平成22年03月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
平成22年03月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録
平成22年03月16日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成22年3月16日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成22年3月16日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時09分

○出席委員(7名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木 均

○委員長署名


審査日程
○意見書及び要望書の案文調製
○所管事項の報告
 1 (仮称)本町二丁目公園予定地及び(仮称)本町五丁目公園予定地の暫定利用ルールについて(公園・道路整備担当)
 2 「都市のみどりを守る」フォーラムの開催について(公園・道路整備担当)
 3 住宅等の耐震化促進事業の実施状況について(建築担当)
 4 債権の放棄について(住宅担当)
 5 区民住宅における入居要件等の見直しについて(住宅担当)
 6 東中野地域まちづくり検討会の検討状況について(地域まちづくり担当)
 7 その他
  (1) 区立杉山公園の開園式について(公園・道路整備担当)
  (2) 区立杉山公園の自転車駐車場の開設について(交通・道路管理担当)
  (3) 花と緑の祭典2010について(公園・道路整備担当)
  (4) 江古田三丁目国家公務員宿舎跡地について(地域まちづくり担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 初めに、本日の審査日程について御協議をいただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきたいと思います。
 なお、審査に当たっては、3時ごろのきりのいいところで休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
 それでは、第1号陳情が昨日採択されたことに伴う意見書及び要望書の案文調製を行いたいと思います。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午後1時10分)

 第1号陳情に関する意見書及び要望書の案文は、休憩中に確認したとおりとさせていただきます。提案者は、いながき委員、せきと委員、小林委員、むとう委員、江口委員、提案代表者は副委員長とすることに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定をさせていただきます。
 以上で意見書及び要望書の案文調製を終了させていただきます。
 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 まず、本日の1番目、(仮称)本町二丁目公園予定地及び(仮称)本町五丁目公園予定地の暫定利用ルールについて、理事者側の説明を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元に配付させていただきました資料(資料2)に沿って御説明をさせていただきます。
 (仮称)本町二丁目公園予定地及び(仮称)本町五丁目公園予定地の暫定利用ルールについてでございます。
 この平成22年4月1からの暫定利用を目指し、現在、工事を進めております、本町二丁目、本町五丁目の公園予定地でございます。オープンしますときに暫定利用のルールを定めなきゃならないということでございまして、今回、暫定利用のルールを定めましたので、報告をさせていただくということでございます。
 1番目の利用時間でございますが、4月から9月までは午前9時から午後6時まで、10月から翌年3月までは午前9時から午後5時までということでございます。ただし、団体で時間外に使用される例えばラジオ体操でありますとか消防団の訓練などでございますが、そういったときに使用する場合は近隣に迷惑にならない範囲で認めるものとするということでございます。
 2番目の団体利用でございますが、ゲートボール、グランドゴルフなど、団体で利用する場合は、事前の団体登録及び占用届により行うということでございます。
 ②でございますが、団体登録できる団体は、ゲートボール、グランドゴルフなどの軽スポーツ団体のほか、特に区長が認める団体とするものでございます。
 なお、この事前の団体登録でございますが、地元というか地域センターのほうで受付窓口は当分の間はしていただけるということを関係分野とも調整済みでございます。特に区長が認める団体ということでございますが、例えば地域のお祭り、春の花見でありますとか夏の盆踊りであるとか、そういったたぐいのことを全体としてイメージしております。
 3番目の利用制限等についてでございます。
 予定地は、暫定的な整備であり、施設が十分整っていないということから、野球とかサッカー、テニスなどは禁止するということでございます。ただし、他の利用者に迷惑にならない範囲で小学生以下のキャッチボールとかサッカーのパス練習などは認めるものとするということでございます。
 その他、区立公園条例の第3条に行為の制限というものがありまして、それに準じるものとするということでございます。
 予定地内に暫定利用の案内板を設置する予定でございます。
 なお、一番下で米印参考ということでございますが、暫定利用のルールの地域説明会をこの工事説明会とあわせて、本町五丁目、本町二丁目、それぞれ1月13日、14日にやったわけでございます。
 裏面をごらんください。本町二丁目公園予定地暫定整備ということでございます。広場有効面積2,500平米と書いてございます。これは、現地をごらんになっていただければわかるんですが、ロープさくというふうに書いてございまして、この図面の右上あたり、木製階段の下でございますが、ロープさくの内側をこの暫定利用に使えるスペースということで、約2,500平米でございます。
 その下段でございますが、本町五丁目公園予定地暫定整備、広場有効面積約8,000平米でございます。これにつきましてもロープさくというふうに書いてございまして、近接の住宅地に迷惑をかけないとか、それと排水場の水処理の話もありまして、ロープさくが囲ってございます。それを除いた区域を暫定的に利用していただけるということで、約8,000平米程度ございます。
 簡単ではございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの所管事項の報告につきまして、質疑はございますでしょうか。
市川委員
 建設委員会マターでは、これはいきなり暫定利用ルールを言われても困っちゃうんだよね。というのは、ここに至るまでの経緯が建設委員会では逐次報告をされていないんじゃないかと思う。8月10日の常任委員会で角まちづくり担当のほうから本町二丁目、五丁目用地の暫定整備説明会の日程について口頭報告はあった。その後、その暫定整備説明会の意見、どのような意見が寄せられたというその後の報告とか、暫定利用ルールをつくるに当たって、皆さんの声を聴取したけども、それがどういう声であったとか、それから暫定整備の内容、スケジュール、そういったものについての報告は、建設委員会にはなかったと思うんだけども、その点はいかがですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 これまでの経過を補足で説明させていただきますと、委員がおっしゃいますとおり、この本町二丁目、五丁目用地の暫定整備の委員会に対する報告につきましては、建設委員会へは8月10日に私のほうから説明会の日程についてという口頭報告をさせていただいているというものでございます。なお、こちらの暫定整備の状況につきましては、7月21日の建設委員会で補正予算の審議をいただいたというところから経過がございます。
 この間、本町二丁目、五丁目用地及び周辺地区につきましては、防災まちづくり特別委員会の調査事項として、そちらの特別委員会のほうに報告させていただいてきております。なお、先ほど委員がそれぞれの段階ごとのお話がありましたけども、防災まちづくり特別委員会へは9月3日に本町二丁目、それから五丁目の暫定整備の説明会について、開催状況とか主な意見というのを報告させていただいております。この件については、特に建設委員会のほうには報告をしてございません。
 その次に、10月20日に同じく防災まちづくり特別委員会へは暫定整備の内容やスケジュールについての報告をさせていただいているという経緯がございます。
 これまで本町二丁目、五丁目用地と、それから周辺地区については、防災まちづくり特別委員会での報告ということでさせていただいておりました。今回、3月の当建設委員会への報告ということにつきましては、先ほど石田副参事のほうからも説明をさせていただきましたが、4月1日から暫定開放ということで決まりまして、その利用について関連事項として報告させていただきたいということで報告させていただいたという経緯でございます。
市川委員
 8月10日以前にも予算審議の場面においては、常任委員会でお世話になりましたと言ったよね。予算審議でお世話になったのだったら、それの進捗状況についてはこうなっています、ああなっていますと必ず報告するのがあなたたちの義務なんじゃないですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 私のほうから防災まちづくり特別委員会への調査事項ということで、そちらのほうに報告をしているというのが現状でございます。今、市川委員がおっしゃいますとおり、そういった事柄についても関連事項としてより丁寧にその折り目、折り目で報告していくべきものということで考えてございます。
 今後のこの本町二丁目と、それから五丁目の暫定整備の報告につきましては、逐次建設委員会のほうにも相談をさせていただきながら報告させていただければというふうに思います。
市川委員
 終わったことをほじくり返して一々物を言うのは嫌なんだけど、常任委員会と特別委員会の関係というのをちゃんと仕切っておいたほうがいいよ。これね、前にもたしか区民委員会と環境特の間でこういうやりとりがあったやに私はちょっと記憶をしています。どういうことだったかはちょっと覚えていないんだけどね。
 9月7日の日に江口委員がこの建設委員会で本町二丁目と五丁目の用地の暫定整備説明会についての開催日程を報告がまだないな、結果の報告がないんだけどというようにその他の項でお尋ねもしているわけ、9月7日なんだけどね。にもかかわらず、ずっと防災特、防災特、防災特、防災特と振っているわけ。ここで暫定利用ルールができましたという段に及んで建設委員会に来たわけ。この仕切りというのがどうもどういうふうに考えてつけているのかな、私わからないんだよね。どういうふうに考えているの。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今御指摘いただきましたとおり、9月7日のときにはそういった報告がないことについて指摘を受けたということを存じ上げております。私のほうとしましては、ちょっと先ほども言いましたけども、この本町二丁目と五丁目用地の周辺地区については防災まちづくりの調査事項ということで、そちらのほうに報告をし、かつ今、市川委員がおっしゃいましたとおり、関連事項としてきちっと7月以降、その補正の予算の審議をいただいたという経過を踏まえて、本来であればそういった対応も考慮すべきだったというふうに反省をしております。
市川委員
 防災まちづくり特別委員会の調査事項というのがあります。これは、議会のほうで特別委員会を設置するときに議運協なりできちっと協議をしている。それで決めて、それで特別委員会を設置します。それについては、4年間の期間を与えてもらって、特別委員会のメンバーがみずからの発意でもって調査事項をつくったわけだから、視察に出向いたり、勉強会を開いたり、それでその調査事項というものを調査した結果、成果物として皆さんに報告をします。開始します。それを行政の執行機関側は十二分に汲んで、今後の執行に当たっては大いに参考にされたいというようなことになるんだと思います。所管事項の報告というのは、私は中心は常任委員会にあると思います。
