令和6年10月08日中野区議会厚生委員会(第3回定例会)

中野区議会厚生委員会〔令和6年10日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和10

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時0

 

○閉会  午後16

 

○出席委員(8名)

 日野 たかし委員長

 広川 まさのり副委員長

 木村 広一委員

 井関 源二委員

 黒沢 ゆか委員

 間 ひとみ委員

 高橋 かずちか委員

 中村 延子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長、地域包括ケア推進担当部長、地域支えあい推進部南部すこやか福祉センター担当課長、南部すこやか福祉センター所長 石井 大輔

 地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭

 地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香

 地域支えあい推進部中部地区担当課長 石橋 一彦

 地域支えあい推進部北部地区担当課長 阿部 正宏

 地域支えあい推進部南部地区担当課長 田邉 敏幸

 地域支えあい推進部鷺宮地区担当課長 中村 誠

 地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 河村 陽子

 地域支えあい推進部医療・介護連携推進担当課長 高橋 かほる

 地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長 河田 達彦

 地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 宣広

 地域支えあい推進部北部すこやか福祉センター担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳

 地域支えあい推進部鷺宮すこやか福祉センター担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 平田 祐子

 地域支えあい推進部介護保険課長 落合 麻理子

 健康福祉部長 杉本 兼太郎

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 水口 千寿

 健康福祉部福祉推進課長 細野 修一

 健康福祉部スポーツ振興課長 原 拓也

 健康福祉部障害福祉課長 鳥井 文哉

 健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔

 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦

 健康福祉部生活保護担当課長 村田 佳生

 健康福祉部保健企画課長 中村 志保合

 健康福祉部保健予防課長 宮下 奈緒

 健康福祉部生活衛生課長 只野 孝子

 

○事務局職員

 書記 金木 崇太

 書記 川辺 翔斗

 

○委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 中野区介護保険の運営状況(令和5年度)について(介護保険課)

 2 今年度以降の中野ランニングフェスタ支援の考え方について(スポーツ振興課)

 3 中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館の指定管理者候補者の選定について(スポーツ振興課)

 4 給排水設備改修工事に伴う鷺宮スポーツ・コミュニティプラザの休館等について(スポーツ振興課)

 5 中野区立かみさぎこぶし園の指定管理者候補者の選定結果について(障害福祉サービス担当)

 6 中野区立知的・発達等障害児通所支援施設の指定管理者候補者の選定結果について(障害福祉サービス担当)

 7 保健所移転整備の基本的な考え方について(保健企画課)

 8 新型コロナウイルス感染症予防接種予診票の印刷誤りについて(保健予防課)

 9 その他

 (1)中野区社会福祉会館空調設備の改修工事について(福祉推進課)

○地方都市行政視察について

○所管事務継続調査について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は午後5時を目途に進め、午後3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 昨日に引き続き、所管事項の報告を受けます。

 初めに、資料の訂正について、理事者より発言を求められておりますので、これを許可します。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 本日の審査日程の2番、今年度以降の中野ランニングフェスタ支援の考え方についての資料の中で、1のところに表題がございまして、「指定管理者候補者選定までの経緯」との記載がございますが、こちらは、「今後の支援の考え方」の誤りでございました。訂正をお願いさせていただきおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

委員長

 それでは、資料の訂正を受けるということでよろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、訂正後の資料を書記に配付及びアップロードしてもらいます。

 

〔資料配付〕

 

委員長

 ホームページの資料等についても、後ほど事務局に修正してもらいます。

 それでは、1番、中野区介護保険の運営状況(令和5年度)についての報告を求めます。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 それでは、中野区介護保険の運営状況(令和5年度)について御報告をいたします。(資料2)

 資料の1ページを御覧ください。1、趣旨といたしましては、例年、この時期に前年度の介護保険の運営状況を御報告させていただいているものでございます。

 次に、2、概要でございます。

 まず、(1)中野区の高齢者人口は令和6年4月1日現在で6万6,913人、人口全体から見ました比率では19.8%、前年同月の人口と比較いたしまして0.1%の減でございます。

 次に、(2)第1号被保険者数は6万7,791人でございます。高齢者人口との差が生じておりますのは、中野区外の施設にいらっしゃる住所地特例の方が一定数いらっしゃることによるものでございます。

 次に、(3)第1号被保険者の要介護認定・要支援認定者数でございますが、1万3,774人、前年同月比では0.4%の増、認定率は20.3%となってございます。

 次に、(4)介護サービスの利用でございます。介護サービスの利用者数は1万2,012人でございました。認定者数に対する利用者の割合は80.4%で、前年度比で申しますと0.9ポイントの増でございました。そのうち居宅サービス利用者数は1万537人、利用者の割合は70.5%で、同じく0.8ポイントの減、施設サービス利用者数は1,475人で、利用者の割合は9.9%で同じく0.1ポイントの増でございました。また、保険給付費は約213億800万円でございまして、前年度比3.1%の増でございました。

 次に、(5)地域支援事業でございます。要介護状態等となることを予防するとともに、介護が必要な状態となっても地域で暮らしていくことができるよう様々な事業に取り組んだところでございます。

 2ページを御覧ください。次に、(6)介護保険料でございます。第8期の計画期間中におけます基準額につきましては年額で6万8,710円でございまして、令和5年度の保険料収入の総額は約47億4,100万円、収入率は96.7%となってございます。

 なお、令和6年度からは第9期介護保険事業計画期間となりまして、保険料の改定を行ってございます。

 次に、(7)介護サービス事業所でございます。令和5年度末現在の事業所数は、居宅サービスが320か所、地域密着型サービスが94か所、施設サービスが15か所となってございます。

 次に、(8)介護保険の円滑な利用のための各種施策でございます。介護サービスの質の向上を図るため、介護従事者の定着支援や、介護事業者向けの研修、運営指導などを行ってございます。

 次に、(9)介護保険制度の広報活動でございます。区報、ホームページなどによりまして各種制度の周知に努めましたほか、介護の日の啓発事業といたしまして、介護サービス事業者の活動を御紹介するパネルやパンフレットの展示を行ってございます。

 最後に、3、今後の予定でございます。今月中には区のホームページに掲載いたしますとともに、区報では11月20日号で周知をしたいと思ってございます。

 詳細につきましては、別冊の冊子を御覧いただければと存じます。

 御報告につきましては、以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

黒沢委員

 (4)の介護サービスの利用ですが、前年度比で3.1%増ということで、これは新型コロナの影響で令和5年度になって利用が進んだ、控えていた方々が使うようになったというようなことで理解してよろしいのでしょうか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

黒沢委員

 増えたということでありますけれども、逆にこの(7)の介護サービス事業所というところの事業所数を今教えていただいたんですけれども、こちらについては、昨年度は、令和4年度と比較してどういった傾向になっているのでしょうか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 事業所数の状況につきまして、別冊の51ページを御覧ください。こちらに記載の事業所数が令和6年3月現在の数となっております。先ほど申し上げました居宅サービスの事業所数320事業所ですけれども、令和5年3月現在につきましては327事業所となっておりました。また、地域密着サービスにつきましては、昨年96事業所が、令和6年3月現在には合計で94事業所、施設サービスについては増減がございませんでした。

黒沢委員

 若干減っているということになると思うんですけれども、その理由ですとか傾向として、区としてはしっかりとサービスが受けられる状態を整えるためにもその辺りは注視していかないといけないことなのかなというふうに思うんです。区としてはどのように把握をされているのでしょうか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 今申し上げた事業所数につきましては、増減の差分の数字でございまして、実際に廃止した事業所、休止した事業所と新設した事業所がございます。廃止につきましては、それぞれ東京都の指定と区の指定の事業所がございますので、それぞれ廃止等の届出をお受けしているところでございます。廃止の届出につきましては、業績ですとか、利用状況、利用者数が少ないとか、様々各事業所の状況で届出がなされております。

黒沢委員

 利用者数が減ったりというところで、利用者数はちょっと増えたけれども、業種によっては減ったというところがあるということですかね。今回もそんなに減っているというわけではないので、個別の事情も多いのかなとも察するところではあるんですけれども、引き続きそういった撤退をした事業所の理由というところは、介護サービス事業所連絡会さんですとか、そういったところで全体的な傾向とかはしっかりと把握されて、対策が必要な事業種別については区としてもしっかりとてこ入れをしていただきたいと思います。こちらは要望させていただきます。

間委員

 御報告ありがとうございます。今回の介護報酬の改定があった中で、報酬が下がっている特に訪問だったりとか、下がっているというところで、今回介護サービス事業所としても全体的に少し減っているということも併せて、中野区の状況というのをお聞きしたいんです。他の自治体では、サービスを受けたいという方が断られているというケースも出ているというふうに聞いているんですけれども、その辺の区内の実態把握というところはされているのでしょうか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 実際に休止や廃止に事業所がなる際には、その廃止される事業所が継続してサービスを受けられるように責任を持って探すというところでございます。事業所を利用できなくて困っているといったような状況については、ケアマネさんですとか包括とか現場に届くものかもしれないんですけれども、介護保険事業計画の今回も需要調査に当たりまして、令和4年度にケアマネさんの調査を行っておりまして、その中では供給がなくて困っているといったようなところでは、通所リハビリと介護老人保健施設というところの御意見が多かったという結果になってございます。

間委員

 令和4年度の調査の中ではというところなんですけれども、現状、これまでも人材不足が続いてきているという中で、事業所さんがやめられたときにほかのところでしっかりと接続できればいいんですけれども、なかなか全ての方を抱えられないというような状況も他の自治体では出ているというふうに聞いているので、そこの部分はしっかりと把握をできるといいのかなと思うんです。その把握の仕方というのはどのような形なんでしょうか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 実際、何らか区の指定事業所に関しましては、廃止等の手続に当たりまして事前に御相談がありますので、その中でもしっかり状況を伺ってきちんとサービスにつながるようにというところでやっているところでございます。また、緊急で重大性のあるような事業所の廃止といったような、かなりレアケースでございますけれども、そういった際には、区のほうが他の区などとも調整をいたしまして、引継先を探すといったような場合もございます。

