平成17年03月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
平成17年03月16日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録
平成17年3月16日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成17年3月16日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成17年3月16日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時36分

○閉会  午後2時44分

○出席委員(8名)
 伊東 しんじ委員長
 来住 和行副委員長
 はっとり 幸子委員
 山崎 芳夫委員
 市川 みのる委員
 こしみず 敏明委員
 佐伯 利昭委員
 伊藤 岩男委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部経営担当参事 服部 敏信
 土木担当課長 尾崎 孝
 交通安全対策担当課長 上村 晃一
 公園緑地担当課長 斎木 正雄
 建築・住宅担当参事 佐藤 幸一
 地区整備担当課長 岩井 克英
 中野駅周辺整備担当課長 豊川 士朗

○事務局職員
 書記 廣地 毅
 書記 松本 桂治

○委員長署名



審査日程
○所管事項の報告
 1 東大附属西側道路(地区集散道路第1号)拡幅整備工事について(土木担当)
 2 鷺宮南及び中野南自転車駐車場のバイク置場の設置について(交通安全対策担当)
 3 中野新橋仮設自転車駐車場用地の一部用途廃止について(交通安全対策担当)
 4 中野駅北口中央自転車駐車場の塗装工事(平成16年度分)の完了について(交通安全対策担)
 5 屋上緑化見本園の見学開放について(公園緑地担当)
 6 哲学堂公園指定管理者制度導入について(公園緑地担当)
 7 中野区木造住宅等の耐震性確保に係る総合支援事業の実施時期について(建築・住宅担当)
 8 中野区事務手数料条例の改正について(建築・住宅担当)
 9 都営上高田四丁目アパート建替計画に伴う区の意見・要望について(建築・住宅担当)
 10その他
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

(午後1時35分)

 昨日お諮りしたように、本日は審査日程案(資料1)のとおり、残りの所管事項の報告及び所管事務継続調査について審査いたしたいと思います。
 また、所管事項の報告5の中で屋上緑化見本園の視察を行いたいと思います。その際は、所管事項の報告を議題に供した後、一たん休憩とし、現地視察の後、再開して所管事項の報告を受けるという順で進めますので、よろしくお願いいたします。
 協議事項がございますので、暫時休憩いたします。

(午後1時36分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時04分)

 審査に当たっては、5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに15分程度の休憩を入れたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 昨日に続いて、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、東大附属西側道路(地区集散道路第1号)拡幅整備工事について(資料2)、理事者の報告を求めます。
尾崎土木担当課長
 東大附属西側道路(地区集散道路第1号)拡幅整備工事について御報告いたします。
 東大附属西側道路は「南台一・二丁目地区防災街区整備地区計画」おいて、広域避難場所と接続する骨格的路線と位置付けられております。このたび、防災上の延焼遮断帯や安全な避難救援活動ルートの確保、方南通りに接続する南北交通路を開設するため、整備を図るものでございます。
 主な整備内容は、現況6.5メートルの道路を東大側に3メートル拡幅し、9.5メートルの幅員といたします。車道7メートル、歩道は2メートルから2.5メートル取り、東大附属とは反対側の南台二丁目側に設置をいたします。歩道内には電線共同溝を設置して無電柱化を図ります。これにより、歩道上には街路灯と変圧器のみとし、歩道は段差の少ないセミフラット型で、車いす等の通行しやすい構造といたします。一方、車道につきましては現行の道路事情を考慮し、整備後は一方通行から相互通行に変更をいたします。
 整備のスケジュールにつきましては、既に東大側の用地買収及び樹木の移植が完了し、道路及び電線地中化の実施し設計を終えましたので、平成17年度から3年間で共同溝の設置や道路整備を行います。
