平成16年04月14日中野区議会区民委員会
平成16年4月14日区民委員会
中野区議会区民委員会〔平成16年4月14日〕
区民委員会会議記録
○開会日 平成16年4月14日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時02分
○閉会 午後2時13分
○出席委員(8名)
高倉 良生委員長
いでい 良輔副委員長
きたごう 秀文委員
吉原 宏委員
むとう 有子委員
佐藤 ひろこ委員
斉藤 高輝委員
池田 一雄委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民生活部長 本橋 一夫
経営担当参事(地域活動担当参事)西條 十喜和
南中野地域センター所長 中村 正博
弥生地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
鍋横地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
昭和地域センター所長 蛭間 浩之
東中野地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
上高田地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
江古田地域センター所長 安部 秀康
沼袋地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
野方地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
大和地域センター所長 大橋 雄治
鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
上鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
戸籍住民担当課長 登 弘毅
産業振興担当課長 高橋 信一
みどりと環境担当課長(地域生活支援担当参事)大杉 規子
ごみ減量・清掃事業担当課長(ごみ減量担当参事)寺部 守芳
清掃事務所長 遠山 幸雄
○事務局職員
書記 黒田 佳代子
書記 吉田 哲郎
○委員長署名
○審査日程
委員会参与の変更及び異動について
陳情
(継続審査分)
第3号陳情 安定した公的年金制度の確立等に関することについて
所管事項の報告
1 防犯ブザーの支給等について(地域活動担当)
2 緊急景気対策特別資金融資あっ旋(平成16年度第1回)の実施について(産業振興担当)
3 カラス対策事業の実施について(みどりと環境担当)
4 「花とみどりの祭典2004春」の開催について(みどりと環境担当)
5 その他
その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会いたします。
(午後1時02分)
本日より吉原委員が当委員会の委員として出席をしておりますので、御案内申し上げます。
本日の審査日程についてお諮りいたします。
本日はお手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査にあたっては午後5時を目途にそれぞれ進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力お願いいたします。
また、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、そのように進めさせていただきます。
議事に入ります前に、お手元に配付の資料のとおり委員会参与の変更及び異動(資料2)がありましたので、紹介をお願いいたします。
初めに区民委員会から転出をされた方々がお見えですので、ごあいさつをいただきたいと思います。
それでは、順にお願い申し上げます。
橋本総務担当参事
総務担当参事ということで、総務委員会に所属することになりました橋本でございます。
当委員会では、住基ネットを始め住民情報の適正な記録と管理につきまして、さまざまな御指導・御意見をいただきました。本当にありがとうございました。
若槻税務担当課長
組織改正により総務委員会に所属になりました、税務担当課長の若槻です。
当委員会には国民年金課長、野方地域センター所長として9年間お世話になりました。ありがとうございました。
引き続き税収確保、適正・公平な税務事務に邁進してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
柳澤子ども家庭部長
子ども家庭部という部が創設になりまして、部全体が今度は厚生委員会の方になります。大変寂しく思っています。特に指定管理者ではさまざまな御議論をさせていただきまして、大分記憶に残るような楽しい委員会だったというふうに思います。
これからも子どもの部分について厚生委員会の中でさまざまな議論を重ねていきたいと思っています。どうもありがとうございました。
大沼生涯学習担当参事
このたびの人事異動によりまして、生涯学習担当参事になりました。区民委員会においては大変お世話になりました。
また今後とも御指導のほどよろしくお願いいたします。
竹内子ども家庭部経営担当課長
女性・青少年課長として1年半余り、それからその前に地域センターの所長として4年ほど当委員会にはお世話になりました。
このたび新しい子ども家庭部で部経営と男女平等と、それから子ども育成、この3つの分野を担当することになりました。所管の委員会が違ってしまうわけではございますけれども、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
榎本保育サービス担当課長
榎本でございます。保育課長から保育サービス担当課長になりました。サービスがついたという意味合いをよく私改めて認識しながら、本当に区民サービスの向上に努めたいと思います。
私、厚生委員会から区民委員会に移りまして、また厚生委員会の方へ戻るというようなことでございます。大変委員の先生方にはお世話になりました。今度とも引き続き御指導・御鞭撻をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
斎木公園緑地担当課長
公園緑地担当課長になりました斎木と申します。この3年間、地域センター所長としてこの委員会に出席させていただきまして、さっきもお話しありましたとおり、住基ネットや保育園の大きな問題を、そういう議論を間近で聞いて、見ていたわけですけども、大変勉強になったと思います。
これからは公園の方で、公園といいますと快適な空間、緑のスペースということで、夢のあるような仕事を張り切ってやっていきたいなと、こんなふうに思っていますので、どうかよろしくお願いします。
新井子育て支援担当課長
新井でございます。当委員会には1年間しかお世話になりませんでしたけれども、今回の異動で子ども家庭部、子育て支援担当課長という新しい組織を任されるということになりました。
