平成22年12月10日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会(第4回定例会) 平成22年12月10日中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会〔平成22年12月10日〕

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成22年12月10日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時01分

○閉会  午後4時05分

○出席委員(14名)
 大内 しんご委員長
 南 かつひこ副委員長
 内川 和久委員
 森 たかゆき委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 林 まさみ委員
 近藤 さえ子委員
 牛崎 のり子委員
 久保 りか委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 岡本 いさお委員
 佐藤 ひろこ委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 政策室長 竹内 沖司
 経営室長 川崎 亨
 政策室副参事(企画調整担当) 小田 史子
 経営室副参事(サンプラザ関係事業担当) 田中 謙一
 都市整備部長 服部 敏信
 都市整備部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 菅野 多身子
 書記 東 利司雄

○委員長署名


審査日程
○請願
〔新規付託分〕
 第3号請願 西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化の早期事業化について
 第4号請願 西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化の早期実現について
○所管事項の報告
 1 警察大学校等跡地地区(仮称)中央部防災公園整備工事の工事説明会開催結果について(公園・道路整備担当)
 2 第一回中野駅周辺まちづくり推進会議について(拠点まちづくり担当)
 3 中野駅北口駅前広場整備等に関する基本協定及び設計協定の締結について(拠点まちづくり担当)
 4 中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更(案)について(拠点まちづくり担当)
 5 中野駅現北口駅前広場等の整備・景観形成等の方針について(拠点まちづくり担当)
 6 中野駅地区第1期整備に係る仮設バス乗降場及び中野通り右折車線等整備について
      (中野駅地区基盤整備担当、拠点まちづくり担当)
 7 西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤施設計画の今後の進め方について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
○その他

委員長
 では、定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午後1時01分)

 それでは、本日の審査日程についてお諮りしたいので、委員会を休憩いたします。

(午後1時01分)

 では、委員会を再開いたします。

(午後1時02分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、第3号請願及び第4号請願は関連しておりますので、一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思います。御協力お願いいたします。
 議事に入ります。
 請願の審査を行います。第3号請願、西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化の早期事業化について及び第4号請願、西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化の早期実現についてを一括して議題に供します。
 暫時休憩いたします。

(午後1時03分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時03分)

