例えば労働環境の評価についても、これも公表しているところでございますけれども、ホームページ等に掲載をし、区民については周知をしているところでございます。

日野委員

 周知というだけだと参加する権利にはならないと思うんですね。今後、令和4年度は検討していくというお話でしたけども、どういう中身になっていくのか。同じように専門的な外部評価としてやっていくおつもりなのか。もしそうであれば、どの程度の事業を行っていくのか。そこを最後に聞きます。

石井企画部構造改革担当課長

 今年度の行政評価でもう一つ取り組んでおりますのは、ユーザー視点の評価を組み込んでいきたいということで、できるだけ事業の中でのアンケート調査ですとか満足度の調査のようなものですね。そういったことを取り組んでいきたいということで考えております。今年度の評価した中でのアンケート調査を行ったものもございますので、行政評価の仕組みそのものの中の参加ということではありませんけれども、事業でのアンケートのようなものですね。そうしたところでの区民の意見の取り込み、それをしていきたいというふうに思っています。

日野委員

 これ、最後に聞きますけど、この区の自治基本条例にある区民の参加する権利という部分ではどのように捉えていらっしゃいますか。

石井企画部構造改革担当課長

 区民の参加については、自治基本条例に規定されている部分ではございます。区の例えば事業での参加もあったり、あるいはこういった計画、評価といったところの参加、こういったこともあるものというふうに捉えてございます。この行政評価の仕組みそのもので申しますと、先ほどお話しいたしましたけれども、ユーザー視点の評価を取り込むということで、より事業そのものに対しての意見、これを取り込んでいきたいということで、その中で区で取り組む事業そのものですね。その中での参加ということで考えているところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、146ページから149ページ、5項情報システム費、1目情報政策推進費について質疑はありますか。

中村委員

 147ページの、まず中野区地域情報化推進計画策定支援業務委託というのがあるんですけど、この主要施策の成果の65ページに行政評価が載っていて、評価の有効性の中に「上位計画である「中野区基本計画」との施策の関連性がうまく整理出来ていなかった点や」という記載があるんですけど、ここがすごく気になっておりまして、基本計画も遅れていた中で、この情報化推進計画自体も遅れている中でこういう表現になったのか。そこら辺を御説明いただきたいなと思っているんですけど、いかがでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 地域情報化推進計画につきましては、当初、令和2年度中に策定をするというところでこちらの支援委託等についても計上させていただいたところでございます。一方で、新型コロナウイルス対策等によります基本計画策定時期の見直し等もございました。また、情報システム課におきましても、それらの対応に係るテレワークの検討でございまして、そういったところに稼働を割くというところで、整合性を改めて取るという形でこの表現をさせていただいたものでございます。

中村委員

 ということは、遅れによるものであって、今後はしっかり整合性を図っていけるという理解でいいんですよね。

白井企画部情報システム課長

 現在につきましては素案のほうまでを策定してございまして、10月に案の御報告、またパブリックコメント手続を経まして、12月に策定をさせていただきたいというところで作業を進めるところでございます。

中村委員

 ありがとうございます。

 これなんですけど、年度末に策定という予定だったと思うんですけど、もともといつ契約する予定だったのがいつ契約することになったのかを教えていただいてもよろしいですか。

白井企画部情報システム課長

 当件につきましては、4月に調達をかけまして、事業者が決まり次第契約、また年度末までというところを当初は想定してございました。実際には執行の見直しを図るというところ、また、委託の内容につきましても予算編成段階におきましては地域情報化推進計画の改定及びICTを活用した業務改善といった大きな内容を含んだもので想定をしてございました。そちらにつきましては、夏頃の整理を踏まえまして、ICTを活用した業務改善については当委託契約の中では行わない。要は、委託の内容を地域情報化推進計画のみに絞るという形で整理をし直しまして11月の契約に至ったものでございます。契約期間は年度末まででございました。

