平成21年12月08日中野区議会建設委員会(第4回定例会)
平成21年12月08日中野区議会建設委員会(第4回定例会)の会議録
平成21年12月08日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成21年12月8日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成21年12月8日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時49分

○出席委員(7名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木 均

○委員長署名

審査日程
○所管事項の報告
 1 平成21年度(2009年度)第4回中野区都市計画審議会について(都市整備部経営担当)
 2 今後の大規模公園整備の基本的考え方について(都市計画調整担当、公園・道路整備担当)
 3 区立八成公園の拡張について(公園・道路整備担当)
 4 区道のガードパイプ類総点検結果の報告について(公園・道路整備担当)
 5 (仮称)中野区本町四丁目住宅整備事業の進捗状況について(住宅担当)
 6 訴えの提起について(住宅担当)
 7 その他
  (1) 日本たばこ産業株式会社訪問について(地域まちづくり担当)
○地方都市行政視察について
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会させていただきます。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たりましては、3時ごろの切りのいいところで休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願い申し上げます。
 それでは、まず所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番目、平成21年度(2009年度)第4回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 それでは、平成21年度の第4回中野区都市計画審議会について(資料2)を御報告いたします。先月、11月24日に開催をしております。お手元の資料のとおり、報告案件でございますけど、4件ございました。順を追って簡単に御紹介いたします。
 まず、第1件目でございますけども、(仮称)本町五丁目公園の都市計画についてでございます。この内容につきましては、前回の都市計画審議会、9月ですけども、そこに報告しておりますので、今回は都市計画案の公告縦覧の時期ですとか、いよいよ次回の都市計画審議会には都市計画案を諮問するという報告でございました。中身については、ちょっと省略をさせていただきます。質疑といたしましては、この用地を使って今後どのようなまちづくりを進めるのか、また、そのスケジュールはどう考えているのかといった御質問がございました。これに対しまして、平成26年度以降の公園の本格整備にあわせまして、地区計画などの導入を考えていきたいとの答弁がございました。
 次に、2番目でございますけれども、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.2の策定について、それから、3番目の中野駅地区整備構想の策定について、この二つにつきましてはまとめて報告をして質疑を行いました。いずれもこの10月に策定をされたものでございます。
 まず、グランドデザインVer.2のほうでございます。A4のペーパーのほうで御説明をいたします。このグランドデザインでございますけども、3年前の平成18年12月にはVer.1を策定しておりますので、今回その変更ということで、主な変更点を中心に内容の説明がありました。このA4のペーパーの理念のほうに主な変更点を挙げております。4点ほどございます。これについて簡単に御紹介いたします。
1点目は、グランドデザインの策定範囲を80ヘクタールから110ヘクタールに拡大したということでございます。それから、(2)になりますけども、2点目は、中野駅周辺の東京全体の中での位置付けを明確にしたということでございます。また、3点目、(3)でございますけども、中野二、三、四、五丁目のそれぞれのまちの魅力、個性を踏まえたまちづくりを示したということでございます。その上で周辺のまちづくりを、まちをつなぐ中野駅地区の整備方針を示したこと、それから、新時代にふさわしい基盤づくりを示したという点でございます。さらに、(4)でございますけども、展開ステップの考え方でございます。Ver.1では20年後のまちのイメージをお示ししましたけれども、今回のVer.2ではより長期的な視点でとらえるとともに、まちづくりの進捗を10年ごとの3段階の時間軸で示すということにいたしました。
 本文、このA3の横長の資料でございますけど、14ページになります。展開ステップの考え方となっておりますけども、10年スパンで、今後第Ⅰ期、第Ⅱ期、第Ⅲ期というふうに分けております。それぞれの整備項目を下のほうに例示をしているということでございます。
 次に、中野駅地区整備構想についてでございます。これにつきましても、A4のペーパーのほうをまずごらんいただきたいと思います。この整備構想の位置付けですが、今御紹介いたしましたグランドデザインの指針に基づく中野駅地区の整備の基本方針でありまして、歩行者動線、あるいは、中野駅の改札口や南北通路の考え方、駅前広場機能や駐車場の考え方を示しております。今後これに基づきまして整備計画を定め、都市計画の変更を行うということでございます。
 次に、2番目の策定の目的でございます。2点掲げております。1点目は、中野駅地区は中野駅周辺のまちの個性をつなぎ、にぎわいの連続性を高め、広域的なまちの訴求力を高めていくという点でございます。2点目は、中野駅の駅施設や駅前広場の抱える課題について、それらを大きく改善し、更新していくということでございます。
 次に、A3の資料の目次をまず見ていただきたいと思います。大きいほうの資料でございます。10ページ以降、これが中野駅地区整備基本方針等となっております。これが中心的な部分でございます。簡単にこの部分だけを紹介させていただきます。
 では、10ページをごらんいただきたいと思います。中野駅地区整備の基本的な考え方ということでございます。一番上のほうに、駅とまちとが融合する魅力的なにぎわい拠点をつくるという、こういうコンセプトでございます。そのもとに以下の四つの考え方を示しております。アとしまして交通結節機能の改善、それから、イとしまして回遊性の向上、ウとしてにぎわいの創出、エとして東京の新たな顔にふさわしい景観の形成と、こういったものであります。こうした視点に立ちまして駅地区の整備を今後進めていこうということでございます。
 次に、11ページをごらんいただきたいと思います。中野駅周辺の歩行者動線計画ということでございます。ここにちょっと四角く囲っておりますけども、将来構想としまして新たな東西、南北動線の整備、それから、既存歩行者動線の機能の強化を図るということでございます。この図では黒い実線の矢印がございますけども、これは具体的に今回検討したという部分でございます。それから、黒い点線になります。この矢印のほうは民間開発とあわせて一体的な検討が必要な動線というものであります。また、色のついたやや細い矢印ですけども、これは高さのレベルをあらわしております。青が3階の部分、それから、薄いオレンジが2階、濃いオレンジが1階部分の高さをあらわしいているということでございます。
 12ページです。これらの歩行者動線でございますけども、段階的に整備していく必要があると。その考えを示したということでございます。左側が先行する公共空間の整備ということで、まず手をつけるという部分を示しております。最初に行うというのが左側の一番上の部分です。現北口駅前広場と新北口駅前広場を接続する東西連絡路の整備でございます。これは中野通りをまたぐ連絡路ということでございます。続いて西側の南北通路、新北口駅前広場と、こういった順になっているということでございます。それから、12ページの右側でございますけども、南口の動線や東側の南北通路について記載をしているということでございます。
 ちょっと長くなりますので飛ばしますけども、17、8ページをごらんいただきたいと思います。各駅前広場の整備方針ということでございます。先行して整備する施設のおおよその内容と配置がここで示されております。この整備構想を踏まえて、今後のスケジュールでございますけども、具体的な整備計画を検討して、今年度中には整備計画をまとめていきたいということでございます。
 では、都市計画審議会での議論を簡単に御紹介します。まず、こういった報告の後に、中野駅の改札口などについてJR東日本とはどこまで話し合いが進んでいるのかという御質問がございました。これについては、この整備構想の策定に当たっては関係機関の方も参加した中野駅地区の交通結節点あり方検討会を設置しており、その中にはJRの方も加わっていたということ。それから、今年度はJRと協定を結んで駅構内の調査も進めているといった答弁がございました。次に、一連の整備工事の手順はどうなっているのかという御質問もございました。これにつきましては、まず第1期整備として現北口広場、それから、新北口広場を接続するため、中野通りをデッキで横断する東西連絡路を整備すると。それとあわせて現在の北口の駐輪場、あるいは自動車駐車場の再配置を行い、その中で作業ヤードの確保やバス停の施設なども必要になってくると、こういった答弁がございました。また、整備計画が今年度中に策定されると、都市計画の変更についても示されるのかといった御質問がございました。これについては、第1段階目の都市計画変更は来年の秋を目指して作業を進めたいという答弁がございました。また、JRとの関係で行われる工事については、概算金額ですとか、区とJRの費用負担はどうなっているのかという御質問もございました。これにつきましては、費用については現在調査している段階であり、負担割合については今後お互いの考えをすり合わせながら決めていくことになるといった答弁がございました。