 具体的には資料の裏面をごらんいただきたいと思います。
 平成17年度は、現在ある電柱や各企業の埋設管の移設工事と電線共同溝工事を行います。18年度は、各企業による電線類の入線工事というのが入ります。19年度は、電柱を抜いて道路舗装工事をし、供用開始といたします。
 なお、あらかじめ各委員にお伝えしているところでございますけれども、3月10日の夜、南中野地域センターで本工事の地域説明会を地区整備担当と合同で開催いたしております。当日は17名の地域の方が出席されております。出席された方は、相互通行による通過車両の変化への対応や東大南側交差点の交通安全施設の整備、また、電線共同溝の今後の整備計画、落ち葉による配水施設への影響や歩道の整備について、意見、要望等がありました。区のみで対応できるものはもちろん対応してまいりますが、警察等関係機関と協議が必要な要望等は、今後協議していきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
委員長 
 ありがとうございました。ただいまの報告について、質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて、2番、鷺宮南及び中野南自転車駐車場のバイク置場の設置について(資料3)、理事者の報告を求めます。
上村交通安全対策担当課長
 それでは、鷺宮南及び中野南自転車駐車場のバイク置場の設置につきまして、お手元の資料に基づいて御説明申し上げます。
 施設の名称及び位置ですが、現在使用しております鷺宮南自転車駐車場と中野南自転車駐車場の一部スペースを活用し、それぞれ50台、バイク置場を設置するものです。バイクは原付を含む自動二輪車のすべてが対象となります。利用形態は1日利用とし、料金は200円です。管理形態は、管理人がおりますので、機械式ではなく、200円を管理人に支払ってとめていただくということを考えております。なお、駐車場の位置は、駐車場内の入り口付近の管理や出入りがしやすいところの設置を予定しております。使用開始時期は、本年5月1日を予定しております。区報では3月27日号でお知らせいたします。
 なお、資料の下に規則の新旧対照表を記載しておりますが、既に沼袋第1自転車駐車場内に開設しておりますので、2カ所追加となり、合計3カ所となります。
 以上でございます。
委員長 
 ありがとうございました。ただいまの報告について、質疑はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて、3番、中野新橋仮設自転車駐車場用地の一部用途廃止について(資料4)、理事者の報告を求めます。
上村交通安全対策担当課長
 それでは、中野新橋仮設自転車駐車場用地の一部用途廃止につきまして、お手元の資料で説明させていただきます。
 まず、1の理由でございますが、東京都都市計画河川整備事業第6号神田川計画線内、新橋から寿橋にかけて約540メートルに該当する当該用地につきまして、早期事業推進の観点から買収に協力するためのものでございます。具体的には、管理用通路として使用するということです。
 2の用途廃止を行う行政財産ですが、弥生町二丁目38番にございます中野新橋仮設自転車駐車場です。現在の面積は308.84平方メートルありますが、そのうち56.5平方メートルが買収対象となりました。売却先は東京都です。
 下の図面で申し上げますと、黒く塗ってあります護岸から約2.3メートルほど入ったところまでが対象の土地となります。
 用途廃止日は、平成17年3月1日となっております。
 今後の自転車駐車場の使い方ですが、当面、9月30日までは現状のまま継続使用とし、10月をめどに黒線のところに仮囲いが設置されますので、それに合わせてラック式の駐輪場として整備する予定でございます。
 以上でございます。
委員長
 ありがとうございます。ただいまの報告について、質疑はございますか。
来住委員
 9月の30日までは現状のままという報告でした。今現在、この駐車場には何台駐車しているんでしょうか。
上村交通安全対策課長
 現在、270台収容で、無料となっております。仮設ということで、河川整備事業用地であるということで仮設としてまいりましたが、無料でほぼ満車状態となっております。
来住委員
 そうしますと、9月30日以降は308平方メートルから、この黒くなった部分がなくなるという意味ですよね。何台ぐらいここは、そうしますと270台のうち何台ぐらいが駐車できるようなスペースなんですか。
上村交通安全対策課長
 現在とまっている台数ですと、七、八十台というところですけども、新しく10月に整備を計画しておりますのは、ラック式で250台ほどとめられる予定でございます。定期利用、1日利用というふうに考えております。