 それで、あくまでも特別委員会は、今、私は特別委員会の流れを決して否定するわけじゃないんですけども、特別委員会の最近の開催されている状況を見ますと、所管事項の報告だけに追われているように思えます。みずからの発意で学習会を開いたり、視察に出向いたり、自分たちが調査目的を果たそうとするための努力というものが議会側、委員側には少し足りないのかなという感じがします。だから、何か一方的に特別委員会が受け手のような形になって、執行機関側の所管事項の報告事項を受けているという特別委員会になっているのかなという感じがする。それは、本来のあり方じゃないと思うんだよね。それで、ここの例えば本町二丁目公園の取得目的というのは、何だったんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 この用地の取得に当たりましては、防災機能を持ったオープンスペースの整備、それから周辺まちづくりに資するようにという目的を持って用地を取得しているという経過でございます。
市川委員
 そうですよね。だから、となったら、この種地を使って、周辺の街区の皆さんにこの本町二丁目の郵政の宿舎の跡地、これを四十数億で購入しました。この用地を種地にして、あれは町会長の連名か何かでたしか請願・陳情が出たんだよね。それで、地域の皆さんの賛同をいただきながら、また皆さんの御協力をいただきながら、中野区が取得をした用地です。これを種地にしてまちづくりをしたいんです。だから、このまちづくりに必要な学習会をしたいんです。例えば地区計画というのがあるんです。これは皆さんの賛同を得られなければ、道路の幅も決められないし、その街区の中に用途、容積、これも決められない仕組みになりますから。だから、この種地を活用して、周辺街区を災害に強いまちにしたいんです。道路付けも悪いし、それを広げたいんです。そのためにこの土地を購入したんです。学習会を開きましょうよ。そういうアクションを起こしたことはありますか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 本町二丁目、五丁目の検討状況につきましては、昨年の3月末に地元の陳情をいただきました町会を中心に防災会とか、あとは日赤だとかPTAだとか、公益活動をしている団体の方にお声かけをしまして、まちづくりの会というのを結成しております。そういったまちづくりの会を中心に、先ほど市川委員がおっしゃったとおり、その周辺のまちづくりについて、それから跡地等についての勉強会というのを昨年の秋以降しております。そういったことで、今年度3月末を目途にまちの将来像だとか、現況についての中間まとめをまとめるというようなことで、現在、そのまちづくりの会での勉強会を進めさせていただいているという状況がございます。
市川委員
 その勉強会って、何回開きましたか、今まで。大体どのぐらいの人数が参加していますか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今、規則では21名の方の定員になってございます。これまで昨年度3月に第1回のまちづくりの勉強会を開かせていただきまして、これまで合計6回の勉強会というのを開催させていただいております。大体毎回の出席については、10人前後の出席ということで勉強会のほうが開かれているという状況でございます。
市川委員
 片やそういったそもそもの取得目的にのっとった学習会も開いています。そして、この用地を取得した目的は、周辺のまちづくりだったんです。だから、災害に強いまちにしたいから、道路付けもよくしたいから、この種地を使ってまちづくりをしたいんです。地区計画の網にもかけたいんです。そのための学習会を開いています。これが本則なんだよ、本則。
 それで、この暫定利用というのは、いわゆる傍論とか附則とか、こっちになっているわけ。そうでしょう。この本則を見失わないようにしなきゃいけないと思うの。この本則のところをきちっと踏まえた上でこういう暫定利用、しばらくの間、当面の間、時間がかかりますから、暫定利用いたしますよと言って、このルールづくりになっているんでしょう。本末転倒になっているんだよ。どっちをよく見ているの。こっちのほうに目が行っちゃだめなんだよということを言いたいわけ。
 それでもう一つ、本末転倒と言ったので、一つつけ加えておきたいんだけど、常任委員会が私は中心だと思うの。それで特別委員会がこちら側に控えているという物の考え方をするのか。今、執行機関側のこういう報告事項のあり方というのを見ていると、どちらもセットで考えているという物の見方をするのか。どっちなんだろうと、こう思うわけ。
 総括質疑で私が言ったけど、委員会中心主義だよね、中野区議会は。地方の小さな村とか町の議会に行くと、何も常任委員会何ていうのは常設しないで、みんな本会議で一発で決めていっちゃう。だけども、中野区議会の場合は抱えている人口も多いから、それに応じて五つの常任委員会を設けて、その中で本会議で付託された議案だとか陳情だとか、それからまた皆さん方の所管事項の報告だとかを受けて、細かく審議をするという仕組みになっているでしょう。ここにおいて、常任委員会というのが中心の委員会主義だと私は思っているわけ。
 だから、まずここにきちんと報告をしましょう。それで、調査目的にのっとっていくと、特別委員会にもやはり報告しなきゃいけないから、特別委員長どうですか、建設委員会には報告をしているんだけども、こちらのほうは報告する必要があるでしょうか、ないでしょうかという順番を踏んでいくのが私はあり方だと思うんだけど。
 今のこういう順番を追っていくと、これは時系列でいくと、最初の口頭報告をもらった後、全部ずっと特別委員会で報告している。きょうになって建設委員会に来ているんだよ。中間を全部省いているわけ。というと、皆さんはセットで考えているの。防災まちづくりは建設委員会と防災特をセットで考えているのということになるんだけど、その点はいかがですか。
川崎まちづくり推進室長
 今、委員のほうからるる御意見がございましたが、私どもといたしましては、当然委員おっしゃるように本会議の予備審査機関として常任委員会が置かれて、そこでは区政全般についてそれぞれ五つの委員会に分けられて所管をされて、審査をされているということがございます。
 一方で、特別委員会、特別の調査目的を持って設置された委員会があるということで、私どもといたしましては、特別の目的を持って設置をされた特別委員会、ここに報告すべきことについてはまず特別委員会に御報告をすると。ただ、今、委員がおっしゃったとおり、その中で特別委員会の中に報告をするものであっても常任委員会のほうにも報告すべき内容があれば、これについては私どもとしても一定の判断をした上で委員長と御相談をして、御報告をさせていただくというようなことになろうかというふうに思います。
 そして、今、どちらが本則かということなんですが、当然この本町二丁目用地の取得の目的というのは、先ほど委員からも質問がありましたように、周辺のまちづくり、そのために生かすということで求めたものでございます。そのための取り組みというのは、それこそ本筋として行っているわけですけれども、その全体の進みの中でこの土地が本整備、あるいはその周辺のまちづくりに追いつく間、地域への暫定利用というような形でより区民の皆さんに生かしていただく道を探ってきたわけなんですが、その間につきましては、それはあくまでも本筋の検討から派生した問題ということで検討してきたということで特別委員会を中心に報告をさせていただきました。
 今回、具体的に4月から区民の皆様に御利用いただくという段になりましたので、改めて区政全般について所管をされている常任委員会のほうにも御報告をさせていただいたほうがよろしいかという判断で報告をさせていただいたものでございます。
 今後とも議会としての御判断を十分尊重した上で、特別委員会、常任委員会の報告のあり方については考えていきたいというふうに思います。
市川委員
 川崎室長の言うことはよくわかるんだけど、常任委員会に必ず報告しますよと、とにかく建設委員会マターのものは都市整備部と拠点がみんな抱えている事業、それから計画、そういったものを逐次報告しますよというのは、これは当たり前、常任委員会だからね。その中から特に調査目的として、これは特別委員会に報告をしなければいけないなと思うものを特別委員会に持っていくんじゃないかと私は思うんだけども、違うかな。
川崎まちづくり推進室長
 今、市川委員のおっしゃられるのは、まずは常任委員会にすべて報告をして、特に特別委員会に報告するものはその中から抜き出して報告をするというような、そのような御趣旨かというふうに思うんですが、これまでの私どもといいますか、議会側との調整の中で進めてきた中身といたしましては、やはり特別委員会に報告する案件と常任委員会に報告する案件というのは、基本的には重複をしない形でということで来ていたかと思います。
 委員おっしゃるように、我々が行っている仕事というのは、すべて議会に認めていただいて、予算に基づいて執行しているわけでございますので、その執行している仕事の中身によってその特別委員会の設置目的を踏まえて、そちらに御報告をする中身、常任委員会に報告をする中身ということで、これは今三つの特別委員会が設けられているかと思いますが、これらの報告事項を見ましてもやはり特別委員会に報告するものは報告するもので、その中でも常任委員会に報告すべき内容であれば、それは重複ということがあろうかと思いますが、これまでの報告事項を見るといいますか、してきた中では一応まず特別委員会か常任委員会かという振り分けをした上で御報告をさせてきていただいているかと思います。
市川委員
 そうしたら、特別委員会と常任委員会とそれぞれ重複するというような場合は、私どもの判断でというだけじゃなくて、特別委員会の委員長、それから常任委員会の委員長としっかり協議をして、特に常任委員会の委員長を軸にして、委員長どうでしょうか、これを特別委員会に今度報告をするんだけど、常任委員会のほうはどうしましょうか、こういう密の連絡をしっかりとるんだということが私は大事だという意味で言っているから。何もこっちに全部よこせ、あとはそっちに振れという意味にとられてしまったら、ちょっとその点は勘弁してください。
 意味はそうじゃなくて、そういう調整をまず、どっちを軸にやっているのかということを言っているわけ。すると、常任委員会でしょうと。こっちは五つの柱をつくっているんだから。建設、文教、厚生、区民、総務、この五つの柱があるんだから、その委員長と、それから特別委員長と重複するんだけど、どうだいと、どちらの正副委員長にも来ていただいて、4人を前にして協議したっていいじゃないですか。
 そういうものを正副委員長の前できちっとしたやりとりをした上で、前もっての打ち合わせをした上で、この委員会スケジュールの中にのっけていくということをすれば、こういうことは絶対に防げると思うんだよね。
 さっき角まちづくり担当のほうから出た今後の進め方というのは、そういうことだというふうに受けとめていいんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今、市川委員おっしゃいましたとおり、今後のこういった報告につきましては、特別委員会、それから常任委員会がございますが、両方の委員長、副委員長にしっかりと協議をさせていただいて、報告に努めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
市川委員
 くどいようですけど、この一番直近の例えば1月13日と1月14日に暫定利用ルールの地域説明会、それから工事説明会、あわせて実施をしています。鍋横地域センターと弥生地域センターでそれぞれにやっています。その後、2月1日には建設委員会がありました。この定例会までの間にも開かれているわけでありまして、そういったところをそれこそ総括で指摘をしたように、もう少し緊張感を持って、議会側のスケジュールの中に自分たちの報告事項をどうやって組み込んでうまく持っていくか、それから緊急性が求められるときにはあれなんでしょう、正副委員長に頼んででも開いてもらうわけでしょう、日程なんかなくたって。それで定足数に達すれば、すぐにできるわけだから、そういったことを密にしていただきたいということを要望して終わります。今後ともよろしくお願いいたします。