いろいろと前の組織から寄せ集めたような組織になっておるんですけれども、そこを束ねて、一生懸命今後とも仕事に励んでまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
浅野生活援護担当課長
4月1日付けで生活援護担当課長を拝命しました浅野でございます。3年間、区民委員会にはお世話になりました。いろんなテーマがありまして、本当に勉強させていただいたと思っています。
今度のところは本当に区民の生活を底辺から支えるところです。今もまだなかなか景気が回復していませんので、いろいろと相談に来る方等たくさんおります。またいろんな形で委員の方々とも御指導いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
豊川中野駅周辺整備担当課長
鷺宮地域センター所長、それから上鷺宮地域センター所長として2年間お世話になりました豊川です。ありがとうございました。
このたび4月から中野駅周辺整備担当課長になりました。今後とも安全で快適なまちづくりに努めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
委員長
ありがとうございました。
それでは次に、委員会参与の紹介をお願いしたいと思います。
今回は全面的な組織の改正となりましたので、留任された方も含めまして改めて御紹介いただきたいと思います。
それでは、お願いいたします。
本橋区民生活部長
新たに発足いたしました区民生活部長の本橋でございます。よろしくお願いいたします。
なお、私は国民健康課長事務取扱をこれまでしておりましたが、それにつきましては今回をもって事務取扱の職を解かれております。よろしくお願いいたします。
新たに区民生活部の部経営を担当いたします参事、西條参事でございます。総務部からまいりました。
西條区民生活部経営参事
西條でございます。地域活動の方の担当をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
それから、南中野地域センターの所長には中村正博が就任しております。中村正博は弥生地域センター所長と鍋横地域センター所長、この3つを兼務しております。以前は東部地域センター、鍋横の所管でしたが、所管が変わりまして、南中野、弥生、鍋横の3つの所長を兼務いたします。
中村南中野地域センター所長
よろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
次に、東部地域センターにつきましては、桃園地域センター所長をしております中野多希子が兼務をすることになりました。中野多希子はあわせて新井地域センターの所長も、3つ兼務することになりました。本日は急な用事がありまして欠席ということでございますが、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、昭和地域センター所長、東中野地域センター所長は蛭間浩之が担当しておりましたが、今回加えて上高田地域センターも所管することになりました。
蛭間昭和地域センター所長
引き続きよろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
続きまして、江古田地域センターですが、引き続き安部秀康が担当いたします。また沼袋地域センターも兼務しておりましたが、加えて今回、野方地域センター所長も兼務することになりました。
安部江古田地域センター所長
引き続きよろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
大和地域センターの所長には大橋雄治が就任いたしました。大橋は鷺宮地域センター、上鷺宮地域センター、3つのセンターを所管いたします。
大橋鷺宮地域センター所長
よろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
それから、戸籍住民担当課長といたしまして、都市整備部交通対策課長をしておりました登 弘毅が就任いたしました。
登戸籍住民担当課長
登です。よろしくお願いします。
本橋区民生活部長
産業振興担当課長には、これまでの産業振興課長、高橋信一が引き続き担当いたします。
高橋産業振興担当課長
高橋です。よろしくお願いします。
本橋区民生活部長
新たにできました地域生活支援担当課長には、前資源循環推進課長でありました大杉規子が就任しております。大杉規子はみどりと環境担当課長も兼務しております。
大杉地域生活支援担当課長
大杉です。よろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
ごみ減量・清掃担当につきましては、前環境部長の寺部参事が担当いたします。
寺部ごみ減量・清掃事業担当参事
よろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
清掃事務所長につきましては、引き続き遠山幸雄が担当いたします。
遠山清掃事務所長
遠山です。よろしくお願いいたします。
本橋区民生活部長
どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了いたします。
それでは、陳情の審査を行います。
第3号陳情、安定した公的年金制度の確立等に関することについてを議題に供します。
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。
それでは、委員会を休憩して取り扱いの協議に入らさせていただいてよろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、委員会を休憩いたします。
(午後1時13分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時14分)
休憩中、御協議いただきましたとおり、本陳情に関しましては保留ということで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、そのように決します。
それでは続きまして、所管事項の報告を受けたい思います。
まず最初に、防犯ブザーの支給等について(資料3)の報告をお願いいたします。
西條地域活動担当参事
それでは、お手元の防犯ブザーの支給等についてという書類で報告させていただきます。
これに関しましては、中野区の安全で安心なまちづくりを推進する条例につきましては、制定までは総務の方で担当してございましたが、具体的な運営につきましては新たに設けられました区民生活部の私の地域活動の方で担当することになりましたので、よろしくお願いいたします。
それでは、順を追って説明をさせていただきます。
子どもたちの安全のため、また地域の安全を高めるため、防犯ブザー、それから防犯資機材を配付することにしたものでございます。
1点目は、防犯ブザーの支給でございます。これは子どもたちの安全について早急に対応するべきだということで、この4月から新学期を迎えます子どもたちすべてに、ここにございますように約1万5,500個配付したものでございます。また、区内在住の私立・国立等の小中学校の児童の皆さん方にも配付する予定でございますので、これにつきましてはセンターと私どもの担当の方で7月30日まで配付する予定でございます。また窓口の開庁時間延長等ございますが、そのときにもあわせて7月30日までは配付を予定してございます。
