令和4年09月28日中野区議会決算特別委員会建設分科会

中野区議会建設分科会〔令和4年9月28日〕

 

建設分科会会議記録

 

○開会日 令和4年9月28日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午前9時00分

 

○閉会  午後0時34分

 

○出席委員(9名)

 いさ 哲郎主査

 斉藤 ゆり副主査

 生藤 健人委員

 渡辺 たけし委員

 市川 しんたろう委員

 吉田 康一郎委員

 木村 広一委員

 小杉 一男委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園課長 村田 賢佑

 都市基盤部建築課長 塚本 剛史

 都市基盤部交通政策課長 宮澤 晋史

 都市基盤部住宅課長 落合 麻理子

 まちづくり推進部長 豊川 士朗

 中野駅周辺まちづくり担当部長 松前 友香子

 

○事務局職員

 書記 田村 優

 書記 髙橋 万里

 

○主査署名


審査日程

○議案

 認定第1号 令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、建設分科会を開会いたします。

 

(午前9時00分)

 

 認定第1号、令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分を議題に供します。

 初めに、審査の進め方と審査方法について協議したいと思いますので、分科会を暫時休憩いたします。

 

(午前9時00分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午前9時01分)

 

 休憩中に協議したとおり、当分科会の審査の進め方はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については総括説明を受けているため、これを省略することでよろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、3日間の割り振りですが、1日目は一般会計歳出の都市基盤費の住宅費までを目途に審査を進め、2日目は一般会計歳出の残り、一般会計歳入の審査を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思います。また、審査の方法は、一般会計歳出については決算説明書のページに従い、原則として目ごとに質疑を行い、一般会計歳入については建設分科会分担分、歳入決算説明書補助資料により一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、12時30分を目途に進め、10時30分頃に休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、質疑に入りますが、関係人件費については、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給、職員旅費及び期末手当を除いた会計年度任用職員が当分科会の分担分になりますので、御承知おきください。

 また、質疑を行う際には、事務事業名や事業メニュー、資料のページ数を明らかにしてから質疑をお願いいたします。

 それでは、一般会計歳出について目ごとに質疑を行います。

 まず初めに、決算説明書の486ページから487ページ、9款都市基盤費、1項都市計画費、1目都市計画管理費について質疑を行います。質疑はありませんか。

市川委員

 ちょっと教えていただきたいんですが、都市計画審議会委員報酬等がございますけれども、24人となっているんですけど、これって何か決められている数でしたっけ。

安田都市基盤部都市計画課長

 条例によって決められております。

小杉委員

 事務事業2都市基盤管理事務の中の不用額の都市基盤部内手話通訳派遣料未執行による残と。これ、予算ではついていたのに、何で未執行になったんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 手話費は、都市基盤部で都市基盤管理事務の中で一律につけておりますけれども、実際に意見交換会や説明会等で手話の希望があった場合につけるものですけれども、この年はコロナでそういったものが少なく、そういった中で希望者がなかったということで執行額がないということでございます。

小杉委員

 希望者がなかったということですね。ありがとうございます。

 それとあと、都市計画審議会委員報酬等の予算上では年5回だったのが2回というふうになったというのは、新型コロナのことなのかなと想像はするんですが、開かなくて大丈夫だったのかどうなのかというのがちょっと心配なので、伺います。

安田都市基盤部都市計画課長

 審議会でございますけれども、新型コロナの緊急事態宣言期間中は、会長、副会長と相談して開催は見送ったところがございます。あと、案件につきましてですけれども、実際に案件につきましては、必要な案件がなかったこともあります。ただし、東京都の意見を聞くような場面がありましたので、それについては会長、副会長と相談しながら、審議会委員全員の意向を聞きながら対応したということはあります。

斉藤委員

 私から一つ伺わせてください。487ページ、人件費のところで会計年度任用職員のところです。こちらは1名ということですけれども、前の総括質疑でも伺ったんですけれども、どういうお役目の方か教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 主に都市計画マスタープラン改定に携わっていただく専門の職員で、専門知識の建築士、技術士等の専門技術等の資格を有する方を公募で募集して対応しております。

斉藤委員

 この年度に関しては、そういう特別な任務があって、そのためにということでもあったと思うんですけれども、やはり都市基盤部に関しましては、大変専門性の高い方々というのは庁内にいる必要があると思います。それに関して、これから継続してそういう方々を研修していくとか、こういう方を雇うのとは別に職員を研修していくとか、そういう国家資格を持った方々に勉強していただくとか、そういう考えは今後お持ちでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 また都市計画マスタープランの改定、そのほか都市基盤部内各課で専門的な技術を要する方の募集の必要があれば、その都度対応したいと考えております。

斉藤委員

 それはそうしていただければと思うんですけれども、庁内で職員の方々が学んでいくような、そういう考え方というのは別途持たれているということはないでしょうかという御質問だったんですけれども、お願いします。

安田都市基盤部都市計画課長

 おっしゃるとおり、専門知識、専門資格を有する高度な技術を持つ専門員でございますので、職員の研修とか、専門性を高めるための指導育成、そういったことにも役立つということを考えております。

酒井委員

 関連して。そういった研修というのは、特にこういった建築行政であったりだとか、まちづくりもそうなんですけれども、こういった研修というのは非常に大切なんだろうと思っています。特別区なんかでも様々やっているんですけど、都市基盤部の所管として、そういった研修の計画であったりだとか、令和3年度はどの程度研修を受けたとか、そういうのはあるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 数はちょっと把握してございませんけれども、技術職の庁内の建築士とか、土木技術の研修会は定期的にやってございます。そのほか、東京都が都内の市区町村向けにやっている道路とか、建築とか様々な分野の研修がありますけれども、そういったところにも積極的に派遣しております。あと、特別区23区でも技術研修、建築士になるための研修から実際のまちづくりの合意形成の研修、そういったところにも積極的に若い人を送っています。

酒井委員

 部としては、そういう研修計画みたいなのは持っているんですか。育成計画。

安田都市基盤部都市計画課長

 はい。持っています。年度当初に研修計画を職員課に出すようになっています。

酒井委員

 例えば、今回だと債権管理に関しては研修しますよみたいな、特出しで企画部のほうでついておったりするんですよ。各部で今お聞きすると、そういった研修計画というのはあるのかなと思うんですけど、特に非常に専門性が高いところであって、中で様々な指導をいただきながら研さんしていくことも大切ですし、他方、そういった外部のところに行って学ぶこともたくさんあると思いますので、他方、非常に業務が多くなってきて、本来業務をしなきゃならない中で、研修まで行けるのかだとかというところもあると思うんですよ。ただ、そこというのはしっかり時間を取っていただいて研修計画をより充実させていって、仕事が忙しくてもそういう時間を取ってしっかりと職員さんの育成に励んでいただきたいと思いますが、いかがですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 年度当初にどういった研修があるかというのは部で取りまとめて、各課に周知してございます。あと、それ以外においても、23区の課長会を通じて、どういった研修が必要かということで、23区の特別区の研修なども行っています。私も講師をしたことがありますけれども、23区の職員向けに再開発、土地区画整理、用地買収、そういった研修等をやってございます。

主査

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、2目建築調整費、486ページから489ページ、質疑はございますか。

小杉委員

 489ページ、建設紛争調停委員会のことですけれども、あっせんも調停もゼロ件だったという実績ですが、例えば双方の同意があればこれに行くんでしょうけれども、片方の訴えということとか、もしくは相談件数なり、具体的にその辺は把握をして、定例会に報告はされているんでしょうか、どうなんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 建築紛争調停につきましては、あっせんがあり、調停があるということで、その前に中高層の届出の事務もありまして、そういう中で業者に説明義務を課しておりますので、事業者と地域の方々、権利者の方々とまずは話し合っていただく。そこで大分解決があって、その先に紛争が生じた場合にあっせん、区の職員が間に入ってやる。大体最近はここで収まっています。その後、裁判に行くような事例になるケースがあるんですけど、調停という手法を使うよりも、法的にADRというんですか、弁護士を通じて当事者同士で対応するケースが結構多いところです。

小杉委員

 ADRを通じてというのが多くなっているからということで、話合いが基本で、あっせんにまで行く事例はなかったという理解でいいのかなと思うんですが、建築紛争調停委員会は、年8回の予算が3回になっているのは、これも特に支障はなくだと思うんですが、その辺のあっせんや調停の状況というのは、委員会の中でしっかり実態として報告されて、検討されているという理解でいいんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 建築紛争調停委員会は、少ないですけども定期的に開いておりまして、そこで事業報告、内容、最近の紛争状況の報告をしてございます。

主査

他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、3目都市計画費、488ページから489ページ、質疑はございますか。

生藤委員

 都市計画マスタープラン改定支援業務委託等というところで、不用額のほうでざっくり約40%ぐらいが使われていないようなところだと思うんですけど、これはどうしてでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市計画マスタープラン改定支援業務委託等なんですけれども、契約落差もあるんですけれども、一番大きいのは、新型コロナによって都市計画マスタープランに関しての地域の意見交換会、説明会をできなかったことがあります。その代わり、ホームページ等、あるいは団体等の説明を通じて対応したということがあります。

小杉委員

 都市計画マスタープラン改定支援業務委託等ですけれども、これは予算上では推進事業になっていると思います。基本構想・基本計画を反映させて、区民の声を反映させることと専門家から意見を聞くという目標を持っていたんですが、ただ、パブリック・コメントが今年だし、決定も今年になっていますけれども、委託をしただけでどうやって評価するのかなという、その辺の評価をするところはどう見ているのかというのをお伺いしたいんですけど。

安田都市基盤部都市計画課長

 令和3年度中に案のところまで、要するにパブリック・コメントの手前まで具体的に整理が終わってございます。その中で、少ないですけれども学識経験者の意見を聞いたり、あとは地域の団体の意見を聞いたり、区民の意見を聞いたり、そういったことはやっております。適正に進められていると把握しております。

吉田委員

 事務事業2の土地利用計画のところで、景観方針策定検討委託等とあるんですけど、これは検討の何をどこまで委託したんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 景観方針でございますけども、都市計画マスタープランと同様に案の策定まで進めております。

吉田委員

 もうちょっと具体的に。これはすごくいいものをつくったと思っているんですけど、区の職員が一生懸命つくったのかなと思ったら、何をどこまで委託したんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 景観方針は、この後に法律に基づく景観計画策定に向けて、基本となる方針の部分を盛り込まなくてはいけないことになっています。それに向けて基本的な考え方を整理したんですけれども、そこに必要な項目、景観の判断とか、景観の種類とか、他自治体でどういった取組をしているか、そういったことも整理しながらまとめたところがあります。

吉田委員

 誰に委託、組織とか、人とか、どういう規模の例えば会社だとか、学者だとか、もうちょっと具体的に誰に委託したのかを教えてください。あるいは複数なのかとか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委託は、景観を専門に扱うコンサルタントに委託してございます。1社でございます。

吉田委員

 それは、名前は言うとまずいんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 正式名称がエイト技術開発だったと思います。ちょっと自信ないんですけども。――答弁保留させてください。

吉田委員

 後で保留したものを教えていただいたら、また続けます。

渡辺委員

 他の委員からの委託業務に関する質疑、私もちょっと聞いていまして、もちろん必要な委託業務はあるかと思うんですけれども、やっぱり区全体としても委託に係る経費というのが増えてきている中で、そこを本来職員がやってもいいのかなというところもあるのかな。いわゆる削減の一環として、委託に出すのではなく職員がやってもいい委託業務が幾つかあるのかなという思いが私自身は持っています。

 例えば都市計画用途地域等改定に伴う資料作成業務委託だったりですとか、用途地域等の地図データ変換委託とか、そういうのは見た限りちょっと職員でもできるのかなというふうに思っちゃうんですよ。委託にしなきゃいけない理由とか、こういうふうにしているといった理由があれば教えてもらっていいですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委託に必要なものは、本当に専門技術性が高く、あるいは著作権等があって、データ変換といったもので、どうしても専門性がある、あるいはその事業者にしか委託できないものが主になっております。都市計画マスタープランや景観方針につきましても全て委託でつくるわけではなくて、職員がかなり整理しながらつくっているところでございます。ただし、そのための必要な資料分析、データ分析及び図版等の作成といったところを主に委託して進めております。そういったことから、他区と比べても、予算的に職員がやれる部分はかなり職員がやっているという形の委託で対応しております。

渡辺委員

 ずっと昔から委託にしていたんですか。要は、昔は例えば職員がやれるスキルとか技術を持っていた。それが任せるものは任していこうと、職員を中野区は削減をしていった中において、人手が足りないから委託に出していたというような、そういった流れもあったのかなと思っていたんですけれども、ここにある項目については昔からそういう委託に出していたといった解釈でよろしいんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 前回の改定のときからが主なんですけれども、職員ができるところはやっていく。そして、例えば資料解析やデータ分析、GIS等を使って対応するような場面もあります。そういったものは今現在の中で庁内でできる職員というのはほとんどいませんので、そういった資料作成や整理というところで、また、新しい技術的な議論も入ってきます。そういったところにつきましても、コンサルタントの知恵を借りております。