江口委員
 一つは、ルールということでこの報告がされましたけど、これは本来は案をつけて報告するのが筋なんじゃないですか。違いますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 暫定利用ルールについてということでございまして、委員御指摘のとおりでございます、暫定利用ルール(案)についてということで修正をさせていただきたいと思います。
江口委員
 なぜ質問したかといいますと、今の市川委員も言っていた議会との関係ということで、私も長年の間、この議会と執行機関との間のルールといいますか、そういうものを指摘してきたんですけど、特に公園なんかは、過去においては公園の設計が住民説明が終わった後に議会に来て報告されちゃうと。議会側の意見はどこも取り入れられないということから、私は逆でしょうと。すべて議会を通して住民に伝わり、住民との話し合いのものがまた議会に戻されて、そしてまた議会側が意見を述べて、さらに足りない場合は住民説明をさらに追加して、また議会とやりとりしながら、最終的に決定すると。決定するのはやっぱり議会であって、了承するのは。
 それがこうやって案がないというのは、もうしょせん抜けているのであって、本来はこういうものが案として出されて、そしてこの建設委員会に暫定の場合のルールとしてこんなものをつくってみましたということで、そこで住民はどうだったという議論が入ってくるわけでしょうけど、そういう中で最終的に議会側の意見としてこうだ、ああだと。
 なぜかといいますと、この本町二丁目にしても本町五丁目にしましても、地域の財産であると同時に区民の財産、大きく言えば都民の財産なんですね。なぜかというと、さまざまな形で東京都税も使われていくだろうし、区税も使われていくということの範囲からすると、その最善基地でやっているこの当中野区議会が最終的に責任を持って結構でございますということを出すので、なぜそういう形でこうやってもう決められたような形で出てきちゃうのか。その辺をまずお答えいただきたいと思います。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今、御訂正させていただいたように、暫定利用ルール(案)についてということでございます。先ほど特別委員会と常任委員会のお話がございましたけども、私ども結果論的には特別委員会のほうで何回か御報告させていただいたという経緯もございます。この利用ルールについては、1月13、14日、それぞれ本町五丁目、本町二丁目、やりましたけど、たたき台をお示ししたというふうな段階でございまして、本日並びに特別委員会の後、地元の方々とこのルールについて再度御説明、御相談をさせていただくという段取りを組んでいるところでございます。
江口委員
 今の答えだと、市川委員の言っていることが全然理解できていないのね。ここの暫定利用になって、公園という形で、まして利用制限の中に公園条例が適用されるわけですから、一部、3条というの。そういう中でいくと、これは特別委員会じゃないんですよ、このことは。建設委員会なんです、もう。要は、暫定で防災とつく公園、まちづくりに寄与する公園広場という形で買ったときの内容については防災特だけども、もう暫定として区が了解をして、公園として使うわけですから。となると、これは建設委員会なんですよ、もう。防災特にこれを報告する必要はないんです。ただ、参考意見としてそうやって購入した形はこういうふうになりましたよという報告はもちろんしていただかなきゃいけないけど、議論するのはここなんです。それをおわかりじゃないですか、違いますか。その辺が食い違っていると、やりとりしても全然意味がないので。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほど角副参事からも発言がありましたように、理解としてはこの常任委員会並びに特別委員会にも報告をさせていただくというふうに理解しているところでございます。
 なお、今回、言葉尻で申しわけございませんが、まだ正式な公園ではございませんので、公園予定地ということでございます。したがって、条例の一部についてもちろん適用はしておりますが、この内容については要綱として定めるという段取りを今組んでいるところでございます。
江口委員
 それでは、これはその暫定期間中はどこが責任を持つんですか。所管は。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この公園の暫定利用については、私ども都市整備部公園・道路整備担当が担当しております。
江口委員
 それだったら、建設委員会じゃないですか、報告してくるのは、主体が。ということと、もう一つはこういう例えばゲートボール、グラウンドの団体で利用する場合、事前の──これだけじゃわからないのは、例えばゲートボールなんかは毎日使いたいとなると、もう占有になっちゃうんですね、そこが、時間的に。そういうことの制限も書いていない。例えば毎日使えるのか。それから、時間が制限されているのかというのもわからない。ということになると、団体登録してオーケーなら、毎日の部分はゲートボールだとかグランドゴルフでいつも使っていて、そこは使えませんよとなるのかという問題もあるし。
 小学生以下のキャッチボールと、小学生以下が入っていればいいのか、そこに例えばお父さんとキャッチボールをするふれあいの場でもなきゃいけない、広場というのは、ということ。それから、お兄ちゃんとやらなきゃいけない。たまたまお兄ちゃんが中学生だったらどうするんだとか。それから、サッカーのパス練習と、これも小学生が入っていないから、だれがパス練習していいのかというのもわからないし。
 こういうことだと、暫定であってもやっぱりトラブルが起きやすいのね。やっぱりもうちょっと明確にしていく部分があるんだけど、その辺はなぜ考えていないんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 いろんな議論を私どもの中でもさせていただきました。ただ、余り固定的に、これもメリット、デメリットの問題なのかもしれませんが、固定的にすべてを列挙するということも運用面でかなり難しかろうというふうに御判断をさせていただいたところでございます。したがいまして、ここに書いてございますように、例えばスポーツレクリエーション系でいいますと、ゲートボール、グランドゴルフなどという表現をとらせていただき、それについては要綱の中で事前の団体登録及び占用届をしていただきましょうというふうに表現をしているところでございます。
江口委員
 だから、暫定なら、もう少しそんな細かくやることはなくて、団体利用もできますと、ただし団体利用に関しては一つの例としてこういうもので最終的に区長が認めるものという形にしておけば、申し込めばこれは使えません、これはいいですよということの判断を暫定ですから、その都度その都度の判断でやっていくことができるわけでしょう。
 それからもう一つ、区の利用制限というのは、区で158の公園でほとんどが利用制限というのは相当網がかかっているわけですよね。そういう以外で今回の場合は、例えば小学生以下のキャッチボールだとかサッカーのパス練習はできますよと。今までやっちゃいけないという公園ばかりですから。というのを今まで禁止をしていた以外のものを入れていくとか。それから、そこに区長が認めるものという形を入れていくのか。暫定なんですから、もう少し柔軟的に使うと、そういうような形にして、最終的な整備をするときに利用の教訓を生かして、今までこういうことが起きた、こういうことはもっとやれたんじゃないかとかということの話の中で、今まで以上にすばらしい公園が私はできると思っているんですね。少しもうちょっと、そんなに厳密にやっていかなくてやっていくと。まして24時間オープン公園じゃありませんので、管理的にはそんな難しくはないので、そういうふうにして本来やるべきなんでしょうけど。これはどうしてですか。地域で説明を受けたときにこういうものが出てきたから入れたということなんですか。それとも区がこういうことはやらせてあげたいから入れると、どっちなんですか、これは。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この1月13、14日の地元の説明会のときでもゲートボール、グランドゴルフという言葉も出てまいりましたし、消防団の訓練所としても使いたいとか、そういった御意見、御要望も踏まえながら、何というんでしょうか、フレキシブルに対応できるような要綱をつくるということで、それこそ今、委員の御指摘のとおり、がんじがらめな要綱にはしませんということを申し上げたところでございます。
江口委員
 条例を持ってきていないので、申しわけない。3条というのはどういうことでしたか、公園条例。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 中野区立公園条例第3条、行為の制限でございます。「公園においては、次の各号に掲げる行為をしてはならない」ということでございまして、第1号から11号がございます。中身は、「公園の現状を変更し又は用途外に使用すること」、「植物、土石の類を採取し又は損傷すること」、「鳥獣魚貝の類を捕獲し又は殺傷すること」、「広告宣伝すること」、「指定した場所以外の場所へ車両を乗り入れ又はとめておくこと」、「立入禁止区域に立ち入ること」、「物品販売その他営業行為をすること」、「公園内の土地又は物件を損壊すること」、「ごみ、その他の汚物をすてること」、「他人に迷惑を及ぼす行為をすること」、「前各号のほか、公園の管理に支障がある行為をすること」ということが行為の制限という項目でございます。
江口委員
 そうすると、具体的に言いますけど、犬の同行を中野区が認めるところは二つしかありませんので、それ以外はすべて禁止になっています。区長の判断でですね。今回の場合は、その3条適用ということですから、迷惑をかけないという形であれば、同行入園はできるということの理解でよろしいでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 犬の同行入園の件については、私どもさまざまな角度から現在検討中でございますが、現段階においては、他の公園と同様、実態から推測しますと、他人に迷惑を及ぼす行為というふうに理解をしておるところでございます。
江口委員
 暫定利用ということが一つでしょう。それからもう一つ、今気になるのが他人に迷惑を及ぼす行為を具体的に言ってください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園の中で例えば深夜騒ぐとか、お酒を飲んでごみを散らかすとか、またはボール遊びを極端にやられるとか、それとか犬の件について言いますと、例えばいわゆるふんとかそういったものを片づけないとか、そういったたぐいのことを他人に迷惑を及ぼす行為という事柄に含めて我々は理解しているところでございます。
江口委員
 要は、他人に迷惑を与えない行為をすればいいわけでしょう。そういう処理をするとか。飼い主のそばにただいるとか。一緒に歩いているとかひなたぼっこをしているとか。それは全然他人に迷惑はかかりませんよね。ということになると、暫定の場合ですから、これは。あくまで暫定で使うわけですので。区立公園じゃないですからね、今のところ。ということになれば可能なんでしょう、これ。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今の委員の御指摘の犬の件でございますが、いわゆる(仮称)ペット条例ができた後、本町五丁目のみそういった実験的、試行的にできないかどうかということを考えているところでございます。
江口委員