来住委員
 そのラック式になるまで、要するに9月30日から七、八十台が一時的にしろ、ここに置けなくなるという状況が期間的には生まれるということになるんですか。
上村交通安全対策課長
 1カ月とかかなり前から広報をしまして、ラック式、定期利用に変えるということで、かなり前から定期利用の募集もしますので、PRに努めてまいりたいと思っております。
来住委員
 少なくともその間の置場というものを確保が必要じゃないかな。結局そうなりますと、新橋駅の周りは駅舎に駐輪場がありませんので、今でもその分、放置が非常に広がっているわけです。そういう意味では、一定の整備の間にしろ、やはり確保するということが必要ではないかというふうに思うんですけど、それは検討の対象にはされていないんですか。例えば東京都の職業能力開発研修所でしたっけ、距離的にはちょっとありますけども、しかし、位置的には十分可能じゃないかなというふうに私は思うんですが、そういうところを、今恐らくここは使われていないように思いましたので借りるとか、そういう対応策が当然必要ではないかというふうに思うんですけども、そこはお考えはないんですか。
上村交通安全対策課長
 平成16年度は、暫定の場所が必要なのかも含めてなるべく影響の出ないような配慮も行いながら、さまざまな駐輪場を整備してまいりました。今回、一時転換するわけですけども、転換の方法も工夫して、必要があれば暫定の場所も検討しなきゃいけないというふうに考えております。
来住委員
 ぜひ積極的に検討いただきたいと思うんですが、整理員さんの小屋がたしかありましたよね。これはどういうふうになるんでしょうか。
上村交通安全対策課長
 この小屋が、ほかにも工作物があるわけですけども、移転、移設が伴いまして、この上部の方に、黒斜線から上の方に管理ボックスを移動する予定です。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて、4番、中野駅北口中央自転車駐車場の塗装工事(平成16年度分)の完了について、理事者の報告を求めます。
上村交通安全対策課長
 この報告につきましては、口頭での報告とさせていただきます。
 昨年12月から行っていました中野駅北口中央自転車駐車場の平成16年度分の塗装工事がほぼ完了いたしましたので、御報告いたします。
 今年度分は、外壁、屋根、2階内部となっており、外壁を覆っておりましたシートも取れ、淡いグリーンを基調としたものとなっております。完了に伴い、臨時置場となっていた慈恵会用地は3月18日夕方をもって閉鎖し、もとどおりの北口の利用とさせていただきたいと思っております。なお、平成17年度も同時期に1階部分の塗装が予定されております。塗装の主幹課は総務部門となっております。
 以上でございます。
委員長
 ありがとうございます。ただいまの報告に対しまして、質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて、5番、屋上緑化見本園の見学開放について(資料5)、理事者の説明を求めます。
斎木公園緑地担当課長
 今月1日に完成し、現在、養生中の屋上緑化見本園につきまして、お手元に配付の案内チラシをもって御報告申し上げます。後ほど見学していただこうと思っております。
 さて、見学の方法ですけども、事前の申し込みによる予約制とし、職員が御案内することにしています。4月1日から受け付けを開始し、4月11日から見学開放いたします。この間は、引き続き養生期間としています。
 予約制とした大きな理由は、見本園が税務課内を通って出入りする場所にあるため、税務事務になるべく支障のないよう考えたということであります。税務課内を通るときには、目隠しとなるカーテンで通路をつくるようにしてございます。このような考え方から、見学開放する日時は原則的に祝休日を除く平日、月曜日から金曜日の午後1時から3時としています。また、第3日曜日については、午前10時から午後2時まで開放することにしてございます。
 それでは、見開きの部分をごらんいただきたいと思います。
 大きく三つに区分してございます。一つは軽量・薄層ゾーンです。芝生とセダムを各四つの工法で施行したものを展示しています。一つは、壁面緑化用植物展示コーナーです。つる性植物を9種類展示いたしました。一つは、庭園ゾーンです。興味、関心が持たれるようイメージしながら六つの異なる庭を展示しています。この後の見学のときには、植物名や断面の状況などといった具体的なことを説明しながら御案内したいと考えてございます。
 それから、なお、これまでの事項につきましては3月27日の区報でお知らせしようと、このように考えてございます。
 見本園は、より多くの区民に見学していただき緑化への関心を持ってもらいたいことのほかに、温度調査を行い、屋上緑化の効用を検証したり、植物の生育状況のデータを蓄積する場として役立てようとも考えてございます。
