平成22年03月05日中野区議会予算特別委員会建設分科会
平成22年03月05日中野区議会予算特別委員会建設分科会の会議録
平成22年03月05日予算特別委員会建設分科会 中野区議会建設分科会〔平成22年3月5日〕

建設分科会会議記録

○開催日 平成22年3月5日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時01分

○閉会  午後2時26分

○出席委員(7名)
 佐野 れいじ主査
 いながき じゅん子副主査
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木 均

○主査署名

審査日程
○議題
 第7号議案 平成22年度中野区一般会計予算(分担分)

主査
 定足数に達しましたので、ただいまから建設分科会を開会いたします。

(午後1時01分)

 第7号議案、平成22年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。
 本日はお手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり進め、昨日の残りの歳出及び歳入について質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 御異議ございませんので、そのように進めさせていただきます。また、審査に当たりましては午後5時をめどに進め、途中、3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、進行いたします。
 本日、まず最初に予算説明書補助資料の317ページ、6款都市整備費7項まちづくり推進費1目拠点まちづくりについての質疑はありますでしょうか。
せきと委員
 この中野駅地区まちづくりです。今年度は、中野駅周辺まちづくり推進のための協議調整及び調査検討費用として1億2,000万円余が措置されております。来年度はここに出ているとおり5,000万円となっておりますが、その下の(2)中野駅北口地区、(3)南口地区、それと、きのう公園整備のほうでやりました中野駅地区整備の6,300万円を足しますと、やっぱり1億円強の予算となると私は思うんですが、そういう理解でいいですか。それとも、中野駅地区のは今年度やっているのとは大分性質が異なるんでしょうか。その辺いかがですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 本年度の予算に計上させていただいている内容でございますが、この(1)中野駅地区まちづくり、それと(2)北口地区まちづくり、(3)南口地区まちづくりは、委託料として合計8,000万円ということになります。今年度のこの8,000万円の委託料が平成21年度、本年度の当初予算で言うところの中野駅周辺まちづくり推進のための調査検討といった性格のものでございます。
 また、昨日御説明をさせていただきました第一期整備に向けた総合的な技術調整、これはまさに第一期整備に向けた設計調整あるいは工事監督といったものを総合的に支援をいただく業務というふうにとらえているものでございます。
せきと委員
 きのうは、現場や関係者や住民との調整のような、いわゆるコーディネートのようなものも含まれるとお聞きしたと思ったんですが、それはそうではなかったですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 昨日御説明申し上げたのは事業実施に向けた調整ということでございまして、本日の御審議いただいているいわゆる計画調整、計画検討、こういったものとはやはり違うということでございます。
せきと委員
 違うということでありますけれども、やはりこうした総合調整ですね、合わせると1億円強と、御担当は違うものだとおっしゃいますが、私としてはさほど違わないというふうに思うんです。平和の森管理委託費が大幅に削減されたり、都市整備費は全般的に削減されています。それはこうした経済状況だというお話なんですが、この中野駅周辺に関してはやっぱり同額のものが措置されているように思われてなりません。そういう点を、ちょっと私たちの考えを示しておきます。
 それで、今年度の目標のところにガイドライン改定案とありますけれども、これはどういったことを改定されるのかお答えください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 このまちづくりガイドラインにつきましては、2007年の時点で、中野駅周辺まちづくりガイドライン2007というものを策定いたしました。基本的にこのガイドラインは、土地の利用あるいは都市基盤等についての方向性を示したものでございます。今回は特に、2007年のバージョンでは、警察大学校跡地の地区整備にかかわる内容が非常に多うございました。今回は警大がかなり事業も推進されている。さらに現況は中野駅地区に関しまして整備基本計画案を示させていただくなど、ほかのエリアについてもかなり計画が浸透してきております。そのことに伴いまして、このガイドラインもいわゆる2010年版ということで、その他、特に中野駅地区でありますとか南口のまちづくりに関する土地の利用あるいは整備方針等を書き加えていきたい、浸透化していきたいということで、ガイドライン改定案の作成という表記をさせていただいております。
せきと委員
 そうしますと、もう大体動こうとしている警大部分については変わらないということでいいんですかね。その他の部分を今の目指している方向に向かって合うよう広げていくということですか。警大部分は変わらないでいいんですかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 警察大学校跡地につきましては、このガイドラインに基づきまして、選考事業者につきましては都市計画の変更をさせていただいたところでございます。残る区域2、区域3とございますが、こちらにつきましても、さっきのガイドラインに基づきながら、今後また都市計画の変更の手続が行われてまいるというところでございます。
せきと委員
 私が申し上げたいのは、ガイドラインに沿って民間事業者が参入してくるためのガイドラインなんだと思うんですね。今回の改定が、そんなことはないと思うんですけれども、民間の意向に合うようなまちづくりができるようにガイドラインを変えるのではないかというふうな心配から申し上げたんですが、そういうことはありませんよね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 このガイドラインの改定につきましては、さきに策定をさせていただきましたまちづくりグランドデザインバージョンⅡがございます。あのまちづくりを実現するためにも、より具体の指針をガイドラインとして改定して示すという性格のものでございます。
せきと委員
 わかりました。
 同じく、目標にあります地区計画案作成――中野駅南口地区ですね。これについても少し御説明願
います。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この南口地区でございますが、これは主に、現在進められている二丁目での市街地再開発事業の検討、これに基づく地区計画というようなことで考えているものでございます。
むとう委員
 きのうの301ページのところは中野駅北口のことだったと思うんですけれども、今回の中野駅地区まちづくりというのは、これは南口を指しているんですか。どこのことなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野駅地区というのは、あくまでも中野駅を中心とする駅前広場等のまちづくりということでございまして、南口ということではございません。いわゆる昨日御説明した実際の事業については、第一期整備事業ということで事業着手しなければいけない内容について御説明を申し上げているわけです。来年度以降でございますが、当然第二期以降、南北通路、それから新北口駅前広場の整備、そういったものがまだまだ検討が続くわけでございまして、そういった内容の検討、これを関係機関協議とともに進めていくということでございます。
むとう委員
 とりあえず第一期の部分については、関係者との協議が今月中に終了するということで答弁がありましたよね、予算の総括質疑で。ここでの、きょうのところでの協議、提供業務というのは、具体的に何をどう検討するというんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 関係機関協議が今月中に終わると言ったことは一切ございません。これはずっと継続して行われるわけでございまして、いつの段階で終わるということではございません。要は、終わる段階ということは、この我々の整備基本計画でお示しをした第三期整備が終わった段階では、関係協議機関というのは終わるんだろうというふうに思うんです。