 そうじゃなくて、だから迷惑をかけなきゃいいんでしょうということで私は言っているんです。例えばそれを本当に迷惑をかける、今言った騒ぐとか、深夜なんて、深夜は使えないんだから、塀を乗り越えて騒ぐとかということはこれとは別な意味の問題になってくるんだろうけど、要はこの時間帯に騒ぐとか、それこそさっき言ったそこで商売をやるとかというような問題だとか、遊んでいる人たちにちょっかいを出すとか、そういう本当の迷惑行為ということが起きないで、要は市民の人たちと平穏にそこの利用時間の間に使って帰るということであれば、この制限利用というものの対象からすれば、だれしもが迷惑しないんだから入るよと。今までは、犬は入ってはなりませんと看板がついているから入れないので。ということになれば、全然問題ないことじゃないですか。まして公園条例が適用される公園じゃないので、あくまで公園の暫定として使っていただくということになれば、そういうことだってできるし、今ペット条例云々といっても、要は例えばこれは別な厚生委員会でしょうけど、保健所がやっている犬との共生ということで訓練、飼い方というなんかは、やっぱり外でやるということもあって、今まで旧囲町公園のところを使って、市民団体が訓練とかしつけ教室をやっていたわけですね。そうすると、やっぱり南にも欲しいとなれば、そういうある程度の広さがないとできないので、一部使わせてもらってやるとか、そういうことだって今度は団体利用として申し込んでこられたら、受けざるを得ないわけじゃないですか。違いますか。それもやっぱり制限しちゃうというんですか、暫定で。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 確かに今、委員御指摘の保健所が犬の訓練の教室でしたか、やっておるのは承知しております。過去、旧囲町公園でもそういった犬の訓練を年に数回でしたか、やったということも承知しておるわけでございますが。
 この暫定公園予定地の中でそういったものをどこまでやっていくことが可能か、今後、十分検討してまいりたいと思っておるところでございます。いずれにしましても先ほど申しましたように、私どもが犬の同行入園その他を含めてペット条例というのがいわゆる冠になっておりまして、そのペット条例ができた暁には、現在検討はしておるんですが、さらに踏み込んでいきたいというふうに考えております。
江口委員
 じゃあ、そのペット条例のことを言いますけど、ペット条例の中には公園の中に自由に入れますなんて書いていないんですよ、はっきり言って。だから、そういう誤解を区民に与えるような、今みたいな答えになると条例になっちゃうんですよ。だから、私はあくまで暫定なので、幾らでもこのルールなんてのは変えることができるわけじゃないですか。別に条例化するわけじゃないので。だから、4月1からそうやってオープンをして、自然体の中でやってみて、これはやっぱりまずいとなったらすぐ規制をかけるとかいう形の中でやるのが本来の暫定の利用の仕方であり、またルールであって。ルールの場合、いつでも変更しますよということが最後の項目についていれば、それは区民が自分たちの地域であり、また区民の財産で買った土地を使わせてもらうということになれば、自由に使う権利だってあるので。
 そういう形でとりあえずやってみて、それで私がいつも言っているのは本公園とかそういうときに初めて今で暫定で使った経験、そういうものを生かして本当にだめなのかとか、これはもっと広げてもいいんじゃないかとか、そういうような形で今まで禁止になっていたものを拡大する。禁止したものをもっと厳しくするという形でよりよい公園というのはつくっていかなきゃいけないと思っているんですけど、そういう意味でやっぱりもうちょっと自由にこのままこういう解釈でよければそのまま自然体で入れていくという形。今の場合ですと、また犬の看板をつけそうなので。犬は入ってはいけませんなんていう。それだけはせめてやめていただきたいんですけど、いかがでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 まだ時間もありますし、その辺の中身について、もう一度中で検討させていただければと思います。
江口委員
 時間があるって、そんなもうあと半月ですよ。そんな形で調整なんかできっこないでしょう。もう少しこの辺ではっきりさせておかないと、やっぱり使うほうとしても変な意味で区民から誤解されて、使っても決していい気持ちでまちづくりに参加することができるわけじゃないし。
 今回、私はこの二つの公園がそれこそ防災特の関係になっちゃうかもしれないけど、使って利用しながら、まちづくりという意識を皆さんが訴えていただいて、ここにそういう拠点をつくって、この地域の新たなまちをつくっていくんだという、その発祥させる原点の地になるわけであるので、できる限りの人がここを利用してみてもらいたいというふうに思うんですけど。
 そういう意味から、やっぱりもう少しこの制限なんかは緩和させてやってもらうと。キャッチボールができる、サッカーのパス練習ができる、これだって子どもは大変大喜びですよ。もう本当に万歳していますよ、やれるということで。
 そういう意味では、それ以外のこともやっぱり──リードを放すとかというのは都条例違反なんですから、当然犬というのは同行しなきゃ、リードをつけて歩かなきゃいけないというのは、都条例で決められているんですね。そういう上位法規があるんだから、それはそれで取り締まることができるじゃないですか。そういう意味で区のペット条例ができないからどうのというのだって、上位法規に都条例があるんだから、そういうものは十分に活用できるので、そういう意味でやっぱりだめなものはだめということでルール変更というのは可能なんだから、とりあえずやってみるという考えはないですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 犬の同行入園については、繰り返しになりますが、再度検討させていただければと思います。
石井都市整備部長
 常時この開園の時間の中で全くフリーに入っていく、同行するというようなことはちょっと最初からは厳しいのかなというふうに考えております。ここにこのルール、団体利用というところで登録をしていただくなり、その団体の状況を見ながら特に区長が認める団体という運用もあり得るのかなというふうには考えてはおります。
 ただ、その団体の登録の関係ですとか、じゃあ頻度はどのくらいなのかというようなこと、あるいは利用形態、ほかのスポーツとの関係、この辺も見きわめていかないと、最終的に結論は出てこないのかなというふうに思っておりますので、少しその辺を検討させていただく時間をいただければなと、こう思っております。
江口委員
 部長が言うので、これは犬だけに限定しますけど、今回の暫定の場の二つの地域の公園予定地の場合は、団体利用したら、かえって混乱するんですね。なぜかというと、やっぱり時間を制約して犬がそこを使うというよりも私がいつも言っているように散歩の方がちょっと寄ってみるとか、そこで休憩して、それで帰るとか、別にそこに放し飼いをして犬を散歩させるという意味じゃなくて。都会の犬というのは、特に日光浴が足りないんですよ。だから、骨の病気だとかそういうものにかかる率が多いので。それは屋内で飼っているという理由があるものですから、そういう意味で例えば普通通常1日に30分以上と言われているんですね。そういうときにそこに一緒にいて犬の健康であり、自分の健康もかねてとか、そういう意味で本当に自然体で来て、自然体で帰ると。グループで使うと、それこそまた大きな騒ぎになってしまうので、自然体で使える。
 ただし、今みたいに動物愛護の関係からすると問題があるのだったらば、狂犬病の登録をしているとかという、この暫定利用のための犬の同行の許可を出すために許可証を発行するとか、そういう努力をすれば狂犬病の予防接種はちゃんとしていると、登録しているということが判明するので、それをやはりつけていなければ同行できないとか。せめてそのぐらいにして、一つのテストケースでやってみるという、そういう意味で私は言っているんですけど、いかがでしょうかということです。
石井都市整備部長
 そこまで一気にできるかどうかというところもありますので、したがいまして責任という部分、これも当然生まれてくるだろうというふうに思っておりますので、そういう意味からは登録というところの制限といいますか、そういうものはひとつ大事なポイントかなと、こう思っております。その辺も含めまして検討をさせていただきたいなと思います。
江口委員
 そうすると、このことに関してはオーケーというわけにいかないので、最終的にこれは4月1日からオープンするという場合には、今後の流れはどうなるんですか。私としては承服できませんから、このルールは。
石井都市整備部長
 私どもとしては、一般的な利用については原則的にこのような形で運用をさせていただきたいなと思っております。
 今、御質問の犬の同行の件については、時間の関係がどうなるかというところもありますので、4月1日に必ずしも、これからそんなに時間もありませんので、すぐに結論が出るということもございませんので、その辺はもう少しお時間をいただければというふうに思っております。
江口委員
 それはわかるの。だけど、このまま読むと、犬と同行しても全然問題ないんですよね、この文章。犬と同行しても全然問題ないんですよ、この文章だと。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 文言的には、そこまで限定要因的に犬は立入禁止とかそういうことになっておりません。ただ、実際の運用をどうするかというのは、今、委員御指摘のとおり、時間の許す限り検討してまいりましてということでございます。
江口委員
 そうじゃなくて、違うでしょう。4月1日からこれでスタートすると、それで4月1日から犬が入って全然問題ないんですよ、この文章だとという意味で聞いているの。これだと、制限じゃないんですから。今までの公園とは違うんですよ。公園は、今制限されているから入れないんだけど。この二つは、この文章だと、別に同行で入っても何ら触れる問題じゃないんですよね。ということで理解しちゃっていいんですかという意味になっちゃうの、この文章は。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後2時04分)

委員長
 委員会を再開させていただきます。

(午後2時05分)

石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 予定地内に暫定利用の案内板を設置するという項目がありまして、その中で4月1日に間に合わない場合は、犬の同行入園は御遠慮願いますとか、そういう文言にさせていただきたいと思います。
佐野委員
 この文章の中に入れるということですか、新たに。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 犬の立ち入りは禁じますということをルールの中に入れ込むということになります。
江口委員
 そうしたら、暫定利用じゃないでしょう、言っておきますけど。暫定じゃないでしょう、本利用でしょう。中野区の方針だったら、公園条例の趣旨からすれば。暫定じゃないですね、本利用という理解をしていいですね。暫定だから、私は入れなさいと言っているので、今の公園では中野は入れないんですから、犬が。わかりますか。
 もう一つは、迷惑がかかる行為だったら、猫も対応してくれますよね、今度は。条例がなくても。わかりますか、さっき犬のふんとかいう話が出ましたよね。猫もふんをしますよね、当然。それは迷惑行為ですから。飼い主がいる、いない関係なく管理する公園・道路、そちらが対応するということの理解でいいんですね、そうすると。ここだけ条例を使っているわけですから。条例の中に犬が入っちゃいけないという条例はないんです。特段区長が定めているだけなんです、中野区は。保健所の中にそれが一部あるんですね。だから、その辺はやっぱりもうちょっと明確にしないと。私、これは納得しませんよ、この公園ルールは。
石井都市整備部長
 私が先ほど御答弁申し上げたことに変わりはございませんが。問題は、4月1日の時点で御質問の犬の同行について内部の検討が結論が出せれば、それはそういう趣旨の書き込みが可能かなというふうに思っておりますが、これが4月1日の時点までその検討が至らなかったという場合も想定が当然可能でございますので、その辺も含めますと一般的ないわゆる二つの公園は同行が可能でありますけれども、それ以外の一般的な公園、この利用に準じてお使いをいただきたいというのが私どもの考えでございます。
 その検討が一定の結論が出た段階では、またお諮りし、その旨をこのルールの中に盛り込むという形になろうかなというふうに考えております。
江口委員
 これ以上やってもしようがない。ただ認めないというだけです。
委員長
 一応そういうことですので、理事者のほうも今の意見を参考にしながら、今後検討を進めていっていただきたいというふうに思います。
