平成20年04月30日中野区議会厚生委員会
平成20年04月30日中野区議会厚生委員会の会議録
平成20年04月30日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成20年4月30日〕

厚生委員会会議記録

○開催日 平成20年4月30日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時08分

○出席委員(8名)
 佐藤 ひろこ委員長
 小林 秀明副委員長
 山口 かおり委員
 やながわ 妙子委員
 酒井 たくや委員
 篠 国昭委員
 来住 和行委員

○欠席委員(1名)
 市川 みのる委員

○出席説明員
 子ども家庭部長 田辺 裕子
 子ども家庭部経営担当課長(育成活動支援担当課長、男女平等担当課長) 瀬田 敏幸
 子育て支援担当課長(子ども家庭支援センター所長、地域子ども施設連携担当課長) 浅野 昭
 子ども健康担当課長 原田 美江子
 保育園・幼稚園担当課長(幼児研究センター所長、幼児教育担当課長) 白土 純
 地域子ども家庭支援センター担当課長 野村 建樹
 保健福祉部長 金野 晃
 保健所長 浦山 京子
 保健福祉部経営担当参事 岩井 克英
 保健予防担当参事(結核予防担当参事) 本保 善樹
 生活衛生担当課長 古屋 勉
 健康推進担当参事 尾﨑 孝
 福祉推進担当課長 伊東 知秀
 中部保健福祉センター所長(中野地域包括支援センター担当課長、
 北部保健福祉センター所長) 鈴木 郁也
 南部保健福祉センター所長 高里 紀子
 鷺宮保健福祉センター所長 大石 修
 障害福祉担当課長 辻本 将紀
 障害施設担当課長 大橋 雄治
 生活援護担当課長 黒田 玲子
 保険医療担当課長 柿内 良之
 介護保険担当課長 飯塚 太郎

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 土屋 佳代子

○委員長署名

審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議  題
 子育て支援及び子どもの育成について
 保健衛生及び社会福祉について
○所管事項の報告
 1 中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策及び現東中野小学校の施設活用について(案)(子ども家庭部経営担当・保健福祉部経営担当)
 2 桃花小学校体育館等改築設計プランについて(地域子ども施設連携担当)
 3 仲町小学校跡施設活用整備に関する基本計画案について(保健福祉部経営担当)
 4 仲町小学校跡施設開設準備協議会の設置について(保健福祉部経営担当)
 5 麻しん予防接種の対象者拡大について(保健予防担当)
 6 平成20年度中野区食品衛生監視指導計画について(生活衛生担当)
 7 東京都低所得者生活安定化プログラムについて(生活援護担当)
 8 長寿医療制度(後期高齢者医療制度)地域説明会の実施状況について(保険医療担当)
 9 その他
 (1)東京ケア理容師認定講習会の後援について(介護保険担当)
○その他
 (1)陽だまりの丘保育園の運営状況について

委員長
 定足数に達しましたので、委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これにご異議はございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議はありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、午後5時をめどに進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 初めに、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありました。本日、当委員会から転出される理事者の方がお見えですので、休憩してごあいさつをいただきたいと思います。
 委員会を休憩いたします。

(午後1時02分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時06分)

