平成24年07月26日厚生委員会
中野区議会厚生委員会〔平成24年7月26日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 平成24年7月26日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時56分
○出席委員(8名)
北原 ともあき委員長
甲田 ゆり子副委員長
石川 直行委員
いでい 良輔委員
白井 ひでふみ委員
金子 洋委員
大内 しんご委員
佐伯 利昭委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、
中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 波多江 貴代美
北部すこやか福祉センター所長 服部 敏信
北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
南部すこやか福祉センター所長 橋本 美文
南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 杉本 兼太郎
鷺宮すこやか福祉センター所長 村木 誠
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
健康福祉部長 田中 政之
保健所長 山川 博之
健康福祉部副参事(福祉推進担当) 小田 史子
健康福祉部参事(保健予防担当) 向山 晴子
健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子
健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖
○事務局職員
書記 河村 孝雄
書記 鈴木 均
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の異動について
○議題
地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について
保健衛生および社会福祉について
○所管事項の報告
1 中野富士見中学校跡施設整備基本計画について(地域活動推進担当、学習スポーツ担当)
2 地域活動コーディネーター養成講座について(区民活動センター調整担当)
3 北部すこやか障害者相談支援事業所の開設について
(北部すこやか福祉センター地域ケア担当)
4 高齢者福祉センター廃止後施設活用に関する意見交換会の実施結果等について
(鷺宮すこやか福祉センター地域支援担当)
5 ポリオ(急性灰白髄炎)の予防接種に係る変更について(保健予防担当)
6 その他
(1) 精神障害者地域生活支援センターにおける座布団等の焼損について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう進行します。
初めに、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、7月1日付で委員会参与の異動がありました。本日、当委員会から転出された理事者の方がお見えになっておりますので、休憩してごあいさつをいただきたいと思います。
委員会を休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後1時01分)
それでは、異動のあった参与について、御紹介とあいさつをお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
それでは、当委員会参与の異動につきまして御報告いたします。
お手元の資料にございます。中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)、波多江喜代美でございます。
波多江中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
区民サービス管理部の介護保険担当から異動になりました波多江でございます。よろしくお願いいたします。
瀬田地域支えあい推進室長
以上、異動報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
委員長
それでは、参与の異動については終了いたします。
次に、議題に入ります。地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について、保健衛生および社会福祉についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
1番、中野富士見中学校跡施設整備基本計画についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
中野富士見中学校跡施設整備基本計画について(資料3)御報告いたします。
お手元の資料にございますように、平成23年12月に中野富士見中学校跡施設整備基本計画を決定いたしました。それに基づきまして、今般、中野富士見中学校跡施設整備基本計画を策定いたしましたので、御報告いたします。
1番、建物概要でございます。
整備予定地は中野区弥生町五丁目11番16号でございます。
敷地面積は7,797.82平方メートルです。
建築概要ですが、地下1階・地上4階の建物でございます。
延べ床面積は5,980平方メートルです。内訳ですが、南部すこやか福祉センターが2,739平方メートル、(仮称)南部地域スポーツ施設が2,825平方メートル、南中野地域事務所218平方メートル、防災倉庫・備蓄倉庫82平方メートル、その他116平方メートルでございます。
駐車場20台、駐輪場114台分を確保いたします。
整備計画につきましては別添のとおりで、後ほど御説明を申し上げたいと思います。
なお、今後の予定、3番でございますが、8月、9月に区民説明会を実施いたします。12月には基本設計及び実施設計の業務委託の契約を締結したいと考えております。25年4月、基本設計を完了いたしまして、26年3月に実施設計を完了したいと思っております。なお、25年度に既存建物の解体工事を行いますとともに、26年度に埋蔵文化財の調査を行いまして、26年度から28年度に建設工事、28年度中に開設を目指したいと考えております。
なお、基本方針におきましては、27年度に開設の旨、御報告申し上げているところでございますが、解体工事を24年度着手から25年度からということに変更したことに伴いまして、この基本計画におきまして、28年度開設予定と変更してございますので、御報告を申し上げます。
それでは、別添の基本計画について、概略を御報告させていただきます。
おめくりいただきまして、2ページのところ、1番、事業の背景、目的です。
(1)事業の目的。
新しい中野をつくる10か年計画(第2次)に基づきまして計画しているものでございます。中野富士見中学校跡施設を整備しまして、南部すこやか福祉センター、南中野地域事務所、(仮称)南部地域スポーツ施設を新たに整備するというものでございます。
南部すこやか福祉センターは、弥生二丁目にあります現在の施設の移転整備になります。
なお、すこやか福祉センター内に、現在、弥生高齢者福祉センター内に設置されています南中野地域包括支援センターが移転をいたします。あわせて、障害者相談支援事業所を設置することを予定しているものでございます。
(仮称)南部地域スポーツ施設は新たな整備となります。
南中野地域事務所は、現在の施設の移転ということになります。
また、特別養護老人ホームについて、この敷地内に誘導整備をする計画となっております。
2ページの右側の(2)上位計画との関連でございますが、五つの計画と整合させることを基本としています。その五つの計画でございますが、新しい中野をつくる10か年計画(第2次)、中野区保健福祉総合推進計画2012、中野区都市計画マスタープラン、中野区みどりの基本計画、3ページに参りまして、中野区環境基本計画でございます。
(3)各施設の概要でございます。
まず、南部すこやか福祉センターですが、先ほども申し上げましたように、南部すこやか福祉センターの移転整備ということになりますが、三つの機能を担うものとして考えています。三つの機能につきましては、①、②、③とございますように、まず総合的な保健福祉サービスの提供とアウトリーチによる包括ケア機能、支えあいの地域づくり機能、地域自治の推進機能でございます。
3ページに参ります。
2)です。(仮称)南部地域スポーツ施設につきましては、南部すこやか福祉センターと連携して、子どもから高齢者までさまざまな年代の人々が気軽にスポーツを通じた健康管理ができる環境を整え、地域スポーツ施設を利用した区民、関係団体などを通じて区民全体の健康づくりや体力づくりを行うとともに、地域の連携を強める活動を展開する、そういった環境づくりを行うというもので、スポーツを通じた仲間づくり、地域コミュニティづくりを実践するというものとして位置付けているものでございます。
南中野地域事務所についてはごらんのとおり、あと南部特別養護老人ホーム、多目的広場、災害時における避難所機能につきましては、ごらんのとおりの概要でございます。
4ページのほうに参ります。
2番としまして、計画与条件の整理をしてございます。
(1)が敷地条件ということで、位置、それから敷地の現況、地形、③の周辺土地利用のところをごらんいただきたいと思いますが、敷地の状況ですが、中野通りから30メートル以内の部分は用途地域が近隣商業地域となっております。また、中野通りから離れた西側の用途地域は、第一種低層住居専用地域であるという状況になっております。また、接道状況、敷地へのアクセスなどについて、課題等整理をしてございます。
続きまして、5ページのところをごらんいただきたいと思います。
(2)導入施設の考え方でございます。
まず、南部すこやか福祉センターですが、ゾーンを四つに分けてございます。一つ目のゾーンが総合相談支援ゾーンということになります。子どもや高齢者、障害のある方など、保健福祉や健康に関する総合的な相談窓口を設置する。それとともに区民からの相談内容に応じた適切なサービスや支援を提供するゾーンになっています。この総合相談窓口を訪れた区民の方は、当該窓口の領域以外の相談や手続であっても、ほかの窓口に移動することなく、ここで手続ができるように、そういった対応を想定した上で基本計画をつくってございます。
この総合相談支援ゾーンにつきましての主な相談・サービス機能は、以下に掲げてございます五つになります。また、部屋ごとの機能と面積につきまして、この5ページの左下から右上にかけての表の中で整理をしているところでございます。
続きまして、二つ目のゾーン、子育て支援ゾーンでございます。乳幼児の健康診査・歯科健康診査、母親学級や各種相談、グループミーティングの場の提供など、乳幼児親子を支援するさまざまな機能を提供するものでございます。
主な相談・サービス機能は、乳幼児健診等、以下のとおりでございます。
6ページのほうに参りますが、ここにあります表が子育て支援ゾーンにつきましての各部屋ごとの主な機能、面積等を記しているところでございます。