 それでは、次に、報告事項の4番目になりますけれども、(仮称)中央部防災公園の基本設計についてでございます。これもA4の小さいほうの資料をごらんいただきたいと思います。
 まず、中央部防災公園の基本設計の考え方でございます。上の部分でございます。4点ございます。①がいわゆる防災機能、②がにぎわいと環境との調和、③が区内の他の公園との機能分担、④が周辺の公共空地との連続性、こういったことでございます。これらに配慮しながらの設計ということでございます。
 次に、基本設計の概要ですが、公園全体を異なった性格を持つ四つのゾーン、ここに書いてありますけども、(3)の①でございます。多目的広場、それから、土を盛った広場空間、これは小のほうですね。それから、水景ゾーン、林間空間ゾーンを整備するということでございます。それとともに、管理棟ですとか防災施設も設置するということでございます。
 A3の大きい資料の別紙2をごらんいただきたいと思います。そこに大まかな配置図がございます。今言った四つ、広場空間(多目的広場)ですとか、広場空間(小)、林間広場、水景広場と。こういったおおむねの配置ということでございます。
 今後の予定ですが、今年度実施設計を行いまして、22年度から24年に整備工事というスケジュールでございます。
 都市計画審議会の議論としましては、公園でのスポーツ機能、消防訓練についての確認の御質問がございました。これについては、ゲートボール大会のようなものができるスペースは確保する、また、消防団の訓練の場としては可能であるという答弁でございました。
 すみません、ちょっと先ほど整備工事、22年度から24年度と申し上げましたけど、22年度から23年度でございます。訂正させていただきます。
 以上、簡単ではございますが、中央部防災公園の報告ということでございます。なお、都市計画審議会そのものは来年の2月9日に次回予定しているということでございます。
 概略、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。
むとう委員
 ちょっと一遍にたくさんの説明だったので、そんなに頭がすぐ動かないので、すぐに質問、なかなか出てこないんですけれども、これまでも何度か質問させていただいていたんですけれども、警大跡地の中にこれから商業ビルであるとか大学等ができてきますから、中野駅舎が本当に滞りなく新北口広場等ができていくのかというのはすごく気がかりな点なんですけれども、今回こんなに立派な地区構想ができてきているんですが、前々回か何か一般質問でも質問したんですけれども、新北口広場をつくるのに今の北口広場のところを、こういう形でしっかりと国から無償で提供を受けて進めていくということになっていましたけれども、その進捗状況はどうなっているんでしょうか。この構想どおりに滞りなく、話し合いというのは順調に進んでいるのかどうなのか。今本当にこんなに立派なプランが出てきて、基本となる土地の確保はどうなっているのかというのが気がかりなところなんですが、あわせてその土地の確保のことについても御説明願いたいんですが。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 警察大学校跡地の開発、これが順調に進んでまいりますと、平成24年度当初にはあらかた完成をしてくるという状況がございます。その段階では御心配のとおり、この中野駅のキャパシティーそのものがもたなくなってくるんだろうということで考えているわけでございます。その段階に備えてこの構想では、12ページをちょっとお開きいただきたいわけでございますが、段階的整備ということで整備の手順をお示ししているところでございます。すべて一気に整備ができるということではなくて、やはり周辺の開発とあわせて段階的に中野駅地区を整備していくということがこの考え方でございます。今一番心配をしております警察大学校跡地の開発の段階では、まず左側の先行する公共空間の整備の一番上でございます。現北口駅前広場と新北口駅前広場を接続する東西連絡路の整備ということがございまして、その中ではこの現北口駅前広場、ここの、今現在バスと人と車、これが錯綜している状況にあるわけでございますが、ここをまず歩行者系の広場として、駅からおりてくるたくさんの人を一たん受けとめる機能が必要であるということから、現北口駅前広場の歩行者空間を改善していくということでございます。
 現在JR、それから、東京都と協議を進めておりますのは、現在の北口の改札、これが中野通りに面して改札があるわけでございますが、あそこの空間だけではとてももつ空間とならないということから、現北口駅前広場に直接面する改札を整備していこうというようなことで、現北口の改札もあわせて改修をしていかなければいけない。そういう協議を進めている。一たんそこで、現北口の広場のところで多くの人を受けとめて、そこから中野通りを横断するということではなくて、そこからデッキで現在の駐輪場が置いてあります1段上がった、我々は「新北口駅前広場」というふうに呼んでいるわけでございますが、そちらへ誘導して、そこからさらに警大跡地のほうに歩行者空間を整備していく。こういったことがまず第1段階の整備。この第1段階の整備で恐らく、現在の計画では警察大学校跡地で増加する方々の対応はできるというふうに考えているところでございます。西側南北通路の整備、それから、新北口駅前広場の整備、これにつきましてはその次の第2段階ということでございまして、区役所・サンプラザ地区の再整備と時を合わせて、次の段階への整備を進めていかなければならないというふうに考えているところでございます。
むとう委員
 新北口改札が出てくるそのところには、今の北口広場の部分なんですけれども、そこの土地についてはどんな状況になっているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在の北口駅前広場でございますが、これはJR東日本が半分、それから、東京都が半分を持ってございます。JRは当然負担をしなければいけない広場でございますから、そのままJRに負担をしていただくわけでございますが、東京都で所管している駅前広場部分につきましては、やはり中野区がこれを所管して今後整備をしていかなければいけないということで、現在その折衝は東京都と進めているという状況でございます。
むとう委員
 ちょっと場所が違うと思うんだけど。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 新北口駅前広場につきましては、これは国が現在所管をしてございます。現在のところは中野区が無償貸与を受け、管理をしているという状況にあるわけでございまして、ここにつきましても今後整備にあわせて財務省から中野区が譲り受けて、整備、管理をしていくという方向で国と協議を進めているという状況でございます。
むとう委員
 前に聞いたときも無償でということで、中野区としては無償で手に入れたいとわかるわけですけれども、先方がそのことに応じてくるのかどうなのかというのは、まだ、私が前回お尋ねしたときには確約がとれていなかったと思うんですけれども、その後ここは無償で手に入るというようなところまで、確証を得てこの計画は進められているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野区といたしましては、あそこを有償でということはなかなか難しいという判断のもとで、国とは無償で譲与していただけるような方向で調整を進めているということでございまして、まだ確定段階には至っていない。まだ協議中ということでございます。
むとう委員
 なかなか国も大変ですので、なかなか区が望むように、無償でというふうに本当になっていってくれたらいいんですけれども、その辺が気がかりでならないんですけれども、何か無償提供するにつけての条件などは、向こうからの提示はないんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 やはり法律にかなった管理の仕方というようなことが当然あるわけでございまして、そういったことをきちっと守りながら、国のほうから円滑に譲渡を受けるようにしていきたいというふうに考えております。
むとう委員
 特段条件などはつけられていないということでよろしいですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今後の整備の仕方などについても、十分各法律等を守りながら計画を提示していくことによって、国のほうからは譲渡されるのではないかというふうに考えているところでございます。
むとう委員
