平成22年07月01日中野区議会建設委員会(第2回定例会)
平成22年07月01日中野区議会建設委員会(第2回定例会)の会議録
平成22年07月01日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成22年7月1日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成22年7月1日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時58分

○出席委員(8名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 吉原 宏委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 服部 敏信
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 相澤 明郎
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 東 利司雄
 書記 菅野 多身子

○委員長署名


審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
 安全で快適に住めるまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 野方駅整備株式会社の経営状況について(都市計画担当)
 2 地籍調査事業の実施について(交通・道路管理担当)
 3 警察大学校等跡地地区(仮称)中央部防災公園整備工事について(公園・道路整備担当)
 4 警察大学校等跡地地区の国家公務員宿舎用地について(公園・道路整備担当、拠点まちづくり担当)
 5 中野駅地区第1期基盤整備事業について(中野駅地区基盤整備担当)
 6 訴訟事件の判決について(住宅担当)
 7 区を被告とする訴訟の提起について(拠点まちづくり担当)
 8 その他
  (1) (仮称)南部防災公園用地の取得について(地域まちづくり担当)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 まず最初に、本日から吉原委員が当委員会の委員として出席しておられますので、御紹介をいたします。一言ごあいさつをお願いしたいと思います。
吉原委員
 子ども文教委員会から参りました吉原宏でございます。建設委員会は全く初めてでございますので、よろしくお願いいたします。
委員長
 ということで、本日の委員会から新メンバーでやらさせていただきます。
 それから、本日、議会広報番組再編集のため、シティテレビ中野からビデオ撮影の許可を求める申し出がありますが、これを許可することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定をさせていただきます。
 本定例会における委員会の審査日程について御協議をいただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時00分)

 まず、本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
 本定例会では、常任委員会の日程が三日間設けられており、本委員会には、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査すべき案件がございます。そこで、休憩中に御協議いただきましたとおり、本日は、委員会参与の変更及び異動についての後、所管事項の報告をできるところまで行いたいと思います。また、二日目以降は、所管事項の報告の残りの審査を行い、委員会を休憩して、妙正寺川激特事業及び環状七号線地下調節池妙正寺川取水施設の視察を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。
 議事にまず入る前に、お手元に配付されている資料(資料2)のとおり、6月15日付で委員会参与の変更及び異動がございました。今回変更又は異動のあった参与の紹介をお願いしたいと思います。
 紹介された方は、その時点でごあいさつをお願いいたします。
 それでは、服部都市整備部長からお願いします。
服部都市整備部長
 今般の異動に伴いまして、都市整備部副参事経営担当、都市計画担当及び住宅担当に就任いたしました相澤明郎でございます。御紹介申し上げます。
相澤都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当)
 相澤です。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
 続きまして、遠藤まちづくり推進室長からお願いいたします。
遠藤まちづくり推進室長
 6月15日付をもちまして、まちづくり推進室長となりました遠藤でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 以上で委員会参与の変更及び異動についての紹介を終了させていただきます。
 それでは、議事に入らせていただきます。
 安全で快適に住めるまちづくりについてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番目、野方駅整備株式会社の経営状況についての報告を求めます。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 それでは、野方駅整備株式会社の経営状況について報告させていただきます。
 この報告は、地方自治法第243条の3第2項に基づき、地方公共団体が出資している法人の経営状況に関する議会報告ということでございます。
 資料(資料3)をごらんいただきたいと思います。
 まず、表紙をめくっていただきまして、2ページ目をお開きいただきたいと思います。平成21年度の事業報告でございます。
 1、会社の現況に関する事項でございます。野方駅整備株式会社は、野方駅の駅舎の改築とその貸し付けを目的とした株式会社でございまして、西武鉄道と中野区が50%ずつ出資し、平成19年10月29日に設立されました、いわゆる第三セクターというものでございます。平成22年3月31日に橋上駅舎新築工事が終了いたしまして、同日より西武鉄道に賃貸しを開始いたしました。このため、今年度の賃貸し料が90万円となってございます。事務費と各種手数料を差し引くと、当期純損失は60万1,088円となってございます。
 続きまして、4ページ目をお開きいただきたいと思います。
 2の会社の株式に関する事項でございます。発行株式は120株で、西武鉄道と中野区でそれぞれ60株ずつ所有してございます。変更はございません。
 次に、3、会社役員に関する事項でございますが、表のとおりでございます。
 なお、役員報酬については、全員無償ということでございます。
 5ページ目の計算書類をごらんいただきたいと思います。
 まず、6ページ目をお開きいただきたいと思います。
 これは貸借対照表、これは平成22年3月31日時点の野方駅整備株式会社の財務状況を一覧しているものでございます。左半分が資産の分、右半分の上が負債の部、右側下半分が純資産の部となってございます。左側の固定資産の部の有形固定資産は、野方駅舎の部分でございます。現金、預金及び固定資産を合計しました資産合計は、左の欄の一番下になってございますが、11億2,426万6,000円になってございます。右側の負債の部でございますが、右側の真ん中ほどでございますが、11億2,099万4,000円で、資産から負債を差し引きました右下の純資産の部の合計は327万1,000円でございます。
 続きまして、右側の7ページをごらんいただきたいと思います。
 損益計算書でございます。これは、平成21年度の経営状況を一覧した計算書類になっているものでございます。一番上にある売上高、これは平成21年度は賃貸し料が入りました。これは約1カ月分を計上しているものでございます。約90万円となりました。そこから販売費及び一般管理費146万7,000円の費用を引いて、営業外収益――これは預金の利子の分ですけれども、それを加え、税金を引いた結果、一番下のところでございますが、平成21年度は純損失60万1,000円となってございます。
 8ページ目をごらんいただきたいと思います。
 株主資本等変動計算書でございます。これは、純資産の資本金の変動をあらわした表でございます。昨年度までの繰越利益剰余金、これは損失を出しておりましたので、マイナス212万7,000円、それに平成21年度の当期純利益もマイナスなので、それを加えまして、合計でマイナスの272万8,000円となってございます。したがいまして、資本金の600万円からそのマイナスの分を差し引きました純資産は、最終的に、右下でございますが、327万1,000円となってございます。このことが先ほど説明いたしました6ページの貸借対照表の右下の純資産の部の部分に掲載されてございます。
 11ページ以降は、その計算書類の内訳、有形固定資産の明細でありますとか販売費及び一般管理費の内訳の附属明細書、監査報告書、第4期の事業計画書となってございます。後ほどお読み取りいただきたいと思います。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はございますでしょうか。
小林委員
 最初の4ページのところ、会社役員に関する事項ということでございますが、この取締役及び監査役の変更というか、それは何年ごとにされるでしょうか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 昨年度につきましては、ここの記載のとおりでございますが、都市整備部長等変わってございます。そのことに関しましては、定時株主総会、これは6月18日に開催されまして、役員の変更を株主総会で決めたということでございます。
小林委員
 ことしの6月18日に決めたということで、現在、中野区の副区長がされていますよね。何年に一度というのがあるんですが、毎年やるのか。このまま3年だったら3年でそのまま継続するのかということをちょっと教えていただきたいと思います。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 任期は2年間ということでございます。
小林委員
 じゃあ、このまま副区長も2年間ということになるんでしょうか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 2年間ということでございますが、充て職のような性格もございますので、そういった人事異動があった際には、また臨時の株主総会等を開催して、役員に対する決定をしていくという予定でございます。
小林委員
 現在、6ページの貸借対照表の固定資産のところでございますが、建設仮勘定、これに関しては8億495万4,000円あたりということになるんですが、これは最終的にどのぐらいの金額になるんでしょうか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 この固定資産、現在までの資産という部分なので、これにまだ少し細かい工事等が残っておりますので、これに若干の金額を足した金額になるということでございます。
小林委員