次に、防犯意識の普及啓発等でございますが、こういったブザーを支給しただけでは十分普及しないということでございますので、区立小中学校におきましてはセーフティ教室を実施する予定で、教育委員会でスケジュールを設けてございます。約1年間にわたって、学校のスケジュールにあわせて順次実施していきます。これにつきましては、町会、PTA、それから学校に関係するような方々にも、区民の方にも入っていただいて、できるだけ幅広く子どもの安全については地域でも守っていただくようにお願いしていくようなことも工夫していきたいということでございます。
それから、町会、自治会などにも普及するために、見本といたしまして3個から10個、地域の状況によりますけれども、ブザーの配付を行いたいと考えてございます。特に通学路などで昼間在住されている区民の方々に渡していただくようにお願いしたいというふうに考えてございます。
それから地域事業でも防犯講座というのを設けまして、地域の防犯についての話題を取り上げていきたいと、その際にも参加者の方には普及のためのブザー支給を予定しているところでございます。
またそのほか、区民対象の各種会合等につきましても区役所全体でいろいろなところがございますけれども、そんなところでも防犯ブザーの周知をさせていくように、冒頭でもやるようにしていきたいというふうに、各部に周知させているところでございます。
それから、CTNの放映につきましても考えてございまして、5月に小学校の方で予定されているものにつきまして、最初のところから取材をさせていただいて、放映できるようにしていきたいというふうに考えてございます。
それから、防犯ブザーの支給、パトロール団体の資機材の支給につきましては、区報4月18日号で掲載する予定でございます。また地域ニュースでも順次掲載していく予定でございます。
次に、3番目の防犯パトロール団体の資機材の支給でございますが、これは一応、今のところ5月の中旬ごろ相談に応じまして配付できるようにしていきたいというふうに考えてございます。
対象の団体といたしましては、基本的な要件といたしまして10人以上の団体で、月2回以上の防犯パトロールを行っていただく。そして3年以上の活動を行っていただけるような団体を対象にしたいというふうに考えてございます。
それから、支給いたします資機材の内容でございますけれども、下の方に表がございますとおり、パトロール用の上着、これはジャケットタイプとベストタイプがあるということでございまして、これは団体の方の御希望によって選択できるようにしたいと。また、団体名を入れてほしいという場合には入れていきたいと考えてございます。それから夜間等にも活動されるという場合には、誘導の電灯もお二人につき1本ございますけれども支給していきたいと。それから防犯ブザー、腕章等もあわせて同じように配付させていただく予定でございます。
それから申請の受付でございますが、先ほど申し上げましたように、5月の中旬ごろから各センターと私ども生活安全担当の方で受付を開始する予定でございます。この受付の内容が具体的に決まりましたら、ホームページ、それから地域ニュース等で順次載せていきたいと思ってございます。
それからブザーでございますが、こういったブザーを配らせていただきますので、ちょっと鳴らさせていただいてよろしいでしょうか。一応どんな音か聞いていただいて。
委員長
音を鳴らすことに御異議ないですか。よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、どうぞ。
西條地域活動担当参事
これを引っ張りますと音が出るようになっておりまして……。120dBということでございまして、これは手に巻いてもいいし、ランドセルにもぶら下げてもいいというようなタイプのものであると。色はかなり派手な色にしてありまして、これを見て抑止効果もあると。これを持っているといたずらとか連れ去りとか、そんなことはちょっとやめようという気になるようなことも配慮されてつくられております。
よろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
むとう委員
参考までにそれぞれのお値段を知らせていただきたいんですけれども。例えば、そのブザー1個幾らなのかとか、パトロールの方々に配付するジャケット、ベスト、それぞれ幾らなのかとか、誘導の電灯、腕章、ちなみに1個お幾らにつくのか、参考までに教えていただけたら教えてください。
西條地域活動担当参事
このブザーでございますけども、これは1個約240円。随分安く落ちております。購入いたしましたのは1万9,750個ですので、かなり安くはなっています。それから、パトロール用上着だとか資機材につきましては、きょう御報告させていただきまして、要項等整理させていただきまして契約の方に持ち込むことになりますので、まだ具体的な値段は決まっておりませんが、定価ではたしかパトロール用上着は3,000円で、誘導灯は2,000円で、ブザーが今の240円ですね。それから腕章は300円ぐらいの定価のものだということでございます。入札ですので、もう少し安くなると考えてございます。
むとう委員
細かなことはこれからの検討なんだろうと思いますが、地域の方の善意でパトロール隊がこれから組まれて実施されていくことになるんだと思うんですけれども、何かあったときというか、本当に予期せぬ事態に遭遇してしまうようなことも、もしかしたらあるかもしれないときに、けがなどを負った場合の保険であるとか保障であるとかという部分は、その団体の自己責任ということになってしまうのか、区はその辺をどういうふうに考えているのか、今の段階で検討していることがあればお答えください。
西條地域活動担当参事
活動していただく方の万一の事故等についての保険でございますけれども、私どもの方としては基本的には自己責任ということでお願いしたいというふうに考えてございます。ただ、どういった保険があるというようなところについては紹介をさせていただきたいと考えてございます。ちなみに言いますと、ボランティアセンターだとか、東京福祉企画というようなところがあるそうでございまして、こんなところは3つぐらいのタイプがあって、300円、500円、700円ぐらいのタイプがあるということで聞いてございます。そのうちのどれかを選択していただいて保険に加入していただくということでお願いしていきたいと考えてございます。
むとう委員
あくまでそういった資機材は区の予算で提供、一部担うのかどうかわかりませんが、補助されるわけだけれども、そういった万が一という部分についてはすべて自己責任ということで、何かあったときに区からは一切保障しないんでしょうか。何かその辺がやはり、ちょっとどうかなというふうに私なんか思ってしまうんですけれども、自発的に協力をしてもらい、なおかつ自己責任という、その辺は、このことを実施するに当たってはこれまでも町会であるとか、PTAであるとか、防犯協会であるとか、意見交換を重ねてきて条例が制定されたというような答弁でしたけれども、そういった団体との話し合いの中で、その辺についてはどういった御意見が交わされていたんでしょうか。
