平成25年11月29日中野区議会建設委員会(第4回定例会)
平成25年11月29日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成25年11月29日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成25年11月29日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時51分
○出席委員(8名)
小林 秀明委員長
来住 和行副委員長
伊東 しんじ委員
平山 英明委員
林 まさみ委員
佐野 れいじ委員
近藤 さえ子委員
市川 みのる委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 長田 久雄
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳
都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊
○事務局職員
書記 江口 誠人
書記 竹内 賢三
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 中野駅北口での歩行者等安全対策について(中野駅周辺地区整備担当、都市基盤整備担当)
2 東中野区民活動センター等整備基本方針(案)について(都市計画担当)
3 補助第133号線(中杉通り)の整備について(都市計画担当)
4 大和町地域防災まちづくりの経過について(大和町まちづくり担当)
5 中野区立みなみ公園の区域の変更等について(道路・公園管理担当)
6 (仮称)本町五丁目公園基本設計について(都市基盤整備担当)
7 (仮称)南部防災公園基本設計(案)について(都市基盤整備担当)
8 平成25年度中野区災害医療救護訓練の実施結果について(防災・都市安全担当)
9 中野区災害医療コーディネーター及び中野区災害医療連携会議の設置について(防災・都市安全担当)
10 中野区災害時帰宅困難者対策行動ルール(案)について(防災・都市安全担当)
11 2013「東北復興大祭典 なかの」の実施結果について(生活安全担当)
12 その他
(1)西武新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差事業及び工事説明会について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
(2)東京メトロ中野新橋駅の駅出入口位置の変更について(都市計画担当)
(3)区内デザイン街路灯のLED化について(都市基盤整備担当)
○地方都市行政視察について
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程でございますが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
所管事項の報告を受けます。
1番、中野駅北口での歩行者等安全対策についての報告を求めます。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
それでは、中野駅北口での歩行者等安全対策について御報告申し上げます(資料2)。
この件につきましては、当委員会8月に、歩行者関係の課題と対応方針ということで報告しております。また、10月には、具体的な分散ルートの決定ということで報告をしております。今回は、それに基づきまして、具体的な工事の内容ということで御報告させていただくものでございます。
中野四季の都市(まち)でのまちづくりに伴う歩行者交通量の増加に伴い、中野駅北口で生じている課題に対応し、以下のように歩行者等安全対策整備を実施するというものでございます。
新たな歩行者動線整備でございます。この対策の概要としましては、JR中央線の北側の線路沿いの道路、これを新たな歩行者動線として整備し、現在区役所南側歩道ルートに集中しております歩行者の流れを分散し、今の流れを軽減させるというものでございます。
整備概要でございます。整備につきましては、下の図面にありますように、東西通路から分岐点になります、マル1、東西連絡路西側の歩行者空間の拡充、それから、マル2、清掃車庫西側の歩行者空間の拡充、この2点で考えてございます。
マル1につきましては、別図1をごらんいただきたいと思います。工事の内容といたしましては、現在あります自転車駐輪場の建屋、赤い波線で囲んでおります部分、スロープになっているところでございますが、これについて解体すると。そして、右側の植栽になっているところを一部削りまして、右側にあります東西通路の階段部分、ここから線路際への視界を確保するとともに、直線的にこちらに歩いていくことができるという工事を行うものでございます。
次に、マル2の清掃車庫西側の歩行者空間の拡充、こちらにつきましては、別図2をごらんいただきたいと思います。左側に現況の図面を入れてございます。現在清掃車庫の建屋の図にある部分につきましては、地元町会の会議室等に使われており、その前が前庭のような形になってございます。今回の整備は、この前庭には手をつけないで、そこと左側の通路との間に植栽がございます。この植栽の部分を撤去させていただいて、そこにフェンスもあるので、それも撤去させていただいて、これについては、左側の歩道と同一面での舗装をすると。これによりまして、線路際の通路とほぼ同じ幅員のなだらかなルートをつくっていくということを考えてございます。新たなところにつきましては、擁壁の上に転落防止のフェンス等を設置したいというふうに考えてございます。
工事の内容としては、以上でございます。
スケジュールといたしましては、本議会で御了承いただいた後、直ちに手続、着工に入りまして、今年度中の竣工ということを考えてございます。
なお、工事完成までの期間につきましては、さらなるソフト的な対策について現在検討しているところでございます。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、本報告について終了いたします。
2番、次に、東中野区民活動センター等整備基本方針(案)について報告を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、2番、東中野区民活動センター等整備基本方針(案)につきまして御説明いたします。お手元の資料(資料3)をごらんいただきたいと思います。
このたび東中野区民活動センター等整備基本方針の案につきまして取りまとめをいたしました。過日厚生委員会で報告をしている内容ではございますが、当建設委員会にも関連する内容が含まれておりますので、報告をするものでございます。
資料冒頭にありますとおり、東中野小学校跡施設及び中野区教職員寮跡施設の一部を活用いたしまして、東中野区民活動センターを移転整備するとともに、区立公園を整備するといった内容になってございます。
1番の整備予定地でございます。東中野小学校跡施設及び中野区教職員寮跡施設に整備するものでございます。所在地は、中野区東中野五丁目27番、敷地面積が7,038平方メートルございます。
次に、2番、整備概要でございます。東中野区民活動センターが延べ床面積で950平方メートル、区立公園が約1,200平方メートル、これらを整備するという内容でございます。
3番の整備基本方針(案)でございます。これが今回取りまとめた案でございますが、これは別添でつけておりますので、恐縮ですが、別添資料をごらんいただきたいと思います。ホッチキスどめの別添資料でございますけれども、東中野区民活動センター等整備基本方針(案)とあるものでございます。
まず、1ページ目、表紙でございますが、整備予定の場所、東中野小学校跡施設の場所を地図でお示ししております。
それから、1枚めくっていただきまして、2ページ目でございます。
2番、整備予定地の建築規制でございます。これは、現在都市計画などによりまして定められている用途地域等をお示ししているものでございます。第一種中高層住居専用地域等々となってございます。
それから、その下の3番、土地活用でございます。整備予定地に東中野区民活動センター及び区立公園を整備し、残余の土地については民間事業者に売却をし、良質な住宅を誘導するというものでございます。下の現況図ですが、御参考までに予定地を示しておりますので、ごらんいただければと思います。
それから、4番、整備する施設及び規模でございます。
まず、(1)の東中野区民活動センターでございますが、延べ床面積が約950平方メートルを想定しておりまして、集会室等、地域活動室、交流スペース、事務室、ロビー、トイレ、廊下、階段などの整備を予定しております。
それから、(2)の区立公園等でございます。約1,200平方メートルを想定しておりまして、地域のイベントや祭りにも活用できる広場として整備をする予定でございます。また、下の米印でございますが、別途防災備蓄倉庫約100平方メートルを区民活動センター内に整備する予定でございます。
なお、区が活用する土地の面積及び区民活動センターの各室の広さは、今後、基本計画及び基本設計などを策定する過程で確定いたしたいと考えております。
それから、次のページでございます。3ページですが、(3)その他でございます。
まず、マル1の崖地上下のバリアフリー化でございます。整備予定地は、現状で高低差約10メートルの崖地がございまして、敷地を分断している状態となってございます。今回の東中野区民活動センターの整備に当たりましては、崖下からのエレベーターを設置するなど、崖地上下のバリアフリー化を図りたいと考えております。
それから、マル2、障害者自立支援施設でございます。新しい中野をつくる10か年計画(第2次)において計画をしておりました障害者自立支援施設等については、他の用地を活用することとし、本施設には整備はいたしません。
それから、マル3、避難所の統合でございます。今回整備を予定いたします新東中野区民活動センターについては、避難所としての指定を行わず、他の避難所に統合いたしたいと考えております。
最後に、5番の整備スケジュールでございます。平成26年3月に東中野区民活動センター等整備基本方針を決定した後、ごらんのような手順を経まして、平成31年度には開設したいという想定をしておるところでございます。
恐縮ですが、委員会資料の本文に戻っていただきまして、委員会資料本文の4番目でございます。区民説明会の実施でございます。12月5日木曜日の午後7時から9時まで、それから、12月8日日曜日の午後1時半から3時半まで、東中野区民活動センターにおいて区民説明会を開催いたします。
最後に、5番、今後の予定ですが、これは、先ほど別添資料で説明いたしました整備スケジュールと同様の内容ですので、省略をさせていただきます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
林委員
3ページ目のその他のことを伺いたいんですけれども、崖地上下のバリアフリー化というのがあるんですが、あそこは多分教職員住宅のことを示していると思うんですが、もともとは教職員住宅って売却の予定だったのが変わったということなんですか。そこを使ってのバリアフリー化なんでしょうか。そこがちょっとよくわからないので、説明してください。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
この東中野小跡地の全体に関することに関しましては他の委員会の所管になりますが、ただ、今お話の話に関しては、私たちとしては、ここに書いてあるとおりでございまして、崖地がありますので、その利便性の確保、安全性の確保等から、バリアフリー化を図りたい、そういうことで聞いているところでございます。
林委員
他の所管になるかもしれないということですね。じゃあ避難所のことなんですが、ここは防災も入っているので、その点についての質問はしてもよろしいんでしょうか。では、避難所の統合ということで、他の避難所に統合しますということですが、もともと東中野小学校は避難時に何人受け入れられることになっているんでしょうか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
旧東中野小学校は、約700名の方が避難想定数とされております。
林委員
私も防災計画で確認したんですけれども、それプラス今後、東中野全体の防災という形で、あの東中野小学校というのは意味のあるものだったんですが、結局これが今後他の避難所に統合するということは、この700人という数字の人たちに対してのちゃんとした次の場所というのは考えていらっしゃるということでよろしいんでしょうか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
現在想定されておりますのは、同じ東中野五丁目に所在いたします区立第三中学校を想定しているところでございます。第三中学校には、現在、約500名の避難収容想定数が示されておりますが、これに700名で1,200名の方々を収容するスペースを考えてございます。
林委員
では、三中が今後東中野にとって避難所の総合的な場所になるということでよろしいんでしょうか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
そのように考えてございます。
林委員
たしか一般質問のときに、区長は、三中はもしかしたらこれから廃校になるということの質問があったときに、民間の土地なども活用してというお答えがあったと思うんですが、三中だけというお話とちょっと違ってくると思うんですけれども、その点について説明してください。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
説明不足ですみませんでした。小学校跡地の整備がされたときに、小学校跡地に今指定されている方々は三中のほうに行っていただきたいというふうに考えています。恐らく区長の答弁というのは、その先のことの質問があったと想定されておりまして、その三中に1,200名の方がこれから避難所になって、その後にもし三中が使えなくなったときにどうするかという質問の趣旨だったと思われますので、今おっしゃったような答弁になったんだと思います。
林委員
では、先のことまで考えたことは、今考えられていないということなんでしょうか。その点についてお答えください。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
そこは、仮に三中がそのまま使用できれば当然避難所として使用しますし、仮に避難所として使用できなくなるというような形になったときには、区長の答弁のとおり、民間施設等を含めて避難所を確保していくという形になろうかと思います。
林委員
では、最後にしますけれども、民間であの東中野の地域で1,200人収容できると思われる、そういう民間の施設というのはあるものなんでしょうか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
具体的には、これからその割り振りも含めて考えていかなければいけないというふうに考えています。
林委員
割り振りということは、1,200人という大きな人数では見当たらないけれども、分けて1,200人を収容できるようなところも探していくというような形なんでしょうか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
現在の考え方ですと、防災会ごとに避難をということを想定しておりますので、ですので、今、二つに分かれているというところなんですね。それが一つにまとまって1,200人というところで、今後、確保していくに当たっては、また防災会ごとに分かれていくというようなことも想定しながら検討しなければいけないというふうに考えています。