 前も尋ねたかもしれないんですけれども、新北口改札のところは、要するに今の北口広場のところに駐輪場がありますよね。その駐輪場をどこに移す予定でしたでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 多少時間がかかるわけでございますが、現在大分駐輪場として大きなスペースを占めてきているわけでございますが、これをもう少し西側のほうに寄せるような形で再配置できないだろうかというところで検討しているところでございます。
むとう委員
 すみません、もう少し西側というのはどこか。ここにいっぱいいろいろ図があるんですが、この中のどのあたりになるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、中野駐車場等もございまして、そういった敷地も含めて駐輪施設としても活用できるような、そういう方法を検討しているというところでございます。
むとう委員
 今の北口改札のあるところのバスターミナルは、そこは歩行者空間になるということで、バスターミナルをずらすわけですけれども、そうは簡単に新北口のほうができてこない間の中で、まずはここのデッキからつくるというふうに先ほどおっしゃっておりましたけれども、このバスターミナルは一時的にサンプラザのどのあたりにずらす予定なんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まだ検討過程でございまして、適当な場所というところで、けやき通りなどを候補に挙げながら検討を進めている段階でございます。
むとう委員
 けやき通りというのは、元囲町公園と区役所の間の通りのことですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 それと、今の新北口駅前広場と区役所の間の道、あれもけやき通りというふうに申しておりまして、そういったところも含めてバスがうまく停車できるようなスペース、こういったものをつくり出していけないかというふうな形で検討しているということでございます。
むとう委員
 13ページの図を見ますと、中野通りのところで、デッキのちょっと上あたりのところが斜めにかかれているんですけれども、これというのも拡幅するというような意味合いなんでしょうか。今の北口広場のあたりから北口改札のほうにデッキをつくりますよね。そのデッキが横断しているところの中野通りの左側のところ、今の北口広場のところの図がちょっと斜めになっているんですが、これは拡幅予定なんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今の委員の御指摘はここのところですか。
むとう委員
 そこの中野通りです。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この中野通りでございますが、今いろいろ検討しておりますのは、やはりこの交差点の中でいろいろ交通滞留が起きているということから、右折車線は上から来るほうでございますが、そういったところの右折車線、あるいは左折車線、こういったところの車線数と、それからあと歩行者空間の拡幅といったようなことから、一部、いわゆる新北口駅前広場側に若干広げているような絵姿になっているということでございます。
むとう委員
 それと、あわせて14ページのほうの図を見ますと、ピンクのサンプラザ地区のところの、右側の中野通りのところの車線数がふえているようにかかれているんですが、このあたりも、要するに中野通りの拡幅ということをこの辺は考えているということなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今御答弁申し上げましたように、右折車線とか左折車線、そういったものをきちっとここで整備するべきであろうということで、こういう絵姿で検討しているというところでございます。
むとう委員
 それと、17ページの絵を見ますと、今後の将来なんでしょうけれども、このブルーのところ、今の北口広場のところに新北口改札ができて、ここのところで交通処理空間というふうに書かれているんですけれども、ここで交通を処理するということは、バスとかタクシーとかということがここで処理されるんだと思うんですけれども、そのバスやタクシーというのはどういう方向からこの交通処理空間に入ったり出たりすることになるんでしょうか。この図でいいますと、区役所・サンプラザ地区のこの左側のところから入ってくるんでしょうか。出たり入ったりはどこから。どこからこの交通処理空間を使うことになるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 整備計画の検討に入っていたような御質問になってきているわけでございますが、このブルーのところが、今、委員のおっしゃったような交通結節空間、機能というんでしょうか、バス、タクシー、一般車、こういったところの交通処理、そういう空間を考えているわけでございます。現在、交通管理者等々と検討を進めているわけでございますが、その中ではできるだけ、渋滞の生じやすい中野通りに交通負荷をかけていただきたくないというような御指摘もいただいているわけでございまして、極力中野通りにそういった交通の負荷がかからないような交通計画、こういったものを検討していきたいなと、このように思っております。
むとう委員
 具体的にどういうふうにこの交通処理空間のところにバスやタクシーが入ってくるのかというのは、まだ協議中でわからないということでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、こういった場でまだ公表するような段階にはないということでございます。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 次に、2番目、今後の大規模公園整備の基本的考え方についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元に配付させていただいております資料(資料3)に沿いまして御説明をさせていただきます。
 今後の大規模公園整備の基本的考え方でございます。表紙をごらんくださいませ。この基本的考え方は、序としまして目的及び対象公園(計画)、第1章として都市公園の機能区分の整理、第2章として用地の現況と計画、第3章として関連する既存機能の現況・動向及び課題、第4章としまして用地の特性及び整備課題の整理、5番目、それら全体を受けまして整備の基本的考え方というふうにまとめさせていただいているところでございます。
 それでは、1ページ目をごらんください。
 今回のこの整備の基本的考え方の目的でございます。(1)番の上から3段落目ぐらいでございますが、今後整備を進める大規模公園について、既存の大規模公園の配置及び機能も考慮しつつ、それぞれの整備の基本コンセプト及び主として担う機能の分担の基本的考え方を設定するものであるということでございます。
 (2)番の対象公園でございます。今後整備を計画している大規模公園、面積おおむね0.5ヘクタール以上を抽出してございますが、上から(仮称)中央部防災公園、(仮称)南部防災公園、(仮称)本町五丁目公園、(仮称)本町二丁目公園、(仮称)鷺の宮調節池上部多目的広場、(仮称)上高田五丁目公園ということでございます。トータルしますと6カ所ございます。面積については、横のほうにそれぞれ1.5ヘクタール、1ヘクタール、1.19ヘクタール、0.62ヘクタール、1.0ヘクタール、0.7ヘクタールというふうに書いてございます。公園の種別でございますが、現時点ではっきりしている内容ということでは、近隣公園ということで3カ所については書かさせてもらっているということでございます。
 次のページをめくっていただきまして、2ページ目でございます。今申し上げた6カ所の整備予定の大規模公園の位置図を示してございます。
 続きまして、3ページ目でございます。第1章、都市公園の機能区分の整理ということでございます。都市公園は、上の第3行目あたりですが、その整備目的、整備内容、利用実態等を踏まえますと、一般的には次のような機能を果たすということで整理させていただいているわけでございます。(1)番、憩い・休息機能、(2)番、スポーツ・健康増進機能、(3)番、交流機能、4ページ目に参りまして、(4)番、環境保全機能、(5)番、オープンスペース・景観形成機能、5ページ目でございます、(6)番、歴史文化機能、(7)番、防災機能という、七つの項目で整理させていただいているところでございます。
 6ページをごらんください。これは参考として、都市公園法等で都市公園の機能と、機能を担う公園施設の関係を整理してございます。縦軸方向は、都市公園法に定めている施設名でございます。園路・広場に始まりまして、修景施設、休養施設、遊戯施設、運動施設、教養施設、便益施設、管理施設、それと、その他ということでございます。横軸に、今整理させていただいたそれぞれの機能について書かせていただいて、縦軸とマトリックスになっておりまして、園路・広場については黒丸でございまして、全機能共通で不可欠な施設ということでございますが、例えばスポーツ機能ということになりますと、休養施設でありますとか運動施設でありますとか便益施設、管理施設についても、大体どのような機能を有しておっても管理施設は出てくるということでございます。そのように読み取っていただければと思っております。白丸を書いてございますが、白丸は、コメントで書いてございますが、当該機能を発揮する上で不可欠な公園施設でありますが、その公園の特性に応じて、左側に例示している公園施設のメニューの中から必要な施設を配置するという考え方でございます。運動施設だけとらまえてみましても、野球場とか陸上競技場とか、いわゆる大規模公園、総合運動公園とか、そういったものもあるわけでございますが、中野区については陸上競技場のスペースは原則的にとれないわけでございます。そういうことで、それぞれの公園の特性に応じてこのメニューから選ぶということでございます。