 それでは、他に質疑ございますか、この件に関しまして。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 続きまして、2番目、「都市のみどりを守る」フォーラムの開催についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 「都市のみどりを守る」フォーラムの開催についてということでございます。お手元の資料(資料3)に沿いまして御説明させていただきます。
 このフォーラムは、平成17年11月に都市のみどりが直面する現状と課題を共有し、行政界を越えた協働の取り組みということで発足しました。任意の東京みどりの研究会という組織で取り組んでおるわけでございます。平成17年から毎年度このフォーラムを開催しておりますが、21年度については中野区が幹事区となって開催するものでございます。
 参考の一番下に東京みどりの研究会ということで書かせていただいております。平成16年8月に、ぽつ一つ目の2行目あたりですが、杉並区で開催されました「都市のみどりを守る・緊急フォーラム」というのがありまして、それを契機に17年11月に発足したものでございます。現時点での参加区市でございますが、大田区、世田谷区、杉並区、中野区、練馬区、板橋区、武蔵野市、三鷹市と、6区2市でございます。また、国土交通省並びに東京都がアドバイザーとして参加しておるところでございます。
 開催日時でございますが、3月27日の土曜日の14時から15時40分ということでございます。
 開催場所は、なかのZEROホールの小ホールで行うということでございます。
 フォーラムは、パネル形式でやりまして、出演のパネラー予定者でございますが、国土交通省、東京都、大田区、杉並区、板橋区、練馬区、武蔵野市、三鷹市、中野区の各首長さんでございます。
 フォーラムの司会進行は、松田輝夫さん、東京農大の客員教授ですが、NHKの元アナウンサーで「趣味の園芸」の司会をされた方というほうがわかりやすいかと思います。
 4番目の全体構成でございますが、14時に開会をしまして、15時40分閉会と。その中でこの東京みどりの研究会としての共同宣言発表をする予定でございます。
 5番目のその他でございますが、フォーラムへ入場された方には緑化啓発用の苗木とか花苗を進呈させていただく予定でございます。
 なお、順序は逆でございましたけど、区報に3月5日号と、ホームページに3月5日より掲載をさせていただいているところでございます。ポスター掲示、チラシの配布、その他各地域センターに置かせていただいているという状況でございます。
 2枚目の紙がポスターの、これのカラー刷りの大きなポスターもあるんですが、このA4判のポスターを各地域センター等に置かせていただいているというところでございます。
 簡単ではございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますか。
せきと委員
 この東京みどりの研究会というのは、ふだんはどういう活動をしているんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今申しましたけども、各区の持ち回りで年に2回、もしくは3回、勉強会を各区市さんから集まっていただきましてやっておるというような状況でございます。特にこの区市、いわゆる東京都心のさらに首都から外側の区市が参加しておるということでございます。各区市が取り組んでいる緑の状況は、それぞれ違いますが、例えば民有地の緑の問題でありますとか、都市農地の問題でありますとか、そういった多機能といいましょうか、そういった観点から緑の問題の勉強会をしているところでございます。
せきと委員
 ありがとうございます。
 中野区は、これにいつ加盟したんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 中野区は、第2回目からこのフォーラムに参加しております。
せきと委員
 わかりました。
 前に議会の質問でちょっと尋ねたんですが、落ち葉からの肥料をつくる取り組みを清掃事務所でやっているのをこうした緑化啓発の場で参加した区民に配ってはどうかということを尋ねたんですけども、今回はそういうことはないんですよね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 落ち葉の堆肥化、これは中野区でも平和の森公園でいわゆる造園業協会さんの御協力を得てやっております。その堆肥化されたものをこの当日も配る予定はしております。みどりの模擬店というふうに書いてございますが、その中で苗木とか、そういった堆肥を配らせていただくとか、啓発活動の一環としてやらせていただく予定でございます。
むとう委員
 これは、そもそも杉並区で一番最初に開催されたものがきっかけになっているようですけれども、杉並区さんのほうからこういうことをやっていきたいので、こういう研究会をつくりたいというようなお誘いがあって、区が参加したということなんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 詳細は、はっきり申しまして定かじゃないんですが、杉並区さんのやられた平成16年8月、緊急フォーラムを契機に、呼びかけ人として杉並区さんが今申しましたようにいわゆる都心の首都から外回りの関係区市に声がかかったというふうにメモが残っております。
むとう委員
 これは持ち回りで幹事区をやっているということなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 はい、さようでございます。
むとう委員
 余計なことではありますが、区長選挙を前に幹事区という催しが結構あるなというのが気になります。それで、これは具体的にこのフォーラム、東京みどりの研究会については何か運営していくための何というか、参加協力金というか、どういう形で会が運営されているんですか。区からのお金はどういうふうに投入されているんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほど申しました年2回か3回の勉強会は、それぞれ自前といいましょうかでやっておるわけです。このフォーラムにつきましては、21年度の予算で組ませていただいておりまして、このフォーラムの会場の使用料とかその他もろもろでございますが、その予算を計上させていただいておるわけでございます。
むとう委員
 幾らなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 予算計上済み金額は、48万3,000円でございます。
むとう委員
 年に1回行うフォーラムに必要な経費というのも持ち回りでそれぞれの幹事区が出すということでよろしいんですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 はい、さようでございます。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については、終了をさせていただきます。
 続いて、3番目、住宅等の耐震化促進事業の実施状況についての報告を求めます。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 それでは、お手元の資料(資料4)に基づきまして説明をさせていただきたいと思います。
 住宅の耐震化促進に関しましては、さきの予算特別委員会等におきましてもさまざま御質問をいただいたところでございます。平成21年度もそろそろ終盤を迎えておりますので、本日は平成21年度までの区の住宅の耐震化促進の取り組み、これについて総括的に報告をしたいと思います。
 お手元の資料をごらんいただきたいと思います。
 まず、耐震化事業の現在までの実施状況でございます。真ん中の実施状況累計という数字をごらんいただきたいと思います。まず、木造住宅の簡易耐震診断でございます。これは、中野区が区民の皆様方のお宅に区登録の耐震診断士、これを派遣する事業でございますが、これまで、これまでといいますのは平成22年1月31日現在でございますけども、区内で1,484棟、これは木造の長屋、アパート等ありますので、戸数に直しますと2,148戸でございます。申しおくれましたが、この木造住宅の簡易耐震診断、これは昭和56年以前、建築基準法の改正以前のいわゆる旧耐震基準の住宅が対象でございます。失礼いたしました。
 その簡易耐震診断の診断結果ですが、1.0以上、これは耐震性能が現在の耐震基準を満たしていると、これが129棟で、一方、その1.0未満、すなわちその耐震基準を満たしていない、これが1,355棟ございました。要するに、簡易耐震診断をしたものの約9割が現行の耐震基準を満たしていないと。そういった状況でございました。
 ちなみに、これは年度末までですと、多少まだふえる可能性がありますが、21年度は51棟、69戸ほど実施をいたしております。
 次の欄です。木造住宅の一般耐震診断。これは、簡易耐震診断を実施した後、耐震性能が不足しているということで、さらに詳しい診断をすると、そういったものでございます。これに関しましても、区がお宅に区登録の耐震診断士を派遣する事業でございまして、これまでに834棟、戸数ですと1,347戸でございます。ちなみに、平成21年度ですと48棟、71戸でございます。ちなみに、こういった耐震診断の件数、これは自治体別に見ますと、中野区は全国でもかなり多い、トップクラスと、そういったことでございます。
 それから、次です。非木造共同住宅の耐震診断。これは、いわゆるマンションの耐震診断でございます。これは、区が診断士を派遣するのではなくて、マンション、主に管理組合ですが、これが耐震診断をするという場合に区から一部助成をすると、そういった事業でございます。
 これは、これまで20棟、戸数ですと1,410戸ほど耐震診断をしています。ちなみに、21年度は4棟、452戸診断をしてございます。
 それから、次です。緊急輸送道路沿道建築物、これは今年度からの事業でございますけども、その前年度も一部予算を使っておりますが、これがこれまでで3棟、234戸実施をしております。これは、例えば青梅街道、山手通り等、いわゆる災害時の重要な輸送道路、この沿道の建物を耐震診断すると、そういった事業でございます。これも同じく区が耐震診断の費用の助成をすると、そういったものでございます。
 次が木造住宅の耐震補強工事、これは助成事業ではありませんで、その下の木造住宅耐震改修助成ではなくて、これは自主的に耐震改修をされた方に対しまして、区が耐震改修をしたという証明書を発行した件数でございます。この証明書を発行いたしますと、税金の一部控除が受けられると、そういった制度になっておりまして、これがこれまでで211棟でございます。ちなみに、平成21年度は14棟でございます。
 次が木造住宅の耐震改修助成、これは木造住宅の耐震改修を行うときに設計費、それから工事管理費の一部、5万円ですが、これを助成すると、そういった内容になっておりまして、これまで47棟行っておりますが、今年度は9棟。
 それから、次です。木造住宅建替え助成、これは耐震性能のない木造住宅を建てかえる、その際に区が助成をするものですが、これまでで44棟。ちなみに、今年度は22棟です。
 それから、最後が家具転倒防止器具取付け助成でございます。これに関しましては、これまで208件行っておりますが、本年度は15件と、そういった状況でございます。
 その下には参考でございます。これは、木造住宅、例えば建てかえ等に伴いまして、除却をいたします。その累積件数でございますが、これまで7,205戸の住宅が除却をされておりまして、本年度は約500戸といったことでございます。
 それから、その下でございます。耐震化率の推計値を参考までにお示しいたしました。平成17年度末、これは住宅の耐震化率が木造、非木造、合わせまして74.6%ございました。この中で木造は61.5%、非木造が85.4%の耐震化率でございました。この平成17年度末において、民間特定建築物、これは例えば病院であるとか、私立学校であるとか、そういった不特定多数の方が集まる施設、こういった施設の耐震化率は83.7%でございました。
 それから、防災上重要な区有施設、これは区の本庁舎、地域センター、小学校等々でございますが、これが65.5%でございました。