林委員
区民活動センターの基本方針の写真、この絵を見ていただくとわかるんですけれども、すごく建て詰まっていて、そういうような、候補となるような土地というのがなかなか難しいと思うんですけれども、その点について、きちんとそれなりの道筋をつくっていただかないと、東中野五丁目の人たちはとても困ると思うので、そこら辺のことについては、今現在では何も考えというのはないということでよろしいでしょうか。将来的なものに対して。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
避難所のことについては、皆さんやっぱり御心配がございますでしょうから、十分に考えてはおります。ただ、まだお声がけ等々を全くしていない中で、具体的にこの施設をというのは、ちょっと具体的には申し上げられないところもございます。
林委員
具体的にはまだ話せないとは思うんですけれども、東中野でこの計画が進んで、その後三中でまた売却とかいうような話になったときに、妥当なところがないというようなことにならないでしょうねという確認なんですけれども。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
基本的には、防災会様ごとに避難所を指定していくというのが現在の考え方ですので、その避難所の確保については、確実にやっていきたいと考えています。
平山委員
私も幾つか伺います。
せっかく避難所の話が出たので、まずは避難所から伺っていきますが、今お話にもありましたけれども、たらればの話をしてもしようがないんですけれども、まずは最初に確認で、区は、この東中野四丁目、五丁目に必要な機能の中で、避難所機能は、これは必要であるというお考えは変わらない、そういう理解でよろしいですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
避難所の確保については、重要な課題だと考えています。
平山委員
ということは、今後、区は、さまざまなこの計画を定めたり云々ということに当たって、この東中野四・五丁目で必要な避難所の確保というのが担保されない限りは、そのほかのことは進められない、そういうふうに思ってよろしいですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
現状では、区立第三中学校が使用可能という状況ですので、この区立第三中学校を指定していきたいと考えてございます。
平山委員
防災の担当として、地域の住民のいわゆる安全を守る、災害発生時の安全を守っていくということを考えたときに、三中が置かれている今の状況というのは、それは、おわかりになっていらっしゃるわけですよね。冒頭でたらればの話をしてもしようがないというふうに申し上げましたけれども、現状では、学校としての機能がなくなるかもしれない、これは当該委員会の所管ではないので、突っ込んでは伺いませんけれども、ということを考えたときに、避難所機能として維持ができるかどうかということは当然考えていかないといけないですよね。区長が本会議の御答弁で、民間施設の活用も検討しながらという話をされていましたけれども、現状、民間施設で二つの防災会が使用できるようなスペースというのは、私が見た限りでは存在しないと思います。存在しない限り、三中に避難所機能が存続してもらわないと、東中野から避難所機能がなくなってしまうと、区として必要な機能が確保できないということになるわけですよね。そう考えると、将来的には民間施設の活用も視野に入れて検討というのは、ちょっと、何というんでしょうか、それこそ先の見えない先を予測しての御答弁だと思うので、やっぱり災害というのはいつ起こるかわからないから、現実を考えなきゃいけないですよね。
と考えたときに、改めて伺いますけれども、現状、ここのいわゆる避難所機能をなくして三中に統合するということを考えたときに、所管としては、この三中のいわゆる避難所機能は、他の代替が四・五丁目の中で見つかるまでは絶対に維持していかなきゃいけない、そうお考えになっているということでよろしいですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
四丁目、五丁目の方々に避難していただく避難所というのは確実に確保していかなければならないというふうに考えています。どこにどれだけの方がというのは、今まだ具体的に何人をこの施設でということについては、お答えできるレベルにはないというふうに考えてございます。
平山委員
答弁が後退しているんですね。私は冒頭に確認しましたけれども、四・五丁目の中に避難所機能が必要かということで、必要だというふうに御答弁されているんですよ。今の答弁だと、「四・五丁目の方が」、になっちゃうと、四・五丁目の外でもよくなっちゃうわけじゃないですか。だから、冒頭で確認したんです。以前、区が出された東中野小学校の施設活用についてという中でも、区は明確に、四・五丁目に必要な機能として避難所機能を挙げていらっしゃるわけでしょう。だからあえて伺っているわけなんです。
もう一度伺います。四・五丁目の中に避難所機能を確保される、そういうおつもりですよね。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
四・五丁目の方々が避難できる施設を確保するというような認識でございます。
平山委員
中野区の他の避難所の中で、いわゆる居住地域外、防災会のエリア外に避難所があるところってあるんですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
一つの避難所に三つ、四つの防災会様がおさまっているところもございますので、自分の防災会の区域に必ず避難所があるというようなことにはなっていないと思います。
平山委員
それはわかっていますけれども、避難する二つの防災会ともども他の地域ということですよ。要するに全く違うところにあるところはないんじゃないですか。だって、エリアの中で考えていかないと、四・五丁目を外してしまうと、あそこは大きな幹線道路がありますよね。そこを住民の方に渡っていただくって、これは、災害時になかなかのことですよね。等々なんていうことを考えると、当初おっしゃられているこの意図というのは、私は、四・五丁目に、四・五丁目にとって必要な機能って書いてあるんですよ。これは、四・五丁目の中に設けるべきであろうというふうにしか読み取れないんですが、そうではないということですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
繰り返しになって大変申しわけございません。四・五丁目に住んでいる方々の中での避難者になってしまう方々を収容できる避難所を確保していくというような認識でございます。
平山委員
という御答弁になるということは、将来的に四・五丁目の中で確保できない可能性も出てくるということじゃないですか。なぜか。三中の扱いが今学校再編の中で、今置かれているような状況にあるからですよ。だとしたら、なぜ東中野小学校の避難所機能をあえて廃止する必要があるんですか。そういう不安定な要素があるのであれば、できればエリア内にあったほうがいいじゃないですか。どうしてそういう判断をされたんですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
新しく整備される計画になってございます東中野区民活動センターの現在の整備基本方針によれば、今旧東中野小学校を使用していただいている避難収容予定者の方々の人数がおさまるべきスペースがないというところで、第三中学校のほうを想定したというところでございます。
平山委員
基本方針は、区で定められたものでしょう。現在、そこに避難所としての機能があるというときに、御担当として、そこの機能がなくなるのは困る、そこは残してもらわなきゃ困るんだ、だって、三中の扱いがわからなくなってしまったときに、地域に避難所機能を確保できないかもしれない、事実、区長の御答弁でそれに近いような話になっているわけですから、今の御答弁を聞いていても、そういう話になっているわけですから、そういったことは強く主張されて、区側にというか、皆さん区側の方なんですけれども、この方針案作成に当たって、強く求められたんですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
当然避難所の確保についてはお考えいただくように言っていますし、我々も、避難所の確保については、今ここがダメならばその次にはどこかというのを考えながらやっているところでございます。当然この計画を知ったときにも、次の避難所もしくはここで避難所が確保できないかというところも検討した上で、現在は、第三中学校を想定しているというところでございます。
平山委員
そうではなくて、この方針案ができるときですよ。方針案の策定前というのは白紙の状態でしょう。白紙というか、それまで活用について定めていた五つの事柄以外は白紙の状態でしょう。その白紙の状態の中で、いよいよこの東中野小学校跡を整備しようということを庁内で検討を図る際に、それは当然御担当としては、今おっしゃったように、地域の中に避難所機能を残さなきゃいけない、書いているわけですから。住民の方との約束でもあるわけですから、そういったことは、これは自分の仕事として、絶対に勝ち取らなきゃいけないものじゃないですか。ですから、あえて伺っているんです。庁内での議論にあって、少なくともどちらかは避難所機能として残るということにならないと、四・五丁目に避難所機能が維持できなくなりますと。三中でとおっしゃっていますけれども、そのことも、三中が今後どうなるかわからないという不確定要素があるわけじゃないですか。そういう不確定要素はできるだけ排除して、確実に避難所機能を確保しなければならないということを強く求められた結果としてがこれだったんですか。それとも、庁内の議論の中でこういう方針が出てきた、じゃあ次に避難所機能をどうしようかという検討に入られて、東中野小がなくなっちゃうのであれば三中かなという、そういうことになったわけですか。どちらですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
当然担当として必要なことは申し上げました。また、整備する側等々も自分の主張をされた上で、総合的にこの形になったという認識です。
平山委員
じゃあ防災の担当としては、必要だ、三中が不確定である限り東中野小に残すべきだということを強く訴えられたけれども、区側は最終的にはこういう形の基本方針案を定めたということですね。避難所については、質問はこれで終わりたいと思いますけれども、改めて、これは地域の方々へのお約束でもあり、皆さんがお決めになったことでもあるわけですから、東中野四・五丁目、この中での避難所機能の確保ということに関しては、これは、一歩も引かずにやっていただきたい、これは要望をしておきますし、私どもも強く求めていきます。
次に、区立公園を新しくつくられるということで、1,200平方メートルですが、この大きさになった理由を教えてください。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
東中野地域、環六から東側のほうは公園が少ない地域でもあります。こういったあたり、地域の要望などを踏まえて、確保できた面積が1,200平方メートルということで聞いております。
平山委員
地域の要望を踏まえて確保できた面積、地域からは、もともとこれぐらいのスペースがあればいい、1,200平方メートルぐらいがあればいいですよというようなお話があったんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
要望というのは、例えば子どもの遊び場であるとか、あるいはゲートボールができる広さ、あるいは地域のお祭りなどができる、活動ができる広さ、スペース、そういうものが要望としてございますので、そういうものをできる広さということで、この面積が確保されているというふうに認識しております。
平山委員
地域の御要望とおっしゃったので、地域の方から区長宛てに要望書が届いていますよね、この東中野小跡地の活用についての。5月かな。ごらんになりましたか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
私どものほうでは、これを決定した過程については、私どものほうは特に関与していなかったということもございまして、そういう資料は私どものほうは拝見していませんけれども、ただし、ここは、この地域におきましては、その以前からいろんな要望があったというのは私も承知しております。そういう中で、今回、地域からこのような要望があって、それを踏まえてこのような活動ができる面積ということで、こちらを確保できたということで聞いております。
平山委員
私どもは、この決定の際には関与をしていなかった、そうなんですか。だから、地域の要望も見ていませんという状況の中で、先ほど地域からの御要望を踏まえた上で必要な面積が確保できたという御答弁になるんですか。もともとのここの所管は、それは違うところにあるというのは存じ上げていますけれども、区の仕事ってそうじゃないんじゃないですか。公園の御担当としては、本会議でも言いましたけれども、中野区って公園が不足しているわけなんです。緑も不足しているわけなんです。子どもたちが遊べる環境も、御高齢の方々がくつろげる環境も不足しているわけなんです。そういった中にあって、今、土地が出てきたら何とか買い取って、公園をつくろうなんていうことをやっていながら、一方で、この東中野の跡地の活用ということになったときに、蚊帳の外だったんですなんていう御答弁で、公園の確保は、だから、とりあえず割り当てられた中で公園の分の面積を何とか確保しましたというふうにしか聞こえないんですが、そういう理解でいいですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
それはちょっと私の説明に語弊がございましたけれども、確かに中野区内は公園が大変まだまだ少ないと思います。1人当たりの面積もまだまだこれから先確保していかなければいけないと思いますが、地域においてなかなかそういう土地が、用地が出てこない中で、今回、このような跡地活用というのがございました。その中で、いろんな区の必要としている機能の施設をまず設け、あるいはまたいろんなほかの民間住宅の誘致とか、そういういろんなものがあった中で、こういう公園、外での活動ができる、そういう施設を確保できたということで、私どもは承知しております。
平山委員
順番が逆でしょう。順番が逆ですよ。区として必要な施設、機能、これを確保した上で、公園って、区として必要な施設、機能じゃないんですか。その上で、次に、民間の住宅の誘致、その3番目に公園が来たわけですか。それは順番が違いますよ。逆でしょう。区として必要な機能が何か、地域の住民の方々の要望も踏まえた上で、全体バランスも踏まえた上で、この地域に欠けているものは何かというものをきちんと分析した上で、その上で、区として必要な機能は何かというものの中に当然公園も入りますよ。先ほどちらっと出ましたけれども、これを読むと、売却だとか云々ということが書いてあります。ただ、これは当該が所管ではないので、ここでは触れませんけれども、仮に売却をして、民間住宅等々の建設をなんていうようなお考えがあるのであるとしたとしても、それは、区として必要な機能を確保した後考えるべきでしょう。違うんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
