平成16年03月08日中野区議会予算特別委員会建設分科会
平成16年03月08日中野区議会予算特別委員会建設分科会の会議録
平成16年3月8日予算特別委員会建設分科会 中野区議会建設分科会〔平成16年3月8日〕

建設分科会会議記録

○開会日 平成16年3月8日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時41分

○出席委員(8名)
 伊東 しんじ主査
 来住 和行副主査
 はっとり 幸子委員
 山崎 芳夫委員
 市川 みのる委員
 こしみず 敏明委員
 佐伯 利昭委員
 伊藤 岩男委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 環境部長・環境消費生活課長 寺部 守芳
 環境消費生活課長(環境部長事務取扱)
 資源循環推進課長 大杉 規子
 清掃事務所長 遠山 幸雄
 都市整備部長 石井 正行
 まちづくり調整担当部長 那須井 幸一
 都市計画課長 服部 敏信
 まちづくり課長 久保田 浩二
 住宅課長 高野 祐二
 指導課長 遠藤 由紀夫
 建築課長 秋元 順一
 道路課長 尾崎 孝
 交通対策課長 登 弘毅
 公園緑地課長 大谷 則章

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 吉田 哲郎

○主査署名

○審査日程
議題
 第6号議案 平成16年度中野区一般会計予算(分担分)


主査
 定足数に達しましたので、ただいまから建設分科会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査は午後5時を目途に進め、途中3時ごろに休憩を入れたいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。
 第6号議案、平成16年度中野区一般会計予算について(分担分)を議題に供します。
 それでは、審査に入ります。
 初めに、前回保留とされた答弁をお願いいたします。
寺部環境部長
 それでは、答弁保留をさせていただきました分につきましてお答えを申し上げます。
 まず、NO2 の測定に関してでございますが、住民の団体の方が測定しておりますのがありますが、幹線道路沿道、それから住宅地を含めまして348カ所測定をしております。24時間測定というふうに伺っております。
 それから、環境基準に適合している項目とそうでない項目につきましては、その事情というお尋ねでございました。適合しておりますのは二酸化硫黄(SO2 )、それから河川水質の水素イオン濃度、溶存酸素量、浮遊物質、生物科学的酸素要求量、この四つでございます。河川についてはすべて適ということでございます。それから不適の項目でございますけれども、SPM(浮遊粒子状物質)、これにつきましては年間の平均値では環境基準を達成しておりますが、基準が非常に細かくありまして、例えば連続2日間オーバーしますと、もうそれが1回あっただけで不適になるというような基準がありますので、この関係でここでは不適というふうになっております。それから二酸化窒素(NO2 )でございますけれども、これも年間の平均値は環境基準を下回っておりましたけれども、やはりもう一つの基準といいますか、もう少し厳しい基準がありまして、ちょっとこれは説明すると難しくなってしまうので、省略させていただきますけれども、そういう基準がありまして、それが適用されまして不適ということになっております。それから光化学オキシダント、NOx ですが、これも年平均では環境基準を下回っておりますが、超過した日が1時間でもあると不適になると、こういう基準がありまして、これも不適ということでございます。ちなみに平成14年度については、発令回数14回、15年度は5回光化学スモッグ注意報が発令されております。それからもう一つの不適の項目は、自動車騒音です。これは幹線道路沿道の騒音を測定しておりますけれども、これについては約3分の1が適合で、それ以外は不適という、そういう結果になっております。
主査
 ただいまの答弁に対して質疑ございますか。
はっとり委員
 今の項目をお示しになった数字というのは、どの時点なんでしょうか。というのは、ここに書いてあるのは14年度の実績が5件、これは環境基準を達成している項目数が5件になっていますね。それから2003年度は見込みとして7項目というふうな数字が入っているんですけれども、これは先ほどお示しいただいたのは4項目という数字だったと思うんですが、これはいつの時点なんでしょうか。
寺部環境部長
 環境項目は9項目ありまして、適という項目は先ほど申し上げた河川水質について4項目と、それから二酸化硫黄(SO2 )これが適ということで、残りの4項目が不適ということです。これは測定につきましては、区内の測定所で通年測定していますので、それで判断をしています。それから、河川水質につきましては、さきに御答弁申し上げた年4回の調査ということです。それから自動車騒音につきましては、14年度につきましては、通年ではなくて特定の日にち、場所、12道路について調査した結果でございます。ここに出ています適5項目というのは、河川水質の4項目と二酸化硫黄で五つと、そういう意味でございます。
はっとり委員
 それで、前回の質問で不適という項目がその達成基準までに、細かい数字はともかくとして、どのぐらいの幅があるのかということをお尋ねしたんですが、その点についてはいかがでしょうか。
寺部環境部長
 基本的には、例えばSPM(浮遊粒子状物質)ですが、年間の基準値、数字的には適合していますが、連続して2日間、少し超えたという数字、例えばもう一つ、NO2 でいきますと、0.06というのが0.061というようなオーバーがあったと、そのくらいの数値で基準を超えたということがあります。
はっとり委員
 この環境調査に関しましては、この目標に書かれているように区民がいつでも知ることができる状態であることを目標とするということですので、やはりこうした、もうこれは30年、もっとでしょうか、毎年行われてきている調査だと思うんです。最近行っているというようなものではないと思いますし、やはりきちんと目的に沿った形で何のためにこの調査をしているのかということをきちんと押さえた上で、区民がいつでも知ることができる状態にしておくということは非常に重要なことだと思いますので、ぜひこれからそうしたきちんとした取り組みをしていただきたいと思います。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、前回に引き続き本日の審査を始めたいと思います。
 本日は歳出の都市整備費、予算説明書補助資料の268ページからとなります。268ページ並びに269ページ、都市計画関係人件費等について質疑ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進めます。
 続きまして270ページ、事業名2、都市計画管理事務について質疑ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 次へ進めます。
 271ページから272ページ、事業名3、都市計画について質疑ございますか。
はっとり委員
 地区計画についてお尋ねしたいんですが、これは地区計画に関する会議の開催が来年度、3地区で36回ということで書かれております。この支援の開始ということですけれども、この支援ということについて、内容をちょっとお話しいただけたらと思います。
服部都市計画課長
 今御指摘の成果指標の項の地区計画に関する会議開催の項の支援への開始でございますが、これは中野区全体的にさまざまな地区計画の動きをとらまえまして、それを支援させてもらうといいますか、別な項でそのページにあります事業メニュー2の方ではまた別に、特に重点的に取り組むべき地域を三つ挙げましてやってございますが、全体として取り扱うといいますか、そういう支援としては提案型の地区計画とか、そういったものを区全体で受けとめていく、そういったところでこの地区計画の同じように事業メニュー4の方でございますけれども、まちづくりセミナーとか、そういったものを考えていきたい、そう思っております。
はっとり委員
 私自身も平和の森公園の地区計画のときにもいろいろありましたけれども、地区計画が何であるかということがなかなか住民にわからない、そういう状況があると思うんです。ですから、その住民主体で合意づくりを行った上でのまちづくりであるということを、やはりまず住民の方に知っていただくということが非常に重要なことだろうと思うんです。なかなかすぐに反対運動が起きたりしてしまうと思うんですけれども、そういうことではくて、やはり丁寧にじっくりと地域の方々とお話をされるということが大事だろうというふうに思いますので、ぜひその点を十分押さえた上で、支援を進めていただきたいと思います。
服部都市計画課長
 この件はこの委員会の中でも都市計画審議会の中の報告といいますか、用途地域地区の見直しの中でも同じように地区計画優先というお話をさせてもらいました。ただ、なかなか地域に私たちも出まして御説明するに当たりましても、なかなか今、委員がおっしゃっていますように、御理解願えないといいますか、そういったところもありますので、十分丁寧にやらしてもらう。また、先ほども前に御質問の項でお答えいたしましたけれども、提案型の地区計画ができますような支援とか、いろんな形で十分制度を理解をさせていただきながら、住民の方々の御自分たちのまちをこうやっていくんだということをうまく引き出しながら進めていけるようにやっていきたいと思っております。
はっとり委員