渡辺委員

 そういった理由であれば、職員の人材育成をしていって新しい技術を身につけてもらうとか、そういったことによって委託に出す必要もなくなるんじゃないのかなと今の答弁を聞くと思っちゃうんですね。あと、委託するというのは、職員ができないものを任せるとかというのも必要かもしれないんですけれども、委託事業者に職員が主となってしっかりとコントロールをして、職員が委託事業者以上の例えばスキルとか、知識とか、技術を持って、任せるところは任せるというような、やっぱりそういった考え方というのも必要なのかな。委託ばかりに頼ってしまったら、職員自体何もできなくなってしまうんじゃないのかなとやっぱり思ってしまうんですよ。

 やっぱり人材は宝ですから、職員としての育成という観点において、もっともっといろんな知識やスキル、経験を積んでもらった上で、やれるところは職員がやっていく。職員ができるのではあるんだけれども、任せるところは任すことで削減ができるとかというような考え方でやってもらいたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 先ほどの技術研修の話のところでもありましたけれども、やはり職員のスキルアップというのは非常に大事だと思います。政策能力を高めることも非常に重要であります。そのためには研修とかそういうのもありますし、実際に他の自治体や国に派遣して、実際のそういう業務を担っていただく。中野区内だけではできるような業務も少ない場面があります。今回、中野駅周辺で大きな再開発事業等をやっておりますけれども、こういったことはこれまで中野区で実践してきた経験がなかなかなかった。そういったことの技術を高める。また、政策能力の中でこういった計画、方針を高める。そういったことは、委員おっしゃるとおり、能力開発や育成で進めていくことは大事だと考えております。

渡辺委員

 今、まさに中野駅前再開発のことで経験が少ない職員がという。私は、昨日の総括質疑でも、やっぱり事業者の言いなりにだからなってしまっているのかなと感じているところもあります。要望になりますけれども、職員の知識、経験、スキルをしっかりと積み重ねていって、委託事業者よりもそれこそ専門性のある知見の高い職員を育成していってもらいたい。それが大きな目でコスト削減にもつながるというような、そういった目標を持ってやってもらいたいと思います。要望です。

安田都市基盤部都市計画課長

 先ほどの委託事業者ですけれども、株式会社エックス都市研究所でございます。

吉田委員

 分かりました。それで、なぜ私はこれを聞いたかというのは、個別具体的な話として、この建設委員会の場でも、水とみどりの何とか塾とか、そういうのは非常に大事にしていただいた、そういうやり取りをして、意識を共有しているなと思っていたわけですよ。

 それで、平場でのいろんな御説明をいただいたときに、委員会でも、泉とか、沼とか、池とか、井戸とか、湧き水とか、そういう固有の地形などに由来する中野区の資産みたいなものは大事ですよという話をさせていただいて、理事者からも大事ですよねという御答弁をいただいていたと理解をしていて、よかったなと思っていたら、実際の景観方針を見たら、池とか、沼とか、残念ながらそういう文言が入っていなくて、僅かに湧き水だけ出ていて、ほかの部分では非常に細かいところまで言及があっても、せっかく理事者と大事だというようなことをやり取りしたものが方針に出ていないと、何でだろうとちょっと歯がみする思いがあったんですが、業者さんに委託したからレスポンスが悪かったとか、なかなか反映されなかったというようなことがあるのか。理事者の意向なのか。全部丸々役所でやるというのはもちろんいろんな観点で難しいと思うんですけど、その事業者さんに主体的にドラフティングをさせたので漏れてしまったとか、そういうことがあるのかなという思いがあるんですが、それはどうですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 景観方針のまとめ方についての御質問だと思いますけれども、これにつきましては、全体の中で所管課のほうで整理しながらバランスを考えた表現としております。実際に川や湧き水を生かすなどもしっかり入れてございます。

吉田委員

 今の御答弁は、ちゃんと都市計画課のほうで主体性を持って、委託はしたけど委託先に丸投げじゃなくて、ちゃんとコントロールしてやっていたという御答弁だと思うんですけど、それで議会での意見がなかなか反映されなかったことは残念だと思いましたけど、業務の委託のやり方については一応理解しました。ありがとうございました。

市川委員

 一般論で教えてほしいんですけど、こういう計画とかをつくったりするときに、他区の状況も含めてですけど、中野区としてはこういう方針でやっていきたいというのは職員の中で話合いをしていると思うんですね。課の中で話をすると思うんです。ただ、やはりどういうふうなものが見やすいのかとか、著作権等のお話もありましたけれども、そういうところの中で委託業務を任せている。もちろんそういうものに頼り切らないで職員が専門性のある知識を身につけたりすることは、先ほど来からお話があるように大事なことだと私も思うんですけれども、あくまで事業者だからできることと、中野区の職員さんができることというのが分けられているんだと思うんですね。他区の状況も含めてもう一度教えてもらえますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市計画マスタープランの原則の中での意見ですと、基本的にデータ解析、資料解析、交通の分析なんかもあると思うんですけど、詳細な分析というのはやはりコンサルタントに担っていただくところがあります。ただし、各地区ごとのまちの特性や、そこに住んでいる住民の方々の思いとかいろんな方針、計画をつくる、各まちづくりの中で組み上げていくようなものは、やはり区の職員じゃないと把握できない。そういったところを合体して、中野区の特性に合った方針をつくっていくというところで考えております。

市川委員

 ということは、データ解析だったり、様々な専門性が発揮されるような場所があって、そこについては委託業務を任せるのが妥当なんじゃないかという話があったと思うんですね。先ほど、ちょっと場所は違うんですけど、会計年度任用職員のお話とかもあって、そういったことができるような職員は、研修でもちろん技術を高めていく、知識を高めていくというのは重要なことだと思いますけど、そういう専門性のある職員を逆にこれから雇ったりするとなると、委託業務よりはるかに人件費が膨らむということでよろしいですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 先ほどの繰り返しになるんですけれども、職員の専門性を高めるということが、やはり一番政策形成には重要だと考えております。そのためにいろんな手法があると思うんですけれども、それらをきちんと活用しながら進めていく。職員の中には、今回の都市計画マスタープランの取りまとめにもそうですけれども、地図の作成とか、資料分析、そういったことに秀でた職員もいます。そういった方も公募制という形で都市計画課に来てもらって、まとめたりということもしてございます。

市川委員

 そういうことも大事なのは分かりました。ただ、技術職というのは、現実にどんどんいろんな技術職の職員が減っていっているというところがどうなのかという話がずっといろんな総括質疑とか一般質問でほかの先生方から聞かれているところで、これからそれがもしかしたら減ってしまうかもしれない。ただ、その職員の中でカバーし切れるというのも限界があると思うんです。マンパワー、人をまた雇うのかという話になると、そうではないかもしれない。これから職員の定数管理もあるわけですから。そういった中で、そういう委託業務に任せるほうがコストダウンにつながるんじゃないかということが聞きたかったんですよ。そういうことはどういうふうに考えられるのかということを教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 その都度その都度で人員という課題はあるんですけれども、やはり職員の能力を高めるとともに、コンサルタントとは適切な役割分担というのがあると思います。それで整理しながら、こういった業務を進めていきたいと考えております。

酒井委員

 都市計画調整の都市計画用途地域等改定に伴う資料作成業務委託、これは不用額が200万円程度あるんですけれども、この理由と都市計画用途地域改定等に伴う資料作成がどういったものか。令和2年もついていたように思うんですけれども、ちょっとその辺も併せて教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市計画用途地域等改定に伴う資料作成業務委託でございますけれども、現在、東京都が一括して全体の用途地域の一括の見直しをかけております。これは、平成16年、今から18年ぐらい前に東京都が一括で見直した後、地形地物、例えば当時道路であったところが道路でなくなったり、そういう地形地物の変更が生じている。そういうことがありまして、そういったところを整理しながら、都市計画の見直しを進めているという業務の中の委託です。その中で、中野区の部分の用途地域の地図を作成するような業務を委託しております。これにつきましては、東京都でGIS化を進めている地図に変換して進めるということになっております。

酒井委員

 不用額は。

安田都市基盤部都市計画課長

 すみません。不用額でございますけれども、全体で中野区内の地形地物の変更を整理したところ、実際に変更に関わるところは1か所だったので、箇所が少なかったということで不用額が出ております、当初予算を見積もった中で。

酒井委員

 その用途地域のところで、区のところは1か所しか変わっていなかったということでしょう。そんなの最初から分からないんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 用途地域が変わったというか、地形地物が変わった。区境とか、道路が道路じゃなくなったとか、そういったものを全体的に詳細に見ていく作業があって、その中で特定できたところが1か所だったということでございます。

酒井委員

 最初からそういうのって分からないんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 いろいろ精査したところということで分かります。把握しておりませんでした。

酒井委員

 分かりました。それはそれで、あと、これは令和2年からやっているんですか。違いますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 本格的に進めているのは今年度でございます。

酒井委員

 東京都の取組によって用途地域をGIS化するということなんですけれども、そうでしょう。他方、区としての統合型GISもあるじゃないですか。それって、たしか当初、令和2年度ぐらいで考えていて、財政状況が厳しくて令和4年度からスタートをした。そういう理解でいいですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 区が進めている統合型GISといいますのは全庁的なGISでございまして、基本となる地図は中野区の便利マップを基本としています。都市計画図書は都市計画図書と決められておりまして、2,500分の1の縮尺の1軒1軒の建物も入っている。そういったところの決まった図書でございますので、全然別物でございます。

酒井委員

 区の統合型GISというのは、1回予算で止まっているんでしたっけ。違いますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 区が全体でやっている統合型GISは、情報システム課が中心にやっておりますけれども、ちょっと記憶では把握しておりませんけれども、たしか今年度に策定するということで、もう導入されて試験運用まで来ていると把握しております。

酒井委員

 すみません。ちょっと遠回りしちゃって。東京都がオール東京で用途地域の地図をGIS化するということでしょう。これは、例えば特定財源なんかは入っているんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 これについては、調査物の範囲で特定財源には入っていないと把握しております。入ってございません。(「聞き取りづらい。入っていないんですか」と呼ぶ者あり)

酒井委員

 何を言いたいかといいますと、用途地域を変える権限というのは特別区にないんですよ。区長会が長い歴史の中で、その権限を特別区にといろいろずっとやっているんですけど、東京都はそれを渡さないんですよ。けど、自分たちが用途地域をGIS化しますよと。じゃ、中野区さん、自前でやってくださいというところが、ちょっと僕は自治の観点からも非常に納得いかないところがあって、はい分かりました、やりますよじゃなくて、東京都さん、ちょっとはお金を見てくださいよだとか、やっぱりこういうのは決算で聞くことじゃないかも分かりませんけれども、そういうやり取りというのは必要だったんじゃないのかな。もしくは、あったのかというのをちょっと教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 これにつきましては、23区の特別区の課長会でも相当議論になりまして、何度も東京都に訴えているところ、あるいは23区の課長会に都の担当者を呼んで、委員おっしゃるようなことを再三にわたって続けてきたところでございます。

酒井委員

 もう最後にしますけど、やっぱりこういうときが一つのきっかけになるところもあると思うんですよ。用途地域もそう。都市計画交付金に関しては非常に東京都が、僕は高圧的と思っていますよ、あんな態度はないと思っていますけど、やっぱりそういう中で、課長会だけじゃなくて、役所の中で区長にも働きかけて特別区長会に流れをつくるだとか、中野区においての様々な都市計画行政について、特別区が一緒になって声を上げられるような、こういう機会のときにやっていただきたいなと思ったので、ちょっと質疑をいたしました。ありがとうございます。

主査

 よろしいですか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が490から491ページ、4目の都市施設費について、質疑はありますか。

小杉委員

 コンパクトなまちづくり推進協議会、どんなところが加入していて、どんなことを協議しているんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 こちらは、以前で言うまちづくり交付金を受けていた自治体で構成される協議会でございます。今で言いますと、社会資本整備総合交付金の都市再生関連事業の関係の協議会でございます。構成員は国や自治体、あと都道府県等の自治体でございます。内容は、交付金に関する説明、予算決算に関する説明、あるいは社会生活に関わる専門的な講習・研究会、そういったものでございます。

小杉委員

 ということはほとんどの自治体が入っているという理解でいいんですか。それとも、東京だけ。どんな感じなんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 交付金を受けている団体であります。

市川委員

 交付金を受けている団体の中で、希望した自治体が入れるという意味ですよね。

安田都市基盤部都市計画課長

 基本的に受けている団体全部だと把握してございます。といいますのは、毎年、次年度の予算及び決算も含むんですけれども、それに関する交付金の説明会を相当詳細にやっております。それに伴うハンドブックというんですか、こんな厚いハンドブックをもらえたりしますので、結構詳細かと思います。

市川委員

 ということは、やはり交付金の使い方だったりとか、ほかの全国的な自治体の中でどういった都市再生整備がされているのかとかという講習会を含めて言うと、負担金が3万円、この負担金を払ってもやはり参加する価値はあるということでよろしいですね。

安田都市基盤部都市計画課長

 そのように把握してございます。

主査

 よろしいでしょうか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が492から495ページ、2項道路費の1目道路管理費について、質疑はありますか。

小杉委員

 495ページの土のう配備委託、令和3年度は何か所、何袋を配置したんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 令和3年度の土のうの配備箇所ですが、一時配備箇所と、それから1年間常時配備している箇所、合わせて35か所で、1万3,280袋を配備している状況でございます。