 これより、本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

牛崎委員
 西武鉄道新宿線連続立体交差化については、地域住民の皆さんの長年の念願であったわけですから、いよいよその実現に向けての計画が進められるということは大変喜ばしいことと私も思っております。
 そこでお伺いしたいんですが、この請願のところの件名にございますけれども、「連続立体交差化の早期事業化について」というふうにおっしゃっていますが、区はこの早期事業化についてはどのようにお考えかお聞かせください。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今、請願の文書も読ませていただいておりますけれども、中野区としても、ここに理由に書いてあるとおり、連続立体交差化の早期事業化を目指していくべきだというふうに考えております。
牛崎委員
 私は、早期事業化を図るためには、どうしても欠かせないことは、立ち退きなどが求められると言われている地域の方の合意形成が非常に大事だというふうに思うんですね。そこのところがきちんとしないと、この早期事業化ということが進みにくいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 やはりこうした都市計画事業、公共事業というものは、地域の皆様の御理解、御協力が不可欠だというふうに考えております。
牛崎委員
 そのためには具体的にどういうことをなさろうとしていますか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 本事業は東京都を事業主体とした連続立体交差事業でございます。区としては、こちらの請願にあるように、この事業の早期実現、それから、こちらにある趣旨について、東京都並びに西武鉄道に働きかける必要があるものについては働きかけて円滑に事業が推進できるようにしていきたいというふうに考えております。
牛崎委員
 私は本会議でも求めたところですけれども、やはりそういう実際に不利益をこうむる、犠牲を強いられる地域の立ち退きを迫られているというか、立ち退き地域の方たちのお話というか、その方たちにもっとちゃんとした説明をする必要があって、区は説明会はもう二度行っていると。十分だというふうにおっしゃっているんですけど、私は、全体的なお話し合いと、またそこの個別のいろんな事情もありますし、やっぱりそういう方たちのお考えもお聞きしていただきたいですし、きちんとした説明をその範囲に限った方たちのところでするべきだというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この事業に影響する権利者の皆様、それぞれ個別具体にいろいろ異なる事情もお持ちだと思います。東京都のほうでは、二度にわたる説明会を行って、またその後、パンフレット等に窓口、電話番号等もありまして、また説明の中でも個別の相談、それから質問にお答えしていきたいということで、現に東京都のほうでも窓口で対応しているので、こちらのほうに問い合わせがあった場合は、うちで回答できるものについてはうちのほうで対応させていただいて、回答も差し上げていますけれども、東京都のほうで対応することについては東京都のほうでも対応しているという状況でございます。
牛崎委員
 しかし、当該自治体といたしまして、そういう方たちが実際に何軒いらっしゃるかということを調べておくということは大事だと思うんですが、いかがですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この事業に影響するというのは、これから今、都市計画の線として出ているおおむねのところはわかるんですけれども、個別にどのくらい、どの権利者がきちんと当たるかというのを、この後、東京都が行う用地測量をしないと正確な権利者というのは出てこないものというふうに考えております。
牛崎委員
 そうであるならば、なおさらその部分については東京都に対して、やはり実際に不利益をこうむらざるを得ない方たちが出てくるということは予想されるわけですから、きちんと早目に、どういう方たちがいるのか、何軒いらっしゃるのかということを早期に調べられるような体制を整えるべきだというふうに思うんですが、いかがですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 都市計画の手続におきましては、今、東京都のほうで進めている都市計画素案の説明会が2月に行われまして、その後、環境アセスの説明とあわせまして、10月に都市計画案の説明がされております。この後、都市計画決定後、用地測量の説明会、それから工事、補償等の説明会が随時行われて、きちんと地元のほう、東京都が責任を持って対応していただけるというふうに聞いております。
牛崎委員
 測量等が行われないと正確な軒数はわからないと言いますが、測量が行われなくてもわかる軒数というのもあるというふうに思うんですね。私は、何軒そういう影響を受ける方たちがいるかというのと、その方たちお一人お一人の個別の事情をきちんとお聞きするということが、この請願にあるような、連続立体交差化の早期事業化に向けて本当に大きな役割を果たすことになるというふうに思うんですが、それはどうでしょう。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 こちらの第3号請願の請願文書にもありますように、「影響を受ける権利者などに対しては、生活再建に十分に配慮し適正な補償を行うこと」というふうにございまして、まさにそのとおりだというふうに思います。また、区としても、そういうことについて不十分な点がもしあるならば、働きかけはしていくべきだというふうに思います。
牛崎委員
 そうすると、東京都のほうの測量が終わった後には、必ずそういう軒数も、それからどういう方たちがいらして、どういう個別の悩みや要望があるかということもきちんと調査をし、それに対しての答えというか、お話し合いをするという予定になっていますか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この事業そのものは、東京都が事業主体で補償交渉等も東京都が行うものでございますので、個別の権利者の個々の事情を、個人情報等もありますので、区が個別に把握するということは考えておりません。
牛崎委員
 個人情報ということもありますが、その方たちがそれを拒んだ場合は別ですけれども、だけど、実際には、本当に言葉にあらわすことができないぐらいの不安だとか、それから将来設計を考えていたものが崩壊していくとか、高齢になっているとか、お体が悪いとか、もう本当にさまざまだと思うんですね。だから、そういう方たちの一人ひとりの立場にきちんと立って物を考えていくということをしなかったらば、やはりこういう地下化に伴う犠牲が出るのは当たり前じゃないかというような、これはしようがないことだよ、避けられないよということが根底にあっては本当の意味での解決にはならないというふうに思うんですね。私はやはり、区がここまで本当に努力をして、それでその誠意が本当に住民の皆さんにわかって初めて、例えばここの趣旨の中にある3番の「影響を受ける権利者などに対しては、生活再建に十分配慮し適正な補償を行う」というところに行くんですが、そこに行く前に、そういう誠意ある立場というものを貫くということがあって、それが区民に対する信頼感があって初めてこのことが、やむを得ない部分もあるのかもしれないというところに、やはり自分自身を整理していくということになると思うんですが、いかがでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今、私の発言で誤解があるんだとすれば訂正させていただきますけれども、東京都と権利者との交渉の内容を東京都から聞くということではない。区民の皆様から御相談があれば、それについてはお話を聞くなどきちんとした対応をしたいというふうに考えております。
牛崎委員
 ぜひそうしていただきたいと思うんですね。やはり、区がやるべき役割というのは、区民の皆さんの願いをきちんとつかまえて、本当に最小限の不利益で抑えるという努力を徹底して行うということが本当に大事だというふうに思います。ぜひ一人ひとりの立場に立って、もし御自分がそこの立場にいて、例えば、本当にもうこの家を失いたくないんだというようなことがあって、立ち退かなければならない。そういうところに立って物事を考えていただきたいというふうに思います。要望しておきます。
北原委員
 それでは、まず、現在事業中の東京都の連続立体交差化事業ですね。事業中のところは何カ所あるでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 最新の情報を、都政新報に載っていたものを御紹介させていただきますと、連続立体交差化事業の箇所数でございますけれども、今、実施中のものにつきましては、京成押上線、西武池袋線、JR中央線、それから京王相模線、8カ所ございます。
北原委員
 それでは、今8路線あるというんですけど、その中で、近いうちに完成する路線というのはあるんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 ちょっと手元の資料は整理が悪くて申しわけないんですけれども、JR中央線ですね。こちらのほうはおおむね完了しているというふうになっております。
北原委員
 私の調べたところによりますと、2カ所が今年度中に完成予定だというふうに伺っております。その中の一つが、今、副参事のおっしゃられた中央線があるのではないかなと思いますけれども、実は、この現在事業中の工事が少しずつ完成を見るわけですけれども、その後、鉄道立体化の検討対象区間というのは20路線あります。その20路線の中に、今回のこの西武鉄道新宿線の中井駅から野方駅間というのが入っていると思いますけれども、もしその20路線のうちで、我々優先整備路線というような言い方でちょっと伺ったりしたことがあったと思うんですけれども、その順位はどうなっているか、わかりましたら教えていただきたいんです。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 先ほど委員の優先の20路線というのは、これは平成16年に東京都が踏切対策基本方針ということで、立体交差化の検討対象区間ということで20区間をノミネートしているものでございます。そのうち、まず、京王線ですね。京王線の代田橋から仙川駅付近、こちらが平成20年5月、西武新宿線の中井駅から野方駅間と同時に着工準備採択をされているところから、順位としてはこの京王線と我々のこの西武新宿線中井-野方駅間が順位としては1位であるというふうに考えております。次が西武新宿線の東村山駅付近、こちらが平成21年に着工準備採択をされておりますので、こちらが順位でいけばその次ということになると思います。それから、東京都が平成20年に事業候補区間というのを抽出しております。そちらがJR埼京線の十条駅付近と京成本線の京成高砂-江戸川駅付近、それから西武新宿線の野方-井荻駅付近、そこまでが事業候補で、それ以降はまだ検討対象区間という位置付けのままというふうに聞いております。
北原委員
 そうしますと、現在8路線が事業中、今年度中には2路線が完成する。その次には、この西武新宿線の中井駅-野方駅間ということが上位に上がってくるわけですね。その京王線と並んでいるわけです。そういうことを考えますと、やっぱり私たちの長年の願いであった西武鉄道の連続立体交差化、何とか実現しなきゃいけないのかなと思います。そのところで、先ほど牛崎委員からもありましたけれども、用地買収というのはなかなかハードルが高いと思います。しかし、ハードルを乗り越えて、こうした形で8路線が現在事業中であるということを考えれば、ぜひこれは早期に実現していただきたいというふうに私どもは思うわけですけれども、いろんな障害があると思いますけれども、それぞれの路線で起きた問題、それなんかを検討される必要があると思うんですけど、いかがでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 ちょっとほかの連続立体交差事業の状況やそこにまつわる課題というものは十分整理はしておりませんけれども、今後ほかの今事業実施中のところでどのような課題があったのかということについては、また東京都を通じて確認してまいりたいと思います。
久保委員
 こちらの請願の中に、先ほどから皆さんおっしゃっておりますけれども、3番の「影響を受ける権利者などに対しては、生活再建に十分に配慮し適正な補償を行うこと」となっております。この適正な補償というのは、用地買収というようなことも先ほど言われておりましたけれども、ほかにどのようなことが考えられるんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 一般的には、公共工事の公共補償ということで用地を買収するときにはその用地、それから建物があれば建物。それから工作物と言いまして、塀だとかそういうもの。それから植わっている木ですね。あとは営業補償ですとか、いろいろケース・バイ・ケースで違うんですけれども、その人が、先ほど不利益という言葉があったんですけども、不利益にならないようなきちんと補償基準に合った補償をするということになっております。
久保委員
 適正な補償ということですと、この連立事業については東京都が事業主体ということで、ここは東京都が当然そういった補償を行うところであると思うんですけれども、この連立事業に絡んで、当然中野区が行いますまちづくりもございますよね。やはりここの中には、請願の中にも、区が進めるまちづくりとも十分連携を図ることというようなことも言われておりまして、やはりこちらのほうもスムーズに行かないと、連続立体交差化事業自体も、例えば地域で誤解を招いて反対運動が起きたりとかそういったこともあると思うんです。この点については、区としてどういった対応を考えていらっしゃいますか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 まさに、今、委員御指摘のとおり、この連続立体交差化事業とこの沿線のまちづくりというものは密接な関係がございます。また、東京都に、こうした20区間の中から早期に採択をされたというのは、まさに地域のまちづくりの機運、取り組みというものが評価をされた結果だというふうに中野区としても考えております。そういう中で、まちづくりと連続立体交差化事業をまた十分連携を図り、生活の補償等についても、東京都は東京都できちんと対応する。また、そういう中で不十分だという声があれば、それについては東京都にも働きかけていく。また、中野区が行う基盤整備につきましても、これは当然地権者の御理解、御協力が必要だということなので、こちらのほうも適正な補償を行うほか、一体的なまちづくり等を検討してまいる覚悟です。
久保委員
 それがいつそういったことが示されるかというところが、やはりここから皆さんの非常に関心事ではないかと思うんです。先ほども、用地測量が行われないとどのぐらいの範囲で影響を及ぼされるかわからないということでしたけれども、およその検討を、当然ここは影響あるだろうということはわかると思います。それから環境アセスなどを通して、環境面での影響が受けられるというエリアももうおよそわかっていらっしゃるところと思うので、やはりそういうところは用地測量を行わないとわからないなどということではなくて、もっと区のほうが先行して地域の方たちに安心していただけるような方向性を示さなければいけないかと思うんですね。都市計画が決定をいたしますのが平成23年度というふうになっているかと思うので、やはり都市計画が決定をしてしまって、一方的に決められてしまったんだというようなお気持ちを地域の方たちに残しては、これはいけないのではないかと思います。この点については、区としてどのようなことを検討していらっしゃいますか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今、この連続立体交差化計画につきましては、既に東京都が都市計画の案として示しているものでございます。これについては、事業的条件、計画的条件等々から検討した結果というふうに受けとめておりまして、それについては適正に検討されたものであるというふうに区は認識をしております。
久保委員
 私の聞き方がまずかったかもしれません。要は、東京都が事業主体で東京都が決めたのではなくて、中野区も区民の方たちが一丸となってこの連続立体交差化事業、踏切解消をということで望まれて、これは本当に区長も音頭をとられて、期成同盟なども立ち上げられて皆さん一生懸命おやりになったその結果がこれなんですよね。なので、東京都が決めたから東京都のというような答えをしては、やはりこれは区はいけないのではないかなと思うんです。もちろん事業を行うのは東京都かもしれないけれども、区民の皆さんの、ここにもありますように、安全で快適なまちづくりということを言われておりますよね、請願者の方も。そういった視点に立つならば、本当にある意味区民の声をしっかりと受けとめて、そしてそれを東京都にも伝えていく。また、責任を持っていく立場が区にはあるのではないかと思うんですね。やはりそういう姿勢を見せていただくことが、住民の方と区とのしっかりとした信頼を生んでいくのではないかと思うので、その点についてはいかがお考えですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この連続立体交差化の事業の構造形式につきましては、東京都が事業者としての専門的な点から検討しているものでございまして、中野区としては、これまで地下化の要望ということもしておりました。そういう意味では、結果として地下になったというところからいけば、区の今までの要望等もある程度実現できたのではないかというふうに考えております。
久保委員
 そういうところが誤解を招くんじゃないかなと思うんですね。区が言って、区長ももちろん地下化ということで推進を図っていらしたし、議会もそういった同意見であったということはもちろんそういうところだと思うんですけれども、東京都の事業であったとしても、これは区のやはり大きな事業なんだというところで、沿線のまちづくりだけではなくて、連続立体交差化のこの工法はもちろん地下と決めたのは東京都かもしれないけれども、それについて影響を及ぼすところは、しっかり区としても区民の皆様の声を受けとめると、そういう姿勢が必要じゃないかということで伺っているんです。安全で快適なまちづくりに寄与するというのは、当然これは踏切が解消になることによりまして、南北のスムーズな交通ができたりとか、安全なまちづくりができていくということは大きな主眼でありますけれども、工事期間においても、さまざま暮らしている方たちには心配があると思うんですね。そういったところもしっかりと区が責任を持つというような思いで、これはあるときは東京都や西武鉄道に対してもしっかり物を言っていかなければいけないと思いますし、皆さんを本当に代表して頑張っていただかなければいけないと思うんです。そういう本当に信頼に値するような事業じゃないといけないと思うんです。そこのところで担当としてはどのようにお考えかというふうに伺っているんです。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 誤解があったようだとすると、ちょっとおわび申し上げますけれども、事業主体は東京都で、この計画を決定するプロセスの中に中野区の意見というのは手続的にはありませんということでさっき申し上げたんですが、これから事業をやっていく中、権利者等といろいろ対応していったり、また工事をやっていく中で、必要に応じて、区民の皆様からいただいた、例えば工事中の問題等あれば、区のほうできちんと責任を持って住民対応、また東京都への働きかけ等は当然としてしていくべきだというふうに考えております。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時27分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時29分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結いたします。
 次に意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより第3号請願、第4号請願の順に採決を進めてまいります。
 お諮りいたします。
 第3号請願、西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化の早期事業化についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第3号請願の審査を終了します。
 次に第4号請願の採決を行います。
 お諮りいたします。
 第4号請願、西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化の早期実現についてを採択すべきものとして決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第4号請願の審査を終了します。
 では、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、警察大学校等跡地地区(仮称)中央部防災公園整備工事の工事説明会開催結果についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元に配付させていただきました資料(資料2)に沿いまして御報告をさせていただきます。
 (仮称)中央部防災公園整備工事の工事説明会開催結果について御報告をさせていただくものでございます。
 1番目の目的でございますけれども、(仮称)中央部防災公園整備工事につきまして、先般、発注者である私ども中野区公園・道路整備分野も同席いたしまして、工事請負者が工事説明会を行ったものでございます。