 平和の森地区計画の中でも、本当に当初はいろいろと混乱がありまして、近くのお年寄りからもう毎日夜眠れなくなるというような電話をいただいたりとかあったんですけれども、本当に担当の皆さんには柔軟性を持った形でいろいろと本当に力を尽くしていただいたなと感謝もしておりますし、地域の一人として、ぜひそうした形で十分時間をかけてまちづくりを、住民主体でということに力を置いて、そこへ行政としての役割をきちんと果たすまちづくりを進めていく上での行政の役割ということを押さえた上で、進めていただきたいと思います。
佐伯委員
 今のはっとり委員が質問した地区計画に関する会議開催、3地区36回支援ということなんですけど、これ、15年度の場合、一体何回やっていますか。見込みとして36回と書いてありますけど。
服部都市計画課長
 この上段の成果の指標の項の3地区36回につきましては、事業メニューの2にあります上鷺宮、野方、沼袋、この3地区を前提として、それぞれ住区協議会のまちづくり委員会等に私ども職員が出向きまして当たっていることでございます。このほかに別途、上鷺宮では具体的に個別な勉強会といいますか、それはまた別途、年間これまでにも数回やってきてございます。ですから、定例的に住区協議会のまちづくり委員会、若干、これは各地区名称が異なってございますけれども、そういう中に職員が出向きまして、まちづくりに関する情報提供とか、あるいはそういった支援をしてきているということの内容でございます。
佐伯委員
 では、その上鷺宮地域についてはというお話が出たので、あえてお聞きしますけれども、数回と今言いましたけれども、一体何回来ていますか、地域に。
服部都市計画課長
 15年度は勉強会という形で私も出向きましたけれども、合計今のところ2回という認識でございます。
佐伯委員
 3地区36回ということは、1カ所12回ぐらいを予定していたわけですよね。それで今回のこの問題、先ほど用途地域というお話が出ましたけれども、上鷺宮地域についてはもう本当に寺部さんが担当だったころから積極的に地域に出向いて皆さんの理解を得たいということを再三言ってきている.わけです。それで、去年のこの建設委員会の議論の中でも都市計画審議会の議論の中でも、おおむね3年を目途に何らかの形をつくりたいんだというようなことも言っているわけです。でも、それが年に2回というのはちょっと、あまりにも積極的に地域に出向いてと言っていたわりには、お粗末なんじゃないかなと思いますけど、いかがですか。
服部都市計画課長
 今、御答弁の説明が十分じゃなかったと思います。基本的に各地域の、この当該地域の住区協議会のまちづくり委員会の方には出向いてきてございます。そのほかに別途、御要望があった段階で、いわば別版の勉強会と申しますか、まちづくり勉強会というところで上鷺宮というところで例示させていただきましたけれども、今年度2回、現在のところ、私もそのうち1回お邪魔して、地区計画等々の御説明をしてきた経過がございますけれども、それはやらせてもらってきてございます。
佐伯委員
 それは2回と。住区協議会には1回ですよね、この問題の説明に来たのは。そうすると、3回ですよね、12回予定しているのが。予算上、12回はやろうと、そういう意気込みがあったのに、3回しか実際には来ていない。とてもこれは積極的にこの問題を解決していこうという、そういう意気込み、積極的に地域に入ってというこれまでの御答弁とは反する、そういう状況ではないかなと思いますけど、いかがですか。
服部都市計画課長
 先ほども表のところで成果指標の項のところで御説明させてもらってございますけれども、この3地区36回というところは上鷺宮も含めまして、鷺宮地域センター並びに上鷺宮地域ということで、合同でいわば鷺宮地域センターもまちづくり委員会もございます。そこでも御説明してございます。中杉通りとか、あるいは沿道のまちづくり等々についても御説明をしたきたトータルの回数で、この3地区が上鷺、鷺宮を合わせましてこの表になってございますけれども、その辺を御理解いただきたいと思ってございます。おおむね鷺宮地域センターも今年度の前半から月に1回やってございますまちづくり委員会等々にも毎回職員が参加いたしまして、その必要な情報提供をさせてもらってきてございます。
佐伯委員
 じゃ、それはその部分はもう百歩譲るとして、去年の4月を基点として3年という期限を出したわけですよね、実際に。総括でも言わせていただきましたけれども、おおむねとか3年を目途にとかという、そういう表現じゃなくて、3年以内、いついつまずにやるんだと。ですから、ことしが2004年ですよね。2007年3月31日までには必ずやるんだと、そういうような一つの目標を掲げてやっていかなかったら、おおむね3年を目途になんて、こんないいかげんな約束はないですよ。やっぱり3年以内ということできちっとやるという決意、そういったものをお見せいただきたいと思いますけど。
石井都市整備部長
 この問題は私が本会議で御答弁してございますし、もちろんそのつもりで進めていくという決意は今も変わりません。4月以降、陣容も増やして精力的にやっていきたいというふうに考えています。
佐伯委員
 それでこれは先般、市川委員も総括でおっしゃっていましたけども、決して大きい声に惑わされることないように。住民の意向というのはかつて公明党の西村議員が独自にやった調査ということで、建ぺい率、容積率については緩和してほしいという意見が大勢であるということ、それはもう多分、服部参事も地域を歩いてわかっていると思います。しかし、こういったことが実際に公式の場に出てくると、でかい声がそういう民意を押しつぶしてくるというような傾向がありますので、ぜひその辺はアンケートを取るんでしたら、しっかりと民意というのを吸い上げてもらいたいと思います。いかがでしょうか。
服部都市計画課長
 そのページの同じ事業メニューの項の2番にあります関連地区の計画作成の項で、(1)の住民意向把握のアンケート、まさにこれが今委員がお話しされております地域の意向の把握でございます。さまざまな地域の課題も整理しながら、まだ具体的にどれくらい規模の計数を当たるかどうか、全体の上鷺宮地域の戸数を勘案して、どれぐらいできるかどうかあれですけれども、一定の数を対象に住民の方の意向を的確に把握していきたい、そう考えております。
市川委員
 住区協議会と地区計画の網をかけたいという要望も出た地域との関連というのか、そのかかわり方というのをちょっとお尋ねしたいと思います。
服部都市計画課長
 住区協議会は基本的に地域の横断的な課題を協議いただく話し合いの場と認識してございます。したがって、先ほど来ご説明していますように、地域さまざまな方々がいらっしゃいます。土地を持っていて、そこにお住まいの方、あるいは今、仮にアパートとか、さまざまいらっしゃいますけれども、そういった住区協議会、せっかくありますので、そういった場を使いながら、そのほかに多くの方々が御参加できる、これは当然、事前に地域センターとも相談しながら、その場面設定いたしますけれども、そういう場面で地域の勉強会、これは土地の権利を持っている、いないにかかわらず、御自分が今住んでいらっしゃる地域をどうするのかといいますか、そういったところのいわば認識を、あるいは関心を高めてもらうべく勉強会、これを今、御説明いたしてきてございました3地区につきましては、鋭意進めてきている内容でございます。
市川委員
 都市マスと住区協議会の関連というのは、どういうふうになっていますか。
服部都市計画課長
 都市計画マスタープラン、これも各地域のいわば地域ごとのマスタープランの前段の素案ですか、その際にも住区協議会、あるいは地域にお住まいの方々、町会・自治会、さまざまな参加団体あるいは組織にかかわってつくっていただいたものと考えてございます。したがって、住区協議会ですべて都市計画マスタープランというところではなくて、さまざまなかかわり方がまとめていただいたものを15地区まとめて全体として2000年にまとめてきた、そういう認識を持ってございます。
市川委員
 都市マスの最終的なまとめの段階というのは、どの会議体でいたしましたか。
服部都市計画課長
 都市計画マスタープラン策定調整会議でございます。
市川委員
 各地域センター別のまとめの作業というのは、どこの会議体でされましたか。
服部都市計画課長
 今の御答弁を訂正させていただきます。
 まず前半の方の御質問でございますが、都市計画マスタープラン区民協議会でございます。それから、各地域協議会の結果の調整は、今、私の方でうっかり申し上げました都市計画マスタープラン策定調整会議の中でございます。
市川委員
 今御紹介いただいた二つの会議体というのは、現在存続しているんですか。
服部都市計画課長
 今はございません。
市川委員
 そうすると、つくり上げたその都市計画マスタープランのいわゆる会議体からの答申というのですか、それを受けて中野区でまとめたのが都市マスなんですということになるわけですよね。それで、都市マスの中にさまざま地域地域のまちのあるべき姿というのが語ってあるわけなんですけれども、その都市マスを策定した年度から数えて、もう既に数年たっていますよね。その年年、日々を数える、時間を経るたびに、そのまちの様相というのは当然、変わるわけなんです。それについての見直し作業というのは、何年度に一遍考えていらっしゃるんですか。
服部都市計画課長
 具体的に何年次といいますか、年度で区分けをしてございません。この都市計画マスタープランの項の中でも、時代の変化への対応という説明がございます。そこの中では、今委員の方で何年間というんじゃなくて、社会状況の変化とか、区民意識の変化、あるいはまちづくりの進捗状況等を踏まえたもの、そういった中で、それに必要に応じまして、区民と協働によりまして的確に見直しを行う、そういうまとめでございます。ですから、そういったところで見れば、何年ごとにというところではございません。