 ということは、今現在、南側の設備が終わって、それが大体決まるということで、その後には構築物なり、あるいは何らかの名義というか形に変えてやるということなので、恐らく来年度には最終的な数字が出るということでしょうか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 これは駅舎の部分ですので、改札口から駅の部分の工事に係るものがこの金額になるわけですけれども、今説明させていただきましたが、若干細かいところが残っておりますので、それが終わった時点では、この建設仮勘定という項目ではなくて、もう全部完成するわけなので、有形固定資産ということで、全部にかかった工事費の金額がここに計上されるということでございます。
小林委員
 次に、この売上高、1カ月90万円ということは、今後とも変わらずになるのか。あるいは、来年度、一部高くなるのか。その辺ちょっと教えていただきたいと思います。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 この90万円は、1カ月の賃貸し料ということで決めているものでございます。売上高につきましては、この賃貸し料と、減価償却費といいまして、有形固定資産が1年ごとに価値が下がってくる部分がございます。この分を合わせて、90万円にその減価償却費で価値が下がったものを合わせて、賃貸しというんでしょうか、それを含めて金額として西武鉄道に貸し付ける。それが来年度以降、売上高になってくるということでございます。
市川委員
 今の小林委員の質問に関連しまして、賃貸借契約書というのがあるんでしょう。その賃貸借契約書の内容について、更新の時期というのはどういうふうになっているの。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 この契約につきましては、私どものほうでは平成24年度まで決めているものでございます。それ以降につきましては、また減価償却費の相当額であるとかそういったものを新たに計算して、決めていくということになってございます。
市川委員
 24年度までというと、ことしが22年度だから、3年だ。3年たったら更新をしますという契約になっているんですね。そういったときに、更新料というのがその契約書の中に含まれているんですか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 これは、この株式会社の設立そのものが西武鉄道にこれを貸し付けるということを目的としてつくった会社ですので、そういった更新料であるとかそういったことはないというふうに考えてございます。
市川委員
 これは、減価償却というのかな、このいわゆる橋上駅舎の賃貸借契約を結んでいるでしょう。それで、この施設そのもののいわゆるメンテナンスだとかそういうものが発生しますよね。当然、それは整備会社のほうで賄うわけなんだけど、これ一応計算上は減価償却というのは何年で組んだの。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 30年で償却するということで計算してございます。
市川委員
 最後に、その30年後に減価償却をした後の整備会社、この野方駅整備株式会社のあり方、この駅舎、橋上駅舎のメンテナンスというか――そこまで考えていないか。考えていないね。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 30年で減価償却するということになりますと、そこの時点で有形固定資産の価値が会計上はゼロになるということなので、そういう意味から、それ以降のものについて、資産価値がゼロのものについてメンテが必要だということは、会計上は出てこないわけなので、30年たちましたら、無償でそれを西武鉄道にというようなスキームになってございます。
市川委員
 そこを聞きたかったんだよね。要するに、無償で西武鉄道株式会社に譲渡するということになるんだよね。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 そのとおりでございます。
むとう委員
 13ページのところなんですけれども、この株式会社、給与と賞与がささやかな金額が計上されているんですが、これは何人分なんでしょうか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 この事務的な仕事をするに際して、西武鉄道から1名、職員が派遣されてございます。その人件費でございます。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がないようであれば、以上で本報告について終了させていただきます。
 続きまして、2番目、地籍調査事業の実施についての報告を求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 それでは、地籍調査事業の実施につきまして報告をさせていただきます。(資料4)
 区では、平成19年度より、国土調査法に基づきまして、地籍調査事業を行ってきているというところでございます。平成40年をめどといたしまして区内全域、84街区ございますが、調査するものでございまして、本年度は3街区を調査するものでございます。
 目的につきましては、1筆ごとの地番、地目、地積、所有者等を明確にいたしまして地籍の明確化を図り、まちづくり計画や財産管理、災害復旧、それから土地取引の円滑化に資するものというものでございます。
 調査の方法でございますが、これまでの調査と同様、官民境界等先行調査によるものでございまして、区道や水路などとこれに隣接する民有地との筆境を立ち会いの上、確定するものでございます。
 調査対象地域でございます。江古田二丁目及び三丁目の一部が前期工程、また、江原町一丁目及び二丁目の全域を昨年度の前期工程に続きまして後期工程を行うというものでございます。
 ここで、恐れ入りますが、裏面をごらんいただきたいと思います。
 地籍調査の実績と今後の予定でございます。こちらの下の表でございますけれども、左の1、江原町三丁目を平成19年度皮切りに、隣接地域に展開をしてまいりました。下の図面でございますけれども、右上の黒く塗りつぶしたところでございます。こちらが江原町三丁目でございますが、平成19年度から20年度にかけて調査を行いまして、既に完了したというところでございます。中央の薄い塗りつぶしでございますけれども、江原町一丁目・二丁目でございまして、昨年度は前期工程を実施し、今年度は後期工程を行うというものでございます。左下の塗りつぶしでございますが、今回新たに調査対象としたものでございまして、江古田三丁目の一部、また江古田二丁目の一部となってございます。
 なお、中央の白くなっているところでございますが、こちらにつきましては、国立療養所跡地でございまして、現況公務員宿舎等がございます。今後、UR都市再生機構が再開発を行うという予定でございまして、その際、国土調査法に基づく地籍調査と同等の調査を行うというふうに聞いてございますので、今回は調査の対象外ということでございます。
 表面にお戻りいただきたいと思います。
 4の調査期間でございますが、ことし9月から調査を開始いたしまして、年度末まで行うというものでございます。
 周知の方法でございますが、区報並びにホームページでお知らせするとともに、地域説明会を2回行う予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。
市川委員
 調査の方法、2番ですけども、官民境界確定をするじゃないですか。中野駅の北口のライフストアがあるじゃないですか。ライフストアの北側に1本通路があるでしょう。あれ水路なんだけど、ずっと水路で追っかけていくと、真っすぐ行って、突き当たって、右曲がって、また左曲がって、天神のほうに向かっていくんだよね。あの水路敷の沿線で、官民境界ができていないから家が建たないという事例がかなり以前あった。官民境界確定をしたいんだけども、それについては隣接のお宅とのいわゆる協定を結んだり、お互いの合意を得たりして、しかもその費用が莫大にかかるという問題がある。それで、結局そこのところはもうその土地の利用ができないということで放ったらかしにしちゃったんだよね。今、その土地がどうなっているかは、ちょっと僕は追ってみていないんですけども、そういったような費用の面ね。それから、やっぱり水路敷の官民境界確定の問題というのは、どんなところが現状だろうかというのをちょっと聞きたいんですけど。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 御質問でございますけれども、これまでの官民境界の確定につきましては、隣接する土地所有者の申請に基づきまして、その都度、関係する土地所有者の方と立ち会い協議、そういったものを経まして、確定を行っているというのが現状でございます。ただし、こういった申請に基づいて境界確定された箇所については一部分ということもございますので、まだ大半が未確定の状況でございます。今回の地籍調査によって官民の境界のすべてを調査し、土地所有者の方の立ち会いの上、確定をしていくことができるというものでございまして、この調査につきましては着実に推進していきたいと、このように考えております。
市川委員
 費用が発生する問題が従前はあったんだけども、今それはいいんだよね。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 この地籍調査に伴いましての区民の方の負担はございませんけれども、これまでの従前の土地所有者の申請に基づいたものにつきましては、調査費用でございますとか、そういったものについては申請者の負担ということでお願いをしてございます。
市川委員
 これが全部完了すると、中野区の道路台帳というの、それが完了するということになるの。解釈はそれでいいの。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 今回の地籍調査が完了いたしますと、道路法に基づく道路台帳が完成するというものでございますので、早期の完了を目指していきたいと考えてございます。
せきと委員
 これは、中野区全域を最終的にはやると思うんですけれども、この調子で進んでいって、何年ぐらいかかると見ていらっしゃいますか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 全街区で84街区ございまして、平成19年度から始めまして今のところ4街区着手をしたと、1街区は完了したというものでございます。平成40年めどというふうな計画を立ててございますが、そうすると、残り18年間で、残りの80街区を調査完了していきたいというふうに考えてございます。
せきと委員