三つ目のゾーンに参ります。6ページの右側の真ん中あたりからになりますが、③地域支えあい交流・地域交流ゾーンでございます。高齢者などに対する介護予防事業、支えあいネットワーク活動の拠点としての場や、支えあい交流の推進の場として提供する施設になります。支えあい交流室等それぞれの施設につきまして、主な機能と面積につきまして、この6ページのところで整理をしているものでございます。
続いて、7ページのところに参ります。
四つ目のゾーン、管理・各ゾーン共通スペースということで、すべてのゾーンに共通する部分をこの④のところで書いてございます。
⑤屋外施設につきましては、自転車置き場として114台、自動車駐車場につきましては20台を確保する計画となっています。
続きまして、(仮称)南部地域スポーツ施設でございます。ここにつきましては、先ほど申し上げた機能を備えた施設として計画をしてございます。三つの機能を持つものとして、一つ、区民の健康づくりと体力づくりのための機能、二つ目は学校運動部活動の支援、三つ目はスポーツの指導力・競技力の向上の支援となっております。こちらにつきましても、それぞれの運動場とそれぞれの機能と面積等を記してございます。7ページのところに屋内運動場(体育館)についての機能と面積を載せてございます。
8ページのほうに参りますが、8ページからプールについて、それからトレーニングルーム、健康体力相談室、多目的ルーム等につきまして、それぞれの機能と面積について計画をしているものでございます。
9ページのほうに参りたいと思います。
南中野地域事務所、これは現在の地域事務所の移転整備になりますが、総合窓口、事務室等、機能と面積については以下のとおりでございます。
そのほか、多目的広場、災害時における避難所機能等についても、ごらんのとおり計画をしているものでございます。
それでは、10ページのところへ参りたいと思います。
建築計画の(1)配置計画でございます。左側にございますところが配置計画ですが、中野通り側の建物につきましては、地上4階建てです。1階が南中野地域事務所、2階から4階に南部すこやか福祉センターが配置されるというものになっております。その奥側の建物が、建物としては連続しておりますが、地下1階、地上2階でございます。地下1階がプール、1階が屋内運動場、事務室、多目的ルーム、2階がトレーニングルーム等となります。
10ページの右側のところに色分けしてございますが、こちらをごらんのように地下1階がプール、更衣室、1階部分が地域スポーツ施設として屋内運動場、多目的ルーム等、また地域事務所、防災倉庫を1階に配置しています。2階がトレーニングルームの部分と、それから2階から4階までが、このオレンジの部分がすこやか福祉センターになります。ゾーニングについて、わかりやすいように、地域スポーツ施設は緑に、地域事務所はブルーで、すこやか福祉センターがオレンジになっている部分でございます。
11ページのところが平面計画になっております。それぞれの地下1階、1階、2階、それから上のほうで3階、4階、屋上の平面図になっております。
なお、12ページにつきましては立面計画、断面計画を載せておりますので、御参照いただければと思います。
以上、概略でございますが、基本計画について御説明をさせていただきました。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
石川委員
中部すこやか福祉センターと、今度この富士見中を解体して新しく建てるということで、その比較といいますか、規模としてどのくらい広くなるのか。狭くなることはないと思うんですけれども、中部との比較対照といいますか、ちょっとその辺のところをわかる範囲で教えていただけますか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
中部すこやか福祉センターは、学校の跡施設を改修の形で活用いたしましたので、かなり廊下などが広いので、延べ床面積としては富士見中学校の跡施設、南部すこやか福祉センターのほうが小さくなっておりますけれども、機能面とか施設などにつきましては、ほぼ同様な形で整備をしております。整備を計画しているものでございます。
石川委員
細かい部分は別として、例えば、中部すこやかにないもので新たに南部すこやかにできるそういうスペースがあるのかどうか。それから、中部が抱えている、予想している人口というんですか、それと南部の予想している人口といいますか、利用者数というか、その辺は比較はどうなっているんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
人口につきましては、中部すこやか福祉センターのほうが多い状況になっています。中部が9万人程度、南部につきましては、7万人程度が対象の人口全体になっています。
なお、機能はほとんど変わっていない状況なんですけれども、中部ができた後の二つ目の新たな整備ということになりますので、保健福祉の総合窓口につきまして、ワンストップの相談ができやすいような設計を考えること、相談室についても、プライバシーにかかわる相談について適切に相談ができるような配置の工夫をすることなど、また障害者トイレについても広げるとか、そういった細かいところにつきましては改善を考えているところです。まだ基本計画の段階ですので、基本設計について、それらを確実に実現できるようにしたいというふうに考えております。
白井委員
整備基本計画で建物の概要が示されております。床面積まで示されているんですけれども、まず、概要で結構です。幾らほどかかるような施設になるんでしょうか。お伺いしたいと思います。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
まだいろいろな仕様などができていませんので、正確な概算というのはしていないんですが、この規模で考えました場合、建設工事費については20億円程度かかるかというふうに考えております。
白井委員
一般的に小・中学校を建てかえるときというのは予算、大体今どのくらいと言われているんでしょうか、お伺いいたします。(「30から40だよ」と呼ぶ者あり)
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
学校と体育館、プールを整備した場合に、約30億円程度というふうになっております。
白井委員
私も大体二、三十億と聞いています。そういう面じゃ、ほぼ一つの学校をつくりかえるぐらいの予算を今回、概算ではありますけれども、そのくらいの規模なんだなと思います。
一方、中部の地域スポーツクラブの運営に当たって、モデル事業が実施をされてきたところです。現在どのようになっているんでしょうか、お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
中部で行っております健康づくりスポーツ推進モデル事業は、昨年度末の3月25日にキックオフイベントを行ったところでございます。その後、施設を団体として参加型のモデル事業ということで体育館部分、そして屋外運動広場部分を各球技等の団体に実際に使っていただくモデル事業を行っております。その中では、体育館につきまして25枠、屋外運動広場につきましては35枠の参加がございまして、計60枠の参加が7月24日現在でございますが、ありました。
それで、延べの参加人員は827名となってございます。
6月末までのこれに伴う参加費という形での区の歳入は27万円程度になってございます。
白井委員
モデル事業に変更があったというふうにお伺いしているんですけども、その点いかがですか。お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
モデル事業でございますので、やっていく中でいろいろな参加者の意見などもお聞きしながら、少しずつ変えていくということが趣旨でございます。その中で、4月は体育協会等の社会教育団体に限っての募集をしていたところでございますけれども、5月からはそれを一般に中野区在住者10人以上の団体としております。それから、6月からは、これは在住・在勤・在学者が過半数いれば団体登録できるというふうに変えてございます。それから、時間につきましても、今まで土日には午前枠を設けて9時半から12時とし、あとは午後の2枠を設定しておりましたけれども、今後、午前中の枠も毎日行うということで考えているところでございます。大きなところは以上でございます。
白井委員
モデル事業はあくまでもモデル事業なので、スタイルを交換しても、改めても問題ないという言い方もあるのかなとは思うんですけども、私はそうは思いません。本来、本体としてどうするかという事業があって、それを試験的に行うだとか、ほぼそのスタイルで行うというのがモデル事業じゃないかと思います。これでは場当たり的にもほどがあるんじゃないかって。当初、体協さんにお願いして、それで運営をと言っていたんですけども、事実上、体協さんのほうからお断りのお話があったと聞くんですけども、いかがですか。この点、お伺いしたいと思います。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
体育協会と申し上げましたのは、運営ではなくて、実際に参加していただく団体として、今まで中野区で区民の大会等も含めまして広範にやっていただいている体協さん等の社会体育団体にまずは使っていただいて、御意見を聞こうとしたものでございます。ただ、事業の開始が4月だということもありまして、体協に限らずどの団体もですけれども、複数の多くの方が参加するということで、急にはその計画が立てられないということでございましたので、結果的に4月の参加はなかったということでございます。
白井委員
このモデル事業、2年間検証を行うというふうだったと思うんですけども、確認をしたいと思います。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
25年度までの2年間を考えております。
白井委員
現段階でモデル事業、いろいろ試行錯誤されているんでしょうけども、実際に行うこの地域スポーツクラブの事業、めどがついてまいりましたか。まだまだいろいろ変更しないと、25年度まで実施しないと中身が見えてこないと、こういう状況なんでしょうか。お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
26年度からを考えております地域スポーツクラブとしての本格実施は、それはそれでそのスキームづくりを考えております。それで、その参考にするためにモデル事業を行っております。
白井委員
それはそれでというのはどういう中身ですか。お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
26年度に本格実施するときの運営方法等でございます。
白井委員
それはどういう中身ですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