委員の御指摘のとおりで、公園の面積を確保していくということも非常に大切な機能といいますか、だと思います。いろいろな、さまざまなものがある中で、先ほど委員も御指摘されていましたように、最終的なバランスの中で、最終的にこういうふうに決定してきたものというふうに私どもは承知しているところでございます。
平山委員
すみません。大事な話なので、細かく伺っていきます。バランスって何ですか。バランスの中で考えられた、バランス、バランスの中でって、どういうバランスを考えられたわけなんですか。バランスというのは、公園の必要な機能の地域バランスですか。それとも、あの中にあって、どういうバランスでどういうものを確保していくということなんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
区の施策で、そういう中にはさまざまな優先度といいますか、政策の優先度もございます。そういう中で、適切な広さ等を確保されてきた、その中で公園の面積もこのような形で確保されたということでございます。
平山委員
だから、区の施策の中で、都市計画マスタープランの中で、緑の基本計画の中で、公園をふやしていかなきゃいけない、明確にそういうことを区としては述べていらっしゃる中で、この広さになった理由を教えてくださいというお話をしているんですよ。計画に基づいてとおっしゃっているのであれば、計画にどのように基づいてこの広さになったんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
そういうバランスの中で、どういう広さで確保していくかというのは、大変申しわけないんですけれども、今回の担当になっているところがいろんな中で地域バランスの中で、施策のバランスの中で決定されたということでございまして、そこから私、公園担当として、確かにできるだけ広い面積を確保されて、1人当たりの面積もふえて、緑も確保される、それは本当に理想的なことなんでございますけれども、なかなか私どものほうでそういうことはできていなかった、区としては、やはりそういういろんな施策の中で担当部署のほうで決定されたということで、私どもは承知しているところでございます。
平山委員
御答弁がさっぱりわからないんですけれども、地域バランスだとか施策のバランスって、これを見る限り、大きさは明確には書いてありませんけれども、ほとんど売却になっちゃっているわけじゃないですか。あんな大きな土地がありながら。つくられた所管が、この基本方針案をつくった所管が中心となって考えたっていったって、その所管外のことでほとんど売却になっちゃっているわけじゃないですか。それはとても政策的なバランスとかなんとかというものが及んでいるとはおよそ考えにくいんですよね。
改めて伺います。私は、地域の方々からの要望等を踏まえると、この公園の面積のあり方については再検討をすべきだと思いますが、いかがですか。
尾﨑都市基盤部長
東中野区民活動センター等の整備基本方針(案)ということでお出ししております。基本的には、区民活動センターの整備がどうあるべきか、そして、この跡地をどう活用していくかということで、区全体の中で議論を進めてきたところでございます。我々の立場とすれば、地域に開かれた、そういった広場の必要性を述べてきているところです。その中でどの程度必要かということで、今回、ここの方針案に書かせていただいたような内容、地域のイベントやまちづくりに活用できる広場としての整備、そういったことで、約1,200平米というような用地について、公園として整備を図ってまいりましょうという結論に達しているところでございます。確かに公園面積は広ければ広いほど1人当たりの公園面積が拡充できますので、そういった方針もありますけれども、全体の中で協議をするその結果として、こういった機能を盛り込める広さとして、約1,200という平米が出てきたものということで、こういう案を提示させていただいたところでございます。
平山委員
御答弁が違っちゃっているんじゃないですか。先ほどこの方針案の決定の際には、所管は入っていなかったという御答弁だったんですよ。どうして答弁が変わるんですか。
尾﨑都市基盤部長
所管として具体的なプランをつくる際に、最終的には公園ということが当然ありますので、私どもは公園を確保できる、そういった方向で話を進めてきたというところでございます。
平山委員
この地域で、学校の統合に当たって、さまざまな丁寧な地域説明かが行われてきた、この地域というのは、珍しいぐらい丁寧な地域説明会が行われてきているんですよ。その中で、区は、地域の皆様を対象に、さまざまな活用方法とかを示された。区としては、当然これを守っていかなきゃいけない。住民の皆さんも守られるであろうと思っていた中にあって、それは、そこで、住民の皆様との話し合いの中で、あのときは副区長まで行かれているわけですからね。そういう話し合いの中で住民の皆様と交わした約束について、あるいは区が定めた活用のあり方について、これを維持しなくてはならない、そこの部分の広場部分は、それは、都市基盤部の仕事なわけですよ。それを、御答弁を聞いていると、とりあえず公園というものを確保しなきゃいけないと思った、広さについては、あまり口を出すことができなかったのか、求めなかったのかというのはわかりませんけれども、とても必要なものを確保したというふうにお感じになっているようには聞き取れないわけなんですよ、先ほどからの御答弁を聞いていると。これ以上いわゆる当該所管のところにいろいろ伺っても話が進まない、しようがないのかもしれませんけれども、改めてこの地域に必要ないわゆる公園としての機能、スポーツができたりなんだりというようなことがあったわけですから、あるいはごらんになっていないとおっしゃっていた御担当の方、地域の方の御要望をもう一回よく読み直していただいて、だって、残りが違う区の機能として使われるというのであれば別ですよ。大部分が、これを見る限りにおいて、現状の方針案では、売却しちゃいますということになっているわけですから、まだ勝ち取れるわけでしょう、所管として。それはそれで最大限の努力をしていっていただきたい。それが御担当としての私は責務だというふうに思っておりますので、このことは強く要望をしておきたいと思いますし、当然地域説明会には公園に関する質問等々も出ると思いますので、これは、御担当の方は行かれる、地域説明会には都市基盤部からも皆さん行かれるんですかね。という理解でいいですか。
尾﨑都市基盤部長
地域説明会の対応につきましては、庁内調整をした上で、どういう形で出席するか考えさせていただきたいというふうに思っております。
平山委員
ぜひ、自分の所管にかかわることもあるわけですから、これは、住民の皆さんとの説明会にもご出席をいただいて、その結果についても改めて御報告をいただきたいということは、これは要望としておきますので、よろしくお願いいたします。
伊東委員
ちょっとお聞きしたいんです。当該地を活用して区民活動センターと公園を整備したいということなので、スケジュールを見ますと、平成28年から31年度にかけて既存の建築物の除却ということが示されているんですけれども、あそこは、教職員寮跡がありますよね。あの建物自体が擁壁の役目をしていたんじゃないかと思うんですけれども、ここでいう除却というのは、教職員寮も除却するという考え方でいいんですかね。要するに、既存の校舎、体育館、それから、教職員寮、全て除却という位置付けでいいのですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
現在のところは、教職員寮をあのままで活用する予定はないと。したがって、当然、再利用する際は、敷地を利用する際は除却となるかと思います。
伊東委員
予定地は大ざっぱに楕円で示されている程度なんですけれども、擁壁を兼ねるような建物を除却した場合に、その擁壁というものはどこが整備主体になるのですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
そのあたりの具体的な手順あるいは主体等は、まさに今後決めていくんだろうと思います。ちなみに当然もし解体ということになった場合、これは、今委員がおっしゃったとおり、何もしないで解体しますのは危険ですから、当然それはしかるべき措置をした上で解体することになると思います。
伊東委員
非常に扱いづらい土地だとは思うんですよね。東京都の安全条例でも擁壁に対する位置付け等がありますし、相当土地利用に比してコストのかかる工事が伴ってくると思うんです。それで、残地については一部民間への売却というような、もし民間の買い手がつかない場合はどうなるんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
そのあたりは、現在までの検討の段階では想定はしていないというところでございます。
林委員
平山委員の質問にお答えになっていた避難所のことについて、1点、どうしても気になったので、伺いたいんですが、地域の中に避難所が見つからない場合は、地域以外のところで何カ所か探していくという話なんですが、となると、今後、東中野四・五丁目にもし地震など災害があった場合、町会の中でも避難する場所がいろいろと分散するような形になったりとかするようなことになるんでしょうか。小学校や中学校があれば、あそこに行けばいいということはわかるんですけれども、もし区域外に、しかも、1,200人という場所が確保できなかった場合、何カ所かに分かれる、そうした場合、東中野の四・五丁目の人たちはどういうような避難の指示をというか、なっていくのか。今までとは多分違うような、今までそのような避難所のあり方ってなかったと思うんですが、それに対してきちんとした考えというのはあるんでしょうか。しかも、東中野は非常に今高齢化も進んでいるので、その点に関してもどのようにされていくのかということについて御意見をいただきたいと思います。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
東中野四・五丁目からなくなっちゃうみたいな今話にずっと流れてしまっているんですけれども、現在、区立第三中学校のほうを今想定していますもので、まずは、そこのところの避難所にどういうふうに逃げていくかというのをこれからつくっていくという形に当然なります。もし仮に第三中学校が使えなくなったときのというお話は、先ほども申し上げましたとおり、原則的には、防災会さんごとに避難所というのは今までも指定してきていますので、その防災会さんごとに避難所をしていく、だから、もしかすると、1,200名の二つの防災会さんが一緒のところに行くのかもしれないし、また、今のように、それぞれの防災会さんが別々のところの避難所にということには当然想定できるところです。ただ、今、どこにどういう方々が行っていただくというのは、お話しできるような検討を進めている状態にはないということでございます。
林委員
要望になるんですけれども、地域の人たちの不安が残るようなことのないように、きちんと先のことまで考えてしていただきたいと思います。
来住委員
防災に関係して、簡潔にお聞きしたいんですが、第三中学校への、そちらに避難するということなんですが、三中そのものが将来統合される、廃校されるという中で、教育委員会の考えが地域説明の中で既に示されています。それは、第三中学校については、売却もあるという答弁をきちんとされています、教育委員会はですね。そうしますと、防災担当、ここでは防災に限りますけれども、そういうことは認識されて、今三中にというふうにおっしゃっているんでしょうか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
当然先般の一般質問の中でも、仮に第三中学校が使えない場合という答弁も区長のほうからありましたとおり、もちろん想定の一つとしては考えてございます。
来住委員
東中野の説明会のときに、東中野小学校への廃校後の要望については、避難・防災面だとか、子どもの遊び場とか、いろいろ出ておりました。それに関係して、前向きな御答弁があったと思うんですけれども、その際、この場所を、東中野小学校の跡を売却するのかという御質問に対しては、ここは近くに子どもの遊ぶ場所もこの地域にはほかにないということから、売却はしないという説明会での答弁が、区としての考えが副区長から示されたわけですね。したがいまして、子どもの遊び場さえこの地域にはなかなかほかに確保できないということが前提になった説明になっていました。したがって、じゃあ避難をする場所は、この地域に民間の、私の一般質問でも民間のほかのところをというふうな言い方だったと思うんですが、現に三中もそうなってしまう、そうなったときに、じゃあ民間でおっしゃっている意味は、何か考えがあって私は示されているんだろうなというふうに答弁を聞いたわけですけれども、それは、全く具体的に例えばということも含めてないんですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
区内のあらゆるところで民間の業者さんの今学校の避難所も当然あるわけですので、広くそういうところは検討はしてございます。
来住委員
じゃあもう最後にしますけれども、区内のという、東中野四・五丁目の方々が区内のどこかに震災等で避難をするとは考えられないし、そんな危険な場所をもしお考えであれば、これは、大変な問題だというふうに思います。したがいまして、ここはやはり跡地についての地域の要望は、売却しないで、地域の防災や子育てに生かしてほしいというのが総意ですので、それを改めて申し上げておきたいと思います。これは要望で結構です。
委員長
休憩いたします。
(午後1時53分)
委員長
再開いたします。
(午後1時53分)
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番目、補助第133号線(中杉通り)の整備について説明を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、補助第133号線(中杉通り)の整備について御説明をいたします。
お手元の資料(資料4)をごらんいただきたく思います。都市計画道路補助第133号線(中杉通り)につきまして、このたび東京都が整備事業の着手に向けて測量を実施することになりましたので、その整備事業の概要などにつきまして報告をするものでございます。
まず、1番、東京都市計画道路補助第133号線(中杉通り)の概要でございます。
マル1の都市計画決定の内容でございます。起点が世田谷区桜丘一丁目、終点が板橋区赤塚六丁目、延長が15.95キロメートルでございます。計画幅員が16メートルございますが、一部20メートルや15メートルで計画されている区間もございます。昭和41年7月30日に都市計画決定をしておりまして、道路整備の事業主体は東京都となってございます。
マル2、この補助第133号線の平成25年度現在の整備状況でございます。まず、完成しております区間でございますが、青梅街道、これはちょうど杉並区役所がある場所でございますけれども、ここから中野区と杉並区との区境までの杉並区内の区間、それから、これは練馬区内の区間になりますが、千川通りから目白通りまでの区間、合わせて2.4キロでございまして、これは、現在事業中の0.3キロメートルも含まれておりますけれども、全体の延長に対する整備率は約15%程度となります。あまり整備が進んでないということでございます。
それから、次に、概成とあります。これは、計画された幅員全ては完成していないのですが、ある程度の幅員は確保されており、道路の機能をおおむね満たしているという区間でございますが、これは、中野区の鷺宮から練馬区の中村まで、ちょうど西武新宿線鷺ノ宮駅の北側の区間のことですけれども、この概成区間が約1.1キロメートルあります。この概成区間に先ほど申しました完成区間を合わせても、全区間の22%程度の完成状況ということでございます。