市川委員
 ややもすると都市マスがバイブル的な存在になってしまって、都市計画審議会で私も都計審の委員になってさまざまな質疑をしたときに、都市マスでこういう位置付けだから、この街区とかこの地域の中についての容積・建ぺい率の見直しはままならぬとか、そういうような論調ができ上がりつつあるというのが現状だと思うんです。それで、昨今、この地区計画の必要性というのか、地区計画の権限というのがあるわけです。地区計画の網をかける権限というのはだれが持っていますか。
服部都市計画課長
 都市計画法の改正等で中野区が持ってございます。
市川委員
 都計審の方で諮る、いわゆる用途地域や地区の見直しというのは、東京都の方の権限ですよ。地区計画というのは中野区の権限下に置いて、それぞれのまちのゾーンニングをしたり、そのまちに住まう人たちといわゆる良好なパートナーシップを結んで、このまちのあるべき将来の姿を見据えていくとか、また建て替えの事情に合わせて、そのまちから区に対して要望が起きて、この街区を地区計画の対象地域にしていただきたいというような、そういうことがお互いのキャッチボールの中であるわけです。
 昨今、郊外に住んでいたお子さん夫婦がお父さんやお母さんと一緒に住みたいと言って中野に戻ってきたと。なぜ住みたいかというその根本的な原因は、介護を必要としている両親と一緒に住まなければならないという事情に追いやられてしまったと。けれども、坪数からカウントして、今現在の例えば50の100のような建ぺい率と容積率では、2世帯同居住宅が建たない。2世帯同居住宅を建てたいんだけれども、それについて今一番近い方法は何であろうかというような相談を受けた。そのときに、この街区、1街区に地区計画の網をかければ、容積率の緩和だとかという問題が解決します。また、北側の斜線の問題も解決しますと。そうすることによって、お父さん、お母さん夫婦と息子夫婦が同居できる2世帯同居住宅が可能になりますと。いわゆるお父さん、お母さんをそのままほっぽっといて施設に預けるよりは、そういったたぐいのいわゆる容積緩和促進策とかいうような地区計画の活用法というのがあるんじゃないだろうかという声がとみに高まってきているわけです。だから、この上鷺、野方、沼袋地区に限らず、やはりそれを必要としている街区というか、地域地区については、その上鷺という大きなくくりとか、野方とかいう大きなくくりとか、沼袋という大きなくくりだけじゃなくて、どこどこ何丁目西地区とか、どこどこ何丁目南地区とかいったたぐいの小さなくくりでもこの要望というか、皆さんの声を受けとめて出向いて学習会を開こうといったような、そういう姿勢はあるんですか。
服部都市計画課長
 先ほども地区計画の関係する御質問の項でお答えいたしましたように、地域からの提案型の地区計画も含めて、的確に対応し、あるいはそういった地区計画そのもののなかなか御理解を得ない中でも、そういったことの勉強会といいますか、あるいは御自分の地域のありようといいますか、実態を御理解願う、そういった勉強会を通しまして、意識を高めていただくと、それが一つのきっかけとして、当該地域の地区計画に結びつく、そういうものを期待しております。
市川委員
 それは、例えばその街区があって、その中の何軒の皆さんが一緒になったら要望を受けたらば、例えば1軒だけじゃだめですとか、まとまって5軒以上の要望を受ければいいんですとかいったようなたぐいの制限とか制約というのはあるんですか。
服部都市計画課長
 今委員の方で御紹介いただきました1軒とか数軒とか、そういう比較的小さい軒数の方々ですと、なかなか難しいといいますか、ある程度の規模といいますか、と言っても皆さんが議論できる一定の広さといいますか、そういうことを前提に進めていただくのが基本と考えてございます。
市川委員
 そのある一定の規模というのがはっきりしないんだけど、例えば中野四丁目西地区というのがあるんです。丸井の本社さんの隣の西側の1街区なんだけど、あそこにあります。あそこからたしか中野区あてに要望が出ているんです。例えば、その容積の緩和だとか、地区計画の網をかけてほしいといったたぐいの要望だと思うんです。それが何年となくそのまま置き去りにされているのが現状なんです。そういうものをそのまま置き去りにしてしまうのか、今後そういうものに対しては、こちらの側からいわゆる要望を出した代表者のところに要望を受け付けた時点で問い合わせをして、どういった意向なのかを聴取して、今後どういうスケジュールでこの地区計画の網をかけるまでに運んでいけるのかという相談に乗ったり、こちら側から相手に相談をかけたりといったような、そういう作業をこのいわゆる予算説明書の中から読み取る限りは、今年度からはいよいよやるぞと読み取れるわけです。そういうふうにやっていくということですか。
服部都市計画課長
 地区計画の対応といいますか、あるいはそれを進める対応、さまざまございます。ですから、事業主体あるいはそういった当該地域の方々がみずから地区計画をまとめていただける力がございますれば、それは区としては側面支援といいますか、あるいは逆になかなか中心となる方々が少ない、ただ一定程度地域の方々の大半が何とか地域を変えていきたい。防災に強いまちにやっていきたいということがあれば、その場合には的確に勉強会といいますか、そういったことですべての地域を行政がああだこうだというんじゃありませんで、さまざまその地域の特性を踏まえながら、あるいは地域に住んでいらっしゃる方々のお力といいますか、そういったことを踏まえながら対応を考えていきたい。この辺につきましては、別な都市計画審議会の方でも御論議、一定いただいていますけれども、そういった提案型の地区計画を有効に活用すべしということの意見もいただいてございますので、その辺は十分区といたしましても勘案して進めていきたい、そう思っております。
市川委員
 確認なんですけど、地区計画の網をかけるということは、都計審の了承というか、許可というのが必要なんですか。
服部都市計画課長
 都市計画審議会の方の審議、諮問、それから答申は必要でございます。
市川委員
 昨年の都市計画審議会で中野区側から地区計画の網をかけようといった案を提案したという経緯というのはありますか。
服部都市計画課長
 昨年から都市計画審議会の方で用途地域地区の見直しをやってきてございます。そこの中で基本的に地区計画優先という東京都の方の見直しの基本的な方針、それに従って、区としてはまとめてきた経過がございます。さまざまな地域あるいは事業主体の方からの御意見をいただきましたけれども、単に今の状況を変わらずに用途地域の色を変えるといいますか、それは区としてはできないという判断をして今に至ってございます。
市川委員
 話がまたもとに戻ってくるんですけれども、これで一巡しましたから、最後の質問にしますけれども、その都市計画審議会が一番バイブル的に扱っているのが都市マスなんです。だから、その都市マスに基づいて地区計画の是非も語ってしまうわけ。用途地域の見直しもすべてを語っているわけ。だから、中野区の用途地域地区の見直し、用途の変更、すべてほとんどなかったといった状態で、あのまま東京都に戻っている、そうでしょう。この中野のまちをどういう方向に誘導していこうか、この中野のまちをどういう方向に引っ張っていこうかというものがあの中には全然見えてきていない。あの都市マスをつくったのがだれかというのは、暗に私たちは聞いています。その人たちが中心になってやっている都市計画審議会だから、そっちの方向に行くしか道はないんじゃないか。だったら、メンバーを総とっかえして、都市マスを逆に否定するぐらいのメンバーを設けてやっていかないと、中野のまちはドラスティックに変わっていかないと思いますけど、どう思いますか。
服部都市計画課長
 言わせていただきますと、今回の用途地域地区の見直しの原則は、これも各委員御案内でございましょうけれども、東京都が示しました見直しの基本的な方針、それに照らして中野区でもやってきてございます。そこの中で、地区計画の原則化といいますか、原則地区計画を経ないと用途地域の見直し、あるいは変更等を進めることは問題があるということで、東京都は言ってきてございました。それをとらまえまして、中野区といたしましてもそういう進め方をやってきてございました。したがって、決してそのすべての項、あるいは今委員がおっしゃっているように都市計画マスタープランがバイブルでありまして、その辺のところをすべて縛りがあるというところでは考えてございません。あくまでも2000年4月にまちづくりの基本的な方針としてまとめた経過がございます。大変これは意味がある、大変大事な内容でございますけれども、今般の用途地域地区の見直しにつきましては、東京都の見直しの基準に照らしてやってきた、そういうことでございます。
市川委員
 最後に都市マスも地域センター別にきちっとつくり上げているわけです。例えば環状6号線みたいに連続性のある道路、いわゆる線上のものになってくると、こっちから数えると昭和地域があって、東中野地域があって、東部地域があって、弥生町地域があってと、地域センターが四つにまたがってくる。そうすると、四つのあるべき姿というのが一つの線上にあらわれてきたら、整合性の取れるものなんかできやしない。だから、都市マスというのは地域センター別に設けるものじゃなくて、やはり大きく中野区を広い視野で見て、その中から連続性のあるものとしてつくり上げていく必要があると私はいつも考えているんです。だから、現在の都市マスを否定するんじゃなくて、そういう意味で発展的に先ほどもお話を伺ったように、何年に一遍見直すべきものじゃないんだけど、必要に応じては見直していく必要があるという答弁がありました。そういうこともあわせて考えて、今、中野区がこれだけ都市化していこうとする現状の中で、都市マスのあり方、それから基本的な地域センター別の割り当て方、それから先ほども申し上げましたように、地区計画というものを何とかしていきたいという方たちの意欲を削ぐようなものはすべて排除していく。そういう意欲といったものを何とか持っていただきたい。これは要望ですから、これだけお伝えして質疑は終わりますから、よろしくお願いします。
