平成19年09月20日中野区議会建設委員会(第3回定例会)
平成19年09月20日中野区議会建設委員会(第3回定例会)の会議録
平成19年09月20日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成19年9月20日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成19年9月20日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時14分

○閉会  午後1時37分

○出席委員(8名)
 北原 ともあき委員長
 のづ 恵子副委員長
 ひぐち 和正委員
 南 かつひこ委員
 伊藤 正信委員
 久保 りか委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市計画担当課長(住宅担当課長) 登 弘毅
 南部地域まちづくり担当課長 角 秀行
 中部地域まちづくり担当課長 上村 晃一
 北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 市川 求
 土木・交通担当課長 遠山 幸雄
 公園・道路担当課長 安部 秀康
 建築担当参事 佐藤 幸一
 拠点まちづくり推進室長 谷村 秀樹
 拠点まちづくり担当参事 秋元 順一
 中野駅周辺整備担当課長 松前 友香子

○事務局職員
 書記 松本 明彦
 書記 杉本 兼太郎

○委員長署名

審査日程
○議案
 第49号議案 平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)
 第54号議案 中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会します。

(午後1時14分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第49号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本件について、理事者からの補足説明を求めます。
石井都市整備部長
 それでは、第49号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算のうち都市整備部が所管しております補正予算の内容を御説明申し上げます。
 議案の5ページをお開きいただきたいと思います。歳出予算の6款都市整備費でございますが、都市整備部所管の補正予算といたしましては、1項都市計画費に300万円、3項の公園・道路費に3,499万1,000円、合計いたしまして3,799万1,000円を追加計上するものでございます。これによりまして、6款都市整備費の既定予算との合計額は153億8,010万4,000円となるものでございます。
 次に、この同じ説明書の16、17ページをごらんいただきたいと思います。ここにございますように、1項都市計画費、3目都市施設費、1、都市施設、(1)の都市施設300万円でございます。これにつきましては、西武新宿線野方駅北口の開設につきまして、区と西武鉄道によりますいわゆる駅・まち一体改善事業の実施を前提としておるところでございます。その事業展開の中で西武鉄道が野方駅の駅舎改善を行うに当たり、国の鉄道駅総合改善事業費補助を活用することといたしております。この補助金につきましては、第三セクターの設立を前提に平成19年交付が内定をしておるところでございます。このことから、区といたしまして、西武鉄道と協議の上、区と西武鉄道が1対1の出資割合によりまして事業実施主体の株式会社を設立することとしまして、それに要する経費300万円を追加計上するものでございます。
 次に、24ページをお開きいただきたいと思います。こちらでは繰越明許費でございますが、当初予算に計上しております自由通路、それから駅広場の実施設計費2,898万円につきまして、今年度内にこの設計が完了しないという見込みでございまして、これを繰越明許費として今回計上をさせていただきたいというものでございます。
 次に、18、19ページをごらんいただきたいと思います。3項公園・道路費、1目公園緑地費の2、公園整備、この(1)公園整備3,499万1,000円でございます。これにつきましては、旧囲町公園の返還に伴いまして撤去を行わなかった高木について、(仮称)中央部防災公園予定地に仮移植を行う経費3,499万1,000円を追加計上するものでございます。
 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 念のため申し上げます。補正予算は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会関係分につきまして当委員会で審査し、意見があれば、賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。
 それでは、本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
かせ委員
 前の委員会で聞いたかな、ちょっとうろ覚えなんですけれども、あそこの囲町公園ですが、何本移設できるかという調査をするということが言われていましたよね。それで、その調査の結果というのは報告ありましたか。いつ――ちょっと教えていただけますか。
安部公園・道路担当課長
 以前確か御報告しているかと思います。
かせ委員
 600……。確認したかったんで。600本ぐらいと言っていましたか。
安部公園・道路担当課長
 今回高木の分として移植の対象本数は全部で179本でございます。そのうち、今回移植するものは71本でございます。
かせ委員
 この問題については陳情なんかも出ていたと思うんですけれども、179本高木があって71本というのは非常に残念というか、かなり本数が少なくなってしまったということと、それから、あそこにある高木じゃないけれども樹木を、何か使いたいとかというような要望がありましたよね。そのような樹木、これについては必要な人だったらいいというようなお話もあったような気もしたんですけれども、そういったお話はないでしょうか。