 この耐震化率でございますが、平成21年度末の推計値でございますが、住宅全体としては80.3%まで向上している見込みでございます。内訳が木造が69.1%、非木造が88.4%でございます。それから、同じく民間特定建築物が84.0%、防災上重要な区有施設が79.0%でございました。
 ちなみに、耐震改修促進計画でお示しをしました耐震化の目標、これが平成27年度末の目標でございますが、住宅の耐震化率が90%、それから民間特定建築物が90%、それから防災上重要な区有施設が100%、そういった想定をしているところでございます。
 その下の2番目でございます。耐震改修促進協議会の再発足についてでございます。
 この耐震改修促進協議会といいますのは、これは平成19年11月に中野区登録の耐震診断士及び耐震改修施工者と中野区を構成員といたしまして、耐震改修の促進を目的に設立いたしました。
 ただ、これまでの耐震改修促進協議会といいますのは、区と耐震診断士が一緒になりまして、例えば耐震化の方策の検討ですとか、技術の向上、それから情報の共有、こういったことを想定した会議体でございましたが、必ずしも地域で耐震化を取り組むと、そういった体制になっておりませんでした。
 そこで、この2年間の任期が切れましたので、今回、この耐震改修促進協議会を再発足させたものでございますが、今回の再発足に当たりましては今申し上げました地域での取り組み、そういったことにより特化できるように、そこにありますように中野区内の建築関係団体、これをメンバーといたしまして再発足をしたものでございます。
 今後、来年度については、まだ内容は検討中でございますけども、こういったメンバーを中心に、例えば戸別訪問、そういった取り組みを行いまして、より耐震化の促進に努めたいと考えております。この後については、内容が決まりましたら、また当委員会にも報告をしたいと思っております。
 内容は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますでしょうか。
小林委員
 この参考のところなんですけども、木造住宅の除却戸数、この除却というのは、ちょっと意味がわからないんですけど、除却、建てかえとかそういうのじゃなくて除却ですね。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 これは、解体をした戸数でございます。失礼いたしました。
小林委員
 それから、今回、住宅の耐震化促進事業、それに合わせてその後に耐震の建物を建てかえまでいかないんですけども、補強しようという部分で業者が動いて、非常に被害があったという部分が結構あったんですね。現在はそういうようなクレーム等、例えば本当は5、60万円でできるのが200万、300万円とかかかったとか、そういうような形での金額のものもあるだろうし、いろんな意味でのそういうクレーム等があったんですが、最近どうでしょうか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 特にここ1年間、そういった苦情は私は受けておりませんが、そういった事案があるというのは十分承知をしております。区といたしましては、例えば1月には区役所の1階のロビーにおいて、安価で安心できる耐震改修装置工法の紹介と、そういった情報提供もいたしました。建築分野のほうにも窓口にそういう信頼できる業者一覧と、そういった情報提供もしておりますので、今後ともそういった情報提供に努めながら、一方、そういったもし苦情があった場合には、例えばしかるべき機関と連携をとりながら、問題の解決に当たりたいと考えております。
小林委員
 今回は、この協議会の中に入っているグループのこういう会社とか、そういうのは御紹介をしているということで。そのところは安心ですよという考えでよろしいですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 もちろんなかなか何をもって安心というのは非常に難しいんですが、区としてはこういった方々は皆さん地域でそれぐらい取り組んでいられますので、区としては安心してお勧めできるかなというふうには考えております。もし御希望があれば、紹介をいたしたいと考えております。
小林委員
 本当に耐震のいろんな技術ができて、こういうやり方が安いですよと。こういうものはこんな形の見積もりが出ていて、それが不安であれば、しっかりと見られるというようなそんな窓口が今回役所のほうでやっている説明会でそういうのもやっていらっしゃるということですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 現在においても区役所の耐震化窓口がありますが、もしお見えいただければ、そういった情報提供はいたしたいと思いますが、今後はこういった耐震改修促進協議会のほうにもそういった受け皿になっていただいて、むしろ区役所ではなくて地域でそういった何か相談等を受ける場が設定できないかということを現在検討中でございます。このあたりは、また詳細が決まりましたら、お知らせをしたいと思っております。
小林委員
 ぜひやっていただきたいと思います。以上にします。
むとう委員
 この表の一番上の木造住宅の簡易耐震診断については、その診断結果が書かれているんですけれども、その2段目以降、一般耐震診断されたという件数は出ているんですが、それらのこれ以降の結果というのはわからないんですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 失礼いたしました。確かに書かれておりません。例年このような形で報告をしておりますもので、大変失礼いたしました。
 木造は、おおむね9割ぐらいが耐震性能がありませんが、例えば非木造であれば、たしか6割弱ぐらいが耐震性能があると、そういった結果が出ている。それから、木造の簡易診断から一般診断に移行したものは、これは簡易診断で耐震性能がないという判定をされてから一般診断にいっている。ですから、これは耐震性能はない。ただ、その耐震性のない度合いを一般診断でさらに調査をして、補強方法等を検討すると、そういった内容でございます。
むとう委員
 結果も知りたいですし、診断結果後、耐震改修されたかどうかというのもどんな状況かと一番関心があるところなんですが、それもあわせて表の中に書いてくださると、すごくわかりよいのですけれども、大体その診断結果をもとに木造の9割がだめだったという中でどんな状況なんでしょうか、その後。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 実は、この結果をすべてまだフォローはし切れておりません。今後の大きな課題といたしまして、これだけたくさん耐震診断をしましたので、今後はこの辺の追跡調査等を行った上で、もちろん耐震改修、建てかえ等をしていれば問題ありませんが、なかなか着手できない場合、その辺の状況等を分析しながら、どういった方法がよいかと、その辺もあわせて検討しながら報告もしたいと考えております。
むとう委員
 そうしますと、来年のこの時期にはそういったことも含めて報告があるということを期待して待っていてよろしいですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 これから検討させていただきますが、何らかもう少しわかりやすい形でお伝えしたいと考えております。
せきと委員
 耐震化促進の中身については、議会の本会議等々でもさまざま指摘してきましたので、ここでは省きます。耐震化診断の進捗について、当局は常に他区と比べて随分中野区ははかどっておるという言い方をされるんですけども、そういうのはいわば相対評価ですよね。ですけども、こういう命や財産がかかった問題なんですから、やっぱり耐震化率、絶対評価、区内のどれだけの建物が安全が確保されたのかというほうに力点というか重点を置いたほうがいいかと思うんですが、その点はいかがですか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 さきに策定いたしました10か年計画の改訂版、これにおいては耐震に関する指標を変更いたしました。これまでは、平成27年度までに住宅の耐震化率90%という目標でしたが、この改定後においてはそうではなくて、平成37年度までにすべての住宅において何らかの安全を確保すると、そういった目標に変えました。この意味は、もちろん耐震改修をしていただければいいんですが、何らかの事情でできない住宅もあろうかと思います。
 そういったものに関して、全く手つかずではなくて、それぞれ必要な手立てを何らか講じていると。そういったことこそ区民の方々の命を守るために大事かなと思っております。ですから、今後はもちろん耐震化率9割以上を目指すことに加えて、耐震改修できないものについても何らかできるかどうか検討したいと考えております。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようでしたらば、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 続きまして、債権の放棄についてに移らせていただきます。債権の放棄についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 それでは、債権の放棄について御報告いたします。
 この資料(資料5)は、各常任委員会共通のものでございます。建設委員会所管については、この表の3番目、都市整備の住宅使用料でございます。
 今回は、2人の方の家賃の滞納分の債権の放棄ということでございます。お1人の方は、高齢者・障害者アパートに住んでいた方で、家賃2カ月分9万8,000円を未納にしていたというものでございます。平成16年4月、5月分ということでございますけども、この方は5月に入院をされて、それから間もなく死亡されたということでございます。相続人も特定できず、5年以上経過したということから、今回、債権の放棄ということにいたしました。
 それから、もう1人につきましては、区営住宅にお住まいの方でございました。家賃4カ月分、21万7,600円の滞納がございました。この方は、外国籍の方でありまして、住宅を退去して未納のまま本国に帰国をしてしまったということでございます。現在、連絡がとれない状態でございまして、もう既に5年以上経過をしているということでございます。したがいまして、この方につきましても今回、債権放棄の措置をとったということでございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございますでしょうか。
むとう委員
 参考までに教えていただきたいんですけれども、家賃の滞納があった場合、1カ月滞納があったらどうするとか、どういうような段取りで、どういうふうに区はアプローチされているのか教えてください。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 実は、かつて余りルール化されていなかった面もございます、家賃滞納につきましては。2年前、平成20年からは要綱を定めまして、かなりルール化した形で今やっております。1カ月というのは結構ございますというか、うっかりしたとか、そういったのは結構ございます。したがいまして、我々としては3カ月滞納した場合はリストアップをして、きちんと本人に誓約書を出させるとかをしていますし、それから返済計画、それも出していただくということにしております。6カ月以上になりますと、これはもうそれなりの対応をとりますよということをはっきり申し上げるということにしております。
 前回、昨年の第4回定例会でも訴えの提起を初めて区としてやっておる。区民住宅の入居の方に対してはとりました。現在、1件、福祉住宅の入居者ですけど、法的措置の準備をしているということでございます。
 そういう対応を現在とっているということでございます。
むとう委員
 参考までに、民間のように厳しい取り立てというのもいかがなものかというふうに思う部分があって、なかなかこれは難しいところなんですが、3カ月滞納でリストアップしているという状況というのは、大体どれぐらいの割合でそういう該当者が今いらっしゃるんでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 6カ月以上で答えさせていただきますと、現在入居されている方全部で7人ということです。区営住宅2名、福祉住宅2名、区民住宅3名ということでございます。