 次に、変更または異動があった参与について、御紹介とごあいさつをお願いいたします。
田辺子ども家庭部長
 お手元の資料に基づきまして、紹介をさせていただきます。
 子ども家庭部の参与の変更でございますが、子ども家庭部経営担当参事は子ども家庭部経営担当課長、育成活動支援担当課長、男女平等担当課長兼務でございますが、その子ども家庭部経営担当課長に生活援護担当課長から瀬田敏幸が参りました。
瀬田子ども家庭部経営担当課長
 瀬田でございます。保健福祉部からの異動でございますが、引き続き厚生委員会の所管ということでお世話になります。よろしくお願いいたします。
田辺子ども家庭部長
 子育て支援担当課長、従来から子ども家庭支援センター所長兼務でございましたが、新たに地域子ども施設連携担当課長もあわせて兼務をさせていただきます。経営室報道・秘書担当課長から参りました浅野昭でございます。
浅野子育て支援担当課長
 浅野でございます。よろしくお願いいたします。
田辺子ども家庭部長
 保育園・幼稚園担当課長でございますが、先ほど御あいさついたしました藤井の後任で政策室情報化推進担当課長から白土純でございます。
白土保育園・幼稚園担当課長
 白土でございます。よろしくお願いいたします。
田辺子ども家庭部長
 それから、異動はございませんが、子ども育成担当課長の職名を地域子ども家庭支援センター担当課長ということで、野村建樹が引き続き担当いたします。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 引き続きよろしくお願いいたします。
田辺子ども家庭部長
 子ども家庭部、以上でございます。
委員長
 ありがとうございます。
 続きまして、保健福祉部長から御紹介いただきます。
金野保健福祉部長
 それでは、保健福祉部関係の委員会参与の変更について御紹介いたします。
 まず、生活衛生担当課長、飯塚の部内異動に伴いまして、生活衛生担当課長、古屋勉でございます。古屋生活衛生担当課長
 古屋です。よろしくお願いします。
金野保健福祉部長
 続きまして、健康・高齢担当参事と地域ケア担当参事を兼務していた尾﨑が組織改正等に伴いまして異動いたしまして、健康推進担当参事、尾﨑孝でございます。
尾﨑健康推進担当参事
 尾﨑でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
金野保健福祉部長
 続いて、福祉推進担当課長、伊東知秀でございます。
伊東福祉推進担当課長
 伊東でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
金野保健福祉部長
 ここは組織改正に伴う新設のポストになってございます。
 続きまして、南部保健福祉センター所長、深山が豊島区に転出いたしまして、後任に南部保健福祉センター所長、高里紀子でございます。
高里南部保健福祉センター所長
 高里でございます。よろしくお願いいたします。
金野保健福祉部長
 続きまして、鷺宮保健福祉センター所長、嶋﨑が杉並区に転出いたしまして、後任として鷺宮保健福祉センター所長、大石修でございます。
大石鷺宮保健福祉センター所長
 大石でございます。よろしくお願いします。
金野保健福祉部長
 次に、生活援護担当課長、瀬田が先ほど御紹介ありましたように異動いたしましたので、後任に生活援護担当課長、黒田玲子でございます。
黒田生活援護担当課長
 黒田です。よろしくお願いいたします。
金野保健福祉部長
 次に、介護保険担当課長、今の異動の後任といたしまして、飯塚太郎でございます。
飯塚介護保険担当課長
 引き続きよろしくお願いいたします。
金野保険福祉部長
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 どうもありがとうございました。
 それでは、議事に入ります。子育て支援及び子どもの育成について、保健衛生及び社会福祉についてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 最初に、1番目、中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策及び現東中野小学校の施設活用について(案)についての報告を求めます。
瀬田子ども家庭部経営担当課長
 それでは、中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策及び現東中野小学校の施設活用について(案)(資料3)につきまして、これは両部の併記で御報告させていただくものですが、子ども家庭部のほうから御報告をさせていただきます。
 まず、報告の内容に入る前に、若干経過をお話しさせていただきます。
 報告に先立ちまして、先般、4月22日でございますが、東中野地域の方々を対象に今回の通学安全対策と跡地、跡施設活用の方針につきまして御説明をし、意見をいただく機会を持ちました。区側からは、石神副区長ほか関係部課長が出席し、当日の区民の参加は150名ほどということで伺っております。この説明会のほか、住民の皆さんから寄せられた意見、それから、区議会からこれまでに御指摘をいただいてきたことなどを踏まえまして、今般、通学安全対策及び施設活用に関する区としての案を取りまとめたものでございます。本日、この案につきまして、当委員会で御意見をいただいた上で、さらに所要の修正を加えまして、住民の方々へ改めて案として作成をいたしまして、5月中に地域説明会を開催していく考えでございます。
 なお、本報告内容は、所管がこの厚生委員会をはじめ、文教、区民、総務の各委員会にまたがってございます。一昨日、4月28日に文教委員会での報告を皮切りに、きょうの厚生委員会、それから5月7日の区民委員会、5月15日総務委員会、それぞれきょうお手元にお配りした資料と同じ資料により、順次御報告をさせていただいているものでございます。所管事項の該当部分の報告という形にはなりますが、相互に関連している部分も含まれているため、全体の概要を御報告させていただくこととさせていただきます。
 それでは、資料に沿って御説明させていただきます。
 冒頭にございますように、「中野区立小中学校再編計画」に基づきまして、中野昭和小学校と東中野小学校は平成21年の4月1日をもって統合いたします。そして、統合新校の開校が予定されてございます。東中野小学校の通学区域から統合新校に通学する児童の安全対策、そして、現在の東中野小学校跡施設の今後の活用について、以下のとおり実施するという案でございます。大きく1番と2番と大きな項目がございますが、この項目に沿いまして御説明をさせていただきます。
 まず、1番目でございます。「中野昭和小学校・東中野小学校の統合に伴う通学安全対策」でございます。全部で(1)から裏のページの(10)まで10項目にわたり整理をしてございます。
 まず、1番目の「児童に対する安全指導の実施」でございます。これは、交通事故や事件に巻き込まれることのないように、学校におきまして危険回避その他の対応能力を児童自身に身につけさせる取り組みをセーフティ教室、また、毎月の安全指導などさまざまな機会をとらえて実施をしていくというものでございます。
 (2)、これは通学路の指定でございます。上高田中通りを新たに中野昭和小学校の通学路に指定をいたしました。恐れ入りますが、3枚目についてございます色の塗ってある横組みの資料をごらんください。資料の1になります。これの中にマル1と振ってあるところがございます。ここの部分を、赤く塗ったところでございますが、ここの部分を新たに指定させていただきまして、なるべく短い距離で通うことのできるということから通学路の指定をさせていただいてございます。また、登下校時に中野昭和小学校の東門を利用できるようにいたしました。同じく資料1の緑色の場所、ちょうど資料の真ん中のちょっと左のところに短く緑色で塗ってある、マーカーのしてあるところでございます。これによりまして、約300メートル、5分程度、平均的なものでございますが、短縮となるということでございます。
 (3)、この通学路の指定に伴いまして必要な道路設備等の整備を行うということでございます。具体的には、上高田中通りの歩道部分にグリーンのカラー舗装を行いまして、児童と車両の双方が歩道部分を明確に認識できるようにするためでございます。具体的には資料の2、今ごらんいただきました資料の裏のページになります。右上に資料2と振ってございます。ここに塗ってございますガードパイプでございますが、それぞれ注がございまして、緑色に塗った部分がグリーンペイントとして塗装する部分、それから、新たにこの赤いところです。一番下の部分になりますけれども、ここがガードパイプを設置した場所でございます。それから、既にガードパイプが設置されている部分については黒く塗ってある、若干飛び飛びになっていますが、そちらのほうが設置されている部分でございます。
 戻りまして(4)「山手通りの歩行者用信号の横断時間延長要請」でございます。これにつきまして、山手通りと早稲田通りの交差点の歩行者用信号、同じく資料1の、恐れ入ります、もう一度見ていただいて、マル4のところでございます。山手通りが南北に通ってございまして、早稲田通りが横切る、ちょうどそこの交差点のマル4の部分、こちらの信号につきまして青の時間の延長を中野警察署に依頼をするものでございます。
 裏に行きまして(5)「通学安全指導員の拡充」でございます。これまでも両校が配置をしていました箇所、同じく資料の1の、恐れ入ります、マル2とマル3の場所がございます。マル2が地図の真ん中、少し左のところです。それからマル3が右のほうの、東中野五丁目の表示の右のほうにマル3とございます。この2カ所の場所につきまして引き続き指導員の配置を行うものでございます。また、山手通りの横断箇所、マル4、マル5の場所、ちょうど山手通りを横断する場所が2カ所ございまして、そこのところにつきましても、統合後当分の間、重点的に配置をするものでございます。
 (6)「路線バスの利用」でございます。特に、新しい統合新校までの通学につきまして、一定の距離がかかるということから路線バスを希望する児童につきましては、その利用につきまして校長の判断により認めるものでございます。なお、バス利用にかかる経費は個人負担とさせていただく予定です。所要時間は、そこにございますように、2~3区間で5分程度、約15分間隔での運行ということでございます。
 (7)「学童クラブ利用児童の安全確保」でございます。学童クラブの終了時間に滞在する利用児童で、住居が東中野四丁目・五丁目の児童につきましては、年度当初から一定の期間、職員が引率し、山手通りを横断する形で安全の確保を図るものでございます。
 (8)「パトロールの強化」でございます。区の青色灯防犯パトロールカーを重点的に巡回をさせまして、子どもたちの見守りにつきまして行い、地域の安全にかかわる状況の把握に努めさせていただきます。
 (9)「「子ども110番の家」事業への支援」でございます。この「子ども110番の家」指定にかかる保険料、その他の経費につきまして、平成20年度から区が助成をする予定でございます。この「子ども110番の家」事業そのものは、区立小学校PTA連合会の事業でございまして、通学区域内の民家や事業所への協力依頼はPTAが行ってございます。この東中野小学校の通学区域、比較的この110番の家が少ない状況があることから、さらに多く指定をしていただけるようにPTAとともに協力を求めていくものでございます。
 (10)「地域住民・各種団体への児童の見守り要請」でございます。さらに地域全体で安全見守りの取り組みを進めるために、町会をはじめ商店街、友愛クラブ、青少年健全育成地区委員会などへの協力を要請いたしまして、家庭・地域・学校が連携をいたしまして子どもたちの安全を確保するよう努めるものでございます。
 以上が通学安全対策の主な項目です。
 次に、大きな2番、現在の東中野小学校の施設活用につきましてでございます。現在、東中野小学校のある東中野四丁目・五丁目地域におきましては、住吉保育園の閉園があったほか、(仮称)区民活動センターの移転が予定されるなど、新しい町の状況が変貌する時期を迎えてございまして、閉校後の東中野小学校の校舎・校地の活用について、同地域全体の状況を踏まえる必要があるため、以下の内容により活用を行うものでございます。これも大きく二つの項目で整理をさせていただいております。
 まず、(1)「東中野四・五丁目地域に必要な機能」ということで、マル1でございます。全部で(ア)から(オ)まで五つの機能をここで必要な機能とさせていただいております。まず、(ア)屋外スペース機能といたしまして子どもの遊び場・グラウンドゴルフ・地域のまつりなどの地域行事・防災活動等として使っていく機能、(イ)が屋内スペース機能、高齢者向け集会室・スポーツ活動の場、(ウ)災害時スペース機能として避難所機能、それから(エ)としまして介護サービス機能、小規模多機能型居宅介護施設等でございます。それから(オ)につきましては障害者の自立支援機能、こういった五つの機能について必要な機能として定めた上でマル2、この四丁目・五丁目地域の施設整備の検討につきましてここで記載してございます。現在、区では今申し上げた五つの機能について、同地域に必要な機能と考えてございます。これらの機能を確保する一環といたしまして東中野小学校の活用を図るものでございます。今後、同地域にさらに必要な施設機能に加えるべき機能があるか、また、その整備の方法はどういうものがよいかなどの検討を進めてまいります。閉校後の東中野小学校の校舎・校地、住吉保育園跡を活用するとともに、東中野五丁目17番に予定しております(仮称)東中野区民活動センターの整備内容を検討することによりまして、この地域に必要な機能の実現を図るものでございます。
 続きまして(2)、大きな柱の学校の既存校舎等の活用でございます。これは裏面にわたりましてマル1からマル6まで6項目ございます。
 まずマル1でございます。東中野小学校の既存校舎等を、以下の機能で地域の活動の場として当面は活用していくということで、先ほど(1)のマル1で挙げました五つの機能のうちの(ア)から(ウ)までの上記の三つの機能をそのまま既存校舎の活用により活用していきたいという考えでございます。
 マル2「既存校舎等の活用期間」でございます。当面、東中野四・五丁目地域内で上記の機能を確保するまでの間といたしまして、同地域内で施設整備を行った場合は、その機能については、ここの校舎での活用については終了するという考えでございます。
 裏面に行きましてマル3「既存校舎等の活用内容」でございます。2点ございます。(ア)原則として、学校使用時の地域開放及び災害時の使用内容とするという点、それから2点目として、使用時間の拡大を行うということで、学校教育で使用していた時間帯の地域への開放を行うものでございます。
 マル4「既存校舎等活用施設の範囲」でございます。活用を行う施設の範囲は、そこの下にございます表組みでお示しした内容で使っていくことを予定してございます。通常使用と非常時と分けまして、旧施設名で申しますと、東側校舎の1階と校庭と体育館、これがそれぞれ団体利用という形で、用途につきましてはそこに記載のある枠組みで予定をしてございます。それから、非常時につきましては、北側校舎、東側校舎の2~3階、旧プール部分(体育館1階)、こういったところを避難所、備蓄倉庫として活用する考えでございます。
 マル5「既存校舎等貸出対象及び条件等」でございますが、2点ございます。原則として、現在学校を利用している団体、これは原則ではございますが、それを基本にまず対象とするという点が1点。2点目には、団体使用時は、東中野地域センターにおきましての使用の申し込み・鍵の受け渡しを行い、原則は使用者による自主管理とするものでございます。
 マル6「今後の予定」でございます。来月、5月に入りまして、中旬ごろですが、地域説明会を予定してございます。また、21年4月に向けまして既存校舎等の活用、検討整備を行い、活用開始については21年4月を予定してございます。なお、参考までに敷地面積等々の数値等を入れさせていただいております。
 以上、雑駁でございますが報告とさせていただきます。
委員長
 報告は全般にわたって説明をしていただきましたけれども、厚生委員会の所管としては通学安全対策では1の(7)学童クラブの部分になります。また、2の施設活用についても厚生委員会の所管に関しての質疑をよろしくお願いいたします。
 質疑はありませんか。
来住委員
