平成21年08月10日中野区議会建設委員会
平成21年08月10日中野区議会建設委員会の会議録
平成21年08月10日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成21年8月10日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成21年8月10日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前11時34分

○出席委員(7名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木 均

○委員長署名


審査日程
○議題
 安全で快適に住めるまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 中野区基本構想の改定の視点について(都市整備部・まちづくり推進室)
 2 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案について
(都市整備部・まちづくり推進室)
 3 その他
○地方都市行政視察について
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開催させていただきます。

(午前10時00分)

 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、それに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めさせていただきます。
 それでは、早速議事に入ります。
 安全で快適に住めるまちづくりについてを議題に供します。
 まず、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番目、中野区基本構想の改定の視点についてと2番目、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案についてでございます。
 これについての進行について皆さんに御相談をしたいと思いますので、暫時委員会を休憩させていただきます。

(午前10時01分)

委員長
 委員会を再開させていただきます。

(午前10時01分)

 休憩中に確認いたしましたとおり、1番と2番につきまして一括して報告を求めます。
 それでは、理事者のほうからお願いいたします。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 それでは、中野区基本構想の改定の視点について(資料2)を御報告いたします。
 改定の視点ですが、別紙のほうをごらんいただきたいと思います。
 まず、第1点目の改定の理由でございます。1枚めくった別紙ということになります。
 昨年来、現行の新しい中野をつくる10か年計画の改定を行うための検討を進めてきたところでございますが、基本構想策定をいたしました平成17年度以降の社会状況の変化ですとか、事業の進捗等を勘案しますと、10年後を見据えた目標を定めることが必要との認識に至りました。したがいまして、基本構想の目標年次も10年後を見据えたものにするとともに、現行10か年計画についても、単に後期5カ年、22から26年度の改定ということではなく、同じく10年後を見据えたものとしなければならないというように考えたものでございます。
 次に、2点目、改定の考え方でございます。中野区基本構想の第4章、10年後に実現するまちの姿につきまして、次のように改めることを検討しております。
 まず、(1)番目でございます。平成17年から10年後を見据えたものとなっているものを平成22年度から10年後を見据えたものにするということでございます。
 (2)番目でございます。ここでは文章の変更を予定している部分でございます。太字が現行の表現ということでございます。
 まず、アの部分でございます。中野駅周辺を述べた部分です。ここに東京の新たな顔となることを目指すということと、中野駅南口のまちづくりが動き始めているという文言を加えるというものでございます。これは、東京という都市における中野駅周辺の位置付けの明確化ですとか、まちづくりの進捗状況に合わせた表現といたしました。
 それから、イの踏切問題のところです。国が西武新宿線の中井~野方駅間を連続立体交差事業の新規着工準備箇所として採択した点などを踏まえまして、駅前広場あるいは道路整備、こういった点でまちの活力と居住環境、安全性を高める沿線まちづくりが進められていますという趣旨の文言に改めるというものでございます。
 それから、裏面になりますけども、ウの環境配慮のところになりますけども、ここでは太陽光発電以外の幅広い自然エネルギーの活用の可能性を踏まえまして、表現も多様な自然エネルギーの利用という趣旨の文言に改めるというものでございます。
 エの子育て支援サービスの拡充につきましては、より身近なところでサービスが提供されるという趣旨の文言を加えるというものでございます。
 それから、オの「障害がある子どもたちは」という表現につきましては、身体・知的障害などのほか、発達障害や学校に適応できない子どもなどを含めまして、特別な支援を必要とする子どもということで、対象を広くとらえるという趣旨の文言に改めます。
 それから、カですが、ここでは区における産学公の連携の動向を踏まえまして、その趣旨の文言を新たに加えるというものでございます。
 最後、キですが、ここでは、支援が必要な人への援助は、地域での総合的、包括的なケア体制をつくることが必要ということであり、そうした文言に改めるというものでございます。
 では、1枚目に戻っていただきまして、今後の予定でございます。基本構想と10か年計画の改定素案に関する意見交換会を9月に行います。下のほうに書いてあるように、9月4日から18日にかけまして、五つの地域センターと区役所で合わせて6回開催する予定でございます。その後に、10月に改定案を決定いたしまして、11月にパブリックコメント手続を行いまして、12月に基本構想の改定の議案を議会に提出するという予定でございます。
 なお、改定素案の区報掲載でございますが、8月20日号に意見交換会日程をお示ししまして、9月5日号に、これは特集号としまして基本構想と10か年計画の改定素案の概要を掲載する予定でございます。
 基本構想につきましては以上でございます。
 続きまして、このたび取りまとめいたしました新しい中野をつくる10か年計画(第2次)素案につきまして(資料3)御報告をいたします。
 お手元の新しい中野をつくる10か年計画(第2次)素案の冊子、この分厚いほうでございますが、これをごらんいただきたいと思います。
 表紙をめくっていただきまして、まず目次ということになります。本計画の構成でございます。現行10か年計画と同様の構成でございますけども、第4章、持続可能な行財政運営のためににつきましては、現在調整中ということで未定としております。ですから、今回の御報告の中ではこの点は省かせていただくということでございます。
 では、第1章、計画の基本的な考え方でございます。2ページ、3ページになります。ここでは1、計画の改定の背景、2、計画の性格、3、計画の構成でございますけども、ここにつきまして大きな変更はございません。
 3ページの計画の構成の図を見ていただきたいと思います。下の10か年計画の第2章のところに、未来への扉をひらく四つの戦略というのがございます。その下に重点プロジェクトと書かれていますが、これは現行10か年計画では行政革新という項目になっておりました。今回の改定の素案では、四つの戦略を推進する上での共通の重点プロジェクトというふうにしております。
 また、4ページから5ページにかけまして、5の計画と財政運営のところでは、図4にお示ししていますように、計画期間を平成22年度から31年度までの10年間としております。それで、中間の26年度に見直すということに定めております。
 それでは、第2章になります。7ページ以降でございます。未来への扉をひらく四つの戦略でございます。
 8ページをお開きいただきたいと思います。基本構想の描く中野のまちの将来像を実現するための効果的な取り組みとして四つの戦略を定めていますが、この四つにつきましては変更はございません。現行の10か年計画を引き継ぐということでございます。ただ、先ほど申し上げましたように、今回この四つを共通に推進するための三つの重点プロジェクトというものを挙げております。下になりますけども、1点目、なかの里・まち連携事業、2、エコ・支えあい・商店街の3ポイントと地域通貨、3、24時間365日どこでも区役所、これを挙げているということでございます。ここでは、この四つの戦略のうち、都市整備部並びにまちづくり推進室にかかわる部分について御紹介をいたしたいと思います。