安部公園・道路担当課長
 特にその後、そういう話は聞きませんで、今のところ179本から71本、それで、残りの108本が伐採の予定でおります。というのは、割合本数が多く見えるんですが、北側と西側の塀沿いのところが非常に密植してありまして、樹間が30センチぐらいしかないような状態なんです。そうすると、木を移植するときに、いわゆる根鉢と申しまして、ある程度1本の木に対して土の部分を鉢状につけなきゃいけないわけなんですが。30センチぐらいしかないと、それを半分に分けて15センチにしちゃうと、ほとんど細い根の部分ですね、それがつかなくなってしまいますので、例えば2本、3本、4本と並んでいた場合に、そういうふうに狭い間隔のものを1本1本取った場合に全部が定着できなくなってしまうということで、その間の木を結局犠牲にしてしまうことにはなりますけれども、間の木を取って1本の木を30センチ根鉢をとるというようなことをやるのと、北側については塀に目いっぱいくっついた状態で列植をしてあります。これは結構本数があるんですが、それが塀にぴったりくっついている関係で、移植しても、まず経験からいって根がつかないだろうというようなことで伐採いたしますので、そういうことで結構本数が出ておりますけども、大きい木で公園のある程度内側の部分にあって根鉢がとれるものについてはすべて移植いたします。
かせ委員
 それと、僕が聞きたかったのは、この前の委員会の中でも、例えば小さなものでどこかに私宅でも移植したいという人がいた場合には、そういった配慮があるべきだというような議論もあったと思うんですよね。そういうようなことで、樹木を残したいと、切るのは本当に残念な気がしていますし、そういう手は考えられると思うんですけれども、そういう話は全然出てこなかったんですか。
秋元拠点まちづくり担当参事
 警察大学校等跡地の開発を進める中で、そういった御陳情、たしかいただいております。これにつきましては、ようやく開発事業者等が決まってまいりましたので、御提案の主旨に沿ったお話し合い、こういったものも実際の地権者の方々と今後進めていかなければいけないだろうというふうに思っております。したがいまして、現在のところはこれからお話し合いを進めたいというふうに思っているところでございます。明確な回答はできない状況でございます。
むとう委員
 今回は囲町公園ですよね。今、警大跡地についてはそういうことを考えられているということですが、囲町公園の部分なり、先行して区民の皆さんにお声をかけるのはとりあえずだめなんでしょうか、考えられないんですか。
安部公園・道路担当課長
 囲町公園部分につきましては、低木は前年度に――前年度というか今年度に繰越明許費をいたしましたので、前年度から今年度前半にわたっていますけども、低木についてはほかの公園、主に江古田の森公園ですけども、そこに移植しておりまして、今回のものは高木でございまして、個人の方が御自宅まで運べるというようなものはありません。
むとう委員
 すみません、じゃあ低木については済んでいるということなんですね。江古田の森公園の方で生かされたというふうに思っていていいわけですね。わかりました。
 引き続きお尋ねしたいんですけれども、野方駅のことなんですが、これまでも駅舎の改善というのは行われてきたと思うんです、野方駅以外の部分で。今回のような第三セクターを設立して国の補助金を取るというような形での駅舎の改善というのは今回が初めてなんでしょうか。これまではどういうふうにやってきていたのでしょうか。
登都市計画担当課長
 第三セクターを設置して行うというのは、中野区においては今回が初めてでございます。これまでについて、ちょっと詳しい資料はございませんのでお答えしにくいんですけれども、かつて沼袋駅では中野区の方が西武鉄道に対して補助金を交付して駅舎改善を行ったということはございます。
むとう委員
 そういたしますと、中野区ではこのような第三セクターを設立しての駅舎改善というのは初めてなわけですよね。沼袋は違った手法だったわけですよね。今回あえてこの手法を取り入れたというのはどういう理由なんでしょうか。
登都市計画担当課長
 これは全体としての経費、区の支出する経費の低減を図るという意味もございまして、国の補助金を導入するに際しては第三セクターの設立というのが要件になっておりますので、その線に沿って今回設立したというものでございます。
むとう委員
 なるべく区の支出を少なくというのは常にそう思うわけですけれど、これまではそういう手法はとらなかったというのは逆にどうしてだったんですか。
登都市計画担当課長
 かつてはこういう制度がなかったということもございますし、一般的に駅舎改善というのは鉄道会社の方が行っていたという状況がございました。
久保委員
 野方駅のことですけれども、以前6月28日の御報告ですと、広場の機能など、西武鉄道と一定の整備を行い、平成18年度内に基本協定の締結及び第三セクターを設立することとしていたら、未調整の事項があり、年度内に処理ができなかったというふうな御報告を受けています。それで、未調整の事項について引き続き西武鉄道と協議を進めているということで、この未調整の部分についての調整ができて今回の第三セクターの設立というふうになってきたと思ってよろしいんでしょうか。
登都市計画担当課長
 そのとおりでございます。
久保委員
 未調整の事項なんですけれども、もう一度この未調整の事項について御説明をお願いします。
登都市計画担当課長
 具体的に言いますと、今回の事業で、野方駅の南口になりますけれども、一定の広場状の空地ができるということがございます。それで、そこに西武鉄道の方は現在の店舗がございますけれども、そういった店舗を配置したいという考えがございました。これに対して、区の方としましては可能な限り公共的空間を広げたいという考えがございました。そういうことから、端的に言いますと店舗の大きさをめぐる調整を行っていたということでございます。
久保委員
 結果的にはこの西武の主張が通ったということなんでしょうか。どのような面積で広場の空地に店舗を設置するということが決定したんでしょうか。
