平成16年03月05日中野区議会予算特別委員会建設分科会
平成16年03月05日中野区議会予算特別委員会建設分科会の会議録
平成16年3月5日予算特別委員会建設分科会

中野区議会建設分科会〔平成16年3月5日〕

 

建設分科会会議記録

 

○開会日 平成16年3月5日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時01分

 

○閉会  午後3時52分

 

○出席委員(8名)

 伊東 しんじ主査

 来住 和行副主査

 はっとり幸子委員

 山崎 芳夫委員

 市川 みのる委員

 こしみず 敏明委員

 佐伯 利昭委員

 伊藤 岩男委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 環境部長・環境消費生活課長 寺部 守芳

 環境消費生活課長(環境部長事務取扱)

 資源循環推進課長 大杉 規子

 清掃事務所長 遠山 幸雄

 都市整備部長 石井 正行

 まちづくり調整担当部長 那須井 幸一

 都市計画課長 服部 敏信

 まちづくり課長 久保田 浩二

 住宅課長 高野 祐二

 指導課長 遠藤 由紀夫

 建築課長 秋元 順一

 道路課長 尾崎 孝

 交通対策課長 登 弘毅         

 公園緑地課長 大谷 則章

 

○事務局職員

 書記 荒井 勉

 書記 吉田 哲郎

 

○主査署名


○審査日程

議題

 第6号議案 平成16年度中野区一般会計予算(分担分)

 

【参  考】 平成16年予算特別委員会建設分科会分担表(予算説明書、補助資料による)

 


分科会名

       

説明書頁

補助資料頁

 

◎一般会計

 

 

 

歳入のうち、以下のもの  

 

 

 

○使用料及び手数料のうち、以下のもの

 

 

 

2.区民生活使用料   3.区営住宅

44~45

12

 

4.福祉住宅

44~45

12

 

5.区民(借上げ)住宅

44~45

13

 

6.環境リサイクルプラザ

7.清掃施設

5.都市整備使用料   1.道路占用

2.公共溝渠

44~45

44~45

46~47

46~47

13

13

15

15

 

3.自転車駐車場

46~47

15

 

4.公園

5.まちづくり事業住宅

46~47

46~47

15

16

 

1.区民生活手数料   2.清掃

           3.情報公開

52~53

52~53

22

22

 

3.保健福祉手数料   6.公害

54~55

23

 

4.都市整備手数料   1.土木

54~55

23

 

2.自転車駐車場

3.開発行為

4.建築

54~55

54~55

54~55

23~24

24

24

 

○国庫支出金のうち、以下のもの

 

 

建  設

1.区民生活費補助金  2.区営住宅

62~63

29

 

3.高齢者福祉住宅

62~63

29

 

4.区民(借上げ)住宅

62~63

29

 

 4.都市整備費補助金  1.不燃化助成

66~67

34

 

2.密集住宅市街地整備

3.街路交通調査

4.公営住宅等関連事業推進事業

66~67

66~67

66~67

34

34

34

 

○都支出金のうち、以下のもの

 

 

 

3.都市整備費負担金  1.土木負担金

72~73

39

 

1.区民生活費補助金  4.消費生活情報体制整備

           5.高齢者福祉住宅

74~75

74~75

40

40

 

6.区民(借上げ)住宅

74~75

40

 

7.家賃助成

74~75

40

 

4.都市整備費補助金  1.緊急地域雇用創出

80~81

51

 

2.福祉のまちづくり

80~81

52

 

3.不燃化助成

80~81

52

 

           4.木造住宅密集地域整備

80~81

52

 

           5.防災生活圏促進

80~81

53

 

           6.国土利用計画

           7.公園

5.都市整備費委託金  1.建設統計

           2.建築

80~81

80~81

84~85

84~85

53

53

55

55

 

○諸収入のうち、以下のもの

 

 

 

4.都市整備費貸付返還金1.駐車場整備基金

114~115

61

 

1.区民生活費受託収入  1.動物死体処理

4.都市整備費受託収入 1.掘削復旧

           2.下水道施設

116~117

116~117

116~117

61

62

62

 

5.雑入        2.高齢者アパート

124~125

64

 

3.身体障害者アパート

124~125

64

 

   11.区営住宅

124~125

65

 

12.区民(借上げ)住宅

124~125

65

 

13.まちづくり事業住宅

124~125

65

 

16.公庫融資住宅審査

124~125

65

建  設

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

22.雑入中、環境部・都市整備部所管

   のもの

126~127

66~68

歳出のうち、以下のもの

 

 

    ○区民生活費中、以下のもの

   消費生活費

   住宅費

     環境費

     地域緑化費

     ごみ減量費

     清掃事業費

 

170~171

172~173

174~175

174~175

176~177

178~179

 

141~142

145~146

148~150

151~152

153~155

156

 ○保健福祉費中、以下のもの

  環境公害費

 

210~211

 

207~208

○都市整備費

246~261

268~308

 

   ※「○○関係人件費」のうち、建設分科会で分担するものは次のとおり。

    特殊勤務手当、時間外手当等及び職員旅費


主査

 定足数に達しましたので、ただいまから建設分科会を開会いたします。

 

(午後1時01分)

 

 初めに、当分科会の審査日程及び審査の進め方についてお諮りしたいと思いますので、暫時休憩いたします。

 

(午後1時01分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後1時03分)

 

 分科会の審査日程についてお諮りいたします。予算分科会の日程は、本日を含めて3日間と予定されており、お手元の審査日程案のとおり審査すべき案件がございます。

 本日1日目は補足説明をお受けし、歳出について、区民生活費、保健福祉費のうち、環境部、都市整備部所管のものについて審査を行い、2日目は、歳出の都市整備費、その後、歳入について一括して審査、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、審査の方法についてお諮りいたします。歳出については、予算説明書補助資料のページに従って、事務事業ごとに質疑を進めたいと思います。その際、必要に応じて歳入についても質疑を行います。その後、歳入について一括して質疑を行いたいと思います。以上のような進め方で審査を行うことについて御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、さよう進めさせていただきます。

 なお、質疑は2日目に終わるように進めたいと思います。また、いずれの日にも、審査は午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願い申し上げます。

 それでは、第6号議案、平成16年度中野区一般会計予算について、分担分を議題に供します。

 最初に、環境部所管分について補足説明をお願いします。

寺部環境部長

 それでは、補足説明をさせていただきます。

 初めに、歳出から御説明いたします。現環境部の予算は、平成16年度から第3款区民生活費と第5款保健福祉費に分かれます。

 まず、予算説明書補助資料の142ページをお開きいただきます。1目消費生活費でございますが、事務事業名2の消費生活では、区民が自己の判断で良質なサービスや製品の選択ができる自立した消費者を目指すことを目標に、消費者相談、消費生活情報の収集、提供を行います。前年度より60万円余の増となってございます。これは、消費者相談の増加等に伴い、相談業務を充実するために相談員の勤務時間の拡大等によるものでございます。

 なお、計量器事前調査につきましては、隔年実施のため、16年度予算には計上してございません。

 次に、149ページ、1目環境費でございますが、事務事業名2の環境行動では、エネルギー消費の抑制、資源の有効利用などに努め、地球環境に配慮した暮らし方を進めるため、区民の環境行動指針のPRや推進を行います。また、環境リサイクルプラザにおいて、各種講座や環境行動の日の開催、環境情報の提供を行います。前年度より170万円余の減となっておりますが、これは前年度に計上いたしました低公害車普及リーフレットや環境行動指針リーフレットなどの経費の減でございます。

 次に、150ページの事務事業3のまちの美化でございます。ごみの散乱等がなく、気持ちよくきれいな環境の中で暮らせるまちづくりを目標に、まちの美化啓発とカラス対策を実施いたします。前年度より100万円余の増となっております。これは、新規で実施するカラス被害対策によるもので、一般家庭を対象とし、東京都と連携しながら、巣の撤去、ひなの捕獲等を行います。

 続きまして、154ページをお開きください。1目ごみ減量費のうち、事務事業名2の3R推進でございますが、この事業は、ごみの発生抑制、資源の再使用、再利用を実践する区民の生活スタイルが定着することを目標に、廃棄物減量等推進審議会の運営や普及啓発、東京23区清掃一部事務組合に対する分担金の支払い等を行います。前年度より1,000万円余りの減になっておりますが、これは、東京23区清掃一部事務組合に対する分担金の減が主な要因でございます。

 清掃一部事務組合の予算によりますと、23区全体の分担金は前年度に比べ約6,700万円の減でございまして、うち中野区の分担金の額は約14億2,500万円と試算されております。ただし、最終的な各区の分担金額は、平成16年4月1日現在の人口割により確定されることになっておりますので、変動要素を考慮いたしまして14億2,700万円余りを計上したものでございます。

 なお、ごみ減量企画調整では740万円余りの増となっておりますが、これはごみ減量審議会の運営にかかわる調査業務委託費の計上によるものでございます。

 次に、155ページの事務事業名3の資源回収でございます。これは、資源の回収と活用を多様に進め、ごみとして出される資源を減らすことを目標に、集団回収の支援、びん、缶やプラスチック製容器包装、乾電池、古紙、ペットボトルの回収事業を実施いたします。全体で1,930万円余の増となっておりますが、これはプラスチック製容器包装の回収事業の拡大による約2,200万円の増が要因となってございます。

 16年度につきましては、対象世帯を前年度のおよそ2倍に当たる約1万世帯で実施してまいります。また、集団回収の支援につきましては、集団回収が区民の自主的な活動であり、地域のコミュニケーションが深まるなど、すぐれた回収制度でございますので、一層の拡充を図るための経費を計上してございます。

 次に、156ページの2目清掃事業費、事務事業1の清掃事業でございます。これは、ルールに沿って分別排出されたごみが着実に収集、運搬され、きれいなまちを達成するため、区民に信頼されるごみの収集、運搬を行うことを目標に、ごみの適正排出、啓発、ごみの収集、運搬を行ってまいります。前年度より約5,000万円の減となってございますが、これは、収集車両の雇上車の台数を見直ししたことによる清掃車雇上費の減や、CNG清掃車の買いかえが15年度の4台から3台となったこと、車庫用地賃借料の見直し、15年度に行いました清掃事務所の外壁補修工事費分の減などが主な要因でございます。

 次に、飛びまして、207ページでございます。第5款保健福祉費2目環境公害費の事務事業名1の公害防止でございます。この事業は、公害から守られる区民を達成するため、大気汚染の原因となる自動車使用等への配慮とともに、工場指定作業所特定建設作業等において環境が配慮されている状況を目指し、公害等防止指導及び大気汚染防止等の啓発事業を実施いたします。前年度より57万円余の増となってございます。これは、電気自動車のバッテリー交換経費等によるものでございます。

 次に、208ページ、事務事業名2、環境調査でございます。大気汚染や河川水質等の状況について、常時監視や定期調査が行われ、区民がいつでも知ることのできる状態であることを目標にしております。大気汚染や主要幹線沿道の騒音、振動、河川の水質など、環境調査を実施します。前年度より530万円余りの減となってございます。これは、15年度の実績を勘案した自動車騒音、交通量調査委託費の削減や、15年度に購入した騒音計の経費等の減によるものでございます。

 続きまして、補助資料で関連いたします歳入につきまして、主な項目について説明をさせていただきます。こちらの方の資料でお願いいたします。建設分科会分担分の方の資料でお願いいたします。

 まず1ページをお開きいただきたいと思います。使用料の2目区民生活使用料のうち、6、環境リサイクルプラザ、7、清掃施設でございますが、これは、電柱や自動販売機に関するものの計上でございます。

 次に、3ページの手数料の1目区民生活手数料でございます。2節清掃は、負担額は2億8,086万9,000円でございまして、前年度と比較して3.2%の減でございます。収入の内訳といたしまして、事業系ごみ処理手数料が2億1,400万円余、粗大ごみ処理手数料が6,000万円余、大量排出ごみ処理手数料が470万円余、動物死体処理手数料が109万円余となってございます。