 まず、9ページ、戦略1のまち活性化戦略でございます。この部分が都市整備部、それからまちづくり推進室関係ですとメーンのところということになります。まち活性化戦略とは、10年後の中野をにぎわうまちへと変えていき、東京の新たなエネルギーを生み出すまちとすることを目指して、下に書いてありますような四つの展開によって推進していこうというものでございます。
 10ページに移ります。展開1のにぎわいと魅力あふれる東京の新たな活動拠点でございます。この見出しは、現行10か年ではにぎわいと魅力ある中野の顔となっているところでございます。中野駅周辺につきましては、東京という都市の中での位置付けということで、中野の顔から、もちろん中野の顔であると同時に、東京の新たな活動拠点、新たな東京の顔ということになっております。内容としましては中野駅周辺のまちづくりが中心となっています。現行10か年計画と比べますと、記述がより具体的なものとなっております。後ほど、第3章の説明の中で内容については紹介をいたしたいというふうに思います。
 それから、12ページをごらんいただきたいと思います。展開2、起業と業務革新を支えのばすまちでございます。ここでは産業の活性化、創業環境の整備、職業教育の向上などを挙げております。
 13ページに移りまして、展開3、時代と地域の変化に対応し持続可能な商店街でございます。ここでは持続可能な商店街像の検討、あるいは商店街の魅力の向上、商店街のポイント制度などの取り組みを掲げているところでございます。
 それから、15ページをごらんいただきたいと思います。展開4、地域の個性が生きるまちづくりでございます。ここでは西武新宿線の連続立体交差と沿線まちづくり、あるいは区内各地の防災まちづくりの推進などを掲げているところでございます。
 続いて、16ページになります。戦略2、地球温暖化防止戦略でございます。地球温暖化防止戦略は、下の三つの展開、脱炭素社会、ごみ半減、それから、緑をふやすことによりましてその推進を図っていこうということでございます。
 ちょっと飛ばしまして、20ページになります。展開3のみどりを増やし、みどりをつなぐでは、新たな大規模公園の整備を打ち出しているというところでございます。
 なお、21ページから35ページにつきましては、戦略3、元気いっぱい子育て戦略と戦略4、健康・生きがい戦略につきましては、都市整備部とまちづくり推進室の所管外のものが大半ですので、ここでは省略をさせていただきます。
 次に、36ページと37ページになります。ここでは、四つの戦略を推進する上での共通の重点プロジェクトとしまして三つのプロジェクトを設定して、その展開を図っていくということとしております。
 それでは、次に第3章、10年後の中野の姿とめざす方向の紹介をさせていただきます。ここでは、都市整備部とまちづくり推進室関連のもので、現行10か年計画では記載されていないですとか、新しい取り組みといった、そういったことを中心に御説明をしたいと思います。
 41ページをお開きいただきたいと思います。基本構想の四つの領域がございます。そのうちの領域Ⅰがここでの御説明ということになります。
 では、42ページになります。領域Ⅰ-1でございます。産業と人々の活力がみなぎるまちでございます。
 新しい要素について御説明ということで、ちょっと飛ばさせていただきます。45ページをお開きいただきたいと思います。ア、東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点づくりでございます。(3)の主な取り組みについて御説明いたしたいと思います。①、警察大学校等跡地及び周辺のまちづくり推進ですが、ここでは、中野駅周辺を先端的な都市活動の拠点としていくとともに、区役所・サンプラザ地区につきましては、新北口広場と整合のとれた東京の新たなランドマークとしていくということが打ち出されております。
 また、次のページ、46ページになりますけども、中野駅南口、②ですね、それから③、中野駅・駅前広場のまちづくり推進については、現行10か年計画と比べますと、趣旨としては変わりませんけども、より具体的な記載がなされているということでございます。
 47ページでは実現へのステップが書かれております。実現へのステップでございますけども、ステップ1というのはおおむね22、23年度、ステップ2が24、25年度、ステップ3が26、27年度と、こういったところでございます。ステップ4はそれ以降ということを、おおむねの目安でございます。
 警察大学校跡地では、第1ステップでは第一期整備、第2ステップでは第二期整備、第3ステップでは統合中学校新校舎開設ということになっております。新たに入った項目としましては、例えばここですと囲町まちづくり協議会支援ですとか、ステップ2でいきますと区役所移転計画の策定、また、ステップ2の中ほどに中野四丁目西地区まちづくり方針案策定、それからステップ3では、中野五丁目地区のまちづくり計画、こういったことが入っております。また、ステップ1では、下のほうになりますけども、中野駅北口東西連絡路、現北口駅前広場整備、それから、ステップ2になりますけども、中野駅西側南北連絡通路整備、それから、ステップ4では中野通り東側歩道拡幅、こういったところが新たに項目として入っているというところでございます。
 次に、数ページ飛ばしまして56ページになります。カ、適切な土地活用の誘導でございます。ここでは、それぞれの地域にふさわしい土地利用を進めるため、主な取り組みの①になりますけども、土地利用の見直し、ここでは用途地域の見直しなどを進めるというふうにしております。それから②では、身近な地区を単位としたまちづくりの推進に取り組んでいくということでございます。また、今回の改定素案で、③の項目になりますけども、新たに都市景観行政の取り組みというのを掲げました。特に中野駅周辺あるいは哲学堂周辺を重点地区としまして、景観形成に取り組んでいるということでございます。
 次に、58ページから59ページになります。キ、交流拠点のまちづくりの推進です。ここは、項目、内容等については大きな変更はございません。
 実現へのステップになりますけども、59ページでございます。東中野地域のまちづくりと東中野駅西口の駅前広場と線路上空の整備ということでございます。まちづくり計画はステップ2で策定、駅前広場、ステップ3で完成の予定というふうになっております。
 続いて、ク、利用しやすい交通環境の推進、60ページになります。主な取り組みの①では、現行10か年に引き続きまして新しい交通システム誘導が打ち出されています。②の自転車利用環境のところでは、中野駅周辺整備あるいは西武新宿線沿線まちづくりに合わせまして、自転車駐車場の再整備を進めていくこととしています。また、西武新宿線の連続立体交差化の進展に合わせまして、もみじ山通りの拡幅整備や駅前広場の整備などを掲げています。
 62ページの実現へのステップをごらんいただきたいと思います。今回の改定素案の新しい項目としましては、ステップ1で、新しい交通システムの社会実験・検証、それから新中野駅自転車駐車場、また、中野駅周辺地区整備にあわせた仮設自転車駐車場整備・開設が挙げられております。また、西武線関係ですと、新井薬師前駅及び沼袋駅の駅前広場等の調査・測量が入ってきております。それから、都市計画道路では、ステップ2になりますが、もみじ山通り(大久保通り~早稲田通り間)や西武新宿線の立体交差部の測量等、これが入ってきております。
 次に、63から64ページになりますけども、ケ、多様で良質な住宅の誘導・確保でございます。ここでの新たな取り組みとしましては、住宅マスタープラン等の策定を踏まえまして、64ページになりますけども、②、ワンルームマンションの抑制、それから③、大規模団地が建てかえ時期を迎えているという状況がございます。それを踏まえまして、国家公務員住宅の廃止等、そういった状況を踏まえまして、新たな住宅団地の整備を目指して、事業者にファミリー向け住宅の建設を要望していこうということでございます。それから、④でございますけども、近年、分譲マンションの建てかえですとか大規模修繕などの課題を抱えるマンションがふえてきているということを踏まえまして、その適正な管理を支援していくといったことを打ち出しております。