 江原町三丁目は終わったというふうに見えますが、確認率が100%になっていないんですね。確認がとれなかったというのは、どういう理由があって、今後についてはこれ全部つぶしていくのかどうかというのもあわせてお聞かせください。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 この資料の裏面の、江原町三丁目の確認率が92.4%でございます。未確認が7.6%ございまして、こちらの件数は43件ということでございます。その内訳といたしましては、立ち会いができなかったものが22件ございまして、それから、境界の確認が不調に終わった、いわゆる合意がとれなかったというものが21件ございまして、あわせまして7.6%ということになるわけですが、未立ち会いの理由につきましては、こちらのほうで再三郵送などで立ち会いのお呼びかけをしたところ、来られなかったというもの。それから、境界の確認が不調に終わったものにつきましては、やはり実際に地籍調査を経て、その土地所有者のお宅のところへ行って、ここが境ですといった場合、どうしても現状から敷地寄りに線が引かれてしまうということに一部御納得いただけないということもございますけれども、そういった方々がいらっしゃるということでこういった不調も発生しているというものでございます。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 3番目、警察大学校等跡地地区(仮称)中央部防災公園整備工事についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元の資料(資料5)に沿いまして、御説明をさせていただきます。
 この(仮称)中央部防災公園の件でございますが、第1番目のこれまでの経緯というところをごらんください。都市計画決定が平成19年4月、公園の事業認可が平成20年2月、それを受けまして、基本計画を策定してございます。これは平成20年10月から21年6月。昨年度、基本設計・実施設計、21年7月から本年3月まで、こういう作業をさせていただきまして、いよいよ実施設計もまとまり、工事着工になってきているという段階でございます。
 2番目の整備の内容でございますが、別紙の1番と2番をあわせてごらんいただければと思います。
 まず、整備する公園の面積でございますが、公園の面積が約1.5ヘクタールございます。別紙1の図面のほぼ中央部分で、ちょっと見にくくて申しわけございませんが、赤の一点鎖線で囲んであるところが公園区域でございます。面積1.5ヘクタールでございます。
 別紙2のほうを次にごらんになっていただきますと、もう少し大きな拡大図面が出てきます。公園計画の平面図でございます。公園の施設の中身でございますが、防災施設としまして、防災用井戸1カ所、図面のほぼ真ん中で、矢印で「防災用井戸」と書いてございます。ここに防災用井戸1カ所掘るということでございます。マンホールトイレ20基、図面の公園の左上あたりに「マンホールトイレ」というふうに矢印で引っ張ってございますが、この部分に20基。それと、防災兼用照明灯と。公園の入り口がいざ災害時に多分商業電力が、阪神・淡路大震災もそうだったんでございますが、商業電力が来ないということも想定しておりまして、公園の誘導のためにここに防災兼用の照明灯を4基設置するということでございます。それと、図面のほぼ中央に「管理棟」というふうに書いてございますが、防災倉庫並びに災害時にも利用できるトイレ、それとこの管理棟の屋根には太陽光発電パネルを用意するということでございます。
 一般施設という意味では、何度も御説明させていただいておりますが、多目的広場ということで、公園のほぼ中央あたりに約4,500平米の面積を有する多目的広場。それと、図面の左側でございますが、池・流れ、1カ所でございます。それと、適宜ベンチを10基公園の中に配置する。それと、太陽電池式時計塔が1基、それと公園の案内板が3基、照明灯が9基。
 樹木につきましては、このF字道路と、それと旧囲町公園から移植しました木を含めまして、それが91本ございます。それと、新たに今回植える木が39本、これはすべて高木でございます。それと、公園の中にある既存の樹木、高木でございますが、22本。合わせて152本ということでございます。
 あと、細かいところで、いろんな排水設備とか等々ございますが、そういった内容でございます。
 3番目の今後のスケジュールでございますが、すみません、1枚目に戻っていただきまして、この整備工事につきまして、現在、契約分野とこの工事発注についての段取りを組んでいるところでございます。大体1カ月半から2カ月弱ぐらいかかるといっておりますので、8月下旬には仮契約を請負業者さんと結ばせていただき、議会の3定の議決案件になりますので、その議決後、本契約を結ばせていただくということでございます。
 工事期間は、23年度末であります平成24年3月ということでございます。
 なお、同時並行で、管理棟の実施設計並びに建築工事についても契約をさせていただくということでございます。
 工期についても、同じく24年3月を目途にやっていくということでございます。
 それと、先ほどの別紙2で言い忘れておりましたですけど、F字道路とほぼ平行しまして、公園の中の園路といいましょうか、これが地元の消防団の訓練の場所として、公園の園路として4メートル、F字道路の歩道で4メートル、合わせて幅員8メートル、延長でいいますと約100メートルの消防団の訓練場所としてここで使っていただけるということでございます。
 内容は以上でございますが、この資料につきましても、来週7月6日火曜日の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会にも報告をさせていただく予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。
市川委員
 この池と流れ、水辺の空間だよね。これはどうしてもつくらなきゃいけないの。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 基本計画・基本設計の中でかなりの議論をさせていただきまして、平常時にあっては、こういった修景池といいましょうか、そういった水と親しむ空間ということでございます。災害時にあっては、こういった水を生活用水としても利用できるという考え方で設置しておる次第でございます。
市川委員
 区内の公園の中に、こういった池とか親水の機能を持っている施設ってあるんですよ。それで、それ全部調べましたか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 何カ所かは私ども現地もチェックをしておりまして、桃園川緑道の一番下流側に、例えばいわゆる噴水施設というか、あるわけでございます。O157の事件以来、あの部分については水を流していないと。水を流していないということになりますと、経年劣化とともにポンプでありますとかそういった設備関係が、雑駁な言い方をすると、だめになっちゃうということでございます。
 本件についても、このいわゆるメンテナンスをどうしようかということをかなり検討してまいりました。一つは、水源については、防災用井戸、これは深井戸でございますが、この水を引っ張ってきて流すということでございます。それを三日に一度の水が入れかわるように循環するということでございます。それと、安全な水質を確保するために、塩素消毒をきちんとやるということでございます。水質のレベルということでは、じゃぶじゃぶ池、公園等で7月下旬から8月末頃まで毎年やっていますが、あれの水質は確保しようじゃないかというふうに考えているところでございます。
市川委員
 質問の趣旨は違うんだけど、全部調べましたかと聞いたの。全部調べてないでしょう。結局、親水だとか、水辺だとか、池だとか、あるいは公園のその中に水がちゃんと蓄えられていますか、流れていますかということを聞きたかったわけ。ほとんど流れていないんじゃないですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 私ども、全部調査したわけではありませんが、一部については流れていないところもあるということでございます。
市川委員
 私が拝見している限りでは、ほとんど流れていない。9割方といってもいいのかなと思うぐらいの印象を受けていますが、O157の汚染以来の問題だと思うんですね。それで、今、地下水をくみ上げて、この水を地下水の活用を図ると言いましたよね。ここら一帯は豊富な水があって、今、現場工事これから鹿島と戸田が始めるんだけど、起工式が今度あるでしょう。あれ水脈切るのかなり大変だと思うんですよ。それぐらい水が豊富なんです、この土地はね。だから、水は地下水で賄うんだ。あとは消毒液、塩素消毒をして、それで安全を図ります。それで、必ずこれは毎日稼働するものですという、いわゆる予定なんでしょう。それでもってやるから、大丈夫ですと。こういうことで基本設計・実施設計踏んでまいりましたと。こういう議論の経過であるというふうにこちらのほうでは受けとめていいわけですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今委員御指摘のとおり、水質の確保でありますとかいうことも含めまして、そういう経緯でございます。
市川委員
 他の公園に見られるように、水の扱い方というのはとっても難しいと僕は思っているんです。また、水というものはとても大切なものである反面、とても怖いものであるということをよく肝に銘じられて、この水辺の空間というものを本当に子どもたちが、また人がここで憩えるような空間に本当に水というものがなるように、ここのところは細心の注意を払っていただきたいというのが1点。
 それと、消防団の訓練のために公園側で2メートル、F字道路側で2メートル、合わせて幅員4メートル、長さ100メートルでしたか。北側。位置関係は、そうですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園側で幅員4メートル、いわゆるF字道路の歩道で4メートル、合計幅員が8メートルでございます。
市川委員
 これは、公園の北側の部分に当たりますよね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 さようでございます。別紙図面の、この区域でございます。
市川委員
 この北側の部分のずっと右側に行くと、今中野区役所があります。この中野区役所のすぐ北側に、有名なクレーマーが住んでいらっしゃるの、御存じですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 十分存じ上げております。
市川委員
 ここで消防団の訓練をやったら、毎日、毎日苦情が来ますよ。そういうことをちゃんと配慮して、この位置関係を決めているんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この公園の中のどの部分に消防団の訓練所を設けるということを総合的に勘案しますと、この場所が一番適切であろうということでございます。
市川委員
 暮らしと環境分野と協議しましたか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 暮らしと環境分野とは、具体の細かいことまではたしか調整というか、話をしてはおらないと思っています。
市川委員