 同じく3ページの3目保健福祉手数料の6節公害につきましては、工場の設置及び変更の認可申請手数料でございます。

 次に、7ページの都支出金の都補助金、1目区民生活費補助金でございます。4節消費生活情報体制整備につきましては、東京都消費者センターとの連携にかかる経費の補助金でございます。

 次に、10ページの諸収入のうち、受託事業収入、1目区民生活費受託収入でございます。予算額は24万円で、こちらは都道上の動物死体を収集、保管、処理する際の必要経費でございまして、東京都との協定に基づいて実施をしているところでございます。

 最後に、11ページ、22節雑入でございます。CNG車の補助金でございます。これは、新エネルギー・産業技術総合開発機構の地域新エネルギー導入促進事業の補助金を14、15年度に引き続き活用することといたしまして、3台分の予算額359万1,000円を計上してございます。

 14その他につきましては、びん、缶、古紙の回収にかかる売却収入など、4,300万円余りのほか、有料コピー代や施設使用にかかる自動販売機の光熱費など50万円余となってございます。

 以上が、現環境部の歳出、歳入予算の補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

主査

 ありがとうございました。

 続いて、都市整備部所管分について補足説明をお願いします。

石井都市整備部長

 それでは続きまして、都市整備部長所管分の平成16年度予算につきまして補足説明を申し上げます。

 まず最初に、歳出につきまして御説明をいたしますが、平成16年度につきましては、区政の新たな目標体系に合わせました各部門の再編を行いました。この再編によりまして、従来都市整備部に属しておりました事業のうち、住宅課の区営住宅管理運営、それから、公園緑地課の緑化推進、それと、緑地保護につきましては、区民生活部門へ移行しております。お手元の補助資料のページ順に沿いまして御説明を申し上げたいと思います。

 まず、区民生活部への移管分でございます。補助資料145ページをお開きいただきたいと思います。区民生活費4項地域生活支援費3目住宅費でございます。住宅課からの移管分でございますが、総額7億7,326万2,000円で、区営住宅の計画修繕費の減によりまして、昨年度に比べまして2.9%の減ということでございます。

 事業メニュー1の区営住宅の管理運営でございます。これが8,043万6,000円でございますが、区営住宅として運営いたします12団地、411戸の維持管理等に要する経費でございます。計画修繕費等は減となりまして、前年度に比べまして26%の減ということでございます。

 なお、平成16年度に都営住宅の移管受け入れ1団地、21戸を予定をしておるというところでございます。

 2番目の高齢者・障害者福祉住宅の管理運営2億3,236万円でございますが、高齢者福祉住宅及び身体障害者福祉住宅の借上費と維持管理に要する経費のほか、都営シルバーピアの管理人に要する経費が含まれているというものでございます。

 次に、146ページをお開きいただきたいと思います。3の高齢者・障害者アパートの管理運営7,632万5,000円ですが、これは、高齢者アパート及び身体障害者アパートの借上費と維持管理に要する経費でございます。

 次の4区民借上住宅の管理運営でございますが、3億2,937万8,000円です。中間所得層のファミリー世帯向けに、民間の賃貸住宅を借り上げて区が運営をしております区民住宅9棟、162戸の借上費と維持管理に要する経費でございます。

 続きまして、5の住みかえ支援相談4,570万6,000円ですが、これは、区営住宅等の入居相談、区内の民間賃貸住宅から転居が必要な高齢者等の住みかえあっせん、それから、従前の家賃助成対象者への家賃等の助成にかかる経費でございます。家賃等助成対象者の減少に伴いまして、前年度に比べ16.6%の減ということでございます。

 なお、家賃等の助成につきましては、13年度から新規の家賃等の助成を廃止をしてございまして、現在の対象者につきましても、18年度末で助成を廃止するということとなってございます。

 次、7の住宅管理事務807万7,000円でございます。住宅管理システムのリプレースにかかる経費762万3,000円が増ということでございます。

 続きまして、151ページをお開きいただきたいと思います。区民生活費5項みどりと環境費2目地域緑化費でございますが、公園緑地課から移管した部分でございます。これは、152ページと合わせまして総額が1,015万円で、みどりの協定世帯数の減などによりまして、前年度に比べ8.4%の減ということになってございます。

 事務事業名1地域緑化推進437万9,000円と、事務事業名2の地域緑化保護577万1,000円の予算を計上しておるところでございます。

 以上が区民部へ移管した部分の説明でございます。

 続きまして、都市整備部の説明に移らせていただきます。飛びますが、268ページをお開きいただきたいと思います。

 268ページ、6款都市整備費でございますが、都市整備部総体で総額55億4,000万円余、前年度に比べまして8.9%の増、これは移管分を除いたものでございますが--となってございます。これの主な要因でございますが、東大附属西側道路、この道路用地取得費の計上、それから、江古田公園の復旧工事費の増加などが主な要因でございます。

 それでは、順に主なものを御説明を申し上げたいと思います。人件費につきましては総務分科会所管でございますので、省略して説明をさせていただきます。

 まず、1項都市計画費でございます。1目都市計画費と2目都市施設費を合わせまして、総額1億3,000万円余で、前年に比べ5%の減ということでございます。

 1目都市計画費の総額は1億2,000万円余でございます。271、272ページをごらんいただきたいと思います。3都市計画でございますが、1,567万円でございます。新規事業といたしましては、事業メニュー2の上鷺宮、野方、沼袋地区計画策定、それから、継続のものといたしましては、1の都市計画審議会、それから、3の建築審査会、それから、6の都市計画決定の中の用途地域の見直しに伴います経費などの内容となってございます。

 続きまして、273、274ページをごらんいただきたいと思います。2目都市施設費の総額は1,686万3,000円でございます。1の都市施設でございますが、新規事業といたしましては、1の交通バリアフリー整備構想、それから、7の既存駅周辺機能改善計画、具体的には、野方の北口開設調査委託というものでございますが、それから、拡充事業でございます。これが6の東中野駅前広場整備、この基本設計でございます。これらの経費などが主なものでございます。

 続きまして、2項の土木費でございますが、1目道路橋梁河川費と2目の交通安全対策費を合わせたものになっておりまして、総額は25億5,658万3,000円、前年に比べますと6.6%の減となっております。

 まず、道路橋梁河川費について御説明を申し上げます。道路橋梁河川費の予算は、総額で20億884万9,000円でございます。平成15年度の予算は22億1,114万7,000円でございましたので、2億229万8,000円の減ということでございます。しかし、一方では、道路の官民境界の効率的な測量事務の遂行、それから、まちづくり整備に不可欠な事業を前倒しをして予算化をいたしましたり、生活道路の整備につきましても、詰所の積極的な活用ということを図ることなどをしまして、この予算減への影響をできる限り少なくしていくような努力をしていきたいというふうに考えておるところでございます。そんな予算もこの中で反映をさせていただいたところでございます。

 276ページをお開きいただきたいと思います。2の土木管理事務でございますが、これは軽自動車の買いかえなどによりまして、前年に比べまして221万7,000円の増額となってございます。

 次に、277ページ、3の道路管理でございます。前年度に比べまして1,531万6,000円の減となってございます。これは、私道舗装等の助成費の減というものでございます。

 次に、4の道路維持でございますが、278ページになります。前年度比1億644万円の減額となってございます。これは、15年度から2カ年で工事を行ってございます。桃園跨線橋改修工事にかかる工事費の減などのほかに、橋梁の現況調査が終了したということによる減でございます。

 次に、279ページ、5の道路整備でございます。前年度比8,879万7,000円の減額ということでございます。これは、水道、それからガスなど、掘削復旧にかかる受託事業の工事費の減というものでございます。それと、道路舗装改良工事の工法の変更に伴うものでございます。また、河川改修に伴います橋の改良かけかえ等でございますが、16年度にはこの改良の対象となる橋がないため、皆減となったものでございます。

 次に、6の生活道路整備でございます。280ページになります。前年度と比べますと6,806万1,000円の減となってございます。これは、狭隘道路の拡幅整備の工事費の減というものでございます。

 それから、281ページ、7道路境界でございます。これは、前年度と比べますと2,956万8,000円の増となってございます。これは、懸案となってございました公共基準点の整備を早期に完了するため増額をしたものでございます。

 以上、2項土木費1目道路橋梁河川費の概要でございます。

 次に、2目の交通安全対策費に入らせていただきます。283ページから287ページでございますが、交通安全対策費の総額といたしましては、5億4,773万4,000円で、前年度と比べますと2,082万4,000円、4%の増となってございます。これは、緊急地域雇用創出特別補助金の604万4,000円の増額に伴います支出の増、自転車等駐車整理区画の新設、新規事業といたしまして、地域交通整備などによるものでございます。

 なお、自転車等駐車整理区画は、落合駅において4月からの開設予定ということで予定をしておるところでございます。また、地域交通整備では、上鷺宮、それから、鷺宮地域のバスなどの新たな交通手段の導入検討というための調査費を計上しておるところでございます。

 続きまして、3項公園緑地費に入らせていただきます。公園緑地費は総額で9億3,422万1,000円となってございまして、前年に比べますと8.8%の増となってございます。

 289ページをごらんいただきたいと思います。1目公園緑地費の事務事業名2公園緑地管理事務につきましては、前年度に比べまして89万1,000円の減となってございます。

 次に、290ページの事務事業名3公園整備につきましては、前年度に比べまして9,491万円の増額となってございます。これは、(仮称)北部防災公園の設計調査費と、江古田公園復旧工事費の増額によるものでございます。

 続きまして、291ページ、事務事業名4公園管理でございます。前年度に比べますと5,015万8,000円の減となってございます。これは、維持補修工事費と、それから清掃除草費の減、これが主な内容でございます。

 次に、292ページ、事務事業名5緑地計画でございます。807万円を計上しておりますが、このうち800万円につきましては、屋上緑化の推進を図るため庁舎の屋上へ見本園を開設するための経費でございます。

 次に、293ページ、事務事業名6の緊急地域雇用創出でございます。これは、前年度に引き続きまして、公園内の清掃除草委託費としたものでございます。

 それから、続きまして4項建築住宅費でございます。総額が4億1,783万5,000円で、前年度に比べますと25.7%の増ということでございます。

 なお、建築住宅費につきましては、現在の建築課業務、それから指導課の住居表示、それから、道路調査等業務及び住宅課の住宅の整備、計画、それから住まいづくり支援、こういったものの業務を合わせた分野ということで、16年度から執行していくというものでございます。

 294ページ並びに295ページをお開きいただきたいと思います。1目建築住宅費、2の建築住宅管理事務167万7,000円でございますが、これは建築住宅分野の管理事務経費でございます。

 次に、296、297ページをお開きいただきたいと思います。3の住環境でございますが、これは現在の指導課と住宅課の事業メニューでございまして、981万5,000円でございます。7番、分譲マンション支援8万3,000円でございますが、これは分譲マンションの適正管理、建てかえの相談、及び情報提供等の経費でございます。16年度につきましては、新規にマンション管理セミナーの開催を予定をしてございます。

 9の住宅の整備誘導、557万7,000円でございますが、これは区が管理する住宅の整備に関する方針、それから計画等の策定、民間との協働によります多様で良質な住宅の整備誘導に関する調査、検討等、それから、のがた苑建物購入経費の償還にかかる経費でございます。16年度は公営住宅ストック総合活用計画策定にかかる委託経費が減ということでなってございます。

 それから、298、299ページでございます。4の建築行政でございますが、現在の建築課の事業メニューでございまして、1,968万2,000円でございます。2の建築確認申請31万9,000円でございますが、法令に基づく建築確認申請書の受付等の事務経費となってございます。それから、188万2,000円を減額してございます部分でございますが、用途地域の改正にあわせまして、日影規制の改正を行ったことによる日影図の作成にかかる委託経費が減となったものでございます。

 次に、5の定期報告制度33万8,000円でございます。建築基準法に基づきまして、所有者等から定期的に報告されます特殊建築物の調査または検査結果の受付業務の委託経費でございます。前年に比べますと53万円の減となってございます。これは、15年度は対象が共同住宅であったものが、16年度につきましては複合建築物ということになるために、対象件数が減少したことに伴うというものでございます。