 次に、領域Ⅰ-2になります。65ページ以降になりますけども、環境に配慮する区民生活が根付くまちでございます。
 67ページになりますけども、ア、CO2削減に取り組むまちづくりでございます。ここでは、区立施設の太陽光発電や区道街路灯のLED化などが掲げられています。
 69ページの実現へのステップでございますけども、ここでもステップ1で街路灯のLED化整備の項目が入ってきているところでございます。
 また、72ページになりますけども、ウの身近なみどりの拡充の取り組みでは、①で、緑に関しまして社会貢献活動を行う企業・団体への支援、それから③では、73ページですね、建築確認時の緑化指導の推進などが掲げられております。
 では、74ページ、領域Ⅰ-3、安全で快適な都市基盤を着実に築くまちに移ります。
 76ページになりますけども、ア、安心して住み続けられるまちづくりでございます。新たな取り組みとしましては、ちょっと飛びますけども、78ページになりますけども、③、本町地域のまちづくりがございます。郵政宿舎跡地あるいはNTT社宅跡地などの大規模用地を活用しまして、地域の防災機能や住環境の向上を図るというものでございます。それから④、学校跡地等を活用した面的な整備、それから⑤、国家公務員宿舎等跡地を活用したまちづくりも掲げております。これらが新しく加わったところということでございます。
 それから、⑥になります。総合的な治水対策の推進のところでは、下の段落になりますが、現在建てかえが進められています都営鷺の宮アパートに整備を予定されております調節池の上部に人工地盤を張りまして、避難場所や広場として活用しようというものでございます。
 実現へのステップ、79ページになりますけども、新しく(仮称)南部防災公園開設ではステップ2ということになっております。それから本町二丁目公園、これは郵政宿舎跡地ですが、この開設はステップ4。本町五丁目公園、これはNTT社宅跡地、ステップ3ということになっております。また、都営鷺の宮アパートの調節池の上部の完成はステップ3を想定しているところでございます。
 次に、80ページになります。イ、建築物の耐震化の促進では、中野区耐震改修促進計画などを踏まえました内容となっているということでございます。実現へのステップでは、住宅等の耐震化支援、緊急輸送道路沿道の耐震化などを打ち出しております。
 次に、82ページになります。ウ、道路・橋梁の安全性・快適性の向上でございます。ここでは、狭隘道路拡幅の取り組みの強化と道路・橋梁の計画的な改修や維持管理を行っていくということでございます。
 先に進みます。84から85ページになりますけども、エ、みどりのネットワークの構築でございます。ここでは大規模公園の整備が掲げられております。実現へのステップ、85ページになりますけども、ここにありますように、ステップ1では警察大学校等跡地の中央部防災公園の開設がございます。それから、先ほど出てきました南部防災公園、本町二丁目公園、本町五丁目公園の開設がございます。それから、新設ではございませんが、哲学堂公園、妙正寺川公園、上高田運動施設の改修を掲げております。
 それから、86、87ページになります。オ、だれもが利用しやすいユニバーサルデザインのまちづくりでございます。ここは現行10か年計画と同様でございます。ただ、実現へのステップの中で、新たに警察大学校等跡地におけるユニバーサルデザインに基づく施設整備という項目が入ってきております。
 ここで領域Ⅰの分は終わりますが、領域ⅡからⅣにつきましては、まちづくり関係以外の領域ですので、ここでは省略をさせていただきます。
 それから、最後になりますが、10年後の施設配置という表題の参考資料が後ろのほうにございます。187ページから194ページになります。都市整備部とまちづくり推進室関連の施設と土地について簡単に御説明いたします。
 191ページをお開きいただきたいと思います。住宅関連のところですと2件ございます。区営新井住宅の建てかえに伴いまして、民活により民間賃貸住宅とグループホームをあわせて整備するというものでございます。これは現在民間事業者が決定しておりまして、設計中ということでございます。22年度開設予定ということでございます。また、本町四丁目の高齢者向け住宅につきましては、これも民活によるもので事業者が決定しておりまして、ファミリー向け住宅とあわせて整備をするということになっております。22年度の開設を目指しております。
 それから、都市整備部関連施設では東中野南自転車駐車場につきまして、駅前広場地下のほうに移転する予定であります。また、南台と武蔵台児童館の跡地につきましては、隣接の公園の拡張用地として活用するということでございます。それから、南部地域におきまして、廃止の児童館跡地をまちづくり事業用地として活用する予定ということになっております。これはステップ4以降ということです。
 192ページに移ります。未利用地の活用でございます。下の二つの本町二丁目、五丁目につきましては、先ほど御説明した公園ということでございます。
 それから、193ページでございます。今後活用方法を検討する施設等では、先ほどの東中野南自転車駐車場の移転後、その跡地の活用方法という課題がございます。
 以上で内容についての説明は終了させていただきます。
 それから、最初の10か年計画(第2次)の素案についてのペーパーに移っていただきまして、今後の予定でございます。9月、意見交換会、これは基本構想の意見交換会と同時に行うということでございます。同じく10月に改定案を決定しまして、11月にパブリックコメント手続ということでございます。その後ですけども、12月に基本構想の改定の議案の議決が得られた後、10か年計画の改定の決定を行うということでございます。
 説明は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に関しまして質疑はございませんでしょうか。1番、2番一括でも構いません。
せきと委員
 基本構想、10か年計画ともに計画年次が5年ずれるという報告でありました。基本構想は最も基本的な区政運営の指針であるというものであります。きょうの改定の理由を見ますと、改定の理由に書いていますのをちょっと読みますと、「こうした種々の環境の変化の大きさを勘案すると」、中略で「必要があります」となっておりますが、「勘案する」、どのように勘案されたのかがあまりにも漠然としており、こういうのは少し、説明が十分ではないような気がするのが1点と、こうした最も基本的な区政運営の指針の計画年次を変えるというのにふさわしい改定のスケジュール、わずか4カ月で変えてしまうというのは本当にいかがなものかと思います。この点について少し御説明いただけますか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 現行の基本構想のうち中心的な部分になりますけど、第2章、中野のまちの基本理念、あるいは第3章、中野のまちの将来像、つまり、基本理念とか将来像につきましては、変更というのは考えておりません。基本構想のうち第4章、10年後に実現するまちの姿というのがございます。これは10年後を見据えたやや具体的な内容を含んだところになりますけども、これにつきましては、やはりこの間の変化、例えば中野駅周辺の状況、あるいは西武線の連続立体交差化への実現に向けて、この間進展があったと。そういったことを踏まえて、10年後の姿につきましては一定程度修正が必要だろうということで、今回基本構想についても改定をするということになったわけでございます。ですから、根本的なところは何ら変更がございません。その点を御理解いただきたいというふうに思います。
委員長
 2点目の質問はいかがですか。今、質問の中で、4カ月でという話がありましたけど、日程的に。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 日程的なものにつきましては、そういったことで、根本的な変更はないということでございます、基本構想につきましては。今回、9月に意見交換会を行いますし、もちろん出席されないといいますか、参加できないという方もいらっしゃると思うんですけども、さまざまな形で受け付けておりますので、いろいろ御意見をいただきたいというふうに思っております。
せきと委員