任意団体の中野区地域スポーツクラブという団体がもうできております。ここが主体となって事業を行うことになりますけれども、そこと区の関係でありますとか、それから具体的に行う事業の内容でありますとか、その他もろもろの設定、それから区民の方にどのような形で参加し、実施していただくということでございます。
白井委員
要は、実際に運営していただく方々にどうやってその費用を役所として出すのか、また具体的にグラウンドや施設を利用していただく人たちの負担はどのくらいなのかって。これが低過ぎると採算がとれなくなる。一方で高過ぎると利用者が減るというところが一番ポイントなんだと思うんですけども、今、現段階で中部のほうで行っているモデル事業のものというのは、金額は下げているんだと思うんです。それでも、一般的な例えば区有施設を借りるに当たっては、やっぱり費用が高くて、利用者の方々が必ずしもたくさん手を挙げるという状態にはなっていません。じゃあ、1カ月程度、先ほど27万円ぐらいの収入がありましたという話だったんですけども、その収入をもって運営母体の費用が賄えるかと。それも賄えない。今はどっちつかずの金額にもなっているんでしょうけども、結局、この地域スポーツクラブというのをどう運営していくのかなとか、あと皆さんにどう使っていただくのかという大命題のところがずれちゃっているわけですよ。そこを2年間検証をかけますよと。25年度までやって、それで26年度スタートさせますと、何回も仕切り直しているんですけど、今のところこの話が出てきています。そのモデル事業ですら、どうも私から見る限りは場当たり的に見えます。にもかかわらず、今回、中身が決まっていませんけども、南部のほうで整備しますよというふうに出てきたのが今回のこのハード整備に見えるんですけども、中身は決まっていないけども、とりあえずこの施設整備をやるということでいいんでしょうか。お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
今、ハードというお話がございましたけれども、今回の富士見中跡施設整備の基本計画は、まさにハードの部分の計画でございます。それで、主に今、中部で行っていますのは、その運営面、ソフトの面が主になっているものでございます。しかし、このハードの計画と、主にソフトを対象として行っているこのモデル事業でございますが、モデル事業を行いながら、ハードに生かせるものは極力生かしていきたいというふうに考えております。
白井委員
順番が私は逆だと普通は思います。こういう事業をやるので、それに対してハード整備をこうしましょうって、普通はこうじゃないかなって。中身をどうするかわからないですけども、とりあえずまず箱物をつくりますって。実際利用してしまえば、やっぱりこっちのほうがよかったかなとか、やっぱりこうだったかなって、そごが出てくるんじゃないかなって。一方で中部のほうでは、先に箱物といいますか、ハード整備ができてしまっているわけですよね。にもかかわらず、中の運営が当初スタートのタイミングが非常におくれている。その段階で、まだ中身の再検証をやっていますよというにもかかわらず、二つ目。中部のほうは学校の施設を改修するという形。7億円でしたっけ、費用をかけてやったわけですよね。今回はつくり直して新しくして20億ですか。今、概要だという話だったんですけども、施設の中でも半分ぐらい占めると言ってもいいのかなと思うんですけども、もしくは床面積だけじゃなくて実際費用面を考えると、この20億の中でも大半を占めるんじゃないかなと思うところが、この地域スポーツクラブではないかなと思います。本当であれば、この施設整備をするというのであれば、中身を示すというのが私は普通の考え方だと思うんですけども、いかがですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
地域スポーツクラブの目的等は、これまでも申し上げておりますが、地域で気軽にだれでもが行える健康づくり、体力づくりでありますとか、学校運動部活動の支援でございますとか、あるいは地域のスポーツの指導力・競技力の向上という目的がございまして、これはどこのスポーツクラブでも変わるものではございません。そして、そのために必要な施設といたしまして、体育館などの団体の、例えば球技のようなものが行える施設であるとか、あるいは個人が体力づくり、健康づくりのために行えるようなトレーニングマシンと限ったわけではございませんが、個人的に体力の増強ができるような基本的な施設を考えております。これはコアなものとして、どこのスポーツクラブが使う施設についても配置していく計画でございます。その上で、委員がおっしゃるように使い勝手の部分も含めまして、もう少しここはこういうふうにすればいいというようなことが施設のハード部分につきましても、モデル事業を行いながら出てきたところにおいては、それを反映させていくことができるものであると思っております。今は基本計画の段階でありますが、詳細を詰める中で出てきた意見等は取り入れられることはできると思ってございます。
白井委員
質問の意図をわかっていただけていないのかなと思うんですけども、ハード整備でどうしたらいいというのは後付けで言っている話であって、本体として、実際に利用する区民の方々は幾らなんですか、費用面の話。それから、運営をお願いする団体に当たっては、それらがちゃんと事業採算とれるように。一たんつくってしまって、あとは区財政をたくさん投入しなきゃならない、こういうふうになってしまうと、お話が違うようになるんじゃないですかって。区民の健康増進の面から取り組むというのはよくわかっています。別にそこは否定しているわけではないんですけども、そのためにたくさん一財を投入しなければ運営ができないもの、または、その中の運営のスキームすらまだできていないにもかかわらず、二つ目の施設をつくるというのは、本来は違うんじゃないですかって。本来で言うならば、ならば、まずはそのスキームを示して、それで、これならいける、だから二つ目をつくるって、こういうわけでしょう。一つ目がまだモデル事業、2年間かけて検証で、それすらまだ現在スキームは検討中ですと、それはそれで検討していますという話だったんですけど、それはそれじゃなくて、先に本来出すものであって、そこがないにもかかわらず、多額の費用をかけて、まだどこに行くかわからないところの施設整備を行いますよというのは、順番が逆じゃないでしょうかと。本来は、まず計画ありき、そこからのお話じゃないんですかというふうに聞いているんですけど、いかがですか。
田中健康福祉部長
ハードの整備と、それからソフトの整備、これが同一的にやられるべきだというお考えだと思います。それはそれでごもっともな御意見だと思いますし、私もそうあるべきであろう、できればそうありたいというふうには思ってございます。ただ一方では、このハード面の整備につきましては、現実に中野区民の中でスポーツに親しんでいる人たちの割合、そういったものから見ても、まだまだスポーツが浸透していない。それから、スポーツが浸透していないことによる体力づくりがまだまだおくれている、こういったような状況もございます。それから、これからの社会、将来のことを考えますと、ますます高齢化が進み、医療費、介護費の費用がますます増大していくという、そういった状況もございますので、健康づくり、それから、それを通した地域での活性化のための交流、そういったものをこれから整備していくということはとても重要なことであり、喫緊の課題だろうというふうに思っているところでございます。
委員から御指摘のとおり、そのハードに即したようにソフトのしっかりとした構想があるべきだという考え方につきましては、先ほど申し上げましたとおり、できればそうあるべきだというふうに思ってございますが、今現在、ソフト面についての検証をするためにモデル事業をやらせていただいているということでございます。モデル事業は2年間にわたってやってまいりますけども、25年度、24、25の2年間をやって、25年度が終わって、じゃあどうしましょうかという話ではなくて、2年間のうちにしっかりとしたスキームをつくりながら、スキームといいますのは、一つは、例えばどんなような事業展開を行ったら区民にとって参加しやすい、あるいは体力づくりにとって有効なメニューであるか、そういったような事業の検証、それから会費であるとか、そういった利用料金についての参加しやすいような設定はどうあるべきか、そういったこと。それから、運営方法、一体だれがどういった形で運営するのが――地域スポーツクラブという団体がありますけども、そういったことを中心としながら、具体的にどういった運営の仕方がより効果的・効率的なのかといったことをあわせて今検討しているところでございます。
ですから、先ほど申し上げましたように、24、25、2年間やって、さあ、どうしましょうかという検討ではなくて、24年、25年度の間の中でさまざまな検証をしながら、26年度に実施ができるようにスキームを固めていくと、こういう計画でございます。そういった意味では、ハードのほうが先行しているという状況には多少ございますけども、この富士見中の跡地のスポーツクラブが発足する段階においては、もちろん当然のことながら、ハード面、ソフト面も含めまして、きちっとした体制でやっていくという考え方には変わりはございません。
白井委員
わざわざ部長から御答弁いただいたんですけども、それでもやっぱり納得いかないものがありまして、そこの施設整備、逆に言うと議会に対して提案がありました。これ、了承してくださいと、もしくは理解をお願いしてくださいと言われても、実際どう使うんですかと。ランニングしていくに対して、どのくらいの費用がかかるんですかって。これもあわせた上で本当は、じゃあ、施設整備しましょうというんなら納得できるんです。中をどう使うかわかりません、これから幾らお金がかかるかもわかりません。だけど、大目的としては区民の健康増進のためですからと言われても、やっぱり費用対効果をシビアに見ていかないと、納得できるというものじゃなくて、逆に言うと、それがまだわからないにもかかわらず、どうぞと言われても、非常に判断しづらいものがあります。大目的はよくわかるんです。介護の話もありましたし、高齢者のお話もありました。その辺はよくわかります。わかった上なんですけども、だからといって、幾らでも投入していいという部分では、費用対効果の面だとかよくわかった上で、これは必ずしもやらなきゃというふうなところまでのジャッジができないと私は思っています。だからこそ、本来は先に中身のスキームを示されるべきだと思いますし、今、御答弁の中で、25年までかけるという話じゃなくて、逆に言うと、途中のこのモデル期間中に示されるようなお話もあったんですけども、それでは、改めてなんですけど、いつごろそのスキームを示される予定ですか。お伺いします。
田中健康福祉部長
現段階、モデル事業実施期間中でございますし、それから、検討している中でございますので、いつごろというのは明示はできませんけども、先ほど申し上げましたとおり、26年度にはそういったスキームをきちっと整えた上で、26年度には実施できるような体制をつくっていくということについて、今検討しているということでございます。
白井委員
