平成22年03月15日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
平成22年03月15日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録
平成22年03月15日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成22年3月15日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成22年3月15日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時21分

○出席委員(7名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木 均

○委員長署名


審査日程
○議案
 第23号議案 中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
 第24号議案 中野区立公園条例の一部を改正する条例
 第25号議案 中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例
○陳情
〔新規付託分〕
 第1号陳情 東京都住宅供給公社の家賃値上げ反対に関する陳情
○所管事項の報告
 1 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」の策定について(都市整備部・まちづくり推進室)
 2 平成22年度の組織編成について(都市整備部・まちづくり推進室)
 3 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について(都市整備部・まちづくり推進室)
 4 平成21年度(2009年度)第5回中野区都市計画審議会について(都市整備部経営担当)
 5 野方駅整備の進捗状況について(都市計画担当)
 6 落合駅付近山手通り地下横断通路整備の取り組みについて(都市計画担当)
 7 山手通り拡幅整備事業の進捗状況について(都市計画担当)
 8 議会の委任に基づく専決処分について(交通・道路管理担当、公園・道路整備担当)
 9 中野駅新北口駅前広場用地の譲与について(交通・道路管理担当、中野駅周辺整備担当)
10 妙正寺川激特事業の進捗状況について(交通・道路管理担当)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 初めに、今定例会における委員会の審査日程について御協議をいただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後1時00分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
 本定例会では、常任委員会の日程が3日間設けられており、本委員会では、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり、審査すべき案件がございます。そこで、休憩中に御協議いただきましたとおり、本日は議案及び陳情の審査を行い、その後所管事項のおおむね10番くらいまで報告を受け、2日目以降に残りの所管事項の報告を受けることとしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは御異議ございませんので、そのように進めさせていただきたいと思います。
 また、日程の3日目に委員会を休憩して、杉山公園及び野方駅南北自由通路の視察を行いたいと思いますが、それで御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たっては、3時に休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 議案の審査を行います。
 まず最初に、第23号議案、中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例についての審査を行います。
 本件について、理事者から補足説明をまず求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 それでは、第23号議案、道路占用料の改定について御説明させていただきます。
 お手元の第23号議案補助資料(資料2)をごらんください。
 道路占用料につきましては、3年ごとに見直しを行っております。現行の道路占用料ですが、平成18年度の固定資産税評価額の算定を基礎として、平成19年4月1日付で施行したものでございます。平成21年度に固定資産税評価額の評価替えが行われましたことに伴い、このたび改定を行い、平成22年4月1日付で施行したいというものでございます。
 以下、資料に従いまして御説明いたします。
 最初に、1の道路占用料の徴収でございます。占用料は、記載にございますとおり、占用者が道路を利用することで受ける利益を徴収する。それから、道路の管理について、特定の者への占用を許可することにより、増加する管理費用の一部を徴収することで税負担の公平を図るといった観点から徴収するものでございます。
 続きまして、資料の2番目の道路占用料の算定でございます。これは、国が定める計算式のように行います。しかし、この計算式により積算した額は、23区の道路価格が全国に比しまして高額であることから、現行額の1.2倍から6倍の占用料が算出されることになります。
 このため激変緩和の観点から、この計算式によって積算した額と現行の条例額を1.2倍した額とを比較いたしまして、低いほうの額を採用するといったものでございます。後ほど例示して御説明いたします。
 続きまして、資料の3番目でございますが、この道路占用料の改定に伴います中野区道路占用料等徴収条例の一部改正の内容でございます。資料に掲げております(1)から(4)の4点でございます。
 一つ目が各占用物件の道路占用料の改定。
 二つ目が道路法施行令の改正に伴いまして、条例に掲げる別表中の法第32条第1項第2号に掲げる物件。これは、水道や下水道などの地下埋設管等を指すものでございますが、太さの区分を細分化し、占用料を改めるといったものでございます。
 三つ目の新たな占用物件の追加でございますが、こちらは国や地方自治体、日本赤十字社が災害時に設ける応急仮設住宅の道路占用に関する規定が道路法施行令に設けられました関係で、区条例にも盛り込むといったものでございます。
 四つ目は、(3)の追加があったことによる引用条項の整理といったものがございます。
 恐れ入りますが、ページを1枚おめくりいただきまして、この左上の別表と書いてございます表をごらんください。
 こちらは、中野区道路占用料等徴収条例新旧対照表の別表になります。一番上、上段に第一種電柱とございます。この第一種電柱と申しますのは、電線が3条以下のものがかかっているというものでございます。改正案は6,570円。現行額の5,480円の1.2倍としてございます。
 以下、同様に計算式によって積算した額と現行占用額の1.2倍を比較いたしまして、低い額のほうを採用するといったものでございます。
 一部例外といたしましては、一番下の左になりますが、法第32条1項第5号に掲げる施設、こちらは地下街、地下室、通路などでございますが、これのうち上空に設ける通路につきましては、国の通達によりまして表に掲げてございますとおり、占用料が下がってございます。
 また、このページの中段でございますが、法第32条第1項第2号に掲げる物件、こちらは先ほどのとおり、水道管、下水道管、ガス管などでございますが、現行は右端の280円から下の5,760円まで6区分でございます。これを道路法施行令の改正に合わせまして、左側の130円から6,910円の10区分に細分化するといったものでございます。
 続きまして、次のページをお願いいたします。
 こちらの左の大きな枠の下から三つ目でございます。令第7条第8号に掲げる応急仮設建築物でございます。こちらが今回新たに加わった物件でございます。
 なお、その下の令第7条第9号、さらにその下の同条第10号、11号につきましては、この応急仮設建築物が加わったことにより、それぞれ番号の繰り下げを行ったというものでございます。
 補足説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
 それでは、これより本件に関する質疑を行いたいと思います。今の件に関しまして質疑ございますでしょうか。
市川委員
 道路占用料の改定は、この固定資産税の評価額の評価替えによって改定するのだという認識でよろしいですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 御指摘のとおりでございます。
市川委員
 これは平成18年度が前回、算定の基礎が出て、そこから評価替えがあって、今回、平成21年度の評価の額で評価替え。これから平成18年からずっとかなりさかのぼって、常に評価替えは固定資産税の評価額に伴って評価替えをしているという認識でよろしいですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 はい、御指摘のとおりでございます。
市川委員
 道路占用料、上をまたぐ、例えば区道の上をまたぐアーチ式のものの天地は、何センチとか何メートルとかという制限はありましたか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 こちらの占用料につきましては、表示面積1平方メートルにつき年額を定めているというものでございます。
市川委員
 たしかこの道路の上をまたぐアーチ式の横断幕とか、今の時期だと確定申告のお知らせとか、それから春・秋の火災予防運動だとか、そういった横断幕を張ることがよくありますね。にぎやかな商店街の上の空間に。そうすると、例えばその道路が区道であった場合、それに対しての占用料というのは、ああいう公的な団体とかのそういう横断幕、天地がたしか1メーター以内だったと思うんだけど、そういうようなものを掲示するときには占用料というのはいただくんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 目的が公のものにつきましては、免除になるといったものもございます。
市川委員
 公の範囲なんですけども、今言った官公庁の例えばそういう横断幕、そういうものは公のものですよね。民間であっても、例えば商店街振興組合のものであれば、これはいわゆる組合として活動しています法人ですよね。こういった法人の扱いというものも半公的というような考え方をしてもいいかなと思うんですけども、その点についてはどうですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 商工組合等の取り扱いについては、ちょっと答弁保留させていただきたいと思います。
委員長
 今の件については、答弁保留ということでお願いいたします。
 市川委員、よろしいですか。
市川委員
 はい、結構です。
江口委員
 ここ最近の例でいいんですけど、例えば私たちの間でよく苦情を受けてやる場合、商店の道路に対しての商品の陳列というか、商店街としては各商店に呼びかけて、ちゃんときちっと法を守ってほしいということをやっているようですけど、一部の中にはやっぱりどうしても営業時間内では品物を出しているということがあるんですけど、そういう例でこの占用料を申請して御商売している方はいらっしゃるんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 道路占用料のうち、そういった商品置き場といったもの、そういった例で道路占用料をいただいているものにつきましては、1件ございます。
江口委員
 どういう例ですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 こちらが祭礼、縁日等に対して一時的に設けるものといったものがございます。例えばお正月とか年末とか、そういった縁日の関係でいただいているというものでございます。
江口委員
 基本的にこういう形で占用料というのは取っているわけですから、公平性というか、そういう点でやっぱり人員的な問題もあるにしても、きちっとやることはやる、それから徴収するものはする、それから違法なものはきちっと撤去させるとか、そういうようなことというのは、年間のうち何回かやっていらっしゃるんでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 道路の不法使用といったものになりますけれども、これまで区の方ではそういった違反広告物、そういったものに対してのパトロールですとか、警察と連携した取り締まりといったものについてもやってきたところでございます。来年度、東京都の緊急雇用経済対策事業を活用いたしまして、そういった違法広告物の取り締まり等につきましては、重点的に対応していく予定でございます。
江口委員
 ぜひ商店の場合、なかなか同じ商店街にいて、役員のほうからそれを個々に言うのは非常に言いづらいと、注意はするんだけど、やっぱり言いづらいと。区民の人からやっぱり通行上の問題とか苦情が来てもなかなか言いづらいんだというのがあるんですね。商店街の会としては、もうしっかりそれはやっていかなきゃいかんということがあるんだけど、やっぱりそういう点は出す場合には許可を求めなきゃいけない。お金を払わなきゃいけない。それから、許可が出ない場合は無理ですよということをやっぱりきちっと今後やっていかないと、やっぱり全体的なまちづくりの一環として体制、これは要望しておきます。
 それから、もう一つ、前にもいつも私は触れているんですけど、これはこういう大変な議案を審議する議員側の問題ですね。選挙のときとか、街頭で御自分で持って旗をやるとかはいいんですけど、政策的なものを道路に立てて演説をする。そうすると、道路を使っているわけですよね。それから、旗にしても結局そこに置いて、第三者が触れるんじゃなくて置いているということは、道路を使用してやっていると。そういうことが公然と行われている割には、区としてはそういうことに対して注意もしていないし、そういうことに対して何もやっていないと。
 やっぱり道路の場合は、こういう占用料というのがある以上は警察の仕事じゃありませんから、やっぱり道路管理者がきちっとそういうことはできないんだということをやるなり、例えば写真が提示されても本人にそれを注意することもしないし、もちろんお金も取っているわけじゃないということを私は議会でもさんざん申し上げているんですけど、そういう点はどういうふうに思っていらっしゃるのか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 先ほど来の道路の不法の使用とか占用といったことになるわけでございますけども、道路の使用につきましての例えば警察の許可が必要といったものもございますし、委員御指摘のように選挙のときののぼり旗ですとか、そういったものを使っているといった状況もございます。いずれにいたしましても、道路の適正使用といった観点から、例えば選挙管理委員会とか警察と連携を図って対応をしていきたいというふうに考えてございます。
江口委員
 それと、やっぱり先ほど言ったこれはもう議員自らもしっかり守っていかなきゃいけないことだと思っているんですけど、最近やっぱり商店で路上に自分たちの宣伝のためにのぼり旗を立てているのがあるんですね。やっぱり道路を占用していることはだれが見てもわかるし、最もひどいのは公共物、要はガードパイプに結びつけちゃってやっているところもありますね。やっぱりこの辺をきちっとしないと。
 私はなぜかというと、事故という問題で、風で旗がなびいてきたときに自転車で通るときに一瞬その旗が顔にぶつかったときにもう先が見えないんですね。そういうことも含めて、やっぱりオーケーする場所とそれじゃないところがしっかりしているわけだろうから、そういう意味ではもうきちっとそういうのは毎年そういう意味での警告をする、パトロールをするというのはやるべきだし、まして道路パトロール車というのが区を走っているけど、道路の壁面だけじゃなくて、それはある程度事業の分担を決めて、そういうところもきちっとパトロールをするとか。これはずっと動いているわけですから、そういうこともしていかない限り、解決をしないでやり得ということになってしまうと思うんですね。そういう点は、やっぱりきちっとすべきだと思いますけど、その辺の考えも聞かせてください。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 そういったことにつきまして、これまで月1回行っておりました違反広告物等の撤去等が新年度は週に1回とさせていただくことになりましたので、そういった強化を図りつつ、関係機関と十分連携をとって対応してまいりたいと、こういうふうに考えてございます。
せきと委員
 道路占用ですけれども、平成20年度の決算書を見ましたところ、使用料として5億6,400万円ほど道路占用として入っていましたが、これで正しかったですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 はい、御指摘のとおりでございます。
せきと委員
 今回は、占用料の改定でほぼ軒並み1.2倍というふうに思っているんですけども、これでいきますと道路占用の使用料収入が1.2倍ですから、1億円以上ふえるというふうに見込んでもいいわけですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 基本的には1.2倍なんですが、先ほどの関係区分の細分化等の影響もございまして、実際のところ占用料の増額分につきましては、約5,800万円というふうに見越してございます。
せきと委員
 はい、わかりました。
 こうしたものの値上げがガス代や電気代などの値上げにつながるのがすごく心配なんですが、そういったのはさて置きまして、先ほど御紹介いただきました上空に設ける通路に関してのみ通知だか通達によって引き下げというお話でしたが、その内容を簡単に御紹介いただけますか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 道路の占用をしていれば道路占用料としてはね返ってくるわけですが、例えば上空ですと実質的にその道路を実態的に占用しているわけではございませんので、そういった観点で減額になったということでございます。
むとう委員
 参考までに今のことで、上空というのは大体およそ何メートル以上上のものを上空というふうに指すんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 実例で申し上げますと、佼成病院の上空ですとか、あと第二中学校、第八中学校の上空の通路といったもので御認識いただければよろしいと思います。
むとう委員
 これで大体何メートル以上になっているんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 規定のメーターについては、ちょっと答弁保留させいただければと、申しわけございません。
委員長
 むとう委員、答弁保留ということでよろしいですか。
むとう委員
 はい。
委員長
 他に質疑ございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、先ほどの答弁保留について先にお願いしたいと思います。まず、市川委員のほうですね。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 先ほどの一般的に地域に根付いたイベント等の使用でございますが、そういったものであれば認められているというものでございます。
市川委員
 例えば振興組合とか、これは法人でしょう。それから、今度公益法人法が改正になるけども、公益法人もあるでしょう。一般の財団、社団、公益の財団、社団という法人があるでしょう。こういう法人が例えば何か横断幕をつけますよといった場合、これは空中を使いますけども、これは道路占用料は公に近いものだから、これはいいんですよというふうに考えてもいいですかと、こういうお尋ねなんです。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 今申し上げましたとおり、一般的に地域に根付いたイベント等であれば、道路の占用が認められますので、そういった対応でできるというものでございます。
委員長
 この件に関して何か質疑ございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、もう一つのむとう委員からの答弁保留の件についてお願いいたします。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 先ほどのむとう委員の御質問ですが、路面から4.5メートル以上というものでございます。
委員長
 よろしいでしょうか。他に質疑ございますか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、本件の取り扱いを協議するため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時20分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時21分)