 2番目の工事説明会の開催結果でございます。丸として、説明会の主催者、今申しました工事請負者、飛鳥・大澤建設共同企業体でございます。工事の工期は、平成22年10月20日から平成24年3月15日となってございます。
 説明会の周知方法でございますが、工事請負者が早稲田通り、けやき通り沿道並びに関係町会への説明会の事前のチラシを約2,900枚ポスティングしてございます。
 それで、実施並びに参加状況でございますが、本年11月24日(水曜日)に教育センターで実施し、19時から20時30分過ぎでございました。参加者は30人で、意見数は延べ23件ございました。
 主な意見でございますが、工事施工に関すること、開発工事に関すること、公園設計に関すること、その他ということでございまして、工事施工に関することにつきましては、主に工事請負者さんのほうから御説明し、開発工事並びに公園設計に関することにつきまして、私ども中野区から御説明をさせていただいた次第でございます。
 それで、3番目の説明会での配付資料でございますが、特に工事工程に関する部分を抜粋してつけさせていただいております。別添資料をごらんください。
 今申しました工期が10月20日から24年3月15日まででございまして、このように準備工に始まりまして、施設撤去工、敷地造成工、植栽工云々とございまして、最後、管理施設整備工ということで24年の3月15日に完成する予定です。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して御質疑ございませんか。
林委員
 主な意見というところに公園設計に関することが一番多くて10件とあるんですが、どのような意見が出ましたでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 主な意見でございますが、防災井戸がどうなっているかとか、マンホールトイレはどうなっているとか、それと舗装、平面図を添付させてもらっていますが、公園の全体の一般平面図でございますが、舗装の種類は何ですかとか、それと、これも基本計画、基本設計のときでも出てまいりまして、説明会のときですね。サッカーやスケートボードなどで利用できるような設計にはなっておらないのかとか、そういったたぐいの、いわゆる設計に関するもろもろでございました。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 2番、第一回中野駅周辺まちづくり推進会議についての報告を求めます。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 第一回中野駅周辺まちづくり推進会議について御報告をいたします。(資料3)
 当該会議につきましては、9月6日の当委員会においてその設置の御報告をさせていただきました。このたび第1回を開催しましたので、その開催概要等を御報告いたします。
 まず1番の会議概要です。開催した日時は、先月11月25日、9時半から12時。会場は中野サンプラザ8階の研修室で行いました。出席者は、今回委員は、結果34名で構成しておりますが、そのうち31名の御参加をいただいたところです。(4)の議事ですが、これは中野駅周辺の計画や重点的プロジェクト等ということで、今回、初回第1回ということですので、委員の皆様に共通認識を持っていただくといったような内容がメインとなっております。
 続いて2番の質問・意見等についてでございます。いただいた意見を大きく分類いたしますと、基盤や施設や交通といったハード寄りの御意見、それとにぎわい・ソフトといったソフト施策のようなことの分類ができようかと思います。
 ハード寄りのことにつきましては、南口の開発がおくれておって、南北のまちづくりの落差が出るんじゃないかとか、中野通りの歩道の拡幅が必要ではないか。あるいは、自動車・自転車駐車場の台数とか車の出入りの問題、これがあるのではないか。区役所、サンプラザ地区の計画はどうなっていくのかといった御意見をいただいております。
 にぎわい・ソフトという観点からいきますと、にぎわいをつくる仕組みづくりが重要であろうという御意見です。あるいはもっと中野駅周辺をあらわすわかりやすいビジョン、これを打ち出す必要があるのではないかといった御意見をいただいております。
 では、ここで、別紙のほうで少しその中味を御紹介したいと思います。まず別紙1でございます。1ページ目に式次第を載せております。当日は2時間半の時間でございましたが、ごらんのような次第で進めていったというところでございます。
 2枚目でございますが、こちらに委員名簿をつけております。ごらんのような方々に委員として委嘱をお願いしたということでございます。学識経験者3名、区内関係団体から15名、関係地権者等から8名、公募区民の方3名、そして中野区から5名ということで、委員の数としては34名で構成をしているものでございます。
 続いて別紙2をごらんいただけますでしょうか。こちらは、当日パワーポイントで説明し、またお手元に配付した資料そのものでございます。内容としては4章立てになっておりまして、まず0章で中野区の特徴を、そして1番で駅周辺に関する計画、2番で現在進行中のプロジェクトを、そして最後に今後の重点的なプロジェクトという構成にしております。
 内容を逐一御案内はいたしませんが、スライド番号を各ページの下のほうにつけております。2ページ目ですが、この会議についてということで、基本的に期間は今年度と来年度の2カ年度を予定しております。今年度を2回開催し、来年度3回を予定しているところでございます。
 めくっていただきまして、0章の3ページから9ページ、これについては中野区の特徴ということで、人口構成の特徴や産業立地、あるいは地理的な高低差の特徴、あるいは道路・公園といったインフラの状況の特徴、そして駅からどのくらい公共交通の利便性が高いかといったような特徴を簡単に整理をした内容になっております。また、9ページ目は駅周辺、警大跡地等のこれまでの過去の歴史、生い立ちを簡単に整理しております。
 スライド番号の10ページから15ページ、これは既に定まっている計画を御紹介ということで、中野駅周辺まちづくりグランドデザインの内容と中野駅地区整備基本計画、その内容を要約して御紹介をしているというものになっております。
 スライド番号の16から18まででございますが、これは現在進行中のプロジェクトということで、警察大学校跡地の内訳でありますとか、中野駅地区の第1期整備の事業概要を御紹介しているものとなっております。
 21ページ、これは参考として将来整備イメージ、中野駅の現北口と新北口広場の将来イメージを添付しております。
 そしてページ番号の23番から31番が、今後重点的になっていくプロジェクトということで、大きく4点御紹介をしております。
 まず(1)が区役所・サンプラザ地区ということで、内容としては近年のサンプラザの経緯であるとか事業構成、それからこの街区の位置付け等々を御紹介しているものでございます。
 (2)といたしましては、中野駅の南口地区のまちづくりということで、大きく二丁目全体の課題であるとか、スライド番号27番では、特に中野二丁目の中でも駅直近の再開発事業エリア、これが重点的になっていくだろうということで、まちづくりの方向性ということで整理をしております。また、続いて、スライド番号28・29が中野三丁目です。これも全体のまちづくりの課題の整理とともに、特に三丁目では、やはり南北自由通路を受ける空間整備が重要だということで、そのまちづくりの方向性を御紹介しております。
 スライド番号30ページ、これが(3)としてその他の地区、中野四丁目西地区、中野四丁目囲町地区、それと中野五丁目地区を簡単に御紹介をしております。
 そして31ページ目ですけれども、これは中野駅施設そのもの、第2期整備以降ということで、今計画している第2期としては、西側の南北自由通路、それと駅施設ができるという図を添付しております。これができることによって大きな回遊が生まれるということと、駅利用者が大きくふえるということで、まちづくり全体にとっても非常にインパクトのあることだという御紹介をしております。
 それ以降につきましては、参考事例として5カ所ほど、駅の構造が大きく変わり、さらに周辺のまちづくりも進んでいる事例ということで、品川、大崎、川崎、立川、そして八王子の事例を御紹介しているというものでございます。
 以上が資料そのものの御案内でした。
 続きまして、別紙3でございます。こちらは議事要旨ということで、当日委員から出された意見等々を整理しております。この2番の質問・意見・事務局説明等でございますが、これは委員から発言をいただいた順、その順どおりに、発言のポイントを列記する形で整理をしております。黒四角が委員の発言の趣旨ということです。例えば、委員1の方であれば、やはり南口が北に比べておくれているのではないかと。もっと南北格差のない誘導をしてほしいといった御意見でございました。
 そして委員2でございますが、これはやはり箱物の計画だけではだめだろうということで、人が集まる仕組みづくりが必要だといったような御意見でした。
 そして、ちょっと飛んで委員4でございますが、中野サンプラザと区役所は今後どうなるのかといった御意見です。矢印のような形があるのは、区の幹事や区の委員や事務局からお答えした説明等という印でございます。
 そして委員5の方からは、やはり中野駅周辺はにぎわいや発展が必要だろうと。後背に住宅地は抱えているけれども、中高層の計画ができるような、そんなまちづくりができないんだろうかといったような御意見をちょうだいしました。
 ページをめくっていただきまして、2ページ目です。委員6、委員7、このお二方についてはやはりソフトのにぎわいづくり、仕掛けづくりが重要ではないかといった御意見をちょうだいしております。大学が三つ進出してくるということもあって、若い人が中野でどんな時間を過ごせるのかといったようなことが重要ではないかといった御意見でした。
 少し飛びまして、委員10につきましては、非常に北口の商店街は人で混雑をしていると。これからまちづくりが進めばさらに人が込んで混雑がひどくなるのではないかと。そうすると、中野通りの歩道の拡幅等はできないものかといったような御意見、御質問をいただいたところです。
 最後に、副座長と座長のコメントを御紹介しております。副座長からは、やはり今回第1回目の意見交換では、一つは空間の話、それとどんなまちにしていくかというソフトの話があったと。今後どのようなまちにしていくのかの議論が大事になるんだろうというコメントをちょうだいしております。また、座長のほうからは、この会議自体については、やはり何かを要求したりだれかを糾弾するようなそんな場ではなくて、前向きな意見で進めていきたいといったようなお話をいただいているところです。
 以上が議事要旨、意見の要旨の御紹介でございます。
 もう一度、最初の1枚の紙に戻っていただきまして、最後3番、次回の予定でございます。次回は来年、平成23年3月23日を予定しているところでございます。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの御報告に対して御質疑ございませんか。
斉藤委員
 座長って毎回変わっちゃうの。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 今回この会議の座長は、委員名簿にございます東京大学の内藤先生にお願いをしております。この会議、今年度と来年度想定しておりますけれども、この会議自体の座長はずっと内藤先生にお願いできればというふうに考えております。
斉藤委員
 副座長は。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 副座長は岸井先生にお願いをいたしました。
内川委員
 ようやく地域の方も入れての推進計画が始まったということで、大変重要な会議だと思っています。当日出席者、委員34名のうち31名とありますが、3名の方の欠席理由をお聞かせください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 あらかじめ出欠の御確認はとらせていただいていたところなんですけれども、当日になってやむを得ず欠席というふうに御連絡をいただいた方が2名おりました。それと、もう1名については、別件が重なってしまっているため、やむを得ず欠席といったような理由で欠席となっているものでございます。
内川委員
 そんなに回数やらないんですよね、この会議はね。でしたら、そういった方はやっぱり外れてもらったほうがよろしいんじゃないですかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この会議自体の回数は今年度2回、来年度3回程度を想定しております。次回日程等々、日程が決まり次第、速やかに委員の方には御連絡を差し上げて、なるべく当日御参加をいただけるように調整をしてまいりたいと思っております。
内川委員
 次回が3月ということで、大分先があきますけれども、これだけのボリュームを1日の会議でやるのはなかなか厳しいかなと思いますが、もう少し会議の数をふやすとか、そういったことは考えられないんですかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この会議については、特に次回以降は今後の重点的プロジェクトについてが議題になろうかというふうに想定をしております。非常に委員の数も多いものですし、また扱う内容も、回数を多くやるというよりかは、限られた会議の中できちんと議論をしていただけるように、資料自体もじっくりと調整をしていき、また貴重な会議の中で活発な御意見をいただけるような、そんな工夫をしていきたいというふうに思っております。
内川委員
 わかりました。別紙3のところの質問・意見いろいろ出ておりますけれども、先ほどやっぱり一番いい質問が出ていましたよね。委員1の方、南口と北口の格差の問題ですよね。これは答えが出ていないんですけれども、これは別にだれも何も答えられなかったということですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この御意見についてだれも何も答えていないということはございません。南口につきましても、中野三丁目は再開発事業等があり、また三丁目については、まさに南北自由通路の受けが直近の課題であるということで、決して南口を何かおろそかにしているということはなく、南についても基盤整備等々は並行して検討をしていく必要があると区のほうも認識をしているというようなやりとりをしております。
内川委員
 では、もう1点だけお聞きします。委員8の方ですね。中野三丁目側の関係者がだれも出ていないと。これはなぜかということで、そのお答えに、三丁目のほうのまちづくり組織がまだ立ち上がっていないというお答えなんですが、これは今後は、中野三丁目の方もこの会議体のほうには入れる予定なんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 今回の会議の委員構成は、まちづくりの検討組織が立ち上がっている方の代表ということで入れております。中野三丁目については、まさにこの答えどおりで、まだそういった組織化がされていないということから入ってございません。ただ、もちろん三丁目についてもそのような組織化が図られれば、そういった方の中から委員としての御参加ということはもちろんあり得る話だとは思っております。ただ、この会議自体は、来年度を目安に開催を考えているということで、その期間の中でこの三丁目のこういった形づくりがどこまで進めるのかといったところはあろうかというふうに思います。
斉藤委員
 これはどういう位置付けにしているの。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 会議自体の位置付けということでよろしいでしょうか。これは、中野駅周辺につきまして、警察大学校跡地であるとか、中野駅地区の基本的な計画がかなり固まって、さらに事業化がかなり進んできたということで、この時期において、これまで「グランドデザインVer.2」という中では、そのまち全体をこのような将来像を目指そうということで一定の表記はしていたんですけれども、じゃあ、次の一歩を進めるために、このまち全体としてさらに具体化するためにはどういうことが必要なんだろうかといったような意見交換をしていただいて、それを踏まえて、いわゆるバージョン2をバージョン3といった計画を具体化していくための会議という位置付けで設置をしております。
斉藤委員
 バージョン2、バージョン3をつくるためにこの方々の意見を聞く会議なんだと、そういうことなの。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 そのような位置付けで考えております。
近藤委員
 1件教えてください。これは中野サンプラザの8階の研修室でやっているのは何か理由があるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 これは、基本的には区役所の中の会議室等で開催をしたいというふうに考えていたんですけれども、この11月25日は当日、会議室も委員会室もすべて埋まっていたという状況で、かなり委員の数も多くて、こういった人数を収容できる会議室ということで、この第1回についてはサンプラザの研修室を活用したということです。
近藤委員
 では、通常では区役所でやる会議ということでよろしいですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 基本的には庁内を活用したいと思っております。
佐野委員
 今のはオープンですよね、この会議は。だから、したがって、区役所でやろうとどこでやろうと来たら皆さん来てもいいわけですね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 前回の御報告の中で設置要綱を御紹介いたしました。この会議につきましては原則非公開という項目を入れております。会議自体の傍聴等は遠慮いただくようなことで考えております。
佐野委員
 そうしますと、この結果というのは、どのような形で広報というか、皆さんに知らせる予定ですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 本日のように議会報告をさせていただいたということで、これはこの資料そのものが公開対象、ホームページのほうにもアップをされるということでございますし、次回の第2回の開催については第1回の御意見、こういったことをいただいたというような形で皆様のほうには周知ができるかと思っております。
佐野委員
 やっぱりそれが大切だと思うんですよね。できるだけやっぱり、非公開は非公開でいいですから、その場合のこういうものをやりました、こうしていますよという進行状況も含めてやる。それから、もう一つ聞きたかったのは、今この位置付けのことでお話があって、バージョン2、バージョン3に向けての位置付けなんだとおっしゃいましたけども、このバージョン1で意見をいただいたときに、内川委員もちょっと質問しましたけど、どのように答えたかと。区としてこのクエスチョンに対してどのような考え方を示したかということは全くここには書かれていないし、我々としてはわからないわけです。今は、それぞれお答えしましたよというお話は聞きました。特に一番関心があると内川委員が言ったところなんかも、動線を三つつくりますよとか、我々はいろいろな委員会に出ていますから知っていますけども、一般の方はなかなか知らないと思うんですよ。やっぱりまちづくりで大切なことは、産業振興との絡み、まちづくりをするに当たってどのように活性化していくのか、産業が大切なのかということで、そういうことはこういうことを行うに当たっては、バージョン1までの規模なり考え方というものをしっかり区は持っているはずなんですよね、今までのを踏まえて。そういうものをお伝えした上で意見を聞いて、それでそれに対してどのように答えたかというのが私はやっぱり区民が知りたいところではないかなと思うんですけども、その辺はどのように広報されるんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まずこの会議で出された意見、御質問等につきましては、別紙3でも三角の矢印のようなものは区からのお答えといったものです。御意見としてちょうだいしたと認識しているものは特にそういった印がついていないということです。また、グランドデザインのバージョン2まではできているわけですが、今回のこの資料の中にも、そのバージョン2の骨格となる重要な内容については御紹介をしております。また、このグランドデザインについては、策定する間にかなり多くの説明会やパブリックコメントも打っておりますし、それ以降もずっと、御要請があれば、この駅周辺の大きな考え方としてグランドデザインがあり、それに基づいて中野駅地区の整備がありといったようなことで、いろんな機会をとらえて区民の方々には御紹介をしているというような状況です。
佐野委員
 例えば、それでは、アステリスクがついているところはわかるんですけど、1番、2番については何らかの形でお答えになったんでしょう、区としての考え方を。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 委員1の方については、先ほど内川委員のほうでお答えをしたとおりでございました。委員2の仕組みづくりが必要であるということとか、集客できるイベント等を開催できるような広場が必要だと思うといったような御意見につきましては、特にこれは、本当にポイントだけを列記してしまっているのであれなんですけれども、例えば、新北口駅前広場で、これは第3期整備で位置付けているんですけれども、区役所・サンプラザ街区に向けて、南北自由通路、西側の、あれと同じ高さで歩行動線空間をつくっていきたいと考えていると。例えばこの委員の御意見の中で、新北口広場とか駅前広場でそういった人が集まれるような空間づくりはできないんだろうかといったような発言もございました。新北口広場のそういった歩行者空間がどうあるべきかといったことは、今後具体的に検討していきたいといったようなやりとりはさせていただいたところでございます。