一方、未着手の区間でございますが、これはたくさんございまして、世田谷区桜丘から杉並区成田東まで、中野区白鷺から鷺宮まで、練馬区中村から中村北まで、練馬区向山から練馬区赤塚までの合計12.45キロメートルとなります。なお、その下の米印でございますが、中野区白鷺二丁目から練馬区中村北三丁目の区間の2,380メートル、これは、今回の事業着手区間を含んでおりますけれども、この2,380メートルの区間につきましては、区部における都市計画道路整備方針、これは、平成16年3月に東京都と特別区が取りまとめたものですが、この都市計画道路整備方針における優先整備路線に指定されております。なお、この優先整備路線は、平成27年度までの間に優先的に整備する路線という位置付けになってございます。
次に、2番でございます。東京都市計画道路補助第133号線(中杉通り)の着手についてでございます。
まず、マル1の今回新たに整備する整備事業の概要でございますけれども、杉並区境から八幡橋までの区間の約700メートル、これは、白鷺区間と呼んでおりますけれども、この区間を今回新たに整備に着手するといった内容でございます。
恐縮ですが、お手元の資料をめくっていただきまして、3ページの地図をごらんいただきたいと思います。
上の地図です。これは、恐縮ですが、右側が北方向、左側が南方向になっておりまして、この地図の左上に「補133」とありますが、このあたりが中野区と杉並区の区境になります。今回着手する区間は、そこに示しております薄く墨を塗った区間でありまして、延長が約700メートルございます。この墨の区間の左の端は西武新宿線鷺ノ宮駅の踏切の手前の八幡橋のたもとまでとなります。現在の中杉通りの拡幅ではありませんで、この区間は、新たに道路をつくる区間ということでございます。
地図の下でございますけれども、事業区間で計画されております標準的な道路の断面図をお示ししております。車道の幅が上下1車線ずつに路側帯がつきまして車道が9メートル、それから、歩道の幅員が植栽部分を合わせて3.5メートルずつ、合計の計画幅員が16メートルとなっております。また、両側の歩道の下には、電線地中化を想定した埋設管などもお示ししてございます。
なお、御参考までに、この区間の現在の中杉通りの幅員、幅でございますが、幹線道路としては非常に狭い幅となっておりまして、車道の幅が、現在大型バスが上下通行する1車線ずつでございまして、車道の幅が6.5メートル、両側の歩道がわずか1メートルしかございませんで、合計幅員が車道、歩道合わせても8.5メートルとなってございます。
それから、一つ前のページに戻っていただきまして、2ページ目の上のマル2、事業の進め方でございます。簡単にフロー図でお示ししておりますが、現在、このフロー図の一番左側の事業概要及び測量説明会、これを実施した段階でございます。今後は、そのフロー図にありますとおり、現況測量の実施、用地測量の実施と経まして、事業認可、これは事業着手のことでございますが、事業認可を経て着手をしまして、その後、用地説明会の開催、それから、用地の折衝、協議などを経まして、工事説明、工事の実施、それから、完成となるわけでございます。事業着手、事業認可は、平成27年度を予定しておりまして、その後、完成までには7年間程度を見込んでいるとのことでございます。
次に、その下のマル3の地域への周知でございます。前回の当建設委員会で口頭報告いたしましたが、10月22日火曜日19時より、若宮小学校体育館におきまして、事業を実施いたします東京都第三建設事務所が説明会を開催いたしました。出席者は181名でございました。この説明会の内容でございますけれども、フロー図の一番左側にあります事業概要及び測量の実施について第三建設事務所が説明をした後、質疑応答がありました。この説明会の案内チラシを配布した範囲は、都市計画道路の線の外側30メートルまでの範囲にお住まいの方、それから、町会及び商店会となっております。
その下の箱の中にあります主な質疑内容でございますけれども、幾つかお話ししますと、まず、今後のスケジュールについて、これは今申しましたとおり、平成27年度に事業認可取得の予定であると。それから、完成までの期間について質問がありまして、これは、先ほど申しましたが、事業認可後、おおむね7年程度を見込んでいるということでございます。それから、線路北側、鷺ノ宮駅の北側ですね。この中杉通りの整備について御質問がございまして、第3次事業化計画では白鷺区間より北側も含まれますけれども、西武線との立体化や駅前広場の整備、まちづくり等の計画とあわせて今後整備を行っていくという回答がございました。それから、現在の中杉通りでございますが、これにつきましては、地元の意見を聞きながら、地元にとってよりよい道路にしたい、そういった答えがございました。それから、西武新宿線の踏切が残ることでございますが、現在、この整備区間だけでは渋滞は解消しませんけれども、現道の中杉通りの安全対策や災害時の延焼遮断帯、緊急輸送道路などの確保などの効果が見込めると。それから、沿道の用途地域の変更でございます。これも今後のまちづくりの進捗にあわせて検討したい、そういった報告がございました。
それから、最後に、今後の中野区としての対応でございます。まず、今回事業化がされます中杉通りの白鷺区間の整備事業推進に向けた協力をすること、それから、白鷺区間沿道及び周辺、これは、鷺ノ宮駅周辺ですとか東京都住宅供給公社鷺宮西住宅などでございますが、これらのまちづくりを推進すること、それから、現在の中杉通り、非常に幹線道路としては幅員の狭い道路となっておりますが、この白鷺区間が開通した後は、新たに開通した道路との役割分担を踏まえて、現在の中杉通りの再整備をしたいと考えておりまして、この際整備の推進にも取り組んでいきたいと思っております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
平山委員
伺いますが、これは、ここに書かれてある事業は全て東京都が行う事業、そういう理解でいいんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
この補助第133号線整備事業は、東京都が主体でございます。
平山委員
車道、歩道とも、これは東京都の整備であるということですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
そのとおりでございます。
平山委員
完成までの期間なんですが、通常、都市計画道路の整備って、もちろん延長の距離の問題等々もいろいろあるとは思うんですが、7年って随分頑張ろうとされているなというふうに読み取れるんですが、大体こういうものなんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
事業認可をとる際に、おおむねの完成見込みということを事業認可時に明示する必要があると聞いてございます。標準的には、実は、他の道路もそうですが、おおむね7年間ということで事業認可をとることが多いようでございまして、今回もその7年間でとったと。ですから、今おっしゃったように、当然用地交渉等がありまして、その辺はまた適宜状況に合わせて期間延伸等もあるかもしれない、そういう話でございました。
平山委員
狭い中野区の道路にあって、ある一定の普通の幅員の道路ができていくというのは、それはそれで非常に重要なことだと思うんですが、その際に、先ほど電柱の地中化だとかなんとかというお話もされてはいらっしゃいましたけれども、一つ、自動車と自転車と歩行者との分離というものも検討していかなきゃいけないのかなというふうには思っていまして、たしか中杉通りって、ちょうど中野から杉並に入ったところ、そこから阿佐ヶ谷駅まででしたっけ、杉並区が一時期自転車専用レーンを設けた実証実験か何かをやっていたと思うんですよ。そういったことを踏まえて、自転車走行についての扱いみたいなものも都は考えているとか、そういったことというのはお聞きになっていますか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
具体的には聞いておりませんが、例えばこの区間に関しましては、新たに整備する区間、それから、既存の区間が残りますので、この辺は、両方合わせて役割分担等で、当然その中に自転車機能というのはあろうかと思います。それも踏まえながら、今後検討したいと考えております。
平山委員
これで最後にしますけど、おっしゃるとおり、2本の道路になっちゃうので、分け方でいろんな工夫が図れるかと思うんですが、御存じだと思うんですけれども、今、あそこは、自転車がとても危険な状態になっている。1メートルしかない歩道なので、自転車が通ると、歩行者が壁にへばりつかなきゃいけないという、一方で、車道にはみ出ようものなら、バスがとまってしまうというような状況の中で、その先が広がって、杉並の取り組みもあったわけですから、ぜひあり方について、区もさまざま地域の方等の声も聞きながら、検討をして、東京都との調整も図っていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
私も、10年前、鷺宮地域センターにおりまして、その辺の地域の要望は十分承知しているところでございます。今委員がおっしゃった点も踏まえて、今後、さらに検討を進めたいと考えております。
近藤委員
私は、この説明会に出させていただいたんですけれども、本当に大勢の方がすごく関心を持って出席されて、意見もかなり出ていました。それで、主な質疑のところに入っていないんですけれども、やっぱり昭和41年、この始めようというときに、渋滞緩和ということがかなり言われていたのに、それがなくなってしまって、結局渋滞の緩和につながらないということをとても残念に思っている区民の方がかなりいらして、その質疑が多かったようなんですけれども、東京都がお答えしていたんですけれども、中野区としては、その見解はいかがなんでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
東京都の担当課長は、目的等について、当初とは少し変わっていたような答弁をしておりましたが、基本的には、やはり都市計画道路事業による渋滞緩和は、やっぱり部分的な完成ではなかなか効果が発現いたしません。ですから、中杉通りも、先ほど申しましたが、全体のわずか20%未満しかできておりませんので、確かに今回の区間だけできましても、なかなか踏切等の問題もありまして、渋滞は解消しないと思いますが、ただ、逆に、全線を一気になかなか完成はできませんので、こういった少しずつの事業を積み重ねながら、最終的には全線開通して、渋滞緩和する、そんなことが最終的な効果の目標ではないかというふうに考えております。
近藤委員
それで、結局東京都の事業なんですけれども、その後、まちづくりを始めていくのは中野区だったりするんですけれども、やはり西武線との関係とか、そういったことを丁寧に説明されていくことが必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
御指摘のとおりでございまして、現在、まだ西武新宿線の鷺ノ宮駅の構造等も決定しておりませんので、駅の周辺の整備等も未定でございます。今後は、そういった進捗を踏まえながら、中杉通り沿道についてのまちづくりの検討をしていきたいと考えております。
近藤委員
そこの御説明がしっかりされていないと、やはり渋滞が緩和されないということでずっとそれによってどうなるんだと思っていた方たちというのは、不安な状態にいらっしゃるので、ぜひしっかりと説明をしていっていただきたいと思います。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番目、大和町地域防災まちづくりの経過について報告を求めます。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
それでは、お手元にございます大和町地域防災まちづくりの経過について御報告を申し上げます(資料5)。
10月4日、当建設委員会で御報告した、まず沿道意向調査の実施状況につきまして、途中経過でございますが、まず報告をさせていただきます。
補助227号線大和町中央通り沿道の不燃化促進事業の基礎資料とするために実施させていただきました。10月4日には10月中旬から下旬に実施するということでございましたが、正確な期間は、10月17日から31日の間に実施させていただきました。
配布・回収方法については、前回御報告したとおりでございますが、居住者については戸別配布をさせていただき、地区内の土地・建物所有者については郵送をさせていただきました。回収については、原則郵送回収という形にさせていただいてございます。
調査項目に関しましては、前回の御報告の内容と一致してございますので、こういった形の内容の調査をしたところでございます。
配布数といたしましては、前回、1,000世帯ということでおおむねの数字を申し上げましたが、実際に配布した数は、1,154件でございました。このうち11月18日現在でございますが、回収数といたしましては、253件、21.9%の回収率となってございます。
今後につきましては、クロス集計等分析をさせていただいて、来月中には分析をさせていただきまして、また来年以降、当委員会等にも詳しく御報告を申し上げ、その後、地域への広報もしてまいりたいというふうに思ってございます。
また、この間、災害に強いまちづくりに係る講演会の開催結果ということで、まちづくりの会の勉強会も兼ねまして、地域が一体となって災害に強いまちづくりに取り組む機運を高めるということも一つの目的として、講演会を開催させていただきました。これにつきましては、東京都と中野区が協力して実施したものでございます。
対象といたしましては、今申し上げたまちづくりの会の会員及び大和町地域にお住まいの方々というところでございます。
テーマといたしましては、災害に強いまちづくりということで、阪神・淡路大震災に学ぶということでございました。
講演をしていただいた方は、下にございますとおり、講師といたしましては神戸市にございます人と防災未来センター、ここで当時のいろいろな実体験を語る語り部と呼ばれておりますけれども、していただいております野村氏にお願いをさせていただいて、当時の映像等も含めまして、実体験、自助、共助の大切さ等々について講演をいただいたところでございます。
11月8日にこれは実施いたしまして、大体2時間かけて、区の行政報告と一緒に地域の方々にお話をさせていただいたところでございます。
区民活動センターで実施させていただいて、57名の御出席をいただいたところでございます。
また、口頭になって大変恐縮でございますが、第2回のまちづくりの会につきましては、今月19日に開催させていただきました。地域のまち歩きをさせていただいて、地域の危険な箇所等を実地に歩いて見て回るというような作業もしてございます。また、来月でございますが、4日には、第3回のまちづくりの会を開催する予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
林委員
報告ありがとうございます。私もこのまちづくりの講演会に伺いまして、たくさんの人がいらっしゃって、興味を持たれているなと思いました。意向調査なんですけれども、特別委員会のときに質問させていただいたんですが、回収率ってどのくらいですかという話に、大体20%だというお話で、やはり結果を見ると、11月18日現在で21.9%となっているんですが、沿道意向調査、この21.9%で十分に地域の意向を調査できたというふうにお考えでしょうか。
