平成24年09月20日中野区議会区民委員会(第3回定例会)
平成24年09月20日中野区議会区民委員会(第3回定例会)の会議録
平成24年09月20日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成24年9月20日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成24年9月20日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後4時40分

○閉会  午後4時56分

○出席委員(8名)
 かせ 次郎委員長
 若林 しげお副委員長
 ひぐち 和正委員
 平山 英明委員
 林 まさみ委員
 浦野 さとみ委員
 伊藤 正信委員
 むとう 有子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区民サービス管理部長 登 弘毅
 区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 藤井 康弘
 区民サービス管理部副参事(住民情報システム担当) 田中 謙一
 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 浅野 昭
 区民サービス管理部副参事(税務担当) 長﨑 武史
 区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 古川 康司
 区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 小山 真実
 環境部長 小谷松 弘市
 環境部副参事(地球温暖化対策担当) 上村 晃一
 環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 志賀 聡
 清掃事務所長 鳥井 文哉
 環境部副参事(生活環境担当) 堀越 恵美子

○事務局職員
 書記 関村 英希
 書記 竹内 賢三

○委員長署名

審査日程
○議案
 第52号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)
 第53号議案 平成24年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。

(午後4時40分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思っておりますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第52号議案、第53号議案は、ともに補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、第52号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)及び第53号議案、平成24年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきをお願いいたします。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 それでは、環境部の補正予算について御説明申し上げます。
 補正予算案の24ページ、25ページをお開きください。
 歳出予算、8款環境費、1項地球温暖化対策費、2目地球温暖化対策費です。補正予算額は、565万円で、緊急雇用創出事業となってございまして、特定財源として当補助金10分の10を予定しております。内容ですが、説明に記載してあるとおりでございますけれども、現在、都市政策推進室の産業・都市振興分野で進めている事業で、なかの里・まち連携事業がございます。連携自治体が五つありますが――今回みなかみ町が加わりまして五つとなりましたけれども――この連携自治体とカーボン・オフセット事業に向けてどのような事業が展開できるのか、五つの自治体の地域資源、森林状況やCO2の排出削減、吸収活動などの取り組みについて基礎調査を行うものでございます。
 ここで少しカーボン・オフセット事業について説明を加えさせていただきます。カーボン・オフセット事業とはあまり聞きなれない言葉でございますけれども、カーボンとは二酸化炭素――温室効果ガスと言いかえておりますけれども――ということで、オフセットとは埋め合わせをするという意味でございます。区内で温室効果ガス排出の削減をし切れなかった部分について、他の地域で排出削減活動に投資することで、排出される温室効果ガスを埋め合わせするというものでございます。中野区が想定している事業イメージは、特定者間型オフセットというようなもので、中野区と連携自治体との間でCO2の排出削減、吸収活動の交換の取り組みを進めるというものでございます。例えば、区が連携自治体に森林保全化事業を行って資金提供や整備活動の実施などを行い、その森林保全整備活動がCO2吸収量に換算されて、その分が中野区のCO2排出削減量の貢献活動として認証されるというようなことを想定してございます。森林の干ばつや枝打ちなどは、健全な森林保全には重要なことでございまして、二酸化炭素吸収量の増加、放出の抑制につながると言われてございます。23区では、新宿区や港区などで先行事例がございます。
 続いて、歳入予算でございますけれども、16、17ページとなります。
 14款都支出金、2項都補助金、7目環境費補助金、3節緊急雇用創出補助、緊急雇用創出事業補助として、補助金額は565万円で10分の10となっております。
 以上で補足説明を終わります。よろしく御審議お願いいたします。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ございますか。
平山委員
 このカーボン・オフセットの事業は、区の計画の中に何か明記をされているのってあったんでしたっけ。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 10か年の計画の中では、直接カーボン・オフセットという事業名は明記してございません。地球温暖化防止戦略の中で、「環境交流を進め、都市と地方が協働して環境保護に取り組みます」と明記し、「なかの里・まち連携事業により交流する地方都市と環境対策面で市民同士、行政同士が協働し、山や森など、環境保全など、都市と地方が持つさまざまな資源を相互に活用した取り組みを進める」としてございます。また、環境基本計画では、「里・まち連携で交流する地方都市との間のみどりのカーボン・オフセットのしくみなどについて調査・研究します」と記してございます。
委員長
 質疑の途中ですが、ちょっと休憩させてください。

(午後4時46分)

委員長
 再開いたします。

(午後4時47分)