中村委員

 分かりました。

 次へ行きます。その二つ下の保育園入園申請入力業務の自動化の導入のところで、予算説明書を見ると、RPA(業務自動化システム)構築・運用のところにこれは入っているという理解でいいんですかね。令和3年度の予算のときにはこの保育園の入園のところって保育園・幼稚園課のほうに入っていたと思うんですけど、ここで出てきたのが少しびっくりしたというか、もともとこの年度当初は情報システム費のところで見ていたという理解でよろしいですか。

白井企画部情報システム課長

 令和2年度につきましては、全庁的な試行というような意味合いも兼ねておりましたので、情報システム課のほうに予算は計上してございました。

中村委員

 はい、分かりました。普通こういったRPAとかというのは、本来は導入する担当課のところで予算はついているという理解でいいですかね。このケースがここについていたというところの理由をもう少し教えていただいてもよろしいですか。

白井企画部情報システム課長

 本来は、個別の目的を持ったシステムにつきましては、予算の原則でございます目的別に計上するというところで各所管課に計上するのがあるべき姿であるということは認識してございます。一方で、AIであったり、RPA、またAI-OCRといった技術につきましては、新しい知見を伴うもので、行政での有効性の評価であったりとかというところを全庁的に統制していく必要があるというところで、試行の段階という位置付けもございましたので、情報システム課に計上したものでございます。ある程度成果が見えて具体的に導入を図っていくというところが区として決まりましたので、令和3年度以降、保育園・幼稚園課のほうに予算として計上したものでございます。

中村委員

 分かりました。ということは、今後こういったRPAとか導入する際にはしっかりとその担当課のほうに予算計上されるという理解でよろしいですか。

白井企画部情報システム課長

 令和3年度において税務課で試行の形で予算を計上してございますが、担当課のほうに計上して行ってございます。

若林委員

 今の保育園入園申請のほうで、ということは、今回のAI-OCR及びRPA、これの効果と実績というのはここで答えられるんですか。

白井企画部情報システム課長

 現在、本格的な稼働というのは令和3年度からという形になってきますが、予算編成段階で見込んでいた部分としましては、AIで職員の稼働時間の削減時間でございますが、およそ3,000時間。また、RPAのほうにつきましてはおよそ5,500時間程度の削減を目標としてシステムの導入を検討しているものでございます。

若林委員

 令和3年度からスタートということなんですが、結局、今の段階までの実績とか、そういうのは分からないの。

白井企画部情報システム課長

 現状のシステムでフルスペックで入っているものではないというところが1点と、現状はいわゆる精度の確認をしなければいけないというところで、人の手によるものとこちらのシステムによるものを並行でやって成果を確認している段階であるというようなところを聞いてございます。ですので、すみません、具体的な数値としては情報システム課としては把握してございません。

若林委員

 ということは、これからはこの総務委員会のほうでこの成果を聞くんじゃなくて、所管のところで成果を聞くようになるんですか。

白井企画部情報システム課長

 本格の導入に関しましては令和4年度からというところで、まさに今所管のほうで最終的な調整をしているというところで考えてございますので、委員御指摘のとおりになろうかと思います。

若林委員

 ありがとうございます。

 あと、その下のRPAソフトウェアの使用料、AI-OCR用スキャナの購入についてちょっと教えていただけますか。

白井企画部情報システム課長

 まず、AI-OCR用スキャナの購入につきましては、保育園入園申請入力業務の自動化の導入の一環で、区民の方から受け付けた書類を電子化するために購入を図ったものでございます。また、RPAソフトウェアの使用料につきましては、現在、職員課のほうで行っておりますRPAの業務のほうのソフトウェアのライセンス料という形になってございます。

若林委員

 ということは、AI-OCR用スキャナの購入はこの年度限りで、ソフトウェアの使用料、これはランニングコストになるんですか。

白井企画部情報システム課長

 委員御指摘のとおりでございます。

若林委員

 それで、次の148ページ、149ページの事務事業3、情報システム全体最適化ということで、民間IT研修受講料等とありますけれども、これ、受けられたのは何人ぐらいですか。また、内容ってどんな内容ですか。

