平成18年03月07日中野区議会予算特別委員会区民分科会
平成18年03月07日中野区議会予算特別委員会区民分科会の会議録
平成18年3月7日予算特別委員会区民分科会 中野区議会区民分科会〔平成18年3月7日〕

区民分科会会議記録

○開会日 平成18年3月7日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時01分

○閉会  午後2時49分

○出席委員(8名)
 斉藤 高輝主査
 むとう 有子副主査
 伊東 しんじ委員
 高橋 ちあき委員
 若林 ふくぞう委員
 こしみず 敏明委員
 来住 知行委員
 藤本 やすたみ委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区民生活部長 本橋 一夫
 経営担当課長(地域活動担当課長) 登 弘毅
 南中野地域センター所長 角 秀行
 弥生地域センター所長(南中野地域センター所長兼務)
 東部地域センター所長 柿内 良之
 鍋横地域センター所長(南中野地域センター所長兼務)
 桃園地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 昭和地域センター所長 蛭間 浩之
 東中野地域センター所長(昭和地域センター所長兼務)
 上高田地域センター所長(昭和地域センター所長兼務)
 新井地域センター所長(東部地域センター所長兼務)
 江古田地域センター所長 安部 秀康
 沼袋地域センター所長(江古田地域センター所長兼務)
 野方地域センター所長(江古田地域センター所長兼務)
 大和地域センター所長 大橋 雄治
 鷺宮地域センター所長(大和地域センター所長兼務)
 上鷺宮地域センター所長(大和地域センター所長兼務)
 戸籍住民担当課長 榎本 良男
 産業振興担当課長 鳥井 文哉
 環境と暮らし担当課長 納谷 光和
 ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事) 西條 十喜和
 清掃事務所長 遠山 幸雄

○事務局職員
 書記 菅野 多身子
 書記 吉田 哲郎

○主査署名



○審査日程
議題
 第4号議案 平成18年度中野区一般会計予算(分担分)

主査
 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから区民分科会を開会いたします。

(午後1時01分)

 第4号議案、平成18年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。
 それでは、6日に引き続き質疑を行います。本日は予算説明書の114ページから150ページ、款で区民生活費、目で消費生活費から質疑を再開し、その後、一般会計歳入について一括して質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては午後5時を目途にそれぞれ進めてまいりたいと思います。また、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 それでは、予算説明書の114ページから115ページ、予算説明書補助資料では160ページです。目、消費生活費から質疑に入りたいと思います。質疑はございませんか。
来住委員
 説明書の160ページですが、消費者センター運営費です。まず、対前年度でいうと134万3,000円の減ですけれども、この中身は。
納谷環境と暮らし担当課長
 今、委員からおっしゃられました134万円余の減額の要因でございますが、一つは、各消費者センター、つまり全自治体の消費者センターにはパイオネットという全国レベルの消費生活情報システムが導入されております。この機器のリース等の費用が今まで国から各自治体に国庫から都を通じて都支出金として来ていたわけです。それが来年度から全部国で一括して、全自治体のこの機器のリース料等を包括的に見るということで、全部国でそのリース料等を見ることになったために減額したこと。
 それからもう一つは、相談員が5人いるわけですけれども、その第2次報酬、いわゆる交通費が実質的に遠い方が多かったのですけれども、最近ちょっと近隣の方もふえてきたということで、そのあたりの減額を合わせて134万円余となったところでございます。
来住委員
 わかりました。
 それで、17年度の予算のときには、今おっしゃっていただいた消費者相談の項で特定財源が71万4,000円というふうに記されているんですね。要するに、今おっしゃった分でいうと、この71万4,000円の特定財源がシステムリースの管理を国の方で一括してするということから、今回は18年度の予算案では特定財源はゼロですので、したがってその部分がこのシステム管理の部分として国で見るようになった、そういうふうに理解してよろしいんですか。
納谷環境と暮らし担当課長
 はい、そのとおりでございます。
来住委員
 17年度の説明書は、消費者相談、消費生活情報収集、さらに計量器事前調査というのが17年度はあったようですけれども、そういう意味で事業の中身的には、今予算上はリースの部分だけということですので、それと相談員の方の交通費の部分で134万円の減額で、事業の内容等々については17年度と基本的には変わらない事業の中身として予算案としてはなっているということでよろしいんでしょうか。
納谷環境と暮らし担当課長
 はい、委員のおっしゃるとおり、事業の内容については何ら変わりございません。
こしみず委員
 関連してですが、資料で区民11のところに現年で出していただきました。これを見ると一目瞭然なんですけれども、一応平成15年、16年が3,000件、4,000件ということで、今年度は途中ですけれども2,000件超ということなんですが、見込みとしては3月いっぱいまででどのぐらいの件数になるか、おわかりになりますか。
納谷環境と暮らし担当課長
 資料を調製した時点では11月までの統計ということでお示ししました。現在は1月末までを把握しております。それによりますと約2,400件余となっております。このままいくと大体3,000件弱というふうに見込んでおります。
こしみず委員
 そこで、一時的には振り込め詐欺とか、おれおれ詐欺とかいう形でもって、相談員の人たちは大変に一生懸命努力していただいて、なおかつ足らないということでもって増員を予算要望させていただきましたけれども、傾向性としては大分落ち着いてきているのかなとは思うんですが、今、月平均どのぐらいの相談があるのか、教えていただけますか。
納谷環境と暮らし担当課長
 月平均の相談はここの区民11に月ごとにお示ししてある件数、これが月の相談件数、おおむね200件から300件弱という件数になっております。
こしみず委員
 1人の相談員の方がお受けになる相談の時間というのはどのぐらいかかっていらっしゃいますか。
納谷環境と暮らし担当課長
 相談の解決方法はいろいろございます。来庁と電話がございます。その対応につきましても、例えばクーリングオフの助言をして済むもの、あるいは他の機関を紹介するもの、あとは自主的にいわゆる契約上のトラブルを生じた事業主との間の解決に入って、いろいろ解決のために仲介を行うもの等々ございますので、一概にどの程度の時間がかかるとは申せません。ただ、電話で5分、10分で済むものから、物によっては何日間、何カ月間かかるものもあります。相談に来庁された方でも、半日を要するような相談に対応している場合もありますのでなかなか一概に申すことはできませんけれども、いわゆる簡単な助言以外ですと相当の時間を要して解決に至っているというのが実態でございます。
むとう委員
 160ページで、多分この予算の中の相当部分が消費生活相談の相談員さんの人件費かなと思うんですけれども、(1)、(2)、(3)、それぞれいかほどずつなのか、教えてください。
納谷環境と暮らし担当課長
 概算で申しますと、(1)の消費生活相談につきましてはおおむね1,100万円余となっております。消費者講座あるいは情報提供等につきましては残りの100万円余と、概算で言いますとこのような状況になってございます。
むとう委員
 (3)の消費者団体活動支援は幾らなんですか。
納谷環境と暮らし担当課長
 消費者団体の活動の支援については、例えばその活動の活性化のためにグループ活動室を利用していただく、会議室あるいは印刷室を利用していただくというような活動支援を行っています。そのほかに具体的な事業としては消費生活展という事業がございます。その中で、消費生活展は、私どもが支援する立場ですけれども、あわせて行政も消費者行政の啓発活動、あるいは保健所等に来ていただいて食品等の安全性の啓発活動も実施しておりますので、支援といいましても共催に近い形で実施している部分もございます。そういう意味で、今年度から特にこの消費生活展につきましては啓発、PR費として5万円ほどを計上してございます。
 ただ、先ほど申しましたように、細かい話になりますけれども、この前ページの環境リサイクルプラザ運営の施設維持管理費4,536万余、この中には先ほど言いましたようにグループ活動、印刷、会議室、あるいは和室の施設運営費を含んでおります。そういう意味で、支援としたら相当な支援体制をとっている、このように認識してございます。
むとう委員
 消費者センターと環境リサイクルプラザというのは一つの建物ですので、両方とも予算は分かれていて、それぞれ大した金額の予算はついていないのですけれども、特に学習会であるとかというのは、消費者問題も環境問題も大変近い問題がありますので、その辺の連携はどうなっているのかなと。前々から、一括してやっていった方がいいのではないかという意見がさんざん出されて、区の方でも模索して事務所がワンフロアになったりとかいう試みの中で、今また結局は分かれているわけです。双方が少ない予算の中でPR、学習活動をしているわけですけれども、その辺の連携体制が次年度はどうなっていくんでしょうか。
