1.出席議員(42名)
1番 若 林 しげお 2番 高 橋 かずちか
3番 木 村 広 一 4番 甲 田 ゆり子
5番 小 林 ぜんいち 6番 中 村 延 子
7番 石 坂 わたる 8番 後 藤 英 之
9番 石 川 直 行 10番 内 川 和 久
11番 ひぐち 和 正 12番 いでい 良 輔
13番 白 井 ひでふみ 14番 平 山 英 明
15番 南 かつひこ 16番 森 たかゆき
17番 いながき じゅん子 18番 林 まさみ
19番 小宮山 たかし 20番 浦 野 さとみ
21番 伊 東 しんじ 22番 佐 野 れいじ
23番 北 原 ともあき 24番 吉 原 宏
25番 小 林 秀 明 26番 久 保 り か
27番 酒 井 たくや 28番 奥 田 けんじ
29番 近 藤 さえ子 30番 金 子 洋
31番 長 沢 和 彦 32番 大 内 しんご
33番 伊 藤 正 信 34番 高 橋 ちあき
35番 市 川 みのる 36番 篠 国 昭
37番 やながわ 妙 子 38番 佐 伯 利 昭
39番 むとう 有 子 40番 か せ 次 郎
41番 来 住 和 行 42番 岩 永 しほ子
1.欠席議員
な し
1.出席説明員
中 野 区 長 田 中 大 輔 副 区 長 金 野 晃
副 区 長 阪 井 清 志 教 育 長 田 辺 裕 子
政 策 室 長 竹 内 沖 司 経 営 室 長 川 崎 亨
都市政策推進室長 遠 藤 由紀夫 地域支えあい推進室長 長 田 久 雄
区民サービス管理部長 登 弘 毅 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 村 木 誠
健康福祉部長 田 中 政 之 保 健 所 長 田 原 なるみ
環 境 部 長 尾 﨑 孝 都市基盤部長 服 部 敏 信
政策室副参事(企画担当) 小 田 史 子 経営室副参事(経営担当) 髙 橋 信 一
1.本会の書記は下記のとおりである。
事 務 局 長 篠 原 文 彦 事務局次長 石 濱 良 行
議事調査担当係長 佐 藤 肇 書 記 関 村 英 希
書 記 河 村 孝 雄 書 記 東 利司雄
書 記 丸 尾 明 美 書 記 土 屋 佳代子
書 記 鳥 居 誠 書 記 細 川 道 明
書 記 岡 田 浩 二 書 記 鈴 木 均
書 記 永 見 英 光 書 記 竹 内 賢 三
議事日程(平成24年(2012年)2月16日午後1時開議)
日程第1 第1号議案 平成23年度中野区一般会計補正予算
第2号議案 平成23年度中野区用地特別会計補正予算
第3号議案 平成23年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算
第4号議案 平成23年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算
第5号議案 平成23年度中野区介護保険特別会計補正予算
第15号議案 教師用指導書及び指導用教材の買入れについて
日程第2 第6号議案 平成24年度中野区一般会計予算
追加議事日程
日程第3 中野区選挙管理委員選挙
日程第4 中野区選挙管理委員補充員選挙
午後1時00分開会
○議長(大内しんご) ただいまから平成24年第1回中野区議会定例会を開会いたします。
本日の会議を開きます。
会議録署名員は、会議規則第121条の規定に基づき、議長から御指名申し上げます。5番小林ぜんいち議員、38番佐伯利昭議員にお願いいたします。
次に、会期についてお諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から3月23日までの37日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
この際、区長から、第1回定例会に当たり所信を表明したい旨の申し出がありますので、これを許します。
〔区長田中大輔登壇〕
○区長(田中大輔) 本日、平成24年第1回定例会に当たり、私の区政に対する所信の一端を申し述べ、議員並びに区民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
欧州の通貨危機の不安がまだ残る中、アメリカの景気にもはかばかしい回復は見られていません。ことしは、アメリカ、中国、韓国、ロシア、フランスなど、多くの国で、大統領など国家指導者の選挙や交代が予定されていることから、世界各国の政策の方向性も必ずしも明確ではなく、政治的にも先の見えない状況が続きます。
日本経済は、デフレ不況の長期化に加え、東日本大震災による打撃、円高、原油高など、極めて厳しい状況が続いています。リーマンショック以来の傷が相対的に浅いというところから、為替市場で資金が流入し円高が続いていますが、そのプラス面をメリットとして十分に生かすこともできていません。工業生産について、短期的には東日本大震災によって引き起こされたサプライチェーンの危機から脱したとされていますが、中長期的には、急激な円高の影響もあり、生産拠点の海外移転の動きが止めがたい勢いで加速していると言われています。震災や最近の世界経済の動きが、日本社会全体の大きな構造転換を迫っている状況です。