今年度予算の中で債務負担行為がついていて、基本設計と実施設計ってワンパックになっています。しかしながら、うちの会派としても要望させていただいたことがあります。その基本設計から実施設計に移るに当たって、現在モデル事業、当初のタイミングでは議会で示された中では、体協さんのほうで利用をお願いしてというモデルのスキームが示されたんですけども、現在その形が変わってきています。にしても、実際はここのところの本当にどうするのかという事業をしっかり検証した上で実施設計に移らなきゃ、やっぱりいけないんじゃないですかと。債務負担行為がついているから、とんとんといくというお話ではありませんよと、こういう旨のお話をさせていただきました。であるならば、一つ目標として、実施設計だとか入る前に、基本設計完了ぐらいまでにはまずお示しをある程度していただく必要があるのではないかなと思うんですけども、いかがですか。
田中健康福祉部長
お約束は今の段階ではできませんけども、そのように努力したいと思います。
白井委員
部長からも、ハードとソフトともにが望ましいとお話があったんですね。それに近づける努力というのをしていただきたいなと思います。
大内委員
今、白井委員の話を聞いていても思ったんですけども、結局、仲町のあたりにつくったところは何といったっけ。中部か。(「中部」と呼ぶ者あり)あそこが結局うまくいっていないわけでしょう。うまくいっていないから、この間みたいに、また再度利用形態を変えたりして。だから、そういう検証がちゃんとできていないで、ここで同じような失敗をしちゃだめだよということも言っているんだけど、そういうことでしょう。わかっているの。言っている意味わかっているの。何か、中部はうまくいったような話しか聞こえていないんだよね。いや、うまくいっているんですって。うまくいかなかったんでしょう。うまくいかなかったって言いたくないの。うまくいっているの。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
中部のモデル事業がうまくいっていないという認識は持ってございませんで、その中で地域スポーツクラブが運営を始めるまでの運営のスキームづくりに時間を要しているということでございます。ただ、始めるに当たって参考とすべきモデル事業、これについては、最初こうだったけれども、うまくいかなかったからこうするというのではなくて、むしろ、どうするのが一番最適かということで、いろいろやり方を変えながら始めていると。体協に使ってもらおうとしたけれども、なかったのでというのでなく、もともと一般的な、体協だけじゃなくて、一般的な団体登録をしていただいて使っていただくということを考え、参加していただくことを考えておりましたので、特にうまくいっていないという認識は持ってございません。
大内委員
だからそうなってくると、じゃあ、この間の仲町というか、中部がうまくいっているから、それと同じ方法でやるんですとやったら、そうならないよとなるんだよ。あれはあれで反省してもらって、じゃあ、今度はこうやって変えていこうということがないと、あれとまた同じパターンだったらだめだよ、実施設計。あの考え方と同じじゃだめだよというふうになるんですよ、こっちとしては。今、運営スキームに時間がかかっているって。これはでも、別にうまくいっていないわけじゃないんだ、ただ時間がかかっているだけなんだ。1年間ああいう施設、中野が借りたら幾らかかるのよ。自分たちが持っているから金かからないだけで、運営スキーム、あるいはいろいろなところに時間がかかってもいいんですなんていう発想、だれなの。最初の説明と1年以上もうずれているじゃない。地域に開放するといったって、やっと今度開放して、今までつくって半年以上、何で貸せないんですかって、スキームができないからといって。スキームって、できてからやるの。あれができる前からスキームをつくってやっていくんでしょう。もうあれができるときにはスキームが立ち上がっていて、もう貸し出しができるというのが普通じゃない。でき上がってまだ半年か1年近くも貸し出せなかった。
スポーツジムのほうは今もう貸しているのかな、まだ貸していないのかな。施設のほうは、体育館の中の。あれはもう貸しているの。利用率はどのぐらいあるのか知らないけども、多分たくさん、黒字が出るぐらい出ているということなんでしょう、うまくいっているんだったら。スキームがうまくいっているって。だから、そういうことを平気で、いや、別にうまくいっていないわけじゃないんですって。そういう発想で今回は進めているんだというんだと、今、白井委員が言ったように問題あるよ。もうちょっと、民間のところだとそんなの許されないよということを言っているんだけど、全然。だから、もうあなたの答えが、ああ、役所の人ってそうなんだな。自分たちが持っているものは別に減らないから、別にこれで利益を生もうと思ってやっているわけじゃないからいいんだなという発想だと、民間のところに負けちゃうし、民間のほうが全然いいものをつくりますよと。だから、ここで認めなくてもいいけども、ちゃんとその辺のところ、つくるときにはもうすぐオープンする、スキームをそれまでにちゃんともうつくるということを前提でやってもらわないと、いや、できちゃってもまだいいんですよ、しばらくなんていう発想はよくないんじゃないのかと言っているの。
だから、その辺はもうあれですけど、田中部長、できるころにいるかどうか知らないけど、ちゃんと体協だとか何かじゃなくて、体協がやってくれると思ったらやってくれなかったと、そんなことを言っているんじゃないよという話なんですよ。だからちゃんと、こうしたお金をかけてつくるんだったらば、きっちり運営形態を、まして複合施設でしょう。すこやか福祉センターのほうはたくさんいるけど、何かそっちの担当、スポーツ施設のほうは人がいないとか、まだオープンしていないなんてことにならないようにやってもらいたいなと。だから、そういうことを考えてちゃんと計画を練っていってほしいし、できたら、やっぱりこれじゃあ使い勝手が悪いなんてことにならないようにしてくださいねということなので、それはお願いしたいと思いますけども、よろしいですね。
田中健康福祉部長
御意見、承りました。先ほども答弁いたしましたように、ハードができるころには、当然ながら、すぐに運営ができるというのが望ましいわけですので、富士見中のスポーツ施設についても、当然それを目線に入れてやっていくということでございます。
それから、モデル事業についてうまくいっている、うまくいっていないというお話がございましたけども、貸し出しといいますか、そういった体育館とかフットサル場を貸し出しをしていますけど、それについての利用という意味では、我々が当初考えていたよりは利用が低いというふうには感じはいたします。そういった意味では、思ったよりも甘かったというか、そういったような感じは持っておりますけども、それも含めてモデル事業、つまりどういったようなことが原因なのか、あるいはどういったことがお望みなのか、そういったことも含めて検証するモデル事業ということでございますので、真摯に反省しながら改善を加えていきたいと思っております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
2番、地域活動コーディネーター養成講座についての報告を求めます。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
それでは、地域活動コーディネーター養成講座について(資料4)御報告いたします。本報告事項につきましては、8月1日の地域支えあい推進特別委員会において報告をさせていただきます。
この地域活動コーディネーター養成講座でございますけども、これまで3回実施いたしまして、今年度4回目を実施するものでございます。
まず、目的といたしましては、地域活動や地域自治の発展を目指しまして、地域社会の問題を住民自身が主体的に解決するためのさまざまな活動、これを企画・調整・支援できる幅広い知識を身につけた人材を養成するというものでございます。
なお、区はこの講座の修了者のうち区民活動センター運営委員会事務局への採用を希望する方について、その名簿を作成し、区民活動センター運営委員会に提供するものでございます。
2の開催内容でございます。
講座内容につきましては、めくっていただきまして、裏でございますけども、講座内容といたしまして、ここに掲げております1から4の項目につきまして講義をいたしまして、5番目といたしまして、実践演習としましてグループ討議と発表を予定しているものでございます。
開催時期につきましては、9月10日(月曜日)から9月22日(土曜日)までの平日夜間4回、土曜日午後1回を予定しているものでございます。
戻っていただきまして、応募資格でございます。次のいずれかの要件を満たしということで、地域団体・公的機関・企業などで地域活動の経験のある方、地域福祉や地域コミュニティづくりなどに関心のある方のいずれかの要件を満たしまして、地域活動や地域自治を推進する意欲のある方でございます。
応募書類につきましては、応募申請書と、「これからの社会に求められる地域活動」というテーマでの作文を予定してございます。
定員につきましては20名ということで、受講者の決定方法につきましては、応募書類により選考したいというふうに考えてございます。
周知につきましては、区報、ホームページ、チラシにより周知しているところでございます。
3の開催状況につきましては、裏面の第1回から第3回までの概要を載せておりますので、これをごらんいただきたいと思います。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
大内委員
これ第4回目の、定員と書いてあるんだけど、申し込み期間というのは出ていないんだけど、どうなの。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
申しわけございませんでした。7月20日から8月10日まででございます。申しわけございません。(「じゃあ、もうやっているんじゃない」と呼ぶ者あり)
大内委員
そうしたら、これはもう前回の講座は始まっちゃっているんでしょう。始まっているものの報告なのね。(「それ、申し込みでしょう」と呼ぶ者あり)20日から、だから、これの説明はもう始まっちゃっているということでしょうと。本来ならその前にやるんじゃないのかな。だって、ここで質疑したって、もうやっちゃっている。これ直したほうがいいよって、どうしようもないじゃない。なんじゃないの、委員長ね。まあ、いいや。いいよ。
それで、開催状況で1回目、2回目、3回目ってあるでしょう。それで定員があるでしょう。定員があって応募者があるよね。でも、受講者が定員より多いんだよね。じゃあ、この定員って何なのというのと、あと名簿登載者が受講者よりちょっと少ない。これは途中で脱落というか、それとも試験ではねているとか、何か。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