 質疑はありませんか。
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行いたいと思います。
 意見はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見がなければ意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより本件に関して採決を行います。
 お諮りいたします。第23号議案を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、そのように決しさせていただきます。
 以上で第23号議案についての審査を終了させていただきます。
 次に、第24号議案、中野区立公園条例の一部を改正する条例についての審査を行いたいと思います。
 本件について理事者からの補足説明を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元に配付させていただいております第24号議案補助資料(資料3)に沿って御説明をさせていただきます。内容等につきましては、今、道路の占用料の改定がございましたけど、考え方としてはそれと同じでございます。
 公園占用料の改定についてということでございまして、同じく公園の占用料は平成18年度の固定資産税評価額を算定の基礎として、平成19年4月1日付で施行したものでありまして、平成21年度の固定資産税評価額の評価替えが行われたことから、公園の占用料を改定するものでございます。
 1番目の公園占用料の徴収でございますが、先ほど道路でも御説明させていただいたとおりでございます。(1)占用者が公園を利用することで受ける利益を徴収する。(2)公園の管理が税負担で行われていることを踏まえ、特定の者へ公園の占用使用を許可することによって増加する管理費用の一部を徴収し、税負担の公平を図るということでございます。
 その次の2番目の公園占用料の算定でございますが、23区では式に用いる土地価格が高額になるということから、高い数値の占用料が算出されます。現行額に比べまして、約1.2倍から6倍くらいになると。このため激変緩和措置として、計算式によって積算した額と現行条例額を1.2倍した額との比較を行い、低いほうの額を採用するものでございます。
 3番目の中野区立公園条例の一部の改正ということでございまして、上記の2で算定した方法によりまして、各占用物件の占用料を改定するものでございます。
 ページをめくっていただきまして、別表第2の公園の占用料という項目が出てまいります。右側でございますが、公園の占用料、縦軸に占用物件として電柱以下書いておりまして、その他の占用という項目でございます。横方向に金額のところをごらんください。改正案と現行ということで書いてございます。
 結果的には、現行の金額に対して1.2倍した数字が改正案の金額となるものでございます。
 以上、簡単ではございますが、御説明を終わらせていただきます。
委員長
 それでは、これより本件に関する質疑を行いたいと思います。
市川委員
 公園の占用料なんですが、この別表第2によりますと、さまざま占用物件ずっと来るんだけど、路上生活者はこの中に入りますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 路上生活者はこの中に入っておりません。基本的に都市公園法に基づきまして、これも前回議論になったと思いますが、基本的には長期滞在ということは、言ってみれば不法占拠になりますので、この占用料には当然ながら含まれておらないという考え方でございます。
市川委員
 そうすると、あくまでも占用料というのは──長期不法滞在は占用料の中に含まれない、占用料と不法滞在、何が違うの。占用というのは、そこのある一定の面積に占めるその割合の面積分のその公園の用地を使いますよと。例えば今日保育園の運動会をやりますと。だから、公園を貸してくださいと言って運動会をやります。そうすると、保育園のほうから公園・道路整備分野のほうに申請が出る。そうすると、占用料幾らですよと算定してあげて、それを払ってくださいねと言って、これを使いますね。不法滞在をしている路上生活者がその公園の中にいたとします。それで、昼間から酒か何かを飲んでいて、著しく運動会そのものの邪魔をするような行為をしてしまいました。だけど、この路上生活者は不法滞在はしているんだけど、占用しているわけじゃないから占用料をいただいていませんと。まじめに占用料を払って公園を使っている側が負けてしまうような論理になっちゃうわけだよ。
 こういうことに対してどういう措置を日ごろ講じているということになっているのかな。占用料でも取ったらいいじゃないの。あんた、1日ここにいるんだから、占用面積1平方メートルにつき1日34円だから、あんたが使っているのは2平方メートルあるんだから、68円1日につき払いなさいよと。1カ月使えば1,800円か1,900円になるから、ちゃんと月額払いなさいよという話にはならないの。一般の区民から見たら、そう言われちゃうけども。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園の中に占用できる施設というのは、都市公園法である意味では限定列挙されておりまして、委員多分御存じのように、ここで書いてございます東京電力でありますとかガスとか水道とか、ずらずらといきまして、例えば公衆電話とか、そういうふうに限定列挙されておるわけでございまして、その中でいわゆるホームレスの方が不法に滞在されるというのは、まさに都市公園法の適用の対象外でございまして、その件については以前にも報告をさせていただいたと思うんですが、生活援護分野と連携をとりながら、どこそこの公園にどの方が何名いらっしゃるかというのは我々は当然つかんでおりまして、その都度定期的にそういった都市公園法としての不法滞在ですよと。生活物資も長期間そこで占用されておりますので、これについては、それなりの指導を申し上げているところでございます。そのように御理解をいただければと思っておるところでございます。
市川委員
 ということは、一般の区民の方から説明を求められたときには、都市公園法に基づいて考えますと、占用物件という中には入りませんと。したがって、これは占用料という範疇ではなくて、不法滞在という形で生活援護分野と連携をとって、この公園にいつまでも居つかないようにしてほしいんだということを促して勧告していますと、そういうことは中野区としては努力をしているんだけども、占用料という範疇にはこれは入ってこないんですと。その根拠は、都市公園法にあるんですと、こういう認識でいいんですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 都市公園法並びに中野区立公園条例でございます。
小林委員
 前回の道路占用料の改定のほうの金額と、またこの公園のほうなんですが、公園のほうはかなり安くなっていると思うんですけども、この差というのはもともとの固定資産税評価額等のベースが違うということで金額がこれだけ大きく変わるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園の今回の占用料のベースは、考え方は同じでございますが、23区平均の固定資産税評価額がベースの金額になっておりまして、その辺が道路のほうとどう違うのかは、ちょっと答弁保留をさせていただけませんか。公園のほうは、今申し上げたとおり、固定資産税評価額に計数を掛けまして、1平米当たりの占用料を計算しておるということです、考え方として。
委員長
 わかりました。今、答弁保留ですけども、交通・道路管理担当のほうで何かその辺を把握されていれば、別に分野を分けなくてもいいと思います。お願いします。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 今、公園のほうの説明があったところでございますが、道路の占用料につきましても固定資産税評価額をもとにした道路価格というのを算出いたします。それに占用面積と使用料の割合、そういったものに計数を掛けまして算出をするというところでございます。
委員長
 どう違うのかということ。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 ですから、基本的に算出する出し方につきましては、同じものというふうに認識してございます。
小林委員
 つまり計数が違うということでよろしいですね。掛ける計数が公園のほうが小さくて、道路関係は高いというか、相対的に高い。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 私どもの公園・道路のほうは、この別表というのは1カ月当たりの例えば電柱でいいますと1本お幾らかという計算でございます。片や道路のほうは、これは第一種と分かれていますが、1日当たりの1本につきの占用料でございますので、一概にこの表とこの表の数字をちょっと細かく出してみないとあれなんですが。考え方がちょっと表現体が違うということで御理解いただければと思います。
小林委員
 大体概要がわかりましたので、ありがとうございます。
 それから、この表の中の別表第2のところです。下から三つ目でしょうか、写真撮影ということに関して臨時的な占用ということで1,478円、これがそういうものを実施されていて、現実に年間であったのかどうかというのが1点。
 それから、もう一つ下にはロケーションのための臨時的な占用ということなので、おそらく上の写真撮影は一般のことなのか、それの判断と。それとあと、現実に1年間で大体どういうような形でお金を支払っているか、教えてください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 まず、この別表の写真撮影の常時占用1台につき1カ月当たり8,352円でございますが、この考え方としまして、約8平米、写真機なんかを据えつけるのに8平米を原単位として分母として計算してございます。
 それと、写真撮影ロケーションの実績ということだったと思うんですが、21年度の実績をざっと見てみますと、特にロケーションのための臨時的な占用というのは多うございます。写真撮影というところもロケーションなのか写真撮影なのかちょっと表だけではわかりませんが、そういうテレビ関係並びに商業用のコマーシャル写真等々がこの中に含まれているという理解でございます。
小林委員
 写真撮影の中の臨時的な占用1時間について1,478円、それからロケーションのための臨時的な占用の1回について1万3,050円、この差の区切りなんですが、これはどういうような。我々、勝手に結構写真を撮っていますよね、区民の方が。あるいは、商業用のことじゃなくて一般で写真を写す場合がありますが、そういうのは入っていないんですよね。この項目の1,478円というのは、どういう条件のときにお金が取られるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 占用料をちょうだいするのは、商業用の例えば写真撮影とか、そういうのが大原則でございます。今、委員御指摘の個人的に公園に行って、何か記念撮影を撮るとか、そういうのは当然ながら占用料をちょうだいすることになっておりません。
小林委員
 これは商業用ということで、あくまでもそういう写真を撮る方がこれは商業用に使うということで提示されたときにお金を取る。撮ったものがたまたま商業用になってしまったという場合に関してはおそらく入らないということで、そこまでは厳密じゃないということですよね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 当然ながら、占用願い書を事前に出していただきまして、それが明らかにコマーシャル用に使われるとか、そういうのは当然判断を我々はしておるわけです。今、委員の御指摘の例えばたまたま我々のほうに公園管理者としての占用願いも何も出ていなくて、写真を撮られて、それが何かコマーシャルベースで流れているというケースは我々は現段階では把握はしておりません。
小林委員
 すみません、細かくて、申しわけないです。
 私も経験があるから言っているんですけど、例えば大学の入学案内とか、あとはマンションとかというときにカタログをつくりますよね。そういうときに大事な基本的な中心になるようないろんな施設とか、あるいは池とか公園とかを写すわけですけども、そういうものは商業部分に入るのかどうかなんですけど、ほとんど許可して撮るかどうかというのはちょっとあるんですが。本来は、それは払わなきゃいけないということなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 考え方として、繰り返しなんですが、現地で商業用に写真を撮られるとか、テレビ、映画等のビデオ撮影をされるとか、そういったことに限定をしておるという理解でございます。今、委員御指摘の例えばマンション販売用のPRパンフレットでたまたま何とか公園が出るとか、我々はちょっとそこまで把握し切れないんですね。もしそういう場合があるとするならば、また実務的に検討しなければならない項目だと思います。
委員長
 ほかに質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がないようでしたらば、本件の取り扱いを協議するため、委員会を暫時休憩させていただきます。

(午後1時38分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時38分)