納谷環境と暮らし担当課長
 環境リサイクルプラザ、消費者センター、この施設の団体の利用につきましては、消費生活活動を行っている団体また環境活動を行っている団体がそれぞれ登録されて、ここを活動の拠点としていろいろ活動を展開されております。この施設の利用に当たりましては、環境リサイクルプラザ・消費者センター運営会議という会議体を持っております。その中で年間に何回も会議を開催しまして、この施設の団体利用としての運営に当たってのさまざまな改善策、向上策をいろいろ議論している場でございます。私どももこの運営会議の事務局として加わっております。そういう中で、今後、環境リサイクルプラザの活性化はもとより、このリサイクルプラザ、消費者センターの施設をより活用できるような方向について団体の方とも十分議論し、検討し、意見調整をして取り組んでいきたい、このように思っております。
むとう委員
 成果指標なんですけれども、出張啓発講座の受講者数が今年度の見込みと次年度の目標が同じなんですけれども、これは出張啓発講座の数が同じということなのか、ふえるのか、減らないのか。要するに、せっかく出張啓発講座をするのであれば多くの方に来ていただいた方がいいかなというふうに思うので、目標は高目に設定した方がいいのではないかと思うのですが、見込みと同じということは講座数が減るということなんでしょうか。
納谷環境と暮らし担当課長
 出張啓発講座は、やる対象によります。たまたま平成16年は学校関係が多かったために、一度にその講座を開催するときに受講される生徒の数が多かった。そんなことにより多目になっております。ただ、例えば平成16年度の場合は出張啓発講座は29回実施しました。平成17年度は既に35回を上回っております。そういう意味で回数的にはふえておりますけれども、ただ、主に高齢者等を対象にした、高齢者施設等を主に対象としたために1回当たりの受講者数が少なくなっているということもございます。
 また、この目標値の設定でございますが、私どもの業務のメーンは被害の救済というところにございます。ですから、消費者生活相談の体制を低下させずに、なおかつ表に行くわけですので、外へ行って講座を展開しますので、どうしても回数的に制約がございます。ただ、先ほど別の委員の方から御質問がありました件数の減少も見られます。そういう中で、今後、より表に出て出張相談あるいは出張啓発講座、その辺の充実に努めていく必要があろうかな。そのあたりで目標値の見直し等は図っていくべきものかなというふうに思っております。
むとう委員
 2004年度は学校が多かったということで、これは出張ですから、声がかけられて呼ばれて行くのかなというふうに思うんですけれども、今年度は高齢者施設が多かったということですが、次年度はどういったところを対象にというふうに考えられているんでしょうか。
納谷環境と暮らし担当課長
 次年度につきましても、現在の相談状況を見ますと、引き続き不当価格請求は大幅に減っております。しかし、高齢者の方が被害に遭う相談事例が多いわけです。家のリフォームとか点検商法とか、そういう高齢者が訪問販売で被害に遭うケースが多いということで、引き続き高齢者施設を重点にしていきたい。あとはもう一つ、やはり若年層のキャッチセールスとか携帯電話のアダルト系による被害とか、そういうものもまだまだ多発しておりますので、あわせてそういう高校生等の学生を対象にした講座も重点的に実施していきたい、このように考えております。
 ただ、具体的にどこでやるかということは現在まだ来年度で調整中でございますので、そういう方向で取り組んでいきたいと考えております。
主査
 では、なければ、進行させていただきます。
 次は116ページから117ページで、予算説明書補助資料では161から163ページ、5項ごみ減量費、1目ごみ減量費で質疑がございましたら。
若林委員
 163ページ、補助資料でお聞きいたしますが、中野区ではごみゼロを目的に大分頑張っているわけですが、163ページを見ると、前年度と比較してほとんどマイナスになっている。びん・缶は当然報奨金が後期はないわけだから当たり前ですけれども、ほかの部分がマイナスというのはおかしいな、こういうふうに思いますけれども、いかがでしょう。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 今お話がございますように、びん・缶、プラスチックと乾電池ということで経費の削減ということになっているわけですけれども、びん・缶の回収の見直しにつきましては、これまでお話しさせていただいていますように、効率的な回収方法をとることによって経費の節減部分と報奨金の廃止の部分が入った形で、今年度は1,435万6,000円程度でございます。来年度以降はさらに一千二、三百万ぐらいが上積みになるだろうというふうに考えてございます。
 それから、プラスチック製容器包装の回収につきましては、今年度は雇上車を使いまして、臨時車ということでやっております。これを来年度につきましては、今後全区展開のこともございまして、直営の中で工夫してやる方式にやりました。そういったことから臨時車の部分の経費を削減させていただいて、経費節減につなげていくようにしたものでございます。
 それから、乾電池の回収でございますが、これも再生処理の単価が経費的に下がってきてございます。これについては現在キログラム90円が67円になるというようなこともございまして、そういった意味では経費節減の努力をさせていただいていることによるものでございます。
若林委員
 その部分ではわかりました。
 ただ、乾電池の回収、これが今余りうまくいっていないんじゃないかと思うんですよ。例えば地域センターで回収しますけれども、ほとんど来ていないんだよな。所長さんたちがいるから、自分のセンターで前よりか多く回収できているよというセンターはないと思う。この辺はもう少ししっかりしなきゃだめだと思うんですけれども、いかがですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 資源回収部分については全体的に今委員のお話のとおり頭打ちになっている、これも随分前からお話しさせていただいています。それについてはやはり戸別のきめの細かい広報が足りないということから、来年度からはきめの細かい対応もさせていただきたいということで、今年度中にごみカレンダーというものも配付させていただく予定でございますけれども、来年度以降よりきめ細かく資源回収や、あるいは清掃事業についてのPR、区民の皆さん方に周知できるような対策を講じたいというふうに考えてございますので、努力していきたいと思います。
若林委員
 最近、回収の職員がごみ袋を開いて一生懸命こうやって見て歩いている。なぜかというと、こういうことだと思うんだけれども、中に不燃ごみが入っているとか、可燃ごみとか、これを一生懸命整理しているんだよ。これを持って歩いている。さきおとといかな、6人ぐらいでやっていたよ。何やっているんだよと言ったら、これですよとこうやって見せてくれた。そんなに大勢で御苦労していただくならば、それよりか、その前にこういうものを配るべきだと思うんですけれども、どうですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 ごみの組成の分別をきちんとしていただく指導も必要なんですけれども、今お話にありますように、きめの細かい周知をする方法、単に区報に載せればいいということではなくて、重点的にもう少しめり張りのある広報のやり方を考えなきゃいけない、そういうふうに考えておりますので、そういったことを含めて取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
若林委員
 ぜひそういうふうにしていただいて、特に課題があるのがマンション。だから、おれのところにはこんなのを持ってこなくたっていいんだ、わかっているんだ。マンションのようなところに、あるいは町会にこれを配ってくださいよというので持っていくぐらいの配慮をしなきゃ、5人も6人も一生懸命袋をがらがらやったって意味がないと思うけどね。その辺もひとつ御指導してくれるようにお願いをしておきます。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 排出指導ということで、今お話しになっているのは多分清掃の職員が指導しているために、分別が悪いところ、そういったことを多分重点的にやってくれていると思うんですね。それも必要なことだと思います。特に普通のマンションよりも小さなアパートとか、集積所の悪いところを重点的に多分やっていると思うんですけれども、今お話ししましたように、不動産業界とも一定の連携をとらせていただくようなことも来年度は取り組んでいけるようにしていきたいというふうに考えてございますので、少しずつでございますけれども、努力させていただきます。
藤本委員
 びん・缶の回収のところなんですけれども、回収業者委託、再資源化委託等ということで、これの費用が書いてありますけれども、これは従来回収していたのとコンテナを置いていく、それが幾ら幾らというのは出ていないんですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 びんの選別作業が6,700万円ぐらいで、その残り分が収集関係の2億3,900万……。
藤本委員
 私がお聞きしているのは、従来、町会がやっていたでしょう、出し入れ。それを今度は業者の人がやるわけじゃないですか。そこのところの従来やっていたのとコンテナを出す部分というのは、当然計算されて出されているわけですね、この合計。だから、その選別とかそういったことじゃなくて、コンテナを出している費用として幾ら、置いていくね。それから、従来のところのそれが幾らと幾らですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 済みません。ちょっとその内訳がないものですから、答弁保留させていただきます。