主査
 他に質疑ございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 273ページ、274ページの都市施設費のうち、1、都市施設について質疑ございますか。
はっとり委員
 垂直移動装置設置駅数とありますけれども、この垂直移動装置というのは、どういうものがあるんでしょうか。
服部都市計画課長
 交通バリアフリー法にのっとってお答えいたしますと、基本的にお年寄りや障害者の方が円滑に垂直に移動できる装置でありまして、エスカレーターもしくはエレベーター、あるいはそれができなければ、他の代替手段といいますか、そういう三つのくくりでございます。
はっとり委員
 来年度の目標で、その設置駅数が9駅というふうになっておりますけれども、これは1駅増えるということで来年度、どこにどういう形でという御予定なんでしょうか。
服部都市計画課長
 交通バリアフリーの関係の区内の事業者の連絡協議会がございます。そこの中でさまざまに各事業主体が各年次ごとにどういう整備をするかということをまとめてございます。そこの中で具体化したものを適宜総合的、一体的というところでまとめてきてございますが、来年度、私ども聞いておりますのが営団、4月からは会社が名称が変わりますけれども、落合駅におきます階段昇降機の設置、それが当たると認識してございます。
来住委員
273ページの事業メニューでいいますと、4番、歩行者・自転車道路の整備検討ということなんですが、これは前のページとも重なってしまうんですが、環6の街路整備に伴ういわゆる自転車道または歩道の整備に向けた検討が前期、今年度は意見交換会を持って行われてきましたけれども、それを先行整備区間以外のところで今回、これに基づいた区民との検討が進められるということで理解してよろしいんですか。
服部都市計画課長
 そのとおりでございます。
来住委員
 先行整備の区間でかなりの一定期間、住民の皆さんが参加して練り上げて、形になったわけですけれども、その下の5番との関係にもなっていく交差点の改良との関係になってくるんですが、宮下交差点のいわゆる改良を含めた事業、いわゆる大久保通りと環6の双方に200メートルずつの先行整備をするということでかなりの期間、検討会が持たれて形になったわけですけれども、その事業自身が当初の予定よりもおくれるという話が地元では出始めているんですけれども、それはどのように認識されていますか。
服部都市計画課長
 環状6号線の今の先行整備区間という委員の方の御質問でございます。今御紹介いただきましたちょうど中野区内2カ所ございます。早稲田通りの南側200メートル、それから今の御指摘の大久保通り、両側の各200メートル、合計600メートルございます。基本的に15年度末、ですからもう今、今日は3月8日ですか、ですから3月末で完了ということでございますが、若干、全体工事が押しているということは認識してございます。まだ具体的にいつまでに完了というところはあれですけれども、公団としても鋭意努力しているという認識で私たちは聞いてございます。
来住委員
 やはり意見交換会が持たれて、その中でいわゆる工事期間が設定されて、それに向けていろんな意見を皆さんが出して練り上げてきた。ところが、公団の事情でそれが年度を越えてしまって、現在、まだ手がついて、文字通り先行整備の状況に至っていないわけですけれども、そういう状況がおくれているということについては、意見交換会の関係された方々にはなぜそうなっているのか、公団の事情ということなんですけれども、そういう私たちも地元にいて、うわさでしか聞いていないわけです。なぜおくれているのかと聞かれるわけですけれども、そういうことについては、少なくとも意見交換会をいろいろ参加されて協力してこられた方々については、当然、その旨、区としてもその事情をお知らせする必要があるんじゃないかと思いますけれども、いかがですか。
服部都市計画課長
 この意見交換会、町会・自治会、住区協議会あるいは沿道のまちづくりを考える会の方々並びに首都高というか東京都、それから中野区も含めて先行整備区間だけでありますけれども、それが全体として今後の整備の歩道のありようといいますか、それを御検討いただく会を設けて、一定のまとめをして、今に至ってございます。私の方も具体的に15年度末の工期日程がどうなるか、なかなか現段階でつかめてございませんのは、ちょうど今、公団の方が換気塔の説明会の方が明日も夜やりますけれども、この時期、そういった御説明を最優先という判断をしてございますので、通常ならば当然、中野区との定期的な協議の中でこの先行整備区間のありようといいますか、具体的にどれぐらいのおくれ、あるいは予定どおり進んでいるのかということの、逐次そういった情報協議がございます。今、その辺がお答え申し上げましたように換気塔の説明会の方が最優先で動いてございますので、ちょっとその辺の件につきましては、公団の方とは私のところまでは情報が来てございません。したがって、今委員が申し上げていましたように、せっかく検討会で集まった方々に対しますフォローといいますか、それは大変大事なものと考えてございますので、この辺は説明会が明日夜終わります。それが終わった段階で公団の方に要請して、的確にそういった進捗状況を伝えるべく、申し入れをしていきたいと考えてございます。
来住委員
 宮下交差点の歩車分離の歩道の問題なども出されてきたわけですから、ぜひ早く情報を伝えていただきたいと思います。
 引き続き274ページのメニュー6ですけれども、東中野駅前広場整備に1,500万余が予算化されるわけですが、こことの関係で議長あてに要望書が出されています。これは2月20日にいただいたものですけれども、東中野駅前広場計画決定は地元の合意を前提として進められることについてという地元6町会、それから関係する4商店街等々含めて出されています。これは区長にも出されたということをメンバーから聞きましたけれども、この検討をいわゆる東中野駅前の広場についての検討会が立ち上がっているわけですけれども、その検討会のそこに出席されているメンバーの方々がこういう要望書を議長あてに出してこられたということの経過のように思うんですが、なぜこういうことになっているのか、ちょっと経緯を説明いただきたいんです。
服部都市計画課長
 この件につきましては、別な特別委員会で報告させてもらってございますけれども、今の御質問がありますけれども、経過を御説明申し上げます。
 昨年暮れに東中野駅前広場にかかわります住民の方々との検討委員会を設置いたしました。そこで現段階まで3回開会させてもらってございます。そこの中で東中野駅前広場、これはちょうど環状6号線の桜川橋の架けかえに伴いまして、架設の高台といいますか、桟橋を活用した形で、その後、それを駅前広場に整備するということでございます。そこの中で、議長等にいただいた御要望につきましては、区といたしまして十分説明として我々も説明してきた経過がございますけれども、交通広場の概念が十分御理解いただけない中でお話が進んできたというところで、そういった御要望があったと認識してございます。交通広場と申しますと、いわば交通の結節点と申しますか、例えば12号線や総武線、中央線の乗り降りを円滑に行いまして、お年寄りや障害者も円滑に乗り降りしていただくバス、タクシーへのつなぎといいますか、そういう機能がもともとございました。その関係で、一定のバスベイ、あるいはバス停、タクシープールといいますか、そういった御提案をしている経過がありますけれども、住民の中の何人かの方は、極端に申し上げれば、すべて広場にしていただきたいといいますか、そういったところでの若干の説明あるいは御理解の違いというところで、そういった要望になったと認識してございます。
来住委員
 この検討会の座長といいますか、委員長もいまだに決まらないということを聞いているんですが、今後、今回1,500万の予算の基本設計等という予算になっているんですけれども、検討会、次回開かれると思うんですけれども、なかなかその検討会の理解がされないために、こういう形で要望書になってきているんだと思うんですが、区としてはいわゆる地元の方々の検討委員の皆さんが出されている要望について、何らかの答えていく意思というのはあるんですか。
 もう一度重ねて申し上げます。要するに、区の案に対して検討委員の皆さんが意見を申し上げている。それについて、何らかの変更する意思があるかないかというところがこの要望書の中から私が読むには、そこがちょっと区との一致が見られていないために、こういうことになったのなかと思うんですが、どうなんですか。
服部都市計画課長
 今の委員の御質問もありますけれども、先ほども私の認識で駅前広場の認識が、区の方の基本的な方針としては交通機能を有しました広場、一方、住民の方の一部にはすべて広場にしていただきたい、そういった多分に駅前広場にかかわります認識の一部すれ違いがあったことは確かでございます。ただ、前回、ちょうど2月20日に第3回目の検討委員会をやってございます。そこの中ではこうした認識の違いを確認しながら、どういう機能が必要かどうかといいますか、必要な機能とか、そういったところについてきちんと協議を始めてきてございます。したがって、また3月中に第4回目の委員会がございますけれども、そういった要望書あるいはそういった議長等に対する要望は要望でいただきましたけれども、検討委員会としては前回の第3回目から一応、同じテーブルで同じ課題認識のもとに必要な駅前広場機能についての議論がようやく始まったといいますか、そういう認識でございます。