 質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 他に質疑がないということで、質疑をこれで終結させていただきます。
 次に、意見の開陳を行います。
 意見はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結いたします。
 次に、討論に入ります。
 討論はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより本件に関して採決を行います。
 お諮りいたします。第24号議案を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決します。
 以上で第24号議案、中野区立公園条例の一部を改正する条例についての審査を終了いたします。
 次に、第25号議案、中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例の審査を行います。
 本件について、理事者からの補足説明を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 第25号議案の補助資料(資料4)でございます。先ほど御説明させていただきました公園占用料の改定と内容的には同じでございます。そういうことで、内容等については同じでございますので、できますれば割愛させていただければと思いますが。
委員長
 内容的には同じだということでございますけども、この件につきまして何か質疑ございますでしょうか。
市川委員
 これは議案が妙正寺川公園占用料と第24号議案の公園占用料に分かれるのかというのは何でかというのだけちょっと。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この妙正寺川公園というのは、別途中野区立妙正寺川公園条例というのをつくっております。先ほどの第24号議案というのは、中野区立の公園全体の条例があるわけでございます。したがって、両方とも今回占用料の改正が必要ですので、第24号議案、第25号議案というふうに分けさせていただいたということでございます。
市川委員
 だから、中野区立妙正寺川公園条例というのが特別に中野区立公園条例から特化してあるわけですよ。それはどういう経緯だったんですか。どうしてそれが特化しているのか。そういうことです。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 妙正寺川公園につきましては、これは新宿区と中野区の両方にまたがる区域でございまして、そういうことから妙正寺川公園条例というのを昭和62年か3年だったと思うんですが、そのときにつくったということでございます。
市川委員
 ということは、中野区と隣接区にまたがる公園の場合は、中野区立公園条例と別途その固有名詞のついた公園条例を条例として抱えなければいけない、こういう理解でいいですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 はい、そのとおりでございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がございませんので、本取り扱いを協議するために委員会を休憩いたします。

(午後1時41分)

委員長
 それでは、再開をいたします。

(午後1時42分)

 質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 質疑がないようでしたら、これで質疑を終結いたします。
 次に、意見の開陳を行います。
 意見はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結いたします。
 次に、討論を行います。
 討論はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りいたします。第25号議案を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決しさせていただきます。
 以上で第25号議案の審査を終了いたします。
 次に、陳情に移らせていただきます。
 平成22年第1号陳情、東京都住宅供給公社の家賃値上げ反対に関する陳情を議題に供します。
 本日は、陳情者から補足説明と資料の配付を行いたいとの申し出がありますのが、いかがいたしましょうか。よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、委員会を暫時休憩させていただきます。

(午後1時43分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午後1時58分)

 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はございますでしょうか。
市川委員
 公社住宅と都営住宅と、その違いというのは何なの。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 都営住宅のほうは、公営住宅法ということで、どちらかというと低所得者層に対しての住宅供給をするということになっております。それに対して公社住宅のほうは、低所得者ということではなくて、どちらかというとそれ以上の所得の方を対象にと、一般の方ということでございます。
市川委員
 それは、公社住宅は公社住宅法とかそんなのはないの。そういうんじゃないんだ。公社というのは法人でしたか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 公社というのは法人でございまして、地方住宅供給公社法という法律に基づいて、すべての都道府県に設置をされております。その他の政令指定都市においても設置がされているというところがございます。
市川委員
 そうすると、その地方住宅供給公社法に基づいて今現在入居されている方も入居する時点、かなりさかのぼるわけですけど、50年近くさかのぼっていくわけだから。その時点においては都営住宅ではなくて公社住宅に入れるだけの要件を満たしていたんですよという理解でいいんでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 そのとおりでございます。
市川委員
 とすると、その当時はお勤めをしていらして現役だったんだけど、もうリタイアされて、それで所得がなくなって、例えば年金の生活に入ります。それから、御夫婦で住まいを持っているときは年金の受給額もそれなりにあるわけだけど、例えば先に御主人を亡くしますとか奥様を亡くしますというと、それがまた判別しちゃうわけだよね。そうすると、入居時の資格要件というのをだんだん満たさなくなっていっていると。それに対して公社側の見解というのは、それをいつまでも入居時の要件を満たしているという考えに基づいて入居していただいているということになっているの。それとも、年金の生活をしていらっしゃるんだから、所得はそれなりに低くなるんだから、それに見合った例えば都営住宅をあっせんしますよとか、都営住宅は競争率がたしかに高い。これも公開された抽選の場で行われる方式で抽選会が行われているんだけども、そちらに転居してくださいという、そういうお勧めみたいなものというのは普通はあるんですか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 申しわけないです、ちょっと公社住宅については我々は余り把握していないんですけども、公社住宅の家賃につきましては、地方住宅供給公社法施行規則がございまして、それによると近傍同種の住宅の家賃と均衡を失しないような家賃額ということでございます。
 なお、東京都住宅供給公社では高齢で低所得世帯等につきましては、家賃特別減額措置をとっているということでございます。
市川委員
 近傍の住宅の家賃と同種の住宅と均衡を失しないと今言ったけど、それはどういう意味ですか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 均衡を失しないということで、民間の同種の住宅との家賃の整合性を図るということでございます。
市川委員
 公社住宅の例えば建てかえに要する費用とか、それからリフォームに関する費用とか、そういったものの財源というのはどこに求めているの。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 基本的には、家賃というふうに理解しております。建てかえとか補修等の経費もそれで賄うというのが原則でございます。
市川委員
 けれども、現にこうやって高齢化されて、収入も少なくなって、それで徴収する家賃は決まった額だよね。だけど、リフォームだ、建てかえだって費用がかかるじゃない。その原資というのはどこにあるの。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 我々余り承知しておりませんけど、基本的には独立採算ということでございます。
市川委員
 東京都がお金を出しているというのはないんですか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 東京都が支援はしておりますけども、ちょっとその辺のことは我々承知しておりませんので、申しわけございません。
市川委員
 わかりました。
せきと委員
 この陳情の趣旨で危惧されております平成22年10月以降の家賃の値上げ、それは今御担当が申されたように規則第16条の近傍同種との均衡を失しないようという定めによるものだと思うんですが、私はそもそも都内の住宅の家賃が高過ぎると、このような考えを持っております。公営住宅が値段を上げますと、それにあわせて民間もまた上げていくという現象が起こるのではないかと思います。こういう高過ぎる家賃を是正していくためには、低いほうへ低いほうへと切り下げてしかるべきだと、このように思います。
 質問ですけれども、この陳情の理由の3行目に書いています平成22年9月30日まで公社一般賃貸住宅の継続家賃値上げを延期すると発表したとありますが、この内容については承知されていますか。御存じでしたら、御紹介ください。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 内容といいますか、そのとおりでございまして、値下げの方もいますし、値上げの方もいると。値下げの方については、4月から値下げで適用すると。値上げの方のみに半年延期するという措置でございます。
せきと委員
 値上げの方に半年分の増額分を免除するというその理由がどこかに示されておりませんか。なぜ免除するのか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 はっきり明記してあるものはちょっとわかりませんけど、経済情勢その他を勘案しての判断というふうに思っております。また、東京都のほうも一定の考慮したのかなというふうに思います。先ほどちょっと出ましたけども、昨年の秋ですけども、都議会の自由民主党、それから都議会の公明党、それから都議会の共産党の議員団がそれぞれ都知事あてに、ちょっとニュアンスはそれぞれ違うんですけども、一定の配慮という要望をしておりますので、そういったものはある程度考慮をされたのかなというふうに思っております。
せきと委員
 現下の厳しい財政状況を考慮してということだろうと思うんです。この陳情に出てきます東京都公社住宅自治会協議会というのが中野二丁目にありますもので、ちょっと私は立ち寄って、この陳情に出てきますアンケートというのをもらってきました。これを見ましても、やっぱり7割を超える方が値上げには反対というふうになっておりますので、こうした陳情というのが出るのもまたしかるべきだと思います。経済状況はやはりよくなっていないと思いますが、そうした経済状況の変化について何か思いますか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 基本的には、法令に基づく家賃の見直し、これは定期的に行うというのは必要なことだと思います。その上で一時的に厳しくなったりとかということで、ある程度の政策的な配慮、これは出てくるかなというふうに思っております。
むとう委員
 わかれば、参考までに教えていただきたいんですけれども、近傍同種家賃ということで今回値上げされる鷺宮西住宅の辺りで築50年で地盤沈下が起きているような民間のアパートで幾らぐらいの家賃なのか。把握されていれば、教えてください。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 すみません、特にそういうのは把握しておりませんけども、公社のほうでは不動産鑑定をきちんとやって、その上で算出をしているということでございます。
むとう委員
 先ほど陳情者の方からそろそろ建てかえらしいけれども、おくれているようだみたいな御説明がございましたけれども、区のほうで今、きょうの新たな補足の説明書なんかを読んでいますと、地盤沈下が起きていて、すごく怖いですよね、聞いているだけで。建てかえがどういう状況で進むのか、どうなっているのかとか、区民の命を守るという視点からして、中野区も把握していたほうがいいのではないかと思うんですが、どんな状況でしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 先ほど陳情者のほうからも話ありましたけども、平成15年に都内全体の公社住宅、これの建てかえの考え方を公社のほうで示しております。たしか昭和39年以前に建てた団地につきましては、今後、順次建てかえるということでございます。
 それがいつの時点になるかというのは、鷺宮西住宅についていつになるかについてはちょっとわかりません。ただ、平成15年の計画に基づきまして、例えば広町住宅ですとか、そういったところは今建てかえを一応進めておりますけども、順次行っているという段階でございます。
むとう委員
 陳情者の方にお尋ねしたことと同じことなんですけれども、中野住宅据え置き、江古田住宅も据え置き、一部値下げ、鷺宮西住宅だけが上がると、どうしてなのかということは区のほうでは把握はしていませんか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 区のほうでは、特に把握はしておりませんけども、公社のほうに問い合わせしたところ、ある不動産鑑定に基づいた家賃額を算出するとそうなるということです。中野住宅と江古田住宅については、据え置きの額だと。鷺宮西住宅につきましては、上がる方もいれば、下がる方もいらっしゃいますよということでございます。
むとう委員
 区営住宅ではないにせよ、ここは中野区にあって、中野の区民の方がお住まいなわけで、やっぱりすごく気になるのは、地盤沈下が起きているということでジャッキで上げて石を置いてなんて、それで本当に大丈夫なのかとすごく気がかりなんですけれども、これについてこのまま公社住宅だから区は知らないよというのもおかしな話で、区民の命を守るという視点からすると、もう少し区も積極的にどうなっているのかということは、把握したほうがいいのではないかというふうに私はお話を伺っていて思ったんですけれども、区はその点はどのようにお考えですか。
石井都市整備部長
 ここに書かれてある内容がもし本当であるという表現は使いませんが、事実だとすれば、まずその補修を供給公社に早速お願いを住民の方から直にやってもらうべきかなと。通常、鉄筋コンクリートですよね、あそこの建物。床がこのようになるということは考えにくいんですね、普通は。スラブがあって、それは鉄筋も入っていますから、その地盤との関係でそうなるということは、かなり不思議だなという気はします。もしこうなっているんだとすれば、それはもう床を全部打ちかえしないととてもじゃないけど住めない状況なのかなというふうに思いますし、この辺は一番床というのは基本ですから、物を置いても傾いたり、それからいつそういう形で抜けるかわからないということにつながっていきますので、これはぜひ家賃の問題以前のお話になろうかなと思っております。うちのほうからもその辺の問い合わせをしてみたいなと思っております。
委員長
 ちょっと休憩いたします。

(午後2時13分)

委員長
 それでは、再開いたします。

(午後2時15分)

 他に質疑ございますでしょうか。
むとう委員
 今の件で、ぜひ陳情者の方がやはり事実に基づいての訴えだというふうに私は受けとめますので、本当にこういうことがあり得ないという驚きの状況がもし本当にあるんだとするならば、住民の方が公社に言っても改善がなかなかされていないようなので、この際、値上げのこととはちょっと違うことですけれども、区民の命を守るという視点から、区のほうとしても積極的に公社のほうに確認をぜひともお願いしたいということを重ね重ねお願いしておきたいと思います。
委員長
 要望として。
むとう委員
 はい、よろしくお願いいたします。
委員長
 休憩いたします。

(午後2時16分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後2時16分)
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本件の取り扱いを協議するため、委員会を暫時休憩させていただきます。

(午後2時16分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午後2時17分)

 これより本件について挙手により採決を行いたいと思います。
 お諮りいたします。第1号陳情を継続審査すべきものと決するに賛成の委員は挙手をお願いしたいと思います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手少数。よって、継続審査は否決されました。
 それでは、採決のほうに移らせていただきます。
 委員会を休憩します。

(午後2時18分)

委員長
 再開いたします。

(午後2時19分)