小杉委員

 去年と同じ数字なんですけれども、令和2年度どおりの数で同じようにやったという理解でいいですかね。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

木村委員

 同じく土のう配備委託のところなんですけれども、今回の決算が346万円余だったんですが、令和3年の予算のほうが223万円とか少なかったんですね。この少ない理由というか、増えた理由というんですかね、予算から決算が増えた理由というのを教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 これにつきましては、台風時期、あるいは集中豪雨が予想される前日等に区民の方から追加で土のう袋の配備要請というか、要望がございまして、これに対応する形で追加で配備をしたというところがございます。

木村委員

 土のう配備委託なので契約だと思うんですけれども、こういった追加というのは全然可能というか、対応していただけるということですか。一応確認です。

井上都市基盤部道路課長

 こちらにつきましては、総価契約ではなく単価契約となってございますので、実績に応じたものとなってございます。

木村委員

 実際、例えば令和2年の決算が320万円、決算は大体令和3年、令和2年一緒なんですけれども、要はなぜ令和3年の予算を減らしたのかというところがちょっと分からなくて、令和2年も予算と決算は大体一緒だったんですけれども、なぜか令和3年の予算を少なくして、結果的には増やしたので一緒になったということなんですけれども、なぜ令和3年の予算を減らしたのかという理由があれば教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 土のう配備委託の契約執行額、それから住民要望の配備数に合わせて、前年度までの実績、あるいは前年度に追加で配備したものがあれば、翌年度を減らしたりとかというところを、前年度、あるいはこれまでの数年間の実績等を踏まえて、予算を計上したものでございます。

木村委員

 一応確認ですけど、では、令和4年は予算はどうなっていますか。増えたか減ったかでいいです。

井上都市基盤部道路課長

 令和4年度の土のう配備委託につきましては、370万円ほどを計上してございます。

木村委員

 ということは通年どおりということで、また予算を戻した。戻したというか、先ほどの言い方からすると、これまでの何年間を見て戻したということになるかと思うんですけれども、そういった意味では、近年、そういった大雨とか、急な当然依頼とかありますので、しっかり配備していただきたいということと、一応そういった急な要請があったときは、予算的にも数量的にもちゃんと配備というか、準備できる状況になっているということでよろしいでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

主査

 よろしいでしょうか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が494から497ページ、2目の道路占用・監察費について、質疑はございますか。

小杉委員

 495ページのほうの、昨年度も出ていましたけど、道路管理システムは、ごめんなさい、そもそもどのようなものなのか、どういった意味があるのか教えていただければと思います。

井上都市基盤部道路課長

 道路管理システムでございますが、こちらは、道路の下に埋設されているガスや水道、下水といったインフラ関係の埋設物につきまして、道路管理センターというものが設立されておりまして、そこで一元的に管理されているものでございまして、その道路管理センターで構築されているシステムを活用するためのものでございます。

小杉委員

 道路管理センターのための費用ということなんですが、それは、例えば区民はどういったときに、区民、もしくは区は、建て替えとかそういったときに活用するような形になるんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 道路管理センターで管理しているものにつきましては、電力会社やNTTとか、そういった企業向けの情報でございますので、一般区民が利用するものではございません。

小杉委員

 分かりました。それと次のページの、総括質疑なんかでも道路への要望が2,200件とかと言われていましたけれども、道路監察業務というのは令和3年は何件だったんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおり、総括質疑での質疑がございましたが、令和3年度は約2,200件の監察件数でございました。

小杉委員

 あと、アプリを通じてというのが最近増えているということをたまに聞くんですけれども、それの件数というのはどうだったんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 区民の声アプリ「なかのEYE」につきましては、平成30年の夏頃から開始をしたものでございまして、当初の二、三年につきましては、かなり件数がございました。令和3年度につきましては、大分「なかのEYE」への投稿が落ち着いた状況でございまして、令和3年度は69件の件数でございました。

小杉委員

 令和2年度とかは100件を超えていたと思うんですが、何で減ってきているか。使われなくなっている理由というか、どう見ていますか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおり,平成30年度当初は165件、それから令和元年度が147件、令和2年度が104件と100件以上が続いてございましたが、理由は定かではないですけれども、区民の声アプリの利用数がある程度落ち着いてきたのかなといった印象を持っています。

小杉委員

 普及がされるようにいろいろな方法、SNSを通じてとか、こういうふうに使えますよとかみたいな周知をぜひしていただきたいなと思います。要望です。

 あと加えて、家電リサイクル処理作業委託と書いてありますけれども、これって、洗濯機とか、冷蔵庫とか、パソコンとか、そういう話ではない。件数的に見ると、その話じゃないのかなと思うんですが、具体的にこれは何のことなんですかね。

井上都市基盤部道路課長

 まず、先ほどの小杉委員の区民の声の要望ですけれども、区民の声アプリのほかにも、メール、インターネットを通じたものですとか、あるいは直接の電話、それから区長が行っているタウンミーティング等でお声を頂戴してございますので、件数自体は2,000件を超えている状況が続いています。

 それから、家電リサイクル処理作業委託についてですが、家電5品目については家電リサイクルが必要になってございまして、こちらは、道路上に不法に投棄されたテレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン等がございます。

 小杉委員

 分かりました。これは不法投棄の話ですね。ごめんなさい。ごみ状バイク等撤去処分作業委託というのは、これはやっぱり道路とか私有地とかに、持ち主が死んだりとか連絡を取れないとか、そういった人のどうしようもなくなったものの処分の費用が19台という理解でいいですか。

井上都市基盤部道路課長

 ごみ状バイクでございますが、道路上に不法に置いてあったものでございまして、ナンバープレート等がついていれば、警察を通じて照会をかけて持ち主が特定できますが、既にナンバープレートが外されて、完全にごみ状のものについては持ち主が特定できないため、区のほうで対応しているといったものでございます。

小杉委員

 分かりました。あと加えて、地域美化のところでは路上喫煙も含まれるという理解でいいでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

主査

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が496から497ページ、3目の道路境界費について、質疑がございませんか。

生藤委員

 地籍調査委託のところで、令和3年度でどれぐらいやったのかというのをちょっと教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 地籍調査に関しましては、例年1町丁ずつ実施してございまして、令和3年度につきましては、上高田五丁目の後期工程といいまして、地籍調査につきましては、1町丁につき2年間かけて実施をしてございます。前期1年、後期1年ということで、令和3年度につきましては上高田五丁目の後期工程、それから上高田四丁目の前期工程を行っているものでございます。

生藤委員

 そうすると、先行調査というところでやられているんだと思うんですけど、区内全体が終わるのにあとどれぐらいかかるんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 区内全町丁が終わる見込みですが、現在のペースで行っていくと、約70年ほどかかると想定してございます。

生藤委員

 それは、この後70年ということですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

生藤委員

 すみません。ちょっと不勉強なのであれなんですけど、そうすると、70年後に終わるというので、もうちょっと調査の頻度を上げるとか何か、そういうものというのはしなくてもいいのか、したほうがいいのか。

井上都市基盤部道路課長

 地籍調査に関しましては、国土調査法に基づく調査でございます。令和2年に法改正がございまして、これまで今委員おっしゃった官民境界等先行調査型で実施してきたものが、街区調査型という形に調査方法が変わりました。この関係でこれまで2年間で1町丁を実施してきたものが、現在の見立てというか見込みでは、1町丁につき4年以上かかるのではないかというところで、今、令和4年度以降の実施の方法について検討を進めているところでございます。

生藤委員

 ぜひ検討していただいて、スムーズにやっていただければなと思います。要望です。

吉田委員

 私も、地籍の調査とか何度も質疑させていただいてまいりました。この予算は今3,000万円ですか。これは何で70年かかっていいのかなというのが、私もこれまで何度も指摘させていただいたんですけど、首都直下地震とかいろんな震災の可能性を考えると、30年以内に70%の確率でマグニチュード8の震災が起きると。

 そういうのが起きたときに、いろいろ建物の被害とか、場合によっては、東日本大震災のときは地面が何メートルも動いたわけですけど、そういうときに公図とかがしっかりしていないと後の復興に大きな影響が出ることが、様々な震災のときの教訓としてなっているわけで、当該部局から財政当局に要望するべきことなんでしょうかね。やっぱりペースを上げるために予算を増やしたほうがいいと思うので、この辺についてはどのようにお考えですか。

井上都市基盤部道路課長

 地籍調査の官民境界の確定業務なんですけれども、これには住民の方、土地をお持ちの方との立会いが必要になってございますので、たくさんの箇所を同時にすると、区民の負担もかなり多くなってくるというところもございますので、その辺の兼ね合いを含めまして、どの範囲でどのペースで進めていくのが適切なのかというところについても併せて検討してまいりたいと考えてございます。

酒井委員

 区内全域だと70年かかるということで、非常に気の遠くなる話なんですけど、さっき御答弁で同時に幾つか進めると区民の負担があるって、どう区民の負担があるんですか。

井上都市基盤部道路課長

 官民境界を定めるに当たって、その官民境のポイントを、区民と、それから区の職員が立ち会って、この箇所でいいかというものを確認しながら進めていきますので、その立会いに時間ですとか手間がかかるというところでございます。

酒井委員

 今回、上高田五丁目をやっているんですけど、上高田と例えば南台でやると区民の負担が増えますか。だから、僕、あまり理由にならないのかなと思うんです。それで、何をお聞きしたいかといいますと、例えばマンパワー的にそういった事業者がないとか、難しいとかというのがあるんだったら分かるんですけれども、例えば2年で1町丁をやっているんですよね。じゃ、2年で2町丁やると、35年でできるわけなんですよ。区がこういった官民境界線をやっぱり法律にのっとって必要だからやっているんですけれども、それを70年でいいのかというのは感じるんですよ。

 そこに区民の負担と言いますけれども、南北をうまく分ければ負担も解消されるでしょうし、じゃ、70年で区としていいのと思っちゃうんですよね。例えば他区だと、こういうのはもう少し20年、30年スパンでやっているとか、どこもこんなに70年かけて官民境界線を線引きしていくような感じなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 全国的な状況と、それから都市部、東京都の中でも世田谷区ですとか、足立区、それから中野区と似たような目黒区ですとか板橋区といったところでそれぞれ状況が異なります。23区中21区は中野区と同じような形で進めておりまして、同じようなペースでやっているというところでございます。

酒井委員

 分かりました。他の自治体も中野区と同じような形でかなりの長期のスパンでやることなんだろうと思うんですけれども、他方、必要だと思えば中野区がもっとピッチを上げることも僕はできるのかなと思うんです。すなわち70年じゃなくて、50年なのか、35年なのか。それは現実的にマンパワーの問題であったりだとか、事業者の問題であったりだとか、やっぱりそこは実に難しいところがあって、2年に1町丁ごとにやっているというふうな理解でいいんですか。

井上都市基盤部道路課長

 現在の状況としては、委員おっしゃるとおりでございます。

小杉委員

 2の地籍調査のところの3級基準点再整備測量委託等、いわゆる公共基準点の再整備ですが、これは実際何か所を復旧されて、何か所になったんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 3級基準点の再整備につきましては、令和元年度から令和3年度にかけて3か年で実施をしてまいりました。中野区内の公共基準点ですが、2級基準点、3級基準点、それから地籍調査のポイント等を全部合わせて、2,806点を今管理してございます。

小杉委員

 2,806点を管理しているけれども、この年度は何か所復旧されたとか、そういうことはどうなんですか。分かるものなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 3か年で278点を再整備いたしました。

小杉委員

 これは、再整備だから必要に応じてやる場合が今後出てくるかもしれないという理解でいいんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、今後につきましては維持管理をしっかり進めていきたいと考えてございます。

主査

 よろしいでしょうか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が498から503ページ、4目の道路維持・整備費について、質疑はございますか。

小杉委員

 501ページの3の道路整備のところの橋梁長寿命化点検業務委託というのが新規だと思うんですけど、これって今までは修繕と設計をやっていたんだけれども、実際点検業務というのは令和3年度でやったということだと思うんですが、具体的にどういった業務をお願いしたのか教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 橋梁長寿命化点検業務委託についてですが、橋梁の点検は道路法で5年に1回実施するものでございまして、年度によって実施をする年としない年がございます。また同時に、中野区内の橋を全橋一斉に実施するのが合理的ではございますが、一方で、JRの上に架かっている橋等につきましては、JRとの協議の中でどうしても年度がずれてしまったりということがございます。

木村委員

 499ページ、街路灯維持補修・改良が合計で8,415万円余なんですが、予算が7,765万円で、大体700万ぐらい増えていると思うんですけれども、この増えた原因を教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 街路灯維持補修・改良のところでございますが、こちらは、街路灯で高額な補修が必要な、デザインがちょっと複雑な街路灯があったり、あるいは電気代が当初予定していたものよりも多くかかった。電気代の上昇というところが要因でございます。

木村委員

 その二つをちょっと分けて教えていただきたいんですけど、電気代の上昇がどれくらいだったのかというのと、高額のデザインというのは、そもそも予算のときには想定されていなかったのが、後から追加でそれをしなきゃいけなくなったのか、それで幾らぐらいかかっているのかというのを教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 数字がないので、答弁保留をお願いします。すみません。