来住委員
 大きな違いは全体を蓋掛けしてくれということでの区との違いが、いわゆる都市計画決定されているという前提のもとに今、計画が議論されているわけですから、その決定を変更しないと、蓋掛け全体ができないという事情にあるんだと思うんです。したがって、JRの方は私どもも実はJR東日本の方に行ってきましたけれども、計画決定の変更をしてもらえれば、その全体を蓋掛けすることについてはJRとしては何ら問題はないと言っているわけです。費用負担の問題はまた別途ありますけれども、そうしますと、全体を蓋掛けしてくれという意見と、区としては都市計画決定の変更をしなくてはならないというところでの理解、そこでの区の考えが十分に伝わり切れていないんではないかと思うんですけれども、そこはどのようにお考えですか。
服部都市計画課長
 今の委員のお話の関係で、ちょっとそれは委員の誤解かと思いますけれども、確かに区といたしましては、今回の予算に計上させていただいてございます駅前広場につきましては、都市計画決定している地域でございます。それで、現行駅舎と広場予定地とは約25メートル間が空間、軌道上空いてございます。それは当然、区としても何とかJRの方にお願いしながら、間を埋めてもらう。例えば駅舎をずらすとか、あるいは今、委員がちょっと例示されましたけれども、人工地盤云々といいますか、それはそれでまた別途の議論だと思ってございます。ですから、簡単に都市計画の変更等というのじゃなくて、区といたしましては、あるいは地元の方々の意見が違っていましたのは、今予定してございました東中野駅前広場の扱い方の、広場に対する認識の違いが当初あったということは確かで間違いございません。その議論が一応、おさまりつつありまして、同じテーブルできちんと議論を始めてございます。それとまた別なところでございますので、御理解のほどをお願い申し上げます。
来住委員
 いや、この要望書の中に蓋掛けをしてほしいという声が出ているものですから、要するに全体の蓋を駅舎までつないでほしいというのがありますので、これは今の状況の中ではきちんと区の立場なり区のこれまでの経緯を話をしないと理解が進まないことだろうと思って、そういう立場でお聞きをしたわけです。
 それで、今回、その設計等の予算になるわけですけれども、これ、そもそも平成19年がたしか完了のスケジュールだったんではないかと思うんです。いわゆる道路全体の完了が。そうしますと、駅舎のこの広場の部分の計画を検討会でいつまでに議論を尽くして案をつくり、そしてこの設計に入っていくのか。それは急いでいるように思えるんですけれども、スケジュールの関係をちょっと教えてください。
服部都市計画課長
 繰り返して御答弁させていただきます。1点だけ。先ほども、区といたしましても当然、JRの方につきましては駅舎と広場予定地の空間が空いていることについては、非常に重大な問題と認識してございまして、先日も部長と私の方が出向きまして要請いたしまして、また具体的に協議の窓口を改めて設定してきた経過がございます。したがって、その辺はこの駅前広場整備と同時並行あるいはそういった認識もありながら、別途JRとは鋭意詰めていきたい、そう思ってございます。
 それから今の今後の予定でございますけれども、16年度に今回、予算をいただきます基本設計、概略設計を行わせていただきながら、同時に16年度に事業認可を取りたいと思ってございます。それから、今委員がありましたけれども、18年度末、19年3月に環状6号線の整備が終わりますので、それを受けまして、19年度、20年度にこの広場整備を進めていきたい、そういう日程で今考えてございます。
こしみず委員
 1点教えてください。273ページの2、都市計画道路整備のところの項なんですが、次期事業化路線計画を策定するということになっていますが、具体的に内容を教えていただけますか。
服部都市計画課長
 これもこの委員会の方で2回ばかり報告させてもらってございますけれども、本年3月に次期第3次事業化計画でございます都市計画道路の優先すべき路線を整備するといいますか、そういう方向で昨年来、東京都並びに23特別区の方が同じ検討会でまとめてきたことで、昨年3月に中間まとめ、それから昨年12月に最終案といいますか、整備方針案をお出しいたしまして、1月末で都へのパブコメを行ってございます。3月中旬以降に整備の方針が決まりますけれども、それが決まりまして、公表させていただきますけれども、そういった内容を区としても円滑に進めていくというところでこの金額を挙げてございます。
こしみず委員
 そうすると、ここに事務費等という形で2万9,000円計上されていますけれども、それは具体的にはどういうふうな形でこの2万9,000円というのが費用がかかるのか。
服部都市計画課長
 一般的には、こういった事務経費につきましては、この金額、なぜ3万じゃないか、2万9,000円なのかとありますけれども、全体これは事務経費といいますか、一般需要費が主でございます。それを関係の事業メニューで結果、合計8事業ございますので、その中で本体事業がないところを割り返してまとめた経過でございますけれども、この辺の経費の使い道につきましては、例えば今後、東京都の協議とか、そういった関係の事務経費といいますか、印刷代等々に使う、そういったことで考えてございます。
こしみず委員
 今、課長がおっしゃったように、そうすると、8事業の中の4事業については事務費は2万9,000円で括ったんですけれども、そういう意味でとらえていいんですか。
石井都市計画課長
 予算編成上、便宜的に割り振りをさせていただくといいますか、そういう御理解をいただきたいと思ってございます。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 ないようでしたらば、進行いたします。
 275ページ道路橋梁河川費のうち、1、土木関係人件費等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、次へ進行いたします。
 276ページ、2、土木管理事務について質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行いたします。
 277ページ、3、道路管理について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 278ページ、4、道路維持費について、質疑ございますか。
市川委員
 財源不足というのか、そういうものが高じてついこの道路の維持管理というか、橋梁の維持管理というものがサイクルが長くなっているというのが昨今だと伺っていますけれども、この道路の維持管理というのは現行の工事手法というか、工事の質というのか、そういうものに照らし合わせると、大体何年ぐらいを基準にメンテナンスというのをしていかなければならないのか、お答えください。
尾崎道路課長
 交通量等によりまして、道路の痛みぐあいというのは当然違ってまいります。一般的に言われておりますのが30年から40年と。そういった中で路盤から表面のアスファルトまで打ちかえをするというのが一般的な姿かなと思っております。
市川委員
 俗に言うところの路面補修というのか、ありますね。表面を補修する工事、ひび割れを直すとか、そういうものに要する期間というのはどのくらいを考えていますか。
尾崎道路課長
 工事の状況によりまして違いますし、また路面の痛みぐあいによりまして、当然そのサイクルは違ってくるわけでございます。私どもは一概に言えないのは、現実の場面でその路面の状況を見ます。それと振動、車が通ったときに振動が伝わってしまうというような場合、あるいは側溝、L型ですが、そういう状況も見ながらやっております。そういう意味合いからすると、道路の維持補修ということで、1路線そのものじゃなくて、その路線の中の一部がある面では継ぎはぎであったり、路面自体が粗くなったり、そういったことが起きますので、今委員がおっしゃっている期間というのはなかなか言いにくい。そういう状況があり次第、ここの道路維持補修ということで補修工事を実施するというような形になろうかと思います。
市川委員
 例えば、過去3年間とか過去5年間とかいうサイクルの中で、道路を全般的に維持補修をしたというのじゃなくて、この部位というのか、この箇所については非常に他の箇所に比較して補修の回数が多かったというようなデータとか、そういうものは持ち合わせていますか。
尾崎道路課長
 具体的にデータ化しておりませんので、いろいろと補修した箇所につきまして、データベース化する必要があろうかなというふうには思っております。ただ、一般的に言われておりますのは、やはり交通量の違いというのが出てきておりまして、その辺につきましてはやはり路盤から補修ができない、改良ができない場合につきましては、表面の舗装について改良工事を行うというような形になります。
市川委員
