平成22年02月17日厚生委員会
中野区議会厚生委員会〔平成22年2月17日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 平成22年2月17日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後2時04分
○閉会 午後2時35分
○出席委員(8名)
長沢 和彦委員長
内川 和久副委員長
伊東 しんじ委員
奥田 けんじ委員
かせ 次郎委員
山崎 芳夫委員
岡本 いさお委員
佐藤 ひろこ委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
子ども家庭部長 竹内 沖司
子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当、男女平等担当) 瀬田 敏幸
子ども家庭部副参事(子ども健康担当) 町田 睦子
保健福祉部長 金野 晃
保健所長 田原 なるみ
保健福祉部副参事(保健福祉部経営担当) 野村 建樹
保健福祉部副参事(保健予防担当) 山川 博之
保健福祉部副参事(生活衛生担当) 古屋 勉
保健福祉部参事(健康推進担当) 岩井 克英
保健福祉部副参事(福祉推進担当) 伊東 知秀
中部保健福祉センター所長 鈴木 郁也
北部保健福祉センター所長 大橋 雄治
南部保健福祉センター所長 高里 紀子
鷺宮保健福祉センター所長 大石 修
保健福祉部副参事(障害福祉担当) 朝井 めぐみ
保健福祉部副参事(生活援護担当) 黒田 玲子
保健福祉部副参事(保険医療担当) 柿内 良之
保健福祉部副参事(介護保険担当) 遠山 幸雄
○事務局職員
書記 菅野 多身子
書記 鳥居 誠
○委員長署名
審査日程
○議案
第1号議案 平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第3号議案 平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第4号議案 平成21年度中野区老人保健医療特別会計補正予算(関係分)
第5号議案 平成21年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)
第6号議案 平成21年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから厚生委員会を開会します。
(午後2時04分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号議案及び第3号議案から第6号議案は、ともに補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第1号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、平成21年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、平成21年度中野区老人保健医療特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、平成21年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)及び第6号議案、平成21年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。
本議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
なお関係分のうち、人件費等は除きますので、よろしくお願いいたします。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
竹内子ども家庭部長
それでは、第1号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども家庭部の当委員会所管分について補足説明をいたします。
74ページをお開きいただきたいと思います。
4款子ども家庭費、1項子育て支援費、5目子育て応援特別手当費でございます。これは、子育て応援特別手当の執行停止により、予算額を1億9,624万円減額し、補正後予算額を3万円とするものでございます。なお、減額する1億9,624万円はすべて国庫支出金でございまして、当該歳入の減額の説明は48ページに記載してございます。また、当該予算の経費は繰越明許費としておりましたが、これを廃止することについて、116ページの調書に記載してございますので、あわせてごらんをいただきたいと思います。
次に、76ページをお開きいただきたいと思います。