佐野委員
 したがって、今のようなことを、すべてとは言えないですよ、確かに。網羅して書いてもらうということはできない。ホームページなり何なりに、やっぱり区民に伝える立場として、非公開であるわけですから、こういったものの発言があって、これに対して区としては明確にこういうふうに答えましたということをすることによって、区はどういうふうに一体考えているのか、今までどう進んできたんだろうかということは区民が理解できると思うんですよ。したがって、今の1番なり2番なりに対してそう答えたのであれば、それもやっぱりちゃんと答えたことについて書いて、皆さんに告知する、広報する、これの姿勢が私は大切ではないかと思うんですけど、どうでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 次回以降はそのように、やりとりがあった要旨についてはきちんと列記をしていきたいと思います。
佐藤委員
 先ほど佐野委員の御答弁にもあったように、要望しておりました公開ですよね。傍聴できるとか、そういうところは、要綱が原則非公開のままこのまちづくり推進会議がスタートされたということは本当に残念ですし、非常に私としては許せないことだと思っております。本当に今後、やはりこれは見ましても、別に報告事項を内緒にしておくようなことでもないし、委員の発言も、別に傍聴者を入れないというほどの議論でもないわけですから、逆に公開しないことによっての疑心暗鬼を防ぐためにも、しっかりと公開に向けて考え直していただきたい。これは御要望にさせていただきます。
 それで、このメンバーの中に、委員の中に、福祉団体連合会からさまざまな障害の種類が違う障害を持つ方たちを3人入れていただいたということは、これは福祉のまちづくりを進める観点からも今までにないことですので、評価できると思います。それで、この1回目の議事の中で、そこの方たちが発言されたことというのは何かあるんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 第1回におきましては、障害者団体の方々からは意見等はいただいておりません。
佐藤委員
 もちろん手話通訳も入っているんですよね、当然、それが必要な方もいますから。これだけの分量を、今回はとにかく情報を共有していただこうということで、今までのことを全部説明されたんだと思うんですけども、やっぱり回数の少なさ、時間の少なさ、それから委員の数の多さということでいくと、区の報告に時間のほとんどが割かれてしまって、当日見せられた資料をとにかく理解するのに精いっぱいで、じゃあ、そこで意見と求められても、そうそうすぐには意見が出しにくい。あらかじめそういうことをよく知っていらっしゃったりということじゃなければなかなか意見が出しにくいような環境ではないかと思うんですけれども、その辺は今後はどんなふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 確かに1回の会議時間数は限られております。第1回目につきましては、御指摘のとおり、共通認識を持っていただくということで、かなり内容的には濃いものになっているかと思います。次回以降につきましては、もう少し議論の論点を絞りながら、説明時間もなるべく必要な部分に抑えて御意見をちょうだいできる時間をふやしていきたいというふうに思っております。
佐藤委員
 せっかくこれだけのさまざまな形の方たちが参加されている会議で、ただ、区の報告だけの場に終わりかねないような状況の会議を続けていたんでは、区民の方がこれだけ参加されているわけですから、そこでの意見や議論が不十分なままでは大変もったいないと思いますので、先ほど内川委員からも出されたように、回数を多くする。あるいは、この推進会議自体の回数を多くすることが不十分であれば、やはりテーマごと、あるいは地区ごとに分けられたワークショップ形式での別途分科会というのかな。そういうのをお持ちになって、もうちょっと少数のまとまりで、例えばバリアフリー、福祉のまちづくりのところに今回は焦点を絞ってやりましょうということでいくような分科会みたいなものをつくられて、そこではもっとそういう観点の意見が出しやすい形にされるとか、せっかく多種多様なところから集っている区民の方たちがあまり意見を出さないままに終わっちゃったということがないように、ぜひしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 繰り返しになりますが、次回以降についてはもう少し議論の焦点を絞り、なるべく多くの委員の方から御意見をいただけるようにしてまいりたいと思っております。それぞれワークショップとか分科会等といった御意見もちょうだいしましたけれども、この会議を通じて非常に重点的なプロジェクトの大まかな方向性の意見交換をさせていただければというふうに思っております。それをさらに具体化をしていくときに、例えば分科会とかそういった形があるのかどうか、そういったことは今後検討してまいりたいというふうに思います。
佐藤委員
 ぜひここに参加されている方たちが十分意見を出し合えるような環境づくりを工夫されて、そしてこの推進会議が本当にもったいない結果に終わらないように御要望いたします。
 それともう一つ、これはメンバーがまた多くなることにもなっちゃうからあれかなとも思うんですけども、中野駅周辺ということで、例えば、南口のこととか北口のこととかも含めて、JRの敷地との関係だとか、駅との関係のつながりだとかが、いろいろと御意見も出ているところです。そういう方の参加が全然ないんですけども、その辺はどういうふうに考えているんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この会議は区民だけではなくて、関係地権者とか法人の御参加もいただいております。まさにJRもまちづくりの関係法人としては非常に重要な法人であるということです。ただ、今回今年度につきましては、委員としてJRの御参加はないわけですけれども、次年度についてはぜひ御参加いただけるように働きかけていきたいと思っております。
林委員
 まちづくり推進委員の女性の割合は何%なんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 パーセンテージではあれなんですけれども、34名いらっしゃる中で、女性は学識経験者と公募区民の方、それと中野区から部長1名ということで、3名の女性がいらっしゃいます。(「もっといるよ」「5人いますよ」と呼ぶ者あり)大変失礼いたしました。学識1名、町会から1名、それと公募区民から1名、中野区から1名、委員としては4名、そして幹事では私自身1名、5名いるということです。
林委員
 割合としては2割を切っている。18%ぐらいということだと思うんですが、40%、男女共同参画の考えからという形を中野区はとっていると思うんですが、この18%ということに対してどうお考えですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この今回の委員設定につきましては各種団体代表に御推薦をいただいたという形をとっております。したがいまして、各団体等から御推薦いただいた結果として、それが男性、女性といった別もありますけれども、それぞれにお願いして一番ふさわしいと思っていただける方に集まっていただいたということで、結果としてそれが18%だったかどうかということについて、特にそれがおかしいとか何とかというような認識はございません。
林委員
 では、年齢的に20代、30代の方はいらっしゃるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 委員皆さんの年齢を正確には承知をしてございませんが、この中で、委員と幹事の中に20代はおりません。ただ、30代の方は数名いらっしゃいます。
林委員
 やはりこの会議というのは、よりまちづくりを具体化していくためのものという中で、若者が多いまち中野として、20代の方もいらっしゃらなかったり、女性が少ないという構成は少し問題と思って、もし何か違う方向で意見が入るようにというようなことを要望することと、あと環境関係の方がちょっと見当たらないんですが、その点についてはどうでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まず、この委員の構成につきましては、先ほども推薦をいただいた方ということで、基本的にまちづくりに非常に熱意のある方々に集まっていただいております。したがって、性別や年代に偏りがあるとかということではなくて、皆さん主体的にまちづくりに関して強い熱意を持っておられる方という認識を持っております。
 また、環境についての専門家というお話ですが、これは前回の報告でも林委員に同じ質問をいただいております。そのときも、座長が必要と認めれば適宜参加していただくということで対応してまいります。
森委員
 先ほどの佐藤委員の質問ともちょっと関連するんですが、この2時間半の会議の時間にしてはやっぱり資料がとても多い。区のほうの説明に多く時間が割かれてしまったのかなというふうな懸念を一番初めに持ったんですが、9時半から12時までの間、時間配分、区の説明がどのくらいで終わって、意見交換の時間がどのくらいだったか等々わかればちょっと教えてください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 第1回については9時半開始で、別紙1の次第をごらんいただきたいんですが、最初はどうしても区長から委嘱であるとか、座長、副座長の指名といった会議手続的なことがございました。そういったことに恐らく20分弱ぐらいは使ったかと思います。その後、議事で説明に入ったわけですが、説明自体はやはり、必要最低限御理解をいただきたいということで、30分ないし40分ぐらいの時間を使ってしまったかとは思っております。ただ、意見交換をいただく時間としては1時間以上、1時間10分とか1時間20分とかそのくらいの時間を充てていたというふうに思っております。
森委員
 今後はどのようにされるおつもりでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 第2回につきましては、会議時間としては恐らく2時間程度になろうかと思っております。極力御説明等は30分以内に抑えて意見交換の時間を長くとってまいります。
森委員
 そうすると、説明の時間をなるべく短くしてということなんですが、これを見ると、11月25日が第1回で、次回が3月23日と4カ月ぐらいあいていますよね。私は気になるのは、こういう会議って間があいてしまうと、そこへの意識の持ち方とか、コミットメントの度合いというのが弱まっていくんじゃないかなというのがちょっと気になります。その上で、さらに初回から3名欠席されているということで、各委員の方の意識の中で、この推進会議の位置付けが低くならないようにしっかりとやっていただきたいなと思うんですね。そういった点から聞くんですが、この第1回から第2回までの間、4カ月間、この第1回の開催結果のフォローを含めて、何か委員の方に資料をお送りするとか、そういったことは考えていらっしゃいますでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 第2回開催までの間に何か資料を送るといったようなことは考えておりません。ただ、第2回の冒頭では、やはり第1回にどんな議論が出されたかといったようなことは必要最低限、極力時間の中で工夫をしながら確認をしてまいりたいと思います。
森委員
 もう1点だけ聞きたいんですが、先ほどの話の中で議論の論点を絞るというお言葉が出てきたんですね。会議の中で議論の論点を絞るということなんですが、議論というのは、何を論点とするかというのが本当は一つ大きな論点なんですよ。そういう意味でいうと、区の事業に関する会議なので、区から論点を提示するというのは大事なんですが、一方で、例えばほかの委員の方の中から、会議でこういう話をしてほしいとか、こういった議論をしたいという提案が出てきた場合、その扱いというのはどのようになるのでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この会議は非常に開催回数が多いものではございません。議論を絞るという言い方がひょっとすると悪かったのかもしれませんが、テーマを絞りながら意見交換ができればというふうに思っております。御意見も、まさに、もっとこんなことを話したほうがいいんではないかといった御意見も当然出ると思います。そういったことは受けとめていきながら、またそれ以降にそれがどういうふうに反映できるのかといったことは検討していきたいと思います。
久保委員
 9月6日に御報告をいただきましたときに、これはグランドデザインバージョン2からバージョン3に向けての推進会議の目的、そういったところにあるのかというようなことをお伺いしたかと思うんですが、そのとき明快にそうであるというような御答弁はいただけなかったというように記憶をしております。先ほど斉藤委員のほうからも、この御質疑がありまして、バージョン3を目的としている会議というようなことで、そうなりますと、来年度の末に向けてバージョン3というのが出てくるということなんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 9月の当委員会でも久保委員から同様な御質問を受けて、そのときも、この会議を通じてそれが結果としてバージョン3というものにつながっていこうかという答弁をした記憶がございます。この会議を通じて、まさにバージョン2を深めていくということが目的でございます。ただ、基本的には23年度末にバージョン3という形でまとまるのかどうかといったことは、この会議の議論の内容であるとか、それを受けとめて区としてどこまで方針を定められるかといったようなことも影響してくるかと思います。23年度末にバージョン3として確かに成果を出しますというようなことを今現在で断言ということはなかなか難しいかと思っております。ただ、目的自体が、そういった抽象的なところが多かったバージョン2をもう少し深度化していくということには変わりがございませんので、23年度末等を目指して、形としてはバージョン3を目指していきたいというふうに思います。
久保委員
 当然バージョン3の中で、こういったせっかくお集まりいただいた会議の方たちの御意見が何かに反映をされなければ何の意味もないことになってしまうので、それをお願いしたいと思うんですが、今、副参事おっしゃられたように、グランドデザインバージョン2の中であいまいであったり、抽象的であったりした表現というのを、今後本当に計画段階の中できちっと取りまとめをして実施できるような計画に持っていかなければいけないというようなところもあるかと思うんですが、じゃあ、実際今あるバージョン2、こちらを今ベースにやっている事業というのがたくさんあると思うんですね。それに対してバージョン3というふうに回転をすることによって影響を受ける部分もあるのではないかと思うんですけれども、今、前のこのグランドデザインのバージョン2の中で、中野駅周辺まちづくりグランドデザインがあって、ここのところに五つぶら下がっているものがありますけれども、どこが影響を受けてどこが影響を受けないのか。もしくはすべてに影響を及ぼす――ソフト面であればすべてに影響を及ぼす部分もあると思いますが、ハード面においては、今もう先行して行っている部分もあると思いますので、そこはバージョン2をベースにやっていく。それで、ここについてはさっき中野三丁目の話もありましたけれども、そういったところについては、今後検討を深めながらバージョン3をベースにやっていく。そんなようなところがもし、おわかりになっている範囲で結構ですので、お願いします。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 バージョン2の段階で既に警察大学校等跡地は、もっとバージョン2の前に1もございますし、まちづくり計画といったものもございました。そういったものに基づいて、もう事業が実際に実施されているということで、影響があるかないかという意味でいえば、あえて言えば少ない。ないといったことになろうかと思います。中野駅地区につきましても、もう第1期につきましては計画として固まっており、24年の春を目指して既に事業を実施しております。これもバージョン3の影響があるかないかといえば、これもどちらかといえば、ないというほうに入ると認識しております。ただ、これから方針を出していく区役所・サンプラザ地区でありますとか、中野駅地区についても、新北口広場のあり方、そして第2期以降の南北自由通路を受ける中野三丁目、これについてはまさにバージョン2の抽象的な物言いではなくて、もう少し深めたものに基づいてプロジェクトとして深度化していくんだろうというふうに思っております。
久保委員
 当然そういったことになっていくと思いますし、区役所・サンプラザですとか、新北口、それから中野三丁目は大きな影響を及ぼしていくのかなと思っています。今、中野三丁目の中で桃丘小学校跡施設についての活用ということで方針が出てまいりました。これは何をベースに発想されているかというと、中野駅周辺まちづくりグランドデザインに示されていることがベースで考え方があると思うんですね。その点については整合性は図られていくんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 グランドデザインバージョン2の中においても、桃丘小学校跡施設の位置付けは、現在区民生活部のほうで出している方針と整合がとれているというふうに思っております。整合はとれているんですけれども、大きな方針、位置付けという意味で合致をしていて、それがさらに具体的にまちづくりの中でどういうふうに深度化されていくのかといったような要素については、この会議を通じての意見交換等で、中野三丁目の駅直近のまちのあり方ということで、さらに具体化をしていきたいというふうに思っております。
久保委員
 ここのところは考え方なんかが揺らいでいってしまうと、跡施設については、今後5年間の民間の活用というようなことで、今月末からプロポーザルなんかも始まりますよね。やはりそこのところというのは非常に大きな影響を受けていくのかなと思います。文化的な拠点ということで、駅のエリアですね。中野三丁目をそういった位置付けで今後まちづくりをしていくという方針があるので、そこのところは当然変わらないことと思っておりますけれども、今、進行中のものに対して影響を及ぼすようなことが極力そこはないように、もしくは、逆に今進行中のものであっても方向転換を、このバージョン3を考えていく中でやらなければいけないことも出てくるのかもしれません。そういった段階では速やかにその計画を変更なさるなり、議会にも当然御報告をなさるなりされるべきだと思いますが、その点はいかがですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 桃丘小学校跡施設の活用のあり方等とまちづくりは非常に密な関係が今後発生してくると思っております。庁内においても関係分野とは密に連携をとりながら、その方針に変更があるような場合、あるいは今の方針どおりに深めていく場合、それぞれきちんと庁内外で調整をとりながら適切な対応をしてまいりたいと思います。
牛崎委員
 先ほども会議の持ち方などいろいろ御意見があったと思うんですが、区民の皆さんからの御意見にお答えして、1ページの委員4の「中野サンプラザと区役所は今後どうなるのか」ということに対してのお答えが非常に一般的というか、こんなお答えでよろしいんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この第1回開催時点では、まさにこの答えどおりの状況であり、そのままお答えを申し上げたということです。
牛崎委員
 先ほども次の会議までの間に非常に間があくということは改善したほうがいいんじゃないかという御意見があって、それから資料のようなものを出すか出さないかということについても出す予定はないというふうにおっしゃっていましたが、せっかく1回目の会議に出てこういう御質問をされたときに、次に参加されるときに、もう少しそのことに対して自分の意見をきちんと言えるような、そういうようなお答えが必要であるなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 区役所・サンプラザ街区のあり方については、この第1回の資料の中でも今後の重点的なプロジェクトとして位置付けている旨を紹介しております。この会議を通じてまさに論じていただくようなテーマとしては当然こういった要素も入ってくるかと思います。そういった中でこの委員4の方の御意見、また引き続きいただけるものと思っております。
牛崎委員
 この会議を始められる前に、恐らく、先ほどの御答弁では、委員の皆さんにあらかじめこういうことについて議論をするというような資料は送ってはいませんよね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 そのようなものはお送りしておりません。
牛崎委員
 私は、やはり委員の方の皆さんのお声をしっかりと聞くということで、区の計画がよりよい方向に行くというふうに思っておりますので、できるだけそういう資料を早目にお渡しになって、そして御自分たちがしっかりと自分の意見が言えるようにやったほうがいいなと思っているんですね。いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 繰り返しになってしまいますが、第2回の前に何かを御送付ということは難しいと考えております。第2回の間にまだ随分期間があるんじゃないかという御意見をいただいておりますが、非常に回数が少ない中で濃い議論をいただくための資料調整というものもある程度の時間をかけてしっかりと調整を図っていきたいということから、このような開催のスパンであったりとか、あらかじめの資料提供というのが難しいといったところの根拠はそのようなところにあるということで御理解いただければと思います。