主査

 答弁保留ということで。木村委員、どうしますか。よろしいですか。

木村委員

 後で。はい。

生藤委員

 道路・河川維持補修のところの道路舗装路面下空洞調査委託についてお伺いをしたいんですけれども、これは区内全部の道路の路面下を調査されたのでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 路面下空洞調査につきましては、5か年で中野区内全域を調査するものでございまして、令和元年度から開始しておりまして、令和3年は3年目でございます。

生藤委員

 そうすると、これは3年目で、5年間の計画で基本的に5年内に調査を完了する見込みでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

生藤委員

 ありがとうございます。あと、もう一個ちょっと不勉強なところでお伺いをしたいんですが、空洞化調査委託の3つ下の東中野駅自由通路清掃委託というのがあるんですけど、この自由通路というのはどこを指すのでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 東中野駅の自由通路でございますが、東中野駅の西側の改札を出て、アトレがあるところなんですけれども、改札の前から広場に出るまでの通路のことでございます。

生藤委員

 そこは、中野区で清掃をしなきゃいけないんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、JR、それからアトレ、中野区で協定を結んでおりまして、自由通路の部分につきましては、中野区のほうで清掃をしているものでございます。

生藤委員

 JRとアトレと中野区で協定を結んでいるというところの中で、あそこは、でも、区の所有の敷地ではないですよね。なのに、協定の中で何でそういうふうになっているんですか、教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 東中野駅の駅ビル、それから交通広場のところでございますが、改札を出て広場まで抜ける部分の自由通路部分につきましては、区のほうの管理ということで協定を結んでいるものでございます。

生藤委員

 そこは、どこが所有しているものですか。

井上都市基盤部道路課長

 駅ビル、駅舎、それから駅前広場とそれぞれございまして、自由通路につきましては中野区の所有のものでございます。

主査

 休憩します。

 

(午前10時17分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午前10時23分)

 

 改めて、質疑はよろしいですか。

生藤委員

 はい。

酒井委員

 さっき生藤委員から道路の空洞調査というのがありました。これは令和元年から5か年でやりますよということなんですけれども、他方、この道路に関しては、平成26年に附属物から道路から全て点検をして、その後に道路の長寿命化計画というのをつくりましたよね。それとの兼ね合いはどうなっているんですか。

井上都市基盤部道路課長

 道路に関する点検等につきましては、まず平成24年に初めて区内全部の橋梁の点検を実施しました。その後、平成26年に道路ストック総点検ということで、道路の舗装の路面の状態、それからカーブミラーや街路灯、のり面、擁壁といった道路附属物の総点検を実施しました。その点検結果を基に、中野区道路舗装維持管理計画、それから中野区道路附属物維持管理計画というものをつくりまして、それぞれ維持管理を実施してきたところでございます。

 加えて、今回、路面下空洞調査を5年間かけて実施してまいりますので、この調査が令和5年度に調査が完了しますので、その後の維持管理につきましては、舗装の状態、それから道路附属物の状態、それと路面下の空洞の状態を合わせた形で維持管理を実施していく必要性がございますので、これについては今後検討を進めていきたいと考えてございます。

酒井委員

 道路のところが路面であったりだとか、附属物であったりも全て調査をして、空洞化のところも令和5年で全て終わりますよ。では、そこからまた新しい、どういうふうな形で維持管理していくのかということだと思うんですけど、先ほど橋梁のこともおっしゃっていましたけど、橋梁はどういうふうになっていますか。平成24年に総点検されて、著しく危ないだとかいろんな結果が出た中で、今粛々とやっておるんだと思うんですが、その今の状況を教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 橋梁につきましては、平成24年に点検を実施しまして、その後、平成25年に中野区橋梁長寿命化修繕計画を策定いたしました。この計画に基づきまして、平成26年度から10年間かけて中野区内の橋を全て修繕していくという形で計画を立てて、今修繕工事を実施してきております。こちらにつきましては、計画どおり令和5年度に10年間かけたものが一巡しますので、その後の管理につきましては、中野区橋梁長寿命化修繕計画を改定いたしまして、また新たな2巡目のサイクルに入っていくというところでございます。

酒井委員

 先ほど道路も教えていただきました。令和5年で一定全ての調査が結果が出ますよ。橋梁に関しては、調査結果した後に修繕をしながら10年間進めてきて、それが完了するのが令和5年というところで、そう考えると、道路と橋梁の今後の維持管理というものが令和5年で一定めどがついて、その後どうしていくのかというところが出てくると思うんですよ。区としては、橋梁、それから道路の計画をつくっておるんですけれども、令和5年の後というのは今後ちょっとまた新しい局面になっていくのかなと思うんですけど、その辺り、今後どのように考えていらっしゃいますか。

井上都市基盤部道路課長

 今、委員おっしゃったとおりで、まさに今後、予防保全型の維持管理を実践していくフェーズに入っていくというところで考えてございます。

酒井委員

 すると、やはりその計画というのも令和6年ぐらいを目途に改定されるようなイメージですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、橋梁につきましては今年度橋梁点検を実施いたしますので、それに合わせて改定を考えているところでございます。

酒井委員

 道路は、一緒にうまくやればいいのかなとか思うんですけれども、同じ令和5年で一定の区切りがつくので、令和6年から道路と橋梁で重ねてやる方法もあるのかなと思うんですけど、今、橋のお話しかなかったので、道路は。

井上都市基盤部道路課長

 舗装、それから道路附属物に関しましても、この路面下空洞調査が完了した後に、どういった管理が合理的にできるのかということに関しまして検討を進めてまいりたいと考えてございます。

主査

 よろしいでしょうか。

 10時半になりましたので、質疑の途中ですけれども一旦休憩を入れたいと思います。10時45分まで休憩といたします。

 

(午前10時29分)

 

主査

 それでは、分科会を再開いたします。

 

(午前10時45分)

 

 今、4目の道路維持・整備費の質疑の途中でしたけれども、他に質疑はございますか。

 答弁保留。

井上都市基盤部道路課長

 先ほど木村委員からの御質問で、街路灯修繕の部分の増額の要因でございますが、まず電気代につきましては540万円ほど増額をしております。それから修繕費につきましては、中野駅の北口及び神田川沿いのちょっとデザインの特殊な街路灯がございまして、そちらの故障が想定以上に発生いたしまして、その修繕費で545万円ほど増額したものでございます。現在、設置から10年以上たっているLEDの街路灯の不具合が散見されていることから、今後は計画的に灯部交換を行っていきたいと考えてございます。

木村委員

 修繕の件は分かりました。電気料金が500万円ぐらい上がっているということなんですけど、令和3年だと9月ぐらいからですか、電気料金が上がり始めたというのが影響したということですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

木村委員

 その上り始めた傾向が当然今はもっと上がっていると思うんですけど、令和4年の予算というのは、電気料金が上がるというのを見込んで予算を組んであるかどうか、お伺いします。

井上都市基盤部道路課長

 経済状況、電気料金等も踏まえて予算を計上しているところでございます。

木村委員

 たしか令和3年と令和4年はそんなに予算額が変わっていなかった。7,800万円ですね。ですので、そんなに変わっていないと思うんですけれども、それでも恐らく想定以上の今値上がり状況かと思っていますが、当然今年度も決算になった場合、相当電気料金が予算よりも上がるというふうに想定されるかと思うんですけれども、今、実際半年たちまして、どれくらい上がるような想定になっていますか。

井上都市基盤部道路課長

 今の電気料金の情勢等につきましては、委員おっしゃるとおりで想定以上に上昇しているところでございます。令和4年度の状況につきましても、今、予算内に収めることが難しいような状況については把握しているところでございます。

小杉委員

 503ページの真ん中のところの1狭あい道路拡幅整備です。拡幅整備延長が4キロぐらいになっているので、結構進んでいるんじゃないかなと思いましたけれども、要求資料によると32%の到達ということで、なかなか遅々として進まないなと思います。国も各自治体の取組事例みたいなのも報告、紹介したりしているみたいですけれども、やっぱりなかなか非常に難しいのかなと思うんですが、令和3年度において4キロ広げてきましたけれども、課題とか、これからにおいてやっていく上での方向性とか何かあれば教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 令和3年度の実績につきましては、これまでの四、五年に比べると若干件数が伸びていないというところでございますが、こちらにつきましては、ウッドショックと呼ばれているような木材の調達が困難になっているところ、あるいは電子部品がなかなか調達できないということで、給湯器ですとか、あるいは温水便座等のそういった設備が入手困難で、建築の着工が遅れているといった状況が、こちらに反映されたものになってございます。

 この狭あい道路整備につきましては、どうしても住宅の建て替えに伴うものでございますので、住宅の建て替え時に確実にセットバック工事が行われるように、啓発活動等を通じてこれからも取り組んでいきたいと考えてございます。

小杉委員

 分かりました。例えば、拡幅解消に協力しないなんていう事例というのはあまりなく、基本的には協力する。建て替えられれば解消していきますよ、そういうものなんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 狭隘道路のセットバックにつきましては、やはり建築基準法、それから東京都の建築安全条例が大分浸透してきているというところで、ほとんど全ての方が後退部分の整備について御協力いただいているというような状況でございます。

市川委員

 先ほどお話もあった道路舗装路面下空洞調査委託のところです。今、5年計画の中で3年目ということで、調査をしているところで要するに優先順位というか、何でしたっけ、基準値、平坦かどうか、MCIですか。ああいうのが高い。要するに、危険度が高いところと低いところの差を多分示していると。5年で全て終わると思うんですけれども、危険度が高いところについての対応というのは5年の間にどうなるんですか。もう一度5年の中で教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 空洞調査につきましては、空洞の調査結果の速報が上がってきた段階で、危険度が高いものについてはその都度対応していくというところでございます。それから、危険度がそれほど高くない場合については翌年度の修繕という形で、令和3年度に見つけた空洞について令和4年度に対応するというような形で行っております。

市川委員

 では、速報値が毎年度ずつ上がってきて、その翌年度に対応していく。すぐ対応するものと翌年度に対応するものに分けていくということで、今、狭隘道路のお話もございましたけれども、建て替えが今なかなか進まないという状況もある中で、狭隘道路の拡幅事業はそうはいっても4,045メートルあったと。そういうところで空洞化の危険度がそんなに高くないとなった場合でも、狭隘道路の中で空洞化がもしあった場合は、それはその場で工事するということでよろしいですか。

井上都市基盤部道路課長

 狭隘道路のセットバック工事の中で空洞が見つかるということはあまりないことでございまして、あくまでも区道の道路部分の空洞を見つけるというのはまた別の委託でやってございますので、それで空洞が見つかった際には、緊急度が高ければ直ちに補修を行うという形で対応してございます。

市川委員

 分かりました。じゃ、それは適宜見つけてやっていただきたいと思います。

 あともう一つ、話が前後して申し訳ない。501ページの私道整備助成のところなんですが、私道整備助成は確かに地権者の方に寄り添った制度かなと思っているんですけれども、ただ、私道といってもいろいろ形状があって、単純に短い区間の区画であれば、道路の長さが短ければ、10分の9区のほうで負担していただくようになる。そうなんですよね。

 そうすると負担額も少ないんですけれども、ただ、結構私道が長いということになると、お宅がいっぱい並んでいて、私道があると。やっぱりその私道もかなり管理されていて結構時間がたっていたりとか、あと、下の管ですよね、下水管とか、ああいったところもかなり傷んできているという部分もあるんですね。そうなると、10分の1の負担だとしても、長さがあると相当な負担額になってしまうんですよ。

 こういったところというのは、先ほどの空洞化の話もそうなんですけれども、併せてそういう私道の状態というのを調査して、その修繕をするということではなくて、調査をして、地権者の方にそういうことをしっかり事前に知らせていく必要があると思うんですけど、こういった私道助成の中でそういった事業というのは行えないんですかね。

井上都市基盤部道路課長

 私道につきましては、あくまでもやはり私道の持ち主の方が管理することが原則になってございます。一方で、私道であっても、やはり通り抜けができるところ等で一定の方の通行があるというところも中野区内で大変多くございます。そういったところで、通行している方にとっては、そこが区道なのか、私道なのかということはあまり認識せずに通っていますので、通行人の方からあそこの道路が傷んでいるというような通報が区のほうに寄せられることはよくございます。

 その際に現地を確認して、修繕が必要な場合、あるいは道路の下の管の状態が悪いといった状況が発見された場合は、沿道の方、あるいは持ち主の方に区のほうからお声がけをして、私道整備助成制度がございますので、この制度について御説明をして、これを活用して修繕につなげていくといった活動を行ってございます。

市川委員

 その私道整備助成というのは、やるとしたら1路線一気にやらなきゃいけないんですか。それとも、部分的に切ってやっていくことも可能なんですか。

井上都市基盤部道路課長

 要件はございますが、部分助成という形で対応することも可能になってございます。

市川委員

 そういったことも地権者の方に教えていただきたいと思うんですね。これから西武新宿線沿線周辺のまちづくりが進んでいくところで、新井薬師前駅とか、沼袋駅とか狭隘道路が多くて、建て替えとか、そういったまちづくりで工事車両がやっぱり行き来することがこれから増えると思うんですよ。そうすると、私道を通る工事車両も多々あって、やはり重量があって、私道だとなかなか基礎のところが普通一般の構造に比べて弱くて、そうするとゆがんできて、すごくへこんでしまうというところがやっぱり多発すると思うんですね。

