平成18年11月08日中野区議会区民委員会 平成18年11月8日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成18年11月8日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成18年11月8日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午前10時01分

○閉会  午前10時40分

○出席委員(6名)
 斉藤 高輝委員長
 伊東 しんじ副委員長
 高橋 ちあき委員
 こしみず 敏明委員
 来住 和行委員
 藤本 やすたみ委員

○欠席委員(2名)
 むとう 有子委員
 若林 ふくぞう委員

○出席説明員
 区民生活部長 本橋 一夫
 経営担当課長(地域活動担当課長) 登 弘毅
 南中野地域センター所長 角 秀行
 弥生地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
 東部地域センター所長 柿内 良之
 鍋横地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
 桃園地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 昭和地域センター所長 横山 俊
 東中野地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
 上高田地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
 新井地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 江古田地域センター所長 戸辺 眞
 沼袋地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
 野方地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
 大和地域センター所長 鳥井 文哉
 鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
 上鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
 戸籍住民担当参事 榎本 良男
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 環境と暮らし担当課長 納谷 光和
 ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事) 服部 敏信
 清掃事務所長 市川 求

○事務局職員
 書記 菅野 多身子
 書記 杉本 兼太郎

○委員長署名


審査日程
○議題
 地域センター及び区民の地域活動について
 ごみ減量及び清掃事業について
○所管事項の報告
 1 平成19年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(区民生活部)
 2 「区民、事業者環境行動・意識調査」及び「中野区の温室効果ガス排出量推計」結果の概要に   ついて(環境と暮らし担当)
 3 区におけるペットボトル回収の推進について(ごみ減量担当)
 4 新会社の役員について(ごみ減量担当)
 5 その他
  (1)「東京商店街グランプリ」の受賞結果について
○その他

委員長       
 定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会します。

(午前10時01分)

