平成23年10月13日中野区議会決算特別委員会総務分科会
平成23年10月13日総務分科会会議録
中野区議会総務分科会〔平成23年10月13日〕
総務分科会会議記録
○開会日 平成23年10月13日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後0時59分
○閉会 午後1時37分
○出席委員(9名)
佐野 れいじ主査
森 たかゆき副主査
小林 ぜんいち委員
後藤 英之委員
小宮山 たかし委員
伊東 しんじ委員
長沢 和彦委員
市川 みのる委員
やながわ 妙子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 金野 晃
副区長 阪井 清志
政策室長 竹内 沖司
政策室副参事(企画担当)小田 史子
政策室副参事(予算担当) 奈良 浩二
政策室副参事(広報担当) 松原 弘宜
政策室副参事(情報・改善担当) 平田 祐子
経営室長 川崎 亨
危機管理担当部長 荒牧 正伸
経営室副参事(経営担当) 髙橋 信一
経営室副参事(人事担当) 角 秀行
経営室副参事(施設担当) 小山内 秀樹
経営室副参事(行政監理担当) 戸辺 眞
経営室副参事(経理担当) 伊東 知秀
経営室副参事(資金管理担当、債権管理担当) 村田 宏
会計室長 辻本 将紀
選挙管理委員会事務局長 橋本 美文
監査事務局長 小谷松 弘市
○事務局職員
事務局長 篠原 文彦
事務局次長 石濱 良行
書記 土屋 佳代子
書記 岡田 浩二
○主査署名
審査日程
○議題
認定第1号 平成22年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第2号 平成22年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
(分担分)
認定第6号 平成22年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
主査
若干時間前ですが、定足数に達しましたので、総務分科会をこれより開会いたします。
(午後0時59分)
認定第1号、平成22年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)、認定第2号、平成22年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)及び認定第6号、平成22年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を一括して議題に供します。(資料1)
本日は二日目ですが、1日目に御協議いただきましたとおり、質疑は本日で終わらせたいと思いますので、委員、理事者におかれましては御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、一般会計の歳入について質疑を行いたいと思います。
歳入補助資料のまず1ページから2ページの2款特別区交付金について質疑を受けたいと思います。1ページから2ページでございます。何かございますか。
長沢委員
1点だけ。この当該年度22年度で、いわゆる財産の取得をした場合、財産費ということでいいんでしょうかね。これはここの部分に含まれているんでしょうか、お尋ねしたいんですが。
奈良政策室副参事(予算担当)
含まれてございます。
長沢委員
金額としてはお幾らですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
16億円余でございます。
長沢委員
これは警大関係ということでいいんでしょうか。どこの財産費ということになりますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
すみません、ちょっと答弁保留をお願いします。
主査
では、どこかということを調べておいて、後ほど御答弁をお願いしたいと思います。長沢委員、ほかにございますか。今のは答弁保留ということにさせていただきます。
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。それでは、特別区交付金については終了いたします。
続いて、1ページから2ページの第3款地方譲与税について質疑を受けたいと思います。第3款です。1ページから2ページ目。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、ないようでしたので、次に移らさせていただきます。
次に、第4款利子割交付金について、何か質疑ございますか。1ページから2ページの利子割交付金について。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に進行させていただきます。
続いて、3ページから4ページ、5款配当割交付金についての質疑を受けたいと思います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
続きまして、第6款、同じ3ページから4ページ目です。株式等譲渡所得割交付金について。
〔「なし、進行」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。それでは、次に移ります。
第7款地方消費税交付金について。
森委員