西條地域活動担当参事
この保険や事故やなんかにつきましては、できるだけ起きないように、当初やっぱり警察の方とか一緒にやっていただくように、警察の方も十分そういった面について協力していくというふうに話を聞いてございます。そういったところでまず基本的に対応していただきたいと思いますし、また警察の方からどういう場合が危険かというようなことも教えていただけるということでございますので、そういった事故に遭うような形での防犯パトロールは避けていただくように、私どもの方ではお願いしていきたいというふうに考えてございます。
むとう委員
事故って予期せぬ事態が起こるものですから、事故に遭わないようにと言われてもかなりそれは至難のわざかなと思ったりします。まあ、これからということなので、そのことについてはそれで質問は終わります。
あともう1点、セーフティ教室のことなんですが、教育委員会が実施主体ということなので、こちらの課長がどこまで把握していらっしゃるのかわかりませんが、先ほどの御説明ですと、地域の方も参加できるようなものを検討されているというようなことでした。教育委員会が主催するセーフティ教室というのは、学校の授業の中に組み込まれる位置付けなのか、全くそうではなくて生徒・児童が自主的な参加になるのか、その辺のことはもう少し詳しく、どういう位置付けで行われるのか、今、授業日数の確保が非常に厳しい状況にある中で、これをどういうふうに行う予定なのか、わかっていればお答えください。
西條地域活動担当参事
私の方で聞いておるところでございます内容でございますけれども、特別活動、学級活動だとか学校行事、それから総合的な学習の時間の授業、それから課外活動の参観、あるいはそういった意見交換を行う機会を使ってやっていくというようなことで教育委員会では考えているというふうに伺ってございます。
むとう委員
そういたしますと、学校の授業の中の一つという位置付けと思っていいんですか。
西條地域活動担当参事
授業でやってもいいし、課外活動、あるいは参観ということでございますので、必ずしも授業だけではないというふうに考えられるというふうに思います。
むとう委員
課外活動とか参観という位置付けだとすると、それは全く、子どもたちも希望者を募って自主的な参加という位置付けでよろしいんでしょうか。
西條地域活動担当参事
具体的な実施方法については学校長の方の権限で開催するということになるかと思いますので、地域の方々も入っていただいてやるようにするのか、あるいは全校、児童やるのか、そういったことについては学校の状況等に応じて判断されることかというふうに考えてございます。
むとう委員
確認なんですけど、本当に心配されるのは、今本当に授業時数の確保が非常に厳しくて、子どもたちが楽しみにしているような行事をどんどん削らざるを得ない状況にある中で、こういったものもひとつ組み込んでくるというあたりで、校長の判断次第ということの御答弁ですけれども、あくまでそれは校長にゆだねているということで、区がセーフティ教室の開催を強制するようなことはないという、そういう認識でいいんでしょうか。協力は求めるけれども、校長の学校の中の授業の状況であるとか、そういうことを踏まえてそれぞれの学校長の判断で実施が決められていくということでいいんですか。
西條地域活動担当参事
実施するかしないかということではなくて、実施はするのでございますが、そのやり方についてはある程度校長の裁量に任されているというふうに私どもは受け取っているところでございます。
吉原委員
警視庁のNSIメールってあるんですけど、あれ御存じですか。
西條地域活動担当参事
はい、中野警察やなんかでやっているというふうに聞いてございます。
吉原委員
僕の携帯にもNSIメールって入っているんですよ。それで、事件が起きますと、例えば東中野一丁目で子どもが声をかけられたとか、リアルタイムで入ってくるんですね。これを見ますと、そういう携帯形式のものしか今ないと思いますけど、防犯パトロールの代表者に携帯電話を支給して、必ずNSIメールが入るような形にしていくと、中野区では非常にパトロール的な面で有効になってくるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
西條地域活動担当参事
このメールの配信につきまして、私どもも警察の方にいろいろお話聞いてございますので、今吉原委員がおっしゃいましたように、こういった団体の方々にも紹介をして、より的確な防犯活動ができるようにしていきたいというふうに考えてございます。
斉藤委員
新学期からこの防犯ブザーが支給されてよかったと思いますが、2番目の防犯意識の普及啓発等の中に、地域事業での防犯講座の実施があり、講座の中で参加者にブザー支給予定とあります。これは各地域ごとにあるんでしょうが、参加した人は全員がこのブザーをいただけるということでよろしいんですよね。
西條地域活動担当参事
基本的には一定数確保してございますので、その範囲でございますけれども、お渡しできるようにしていきたいと考えてございます。
斉藤委員
その横を見ますと、これが始まった中で、これはいつからこういう講座が始まるのか、さっき説明があったかどうか、私聞き漏らしたものですから、もう1回お願いいたします。
西條地域活動担当参事
これから地域センターの方と協議いたしまして、こういった講座をできるだけ各センターで組み込んでいけるように協議して調整していきたいと考えてございます。
斉藤委員
それからこの下の方に、パトロール団体、これは各町会ごとにもいろいろ人数の大小はあるようですけども、本来は人数、どのくらいが必要なんでしょうか。
西條地域活動担当参事
テレビでもやっていました、ちょっと見たところでは、やはりある程度の人数でやった方が防犯効果は高いというふうにお話を聞いてございます。それとまた、派手な色の目立つ蛍光色とか、そういったジャケットなりを着て、やはりこの地域は、地域の方々が防犯に対する意識が高いなというような状況を見せるということが大切だと考えてございまして、そういうことから最低10人ぐらいは必要だろうと考えたものでございます。
斉藤委員
もう1点、この支給資機材、今言ったジャケット、テレビを見ていても本当にすごい派手な色で地域を歩いている、そういう姿をよく放送されますけれども、いつでもそうですけども、我々もよく防犯の服をいただいたとき思い出しますけど、これよりも大きい方も背の低い人もいまして、いつもそういうとき、着るとき苦労することがあるんですけど、ジャケットだっていろいろ、LLから始まってMからいろいろサイズがありますけど、こういうときはどういう感じで各地域に渡していくんでしょうか。
西條地域活動担当参事
すごく大きな方用はちょっとないかと思うんですけども、ある程度の体系のタイプに応じた対応はできるかというふうに考えてございます。またそういった契約にしていきたいというふうに思ってございます。
佐藤委員
