平成23年12月12日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第4回定例会)
平成23年12月12日中野駅周辺地区等整備特別委員会
中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成23年12月12日〕
中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録
○開会日 平成23年12月12日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時54分
○出席委員(14名)
白井 ひでふみ委員長
金子 洋副委員長
いでい 良輔委員
平山 英明委員
森 たかゆき委員
いながき じゅん子委員
小宮山 たかし委員
伊東 しんじ委員
佐野 れいじ委員
北原 ともあき委員
小林 秀明委員
大内 しんご委員
むとう 有子委員
かせ 次郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
経営室長 川崎 亨
経営室副参事(経営担当) 髙橋 信一
都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
都市基盤部長 服部 敏信
都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大
都市基盤部副参事(交通対策担当) 高橋 均
○事務局職員
書記 鈴木 均
書記 細川 道明
○委員長署名
審査日程
○議題
区役所・サンプラザ地区一体的整備について
中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて
○所管事項の報告
1 (仮称)中野区産業振興ビジョンの考え方について(産業・都市振興担当)
2 中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況について
(中野駅周辺まちづくり担当)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程(案)(資料1)はお手元に配付してあるとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、午後5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
区役所・サンプラザ地区一体的整備について及び中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについてを一括して議題に供します。
所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、(仮称)中野区産業振興ビジョンの考え方についての報告を求めます。(「委員長、すみません、ちょっと休憩にしてもらえる」と呼ぶ者あり)休憩します。
(午後1時00分)
委員長
再開いたします。
(午後1時03分)
改めて、1番のほうですね。所管事項の報告、産業・都市振興担当、よろしくお願いします。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
それでは、1番、(仮称)中野区産業振興ビジョンの考え方について(資料2)、御報告をさせていただきます。なお、本件につきましては建設委員会所管事項となってございますけれども、駅周辺のまちづくりに関連するということで、御報告をあわせてこちらの委員会でもさせていただくものでございます。
それでは、お手元の資料に沿いまして御説明をさせていただきたいと存じます。
まず、1番、策定の目的でございますが、新しい中野をつくる10か年計画(第2次)におきましてお示しをしてございます「まち活性化戦略」、これに基づきまして、区内産業の将来像でございますとか、あるいは中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.2の具体的進展を図るに当たっての、現在Ver.3の検討中ということも含めましてでございますけれども、これに関しての産業振興等の方向性、取り組み等、これらを明らかにするために、産業振興ビジョンを策定するものでございます。
したがいまして、産業振興ビジョンといたしましては、中野区の中長期的な将来像、産業振興に関します将来像をお示しするといったこととともに、産学公連携でございますとか、新産業創出、あるいは文化・にぎわい、観光、商店街等の振興に関する取り組みの全体像を明らかにするものでございます。今後、まちづくり等の指針にしていくものというふうに考えてございます。
2番、構成案でございますが、策定の背景や目的、あるいは現状、課題等に触れる部分、それから、中核になりますけれども、産業・文化等の将来像とその戦略をお示しする部分、そして、資料データ編と、おおむねこのような構成で考えているところでございます。
中核となります将来像と戦略につきましては、3のところで触れてございますので、そちらに沿って御説明をさしあげたいと思います。
3番、将来像等のイメージでございますが、まず、全体のイメージ、仮置きでございますけれども、多様な産業と文化でにぎわい活力のあるまち中野と、このようなくくり方で象徴的に表現できるのかなというふうに考えているところでございます。
以降、将来像を三つほどの観点からくくり出してございます。
まず、一つ目でございますが、最先端のビジネス環境で活気づく“多様な区内産業"といったコンセプトで考えているところでございます。
中野区の都心に近い立地といったようなことでございますとか、今後の再開発等で集積が図られますオフィス、あるいは交通網、あるいはコンベンション等の集会的な機能施設、あるいは大学等の進出といったものが考えられているところでございますけれども、このようなビジネス環境を活用いたしまして、幾つかのリーディング産業が牽引役になっていると、こういった将来像を描いてございます。また、このようなリーディング産業とともに、中野駅周辺のまちづくりなどで進出してまいります大手企業等との取引拡大、こういったことを通じまして、区内中小事業者、大半でございますけれども、この経済活動も活発化しているまちというふうな描き方をしているところでございます。
この将来像に向けての主な戦略といたしましては、ハード面でのビジネス環境の整備を進めていくとともに、中野区の特性をうまく活用いたしまして、区内産業への経済的波及効果が期待できるようなリーディング産業でありますとか、その関連産業の集積、あるいは新産業創出といったようなことを重点的に支援していく必要があるのかなというふうに考えているところでございます。また、このような産業が集積していることでございますとか、あるいは、その集積に向けての施策を打っているといったことを中野の一つの魅力・ブランドとして確立して内外に発信していくと、このような戦略も肝要になってくるものと考えているところでございます。
このための主な取り組みでございます。
中小さまざまなオフィスビル等ございますが、その建てかえの促進インセンティブといたしまして、まちづくり的手法を産業振興においても活用していくことなども考えられるかと思ってございます。あるいは情報インフラの整備でございますとか、制度融資の拡充、それから、例えば中小経営者の支援や人材教育の仕組みを大学などとの連携によって整えていくことなども考えているところでございます。また、リーディング産業の一つとして考えてございます都市型産業が区内の波及効果をどのようにしてもたらしていくのか、これを考えていく場の創設といったようなこと、あるいはオフィスの周辺環境の向上、さらにはシティセールス・タウンマネジメントの導入といったようなことが主な取り組みとして考えられるところでございます。
次に、将来像の2でございますけれども、多様な文化・表現等を創出・発信する“クールNAKANO"といったようなコンセプトでくくり出してございます。
多様な文化ですとかコンテンツ、あるいはその担い手が一緒になって集積、発信されていくような国際的にも注目される文化都市というふうに描いているところでございます。実際に多くの人や企業が区内外から集まりまして、あるいはインターネット上でのアクセス等がされていくと。そしてまた、それらのコンテンツや表現・文化活動といったものの商業化も進んでいくということで、文化と産業の相乗効果でさらににぎわい活気づくまちというふうなことを描いているところでございます。
この主な戦略といたしましては、大規模なイベントができるようなインフラの誘導・整備とともに、個々の方々が担ってございます身近な表現活動、これの発表などができる機会を得て、場合によってはメジャー化等が進んでいけるといったような仕掛け等の構築といったようなことが戦略として肝要になってくるかと思ってございます。
同時に、さまざまなこうした文化の享受ができる中野、あるいはステップアップのチャンスがある、期待の持てる中野といったような一つのブランドとして確立していく、このような戦略も必要かと思ってございます。
主な取り組みといたしましては、さまざまな発表等ができます場を多様に整備していくといったようなことが考えられます。また、来街者等を受け入れていく観光関係の受け入れ条件の整備といったものが必要になってくるかと思っているところでございます。また、コンテンツを産業化していくための拠点の開設でございますとか、あるいは関連グッズの開発や人材マッチングなど、商店街や大学等々との連携を促進していくこと、そしてまた、シティプロモーション・タウンマネジメントの導入が必要な施策というふうに考えられるところでございます。
最後、三つ目の将来像でございますが、地域コミュニティとともに発展する“次世代型地域商業"というふうなくくり方をしてございます。
高齢化などに伴いまして、健康、医療、福祉、あるいは支えあい、見守り、安心といったような都市型課題が出てまいりますけれども、これらに対応した新たな付加価値のサービス等の提供、これらとともに、こういったサービスを提供するに当たりましては、ICT等を活用した便利さと、また同時に、直接相対でのコミュニケーションによって、お年寄り等の生活の張りや安心が満たされるような、そのようないわばリアルとバーチャル両面の手法や業態を組み合わせたサービス展開、これらによりまして、地域での暮らしを支える地域生活支援型・コミュニティ密着型の商店街が広がっているまちというような将来像を描いているところでございます。
これに係ります主な戦略といたしましては、今申し上げたような都市型課題対応等のサービスの企画開発の促進でありますとか、西武線の立体交差事業などを契機といたしまして、改めて地域コミュニティのニーズ、需要というものから必要とされます業種・業態や商店街の規模等の見直し、こういったものを促進支援といったようなことが必要かと思ってございます。
また同時に、こうした検討等が進めていけるよう、商店街としての経営力の強化の支援といったような戦略が必要になってくるというふうに考えているところでございます。
これに関します主な取り組みといたしましては、進出等もいただきます大学等の連携等で、次世代商店街の商業のあり方の研究を進めていくといったようなこと、あるいは商店街の再編ですとか、事業承継等を促進するインセンティブの制度の構築、あるいはまちづくり手法の活用といったようなことが考えられると思ってございます。また、情報インフラの強化でございますとか、マーケティング力などのアップの支援といったようなことが考えられるところでございます。
以上が、産業振興ビジョンの主な中心部分のイメージについての内容でございました。
今後、これらを踏まえまして、4番、5番でございますけれども、区内の商工団体等との意見交換やパブリック・コメントの手続を進めまして、今後、3月には素案としてお示しをしてまいりたいというふうに思っているところでございます。その後、案にいたしまして、6月、第2回定例会になるかと思いますけれども、御報告をさしあげて、その後、パブリック・コメントということで、8月にはビジョンという形で策定してまいりたい、このようなスケジュールで考えているところでございます。
以上、雑駁でございますが、御説明でございました。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
平山委員
どうもありがとうございます。それで、質問を幾つか。(仮称)中野区産業振興ビジョンというものを策定されるということで、これ、ビジョンというからには、このビジョンの中には、いわゆるスケジュールのようなものも当然表記をされるというふうに考えてよろしいんですか。このビジョンというのはどういう扱いのものになるんですかね。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
委員お尋ねのスケジュールというのは、具体的な事業展開のステップといいましょうか、そういったイメージのお尋ねかと思いますけれども、ビジョンというふうに名称を打ってございますが、一つには将来像を掲げて、狭義ではそれがビジョンということになります。そのビジョンを実現するに当たっての戦略と取り組みというものも盛り込んでまいりたいと思ってございます。具体的な取り組みにつきましては、ある程度の年次的なステップ等をお示ししていきたいというふうに考えているところでございます。
平山委員
策定の目的で、10か年の第2次の「まち活性化戦略」に基づく区内産業の望まれる姿や、グランドデザインのVer.2の具体的進展を図るに当たっての方向性と取り組み等を明らかにするためということなんですが、ちょっと、こんなことでお聞きしていいのかわかりません。具体的には、このビジョンというのは大体、まあ、10か年の第2次と、グランドデザインのVer.2の具体的進展を図るということで書いてあるんですけど、今後示されるビジョンについては、大体の、まあ、終わりの年次と言っちゃうとあれなんですけど、大体これぐらいの期間で行おうとしていることなんですよというような、そういったものは現状お考えになっていらっしゃいますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
将来像といたしまして、10か年計画でございますとかグランドデザイン、これらとの整合性もとって、ある程度、先を見通していく必要があるかなと思ってございますが、具体的な施策の展開、移り変わりの激しい産業・商業の世界でございますので、おおむね10年ぐらいの将来像をはっきりと描きながら、施策等も考えてまいりたいというふうに考えているところでございます。
平山委員
10か年も改定年次とかが、今、5年に1回見直しとかという形になっておりますよね。22年からスタートして、23、24、25、26ですから、27に見直しになるんですかね。そういったものも当然視野に入れて、だから、27ということは25年ぐらいから見直しの作業が入っていくのかなという気はしているんですけども、来年はもう24年ですよね、平成の。当然そういったものも視野に入れて、この産業振興ビジョンですか、というものをおつくりになろうとお考えになっていると。漠然とした質問で申しわけないんですが、そういう理解でよろしいですかね。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
10か年計画(第2次)の改定等についてはまだ示されてございませんけれども、連動させていて、時期的に連動してくるということであれば、当然、整合性をとってまいるものというふうに考えてございます。
平山委員
少し中身のこともちょっとお伺いしたいと思いますが、2ページの、将来像の1のところの主な取り組みのところの、後のほうでも出てきますけど、「企業活動支援のための情報インフラを拡充する」とありますけど、これ、具体的にどういうイメージなんですかね。次のところでは、「ICT等の情報インフラを強化する」というふうに書いてあるんですが、今のところで何かしら、この情報インフラの拡充ということに対して、具体的なイメージを持っていらっしゃるものってございますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
まだ今回、イメージということでのお示し段階でございますので、具体化まで進めているものではございませんけれども、あわせて御報告等させていただいております駅周辺グランドデザインVer.3の中等でも触れてございますが、特にこの駅周辺の周りでは、最先端の情報発信拠点といったようなイメージを描いてございます。これとの関連が深い部分かなというふうに考えてございます。
平山委員
その下に、制度融資を拡充・再構築すると。「重点分野の優遇などの制度融資を拡充・再構築する」というふうにあるんですが、当然、中野として、この産業振興ビジョンを策定されて進めていくに当たって、今、駅前を中心としてどういう、例えば業態ですとか、そういったところの会社に来てほしいとか、そういったことというのはお考えになられているわけですよね。その後でも、それに近いような表現が出ていたかと思うんですが。ということを考えると、要するに誘導していきたい、そういう、ここに書かれているような産業振興を行っていくに当たって、企業等の誘致も図っていきたいということで、この重点分野の優遇などの融資制度を拡充・再構築するというふうにしていらっしゃるんでしょうか。ちょっとここを教えていただければと思って。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
一つには、委員がお話しいただきましたような重点産業というものを考え出していきたいと思ってございますけれども、現在、10か年計画である程度お示ししてございますのが、いわゆるコンテンツ都市型産業を牽引役として、区内産業振興を図っていこうということをお示ししているところでございまして、当然、都市型産業というのはそのリーディング重点分野というふうな位置付けになろうかというふうに思ってございます。
平山委員
いや、もう来年から警大跡地の、いわゆるこの完成するビルに少しずつテナントが入ってきたりするということを考えると、これ、結構急がないと、ある程度埋まっちゃった後に制度融資の優遇などでの誘導策を図っても、ちょっと遅きに失するかなという気はしていて、その辺はどのようにお考えになりますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
現在でも、一定程度の本人負担利率の優遇といったようなことで、ICT関連産業等についてはそのような制度を構築しているところでございます。改めてこの産業振興ビジョンをまとめる中で、この施策の全体像を整理して、改めて体系化していきたいというふうに考えているところでございます。
平山委員
いや、改めて書かれているということは、もっと強烈にそこを、誘導のための取り組みの一つの柱としていきたいというふうにお考えなのかなというふうに、こういうふうに書かれていると、思ってしまうんですけど、既にあるんですということであれば結構なんですけど、やっぱりそういうICTを含めて、その後もさまざまなことが書いてあって、やっぱり中野が望むこの産業振興ビジョンに書かれている姿を実現しようとしたときに、ある程度、中野として考えているような業態の企業がお越しになることのほうが、きっとこの産業振興ビジョンを達成するに当たって、必要不可欠なものになってくるんじゃないかなというふうに思っていまして、改めてこういったことが書かれてあったので、もう少し、現状あるものよりもインパクトがあるものをおつくりになるのかなというふうに思ったものですから、それだと、なるべく早くやられたほうが効果は高いのかなと思ったので、伺わせていただきました。
次に、将来像の2のところで、「大規模なイベント興業や国際的な学術研究集会等を誘致等できるインフラを誘導・整備するとともに」ということが書いてあるんですけど、これ、もう少し詳しく教えていただいていいですか。この大規模なイベント興業や国際的な学術研究会等を誘致できるインフラ、それってどういったものなのかというのを教えていただいてよろしいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
これにつきましても、まだ十分具体化が進んでいるところではございませんけれども、都市型産業の集積を図ると同時に、場合によってはそういった国際的な興業、イベント、あるいは研究学術等の関連の集会といったものが誘致等ができるということになりますと、さらに相乗効果が期待されるのではないか。また、そういった集客というんでしょうか、来街者がお集まりいただくということで区内商業等への波及効果も期待できるというようなことがございます。特にここは将来像の2のところで触れさせていただいてございますが、そういった関連の産業の振興にもかかわりますし、文化コンテンツそのものの大きなイベント等が誘致、誘致といいましょうか、開催、あるいは開催できれば、それによりますにぎわいの創出といったようなことで、より文化発信都市としての中野の魅力に貢献するのではないかということで、これに向けた戦略を考えていく必要があるだろうということでここに示させていただいているものでございます。
平山委員