 なお、分科会のときにお尋ねのありました成果目標となる見本園の見学者数ですが、実数を見込むということとし、180人から500人に修正したいと考えております。
 以上をもちまして報告にかえさせていただきます。
委員長
 ありがとうございました。
 それでは、昨日協議したとおり、見本園の視察を行いたいと思います。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時37分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時53分)

 本件に対して質疑はございませんか。
こしみず委員
 大変に御苦労さまでしたということで、見本園を見学に来る区民の皆さんに対しては、一応今年度、助成費用200万円がつきましたけれども、平米数によっても違うと思うんですけど、ここら辺はどのように区民の皆さんには説明をしていくのか、ちょっとお教えいただけますか。
斎木公園緑地担当課長
 今年度の予算の経費は、緑と環境の方についてございます。それで、17年度はこちらの方に移ってきたということでございますので、改めて助成要綱を考えなきゃいけないということで新年度早々、もう案的には大体できているんですが、決裁がまだ済んでいませんけども、そういったことで助成要綱を設置して、それで実施したいと思っていますが、その助成の仕方がどういう方法が一番効果があるのかというようなところを、今ちょっと最後の詰めということで検討中でございます。
こしみず委員
 今、課長の方から、所管の方が緑と環境という方で昨年はなっていました。当然それは同じ予算立てされたと思うんですけども、これは何で未執行になったのか。ちょっと所管が違うんですけども、そこら辺はわかりますか。
斎木公園緑地担当課長
 主な理由といいますか、ちょうど、要するに景観三法が変わりまして、法律が変わったというところで、その施行が12月17日から始まったと。ただし、その法律の中では細かな屋上緑化の方針まで決まっていなかったというようなことを聞いてございます。ついては、それを見ながらということでないと、またそういった意味では行ったり来たりということになるというようなことで、様子を見ているという状況を担当の方からは聞いてございました。
 ただ、今回私どもで今年度、予算をそのまま引き継ぎましたので、助成の予算ということでございますので、先ほども申し上げましたとおり、助成に関するまず要綱を設置しなければ支出のしようがないので、そういったことを今検討している、そういう状況でございます。
こしみず委員
 要綱設置については、要するに早い段階で決めていかないと、せっかく予算付けをしていただいてもなかなか実施するのは大変だと思うんですけれども、具体的にはどういうことを考えているか、お教えください。
斎木公園緑地担当課長
 予算的に200万円ということでございます。それらを考えますと、例えば助成を一般的にどうぞという話になりますと、例えば1平米大体2万円ぐらいかかるとしますと、100平米でもう予算をオーバーしてしまいます。そうなると、もともと助成を緑化推進の啓発の核にしたいと、こういうふうに考えてございますので、できればそれが効果的に緑化が進むようにということで、今私どもで考えているのは、まだオーソライズされている話ではございませんが、例えばモニター助成のようなものを検討するなど、ばらまきの助成にならないように気をつけたいと考えてございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて6番、哲学堂公園指定管理者制度導入について、理事者の報告を求めます。
斎木公園緑地担当課長
 哲学堂公園指定管理者制度導入についてということで、口頭の情報提供をさせていただきたいと思います。
 哲学堂公園の管理につきましては、教育委員会に執行委任した上、文化・スポーツ振興公社に委託しているところでございます。文化・スポーツ振興公社は来年3月末、清算予定となっており、教育委員会では、所管の文化・スポーツ事業を指定管理者により運営することとしています。このような状況から、哲学堂公園の管理も一体的に指定管理者にゆだねる方向で進めたいと考えていることを、口頭をもって御報告させていただきます。
委員長
 ありがとうございました。ただいまの報告について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて7番、中野区木造住宅等の耐震性確保に係る総合支援事業の実施状況について(資料6)、理事者の報告を求めます。
佐藤建築・住宅担当参事
 中野区木造住宅等の耐震性確保に係る総合支援事業の実施状況について、お手元の資料で御報告します。