白井企画部情報システム課長

 こちらの民間IT研修受講料等でございますが、大きく2点ございます。まず、地方公共団体情報システム機構というところに負担金の形で支払っているもので、昨年度の受講実績としては1,948名受講をしてございます。一方、もう一つ、事業者のほうに参加料を払って受講しているものにつきましては、各課に対して専門性の高い知識の習得を目的とする研修になってきてございますので、全庁で調査をかけまして54件の参加を行ってございます。

若林委員

 その54件分、各課専門的な事業の講習ということですか。

白井企画部情報システム課長

 先ほどの民間IT研修のうち、地方公共団体のほうにつきましては一般的なセキュリティの研修になってきてございますので、全職員を目標として受講を勧奨した結果、1,948名と。一方で、専門的な研修につきましては、各所管課のほうでシステム等を所管している担当者等に、いわゆる事業者とやり取りをするに当たってのシステムの構築の考え方であったり、そういったものになってきてございますので、参加者のほうを絞っているということでございます。

大内委員

 これ、当初の予算から減額されているのが多くあるんだけども、どの部分でしたっけ。

白井企画部情報システム課長

 こちらの1目の中で減額補正をしましたものは、まず147ページ、中野区地域情報化推進計画策定支援業務委託、こちらが当初予算では3,500万円計上してございました。こちらについては2,500万円の減額補正をして、予算現額としては1,000万円、それに対して執行額が902万円という形になってございます。また、その下、中野区統合型地理情報システム等の構築に向けた業務支援委託ですが、こちらは当初予算で1,980万円ございました。こちらにつきましては、減額補正としまして1,320万円、執行額として660万円となってございます。

大内委員

 まず、その最初のほうの中野区地域情報化推進計画、ICT委託のほう、これはなぜ減額されたんですか。

白井企画部情報システム課長

 先ほどの答弁とも一部かぶりますが、こちらにつきましては、従前、4月に契約をしまして年度末までの1年間の中で地域情報化推進計画の改定、策定までをもくろんだものでございました。一方で、執行統制等の検討も行う中で、こちらの項目については見直しを行う項目というふうに位置付けがされました。その後、庁内での議論も踏まえまして、ICTを活用した業務改善で、こちらがおおよそ1,700万円という予算額になっていますが、こちらについては令和2年度においては実施をしないと。また、地域情報化推進計画につきましても4月からの契約はできてきてございません。また、改定時期につきましても同タイミングで令和3年度以降とさせていただくという御報告をさせていただいた経緯からも、委託の内容を一部見直しまして、結果こういったものになったことでございます。

大内委員

 いや、だから、たくさんしゃべるんだけど、当初の予算のときと考え方が途中で変わっちゃったというふうに理解するの。何か数字は合っているんだけど、考え方が何か、新型コロナで変わったの。それとも、考え方が途中で変わった。何かよく、数字はいいですから、考え方がどういうふうに変わったのか。

白井企画部情報システム課長

 考え方としましては、地域情報化推進計画を策定するのと併せまして、もともとはICTを活用した業務改善について、庁内業務についてのコンサルティングのようなイメージで受ける想定でおりました。ICTを活用した業務改善というところにつきましては、予算編成の段階とは考え方を改めまして、区の中でやっていくというところで委託の内容からは外したものでございます。

大内委員

 それって、当初は外部委託、ICTを活用した業務改善推進委託というのはどこか頼もうとしたわけだ。それをやめたわけだ。じゃ、なぜ当初、このときに予算をのせたんだ。これはもう減額修正しちゃったからあれなんですけども、当初何で業務委託しようとしたの。庁内でできるのにという言い方に結果的になっちゃったんだけど。