下の主な取り組みのところでも、「国際的イベント等の招致・開催」ということが書いてあって、どんなイベントになるのかというのがぱっと頭に浮かばないので、何とも言えないんですが、国際的イベントというと、どうしても幕張だとか、お台場だとか、そういったところをイメージしてしまうんですが、Ver.2をぱっと見渡したときに、そういう場というのが、この中野駅周辺の中にそういう開催の場というのがありましたっけ。どういったところをイメージされているんですかね。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
基本的には、この中野駅周辺の開発が一つの頭には想定しているところでございますけれども、現在、Ver.3も含めまして、その可能性について検討させていただいているという状況でございます。
平山委員
可能性について――そういうところはあったかなと思ったんですけどね。はい。すみません。細かいことを聞いて申しわけないんですが、なるべくほかの委員の方の御質問もあると思うので。
また、上のところの主な戦略で、「こうした文化の享受やステップアップ等のさまざまなチャンスを得られる期待の持てるまちとして中野のブランドイメージを確立し、内外へアピールする」。その上に、個々の文化等の担い手が身近な発表や発信等の機会を経て注目を集めメジャー化・商業デビューする等に至る仕掛け等を構築するというのがありますけど、これって、何か昔、おんなじようなのがあったような気がしたんですが。中野でお笑いのグランプリを開きますと、至るところでやりますと、何か予算化もされていたような気がするんですが、それとは全く違うものですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
さまざまこういった文化関係、あるいは表現活動と呼ばれるものにつきましては、演劇ですとかお笑いですとか、あるいはここで言いますと、その他、音楽、歌ですとか、踊り、ダンスといったようなこと等が想定されますけれども、そういったことをやられている方々は大変すそ野が広いと。特に中野は若い方の人口構成も高いといったようなこともございます。そういった方々が活動を活発にできるような機会や場の提供、それから、そういった方々が商業化、産業化に乗っていけるようなこと、そういった仕組み等についても考えていく必要があるだろうということでお示ししているところでございます。
平山委員
ちょっと、よくわからなくて、申しわけないです。
まあ、等々、いろいろものすごくすばらしいことがたくさん書いてありますので、ぜひ、それなりのこの産業振興ビジョンに組み立てていっていただきたいと思っていますし、そういった素案が、これ、3月ですから、次の定例会では御報告をいただけるということですかね。ちょっと詳しく見てみないと、これ以上のことは、すみません、私は何ともお聞きのしようがないんですが。今お聞きしたようなことも含めて、この素案の段階でかなり詳しく御報告をいただけると思っていますので、これ、1定で次の素案の報告と思ってよろしいんですよね。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
年明けて第1回定例会のほうに素案をお示ししたいということでございます。
佐野委員
今の質問に若干関連するかもしれないけど、今これを見させていただいて、横山副参事が御説明いただいたことについて、雑駁ですけども、御理解をいただきたいと最後お話しになって、私も、その雑駁の中で理解しようとして十分努めたんですけど、非常にわからない。わからないところが多い。わかりにくい。それは私が悪いのか、区民がこれを見たときに果たしてわかるかなという単純な疑問を持ったのがまず第1点なんですよ。具体的に言わせていただくと、非常にまた私の大嫌いな横文字が多いんですよ。それで、わからない、これ。区民が31万いて、区報でこれをうたって、理解してもらおうとして出されるんだろうけども、やはりわかるように、60歳以上の方にもわかるようにやっぱり説明をしていかないと、若い方はわかるのかもしれない、横文字が。だけど、これ、わからないというのがまず第1点、そういう印象を持った。
例えば、一つお尋ねしますけど、二、三個お尋ねしますが、第1ページ目の将来像のところで、将来像のところの将来像1のところかな、の2行目、「いくつかのリーディング産業がけん引役となると共に」って、これ、幾つかのって一体何を指している。どれを指すんですか。リーディング産業って何なんですか。それから、一番わからなかったのは、クールNAKANOって前にもわからないところで出ましたけども、またクールNAKANOってここでお使いになっている。だから、もともとのクールNAKANOがわからない中で、リーディングだとか、幾つかの牽引役だとかって出てくると、余計わからなくなっちゃうというのがまず第1点。
それから、ぱっと見ていって、次のページのところの2ページの一番下、「コンテンツネットワーク・商店街との連携を促進する」。その下にある黒字、「シティプロモーション・タウンマネジメントを導入する」。単純にこれを書いたってわからないじゃないですか。
それから、次の3ページ目、将来像3のところで上から4行目、「生活のハリや安心等が満たされるようなリアル(人・モノ)とバーチャル(ICT)両面の手法や」、非常にこれ格調高い文章なのかもしれませんけども、バーチャルっていったって、バーチャルなんてわからないんじゃないんですか、これ。私もわからない。バーチャルというのは。この辺はやっぱりもっとソフトに、区民の皆さんにわかるように、ぜひ表現をしてもらいたいというのがまず第1点の要望ですけど、これらについて、どういうふうに思っておられますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
まず、表現といいましょうか、文章で用語遣いについてのお尋ねがございました。横文字が多いですとか、十分こなれていない部分につきましては、多くの区民の方に当然御理解いただくようにつくり込みをしてまいりたいというふうに思っているところでございます。
具体的な御指摘がございましたが、将来像1の幾つかのリーディング産業のお尋ねがまずございました。先ほどもお答えをさせていただきました10か年計画でお示ししているところですと、都市型産業を区内産業振興の牽引役にしていきたいというようなことで、趣旨、触れさせていただいているところでございます。都市型産業と申しますものは、コンテンツ産業ですとか、文化産業、あるいはクリエーティブ産業というふうな、まあ、厳密な定義というのはなかなかないわけでございますけれども、そういった産業等が想定されているところでございます。コンテンツといいますと、ICT関係であったり、アニメや漫画等の、そういったものも含まれてくるというふうに考えているところでございます。
また、都市型産業といったときに、そういったコンテンツ、文化、クリエイティブとはまた違って、教育ですとか医療といったような、そういった都市型の課題に対応する産業、これも中野区には比較的親和性があるだろうと。過去の調査でございますけれども、そのような結果も得てございます。この幾つかのリーディング産業としてございますけれども、中野区に適して親和性があって、かつ一定のオフィス等の資源、これをうまく活用することができるような、そういった産業が幾つか出せないかなというふうに考えているところでございます。
それから、クールNAKANOにつきましては、再三御指摘をいただいているところでございまして、現在、国のほうもクール・ジャパンということで、積極的に海外等に向けて発信しようという動きがございます。そういったところもございまして、連動してイメージを出していけないかなというようなことから、このような表現を使わせていただいているところでございますけれども、やはり日本人として、クールというのを冷たいとかいうような印象が先に立つやの御指摘もございますので、この辺の言葉遣いについては十分こなれるように研究してまいりたいというふうに思ってございます。
それから、2ページ目の下のほうでしたね。コンテンツネットワーク、シティプロモーション・タウンマネジメント、単純に単語だけが並んでいるというような御質疑でございました。この辺については、素案に向けて具体的な施策等をお示しするところで、より詳細にわかりやすく説明を加えて、計画化を進めてまいりたいというふうに思ってございます。(「3ページ目のバーチャル」と呼ぶ者あり)失礼しました。さらに3ページ目のところでございます。将来像の3のところでございました。これは、一つに想定しておりますのは、確かに片仮名、横文字が多いということですので、この辺、十分こなれた表現、具体的なものがわかるような形に工夫してまいりたいと思ってございますけれども、上のほうでちょっと触れてございますが、インターネットの技術、こういったものを活用してサービス展開を図っていくことも必要だろうと、ますます重要になってくると思ってございます。一方で、やはり相対によって人と人とのコミュニケーションをとるようなことが、例えば地域の商業等においては重要な要素といいましょうか、業態になってくるのかなというふうに思っているところでございます。両面のサービスが受けられる、両面のサービスがうまく組み合わされるような形で、さまざまな地域での生活が支えられていく、そのような商店街のあり方、これを次世代型というふうに表記させていただきましたが、こういったものを検討していく必要があるのではないか、こういう将来像が描けるのではないかということで、ここに表記させていただいてございますが、この辺の具体的な展開や施策については、今後詰めさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
佐野委員
今もいろいろお話しいただいたので、より詳しく、より納得のいく表現ということでこれから出していただけると思いますけれども、そもそも、これを出されるということは、もちろん議会のほうにも理解してもらいたい。と同時にどういう意味があるんですか。基本的なことでお尋ねします。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
今般、初めて議会に御報告をさせていただきました。この後、素案をまとめていくに当たりまして、この後、商工団体をはじめとする意見交換会等をさせていただきながら、特に産業界の方々等の御意見も十分踏まえて、素案のほうの形に取りまとめていきたいというふうに思っているところでございます。
佐野委員
そもそも、議会に出して、やはり産業界の皆さん、さらには区民の皆さんに理解をしてもらうためにつくっているわけでしょう、これ。理解をしてもらいたいためにということですよね。そうすると、今、私が指摘させていただいたようなことが仮に、まあ、私個人、1人かもしれませんけども、そういうことが起こり得るとすれば、やはりそれに対する直しなり、あるいはそれに対する訂正なりをどんどん議会の意見を入れながら直していくと、そういう姿勢が今あるというふうに受け取ったんですけど、それでよろしいんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
十分に合意形成を図って、一緒に取り組んでいけるようなお互いの共通認識を図っていくことが、この産業振興、にぎわい・文化振興にとっては欠かせないというふうに考えてございます。そのような取り組みをしてまいりたいというふうに思ってございます。
佐野委員
今おっしゃっていた全体の合意形成をとってというところが一番私は大切だと思うんですよ。中野区として進めるものについて、やはり区が一方的に進めるのではなくして、区民の意見を聞きながら、そして産業の組織の意見を聞きながら、さらに議会の意見を聞きながら一つのものにまとめ上げていく、こういった姿勢こそが一番大切だと私は思っております。そういう意味で、いろいろな意見が出されてしかるべきだし、また、いいことだと私は思っております。それをどのように受けとめて、どのように実現していくか、ここが一番キーだと思っているんですよ。ですから、今、横山副参事がおっしゃったように、そういう姿勢があるということであれば、ぜひそういったものを、同じことを何回も言われずに、おんなじことの意見を出されないようにして、ぜひそれを十分注意しながらやっていっていただきたいというふうに思っております。以上です。何かあれば言ってください。どうぞ。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
まずは、区のほうのこうしたたたき台といいましょうか、これから、今後素案という形にまとめていくわけでございますけれども、これについて十分読み込んでいただいて、御理解をいただくことから意見交換が始まるというふうに考えてございます。十分、委員の御指摘を踏まえて工夫してまいりたいというふうに思ってございます。
伊東委員
ありがとうございます。これから、(仮称)中野区産業振興ビジョンというのをまとめていくという流れの中で、その素案づくりの前段として本日のこの資料を用意していただいたと。せっかく用意していただいた資料をけなすようで申しわけないんだけれど、あまりにもわかりにくい文章。今、佐野委員が触れていましたけれど、横文字もそうなんだけれど、文章の脈絡が全然とれていない部分、それから、構成にしても全然内容がまとまっていないという印象を非常に強く受けるわけです。具体的に指摘させていただきますと、1番の策定目的、2番の構成案等はいいわけです。これはまあいいというか、これはこれでわかるんですけれど、3番の将来像のイメージとなりますと、まず、1番の将来像1、最先端のビジネス環境で活気づく“多様な区内産業"、タイトルはいいとしましても、その次の文章、まず4行、5行ですか、一つのセンテンス、文章が長過ぎて、何を言いたいのか。都心に近い立地や、大小さまざまなオフィスの集積や交通網、コンベンション施設、あるいは大学等の教育環境などが充実したビジネス環境を活用し、幾つかのリーディング。ビジネス環境を活用しだとか、もうちょっとセンテンスを短くして、言いたいことを整理されたほうがいいんじゃないのかな。これは将来像2はまだわかりやすい部分はあるんだけれど、3も同じような傾向が見られる。
段階的に言うと、一つの将来像については、将来像を示しておいて、主な戦略、そして具体的な主な取り組み等となっているんだけれど、主な戦略でうたわれていることが、主な取り組みの部分で表現化されていない。逆に、主な取り組みで書かれていることが、主な戦略のほうに盛り込まれていない。今、リーディング産業という話がありましたけれど、例えば将来像1の主な戦略、ハード基盤の開発誘導って、ハード基盤って何を指しているんだかわからない。それで、後ろの主な取り組みのほうを読んでいっても、それに当たるところはどこなのかがわかりづらい。あえて無理に結びつけていくんだったら、老朽ビルの建てかえや共同化促進なのかな。それの開発誘導というのがインセンティブを与えて、インセンティブというのが地区計画、まちづくり手法なのか。そういう意味では、もうちょっと整理して、例えば、つくり方っていろいろあると思う。大きなイメージがあって、そこに向かって具体的な取り組みを挙げてみて、そこからできる戦略を導くのか、逆に戦略ありきで、そこからもたらされる取り組みが見えてくるのか。それらをトータルして将来像をまとめる。
全体を通してそういう構成が、この段階、素案の前段としてもあまりにも、これ、委員会に示されると公的資料になってくる。ひとり歩きする可能性がある。その中で一つの文言にしても、慎重に記載があるべきだと思う。例えば、さらっと書いてあるけど、コンベンション施設、先ほど平山委員からありましたけど、コンベンション施設というのはまだ具体的に議論がないわけで、イメージの中では、この区役所・サンプラザの跡地の再開発なのかもしれない。でも、今のところの先行している再開発には、まだコンベンション機能というものは出てきていない。
そうしたものだとか、3ページの将来像3の主な戦略、「西武新宿線連続立体交差化等を契機として」って、中略させていただきますけど、商店街の区域の規模等の見直しを促進支援するって。これもさらっと書いてあるけど、大変なことを言っている。既存の商店街を再編しようと。それが何がきっかけなのか、西武線が地下に入ることによって、そこに生まれる歩行者空間、あるいは緑道空間をもって、東西の商店街の連携を強化するのか、あるいは踏切がなくなることによって、南北の商店街を統一化していくのか。それにしても、商店街の理解がなければとてもじゃないけれどできないことを、さらっと書いてある。多分このまま指摘しないでいたらば、これに向かってどんどん素案が進んでいっちゃう。もうちょっとそういう部分は慎重に運ぶべきだと思うんだけれど、いかが。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
るる御指摘をいただきました。十分文章がこなれていない、あるいは現在の計画との整合性といったような点、重要な御指摘をいただいたというふうに思ってございます。今日はビジョンについての考え方という中で、少し踏み込んで、このようなことで進めていくことが将来像を達成するに当たっては必要な戦略として考えられるのではないかといったような意味合いから、お示しをさせていただいた部分でございました。これにつきましては、特に先ほど来からお話が出てございますVer.3等の検討と整合性を持って十分に検討を加えていく必要があると考えてございます。この辺については慎重に取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。
伊東委員
素案もまとめる前段で提供していただいたのはわかります。ただ、使われる文言というのをよく精査して、位置付けをはっきりしておいたほうがいい。とりわけ、何点か指摘させていただきますと、ここで言っている、先ほど指摘したハード基盤、ビジネス環境、それからリーディング産業、都市型産業、そうしたものをしっかりと位置付ける。さらに言わせていただければ、コンテンツ産業もそうです。コンテンツ産業といってもさまざまある中でしっかりと位置付ける。あるいは、将来像3ですか、将来像3でも、ここはもう中野駅周辺とは離れている内容だと思うんですよね。区内全域、逆に地域のほうの都市型課題等挙げていますけれど、そうしたものをどうしっかりと充足していくのか、都市型課題対応型・生活支援型の商品サービス、こういうものもしっかりと腰を据えて考えて、わかりやすいもの、そして取り組み、それぞれ皆さんが協力して取り組むことができる表現にしていかないと、これを産業振興ビジョンができたから、じゃあ、具体化しようと思ったときにつまずきが出ると思うんですよ。だから、そういう部分しっかりと、素案に向けては文言を整理してわかりやすい形、逆にしっかりとしたビジョンの具体化につながる戦略もあったほうがいいと思いますので、その辺を指摘させていただきます。
委員長
答弁はよろしいですか。
伊東委員
いいですよ。
北原委員
これ、いただきましたけれど、特に将来像の3のところ、地域コミュニティとともに発展する“次世代型地域商業"ってありますね。これ、今後のスケジュールを見ますと、策定スケジュールを見ますと、ことしの12月に商工団体との意見交換会ということが予定されていますね。これはこれからやるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
この委員会報告後に予定してございます。
北原委員
これ、実際には商店街が、今、伊東委員がおっしゃられたけれども、大きな位置を占めるわけですよね。12月というと、商店街というのは1年間の中で一番忙しいときですよね。このときにこういうスケジュールを入れて、私は、恐らくこの商店街の人たち、一体、区は何を考えているんだって、必ず思うと思いますよ。どうですか、これ。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
このスケジュールの表示の仕方がちょっと欠けてございました。12月のみでやる予定でございませんで、この後、素案をまとめるまでの間、継続して何回か繰り返し意見交換をさせていただきたいというふうに思ってございます。
北原委員
長くは申しませんけれど、これは1月に入りましてもその事情がありますから、それはどこかでやらなきゃならないし、素案が24年の来年の3月という素案策定というのがありますよね。この中でこれだけのことをまとめていくというのは相当な、これ、商店街自身でもエネルギーが要りますよ。今の、私も何年か前に商店街のことで区のほうに考え方を尋ねたときがあるんですけれども、今、中野の商店街の現状というのを、解散される商店街があるわけですよ、どんどん。その中でこの問題は、それはもう大事な問題だと思いますけれども、この大きな問題で、素案の中に盛り込むべき地域の、区で言っている地域コミュニティとともに生きる商店街ということをやりますと、それは1回や2回の意見交換会で、それはもう議論を尽くすことができないほど出てくると思いますよ。ぜひその辺はしっかりと受けとめていただいて、今後のスケジュール、日程ですね、その辺をぜひ検討していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
これまでも、こういった形ではございませんけれども、さまざまに御意見を伺いながら、これまでも商店街の方々等とおつき合いといいましょうか、話をさせていただいているところでございます。今ここでお示ししたようなことにつきましては、新たな展開を今後どのようにしていくのかという将来像を共有するところから、しっかりと商店街の方々ともお話し合いを進めていきたいというふうに思ってございます。
