中野区議会総務委員会〔令和6年10月21日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和6年10月21日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時45分
○閉会 午後3時14分
○出席委員(9名)
杉山 司委員長
内野 大三郎副委員長
加藤 たくま委員
小林 ぜんいち委員
吉田 康一郎委員
平山 英明委員
浦野 さとみ委員
山本 たかし委員
森 たかゆき委員
○欠席委員(1名)
高橋 ちあき委員
○出席説明員
副区長 青山 敬一郎
副区長 栗田 泰正
企画部長 岩浅 英樹
企画部企画課長 中谷 博
企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 国分 雄樹
企画部資産管理活用課長 半田 浩之
企画部財政課長 竹内 賢三
企画部広聴・広報課長、企画部秘書担当課長 矢澤 岳
総務部長 濵口 求
防災危機管理担当部長 吉沢 健一
DX推進室長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 永見 英光
総務部物価高騰支援給付金担当課長、総務部防災危機管理課長 永井 亨忠
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部職員課長 中村 洋
総務部人事政策・育成担当課長 松丸 晃大
総務部施設課長 大須賀 亮
総務部契約課長 原 太洋
総務部防災担当課長 福嶋 和明
総務部生活・交通安全担当課長 久保 貴
総務部DX推進室デジタル政策課長、総務部DX推進室新区役所整備課長 瀬谷 泰祐
総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長 保積 武範
総務部DX推進室庁舎管理担当課長 増子 英宏
会計室長 古本 正士
選挙管理委員会事務局長 永田 純一
監査事務局長 吉村 恒治
○事務局職員
事務局長 堀越 恵美子
事務局次長 林 健
書記 森園 悠
書記 堀井 翔平
○委員長署名
審査日程
○議案
第90号議案 中野歩行者専用道第2号線整備工事委託契約に係る契約金額の変更について
第91号議案 中野駅新北口歩行者通路整備工事委託契約に係る契約金額の変更について
第92号議案 幹線街路補助線街路第223号線整備工事委託契約
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時45分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第90号議案、中野歩行者専用道第2号線整備工事委託契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第90号議案、中野歩行者専用道第2号線整備工事委託契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料2)
本議案は、令和5年3月14日に議決されました令和5年第33号議案、中野歩行者専用道第2号線整備工事委託契約について、契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は7億4,501万9,000円、変更後の契約金額は10億9,337万9,000円で、今回増額となる金額は3億4,836万円となります。
2番、契約者につきましては、独立行政法人都市再生機構。
3番、変更する理由でございますが、設計変更及び労務単価等の上昇に伴いまして、協定書第5条に基づき契約金額を変更するものでございます
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
加藤委員
まず、これはどこの工事になるのか。具体的な場所を教えてください。
原総務部契約課長
こちらは、新しく整備する中野駅の西口の南北通路、このうちJRが施行する範囲を除いた南側の桃園広場に接続するデッキの一部の部分でございます。
加藤委員
この金額が1.5倍ぐらい増えているわけですけども、変更する理由の中に設計変更と、あと、労務単価等の上昇がありますけども、インフレによって、物価高騰って上がっているところもあるし、あと、設計変更もあるというところですけど、設計変更の内容は、例えば工期が思ったより短くなって今年度中にやれる量が増えたとか、そういうのが入っているのかどうか。上がっている理由について具体的に教えてください。
原総務部契約課長
今回の増額の主な理由の部分でございますが、資材高騰に伴う変更というものが約2億円ほど、また、警察、JRとの協議に伴う施工方法の変更という部分で約6,000万円ほど、大きな部分としてはそのようなものになります。
加藤委員
そうすると、やろうとしている工事のスケジュールには全く変更がないということでいいですか。
原総務部契約課長
委員おっしゃるとおりです。
加藤委員
そうすると、これだけ大きくこの短期間で上がっているということですけど、いつの時点のものがこれだけ、だから、起点日がいつで、どのぐらい上がったかというのは分かりますか。
原総務部契約課長
こちらの起点日は、協定の締結日である令和5年4月1日時点。それとの金額の変更というものを見ているものでございます。
加藤委員
令和5年4月1日ですか。
原総務部契約課長
協定締結が令和5年4月1日になります。その当初に見込んでいた金額、それが基となるものでございます。
加藤委員
じゃ、1年半ぐらいでこれだけ金額が上がったということでよろしいですか。
原総務部契約課長
委員おっしゃるとおりです。
加藤委員
この差額を埋めるための財源というのはどちらになるんですか。
竹内企画部財政課長
こちらのほうは補助金がございまして、こういった国や都の補助金で賄う部分と、あと、一部基金等で財源を確保する予定でございます。
加藤委員
区の負担は幾らぐらいになるんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、国や都の補助金が大体2分の1と4分の1、それ以外が一般財源になるというような考えでございます。
加藤委員
4分の1が区の財源ということですね。令和5年4月1日からなので、インフレスライドが区として正式になったのが今年度とはいいながらも、やっぱり国と都がやっていく中では、そこに対しては中野区、これまでそういった金額が上がるということには100%応じてきたんですかね、補助事業においては。
竹内企画部財政課長