 区道に限らず、都道でも大きくなればなるほど、大型の車両が通行するので、それなりに段差というのか、高低差というのか、それがあるところは常に振動に悩まされているというのが現状なんです。よくそこの早稲田通りを越したちょうど中野通りを北上して最初の信号、横畠外科病院のところ、あそこにはレベル差があるようです。根本的なものをしなきゃ直らないんだというようなことなんだろうけれども、なかなかあの振動音というのが消えないのです。都度都度工事をしていただいているんだけど、なかなか消えない。建物そのものにもひびが生じているというのが現状なんです。かなりあそこの周辺の皆さんが建て直しというものを促進したがために、そういうことが解決をしつつあるんだけど、新しくしても数年たったときにどういう症状になるか、これはわからない。そういうことが区道の面にもあるんじゃないのかというような声がありますので、今後、データ化して、補修工事というものをたび、繰り返す箇所はどこなのかということをきちっと管理把握して、そこの根本的な部分を解決するような方法で、そういう振動音などをなくすような努力をされたいと、これは要望ですので、よろしくお願いいたします。
尾崎道路課長
 御要望はそのとおり、今後生かしていきたいと思います。今、我々がやっているのは今年度、区道の道路状況について職員が一つひとつの路線について確認を行っております。それを基礎にしまして、今後の改修計画、あるいはそういった中で特に補修が必要になる箇所が頻繁に出るといったところについても、データ化していきたいと思っております。
はっとり委員
 この道路維持という事務事業の中で、効率性という観点から民間委託ということについては、現在もう活用されているのかどうか、その点からお聞きしたいのですが。
尾崎道路課長
 この道路維持の中に当然、建設業者に工事を発注するというようなことがあります。また、一部では簡単なものにつきましては、直営の詰め所の職員がその工事に当たるということも当然ありますけれども、基本的には委託工事ということになります。
はっとり委員
 それは基本的にはほとんどが委託ということの理解でよろしいんでしょうか。
尾崎道路課長
 パーセントはちょっと出ませんけれども、委託して工事をするということの方が多いと思います。
はっとり委員
 ぜひ効率化という観点から、積極的な活用を進めていっていただきたいと思います。
主査
 要望ということで。
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 279ページ、5、道路整備について、質疑ございますか。
こしみず委員
 道路改良のところでちょっとお聞きしたいんですが、この間、部長の方から説明があったときに、この3,200万円余の減額については工法の変更があったためというふうにお聞きしたんですけれども、現行の工法と新しく工法が変わったという、どこがどのようにかわったのか、ちょっと教えてください。
尾崎道路課長
 このところ、必要な予算のみで十分な予算とはなりませんので、工法の変更により改良面積を増やしているというのが実態でございます。以前は全断面といいまして、先ほど申し上げましたように路盤というのが道路の下にあります。砕石等があるわけです。その上に舗装をかけていると。ですからがっちりしたものがつくられるわけでございますけれども、現在はすべてがそういうふうな改良工事をできるわけではないと。本当に30年ないし40年、ほとんど手をかけない、そういった道路につきましては、そういった工法が必要になりますけれども、そうでない場合等につきまして、あるいは一部改良する路線などにつきましては、表面を切削いたしまして、アスファルトコンクリートで舗装するというようなやり方を取り入れております。これによりまして、必要な改良の面積を確保し維持していくというようなやり方をとっているところでございます。
こしみず委員
 そうなると、この項目は4項目後に受託事業のところでも3,600万円余が減額されておりますけれども、これとは相関関係みたいなのがあるんでしょうか。
尾崎道路課長
 これにつきましても受託事業でということで、内容を御説明いたしますと、道路の専用企業者が掘削工事をいたします。仮復旧までしていただきまして、あと本復旧は区の方で受託して行うというやり方をとっております。その件数、あるいは面積が昨今、あまり掘削事業がありませんので、あるいは私どもの道路改良と路線が一致しないというようなこともございまして、その受託事業費そのものが大幅に少なくなっているという傾向があります。一つは、水道局が鉛管の取り替え工事というのを何年か前にやっていたんですが、それがほぼ終了いたしまして、そういった工事がなくなって受託事業が少なくなっているということでございます。
市川委員
 3番、電線類の地中化拡充の事業メニューなんですけど、これは東大附属の西側の道路なんだけど、これはメーターは何メーターですか。
尾崎道路課長
 まさに東大附属中等教育学校の西側道路で270メートルでございます。
市川委員
 1メートルの単価というと、それを割り返すと幾らぐらいになるんでしょうか。
尾崎道路課長
 ここで挙げているのは、申しわけございません。工事に取りかかる前の843万円というのは実施設計の調査委託経費ということでございまして、それで割り返してよろしいでしょうか。
市川委員
 これは実施設計の前で、今、基本設計の段階でこの事業計画に対して総事業費を幾らというふうに見積もってカウントしているんじゃないんですか。
尾崎道路課長
 今年度行いましたのは、電線類地中化のこの路線につきましての判定調査委託というのをやりまして、基礎的な調査を行いました。来年度、今度は実施設計の経費でどのようにするかということをやりまして、その上で17年度以降、具体的な話になっていくだろうと考えています。
山崎委員
 今の話なんですが、東大の西側についてはそうした計画はわかったんですが、全体として区内の全体の電線等の地中化についての計画なり何かというのは、どこかお示しいただいたんでしょうか。
尾崎道路課長
 本定例会の一般質問で一部お答えをしていると思いますけれども、今、国が無電柱化推進計画というのがございまして、16年度から5カ年間の促進ということで計画化を進めております。都道府県が中心になって、各区市町村に計画の調査が来ていると。そういった状況がございます。それで、中野区にも東京都から調査がありまして、東大西側道路というのはもう具体的に動き出したということで掲げております。そのほかに、例えばここの警大跡地の中野区街路、新しい道が計画化されておりますけれども、そういったところも電線類の地中化を試みようと。さらにはもみじ山通り、青梅街道から三味線橋の方に若干入る部分でございますが、その辺につきましても、都市計画道路の拡幅、そういったものと兼ね合いで考えていけないかというようなこともあります。あと、本郷通り、環6側から入りまして、最初の西側の部分、そういったところも電線類の地中化ということで、一応候補に挙げているところでございます。
山崎委員
 細かくお話しいただいたんだけれども、そうしたものをちゃんとある程度、書いたりしてお示しいただいたものがあるんでしょうか。一般質問で御答弁いただいたというけれども、今答弁していただいたところは計画に全く上がらないと、こういうことなんでしょうか。
尾崎道路課長
 この調査は今後、区としてある面では可能性も含めて計画ができるものがあるということで調査があったように私どもは受けとめております。ですので、予算でお出しした東大西側道路というのは、具体的に動き出しておりますけれども、あと4路線あるんですが、4路線については多少、今の時点ではまだ具体的な動きという形にはなっておりませんので、一応、将来可能性があるということでお出ししているということです。あくまでもこれは東京都の調査に対して中野区としてそういうお答えをしたということで、今後は予算等の措置がされ、具体的なお話まで煮詰まれば、当然、はっきりした形でお出しできるかなと思っております。
山崎委員
 課長、そうじゃなくて、4路線という話があったでしょう。東京都からどうだとか聞かれて、4路線とお答えして、この4路線については、だれがどの時点でお決めになったのか。あるいは今のところはそう思っているけど、まだ確定していないんだとか、そういうことを聞きたいんです。
尾崎道路課長
 だれがどういうふうに決めたかということでございますけれども、この4路線につきましては、ある面ではハード部分を担当する都市計画サイドで候補として挙げて東京都にお答えしているというようなことでございます。ですので、さらにこの無電柱化の話が具体的な詰めを行うという段階では、区としての判断ということは当然出てくるだろうと思います。それと、全体としてお答えしたのは5路線です。ここの警大跡地というのは1号、2号という街路がありますので、それは2本ということで答えております。
山崎委員
 今度にしますけど、例えば中野通りを哲学堂のところで突き当たって、都市計画が今度、先ほどはっとり委員の方から報告があったでしょう。そういうところについては、そういうものはもう全く考えないんだというようなことなの。今、課長が言った4事業なり5事業の中に入っていなかったですよね。そういうところは新たにそういうものを計画するけれども、電線の地中化ということは全く考えないんだと、こういうことなの。
尾崎道路課長
 委員おっしゃっている中野通りにつきましては私どもが管理する道路ではございませんので、その辺についてはあくまでも区道ということでお答えさせていただいているところです。
山崎委員
 そうすると、そのことは都道ということでわかりましたけれども、区道でもいろいろな要望があって、一方通行も含めて交通の問題も含めて、まだたくさんあるはずなんですよね、実は。それを都市計画部が四つなり五つなりに絞ったということになると、これはこれでまた別の問題だなと僕は思っているんです。私なんかは地域でかなり、朝日通りのところの一方通行なんていうのも、非常に事故も多いし、大分言われているわけです。東京都にも言って、あるいは都議会議員にも言って、そちらの方との関係も含めて努力はしているんですが、なかなかうまくいかないと。せめて電線の地中化だけでもというような要望はひどく承っているんだけど、そういうことがお伝えできないでどこかの時点で決まっていっちゃうということになると、とても残念だなという思いで聞いているんですが。