定員といいますのは、この講座を開催するに当たりまして、講座内容、それと施設等、開催場所等を含めまして20名というものを設けているものでございます。それにつきまして、若干受講者数がオーバーしているというところがございますけれども、これはやはりその選考に当たりまして、やる気等を勘案しまして、若干ふやしているものでございます。
それと、名簿登載者数が減っているというところもございますけれども、これは名簿登載への辞退というようなことがございますので、そういった関係で受講者よりは少なくなっているということでございます。
大内委員
その名簿登載はしていないけど、試験には受かっているみたいな形なの。要するに、資格は持っているから、いつでも名簿に登載できますよということなの、受講者全員は。受講すれば、もうこの地域コーディネーターの資格は持っていると。その次の段階として、じゃあ、どこかで働きたいとなれば、名簿に登載してください、私は今の時期まだ仕事がしたくないので、名簿登載しなくてもいいですよという人の差だということなの。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
この講座修了に当たりまして、名簿への登載を希望するか否かというものを確認しております。それで、自分としては名簿への登載、要するに区民活動センターで仕事をする希望というものがないという方がいらっしゃいましたので、その方がこの名簿には登載されていないということでございます。
大内委員
じゃあ、僕が言っていることは合っているの。いや、僕が聞いたことはどうなの。合っているのかどうかを聞いているんだよ。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
要するに、受講者数よりは名簿への登載というのは、希望しない方がいますので。それで、資格が残るかどうか。それは、この名簿へ登載されていない限り、区民活動センターへの......。
大内委員
だから、そのコーディネーター養成講座を受けて、いつでも運営委員会事務局に採用を希望することはできるのかと。言っていることわからないの。例えば、去年だと21名いて18名でしょう。21名の人、講習を受けたから、一応、全員資格は持っているんですねと。例えば、試験を受けて3人落ちちゃって18名しか登載できなかったとか、そういうことじゃなくて、21名全員資格を持っていると。ただ、資格は取ったけども、今すぐ勤めたいわけじゃないから、18名しか希望者がいなかったと。残りの3名の方は資格は持っている。だから、次の年でも申し込めば名簿登載者になるんですねと、そういうことなんですかと。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
この講座修了に当たりまして、本人の意思確認をしておりますので、講座は修了したということは事実はございますけれども、この名簿に登載されない限りは......(「僕が言っていることはどうかと聞いているだけだよ。あなたのことを聞いているんじゃないよ」「もう、一遍地域コーディネーターをやめちゃった人は名簿に載せないんだ」と呼ぶ者あり)この名簿に登載されて初めて資格が生じるということでございますので、希望しない方については、ここに載っていないということでございます。(「じゃあ、一応休憩して」と呼ぶ者あり)
委員長
委員会を休憩します。
(午後1時56分)
委員長
では、委員会を再開します。
(午後2時02分)
いでい委員
関連してちょっと伺いますけども、役所としては、コーディネーター講座を受けた方々の層を厚くしていきたいという思いがおありになる。じゃあ、実際に区民活動センターで、この制度が始まってから、就任をされたけれども、いろいろな事情でやめられた方々というのは今まで延べ何人ぐらいいて、その率は1年間で換算すると何%ぐらいなんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
今まで事務局員に採用されまして、途中で退職された方が4名ということになってございます。
いでい委員
4名だけ。(「はい」と呼ぶ者あり)それぞれいろいろな御事情がおありになったかなと思いますけれども、やめるにも引き継ぎだ、いろんなことはあるとは思うんですが、そういったのはスムーズにいっているんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
そのやめられた地域がそれぞれ担っておりますので、2名の方が同時におやめになったという例はありませんので、そういった中で、やめる方についての引き継ぎというものをきちんと行っているというところでございます。
石川委員
今の休憩中のところで出た名簿登載者の期間が2年間ということなんですが、ということは、21年、第1回に受けた方で、実際に働かれていなくて登載をされている方は、もう次は登載されないということでよろしいんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
この名簿によりまして運営委員会のほうに提供する情報という中では、それが載っていかないという形にはなりますけれども、運営委員会のほうで、1回目の受講の方でも、うちの事務局員として採用したいというようなことがあれば、そこは運営委員会のほうから働きかけていただくということが可能というふうに考えております。
石川委員
名簿に登載されていなければわからないんじゃないかと思うんですけど、その辺はどういう意味の......。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
運営委員会には、第1回目、第2回目、第3回目という形で情報提供をこれまでしておりますので、そういった中で運営委員会のほうで判断していただくという形になります。
石川委員
ちょっとよくわからないんですけど、まあ、いいです。
ちょっと確認したいんですが、活動センターの事務局員は3年を超えないということなので、昨年の7月から始まった活動センターについては、来年度4月から更新をして、翌年度は交代してくださいということ、そういう認識でよろしいんでしょうか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
運営指針の中で、更新は3回を超えないということになっておりますので、2回までの更新ということですので、委員おっしゃるとおりでございます。
石川委員
そうしますと、これは多分どこの活動センターも抱えている問題だと思うんですが、今、事務局が事務局長を入れて2人。2人が一遍にやめられると困るということで、そうすると、前もって来年の4月にどちらか1人を交代させなければいけないというふうに考えているセンターが多いと思うんですが、そういう認識でよろしいんでしょうか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
そのように考えているセンターもあるかなというふうに思っておりますけれども、全センターがそういうふうに考えているかどうかというのは把握してございません。
石川委員
区民活動センターが開始されて、まだ1年ようやくたったところです。そうすると、例えば今回の初年度というか、第1期というか、この期間に限っては、3回を超えるということよりも、スムーズに移行させるために1人だけは4回目があっていいとか、そういうような柔軟な考え方というのはないんでしょうか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
昨年度、運営指針を定めておりますので、現在のところ、この指針に沿って運営していきたいというふうに考えております。
佐伯委員
先ほど、既に途中でおやめになった方が4名いるということでしたけども、その後というのは、うまく名簿に登載された方に引き継ぎがされているんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
地域によりましては、この名簿に登載された方から採用できたケースがございます。そうでない場合につきましては、臨時的にアルバイト、臨時職員ということで事務局員として働いていただいているというケースがございます。
佐伯委員
何で、名簿に登載された人がいるのにうまく引き継ぎができなくて、臨時職員みたいな形で入れると、こういう事態が起こるんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
やはり運営委員会で採用するということでございますので、名簿の提供というものは行っているわけでございますけれども、その中でやはり運営委員会として、確たるというもので採用できないケースが生じているというところでございます。
佐伯委員
じゃあ、運営委員会がその臨時職員の方に関しても探してきて就任してもらうんですか。仕事をしてもらうんですか。
遠藤地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
これにつきましては、区のほうに相談等がありまして、臨時的な対応ということで、区のほうで探しているケースがございます。
佐伯委員
やっぱり、ちょっと一時的に元区の職員の方が入ったりしたケースがあったもんですから、そうすると地域としては、こういうことをやっていたのに、何でこういうことになるんだという声が上がるわけですよ。確かにそれは運営委員会側の都合かもしれませんけども、今までのお話を聞いていて、これだけの名簿登載者がいると。それが何でうまく引き継げないんだということになりますので、そのあたりの、コーディネーターですけど、コーディネーターをコーディネートするわけじゃないですけども、そういったあたりというのは円滑に、もしも、これからだって結構高齢の方もいらっしゃいますから、突然病気になったりとかというケースもあろうかと思いますので、そのあたり、地域から一体何なんだろうということを思われないように、ぜひ御努力いただきたいと思います。これは要望です。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告についてを終了いたします。
3番、北部すこやか障害者相談支援事業所の開設についての報告を求めます。
大橋北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
北部すこやか障害者相談支援事業所の開設について(資料5)御報告いたします。
この北部すこやか障害者相談支援事業所につきましては、6月厚生委員会において、事業者の選定結果を報告いたしました。今回は9月1日からの北部すこやか福祉センター施設内での開設について報告をいたします。
まず、1番ですけれども、その目的でございます。総合的で効率的な障害者相談支援事業を実施するために、障害者自立支援法が定める基本相談支援に加えまして、各種福祉サービスの申請受付やサービス利用に係る勘案事項調査等の関係業務を事業者に委託して、障害者相談支援事業の充実を図るものでございます。
2番目、開設時期及び開設時間です。まず開設時期は、平成24年9月1日から開設でございます。あと開設時間は、平日は午前9時から午後7時まで、土曜日は午前9時から午後5時までです。これは地域包括支援センターと同じ開設時期、開設時間。すこやか福祉センターの窓口につきましては、平日、土曜ともに午前8時半からになっておりますけれども、そういう時間帯での一連の開設時間となります。
