令和6年07月25日中野区議会子ども文教委員会

中野区議会子ども文教委員会〔令和6年7月25日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和6年7月25日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午前9時00分

 

○閉会  午後4時20分

 

○出席委員(8名)

 斉藤 ゆり委員長

 山内 あきひろ副委員長

 河合 りな委員

 立石 りお委員

 大内 しんご委員

 久保 りか委員

 むとう 有子委員

 羽鳥 だいすけ委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田代 雅規

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 森 克久

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治

 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 高津 麻子

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次

 子ども教育部子育て支援課長 分藤 憲

 子ども教育部育成活動推進課長 鈴木 康平

 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子

 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 志賀 優一

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 学校教育の充実について

 学校と地域の連携について

 知的資産について

 子どもの育成及び若者支援について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。

 

(午前9時00分)

本日の審査はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、議題宣告の後、休憩し、b-lab(文京区青少年プラザ)及び杉並区児童青少年センターの視察を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 学校教育の充実について、学校と地域の連携について、知的資産について、子どもの育成及び若者支援についてを議題に供します。

 それでは視察を行うため、委員会を休憩します。

 

(午前9時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時04分)

 

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時04分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後4時07分)

 

 次回の委員会についてですが、休憩中に御確認いただいたとおり、8月29日(木曜日)午後1時から開会するということで、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はございますか。

大内委員

 小学校の改築の件で、今、北原小学校で、建設委員会と言えばいいですか。

委員長

 改築推進委員会です。

大内委員

 その人たちからいろいろ、ちょっと地元で聞いてきてくれと言われているんですけれども、何やら教育委員会が言っている――分かりやすく言うと、人工芝に教育委員会がしようと。でも、学校を含めて地域ほとんどの人たちが、いや、人工芝じゃなくていいですよと言っているけど、教育委員会はかたくなに人工芝じゃないと駄目だというふうに言っているように聞こえるんですけれども。そうすると、そもそもその委員会というのは何だったんだという話を今聞かれちゃっているんだけれども、それはどうやって進めていくんですか。

 要するに、建設何とか委員会というところで、いろいろ地域にいろいろな話を聞きました。じゃ、この学校は大きさもある、だからほかの学校――多分、極端にいうと、見たら教室はほかの学校に比べてちょっと狭くなっているし。ということは、学校によってそれぞれいいところ、悪いところがあるから、それに合わせたものをつくっていくべきなんだけれども、校庭に関してかたくなにそういうふうに言っていて、前に全然進まないようなことを言っているんですけれども、それは今どうなっているんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今、北原小学校につきましては、学校の改築について基本計画を進めているところでございます。

 委員おっしゃるとおり、改築推進委員会を開いて、学校の建設について意見を頂いているところですけれども、前回、第2回の改築推進委員会の場において、地域の方々は、人工芝については難しいという御意見が出て、区としては、今の現行の小中学校施設整備計画の中では人工芝を基本としてございますので、それで案を提示したところ、地域の方々は、主にはイベントのところで支障が出るんじゃないかということをおっしゃっていたところでございます。

大内委員

 だから、僕もアンケートを全部、僕のところにまず持ってきたから見たら、ほとんどが別に人工芝にこだわっていなくて、いろいろ使い勝手のいいものにしてくださいという、ほとんどそういうアンケートの、誰一人、どこの団体一つ、別に人工芝を進めてくれというのはなかったように思えるのね。だから、でもって、そういうアンケートまで取ってそういう答えだったのに、じゃ、人工芝じゃなかったらどういうことができるかという検討をちゃんとしているんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現行では、繰り返しになるんですけれども人工芝の方針ですので、人工芝を基本として。前回の改築推進委員会では、イベントが人工芝と共存できるような形で提示したところでございます。ただ、前回の改築推進委員会では、それでは今のイベントのレベルを確保できないということで、地元の方々からは難しいということが言われたところであり、今一旦、第2回の改築推進委員会を終えて、どういう対応にするのか検討しているということでございます。

大内委員

 長くやるつもりはないので、もう終わりますけれど、その間にアンケート調査をやったわけだ、かなり詳しいアンケート調査を1回と2回の間に。アンケート調査のそれを見れば、どういう方向に進めていくか歴然だし、教育委員会がそうやって人工芝にこだわるんだったら、来年から中学校でも小学校でもグラウンドの改築をやりますよね。全部人工芝にするんですね、来年度から。全部をそういうふうにしていくというんだったら、グラウンドの改築に合わせて全ての――来年、本当は今年もそうなのか、やっているのかどうか知らないけど、来年度からやる小学校、中学校のグラウンドの改築は全て人工芝になっていくんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現行の区の方針では改築に合わせて人工芝にしていくという予定ですので、既存校につきましては改築のタイミングをもって人工芝にしていくという予定です。

大内委員

 そんなにいいものだったら何ですぐにやっていかないの、来年度から。校庭の改築をやるんだったら何で人工芝にしないんですか。学校の改築に合わせるんじゃなくてグラウンドの改築に合わせてやるべきなんじゃないの、そこまで言うんだったら。そうでしょう。校舎の改築に合わせるんじゃなくて、グラウンドの改築に合わせて人工芝に変えていくという方針を何で出さないの。そこまで言うんだったら。校舎の改築じゃないでしょう、校庭の改築に合わせて進めるべきです、そこまで言うんだったら。何でそういう中途半端なことをするの。そこまで進めるんだったら、来年の――本当は今年度、校庭の改築をするところは全て人工芝にすると、そこまで方針がないのか。何で校舎の改築に合わせるの、関係ないじゃん、校舎の改築。グラウンドの改築に合わせて全部やっていくべきなんじゃないの。何でそういう中途半端なの、と言われますよ。