 次に、7の耐震補強支援でございます。これが1,785万6,000円、新規の事業メニューでございまして、木造住宅等にかかる相談、それから、耐震診断及び補強工事等の総合的な耐震支援の実施にかかる経費でございます。

 以上が、建築住宅費の歳出の概要でございます。

 続きまして、5項の地区整備費でございます。1目地域まちづくり費、2目中野駅周辺整備費、3目の西武新宿線沿線まちづくり費を合わせまして、総額が14億4,784万4,000円となってございます。前年と比べますと84.2%の増ということでございます。

 1目地域まちづくり費でございます。総額が13億9,355万4,000円で、前年に比べますと80.8%の増となってございます。

 302、303ページをお開きいただきたいと思います。3のまちづくり事業11億9,275万1,000円でございます。まちづくり事業は、従来の国や東京都の補助制度による分類の仕方から、区民の方々にわかりやすいよう事務事業実施の対象地区による分類に変更をいたしました。各事業メニューに沿って御説明をいたします。

 まず1番の南台四丁目地区整備でございますが、これは、木造住宅が密集している市街地を改善し、防災性や住環境の向上を図るもので、地区計画道路の整備、それから、木造賃貸住宅の建てかえ助成や利子補給などの経費を計上してございます。

 二つ目の平和の森公園周辺地区整備でございます。地区計画道路の整備、それから、木造賃貸住宅の建てかえ助成などのほかに、建築物の不燃化を促進するための耐火建築物への建てかえ助成の経費も計上しております。

 3番目の南台一、二丁目、弥生町地区整備でございますが、同じく地区計画道路の整備、木造賃貸住宅の建てかえ助成、それから、建築物の不燃化を促進するための耐火建築物への建てかえ助成などのほかに、東大の西側道路拡幅のための用地取得、それから、樹木移植工事並びに道路の実施設計の経費などを計上をしております。この結果、5億3,773万6,000円の大幅な伸びとなったものでございます。

 四つ目の環状7号線中野地区整備でございますが、建築物の不燃化を促進するための耐火建築物への建てかえに助成するための経費ということでございます。

 5番目、まちづくり事業住宅等管理でございますが、これはまちづくり事業住宅(リライフ南台)の管理運営、また中野坂上の地下通路、まちづくり事業用地の管理といったことに要する経費ということでございます。

 続きまして、304ページでございますが、4の建築紛争予防調整、これが240万3,000円でございます。これは、建築紛争調停委員会の運営経費が主なものということでございます。

 次に、2目の中野駅周辺整備でございます。総額3,500万円で、前年と比べますと133.3%の増ということになってございます。

 305ページをお開きいただきたいと思います。これは、中野駅周辺整備でございまして、中野駅周辺まちづくり計画に基づき、警察大学校の跡地等地区、それから、南口の公社住宅を含みます中野二丁目地区のまちづくり事業を推進するため、各地区の地区計画案の作成等を行う経費ということでございます。

 次に、3目西武新宿線沿線まちづくり費でございます。総額1,929万円でございます。

 次に、306ページでございます。1の西武新宿線沿線まちづくりでございますが、区、それから東京都、西武鉄道、この3者によります西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策検討会におきまして、立体交差化の検討を行うとともに、沿線まちづくりの基本構想策定に向けました調査、それから地元の勉強会の支援を行う経費ということでございます。

 最後に、6項都市整備部経営費、それから、1目の経営管理費でございますが、総額4,887万4,000円でございます。

 それから、308ページでございますが、このうち人件費以外のものといたしまして、2の企画調整事務等がございますが、主に都市整備部全体の総合調整を図るための予算、決算、それから議会対応等の事務費というものでございます。これが都市整備費の歳出の概要でございます。

 続きまして、歳入の説明に入らせていただきます。別冊の補助資料をお開きいただきたいと思います。まず1ページでございます。

 12款使用料及び手数料1項使用料2目の区民生活使用料でございますが、3節区営住宅、4節福祉住宅、5節区民借上住宅でございます。これは、それぞれの住宅にかかる使用料収入というものでございます。

 2ページに移ります。12款使用料及び手数料1項の使用料5目都市整備使用料1節道路占用でございます。予算額が4億4,554万9,000円でございまして、前年度に比べますと6,044万3,000円の増となってございます。これは、ガス、電力、それから通信関係等にかかる占用料というものでございまして、増額の要因は、本定例会におきまして御審議をいただきます占用料の改定によるというものでございます。

 それから、3節自転車駐車場でございます。2億1,109万円で、前年度と比較をいたしますと1,876万5,000円増ということでございます。これは、自転車駐車場の利用率の向上といいますか、利用率のアップによるものでございます。特に中野駅周辺の自転車駐車場に限らず、全般的に増加の傾向にあるということでございます。

 次に、4節公園でございますが、予算額は436万1,000円で、テレビ局等の撮影等にかかります公園占用料が主なものということでございます。

 5節まちづくり事業住宅、これは住宅にかかる使用料収入というものでございます。

 3ページに移ります。2項手数料1目区民生活手数料3節の情報公開でございますが、これは、標識設置届の公開に伴う手数料でございます。15年度は、総務部の情報公開に含まれておりました関係で、区民生活手数料に予算化されておりますが、16年度早々に歳入科目の新設を行いまして、4目都市整備手数料5節情報公開に変更をいたしたいと考えておるところでございます。

 次に、4目の都市整備手数料でございます。2節自転車駐車場でございます。予算額は9,906万5,000円でございます。前年度と比べますと195万7,000円の増額になってございます。これは、自転車の放置状況の改善に伴いまして、撤去台数が減少したということから減となってございます。

 それから、4ページに入ります。4節建築でございます。予算額は2,174万1,000円で、15年度より904万4,000円の減となってございます。これは、民間の指定確認検査機関での建築確認件数が増加をしたこと、つまり、役所の方に確認申請を出される方が減ってきたということでございます。それから、中間検査及び完了検査につきましても減額をしてございます。

 それから、5ページに入ります。13款国庫支出金2項国庫補助金1目区民生活費補助金2節区営住宅でございます。公営住宅ストック活用計画に基づくスロープの設置に対します国の補助でございます。3節の高齢者福祉住宅、これは、近傍同種家賃と入居者負担額の差額に対する補助というものでございます。4節区民借上住宅でございますが、入居者の所得に応じた家賃減額費用に対する国の補助というものでございます。

 次に、4目都市整備費補助金1節不燃化助成でございます。平和の森公園周辺地区、それから、環状7号線中野地区で行っております建築物不燃化促進事業に対する国の補助金というものでございます。

 2節の密集住宅市街地整備、これは住環境整備と防災性向上を目指し、平和の森公園周辺地区、南台四丁目地区及び一、二丁目地区で行っております木造賃貸住宅地区整備促進事業、これに対する国の補助金というものでございます。

 6ページでございます。3節街路交通調査でございますが、これは、西武新宿線沿線まちづくり調査委託に対する国の補助金というものでございます。

 それから、4節の公営住宅等関連事業推進事業でございますけれども、予算額275万円ということでございます。これは、歳出の建築住宅費の建築行政、7の耐震補強支援事業、これに対する国の補助金ということでございます。

 7ページに移りますが、14款都支出金1項都負担金3目都市整備費負担金1節土木負担金でございます。6,300万円を計上しております。公園整備事業負担金といたしまして、江古田公園の復旧費負担金というものでございます。

 続きまして、2項都補助金1目区民生活費補助金5節高齢者福祉住宅でございます。近傍同種家賃と福祉住宅入居負担基準額の差額から国庫補助金を引いた額に対する補助、それから、東京都シルバーピア事業補助金交付要綱に基づいた管理人の報酬、家賃補助にかかる補助というものでございます。

 続きまして、6節区民借上住宅、入居者の所得に応じた家賃減額費用のうち、国庫補助を除いた額に対する補助というものでございます。

 7節家賃助成でございますが、高齢者世帯、障害者世帯、ひとり親家庭の住みかえ住宅の家賃の一部、契約更新料の一部に対する補助というものでございます。

 8ページになりますが、4目都市整備費補助金でございます。1節緊急雇用創出でございますが、これは平成14年度から16年度までの3カ年交付される補助金でございます。放置自転車防止強化事業に6,049万4,000円、それから、公園美化事業に2,911万6,000円、合わせまして8,961万円を計上したというものでございます。

 8ページに入りまして、14款都支出金2項都補助金4目2節福祉のまちづくりでございます。これは、歩道の段差解消、それから、公園改良のバリアフリー化整備について補助されるものでございまして、2,020万6,000円を計上してございます。3節不燃化助成でございます。これは平和の森、それから環状7号線等の建築物不燃化促進事業に対する都の補助金というものでございます。

 4節の木造住宅密集地域整備でございますが、木造賃貸住宅地区整備促進事業に対します都の補助金というものでございます。

 9ページに入ります。5節防災生活圏促進でございます。これは、幹線道路沿道や広域防災拠点周辺の不燃化等によりまして、逃げないで済む防災ブロックの形成を目指し、南台、弥生町地区で行っております防災生活圏促進事業に対する都の補助金ということでございます。

 6節の国土利用計画でございます。これは、法に基づく届け出の経由事務経費というものでございます。

 7節公園でございますが、(仮称)北部防災公園実施設計委託の都市計画交付金281万8,000円を計上しておるところでございます。

 10ページの19款諸収入7項雑入5目雑入、この2節高齢者アパートから11ページにかけての13節まちづくり事業住宅までは、入居者の住宅に入られる方の各種負担金、それから共益費などでございます。

 11ページでございますが、最後に16節の公庫融資住宅審査でございますが、住宅金融公庫から受託をしております審査及び検査業務にかかわる事務費というものでございます。

 以上が歳入の説明でございます。御審議のほどよろしくお願いをいたします。

主査

 ありがとうございました。それでは、質疑に入りますが、質疑及び応答は、記録の関係もありますので、できるだけゆっくりとお願いいたします。また、資料を用いるときは、資料番号をはっきりとおっしゃっていただくようお願いいたします。

 なお、分担表にお示ししてありますように、職員人件費のうち、特殊勤務手当、時間外手当、職員旅費以外につきましては、総務分科会の分担となっておりますので、念のために申し添えておきます。

 それでは、これより質疑を行います。予算説明書補助資料の141ページ、地域生活支援関係人件費等について質疑ございますでしょうか。ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは進行します。

 続きまして、142ページ、消費生活費のうちの事業名、消費生活、そちらにつきまして質疑ございますでしょうか。

はっとり委員

 消費生活費のところで、消費者相談、それから、事業メニューとして消費生活情報の収集、提供とありますが、これまであった消費者団体活動支援ということが特に書かれておりませんけれども、このあたりについては、来年度どのようにお考えでしょうか。

寺部環境部長

 今回事業メニューとしてこのようにまとめておりますけれども、予算的には一般的な管理事務費等がそれぞれ入っておりまして、項目として消費者活動団体支援という、そういうメニューの出し方はしておりませんが、予算的には変更はございません。

 それから、実際の活動支援につきましても、現在行っている活動支援を継続して行っていきますので、その部分について変更はございません。

はっとり委員

 そうすると、消費者団体が主催する学習会などへの講師の派遣ですとか、そういうものも継続をされるということでしょうか。

寺部環境部長

 そのとおりでございます。

はっとり委員

 今他区に比べれば、中野区の場合は、特に消費者団体への支援ということでは、財政的な面では、もう本当に少なくなっていると思います。私はただ、ばらまきになるよりは、そうした団体の自立支援ということでの区の取り組みということが求められると思いますし、そういう形でぜひこれからもやっていっていただきたいというふうに思います。ですから、これまでのような講師派遣あるいは講座への取り組み支援というようなところでも、今後とも継続した形での取り組みをお願いしたいと思います。これは要望としてお願いしたいと思います。

 それから、消費者団体との共同の事業ということについては、来年度何かお考えでしょうか。

寺部環境部長

 現在行っていますフリーマーケット等いろいろあるかと思いますけれども、来年度どういう事業を具体的に組んでいくのか、消費者団体は消費者団体としての来年度の取り組みもあるかと思いますので、そういったところを連携しながら考えてまいりたいというふうに思います。