荒井都市基盤部副参事(大和町まちづくり担当)
この調査につきましては、一番上にございます目的の不燃化促進事業の基礎資料にするということでございます。基礎資料というのは、端的に申し上げますと、不燃化促進事業をもし導入した場合にどの程度の需要量が、活用されるかというような、そういった部分の基礎資料になる、もしくは、具体的に住所、名前等も書いていただくような欄もございます。必要に応じて書いていただける方は書いていただいて、その中で、共同化とか、建てかえについての意向等も聞いてございます。需要量につきましては、全数、100%回収というのはなかなかあり得ませんので、事業期間中に建てかえられると思われるような登記簿等のそういった基礎調査もしてございます。そういった中で、回答をいただいた中の割合、おおむね回答いただいた方の4分の1程度は活用したいというような回答でございましたけれども、そういった計数的な考え方も用いて、全体的な需要量は算定してまいりたいというふうに思ってございます。
また、この中には、次回細かく報告申し上げようと思ってございましたが、実際の導入、不燃化促進事業に関しましては、やはり土地・建物所有者、これが対象になってございますので、その部分については、大体所有者の4割程度以上の回答はいただいているのかなというふうに思ってございます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
続きまして、5番目、中野区立みなみ公園の区域の変更等について報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
中野区立みなみ公園の区域の変更等について御報告申し上げます(資料6)。
みなみ公園の一部とみなみ公園に隣接しております公園の拡張用地等を使用して、待機児対策のため、民間の認可保育所を開設することにつきましては、既にことし1月の子ども文教委員会にて報告されているところでございます。このたび仮称ですけれども、南台五丁目保育園の設置運営事業者が決定し、具体的な保育所の敷地が確定しましたので、現在のみなみ公園の区域の変更を行い、その内容を中野区立公園条例第2条に基づきまして、告示するものでございます。
また、みなみ公園に隣接しております公園の拡張用地につきましても、子ども教育部に所管がえを行います。
恐れ入りますが、資料の裏面をごらんください。上にみなみ公園、緑色の箇所になりますけれども、案内図をお示ししております。また、下の平面図は、現在のみなみ公園、公園の拡張予定地、みなみ児童館を示しております。緑色の濃い部分は、区域変更した後の新たな公園の区域になります。薄い緑のほうは、公園を廃止して、保育所の敷地になる部分でございます。また、その下の網かけの部分は、公園の拡張用地となっていた部分ですが、ここも保育所の敷地になる部分です。なお、残る白い部分につきましては、みなみ児童館の敷地でございますけれども、この児童館の敷地につきましては、この地域の学校統廃合が進み、現在の多田小学校にキッズ・プラザを設置した際、この児童館を廃止して、その敷地部分をみなみ公園の用地に転換していく予定になっております。
恐れ入りますが、また資料の表のほうをごらんください。
区域変更する公園の概要が資料1番に記載のとおりです。
2番の区域変更する内容でございますけれども、みなみ公園の面積は、資料に記載のとおり、1,044.66平方メートルから462.35平方メートルに変更になります。
告示日は平成26年1月31日、その他、みなみ公園拡張予定地の面積、仮称の南台五丁目保育園全体の敷地面積は、資料に記載のとおりでございます。
本件につきましての報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
佐野委員
今、御説明の中で、キッズ・プラザを設置した際というお話がございましたけれども、いつごろ、どういう形になるかということが見えているんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
学校統廃合の関係でございますけれども、ここは、南中野中学校の通学区域になります。それで、平成29年度、予定でございますけれども、多田小学校と新山小学校ですね、こちらのほうが統合になる、一方、中野神明小と新山小学校はまた統合という方向になるんですけれども、この多田小学校と新山小学校の統合が平成29年度予定になっています。それは、多田小学校の位置に統合されるということになります。また、31年度になりますけれども、その後、最終的にここの位置が多田小学校のほうにまた戻ってきて、そこが建てかえ等が大規模改修が行われて、できるのが32年度という話になりますので、33年度に、これは想定になりますけれども、学校を移転されて、しかも、そのときにキッズ・プラザができて、児童館が廃止になると。そのときに、同じように公園の用地として確保できるんだろうというふうに想定しております。
佐野委員
わかりました。要するに、33年度をめどとして今の児童館が移動していった場合に、そこが公園になって、今ある、告示している公園区域と合体するということになると、面積比は今の面積よりも多くなるんですか、少なくなるんでしょうか。これは図を見れば多くなっていますけど。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
裏面の面積をごらんいただくと、そのとおり、200平米ちょっと最終的にはふえるというふうに想定しております。
佐野委員
やっぱり地元の声からしますと、やはり結構公園地がなくなっちゃうんじゃないか、今よりも狭くなっちゃうんじゃないかということで、当然我慢してほしいという声はいろいろ出ていると思うんです。それぞれの利便性とか、あるいはそれぞれの役割があるから、児童館は児童館なりにこれから変わっていくんだから、したがって、その後の公園の面積をつくるときに、十分注意しなきゃいけないのは、私はここだと思うんですよ。面積が少なくとも広くなるし、より安全で、よりいいものがつくれるんですよということをアピールしなければならないと思うんですけれども、その後の計画についてはどのようにお考えでしょうか、公園としては。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
先の話にはなりますけれども、ここの児童館が廃止されて、公園用地になるときに、また地元の皆さんの御意見をいただきながら、その地域に親しまれる公園としてまた改めて設計等を行い、設置していきたいと思います。
佐野委員
後の話だからって、今現実にそういうお話をなさっているわけですよね。要するに、児童館がなくなったときに、またその後公園をつくって、大きくなるんですよということを言っているわけでしょう、地元の人たちには。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
敷地が、児童館用地が公園の用地に転換されていくということについてはお話はしております。ただし、具体的な公園の内容につきましては、特にまだ御説明はしている段階ではございません。
佐野委員
あえて質問させていただきますけれども、それじゃあ、その後公園にするということも公言はしていないということですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
公園の用地になっていくと。現在の公園用地から保育所の部分がとられますけれども、残った用地とこの児童館の用地が一緒になって、新たなみなみ公園になるという形では説明しております。
佐野委員
ということの発言を公にしているのであれば、当然面積はどうなりますか、広くなりますよ、それから、よりよいものをつくっていきますよということを十分アピールするに値するのではないかと思うんですけれども、どうも私が聞いた限りでは、地元の人たちはその辺を理解していないみたいで、いろんな意見が出されているみたいなんですよ。ということは、やっぱり区としてそういう方針があって、そういう考え方があるんだったら、もっとそれを強くアピールするべきじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
説明会の中では、その点は十分に説明し尽くしては来ているというふうに私どもは認識しておりますけれども、ただ、やはり地元の方々の中では、ここに保育所ができるということについて、なかなか御理解いただけないという部分があったかと思います。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、次に、6番、(仮称)本町五丁目公園基本設計について報告を求めます。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、(仮称)本町五丁目公園の基本設計がまとまりましたので、御報告をさせていただきます。資料(資料7)をごらんください。
10月10日、17日の両日実施いたしました意見交換会には、33名の御参加を得まして、さまざまな御意見をいただいたところでございます。また、メール、電話、窓口での御意見は7名、1団体となってございます。
次に、主な意見と区の考え方につきましては、資料中ほどの四角の囲みの中、左側には提案されました御意見、右側には区の考え方を記載しております。一般施設については、民地の境界に設置いたします目隠しフェンスの形状はどのようなものなのか、それから、ベンチが少なくないか、防球ネットの安全性はどうなっているのか、また、落ち葉の飛散防止対策はするのかなどの御意見をいただきました。防災施設では、防災計画では水やテントを備蓄するのに防災倉庫が小さくないか、それから、飲料用となる深井戸を掘ってほしいという御意見をいただいたところです。さらに、利用のルールや管理方法につきましては、24時間開放にした場合の治安の悪化が心配であるとか、運動広場の騒音や路上駐車対策の考え方について御意見をいただいたところです。これに対しまして、区といたしましては、防球フェンスの安全性はしっかりと確保していきたいこと、それから、防災倉庫に収納する物資の内容について御案内したところです。また、夜間巡回警備による安全対策の実施と警察との連携などについても御説明をさせていただいたところでございます。
また、皆様の御意見を踏まえまして、基本設計案から変更いたしました点につきましては、別添の平面図を御参照いただきながら御説明させていただきたいと思います。
まず、ベンチでございますけれども、運動広場周辺に6基追加をしたものでございます。場所といたしましては、図面右手の二中側、ベンチが4基並んでございますが、まず、こちらに4基ほどふやしました。また、真ん中の園路のところなんですが、これまでは、真ん中の園路の左側に2基の設置でしたが、こちらに新たに2基ふやして、全体で6基とさせていただいたところです。
また、意見の概要欄のところには記載しておりませんけれども、自転車の駐輪スペースにつきましても、第二中学校側、それから、中野通り側にそれぞれ20台程度駐輪できるスペースも確保したところでございます。
また、園路を一部茶色で表示してございますけれども、こちらにつきましては、ジョギングやウオーキングに適しました舗装材を敷設するものでございます。
中野通り側の歩道との境には、現在高さ20センチほどの既設のコンクリートの布基礎がございますけれども、その部分を再利用いたしまして、高さ約60センチ程度のフェンスを設置いたしまして、子どもの飛び出しや落ち葉の飛散を防止したいというふうに考えております。
また、夜間等の安全対策といたしましては、平面図中央の園内灯がございますけれども、そちらに防犯カメラの設置をしていきたいというふうに考えているところでございます。
最後に、今後のスケジュールでございますけれども、平成26年3月までに実施設計をまとめまして、26年・27年度の2カ年で整備を進め、27年度中の開園を目指してございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
平山委員
一つだけ。この意見交換会後に変更した点の中で、中野通り側の敷地境に60センチの高さのフェンスをつけますよと。このフェンスというのは、金網でイメージしていいですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
通常、家庭等で設置しているようなネットフェンスではなくて、目のちょっと細かいメッシュのフェンスをイメージしております。それで葉っぱがひっかかる、そして、中野通り側に飛散しないというような考え方でございます。
平山委員
ちょっと気になっているのは、逆に、60センチぐらいの高さだと、ある一定の身長以上の方の目線からだと見えなかったりもしますよね。それが危なくなるとか、例えば子どもの飛び出し防止とかって言っていますけれども、気付きにくいような高さとか、そういうことではないんですかね。大丈夫なんですかね。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
先ほど御説明の中で、既設の布基礎が、コンクリートが20センチございます。その上に60センチのフェンスを乗っけるという仕組みでございます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
次がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、(仮称)南部防災公園基本設計(案)について報告を求めます。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、(仮称)南部防災公園基本設計(案)につきまして御報告をさせていただきます。資料(資料8)をごらんください。
(仮称)南部防災公園の基本設計(案)がまとまりました。所在は、南台一丁目15番、敷地面積は約1ヘクタールとなってございます。この公園は、委員の皆様も御承知のとおり、東京大学教育学部附属中学校の敷地の一部を購入いたしました。そこの敷地に整備をするものでございます。
主な施設でございますけれども、別紙平面図とあわせてごらんください。まず、一般施設でございますけれども、平面図右側に運動広場ゾーンを、左側に草地広場ゾーンを配置いたしました。運動広場では、少年サッカー、そして、フットサルなどができるよう、人工芝による整備を行います。
防球ネットの整備につきましては、約7メートルの高さを想定しております。図面上では、ぎざぎざの四角囲みとなってございます。こちらのネットフェンスは、カーテン方式を採用いたしまして、少年サッカーなどの利用がない場合には、ネットフェンスを全部開きまして、フルオープンの状態で一般利用ができるようになるよう考えているところです。
また、草地広場につきましては、既存樹木を生かしました形で空間の確保をするとともに、コンビネーション遊具を配置いたしました。緑の破線円は、既存の広葉樹、落葉樹をあらわしてございます。また、ピンクの破線円は、既存の桜をあらわしてございます。緑、ピンクのそれぞれ樹木マーク、これは新たに植樹するものでございます。
続きまして、園路でございますけれども、平面図上部のところでは4メートルの幅員を確保いたしまして、左側のメーンエントランスから学校側へ向かうところは1.8メートルの幅員で散策路をイメージいたしました。中央部と校舎側にはそれぞれ3メートル、4メートルの幅員を確保したところです。
トイレは、平面図上部、草地広場の横に、それから、水飲み場、コンビネーション遊具の横と図面上部運動広場ゾーンの横にそれぞれ配置をいたしました。
また、園路のところどころに丸に十字の切ったような赤と青のマークが、表示がございますけれども、こちらは、災害時にも対応可能な、赤はソーラー式のLED園内灯、それが6基、青は、商用電力を使いました14基ほどの園内灯を配備するものでございます。