 2月末現在の実施状況でございますが、まず予約の申し込み、電話と窓口ですけども、合計で332件。これは4月から始まった事業の今までの、2月末までの合計でございます。相談の中では簡易耐震診断は無料で行っておりますが、これが254件ありました。この簡易耐震診断をやった結果、1.0以上が安全なんですが、27件しかなくて、1.0未満が逆に227件あったということでございます。あと、診断不能、図面等がなくて診断不能が8件。それから、申し込みはあったんですがキャンセルが36件ございました。
 無料の耐震診断、耐震診断士を派遣する事業でございますが、これの申し込みが87件。括弧は有料といいますか、45年から56年の間は有料でございますので、それが12件ございました。診断士を派遣したのは85件でございます。有料が10件でございます。それから、そのうち66件が報告書を受理してございます。この報告書を受けまして、いよいよ補強工事になるんですが、現在、補強の相談中が35件、もう既に実施済みのものが11件。うち1件は建て替えということでございます。あと、家具転倒防止金物取付助成でございますが、助成対象としては45件、対象外の方が2件おられました。それから、建替え助成の相談中ということで、実績はございませんが、相談しているのが6件ございます。あと、木造以外の耐震相談ということで、8件ございました。その他の相談ということで、リォームとかの業者紹介ということで35件ございました。それから、ブロック塀とか大谷石塀の関係の安全の相談ということで23件ございました。この辺につきましては、今度3月20日号の区報を出しますので、そこでこの簡易耐震診断をした結果、この数字等も区報の中でお知らせしたいと。それから、事業案内もしたいと考えております。
 以上でございます。
委員長
 ありがとうございました。ただいまの報告について、質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて8番、中野区事務手数料条例の改正について(資料7)、理事者の報告を求めます。
佐藤建築・住宅担当参事
 中野区事務手数料条例の改正につきまして、御報告いたします。これもお手元の資料で御報告したいと思います。
 これは、第15号議案として中野区事務手数料条例の一部を改正する条例ということで、昨日の総務委員会で審議いただきまして、可決となっております。本日は、所管分について御報告させていただきます。
 今回のこの手数料条例の改正は、法律改正に伴います条文の整理が主なものでございます。まず1点は、法人税法の一部を改正する法律の施行がありまして、それに伴いまして租税特別措置法が改正されました。改正の内容といたしましては、連結法人が土地の譲渡をしたとき、優良な宅地の認定に関する規定が整備されたということがございます。
 それからもう一つが、建築基準法の一部改正の法律が平成16年6月2日に公布されてございます。改正の内容は、大きくは2点ございまして、一つが一団地内の一つの建築物に対する制限の特例。それからもう一つの改正内容は、既存不的確建築物に関する規則の合理化がございました。この一団地の総合設計制度といいますのは、一つの団地内に二つ以上に建物があった場合に一団地の認定を受けるという制度でございますけども、その中で、今までは二つ以上なければいけなかったんですけども、一つの建物であっても認定を受ければ適用できるというような改正がございました。それから、もう一つの既存不的確建築物につきましても、今までは一部でも増改築した場合は即座に基準法に適合しなきゃいけないという規定でございましたけども、特定行政庁が認定した場合は、その工事にかかった部分から基準に適合させればいいというような改正がございましたので、そういった改正に伴いました今回の整理でございます。ですから、専ら条文の整理が主でございます。
 資料を見ていただきたいんですが、まず、別表第2がございます。手数料条例の第2条は、事務手数料の徴収の条文でございますけども、そこに別表第2というのがございまして、ここに具体的に記載されているものでございます。1~80はほかの規定でございまして、所管部分はこの81からでございますけども、ここが租税特別措置法の改正に伴って、名称及び額というところがございますが、優良宅地の造成認定申請手数料のことが書かれてございます。
 2ページ目、ここが83のところがやはり同じ部分でございまして、今度は優良住宅の新築認定申請手数料のことが書いてございます。99のところは、建築物の容積率の特例許可申請手数料でありますが、これは条文のずれの関係で整理させていただいた部分でございます。