 質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見の開陳を終結します。
 それでは、他に討論はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 討論がなければ、討論を終結いたします。
 これより本件に関して採決を行います。
 お諮りします。第1号陳情を採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いしたいと思います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は採択すべきものと決しました。
 御苦労さまでございました。
 以上で第1号陳情の審査を終了いたします。
 暫時休憩します。

(午後2時20分)

委員長
 再開いたします。

(午後2時20分)

 この陳情の中で意見書及び要望書を提出してくださいということになっておりますので、委員長・副委員長のほうで検討しまして、案を調えさせていただきたいと思います。それについて、明日以後、お諮りをさせていただきたいと思いますので、御了解いただきたいと思います。
 次に、所管事項の報告に移らせていただきます。
 1番目、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」の策定についてをお願いしたいと思います。
 理事者側の報告をお願いします。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 このたび「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」を策定いたしましたので、御報告をいたします。
 資料(資料5)は、各常任委員会共通のものであります。
 まず、本文でございますけども、10か年計画本文につきましては、別添1のとおりでございます。分厚い資料でございます。
 内容につきましては、案のものとほとんど変わりませんので、ここでは説明を省略させていただきます。
 それでは、別添2、パブリック・コメント手続の実施結果についてを御紹介いたします。別添2のほうをごらんいただきたいと思います。
 まず最初、1点目の意見募集期間でございます。2月8から3月1日までの3週間行いました。意見を提出された方は、ここの表に書かれておりますように12人の方です。項目としましては、38項目ございました。提出された意見の概要とそれに対する区の考え方につきましては、表で10か年計画の領域ごとにまとめております。ここでは、都市整備部とまちづくり推進室に関連したものについて御紹介をいたします。
 まず、領域1、持続可能な活力あるまちづくりについてでございます。
 ナンバー1でございます。中野駅周辺の関係ですけども、東京の新たな顔づくりは中野らしさをなくすものだと。ヒューマンスケールに配慮した庭園のような駅周辺広場などを求めると。こういった御意見でございます。これに対する区の考え方としましては、中野駅周辺はにぎわいと環境が調和するまちを目指しており、にぎわいとともに緑や潤いが感じられる場の創出を進めるというものでございます。
 ナンバー4、5でございます。これは、バス交通の御意見でございます。ナンバー5は、中野駅周辺の活性化は賛成だが、なかのんの活用を予算を使ってでも行うべきとの御意見でございました。これにつきましては、地域交通の整備を検討していく中で参考にさせていただくという考えでございます。
 ナンバー6です。これは、ファミリー向けの安い住宅の供給を、という御意見でございます。10か年計画の中に共同住宅建設の際にファミリー向け住宅の割合を引き上げる、そういったことで供給を促進するといった方策を示しております。そういう記載をしているところでございます。
 次、2ページ目になります。
 ナンバー7、8では、防災まちづくりに関する御意見でございます。基本的には、10か年計画に盛り込まれているということでございます。
 ナンバー10は、みどりとオープンスペースをどう創出していくのかと、計画にしてほしいという御意見でございます。区の考えとしましては、10か年計画の中に具体的な公園名を挙げてその整備を進めるとしております。
 ナンバー11は都営鷺の宮団地の建て替えに伴う広場や若宮児童館跡地の使い方の御意見でございます。これにつきましては、鷺の宮調整池上部の広場については、御意見も参考にさせていただくと。また、若宮児童館跡地については、売却を計画しているという考えを記載しているところであります。
 なお、6ページをごらんいただきたいと思います。最後になりますけども、提出された意見により変更した箇所でございます。これは、教育のところになりますけども、これはここでいうと3ページのナンバー18の意見がございまして、それにより変更した部分ということでございます。
 別添3をごらんいただきたいと思います。
 10か年計画(第2次)案からの主な変更点ということでございます。パブリック・コメントにより記述を変更した箇所は、110ページの1か所、今御紹介した部分でございます。
 これ以外のものにつきましては、参考資料、これは施設配置のところでございますけども、その部分がございます。これも文言の整理ということで、いずれも内容の変更というものではございません。また、これ以外につきましても単純な誤記ですとか、記載漏れの訂正はございますけども、内容そのものを追加訂正というものはございません。
 最後になりますけども、10か年計画が策定されたということの区民の方への周知でございますけども、各常任委員会の報告後に区のホームページに掲載するほか、区報4月5日号に掲載する予定でございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、2番目、平成22年度の組織編成についての報告を求めたいと思います。
石井都市整備部長
 お手元の横長の資料(資料6)をごらんいただきたいと思います。
 なお、網かけのところは変更箇所となってございまして、都市整備部の関係でいきますと5ページになります。
 左が平成22年度、右が現行21年度という形になってございます。
 まず、都市計画調整担当、これが21年度、右のほうに太字で表現されておりますが、これが廃止という形になります。
 次の交通・道路管理のところでございますが、道路占用と監察担当、これが一体となりまして、新設という形でございます。
 一つ空きまして交通対策担当、これが名称変更。
 その下の自転車対策担当、これが新設という形でございます。
 公園・道路整備分野でございますが、ここでは3段目の公園維持担当、これを新設。
 一つ飛びまして、道路維持担当、これが名称変更。
 さらに一つ飛びまして、生活道路整備担当、これが新設。
 一番下に中野駅地区基盤整備担当、これも新設という形でございます。
 次のページ、6ページをごらんいただきたいと思います。
 建築分野でございますが、2行目以降の建築企画担当、道路判定担当、建築安全・安心担当、耐震化促進担当ということで、この辺は再編という形でございます。
 都市整備部関係は以上でございます。
川崎まちづくり推進室長
 続きまして、まちづくり推進室の組織編成について御説明を申し上げます。
まず初めに、拠点まちづくり分野でございますが、執行責任者につきまして、今年度は中野駅周辺整備担当としておりましたが、22年度につきましては中野駅周辺まちづくり担当と改めます。これは、今、都市整備部長から説明がありました都市整備部に中野駅地区基盤整備担当ができるということに伴って名称変更するものでございます。
 次に、地域まちづくり分野でございますが、これまで南部、中部、北部という地域別に担当を置いておりましたが、これをまちづくり事業推進担当とまちづくり計画担当に再編するものでございます。まちづくり事業推進担当では、南台四丁目、南台一・二丁目、そして平和の森公園周辺地区におきまして、地区計画による防災まちづくりを担当いたします。一方、まちづくり計画担当でございますが、本町地域と東中野地域内において、その地域の特性を生かしたまちづくりの検討を担当いたすことにしております。
 次に、西武新宿線沿線まちづくりでございますが、この2月に東京都が連続立体交差化計画の都市計画素案を発表し、いよいよ沿線まちづくりも本格化をするということから、従来の地域まちづくり分野の中で施策としてありました西武新宿線沿線まちづくりを独立させて、西武新宿線沿線まちづくり分野といたしました。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、何か質疑ございますでしょうか。
市川委員
 この組織編成は、年度当初に多々あることなんですけども、この所管の部とか、例えば室からこうあったほうが組織としてはより機能を発揮しやすいという希望があって、この組織編成に至るわけですか。それとも上からぱっと押しつけてくるんですか。
石井都市整備部長
 いろいろ事業その他、目的に応じた体制の検討の結果、このような形で22年度をいこうということでございます。
市川委員
 ということは、事業部長並びに拠点まちづくり推進室長がこうあるべきだというところ、自分たちの希望、こうあると仕事がしやすいといった結果がこの平成22年度の組織編成と、こういうふうに理解しておいてよろしいですか。
石井都市整備部長
 基本的におっしゃるとおりでございます。
むとう委員
 5ページのところで名称変更なんですけれども、交通安全対策担当だったのが安全がとられて交通対策担当となられるわけですけれども、安全をとった意味はどうしてなんですか。別にとって悪くはないんですけれども、どういう理由ですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 交通安全対策担当の安全をとったと、安全をとらなくてもよろしかったんじゃないかという御指摘でございますが、交通安全だけをやっているという見方もなくはないところから、やはり地域交通の整備、10か年計画にもございますけども、そういった形、交通対策の全般ということもあわせまして、全体的な意味合いでこのようにさせていただいたというところでございます。
むとう委員
 そうすると、担当してなさる仕事の内容は大差ないということですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 特段現状の所管を継続させて行わせていただくというものでございます。
むとう委員
 基本的には、安全とか安心とかと概念的な言葉はどうして、ないほうがいいというぐらいに思っているんですけれども、次のページの6ページのところにいくと、今度建築安全・安心担当と、これがまた不思議なんですが、どういう業務をなさるんでしょうか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 これは、従来は違反建築の取り締まりということで建築監察担当というのがありましたが、単なる違反だけですと例えばいわゆる毀損不適格物等の指導ができません。現在は例えば消防の関係ですとか、あるいは耐震化、法の範囲を越えてさまざまな指導をしなければいけない。そういったことを現にやっています。ですから、今回、そういった認識をより新たにするために、名前を変えて、よりわかりやすくしたいと、そういった思いでございます。
むとう委員
 建築関係は、私はよくわかりませんけど、法律という部分で結構がんじがらめという感じがするんですけども、これをわざわざ概念的な安全・安心というふうに入れたことによって、今の御説明ですと法を越えてもっと区民の生活に根ざして安全・安心な建築を追及してくださるというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 なかなか難しい部分も。例えば老朽家屋の指導ですとか、ブロック塀ですとか、そういったものは法律の規定、罰則だけではなかなか指導し切れないというものがあります。
 あるいは、内容としましては、例えば特殊建築物の定期報告ですとか、そういったものをしっかり押さえながら、予防という面からも建物の安全を確保して、より安心な建築を維持したいと、そういった認識でございます。
むとう委員
 すみません、戻って、また5ページのところで、中野駅地区基盤整備担当というのが新設されるということは、要するに中野駅地区の道路のことは今までだと公園・道路整備のところでやっていたけれど、特段ここだけを担当して、力を入れてやるというための新設部署というふうに思っていいんですか。
石井都市整備部長
 そのとおりでございます。
江口委員
 ここで聞くしかないんでしょうけど、もともとこの事業部制について私は納得いかないんですけど、仕事がやりやすいということが先ほど部長のほうからあったんだけど、区民からするとやっぱり交通・道路管理、それから公園・道路整備、道路というのが二つのところに分かれているんですね。これはなぜこう一本化して──昔は公園緑地という形で公園の関係はやっていたんですけど、ここに道路整備が入る。
 なぜかというと、交通安全とか交通対策だとかそういうのが道路管理のほうに入っているんだけど、カーブミラーなんかだと普通区民からするとここだなと思うんだけど、実際は道路整備のほうなんだよね。だから、こういう区民にとってわかりにくい役所にするよりも区民にとってわかりやすい、例えば公園緑地対策だとか、緑化担当だとかというような形にしなきゃいけないのを何でこうやって道路を二つに持っていって道路の部分を分けたのか、その辺をもう1回聞いてくれますか。
石井都市整備部長
 確かに道路という二文字が両方にかかっております。かつては、工事課、あるいは管理課といったような名称でございました。一方は、道路整備、物をつくるといったような部門、それから一方は道路の管理をしていく、先ほどの占用料ですとか、境界の問題ですとか、こういう分け方でございました。これもいろいろな条件の中で人員の数、あるいは責任の範囲ですとか、そういったマネジメント的な部分も総合的に勘案をして、バランスよく仕事を進めていくには、どういう形が望ましいかという中でそういう要素も入っておりますので、確かにおっしゃられるとおり、道路は道路でまとまって一つの中でその中で管理と工事があるべきかなというところは正論かなとは思います。ただ、いろいろな要素が役所の中で執行していく上でございますので、現在は過渡的といいますか、このような形で進んでいきたいというところで22年度はお示しをさせていただいているというところでございます。
江口委員
 言っていることはよくわかるし、役所の中の中身というか体制があるというのは私たちはちょっとわかりにくい部分があるので、これはまた言いにくいんですけど、やっぱりいつも私が言っているように、区民から見たときにわかりやすい、大体この辺に電話をすればいいのかなという形からすると、ここだけは本当に私自身が悪いのかどうか知らないけど、本当にさっぱりわからない。だから、そういう意味で、私がわからないから区民もわからないのかなという言い方もおかしいんだけども、やっぱりここは道路は道路で分けて、能率的に管理から整備からやれば、占用料の問題も全部そこの担当でわかるわけですから。この道路は何メーターあって、歩道は何メーターだとかということもすべてわかってくるので、やっぱりそういう方向にしながら職員の配置ということを考える。
 それから、もう一つは名称に関しては、ぜひ区民の皆さんから本当にぱっと見たときにわかりやすいということを前提にやるというふうなことを──この22年度はこれでいくということでしょうけど、ぜひこの部とか室で検討していただいて、皆さんの知恵で。多分これは区長からのトップダウンだと思うので、こういうことがずっと起きるようだと、なかなか組織の名称というのは議会が言いにくい部分はあるけども、これはだんだん区民から離れてしまうということもやっぱりつけ加えてお願いしておきますので、もう一度どこかで検討はしていただけないでしょうか。
石井都市整備部長
 内部的には、いろいろどういう形が望ましいかという中で確かにおっしゃられるとおりの形も検討してまいりました。今後も区民によりわかりよくスムーズな事業執行ができるような体制を目指していきたいと考えております。
委員長
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 それでは、3番目、採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況についての報告を求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況(資料7)でございます。交通・道路管理担当のほうでは一つ目の請願ということでございます。
 こちらの内容が平成21年の第4回定例会でございますが、東中野1丁目マンション工事車両通行に関する沿道の生活環境保全についてという請願でございました。その趣旨でございますけども、計画中のワンルームマンションの建設に際しまして、区のほうから規制権限の発動や行政指導をお願いしたいといった内容でございました。
 これに対する処理状況でございますが、私どものほうでは特殊車両通行申請手続の説明を建主及び業者に行いまして、車両通行の際の安全確保、それから隣接の小学校、保育園への工事説明、それから区道への損傷をもたらした場合の復旧といった指導を行いまして、また近隣住民等との協議経過について随時報告してほしいといった指導をしてございました。
 請願採択後のこれまでの状況でございますが、建設用地への工事車両2台の特殊車両申請がございまして、その際にこちらの左のほうの1、2、3とございますけれども、徐行して通行すること、他の建築工事への通行車両との調整協議、近隣等からの苦情に対する対応といったものを指導してまいったわけでございます。