図面下側をごらんください。消防訓練スペースといたしまして、幅員12メートル、直線100メートルのスペースを確保してございます。こちらは、消防総合大会等を実施できるようなことを想定してこのような形にしたものです。また、ここの下の取り扱いは、ゴムチップ舗装等の考えでございます。
次に、防災施設でございますけれども、平面図上部の位置に災害用トイレを11基、図面右手、防災倉庫と防災用井戸、それぞれを整備いたします。また、平面図右側の下に100トンの防火水槽を新たに配備させていただきます。こちらは、東京消防庁が整備する内容でございます。
最後に、今後のスケジュールでございますけれども、12月11日、17日の2日間、意見交換会を実施いたしまして、その御案内は、12月5日号の区報とホームページにおいて行います。また、意見交換会でいただきました御意見をもとに、修正すべき事項がございましたら、その内容を基本設計に反映いたしまして、年明けから、1月から3月にかけて実施設計を行いまして、26年、27年の2カ年で整備を進め、28年の開園を予定しているところでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
来住委員
以前の説明ですと、まとめてお聞きしますけれども、フットサル、それから、ゲートボールというのが出されていたと思うんですが、それがまずどうなるのかというのが1点、それから、だれでもトイレというのがたしか予定されていたように思ったんですが、それはどの位置になるのか、それから、あわせて、防災用のトイレは、これまで20基の予定をされていたと思うんですが、数的に減っているように思うんですけれども、その3点の変更について。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、フットサルの場所にございますのは、運動広場ゾーンの中で整備をさせていただいております。また、ゲートボール場につきましても、基本計画の段階では別の専用スペースということで考えておりましたが、こちらの人工芝のスペースの中で活用していただければというふうに考えているものでございます。
また、だれでもトイレ、一般的なトイレの形での整備につきましては、図面の上の「トイレ」と書いてございますが、そちらのほうに配置をしていきたいというふうに考えてございます。
また、もう1点は、防災トイレのマンホールトイレ11基に整備をさせていただきましたが、こちらにつきましては、この東大附属全体の中で広域避難場所を想定しておりますけれども、この中で何基必要かということで、東大附属、そして、こちらの公園含めて全体で20基程度が必要であるということでございます。それで、今回、こちらのマンホールトイレで11基、そして、一般用のトイレを、こちらは便槽が、下に凡例で書いてございますが、男のほうで大が1基、それから、小が2基、女性用のほうでは2基、だれでもが1基ということでございます。それプラス東大附属の校舎の中にあるトイレ等を活用するということで、全体の中で処理をさせていただくという考え方でございます。
近藤委員
1件、確認させてください。防火水槽というのがありますよね。これは、基本的に誰が管理というか、火事が発生したときとかはどういうふうに使うのですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
こちらには、既に既存の30トン槽もあるんですけれども、これは全て東京消防庁が所管しておりまして、消防水利等の充足エリア、未充足エリア、それぞれ東京消防庁が把握しております。そこの中で、ここについては、新たに100トン槽を整備するといった整備をしていって、日常的な管理につきましても、東京消防庁という形になります。
近藤委員
なぜこんなことをお聞きしたかといいますと、うちの前の公園にも防火水槽というのがあるんですね。それで、それができたときに、何か地域の人が集まって説明を聞いたんですよ。ですから、地域の人とかがかかわったりとかするのかなと思ったんですけれども、これはまるで消防庁で、地域とは関係ないということでよろしいんですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
防火水槽でございますので、一般の方々が使えるようなものではございませんので。
市川委員
両方にまたがるんですけど、フットサルなり、少年野球なり、ゲートボールなり、使いますよね。これを使うには、使用する時間を区切って使うわけですよ。あと、開門と閉門の時間というのがあるわけですよね。その間に、この公園の利用者が誰の管理下で使用するかという問題、これを見ていると、そういった現場でそういった何かトラブルが発生したときに対応する人が待機している場所というのはないわけだ。一々これは役所に連絡が来て、役所のほうから飛んでいくのか、現場できちっと対応するのか、鍵の管理はシルバー人材センターがやりますぐらいの話は聞いているんだけど、この図面上のそういう位置付けはどういうふうにお考えですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、今後の管理の方法につきましては、これから委託の管理の方法がいいのか、あるいは指定管理方式がいいのか、今既に庁内でも少しずつですけれども、管理方法について検討しているところでございます。一番いいのは、こちらのほうに常駐の管理員がこちらの運動広場等を開放している時間についてはいるのがベストかなというふうには考えております。また、東大側とこちらの公園側との門もございます。それから、運動広場のカーテンの開け閉め、こういった問題もございます。そういったところで、あと、利用時間帯で、例えば2時間ずつの開放、利用をした場合、1回、1回、手続をその管理人さんにお願いして、先ほど申し上げましたように、通常、使っていないときには、フルオープンにして活用していただきたいというお話もしました。そういったところでは、やはり一定程度常駐の管理する人間がこちらにいるのが状態としてはよろしいというふうに考えているところでございます。
市川委員
そうすると、上高田運動公園のように、あれは運動公園だから、管理棟というのがありますよね。これは、防災公園なんだけど、防災公園でもこれを利活用しようということで、地元の皆さんの強い要望のもとに、こういう少年野球場やフットサル場やゲートボール場としても利用ができるというような公園になったわけだ。そうすると、こういうようなルールのあるスポーツというものをここでやりますよということになると、当然利用者は殺到するわけだ。中野区は特にこういう野球場なんかないから、余計来るわけですよ。そういうものをさばくというためには、その人が待機する場所がないと、雨風がしのげないんだ。雨の降る日もあるし、暑い夏の日もあるしということでしょ。ただこの中のベンチのどこかに座って、何か持ってこうやって管理しているわけにはいかないわけだよね。やっぱりそういう場所というのは必要なんじゃないかな。これはまだ基本設計の案だから、今後、そういうものも加味して設計の図面を起こしてほしいんだけど、どうでしょう。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今、委員のお話のとおり、こちらの公園につきまして一定検討が進んで、常駐の管理人等が必要であるという判断をした場合には、実施設計の中で処理をさせていただきたいというふうに思います。
委員長
ほかに質疑はありませんか。(「委員長、すみません」と呼ぶ者あり)
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
答弁訂正をさせていただきたいと思います。
先ほど広域避難場所のトイレの数、種類を20基ということでお話しいたしましたが、こちらは、全体数では29基必要であるということでございます。こちらのマンホールトイレについては11基、そして、先ほど申し上げましただれでもトイレ、それから、一般のトイレを活用した形で進めると。また、東大側のトイレも活用すると。全体で29基の処理をさせていただきたいという内容でございます。失礼いたしました。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、8番、平成25年度中野区災害医療救護訓練の実施結果について報告を求めます。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
では、報告いたします(資料9)。
本報告は、10月4日の当委員会で報告した実施結果になります。また、震災対策特別委員会との重複報告でございます。
平成25年度中野区災害医療救護訓練の実施結果です。
目的です。大規模地震及び大事故の発生に備えまして、被災現状での救助・応急救護活動、拠点医療救護所での医療救護活動にかかわる防災訓練を実施いたしまして、地域住民の防災行動力の向上と防災会をはじめ医師会、歯科医師会、薬剤師会、接骨師会、警察、消防、消防団、赤十字奉仕団と区等の関係機関、協定団体等の相互協力体制の確立を図るものでございます。
実施日時は、平成25年11月24日、9時から正午まで実施いたしました。当日快晴で、非常に環境で訓練ができました。
3番です。実施地域と会場です。昭和区民活動センターの管内で行いまして、会場は、区立桃園第二小学校で行いました。通常、体育館でやることが多いんですけれども、今回は、ここの小学校は体育館が2階ということもございまして、校庭にて実施させていただきました。
4番、訓練参加者数です。合計で310名の方が参加していただきました。これは速報値でございます。地域防災会の方々が166名、裏面を見ていただけますでしょうか。関係団体の方が載っています。関係団体の方が144名、内訳をここに示してございます。速報値ですので、また少し変わる可能性はございますが、現在の集計ではこの程度という形になります。
お戻りいただきまして、5番の住民訓練内容です。
まず、自宅で護身訓練をやっていただきまして、会場に参集をしていただきました。
次に、救助・応急救護訓練ということで、3項目をローテーションで3班に分けて実施していただきました。救助救出搬送訓練、応急救護訓練、家具の転倒防止器具の取りつけ体験という形で行いました。
(3)です。拠点医療救護所の開設訓練と医療救護訓練です。訓練に先立ちまして、医師会のほうからひし形の2番目に書いてあります負傷判定訓練といういわゆる傷病者を程度ごとに振り分けるトリアージというものでございますが、この解説をいただきましてから、この訓練を実施いたしました。負傷者搬送訓練、負傷者判定訓練の補助、医療救護訓練の補助ということで、住民の方は補助のほうで参加していただきました。こちらは、傷病者役は、一般の住民の方のほうから50名出ていただきまして、それぞれに傷病の程度等を胸にプラカードでぶら下げていただいて、実際に参加した医師会のドクターがトリアージを行っていくというような訓練を実施いたしました。
(4)です。2次避難所の開設、搬送訓練ということで、本年は2カ所の2次避難所の開設を行いました。中野区の障害者福祉会館、高齢者対象のおたきほうむという2カ所、それぞれ実際に現場にお越しいただいた車椅子の方それぞれ1名をこの2次避難所に搬送して開設訓練を施設管理者とともに行ったという訓練でございました。
報告内容は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、9番、中野区災害医療コーディネーター及び中野区災害医療連携会議の設置について、報告を求めます。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
では、報告いたします(資料10)。
本件も震災対策特別委員会との重複報告となります。
中野区災害医療コーディネーター及び中野区災害医療連携会議の設置についてです。
1番、中野区災害医療コーディネーターの設置です。
目的、地震等による大規模な災害時において必要とされる医療が迅速かつ的確に提供されるよう医学的専門知識を持って、円滑な医療救護活動の運営を支援する中野区災害医療コーディネーター、以下、区コーディネーターと呼ばせていただきますが、を設置してまいります。こちらは、東京都の地域防災計画に示します医療救護体制にのっとって、中野区の地域防災計画にもこの医療救護体制を載せていますが、こちらにその東京都の体制と合わせるという意味で、区の医療コーディネーターを設置していくという趣旨でございます。
ちなみに、東京都の災害医療コーディネーターと、あと、地域、東京都は12の医療圏に分かれてございまして、中野区は区西部医療圏というところで、新宿区と杉並区とともに区西部医療圏を設けてございます。こちらにも地域の医療コーディネーターというのが設定されておりまして、こちらのほうは、2012年5月に設置されているものでございます。
(2)役割、区コーディネーターは、主に以下の事項に関する医学的な助言及び調整を行っていただきます。マル1、医療救護班等の活動に関すること、マル2、医療情報の収集及び提供に関すること、マル3、収容先医療機関の確保に関すること、マル4、東京都地域災害医療コーディネーターとの連携調整に関すること、マル5、医療救護に係る訓練及び会議に関することでございます。
(3)位置付け及び予定者でございます。中野区医師会との災害時の医療救護活動についての協定に基づきまして、あらかじめ指定された医師の派遣により、災対保健福祉部に区医療コーディネーターを配置するものでございます。中野区医師会との調整の中で、現在の区のコーディネーターの予定者というところで、副会長の溝口先生が理事会で決定しているということを聞いてございます。今後、協定を結んで、位置付けを図っていきたいというところでございます。
(4)サポート体制です。マル1、職務代理、あらかじめ指定された区コーディネーターが不在の場合や活動が長期にわたった場合は、代理者がその役割を果たすという形の協定にしていきたいと考えています。マル2、業務のサポート、区コーディネーターが円滑に機能できますよう、関係機関との連絡調整の支援や情報収集、整理等を行うため、区の職員及び医療救護班等によるサポート体制を整備してまいります。橋渡し的な役割の職員を区のコーディネーターの横につけて活動していくという形になろうかと思います。
裏面にまいります。
(5)活動場所、初期時においては中野区医師会館を活動拠点とさせていただきまして、以後、状況が落ちついたころ、通常3日から1週間程度と想定されますが、その後には、公衆衛生的な役割が大きくなってきたという段階からは、区の保健所のほうへ活動場所を移動していただきたいというふうには考えています。
設置予定は、平成25年12月に協定を結んでいきたいというふうに考えてございます。
続きまして、2番です。中野区災害医療連携会議の設置です。こちらは、都、区の地域防災計画の中に位置付けられたものに体制を合わせていくという形になります。
目的です。中野区地域防災計画に基づく災害時における医療救護活動について、関係機関の連携のもと、実施体制を確保いたしまして、円滑な運営を図るため、中野区災害医療連携会議、以下、連携会議と呼ばせていただきますが、を設置していくものでございます。
協議事項です。協議事項は、以下の3点を主に考えてございます。
医療救護班等の体制、連携等に関すること、2番目といたしまして、区コーディネーター並びに災害拠点病院などの医療救護活動における連携に関すること、マル3、医療救護に係る訓練に関すること。