 7ページ目でございます。第2章の用地の現況と計画でございます。6カ所の用地について、用地の現況条件でありますとか周辺の状況、既定計画条件等を整理させていただいております。(1)番、中央部防災公園でございます。位置、面積、用地の状況、周辺条件、既定計画等々でございます。その次の8ページをごらんください。(2)番の(仮称)南部防災公園でございます。同様に位置、面積、用地の状況、周辺状況、既定計画等を整理させていただいております。(3)番に参ります。(仮称)本町五丁目公園でございます。これも同様に整理をしてございます。9ページ目に参りまして、(4)番の(仮称)本町二丁目公園でございます。これについても現時点での周辺状況、既定計画等を整理させていただいております。10ページ目でございます。(5)番の(仮称)鷺の宮調節池上部多目的広場ということでございます。位置、面積――面積は約1万平米ございます。用地の状況並びに周辺の状況、それと既定計画でございます。11ページ目に参ります。(6)番、(仮称)上高田五丁目公園でございます。この用地の状況でございますが、現在国家公務員宿舎上高田住宅の用地ということでございまして、この件についてはまだまだ整理は足りませんが、基本的に――既定計画のところをごらんください――都市計画公園の代替地・拡張用地としての活用を検討し、広域避難場所の拡充を図るということでございます。
 それと、12ページ目でございます。第3章、関連する既存機能の現況・動向及び課題でございます。(1)番で既存公園の現況。面積的にいろいろ考え方はあろうかと思いますが、例えば面積2,500平米以上ということで、既存の公園の名称並びにそこに導入されている機能とか導入施設とか整理してございます。それと、主要機能ということで、さらに既存の大規模公園、1ヘクタール以上ということに限定しますと、その主要機能は以下のように整理されるということでございます。縦軸に江古田の森公園、平和の森公園、哲学堂公園、中野上高田公園、妙正寺川公園、新井薬師公園ということでございます。
 それと、13ページ目でございます。公園における屋外スポーツ施設の現況ということでございます。現在、貸し出しをしている公園の屋外スポーツ施設ということで、大体以下のように利用に供されているということでございます。ごらんになっていただきますように、中野区域の北部エリアにこういった屋外スポーツ施設が分布しているということでございます。真ん中辺にはゲートボールができる公園、現在19カ所でゲートボールとして利用されている公園がございます。13ページの下でございますが、参考として屋外スポーツ施設のいわゆる標準寸法、野球場、ソフトボール、サッカー、ソフトテニス、ゲートボールということでございます。
 14ページに参ります。その他の屋外スポーツ施設の現況ということで、現在区立小・中学校の校庭開放でどのような使われ方をしているかということを整理させていただいています。15ページでは、その登録団体の会員数でございます。
 それと、15ページの丸、二つ目でございますが、地域スポーツプラザの活動拠点の計画ということでございます。(3)番で屋外スポーツ施設の現況ということで、次のページ、16ページをごらんください。屋外スポーツの可能な施設の分布状況ということでございます。17ページはゲートボールの可能な公園分布でございます。先ほど御説明させていただいた各公園をプロットすると、このような場所にあるということでございます。
 18ページをごらんください。スポーツ参加の現況。これはレジャー白書からとったデータでございます。日本全国というバージョンでございます。18ページの下は、東京都が出している資料でございます。都民の生活行動と生活時間ということでございます。
 その次の19ページは、中野区の種目別スポーツクラブの団体数でございます。トップは軟式野球、229団体ということでございます。その下の表は、スポーツクラブの登録人数ということでございます。
 20ページをごらんください。(5)番で樹木・樹林の分布を示しております。これは、みどりの基本計画にも載っておるわけでございますが、中野区緑の実態調査をみどりの基本計画に先立ってやったデータをここに添付させていただいております。
 21ページでは、(6)番でございますが、広域避難場所等の現況ということでございます。東京都の震災対策条例に基づく指定ということでございまして、御存じのように中野区では9カ所の広域避難場所が指定されているということでございます。22ページは、その避難場所の分布でございます。
 23ページは、地震に関する地域危険度ということでございます。これは平成20年2月に東京都が公表しているデータでございます。
 そういった内容を分析しまして、その次の24ページ目でございますが、各公園につきまして用地の特性とその整備課題の整理をさせていただいております。横軸に所在地、面積、用地の特性、その敷地の周辺条件、上位計画等による位置付け、主要整備課題ということでございます。
 25ページ目は、それらを受けまして(2)番でございますが、主要機能分担の方向性ということでございます。縦軸に、先ほど公園の主たる機能ということで区分させていただきました、憩い・休息機能、スポーツ・健康増進、交流機能、環境保全、オープンスペース・景観形成機能、26ページでは、歴史文化機能、防災機能ということでございます。それぞれの事例でありますとか、そういったことを整理させていただいているところでございます。
 27ページ目をごらんください。第5章でございます。整備の基本的考え方でございます。以上を踏まえまして大規模公園の計画レベルでございますが、整備に当たっての基本コンセプト、及び主として担う機能の分担の基本的考え方を以下のように設定するということでございます。整備基本コンセプトの考え方、特徴的な導入施設ということでございます。
 27ページの左はちょっと言葉で書いてございますので、27ページの右のほう、主要機能の分担の考え方(案)でございます。二重丸ということで、主として分担する機能、言いかえれば柱とする機能のみの表示という意味でございます。例えば、(仮称)中央部防災公園でございますが、憩い・休息、交流、環境保全、防災機能というところに二重丸を書かせてもらっています。(仮称)南部防災公園では、憩い・休息、スポーツ機能、環境保全、防災機能というふうに読み取っていただければと思っております。
 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございますでしょうか。
小林委員
 ちょっと気がついた点ということだけでお聞きしたいと思います。特に施設関係のところなんですが、まず最初に、この冊子の1ページ、対象公園の計画ということで、それぞれこの表の一番右の縦の欄ですが、種別というところがあります。この中で中央部防災公園、それから、南部防災公園、本町五丁目公園ということで、近隣公園という種別という形は大きさで決められて、防災公園とか感覚はあるんですけども、近隣公園というのはそういう大きさで規定されているんですかね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 ここに近隣公園と書いてございますが、都市公園法で定める公園の種類には、いわゆる街区公園、近隣公園、地区公園というふうに、面積とその利用勝手によって区別をしておりまして、いわゆる近隣公園と申しますのは、近隣住民の方々が主として利用するということで「近隣公園」という名前になっております。面積的にはおおむね1ヘクタールぐらいから3ヘクタール、4ヘクタールぐらい、標準的には2ヘクタールというふうに言っておるわけですが、それぐらいの面積規模があるということでございます。
小林委員
 それから、12ページ、申しわけないですね、飛びます。12ページの上のこの表なんですが、耐震貯水槽の件なんですけど、江古田の森公園、それから平和の森公園、当然ございます。今回、中央部の防災公園においては設置されるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 中央部防災公園については、いわゆる消防水利上の貯水槽を設けることは考えておりません。全体の消防水利の分布図がありまして、中央部防災公園には必要なかろうということで整理させていただいておるわけでございます。
小林委員
 災害時の生活用水等はどういう形で、井戸とかそういうものが幾つかつくられるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 中央部防災公園については、貯水槽は設けませんが、いわゆる防災用の深井戸を掘りまして、それを災害時においては生活用水にも使えるという計画をしております。
小林委員
 それは何本。どれぐらいの量をつくるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 防災用深井戸は1本でございます。今の計画では、いわゆる深井戸でございまして、地面から100メートルぐらい掘り下げるという計画でございます。
小林委員