 それじゃあ、だめですね。きっとこれはでき上がったら、必ずそうなる。特に、音にすごく敏感な人がここに居住していらっしゃる。だから、中野まつり、これから来るサンプラザ前広場を使ったチャンプルーフェスタ、そうでしょう。それから、夜の太鼓の練習。そういったものに対して、非常に敏感に反応する人なんですよ。消防団の訓練がどういうものだか、御存じですよね。号令をかけるんだから、大きな声を張り上げるんですよ。それでやって、これだけの近所でやって、ましてこっちの北側にはスカイハイツというマンションがあるんですよ。それから、もう一つ、ブルンネンというマンションがあるんですよ。いいですか。今までは、この人たちは、全くそういう音が夜聞こえないところに住まいがあって、環境という面では非常に恵まれた環境であったわけ。けれども、このクレーマーの方だけに限らず、とどまらず、そういった居住スペースがこの北側に構えているということを勘案したときに、消防団の訓練場所は公園の南側につくって、東京建物グループが今度建てる、中野駅前開発特定目的会社が建てる、この南側の建物に面したところに幅員8メートル、長さ100メートルの消防団のための訓練用地というの、訓練場所というのを確保するのが妥当なんじゃないですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 いろんな可能性の中で随分検討してきたわけでございますが、いわゆるSPCさんの敷地の中という委員の御指摘でございますが、その件についてもSPCさんとも協議をしてきましたけれども、ちょっと困難だということでございました。したがって、この選択肢の中でどういう場所が可能かと、繰り返しになりますが、こういう場所になったということでございます。
市川委員
 このSPCのビルというのは、夜でも窓からこの部屋の照明のこぼれ日があるわけですよ。まして、街路灯もあるんでしょう。だから、明るいわけ。北側よりね。北側には居住があるの、マンションがあるんですよ。だったらそういう配慮をするというか、そういう調整をするのも役所の仕事なんじゃないですか。どうもそういうのを調整したという割には、そういうとおりにはなっていないと思うんだよね。タワーマンションみたいになってくると、サッシといってもガラスの厚みが3ミリぐらいになってくるのかな。そうしたら、外部の音は聞こえなくなるんですよ。ところが、ここにあるスカイハイツとかブルンネンといったマンションは、もう築40年のマンションなんですよ。そのサッシの窓ガラスの厚みがどのぐらいだか、わかるでしょうか。当然、音だって漏れますよ。そういった思いをしているのに、それを石田副参事のところで、これは公園・道路整備分野のほうでそういった点を把握しないままに協議していたの。その点はどうなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この公共空地である、この別紙1の図面でございますが、この土地利用からいいましても、かなりのいわゆる歩行者動線、消防団の訓練を私たちも消防団の方、中野消防署といろんな打ち合わせさせていただいていますが、ある時間帯、閉鎖をしなければならないということもありまして、その中で、このにぎわい地区と呼ばれている公共空地の中でかなりの歩行者動線が考えられますので、物理的に無理であろうということでございました。その中で検討した結果、この場所が妥当であるというふうに判断した次第でございます。
市川委員
 これ以上言ってもしようがないから言わないけども、これは指摘しておきます。後になってから、後の祭りになっても、私たちは知りませんよと一言言っておきます。これは相当に気をつけてあげなきゃいけない問題だと僕は思います。
 それと、もう一つなんですけども、今の体育館の前のけやき通り。落葉の時期を迎えると、落葉樹で、いわゆる排水口がふさがれて、道路が本当に水たまりができてしまって、走る車がその水をはね上げるのは、ごらんになったことありますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 ケヤキが落葉樹で、ある季節になると一時どさっと落葉するというのはもちろん承知しております。その落ち葉の影響で、排水口、街きょますが一時ふさがれているという事実も私たちは存じ上げておりまして、これは中野区が管理している道路でございますので、それこそそういうことがないように、落葉の時期にはいわゆる清掃業務を重点的にやっているゾーンだというふうに認識しているところでございます。
市川委員
 F字道路は、今度まさにそのとおりのケヤキ並木通りになるわけでしょう。違いますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 F字道路は、この図面でいいますと、今までいろんな打ち合わせをさせていただきまして、ケヤキではなくてクスノキ、常緑樹のクスノキをメインの樹木として位置付けるということになっております。
江口委員
 さっきの水辺のところなんですけど、ちょっと私もこの委員会でうっかりして聞きそびれちゃったのかもしれない。前、ここはステージ的になっていましたよね。それがどの時点でこういうふうな形に変わったんでしたか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 別紙2の中で、公園の一番図面でいうと左側でございますが、「流れ(カナール)」というふうに書いてございます区域と、その下の「池」と書いてあるところで、いわゆる噴水ステージということでございます。したがって、基本計画から御提案申し上げている基本的考え方は、特段変わっておらないと思っています。
江口委員
 それから、先ほどの水辺のことで市川委員から質問あったのでちょっと気になっているのは、確かに水辺の管理運営というのは非常に難しいのと、それから費用もかかるということで、どこの自治体でも噴水をつけても、それから水の流れをつけたモニュメントをつくっても、すべてやめているところが多いということは事実なんですね。先ほどの答えの中で、防災用の水の確保という答えが出ていたような気がしたんだけど、防災井戸から水をとるんだから、そんな確保はもう、井戸の地下にあるわけでしょう。だから、そういう意味での水辺をつくるという意味からすると、ちょっと違うんじゃないかと思うんでね。そういう意味だったら、水辺をつくる必要はないんでね、その辺をもう一度お答えいただきたいんですけど。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 防災用井戸で、深井戸でございますが、一時くみ上げる量は限られております。したがって、阪神・淡路のときもそうだったんでございますけれども、こういったいわゆる流れというか河川を一時とめて、そこで生活用水として地域の方々がそれこそバケツを持ってきて水をくみ上げるということでございます。したがって、この流れ部分が約42メートルございますが、この流れに対して、地域の方々、万が一の場合は、それこそバケツを持ってきて、この水をくみ上げるという行為が同時にできるということですね。したがって、防災井戸だと、ある時間帯が限られますので、いざという場合には、ほとんどと言ったらあれなんですが、対応が困難だという意味で、ここで防災時にも使えますよという御説明をさせていただいた次第でございます。
江口委員
 基本的に、防災の水というのは、別な意味で確保しておくのが普通なんじゃないでしょうかね。例えば、一番の問題は飲料水という形の問題ですよね。それはやっぱり、防災的な機能を持つ、これだけ大きなところですから、備蓄倉庫の中に水を確保しておくとかそういうのが主であって、ここに住民がバケツを持ってくみに来て生活用水にそれを使うという、その段階になったときにはもう、今までの災害からすると、ほとんどが大体自衛隊の給水車、それから水道局の給水車が来て皆さん方に提供しているというのが現状で、それは多分言葉上の理想であって、そういうための水辺だったら私はつくる必要ないと。それよりも、別な費用をこの公園の中の機能として、防災機能としてつくられたほうが、より中野区民としては安心な公園というイメージにつながると思うんですけど、いかがでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 委員御指摘のとおり、まず飲料水については、別途防災分野のほうで整理してございまして、飲料水は確保できているということでございます。言葉足らずで申しわけございませんが、生活用水というボリュームがなかなか、阪神・淡路のときでもそうだったんですけど、はっきりわからなかったんですね。(「もう一回説明してよ」と呼ぶ者あり)
委員長
 さらに加えて詳しくお願いしたいということですね。今のその防災用水について。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 飲料水は別途確保されているということでございます。生活用水については、言ってみれば、プラスアルファの世界で、ここでも使えますよというふうに計画しているところでございます。
江口委員
 どっちにしても、そのことは、例えばつくった以上、これはもう、どなたがどういう担当の部署に行こうが何しようが、責任持ってこの水辺を確保しなければ、状況によっては、例えば1年で終わりましたとか、2年目でもう水辺はなくなりましたとか、そんなことがあるようであれば、これは大変な責任問題というぐらいな形で、この仕事には臨んでいただきたいと。これはもう担当者じゃなくて、区全体が責任取るぐらいな気持ちでならないと、これはこの地域のための公園じゃありませんから、中野区民にとっての一つの中央での公園という意識に立っていただかないと、非常に難しさがあるという……。
 防災機能云々といいますけども、病院はあるは、学校はあるは、民間の建物はできるは、大学はできるは、そういう中で協力していけば、水辺の確保なんていうのは有意にできることであって、この全体を防災地区として見ていかなきゃいけない部分もあるのでね。やっぱりその辺はぜひ考えていただきたい。これは要望です。
 それから、工事に関して今回御報告がありましたけど、前にも触れましたけど、この工事もまた、これ契約だったら契約でお答えいただかなきゃならないので、その場合は答えないでいただければ結構なんですけど、また管理会社、管理をやる事務所というのはつくるんですか。普通、区が工事を発注すれば、すべて区側が監督責任を持って、請け負った業者との協議をしながら工事というのは進めていくんですが、近年、どういうわけか必ずその頭に管理事務所、管理というところの仕事を与えているというふうになっている。今回の工事もそういうシステムをとるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 工事につきましては、工事監督業務ということで別途発注する予定でございます。
江口委員
 ちょっと委員長、休憩してくれますか。
委員長
 暫時委員会を休憩いたします。

(午後1時51分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時56分)

市川委員
 ちょっとさっき聞き忘れて、ささいなことなんだけど、照明灯9基あるでしょう。ここに太陽電池式の時計塔が1基あるんですよ。この照明灯というのは、照明灯の下に太陽光パネルがついていて、それで発電をする照明灯なの。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 別紙2に照明灯9基と書いてございますが、これは普通の商業電力から受電した電力を使ってやるということでございます。その下の防災用のLED4基と申しますのは、太陽光パネルをこの管理棟の屋根に設置します。平常時は商業電力でこの防災用の照明灯も使い、災害時は、多分商業電力は来ないだろうということでございますので、管理棟に設置した太陽光パネルから蓄電した電気が、この4カ所に電気が供給されるという意味でございます。
市川委員