委員の構成です。連携会議には、中野区の医師会、歯科医師会、薬剤師会、接骨師会、先ほど申し上げました区のコーディネーター、それと、区内の災害拠点病院と区内の救急告示医療機関、警察、消防と区によって構成させていただきたい。
設置予定は、これも平成25年12月中に設置していきたいと考えてございます。
5番のその他です。この連携会議の設置に伴いまして、現在、中野区医師会と災害時の医療救護活動についての協定の中で定めている中野区災害医療運営連絡会というものがございます。この構成メンバーは、ちょっと戻っていただいて、(3)の医療連携会議、今回設置いたします連携会議の構成委員がここに書いてありますが、この中から今回設置します区のコーディネーターと災害拠点病院と救急告示医療機関を除いたメンバーの方々が現在設置されている中野区災害医療運営連絡会という構成になっています。今回、同様のメンバーの中に3者、区コーディネーターと拠点病院と救急告示医療機関を加えた形という形になりますので、現行あります中野区災害医療運営連絡会のほうは統合して、こちらの連携会議のほうに統合して運営していきたいという考えのもとに今後設置要綱をつくっていきたいと考えています。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
伊東委員
2番のほうの連携会議の設置についてお伺いしますけれども、これは、本年12月に設置予定ということですけど、その前段の会議体、連絡会があって、既に今までの協議の積み重ねもあると思うんですけれども、今後、連携会議というのはどれくらいのペースで開催が予定されていくんですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
実は、現行あります中野区の災害医療運営連絡会は、ここ数年、開催されていないという実績になってしまっています。今回、新たにこのコーディネーターを加えて、東京都の医療体制に合わせていくというようなことを目的として、この二つの今報告をさせていただいていますので、当面、設置して、今後この体制でやっていくというようなものを設置してすぐに開催を考えてございます。
伊東委員
非常に心もとない御答弁だったんだけれども、要は、今まで中野区においては、災害時の医療の連携に関して、ここ数年、協議がなされていなかった、関係機関がということなんですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
この会議体の名前で集まっているということはなくて、ここに書いてあるようなメンバーは、防災訓練の事前打ち合わせですとか、医療救護訓練の事前打ち合わせですとか、あと、医師会の中で災害医療担当の会議なんかがあるところに一緒に集まって会議を持ってしまっていたもので、この連絡会という名目の会議体は開かれていないということで、実質的な話し合いは行われていたという認識でおります。
伊東委員
それぞれの会議体、委員構成の中の、例えば中野区の医師会、中野区歯科医師会というような会議体の中に中野区がお邪魔していたということなのですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
そういう形のときもございましたし、区が主催する訓練ですとかのときに集まってきていただいて、同じ場所でこれらのメンバーの方が集まって話し合いをしたということでございます。
伊東委員
そのような状況で今まで中野区は災害時の医療連携についてちゃんと連携がとれていたのですか。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
都、中野区、医師会でもマニュアルをつくっているというように、非常に進んだ考えを持ってやっています。当然そのマニュアルの作成のときにも中野区がかかわっていますし、災害医療救護訓練なんていうのを防災訓練と別に扱ってやっているような実績もありますので、十分な連携は図れているというふうに考えてございます。ただ、今までこの会議体に救急告示医療機関だとか災害拠点病院が一緒になって入ってくるという場面が非常に少なかったので、今回、新たにここに病院も位置付けて、話し合い、会議する場を設けていくという趣旨でございます。
伊東委員
いつ災害が、地震等が起こるかわからないことですから、ぜひ早急に体制を整えていただきたいと思います。
それと、区コーディネーターが発災時に医師会館のほうに詰めて、そこに区の職員と医療救護班等のサポート体制がつくということなんだけれども、たしか医師会館には防災無線がついていましたよね。それをちょっと御答弁お願いします。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
移動系のデジタル無線の配置が済んでございます。あと、本年度、無線を使用したファクシミリが今後配置される計画になってございます。
伊東委員
そうですよね。医師会館は大変災害時にある意味のサブの拠点、医療の拠点としてということで、医師会からも私ども自民党のほうに、デジタル無線はついているんだけど、ファクスはついていないんだということで、ほかの拠点と同様、ファクスはという話をいただいていたんですけれども、それは整備されたのはいいんですけれども、移動系のデジタル防災無線を活用して、情報の把握というのはある程度できるんですけれども、それに対応して、映像だとかデータ、要するに画像データというのかな、収容人数だとか、そういうものがデータとしてやりとりできるんでしたっけ。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
現在配置している移動系のデジタル無線では、画像データのやりとりというふうなのは想定されてございません。ですので、もし写真等々ということになると、携帯電話を災対司令部においてありますので、それを持っていって、撮って、携帯回線で送るみたいなことが今できるところです。
伊東委員
現場映像というので今御答弁いただいたんだけれども、災害時の医療連携という部分ですと、避難所のほうに例えば収容されている傷病者の人数ですとか状態というのをデータで、例えばけが人が何人だ、そのうちの重傷者が、先ほどトリアージというような話があったけれども、そういう数字だとか、データをやりとりすることはどうだったんでしたっけ。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
これの要望に基づきまして、今回ファクスをつけさせていただいたところです。災害時にデータをつくって送るというよりも、どんどんフリーハンドで書いていって、そのまま紙で送ってもらったほうが手っ取り早いというような御意見もありまして、今回はファクスを整備したというところでございます。
伊東委員
そうすると、その辺のデータのやりとりのルールというのは、この連携会議のほうでちゃんとこれから統一していくのかな。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
当然この辺も含めてこの中では話し合いを持っていくというふうに考えてございます。
伊東委員
今、幾つか指摘させていただいたけれども、やはりそういうもの、十分災害時の、さきには、2年半前には東日本の大震災等があって、医療連携という部分というのが、大分実際の現場の混乱だとかというもので事例として多数あるでしょうから、ぜひ連携会議のほうでしっかりとその辺を踏まえた上での協議を行っていただいて、中野区における災害に事前に備えていただけるよう、これは要望にしておきますけれども、お願いします。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、休憩をさせていただきます。3時になりましたので、休憩をとりたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、休憩。3時20分にお戻りください。
(午後3時00分)
委員長
再開いたします。
(午後3時20分)
次に、中野区災害時帰宅困難者対策行動ルール(案)について報告を求めます。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
御報告させていただきます(資料11)。
本報告は、震災対策特別委員会との重複報告であります。
中野区災害時帰宅困難者対策行動ルール(案)についてです。
災害発生時に中野区内に多くの帰宅困難者が発生した場合に備えまして、関係機関及び事業者があらかじめ災害発生時における自助を基本としたそれぞれの役割、協力体制等について協議をするため設置した中野区帰宅困難者対策協議会におきまして、中野区災害時帰宅困難者行動ルール(案)、以下、ルールと呼ばせていただきますが、が作成されましたので、報告させていただきます。
ルールの案です。基本的な考え方、ルール案は、東京都帰宅困難者対策条例や中野区地域防災計画等で示されている帰宅困難者対策を具体化いたしまして、首都直下地震等の大規模災害が発生した際の特に駅周辺事業者等が行うべき対応を示したものでございます。
(2)ルール案の構成です。帰宅困難者対策を効果的なものとするために、自助、共助、公助の各視点に基づきまして、平常時、災害発生時、混乱収拾時の三つのフェーズで取り組むべき行動を示しています。とはいえ、帰宅困難者対策としてはこの三つのフェーズなんですけれども、災害対策という意味では、その前段に、自分の身を守ったり、人命救助、救護、初期消火というところがあろうかと思いますので、その下の自助のルールのところを見ていただきますと、平常時、災害発生時、混乱収拾時の前に、最優先事項というものを設けています。各自助、共助、公助とも、この最優先事項、ルール0というのを設けておりまして、まず、災害時にこれらの最優先事項を行った後に、帰宅困難者対策のその下の平常時、災害発生時、混乱収拾時というルールを実行していっていただこうというのが今回の構成となってございます。
添付しております別紙1のほうをごらんいただけますでしょうか。A3で、3ページの構成になっています。こちらは、右側の箱のほうが今回お示していますルール案の項目になります。左側の箱のほうは、このルール案のもとになったもの、根拠になったものということで、それぞれに東京都帰宅困難者対策条例ではこうなっている、中野区地域防災計画ではこうなっている、あと、三つ目は、従業員・利用者保護等に関する状況把握調査というのは、この中野区帰宅困難者対策協議会に御参画いただいている方々、あと、御参画いただいている施設管理者のビルに入っているたな子さんたちにアンケートの調査をいたしまして、それらから導き出された結果がこれです。これらの根拠に基づきまして、右側にあるルールが決められていったというような構成になってございます。
ルールの中身のほうは、別紙2で少し細かく記載させていただいていますので、こちらのほうをごらんいただきたいと思います。
中野区災害時帰宅困難者対策行動ルール(案)という表紙になっています。1枚おめくりいただきまして、まずは、この目的、そして、基本的な考え方、次のページに、中野区の現状というのを書かせていただきました。
1枚おめくりいただきまして、今回の今示されている一番大きな被害を受けると言われている想定をここに記させていただきました。
次の4ページが対策行動ルールの案の項目でございます。
以降、5ページ目からがその解説になっておりますので、5ページ目からを見ながら、お話をさせていただきたいと思います。5ページをごらんください。
まず、自助のことが書いてあります。(1)組織は組織で対応する、これが自助です。
まず、最優先事項として、自助ルール0、構成員の身の安全を図るというところで、まず、自分の身の安全を図っていただくと。
次からが帰宅困難者対策のルールという形になります。
まず、平常時の取り組み、自助ルール1、施設の安全確保に努めるということを書かせていただきました。内容については、事前に家具の転倒・落下・移動防止対策をとるですとか、ガラスの飛散防止対策をとっておく、また、下にチェックリストをつけてございますが、このような建物の安全点検をするチェックリストを事前に決めておく、または、安全点検をする箇所を決めておくというところがルール1になっています。
6ページにいっていただきまして、自助ルールの2、施設内待機のための備蓄を確保すると。こちらは、飲料水、食料等の3日分以上の備蓄、また、三つ目の丸には、特に集客施設向けなんですけれども、平均の利用者分の備蓄の確保にも努めていただくというのが自助ルールの2になってございます。備蓄をする例といたしまして、その下に表をつけさせていただいています。
自助ルール3、構成員の安否確認の手段の確保に努めるというところです。複数の安否確認手段を検討しておくと。さらに、災害時に安否確認の方法について、これらの事業所の構成員の方にも周知徹底を図っていただいて、でき得れば、訓練も行っていただくというのがルール3です。
1ページおめくりいただきまして、7ページです。自助ルールの4、帰宅手順の策定に努めると。帰宅者の優先順位をあらかじめ定めておく、また、帰宅した後、これは帰宅したことが確認できるための手段もあらかじめ定めておくというのが自助ルールの4です。
続きまして、発災時の取り組みです。自助ルール5、構成員の一斉帰宅の抑制を行うというところで、発災時には、施設の利用者等々に今すぐ動くなというのをアナウンスして、周知徹底をしていただく。
次に、混乱収拾時の取り組みです。自助ルール6、構成員の安全な円滑な帰宅を支援していくというところで、安全に帰宅できることを確認した上で、構成員の順番に基づいた帰宅をしていっていただくというのが自助ルール6です。
以上が自助のルールとなります。
8ページにいっていただきまして、次が共助のルールです。地域が連携して対応する。
まず、災害時の最優先事項で、共助ルール0、地域の被害を最小限に抑えるというところで、これは、住民の方も、事業者の方も、学校の関係の方も関係なく、協働して初期消火や救出、救助をまずは行っていただく。
続きまして、帰宅困難者対策のルールになりますが、平常時の取り組み、共助ルール1、来街者保護のための体制を事前に整備しておくというところで、地域が連携協力体制を常々図っていくというのが共助ルール1です。
続きまして、災害発生時の取り組みで、共助ルール2、来街者の移動抑制に努めるというところで、災害発生時にはむやみに移動を開始しないようにまずは呼びかけていただく。
共助ルール3、来街者に対する情報提供を行うというところで、これは、仮称ですけれども、情報提供のステーションというようなものを設置して、正しい情報を迅速に伝えていくというのが共助ルール3です。
共助ルール4、来街者の避難誘導を行う。来街者を一時滞在施設や広域避難場所へ案内して誘導をしていくというのが共助ルール4。
共助ルール5、一時滞在施設の運営に協力すると。地域は、一時滞在施設の運営について、可能な範囲で協力をしていっていただくと。
最後が混乱収拾時の取り組みといたしまして、共助ルール6、帰宅者に対する支援を行っていくというところで、これも災害関連に関する正しい情報を提供し、また、水やトイレなどの提供に可能な範囲で協力していっていただくというのが共助ルールとなります。
1ページおめくりいただきまして、最終ページが公助ルールです。公的機関は、地域と連携して対応するということを書かせていただきました。
最優先事項といたしまして、公助ルール0、区内全域において生命や身体、財産を守っていくという大原則ありきの上で、帰宅困難者対策ルールの平常時の取り組み、公助ルール1、災害時の情報提供体制の整備を行う、また、公助ルール2、防災のインフラ整備を行うというところで、こちらのほうは、資機材ですとか標識等の事前整備を行っていくというところでございます。
公助ルール3、一時滞在施設の確保を行っていくと。また、確保を行った一時滞在施設に対しましては、運営マニュアルの作成支援等を行っていく。