白井企画部情報システム課長

 ICTを活用するといった部分で、どうしても区の中だけでは難しいという考え方もございましたので、委託でやらせていただくというところで予算は編成させていただきました。一方で、その中で新区役所に向けた検討等もございますので、そういったところは庁内で体制を組んでやっていくというふうに考え方を変えたというところで認識してございます。

大内委員

 いや、意味はよく分からないんだけど、何言っているか。新庁舎と関係あるの。新庁舎と関係するから減らしたの。何を言っているんだかよく分からない。説明が難し過ぎて、もう一度簡単に、部長、言ってよ。

高橋企画部長

 今、課長が申し上げましたように、外部の知見も得ながらというところで当初の予算を組んだわけですけれども、区全体の財政が厳しいという見通しの中で優先順位付けをして執行統制をしたわけです。その中で仕事の進め方を整理して、今御指摘の部分については区の内部で検討するということで方向転換をして、今実際に進めているところでございます。

大内委員

 いや、別に企画部が自ら執行統制をかけてやるのはいいんだけど、当初の予算をつけたときは何だったんだというふうになっちゃう。あまり執行統制、執行統制って。でも、執行統制かけていいものとかけちゃいけないもの、いろいろあるんで、じゃ、当初何でやったのかな。まあ、いいや。

 あともう一つ、GISだよね。下の中野区統合型地理情報システム等の構築に向けた業務支援委託、これも減額されているじゃない。これももう一回教えてください。

白井企画部情報システム課長

 こちらにつきましては、統合型GISの構築に向けました、いわゆる仕様書の策定までを令和2年度中に検討していたもので、そういったところから予算としましては1,980万円というところを予算編成させていただいたものでございます。こちらにつきましては、執行統制の中で、令和2年度中に仕様書の作成まではしないというところでありましたので、委託の内容を減らしたというところでございます。

大内委員

 当初予算から減らしたのは何で、もうちょっと分かりやすく。思ったよりそんなお金かけなくてもできるということが分かったのか。でも、委託費じゃない。委託費って、相手のほうから言えば、そんな金かけなくてもできますよと言われたのか。そこの辺、もうちょっと分かりやすく言ってください。

白井企画部情報システム課長

 当初、令和2年度中に予定していた事業としましては、統合型GISの調達に係る仕様書の策定までを委託の事業者と一緒につくっていくというような形で1,980万円としておりました。一方で、執行統制がある中でスケジュールを区として見直しまして、まず令和2年度中については、各所管課で現状の把握であったり、他区の事例収集、または統合型GISの導入に係る内部の計画といったところを策定するまでというところにしまして、令和3年度におきまして改めてそれらの成果物を基に区単独で仕様書を作成するという形で整理をし直しましたことから、1,280万円を減額したというところでございます。

大内委員

 まあ、庁舎内で頑張ればできるんだったら、それでいいんですけど。当初のは何だったんだろうなという説明が。

 あと、その下の保育園入園申請入力業務の自動化の歳入、これ、実績というのはあるんですか。

白井企画部情報システム課長

 試行の段階でございますので、正確な細かい数字での実績という数字はございません。

大内委員

 これは最終的に今年度から本格実施になったんですか。

白井企画部情報システム課長

 今年度構築及び試験を行っておりまして、令和4年度から本格稼働というふうに聞いてございます。

大内委員

 あと、すみません、先ほどこの部分の何か委託費が保育園費というかな、そちらのほうに入ったとか言っていたんですけども、令和3年度は、でも、入園相談だとか、まだ情報政策推進費のほうにあるでしょう。もうないの。でも、予算説明のときに何かそういうふうに。令和2年度が、あと残業のやつか。何か40時間のやつがつけたと言っていたんだけども、これ、業務委託費というのはそうやって分けられるの。要するに、この部分が保育園で、この部分が庁舎内の職員人事管理のほうだとかって分けられるんですか。

白井企画部情報システム課長

 RPA等の契約に当たりましては事業単位の契約で行っておりますので、保育園・幼稚園課と職員課を分けるというのは契約そのものが分かれてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、148ページから149ページ、2目住民情報連携基盤費について質疑はありますか。