むとう委員
 ごめんなさい。これは私の勘違いで、要するに、都市計画変更をする部分についての東京都の都市計画審議会に諮問する部分については予定どおり今月中に終わるというお話だったんじゃなかったでしたか。違うなら違うでいいです。きょうのところでいいですので。
 じゃあ、具体的に何を協議検討なんですか。この段階での検討内容をもう少し詳しく教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 例えば、南北自由通路をつけるにしましても、関係機関、JRさんと協議をしなければいけない。それから、今度それを新北口駅前広場のほうにおろすには、その駅前広場と道路とどういうふうに接続するのか、こういった関係についてはまた東京都とやらなければいけない。あるいは、施設整備にいては警視庁と協議をしなければいけない。あらゆる部門においてこういった調整が必要になってくる、それがまちづくり事業でございます。
むとう委員
 具体的に書かれている交通計画協議というのは、どういうものなんでしょうか。交通計画ということになると、何か交通計画という計画書みたいなものが出てくるんでしょうか。どういうことなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この交通計画につきましては、将来、中野駅周辺まちづくりが行われる段階、いわゆる開発が行われるだろうと想定できるところでの開発事業、発生交通量、こういったものを想定する必要がございます。それと、中野駅周辺にございます道路網、それから新北口駅前広場に整備を検討しているバス、タクシー、こういった交通計画もろもろを含めて、ここでは交通計画の協議検討と。これの相手先といたしましては、警視庁、東京都、そういったところが協議対象になってくるということになります。
むとう委員
 じゃあ、計画というのがつくられて示されるということではないんですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは、計画としては策定をする考えでございます。
むとう委員
 じゃあ、その計画は、いつどういう段階で示していただけるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 できましたら、これが予算付けをされて、実際にこういう作業に入れるということになりましたら、平成22年度中には一応の検討は終わるだろうというふうに思っております。
むとう委員
 じゃあ、同じように、その下の駐車場整備計画検討業務というものもあるんですが、これは具体的にどこの駐車場のことを言っているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この駐車場整備計画は、これは基本計画の説明でもさせていただいたわけですが、現在の新北口駅前広場、あそこの地下に180台の都市計画駐車場が決定をされていると。これは昭和37年に決定されたものでございますが、こういったものがあの場所に必要かどうかという検討は当然しなければいけないというふうに思っております。あそこに何台ぐらいの駐車場として整備することが妥当なのかどうか、そういった検討を行うに当たって、この駅周辺の駐車場がどういう形になっているのか。今後そういった駐車場についてどういうふうに整理をしていけばいいのか、そういったものを含めて、現在の新北口駅前広場の都市計画駐車場の変更を行っていくということになりますので、そういったものを含めて駐車場整備計画を検討するということでございます。
むとう委員
 じゃあ、やはりこれについても計画ということですから、計画書みたいなものが出てくるんでしょうか。それはいつまででしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほどと全く同じ答弁になりますが、これが予算としてお通しいただいたあかつきには、平成22年度中には一定の方向をお示しをしたいというふうに思っております。
市川委員
 警察大学校等跡地地区整備なんですけれども、これに関連して開発協力金のことなんですけれども、あの調整はどういうふうになっていますか。今現在。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 開発協力金についてでございますが、まず、選考する3事業者、中野駅前開発特定目的会社、そして帝京平成大学、明治大学、この3事業者につきましては、この開発協力金にもしっかりと協力するんだという旨の覚書を取り交わしてございます。その覚書に沿いまして、今具体的な協力金に関する協議を、今まさに行わせていただいているところでございます。
市川委員
 この選考する3事業者の協力を覚書を交わしていただくことになったというんだけれども、それ以外の事業者でまだ協力の覚書を交わしていない事業者なりがいるんだということになるんでしょう。それはどこになるの。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 区域に、早稲田大学が用地を取得して施設を計画しているものでございます。早稲田大学に対しましては、これから覚書を取り交わしていきたいというふうに思っております。
市川委員
 あとは、警察病院はどういう扱いになるのかな。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 警察病院につきましては、もう既に建物が建ち、営業をされているわけでございますが、協力につきましても、他の事業者と同じように御協力いただくように働きかけをさせていただいているところでございます。
市川委員
 その働きかけの進捗状況はどうですか。芳しいですか、芳しくないですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 私どものこの協力金の考え方を御理解いただけるように協議を重ねているところでございます。ただ、病院といたしましても、病院の経営等々を勘案すると、すぐに何かというようなところは少し時間がかかるのかなといった反応をいただいているところです。
市川委員
 当然、自警会東京警察病院は、早稲田通りからとれば建物が建てられたんだからという一つの理屈があると思うんですね。けれども、今度この南側の整備がきちんと駅までつながれば、もともと警察病院の建物は玄関そのものを、正面玄関を南に持ってきていますからね。今の使い方が変則的であって、こちらがきれいに開放されれば、駅からストレートに斜めに警察病院にはアプローチができるわけですよね。それを待ち焦がれているのは、だれよりもだれよりも待ち焦がれているのは自警会東京警察病院のはずなんですよ。だから、それに対して協力をしないというのは、ある自己矛盾を起こすんじゃないのかなと私は思うんですね。そういったこともすべて承知の上で、今、松前さんが答弁をなさったようなところに今あるんだということでよろしいですか。自警会のほうがわかっているのかということだね。
川崎まちづくり推進室長
 自警会とは、今、委員がおっしゃったようなことも含めてお話をさせていただいております。今現在、具体的なお話をさせているやりとりもあるんですけれども、今この段階では具体的に相手がどういうふうに言って、こちらがそれに対してどう申し入れをしているということについては、具体的な内容については今しばらくお待ちいただければというふうに思います。
市川委員
 この317ページにはサンプラザ区役所地区というものが出てこないんだけれども、それを探していくと経営費のほうに行っちゃうんだよね、今ね。だから、ちょっとこちらの審査にはなじまないかもしれないんだけれども、サンプラザ中野区役所地区というやつだね。このサンプラザ区役所地区は――もしなじまかったら答えなくてもいいんだけれども、この中野駅周辺まちづくりの中で、今経営費のほうに予算書の中では落ちているんだけれども、計画としてまだまだ先々の構想でしかないんだけれども、計画としてある一定の時間を見て、この年度になったらということをきちんと落としてあるわけでしょう。どうでしたか。
川崎まちづくり推進室長
 これは経営室の所管になりますので、所管外ということをお断りをした上でお答えしたいと思いますが、サンプラザにつきましては、取得後10年以内に整備計画をつくるということ、具体的には平成26年にはその整備計画をつくるというような予定になっていたかと思います。ちょっと手元に正確な資料はございませんので。
市川委員
 すみません、ありがとうございます。