間委員

 廃止された事業所さんに限らず、先ほど申し上げた介護報酬が下がっているというところで、さらにかけ合わせて人材不足というのがある中で、全ての今やっていただいている事業所さんもとても厳しい状況にあるのかなというふうに思っているんです。という中で、サービスを受けたいけれども、受けられないという人が出ないようにするということが大事なのかなと思っております。介護サービス事業所連絡会さんと連携している中でお話を聞くこともあるのかなとは思うんですけれども、3年に1回ですか、先ほどの令和4年度の調査というところは、次は令和7年度の調査ですか。例えばその調査の中で、しっかりと現状を把握するための質問を増やして情報収集をするということも可能なのではないのかと思うんですけれども、そういったことは区は考えてはいらっしゃらないんでしょうか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 先ほど答弁の中で引用させていただきました調査につきましては、3年ごとの介護保険の事業計画の策定に必要なデータを集めるということでございまして、一定程度計画策定の都度、国のほうからも項目を指定されているということもございます。内容の設問が一定程度限定されるということではありますけれども、需要調査ですとか、その他連絡会さんや事業所の運営指導等でも日々事業所さんとは接点がありましてお話を伺っているところですので、様々な機会を捉えて事業所さんの実態を把握していきたいと考えております。

間委員

 時を捉えて聞いていくということも大切なんですけれども、事業所さんもお忙しい中で、あまり頻繁にヒアリングがあってもお困りにならないのかなというのもありまして、こういった大規模な調査といいますか、こういったときに併せて聞くというのはあちら様にとってもいいのではないかなと思って提案をさせていただきました。設問を増やすことはできるということなのか、できないということなのか、そこだけ確認させてください。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 実際に事業計画の策定に当たりまして、需要調査の詳細が国から示されますのが、まだその時期になってからということになりますので、設問の内容や項目数についてはその際に検討するということになります。増やせるかどうかは現時点では分からないということでございます。

間委員

 分かりました。もしできるというようであれば、どういったことを聞くことが区にとって実態を把握することにつながるのかということは改めて考えて、設問を増やす増やさないということも併せて検討していただけたらと思います。一番大切なことは実態を把握するということですので、もしそのほかのやり方でより適正なものがあれば、ぜひ取り組んでいただければと思いますので、要望いたします。

木村委員

 1点だけお伺いします。概要のほうでは、高齢者人口は若干減っているというところなんですけれども、運営状況の1ページの詳しいところを見れば、当然のことながらというか、後期高齢者が増加しているので、基本的には高齢化が進んでいる。ですから、今後被保険者が増えてくるという要因はあるというふうに思っています。

 もう一つ、この被保険者のデータがいろいろ出ているんですが、この中で単身高齢者の方がどういった比率でいるのかというのが特に見当たらないんです。そういったデータというのは介護保険の中で多分出せるかと思うんですけれども、そういうのは今把握していますか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 こちらの介護保険の運営状況につきましては、介護保険の主に特別会計の部分ですけれども、そこの運営の状況をお知らせするということで、一定定まった項目でお示ししているものでございます。被保険者の中での単身世帯というところでは、こちらの中では御紹介していないところですけれども、手元に単身の世帯数ということで別の人口のデータがありますので、そちらでよろしければお答えさせていただきます。

木村委員

 私が聞いたのは被保険者の中での単身なので、単身高齢者はほかのデータを見れば分かりますのでいいんです。ここには紹介していないんですけれども、被保険者の中で単身高齢者の方のデータは出せるか出せないかを聞いているんです。恐らく出せるということで、今把握していなくてもいいんですけれども、出せるということでいいですか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 答弁保留でお願いします。

委員長

 答弁保留ですね。

木村委員

 恐らく出せるという前提でお伺いしますけれども、要は、介護保険料の月額、大阪なんかは九千幾らを超えているんです。その大きな要因としては、単身高齢者が多いということも大きな要因になっているみたいです。被保険者の中で今45%ぐらいか。中野区も、多分2025年には被保険者の45%ぐらいになると計画の中では今想定はされている。つまり、単身高齢者はどちらかといえば家族のサポートがないので、いち早くというか、早めに介護認定というか、介護のサービスを受けなければいけないということになるかと思うんです。そういった意味では、今後の介護保険料もそうですし、介護保険者のことも考えれば、単身高齢者が被保険者の中でどういう割合でどういう状況なのかというデータも、今後のことを考えれば非常に大事なデータかと思うので、来年度の中で、単身高齢者の分析というのもぜひ介護保険の中でやっていただきたいというのが要望なんですけれども、いかがですか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 委員おっしゃるとおり、介護保険の財政の中で、人口の推計、今後どのような傾向に行くかというところでは、一定程度世帯の状況の分析も必要と考えております。こちらの運営状況につきましては、毎年定例的な数字で比較していってというところで、他の自治体等とも同じような比較できるようなデータということでそろえておりますが、実際に単身世帯の動向などにつきましては、被保険者というところではなくても、区民の単身世帯の状況ですとか、そういったところも同じような傾向もあると思いますので、数字として一旦検討させていただきまして、また中野区の全体と、第1号被保険者と、住所地特例の方などで差分が出るところではございますけれども、少し考えさせていただければと思います。

委員長

 では、先ほどの質問は答弁保留とはせずに進めたいと思います。

間委員

 15ページのグラフ26についてお伺いしたいんですけれども、要支援1、要支援2の部分の未利用者数がほかの要介護と比べるとかなり割合としては大きいのかと思うんです。未利用者数が多いということ自体は、そもそもいい傾向と捉えてよいのか教えていただけますか。

落合地域支えあい推進部介護保険課長

 実際に要介護認定を申請されるに当たりまして、サービスの利用を前提に申請される方と、直接まだ利用の予定はないけれども、認定をまず取っておいてというようなことで申請される場合もございますので、特に介護度の低い方については、サービスをまだ御利用されるような状況にはない方が多くいらっしゃるのかと捉えております。

間委員

 私も捉え方が非常に難しいなと思って、必要だから要支援とかとついているはずなんだけれども、未利用というのがいいのかどうかというところは難しいなと思います。ただ、利用をせずにお元気に生活されているということであれば非常にいいと思いますので、そこを増やしていったほうがいいのではないですかというのも違うのかもしれないんですけれども、そこは一定程度見ていたほうがいいのか。お元気にという意味では、しっかりと対策をしていくということが、特にこの要支援の段階でやっていくのが大事だなと思うんですけれども、今現在、区として要支援1、2の方に対して取り組まれていること、要はこの未利用というところにつながっているのかなというふうに推測されるような事業というのはどういったものなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部医療・介護連携推進担当課長

 ただいまお話をいただきました要支援1、2の方に対しましては、介護予防ケアマネジメントの対象となる方々となります。こういった方々は、介護予防マネジメントを経ましてプランをつくって、介護予防日常生活総合事業のほうを利用していただきまして、要介護にならないようにということでそういった支援を行っているところでございます。

間委員

 ありがとうございます。具体的な事業名とかを教えていただけると分かりやすいかなと思ったんですけれども、参考までに幾つか教えていただけますでしょうか。

高橋地域支えあい推進部医療・介護連携推進担当課長

 事業名と申しますと、短期集中支援サービスといいまして、名前としましては、なかの元気アップセミナーと呼ばせていただいたりしております。あとは高齢者会館で展開しております住民主体サービスで、ミニデイと呼ばれているようなものがございます。

間委員

 まだ介護の部分を勉強中ということもあって、細かいところまで教えていただいてありがとうございました。

 先ほど申し上げたとおり、そういった事業を今後もしっかりと行っていくこと、さらにできることがあればしっかりと行っていくことが、未利用者といいますか、皆さんがお元気でいらっしゃるというところで、介護保険に関しても費用の抑制というところにはつながると思いますので、そこが今後も御報告いただくたびに、結果としても、数字としても見えてくるのかなと期待する部分でもありますので、そこに関しては引き続き取り組んでいただければと思います。ありがとうございます。

井関委員

 介護保険の運営状況の1ページの中野区の人口構成の推移なんですが、教えてください。全国と中野区と比べて、全国は徐々に人口が減って高齢者人口は徐々に上がっている。中野区は反比例して、徐々に人口が上がって高齢者人口は徐々に減っているというような数字だと思うんですが、こういう反比例の状況というのは、中野区で今後続くんでしょうか。それとも、この先数年後は、やはり全国と同じようなカーブになるというような感じなんでしょうか。

石井地域支えあい推進部長

 中野区でも人口の推計をしておりますけれども、やはり高齢化は今後も進んでいくということにはなっております。ただ、人口も一方で増えていくということで捉えておりますので、その比率については全国よりも低いという状況は続くと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、今年度以降の中野ランニングフェスタ支援の考え方についての報告を求めます。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 それでは、今年度以降の中野ランニングフェスタ支援の考え方について御報告いたします。(資料3)

 区は、中野ランニングフェスタについては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う参加者及び協賛企業の減少を受け、実行委員会の運営を支援するために2023年度に補助金交付要綱を制定し、実行委員会の負担軽減を図ってきたところでございます。これまでの中野ランニングフェスタの開催実績を踏まえまして、今年度以降の支援、補助についての考え方を取りまとめましたので、御報告させていただきます。

 取りまとめました考え方でございますが、今後はランニングフェスタの運営のうち、中野区スポーツ推進条例及び中野区スポーツ健康づくり推進計画などに沿った取組について支援を行うことといたしまして、その取組に対して継続的に予算の範囲内で補助をしていくものでございます。このことによって、区内で継続的に行われているスポーツ事業、スポーツイベントの中でも、参加者数が最大規模であるフェスタの開催を通しまして、区民の健康づくりを促進していきたいというところでございます。補助をしていく対象の取組の案といたしましては、資料記載のとおりでございます。

 次に、今後のスケジュールでございます。本報告後、運営費補助金交付要綱の改正を行い、実行委員会からの今年度の補助金申請の受付を開始したいと考えてございます。ランニングフェスタにつきましては、例年12月に受付開始、3月に開催となってございまして、今回もそのような予定と聞いてございます。また、先ほど申し上げましたとおり、今回取りまとめた考え方に沿った形で、令和7年度以降につきましても支援、補助の継続を予定しておるものでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

間委員

 御報告ありがとうございます。先日の決算特別委員会厚生分科会の際に、報告があるということでしたので、中途半端な言い方で止めたんですけれども、今回の御報告で、印象としてはどういう方向で進むのか見えずに、現状維持で内容をどうするかというところにとどまっているというところで、とても残念だなというのが正直なところです。もう少し区としての方向性を示していただける報告をしてほしかったというところなんですけれども、とはいえ、まだ3月に1回開催しただけというところなので、判断が難しかった部分はあるのかなと思うんです。