 他にいかがですか。
平山委員
 すみません、これで終わりますから。今回いろいろな事情があって、この緊急雇用が使えるというような、もろもろの事情があって補正で組まれたと思うんですけど、今後のスケジュールはどういうふうに考えていらっしゃるんですか。今回調査をやった後について、それだけ確認させていただければと思います。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 今年度調査をいたしまして、それで五つの自治体を対象にフィールド等を調査をしたりしながら、来年度絞り込みをして、事業のスキームをどういうふうに組み立てるのか、いわゆる事業計画案をつくってまいりたいというふうに思っております。その後、計画案がまとまってくれば、自治体を選んで、あまり複数とかはなかなか難しいかと思いますけれども、一つの自治体から選考して、事業を進めていくための協議、それで協定書を結んでやっていくというようなのを想定してございまして、その後、カーボン・オフセット事業と並行しながら、いわゆる市民同士の交流、これは里・まち連携のほうの範囲になるかと思いますけれども、市民同士の交流やそういうフィールドに学校の生徒と児童たちが出かけていくというようなことも想定されてございます。
平山委員
 大事なことだと思うんですよ。私も港区に見に行ったりもしましたし。だから、要するに、今回調査をやって、来年度絞り込みをやりつつそのスキームをつくる。計画をつくるぐらいのつもりで考えていらっしゃるということですね。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 そのとおりでございます。
むとう委員
 基礎調査の部分でだと思うんですけれども、緊急雇用という部分はどういうふうになるんでしょうか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 この緊急雇用創出事業補助金を使うためには、事業者がいわゆるハローワーク等に申し出て、こういう事業を行うので、新規雇用をこの事業のためにするということで、何人か雇う必要がございます。それで、そういうことをきちんとしましたということを事業者は申し入れて、区としても確認をして契約をするという仕組みになってございます。
むとう委員
 これから事業者募集になっていくんでしょうか。そのあたりのスケジュールを教えてください。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 この補正予算が決まりましたら、契約締結依頼を契約担当のほうに依頼をするということになっております。
むとう委員
 こういったものの基礎調査というのは、具体的にはどういうところに頼んでいくことになるんですか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 今、環境面のコンサルタントとか、そういう事業者は非常に多くなってございますので、こういう環境関連の事業者はかなり多くなってございます。
ひぐち委員
 今回みなかみ町が同じ基礎調査に入ったということですけれども、これは何かみなかみ町が加わったことで、何か変わったことができ上がったんですかね。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 里・まち連携のこの事業の展開は、みなかみ町が今回加わりました。都市政策室としましても、この里・まちの連携の事業の拡充というようなことを区として考えてございますので、そういう中で、環境面――ちょっと環境面の事業がなかなかうまく進んでいなかったということもございますので、今回こういうカーボン・オフセットということを少し視野に入れながら、拡充をしていきたいというものでございます。
ひぐち委員
 では、そのメーンというのは、カーボン・オフセット事業ということだけでとらえてしまっていいものなんですか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 私どものセクションは、今カーボン・オフセットの話をメーンに出しておりますけれども、区全体として、この里・まち連携の事業については、自然を守る環境交流というような柱の中の戦略の一つとして、最適な環境活動の場所づくり、具体的には、環境保全活動を支援、促進する場所づくりということで、区民、市民同士の交流とか、そういう環境保全活動全体を行っていくという、児童・生徒の環境学習というような側面も持ってございますけれども、全体としてそういう三本柱の一つの環境交流に力を入れていきたいということでございます。
ひぐち委員
 では、これは一つの事業というふうにとらえていいわけですね。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 そういうふうにとらえていただいて結構でございます。
林委員
 まだこれから基礎調査ということなんですが、今、新宿区や港区もされているということなんですが、最終的にCO2の削減というものが大きなミッションになると思うんです。新宿区や港区ではどのくらいCO2の削減とかに効果があるのかということもお調べなのでしょうか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 具体的には、この調査の中で、先行事例の調査の中で具体的な現状と効果というような課題とか、そういうことも洗い出していきたいというふうに思っておりますけれども、聞いているところでは、例えば新宿区が長野県と伊那市とやったときの、平成21年度のCO2の30ヘクタールほどの森林保全活動をやった効果として、130トンのCO2の削減効果を長野県から認証されているということは一つ把握してございます。
委員長
 他にいかがですか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、他に補足説明ございますか。
小山区民サービス管理部副参事(介護保険担当)
 それでは、介護保険特別会計の補正予算について御説明をいたします。
 お手元の議案、38ページ、39ページをお開きください。
 歳出予算、5款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、1目第1号被保険者保険料還付金等ございます。補正予算の内容ですが、平成23年度における介護保険地域支援事業などに係ります国・都支出金等の超過交付分の返還額が確定したことから、1,985万3,000円を増額するものでございます。
 歳入といたしましては、前年度からの繰越金を同額の1,985万3,000円増額をいたします。なお、歳入につきましては、36ページ、37ページの8款繰越金の欄にございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
 以上で補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
 本報告に対し、質疑ございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 それでは、意見について伺いますが、第52号議案について意見はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、総務委員会には、第52号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)について、意見なしとして総務委員会に申し送るということで御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 次に、第53号議案について意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第53号議案、平成24年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から特に発言ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で区民委員会を散会いたします。

(午後4時56分)