先日、先ほどの音が御近所で鳴り響きまして、早速、あ、出動しなくちゃ、取るものもとりあえず表に出てみたら、鳴り響いているのにだれも出てきていない。なぜかというのは今のお話でわかったんですけども、子どもたちには既に配付されて、新学期だからみんな持って帰って、うれしいから一生懸命引っ張って、ピーピー鳴らしている。結果的にはそういう状況だったわけですよ。だけども、地域の人にはまだ周知されていないから、一体その音が何なのかがわからないし、最近はとにかくそういうのにかかわらない方がいいというふうな感じもあるから、それだけ大きな音が出ていたってだれも出てこない。ああ、そういう地域状況なんだなってことを改めて逆に知った次第ですけれども、そういう講座が開かれて、あ、鳴ったというので行って、行ってもマンションだったのでおうちが特定できなかったというのと、要するに何回も何回もピーピーずっと鳴っているんですよね。おうちの中で、間には子どものキャッキャッという声も聞こえるし、大人の声も聞こえるから、御家族で何回も試されているのかなという感じがしたんですけれども、今新学期が始まってそういう状態にあるのかなという感じでした。
だから、そういうことでいうと、これからの周知の方法だとか、そういった鳴ったときに御近所がどう対応すればいいのかということは、改めて回覧とかなんとかで講座に参加される方だけじゃなくて、地域の方にも知らせていく必要があるのかなということは思いました。それから、前からこの件について言いたかったことですが、もう支給されるということになったので、そういうことでお子さんたち皆さんが持って、それはいいんですが、動機付け、啓発としてはたしかに今の時期必要なことだと思うんですけれども、毎年毎年、本来は個人で用意するものだと思うんです。
さっき自己責任というお話がありましたけども、自分で自分のもの、つまり自分で守れないものを行政がちゃんとかわって仕組みとして用意するというところで行政の役目がある。だけど、こういう細かな、小さな機材というのは自分で買える値段ですよね、先ほどおっしゃった、かなり安いものです。御自分で用意できる値段の範囲です。これがかなり高いものになったらそれなりの配慮も必要だと思うんですけども、安いものであれば将来的というか、ある程度根付いた段階では、それが本当に根付くかどうかの評価とか見直しも必要だと思いますし、本当にそれが根付くものであれば、個人が個人としてちゃんと用意できるような形にしていくべきだと思うんです。それは、防犯パトロールの資機材についてもそうですし、先ほど吉原委員が言われました、携帯を用意してメールを受信する。じゃあ携帯を支給しようかということですけれども、今携帯電話はもう皆さんほとんど持っていらっしゃって、私も心配だからPTAの方に会合を持ったときに確かめました。そこまでどういう防犯、子どもたちの安全を守るときにどこまで行政がやればいいかというときに、そのメールの件は、ちゃんと学校にチラシが全部配付されて、PTAの方たちはもう個人で全部それを受信できるように、既に全員がされているということでした。主だった、それこそ役員さんが皆さんそうされているということですし、皆さん携帯を持っていらっしゃるから、そこまではやる必要がない。じゃあ何を整備するのかっていったら、警察の方が今情報発信を行っているように、いわゆる情報発信の仕組みを整備していけばいい。学校単位じゃなくて地域単位だから、警察の方がそういうところを担って配信されるんであれば、それを受信していこうよというPRを、広報をきちっとしていけばいいということだと思うんですよ。だから、防犯のことに関して行政がどこまでやるべきなのか、特に個別の物品の支給というのは、どこまで責任を持つべきなのかというのは絶えず見直しとかをかけていかれるべきだと思うんです。できれば3セットといいますか、どんな事業も新しく始めたら終わりがあるように、どこかで終わりがあるというめどもちゃんと見ていかないと、いつまでもずっと支給し続ける、毎年毎年支給し続ける、それが今の補助金行政のなかなか切れない縁みたいなことになっていきますので、その辺の見通し、考え方はどのようにお考えになっているのか、始まったばかりで申しわけないんですけども、お伺いいたします。
西條地域活動担当参事
今おっしゃいますように、基本的には自分の身は自分で守るというのが基本かというふうには思いますけれども、今回異常に治安が悪くなってきているという全国的な状況でございます。そんなところから、中野区も例外ではないと。まず子どもたちについては一斉にこういった対策をとることによって子どもについての安全を確保するべきだという考え方から行ったものであるというふうに考えてございます。
そういうようなところから考えますと、当面、しばらくは新たに入学するお子さんたちにはできるだけ支給をしていきたいというふうに考えてございます。
将来的にある程度、こういった治安問題が解決できるような状況になりましたら、そのときはまた見直しも必要かというふうに考えますけれども、地域の防犯パトロールにつきましても、資機材を支給することによって、一定程度の支給をすることによって防犯活動が地域で推進でき、また地域の中のつながりがこれをきっかけに広まっていくことを大切にしていきたいと、そういったきっかけになることを私どもとしましては願っているところでございます。
佐藤委員
ですからきっかけづくり、いわゆる広報だとか、PRだとか、あるいは機材はどこで買えるとか、あるいはこういうふうに買うとお安くなれる仕組みがあるだとか、動機付けで、例えば高いものについてはここまでの助成をしますとか、何分の1までですとか、やっぱりそういうことも、今後10割全部行政で買って与えてあげるんだって、そういうやり方じゃないやり方をぜひ検討していただきたいというふうに思います。
それからセーフティ教室、先ほどむとう委員からも御質問がありましたけれども、今までも自分の身は自分で守るんだ、子どもたち自身が自分の身を守れるということで、CAPということを数年前にも御提案させていただきまして、既に児童館、学校でPTAの方も含めて、それぞれ地域で自主的に、東部地域でもそういう講座を持ちましたよね、CAPの講座。地域の住民の方にも大変好評を得ております。自分の身を自分でどう守っていけばいいかというNPOの方たちが中心に取り組んでいらっしゃる講座なんですけども、それが今かなり中野の地域で広まってきた現状の中で、セーフティ教室と多分思いは、目標は一致すると思いますので、それを一致させながらやっていくということをぜひ御検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
西條地域活動担当参事
地域でセーフティ教室を開く際にいろんな方のそういったことを取り組んでおられる講師といいましょうか、そういったことにつきましても、一番考えられるのは警察の方というのはあるのかもしれませんけども、そういった専門でNPOでやっているような方についても、学校の判断にもよりますけども、そういった方を招いてやるということも可能でございますし、そういったことも学校の方には紹介していきたいというふうに考えてございます。