3番目、委託事業者です。これは先ほど申しましたように、6月の厚生委員会に報告させていただいたとおりですが、名称は社会福祉法人東京都知的障害者育成会、所在地は東京都新宿区西新宿8-3-39、STSビル3階でございます。
4番目、対象者ですけれども、北部圏域及び鷺宮圏域の障害者及びその家族等です。
5番、その他といたしまして、同じく平成24年9月1日から、先行して実施してまいりました中部すこやか障害者相談支援事業所におきましても、中部圏域に加えまして南部圏域も対象として実施すると、そういうものでございます。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
石川委員
5番のその他の中部すこやか障害者相談支援事業所というのは、これは中部すこやか福祉センター内に設置されているんでしょうか。
松原中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
委員おっしゃるとおりです。
石川委員
そうすると、この中部すこやかの中にある支援事業所を南部圏域も対象とするということは、先ほどの富士見中学校跡のところには障害者相談支援事業所は置かないということですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
南部すこやか福祉センターが移転した折には、そこに障害者相談支援事業所を設置する予定ですので、そのときには、この中部すこやかの障害者相談支援事業所は中部圏域のみを担当するということになります。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
4番、高齢者福祉センター廃止後施設活用に関する意見交換会の実施結果についての報告を求めます。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
高齢者福祉センター廃止後施設活用に関する意見交換会の実施結果等について(資料6)御報告をさせていただきます。
高齢者福祉センターの廃止後施設活用につきましては、平成24年6月に施設活用方針(案)を作成いたしまして、当委員会にも御報告させていただいた上で、意見交換会を通じて区民から意見を求めてきたところでございます。区に寄せられた主な意見等につきまして、その概要と区の考え方を御報告させていただきます。
区では、これら意見を踏まえまして、高齢者福祉センター廃止後の施設活用の方針を決定いたします。また今後、高齢者福祉センターの廃止に関するパブリック・コメント手続を実施してまいります。
それでは、方針(案)に関する意見交換会の実施結果について説明させていただきます。
意見交換会の実施状況でございます。開催回数に関しましては5回開催いたしました。参加人数、282人となっております。
実施の詳細でございますが、四つの高齢者福祉センターと区役所で会場を設定いたしまして開催いたしました。それぞれの開催日時、参加人数につきましては、資料のとおりでございます。
次に、主な意見と区の考え方でございます。こちらにつきましては、別紙1のほうにまとめてございます。多くの意見をいただきました。その中から幾つかかいつまんで御紹介をさせていただきます。
まず、廃止後の活用についてということで、高齢者会館機能の確保についてでございます。この部分は最も御意見が多く、御関心が高かった部分でございます。
No.1の部分でございますが、高齢者会館機能を確保するということだが、今までどおりと変わらない利用が維持されると考えてよいのかということでお声がありました。それに対して区としては、事業見直しの一環として進めているものであるため、制約がかかる部分はありますということを述べさせていただいた上で、そうした条件の中で、よりよい活用を図っていきたいと説明をさせていただきました。
続きまして、6番、8番のところでございますが、土日に利用する団体もいることを考慮してほしい。あるいは、8番でございますが、各室の特性を踏まえながら、機能を確保する部屋の検討を進めてもらいたい。8番については具体的に陶芸サークル、筋力トレーニングのグループなど、部屋の備品を使用しているグループからのお声でございます。こちらに対しましては、利用の実態を踏まえて今後検討したいということでお答えをしてございます。
ページ進みまして、9番のところでございます。午後の利用時間区分を2区分に分割するということだが、準備の時間等考えると厳しいというお声がありました。それに対しましては、区としては、必要な場合には2枠をつなげて利用することも含め、検討したいとお答えしております。
10番のところでございます。20人くらいの規模の活動をしているということで、部屋の広さも考慮してほしいと。区としては、各施設に最低1部屋、50平米以上の部屋を確保する考えであることをお話ししてございます。
続きまして、今後の運営に関する意見でございます。
No.1のところでございます。現在の高齢者福祉センターでは、さまざまな事業をやっていて、その結果として参加者同士、世代を超えた、また地域を超えた交流が図られていると。こうしたセンター事業というのはなくなってしまうのかというお声がありました。区としては、これまでの経緯を踏まえて事業を実施することを想定していること。ただし、現在と同じ規模での実施の維持ということは難しいということで御説明しております。
続きまして、次のページ、4番のところでございます。身近な地域施設として、虚弱な高齢者に対する健康づくりの機会を継続して確保してもらいたいというお声がございました。区としても、健康づくり、介護予防の重要性は認識しておるということ。そして、そういったことが始められるきっかけづくり、継続するための場としての確保を検討していきたいとお答えしてございます。
続きまして、6番、7番のところでございますが、これまで高齢者福祉センターはさまざまな役割を果たしてきた。そうしたことを踏まえて、区の対応を今後考えてほしいという御意見がございました。これに対しては、廃止後については、すこやか福祉センターがしっかりとバックアップできるようにしていきたいということでお答えしております。
続きまして、5ページ目になります。廃止が想定されている機能に関しての御意見です。
1番のところでございますが、高齢者福祉センターの入浴を利用することについて存続できないのかという御意見もございました。こちらにつきましては、区としては入浴サービスの提供については存続する考えはないということで御説明をさせていただきました。
続きまして、事業見直しについてでございます。見直しの進め方については、さまざまな御意見がございました。
初めに決定ありきというような進め方になっているのではないかということ、あるいは、住民にもっとしっかりと説明をして、意見を求めた上で方針を決定すべきではないかという御意見をいただきました。続きまして、次のページ、6番のところになりますが、民間の専門性、活力を生かすということが経費を切り詰めるだけにならないようにしてほしいということもいただきました。また、堀江の高齢者福祉センターにつきましては、堀江家の遺志を尊重しながら進めること、そんな御意見もいただいております。
続きまして、6ページの下の部分でございますが、財政効果の見込みというところでございます。
次のページに参りまして2番のところ、機能がどのように変わり、経費の削減効果がどのように見込まれるかということが具体的に説明されていないのではないかということで御意見がありました。説明会の中では、現状の経費負担の状況を述べた上で、区としては、現在の機能の中で機能を絞り込みまして、高齢者会館機能について存続する。健康相談、入浴サービスについては維持しないということを考え方としてお示しいたしております。また、施設については貸付料を設定し、採算をとりながら事業者に運営してもらう形に変更すると考えていることを説明いたしました。
続きまして、8ページ目、今後の事業者選定でございます。
御意見として、3番になりますが、事業者選定に対しては、どこの部分を高齢者会館として使うのか、具体的な明示をした上で提案を募るようにしてもらいたいという御意見がありました。ここについては、区としては事業者から提案を受け、その上で決定することと考えているということで、考え方を述べております。
次のページ、10番のところでございますが、選定委員会には学識経験者が入るのかという御質問もございました。選定につきましては、区の関連分野の管理職で構成した委員会で選定することを想定しているということで考えを述べております。
続きまして、高齢者福祉の向上についてもさまざま御意見をいただきました。
区としては、高齢者福祉の充実は必要なことであるということを述べさせていただいた上で、より効率的・効果的な運営に転換を図っていくことも必要だということを御説明しております。
続きまして、10ページ目、その他でございます。意見交換会の進め方、あるいは今後のスケジュール、10ページから12ページでございますが、さまざま御意見をいただきました。
以上、主立ったところを説明させていただきました。
委員会資料の本資料のほうにお戻りいただきたいと思います。
3番のところでございます。廃止後施設活用方針の策定でございます。意見交換会での意見等を踏まえ、「高齢者福祉センター廃止後の施設活用方針」を策定し、区の方針として定めます。
施設方針の内容につきましては、別紙2のとおりでございます。
本資料の裏面に、施設活用方針(案)からの主な変更点を記してございます。
2点ございまして、1点目が高齢者会館機能の活動室の確保、この部分を変更してございます。具体的には、自主的な活動の場について、案の段階では「2~3室の活動室を確保する」となってございましたが、その部分を「洋室2室以上の活動室を確保する」と改めました。また、「施設の1フロア内に必要部分を確保することを原則とする」と記述しておりましたが、その部分を削除いたしました。
変更の理由といたしましては、現行の利用実態を踏まえ運営事業者が柔軟な提案をできるようにするためでございます。
もう1点の変更点が、高齢者会館機能を提供する時間でございます。具体的には、提供する時間帯の設定につきまして、案の段階では「平日・日中の時間帯(午前及び午後)」としてございましたが、今回、方針の中では「月曜日~土曜日(休日祝日を除く)日中の時間帯(午前及び午後)」としました。また、もう1点が利用時間の区分について、「午後2区分の連続利用は可とする」ということの記述を追加いたしました。
変更理由につきましては、現在の利用実態を踏まえた運用とするためでございます。
続きまして、パブリック・コメントにつきましてでございます。高齢者福祉センターの廃止に関しまして、パブリック・コメント手続を実施いたします。
実施時期は、(1)に記述してございますが、8月6日(月曜日)から8月27日(月曜日)の約3週間でございます。