 1月22日に車両申請がございまして、29日に認定書を交付しているといったところでございます。
 交通・道路管理担当の所管としては、以上でございます。
委員長
 他に御報告はございますか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 私のほうは、同じく東中野1丁目マンションに関してでございます。これにつきましては、紛争解決のために区のあっせん、紛争の調停、これに取り組んでいただきたいという内容でございます。
 この処理状況でございますけども、この請願を踏まえまして、建築主側にことし1月7日でございますけども、区のあっせん、調停等に応ずるようにという要請をこちらからいたしました。それに対しまして、1月15日、建築主側からは現在民事調停を行っていると。したがって、区の要請に応じられないといった回答がございました。
 その後、さらに我々としては1月22日に再度建築主側を呼びまして、再要請をしましたけれども、建築主側からはそういった再要請についても応じられない旨の回答ということでございます。
 このように再三にわたって建築主側からは要請に応じられない旨の回答がされております。したがいまして、紛争予防条例ですとか、あるいは行政手続法ないしは行政手続条例の規定をかんがみますと、これ以上の要請というのは難しい状況かなというふうに思っているところでございます。
 以上でございます。
委員長
 他に理事者側から報告事項をお願いします。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 次のページをおめくりいただきまして、3番でございます。住宅耐震化にむけた現行助成制度の発展・拡充についてでございます。住宅耐震化を促進するために現行助成制度を発展・拡充してくださいというものでございます。この件につきましては、さきの予算特別委員会等でもさまざま御議論いただいたところでございます。
 現在の状況といたしましては、まず1番といたしまして、耐震化促進協議会の活用により、各地域での取り組みを活発化し、耐震化促進を図っていくと。
 2番目といたしましては、防災上重要な道路の沿道建築物の倒壊により道路閉塞を起こした場合、避難、救急、消火活動が阻害され、甚大な被害が想定されるため、耐震化支援施策により平成21年4月から沿道建築物の耐震診断事業を開始したと。
 さきに予算を議決いただきましたが、この4月から沿道建築物の耐震改修助成も行うと、そういったことでございます。
 以上でございます。
委員長
 他に理事者のほうからお願いします。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 4番目の陳情でございます。警察大学校等跡地にペットのための施設を造ることについてという項目でございます。警察大学校等跡地には、犬屋敷にちなんだドッグランをつくってくださいということでございました。
 その結果でございますが、既に(仮称)中央部防災公園基本計画の策定を受けまして、意見交換会や区民説明会等を開催しておりまして、広く了承を得ながら基本設計並びに実施設計を行うというところでございます。この中で、公園の諸機能の追及でありますとか、そういったことを検討した結果、ドッグランのスペースを確保することができず、設置は行わないこととしたものでございます。
 以上でございます。
委員長
 他にございますか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 では、5番から8番までの4件について御説明したいと思います。
 まず、5番目の陳情でございますが、警察大学校等跡地の広域避難場所及び環境についてというものです。
 陳情の趣旨といたしましては、防災のための公共空地の確保、また杉並区民をメンバーに入れた環境問題協議会の設置を求めるものでございました。防災公園、公共空地につきましては、しっかりと計画の中で位置づけ、また都市計画決定もされているものでございます。また、杉並区民もメンバーに入れた協議会というものにつきましては、総合調整を行う場として、選択肢の一つとして、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
 6番目の陳情、中野駅周辺まちづくりの推進についてでございます。
 陳情の趣旨としては、駅周辺の整備対象範囲の拡大、あるいは民有地の再整備計画の担保、早稲田通りや大久保通りといった東西道路の拡幅、また中野駅前広場の再整備、サンモール、ブロードウェイの再整備等を求める内容でございました。この趣旨を参考にしながら、今後のまちづくりの具体化を図ってまいりたいというふうに考えております。
 ページ変わりまして、7番目の陳情です。
 こちらも中野駅周辺まちづくり計画についてということですが、内容といたしましては、囲町のまちづくりになってございます。警大跡地の境の道路の新設、補助221号線とまちづくりを求めること。警大跡地の緑化や防災公園の確保といったものでございます。
 囲町につきましては、昨年平成21年6月に地域でまちづくり協議会が発足されました。区といたしましては、今後も具体的なまちづくりの手法等々の支援をしてまいりたいと考えているところでございます。
 また、防災公園については、きちんと都市計画決定をしているものでございます。
 最後、8番目の陳情です。中野駅周辺まちづくり計画における警察大学校等移転跡地エリアのまちづくり実現のために決定される地区計画についてということです。
 内容としましては、地区計画決定に際して、居住者との合意形成を十分に図ってほしいといった趣旨でございます。これまで計画推進につきましては、十分な説明を行うとともに、都市計画の変更につきましても適正な手続を行ってきたところでございます。
 また、地区の居住者の参加の場につきましても、今後継続して検討してまいりたいというふうに考えております。
 報告は以上です。
委員長
 以上で理事者側の報告を終わります。
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。
江口委員
 4番目の警大跡地のドッグランの件ですけども、この結論はこういう形で出たということなんですけど、もう一度聞いておきたいんですけど、結局ドッグランのスペースを確保することはできるということじゃなくて、確保するつもりがなかったということでいいんでしょう。そういう考えでしょう。議会が決定したことに対してこんな簡単な答えというのはあり得ないので。だから、もともと議会が採択をしても、要はドッグランはつくる方針じゃないということの考え方でいいんでしょう、これ。そうじゃないと、誤解を受けますよ、だって。スペースなんか幾らでもとれたじゃないですか、やろうと思えば。例えば噴水の部分だって、小山の部分だって、どうでもなったんだから。そうじゃなくて、つくる気がなかったからということなんでしょう、答えは。こういうていのいい答え方はおかしいと思うんだよね。特にこういう陳情に関する採択の結論を議会が進めているのに関わらず、住民説明だとかそういう中で基本的にそれができなかったということじゃなくて、やる気がなかったんでしょう。そういうふうに答えるべきでしょう、ちゃんと。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 ドッグランをつくってくださいという陳情の中で、ここに書いてございますように各段階ごとに意見交換会とか区民説明会をさせていただいた結果、このドッグランのスペースを確保することはできなかったという意味でございます。
江口委員
 議会の意思はどこにあるんですか、そうしたら。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 意見交換会、区民説明会、その内容等について、建設委員会、途中から特別委員会のほうに変わりましたけど、その中でも報告をさせていただきながら、計画の深度を高めていったというふうに理解しております。
江口委員
 議会の報告に関しては、さまざまな図面が出ましたけども、こうこうこういう理由でドッグランはできませんでしたという報告はなかったと思いますが、いかがでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 確かに委員御指摘のドッグランということでできなかったということは申し上げておりませんが、全体の計画設計のその時々の節目、節目で計画内容、設計内容について御報告をさせていただいているというふうに理解しているところでございます。
江口委員
 そうじゃなくて、ドッグランのことに関しては何ら報告の中で触れていないんです、今まで。こういう形での最終的な中央部防災公園の流ですと。最後の議会の意見としては、消防団の訓練だとか、それからゲートボール場を確保してほしいとか、そういう要望が出ました。だけど、実際にはその前に議会の意思として陳情というのは採択されているわけでしょう、ここで。だけど、そのことを全然反映しなかった。反映しなかった割には報告もされていない。こういう図面ですようという形でただ来ているだけであって、実際には芝生の部分は犬が入れるのかなと思いますよ、だって陳情採択した我々の立場からすれば。そういうことなどに関しても何ら触れないまま、現行は今基本設計が進んでいるわけですね。
 そういうことに対して、これはもうちょっとはっきり中野区としてはドッグランはつくらないんだというなら、きちんとした方針を出さないと、多くの愛犬家の人たちは夢を持っているんですね。なぜかというと、こういうものが採択をされて、議会の意思が出た。じゃあ、それに基づいて行政が努力するだろうと。ところが、一向にそういう前向きな努力がどこにもあらわれてこないということに関して私は今言っているので。
 きちっと中野の方針としては、今の現状ではドッグランをつくりませんという形の方針を打ち出すなら打ち出すとか。そういうふうにしないとおかしいんですよね。何となく引っ張っている形で来ていると。公園の土地を買ったとしてもドッグランの予定はないとかという形になってしまっているので。だけど、ここにちゃんと議会の意思決定がされているということを全然念頭に置いていないんじゃないでしょうか。もう一度お答えください。
石井都市整備部長
 確かに御指摘のように、私どもがこの中央部防災公園計画をこれまでいろんな節目の中でお示しもし、御意見も伺ってきましたが、区側からこの陳情採択を受けた形での積極的にこれはこういうわけでドッグランについてはつくり得ませんというような形でお示しをしてこなかったということについては、おっしゃるとおりでございまして、反省をしております。
 ドッグランについては、いろいろな角度から区も検討を現在しておるところでございますし、これは区として、おっしゃられるように絶対つくらないというような方針を持ってございませんで、さらに可能性を追及していくという姿勢は変わりございません。
江口委員
 そうしたら、こういうお答えの中でドッグランのスペースを確保することができずということじゃなくて、ドッグランをつくろうと思えばスペースというのは確保できるんですよね。やっぱり別な表現にしないと、期待している人たちはあれだけの広さがあるんだから、ドッグランができるだろうとか、そういう方針だろうと。やっぱりそういう書き方をしないと、スペースの確保なんかやろうと思えば幾らでもできますよね。ここはドッグランですよとつければいいものだけど。
 だけど、経過の中でそういう住民の理解を得なかったとか、そういうようなことがここに入ってくるならともかく、そういうことも入ってこない。そうすると、何で議会として意思決定したものがずっと何も言わないまま来てしまったから、すっと素通りでこういう報告が出てくるということになるのか。その辺がわからないですよ。
 やっぱり確保する気はなかったはずなんだよね、当初から。私はそう思っている。ところが、行政としては確保するつもりでいたの。ある一部の勢力の人によってできなかったの、どっちなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園というのは、何回もこの話題が出てくると思うんですが、どういった公園の中に機能を持ち込むかということだろうと思っています。その中で一つの選択肢としては、ドッグランというのが平成17年の第3回定例会で採択されたということでございますが、その後の平成20年ぐらいから開始した公園基本計画等の中でも選択肢としてはあったんですが、実際の説明会等の意見交換会におきましてもドッグランをつくってくださいという意見は出てきておりませんでしたのでということを込めて、この中での諸機能の追及といいましょうか、検討の結果、ドッグランを設けることはしなかったという意味でございます。そのように御理解いただければと思いますが。
江口委員
 訂正したほうがいいよ。そういう意見は出なかった、出ているんだ、ここで陳情で議会の。建設委員会の意思決定が。もう出ているんですよ、議会側は。ただ住民説明で出なかっただけなんでしょう。その前に議会の意思決定としてドッグランをつくりなさいよということに対して、議会としてはいいですよということを出しているというのがこの陳情の採択になるんじゃないですか。ということは、ドッグランをつくるための努力をしなきゃいけないという前提のもとで地域説明だとかさまざまな検討に入らなきゃいけないんでしょう。違いますか。今のだと地域の中から出なかった。議会の意思は出ているんですよ、これ。だから、答弁を訂正しないとおかしいですよ。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 こちらの御答弁としては、訂正させていただきますが、選択の中で選択肢の一つとして、私どもは検討の素材としては持っておりましたという事実でございます。そのように訂正させていただきます。
むとう委員
 今の関連なんですけども、私は説明会に1度出たことがあるんですけども、説明会の中でそういう意見がなかったからというふうにおっしゃったけれども、そもそも区が示す案の中にドッグランというものが絵の中にあれば、御意見も出るかもしれませんけれども、絵の中にないわけですから、たまたまドッグランをと思っている人が説明会に来ない限り、そこに参加した少ない人数の区民の中でたまたまドッグランに感心のなかった区民ばかりがいたかと思うんですけれども、絵の中にない以上、意見は出ませんよ。
 だから、その説明会の中でそういった要望が出なかったからないのよというのは、私もちょっと随分変な説明だなというふうに感じるんですよ。逆に言えば、絵の中にもなかったですから、ドッグランをつくるのを反対という意見も逆になかったでしょう。だから、最初から区はつくる意思がなかったというふうにやっぱりどう聞いていても思えるんですけれど、いかがですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 基本計画等の案についてということで、最初に全体の空間平面図でありますとか、どういった行為行動というか、こういったスケッチ集をお出しさせていただいたことを覚えております。この中で細かい表現でございますが、例えばリードをつけた犬と人間がこの公園の中に入っていくというふうな風景がわかるようなスケッチとか、細かくは時間の都合で省略させていただいたかもしれませんが、そういったスケッチをお出しはさせていただいておることは間違いないというふうに理解しております。その中でそういった行為行動を受け持つ空間だというふうなことを御説明させていただいた記憶がございます。
むとう委員
 じゃあ、わんちゃんを連れて散歩してよろしいわけね。でも、リードをつけていなきゃいけないというそういう人とだれもが共有できるスペースの中でリードをつけていれば入っていっていいという、そういう絵なんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 このときでもそうだったんですが、実際この中央部防災公園の運営管理等については、現時点では現場も工事にまだ入っておりませんし、時間的に十分まだあるのかなということでございます。したがって、いろんな行為行動を誘発するような空間整備を図っていくんですが、その中で地域の方々も含めまして、どういったことを利用ルールとして決めようかというのは、まだ次のステップだというふうに認識しているところでございます。
むとう委員
 運用の部分に話が行ってしまうなら、そうなんですけれども、ドッグランというのは運用の部分じゃなくて、本当はリードをとって犬が自由にその中で走り回れるスペースのことなわけで、最初からそういう訴えはなかったですよね。全部の説明会に参加していませんけれども、私が参加していた説明会はそもそもそういうドッグランの絵がないから、ドッグランをつくっちゃ嫌ですよという意見もなかったでしょう。そういう意見は出ませんでしたよね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 特段そういった御意見は出ませんでした。
むとう委員
 だから、やっぱり最初からつくる気がなかったんですよね。説明の過程の中で意見が出なかったからないんですみたいにおっしゃるけれども、そもそもそういう絵づらがなかったもの。今ここにないですけども、ここはドッグランのスペースです、こういう案も、こういう案もありますというような説明ではなかったですよね。しつこいようで申しわけないんですけども、最初からつくる気がなかったでしょう。最初から示していないんだもの、ドッグランを。だから、つくるプランはもともとなかったということでよろしいですか。
委員長
 休憩します。