委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次、3番、中野駅北口駅前広場整備等に関する基本協定及び設計協定の締結についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 それでは、中野駅北口駅前広場整備等に関する基本協定及び設計協定の締結についての御報告をさせていただきます。(資料4)
 本件につきましては、前回の10月15日の当委員会におきまして、協定の内容等について御説明申し上げ、近々協定を締結する予定である旨の報告をさせていただきました。1番でございますが、中野駅北口駅前広場整備等に関する基本協定、これにつきましては12月9日付、昨日でございます。協定を締結いたしました。中野区、それから東日本旅客鉄道株式会社及び東京地下鉄株式会社の三者間での基本協定ということで締結をさせていただいたものでございます。
 2番の設計協定でございます。これは、この1番の基本協定に基づきまして、JR中野駅の現北口改札、この改修に関する基本設計及び実施設計の設計協定でございますが、これに基づいて速やかに協定を締結していく予定でございます。現在の事務レベルでの調整の中では、年内には間違いなく協定が締結できるという予定になってございます。これにつきましては、中野区と東日本旅客鉄道株式会社の二者協定ということになってまいります。
 今後の予定でございますが、この設計協定の締結後、今年度中に基本設計及び実施設計作業を進めまして、来年度、平成23年度には改修工事に着手をし、平成24年春の竣工を目指して整備を進めていきたいというものでございます。
委員長
 本報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 4番、中野駅地区地区基盤整備に係る都市計画変更(案)についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これにつきましても、お手元の資料(資料5)に基づきまして御説明を申し上げます。中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更(案)でございます。
 この変更(案)でございますが、これにつきましては、やはり9月6日の当委員会で報告をさせていただきました都市計画変更(素案・原案)。東京都決定のものは素案という形で、中野区決定のものについては原案という形で御紹介をさせていただいたところでございますが、その後、検討を加え、中野区の決定分について、原案を案といたしましたので、その旨を報告させていただきます。
 前回報告させていただいた段階で、9月22日に区民説明会を行うという報告をさせていただきました。その結果につきまして、若干報告をさせていただきます。別添資料-1をごらんいただきたいと思います。
 9月22日に中野区役所の7階会議室、こちらのほうで素案、それから原案の説明会を実施したものでございます。出席者された方が46名の方でございました。計画全体にかかわる質問につきましては、都市計画の内容であったためでございましょうか。やはり桜の花とか桃とか、そういった中野区の特色のある整備、そういったような要望があったわけでございます。こういったものについては、当然整備の設計の段階で、そういった彩りについては整備をしていくということで御回答させていただいてございます。
 それから新北口駅前広場、2番でございますが、公園をなくしてバス停にするような計画についていかがなものかというようなことがあったわけでございますが、これにつきましても、既に中野駅周辺グランドデザイン、それから中野駅地区整備構想、こういった中でパブリックコメント等を実施し、一定の手続の中で、皆様方の御意見をいただきながら策定をしてきたと、こういった経緯がある旨を御説明させていただいたわけでございます。
 3番では地球環境に配慮と。こういったことにつきましても、当然設計の中に十分配慮してまいります。
 次のページでございますが、交通計画関係でございます。駐車場整備地区になるということで、どういう影響が出てくるのかというような御質問、これにつきましては、もともと商業地域を今回対象として考えてございますので、そこに該当する方の制限が特に強く加わるということではなくて、あくまでも建築基準法、関係規定の駐車場附置義務の範囲で対応できるという御回答をさせていただきました。
 それから2番以降でございます。これは、自転車、歩行者の交通の問題。これはかなり中野駅地区、自転車走行が非常に多いわけでございまして、今後そのすみ分け等について、区としても十分計画的に進めていくという御回答をさせていただいてございます。
 3番でございますが、駐車場の整備でございます。これにつきましては、今後民と官との役割分担をもとに整備を進めていきたい。
 桃園通りに関する御質問もございました。3ページの4番でございます。中野五差路は今後どうなるかというような御質問でございます。これにつきましても現在東京都のほうで事業を進めてございまして、そういった中で交差点の改良が図られるという御紹介をさせていただきました。
 それから8番でございますが、警察大学校等跡地の利用者が増加することに対して、自動車駐車対策が定められていないのはなぜかという御質問でございました。これにつきましては、警察大学校跡地の整備計画、建築計画の中で当然附置義務台数については整備をしていただくということになってございますので、特段それについては定めはしておりませんという御説明をさせていただきました。
 それから4ページでございます。10番でございますが、タクシーの滞留を考えているが、それについてあまり必要性を感じていないというような質問があったわけでございますが、これにつきましては、特に中野通り等の終電間際の滞留、こういったものが、実態調査を行った結果、約40台程度、南北それぞれあるというようなこともあって、やはり広場整備に当たってはそういった対応が必要になってくるという御説明をさせていただきました。
 それから、項目3は駅舎でございます。中野駅北口改札前のバリアフリー対策、これについてはどうなっているかという御質問でございました。これにつきましては、今回の北口改札の改修の中で、駅前広場とそれからコンコースの中のレベルを同一にしてまいります。そういったことから段差を解消してまいります。南口に関しましても、JRに対して改善を強く申し入れてまいりますという御回答をさせていただきました。
 それからJRの駅ビルというような計画について御質問があったわけでございますが、これにつきましても、具体的な考えについてはまだJRのほうからは情報をいただいていないという回答をさせていただいたところでございます。
 それから、5ページでございますが、第1期整備の事業費、JR負担、補助金額は幾らかという具体的な質問があったわけでございます。これにつきましては、第1期整備で約16億円というような試算をさせていただいてございます。これは10か年計画の中でも盛り込んだ内容でございます。そういったことからこの金額。それから補助に関しましても、都市交通システム等の補助事業を順次活用しながら、できるだけ区の負担が少なくなるように整理を進めていくというような内容でお話をさせていただきました。
 それから、4番ですね。JRの負担割合について、他区でも同様な事例があるのかということでございまして、簡単ではございますが、大体都市側が一般的には負担をしていると聞いてございますということで回答させていただいたところでございます。
 それから、6ページでございます。その他事項の2番でございますけれども、警大跡地の整備までに駅周辺の整備が間に合うのかという御質問がございました。これにつきましても、現在中野駅地区の第1期整備を平成24年春までに完了させていくという予定で取り組んでいるという回答をさせていただいたところでございます。
 それから一番最後、4番でございますが、殺伐とした景色を構成してしまうのではないかという御質問があったわけでございます。これにつきましても、現在基本設計をまとめるための景観検討、こういったものも進めておりますので、そういった御紹介をさせていただいたところでございます。
 これが9月22日に行った区民説明会の結果でございます。
 それから、表に戻りまして、都市計画変更(案)についてでございます。これは先ほどお話し申し上げましたが、原案から案にする段階で大きな変更をしたというところはございません。東京都の指導によりまして技術的な指導があったところについては、それに基づいて修正をしているという内容でございます。したがいまして、今回は、別添資料-2のところで都市計画の変更図書という形で御紹介を申し上げておりますが、御説明のほうは割愛をさせていただきます。それぞれ中野歩行者専用道路1号、それから中野駅北口広場、それから中野駅北口駐車場、こういったものについてそれぞれこういった図書ができているということでございます。
 それから別添資料-3のほうでは、東京都の決定事項、これは現在東京都さんのほうで東京都案とするべく作業を進めてございまして、現段階ではまだ紹介がされてございません。したがいまして、前回の素案、そういったものを別添資料-3という形で、参考ということで今回は添付をさせていただいてございます。後ほどお読み取りをいただきたいというふうに思います。
 それから、この都市計画変更(案)でございますが、12月17日に区民説明会を区役所7階、第8・9・10会議室で行う予定でございます。これは、この都市計画の手続を進めていく段階で必要な説明会ということもございまして、開催をさせていただくというものでございます。
 1枚目の5番、今後のスケジュールでございます。平成22年12月17日、区民説明会を行わせていただいた後、来年の1月下旬から2月の上旬にかけまして、都市計画法第17条の公告・縦覧、それから都市計画に対する意見書の受け付けをさせていただいて、来年2月中旬には中野区決定分について中野区都市計画審議会に諮問し、答申をいただく。それから3月中旬には、東京都決定分につきまして、東京都都市計画審議会に諮問し答申をいただく。3月下旬には都市計画決定をしていきたいというふうに考えてございます。
 そして一番最後、別添資料-4の中に、今回区民説明会で使う資料、これを添付してございますが、これにつきましても前回御説明を申し上げた内容と変更はございません。一番最後のスケジュールだけが今回少し短くなっているということでございまして、この内容で区民説明会を行わせていただくということございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、御質疑はございませんか。
岡本委員
 4ページの駅舎のことでちょっと確認というか、前回9月6日の日にもバリアフリーのことで報告があったんですが、確認の意味で質問させていただきたいと思うんですが、南口については、改札を入ってからコンコースまでの段差がある。それで、あとスロープがある。ああいう状態はバリアフリーになっていると言えるのか言えないのかちょっと教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今の数段の段差を下るためのエスカルというんでしょうか。そういったものは設備されていると思いますが、これについては一応基準には適合しているというふうに思っておりますが、ただ、人がいませんとなかなか活用できないということもございまして、やはり単独で上りおりできるようなスロープ、こういったものにできないかということでJRさんにはそういった御要望をしているところでございます。
岡本委員
 ガード下の歩道のグランドレベルとコンコースの段差が何十センチかあるわけですが、北口の改札のほうはコンコースと同じレベルにして、広場も同じレベルにするということは、この前説明があったとおりなんですが、その北口の改札に行く方で、ガード下の歩道から行く場合には、その段差はどういうふうに解消する――段差はあるんですけど、要するにスロープにするのか、階段にするのか。この前の委員会で細かい説明がなかったんですが、そこはどういうふうにバリアフリーを考えているのか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 現在の中野通りから北口駅前広場に向かう場合といったルートがあるかということの御質問だと思います。これにつきましては、車いす利用の方も御利用できるようなスロープ、それから健常者の方が利用できる階段、そういった両方の整備をしていきます。それからもう一つは、現在の北口から中野通りを横断する場合、これは横断デッキをつくりますというお話しを申し上げましたが、こちらのほうには当然エレベーター設備、それから足の弱くなっている方にはエスカレーターを活用していただく。それから階段と三つの方法で考えているということでございまして、それぞれ十分ユニバーサルデザインに配慮していこうということで取り組んでいるところでございます。
岡本委員
 北口のほうから駅舎を見た場合に、改札口のところのレベルはコンコースと合わせる。それから券売機のところも同じレベルになっているだろうと思うんですが、そこから右のほうのいわゆるガード下の歩道のところの段差があるのを、要するに迂回して車いすとしてスロープにしているのか。健常者は階段でいいんでしょうけども、そのところがちょっと前回の図面ではよく読み取れなかったんですが、そこはそのスロープはどういうところに、つまり、ガード下の歩道から改札口まで行くその段差のスロープはどこへつくのか、ちょっと前の図面ではよく見えなかったんですが、教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 いわゆる階段とスロープ、双方用意をするということでございます。今、委員のおっしゃった券売機というところのお話がございましたが、券売機のところは、やはりスロープがあると非常に使いづらいということがありまして、券売機の前についてはできるだけフラットな形で券売機を利用していただくと、そういったようなことは考えているところでございます。
岡本委員
 大体理解できましたが、ガード下の歩道から券売機のほうに行くにはまず階段があって、それから少し上がったところにスロープがあって、券売機なり改札のほうに行くというような、そういう構造だと理解してよろしいでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 恐らく、委員の今おっしゃったようなことで整備計画ができていくのかなというふうに思っております。
林委員
 以前もお聞きしたとは思うんですけれども、この第1期整備というのは、どのような工事か教えていただけますか。第1期整備というのは何をすることかを。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 第1期整備につきましては、都市計画の説明資料の中で、区民説明会に使う別添資料-4でございますが、別添資料-4の第15こま目、第1期整備というのが書いてございます。ここが第1期整備ということでございまして、まず、現北口駅前広場のバス乗降場、こちらを中野サンプラザのほうへ出して仮設バス停を整備します。バスがいなくなった現北口駅前広場を歩行者中心の広場として整備をするとともに、北口改札をこの駅前広場へ向けて改修をいたします。
 それから、新北口駅前広場、現在の駐輪場が下にあるところですが、これについては、現在の駐車場や自転車駐車場、これについて移設整備をいたしまして、中野通りの上空に整備をする東西連絡路の施工ヤード、要するに作業ヤード、そういったものをつくっていくということと、それから、西側の警大跡地のほうへ歩行者が安全に歩行ができるようなルートを確保していく、こういったところが第1期整備というものでございます。
林委員
 今、着手しているものはこの中にあるんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これについては本日の説明の中でございますので、そちらに譲らせていただきたいと思います。
林委員
 多分、駐車場、今北口のところで工事をなさっている、それはされているなと思うんですが、それ以外は、今後のスケジュールで都市計画決定が出されないとできないものだと思うんですが、都市計画決定がなされないとできないものはこの整備内容のうちのどれなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これにつきましても、後ほどの本日の報告事項でございますが、6番、第1期整備に係る仮設バス乗降場とか右折車線とか、こういったところで御説明をさせていただきたいと思います。
林委員
 では、次の説明のところであれするんですけど、今、区民の御意見の中で、第1期整備は平成24年春までに完了すると区の見解をお答えいただいた中、多分この都市計画決定をクリアしないとできないものがたくさんあって、そうなると、23年3月下旬以降ではないと着手できないという中で、1年間でこれだけの仕事ができるというお考えなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 はい、やっていくという考え方でございます。
久保委員
 5ページのところなんですが、第1期整備の予算は約16億円で、ただし、この都市交通システム整備事業については、事業の全体が補助採択されるかどうか現在のところ未定であると。この事業の全体というのは第1期整備の事業ということを指しているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 第1期整備につきましては、大体この都市交通システムの整備事業で行けるのではないかというふうに思ってございます。ただ、2期以降が同様の補助事業になるかどうか。この下のほうにも書いてございますが、都市計画交付金がいただけるような補助事業もございますので、そういった方向にシフトしていくことも十分考えられるということでございます。
久保委員