 それから、3ページがやはり同じようにございます。101もやはり同じで条文ずれの部分でございます。117のところに、一団地内に建築される1又は2以上の構えを成す建築物の特例認定手数料ということがございまして、今までは右に、旧の条文なんですが、2しかなかったんですが、今回、1又は2というような形でなっておりまして、複数でなくていいと、一つの敷地でもいいということの規定がこの117からずっと118もずっと、4ページにわたりずっと同じ文章の整理が書かれているだけでございます。それがずっと続きまして、5ページの120ぐらいまでずっと同じようなことであります。
 それから、121の2のところに既存の建物の、今まで一つの建築物について2以上の工事に分けて工事を行う場合の当該2以上の工事の全体計画の認定申請手数料というふうにありますように、一つずつ分けて認定できますよと。一つずつにつきまして手数料をいただくというような規定でございます。そういう意味では、ここは新しい条文でございますので、右の方の旧のところには書いてございません。それが6ページの方にわたっているわけでございます。
 附則にございますように、この条例は平成17年4月1日から施行いたしますと。ただし、次の各号に掲げる、(1)、(2)、(3)の各号に定める日から施行ということで、今回は(1)、(2)ですね。(3)は別表第1ということで違う規定でございますので、今までの説明の中には入りません。したがいまして、4月1日から施行ということになっております。
 以上でございます。
委員長
 ありがとうございました。ただいまの報告について、質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて9番、都営上高田四丁目アパート建替計画に伴う区の意見・要望等について(資料8)、理事者の報告を求めます。
佐藤建築・住宅担当参事
 都営上高田四丁目アパート建替計画に伴います区の意見・要望等について御報告いたします。
 東京都の都市整備局から平成16年10月25日付で、この建替計画案について意見・要望等の紹介がございました。それで、中野区として回答いたしました。
 建物の概要でございますが、所在地は上高田四丁目25番ほか。後ほど別紙で御説明いたします。案内図等があります。用途地域的には、第一種中高層住居専用地域、第2種高度地区の準防火地域でございます。敷地面積が2,212.45平米。隔地Bということで、西側に土地がありまして、そこが1,572.08平米でございます。これは隔地ということで、駐車場を実は計画しておりますので括弧で書かせていただきしました。建築面積が541.3平米でございます。述べ面積が2,4030.67平米でございます。構造が鉄筋コンクリート造の7階建て、一部6階建てでございます。計画されています戸数ですが、1棟で53戸でございます。内訳的には1DKが27戸、2DKが19戸、3DKが7戸でございます。付帯施設として、駐車場が15台分、それから自転車置場が66台分。これも後ほど別紙2の方で御説明いたします。
 それでは別紙を先に、1のところでございますので、御説明したいと思います。別紙1は、あくまで案内図でございまして、北側に西武線が走っておりまして、五中がございます。その五中の南側、道路を挟んで南側に計画されているものでございます。
 裏面の方が、別紙2と書いてございますが、裏面の方が計画の建物配置図でございまして、先ほど申し上げました建物概要の規模のものがこのような形で配置されるということで、南側の棟が7階建てになっておりまして、北側が6階建てです。廊下でつながっておりますので、一応建物的には1棟という扱いになります。駐車場が、道路を挟んで西側に隔地駐車ということで駐車場を用意しておりますので、この部分が書いておられます。
 図面の説明はそういうことでございます。
 2に戻りますと、区の意見、要望等の要旨でございます。9項目ございますが、まず1項目は、建設計画地については、本団地既存エリアと一体的に整備を行うこと。それから2点目でございますが、既存樹木の保全や敷地内の緑化を可能な限り行うこと。また、「都市計画マスタープラン」や「緑の基本計画」に基づく緑のネットワークを考慮しまして、植栽には特段の配慮をすること。それから3点目が、地元割当てがないんですが、再考すること。それから4点目が、この建設に伴いまして、区道が3路線あるんですが、この団地建設にあわせて都で復旧整備すること。その場合、道路の断面構成・構造等については、歩車共存道路、それから周辺環境に配慮すること。それから5点目が、要綱関係でございますが、「中野区共同住宅等建築指導要綱」、それから「中野区雨水流出抑制施設設置指導要綱」、これを遵守すること。それから6点目が、北側に区立第五中学校の防災備蓄倉庫がありますので、その物品搬入時、搬出時のスペースを確保するために、北側道路沿いの樹木につきましてはできるだけ後退して植栽するということ。それから、周辺道路は小学校の通学路になっているので、安全対策に万全を期すこと。それから裏面、8点目が、建設計画地は、長年、環境整備が要望されてきた場所でありますので、住民の関心も非常に高こうございます。したがいまして、より広い範囲の住民への説明を考慮すること。それから、最後の9点目が「中野区テレビジョン放送の電波受診障害の解消に関する条例」に基づく電波障害対策について協議を行うことというような、合計9点について意見、要望をしております。
