平成24年06月13日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)
平成24年06月13日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)の会議録
平成24年06月13日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成24年6月13日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成24年6月13日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時04分

○出席委員(8名)
 北原 ともあき委員長
 甲田 ゆり子副委員長
 石川 直行委員
 いでい 良輔委員
 白井 ひでふみ委員
 金子 洋委員
 大内 しんご委員
 佐伯 利昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 小山 真実
 北部すこやか福祉センター所長 服部 敏信
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 中井 豊
 南部すこやか福祉センター所長 橋本 美文
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 杉本 兼太郎
 鷺宮すこやか福祉センター所長 村木 誠
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 田中 政之
 保健所長 山川 博之
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 小田 史子
 健康福祉部参事(保健予防担当) 向山 晴子
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
 健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木 均

○委員長署名

審査日程
○所管事項の報告
 1 第4期中野区区民公益活動推進協議会委員の委嘱について(地域活動推進担当)
 2 (仮称)U18プラザ中央の整備及び桃園区民活動センター分室廃止について
           (地域活動推進担当)
 3 平成23年度区民活動センター運営委員会の地域事業実施結果について
       (区民活動センター調整担当)
 4 本一高齢者会館整備工事について(南部すこやか福祉センター地域支援担当)
 5 平成23年度(2011年度)福祉サービス苦情申立ての処理状況について(福祉推進担当)
 6 住吉保育園跡活用による地域密着型サービス施設の整備について(福祉推進担当)
 7 (仮称)「中野区在宅療養推進協議会」の設置について(健康推進担当)
 8 (仮称)「中野区摂食・えん下機能支援推進協議会」の設置について(健康推進担当)
 9 がん検診等のあり方検討会について(健康推進担当)
10 その他
 (1)南中野児童館の冷暖房機改修に伴う音楽室の利用中止について
 (2)中野健康づくりシンポジウムについて
○地方都市行政視察について
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 昨日に引き続き所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、第4期中野区区民公益活動推進協議会委員の委嘱についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、第4期中野区区民公益活動推進協議会の委員の委嘱について(資料1)御報告申し上げます。第4期の委員を次のとおり委嘱いたしました。
 1番、委員氏名でございます。区民委員は、団体推薦の方が4人でございます。中野区民生児童委員協議会から今泉治子さん、中野区立中学校PTA連合会から岡 陽子さん、東京商工会議所中野支部より鎌田政明さん、中野区社会福祉協議会より鈴木由美子さんに委嘱をしております。公募委員は加藤幸良さんと橋詰正孝さんです。学識経験者委員は4人です。明治大学大学院教授・青山やすしさん、明治大学政治経済学部教授・牛山久仁彦さん、千葉大学大学院准教授・緒方泰子さん、立教大学大学院准教授・坂本文武さんです。なお、会長につきましては青山やすしさん、副会長は鈴木由美子さんというふうになっております。
 任期につきましては、平成24年5月29日から26年5月28日までの2年間でございます。
 3番の協議会の役割でございます。区民の公益活動を推進するため、区長の諮問に応じ、次に掲げる事項について審議または審査を行います。公益活動を行う区民団体への資金助成、区民の公益活動の推進に関する事項についての審議、また、区民公益活動推進基金から公益活動を行う区民団体への助成についての審査を行います。区民の公益活動の推進に関して区長に意見を述べることもできるようになっております。
 4番、今後の日程(予定)でございます。7月29日に基金助成につきまして応募事業の公開プレゼンテーションを行います。ここにおきまして応募事業の審査を行います。9月初旬には中野区公益活動推進について御討議をいただき、10月の上旬から中旬にかけまして業務委託の提案制度に関する提案業務に付与する意見を審議する予定になっております。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいでしょうか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 2番、(仮称)U18プラザ中央の整備及び桃園区民活動センター分室廃止についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 (仮称)U18プラザ中央の整備及び桃園区民活動センター分室の廃止について(資料2)でございます。
 1番、(仮称)U18プラザ中央の整備について。整備場所でございますが、仲町児童館の跡施設を予定しております。現況は仲町児童館になってございます。中央三丁目にございます。整備の理由でございますが、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」において、橋場保育園・橋場児童館・桃園区民活動センター分室の跡地に保育園とU18プラザを整備することとしておりましたが、二つの理由、まず一つ目は、橋場保育園につきまして現地を拡張した用地に建てかえすることにより、急増する保育園待機児対策として早急に対応が可能となること、また、二つ目の理由といたしまして、U18プラザへの転換に当たり改修経費を少なく抑えられることなどを勘案いたしまして、仲町児童館を施設改修し、(仮称)U18プラザ中央として開設をするというものでございます。
 2番目、桃園区民活動センター分室の廃止についてでございます。桃園区民活動センター分室の現況ですが、中央四丁目にございまして、橋場保育園と同じ敷地内にございます。廃止の理由でございますが、桃園区民活動センター分室につきましては、10か年計画の第2次において廃止の方向としておりました。施設老朽化による耐震性能などの問題によりまして、利用者の安全確保のために昨年6月以降現在に至るまで利用の中止を継続しております。このため今回桃園区民活動センター分室については廃止をするというものでございます。区民活動センターの集会室等が多くの高齢者の方に利用されていることから、これらの施設機能の中で高齢者の活動場所が引き続き確保され、高齢者の活動が拡充されるように検討していくところでございます。また、高齢者の介護予防等健康づくり機能につきましては、すこやか福祉センターなどにおける充実策についても検討を進めてまいりたいと考えております。
 3番の今後のスケジュール(予定)でございますが、7月に利用者の方、地元への説明会を開催したいと考えております。9月にはその説明結果を議会に報告させていただきまして、10月の第3回定例会におきまして中野区区民活動センター条例の一部改正につきまして提案させていただきたいと思います。これによりまして桃園区民活動センターの分室が廃止ということになるものでございます。平成25年3月には、中野区立児童館条例の一部改正を提案させていただきまして、4月に(仮称)U18プラザ中央を開設ということで予定とさせていただいているものでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
白井委員
 桃園区民活動センターを廃止して、それで保育園ということでいいんですかね、これは。後のやつ。転換に関してはもちろん当該所管じゃないので、廃止の部分なんですけども、今後保育園とU18へ整備をし直すと。となると、待機児対策になるので、この点は評価できるところなんですけども、一方、これまで利用されていた高齢者の方々がいます。現在利用中止ではあるんですけども、中身について今後検討していくと書いてあります。具体的にこれらの方々の利用についてどのように御検討されるおつもりなんでしょうか、お伺いしたいと思います。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 現在の桃園区民活動センター分室の利用を中止する前の利用につきましては、主に高齢者の団体の皆様が集会室を御利用されているということで、あまり個人の利用というのが少のうございました。現在は、桃園区民活動センターですとか鍋横区民活動センター、それから、中部すこやか福祉センターの集会室をお使いいただいているということで、今現在は交流の場が欲しいというような区民の方のニーズはあまり聞かれないんですけれども、今後そのようなふれあいの場ですとか交流の場が必要というような状況になりましたらば、区民活動センターのロビーですとか集会室等を使って、そのような場を確保できないかというようなことを検討させていただきたいなというふうに思っているところです。
白井委員
 そうすると、高齢者会館や高齢者福祉センターのように常時利用されている方々がたくさんいて、現在利用中止していて、恐らく近隣の施設等へ転化されて利用されていることだと思うんですけども、利用中止を継続してきて、いよいよこれで完全に利用の形態が変わりますよとなると、まずここの施設は使えなくなるということです。ですので、改めて自分たちの場所をというお話になるのか、今暫定的に利用していたところの枠で足りるのかと。この辺が、地元説明会というんでしょうか、7月のタイミングが、皆さんのお話を聞いて決定に向かうんだろうなと思います。今後のスケジュール、7月に説明会を開催と書いてありますけども、例えば何カ所ぐらいというか、どの辺でとか、どういう方を対象にお考えでしょうか、お伺いします。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 まずは、桃園区民活動センター分室をお使いになっていた方々に御説明をするということと、あと、あちらは運営委員会というものがありますので、そういう方に御説明をする。あとは、保育園の関係ですとか、さまざまU18の関係の御説明もありますので、具体的にどこどこで何時からということはまだ決まっておりませんけれども、そのような地域の総合的な施設整備というところで御説明をさせていただければというふうに考えております。
金子委員