 審査の進め方について協議するため、暫時休憩します。

(午前10時01分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時02分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日はお手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 審査に当たっては11時を目途に進めたいと思いますので、御協力お願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 地域センター及び区民の地域活動について、ごみ減量及び清掃事業についてを一括して議題に供します。では、所管事項の報告を受けたいと思います。
 最初に、1番目になりますが、平成19年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。
本橋区民生活部長
 19年度の予算編成の検討をしているところでございますが、それの途中におきまして、現在、区民のいろいろな施設利用等々、区民生活に影響が出るといった取り組みにつきまして、現在の検討状況を区民にお知らせしようということで考えております。その内容について御報告をさせていただきます。(資料2)
 これまでは、翌年度におきます新規・拡充見直し事業というふうなことで御報告させていただいておりましたが、今回からは、特に区民の皆さんの生活等々、利用内容などに影響を与えるものということで絞りました。
 区民生活部所管の分といたしまして、この表の四つ目になります、古紙の集団回収拡充と区の回収停止、それから、プラスチック製容器包装の回収拡大というのがあります。
 まず、古紙の関係ですけれども、これにつきましては、町会等をはじめとして、地域の団体の方々が週1回の集団回収をどんどん広げていただいております。それが今年度中に大体全域でできるだろうということで、新年度からは区におきます行政回収を停止するというものでございます。
 2番目の、プラスチック製容器包装の回収拡大でございますが、これにつきましては、平成20年度におきます廃プラスチックの取り扱い等の問題も含めまして、容器包装リサイクルの対象のプラスチック製容器包装につきましては、20年度には全区でもって分別回収ができるようにということで取り組みを進めております。その関係で、19年度、来年度は回収地域、現在は区内全域のうちの9%程度での実施ということになっておりますけれども、それを拡大して、約半分程度の地域で回収をしていくということを考えております。
 これが区民生活部所管分でございます。
 関連いたしまして、その次に、子育て支援施設等の整備というのがございます。これは、現在区民生活部が管理をしております上鷺宮五丁目28番の用地につきまして、区内の社会福祉法人によりまして、乳児院とショートステイ等の施設を整備をする。また、あわせて、広場を整備するという予定でおります。これは、直接には子ども家庭部が所管してやりますけれども、現在の土地について区民生活部が管理しているということで、御紹介をさせていただきます。
 また、古紙回収の一つ、上のところに、区有施設の耐震補強・設備更新等の工事というのがございます。この工事自体は総務部の方での所管ではありますが、対象となる施設といたしまして、鷺宮地域センター、それから障害者福祉会館、ここには沼袋地域センターが併設されております。ここにつきまして、耐震補強、エレベーター設備等の更新ということでの工事を実施する予定でおります。具体的な工事の内容、方法、時期等については現在調整中ということですが、来年度そういった工事を行うということを予定しております。これにつきまして、11月19日発行予定の区報に掲載するとともに、ホームページにもアップいたしまして周知を図るとともに、意見交換会なども行いながら調整をしていきたいというふうに考えているところであります。
委員長
 ただいまの報告に対しまして質疑がございましたら。
来住委員
 まず、今紹介いただいた区民生活部関係三つですけれども、これ以外に、新規に起こしていく新たな事業、例えば産業経済の部分であるとか、そういう新たな--これはむしろ今まで言われてきた内容ですよね。以前は新たな展開というか、その次の段階に行くものの紹介だったと思うんですけど、新年度の予算に反映していこうとされる新たな事業については、まだ案として出せる状況になっていないということで受けとめていいんですか。検討されているものはないんですか。
本橋区民生活部長
 今回から、翌年度におきます予算編成においての検討状況ということで、これまでは翌年度の新規事業、拡充事業、見直し事業等について御紹介し、意見交換ということでやっておりましたが、今回からそれをやめまして、区民の方々の生活あるいは施設の利用などに影響の及ぶといったものを中心にピックアップするということでございます。新規事業等々については、まだいろいろ詰めをしているということもあります。そんなことで、区民生活に影響のあるものということでのピックアップということでまとめている、そういったことで方針を変えたというものでございます。
来住委員