(午後3時03分)

委員長
 再開いたします。

(午後3時04分)

むとう委員
 平行線なので、いいんですけども、先ほど部長からの答弁だと、今後もドッグランについては検討はし続けていくんだみたいなことだったので、改めて確認ですけれども、そういう言い方で平和の森公園もつぶれました。そういう言い方で警大跡地の中央部防災公園もつぶれました。だけれども、今後もやはりずっと継続してドッグラン建設に向けては検討していくということでよろしいんでしょうか。確認です。
石井都市整備部長
 私が今ここにつくりますということは明言できませんけれども、例えば平和の森につきましてもまだ完成をしておりません。残された部分もございます。という意味からは、可能性としてはまだあるかなと思っておりますし、今後の展開の中で区は検討してまいりたいなと思っております。
むとう委員
 今のことはオーケーです。
 次なんですけれども、1ページ目のところで1番目の請願のところで上から二、三行目のあたりの処理状況のところで隣接の小学校、保育園の工事説明、協議過程について随時報告をするよう求めたというふうに書かれておりますけれども、この間、何か業者から報告はあったんでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 業者の方も特殊車両通行申請の手続に際しましては、いろんな報告、相談がてらということは随時あるわけなんですが、地元への説明会を2月26日に行ったと聞いてございまして、また改めて3月16日に行うということを聞いてございます。
むとう委員
 地元は私も把握しているんですけども、小学校、保育園への説明というのは、具体的にいつ行われるんでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 先ほど申しました私どもの通行申請の手続と同時に、警察への通行許可申請というのもこちらの業者のほうでしている状況がございまして、その警察への提出する書類の中で例えば小学校、それから保育園のほうへの説明をしている……、警察との相談等もしているというふうには聞いてございます。
むとう委員
 では、したかどうかはまだわからないわけですよね。
 近隣との説明に前回私は出ましたけれども、この随時報告をするよう求めたことについては、やはりこれは業者のほうはそのように守ってくれるものなんですか。拘束力はあるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 こちらのほうは指導になってしまいますので、拘束力とか強制というのはないんですが、業者のほうも特殊車両通行申請、認定のほうの申請に際しましては、そういった相談がてらそういった話もこちらのほうにはしてきているという状況でございます。
むとう委員
 じゃあ、きちんと報告を受けて、今いろんなことが問題になっていますので、把握していただきたいというふうに思います。
 次の2ページの一番上で陳情3のところで「耐震改修促進協議会の活用により」と書いてあるんですが、これはどういう協議会なんでしょうか、御説明ください。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 これは、さきの予算特別委員会でも御質疑がありましたが、中野区と区内の建築関連団体6団体、これが協議会をつくりまして、今後、より地域に出た耐震化の取り組みをするための協議体ということでございます。これは、平成19年に1回発足をしました。それから2年間の期限を決めまして、昨年末に期限切れと、今回はその再発足と、そういった形でございます。
むとう委員
 参考までに、区と区外の6団体はどういう団体か改めて教えてください。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 順に申し上げますと、社団法人東京都建築士事務所協会中野支部、中野建設業会、社団法人日本建築家協会中野地域会、中野区内小規模建設事業者団体連絡会、東京土建中野支部、NPO法人中野すまいの相談室でございます。
むとう委員
 これで終わりますけれども、これに何というか、各地域で耐震化を促進していかなければいけないんだけれども、この協議会というのは専門性のある人たちで進めていくということなんですか。まちの中でということであると、区民も入ったほうがいいかと思うんですけれども、これは専門集団という協議会という位置づけなんでしょうか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 はい、そのとおりでございます。
委員長
 それでは、質疑の途中でございますけども、3時を回りましたので、ここで休憩に入りたいと思います。3時半まで休憩をいたします。暫時休憩です。

(午後3時10分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午後3時30分)