 仲町児童館がU18プラザに転換されるという場合、これまでの仲町児童館の機能というのは基本的にU18に十分引き継がれることになるのでしょうか。例えば、子どもたちの居場所とか、あるいは、乳幼児親子の居場所とかいう点が確保あるいは拡充されるのかどうか、その辺をちょっと伺いたいと思います。
松原中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 現在でも仲町児童館はU18事業の事業館というような位置付けで、中高生の利用の促進ですとか、あるいは乳幼児親子、こちらのほうの利用の促進に力を入れております。ですから、今御指摘のその機能については十分引き継がれ、さらに充実させる方向で考えております。
委員長
 他に質疑はありませんか。
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 3番、平成23年度区民活動センター運営委員会の地域事業実施結果についての報告を求めます。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 それでは、平成23年度区民活動センター運営委員会の地域事業の実施結果について(資料3)御報告申し上げます。なお、本報告につきましては、地域支えあい推進特別委員会にも報告させていただく内容でございます。
 資料をごらんいただきたいと思います。
 まず初めに、地域事業の総数でございます。80事業実施してございます。
 2といたしまして、地域事業の結果でございます。概要につきましては、一つ目が高齢者対象の健康維持やふれあいを目的とした事業、これにつきましては12運営委員会で実施してございます。例といたしましては、健康教室、健康講座、敬老行事等でございます。次に、防災をテーマとした事業でございます。これにつきましては10運営委員会で実施してございます。防災訓練や救護訓練、防災をテーマにした講演会等でございます。3番目につきまして、地域住民の交流を深めるためのコンサートなどの事業でございます。これにつきましては7運営委員会で実施されております。事業内容といたしましては、コンサートや映画会、作品展等でございます。次に、子どもの健全育成事業でございます。これにつきましては6運営委員会で実施されてございます。交通安全の集い、子育て支援講座等でございます。次に、地域での支えあいを推進するための事業でございます。4運営委員会で実施されております。地域支えあい検討会議や講座等でございます。
 次に、(2)各区民活動センター運営委員会の実施結果でございます。これにつきましては別紙を用意してございます。別紙をごらんいただきたいと思います。平成23年度区民活動センター運営委員会の地域事業実施結果として取りまとめてございます。地域、事業名、開催日、内容等、それと参加者等を記載してございます。共催につきましては、赤十字奉仕団、ボランティア団体等でございます。これらにつきましてはそれぞれお読み取りいただければというふうに思っております。
 報告につきましては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
石川委員
 2ページの昭和を例にとらせていただきますと、下の安全・安心まちづくり標語コンテスト、参加者52名となっておりますが、52名といってもやはり地域の方の参加がどのくらいあったかというと、やはり町会だとか、それから、実際の運営委員会に携わっている人たちの参加が多かったのかなというふうに思っております。そこでちょっとお伺いしたいんですが、5ページの大和町の「おじさんの地域デビュー」というのが2回開催されておりまして、1回目が14名、2回目が11名ということなんですが、これも運営委員会及び町会の役員の方が多数を占めていたのか、それとも、本当に今まで地域に携わっていない方たちが来たのか、ちょっとその辺の詳細がわかれば教えていただければ、各地域の参考になるのかなと思うんですが。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 こちらの「おじさんの地域デビュー」につきましては、これまで地域のほうで活動していない会社を退職された方というところをターゲットに実施しているところでございまして、実際そのような方が参加していたというふうに認識してございます。
石川委員
 その辺のことというのは、いわゆる事務局の会議ですとか、それから、運営委員会の会長さん会議というか、そういった連絡会みたいのがあると思うんですが、そういったところでは報告されているんでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 地域事業につきましては、運営委員会の役員会、総会で計画を確認しまして実施しているものでございます。ねらいとして、地域デビューということで、多くの方に地域の活動に参加していただく機会をということで実施しているものでございます。
石川委員
 ごめんなさい、いわゆる15の運営委員会が集まった、そういった会合の中で、こういった事業報告の中で意見交換会がされているかどうかということをお伺いしたいんですが。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 23年度の区民活動センター運営委員会の地域事業につきましては、運営委員会の会長会議がございますので、その場に提供し、また、各運営委員会の委員長さんからいろいろと御意見、御感想などをいただいて共通の情報共有をしているところでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 4番、本一高齢者会館整備工事についての報告を求めます。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 それでは、本一高齢者会館整備工事について(資料4)御報告いたします。お手元の資料をごらんください。
 まず、1番の要旨でございます。下記のとおり本一高齢者会館整備工事を実施いたします。
 次に、2番の施設の概要でございます。(1)施設の用途は、中野区立高齢者会館として、60歳以上の区民が利用するものでございます。(2)建物の住所は、現在の中野区本町一丁目23番8号、中野区区立本一公園内から中野区本町一丁目7番に移転整備いたします。(3)建物構造は、耐火構造、鉄骨平屋でございます。(4)延べ床面積は240.96平方メートル、容積率は52.32%でございます。(5)主な工事内容でございます。まず高齢者集会室──こちらは洋室2号、洋室3号も兼ねてございます──は50平方メートルございます。ここは25平方メートルずつの2部屋に分割しての利用が可能でございまして、床暖房機能を備えてございます。次に、和室は約41平方メートル、畳部分は22.5畳程度でございます。次に、洋室1は約36平方メートル程度、この部屋には防音対策を施します。次に、外構工事でございます。敷地周りのブロック塀を改修するほか、敷地北側部分は傾斜地となっていることから、土どめづくりといたします。最後にその他でございます。障害者が利用できる多目的トイレを設置するほか、バリアフリー構造、また、敷地内に樹木を植栽いたします。
 なお、本件につきましては、昨年当委員会におきまして配置図案を御報告いたしました。このたび別紙のとおり実施設計図ができ上がりましたので、これに基づき今後工事に入る予定でございます。
 それでは、恐れ入りますが、別紙のほうをごらんいただきたいと思います。
 前回お示しいたしました配置図案からの主な変更点について御説明いたします。主な変更点は2点ございます。1点目が浴室でございます。従来は建物の北東部、この図で申しますと左上のところ、現在トイレが設置されているところでございますが、こちらに浴室を設置する予定でございましたが、高齢者会館での入浴事業の廃止に伴いまして浴室の設置を取りやめてございます。2点目が集会室の広さを変更してございます。浴室の設置を取りやめたことに伴いまして、レイアウトの変更を行いました。これは地域の皆様の御要望を反映し、和室を30平方メートルから41平方メートルへ、洋室1を30平方メートルから36平方メートルへと広くしたものでございます。
 恐れ入りますが、もとの資料にお戻りいただきたいと思います。
 次に、3番の工事期間でございます。平成24年7月中旬から平成25年3月下旬までを予定してございます。
 最後に、今後の予定でございます。4番をごらんください。平成24年7月上旬に近隣住民等への説明を行います。次に、平成24年7月中旬に工事着工、来年3月に工事竣工、来年6月に施設開設を予定してございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 この2枚目の図面を見せていただきますと、犬走りとあるんですけど、ちょっと詳しく教えていただけませんか。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 空地というふうに御理解いただければよろしいかと思います。
いでい委員
 幅とか、そういったのを教えてもらいたいんですが。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 コンクリートのたたきということで、幅等は、申しわけございません、承知してございません。
いでい委員
 そうなると、この犬走り、点線部分というのは、コンクリートのたたきみたいなところだというお話ですけれど、その幅がまだ決まっていないということですか。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 おおむね1メートルぐらいを想定してございますが、具体的な幅等については、申しわけございません、承知してございません。
いでい委員
 手前の自転車置き場、これ南北と5台ずつぐらいありますけれども、4台、6台と10台分ありますけど、そこにも犬走り、かかっていますよね。これも半分はコンクリートで、半分は何なんですか。アスファルト舗装とか、そういうことなんでしょうかね。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 そのとおりでございます。
いでい委員
 最後にもう一度確認しますけど、まだ犬走りについては固まっていないということですよね。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 そのとおりでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 5番、平成23年度(2011年度)福祉サービス苦情申立ての処理状況についての報告を求めます。
小田健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 それでは、お手元に配付させていただきました報告書と、あと概要についてまとめましたA4、4ページの資料、こちらのほうで御報告をさせていただきます(資料5)。基本としまして概要版のほうで御報告をさせていただきます。
 平成23年度の福祉サービスの苦情申立ての処理状況でございますが、こちらは中野区福祉サービスの適用に係る苦情の処理に関する条例第7条第4号の規定に基づきまして、福祉サービス苦情調整委員、通称「福祉オンブズマン」から区長に対して処理状況につきまして報告があったものでございます。当委員会においても御報告をさせていただくものでございます。毎年1度この時期に報告をさせていただいております。