高齢化の進行で、国内貯蓄は減少傾向に向かうこと、財政支出を減らすのは難しいことなどに加え、海外への投資が大きく進めば、国内の貯蓄の減少が加速し、国債が国内で消化できなくなる時期が近づきます。現在、我が国のGDPに対する債務の比率は既に2倍を超えており、ギリシャやイタリアなど、債務危機に陥っている国よりも遥かに高くなっています。このような状態で、国債を国際市場で消化しなければならなくなると、投機的な動きにねらい撃ちされるリスクが高まります。つまり、欧州の債務危機と同じことが日本で起きる可能性が大きく高まるのです。消費税増税にひた走る野田総理を動かす財務省や金融関係者の焦燥感は、このようなところから来ていると思います。しかし、経済成長の見通しもなしに税負担だけを増やしても、不況による経済規模の縮小で増税の効果が相殺され、予定するほどの税収増は得られません。負担と給付のレベルが見合った社会保障制度、それに耐えられる産業構造や雇用のあり方など、社会全体の設計図を引き直すことを抜きに、現在の危機を乗り切ることはあり得ないと私は考えます。
極めて不透明で厳しい状況が続いている中、日本の政治はこの2年間あまり、効果的な政策を打ち出すことはありませんでした。事業仕分けなどの無駄の削減で16兆円もの財源を生み出して実行するとされてきた子ども手当や高速道路の無料化、農家の戸別所得補償などの政策については、事業の継続に充てるべき恒久財源をほとんど生み出せず、政策的にも失敗に帰し、年金改革、後期高齢者医療の廃止など、目玉と言われた社会保障改革も手がつけられず、説得力のある経済成長戦略も打ち出されていません。普天間基地問題で日米関係を危機に陥れ、尖閣諸島での中国漁船問題では、国の主権もおろそかにされるなど、外交的にも失政が続きました。何人もの大臣が失格の烙印を押されて去っては、また、資質を欠く大臣が後を襲っています。さらには、マニフェストに書いてあったことは実現できない一方で、「やらない」と言った消費税増税については、なりふり構わず進めようとしています。
新たな国難の時代とも言われる今、国民にとって苦しい選択も含め、国が一つになって未来に臨むためには、政治を信義と真に国民の負託に基づくものに改めていくことが必須の状況になっていると思います。少子高齢化の進むこれからの日本社会をどう持続可能なものにしていくべきなのか、与党も野党も、また新たな勢力も、政治が責任を持って選択肢を示し、国民の審判を仰ぐことを強く求めたいと思います。
私たちは、東日本大震災の惨禍を受けて、この災害からの復興は日本社会の未来のためにも絶対なし遂げなければならず、国民全体が連帯して力を尽くすべきと考え、被災地・被災者への支援に全力を上げ、御縁ができた自治体や被災住民の方々との絆を結んできました。そうした皆様の御苦労されている様子から見えるのは、復興はまだほとんど何も始まっていないということです。山と積み上げられた瓦礫の処理から、住宅を失くし、職を失った方々の住まいの再建や地域産業、雇用の再建などに至るまで、自治体はそれぞれに必死になって復興計画をつくっていますが、その実行の裏づけとなる国の政策はほとんど動いていません。現地の関係者は今、焦燥感の中で話を食いしばって復興のため奔走しています。寒い仮設住宅で引きこもっている高齢の被災者、我が家のある故郷にいつになったら安心して戻れるのか、見通しの立たない原発周辺の方々などを見るにつけ、復興に向けた政府の具体的な動きは、その司令塔となるべき復興庁の設置がようやく今月10日になったことを見ても、あまりにも遅過ぎました。
国や政治が機能しないこのような状況であるからこそ、自治体がみずからの足許を見つめ、未来を展望し、自分たちのできることを着実に積み重ねていくことで、国や社会の将来を、自分たちの身の丈の範囲から切り拓いていくことが今求められているのではないでしょうか。
私は、一昨年から三菱総合研究所理事長で前東京大学総長の小宮山宏氏が中心となって進めている「プラチナ構想ネットワーク」に参加しています。
少子高齢化や地球環境問題や資源問題などは、日本だけの問題ではなく、欧米や中国、韓国など、世界の先進国が必ず直面する問題である。世界で最も早くこれらの課題に直面する日本は「課題先進国」であり、これまで培ってきた技術や社会の文化、蓄積されてきた知恵などをさらに発展させ、課題を解決して新しい社会の形、「プラチナ社会」をつくり出すことで、新たな需要、新たな経済活動を創造し、世界をリードできる、と小宮山氏は提唱しています。プラチナには、エコ=グリーン、健康=シルバー、IT=ゴールドなど、さまざまな意味が込められており、地域からエコで快適なまちづくり、人材が育ち、高齢者が活躍する活力あるまちづくりを進めることを合言葉に、多くの自治体や企業、大学や研究機関が参加し、情報交換してそれぞれの取り組みを参考にしたり、連携を模索したり、共同で人材を養成するプラチナスクールを開講するなどの取り組みを行っています。
「新しい中野をつくる10か年計画」で言う「まち活性化」、「地球温暖化防止」、「元気いっぱい子育て」、「健康・生きがい」の四つの戦略の考え方は、このプラチナ構想と重なるものであり、区の取り組みが大きな広がりにつながっていく契機になると考えています。
被災地での復興支援では、多くの地方自治体が柔軟で機動性の高い対応を行いました。改めて、地方自治体の実行力と潜在能力の高さを実感したところです。私たちは、国と地方の関係を変え、権限も財源も人材も可能な限り地方へ移譲して、地方の自主性に基づき、新たな豊かさと活力を創出するという地方分権改革を一貫して主張してきました。