2項子ども健康費、2目発達支援費でございます。これは、療育センターアポロ園建設工事の減額により、予算額を5,696万5,000円減額し、補正後予算額を17億1,090万9,000円とするものでございます。なお、新たに都支出金1億2,000万円の交付を受けることに伴い、繰入金、特別区債、一般財源について、それぞれ記載のとおり財源更正を行うものでございます。当該予算の減額及び財源更生に伴う歳入の変更の説明につきましては、都支出金が50ページ、繰入金が54ページ、特別区債が56ページにございますので、よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、76ページの3目出産・育児支援費でございます。これは、妊婦健康診査受診回数見込み差による委託料の増額として、予算額を1,149万6,000円増額し、補正後予算額を2億7,574万8,000円とするものでございます。なお、新たに都支出金4,874万9,000円の交付を受けることに伴い、一般財源について同額を減額する財源更正を行います。都支出金につきましては50ページに説明してございますので、よろしくお願いをいたします。
子ども家庭部の当該委員会所管分についての補足説明は以上でございます。
委員長
御苦労さまです。
金野保健福祉部長
それでは、第1号議案から第6号議案までにつきまして、一般会計から順次御説明いたします。
80、81ページをお開きください。
3項健康推進費、2目がん等健診費の1がん等健診、(1)健康診査・がん検診では、大腸がん検診及び子宮がん検診の受診者数が当初の見込みを下回ったため、2,397万7,000円を減額いたします。
82、83ページ、次のページをお開きください。
6項障害福祉費、2目障害福祉事業費の3地域生活支援事業、(1)地域生活支援サービスでは、地域生活支援事業補助金の増により、財源の更生を行います。補正予算の財源内訳の欄をごらんください。国庫支出金を1,816万5,000円、都支出金を908万2,000円増額し、同額の一般財源を減額するものです。この歳入については、国庫支出金が49ページ、都支出金は51ページに記載のとおりです。
3目障害福祉サービス費の1障害福祉サービス事業、(1)介護給付・訓練等給付では、障害福祉サービスの報酬改定、自己負担金軽減の要件緩和などによる扶助費の増により、2億769万4,000円を増額します。
(3)更生医療給付では、免疫機能障害者への給付が増加したため、2,741万円を増額します。これに対応する歳入については、国庫支出金を1億1,755万円、都支出金を7,176万2,000円増額します。この歳入については、49ページ、51ページに記載のとおりです。
84、85ページをお開きください。
7項生活援護費、1目生活保護費の2生活保護、(2)生活保護では、生活保護受給者の増加による扶助費の増及び国庫負担金の返還金が発生したため、6億7,557万円を増額します。これに対応する歳入については、国庫支出金を5億112万円、都支出金を8,500万円増額します。この歳入については、49ページ、51ページに記載しております。
86、87ページをお開きください。
8項保健医療費、2目国民健康保険事業特別会計繰出金、3目後期高齢者医療特別会計繰出金、4目老人保健医療特別会計繰出金の補正は、いずれも特別会計の補正に伴うものです。内容については、後ほど特別会計のページで御説明いたします。
88、89ページをお開きください。
9項介護保険費、1目介護保険運営支援費の1介護サービス支援、(1)介護サービス基盤整備支援では、新井住宅用地における認知症高齢者グループホーム補助額を、整備進捗率に伴い減額するとともに、認知症高齢者グループホーム防火設備整備費補助について、国の補助制度創設に伴い増額します。これにより、5,348万2,000円減額します。これに対応する歳入については、国庫支出金を565万5,000円増額し、都支出金については、認知症高齢者グループホーム整備は5,940万円減額し、介護基盤緊急整備は26万3,000円増額し、合計で5,913万7,000円減額します。この歳入については、49ページ、51ページに記載しております。
(2)の事業者運営助成では、夜勤看護師配置補助金について、介護報酬の改定で同趣旨の加算が創設されたことにより、補助金額から加算相当額を控除したことにより、1,298万円を減額します。
2目介護保険特別会計繰出金の補正は、特別会計の補正に伴うものです。内容については、特別会計のページで御説明いたします。
90、91ページにお進みください。
10項保健福祉部経営費、2目保健福祉企画費の1保健福祉企画、(1)計画調整では、障害者自立支援法の改正規模が縮小されたことに伴うシステム改修委託料の減により、1、302万円を減額します。
(4)保健福祉施設太陽光・熱利用設備設置では、当初見込んでいた補助金の交付を受けられないことになって、仲町小学校跡施設への太陽光発電設備設置工事を中止したため、3,570万円を減額します。これに対応する歳入については、諸収入を1,200万円減額します。この歳入は、57ページに記載しています。また、これに伴い、繰越明許費につきまして116、117ページに記載のとおり、仲町小学校跡施設の太陽光装備について減額いたします。
次に、国民健康保険事業特別会計に移ります。恐れ入ります、134、135ページまでお進みください。