委員長
よろしいですか。
北原委員
結構です。
かせ委員
産業振興のビジョンを持つということは結構なことだと思うんですけれども、その前提として、中野の産業をどうとらえるかということがまず最初になければいけないのかなと思うんですが、その辺がちょっとわかりにくかったんです。それで、本来であるならば、かつて中野でもいろいろ計画を立てていましたけれども、一番最初にやったのは、調査とか、アンケートであるとか、そういったことから始まったと思うんですね。これをまとめる段階でどういうことがされてきたのか、教えてください。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
委員御指摘のとおり、過去におきましては、幾つかの産業振興等、商店街等にかかわります調査もしてございます。今回これをまとめるに当たりましては、ちょっとデータ的には若干古いところでございますけれども、そういったデータ等についても当たらせていただいているところでございます。
かせ委員
それでは、お聞きしますけれども、最近、私たちもいろいろなお店へ行ったりなんかしてお聞きするのは、とにかく今の深刻な経済状況ですよね。商店街は人は通るけれども、お客は通らないとかね。それから、店をあけていると、電気とかそれがかさんでしまって、むしろ閉めてしまったほうがいいとか。御承知のように、一番人が集まるような日曜日なんかでも、店を閉めているところが多いとかという実態があるわけですが、そういうときに、だから、今必要なことは何なのかということをまずとらえる必要があると思うんですよ。そういうことについて、過去のデータといいますか、それを参考にするというよりも、今の商店街の実態はどうなのかということをつかむということがないと、これはちょっと見誤るんじゃないかと思うんですね。それで、過去のデータとおっしゃいますけれども、いつごろのデータを基準にしているんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ここ数年来、なかなか大がかりな調査はできてございませんので、平成18年、19年ぐらいの古いものですと、そのようなときに行っているデータ、これ等を参照にしてございます。
かせ委員
だから、事態は日々悪化していると思うんですよ。ましてや、今の状況の中で実質賃金はどんどん下がっているし、社会保障も切り捨てられるし、それでまた増税の話も出てくるということになれば、当然、消費にも影響してきて、ここ数カ月というのは本当に深刻な状況ですよ。その状況に対してどう対応していくかということが大事だと思うんです。確かにこれを見ていただきますと、いろんないいことが書いてあるんですけれども、ただ、いろいろ調べて、今まで議論があったんだけれども、とにかく絵そらごとに聞こえてしまうと。今の実態をどうとらえるかということがないからなんですよ。
それで、あえてお聞きしますけれども、そういう実態調査はやる予定はあるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
全般、実態調査といっても、かなりいろいろとらえ方はあるかと思いますけど、全部にわたっての実態調査というのは現在考えてございません。このビジョンを策定するに当たって、具体的な施策の有効性ですとか、施策の効果、そういったものを検討するのにもし必要があれば、そういった調査ということがあり得るかとは思ってございますけれども、全般的な調査は現在考えてございません。
なお、今回お示ししていますビジョンにつきましては、おおむね10年ぐらい先の将来像に向けて、現在からどのような取り組みをしていくべきかというようなことから策定したいと思ってございます。現下におきまして厳しい経済状況にあることは認識してございまして、特に中小企業様等の経済状況のバックアップということでは、融資制度等で対応させていただいているところでございます。
かせ委員
ぜひ、その辺のところはしっかりとらえてほしいし、それから、これからだって調査する必要があると思うんですよ。ぜひやっていただきたいと思います。それで、先ほどから出ていますけれども、12月から商工団体との意見交換会ってあるんだけれども、単に意見交換会というよりも、そういう生のデータがあればさらに、かなりいいものができると思うんですよね。そういう努力をしていただきたい。
それから、私も幾つか指摘させていただきたいんですけれども、次世代商業のあり方というようなことが言われていますけれども、これを見てみますと、説明によりますと、新たな付加価値を加えたサービス等を提供等するとともに、ICTを活用して商品・サービスが得られる利便などと、店頭での相対した直接のコミュニケーションによって生活の張りや安定等が満たされるようなリアルとバーチャル何とかって書いてありますけれども、今の商店街の実態をどうとらえるかということがないと、これもまた何を言っているかわからないということになるんですね。私は中野の商業というのは、いろいろの形は、ICTを使った商業もありますけれども、多くはリアル、いわゆる人と物との関係だろうと思うんですね。そういったことがある中で、これはいい面ですから、これはどんどん継続すべきものだと思うんです。
そして、そういったことを指摘して、書いてある中で、主な取り組み等の中で、事業の継承とか業種転換等とかって書いてありますね。これがよくわからないんですよね。事業の継承というのは、つまり、今行っている商業、事業がそのまま継続されるということが大事だと思うんですね。一方では業種の転換と言っているんですね。この業種の転換というのは何なのか。その辺、聞いてみましょう。これ、どういうことですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
地域のコミュニティ、その商店街が所在しております一体の地域との関係でどのようなニーズ、消費者のほうからですね。生活者のほうからどのようなニーズがあるのか。これに応じてうまく業種や業態というものを考えていく必要があるのかな、そういったような問題意識からこのような将来像ですとか、取り組みというのを示させていただいているところでございます。場合によっては業種が変わっていくということも、その地域の発展、あるいは商店街の活性化にとって必要になることもあるのではないか、そのようなことからこのような記載をさせていただいているところでございます。
かせ委員
私は、健全な商店街というのは、一つの商店街でいろんな業種があって、それぞれ補い合いながらやっぱり繁栄していくということだろうと思うんですね。ですから基本的には、今、営業されている方たちは、そのまま安心して営業できるという、そういうことが大事だろうと思うんです。これを読んでみますと、景気のいいところは事業継承だけれども、そうでないところは業種を転換なんていうことを区のほうが言っているんじゃないかと受け取られかねないような表現なんですよ。こういうことではなくて、やはり今の商店街の形を残しながら、また、そこに新しさなりなんなりということで、いろいろ経営力やらアイデアやら、勉強していくことはいいことなんだけれども、このとり方なんだけれども、どうしてもそういう再編成、商店街の再編成で、今の事業をしている方たちよりも、また別のものに変えてしまうというようなことが、ちょっとイメージとして出てくるわけですよ。そういうことになってしまうと、ちょっと違うのではないか。あるいは、もしもそういうことであるならば、今の商店街の方たちと相当突っ込んだ議論がなければいけないし、アンケートなり、そういったものをしないといけないしと、そういうことに、先ほどの質問に返りますけれども、そういうことが大事だと思うんですよ。その辺の考え方についてお聞かせください。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
先ほど、他の委員からの御質疑にもございました。商店街としてどのような業種ですとか、商店街のあり方にしていくのか。地域とともに、地域のニーズ等をどのように把握して、それにどうこたえていくのかといったことについては、十分協議をしながらイメージを共有し、そのための施策を考えていくという過程が必要かと思ってございます。
それで、先ほど来の事業転換のところでございますけれども、これは区のほうが強引にそのように転換しろということを迫るものではございませんで、そこで商売等をされている方々がもしこういった形に事業展開を図っていきたいと思ったときに、促進できるようなインセンティブとなる仕組みというものが必要になってくるのではないかということから、入れさせていただいているところでございます。
小林委員
いろいろと御意見が出ましたけども、この内容を聞いて、本当に難しい。難しいというか、わかりにくいという部分もあります。それで、ちょっと一つ質問は、これからのさまざまな課題、特にハードのほうじゃなくてソフトウエアのほう、そちらのほうに関しては、何としても民間の力をいただいて進めていくという考えでよろしいでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
区といたしましては、このような将来像、ビジョンにつきまして、関係する諸団体等とのイメージや共有、こういったものをしていく必要があるとはまず思ってございます。その中で、どのように区といたしまして産業振興を図っていくのか。そのためのソフト面であるとか、同時にハード面、これは特にまちづくり手法ということで今回何カ所かで記載させていただいておりますけれども、これの一体的な手法の採用が有効になってくるというふうに考えているところでございます。
小林委員
今後は今言った策定のスケジュール、商工団体中心の意見交換会をすると思うんですが、こういうペーパーでは恐らく御理解されないというふうに思っております。皆さんも同じだと思うんですけども。現在、例えば、今、委員が言われた沼袋商店街に関しても、ジャズという形で五、六年前から本当にジャズのまちにしたいというようなソフトの考えもあって、3,000名以上、年1回ですけども、やっていますし、また、半期に1回ということで、年に2回ぐらいやりたいというような思いの方々もいらっしゃいます。そしてまた商店街の中に空間をつくりながら、そこで生のジャズが聞けるとか、それからあと3店舗か4店舗、新しいこの商店街の中で常にジャズが流れている、そんなような思いの中で、さまざまに民間の方々は動いています。また、それを何とか実現しようという、そういうチームもあるんですね。それはユーチューブで、実際にそのお店がユーチューブで生で演奏関係も、小さいけれども、そこから始めるんだという、そんな思いの方々もいらっしゃるわけですね。それをうんと大きくしながら、沼袋の商店街と、それからあと中野駅のブロードウェイなり、サンモールなりをうまくつなげていきたいという思いもあります。
そしてまた若者の芸術関係、音楽関係の方々に関しては、もう大学がたくさん来る。そういうようなときに、場所においては平和の森公園とか、そこの隣にある野球のグラウンド、そこで3日間連日でコンサートをしたいと。特に今、代理店さんがくっついているグループなんですけど、もうそういう形でやりたいという話も――皆さん知らないか。もちろん、そういう話もよく聞いたりしているんですね。一つ例えば、何を言いたいかといいますと、いろんなところでこのテーマというか、そういうことに関して、盛り上げたいという人たち、たくさんいらっしゃいます。この商工団体の方々以外にもそういう声があります。それは今すぐにはあれかもしれないんですけども、この商工団体を含めて、ボトムアップの形でそういう企画というか、そういうものを、コンテストではないですけども、どういうような希望があるかという形を拾っていく、そういうような仕組みをつくっていけばいいんじゃないかなと。そうすると、そういうものが見えながら、このまちがどうなるのかということが具体的に絵として考えられるんじゃないかなと思うんですね。こういうペーパーでは全くわからないと思います。
それからあと、まちのこのポイント制というのもありますけども、このポイントに関しても、iPhoneとかそういう……(「話、おかしい」と呼ぶ者あり)まあ、例えばの話なんですね。いろんなことでICTを使った技術で、やっぱり今どのような形で、民間は民間で別にICTを使ったポイント制のものをこういうふうにやったらいいかなというような、それが教育にも結ぶ。また、お母さん方のものに関してまた関心があるような、そういうものもある、そういう提案があるグループもあります。
それからまた、この中野の駅周辺のところで英語村をつくりたい、そういうような関心のある形。つまり、今言ったICTの技術を使って、どこでも英語が聞ける。聞けるというか、勉強できて、そして大学の施設を使ったり、また区有施設を使ったりして、今、小学生が高学年になると、現在、英語の勉強という形がありますし、グローバル化の社会の中で子どもたちを育てたい。そういうような形での、そういう機会があるような場所をつくってほしいというような意見もあるんですね。民間の力をいただくということは、そういうような意見をいただくような手法を考えてもらいたいなと思うんですね。それをホームページにチャレンジしてくれたり、したいというような意見を出しながら、やがてはこれ5年、10年という、まちづくりに関して現在こういう意見が出ているんだけど、商工会、団体のほうはどのように考えるかとか、さまざまな組み合わせができるようになります。そういう意味で、ホームページを使いながら、今言ったようにわかりやすいこういうまちづくりを、絵でわかるようにしなければいけないと思います。絵がかけないものは失敗すると僕は思っていますから、そういう意味で、絵がかけるようなものを一つひとつ皆さんにお答えしながら、そうしたことを組む仕組みができてくれたらいいと思います。
前回は協議会をつくれというふうに言いましたけども、いろんな方法がありますから、そういう意味で、協議会じゃなくて、ホームページを使ってそうしたものを取り入れてやっていったらどうかというふうに思いますけど、いかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ここでは、現在、区といたしまして素案をまとめる前の段階のビジョンの考え方ということで、将来像ですとか、そのための必要な戦略、取り組み等、お示しをさせていただいているところでございます。これまでもるる御質疑等いただいたとおり、こういったことにつきまして、主体となりますのは、例えば商業にいたしましても民間の方々でありますし、文化・にぎわい等の担い手も実際には区民の方々等というふうに認識してございます。そういった方々にとってどのような施策、あるいは将来像が描けるのか、これについても十分検討してまいりたいというふうに思ってございます。
小林委員
その辺、御理解していただいて、やがては、次か次のときに、今ホームページでこういう形でやっていいんじゃないかという部分、そうしたボトムアップになるような御意見が入ってくるような政策、よろしくお願いしたいと思います。
森委員
まず、ちょっと今回の資料の位置付けについて確認したいんですけど、これ、グランドデザインVer.2の具体的進展を図るに当たってと書いてあるんですが、Ver.2があって、これを具体化する中で今回の産業振興ビジョンの考え方というのがあって、一方でこのVer.2は、これから報告があるVer.3というほうになっていくわけですよね。そうすると、このVer.2とVer.3と産業振興ビジョンの考え方って、どういう関係になるんでしょう。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
現状、策定してございます計画、あるいは基本的な指針といったものでは、このグランドデザインVer.2、それから10か年計画というようなものになってございます。これに沿って現在、具体化をするために事業施策等を構築し、進めていこうということで進めているところでございます。このVer.2につきまして、実際に進捗も図っておりますが、新たな状況の変化等踏まえて、Ver.3の検討をしていると。これはVer.2をさらに進化させる、バージョンアップしていくというようなことで検討しているところでございまして、それとこの産業振興ビジョンについては整合性をとって、一体的なものとして検討していこうという位置付けでございます。特にVer.2の中で、ハードなまちづくり、都市基盤、都市施設等の整備と含めて、ソフト面といいましょうか、産業の振興、あるいはにぎわい・文化の振興、あるいはそのマネジメントといったようなことも触れてございます。こういったものを一括して産業振興、にぎわい・文化振興ということで体系づけるというのがこのビジョンというふうに考えてございます。
森委員
そうすると、Ver.3の検討というのは今まさにされているところだと思うんですけれども、整合性をとってという話がありましたが、Ver.3のほうに合わせて、この考え方が変わるということもあり得るんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
現在のところ、Ver.3の検討と、この産業振興ビジョンの検討については整合性をとっているというふうに思ってございます。
森委員
何か、わからないようなわかったようななんですけど、ちょっと話を変えます。
策定スケジュールの関係で、先ほどほかの委員から、合意形成をとって進めていくのが大事なんだという指摘があって、私も基本的にはそのように思うわけですが、一方で、商工団体さんの中にもいろんな意見があるでしょうし、さらにパブコメで区民の方の意見を聞くとなったら、さらに多様な意見が出てくるんだろうと思います。そうした中で、区としてこの考え方を示した以上、関係の団体さんとか区民から反対があっても、これだけはやるんだみたいな、その考え方のしんみたいなものがあるべきなんじゃないかなと。それをもって区が、リーダーシップという言い方が適切なのかどうかわからないですけど、区が主導して引っ張っていくんだみたいな部分も必要なんじゃないかなと思うんですが、その点いかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
現在、区の基本的な考え方をお示ししていますのは、先ほど来申し上げているグランドデザインVer.2でありますとか、10か年計画(第2次)というところでございます。その中でも、区内産業振興を図る牽引役として都市型産業を集積・創出等を図っていこうということについては、しっかりと堅持してまいりたいというところで考えてございます。それを踏まえて、この産業振興ビジョンの中にも盛り込んでいるところでございます。また、これがいかに牽引役としてその機能を果たしていけるのかについては、さまざまな仕組み等もつくりながら検討を進めてまいりたいというふうに、今の基本的な考え方を踏まえて具体化を図るようにしていきたい。例えばそのようなことで進めてまいりたいと思ってございます。
森委員
ちょっと具体的に聞きますね。将来像1の中で、最先端のビジネス環境で活気づくってあるんですけど、ここで、るる説明していただいているんですけど、これ、何をもって最先端のビジネス環境と言っているのかがよくわからないんですけど、ちょっと説明していただけますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
一つには、中野駅周辺のまちづくりが進んでございます。これによりまして、民間誘導等でこれから商業・業務ビル等が建設等されていくかなというふうに思っているところでございます。具体的に進んでいるところもございますけれども、そういった業務環境、オフィスビル、これも一つ最先端のものが誘導されていく。また、立地条件といたしましても、地盤のかたさといったようなことがクローズアップされたりとかしてございますし、また交通網の整備も今後検討していくことになろうかと思いますけれども、そういった魅力、そういった環境というものがビジネスにとっては最先端と言ってよいのかなというふうに思っているところでございます。
森委員
よくわからないんですけど、やっぱり。そのまちづくりが進むというのは、それは中野にとっては新しいことですけど、別にビジネス環境として新しいというものじゃないと思うんですよ。立地とかにしたって、別に立地、交通網がいいところって、特に中野だけじゃないですし、それがマイナスになるとも思えないですけど、強力にほかとの差別化になるかというと、そういうわけじゃないと思うんですけど、いかがですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
先ほどちょっとハード面の答弁だけで終わってしまい、申しわけございませんでした。あわせて、そこに記載してございますけれども、ハード面の施策に加えまして、ソフト面の取り組みといたしましても、都市型産業等リーディング産業を呼び込んでいくような施策、あるいはそれを受けとめて、区内で他産業との連携等や波及効果が期待できるような、そういった仕組み、こういったソフト的な環境整備もあわせまして最先端の業務環境、こういうふうにつくっていきたいというふうに思っているところでございます。
森委員