主査
 ちょっとお待ちください。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 コンテナの配置部分でございますけれども、7月分からでございますけれども、1,790万程度になります。
藤本委員
 7月からですから、これは年間通すと、平年でやるとどのぐらいになるんですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 約2,000万円程度になるかと思います。
藤本委員
 これ、ずっと議論をさせていただいたんですけれども、この前、私たちの町会で、7月からこういう形で変更になるというお話をさせていただいたんですが、役員の方々というか、何で変更するのという声が皆さんから出てきたんですよね、正直言って。結局、みんな順番で全部決めてコンテナを出し入れしている、ほとんどがそういう方で。それなのに、なぜ変更されるんですかということで、私はちょっと説明がしにくかったんですけれども、行政が言っているような説明をしたんですけれども、正直言ってなかなか納得はしてもらえませんでした。
 というのは、最初やっぱり行政からお話があって、町会がずうっと10年近くそういう形でやってきて、まさに本当に皆さんが助け合ってそういったごみ減量、あるいは地域でもそういう形でやってきたということが皆さんのそれによって逆に崩されてしまうというか、自治の本当にお互いに助け合ってやっていくという部分が崩されてしまっているような、結局そういうこともできないところに逆に問題があるんじゃないかなというふうに私は思うんですけれども、本当に困った、困ったという部分の声というのは、私は必ずしも大勢じゃないと思うんですね。
 そういう声があることはわかっています。しかし、本当にスムーズにきちっとできているところまで全部変えてしまって、ある意味では余分なお金をかけてしまっているというふうに、皆さん方は効率的、効率的と言われるけれども、報奨金と同じぐらいの経費を払うような形になるわけです、これでね。町会の方には、しかし、そのかわりという形になっているんだけれども、どうもそこのところが何かすとんと落ちないというか、本当に町会とか自治のそれぞれ皆さんが活動しているそういったものは……。だから、全く新しく始めるところは何にもそういう積み重ねがなくて、それは業者の人がやっていってということになると思うけれども、そういう長い形の中で積み重ねてきているのを何で壊すのという部分が、せっかく私たちみんなで順番も決めてきちっとやっているのに、どうしてそれを変えてしまうんだろうかと。
 結局、業者の人に委託をしてということだけれども、費用的には同じような形で、じゃ、今後それはどうなっていくんだろうかという部分も一つは心配する部分があるんですよ。町会の方でしたら、財政が厳しいから何とか御協力をお願いしたいということになれば、それはそんなにお金をもらうということが目的でやっているわけじゃないから協力はできるかと思うんですけども、これを業者委託の場合に、じゃあといっても、それはできないと思うんですね、仕事として受けている以上は。だから、そういったことを含めて本当によかったのかどうかというのは、やれば協力はしますけども、疑問としては残ってしまっているんですよ。
 しかも折り畳みのコンテナを置いていかれるということだけれども、それも従来のようにオープンなこれをやっていた方がはるかに皆さん入れやすい。最初に来た人があけてくださいというのが皆さん方のですよね。でも、結局それは今までやっていた人があけざるを得ないんじゃないか。コンテナは一番最初に来た人があけてくださいということが果たしてそんなにスムーズにいくんだろうかという声も出ていましたし、結局、私たちがやらなくちゃいけないんじゃないか。その辺はしっかりとできるというような確信をお持ちなんでしょうか。その辺は今まで皆さん方が負担されていた、そういったことは本当に一切ありませんよというような形で説明できるんですか。その辺の二つほどお聞きしたい。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 それぞれ10年余たって、地域の中で当番制だとかいろいろな形でやっていただいていて、地域のコミュニケーションのつながりにもなってきたということも私どもは十分評価するというと変ですけれども、わかっているというか、知っているわけでございます。そういったことも大切にしなければいけない点もあります。今までもお話しさせていただきましたように、それがやっていけない地域が南の方の道路が小さいところ、あるいは共働きがふえているところだとか、高齢化が進んでいるところ、そういったところで要するに穴があいていて、もう出す人がいなくて、遠いところに出さなきゃいけないので出せないとか、そういった事情だとか、代表で電話がかかってきて、もう大変つらい、休みの日にどこかへ出かけるにもなかなかできないだとか、そういったいろいろな情報がここ何年間少しずつふえてきている。そういった実態もございまして、他区の状況も調べさせていただいて、コンテナ管理については業者に今の状況に合わせた形でさせていただいてやっていく方法を考える方が、長い目で見ればいいのではないか。経費的には、委員のおっしゃるとおり一定程度の経費が確かにかかるんですけれども、これも業者の方に軽減努力をさせるようにしてきてございますし、単価も少し下げさせていただいております。
 そういった努力はさせていただいているんですが、それともう一つ、今お話がありました、ちゃんとやっていけるのかという話ですね。これについては、来年度に入りましたら、7月直前の5月、6月には2回各戸配付で変更についての周知を徹底させる予定でございます。だから、何でもかんでもうまくいくかというわけではなくて、やっぱり町会の皆さん方にも状況を見ていただいて、区として対策をこういうふうにやった方がいいんじゃないかというような実態を教えていただきながら、うまくいくような形で町会の方とも協力させていただきながらやっていこうかというふうに考えてございます。
 したがいまして、藤本委員のお話がありましたように、町会の皆さん方にもう何もしなくていいんだよということじゃなくて、今までもお話しさせていただいておりますけれども、そういった意味での排出、コンテナの出し方だとか、まぜこぜに出したりとか、そういったことについて、いろいろ日ごろから目の近いところで見ていただける方々に見ていただきながら、連絡もいただければ指導もしていくというようなことで取り組んでいきたいということで、完全に、私どもが考えた案がすべてパーフェクトだということではございませんので、協力させていただきながらお願いしたい、そういうふうに考えているところでございます。
藤本委員
 必ずしもすべてが、どれが完璧でということはないと思うので、それぞれいい点と悪い点があると思うんですけれども、それから地域によってかなり違いがあるということも確かだろうと思うんですね。
 もう一つ、私たちは、折り畳みのコンテナに対して、やっぱり従来どおりオープンのコンテナを置いていってくれれば一番いいねというのが皆さんの意見なんですよ。ですから、その辺ぐらいは声を聞いてもらっていいんじゃないか。幾つかブロックを分けられるわけですよね。そこのブロック全体として折り畳みがいいというのと、確かにそういう道も多いのかもしれませんし、私たちのところは従来どおり、これをぽんぽんと置いていってもらった方がはるかに対処しやすいというか、やりやすい。それから、今まで使っていたものはどうされるんだろうというのもあるんですよね。
 従来ずうっと使っていたものもそうやって使えば生かしていけるだろうし、その辺ももう少し地域の声を聞いて、いや、もう折り畳みにするんだということでどんどん進めないで、それで皆さんが、一番に来た人に入れてくださいという、それが果たして……。あいていれば従来どおりですから入れていってくれるので、それぐらいは少し考えて、地域によってはそれを希望されるなら、五つぐらいにブロックを分けるでしょうから、地域全体がそれでしたらそういう対応もできますよというぐらいの検討はしていただきたいなと思うんですけれども、いや、全部折り畳みですよということで進まれるのはどうかなというふうに思うんですが、どうですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 そういうお話も、今の経過を踏まえていくと、前の方がなれているし、やりやすいよ、多分そういうことだと思います。新しい方式ですので、皆さん方、確かに不安をお持ちになっているということも感じるわけでございますけれども、他区の状況で見ていますと、コンテナ設置を前日やるような場合について、コンテナを業者さんにお願いするのに、今のようなボックス型の丸のやつでやりますと、かなり積めないわけですよね、車に。折り畳みでたくさん積んで配達といいますか、設置場所に置いていくという方が効率的ではある、そういったこともございます。

 それと、いろいろと地域によって、ブロックという言い方もありますけれども、全部がそういうふうにやってくれるかというと、またいろいろな意見もございますね。うちはやっぱり折り畳みの方をやってくれとか。そういった意味で、今回いろいろと新しい方式ですけれども、一度折り畳み方式でやらせていただいて、先ほど申し上げましたけれども、いろいろな御意見が多分あると思うんですね。そういった状況もお話も聞きながら、どういうふうにしたら定着できるか、どうしても定着できないものなのか、そういったことを少しやらせていただきたいなというふうに考えてございます。