池田委員
地方自治法の第2条の目的のところに、自治体の役割として福祉の増進とかということと同時に、住民と滞留する外国人の安全を守るというのがありますよね。私は特に今回の防犯ブザーが、頻発する児童への犯罪という中で、自治体としてやっぱり子どもの安全を守らなければいけないと、そういう精神でやられたものだというふうに思うんですよね。だから、今部長が言ったように、そういう危険性が極めて薄らいだということであるならば、それはその時点でどうするかということは考えられるべきだけれども、今の日本の特に子どもに対する犯罪がこういうふうに極めて時代的に見ても特異な状況に入っているときに、これは地方自治法の役割からいっても当然そういう考え方に基づいて皆さん方もやられているんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがですか。
西條地域活動担当参事
先ほど申し上げましたように、子どもの安全をまず第一に優先すべきだということで新学期から配付できるような体制をとったわけでございまして、今お話ございましたとおり、当面こういった状態が続く間は新入生の方にも配付できるようなことを考えていきたいというふうに考えてございます。
池田委員
ということになれば、それは安いものではありますけれども、個人で買えないことはないものではありますけれども、そういう事柄からいけば、やはり自治体が予算で購入して子どもたちに配付するということになっているんだろうと思うんですが、それでよろしいでしょうか。
西條地域活動担当参事
今回全員の児童、生徒に配った趣旨といいますのは、やはり個人の防犯意識に任せておいてはなかなか全員に行き渡らない。しかし、いつどこでだれに起きるかわからない、中野だって例外ではないというようなことがございまして、そういった意味ではすべての子どもが持っているということを知っていただくというか、そういうことを起こそうというような人にも知らせておくことによって、これはなかなか中野じゃできないぞというような抑止効果をねらっていくかということもあるかというふうに考えてございますので、当面そういった意味で対応していきたいと考えてございます。
本橋区民生活部長
ちょっと補足をさせていただきますが、今回同じ形のもので配付したというのも、一つのデザイン、スタイルとか音、これを同じにしておくということも一つの効果としてあるんではないかと。いろいろなタイプがあるわけですけれども、この音が子どもたちが持っているベルの音だぞということで統一しておく。それからランドセルとかそういったところにもこれがぶら下がっていることで、あれはブザーなんだということが周知されていけば、それによっての、あの子は持っているから変なことをするとぐあいが悪いなという、そういう心理的抑止効果をねらってということもありまして、今回は一斉に配付し、また今後は新1年生に配付していけば、一通りの子どもたちには持っていただけるというようなことになりますので、当面そういうような形での対応をしていきたいというふうに考えています。
またしばらくしたところで一定、お話もありましたように点検、検証は必要だと思いますが、当面はそういう形で対応していこうというふうに考えているところでございます。
きたごう委員
先ほどの佐藤委員の質疑にちょっと関連しますけれども、これは私たしか4定の一般質問で質問させていただきましたけれども、今子どもさんたちのお母さん方は大概携帯を持っていますね。何か事件とか犯罪、そういった緊急時には学校が一斉に子どもさんたちのお母さん方の携帯にメールを送ると。多少お金もかかるんでしょうけれども、今すぐというのはなかなか難しいんでしょうけども、検討というのは考えていらっしゃるんですか。
西條地域活動担当参事
学校でたしかそういった、PTAのお母さん方にできるような仕組みをとっているというふうに聞いてございますけれども、今後各学校でそういった情報の提供については教育委員会の方からまた指導していただくようにしていきたいというふうに考えてございます。
きたごう委員
これは本当にぜひ早急に進めていっていただきたいと、こんなふうに思います。
それとちょっと確認の意味でお聞きしますけれども、新学期、区立小・中学校全児童、これはもう既に配付されているんですか。
西條地域活動担当参事
新学期に配付できるようにしてございますので、配付しているはずでございます。
きたごう委員
場所はどこというあれじゃないですけど、まだ支給されていない、こういうふうに聞いているんですよ。もう新学期になって1週間たつでしょうか。もう品物が入っているんならどんどん支給するべきだと思うんですけど、どうなんですか。
西條地域活動担当参事
今、委員からそういうお話聞きましたので、改めてもう1度教育委員会の方に、各学校に周知してだくようにお願いしたいというふうに考えてございます。
吉原委員
いい機会ですので、1回手にとって見てみたいんですが、よろしいですか、委員長。
委員長
よろしいですね。各委員のところに。
吉原委員
見てみたいんです。
委員長
それじゃあ皆さんのところに回しますけど、よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
しばらくごらんください。
じゃあちょっと一たん休憩にさせていただきます。
(午後1時48分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時51分)
質疑を続けます。
他に質疑はございますか。よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了いたします。
次に、緊急景気対策特別資金融資あっ旋(平成16年度第1回)の実施について(資料4)の報告をお願いします。
高橋産業振興担当課長
それでは、緊急景気対策特別資金融資あっ旋(平成16年度第1回)の実施について、報告させていただきます。
この融資は、長引く不況の低迷の影響によりまして、経営の安定に支障を来している区内の中小事業者の方に運転資金及び設備資金を低利な融資で金融機関にあっせんする制度でございます。
これは年2回行っております。今回の5月と10月の2回でございます。おのおの融資枠は10億ということで去年と同じでございます。
ただ今回から多少変わった部分がございます。前回ですとあっせんの限度額が一律500万でございましたが、今回は限られた融資額、その中でまた広く利用者を数多く使えるような形ということで、区民枠というものを設定しました。区民枠については500万円で前年と同様ですが、事業主が中野区民でない場合、区外の方である場合は300万円に限度額を落とさせていただいたものでございます。
融資枠は先ほど申し上げましたように10億円で、受付日が今回は5月20日になります。前回は日にちはちょっと違いますが、5月16日から18日ぐらいという形での幅を持たせてございましたが、去年の5月の分と10月の分ですが、ほとんど1日で終わってしまうような状況ですので、幅を持たせますと、またこの3日以内に行けば融資が受けられる可能性があるというような期待を持たせることは、非常に利用者にとって不利になる部分もございますので、1日、5月20日のみ受け付けということにしました。ただ、融資枠に余裕がある場合には翌日も受け付けるような形にしております。