 それはいいとして、では、いつになったらこの方向性を決めていくのか。結局このままだと、これに対して補助を出します。もしかしたら、予算だって、これまで会派として補助額を下げていったりしながら、しっかりと自主運営ができるようにしてくださいという趣旨でこれまで質疑をしてきたんですけれども、下手をしたら、これでもっと予算が上がるなんていうことも考えられるのかなというふうに受け取れるんです。増やしていくんだったら、区としては、お金を出す代わりにこういった目的を果たしていくんだというところまで考えてやっていただく必要があると思うんです。という怒りのようなことをお話しさせていただきましたけれども、それを受けていかがかお考えを伺います。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 今回御報告させていただいている考え方につきましては、こういった考えに沿って今後支援をしていくというところでございまして、このような考え方を実行委員会側にも示しまして、そこに沿った形での計画というのを立てていただきたいという趣旨もございます。当然実施をするのは実行委員会というようなところではございますので、こういった考え方を受けて、ここに沿ったような取組というのを計画していただくということになろうかとは思いますけれども、そういった中で、よりこの考え方に沿った計画を出していただけるように調整といいましょうか、実行委員会側の促しといいましょうか、そういった協議をしていきたいと考えてございます。

間委員

 考え方に沿ったやり方でやっていくということであれば、これは、このままの状態でずっと続けていくというお考えがあるというふうに聞こえるんですけれども、いかがでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 今回御報告させていただいた考え方に沿って、一番最後のところにもございますけれども、当面は継続をしたいと考えてございます。

間委員

 当面はというところだと、要はいろいろな事業に対して、うちの会派からは終期を定めたほうがいいということも主張している中では、それはいつまで、何年間で考えるんですかということを聞きたくなってしまうんですけれども、そこの部分は実行委員会さんとお話はされているんでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 この考え方をまとめるに当たりましては、今後も続けて支援をしていきたいということで、実行委員会とも話をしてきているというところでございます。

間委員

 もともと事業を継続していくことが難しい、お金が足りないという理由から補助を始めたというところがある中で、結構なあなあになっていないのかなと。区として補助をするには、得るもの、アウトカムをしっかりと置いてやるべきだと思うんです。区が特に主体でやるわけではないのであれば、よけいにそこはしっかりと考えた上で補助をしてやっていただくという必要があると思うんですけれども、その部分もよく見えないなと思っていて、今後の先行きがどうなのかなと大変心配になるんですけれども、どうでしょう。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 今回の考え方に沿って行っていきたい私どもの支援、補助といたしましては、実行委員会が行っているこのランニングフェスタの中にも、区のスポーツの方向性に必ずしも沿っているものではないような部分というのも当然あろうかとは思います。こういった支援をし続けることで、たくさんの人が参加していただいているこの事業について、区のスポーツ施策に沿った考え方とか運営といいますか、取組、それを一定程度確保していきたいというような目標がございます。

間委員

 それこそ先日の報告の中で、政策助成等に関しても整理をということを述べましたけれども、区民の税金をどう使うかということは非常にシビアに考えないといけないのかなと思っていて、もちろん老若男女、先日も子どもたちが今でもランニングフェスタのTシャツを着ているのをまちなかで見かけるというお話をさせていただきました。しっかりと事業を構築して、今の規模ではなくても、例えばもっと大きなイベントにして、コストはもっとかかるかもしれないけれども、その分健康増進だったりとかという目的をしっかりと果たしていくというスキームにもできると思うんです。今、現状維持という感じがすごく出ているのが残念でならなくて、縮小するのか拡充するのかみたいなところで、今後はっきりとその方向性を示していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 委員御指摘のように、こちらについては今後どうしていくのかというような御指摘かと思いますけれども、先日の決算特別委員会厚生分科会でも御答弁させていただいたところではございますが、過去に一番参加者がいて、実行委員会さんの支出の規模だとかというところが一番大きかった頃に比べれば、参加者も会計の規模も小さいような状況にございます。こういったところもありますので、区が一定程度補助をすることで、区の政策に沿った取組については区のほうで一定程度負担をし、それ以外のところで例えばにぎわいに資するだとか多くの人に来ていただくだとか、そういったところの取組にも好影響を与えていただければというふうに考えてございます。

杉本健康福祉部長

 従前のランニングフェスタに係ります補助対象経費の考え方でございますが、フェスタの実施に係る周知に要する経費、また会場設営及び運営委託に要する経費、出演料、ランナーの記録計測に要する経費、その他区長が必要と認めるものというようなことで、ともすると、大会実施に伴う経費というようなところで補助を実施してまいりました。今般、委員から御指摘いただきました点もございますように、区の政策目標に合致するそうした取組について補助をしていくという考え方に改めて、今回補助対象とする取組ということで六つ掲げているところでございます。区が掲げております政策目標の実現に向けてどういった取組をしていただけるのかというような点につきましては、今後また実行委員会とも詰めていきたいと考えてございます。

間委員

 先ほどいい取組をしていることにはという趣旨でおっしゃっていただいた後に、政策目標に合致するところへの補助ということで言っていただきましたけれども、そんなことを言ったら、ほかにも支援して差し上げたほうがいい団体とかもあるんじゃないかとちょっと思ってしまうんです。このランニングフェスタを支援することに本当に意味があるんだというところが見えないと、こちらとしても、どうぞやってくださいと応援するというところにはなかなかなりづらいのかなということも一方で思いました。

 そもそも始まりのときの御説明ではありましたけれども、運営ができなくなったというところで、支援をする中で収入を得ていく。広告収入だったりとか様々なことができるようにという伴走支援をして差し上げて、それによって補助額を減額していくということもお話しさせていただきましたけれども、そういった努力は今後もしていかれるのか。自主的に運営してもらおうと思っているのか思っていないのかが、まだはっきりしなくて、そこは今お考えがあるんでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 繰り返しになる部分がございますが、今回案として挙げさせていただいているような取組については、継続して支援をしていきたいと考えております。

間委員

 要は広告収入だったりとかという部分の努力をしていただくということの支援をしながら、要は支援をずっとし続けていくということでいいんですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 この考え方に沿って継続して支援をしていきたいと区としては考えてございます。

間委員

 分かりました。支援していくこと自体はいいんですけれども、もう一度要望します。今の段階でもまだ1回しかやっていないというところですので、今年度3月に実施をするというところ、これからいろいろ実行委員会さんと詰めていかれると思いますし、そして実施したときに、数字としてもいろいろ見えてくるものがあると思います。そこに関して最大限取り組み、いろいろなチャレンジも区としてもしていただいたらいいのかなと思いますし、その2回目の補助ということの結果をもって、早期にその先の支援の在り方ということを示していただきたいと思います。要望ではなくて、やはり御答弁をお願いします。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 委員御指摘のとおり、今後また支援をした後に、結果といいましょうか、報告というものが出てくるかと思います。当然区の事業でございますので、そういった結果を毎回検討し、研究も含めてしながら、事業の改善とかということについては、それは常に行っていくものだと考えてございます。

木村委員

 今回の報告は、あくまでもここに書いているとおり、支援といっても、実際補助金の交付要綱を制定するという考え方という報告なので、今後のランニングフェスタをどうするかというのは、また全然別な報告を恐らくされるのであろうと。要は間委員が心配するようなことは。あくまでも今回は議会からいろいろな補助に対しての意見があったので、補助要綱の考え方を示しましたというだけの話なので、恐らくランニングフェスタに関して、健康福祉部としてはこういった関わりができるとか、こんなことも考えているというのは、別の機会にまた別な報告はぜひしていただければというふうに思っております。

 私も、去年ランニングフェスタ10キロを副区長とスポーツ振興課長と一緒に走りまして、来年度も走ると思うので、私もランニングフェスタは大好きなので、ぜひこれは続けていただきたいと思っております。

 一つだけ、ここの補助要綱は書いているんですけれども、決算特別委員会厚生分科会でも質疑をしたんですけれども、よく政策助成であるのは、上限とか何%とかそういった話があるんです。そういった考え方はこの中に入っていないのですが、それは何かお考えはあるのですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 従前から対象となる経費というものに対して予算の範囲内で補助をするというような考え方でおりまして、そこにつきましては変更がなく、ここに取りまとめました考え方に沿った取組に関する経費、こちらを少なくとも今後は補助をしていきたいというふうに考えているというものでございます。

木村委員

 ということは、今私が聞いた話は、要は上限がどうとか何%という話は全然決まっていないというか、それは政策助成にもあるじゃないですか。当然これに対しては補助しますというのは決まっているので、それと同じことだと思うんですけれども、それは補助がどれくらいまでとか、10分の10なのかというところまでは決まっていないということですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 対象となる経費を予算の範囲で限度まで補助するということになりますので、限度の範囲で100%というような考え方になろうかというふうに考えます。

木村委員

 では、あとは補助額はどうするかというのはその予算のときの話ということになるかと思います。今200万円ですけれども、それが100万円なのか400万円なのか、それはまた予算のときに審議するということですね。

 一つだけ、例えば今10分の10という話もあったんですけれども、この対象とする取組がいろいろ当て込んで200万円全部そこに使い切りました。その分、実は昨年度もそうなんですけれども、160万円くらい黒字になったわけです。補助金を入れて。その160万円がずっと余るということがいいのかどうかということもあるんですけれども、区民のための補助であれば、できれば余すのではなくて、繰越しするのではなくて、できる限りそれを別な形で、区民とか健康のために還元するような取組というか、方針もぜひ要望として入れ込んだほうがいいと思うんですけれども、いかがですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 補助金という区の事業でございますので、御指摘のとおり、報告なども受けているところでございますし、その計画を審査といいますか、こちらのほうで判断をして補助決定をするものでございますので、そういった今おっしゃっていただいたような計画で、何か黒字になるような部分というものにつきましては、何らかの形で参加される区民の方々、参加者の方々に還元するようには促していきたいと考えてございます。

高橋委員

 報告ありがとうございました。今各委員からいろいろ質疑がありましたけれども、答弁の中で、区が補助をすることによって参加者増につながるような捉え方を僕はしたんです。それはどういう意味ですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 例えばここにございます障害者スポーツに関するような取組などで、今回案としてまだ聞いているところですと、手話通訳の方をお招きして、障害者の方々に対しても参加しやすいものにしていくですとか、そういった配慮が必要な方に対する取組といいましょうか、事業といいましょうか、そういったものを考えているというところでございます。

高橋委員

 区が補助を出すことによって、そういうサポートをするところが出てきて、例えばユニバーサルデザイン関係とか障害者の方々へのサポートということで、結果的にその人たちの参加人数が増えるということですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 委員御指摘のとおりというふうに考えてございます。