ちょっとわからないので教えていただきたいんですが、この地方消費税交付金の調定額というのは、どういうふうに決まっているんでしょうか。というのは、東京国税局の資料なんかを見ていると、やっぱり消費税はいろいろ事情があって納めていただいていない、収入未済になっている部分というのがあると思うんですけど、区の交付金としてはそういったことは起こらない仕組みになっているんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
区のほうにつきましては、東京都のほうから年4回なんですけども、通知が来まして、その期間におけます確定した交付額が区のほうに通知が参ります。それに基づいて調定額を立てているという形でございます。
主査
森委員、よろしいですか。
森委員
はい。
主査
他に質疑ございますか。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に移らせていただきます。
次に、第8款自動車取得税交付金について、何か質疑ございますか。
〔「なし、進行」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に進めさせていただきます。
次、5ページから6ページ、9款地方特例交付金について質疑を受けたいと思います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
地方特例交付金については終了いたします。
続いて、第10款交通安全対策特別交付金についての質疑を受けたいと思いますけども、よろしいでしょうか。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
主査
ないようでしたら、次に移ります。
11款分担金及び負担金について、何か質疑はございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に移らせていただきます。
7ページから8ページ、第12款使用料及び手数料についての質疑を受けたいと思います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、7ページから8ページ、第13款国庫支出金についての質疑を受けたいと思いますけども、よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
ないようでしたら、次に進みます。
次、9ページから10ページ、14款都支出金についての質疑を受けたいと思います。よろしいですか。
長沢委員
都支出金の都補助金で、4節都市計画交付金があります。これは予算現額では4,700万円で、これが6,600万円の調定額、収入済みになっておりますけど、これはどういうことでこういうふうになったということなんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
この都市計画交付金でございますが、通常ですと25%が基本額になってまいります。弾力的に運用ということで、それに前後10%の弾力的運用がございますので、今回交付を受けるに当たりましては、35%受けたということで、当初予算の段階では25%で設定をしておりましたが、決算の段階では35%入ってきたというものでございます。
長沢委員
ちなみにちょっと、都市計画交付金はこの間、当然ながらいろいろ申請をされていると思っています。そういう意味では、予算現額、当初予算では25%で予算計上をしている。ということでいいんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
あくまでも、都市計画交付金の基本は25%でございますので、予算を立てる段階では25%というふうに見積もってございます。
主査
よろしいですか。他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
ないようでしたら、次に進めさせていただきます。
続きまして、11ページから12ページ、15款財産収入について質疑をさせていただきたいと思います。何か質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは進めます。
13ページから14ページ、第16款寄附金について。寄附金についての質疑を受けたいと思います。
長沢委員
この年度、寄附金が大変多くなっております。7億8,600万円、この理由。その他の寄附金というところに該当するのかもしれませんけど、それは何だったんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
寄附金でございますが、今、委員からお話がございましたように、その他の寄附金が多くなってございます。この多くなった理由でございますが、いわゆる開発協力金が入ってございます。
長沢委員
金額を教えてください。
奈良政策室副参事(予算担当)
7億4,000万円でございます。
長沢委員
それで、今年度23年度においては、当初から寄附金としてやはり同様に開発協力金を見込んでいらっしゃったかと思っておりますけども、その金額は幾らでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
23年度の当初予算では、現在見込んでございません。
長沢委員
寄附金として見込んでいませんか。
奈良政策室副参事(予算担当)
申しわけございません。
主査
今の訂正ですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
訂正をさせていただきたいと思います。23年度でございますが、4億8,800万円見込んでございます。
長沢委員