 2の処理の内訳でございます。合計で4件ほど処理がございました。(3)改善等を検討するよう口頭または文書で申し入れたものが2件でございます。こちらを案件1、案件2ということで後ほど御説明させていただきます。(5)区の対応について、現状ではやむを得ないと判断し、その旨を申立人に伝えたもの、こちらが2件でございます。
 3番、分野別の内訳でございます。障害福祉に関係するものが2件、地域活動推進に関係するものが1件、生活援護に関係するものが1件でございます。
 苦情の申立て及び審査結果の概要でございます。
 案件1でございますが、こちらは障害者自立支援法に関します通所サービスの更新手続の、この申請時の窓口対応に関するものでございます。要旨といたしましては、通所サービスの更新手続のため、区役所の障害福祉分野の相談窓口で申請書を記入して提出した。しかし、数日後でございますが、南部すこやか福祉センターから、実はこの申請場所は区役所ではないので受理されていないので、再度南部すこやか福祉センターに申請をし直すようにというふうに言われたという点でございます。ただこれは、区役所で書類を書いた際に、職員等が記載の指示とアドバイスなどをしておきながら受けたものであるので、これは受理であるというふうに御本人のほうが認識されておりまして、これを受理ではないというふうに言うのは納得ができない。また、御本人からいえば、申請窓口が変更になったということが周知されていなかったということで、言うことが必要だろうということと、事後対応につきましても、最初にその書類を受け取った窓口が対応すべきであろうというような申し立ての要旨でございます。
 2ページ目でございます。審査結果の概要でございますが、これは改善等を検討するよう口頭で申し入れをしたものでございます。3点ほど申し入れをした内容になってございます。まず、申請書の提出場所につきましては、こちらのほうは申請場所が南部すこやか福祉センターであることは明記されていたということで、広報等によりましても周知がされていた。南部保健福祉センターがすこやかになったということにつきましても周知がされておりましたというところで、不十分・不徹底だとは言えないというふうにオンブズマンのほうで判断したものでございます。2点目でございます。本来の申請場所と異なるところで受け付けが行われたということが苦情のきっかけであるということで、このような場合には本来の申請場所への提出を御依頼するか、また、本来の受け付け場所ではないということを御説明した上で、後日本来の受け付け担当者から連絡があるような可能性を伝えるべきである。このような説明がなくて受け付けを受理したことに問題があったというふうな点でございます。3点目といたしましては、受け付け場所の問題、また、その後の対応につきましてより丁寧な説明があれば、誤解、また、混乱も回避できた可能性があるということで、区に対しての一層の窓口対応の改善を求めたものでございます。
 (3)区の対応でございます。区といたしましては、福祉オンブズマンの口頭による申し入れを受けまして、利用者が本来の申請窓口でない窓口で申請された場合には、担当と連絡をとった上で本来の窓口ではないという御説明をした上で受け取る。さらに、申請書等に不備がある場合には、本来の担当窓口のほうから御利用者に問い合わせがあるということを丁寧に説明するというような対応を図ったものでございます。
 案件2でございます。おむつサービス費用助成の申請の窓口対応についてでございます。
 (1)苦情の要旨でございますが、おむつサービス費用助成を受給するために鷺宮地域包括支援センターに電話で問い合わせをしたんですけれども、このサービスには要介護認定が必要であるというふうに説明されたため申請を断念したものでございます。この方は入院しているというようなことも、まず最初の電話のほうでお話をしているところでございます。その後入院が続いていたので、再度、今度は65歳という年齢に対応する時期に、また鷺宮地域包括支援センターのほうに問い合わせをしたけれども、そのときも同様の説明を受けた。御本人のほうでは納得ができず、鷺宮すこやか福祉センターに確認をし、その結果、入院されている場合にはおむつサービスの費用助成につきまして要介護認定が不要であるということが判明したというところでございます。2度にわたりまして誤った説明をした窓口対応の状況確認と改善策を求め、また、その申請を断念したという点で受給できなかったおむつ代の費用助成をさかのぼって支給してほしいというのが苦情の要旨でございます。
 審査結果の概要といたしましては、改善等を検討するよう文書での申し入れを行ったものでございます。内容といたしましては2点でございますが、まず、誤った説明を繰り返したことを申立人に謝罪するとともに、窓口対応につきましてのマニュアルの確認ですとか職員同士での確認、また、異動の際の研修、パンフレットや説明文、マニュアルの明確化等、さまざま再発防止のための対応をとるように申し入れをしたものでございます。2点目でございます。福祉サービスは申請主義でございますので、申請をしなかったことを理由としてさかのぼって支給を認めるというふうな手続は存在しないわけでございますが、申立人の場合は区側の誤った説明と助成を受けることができなかったことによる損害発生に因果関係が存在する。これはさまざまな確認の内容の中で、そのような因果関係の存在をオンブズマンとして認めたものでございます。その結果といたしまして、申立人が受給できたであろう助成金を、損害としてもし区側に損害賠償を請求した場合には、速やかに必要な事務手続をとるように求めるとしたものでございます。
 この申し入れに対する区の対応といたしまして、3点ほど行ったものでございます。まず1点目といたしましては、申立人に対しまして文書による謝罪を行ったものでございます。2点目としましては、おむつサービスの費用助成につきましては、受給要件を満たしている期間のうち未受給期間の助成金相当額について支払うということで対応したものでございます。3点目といたしましては、本件サービスを含めまして案内パンフレットの再点検を行い、また、再発防止を図るためのマニュアルの改訂と、また、窓口対応における複数職員による確認、異動時には管理者による個別研修というような対応を行ったものでございます。
 案件3でございます。現状ではやむを得ないと判断いたしまして、その旨を申立人に伝えたものの一つでございます。内容といたしましては、生活保護担当の対応についてでございます。
 苦情の要旨といたしましては、生活援護分野に障害年金と生活保護(医療扶助)の適用関係について照会したが、半年たっても回答がなかったと。生活援護担当の対応が冷たいというようなこと。また、妻を強引に入院させる等の人権侵害行為や個人情報を勝手に漏らした守秘義務違反に対して文書で謝罪を求める。また、区の職員には障害者に優しく理解を持った対応を要望するというような苦情の要旨でございます。
 審査結果の概要といたしましては、先ほど申し上げましたように、現状ではやむを得ないというふうな判断をして、その旨申立人に伝えたものでございます。4点ほど申立人のほうに伝えております。まず、照会につきましては、調査の結果、区は一定程度の回答をしております。また、さらに生活援護分野は詳細に説明した文書を申立人に発送しております。入退院の経緯につきましては、具体的な事実を確認できず、謝罪を求めるには至りませんでした。個人情報の取り扱いについては、今回の情報共有は職務遂行上必要なものであって、守秘義務違反には当たらない。また、4点目としましては、障害者支援を担当する職員につきましては、これまで以上に資質向上に努めてもらいたいという内容でございます。
 案件4でございます。中野区社会福祉会館の建物整備の改善、及び会館内の中野区精神障害者地域支援センター「せせらぎ」の運営方法に関することでございます。
 苦情の要旨といたしましては、まず社会福祉会館付近の道路のくぼみをふさいでほしい。これはブロードウェイ側と会館のほうのくぼみでございます。また、「せせらぎ」につきましては、男女別々で横になれる部屋の確保、洋式トイレの増設、喫煙所の廃止、心の相談室の体制等々、また、設備運営方法の改善を求めるということで、内容といたしましては16項目の申し立ての事項がございました。
 審査結果の概要でございますが、現状ではやむを得ないというふうに判断をいたして、その旨申立人に伝えたものでございます。5点ほど抜粋で書いてございますが、まず道路のくぼみにつきましては、雨水が入り込むのを防ぐために必要であるけれども、今後工夫の余地がないかということで検討を続けてもらいたい。また、設備の改善については、すぐできるものは対応し、予算措置のあるものについては来年度以降の予算で尽力をしてほしいということ。また、運営につきましては、利用者の声を取り入れて工夫をしてほしい。区の職員には研さんを積んだ温かい対応を心がけてほしい。また、5点目といたしましては、委託業者でございますが、比較的アンケート結果でも満足度が高いというところで、現時点で委託をやめるべきではないという判断をしたものでございます。
 全文につきましては冊子のほうで御報告してある内容でございますが、今後の予定といたしましては、区のホームページのほうに報告書の全文の掲載、また、7月5日号につきましてはオンブズマンの報告があった旨について区報に掲載する予定でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
佐伯委員
 すみません、この福祉サービス苦情調整委員というのは、どういう方が何人ぐらいでやっていらっしゃるんですか。
小田健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 現在は2名の方ですが、学識経験者1名、弁護士1名という形になってございます。
佐伯委員
 学識経験者と弁護士さんということになると、区の施策に対してのレクチャーといいますか、そういったものというのはかなり行われるんですか。
小田健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 学識経験者の方は弁護士資格も持っていらっしゃる方でございますが、外部委員ということで区の事業の内容につきましては担当所管からヒアリング、つまり苦情の要旨の部分を理解するための御説明は差し上げているところでございます。
佐伯委員
 それで、これは苦情が上がってきたその都度会議を開いて、2人で合議制でやっているということでよろしいんでしょうか。
小田健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 基本的には案件ごとに個別で個々の委員が判断しております。申し立てがありまして、基本的には1人で調査をしてそれに回答するんですけれども、オンブズマン同士の会議というのもございますので情報の共有はできますが、判断は個々の委員で行っているところでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。(「ちょっと休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)
 委員会を休憩します。

(午後1時35分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時37分)

 質疑はありませんか。
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 6番、住吉保育園跡活用による地域密着型サービス施設の整備についての報告を求めます。