ビジネス環境って、要するに企業が業務を行っていく上での環境なわけですよね。もしくはフリーランス、個人の方が仕事をしていく上での環境という意味で言うと、今、最先端のビジネス環境っていったら、この間もちょっとお話ししましたけど、やっぱりノマドワーキングみたいなものだと思うんですよ。特定の組織、会社に所属しないでフリーランスでやっている人たちが、どこか1カ所に集まってコラボレーションしていく。その中でコンテンツ、つくっていくというのが一つ今の最先端の働き方としてあるんだと思うんですね。そこまでいかないにしても、自分で起業されている方なんかは、いわゆるSOHOなんていう働き方とか。大手の企業さんの中でも、いわゆるオフィスに行かないで在宅で仕事をする。ITを活用して自分の端末から会社の業務環境につないで仕事をしていく、そういう環境というのが今考えられる最先端のビジネス環境なのかなというふうに私は受けとめているんですが、いかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
繰り返しのようになりますけれども、ハード面でオフィス環境がよくなるとか、交通の環境がいいというもの、あるいは業務環境の周辺環境ですね。公園等があるとか、働く方々にとっても良好な環境が整っているといったこと。それに加えまして、ソフト面で、委員が御指摘のこととはちょっと意味合いが違ってくるのかもしれませんけれども、産学公が連携して都市型産業との他業種との連携や取引拡大が進んでいくことを考えていく場をつくってあるですとか、コンテンツのネットワーク等が存在しているですとか、シティセールス等の機能が働いているといったようなソフト面の機能もあわせ持ちまして、中野ならではの最先端の業務環境が提供できるというふうに考えているところでございます。
森委員
いずれにしても、そのコンテンツというのを一つ売りにしていくという中では、やっぱりその人と人とのつながり、どうつなげていって、どうコラボレーションを起こしていくのかというのが、一つ大変重要な要素なんだというのは認識しておいていただきたいなと思います。
それから、将来像2のほうでちょっと気になるのが、前回だか前々回だか、ちょっと定かじゃないんですけど、私が、コンテンツ、コンテンツって言うけど、資料の中で、コンテンツ、つくるというような記載がなくて、発信していくみたいな書き方だったと思うんですけど、それで、つくるという考え方はないんですかと聞いたら、御担当のほうから、コンテンツってもうあるので、それを発信していくのがということを考えているというような答弁があったかと思うんですが、今回、将来像2のところを見ると、創造(輩出)ってあるんですよね。これは、コンテンツづくりもしていくというふうに考え方を変えられたという理解でよろしいんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
前回の御答弁での申し上げ方が足りなかったかもしれませんけれども、今さまざまな文化、あるいは表現活動といったコンテンツ自体は中野区に一定の集積があると。これは産業化等にも活用していける資源というふうに考えてございます。そういったものを活用しながら、さらに文化やそういう表現活動の集積があれば、当然新たなものも生まれてくる環境は整っていくと。そういった相乗効果を図っていくという意味で、集積、創出、発信というふうにさせていただいているところでございます。
森委員
このクールNAKANOって、要するに海外からの観光客にも来てほしいみたいな話なんだと思うんですね。それで、観光バスの乗り入れ条件の整備とか、何かいろいろ書いてあるんですけど、海外から中野に来ていただくイメージって、どういうところを回ってもらうとか、イメージがあるんですか、担当さんには。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
これも、例えばアニメ、漫画等が一つサブカルチャーとして有名だというようなことは海外でも評判になっているというようなこともございます。そういったところを目当てに、海外からの観光ということもあるものと考えてございますし、日本でいきますと、東京の秋葉原とか、そういったところを回っていきたい。また、この中野の特徴も違ってございますので、あわせて回りたいといったニーズがあるやにも聞いているところもございます。それに限ったわけではございませんけれども、受け入れられるような条件整備というのは必要かなというふうに思ってございます。
森委員
私、海外へ行くと必ず、その国で売っている日本の観光ガイドって見るんですけど、アニメ、漫画って、必ず秋葉原が出てくるんですね。ブロードウェイ、確かに有名ですけど、そこまで出てくる観光ガイドってほとんどないですよ。そういったところに打って出ていこうとすると、そのシティプロモーション・タウンマネジメントって書いてありますけど、これ、相当な労力をかけないと売り出していけないと思うんですけど、その認識があるのかというのが1点と、今度逆に、私が区民の方なんかからよく言われるのは、アニメ、漫画って、そういう趣味の方が一定数いらっしゃるというのはわかるけども、例えばブロードウェイみたいなところを中野の象徴として売り出されるにはということには抵抗があるとおっしゃる区民の方もいらっしゃるわけですけど、その2点、どうお考えですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
既に商業ベース、民間ベースで発信力があって、注目を浴びているということに比べまして、中野としましては、体系づけてそういったことを中野の魅力として発信するというような取り組みがなかなかできていない状況なのかなというふうに認識してございます。このままというわけにはまいりませんので、中野区としての魅力を発信していくような取り組みというものは必要になってくるだろうというふうに考えてございます。
それから、ブロードウェイ、サブカルチャーの象徴としておっしゃったのかもしれません。確かに、人によっては受けとめ方さまざまあるものと考えてございます。一色に染めていくということではなくて、これまでもちょっと、十分記載していなかったかもしれません。多様性というものが一つ中野の、言ってしまえば特色と、特徴と言えるところかと思ってございます。多様な文化コンテンツ等の集積というようなことで挙げさせていただいたつもりでございますけれども、そのような多様な文化ですとか活動ですとか、産業というものが共存している、こういった状態を中野の全体としてアピールしていく、このような考え方に立っております。
大内委員
いろいろ質疑を聞いていて、ちょっとよくわからないんですけど、とりあえず、中野が目指しているようなまちというのは、モデル地区ってどこかあるんですかね。例えば、吉祥寺は大学と一緒に連携しているのか。例えば、何となく大体、こんなところがそうですよというのがあるんですか。モデルになるようなところは。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ある一定の場所ということで、全体が中野とほぼ似ているとか、イメージしているというようなものとしては、なかなか難しいんでございますけれども、一部的には、今、委員が御指摘のあったような大学との連携が進んでいる部分でございますとか、商業との連携が進んでいる部分、あるいは、コンテンツと言ってしまうとあれですけれども、文化的な活動などが産業とうまく結びついている、そういったような部分、さまざま各地域において特色あるかと思ってございます。そういったものについては、部分的には似ているイメージが持てるところもあるかと思ってございます。
大内委員
具体的に言うと、どこはどうというまちになるの。それで言うと、どこのまちは大学とうまく連携とれているまちで、ここは新しい産業とうまくいっているまちってどこなの。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
具体的に名前を出すのはどうかというのはありますけれども、都内に限りませんけれども、一定、立地だとか歴史によって、海外との貿易ですとか、そういった港町などの文化というようなことをうまく使って産業の振興を図っているとともに、そういった文化性も歴史というものも踏まえて大事にしているような取り組みをしている自治体等もございますし、それから、あるいはアニメ自体の舞台となったような地域性、漫画の舞台になったことを使って、それをもう来客、観光の目玉にして取り組んでいるような自治体等、そういったものがございます。
大内委員
具体的なもので言うと、例えば、じゃあ、ここら辺だと何か杉並の、高円寺は何かあるの。コンセプトはあるの。何かあるの。例えば荻窪とか、何かあるの。荻窪も駅前、たしか再開発をやっていますよね。あそこなんかもそういうのあるの。特にああいうところは何にもなくただ再開発しているの。何か目的があるんですか。例えばそういう意味で言うと、何となく、どういったまちを目指している。じゃあ、今言ったことで言うと、今度南口に横浜の中華街みたいのをつくりましょうよって、そんなこと言っているわけ。例えば、それで目玉をつくりましょうというのは。何となく、要するに言っていることがよくわからないので、具体的に地名で言うと、このまちはそんな感じなんですというものを聞きたいんですよ。
委員長
休憩いたします。
(午後2時24分)
委員長
再開いたします。
(午後2時32分)
むとう委員
皆さんが再三おっしゃっているので、私も本当に同感で、今、るる本当に雄弁な担当の副参事からの説明を何度何度聞いても、イメージが一向にわかない。担当副参事の、青年よ大志を抱け、夢を大きくというあたりなのかなという感じはしますけれども、本当にイメージわかないんですよ。私自身が産業界に身を置いたという経験もないということもあるかもしれませんけれども、ここに書かれている中野のビジョンというのが本当になかなかわからない。先ほど来質問がありましたけれども、少しでも理解したいというふうに思ったときに、大内委員の質問にもありましたように、これを全部網羅しているような見本となるような都市はなかなかないと思うんだけれども、この部分ではこのまちとか、この部分ではこことかというふうな、部分的にでも示していただけると、少しイメージが見えてくるのかなという気がするんですけれども、トータルにないまでも、この部分ができているのはここなんですという具体名というのは一個も挙げられないものなんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
先ほど幾つか、名前を伏せてでございますけれども、例示をさせていただいたようなところがございます。直ちにこの中野区に当てはめられるのかといいますと、必ずしもそうとは言い切れないものがございますので、部分的に参考にはできるということでの御紹介にとどめさせていただきたいと。
むとう委員
参考的に例示できるようなところというのがあるなら、具体名は伏せる必要あるんですか。だって、そのまちのこれ、すごいんですよって言って見本にするんですから、名前を伏せる必要なんかなくて、そのまちにとっても名誉なことでありますし、言えないものなんですか。何か言っていただけると、そうなのかと思って、ちょっと訪ねてみようかなと思ったりもしますし、少しイメージがわいてくるんですよね。相手方のまちに対しても、イメージダウンじゃないし、中野がそのまちのこういういいところを参考にしているんですというのは、別に何にも悪いことじゃないので、まちの名前って言っちゃいけないんですか。(「休憩中の雑談、持ち出すんじゃないよ、もう」と呼ぶ者あり)雑談じゃない。私が聞きたいんです。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
参考にしている部分として、当然幾つかの自治体、あるいは民間の取り組みというのはございますが、それのどこをどのようにこの産業振興ビジョン等に反映していくかにつきましては、また別途御説明等さしあげないとならない部分かなというふうに思ってございます。その、他の例がそのままこちらとして参考に、そのまま使えるというものではございませんので、先ほど来の答弁ということにさせていただいてございます。
むとう委員
答えていただけないので、もうしようがないんですけれども、別に参考としてこういうところって言ったって何も悪くないし、それだけ調べられてお勉強されているんだったらば、言えないことがおかしいのではないかというふうに私は思います。
今、この時期あれですよね。事業見直しということで、区民に対して御意見を募集しているような状況にあって、これ、本当にこの夢物語、できたらできてもいいですけれども、これを実現していくには一体幾らかかるのかというようなこともあわせて……(「産業振興だよ」と呼ぶ者あり)産業振興だってそうですよ。一体これを、産業振興と言ったって、区が一体これについてどういうふうに、例えば、先ほどおっしゃっていたように、国際的なイベントをする場所を整備するなんていうことにお金もかかることだろうというふうに思いますし、一体こういうことをしていくために、どれぐらいのお金をかけてやろうとしているのかというようなことは考えられているんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
コスト的なところについてはまだそういった検討はしてございませんけれども、先ほど、他の御質疑の中でもございましたが、区が行政としてやる部分なのか、民間の力によってやる部分なのか、そういったことについての整理も今後していきたいというふうに思ってございます。
むとう委員
例えば、これはだれがやるのか知りませんけれども、先ほどどなたかも引用されておりましたけども、2ページのところで、観光・まち歩きルートの開発等を進めると書いてありますけれども、私、今回の一般質問の中で、今、区が文化財のほうで進めようとしている散策ルートですよね。中野のある文化財資源を有効に生かした散策ルートをつくっていきたいというような考え方を区が持っていたわけだけれども、それに先立つ事前調査をするお金がないから進んでいない、できていない。今後については未定だというようなことだったわけですけれども、ここでまた新たなまち歩きルートの開発というのが出てきているんだけれども、そういったところとの整合性というのはとらないんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
この将来像を実現するに当たって、このような施策というものが有効に働いてくるのではないかということで、今回考え方でお示しをさせていただいたものです。
むとう委員
有効になるかと思うんですけれども、私が今言ったその事例も、中野のまちの魅力を発信していきたいんだということで散策ルートをつくりたいと言っていたのに、ぽしゃっているんですよ。それでまたおんなじようなことをこうしたいという将来的なことを描いても、本当に実現はどうなのというふうに思えてならないんですよ。今まさに計画していることができていなくてぽしゃっていて、また今後同じようなルート開発をしようって書いていてって、何言っているんですかって。今立てている計画さえできていないのに、またおんなじような計画を将来に向かってつくるんですかって。何度、絵にかいたもちを繰り返すんでしょうか。本当に理解に苦しみます。
それから、今後のスケジュールなんですけれども、商工団体等との意見交換とありますけれども、商工団体等の「等」は、あとどういうところとの意見交換を考えているんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ここで商工団体と申し上げていますのは、中野の法人会様、それから東京商工会議所中野支部様、それから工業産業協会様、それから中野商店街連合会様と、主に商工4団体といわゆる呼ばれている団体でございます。それ以外には、区のほうといたします産業懇談会等を設置させていただいてございますので、そういった場等を使って意見交換をしていきたいというふうに思っております。
むとう委員
そういう、前からある歴史ある団体だけではなくて、先ほど他の委員もおっしゃっていたように、今そういう意味では自由な、組織されない区民の方々のいろんな動きがあるんですよね。そういう方々ともやはり多様な区民の意見を、団体に属さないような方々も含めて意見交換というのをしていったほうが広がっていくのではないかなというふうに思うんですよね。ここに書いてあるスケジュールを見ると、素案になった段階での意見交換ということになっておりますよね。素案になって初めて一般の区民との意見交換ということになるのかもしれないんですけれども、それ以前に、やはり今、区が議会に示されたよう――これをこのまま示しても絶対理解できないと思いますけれども、もう少し整理されてわかりやすいものに置きかえて、考え方を提示する中で、素案に行く前の段階で、多様な区民との意見交換というのを考えてはいかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
特に産業振興ビジョンということでございますので、商工団体等との意見交換会を前置きしてやっていこうと。それ以外につきましては、いわゆる自治参加条例、これの手続にのっとって進めてまいる考えでございます。
むとう委員
確かに、やる側はそうかもしれないんだけれども、またその、何ていうのかな、これ、受け手であるのは区民で――区民だけに限りませんけれども、受け手側の一般的な人たちというところも大事な分野で、大事な要素ですよね。幾ら産業界の方だけで用意したって、それに参加してくる、乗ってくる、それにお金を使ってくださる、そういう消費者が入ってこなければ全く意味のないことであるわけですから、参加の手続の段階で多様な区民の意見を聞くということよりも、事前段階でやっぱり、本当にいろんな動きもありますから、多くの多様な区民の意見を聞くということも私は大事じゃないかと思うんですけれども、こういうものをつくるときに必ず、旧態依然とした昔からある、立派な組織団体としか意見を交わさないということ自体、その姿勢が私は違っていると思うんですけれども、もう一考していただけませんか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
産業振興の担い手ということでは、先ほど来お答えしているとおり、区内の商業、産業、企業の方々、商店の方々ということでございます。まずはそこの方々、団体との意見交換を重視してまいりたいと思ってございます。
平山委員
すみません、いろいろと御意見が出ていて。当該委員会の所管ではなくて、関連報告ということで承っているので、駅周に関することを中心にお聞きしたつもりだったんですが、いずれにしても、まちづくりを進めていきながら、なかなかこの産業振興の確たる策がこれまでなかったということが問題で、むしろ、そういう意味も込めて組織編成されたんでしょう。まちづくりと一緒に産業振興をやっていこうということでやられているわけですよね。だから、スケジュールをお聞きしたのも、策定されるのはいいんですけど、もうとにかく急がなきゃいけない。急いでやらないと、遅きに失している部分がたくさんありますので、という思いで前半の質問をさせていただいたんですが、ぜひとも、これはいいものに仕上げてやっていただきたいなということが一つと、もう一つは、とはいっても、これやっぱり読むと、どうしても見方によって、駅前が中心に読めてしまう部分があって、将来像の3はそうじゃないのかもしれませんけど、南のことなんて何にも書いていないわけですね。私は北の人間なので、西武線のことが書いてあったので少しほっとしたりもしているんですけど。
だから、要は、中野区全体のこの産業振興のビジョンですよね。なのに、あまりここに偏りがないような内容で当然仕上げられると思うんですけど、ここにまずいろんな人が来る。この人がどう中野区の産業に貢献していけるし、中野区の産業振興に資することができるのかという、当然そういうことも書かれていくんじゃないかと思いますし、ここに入ってくるいろんな会社が起爆剤となって、区内全体の産業にどう影響を及ぼしていくということも当然書かれるんじゃないかと思いますし、商店街のことも書いてありましたけど、いろんな商店ごとに、いろんな地域ごとに特性があるわけですよね。そういう特性も十分踏まえられた上で、一つは、ここの駅の、駅周辺のまちづくりというのを核にして、この中野区の産業振興がどう進むのかという、だから、1、2の部分も大事なんですが、将来像の3の部分というのは非常に大事になってくるかなと思っております。
昔、この中野駅をぐるっと回る――中野区全体をぐるっと回る無料の観光バスを通したほうがいいんじゃないかという質問をしたことがあるんですが、うまくいっているところがあるんですよ。千代田区というところで。そういったことも、参考にしてくれとは言いませんけども、要するに、そういったことも踏まえて、この中野区の産業振興ビジョンをこれから進めていかれると考えてよろしいですか。最後の質問です。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
本日の資料では十分、全部のバランスをとった記載になっていない部分があったかと思ってございます。駅周辺のまちづくりについては、大きな産業振興、地域活性化、文化振興に影響のある部分と思ってございますので、産業振興ビジョンの中でも大きく位置付くものとは思ってございます。それ以外に、区全域についてどのような発展のあり方があるのか、地域特性ですとか、持てる資源等も十分生かしながらどのような発展の形があるのか、これもビジョンの中ではある程度書き込めるように工夫してまいりたいというふうに思ってございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