 新規は、それはそれとして検討していくとしても、例えば区民生活に影響が出るだろうということを想定したものということでいくと、この間では例えば施設使用料の改定などもありますよね。それがいい時期に--時期というか、どこかの時点で出されてくるということはおっしゃっているわけなので、少なくともそういう項目を出して、委員会に示すということであっていいんじゃないかと思うんですよ。これ以外に何か、いかにもないかのように、報告いただいた基準がちょっとあいまいで、去年はそうだったけれどもことしはこうしたとおっしゃるんだけど、こうされた、線を引かれた基準がちょっとよくわからないですね。検討されている区民生活に影響が出るだろうということでは、この間--取り立てていうならば、施設使用料などは影響あるわけですから、それはもう新年度の中ではむしろやらないとお決めになったというふうに判断していいんですか。
本橋区民生活部長
 施設使用料の関係でございますが、これまで委員会にも報告をさせていただきましたが、算定方法の変更につきましてはさらに検討してということで、これはまだ検討中でございます。
 それから、減免の取り扱いにつきましても、これもさらに検討し、まだ具体的にはいろいろな簡便な方法等も含めて検討するということにしておりますが、これにつきましても、来年度4月からの実施はちょっと難しいということで、この中には入れてございません。
来住委員
 だとすれば、4月の新年度の頭から実施ということで線を引かれて紹介をされて出されたものなのか、少なくとも項目としては、今検討している内容を来年度の年度途中でやるにしても、新年度の予算に反映されるものなわけですから、少なくともそういう項目は所管委員会としては出していくということでないと、きょうこういう形で委員会に検討中の主な取り組みということで報告されても、何なのという……。まあ正直言って、いろいろ期待も実はしながら、新しいものも提案されるのかなというふうに思っていたものですから、何かちょっと、何のためにこの2つが紹介されているのかがわかりませんね。もうちょっと、項目だけでもいいから出せないんですか。新年度に反映する、検討されている項目というのは、まだあるんでしょう。
本橋区民生活部長
 まず、施設使用料、減免関係につきましては、一応今回お示ししておりますのは、新年度の当初予算に掲げる内容として検討しているものの中で、今申しましたように、区民の皆さんに影響の出てくるようなものということであります。それによりましては、当初予算に乗せることを見送っているものについては今年度入っておりません。いつの時期からやるか等々も含めてまだ決まってないということですので、それを入れていないというものであります。
 また、それ以外のいろいろな新規事業等もありますけれど、それにつきましてはまだ今、いろいろ内容調整の詰めをしているところですので、まだ御報告する段階までは至っていないというものもございます。ある程度煮詰まっているものもありますけれども、一応今回の基準としては、今申しましたように、これまでの新規・拡充見直し事業ということではなくて、区民の皆さんに影響があるということで、あらかじめお知らせするのが妥当なものということで、お示しする。そういった基準の中で区民生活部に直接関係するものとしては、この古紙とプラスチック関係、そして関連するものとして、子育て支援ですとか地域センターの耐震補強というものがあるということでございます。
来住委員
 ですから、去年は新規拡充事業の紹介がされたわけですよね。今回それはしないと。当初予算に反映するこの二つに限定されたということなんですけれど、議会との関係で言えば、検討されている項目について、むしろ去年のような形で、充実を検討していくもの、廃止をして新たな事業を検討しているものもあるはずですよね。それから、新規に計画し、今検討しているものという、その方が私たちとしては、新年度の予算内示が正月明けないとないわけですから、今の段階でそういう検討されているものを議会に提案・報告いただくということが最も--少なくともそうしてほしいと思うんですけれども、そうしないとした理由は何ですか。
本橋区民生活部長
 基本的には、区民の皆さんにいろいろ影響を与えるものについては、あらかじめお示しして意見交換をしようということで、この中に入れております。この中に載っていない、現在新規で考えているもの、例えば産業振興などで、商店街の振興などについてどうするかというのは、全般の問題としてではなくて、一定程度対象を絞った形での支援とかいうようなことでありまして、そういった意味では区民の皆さん全体に影響するということでは必ずしもないと。そんなことも含めて整理をしております。今回は、多くの方々に影響を与えるものということについては、あらかじめお示しをして意見交換をするということで選別をしております。
来住委員
 わかりませんね。何かこう、去年は明らかにしていたものがことしはできないというのは、何か議会に対して--むしろ区民に対して、事前に検討状況を示してきたものを逆に隠して検討を進めようというふうに勘ぐってしまうと、そういうふうに思ってしまうんですよ。だから、ことしそうしたという、要するに多くの区民に影響を与えるという点では、何をもって多くの区民なのか、どの範囲をもって区民の範囲なのかという、そういう線だって、それは主観じゃないですか。だってそれは、1万人なのか、100人なのかということは、区民の税金にかかわることですから、等しく区民に影響することですよ、そういう意味では。だから、それを何か、項目も出せないなんていうのは、これはおかしいと思いますよ。結局これはもう、内示のときまでわからないということですか、これ以外は。