 そうすると、平成26年までにつくることになるでしょう。その間に、平成22、23、24、25と進んでいくわけですよ。今、既存のまちづくりがね。そうすると、これがきちんと計画どおり行って、その区役所サンプラザ地区ときちんと整合性のとれた計画として進んでいくんだというところの進捗状況だ。そこいらあたりは去年の決算委員会のときに総括質疑で、年次を教えてくださいねといって質問をしているんだけれども、そこいらの計画というのは、あれからもう4カ月がたっているんだけれども、何か――随分たっているな。半年ぐらいたっているのか。何か変化が、いわゆる進捗状況は計画どおり行っていますかということ。その点をちょっと伺っておきたいんだけれども。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 サンプラザのほうの計画につきましては詳しくは聞いておりませんが、私ども、駅地区所管といたしましては、サンプラザ区役所再整備が予定どおり進んだ場合を想定して駅地区のまちづくりに取り組んでいるということでございます。今回お示しをした整備基本計画の中でも、第二期整備、平成27年以降というようなことでお示しをした南北連絡通路、こういったものは区役所サンプラザの整備前にこれが完成していないと、区役所サンプラザの再整備はできない。そういった行程を考慮しながら整備基本計画を計画化したということでございます。
市川委員
 中野二丁目地区なんですけれども、市街地再開発事業の準備組合をつくられて、あれからもう大分時間がたつんだけれども、現在の様子はどうですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、いよいよ都市計画を定める検討の段階までこぎつけているということでございます。先ほども申し上げました来年度、二丁目地区について地区計画の検討を行うといったことと同様でございまして、来年度からいよいよその検討に入っていくという状況になってございます。平成23年度には事業計画、平成24年ごろから事業着手、そういったような計画であるというふうに聞いております。
市川委員
 平成23年度に事業計画で平成24年に事業着手なんだけれども、これは組合の設立認可というのがあるでしょう、手続の上で。そうすると、そういうものはどこいらぐらいを想定して見込んでやっているんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在考えられるのは、恐らく平成23年度に準備組合から組合になってくるというふうに考えております。
市川委員
 そうすると、大分もう近いなという感じがするんですね。平成23年度というともう来年度、再来年度ということね。だから、来年の今ごろになると組合の設立認可の準備が始まっているというふうにとらえてよろしいですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 早ければそういったころになってくるかもしれません。
市川委員
 構成をしていらっしゃる組合員の皆さん方の御意向というのは、当然早く進めてほしいというご意向だと思うんですが、それに間違いありませんか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 二丁目地区では権利者の方も非常に数が限られているということもあって、そういった中では御意向は強いということは我々も承知をしてございます。
市川委員
 住宅供給公社、西松建設、こちらのほうの意向も同様で間違いありませんか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ちょっとこれだけ時間を要しているというところは、やはり供給公社そのものの、あの団体としては開発ということで、建物がかなり古くなっておりますから、そういった御意向がおありなんですが、やはりたくさんの居住者を抱えているということで、若干時間を要しているということを聞いております。
市川委員
 そうすると、公社としては、今現在居住されている方に対しての配慮ということで時間がかかっているというふうに受け止めてよろしいですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 はい。そのように私どもも承っております。
市川委員
 それにつけても、一定のめどというものをきちんと立てて、居住していらっしゃる方にも親切にお話をしていかなければいけないことだと思うんですけれども、そのような公社側の何か意向というのは聞き取っていますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 聞き及ぶところによりますと、いろいろ居住者の方の御意向等をお伺いしている中で、やはり余りにも利便性が高いものですから、かなりいいところを御紹介してもなかなか理解が得られないとか、そういったお話はよく聞くんですけれども、供給公社様はそれなりに頑張っておられるなという印象を持ってございます。
市川委員
 この二丁目の開発事業ですけれども、工事着工して完成までどのぐらい時間を見ればいいんですか。期間。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 事業の組み立て方をいろいろ私どもも聞いているわけでございますが、いわゆる供給公社とほかの地権者の方と、なかなか一緒に再開発を行うということは何か難しいように聞いております。したがいまして、あの中で区画整理などを行いながら再開発事業を組み立てていくというような内容で承っておりまして、通常の市街地再開発事業よりは、事業着手してから時間がかかるのかなというふうに思っております。
市川委員
 ということは、ざっくり言いますと二つに分けて事業を行いますよと、こういうふうな理解でよろしいですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 準備組合から聞いておりますのは、そういった内容で検討がされているというようなことで聞いております。
市川委員
 南口の駅前広場、あれも大きく広がるわけでしょうし、それとのリンクも当然考えられるだろうし、また、三丁目側にアプローチをしていく、この南北自由通路ね。これの陸地から南口の、いわゆる二丁目側に対してのアプローチというものも考えて、今、向こうの地権者とも鋭意協議をしていらっしゃると思うんですけれども、南口の町を様子というのを聞いていると、やっぱり最近にぎわいもないし、夜になると暗くなってしまって本当に寂しい町になってしまいますと。やっぱりこの南口の人たちは、一日も早く町ににぎわいを取り戻そうということで一生懸命努力していらっしゃるんですよ。だから、中野区の産業振興担当のほうで始めた、このにぎわいフェスタ、今開会中ですけれども、これについての協力度というのは、北口のほうよりもどちらかというと――私は自分の目で見てですよ、南口の人たちの協力度のほうが私は高いと思います。また、向こうのほうが非常に盛んにやっていますよね。そういうこともおもんぱかってか、この二丁目地区の再開発事業を一つとってもしかり、また、今現在、丸井さんのほうで新しい新店舗、新事業所を建てていらっしゃるけれども、あれ一つとってもしかり、三丁目の南北自由通路につながるまちづくり一つとってもしかりなんだけれども、なかなか先が見えてこない。あの丸井さんが2011年の冬にオープンしますというあの建物だって、まだかさが上がってこないじゃないですか。よくよく聞いていくと、あの地下を掘り下げていったら、水が出てきちゃったと。だからちょっとストップしてしまいましたとか、いろいろなことがあるみたいです。それは漏れ伝わって聞こえてくる範囲であって、なかなか見えてこない。そうすると、やっぱり町の中で、いつになったら、いつになったらという声が渦巻くわけですね。ですから、今ここでいただいた答弁とよりも、もっとわかりやすいお話を、役所ももう一歩踏み込んで、役所だからこれを言ったらいかんとかあれを言ったらいかんではなくて、やっぱりざっくばらんにこうありたいね、こうしたいねと。そのためには皆さんのこういう点の協力も必要なんだけれども、そうすればこういうこともできるんですねというようなやりとりを、南口二丁目、三丁目の方たちと、念には念を入れてやっていただきたいと思うんですが、この平成22年度を通して1年間頑張っていただく決意はありますかね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 私もこの駅周辺の担当を始めてから5年経過する中で、南口の方々からは、やはりにぎわいを取り戻すための努力を区も一生懸命やってくれということは強く伺っているところでございます。それを受けまして私どもも今までも対応してきたわけでございますけれども、なお一層、南口につきましても皆さんとお話し合いをしながら、活力につながるまちづくりを進めていきたいというふうに思っているところでございます。
主査
 他に質疑はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、なければ進行をさせていただきます。