藤本委員
 コンテナをあけて置いていってくれと、おろしたときに。そうすれば従来と同じ形なんですけれども、それぐらいをやってもらうということは難しいですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 前日に配置するということなんですけれども、箇所がかなりの量になりますね。そうすると、一つひとつあけていくことになります。結構それが能率につながるということでございまして、要するに、あけるのは、ごらんになったと思うんですけれども、上げていただけばぱっと開くようになっていますので、そんなに難しくないかなというふうに私は感じているんです。だから、従来と同じ形にしてくれというのは確かに気持ちはわかるんですけれども、一度その辺をやってみていただいて、どうしても不都合だということがあれば、こういうことをもう一度考えた方がいいんじゃないかという御提案もいただきながら、改善すべきところは改善していきたいというふうに思うんですけれども。
藤本委員
 やってみないと確かにわからない面はあるんだけども、その辺も結局は役員の人があけなければいけないみたいなというか、今まで当番の人がというと同じなんですね。それだったら従来どおり出していってもいいんじゃないのということになってくるわけですよ。だから、そういう形にならなくて、一等最初に来た人がやってくれるというのは、そうかなというような部分が、どうしても心配の部分があるんですよ。だから、その辺は少し柔軟に考えておいてほしいし、こちらとしては、それならあけておいてと。確かに時間がかかるけれども、そういうことができないかなというふうに思います。
 それから、どういう業者との、五つのブロックにたしか分けられると言いましたよね。その辺の契約というのはどういう契約なんでしょうか。協同組合があるみたいなんですけれども、協同組合とやって、その業者の人は、協同組合が一括して受けて、それで五つのブロックに中で分けるということなんでしょうか。その辺もよくわからない。
 従来やっている業者の人だったら非常にわかるんですけれども、全く新しい人の場合。従来ですと何かあったときにすぐ連絡して、すぐ対応してくれるという部分があったんですけれども、その辺もどういう形でされるのかなというのがよくわからないので、五つのブロックがどういう形で、協同組合は何件ぐらい業者がいて、それがどういう形で分かれていくのか、その辺もちょっと説明していただければと思います。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 基本的には協同組合に委託する形になるかと思います。協同組合に委託する場合、今までと同じ地域割りで多分やっていただけるかなと思っています。私どもとしては協同組合にお願いしていますので、協同組合でその地域割りは考えてやっていただいていると。私どもの方から、何々業者さんがそこへ行きなさいというようなことはやっておりません。先ほどの何人ぐらいで、たしか4者が協同組合をつくってやっていると思っています。その中で配分というと変ですけれども、地域割りをして協同組合の中の仕事として分担してやっていただいていると。今後もそういう形でやっていただくことになるというふうに考えております。具体的にどこの地域がというのはちょっと……。そういう形になると思います。
藤本委員
 そこの契約なんですけれども、どうしても随契になりますよね。これが入札ならば低いコストできちっとやってくれる。それがないですよね。そうすると、その辺の部分は一体どういう積算でやっていくのか。受ける方も当然きちっとしたものがなければいけないでしょうし、これが場合によってはどんどん上がっていくというようなことだって考えられなくはないし、その辺はどういう見通しの中で考えておられるのか。さっき言ったのは、町が受けていればそういったことは対応ができるでしょうけれども、業者が一たん受けた場合はもうそれは引き戻すことができないから、費用は恐らくだんだんかかってくるんじゃないかというふうに心配するんですけれども、その辺はどのように。余りに高い場合にはほかからも入札というようなことも考えられ得るんでしょうか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 基本的に単価の基礎は清掃でやっております単価等を、要するに平ボディーのトラックと同じ単価で基本的にやっております。清掃の関係の経費については、毎年、清掃協議会の方で見直しを、時代の状況を反映して、下がっているときは下げるようにしてきていますので、賃金が上がれば上がるという形になるかと思いますけれども、そういう時代の状況に応じた単価になっているというふうに今のところ考えております。ですから、委員がおっしゃるような極端にきゅっと上がったりとか、そういったことはないというふうに考えております。
藤本委員
 行政がそういう形でということで、協力はしていかなければいけないんだろうと思っていますけれども、町の人たちが従来の資源でいろいろ一生懸命取り組んできた、そういったものが何か意識の中から少し消えてしまうというのは非常に残念というか、心配というか、従来は皆さんが意識を持っていたから、コンテナに入れるのも、一番最初の説明のときは、びんを洗ってとか全部やって、それをいまだにやっている人もいらっしゃいますし、結局コンテナだけ置いているからどんどんという部分も、それはマナーだとは思うんですけれども、自分がかかわっているのとそうでない場合はどうしてもそういった差が出てくる心配があると思うんです。その辺は行政としてもしっかり啓発してほしいし、私たちもやらなければいけないのかなと思いますけれども、こういう大きな、従来ずうっとやってきて積み重ねをしてきたものを変更する、そこが何となく業者のためにやるのかなみたいな部分もなきにしもあらずというか、仕事としてはそれがふえるわけですから。そういうことが実際にはないと、本当にこれがいい形で進むんだというものをぜひ行政側としても努力して、やってよかったという形が見えるような努力をぜひしていただきたいと思いますので、要望しておきます。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 委員のお話の趣旨は業者の方にも常々伝えてきております。経費についても努力するようにという話をさせていただいておりますので、十分その辺は承知してくれているというふうに思っております。これからもさらに、今お話にありますように、よりすぐれたサービスをする業者が選ばれていくということでございますので、そういったことは自覚してもらうように常々伝えていくようにして、よりよいびん・缶回収事業にしていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。
若林委員

 今、藤本委員からいろいろ質問がありました。ちょっと出ましたけれども、答弁がないから聞きます。今までのコンテナ、これにかわって新しいコンテナが来るんだよね。今までのコンテナはどのくらいで、今度新しいコンテナはどのくらいの予算で、古いやつはどうするのか、それを聞きたい。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 新しいコンテナは、今までも買ってきているわけですけれども、来年度につきましては1,900個ぐらいの回収コンテナを購入する予定ではございます。単価は1,500円ぐらいを見てございます。
若林委員
 古いのはどうするの。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 古いのはリサイクルに、7月実施の1週間ぐらい前に全部回収させていただきます。これをプラスチックのリサイクルの方に回したい思ってございまして、これはある程度の売却できるかどうか、まだ見通しがあれなんですけれども、できるだけ売却して、売却益が出るような努力をしていきたいというふうに考えてございます。
若林委員
 古いのはどのくらいあるんですか、大体。これは相当追加してきたからいっぱいあると思うよ。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 およそ1万個になります。
若林委員
 1万個といったら結構金がかかっているんだよな。再利用なんかほとんどできないと思うよ。また買ってくれるよその区もないと思うよ。何とか参事が考えて、いい方法でやってください。
伊東委員
 細かいことで申しわけないんですけれど、従前のコンテナ自身でも気がついていたんですが、要するに飲み物を洗って出せば問題ないんですけれど、洗わずにそのまま缶だとか、びんでも入れた場合に、そこの中の残物がコンテナに付着しますよね。今までは地域の方が余りひどいと洗っていたんですけれども、今度の折り畳みコンテナ、これになったとき、委託費用の中にコンテナの清掃、要するにクリーニングは入っているのかどうか。折り畳みですから、当然広げるときは内側に手を入れて広げざるを得ないので、今まではただ持って出せばよかったんですけれど、その部分というのは結構嫌がる人がおりますので、その辺はどうなんでしょうか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 地域の中でもそういうお話もいただいてございますので、洗浄する部分については適宜か年1回か、まだ新しいわけですので、そう急に汚れないかなというふうに思っています。洗浄の経費も計上してやっていきたいというふうに考えてございます。
むとう委員