 そういったところがあるので、今後、私道の在り方ということについては、地権者の責任というのはもちろんある、管理の責任はあると思うんですけれども、しっかりそこら辺については、例えばまちづくり部隊とか、工事する業者さんとかにしっかり投げかけていただいで、極力そういうことが起きないように道路課のほうでも話をしていただきたいと思います。要望です。

吉田委員

 狭隘道路は私もずっと関心を持って質疑を続けてきているんですが、区道と私道、あるいは区有通路とかいろんな状況の道があると思うんですけど、私が日頃見かけている道がどれに当たるか、ちょっと私も確認ができていないんですけれども、よくあるのが、せっかくセットバックして道が広がったと思ったら、順番が違うとセットバックの仕方がいろいろゆがんでいてというか、不思議な形で敷地が道に突き出して微妙に残っているところとかですね。

 だから、新しくセットバックしたところは、きれいに何十センチと道路の中心線に対してセットバックしているんですけど、前にセットバックしたところの一部がセットバックの順番が違ったりしているのかな、一部道路に突き出して残っていて、結局そのせいでせっかく道路全体の幅が広がるはずのところが残っていたり、道に面したお宅とお宅の間に本当に細い通路の奥におうちがあるようなところの道路に入る部分だけ、その両側はセットバックで後退しているのに、ちょうどその奥に入るお家の入口のところだけ50センチとか、場合によっては1メートル近く突き出した形で残っちゃって、そこに結構堅牢な鉄製の門とかがあったりして、そこがネックになって道路全体が広がらなくて、自動車などが通れないみたいなところが結構いっぱいあるというふうに私はまちを歩いていて認識していて、そういうのを何とかする事業はないんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 狭隘道路の整備につきましては、建築基準法の第42条第2項の後退部分の工事になりますので、やはり建て替えが発生した際に、実施していくことになります。一方で、その当該土地、建て替えのお宅の隣、あるいは向かい側とか、近隣のお宅でセットバック工事が行われていないんだけれども、セットバックする余地がある場合については、区のほうでこちらの建て替えに合わせて工事をしませんかといった形でお声がけをして、実際にできたといったケースもございますので、その辺につきましては今後とも積極的に関与してまいりたいと考えてございます。

斉藤委員

 ちょっと教えてください。499ページの真ん中の辺り、通学路等車両速度抑制緊急対策工事、これは何でしたかしら。教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 こちらにつきましては、千葉県八街市で発生した交通事故を受けて、通学路等における車両速度の抑制のための緊急対策工事を行ったものでございます。

斉藤委員

 ありがとうございます。その次のページの501ページの辺り、真ん中下のほうに通学路等交通安全対策工事というのがあります。これは各建設も協力して、区役所も協力しての点検をして、見つかったところの修繕はこっちに入るということだと思うんですけども、それでよろしかったでしょうか。こちらで見つかって、修繕すればこっちで、道路の様々なもともとある通学路の通学に関する例えばグリーンペイントというんですか、とかいうものの維持管理はこちらの維持のほうに入るということでよろしかったでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 今、委員御指摘のとおり、通学路、あるいは交通安全施設につきましては三つに項目が分かれてございまして、499ページの中段のところの交通安全施設整備工事、こちらで道路反射鏡、いわゆるカーブミラーの設置工事、それから区画線、道路の白線が消えかかっている部分の再標示ですとか、そういったものについて対応しているものと、それから、その1個下の通学路等車両速度抑制緊急対策工事、こちらは先ほど御説明した内容になってございます。

 それから、もう一つ、501ページの下から8行目辺りで、通学路等交通安全対策工事ということで三つ項目が分かれてございまして、それぞれ先ほど委員がおっしゃったとおり、PTA、区、警察等の合同点検によって要請されたものについては、この通学路等が該当してございます。

斉藤委員

 私がここで確認をしたかったのは、通学路のグリーンのペイントです。あれは本当に子どもたちにも、車にとっても目立っていて見やすいので、しっかり整備していただきたいと思うんですけれども、これに関しては結構よく剥がれたりしていて、何年ごとにするという計画が例えばエリアごとにあるのか、それとも薄くなる都度都度対応しているのか、その辺りしっかり整備をしていただきたいと思うんですけれども、計画を持って、いかがでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 今、委員御指摘のとおり、路側帯のカラー舗装については、耐久性が何十年ももつといったものではございませんので、かなり薄くなってきてしまったものについては再度補修する必要がございます。一方で、昨今学校再編等がございまして、かなりの頻度で通学路の変更がございます。そういった関係で、通学路ではないところに通学路の表示があったりとか、そういったこともございますので、計画的というところでございますと、ある程度学校再編が終わって新校舎が建って通学路が安定したところ、あるいは学校再編があっても、通学路としてここは変わらないだろうといった路線については実施できるんですけれども、そういったところを総合的に勘案しながら整備を進めていきたいと考えてございます。

斉藤委員

 学校再編はあと1校なので、しっかり全区を見渡して、剥がれたから直して、直すまでに時間がかかってというやり取りのないようにしていただきたいと思います。

主査

 他に質疑はございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が502から503ページ、5目の無電柱化・新設道路費について、質疑ありますか。

小杉委員

 無電柱化の推進ということで、これは推進の事業だと位置付けられていました。主要施策の成果の139ページを見てみると、優先整備路線の進捗率というのが令和3年度によって、令和2年度が15.1%だったのが16%になったと。0.9%上がったということですが、なかなかちょっと非常に難しい面もあるのかなとは思いますが、具体的にここの無電柱化については何件で、どのぐらいの距離がこれは実現したのか、ちょっと教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 無電柱化の整備につきましては、標準的な路線で約7年を要するところでございます。無電柱化推進計画を策定しまして、これまで完成までに至った路線はまだございません。

小杉委員

 完成に至った路線はないんだけれども、事業効果の16%とかというのは実際にできたからその比率、優先整備路線の中で16%達成できたからという意味ではないんですか。

井上都市基盤部道路課長

 優先整備路線で着手している路線の中で7年なら7年のフェーズがございますので、そのフェーズの進行状況を示しているものでございます。

小杉委員

 途中のやっている着手をするとかというところの比率は16%だよという理解でよろしいですね。なるほど。なかなか難しいなと思います。計画上は、じゃ、例えば100%はいつまでとか、そういうのは何か目標にされているんですかね。

井上都市基盤部道路課長

 現在の中野区道の無電柱化率は0.7%でございます。10年後にはこれを3.2%まで進めてまいりたいと考えてございます。

小杉委員

 では、100%がいつかという見通しはちょっと持っていないという理解でよろしいでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

小杉委員

 なかなかちょっと大変だなと思うんですが、無電柱化の推進は、結構アンケートとかを取ると、かなり区民の人は煩わしい電線をどかして道路に埋めてほしいと簡単に思っちゃっているんです。私も、主要施策の成果の139ページの評価のところの効率性というところを読むと、歩道が無く狭い区道における無電柱化の実現に向けて、効率的に電線共同溝の施工を進めることが出来たと、令和3年度の評価点として内部評価でされています。私は結構、狭い道路でもコンクリートを剥がして中に埋めちゃえば簡単にできちゃうものだと思っていたんですが、これを読むとなかなか大変なのかなと感じたんですが、その辺はどうなんでしょうかね。なかなか難しい問題なのかどうなのかというのを教えていただければと思います。

井上都市基盤部道路課長

 無電柱化につきましては全国各地で推進されてございますが、東京都内でも、さらに都道以外のところの歩道がない道路で無電柱化を推進している例というのは本当にない状況で、かなり難易度が高く、難しいところでございます。

小杉委員

 難易度が高いというのは、具体的にどんなものなんでしょうか。区道であれば普通に埋めちゃえばいいのかなとちょっと素人目では思ったんですが、難易度が高いというところでは。

井上都市基盤部道路課長

 道路の下には様々なインフラが埋設されておりまして、下水管、それからガス管、水道管といったものがございますけれども、水道とガスについては圧がかかっているので、多少の上下の移設というのは可能なんですけれども、下水につきましては自然流下になっているので、上に行ってくださいというのは、なかなか上に移設というのはできないんですね。そういった関係で、住宅地でありますし、家があればその分だけ汚水管が流れ込んできておりますので、その辺りが極めて移設とかの関係で難しいといった状況がございます。

木村委員

 無電柱化の目の執行額が1億2,700万円余になっていますけれども、予算書補助資料のほうでは、無電柱化調査設計委託が6,112万円余、無電柱化整備に伴う負担金等が6,653万円余という書き方になっているんですけども、決算説明書では事業名しか書いていなくて、委託が幾らなのかとか、分担金が幾らというのは書いていないんですけれども、予算に合わせた決算額を教えていただきたいんですけれども、調査設計委託が幾らだったのか、負担金が幾らだったのかというのを教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 無電柱化の設計委託に関しましては、226万6,000円でございます。それから、無電柱化に伴う負担金に関しましては、1億2,516万624円でございます。

木村委員

 さっき私のほうで説明したんですけど、予算書に書いてある無電柱化調査設計委託が6,112万円余と書いてあるんですね。今の御説明だと、それが226万円になっている。その足りない分が全部負担金に行っちゃっているという、そういう説明でよかったですか。

井上都市基盤部道路課長

 当初予算では、委員おっしゃいますとおり、設計委託につきましては6,112万2,000円でございました。決算額につきましては、先ほど申し上げたとおり226万6,000円でございます。こちらにつきましては、委託金から補償金のほうへ、ガス管の移設の補償に当ててございます。

木村委員

 そもそも予算の試算がどうだったのかということなんですか。6,112万円余が変わったということなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの設計委託につきましては、当初予算で6,112万2,000円だったものが、弥生町三丁目の避難道路1号、それから5号、6号、7号並びに中野新橋駅前通りの無電柱化の予備設計の委託、それからこぶし公園の公園設計の委託というところで、それぞれ令和3年第3回定例会、それから令和4年第1回定例会で補正をしておりまして、補正の際に5,823万1,000円を減額してございます。

木村委員

 減額とはちょっと分からなかったんですが、減額した分をそこの別な事業費のほうに振り返ったというか、財源更正したということになるんですか。要は、執行額は予算額とほぼ一緒なんですよね、ということになるんですか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらにつきましては、弥生町三丁目の避難道路1号につきまして道路保全公社に委託をするということで、負担金のほうへ付け替えているところです。

木村委員

 今、説明を聞いて何となく分かったんですけれども、要は書き方と言ったらいいんですかね。分担金と設計委託というのが、分担金という書き方をしてくれれば何となく分かったんですけども、全部事業費という言い方をしてしまっているので、もしかしたらこの中に委託費も入っているのかというふうに思ってしまうので、ちょっとそういった疑問が出たんですけれども、令和2年も令和元年も、書き方としては、ちゃんと業務委託と設計というのは負担金とある程度ちゃんと分けていると思うんですけど、今回の書き方が予算と合わせればちょっと不明瞭な書き方かなと思うんですが、それはどうですか、いかがですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、無電柱化の工事の際に、通常であれば設計委託費、それから工事については工事費という形が一般的になるんですけれども、無電柱化に関しましては、設計、それから工事に関して、公社、あるいは東京電力のほうへ事業そのものを委託するという形を取ってございますので、その際に負担金という形に科目が変わりますので、その際の記載の仕方については委員おっしゃる御指摘のとおりでございます。

酒井委員

 すみません。ちょっと僕も分からなくて教えてください。無電柱化の推進に関しては、令和3年度は4次補正、11次補正で減額しておったと思うんですね。まずそれでよろしいですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員御指摘のとおり、まず令和3年第3回定例会で弥生町三丁目の避難道路1号について補正をしております。それから、令和4年第1回定例会でも設計内容の見直しの必要が、そういったことによって減額を実施してございます。

酒井委員

 当初予算の説明書で見ると、1億2,700万円余計上されているんですね。2度の減額補正を行って、結果、予算現額が説明書のほうで見ると1億2,800万円余になっているんですよ。予算説明書502ページ、それが分からないんです。要するに、当初予算は1億2,700万円余だって、4次補正、11条補正で減額補正したんですよ。結果として、予算説明書の502ページの無電柱化推進のところは1億2,800万円と増になっているんですよね。これ、どういうふうに読めばいいのかがちょっと分からないので、教えていただけますか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらにつきましては、弥生町三丁目避難道路2号につきまして、令和2年度のところで9,484万8,000円を令和3年度に繰り越したものがございます。

酒井委員

 よく分かりました。要するに、11次補正で最後の減額したところで3,300万円ぐらいになって、R2からの繰越しの分が9,000万円ぐらいですから、それで重ねて1億2,000万円余というふうな理解ですよね。よく分かりました。

主査

 よろしいでしょうか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が504から507ページ、3項公園緑地費の1目公園維持・管理費について、質疑はございますか。

