平成19年09月20日中野区議会厚生委員会(第3回定例会) 平成19年09月20日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成19年9月20日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成19年9月20日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後1時13分

○閉会  午後1時26分

○出席委員(8名)
 佐藤 ひろこ委員長
 小林 秀明副委員長
 山口 かおり委員
 やながわ 妙子委員
 酒井 たくや委員
 篠 国昭委員
 市川 みのる委員
 来住 和行委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 子ども家庭部長 田辺 裕子
 子ども家庭部経営担当参事(男女平等担当参事) 榎本 良男
 子育て支援担当課長(子ども家庭支援センター所長) 馬神 祥子
 子ども健康担当課長 原田 美江子
 保育園・幼稚園担当課長(幼児研究センター所長、幼児教育担当課長) 藤井 康弘
 子ども育成担当課長 野村 建樹
 地域子ども施設連携担当課長 吉村 恒治
 保健福祉部長 金野 晃
 保健所長 浦山 京子
 保健福祉部経営担当参事 岩井 克英
 保健予防担当参事(結核予防担当参事) 本保 善樹
 生活衛生担当課長 飯塚 太郎
 健康・高齢担当参事(地域ケア担当参事) 尾﨑 孝
 中部保健福祉センター所長
 (中野地域包括支援センター担当課長、北部保健福祉センター所長) 鈴木 郁也
 南部保健福祉センター所長 深山 紀子
 鷺宮保健福祉センター所長 嶋崎 江美
 障害福祉担当課長 辻本 将紀
 障害施設担当課長 大橋 雄治
 生活援護担当課長 瀬田 敏幸
 保険医療担当課長 柿内 良之
 介護保険担当課長 今 恵里

○事務局職員
 書記 廣地 毅
 書記 荒井 勉

○委員長署名


審査日程
○議案
 第49号議案 平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから厚生委員会を開会いたします。

(午後1時13分)