委員会を暫時休憩させていただきます。
(午後2時45分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時05分)
次に、所管事項の報告、2番、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況について(資料3)御報告をさせていただきます。
本日、資料は、この頭紙1枚物と、別紙1、別紙2とございます。
まず、1番ですが、頭紙の1番です。グランドデザインVer.3の考え方(案)としてございます。今回は、これまで、この検討状況については将来像をお示ししてきたところですが、それに加えて、グランドデザインの位置付けや基本方針、それと各地区のまちづくりの方針ということで、現時点でのものを取りまとめた形になっております。
また、大きな2番でございますが、Ver.3で検討中の主な論点ということで、これまでの議論から浮かび上がってきて、さらに検討や議論を深めていきたいといったところを別紙2として取りまとめているところでございます。
早速、別紙1をごらんください。こちらの内容を御案内したいと思います。
まず、ローマ数字、大きなI番です。グランドデザインの位置付けです。
1番としては、グランドデザインの目的です。文章の後半のくだりで、中野駅周辺まちづくりの展望を区民・民間事業者・行政が共有し、公民協働でまちづくりを推進する。これがグランドデザインの目的でございます。そのために、ハード・ソフト両面のまちの将来像、それに加えて、整備に係る基本的な考え方等を指針として示したものであるということです。
2番が改定の経緯を簡単に記してございます。このグランドデザインは、Ver.1、これを平成18年12月に策定してございました。警大跡地のほか、まちづくりの進捗等にあわせまして、平成21年10月にVer.2として改定を行ったものでございます。そのVer.2の改定から2年超がたってございます。今後、新北口駅前広場や区役所・サンプラザの整備、その他、南口のまちづくり等を進めるに当たって、一体的な整備のあり方、地域の活性化につながる機能配置など、そういったものを改めて検討を深めるといった視点、それと、さきの大震災、これを踏まえて、安全・安心の観点から、再度、社会資本整備のあり方、これを見直してまいりたいということで、今回、Ver.3の改定を行っているというものです。
3番のグランドデザインの性格です。これ、ページをめくっていただきまして、2ページ目の冒頭になりますけれども、今回まさにVer.3に改定するように、進展するまちづくりの節目節目において、その取り組みの成果や評価とともに、かつ社会経済の動向をとらえながら、これは方向性を見直していく、そういう性格を有するものだというところで整理をしてございます。
4番、グランドデザインの策定範囲です。これはVer.2と変化なく、中野二丁目、三丁目、四丁目、五丁目、それと中野一丁目の一部を含む約110ヘクタール、これは変化がないところでございます。
次に、大きなローマ数字、II番の中野駅周辺の将来像です。これは前回まで数回にわたっていろいろ御議論をいただいた四つの切り口、最先端の業務拠点、高度な情報の集積・交流・発信空間、個性豊かな文化発信拠点、最高レベルの生活空間という新たな四つの切り口、これを改めて表記をしているものです。そもそも、この四つの切り口は、Ver.2において、この中野駅周辺は東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点、これを目指すんだというふうにうたってございます。その活動拠点というのがどういうものなのかといったところをさらに具体化するという意味で、この四つの切り口をさらに追加したというところでございます。こちらは、これまでも議論をいただいたところですので、少し内容はお読み置きをいただければと思います。進めさせていただこうと思っております。
ページをめくっていただきまして、4ページ目です。
ローマ数字、III番の中野駅周辺まちづくりの基本方針でございます。こちらは、Ver.2でもまちづくりの基本目標というところで、安全・安心であるとか、働き・楽しみ・住みたくなるであるとか、地域活性化、まちの地域経済の活性化といったところの4点を掲げてございましたが、今回はそういったVer.2でうたっていた基本目標も踏まえながら、3点の視点で基本方針という形で改めて整理をし直したところでございます。
まず、1番が安全・安心で快適なまちづくりというところを挙げております。これはまさにそのまちづくりの原則、ベーシックな要素としてしっかり押さえていきたいということです。内容は、駅周辺において拠点となる地区の開発整備を先導的に進めて、景観やユニバーサルデザインのモデルとしてのまちづくりを駅周辺がリードしていくんだというところを挙げております。さらに、土地の有効・高度利用によって公共空地や道路基盤を生み出して、環境面や防災性の向上を図っていくといったところを掲げております。また、さらに交通負荷やふくそうを解消するために、歩行者動線を優先した道路・交通基盤のあり方、これも触れてまいりたいというふうに思っております。
2番といたしまして、まちの活力・魅力づくりということを挙げております。これは駅周辺の再開発、あるいは再整備を通じて、業務や床といった床そのものを拡充していくんだということ、そういった商業供給と同時に、消費者供給を進めるという言い方をしておりますが、要は、こういった業務・商業がふえれば、それに伴って来街者、定住者もふえていくだろうということ、これをもってまち全体の活性を図るんだということを挙げております。さらに、一層の活性化を導くタウンマネジメントを導入して、地域経営力、それと情報発信力を高めて、地域ブランドを形成していくという考え方を方針として挙げております。
5ページ目です。三つ目の方針といたしまして、公共と民間のパートナーシップを挙げております。これから整備、まちづくりを進めていく際には、やはり民間とのパートナーシップが欠かせないというところでございます。計画から整備、管理運営を通じて公共と民間の協働によるまちづくり、これを進めていくんだということです。また、地域の関係者が互いに協議をして、まち全体の活性化に向けて取り組んでいくタウンマネジメント、それと大学の進出にあわせてこういったところとの産学公連携、これを進めていきたいといったところも方針で掲げさせていただいております。
以上が、駅周辺全体のまちづくりの基本方針ということです。
この全体の基本方針を踏まえながら、次のローマ数字のIV番ですが、各地区のまちづくり方針ということで、主に土地利用や整備のあり方、これを取りまとめてございます。
まず、1番ですが、中野四丁目地区、先端的な都市活動拠点です。これはVer.2と同じ地区のテーマ目標を掲げております。
最初の黒四角が警察大学校等跡地地区です。この警大跡地につきましては、ほぼ今年度で主要な開発の都市計画の手続等は完了しているといったところです。残る区域3と称している現体育館や庁舎予定地、これのまちづくりについては、地区計画における区域を整備、開発の保全の方針に基づいてまちづくりを進めていきますよということです。
次の黒四角が区役所・サンプラザ地区でございます。こちらは、本年3月に基本的な方向性をお示ししたところでございます。1点は、この地区の再整備については、大規模な集客交流機能、あるいは動線の適切な配置、これによって周辺への回遊拠点となっていくんだということです。また、区役所街区、サンプラザ街区、これの一体的な土地利用によって機能増進を図ってまいりたいということを掲げております。
次に、新北口駅前広場との一体的整備、これによって、駅前広場と直結する動線を整備し、さらに周辺地区への回遊動線を確保したいということです。
次が、中野の「顔」としてふさわしい、交流と求心力のある空間整備ということで、やはりこの街区については、引き続き中野のランドマークとしてふさわしい顔づくりが必要だということです。
最後が、先ほどの方針でも掲げましたが、民間開発事業者とのパートナーシップによる再整備を行うといったところを書いております。
2番目が、中野三丁目地区です。新しい個性を生み出す文化発信拠点というテーマ設定をしてございました。
ページをめくっていただきまして、6ページ目ですが、一つは、駅直近及び桃丘小跡地地区です。こちらの内容、1点目といたしましては、中野駅地区の西側の南北自由通路、これのおり口に当たる部分がちょうど中野三丁目の桃園通り付近にございます。このおり口となる部分を歩行者系の駅前広場として整備して、その周辺については、この桃丘小跡地を事業用地として活用し、この三丁目の駅直近地区を総合的・一体的なまちづくりを進めるんだというところを記しております。
また、それとあわせて、中野通りを横断する南口駅前広場との歩行者ネットワーク、要は、これは中野通りをまたいで三丁目と二丁目をつなぐネットワーク、これを構築するということも盛り込んでございます。
また、中野通りや桃園通りを回遊する動線整備、これも必要だろうということでございます。
もう1点が桃園通り沿い地区でございます。こちらは現在、近商並びに商業地域であるというところですが、このメリットを最大限に生かしたまちなみ、これを誘導し、かつ桃園通り自体は安心して買い物ができるような歩車共存型の道路として整備が必要ではなかろうかということを入れてございます。
次に、大きな3番が中野二丁目地区でございます。こちらは、暮らしと調和した業務・商業・交流拠点ということです。少しVer.2の表記をよりわかりやすいような表現に、こちらについては改めているところでございます。
この中の最初の黒四角、南口駅前広場を掲げております。こちらは、交通環境を改善するための整備を行うとしてございます。現状も非常にタクシー、バスが交錯しているところでございますので、その改善が必要だということです。
二つ目の黒四角が市街地再開発地区・中野郵便局街区、これをあわせてうたっております。この二つの一帯の再編を見据えて、業務・商業・住宅、そして公共公益施設、これの集積を図って、南口のにぎわいの核を形成したいというものです。また、2点目としましては、駅前の交通負荷やふくそうを軽減するとともに、道路ネットワーク、これの構築にも資するような東側の主要区画道路、要は南北道路ですね。これをこの街区の整備とあわせて整備を進めていきたいというものでございます。
3点目の黒四角が、もみじ山地区及び千光前通り周辺です。こちらは、この地区全体の都市機能の改善を図るために、JR電車区、これを活用したまちづくりの推進が必要だろうということをうたっています。さらに、もみじ山通りの拡幅整備とともに、周辺道路ネットワークを構築するといったところを掲げております。
次が、4点目として、中野五丁目です。こちらは、個性豊かな交流活動拠点というテーマ設定でございます。
1点目が中野通り沿い地区でございます。こちらは、ページをめくっていただきながら、ちょうど中野四丁目で大きな開発が進められているということで、そこで発生する人や情報といったものをしっかりと受けとめられるような、そういった回遊性を高める必要はあるんだろうというところです。さらには老朽建築物、これの更新を促進するために、地区の再開発を誘導していく、そんな取り組みが必要だろうということです。
2点目が中野五丁目全域ということで、こちらも全域にわたって防災・安全性の向上を図るために、老朽建築物の更新、あるいは街区の再編を進め、道路や公共空地、これを創出していく必要があるんだろうということです。2点目が、商業の基盤となる円滑な物流、どうしてもこの地区においては、既に荷さばきが問題になっているところでございます。そういった道路や駐車スペースの整備を進め、あわせて消防活動困難区域、これの解消を図る必要があるんだろうというところでございます。
さらに、最後の黒四角に中野駅直近地区を掲げております。これはちょうど二丁目の駅前では再開発事業が検討されているということで、ちょうど五丁目のこの北口広場直近でそのような同じような動きがあれば、東側の南北自由通路、これの可能性が高まるのではないかといったところで、この駅直近の再開発を誘導するとともに、周辺の道路・交通基盤を整備するといった文言を掲げているところです。
続いて、5番目が中野駅地区です。これは駅とまちが融合する魅力的なにぎわい拠点というテーマ設定をしているところでございます。
まず、黒四角の1番目、中野駅そのものです。こちらは回遊性の向上、それと地域活性化、こういった視点からも、西側の南北通路や橋上駅舎だけではなくて、その上空を生かした駅施設、端的に言いますと駅ビルでございますが、こういったものを誘導すべきではないかといったことを掲げています。さらに駅全体のバリアフリー化や駅の安全対策、これを促してまいりたいというところです。
2番目の黒四角は新北口駅前広場です。これは先ほどの四丁目の内容とダブるところでございますが、区役所・サンプラザ地区の一体的整備によって交通結節機能の強化、それと広場上空を活用した歩行者動線、これを整備してまいりたいというところです。
3点目が現北口駅前広場、現在まさに整備中のところでございます。これは北口改札の改良、駅前広場を歩行者系広場へと改修していく、あわせて東西連絡路の整備を行っているところでございます。
4番目、中野三丁目側広場。これも先ほどの三丁目の方針とダブるところでございますが、西側の南北自由通路のおり口となる部分を歩行者系広場として整理していくというところです。
最後が南口の駅前広場。これも二丁目の表記とダブりますが、交通環境を改善するための整備を行ってまいりたいというところです。
最後が、6番目として、道路・交通ネットワークでございます。これはVer.2の中にはなかった要素として加えているところでございます。
まず、1点目の黒四角としては、都市計画道路の整備を計画的に進め、交通集中など課題のある交差点、これの改良を優先的に整備をしていく。
最後、8ページ目でございますが、防災・安全性の向上のために、主要道路の拡幅や無電柱化を進めていく。それと、自転車が安全に走行できる、これはすなわち歩行者にとっても安全なことになりますけれども、そういった道路整備を進めるということ。そして最後が、ユニバーサルデザインに基づいて、水平・垂直方向いずれも安心な歩行者動線の整備を進めるといったところを考え方として取りまとめているところでございます。
以上が現時点でのVer.3の考え方で取りまとめている内容ということです。
あわせて、引き続き別紙2のほうをごらんいただけますでしょうか。
こちらは、現在検討中で、これまでの議論の中から浮かび上がってきた論点ということで、幾つか挙げさせていただいております。
まず、1点目が、新北口駅前広場と区役所・サンプラザ地区の一体的整備のあり方でございます。これは先ほどの考え方の中でも幾つか表記をしてございますが、さらに、この一体的整備を考えるときに、大街区化という考え方の検討をしていく必要があろうかというところでございます。
大街区化に伴う周辺都市計画道路の配置ということでございますが、現在、区役所とサンプラザの間には補助225が入ってございます。そういった道路の取り扱いを含めて、一体的整備、あるいは大街区化といった検討を深めていく必要があろうかといったところを挙げております。
また、2点目が、「顔」としてふさわしい、施設と駅前広場の最適配置でございます。現状、既に駅地区整備基本計画でも新北口駅前広場の配置等は定めているところでございますが、建物と広場の関係性、配置のあり方といったところも、さらに具体的に検討してまいりたい。
それと、3番目でございますが、民間整備・運営をベースとした大規模集客施設ということです。これは、まちづくりの全体方針の中で民間とのパートナーシップということをうたってございますが、この街区の再整備に当たっては大規模集客施設、これを機能の一つとして考えてまいりたい。ただ、非常に採算性の厳しいこういったものを展開していくに当たっては、どのようなことが考えられるのかといったことのさらなる検討が必要だろうといったところでございます。
四つ目の黒丸が、観光バス等の駐車施設整備と公園機能の拡充としてございます。将来、この街区が大規模集客施設となった場合には、こういった観光バスといった大型車両の必要性も出てくるだろうといったところが考えられます。そういったことに対する対応も、このまちづくりの中で考えていければといったところです。
次に、大きな2番目といたしまして、南側地域の活性化につながる機能配置のあり方という見出しを掲げております。
1点目が、南口周辺を活性化させるための方策。これは駅周辺のまちづくり、常に南にお住まいの方、商店の方からは、まちづくりは、いつも北ばっかりではないかという声をちょうだいしているところでございます。南北の均衡あるまちづくりのために、その南側周辺の活性化策、これをより検討を深めてまいりたいと思っているところでございます。
2点目が、二丁目の市街地再開発における業務・商業機能の誘導でございます。こちらは先ほどの考え方の中にも盛り込んでございますが、駅前立地にふさわしい機能導入として、やはり業務・商業といったことがあるのではなかろうかといったところです。
3番目が、この市街地再開発にあわせた南口駅前広場の拡張ということを書いております。先ほどの考え方の中で、交通環境の改善の整備が必要だということを申し上げております。これについては、この広場自体の拡張、これがやはり検討するべき要素ではなかろうかといったところでございます。
4番目、これが桃丘小跡地を活用した中野三丁目駅直近地区の総合的・一体的な開発です。これは先ほど考え方の中で申し上げたところと重なっているところでございます。
次が、西側南北自由通路のおり口としての中野三丁目駅前広場整備。これも考え方の中でお示しをしているのと同様のことでございます。
最後が、東側の南北自由通路とJR電車区の開発の可能性ということで、これも考え方の中では触れているところ、なおかつVer.2でも若干表記をしているところでございますが、もう少し踏み込んだ何か検討の表記ができないだろうかというふうに考えているところでございます。
続いて、3番目でございます。回遊性向上と地域活性化につながる駅及び駅ビルのあり方ということで、真の回遊性や活性化につなげるためには、そういった駅の上空利用が必要ではなかろうかというお話をさしあげました。そうしたところ、じゃあ、地域貢献につながる駅ビルの考え方というのは何ぞやといったものもさらに議論、検討を深めていきたいというふうに思っているところです。
4番目です。土地の有効利用を図るべき地区の検討ということで、4点掲げております。
一つが、補助221の整備とあわせて行う囲町地区再開発です。こちらは、まさにこの秋に、東側街区については再開発の準備組合が地域で発足をされたところでございます。この動きとあわせて、やはり補助221、これの整備は切り離せないであろうといったところです。
2点目が、高度利用を進める中野四丁目西地区でございます。これも既にVer.2ではピンク色の色をかけているところでございますが、これについても、もう少し検討を深めてまいりたい。
さらに3番目が、税務署用地の最適活用ということも入れてございます。これも改めて少し表記を強めていきたいところかと思っております。
最後が、老朽建築物の更新を図る中野五丁目地区ということで、先ほどの考え方の中でも幾つか表記をしているところですが、この五丁目の取り扱いについては、検討を深めてまいりたいといったところです。
最後が、総合的な道路・交通ネットワークです。
一つは、都市計画道路や主要区画道路の整備の進め方、2点目が、交通負荷やふくそうを軽減する自動車・自転車駐車場配置のあり方としてございます。これは、現在まさに中野駅直近のところに公共駐車場の位置付けがあったりします。さらに駐車場も相当なボリュームのものがあるわけですけれども、まさにこれからの開発を考えたときに、こういった機能が駅直近にあるべきなのか。いや、もう一度立ち返って、少し分散するような、そんな考え方もあるんではないかといったところで、この論点に挙げさせているところでございます。
最後が、鉄道輸送力の強化ということでございます。これは直接、私どものそのまちづくりというよりかは、JRさんの問題というふうになろうかと思いますが、少し、例えば快速線と緩行線を同じホームにするといったようなことができるだけでも、相当、今後駅利用がふえる中で、スムーズな駅利用者の動き、効率的な動きが図れるのではなかろうかといったところで挙げさせていただいているところでございます。
以上が、別紙1、別紙2の内容でございました。
もう一度、こちらの頭紙に戻っていただけますでしょうか。こちらの3番が、Ver.3策定に関連する取り組みでございます。2点ございます。
まず、(1)がまちづくり推進会議、これを今月の22日に開催する予定でございます。議題としては、まさに本日御報告をさせていただいた内容を、この推進会議でも議題として上げていきたいと思っております。
(2)として、まちづくりに係る勉強会の実施としております。こちらにつきましては、9月7日の当委員会で、この策定の参考にするために、民間事業者との意見交換会、勉強会をしますと、する予定だということを申し上げております。これについて、11月に実施いたしました。建設・不動産・公共サービスの分野からの御参加をいただいているところです。今後も本年度内に意見交換等を行ってまいりたいと思っております。
さらに米印で、まちづくり中野21、これがアイデア募集を今まさに実施しているというところでございます。