本橋区民生活部長
 これは庁内全体での取り組みということで、その方針に基づいての処理なわけでありまして、そういう意味で私ども区民生活部が所管している中では、特に区民の皆さんに影響が出てくるものとしては、こういったものというふうに考えております。
 今後の問題としまして、また事案に即して関係するところにつきましては、また一定の調整等もあろうと思いますけれども、公式には予算内示において内容をお示しするということになろうと思います。
来住委員
 とにかく区長の考えかもしれませんけれども、おかしいですよ。今まで--少なくとも去年はやっていたことを、議会に対して示さない方向で制限してくるというようなやり方は、これは本当に横暴だなというふうに、もし区長がそういう考えで、今回こういう、この範囲の提案しかしない、議会に報告しないということであれば、本当に認めがたいですね、私は。それは申し上げておきます。
 1点だけちょっと具体的にお聞きしますが、上鷺宮の件ですけれども、これはショートステイだとか病後児保育施設を建設をするということなんですが、これは用地については無償で貸与されるという--お答えいただけるのかどうかわかりませんが--そういうことになるのか。それから、今までこの乳児院の事業者は、社会福祉法人としてどこかで事業をしていたんですか。その2点をまず。
本橋区民生活部長
 今の御質問につきましては、申しわけありません、所管が子ども家庭部ということで、私どもの方といたしますと、現在区民生活部でもって管理をしている用地ということで、ここで紹介をさせていただいております。施設整備の主体あるいは整備の内容につきましては、所管が子ども家庭部ということですので、申しわけありませんが答弁をいたしかねます。
来住委員
 用地そのものを管理しているわけですよね。この社会福祉法人に貸すということになるわけですか。売却じゃなくて。どういう形で土地を活用していただくということになるんですか。賃貸だとか無償だとかありますので。そこまでは所管じゃないからお答えいただけないということですか。
本橋区民生活部長
 すみません、それもちょっと所管外なものですから、一応私どもとすると現在管理しているということで、区民生活部ということで関連部の表記がありますけれども、中身の問題につきましては、ちょっとお答えいたしかねます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、2番目になりますが、「区民、事業者環境行動・意識調査」及び「中野区の温室効果ガス排出量推計」結果の概要についての報告を求めます。
納谷環境と暮らし担当課長
 では、「区民、事業者環境行動・意識調査」及び「中野区の温室効果ガス排出量推計」結果の概要について、御報告いたします。(資料3)
 まず、調査の目的ですが、来年度に「環境基本計画」の改定等を行う予定でございます。それを踏まえまして、今年度、中野区環境審議会で御議論いただいている、この議論の資料とするとともに、今後、区が環境基本計画等を定める際の検討に生かすために行ったものでございます。
 2番目、調査のあらましでございますが、調査対象は区民1,507人、事業者1,000事業所でございます。調査は6月から7月にかけて行いました。また、回収結果は、区民につきましては41.3%、事業所については34.8%の回収となりました。
 主な調査結果でございます。この調査結果につきましては、現在報告書を作成中でございます。でき次第、委員の皆様には別途配付をしたいと考えております。今回は速報という形で、本当のあらましをもって御報告させていただきます。また、近々の区報にも掲載する予定でございます。御了承願いたいと思います。
 主な調査結果、かいつまんで御報告いたします。
 まず、区民に対しまして、住まい周辺の環境の評価を聞いたところ、「良好」あるいは「やや良好」というのが約5割近い方がいらっしゃいました。また、「あまり良好でない」また「良好でない」という回答は3割程度でした。
 また、2番目といたしまして、これまでの暮らしの中の取組みということについてもお聞きいたしました。それにつきましては、「節電」あるいは「公共交通機関の利用」あるいは「詰め替え製品の購入」あるいは「資源回収への協力」などは高い回答率となりました。
 また、3点目でございます。区の取り組みで最も重要だと考えていることについてお聞きしました。まず、トップは「化学物質による汚染防止」、次いで「ごみのポイ捨て防止」、「ごみの発生抑制とリサイクルの推進」、また「環境情報の整備や環境教育の推進」という順番で御回答いただきました。
 また、特に10か年計画等で私どもが推進しようとしております、自然エネルギー関係の区民ファンドへの関心について聞きましたところ、関心があるという方が57.1%で一番多かったところでございます。
 また、事業者につきましてもいろいろ御回答いただきました。