高橋委員

 もともとは民間の実行委員会でやっていく中で、有力企業のスポンサードがあってやっていたのが途中で取りやめになったという中で、なかなか運営上厳しいという中で、区がサポートしていくという話があったと思うんです。先ほど部長のお話の中で、従来は会場であったり出演料であったり、いわゆるイベントサポートというか、イベントを補助するような形であった。それならそれで、イベントを支援するという意味で分かるんです。だけれども、こういう形で取組を具体的に挙げてきたということは、では、どう実行委員会がこれを具現化していくのか、その辺はどういうふうに区が関わっていく予定なんですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 この考え方をまとめさせていただくに当たりまして、事前に実行委員会の窓口になっているような方と話合いといったものは行っておりますけれども、最終的には補助金の申請をしていただくときに計画というものを出していただくことになりますので、その際に、私どものほうからもこういったことができないかとか、そういったようなお話はさせていただきたいと考えております。

高橋委員

 そうすると、要はイベントの実行委員会が具体的に事業を推進していこうとすれば、いかに人数を集めるかとか、当日の段取りをどうするとか、安全対策をどうするとか、そういう話にも終始すると思うんです。当日の仕切りというか段取りのいかに成功させるかという中で。そうすると、こういうのを区が言ったことをそれどころではないような形でちゃんと具体化してもらえなかった場合は、それは区としては今後どう判断するとか、例えば打合せにUDならUD担当が、あるいは障害者関係であれば障害者担当が、スポーツ振興であればスポーツ担当がその実行委員会のメンバーになって、これの政策の部門の人間が全部実行委員会に出て、そのメンバーと一緒に議論をして、こういうのを具体化していくスポーツイベントにするということですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 区といたしましては、こういった民間の方々が集まって主催されているところに、簡単に申し上げますと、主催者の一部として入っていくという考えは今持っていないところでございます。ただ、委員御指摘のような様々な観点というのはございますので、それは補助金の申請を受けながら、申請というか計画を出していただきながら、窓口となっておりますスポーツ振興課のほうを中心に、こういった観点を取り入れるための仲立というのはしていきたいというふうに考えております。

高橋委員

 予算をつけて、例えば200万円とか予算をつけて、それを認めて実行していくとなれば、その予算の中でもういかざるを得ないと思うんです。そこで予算執行を停止しますとかいうことにはならないと思うので、そういうことでもないと思うし、成功させなきゃいけないというのは区も我々もそう思っているんだけれども、では、それをこういう補助対象の取組案という形で、これをどうきちっと検証するのかとか、例えば今年は200万円、もともとは少しずつ下げていく中で、逆に、間委員もおっしゃっていたけれども、実行委員会として自立していくようにしていくという話があったじゃないですか。であれば、例えば前の大きなメインスポンサーに代わるスポンサーを区がサポートして探してくるとか、あるいはこういうものをきちっと検証して、次のチェックシートではないけれども、区の施策をどう反映させて次も補助を出していくのかとか、あるいはそれを議会にどう説明してこの施策が具体化したのかとか効果があったのかとか、その辺の検証というのはどういうふうに考えていますか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 毎回計画を受け、その後実施されましたら報告を受けというようなところがあるかと思います。そのサイクルの中で、改善できることにつきましては意見などもしていきたいと考えておりますし、もし仮に、そこまではないかと考えますが、ここに沿うような取組がなければ、それ自体は補助をしないということになりますので、こういった取組がランニングフェスタの中で確保されるように、区としても支援といいますか、関わりを続けていきたいと考えております。

高橋委員

 この取組が駄目だと言っているのではなくて、お金を出しっ放しにしちゃうのはよくないだろうなという話なので、終わった後、政策目的に従ってどういうふうな効果があったのかとか、そういうものはきちっと議会にまた説明をしていただいて次につなげていくという形で、結果的にそれが継続になるというのならいいんですけれども、継続ありきで、予算ありきで毎年進んでいくとなると、実行委員会のほうの支援、育成にもならないと思うので、そこはぜひ考えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。きちんと議会に、こういう項目についての成果というか、効果というものを報告していただけるのでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 各年度の実施結果などを受けまして、成果などにつきましてはきちんと御説明、御報告できるようにしたいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館の指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 それでは、中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館の指定管理者候補者の選定について御報告いたします。(資料4)

 本件は、今回の第3回定例会の建設委員会でも御報告するものでございます。

 中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館につきましては、令和7年3月末をもって現行の指定管理者の指定期間が満了するため、令和7年度からの新たな指定管理者候補者の選定を行いましたので、その結果を報告させていただきます。

 まず、指定管理者候補者選定までの経過でございますが、今年6月13日に公募の公告、区ホームページに記事の掲載をいたしまして、募集について周知を始めたところでございます。6月24日に説明会を実施した後、7月12日から7月22日まで応募の受付をいたしました。その後、9月6日までの間に書類審査及びヒアリング審査を実施したところでございます。

 なお、今回の募集に対しましては、3事業体から応募があったところでございます。

 選定方法につきましては、庁内に設置いたしました中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館指定管理者選定委員会におきまして、提案書類の審査及びヒアリングを行った上で、指定管理者としての適正を審査し、指定管理者候補者を決定いたしました。

 この選定の結果、交渉順位の第1位となりましたのは、なかのスポーツパークパートナーズという事業体でございまして、代表企業をコナミスポーツ株式会社とし、構成企業が大林ファシリティーズ株式会社という2社で構成される事業体でございます。

 指定管理者の指定期間は令和7年4月1日からの5年間でございます。

 最後に、今後の予定でございます。令和6年第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案を提出させていただく予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

中村委員

 御報告ありがとうございます。応募状況として3事業体から応募があったということで、今回このなかのスポーツパークパートナーズというところが選ばれ、交渉順位第1位となったということなんですけれども、3事業体あって様々な提案があったんだというふうには想像するんです。この事業者の何が優位だったというか、この事業者が交渉順位第1位になった理由が、多分総合的な評価なので、なかなかこれというものを出すのは難しいのかもしれないんですけれども、そこの部分を教えていただければと思います。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 委員御指摘のとおり、様々なところがございますけれども、例えば書類審査、ヒアリング審査というところがございますが、書類審査につきましては、八つの視点で30項目提案の審査を行いました。ヒアリングにつきましても、それぞれ基本姿勢ですとか、7項目の審査を行ったところでございます。今回、交渉順位第1位となりました候補者につきましては、こちらは配点などは様々あるんですが、原則5段階評定のようなものをしてございます。そこのところで平均的に3以上4程度というような、言葉に直しますと、やや優れている項目というのが広く多かったというところでございます。ほかのところにつきましては、標準的なところですとか、やや足りない部分というのが認められたところではあるんですけれども、こちらにつきましては、おおむね水準以上、優れた取組も多く見受けられるというようなところからこちらになったのではないかというふうに主管課としては評価してございます。

中村委員

 分かりました。やや優れているがほぼ全項目でということなので、逆に言うと、何か突出したものがあったわけではなかったということなんですか。恐らくほかの事業体とかだと、分からないですけれども、こういう選定結果を聞いたときは、何かしらここが秀でていましたとかという御答弁があることが多いので、平均的に優れていると言われると、では、結局何がよかったんだろうというのが今の御答弁だとあまり分からないんです。そこら辺がもうちょっとクリアに分かるといいなと。要は何が優れていたのかなというところがなかなか見えなくて、もう少し御説明を頂けるとありがたいんですけれども、いかがでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 こちらにつきましては、まず、審査項目の中で、指定管理者としての実績ですとか、ほかの自治体での受託状況、履行状況ですとか、あとは提案書で示しているところですと、設備管理に関する能力、そのほかにも、スポーツ事業の計画において、提案書の中では対象者ごとにこういった理由でこういった教室を行うというような細かい分析がされていること、あとは収支計画につきましても、バランスの取れた収支計画を提案しているというようなところが主立ったところではないかというふうに考えております。

中村委員

 要は、実績があって、その中で具体的というか、ちゃんと管理運営していくに当たってのバランスが取れたというか、見えるというんですか、区としても信頼が置けるだろうというところが大きかったのかなと、今のお話を聞くと感じるところなんです。もちろん、これまでの実績というところはあるんでしょうけれども、提案書の中でと今御担当はおっしゃいました。提案書の中で書かれている内容というところをきちんと履行していただくことというのはすごく重要だと思っているんですけれども、そこはどう担保していくのか伺わせていただけますか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 まず、選定の過程においてでございますけれども、書類審査を提案していただく問題のような項目がございます。そちらの書類の中に、必ず区として実施を認められないものはできないわけですけれども、それ以外のところについて、必ず実現可能なものを記載することと最初に書いてございます。また、ヒアリング審査の際には、同様にその確認を審査員のほうからもしてございます。今後、業務の履行に当たりまして、より具体的な事業計画書の提出があるところでございますけれども、その内容と提案書をきちんと区のほうで確認をしながら、どれぐらいの時期にこの提案事項をどういう形でやるのかというようなことは、毎年の履行の中でもしっかり確認をしていきたいと考えております。

中村委員

 例えばの話なんですけれども、提案内容で実現可能なものというところを書いていただいているというところなんですけれども、この5年間でやっていく中で、結局実現ができなかったりとかという場合も中にはあるのかなと思うんです。そういった場合のペナルティとかはあるんですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 提案の内容がどういったものかということによるかとは考えますけれども、履行に対しては、一番極端な例で申し上げますと、悪質な不履行があったりとかいうところであれば、一番最悪のケースでは、指定管理者の指定の取消しということも可能性としてはございます。ただ、履行させていくのが私ども主管課の役目でございますし、そういった極端な例になったケースというのは、中野区のほうでは、今のところ指定管理制度についてあったということは認識してございません。

中村委員

 分かりました。今後事業計画書を定めていっていただく中で、しっかりと提案内容について履行していただくように進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 ここの事業者さんは新しい事業者さんになりますので、継続性というところでは少し心配な部分もあるんですけれども、そこはどう区として担保をしていっていただけるのか、そこはいかがでしょうか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 こちらの第1順位の候補者につきましては、先ほどもありましたが、多くの実績も、ほかの指定管理者から引き継いだという実績もあるということでございますし、現行の指定管理者の協定の中にもきちんとした引継ぎをすることというようなことにつきましては規定してございます。こういった規定や相手方からの提案を生かしながら、私どもとしましても、現在の指定管理者と、この候補者の間だけの引継ぎに任せるのではなく、区もしっかり立ち会って引継ぎをして、来年の4月1日にはより円滑に新しい候補者の運営が開始できるようには努めてまいりたいと考えてございます。