若林委員

 この住民情報連携基盤システム運用保守委託等は10年契約だと思ったんですが、今年度は何年目、あと残り何年。

白井企画部情報システム課長

 こちらの運用保守委託につきましては単年度契約でございます。恐らく10年というところにつきましては、次の3目の住民情報システム費のほうでライフサイクルを10年と見ているというところでございます。保守等につきましては原則全て単年度契約で行ってございますので、継続契約を行っているのはいわゆる機器のリース等になってきてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、148ページから151ページ、3目住民情報システム費について質疑はありますか。

日野委員

 149ページ、住民情報システム運用保守委託等ですけども、まず、住民情報システムをリプレースしたのはいつだったでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 現行のシステムが稼働しましたのは令和2年1月からでございます。

日野委員

 そうすると、この令和2年度の住民情報システム運用保守業務委託等というのは、これは構築費等は含まれていないというものでよろしいですかね。

白井企画部情報システム課長

 令和2年度の決算からは純粋な1年間のランニングコストになってきてございます。

日野委員

 この運用保守業務委託等は2億2,000万円余ですけども、これは改修費等はこの保守契約の中に含まれていたりはするんでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 含んでいる部分と含んでない部分がございまして、当年度等に発生しましたいわゆる国とか都の制度変更等に伴う事業につきましては、都度予算措置をしていくというようなことで補正予算等になっている場合もございますが、いわゆる計画的なものにつきましては含まれているというふうな形でございます。

日野委員

 そうすると、この額というのは、おおむねこの額で今後も毎年かかってくると。費用がかかってくるというふうに見てよろしいんですね。

白井企画部情報システム課長

 はい、住民情報システムの運用コストに係りましてはおおむねこの程度の額で例年推移していくというところで考えてございます。

日野委員

 次、151ページなんですが、機器及びソフトウェアの賃借料、保守委託、これも合わせて7,600万円等いくんです。分かればなんですけど、これのソフトウェアとか機器の賃借料の部分とその人件費といいますか、保守委託、そこは中身はどのようになっているでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 まず、機器及びソフトウェアの賃借料としての1行目でございます「住民情報システム機器及びソフトウェアの賃借料、保守委託」というところでして、こちらのほうで住民情報システムを、現状、庁内にオンプレミスでサーバー等を構築しておりますので、こちらがサーバー用のライセンスであったり――オラクル等のライセンスでございますが、またアプリケーションの仮想化等、監視ソフトであったりといったところがこちらの5,000万円余というところの契約になってきてございます。また、住民情報システムのいわゆる各職員が使います端末であったり、帳票類を打ち出すプリンター、その他周辺機器の賃借料としましてこちらに掲載がございます2,500万円というところを計上してございます。こちらにつきましては、職員用の端末でおよそ419台、プリンター64台、大型のカット紙のプリンター3台等を運用している経費でございます。

日野委員

 こちらもやはり毎年度同じぐらいの額がかかってくるものだと見てよろしいですかね。

白井企画部情報システム課長

 長期継続契約を前提としてやってきてございますので、おおむね同様の金額で推移してございますが、いわゆる開発段階で既に導入している端末であったりとかというところもございまして、調達時期が多少分かれている関係で多少前後はしますが、金額の推移としてはおおむねこの程度ということで考えてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、150ページから153ページ、4目情報基盤費について質疑はありますか。

大内委員

 153ページの新型コロナというワードが書いてあるんだけども、これはどういうことなんでしょうか。影響を受けたんだろうけど。

白井企画部情報システム課長

 こちらにつきましては、昨年度、新型コロナウイルス等に伴いまして、いわゆる対面の会議等を避けていくべきといったところがございました。その中で予備費を充用させていただきまして、いわゆるウェブ会議に利用します機器でございましたり、モバイルルーター等の利用料、またウェブ会議システムのいわゆるアカウントライセンス料、こういったものを予備費を充用させていただいて調達させていただいたことから、新型コロナウイルスの影響によるものとして掲載させていただきました。