 次に、予算説明書補助資料318から319ページ、7項まちづくり推進費、2目地域まちづくり費について質疑がありましたらお願いいたします。
江口委員
 319ページの、すみません、もう一度確認で、弥生地区のまちづくりというのはどの辺を指しているんでしたっけ。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 こちらで書いてありますのは東京都の防災まちづくり計画に規定されていますけれども、重点整備地域であります弥生町でございます。エリアとしては一丁目から四丁目の範囲ということで想定してございます。
江口委員
 わかりました。じゃあ、具体的にこの本町二丁目、三丁目、これは前からお話ししているんですけれども、二丁目と三丁目では住環境が相当違っていることはだれでも知っていることでありますけれども、この辺、二、三というふうに分けていますけれども、もう一度、二丁目は何を目指しているのか、三丁目は何を目指しているのか、その辺をちょっとお答えいただければと思います。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 本町二丁目周辺まちづくりにつきましては、現在、まちづくりの会という方々と一緒に勉強会を開いているところでございます。委員が御指摘のとおり、二丁目と三丁目ではそれぞれ地区の特性がございます。
 例えば、二丁目につきましては南北方向に坂道が多い、それから私道が多くてかなり道路基盤が弱いという状況がございます。そういった中で建かえが進んでいないという街区が多く残ってございまして、老朽化した木造住宅が立て込んでいるという状況がございます。整備の方向としては、そういった家についてどう建かえ更新をしていくのかということかまちづくりの方向として考えられることだと思います。
 それから、三丁目につきましては、比較的区画整理が終わったところがございます。それから、敷地規模が大きいということもございますので、共同住宅が多いという状況がございます。そういった共同住宅の周りには緑も残っていて住環境がよいという地域でございますので、今後のまちづくりとしてはそういった町のよさをのこしていくというところが大きな方向として考えられるものというふうに思います。
江口委員
 今お答えいただいたとおり、三丁目というのは本当に整備をされているところでして、道路の幅員も一部を除いて大変広く、それこそ一方通行になっているところもありますけれども、道路の幅員からすれば総合交通もできそうなところですけれども、地域の中でのルールとして一方通行も結構取り入れていると。これは前も言ったんですけれども、私は本当に重点的にやらなければいけないのはやっぱり本町一、二丁目ということだと思うんですけれども、三丁目というのは本当に今の段階で区として取り組んでいくというよりも、やっぱり一、二丁目という形で道路の問題。これは相当時間がかかるし、財政的な負担もいろいろとかかってくるけれども、安心・安全ということを考えればやっていかなければならないだろうということは十二分に、町の人も理解しているけれども、果たして総論賛成各論反対で我が家が対象になったときにどうしようかって悩みも抱えている人も事実あるわけで、そういう意味ではやっぱりこの辺をもう少し絞った形でやったほうが、より中身の濃い議論が私はできてくるというふうに思っているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今回の防災まちづくり特別委員会のほうにも、本町地域の、先ほど御紹介しましたまちづくりに向けての検討状況についてということで御報告させていただく予定になっておりますが、その中では本町二丁目、三丁目周辺地区ということで、当然、本町一丁目のエリアについても皆様と勉強会を重ねてきたという経過がございます。ですから、そういった本町一丁目のまちづくりについても検討している状況でございます。今は広く本町自体の地域まちづくりということで、町の課題だとか将来像というものを勉強させていただいていますけれども、委員がおっしゃいますとおり、今後は例えば課題別にテーマを掘り下げて検討するだとか、もしくはそれぞれエリアによっても特徴が違いますので、そういったエリアごとの課題を整備しながら、具体的なまちづくりの指標についてそれぞれの特性に合わせた検討を進めていきたいというふうに考えております。
江口委員
 今のお答えでもわかるんだけれども、やはり私は本町一丁目だったら相生町会、あの中は本当に車が、地域住民の自分たち車も通れないという状況の地域が非常に目立っているところであって、本町二丁目の場合は東郷町会という形の地域が特にそういう状況で、先ほど、南北の坂道があって非常に道路が、場合によっては車が通行できないところを生活道路として使っているという場面もあるわけですね。そういう意味では、この辺に本当に絞っていただきながら徐々に広げていくというのはわかるんだけれども、やっぱり三丁目なんかは今やっているときじゃないと思うんですよ。あの辺じゃあ、もう三丁目というのは本当に環境のいいところですから。ただ、みどりの条例だとか、みどりの基本計画だとか、そういう中でのまちづくりということは大いに、中野全体のみどりということからしてやっていかなきゃいけないし、また、あそこはやれる可能性のある敷地が多い町なんですね。だから、そういうふうに切りかえて、本当に価値ある地区まちづくり、拠点まちづくりの整備というのはやったほうがいいと思うし、ましてやこれから、一丁目についても二丁目についてもいよいよ建かえをせざるを得ないという状況の家が、きのうの耐震じゃないですけれども出始めてきているので、これも早くその辺を取りかからなきゃいけない部分もある。といって、また時間もかけていかなきゃいけないという両方を持ち合わせているわけですね。その辺はもう一度、確かにこれだけの予算を組んでいるけれども、区側としての支援体制としてはそのような形での拠点地区まちづくりにしたほうが、私はより区民からすれば行政のやっていることの理解というのは出てくるんじゃないかと。その辺はどうなんでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 当然、今は地域全体的なまちづくりの勉強会ということで進めさせていただいていますけれども、今後は具体の事業を入れるということであれば、先ほど委員がおっしゃいましたとおり、その地域の優先度だとか、もしくは集中する効果、そういったものをしっかり検証しながらまちづくりについて進めていくというふうに考えてございますので、広く薄くというよりは、ある程度効果などを踏まえながら集中的に、比較的短い期間で整備したほうが効果が大きいというふうに考えますので、そういったことも地域の方々に対して一緒に検討していきたいというふうに考えてございます。
江口委員
 もう1点。まちづくりにどうしても必要なのが、代替地という問題も必ず出てくると思います。特にあの一帯を整備する場合には、そこにはやっぱり住めなくなるだろうという。道路を広げることによってですね。ということも考えていくと、やっぱりあの地域は非常に密集した地域でもあるわけですね。そういう意味からすると、やっぱり代替地の確保ということも考えていかなきゃいけないけれども、その辺はどういうふうに考えていますか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 代替地につきましては、今後区有施設の再編計画等もございます。そういった中で、こういった防災まちづくりを進めるのに適した用途が廃止された公共施設があれば、そういったものも代替地として、そういったまちづくりに生かしていければというふうに考えてございます。
江口委員
 確かに難しい質問をしているんでけれども、やっぱり代替地というのもある程度区の方針を示してあげないと、自分たちが当事者となったときに、果たしてじゃあどこに住めるのといったときに、やはりそこからは離れたくない、少しでも近くにいたいということはだれでも願いだと思うんですね。そういう意味で、あの周辺の、例えば国有地だとか都有地だとか、そういうものをもう一度調査しながら代替地の確保をしておくとか、例えば区有地の中でもそこが将来的に使えるということも一つの目線に置いて住民の方に言わないと、大丈夫ですよ、探しますよではやっぱり乗ってこないし、話は進まないので、その点はもう一度、どういうふうに考えているか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 おっしゃいますとおり、地域の方々に、例えば道路拡幅等で立ち退きいただく場合には、その方々の生活再建というところをお示ししないと、なかなか事業に対しての協力も得られないという状況がございます。先ほど委員おっしゃいましたとおり、区有施設はもちろん、国有地、それから都有地でそういった事業の代替地があるようでしたら、そういったことも視野に入れながらまちづくりについて検討していきたいというふうに思います。