 確認をさせていただきたいんですけれども、今のびん・缶の回収業務委託費なんです。これまでの説明だと、効率よく収集するので、コンテナの出し入れの部分も含めて今までの委託料金でできるんだというような御説明を受けていたように思うのですけれども、先ほどコンテナの部分だけで一千幾らとかというお話がありましたけれども、別枠でかかっちゃったんですか。去年までの回収委託料金と比較して、今回コンテナを含めた、出し入れを含めた総トータルの委託経費というのは、前の説明だと値上がりしないはずだったんですが、どうなったんでしょうか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 以前お話しいたしましたけれども、回収の委託料は1億4,800万、それからコンテナの設置料は1億9,800万程度かかるということでやっておりまして、1億7,100万円だったものが1億6,700万円程度に下がると。わずかでございますけれども、経費的には下がっていくというふうに考えてございます。
 この地図で、以前もお話しさせていただきましたけれども、これは常任委員会で報告しないといけない話なんですけれども、以前はこういうふうに108町会細かく、業者さんが町会ごとに、全部曜日の色が違うように違うところへ行っているわけですね。ここでいいますと、月曜日と火曜日の色が違いますが、全区的にこういうふうに回っているわけですけれども、そのたびにはかって、また戻ってきて、こういう作業をやってきたということで、そういった意味での時間がかかるということで、6日間やらないとできなかったのが今度は5日間でやるということです。
 今回はそういった意味で新しいやり方で、常任委員会に報告させていただくことになるんですけれども、こういう形で曜日を決めまして5つのブロックに分けて回収をさせていただく。そういうふうに今検討して、来年度の計画を立てているわけでございますので、そういった意味では経費的には単価的に下がっていくはずといいますか、下がるようにしました。
来住委員
 今のところで1点だけ。コンテナの1万個を廃棄されてというか、再利用できるのかどうかわかりませんけれども、それはどのくらい1万個でかかったんですか、これまでのコンテナの費用というのは。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 前の丸のやつも二、三百円安いぐらいでございますので、1,200円か1,300円が1万個で1,200万円ですか。
来住委員
 ごみを抑制し資源化していくという担当をされているところが1万個を廃棄されるようなことになったら、本当に区民との関係でもどうなっていくのかなと懸念します。あるものをどう使うかということがやっぱり大事な今の社会なわけですから、本当に熟慮する必要があるんじゃないかというふうに思います。
 私の方からは説明資料の162ページ、まず区民1人当たりの排出ごみ量というのが成果指標で示されているんですが、17年度のときの指標でいいますと、見込みということでもあったんですけれども、示されていたのが2004年、平成16年の見込みが1人当たり737グラムということだったんですが、今回のでいくと711グラムということでかなり減っているだけじゃなくて、平成17年の目標を去年のときに示されたのからしても大幅に1人当たりが減っているんですけれども、これは実績の中でそういう指標になったということでしょうか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 現実問題としてごみの排出については年々減少してきてございます。そういったことが反映されて、ごみ減量、ここにある排出ごみ量の1人当たり量も減ってきている。この理由につきましては、最近、ごみの問題とか環境の問題がいろいろと話題にもなりますので、そういったこともございますし、低経済成長ということもございます。それから、できるだけ残渣を出さないような買い物の仕方、そういったことも一定区民の皆さん方にも広がっていることもあるのかなと。これは感覚的な、今までのいろいろなアンケートやなんかの中で感じるところでございます。
来住委員
 同じページで5番目の古紙の回収なんですが、この古紙の回収については18年度、量をどのくらい見ておられるのか。今後の回収の量的な面での見通しはどのように持っておられるんですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 古紙の回収につきましては、現在、区とそれから集団回収ということでやってございます。これにつきまして、以前報告させていただきましたけれども、トータルで1万4,000か1万5,000キログラムぐらいになるかなと思ってございます。今後、集団回収の普及あるいは戸別から集団回収への移行についていろいろなチラシを配ったり、あるいは回覧していただく、そういったことによって区民の皆さん方の意識が喚起されることによってさらにふえていくかなというふうには感じているところでございます。
来住委員
 予算的には800万余の増になるわけですが、その内訳の中で一般財源と特定財源に分けてありますけれども、一般財源が17年度時の予算のときよりも1,500万円ふえているんですね。逆に特定財源の方は減っているということになるんですけれども、これはどういうことで増減の関係が発生するんですか。
遠山清掃事務所長
 古紙の方は、従前からお話がありますように、集団回収の全区展開に向けて区民の方に頑張っていただいているわけですけれども、まだ行政回収部分が相当ございます。その中で人員削減、その他見合いとして、民間からの雇い上げの部分を、収集に当たる車自体は台数を減らしてございます。その車の中身自体が直営の人間、車ということではなくて、雇い上げの方の車、それから人間も民間での委託、雇い上げの部分で増となっているということでございます。
来住委員
 よく理解できなかった。特定財源が要するに17年度の予算時には2,800万組んであるんですね。18年度になると、今示されているのでいくと2,100万ということで約500万、特定財源の部分でいうと17年度の方が特定財源としては多くなっているんですよ。逆に新年度、18年度は1,500万、数字的には一般財源の方が多く予算化されているんですけれども、その関係を知りたいんです。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 これにつきましては、集団回収の展開が、以前お話ししましたように、46町会で毎週回収をやるようになってまいりましたので、集団回収の方に古紙が移ってきております。そういった意味で報奨金がそちらに上がってきています。区が売却する部分は減っているということから、それを反映して来年度は減るだろうということで、特定財源分の売却益を2,100万円程度に見込んでいる、そんな形で減っているということでございます。
来住委員
 そうしますと、集団回収が進んでいけばいくほど、この特定財源の部分というのは減っていく。集団回収が100%となると、この特定財源、今年度は2,100万ですけれども、これはなくなる、そういう関係にあるということですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 完全に古紙回収を中野の場合は資源回収でやるということになれば、そういう形になります。
来住委員
 そうすると、一般財源の分の負担がふえてくるという関係になるんですか。今ここの部分でいうと2,100万ぐらい収入として、回収した部分として入ってくるというふうに聞いてはいるんですが、その部分も逆にふえるけれども、一般財源の支出もふえるという関係になると。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 ですから、今、古紙の回収経費が2006年度、18年度では1億3,200万ぐらいかかっているわけですね。これが2,100万円ですから、差し引きすると1億1,000万ぐらいが実質的な経費になる、そういう形になりますね。それと9,000万の報奨金が1万5,000トン。これ、両方でやっていることによって経費がダブつく面がありますので、これを完全にやめれば1億1,000万がまず浮く。量がふえなければ9,000万で済むという話ですね。だから、1億1,000万は浮くという話にとらえていただければ、わかりやすいと思います。
来住委員
 あわせて6番のペットボトルですけれども、ペットボトルの回収については17年のときにもいろいろ気になったことなんですけれども、17、18年で、18年は77万円の増ですけれども、17年度からいうと1,700万を超える増になっていると思うんですね、2年で見ると。単年度の増で見ると77万ですけれども、前年度、前の年度まで入れると1,700万円ぐらいになっているんです、私の計算では。そして、今年度は6,800万計上されているんですが、違うとしたら、減容機の設置が今まで2カ所だったというふうに思うんですけれども、それが3カ所になったということなのかなと思うんですが、ほかに回収について変える部分というのは新年度はあるんですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 減容機の設置を3カ所にすること以外に特に変える予定はございません。経費的には、この77万ふえた部分については、うちの方の減容機の設置がふえた部分がございます。経費は、委託費については基本的に前年度と同じでございます。
来住委員