 全体的な説明をいただきましたので、4月22日の説明会、委員の同僚の方々も6人ぐらいですかね、私を入れて、出ておられたかなというふうに思います。参加者も、先ほど紹介があったように150人ということで地域の関心が極めて高いというふうに受け取りました。それで、まず1点ですけども、その説明会のやりとりを受けて案をつくってこられたということだと思うんですけども、その説明会のやりとりの要約ということでも構わないと思うんですけども、その議事録的なものといいますかね、説明会の内容、それは議会といいますか、委員会には示していただくような、そういう予定はなかったんでしょうか。
田辺子ども家庭部長
 委員会報告ということは予定をしておりませんが、あの会場でも担当の課長から御説明しましたように、概要につきましては広く区民の方がごらんになれるようにホームページ等で公開をしていくということを考えています。
来住委員
 副区長も出られた大事な、区にとっても地域にとっても大事な説明会ということだったと思いますし、それらを含めて議会に報告をいただくということですので、ぜひ、次も開かれるということですから、要点でも構わないと思いますけども、議会に出していただけるようにお願いしておきたいと思います。
 それから、きょういただいたこの資料にたどり着くわけですけども、既に地元では昭和地区委員会の役員会でしょうかね、地区委員会の方々には4月3日付の中野区の区案が示されて説明があったというふうに聞き及んでいるんですけども、それが1点。それからほかの団体にも、所管の範囲で構いませんけども、ほかのところをお聞きになっていれば団体にも説明をされたのかどうか。その二つです。いかがだったでしょうか。
田辺子ども家庭部長
 私が把握している範囲でよろしゅうございますか。――関係機関にそれぞれの部から説明をさせていただいておりますので、私が知る範囲では、今、委員御指摘がありましたように地区委員会には私と教育委員会の次長が出向いて説明をさせていただいております。そのほか町会ですとか、商店会、あるいは私のほうで申し上げますと、東中野小学校の放課後開放を利用してくださっている団体といいますか、自主活動している団体がございますので、そうした団体には説明をしています。承知する限りはそういうことです。
来住委員
 わかりました。
 それで、その4月3日付の区の考えが昭和地区委員会に、役員会でしょうかね、先ほど部長が出られたところでは紹介があったというふうに聞いています。それで、説明があったということなんですが、そのときに配付された区の考え、そして4月22日に出席者に区の考えが説明会の受付で配付をされたわけですけども、地元の地区、ここでいうならば部長が出られた地区委員会で配付された区の案というんでしょうか、区の考えと、説明会のときに配付された区の考え、それは全体的には同じだというふうに聞いているんですけども、違う中身の部分もあるというふうに聞いているんですけども、何か変更をされた部分があれば御答弁いただけますか。
田辺子ども家庭部長
 基本的に、初めて広く区民の方々に御周知しているのは4月22日の資料ということになりますが、これにつきましては、今まで私どもが――私どもといいますか、区全体で教育委員会も含めまして、区民の方々とやりとりしてきているものを整理させていただいたということで御理解をいただきたいというふうに思います。そのため、地区委員会等で御説明しました資料につきましては、わかりにくいというような表現もあったというような御意見もありましたので、少し文章整理をさせていただいたということで、内容的には特に大差はございません。
来住委員
 そういう二つ、基本的には同じなんだけどもそれぞれ地元の団体、それから説明会に参加された方に配付されたものの中身が、そういう声をもとに修正されたということではありますけども、やはり一番、地元で関心があるのは、いろんな施設の問題もあるでしょうし、区の考えがどこにあるのかということに非常に関心が高いですので、その辺は十分に同じもので統一をされたほうがいいのではないかというふうに考えます。
 それで、さらにちょっと伺いますけども、説明会をされて、そこでいろいろ意見が出されました。それで、きょうはその意見を踏まえて案として出していただいているんだと思うんですね。そうしますと、例えば一つだけ申し上げますけど、安全対策についてはかなりいろいろな立場から質疑がありましたけども、その部分については説明会のときの説明、説明資料、それを何らか、きょうのいただいている案では具体的なその補強、当時の配られた案に対しての補強、それから具体的な部分的な対策は示されたんでしょうか。ちょっと中身が、説明会の資料ときょうの配付のところとの経過を含めて御説明いただけますか。
田辺子ども家庭部長
 ほとんど文教委員会の所管の部分、通学安全対策につきましてはほとんど文教委員会ということでして、7番の学童クラブの利用児童の安全対策につきましては文章上も変わりはないです。
来住委員
 いろいろ意見が出されたけども、基本的には変わっていないということで、変更はされないできょう委員会に出されているということだろうと思います。それで、全体的な問題なんですけども、そもそも、説明会の場でもいろんな意見が、区側の安全対策や跡地活用について説明を目的とした説明会だったんですけども、実際になかなか、そもそも統合の理由だとか、説明のこれまでの不十分さであるとか、そういうところに意見が集中をしたというふうな当日の私の印象ですし、参加者の皆さんもそうだったかと思います。それで、最後に意見を述べられた商店会の会長さんだったと思うんですけども、この地域には幼稚園、小学校、中学校がいわゆるトライアングルの教育、子育ての、そういう特徴があるんだということで述べられました。したがって、その必要性がここでは大事なんだという発言だったというふうに思います。したがいまして、全体的なことですので、部長も出席されていましたので、保護者の方だとか地域の関係団体などの皆さんの御意見を伺っていても、なかなか理解や合意が図られていないなというのが、これはもう私の説明会に出ての結論ですけども、そういう中で今後、さらに説明会を開かれるということなんですけども、その辺については、出席された部長さんは田辺さんだけでしたかね、どのように受け取られましたでしょうかね。
田辺子ども家庭部長
 子ども家庭部といたしましては、子どもさんの放課後の活動ですとか、それから東中野小学校が統合された後、学童クラブ等にはあちらに移転をしていただくというようなこともありますので、そうしたことについて御不安のないように十分説明はさせていただきたいというふうに思っております。
来住委員
 説明は非常に大事だというふうに思います。それで、先ほど5月中にもう一回説明会を開きますということでした。あわせて5月15日に総務委員会ということだったんですが、議会が行われると。それで、次の説明会はそうしますと5月15日の総務委員会後というふうなことになるということでよろしいんでしょうか。
瀬田子ども家庭部経営担当課長
 その説明会の後に御報告をする予定でございます。まだちょっと委員会のことにつきましては、この後の御相談ではありますけれども、6月定例会前の5月中に御報告の機会をいただきたくお願いをする予定でございます。
来住委員
 ごめんなさい。僕の聞き方がおかしかったみたいです。各常任委員会にきょうのような形で報告されるということですので、5月15日に総務委員会が開かれた後に次の学校での体育館における前回のような説明会を開くというようなことでよろしいんですかということです。
瀬田子ども家庭部経営担当課長
 一応、今のところ予定ということで把握している範囲が、委員会が順次開催されまして、なかなか時間的に、本来であればその委員会の後に説明会を設ける流れなんですが、そこが多少こう、総務委員会につきましては15日なんですが、一応地域説明会につきましては通学安全対策の説明会と、それから跡施設等の活用の説明会と、それぞれの説明会を設ける予定でございます。その時期につきましては、5月の10日から今のところ14日の間に、通学安全対策については説明会を2回、昼間と夜と、そのうち昼間につきましては土曜日を今のところ予定しているという状況です。
 それから、跡地活用につきましは、東中野地域センターのほうでやはり夜間に説明会を開催するという予定でございます。それで、その後、区として再度内容を精査いたしまして、5月中に各委員会、文教、厚生、区民等につきまして、これはまだ決まっているわけではないんですが、それぞれ開催をお願いするということで予定をしてございます。
来住委員
 その先のことを伺っているんじゃなかったんですけども、議会に正式に通学安全対策及び現東中野小学校の施設活用についてという案が委員会に示していただいたわけですから、当然スケジュール的にはこれを委員会での報告をいただいて、質疑をいただき、そしてそれをさらに地元に、地域に示して意見をいただくという流れで進められるというふうに思っていますので、総務委員会を開く前に、質疑をいただく前に次の説明会を開くというのは、ちょっと議会のあり方、議会と皆さん方との関係においても、そこはちょっと、皆さんが御判断なさることじゃないのかもしれませんが、ちょっと報告を聞いていると、やっぱり順序としても、まあ少なくとも15日の総務委員会で報告をいただいた後に、議会の意見を聞いていただいた後に、地元に案として持ち込んでいただくというのが本来の区と議会、それから住民との関係でのあり方だろうというふうに思うんですけども、それをちょっと前後しているようですね。
田辺子ども家庭部長
 きょうの御報告をお聞きいただいてもおわかりかと思いますが、主には文教委員会、それから区民委員会、厚生委員会で御説明をする内容でございます。これにつきましては、地域説明に先立ちまして委員会に報告させていただくと。本来ですと、今までの慣習といいますか、一つの委員会で御報告させていただいて地域に出させていただいておりますが、今回の課題につきましては幾つかの部にまたがるということで、三つの委員会の御報告の後、地域で御説明をさせていただくという予定でございます。
来住委員
 やはり、副区長が出られて、関係部長が出られて、非常に区としても大事な位置付けをされた説明会だというふうに思いますし、地域にとっても大事に受けとめているということでの参加の状況だし、内容だと思うんですね。ですから、厚生に関係する部分は質疑ができるということが先にありましたけども、やっぱり全体、学校の跡をどうするかという問題が大きな問題ですから、その時期的な問題、その後のですね、それらも含めて質疑が委員会としてできるのは総務委員会だろうと思うんですよ。そういうところを、やっぱり手順をちゃんと議会との関係で踏んでいただかないと、何なのということになりはしませんかと。もう少し言えばおかしいですよと言いたいんですけども、そうなりませんか。
田辺子ども家庭部長
 繰り返しになりますけれども、所管として責任を持って御報告させていただいて地域に出させていただくということですので、私どもとしては十分責任を果たさせていただいているという認識でございます。
酒井委員
 所管だけということでなかなか聞きづらいのかなと思うんですけれども、まず、通学安全対策のところの7番は学童ですので聞けるんだろうと思うんですけれども、こちらの資料を拝見させていただきますと、一定の期間とか当面だとか、そういう表記が非常に多いんです。それで、校舎に関しましても当面の間というふうな書き方もあろうかと思うんですけれども、さまざまここの地域に関しましては厚生委員会でも視察に行ってまいりましたけれども、東ノランドというところ、あそこに関しましても、暫定利用の中で利用の仕方がどんどん変わってしまって、住民の方が不安になってしまって、もう最後はやっぱり行政不信になってしまったところがあるんだと思うんです。それで、そこから今のこの学校再編の話、先日の説明会でもいろいろあったそうですけれども、そういうふうな流れはできているところがあるんだと思うんですね。しっかりとした行政が説明責任をしっかり果たしていれば、今こういうふうな形になっていたのかなというのは本当にあると思うんです。それで、そこでまた学童に関しましても一定の期間というふうに書いているんだと思うんですね。こういうふうになってしまいますと、また住民の方が不安になってしまうと。ですから、これはそのあたりはどういうふうになっているんですかね。まず、通学路の学童のほうでお聞きいたしますが。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 この7番の部分の一定の期間でございますが、先日の説明会等、それから今後も関係の方々と意見の交換をしながら、その一定の期間がどのぐらいが妥当であるかといったあたりを検討させていただこうというふうに思っております。それで、例えば、現在東中野小学校の学童クラブを御利用になっていらっしゃる方々の保護者の方々とは、今後5月の初旬、10日だったというふうに記憶しておりますが、保護者会との意見交換などを踏まえまして、次回この計画案とする段階ではもうちょっと明確な表現にしていきたいなというふうに思っております。
 ただ、私どもが今考えておりますのは、ゴールデンウイーク明け、ちょうど今時分のこの連休が明けたあたりぐらいまでのところ、まだ新入学等で子どもたちが落ち着いた生活ができていないという時期についてこの安全策を講じていくということで検討しております。
酒井委員
 すみません、ちょっと途中からわからなくなってしまったんですけれども。今後、学童の保護者の方と話し合いの場を持ってどれぐらいが適当なんだというふうなお話をされるということですよね。けど、対象が、例えば高学年、低学年ってあるんだろうと思うんです。例えば、低学年の子はやっぱり山手通りのほうまで送ってやらなきゃなんないだろうなとか、高学年はだとか、それをしっかり今後学童の保護者とお話ししていくということなんですか。まず、そこをちょっと教えてください。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 基本的に、この学童クラブの御利用児童といいますと、小学校低学年、1年生から3年生の児童でございますので、そこについて安全策を講じていきたいというふうに思っております。
 ただ、学童クラブの御利用の形態といいますのが、かなり世帯世帯によってばらつきがございまして、例えば4時半帰りをするとか、5時に帰るとか、5時半に帰る、6時の最終のところで帰ると、さまざまあろうかと思っております。学校側の通学安全対策、こちらの時間帯で対応できるものについてはそちらを御利用いただくということもございますし、また、路線バスの利用というようなことも教育委員会側は認める方向で検討しているというふうに聞いておりますので、そういった帰路を選択されるお子さんもいらっしゃるかと。私どもとしては、最終6時の段階に残っている子どものこの山手通りの横断を安全に見守るという対策をこの一定の期間講じていこうかというふうに現在のところ検討しているところでございます。
酒井委員
 すみません、ちょっと私の聞き方が悪くて。6時に残っているお子さんを山手通りのほうまで、四丁目、五丁目の子どもたちに関しては送っていこうということですよね。その一定の期間というのは、5月に保護者の方と話し合って検討していくんだということでよろしいんですね。確認です。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 具体的には、この5月の初旬に現学童クラブ御利用の児童の保護者の方々と意見交換の場を設けまして、そこでちょうだいする意見を参考にしたいというふうに思っております。
酒井委員
 保護者の方、恐らくお話し合いすると、もうずっと送ってほしいというふうな話も私は出てくると思うんです。それをまずどうするのか。
 それから、あと学童へ行っている子はそういうふうにするのかもわかりませんけれども、今後キッズプラザ、それから昭和の統合新校で遊び終わった子もいるわけですよね。どうしてそこは分けてしまうんですか。学童の子だけは送ると。それと、中野区全体の学童との兼ね合いもありますよね。そのあたりしっかり説明することをできるようにしなければならないと思うんです。もちろん、この学校再編の問題に関してきめ細かく対応していかなければならないと、区長は施政方針の中でお話しされておったんですね。そういったこともここで、やっぱり東中野は陸の孤島である中で、その山手通りに関してはこういった形で行政のほうは安全対応してくださるんだと思うんですけれども、その全体のこともあろうかと思うんです。