小田健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 それでは、住吉保育園跡活用によります地域密着型サービス施設の整備につきまして(資料6)御報告をさせていただきます。
 「中野区保健福祉総合推進計画2012」、「第5期中野区介護保険事業計画」及び「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」に基づきまして、公有地活用による地域密着型サービス施設等の整備について実施するものでございます。
 1の目的でございます。今後さらに増加が見込まれる高齢者の地域での生活を支援する施設といたしまして整備が必要な地域密着型サービス施設につきまして、住吉保育園の跡を活用して整備しまして区民福祉の向上を図るものでございます。
 2の用地の概要でございます。所在は中野区東中野4-2-16でございます。敷地面積は633.89平米でございます。用途地域は商業地域で、建ぺい率80%、容積率500%でございますが、前面道路が42条2項道路のため容積率のほうの制限がございまして、こちらは最大で240%となるものでございます。
 現況でございます。旧用途といたしましては、中野区職員の住吉寮を併設しておりました住吉保育園でございます。現在あります建築物の構造といたしましては、鉄筋コンクリート地上4階建て、延べ床といたしましては946.44平米でございます。
 3の整備内容でございます。まず必須事業として2点ほど、区のほうとしては進めていきたいと考えております。小規模多機能居宅介護ということで、通いを中心としながら宿泊、訪問といったサービスを組み合わせて在宅介護を支えるサービスといたしまして、登録定員25名、通い15名、宿泊定員7名程度の規模を必須としております。2点目といたしましては、認知症高齢者のグループホームといたしましては、2ユニット18床、こちらのほうを必須事業としております。これは、ユニット単位で共同生活を行うということで、認知症を持つ高齢者の方が9人以下の少人数で共同生活をしながら、入浴、食事等の日常生活の支援や機能訓練を受けられるというようなものでございます。
 さらに、整備内容の2点目といたしましては、事業者の提案事業でございます。提案できる事業、この必須事業以外の部分を活用いたしまして、アの介護保険サービス、例えば訪問介護、訪問看護の事務所機能ですとか、認知症のデイサービスですとか、そのようなもの。2点目といたしましては、地域との連携が図れるような多目的室の整備などにつきましての提案を受ける予定でございます。
 3点目でございますが、現建築物の解体及び整地につきましては、選定事業者の費用負担で行うものでございます。解体に当たりましては、区と選定事業者において旧住吉保育園舎等の無償譲渡契約を取り交わす必要があるというふうに考えてございます。
 裏面でございます。4の事業者選定の考え方でございますが、(1)番目の応募資格といたしましては、都内及び近隣県で特別養護老人ホーム、老人保健施設、小規模多機能居宅介護、認知症高齢者グループホーム、軽費老人ホームのいずれかを1年以上運営している事業者としたいというふうに考えております。2の審査項目でございますが、事業主体の適格性、経営理念、事業計画・資金計画・収支計画の妥当性、また、施設内容の妥当性・適法性等につきまして審査をしていきたいというふうに考えております。
 5点目といたしましては、施設整備等の補助でございますが、国・都の補助制度を活用いたしまして施設の整備を行っていく予定でございます。
 6点目の主なスケジュール(予定)でございますが、本年9月に近隣住民の方に対する説明会を開催いたしまして、10月には公募要項を発表した後の事業者への説明会、来年、25年1月には運営の整備事業者を決定いたしまして、2月には東京都への補助申請、3月には、これは選定事業者が公共的団体でない場合ですけれども、旧住吉保育園舎の無償譲渡につきましての議決をいただく予定でございます。平成25年6月につきまして、補助内示があった後に土地の定期借地権の契約の締結と、また、園舎の実際の無償譲渡契約を締結する予定でございます。工事着工を8月といたしまして、平成26年12月開設というようなスケジュールで進めていきたいと考えているものでございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 7番、(仮称)「中野区在宅療養推進協議会」の設置についての報告を求めます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 それでは、(仮称)「中野区在宅療養推進協議会」の設置について(資料7)御報告申し上げます。お手元の資料に沿って御説明いたします。資料をごらんください。
 初めに、設置の趣旨でございます。御存じのように医療制度改革以降、いわゆる社会的入院の是正、平均在院日数の短縮化などが行われ、医療機器を利用しながら在宅で療養する方がふえるような社会状況となっております。こうした中で区は在宅療養体制の推進を図り、在宅療養している区民が住みなれた地域で安心して暮らしていけるような仕組みの構築に取り組むことといたしまして、そのための協議を行う(仮称)「中野区在宅療養推進協議会」を設置いたします。
 次に、2の協議内容でございます。3点挙げております。1点目としましては、区内の在宅療養者の現況について共通理解をいたしまして、課題を明確化いたします。2点目としまして、課題解決のための重要なツールとなると考えられます在宅療養者のための相談窓口や、そのほか相談体制について検討いたします。3点目としましては、在宅療養にかかわる医療や介護のさまざまな専門家のネットワーク体制の構築を目指します。
 3番、設置時期は7月を予定しております。
 4番、委員の任期は3年。
 5番でございます。構成員は20名以内で、医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、地域包括支援センター、社会福祉協議会、在宅療養支援者など各関係団体から推薦された者及び区職員です。
 次に、6のワーキンググループの設置についてでございますが、課題に対する実務的な意見交換や詳細な検討を行うため、協議会の下に多職種ワーキンググループを設置いたします。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
石川委員
 この協議会設置に関する予算の規模というのはどのくらいなんでしょうか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 予算的には約55万ほどです。
石川委員
 年間55万ということですが、これはほぼ人件費というふうに考えればよろしいんでしょうか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 協議会の委員の報償費と、それから、研修会等を行う予定でございますので、そういったもの、あるいは、チラシ等の需用費でございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 8番、(仮称)「中野区摂食・えん下機能支援推進協議会の設置についての報告を求めます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 それでは、(仮称)「中野区摂食・えん下機能支援推進協議会」の設置について(資料8)御報告申し上げます。お手元の資料に沿って御説明いたします。資料をごらんください。
 初めに、設置の趣旨でございます。高齢社会の進展によりまして、老化や脳卒中などでかんだり飲み込んだりする機能に問題が生じる方が増加していることが予想されています。また、平成23年8月には歯科口腔保健の推進に関する法律が交付されまして、改めて歯科保健の重要性が示されました。こうしたことから、摂食・えん下機能支援の普及啓発事業の内容や方法、また、支援の仕組みを検討するために(仮称)「中野区摂食・えん下機能支援推進協議会」を設置いたします。
 次に、協議内容でございます。3点挙げております。1点目としましては、摂食・えん下機能支援の現況について共通認識をして課題を明確化いたします。2点目としましては、主に普及啓発のための事業やその内容、方法について検討いたします。3点目としましては、摂食・えん下機能支援にかかわるさまざまな専門家のネットワーク体制の構築や、支援を行うための仕組みについて検討します。
 3番の設置時期でございますが、7月を予定しております。
 4番の委員の任期は3年。
 5番の構成員でございますが、20名以内で、医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、地域包括支援センター、社会福祉協議会、在宅療養支援者など各関係団体から推薦された者及び区職員です。
 次に、ワーキンググループの設置についてでございますが、課題に対する実務的な意見交換や詳細な検討を行うため、協議会の下に多職種ワーキンググループを設置いたします。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
大内委員
 この協議会の設置なんですけども、その前の報告の在宅療養の推進協議会と見比べると、3以降みんな文章が同じなんですよ。構成員も全く同じ。もうちょっとめりはりがつかないの。要は、構成員はみんな同じなの。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 考え方といたしまして、在宅療養推進協議会という、まずもとになるものがございまして、その中で個別的な摂食・えん下ですとか、今回摂食・えん下を立ち上げるわけでございますが、今後もっと医療と介護、地域包括ケアですとか、いろいろなものが想定されておりまして、連携をとりながらやっていくということになります。そういったことで共通事項がほとんどということになりますので、先駆的な区の状況も踏まえまして、構成員につきましてはどうしても重なってしまうということになります。
大内委員
 別にけちつけるつもりはないんだけど、文句を言うつもりはないけど、例えば訪問看護師というのは在宅療養だったらわかるけど、摂食・えん下機能障害のほうに何で訪問看護師が入っているの。これも意味があるの。どういう意味。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 摂食・えん下機能支援につきましては、まだ摂食・えん下機能支援という考え方、摂食・えん下というのは高齢者の誤えん性肺炎等が主なものと言われていますが、そういった高齢者の誤えん性肺炎を発見する一番現場に近いところにおりますのが介護のスタッフですとか、ふだん訪問看護ステーションから医療支援で訪問している訪問看護師等になります。ですので、そういった方々にやはり構成員になっていただくということは非常に重要なことだと考えております。
大内委員