補助金の内訳というか要望というのは、金額の変更があった後にまた申請等を出すものなので、今後の話になると思いますけど、基本的には国の補助金、工事費が上がったものに対してそれを申請する。割り落とし等はあるかもしれませんが、そういったところは財政調整交付金の裏の部分のほうで財産費で見られる部分もございますので、そういったところはこちらのほうで、財政サイドのほうでも金額全体を確認しながら、財源措置については確認してまいりたいと考えてございます。
加藤委員
この前の小学校の建設のインフレスライドのときも、そういった財源、区としてそういったものを当初予算で積んできているのかという話があったわけですけども、そのときは25%のところでは足りないみたいな話がありましたが、これに関してはそういった上昇する見込みがある中で当初予算に見込まれてきているわけですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、まちづくりのもので都市計画事業になりますので、当初見込んでいない部分でもこちらは財政調整交付金のほうで措置されますので、そういったものはまちづくり基金のほうに積み上げてこういったことに備えられるように、こういった対応をしてございます。
吉田委員
ちょっとさっきの質疑で理解が足りなかったんですけど、設計の変更があったんですか、なかったんですか。
原総務部契約課長
こちらが、設計施工方法というところの変更がございまして、内容としては、主立ったところとしてJR・警察との協議という部分でございます。この橋桁を架ける部分が道路の上空というところもございまして、工事施工をする際に交通規制をかける必要があると。それを当初、昼間の工事で予定していたところ、交通規制を最小限に抑えるために夜間工事するようにということで警察から話があった。そのため深夜24時から5時の間に、橋を架けるような工事を夜間に行うという変更をかけたというところと、あと、JRの敷地に入って作業する部分については、終電後、保安上そういった時間帯で作業するようにということでJRとの協議があって、そういった施工方法というものが変更になった。また、こういった夜間工事に伴うことによる防音パネルを追加で設置するようになった。そういったものが変更事由としてございます。
吉田委員
つまり、施工の方法が変わっただけで、昼が夜とか、構造とか内容が変わったわけではないということですかね。
原総務部契約課長
言葉が足らなくて申し訳ございません。設計の内容というところで影響を受けたものも中にはございまして、排水装置の仕様変更があったと聞いてございます。南北通路から表面の雨水排水をしていく上で、その受け手をこちらのデッキ部分で対応していくというような協議が整ったということで、そういった設計内容の変更というものも含まれているものでございます。
吉田委員
その設計内容の変更に当たる分が幾らぐらいかというのは分かりますかね。
原総務部契約課長
例えば、今申し上げました雨水の排水装置の変更という部分でございますと、2,100万円ほどということで聞いてございます。
吉田委員
2,100万円が増えたということですか。
原総務部契約課長
増えた金額として2,100万円でございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時56分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時56分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第90号議案について採決を行います。
お諮りします。第90議案、中野歩行者専用道第2号線整備工事委託契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第90議案の審査を終了します。
次に、第91号議案、中野駅新北口歩行者通路整備工事委託契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第91号議案、中野駅新北口歩行者通路整備工事委託契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料3)
本議案は、令和6年7月2日に議決されました令和6年第62号議案、中野駅新北口歩行者通路整備工事委託契約について契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額でございますが、変更前の契約金額は29億6,630万4,000円、変更後の契約金額は80億3,830万1,000円で、今回増額となる金額は50億7,199万7,000円となります。
2番、契約者につきましては、東日本旅客鉄道株式会社。
3番、変更する理由でございますが、後続工事の費用算出が完了したため、協定書第3条及び第5条に基づき契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
加藤委員
これも議案だけではちょっとどこかよく分かりづらいので、どこの工事なのか教えてください。
原総務部契約課長
こちらも新たに整備する中野駅西側の南北通路と、北側の部分でつながるデッキで囲町方面につながるものでございます。
加藤委員
橋上駅舎から囲町のほうにつなぐデッキということですけど、囲町より先は、またそっちの組合のほうでつなげるんでしたっけ。
原総務部契約課長
委員おっしゃるとおり、囲町東地区につながるところにつきましてはまた別途ということで聞いてございます。
加藤委員
じゃ、これを造ると同時に、そちらの囲町の組合のほうで造るのをつなげることで、そちらと駅がつながっていくということですね。
では、金額のところなんですけど、変更前より変更後のほうが大きいというか、本体価格よりもプラスのほうが大きくて、こういうのは設計変更とは言わないのか、後続工事と書いてあるんですけど、この辺のやり方というか、どういう考え方なのか教えてもらいたいんですけど。
原総務部契約課長
本工事に当たりましては、もともと協定の中で工事内容については定めがあるものでございます。一番当初の協定の工事内容につきましては、ペデストリアンデッキの工場製作の部分、また、鋼管ぐいによる足の部分のくい打ちの作業費、そういったものが29億円含まれているものでございました。協定で定めている後続工事という部分で、具体的に工場で製作したペデストリアンデッキを架ける作業であるとか、上屋を造り上げる作業、そういった工事の本体部分となるようなものが今回の増額分に含まれているものでございます。
加藤委員
テクニカル的には設計変更ではないわけですよね、これは。設計変更だと、多分本体より大きな金額を変えるということはできないですよね。その辺教えてもらっていいですか。
原総務部契約課長