 一方で、幼稚園、保育園から1年生に上がった子が6時にあそこを通るのかというと、私も心配になるので、そういったことをしてほしいと思うんですけれども、そのあたりをしっかりと整合性も考えていかなければならないと思うんです。そこはどういうふうに考えておるんですか。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 今、委員、御指摘のこと、まさにそのとおりだというふうに思っております。私どもは、学童クラブというこの事業の運営につきまして、送迎の部分のサービスを込みというふうには基本的には考えておりません。御自分でいらっしゃる、それから必要な子どもについては保護者の方が迎えに来ていただく、そういったことで運営をしているというのが区内の一般原則でございます。
 ただ、この東中野地域につきましては、その通学距離がほかの学校に比べますと統合後若干長くなるといったような事情もございます。そこで、今でも新1年生については、小学校まで新学期が始まって1週間、10日ぐらい迎えに行って学童クラブまで引率をするというような取り扱いをしておりますので、その延長線上で一定期間、4月中あるいは5月のこの連休明けぐらいまでの期間について送りというところの対策を講じようかなというふうに思っております。
酒井委員
 キッズプラザだとか他の全体との兼ね合いは。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 失礼いたしました。
 それで、統合新校ができますのは平成21年4月でございます。委員、御指摘いただいたキッズプラザ事業の展開といいますのは、平成21年10月ぐらいを予定しております。そのあたりになりますと、登下校時の安全の指導ですとか注意について、かなり子どもたちが習得をしてきている段階にあるのかなということでございますので、キッズで遊んだ後の帰りについては、児童一人ひとりが気をつけて帰っていただく。ただし、帰す側といたしましては、同じ方向の子どもたちを集団化させるようなこと、こういったことは指導していこうかというふうに思っております。
酒井委員
 5月ぐらい、ゴールデンウイークの明けぐらいまでそういったことを職員が引率してやっていきたいというふうな考えだと思うんですけれども、本当に心配もありますので、保護者の方、利用者の方とお話ししていく中で、最初からそういうふうに決めないで柔軟に対応していただきたいと思います。
 それから、別で1点なんですけれども、先ほどちょっと指摘させていただきました、当面一定の期間ばかりが出ておりまして、今回のこの跡地の件ですね、子どもの遊び場に関しましても、昨年の第2回定例会におきまして田中区長が19年度内に案を示したいというふうにおっしゃられたんですね。それが、結果示されたのは19年度をまたいでしまって、しかも案ではなく、当初小学校のことだけ考えておったのが、住吉保育園から、それから区民活動センター跡地まで全部ひっくるめられたと思うんです。ちょっと所管が違うところにならない範囲でお聞きしたいんですけれども、すると、住民の方は、以前は、平成8年でしたか、保育園と地域センターができるというのがまた変わって、それで暫定利用の子どもたちの遊び場もまた暫定でなって、それでまた、今まさに、小学校の跡地も暫定になっているわけなんですよね。そうすると、いつどうなるんだというのがあるんだと思うんです。私の認識の中では、19年度末で、東中野のそういったことというのは出てくるんだろうと思っていたのが、より広い範囲になって、しかも新しい機能までつけ加えられて、しかもまた、これがこの四、五丁目に必要な機能の内容の(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)というのは、これは引き続きやってくださるんだろうと思うんですけれども、それがいつどうなるのかというのが全く見えないんですね。要するに、子どもの遊び場も含まれておるので、このあたり、今後のスケジュールといいますか、どういうふうに考えているんですか。答えづらいですか。
田辺子ども家庭部長
 現在、東中野小学校の跡施設活用ということで、暫定利用ということですけれども考え方を示させていただいております。
 今後、今、委員の御指摘もありましたけれども、東中野の地域全体の町というのを十分今後の展開も把握した上で、区としてはその中で東中野小学校の跡施設を考えていかなければならないということで、今回こういう形でお示しをさせていただいたところです。長期的に考えていかなければいけないもの、あるいは短期的に解決できるもの等ございますので、そうしたものを十分踏まえた上で、来年度といいますか、21年度の予算に反映できるものについては10月前後に御報告させていただけるのかなというふうにも思っておりますが、現在のところ、こうした案を皆さんの意見をお聞きした上で、まとめて最終的なものにしていくというふうに考えています。
酒井委員
 所管が違うのでお聞きしづらいんですけれども。ちょっと最後に、申しわけないですけれども。
 21年度の予算には示されるものもあるかもしれないというふうなことだと思うんですけれども、じゃあ、子ども家庭部としてはどういったことが浮かんでくるんですか。例えば、小学校の跡地で子どもたちの遊び場だとか考えますと、まだまだ跡地のことって、それが整理できるのかとかあるんだろうと思うんです。
 一方で、住吉保育園の跡地で機能を使うこともできるかもわかりませんし、だから、現状どういうふうに、せめて少しのスケジュールといいますか、先ほど5月には説明会をするとかおっしゃられていましたよね。そういう全体のスケジュールというのはどういうふうになっているんでしょうか。
田辺子ども家庭部長
 全体のスケジュールにつきましては、関連する部がございますので、区役所としてそごのないような形で調整をして、できるだけ早い形でお示しをしていきたいというふうに思っています。
 子ども家庭部所管につきましては、来年の4月以降、小学校の跡で遊び場機能ということで展開をしていくということです。ここにつきましては、今現在、職員が東中野地域センターから出向いて行って事業を行っていますが、4月以降は職員がいるということではなくて、地域の方々の自主的な管理でお願いをしていきたいというふうに思っているところです。そうした遊び場を展開していく中で、施設の改修が必要なのか、であれば、そうしたことが来年度の予算に反映するものであるというふうに思っておりますし、ここにもありますように、施設的に必要な整備や改修があれば、そうしたことが21年度予算の中では反映させていくものだというふうに考えております。そうした21年度の事業の展開については、なるべく早い時期に皆さんに御意見を聞きながらお示しをしていきたいというふうに思っています。
酒井委員
 その子どもの遊び場が出たんですけれども、職員の方は地域センターの下のところ執務室のところから引き上げられるんだと思うんですけれども、たしか乳幼児に関しましては、巡回といいますか、出前のような形をやろうというふうなこともあったと思うんですね。今本当に、地域センターの下の執務室の職員の現場の皆さんは、本当にさまざまよくやってくださって、いつも頭が下がる思いなんですけれども、やっぱり地域にそういった先頭になってくださる現場の職員の方がいらっしゃるというのは、本当に我々にとってはありがたいことなんです。それと、乳幼児に関しては何度かは派遣するというふうなことをおっしゃっていたと思うんですけれども、例えば放課後に関しても、少しそういったこともあるんでしょうか。それとも、柔軟に週に1回だとか、そういうのができるのかなだとかというのはあるんですか。
田辺子ども家庭部長
 当委員会でも、今後、子ども家庭支援センターですとか、それから予定しています中野の昭和児童館がU-18プラザになるというふうなお話もさせていただいています。それが児童館ではなくてU-18プラザとして機能していくためには、所管の地域全体を見渡して必要な活動の支援ですとか、あるいは出向いていって事業を行うというような機能もそこに盛り込んでいくというようなお話もさせていただいています。そういう新しい機能の拡充の一環として東中野地域を含めて、それで活動場所が東中野小学校の跡の遊び場になるというようなことも考えられるというふうに思っていますので、昭和の児童館のキッズプラザの具体的な事業内容を検討する中で、東中野小学校の跡の遊び場、それから住吉公園での活動の支援、それからもっといいますと、今般開設いたしました陽だまりの丘保育園などでも今後乳幼児親子事業をやっていくということですので、そうした施設との連携あるいは事業を御紹介していくというようなことを考えていきたいというふうに思っていますので、キッズプラザの事業を検討していく中で十分そうしたことも視野に入れて検討していきたいと思っています。
酒井委員
 もう最後にします。ごめんなさい。
 陽だまりの丘のほうでは乳幼児の、秋ぐらいから地域開放されて、そういった地域対応もしてくださるということなんですけれども。その放課後のほうなんですね。放課後の小学校跡地に関しては子どもたちの大切な広場であることは認識されているというふうなこともおっしゃっていただいたことがあろうかと思うんです。そういう中で、今地元では、地域で子どもたちを見守りたいという中で、自主団体が立ち上がりました。先日総会だったと思います。やっぱりそういった方たち、一生懸命やっていらっしゃるんですけれども、そこに行政のまさに現場の職員の方が少し助けてくださると、今後も引き続き、すると、その活動がよりよいもの、強固なものになっていくところあると思うんです。ですので、乳幼児だけではなく、放課後のほうも、場合によっては柔軟に対応していただかないと、東中野の地域は何もなくなってしまいますので、ちょっとその辺はぜひとも御検討いただきたいと思います。
田辺子ども家庭部長
 言葉足らずで申しわけありませんでした。そういう地域団体と連携したり、あるいは支援をしていくということがこれからの児童館といいますか、キッズプラザの重要な役割だというふうに思っていますので、東中野の跡施設であります遊び場の運営を今後担っていただきたいというふうに思っておりますので、そうした方々の支援につきましては十分配慮していきたいと思っています。
やながわ委員
 今、酒井委員からも聞きたいところを聞いていただいたので、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 この学童クラブ、先ほど課長が6時まで残るお子さん、特に東中野四丁目、五丁目の、今現時点で、東中野小学校での学童クラブを利用しているお子さんで6時までいる子は何人ぐらいいるんですか。わかる範囲でいいです。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 ちょっと具体的な数字は持ち合わせてございませんが、現在、東中野小学校の学童クラブを御利用いただいているお子様が20名いらっしゃいます。大半は東中野小学校近辺にお住まいの方が、利用割合としては六、七割程度だったかなと。残り二、三割が東中野駅周辺あるいは駅の南側といったところに分散しているような形でございましたが、その利用時間については今持ち合わせがございません。
やながわ委員
 20名前後だと今おっしゃっていたので、先ほども10日ぐらいに保護者の人たちとお話し合いをし合うということをおっしゃっていたので、わずかな人数ですよね、6時まで残るとなると、さらにもっと少なくなる。現状的には、一人ひとり掌握ぐらいできそうな人数なので、やっぱりその辺も親切に聞いてあげてほしいなと思うんです。やっぱり低学年の1、2、3年生までがとぼとぼ歩いていくのかと、こういうイメージになるわけですから、バスで帰る人もいるでしょうということで、一人ひとりをちゃんと掌握して、6時に帰る、学童クラブですから、言ってみればかぎっ子対策で、その時点でお母さんが、だから家庭にだれかいるのかどうか。やっぱりその辺も、ちゃんと帰ったか帰らないかとかその辺まで気を使うこちらの対応を示さないと、今これだけいろいろなことで理解が得にくくなっているので、せめて、子ども家庭部の所管の関係としては、そういう対応をしていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 今年度につきましては、この5月の初旬に、そういった今御指摘いただいたようなことについてもお話をお一人お一人から伺って対応したい。また、来年の新入生についても、状況をよく把握した上で対応していきたいというふうに思っております。
やながわ委員
 よろしくお願いします。
 あと、この活用のほうで1点お聞きしたいんですが、必要な機能というところで、(1)の(エ)介護サービス機能、これは当初から盛り込まれていたような気がするんですが、小規模多機能型居宅介護施設あるいは小規模特別養護老人ホーム、こういうふうなだけだとなかなか想定しにくいので、現在のところどんなふうに想定、やるとしたらこんなものをと考えられているのか、言える範囲で教えていただけませんか。
飯塚介護保険担当課長
 地域密着型サービスというのが幾つか種類があるわけなんですが、グループホームですとか、小規模多機能型居宅介護ですとか、それから小規模特養とか、そういったものなんですが、今区内でグループホームというのは比較的計画どおりに進んでいるんですが、この小規模多機能というのが現在開設されているのが1カ所、それから開設を予定しているのが1カ所ということで、2カ所程度しか参入がないということがございます。介護保険担当としましては、この小規模多機能をここにつくったらどうかというふうに考えておるわけでして、この小規模多機能というのは、平成18年の改正で新たに制度化されたというものでございまして、在宅の要介護者、身体の状況とか置かれている環境に応じまして、選択に基づいて、サービス拠点ですね、通所したり、短期間宿泊するというようなそういう施設なわけなんですが、そこで入浴、排泄、食事等の介護とか調理とか洗濯とか、それから掃除等の家事及び生活等に関する相談とか、こういった生活上の世話あるいは機能訓練を受けるというような施設でして、大きな施設の隙間を埋めるような、非常に小回りのきくそういう施設でございますので、そういったものを想定したらどうかというような考えでいるということでございます。
やながわ委員
 今の説明だと、小規模特別養護老人ホーム、グループホームみたいなものを想定しているということでは……。ちょっともう1回説明してください。
飯塚介護保険担当課長
 説明が不十分ですみません。
 グループホーム、それから小規模特養、それから先ほど言いました小規模多機能型居宅介護という、そういう施設があるわけでして、グループホームは比較的足りていると、足りているということはないんですけれども、比較的整備が進んでいる。それから、実は小規模特養というのは23区でも江戸川区に1カ所あるだけの施設なんです。我々が考えておりますのは、小規模多機能型居宅介護施設というのはどうかというふうに考えているということでして、それは比較的小さいところ、自宅を改造してもできるわけなんですが、そこに通所して、泊まることもできるし、それから食事とか、排泄の世話を受けることもできるし、それからいろいろな機能訓練をすることもできるという、非常に小回りのきく施設なものですから、そういったものをここに位置したらどうかなと、私どものほうでは考えているということでございます。
やながわ委員
 私は、個人的にはこの施設は大変必要な施設だと思っているんです。今、課長がおっしゃったように、小回りのきくというね。江戸川に1カ所小規模特養があると、こういうふうに考えているところはあまりないわけですよ。多分、収支がうまくいかないんだろうと思うんです、やる事業者がいないわけだから。だけれども、これから高齢者がふえていって、在宅介護をやっている人たちにしてみれば、この小規模多機能型居宅介護施設は本当に大事なんですよ。何かあったとき、ちょっとの間見てもらいたいという、緊急かつすぐという、そういう施設が中野は1カ所あるんだけれども、ほとんど知られていませんよね。ほとんど知られていないし、その緊急時の対応が本当にきょうのきょうでも大丈夫なのかとか、そういうことすらもわからない。それはちょっと厳しいんだろうけれども。やっぱりこういう施設をつくるという、機能の中の一つに入った以上、私は簡単な説明ではなくて、こういうことだから中野にとってこういう施設をつくるんだと、つくりたいんだと、やっぱりそういうことをきちっと説明すれば、私は、住民の人で必要だと感ずる人たちというのは絶対いるはずなんですね。今、高齢者の介護で悩んでいない人は少ないと思うんです。現実、自分がかかわっていなくても、あるいは親戚だったり兄弟だったり、だれかからはこの介護の苦労というのは聞いているはずなんです。