 以上でございます。
委員長
 ありがとうございました。ただいまの報告について、質疑はございますか。
市川委員
 ちょっと確認なんですけど、区道の3路線とあるんですけど、この計画地の25番がありますね、図面の上でね。この両側にある縦に走っている道路が区道--この両側というか左右か--これが区道ですか。これを差しているんですか。それから、もう1本はどこにあるんですか。
佐藤建築・住宅担当参事
 言葉の中に3路線と書いてありながら、済みません。この配置図の中には書いてございません。もう一つ西側に、実は区道が入っております。
市川委員
 配置図にはないんですね。
佐藤建築・住宅担当参事
 はい。ちょっと細かい話なんですが、配置案内図のこちらの、西側の道路の3路線のことでございます。
委員長
 他に質疑ございますか。
こしみず委員
 意見、要望を出したんですけども、いつごろお答えの方はいただけるんですか。
佐藤建築・住宅担当参事
 今年度中には都から回答をいただけるようなことになっております。
こしみず委員
 一番心配しているのは、(3)の地元割当て。これは当然、要するに区の方に要請があったときにはないということだったので、改めて再考をということなんですけども、これは本当に、核心的にはどのぐらい取れそうなんですか、全くだめなんですか。そこら辺の領域はどうですか。
佐藤建築・住宅担当参事
 これは前、平成13年のときも計画のお話があったときから要望はしていたんですが、事業用の、あくまでこれは建てかえまして、ここに例えばほかの建てかえの方も入れたいとかいうことがあって、事業用の建てかえですよということで、そこの団地を建てかえるというのとちょっと違いますので、地元割り当ては無理ですねというお答えなので、一応、再度要望はしていますけども、今のところ感触しては、無理という感触でございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、ただいまの報告は以上で終了いたします。
 続いて、10番、その他について理事者報告はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上をもって所管事項の報告はすべていただいたところですけれど、委員各位から質疑漏れ等ございますか。
来住委員
 済みません、ちょっと聞き漏らしたのかもしれないので改めて、きのうの報告のところで一、二点ちょっとお伺いしておきたいんですが、まず一つは、きのう報告いただいた組織編成の17年度の報告に関連してなんですが、先ほども屋上緑化の見本園の見学の後にちょっと出ました緑の問題なんですけども、といいますのは、これまでの組織の中には緑、緑地という扱いで、例えばみどりと環境担当課長であるとか、公園の場合も公園緑地課という形での、いわゆる緑、緑地の扱いというのは極めて組織の中でも一定の位置付けがされていたというふうに私は思っているんですが、今回のこの組織編成の報告の中で、公園については公園道路という形でなっていまして、緑である、緑地であるという点が都市整備部の中でも位置付けが弱まっているのではないかと。これは私のとらえ方ですので、そのように思ったのと、区民生活部関係でしたか、今まではそういう位置付けがされて、緑と環境という形で課長の位置付けがあったわけですが、先ほどの上高田の報告でもありましたように、緑の基本計画であるとか、そういう意味では緑の位置付けというのはまさに高まって、高めなくてはならないというふうに思うんですけども、組織編成上、それがちょっと感じられないんですけども、ここでお聞きしていいかどうかわからないんですが、整備部との関係で言うと、公園、道路というふうになってしまっているわけですけども、公園緑地課という位置付けがないというふうに思うんですけども、そこはどういう考えのもとにこうなったんでしょう。
石井都市整備部長