 この中央部の防災公園のところで、先ほどの御説明の中に消防団の訓練もできるであろうというようなお話があったんですが、この場所はどこで、一番大きい広場でできるということでしょうか。場所をちょっと教えてもらいたいんですが。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 7ページの図面をごらんください。これは基本計画レベルの図面でございまして、今基本設計の段階になってございます。今、委員御指摘の消防団の訓練の場所については、いわゆるF字道路、この図面でいいますと区画街路1号線の歩道部分と、公園部分にも園路を設けまして――園路というか、いわゆる舗装を設けまして、その中で延長約100メートル、幅でいいますとトータル8メートルぐらいの消防団の訓練場として計画をしております。
小林委員
 地域の消防団は、その面積があれば大丈夫ですよという観点で進めているということですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 地元消防団並びに中野消防署とも協議をさせていただいております。
江口委員
 1点だけ。基本的な考え方ということで、中野の場合の公園というのは、ここに例えば休息だとか憩いという言葉が入っていて、丸がついているんだけど、いわゆるベンチだとか、そういう本当に休憩するところというのは少ない。一時期は多かったんだけど、だんだん地域の要望で、なかなかそこへ座ってしゃべってもらっては困るとかいうことで、中野の公園というのは意外と休憩ができないんですね。これから高齢化ということと、それから、このぐらいの大規模公園というと、やっぱり時間的にも相当、そこで散策するにしても歩くにしても時間がかかるということで、基本的な考え、今後の考え方でそういうものをふやしていくのか。それとも、今みたいな考えで少なくしていくのか。その辺はどっちなんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 ベンチの問題につきましては、実は悩ましい問題でして。と申しますのは、私たちはつけたいんですが、いわゆるホームレスの方がそこで寝そべって、地域の方々に不安を与えるとかいうことも聞いておりまして、一たんつけたベンチについても撤去するとか、ベンチタイプではなくて、いわゆるスツールタイプですね、そういったものに置きかえたケースもございます。したがいまして、大規模公園についても今後地域の実情を、設計レベルになろうかと思いますが、十分調整をしながらその配置並びに個数等については検討してまいりたいと思っております。
江口委員
 やっぱり利用する区民の側、今ホームレスという話がありましたけど、それはやっぱり対策をとることによって解決する問題ですけども、利用する区民として、特に高齢化と先ほどから言っているように、だんだんそういう人口がふえて、少しでもそういうところで健康日光浴、それから、談話という形をするんですけど、中野というのはそういう場所がないんですよね。確かに住宅地に隣接している公園の場合は、そこのベンチがあることによってしゃべられる。特に夜なんか声がということで圧倒的に減らされてきたんですけど、やっぱり他区の公園を見ると結構あるんですよね。それはやはり中野の行政の運営の仕方次第ではどうにもなると私は思うので、やっぱりこれからそういう形で、区民の一つの、地域にとっては大変な宝ですね、空間は。まして緑とかそういうものがふえていく。そういう中でやっぱりその辺は、取り締まりという言葉はおかしいかもしれないけど、行政の進め方、運営の仕方によってはいかようにも解決できると思うので、やっぱりないと、そこに人が集まる、たまり場になるということがないんですよ。だから、中野の公園というのは本当にごく一部だけで終わってしまって、あとの人は本当に立ってしゃべっているというケースがあって、これが本当に公園なのかなと思うんだけど、特にここは大規模な公園ですので、できるだけ四隅とかそういうところに、やっぱり考え方を変えていかないといけない。今までの場合ですと、本当になくしていこう、なくしていこうという方向になっているんだけど、もう一度その辺確認したいんですが。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今の委員の御指摘を踏まえまして、設計レベルで十分検討してまいりたいと思います。
せきと委員
 主として担う機能の分担の基本的考え方ということでお示しくださいましたが、これまではこういう区内全体での配分のようなことはあまり考えずに公園は設計されてきたんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今回このように1ヘクタール以上といいましょうか、部分的に0.7ヘクタール、0.62ヘクタールもございますが、大規模公園でございますので、それぞれの空間機能とか景観の問題とか、それぞれをやっぱり個別に計画すると、やはりいろんなそごが出てくるだろうと思いまして整理してございます。従来どうしたかというと、やはり個別の公園ごとにやってきたというのが、多分そういうことだろうと思っております。もっとも新規のでかい公園というのはこの数年間なかったわけでございますので、そういう意味で今回このように整理させていただいたということでございます。
せきと委員
 わかりました。この上高田五丁目公園なんですが、新宿との堺にありまして、新宿に行くと結構公園が幾つかあったりするんですけども、この用地の周辺状況を考えるに当たって、新宿の様子なんていうのは少しは検討なさったんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 すぐ隣が新宿区でございまして、それなりの公園があることは我々も理解しております。ただ、(仮称)上高田五丁目公園、それにも隣接して既に供用開始してございます上高田公園が私どもの管理している公園でございますので、特に機能分担という面では現在ある上高田公園の、いわゆるスポーツ系の施設がございますので、そういったものを踏まえまして、やはりこの(仮称)上高田五丁目公園には主としてそういうスポーツ系の施設を誘導して、割とスポーツのメッカといいましょうか、そういう拠点をつくっていったほうがいいんじゃないかということでございまして、そのように今回提案させていただいているわけでございます。
せきと委員
 ここに示されているのですと、サッカーと具体的に出ています。13ページに標準寸法と書いていまして、サッカーは105メートル掛ける68メートルというのがこういうFIFAの、ワールドカップ等の大会で使われる広さだという話なんですけれども、上高田五丁目のこの用地はこの寸法がとれるわけですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 用地の問題については、いわゆる公式サッカーができる寸法はとれません。
せきと委員
 それは残念です。この上高田五丁目用地は、国家公務員宿舎の跡地活用方針というのが、2007年の9月に第1次修正というのが出されているのが、私の記憶では最新だと思うんですけども、平成23年度以降上高田住宅が廃止になるというのが私の知っている一番新しい情報ですが、その後何か動き等々つかんでいましたら御紹介ください。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 この敷地、たしか二つの年度に分かれていると思いますが、二つ敷地があって、一つが22年度、もう一つが23年度以降という認識でございますが、この計画、国のほうからは特に変更等の連絡はございませんし、その後の新しい計画というのはございません。ただ、廃止になってから大体目安として2年半から3年は宿舎としての機能が残りますので、その後地元自治体等に財産処分の打診があるということで、そこで正式に要望してというような形になっていくということで考えていまして、現在のところ国のほうからの計画変更はございません。
せきと委員
 最後に、最後のページにコンセプトの考え方(案)と分担の考え方(案)とあるんですけども、今は案なんですけども、地元の方が、僕たちの公園にはここに丸がついていないけども、どうしてもこれが欲しいというような強い要望があったときには少し変わったりするんですか。そしてまた、この「案」が取れて固まってしまうのは公園ごとに決まっていくのか。それとも、きょうの基本的考え方というまとまった中で全体で固まっていくのか。どうでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今回は整備の基本的考え方ということで整理させてもらっています。今後は具体的に各個別の、これをベースにして個別の基本計画、基本設計というのに入ってまいりたいと思いますので、その中でもまだ十分議論をしていただくというふうに考えているところでございます。ただ、この二重丸で書いてございますように、主として分担する機能、逆に言うと柱とする機能でございますので、これをいかに、今の委員御指摘の内容はちょっとわからないところもあるんですが、こういうことを柱にして具体の基本計画等の中で議論させていただければと思ってございます。
むとう委員