むとう委員
 もし今ので3カ月のリストアップがわかっているのだったら教えてください。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 退去者も含めての数でございますけども、区営住宅が12名、福祉住宅が5名、それから区民住宅が13名ということでございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 続きまして、5番目、区民住宅における入居要件等の見直しについて報告を求めます。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 それでは、区民住宅における入居要件等の見直しについて(資料6)御報告いたします。
 区民住宅9棟162戸ございますけども、現在、入居者募集を行っても空き室が解消しないという状況が続いております。21年度の募集倍率は、0.3倍ということでございました。したがいまして、応募すればほとんど入れるという状況でございました。このため継続的に空き室が生じているという住宅がございます。そういった住宅、対象住宅とここでは呼びますけども、につきましては入居要件を緩和しまして、利用の向上を図るという措置を今回とるということにしたものでございます。
 2番目の見直しの内容です。現在、区内に2年以上居住という制限を加えておりますけど、これを外すということでございます。
 それから、同居者の中に18歳未満の子どもがいなければならないという制限がございます。これはファミリー向けということもございます。しかし、これもかなりきついという声もございまして、それも外すと。それから、同居人を1人でも入居可ということにいたしたいと思います。つまり夫婦2人でも大丈夫という、そういう条件でございます。
 次に、使用料でございます。これにつきましても現在も傾斜家賃をやっておるわけですけども、最初の10年ぐらいはかなり低い状況が続くんですけども、だんだん高くなっていくという傾向がございます。開設後15年を経過した住宅、しかも空き室があるような住宅につきましては、一定所得額以下の方には傾斜家賃は適用しないということにいたしたいと思います。つまり15年でストップということでございます。
 それから、募集期間でございます。これまで期間を定めて募集をしてまいりましたけども、空き室がある住宅につきましては、空き室がある限り常時募集ということにいたしたいと思います。
 施行予定日は、この4月1日からということでございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑ございますか。
むとう委員
 今、見直しの内容がわかってよかったんですけれども、見直し緩和の条件、今何点か上げたことについては、区民の方から区民住宅になかなか応募できない理由として、こういったものが上げられていたからなんでしょうか。これは、どういう部分の条件を緩和したら入りやすくなるかというのは、区民の意見なりを聞いた上でのことなんでしょうか、それとも区の独自判断なんでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 これにつきまして、区議会でもこういうような御質問を受けたこともございます。それから、直接こうしてくれという御意見は来ておりませんけども、何とか傾斜家賃というのはかなり厳しいですとか、そういった話。それから、中野区に引っ越してきたばかりなんだけど、入れませんかとか、そういった御相談を受けたこともございます。そういったことも踏まえて、こういう緩和措置を今回とろうということにしたものでございます。
むとう委員
 よかったなというふうに思うんですけれども、これでかなり応募する人がふえるというふうに思われるんですけども、こういうふうに今回4月1日から要件が見直されたということは、今後どういう形で区民にPRされるんでしょうか。今までかつてやった方もだめなんだというふうに思っちゃっていますから、そうじゃなくなりましたよというこれはどういうふうにPRしていく予定なんでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 住宅については、一般的にはホームページですとか、区報に掲載をしている。それから、区役所とか、あるいは地域センターで募集用のパンフレットを置いていますけども、そういった形でやっていきたいというふうに思っております。
むとう委員
 これはぜひ、今までこうだったからだめとあきらめちゃっている人がすごく多いので、せっかく区民にとっていい形で緩和されるわけですから、積極的にPRしていただきたいんですね。ホームページと区報のみだけではなくて、例えばシティテレビ中野であるとか、ああいうテレビも使って、こうなりましたとか。あと何かあらゆる機会を使って、ぜひあきらめている人に情報が届く努力というのを最大限していただきたいんですけれども。ホームページと区報だけでは足りないと思いますが、いかがですか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 我々としても空き室があるということは、歳入にという面もございますので、あらゆる手段でPRに努めていきたいというふうに思っております。
小林委員
 今、多くを語っていただいたので、オーケーなんですけど、1点、概要的には高いという声がこの不況の中で結構そういう声が聞こえるんですけども、新規で入る場合、やっぱりほかのところは高くて、それより安いというような状況でも一応これは大丈夫なんですか。何か問題になるのかどうか。何しろ本当は、入るためには初めから安くしていくような条件を考えてもらいたいなというふうに思うんですけども。この差というのは、かなり後でクレームになってしまうのかどうか。それができるのかどうか、ちょっと確認なんですけど。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 ちょっと御質問の内容がわからないところがあるんですけど、当然所得によって家賃というのを決めているところがございますので、もとからいた方も新しく入った方も同じ所得であれば同じ家賃ということでございます。
 それから、民間との比較でございますけども、区民住宅はもともとかなり面積が広い住宅でございまして、私が見たところでは民間よりも高いという感じはいたしません。大体相場並みかなというふうに思っています。ですから、所得の高い方は家賃そのものがオーナーさんから区が借り上げている金額で設定しておりますので、民間並みということです。少し所得が中以下といいますか、になってきますと、家賃補助を出していますので、民間よりはかなり安いのかなというふうに思っております。
小林委員
 ということは、今言ったのはすみません、説明不足で。基準があって、その基準がA、Bさんも同じ基準のときに今回この人を安くしちゃうというのは、やっぱり当然できないということですよね。普通一般のところでは、隣は6万2,000円で今回安くなれば5万8,000円ということで、民間でこの差があるんですよね。それはもう自然にそのままでやってしまうんですが、こういうところというのは、そういうような条件格差が出るということはできないのかどうかということ。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 ここでは、格差が生じることは想定しておりません。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 続きまして、6番目、東中野地域まちづくり検討会の検討状況についての報告を求めます。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、お手元のA4の資料(資料7)で御説明申し上げます。
 東中野地域まちづくり検討会の検討状況につきまして、昨年9月7日の建設委員会で設置について御報告申し上げました。1番の設置の目的と役割につきましては、そのときに申し上げたとおりでございますけども、東中野地域のまちづくり計画を目指しまして、そのために東中野地域まちづくり検討会を昨年の10月に設置いたしました。まちの専門家や地域の方の代表などからさまざまな意見、提案を受けて、東中野地域のまちづくり計画の検討素案を作成するものでございます。
 区は、この検討素案をもとに東中野地域まちづくり計画の策定につなげていくという考えでございます。
 2番の委員の構成でございますが、裏面に委員の名簿がついておりますけども、学識経験者3名、あと区民、地元関係者14名、関係機関、中野区、合計24名の構成となっております。
 3番目に、これまで行った検討概要でございます。今まで3月下旬に予定しておりますもので4回になりますけども、第1回目は10月26日に「東中野地域の現状と課題」というテーマで議論をいたしました。
 第2回は、12月18日に「東中野地域の将来像とまちづくりの基本的な考え方」につきまして議論をいただきました。
 第3回は、ことし2月5日に東中野地域のまち歩きとまちの将来像につきまして、検討会委員が実際にまち歩きを行って、東中野地域の歴史的な背景を含め、現状の課題等の共有を図りました。まち歩き後は、東中野らしさやまちづくりの方向性と地域特性を踏まえた議論を行いました。
 第4回につきましては、この3月25日に予定しておりまして、21年度の3回の検討内容のまとめと土地利用や都市基盤等のあり方、来年度に結びつく検討を行ってまいりたいと思っております。
 4番目でございますけども、今後のスケジュールと検討内容(予定)でございますが、平成22年度、新年度につきましても年が明けましたら秋ごろまでに3回から4回程度検討会を開催いたしまして、エリアごとにまちづくりの方針とか実現の方策等を検討してまいりたいと思っておりまして、その後、検討会としての検討素案の取りまとめを行う予定でございます。
 その後は、区はその検討素案を引き取りまして、まちづくり計画の検討策定を進めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありますでしょうか。
小林委員
 この検討会というのは、きっかけというか、どんな状況でこの検討会をつくってやろうとかということ、どんなきっかけなのか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 設置の目的のところで書いてございますけども、都市計画マスタープランを昨年策定したところでございますけども、方針、方向性等が東中野地区につきましては、交通結節点機能の向上や交流拠点としての育成などを軸とする活力地域を目指していこう。また、住宅等につきましても防災まちづくりの観点から検討を重ねていこうというような方向性が出されましたので、それに基づきまして検討会を設置し、計画づくりに入るということで、検討会でさまざまな専門家や地元の方々からの意見を取りまとめていこうということで設置したものでございます。
小林委員
 そうしますと、中野駅の周辺の地域に関しても今後いろんな研究をしたいというまちの声があると思うんですけども。例えば中野駅の南なり、北側なり、そういうような声があれば、こういう検討会の結成は、区のほうでしてもらえるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 さまざま地元からは御意見を伺っておりまして、今後、区といたしましても地域での検討会、こういったものについての設置については、今後検討していきたいというふうに考えているところでございます。
小林委員
 ぜひやっていただきたいということです。いろんなまちの中でも意見が若干ばらばらになっている部分があるので、とにかくみんなが同意ができるような形でのまちづくりを早く進めてもらいたいということなので、早目の時期にやっていただければと思います。
むとう委員