 もちろん災害時はすべてそういったインフラはとまるわけですよね。電気も、ガスも、水道もとまるからね。そうですよね。そのときに備えて、ここに集まった人に対して供給するものというのはあるわけだよね。そのうちの一つとして、明かりというものがあるよね。それから、電力というものがありますよね。それから、お水というものがありますよね。さすがにガスはないんだけども、そういったものを供給するのに、これだけで足りるのかなという感じが一つするのと、それから、もう1点、みんな携帯電話を持っているでしょう。携帯電話を充電したいんだという人が必ずあらわれるんだという話を聞いたことがあるんです。災害時にね。避難場所に集まってきたときに、充電しなければ電話が使えなくなってしまう。それで、前に聞いた話なんだけども、この街路灯で、照明で太陽光パネルがついていて、その下にそのポールの下にソケットがついていて、その太陽光パネルで発電をして、その明かりと同時にこのソケットの電力・電気も供給するんだと。そうすると、その街路灯というのは、例えば10本立っているから、その10個のソケットが誕生するんだというような商品・製品というものがあるという話を聞いたことがあるの。そういう研究をして、ここにどうせ照明灯を9基設置するならば、もちろん太陽光のもとの発電というものも、そこで生まれた電力を供給するのも当然のことながら、そういった個々人の持っているものに対しての電力の供給というものも、細かなことだけど、やはり考えておかないといけないのかなという気がするのね。そういう話を聞いたもんですから、ちょっと投げかけたんですけども、そういったようなお話、御存じでしたか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 携帯電話の電源等については、すみません、勉強不足で、ちょっとそこまで存じ上げてはおりません。
市川委員
 じゃあ、今私がお話ししたようなことをぜひ検討していただいて、押すな、押すなじゃなくて、ある程度みんなが分散してそういう供給を受けられるような、この中央部防災公園のつくりといったものに配慮していただきたいように私のほうから要望しておきます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 そういう切り口でも検討してまいりたいと思います。
小林委員
 今、市川委員が言われたところの1点なんですけども、9灯、照明灯ありますが、これはLEDじゃないんですかね。LEDと書いてないんですけども、普通のものなんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 照明灯9灯、これは150ワットで、平均照度でいいますと約3.2ルクスぐらいとれるんですね。それで、このランプについては、LEDじゃなくて、いわゆるメタルハライドランプ。昨年度、公園の省エネルギー化ということで東部を変えさせていただいた、省エネタイプの電球でございます。
吉原委員
 生活用水についてちょっと伺いたいんですが、確かに、阪神・淡路のときはやっぱり、食べ物・飲み物は一切問題ないと。生活用水でまず大変なパニックになったというのは私も総括で質疑しているんですが、それで思ったんですけども、生活用水、もし困るようなことがある部分があるんならば、防火水槽ってあったじゃないですか。これ、防火水槽がないんですね。防災公園には大体防火水槽はつきものだったんですよ。だから、井戸があれば防火水槽は必要ないという考えで防火水槽がないのかあれなんだけども、防火水槽を地下に埋設、大型のやつをしておけば、火のときも対応できる。いざ震災のときにも生活用水として使うことができるんじゃないかと思うんですが、その辺はどうなんでしょう。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 防火水槽の件は、これ確かに委員以前御指摘されたと思うんですが、私ども消防署のほうと何回か打ち合わせをしました。結論的には、この公園の中には必要ないよと。足りているということでございました。
 それで、防火水槽は、別紙1をちょっとごらんになっていただきますと、この地区に消防庁がつくる防火水槽、この図面の真ん中の下あたりに、三角形の緑地と書いてございますが、ここに40トン、40立米の防火水槽を消防庁がつくっていただけるということで、整理はしてございます。
吉原委員
 となりますと、この40トンの防火水槽、いざというときには、火だけではなく、生活用水へ転用することも可能ということですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 すみません、それは消防庁と具体の災害時の役割分担等、防災分野のほうともちょっと調整しなきゃならないというふうに思っているところでございます。
吉原委員
 防火水槽ということですから、火が優先になりますよね、当然。それで、火に対応して、余った部分に関しては、震災のときに生活用水に回していただければ非常に有効になりますので、火以外には一切使わせないというようなことはないと思いますが、その辺ちょっと確認とっておいていただけますように、要望いたします。
市川委員
 ごめんね、何遍も。こういった全体図をあらわすときに、これきょう委員会に出たから、ぱっとこう出てきますよね。これがちまたに出るわけだ。そのときに、これ警察大学校等跡地地区全体図と書いてあるんだけども、今、当面予定しているものを書き込んで、それで例えばここに中野区新庁舎と入っているじゃない。こういうのを入れないほうがいいと思うんだよね。ここ今現在、中野区立体育館じゃない。そうでしょう。だったら、中野区役所と中野サンプラザだって、将来どうなるかわからないんだもん。だから、こういう点のちょっと細かい配慮をこれからされたらどうかと思うんですが、いかがですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 別紙1の図面の表現、これ庁内で随分議論させていただきまして、現時点でわかっていること並びに公表している内容等については表現しようということで整理をしておるところでございます。
むとう委員
 初歩的なことでわからないので確認させていただきたいんですけれども、1カ所ある防災用井戸というのは、これは飲めないんですよね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 以前もそういう御指摘をちょうだいしておることもあったと思うんですが、実際掘ってみて、保健所でどういう水質なのか、飲料「適」なのかどうか、そういう検査をしてもらうことになると思っております。
むとう委員
 掘って見なければわからないということのようなんですが、区としては、どちらを目的として掘られるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この防災用井戸は、先ほど申しました池・流れに対する水の補給等で使うということでございますので、飲料水としては考えてはおりません。
むとう委員
 そうすると、ここでの飲料水というのは、確保はないということですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 災害時については、先ほども申しましたですけど、飲料水をペットボトル等で順次整備していくというふうに聞いております。平常時にあっては、この公園の中の水飲み台をつくることになっておりまして、それはいわゆる上水道を持ってくるということでございます。あと、トイレをつくりますので、トイレの水についても、手洗いの水ですね。これは上水道でございますので、そういう面では飲める水が来るということでございます。
委員長
 他にございますでしょうか。よろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 続きまして、4番目、警察大学校等跡地地区の国家公務員宿舎用地についての報告を求めます。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 それでは、警察大学校等跡地地区の国家公務員宿舎用地について、御報告を差し上げます。(資料6)
 このたび当該用地につきまして、区として取り組みの方針を定めましたので、報告をさせていただきます。
 1番、方針でございます。3点で掲げております。
 1点目です。まず、この公務員宿舎計画について、今後見直しが行われた際には、この地区全体のより望ましいオープンスペース、これを確保するために、当該用地を取得することといたしまして、所要の働きかけを関係機関に行ってまいります。
 2点目です。同用地につきましては、現在防災公園、これを整備計画中でございますが、この公園機能の強化とともに、より多くの区民の方々の御利用に供するため、公園の拡張用地として取得をし、整備・活用をしてまいります。
 3点目です。この同用地の整備・活用につきましては、北側に隣接をします新統合中学校、これの校庭との一体的な利用にも配慮してまいりたいと思います。今後、統合新校のよりよい教育環境の実現をあわせて図っていきたいという方針でございます。
 2番、経過でございます。当該用地につきましては、本年3月に当区議会より、この計画中断中の土地の無償貸与を求める意見書が提出をされたところでございます。この件について、国におきましては、昨年の冬に事業仕分けが行われたわけですけれども、その結果に基づきまして、国家公務員宿舎全般のあり方につきまして、本年夏をめどに明らかにしてまいりたいというふうに伺っております。そうした国の正式な方針が出された暁には、速やかに適正な対処ができるよう、区としては考え方を明らかにしておく必要があったというものでございます。
 裏面を見ていただきますと、ちょうど参考図といたしまして、太線で囲われた部分、ここが宿舎計画用地でございます。面積は約5,780平米という規模でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はございますでしょうか。
市川委員
 昨日の本会議答弁でだったかな、区長が答弁されたけども、公園用地として取得をしていく方針でありますというような方向付けがわかりました。公園用地として取得する場合は、そもそも都市計画公園として1.5ヘクタールの公園用地を取得しましたよね。それで、東京都のほうで1ヘクタール以上は最高で25%都市計画交付金の活用が図れるという、その方途がありますと。それから、財調の普通交付金の財産費でしたか、それを充てて取得ができますよと。中野区は、あと利子を補給すれば、利子払い分ぐらいで取得ができますよ。本町五丁目の場合はそうだった。これ5,780平米じゃないですか。ということは、1ヘクタールないから、これだけ単独で考えると、それは使えない。けれども、区長は、公園用地として取得する方向にありますといった答弁をしたときに、何かしらのいわゆる補助金なり助成金なりを受けてというようなたしか一言をつけ加えていたような記憶があるんですね。それはどういうことかというあたり。もしかして、私の推測ですが、現行の都市計画公園1.5プラスと考えるから1ヘクタール以上としてカウントできちゃうのかということをちょっとお尋ねしたい。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この件につきましては、まさにさきの一般質問で区長も答弁を差し上げているところでございます。御指摘のとおり、こちらを公園用地として取得をする際に、現在取得をしております1.5ヘクタールの都市計画公園、これの拡大用地、この公園の拡大用地として取得をするということであれば、国費、それと御指摘のような東京都の交付金を活用して、区の一般財源を最小限にとどめて取得をすることは可能であろうというところでございます。
市川委員