 ということは確認ですが、ここで言われているように、一般財源による支出はほとんどないということが第1期整備の事業費であって、あくまでもこの下に書かれているのは第2期以降ということに受けとめてよろしいんですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これについてはそういったような御理解でよろしいかと思います。
森委員
 1点だけ確認させてください。一番後ろの今後のスケジュールなんですが、左から意見書があって、矢印が伸びているそこの下なんですけど、9月の委員会でいただいた資料では、その後に都市計画案への意見書受付というのが入っていて、今回は抜けているんですけど、これは何か書き方を変えたというだけという理解でよろしいんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 原則的にこの手続に変更はないと思いますので、少し書き方を変えているということで御理解いただければと思います。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 5番、中野駅現北口駅前広場等の整備・景観形成等の方針についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これはA3のペーパーでございます。(資料6)「中野駅現北口駅前広場等の整備・景観形成等の方針について」ということでございます。これにつきましては現北口駅前広場、あるいは東西連絡路の基本計画を進めるに当たりまして、整備・景観形成等の方針について9月6日に当委員会に報告をさせていただいた中野駅地区整備・景観等検討会において検討してまいりました内容を報告させていただくものでございます。表紙をお開きいただきたいと思います。
 まず、1ページでございますが、こちらのほうは、中野駅地区にかかわると思われる上位計画等を整理をさせていただいて、その中から景観形成上のポイントを導き出していくという作業を行ってございます。上位計画等から、まず左側の中ほどに景観形成のポイント1ということで、「中野の持つ多様性・ポテンシャルを活かした新たなまちづくりと一体となった活動拠点の形成」「中野の顔となる広域的交流拠点にふさわしい景観形成」。それから右下のほうに、景観形成のポイント2ということで、「賑わいを高め、交流を促進する景観形成」「みどりの拠点づくりと環境負荷低減に配慮した景観形成」「すべての人にやさしいユニバーサルデザインに配慮した景観形成」などをポイントとして整理をさせていただいたわけでございます。
 2ページをお開きいただきたいと思います。こちらのほうでは、今申し上げた上位計画を整理いたしまして、中野駅地区の景観形成の基本方針、コンセプト等を提案させていただいたわけでございます。左側、上でございますが、景観形成の基本方針、こちらのほうでは、「地域特性を活かした個性あるシンボル景観形成」「中野駅周辺の回遊性を促し四つの広場相互の賑わいをつなげる景観形成」「周辺のみどりの軸の受けとなる、みどりの拠点・みどりのネットワーク形成によるうるおい溢れる景観形成」「だれもが安心して行き交い、過ごすことができるユニバーサルデザインの景観形成」としてございまして、これを踏まえまして、右のほうに中野駅地区の景観形成コンセプトを、「賑わいの重なりをつなげるみどりの活力創出拠点」といたしてございます。これは、「中野駅を中心といたしました四つの駅前広場の多様な個性による重層的な賑わい空間、これをみどりのネットワークでつなげることで、新たな都市活動をはぐくみ、東京の新たな活力を生み出す『顔』づくりを実現する」ものでございます。
 下の図は、中野駅地区の景観コンセプト図でございます。左上、まず中野四丁目地区でございますが、こちらのほうでは、多様な都市機能に加え、人々の活動、みどりの拠点としてコンセプトづくりの中で生かしていくという特徴を書いてございます。
 それからその下の中野三丁目地区でございます。こちらのほうは、「落ち着きとにぎわいのある空間」ということで、個性的な店舗群と小劇場の集積、こういったものを景観のコンセプトの中に生かしていくということを考えてございます。
 それから、右側の中野二丁目地区でございます。こちらのほうは、やはり駅のそばは多様な都市機能、それから落ちついた上質な生活空間とみどりの拠点等の個性あるものでコンセプトをつくり上げている。
 それからその上の中野五丁目地区でございます。この中野五丁目地区は中野のにぎわいの中心として、今後とも整備の核としていくということでございまして、この四つの異なる特徴、こういったものを、この中心にございます中野駅地区で四つの多様な空間のつながりを維持形成していくということで考えております。
 3ページでございますが、こういった四つの地区の特性を踏まえまして、特に現北口駅前広場の景観整備の考え方を整理してございます。中野駅地区と各駅前広場の景観形成の基本方針等を踏まえまして、現北口駅前広場の景観整備の考え方を提案させていただいているわけでございます。現北口駅前広場でございます。これについては、「中野らしい賑わい創出拠点空間を形成する」としてございます。「多様な賑わいの創出拠点となる、利用形態に応じた広場空間の整備」「各空間の賑わいがにじみだす、一体性ある広場空間の整備」を進めたいということでございます。
 現北口駅前広場の利用者属性、ここに書いてございますように、若者の方、学生の方、通勤客の方、観光客の方、買い物客の方、居住者の方、多種多様な方がこの広場を利用するということでございます。したがいまして、その利用形態につきましても、待ち合わせで活用されますし、あるいは休憩、あるいは交流の場としてこの広場が活用されるように整備を進めていくということでございます。
 空間構成といたしましては、まず「賑わい軸」といたしまして、駅とサンモールをつなぐ主要歩行者空間を形成してまいります。それから、さらには東西連絡路によりまして、現北口駅前広場、新北口駅前広場、両広場との連続性を感じられる、そういったようなデザインに十分配慮していこうということでございます。「みどり空間」といたしましては、この広場だけではなくて、その外周部に既存の桜並木がございます。そういったものの保全配置、中野のシンボル景観を形成していこうということでございます。「広場空間」につきましては、ゲート空間として、にぎわい空間として、少し面積的には小さいんでございますけれども、まとまりとゆとりあるユニバーサルデザインに配慮した広場空間を形成」をしていくということでございます。
 すぐその下でございますが、これは東西連絡路の整備の考え方でございます。これにつきましては、現北口広場と新北口広場をつなぐ主要動線、相互の広場の連続性を感じられるように広場デザイン要素との統一を図ってまいります。シェルターを考えてございまして、シェルターデザインについては、後ほど説明しますが、南北シェルター、新北口デッキと調和させると。現北口広場側には多様な利用に配慮することでにぎわい創出拠点を形成してまいります。それから一つ飛ばしますが、全体といたしましては、現北口広場からサンプラザ方向への視線を意識した配置、デザインとしていくということでございます。
 右側のほうでございます。一番上でございますが、赤い枠で囲った部分、これは広場整備そのものでございます。現北口広場でございますが、緑陰広場空間といたしまして、待ち合わせや休憩、交流のために利用される広場空間、あるいは、緑陰樹木やベンチを適宜配置いたしまして、ユニバーサルデザインに配慮した広場空間を形成してまいります。
 それから、すぐその下の赤枠でございます。広場内の車道空間でございますが、これにつきましては、広場空間と一体感を意識した形成を行うということで、イベント等の利用時には、そういった広場として一体的に活用できるような整備の仕方を模索していくということでございます。
 それからすぐその下に南北シェルター空間というのがございます。これはちょうど現在の改札北口からサンモールへつながるピンク色のラインでございます。ここにつきましては、南北シェルター空間といたしまして、サンモールと駅の軸線となる主要動線を形成いたしまして、周囲とのつながりを確保した開放的なシェルター空間を形成するとしてございます。
 それからその下でございますが、駅のゲート空間、これは現北口の改札の改修でございます。これにつきましては、改札口と券売機前のゲート広場であり、主に待ち合わせに利用される滞留空間、シェルターデザインは東西連絡路、南北シェルターと調和させることとしてございます。
 その次、4ページでございますが、これはそれぞれの整備を進めるに当たっての留意点ということでございます。こういったそれぞれの要素ごと、色彩とか、歩行者案内サイン、照明、植栽、シェルター、ストリートファニチュア、こういったものに十分注意をしながら整備を進めるということでございます。
 5ページでございますが、こちらのほうはイメージ図になってございます。右上に広場の模式図が示してございまして、それぞれのイメージ箇所を明記させていただきました。まず、右側の下のところでございます。これは現在の北口改札からサンモール入り口への雨に濡れない歩行者動線イメージということで、ここでは開放性を持たせるために、このシェルターを片側の柱、片持ちばりのシェルターということで提案してございます。それから、東西連絡デッキの部分でございます。これは左側の上のイメージ図でございますけれども、エスカレーターを南側に配置いたしまして、その部分についてはシェルターを設けていくという考え方でございます。それからその下の図については、現在の中野駅のコンコースから北口改札の改修部分を示したと、そういった内容になっているものでございます。
 この景観形成等の方針につきましては、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して御質疑はございませんか。
内川委員
 御苦労さまでした。まず聞きたいのは、2ページですね。下の図で4地区に分かれておりまして、中野三丁目地区ですね。「個性的な店舗群を活かしながら、新たな商業・文化拠点と連動した、落ち着きとにぎわいある空間を形成する」、落ちつきとにぎわいというのは相反するものでして、非常に難しいなと思うんですけれども、もうちょっと具体的に説明していただけますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 ここは、中野三丁目地区のほうにつきましては個性的な店舗群がございます。それと、ここにも書いてございますように、小劇場の集積、そういったものを一つのにぎわいという形でとらえながら、周辺の住宅地の落ちつきとうまく調和をさせていく、そういったようなコンセプトの中で整備を進めていく必要があるということでございます。
内川委員
 続きまして、4ページ目でございます。これはどなたが考えたのかわかりませんけれども、現北口広場と新北口広場のほうには、「賑わい、活気、シンボリック」。それに比べるところの南口広場と中野三丁目のほうは「落ち着いた」とか「温かみ」とか、南口のほうもにぎわいとか活気がやっぱり欲しいですし、シンボリックなものも欲しいんですよ。南側の人がこれを見ると、もうすべて北のほうに重立ったものは集中しちゃって、南に行ったら本当にどうなってしまうのかなと。南側のにぎわい、活気というものもぜひ考えてもらいたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この南口の現在の広場のほうにつきましては、やはり都市的、機能的、そういったものがあって、その中にもみじ山といったような落ちついたエリアもあるということで、そういったものをうまくイメージしながら整備を進めていくということで記載をさせていただいたものでございます。中野三丁目側でございますが、先ほども申し上げましたように、小劇場、そういった大々的なにぎわいというようなイメージではなくて、あくまでもヒューマン的な温かみのある安心な広場としていくことがイメージとして語られているということでございます。
佐藤委員
 すみません、わからない言葉があって、シェルターというのは、普通、女性のシェルターと、緊急一時保護に、私たちは日ごろいつもそれを使う言葉が多くて、ここでシェルターと出されて、一体何がシェルターなのか全然イメージがわかないんですけれども、一体何なんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 簡単に言えば屋根のようなものです。通常、バス停のところに上屋がありますよね。ああいったものもバスシェルターといった用語で呼んでいたりするものですので、一般的にこの都市整備のそういったかぶせるようなものをシェルターといったような形で呼称しているというものでございます。
佐藤委員
 じゃあ、屋根と言っていただいたほうがいいと思います。何か隠れるところをつくってくれるのかなと思ったら、開放的なシェルターとかと言うからわけがわからなくなっちゃうので、屋根つきというふうに日本語で言っていただいたほうがいいですが、連続性のあるシェルターと言いながら、何か連続が切れていて、いわゆる車いすのスロープがあるところは屋根がないとか、何かそこで一瞬また傘を差したりかっぱを着たりして何かというのは、逆にすごく不便なんじゃないかと思うんですけど、その屋根の連続性というのはどんなふうに考えられていますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これは段階的に今回幾つか整備をしていくということになりますので、こういったシェルターの方針の中でシンプルで連続性のあるデザインということで、これがどこかで途切れたりしたらおかしい話になりますので、やはり駅の利用と広場の利用と東西連絡路、あるいは新北口駅前広場にできると考えておりますデッキ、そういったところの雨に濡れないスペースと連続していくということでお話を申し上げているということでございます。
佐藤委員
 本当に車いすの方が途中でかっぱを着たりしなくても済むような形での連続性も考えて、エレベーターにつながるところとか考えていただきたいと思いますし、屋根つきとちゃんと説明していただいたほうがわかりやすいです。
 それともう一つ、ストリートファニチュアというのは、これはモニュメントのことというのを、あそこの千光前通りにある図書館のところに行く道にあるような、ああいういろんな銅像とか、あのころはバブルの時代で、すごい何でもかんでもつくろうというので、駅のところに、今はもう消えちゃっていますけれども、光り輝く絵が、星座の絵なんかあったり、あるいは道路を歩くところの下からも星座が見えるような感じとか、あとモニュメントもいろいろつくられていますけど、そういうふうなモニュメントをイメージされているとしたならば、逆に今、本当に財政が厳しいときだし、やはり最低限そういう機能の部分、人が歩くのに必要な機能の部分は必要だし、それからここには出ていない、いわゆる景観、景観と言っていますけれども、サイン計画、わかりやすい誘導ですよね。どんなふうにわかりやすくいろんな施設の行く道の標示をしていくのかというサイン計画のほうが、本当に福祉のまちづくりの観点からいうと、これから高齢者もふえますし、すごく大事なところで、それがちっとも入っていなくて、何か景観という、何か飾り物をつくるみたいなイメージがあるんですけども、これはちょっと極力抑えていただきたいんですけれども、どんなイメージなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 こちらの資料のほうにはストリートファニチュアと、括弧書きでモニュメントと書いてあるんですけれど、通常は、ファニチュアといいますと、道路上に置かれるいすとか、あるいは、要するに休憩スペース、こういったものもファニチュアに含まれるわけでございます。通常、道路と歩行との区別をするボラード、要するについ立てと言うんでしょうか。そういったものもファニチュアの一種であったりするわけで、今後、こういった用語についてはできるだけ図をお示ししながら御説明することが大事かというふうに思ってございますので、今後お出しするときは、十分絵の中で御説明をさせていただこうというふうに思ってございます。よろしくお願いをいたします。
佐藤委員
 福祉のまちづくりの観点で、そういう、例えば高齢者の方がちょっと腰をかけられるような、さっきおっしゃったようないすを配置すると、そういうふうに言っていただいたほうがわかりやすいし、そのほうがずっと共感を呼ぶし、それからやっぱりサイン計画というのをきちっと入れていただきたいと思います。モニュメントって、何かまた銅像をつくるのかとか、余分なこれがすごくお金がかかって、あまり機能的には役に立たないようなものは、やっぱり極力そういうふうなイメージをさせるようなものをつくろうとするような計画は抑えていただきたい。これは要望しておきます。
森委員
 簡単に2点だけ質問させていただきます。まず1点目なんですが、この資料はどういうプロセスを経て出てきたのかというところを1点教えてください。
 それから2点目なんですが、景観形成、これから都市整備を進めるに当たって、こういうコンセプトをはっきりさせるというのは、いいことというか、あってしかるべきことなのかなと思うんですが、一方できょう説明を聞いていると、どうも何かもやもやとしていて、はっきりとしたイメージがわかない部分があるんですね。それを具体的に設計に落としていくって大変な作業になるんじゃないかなと思うんですが、そのあたりの御認識というか、考えというか、お聞かせください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この資料の作成の経緯につきましては冒頭で簡単に御報告させていただいたんですが、9月6日に同じこの委員会の中で御報告させていただいた中野駅地区整備景観検討会、これを設置するということで、景観等について今後検討してまいりますという報告をさせていただきました。本日はその中間的な方向ということで報告をさせていただいているものでございます。今後、現在作業を進めているわけでございますが、こういった内容をもとに絵のほうをかいているという状況でございまして、そういったものが明らかになった段階で改めてまた御報告をさせていただくと。そういった考え方でございます。
委員長
 では、委員会を休憩いたします。