はっとり委員

 昨年の外部評価のところで、消費者保護行政と、それから環境保全の行政との今年度一緒になった取り組みについての指摘があったと思いますけれども、来年度、それをまた分けて行われるということですけれども、その辺の外部評価委員の指摘を受けて区としてどのような議論をされて、来年度取り組みをされるのかその辺をお伺いしたいと思います。

寺部環境部長

 環境リサイクルプラザと消費者センター、二つの施設を一つの建物で運営していたという中で、その両施設の効果的な運営が課題として、縦割りではないかという課題の中で、総合した運営ができないかということで、環境消費生活課として両施設を所管したという経過があったわけでございますけれども、今回目標体系を考えたときに、消費生活の行政と、それから環境行政との整合性といいますか、区が仕事するに当たっての目標体系を考えたときには、少しずれるところがあるんじゃないかということを感じておりました。

 その部分を行政評価の第三者委員の方々も素朴に指摘をされました。私どもも目標体系を考える中で同様な判断をしておりましたので、目標体系としては別、組織的にも施設としては別であろうというふうに思っておりますが、ただ、建物として一つの施設の中で、消費者団体、環境団体、グループ等の支援という面では、同じ施設を有効活用していただきたい。重なる事業もあるかと思っていますので、そういうところの実質上の有効性を持った事業展開あるいは館の運営というのができるんじゃないか。そういう意味では、事務室を2階に一緒にしたというメリットを生かして来年度は進めていきたいというふうに考えております。

主査

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、進行いたします。

 続きまして、資料ページ145ページ、146ページ、住宅費のうちの区営住宅管理運営等について御審議をお願いします。質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 資料ページ148ページ、環境費のうちの1、みどりと環境関係人件費等について質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 続きまして、ページは149ページ、2番の環境行動について質疑ございますでしょうか。

はっとり委員

 環境行動推進のところで、中野区環境基本計画の進行管理を行うとありますけれども、これは具体的にどのような取り組みをされるのでしょうか。

寺部環境部長

 区の環境基本計画に書かれております事業は幾つかありますが、そういった事業の進捗状況を把握するというのが一つあろうかと思います。具体的に個々の部門にわたるものでありますが、現在、来年度から目標と成果による区政運営ということを掲げておりまして、その中で目標というものを示して、成果指標等も掲げてやっていきますので、そういったあたりの進行管理が主なことになろうかなというふうに思っております。

はっとり委員

 昨年度の決算のときの私の総括質疑の中で、ISO14001については、私も今の中野区の財政状況を考えれば、大きな経費をかけてとることはないという考えでおりますし、区もそのような御答弁をされたと思います。この基本計画の中には、ISO14001の取得ということも入っておりますが、その点について、とらなくても環境目標あるいは環境管理ということでできることはたくさんあるだろうと思います。

 環境を考えて行動する人をつくるということでいろいろ取り組まれていると思いますけれども、それはそれで、大変重要なことですし、いいんですが、区民が対象という事業がほとんどで、区の庁内あるいは職員を対象にした取り組みというものがほとんどなくなっているんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。

寺部環境部長

 確かにそういった面があろうかなという気はしております。例えば昨年行ったものですと、省エネルギーの夏の間の呼びかけですとか、グリーン購入の推進とか、そういったことをやっているわけですけれども、各職場で身近にできる省エネ、省資源ということもあるわけでございますので、そういったところの具体的に目に見える形で数字的にあらわせるような、例えば庁内のごみが減ったとか、そういったことが目に見えるような形での取り組みを示してやっていく必要があるのかなというふうに思っています。御指摘の点、弱いところがあるということは承知しておりますので、頑張っていきたいと思います。

はっとり委員

 昨年度、私も指摘したんですけれども、エコ推進員という制度があるんですけれども、なかなかそれが十分機能していない。会議があっても、そこに参加をされる職員も少ないというようなことがあったと思います。そういう状況の中で、職員を対象にしたもの、それから、区役所あるいはいろいろな公共施設がありますけれども、そうしたところを対象にした取り組み、環境保全ということに向けた、具体的に言えばエネルギー消費の抑制あるいは資源の有効活用だと思いますけれども、そうした取り組みがだからこそ必要だというふうに思うんです。なかなか会議にも出られないという意識がそこまでいっていないのかもしれませんし、そうしたことを解消していくためにも、しっかりした職員向けの、あるいはこの庁舎内での取り組みが私は重要だというふうに思っております。

 本当に細かいこと、お金をかけないでできることはたくさんあると思いますし、そうしたことをきちんと目標を持って管理をしていくということをぜひ来年度取り組んでいただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

寺部環境部長

 確かに会議を開いて呼びかけをして何かしましょうと言っても、なかなか難しいというのが現実だと思います。具体的にどういうことをすれば、何が目に見えた形であらわれるかというあたりをよく考えて進めないと、聞いて終わりということも多くなってしまいますので、やり方を工夫する必要があるのかなというふうに思っております。そういったことを踏まえながら考えていきたいと思います。

はっとり委員

 環境リサイクルプラザの運営について伺います。環境リサイクルプラザの運営というところでは、予算はほとんどが施設の維持管理ということで、その他ソフト面で言えば、162万円余という本当に少ない金額になっております。そうした大変な状況の中で、環境を考え行動する人をふやしていくということでいろいろ取り組みが行われております。

 環境行動の日というのが、毎年6月だったでしょうか、開催されておりまして、私も毎回参加をいたしておりますけれども、この環境行動の日の中身ですが、区民と共同してということで実行委員会がつくられて、その中で行われておりますけれども、この辺ですけれども、毎回毎回同じような内容の取り組みを毎年続けていくということではなくて、もっと時代に合わせたといいますか、あるいはもっと地の利というような問題も超えた、区民がたくさん集まるような取り組みというのが必要ではないかというふうに思うんですけれども、そのあたりについては来年度以降今後について、どのようにお考えなのかお尋ねをします。

寺部環境部長

 環境行動の日、私は実は昨年初めて出てみたわけですけれども、過去の実績といいますか、実施の内容を振り返って見てみますと、毎年少しずつ進歩といいますか、拡大をしてきているなという気がしております。特にここ2年ぐらい、最初のころと比べれば、大分充実してきているのかなというふうな思いを持っています。

 ああうい行動の日という行事を企画をして、実行委員会という形でいろいろ企画してアイデアを出していただいて、役所が考えるよりははるかに多様性のあるアイデアが出るんじゃないかと思っていますけれども、実際に、区民の皆様が来ていただけるような企画、これを考えていく必要があるのかな。PRしてもなかなか来ていただけない。チラシを見て魅力を感じられないというようなものではなかなかあれですので、お客様が関心を持って、行ってみようかなと思うような企画を区民とともに考えていきたいというふうに思います。

はっとり委員

 あと1点、区民の環境行動指針というものが昨年つくられたというふうに伺っています。これは、区民の皆さんが参加をしてつくられたということですけれども、来年度、このPRと推進ということが予算書に書かれておりますが、これはPRとか推進について、具体的にはどのようにされるんでしょうか。

寺部環境部長

 その指針といいますものは、どちらかというと、当たり前というと変ですけれども、身近に簡単にできることがほとんどでございます。これをどういうふうにPRしていくか。確かにチラシを配ったり、パンフレットをたくさんつくって配るというのも方法としてあるかもしれませんが、そういう形で従来はやってきたと思います。今回、今年度から考えておりますのは、その指針をつくってくださった区民の皆様たちの中で、自分たちで広げていこうという動きがございましたので、それを尊重いたしまして、各地域に出かけていきながら、自分たちで広げていくという活動をやり始めておりますので、そういった活動を区としても十分支援しながら、実質的に参加してくれる人がふえていくようなそういった取り組みに力を入れていきたいというふうに考えております。

はっとり委員

 この問題に限らず、中野区の場合はいろいろな施策のPRというのが余り上手じゃないなというのを感じています。ぜひこうした取り組みを区民に任せてしまうということではなくて、区としてのコーディネーター役としての役割というのはきちんとあると思いますので、ぜひその辺を踏まえた上での取り組みをお願いしたいと思います。これは要望としてお願いします。

主査

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑なければ、進行いたします。

 150ページ、事務事業名3まちの美化について質疑ございますでしょうか。

はっとり委員

 まちの美化啓発については、昨年外部評価委員会からは、街頭啓発等の取り組みが効率的な面で問題というか、指摘をされていたと思いますけれども、工夫が必要なのではないかというようなことが指摘されていたと思います。今回、また街頭啓発、同じような事業メニューというふうにも見えるんですが、そうした外部評価委員の指摘を踏まえた上で、来年度はどのような取り組みをされるのでしょうか。

寺部環境部長

 予算的には、20万円そこそこということで、実際の費用としては、啓発のグッズみたいな、あるいは印刷物等ということで、費用的にはそれほどかけないといいますか、かけることができないんですけれども、そういった中で、本当にまちをきれいにしていくという取り組みというのは、区役所の職員だけが頑張っていてもできないことだというふうに思います。地域の人たちと一緒にやっていくような活動、それをしっかりやっていかないと、本当のまちの美化というのはできないかなというふうに思っております。そういった意味では、区民も入れた美化活動というのができるような仕掛けといいますか、そんなことをやっていきたいなというふうに思っております。

はっとり委員

 確かに啓発資材ということで、来年度も20万円余ということで、その金額は少ないかもしれませんけれども、街頭啓発活動にかかわる職員もかなり多いわけですよね。職員の人件費ということも考えれば、そんなにこれにはお金をかけていないというふうには言えないんじゃないかなというふうに思っています。効率ということも難しい面もあります。一概に効率ということで片づけられない面もあると思いますけれども、その辺をきちんと踏まえた上で、この事業をぜひやっていただきたいというふうに思います。

山崎委員

 カラスは待望の予算化になったんですけれども、今まで対象ではなかった事業ですので、もうちょっと詳しくお聞かせをいただきたいと思います。撤去そのものは委託でやられるんだと思うんです。委託費なんかについても聞かせていただきたい。

 というのは、これは今まで個人でやっていたんです。巣の場所にもよりますけれども、おおむね大体5万円ぐらいはかかったんです。そういう面からしますと、今回100万円の予算をつけられたんですが、30件は難しいのかななんていうのもありまして、その辺についての御説明を少しいただきたいんですが、いかがでしょうか。

寺部環境部長

 カラスでございますけれども、今年度まで区の方に御連絡等があった場合は、東京都が予算をつけてやっておりましたものですから、東京都の方に御紹介をして、そちらでとっていただくということをやってきております。それが大体30件ぐらいございました。もちろん、それだけでは実際問題として需要に満たせないということがございますので、中野区としても取り組みたいということで今回予算を計上いたしました。

 内訳といいますか、巣の撤去は恐らく3万円弱で1件できる。これは見積もりをいただいたりしていますけれども、ただ、高所のものについては、今委員の御指摘のような4万円とか5万円とかいうのもあろうかと思います。

 それから、ひなの処理といいますか、落下したひなとか、ひなの処分といいますか、その取り扱いもありまして、それは1件1,000円ぐらいでできます。東京都もことしは継続するということですので、その30件と、これは見込みですが、それと区の30件で大体60件ぐらいはできそうかなというふうに思っておりますので、この予算で何とかいけるというふうに思っております。

山崎委員

 わかりました。それで、ひなの1匹になるのかな、1,000円のお話もいただいたんですが、これは、落下ひなの捕獲となっているんです。巣の中にひながいたらどうなのかなとか、卵だったらやってくれないのかなとか、細かいことなんですが、いかがでしょうか。

寺部環境部長

 卵の処分も考えております。それから、ひなについては、落ちているものと、それから中にいる場合、両方とも考えております。

山崎委員

 これで最後にしますが、神社、お寺、これが家庭の対象になるのかならないのかという見解をひとつお聞かせをいただきたいのと、巣づくりというのは、ある程度時期的な問題がございまして、これから予算審議をして予算化になってという段取りにはなるんでしょうが、PRの方法も工夫をしないと、ある意味では秋口なんてやっても意味がないということなので、PRについてのお考えについて、2点お聞かせをいただいて終わりたいと思います。