生藤委員

 幾つかお伺いをさせていただければと思います。まず公園管理のところの真ん中よりちょっと下、白鷺せせらぎ公園喫煙場所設置工事というのがあるんですけれども、これは白鷺せせらぎ公園内に何か所設置されたのかをお伺いさせてください。

村田都市基盤部公園課長

 白鷺せせらぎ公園のところに1か所整備をしたものでございます。

生藤委員

 これは、多分同様の喫煙場所の設置工事を区内の各公園で行われているかと思うんですけど、今、何公園に設置をされていますでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 6か所でございます。

生藤委員

 6か所で、では基本的に各公園に1か所という認識でよろしいですか。

村田都市基盤部公園課長

 今ある公園が新井薬師公園、中野上高田公園、哲学堂公園、平和の森公園、江古田の森公園と今回の白鷺せせらぎ公園といったところになりますけれども、基本的には1か所設けているといったところでございます。

生藤委員

 今お伺いをしたのは、比較的北部の公園に設置がされているんだと思うんです。以後、南側の公園に設置する予定は、計画等ございますでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 いわゆる受動喫煙防止の観点で過去に1万平米以上の公園といったところで、例えばその園路といったところから十分な距離が取れるとか、あと、子どもや遊具といったところから距離が取れる。芝生からのエリア外だとか、そういうような要件がございまして、その中で1万平米以上の結構大規模な公園の中では5か所設置したところでございます。

 今回、白鷺せせらぎ公園の設置したところについては、2,500平米から1万平米未満の公園といったところの中で、栄町公園と白鷺せせらぎ公園が幾つかの要件があって候補に上がるんじゃないかといった話がありました。その中で白鷺せせらぎ公園につきましては、その要件を満たしつつ、地域との合意が得られたといったところで、昨年度整備をしたといったところでございます。

生藤委員

 ありがとうございます。それで、設置をされている中で、分かればお伺いをしたいんですが、公園の喫煙場所というのをどれぐらいの方が利用をしているのかというのは分かりますでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 具体的な数は、ずっと見ているわけじゃないのでなかなか分からないんですけれども、結構使われているのかなというふうに思っております。当然こういう分煙場所をつくってはいるんですけど、そうじゃないところで吸ってしまわれる方もいらっしゃるので、そういった方に関しては声かけをして、分煙場所がありますのでそちらでお願いしますといったところもやりながら、少しずつではあるかと思うんですけれども、そういったところはより使われていっているのかなというふうに思っております。

生藤委員

 公園周りでのポイ捨てというのが比較的地域の皆さんからの声で大きい中で、設置をしていっていただけるとそういうものが改善されるのかなと思います。

 あともう1点お伺いをさせていただきたいのが、その下の防犯カメラ用電源供給等工事実施設計委託というのがあるんですけど、これは電源供給の工事だと思うんですが、どういった工事内容でございましょうか。

村田都市基盤部公園課長

 当然防犯カメラを設置するに当たって電気が通らなければいけないといったところなんですけれども、昨年度に関しましては、平和の森公園は指定管理者が入っておりますけれども、そこに8台分を指定管理者と話し合いながら設置工事をしていったところです。あと、中野四季の森公園につきましては、主に水系施設があると思いますけれども、あの辺に2か所設置をしたといったところでございます。

生藤委員

 平和の森公園に8台をつけられた中の電源供給だから、要は録画装置があって、そこまでの配線ということだと思うんですけど、それと、あと中野四季の森公園の計10台を設置するものの電源供給工事という認識でよろしいですか。

村田都市基盤部公園課長

 基本的にはそういったところでございまして、一応これはクラウドカメラというようなところで、電気は当然有線じゃないとなかなか伝わらないんですけれども、映像そのものは無線でクラウド上に送られるといったようなものでございます。

生藤委員

 クラウドカメラの電源供給工事で1,800万円余の工事ですか。設置工事じゃなくて電源供給の工事だけで、10台でこれだけの費用がかかっていらっしゃるんですか。

村田都市基盤部公園課長

 電源の供給工事といったことでこの金額がかかっているところでございます。

生藤委員

 分かりました。すみません。ありがとうございます。

 次に、その下のほうの公園樹木の伐採と整枝剪定と二つ委託で業務があるんですけど、不勉強なものですみません、この違いをお教えいただければと思います。

村田都市基盤部公園課長

 公園樹木の伐採に関しましては、過去に樹木の点検をさせていただきまして、その中で危険な樹木等を、要は倒れそうなものとか、そういったことを伐採したりとか、伐採した後に補植をするとか、そういうところもありますけれども、そういったような安全対策的な意味がどちらかというと強いのかなと思っております。整枝剪定委託につきましては、どちらかというと樹形を整える、いわゆるきれいにするというんですかね、そういったような観点のものでございます。

生藤委員

 分かりました。ありがとうございます。そして最後に、次のページへ行っていただいて、507ページの一番最後のところに、民間活力導入準備に係る財務診断調査委託未執行の残というので、満額残っているみたいなんですが、これはなぜでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 今現在、中野四季の森公園の民間活力の導入ということで指定管理者の募集をかけさせていただいているところですけれども、昨年実施しようと思っていたんですけれども、スケジュールがちょっと延びてしまったという関係で、実際応募があった事業者の財務診断をするものでございますので、ちょっと昨年度は実施することができなかったといったところでございます。

木村委員

 同じく防犯カメラの件なんですけれども、今聞いた感じですと、こここは平和の森公園とか、中野四季の森公園とか委託しているところに関する防犯カメラということかと思うんですけれども、ちなみに、今年度は公園での防犯カメラの設置というのは特に予算には書かれていないんですけれども、特に実施はしていないということですか。

村田都市基盤部公園課長

 今年度につきましては、防犯カメラの公園巡回警備委託等といったところで、いわゆる警備とカメラの監視、そういったところのクラウドカメラみたいなものもつけさせていただいていたりはします。

木村委員

 すみません。今年度つけているとは思わなかったです。実際何か所ぐらい今年度は防犯カメラをつけているんですか。

村田都市基盤部公園課長

 今年度は9か所でつけてございます。

木村委員

 以前策定された公園再整備計画で防犯カメラの設置というのは検討事項としてあったと思うんですけれども、恐らく設置する方向かなと思っていたんですけれども、それが既にされているということで、令和4年度は9か所、要は令和5年度以降も計画的に設置していくという理解でよろしいでしょうか。できれば早めにというか、どんどんそういうのは設置していただければと思うんですけれども、いかがですか。

村田都市基盤部公園課長

 まず公園は180か所ぐらいありまして、全てをすぐにということはなかなか難しいと思っております。また、各公園に一つでいいといったところなのか、いわゆる必ずしも全部映せるわけではないといったところはございますので、そこら辺はどういったところにつけなければいけないのかというのを考えなきゃいけないと思っております。

 例えば比較的広い公園といったようなところに防犯カメラを設置していたりとか、あと、過去にちょっとトラブルがあったとか、そういったようなところを優先的につけさせていただいているといったところでございまして、そういった情報を整理しながら順次進めていければというふうに思っております。

小杉委員

 今の防犯カメラのところですけれども、設置が進んでいるということですが、恐らく何かあったときに事後的にそれを見るという話だと思うんですけれども、今まで令和3年度から設置が進んでいく中で、活用されたというケースは何かありましたか。

村田都市基盤部公園課長

 クラウドカメラと、いわゆる普通のカメラ、要はSDカードみたいなもので記録するようなタイプがございます。クラウドカメラですと当然リアルタイムで見られますので、今現在は巡回警備のほうと連携をして、見て何かやっていたといったときには、見ている方が巡回警備をしている人に指示をして、すぐに行ってお声がけをして、やっている行為をやめていただいたりとか、そういったところがございまして、結構そういった回数はあるのかなというふうに思っております。

小杉委員

 カメラを録画しておいて事後的に見るということは、SDカードのほうはそれはできるけれども、クラウドカメラはリアルタイムでという形なんでしょうかね。

村田都市基盤部公園課長

 クラウドカメラのほうも一定期間記録してございます。SDカードのほうもずっと撮っておけるわけじゃないんですけれども、一定期間撮るといった意味では同じようなものかなというふうに思っております。

小杉委員

 改めて伺いますが、どんな場合に活用されていくのかというのは、例えば犯罪とかそういうのが多いと思うんですが、どういったものを想定されていますか。

村田都市基盤部公園課長

 クラウドカメラですとリアルタイムなので、そのときにあんまりよろしくない行為をされている方に対するお声がけみたいなものに使えてはいるんですけれども、SDカードのほうに録画しているようなものに関してはすぐに見られるものではないので、何か事件が起きたときにその映像を見て確認をするといったところでございまして、ふだんから見て特に問題が起きなければ見ていないといったところでございます。

生藤委員

 ごめんなさい。追加で。今、小杉委員とのことで、SDカードの録画のカメラのことに言及されているんですけど、今、中野区内の公園で設置しているもので、クラウドカメラ以外のSDカードでの記録をしているカメラというのはあるんですか。

村田都市基盤部公園課長

 SDカード、いわゆるそういった類いのものになりますけれども、そういう普通のカメラについては53台設置している。クラウドカメラが10台で、合計63台あるといったところでございます。

生藤委員

 SDじゃないということは、SSDだとかハードディスクということでいいですか。

村田都市基盤部公園課長

 おっしゃるとおりでございます。

酒井委員

 まず、507ページの公園開閉管理委託等、これはどういうものですか。

村田都市基盤部公園課長

 合計6か所になりますけれども、朝と夜、公園を開閉していただくための委託になってございます。

酒井委員

 6か所だったら、6か所と書いていいのかなと思うんですね。上にはそれぞれの箇所数の記述があって、改めていただけると。「等」とあるんですけど、この「等」は何もない。

村田都市基盤部公園課長

 その6か所の公園の開閉と、これも開閉と同じようなものだと思うんですけれども、江古田の森公園とか水がちょっと入ってしまったときに閉めてもらうとか、そういったものも含んでいるといったところでございます。

酒井委員

 6か所なんですけれども、それぞれ6か所、どちらか教えていただいていいですか。

村田都市基盤部公園課長

 6か所についてですが、谷戸運動公園、南台公園の自由広場、南台さくら公園、打越公園、おかのうえ公園、南台いちょう公園でございます。

酒井委員

 これは、令和2年度の決算だと358万円なんですね。令和3年度決算で530万円で、200万円程度上がっているんですけど、この理由は何ですか。

村田都市基盤部公園課長

 打越公園、おかのうえ公園、南台いちょう公園について3か所追加したところでございます。

酒井委員

 対象が増えたので、それだけ増えたということだと思うんですけど、例えばおかのうえ公園が令和3年度からやっているということですよね。おかのうえ公園って開閉する門じゃないんですよね。おかのうえ公園にデッキがあって、そちらに上らないように鎖をかけるんですよ。マンションの入口があって、そちらにも鎖をかけて入らないようにということなんですけれども、もともと公園整備のときは、そういった鎖がかけられるような支柱もなかったんですよ。それを掘って整備されたと思うんですけれども、その費用はどちらにあって、どれぐらいだったか分かりますか。

村田都市基盤部公園課長

 令和2年度になりますけれども、公園施設維持補修工事の中でやってございます。

酒井委員

 令和2年度のいつかと金額も教えてください。

村田都市基盤部公園課長

 金額といたしましては、約180万円程度といったところでございます。

酒井委員

 いつかは結構です。細かくて申し訳ありません。当初考えていなかったんですけれども、住民からの要望があって対応されたんだと思うんですよ。それはそれでいいことだとは思うんですけれども、令和2年度というのは、令和3年度の財政状況が非常に見えない中で、執行の統制もかかっておったんですよ。当初考えていなかったのに年度途中で対応されているんですよ。理由はどうしてか分かりますか。分からなければ結構ですけど。

村田都市基盤部公園課長

 そういった要望があったといったところで実施したものと思っております。

酒井委員

 ただ、住民の要望があって応えるのはいいんですけれども、その要望の内容もかなり昔のお話で要望されていたというところを私は記憶しているんですけれども、じゃ、令和2年の厳しい財政状況が見込まれる途中で対応するのかというと、やっぱりそれはいろんな判断もあったのかなと思います。住民の要望に応えてくださって、丁寧な対応をされているのは感謝しているんですけど、それとあわせて、おかのうえ公園の開閉だけでかかっている費用は幾らですか。

村田都市基盤部公園課長

 おかのうえ公園の開閉でかかっているのは、60万2,250円でございます。

酒井委員

 60万円余で。細かな話なんですけれども、おかのうえ公園というのは、東中野区民活動センターの真ん前にあるんですよ。じゃ、そこの開閉というのは、例えば朝だったら区の職員さんも出勤されます。それから、また夜は夜間に管理委託していますよね。そういう中でうまく見てもらえないかなとか、そういうのを所管を超えてこの費用をいかに抑えていくかというのをちょっと考えていただきたいなと思うんです。これはおかのうえ公園だけじゃないんです。庁内の全てのそういったことで、じゃこちらでうまく一緒にできないかなとか、やっぱりそういうのをちょっと考えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 このおかのうえ公園に関しましても、東中野区民活動センターが隣にあるといったところで、その開閉をやっていただけないかという相談はさせていただいた経緯はございます。その中で、朝早くの時間と夜の時間に窓口にいなければいけないとか、いろいろな理由があったんだと思うんですけれども、ちょっとなかなかお受けいただくことができなかったというのが結論でございます。引き続きどこかにお願いできるようなものがあるかどうかについては検討していきたいと思っております。