 計画年次というのは本当に根本的な問題だと私は考えます。10か年計画、現行の計画年次は平成26年度までの10年でありますので、第2次というのであれば27年からの10年をやっていくべきだと、このように思うわけです。今回は5年目の見直し時期でありますので、計画年次はいじらずに、向こう5年間の部分について、取り巻く環境の変化に合わせた調整を行うと。さらに、第2次というのであれば、27年度以降の10年間について、環境の変化が大きいのであればなおのこと、きちんと区民を巻き込んだ議論を進めていって、それこそ1年、2年かけてつくっていくような、そういう姿勢が必要だと思います。こうした点については、建設委員会での質疑がどこまで適切かという点もありますので、これまでにします。
むとう委員
 まず、今回の素案の中での一番肝心な第4章についての財政運営については未定ということで、何も書かれていないんですけれども、区長は基本構想なり10か年計画をつくる際に、今までのものは財政的な裏づけがないということがなかなか大きな問題だということをおっしゃられていて、具体的に財政の裏づけの伴う10か年計画をというようなことをおっしゃっていたかと記憶するんですけれども、今回、一番肝心なものがまだ未定のまま素案を急いで――急いでかおくれてかよくわかりませんけど、発表されたことについてもう少し御説明していたたがないと。これから区民に対して説明会をしていく中でも、当然そこは示されないままでの説明会になっていくのだろうというふうに思うわけですけれども、区民に対する説明もそうですし、議会に対する説明の中でも一番肝心な部分が置いてきぼりで、これでどうかというふうに言われても、いかがなものかというふうに思ってしまいますけれども、その点について基本的なところをもう少し御説明ください。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 素案の検討過程の中におきましても、財政的裏づけについては細かく検討しているという状況でございます。ただ、現時点では、昨今の経済状況の大きな変動がございました。それから、財調ですとか補助金、そういったことがございますけども、特に財調なんかですと、現段階では正確な交付額がまだ、見込みがなかなか難しいという状況がございます。ですから、もう少し時間をいただいた上で考えていきたいというふうに思っております。ですから、案の段階では考えを皆様にお示しするというふうに考えております。
むとう委員
 案の段階になるのは10月ですか。改定案の決定が10月ですから、10月のときにはそこの部分が示されるということでよろしいですか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 そのとおりでございます。
むとう委員
 そうすると、素案の段階からやはり財政的なことがきちんと、これ、両方一体ですよね。考え方だけ先に言って、これでどうですかと言われても、結果的に財政的な裏づけがすごく未定のままでどうですかというふうに言われても、どうですかというふうに思ってしまうわけなんですけれども、なぜそこの部分が全く手つかずのままでこれだけ最初に素案のみを、そこの部分を除いた素案をなぜ発表せざるを得ないのか。これ、歩調を合わせるというのも一つの方法だと思うんですが、どうしてこういうちぐはぐな素案の発表になったのか。どうしてなんですか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 現段階ですと、まだ未確定といいますか、部分がございますので、もう一、二カ月時間をいただきまして、その間によりしっかりとした状況を把握いたしまして、その上で10月の案の決定の段階ではお示しをしたいというふうに思います。
むとう委員
 全然納得できませんけれども、ここでこのことを議論していても御答弁は無理なのかなというふうに思いますので、そのことは、じゃあ、納得しませんが、置いておきます。
 中身なんですけれども、今回ここにかかわる部分では、東京の新たな顔というのが新たに加わった考え方ということで、これ、すごいことだなと。すごく大きなことを中野区は基本構想の中で、東京の新たな顔に中野がなるんだという区の基本的な目指す方向性というのは、すごく大きなことを打ち出したものだなというふうに思うんですけれども、全然意味がわからないのは、東京の新たな顔って、どんな顔を中野区はイメージしているんでしょうか。全然具体的なイメージが何らわからないんですけれども、もう少し丁寧な御説明をしてください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この東京の新たな活動拠点と申し上げているのは、特に中野駅周辺のまちづくりを通じて、このような位置付けを目指していきたいということを記しております。これまでの10か年では、中野駅周辺は中野区の中心であったというところでございました。ただ、本当に警察大学校跡地も動き、さらに中野駅地区も動き出し、さらに南口にももろもろのまちづくりの計画がございます。そういったところをもろもろ考えますと、相当大きな範囲でまちづくりが動いていって、大きな可能性を秘めている。さらに、この中野駅周辺はいわゆる東京都が定めているセンター・コア・ゾーンというところと、あと、西部に通じる中央線のちょうど接点に当たるというところ、位置関係がございます。そういった位置関係からも、これまで中野駅周辺が中野区の中での中心であると同時に、もっと視野を広げて、そういったセンター・コアと東京の西部の活力をつなぐまさに玄関口にふさわしい位置付けを目指していくべきであろうという考え方にさらに視点を上げまして、このような表記をさせていただいたというところです。
むとう委員
 中野区民にとって中野駅周辺がどうなのかということがしっかり区民の中で合意されて、納得できる中野区の顔、中野区の中での中野区のそれこそ顔というところがきちんと確立できていない中で、東京の新たな顔というふうに言われてしまうと、ここに暮らしている区民の生活状況を飛び越えて東京というのはちょっと飛躍し過ぎていて、中野、ここに暮らしている区民にとってすばらしい駅周辺の開発が納得できる、進んでいけば、それがおのずと東京の顔にもつながっていくだろうという可能性は当然秘めているかとは思いますけれども、まず、ここに暮らす中野区民にとってどうかというところを、十分区民が納得した開発がどこまでどういうふうに進められていくのかまだまだ未定な部分で、いきなり東京の新たな顔と言われても全然、夢は大きくていいかもしれないけれども、夢で終わっちゃうんじゃないですか。もっと堅実な、着実な開発姿勢というものを打ち出したほうが賢明ではないかと老婆心ながら感じてしまうんですけれども、その辺は浮ついた構想になりはしませんか。その辺は大丈夫なんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 これまで中野駅周辺につきましては、警察大学校跡地や、あるいは中野駅地区整備構想、そして、グランドデザインのVer.2.0への改定の見直しといったところで、いろいろな意見交換会をさせていただいているところです。もちろん中野駅周辺が中野区にとってどうあるべきか、中野区全体の経済や活力の牽引を担うべきだという考え方はこれまでもずっとお話を差し上げてきておりまして、さらに区が持つべきビジョンとして、当然区の中ではそういう存在であるけれども、今回改定した都市マスタープランの中でも、広域中心拠点という唯一の場所なんですね、中野駅周辺というのが。そういった視点にも立って、もっと大きな視点でとらえるならば、東京の中でこの中野区が、もっと言えば駅周辺がリードしていって、こういった姿を目指していくべきというビジョンを持って、こういった駅周辺のもろもろの活動に取り組んでいるということをあわせてお話しさせていただいているところです。
 住民あるいは産業関係の方、いろいろと御意見を伺っているところですが、もちろんあまりにも急にふろしきを広げ過ぎではないかという御意見もいただいておりますけれども、もっとこういった大きな東京都の中での位置付けを目指している姿、こういったところについてはむしろ好意的な御意見をいただいているところもございまして、やはりそういったしっかりとした大きなビジョンを持って、個々それぞれの計画をきちんと具体化していくという姿勢はむしろ持って我々は臨みたいというふうに考えております。
むとう委員
 きょう初めてこれが見せられて、初めて御説明を駆け足で伺った段階ですので、細かく読み込まないと、具体的なことについてはなかなか質問しづらいので、これはまた時間を置いて質疑するような場というのは、今後はどういう予定になっていくでしょうか。
委員長
 今後のこの件に関しての日程はどうなんですか、委員会も含めてですけど。10月までの間に当然開かれますよね、何回か。そこでやっていくということですね、また。きょうだけじゃないわけですからね。
 暫時休憩いたします。