 だったらば、今中野区の財政がこれだけ厳しいというので、これも予算、50万ぐらい組んでいるのかもしれないけども、例えば在宅療養推進協議会と中野区摂食・えん下協議会を同時にやっちゃって、これを1時間やって午後また1時間やれば、皆さんの労力だって少なくて済むんじゃないの。全く同じメンバーじゃない。同じところから出してくれというんだったらば、そうすれば会議の時間も短く済むし、毎回来てもらわなくても済む。そういったことは考えているんですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 予算のことは福祉保健包括補助で10分の10ということになってございますが、今、委員の御指摘のとおり、協議会につきましては同じ日に同じメンバーで同じように、前半後半という形でやることを想定してございます。ただ、具体的なワーキングにつきましては個別的な内容になりますので、それについては委員を別途ということで考えているところでございます。
大内委員
 10分の10になるからいいってどういうことなの。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 補助事業ということになってございます。
大内委員
 だから、そういう考え方がだめなんじゃないのと言っているの。補助事業で金をもらうからいいんですと。それは無駄遣いにもとれちゃうんですよ、そういう言い方をしちゃうと。補助金が出るからいいんだとか、そんなこと言ったら、だから結局区民のほうだって、補助金が出るからいいんだなんて言っているのと同じなんだよ。そういう言い方は、担当の部署の課長としてやっぱり言い方に気をつけないと、区民が同じことを言ったときに注意できないよ、補助金をもらうときに。いや、これ、区からもらっているからいいんですよ、どうだってなんていうような考え方になっちゃうので、気をつけていただきたいなと思います。
 とにかくこういうのは、こうやってつくるのはいいんだけど、3年でサンセット方式なの。ずっとやっていくの。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 今回在宅療養のほうにつきましては、特別区で既に7区やってございます。中野区が8番目でございますが、やはり区によって成り立ちも違いますので、3年ぐらいやった段階である程度めどをつけて、今後のことについて検討していきたいというふうに考えてございますが、協議会については基本的に継続的に実施するものというふうに考えております。
 それと、先ほどの答弁につきまして、非常に誤解を招くような答弁をして申しわけございませんでした。
大内委員
 こういうのをつくって、逆にことし、ある程度目的を達して設置を解除したというか、やめるようなものとかあるんですか。要は、今まで設置していたけど、もうことしでやめますよ、何とか協議会はやめますよと。つくるばっかりじゃ、だって、ずっとつくっていたらたくさんふえちゃうだけじゃないですか。だから、おたくの部署でいうと、こういうのをつくってことしは3年間たったから終わりますとかいうものはあるんですか。ただつくるだけなのという意味。廃止にするものとかはあるんですか。あるいは、3年たって一応答えは出たから、この協議会はもうこれで終わりますとかいうものはあるの。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 健康推進の部分では、今のところございません。
いでい委員
 今の大内委員の質疑の続きといいますか、いろんなところで被るところがありますので御容赦いただければと思っています。この「中野区摂食・えん下機能支援推進協議会」の設置ということで、今るるお話がありました。3年間のサンセット方式だというお話ですけれども、いろいろ議会からの要望ですとか、また、この構成員であります医師会、歯科医師会、薬剤師会、各会からもいろいろな要望が出てきていたわけで、それを実現していただいたのは、そういった在宅療養を中野区としても率先的に勉強していくんだという姿勢を打ち出していただいたのかなと思っています。
 それと、これ3年間ということですので、この3年間研究して、推進協議会として勉強していただくのはもちろんのこと、3年後どうしていくのかというものも並行して協議していくべきではないかなと思うんですが、いかがですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 今、委員の御指摘のとおり3年間かけまして、まず1年目は現状把握といいますか、そういったことになると思いますが、3年後にはネットワークが構築されていくと思いますので、もちろんその中で将来、5年後、10年後を見据えた形で、在宅療養者がふえていくということは確実でございますので、その中で中野区としてどのような形で今後やっていくのかということを十分検討してまいりたいというふうに考えてございます。
いでい委員
 もちろんその検討はしていただきますけども、検討と同時に具体化していかなくちゃいけませんので、私たちのほうでも、議会のほうでもいろんな議論があると思いますが、役所のほうでもその辺努めていただければなと思っています。これは要望ですから、答弁は結構です。
白井委員
 在宅療養と、それと摂食・えん下のほう、あわせてちょっとお聞きしたいと思うんですけども、どちらも新しく協議会を立ち上げて、ある意味実像の調査から始めて今後どういう取り組みをやっていくのかと、こういう検討がなされます。それで、設置時期は書いてあるんですけども、例えば在宅療養推進協議会、在宅での高齢者の医療や介護の連携ってかなり幅が広いです。今後3年間はそうなんですけども、例えばどのくらいのペースでとか、いついつまでにこの取りまとめを行うとか、そういう方向性というのは決まっているんでしょうか。同じく摂食・えん下についても今後のスケジュールについてお伺いしたいと思います。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 一応協議会につきましては、今年度は年度途中、これから第1回目、要綱等を整備しまして設置いたします。今年度は2回ほどを考えてございますが、その間にワーキンググループにつきましては3回から4回を想定してございます。その中で、まず現状把握と、それから、現状の中から今中野区が抱えている課題についての抽出、そして、それを即現実として単年度ででき得るもの、あるいは、長期的に考えていかなければならない仕組みの問題、そういったことについて整理をいたしまして、25年度に向けて区民ニーズを把握する方法ですとか、そういったことが検討できたらというふうに考えております。
 摂食・えん下につきましても、その進捗については同様なんですが、ただ摂食・えん下につきましては、24年度内に中野区の医療機関ですとか包括支援センター等から東京都の評価医研修に行っている方たちが2年間の研修を終えてまいります。そうしますと、翌年度はその方たちを中心にファシリテーターとして実際の摂食・えん下の実演というか実技というか、そういったことに踏み込んでいく方向になっていきますので、そういったことを踏まえまして、さらに在宅療養よりも具体的な検討に入っていくという方向で考えてございます。
白井委員
 先ほど大内委員の質疑の中で同じメンバーというお話があったんですけども、確かに構成団体は同じなんですが、今お話しいただいたとおり、いわゆる在宅療養の推進協議会というのは高齢者の医療、介護を含めた幅広い在宅での支援が必要なんです。今後区としてどういう政策が必要かというものなんです。摂食・えん下というのは、今御説明いただいたようにピンポイントなお話なんですね。確かに構成団体は同じなんですけども、同じメンバーでよろしいんでしょうか。いま一度お伺いします。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 協議会につきましては、今年度につきましては設置をします。そして、ワーキングを設置いたします。そして、課題をワーキングにお願いして出していただきます。そういったことで1回目は終わりまして、2回目につきましては、それぞれ出たワーキングの報告を受けるという形になります。あくまでも摂食・えん下も在宅療養につきましても、実際に対象になる方たちというのは地域で暮らしていらっしゃる障害者の方ですとか難病の方を想定してございますので、連携をとってやっていかなければなりませんので、在宅療養協議会というのは、多分これは、先駆的にやっているところの事例を伺ってのことなんですが、あくまでも想定でございますが、1年目は具体的な検討事項になかなか入り切れないと思います。ですので、在宅療養の中で課題が多分たくさん出てくると思いますので、それを摂食・えん下で実際に行っている具体的な方向性みたいなものを体現しながら、それをまた在宅療養のほうに生かしていくという形で整理をしていきたいというふうに考えてございますので、協議会の委員については同じメンバーを想定しています。
白井委員
 同じメンバーで問題ないという認識でいいですか。例えば、素人考えなんですけれども、摂食・えん下のほうで医師会の方々というと、外科の方が来てもしようがないのかなと。例えば、在宅を支援するときに耳鼻咽喉科だけで大丈夫ですかと。広く内科含めてというお話になるんだろうなと思うんですけども、問題ないということでよろしいんでしょうか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 今、委員の御指摘の具体的な検討の部分は、協議会というよりもワーキングの中でやっていくという方向でございますので、ワーキングはそれぞれ摂食・えん下と在宅療養、それぞれの専門家が入ってございます。協議会のほうは実際に年間通して2回ぐらいの想定でございますので、ワーキングの中で具体的な実情ですとか検討をしていくということで想定しております。
石川委員
 確認なんですが、こちらのほうも年間の予算とその内容をちょっとお知らせください。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 摂食・えん下につきましては52万5,000円余でございます。
石川委員
 これは7月からということなので、年度計算すると多分両方とも70万を超えるのかなと思うんですが、そういう解釈でよろしいですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 年間を通してということで考えてございます。協議会が2回、ワーキングにつきまして三、四回ということで考えてございますので、年間を通しての予算ということで考えてございます。
石川委員
 7月から始まるということなので、それは回数に応じての報償ということなんでしょうかね。
 それと、この構成員のお話で、各医師会や薬剤師会等に依頼をして出されるということなのか、それとも、お話を聞いているともう同一であるということなので、区のほうから医師会に出してくださいということなのか、1人でいいですよということなのか、その辺はどうなんですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 現在の段階では、関係団体から推薦をいただくということで既にお願いしている最中でございます。
石川委員
 お願いをして、そこが同一の人物であるということがわかっているのか。それとも、医師会はもしかしたら1名1名別々の方が登録されるのか。それとも、もうそれは1名でいいですよということでお願いをしているのか、そこのところをお伺いしたいんですが。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 当初、メンバーにつきましても、私ども区のほうは、こういったことにつきましてはやはり関係団体のほうが実際にもう既にかかわっているということで、関係団体のほうに御相談を申し上げまして、団体のほうからも何人も推薦ということになると、やはりいろいろな会議体があって非常に難しい部分もあるということもございます。そういったことを踏まえまして、ただしワーキングの中できっちりやっていきたいということで、同一1名ということで、共通の1名ということでお願いをしたところでございます。