5月20日なんですが、従来ですと午後からやっていたんですが、今回は午前からやらさせていただきます。時間は9時30分から11時の第1回と、午後2時から4時までの第2回という形でやります。
あっせんの内容につきましては、こちらに書いてあるとおり、2年以上の事業実績があり、区内に事業の本拠地を持って引き続き1年以上同じ場所で同じ事業を営んでいくという部分。それとあと、区民税、都民税、事業税等の滞納がない方。あとは信用保証協会の信用保証対象業種を営んでいるということで、これは一般的に風俗とかそういうものはだめだということでございます。
使途・あっせんの限度額については、先ほど申しましたように、限度額は区民は500万円、それ以外については300万円ということです。
返済期間は5年以内で、据え置きは1年間。この据え置きについては1年間を含んで5年以内ということでございます。
利率につきましては、本人負担率は0.4%。これは去年と同じでございます。
ちなみに、参考として4番目に去年の第1回の時期の数値を載せさせていただきました。
以上簡単ではございますが、報告を終わらせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
池田委員
去年の第2回の現在わかっている限りでいいんですが、受付金額、実効金額、それぞれどんなふうになっているでしょうか。
高橋産業振興担当課長
第2回、10月に行ったやつでございます。受付金額については13億2,361万円でございます。実効金額につきましては8億9,106万円でございます。
池田委員
そうしますと、大体同じぐらいかな。去年の第1回の受付に対する実効額の割合が62%なんですよ。第2回目のも、ちょっと今電卓を持ってきていないからあれなんですが、ほぼ60%台ぐらいになるんじゃないかなというふうに思うんですね。枠が10億ですから、去年の5月のも2億余裕があったし、2回目のも1億1,000万余裕があったということで、最初の受付、なかなか難しいとは思うんですけどね、もうちょっと大目に見てもいいんじゃないですか。それで本当に助かったという人が出てくる可能性というのはあるわけですから、締め切りの時間と受付金額について、もうちょっと工夫をされた方がいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
高橋産業振興担当課長
今、委員の御指摘があったとおり、第1回目については受付の実効率が62.3%、第2回目については67.3%。受付の金額の増なんでございますが、一応これは受付と実効の差についてはなぜかと申しますと、これは本人の返済資力等によります。ですから、不景気の場合には返済資力が落ちてくるので、減額とか却下とか、そういうのものが出てくるので、割と受付の金額というのは多目に取れるかなと。
ただ、最近、まだ中小企業のところまではすべて行ってはいないんですが、多少なりとも景気がよくなってくると、これはまた返済の可能性が高くなるということでは、多少受付金額を大幅に上げることはできない。しかしながら、今言っているとおり、67%ぐらいですので、これをある程度ぎりぎりのところまでは上げたいと思っておりますし、受付の時間等についてもぴったりと10億、13億と出ておりますが、それは状況に応じてこの金額、実効率はどこまでだというところを勘案しながら決めていきたいと思っております。
斉藤委員
ちょっと聞き漏らしましたけど、毎年これを実施する中で、いつやるかということで問い合わせがあると思いますけど、今回はいつそういうPRというんですかね、いつも区報なんかで紹介しますよね。今回はいつごろこういうことは、そういう連絡というかPRをいつするのか、その1点だけお聞きしておきたいと思います。
高橋産業振興担当課長
まず、区報につきましては4月25日号でお知らせいたします。また、区のホームページ等については4月23日までに掲載の予定でございます。また、区商連のハートビートにも載せるようなつもりでございます。チラシの配布につきましては、4月19日に取り扱い金融機関、46カ所ございます、そちらと、地域センターの窓口、東京商工会議所の中野支部、商店街連合会興産会等々に4月19日にチラシをつくってお知らせしたいと思います。またほかにも東京都の産業労働局とか東京信用保証協会の新宿支店の方にも19日に発送させていただきたいと思っております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で本報告を終了いたします。
次に、カラス対策事業の実施について(資料5)の報告をお願いします。
大杉みどりと環境担当課長
それでは、カラス対策事業の実施について御報告させていただきます。
繁殖期にカラスが人を攻撃・威嚇する被害ということについての相談がこれまでも区に寄せられているところでございました。巣の撤去等につきましては、基本的にはその土地の所有者等の責務と考えておりますけれども、実際にカラスが人を攻撃・威嚇するということでございまして、区民の安全を確保する必要があるということから、巣の撤去及びその中のひな、卵の捕獲を実施し、区民の安全を確保する事業を下記のとおり実施するということでございます。
まず第1点目といたしまして、撤去・捕獲の条件ですが、1点目といたしまして、カラスが営巣しておりまして、そのカラスが実際に住民・通行人を攻撃・威嚇しているという状況があること。2点目といたしまして、個人の住宅の敷地内にあるカラスの巣であること。3点目といたしまして、カラスの巣がある土地の管理者、または所有者から撤去・捕獲の同意が得られることを条件といたします。
2点目としまして、実施時期でございますが、カラスの繁殖期でございます5月の中旬から7月末までと考えております。ただしこれは実際に委託料の範囲内での実行となりますので、場合によってはもう少し早い時期に打ち切ることになるかもしれません。
3点目といたしまして実施方法ですが、巣は高いところにつくられることが原則ですので、原則として民間事業者に委託して行いたいと思っております。職員での対応ができるような場合には職員が直接行うことも考えております。
報告につきましては以上です。
委員長
ただいまの報告に対して、質疑はございますか。
吉原委員
カラスの巣というのは、例えば電信柱の上とか、ああいうところにつくられるものなんですか。個人宅というか、住居といいますか、そういうところに限られるんですかね。
大杉みどりと環境担当課長
電信柱ですとか公園、さまざまなところにつくられるものでございます。
吉原委員
じゃあこの条件に入っていないところにもし巣がつくられた場合は、例えば電信柱の上に万が一つくられた場合、東電が撤去するとか、そういう形になるわけですか。
大杉みどりと環境担当課長
そのとおりでございまして、電信柱の場合には東京電力の方が撤去するということになります。
池田委員