あくまでこの工事については、当初の協定で今回変更契約をする金額の内容も、工事内容としては定めているものでございます。ただ、工事費の算出というところが、当初第2回定例会で議決をいただいた際にはまだ算出が終わっていないというところもございまして、段階的に協定というものは結んでいる。そういったものでございます。
加藤委員
もとから大体このぐらいまでみたいな限度額が決まっていて、計算したらここまで来るという。2段階で足していくという。当初のときにこの変更後の限度額というのは決まっていたということですか。
原総務部契約課長
当初のときには、変更後の工事額の限度額というものは定めがあるものではございません。ただ、協定の中で、文章の中で、後続、予定されている工事というものの明記がございまして、そちらの工事費の算出ができ次第、協定の変更により対応していくということが書かれているものでございます。
加藤委員
例えば、学校建設とかでこういった手法は使われないですよね。今回こんな方法というのは、国とかいろいろ負担金とか頂いている事業だとこういうことがあり得るのか。どういうときに使えるんですか、こういうのは。
原総務部契約課長
委員、今のお話にありました学校建設など、通常区からお願いする工事請負契約につきましては、入札等によりあらかじめ金額を定めた上で、一番技術力のある事業者さんに決定して最後までやり切っていただくというものでございます。一方、こちらの工事につきましては限度額という考え方を採用して、協定に基づき対応しているというものでございますが、基本的には毎年度毎年度、年度協定を結んだ中で、工事内容、工事費の精算、そういったものをしていく。あくまで限度額という考え方ではあるんですけれど、毎年そういった確認をした上でお支払いをしていく。そういう手法を採用しているということでこのような形になっております。
森委員
同じようなことが気になるわけですね。変更前より変更後のほうがどんと金額が大きくて、ということは工事の規模も大きいんだと思うんですけれども、結局これは、協定自体は随時変更されるというお話がありましたけれども、最初の段階でこういう工事をしますよというのは全部もともと入っていて、金額が定まっていないという状況でまず協定が結ばれる。その後に、事業が進んでいくに当たって金額が明確化されてきて、それが協定の中に入る。あわせて、こういう契約金額の変更の議案が出てくる。こういう流れだと思っていいですか。
原総務部契約課長
今、委員おっしゃっていただいたような流れでございます。
森委員
そうすると、これは、次の議案もそうなんですけど、性質的に随意契約にならざるを得ないんじゃないですか。ほかのところにはできないわけですよね。そうすると、じゃあ、この金額で妥当であるというのはどうやって確認が取れるんですか。
原総務部契約課長
まず、こちらの金額の妥当性というところにつきましては、中野駅周辺まちづくり課で確認、精査をしているということで聞いてございます。あわせて、こちら、第三者機関にも確認をお願いしているということも聞いてございます。
森委員
一定第三者の目は入っているということですけど、気になるのは、議案の説明を契約課にしていただいているわけですね。でも、協定は中野駅周辺まちづくり課のほうで結んでいるわけじゃないですか。いわゆる一般的な契約は、法律があるので、基本的には同じルールで契約をするわけじゃないですか。どういうときにどういうところに気をつけないといけませんみたいな話は、契約課のほうで把握をされているんだと思うんですが、協定となってしまうと、これ、個別の話なので、事業課のほうが、いやいや、この事業はこうだからこうしてくださいと言われたときに、契約課のほうでチェックできるというか、グリップを握れるようなところがちゃんとあるのかなというのが少し気にかかるんですが、その辺りはいかがでしょうか。
原総務部契約課長
現状、区で、契約課で発注する工事請負契約、また、委託契約等々は、全て仕様書というものは確認させていただいているところでございます。一方、こちらの協定事業という部分につきましては、契約課を通しての協定締結というものではない性質上、内容について現時点では、あらかじめの確認等々はしていないものでございます。
森委員
あらかじめ確認をしていない協定に基づいて、こういう形で契約の変更をしてくださいと言われたときに、チェックのしようがあるのかなと思うんです、契約課として。その辺りいかがでしょうか。
原総務部契約課長
位置付けとしてチェックというようなところは、現時点で契約課のほうで行っているものではない認識でございます。
森委員
それは、さっきおっしゃったような第三者のチェックとかもあって、そこで担保されているから大丈夫なんだということなのか、それとも、仕組みとして整っていないということなのかどうなのか。その辺りはいかがでしょうか。
原総務部契約課長
あくまで性質というところでまず申し上げると、協定というものは双方合意の上、契約書ではございませんが、お互い問題ないことを確認して締結し合っているものと捉えております。その上で、その内容を変更していくという場合においても、同じような確認作業を経てこういった形になっている。そういう認識でおります。
森委員
と言われてしまうと、じゃあ、何で契約課から議案の説明を受けているんだろうという気が逆にしてきてしまうわけですよ。所管から直接挙げてもらえばいいのにと。要するに、この一連のプロセスの中での契約課の役割が分からないんです。もう一回御答弁いただいていいですか。
原総務部契約課長
区で、例えば工事の契約締結をする場合、議会の議決要件である1億8,000万円以上、そういったものを満たす場合、施設課であったり、公園課だったり、それぞれの発注所管の契約を契約課で議案として御提案、御説明させていただいているものでございます。こちらにおいても、協定というものではございますが、内容、性質上は工事請負契約に準ずるというような行政実例もある中で、通常区がやっている議案と同様に契約課としては説明させていただいている。そういう認識でございます。
森委員
あまり困らせるつもりもないし、私もあまり聞いていくと何か泥沼にはまってきている気がするんですけど、契約課を通す意味合いがやっぱり分からないです。今の御答弁は、形式上こうなっていますという説明なんですよ。中身の妥当性なりなんなりは所管のほうでやっているということだと、何かちょっと大丈夫かなと。金額も大きいんだよね、これ。財源はいろいろあるにしても。ちょっとこういうやり方でいいのかなというのがどうしても疑問に思ってしまうんですけど、いかがでしょうか。
濵口総務部長