 先ほどの3番目の採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について、継続的に意見を交換させていただきたいと思います。
 この件につきまして、何か御質問ございますでしょうか。
せきと委員
 5番の陳情の主旨の4、今後、環境問題協議会を設置し、杉並区民もメンバーに入れてくださいとありまして、回答が示されています。昨年の同じ時期にも同様の処理状況についてという報告がされまして、ほぼ同じ回答だったように思います。この1年間、どういう検討をされ、なぜその結果同じ回答となったのか教えてください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 委員御指摘のとおり、処理の状況としての表現は同様なものになってございます。この杉並区民も入れた協議会というものですが、ここに記されているような環境問題協議会というもの自体を設置するかどうかというところについては、この場でするというようなお答えはなかなかしにくいところがございます。
 ただ、警察大学校等跡地の先行3事業者の建築計画につきましては、都市計画で定められた手続以外の説明会も十分に行ってきたところでございます。その場においては、杉並区民の皆様の御意見も多々ちょうだいをしております。
 また、事業者の建築計画だけではなく、防災公園の説明会等々も十分にさせていただいているところかと思っております。
 また、この1年間でございますが、主に先行の3事業者、平成20年度に都市計画の手続の変更をさせていただきまして、その間、複数回の意見交換会、説明会をさせていただいたところでございます。
 まだこれから残っている区域につきましても同様にきちんと丁寧な説明の場を設定していきたいというふうに考えているところでございます。
せきと委員
 毎年同じ回答であるというのは、時期じゃないということもあろうかと思うので、必ずしもそのことをもって不誠実と言うつもりはないんですが、18、19、20、21、22年と、5回連続一字一句違わぬ回答となっております。1年半ほど前に景観審議委員会でしたか、設置をされました。この中で求められておる環境や景観などを含めという点の景観について言うならば、一つの結論はもう出てしまったんじゃないかというふうに思っています。それでもなお、選択肢の一つとしてぶら下げておくというのがちょっと住民の方に対して失礼ではないかと思うんですが、もう一度いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 警察大学校跡地の景観につきましては、景観検討委員会を設置させていただきました。その結果として、景観形成ガイドラインを策定し、この考え方につきましては議会においても報告をさせていただいたところでございます。そこで示した考え方にのっとって、公園・道路の公共空間及び民間事業者が建てる建物自体、また公共空地を含めた空間のあり方を全体として調和のとれたものにしていこうという共通の認識を持っているところでございます。
 この考え方にのっとって、今後、事業者が具体的に外構の計画も立てていくことになろうというふうには考えております。
 そういった個別の事業者の内容については、今後、事業者のほうで最終的な建築計画が策定された際には、説明会等々の場を設けるように指導してまいりたいというふうに考えております。
せきと委員
 この言っています環境問題協議会の設置というのがもうお考えにないというのであれば、それは設置はしないが、今後、杉並区民の個別の要望については、個別に適切に応じていきたいというような表現に改めるなど、そういった対応をしていただきたいと思います。
 ありがとうございました。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、ないようであれば、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 次に4番目、平成21年度第5回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 それでは、平成21年度第5回中野区都市計画審議会についてを御報告いたします。
 先月2月9日に開催をしております。お手元の資料(資料8)のとおり、諮問事項が1件、報告事項が2件でございます。順を追って簡単に御紹介をいたします。
 まず、第1件目でございます。諮問事項、(仮称)本町五丁目公園の都市計画公園の変更についてでございます。
 この内容につきましては、都市計画審議会で既にこれ以前に2回ほど報告しておりまして、その関係はそれぞれ本建設委員会でも報告をしたところでございますので、都市計画案の中身の御説明については省略させていただきます。
 資料の表紙をめくると、東京都市計画公園の変更について(中野区決定)本町五丁目公園の追加という資料でございます。これは御案内のとおり、本町五丁目のNTT宿舎跡地約1.2ヘクタールにつきまして都市計画公園とするというものでございます。
 資料の5ページ目が大きいA三判の都市計画公園の計画図というふうになっております。緑色の線で囲われている部分が今回都市計画公園として定める地区ということでございます。なお、この都市計画案につきましては、広告縦覧を12月に行っておりますけども、意見の提出というのはございませんでした。この2月9日の都市計画審議会でも本案どおり了承されまして、区としまして2月16日付で都市計画変更いたしました。これによりまして、正式に都市計画公園としてこの土地が確定したということでございます。
 次に、報告事項に入ります。
 1件目が中野駅地区整備基本計画(案)についてでございます。
 まず、審議会資料の一番最初のA4の資料をごらんいただきたいと思います。この中野駅地区の整備基本計画の位置付け、それから考え方を示してあります。この基本計画でございますけども、昨年10月策定いたしました中野駅地区整備基本構想、これの具体化を図るため、整備すべき各施設のおおむねの規模や形状、周辺のまちづくりに合わせて整備を行う段階的な工程などを示すというものでございます。この基本計画に基づきまして、関係機関との協議や各種の手続を行うということになります。
 また、警察大学校等跡地の先行事業の完了までについては、中野駅地区の第1期整備と位置付けまして、第1期整備事業としてまとめるというものでございます。
 横長の本文でございますけども、3ページになります。中野駅周辺の将来像でございます。
 4ページが整備の基本方針となっておりまして、5ページでは、四つの駅前広場がございますが、それぞれの考え方というのが示されております。北西側のサンプラザ側でございますけど、その新北口、それから南東側の南口駅前は、バスの乗降などの交通ターミナル機能を持たせるということでございます。これに対しまして、北東側の現在の北口広場、それから中野三丁目側です、南西側でございますけども、これにつきましては歩行者中心の広場空間という位置付けがされております。
 6ページになります。ここでは、歩行者や車などの動線が示されております。この中で④でございますけども、バス動線では新北口広場への出入りでございますけども、区役所西側のけやき通りからというのを想定されているということでございます。
 飛びまして、8ページから9ページがそれぞれの広場の整備内容ということでございます。
 10ページから11ページでございます。これが第1期、第2期、第3期となっていますけども、それぞれの整備内容ということでございます。
 そのうち第1期でございます。10ページになりますけども、これが平成24年の春、つまりこの2年間に完了させる整備内容ということでございます。10ページ下に書かれております現北口のバス停でございますけども、サンプラザ南側へ仮設バス停として移設をすると。それから、現北口広場は歩行者中心として、あわせて現在の中野駅北口改札口を広場側へ向けて移設、改修をするということでございます。また、新北口広場内の駐車場、駐輪場移設、それからバス回転広場や作業空間、警大跡地方面への歩行者ルートの確保を行うというものでございます。
 都市計画変更につきましては、駐車場については区の決定、広場については都決定ということで、ことしの秋以降に都の都市計画審議会の諮問を予定しておるということでございます。
 第2期では、西側の南北通路や橋上駅舎が整備されると。
 第3期でございますけども、ここでは二丁目の再開発、あるいは新北口広場の完成、三丁目の事業に着手するということでございます。
 12、13ページでございます。これらは第1期の整備事業計画の具体的な整備内容と大まかなスケジュールを示しております。
 質疑としましては、まず8ページから9ページの整備内容のところにつきましては、中野五丁目駅直近開発が記載されている。それに対して11ページの整備の進め方のところでは、それが書かれていないのはなぜかという御質問がございました。これに対しまして、中野五丁目側についてはまちづくりの熟度がまだそこまでに至っていないということで、今回は記載をしなかったと、そういった説明がございました。
 また、中野三丁目駅直近開発につきましては、9ページになりますけども、交通処理機能としてタクシーや一般車と記載があると。歩行者優先の広場空間という大きい考えと矛盾しないかとの質問がございました。これに対しまして、中野三丁目側は一般車を呼び込むのではなく、最低限の車の処理のスペースを想定していると、そういった説明がございました。
 それから、現北口広場に設置されている仮設のタクシー乗り場へは東側から入ってくるのかという質問がございました。これに対しまして、現北口広場につきましては歩行者中心ということでございますけども、タクシーの交通についても考慮していかなければならないということで、現在、警視庁と協議をしているとの説明がございました。
 次に、2件目の報告事項でございます。西武新宿線沿線のまちづくりについての報告がございました。A4の資料をごらんいただきたいと思います。一番上の資料でございます。ここでは、3点の報告が西武線関係では行われています。
 1点目は、西武新宿線の連続立体交差化に関する説明会の概要でございます。2点目が西武新宿線沿線まちづくり計画、3点目が同じく沿線まちづくりの基盤施設の整備方針についてでございます。
 まず、西武新宿線連続立体交差化計画につきましては、2月1日と2日に上高田小学校と沼袋小学校で東京都、中野区、西武鉄道の3社による連続立体交差化の都市計画素案と沿線まちづくり計画に関する説明会を行ったという報告でございます。
 当日配付しました資料であります別紙1の1を開きますと、計画の概要図というのがございます。平面図と縦断図ということになっております。開いていただくと線路がありまして、緑の線が現況の線ということでございます。赤い線が今回素案として変更を提案している部分ということになります。中井方面から来ますと、妙正寺川の西の中井第5号踏み切りを過ぎる地点から地下に入るということになります。環七の手前の沼袋第4号踏み切り付近で地上に出てくるということになります。新井薬師前駅のところは、カーブを少し緩やかにしております。それで、現在の緑の部分、現行の部分と赤い線、新しい計画素案のところでは少しずれが生じているということでございます。
 次に、別紙1の2、まちづくりニュースがございます。こういうものでございますけども、ごらんいただきたいと思います。
 これは、沿線まちづくり計画の中の特に今回の新規着工準備採択を受けた新井薬師前駅と沼袋駅周辺のまちづくり方針と基盤施設整備方針をまとめたというものでございます。
 資料を開いていただきますと、左側が新井薬師前駅、右側が沼袋駅ということでございます。上がそれぞれの地区のまちづくりの方針で、下が基盤施設整備の方針ということになっております。下の図を見ますと、薄い赤い色の丸が駅前広場になっております。紫の実線がバス路線と、緑の実線が歩行者動線ということになっております。点線の部分につきましては、改善、拡充すべきものをあらわしているということでございます。
 なお、右側に主な内容という欄がございまして、その下に書いてございますけども、駅前広場や関連街路につきましては、新たに都市計画施設として決定し、整備するという記載になっています。したがいまして、広場ですとか関連の街路につきましては、都市計画として定めるということになります。
 それから、このニュースの最後のページがございます。裏になりますけども、今後の予定というのがございます。基盤施設については、平成23年度の都市計画決定を目指し、事業着手後おおむね10年後を完成の目標に整備を行う予定としております。
 なお、別紙2と別紙3とございますけども、これにつきましてはここでは説明を省略させていただきます。
 審議会での質疑でございます。
 まず、連続立体交差事業について、新井薬師前駅のところは一部用地買収が出てくると聞いているが、沼袋駅のところでは現在西武鉄道の敷地の中にすべておさまっているのかという質問がございました。これに対して、説明会当日に会場に張られた図面では一部民間の敷地も入っているとの説明がございました。
 また、鉄道の地下化に伴って上部の鉄道敷地の活用に関し、例えば駅ビルなどが建てられるのかといった御質問がございました。これについては、一義的には鉄道事業者の活用になるかと思うが、その際は区のまちづくり方針に沿った形で協力をいただくことになるとの答えがございました。
 また、沼袋駅前のバス通りでは、バスの相互通行ができるように拡幅していくと書かれているが、かなり広い拡幅となると現在の商店街が引っかかってしまうと。商店街の活性化とどう両立させるのかといった趣旨の御質問がございました。これにつきましては、現状のままではますます危険な状況となると。一定の確保を行って、歩行者空間の確保、土地利用の増進、商業地としての発展などを通じて沿線まちづくりの将来像実現を図っていきたいとの説明がございました。
 内容の説明としては以上でございます。
 なお、次回の都市計画審議会は、4月26日の予定ということになりました。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑はございませんので、以上で本報告については終了をいたします。
 続きまして、野方駅整備の進捗状況についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 それでは、野方駅整備の進捗状況についての御報告(資料9)です。
 昨年1月に着工しました新駅舎と自由通路の整備工事も大分進んでまいりました。このたび新駅舎と自由通路の北口及び橋上部、これは2階の部分になりますけども、の大部分が完成ということになりました。したがいまして、3月28日(日)の始発電車から利用ができるようになるということでございます。このペーパーの下の図ですと、黒枠で囲われた部分、これが今回利用開始する部分ということでございます。
 28日の前日、27日になりますけども、区と西武鉄道合同で開設式と見学会を開催するということになりました。建設委員会の皆様には、御案内を申し上げておりますので、よろしくお願いいたします。なお、一般の方の見学会については、当日は12時まで、どなたでもということになっております。
 今後のスケジュールでございます。4月からは現在使っている駅舎や階段の部分、これを解体、撤去ということになります。その後、南口の新しい階段ですとか太陽光パネルの設置、南口広場などの工事を行いまして、ことしの秋には全体の完成となる見込みでございます。なお、詳しい駅施設の説明は、明後日の視察の際に行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 なお、関連で西武鉄道からの情報提供でございますけども、今回、野方がこういった形で始発から終電まで南北から出入りができるようになるということでございます。これまで新井薬師前、それから沼袋、都立家政の各駅では早朝と夜遅くなりますと、駅員のいないほうの片方の出入り口でございますけども、それが閉鎖されて利用できないという状況でございました。4月上旬から改善を図りまして、始発から終電まで利用できるようにするということでございます。例えば沼袋駅の南口ですけども、現在は朝7時に開くと、夜は10時で閉鎖ということでございましたけども、4月上旬からは始発電車から終電まで南口も使えるようになるというものでございます。新井薬師前、それから都立家政駅につきましても同様ということでございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 続きまして、6番目、落合駅付近山手通り地下横断通路整備の取り組みについての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 それでは、落合駅付近山手通り地下横断通路整備の取り組みについてを御報告(資料10)いたします
 落合駅前の山手通りと早稲田通りの交差点の地下に東中野四丁目側から新たな出入り口をつくり、既存の地下通路につながるというものでございます。
 このたび東京都と東京メトロ、それから中野区でほぼ協議が整ったということで、今回御報告するものでございます。
 下の図をごらんいただきたいと思います。今回、新たに整備する部分でございますけども、赤い点線で囲われた通路分でございます。地下横断通路と、それからエレベーターを設置するということでございます。
 この3者の役割分担でございます。施設の整備につきましては、東京都と東京メトロが行うということでございます。したがいまして、中野区は施設整備については担当はしないということでございます。区は、下の図のこの赤い部分がございます。これは新設構造物と小さい文字で書かれており、東京都が整備する部分でございますけども、これは施設の完成後、この部分の維持管理経費につきましては、中野区が負担をするということでございます。具体的には、清掃ですとか電気代、あるいはエレベーターのメンテナンスの経費ということでございます。
 今後の予定です。平成22年度に設計を行いまして、工事の着手までをやろうということになっております。着工後、おおむね2年程度で完成をするという予定でございます。
 簡単ですが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告を終了させていただきます。
 続きまして、7番目、山手通り拡幅整備事業の進捗状況についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 それでは、山手通りの拡幅整備事業の進捗状況(資料11)でございます。
 山手通りの整備につきましては、現在、歩道の植栽ですとか、あるいは舗装なども進んできております。簡単に御報告いたします。
 まず、歩道部の主な整備内容でございますけども、歩道はインターロッキング舗装でれんが色に近い色になっております。また、自転車通行帯はグレー系、やや白っぽい色でございますけども、そういったものになっております。植栽は、けやきですとか、メタセコイアなどというふうになっております。特にこの①の一番下に書かれております中野坂上交差点付近ですけども、風よけ効果を高めるために高木であるけやきの間に生け垣を配置すると、それとともに中央分離帯でも高木のメタセコイアの間に中木を2本植栽するということになっております。
 裏面に中野坂上付近の完成予想図を載せております。こういった感じになるということです。これは、交差点を北から南に向かって眺めている絵というものでございます。
 次に、車道部ですけども、これは全線で停車帯の設置、荷おろしスペースの設置、交差点での右折レーンの設置などがつくられるということでございます。
 区内の整備状況ですけども、現在、上下水道管、ガス管などの地下埋設物工事は、おおむね完了をしております。引き続き、現在、電線共同溝の入線工事、あるいは植栽、舗装などを行っているという状況でございます。
 完成予定時期としましては、中野区内につきましてはこれは要町から清水橋交差点の間でございますので、平成22年度には完成をする予定となっております。つまり来年度、できれば年内を目途ということでございますけども、目指してやっているということでございます。