 要するに、減容機の設置をふやせばふやすほど負担がふえていくという関係になっているのかなと思うんですね。減容機の3カ所ということで456万3,000円ということですから、1カ所150万ぐらいになるんでしょうかね。こういうコストがふやせばふえていくというふうに考えられる。今後も設置をふやしていくというふうに考えておられるんですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 ペットボトルの減容機の特徴としましては、破砕しますので、そのまま保管してベーリングしたりする必要がないわけです。そうすると、保管、こん包の経費がかからないわけです。ですから、今の3台の間だと、委員おっしゃるように高くついている感じがするんですけれども、これがある一定程度の規模になりますと、その保管施設が要らない部分が浮いてくることによって、経費的にはこちらの方が節減できるという分岐点があるというふうに見ているわけでございますので、もしやるのであれば、一遍にどんと導入した方がいいのかなというふうには感じております。ここら辺については再来年度の3台の設置状況だとか、あるいは希望する事業者がどれぐらい出てくるか、そんな見通しを立てながら考えていく必要があるかなというふうに考えてございます。
来住委員
 先ほど紹介したように、3カ所だと150万余のコストがかかるけれども、ふえればこれがかなり軽減されるというふうに理解していいということでしょうか。あわせて、昨年は特定財源はペットボトルの回収ではたしかついていなかったと思うんですけれども、新年度で12万6,000円の特定財源が入っていますが、これは何による財源ですか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 この12万6,000円は見込みでございますけれども、今年度につきましても売却することにしまして、これは容器リサイクル法のルートに乗らない、要するに破砕したものについては容器リサイクル法の対象にならない、丸のままの形が残っていないとだめだというふうに仕組みがなっていますので、破砕したものについては対象にならないものですから、私どもとしてはこれを売却するということで、売却益を幾らかでも出させるようにしたものでございます。単価的にはたしか4円幾らぐらいの単価だったと思います。
主査
 他にございませんか。なければ進行いたします。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 次は同じページ数ですけど、116から117ページ、予算説明書補助資料は164ページ、2目清掃事業費について質疑がございましたら。
伊東委員
 1番のごみ適正排出啓発ということなんですけれど、先ほど若林委員の方でもチラシをお持ちになって問われていましたけれども、自治体によってはごみの分別の仕方というのは異なりますよね。私も町中を歩いてみますと、やっぱり新たに転入してきた人なんかが分別が徹底できていないという部分も、前の自治体の出し方に倣っちゃっているというようなこともあるので、今、中野区としては転入されてきた方に対してごみ分別の啓発というのはどのようにされていますか。
遠山清掃事務所長
 まず、基本的には、例えば不動産業者を通してという場合については、宅建業の協会の方に情報提供といいますか、資料も提供させていただいています。それから、住民票の異動に伴いまして区役所、それから地域センターにも簡易版のごみの出し方、そして特に地域センターにおきましては、その当該地が可燃ごみ、不燃ごみが何曜日に当たるかということも別仕立てで一緒にお配りできるような体制になってございます。
 それから、委員御指摘のように、確かに自治体によって、特にプラスチック関係は燃やすという自治体もございますので、かなり最初は戸惑うといいますか、そういうお話は聞きます。集積所には特殊なケースを除いて収集の看板もございますので、それについての周知、それから年度末にかけて今製作中でございますが、ごみの出し方一般というのを、数年前につくったよりもバージョンアップしたものを今つくってございますので、それを各戸配付等で、新規に住民になる方も、それから従前からの住民の方にもそういったことでごみ出しのルールの周知徹底を図っていきたい、このように考えてございます。
伊東委員
 ぜひその辺を積極的にやっていただきたいと思います。
 それともう1点なんですけれども、やはりごみの分別が徹底されていなくて排出されたごみなんですけれども、これは回収の際に中身を改めるというか、外から見て分別が徹底されていない場合は、その場にシールを張って置いていかれますよね。その置いていったごみについてなんですけれど、区はその後どうされていますか。というのは、置いていかれても、そこに置きっ放しなんですよ、現実は。そのごみの集積所を管理されている町会の方なんかが結局それをまた開いて分別し直さない限りはずっとそこに置きっ放しということが現実なんですけれども、それについての対策はどう考えていらっしゃいますか。
遠山清掃事務所長
 資料の164ページのごみの、今、委員御指摘の適正排出啓発約500万というと、これは大部分がいわゆる警告シールの製作費にかかるわけでございます。委員の御指摘のように、例えば可燃ごみについてノーという場合につきましては、週2回ですので――余りこのネタを明かしていいのかどうかわかりませんが、清掃事務所の方でも収集に当たってはしっかりチェックしているということも身のあかしを出さなければいけませんので、そういう意味では警告シールを張ります。
 ただし、御案内のとおり、ごみ袋というのは透明ないしは半透明ということですので、割合的に、これはひどいなというときに限ってでございますが、警告シールを張って、これこれなので残しますと、出した方はよろしくお願いします、改善方をお願いしますということでお願いしています。もう一度繰り返しますが、可燃ごみにつきましては週2回のうち次回収集に当たります。不燃ごみについては、確かに1週に1回ですので、これは私ども承知してございますので、次の週になる前には回収しております。それから、集積所に粗大ごみを置かれている場合、これは粗大ごみとして出してくださいということで数日間様子を見ます。いわゆるルール違反なものですから、それをほいほいと集めるわけにもまいりませんので、数日たってから集めているということです。
 委員御指摘のように、自分の店の前なんだよというクレームはありますが、かといって営業の妨害をしてもいけませんので、その辺については御理解をいただきつつ、適宜そういうものについては収集を図っているということ。ですから、何日間必ずということではございませんが、可燃ごみにつきましては、次回までは警告シールを張って警告して、ルールどおり出していない人がいるということをアピールしているというのが実態でございます。
伊東委員
 そのシールなんですけれど、結局マナーを徹底されていない方というのは、出したら出しっ放しなんですよ。シールを張られても、分別されないで出した方は出した時点で関心がなくなっていますから、そこにシールを張って置かれても、毎回同じ繰り返しになっている。ですから、分別が徹底されていない集積所に出てくるごみというのはいつまでたっても改善されないというのが感じられるんですけれど。
遠山清掃事務所長
 特定の方が連チャンで出しているかどうかというのはなかなか微妙といいますか、難しいんですが、恐らくそうでしょう。そういったひどい場合については袋の中身のチェックに入ります。それらしい場所がわかるような部分につきましては、その当該の建物に、例えば共同住宅ですとそちらにお伺いをしてチラシ等を戸別に入れるということもございます。
 ただ、164ページの3のところで、予定された時間内でごみの収集がなされなかった。つまり、警告シールを張らないで集めれば、そのルールを守って出した人も出さなかった人も同じになるというところもあります。かといって、仮にシール等も張らないでその場へ置くと、今度は取り残しということになりますので、この辺は大変微妙なんですが、委員御指摘のように、当初はこの警告シールというのは、出した方が、自分が帰ってきたら自分が出したのが残っている、こいつはいけないな、こういう想定もあったとは思うんですが、現在はそれにプラスして清掃事務所はしっかり見ています、ルールを守れないのはしっかりと警告させていただきますということにもなります。
 また、地域で集積所の管理なり面倒をかけていらっしゃる方には、済みません、こういう事情がありますので残しますと、もしお気づきの方があったらそれなりに声をかけていただきたい。なかなか難しい人でしたら、事務所に相談していただければ、事務所の方が出向いてその方に注意させていただく、こういったことでタイアップしてやっていくようにいたします。こちらを立てるとあちらが立たずというところがあってなかなか微妙ではございますが、一応皆様に分別排出をお願いしていますので、余りにもルーズなものをうちの職員が集めるということもまた新たな問題が起こります。そういったところでなかなか難しい、デリケートなところがございますが、日々頑張っております。
こしみず委員
 1点だけ教えてください。補助資料の164ページの2番のごみの収集運搬の項で、予算額もすごいんですが、対前年度の減額も5,900万円余、すごい努力されているなと思ったんですが、この内容を教えていただけますか。
西條ごみ減量・清掃事業担当参事
 大ざっぱな話としましては、収集作業の大きな金額がいわゆる雇上車の役務費に当たるわけです。これは日ごろから効率的なコスト削減ということの中で年々削減をしているわけですけれども、来年度につきましてもそういったところで、こちらの約6,000万円の減をしていると、主に雇上車の減の部分であるというふうに御理解いただきたいと思います。
こしみず委員
 となると、19年度分についてもこの削減の部分については継続してやっていくような形になっていくんですか。
遠山清掃事務所長
 本年度、17年度のごみ削減の状況、それから組み立て方、職員自体は退職不補充という形で民間活力を利用してやってございますので、そういった見合いの中で対雇い上げ経費の削減をその中で行っているということでございます。委員のお話は19年度の話になりましたので、また18年度の削減効果ないしは民間活力等の使い方、これは退職職員等の見合い等もございますので、そういった中でより一層の削減の努力をしていきたいと思ってございます。