最後、4番が、グランドデザインVer.3策定のスケジュール(予定)でございます。これは、これまでもお示ししているものと変わってございません。本年度末に素案をつくってまいりたいと思っております。年が明けて素案を公表し、意見交換会の実施、それを踏まえて、6月ころには素案から案にしてまいりたい。それをもってパブリック・コメント手続をして、おおむね夏、8月ころにはVer.3として確定をしてまいりたいというところでございます。
大変長くなってしまいましたが、報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
平山委員
すみません。これが当委員会の本題ですので、ここの質問は皆さんたくさんあられるかと思いますので、細かいところはまた後ほど伺わせていただきたいと思っていますが、ちょっと、さらりと御報告をされたところで非常に気になるところがありまして、5ページ、中野駅周辺各地区まちづくりの方針の中で、各丁目ごとに、各地区ごとにこのまちづくりについての表記がございまして、大きく変わっているところがありますよね。先ほどの説明では、Ver.2をよりわかりやすい形で表現したというふうにおっしゃっていたんですが、ここの中野二丁目地区は、以前は、暮らしを彩る文化活動拠点という表記だったかと思うんですが、ここだけが変わっているんですね。それで中身が、暮らしと調和した業務・商業・交流拠点という形になっています。変えられた理由は何ですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
二丁目につきましては、この考え方の中でも示しておりますが、再開発事業であるとか、さらにその南側の郵政街区、こういった将来の動きも見据えながら、業務・商業等の誘導が望ましいのではないかということを書いてございます。そういったところを、あえてまた改めて考え方として盛り込んだということで、そういった要素、それに加えて、Ver.2では、もみじ山エリア、文化はまさに体育館も移設ということもございましたので、文化・スポーツという表記をしておりましたが、そういった要素について、ここの交流というところでお読み取りをいただければなというふうに思っているところです。
平山委員
今、この文化とスポーツ施設と出ましたが、今度は詳細な説明からスポーツという表記が抜けているんですが、これは特に意味はありますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そのスポーツという表記は、確かにこの中には文言としては抜けているところではございますが、基本的な考え方としては現時点では変わっているところはございません。
平山委員
じゃあ、これまでの計画と変わっているところはないと。特に変わっているところはないと、現時点ではということですね。そういう理解でよろしいですね。うん。じゃあ、何でスポーツって入れないんですか。今度のは入ってくるんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そちらの取り扱いについては特段Ver.2からの変更を現時点では考えていなかったということで、今回の考え方の中には入っていなかったということです。ただ、まさに今日、別紙2にあるように、さらにその検討を深めてまいりたい論点ということを整理した際に、今、二丁目の内容であったり、そういった――二丁目に限らずですね。総体的にこの駅周辺の考え方を取りまとめていく中で、二丁目についてはしっかりと表記をしていきたいと考えております。
平山委員
ありがとうございます。いろいろ、このVer.3の中で新たな要素、駅ビルがどうのとか、そういったものも出てきたりして、いろいろお考えのところはあると思いますので、さまざまな計画との整合性をしっかりとりながら進めていかれるんだと思っていますし、大きな変化のときにはきちんと事前に御報告はいただけるものだというふうに思っていますので、ちょっと表記がなかったので気になったので伺っただけですので、大変にありがとうございました。
北原委員
まず、1点お伺いするのは、このVer.3で検討中の主な論点ということですけれども、この論点というのは、これは中野駅周辺まちづくり担当が整理して出されたものなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
このVer.3への改定に関しましては、私ども中野駅周辺まちづくりだけではなくて、庁内の関連する分野がそれぞれ集まって、庁内の検討会のような場を相当数設けながら議論をしているところでございます。したがって、当分野だけではなくて、まさに都市・産業振興であったりですとか、企画分野でありましたりとか、あと経営等々、関連するところは皆集まりながら議論をしているところでございます。
北原委員
わかりました。それでは、今後この論点が示された中で、グランドデザインのVer.3策定に関する取り組みということで、中野駅周辺まちづくり推進会議の開催ということがありますけれど、その中では、この論点との関連性ですね。その会議とこの論点については、これからどういうふうにお考えなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
まさに今日、この特別委員会でも報告をさせていただき、いろいろ御意見を賜りたいと思っているところです。同様に、推進会議でも全く同じ内容、この同じ論点をお示しさせていただいて、各委員からいろいろな御意見をちょうだいしたいと思っております。
北原委員
今日、別紙1の中で、グランドデザイン改定の経緯というのでは、これはもう警察大学等の跡地の進展にあわせて改定したとか、それから、今回のVer.3については、東日本大震災を踏まえ、安全・安心の観点から変えていかなきゃならないというのはよく理解できますね。それで、実はこのグランドデザインの性格、1ページの3のところにあるんですが、グランドデザインは、中野区基本構想や都市計画マスタープランということが書かれております。この理念に基づいて、将来像を描いていくんだと。「関連する計画等との整合性を図りつつ」とあります。この関連する計画等というのは、どんな計画ですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
このまちづくりに当たりましては、上位計画としては中野区の基本構想があり、また、まちづくりについては都市計画マスタープラン、これがございます。さらには関連する計画としては、先ほどの報告にもあったような産業振興ビジョン、産業振興の考え方であるとか、そういったものが関連する計画としてあるんだろうというふうにとらえております。
北原委員
それでは、先ほどまちづくりの報告がありましたね。産業振興ビジョン、この中には最初に、新しい中野をつくる10か年計画(第2次)の「まち活性化戦略」に基づくというふうに、最初に出てまいりましたね。今回は、この別紙のほうを見てもどこを見ても、この新しい中野をつくる10か年計画という文言が全く見当たらないですね。これとの関連性はどうなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
すみません。先ほどの御質問ですっかり欠けておりましたが、10か年計画(第2次)も関連する計画ということで、整合を図るべき計画としてとらえております。
北原委員
これはかなり重要な意味を持つと思いますね。もちろんそれは時代によって変わるところがあるかもしれない。見直しはあるかもしれないけれど、基本になっているのは、まだスタートしたばかりの新しい中野をつくる10か年計画でありますから、これとの整合を図っていくということは非常に大事だというふうに思いますので、改めてその辺を確認させていただきました。答弁は、今いただきましたので結構です。
伊東委員
二つ資料があるから、どっちから進めていいかと思っているところですけど、先に報告を受けた考え方のほうについて伺います。
まず、5ページに示されています各地区のまちづくり方針の中で、四丁目地区に商業系の集積と高規格な住宅という、1行目ですね。1番の中野四丁目地区、先端的な都市活動拠点の1行目、高規格な住宅と示されているんですけど、これは今、警察大学校等跡地の中で進められている住宅建設、共同住宅の建設のことを指しているのか、もっと範囲を広げた、囲町地区についてもこれを指しているのか、その辺はどうなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
これは警大跡地だけではなく、まさに委員がおっしゃるように囲町地区等、あるいは、将来的には中野四丁目については西地区というところもございます。そういった四丁目全般にわたって指しているというところです。
伊東委員
囲町地区におきましては、まちづくり協議会でしたっけ、正式な名称は覚えていないんですけれど、勉強会等のようなものが立ち上がっているかと思ったんですけど、その辺はいかがなんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
囲町地区では、囲町全体でまちづくり協議会というものを立ち上げまして、地区全体にかかわる地区計画、こういったものの検討をしております。その中で東側の街区、こちらのほうが先行的に再開発事業に取り組みたいというような機運が高まってきてございまして、東側地区で市街地再開発事業準備組合というものが既にこの秋に立ち上がったところでございます。
伊東委員
そうしますと、その協議会等で既に当該地区におきましては、高規格な住宅なんかも整えていこうという、当の地権者の皆さん、住民の皆さんのコンセンサスはとれているという認識でここに盛り込まれているんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
委員が御指摘するようなところまでの議論はまだ囲町内では高まってはいないということでございます。したがいまして、このグランドデザインの中で指針としてお示しをしながら、やはり地元のリードをしていきたいというふうに考えております。
伊東委員
じゃあ、その辺はよく地権者の方、住民の方々と引き続き協議を行ってください。
続いて6ページ目、3番の中野二丁目地区、暮らしと調和した業務・商業・交流拠点という中の2行目に、「業務・商業・文化・公共交流機能の集積を進め」と。公共交流機能というの、これはわかりにくい表現なんですけれど、これは何を指しているんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
現状ではまさに今、郵政、郵便局機能がございます。そういったものを指して公共公益機能という言い方をしております。さらに、再開発事業の中にも、区の駐輪場、駐車場がございまして、そういったことを総体的に含めて公共機能といったような表記をしているところでございます。
伊東委員
いいえ、それは市街地再開発地区・中野郵便局街区の中に公共公益施設の集積ってあるけれど、3番の2行目、ここでは公共公益じゃなくて、公共交流機能ってなっているの。これは何を指しているのかと。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
基本的には、先ほど申し上げた機能と変わらないところかと思います。そういったものと文化・商業、あるいは業務といったところが含まれて、複合的に交流を生み出すような、そういう機能を発揮できるのではないかというところでございます。
伊東委員
そうしますと、再度確認しますけれど、今挙げた郵便局街区だとか、それから駐輪場のスペースの活用をもって公共公益施設をさらに整備を進めるとともに、従前まで示してきた文化・スポーツ施設もあわせて交流機能と指しているんですね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
現時点の計画ではそのようなところを指しております。
伊東委員
続いて、やっぱり6ページの3番の中のもみじ山地区及び千光前通り周辺、ここの1行目に、「JR電車区を活用したまちづくり」ということで書かれています。主な論点のほうでも、にわかに、2番のほうに、「JR電車区の開発の可能性」という文言が出てきている。さらには3番では、駅及び駅ビル機能と地域貢献の考え方、5番の最後には、「鉄道輸送力の強化」と、JRに関係するものが三つ出てきていると。先ほど論点の中で、庁内各分野の中から出てきた声だというんですけれど、ここまで具体的にJRのことについて触れられている。今まで駅ビルなんていう言葉は出てこなかった。電車区については、こんなに勝手に電車区の中に道路の線を引いちゃっていいのかと。線路に沿って、ちょうど今の島忠と電車区、さらに本当に通過する線路のわきに1本、昔から道路が色づけられていた。勝手にこんなことをしちゃっていいのと。JRと話、進んでいるのという話もさせていただいたけれど、今回この3点を見ると、相当JRと話が進んでいるの。例えば駅ビルについては、中野区から各分野の協議の中で駅ビルというものが出てきたのか、逆にJRのほうから駅ビルも一緒に考えていきたいという話が出たのか。JR電車区についても、JRからそういう話が出たのか、その辺について答弁をお願いします。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
3点の表記がございました。まず、電車区についてでございます。こちらはVer.2の時点においても、やはり用地をまちづくりに生かしたにぎわいの拠点づくりという表記をしているところです。このVer.2の中身については、JRさんのほうにも、こういったもので区はグランドデザインを描いているというところの情報共有はしているところです。ただ、それ以降、何かここの取り扱いについて具体化しているかというと、具体化という動きにはなってはございません。ただ、JRの認識として、区はこういうとらえ方をしているというところは既に持っているところでございます。
それと、駅ビルについてでございます。これは前回までの議論の中でも、土地整備の方針としては、こういった駅自体の集客力強化といったところは論点に出させていただいているところです。今後JRとは、中野駅地区の第2期整備、これは西側の南北自由通路と駅舎に係ることでございますが、これについてさらに議論を深めて協定を結び、事業を深度化していきたいと思っているところです。ただ、我々としては、単純に南北の自由通路と改札ができるというだけではなくて、まさにこういった付加価値が高まることによって、まちとしての、より魅力が上がるんだろうというふうにとらえているところです。ただ、現時点においてJR、先方から何か具体的なものが出ているというわけではございません。ただ、さきの一般質問の御答弁も区長がしておりますように、我々としてはこのような位置付けで考えており、JRにとっても、こういった意識を持って、ともにまちづくりを進めていただきたいという考えを持っているところです。
伊東委員
いや、そろそろそういう具体的な話も出ているのかな。逆に、それに対して中野区はどういうスタンスをとるのかな。今の見解だと、中野区がどうぞ、どうぞ、駅ビルを整備してください、そしてJRの電車区のほうもどんどん整備を進めてくださいということをJR側に求めているというふうにとらえられてもしようがないのかな。協議の中でJRがこういう発想もありますと言うんだったらまだわかるけれど、この状態だったらば、中野区が、駅ビルをつくってくださいと言っているようなもんですよ。それはどうなの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
まさに行政としてもこういう思いを持っておるところで、JRさんからは現時点で何か具体的な上空利用の図が示されているわけではございませんが、十分にJRも、この中央線の中においての中野駅の乗降のボリュームであるとか、今後の開発のボリューム等は十分に認識をしているだろうと思っております。そうした中で、一民間事業者として多大な投資をする中で、その回収といった視点はやっぱりあるんだろうなというふうには思っているところです。
伊東委員
決して狭い了見で物を言うわけではないけれど、少なからず区役所・サンプラザ地区の再開発についても影響があると思うし、今、開発が進んでいる警察大学校等の跡地についても影響があると思う。駅直近じゃなくて、駅ナカにそういう施設ができる可能性があるんだから。だから、そういう関連性を含めて、よくよく精査して物を言っていかないと大変なことになる。ましてや、今まで一度も出てきたことのない駅ビルという話が突如出てくると。だから、この部分についてはもう一度慎重に考えたほうがいいし、また、その開発事業者、例えば東京建物さんだとか、そういうリアクション、特に既存の商店街においては、駅ビルというのはすごく拒絶反応を持っている。囲い込みにつながるんじゃないかという観念があるから。だから、ただにぎわい活性化の一層の集積という部分だけじゃなく、その辺を慎重に事を運ぶ必要があるんじゃないか。
JRに関連してもう一つ、3点言った中の最後の一つ、鉄道輸送力の強化って、これ、何を指して言っているの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
この鉄道輸送力はまさに今回初めてお出しをしているところでございます。今後、開発が進んだときに、まさに今のホーム自体に朝、特にピーク時に人があふれ返るような状況をとらえて、例えば快速線と緩行線が同じ方向に入るような仕組みになれば、もう少しホームからあふれ出すといったところの対応になるんではなかろうかというところから、このようなことを論点の一つとして挙げているといったところです。
伊東委員
そうしたこともJRのほうに訴えかけているの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
この動きについては、かなり以前に一度お話があったやに聞いております。ただ、現時点で具体的にまだ働きかけをしているところではございません。まさに今回初めて出てくるように、我々の内部でも今回初めて出してきているところであります。今後、こういったところも含めて、JRさんとはさまざまな協議をしてまいりたいというふうに思っております。
伊東委員
続いて、区役所・サンプラザ地区についてお伺いしたいんだけれど、こちらで大規模集客施設という文言があって、その後のほうに、観光バスの駐車施設というような文言がありますよね。別紙2のほうの論点の1番にあるんだけれど、さきに報告を受けた産業振興ビジョンの中では踏み込んだ言葉、コンベンション施設というものがある。現状、今サンプラザというのはホール施設があって、ただコンベンション施設というのはないと。今のサンプラザのホール等で、時々大規模なイベントが行われるときに、観光バスが数台、そのために周辺にやってくるというのはあるんだけれど、これよりさらに進んだホール整備を進めるとなると、当然またそうした観光バスもふえるのも予想されるけれど、コンベンション施設ができるとなると、また格段にそうした需要が高まるだろうというのは容易に想像できるんだけれど、この大規模集客施設という言葉でとどめている。片一方で、産業振興ビジョンのほうではコンベンション施設という言葉も出てきていると。整合性に欠くというか、どの段階でどういう構想を区が抱いているかというのを、一方では公表したがっている、一方ではまだ早い、抑えたがっているとしか受けとめられないような表現なんだけれど、どういう意味ですか、これ。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
区役所・サンプラザ地区の再整備につきましては、基本的な方向は示したところではございますが、まさにこれからその新北口駅前広場との一体的整備というのは、じゃあ、具体的にどういうふうにとれるのかといった検討はまだこれから進めなくてはいけないところでございます。それと、まさに本日、論点でも挙げているように、大街区化ということも今後検討していく必要があるんだろうと。そうした中で、その街区をどのようにとれるかということによって、それがアリーナなのか、コンベンションなのか、大型のホールなのか、その呼び方はまた街区のとり方や施設の配置によって、これは変わってきてしまうところがあろうかなというふうに思っております。したがって、現時点ではまだ大規模集客施設というような言い方をしているというところでございます。
伊東委員
いみじくも、続いてちょっとお尋ねしようかと思っていたんだけど、大街区化、それに連なって周辺都市計画道路の配置という言葉が出てくる。今、双子の土地、サンプラザの土地と区役所の土地、ほとんど形状が一緒で、面積もほぼ等しい。その真ん中にある都市計画道路1本、これは性格づけを変えない限りは、なかなか一体的な二つの街区の大街区化にはつながらないと思うんだけれど、要は、その辺までにらんでこういう言葉が入ってきているの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そのとおりでございます。
伊東委員
そうしましたらば、この二つの土地については、この委員会でもこの後、特に真剣に議論を進めていかなきゃならない部分だろうと思うけれど、今のこの示し方で言うと、中野区としては大街区として一体的な開発を進めていきたい。それには相当な集客力を持つ施設をそこに設置することも考えているという考え方でいいんですね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そのような内容で整備を進めるための検討を行ってまいりたいというところでございます。