登都市計画担当課長
 具体的に何平米というわけではございませんけども、西武が考えていた店舗よりはかなり区の主張を取り入れてもらって、縮小をしたということでございます。
久保委員
 この広場の件なんですけれども、これは区としては店舗を西武が設けたいということに対して縮小をさせたというようなことだと思うんですが、その広場をどのように利用することを区としては主張されているんでしょうか。
登都市計画担当課長
 広場は具体的にこういう使い方ということではございませんで、やはり狭い駅前空間ですので、可能な限り公共的な空間が広い方が町にとってもいいという判断がございました。そういった観点から、またイベント等にも場合によっては使えるのではないかと、こういう観点から可能な限り公共的な空間が広い方がいいということで区の方は主張したということでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に、総務委員会に申し送るべき意見を受けたいと思いますが、意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見がなければ、当委員会としては第49号議案については総務委員会に意見なしということで申し送りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で第49号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了します。
 次に、第54号議案、中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例を議題に供します。
 本件について、理事者から補足説明を求めます。
遠山土木・交通担当課長
 それでは、中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例につきまして、補足説明をさせていただきます。
 今回、資料といたしまして、新旧対照表を御用意してございます(資料2)。これは日本郵政公社が10月1日をもちまして民営化するということに伴う条例の改正でございます。第3条の(2)に日本郵政公社云々と、これで占用料の減免対象になってございましたが、これが民営化することに伴いましてここを削り、(3)以下を順次上の方に、左のように繰り上げるということでございます。現実的にはポストがこの対象になると思ってございます。現在中野区内では117基のポストがございますので、これが占用料徴収の対象になると。大きさにもよりますが、占用料の基準では1基につきまして7,870円の徴収対象の占用物件になるものと思ってございます。
 なお、裏面でございますが、裏面につきましては、道路法の施行令の改正に伴いまして、この別表のものを直す。それから、備考欄にございます「もの」という平仮名で書いてございますが、これを「者」に変えるということでございます。この条例は平成19年10月1日から施行するものでございまして、ただし、この別表の改正規定につきましては公布の日から施行するというものでございます。
 雑駁ですが、以上でございます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
むとう委員
 要するに、民営化されたので占用料を取るということですよね。それで、一個ポストあたり7,770円とおっしゃいましたか。(「7,800」と呼ぶ者あり)7,800。まあいいですけど、また教えてください。それで、すごく心配されるのは、結局民営化になったときに、これによってじゃあポストを減らそうかなんていうことにならないんでしょうね。その辺はごめんなさい、この条例とは直接関係ないといえばないんですけれども、区民の立場に立ったら民営化になっても郵政サービスは変わらないというふうな国の説明でしたから、変わらないでやってほしいなと思うわけです。それに伴って、区の方でこうやって今までただにしていたのかしら、それが今度有料になっていくわけで、ポストの数が減ってしまうようなことには、そういう懸念は国からの説明なりとかはないんでしょうか。
遠山土木・交通担当課長
 1基につきまして想定される占用料は7,870円を想定してございます。
 なお、後段の御質問につきましては、私ども情報を得ておりません。郵便事業株式会社が後継の株式会社になろうかなと思いますが、今、委員の御質問にあったような情報につきましては私どもも把握してございません。
むとう委員
 今あるポストを例えば撤去するようなことになれば、当然区の方に向こうから申し出が今後あるわけですよね。ですから、把握することは今後できますよね。まだ今の時点では撤去するというような具体的な話は来ていないというふうに思っていてよろしいんでしょうか。
遠山土木・交通担当課長
 これからは、手続等につきましては国の通達も待っていて、それで手続をとるという形は聞いてございますが、占用許可申請を出して、それに対して占用許可を出し、占用料をいただくという形になろうかと思いますので、そういった情報につきましては当然把握できるというふうに思ってございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本件の取り扱いを協議するため、委員会を休憩します。

(午後1時36分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時36分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 次に意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りいたします。第54号議案、中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で第54号議案の審査を終了いたします。
 以上で本日予定していた日程は終了いたしますが、委員から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の建設委員会を散会いたします。

(午後1時37分)