 まず、主な点でございますが、事業者の事業活動の環境配慮でございます。やはり9割近い事業者の方が、環境に配慮して事業活動を営んでいるという回答を得られました。また、具体的には、「電気やガスの使用」、あるいは「紙や木材、その他天然資源の消費」、あるいは「自動車の使用方法」について、十分配慮しているというような御回答をいただきました。
 また、事業者の方が区の取り組みで最も重要だと思っているものにつきましては、「ごみの発生抑制とリサイクルの推進」が一番多く、次いで「化学物質による汚染防止」、あるいは「省エネルギーの推進」等を御回答いただきました。
 また、事業者の環境マネジメントシステムの導入、いわゆる環境に配慮した経営の方法でございますが、これにつきましては、現在区では環境マネジメントシステムの導入を促進しております。これについて聞きましたところ、やはり「関心がある」あるいは「取組んでみたい」という回答は、両方合わせて50%になりました。
 以上がアンケート調査の回答要旨でございます。
 続きまして、温室効果ガス排出量の推計結果について御報告いたします。
 まず、推計の方法でございますが、平成16年度(2004年度)の温室効果ガスの排出量につきまして、区内の電気・ガスなどのエネルギー使用量と環境省が定めます「排出係数」、いわゆる推計方法に基づきまして、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の3ガスの排出量を推計しました。また、過去の排出量並びに将来の排出量は、平成2年度、また平成24年度の排出量につきましては、CO2 の排出量を推計したところでございます。
 推計結果の概要、2番目でございます。まず、平成16年度(2004年度)の温室効果ガスの排出量は、中野区内で89万9,000トンとなりました。そのうち、二酸化炭素が88万9,000トンを占めております。また、平成16年度(2004年度)の部門別の排出量を見ますと、家庭部門が47.1%、業務部門が26.1%、運輸部門が22.5%、産業部門が4.3%となりました。京都議定書が発効しました基準年とされています平成2年度(1990年)の中野区の排出量は、80万トンと算定をされました。これと比較しますと、9万トン、11.2%既に増加しております。特にこの中では、家庭部門が19.8%と大きな伸びを占めております。このまま推移しますと、平成24年(2012年)には、中野区内の排出量は92万トン、基準年の1990年から比較しますと15%の増になると推計されております。
 冒頭に申し上げましたように、これらの調査結果等は、今後の環境基本計画の改定等に活用していく所存でございます。また細かい報告書等は、別途各委員の方々に配付をする予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、3番目になりますが、区におけるペットボトル回収の推進についての報告を求めます。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 それでは、お手元にございます、区におけるペットボトル回収の推進につきまして、報告申し上げます。
(資料4)
 全体の章立ては、1番がプラスチック全体の取り組みということで、そこに1番として、プラスチック製容器包装--「容リプラ」と言ってございますが、回収の全区展開をこれから図っていきたいというところでございます。そこで、その項の7行目、一方、単一素材で比較的回収がしやすいペットボトル、本件はペットボトルを中心に、取り組みについての推進を御説明申し上げます。23区の区長会でもその推進を確認されてございますけれども、容リプラ回収の全区展開とあわせまして、このペットボトル回収を進めていきたいと考えてございます。
 大きい2番でございますが、現在の、いわば区民の方が排出されるペットボトルは、そこに書いてございます、年間で約1,500トン程度でございます。現時点では東京ルールIIIと言ってございますが、店頭での回収と、昨年度2台設置し、今年度6月にもう1台設置して、都合3台でございますが、ペットボトル破砕回収機を置いてございまして、合計で375トン、全体では23.7%の回収にとどまってございます。それを、今後5年間に回収量・率を倍増し、750トン、また50%を目標として、ペットボトルの拠点回収の拡充を進めていきたいと考えてございます。そのためにはというところで、今申し上げた、販売事業者の責任を求める東京ルールIIIの枠組みの中で、回収ボックスを置いていない店舗への設置の要請を行いながら、また、比較的回収量が多い店舗--スーパー等でございますが--におきましては、そこに書いてございますように、収集の効率化と経費節減を目指しまして、破砕回収機を置くものでございます。なおまた、徒歩5分程度圏内に店頭の回収拠点がない地域、例えば上鷺宮地域等でございますが、その地域におきましては、区の施設にそういった回収ボックスを置く方向で、全体として回収拠点を拡充していきたいと考えてございます。
 大きい3番でございます。破砕回収機の関係でございます。平成17年度に回収機が2台、これも決算の説明でもさせてもらってございますが、サミット江原町店、川島通り商店街におきまして、その検証としては、結果として、回収量の大幅な増、回収コストの減、また、商店街振興などといった部分での効果がありました。そういったところで、さらにそれを進めていきたいと考えてございます。