酒井委員

 細かくてすみませんね。けど、お答えをいただいてありがとうございます。けど、やっぱりこういった費用がどんどん積み重なっていくと大きなものになりますので、またそれは考えていただきたいと思います。

 それともう一点なんですけれども、中野四季の森公園の利用者アンケートについて、我が会派の河合りな議員が、子どもの遊べる遊具の設置の要望がどの程度あったのかというふうな本会議で一般質問をいたしました。その際はたしか16%というふうなお答えだったかと思います。その後、せんだっての総括質疑で森たかゆき委員のほうからその集計の在り方について質問させていただいたんですね。結果として、その森委員の集計の考え方でいいますと27%だったんですよ。区としては16%なのか、27%なのか、どちらでお考えなんですか。

村田都市基盤部公園課長

 森委員から御指摘いただいたところでございまして、複数回答のある質問は、分母の取り方は回答総数ではなくて回答者数にすべきだといったようなお話をいただきまして、区の中でも先日総務課より通知みたいなものが出されまして、そういうやり方で、いわゆる回答者数を分母にすべきだといったところでいただいたところでございます。今現在、公園課としてもともと集計していたところは16%というふうにさせていただいていたんですけれども、今後、27%、いわゆる分母を変えた形で修正をいたしまして、今後、また来年以降指定管理者が入っていくこともありまして、引き続きアンケート等を取っていくことになるかと思っておりますけれども、それも同じように回答者数を分母とするやり方で統一していきたいと考えてございます。

酒井委員

 ありがとうございます。16%ではなく、中野四季の森公園の利用者アンケートについて、子どもの遊べる遊具の設置の要望は27%であるということですね。課長さんからもあったんですけれども、回答総数を分母にするというのは統計上で明確な誤りであって、やはり回答者数というのを分母にしてやらなきゃならないということだと思うんですね。

 他方、先ほど総務課からそういった統一の考えも示されたというんですけれども、総括質疑の場では、企画課のほうの答弁は、やっぱりそういった統計の取り方は誤りだったと。他方、公園課長は、そういった統計の仕方もあるというふうな答弁だったと思うんですよね。こういう答弁というのは、庁内でしっかりそれぞれの部にまたいで質問が来て、そういうのは調整されないんですか。

村田都市基盤部公園課長

 総務課のほうは全体的なお話だったと思うんですけれども、同じような質問で企画課のほうが答えられていたかなというふうに思っております。企画課のほうの回答では、一般的な統計手法と異なり、誤解を生じるため、公表情報を修正するといったような内容のお答えがなされたのかなというふうに思っております。

 公園課、私のほうがお答えをした中では、その御指摘をいただいたとおり、いわゆる回答者数を分母にすることが望ましいため、その場合には27%とすべきであると認識しているというふうにお答えをさせていただきまして、若干このニュアンスといいますか、お答えをしているもの、そこら辺がちょっと差異があったのかなというふうに認識しておりまして、そこの調整が不十分であったといったところは反省をしているところでございます。以後、やはりこういったところは、同じような質問を受けている中で同じような回答をすべきであると思いますので、改めていきたいというふうに思っております。

酒井委員

 それで、本会議答弁であったりだとか、いわゆる総括質疑の答弁というのは、こういうのは修正になっていくんですか。村田さんに聞いても難しいのかな。

村田都市基盤部公園課長

 直接の所管ではないんですけれども、一応答弁の修正についてはその会期中に行われるべきものというようなところがあるというふうに聞いておりまして、今回の件に関しましては、確かに今後統計の取り方というのはまた改めていきたいと思っておりますけれども、その答弁の見直しといったところについてはなかなか難しいのかなというふうに思っております。(「休憩してください」と呼ぶ者あり)

主査

 休憩します。

 

(午前11時51分)

 

主査

 再開します。

 

(午前11時53分)

 

小杉委員

 507ページの一番下の民間活力導入準備に係る財務診断調査委託未執行ということで、予算では出されてあったけれども、これは補正か何かで最後落としているんだと思うんですが、どういった事情で残になったのか教えてください。

村田都市基盤部公園課長

 先ほどとの繰り返しになってしまいますけれども、中野四季の森公園の指定管理者導入等のいわゆる民間活力の導入といったところの手続がスケジュール的に遅れがありまして、その中でいわゆる財務診断調査を行うような段階のところまでは行かなかったので、全額未執行といったところでございます。

主査

 よろしいですか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は506から509ページ、2目の公園整備費について、質疑はありますか。

生藤委員

 公園整備費の507ページのところの旧野方配水塔早期補修工事についてお伺いをするんですが、今年度もやっている中で、さきの第2回定例会でも小杉委員等々が御質問されている中で、いろいろその費用が膨らんでいるというお話があったんですけど、これは今どういう感じになっているでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 令和4年度に補正でちょっと増額をさせていただいたという件だと思います。実際、旧野方配水塔そのものは高さが23メートルぐらいあるようなものでして、もともと設計とかをやっている段階では足場とかを組んでいるわけじゃなくて、直近で目視とか、たたいてみたりとか、そういう調査ができなかった中で、過去の既存の図面とか、下から見える範囲で設計をしていたといったところでございます。

 今回、令和3年度から早期補修工事といったものを始めさせていただいて、まず最初に足場を組ませていただきました。その足場を組んだことによって、いわゆる高いところまで詳細に見ることができたところでございますが、その中で設計時に見込んでいた補修方法だとなかなかうまくできないといったところが分かってきたので、補修の工法を変えさせていただいたりとか、そういったところで増額をさせていただいたといったところでございます。

主査

 よろしいですか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたしますが、3目は所管外ですので、次が510から513ページ、4項建築費の1目建築行政費について、質疑はございますか。

小杉委員

 事務事業3の建築企画の中に住宅用家屋証明書の実績が載っていたのが消えたのは何なんでしょうか。

塚本都市基盤部建築課長

 前回、令和2年度から実績の記載方法が変わったところでございます。具体的な件数を建築企画、住宅用家屋証明でございますが、令和3年度におきましては1万6,416件の実績でございます。

主査

 よろしいですか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は512ページから515ページ、2目の建築安全・安心費について、質疑はございますか。

小杉委員

 事務事業2の耐震化促進のところでちょっと伺います。515ページの不用額のところで、緊急輸送道路沿道建築物耐震化助成金残と木造住宅補強助成金残は残がかなりあったということなので、非常に残念だったなと思います。そこで伺いたいのは、木造住宅耐震診断の簡易とか一般が、その以前から見るとかなり件数が上がっていると思うんです。これはいいことだなと思いますが、この辺で件数が上がっていることについて、例えばそれがどのような建て替えなのか。補強なのか、そのままなのかというのは、分類というか、内訳みたいというのはカウントしているんでしょうか、どうでしょうか。

塚本都市基盤部建築課長

 木造住宅耐震診断の数でございます。これは委員御指摘いただいたように年々増加してございまして、例えば一般の耐震診断の数は令和2年度は71件だったのが令和3年度91件、このように増えている。状況としては、耐震診断を受けることが、いわゆる木造住宅の建て替え助成の際に必要になる要件でもございますので、やはり建て替えをしたい、あるいは耐震改修をしたい、そのように考えていらっしゃる方は、まず耐震診断をお受けいただければということで御案内をしている。そういった活動が徐々に浸透してきているのかなというふうに捉えているところでございます。

小杉委員

 耐震診断を受けて、建て替えの42棟につながっているということだと理解しました。そういった中でも、恐らく木造住宅の耐震補強のほうが1件ということだったと思うんですが、想像するに、1981年以前の住宅でも愛着があって残してほしい、住み続けたいという人は恐らくいるんだろうと思うんですが、建て替えと同じように手間がかかるんだろうと思うんです。その辺で、この1棟の実績がどのような事例だったのかということは把握をされているんだと思うんですが、どんなような事例だったのか教えていただけますか。

塚本都市基盤部建築課長

 どういった事例だったというところの詳細は当然把握はしているんですが、ここで御紹介するようなところではないのかなというふうに思います。実際には以前より木造住宅の耐震補強の件数というのはなかなか伸びないといったところは我々としても承知しているところでございまして、やはりニーズとして、今委員がおっしゃったように、例えば愛着があって住み続けたいんだという思いも当然あろうかと思うんですけれども、やはり耐震補強自体に非常に高い費用がかかるものでございますので、その耐震補強をして、20年とか、また延命するよりは建て替えをしようかなということでお考えを変更される方も多数いらっしゃいますので、そういったところはこういう数字にも表れているのかなというふうに認識してございます。

小杉委員

 新年度以降、耐震化計画に基づいて予算化されるに当たってですが、耐震改修促進計画の中に耐震化すべき住棟数ということが表示されています。しかし、中野区が全て補助制度を持っているわけじゃないということで、以前は補助をやっているかどうかというのが計画的に出されていたのが、区民や民間企業も含めて耐震化すべきというふうにしているので、中野区が事業をやっているかどうかさえもなかなかちょっと分からないというのが状況だと思うので、ぜひそういった助成制度の耐震化計画を促進するためにも、今後、区の助成件数というものの明示を、この計画に基づいた助成件数の明示なんかも区民に分かるように表示していただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。

塚本都市基盤部建築課長

 決算のこういった資料の中で、実際に助成事業の実績といいますか、件数というものは、この棟数、あるいは件数でお示しをしてございますけれども、今の委員のお話も受けまして、例えば事業者さんですとか、そういった方々にもより詳細に件数がこういう状況ですよとお知らせしながら、一体となって事業のほうは盛り上げていきたいなというふうに考えてございます。

小杉委員

 やっていないものもありますので、実績だけじゃなくて、これからのことについてもぜひやって、計画推進のために明示をするなど力を入れていただきたいなと思います。要望させていただきます。

生藤委員

 事務事業1の建築安全・安心費のところのビル落下物、ブロック塀等改善指導相談というので18件あるんですけど、分かればこれの内訳を教えていただければと思うんですが、どういう内容だったか。

塚本都市基盤部建築課長

 内訳といいますか、様々こういう御相談というのはいろんな形状がございますので、一件一件違うものというような状況なんですが、例えばビル落下物でありますと、バルコニーの部分からちょっと看板が取れかかっちゃっていて、それを見ていておっかないよとか、そういう落下の危険性があるから何とかならないかという御相談であったり、ブロック塀の改善というのは、まさしく見るからにひびが入っていてぼろぼろだから、歩行者が危ないのでどうにかならないのといった御相談、様々ほかにも、といが落ちてきそうだとか、外壁、瓦が落ちそうだ、様々ございますので、なかなかそのカテゴリーをするのが難しいというのが現状でございます。

生藤委員

 ありがとうございます。それで、その次の事務事業2の耐震化促進のところのブロック塀等撤去工事等助成というのでお伺いをしたいんですけど、次のページの515ページを見ると、17件助成をしたという実績になっているんですが、これは助成を希望された方全員ができたということでしょうか。塚本都市基盤部建築課長

 助成を希望されて、いわゆる要件を満たせば、それは全て助成をさせていただいている、そういった状況でございます。

酒井委員

 関連して教えてください。ブロック塀等撤去工事等助成執行額220万円ですよね。予算のところでは幾らついていましたか。

塚本都市基盤部建築課長

 当初、令和3年度は140万円余の予算になります。

酒井委員

 この中でやりくりしたんでしょうけど、それで、当初考えていたよりも申請件数が多かった、そういうような理解でいいんですか。

塚本都市基盤部建築課長

 当初は15件の申請があるだろうと見込んでおりました。実績として17件でございますので、当初よりもちょっと多かったといった状況でございます。

酒井委員

 これは、建て替えによってですか。それとも、危険なところが撤去されたのか。

塚本都市基盤部建築課長

 大半は、やはり建て替えに合わせてブロック塀のほうも除却、やり替えをしていただいたというところでございます。ちょっと補足なんですが、先ほどの140万円余でございますが、それはブロック塀の撤去で、そのほかに、ブロック塀を撤去した後にフェンスに造り替える、そういったケースの場合にも助成をお出ししてございますので、そちらのほうは55万円ほどの予算を計上してございました。

酒井委員

 御丁寧にありがとうございます。17件の大半がやはり建て替えに伴ってなんですよね。他方、平成30年に大阪北部地震があって、高槻市で、建築基準法上を超えたブロック塀があって、しかも補強もしておらずに、それでお子さんがそれの下敷きになって亡くなったという痛ましい事故がありました。区としてああいった事件を受けて、ブロック塀の危険度の調査をすぐに、しかも全域でやっていただいて、そこで危なかった、著しく危ないというふうな評価がされたブロック塀は何か所ありましたか。

塚本都市基盤部建築課長

 令和元年度に全区的な調査を行いました。その際に、道に面しているブロック塀に関してなんですが、それぞれ危険度に応じてランク付けを行ったところでございます。今、委員御質問ありました一番危なっかしい、評点としては「著しく危険である」というような判定をしたブロック塀に関しましては、区内で約1,700か所確認したところでございます。