木村委員

 今回の体育館の選定のほうなんですけれども、今定例会の区民委員会で、たまたまかもしれないですけれども、産業振興センターも同じように選定の結果報告がありました。資料で見られるんですけれども。そちらのほうでは、先ほど中村委員がずっとおっしゃっているとおり、選定結果もそうなんですけれども、選定理由というのもちゃんと報告には書いているんです。選定結果、さらに選定理由というのはその別項目にちゃんと書いていて、こういった理由で選定しました、期間は5年間ですと、あとは報告は一緒なんです。選定理由があるかないかの違いがあるんですが、報告によって、所管が違うのであれなんですけれども、選定理由というのはこういうふうに入れている所管もあるんです。入れない理由は何ですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 今回報告の資料を作成させていただくに当たりましては、過去の私どもの所管の記載などを参考にさせていただいているところでございます。先ほど中村委員からの御質疑がありましたように、特に何かお話ができないというような理由ではないんですけれども、そういった過去の同様のケースと同じような形で記載することにしたために、記載がなかったというような状況でございます。

木村委員

 確かに5年前も同じような記載だったのでそれは確認できているんですけれども、そういった意味では、ほかの所管ではこういうふうに書いていて、今おっしゃったとおり、特段の理由がないのであれば、選定理由というのも書けるところまでは書いていただければというのは、次回以降ぜひ検討していただければと思っております。

 あとは、先ほど選定理由の中で、特に施設管理のところがよかったような発言があったんですけれども、これまでの施設管理と今後に関してどう違いというか、期待されるところがあるかというのを教えていただけますか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 当然現行で施設管理ができていないということではないんですけれども、今回候補者となりました構成企業のほうが設備管理の総合的な会社というふうに提案を受けているところでございまして、今のところは、現行の指定管理者が委託でやっているような部分というのをこの指定管理候補者のほうの総合的な建物会社としてのノウハウを使ってきちんと管理をするというような提案がありましたので、その部分のところが高評価になったのではないかと主管課としては評価してございます。

木村委員

 今回たまたまなんですけれども、この産業振興センターも施設管理というところで、違う業者なんですけれども、大手が入っていたりとかして、そういった意味では何となく似たような基準というか、判断されているのかなということも若干感じたりするんです。そういった今後の区の基準というか、選定基準がどう変わっているか、共通なものというのはあるんですか。それぞれの施設に関しての基準というか、それがあって積み重ねて基準とされているのか。区のほうでも統一していくような考え方というのは何かあるんですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 選定の一番大本の考え方につきましては、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例がございまして、候補者の選定についてどういう観点で選定をするのかということは記載があります。この考え方に従いまして、各施設の重要なところですとか、政策として重点的に推進すべきところですとかというところの細かい配点基準につきましては、委員会を設置する主管課のところで決定をするものでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、給排水設備改修工事に伴う鷺宮スポーツ・コミュニティプラザの休館等についての報告を求めます。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 それでは、給排水設備改修工事に伴う鷺宮スポーツ・コミュニティプラザの休館等について御報告いたします。(資料5)

 施設名、所在地につきましては、資料記載のとおりでございます。

 工事内容は、プールや更衣室、トイレを中心に、給排水に係る設備や配管など施設全体の給排水設備を更新する改修でございます。

 次に、利用休止期間でございます。温水プールを含みます鷺宮スポーツ・コミュニティプラザ全体の休館につきましては令和6年11月13日から令和7年1月8日まで、温水プールのみ令和7年2月7日まででございます。

 なお、4のその他の部分に記載がございますが、問合せ対応や教室事業の申込受付、隣接する鷺宮運動広場は通常どおりの運営を継続する予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

黒沢委員

 この休止期間なんですけれども、初めて区民の方々にも公表されるということで間違いないですか。

原健康福祉部スポーツ振興課長

 鷺宮スポーツ・コミュニティプラザにおきましても、スポーツ団体の方だとか、イベントや事業などを行っていることがありまして、それはかなり前から予約をしていただくところがございますので、そういった方々にはおおむねの予定でお知らせをしているところでございます。ただ、こちらの施設につきましては、個人利用、簡単に申し上げますと、その日に行って入場料金を払っていただいて利用していただくというような利用が多いところがございますので、今回このタイミングでの御報告というふうにさせていただいたものでございます。

黒沢委員

 年間計画とかをつくっている団体さんは大丈夫かなと心配になったので、まずそこはよかったなということと、あと個人の利用の方々には、この情報はまだ分からない方が多いというところで、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザは、沼袋地域とか、そっちのほうからも電車に乗って行ったりする方も多くて、わざわざ行ったのにやっていなかったみたいなことになるのが、すごく残念な気持ちになって帰るということが起きてしまわないようにしたいなと思いました。なので、できるだけ地域の方々というところの地域ニュースですとか、御協力いただくのか、もしくは区報なのか、プールの施設は本当に少ないので、結構遠くから皆さん通っている方もいるというところを踏まえて、周知のほうをしっかりと行っていただきたいと思うんですが、その辺りいかがでしょうか、

原健康福祉部スポーツ振興課長

 区報につきましても、この報告は掲載をさせていただく予定がございます。また、ホームページですとか、施設のホームページ、個人利用が多いということでありますと、継続して定期的にいらっしゃる方も多いので、現地の掲示などにつきましても、より目につきやすい工夫はしてまいりたいと考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、5番、中野区立かみさぎこぶし園の指定管理者候補者の選定結果についての報告を求めます。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 それでは、中野区立かみさぎこぶし園の指定管理者候補者につきまして、令和7年度からの新たな指定管理者を公募し候補者の選定を行いましたので、その結果を御報告いたします。(資料6)

 1、選定の経過でございます。令和6年7月1日に公募の公告等を行い、7月16日に指定管理者募集説明会を実施し、9月5日に審査及びヒアリングをいたしました。

 2、応募対象事業者でございますが、東京都内において障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第5条に規定する生活介護の事業を運営している事業者であることとしております。

 3、応募状況につきましては1事業者ございました。

 4、選定方法でございますが、庁内に設置した選定委員会におきまして、提案書類の審査及びヒアリングを行った上で、指定管理者としての適正を審査し、指定管理者候補者を選定いたしました。

 5、選定結果でございますが、第1交渉順位者は、社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会で、住所は東京都新宿区西新宿七丁目8番10号でございます。こちらにつきましては、現事業者でございます。

 6、指定期間につきましては、令和7年4月1日から令和17年3月31日までの10年間となります。

 最後に7、今後の予定でございますが、令和6年第4回定例会におきまして、指定管理者の指定に関する議案を提出する予定でございます。

 御報告は以上となります。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

黒沢委員

 今回1事業者しかなかったということで、比較のしようがないというところもあるんですけれども、10年間という長い期間での指定管理ということで、区として、区立のかみさぎこぶし園をどうしていくかというのが、この10年、大事なところだと思っているんです。この指定管理者の方には、区としてどういったかみさぎこぶし園にしていくというところをお互いにどういうようなところで一致しているような状況なんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 こちらのヒアリングのときにおきまして、事業者に対しての質問というところで、重度化、高齢化の対応というところにも質問をさせていただきました。その中で事業者のほうとしましても、個別支援というところと家族支援というところのお答えを頂いている中で、区としましても、個別支援だけでなく家族支援、地域も含めた支援というところを念頭に置いていますので、その部分では合致していると思います。

 また、なかなか人材育成が難しいというところではございますので、その人材育成もどのようにしていくのかというところも、法人を含めた形で取り組んでいくというところに関しても、区としては同じ方向でいるのかなというふうに思っております。

 また、障害者に対する虐待防止の研修等も行っておりますので、その部分についても質問をさせていただきまして、これも法人を含めて定期的にきちんとやっているということでございます。

 どうしても重度の方がいらっしゃいますので、これから入ってくる方たちをどういうふうに受け入れていくのかというところにつきましては、区のほうとしましても、事業者と話をしていきながら、事業の規模を拡大できるのか、また違った形で何かできるのかというところも含めて話合いをしていきたいということでもありますし、事業者のほうとしても区と一緒に考えていきたいということの返答をいただいているところでございます。

黒沢委員

 丁寧にありがとうございます。医療がとても発展してきていて、医療的ケアが必要な方々が長く生きていけるようになってきたということもあって、かみさぎこぶし園と、もう一つ区立がありますけれども、かなり重要な役割、民間にはなかなかまだできていないことをやるというところで、役割として非常に大きいと思っていますので、今の信頼関係があるのかというふうにも感じましたので、ぜひ話合いをしながら、先を見据えて先手先手で政策を打っていただきたいと思います。ありがとうございました。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、6番、中野区立知的・発達等障害児通所支援施設の指定管理者候補者の選定結果についての報告を求めます。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 それでは、中野区立知的・発達等障害児通所支援施設、愛称、中野区放課後デイサービスセンターみずいろの指定管理者候補者につきまして、令和7年度からの新たな指定管理者を公募し、候補者の選定を行いましたので、その結果を御報告いたします。(資料8)

 まず1、選定の経過でございます。令和6年7月1日に公募の公告等を行い、7月12日に指定管理者募集説明会を実施し、9月4日に審査及びヒアリングを行いました。

 2、応募対象事業者でございますが、児童福祉法に定める放課後等デイサービス事業を3年以上運営している事業者であることとしております。

 3、応募状況につきましては2事業者ございました。

 4、選定方法でございますが、庁内に設置した選定委員会におきまして、申請書類の審査及びヒアリングを行った上で、指定管理者としての適正を審査し、指定管理者候補者を選定いたしました。

 5、選定結果でございますが、第1交渉順位者は特定非営利活動法人わかみやクラブで、住所は東京都中野区沼袋一丁目2番地7号でございます。こちらは現事業者でございます。

 6、指定期間につきましては、令和7年4月1日から令和12年3月31日までの5年間となります。

 最後に7、今後の予定でございますが、令和6年第4回定例会におきまして、指定管理者の指定に関する議案を提出する予定でございます。

 御報告は以上となります。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

黒沢委員

 一般の放課後等デイサービスも民間施設がたくさんある中で、区が放課後等デイサービスを運営していくというところの意義みたいなところはどのように考えていますでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 現在、民間と区の放課後等デイサービスにつきましては34事業所ございます。ほとんどが民間事業所というところで、区の放課後等デイサービスの役割というところについてでございますが、まず私たちとしましても、放課後等デイサービスだけでなく、何かほかの部分ができることがあるのか、あと民間ではできない放課後等デイサービスが何かというところも模索しながらヒアリングもさせていただきました。