それで、ついでにちょっとお伺いします。これで、12億円ぐらいになるんでしょうか。もともとその寄附金、開発者からの協力金ということは、40億円ということで財政運営の考え方では記されていたわけです。やっとといいますか、この22年度の最終の補正だったかと思いますけど、そのときに入った。それで、今年度についても4億8,800万円ということで計上もされていると。これはこれで終わらないわけですよね。そうしますと、残りの金額についてはどういった形で、来年度以降入ってくるということになりますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
関係者と基本協定を結んでございますので、その中でそれぞれ収入がされていくというふうに思ってございます。
長沢委員
どことどこというのはちょっと所管外になりますけど、これは入り方としては、要するにまちづくり基金にこれが積まれていくということでありまして、ただ、歳入としては全部寄附金という形の扱いになる。そういう意味では、どういう形で入ってくるのかというのは、財政方としてちゃんと把握をしておかなくていいのかというように思っているんですが、その点はいかがですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
協定どおりに入ってくるというふうに私どものほうでは承知してございます。
長沢委員
協定どおりの額は入るにしても、年度としてはどういう形で入ってくるのか承知されていなくてよろしいんですかということなんですが、いかがですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
今、大まかな予定は聞いてございますが、それに合わせてまた事業部のほうと連携を図りながら、予算のほうにその年度で計上していきたいというふうに思ってございます。
長沢委員
その大まかな予定でもこちらに示していただくわけにはいかないんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
現状につきましては、お答えできないということでございます。あくまでも予定でございます。
主査
ほかに何か質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に移らせていただきます。
次、13ページから14ページで、17款繰入金についてに質疑を受けたいと思います。何かございますか。
長沢委員
基金のページですよね。
主査
はい。17款です。
長沢委員
総括質疑の場でもやらせていただきましたので、確認の意味で伺いたいんですけど、財政調整基金の繰入金でありますけども、調定額、収入済額とも10億円になりました。これは、改めてなぜこの10億円という繰り入れにとどめたというか、とどまったのかお答えいただけますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
総括質疑の場でもお答えいたしましたが、実際の決算見込みを見まして、歳入歳出それぞれを見まして10億円を繰り入れたというものでございます。
長沢委員
歳入歳出の決算見込みを見越してというお話ですが、ちょっと聞き方を変えましょう。あの場でもちょっと言わせてもらいましたけど、10億円という中で、例えば、今回のこの決算によっては、財政白書の25ページが実質収支と実質収支比率が出て、26ページに実質単年度収支の推移ということが出ております。中野としては、今回のこの22年度の決算については、赤字はつくらない。そして、実質収支比率は1.8に、ここに抑える――抑えるというかここにしている。23区の平均ということでいうと4.1ですから、それとの差はこれだけありますよということは見せる。つまり、例えば、あと4億円というか、逆か。九億幾らだから、6億円の財調の繰り入れであれば、これは結局赤字という形になるんだけれども、そういうことは、もうずっと赤字も続いてきたのでできない。実質収支比率は、そうなると1.3ぐらいになるんだけど、それも1.8のところにと、こういう形で一定の幅があるところを中野としてはどういう意図を、どういう意思でこういう金額にしたのかということが伺いたいんですけど、その点はいかがですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
先ほどと同じになってしまいますが、歳入歳出の決算見込みを勘案しながらということでございまして、必要な額を想定して繰り入れを行っているというものでございます。その中で、今委員からもお話ございましたように、歳入と歳出で歳出のほうが超過にならないようにという形で、年度末に想定しながら、必要な額を繰り入れたというものでございます。
長沢委員
この年は、繰入金のはたしか約57億円で、途中で最後になるんでしょうか。最終的なあれだからこの辺のところは同じような答弁かもしれませんけど、減額もされているんですよね。結局、お金はそういう意味では、当初の繰入はしなくて済んだと。いろんな理由はあるかと思っております。新たに国庫支出金なんかの再度申請をするでありますとか、先ほどの都市計画交付金なんかの25%を35%というような、これは年度当初では見込めなかったものかもしれませんけど、結果としてはそういう形で国庫支出金が来て財源更正なんかを含めてやると。あるいは、歳出のことでいえば、やっぱり40億円を超える不用額というような形のものがあって、そういう意味ではかなりゆとりがあったからこそこういう形のものがとれたというふうにも思っているんです。それでこの年度は、ちなみに繰越金としては幾ら計上されていたでしょうか、伺います。