小林委員
 318ページの1番の木造住宅密集地域整備ということで、南台一丁目、二丁目地区、そして南台四丁目地区ということがあるんですが、その右側に平和の森公園周辺地区整備ということなんですが、確認なんですけれども、どこの町名なのかお伺いいたします。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 平和の森公園周辺地区でございます。これにつきましては、住所でいきますと新井二丁目、それから新井三丁目、それから新井四丁目、それから沼袋三丁目でございまして、このうち事業を実施しているのは新井二から四丁目でございます。
小林委員
 そうした中で、上のほうの成果指標の中に、このエリアなんですけれども、新井二丁目、三丁目という形なので、その1番のところが整備地区ということで、数字が4でいいんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 成果指標1番の地区施設道路の整備率ということで、委員今おっしゃいました南台一、二丁目地区、それから南台四丁目地区、平和の森公園周辺地区の3地区を合計した整備率ということでございます。
小林委員
 今言ったように、沼袋三丁目が入っていないというのはどういうことなんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 沼袋三丁目につきましては、地区計画の中で整備方針は示されているんですけれども、整備計画がまだ定まっていない地域ということでございます。
小林委員
 実は、やはりこの広域場所のところに逃げていくという形で、隣の野方三丁目、そして沼袋三丁目を通って妙正寺川を越えて平和の森に入っていくというところなので、非常に沼袋三丁目が不燃化率を高くしなきゃいけないところだと思っているんですね。今回、今年度末には妙正寺川が非常にすばらしくなりまして、橋もほとんど倍の大きさになる。以前とは全く違う状況です。特にみんな安心してここの沼袋三丁目、また、野方三丁目のほうもどちらかというと沼袋三丁目のほうを通っていく形になるんですが、今こそこの時期に意識を持っていただきたいなと。この地域ですね。いわゆる不燃化自体の意識がこの地域はありません。ないというのは私の地域なんですけれども、私のほうは沼袋三丁目に住んでいまして、どうなっているのかなという部分があるのと、また、狭隘道路のところが、ちょうど橋はあるんですが、橋に行くまでにたどり着かないというような道の問題もありまして、今回沼袋小学校が大きく変わる形なるんですが、沼袋小学校の校庭を越えない限り、その橋を渡れないという状況になります。中には沼袋小学校の真ん中に道を通すことによって流れができるということでの、大きな橋を渡ればすぐそのままなるという形なので、いろいろな意味でこの橋ができ上がった地域になりましたので、皆さんも意識を持ち始めると思います。そして沼袋小学校の計画関係も入りますから、そういう意味で道路の問題、それからこの地域の今言った不燃化率を高くするという、そういうような勉強会とか、結構そういうときに集まる地域ですので、しっかりと、この沼袋小学校中心でいいんですけれども、徐々に進めていただきたいなと。財政難でなかなかお金を使えないかもしれないですけれども、勉強会ぐらいはできるんじゃないかなというふうに思いますので、そこの意識をちょっと高めていただいて、この不燃化率、成果指標の中にも沼袋三丁目を入れれていただければと思いますので、よろしいでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 沼袋三丁目につきましては、以前、区のほうでも地区施設道路の整備計画をつくって地元に提案をしたりとかということで、もともとの、当時調査した資料等もございます。区としても、地区計画の中で方針のみが示されて整備計画ができていないというのが果たしていい状況だというふうには思っていませんで、これについては今おっしゃられた野方のほうも当然、大和町だとか、密集市街地もあるのですけれども、あわせて沼袋のほうも検討していこうというふうに考えています。
小林委員
 そうですね。妙正寺川が本当にすばらしくなったということですごい喜んでいる。そういう状況に一つの石を投げるような形でやっていただければというふうに思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
市川委員
 今答弁したけれども、一等最初さ、これ、沼袋も含めて地区計画の線を引いて、それで、あの当時は沼袋三丁目川の住民のほうから、こっちはいいからそっちでやってくれといった経緯があったんじゃなかったっけな。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 平和の森公園の地区計画、これを策定したのは平成5年ですけれども、昭和60年代からあの地域に入って勉強を始めて、まちづくりニュースみたいな形で地域に入って、議論を積み重ねた結果、どうしても最終的な段階のところで沼袋三丁目の皆さんから整備計画については同意が得られないというところが当時あって、今に至ってしまっているというのが現実でございます。
市川委員
 だから、合意が得られないということは、中に、地区計画はいいから、その川から向こうでやってくれよという声があったということなんだよね。
萩原まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 当時のお話の中では、まちづくりについては自分たちの手でやるからいいよというような話があったというふうに伺っております。
市川委員
 小林委員の質問があったからそれに追って質問をしたんですけれども、その過去の経緯というのがあるんですよ。その当時、いやあ、勘弁してくれと。正直言って沼袋のほうは道がないし、道路をとられちゃったらおれのところの敷地がなくなっちゃうんだよという地権者がたしかいたはずですよ。いらしたはずです。そういうことも相まって合意が得られなかったという経緯があるわけ。そういう経緯をしっかり踏まえて、今日に及んだこの段で、妙正寺川の護岸工事もきちんとできたし、橋もかかったし、それで平和の森公園に避難するときに、そのきちんとしたアクセスもとれるようになったんだと。今になって思えば、あのとき合意していなかったのはいけなかったなと思っている人もいるかもしれない。そういう見地から、やっぱり沼袋三丁目にはもう1回積極的に入っていく必要があるんじゃないのかなと。今になってこういう絵を見てくれればわかりますでしょうという言葉が生きてくるのかなと思うんですね。これは要望ですから、よろしくお願いいたします。
せきと委員
 319の(3)で地域まちづくり支援というのがありますが、これは今年度の当初予算の説明資料には見当たらないんですが、新しい事業なんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今回、新たな事業ということではございませんが、これまでも平成21年度予算では南部・中部地位のというような、そういう地域別の中で、それぞれ対応していた。例えば、まちづくり初動期のまちづくり支援の講師の派遣とか、まちづくりニュースの印刷とか、そういう地域のまちづくり活動を支援するといったものを、今回の平成22年度予算ではまちづくり事業推進とまちづくり計画というふうに、事業をそういうふうにくくらせていただきまして、その中で項目として初動期のまちづくりを支援するものとして、まとめてこういう表記にさせていただいたものでございます。
せきと委員
 そうすると、地域を特定した事業ではないと考えていいわけですね。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 事務事業名2のまちづくり計画の中で、今お話のあったような本町、弥生町とか東中野という、今取り組んでいる都市マスを受けてまちづくりの計画づくりをしているものと。また、これから、まだ着手していないけれども、住民グループのまちづくり勉強会の盛り上がりとか、例えば上高田なんかでも勉強会が始まっていると。そういうようなものを支援していくという想定でしたものでございます。
むとう委員
 これ、具体的に、本町、弥生町地域のまちづくりとか東中野地域のまちづくりという言い方で事業内容が書かれているんですが、それぞれ259万8,000円、453万8,000円とあるんですが、具体的に何をするお金なんですか。何か調査とか委託するとか、そういうことなんでしょうか。それぞれどういう、何に――まちづくりと一言で言っても、何にこのお金が経費としてかかるんでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 例えば東中野の例で申し上げますと、453万8,000円となってございますけれども、これは主に400万円が委託料で、まちづくり計画の策定業務でございまして、平成21年度から平成22年度にかけて検討会を立ち上げて行っておりますけれども、その平成22年度にかかる部分の委託料でございます。あとのものにつきましては、検討会の報償費やら一般事業費となっているものでございます。