今、大阪維新の会の「船中八策」というものが話題になっています。私は、維新の会の公約案の方向性については、これまで主張してきた分権改革の考え方と基本的に共通していると考えています。しかし、公約案を「船中八策」と呼んで、橋下市長と坂本龍馬をダブらせるかのようなイメージづくりなど、維新の会の動きには、ポピュリズムと背中合わせのような危うさも感じます。本来、地方分権改革で私たちが構想してきた内容にもつながりますが、公約が提案しているのは国の形、すなわち統治機構を変更する内容です。突き詰めていけば、憲法改正も当然視野に入れなければなりません。本当にそういう公約が政策となって実行できるまでの成熟した議論や検証はできているのでしょうか。政党再編のるつぼの中で、私たちが長年主張し続けてきた真の分権改革があぶくのように消えてしまうことにならないか懸念を持っています。1回の選挙だけ、当面の多数派工作などのために、多くの自治体関係者が地に足をつけて努力し推進してきた、地域に根差して開かれた分権社会をつくる分権改革の主張が取引材料のような扱いとなることがないよう求めたいと思います。
国政がどのような状況になろうとも、これまで主張し実践してきた分権の受け皿となれる自治体づくりを、これからも一層推進するとともに、基礎自治体の立場からの発信をより一層強めていきたいと考えています。
東日本大震災では、人と人とのつながりや絆の大切さが改めて明らかになりました。平成24年度は、これまで区が取り組んできた、地域の支えあいネットワークをさらに推進していきます。また、未来の東京を牽引できる新たな発信拠点をつくる中野駅周辺のまちづくり、連続立体交差化と合わせて、まちの安全と活力をつくり出す西武新宿線沿線のまちづくりなどを着実に進展させていくことに全力で取り組む所存です。子どもたちや社会の未来を開く教育の充実、障害のある人や高齢者など、支援の必要な人がみずからの意志で社会参加や就労ができ、誇りを持って暮らせる社会をつくる福祉の充実、区民の健康や生きがいだけでなく、医療費の削減にもつながる健康づくりの充実などにも取り組んでまいります。
以下、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」の四つの戦略に沿って、平成24年度の区政の方向について御説明いたします。
まず、まち活性化戦略では、中野駅周辺を新たな東京の顔として、それにふさわしい都市活動を演出するハード・ソフトの整備をさらに進めていくとともに、安全性・防災性の高い地域まちづくりを進めていきます。
先ごろ、「中野四季の都市」と名づけた旧警察大学校跡地地区に建設中のオフィスビルに入居する企業の一部が発表されました。セントラルパークイーストには、水処理関係の栗田工業、セントラルパークサウスには、ビール・飲料のキリングループが、それぞれ本社機能全体を移転させるということです。それぞれの分野で国内トップと言われる企業が新たに立地することで、中野のまちのイメージアップと活力につながることを期待しています。これまでの「住んでよかったまち中野」という評価に加えて、「働きたいまち中野」という評価もいただけるよう、さらにまちづくりを充実させていきたいと思います。
中野駅周辺まちづくりでは、同駅地区第1期整備を完了させ、駅北口と「中野四季の都市」を結ぶ東西の動線を改善します。また、民間活力を活用した都市型産業の集積・創出促進拠点の開設、助成制度の創設など、都市型産業の集積に向けた支援を行います。さらに、現時点での整備の進捗状況や社会経済状況などを踏まえ、より具体的な将来像を示す「中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3」を策定するとともに、同駅周辺各地区のまちづくりや整備に係る計画策定を進めます。グランドデザインVer.2の策定以降の状況の変化を的確に踏まえるとともに、駅南北の各地域で上がってきている早期のまちづくりの進展を求める声に応え、グランドデザインVer.3については、平成24年度第1四半期には策定し、その後の具体的な検討に結びつけていきたいと考えています。地域まちづくりでは、西武新宿線連続立体交差事業に向けて、基盤施設の設計や用地測量を東京都・西武鉄道と連携して進めます。また、弥生町三丁目地区や平和の森公園周辺地区などでの防災まちづくりの支援、緊急輸送道路沿道建築物等の耐震化の促進、地域防災住民組織の活動手引の作成など、まちの安全性・防災性の向上に取り組んでまいります。
次に、地球温暖化防止戦略では、引き続き、家庭部門の二酸化炭素排出量の削減、区立公園の整備による緑化推進などに取り組んでいきます。
「中野区地球温暖化防止条例」の目的の実現に向けて、「なかのエコポイント」制度を拡充し、電気使用量に加え、ガス使用量の削減にポイントを交付し、家庭での二酸化炭素排出量の削減を啓発・支援します。また、区内街路灯のLED化を引き続き進め、電気使用量・二酸化炭素排出量を削減していきます。なお、温暖化対策推進オフィスの賃料及び維持管理費削減額、区立施設の省エネ化による電気料金削減相当額の一定額や寄付金を環境基金に積み立て、同基金を活用し、「なかのエコポイント」や緑化推進事業などの地球温暖化防止対策に係る事業を展開していきます。