主査
予算担当、わかりますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
繰越金は当初では計上してございません。
長沢委員
この年は科目存置だけしていて、要するに予算計上していないということなんですね。もともとというか、実際にこういう形で予算現額と調定額、いわゆる収入済みのところでの違いということは、平成20年度ぐらいからはずっとやられているというふうに思っています。それまで18年までは実際は財政的には景気もよかったということもあって、繰り入れということはずっとやっていなかった。平成19年のときには、繰入額はおよそ4億8,000万円やられているけども、これはそのまま予算現額と同額のをやられたと。しかし、平成20年度以降からは、当初というか予算現額と調定額、収入済額がずれてきているわけですよね。ずれているというか、それが副参事おっしゃるように、歳入歳出の要するに決算見込みを見てということなんだけど、しかし、こういうやり方をとっていくならば、当初予算、これは総括のときに言ったので繰り返しになりますけど、当初予算のところでは大変厳しいんだということを言いながら、結果的にはこういう形で、言ってみれば繰り入れをせずに済む。あるいは少額のもので済む。逆に言えば、積み立てのところ自身を取り崩さないで済むというような、逆に言えば、積み立てることも可能になっていると。こういうやり方をとられているんだというふうに思っておりますけど、それは違いますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
決算の段階に至るまでには歳入の確保ですとか、そういったものの努力も行ってまいります。また、歳出面におきましても、執行の段階で一定の成果を確保しながら執行方法の工夫ですとか、見直し、そういったものを行って経費の節減も行ってございます。そういう歳入歳出両面の努力を行いまして、基金というのを最小限に繰り入れていくということで行ってございます。それが堅実な財政運営につながっていくという考えのもとに行っているというものでございます。
長沢委員
先ほど繰り越しのことを言いました。現在も今年度の第2次の補正、この議会の先議としてやった中でも、財調基金は9億4,000万円の積み増しをされたわけですよね。これは言ってみれば、昨年度のこの22年度のいわゆる剰余金として入れているわけです。当初予算としては、繰り入れとしては4億しているわけだけども、そういう意味では、繰り入れという形ではなくて繰り越しという形でやってという形も当然あると思う。言ってみれば、地方財政法でいえばその2分の1以上は積み立てなさいよということは規定されているけども、2分の1どころか、全額、言ってみれば入れているような、そういったやり方をとられているわけだから、そういう意味では、財政のいわゆる歳入としての確保というところでは、繰り入れではなくて繰り越しという形で計上するというやり方も当然あっていいのではないかと思いますけど、その辺はいかがですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
私ども財政運営の考え方というのを持ってございます。その中では基金計画を持ってございまして、繰り入れと積み立てというものを明確にお示ししているところでございます。そういった計画を明確にする意味でも、繰越金という形で繰り越されたお金を使ってしまうということではなく、きちっと繰り越されたものにつきましては積むということを明確にしてその計画を担保していきたいというふうに思ってございます。
長沢委員
要望しておきます。別に繰り越しが明確ではないというふうに思ってはいません。規模がかなり縮小せざるを得ないというところでのやり方としてそういうことはあるんだろうと。是非の問題ではなくてね。だとは思っています。しかしながら、今、私は細かくは言いませんでしたけど、20年度以来やられているということでいえば、実際には繰り入れということを年度当初の中で、言い方はちょっと乱暴かもしれませんけども、大きく見せながら、実際決算の中ではそれを済ませずに済む。それは言ってみれば、決算の歳入歳出の見込みなんだということは言っているけど、一定の傾向というか、そういったものは当然ながら把握はできるわけです。そういう意味では、意図的意思が働いて、こういった実質収支の比率を出す、あるいは赤字にするしないも、それはやはり区のいわゆる財政のところで、十分それは操作といいますが、できるものだというふうに思っています。やっぱりこういうやり方は、もうそういう形をとるのであれば、もっとオープンな形で、こういう形をやっていくということが、それを議会側にも区民にも示していくべきだと思っています。片方で、これは歳出の議論ではありませんけれども、片方で区の税収自身が下がっているということでは、区民の皆さんの暮らし、営業というのは大変厳しいということも、総括の場でも言わせてもらいましたけど、やっぱりそういったところに必要な施策をどんどん打っていくということも、これもやっぱり区として当然やらなければならない仕事だと思っていますので、その点については、財政のいわゆる予算の計上のあり方もそうですし、執行の管理、あるいはその事業の進行管理もそうなんですが、そういったところをしっかりとやっていただきたいということは、強く要望しておきたいと思います。
主査
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に移らせていただきます。