来住委員
 同じページの164ページですが、第一線の現場の方々の苦労というのは日々見ていますので、本当に大変な御苦労だなというふうに思います。この成果指標で、まず一つは発生する集積所のトラブル解決率ということで挙げておられるんですが、どのくらいのトラブルを扱っておられるのか。集計なり集約があればちょっと教えてほしいのと、あわせて1番ですけれども、満足度調査ということで51.2から55%ということで、これは何をもってごみ収集についての満足度をはかられているんですか。
遠山清掃事務所長
 済みません、これだけだとなかなかわかりにくいので。まず1番の方からでございますが、これはある団体の集まりの中でアンケートをとってございます。具体的には町連の婦人部の総会がございますが、約300人規模でお集まりになる。そうすると、そこに集まる方々は常日ごろ実際ごみを排出する直接の方かなというので、この機会を逃してはということで、そこでアンケートをとらせていただきまして、その中でのパーセントの割合ということでございます。
 それから、集積所関係のクレームでございますが、どこからどこまでというのは難しいんですが……。済みません、ちょっと答弁保留します。
来住委員
 それを保留したまま。今の満足度の調査アンケートの数というのはわかりますか。
遠山清掃事務所長
 アンケート配付が282枚、会場で配らせていただきました。回収が236枚、回収率83.7%でございました。
主査
 どうしますか。すぐ答弁できるんですか。
遠山清掃事務所長
 ちょっとお時間をいただきたい。
主査
 じゃ、保留ということで後ほど。
 ほかにございませんね。じゃ、進行させていただきます。
 次、118ページから119ページ、予算説明書補助資料では165から166ページ、6項の区民生活部経営費、1目経営管理費につきまして質疑がございましたら。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 質疑がなければ、以上で歳出の審査は終了いたします。
 続いて、一般会計歳入につきまして一括して審査を行います。質疑に当たっては、一般会計歳入予算説明書補助資料、区民分科会分担分のページによりましてお願いいたします。
 それでは、質疑がありましたら。
若林委員
 商工会館を利用している団体が、我々も使っているわけですけれども、多少免除されているんだよね。どのくらい免除されているのだか、ちょっと教えて。
鳥井産業振興担当課長
 商工会館は、ずっとお使いになっている団体、区商連とかのことでございましょうか。
若林委員
 免除してもらっているんでしょう。
鳥井産業振興担当課長
 商工団体は事務所としてお貸ししている団体が三つございます。そのうち、中野工業産業協会と中野区商店街連合会につきましては2分の1、半額の減額ということになってございます。
来住委員
 3ページの、きのうもお聞きしたのであれなんですが、住民基本台帳カードなんですが、歳入として65歳以上が250円で500件、64歳以下が500円になりますので2,500件ということで、3,000件を見ておられるわけですね。そうしますと、いろいろ努力をしてカードの発行を伸ばしたいというふうにきのうもおっしゃっていましたが、これはそういう努力をして3,000件まで目標としたということで予算化されたということでしょうか。
榎本戸籍住民担当課長
 基本的にはそのとおりでございます。細かいことといいますか、もう少し具体的に言いますと、きのうここの細かいところまでお話ができませんでしたけれども、この根拠につきましては、今パスポートの発行というのが2年連続で伸びているというようなことがありますので、それの場合、本人確認をするわけですね。そのときはどうしても必要なわけです。そういったことで、今約1万2,000件ぐらい東京都の方では利用しているということなので、そのうちの3.6%増ぐらいが前年比というようなことで聞いておりますので、それで約四百七、八十ということでございます。それが1点。
 それから、2点目、これは数は細かくそこまでわからないのですが、法人税とか固定資産税の電子申告というようなことが18年2月からできることになっております。こういったことが通知は最近来たんですが、以前からそうなるというふうな話も聞いておりましたので、そういったこと。あと、国税や地方税の電子申告の普及あるいは自動車登録、こういったものも証明書の電子申請の増加が見込まれるというようなことで、これも通知が来ております。それから、昨日もお話ししましたけれども、中野区ではあくまでまだ予定なんですけれども、19年1月にマルチペイメント、そういったことが予定されている。
 後で申し上げましたこの3点については、一つひとつは何件というのはなかなかつかみづらいんですが、1,500件ぐらいというようなことで、先ほどの旅券の伸び、そういったことを合わせまして本年度が最終的には単純計算で1,947件になるのかなと、このままいった場合ですね。それ掛ける増加分、そういったものを見込みまして、全体で約3,900ぐらいを見込んでいるというようなことでございます。ただ、そのうち生活保護の方の申請が結構多いんです。大体十三、四%ありますので、それが約500件で、それで3,900なんですが、生保の方は免除になりますので、歳入としては大体3,500ぐらいなんですけれども、抑えぎみに見込んで約3,000、そんなような計算をしたところでございます。
来住委員
 要するに、生活保護の方を入れると3,500枚見ているということでよろしいんですか。
榎本戸籍住民担当課長
 入れると3,900。ですから、入れなければ3,500ぐらいというようなことになります。ただし、ここには3,000枚というふうになっています。その辺については歳入でございますので少な目に、抑えぎみに見ているというようなことで、3,000というふうに見たということでございます。
来住委員
 それはおかしいでしょう。そういう予算はないと思いますよ。3,500として見ているんだったら3,500計上すべきですよ。逆じゃないですか。だって、カードは逆に2年、3年分残しながら、新たな294万円も予算をつけながら、歳入は3,500と見ながら3,000しか見ないなんて、そんな予算の組み方はないでしょう。そういう予算の組み方というのは、全体的にこういう予算の組み方はするんですか。ちょっと私、そこまで今まで聞いたことがないので、私は民間の会社に議員になる前はいましたので、あり得ないですよ。予測をして、一定の目鼻をつけて、それで数字を出して組み立てていくじゃないですか。だって、3,500見ながら、何で歳入を3,000しか見ないと。何を根拠にその500は。だって、生活保護は別に見ているんでしょう。
榎本戸籍住民担当課長
 ですから、お話の中で2点目、いわゆる電子申告、そういったものはこれからやることでもございますのでなかなかつかみにくいというようなことがございます。そういったことで、ちょっと私の説明がいけなかったのかもしれませんけれども、それについては少し幅があるのかな、こんなようなことでございます。そういったことでちょっと舌足らずなところがあったんですけれども、旅券はもう大体わかっているわけですけれども、固定資産税の電子申告だとか自動車登録、それからマルチペイメントによる利用のされ方というようなところについては少し幅があるというようなことでございます。そういうようなことで御理解いただきたいと思います。
来住委員
 理解できないんですよね。要するに、在庫が5,242枚あるとおっしゃっているんですからね。だって、幾ら見積もったって、皆さん、歳入を3,000しか見ない。しかし、3,500はあるでしょうという予測をしながら、歳入には3,000しか見込んでいないと。だったら、在庫そのもので十分じゃないですか。多目に見積もったって3,500なんでしょう。それを294万円も、2,000枚分を新たに予算化するというのはおかしいじゃないですかと言っているんですよ。
榎本戸籍住民担当課長
 ですから、計上の仕方についてはきのう既にもうお話ししたことでございますので、説明としては同じようになってしまうんですけれども、執行に当たっては慎重に行いたいというようなことでございます。歳入とのバランスというようなことも当然ありますけれども、2,000枚を計上したというようなことについては、執行に当たって、十分委員の御指摘の点を踏まえた上で執行していきたいというふうに思ってございます。
来住委員
 ですから、むだを省くということもありますし、ましてや歳入でもそこまで見るんだったら、ちゃんとそれは歳入として数を入れて見るというような予算の組み方が自然ですし、担当所管としてそういう予測をしているんだったら、それは歳入としてちゃんと予算化するというような組み方をすべきです。もう繰り返しませんけれども、あるものを使わないで、新たな予算を、逆に300万円近い予算を組んで、執行の段階で慎重にやるとおっしゃいますけれども、結局これは買わずに、購入せずに不用額として残ることになるじゃないですか。だって、あるものを先に使うというのがどう考えたって当たり前ですよね、執行の仕方として。前の年、その前の年からの残りなわけですからね。それを先に使いながら、最終的なところでどう判断するかというのが出てくるわけでしょう。
 当然そういう額が、そういうものを結局残して基金に積み立てていくというような小さなことですけれども、区民から見たら大きな額ですよ。皆さんにしたら大したことないと思っていらっしゃるかもしれないけど、そういう積み重ねをもって区民の暮らしの部分を逆に私たちはどうするんですかということを申し上げているわけですよ。そういうところにやっぱり目を向けて、不要不急な部分は抑えていくという予算の組み方にしていただかなければ納得できませんよ。そういうことを強く申し上げて、もう御答弁は結構ですが、本当におかしいと思います。