酒井委員

 要するに、1,700か所著しく危険なところはあるんですよね。他方、令和3年度のブロック塀撤去の実績というのが17件。これが全て著しく危険かどうかは分かりませんけれども、やっぱりなかなかこれは対応が難しいと思うんですよ。他方、著しく危険とまで判定されているところに、区としてはアプローチというのはどういうふうにされていますか。

塚本都市基盤部建築課長

 区としましても、著しく危険なブロック塀というものは早急に改善を図っていきたいところでございますので、その1,700か所につきましては所有者の方に毎年度郵送でお願い文書を送っています。優先順位といいますか、ちょっと早急にという案件に関しては直接ポスティング、訪問をしながら、それは毎年度継続して行っているところでございます。

酒井委員

 そういう形で毎年郵送物でアプローチをして、本当に危険なところに関しては職員さんが戸別で訪問していただいて、そこには感謝するんですけれども、やっぱりそれでもなかなか伸びていかないのが、僕、現実的だと思うんですよ。すると、例えばどこか場所を絞ったりだとか、通学路だとか、人の往来が多いところであったりとか、今までのやり方と違う方法もちょっと検討しながら、著しく危険なブロック塀を区内から少しでも少なくするというふうな取組が今後求められるんじゃないのかなと思うんですけれども、お考えとしてはどうでしょうか。

塚本都市基盤部建築課長

 いわゆる助成事業としても取組を進めている中でもなかなか伸びないところでございますので、あとはもう我々の熱意といいますか、人海戦術といいますか、そういったところでアプローチをするというところをより熱意を高めていきたいなというところでございます。

 今おっしゃられたように、例えば通学路、より危険性が高いと言いますか、優先的に改善すべき場所というところにつきましては、やはり学校側、小学校、中学校と情報共有をしながらですとか、場合によっては地域の町会さんですとか、そういったところにも意見を頂戴できる場を何とか見つけながら工夫を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 ありがとうございます。最後にします。こういったブロック塀を撤去した後に、先ほど答弁にもありましたけど、フェンスの設置の補助がありますよね。それから生垣でしたかね、そういうのもあります。それだけでしたかね。2点だけですか。

塚本都市基盤部建築課長

 いわゆるブロック塀を除去することによる、付随しての助成金事業というのは以上でございます。

酒井委員

 木塀というんですか、木の塀とかやっている自治体はあるんですか。

塚本都市基盤部建築課長

 木塀を設置することによって、それに対する助成金というものは現状ではございません。

酒井委員

 ということは、ほかの自治体もなかなかないんですよね。何を言いたいかといいますと、森林環境譲与税の使い道がなかなかない中で、うまくそういうので通学路で子どもたちの安全を守るというふうなやり方もあるのかななんて思っているんですよ。なぜかというと、今、森林環境譲与税に関しては、なかなかそれぞれの自治体が使われなくてどんどん基金に積んでいるので、政府のほうがこの使い道は何だというふうな見解もあるのでやっぱり一定、そういった所管は違いますけれども、森林環境譲与税の使い方も視野に入れて、そういう木の塀、しかも東京都の多摩だとか、何かそういうのも場合によってはできないかななんて思ったので、ちょっと申し上げました。ありがとうございました。

主査

 よろしいでしょうか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、516から517ページ、5項交通政策費、1目の交通政策費についてです。質疑はございますか。

生藤委員

 事務事業2の交通政策のところの自転車シェアリング事業実証実験補助金未執行による残というのがちょっと思ったより多いイメージなんですが、これはなぜでしょうか。

宮澤都市基盤部交通政策課長

 令和3年度の自転車シェアリング実証実験の予算がそのまま残ったといったところでございまして、それについては、令和3年度の末に事業者であるドコモバイクシェアのほうが、会社としての事業方針を民間側で財源確保して実施して、行政側への負担を求めないというところの方針が出たので、我々としても事業の費用を出さないで実験をするといったところで、全額残っているところでございます。

木村委員

 すみません。1点だけ確認で。予算説明書補助資料にある新たな公共交通サービスの導入検討調査委託1,191万円が決算説明書にはないんですけれども、どこにあるんですか。

宮澤都市基盤部交通政策課長

 予算書にあります新たな公共交通サービスの導入検討調査委託と予算書の交通政策基本方針策定等調査委託については、内容が予算上は分けましたけれども、1者に契約としては一つの項目として出したので、決算書上は交通政策検討調査委託というものの中でまとまって検討を行っています。その差額が落差のほうに回っています。

木村委員

 金額としては多分そうかなと思っていたんですけれども、ちょっと予算書と比較してという見方では、もうちょっと何か説明があったほうがいいかなという。確かに1者になったのであればそういう書き方になるんでしょうけれども、もうちょっと丁寧に書いていただければと思います。要望だけです。

主査

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次が516から519ページ、2目の自転車対策費について、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ、進行いたします。

 次に、520ページから523ページ、6項住宅費の1目住宅政策費について、質疑はございますか。

生藤委員

 事務事業3、523ページの住宅ストック活用というところなんですが、ここで空き家等の相談等支援業務委託というのがあるんですけど、これはどういった相談を主たる相談業務として委託をされていますか。

落合都市基盤部住宅課長

 こちらにつきましては、所有者等からの管理、売却、税務、法律に関する相談や近隣からの御相談をお受けするということ、また、空き家の現地調査について委託をしているものでございます。

生藤委員

 主に所有者の方とか、近隣も含めながら所有者の方がどういうふうに対応をするかというものの御相談内容をメインにしているんだと思うんですけど、ちょっと聞き及ぶところによると、空き家の近隣住民からの俗にクレームというか、苦情というものが相談内容の主たる項目になっていて、本来の所有者からの相談というものに対応し切れなくなっているのではないかということをちょっと聞き及んでいるんですけれども、いかがでしょうか。

落合都市基盤部住宅課長

 実際に相談をいただいておりますうち、所有者本人、家族、親族等からの御相談が6割、近隣からの御相談が3割となっております。御相談の対応状況でございますけれども、電話で相談をしていただいていますけれども、こちらの相談のお時間が平日の9時から5時までということで時間を決めて委託をしているものでございますので、特に苦情の対応をしていただいたことで対応時間が増えるという形にはなってございません。

小杉委員

 生藤委員が今言われたところですけれども、予算説明書では空き家対策協議会等ワンストップ窓口運営委託となっていますけれども、多分空き家等の相談とか全部含まれているかと思いますが、このワンストップ窓口は、実際はどういうものの協議会をつくって、ワンストップ窓口になるように対応――どういったものを委託したんでしょうか。

落合都市基盤部住宅課長

 今、委託をしておりますのが、まちづくり推進・土地・建物協議会というところになります。こちらは土地・建物相談など、これまでも中野区の事業と協力をして活動していただいた団体でございまして、こちらの建築士事務所協会や宅地建物取引士、建設まちづくり協議会、土地家屋調査士、司法書士会、税理士などの士業団体、また西武信用金庫、西京信用金庫などの金融機関が入ってございます。こちらのほうで、電話番号でワンストップでお電話をお受けいただきまして、内容によりまして専門の団体のほうへおつなぎするという形を取っております。

小杉委員

 ワンストップで相談をしたら、そこの協議会に電話したら即対応という意味なんですか。それともどこかにつながるということですか。ワンストップということになると、直接対応しますよという意味のワンストップなんですかね。

落合都市基盤部住宅課長

 電話が一つ番号がございまして、そちらのほうにお電話をかけるということで集約してお受けするという形ですので、ワンストップと表現してございます。ただ、御相談の内容によってそれぞれ対応が可能な専門職の方や団体が異なりますので、内容によっては折り返し担当の方から御連絡をするという形での対応になります。

小杉委員

 地域にこういった空き家は結構あるけれども、なかなか放置されっ放しで、蜂が出たとか何かいろいろありますけども、そういった特定空家以外にもいろんな現状の空き家対策があるとは思うんですけれども、業務委託ということによって、空き家をどう活用していくのかとか、そういったところまで協議をして進んでいくような形になるんでしょうか、いかがでしょうか。

落合都市基盤部住宅課長

 空き家の窓口をされている団体の中には不動産団体もございますので、また、相続や登記などの御相談も対応できる体制が整っております。実際に売却等をお考えの方の場合には、直接宅地建物取引士などの団体につながることもございますし、利活用の上で何かお悩みや御相談があって、相続などの御相談をされる場合もありまして、利活用を促進するという目的で実施しているものでございます。

小杉委員

 協議会で相談を受けた件数が何件だったのかというのは、そういったのはありますか。

落合都市基盤部住宅課長

 相談を受けた物件数になりますけれども、22件でございます。

小杉委員

 ありがとうございます。引き続きどうぞよろしくお願いします。加えて、その下のところは新規だったりとか、拡充事項ということでありますけれども、その中で住宅確保要配慮者支援に係る補助金は、あんしんすまいパックの当初の1万円ぐらいの費用の補助だと思いますが、不用額がちょっとかなり多く、恐らく100件ぐらいを見込んでいたのが、実際は8件ということで非常に額が少なくなって残念だなと思いますが、こういった当初の予定より少なかったことについてどのように見ていますか。

落合都市基盤部住宅課長

 入居支援事業では、住宅確保要配慮者の方の入居支援サービスの利用を促進することで、オーナーや管理会社が抱える不安や負担を軽減すること、そのことで要配慮者が民間賃貸住宅へ入居しやすい体制を整えることを目的としております。住宅課に御相談いただいた件数につきましては、令和3年度増加いたしました。

 居住支援協議会の設立を契機としまして、住み替え相談や入居支援事業の周知を強化したことで、地域の民生・児童委員や包括支援センターなどから相談につながるケースは増えております。サービスの補助金の申請件数は想定より少なくなりましたが、不動産会社からのサービスに関するお問合せは増加しております。ますます居住支援協議会とも連携いたしまして、入居支援事業の周知を強化していく必要があるということは認識してございます。

小杉委員

 要配慮者への総合的な支援が必要だということを言われていましたので、本当にぜひいろんなメニューを、ニーズを察知しながらよりよいメニューを引き続きつくれるように努力していただきたいなと思います。予算書においても住宅の情報提供や補助事業等による居住安定支援を行うという見通しでしたので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

 そして、新年度においては、セーフティネット専用住宅の増改築への支援というのも着手されるということで、例えば豊島区なんかですと、家賃低廉化補助事業の実績も令和3年度で11件あるということだそうです。総括質疑なんかですと行政効果が明らかではないと言われていましたけども、他自治体のそういった実施されていたものもきちんとぜひ踏まえていただいて、効果があるかどうか、その見定めもしていただければと思うんですけれども、まずはそういった他自治体が足を踏み出している事業についてもしっかり踏まえていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

落合都市基盤部住宅課長

 セーフティネット住宅の改修事業につきましては、住宅セーフティネット制度の普及啓発と登録促進を目的として実施しているものでございます。開始に当たりまして、他区の状況につきましても研究しておりますが、要配慮者の住宅の確保を進めるために、まずは居住支援協議会を中心とした相談支援体制の推進や、このたびの改修制度の開始を契機としまして、まずはセーフティネット住宅の制度を知っていただくということなどを中心に進めてまいりたいと考えております。

主査

 よろしいですか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は522から525ページ、2目の住宅運営費、質疑ございますか。

生藤委員

 事務事業1の区営住宅等というところで、ちょっと不勉強なのでお伺いしたいんですが、都営シルバーピア管理人住宅使用料相当等というので予算がついているんですけど、これは都営のところの費用をなぜ区が払うのでしょうか。

落合都市基盤部住宅課長

 都営シルバーピアの管理人につきましては、都営シルバーピアが中野区に2か所ございまして、こちらの方に管理人を配置する費用等をシルバーピアとして運営する必要経費の一部を区のほうで負担しているものでございます。こちらの住宅使用料につきましては、管理人の住宅の使用料でございます。

生藤委員

 それは分かるんですけど、何で都営のシルバーピアの管理人さんの住宅費用を区が負担しなきゃならないんですか。

落合都市基盤部住宅課長

 都営シルバーピアを整備したときに、都と区のほうで協定をしておりまして、その中でどういったものを負担するかという取決めをしている中で決定したものでございます。

主査

 よろしいでしょうか。他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、分科会を休憩いたします。

 

(午後0時32分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後0時32分)

 

村田都市基盤部公園課長

 505ページのところでございます。防犯カメラ用電源供給等工事等のところで先ほど答弁をさせていただきましたが、一部ちょっと訂正と補足等をさせていただければと思います。

 先ほど中野四季の森公園のカメラについて2台というふうにお答えさせていただいたんですけど、正しくは3台といったところで訂正をさせていただきます。申し訳ございません。

 実際、平和の森公園にクラウドカメラを8台設置しておりますけれども、クラウドカメラの設置そのものは指定管理者が設置をすると。中野区としては電源供給工事等をやったといったところでございます。中野四季の森公園の3台については、クラウドカメラではなくて普通カメラであるといったところで補足をさせていただきます。申し訳ございませんでした。

主査

 質疑は大丈夫ですかね。

 以上で本日の審査は終了しますが、質疑漏れはありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、本日の審査は終了したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次回の建設分科会は、明日9月29日(木曜日)午後1時半から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の建設分科会を散会いたします。

 

(午後0時34分)