佐伯委員
 ちょっとすみません、変なことを聞くかもしれませんけども、別々の協議会で同じ日に同じ方が出てくるという中で、今予算のお話がありましたけど、午前と午後別々に報酬が支払われるということなんですか、同じ人に。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 同じ日に開催をしたといたしましても、あくまでも協議の内容は異なりますので、別々ということになります。
佐伯委員
 この問題、いろいろ賛否があるから軽々に言えないんですけど、我々だって午前午後委員会があれば、費用弁償は1日1回ですよね。だから、同じ日に同じメンバー、むしろそうしたらこれ委員会を一緒にしちゃってやるとか。今聞いている限り、20人もいて年に2回の会議というと、そのうち1回も発言しない人も出てくると思いますよ、恐らく。今お話を聞いている限り、一番大事なのはこっちのワーキンググループのほうの活動であって、むしろ協議会というよりはこのワーキンググループからの報告を受けて、区がもっと主体的に担当のほうが動かれたほうがいいんじゃないですか。いろんなことを決めていったほうが。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 一応協議会は別途になりますので、今後のスケジュールになりますが、第1回目の協議会の前にそれぞれ、代表として出てくる方はお一人でも、実際にそこにかかわる、例えば在宅療養、摂食・えん下で出てくる医師会推薦の方は、在宅療養のことだけについて資料をお出しいただくわけではありませんし、実際に耳鼻科医等、摂食にかかわっていらっしゃる医師からのいろいろな情報提供も踏まえて協議会に出していただくということになりますので、それぞれ歯科医師会、薬剤師会、訪問看護師の集まりにつきましても、そういった形でそれぞれの協議会の内容に即した資料をお出しいただくようにしていくということでございますので、そのような形にはならないというふうに想定してございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 9番、がん検診等のあり方検討会についての報告を求めます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 本年2月1日の厚生委員会におきまして、23年度事業見直しの内容についての御報告の中で、24年度に検討を行うこととして報告させていただきました、がん検診のあり方検討会について(資料9)御報告申し上げます。お手元の資料に沿って御説明いたします。資料をごらんください。
 まず、検討の目的でございます。将来的にも持続可能な健診制度の確立や、区民にとって受診しやすい環境の整備などについて検討を行い、そこでの意見を踏まえて新たながん検診の仕組みを構築するものでございます。
 次に、検討の体制です。区の体制といたしましては、有識者として国立がんセンター検診評価研究室長、保健所長、保健予防担当参事、それに健康推進担当でございます。医師会の体制といたしまして、有識者1名、医師会専門医等数名は検診ごとに人が入れかわりますが、検診担当の医師会副会長と理事につきましてはすべての検討会に出席していただくことになってございます。
 次に、スケジュールです。
 検討結果の反映でございますが、持続可能な新たながん検診の仕組みにつきまして、関係機関との調整も含め、9月下旬までに区の方向性を決定し、その内容を新たな健診管理システムにも反映させ、25年度からの実施に間に合うように検討してまいりたいと思います。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 4番の検討結果の反映の部分の、新たな健診管理システムについて伺いたいと思います。今まで使っている健診管理システムというものは、どの対象者さんがどの健診を受けて、そのフィードバックがないというようなお話を聞いたことがあるんですが、新たな管理システムにはそれが導入されているものなんでしょうか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 委員御指摘のとおりでございまして、来年度から稼働する予定の健診システムにつきましては、今まで20年来の支払いのみのシステムとは違いますので、今御指摘のとおりの個人を特定してデータを蓄積するといったようなこともできるような仕組みになってございます。
いでい委員
 それでは、議会からも受診率の向上へ向けての取り組みということで、さまざま工夫をしたほうがいいという話がよく出てくるんですけれども、そうすると、受診票の送付ですとか、そういったことなんかも一斉にできたりとか、または効率よくできたりするシステムなんですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 システムにはそういったことが含まれてございますので、今後関係団体と調整の上、できるだけ受診票につきましても効率的に、効果的に配布できるような形で検討してまいりたいと思っております。
いでい委員
 今まで聞きますと、1通1通職員の皆さんが手分けしていろいろ動いてやっていたということを聞いているので、この新しいシステムをうまく活用していただいて、25年度から稼働ということですから、25年度中にその結果を受診率の向上という形で示していただければ大変助かるなと思いますが、いかがですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 そのように努力してまいりたいと思っております。
白井委員
 今後のスケジュールのところで、胃がん、肺がん、そして大腸がんは一緒、それから、子宮がん、乳がんでしたので、いわゆる中野区でやっているがん検診は大体網羅、すべてと言っていいんですかね、入っているんだと思います。ただ、スケジュール、5月17日、6月14日、7月12日、8月31日、それぞれ1回だけとなっているんですけども、このあり方検討会の中で、例えば胃がん検診なら胃がん検診、きょう話し合いをして検診をこうしますと、結論まで導いているということでよろしいんですか。お伺いします。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 あり方検討会につきましては、学識経験者等をお招きしてございますので、がん検診の有効性ですとか、中野区の仕組みとしてどのようにしたらいいかと検討する場でございます。それを踏まえまして区のほうで決定をしていくということでございますので、検討会の中で結論づけるというところまでは到底いきません。あくまでも課題を出していただいて、二つ、三つぐらいの案を出していただきます。それを区のほうで検討いたしまして形にしていくというふうに考えてございます。
白井委員
 あり方検討会、スケジュールを見ると既に5月の胃がんは終わっています。6月14日だから、あしたが肺がんと大腸がんについてと、こんな感じなんでしょうか。このそれぞれのあり方検討会の、区としては意見を参考にするというふうに聞こえるんですけども、この検討会自身で提案される二、三という話がありましたけども、当該委員会に示していただくことは可能ですか。お伺いします。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 現段階では、お示しはちょっと難しいと思います。といいますのは、例えば胃がんですと17日に実際に検討会を行いました。ただ、その検討会終了後もそれぞれ有識者とか、それから各団体から、あのときはこういう話になったけれども、調べた結果こうだったとか、いろんなことがありまして、そういったことを全部取りまとめるといいますか、整理する時間も必要になってまいりますので、それぞれがそういった形になります。そして、最終的に、やはり個別のがん検診がどうあるべきかということもありますが、がん検診の全体としてということがございますので、8月31日に乳がん検診についてやりますので、その後まだぎりぎりまで調整といいますか、そういったものが入るというふうに予想しておりますので、ちょっとその辺は難しいのではないかというふうに考えてございます。
白井委員
 区としての考え方を9月の下旬ぐらいまでに方向性を決定して、大体これで素案なんでしょうね、それぞれのがん検診の。それでは、これだけじゃなくて、検討会の中でそれぞれ出てきた案というのを並行して見られる形になりますか。検討会の意見を踏まえて区として最終的な結論といいますか、これだけですよという話なのか、検討会のほうではこうです、それを踏まえて区としてはこうしましたと二つ見比べるような、こんな資料の提示は可能ですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 今の段階ではっきりそれができるということはちょっと申し上げられないんですが、そういったことでお示しできるように努力はしてまいります。
白井委員
 努力じゃなくて、ぜひお願いしたいと思います。なぜちょっとこだわるかといいますと、私もがん検診の推進について何度か質疑したことがありますし、うちの公明党としても力を入れてやってきたところなんです。精度の高いスクリーニングをやろうとなると費用がかかります。財政的なことも考えなければいけませんし、かといって何でもかんでもがん検診をやればいいと精度が低いものを導入したら、それは結果的に精密検査費用が本人にかかるだけで、がんの数値が高い人がいっぱい出てくるというやつなんです。新しい技術がどんどん進んでいるので、それぞれのがんについて何が本当に正しいスクリーニングかという医療的な判断と、もう一方で、区としてそれが本当に財政的に可能なのかという判断がやっぱり伴うと思うんです。だから、二つ示していただく必要があるんじゃないですかと。いわゆる専門家の方々が、がん検診としてこれは有効だという案と、区として導入したのはこれですよというのを見比べられないと、乖離があるかないかがわからないので、努力じゃなくて示していただく必要があると思っているんですけども、いかがですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 委員御指摘のとおりだと思いますが、現在国の指針も5年たちまして、今見直しに入っているところでございます。そういった中で、やはり国の指針がどうしても現実よりもおくれがちになってしまうということになりまして、委員がおっしゃった有効性のある検診というのが、国の指針と、あるいは今検討されているもの、それぞれがございまして、学会によってもいろいろな意見が出てございます。国できっちり示されるのがまだ先になるという見通しになってしまっておりまして、現在区といたしましてもその辺のところをどのように判断するかということがあると思います。ただ、先ほどいでい委員からも御指摘いただいた来年度の健診システム、どうしてもこの健診というのは大量のデータ処理になりますので、来年度構築するものにできるだけ形として反映させていきたいということがございまして、今非常にこういったタイトなスケジュールで検討を進めているところでございます。委員が御指摘の、区がなぜそれを選択したのかという根拠となるものといいますか、そういったものについてお示しをということにつきましては、もちろん区としてお示ししていきたいというふうに考えてございますが、有効性という視点につきましてはなかなかさまざまな意見がございます。実際に5月17日の検討会の中にもかなりいろいろな御意見がございまして、学識経験者の中でも論争があるということで、なかなかそこで区がどこを選択するのかというのは非常に難しい部分があるというふうに考えてございます。