 確かに表現上といたしましては緑地という表現が抜けているわけでございますが、我々の思いとしては、むしろ現在、いろいろと緑の重要性等について活発な議論もされているところでもありますし、また京都議定書等の関係からも、CO2のかかわり等もございますし、これは我々としては、この名称については課長のスパンの関係から公園と道路と一体的に管理監督をしていこうということから、公園道路という名称にしてございますけれども、思いは緑地はもちろんのこと、さらに公園緑地行政については力を入れてやっていきたいと、こういう思いはますます我々は感じているというところでございますし、名称をいろいろと考えたわけでございますが、あんまり長いのもどうかということもありまして、こういう形で公園道路という形の名称とさせていただいたというところでございます。
来住委員
 思いはあるんだということなんですけども、やっぱり名は体をなしますので、これまでのそういう緑の位置付けは公園と一体としてされて抑えられてきたといいますか、そういう延長のもとに、屋上緑化等もいろいろ要望もあって進められてきているわけですから、屋上緑化などの今後の問題にしても、公園緑地であれば一つの窓口として非常にわかりやすいんですけども、公園道路というような形でそういう緑化推進という点では、思いはあるけどもということであれば、やっぱり位置付けとしても名称上もきちんと残して、必要だということであれば、当然そこは組織上も位置付けるべきだというふうに思いますが--思いますがと言っても、こういう形で出されているわけですから何ともしがたいという御返事だと思いますが、ぜひそこは強く今後に生かしていただきたいというふうに思います。
 もう1点だけ、きのういただいたので一つ伺っておきたいんですが、中野区交通バリアフリーの整備構想の案をきのういただきました。ここで、65ページに落合駅舎のバリアフリー事業ということで、きのうちょっと説明をいただきました。この落合駅の、特にエレベーター、エスカレーターの整備については、私どもも、政党としても地下鉄にこれまで要望してまいりました。かなり展望が具体的に開けたというふうにも伺っているんですが、中野区の方にはこのエレベーター、エスカレーターの整備の地下鉄株式会社としての方向がかなり具体的に少し情報としてもたらされているのか。きのうの段階ではちょっとそこまで踏み込んだお話は、全体の報告でしたのでお聞きできなかったんですが、どの程度まで区の方にこの事業について情報があるのか。あれば教えていただきたいと思います。
服部都市整備部経営担当参事
 きのうは全体の構想、全体の流れを御紹介させていただきました。今、委員の方から、個別に重点整備地区としております東中野、落合の部分の、65ページに落合駅バリアフリー事業といいますか、特定事業として特定事業者--東京メトロが特定事業者でございますが--そういった、今後10年間に想定する各事業主体の事業を挙げてございます。
 なお、66ページの方に該当する事業着手予定期間を挙げてございます。そこに一番下段、特定事業8、これが今、御紹介いただきました公共交通特定事業、バリアフリー事業ということで、駅舎のバリアフリーでございます。こういったところで着手予定の期間は、私たちの方でも聞いておりますところが17、18年度、比較的間近なところで着手を行うというところで伺ってございます。こういった事業を、区内の関係の事業者で集まります連絡協議会の中でも逐次そういった各事業主体の方の計画予定、あるいは重点整備地区とした地域の取り組み状況をつぶさに把握して、今回の整備構想案にまとめてございます。したがって、比較的早い状況に事業の着手があると認識してございます。
来住委員
 新宿の方の議会の方には何らかの情報があったかのように聞いておりますので、具体的な情報が手に入れば、ぜひ当委員会にも報告いただきたいということを要望しておきます。
 以上です。
委員長
 他に所管事項の報告について質疑漏れはございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上をもちまして所管事項の報告を終了いたします。
 続いて、当委員会の所管事務継続調査について(資料9)、お諮りします。
 お手元の資料のとおり、閉会中も継続審査することについて御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 その他ということで、次回委員会日程について協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時43分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時44分)

 では、委員会を再開いたします。
 次回の委員会ですが、4月18日月曜日、午後1時に当委員会室で開会するということで御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から何か御発言ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の建設委員会を散会いたします。ありがとうございました。

(午後2時44分)