特別会計につきましては、このページの歳入歳出予算総括の表で御説明をさせていただきます。
まず、右ページ、135ページの歳出をごらんください。
2款国保給付費につきましては、退職被保険者の療養給付費及び一般被保険者の高額療養費が当初の見込みを上回ったため、2億1,017万7,000円を増額します。
3款後期高齢者支援金につきましては、確定した支援金支出額が当初見込みを下回ったため、1億3,493万円を減額します。
5款老人保健拠出金につきましては、当初見込んでいた平成19年度精算による追加拠出がなかったため、2億493万円を減額します。
6款介護納付金につきましては、納付額の確定により、618万円を増額します。
7款共同事業拠出金につきましては、共同事業を運営する国民健康保健連合会による対象費用の見込み誤りによりまして、高額療養費共同事業拠出金及び保健財政共同安定化事業拠出金の減により、17億5,723万4,000円を減額します。
8款保健事業費につきましては、特定健診の受診者数が当初の見込みを下回ったため、6,198万5,000円を減額します。
9款諸支出金につきましては、国、都への返還金が当初の見込みを下回ったため、1,500万円を減額します。
続いて、左ページの歳入をごらんください。
3款国庫支出金につきましては、高額療養費拠出金の減額に伴う高額医療費負担金の減額及び療養給付費負担金の対象経費の減額に伴う療養給付費負担金の減額等により、4億2,956万6,000円を減額します。
4款療養給付費等交付金につきましては、退職被保険者等療養給付費の増額等により、1,555万7,000円を増額します。
5款前期高齢者交付金につきましては、前期高齢者加入数の見込み差等により、5,131万6,000円減額します。
6款都支出金につきましては、高額医療費拠出金の減額等に伴う高額医療費負担金の減額等により、2億494万3,000円を減額します。
7款共同事業交付金につきましては、高額医療費共同事業拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金の減額により、17億7,075万4,000円を減額します。
8款繰入金につきましては、一般高額療養費の増額等により、2億6,002万2,000円を増額します。
9款繰越金につきましては、確定額を計上いたします。
10款諸収入につきましては、平成19年度老人保健医療費拠出金の返還金の発生及び介護従事者特例交付金の交付により、1億9,521万2,000円を増額します。
続きまして、老人保健医療特別会計です。152ページ、153ページにお進みください。
まず、右ページ、153ページの歳出をごらんください。
1款医療諸費につきましては、老人医療給付が当初の見込みを下回ったこと等により、1億4,062万1,000円を減額します。
2款諸支出金につきましては、都支出金の返還金を7,145万8,000円減額するとともに、繰越金、支払基金交付金過年度分、国庫負担金過年度分を一般会計に繰り出すことにより、一般会計繰出金を5,924万2,000円増額します。これにより、ここにありますように、1,221万6,000円を減額いたします。
次に、左ページの歳入をごらんください。
1款支払基金交付金、4款繰入金につきましては、老人医療給付費等の減額に対応して、支払基金の負担分及び区の一般会計繰入金を減額するものです。
2款国庫支出金につきましては、国庫負担金の追加交付により、増額するものです。
また、5款繰越金につきましては、確定額を計上いたします。
続いて、後期高齢者医療特別会計です。160、161ページをお開きください。
右ページ、161ページの歳出をごらんください。
1款広域連合納付金につきましては、20年度収納分保険料の追加負担分、21年度滞納繰越分保険料の収納見込み額の増により、広域連合に対する保険料等負担金を6,689万8,000円増額するとともに、保険基盤安定負担金、事務費負担金、保険料軽減措置負担金を3,621万8,000円減額します。これにより、差し引きで3,068万円を増額いたします。
2款諸支出金につきましては、保険料還付未済繰越分の減額により、1,102万1,000円を減額します。
次に、左ページの歳入をごらんください。
1款後期高齢者医療保険料につきましては、保険料滞納繰越分の収入増により、2,050万8,000円を増額します。
2款繰入金につきましては、保険料軽減措置負担金等の減額により、8,421万9,000円を減額します。
3款繰越金につきましては、確定額を計上します。
4款諸収入につきましては、保険料未収金の補てん分の精算により、4,800万1,000円を増額します。
次に、介護保険特別会計、168、169ページをお開きください。
右ページ、169ページの歳出をごらんください。
2款保険給付費につきましては、介護サービス費の給付額が当初の見込みを下回ったため、5億580万1,000円を減額します。
3款地域支援事業費につきましては、生活機能評価の実施件数が当初の見込みを下回ったため、779万4,000円を減額します。