 だから、学校によっていろいろ校舎の形も違う、広さも違う、部屋の数も違う、当然グラウンドの大きさも違う。だったら北原小学校は狭いんだから、こういう理由でこうしたほうが地域の人たちはいいと思っているのに、かたくなにおたくらが、そういう委員会をつくっているのに、いつまでたっても同じ答えしか持ってこない、私たちは何でこの改築推進委員会に出ているんですかと私のところに来ているわけ。だからしっかりと対応してください。もうこれ以上言いませんけど。結構です。

委員長

 よろしいですか。

大内委員

 はい。

むとう委員

 今の大内委員のお話があった中で、私の住んでいるところのエリアの桃園第二小学校でも、人工芝云々のところで意見がいろいろ出てきているように聞いているんですけれども、区はもう建て替えに併せては、全て一足制と人工芝というのは既定路線でいくというところなんですか。本当に今、人工芝のメリット、デメリットがいろいろ言われている中で、本当にそれがベストなのかどうなのかというのは、もう一回よく考えたほうがいいのかなという気もするんですけれども、区がいろいろ考えた結果、人工芝が今のところ一番ベストというところなんでしょうか。改めて教えていただけたらと思います。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現小中学校施設整備計画の中では、人工芝を先ほど申しましたとおり基本としています。その理由は、人工芝が教育上のメリットが非常に高いと区としては考えているというところでございます。

 まずはけがの軽減です。ダスト舗装に比べて衝撃の吸収が高いというところとか、あと、校庭を準備する上での教員への負担が軽減されるとか。(「何の準備をしているんだ、運動会だけだろう」と呼ぶ者あり)運動会や練習や徒競走などのライン引きですね、そういうものがあったりとか。(「ラインなんかそんなに引いていないよ」と呼ぶ者あり)あと雨の日の復旧も早いというところで、教育上のメリットが非常に高いということで現行、人工芝になって進めているということで。

 先ほど申しましたとおり、御指摘あったとおり、地域によってはイベントをやっている部分を共存させるということが今、地域によってはいろいろな意見が出ているところですが、区としては教育上のメリットをもって今、そういう考えでいるということでございます。(「デメリットもあるだろうが」と呼ぶ者あり)

むとう委員

 改めて振り返って教えてほしいんですが、いっときは、本当の人工じゃなくて自然の芝がいいということで芝の校庭をとすごく進めていた時期もありましたけれども、それは全くやめてしまって、今、完璧な自然の芝だけではなくて芝に雑草が生えてもいいという感じで、雑草と芝の共存なんかも割と注目されているんですけれども、区はもう自然の芝を何でやめたのか教えてほしいですけれども、人工芝と極端に行ってしまいましたけれども、その中間路線というのは考え方としては難しいんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 正確には私もお答えできないかもしれないですけれども、天然芝をやめた理由については、天然芝の養生期間を長く取るという関係で教育上もかなりデメリットがあったということで、そこが進めることを中止したというふうに聞いてございます。現行としましては、教育上のメリットを見て人工芝を今進めているというところでございます。

むとう委員

 きれいな天然の芝にしようとすると結構大変なんですけれども、自然に任せて多少雑草が混ざっちゃってもいいよみたいな感じでやっていくと割といいというようなのも聞いていて、私も専門家じゃないので分からないんだけれども、普通の自然の芝は駄目で、養生期間が駄目で人工芝と極端に行っちゃったんだけれども、その中間路線というのは探ったり研究したりということはなかったんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 中間のどのぐらいの芝がいいのか等々を研究したということは、ちょっと聞いてございません。

むとう委員

 人工芝のほうが、けがが少なくていいとかというようなことは、そういうことというのはデータとかがあるんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 一応、芝のメーカーが提示している衝撃の……(「メーカーが言っても」と呼ぶ者あり)衝撃の吸収度という。人工芝のメーカーとしては、競技する人やそういう芝の上で運動する方のけが、例えば高いところに飛んで頭を打ちつけたときの衝撃の吸収度とか、そういうことがやっぱり競技場の中ではかなり要求されるものでございますので、そういうデータは企業でございますが、そういうデータはございます。

むとう委員

 それは、人工芝を売っている会社は、そういうデータが出てくると思うのは当然なんだけれども、もう既に人工芝の学校もあるわけだから、中野区の中でどうなのかというようなことのデータはないんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 なかなか同じ条件で、同じ吸収度合いでけがを比較するということが難しいので、区内でのけがのデータ、吸収がどのぐらいかというデータはないですけれども。ないところでございます。

むとう委員

 既に人工芝になっている学校の評判というのは非常にいいということなんですか。メリット、デメリットあるはずなんだけれども何もないんでしょうか。全てメリットばかりなんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 先ほどメリットのお話をしましたが、デメリットとしてはやはり夏の暑さということが報告されているところでございます。それについては現行、設計の中での学校ではスプリンクラーを配置して……。(「それをやっても意味ないって」と呼ぶ者あり)暑さを軽減することが推奨されてございますので、それを用意するようでございます。

委員長

 よろしいですか。

 他に何か御意見、御発言ございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、なければ、以上で本日の子ども文教委員会を散会します。本日はお疲れさまでございました。

 

(午後4時20分)