白井委員
 長くなって申しわけないんですけど、そうすると、この検討の体制というのはお話を聞く場で、検討会自身でこの案でという取りまとめはまずしないということですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 学識経験者の中で今の、例えば胃がんでしたら胃がん検診の中で、自分はこれが一番有効だと考える、ただ、それにはコストがかかるとか、そういったいろいろな意見が出ると思います。そういう中で中野区という区に当てはめた場合に、中野区として考えるとこの辺が妥当じゃないか、そういった意見は二、三種類といいますか、いただいているところですが、それを一つの、中野区としてこの方針がいいというところにまとめ上げていただくというところまでは、なかなか至っていないのが1回目の現状でございます。
白井委員
 取りまとめは検討会としてはしないんですか。お話だけですか。もう一回聞きます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 しないというか、できないというか、するように努力はしていますが、やはり1本に、中野区の胃がん検診としてはこうあるべきだという1案という形にまとめ上げることが、現実にはできていなかったというのが現実でございます。
白井委員
 そうすると、なおさらだと思います。委員の中でたくさんの意見があって、多数というのもあるんでしょうか、有力なという言い方もできるんでしょうか、それとも、みんなばらばらな意見というのもあるのかもしれません。最終的にそれが示されないで中野区としてこうなりましたとなると、一体どこをどうとられたんですかというのがわからないんですよ。検討会のほうでこれ1本ですよ、だから中野区としてもこれをとりましたというと一致するんですけど、たくさんの意見があって、だけどそれはお示しできない。最終的にはその意見を全部踏まえて、中野区はここだけ採用しましたと言われると、一体どこを採用されたのか、もとすらわからないというやつなんですけども。示していただく必要が、いろんな取りまとめができないならば、こんな意見がありましたという方法でもいいと思うんですけども、せめてそれは必要かなと思うんですけども、いかがですか。
田中健康福祉部長
 今、白井委員からいろいろと御意見を伺いました。全くそのとおりだというふうに思います。専門家に集まっていただいて、さまざまな最近の治験に基づいた効果的なやり方というものをいろいろ話し合っていただいています。その中には当然意見の相違というものもあります。そういう中にあっても、やはり意見の違いは多少あったとしても、ある程度有力なといいますか、方向性としてはこういう議論が主だったというようなことはございますので、検討会の中でこうであるべきだと1本にまとまるということは難しいとは思いますが、さまざまな意見が出た中でおおむねこういう方向がよかろうというようなところを、我々としてはそれを酌み取った上で、さらにそれが区の財政状況、あるいは区のやり方として、あるいは関係機関の医師会の先生方が実際にやれるかどうかというようなことを総合的に加味いたしまして、区として決定していくということになります。そのもととなる検討会については、おおむねこういう議論がなされ、こういう方向に、がんの種類によって多少違ってくるとは思いますけども、ある程度一本化できるような場合もあるかもしれませんし、なかなか意見がまとまらないという場合もあるかもしれませんが、一応こういうような議論が行われ、大体こういうような方向の話し合いが行われたというようなことについてはまとめたいというふうに思っています。それをもとにして正式に区としての取り組みを決めたいと思ってございます。
白井委員
 ありがとうございます。ぜひお願いしたいと思います。
 もう一つ懸念していることがありまして、あり方検討会、がん検診等、それぞれ効果的、効率的、そして、将来的にも持続可能な健診制度の確立と書いてあるんですけども、一方で不安になることがあります。効率的なこと、もしくは効果的なことだけをやると、非常に狭まったがん検診にならないかなと。つまり、現行やっているがん検診よりも非常に薄い精度とか、どうもちょっと精度が下がってくるなんてことはあり得ないのかなと思っています。そういう意味では受診率もそうだと思いますし、費用負担もそうだと思いますし、また、がん検診そのものの精度もそうだと思うんですけども、向上の方向ととらえていいんでしょうか、お伺いいたします。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 区といたしましては、受診票の見直し等を含めまして、がんの検診の中身そのものだけではなく、健診制度、健診の環境整備、健診が受診しやすいようにする環境を整える、そういったことも含めて「効果的・効率的」という言葉をここで使っております。ですので、がんの検診の中身そのものが薄くなるというよりも、それがやはりピンポイントできちんと区民に届くような環境整備を含めまして検討していくということでございます。
大内委員
 これ、スケジュールがもう5月17日、既に終わっている。6月14日があしたなんですけども、この検討会についてというので、本来ならば4月ぐらいに報告があるべきものなんじゃないですか。何で中途半端な、1回終わったところでこんな検討会についてなんて報告があるの。普通始まる前なんじゃないの。あるいは、全部終わってから結果が出ましたとかいうんだったらわかるけど、時期が非常に、何でこんな中途半端な時期なんですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 23年度の事業見直しの中で、がんの検討をしますという報告をさせていただいたところでございます。23年度の事業見直しの経過について報告をするということで、今回こちらで報告をさせていただいたものでございます。
大内委員
 23年度の事業見直しに入っていて、こういうふうになりました、ついては来月、第1回目を5月17日にやりますという報告なんじゃないの。
田中健康福祉部長
 本来なら委員がおっしゃるとおり、始まる前にやるのが一番ベストだというふうに思いますけども、がん検診のあり方検討会については、この間の事業見直しの中で行いますということはお知らせをしたかと思いますけども、具体的に、例えば区の体制で国立がん研究センターの検診評価研究室長の方にお願いをする、あるいは、医師会のほうにもそれぞれの専門家の人にお願いをする、さらに、そのメンバーが決まってその人たちの御都合のいい日程、そういったことを調整するとこの5月、おくれてしまったと。本来は4月の厚生委員会に間に合えば、報告ができれば一番よかったんですけども、その後になってしまったということで今回に、ちょっとおくらせていただいたということです。
大内委員
 特段トラブルが起きているわけじゃないからいいんだけど、本来からいうと、日程は大体5月ぐらい、毎月1回ずつやりますよという程度の報告で4月の厚生委員会に出して、その中で、いや、このメンバーはこうなんじゃないかとかいうんじゃないのかなと。例えば、区民にとって利用しやすい検診というけど、区民はだれも入っていないし、区民というか、受ける側の人が入っていない。見る側のほうだよね。お医者さんのほうばっかり話し合って、受ける側のほうの気持ちがわかるのかなという。メンバー構成を見ると。②の大きなところ、区民にとって利用しやすい検診というんだったら、受ける側の人の意見を聞かないんですか。見る人の意見だけ集めて大丈夫なのとか思わないですか。だって、区民にとって利用しやすいというけど、受ける側の人は1人も入っていないじゃない。見る人ばっかりじゃない、これ。これで区民にとって利用しやすい、まあ、できないとは言わないよ。ただ、受ける側の人を全然無視しちゃっていていいのというような、こういった意見とかがその場だったら言えたんだけど、もうこれ始まっちゃっているから言えないけどね。だから、そうなんだと思いますけども、それについてもうお答えはいいですけど。
 ただ、例えば前半のところで、3行目のところに、「実施している各種がん検診については、それぞれ課題や問題点等が見受けられる」と書いてあるんだけど、この課題と問題点は何なんですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 例えば、がん検診ですと、今バリウムを隔年で実施していますけれども、それ以外に血清ペプシノーゲンという血液検査を、その間といいますか、そういった形でやっております。当時血清ペプシノーゲンを開始したときには、非常に新しい有効な検診であるということで始めた経緯がございますが、時間がたつに従いまして、現在ではハイリスク検診が有効であるというふうに言われていまして、血清ペプシノーゲン検査だけの単独はもういかがなものかというふうな形になっていたりですとか、あと、乳がん検診につきましては、中野区の場合の医療機関の状況とかございまして、視触診と、それから、マンモグラフィを別々に実施しておりますが、国の指針等ですと同時受診になっている。そして、区のマンモグラフィの機械がリースでございますが、そのリース契約が来年の3月で一たん切れることになっているですとか、それから、肺がんと胃がんのレントゲンにつきましても、集団検診という方法はなかなか他区ではあまりないんですが、中野区の場合は集団検診の方法をとっております。こういったところで、学校の統廃合があったとか、場所の確保が非常に難しい状況になっている。それから、区民の方も割りつけて当てはめておりますので、自分でこの日に行きたいといって選択して行けるような環境に今なってございません。そういったことを踏まえまして課題ということで考えてございます。
大内委員
 今言ったような課題というのは、この区の体制の人たちと医師会の体制の人たちで解決できる話なのかな。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 集団検診の場所の確保ですとか、そういったことはもちろん無理ではございますが、集団検診が非常に今そういう状況にあるということを踏まえた上で、今後の検診の中身をどうしていくかということにつきましては、この検討会の中で十分論議ができるものというふうに考えてございます。
大内委員
 例えば、学校は統廃合で減っちゃったから、じゃあ、区役所を使ってやろうとこの人たちが決めて、でも、この中で答えられる人なんていないでしょう。保健所長がそんな判断できないでしょう。だれが判断するの、そういうの。今言ったような問題を解決するときに、このメンバーじゃ解決できないんじゃないのと言っているの。もうちょっと違う人も入れないと。解決できるの。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 今集団検診のことは一つの例として申し上げたことでございますが、集団検診そのもののあり方といいますか、胃がん検診を集団検診で隔年で今実施している状況が、非常に今区が置かれている状況としまして、区民の方からの苦情ですとか、あと、高齢者の方の誤えんの問題とかございまして、そういった健診制度全体を見直すということで、そこにつきましてはやはり専門家の意見を聞いて、その検診の有効性ですとか、それから、どこの年齢に妥当なのかというようなことの論議が必要になりますので、この中で検討ができることと考えてございます。その後、もし集団検診をやはり中野区として継続していくということになった場合には、この中身の検討ではありませんので、設備の検討になりますので、それはまた別途になるというふうに考えてございます。