(午後3時08分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後3時20分)

 では、先ほどの質疑を続行させていただきます。
佐野委員
 まだ、続行ということなんで、ちょっと一言言わせていただきたいんですけども、一言が長くなっちゃいけないんですけれども、御担当者として、この4ページ目に書いてある、いろいろ横文字がいっぱい出ているんですけども、この辺は十分御理解はいただいた上で書いていると思うんですけども、一般の区民が見たときに、あるいは聞いたときに、図と一緒じゃないから、これから図を一緒にイメージして出しますとさっきおっしゃっていましたが、わかるとお思いでしたか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 横文字が非常に多うございまして、非常に申しわけないというふうに思っております。今後、絵とあわせて御説明をさせていただこうというふうに思ってございます。
佐野委員
 これは多分、委員会か何かあってそのとおりを書いているんですか。それとも脚色というか、ある程度、その委員会の中でこういう言葉を使われた先生がいらっしゃるから、その先生が言われたとおりのことを書いたということなんでしょうか。その辺の出どころはどういうことなんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これは検討会の中でまとめられた資料、そういったものをここでお出しさせていただいたというものでございます。今後十分注意をさせていただきます。
佐野委員
 それならそれでいいんですけども、もしその場で出たらばやはりわかりやすく、さっき言った、この中に幾つありますか。ボラードだとか、ストリートファニチュアだとか、ランドマークだとか、もう我々ですらわからないようなことが、70、80歳のおじいさん、おばあさんにわかると思うようなことで、やっぱり区民にわかるというような表現で直すとか、それはもしそういった方に御理解いただくようにしていただいて、そういうようなことで訂正させていただいて直して出しますよというようなことを、せっかく識者の方がこういう発言をされたのであれば、そういうことを皆さんにわかりやすく説明させてくださいということを御理解した上でやっていただくということを、今後御配慮していただきたいことをお約束していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 先ほど来、御注意をいただいているところでございまして、こういった要望につきましては、今後十分留意して、どなたでもわかる形での説明資料を加えるなり、あるいは、できるだけ日本語に直した形で資料づくりをするということで、委員会のほうには十分そういったこともお願いをして、資料として作成をしてまいりたいというふうに思います。
委員長
 暫時休憩いたします。