(午前10時44分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時45分)

 ただいまの御質問につきましては、行政のほうで今お答えになりましたように、暫時、これから11月のパブリックコメントまでの間にいろんな機会がありますので、そこでいろいろ御質問を受けさせていただけるということですので、そういうことでむとう委員、よろしいでしょうか。
むとう委員
 はい。
江口委員
 とりあえず、きょう、細かい点で申しわけないんですけど、ちょっと見た形で。
 一つ、小さな1点では、自転車の駐輪場の問題です。例えば新中野駅の場合、今、暫定的に鍋横高齢者会館の横のところの旧消防署跡地を使ってスタートしました。間もなく杉山公園の地下駐輪場ということで行われますけども、前々から私言っているように、中央地区の人たちはどうするのかという問題もあるわけですね。それともう一つは、あくまで区長が嫌う暫定ということで、とりあえずあそこの旧消防署跡地、今、駐車場として利用させているところをやっているわけですけど、ここで見ると、例えば東中野南自転車駐車場ということが明確な言葉として出ているんですね。そうすると、この10年間というのはあくまで暫定でいっちゃうのか。その前に、インキュベーションオフィスをあそこはつくるということを考えているわけですから、じゃあ、そこに駐輪場を併設して、本格的な駐輪場として置くということか。やっぱり区民のためには明確に打ち出していただかなきゃならないというふうに思うんですね。なぜかと、この先10年を見据えたということですから。何年待ったということも、何十年も待ち続けたところですから。そういう意味では、今回のやっぱり改定をするのであれば、また10か年をずらして後行くならば、その辺は明確にすべきだと思うんですけど、その辺はどういうふうに考えられて今回つくられたんでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 本町四丁目消防署跡地の、今回10か年計画で施設配置ということで、インキュベーションオフィスを高齢者会館と併設すると、それがステップ3ということで10か年計画で示されているわけでございます。7月にオープンいたしました鍋横駐輪場の関係とそのあたりどうなっていくのかといった御趣旨の質問かと思います。委員御指摘のとおり、鍋横自転車駐車場につきましては、暫定の整備ということで、今回、7月に開設をさせていただきました。今後、今年度末に予定してございます杉山公園の中での駐輪場の整備ということとあわせまして、新中野駅周辺の自転車駐車場の対策ということで、来年度に放置規制区域化といったものを目指しているところでございます。そういった中で、今回の仮設の鍋横自転車駐車場の整備の考え方ということなんですが、とりあえず仮設ということで開設をさせていただきました。今回、10か年計画でインキュベーションオフィス等々をステップ3で併設していくということでございますので、今後またこういったことにあわせて、例えばここの施設の中に駐輪場を併設といったことも考えながら検討してまいりたいと、このように考えているところでございます。
江口委員
 それはわかるんだけど、私が言っているのは、先ほど前段に言ったように、中央地区の人たちは青梅街道を渡ってまで自転車を置くというのはおっくうだという声は圧倒的に出ているわけですよね。そういうことでいけば、駅周辺整備と、駅の近くにということはわかるんだけど、あくまで本町側から利用する人たちがそれをということになってしまっているわけでしょう。だから、そういう意味では、逆に言えば、駅利用からすれば、東京メトロの場合の上り線の場合の人たちは、やはり反対側に渡ってまで行ってまた戻るということなんか考えにくいということからすれば、将来のまちづくりの中での自転車駐車場ということを考えれば、中央地区というのをこの10年間の間に視野に入れておかなきゃいけないと思っているんだけど、その辺の考えはどうかと聞いているんです。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 委員御指摘の中央地域の方々が青梅街道を渡って、こうした本町地域の駐輪場を使うことについてということの御指摘かと思います。そういった方々につきましても、これまで中央地域等々、鍋横の今回の開設に当たりまして、鍋横も暫定になってしまったわけなんですけれども、さまざま駐車場の用地として探してといいますか、適切な用地を探してきているといったところでございます。そういった流れの中、今回、鍋横のほうの暫定といった開設に至りましたということで、今後もこうした委員の御指摘等々踏まえまして、中央地域の方、新中野駅全体の駐輪場を利用する方々の動向も見据えながら、適地といいますか、そういったものを探していきたいと、このように考えているところでございます。
江口委員
 ぜひまたそれ、今後ともまたちょっと議論していきたいなと思っています。
 次の第2点が、今回の改定は区民ニーズということを考えたということを言っているようですけど、例えばずっと私が言い続けてきた犬猫との共生ということでの公園の問題。なぜかといいますと、これが進んで、今、保健所のほうで条例をつくって、どういうふうにするかということで、間もなく議会にきちっと上がってくるわけですね。そういうことが進んでいる中に、この10年ということを見据えたときに、そういうことも方向づけとしてやっぱり、基本構想というより10か年計画の中できちっと言葉として出していくべきじゃないかと思っているんですけど、今回、そのことをちょっと、新旧のやつを照らし合わせていないので大変申しわけないんですけど、なぜそのような形で今回そういう方向づけに持っていこうという意識がなかったのか。まず、だって、条例が間もなく出てくるわけでしょう、議会に。どうなんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 保健所のほうでいわゆるペット条例について検討されているというのは私たちも十分承知しておりまして、その中で特に犬について、公園のほうで環境整備をすべしというふうな表現が載っておることも承知しておるわけでございます。この10か年の中で、しからば具体の特に犬だと思いますが、書いてございませんが、85ページあたりで、豊かな公園利用の促進というところで、「さまざまな区民のニーズに応えながら愛される公園づくり」というふうなキーワードを書かせていただいておるような状況でございます。今、私どものほうで、どういったペットとの共生が可能かというのを検討しているところでございます。155ページあたりに保健福祉部さん、生活衛生分野でございますが、その中でも、ペット飼養のルールとか、そういったことが書かれております。公園分野としてこれをどのように受けとめるかということでございまして、今、そういう検討をしておるということでございます。
江口委員
 私が言っているのは、これがそのまま地域に対して意見交換会という形で行くわけですよね。今まで区の方針は、再三議会でやり尽くしていますけど、公園の中に入れる、157カ所の公園で2カ所だけしか犬が入れないということは何度か指摘していましたね。ところが、今後、先ほど答えていただいたペットの共生ということを含めて、新たなルールをつくって、少し前向きに考えたいというところまでの答弁はいただくようになったわけですね。そうすると、10年ですから、この先、やっぱりそういう言葉を公園のところの部分には入れることによって、区民の意見交換なんてその文字がなきゃ何も言えない部分があるんですよ、ああ、そのままなのかという形で。話題にもならない場合もあるし、それを言っていいのか悪いのかという問題もあるしということも含めてですね。完全に今、中野の場合は、あそこの看板が書いてあるように、犬は入れませんということが明確に中野の公園はできているわけですから、当然それを皆さん守ってやってきているわけですよね。そういう意味でやっぱり、そういう方向づけを切りかえをするならば、そういう言葉も入れて意見交換とか臨むべきだと私は思うんですけど、いかがでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今申し上げた155ページで、ペット等動物と共生する地域社会づくりと、上から3段落目あたりに、公園へのいわゆる同行入園とか、そういったことが書かれておると思っておりますので、その中で今後意見交換会をさせていただければなと思っているところでございます。(「何ページ」と呼ぶ者あり)155ページの②、ペット等動物と共生する地域づくりと。公園・道路とは書いてございませんが、生活衛生分野ほかというところで私どもも調整させていただいているところでございます。
江口委員
 逆でしょう、これ。所管するのはそちらなんだから、公園のほうに同行入園を考えるというのはあなたのほうで入れるべきで、保健所が入れる言葉じゃないんでしょう、これ。違いますか。同行入園のことを言うのは所管の課であって、違うんでしょう、これ。これはあくまで保健所のペットとの共生の中の考えの一つであって、ここに入れるからおかしいのであって、公園を管理する皆さんのほうでそういうことも考えていくんだということを入れるのが普通なんじゃないのか。
委員長
 いかがですか、理事者のほうは。
石井都市整備部長
 御指摘のとおり、活動する場所が公園ということになりますので、85ページの先ほどの豊かな公園利用の促進というあたりに、先ほどの文面をこちらにも掲載していくような方向で検討したいと思います。
江口委員
 ぜひそういう形で、区民の人に1回議論の場を与えていただければと、意見の交換ができるですね。