意見を求める内容につきましては、高齢者福祉センターの設置根拠になってございます「中野区立高齢者福祉センター条例」の廃止について、意見を区民から求めるものでございます。
公表案につきましては、別紙3のほうの内容になってございます。
最後に、今後の予定でございます。
この8月、高齢者福祉センターの廃止に関するパブリック・コメントを実施いたします。そして、9月にパブリック・コメントの実施結果について議会報告させていただく予定で考えてございます。また、10月に高齢者福祉センター条例の一部改正の提案、こちらは弥生と松が丘の高齢者福祉センターの廃止についての内容でございます。こちらを提案させていただくとともに、事業者の公募を開始したいと考えてございます。
年が明けまして、1月、事業者選定結果の内容につきまして、議会のほうに報告をさせていただきたいと思っております。4月以降、弥生、松が丘におきまして、廃止後の施設活用を開始いたしまして、それ以降、高齢者福祉センター条例の廃止を提案ということで進めてまいりたいと考えております。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、5番、ポリオ(急性灰白髄炎)の予防接種に係る変更についての報告を求めます。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
それでは私からは、この9月に予定されておりますポリオの予防接種にかかわる変更の概要と区の準備状況等につきまして(資料7)御報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
6月1日に厚生労働省の結核感染症課から、全国の都道府県予防接種の担当者会議が開かれまして、その席上で事務連絡の形態で、この9月1日から――現行のポリオと申しますのは、経口の生ワクチンを使用してまいりましたが、今後9月以降は、より安全性が高い不活化ワクチンに一斉に切りかえるという旨の連絡がございました。これを受けまして、非常にタイトなスケジュールではございますが、区といたしましては、子どもを感染症から守るという観点から区民の方への周知、あるいは契約医療機関の確保などを通じまして、接種体制の構築など円滑な導入を目指していきたいというふうに考えてございます。
なお、厚生労働省令、予防接種実施規則の関連の通知等につきましても、本年8月に入りましてから示されるという予定になってございます。
1点目、変更のまず概要と施行についてでございます。
施行は、先ほど申し上げましたように9月1日を予定してございます。
変更の主なポイント、新旧対照表の形で掲載させていただきました。接種方法は、現行は経口の生ワクチンという形でございますが、9月以降は皮下注射の方法に変更になります。また回数は、生ワクチンが2回であったものが、不活化ワクチンは合計で4回必要になってまいります。また接種の会場は、現在は集団接種の方式をとってございますが、今後は個別の予防接種ということで、それぞれの方の体調や御都合に合わせて、必要な期間の中で契約医療機関で受けていただくという形態になります。接種の24年度の想定件数でございますが、生ワクチンにつきましては3,346件、不活化ワクチンに切りかえた際には、件数としては1万230件、これは主に接種回数の増に起因するものでございますが、これを予定してございます。
また厚生労働省からは、この7月20日に都道府県に通知が出たところでございますが、現行の3種混合ワクチンと申しまして、ジフテリア、百日ぜき、破傷風の3種混合ワクチンにこの不活化ワクチンを混合した4種混合に関しても、近々正式に承認をいたしまして、11月を目途に、今後この4種混合に切りかえていくというような方針も伝わってきてございます。
定期接種並びに標準的な接種方法の対象者並びに通知でございます。政令で規定されます対象年齢は、生後3カ月から90カ月に至る間のお子さんということになります。また、お子さんが特にこの病気に罹患しやすく、接種を推奨される期間が標準的な接種期間と申しますが、ごらんのような期間になってございます。
裏面をお開きください。裏面と、もう一つ、こういった図が1枚添付されておりまして、これは厚生労働省のほうが示してきている図でございます。ポリオに関しましては、今回、今までのポリオの接種履歴に応じて、今後どういう不活化ワクチンをそれぞれの方に打っていくかということが幾つかパターンがございます。まだ1回も受けていないという方は合計4回、既に2回受けていらっしゃるという方は終了になりますが、個別で任意で、あるいは海外等で不活化ポリオを既に受けていらっしゃる方、あるいは生ポリオワクチンというのは2回必要だったわけですが、1回のみ受けていらっしゃるという方がおりますので、それに合わせた接種回数をきちんと周知するということと、必要な方には予診票ないし、1回のみ受けていらっしゃるんじゃないかというような想定される方に関しては、はがきをもった勧奨、制度変更というものを実施してまいります。
お戻りいただきまして、区民周知、広報等、期間がないので、いろんな形の媒体を使ってまいりますが、区の広報といたしましては、8月5日、9月5日号を予定してございます。またホームページ、以下の広報・周知も予定してございます。
予算措置についてでございますが、全額一般財源による補正予算ということで、特別区相互乗り入れに基づきます一部の特定財源を除いてということでございますが、財政サイドと協議をいたしまして、区といたしまして補正予算を提出させていただきたいと思ってございますので、委員の先生方には、またその際には御審議のほう、どうぞよろしくお願いいたします。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
白井委員
ことしはポリオショックといいますか、混乱がある年ですよと、年度の初めからお話をしていたところなんですけども、新聞紙上等でも出ております。今、御説明いただきましたけども、一つは4種混合ワクチンのお話が出てきました。それと、いわゆる旧の今までの生ワクチンと、それからポリオである不活化ワクチンの今、混乱状態というんでしょうか、接種の途中の方々が、少ない事例ではあるんでしょうけども、新旧まぜて接種してしまって、ちょっと混乱が出ているなんていうお話も新聞ではちらちらと出ております。中野区内においては、取り間違えというんでしょうか、旧ワクチンを打ってしまっているにもかかわらず、新ワクチンとあわせて打ってしまったというような混乱の事例はないということでよろしいんでしょうか。お伺いしたいと思います。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
現時点の段階としては、そういう話は区のほうに報告がございません。また任意の接種ということで、御相談という形態で出ている中でもそういうお話はございませんが、今後、こうしたワクチンの打ち方が複雑になるということで、予診票と一緒にお送りする接種のお知らせの中でございますとか、また、区民の方に非常に広くホームページをごらんいただいてございまして、このアクセスが大変伸びてございますので、その中で、そういった間違いが起きないようにするということと、8月末ぎりぎりでございますが、医師会の先生方のほうにも研修会等を実施させていただく方向で調整を開始してございますので、その中で再度の確認ということも徹底していきたいというふうに考えてございます。
白井委員
非常に切りかえのタイミングが短いスパンで、9月から不活化、そして11月には4種混合がと言われているところなんですけども、これまでの区の答弁としては、現行の生ワクチン接種の控えがないようにというお話を進めてきたところなんですけども、現実的には、どうも接種控えというのが一般的なお話のようです。区としての現在お立場、あくまでも接種を控えないようにと言うのか、やっぱり切りかわるのでと、こういうお立場、ちょっと難しい言い方で恐縮ですけども、どちらなんでしょうか、お伺いします。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
ポリオにつきましては、不活化ポリオの検討に国が入ったという報道が流れるまでは、平均的には85%ぐらいの予防接種の接種率があったんですが、昨年度1年間、やはり50%を切ってくるということで、これは東京都全体の方向でもございました。海外にいらっしゃる方とか、そういう方に関しては、特にかかりつけ医の方からも勧奨とかお勧めさせていただいたんですが、やはり様子見をされていた方というのはあるかと思います。
一方で、不活化を独自で打たれていた方もかなり現実にはいらっしゃると。ここは把握をしていないわけですが、いずれにせよ、子どもさんの健康を守るということで非常に重要で、このワクチンを適切な時期に打っていただくということが重要でございますので、今回の反省というか、ことも生かしまして、啓発でございますとか、母子保健事業の中でいろんな研究教育とか、こういったところへも力を入れていきたいというふうに考えてございます。
白井委員
さらに、11月に4種混合のお話がもうちらちらと出ているんですよね。そうすると、9月の不活化じゃなくて、11月まで待って4種混合って、こんな話が恐らく保護者の方は脳裏をよぎると思うんです。今のお話ですと、まあ、切りかえにもなりましたしと言うんですけども、そうすると、またしばらく延ばすって、この期間が続くんですけども、お立場としては変わらずにということでよろしいんでしょうか。お伺いします。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
国のほうでもそういったキャンペーンもあってございます。区のほうでも、特に3種混合に関しましては、一番最初に実施をしていただきたいワクチンということで、従来、中野区はそういう方向での周知ですとか、御案内ということをしてまいりました。立場上は、その延長で力を入れていきたいというふうに思ってございます。
白井委員
どうしてもこういう新しいワクチンが出てくると、常にこういう問題はつきまとうんですけども、ポリオの話って、いよいよこの3種混合の話とか、今もお話があったようにリンクしてくるようになります。本来は、やっぱりよりいいものをという発想になるんですけども、あくまでも予防接種でポリオ自体がふえてしまっては意味がないところです。かといって、無理強いをしてという話ではないんですけども、バランスをとりながらと。また、新聞紙上に出ているような打ち間違いとか、間違ってもこんな事例がないように、細かな徹底をお願いしたいなと思います。
あともう1点だけ、細かい話なんですけども、任意で打たれている方、まだ残っている場合は、これはワクチンが切りかわるまではやっぱり自己負担でと、こんな話になるんでしょうか。9月1日からは、その分は区側として見ますよと、こういう境目の費用と話がなるのかどうか、お伺いしたいと思います。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
御指摘のとおり、9月1日以降が法定接種という形になってまいります。健康被害の救済制度なども含めての法令ですので、あくまでも9月1日以降がということになると思います。償還払いはございません。