元気いっぱい子育て戦略では、保育園の待機問題の解消を図り、よりよい保育環境をつくっていくとともに、区立学校を適切に改修していくことなどにより、子どもの安心・安全な学びの場の充実を図っていきます。
国家公務員宿舎を活用したグループ型家庭福祉員事業の実施や、新たな認証保育所5園の開設・運営補助、区立保育室の拡充などを行い、保育園の待機問題の解消を目指していきます。
また、桃園第二、上高田、平和の森の学童クラブについては、運営を民間に委託し、土曜日や学校休校日の延長利用を拡充します。
再編・開校した平和の森小学校と緑野小学校の校舎等の改修、中野神明小学校の特別支援学級の開設準備、中野中学校の新校舎整備などを行います。
ところで、昨今、都内で児童虐待事件が相次いでいます。さまざまな取り組みが強化される中、児童虐待相談件数が増加する傾向は非常に憂慮すべきことと認識しています。児童虐待など、児童のさまざまな問題について調査・保護の権限を持つ児童相談所は、現在、東京都の所管です。一方、身近な子ども家庭支援センターは区が設置しており、この2つの機関の連携が不十分な場合、深刻な問題につながりかねない事例も報告されています。児童相談所の所管を都から区に移管して、一貫した相談支援ができる体制をつくることが重要な課題だと考えています。既に始められている都区間での協議を一層加速するよう積極的に働きかけていきたいと思います。
健康・生きがい戦略では、健康で地域で安心して暮らしていくための支援を充実していきます。区民相互の支えあい活動が一層活発となるための支援を行うとともに、健康づくり支援、障害者支援を行っていきます。また、南部すこやか福祉センター、南中野地域事務所、南中野区民活動センターの移転整備に向けた基本設計、本一高齢者会館の移転整備に伴う建設工事を行います。
そして、現在、中部すこやか福祉センターに開設している障害者相談支援事業所の対象地域を南部圏域に拡充するとともに、北部すこやか福祉センターに北部・鷺宮圏域を対象とする同事業所を設置します。
さらに、75歳以上の肺炎球菌ワクチンの接種費用の一部助成、障害者虐待防止センターの設置、知的障害者に生活の場を提供する生活寮における自立体験利用の拡充などを行います。
中部すこやか福祉センターに併設して施設を整備した地域スポーツクラブの開設が遅れ、各方面から御心配をいただいています。高齢者の生活の質を高めたり、医療費や介護費を少なくして公共財源の確保を進めるなどの観点から、スポーツを通じての健康づくりや引きこもり防止、介護予防、メタボリック症候群対策、糖尿病対策などを進めていくことは極めて重要だと思っています。そうした意味から、中野区に附属中等教育学校がある東京大学のスポーツ医学、身体教育学の専門家の協力を得て、こうした取り組みの体系化を進めるとともに、区民が参加しやすく、効果の高い事業手法の確立などを行うためのモデル事業に取り組むこととしております。健康づくりや身近なスポーツ機会の提供、競技力向上や中学校の部活動支援など、さまざまな観点から取り組むこととしている地域スポーツクラブのよりよいあり方を目指して検討するとともに、その成果を中野富士見中学校跡地でのスポーツクラブ計画の中に反映していきたいと考えています。
そのほか、東日本大震災に伴う事業といたしまして、引き続き、被災者・被災地支援を行います。また、中野区においては、今回改定した区有施設耐震改修計画に基づき、鷺宮小、新井小、大和小、第四中などの耐震診断と設計、耐震補強工事を行います。
ここで、本定例会において御審議いただく平成24年度予算案の概要を述べさせていただきます。
平成24年度予算編成に取り組むに当たり、私は区民の皆様に向けて、「区財政の直面する課題について」というメッセージを発信させていただきました。これは、現在も進行している国内外の厳しい経済状況がさらに長期化していけば、特別区税など歳入の減少、扶助費の増大などによる歳出の増加という収支不均衡を調整してきた基金もやがて底をつくおそれがあるという状況を財政運営上の非常事態と捉え、その対応のために事業全体の大幅な見直しを行うことについて、区民の皆様に御理解と御協力をお願いしたものです。
平成24年度の予算編成では、厳しい財政状況下において、中野区の持続可能な未来を創るための取り組みを進展させることを目的として、事務事業の見直し、職員2,000人体制に向けた計画的な取り組み、事業実施年度の繰り延べ、起債・基金の適切な活用など、あらゆる工夫を行う一方、「新しい中野をつくる10か年計画」の着実な推進や新たな課題への対応に限られた財源を適切に配分することに努めました。
一般会計の予算規模は1,164億7,800万円で、前年度当初に比べ51億800万円、4.6%の増となりました。規模としては過去最大を更新したことになりますが、公園用地の取得や耐震対策経費など、より安全な中野のまちづくりを進めるための投資的経費が大きく伸びたことに加え、将来を見据えた基金の積み立ての拡充、起債の満期一括償還の到来など、臨時的な経費が増えたほか、生活保護費など扶助費が増加したことなどによるものです。なお、都市基盤整備などの大規模な投資的事業については、計画的に特定財源を確保するなどの対策を講じた上で行っているもので、一般財源への負荷はほとんどない形で進めています。