 それからもう一つ、時間もあれですから、また機会を設けて細かくやりますけど、さっき東京の顔という話が出ましたけど、今後の10年、中野駅周辺整備というのは大変大きな仕事になってくるし、また、大変大きな難題というか、職員の皆さんも非常に大変なことをやっていかなきゃいけないわけですけど。前々から私、気になっているのは、中野の顔ということで今まで黙っていたんですけど、東京の顔になるのであれば、例えばあそこの駅周辺整備、駅舎整備というのを私は何十年前から言い続けて、ようやく駅舎整備も入っていくということになってきたわけですけど、例えば中央本線の1分停車だとか、そういうことも発想の中にどうして入れないのか。例えばせめて土・日だけでも中央本線の1分停車、あずさ何号とか走りますよね。そういうのを中野駅にお願いしたりとか、JRにお願いして。非常に難しいことなんだけど、やっぱり区民総意だとか、まちにそれだけの人が集まるという駅であれば、JRだって考えざるを得ない。ところが、今は新宿、そしてということで、通過交通になっているだけでいっているわけでしょう。
 もう一つ、中野は別、皆さんとは所管が違うけど、里・まち構想というのをこの10か年でまた大きく打ち出したわけですよね。そういう意味の交流の機関としての交通網として、やっぱりこういうことを考えて初めて東京の顔であり、中野の中心だということで。やっぱり南と北に住んでいるメンバーからすれば、なぜ中央だけなんだという気持ちはあるわけですよ、大きな予算をそこに積み込むわけだから。そういう意味で、公平に地区別にはやっているかもしれないけど、動線をつくっていくために、いいですよと認めたとしても、やはりそういう意味では、そういう効果があらわれるんだと、この整備によってという、そういうふうに考えていくのが本来10年後の姿だと思う。今からやらなきゃ間に合わないんだから。この辺はどうなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、中野駅舎等の改修等につきまして、JRを交えて検討・協議をしているという状況があるわけでございます。そういった中では、中野区が中野駅周辺のまちづくりにどれだけ力を注いでいくか、そういったものをやはりJRもじっと観察しているのではないかというような気配をうかがえるわけでございます。そういった中野区の努力と、それから、今、委員のおっしゃった広域的な視点に立った中野駅のあり方、こういったものについても、今後十分努力をしながら調整をしていきたいというふうに思っております。
江口委員
 いや、そういうことを中野区というのは考えていたんですか、いるんですかということなんです。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在までのところ、そういった視点を持ってJRと調整をしてきたという経緯はないわけでございますが、今回の見直しによって、東京の新たな活動拠点という視点で中野駅周辺の育成を考えていかなければいけない、そういった観点から申し上げると、やはり中野駅の今後の広域的な利用のあり方、こういったものもあわせて検討していく必要があるのではないかというふうに思っております。
せきと委員
 細かなところで伺います。64ページに、現行の10か年計画ですと、高齢者向け住宅の誘導というところに、民間の協力を得て高齢者向け優良賃貸住宅の整備・誘導を進めますとなっていたのが、今回出された素案ではなくなってしまっております。これはどうしたことでしょうか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 現行の10か年計画では、具体的に本町四丁目の土地に民活によりまして高齢者向け住宅を建てるという方向性が打ち出されています。現在もうそれに取り組んでいるということから、今回、文章からは外したというところでございます。同じように、現在取りかかって間もなくでき上がるというものについては、今回の計画の文章から外しているものも結構ございます。そういったものが一つでございます。
せきと委員
 もう着手、目鼻がついたものは外していったということだと思います。
 次に、成果指標と目標値が現行10か年計画と今回の素案で大きく変わってしまっているんですけども、こうなると、一貫性といいますか、前の計画、過去5年間はどうであって、それがどういう到達点にあったために、今後はどういうふうに目指していくんだというつながりが断たれてしまっているんですね。今回、住宅に関して例えばの例で挙げますけれども、住宅の満足度というのが現行10か年計画にはありました。これがなくなってしまって、現在並んでおるような三つの成果指標と目標値になっております。こういう成果指標を変更したことについては、こうした一貫性といった面での議論はありませんでしたか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 住宅に関しましては、住宅マスタープランというのを最近つくったわけですけども、つくる過程で、住宅政策審議会ですとか、そういったところの御意見等踏まえまして、目標値につきましても、より客観的な、ある程度ほかの自治体とも比較可能な数値ということで、今回、より適切なものに変えたということでございます。
せきと委員
 本当は成果指標というのはなるべく同じものでそろえてもらったほうが連続性が確保されますので、そこは再度御検討いただきたいと思います。
 住宅で見ますと、住みかえ支援というのが現行のにあったものが、これもそっくりなくなっておりますが、これは分譲マンションの適正管理の推進で代行しようというものですか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 現在も、今度の改定素案につきましても、63ページのほうになりますけども、高齢者向け住宅等の確保と住み替え支援という表題で、住み替え支援につきましては、引き続き取り組みを進めていこうということで載せているところでございます。
せきと委員
 見落としておりました。
 住宅でだけで恐縮ですが、③の大規模団地の建て替え等におけるという部分では、今後、住宅供給公社住宅や都営住宅、さまざま廃止の予定もありますが、そうしたものはすべて、こうしたファミリー向け住宅の建設以外の用途は排除してしまうということなんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 都営住宅と住宅供給公社の団地の建てかえと、今、進んでおるわけでございますけども、さまざまな入居者がございます。単身者もございますし、ファミリーももちろんあります。ただ、その中で、我々としましては、できるだけファミリーを誘致したいということでお願いをしているということでございます。単身者世帯はなくていいということではございませんで、なるべくファミリーをふやしていただきたいというような要望をしているというところでございます。
せきと委員
 こうした「ファミリー向け」と固定的な表現ととらえられかねない表現になっておりますと、今、現に住んでいる高齢者、単身の人なんかは、自分はいずれ追い出されるんだというふうに思ってしまいますので、こうした限定的な表現は改めていただきたいと思います。
 また、団地については、跡地を公園にしてほしいという願いもありますので、この部分については全面的に少しもう一度御検討されたらいかがかと思います。
委員長
 要望ということでよろしいですね。
むとう委員
 47ページのところで、中野通りの東側歩道の拡幅というのが挙げられているんですけれども、46ページのところでも歩行者空間を確保するということが書かれているんですが、これ、道そのものの中野通りの拡幅を目指しているのか、歩道部分だけで、車道を狭くして歩道を広げようとしているのか、どういう歩行者空間の拡幅を考えているのか、お答えください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この中野通り東側歩道拡幅、ステップ4のところで位置付けられているわけでございます。と申しますのは、現在の中野通り、あそこのガード下につきましては、もう既に拡幅整備、要するに、都市計画道路の拡幅整備が終わっているというところで、確定をしております。現在、あそこの東側のところ、歩道の部分につきましてはバス乗降場がございます。これを新北口駅前広場が整備された段階で、今のバス乗降場をそちらへ統合するということを考えてございまして、その段階では今のバス乗降場を歩道として広げることが可能になってくる。おおむね6メーターぐらいに広がってくるのかなと。かなりの歩行者空間として皆様方に御提供できるのではないかということで、ステップ4の中に入れ込んだということでございます。
むとう委員
 そういたしますと、これ、中野駅の北側の東側の道路のみのことを言っているんですか。南口のほうの東側の道路は関係ない。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ちょっと説明が不足してございました。ちょうどガード下部分でございます。ガード下の歩道部分、これが今、バス乗降場がございますので、その部分を広げることができるということでございます。そのことによって、南北の交流が一層図られるのではないかということでございます。
むとう委員