寺部環境部長

 カラスが巣をつくる時期というのは当然限られておりますので、それを先手を打った工夫を打っていきたいというふうに思っています。つくり始めたら、洗濯屋さんの針金でとってしまうというのが一番いいわけですので、そういった点を強調するPRをしていきたいというふうに思っております。

 それから、神社仏閣ですけれども、今回私どもが考えている対象は、一般家庭、神社を含めて、通行人等あるいは子どもたちに危害を加える状況がある場合に限っております。ですから、そういう状況がなくて、一般の家庭でとってくださいと言われても、これはお断りする。公費を使ってやりますので、危害を及ぼしている状況を判断してやります。

はっとり委員

 今ようやくという山崎委員の質問の後で、大変質問しにくいんですけれども、今部長の御答弁で、カラスの巣の撤去というよりも、巣をつくる前の段階での防止という面からの取り組みをされるということでした。今回、ごみ集積所のネットの配布ということは、これは全く行われないんでしょうか。予算書の中にはありませんけれども、その辺はいかがでしょうか。

遠山清掃事務所長

 予算化されてございます。

はっとり委員

 カラスとごみ問題に関する調査報告書というのが、昨年中野区環境モニターによる報告書というのが出されているんですけれども、この中では、カラス問題に関しては、集積所のごみの分別がしっかりできていれば、ほとんどカラスが来ないというような報告がされております。そうした実態、私なんかも、山崎委員が先ほど言われたような状況、大きな木も回りにないものですから、そういうことを知らないのかもしれませんし、あるいはカラスに何か威嚇されたり、何か問題が起きたということが区内でもいろいろあるんで皆さん心配されているんだろうとは思うんですけれども、この後、後のごみの清掃事業のところでお聞きしたいこととこの問題とあわせて質問したいんですけれども、それはどういうふうにしたらよろしいでしょうか。

主査

 カラス対策という関連ですか。

はっとり委員

 はい。

主査

 休憩させていただきます。

 

(午後2時17分)

 

主査

 では、開会いたします。

 

(午後2時18分)

 

 休憩中に確認させていただきましが、はっとり委員の質疑は後程行っていただきます。

 他に質疑はございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 151ページ、目としましては地域緑化費の事務事業名1の地域緑化推進につきまして質疑ございますか。

はっとり委員

 屋上緑化助成ということで予算が200万円つけられていますが、予算を伺った段階で、区のこの庁舎の屋上にモデル事業を行うということで御説明があったと思います。そこと屋上緑化と、それから壁面緑化のモデル事業の助成ということで、この辺についてのPRをどのようにされていくんでしょうか。

大谷公園緑地課長

 まず、屋上緑化を直接区民の方に助成するということよりも、まず、屋上緑化というものを皆さんに見ていただく、あるいは理解していただくということで、啓発事業の一環として見本市をつくったり、あるいはモデルの壁面緑化を行うということでございます。

はっとり委員

 そのPRをどういうふうにされていくのか。

大谷公園緑地課長

 このPRにつきましては、区報とか、あるいはホームページに載載したり、あるいは地域センター等にパンフレットを配ったり、そういう方向でPRしていきたいと思っております。

はっとり委員

 ぜひPRをしっかりとやっていただきたいというふうに思います。

 それから、2のみどりの協定ですが、これは事業者とのみどりの協定ということで予算が1万円ですがつけられています。これまでみどりの協定のこの事業について取り組んでいらしたと思いますが、その中での問題点、課題についてお伺いしたいと思います。

大谷公園緑地課長

 みどりの協定につきましては、現在7団体と協定を結びまして事業を進めているところでございます。これにつきまして、協定がなかなか進まないという理由もあるわけですけれども、その理由というのが、一つは、御近所同士の10戸以上というそういう規定がありまして、そういうところでちょっと戸数が多過ぎるのかなということもありまして、今後この戸数をもっと下げられるかどうかということを含めて、条例改正等を検討していきたいと考えております。

はっとり委員

 戸数が10戸でしたか、まとまるということになると、今の社会的な状況とか地域の状況を考えると、なかなか難しい面があるのかなというふうに思います。事業者とのみどりの協定をこれから進めていくというお考えのようですけれども、そうした中での取り組みのこれまでももちろんされてきたと思いますけれども、その点での対象が事業者ということに限っての課題についてはいかがでしょうか。

大谷公園緑地課長

 一つは、この地域でみどりを何とかふやして育てようという機運があるかどうかということが一番重要な課題かと思います。我々の方も、地域をわたっていろいろ啓発事業等は日ごろやっているわけですけれども、なかなか地域でそれをまとめてくれる方がいないというのが現状でございます。そういうことで、機会あるごとに、こういうことをPRしながら、区民の方と一体となって取り組んでいきたいという考えでございます。

はっとり委員

 区民は区に対してみどりをふやせという要望はたくさんありますけれども、今の状況の中ではなかなか難しい面もあるだろうというふうに思います。そうした中では、区だけの取り組みということではなくて、本当に私有地も含めて区民の皆さんに協力をしていただくということがこれから非常に大事なことだと思いますので、ぜひその辺、先ほど条例改正ということもおっしゃっていましたけれども、なるべく取り組みやすい状況、環境をつくった上で、この取り組みをぜひ進めていただきたいというふうに思います。これは要望としてお伝えしておきます。

こしみず委員

 生け垣等の助成事業で、ここで16年度は何件ぐらい想定されていらっしゃるんですか。

大谷公園緑地課長

 生け垣設置でございますけれども、予定としましては、150メートルですか、ちょっと件数という表示ではなくて、私の方では延長ということで、16年度は年間大体150メートルということでございます。

こしみず委員

 150メートルというのは、補助資料に書いてあるから私もわかっているんですけれども、単純に計算すると、1件の要するに生け垣の塀の長さが10メートルとすれば15件ぐらいなのかなと思って、でも、区としては、公園緑地課としては、件数はどのぐらい予定されているのかなと聞いたんです。

大谷公園緑地課長

 先ほど申しましたように、大体10件程度ということでございます。

こしみず委員

 それで、本当にみどりの件については非常に大切な部分なんですけれども、生け垣を助成して、きちんとブロック塀とか危ないところから安全な部分にみどりをふやして変えていただく。非常にすばらしいことなんですけれども、一つの難点については、これが1年で繁茂する植木と、二、三年たたないと歩行者の邪魔になるような箇所も、年数によってはずっとふえてくるような状況があるんです。これは、区の方が設置したときに、しっかりと年数を当然データとして持っていると思うんです。夏のときに、もうそろそろ繁茂して歩行者の安全を妨げるような、繁茂するような状況であれば、きちんと指導なりそこのお宅の方に連絡していただいて植木の剪定をしてもらわないと、いつまでも区民の方から、ここは何で剪定しないのか、危ないじゃないか、見通しが悪いじゃないかということを区の方に言われて初めて動く場合が多々あると思うんです。実際に私たちも地域の中でそんな相談を受ける機会が多いんですけれども、こういう場合には、区の方は植木の剪定の件については、巡回みたいなものはされるんでしょうか。

大谷公園緑地課長

 生け垣には生け垣設置の場合と、生け垣保護指定したところの助成があるわけですけれども、生け垣の助成ということで、これは毎年当然金を出しているわけですから、これについては我々もそれに対していろいろ条件あるいは注意あるいはちゃんと管理するようにということはできるわけですけれども、1回設置補助したものについては、基本的には言いづらい面もあるというのが実情でございます。

 ただ、区はせっかく補助をしているということもありまして、今後、そういう道路上に出っ張ってくるとか、あるいはいろいろ支障が出てくるということであれば、その所有者、管理者に注意を促していきたいということでございます。

山崎委員

 屋上緑化助成等というところなんですが、壁面緑化のモデル事業も含めて、これは単価というのか、平米幾らでどういう助成なのか、簡単でいいんですが、おおむねわかりますでしょうか。

大谷公園緑地課長

 まだ具体的に壁面緑化の単価はこれから検討したいということで、今回予算に200万円ということで載っていますけれども、これはあくまでも助成でありまして、大体5件ぐらい、40万円ぐらいの限度でいきたいなということでございます。

 ただ、どれぐらいかかるかというものにつきましては、植物の種類とか、はわせる補助剤、どういう形でやるかとか、あるいはどうするのか、プランタンに乗っけて下から生やすのか、上からつるすのか、いろいろな条件があるものですから、その点を勘案しないと、ここでは今のところ単価はどれぐらいかということは言えない状況でございます。

山崎委員

 そういうことなんだろうと思うんだよね。緑化をしたい、壁面もしたいし、協力したいし、自分でもお金も払ってやりたいけれども、わからないというのが現実なんです。そういう面での指導だとかツタでやるとどうなんだとかいうようなことは、お金の部分だけではなくて、する予定はあるんでしょうか。

大谷公園緑地課長

 この事業が区民生活部門に移るということでございますけれども、我々もそういうことに対する技術的な支援、あるいはどれぐらいかかるかという単価の調査とか、そういうことを含めて、今後区民生活部門の方にこういう情報を提供しながら考えていきたいと考えております。

山崎委員

 これは要望なんですが、そうした緑化によって壁面を覆って、ヒートアイランド化だとかそういうものを防止するという考え方なんだろうけれども、直接公園緑地課とは関係ないんですが、昨今の新聞を読むと、断熱効果というのかな、屋上なんかもそうだし、屋上ばかりの温度が上がることを抑えることばかりに集中していたけれども、屋上だけやる場合は結局は5分の1でしかないわけだよね。北側はないにしても、壁面の温度が上がらないための対策というのは、もちろん緑化も含めて、かなりの技術革新があるというふうに聞いているんです。

 そういう面も含めて、適切な指導をお願いをしたいというのが一つと、それから、今でもやられているのかもしれませんが、そうした緑化をした人に補助金としてお金を差し上げて、緑化を促進をするというのも一つの考え方だろうとは思いますが、新規に新しく建物を建てられる人については、容積率の緩和なんていうのも考えているとか、しているとかいうことを聞いたことがあるんですが、やられているんだったら、そういうことも詳しくお聞かせをしたいし、やられていないとしたら、お金をあげるんではなくて、規制を緩和をすることで、そういう事業が区民に幅広く、環境を壊さない程度に広がるようなお考えはないのか。2点、いかがでしょうか。

秋元建築課長

 今委員がおっしゃられたように、外壁緑化、屋上緑化、これにつきましては、非常に熱効率がよろしい。そういったことから、推進をしていかなければならない、そういう考えに立ってございます。それで、今検討しておりますのは、新築の建物について、総合設計制度という容積率を緩和したり割り増し容積率を認めるといった制度がございまして、そういった制度を利用できないかということで検討してまいりました。今度の常任委員会で、その総合設計制度の改正につきまして、緑化を含めた改正を行いますので、その御報告をさせていただきたいというふうに思っております。

はっとり委員

 中野区のみどりの基本計画が策定されて、今どのようになっているんでしょうか。

大谷公園緑地課長

 みどりの基本計画をたしか平成13年3月策定したわけでございますけれども、この計画の推進のためにということで、区民の推進体制の充実とか、あるいは区民との協働、あるいは国、都との連携ということで、一緒にお互いに協働あるいは知恵を絞り合いながら、パートナーとなって、そういう計画を着実に進めていくということをうたってございます。これらに対しましては、庁内でみどりの推進会議の関係課長で集まる会をつくりまして、ここで学校等のビオトープとか、あるいは緑化の生け垣とかあるいは保護樹林とか樹木とか、どれぐらい指定が済んだかとか、そういうものをチェックし合いながら、今後もっと推進していくための話し合いもしているという状況でございます。

はっとり委員

 そういう取り組みの中で、計画の点検とか評価ということも行っていらしたんでしょうか。

大谷公園緑地課長

 具体的に数字を示しながら、点検とか検証はしてございませんけれども、ただ、当然こういう基本計画というものがあるわけですから、これに沿ったような形の成果を上げなくちゃいけないということで、個々に目標に向かって取り組むように、公園緑地課の方が主体となって協力を呼びかけているというところでございます。