伊東委員
これで最後にしますけど、もう1点、論点のほうの4番の3項目め、税務署用地の最適活用。この周辺には税務署といっても国税事務所と都税事務所、二つあります。一つの国税事務所、これはNTTドコモのビルに隣接してある、ちょうど今開発が進んでいる警察大学校跡地の玄関口に位置するところ、建物も相当老朽化しているという部分があるんですけれど、この税務署用地というのはこのことを指しているんですね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
中野税務署、委員のおっしゃる、御指摘の場所を指しております。
伊東委員
そうすると、これは、この土地・建物は財務省が持っているという認識でよろしいんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そのとおりです。
伊東委員
こうして書く以上は、財務省とある程度、話は進めているんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
当該敷地につきましては、既に国有財産の取り扱いの中で、平成26年以降にこの中野税務署の機能移転ということが表明されているところでございます。移転先といたしましては、現在の東京法務局中野庁舎のほうに機能移転をされるというところが示されてございます。
伊東委員
26年というとすぐですよね。同じように矯正管区でしたっけ、今の。昔の中野刑務所の跡地、それのほうも26年移転完了ということで、既に中野区は手を挙げて取得の方向を示していると。そこに新小学校建設予定を示しているわけですけれど、同じタイムスケジュールで言うと、既にこの税務署用地については、中野区の意向、要するに移転完了のときには中野区は手を挙げたいと言っているのか、それとも民間にゆだねるのか、その辺はどうなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
まだ現時点では、財務省からそういった意向のヒアリング等もございませんし、中野区から、こうしたいといったような働きかけをしているところでもございません。
伊東委員
そろそろ、でも、そういう話はないといけないんじゃない。区役所移転のために土地を取得して、新庁舎建設のために土地を取得したと。それについてもやはり議会でいろんな議論があった。この税務署跡地についても、中野区が取得した場合には財源的な措置ができるのかだとか、それから、どういう活用方法があるのかだとか、そういう議論がなければ、にわかに土地買いますと。民間が手を出しそうだから、慌てて中野区も手を挙げましたということになった後じゃ問題じゃないの。やはり、こういうことを書く以上は、どう活用していくのか、その財源の手当てはどうするのかという議論がもう既にあってもしかるべきだと思うんだけれど。それができないんだったらば、民間にゆだねます、そのかわり、まちづくりの地区計画等やいろいろな方針の中で網をかけて、一定の開発抑制をかける、地域貢献を目指させるという部分を示しておくべきじゃないの。いかがですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
国有地を売り払いに出す場合には、まず自治体にその購入の意思があるかどうか、取得する意思があるかどうかという問い合わせがまず第一に来るということは、これは決まっているという状況でございます。今、指摘の中央中学校の南側の敷地、これについては、もともと区民の皆様から強い要請があって、今回、中野区から先に手を挙げてお願いをしていったという経緯はあるわけでございますけれど、この税務署用地につきましては、なかなかそういった確かな区民意見というものもいただいていない。しかし財政措置、こういったものもやはり非常に難しい問題があるということの中で、こういった問題をお出しすることによって、区としてのやはり意思をある程度明確にする必要があるという観点から、今回のこの主な論点に挙げさせていただいているという状況でございます。
伊東委員
そうですよね。国有地だけではなく、民間の大規模な土地でも売却に当たっては、一応、地元自治体が最初に打診を受けるということで、そうした経緯でにわかに大規模な土地を財源を手当て、窮余の策で無理やり財源手当てをしながら取得してきた土地もありましたよね。今度の土地についても、もうこうした議論を始めておかないとしようがない。方策を考えてこないと、もうそろそろ26年移転完了だったらば、国のほうから、中野区さん、どうですかという話が出た。出たときに議論を始めるんじゃ遅いと。この辺について、やっぱり財源担保する方策を考えておく。そして活用方法も考えておく。だから、こういうものを挙げるんだったら、その辺、これから鋭意取り組んでいただいて、議論の中心に据えていくような、一つの中心として据えていくような進め方をお願いしたいと思うんですけれど、これは経営室長、いかがですか。財源の問題も絡むので。
川崎経営室長
用地の問題ということで、用地所管という立場からお答えをさせていただきますけれども、委員おっしゃるとおり、区が用地を求める。この場合には、まず、そこの必要性とその財源措置、これを確かなものにした上でないと交渉が進まないということでございます。そういった意味では、今回ここで改めてあそこの土地をどう活用すべきか、区としてどう関わるべきかということを議論していくわけなんですけども、そのために論点という一つということで今回挙げられたということですが、当然のことながら、あわせまして活用方策ですね。その方策によって充てられるべき財源、あるいは受けられる補助というようなことも変わってきますので、その事業内容とあわせて検討を進めていきたいというふうに考えております。
かせ委員
詳細な質問が続きましたんですが、私からもちょっと確認のために、重要なことなので確認しておきたいんですが、つまり駅ビルのことなんですが、これまでの中野区のとってきた態度というのは、もともと、伊東委員の中にもありましたけれども、商店街なんかが非常に商業に対する影響があるということで、この人たちは厳しい見方をしていたということと、これまでそういうことがあって、駅周辺の中でも、中野駅の駅ビルについては、これは区としては言及してこなかったというふうに私も認識しているんですが、今お話を聞きますと、中野区から要請をするというような形になるわけですね。考え方をこれだけはっきり変えたわけですけれども、どうしてこう変えたのか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
駅の上空利用に関しましては、前々回、将来像の報告とあわせて、整備の中で初めて打ち出しているかと思います。また推進会議においても、本年度の第1回で同じように議題の一つとして挙げているところでございます。この上空利用については、まさに商店街の方にとっては望ましくないというお声もちょうだいしているところです。ただ一方、広く中野区全体で見たときに、もろもろの説明会等々を通じて、当時は全く駅ビルのお話なんかはなかった中でも、区民の方からはぜひそういったものができるべきであるといった声も同じように強くいただいているところでございます。今回改めてまちの回遊性、真の回遊性であるとか、活性化、向上といった視点から見ると、まちづくりの観点からはこういった上空を有効に活用することが、全体としてプラスに働くであろうということを改めて考え方として示しているということであります。決して一方的に我々から何かJRにつくってくださいと言っているものではなく、まちづくりの観点から見て望ましい姿はどういうことかといったところで考え方を整理しているということです。
かせ委員
今のお話ですと、そういう意見も、いろいろな意見があったということですけれども、商店街の方からはどういう議論が出ていたんですか。あるいは、こういう作業の今後の進行のことから言えば、地元商店街の方たちがどう考えているのか、どういう認識を持っているかというのは非常に大事だと思うんですよ。そういうことを意見の聴取なり、そんなことはどうなっていますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
この件については、推進会議でも御意見をちょうだいし、また地域の勉強会みたいなところに呼ばれた際に、我々からこの件について考え方を伺うこともございます。そうした中で、商店街の方でも反対される方と、いや、むしろこういうものができたほうが全体のまちの集客力が高まるんだから、これは望ましいんじゃないかとおっしゃる方もいらっしゃいます。
かせ委員
一番影響のあるところというのが大事だと思うんですね。例えば、この駅周辺の開発で言えば、一番大きな影響を与えるというのは、現在の中野サンモールですか、であるとか、駅周辺ですね、その辺の今の商店街の方たちが影響を受ける。それから、南口のほうとしても、大分活力がちょっと落ちていますけれども、一応商店街があるということですけれども、そういう商店街の方はどういうふうに思っていますか。そこが一番大事だということですよ。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今、松前副参事のほうからも御答弁をさせていただいたところですが、私どもが各商店会等で中野駅周辺のまちづくりの説明会等をやっている中では、やはり二つの意見があるということでございます。当然、まちづくりをやっている中では、この駅ビルということは我々も地元ではお話ししたことはございませんが、やはりそういったもの、施設が必要なのではないかというお考えの商業主の方もいらっしゃいますし、全く断固反対というような御意見を申し上げられる方もいらっしゃるということでございます。
そこで、今回まさしく区長がこの第4回定例議会におきまして、内川議員の御質問に御回答したというところがやはりすべてだというふうに私どもは考えておりまして、というのは、そういったいろいろな御意見がある中で、やはり区といたしましては、駅自体の集客機能を高めまして、地域全体にとって必要な利便性の向上や、新たなまちの魅力の向上にもつながる、こういった仕掛け、仕組みをして、駅を中心とする駅周辺地区を結びつける回遊動線の強化、そういった施設を中心として、周辺のまちに出る回遊動線を強化していく。やはり地域のためにとって、いい開発を進めていくという考え方を区としては持っておく必要があるだろうということでございます。ただ、JRが現在、具体的に計画を示しているということではございませんが、駅そのものとしては、やはり駅周辺にも、周辺の繁栄につながる、そういった開発をしていただくようにお願いしていこうというふうには思っている、こういうことを区長は申し上げたわけでございます。
かせ委員
賛成、反対あるという、それはどういう事業でもそういうことは、賛成もあれば反対もあるんだろうと思うんだけれども、やはり具体的に数値、具体的にすることは必要だと思うんですよ。そうしますと、やはり少なくとも近隣の商店街に対してアンケートをとるなり、そういう調査は必要だろうと思うんです。そういう考えはおありですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
現時点で、上空利用に関してアンケートをとるということは考えてございません。ただ、駅周辺全体の考え方をまさにVer.3として描いていく中で、推進会議その他で広く皆さんの意見をちょうだいしていこうと思っております。
かせ委員
私たちもいろいろ市街地の再開発だったり、中心市街地の再開発だったり、いろんなところを見てきておりますけれども、往々にして、新しくできたところには人は行くけれども、旧来の商店街のほうはさびれてしまったのをいっぱい見ているわけですよ。ですから、特に駅ビルなんていうのはそこで完成してしまうわけですよね。新たな回遊性の確保というどころか、それで終わってしまうという傾向もあるわけですから、そういうことについては非常に慎重に計画していかないと、とんでもないまちづくりになってしまうと思うんですよ。ですから、そのことについては再度きっちりと調査をするということを要望しておきます。それは要望にかえておきます。
それから、あと一つですが、別紙の2の中の南側地域の活性化につながるというところの、西側南北自由通路のおり口のことが書かれておりますけれども、中野三丁目の南側ですね。今、状況はどうなっていますでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
現在、中野三丁目のちょうど西側南北自由通路が降り口となるであろう部分については、既存市街地が広がっているという状況でございます。
かせ委員
それはみんな知っていることなんですよ。当たり前のことだ。じゃあ、それをどうするかという。まちの、今までいろいろまちづくりの勉強会なり、いろんな作業をされていると思うんだけれども、その状況はどうなのかということですよ。市街地が広がっているというのはだれだってわかりますよ。中野区民じゃなくたって知っていますよ、そんなことは。そんな答弁しないでください。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
中野三丁目側のまちづくりにつきましても、今回の第4回定例議会で、やはり内川議員の質問の中で御答弁をさせていただいてございますが、南北自由通路そのものは、三丁目の総合的なまちづくりよりも早くできてしまうという状況が想定されます。そういったことから、やはり南北自由通路ができる段階で必要最小限の広場を確保して、そこにおり口を設け、その後に桃丘小学校跡地等を巻き込んだ一体的・総合的な整備を進めていく。三丁目については2段階の取り組みで整備を進めていくという御答弁をさせていただいたところでございます。
かせ委員
つまり、その桃丘地域を活用した中野三丁目駅直近云々というこの一体的な構想、いわゆるこのことですよね。結局は、桃丘小学校の跡地については、今ある駅のおり口のあたりの従前の地権者の人たちの新たな産業の場として、桃丘小学校跡地を使ってくださいと、こういうことを言いたいわけですか、この計画というのは。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
三丁目側の広場、これはやはり最終的にはかなりの規模の歩行者広場として整備をしなければいけないだろうということで、南北自由通路のおり口をつくるときの段階と、次の桃丘小学校跡地を活用した一体的・総合的なまちづくりとの段階では、その大きさが違ってくる。要するに整備の仕方が違ってくるということで御答弁を申し上げたわけです。
かせ委員
ちょっとわかりにくいんですね。中野三丁目駅直近地区の総合的・一体的というふうに言っていますよね。それで、この南北自由通路のおり口というのも中野三丁目なんですが、といいますと、この関係というのがないということですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
南北自由通路ができる段階では、必要最小限の広場を三丁目側に設けるということでございます。それと全く関係なくしてということではなくて、次の段階では、桃丘小学校跡地を活用した一体的・総合的なまちづくりの中で、暫定的に第1段階で設けた駅前広場を、より広い最終的な形のものとして整備をしていくということでございまして、全く関係がないというものではなくて、当面、暫定的な第1段階の広場、次に、それを活用した第2段階の広場整備を行っていくということでの段階整備ということでお話を申し上げたということです。
かせ委員
そうしますと、おり口のところは第1段階としての広場、規模は小さいと。それが済んだら、今度は桃丘小学校のほうを規模が大きい第2段階の広場と。じゃなくてですか。だから、現在のおり口のところの、いわゆる市街地になってございますという答弁ですけれども、その市街地と、この桃丘小学校との関係というのは、直接的にはないと。つまり、今のおり口をつくるためには、広場を確保しなきゃならない。用地を確保しなけりゃいけないですよね。その用地というのは、じゃあ、そこを立ち退いていただいて、これで用地を確保するということなんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
そういったことが皆様方にお示しできるところまでの検討が進んだ段階では、どういう形で整備を進めるかというお話を申し上げるつもりでおります。ただ、現在の段階ではまだ検討中というところで、各委員の皆様方にお示しをできる状況にないということで、詳細な整備方法についてはまだ申し上げていないという状況でございます。
今、かせ委員のお話の中で、桃丘小学校のほうに広場をというようなちょっと発言があったような気がいたしますが、あくまでも桃丘小学校跡地はまちづくり用地として活用し、駅前広場を整備していくということでございまして、その場所に広場を整備するというものではないということでございます。
かせ委員
どういう使われ方になるかわからないけれども、まちづくり用地と。ビルが建つかもしれないし、広場になるかもしれないし、これからのことだと思うんですが。そうしますと、直近の南口のおり口については、まだ計画はこれからだということですけれども、どう考えたって、用地を取得する以外に場所は出てこないと思うんですね。そうした場合には、当然ながら路線価格で買い取るとか、どういうふうに買い取るのか、財源としてどうするのかということは当然お考えだと思うんですが、その辺はどうなんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
まさしく、そういった用地取得等も含めてやはり進めていかなければいけないだろうと。そういう段階では、やはり税金をできるだけ使わないような形で整備をしていくというようなことが必要になってまいりますので、その方法を今、検討しているというところでございます。
かせ委員
これ以上聞いてもしようがないですから、またの機会にします。
それで、もう一つですが、サンプラの問題でありますけれども、いわゆるサンプラのところで3番目、いろいろ重複しますので、重複を避けてお聞きしますけれども、民間整備・運営をベースとした大規模集客施設とあるわけですけれども、この民間整備・運営ということですが、これはどういうことなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
これは、公民のパートナーシップでこの事業を進めてまいりたいということでございます。本年3月にお示しした基本的考え方の中でも、事業スキームの一つの考え方として、例えば区役所の敷地は売却し、サンプラザの敷地はまちづくり中野が保有しながら、上に建つ建物の整備・運営については民間で行っていただくというような考え方も事業スキームの一つとしてはあるんではなかろうか。そういったことも踏まえて、いわゆる公共、公民協働での事業の推進を図っていきたいということでございます。
かせ委員
中野区役所は売却するというふうにおっしゃいましたね。(「一つの考え方としてね」と呼ぶ者あり)考え方でね。それで、中野区役所を売却して、サンプラについては中野区が保有していますよね。そうしながら、利用については民間にお任せするということですね。ですから、いわゆる区役所を売却して、それで民間にですね……(「用地じゃないの。区役所用地」と呼ぶ者あり)区役所用地、区役所用地。これはやっぱり区民にとっては大問題だというふうに私、思うんですけれども。(「一つの考え方として」と呼ぶ者あり)ええ。これについて、区民の皆さん、やっぱりびっくりしちゃうと思うんですが。本当にこういう問題についてですね……、とにかくやり方が非常に荒っぽいといいますかね。こういうことについて、やっぱり、もっともっと議論が必要だというふうに思っているんですよ。それで、いわゆるこの検討会だって何回もやられないわけで、それで先ほどのことについても、商店街のことについても十分な調査もされていないし。まあ、これについては非常に問題があると思います。
それで、そうした場合の事業のスキームなり考え方というのは、詳しいことはまだこれからということですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
区役所・サンプラザ街区の整備のあり方については、まさに論点で出しているように、新北口との一体的な整備のあり方、あるいは大街区化といった考え方、もろもろまだ今後検討しなくてはいけないことがあります。事業スキームについても、もちろん今後検討を深めてまいりたいと思います。
川崎経営室長
先ほど、かせ委員の質問の中で、区役所は売却するんですねというふうな確認の言葉があったかに思うんですが、先ほど松前副参事のほうからお答えしたのは、その売却も一つの想定として幾つかスキームを示したということで、3月の時点では、スキームの想定ということで、売却あるいは定期借地権の活用など、あくまでもまだ想定の段階でございますので、御質問の中で言われたように、売却ということが決定をしているということではございませんので、念のため申し上げます。
委員長
かせ委員。今の答弁を受けて、よろしいですか。(「続行」と呼ぶ者あり)
小林委員