 一番最後のところの主要機能で、防災機能というのは全部の公園に入ってくるわけですけれども、あえて、まだこれ全部の公園、仮称ということですので正式な名前はないわけですけれども、一応仮称の段階で「防災公園」という言い方をつけている2カ所とそうでないところと、何か違いはあるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今の委員の御指摘は、「防災公園」という名前が入っているところと入っていないところだと思っているんですが、これ、従来から警大地区については(仮称)中央部防災公園、(仮称)南部防災公園ということで、都市計画のときの説明でありますとか、本委員会においてもこのような仮称の名称で御説明をさせていただいたところでございます。なお、この公園が供用開始した時点で、公園法並びに中野区の公園条例に基づきまして公園の名前を決めるということになってございます。その段階で正式名称といいましょうか、それが決まっていくということになろうと思っております。
むとう委員
 それはわかっていて、あえて区としての位置付けとして、仮称の段階で「防災公園」と名前を入れているところと入れていないところで、防災機能の点で区の考え方として何か違い、この公園はこうだからあえて「防災」というふうには入れないとか、「防災公園」という言い方をしているところとしていないところの、防災機能に何か違いがあってのことなのかどうなのか、そこをお答え願いたいんですが。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この27ページ目の表でございます。防災機能というところをちょっと見ていただければと思います。現時点で東京都が定めております広域避難場所に指定されている区域に入っているか、入っていないかということが基本的な考え方でございます。したがって、警察大学校跡地地区に位置する(仮称)中央部防災公園については、広域避難場所の区域の中にある公園という意味でございます。南部防災公園についても、東大小・中学校の広域避難場所の区域の中に入っているということでございます。
むとう委員
 そうしたらば、「防災」と入っていないところの、この27ページの防災機能のところを見ますと、広域避難場所になっていてもあえて仮称の段階で「防災公園」というネーミングをしていないところもありますよね。だから、別に……(「関係ないよ」と呼ぶ者あり)関係ないなら関係ないでいいんですけど、あえて仮称の段階で「防災公園」という言い方をするところとそうじゃないところがあると、何か機能的な違いとか、区のこれから整備していく中での防災機能の点で違うことがあるのかなというふうに思ったもので、確認なんですよ。だから、入っていようが入っていまいが関係なく、主要機能の分担の考え方の中で全部の公園に防災機能のところに二重丸がついているので、違いがないならないでいいんですけれども、どういうことなんでしょうか。
田中都市整備部副参事(都市計画調整担当)
 委員が最後に御指摘されたとおりです。仮につけた名前ですので、大きな意味はございません。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 続きまして、区立八成公園の拡張についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 区立八成公園の拡張について御報告をさせていただきます。お手元の資料(資料4)に沿って進めさせていただきます。
 区立八成公園の拡張についてでございますが、本年11月19日付で中野区立公園条例第2条第2項の規定に基づきまして、下記のとおり公園区域を変更、拡張する告示を行ったものでございます。
 所在地及び面積でございますが、鷺宮五丁目19番、30番でございます。裏面をごらんください。拡張した用地の場所を示してございます。表面にお戻りください。既存の面積は3,029.99平米。今回拡張した面積が838.33平米でございまして、合計3,868.32平米でございます。
 その次の2番目でございます。拡張用地についてでございますが、本年7月17日に土地開発公社で用地を取得し、同日付で区と公社の間で無償借地契約を締結させていただいております。
 3番目の拡張用地の供用形態でございますが、都市公園法上の教養施設、分区園ということでございます。従前よりも保健福祉部福祉推進分野により高齢者農園事業に供されておりまして、公園の本格整備を行うまでの間、暫定的な有効活用を図るということもありまして、運営・管理は福祉推進分野で行うということでございます。
 4番目の今後の予定でございますが、拡張用地を区で買い戻した後、本格整備をする予定でございます。時期については、現時点では未定であるということでございます。
 参考までに八成公園の経緯でございますが、昭和50年5月7日付で開園告示をしてございます。その当時は2,174.76平米ございました。裏面の図面でいいますと一番下側のL型といいましょうか、その部分が2,174.76平米ございました。平成4年3月に拡張しまして、裏面の図面でいいますとその上側ですね、855平米を拡張したものでございます。
委員長
 ただいまの報告につきまして質疑はございますでしょうか。
むとう委員
 この裏の地図で見る限り、公園が広くなることはいいんですけれども、これ、道路で分断されちゃうんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 現時点では道路で分断されております。
むとう委員
 これは、現時点ではということでは、おいおいこの道路のところは区道なんですか。これも含めてつながった公園に整備されていくということなんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今後の本格整備のときに、この公園の整備のあり方を含めて検討してまいりたいと思います。
むとう委員
 じゃあ、道路で分断のままか、くっつくかというのは、今後を見ていかないとわからないということでよろしいわけですね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 はい、そのようでございます。
むとう委員
 この間一般質問で、いながき副委員長のほうからもこのことについての御質問がちょっとあったように思うんですけれども、これ、もともとどういう土地だったものを買うことになったんでしょうか。どんどん公園がふえていくということは、23区の中でも中野は公園が少ないので、それはいいことだというふうに思うんですけれども、これから財政状況も厳しいと言われている中で、これはどういう経緯でこの土地を買うことになったのか。この委員会ではわからないのかな。今回初めて、先ほど公園の基本的な考え方が示されましたけれども、この八成公園についてはどういうコンセプトを持って、どういうことでどんどん拡張していこうというふうに区はしているのか。そのあたりの考え方とか、この土地の購入に当たる経緯などわかれば教えてください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 一般質問で区長がお答えさせていただいたとおりでございますが、今後より一層上鷺宮地域の中心公園としての役割を高めるということでございます。なお、この上鷺宮地域、これは都市計画として土地区画整理事業を施行すべき区域ということでございまして、この土地区画整理事業を施行すべき区域から他の整備手法に変更するということを中野区として考えておるわけでございまして、その際に東京都のガイドラインによりますと、公園率3%の公園面積が必要になるということでございます。したがって、そういう観点からも公園用地として拡張してまいりたいということでございます。
むとう委員
 今の御説明のように、中野区内にまだこの程度の公園はあるかと思うんですが、そのお考えだと今後も、例えば公園に隣接している土地が出ればこうやって拡幅していくというお考えは、ほかの公園についてもおありなんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今申しましたように土地区画整理事業で施行すべき区域、これは都市計画決定されているわけですね。それは中野区だけではなくて、各特別区すべてそういう状況にあるわけでございます。それを区画整理をやめて別の手法で整備をするということになりますと、東京都のガイドラインがございまして、区画整理事業で通常ですと3%の公園、これは土地区画整理法の施行規則に書いてございます、3%確保しなさいよと。そういうことで、市街化整備に準ずる整備がなされれば、土地区画整理事業という都市計画変更から別の市街地整備の手法に変換できるということが書いてございます。したがって、この施行すべき区域の中で公園用地として買う用地があるとするならば、買っていくということになろうと思っています。
むとう委員
 じゃあ、今後も中野区内で今言った条件に当てはまっていけば、八成公園だけではなくて、拡幅していくという広大なお考えがあるというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今申しましたのは、都市計画決定として土地区画整理事業を施行すべき区域、面積でいいますと65.4ヘクタール、これは昭和44年5月に都市計画決定されておるわけでございます。その区域の中で公園用地として土地が出てきた場合については、買っていこうじゃないかという考え方でございます。
むとう委員
 そういう決定をされているのはここだけなんですか。中野区でほかに該当するところはあるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 都市計画として位置付けられているのは、この上鷺宮の65.4ヘクタールのみでございます。
むとう委員
 もし参考までにわかれば、この用地取得に幾らかかったのか、教えてください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 3億1,600万余でございます。