 ちょっと期待したんですが、ガード下の部分だけの歩道確保ということなんですか。これ、文章を読むと、もっと中野通りの全体の東側歩道確保というふうにも読めてしまうので、もしガード下のエリアだけのことを言っているのだったらば、そこは誤解を与えないような表現になさったほうがいいのではないですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この部分につきましては、中野駅周辺という部分での記載になってございます。そういったことから、中野駅周辺の駅前広場そのものは全体的に再生をしていくわけでございますが、その中で、この中野通り東側部分について、ステップ4で広げられるということで記載をしたものでございます。御理解をいただければありがたいと思います。
むとう委員
 中野駅周辺というと、周辺という言葉になってくると、ガード下のところだけというイメージではないですよね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野駅地区ということでございます。この実現へのステップ、ちょうど47ページをごらんいただきたいわけでございますが、ステップ1のところで五つ目、ここから中野駅北口東西連絡路、あるいは現北口駅前広場整備というような記載がございまして、ここから中野駅の地区について、こういったもろもろの整備を展開していくということで記載をさせていただいているものでございます。今後、委員のおっしゃるような誤解等を招くおそれもございますので、表現の仕方についてはやはりちょっと工夫をしてみたいというふうに思っております。
むとう委員
 何か、聞いて逆に残念なんですけれども。左側の46ページの文章を読むと、もうちょっと、近隣の商店街が連携する歩行者ネットワークというようなことも書いてあって、駅のところだけ限定ではなくて、歩行者空間を確保することを考えてくれているのかなというふうに読み取れるんですよね。ですから、ガード下の部分だけではなくて、中野通り、ずっと歩道のところがやっぱり往来が多くて、自転車も一緒になっていてかなり危ないんですよ。だから、できることであるならば、これは東側だけではなくて西側も含めてなんですけれども、歩道の確保というのはこれからのまちづくりで必要かなというふうに感じていたもので、改めて厳密にお尋ねをしたらば、本当にガード下のところだけということであると、そこの部分だけの拡幅しか考えていないんだとするならば、あまりにもちょっと残念なので。せっかくステップ4と、これからの中野の10年後の姿を、これから10年後を描くのであるならば、中野通りの歩道の拡幅というのはもう少し長いエリアで考えるという方向性はないんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは10年後の中野の姿、目指す方向ということで記載をさせていただいております。今申し上げましたように、中野通りにつきましては、南口の5差路、それから北上いたしまして北側、こちらについては都市計画道路の拡幅整備が既に終わっているという状況でございます。そういった中で、既に沿道の整備が、要するに商店街の建ち並び、こういったものが終わっているわけでございまして、今後、そういったところをさらに拡幅していくということになってまいりますと、この10年の中ではなかなか実現しがたいということで、そういった内容は記載させていただいていないわけでございます。ただ、超長期的な展望に立てば、現在の中野駅の歩道の幅員で十分なのかどうかという議論はあってしかるべきであろうというふうに思います。そういったことから、その辺の歩道の拡幅についても、将来的展望に立って記載をするような場面があれば、そういったことも書くし、やはりいろいろなところでは区としての発言もしてまいりたいというふうには思っております。
むとう委員
 もう1点なんですけど、60ページのところで、一番下のところで、地域交通の整備のところで一番下の行です。「利便性の高い新しい交通システムを誘導します」と書いてありますが、具体的にどういう交通システムの誘導を考えているんでしょうか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 こちらの地域交通の整備ということで、「利便性の高い新しい交通システムを誘導します」といったところがございます。私どもこれまでオンデマンド交通の検討ということで、19年、20年とこのように検討しておるところでございます。21年3月の特別委員会でも御報告させていただきましたとおり、こういった交通システム誘導に当たりましての条件といいますか、そういったものを御報告させていただいたわけでございます。これらにつきましては引き続き、そういった交通の誘導に際しましてさまざま検討しているところでございますけれども、一応こちらのほうの62ページでございますけれども、ステップ1のところで、新しい交通システムの社会実験・検証ということで記載をさせていただいているところでございます。一応、来年度以降に実際にこういったものの社会実験をさせていただきまして、実際のそういった交通システム、前提といたしますのが、主体としては区ではなくて一定の事業者なりを想定しているところでございますけども、こういった方々の誘導に当たりましての諸条件等、さまざま、需要ですとかルート等も、こういった社会実験をさせていただく中で検証してまいりたいと、こういうふうに考えているところでございます。
むとう委員
 オンデマンド交通について区が検討していることはこれまでも報告があって、存じ上げているんですけれども、そのオンデマンド交通というのが書かれていなくて、新しい交通システムの誘導というふうになると、オンデマンド以外のまだ新たな何かがあるのかなと、私の知らない何かがあるのかなと思ってしまいますので、ここの表現も、もし具体的にオンデマンド交通ということであるのであれば、その言葉があるとすぐイメージがわかるんですけれども。そこもちょっと何か工夫が必要かなと思います。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 現行10か年計画のほうでも、新しい交通システムということで記載をさせていただいておりまして、るる検討してきたわけでございます。これまでの検討の中で、新しい交通システムについてはオンデマンド交通ということで一定検討してきた中で、おおむねそういった方向で検討してきたわけでございますけれども、一応、新計画にのっているステップの新しい交通システムにつきましても、オンデマンド交通を念頭に置きつつ、さまざまな方法があるかどうかにつきましても検討していきたいと、このように考えているところでございます。
市川委員
 47ページのステップ2のところに出てくるんだけども、中野四丁目西地区まちづくり方針案の策定がありますよね。これは、四丁目西地区というのはどのエリア、街区を指して、どのぐらいのものを方針案策定の段階で見込んでいるのかというあたりをちょっとお尋ねしておきたいんですが。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この四丁目西地区と申しますのは、警大の西側、ちょうどサンクオーレの西側に当たる、あの街区を指してございます。このステップ2で西地区のまちづくり方針案の策定というふうにしておりますのは、駅直近の四丁目西地区、あの場所について、将来、いわゆるまちづくりの中で、現状の姿のままでいいのか、あるいはもっと別のまちづくりの姿があるのではなかろうかといった、そのようなところを検討してまいりたい、ステップ2のあたりでいわゆる方針案というものを策定していきたいというふうに考えているところです。
市川委員
 ステップ1のところで、区役所・サンプラザ地区の再整備等構想策定とあるわけですよ。それで、今、担当参事が言ったように、松前さんが言ったように、この四丁目西地区のエリアというのはサンクオーレの西側から言っているんでしょう。そうすると、四丁目6番、7番が入っているわけですよ。それから、警察大学校の用地の北側を指しているわけでしょう。窪田理美容学校だとか、スカイハイツやブルンネン、ここいらも入っているのか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 窪田さんでありますとか、既存の今おっしゃったマンションにつきましては、いわゆる四丁目西地区の中には入れてございません。そちらについては、いわゆる警察大学校跡地の中の区域3というふうに呼んでいる街区の中に考えております。
市川委員
 わかりました。それで、ちょっと確認した上で、じゃあ、もう一回戻りますけども、区役所・サンプラザ地区の再整備等構想策定というのがステップの1に入っていますよね。これが始まりますと、要するに、サンプラザの北側に、今、四丁目の東の再開発、いわゆるサンクオーレ、あれがもう既に完成しているわけですね。だから、あの地域については都市計画の変更は当然進んでいるわけです。用途の種別も、色で見れば真っ赤っかになっているわけですね。ところが、四丁目6番や7番の用途の種別というのは違うわけですよね。現行、例えば四丁目6番の街区というと、用途の種別は何になりますか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 四丁目西については、現行は第一種中高層住居専用地域になっております。
市川委員
 一中高のままにしておくと、サンプラザと区役所のこの地区に将来ランドマーク的なものを建てましょうといったことになったときに、いろいろ日影の問題だとか、そういった都市計画上のいわゆる用途の問題等が絡んできて、整合性がとれなくなってしまうということをやはり大きく見通して、ここで方針の策定をしましょうと、こうなるわけですよね。この方針案の策定をしようといった西地区の6番とか7番、特に6番の街区からは、かねてから要望書というのが区長あてに出されているんですよ。その要望書は目にしたことありますか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 その要望書というものは、申しわけございません、私自身はまだ目にしてございません。