大内委員
こういった文書でよく使われる言葉なんだけど、3行目のところに、「より安全性の高い」という言い方をされているんだけど、より安全性の高いというのはどういうこと。要するに、今までどの程度だったの。どのぐらい、これ高くなるの。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
恐縮でございます。現行の経口生ワクチンは弱毒化されたワクチンでございますので、500万接種に1例と、極めてまれではございますが、ワクチンに関連して麻痺が生じてしまうと、ポリオに罹患したのと同じような状態が起きてしまうということが問題視されてございました。不活化ワクチンに関しましては、生ワクチンとは違いますので、局所での反応ということは起きますが、そこまでの重篤な反応というものはまずないというように国のほうでは申しております。
大内委員
何だっけ、麻痺か。(「麻痺です」と呼ぶ者あり)麻痺というのは、全国でどのぐらいの例があって、それが今回これになると、年間100例があったのがゼロになるとか、そういうことを言っているの。それで、その例ってどのぐらいあったの。中野区では例があったの。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
中野区では今までで1例ほど、そのワクチン関連麻痺症候がございます。ちょっと全国での数字は持ち合わせはございませんが、分類上、500万接種に1例というふうに出てきております。
大内委員
中野区で1例あったというのは、それは何年前からこの接種が始まっていて、それで1例なの。要するに、30年なの、10年なの、5年なのって。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
現行の生ワクチンが入りましたのは昭和三十五、六年のお話だと思うんですが、中野区の事例はやはり30数年前に1例ということでございます。
大内委員
別に、こだわっているわけじゃないんだよ。じゃあ、30何年前にあった例が1件なくなるから、より安全性が高くなるって書くの。それって、まあ、その言い方は合っているといえば合っているんだろうけども、そうしたら、より安全性の高いというと、すごい何かいいものが。よりいいものはいいもの。でも、今度は接種の方法も違ってくるし、またそれでトラブルが起きたりとかそういうことは、お医者さん的な立場から言うとないんですよという。要するに、前は、飲むほうが何となく受け入れやすいじゃない、小さい子とか。注射というとなかなかあれだし、それでもう拒否反応を起こす子もいるから、そういったことを考えて――悪いというんじゃないですよ。医療に僕は詳しくないから、そういうものも含めて、より安全性の高いということでよろしいですね。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
経口の生ワクチンをお飲みいただいたことで、周囲の、例えばおむつを交換したりする際に、ポリオに関しては免疫を持っていらっしゃらない多分親御さんが感染してしまうとか、そういったことが生じていた。保育園などでも、ポリオを飲んだ後のお子さんのおむつがえは非常に気をつけて実施されていたということがございます。今後は、少なくともそのワクチン関連症候群に関しては起きないということでの安全性ということもございます。また、集団接種のよさということもございますが、個別でほかのワクチンとのスケジューリングも含めて、お子さんの最も体調をよく把握されている医療機関で打っていただくということも、安全性ですとか、一つのお母様方の安心にもつながるということもございます。それぞれ双方にメリット・デメリットがございますが、安全性についてはそのように認識をしてございます。
大内委員
これ、やっぱり接種会場が集団接種から個別接種になると、上がるという考え方、接種の。要するに、集団接種より個別接種にしたほうが接種率というの、割合は高くなると、そういう考え方だというの。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
正確なちょっと数字とかシミュレーションは難しい部分はございますが、土曜日も含めて、保護者の方の御都合にある程度合わせて実施ができるということでは、個別接種というのは非常にすぐれているというふうに考えてございます。
大内委員
前の場合は、口から飲むのだったら別に、薬を渡して家で飲んでくださいというものじゃないの。その場で飲ますの。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
接種に先立って、予診でございますとか、実際に接種をしていいかどうかという健康状態の観察等もございますので、区が指定した会場にお子さんをお連れいただいて、予診の確認、体調の確認等、検温等した上で飲ませていたというのが今までの方式でございます。
大内委員
だから、そういったものを今度、契約医療機関でやるわけでしょう。前の、これ経口接種っていうの、ときは契約医療機関ではできなかったの。でも、今度は契約医療機関でやっても大丈夫なの。そういうことなの。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
御指摘のとおりでございます。
いでい委員
内容の、現行の生ワクチンは2回で3,346件想定されています。この新不活化ワクチンになると、4回で1万230件という想定されているんですが、この違いを教えてください。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
主にはその回数の増によるところでございます。ポリオ不活化に関しましては合計4回なんですが、9月以降の切りかえということになりますと、今年度中に接種をされるのは、マックスで3回と。1期の追加が4回目というのは来年度に回ってくるという形になります。また、接種控えをされている方ですとか、ある程度任意で打っていらっしゃる方もあると。もう少し精査もしていかなければいけないのかもしれないんですが、おおむねこの件数に該当するのではないかということで、あくまでも推定でございますが、算出をしてございます。
いでい委員
これ、今までの現行2回から4回に回数がふえるということは、実際に動く人間や物も動くということでしょうから、予算的なものも変わってくるのかなと思いますが、そこについての話も聞かせてもらえますか。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
7月24日付で来ました、あのワクチン、報道でも出ておりますが、現行のワクチンよりも、まずワクチンそのものが高額であるということはございます。特別区の場合は相互乗り入れ制度ということで、他区民であっても、契約医療機関であればそのまま打てるという形になってございますので、その点では1万円を超えてくるような単価になってくると。(「4回で1万円」と呼ぶ者あり)各回がですね。(「高いね」と呼ぶ者あり)という形を聞いてございます。一般財源ということもございますので、ちょっと財政サイドとも精査をしまして、全体の予算を見ながら補正予算のほうをお願いしていくことになりますが、よろしくお願いいたします。
いでい委員
そうしますと、今まで生ワクチンのときには6,000円から8,000円でしたっけ。
向山健康福祉部参事(保健予防担当)
単価は1,300円台であったと記憶してございます。(「負担が」と呼ぶ者あり)負担は、御本人方の負担がゼロということは、これは定期接種、法定接種の場合は同様でございますが、自治体側の単価の......(「不活化になった場合は」と呼ぶ者あり)不活化の場合は、1万1,000円を超えてくると。(「負担なし」と呼ぶ者あり)はい、自己負担はゼロということは同様でございます。法定接種の定期接種になりますと、自己負担は生じず、自治体のほうが全額を負担すると。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で......(「委員長、ちょっと休憩して」と呼ぶ者あり)では、委員会を休憩いたします。
(午後2時49分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後2時50分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
次に、6番、その他で何か報告はありますか。
永田健康福祉部副参事(障害福祉担当)
社会福祉会館スマイルなかのの6階にございます精神障害者地域生活支援センターにおきまして、静養室に置いてありました座布団などが焼損したという事案がございましたので、口頭にて御報告をさせていただきます。
一昨日、7月24日の午後5時5分ごろに自動火災報知機が発報しましたため、センターの職員が直ちに施設内の点検を行いましたところ、静養室の中にありました座布団とまくらの一部が燃えていることを発見いたしました。そのとき、室内にはお一人の利用者がいらっしゃいましたので、速やかに室外に退避させるとともに、他の職員とも協力して消防への通報、消火器による消火活動、避難誘導などを行いました。火は即座に消しとめられましたので、消防隊による消火活動は行われておりません。
被害状況ですが、人的な被害はございませんでした。物品等につきましては、座布団2枚とまくら2個の焼損、消化剤によります畳3枚の汚損という状況でございます。
なお、事業の運営につきましては、翌25日から通常の業務を行っております。
現時点におきましては、出火原因等、詳細につきましては調査中ということでございますが、施設の利用者や関係者の皆様に御迷惑をおかけしたことにつきましては、深くおわびを申し上げる次第でございます。
また、このことを教訓といたしまして、今後、再発防止の取り組みといたしましても、施設利用者の状態をより細かく把握し、職員が連携して適切な対応を徹底するなど、より一層の対策を講じてまいりたいと考えてございます。
以上、簡単でございますが、報告とさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
以上で本報告については終了いたします。
他に報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時53分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時56分)
休憩中に確認したとおり、次回日程については、9月10日(月曜日)午後1時からということで御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、そのように決定いたします。
また、地方都市行政視察については10月30日、31日、長野県伊那市、長野県岡谷市ということで確認させていただきます。
以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。
(午後2時56分)