 区内ですと、既に宮下交差点付近ですとか上落合二丁目交差点付近は、一部を除きましてほぼ完成をしているという状況でございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。
江口委員
 ここでようやく上がってきたんですけど、いつも言っている坂上交差点の風よけ効果ということで、この完成予想図がよくわからないんだけど、10メーター間隔だとかということでしょうけど、この間隔で本当に──大変な風害に特に季節の変わり目に住民の人たちは大変悩んでいるわけですけど、これは東京都としてはこれで完全に風よけができるというふうに言われているんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 中野坂上付近につきましては、地元の方からも大分前ですけども、要請がございました。そういったこともあって、東京都と首都高のほうでは、この場所については植栽を密に植えようと、それから生け垣も設置しようということで計画をして、今、工事を進めているということでございます。それによって風に対しては一定の効果があるだろうということで考えているというところでございます。
江口委員
 あるだろうじゃなくて、あるというふうに答えていただかなきゃいけないんですけど、例えば歩道の部分は10メーター間隔じゃないですか。私も車を運転しますけど、別に10メーターの間隔をとらなければ運転する側は視野が妨げられるということはまずないので、特に沿道の樹木というのはある程度2メーターぐらいは枝を剪定しちゃっていますので、やっぱり5メーターにするとか、それから中央分離帯のところにさらに密集をさせるとか。中央分離帯というのは、上下の交通を意識することなく走れる、そういう整備をされているわけですので、例えばこの辺を本当に密にするとか。これは予想図だから、わからない。中央側なんか本当にのっぺらぼうですよ、これ。中央側も被害があるんですよ、別に、この坂上交差点付近ですから、この交差点で風が舞うので。
 こういうことがきちんと都を通じて議会のほうに都としては間違いありませんということを出していただかないと、やっぱり私たちの立場から住民に大丈夫ですよと言い切れないので、その辺をもう一度お答えいただけないでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 中央分離帯ではメタセコイアを植えて、その間に特にこの地区では中木、シラカシとかマテバシイを2本植栽するということで、ほかと比べるとかなり密にやるということになっていますし、それから歩道部につきましては、けやきと同時に生け垣、ヒイラギモクセイを植えるということで、これはおそらく2メーターぐらいの高さの生け垣になると思うんですけども、そういったものを配置するということで、都としても風に対しては一定の効果があるというふうに判断をしているところでございます。
江口委員
 もう一つ、この間もお話しした報告がなかったんですけど、ここにはバス停があるんですね。この図面でいけば正面の左右にですね。ここも大変ひどい風で、雨の日はもう傘を差せないということで、バスを待つ人にとっては大変悩みの場所です。しかし、青梅街道なんかのバス停にはもう屋根がついたものが設置されているんですけど、ここはたまたま工事ということで設置をされていないんですね。もう今、この辺は歩道のれんが等の埋め込みが始まっちゃっていますから、これから工事をすると、またその歩道を掘り返してやらなきゃいけないということになっているんですけど、そういう二度手間をやらなきゃいけないという行政の怠慢というか、非常にそこに費用がかかるわけですが、バス会社はどういうふうに考えているんですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 二度手間といいますか、現在、都が工事している箇所、バス停の予定個所を見ますと、橋は建てられるように穴をつくっていますので、都とバス会社のほうで調整をしてやるものというふうに考えております。
江口委員
 調整できているということは、バス停はいつごろ完成ですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 すみません、ちょっといつできるかというのは聞いておりません。
江口委員
 調整ができているんだったら、そんなのわかるわけでしょう。それがいつだか1回聞いてくれませんか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 東京都ですとかバス会社から情報を入手したいというふうに思っております。
委員長
 他に質疑はございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、他に質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 続いて、8番目、議会の委任に基づく専決処分についての報告を受けます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元に配付させていただきました資料(資料12)で御説明をさせていただきます。
 議会の委任に基づく専決処分でございます。この件については、もう既に何回か建設委員会には報告させていただいておるような状況でございます。
 確認のために申しますと、大きな1番、事故の概要でございます。事故の発生日時、平成20年10月30日の午後0時10分ごろでございました。
 2番目の事故発生場所でございますが、中野区弥生町五丁目26番9号先路上でございます。いわゆる本郷通り沿いでございました。
 3番目の事故発生状況でございますが、区道に区が設置したガードパイプに相手方が寄りかかったところ、最上段のパイプが外れたため、相手方は車道に転倒し、頭部を強打されたということでございます。
 大きな2番でございますが、和解、示談の要旨でございます。
 相手方が被った損害98万3,360円について、相手方に賠償する義務があることを認め、相手方の指定する方法で支払うというものでございます。
 3番目の和解成立の日でございますが、本年平成22年1月13日でございました。
 4番目の区の賠償責任でございますが、本件事故は区が設置し、管理していたガードパイプの最上段のパイプを固定するボルトが脱落していたことにより生じた事故であると。したがって、区の賠償責任は免れないものと判断したところでございます。
 5番目の損害賠償額でございますが、本件事故による相手方の損害額、治療費及び慰謝料の合計98万3,360円でありまして、区の損害賠償額は損害額と同額であります。
 なお、損害賠償金は、特別区自治体総合賠償責任保険により全額補てんされるということでございます。
 あと、備考欄でございますが、事故後の対応につきまして、(1)でございますが、事故の直後に緊急に中野区道のガードパイプ類の総点検を実施したところでございます。
 その後、年2回の総点検を定期的に実施しているところでございます。
 また、2番目でございますが、事故のあったガードパイプと同じ種類のガードパイプをすべて撤去しまして、衝撃があってもボルトが脱落しにくく、点検がしやすいガードパイプに交換したところでございます。
 3点目でございますが、副区長等から関係職員に対する口頭による厳重注意があったということでございます。
 以上、簡単ではございますが、報告させていただきました。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますか。
むとう委員
 これは全部点検して、事故のあったガードパイプと同じ種類のガードパイプすべて撤去しということですけれども、大体区内何%くらい同じものが使われていたのかということと、今回、全部点検しやすいガードパイプに交換したことによって、一体幾らの経費がかかったのか教えてください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 本件と同じガードパイプは、本郷通りのこの事故が起きたガードパイプでございます。あのとき延長が約230メートルございました。あのタイプと同等のものは、この本郷通りのガードパイプのみでございました。
 かかったコストでございますが、申しわけございません、答弁保留させていただけませんでしょうか。工事費でございますよね。
 あと、点検については、私どもの区の職員、公園・道路整備分野並びに交通・道路管理分野が共同でやっておりますので、特段経費はかかっておりません。
委員長
 ただいまの答弁保留について、早速お願いいたします。
 そのほかに何か質疑ございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、以上で本報告については終了をいたします。
 続きまして、9番目、中野駅新北口駅前広場用地の譲与についての報告を求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 それでは、中野駅新北口駅前広場用地の譲与の申請について、御報告(資料13)させていただきます。
 本件につきましては、中野駅地区北口整備に当たりまして、国有地を無償で譲与を受けたく、申請をするものでございます。
 今年度4月1日付で供用開始をいたしました中野区特別区道の道路用地につきまして、2月15日付で財務大臣あて譲与申請を行いました。
 このほど財務省関東財務局より、今年度中には譲与契約の締結が完了できるとの回答がございました。
 譲与予定物件でございますが、所在地は中野区中野四丁目、地番、地目につきましては記載のとおりでございます。なお、地積は1万4,281.47平米といったところでございます。
 報告につきましては、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。
むとう委員
 かねがねこのことは心配をしていたんですけれども、無償で譲与契約が締結できるということでよかったなというふうに思うわけですけれども、無償譲与契約が締結できるに当たり、何か国からほかの条件付けのようなものはなかったんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この新北口駅前広場用地の譲与につきましては、2年ばかりかけて財務省といろいろ調整をしてまいりました。最終的には、昨年の10月に中野駅地区整備構想を策定し、この2月に中野駅地区整備基本計画、まだ案でございますけれども、そういったものをそれぞれ決定してきた。内容といたしましては、その計画の内容が道路法に適合しているということが確認できたということで、譲与について財務省も了承をしたと、そういう状況でございます。
むとう委員
 無償でよかったんですよね。その譲与に当たって、何か条件付けはなかったんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今申し上げましたように、法律に抵触しないということだけでございます。
委員長
 他にございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、進行させていただきます。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 続いて、10番目、妙正寺川激特事業の進捗状況についての報告を求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 では、妙正寺川激特事業の進捗状況につきまして、御報告(資料14)申し上げます。
 平成17年9月4日の集中豪雨による甚大な浸水被害を受けまして、平成17年11月18日に妙正寺川激特事業が採択をされました。この間、東京都によりまして、今年度末の完成に向け工事が進められてきたところでございます。
 このたび東京都第三建設事務所より平成22年3月1日現在における進捗状況及び今後の予定につきまして、別紙資料が提出されましたので、御報告申し上げます。
 1枚おめくりいただきますようお願いいたします。こちらでございますが、大きく言って3点ございます。まず、一つ目でございますが、激特河道断面確保としての護岸整備及び河床掘削工事についてでございます。
 こちらの激特河道断面といいますのが、いわゆる50ミリの豪雨に対応した川の断面を確保するといったものでございます。それについての護岸整備と河床掘削、川の底を掘るといった工事でございます。
 大きな二つ目がございます。管理用通路の整備でございます。こちらにつきましては、河川管理用通路の整備を護岸河川の改修とともに行うといったものでございます。
 大きな三つ目でございますが、平和の森公園等の復旧ということで、この工事に際しまして、工事用搬入路等を平和の森公園に付設等しておりましたので、それについての復旧といったものでございます。
 恐れ入ります、もう1枚おめくりいただきまして、このA3横の大きな図面に基づいて説明をさせていただきます。
 図面の真ん中の下ですが、この1の①というのが先ほどの大きな1と細かい1の整合をとってるものですので、こちらで御説明いたします。
 1の①ですが、この激特事業の一番右のほうになりますけども、葛橋上流から三谷橋、野方のバス通りの左になりますが、こちらのほうが護岸整備と河床掘削工事ということで、こちらにつきましては既に昨年の8月末には河道断面の確保が終わっているものでございます。
 続きまして、左のほうでございますが、1の②になりますが、こちらが三谷橋から新昭栄橋の河床掘削、まさに今、工事を行っているところでございますけれども、こちらも3月末には完了予定というものでございます。
 続きまして、右ページの中央部付近、こちら1の③というふうにございますが、こちらが四村橋から下田橋の四村橋上流左岸の一部護岸擦付工事、それから護岸基礎部の化粧工事と。いわゆる護岸のいろんなお色直しといったようなものでございます。こちらが一部ちょっとおくれておりまして、6月末に完了予定でございます。この工事が終わった後に哲学堂公園の復旧工事が行われるというものでございます。
 こちらにつきましてが、河道断面確保としての護岸整備、河床掘削でございます。
 続きまして、右ページの右下のほうですが、2の①でございます。こちらのほうは、管理用通路の整備でございます。北原橋から四村橋、右岸管理用の通路工事というものでございます。既に昨年の年末12月に終わってございます。なお、こちら上流側から見て右岸というものでございます。
 続きまして、その上のほう2の②でございますが、北原橋から四村橋、左岸です。こちら上流から見て左岸。新宿区分の管理用通路と西落合公園の復旧工事を行うと。これも若干おくれておりまして、22年5月末の完了予定というものでございます。
 続きまして、真ん中より左下、こちら2の③とございますけれども、こちらが新井橋下流から千歳橋下流の両岸の管理用通路の工事でございます。こちらにつきましては、2月末に終わってございます。
 続きまして、2の④ですが、千歳橋下流から新橋両岸の管理用通路の工事でございますが、これは年度内に終了予定というものでございます。
 続きまして、2の⑤ですが、新橋から三谷橋、これにつきましては橋の仕上げ工事等が若干おくれておりまして、5月末の完了予定というものでございます。
 最後になりますけども、左ページの中央3の①、平和の森公園の復旧工事でございますが、こうした一連の工事を受けまして、最後に平和の森の復旧工事をする予定でございますが、全体の進捗の関係で6月末の完了予定というところでございます。
 報告につきましては、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。
小林委員
 概要等はわかりましたけど、細かい点なんですが、新道橋、ちょうど平和公園通りのところの橋の設計と、それから現在でき上がった千歳橋、これに関しては同じなんですね。おそらく新道橋のところは当然バス、車が通るからということなんですが、この千歳橋が同じ設計になっているということは、ここはUターンをするような形で設計されているんでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 道路の通り方につきましては、従前と同様な形で整備をするというふうに聞いてございます。
小林委員
 結構橋が広くなって、無名橋なんかは普通の──要はさくの問題なんですね。現在、ここの新道橋、千歳橋というのは、高さがこのぐらいしかないんです。さらにコンクリートでこのぐらいの高さになりますから、現実にそこに上るとこのぐらいの高さになる。地下に横に二つしっかりしたガードを支える横の部分がこのぐらいの幅であるんですが、そこに足をかけた場合、もう幼稚園なり小さい子どもたちが完全に川に体がこう──飛び込まれちゃうというか何というか、そんなような状況なんですよ。
 各地元の子どものいらっしゃる方で4件か5件ぐらいの意見が私のところに来ております、あの河岸、何とかならないかと。これから春になって休みになるということで、いろいろな形で子どもたちが遊ぶ形になりますので、そこのところが非常に危ないと言われているんですが、細かい点なんですけど、その辺御存じでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 地元のほうからそういった不安の声というのが直接私どものほうに入ってきてはいないんですが、そういったお話もあったということを東京都のほうにお伝えをいたしまして、対応等について協議、相談等をしていきたいというふうに考えます。
小林委員
 春休みが始まるということで、その時期に何とかならないかということなんですが。早くしてもらいたい。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 そういった御要望があったことを十分伝えていきたいと思っております。
小林委員
 状況によって、いわゆるポスターか何かを、看板じゃないんですけど、簡単にできるような。おそらく今頑丈につくっていますから、もう一回これを修復するなんて、結構大変な部分というのはだれもがわかっていますので、何らかの手を打っていただきたいなと思っています。また御相談しますけども。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 そういった点につきましては、十分東京都と連携をとってまいりたいと思います。
委員長
 他に質疑ございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 ここで前に答弁保留になりましたむとう委員からの工事費用について、お願いします。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほどむとう委員の御指摘でガードパイプの工事費でございますが、撤去、交換を含めまして、1,470万円でございました。
委員長
 それでは、これからの審査の進め方について御協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後4時20分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後4時21分)

 本日の委員会はここまでとし、残りは明日16日に審査を行うことに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の審査を終了いたします。
 以上で本日の審査を終了したいと思いますが、各委員、理事者から何か他に発言がございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の日程をすべて終了いたします。
 なお、次回の委員会は明日3月16日(火)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の建設委員会を散会いたします。

(午後4時21分)