市川委員
 要望書というのが今まで過去2回ぐらい出ていると思います。それは調べてください。というのは、そういう意向がこの街区にはかねてよりあるわけです。あのサンクオーレが、あの再開発が進捗している最中からあったわけです。それに連担して、西地区もやろうという機運はあった。けれども、やはり以前からお住まいの方で年配の方たちは、引っ越しをするにはちょっと体力的にも問題があるし、自分の元気なうちには勘弁してくれという声もあったので、それはそこでとまっているんです。そういう声があったわけ。それもやっぱり大事にして、それでまちに入っているかということです。
 このいわゆる素案からスタートしましたね。2次の長期計画、10か年計画の中で文字面で躍り始めました。けれども、実際に地元の住民の皆さんは何も知らないでございましたというんじゃ、これはいけないからね。やっぱり現場に入って、こういうような10か年計画の素案の中に、皆さん方の街区を含めて考えていきたいという計画を持っているんだけど、ひとつちょっとテーブルについてもらえないだろうかと、もしくは1軒1軒お訪ねして、親切丁寧にお話をしてみたいんだけど、そんなような姿勢がやっぱり大事だと思うんですけどね。そういったようなことは、この素案が今度出るし、それから、もちろん区民との意見交換会もあるんだけども、できればそれより前に、やっぱりこうやって皆さんたちのまちがこういう中に入っていくんですよということを、せめて、じゃあ、要望書をお出しになった方にはあえて伝えていくとか、それから、まちの様子を聞いてみるとかいうような作業をしたほうがいいと思うんだけども、そこいらあたりはどんなふうに考えますかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この中野駅周辺のまちづくりについては、まさに警察大学校の具体的な動きでありますとか、中野駅地区整備もかなり構想で進んでおります。今おっしゃっていただいたように、この西地区の方々に対しても、こういった周辺の動きはこうなっていると、さらに、この街区についても区としてはこのようにとらえているといったようなところを、なるべく早い段階で地元に入る必要はあるだろうというふうに私どもも思っております。
市川委員
 今、要望書が出ているのは、6番の街区から出たわけですね。7番の街区があるでしょう。体育館側の街区があるでしょう。あそこの用途の種別は何になっていますか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 7番の街区は第一種住居地域でございます。それから、先ほど、四丁目西地区、6番の街区でございますけども、あちらも第一種住居地域でございます。
市川委員
 そうすると、6番も7番も一住だ。6番も7番もどちらも都市計画の見直しをしなければならないんじゃないのかな。ランドマーク的なものをサンプラザ・区役所の地区に将来見込んだ場合はどうなるのかな。6番の街区も7番の街区も含めて西地区ということでとらえておいていいんですかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 そのようなとらえ方で結構です。
市川委員
 一まとめにして考えるならばね。だから、6番の要望書が出ている、その街区の皆さん方もしかりだけども、7番の街区の皆さん方にもしかりだと思うんですね。やっぱりそういったところに入り込んで、現場に出向いて、こういう計画があるんですよ、こういう計画をこれからつくろうとしているんですよと。このまちがこういうふうに変わるので、皆さんたちのこのまちの中を何も手を入れていじくるんじゃないんだと。皆さん方の気持ちを一つにしてほしいんですよ、方向を見てほしいんです、そのためには皆さん方の御協力も必要なんですよ、そういうことをやっぱり胸襟を開いてお話をする場面をつくっていくということは大事なことだと思うんですね。特に文字面のこの上で自分たちのまちのことが語られている。だけど、そのまちに住んでいる人は一つもそのことを知らないなんてことがないようにしていかないと、こういったものは実りあるものになっていかないと思いますから、その点は御注意いただきたいと思います。これは要望です。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、ないようでしたら、以上で本報告についてを終了させていただきます。
 次に、その他の事項に移らせていただきます。
 その他の事項で何か報告事項ございますでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、本町二丁目・五丁目用地の暫定整備説明会の日程について口頭で報告をさせていただきます。
 先日の建設委員会では、補正予算を提案しまして、今後の予定としまして、地域での説明会を開催しながら暫定整備について進めるとしておりましたが、この日程についての御報告でございます。
 具体的には、8月24日(月曜日)午後7時から弥生地域センター、8月26日(水曜日)午後7時から鍋横地域センター、8月27日(木曜日)午後2時から鍋横地域センターで3回ほど説明会を開催する予定でございます。いずれも内容につきましては、先ほど御案内しました本町二丁目・五丁目用地の暫定整備の説明会ということでございます。
 なお、説明会の日程の周知方法につきましては、8月10日号の鍋横地域ニュース、それから区のお知らせ板、それから町会の掲示板、町会の回覧等でお知らせさせていただく予定でございます。
 報告については以上でございます。
委員長
 ただいまの報告で何か御質問ございますでしょうか。
むとう委員
 ごめんなさい。ちょっと書きとめ切れなかったので、もう一度説明会の日程、ゆっくり3回目だけ教えてください。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 早口で申しわけございませんでした。1回目が8月24日(月曜日)午後7時から、会場が弥生地域センター、2回目が8月26日(水曜日)午後7時から鍋横地域センター、3回目が8月27日(木曜日)午後2時から鍋横地域センター、以上でございます。
委員長
 何か御質問ございますでしょうか。
むとう委員
 これは地域の方だけ対象ということになってしまうんでしょうか。区報などではお載せにならないんでしょうか。というのは、やはりここの委員会にも他のところで公園をというような陳情が出ていて、こういった公園がどういう公園になっていくのかというのは、その地域の人たちだけの暫定利用も含めて関心事ではないように思うんですけれども、この3回の説明会については、区報などではお知らせはないんでしょうか。暫定利用ということで、地域の人しか使えないということでそういうことなんでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 区報はちょっと間に合わなかったんですけども、ホームページについてはこういった説明会の開催日程について御案内させていただきたいというふうに考えております。なお、今後の予定ですけども、今回、8月下旬にこういった暫定整備についての説明会をやりまして、そこでいろいろな御意見等が出ると思うんですけども、実際に工事が始まる前に、今度は工事の説明会というのも予定してございますので、そういったときにはより広い範囲での周知、もしくは工夫について検討させていただきたいというふうに存じます。
委員長
 よろしいでしょうか。御質問ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に報告事項がございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。なければ、以上で所管事項の報告を終了させていただきます。
 それでは次に、都市行政視察についての御協議をいただくために暫時委員会を休憩させていただきます。

(午前11時31分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午前11時32分)

 今年度の建設委員会の地方都市行政視察の視察先としましては、新潟県新潟市と新潟県長岡市の2カ所とします。日程は11月10日から11日の2日間を予定ということで御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、御異議ないので、そのように決定をさせていただきます。
 次に、最終的にきょうの項目の中、その他事項でございますけども、何か委員、理事者からございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。
 それでは、次回の日程に移らせていただきますので、暫時委員会を休憩させていただきます。

(午前11時32分)

委員長
 それでは、委員会を再開させていただきます。

(午前11時34分)

 休憩中に確認いたしましたとおり、次回の委員会は9月7日(月曜日)の午前10時からというふうにさせていただきたいと思いますが、それでよろしゅうございますでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、そのようにさせていただきたいと思います。
 以上で本日予定しました日程はすべて終了しましたので、本日の建設委員会を散会いたします。

(午前11時34分)