御指摘のとおり、事業の詳細な内容ですとか工事の進捗の状況といったものは、事業部、まちづくり推進部のほうで所管をしているということでございます。ただ、先ほど契約課長が申し上げましたとおり、工事の委託契約というところの議案の審査をいただくということを通じまして、私ども総務部の契約課のほうから議案の説明をさせていただいているということでございます。委員御指摘の金額の妥当性といったところも、第三者機関はもちろんですが、区のほうでも協定に基づきまして双方の金額をしっかり確認した上で、こういった金額について一定の妥当性というところは担保してございますので、今後こういった協定という、事例としては、数としては少ない案件でございますので、そういった御指摘の課題も含めて、今後どういう形が望ましいのか、今後また改めて検討してまいりたいと考えてございます。
平山委員
これ、令和6年7月2日に議決された委託契約の金額の変更ですよね。そもそもこの委託契約を結んだ予算の裏付けというのはどこにあるんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、令和6年度の補正予算についてこちらの財源のほうは確保してございます。
平山委員
令和6年度のいつの補正予算ですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、第2回定例会の補正予算でございます。
平山委員
ごめんなさい、補正を議決しておきながら詳細の記憶がないんですが、その予算はどういう予算だったんですか。29億円を計上する予算だったんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、補正予算を組むとともに債務負担行為の設定をしているものでございます。
平山委員
補正予算を組むとともに債務負担の設定をした。補正予算額は幾らで、債務負担行為の限度額は幾らですか。
竹内企画部財政課長
補正予算の額に関しましては6,000万円ほど、債務負担行為に関しましては29億円ほどになってございます。
平山委員
第2回定例会の段階で補正予算を6,000万円組んだ。債務負担行為は29億円組んだ。通常債務負担行為というのは、年度をまたいだり、そういったときなのかなという気がしているんですけど、それを第2回定例会で組んだんだけども、契約の段階では29億6,630万円になったということですか。
竹内企画部財政課長
第2回定例会のときに関しましては、こちらのデッキの工事のほうが、設計が完了したためにこちらの金額を6,000万円ほど計上して、債務負担行為を29億円ほど計上したという流れになってございます。今回の第3回定例会で、また金額の増額を行ったというものでございます。
平山委員
なるほど。「ほど」でいいんですね。さっき6,000万円と29億円とおっしゃったので、それだと最初のに足りないので、両方「ほど」で、最初の補正予算額と債務負担額で29億6,630万円何がしというのはちゃんとクリアしているんですね。その上で、じゃあ、これ、当初の7月の議決の契約というのは限度額を決める契約だったんですか。こっちが分からない。今回、限度額の変更じゃないですか。工事額じゃなくて限度額の変更というのは、要するに債務負担行為の限度額の変更なんですか。
竹内企画部財政課長
こちら、限度額の変更は、このたび第3回定例会の補正予算の議決でいただいておりまして、それに基づきまして今回協定の変更を行うというものでございます。
平山委員
すみません、議決した身なのに。要するに、そのたびに限度額を増額していっているということでよろしいわけなんですね。それに基づいてまた契約変更をしているという認識でいいんですね。
竹内企画部財政課長
委員御指摘のとおりでございます。
平山委員
それで、第2回定例会のときに、たしかこれは補正予算を組まれて限度額を示されて、契約の議案が出たと。そのときにも算出費用がまだ読めなかったので、当初予算にはのせられなかったようなやり取りがあったように記憶しているんですよ。それで29億円になりましたということだったように記憶しているんですね。そのときは、さらにありますよという御説明はあったんでしたっけ。
原総務部契約課長
第2回定例会で議決いただいた際には、確かにこの設計というのは令和5年度末で完了しているというところなんですけど、工事全体の費用算出というものがまだできていないということでお聞きした内容をお伝えしたと思っています。その中で29億6,000万円、こちらに相当するものは橋桁の工場製作部分、それと基礎ぐい、鋼管ぐいの設置部分、そこの算出は終わっていたというところで、ここの金額というものは協定上も明記されており、そこの部分を補正予算として御審査いただき、契約、当初の協定としては結ばせていただいた。そういう認識でございます。
平山委員
たしか総務委員会か何かの報告で、橋桁を造るのを急がなくてはいけなかったと。だから、第2回定例会でそこの部分だけピンポイントでやったというようなことをお聞きしたような記憶もあるわけなんですよ。何か記憶をずっとたどっていって。ということは、本来は第3回定例会でやる予定だったけども、第2回定例会で急ぐ橋桁のものだけをやりましたと。改めて第3回定例会でこの80億円何がしというものを出しましたと。心配になってくるのは、これで終わりですよねという。物価高騰とか何とかがあったら別ですけど、また次のときに、新たな設計が出まして120億円になりましたとか、そういう予定は今のところないんですよね。もう一旦は、要するに2回に分けたのは、橋桁の製作を急がなくてはいけなかっただけで、今回で基本的には当初の金額の確定と思っていいわけですよね。
原総務部契約課長
そのように聞いてございます。
加藤委員
やっぱり金額があまりにも大きくて、最初から見込まれていたのかなみたいなところに不安なところがあって、令和6年度の当初予算案の、基金・起債を活用する事業一覧というところで、中野駅地区の中野駅南北通路・中野駅橋上駅舎に係る事業費は23億円と設定されて、起債が8億円、基金繰入5億円となっていて、この後、先ほど第90号議案だと、3億5千万円のうち4分の1が区のところだということなので、8千万円ちょっとということですかね。だから、今回の第91号議案での50億円も、4分の1程度を区が負担するということでいいんですか。
竹内企画部財政課長
今後の交付申請とか、そういったところになるので、ちょっと状況が分からないですが、基本的には国2分の1、都4分の1という形になると思います。若干の割り落とし等もあるかもしれませんので、実際のところは定かではないところですが、一応想定としてはそのような形で考えて、財源のほうはこちらを見込んでいるところでございます。
加藤委員
ちょっと聞いていいか分からないですけど、92号議案も金額的に区は同じぐらいの割合になっていますか。
竹内企画部財政課長
若干の差異はあると思いますが、基本的な国の補助金の割合というのは2分の1、そして、都が4分の1というふうに考えてございますので、一応そのような計算で考えてございます。
加藤委員