大内委員
 もうちょっと答弁、短くて結構なんですけど、要は、例えば、また戻りますが、区民にとって利用しやすい検診、日にちをたくさん、もうちょっと受診日をふやしてくださいよと。そうした場合区のお医者さんたちは、こんな忙しいから日にちなんかふやせないよという意見の対立とか、そういうことはないの。だから、区民側にとっては単純に利用しやすい検診。じゃあ、日にちをふやしてくださいよと、もっと検診できる日を。でも、片方で医師会のほうが、いや、それはうちらだって忙しいんだからと言われちゃったら、どっちの意見を採用するのということにならないのかな。矛盾しないのかな。だから、しっかり区民のほうの立場の意見も踏まえて、ここでいうと保健所長が一生懸命言うのか、予防担当課長が言うのかわからないけども、言ってもらわないと、医師会というか、お医者さんのほうの立場で全部物事が進みそうなメンバーなんですよ。あなたたちだってそんな言えないでしょう。医師会に向かって、いや、それはどうのこうのと強く。だからそれを、十分区民のほうの立場も踏まえた検討結果にしてもらいたいなと。
 例えば、5月17日に胃がんの検診の検討会をやりましたと。この中で区民にとって利用しやすい検診というのはどういう案が出たんですか。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 区民にとって利用しやすいという環境といいますのは、やはり受診の日程ですとか、受診の内容ですとか、そういったことになってきますので、この1回目は、先ほど申し上げたように隔年で実施しているレントゲンと、それから、血清ペプシノーゲン検査が今有効なのかどうかということを論議、そちらのほうが中心になってございます。先ほどから申し上げている区民にとって利用しやすい受診環境というのは、個別のがん検診じゃなくて全体の健診にかかわる部分、仕組みになる部分でございますので、それについてはもちろんこの場でも検討いたしますけれども、それ以外にも、先ほど区民が入っていないという御指摘をいただいていますが、それはおっしゃるとおりだと思っております。ただ、区民の声といたしましていろいろ寄せられているものがございますし、がん検診ではありませんが、昨年特定健診のアンケート調査もさせていただいておりますので、あるいは、区民の意識調査等もございますので、そういったことを踏まえて、それは十分に区民の立場をきっちりと還元するような形でやっていきたいというふうに考えてございます。
大内委員
 これで最後にしますけど、僕ちょっとわからない。ペプシ何とか検査、有効かどうか。それ、ここで話し合って有効じゃなかったらやめちゃうとか、そういう話なの。要するに、もうちょっと上で、国だとか、わからないけど、何かでそういった判断をするんじゃなくてこのメンバーで、他区ではみんなやっているけど、中野区ではこれ必要ないからやめちゃうよとか、そういったものなの。
山川保健所長
 今、大内委員がおっしゃった全国的な動向というのは、具体的には国立がんセンターの腫瘍部門で疫学的な調査に基づいて方向性を出している。そのガイドラインができてからもう四、五年たっていて、次期ガイドラインを今検討中ということなんですね。そのガイドラインはまだ具体的に、来年なのか再来年なのか、まだ見通しははっきりと立っていないと。ただ、さっきのペプシノーゲンを例にとると、血液検査からがんにかかりやすいリスクがあるのかどうかわかる方法が今実際にできて、全国的な取り組みが進んでいるんですね。区内でも何カ所かやっているところがあります。ただ、それを国として推奨するまでのデータの蓄積がまだできていないので、それはまだなかなか判断できないと。じゃあ、そのレベルで中野区が、ほかの区がやっているように先駆的にその方法を取り入れるかどうかというところについては、最終的には区が判断するしかないんですけど、ただ、判断する材料としてこういう点はどうなのかとか、そういう意見のやりとりをすることはこの検討会の中でもできますし、検討会は今後もまだ続くので、学識経験者は同じ人ですから、胃がんは1回目終わりましたけど、引き続き胃がんのことについても聞く機会はあるというようなところで、少し、もちろんその中で財政の問題はどうしても考えないといけないので、そこは区がある程度そろばんを勘定してそれなりの考え方をつくらないといけないというところがございます。
大内委員
 そうすると、結構難しい。それなりにやっているんだなとは思うし。ただ、そんな大切な話し合い、この程度の会合で大丈夫なの。1日で終わるの。多分皆さん忙しいから夜やるわけでしょう。夜、仕事が終わってから7時か8時に来て、もうそろそろ電車もとかという感じになっちゃうんじゃないの。結構今話していることってすごい重要なことだと思うんですけども、もうちょっと時間をつくって話し合わないと、心配しているんですよ。でも、1回開くと何十万かかるかわからないけど。このメンバー、高そうだから。無料じゃないんでしょう。有料でしょう。ボランティアじゃないね。だから、要するにこれで結論が出なかったらまたやるぐらいの結構大切な会だとは思うので、しっかりやっていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。
白井委員
 大内議員の質疑を聞いていて、ちょっと一つ私も思ったところがあって、先ほど課題だとか問題点を挙げられたところがあったんですけども、「ケンシン」というと二つあります。健康の「健」と書くものと検査の「検」と書くものなんですけども、頭紙のほうは健康の「健」になっていまして、健診事業という。「全体の健診事業の中でももちろん検討しますけども」と、先ほどフレーズがあったんです、御説明の中で。いわゆる区民健診と言われている中で、健康づくり健診だったかな、35歳以上から39歳まで。そして、40から74歳までは特定健診。一般的に言われるのは、区民が受ける健診のときにがん検診もなるべく受けられるようにという話なんですけども、これもあわせて検討するということでよろしいですか。お伺いします。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 今、委員の御指摘のことは国の方向性にも示されておりますので、基本健診とセットでやるだとか、そういったことについてももちろん検討してまいります。あと、受診環境ですとか受診票のこともございますので、ここで健診事業というのは健康の「健」ということで使わせていただいております。
委員長
 他に質疑はありませんか。
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 10番、その他。
松本南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 それでは、南中野児童館の冷暖房機改修に伴う音楽室の利用中止について、口頭で御報告させていただきます。
 南中野児童館は、弥生福祉作業所との併設設備で、老朽化に伴い冷暖房機に水漏れが発生しているため改修工事を行います。施設内の音楽室につきましては、冷暖房機と配管の交換のほか、音漏れを防ぐため換気設備の代替として設置されている自動制御設備も交換するため、工事期間中は利用を中止するものでございます。
 次に、利用中止期間ですが、6月16日(土曜日)から7月8日(日曜日)を予定しております。ただし、期間前に工事が終了した場合はその時点で利用を開始いたします。利用中止期間中の他施設の利用ですが、可能である場合には区民活動センターの音楽室の御紹介を考えております。
 地域への周知については、児童館だよりへの掲載、ホームページへの掲載、児童館内と外の掲示板、音楽室前への掲示等で行います。
 御報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
 なければ、以上で本報告については終了します。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 昨年9月2日の厚生委員会で「中野区民の健康づくりを推進する会」の設置について御報告を申し上げたところでございますが、今般、「中野区民の健康づくりを推進する会」と中野区が共催で中野健康づくりシンポジウムを行います。お手元に参考までにチラシを配付してございますので、ごらんいただきたいと思います。
 日にちが6月30日の13時15分から16時30分。場所がこども教育宝仙大学。第1部は三つのテーマ発表ということで、区長からの健康づくり政策、それから、この推進委員の医師会の副会長、溝口先生からの「生活習慣病の予防」、それから、場所を提供していただきますこども教育宝仙大学の先生からの「食育について」でございます。第2部につきましては、実践報告といたしまして、地域で健康づくりの実践を行っている団体からその実践報告をしていただくということになってございます。
 なお、当委員会終了後、ほかの委員の方にも参考までにチラシを配付させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
委員長
 よろしいでしょうか。
 それでは、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はありませんか。
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 次に、地方都市行政視察について御協議いただきたいことがございますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時46分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時01分)

 休憩中に確認いたしましたとおり、今年度の厚生委員会の地方都市行政視察の視察先といたしましては、健康づくりへの取り組みということで、優先順位は1番が長野県、2番目が山形県ということで決めさせていただきます。日程は10月30日から31日の2日間を予定するということで御異議ありませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 次に、所管事項継続調査についてお諮りいたします。お手元に配付の文書に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後3時02分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時03分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は7月26日(木曜日)午後1時から当委員会室で開会したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
何か委員、理事者から御発言はございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で本日予定していた日程はすべて終了します。
 厚生委員会を散会します。

(午後3時04分)