次、15ページから16ページ、第18款繰越金についての質疑を受けたいと思います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行いたします。
次、15ページから18ページ、第19款諸収入についての質疑を受けたいと思います。
森委員
17、18ページの広告掲載収入についてお聞きしたいんですが、総務の資料22に広告収入実績一覧、前年度までの5年間という資料を出していただいています。これで21年度と22年度と比較して見てみると、中野区のしおり、わたしの便利帳だと思いますが、そこだけちょっと増えていて、ほかは軒並み減っているんですが、特にホームページのバナー広告の収入が大幅に減っているように見えるんですが、これはどうした理由でしょうか。
松原政策室副参事(広報担当)
今、委員御指摘のとおり、22年度は21年度と比べまして全体的に落ちて、特にバナー広告のところが大きく落ち込んでいるというところでございます。こちらのほう、21年度までは、平成14年度から広告をとり始めて順調に区のほうの広告収入は伸びてきたわけなんですけれども、やはり21年度から22年度にかけて景気の影響というようなところでもって辞退させてもらうというふうなケースが出てまいりました。そちらの影響というふうに考えております。
森委員
ホームページでの広告募集を見ると、月ごとに期間を区切って募集しているようなんですけど、今年上半期分ぐらいまで状況がわかれば教えていただけますか。
松原政策室副参事(広報担当)
粗々ということで御容赦いただきたいんですけれども、22年度よりも若干、バナー広告のところについては厳し目かなというような状況になっております。
森委員
そうすると、バナー広告は多分5年ぐらい前では主流だったのかなと思うんですけど、今は検索連動型広告が3年ぐらい前からですかね。増えてきて、もう多分、この間見た資料だとネット広告のシェアは半分ぐらいになっていると思うんですけど、そういう検索連動型広告を導入するとか、そういうことを検討されたことはありますでしょうか。
松原政策室副参事(広報担当)
21年の12月に現在の新しいホームページの形ということで再構築いたしました。その段階から現在までバナー広告のスペースの部分も含めて特に変えているところではございません。ただ、明らかに数字で出ていますように、バナー広告、ホームページを介した広告収入、広告のあり方というようなところについては、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
森委員
貴重な収入源だと思うので、ぜひ検討していただきたいと思います。ただ、そこでちょっと気になるのが、きのうの話に戻ってしまうかもしれないんですが、ホームページを今見させていただいて、バナー広告が入っているところを見ると、私なんかから見ても、ああ、これじゃあちょっともう今厳しいんじゃないかなと思うんですよ。そうすると、きのう話に出たCIO補佐官でしたか。ああいう方たちから、時代に合った形にしませんかみたいな提案が出てきたりとかしないものなんでしょうか。
平田政策室副参事(情報・改善担当)
現在のところは、こちらから積極的なアドバイスというものは数はあまり多くございません。委員御指摘の広告につきましても、広報のほうからそういったことを検討したいという御相談を受けた場合には、アドバイス等もしておりますけれども、常に、例えばホームページをチェックして、ここのこういうところを直したらいいとか、そういったアドバイスは現在のところはあまり行っていない状況でございます。
森委員
特に補佐官の方というのは、非常勤で月額で報酬を払っているわけですよね。私なんかがシステム会社にいたときにお客さんにずっと言われていたのは、あなたたちから提案してくださいと言われていたんですよ。要するに、素人ではどこに問題があるのかすらわからないから、よく私たちのことを見て、そっちから提案してくださいと言われ続けていたんですね。そうやって考えると、今のCIO補佐官の仕事の仕方はもっと活用できる方法があるんじゃないかなと。今話を聞いて思いましたので、ぜひそういった形での活用も検討していただければと思いますので、あわせて要望しておきます。
主査
他に質疑ございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に移ります。
次、17ページから18ページの第20款特別区債についての質疑を受けたいと思います。特別区債について何か質疑ございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行させていただきます。
あと、答弁保留の件があったと思うんですけど、いかがでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
先ほど長沢委員の質問を答弁保留させていただきました。大変申しわけございませんでした。財産費に関するものでございますが、内訳でございます。北部防災公園の関係、それから警大の関係、それから南部防災公園の関係という三つでございます。
主査
長沢委員、よろしいですか。
長沢委員
はい。
主査
他に質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、以上で一般会計(分担分)についての質疑を終了させていただきます。
次に、用地特別会計の歳入歳出を一括して質疑を受けたいと思います。用地特別会計は、決算説明書の498から507ページとなります。何か質疑はございますか。
小宮山委員