 第1交渉順位になったところの事業所ではございますが、こちらは区としてどのように放課後等デイサービスを運営していくのかというところの質問もさせていただきました。その中で民間にはない区内のほかの民間の放課後等デイサービスの調整機能を果たしていきたいというところもございました。そこにつきましては、我々のほうとしましても、民間だけでなく区をきちんと調整していく、区の中核的な部分を担っていくというところは、そこは今回第1交渉順位にしたところの得点の高かった部分というふうに認識しております。

 また、放課後等デイサービスだけでなく、今回の事業者につきましては、若者支援、放課後等デイサービスを利用した後の利用であったりとか、あと一時保護の部分でいろいろ受け入れていきたいというようなこともございましたので、区のほうとしましても、民間事業者の放課後等デイサービスだけでないサービスというところに重点を置いているところではございましたので、そちらのほうを区としても進めていきたいと考えております。

黒沢委員

 中核的機能ということで初めて出てきた話だなというふうに思います。例えば高齢者だと地域包括支援センターが周りのケアマネジャーの方々と交流を取りながら地域の高齢者の方などを見ている。障害児の部分とかというのは、そういった横のつながりみたいなものをつくる機能というのがなかなかないのかなと思いますし、民間事業者同士がつながるというのもなかなか機会として少ない部分もあるので、そういった中核的機能、調整機能みたいなところでうまく関わっていただけたらいいなというふうにも思いました。

 この施設、みずいろさんも、週5で通いたいという方がだんだん通えなくなってきているというような話も出てきていますので、まだ放課後等デイサービス自体も少ない、もしくは時間帯としてもみずいろさんほどやってくれる事業者も少ないみたいなところもあると思うので、そういった部分も視野に入れながら、この5年間うまくこの中核的機能を生かしていただきながら、必要な施設というところの情報もしっかりと事業者から区も情報提供いただきながら施策を検討していただきたいというふうにも思いますので、ぜひそこはよろしくお願いいたします。

間委員

 今の御答弁の中で出てきた中核的機能について伺いたいんですけれども、その調整するという部分は、どういった調整をされるのか教えていただけますか。まだイメージなのかもしれないんですけれども。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 先ほど黒沢委員からのお話もあったように、調整機能というよりは横のつながりというところが、民間事業者が多い中でどのようにしていくのか、みずいろの事業者が中核となってというか、横のつながり、例えば何か情報交換をするのであれば、そこは中心的になる。実際には区が主催という形にはなるとは思うんですけれども、意見の調整というか、積極的にそこを図ってもらったり、民間の事業者がどのようなことを考えているのかというところをつなげていただく役割ということで、実際に企画提案書のところに載っていた中身であって、これから具体的にどういうふうに進められるかというところは事業者と話し合っていきたいと考えております。

間委員

 そういったことをやっていらっしゃる他の自治体の事例なんかもおありなんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 現在のところ、我々のほうとしても調べていないので分からないんですけれども、そのような自治体があるのかというところを調査した上で、何かあれば、どのような形で進めるのかというところは参考にしたいと思っております。

間委員

 民間ということもあって、これまで区としては民間の放課後等デイサービスのほうの御意見だったりとか、例えばこういうことが得意だとかという情報等を個別には集約はしていたんでしょうか。そこの部分が分からなくて。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 中野区が、令和4年度から児童相談所が中野区に設置されたことによりまして、民間の障害児の通所支援施設につきましては、指定であったり指導検査というところは中野区のほうで行っているところでございます。令和4年度からですが、何か事業者に対しての意見というところの直接聞く場はないんですけれども、集団指導であって、集団指導なんかがあったりするとその事業者が集まって、そのようなところで意見交換の中で意見を聞くということができるんですけれども、個別に何かを聞いてきたというところはない状況ではございます。今後、どのような形でその意見を聞くのかというところも、これから事業者が決まってきている中で、その事業者のほうも民間の事業者の経験があるというふうには聞いておりますので、その声も聞きながら進めていければと思っております。

間委員

 ありがとうございます。特に他の事業者さんの情報も、横のつながりという意味では、これまで情報交換する機会もなかったというところもあるかと思います。放課後等デイサービスを利用されたい方で、ほかのところに行くということがどのくらいあるのか私も把握はしていないんですけれども、お互い紹介し合ったりだとか、学び合えるところは学び合えたりだとか、そういったプラスのこともあるかと思いますし、区として情報を集約できるという機会はとても大切な取組だと思いますので、非常に楽しみだなと思いました。教えていただいてありがとうございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、7番、保健所移転整備の基本的な考え方についての報告を求めます。

中村健康福祉部保健企画課長

 中野区区有施設整備計画に基づく保健所の移転整備について、基本的な考えをまとめましたので御報告いたします。(資料8)

 1番、基本的な考え方でございます。新しい保健所の整備検討に当たっては、従来の保健所機能を移転するだけでなく、健康危機管理の拠点として、健康危機が発生した場合にも対応できる施設整備を行ってまいります。また、区民や事業者の利便性の向上を図りながら、中野区の保健医療施策を効率的、効果的に実施できるよう、保健所機能のさらなる充実を図っていくことといたします。以降、別紙に沿って説明をさせていただきますので、別紙資料の1ページを御覧ください。

 Ⅰ、移転整備の目的でございます。

 保健所は、昭和48年に建築してから50年以上が経過しており、建物の老朽化が進んでいます。このため中野区区有施設整備計画におきまして、現在の中野区教育センター分室の場所に保健所を移転整備することとしております。移転先予定地は敷地として十分な広さがあり、現在の保健所に比べて区役所に地理的に近接しているため、より迅速に連携を図ることが可能となります。さらに今後は、保健所の様々な業務においてDXを推進し、ペーパーレス化や各種申請手続等のオンライン化等により、区民や事業者の利便性の向上を図りながら、中野区の保健医療施策を効率的、効果的に実施できるよう併せて検討を行い、保健所機能のさらなる充実を図ってまいります。

 Ⅱ、保健所の現況でございます。

 (1)、現保健所の概要でございます。敷地面積は1,652平方メートル、延べ床面積は2,086平方メートルでございます。上記のほかに、敷地内に設置しております保健所分室がありますが、延べ床面積としては554平方メートルも保健所事務の補助スペースとして使用してございます。

 (2)、所在地につきましては、2ページの地図を御確認ください。

 Ⅲ、移転整備予定地の概要でございます。

 (1)、移転整備予定地といたしましては、現教育センター分室を予定してございます。

 (2)、用途地域については、お読み取りをいただければと思います。

(3)、移転予定地は、3ページの地図を御参照ください。

 Ⅳ、保健所の役割・機能でございます。保健所は地域保健法に基づき設置しており、地域の健康と衛生を支える重要な役割を果たしております。保健衛生に関する広域的で専門的なサービスを提供する拠点として位置付けられ、平時から各種統計、食品衛生、環境衛生、医事・薬事、精神保健、感染症予防などに関する必須の業務を行うほか、同法第7条に基づき地域住民の健康の保持及び増進を図る事業に取り組むなど、様々な事業を通じて区民の健康を支えております。具体的な業務の内容につきましては、以下に挙げておりますので、お読み取りいただければと思います。

 それでは、5ページまでおめくりいただきまして、Ⅴの整備概要でございます。

 (1)、執務スペースでございますが、事務スペース、会議室、講堂、研究室等を検討しております。

 (2)、診療・検査スペースでございます。診察室、処置室、X線室、衛生検査室がございます。

 (3)、共有スペースといたしましては、駐車場、エレベーター、待合室、階段、トイレなどを予定してございます。そのほか健康危機管理拠点としての機能については、今後検討してまいりたいと思っております。

 6ページをおめくりいただきまして、Ⅵ、整備スケジュール(予定)でございます。令和7年度はPT等を検討としておりますが、基本方針を決定をしていきたいと思っております。令和8年度から令和9年度にかけて基本計画を決定し、地質調査を実施いたします。令和10年度から令和11年度にかけましては、解体設計、基本設計、実施設計を予定してございます。令和12年度から令和14年度の間に解体と建築工事をいたしまして、令和15年度の開設を予定しております。

 Ⅶ、移転後の保健所跡地についてでございます。移転後の跡地には障害者福祉会館を移転整備するとともに、障害者福祉施設の複合施設の整備を検討いたします。

 御報告は以上となります。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

高橋委員

 御報告ありがとうございました。5ページの整備概要をいろいろお示しいただいているんですけれども、現状の保健所からこの新しい施設になったときに、新たな機能とか設備というものは何か御予定されているんでしょうか。今になくて新たにつくるもの。

中村健康福祉部保健企画課長

 具体的にはこれから検討とはなるかと思いますけれども、他区等に見学に行かせていただいている中では、こういう設備があったらいいなというところは検討していきたいと思います。具体的には、例えば発電装置でありますとか、そういったものを備えるですとか、それから、災害時や感染症の発生時には医療拠点の会議等をしていかなきゃいけないかと思いますので、そういった会議ができるようなスペース等も必須であるかと考えてございます。

高橋委員

 新型コロナを経験されているということですから、そういう今おっしゃったような、まさに感染症対策と災害対応の将来を先取りした施設をぜひ考えていただきたいと思います。

 それと、敷地概要のところで、現状ですと敷地面積が1,600平米あって、新しいところは668平米という形になっていて、敷地全体は狭いという中で、第1種中高層住居専用地域、近隣商業地域の中で、これからなんでしょうけれども、延べ床的に現状より上回れるのか、現状維持なのか、現状よりも延べ床は取れない見込みなのか。まだこれから図面を描くのでしょうけれども、にらみとしてはどうお考えなんでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 参考ではございますが、令和5年度に資産管理活用課で作成いたしましたボリューム検証というものをしてございます。その中では、新保健所のイメージとしましては6階建てを想定しておりまして、延べ床面積は約2,800平米との試算が出てございます。現在、保健所の延べ床面積が別棟も合わせますと約2,600平米となりますので、200平米ほど今よりも広くなるというふうに試算をしてございます。