高橋委員
 質問というよりか教えていただきたいんですけれども、3ページ、清掃のところの3番の動物死体処理、これは予算というか、歳入が100万ちょっとになっているんですけど、こんなに入ってくるのかなと思ったんです。これは1体処理が幾らぐらいとか、通常どういうふうな手順になるんでしょうか、ちょっと教えていただければ。
遠山清掃事務所長
 基本的には区民の方からの申告で1体について2,600円いただくんですが、そのほかに都道分については東京都から委託を受けておりますので、それも合わせた歳入という形になります。
高橋委員
 そうすると、確認なんですけれども、通常一般区民の方が、猫ちゃんでも、ワンちゃんでも亡くなられていると言うと変な表現ですけれども、引かれちゃったりとかして通報しますよね。そういうときは、道路によって、2,600円というのが、東京都の道路だったら東京都からもらうとか。通知をした人からもらうわけじゃないですよね。自己申告して、うちの飼っている動物が亡くなっちゃったから引き取ってくれますかという場合は一般申告した方からもらうとか、どういうすみ分けになっているのか。
遠山清掃事務所長
 なかなか説明があれなのでありますが、清掃事務所で動物死体を扱うということは、ある意味では廃棄物になるわけです。ですから、昨今のペットブームの場合は特別オプションでの手厚い葬儀にななるのかなと思いますが、一応それを前提といたしまして、自己敷地内で自分の飼っていたもの、あるいは折あしく流れ流れてきた場合につきましては、御申告をいただけば2,600円をいただくと。それから、通常の区道上につきましては私どもの守備範囲ではございませんので、道路管理者の方で処理していると。それから、都道については同様に区道と同じ扱いで、道路管理者である東京都が処理すべきなのですが、その部分については清掃事務所の方に委託しているということでございます。
伊東委員
 1ページの商工施設の2番、勤労福祉会館の施設使用料についてなんですけれども、ここに喫茶コーナー等ということで97万6,000円とあるんですけれども、これについてはレストランというか、喫茶店の賃借料ですか。
鳥井産業振興担当課長
 委員御指摘の部分は勤労福祉会館の1階にございますレストランの部分の行政財産使用料、いわゆる賃借料といいますか、そういったものでございます。
伊東委員
 それでお聞きしたいんですけれども、逆に歳出の方ではこの勤労福祉会館の光熱水費の項がなくて、これは施設管理費の一部は子ども家庭費へ組み替えと書いてあるからそっちに入っているのかもしれないんですが、要は雑収入でもこの喫茶コーナー等での光熱水費というのが、後を見ると見受けられないんですけど、その辺はどうなっているんでしょうか。
鳥井産業振興担当課長
 委員のお手元にございます資料で申し上げますと、7ページをお開きいただけますでしょうか。今の区民分科会分、歳入の7ページの真ん中あたりに雑入がございまして、南中野地域センターの下に3、区民施設等光熱水費負担分というのがございまして、その右の方に勤労福祉会館運営と書いてございます。勤労福祉会館のレストランの電気代や上下水道の料金につきましては、ここの部分でそのレストランからいただいているということになってございます。
伊東委員
 ごめんなさい。わかりました。
 ただ、それに対応する歳出の部分がないのは私の見落としですか。
本橋区民生活部長
 勤労福祉会館の施設の維持管理関係につきましては、女性会館の方で見るということになりますので、光熱水費もそちらで一括になります。ただ、ここの目的外使用の分は、勤労福祉会館での目的外使用というので、そこの部分では許可の方がこちらの所管ということになっていますので、こちらの雑入に入っています。ちょっと錯綜しておるんですが、こんな形になっています。
主査
 他にございませんですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 わかりました。
 済みません。さっきの答弁保留がありますね。
遠山清掃事務所長
 平成16年度、具体的にトラブルが起きまして、集積所に個別具体的にトラブルの解決に向かったという集積所数が335カ所ございます。16年度中に改善されたのが318カ所、残念ながら継続して翌年度に引き続き解決に当たっているというのが17カ所ございました。
 それから、もう1点でございますが、先ほど高橋委員の御質問に私ちょっと先走り過ぎました。補助資料3ページの分の動物死体処理というのは清掃事務所オンリーでございます。それで、一緒に説明してしまいました都道の分は7ページのところにある受託収入ということでございます。訂正させていただきます。
来住委員
 ありがとうございました。かなりの数のトラブル解決に走られているということで、本当に苦労だな、世の中がそういうふうになればなるほど苦労がふえるんだろうというふうに思います。
 要望しておきますけれども、アンケートについても1番の満足度調査、これらも300人弱のアンケートが調査基準ということですので、数値的な表示をする場合はもう少し一定の量をとって示すというような努力が必要ではないかなというふうに思いますけれども、もし御答弁があれば。
遠山清掃事務所長
 委員のおっしゃるとおりでございますので、区民の清掃事業に対するニーズといいますか、そういうものをキャッチするためにもこれを拡大していきたいと思ってございます。
主査
 ないようですので、以上で当分科会分担分についての質疑はすべて終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
来住委員
 質疑ということじゃない。部長にちょっと、きのう、きょうの分科会を通して非常に感じたんですけれども、お聞きしておきたいんですが、私の方からは住基カードの問題、きょうも再び聞かせていただきました。さらに、きょうは特に歳入部分で、3,500を本当は見ながら3,000の歳入というふうなことで低く見積もったというふうなこともおっしゃいました。
 さらに、宿泊施設については大規模改修の修繕についてもう少し精査が必要ではないか。そういう予算を組む場合に500万円という額自身もどうなのかということで、やっぱり精査をする中で予算化をしていく必要があるだろうというふうに思いました。
 さらに、環境現況調査についても、中身は別としても、前々年度の調査の結果がまだ議会にも示されていない中で新しい年度の予算を提示される、同じ調査費を計上されてくる。そういう予算審査を私たちは求められているわけですけれども、いわゆる事業部制になって、もう少し事業部として精査し、一定の調査もして、議会に付託してくるという予算の組み方に私はすべきだというふうに思います。部長として何かありましたらお答えいただきたいと思います。
本橋区民生活部長
 今お話の中で、例えば保養施設などにつきましては、運営していく中で不測の事態、予定外のものが出てきた場合にもある程度対応できるようにということでの、これまでの実績等も見ながら積算したというものでありまして、個々の想定されるものというだけでは性格上ないものですから、ある程度の枠という形での対応はしたところでございます。
 ただ、それ以外のところで、従前の予算額のままでの計上とか、あるいはまたもう少し執行の見込み等について精査した上での予算措置が必要ではないかという御指摘については、確かに私どもも今後さらに改善工夫をしていく必要があるというふうに考えております。さらに努力をしてまいります。
主査
 理事者からありませんか。
納谷環境と暮らし担当課長
 昨日の環境と暮らしの御審議の中で、2目の環境公害費、特に自動車騒音等調査の財源について伊東委員から御質問がございました。その私の答弁についてちょっと十分でなかった点がありますので、改めてきちっと正確に答弁させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 自動車騒音等の調査につきましては、騒音規制法により、またその政令により、法定受託事務としまして区が処理することとされております。いわゆる本来国または都道府県が処理する役割を区が執行しているというものでございます。そのうち、いわゆるこの法定事務は第1号法定受託事務でございまして、国が本来果たすべき役割、それを私ども区が処理している。ちなみに、第2号法定受託事務でございます。これは本来都道府県が果たすべきものを市町村または特別区が処理するとなっております。
 そのため、本事業の財源は、先ほど申しましたように、第1号法定受託事務として一般の、例えば地方の市町村であれば地方交付税制度の中で処理されているものでございます。ただ、東京都と特別区の関係、いわゆる都区制度の中では御案内のように都区財調制度がございます。この中の財政需要算定の基準の一つにこの自動車騒音等調査の項目が含まれている、このように御理解いただきたいと思います。
主査
 よろしいですか。
 それでは、なければ、以上で当分科会分担分の質疑はすべて終結したいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 御異議がありませんので、第4号議案の分担分につきましての質疑はすべて終結いたします。
 次に、意見についてですが、意見がある場合には会派名、氏名を明記しまして、明日3月8日正午までに文書で事務局へ提出するようお願いいたします。
 次回の区民分科会は明日3月8日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日予定していた日程はすべて終了いたしますが、委員から何か御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、以上で本日の区民分科会は散会いたします。御苦労さまでした。

(午後2時49分)