もう時間もないので、2点だけ。回遊性ということで、2点質問させていただきたいと思うんですが、今回新しくというか、東口のほうの話なんですが、以前、私も質問させていただきました。JRの東口という意味合いで、ZEROホール、そうした流れができるような形でのJRの電車区を活用したまちづくりを進めるという点が6ページにございます。そうした意味で、JRに対して、その辺の働きをさせていただきたいというふうに思います。そのまた点といたしましては、東側の――ごめんなさいね。公社、公団のほうの開発等もあります。そしてまた、千光前通りの広場から坂で上がっていくという急な坂道があります。そうしたものも回避するためにも、東口という点というのは、しっかりとこの計画の中に入れられるのでしょうか。また、それを進めていけるのかという質問です。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
論点、別紙2の中の2番の最後の黒丸で、東側南北自由通路という表記はしてございますが、東口という言い方にはなってございません。ここで申し上げているのは、二丁目の再開発と五丁目の北口広場の直近でも同様な動きがあれば、その両者をつなぐ東側の南北の通路、これの可能性が高まるだろうということを申し上げております。したがって、いわゆる改札ができる東口ということは、非常に難しいというか、現時点では全く想定していないところでございます。
それと、千光前通りの急な高低差でございますが、こちらについては再開発事業の中で、まさに南口駅前広場の再整備と、この再開発事業とあわせながら、この高低差についても、ユニバーサルデザインに基づいて、もっと歩行者に優しい動線整備というものを図っていきたいというふうに考えております。
小林委員
といいますと、南口からこの商業ビルのほう、新しくできる。この公団の団地というか、そこの開発があるわけですよね。その中で、この広場の高さから商業ビルに入って、そしてエスカレーターで千光前通りの高さまで誘導できるという形の設計がない限り、その高低差、いわゆる今、千光前通りに入る入り口の高低差が非常に大変な状況になると思うんですけども、その辺の考え方はどうでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
この二丁目地区は、東側から南口の駅前広場まで大分下り坂になっております。その段差が約5メーターほどあるという状況を把握してございまして、今、二丁目の再開発のほうでは、東側から駅のほうへ、駅前広場へ行く動線、これをできるだけバリアフリーに配慮した動線を確保し、駅前広場のほうで縦方向に円滑なおり口を設けると、そんなようなことも一つの方法として検討はされているという状況にございます。
小林委員
今の話では、出てきた形での高さがそのままのベースで東のほうに誘導できるということでよろしいんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
東側からずっと西に向かって下っているわけですね、千光前通りは、広場側に。東側から来る道路をフラットにずっと広場まで行って、広場側でエスカレーター、エレベーター、そういったものでおろしていくと、そんなような計画も一つの考え方としてあるだろうということで検討はされているということでございます。
小林委員
今、言いましたけど、エレベーター、エスカレーターをつくるという。わざわざ道路側につくるのか、それとも商業ビルのほうに働きをいただいてつくったほうがいいんじゃないかという、普通の考えでしょうけども、その辺はやっぱり利用しやすい方向でやってもらいたいというふうに、それは考え方として、そういう形のほうを要望したいというふうに思います。
それからあと、今度、逆側の部分なんですが、先ほど税務署の跡地ということで考えますと、基本的には西口から出た方々、つまり大学の、大きな公園も含めた大学に行く道のゲートになるという形に私はなるんじゃないかと思うんですね、西側ができれば。そういう意味でのこの税務署の跡地。今現在、東京建物さんの建物が南北にビルがあって、また東西にあって、そのポイントのところが税務署でございますので、そういう意味では、無理してお金をかけて中野区がそこを買うのか、あるいは特に建物を、東京建物さんがそこのビルのクロス点として、そしてまた駅の西口からの学生たちがそこに誘導できるという、そういう考えは民間の部分に関しては非常に有利になるんじゃないかなというふうにできるし、迂回としてはすごくいいんじゃないかなというふうに思います。
例えば、東京駅の中の一つのビルの交差点、ビルが重なるところ、つまり今言ったスポットというか、いわゆるコーナーとかいうところは、結構広場にするとか、ゲートの部分が屋根がすごくデザイン的なものがあって、そこの上のほうにはホールとかそういうものをつくって、そしてその大学生がその中を通って、そういった形で公園とかいう形になっているという、そういうような設計が東京駅のすぐそばにもあるので、そういうのを参考にしながら、そこのポイントというものは、民間の力もいただいて、そういうような合理的な敷地に、敷地というか、使い方をしてもらえたらというふうに思うんですけど、その辺の考え方はどう思いますでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
税務署用地につきましては、先ほども御質問がございましたが、今後、最もふさわしい活用の仕方、それと財源の考え方等々総合的に検討した上で、ここの税務署に対する区の方針は定めてまいりたいというふうに思います。
いでい委員
何点か伺いますけれども、先ほどから他の委員の質疑の中で、推進会議の中ではこういう話があるということも何回か聞いていました。推進会議のことでちょっと伺いたいんですけども、その推進会議というのは、中野駅周辺まちづくり推進会議ですよね。どのようなメンバーで、どのように人選されて構成されているのか教えてください。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
名称は中野駅周辺まちづくり推進会議。委員といたしましては、区民団体代表として、町会代表、商店街代表、区商連代表、それと福祉団体からの代表からも出席をしていただいております。それと周辺のまちづくりの地権者代表ということで、警大跡地からは東京建物、明治大学、帝京平成大学、早稲田大学の御参加、それとまちづくりの協議体等が発足されている団体ということで、二丁目の再開発事業の代表の方、囲町の代表の方等に入っていただいております。それと、公募区民の方も3名御参加をいただいております。その他委員としては、区側から副区長、経営室長、都市政策推進室長、都市基盤部長といった面々で構成しております。
ちなみに、座長は東京大学の名誉教授でいらっしゃる内藤先生、副座長に日本大学の岸井先生に御参加をいただいているところです。
いでい委員
その中で、先ほども駅ビルのことについてはどうなんだという他の委員から話がありましたけども、私、先ほど質問された方と全く違う考え方を持っているので、一緒にされてはちょっと困るところがあるので、お間違えのないように聞いていただきたいのですが、(「困るの」と呼ぶ者あり)そうなんです。例えば、今、私たちの議会で、特別委員会の中で皆さんから答弁をいただいていろいろな質疑をさせていただいていますけれども、その推進会議、推進会議ではこういった話があるから、このVer.3で検討中の主な論点に入っているとかいないとか、私にはそうやって聞こえるんですけど、そこの点、何か私から見ると、その推進会議というのはひとり歩きどころか、皆さんのこれから進めようとしているVer.3の策定のための御用団体みたいに利用しているんじゃないかという、こんな考え方を感じるんですよ。それについてどう思いますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
推進会議の委員は、先ほど申し上げたとおりかなり幅広い、区民もいらっしゃれば地権者、企業の方もいらっしゃるという構成でございます。そもそも、この会議自体を設置いたしましたのは昨年度からでございますが、まさにこれからのまちづくりをさらに進めるため、これは、ひいては今後のまちづくりプロジェクトの指針としてVer.3をつくっていくために、こういった会議体を設置して、幅広い立場の皆様から御意見をちょうだいして、こういったグランドデザインを固めてまいりたいという趣旨で設置をしたものでございます。委員のおっしゃるような、その御用団体というのではなく、純粋に幅広い御意見をいただきたいという目的、それと、この会議だけではなくて、もちろんこのように議会のほうにも御報告をさしあげて、るる御意見をちょうだいしてまいりたいというふうに考えております。
いでい委員
私も、その御用団体になっているんじゃないかというのは、もちろん言い過ぎな部分はあるんですが、推進会議の中での議論を皆さんがいいように使ったり、切ったり張ったりして出したりしているんじゃないかというところを私は疑問に思っていて、こんな質問をしたわけです。今、幅広いいろいろな立場の方に集まっていただいて、いろいろな意見を伺っていると言いましたけども、私たち議会のほうにもそれを報告して、いろいろ協議をしているという話もありましたけれども、私たちは中野区民の皆さんから選挙で選ばれてここに送られてきている、いわば区民の代表ですよ。私たちの意見が、この特別委員会の中でいろんな意見が出ていても、その話は次のこのVer.3の考え方に全くのってこなかったり、または私たちが何にも言っていないことがのってきたり、それは推進会議のほうが上位で、私たちのほうがただ報告を受けるだけの特別委員会なら、私はそれでもいいと思いますけど、私はそうじゃないと思っているんですよ。それは皆さんももう一回そこで考え方を、もう一回はっきりさせていただきたいなと思いますけど、いかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
推進会議でどのようなやりとりがあったかということは、いいところだけを御報告するということは全くなく、どんな御意見が出たかということは、主なものをすべて御報告させていただいているところでございます。さらに、推進会議にかける前にこの議会のほうに、どういった内容でかけるのか、まさに今日御報告した内容も次回、22日にはかける予定でございますが、事前にその同じ内容を御報告させていただいて、皆様からも御意見をちょうだいしたいというふうに思っているところでございます。決して、どちらかが上とか下とかというところは全くなく、あらかじめそのような報告をさせていただいて、十分に議会からの御意見もちょうだいして、参考につくってまいりたいと思っております。
平山委員
すみません。最後に細かいことをまとめてと申し上げたんですが、もう時間も大分来てしまったので、二つだけ。千光前通りというのは、これはこの文章で、JRの施設と一体化の何とかという記述がありますけど、あそこというのは拡張する考えがあるんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
千光前通りは、たしか8メートルぐらいの幅員の道路だったかと思うんですが、その千光前通りそのものを拡張するということではございません。ただ、二丁目の再開発を行う部分については拡幅、壁面後退をして拡幅するというふうに聞いておりますが、それ以外の部分については拡幅ということではなくて、逆にJRに沿って別の道路、これを構築するというのがVer.2の考え方でお示しをしている。それで、これをVer.3についても引き続きそういう内容で考えていきたいということでお話を申し上げたということでございます。
平山委員
最後にいたしますが、私もちょっと冒頭質問させていただいて、いろんな委員さんからもいろんな御質問がありました。結構この主な論点というのが、私たちにしてみれば唐突に出されているんですよね。ここまでのことをこの論点としてペーパーで取り上げちゃっていいのかなというようなことも幾つか含まれていたので、いろんな委員さんも確認をされたんだと思いますし、勘違いされる委員さんとかも出てきたのかもしれませんけども、ただ、要するに、私もそうでしたし、ほかの委員さんもおっしゃっていましたけど、中身によっては、御担当の部署が報告される範疇を超えているものとなる可能性があるもの、そういうふうにとれてしまうものもあるわけなんですよ。ただ、その辺のところを確認するために、いろいろ伺ったら、現行のところの計画は変わっていない。それは今、検討中であるという程度のお答えしか今日のところは返ってこないので、もう今日はこれ以上突っ込みようがないんですね。ただ次回は、もう素案が出てきてしまう。そのままのスケジュールでいけば。というようなことになったときに、ちょっとなかなか難しいなと思うところもあったりもしますが。
一方で、冒頭申し上げたように、ほかの上位計画とも関連してくるようなことがあった場合には、当然、それなりの手順を踏んで、その上で素案が御担当から示されるという御理解でよろしいわけですよねというのを、ちょっと最後に経営室長にお聞きしたいなと思いまして。
川崎経営室長
今日の御質疑の中でも何度か、関連計画との整合性はどうとるのかという御質問がございました。当然それは基本構想を頂点とした区の計画体系がございます。その中で上位の計画と整合性をとっていくという、これは第一となります。ただ具体的に、状況が変わったり、あるいは個別計画を検討していく中で、やはりこれは上位計画のほうを変えたほうがいいんではないかという、そういった場面もこれまでございました。そういった場合には当然、その上位計画を変えるための手続、これはしっかりとっていくということになります。あくまでも前提は現在定められている計画に沿ったものかどうかという視点で検討を進めて、その上で、場合によっては個別計画の検討の中で生まれた要素を盛り込むというようなこともあり得る。その場合には手続をしっかりとるということでございます。
大内委員
さっき、主な論点ということで、今度お話し合いをされるということなんですけども、第2回推進会議が12月22日、1回だけじゃない。1週間に一遍とか、どのぐらいの回を開いて、この主な論点の話は決めるんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
推進会議につきましては、次回を22日、それと今年度中にはもう2回程度を開催したいと考えております。
大内委員
この主な論点でいろいろ書いてあるんですけども、今度、これを一個一個、その人たちがみんなわかっているんですかね。というぐらい結構細かい。例えば、その方たちが大街区、周辺都市道路配置を考えて、駅ビルを考えて、税務署の跡地の利用を全部考えるの。そうじゃない。あくまでも役所のほうが考え方を示して、それについて意見を伺おうという形なんですか、審議会って。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
基本的には会議でお出しする内容としては、今日お出ししたものと同じところで出したいと思っております。ただ、委員御指摘のように、非常に内容も濃くて盛りだくさんでございますので、何かフォーカスをしてというよりかは、委員の方それぞれに思われるところをまずは自由に言っていただきながら、それをどのように我々が受けとめてさらに検討を深めていけるかということになろうかと思います。
大内委員
というのは、ある1人の人の意見が極端な意見で、それがいいと言うと皆さん賛成しちゃうのかなという場合もあるのかなと。要するに、言い方一つで変わってしまうのでね。非常に中野のこのグランドデザインをつくっていく中で、ある1人の人が雄弁な方がいたら、その人のほうに流されちゃったりしちゃうんじゃないのかなという、ちょっとそういった心配もあるので、ぜひとも、どんな議論が出ているのかね。まとめるに当たって、どういった議論でどういうふうに進んでいるのかというのもちょっと知りたいなというかな、思います。
それとあと、さっき言った最初の振興ビジョン、これが下につくわけでしょう、バージョンの。Ver.2か3か何かの下の、位置付けで言うと。上位計画はこっちのバージョンのほうが上なんでしょう。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
このVer.3、グランドデザインと産業振興ビジョンについては、どちらかが上位ということではございませんが、産業振興施策につきましては、こういったまちづくりを進めていく指針として位置付けたいと思ってございます。それで、グランドデザインの中にも産業振興の部分ですとか、情報のところについても当然入ってきますので、そこについては同じ中身が入ってくるというような関係でございます。
大内委員
でも、そうは言っても、ここに、Ver.2の具体的進展を図るに当たっての方向性と取り組みを明らかにするために、中野区産業振興ビジョンを作成すると書いてあるよ。ということは、産業振興ビジョンのほうが下なんじゃないの。えっ。今、並行って言ったよね。違うよね。(「上でも下でもない」と呼ぶ者あり)だって、Ver.2をやるために策定するって書いてある。だって、書いてあるよ。でしょう。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
すみません。先ほどの報告のところで、基本的には10か年計画(第2次)の戦略に基づいて将来像を明らかにしたいというのが一つベースになってございます。それで、グランドデザインの具体的進展を図る中身としまして、今、Ver.3の検討も含めてやってございますので、これを整合をとって、方向性ですとか、取り組みの全体を明らかにするという位置付けでございました。
大内委員
それで、今度はVer.3ができる。Ver.3の具体的な進展を図るために今度つくる形になるんでしょう。まあ、ちょっと別に、今こっち側の報告だから、もうこっち側、ここに行くわけじゃないんだけど、要は聞きたいのは、例えばこっちのほうで、クールNAKANOとかいろいろ表現されているんだけども、Ver.3の中ではそういった表現が入っていないんだけど、何で入っていないの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
これまでに御報告していろいろ御議論いただいた中で、その表記はわかりにくいというところがございましたので、もう少しわかりやすい表現にしていると。
大内委員
だから、どっちが上でも下でも別に、そんなことじゃなくて、これとこれは一対のものだと思うのでね。あまりバージョン、今度3が出てくるんだろうけども、やっぱり連携というか、こっちとこっちを見ていて同じようなものじゃないと、全然違うことを何か進めているんじゃ話にならないので、ちょっと、ぜひその辺も気をつけて進めていただきたいと。もうそれだけで結構です。
遠藤都市政策推進室長
このグランドデザインVer.3の検討、それと産業振興ビジョンの検討、これ、都市政策推進室で担当してございますので、そういった点で考え方、また表記、これらにつきまして、整合のとれた形で今後とも示していきたいというふうに考えております。
森委員
推進会議について確認なんですけど、前にこの委員会で確認させていただいたかと思うんですが、これ、昨年度は議事録も出なかったし、傍聴もできなかったものが、今年度の第1回から傍聴できるようになった。議事録も出るようになったという理解でよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
議事録については昨年度から出しております。ただ、傍聴については本年度からできるような要綱を変更いたしました。
森委員
そうすると、今日いただいた資料には、22日に予定と書いてあるんですけど、これ、正式に決まった場合、議会のほう、もしくは当委員会の委員に通知等いただくことは可能ですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
具体的に22日で会場、時間等も定まっているところでございます。後ほど皆様のほうに情報提供させていただこうと思います。
森委員
ぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
委員長
他に質疑はございませんか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
先ほどの推進会議について情報提供いたします。次回の推進会議でございますが、12月22日、時間が10時から、場所が第1委員会室となっております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
他に報告はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
審査日程のその他に入ります。
各委員、理事者から何か発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
委員会を暫時休憩いたします。
(午後4時52分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後4時54分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は1月26日午後1時から、当委員会室において開会することとし、急な案件が生じた場合は正副委員長から御連絡したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定した日程は終了いたしましたので、本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会いたします。
(午後4時54分)