4款基金積立金につきましては、平成20年度保険料の剰余金、基金利子の積み立てにより、1億4,037万5,000円を増額します。
次に、左ページの歳入をごらんください。
3款から5款及び7款につきましては、保険給付費の減額等に対応して、国・都支払基金及び区の負担分を減額するものです。
6款財産収入につきましては、介護給付費準備基金及び介護従事者処遇改善臨時特例基金に生じる利子分944万6,000円を増額します。
8款繰越金につきましては、確定額を計上します。
以上で補足説明を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。
委員長
御苦労さまです。
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
かせ委員
91ページですが、仲町保育園の太陽光発電装置の減額なんですけれども、何か先ほどの説明ですと、補助金がとれなかったと、もらえなかったということですけど、その件もうちょっと詳しくお話しいただけますか。
野村保健福祉部副参事(保健福祉部経営担当)
当初、この予算につきましては、昨年補正で御審議をいただいた。そして、増額補正を組んだものでございます。その段におきましては、補助金について、交付の見込みがあるということで計上を行ったものでございますが、その補助金の交付の募集がたしか10月の締め切りでございましたが、その段になりまして、理由といたしましては、原則として、この工事について競争入札が行われることを条件に交付決定を行うと。この仲町小学校につきましては、既に戸田建設において改修工事がかかっておりましたので、随意契約でこの太陽光部分も上乗せの工事の発注ということを想定してございました。この仲町小学校について、改めてそういった競争入札という形での工事の執行というのは難しいという判断がございましたので、この工事の発注を取りやめ、今回減額の補正ということでお願いしてございます。
かせ委員
楽しみにはしていたんですけどね、残念ですけれども。それで、その後はどういうふうになるんでしょうか。今回こういうことになったんだけれども、工事が終わってから再度というようなことも考えられるんですか。
野村保健福祉部副参事(保健福祉部経営担当)
現在、区が進めております環境基本計画、この中でCO2の排出削減、こういったことを区の方針として掲げてございますので、改めまして区立施設のこういった太陽光利用というものの計画を固めまして、その折がありましたら、またこういった特定財源の期待できるものについては検討をしていきたいというふうに考えてございます。
かせ委員
続いて申しわけないんですが、81ページです。健康診査・がん検診が、大分人数にいたしましても4万1,000から3万3,000ですね。子宮がん検診も少し減っていると。こういうことで、見込み差ということなんですが、この見込み差に至る原因、背景というようなものは、何かございますか。
岩井保健福祉部参事(健康推進担当)
平成20年度から医療制度改革に伴いまして、医療保険の保険者が健康診査を行うということになって、40歳以上の方々については診査を行うことになったわけでございますけれども、これまで成人健診、区民健診と同時実施が可能であったという大腸がん検診であるとか子宮がん検診などについて、それが単独実施になったということが一つの原因というふうに考えております。
かせ委員
つまり、裏を返せば、今までの制度と比べて利用者にとっては、検診を受けるほうにとってはやや使いにくくなったというようなことなんでしょうか。
岩井保健福祉部参事(健康推進担当)
基本健診について、それぞれの医療保険者が実施をするということで一定の充実が図られているわけですけども、それとあわせて、これまで区が行ってきたものについては、そのような状況になっております。ただ、大腸がん検診、また子宮がん検診についても、例えば大腸がん検診については、40歳の方には全員受診票を直接送付するであるとか、子宮がんについては、二十歳の方については全員送付するであるとかということで、PRについてはこれまで以上に充実をしていくということで取り組んでいるところでございます。
かせ委員
医療制度の改正で、いわゆる国保については区のほうがやっていくんだけれども、そのほかの制度については、それぞれの保険者がやることになったということで、そういう点もあるんでしょうね。そういう制度の変更ということがそうなんですけれども、やはり、区としては区民の健康を守っていくということで、そういう方向にもぜひ注意を払いながら、全体的には多くの区民がいろんな制度を越えて健診が受けられると。そういう方向できちんと見ていただきたいというふうに思います。要望しておきます。
岡本委員
今回の補正は、減額が大体中心になっていると思うんですが、子ども家庭部、それから保健福祉部で、いわゆる税収落ち込み等にかかわって減額したという、そういう事業はあるのかないのか。今の御説明ではなかったように思うんですが、確認をさせていただきたいと思うんですけど。
委員長
双方にですよね。