小林委員
 細かいことは今聞きましたので、今3億1,600万という話でありますけども、ここの公示価格は幾らでしょうかね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 手元に資料がございません。
小林委員
 自分で調べています。一応公示価格が平米37万6,000円。これでいくと、今回拡張面積が838平米ということで3億1,521万円ということで、大体3億1,600万という金額の部分での、公示価格を基準にすればこの金額で買えたんだなというような状況です。
委員長
 ちょっと休憩いたします。

(午後2時19分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時21分)

せきと委員
 今後の予定が、時期が未定というのはどういった理由なんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 八成公園の本格整備については、諸般の事情、これありでございますので、現段階ではまだ決まっていないということでございます。
石井都市整備部長
 買い取り、買い戻しの時期でございますが、5年以内という一つの約束といいますか、ルールがありますけども、これ、10か年、今後明らかにしていきますけれども、その中でその時期等について明確にしていくことになるのかなと思っています。現在、既に公園という形で分区園ということでの御利用をいただいているということでございまして、実質その公園と同じ利用がされているということでもそれはとれるのかなと思っています。
いながき委員
 分区園について、私の一般質問に対して区長が、ここは高齢者農園を公園に転換するんだとおっしゃったんですが、その分区園というのは公園というふうに言えるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほどこの基本的考え方の中で申し上げたんですが、公園施設の中の教養施設、植物園、動物園、野外劇場、温室、その次に分区園という項目がございまして、いわゆるああいった、市民の方が農業じゃなくてああいうものをやるというのは一応分区園ということで規定されておりますので、そういう御理解をいただければと思います。
いながき委員
 裏面の拡大図の中にも載っているんですが、この地域、すぐ近くのオディリア乳児院というところの土地の一部をもう既に市民農園に近い形で、皆さんが野菜を植えたりして御利用いただいているんですよね。そういった土地がもう既にあるにもかかわらず、またそういった理由で買ったということについてお聞きしたいのと、あと、このほかにも弥生のほうにも高齢者農園がありまして、あと白鷺のほうに親子農園というものがあります。こういった感じで簡単に買ってしまって、今後、じゃあ、弥生の土地、白鷺の土地が同じような状況になった場合、地主さんが土地を手放さなきゃいけなくなった場合に、それも同じように買っていくのか。その辺についてちょっとお聞かせいただきたいんですけど。
石井都市整備部長
 ここの八成公園、当該の拡張用地につきましては、先ほど来御答弁を申し上げてきたとおりでございまして、今御指摘のほかの箇所についてはこことは違った条件になってございますし、たまたま今回当該用地については高齢者の方の御利用に供しているという状況でございます。区長から御答弁申し上げたように、公園にしていくと。今とは違った機能に多分なろうかなとは思いますが、今の土地開発公社が持っている間、つまり区として買い戻しするまでの間については今の形で供用していくということでございます。
いながき委員
 今後の買い戻し時期も全く未定ということなんですけれども、ことしの決算特別委員会の資料でも出していただいたんですが、この拡張用地、公社が保有することで、1年間に少なくとも借入利子だけで600万かかるんですね。なので、買い戻しが延びれば延びるほど借入利子の支払いがかさんでいくということで、今ゼロベースですべて事業を見直さなければならないと、こういった状況の中で、そんな600万といっても決して小さな額ではないと思っておりますので、できるだけ早く事業計画を策定していただいて、買い戻ししていただきたいと思っております。これは要望です。
委員長
 ほかに質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 続きまして、4番目、区道のガードパイプ類総点検結果の報告についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 区道のガードパイプ類総点検結果の報告(資料5)でございます。本件につきましては、昨年、平成20年10月30日に本郷通りのガードパイプ部分の欠落による事故が発生したことをきっかけに、区が管理しておりますガードパイプ類、約1万3,000メートルの点検を年2回、定期的に実施し、再発防止に努めているところでございます。今年度実施しました総点検結果を御報告させていただくということでございます。
 点検結果でございますが、第1回目を平成21年の6月10日から7月17日に実施してございます。ここに書いてございますように、ボルトの抜け、パイプの曲がり、破損、柱上部――柱の上部にキャップがついているわけでございますが、キャップ等のなし、その他支柱のぐらつきとか、そういう項目で点検をしてございます。ここに書いてございますように、それぞれ22カ所、26カ所、1カ所というふうに読み取っていただければと思います。第2回は、先般11月16日に実施してございます。同様にボルトの抜け、パイプの曲がり等でございました。
 2番目の今後の対応でございますけれども、今後も定期的な点検を実施していくとともに、ガードパイプ類の改修を適宜進めていくというふうに考えておるわけでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございますでしょうか。
むとう委員
 1回目の点検がほぼ1カ月かかって、2回目の点検は1日で終わったということは、何か点検方法に違いがあるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 第1回目はこのように1カ月弱かけてやっております。これは私どもの職員の専門分野の者が順次やっていったということでございます。第2回目は、半年ぐらいたっているわけでございますが、いわゆる総点検ということで、私ども公園・道路分野、それと、交通・道路管理分野の職員が総動員で1日かけてやったということでございます。
むとう委員
 何人でやったんですか。1回目、やっぱり人数が相当違うんですかね、1カ月以上かけてやることと1日でできちゃったということは。何人でしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 答弁を保留させていただけますか。
委員長
 じゃあ、今の件に関しましては答弁保留ということで、後ほどお答えさせていただくということで。
せきと委員
 1回目、2回目ともガードパイプを全部点検したんですよね。2回目のほうが半年間でふえちゃっているというのは、何かちょっと不思議なんですけれども、さっきのむとう委員の保留との関係もあるのかもしれませんけれども、もし御説明いただけたらいただきたいと思います。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほどのむとう委員の答弁を保留させていただいたことと含めましてお答えさせていただきます。
 第1回目は3人でやりました。第2回目が21人でございます。
 今のせきと委員の御質問でございますが、ボルトの抜け等についても、その場所によりまして、また、職員の見方によって微妙に違ってきているというのが実態でございます。第1回目、第2回目、22本、57本ということでございますが、ボルトの、ガードパイプをごらんになっていただくとわかるんですが、あまりに強く締めつけると遊びがなくなるとか、チェックした担当者によって微妙に、これはちょっとボルトが抜けているんじゃないかとか、そういったことも含めてやっているということでございます。全体の数からいいますと、ボルトでいいますと、全体が約1万7,000本ございます、1万3,000メートルに対しまして。それを単純に割り戻して比率を計算しますと、第1回目の22というのは0.1%、第2回目のボルトの抜け、これが0.3%になるわけでございます。そのようにボルトの抜けとボルトの緩みということも含めましてこの中に入ってございますので、その辺は御理解いただければと思います。
むとう委員
 私、もっと人数に差があるのかと思ったんですけれども、21人で1日でできて、3人ということは、普通に考えれば7倍ですから1週間でできちゃうということでもあるんですが、どうして1カ月もかかっちゃったのか。別にいいんですけど、これ、例えば梅雨どきだから雨だったのかもしれないんですけど。今後どういう点検方法にしていくのか。短期集中でやっていくのか。来年度はどうされていくおつもりなのか。それから、その点検方法なんですけれども、ボルトの抜けとかって、先ほど締め、判断基準が違っていたということですが、今後判断基準は統一していくのか。次年度に向けての点検方法について考えていることがあれば教えてください。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 来年度以降どうするかということの具体的な方法論については、今後細かく検討してまいりたいと思います。というのは、全体の予算の話もございますので、職員の中でどこまでできるかとか、そういうことも含めて考えていきたいと思います。それと今、委員の御指摘の具体の、例えばマニュアルをつくるとか、そういったことも含めて検討してまいりたいと思っております。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 続きまして、5番目、(仮称)中野区本町四丁目住宅整備事業の進捗状況についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 それでは、(仮称)中野区本町四丁目住宅整備事業の進捗状況について(資料6)御報告いたします。