 ですから、中野も、そういう小規模多機能の施設をこういう現状だからここで展開をしていきたいと、御理解いただきたいと言えば、私は説得力を持って実はやってもらいたいんです。篠委員もお母様の介護をやっていたからわかるけれども、私の母ももう介護5ですよ。身動きとれない母を抱えているわけで、そういう人たちにとってみて、やっぱり説明がきちっとされれば、そういう施設は必要だと必ず思ってくれる人はいるので、私はむしろ、この東中野小学校の跡地にこういう施設をつくりますと、この駅近いわけであって、だれでもが利用できますよと、安心できるような、一つひとつがただ文言だけでつらっと書かないように、だから、どんなイメージの想定があるのって聞いたのは、こういう施設にしたいんですというその辺で説得力を持っていただかないと理解できません。何、老人の施設かよって、こうなっちゃうんですね。そうじゃないんです、この施設に関しては。その辺の説得力をきちっと持っていただきたいんですけれども、課長かわったばかりだから、その辺も努力していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
飯塚介護保険担当課長
 私どもも御意見のとおりだと思っております。やはりこれは必要な施設だと思いますし、導入に努めていきたいと考えますし、きちんと近隣の方たちにも説明をしていきたいと、そのように考えてございます。
篠委員
 それで、できそうなんですか。採算に合わないものを任されても、だれも対応しないですよ。だけど、それでも必要なんだというような具体的な気持ちを吐露しないから、上っ面のやれ何だかんだになっちゃうんだから。今、やながわ委員がおっしゃったように、みんなもうギブアップで任せてしまえばいいよという大きな流れがあるんです。待ってて、番が来たら死んじゃったというような情報しか発信されていない。だけど、中野区としては、人に頼めばいいんだというのではなくて、どうしても追い込まれたら助けてくれという、その基地を一つここにつくりたいんだという情熱を持った発信をこういう地域とかかわるときにこそ話さなければいけない。かわったばかりだからわからないじゃなくて、知っている範囲でちょっと教えてください。
飯塚介護保険担当課長
 この小規模多機能型居宅介護施設は、これまでもさまざま参入についての相談を受けているわけですが、一番事業者がしり込みしてしまうところが土地取得とか建設費用の点で非常にかかると。その点で、想定される収入に比べてということで、しり込みをしてしまうというような傾向があると、私どもは承知しております。これは、言ってみれば、土地をこの形で提供するということでありますので、そういった点では、そういった参入する事業者の懸念事項を一つ解消するようなことになるのかなというふうにも考えてございますし、やはり先ほど申し上げましたように、これはさまざまなところに展開していくのが望ましい施設だと思いますので、そのような考え方でしっかりやっていきたいと、そのように考えてございます。
来住委員
 福祉施設、障害者施設も、今回提案なさっているものについては、これは学校がどうだということではなくて、やはり必要な施設なわけです。ですから、地域的にも、区民の立場からも、こういう施設をぜひそれぞれにつくってほしいというのは、これはもう、それはそれとしての問題なんですよ。結局、学校じゃなくして、そこに福祉、高齢者の施設をつくるから、地域的にはそれで説得、納得をしてくれという話には、少なくとも、この前の説明会、現状の段階では、そういう状況には、地域的には至っていないというのが実態です。それは学校がどうであれ、やはり小規模多機能、小規模特養、障害者の自立支援等については、やらなければならない必要な施策ですし、求めなければならないものです。それと、学校をなくすことによってそこにという一体に地域に持ち込まれているから、地域からはそうじゃないでしょうという話に当然なってきているというのが状況ですので、そこは担当の方は直接説明会にいらっしゃらなかったでしょうから、それが東中野の少なくとも四、五丁目の状況ですからお伝えしておきます。
 そこで、先ほどのやりとりを含めて一、二点お聞きしますけれども、まず、学童クラブの送迎について職員を配置する、引率するということですけれども、そもそも学童クラブから帰るのに職員を引率させなければならないような状況がこの統廃合の中で生まれているということなんですよ。そこがやっぱり一番問題なんです。そういう通学距離の統合になっているということなんです。そういう危険な場所を子どもが6時以降帰らなければならないというところからこの問題が起きているわけであって、具体的にお聞きしますけれども、期間については、先ほどおっしゃいました4月から5月の連休前後でしたか、それについては、この文書では年度当初から一定の期間というふうに説明をされました。地域でも、それについてはいつまでだという話は、具体的な答弁がたしかなかったと思います。今おっしゃっているのは、では、5月の連休前後までということでよろしいんですね、考えていらっしゃるのは。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 現在のところ、私どもが考えている案としてはそういったことでございます。
来住委員
 5月の連休前後まででいいというのは、その根拠は何ですか。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 先ほども御答弁させていただきましたけれども、4月の新入学あるいは進級の時期、学校生活あるいは学童クラブの現在の状況を見ましても、ばたばたとして、子どもたちがなかなか落ち着いた生活リズムといったものを身につけられない時期なのかなと。その時期を安全に配慮してあれば、その後については特に問題が生じないのかなというところで、そういった一定の期間ということについて、私どもの現在の案があるということでございます。
来住委員
 それ以上お聞きしませんが、全くそれは説得できる根拠にはならないというふうに思います。
 もう1点伺いますが、先ほど申し上げましたように、いわゆる暫定、学校をはじめとして施設をいつまで使えるのかということが当然これからかなり問題になると思うんです。4月3日のこの中野区の案が関係団体に配られています。その中身は、おおむね3年間程度、東中野小学校の既存校舎等を使用すると。しかも、暫定活用を行うと。これは子どもの遊び場等行う機能です。こういう形で、具体的な暫定活用、そしておおむね3年間程度というのが、一方では地域に関係の役員に配られ、説明会では、一定期間というふうに文言が変わったわけです。これは、やっぱり地域的には、今後説明を重ねていくということですけれども、混乱をしていかないですか。
田辺子ども家庭部長
 4月3日の説明ですが、これにつきましては先ほども申し上げましたように、これまで区として考えているものを何も資料がなくて御説明ということでは、なかなか皆さんにもおわかりいただけないということで、4月3日現在の区の考え方を取りまとめさせていただきました。22日に一般区民の方々に御説明をするに当たりまして、区としてもうちょっと整理をさせていただいたというものでございます。
 今、お話ししていますように、一定期間がいつなのかというようなことにつきましては、今後十分区全体で考えていかなければいけないことだというふうに思っておりますが、きょうの資料にもありますように、今後区民活動センター等の建設というようなこともありますので、そういう意味でいいますと、10か年計画の第4ステップで東中野の区民活動センターは整備をしていくというようなことも区としては明らかにしておりますので、これがおおむね24年度というようなことであれば、3年程度というのが考えられるかということで御説明をさせていただいているところです。
来住委員
 その逆だと思うんですよね。その一定期間ということを説明するのはわかります。しかし、その3年間という暫定期間を、数字を示してしまっているわけですよ。それで、さらに説明会では一定期間というふうにしました。それが具体的な年月といいますか、そういうふうになっているんですよ。逆じゃないですか。説明会で一定期間というのはどういう年月をいうんですかと当然出ますね。それに対して区としての考えを示していくということはあると思います。なぜこれ自身を先に示されて一定期間というふうに説明会では直ったのかというのが、ちょっと理解できないんですよね。
田辺子ども家庭部長
 4月3日だけではありませんが、先ほども来住委員から御質問があったように、関係団体の方々には区としての考え方を何度か意見交換をさせていただいています。その一環で、4月3日に私が地区委員会に出向いて行って御説明をさせていただいたものです。その過程の中で、区としてはいろいろな考え方を持っていまして、整理をさせていただいています。今回、この当委員会に御説明をさせていただいているこの資料というものが、区として正式に初めて取りまとめたというものでございまして、それまでの間、いろいろ御説明をさせていただいたものもあるかもしれませんけれども、それは検討の過程の中でいろいろ私たちは意見交換をさせていただいたという認識でございまして、この厚生委員会資料、ほかの委員会でも御説明しますが、これを正式な資料というふうに考えていただければというふうに思います。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終わります。
 続きまして、桃花小学校体育館等改築設計プランについての報告を求めます。
浅野子育て支援担当課長
 それでは、桃花小学校体育館改築設計プランについて御報告させていただきます。
 お手元の資料(資料4)でございますが、教育委員会事務局が主管部といたしまして、4月28日の文教委員会において報告したものと同じものでございます。
 このプランの中で小学校施設を活用した遊び場機能として、(仮称)キッズプラザと、それから桃花小学校学童クラブを施設導入してまいりますので、本日、本委員会において報告させていただくものでございます。
 桃花小学校の体育館改築につきましては、昨年9月12日の厚生委員会におきまして、基本計画素案の概要並びに子ども家庭部としての考え方について報告させていただきました。その後、所管部の教育委員会事務局では、昨年10月に素案についての区民説明会を実施いたしまして、そこで出た意見などを踏まえまして、12月に桃花小学校体育館等基本計画を策定してございます。そこでは、(仮称)キッズプラザと学童クラブにつきましては、学校施設とは別の出入り口を設けることという部分が新たに書き加えられてございます。今回の改築設計プランは、この基本計画をもとに作成したものでございます。
 それでは、お手元の資料をごらんください。
 1枚目は改築内容と今後のスケジュールを示してあるものでございます。
 改築内容の5)のマル2のところが(仮称)キッズプラザということで、約380平方メートルとなってございます。これはキッズプラザと書いておりますが、この中には学童クラブのスペースも含まれているものでございます。基本計画では大体300平方メートルぐらいが必要というふうに私どもしておりましたが、それ以上の広さが確保できているというふうに考えております。
 1枚めくっていただきまして、横長の地図でございますが、別紙1、これが全体の配置図でございます。左側が北、上側部分が東というふうになっておりまして、体育館棟が校舎の東側に配置されまして、校舎B棟、校舎C棟とは独立した配置になってございます。地図の中に、▲が下のほうの左右2カ所と上のほうに1カ所ついてございますが、これが入り口でございます。上の入り口が体育館の一般利用の方用の入り口ということで教育委員会事務局のほうで考えているとのことでございます。
 次に、裏の別紙2をごらんいただきたいと思います。
 次は、地下1階の平面図、それから1階の平面図と東西断面図が書かれてございます。今回の改築設計プランの特徴でございますが、当初の計画案に比べまして地下を掘り下げまして、地下1階に体育館のアリーナを設置するというものでございます。東西断面図の緑色の部分のところが地面よりか下にいっておりますが、そこに地下1階平面図で示されているようなアリーナを設置するというものでございます。
 それから、地上1階部分がアリーナの上部と、この図で見ますと、上のほうが特別支援学級の一部、それから体育館施設とは別棟になりますが、南側のほうに防災倉庫を設置するものでございます。学童クラブを含めます(仮称)キッズプラザは、東西断面図で見ますと、この黄色い部分、2階部分に設置されるということでございます。
 それでは、その具体的な内容でございますが、次の別紙3をごらんいただきたいと思います。
 別紙3が2階の平面図並びに3階の平面図、それから南北の断面図でございます。2階の平面図の黄色の部分が学童クラブを含む(仮称)キッズプラザの位置でございます。
 ちょっと見づらいかもしれませんが、この黄色の左側のほうに△の部分がありますが、ここがキッズプラザ、学童クラブの出入り口となっております。これは、私どもそういった学校施設とは独立した出入り口をということで、そういった形で確保しております。
 それから、キッズプラザと学童クラブ室は同一階に設置というのが、私ども子ども家庭部等の要望でしたので、これが反映されているものでございます。
 部屋ですが、キッズプラザの活動室が二つ、それから学童クラブ室が一つ、それから事務室1、あとトイレというものでございます。学校の1教室の広さというのが大体63から70平方メートルだというふうに聞いてございます。学童クラブ室は125平方メートルありますので、およそ2教室分ほどの広さは確保できているというふうに言えます。
 それから、この2階の平面図の左側、オープンデッキというものがございます。これは、建設設計の段階で、校舎・校庭から見通しをよくするためというものと、それからこちらも遊び場としての活用ができるというものでございます。キッズプラザにつきましては、当初、子ども家庭部としては1階に設置して屋外運動場との水平移動を可能にしたいというふうに考えてございました。今回の改築プランでは2階に配置されているということで、この点はちょっと実現できていないのですが、入り口が割と南側、校庭に近い側に設置されております。それから、建物全体の高さが低くなっておりますので、比較的移動というものはしやすいものになってございます。
 それから、別紙4はそれぞれ東西南北からの立面図になってございます。それぞれの立面図のところに、既存校舎というふうな表示があって、実線、点線で書かれております。これが既存校舎の一番高い部分で、今回のこの設計プランでは、建物全体の高さが既存校舎よりも低い形で設計されております。したがって、日影規制の影響というものは生じないというふうに聞いてございます。また、そのほか、施設のバリアフリーを充実するということで、建物の中にエレベーターを設置したり、あるいは段差のあるところにスロープを設置するなど、だれもが移動しやすい構造としているということでございます。
 1枚目にお戻りください。
 今後のスケジュールでございます。この計画をもとに5月から6月にかけて地域・保護者等の説明会を行うと同時に、来年の3月をめどに設計委託を行うということです。それから、来年の5月から7月にかけて解体工事を行い、平成21年10月から改築工事を始めて、平成23年3月には完成させたいというような予定でございます。
 簡単ではございますが、報告を終わらせていただきます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 続きまして、仲町小学校活用整備に関する基本計画案についての報告を求めます。
岩井保健福祉部経営担当参事
 それでは、仲町小学校跡施設活用整備に関する基本計画案でございます。(資料5)
 仲町小学校につきましては、ことしの3月末で閉校になりました。その跡地施設を高齢者、障害者、子ども等の相談施設、また精神障害者社会復帰センター、地域スポーツクラブの活動拠点として活用するために施設の活用整備に関する計画案を策定いたしました。
 計画案の抜粋でございます。建築の概要ですが、ここに記載しているとおりでございます。
 整備する施設でございます。(仮称)すこやか福祉センター、精神障害者社会復帰センター、防災・備蓄倉庫、地域スポーツクラブの活動拠点などでございます。全体で、床面積が4,762平米ということでございます。
 次に、改築に当たりまして、既存不適格部分を撤去する必要がございます。別添1、別添2をごらんいただきたいと思います。日影規制の関係で、既存不適格部分を撤去する必要があるということでございます。
 別添1でございます。平面図でございますが、3階部分の中央棟の東側部分約63平米、斜線部分でございます。この部分が日影規制の関係で抵触するというところでございます。