そうすると、この三つの議案を足すと118億円はいきますよね。118億円増えて、4分の1を区が持つということでいいんですか。
竹内企画部財政課長
今後の補助金の獲得状況にもよると思いますけども、基本的にはそちらの4分の1は区の負担になりまして、それが財政調整交付金で補填される、そういったところは計算式のほうに入る予定と考えてございます。
加藤委員
118億円ぐらいだと、4分の1だったら30億円で、当初予算で基金・起債を活用する事業一覧では23億円と設定されているので、そこに7億以上の差が出てくるということで、戻ってくるかどうかというのはまた別として、見込みがここで大分違うんじゃないかなというところなんですけど、どうやってこの基金・起債を活用する事業一覧表ができているのかなという。まちづくりの費用、いつもやっぱり簡単に値段が上がっていって、もうまちづくりを止められないというような中で、その金額の大きさをちょっと細かいところまでなぜかなかなか問えない中で、了としてきたわけですけれども、その辺が金額の妥当性はどうなっているのかなというのを、予算のときに見込めていない理由は何なんですかね。
竹内企画部財政課長
当初予算の際には、こちら、JRとの、デッキに関しまして設計のほうが終わっていなかったので、こちらの当初予算に計上できなかったものでございます。なので、当初予算の概要に載っている財政フレーム上も、こちらのほうは入ってございません。これだけの金額が、債務負担を含めて140億円とか150億円かかっているところで、こちら財政サイドとしましても、こういった金額のかなり大きなものになりますので、そういったものは基金・起債を改めてシミュレーション等を行いまして、そういったところで公債費負担比率であるとか、基金が底をつかないかみたいなシミュレーションをしながら、こういったところの長期的な財政フレームが保たれるようにシミュレーションを行っているものでございます。
加藤委員
でも、おかしいじゃないですか。財政フレーム、10年後までまちづくりとか学校建設とか見ていて、時期が1年前倒しになるとか遅れるとかはあるけれども、その10年間のどこかでその数字が現れていないのに、まだ計算できていなかったから財政フレーム上のっけていませんでしたといったら、財政フレームは何なんだという話になってしまいますが、合っていますか、それで。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、繰り返しになりますが、設計変更とか、設計が終わっていなかったので、当初予算の長期財政フレームには入っていなかったものでございます。今回このような形で補正予算を組む段階で、財政課としても、これだけの後年度負担になりますので、そちらのほうは改めて計算して、ちゃんとこちらのほうが組めるような形で財政運営を行っていけるような、その確固たるフレームのほうは計算しまして、こちらのほうで補正予算をお出ししているものでございます。
加藤委員
令和6年の単年度の当初予算にのっていないのは理解できるんですけど、10年間でこういうまちづくりにお金を使うというところに入っていないのはおかしいんじゃないですかと聞いているんです。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、当該の所管のほうがこちらの計算を財政課のほうに、費用を計上してございませんでしたので、財政フレームには組まれていないというものでございます。
加藤委員
まちづくりの事業課と連携が取れていないから予算にのせていませんでしたなんて、財政フレームを組む立場の人が言ってはいけない話じゃないですか。そういうデータを出せと言わないといけない立場じゃないんですか。おかしなことを言っていますよ。合っていますか。
竹内企画部財政課長
繰り返しになりますが、こちらのほうは当該の設計の費用が入っていなかったので、当初予算の概要には入っていないものでございます。なので、こういった後年度の負担がかなり大きくなる事業と考えてございますので、今後はしっかりと連携を取って、こちらの財政フレームのほうをしっかりとした数字でお示しできるようにしていきたいと考えてございます。
吉田委員
ちょっと確認で教えてほしいんですけど、まず、ほかの委員の方の御質疑で出てきましたけど、29億円かな、前回かかって、今回80億円と出てきたわけで、物価高騰とかだったら1.5倍ぐらいになるとか、この一つ前の90号案件だとよく分かるんですけど、この91号案件、元が30億円で、変更後80億円と。差額が元の金額以上の、50億円上乗せで80億円と。こういう議案を出してきたわけなんですけれども、その前の第2回定例会なり第3回定例会なりの段階で、将来50億円ぐらい差額を上乗せ、80億円の議案というのが7月から3か月後ぐらいに出てきますよということは、これまでの議会で見通しの説明はありましたか。
竹内企画部財政課長
こちら、金額に関しましては、第2回定例会のときに出させていただいたのは鉄骨のものになりますので、今後出てくる可能性はありましたが、そちらの金額に関しまして幾らになるというところはお示ししていないところでございます。
吉田委員
何百何十何円になるなんていうことはもちろん求めていないんだけども、もともと30億円ぐらいの議案の議決を求めておいて、その後、50億円というのは3分の5倍だよね。それだけの上乗せが来るよという規模感の説明というのはありましたか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、繰り返しになりますが、鉄骨製作と基礎工事のほうが第2回定例会で補正予算の議決をいただいていましたので、その後の金額に関しましてどのような形でということはお示ししてございません。
吉田委員
将来どれぐらいになるかは分からないけど、取りあえず小出しに30億円で認めてねと。3か月たったら50億円上乗せで認めてねと。ちょろちょろ出してくるわけなんですけど、それだったら、この後続工事のペデストリアンデッキ、上屋と言ったのかな、昇降設備の費用算出が完了したんだという御説明だったら、じゃあ、この上乗せの50億円の内訳ぐらいは説明資料に、僕はあってしかるべきなんじゃないかなと。50億円のうちのどれだけが上屋なのか、どれだけが昇降設備なのか。10億円と30億円と20億円ですとか、25億円と25億円と何十億円とか、全然そういうのがなく、50億円認めてと。こういう議案の出し方というのは丁寧ではないと思うんですけど、いかがですか。
竹内企画部財政課長
このたびの補正予算を計上したところの内訳、債務負担行為に関しましてちょっと説明が足りていないというところは今後検討したいと思いますが、今後こういったかなり高額な経費になっているところにはしっかりと説明ができるように、こちらの財政サイドのほうとしても検討していきたいと考えてございます。