大内委員

 予備費というのは充用するとこういう書き方をするんでしたっけ。予算書のやり方って、ちょっと分からなかった。ただ、ここでもまだ新型コロナ。何か新型コロナだと、今まで不用額のところに新型コロナと頭についていたのはあるんだけど、こうやって予備費を充用したところに新型コロナと書いてあるのは、意味は分かるんですけども、予算書、決算書、そういう書き方になっているのかね。予備費で使っちゃっても、あるいは不用額が出たときも、新型コロナの影響が出るときはという意味で今回こういう書き方になっているんですか、これ。

吉村会計室長

 先ほどの中村委員の際については、不用額の理由ということで新型コロナの影響ということでお答えしたんですが、今回についての新型コロナというのは、新型コロナ感染症対策ということについて非常に冗長になってしまうということについて説明、分かりやすいようにということで、新型コロナということで、予備費がそういう理由で使われたということについて記載していくように統一的に示させていただいたということでございます。

若林委員

 そこの成果、これはどんな感じ。やったんですか。どうですか。

白井企画部情報システム課長

 成果につきましては、昨年度、実際に会議を開催した回数ではなくて、いわゆるこういった機器を職員のほうに貸し出した回数でございますが、年間で1,211回ございました。また、今年度に入りましてもおおむね月当たり200回から300回の貸出回数で推移をしているところでございます。

若林委員

 いや、貸出し、その内容を教えてもらえますか。

白井企画部情報システム課長

 主には事業者との打合せであったり、また区民の方たちとのいわゆる会合であったりとかというところに活用しているというふうに認識をしてございます。

若林委員

 これ、今回新型コロナの関係で緊急ということであるんですけれども、購入が含まれているけど、これのランニングコストってこれからどれぐらい出てくるんですかね。

白井企画部情報システム課長

 こちらのほうでこのままランニングコストになってまいりますのは、いわゆるモバイルルーターの利用料でございましたり、ウェブ会議のアカウントライセンス等といったものはランニングコストとして発生してまいります。

日野委員

 151ページなんですけど、庁内情報ネットワークシステム用パソコンの賃借料、保守委託ですね。これが前年度と比較して、前年度は4,900万円ほどだったのが9,200万円余になっています。これ、上がった理由を教えてください。

白井企画部情報システム課長

 こちらは令和元年10月に導入をした機器でございまして、4月から9月にかけましては再リースによるものでしたので、実質的にほぼ経費がかかってきてございません。一方で、10月からの半年分というのは現在調達した契約内容に含まれてございますので、おおよそ倍額になったというものでございます。

日野委員

 そうすると、これも毎年今後ずっと同じ額が、もちろんPCの台数が増えれば増えますけども、この程度の費用がかかってくると見てよろしいですか。

白井企画部情報システム課長

 現在の契約は令和5年12月までというところで長期継続契約になってございますので、それまでの期間につきましては同様の額がランニングコストとして発生するということでございます。

日野委員

 ちなみに、このPCの台数というのは何台ぐらいになるんでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 現在2,548台になってございます。

日野委員

 これは、新庁舎に移った場合にはその台数というのは増える予定があるのか。もしくは同程度で変わらないのか。現状の見通しを教えてください。

白井企画部情報システム課長

 こちらの端末につきましては庁舎内に限らず、庁舎外の施設の職員も含めて全職員分を調達しまして2,548台というふうになってございますので、新区役所に移るといったところが変動要素になってくるというところは考えてございません。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、12時半を越えましたので、これからの審査の進め方を協議するため、分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後0時31分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後0時32分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、本日の審査は終了し、残りは次回質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の審査は終了しますが、質疑漏れはありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、本日の審査は終了したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程は全て終了しますが、各委員、理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次回の分科会は、明日9月28日(火曜日)午後1時半から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の総務分科会を散会します。

 

(午後0時33分)