金野保健福祉部長
今回、厳しい税収の減少等が見込まれる中で、経費の節減等には努めておりますが、予定していた事業につきまして中止をしたというようなもので、補正にかかわるものはございません。
竹内子ども家庭部長
子ども家庭部の減額の2件につきましては、子育て応援特別手当も停止と契約落差でございますので、そういったことはございません。
岡本委員
74ページの子ども家庭部の5目の子育て応援特別手当費がなくなったことによって、補正後の予算額が残っているということと、3万円というこの金額は何か意味があるのかどうか。
瀬田子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
昨年の10月中旬に、執行停止が国の閣議等を経由して決まったわけですが、各自治体とも、当区含めまして、準備に当たってございました。この3万円につきましては、その執行停止以前に当区が既に準備に着手した事務的な経費、消耗品ですとかコピー代等の経費が3万円かかったということで、これは既に執行した部分がありますので、それを除く全体の部分につきましては減額という形で整理をしたものでございます。
岡本委員
つまり、3万円ちょうどだったということなんでしょうが、あるいは2万9,900円とかいろいろあるかもわかりませんが、要するに、何かこれからかかるということじゃなくて、既にかかったものでトータル3万円かかっておったので、これはこの応援手当、特別手当がなくなっても、これはもう既に執行したものだということで理解していいんですね。
瀬田子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
さようでございます。なお、国のほうから、2月10日付で、この手当について、各自治体、ほかの自治体ではかなり既に支出をしている状況もありまして、現在、国等のほうでこれまでかかった経費につきまして精算をするという形で、特別事務費補助金、これは仮称でございますが、そうした形で所要額を把握し、後日に精算還付というような形で今手続が始まったところでございますので、当区についてはほとんど適用がなかった――少額ではありますが、還付という形での予定はしてございます。
伊東委員
先ほどの90ページ、保健福祉施設太陽光発電についてなんですけれど、当初、こういう補助金があるということで計画を立てられて、対象施設として仲町の福祉施設ということで白羽の矢を立てたんだと思うんですけれど、これが競争入札でないと補助金対象にならないということなんですが、これはスケジュール的にタイト過ぎて、要するに分離発注の形でこれを競争入札にするという方法はとることができなかったのかどうか。
野村保健福祉部副参事(保健福祉部経営担当)
既にこの仲町小学校全体の改修工事につきましては、プロポーザルという方式で受注者を決定してございました。そこに上乗せで、新しい工事を発注するというときに、同じ工期、同じ工事現場に2種類の工事主体が入っていくということはなかなか技術的にも、あるいは経費の積算の上でも困難であるというところから、今回については競争入札によらないということですので、工事の計画自体を取りやめたというものでございます。
伊東委員
建設工事自体については、分離発注というシステムがあって、同じ工期、同じ現場の中でも、要するにほかの受注体に対して同時発注をかけるということは多々あるんですけれど、今回、それをあえてしなかった。要するに、戸田建設ですか、既にもう受注されている中で、戸田さんのほうがそれについてはもう難しいという、そういうちゃんとヒアリングもされた結果ですか。それとも、庁内での庁議の中でそういう判断を下されたのか。その辺について確認したいと思います。
野村保健福祉部副参事(保健福祉部経営担当)
さまざま内部的にも検討いたしましたし、この受注者側に対しても、その可能性の有無について検討を求め、その回答を得た上での判断でございます。
委員長
他に質疑はございませんか。よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、よろしければ、質疑がなければ、質疑を終結します。
次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第1号議案及び第3号議案から第6号議案を一括してお聞きしたいと思いますけれども、御意見はありますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。それでは、第1号議案及び第3号議案、第4号議案、第5号議案、第6号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第1号議案及び第3号議案から第6号議案までの審査を終了します。
本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から特に発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で厚生委員会を散会します。
(午後2時35分)