 じゃあ、確認ですけども、その国費、おおよそ2分の1ですか。残された2分の1の、全体の4分の1ですか、いろいろありましたよね、割合がね。それと同様で、これもカウントできると。要するに、真ん中に道路が入っていても、この用地が分割になっても、いわゆる拡大用地として取得する際には、同様のカウントで、都も、国も支出、いわゆる助成なり補助なりをしてくれますという解釈でいいんですね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 現在、国の交付金につきましては、現政権において、いわゆるこれまでまちづくり交付金というものをこの警察大学校跡地については適用していたんですけれども、これが社会資本整備総合交付金という、いわゆる一括交付金というような制度に今変更がされております。ただ、考え方といたしましては、この一括交付金につきましても、通常公園とすれば、用地についてはその事業費の3分の1、施設整備については2分の1がこの国費から充てられます。その国費を除いた部分のおおむね25%程度を、東京都の都市計画交付金が充てられる。それで、なおかつ残ってしまうところについては、仮に例えば起債を起こして、財調からの財産費を充てるという、そのような考え方で対応ができるのではないかということです。
 また、おっしゃるように、今回この公園の拡張用地として取得を考えておりますけれども、実際としては都市計画道路、20メートル幅員の道路が間に入ってしまうわけでございますが、実際は道路が入っていても一体の公園としてみなせるように、そのような働きかけで取り組んでまいりたいというふうに思っています。
せきと委員
 経過のところで、「本年夏を目途に明らかにする予定とのこと」だといいますが、これは何に基づいてこういう表現をなさっているんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 こちら、この用地を所管しております関東財務局のほうと適宜私どもお話し合いをさせていただいているところでございます。昨年冬の事業仕分けを受けて、その結果に基づいて、このような中野のこの宿舎計画だけではなく、国家公務員宿舎全体についての方針を再度検討しろというような結果が出ておりますので、その検討を立ち上げて、この夏をめどにそういったものを示していきたいというものを先方御担当から確認をしているということで、このような表記をしております。
せきと委員
 この検討を行う機関といいますか、何とか会議とか、そういうのは名称は何かあるんですか。どういう人たちがこの検討を行うんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この件につきましては、おおむねこの夏をめどにこういった方針を示したいということを伺っている限りでございまして、例えば名称とかその構成員でありますとか、そういったところについては私どもはまだ承知をしてございません。
せきと委員
 ことしの1月に財務省が、事業仕分けの結果を受けて、どういう歳出・歳入の見直しをやっていくかという政府案を出しました。その中には、国家公務員のあり方等に関する検討会を速やかに立ち上げると。これは、財務省主計局の公式な文書の中で言われておりますが、そうしたことは御案内ではなかったですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まさにそのようなことに基づいて、この夏をめどにこういった方針を示していきたいというふうに伺っております。
せきと委員
 夏はもう近いんですけれども、こういう組織はもうできているんですかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 繰り返しになりますが、そのような組織について現況立ち上がったか否かというところについては、まだ確認はされておりません。
せきと委員
 わかりました。関東財務局とばかり話し合っていらっしゃるんですか。理財局や何かとはお話し合いはなさらないんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 本用地につきましては、まず、直接的な関係が深いところは関東財務局というところでございます。ただ、処分等々の方針等につきましては、そういった地方整備局だけではなくて、本省の方も適宜そういった必要に応じて、そのような打ち合わせはさせていただいているところです。
せきと委員
 関東財務局とは、一番最近でこの件で話し合いをしたのは何月何日ごろでしたか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この件につきましては、この資料にもありますように、本年3月に区議会から意見書が出されているところでございます。このような動きもございましたので、春以降も適宜打ち合わせはさせていただいております。
せきと委員
 6月に入ってからは、話し合いはなされましたか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 6月につきましても、今回このような方針を区として定めたということで、所要の働きかけを行っていくというふうにこの資料でもうたっておりますが、区として改めてこういった方針を持っているということは、この6月にも先方にはお伝えをしているところです。
せきと委員
 国において、宿舎の計画について見直しが行われた場合には、中野区は取得をするというのが方針であって、国に対して宿舎計画の見直しを要請したりだとか、働きかけるだとか、そういったことはなさいませんか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 基本的には、方針が明らかにされた際の区の取り組みをお伝えをしているところでございます。
せきと委員
 それと、意見書や、また区民からの陳情は、統合新校の学校用地としてという要望が強かったと思うんですが、そうではなくて公園となってしまったのは、本会議でも答弁の中であったと思うんですけども、もう一度御説明ください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 本日の資料の方針の中にも掲げてございますが、学校用地としていわゆる学校だけの利用ではなく、より広い区民の利用に供したいという思いがございます。
 ただ、学校が隣接しているということもございますので、そういった学校行事であるとか、フレキシブルにこの空間を相互利用できるような工夫は図ってまいりたいというふうに考えております。
せきと委員
 最後に要望しますけれども、関東財務局だけではなくて、財務省の理財局ともこういった件については話し合いを行っていただきたいと思いますが、いかが思われますか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 必要に応じて適切に、関係機関とは働きかけを行ってまいります。
市川委員
 ちょっと先ほどの質問の続きになるんですが、今せきと委員のほうからもちょっと触れられたんですが、このいわゆる国家公務員宿舎の用地を公園用地として取得する方向ですという区長答弁がありました。これの今、取得する際の財源というものは答弁いただきました。これ、もし学校用地として取得する場合は、財源はどこに求めるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 学校用地として取得するとなりますと、そういった国費であるとか東京都の補助金等は活用ができないということになってしまいます。
市川委員
 ということは、丸々中野区が買い取ると。はっきり言うと、こういうことになるわけですね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 そのとおりでございます。
委員長
 よろしいですか。他に質疑はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をいたします。
 続いて、5番目、中野駅地区第1期基盤整備事業についての報告を求めます。
石井都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 それでは、お手元の資料(資料7)をごらんいただきたいと思います。
 まず、A4の資料でございますが、平成22年3月、昨年度末に策定をいたしました中野駅地区整備事業計画、これに基づきまして、本年22年度と23年度、この2年間でこの第1期整備の完成を目指すということでございますが、これのいよいよ工事の一部に着手をしていくという内容でございます。
 1番の中野駅地区第1期基盤整備の概要をごらんいただきたいと思います。
 メーンの事業、この整備の事業といたしましては、1番から3番まで。一つは、現中野駅の北口駅前広場、これを歩行者中心の広場として整備をしていく。それから、二つ目の駅周辺の回遊性、これを高めるために、東西の連絡路、中野通りを渡る横断歩道橋、これを整備する。それから、三つ目に、中野駅と警大跡地開発方面、先ほどございました公園等へのアプローチ、歩行者ルートを整備するというものでございます。
 4番から7番までは、これらの整備に伴います、それを実施していくための準備的なといいますか、そういう内容となってございます。4番目が、現中野駅北口駅前広場のバス乗降場、これをサンプラザの南側区道、けやき通りでございますが、こちらのほうに仮設バス停を整備をしていく。それから、5番目が、中野通りからサンプラザ、今申し上げました南側区道、これにアプローチできるように右折車線、これを整備をしていくということ。それから、6番目が、円形花壇部分、それから自転車の一時保管場所として無償貸与、これを受けております弥生共済会、ちょっと離れておりますが、こちらに仮設の駐輪場をつくって、その準備を図っていくということでございます。それから、7番目が、当該工事に支障となる樹木、可能なものについては区立公園等に移植をしていきたいと。想定しておりますのは、現在予定地としての本町二丁目公園、それから本町五丁目公園、こちらのほうに移植可能なものについては移していきたいということでございます。
 2番目の地域説明会でございますが、当然、工事着手前に隣接地の方、それから地域の説明会、これらを開催をしながら、理解と協力を得ながら工事を進めてまいりたいと考えてございます。
 また、北口広場の利用者、バスの利用者、それから駐輪場の利用者、いろいろ大勢いらっしゃいます。ホームページ、あるいは現地での掲示等についてお知らせをしてまいりたいと考えてございます。
 それから、説明会の開催でございますが、今月7月28日午後7時からおおむね8時半ごろまでということで、商工会館の大会議室で予定をしてございます。
 なお、この説明会のお知らせにつきましては、7月20日号、区報でお知らせをしたいと考えてございます。
 経過、それから工程でございますが、丸ぽつの一つ目、これについては、先ほど申し上げました計画の策定ということでございます。7月に地域説明会、それから、仮設の駐輪場整備、これは先ほど申し上げました弥生共済会、それから円形花壇部分、この辺に徐々に着手をしていくということでございます。8月以降、この広場の一部移植工事、主に中低木、これを中心に移植を始めたいということでございます。それから、11月にはサンプラザ南側に仮設バス停の整備工事、これを始めたいということでございます。それから、12月以降については、中野通りの線形変更工事。それから、23年度に入りまして、仮設の駐輪場整備工事、これは大きい部分でございますが、それから、駅の北口広場の整備工事、本体の現在の北口広場ですね。それから、東西の連絡路、これの整備工事にも、23年度に入ってからいよいよ本格的に入ってまいりたいということでございます。