 区有地に民活を導入いたしまして、定期借地権制度を活用して高齢者向け住宅、それから、ファミリー向けの住宅を整備するという事業でございます。民活ですので、これは民間の建物ということになります。所在地でございますけれども、中野区本町四丁目36番ということで、裏面に位置図がございます。鍋横地域ということでございます。いわゆる十貫坂のところということでございます。用地の面積は640平方メートルでございます。整備内容でございますけども、このたび事業者のほうで建築確認をとりまして着手をしたということでございます。地上11階建ての建物でございます。住宅戸数としましては、高齢者向けが20戸でございます。それから、民間賃貸住宅、これはファミリー向けでございます。これは27戸。合わせて47戸の住宅ということでございます。整備事業者でございますけども、これは昨年の第1回定例会で御報告いたしましたけども、財団法人首都圏不燃建築公社ということでございます。
 定期借地権契約の内容でございます。この12月1日から平成73年の11月までということで、これも使用期間は50年でございますけども、それに建設期間と建物除却期間を含む期間ということでございます。これにつきましては、権利金の額としまして事業者のほうから1,350万をちょうだいすることになっております。それから、地代につきましては月額50万ということでございます。
 裏面になります。事業スケジュール。12月1日に着手したばかりでございます。竣工予定としましては平成23年の2月ということでございます。入居開始は平成23年の3月の予定でございます。
委員長
 ただいまのことにつきまして質疑はございますでしょうか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 それでは、ここで委員会を暫時休憩させていただきます。

(午後2時37分)

委員長
 委員会を再開させていただきます。

(午後2時38分)

 次に、6番目の訴えの提起についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 それでは、訴えの提起について(資料7)御報告いたします。本件につきましては、訴えの提起ということで80号議案になりますけども、総務委員会の所管でございます。区民住宅の明け渡しの訴えの提起という内容ですので、本委員会では報告事項ということにさせていただきます。
 それでは、1の事案の概要でございます。これは区民住宅の入居者が長期にわたり区民住宅使用料、つまり家賃でございますけども、滞納しておるということから、その使用許可を取り消して明け渡しを求めましたけれども、依然として明け渡しを拒んで使用を継続しているということでございます。このため相手方に対して住宅の明け渡しを求めるとともに、滞納している使用料、家賃の支払いを相手方並びにその連帯保証人に対して求めるというものでございます。
 2番目として、経過概要としまして、平成19年の6月ごろから使用料の滞納が始まったということでございます。その後、納付いたしますという誓約書もお出しいただいたんですけども、履行がされなかったということでございます。このため本年に入りまして3月に、このまま続くと明け渡し請求をすることになりますよという予告の通知をお出しして、一部納付誓約書等、また提出があったんですけども、また履行が十分されていないということから、8月に住宅の使用許可の取り消しを行ったということでございます。それ以降も引き続き入居しているという状況でございます。
 滞納使用料の額でございます。264万円余ということでございます。23カ月分でございます。
 4番、請求の趣旨でございます。被告は、区民住宅使用者でございますけども、中野区に対して区民住宅を明け渡せということでございます。2番目としまして、被告ら、これは入居者と連帯保証人でございますけども、滞納した使用料等をお支払いいただきたいということでございます。3番目は、訴訟費用は被告らの負担。4番目として仮執行宣言を求めると。こういった内容の訴えの提起をするということでございます。
委員長
 ただいまの報告に対しまして質疑ございますでしょうか。
むとう委員
 今訴えを提起したということですので、まだ現在住んでいらっしゃるということですよね。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 はい、そのとおりでございます。
むとう委員
 そういたしますと、こちらの、議案の写しがあるわけですけれども、被告の方の住所地がここでないのは区民ではないんでしょうか。どういうことなんでしょうか。
登都市整備部副参事(住宅担当)
 すみません、住所は上に書いているということですので、この方の場合は中野区でございます。下に書いてある住所につきましては、連帯保証人のほうの住所ということでございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告についても終了させていただきます。
 それでは、7番目のその他に入らせていただきます。
 他に何か報告はございますでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、私のほうから、口頭ですけども、陳情の関係で、前回の委員会で御要請がありました日本たばこ産業株式会社への訪問について御報告させていただきます。10月21日の午前中に、私が担当しまして、向こうの、日本たばこ産業の不動産室の担当課長に会ってまいりました。趣旨としましては、議会の審査結果の報告と、区として確認したいことについて訪問してまいりました。
 大きく4点ございますけども、一つは民間への売却時に条件を付すことについてでございますけども、売却に当たっての条件を付すことは難しいと。これまでもJTとしては例がないということでございました。2点目、売却までの暫定利用について。これは町会から申し出とか実績がございましたけども、これにつきまして、ことしの夏のような短期間の利用ならば今後も可能であると。ただ、何カ月とか長期使用、また、花火など危険を伴う行事についてはちょっと無理ですということでございました。3点目、売却の方針とスケジュールについての見込みですけども、売却することは決まっているけども、スケジュールは今後検討していくことになるということでございました。4点目に、敷地の一部を区が借用とか、また、一部譲渡とか、そういうことについての可能性についての確認ですけども、敷地は全部一括で売却する考えであるということでございまして、貸し出しとかそういうことは考えておりませんということでございました。いずれにしても今後とも必要な連携はとっていきたいということを確認してまいりました。
委員長
 ただいまの報告に関して質疑ございますでしょうか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 他に報告事項はございますでしょうか。ないですか。
 それでは、以上ですべての所管事項の報告を終了させていただきます。
 次に、地方都市行政視察についてですが、11月10日、11日に当委員会としては実施いたしました。当委員会の地方都市行政視察の調査報告書について、お手元に配付してあります案のとおり議長に報告したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように報告をさせていただきます。
 以上で地方都市行政視察についてを終了いたします。
 次に、所管事務の継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の事項を調査事項とし、これを閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決めさせていただきます。
 次に、その他に入りますが、各委員、理事者から何か発言がございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようでしたら、それでは、次回日程について御協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時45分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時48分)

 休憩中に御協議をいただきましたとおり、次回の委員会は2月1日(月曜日)午前10時から当委員会室で開催したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定をさせていただきます。
 以上で本日予定しました日程はすべて終了いたしましたので、本日の建設委員会を散会いたします。

(午後2時49分)