持続可能な財政運営への取り組みとして、事業の見直しを行いました。74事業を見直し、24年度対23年度比で7億3,600万円余の財政効果を生み出しました。また、職員2,000人体制に向けた職員定数の削減計画を平成27年までと前倒しをしています。
また、起債・基金の適切な活用として、投資的事業への特定目的基金から14億3,500万円余の繰り入れ、将来負担を見据えた62億7,800万円の起債活用を行い、区民サービスに必要な財源への影響を抑えました。また、このようなさまざまな工夫を行った上でも、扶助費や特別会計への繰出金などが事業見直しなどの効果を上回る規模で増加しているため、歳入の不足を歳出削減では埋め切れず、財政調整基金から年度間調整として50億5,000万円余を繰り入れています。
一方で、基金の有効活用と今後の財政需要を考え、災害対策基金を廃止するとともに、小中学校の改築需要に備えて、義務教育施設整備基金の充実を図り、新たに10億円を積み立てています。
一般会計の歳入の状況を見ると、区の基幹収入である特別区税で3.7%減、特別区交付金で3.2%減として、税収などの一般財源で21億円以上の減収を見込みました。また、特定財源は、生活保護費の増による国庫支出金、耐震化促進による都支出金の増、寄付金や減債基金からの繰入金の増により、52億円以上増加しました。
一般会計の歳出の状況では、計画的な人員削減により人件費を減少させた一方で、扶助費が3.7%の増、公債費が12.5%増となったため、義務的経費全体で2.2%の増となりました。公債費については、過度な財政負担とならないよう、区独自の指標である公債費負担比率をおおむね10%前後を目安に管理しているところですが、この数字について、新年度予算では9.7%となっています。投資的経費を見ると、防災公園の用地取得や耐震対策の取り組み強化によって、15.5%の増となっています。また、その他の経費として、積立金は開発協力金を原資にまちづくり基金への積み立てを増やしたことなどから64.5%の大幅増となっています。
一般会計と用地特別会計、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計を合わせた5会計の合計予算額は1,791億5,400万円で、平成23年度に比べて54億9,500万円、3.2%の増加となりました。
このほか、予算の詳しい内容につきましては、提案の際に御説明させていただきます。
冒頭に述べたとおり、我が国は少子高齢化が急速に進み、都市の過密と地方の過疎が進行し、食料自給率は低く、天然資源にも恵まれない「課題先進国」です。そして、この課題は、日本が先頭を切って直面していますが、やがては世界の先進国が一様に突きつけられる課題でもあるのです。日本が培ってきた技術力や文化創造力でこれらの課題を解決し、新たな社会のビジョンや目指すべき豊かさを体現することで、世界に新たな普遍的思想を提示し、世界をリードする国になれるのです。そのための最先端の現場は、私たちの暮らす地域にあると言えます。区民の皆様とともに、自治の力で、困難な時代を、私たちが新たな可能性を開拓するトップランナーになれるチャンスの時代にしていきたいと思います。
昨年亡くなったアップル社のスティーブ・ジョブズ氏は、目先のニーズを把握し積み上げることから製品を考えるのではなく、「コンピュータとはこうあるべきだ」という、あるべき姿の視点から企画を立てたと言われます。そして、イメージどおりの製品ができるまで妥協しなかったそうです。このことに、我々に突きつけられている課題の解決の糸口があるように感じます。先読みが難しい時代であるからこそ、どうあるべきかを議論し、目標や理想像を明確にする。そして、目標に向かって何をすればよいかを考え、それを着実に実行する。さらに、その結果を評価して取り組みを改善していく。この一連のプロセスが重要かつ不可欠であることを示唆しているように思います。
私が就任以来推進し、そして確立してきた「目標と成果による管理」は、まさにこのことなのであります。目標と成果による管理を一層強固にし、課題解決を一歩一歩着実に進め、区議会並びに区民の皆様とともに、中野区から日本を元気にする、そうした強い意欲を持って区政運営に全力を傾けてまいります。
区議会並びに区民の皆様に重ねて御理解と御協力をお願い申し上げ、平成24年第1回定例会における施政方針説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(大内しんご) 以上で区長の所信表明を終わります。
次に、一般質問の時期の変更についてお諮りいたします。
一般質問は議事に先立って行うことになっておりますが、別な時期に変更し、質問を許可いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう進行いたします。
これより日程に入ります。
お諮りいたします。
この際、本日の日程を追加し、日程第3、中野区選挙管理委員選挙を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行します。
──────────────────────────────
中野区選挙管理委員選挙
○議長(大内しんご) 日程第3、中野区選挙管理委員選挙を行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○議長(大内しんご) 氏名点呼を行います。