個人の住宅の敷地というんですが、例えば神社の森とか、そういうのはどういうふうになるんですか。
大杉みどりと環境担当課長
今年度の事業としては対象外と考えております。
池田委員
それからこれは都支出金はあるんですか。
大杉みどりと環境担当課長
支出金はございません。区の事業でございます。
吉原委員
神社が対象外というお話なんですが、その理由をわかりやすく説明していただけますか。
本橋区民生活部長
今までも区の方では、区立公園ですとか区の道路、街路樹等に営巣しているものについては撤去しておりましたが、民間の部分についてはやっておりませんでした。神社仏閣等々、やはり木が多いということで、そういうところに営巣する場合もあります。それから私立学校の校庭とかいうのもありますけど、それらにつきましては基本的に、例えば私立学校ですと学校法人の方で、また神社仏閣も氏子さんですとか、そういった檀家の方々等もおられる。一定程度の経費を出せば業者の方で撤去をお願いすることもできるということもあります。個人のお宅ですとなかなかそれができないということがありまして、今回それを事業化しようということでやったものでございます。
むとう委員
これまでに区の方にこういった相談、個人のお宅から、年に何回ぐらいあるものなんですか。
大杉みどりと環境担当課長
昨年度、個人の相談は30件程度ありました。
むとう委員
1件業者に頼むと撤去料はお幾らなんですか。
大杉みどりと環境担当課長
実際の契約はこれからでございますけれども、1件3万円程度と見込んでおります。
委員長
他に質疑はございませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告を終了いたします。
次に、「花とみどりの祭典2004春」の開催についての報告を求めます。
大杉みどりと環境担当課長
それでは「花とみどりの祭典2004春」の開催について御報告させていただきます。
こちらにつきましては口頭でお知らせいたしたいと思います。
花とみどりの祭典につきましては、区民でつくっております祭典の実行委員会、それから中野区の主催でやるものでございます。春、秋、2回やってございます。今回、春の部につきましては、5月15日土曜日、5月16日日曜日の両日、10時から17時まで、囲町公園で開催いたします。
内容といたしましては、おもしろ園芸館、花と緑のふれあいコーナーなど、花と緑に親しめる展示等を予定してございます。
これにつきましての周知でございますが、5月2日号の区報等で周知していきます。また、実行委員会の方がチラシをつくりまして近隣に配布したり、あるいは近くのお知らせ版等に掲示する予定ということを聞いてございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
きたごう委員
ちょっとこれ、希望なの。課長、いつもそうなんだけど、もう少しゆっくりしゃべっていただけない。今のはわかったんだ。ときどきわからないときがあるんですよね。
済みません、よろしくお願いします。
委員長
今、委員から御要望ですので、ぜひ次の御答弁というか、報告までよろしくお願いしたいと思います。
斉藤委員
毎年やって、そこに行く方の声を聞くと、こうやって区でやるんなら少し値段が安くならないでしょうかと、よくそういうお話聞くんですよ。業者の立場でいえばちょっと高い方がいいんでしょうけども、その点はよく、ランクはわかりませんけどね。あの値段なら、最近ではいろいろ安いところがたくさんありますから、できたら少し値段を下げることはできないでしょうかとありましたけど、業者も生活がかかっていますから、それは何とも言えませんけど、そういうことは話題になったことはあるでしょうか。
大杉みどりと環境担当課長
実際そういう話があるということは、ちょっと私の方でお聞きしておりませんでしたので、今のそういった話があるようであれば、来年度以降の一つの参考にさせていただきたいと思います。
委員長
他に質疑はございませんか。
よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ以上で本報告を終了いたします。
その他、理事者から何か御報告はございますでしょうか。ありませんか。
なければ以上で所管事項の報告を終了いたします。
次回の委員会日程について御協議をいただきたいことがございますので、委員会を休憩いたします。
(午後2時07分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時10分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は5月17日午後1時から、当委員会室でということで御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定した日程は終了いたしますけれども、委員、理事者から何か御発言はございますでしょうか。
むとう委員
参考までにお尋ねしたいんですけれども、きょう一番最初の部分で異動の御報告があったわけですけれども、すごく大変だなと思ったのが、地域センターの所長さんがいろんなエリアを広範に兼務ということでふえてしまったわけです。実際こんなにたくさん兼務して、所長はどういうふうな形で職務を遂行されるのか、どこか拠点みたいなセンターがあって、そこにいらっしゃるだとか、曜日ごとに行かれるのかとか、どういう形態で仕事されるのかという素朴な疑問なんですが、教えていただけたらと思います。広範なので、センターからセンターへ自転車でばあっと飛ばしていくのかとか、いろいろあるかと思うんですけど、実際はどういう形で勤務されるのか、教えてください。
中村南中野地域センター所長
私のパターンということでございますが、まだ就任いたしまして14日でございます。新しい地域を二つ持つことになりましたので、今、委員がおっしゃるように、まさに自転車で元気に駆け回っているということで、ペースは4月中にはつかんで、仕事の割り振り関係は副所長、また職員とも相談しまして段取りをとっていきたい。ただ地域のいろいろな会議といいますか、そういうものについては月曜日は例えば弥生にしてくださいねということはなかなか申し上げられませんから、これについてはやはりそれに適宜移動して会合に出席する、そういうようなことで対応していきたいというふうに思っております。
むとう委員
何て言っていいかわからないけど、ホームベースみたいな、ここみたいなのはあるんですか。じゃあそういうこともなく均等にぐるぐる動くというんですか。
中村南中野地域センター所長
本務ということでは1カ所ございます。そしてあとの2カ所が兼務でございますが、これは職務命令上のものでございまして、やはり今ここは重点的にやらなければというようなことが、課題等があればそこにやはり拠点を置いて行動していくと。まさにケース・バイ・ケースかなというふうに私は思っております。
委員長
他に理事者から何か御発言はございますか。ありませんか。
なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。
大変御苦労さまでございました。
(午後2時13分)