はっとり委員

 これを策定段階では、なかなか新しいデータで調査をしてつくったということではなかったと思います。いろいろ財政状況もあって、当時もいろいろ議論があった中で、それはいたし方なかった面もあるとは思いますけれども、それをつくったからには、進行管理というものをきちんとしながら進めていくということが大変大事だろうと思います。今後については、どのようにお考えでしょうか。

大谷公園緑地課長

 一つは、中野のみどりも指定樹林とか樹木、生け垣とあるわけですけれども、開発でどんどん減ってきているという実態でございます。それに対して、みどりを我々もふやそうという面から、例えば商業地区とかそういう商業が混在しているところは、なかなかみどりのオープンスペースもないということであれば、屋上緑化、あるいはベランダ緑化、壁面緑化というものを強化していくしかないだろうということで、17年度に向けて、本格的に取り組みたい意向で考えているところでございます。

はっとり委員

 なかなか本当に大変な状況だろうと思いますけれども、前回98年に緑被率をたしか中野区で調査をしていると思います。その前の92年の段階で、私もいつもいろいろなところで言うんですけれども、たった6年間で東京ドームのフィールド部分の30個部分が失われたことになる。そういう計算になるという当時の細岡公園緑地課長がおっしゃっていましたけれども、そういう状況も、これから98年からで5年もたっているわけで、その間の開発、今課長がおっしゃったように、さまざまな開発の中で失われてきたみどりというのは多いだろうというふうに思うんです。

 今の都市化というところでは、本当にいたし方ない面もあるとは思いますけれども、ぜひ今後に向けて頑張っていただきたいというふうに思います。

大谷公園緑地課長

 緑化だけは行政が幾ら頑張ってもどうしようもないという面があるわけですけれども、一つは、大規模な開発をする業者、あるいは都営住宅とか公共的なところでの事業者に対して、極力我々もみどりを残す、あるいはどうしても残せなかったら移植して回りに植えるという方向で指導していきたい。あるいは協力していってもらいたいという方向で進めたいと思っております。

主査

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 152ページ、事務事業名2地域緑地保護について質疑ございますか。

はっとり委員

 花とみどりの祭典のところで、昨年に比べて、経費、予算はかなり少なくなっているんではないかと思うんですけれども、こういう経費の削減によって受ける影響といいますか、どのようなことになっているんでしょうか。

大谷公園緑地課長

 こういうイベントというのは、これは区民が自主的に取り組むということで、区の方もある程度の支援をするわけですけれども、我々の方は主催者の方には、自分たちで何とかその辺の経費を見出してくれないかということで、工夫あるいは何らかの知恵、あるいは協力することによって人件費等も節約するということで、自分たちで直接やろうという方向でいったらどうかということで、実行委員会等で話し合っているところでございます。

主査

 他に質疑ございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 進行いたします。153ページ、ごみ減量費の1番、ごみ減量関係人件費等について質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 進行します。154ページ、2番3R推進について質疑ございますか。

はっとり委員

 ごみゼロ都市中野ということで、さまざまなところで使われていて、ごみゼロ、ごみゼロというふうに言うんですが、昨年の外部評価委員会の指摘でも、ごみゼロという内容とか意味が不明確ではないかというような指摘があったというふうに思います。中野区として、そうした点について、明確に規定すべきではないかというふうに思いますけれども、そのあたりのお考えをお伺いしたいと思います。

大杉資源循環推進課長

 確かに御指摘のとおりだと思っておりまして、先日開かれました廃棄物減量等推進審議会の席上でもその意見が出まして、中野区の目指すごみゼロとは何なのかということについて、区として検討して明らかにしていきたいと思っております。

はっとり委員

 それから、審議会運営にかかる調査業務委託というのが今回735万円でしょうか、かなり大きな金額がありますけれども、その業務委託の内容についてお伺いします。

大杉資源循環推進課長

 今具体的に考えておりますのは、1点がごみの組成調査で、中野区のごみにどんなものが含まれているのかといったことをまず一つ調査したいと思っております。もう1点は、区民のごみ減量についての意識調査でございまして、ごみ減量についてのこれを無作為抽出のような形でアンケート調査をできればと考えております。

 そのほか、これはまだ検討しておりませんけれども、同じように事業者に対するアンケート調査ですとか、それから、もう少し排出の家族構成と出されるごみの関係がわかるような調査ですとか、そういったものも場合によってはやっていきたいと思っております。

はっとり委員

 この調査に区民が当事者としてかかわっていくということが非常に大事かなと思うんですけれども、区民のかかわりということで、その辺についてはどのようにお考えですか。

大杉資源循環推進課長

 まず1点としまして、今回組成調査とごみ減量の意識調査につきましては、調査項目について、区民も参加していただいております減量等の推進審議会でも項目を諮りまして、御意見をいただいた上で調査をしたいと思っております。

はっとり委員

 そういうこともそうなんですけれども、調査そのものに区民がかかわっていくというのは、よくいろいろなところで市民団体の人たちが、自分たちでごみの組成調査をやる。自分たちが出したごみの中身がどうなのかというようなことを自分たちでやるというケースはたくさんあるんですけれども、そうしたことによって、自分たちのごみの出し方ということへの反省も生まれるというようなことがあって、非常に有効だというふうに言われているんですが、そうした形でできないかなと思っていたものですから、今質問させていただいたんですけれども、特に中野区としては、そういう形ではなくて、調査会社に委託をしてやるという理解でよろしいでしょうか。

大杉資源循環推進課長

 ここにつきましては、委託しての形を考えております。

はっとり委員

 ごみの発生抑制とか、ごみ出しマナー等についての普及啓発ということがこの予算書に書かれているんですけれども、これまでも同じように続けてこられたと思いますが、これも外部評価委員会からの指摘で、小学生だけではなくて、中学生や高校生にも、例えばポスターの依頼ですか、そういうのもやるべきではないかというような指摘もあったんですけれども、その普及啓発については、来年度はどのようにお考えでしょうか。

大杉資源循環推進課長

 来年度につきましては、行政評価で指摘のございましたポスター等の啓発は、なるべく広く呼びかけて継続していきたいと思っております。

 そのほか、現在ごみの減量講座としまして、依頼がありましたら出前講座ということで講師が出向いて講演などをしておりますけれども、それに加えまして、例えば保健所でやっています離乳食講座ですとか、そういったところに出向きまして、時間をいただいての啓発というのを続けていきたいと思っております。

はっとり委員

 あと生ごみの資源化に関する検討を行うとありますけれども、生ごみの資源化ということでは大変難しい問題がいろいろあるだろうというふうに思います。そうした課題も含めて、どのような検討をされるのかお考えを伺いたいと思います。

大杉資源循環推進課長

 まだこちらにつきましては、実際調査を委託してという形ではございませんけれども、例えば生ごみについてのさまざまな区民の方がグループで取り組んでいるような方策がありますので、そういうところの情報の収集ですとか、あと他区で取り組んでいる状況、そういったものの情報収集から入っていきたいと思っております。

山崎委員

 ごみの23区の一部清掃事務組合への分担金の話なんですが、これは14億2,781万円ということなんですが、このまま文章を読みますと、ある区もない区も分担金という観点からすると、全く同じなんだろうなという思いがしますが、そうは言っても、それぞれここのところ石原都知事の発言なんかで問題になっていますけれども、分担金のあり方についても区長会でいろいろ問題になっていて、人口割で不公平感を是正をしようではないかというようなことになっているそうなんですが、人口割と一言に言っても、夜間も昼間人口もあるでしょうし、人口の年齢別の組成なんていうのもあるでしょうし、さまざま考え方が難しくあると思うんだけれども、分担金をどのような形である意味で決められてしまうのか。簡単に仕組みだけ教えてくれますか。

大杉資源循環推進課長

 分担金につきましては、清掃一部事務組合で必要とされています予算額の総額をその年の4月1日現在の23区の人口の中でその区の占める人口割合に基づいて案分された数字から支払っております。

山崎委員

 その辺のところまでは私たちも新聞等でわかるんですが、それから先、人口割だけでは不公平ではないかというようなことで、都政新報なんかを読みますと、助役会に加盟して、ごみの量なんかについても少し考えていくべきだよと、人口が多くても工夫をして、先ほどはっとり委員が質問なさっていましたけれども、住民自治として、分別もするし、ごみ量の排出が少なくなっている区と、そうでない区を分けていただきたいというような声もあるやに聞いているんです。その辺は現状は人口割というようなことなのかな。だから、16年度の予算はそういうことになっているのかもしれませんが、今後の見通しということで、ごみの量についての検討なんかもなされているんでしょうか。

大杉資源循環推進課長

 お話しのとおり、今現在、助役会、部長会、課長会等で、ごみの量に基づいた分担金のあり方について、今後具体的な検討を行っていくということになっております。現在、ごみの量の把握というのが、これまで23区、東京都がやってきました経緯がありまして、各区から正式に、特に事業者が一般廃棄物処理業者に委託して収集している分の正式な量が把握できない状況でございまして、一体それがどういった数字で把握できるのかというような技術的な検討から入らなければならないものですから、その方法を今検討しているようなということでございます。

山崎委員

 そうすると、そのとおりだなと聞かせていただいて、なかなか把握しにくいだろうなと思います。それに関連して、昨今の住民運動の中には、先ほどもおっしゃっていたけれども、ごみの質なんかについても、ちゃんと調査をして、そういうような負担のあり方なんかについても、量、人口、ごみの質なんかについても、そういう思いで陳情なさっているグループだとかお考えの人たちが、日曜か何かでも陳情に来るんですが、さまざまに議論がある中で、ごみの質についてはもっと難しいだろうと。量については、今課長がおっしゃったように、何とか工夫をすればということの見解があるんですが、毎回同じような質にもならないし、さりとてごみの質について、やればそれだけいいに決まっているんだしというようなことで、非常に物議を醸し出している部分もあるんですが、その辺の清掃一部事務組合の見解はいかがでしょうか。

大杉資源循環推進課長

 ごみの質についての何か基づいての負担ですとか、そういった議論があるというのはまだ聞いてございません。

主査

 他に質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 155ページ、3資源回収について質疑ございますか。

はっとり委員

 今定例会でも、集団回収への支援ということではいろいろ議論があったところです。来年度、また予算が多くなってということで、それはそれでいいんですけれども、一方で、例えばペットボトルの回収などで、まだまだこういう面での取り組みの強化ということも必要だろうというふうに思います。それが成果指標としての資源化率アップということにつながっていくんだろうというふうに思うんですけれども、そうしたペットボトルの回収、今コンビニなどの店頭回収ということが行われておりますけれども、こうしたペットボトルの回収というところでの区の事業者への働きかけというのは、年間を通してどのように行われているんでしょうか。

遠山清掃事務所長

 ペットボトルは、御案内のとおり、販売事業者の協力で店頭回収というのを行ってございます。これにつきましては、23区課長会でリサイクル部門という部会をつくってございまして、そこの代表が毎年、例えばコンビニの代表者と意見交換をしながら協力を要請しているというのが実態でございます。

はっとり委員

 本当に中野区の場合は、清掃工場の中止ということもあって、他区に比べてもしっかりとごみ減量ということを進めていかなければならないというふうに思います。そのためにも、資源化率を上げていくということが大変重要な中野区の課題だろうというふうに思いますし、そこに向けて、新たな資源の回収ということで、資源の品目をふやすということについては、来年度、特にありませんけれども、そういう品目をふやすということについての課題はどのように認識をされているんでしょうか。

大杉資源循環推進課長

 品目としては現在やっているもので、ただ、今後すぐに取り組めるかどうかは別としまして、生ごみの資源化というのが一つ大きな課題なのかなと思ってございます。

伊藤(岩)委員

 古紙なんですが、今までも何回も質問が出ておりますけれども、他区ではいろいろ施策を講じておりますし、まちの中でも、この問題、要するに古紙の盗難の問題なんですけれども、出されているんです。今年、中野区では何か考えていますか。