 別添2、立面図をごらんください。左上から右下に斜めの点線がございます。その部分より上部、斜線でくくってありますけれども、点線より上の部分が日影規制に抵触するということで、この部分を撤去する必要ありということで、結果的には斜線部分全体を、建物自体を、この部分全体を撤去する必要が出てまいります。
 このような対応をすることが必要だということでございます。
 1枚目の資料に戻ります。
 (2)のマル3でございます。バリアフリー対策としまして、昇降機、エレベーターを2基設置することにしております。
 別添の3-1から3-3をごらんください。3-1は1階部分の平面図でございます。3-2は2階部分の平面図でございます。3-3でございますけれども、3階部分の平面図となってございます。これらのことにつきましては、3月に常任委員会で報告しました基本方針案に基づきまして、基本方針として定めました。その方針に基づいて、このような機能として配置をしているところでございます。
 続きまして、1ページ目、(3)に移ります。
 学校施設から保健福祉施設などへの用途変更に伴う施設改修を行う必要がありますが、それに伴って耐震改修を行うことにしております。
 続きまして、外構整備の考え方でございます。別添の4をお開きください。西側道路の部分を御説明いたします。
 道路中心線から2メートルのセットバックをいたした上で、さらに道路境界線から2メートルの歩道状空地を設けることにしております。また、南側部分でございます。南東部分ですが、歩行者用の来館者の入り口と車の入り口を動線が交わらないように工夫するということで、歩行者用の通路は校舎の南側部分、植樹の北側でございます。ここが歩行者用通路として想定いたします。車の出入り口でございますけれども、道路と敷地内の公開空地を一体的に整備をいたしまして、歩行者用の通路の下のところから進入する。門扉を新たにこの部分に新設をいたしまして、駐車場まで誘導する。このような形で、歩行者と車が交差しないようなことを考えております。
 続いて、敷地の南側の築山の部分でございますけれども、南側については、隣地との間で緩衝帯を設けるとか、各所にベンチを設置するなどして来館者の憩いの場を提供するというような考え方をとっております。
 次に、運動場でございますけれども、芝生化をするという考え方です。
 雨水対策は、敷地内の処理を基本とする。舗装面について、透水性の材料を選定していくということでございます。これが外構整備の考え方でございます。
 続きまして、設計・施工業者の選定などでございますけれども、ここに書きましたように、企画提案型設計・施工一括発注方式であるとか、また、事業者の選定につきましては、総合評価方式、標準型の方式を利用するということでございます。
 今後の予定でございますけれども、この計画案を議会に報告終了後、基本計画という形で決定をしたいと思っております。
 その後でございますけれども、6月以降、設計・施工業者の公募手続に入っていくと。今年度は設計業務に入り、来年度の7月ごろから改修工事に着手する。再来年の2月、平成22年2月に開設をする。このようなスケジュールで進めていきたいというふうに思っております。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で本報告について終了いたします。
 続きまして、仲町小学校跡施設開設準備協議会の設置についての報告を求めます。(資料6)
岩井保健福祉部経営担当参事
 ただいまの基本計画案とも関連がございます。仲町小学校跡施設開設準備協議会でございますけれども、この協議会の設置の趣旨でございます。先ほど申し上げましたように、21年度中に(仮称)すこやか福祉センターの開設を進めるために準備を進めているところでございますけれども、この施設が地域にとってより理解される、この機能が十分発揮できるためには、開設準備の段階から地域住民の方の御意見などもお聞きする必要があるだろう。ハード面について、また、その後、ソフト面についても御意見を伺う必要があるだろうということで、準備協議会を設置するものでございます。
 開設準備協議会に期待する役割として五つ掲げました。
 乳幼児親子であるとか高齢者、障害者の方たちの交流に適した施設づくりなどについての御意見を伺う。
 また、3番目でございますけれども、この施設が地域にとってより理解をされるためには、この施設についての情報を地域の方たちに提供していただくということであるとか、今後、このすこやかセンターを核としてネットワークづくりというものも進めていくわけでございますけれども、そのネットワーグづくりを進めていくための基盤づくりをしていくと。このようなことを主な役割として考えているところでございます。
 設置につきましては、ことしの6月をめどに準備を進めていきたいと思います。今年度はおおむね5回程度開催したいと思います。
 裏面に移ります。
 検討のスケジュールでございますけれども、20年度については主に施設整備に関する内容について、区からの考え方を説明し、御意見などもいただきたいと思います。21年度については、開設後、ここに書きました身近な拠点施設として認識を深めていただく。開設後の運営なども視野に入れた協議検討を進めていきたいと思います。
 メンバーでございます。ここに掲げました八つの団体の関係者の方に御参加をいただきたいというふうに思っております。区側のメンバーとしては、ここに掲げた担当参事、課長が出席を予定しております。
 立ち上げに向けたスケジュールでございますけれども、議会報告後、5月に入りましたら関係団体への推薦を依頼し、6月上旬には準備協議会を設置したいということで進めていきたいと思います。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
やながわ委員
 新しい事業も取り込まれるこの施設なわけで、ここに地域スポーツクラブがあるじゃないですか。競技力の向上支援だとか、中野にとって新たな事業ですので、この開設準備協議会メンバー、こんなこと言うと怒られてしまうかもしれないけれども、いつものメンバーかなという気がするんですよ。関係団体としては、中野区体育指導委員会とありますが、何かちょっとこの辺も工夫してもいいんじゃないかなという気がするんですよ。毎回、地域団体というとこういう方々がお出になると。人は違うかもしれないけれども、ちょっと新たな思想も取り込むのに工夫が必要ではないかなという気がするんですが。例えばプロ選手だとか、どんなことを想定しているのかまだつかめませんが、ここの所管で話せるかどうかわかりませんけれども、ちょっと開設準備協議会の中で、もう少し、ちょっと工夫をしてもいいんじゃないかなというふうに思いますが、その辺はどうでしょうか。
岩井保健福祉部経営担当参事
 この準備協議会の設置の目的ということでございますけれども、先ほど1枚目に御説明しました主な期待する役割として五つ掲げたところでございます。
 また、地域スポーツクラブの具体的な内容については、ちょっと所管外のところになりますけれども、その所管の中で、この開設準備協議会の議論と、それから独自に取り組む地域スポーツクラブの運営等についての関連などについては、これからまた担当部署との協議を進めていきたいというふうに思っております。
やながわ委員
 それは担当所管のほうにもお伝えしていただければと思います。
 ここにもあるように、今、民間の方々の相談、センター等々あるわけです。ここにも関係団体、社会福祉協議会、この精神障害者社会復帰センターも、これは委託するわけじゃないですか。こういう場合、やっぱり民間の方々もここに入るべきじゃないかなと。必ず関係団体、福祉団体連合会が入っているけれども、その視野を広げるべきだと私は常々考えているんですが、その辺はどうですか。
岩井保健福祉部経営担当参事
 今、御質問がございました精神障害者社会復帰センターについては委託で実施をするわけでございます。その委託事業者の意見というのもある意味では必要なのかなと思いますが、そういうその方たちの御意見というのは、協議会のメンバーということではなくて、区の委託ということからいたしますと、ここには書きませんでしたけれども、区側の運営メンバーの一つとして参加するということはあり得るというふうに思っております。
来住委員
 構成メンバーですけれども、地域子ども家庭支援センター、子育て支援担当課などもこの中に機能していくわけですから、地元の子育ての直接現役の方々が何らかかかわりが持てるようなメンバーへの組み入れというのは、地元町会だとか、民生委員、児童委員だとか、地元的にはそういう方々が入ってはおられますけれども、実際に子育て分野の機能もあるわけですから、それらも何か考えの中には入れられないんですか。
野村地域子ども家庭支援センター担当課長
 委員、御質問の趣旨については、私どもも重要なことであろうというふうには思っておりますが、ただ、こういった会議体にどらちのグループを選んでどちらのグループを選ばないというわけにもいかないという事情もございます。この協議会に並行いたしまして、そういった実際に御利用になるような親世代の方々の御意見を拝聴し、この協議会に反映させるような工夫といったものをしていこうかというふうに思っております。
来住委員
 当初は、このメンバーということですけれども、やる中で必要性が出てくれば、ぜひ実際に子育てをしている方々も何らかの形でかかわりができるような中身にできればということを思いました。要望しておきます。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 続きまして、麻しん予防接種の対象者拡大についての報告を求めます。
本保保健予防担当参事
 それでは、麻しん予防接種の対象者拡大について御報告をいたします。(資料7)
 概要から接種ワクチンまで8項目について、簡単に御説明をしたいと思います。
 まず、概要でございます。2008年、今年度からですけれども、4月1日から5年間の期限つきで麻しんと風しんの定期予防接種対象者が、現在の第1期(1歳児)、第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる児)に加えまして、第3期(中学1年生相当世代)、第4期(高校3年生相当世代)に拡大されました。
 背景といたしましては、ちょうど1年前のことですけれども、2007年に10代及び20代の年齢層を中心とした麻しんが流行しましたけれども、その原因としまして、自然感染による免疫増強効果を得づらい環境下で、発症の予防には不十分な免疫しか保有していない状態となっていた者が多数存在し、高等学校及び大学などにおける就学等により集団生活をする状況下にいたためというふうに考えられております。
 ちょっとこれはわかりにくい説明ですけれども、従来は、麻しんの小さな流行が起こっていたために、赤ちゃんのときに第1回目のワクチンを接種しておけば、小流行のたびにワクチン接種者においては免疫の増強が起こっていたというふうに考えられております。これをブースター効果というふうにも言っておりますけれども、近年は、麻しんの対策が強化される中で小流行自体も起こらない環境ができていた。その結果として、免疫の増強が得られていない年長の方々が多数存在するようになってきたということかというふうに思います。
 その対応としまして、2012年までに麻しんの排除を達成するということ。既に南北アメリカ、それから隣国の韓国は排除を達成しているというふうに言われておりますが、その後も麻しんの我が国における排除の状態を維持するために、今年度から時限的な接種体制を開始するという経過をたどっております。
 対象者につきましては、概要の中で申し上げたとおりですけれども、ただし、麻しん及び風しんに既に罹患したことが確実な者及びそれぞれの予防接種を2回接種した者を除くということになってございます。
 接種期間ですけれども、今年度の4月1日から5年間、2013年3月31日までになります。
 接種勧奨については、郵送による個別通知でございます。中野区では4月14日に送付をしております。
 保護者同伴、これをあえてここで取り上げましたのは、ちょっと従来の基本的な保護者同伴の原則を少し変えております。従来から、原則としては保護者同伴による個別接種、これが予防接種の基本的な考え方であったわけですけれども、麻しんの3期、4期につきましては、事前に保護者に対し予防接種の効果及び副反応等について十分な情報提供を行い、書面で保護者の了承を得ること等を条件に保護者の同伴を例外的に不要とすることも可能としております。
 それから、接種場所ですけれども、原則として診療所等による個別接種。中野区では、97の医療機関で実施を行う予定になっておりますし、実施しております。
 国が安全面で遵守すべき事項を別途定め、学校医等との連携を図ることにより、中学校、高等学校において実施することも可能としております。
 最後に、接種ワクチンですけれども、対象とする年代には、風しんに対する免疫を保有していない者が一定程度存在しているために、流行を阻止できない可能性が指摘されていることから、原則として麻しん風しん混合ワクチンとするということになっております。
 裏面には、国の担当所管である結核感染症課が説明資料として提示しているもの添付させていただきました。上のほうは、現行の中心的な対象者であったものに加えて、周辺の3期、4期の方を加えるということ。それから、下段のほうは、麻しんについてはことしから全数報告になっていると。迅速な対応が求められているということを図示したものでございます。
 この報告については以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 続きまして、平成20年度中野区食品衛生監視指導計画についての報告を求めます。
古屋生活衛生担当課長
 では、平成20年度中野区食品衛生監視指導計画について御報告申し上げます。
 なお、この計画の案についての公表と意見募集につきましては、去る1月21日の当厚生委員会におきまして御報告申し上げているところでございます。
 では、資料(資料8)に基づいて御説明申し上げます。
 最初に、まず概要ですが、食品衛生法は、各自治体において毎年度、国の定める指針に基づいて食品衛生監視指導計画を定め、これを公表するとともに、当該施策について広く区民の皆さんの意見を求めることとしております。このたび、昨年3月の中野区食品安全委員会答申や区民、区内事業者の皆さんの意見等を踏まえて、平成20年度中野区食品衛生監視指導計画として決定いたしました。
 次の計画案の公表についてですが、1月20日号の区報や区のホームページ、中野CATVで計画案公表について広報し、本年の1月28日から2月19日まで意見募集を行いました。計画案につきましては、保健所、区政資料センター、図書館、地域センター、保健福祉センター、区のホームページで公表したところでございます。
 3番の計画案に寄せられた御意見ですが、まず、監視指導計画全体に関することとして6件、リスクコミュニケーションに関することとして3件、その他内部告発対応やJAS法関連、食育等について5件でした。
 なお、このリスクコミュニケーションという用語でございますが、これは食品の安全性を確保するためには、消費者・事業者・行政の三者がお互いに情報や意見を交換し合うということを意味しております。
 4番の計画の考え方。主な計画の内容についてでございますが、まず、重点的・効率的な監視指導でございます。その内容としましては、食中毒対策、違反・苦情食品への対応、広域流通や輸入食品への対策、適正な食品表示あるいは食肉の衛生を柱とする監視指導についてでございます。
 また、食品等事業者による自主的な衛生管理の推進や、3番目として、区民・事業者・行政間のリスクコミュニケーションの実施等についての内容となっております。
 次に、5番の計画の公表及び周知についてでございます。
 本年の3月31日より、区のホームページに掲載するとともに、保健所、区政資料センター、図書館、地域センター、保健福祉センターで公表を行っております。また、区民の学習会や事業者からの依頼のあった講習会などの機会において、この計画の周知を図っているところでございます。
 最後に、計画の実施期間でございますが、平成20年4月1日から1年間ということになっております。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 そろそろ3時になりますけれども、一たん休憩を入れてよろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、3時15分まで休憩を入れさせいただきます。
 では、休憩いたします。