また、公助ルール4、災害時の行動ルールの広報を行っていく、この策定いたしました災害時行動ルールというのを周知徹底を図っていく。
公助ルール5、所属がない帰宅困難者の備蓄を確保していくというところで、所属のない帰宅困難者に対しましては、水、食料等の備蓄を図っていくというところです。
最後に、災害時及び混乱収拾時の取り組みといたしまして、公助ルール6、災害関連情報の収集、情報提供を行っていくというところで、区が収集いたしました災害関連情報を地域に向かって正しく発信していくというのが中野区災害時帰宅困難者対策の行動ルール(案)になります。
委員会資料の一枚紙に戻っていただきまして、裏面の(3)のほうをごらんくださいませ。
上段の表までは、今の内容で項目を説明させていただきました。(3)ルール案の取り扱いです。このルール案につきましては、区のホームページ等ですとか、あと、協議会の委員になっている方々の事業所を通じまして、区内の事業所に対して広く意見を募ってまいります。また、このルール案は、帰宅困難者対策協議会での決定を経た後に、広く周知を図っていくとともに、各地域での協力体制を協議していく上での共通認識のものという位置付けにしてまいります。
今後の予定です。12月の上旬にこのルール案をホームページに公表いたしまして、意見募集を行います。12月の中旬に予定しております第3回の協議会、これは帰宅困難者対策協議会ですけれども、こちらでこのルール案の決定をしていって、平成26年2月以降、ルール案に基づいた協力体制の協議、具体的には、個別計画の作成等々に移っていくという形になります。
3、その他です。西武新宿線沿線、新青梅街道周辺についても帰宅困難者対策を進めていく必要があることから、第3回の協議会から、当該地域の事業者等々の方も委員として追加になる予定でございます。こちらのほうは、第2回目の協議会のほうで委員の追加については了承を得ていますので、今、関係する地域について、お声かけをしている最中という形になります。
報告については以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、11番、2013「東北復興大祭典 なかの」の実施結果について報告を求めます。
中井都市基盤部副参事(生活安全担当)
2013「東北復興大祭典 なかの」の実施結果について御報告をいたします(資料12)。
この報告につきましては、震災対策特別委員会との重複報告となります。
まず、1番、実施日時でございます。11月9日、10日、土曜、日曜でございます。土曜日につきましては、午前11時から午後8時、日曜日につきましては、午前10時から午後7時と実施いたしました。
会場につきましては、中野サンプラザをはじめ区役所周辺、それから、中野四季の森公園、パークアベニュー等で行った次第でございます。
実施内容でございます。メーンステージイベントとしまして、これは、中野サンプラザ広場でございますが、参加自治体の復興状況の報告、また、中野中学校の生徒の合唱、それから、桃花小学校児童の鼓笛隊演奏などをしていただきました。また、東北民謡や津軽三味線、ねぶた囃子、荒馬踊りなどの郷土芸能等々の披露がございました。
(2)番でございます。東北祈念展の開催でございます。これは、区役所1階ロビー、それから、北口暫定広場を使って行いました。区が派遣しております3市1町の復興状況、それから、活動状況の紹介、パネル展示を行い、また、映像のPRもさせていただいたところでございます。また、東北各県の復興の歩み、それから、自衛隊、警視庁などの救援・復旧活動の紹介、パネル展示なども行った次第でございます。また、起震車体験などの防災啓発も行いました。
(3)番でございます。農水産物、工芸品、グルメなどのブース出店がございました。合計94ブースでございます。区役所玄関前広場14ブース、中野四季の森公園、パークアベニューで80ブースでございます。
(4)番でございます。ねぶたの運行についてでございます。中野四季の森公園の北側道路を使いまして、9日、土曜日のみの実施ということで、午後6時から7時、この中身につきましては、桃花小学校の児童80名が縦笛演奏をしながら全長120メートルのねぶたパレードを先導いたしまして、中野四季の森公園の北側道路直線約480メートルを往復し、練り歩いた次第でございます。また、当日募集をいたしました一般50人を含む100人の跳人(ハネト)の参加がございました。
4番のその他でございます。この大祭典につきましては、2日間行う予定で行ってございます。その中で、10日の日曜日でございますが、朝から非常に風が強く、また、午後からは悪天候が見込まれましたため、臨時に実行委員会を開催いたしまして、その協議の結果、午後のねぶた運行につきましては中止、それから、ブース出店者につきましては、午後3時に中止の対応をとったところでございます。また、メーンステージにつきましては、天候状況を見まして、途中でやめるかやめないかの判断をしながらやっていこうというようなお話になりまして、このメーンステージにつきましては、午後7時まで行った次第でございます。
来場者につきましては、9日11万人、10日7万人というようなところで、2日間で18万人でございました。
私のほうからは以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
林委員
前もお祭りのときに来場者数のことが出たんですけれども、この11万人、7万人ってどのような方法でカウントされているのか、中野区では、どこも同じような感じのカウントの仕方をされているのか、その点について伺います。
中井都市基盤部副参事(生活安全担当)
これにつきましては、ある程度の目安はなくて、私どものつかみというか、そういったところでございます。
林委員
つかみってどういうことですか。もう少し皆さんにわかるように、私もちょっとつかみだけではわからないので、すみません。お願いします。
中井都市基盤部副参事(生活安全担当)
申しわけございません。当日は、先ほども申し上げました農水産物だとか工芸品、グルメのブース等々が出てございました。そういったところの集まりぐあい、それから、メーンステージに集まってこられた方たち等々、それから、往来者等を私どもが見て、大体このぐらいの人数が来場されたのだろうということでこの数字を出させていただいた次第でございます。
林委員
では、ある一定のブースとか、往来の場所とかで少しカウントとかはされているということなんですか。そこら辺がよくわからない。そこから集計されているのか、何か毎回、毎回数字が出るけれども、それってどういう、もともとにぎわいということで、人が来るようにということでやられているのに、その数字自体がどういうふうに調べられているのかというのがきちんとしていないとわからないので。すみませんが、わかるように、少しだけ最後にお願いします。
中井都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当)
各ブースが出てございまして、一つは、私ども3市1町で行いましたブースにつきまして、完売をさせていただいてございます。それから、報告によりますと、アベニューの80ブースのほうでも、10日の午後3時にはブースが閉まったわけなんですが、ここでもある一定の売り上げを上げられ、用意したものが出店者が希望というか、売り上げたいというぐらいの数字が出ていたというふうには聞いてございます。そのほかに、ねぶたの運行のときに、沿道に集まられた来場者を私どもが見て判断した中で、こういった数字をお示しさせていただいたというふうに思ってございます。
委員長
休憩いたします。
(午後3時38分)
委員長
再開いたします。
(午後3時42分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、12番、その他で何か報告はありますでしょうか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
それでは、私のほうから、西武新宿線中井・野方駅間の連続立体交差事業の事業及び工事説明会について、口頭報告させていただきます。
本説明会は、ことし4月に東京都が事業認可を取得いたしました西武新宿線中井駅から野方駅間の延長約2.4キロメートルの区間につきまして、事業主体であります東京都建設局が中心となりまして、事業内容及び工事の内容、施工の順序等につきまして、関係権利者並びに沿線の住民の方々を対象にいたしまして説明を行うものでございます。
本説明会の開催の日時でございますが、12月18日水曜日、19日木曜日の2日間の日程で開催されます。12月18日なんですけれども、時間帯は、夜の7時から8時30分まで、会場は、平和の森小学校の体育館で開催されます。また、12月19日の木曜日ですが、時間帯は同じ夜の7時から8時30分、会場は、上高田小学校の体育館で開催されます。両日とも同じ内容で説明する予定でございます。
また、本説明会の開催につきましては、来週の3日以降に関係権利者並びに地域の方々に説明会の案内のチラシをお配りし、周知を図るというふうにお聞きしております。
なお、説明会には、新井薬師・沼袋地域のまちづくり関係の質疑等も想定されるため、当事者中野区も出席する予定でございます。
説明会の開催の状況につきましては、次回の当委員会で御報告したいと考えております。
以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかに報告はありませんか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、東京メトロ中野新橋駅の駅出入口の変更につきまして、口頭ですが、報告をさせていただきます。
現在改築工事中の東京メトロ中野新橋駅駅舎につきまして、事業者の東京メトロより駅舎出入り口の位置を変更する旨の連絡がありましたので、報告をいたします。
今回の出入り口の位置の変更でございますが、駅舎改築工事が部分的に完成したことにより、行われるものでございます。変更日は12月7日土曜日の始発電車からでございます。現在の駅舎出入り口は新橋通り側に設けてありますけれども、変更後は、駅舎北側の道路に面した入り口となります。また、駅舎が部分的に完成したことにより、男女別のトイレや多機能トイレが使用可能となります。なお、この中野新橋駅駅舎改築工事は、来年秋までの工事期間となっておりまして、工事完成後は、地下のプラットホームに通じるエレベーターの利用が可能になると聞いております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
佐野委員
お聞きさせていただきたいと思います。
中野新橋の駅ということでございます。今のお話ですと、平成26年の秋に全て完成して、バリアフリーも含めて、トイレも含めてきれいになって、一体化ができるということで、今、そういうことでよろしいんでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
駅舎としての工事が来年の秋に竣工ですが、その後、周辺の、これは区の工事、道路工事等が一部発生しますが、駅舎そのものは、今おっしゃったとおり、来年の秋に完成ということでございます。
佐野委員
そうすると、道路等と今おっしゃいましたが、「等」というのはわかりませんけれども、どのように聞いているかわかりませんけれども、我々地元の中で、例えばあそこは、今出入り口を変えるというお話でしたけれども、タクシーの一方通行がかなり道路が激しいんですよ、中新通りに出る場合に。そうしますと、危険性がかなり出てくるんですけれども、その辺のお話というのは聞いているんでしょうか。どういうふうに処理するか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
実は、今回、この出入り口の変更をするに当たりまして、現在建物自体はまだ工事中なものですが、その工事中の一部を使用するわけでして、建築基準法による仮使用承認という区のほうに承認申請をしております。その中で、今おっしゃったことを含めて、安全対策をとった上で、区として承認をする予定であるということでございます。
佐野委員
安全対策と今おっしゃいましたけれども、やはり地元の住民の人たちにとって、あるいは出入りをするときに、朝のピーク時、それから、帰りの帰宅時、すごい人数が駅舎から出てくるわけですよ。そうしますと、そこへタクシーが入ってきますので、かなり安全的に問題が出てくると思いますので、ぜひ近くのタクシー会社、ガソリンスタンドがありますので、そこにも強く申し入れるように、区としても、公共性があるものですから、申し入れをぜひ行っていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
安全対策につきましては、再度東京メトロに確認をいたしたいと思います。
委員長
ほかに質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかに報告はありませんか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、私からは、区内デザイン街路灯のLED化につきまして、口頭で御報告をさせていただきます。
本件につきましては、今定例会の一般質問の中でも御答弁をさせていただいているものでございますが、区は、平成21年から区道街路灯のLED化事業を推進し、今年度中に全てのLED化が完了するということになってございます。しかしながら、この街路灯のほかにも、中野区が管理いたしますデザイン街路灯が383基、それから、ナトリウムランプ使用の街路灯が10基ほどございます。このデザイン街路灯及びナトリウムランプ使用の街路灯につきましては、近年の技術革新によりまして、ランプをLED化のランプ交換をすることだけで対応できるようになったものでございます。このため、デザイン街路灯及びナトリウムランプ使用の街路灯全てを今年度中にLED化いたしまして、中野区が管理いたします街路灯1万6,180基全てがLED化されるといった中身になるものでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかに報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、地方都市行政視察についてですが、去る10月16日、17日に実施しました建設委員会の地方都市行政視察の報告書(案)(資料13)をお手元に配付のとおり作成いたしました。本報告書を議長宛てに提出したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、所管事項継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の文書(資料14)に記載された事項について、引き続き閉会中の調査を要するものと決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
それでは、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時50分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時51分)
次回の委員会は、2月6日木曜日の午前10時に行うことで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で予定した日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で建設委員会を散会いたします。
(午後3時51分)