遠山清掃事務所長

 ただいま委員の御質問は、本会議の一般質問でも、多数の議員から御質問があったと認識してございます。これにつきましては、区長、それから部長も答弁してございますが、条例化に向けて今詰めを行っているというところでございます。

伊藤(岩)委員

 その条例化という見通しはどのような考えですか。

遠山清掃事務所長

 確定したことは現段階では申せませんが、1定には間に合わなかったものですから、できるだけ早くということを考えてございます。

佐伯委員

 総括のときにもお聞きしたんですけれども、その延長線なんですけれども、プラスチック製容器包装の回収拡充、これは今年度の予定を教えてください。

大杉資源循環推進課長

 今年度につきましては、まず全体として今年度は25トンの回収ということで事業を行ってございましたが、これを100トンぐらい、また世帯規模も、今年度は5,600世帯ぐらいでしたのを約1万世帯に拡大して実施したいと思っております。また、今年度につきましては、容器包装リサイクル法のルートに乗せてやってみたいと考えております。

佐伯委員

 期間とか範囲とか、もちろん、今年やった地域は入るということなんですけれども、拡充する範囲というのはどの辺の範囲になってくるんでしょう。

大杉資源循環推進課長

 まだ拡充の範囲というのは確定しておりませんので、今後詳細について決定していきたいと思っております。

佐伯委員

 期間は……。

大杉資源循環推進課長

 期間につきましても、今後詳細を決めていきたいと思っております。

佐伯委員

 それは、あくまでも試行ということですけれども、本格実施に向けたあくまでも取り組みという理解でいいんでしょうか。

大杉資源循環推進課長

 あくまでも本格実施を視野に入れた取り組みと考えております。

佐伯委員

 というのは、地域にしてみれば、去年9月から11までやって、来年度は、また7月から10月とか、一定の期間やるわけでしょう。ことし3カ月やって、来年度3カ月やって、再来年度、一体どうなっちゃうんだろうと。試行試行で、地域は実験場ではないですから、ちゃんとした本格実施に向けてやってもらわないと、実施する地域としてはなかなか納得できないところがあります。ですから、これは平成17年度から本格実施をやるんだというようなそういう意思を持ってやってもらえるのかどうか、そこなんですけれども……。

大杉資源循環推進課長

 確かに不安定な状況で、地域の方、どうなっているんだというお話が出るというのも思っておりますので、あくまでもまた期限を切って終わってしまうというのではなくて、今の御指摘いただいたように、今後本格実施に向けての取り組みという形での期間の設定にしたいと考えております。

佐伯委員

 だから、総括で言ったんです。地域の人と話をしましたかと。地域にしてみれば、3カ月やりました。9月から11月までやって、12月からお休みで、また新年度になったら、また7月からやって、10月で終わって、またお休みになってといったら、一体何をやっているんだろうということになっちゃうんです。それは素朴な率直な実施している地域の声だと思います。

 今正規のルートに乗ったという方法、今年度と来年度の違いというのは、どういうふうな違いが出てくるんでしょう。

大杉資源循環推進課長

 主な違いといたしましては、今年度は再商品化まですべて区の委託という形で行いましたけれども、来年度につきましては、収集、運搬、圧縮、一時保管までは区の経費でやりまして、その先の再商品化につきましては、事業者の負担で行うというところが大きな違いでございます。

佐伯委員

 圧縮したところから処理するところまではリサイクル協会がやるというような認識でいいわけですね。では、運搬して圧縮するところまで区の役割ということで今回はいいわけですね。

大杉資源循環推進課長

 そのとおりでございます。

佐伯委員

 それともう一つ、ことしの4月から、ペットボトルを再びペットボトルに再生できるという、そういうリサイクルが始まるということも聞いたんですけれども、それについて何か情報があれば教えてください。

大杉資源循環推進課長

 そういう技術が開発されたというのは、新聞報道等で存じております。

主査

 冒頭にお諮りしましたように、3時の休憩をとりたいと思います。

 

(午後2時59分)

 

主査

 それでは、分科会を再開いたします。

 

(午後3時16分)

 

 資料155ページ、3、資源回収についての質疑を続行いたします。

 最初に清掃事務所長。

遠山清掃事務所長

 先ほど佐伯委員の方からペット・トゥー・ペットにつきまして御質問等がございました。うちの方で調べてみましたら、平成15年度、容リ法にのっとってペットボトルを出しているわけですが、中野から排出されるものはテイジンが落札しておりまして、すでにペット・トゥー・ペットが行われているという情報がございましたので、報告いたします。

佐伯委員

 たまたま、今控室帰ったら、きょうの都政新報で足立区が、来年度から川崎にできる工場でペット・トゥー・ペットというんですか、それによると大幅なコスト削減ができるというような記事がたまたま出ていたんですけれども、今までの経費で倍できるんだというようなこともここに書いてあるんですけれど、ということは今後、こういう工場というのはやはり早い者勝ちになってくると思うんですよね。やはりペットボトルも再処理していくんだという方針に立てるのかどうか、この間も総括で言いましたけれども、ペットボトルの生産自体が悪いんだから、そういうものはなくしていかなきゃいけないんだという姿勢に立つのか、今、国連見たって国際会議見たって、みんなペットボトル置いてやってますよ。やはりある程度、こういったものが再処理されるということで、一つの産業の活性化にもつながるわけじゃないですか。これはやっちゃだめだ、あれはやっちゃだめだと言っていることによって産業の活性化というものも阻んでいる部分てあると思うんで、どういう姿勢に立っていくのかということをお聞きしたいんですけれど。

遠山清掃事務所長

 今、委員の御発言は、大変示唆に富んだお話かと思います。確かに今、私どもは容リ法という法律にのっとりまして、そのルートに乗せて、先ほどお話しさせていただきましたのは、その中で容リ協会が落札をしたのがテイジンで、ペット・トゥー・ペットが行われているということですが、今、足立の例をお話しなさいましたが、詳細については私も承知してございませんが、例えば今年度施行いたしました容リ対象のプランにつきましては、今年度は容リ法に乗せない、次年度以降はそのような計画を持ってございますが、ある意味では選択肢が広がるといいますか、容リ協会に任せればいいということではないという、いろいろな見方ができる。そういったことでは、より選択が幅広くできる可能性が出てきているのかなというふうには認識してございます。

はっとり委員

 成果指標のところで、不燃ごみ中のびん・缶の割合という項目がありますけれども、これについても、先ほどの資源回収の課題というところでお伺いしたんですが、資源回収と活用ということで、違う資源の指標も考えられるんじゃないだろうかというような指摘もあったように思います。そのことについて、先ほど生ごみのお話もありましたけれども、今後についてどのようにお考えかお尋ねします。

大杉資源循環推進課長

 行政評価でも、不燃ごみの中のびん、缶の割合だけを取り出すのはどうかという御意見もありましたので、ちょっと今後、この指標、例えばびん、缶だけではなくて、資源化できるものの割合ですとか、そういった形、ちょっと指標についてはもう一度見直したいと思っております。

来住委員

 ちょっと関連してお聞きしておきたいんですけれども、プラスチック製の容器包装回収拡充というところなんですが、もう少し具体的に、新年度、弥生町五丁目町会での拡充といいますか、この回収事業が行われるという話を町会の方からも伺っているんですけれども、ここでの具体的な話し合いという、地域に対する説明はどのようになっていますか。

大杉資源循環推進課長

 まだこちらについては予算の審議中ですので、具体的に来年度についてはお話はしてはございません。

来住委員

 町会、役員さんレベルの話ということになるんですけれども、弥生町五丁目をモデル的な地域としての話というのは、まだされてないということですか。事前のそういう区としての考えみたいなことを、このプラスチック製容器包装の回収の新たな地域としては、お話はなさってないですか。

大杉資源循環推進課長

 10月の区長のヒアリングが終わった段階で、来年度についてなど区報に掲載された段階で、私どもとしましては、来年度も地域を拡大して、期間も延長してやりたいということで、区長までのヒアリングが終わりましたと。これからこれについて予算をされますという形でのお話をしております。期間の拡大ということですので、こちらとしては今ある地域を含めて拡大したいということで、区長までのヒアリングが終わったという段階で、一度報告をしているところでございます。

来住委員

 そうしますと、弥生町五丁目については、それ以上の話ではないということでよろしいんですか。ここを地域の一つとして、この回収事業をこちらで進めていきたいということでの考えでお話をされているということではないということでよろしいですか。

大杉資源循環推進課長

 もう一度繰り返しになりますけれども、現在の地域を含めて期間を拡大したいということで考えてまして、そういう考えで予算案を計上していると。予算が通りましたらまた改めてお話しに伺いますというような形でのお話はしてございます。

来住委員

 いろいろとお声が届いてますのでね、十分な説明なり、今後のまちに対する話し合いが必要だろうということをお願いしておきます。

 2番のびん、缶の回収ですが、それと古紙の回収で、歳入との関係なんですけれども、ちょっとよくわからないので。歳入の11ページのその他のところの、雑入のびん、缶、古紙に係る売却収入等というのは、こことの関係でよろしいんでしょうかね。数字的には。

大杉資源循環推進課長

 こちらの11ページにあります、びん、缶、古紙の回収に係る売却収入等というのは、こちらにあります、びん、缶、古紙の行政回収に係る売却収入ということでございます。

来住委員

 ここでは、びん、缶、古紙ということで一緒になっているんですけれども、これは4,300万円余ですけれども、この中身の振り分けはできますか。

大杉資源循環推進課長

 びん、缶の売却収入につきましては、2,568万8,000円でございます。

遠山清掃事務所長

 歳入ということですので、古紙回収に係る売却収入につきましては、1,700万円余でございます。

来住委員

 その、びん、缶の回収業務の委託費なんですけれども、委託費等で2億4,400万円ということで、前年度の対比で一つは280万円ということで増加しているわけですけれども、これがどこの部分で増加しているのかというのが1点。

 それから、この回収業務の委託の業者、この委託費ですね、これはどういうような委託費の支払いになっているんでしょうか。言うならば、量による委託になるのか、年間で競争なりの入札で委託業者を選定をするということになるのか、あわせて、これに関係する業者というのは何業者ぐらいいらっしゃるのか、まとめてお聞きしておきたいと思います。

大杉資源循環推進課長

 びん、缶の回収につきましては、区内4事業者からなります中野区リサイクル協同組合というところに委託をしてございます。今回の予算につきましては、1日あたり平日単価・休日単価を設定いたしまして、それぞれ実稼働日を掛ける形で経費を計上しているところでございます。

 今回、増になっている要素といたしましては、一つには、今まで休業にしておりましたお盆の時期につきましても回収をするということを検討しておりまして、その分の予算が増になっている大きな原因かと思われます。それともう一つは、江古田のストックヤードが来年度廃止されますので、その分のストックというか、ほかの経費をこの回収、民間の業者の敷地を利用することになっておりまして、その分が回収の経費の中に含まれてきたという部分が増の要素と思われます。

遠山清掃事務所長

 古紙の部分につきましても、今のびん、缶と同様に、中野区リサイクル協同組合に委託をしてございます。その協同組合のメンバーの中の紙問屋をいたしているところが現実的には受け入れをしている。そして、売却の単価につきましては、古紙等の市場に応じた形で3カ月ごとに見直しをしながら売却をしております。

主査

 他に質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 156ページ、清掃事業費のうちの事業名称1、清掃事業について、質疑ございますか。

はっとり委員

 ごみの適正排出啓発のところの、ふれあい指導の内容についてお伺いします。

遠山清掃事務所長

 私ども、集積所の指導ということで、ふれあい指導という言葉を、当時の清掃局時代からその言葉を引き続き使ってございます。大きく分けまして、日常の収集現場で収集職員が、相手がいわゆるルールを守らないで出した人で、なおかつ特定できる場合に、日常の収集業務の中で指導させていただくというのが一つと、それから指導班というチームを組んでございまして、人数は7名体制でございますが、それで日常の収集業務の中ではなかなかすんなり行かないといいますか、話が大きくなる、こじれるといったような場合は、その指導班が出向きましていろいろと啓発等を行っているという実態でございます。