尾崎道路課長
 1点は、都市計画道路で拡幅の可能性がある、そういったことでもみじ山通り、あるいは本郷通りというのが出てきます。これは電柱をそのまま地中化するというのは、単独では非常に難しい部分がありまして、何かの事業と一緒に無電柱化していくと。その方が、例えば補助金の関係などもいろいろ詰めなきゃいけませんけれども、メリットがあるだろうというふうには思っております。ですので、拡幅事業をしたときに、当然、電柱は移設しなければいけない。そうではなくて地中化するというような発想で、今回、東京都の方に可能性としてお出ししているということでございます。また、これがかなり工法も変わり、予算的にも簡単にできるような形になれば、歩道部分2メートル以上は必要かと思いますけれども、そういったことを加味しながら、今後、考えていく問題かなというふうには思っております。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 280ページ、6、生活道路整備について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 281ページ、7、道路境界について、質疑ございますか。
佐伯委員
 ここで聞くのが一番いいのかなと思うですけれども、おととしの決算の総括のときに、いわゆる公図上に残ってしまった赤道、住宅内を走る赤道の問題について質問させていただきました。その際に、国有財産を区の方に譲渡する動き等もあるということだったんですけれども、実際に個別の相談としては、もうそれこそ那須井部長が土木担当部長だったころからお願いしている件もあるんですけど、その後、全然音さたがない。一体、この問題はどうなってしまっているんだろうと。御要望いただいた当事者の方からは、そういう声が来るんですけれども、この問題について、何か進展は今、あるんでしょうか。
尾崎道路課長
 具体的な事例についてお答えするということは、ちょっと今の御質問からわからないんですけれども、3年間かけて国有財産を区の方に移管するというのが今の委員の御質問だと思います。15年4月1日で中野区全体が完了するわけです。その中に、多分、御質問の趣旨で国有財産、国の土地であるんだけれども、道路のとしての機能がもう喪失している、そういう道もあるだろうということだと思います。それはいわゆる区道として位置がしっかり確定しているんですけれども、実際は道路の形跡がないというような土地も中に入ってくると思います。当然、我々は国有財産を引き継いだ時点で、本来はその前に解決していただきたいんですが、引き継いだ時点でいろいろとそういった土地についての今後の見通しというものをはっきりさせていきたいと思っております。基本的には道路としての機能が喪失しているというような場合、あるいはその道が建築基準法上の道路として、その機能を果たしていない、そういったいろいろな条件でクリアーできれば、いろいろと地元の地権者の方とお話しする用意はあるところでございます。
佐伯委員
 国から譲り受けたというのは、具体的に何カ所ぐらい区内にあるんでしょうか。
尾崎道路課長
 何カ所あるかどうかというのは、今はちょっとその箇所数というのははっきり申し上げられませんけれども、かなりいろいろな形で国有地が入ってきておりますので、譲与というのは本当に数としては膨大なものになっているなというふうに思います。
佐伯委員
 でも、そうすると地権者の人と今後の取り扱いをめぐって協議をしたいと言ったって、どれだけのものが来ているんだかわからなかったら、どうやって地権者の人と話をするんですか。地権者側の申立によって区は話し合いを始めるということなんですか。
尾崎道路課長
 一つひとつの道につきましては、当然それは確認をしておりますし、どういうものが残っているかというのはわかるはずです。あとは、そこにお住まいの方の御意向、それからそういった例えば道路を廃止するというような方向になるかもしれませんけれども、そういったことにつきまして、ある程度一定の条件を満たしていないとその辺の話が進みませんので、地元の御意向を受けながら、我々は協議してまいりたいとは思っております。
佐伯委員
 では、具体的に15年4月にもう全部終わったというんであれば、いつから地権者との協議というのは始めるんですか。いつぐらいを目標に解決したというふうに考えていらっしゃいますか。
尾崎道路課長
 もう具体的に譲与の手続を進めておりますので、16年4月1日、これが最後、先ほど私、間違えたかもしれませんけれども、この4月1日で3カ年ですべて譲与を受けるという形になりますので、具体的には我々がその権利を現場で持つというようなところから詰めをさせていただけるものは、御相談させていただけるかなと思っています。
佐伯委員
 ですから、具体的にいつから地権者と、逆に言うと、地権者の側からもう早くこの問題をクリアーしたいんだというような持ちかけ、あるいは申し出があれば、区は積極的にそれに取り組んでいくというような認識でよろしいんでしょうか。
尾崎道路課長
 先ほど申し上げました一定の条件というものがその当該道路に当てはまりますれば、御相談は今からでも当然、受けます。ただし、具体的なお話というのは我々がその土地を譲与を受けた後ということになりますので、4月1日以降ということで具体的なお話はさせていただきたいと思います。
市川委員
 道路と水路、暗渠にして水路で残っている通路がありますね。その道路に面しているものに対して建つ建築物の建築基準というのがあるんだけど、水路に面しているところに建てる建築物の建築基準というのは、どういうふうになっているんですか。
秋元建築課長
 水路は建築基準法上の道路に該当しないということから、原則として建築は不可ということになっております。ただ、一定の安全性等を勘案しながら、ただし書きという形で許可ということで年間、数十件はただし書きの許可をしているところでございます。
市川委員
 中野駅周辺整備の既成市街地の開発の問題で、このエリアの中に水路が存在しているんです。北口のあそこの駅から入ったライフストアーの北側の通路はあれは水路で認定されているんです。あそこに面している方たちが、土地を持ったまま家が建てられないという現状がもう数年というか、10数年続いているというのが現状だと思うんですけれども、あそこについては地域地権者の皆さんの話を聞くと、自分たちで費用を持って道路の境界認定をして、道路がどこまでなのかということを測ってしなければならないということになると、大分多額なお金がかかるというような、そういう話が漏れ伝わってくるんですけれども、あれを水路じゃなくて、道路にしていくには、どういう方法があるんでしょうかと、こういう相談をよく受けるんですが、その点についてはいかがですか。
秋元建築課長
 ライフの北側の水路、これは存じ上げておりまして、先ほど申し上げましたただし書きの許可に当たりましては、幅員が2.7メートル以上の水路で道路上に整備がしてある、こういったものについては中心から2メートル後退、42条2項道路みたいな考え方をとりまして、2メートル後退していただいて、その部分を後退して水路敷との間に自分の敷地が出ます。その部分を公衆用通路という形で登記をしていただく。そんな手続を踏んでいただいて、ただし書きをしているということは現実的にあるわけです。したがいまして、あの水路も奥の方へいきますと、幅員がかなり広い部分がございまして、そこではただし書きの実績はございます。ただ、その水路敷を建築基準法の道路にするためには、ちょっと方法としては見当たらない。道路法上の道路にしていくかということは管理上、いろいろ問題があろうかと思いますので、これについては道路課長の方からお答えさせます。
尾崎道路課長
 水路を通常の道路にというお話ですけれども、つけかえとか、そういったことでいろいろと工夫ができればいいんですけれども、現実問題にそれしかないものに対して、水路を通常の区道という形でかえていくというのは、非常に難しいことになります。
市川委員
 難しいのはよくわかります。本当に10数年来、そのまま放置されているんです。それで、こういう話でした。それは、2.7メートルの幅員だという数字も出ていました。それから、建築基準法上、それを適用というのか、該当するならば、中心線から2メートルバックする、これもよくわかったと。ところが、役所から実はこう言われたと。それは、相手側の、いわゆる向かい側のお宅が先々建て直すときも中心線から2メートルバックするということをちゃんと許可要件として取ってほしいんだと、約束事として。ところが、相手方は建て直す意思がない。そうすると、このまま水路で結構ですと、こう言われてしまっているから、自分が2メートルバックしようにも、建物が建たなくなってしまっているのが現状だと、こういう非常に不可思議な関係ができ上がっちゃっています。だから、相手が、いいよ、僕も建て直すときには2メートルバックしますよと言えばいいんですよということになってしまっているわけです。それが相手は嫌だと言っているから、できなくなっちゃっていると、こうなっちゃっているんです。そこらの対策というのも、やはり今現在、水路として存在しているものはいいんだけど、暗渠になっている水路です。これについては、そこの土地を求めたときに、軽々に求めてしまった、そのおかげで、実はそういう現実に行き当たってしまったというようなこともどうもあるようですのて、そういう方を何とかこの水路をどのような形で道路としてレベルアップをして、建物が建つようなまちにしていくのかということは、中野区が構想として、ビジョンとして掲げているエリアの中の問題だったらば、細かい問題ですけれども、きちっと解決をしていく方途を沿線住民の皆さんと話し合っていくぐらいの気構えを持っていただければと。建て直しの意向のある場合ですよ。今のままでいいという方はまた別ですけれども、その方たちに対してのいろいろさまざまなこちらの側の理由とか、今後の見通しとかいうものを話し合う場面があってもいいのかなと思いまして、こんな質問をしましたので、これはよろしくお願いをしておきます。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 282ページ、8、河川管理について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 283ページ、交通安全対策費のうち1、交通対策関係人件費等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 284ページ、2、交通対策管理事務について、質疑ございますか。