吉田委員
この前に、先ほど本会議で議決した補正予算、あのときにこの延長線上のURのデッキの部分については議決しましたよね。このときの説明でも、その駆体の部分と上物の、要するに屋根とかエレベーターとか、僕はざっくりという物の聞き方をするもので、ざっくりと答えてもらったんですけど、大体同じぐらいの金額ですという説明を受けて、なるほどと。それぐらい将来予測するのねと思いながら議案を判断させていただいたんですよ。これがもう半々どころか、30億円に対して50億円と、かなり多い要求が今回来ているなと思うので、このペデストリアンデッキ、上屋、昇降設備、せっかく三つ頭出ししていらっしゃるので、それぞれ幾らかという金額を、費用算出が完了したんですから教えてもらえますか。
原総務部契約課長
契約課で聞いている情報として、ペデストリアンデッキの部分が24億7,280万円、上屋の部分が17億3,470万円、昇降設備に当たる部分が3億9,050万円と聞いてございます。
吉田委員
私は前に建設委員会にもいたことがあるので、そのときにもっと素案の段階からいろいろお聞きしていたんですよ。まず、駅に隣接してというか、組み込まれるような事業だから、鉄道会社やその関係者じゃないとなかなか工事ができないんですと。なかなか一般競争入札にできないんですという御説明があって、なるほどと思いました。そして、国土交通省のいろいろなコストの計上の仕方というのがきちんとモデル的にあるので、そういうものに基づいてやっているので、例えば随意契約とか、そういう形の取り方をしても価格が高値で要求されることはありませんという御説明を受けていたんですが、全体のスキームとしてそういうものだという理解は間違っていませんか。確認したいんですが。
原総務部契約課長
事業費に関しましては、JRが積算してくる金額、それを中野駅周辺まちづくり課ないし第三者機関で確認をしている。そういったもので聞いてございます。
吉田委員
それを聞くに当たって、国土交通省系の調査会社というか、関係機関の審査というか、妥当性の判断もいただいているということでよろしいんでしたっけ。
原総務部契約課長
その第三者機関というものが公益社団法人で、そういった工事について明るい人たちが構成員として入っているメンバー、そちらで確認をしているということで聞いてございます。
吉田委員
自分の理解が間違っていなくて安心したんですが、であれば、第2回定例会の段階でも大体単価の妥当性というのは分かっているので、今のペデストリアンデッキ24億7,000万円、上屋17億3,000万円、昇降設備3億9,000万円、これもざっくりと24、25億円内外とか17億円内外とか4億円内外、こういう単価というのは大体想定できていた。50億円ぐらい今後追加で想定されますということは当時の段階でも、物価高騰というものを織り込む必要はありますけれども、規模感というのは御説明いただけた可能性が高いと思うんですけど、当時の段階でもそれは想定できていたということでしょうか。
竹内企画部財政課長
繰り返しになりますが、こちらのほうは今回工事の価格が分かりましたので、補正予算で計上して議案を提出させていただいているものでございます。
吉田委員
いやいや、質問は、今どういうものを出していただいているかという質問ではなくて、前の29億円を議会にかけたときには、今後これぐらいの規模感の工事が、後から精査されて費用の予算要求が出てきますということは、当時の段階からある程度の正確性で説明できた内容なんじゃないでしょうかとお聞きしているんですが。
竹内企画部財政課長
こちらのほうは、今回金額のほうが明らかになったもので提案させていただいているものでございますが、将来にわたってそういった負担とか、そういったものがしっかり分かるように精査して、お示しできるものはお示ししていきたいと考えてございます。
吉田委員
第2回定例会の段階でもそういう御説明をいただきたかったんですが、今、他の議員からもありましたけども、本件について今後さらに新しい追加の予算要求が来るようなことは、今の段階でどういうことが想定されますか。
竹内企画部財政課長
このたび全て金額のほうは明らかになったので、工事費の上昇とか、そういったものがなければ今回のものでしっかりとこちらの協定を結んで、工事のほうに着手できると考えてございます。
小林委員
今回の中野駅北口歩行者通路については、JRの新西口の北側に出た部分から、当初予定していた区役所・サンプラザ跡地の中野駅新北口駅前エリアへ向かう建物、それから、囲町へ向かう線路沿いの通路ということでまず間違いないですよね。まず前提の確認です。
原総務部契約課長
そのような場所のものでございます。
小林委員
そうすると、今現在というのは、今日の話なんですけども、中野駅新北口駅前エリアのまちづくりについて今年度中には進展がないということが発表されました。そうなると、当初予定していた形状とは少し変わってくるのかなという気がする。形状が変わってくるというのは、つまり、そのまま中野駅新北口駅前エリアの建物、施設側に行けるような仕組みになっていたものが、一旦そこは閉じる。今後まちづくりが進展していく上で、同じようなものができるのか全く分かりませんけれども、そのときには設計変更というのはないという前提で物が進んでいるということでよろしいですか。つまり、中野駅新北口駅前エリアの変更があるかないか、これから分かりませんけれども、それはなく、これまで来たものが単純に出来上がるデッキということでいいですか。
竹内企画部財政課長
設計に関しましてはちょっと所管外になるかなと思いますが、基本的には、予算とか協定に関しましては今までどおりという形で考えてございます。
小林委員
そうすると、その協定の中に、このまちづくりが今現在止まっている、もしかしたら変更になるということは含まれているんですか。つまり何が聞きたいかというと、今回の後続工事の契約金額の変更の中に、今後まちづくりがこれから行われる場合、それから、形状変更になってくる場合というときには、どちらがどういう範囲で契約金額を持つか。要するに、協定の中にどちらに含まれるのかというのは入っているんですか。要するに、協定の中身が分からないと、今後契約金額の変更が発生してくる場合が出てくるじゃないですか。そのことの確認をしたいんです。
竹内企画部財政課長
協定を結ぶのは所管外になるんですけども、基本的には、補正予算でお出しさせていただいた内容に関しましては、そういったものは想定していないところでございますので、そういったものは含まれていないと考えてございます。
小林委員