はっとり委員

 今年度、前年に比べて100万円余多くなっておりますけれども、これはどういう使い方といいますか、ふれあい指導の内容について何か変わっているんでしょうか。

遠山清掃事務所長

 指導の中身云々といいますか、そういうことよりも、ベースとなるいわゆる集積所情報等の資料作成とか、その他に使う金額というふうに考えてございます。

はっとり委員

 先ほどのカラスの問題とも関係してくるんですけれども、このふれあい指導が徹底されることによって、ごみの分別という、ここで成果指標の中に取り入れられている位置に含めて、十分できていくというふうにはならないんでしょうか。

遠山清掃事務所長

 私どもの集積所をめぐるいろいろな御相談、トラブルの苦情等がございますが、なかなか一筋縄ではいかないといいますか、清掃事務所を介して指導してくれというケースが多うございます。また、多くの方はルールどおりに出しているんだけれども、一部の人が守らないので、その方と一緒は嫌だとかですね、そういったことで集積所の分割等のリクエストがあったり、御案内のとおり、分割すればするほど、人、物、金がふえていく話でございますので、その辺は出向きまして御事情を聞き、私どもで仲介の労を通らせていただいていることですが、なかなか代表的なところでは、やはり共同住宅の部分が件数的には多いのかなと思っております。それで、委員の御質問ですが、なかなか難しいところありますが、その解決を目指して頑張っているというところが現状でございます。

はっとり委員

 私なんか、このカラス対策の東京都の取り組みという、去年からの取り組みはもちろん知っておりますけれども、落下ヒナの捕獲を行う、これは一般家庭対象ということで、なかなか区内でもそういう被害に遭われている方があるのかもしれませんし、私の知らないところでの問題もいろいろあるのかなというふうにも思いますけれども、やはり落下ヒナの捕獲とかカラスの巣の撤去という、本当に緊急避難的な意味では、こういうことも必要なのかなということもよく理解できるんですけれども、やはりその前に、人間のありようといいますか、ごみの出し方というところで、しっかりとやっていくということが先決だろうというふうに思います。ぜひ、先ほどの部長の答弁もありましたけれども、十分ネットの配付をする、今使われてないところにはこちらから声かけをして使っていただくような――管理の問題ももちろんあって、なかなか使えないという事情もあろうかと思いますけれども、そういうことも含めて、カラス対策ということも十分に気をつけながら行っていただきたいなというふうに思います。これは要望としてお願いしたいと思います。

遠山清掃事務所長

 先ほどのはっとり委員の100万円につきましての回答で、補足をさせていただきます。

 地図情報等の消耗品等で使うということもそうなのですが、防鳥ネット50万円分がこちらに含まれております。といいますのは、前々年度、この防鳥ネットにつきましてはかなり力を入れてやりまして、その残った分も現実的にはございましたので、昨年度防鳥ネットの分はゼロでございましたので、この分につきましては来年度50万円を見込んでいるというのが含まれてございます。

主査

 他に質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 資料207ページ、環境公害費のうち事務事業名1、公害防止について、質疑ございますか。

 

〔「なし」「進行」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 進行いたします。

 資料208ページ、事務事業名2、環境調査について質疑ありますか。

はっとり委員

 成果指標のところで環境基準達成項目数というのがあって、14年度の実績が5件、それから15年度の見込みが7件で、来年度16年度は9件ということで数字があるんですけれども、この基準達成項目というのは、ここに書いてあるどれなんでしょうか。

寺部環境部長

 基準の項目ですけれども、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、二酸化硫黄、オキシダント濃度、それからあと水質で5点ほどあります。合わせて9項目ということです。

はっとり委員

 目標が9項目になってますよね、来年度の。今達成しているものを先ほど伺ったんですけれども。

寺部環境部長

 ちょっと答弁保留を……。

主査

 答弁保留ということで、他に質疑ございますか。

来住委員

 大気汚染、特に車の大気汚染の測定が、沿道の方々を初め、中野区のいろいろな住民の皆さんが、それぞれ地域センター等の住区関係でもやられたりということが行われていると思うんですが、どのくらいの地域で簡易測定といいますか、カプセルで行う測定がありますけれども、どの地域――箇所でいいですけれども、箇所数で言うとどのくらいの箇所で行われているのかという、区内の箇所数がわかれば、まずお聞きしたいと思います。

寺部環境部長

 答弁保留をさせてください。

主査

 答弁保留ということで、他に。

来住委員

 それでは関連してお聞きしておきます。

 私の知る限りでは、私も東中野を中心として幾つかのところをお聞きしているんですが、特に山手通りの沿道の方々が、毎年、本町、それから東中野にかけて2つぐらいのグループがやっていらっしゃるように思っています。何を言いたいかといいますと、まず1点ですけれども、このマイナスになっている530万円余のマイナスは、委託関係のところでことしの現状に見合いということなのかなと思うんですが、これは(1)から(7)までありますけれども、場所や箇所数や回数などについては今年度と変わらないということでよろしいんでしょうか。

寺部環境部長

 そのとおりでございます。

来住委員

 先ほど申し上げましたように、いろいろな地域で自主的に取り組まれている区民の皆さんの系統的なデータを、区としても、もちろん自主的なものですからなかなか難しい関係あろうかと思うんですけれども、少なくとも環境リサイクル化の関係で、一つ集約をしてデータ化をしていく、それの援助といいますかね、区がやるかという問題はありますけれども、そういう区民の皆さんの自主的に取り組まれているのを応援して、中野区内の全体の――点在しているとは思うんですけれども、幹線道路以外の住宅地での調査というのもやられているようですので、そういうものを集約していくような支援といいますか、援助といいますか、そういうものは必要ではないかと思うんですが、それが行われているのか、今後そういう点についてはどのようにお考えかお聞きしておきたいと思います。

寺部環境部長

 基本的に環境基準に関します現況調査というものは、現在行っている形での調査が区としての公式調査だというふうに思っております。住民の方が住民運動として、あるいは活動としてなさる調査は、それはそれとして意義があるとは思っておりますけれども、必ずしもそれに公費でもって調査費を支出するというのは、どちらかというと、これからはもうそういう時代ではないんじゃないかなというふうに思っております。自主的な活動として支援はいたしますけれども、調査そのものの経費に係る部分についてまで、すべて負担するというのは、少し見直した方がいいんじゃないかなというふうに思っているところでございます。

来住委員

 全くの誤解で、そういうことを言っているんではないんですよね、何も。自主的なものですから、それぞれのグループで自主的にやってもらえばいいと思っているんですが、ただ、そのデータがそれぞれにばらばらに存在しているわけです。確かに区の正式なデータというのは、市民の皆さんの場合は参考にしかならないんだけれども、そういうものを、それぞれのグループが別々にそれぞれの地域でやっているものを、やはり何ていいますかね、環境の施策を進めていく区民の皆さんの一つの横のつながりを広げていただく意味でも、そういうものを、お金をかけないで区民の皆さんが環境に対して一つのまとまりとして育っていけるような、そういう支援という意味です。

寺部環境部長

 ちょっと失礼をいたしました。市民の方がそういう活動をされて、その成果を多くの人に発表していく、そういった活動に対する支援というのは、それなりの環境リサイクルプラザとしては必要かなと思っております。

来住委員

 最後に1点だけ関連しているんですが、環六の換気塔問題は特別委員会になると思うんですけれども、かなり公団の方の対応もあって、いろいろな形で軽減もされてきているというふうに聞いてますし、それから山手通り自体が、車線の問題にしても歩道幅にしても、かなりの長期にわたる、沿道の皆さんを初め、行政を含めて、環境に配慮する形での取り組みが成果を結んできているというふうに思っています。

 そこで、環境問題ということで1点お伺いしたいのは、換気塔そのものがいよいよデザインが決まってくると。工事そのものに今後着手をしてくると。換気塔が建って、今後、環境に対してどういう影響が出るかということは、いろいろ軽減はされていますけれども、一方で心配もまだ残っているわけですね。それで今後の問題として、現状の換気塔から直近よりもむしろ1キロとか600メートルとか、そういう地域が割と全体として――風にもよりますけれども、そういうものが落ちる地域というふうに公団の方でも説明しています。したがって、沿道の調査もそうですけれども、やはり住宅地、一定の道路から入った地域での、換気塔ができるまでの平常、今現時点での調査というのも必要ではないかなというふうに私は考えているんですけれども、今後のこととして、そういう点での検討ということはあってもいいのではないかと考えていますけれども、いかがでしょうか。

服部都市計画課長

 この委員会所管の内容でもございませんので、お答えがなかなか難しいところでございますけれども、今、委員がお話ししてありますように、首都高速道路公団におきましても、相当新宿線におきまして、地下から出てまいります排気ガス、その対応を十分図っていると、私たち区としても認識してございます。

来住委員

 環境問題でお聞きしているんであって、換気塔そのものの構造がどうだとか、道路の環六がどうだという話を聞いているんじゃない。そこから当然、今後軽減はされてますけれども、吹き出してくることははっきりしているわけですから、それに対応する調査、要するに今の時点での、平成19年に稼働ということのようですから、そのときにデータがどうだということじゃなくて、今の現状の中でどういうふうに推移していくかということを見る必要があるだろうということで、一定の調査をしておく必要があるのではないかという、検討として行う必要があるのではないかというふうに思っておりますけれども。その点だけです。

服部都市計画課長

 御答弁する立場としていいかどうかあれですけれども、今の換気塔の関係の観点でお答え申し上げますと、今、首都高速道路公団におきましては、まだ具体的に規模の確定をしてございません。低濃度の脱硝装置という新しい装置を導入することとして、環境基準を下回る排気ガスという前提でございます。また、一定の規模の見直しということもありますので、区といたしましてそういった推移を見ながら判断していくべきものと考えてございます。

はっとり委員

 先ほど、基準達成項目について伺ったんですけれども、基準に達成していない項目が、細かい数字は結構ですから、その達成していない状況がどのくらいのものなのか、あわせてお答えいただけたらと思います。

寺部環境部長

 あわせてお答えをいたします。

こしみず委員

 5番の河川水調査、4地点年4回となってますこの4地点と、それから年4回は何月ごろやるのか、それからあわせて調査の内容を教えてください。

寺部環境部長

 河川の水質調査でございますが、神田川2地点、それから妙正寺川2地点の、計4点でございます。それから、調査項目につきましては、水素イオン濃度、それから溶存酸素、それから生物化学的酸素要求量、それから浮遊物質量等でございます。(「何月ごろ4回するのか」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。5月、9月、11月、2月の年4回でございます。

こしみず委員

 それで、水質調査は、神田川も妙正寺川も年々よくなってきていらっしゃるんですか。

寺部環境部長

 毎年の調査、数値的に安定していると言っては変ですけれども、基準も満たしてきておりますので、きれいになっていると思います。

主査

 他に質疑ございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 では進行したいと思いますが……(「主査」と呼ぶ者あり)

寺部環境部長

 先ほど私、カラス対策で答弁申し上げましたけれども、制度として、基本的には個人家庭を対象としております。それは、費用負担の面でその方に負担させるのは非常に気の毒だという面がありますので、3万円とかそれぐらいかかりますので、そういう面では原則的には個人、一般家庭を対象としてやりたいと思っています。それで、かつ危害を加えている状況があると、それから神社仏閣、それから事業所等もありますので、それらについてはケース・バイ・ケースで対応させていただきたいというふうに思います。ちょっと補足させていただきます。

主査

 それでは、先ほど答弁保留、都合3点ございましたけれど、本日中に御答弁いただけますか。2日目。(「月曜日に」と呼ぶ者あり)はい。はっとり委員並びに来住委員からの質疑に対しましての答弁保留計3点につきましては、2日目の月曜日に答弁いただくということでよろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは、分科会の進め方について協議したいので、暫時休憩いたします。

 

(午後3時51分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後3時52分)

 

 それでは、本日はここまでとし、残りは2日目に行いたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ございませんので、本日の審査を終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はありますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それては、次回の建設分科会は3月8日月曜日午後1時から当委員会室において開会することを、口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の建設分科会を散会いたします。お疲れさまでした。

 

(午後3時52分)