 なお、もう1枚のA3横のこの図面をごらんいただきたいと思います。
 施工手順からいきますと、まず、6番の円形花壇の部分がございます。このいわゆる中心部の円形の部分、この植栽及びブロック、それから土、これを撤去いたしまして、平たんにならして、アスファルト舗装をしていきます。それで、大きなイベントといたしまして、中野まつり、それから花と緑の祭典等がございます。これは10月ごろに予定をされておりまして、ここの時点ではこの広場が十分に使えるような形を現在想定しております。祭り等が終わった11月ごろから、ラックの取りつけ等をこの円形花壇部分にはしてまいりたいというふうに考えてございます。
 それから、2番目がこの支障樹木ですね。これらは、先ほど言いましたように、円形花壇の中にもございます。これらは撤去が、移植が始まると。
 それから、3番目が、北口の駅前広場からサンプラザ南側への仮設のバス停の整備、これが絵でいきますと5番ですね。これらは、先ほど言いました右折レーンの確保ということで、中野通りの線形変更の準備工事ということになってまいります。
 それから、4番目には、中野駅と警大跡地の再開発方向、これはいわゆる歩行者空間、これの一部整備ということで、3番の部分。これが該当いたします。
 それから、次が、中野通りの線形変更、右折レーンの整備ということで、これはこのサンプラザ南側区道へのバスのアプローチ、これを確保していくということで、この5番の中野通りの部分の工事が入ってまいります。
 それから、北口中央駐輪場の一部解体ということでございまして、これが番号でいきますと8番のブルーのところでございます。これの点線の右側、いわゆる東西連絡路2番の工事の影響範囲、これがまず第一番に撤去をしていくということでございます。順次この⑧の左側の部分ですね。これらが撤去されていくということでございます。
 それから、いよいよ7、8、9ということでいきますと、絵でいきますと②、それから①、⑧というようなことで、順次工事が続いていくという内容でございます。
 なお、現在、先ほど申し上げましたこの現北口駅前広場、それから東西連絡路、それから仮設バス停の詳細、これらについて現在設計をやっておりまして、これらが固まり次第、また次々と御報告を申し上げたい。これらの工事に先立つものといたしまして、先ほど言いましたように、植栽、移植の関係、それから、事前に自転車の駐輪場、これをつくっていきたい、こういう内容でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ございますでしょうか。
市川委員
 経過及び工程、これはあくまでも予定だそうですが、平成22年11月に中野サンプラザ南側仮設バス停の整備工事があるじゃないですか。これが終わりますと、北口のロータリーで今使っているバス停、それから、この後に中野通りの線形変更工事があるじゃないですか。これらが終わると、あのガード下のバス停、ああいったバス停が、この時期に、平成22年の年末、もしくはできた直後、平成23年の初頭にバス停が移るんですか、現に。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 バスの停留場でございますが、この図でいきます④番の部分に仮設バス停車場、こういったところを乗降場を持ってこようというふうに考えておりますが、その中身といたしましては、現北口駅前広場のバス乗降場、この施設をこちらへ持ってくるということでございまして、現在のガード下のあのバスの乗降場については、そのまま利用するということでございます。
市川委員
 時期は11月に持ってくるんですね。
石井都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 今現在想定をしております工事スケジュールでございますが、先ほど言いましたように、11月から着手をしていくということでございまして、予定でいきますと、23年度に入ってからぐらいが今の北口、あそこのバス停がサンプラザ南側のほうに移ってくるかなというような状況でございます。
市川委員
 もう1点なんですが、これ中野駅地区の基盤整備をするのに、従前の都市計画を変更しましたよね。記憶では、このA3判の図面の中の4番、今言ったいわゆるバス停、仮設バス停をつくる区道があるでしょう。これもともと道路ではなかったような記憶があるんだけども、これは従前の都市計画の中では、これはたしか広場の扱いをしていて、たしか道路としての供用を暫定的にしていたと。完全にこれは区道になったという解釈を今したんだけど、それで間違いないですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これは、この図の④番の部分、これとそのすぐ南側にある現在の駐輪場がある広場、これを含めて、中野通りに附属する広場という位置付けになっております。現在ですね。
 それともう一つ、道路法上は、この西側にあるけやき通り、225号線だったですかね。これに附属する、要するに区道に附属する区域というふうに二つの性格を持っております。要するに、都市計画法上の考えと、それから道路法上の考えと、今、二つの性格でこの広場が使われている。
 委員がおっしゃったように、この広場、区道に附属する広場としては、既に供用開始をされているということでございます。したがいまして、今の道路部分、これが単独に道路として決定しているというものではなくて、道路と、今申し上げたように、その南側の広場を含めて附属広場という位置付けになっているということでございます。これを今回見直しを図っていくということになります。
市川委員
 すると、見直しを図っていくというところで、これが区道となるという解釈でいいわけですね。今でも区道という解釈になっているの。じゃあ、今度、その見直しを図るという中で、ここのところは切り離して、広場の延長線上にあるんではなくて、この幅員――ここは何メートルになるのかな。20メートルないのかな。16メートルぐらいの道路という位置付けに都市計画上なるんですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この、要するに今道路上になっている部分を改めて区道にするという考えは持ってございません。要は、今二つの違ったねじれというんでしょうか、そういったものをやはり修正する必要があるということでの見直しを図りたいということでございます。
小林委員
 1点、小さいことなんですけども、8番のエリアのところなんですが、現在の北口から渡って、この8番のエリアのほうに入る信号というか歩道は、これからこの工事後にもずっと利用できるんでしょうか。
石井都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 この第1期整備、この工事期間、22、23年度については、このガード下の横の横断歩道並びに歩行者用信号ございますが、これは従前どおりということを考えてございます。
小林委員
 その後は残るんでしょうか。その後ですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 計画部分なものですから、私どもで対応させていただきますが、現在、この横断歩道は、囲町方面の方々が御利用なさっているという状況がございます。24年に第1期の整備が終わるわけでございますが、その段階ではやはり現在の改札は、現北口駅前広場のほうに残るということから、囲町からの利用者の方はずっと継続して続くだろうというふうに思ってございますので、いわゆる西口ができるまでは、この中野通りの横断歩道は残しておくべきかということで考えてございます。そういった内容で関係機関調整を進めていきたいというふうに思っております。
小林委員
 それとあと、同じ囲町のほうの道の件なんですけど、現在、自転車駐輪場がございますが、その通り道のところなんですが、桜がかなり咲いているんですが、これは恐らく第2期なのか、第3期なのか。この桜のところはかなりいじられてなくなってしまうのかどうか、ちょっとお伺いします。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 将来的な桜ということでございますが、桜そのものは、やはり区民の皆様から親しまれているということを考え合わせますと、できるだけ残していく必要があるだろうというふうに思ってございます。残せないものについては移植等を考えて、その後また別なところへ配置するというようなことで、一気に伐採をするとかいうことは一切考えないという対応でいきたいと思っているところでございます。
小林委員
 わかりました。
 それから、あと、囲町のほうにそのまま行くときに、当然道路があるんですが、この道路と、それから現在けやき通りに結ぶ場所というのは、まだこれ何も図面等がないんですが、これはスムーズに車が走るような、また迂回といいますか、そのまま入れるような形での設計は予定しているのか。また、予定されていれば、いつごろの時期のものなんでしょうか。よろしくお願いします。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 囲町側につきましては、現在、JRとの間に都市計画道路が入ってございます。これについては、地元の方々がまちづくりの中で整備をしていく方向で今検討されているというふうに伺ってございまして、それの時期と、それから、私どもで進める北口の駅前広場等の整備とどういうスケジュール的な重なりが出てくるのか。そういったものと十分調整をしながら、地元の方とお話し合いをしながら、やはりその整備のあり方については検討していったほうがいいだろうというふうに思っております。現在のところ、決めておりません。
小林委員
 話し合いが決まれば、遠慮なくそのけやき通りのほうの道路の計画も進められるということで、了解していただいていいんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 どういう形で整備を進めるかということになってくるかと思います。確かに、都市計画道路が入っておりまして、その都市計画道路の状況のまま整備ができるかどうか。これも地元との対応が非常に微妙なことになってくるのかなというふうに思っているところです。
市川委員
 ちょっと今、小林委員の質疑に関連してなんですが、今の囲町のまちづくりありますね。協議会をつくって、皆さん御協議をなさって日夜御尽力されているんですが、この囲町の街区というのは、新たにできる西口の改札口、いわゆる新しい西口・北口の駅前広場に隣接するわけですね。この補助221号線というのは、その広場と一体化するわけだ。つながるわけですね。そうすると、囲町は御自身でまちづくりをする中で、221号線のいわゆる道路用地というものを自分たちのまちづくりの中からバックして、用地を提供して、それであの道路の幅員を設けるというような手法が一つ。こういうような手法もあるんだけど、この駅前広場につなげて物を考えて、東京都の負担でこの道路整備をしてもらうというような物の考え方ということはできるんだろうか。それをすると、逆に言うと、環七まで全部やらなきゃいけないことになっちゃうんだろうか。そこら辺のところをちょっと説明をしていただきたいんですが。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 確かに、このJR線路沿いの221号線、都市計画道路でございますが、これは環七までつながっている、いわゆる新北口駅前広場から環状七号線までつながっている都市計画道路ということになってございます。杉並区にまたがる都市計画道路ということになりますと、やはり東京都の事業とはいいながら、杉並区のほうが賛成をしなければ、この道路の拡幅はできない、整備はできないということになります。