(午後2時57分)

委員長
 再開いたします。

(午後3時15分)

 続きまして、東京都低所得者生活安定化プログラムについての報告を求めます。
黒田生活援護担当課長
 それでは、東京都低所得者生活安定化プログラムについて御説明いたします。(資料9)
 東京都は、低所得者支援対策といたしまして、緊急総合対策3か年事業の実施を予定しております。この事業は、低所得者層のうち生活の安定、正規雇用や就労に意欲のある者を対象として行われるものでございます。東京都は、事業の一部について、市区町村に委託する予定をしております。
 1.実施事業の概要を御説明いたします。
 (1)低所得者生活サポート事業。この事業は、東京都が市区町村に委託し、地域の身近な生活相談の窓口として貸付資金の受け付けや紹介、就労支援の相談の紹介を実施するものでございます。
 (2)生活サポート特別貸付事業。この事業につきましては、東京都の社会福祉協議会が実施する予定でおります。生活の安定や就労意欲を持つ低所得者について貸し付けを行うことにより、生活の安定化を図ることを目的としております。
 (3)低所得者層安定的就業確保事業(就職チャレンジ支援事業)でございます。こちらの事業につきましては、東京都の産業労働局が実施する予定でおります。生活の安定や就労意欲を持つ65歳未満の者について職業訓練を受講しながら、奨励金の給付などを行い、より安定した就業機会の確保を図るものでございます。
 (4)住居喪失不安定就労者サポート事業。この事業は、インターネットカフェや漫画喫茶で寝泊まりしながら不安定な雇用形態で就業する住居喪失者について、相談窓口を設置し、生活支援、居住支援を行うものでございます。こちらは、東京都が社会福祉法人のやまて福祉会等に委託しまして、先日の4月25日から東京都健康プラザ「ハイジア」にて既に実施しております。
 2.低所得者生活サポート事業についての区の対応。先ほども御説明いたしましたように、(1)低所得者生活サポート事業につきましては、東京都は市区町村に委託する予定でございます。区は、この中で、東京都の承認を受けて、この事業については適切な事業運営ができると認められるものに一部を事業委託できるということもあります。この東京都の検討を踏まえ、今後、区としては、窓口を開設するに当たり、直営または委託による実施方法や区民等への広報等について今後検討を行う予定でございます。
 なお、東京都の求める実施予定は、平成20年8月1日となっておりまして、今後、区の検討のスケジュールと内容の確定が行われましたら、東京都の日程とあわせて報告を行う予定でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
山口委員
 今回、東京都のほうが低所得者の生活安定化プログラムをやるということで、いよいよ実施に乗り出したかなというふうに思っています。我が党としても、ワーキングプアの問題ですとかネットカフェ難民の対策については、かなり長い期間追求してきたところなんですけれども、その中で、ネットカフェ難民については、東京都としては厚労省の調査でも2,000人程度はいるだろうと、潜在的にはもっと多いかと思いますが。中野区としては大体どれぐらいいると、区として把握していますでしょうか。
黒田生活援護担当課長
 インターネットカフェ難民というような形では、ちょっと数字が把握できておりませんが、低所得者という枠の中では、中野区内でおおむね2万2,000人いるというふうに把握しております。
山口委員
 その低所得者の枠というか、範囲なんですけれども、大体ワーキングプアと言われる方たちは年収200万円以下ということでなかなか生活保護水準以上になれないという大体の規定があるかと思うんですが、そういったことでよろしいんですか。
黒田生活援護担当課長
 ただいま委員がおっしゃったとおりです。この低所得者層の定義というのが、今回このプログラムにありまして、課税所得が単身世帯で50万円以下、扶養がある場合には60万円以下となっております。これがおおむね給与収入で200万円前後となります。この200万円前後といいますのは、おおむね都営住宅の入居資格の所得基準に合致するものでございます。ほかにも低所得者の定義で何点かございまして、預貯金が600万円以下であること、あと、土地と建物を所有していないこと、このプログラムにつきましては都内に1年以上在住していることと、あと生活保護受給世帯でないことという6点について低所得者の定義をしております。
山口委員
 先ほど御説明のあった3番の職業訓練等を行い、というところなんですけれども、これは奨励金等の給付とおっしゃったんですが、無料で受けられるというふうに考えてよろしいんですか。
黒田生活援護担当課長
 まず、低所得者生活サポート事業のほうの窓口で受け付け等をやっていただきまして、その後、そちらのほうの就業確保支援事業に結びつけます。無料で受けられる予定でおります。こちらのほうにつきましては、意思確認等をしっかり行うというふうな予定でおります。
山口委員
 やはり生活面での支援というところでは、就労の問題等なかなか切り離せない、こういう特に若者の方を今回想定されているとは思うんですけれども、そういう意味では、現在行っているネットカフェのほうにも「ぐっJOBなかの」ですとか、区の就労支援の事業があるかと思うんですが、今回の事業に関しても、事業者に対して何らか働きかける予定ですか。
黒田生活援護担当課長
 現在の区の事業の中で、その若者に働きかけるということの御質問でよろしいでしょうか。現在、中野区では、自立生活資金等はございますが、そちらにつきましては一時的な困窮というか、経済的な問題についてを対象としておりますので、特に若者というふうに限ってはおりませんが、必要であれば、そちらのほうの補完といいますか、対策もとれるというふうに考えております。
山口委員
 4番の住居喪失不安定就労者サポート事業の中に、インターネットカフェ等で寝泊まりしながらとあるので、こうした方もやはり相談、就労につなげていきたいという事業だと思うんですけれども、その中で、区としては「ぐっJOBなかの」という就労支援の事業があるかと思うんです。事業所が登録して、それをネットカフェでも紹介をやっているという現状があるかと思うんですが、今回のこの低所得者生活安定化プログラムについても、こうした事業所について利用者の方に対してつなげていくということをしてはどうかと思うんですが、いかがですか。
黒田生活援護担当課長
 住居喪失不安定就労者サポート事業につきましては、こちらのほうで就労支援とか住居支援のあっせんも行っておりますし、必要があればそういったところにつなげて支援を行いたいと思いますというか、つなぐことができます。
やながわ委員
 ちょっと今の答弁だと何となくわからないんだけれども、この住居喪失不安定就労者サポート事業、これはインターネットカフェって、今テレビで取り上げられています。この人たちをどうサポートするか支援するかということで、東京都はいよいよハイジアというところでやっていると、こう私も伺っているんですが、それと中野区とのかかわりはどうなっているのかというふうに聞いたほうがいいのかな。あくまでもこれは東京都の事業だから、東京都がすべてこうやっていると。中野区では、こういった部分でという、これがちょっと明確ではないので、その辺もう少しわかるように教えていただけませんか。
黒田生活援護担当課長
 この住居喪失不安定就労者サポート事業につきましては、都の独自事業になっておりまして、区では、そういった方が見えたときに、新宿のほうにつなげられるように情報提供をきちんとしていきたいと考えております。
やながわ委員
 東京都のプログラムですから、周知も、PRも東京都の事業だと思うんですが、どの程度、区は、例えばポスターを貼るとか、あるいは区報とか、それこそインターネット、ホームページ等々、これは中野区としてもやるのかやらないのか、その辺はどうなんですか。
黒田生活援護担当課長
 中野区といたしましては、この全体の事業につきまして、今後、東京都のほうが低所得者生活サポート事業についてきちんと案を示しました段階で受けて検討を行いますので、その中にそういった必要なことがあれば、区報で紹介する等、こちらのほうの生活相談窓口等含めまして、広報をしていきたいと考えております。
やながわ委員
 受けるほうは中野区民なんだけれども、東京都だから、そういう事業は、せっかく都がやるわけですから、区民にどんどん使っていただいて自立していただきたいと、こういう思いでやっていかなければいけないと思うんです。中野区がやれるわけじゃないし。ここの最後のほうに、これからは直営または委託による実施方法、区民への広報等については検討を行うと書いてありますので、これから東京都のほうで細かくいろいろ提示があるんじゃないかなと思うので、インターネットカフェ難民を救うのは4月25日からスタートしたということを聞いておりますけれども、やっぱり大事なことなので、若者がそういうところから職場に行くとか、一晩そこに泊り込んでいるという、本当に日本の国のこれからの象徴みたいになってしまうのではないかという、そういう危機感もありますし、何とか救っていこうという方向で、区も相談窓口をつくった段階では、相談窓口があるんだろうけれども、そこに大きくこういう支援サポート事業がありますよという、みんなに周知しなかったら、これは使い勝手の悪いものになってしまうので、その辺は支援をどういうふうに展開するかということを区としても知恵を絞っておいたほうがいいと思うんですが、どうでしょうか。
黒田生活援護担当課長
 委員、御指摘のとおり、今後広くこの事業につきまして周知して、有効に使っていただくように周知方法等を検討してまいりたいと思います。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 続きまして、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)地域説明会の実施状況についての報告を求めます。
柿内保険医療担当課長
 それでは、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)地域説明会の実施状況について御報告いたします。(資料10)本件につきましては、3月の厚生委員会での御指摘もありましたように、広報の部分を充実すべきということがございました。3月20日並びに4月5日の区報で開催の予告をいたしまして、地域センター等にはポスターを貼って広報したわけでございます。
 地域説明会の開催状況でございますが、原則として午後2時から4時ということで、基本的には私が御説明したわけでございますが、同じ日に違う場所で行ってございますので、岩井保健福祉部経営担当参事並びに尾﨑健康推進担当参事の協力で、各地域で説明を行ったわけでございます。4月10日(木)の上高田地域センターを皮切りに、4月25日(金)の沼袋地域センターまでということで、少ないところで9名、多いところで30名ということで、あわせて計248名の参加を得たものでございます。
 説明につきましては、2にございますように、別添の資料ということで、このグリーンの「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」につきまして、これに沿って御説明するとともに、もう一つございます、「健診を受けてメタボリックシンドローム予防」という、この二つの資料をもとに、最初に御説明差し上げました。その後に質疑応答ということでございます。この資料につきましては、後ほどごらんいただければと思ってございます。
 3番目の主な質問・意見等でございますが、多くあったわけでございますが、主なものということで、保険料に関することでございますが、一つ目としましては、自分の保険料負担はどうなのかとか、なぜ年金から保険料を天引きするのかとか、あとは、保険料を滞納すると国民健康保険と同様に保険証を返還させられるのかとか、逆に、保険料を滞納しているのに保険証を出すのはいかがなものかというような話があったりしました。
 2点目でございますが、制度の名称に関することということで、これまでは後期高齢者医療制度という形で正式名称でお伝えしておりましたわけでございますが、長年社会に貢献してこられた方々の医療費を国民みんなで支えまして国民みんなで長寿を喜ぶことができる仕組みということで、通称名ということでございますが、「長寿医療制度」と呼ぶこととしたということで、4月1日付で事務連絡等があったわけでございます。その名称に関して幾つか質問、御意見等があったわけでございますが、「長寿」という言葉はおめでたい場合に使用するものであって、こういう場合で使うのは不適切であるとか、長寿医療制度とか後期高齢者医療制度と二つあるので、どちらか紛らわしいので統一してほしいというような意見がございました。
 また、健診の自己負担に関することでございますが、他の22区では高齢者健診の自己負担を徴収していないのになぜ中野区だけ徴収するのかとか、あと、高齢者健診につきましては自己負担を徴収すべきではないという意見がございました。あと、健診につきましては、健診項目が従来の成人健診と異なるかということがございまして、従来どおりの健診項目を行ってほしいというような御意見がございました。
 その他で、広報に関することということで、説明会を開いたのが4月10日以降でございましたので、説明会の開催時期が遅過ぎるということがございました。あと、新聞、テレビ等でごらんになったかと思いますけれども、4月15日に年金の天引きがございましたので、それ以降に説明したところでは、年金天引きをする前にきちんと説明をすべきであったというような御意見をいただいてございます。
 また、その他に、新しく設けられた制度ということで、高齢者担当医というのが設けられたわけでございますが、私どもそこら辺については詳細がよくわからないわけでございますが、それについての内容を説明してほしいとか、あとは、担当医というのは強制なのかとか、そういう御質問があったわけでございます。あと、この高齢者担当医というものができたことによって医療が制限されるのではないかということは非常に困るというような、そのような御意見がございました。
 以上、雑駁ではございますが、地域説明会の実施状況について御報告いたしました。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
来住委員
 私も2カ所の地域センターの説明会にちょっと出させてもらいましたけれども、後で出席参加者に聞いたところ、それでもなかなかわかりにくいというようなお声がありました。自分がどうなるのかというようなところで説明会に見えているので、なかなか個別的な説明は、全体的な説明会ですから、個別的なことはなかなか難しかろうというふうに思いました。
 それで、説明会は説明会ですけれども、区のほうに電話だとか、直接窓口に来て番号札を持って順番というようなことも一時ありましたけれども、それを含めて1カ月になりますけれども、どのぐらいの方々が相談等々に来られたのか、お聞かせください。
柿内保険医療担当課長
 正確には把握してございませんが、最初のときは、やはり100人以上来庁していたのが2週間ぐらい続いたということでございます。
 あと、電話につきましても、1日400件以上ということでございますが、6階に、今保険医療分野の高齢者の担当がございますが、そこでは結局受け切れないで、2階にございます保険医療分野にも流れてきておりますので、実際には、例えば6階で400件以上あったとしても、それ以外にもあるということで、四、五百件は必ずあるというような状況でございます。最近につきましては、かなり落ち着いているという状況でございます。
来住委員
 4月のこの実施前にも、やっぱりそういうことが十分予測されるので、十分対応が所管としてできるようにということで求めていたわけです。当然、予測できた区民の皆さんの相談だったと思うんですよね。体制的には対応をどうとられたんですか。
柿内保険医療担当課長
 一応6階のほうに医療制度担当がございますので、そこの中である程度対応していたわけでございますが、初日の状況等を見まして、やっぱり電話が対応し切れないということがございましたので、その中の電話を下の保険医療担当分野のほかの担当のほうに回すような形で電話対応するということで体制を整えたものでございます。
来住委員
 番号札をとって待っているという状況も生まれたわけですから、十分な体制が必要だっただろうというふうに思います。
 それで、中身的なことにちょっとなりますけれども、今、区のほうから大正14年に生まれた方というふうに私の相談者は言っているんですけれども、送られた保険証の確認だと思うんですけれども、番号の何かダブりがあったから確認をしたいというような電話が区のほうからなのか、ちょっとはっきり確認できなかったんですけれども、いずれにしても、後期高齢の医療の対象者に対して確認の連絡が来ているというんですけれども、大正14年生まれとおっしゃっていたんですが、何かそういうことはありますか。
柿内保険医療担当課長
 直接そういう報告は上がってきてございませんが、医療機関によりましては、これはちょっと推測になりますけれども、古い老人保健証を使ったりする可能性もございますので、それで新しい被保険者証というものが届いていても、それが認識していなかったり、そういうケースがありますので、そういう場合に医療機関から問い合わせがあったというケースは十分想定されます。
来住委員
 わかりました。
 それから、いろいろな相談があって1カ月たったんですけれども、これからのことにもなりますけれども、保険証の絡みでいいますと、まだ届いていない人が全国的には数が報道されていましたけれども、中野の場合には、基本的には、いわゆる保険証そのものは行き渡ったということでよろしいんでしょうか。
柿内保険医療担当課長
 4月25日現在でございますが、私ども住民登録しているところに送っているわけでございますが、71通が所在不明ということで返ってきてございます。
来住委員
 そうしますと、71人の方については、国のほうも古いもので通用するようなそういう対応ができるようになったかのように聞きましたけれども、いずれにしても、この対象者に行き渡らないでいるという状況で、それは追いかけられないという状況で71通が残っているということでしょうか。
柿内保険医療担当課長
 現状といたしましては、やはり未着問題ということで、当初は配達記録で転送不要という形がありましたので、転送できないというケースがございましたが、途中から転送不要というのを消しまして、配達記録で行ったわけですが、それでもなおかつあてどころ不明ということで返ってきたものということで、この71通につきましては、相手方からのアプローチがないと、私どもとしてはどうしようもないという状況でございます。
山口委員
 私どものもとにもいろいろな問い合わせと苦情が、一体議会は何をやっているのかというような御意見もいただいております。その中で、保険証が届かないという方が結構いらっしゃって、私も地域センターの説明会でこの質問をしている方のやりとりをお聞きしていたら、課長は、何らかの理由で特別徴収の対象にはなっていないんだろうというふうにおっしゃっていて、説明書の中で、この対象になっていないと考えられる医療保険と介護保険の差し引きが年金の半分以下とか、あと、年金額が18万円以下であるとか、そういったことにも該当されていない方で、やはり保険証が届いていないという人がいらっしゃるんですね。(「保険証じゃないでしょう」呼ぶ者あり)ごめんなさい。保険料通知ですね。ですので、その71通所在不明という方以外でも、こういった通知業務自体は問題なく行っているんでしょうか。
柿内保険医療担当課長
 保険料の通知のことだと思うんですが、今、委員、御指摘がありましたように、対象となる方で特別徴収が原則でございますが、例えば口座振替とかそういうのをやっていたりする方につきましては、今回特別徴収の対象になってございませんので、先ほど申し上げた条件が合わない方につきましては、対象者の中で特別徴収の仮徴収の金額というのを出した方もいれば、その対象になっていないということでお出ししていないケースもございます。
山口委員
 そうしますと、該当者にはほぼ通知が行ったというふうに受けとめていいわけですね。
柿内保険医療担当課長
 すみません。ちょっと漏れておりましたが、社保の本人とか社保の被扶養者につきましては、こちらで仮決定通知というのは18年度の所得等をもとに出しているわけでございますが、その方たちについて把握してございませんので、保険料の仮決定の通知というのは行ってございません。
山口委員
 今、そういった家族の扶養に入っていた方は、新聞等を見ますと、資格を喪失した当の本人からの申し出が必要というようなことがあるんですけれども、そういった方たちに対しては区はどういうふうに対応しているんですか。
柿内保険医療担当課長
 今のは社会保険の資格を喪失して国保に入られたという理解だと思いますが、その方につきましては、基本的に会社のほうとかから社会保険を終わりまして、その後に、後期の方はそのまま行くわけでございますけれども、被扶養者等で国民健康保険の対象の方につきましては、資格を喪失しましたということで手続をしてくださいというような形で、会社のほう等で多分御通知がされていると思います。私どもとしても、それについてはある程度の広報はしているつもりでございます。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 その他で、報告ありますか。
飯塚介護保険担当課長
 口頭で、東京ケア理容師認定講習会の後援について御報告申し上げます。
 この東京ケア理容師というのは、公的な資格ではございませんで、東京都理容生活衛生同業組合というところが主催しております講習会の修了者に対して認定ということをやっておるものでございます。これにつきまして、中野区がこれを後援いたしました。これは4月14日、9時30分から4時45分まで、ほぼ1日、勤労者福祉会館で行ったわけですが、これを59名の方が受講されたわけなんですが、この講習会を後援いたしまして、その認定書というものを出すんですが、そこに「推奨中野区」という文字を入れるということを承認したということでございます。
 これは理容師さんの組合ですので、床屋さんへ行ったときに、多分額の中に入れて飾ってあるかと思います。その中に、ケア理容師認定書というものがございまして、その中に「推奨中野区」という文字が入っていると。それはそういったような事情でございますので、御了解いただきたいということでございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑はありませんか。
やながわ委員
 ケア理容師って初めて聞く言葉なんですけれども、中身は何でしょうか。幾ら推奨するといっても。ちょっとよくわからない。
飯塚介護保険担当課長
 要するに、この講習会を修了したという修了証みたいなものでございまして、この講習会で何をやっていたかということなんですが、私が拝見したところでは、車いすを用意して、車いすに乗ったまま散髪する方法とか、車いすから床屋さんのいすに移す方法とか、そんなような実習をやっておりました。そのほかに、介護について必要な知識の講習とかそういったものがプログラムにありました。そういったものでございます。
やながわ委員
 よくわかりました。そのための、要するに障害者や高齢者の人たちがお店に来た、その人たちをどうケアするかと、ちゃんと講習会を受けたら、ケア理容師とかなんとかって、推奨中野と入るわけですね。ちゃんと受けている人たちがやっていますよというお店のグレードアップにもなるというような理解でよろしいんですね。
飯塚介護保険担当課長
 そのとおりでございます。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告についての質疑は終了します。
 ほかに報告はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後3時47分)