高橋委員

 延べ床としては確保あるいは上回る形ということで望ましいことだと思うんです。新たな緊急時の会議体の機能も設けられるということなんですけれども、ただ心配なのが、敷地が狭いとなって、6階建てでしたっけ。上に上がっていくとなったときに、前面道路があるので、ちゃんとそこそこの高さが確保できるという意味で延べ床がこれだけ確保できると思うんです。ただ基準階が狭くなるという中で、医療施設、保健所の機能として、ちゃんと十分な対応力とアローアンスがあるのか。あるいは今後の感染症であったり疾病対策であったり災害対応によってのフレキシビリティが確保できるのか、その辺のお考えはどうなんでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 委員御指摘のとおり、6階建てになると、全体的な視野の中でいろいろなセクションの動きが見えないというようなことの御心配かと思いますけれども、もし災害ですとか感染症に特化したところになりますと、ワンフロアは、多分そういった会議体というんですか、災害時の医療対策本部を設置して関係者が集まってと、そういうイメージになるかと思います。本当に保健所が健康危機の管理のときに機能するためには、課題をしっかりと挙げて、それを同時進行で把握しながらその課題について対応していくという仕組みが何よりも必須だと思いますので、DX化を進めたりというようなこともしながら、同時に情報を共有できる。それから、課題についても共有して対応できるというような仕組みを考えていきたいと考えてございます。

高橋委員

 現保健所がコロナ禍のときに医師会さんの御協力を頂く中で、前庭といいますか、前面の空間スペースがPCRの検査所であったりと、非常に有効に機能したというところがあるんです。通常ではいいと思うんですけれども、首都直下のような大災害が起きたときに、被災した方とかが公共施設、特に保健所となれば、医療というイメージを持ったときに、病院ではないんでしょうけれども、一般の区民としては、医療的ケアをイメージして、パニック状態の中で多く押し寄せるようなときに、その辺のエントランス周りであったり、あるいは執務する職員の方々、あるいは中にいる方々、あるいはそこに押し寄せるというと言葉に語弊がありますけれども、そこを求めていらっしゃる方との動線とか、その辺の振り分けとか、その辺についてはきちっと施設計画の中で反映していただきたいと思うんです。その辺はいかがでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 御指摘のとおりかと思います。災害時ということになりますと、想定以上のことが起こると思いますので、全て想定内にして、区民の方の混乱期についても対応できるようにしたいと思います。施設といたしましては、新型コロナの感染症のときにはPCRセンターがとても有効だと私どもも思っておりますので、今回整備する施設の中でできるような工夫も、いざというときには、そういった転用ができるような施設整備についても検討したいと思いますし、万が一それがなかなか難しいということになりましたら、近隣の区有施設等の活用も一緒に検討したいと考えてございます。

高橋委員

 あと確認ですけれども、災害対応ということになると、中野区庁舎とか、あるいは平和の森公園のエリアだったりとか、そういうところとの連携はきちっといくのは、それは問題ないですよね。

中村健康福祉部保健企画課長

 地域防災計画等にもしっかりと書かれておりますので、それにのっとって保健所としてもしっかりとした役割を果たしたいと考えてございます。

高橋委員

 最後にします。あと、隣の公園については、別使いされている公園だとは思っていますけれども、保健所がここにできたときに、この公園の位置付けというか、考え方というか、利用展開の余地があるのか、保健所としての考えはどうなんでしょう。

中村健康福祉部保健企画課長

 隣接する区立早稲田通り公園を今のところ保健所の一部として活用するということは考えておりませんが、災害時等で、万が一保健所の施設だけではなかなか対応が困難となった場合につきましては、それも含めて検討していくということになろうかと思います。

高橋委員

 とにかく災害時とか危機管理で大変なときには、フレキシビリティであったりアローアンスをぜひ考えていただきたいのと、将来の考え方を先取りする形でぜひ施設計画を考えていただきたいと思いますので、これは要望にしておきますので、よろしくお願いします。

間委員

 確認なんですけれども、面積という部分で、この延べ床面積の考え方の中には駐車場も入っているのか。要は今駐車場のスペースが広くあるというところと、新たに建てるというところで、駐車場も含めて考えたときに、総面積というところは維持できるのかというところも含めて教えてください。

中村健康福祉部保健企画課長

 駐車のスペースについては別で検討してございますので、この2,800平米の中には駐車場とか駐輪場のスペースは入ってございません。

間委員

 現状、トータルで別棟も合わせて2,600平米というところも駐車場は入っていないし、2,800平米というところも入っていないということで、なるほど、分かりました。場合によっては狭くなってくるということもあるのかなと思いましたので、確認をさせていただきました。

 先ほど高橋委員からの質疑の中でも、今後のまた新型コロナのPCRセンターなんていうところも視野に入れなければならないということは私も考えているんですけれども、今現状の保健所においてすごく感じる部分は、余白があるということがいかようにもできるといいますか、重要だったのではないのかなと思います。新しい施設を建てるに当たって、例えばそういう新型コロナのときがいい事例だとは思うんですけれども、問合せ対応をするだとか、別の新たな執務スペースみたいなものも作らなければならなかったと思います。そういったものに対応できるような、例えば可動式の壁を作るとか、そういった工夫も新たな保健所においては検討をされるということなのでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 御指摘のとおり、イメージとしては広い部屋にもなるし、狭い部屋にもなるし、あるいは執務スペースもフレキシブルにできるように、新型コロナのときにも本当にたくさんの方に応援を頂きましたけれども、それを踏まえても、次の計画をする施設の中では十分対応ができるというふうに考えてございます。

間委員

 ありがとうございます。基本方針の決定というところで、令和7年度ということですけれども、ここに至るまではどのように基本方針を策定されるのでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 まだこれからですので、検討もこれからになるかと思いますが、関連部署の御意見等はもちろん聞きながらで、最近保健所を建て替えしているところも何個かありますので、そちらも見学をさせていただいて、取り入れられるような機能については検討する。それから、前回の新型コロナのときには、関係機関との連携がとても重要だというふうに感じましたので、関係機関の方の御意見ももちろんお聞きしながらということで進めていきたいと考えております。

間委員

 分かりました。この新たな保健所が見込みでは令和15年度の開設ということで、この別紙の1ページにあるとおり、今後保健所の様々な業務においてDXを推進する、ペーパーレス化や各種手続等のオンライン化なんていうことが書いてございますけれども、要は10年ちょっと先に新たな保健所ができるまでの間、今の保健所で何ができるかということはしっかりと併せて検討していく、実施していく必要があるというふうに思っております。物理的なものはどこまで改善できるのか分からないんですけれども、今、立ったまま受付窓口に行ったときに手続をしなければならないだとか、コピー機なんかもないので、近くのコンビニでコピーしてきてくださいとかというのも耳にしたりしているんです。何かそういった物理的環境を今の保健所でも改善をしていくということはお考えなのでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 申請に来ていただいているお客様を随分立たせているというところはあるかと思いますが、それも電子化を進めたりですとか、来所されなくても申請ができるような仕組みももちろん取り入れていきたいと思います。保健所が新型コロナのときに一番痛かったというか、困ったなというのは、電子化ですとか、そういったものが遅れている。それは中野に限らずかと思いますけれども、それにつきましては、区役所とも連携をしながら進めていきたいと考えてございます。

井関委員

 現在保健所は捨て猫や捨て犬の受入れというのはやっていらっしゃるんでしょうか。

只野健康福祉部生活衛生課長

 そういったものは受け入れておりません。

井関委員

 では、殺処分とかも保健所ではしていないということでしょうか。

只野健康福祉部生活衛生課長

 やってございません。

井関委員

 新しい施設でそういった一時的な預かりをやる予定というのはありますでしょうか。

只野健康福祉部生活衛生課長

 保健所の今犬や猫のそういった機能は、東京都の動物愛護センターのところで東京都全体の事業をやっておりますので、そちらを御案内する。今やっている事業をそのまま続けるということになります。

木村委員

 続きで、さっきの間委員の質疑の中で、DX推進とペーパーレス化、あとオンライン化というのは、これは施設を変えなくてもできるかと思うんですけれども、要は施設を変えなきゃできない機能というのをそもそも今検討しているのかどうかお伺いいたします。

中村健康福祉部保健企画課長

 今すぐにというとぱっと浮かんでは来ないんですけれども、新しい保健所になるといろいろな設備が新しくなるとは思います。設備の面は、先ほど申し上げた発電機能ですとか、あとは使いやすい場所建てだとか、そういったものについては新しい保健所でと思っております。

杉本健康福祉部長

 現在も保健所業務におきまして、保健所にお越しにならなくても手続ができるようにということで、電子化推進ですとか、またペーパーレス化、こちらにつきましても文書の保存年限が比較的多いものが5年間の保存期限になるというようなものがございます。移転までまだ5年以上の期間がありますので、順次そうしたものを電子データで保管が可能なものは推進しまして、現在現段階でも取り組めるようなペーパーレス化や電子手続の推進等につきましては、現在も取り組んでいるところでございますし、今後もそうした工夫は図ってまいりたいと思います。また、新しい保健所におきましては、さらに一歩進んだ取組というようなものが可能なのかというようなことにつきましても、今後検討してまいりたいと考えてございます。

木村委員

 そういった意味では、DXとかオンラインというのは移転整備の目的に出す話ではなくて、今おっしゃったような施設が新しくなったらできる機能というのが見つかれば、それを入れていくというのがいいかと思うので、次の考え方でそういうのが出てくればぜひ出していただければと思います。

 あと、もう一点だけ、場所が移転することによって変わるところとしたら、近接するいわゆる大型の病院が変わる。これまでは新渡戸記念中野総合病院が近くでしょうけれども、次は東京警察病院が近くなるということで、その近接する病院が変わるというところに、保健所の機能とか、また今後のやり取りとか分からないんですけれども、影響があるのかどうか教えていただけますか。

中村健康福祉部保健企画課長

 新渡戸記念中野総合病院も、それから東京警察病院、どちらも災害時の拠点病院でございますので、どちらとも一緒にいろいろな日々のやり取り等もしていかなければいけないというところでございます。それから、感染症に関しましても、指定の医療機関等と訓練ですとか、それから日々の情報交換のための感染症カンファレンスなども始めておりますので、そういったところでも交流を深めていきたいと思います。特に病院が近くなるから何かということではなくて、中野区の資源として引き続き連携を取っていきたいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、8番、新型コロナウイルス感染症予防接種予診票の印刷誤りについての報告を求めます。

宮下健康福祉部保健予防課長

 新型コロナウイルス感染症予防接種予診票の印刷誤りについての御報告をいたします。(資料9)

 概要となりますが、まず令和6年10月1日から新型コロナウイルス感染症定期予防接種を開始しております。接種対象者に予診票を郵送した際に、予診票の自己負担額への記載誤りが判明いたしました。内容といたしましては、接種票に本来2,500円と記載すべきところを誤って3,500円と記載しておりましたものでございます。