507ページの一番下の南部防災公園用地の工作物等の移転補償費、これはどんなもので、これは区が負担しなければいけないような性質のものなのかということを教えていただけますか。
伊東経営室副参事(経理担当)
こちらは(仮称)南部防災公園用地、こちらを用地特別会計で購入しましたが、それに伴いまして、これは東京大学附属の土地でございまして、この土地を購入するに当たりまして、既にグラウンドにあるバックネットですとか、バレーコートですとか、それを移設しなくちゃいけないと。それは移転補償ということで、区が支出しなくてはいけない性質ということでございます。
市川委員
これは決算書には出ていないんだけど、仙石原の売却が予定されていたんだけど、3.11で事業者が、いわゆる買い取る側が被災をしたから、たしかそれで契約が解除になったんですね。あれは違約金は発生しなかったんですか。
伊東経営室副参事(経理担当)
今回、大震災が原因ということで、落札業者、落札した法人から、白紙撤回の申し入れがございました。区としましては、震災が起因ということで、違約金につきましては免除という判断をしました。ただ、入札保証金、これにつきましては10%ありまして、これは納めていただいておりますので、これは返還せず区のほうの歳入になってございます。こちらにつきましては、年度を越えて今年度23年度のほうの収入となってございます。
小宮山委員
今の件につきまして、オークションの落札手数料的な手数料は発生していないでしょうか。
伊東経営室副参事(経理担当)
落札手数料につきましては、22年度に区としましては支払ってございます。こちらにつきましては、決算説明書の137ページのところでございますけども、下の6の財産管理費のところでございます。これは公有財産オークションシステム利用料ということで、こちらで支出しているところでございます。
小宮山委員
この利用料金というのは、落札されたことに対してその金額に対する一定の割合を払うという落札手数料的なものであって、それは区が負担、かぶってしまったということでしょうか。
伊東経営室副参事(経理担当)
そのとおりでございまして、具体的には、落札金額に一定の割合を掛けて、具体的には、今回落札金額が1億3,111万1,111円で落札をしました。1億円まで3%、1億円を超える3,111万1,111円、これに1%を加えまして、その合計額に消費税1.05を掛けた金額ということで、こちらに記載してあります347万6,666円ということが利用料でございます。
小宮山委員
その契約の白紙撤回はしようがないことだとは思うんですけども、この落札手数料、区がかぶってしまったというのがうまいこと交渉できなかったのかなと思うんですが、交渉の経緯などわかりましたらお願いします。
伊東経営室副参事(経理担当)
こちらの利用料につきましては、ヤフー株式会社との取り決めといいますか、ルールになってございまして、こちらについては支払うべきものでございます。ただ、先ほども市川委員の御質問にもございました。区としましては、今回の契約に至らなかった案件につきましては、入札保証金、これを10%既にいただいております。こちらが約370万余だったと思いますけども、こちらは区のほうの収入になっておりますので、年度が違いますけども、このような形で利用料以上の収入、区としては、年度を超えましたけども、いただいているというところでございます。
主査
よろしいでしょうか。他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、用地特別会計についての質疑をこれで終了いたします。
次に、国民健康保険事業特別会計の人件費のみについての質疑を行いたいと思います。国保特別会計の職員の人件費は、決算説明書538ページから539ページとなっております。この件につきまして質疑ある方は挙手をお願いしたいと思います。
〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
主査
国民健康保険事業特別会計(分担分)についての質疑を終了させていただきます。
次に、介護保険特別会計の人件費のみについての質疑を行いたいと思います。
〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
主査
質疑がないということですので、介護保険特別会計(分担分)についての質疑を終了いたします。
以上で、当分科会についての質疑はすべて終了したことになりますが、全体を通して質疑等の漏れがございましたら、御発言をお願いしたいと思いますけど、よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、以上で、認定第1号、認定第2号、認定第3号及び認定第6号の当分科会(分担分)の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、質疑を終結いたします。
次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、10月14日正午までに対象となる議案の番号及び会派名を明記の上、文書で事務局まで提出をお願いいたします。
本日予定していた日程はすべて終了しましたが、委員及び理事者から発言が何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、次回の総務分科会は10月14日、午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
以上で本日の総務分科会を散会いたします。
(午後1時37分)