そうすると、懸念事項がここでちょっと払拭できないまま終わってしまうんですけれども、所管外と言われてしまうと。なぜかというと、中野駅新北口駅前エリアのまちづくりについて今一旦止まっている段階で、出来上がったもの、つまり西口から北側に出た部分と斜めにデッキに行く入り口、そして、囲町に向かっていく線路沿いの通路。囲町のほうに向かうのはいいです。斜めに向かうのもいいです。しかしながら、正面の中野駅新北口駅前エリアに向かうところの工事にもし変更が出てきたときに、また新たに、どちらが持つか分かりませんけども、区負担の費用で形状の変更ですとか、設計の変更ですとかというものを加えていくということになるのかということが、今次々に変更だとか新たにとかというものがこれまでの中で出てきているので、今後そういうまちづくりの変更によってどうなっていくかというところの、区負担の費用がすごく懸念するところなんですね。なので今伺ったんですけども、この辺についてはもう全く、今まちづくりの進展がどうなるか分からないというところで、未定のままいくということですかね。答えられないということですよね、まちづくりじゃないので。言っている意味が分かりますか。
竹内企画部財政課長
補正予算の審議の際にもいただきましたけど、こちらのペデストリアンデッキの工事に関しまして、やはり駅の開発に関しましては必要なものと考えてございますので、事業進捗を見極めながら最適な施設整備というのをしっかりやっていかなければいけないと考えてございますので、そういったところは今後しっかりと確認しながら、こちらの中野駅の開発というのもしっかりと進めていきたいと考えてございます。
委員長
休憩します。
(午後2時43分)
委員長
再開します。
(午後2時49分)
小林委員
そうすると、今回のJRへ委託している部分について、中野駅新北口駅前エリアの新たな施設がどうなるか、協定とは関係なく、今回のJRに委託する部分、この後続工事については特に変更なく行われていく。そういったことでよろしいですか。
岩浅企画部長
現時点では、再開発がどうなるかというのはありますけれども、今回補正予算でもお願いいたしまして、今回この契約の議案としてお出しさせていただいているものにつきましては、駅の基盤のところになりますので、その接続部分についても今後何かしら、改めてどういうふうにつなぐかによって変わる部分はありますけれども、基本的に大きな部分はこのままで変更はないということで認識しているところでございます。
浦野委員
今、他の委員からもあるように、前回第2回定例会のときの資料を今改めて確認したんですけど、工事概要のところで準備工ということ、あと、ペデストリアンデッキ、昇降設備、上記に附帯する作業ということがあって、確かに説明のときに、今回のはこの部分ですと。今後、そこができたら後続のところは、今回のように積算できるという説明は丁寧にあったほうがよかったなと、改めて今他の委員の質疑も聞いて思ったので、そこは今後、こういう工事はそんなにたくさんあるわけではないと思うんですけれども、そこは私からも要望したいと思います。
1点だけ、工期のところで、今、令和8年(2026年)7月31日ということが定められていますけれども、これは現時点では、ここの工期については変更ないということでいいのか。そこを1点だけ確認させてください。
原総務部契約課長
工期の部分につきましては、当初のものがデッキの製作工事、橋桁のくい工事の部分の工期設定でございました。なので、今回は、この工事内容を踏まえると、もともとの協定が令和8年7月31日までだったものが令和9年12月31日に工期は変更するものと聞いてございます。
浦野委員
前回記されたのが今御説明あったところの分なので、新たにこれをすることによって、今の令和9年12月31日というのが全体の工事の完了、その上で利用できるということでいいですか。
原総務部契約課長
あくまで令和8年12月に中野駅西口の南北通路開通というところを目指して、その時点ではデッキが使えるようになっているということで聞いてございます。そのほか、残工事等々で工期のほうは長く、その後も継続しているということで聞いてございます。
加藤委員
小林議員からもありましたけれども、先ほど通った89号議案においては、総務委員会と建設委員会において情報が、そういった中で判断したんですけど、その後の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会のほうでいろいろと出てきた情報の中で、それで正しかったのかなというふうに思ってしまうような発言があったので、プロジェクト自体がかなり、思った以上にゼロベースに近いんだなというのが、にわかにその答弁の中から分かってきた中で、既に取下げも始めていたというような発言もあって、事態は本当に厳しい状況になっているんだなと。結局、出し直すということは、大きく形を変えるということが間違いない中で、この街区のままでいいのかなというのは、先ほど小林議員の話でもあったんですけども、もともと四季の都市のほうに通すペデストリアンデッキは、税務署がどくかどかないかが大きな焦点だったか分からないですけども、もっと手前側に渡るはずだったのを、線路に対して45度ぐらいで大分角度がついたものに都市計画変更、つくり直したという経緯があったわけです。そうすると、拠点施設の事業次第では、その形をもっと広く取ったほうがいいのかなという判断もあったのか、バスターミナルを大きくしたいと考えたのか、税務署がどいてくれるからそういう形になったのか、なぜ45度ぐらいの角度になったのかというのが分からない中で、今進めている拠点施設の街区が、それがいいと至ったところがいまいち見えないので、やはりエントランスデッキというんですかね、たまり場のところから拠点施設のところまではまだいいとしても、その街区の形全体がそれでいいのか。262メートルの高さのものが金額的に難しいとなったときに、実は半分の130メートルぐらいのものを2棟造ったほうが工期がすごく下がるみたいなことがあれば、もう全く形が違うものになってしまうといったときに、やはりその街区でいいのかなというのが、この境界条件が定められたことによって、事業の練り直しに制約条件がついてしまうというのが本当にいいのかなというのが払拭できない中で、前に進めていいのかなというのが、補正審議の後に出てきた中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会でそういった懸念が出てきたもので、その辺大丈夫ですと言っていただかないと何ともなというところがあるんですけど、御見解はいかがでしょうか。
岩浅企画部長
今回の補正予算でお願いしたところにつきましては、基本的には基盤が決まっていて、そこに接続するというのが中野駅新北口駅前エリアの再開発の新しいサンプラザの部分になりますので、基本的には接続の部分に若干の、もしかすると何か変更があるかもしれませんけども、基本的な中野四季の森のほうにつながっていくものについては予定どおりというか、当初の予定どおりつながるというのが現時点での計画でございますので、今回審議いただいている議案につきましても、JRの部分、次の議案でお願いしております部分につきましても、ここは基本的には変更ないという認識で進めているというものでございます。