むとう委員
 資料を出していただいている建設2のところで、まちづくり関連調査費といって過去5年の分があるんですけれども、東中野って駅周辺とか駅のところと、それから今年度だと東中野地域全体なんでしょうけれども、これ、東中野という項目だけざっと足し算しても、もう3,000万円ぐらいはいっていて、これでまた400万円というと、本当に3,500万円ぐらい何だかんだと東中野というところでのまちづくりにお金がかかっているんですけれども、これ、こんなにずっとかけるんですか。これはほとんどが委託なわけですけれども、こんなに、駅に特化した部分と全体とで分かれているんだとは思いますけれども、こんなに東中野のまちづくり計画をつくるのに、地域まちづくりという東中野全体を見ても、前年度も493万5,000円、今回もまた400万円、ほぼ1,000万円近いお金をということなんですけれども、これはどういう中身なんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 平成18年からまちづくり調査業務に入っていきまして、平成20年度まで約2,200万円、あと58番街区の共同化の勉強会の経費で、平成18年、平成19年で約550万円ぐらいとなっております。ここに至った現況調査、平成19年度に調査研究会、専門学識経験者のみと関係者だけでやった検討会、そして平成20年度にもう少しエリアを駅周辺、商店街通りからより広く、一丁目から五丁目、大体約100ヘクタールまで広げて現況を把握しようというふうなことで今広げたような計画がございますけれども、今、平成21年度10月から立ち上げた調査検討会で、この過年度調査結果をまた加工しながら資料として活用しておりますので、大体明年で一定のめどがつくというふうな形になっております。
むとう委員
 そうすると、本町、弥生町よりも東中野の地域まちづくりのほうが先に行っていて、これだけお金がかかってきているわけですけれども、今後そうすると、まちづくりの進め方としては、本町、弥生町地域のまちづくりも、東中野で行ったように委託をしてどんどん計画をつくっていくということで、それぞれこれからまた、本町も弥生町も東中野地域のまちづくりと同じようなステップでお金をかけていくということになっていくんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 東中野のほうにつきましては、駅を中心にかなり広いエリアということで、それぞれ毎年度の調査をもとに、それぞれ地域の実情を踏まえながらまちづくりを進めてきているという状況でございます。本町、弥生町につきましても、例えば本町二丁目、三丁目周辺ですと――本町一丁目も含みますけれども、平成20年度から周辺まちづくりに関します基礎的調査だとか住民の意向調査を経ながら、今年度平成21年度につきましてはまちづくりの会による勉強を中心に、町の課題とか将来像について検討してきております。今年度はその中間まとめをしようかなと思ってございます。来年度以降は、そういったものもとに地域に対して広く投げかけを行いながら、一緒にまちづくりについての検証を掘り起こしていくということで考えてございます。ただ、エリアの取り方だとか、あとは想定する事業等によって調査の項目等も変わってくるという状況がございますので、本町とか弥生町については、今後どういったまちづくりを進めていくかということに対して、必要な調査をその都度行っていくという想定でございます。今のところはそういったことでまちづくりについて進めていきたいというふうに考えてございます。
むとう委員
 具体的に、東中野地域のまちづくりの進捗状況のように計画を策定していくというところまで本町も弥生町も持っていく予定なんですか。そうすると、そこに至るまで、もう東中野だって去年と相当調査費がかかっているわけですけれども、今後、本町や弥生町についても、委託をしていろいろな調査をして計画を策定するまで区は考えているんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 ちょっと想定の話になりますけれども、例えば検討を進めております本町二丁目、三丁目周辺地区では、先ほども言いましたけれども、例えば本町二丁目で道路の状況がよくないということであれば、当然今、南台一、二丁目とか平和の森でもやっていますけれども、避難路の整備ということが想定されると思います。そういった避難路を整備するためには、それをルール化したり担保化を進めるために地区計画というものを策定して、それに合わせていろいろな建築条例等によって、そういった地区計画の実行を担保していくというのが道路整備の中心になると思います。そういった事業を行うに当たっての調査だとか、あとは国とか東京都に対して、その事業をやるための費用対効果だとか、それぞれ調査の手続がかかる場合がございます。そういったものについては逐次予算等を要求しまして、そういった調査を進めながら具体のまちづくりを進めていくというものになると思います。
むとう委員
 よくわからないんですけれども、こういうまちづくりというのは、やっぱり会をつくって地域の人たちにいろいろ協議をしていただいて、最終的には、今、東中野でやっているような計画を策定していくということを目指していくんでしょう。今の御説明だと、個別の道路はそういうふうにしていくということですが、全体のまちづくりについては東中野のように、本町、弥生町については、町全体のまちづくり計画みたいなものにはなっていかないんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 すみません、説明が不足して申しわけございません。個別の道路の計画というよりは、その地域全体の、例えば今回、本町二丁目とか本町五丁目に大規模な公園用地がございますけれども、そういった新たに避難する広場みたいなものができれば、そこへの避難導線、どういうふうに避難するかとか、そういった一定程度のエリアでの全体の計画に基づいてそれぞれ個々の道路を整備するということになりますので、個別の道路を一本一本整備していくというよりは、全体でのまちづくりの中での道路を位置付けして、それぞれの道路について事業を進めていくというのがまちづくりの進め方になるというふうに考えてございます。
むとう委員
 新しい中野をつくる10か年計画の第二次案の中に示された財政フレームの中で、今後の10カ年の中で、本町とか弥生町のまちづくりという部分での具体的な事業化していくための事業費みたいなものは盛り込まれていなかったと思うんですけれども、それはどういうふうになっていくんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 今回の10か年計画第二次案につきましては、それぞれステップでどういったまちづくりを進めていくというところではお示しさせていただいておりますけれども、個別それぞれの地区の地区計画にかかわる費用等については盛り込んでいない状況ということでございます。
むとう委員
 今後の財政的な見通しがなく進めていけるものなんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 先ほどもまちづくりの進め方について、例えば本町二丁目ですと避難道路を整備していかなければいけないということで、全体まちづくりの計画というのを想定した上で個々の道路を広げていくという事業は決定するわけでございます。そういった事業が決定した際に、具体的な費用について予算計上をしながら進めていきたいというふうに考えてございます。
むとう委員
 じゃあ、せっかく区民の方を巻き込んでまちづくりをしていこうと言っていて、本当に希望とか夢とかをえがかれると思うので、それがしぼむようなことにならないように事業化を、いいものは進めていただきたいというふうに思います。
 東中野についても、今後はどうなっていくんでしょうか。もう計画策定ということになっていくわけですけれども、計画ができてそれを具体化していく事業費みたいなものの想定はあるんでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 計画から、道路となると整備計画、また地区計画等をかけていく。そういう事業手法等々もまだ未定でございますし、私どもとしましてはそういうような計画づくりから、町の権利者さんの動きを誘発するような、権利者さんがこの町をどうしていきたいのかというまちづくり勉強会ができたり、まちづくり検討会が地元の中でできて、そういう中でどういうような行政の役割・支援というものをまた考えながら、必要なものについては予算対応をするものもあるかというふうに考えております。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、ないようでしたら進行をさせていただきます。