 今後のスケジュールの部分で、今後はエリアごとにつくっていきたいというようなお話がございましたけれども、エリアごとというふうに少し細かくなってくるわけですが、その際にこの検討会のこのメンバーは変わらないんですか。エリアごとでまた新たに下部組織みたいな形で地域の住民をもっとたくさん入れて、エリアごとを細かく検討していくとかという方向ではないんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 この検討会の設置のときに一応平成23年、来年の3月31日までということで検討会につきましてはお願いしているところでございます。エリアごとと申し上げましたけども、例えば駅周辺とか商店街通りとか住宅地、そういうふうな骨格軸を中心とした議論でございますので、今やっている議論からそんなに深堀にすぐ入るということではございませんので、まだ構想の一たんということで御理解をいただきたいというふうに思います。
 また、地域につきましては、今年度の中間のまとめを年度が明けましたら、折を見て地域の中で意見交換をする企画を考えたいと思っております。
委員長
 他に質疑ございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については、終了をいたします。
 続いて、7番目、その他のところに移らせてもらいます。その他のところで理事者側から何か御報告ございますでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 口頭で御報告をさせていただきます。
 1点は、区立杉山公園の開園式でございます。もう既に御案内させていただいているところでございますが、今月の3月28日(日)でございますが、午前10時半から40分程度でございます。場所は、区立杉山公園でございます。内容につきましては、区長あいさつ、来賓の御あいさつ等もちょうだいいたしまして、地下駐輪場の利用のデモンストレーションをやる予定でございます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 今、公園・道路整備担当のほうから杉山公園の開園式について御報告をさせていただいた次第でございますが、私のほうから自転車駐車場の開設スケジュールといったものもあわせまして御報告させていただきます。
 駐車場の開設は、4月20日ということになりました。また、放置規制区域化でございますが、現在検討中でございますが、6月1日を予定してございます。なお、4月20日から定期利用の申し込み開始、それから1日利用が利用可能ということでございます。なお、駐車場の開設につきましては、4月5日号の区報、4月1日からホームページで周知をさせていただく予定というものでございます。
 以上でございます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 口頭でございますが、例年やっております花と緑の祭典2010を5月29日(土)、30日(日)、中野駅北口広場で開催をさせていただく予定でございます。
 内容等については、今練っているところでございますが、例年並みの啓発活動を含めたイベントをさせていただく予定でございます。
 以上でございます。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 江古田三丁目の国家公務員宿舎、いわゆる江古田合同住宅の敷地につきまして、昨年の6月、当委員会で経過の予定について、簡単に口頭で御説明をさせていただきました。その際、平成23年9月にUR都市機構に土地が明け渡され、都市再生機構が道路整備などを行った後に民間に土地の売却、もしくは分譲を行うというところを御説明させていただきましたけれども、本日はその都市再生機構が行う道路整備の検討状況について簡単に御報告いたします。
 江古田合同住宅の南側には、一時避難場所になっております江古田小学校がございます。また、反対側の北側には防災公園であります江古田の森公園がございます。災害時には、避難場所と防災公園を結ぶ南北の道路動線というものを確保する必要があるというふうに考えております。
 現在、合同住宅内に南北の通路というのがございますが、基本的にはこの位置を基本に道路の整備というのを検討しておりますけれども、よりスムーズに避難ができるように、氷川神社寄りに現在も交差点があって信号があるんですけれども、その位置を少し移設するということを現在検討している最中でございます。
 これにつきましては、さらに詳しい検討が進んだ段階で改めて当委員会に報告させていただきます。
 以上でございます。
委員長
 今までの報告について御質疑ございますか。
市川委員
 それは、道路の付けかえということ。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 現在、江古田の合同住宅の中の合同住宅内の通路になっている区道でも何でもない、そこのところを今度はURのほうで道路として整備して、区に移管をしていただく、その通路の線形が今こう斜めになっているところをなるべく江古田の森公園とまっすぐになるように、今商店街の通りがあるんですけど、そこの交差点の位置を少しちょっと氷川神社寄りにずらしたい、その検討を今しているということでございます。
市川委員
 そこは区道になるということでしょう。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 はい、区道として移管していただくということです。
委員長
 他にございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、進行の都合上暫時休憩をさせていただきます。

(午後3時01分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時01分)

 所管事項継続審査については、あしたやりますということです。
 それからあと、次にその他のところに入らせていただきます。その他のことについて何かございますでしょうか。
江口委員
 前の予算のときにちょっと言っておりました本町四丁目の住宅、子育て支援施設多目的ホールということでやっているんですが、このことについて詳細の報告をお願いしたいと思います。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 本町四丁目住宅内の多目的スペースの活用なんですけども、これは首都圏不燃公社のほうが建物を所有していまして、その運営をやるということで、住宅内の一室という位置付けでございます。不燃公社のほうは、そこに長寿社会文化協会というところにその運営を依頼したということです。子育て支援の何か事業をやってくれということで依頼をしたということでございます。
 その長寿社会文化協会のほうで検討しまして、コミュニティーカフェというものをやってみたいということで、現在その準備を進めているということでございます。中身につきましては、我々もまだ詳しいことは聞いておりませんけども、コミュニティーカフェ、私も初めて聞いた言葉なんですけども、調べてみますと、全国にはかなりそういったものがあると。都内でも何カ所かそういった試みをされている場所でございます。
 コミュニティーですから、地域の方がそこに来て談話をしたりとか、あるいはイベントを行ったりとか、そういったスペースということでございます。
 入居者と地域の方の交流の場でもありますので、地域の方の御理解を得ながら進めていく必要があるだろうという話は不燃公社のほうには我々もしているところでございます。
 まだ開設は1年後ということですので、これからいろいろ検討してやっていくのかなというふうに思っております。
 コミュニティーカフェといいますから、調べてみますと、お茶を飲んだりというところもありますし、それから食事を出すという施設もやっているところもございます。それから、カフェと銘打っていながら何も出さないというところもあるようで、さまざまなやり方をやっているということですので、今後、長寿社会文化協会と不燃公社のほうでどんな施設にしていくのか、我々としても注目をしていきたいというふうに思っております。
江口委員
 先般も質問したけど、転貸しにはならないんですか。地上権の一部第6条にそこの項目が入っているんですね、不燃公社とは。ここに長寿社会文化協会というのが出てきて、そこが今おやりになるという話ですけど、それの対象にはならないんでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 地上権の譲渡ですとか転貸というのにはならないというふうに思っております。無償でそこを使ってもらうということでございます。
江口委員
 無償でそこを使うということですか。さまざまな運営があっても有償じゃないということですね。そうすると、NPOが運営する団体を募集しているわけですけど、その人たちも無償でそれを運営するということの理解でいいんですか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 私も細かいことは聞いておりませんで、よくわかりませんけども、おそらく長寿社会文化協会のほうでこのコミュニティーカフェの運営に協力してくれる団体を募って、一緒にやっていきましょうということでございます。いずれにせよ不燃公社のほうは、これは無償の提供ということでございますので、その中でやっていただくということで、別に賃料をとるとかそういうことは聞いておりません。
江口委員
 ですから、すべての運営の中身が無償でいいということですね。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 すべてはどこを指すかわかりませんけども、当然長寿社会文化協会のほうは、運営すれば電気代がかかりますし、その他もかかります。それは、当然負担はしていくことになりますので。それから、人件費もかかってくるだろうと思います。ですから、コミュニティーカフェということですので、普通に考えればドリンクを出すということであれば、その実費ぐらいは当然とるのかなと思っておりますけども、その辺についてはまだこれからだろうと思っております。
江口委員
 よくわからないんだけど、できたら、地上権という形だけで置かせているわけであっても、要は区民の財産です、先ほどから言っているように。やっぱり地域の議員も知らない、それから地域の人たちも知らない、そういう形でこういうことがどんどん進んでいくというのは、決していいことじゃないので。
 ぜひきちっとした形でやっぱり議会にも報告して、要は不燃公社の事業としてこの多目的室を地域のNPO団体にそれこそ無償でお貸しして、どうぞ地域との交流、それから高齢者との交流、住宅の住む人たちの交流をやっていただくのだというのはわかるんだけども。例えばさっきみたいに食事が出ているところもあるとかとなれば、そこにお金が伴うわけですよね。そうなると、無償なのかというと、やっぱりそこは有償なのであって。全然目的が違ってくるわけですから、そういうのはぜひもう少し具体的な報告をしていただきたいし、まるっきり地域の人たち、それから地域の地元の議員はこのことの報告を受けていませんので、しっかりと不燃公社にその辺を申し入れてほしいと思いますけど、いかがでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 我々も地域の方、また議員の方につきましては、情報提供に努めていきたいというふうに思っております。
委員長
 そのほかにございますでしょうか。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 申しわけございません、1点申し上げ忘れたことがございました。先ほど、所管事項の報告の3番で住宅等の耐震化促進事業の実施状況について報告いたしました。この報告内容でございますけども、これは中野区における防災まちづくりに密接に関係がありますことから、本定例会中の防災まちづくり特別委員会におきまして、この内容の概略を情報提供させていただきたいと考えておりますので、御承知おきいただきたいと思います。
 以上でございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、休憩中に御協議いただきましたとおり、以上で本日の日程は終了したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、以上で本日の日程をすべて終了させていただきます。
 なお、次回の委員会は明日3月17日(水)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日予定しました日程はすべて終了しましたので、本日の建設委員会を散会いたします。

(午後3時09分)