 当委員会で審査すべき案件はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおりですので、よろしくお願いいたします。
 それでは、議案の審査を行います。
 第49号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算の関係分を議題に供します。
 念のため申し上げますが、補正予算は総務委員会に付託されていますが、厚生委員会関係分については当委員会で審査し、意見があれば、賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。
 理事者から補足説明を求めます。
金野保健福祉部長
 保健福祉部の補正予算につきましては、仲町小学校跡施設整備でございます。
 その内容につきましては、担当参事より御説明申し上げます。
岩井保健福祉部経営担当参事
 それでは、御説明をいたします。
 議案書の14ページ、15ページをお開きいただきたいと思います。10項の保健福祉部経営費、2目企画調整費の1、企画調整、(3)仲町小学校跡施設整備でございます。平成20年3月に閉校を予定しております仲町小学校の跡施設を活用いたしまして、子どもから高齢者、障害者など、区民の健康福祉に関する相談施設及び地域スポーツクラブの活動拠点を平成22年2月に開設する予定でございます。厚生委員会に既に報告をいたしておりますけれども、仲町小学校跡施設活用整備の基本的な考え方について地域説明をしているところでございますが、それに基づきまして基本方針を作成していくことにしております。その後にコンサルタントの技術支援を受けながら基本計画の作成などを行っていきたいというふうに思っております。コンサルタント業務の委託料といたしまして546万円を増額するものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 以上の報告に対して質疑はありませんか。
来住委員
 この546万というコンサルへの委託ということになるんですけれども、この546万というのは、何かそういう根拠みたいなものがあるんですか。
岩井保健福祉部経営担当参事
 コンサルタントに委託します内容に基づきまして数社から見積書を徴取したところでございます。その最低価格を予算計上しているところでございます。
来住委員
 前回の委員会で意見交換会、区民意見の紹介をいただきました。かなり多岐にわたって説明会での要望がなされていますよね。同時にそういう方向、いわゆる区民の皆さんの意向に沿ってかなり整備をしていきたいという方向で示されていますし、例えば駐車台数、障害者の方々の意見としては障害者の専用駐車場スペースの確保をお願いされたのに対して、具体的な駐車台数、位置等についても検討していくというようなことで、要望に沿う形での答弁、回答を区としてはされているんですが、こういうものを取り込んで、ここでは今回540万というのは基本計画ということなんですけども、ちょっとよくわからないので、基本計画そのものというのはどこまで、どういう段階まで計画されるということで認識をすればよろしいんですか。
岩井保健福祉部経営担当参事
 以前に御報告しました基本的な考え方に基づきまして基本方針というものを定めてまいります。その後、基本計画ということでございますけれども、例えばあの施設は大規模な耐震改修を行うであるとか、それからこれまでの学校施設から保健福祉施設、スポーツ施設などへの大幅な用途が変わるであるとか、またバリアフリー対策、エレベーターを設置するとか、そのような改修などが必要となってまいります。基本的な考え方、また方針はまとめますけれども、具体的に今言いましたようなかなり大幅な変更になりますと、どのような耐震工法が必要であるとか、また耐震工法と、それから内壁――各教室の壁の関係で、その壁の問題と、それから各部屋の機能、スペースの問題、そのような形でどのようなレイアウトが望ましいか。例えば動線の問題、耐震性の問題、そういうようなことを総合的に検討していくと、このような考え方でございます。
来住委員
 最近中野区の施設整備、施設建設などについては、なかなか職員の、これまで、以前はかなり職員の方々のノウハウ、いわゆる蓄積がずっと積み重なってきたように思うんですよね。しかし、ここに来て、そういう施設整備、施設建設などについての職員の削減、まあ、この所管じゃないからということになるんでしょうけども、やっぱり職員みずからがそういう基本的な計画の段階、いわゆる基本設計ということになりますと、なかなか専門的な、さらに必要性が出てくるんでしょうが、その基本計画の段階を職員のレベルでできないのかなというふうに私は思うんです。その辺は、もうすぐに民間の専門業者に委託をされる傾向が、この間、この件だけじゃなくてずっとコンサル委託がふえていますよね。もうちょっと職員みずからが区民の意見、出されたものを取り組んで生かしていくというところはなかなか難しいんでしょうかね、人が足りないということですか。専門的な積み重ねがない、なくなってしまったということなんでしょうか。
岩井保健福祉部経営担当参事
 先ほども答弁いたしましたけれども、この施設の整備についてはかなり専門性を有する、大幅な用途の変更であるとか、それからエレベーター設置を含めたバリアフリー、さらには耐震性の維持向上、そのような観点からの整備が必要であろうということになります。そういう面では、より専門性を有するコンサルタントの技術支援を求めていきたいということでございます。ただ、区といたしましても、コンサルから出された成果物のチェックであるとか、それからコンサルを選定するに当たっての選定基準については、保健福祉部と財産管理分野が共同でそのような選定基準などを設けて、適切な業者の選定を進めていきたいというふうに思っております。
来住委員
 継続的な施設の整備、維持補修をしていく上でも、やはり区みずからが計画段階から熟知してかかわっていくということが大事なことなんじゃないかと思うんですよ。だから、そういう意味でも、職員の皆さんの技術力が最近本当に継承されているんだろうかということを思うんです。ですから、何か計画をすると、すぐにコンサルの専門会社に委託をしてしまうという傾向が非常に強まっているように思いまして、職員みずからの積み重ねを大事にしていくということをやっぱり私は考えるべきであると。ましてや維持し補修していくということでも、なおさらそこに関してきちんとした技術力を区としても継続していくと、継承していくという点でも、職員を育てるという視点がその分野では特に私は失われてきているんではないかというふうに考えるものですから、改めてこのことで言わせていただいているということです。
山口委員
 住民説明会が何回か開かれたということで、これまでは精神の障害者の社会復帰センターの方の利用者、当事者、関係者の声も聞いていると思うんですけれども、それらの声がこのコンサルタントの方にはどのように伝わるんでしょうか。直接諸要求を聞く機会というのはあるんですか。
岩井保健福祉部経営担当参事
 先日御報告いたしました基本的な考え方に基づく意見交換のいろんな意見、要望などをお聞きしております。この内容を踏まえまして、区としてまず基本的な方針を定めていく、その中でこの意見、要望をどのように反映するかということが一つ大きな課題でございます。その後、区の基本的な方針を前提として専門的な立場で計画づくりを進めていただく、そういう中で、改めてこの方針の中身についてどのように計画づくりに反映していくか、これについては検討する必要があるだろうというふうに思っております。
山口委員
 ぜひ直接、やっぱり利用されている方々が一番よくわかっていると思うんですね、施設の使い勝手がどうしていけばいいかですとか、そういった当事者の方を交えてコンサルタントの計画策定の過程にみずからかかわっていくような、そうした場の設定を区の側で用意していただきたいと思います。これは要望です。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結いたします。
 次に、総務委員会に申し送る意見を受けたいと思います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、当委員会としては、第49号議案について総務委員会に意見なしということで申し送りたいと思いますが、御異議はございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議はございませんので、そのように決定いたします。
 以上で第49号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
 以上で本日予定していた日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はありますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 以上で厚生委員会を散会いたします。

(午後1時26分)