〔氏名点呼〕
○議長(大内しんご) 点呼の結果、ただいまの出席議員は42名であります。
立会人に市川みのる議員、やながわ妙子議員、長沢和彦議員を指名したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、立会人にただいまの3名の議員を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(大内しんご) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) ないものと認めます。
念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
○議長(大内しんご) 異状なしと認めます。
議席順に氏名を申し上げますから、順次、記載台で御記入の上、投票願います。
〔氏名点呼〕
〔各員投票〕
○議長(大内しんご) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) ないものと認めます。
投票は終了いたしました。
これより開票を行います。
立会人の登壇をお願いいたします。
〔投票点検〕
○議長(大内しんご) 開票の結果を事務局長より報告させます。
○区議会事務局長(篠原文彦) 開票結果を報告いたします。
出席議員 42名
投票総数 42票
有効投票 42票
無効投票 0票
各人得票数
大泉正勝さん 9票
斉藤金造さん 9票
斉藤睦さん 9票
山崎芳夫さん 9票
昆まさ子さん 6票
以上でございます。
○議長(大内しんご) 選挙の結果は、ただいま事務局長が報告いたしましたとおりであります。よって、大泉正勝さん、斉藤金造さん、斉藤睦さん、山崎芳夫さんが中野区選挙管理委員に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(大内しんご) お諮りいたします。
この際、本日の日程をさらに追加し、日程第4、中野区選挙管理委員補充員選挙を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行します。
──────────────────────────────
中野区選挙管理委員補充員選挙
○議長(大内しんご) 日程第4、中野区選挙管理委員補充員選挙を行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕
○議長(大内しんご) 氏名点呼を行います。
〔氏名点呼〕
○議長(大内しんご) 点呼の結果、ただいまの出席議員は42名であります。
立会人に市川みのる議員、やながわ妙子議員、長沢和彦議員を指名したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、立会人にただいまの3名の議員を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(大内しんご) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) ないものと認めます。
念のために申し上げます。投票は単記無記名であります。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
○議長(大内しんご) 異状なしと認めます。
議席順に氏名を申し上げますから、順次、記載台で御記入の上、投票願います。
〔氏名点呼〕
〔各員投票〕
○議長(大内しんご) 投票漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) ないものと認めます。
投票は終了いたしました。
これより開票を行います。
立会人の登壇をお願いいたします。
〔投票点検〕
○議長(大内しんご) 開票の結果を事務局長より報告させます。
○区議会事務局長(篠原文彦) 開票結果を報告申し上げます。
出席議員 42名
投票総数 42票
有効投票 42票
無効投票 0票
各人得票数
柿沼秀光さん 14票
江口済三郎さん 12票
松村裕子さん 7票
江田徹さん 6票
加藤洋子さん 3票
以上でございます。
○議長(大内しんご) 選挙の結果は、ただいま事務局長が報告いたしたとおりであります。よって、柿沼秀光さん、江口済三郎さん、松村裕子さん、江田徹さんが中野区選挙管理委員補充員に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
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第1号議案 平成23年度中野区一般会計補正予算
第2号議案 平成23年度中野区用地特別会計補正予算
第3号議案 平成23年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算
第4号議案 平成23年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算
第5号議案 平成23年度中野区介護保険特別会計補正予算
第15号議案 教師用指導書及び指導用教材の買入れについて