 2ページ目の方でございます。そのために、こういった破砕回収機の周知を図るとともに、ペットボトル回収を一層推進するために、区内のスーパー・商店街等に設置を進めるべきと考えまして、当面、区内のスーパー・商店街等に10台置きたいと考えてございます。現在3台置いてございますので、あと7台追加して設置したいと考えてございます。
 その次のところですけれども、なお、できるかぎり、こういった早期に回収機の設置を目指して、区民の方への周知を図ることを判断いたしまして、今年度中に前倒し設置に向けて、今年度の増設台数分7台分につきましては、回収機製造メーカーの負担でやらせることの方向で、現在協議を行ってございます。そこに中野区内の--コピーが見にくくて大変恐縮でございます。設置を想定しているところで、現在、右上のサミット江原町店、また、右中の西友沼袋店、また、右下段の川島商店街については置いてございますが、その他のスーパーにつきましては目下交渉してございます。中には、店舗の都合等ですぐに設置できない所もございますけれども、一応こういう想定で現在先方とは協議させてもらってございます。また改めて、確定の段階では、この委員会等で報告したいと考えてございます。一応、今年度に前倒しをして、その経費は回収機製造メーカーの負担でやらせていただきたい。平成19年度には10台というところで御理解いただきたいと思ってございます。
 その他の項でございますが、当然ながらその1番として、処理単価の低減と、そのための従量方式を、これまでは回収機1台当たり幾らというところで契約してございましたけれども、今後は回収量に合わせまして単価を勘案して、中野区の負担を低減する方向での、いわゆる従量方式に変えていきたいと考えてございます。これによりまして、平成19年度、仮に10台置きましても、現行の18年度予算の規模と同程度の予算規模で対応可能と考えてございます。
 また、大きい2番、先ほども環境と暮らし担当課長の方からお話が出ましたけれども、環境負荷の関連でございます。次のページの方を見ていただきましょうか。他の区で行ってございます--ペットボトルも他の区では一部集積所回収を行ってございますが、それと比較した場合に、財団法人社会経済生産性本部エコ・マネージメントセンターの試算によりますと、CO2 換算で約20%程度の低減が可能と考えてございます。この辺は、ペットボトルを破砕しますと、かさで10分の1になりますので、そういったところでの低減を図れます。また、廃ペットボトルをペットボトルに再生する際、バージン樹脂、新たな樹脂と比較した場合には、45%の消費エネルギーで再生可能と言いますから、55%のエネルギー削減となりますというところでございます。
 また、3番としては、今後、容器包装リサイクル法の改正もありますけれども、引き続き国の動きを見ながら、この回収機設置を進めていきたいと思ってございますし、その効果、有用性としては変わらないと考えてございます。
 最後でございますけれども、この破砕回収機に内在いたします当選くじ発行機能--これはサミット江原町店とか川島商店街でも、商店街の振興という部分での効果が出ました。そういったところが、さらなる検討でこういう10台を置きますと、区内でも御利用が広がってまいります。多くの区民がこのペットボトル回収にかかわっていただきまして、どのスーパーでも、あるいは設置しているスーパー等や商店街等でも利用可能な当選くじの発行・流通の仕組みについても、今後とも検討していきたいと思ってございます。
 最後でございます。この件につきましては、本年度に前倒しを7台する方向で考えてございますので、来週の後半に新聞のパブリシティーを行う予定で、きょう委員会の報告をさせていただきました。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑がありましたら。
来住委員
 破砕回収機とあわせて回収が375トンということで、23.7%ということですね。それで、50%を目標としていくということで紹介いただきましたが、今2台ある回収機それぞれの回収トン数というのはわかっているんでしたっけ。わかれば教えていただけますか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これも決算議会の方でも報告させてもらった記憶がありましたけれども、サミット江原町店では、月におおむね1トンの回収でございました。それからまた、川島商店街では、おおむね月300キログラム--やや少ないといいますか、それを全体として、設置場所がまだ少ないところでございますので、数を10カ所置けば、大方の区民が御利用いただけます商店街とか、主にスーパーでございますが、そこでこういうものを見ていただきますと、そういう回収の活動に参加していただけるといいますか、そういうPRの相乗効果をねらって考えてございます。
来住委員