委員長
 再開いたします。

(午後3時55分)

 休憩中に確認したとおり、次回の委員会は5月26日、午後1時から行うことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 本日予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
来住委員
 ちょっとすみません。先ほどは休憩中でしたので、改めてお聞きしますけれども、その説明会をされるということについては確認がされていますので、それは前回の地域での説明会でも5月に説明会を開きますという形で終わりました。その安全対策と跡地利用を別々に説明会を開催すると、たしかおっしゃったと思うんですけれども、それはなぜそういうことになったんでしょうか。
田辺子ども家庭部長
 前回の22日の説明会でも、開催日時について御意見がございました。平日の7時からということでやらせていただいたんですけれども、小学生のお子さんがお宅におられて、こういう時間に説明会をやるのはいかがなものかということもございましたので、今回はそういう形で多くの方が御参加いただけるように幾つか設定をさせていただいた。また、テーマごとに御参加をいただけるようにというようなことでも、当日の説明会の意見を踏まえまして、こういう形で設定をさせていただいております。
来住委員
 もうこれ以上はあれですけれども、あそこの説明会でテーマごとに分けた説明会を参加者の方々が要望されたという記憶は、私としてはないので、なぜそういう別々な説明会をされるのかと。確かに、日曜日だとか出られる時間で設定してほしいという希望は強く出されたというふうに思っております。それはそれで結構です。
 その他のことで二、三お聞きしておきたいんですけれども、陽だまりの丘保育園のことについてなんですが、開園して1カ月になりますけれども、保護者の方々からいろいろな声を実はいただいているんですけれども、区に対しても直接または電話等で寄せられているということだろうというふうに思いますが、いつごろからどのような保護者からの意見なんでしょうか、要望なんでしょうか、来ているんでしょうか。
白土保育園・幼稚園担当課長
 陽だまりの丘保育園につきまして、保護者の方からいろいろな御相談とか、あるいは御心配というような声でございますけれども、4月当初からいろいろな声というか、御相談は受けてございます。私もそれらを受けて、4月28日でございますけれども、保育園を3時間程度、お昼を挟みましてどんな状況か見てきたところでございます。私あるいは保育指導の担当の職員も一緒に行ってまいりましたので、実態を見た上で保育園のほうと、特に安全対策について5月2日に話し合いを持つ予定にしております。
来住委員
 いろいろなことを私もお聞きしているんですが、一つは、災害時等に園児を避難をさせる、そういう計画、マニュアルなんでしょうか、そういうものを以前からきちっとつくってほしいと要望していたんだけれども、そういう災害時の対応が整っていないというふうにお聞きしているんですが、それらも意見としてお聞きになっているのか、実際にそういうことになっているのか、課長のほうではいかがですか。
白土保育園・幼稚園担当課長
 災害時の避難の方法とか、あるいは避難場所につきまして御心配の声があるというふうに聞いております。避難場所につきましては、近くの小学校ということで保護者の皆様には口頭で御説明しているところと聞いておりますけれども、これについては直ちに園に掲示をしてお知らせするようにという対応を区として要望しております。
来住委員
 開園式でしたかね、私たちも日曜日に案内をいただいて出させてもらいましたけれども、そのときにいただいた職員紹介という、当日配付いただいたんですけれども、これを見ますと、例えば0~1歳、2歳~3歳、4歳~5歳という形で二つの年齢を担当する職員という形でくくられているんです。いろいろ保護者の皆さんの声を聞いてみますと、そういう保育の中身まで区が立ち入れるかどうかというのは、なかなか民間ですのであろうかと思いますけれども、しかし今までの保育のあり方とあまりにも大きく変わったために、同時に保育士さんが非常に若い方々のようですので、なかなか子どもたちが落ち着かないで安定しないといいますか、そういうところでいろいろなお母さん方、お父さん方の声が大きくなっているように、私としては伺っていて思ったんですが、実際に見られてどのようにお感じになっているんですか。
白土保育園・幼稚園担当課長
 区立保育園では年齢ごとに分けてクラスで保育しているといったことがございまして、陽だまりの丘保育園の保護者の方からすると、かなり違った保育という印象を受けられたのかなというふうに思います。私も見てまいりまして、区立保育園の状態とは違うかなというふうに思ってございます。
 区からの要望でございますが、保育の方針というか内容に立ち入ってというものはなかなか難しいわけでございますけれども、ただ、保育園児の安全を図るといった点からは、これは公立、私立にかかわらず確保しなければならないものでございますので、そういう角度から保育園のほうと話し合いを持っていきたいというふうに考えてございます。
来住委員
 保育士さん自身も保護者の方々のお声を聞くと大変苦労をされていて、むしろ保護者の方が保育士さんのことを心配をされている面もありまして、実際に病気等でお休みになっている保育士さんもいらっしゃるというふうなこともお聞きしました。
 それで、園児がけがをしたりする回数もあるということで、先ほど課長がおっしゃったように安全という点で不安もお聞きしているんですけれども、実態が、そういうけがも出ているというふうに聞いているですけれども、区としてはその辺は確認をされていますか。
白土保育園・幼稚園担当課長
 小さなけがを何回かしたという保護者の方のお声は聞いておりますけれども、二つの園から園児が来ていると、しかも4月当初ということで、通常でも4月に関してはなかなか落ち着かないところがあるというふうに思っておりますので、そういった事情も加わっての状況かなというふうには把握してございますけれども、安全に関しては配慮し過ぎるということはございませんので、この点に関してはよく園のほうと話し合いたいというふうに思ってございます。
来住委員
 最後にしますけれども、乳幼児の親子事業も秋ぐらいからというような話が先ほどありましたけれども、現状の保育がやっぱり安定をしていないという状況が伺っているとあります。おっしゃったように大規模化になって、二つの園が一つになるということ、それから保育士さんが全く新しく経験もいろいろあるでしょうけれども、やっぱりほとんど若い方が中心で子どもたちも4月というようにいろいろな条件が重なって起きているということも感じられます。
 それで、やはり保育園と区が連携をしていくということが今の緊急状況に対応していくという点では大事だろうし、保護者の皆さんの不安を解消する措置が、ある程度具体的な対応が求められるというふうにも思いますので、5月2日に保護者の皆さんと話をされるということですので、本当にそういう意味では早く今の事態がいい方向に向くように区としてもあらゆる努力をすべきだというふうに思います。特に安全対策では、区としてできる手だてを尽くしてほしいというふうに思いますが、最後にしますけれども、いかがですか。
白土保育園・幼稚園担当課長
 先ほど御答弁させていただきましたけれども、5月2日に保育園の側と安全対策を中心に話し合いをしたいというふうに思ってございます。
 委員、おっしゃるとおり、やはり安全というものは何物にもかえがたいものであるというふうに考えてございますので、その点は園のほうと十分話し合って直すべきところがあれば直ちに直すようにいたしまして、安定的な保育ができるように努めていきたいというふうに考えてございます。
来住委員
 5月2日は、園と区と話し合いをされるということですか。ちょっと私勘違いしていまして、そういうことですか。
白土保育園・幼稚園担当課長
 私と保育指導の担当、それから陽だまりの丘保育園のほうの園長、それから副園長と話し合いを持ちたいというふうに考えてございます。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で厚生委員会を散会いたします。

(午後4時08分)