○議長(大内しんご) 日程第1、第1号議案から第5号議案まで、及び第15号議案の計6件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長金野晃登壇〕
○副区長(金野晃) ただいま上程されました第1号議案から第5号議案まで、及び第15号議案の6議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第1号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ10億4,748万5,000円を減額するものです。これにより既定予算との合計額は1,115億4,315万1,000円となります。
初めに、歳出予算のうち増額する内容を説明いたします。
まず、経営費ですが、本庁舎1階ロビー及び議会棟の天井等の耐震補強工事を緊急に実施する経費4,620万円を計上するものです。
次に、子育て支援費ですが、子ども医療費助成の実績が当初の見込みよりも伸びたことにより、4,398万8,000円を追加計上するものです。
次に、保育園・幼稚園費ですが、認定こども園が行う施設整備等に対し、新たに補助を行うための経費1,708万9,000円を計上するものです。
次に、保健予防費ですが、日本脳炎ワクチン及び麻しん・風しんワクチン接種に係る費用が当初の見込みよりも伸びたことにより、1,537万2,000円を追加計上するものです。
次に、生活援護費ですが、生活保護受給者が当初の見込みよりも大幅に伸びたことにより、2億5,962万円を追加計上するものです。
次に、学習スポーツ費ですが、夏季の節電対策及び指定管理経費の積算項目の変更に伴う、スポーツ施設の指定管理料の増額に要する経費708万8,000円を追加計上するものです。
次に、積立金ですが、財政調整基金ほか10の基金への積立金11億8,410万4,000円を追加計上するものです。
このほか、国民健康保険事業特別会計繰出金4億226万3,000円及び介護保険特別会計繰出金7,057万1,000円につきましては、それぞれの特別会計の補正予算に対応するものです。
次に、減額する歳出予算の内容を説明いたします。
まず、職員給与費ですが、給与改定などにより、1億2,000万円を減額するものです。
次に、議会費ですが、期末手当の支給見込み差により、議員報酬等1,693万8,000円を減額するものです。
次に、東日本大震災の影響などを踏まえ、事業の休止などを行ったことにより、北京市西城区及びソウル特別市陽川区への訪問団派遣等に係る経費1,661万5,000円、小学校の岩井臨海学園に係る経費2,792万5,000円、中学校の常葉移動教室に係る経費915万円、常葉少年自然の家の施設管理経費3,077万2,000円及び地籍調査に係る経費3,154万2,000円を減額するものです。
次に、事業実績が当初の見込みよりも少なかったことなどにより、東京都知事選挙及び区議会議員選挙の選挙執行費5,770万円、産業経済融資の利子補給金9,900万円、子ども手当2億8,351万4,000円、児童の保育委託及び認証保育所の運営に係る経費1億9,789万6,000円、私立幼稚園等の保護者に対する補助金2,299万5,000円、認知症高齢者グループホーム等の整備に係る補助金3億1,835万円、がん等健診に係る経費3,077万6,000円、精神障害回復者社会復帰訓練事業に係る補助金2,742万5,000円、木造住宅密集地域整備に係る経費1億1,400万円及び(仮称)本町五丁目公園用地及び(仮称)南部防災公園用地の取得経費2億6,097万8,000円を減額するものです。
次に、当初の見込みと契約額との差などにより、庁舎照明器具更新工事などの庁舎保全工事費4,729万6,000円、中野駅地区整備第1期の整備工事費2億4,453万7,000円、区民活動センター集会室受付業務委託費等5,688万3,000円、区立学校施設整備工事費2億1,184万円、ないせすネットシステムの更新経費4,128万8,000円及び東中野駅前広場整備負担金3,114万5,000円を減額するものです。
次に、公債費ですが、起債の償還条件差及び見込み差により、区債元金、区債利子及び一時借入金利子6億815万円を減額するものです。
次に、用地特別会計繰出金1億2,590万1,000円及び後期高齢者医療特別会計繰出金6,116万4,000円の減額につきましては、それぞれの特別会計の補正予算に対応するものです。
このほか、財源の変更に伴い、所要の財源更正を行います。
歳入予算といたしましては、特別区交付金3億7,000万円、地方特例交付金1億2,875万8,000円、財産収入2億936万7,000円、寄付金3億8,872万2,000円、繰入金9億2,426万2,000円及び諸収入4,276万6,000円を追加計上する一方、特別区税7億7,000万円、株式等譲渡所得割交付金4,000万円、地方消費税交付金1億円、自動車取得税交付金3,000万円、分担金及び負担金1,093万円、使用料及び手数料4,570万7,000円、国庫支出金6億5,160万1,000円、都支出金4億412万2,000円及び特別区債10億5,900万円を減額するものです。
次に、繰越明許費の補正について説明いたします。
これは、今年度内にその支出が終わらない見込みである中野駅地区基盤整備に係る経費5億7,549万7,000円、東中野駅前広場整備に係る経費1億1,100万円及び鷺の宮調節池整備に係る経費1,157万8,000円について、翌年度に繰り越しを行うため、追加計上するものです。