 次に、補助資料320ページ、7項まちづくり推進費の中の3目西武新宿線沿線まちづくり費について質疑を行いたいと思います。
せきと委員
 ここに書かれています駅前広場関連街路なとの都市基盤施設に係る測量調査ですが、測量をやる場所を具体的にお聞かせください。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 現況測量の範囲でございますけれども、まず、沼袋のほうでいけば、沼袋の駅周辺、それから沼袋の商店街、それから南のほうにいきますと平和公園通り、それから新井天神通りということと、あと既存の都市計画道路に接続している交差点部分ということになります。また、新井薬師前のほうでいきますと、新井薬師の駅周辺、それから五中つつじ通り、それから五中つつじ通りと既存の都市計画及び未施工のもみじ山通りの都市計画道路の交差点部分付近ということになります。
せきと委員
 例えは、この沼袋の振興会、商店街の通りについては、今後拡幅の方針が示されていますけれども、測量して何メートルに拡幅するかを決めるというふうに考えちゃっていいんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 測量して何メートルに決めるというか、何メートルに決めるかというのはその道路の自動車交通としての機能、そのほかに、商店街の場合は買い物をする安全な買い周り空間というものもありますね。それから、商店街なので荷さばきの空間も要るということも総合的に含めて道路構造を決めて、それに見合った道路幅になると思うんですけれども、この現況測量というのは、平成22年度には基盤整備の整備計画を策定して、その中には都市計画の素案としての、都市計画の図が含まれることになります。その予定なんですけれども。そうすると、その区域の図というのはおおよそ2,500分の1のスケールの区域を決定することになりますので、そのときにやはり普通の地図上のものだけではなくて、きちんと現況の基準点からきちんと測量して、それから高低差等をきちんとはかったものをベースに区域をとっていかなきゃいけないということで、きちんとした現況の測量をするということでございます。
せきと委員
 わかりました。あそこの通りは、昔、双方向通行だったのが、今は一方通行になっていますね。道を広げちゃうと、もうすぐ商店街が壊滅してしまいますから、そういうところもきちんと御配慮いただいて、やはり買い物の安全いうことを最優先に、商店街の反映等々を考えてやっていただきたいと思います。ありがとうございました。
むとう委員
 今の関連のところで、沼袋のあの道は本当に今も危ないですから、いずれ本当に拡幅をしていかなければいけないということはよく理解できるんですけれども、今、せきと委員がおっしゃったように商店街が全部なくなっちゃう状況になるのかと思うんですけれども、いざ測量とかし出していくと、何をしているんだろうかとか、みんな気になり出すと思うんですが、その地域の人たちには説明とかっていうのは、測量をし出すにつけての説明というのは、そういうことはしなくていいんですか。するんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 測量に入る前に地域に説明会をする義務付けみたいなものはないんですけれども、我々は、これからまちづくりを行っていく中で、その段階ごとに丁寧に地域のほうには説明をしていきたいというふうに考えております。
むとう委員
 具体的に、来年度いつぐらいの時期から測量調査が始まるんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 次年度、できるだけ早い段階で業者を選定いたしまして、できるだけ早い段階から測量に入りたいと思っています。
むとう委員
 義務付けはないということですが、ぜひ具体的に測量し出す前には地域の方々にきちんと御説明をお願いしたいと思います。要望しておきます。
小林委員
 今、お話がありましたけれども、同じ沼袋商店街の件なんですけれども、基本的に今地元のほうでは、本当に4年、5年、この商店街の人たちが集まって、この町をどうしようかということで、御存じのとおり勉強させていただいて、いいものをつくっていこうという流れが一応できている形なんですが、その中で拡幅ということの現実というものが本当に与えられたというか、そういうような意味でたくさんの方が今回の説明会に上がって、その後もいろいろな話が出ております。やっぱり中野区がそれをやろうとする以上、本当にこの後、皆さんが、いわゆるいろいろな意見をまた新しく出ておりますので、商店街という地権者の集まりの中でまたきちんと、周りはもちろん、もうすばらしいものができるという流れがあるんですが、本当に地権者の方々がどうなるのかなと。自分たちはどうなるのかなというのが一番ありますから、それを払拭するような流れをきちんとつくっていかなければいけないと思うんですね。そういう意味で、区のほうとしてはどんなお考えがあって、どのような手を打っていこうと考えているんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この道路の拡幅、道路の新設も含めて街路事業でございますので、基本的には権利者の皆さんとお話をして、用地買収方式というのが原則なんですけれども、やはり商店街というのは、そこの商店で商業を営むことによって生計を成り立てているということもございますので、この地域の人たちが今後ともその地で生活再建を希望される方が生活再建ができるような事業手法というか、事業メニューというものも提案をすると。そういうことも考えながら、単なる街路整備ということではなくて、まちづくりの観点で道路を整備していきたいというふうに考えております。
小林委員
 普通のお答えかなというふうに思っているんですけれども、実際に人員というか、区のほうとしてここのまちづくり、沼袋商店街も含めての流れの中で、何人ぐらいの方を使ってそういうような方向で進めていく予定ではあるんでしょうか。人数。スタッフはどれぐらいの数でやっていく予定なんでしょうか。
川崎まちづくり推進室長
 具体的な事業進捗に当たって区の職員をどのくらい配置をされるかと、そういうことでよろしいでしょうか。これにつきましては、また改めて常任委員会の場で来年度の組織体制についてお話をさせていただきますが、新たに西武沿線まちづくりを分野ということにして独立をさせまして、所要の人数をつけていくと。あと、事業の進展によりまして必要な人員は配置をしていくということになるんですが、今ここで具体的に、じゃあそれが何人というところは申し上げられないんですが、先日もお話ししましたように、本会議あるいは総括質疑の答弁で申し上げているとおり、必要な人員は配置をしていくと。ただ、そのときにすべて区の職員で配置をするのか、あるいは外部の機関をうまく活用するのか、そのあたりもございますので、具体的な人数は今申し上げられませんが、しっかりした体制をとって進めていきたいと思っております。
小林委員
 現在も本当に沼袋商店街は狭い。それを太くすると町が逆に、道路も自動車がまたがり通るような形になりますから、まちづくりは非常に難しいんじゃないかというふうに思っている方がいらっしゃるんですね。現実に成功例があるのかどうかというのも、いろいろな意味で、もしあるんだったらば行きたいと、また視察をしたいぐらいの意思もあります。そんな意味で、そういう気持ちがあるうちに一つの流れをつくっていただきたいなということで、本当に地権者という形の集まりでいよいよということになると、本当に一人ひとり、自分たちの生活、この後どうやったらいいかとか、そんな意味での相談が一番大事になってくるので、当然中野区の職員じゃなくても、やっぱりそういうコンサルティングみたいな方々が結構担当していただいて、本当に丁寧に気持ちよく、この次の生活をえがけるような、そういうような流れが一番、非常に必要なんじゃないかなと。かなり高齢化されているということもありまして、本当に御心配の話がありますので、そういうときになりましたら本当に、少し一時的にでもそういうような人員をつくっていただければと思います。