 今回の対象者は10月1日の時点での接種対象者約6万7,000人でございまして、65歳以上の方、もしくは60歳から64歳で身体障害者1級相当の方となっております。

 対応でございますが、対象者の皆様へは正しい自己負担額が記載された予診票を9月30日に発送しております。そのほか、医療機関へ誤った予診票を持参した場合にも、自己負担額2,500円で接種を行っていただけますよう中野区医師会及び関係医療機関に周知、お願いを行っております。また区民の皆様への広報といたしましては、正しい自己負担額を記載した予診票送付に当たりまして、赤い枠の封筒で注意喚起を行ったほか、中野区のホームページやSNSを用いまして周知を行っております。

 再発防止策といたしましては、所属長から関係職員に対し厳重に注意するとともに、課内全職員に対する注意喚起を行っております。また、納品時における発送物のチェック体制の再点検を行いまして、作業マニュアルを改定しております。

 御報告は以上となります。皆様に御迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

中村委員

 御報告ありがとうございます。内容は、その誤った金額3,500円というふうに記載してしまったということで、もともと当初は3,500円が自己負担額となっていたところで、その後2,500円に改めたというところで、その中で恐らく用意していた書類を誤って使ってしまったみたいなところなのかなというふうには思うところなんですけれども、まず、この予診票差し替えの送付は9月30日に発送したというところなんですが、もともとその誤ったものはいつ発送されたんでしょうか。

宮下健康福祉部保健予防課長

 9月22日に郵便局に持込みをしてございます。

中村委員

 分かりました。ということは、そこから二、三日ぐらいで恐らく全対象者に送られているのかなというところなので、30日に発送したというところで、早ければ10日ぐらいで、遅ければ2週間ぐらいでお手元に届いているような状況なのかなというふうに思うんです。正しいものについては分かりやすく赤い色にしてというところで送られたというところなので、恐らく皆さん気づいているだろうとは思うんですけれども、万が一気づかずに、もともとの接種券を持って行かれた場合というところで、医療機関への周知というところがあると思うんです。中野区の医療機関で受けていただければ、恐らくそこは周知徹底されているんだと思うんですけれども、万が一都内の別の自治体で接種を行った場合、都内まちまちなので、その接種の自己負担額というところが、例えば3,500円を医療機関が徴収してしまった場合というのは、その後還付というか、手続はどういうふうな形になるのか。今のところの想定というのはあるんでしょうか。

宮下健康福祉部保健予防課長

 委員の御指摘のように、他区で接種した際にも、3,500円ではなく2,500円で接種いただけるように、各保健所を通して依頼は差し上げているところではございますけれども、もしも仮に3,500円徴収されてしまった場合におきましては、それに関しましては通常の償還手続と同じように償還払いとさせていただく予定でございます。

委員長

 1回委員会を休憩します。

 

(午後2時59分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後3時00分)

 

中村委員

 保健所を通じてというところで周知を図っていらっしゃって、償還払いなんですけれども、それは対象の方が気づかないと多分償還払いされないということですよね。そんなことはない。結局区側で接種をしましたという記録が上がってきたときに、間違って3,500円払っていた場合でもお返しする手続というのは可能なんですか。

宮下健康福祉部保健予防課長

 接種をした場合に予診票を各区で受け取るという形になりますので、それが中野区に戻ってきた場合におきましては、それをもう一度私どものほうでもチェックいたしますので、そこで仮に3,500円というのが分かった場合には、こちらから御連絡する予定にはしております。

中村委員

 分かりました。最終的にその方が認識しないで払ってしまって区のほうでそれを把握した場合は、ちゃんとお金をお戻しすることができるというところでいいんですね。分かりました。ありがとうございます。

 大事なところは再発防止のところだと思っていて、ここに(1)(2)とあって、「所属長から関係職員に対し本件事故について厳重に注意するとともに、課内全職員に対する注意喚起を行った」というところと、マニュアルの改定というところがあるんですけれども、これは課内だけでいいのかなというところが心配で、こういったことがあったというところは全庁的に共有すべき事案なのではないかと思うんですけれども、いかがですか。

宮下健康福祉部保健予防課長

 こちらに関しましては、事故報告書を上げてございまして、全庁的に周知できるかというふうに考えてございます。

中村委員

 であるならば、ここにも全庁的に周知したというのも書いてもよかったのではないかと思います。こういった発送業務というか、いろいろあるわけじゃないですか。といったときに自己負担額が発生するものも多くあって、同じような事案を全庁で生み出さないというところの取組は重要だと思いますので、そこはぜひ部長の中等でも、庁内でちゃんと共有をしていただいて、再発が防止されるというところは徹底していただきたいというところは要望とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

高橋委員

 1点だけ。今回のこの誤送付によってどのぐらいのコストがかかったのかということと、あと、委託業者さんとかが何か関係しているのかとか、その辺だけ教えてください。

宮下健康福祉部保健予防課長

 今回の誤送付に関しましては、事業者のほうからのミスだということでございまして、事業者が全て負担をしておりますので、こちら側としては、追加の経費は計上はいたしません。

高橋委員

 そのコストについても、郵送代掛ける件数とかその辺なんでしょうけれども、その辺は向こうの責ということで関知せずというか、指導して終わったということでよろしいですね。

宮下健康福祉部保健予防課長

 そのとおりでございます。

杉本健康福祉部長

 今回の事故でございますが、区では当初3,500円とする自己負担額を決定してございました。その後、東京都から、区が自己負担額を軽減するのであれば、1,000円の範囲で補助事業の実施をするという旨のメールがございました。このため区としての対応を検討して、自己負担額を区として2,500円とするということを決定したところでございます。その後でございますが、3,500円で用意をしていた予診票につきまして、印刷事業者にまだ校正が間に合うというタイミングでございましたので、金額の修正を指示したということでございます。その金額修正を指示したものが正しく修正されているということまで確認をして、予診票の原稿を校了とし、印刷の指示を出した。

 そうしましたら、その後印刷事業者が誤って校正をする前の過去データで印刷をかけてしまったということが、予備用の予診票が保健所に納品された際に判明したという経過がございます。全体として、こちらの印刷に係る経費としましては740万円余、印刷と封入封緘の費用が280万円余、あと郵便料が450万円余、合わせて740万円余というようなところでございますが、こうした経過があったことから、印刷事業者のほうで全て負担をしますというようなところでございます。

 一方で、区として、実際に送付する予診票のうち、郵便局で最後に検査を行ったのですが、封をしていない状態で事業者に持込みをさせたのですけれども、そのサンプル数が非常に少なかった。1件だけで、かつ、そのデータというのが金額の明示がないデータであったということから、金額の誤りに気づかなかったというような落ち度がございます。ですので、そうした部分は区としても十分に反省をしてまいりたいと考えてございます。申し訳ございませんでした。

木村委員

 今の2回発送したということに関して、クレームとか御意見とかありましたか。

宮下健康福祉部保健予防課長

 どちらを使えばいいのかとか、そういうお問合せのお電話等は区民の皆様から頂いております。また、直接私と顔を合わせられる方からは、ちょっともったいなかったかなという御意見も頂きました。

杉本健康福祉部長

 問合せのピークなんですが、当初の受診券を発送した後ということで9月25日から27日までで、差し替えをしました予診票、これの発送を9月30日に行ってございますので、この間が非常に多かった。保健所への電話が全てが新型コロナワクチン接種に係るものだけとは限らないんですが、その他相談も含めて、この期間が通常よりも600件ぐらい問合せが多かったというような状況でございまして、現在は問合せ等につきましては落ち着いている状況になってございます。

木村委員

 私が直接言われたのは、もったいないというお声で、これは税金の無駄だというふうに言われまして、6万通以上配っているわけですから、かなりの方が受け取っていて、中野区はどうなっているのかというふうには言われました。だから、当然それは事業者が負担したというのは説明したんですけれども、通知というか、どこかに誤解を生まないようにというか、できれば中野区の名誉のために、中野区は負担しないとか、入れられるかどうか分からないんですけれども、そういったことも大事かなというふうには思いますので、ぜひ検討していただければと思いますが、いかがですか。

杉本健康福祉部長

 区にも責任があるというふうに考えてございますので、そうした負担の部分につきましては、どういった掲載の仕方があるのかというようなところは、他自治体の事例等も研究してまいりたいと考えてございます。

井関委員

 再発防止で作業マニュアルを改定したとありますが、どのように改定したか教えていただけますでしょうか。

宮下健康福祉部保健予防課長

 もともと何通見るかというものがマニュアルになかったところがございましたので、複数名で何人で何通をというものがなかったところがございますので、そこに関しては、種類が何種類かありますので、それに合わせた種類の数をチェックするように、また、複数人で少なくとも2名以上でチェックするようにという形にはしてございます。

杉本健康福祉部長

 本件事故につきましてでございますが、区として反省すべき点はもちろんございます。校了後の原稿が違うものに差し替わって印刷をされるというようなところまで保健所の対応のマニュアルの中には入ってございませんでした。なので、印刷の段ずれとかを確認するためにということで、1通だけ現地で確認するようにしていたというところでございますが、今回の事故がございましたので、今後につきましては、数十通単位で未開封のものを用意して、起こり得る印刷の形全てについて確認ができるように、今回の場合、4類型の印刷物がございましたが、全てについて確認できるような、そういった検査体制にしてまいりたいと考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、9番、その他で何か報告はありますか。

細野健康福祉部福祉推進課長

 私より、口頭でございますが、中野区社会福祉会館空調設備の改修工事について御報告させていただきます。

 中野区社会福祉会館スマイルなかのでございますが、築30年を経過しているところでございまして、空調設備の改修が必要な状況でございます。この施設の中に、2階になかの芸能小劇場がございまして、こちらの改修工事が令和7年10月から12月にかけて行われるということがございます。こちらについては、本定例会の区民委員会にて報告をされているところでございます。令和7年10月から12月のこの時期に合わせまして、このスマイルなかのの空調設備の改修工事を予定してございます。また詳細が決まりましたら、当委員会にて改めて御報告させていただきたいと存じます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、審査日程の地方都市行政視察についてに入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時12分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時13分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、当委員会の本年度の地方都市行政視察は、山形県山形市の健康ポイント事業SUKSKについて、山形県天童市のショッピングリハビリ事業及びピンクリボン推進事業について、日程は10月31日(木曜日)から11月1日(金曜日)としたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で地方都市行政視察についてを終了します。

 次に、所管事項継続調査についてお諮りします。

 お手元の文書に記載された事項について、閉会中も継続審査とすることについて御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時14分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時15分)

 

 次回の委員会についてですが、休憩中に御協議いただいたとおり、11月12日(火曜日)午前10時から開会するということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後3時16分)