 そういったことから、今委員がおっしゃったように、囲町で取り組んでいるまちづくり、これが先行しそうな状況にあるということから、少なくも私どもの中野区内だけは整備ができないか。そのことによって、委員がおっしゃったように、新しくできる西口に近いまちとして、今後の発展につながっていくのではないかと、そういうふうに考えておりまして、地元とも話し合いを進めているということでございます。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次、6番目、訴訟事件の判決について。
相澤都市整備部副参事(住宅担当)
 それでは、お手元の資料(資料8)に基づきまして、訴訟事件の判決について御報告いたします。
 事件名は、建物明渡等請求事件でございます。中野区が東京地方裁判所に訴えの提起をしていたものでございます。
 なお、本件は昨年12月8日の当委員会で訴えの提起について御報告した内容のものでございます。
 訴訟の経過でございますが、3番目の項目をごらんいただきたいと思います。
 平成22年2月25日に中野区が中野区民ほか1名を訴えていた件につきまして、本年5月14日に東京地方裁判所で訴え認容の判決の言い渡しがあったものでございます。
 4、事件の概要でございます。本件は、相手方、これは区民住宅の使用者でございますが、区民住宅の使用料を長期にわたり滞納していた案件でございます。これに伴いまして、区としましては、住宅の明け渡しを求めるとともに、相手方に対して滞納している使用料、つまり家賃でございますが、及び共益費を請求したものでございます。並びに、明け渡しを求めてございますが、住宅の使用の許可の取り消し日の翌日から明け渡しが終了するまでの使用料相当の額、これを賠償金といいますが、あわせてこの賠償金も請求したものでございます。
 この対象となっております滞納使用料等の額でございますが、5の請求の趣旨の(2)をごらんいただきたいと思います。家賃と共益費を合わせまして264万4,630円――これは23カ月分でございますが――ということになってございます。このほかに、損害賠償金として、明け渡しが終了するまでの使用料相当分も対象として含まれるものでございます。
 6の判決でございますが、上記の中野区の請求の趣旨どおりの判決の内容で、判決が言い渡されたものでございます。
委員長
 本件に対しまして、質疑ございますでしょうか。
むとう委員
 結局、どうなったんでしょうか。言い渡されたところはわかったんですが、その結果、支払ってくれて退去されたとか、どうなったのか。(「ちょっと休憩にしていただけますか」と呼ぶ者あり)
委員長
 暫時委員会を休憩いたします。

(午後2時46分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時48分)

 ただいまの報告に対して、質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 続きまして、7番目、区を被告とする訴訟の提起についての報告を求めます。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 区を被告とする訴訟の提起について、御報告差し上げます。(資料9)
 こちらは総務委員会でも同様の報告をさせていただいているものでございます。
 まず、1番、事件名でございますが、地区計画条例取消請求事件です。
 2番、当事者。原告が杉並区民3名。被告が中野区。
 3番、訴訟の経過でございますが、本年4月21日に訴えの提起が起こされ、6月10日に第1回口頭弁論が行われたものです。
 4番、原告が主張する請求の趣旨でございます。こちらは、区が制定しました中野四丁目地区における建築物の制限に関する条例、これは昨年10月15日に本建設委員会で議案審議をいただいた建築条例でございます。これを取り消すというものでございます。
 5番、請求原因の要旨でございます。
 (1)原告らは、この四丁目地区と道路を挟んで隣接居住しているものである。
 (2)東京都、こちらが昨年6月22日付で中野四丁目地区を対象とした地区計画決定をしてございまして、それを決定・告示をしております。
 (3)中野区、こちらはこの地区計画の内容に基づいて、昨年10月23日に地区計画に法的拘束力を持たせる本件建築条例を制定したものでございます。
 そして、(4)でございますが、この地区計画の内容そのものが、いわゆる都市計画法で定めるところの周辺の低層住宅に係る良好な居住環境への支障がないように定めることというふうに考慮しなければならない。なおかつ、中野区が策定しております「中野駅周辺まちづくりガイドライン2007」に定めている緩衝帯型オープンスペース、これの存在を考慮せずに定めて、このこと自体が裁量権を逸脱して違法であると訴えているものでございます。
 そして、(5)でございますが、東京都が定めたこの地区計画につきましても、まさに(4)と同様の趣旨で、これは違法であると、この原告は東京都を訴えている最中で、今まさに係争中というところでございます。
 そして、(6)このもともとの地区計画が違法であるから、その内容にのっとるこの建築条例も違法である。したがって、これは直ちに取り消されるべきであるという、そういった訴訟の内容ということでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ございますでしょうか。
市川委員
 ちょっと勉強したいんですが、都市計画決定というものの決定事項について、司法というものが介入して変更になる、都市計画が変更になるといったような事例はあるんですか。
委員長
 わかりませんか。調べますか。
市川委員
 都市計画決定というものの、行政上の手続といったものの重みというものはどういうものであるのかということを少し伺いたかったんです。それで、今これ係争中ですから、東京都を今相手取って係争していらっしゃるんだと思うんですね。現に、この東京都の都市計画決定を受けたこの東京都の都市計画審議会、僕、議長会の代表で出席をしていたんですよ。それで、確かにこれ決定しました。都市計画の決定は、決定を見たものが覆るということがあるのかということなんです。それがあるんだとしたらば、そんなに簡単に都市計画決定というものが考えられてしまうということになりがちだと思うんですが、そういうことはあるのかなと、こう思うんですけども、都市計画決定の重大さというかその重みといったものは、中野区のいわゆる所管の関係各位はどういうふうに考えていらっしゃいますか。
委員長
 どなたがお答えいただけますか。委員会を暫時休憩しましょうか。
 では、休憩いたします。

(午後2時53分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時54分)

 今、市川委員から御質問のありました件につきましては、再度調べていただきまして、できるだけ早目にお答えをいただくと。きょうのきょうということは無理でしょうから、事例を調べてお答えをいただくということで、了解をさせていただきたいと思います。
 それでは、他に質疑はございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がないようであれば、以上で本報告については終了をいたします。
 8番目のその他のところに移らせていただきます。
 その他のことで、何か御報告ございますでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、口頭でございますけども、(仮称)南部防災公園用地の取得につきまして、口頭で報告させていただきます。
 この件につきましては、総務委員会が所管でございますけども、関連いたしますので、当委員会でも報告するものでございます。
 東大附属中等教育学校に予定しております(仮称)南部防災公園用地でございますけども、平成22年第1回定例会で、財産の取得について議決を得、平成21年度中の契約に向け交渉を行ってまいりましたけども、3月末までに折り合いがつかず、契約に至ってございません。
 このため、平成21年度予算のうち、用地特別会計の用地費54億4,000万円余、一般会計都市整備費の体育館移転補償費4億円余がいずれも未執行となってございます。
 今後の予定でございますけども、東大側の鑑定結果を待って、再度価格交渉に入る予定でございます。価格交渉を行っているのは、財産管理部門の用地・管財担当でございます。
 なお、平成22年度予算には、取得に係る経費が計上されておりませんため、協議がまとまった段階で手続をとらせていただきたいと考えております。
 なお、この件につきましては、7月6日の防災まちづくり特別委員会でも報告する予定でございます。
委員長
 ただいまの口頭報告に対して、質疑ございますでしょうか。
むとう委員
 折り合いがつかずということは当然のことなんですけれども、区が予定していた54億円を上回る金額の提示があるということなんでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 価格につきましては、現在交渉中のため、開示することができないというふうに聞いてございます。もちろん、予算範囲内で交渉しているということでございます。
委員長
 他に、質疑はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 それでは、他に報告はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようであれば、以上で所管事項の報告をすべて終了させていただきます。
 これからの審査の進め方について御協議をいただくため、一時委員会を休憩いたします。

(午後2時57分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時58分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、以上で本日の審査はすべて終了したいと思いますが、御異議ございますでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、以上で本日の審査を終了いたします。
 次回の委員会は、明日7月2日(金曜日)午後1時から、当委員会室で再開することを口頭をもって通告いたします。
 なお、明日は、先ほど申しましたように妙正寺川激特事業及び環状七号線地下調節池妙正寺川取水施設の視察を行いますので、御承知おきください。
 本日予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に御発言ございますか。ないですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
なければ、以上で本日の建設委員会を散会いたします。

(午後2時58分)