 あと、地域の中で一つひとつやりますので、時期においていろいろな形でのアドバイスをいただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 特に沼袋商店街もそうですし、新井薬師の駅周辺についても商店街になっておりますので、それぞれ地域の、今おっしゃったように、沼袋商店街のほうは商店会の有志の方々が今会をつくっている状況もあります。そういう中で、協議会的なところに区が入るところもありますし、また、個別の相談についても、個別の相談は相談できちんとさせていただきたいというふうに考えております。
主査
 他に質疑はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、なければ進行をさせていただきます。
 続きまして、補助資料321ページから322ページ、まちづくり推進費4目まちづくり推進支出経営費についての質疑を受けたいと思います。
むとう委員
 322ページに書かれております研修ということなんですけれども、どういった研修を予定しているんでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 これは各種研修会への参加ということで、東京都主催とか、あとそれまでの財団法人、住宅市街地整備の関係とか、全国市街地再開発協会とか、そういうふうな研修の参加とあわせて、室内の研修ということで、これも都市整備部門を進めておりますけれども、外部講師を呼んでの、例えば再開発事業とか共同化とか、そういう研修を想定しているものでございます。
むとう委員
 研修していただいて学ばれることはすごくいいことだとは思うんですけれども、これは何回ぐらい外部からの方をお呼びして、部内での研修会というのは何回ぐらいを想定しているんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 平成21年度実績でいたしますと、大体、内部講師のほうは平成21年度は1回でございました。他の協会主宰、都主宰につきましてはかなりの数がございますので。
主査
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、ないようでしたら、次に一般会計歳入について一括して質疑を行いたいと思います。
 質疑に当たりましては、歳入予算説明書補助資料のページにより行いますので、よろしくお願い申し上げます。なお、質疑のある方は何ページかも言っていただければ、その上で質疑をお願いしたいと思います。
 では、一般会計歳入についての質疑に移らせていただきますので、質疑は何かございますでしょうか。
せきと委員
 また後で聞く場合もありますが、初めに、11の緊急雇用創出補助の都支出金です。違反広告物撤去についてはきのう伺いました。下のほうにあります、失業者就労支援対策・公園清掃拡充及び街路樹清掃について少しお聞かせください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今の委員の御質問は、すみません、確認なんですが、11ページの公園トイレの清掃強化ということでございますよね。(「いえ、その下です」と呼ぶ者あり)その下ですか。失業者。失業者就労支援対策としての公園整備拡充でございます。この件については、公園とか街路樹の清掃とか、街路樹の中の植樹帯の清掃業務ということでございます。公園清掃拡充と街路樹清掃拡充はそういう意味でございます。
せきと委員
 それは読めばそのとおりになるので、私の聞き方が悪かったです。何名の雇用創出を見ておりますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この事業の性格の話だと思いますが、この事業につきましては雇用の人数は、その実態とか期間によってさまざまに考えられるわけでございまして、何人以上を雇いなさいとか、そういう事業ではございません。したがって、これを受託する事業者がその雇用期間を決めるわけでございますが、新規に何人雇用するとか、そういうのは現時点ではわからないということでございます。
せきと委員
 現在も公園清掃や植樹帯の清掃は当然やっておりますけれども、それの清掃の頻度を上げるというんですかね、それとも全く別な事業者に改めて発注するのか。どうなんでしょう。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この事業の性格から、例年やっている事業費がございますが、それの半額以上をいわゆる新規の雇用経費に充てるということでございます。したがって、ここに書いてございますように「拡充」という意味でございます。
むとう委員
 今の同じページのすぐ下のところの、温暖化対策ということで都からの補助金が入っていて、野方駅の温暖化対策整備をしたということなんですが、具体的にはこのお金で野方駅のどういった温暖化対策整備をしたんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 これは東京都の地球温暖化対策区市町村補助という制度がございまして、野方駅の整備に当たりましてソーラーパネルの設置ですとか、あと壁面緑化の工事費ということ、それからソフト的な行事ですね。環境学習ですとか、そういった活動に対する補助金ということでございます。
主査
 他にございますでしょうか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、なければ、以上で当分科会の分担分についての質疑はすべて終了となりますが、全体を通して質疑漏れがございましたらお受けしたいと思います。
江口委員
 1点すみません、きのう質問ができなくて。
 いつも、本会議でも言いました中野坂上の風害対策。東京都の関係でしょうけれども、その辺の情報があれば、この分科会云々というよりも、最終的にあるとなれば委員長のほうにお諮りいただいて、常任委員会のほうでもいいからきちんと、どういう植栽をし、それからバス停に関してはどういうふうにするのかというのも含めてお知らせいただくことはできますか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 山手通りも順次整備が進んでおりますので、一定程度、整備工事等の進捗に応じて、内容が固まった段階でも御報告をやっていきたいというふうに思っております。
江口委員
 そうじゃなくて、今、本会議でも出ていましたけれども、もう歩道の部分に植栽、それから一部中央分離帯のところに植栽があるんですけれども、その間隔でやるのか、通常、我々にもともと説明いただいたのは間隔を詰めるとか、この時点には高木をつけるとか、できる限りそれで防いでいくと。たしか本会議でも石井部長がそのようなお答えをされたので、その辺の例えば図面とか、どこにこの木が埋まるとかですね。特に、一番問題はバス停。これはバス会社の関係があるでしょうけれども、やはり東京都と協議しないとバス停の囲いはできないわけなので、そういう点もどうなっているのかということも含めて報告できますかという意味です。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 たしか植栽等についてはもう計画はできておりますので、その概要については御報告はできると思います。また、バス停等については、問い合わせをした上で対応していきたいと思っております。
主査
 暫時休憩いたします。

(午後2時24分)

主査
 では、分科会を再開いたします。

(午後2時24分)

 他に質疑漏れ等がございましたら御質問を受けたいと思いますけれども、いかがでしょうか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、暫時休憩をさせていただきます。

(午後2時25分)

主査
 それは、再開をさせていただきます。

(午後2時25分)

 なければ、以上で第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算(分担分)の質疑をすべて終結したいと思いますが、御異議ございますでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 御異議がありませんので、第7号議案の当分科会分担分について、すべての質疑をこれで終結いたします。
 なお、次に、意見についてですが、意見がある場合は、対象となる議案の番号、会派名、または氏名を明記の上、来週3月8日正午までに文書で事務局へ提出するようお願いをいたします。
 次回分科会の日程につきましては、次回の建設分科会は3月8日(月曜日)、午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
 以上で、本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か他に発言はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、以上で本日の建設分科会を散会いたします。御苦労様でした。

(午後2時26分)