 375トンのうち、の比率で言うと、もう少しあるのかなと思っていたものですから……そういうことなんですね。サミットで12トンですね、年間で言うと。そうしますと、10カ所ということになりますと、この破砕機で大体全体の何%ぐらいを目標とされているんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これも計画でございますけれども、川島商店街の方も一生懸命努力していただいてございますが、先ほど申し上げた月300キログラム程度でございますけれども、今後はスーパー等にお願いする場合には、例えばサミット江原町店程度に近い数字を協力していただきたい。また、区としてもそういった周知をさせていただく方向で、計画ベースでは、先ほども冒頭に750トンの目標でございますけれども、この機械式によりますと160トン程度の目標を考えてございます。これも、とりわけ皆さん方に、御協力いただくことが前提と考えてございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、4番目になりますが、新会社の役員についての報告を求めます。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これも、委員会のその時点ごとに報告させてもらってございますけれど、このたび、東京二十三区清掃一部事務組合より新会社にかかわります役員の選任の報告をいただきましたので、報告申し上げます。
(資料5)
 会社名として、東京エコサービス株式会社と称することとなりました。
 また、本店所在地が、東京都港区に置くということでございます。
 そして、大きい3番でございますが、役員の選任でございます。代表取締役社長が西野善雄氏、清掃一部事務組合の管理者でございます。また、取締役副社長が、新会社の総務部長も兼務でございますけれども、保持眞二郎氏、これは現清掃一部事務組合の総務部長でございます。また、取締役事業開発部長が千歳昭博氏、東京ガスの公共営業部部長でございます。最後に、監査役が木内悠紀夫氏、清掃一部事務組合代表監査委員がそれぞれ就任されてございます。
 なお、参考として、これまでの間の日程でございます。10月6日の第1回発起人会から、その間、括弧としては経営委員会、また、ここで区長会の関係も行ってございますし、また、10月18日には全員協議会でございます。そして10月24日に設立登記申請を行ってございます。通常、一般的には登記申請から2週間ぐらいで登記完了でございますけれども、まだ現段階で完了の話は聞いてございませんけれども、そういった動きで新会社に向けて動いてございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
来住委員
 この役員の方々の待遇というか、給料なんかはわかるんですか。わかれば。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 詳細な数字は聞いてございません。例えば、代表取締役社長の西野善雄氏につきましては無給と聞いてございます。その他につきましてはまだ伺ってございませんで、例えば、副社長の、総務部長兼務の保持氏につきましても無給だということで聞いてございます。あと詳細は聞いてございません。
来住委員
 この会社への出資金の各区の予算措置がありましたけれども、中野区としては、4定とかでということになるんですか。検討されているならば、ちょっと教えてください。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 一応、他区の動きもありますけれども、当中野区におきましても第4回定例会でお願いすべく、今準備してございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 その他、理事者から何か御報告はありませんか。
鈴木産業振興担当参事
 口頭で1件御報告させてください。
 東京都の産業労働局が、都内の商店街のすぐれた取り組みを表彰しようというふうなことで、「東京商店街グランプリ」というふうな事業を1年に1回行っております。これに中野区の中野北口昭和新道商店街が主催している「中野チャンプルーフェスタ」というイベントが夏に3日間ありましたが、応募したところ、昨日審査結果が出まして、見事グランプリを受賞いたしました。これは東京都で行って、去年からで2回目なんですけれども、中野区としては、新道商店街以外にも新井薬師あいロードさん、それから野方の振興組合さんもイベントとしてエントリーしたんですけれども、その41商店街の中で、栄えあるグランプリというふうなことで受賞しましたことを、喜ばしいことだというふうなことで、本日報告をさせていただきます。
 なお、こういった取り組みについては、区としては「新・元気を出せ!商店街事業」の助成の中で支援をしていくという立場からエントリーを勧めたいというふうなことでございます。
委員長
 これは別にお聞きすることはありませんですね。報告は終了させていただきます。
 他に報告はありませんですね。
 なければ、以上で所管事項の報告は終了いたします。
 次に、審査日程のその他に入りますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程等を協議いたしますので、委員会を休憩いたします。

(午前10時39分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時40分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の区民委員会は散会いたします。御協力ありがとうございました。

(午前10時40分)