(午後3時23分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時24分)

久保委員
 言葉もわかりにくいんですけど、図も大変わかりにくくて、誤解を招くようなところが多いのかなと思っています。前回の委員会のときにも高低差のことというのが非常にいろいろ推移があったかと思います。先ほど岡本委員のほうからも、改札口の部分のスロープのことですとか、階段のことというのがありましたけれども、例えば、5ページのグレーの部分なんですが、これが高さをあらわしているわけではないんだろうと思うんですね、色が違っているのが。例えば、ここで示すとなると、先ほど岡本委員が聞かれていたのはどこの部分で、どういうようなことをしているのか、段差解消を図っていくというようなことをこの前もおっしゃっていましたけれども、その点が1点です。
 それから、中野通り沿いなんですけれども、ここのところが3ページのほうの真ん中の部分で、ピンクの動線がありますよね。ピンクの動線ですと、北口改札を出て、サンモールのほうに抜ける動線と東西の通路の動線があります。ブルーの動線の下に隠れていますけれども、中野通りのところの三井住友銀行のコーナーのところから、さらに駅のほうに向かってのところに、ここに歩道というか線が引かれていると思うんですね。これはどういう意味合いのものなのかというところを2点教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 まず、この5ページのほうですね。この右上の模式図は、車の通る場所と人の通る場所の色を濃淡で分けているということでございます。先ほど岡本委員の御質問のあった券売機の位置あたりは、この改札口と書かれているすぐ左側のところが券売機あたりが来るだろうということで想定をしてございまして、ここの部分については、この白っぽくなっているところについては、できるだけフラットで整備をしていきたいなと。そこからすぐ北側の上の部分ですが、このあたりがうまく中野通りにすりついていくような、車いすでも利用可能なスペースになっていくというような考え方でございます。
 それから、もう一つの3ページのほうでございますが、ここの下絵のことかなという気がするんですが、中野通り沿いについては、横断歩道のような絵が入っているということで、これについてはこういうような位置に横断歩道が配置できるかというところで、今回ここに記していただいているものということでございます。
久保委員
 横断歩道ができるかということは、今まだ決まっていないということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これについては協議中ということでございまして、もう少しきちっとした形で協議等が整った段階でお示しをしていきたいなというふうに思っております。
久保委員
 それは東京都とか交通管理者ですとか、そういったところとの協議ということなんでしょうか。その協議が整ったならば、歩行者動線はどういうふうになるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 現在、今、委員のおっしゃったような東京都、あるいは警視庁、警察署、そういったところとの協議がございます。まだ最終的にきちっとそれが整っていないということでございます。それから、今言った、私どもで今考えている動線はこのような内容で考えているということでございます。
久保委員
 ということは、ここの部分は高低差がなくフラットで、今の中野通りの位置でずっと直線で来れるという、そういう歩行者動線というふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野通りは、ガード下が一番低いということで、そこまで順次、北からガード下までずっと下がってきているということでございます。ただ、現段階ではバリアフリー基準、これについては適合しているかなというふうに思っています。
久保委員
 わかりました。そこはまた協議の結果を御報告いただけるのではないかと思っております。先ほどのところのいわゆる改札口のところですけれども、この薄いグレーのところとその上の北側のところ、ここに段差が生じるということですよね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 先ほども申し上げておりますように、券売機のところはできるだけフラットで利用しやすいような形で整備をするべきであろうと。それから、その北側の若干色が濃くなっている部分については中野通りまですりつけるスロープができてくるかなということからすると、白い部分とこの色の濃い部分、ここは若干の段差ができる。そういったことから、ある程度の区切りというんでしょうか、仕切りというんでしょうか、そういったものが必要になってくるのかなというように今考えているところでございます。
久保委員
 それ以上に段差の解消ができなかったということなのかもしれませんけれども、やはりここのところも一工夫、二工夫要るところかなと思うんですね。この段差がいろんな障害になってしまわないような工夫をされるべきだと思います。そういったところが、この高低差の問題であるとか、そうしたことがこのパースでは全く描かれていないんですね。先ほど佐藤委員からも御指摘がありましたように、この下のパースにおいても、空が見えてしまっていて、改札口からサンモールまで実際のところは本当にここに屋根つきでいけるのかというような御心配を、この絵を見ただけではしてしまうと思うので、そういったところが本当に解消されるようなものを出していただきたいと思っております。
 あと、たびたび申し上げておりますけれども、この改札口についてなんですが、現状の改札口、いわゆる中野通り側に向けた改札口というのも、これはやはり残していかなければ西口ができるまでの間というのは厳しいのではないかと思うんですが、その点の検討というのはなされたんでしょうか。全面的に残すということではなくて、例えば自動改札機を1台でも2台でも残すというような、そういった形でJRとお話し合いというのはされているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 改札の位置そのものについては、これはJRが判断をするということになってまいります。ただ、私どもも警大跡地の開発が終わった段階ではオーバーフローするのではないかということはJRさんにも申し上げてございます。ただ、今のところはこの北側に向けた改札で間に合うという御返事でございました。
久保委員
 今のところは間に合うということで、後からじゃあ、例えば閉鎖をしてしまってから、ここは自動改札をもう一回つけようというわけにはいかないのではないかと思うんですね。そこのところは、区としても、オーバーフローということで今おっしゃっているように、そういった心配がある以上は、もう一度これはJRに対して要望するなり、協議していくべきではないかと思いますけれども、そういったお考えはありますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今申し上げましたように、最終的にはJRが判断することということになります。それに対して中野区が要望をしていくということになりますと、また区の負担とかいう話になってまいりますので、そこはやはりJRの果たすべき責任というものをしっかりと追求しながら調整をしていく必要があるというふうに思っています。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 次、6番、中野駅地区第1期整備に係る仮設バス乗降場及び中野通り右折車線等整備についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野駅地区第1期整備に基づきまして、平成24年春の竣工を目指しまして、現在一部樹木の移植等も始まってございますが、仮設バス乗降場、これを仮設バス停というふうに言いますが、それから中野通りの右折車線、これも右折車線というふうに申し上げますが、これの整備を行っていくということでございますので、その内容について報告をさせていただくものでございます。別図を添付してございますので、それをごらんになりながらお聞きをいただきたいと思います。(資料7)
 まず、1番目でございますが、仮設バス停の位置ということでございます。現在の北口駅前広場にございますバス乗降場、これを再整備する必要がございますので、このバス乗降場を区役所・サンプラザ南側道路、これはけやき通りというふうに申し上げてございますが、けやき通りへ仮設バス停として移転整備するというものでございます。
 それから、この整備内容でございますが、別図の主に赤い破線の部分でございます。けやき通り南側歩道に面しまして南側のほうですが、これは2カ所4バースの整備と。それから、けやき通りの北側歩道に面しまして1カ所2バースを整備するというものでございます。このバス停を設置する歩道でございますけれども、この歩道につきましては、その幅員を6メートル以上確保いたしまして、バリアフリー基準に基づいて確保するというものでございます。それから、このけやき通り南側の仮設バス停のほうでございますが、これにつきましては、バスバース、いわゆる歩道を切り込んだバースを設けるということでございまして、バスの停留空間、バスがとまる空間と一般車両が通過する空間等を分離して整備をいたします。ここにも上屋というふうに書いてございますが、それぞれ仮設バス停には上屋を設けていこうということで考えているものでございます。この赤枠、けやき通りの方向に東西に細長い破線がございますが、ここにそれぞれ2バースずつ6バースが整備されるというものでございます。
 それから、この仮設バス停の設置に伴いましてバス路線を変更していかなければいけないということでございますが、これにつきましては、現在、バス事業者、交通事業者とも詰めてございまして、もう少しお時間をいただきたいということでございます。できるだけ早く、こういったものが周知できるようにしていきたいと現在努力をしているところでございます。
 この仮設バス停の整備着手につきましても、整備協定というところを現在詰めてございまして、これも整備の協議が終わった段階で整備を進めていくという状況になってございます。
 それから裏面でございます。二つ目といたしまして、右折車線等整備ということでございます。これは、けやき通りの南側に今申し上げた仮設バス停を設けます。そのバス停の利用を円滑にするために中野通りを北方向から右折するための車線を整備するというものでございます。これは、中野通り沿いのブルーの線で書かれた部分、ここについて整備をしていくというものでございます。これについては、現在の交通量、これは現在整備する内容としましては、現交通量に基づき整備をしていくということになってまいります。それから、この右折レーンを確保しなければいけませんので、現在サンプラザの東側のバス乗降場がございます。これにつきましても、若干西側にシフトしていくという工事を行ってまいります。
 こういった右折レーンの確保等に伴いまして、中野通りとけやき通りが交差する交差点、これについては、やはりその整備にあわせて改良していかなければいけない。横断歩道の位置ですとか、信号機の位置ですとか、そういった部分についても改良をしていかなければいけないという作業がございます。この交差点の改良作業にあわせまして、さらにその下、南側のほうでございますが、こちらのほうはこの線形の変更、それから現北口駅前広場の整備とあわせまして、交通安全のための中央分離帯を設けていくこととしてございます。青い破線の部分でございます。
 それからさらに、新北口駅前広場の中でございますが、現在自転車駐車場があるわけでございますけれども、これにつきましても、第1期整備の東西連絡路、中野通りの横断デッキでございます。東西連絡路を整備することの対応のために、この駐輪スペースを順次西側に仮移転していくというものでございます。このグリーンの破線になるわけでございますが、西側に移転することによりまして、この仮設自転車の出入り口、これも西側に移転をするということで考えてございます。この別図のほうでいきますと、グレーの矢印がございます。この部分に出入り口を移設していくということでございます。北側から2カ所、南側から1カ所、こういったような矢印の変更部分、出入り口の変更部分があるということでございます。
 この自転車駐車場への入り口の西側移設に伴いまして、ちょうど中野区役所-サンプラザ間の道からけやき通りを横断している部分、この横断歩道の位置につきましても、現在サンプラザ側についているわけでございますが、これを出入り口側の西側に移設をしていくということになります。
 それと2番でございますが、このサンプラザ東側バス乗降場、これのバス路線につきましても、けやき通りのバス停のバス路線、これとあわせて、今路線の変更を考えてございまして、これにつきましても決定次第早急に御報告をさせていただこうというふうに思ってございます。この右折レーンにつきましても、工事につきまして、関係機関との協議が済み次第、整備工事に着手していきたいというものでございます。
 この工事に伴いまして、恐縮でございますが、第1期整備として残るもの、先ほど林委員の御質問にもございましたが、この絵にあらわれていないものとしては、中野通りを横断する東西デッキ、それから現北口駅前広場の再整備、それから現北口の改札を北口に向ける。この絵の中にはそれが入っていない。それ以外のものが、この絵の中で今回整備を進めさせていただくということで報告をさせていただきました。
委員長
 本報告に対して御質疑ございませんか。
北原委員
 限られたスペースの中で、この仮設のバス停をつくったり、右折車線を設けたりということでありますから、大変頭をひねるのかなと、工夫が必要かなと思うわけですけれども、1点だけお尋ねしますと、サンプラザ南側の仮設のバス停ですね。あそこは中野通りは相当な斜面になって区役所側に上がってくるわけですけれども、ここに仮設のバス停をつくるということで、バス停というのは大体平らなところにあるんじゃないかなと思うわけですけれども、あの斜面でも可能なのでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回、説明の中でも申し上げましたが、バスバースということで、相当南側に切り込みをつくります。要するに広場側に切り込みをつくってバスのとめるところをつくるということでございまして、その整備にあわせて、バスのとまるところについてはできるだけ勾配のないような形で整備をしていくということで考えております。
北原委員
 できるということですから、大丈夫なのかなと思うわけですけれども、相当な知恵が必要じゃないかなと、素人目に思うわけですけれども、ぜひその辺は安全性を最優先に考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 ここにつきましては、完全に勾配をなくすということは難しいわけでございますので、危険のない範囲まで平らにしていくということで考えています。
委員長
 休憩します。

(午後3時43分)

委員長
 では、再開いたします。

(午後3時50分)

 他に御質疑ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了します。
 7番、西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤施設計画の今後の進め方についての報告を求めます。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 それでは、西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤施設計画の今後の進め方について御報告いたします。(資料8)
 ペーパーのこれまでの経過につきましては、既に御承知ということでごらんいただきたいと思います。2番目の今後の進め方でございますけれども、この連続立体交差事業の実施とともに、必要となる駅前広場や周辺の道路の整備を行うことで、安全で快適なまちづくりが実現されるということから、中野区では、平成23年度の連続立体交差化計画の東京都の都市計画決定にあわせて駅前広場などの基盤施設の都市計画決定を目指していきたいというふうに考えております。そこでまた沼袋駅周辺地区に計画をしている都市計画道路、このうちの一部、沼袋の駅の踏切の南側からちょうど平和公園通りのところになるんですけど、こちらのほうは平和の森公園周辺地区地区計画というのがありまして、その地区集散道路3号という道路と重複していることから、この平和の森公園の地区計画の変更を行う必要があるということになりまして、今後の進め方をちょっと報告させていただきます。
 まず、今年度1月を目標に基盤施設の整備計画、これは基盤施設の基本計画のスペックをもとに、都市計画の素案レベルの図面というふうに御理解いただければといいと思いますが、それを作成しまして、2月に、おおむね想定される権利者となる人たちを対象とした事前の説明会を行います。また、あわせて、この平和の森公園周辺地区の地区計画のエリアの権利者の皆さんへの説明会を行いまして公告・縦覧、さらには意見書の提出という手続を行いたいと思います。これに二、三週間かかるということもありまして、その後、年度末を目標に基盤施設の都市計画素案並びにこの平和の森公園周辺地区の地区計画の変更ということの説明会を行いたいと思います。23年度に、こちらに書いてあるように都市計画案の公告・縦覧、それから都市計画審議会への諮問・答申を行いまして、23年度内に、この基盤施設についても都市計画決定をしていきたいということで考えております。
 報告は以上です。
委員長
 本報告について御質疑ございませんか。
斉藤委員
 一つだけ聞きたいんだけど、この平和の森公園周辺地区の地区計画を、例えば沼袋なら沼袋のまちづくりの都市計画が広がるなり何なり出てきたり、道路付けができてくるときには、もう変えなくちゃならないというのはわかっていたんでしょう。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 そういうことは当然、今までも想定はしていましたけれども、今回、皆さんにお示しした基本計画の中で、こちらの道路付けについて詳しく検討した結果、ちょうどこの駅前広場ができるところ、妙正寺川のこのあたりのところですね。ここのところの今検討している中で、地区集散道路が重複するということが明確になったということから、この地区集散道路を変更して都市計画道路とするということで、あわせて説明会でやらせていただきたいという報告でございます。
斉藤委員
 説明会はいいんだよ。地区集散道路3号はこういうふうにならざるを得ないということ、例えば、まちづくり勉強会なり何なりでやっていれば、おのずとわからなかったの。もうそのときにこういうふうにしなくちゃだめですよと。要するに都市計画も変えて、ここはこういうふうにしないとまずいですねというふうなことは全然言っていないで、急に変えなきゃならなくなっちゃったんですよというふうにしたのと。そこのところの確認をしたいんだよ。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 これにつきましては、今、中野区としては、ここの都市計画として道路を定めていきたいということではあるんですけれども、どこまでの範囲を都市計画として定めるかということについても、東京都、それから警視庁等とも協議をした中で、地区集散道路3号、つまりここの部分の道路について、このたび都市計画道路として位置付けるためには、この地区集散道路の変更が必要になるということが明確になったということから今回報告をさせていただきました。
久保委員
 今のちょっとよくわからないんですけど、要はどういうふうに地区計画というか、地権者には影響あるんですか。地区計画の変更によって影響がある地権者に説明会をするわけですよね。どういう影響が及ぼされるんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 二つあるんですけども、まず、この中で御報告しているうちの一つは、今回の駅前広場ですとか、道路の中野区としての都市計画の線形を検討して、それの対象となるであろう権利者の人に事前に説明会をさせていただきたいというのが1点と、もう一つは地区計画の話で、今現在平和の森公園につきましては、平和の森公園周辺地区の地区計画というのが定められておりまして、この地区計画を変更するときには、あらかじめこの地区計画の計画決定している範囲の権利者の皆さんを対象に説明会をすることということになっておりますので、それもあわせて説明会をさせていただくということです。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後3時57分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後4時00分)

 他に御質疑ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に8番、その他、何か報告ありますか。
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程、その他に入ります。各委員、理事者から何か発言はございませんか。
林委員
 すみません、お疲れのところちょっとだけ質問させていただきます。いろいろなところで地区計画の変更などの話が問題となっています。警察大学校跡地の北側の地区計画変更のことについて、幾つか問い合わせが来ているので4点ほど質問させていただきます。
 1点目、地区計画変更の手続に当たって、今現在具体的にどのような進行になっているのかということをお答えできる範囲でお願いできますでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 警察大学校跡地の地区整備計画につきましては、これから早稲田大学、それと警視庁の建物、それと統合中学校、それと先般御報告した財務省跡地、あそこの用地が中野区が取得ということになれば、それは都市計画公園としての位置付けが必要になってまいります。それら三つの建物及び公園の都市計画手続は今後進めてまいりたい。来年度そういった手続を進めてまいりたいというふうに考えております。
林委員
 ありがとうございます。では、先行して地区計画決定された南側の事業者、あと明治大学、帝京平成大学、中野駅前開発の特定目的会社は、中野区と警察大学校跡地地区のまちづくりに関する覚書を締結していると以前報告をされたんですが、後発事業者の早稲田大学との覚書の締結について現在どのような段階にあるのか。また覚書の内容は先行事業者と比べて違いがあるのかということをできるところで報告をお願いします。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 先ほどの御質問の内容と今の御質問、まさにそうなんですけれども、次回の特別委員会で御報告をさせていただきたいと思っているんでけれども。
林委員
 すみません、あと2点。区が公園用地として買収を考えている中央中南側の土地は、買収に向けてどこまで進んでいるのか。また買収実現に向けて今後スケジュールとか報告の予定などはあるのか教えてください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 これは先般来御報告をしているとおりで、あそこの用地については10月1日に売却対象としてホームページ公開で公募がされております。その期間は2カ月ですので、今年度いっぱい。中野区は既に取得要望を出しております。その結果としては、地方審議会というのが恐らく来年、年明けの2月ごろに設置されます。そこで最終的に財務省がどこに処分するかといった最終的な方針決定がなされるということです。
林委員
 では、最後に。地区計画変更の手続のスケジュール等々教えていただけますでしょうか。特に都市計画審議会との兼ね合いもあるので、もしそれのことを踏まえてのスケジュール等を今教えていただける範囲でよろしいので、お願いいたします。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 これも次回の御報告になるかと思うんですけれども、よろしいでしょうか。
委員長
 他に各委員、理事者から発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回日程を協議いただくために委員会を暫時休憩いたします。

(午後4時04分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後4時05分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は1月24日午後1時から当委員会室で開会することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、本日予定した日程は終了いたしましたので、中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午後4時05分)