次に、債務負担行為の補正について説明いたします。
これは、契約期間が2年度に渡るため、本庁舎の耐震補強工事費6,930万円及び後期高齢者医療管理システム改修費357万円を債務負担行為として追加計上するものです。
なお、特別区債の補正につきましては、(仮称)本町五丁目公園用地及び(仮称)南部防災公園用地の取得を目的とする都市整備債1億500万円を増額する一方、中野駅地区整備及び警察大学校等跡地周辺整備を目的とした都市整備債10億3,600万円及び学校施設整備を目的とした教育債1億2,800万円を減額するものです。
第2号議案、平成23年度中野区用地特別会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ3億8,687万9,000円を減額するものです。これにより既定予算との合計額は65億6,112万1,000円となります。
歳出予算の内容は、公園用地の売り払い面積の変更に伴う元金償還額及び利子償還額の見込み差により、公債費3億8,687万9,000円を減額するものです。
歳入予算といたしましては、財産収入2億6,097万8,000円及び一般会計からの繰入金1億2,590万1,000円を減額するものです。
第3号議案、平成23年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ4,504万3,000円を追加するものです。これにより既定予算との合計額は320億9,904万3,000円となります。
歳出予算の内容は、国保運営費に国保総合システムの稼働時期の変更に伴う負担金498万円を新たに計上するとともに、介護納付金1億1,305万3,000円、共同事業拠出金8,653万7,000円及び諸支出金2億5,222万9,000円を追加計上する一方、療養給付費の見込み差などにより、国保給付費2億8,500万円、後期高齢者支援金6,507万9,000円及び保健事業費6,167万7,000円を減額するものです。
歳入予算といたしましては、療養給付費等交付金2,295万2,000円、一般会計からの繰入金4億226万3,000円及び平成22年度からの繰越金2億8,999万4,000円を追加計上する一方、国民健康保険料2億4,599万3,000円、国庫支出金1億3,212万9,000円、前期高齢者交付金1億5,229万1,000円、都支出金1,779万1,000円及び共同事業交付金1億2,196万2,000円を減額するものです。
第4号議案、平成23年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ8,065万2,000円を減額するものです。これにより既定予算との合計額は55億7,434万8,000円となります。
歳出予算の内容は、葬祭費の支給見込み差により、保険給付費955万円及び還付金等の見込み差により、諸支出金160万4,000円を追加計上する一方、療養給付費負担金等の見込み差により、広域連合納付金9,180万6,000円を減額するものです。
歳入予算といたしましては、平成22年度からの繰越金932万4,000円及び諸収入1,779万3,000円を追加計上する一方、後期高齢者医療保険料4,660万5,000円及び一般会計からの繰入金6,116万4,000円を減額するものです。
第5号議案、平成23年度中野区介護保険特別会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ1億8,298万円を追加するものです。これにより既定予算との合計額は178億1,498万円となります。
歳出予算の内容は、制度運営費に介護保険法等の改正に伴う介護保険システム改修経費1,784万8,000円を新たに計上したほか、保険給付の実績が当初の見込みよりも伸びたことにより、保険給付費1億296万8,000円を追加計上するとともに、介護給付費準備基金への積立金729万2,000円及び返還金等の見込み差により、諸支出金5,487万2,000円を追加計上するものです。
歳入予算といたしましては、国庫支出金2,887万9,000円、支払基金交付金2,516万1,000円、財産収入461万9,000円、繰入金9,108万4,000円及び平成22年度からの繰越金4,545万5,000円を追加計上する一方、都支出金1,221万8,000円を減額するものです。
第15号議案、教師用指導書及び指導用教材の買入れについては、財産の取得に当たり、議会の議決をお願いするものです。
取得に係る財産は、区立小学校及び区立中学校における学習指導用の教師用指導書1,132冊及び指導用教材176点で、金額は2,430万2,460円です。
以上、6議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。
お諮りいたします。
議事の都合により、本日の会議はこれをもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
次の会議は、2月20日午後1時より本会議場において開会することを口頭をもって通告いたします。
本日はこれをもって延会いたします。
午後2時25分延会