加藤委員
お答えできるか分からないんですけど、都市計画変更を2回やった中で、先ほど言ったみたいに線路に対して45度の、今の案に対して、もう少し角度が浅いのが当初の都市計画であったんですけど、そこの変更に至った理由というのは分かりますかね。
岩浅企画部長
所管外でございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため委員会を休憩します。
(午後2時58分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時58分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第91号議案について採決を行います。
お諮りします。第91号議案、中野駅新北口歩行者通路整備工事委託契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第91号議案の審査を終了します。
次に、第92号議案、幹線街路補助線街路第223号線整備工事委託契約を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第92号議案、幹線街路補助線街路第223号線整備工事委託契約につきまして補足説明をさせていただきます。(資料4)
本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たり御審査をいただくものでございます。
工事件名、幹線街路補助線街路第223号線整備工事。工事場所は中野四丁目。工期は令和10年3月31日。工事概要につきましては記載のとおりでございます。
1番、契約金額は、限度額として消費税相当額を含みまして63億8,959万円。
2番、契約者は独立行政法人都市再生機構。
3番、契約の方法は随意契約。
4番、契約者の概要は記載のとおりでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
加藤委員
金額が91号議案の総額よりも小さいんですけども、ちょっと素人考えであれですけど、何かこっちのほうがお高くなりそうなイメージはあったんですけど、インフレスライド等を含めなければ、この契約をもって本体工事を全部やるということでよろしいんですか。
原総務部契約課長
本工事につきましては、この63億8,959万円、今回の金額がデッキの製作、また、鋼管ぐい、基礎工事のほか、デッキの仮設工というところまで含んでいるものでございますが、今後デッキの舗装であるとか大階段、エスカレーターの工事等々が追加で発生することが見込まれております。そういったものも金額としては総額に、最終的に入ってくるものと認識してございます。
加藤委員
そうすると、また後続工事というような形で、数十億円みたいな形で出てくる可能性があるということですか。
原総務部契約課長
金額については把握してございませんが、増額の要素となる追加の工事が発生してくると聞いてございます。
吉田委員
これも確認なんですけど、この92号議案の223号線というのは、これは上の部分だけのことを言っているんですか。下の地表の部分は関係ない。上のデッキ関係の工事でしたっけ。ちょっと確認で教えてください。
原総務部契約課長
この幹線街路補助線街路第223号線というものは、中野駅新北口駅前広場のことになりますので、いわゆる地上部分というものも含まれているものでございます。そのうちの、今回はデッキの部分を先行して工事していくということで、そちらの部分の内容になってございます。
吉田委員
223号線の整備工事と言っているけど、この223号線のうちのデッキの部分だけ議案として挙がっているということでいいんですか。
原総務部契約課長
委員おっしゃっているこの地上部分も、この協定を変更の上、駅前広場、道路、そういったものも工事すると聞いてございますが、本議案のこの63億8,959万円の部分についてはデッキの部分のみということでございます。
吉田委員
こここそ、これまでの議案のときに中野四季の都市や囲町に行く部分は、再開発事業、新サンプラシティ、あっちとは関係ないからという御説明が妥当だったんですけど、ここの223号線というのは、まさしくこの新サンプラザの今回止まった再開発事業に隣接するというか、再開発事業に隣接して、今後すり合わせというか、調整しなくてはいけない部分も含めた場所の工事ということであると思いますので、そこがはっきりしないうちに、ここはどういう形で設計をして、どういう工事をするのか、ちゃんと説明というのはあるんですか。
委員長
休憩します。
(午後3時05分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時12分)
吉田委員
もともと今回の案件はデッキに係る部分だけで、しかも、このデッキの部分は、再開発が止まろうが止まるまいが、その前に取りあえず出来上がるはずの部分の工事なので、再開発が止まっていることについては関係なくやっていただければいいと、そういう事業だという理解をすればよろしいですかね。
岩浅企画部長
今92号議案で御審議いただいておりますのは、中野四季の都市に向かって斜めに入っていく部分になりますので、これは令和9年度の完成を予定しています。再開発につきましては当初から令和11年度の完成予定になっておりましたので、タイムラグがもともとあるものですので、この工事は基本的にこのままやってしまって、つなぐ部分が今後出てきた場合には、改めてそこはお願いをしていくと。工事を行うということになるかと思います。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑がなければ、取扱いを協議するため委員会を休憩します。
(午後3時13分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時13分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第92号議案について採決を行います。
お諮りします。第92号議案、幹線街路補助線街路第223号線整備工事委託契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第92号議案の審査を終了します。
以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。
(午後3時14分)