市川委員
 この交通安全協会の補助金というのは、これは40万円、いわゆる20万円ずつですね、中野署と野方署。これはもう既に何年たちましたか。
登交通対策課長
 平成13年度からですから、4年目になろうかと思います。
市川委員
 他区との比較をして、この補助金が20万円という金額は、まだ非常に低い方だと思うんだけれども、ほかの区はどうですか、様子は。
登交通対策課長
 一般的には、何とも言えないんですが、1交通安全協会100万円というのは、かなり多いと思います。中野区よりも少ない自治体、東京都内ですと小笠原村と大島町の2カ所だけでございます。
市川委員
 ですから、財政難に乗じてこの補助金が大幅に減額されてしまった経緯があったわけです。それ、数年たつとそのときの経緯を忘れて、そのまま据置きという形で置いていくこの予算づけは多いと思うんです。これはやはり、もとあるべき姿に戻していこうといったお考えはありますか。
登交通対策課長
 交通安全協会につきましては、交通安全講習会を初め、各種イベント、研修、そういったかなり公益的な公共的な業務を行っておりますので、一定の補助金は必要だろうというふうに考えております。増額につきましては、今後の検討課題というふうに考えております。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 285ページ、3、交通施設について、質疑ございますか。
佐伯委員
 総括でも何人かの方が質問されていたんですけれども、上鷺宮、鷺宮地域の新たな交通手段導入の検討ということなんですけれども、久保議員が昭和57年の上鷺住区での決定について御質問をしていましたけれども、ちょっとあの上鷺住区の決定をもう1回お願いしたいんですけれども。
登交通対策課長
 たしか昭和57年だったかと思うんですけれども、当時も地元住区協議会を中心にバス路線を誘致しようということでいろいろ検討されていたわけでございます。その際、区やバス会社に要望する際に、住宅地内については通さないようにという確認をされたということでございます。で、バス会社に対して地元からは幹線道路、千川通りから下井草まで通って新青梅と、こういう大回りの路線はどうですかという形でバス会社の方に提案されたという経緯がございます。上鷺宮の住宅地内につきましては、当時もそうですけれども、時間規制ですとか、車幅制限ですとか、道路関係の交通規制を住民の方がみずから静かな環境を求めて規制強化を求めたという経緯がございます。そういうことから、バスも例外ではないと。バスについても中は通ってほしくないと、こういう声が強かったんであろうと思っております。
佐伯委員
 まさにその住宅街は通ってほしくないということで、幹線道路ということで2年か3年前から千川通りを通って上鷺四丁目、三丁目を通って、阿佐ヶ谷に行くバスができましたけれども、これが今後どうなるかというのは、お聞きになっていますでしょうか。
登交通対策課長
 あれについては、阿佐ヶ谷からのルートにつきましては廃止したいと。たしかもう廃止の決定をバス会社の方でしたというふうに聞いております。
佐伯委員
 それとあともう一つは、課長の答弁の中でこの件について昨年末からの新たな動きがあったのでというような答弁があったと思いますけれども、だれがどのような、どういう動きがあったのでしょうか。
登交通対策課長
 バス会社と区との協議につきましては、従来、財政状況がありますので、補助金は運行経費の補助は出せないけれども、バス路線の新設をお願いしたいと、こういうことで折衝していったわけでございます。しかしながら、最近のコミュニティバス、各地で、中野の近隣区でも行われていますけれども、やはり一定の補助をした上でやっているということから、バス会社の方はなかなか話に乗ってこなかったという経緯がございます。そういったことを踏まえまして、区としても一定の決断を今後さぜるを得ないと考えていると。改めて実現に向けた交渉をやりましょうということで、昨年の後半以降、少し話を詰めてきたという経緯がございます。
 また一方では、タクシー会社等もやはり一定の補助を前提に、少し路線等の検討をしましょうということで話を進めているということでございます。そういう点で、従来のように区は一切お金は出しませんということではなくて、一定の補助を前提に少し検討しましょうと、こういう投げかけをやっているところでございます。
佐伯委員
 それで、昨年の後半から地域の各世帯にいろんなビラが投げ込まれて、地域でも最初はこれはすごい、いいことだと盛り上がったんですけど、だんだんその流れを聞いていくうちに、署名は集めちゃったけど、これは本当に持っていっていいのかしらとか、そういう意見がかなり私の方の耳に入ってきています。そういったことで、そうしたビラなんかを見ますと、中野区は予算がないからこのバスをやらないんだと決めつけているんですけれども、一つには昭和57年の住宅地は走らないという住区協議会の決定、そういうような決定も踏まえて路線についてはさまざまな検討をしていて、ただただお金かないからやらないんだということ、それだけが理由じゃなかったと思うんですけど、いかがですか、この辺は。
登交通対策課長
 バスのルートも含めまして、ですから従来の検討にとらわれることなく、ルート、経費等々も含めて検討しましょうと、こういうところでございます。
佐伯委員
 それで、その後、そういう動きが出てきて、住区協議会の役員会とか、町会・自治会連絡会でこの問題について新たな話し合いが行われましたけれども、それは交通対策課の方には報告は来ているのでしょうか。
登交通対策課長
 確かに一部の方々が署名をして、たしか住区協議会ですとか町会へも協力を求めたという話は聞いております。ただ、団体として積極的にそれに協力するということはいたしませんというところまでは話を聞いております。
佐伯委員
 実際問題として、確かに運動は運動ですからあれですけれども、去年だって地域ではこの交通規制、あまりにも長い、朝7時から9時半、午後1時から3時は車は入れないという長時間の交通規制、これを何とか緩和できないかという動きもあったわけです。でも、それもさっき言ったように大きな声に押されて実現できなかったという経緯もあります。さらには、実際問題としてそうやってバリケードが上鷺宮地域の至るところに朝、お昼にバリケードが立っていますけれども、バスの運転者、あるいはワゴンタクシーの運転手が車を走らさせてバリケードをどかして入って、またもとに戻してなんて,こういったことというのは現実的に考えられることですか、運行上。
登交通対策課長
 何とも言えませんけれども、一般的にはあまりバスの場合はそういうことはしないだろうと思います。
 なお、今後のバスルートの検討に当たりましては、住宅地内を絶対通らなきゃだめだとか、そういう前提を抜きにして、やはりバス会社がある程度、やりやすいルートというのですか、そういったものを考慮してやっていく必要があるだろうというように思っております。
佐伯委員
 こういう話をしていると、どこかで聞きつけて、佐伯はバス路線に反対している、反対しているなんていうことが歩く可能性もありますけれども、決してそうではないんだということはお伝えしておきたいと思います。ただ、地域にはこれだけの、これまでの経緯とかもろもろの状況があって、それで今日の状況があるわけです。住区協議会の役員会でも町会・自治体連絡会でも、今回いろんな話し合いがされているわけです。そういった中で、課長の答弁というのが場合によってはひとり歩きして、私たちが要求したから区がこういう答弁をした。これはもうあしたにもバスが走るぞみたいな、そういう情報がひとり歩きしちゃうんです。だから、本当にそういう答弁というのは慎重にしてもらいたいと思いますし、今言いましたように昭和57年、この間、保育課長が私は5年もこの仕事をしているんでと言っていましたけど、私はこの地域に48年住んでいるわけですから、ずっとこの間の経緯もいろんな議論も聞いてきたし、道路が中杉通りから入ってくる道路、とまってしまった、こういったこともあります。本来であれば、あのアカシア通りだってずっと武蔵丘高校を抜けて直線にすれば、本当に環境のいいまちができたのに、そういったこともできなかったわけです。そういうもろもろの経緯があって、こうした今日の状況を迎えているわけですから、ぜひ課長も答弁には慎重にしてもらいたいと思いますし、これはもう本当に超党派で取り組んでいる問題ですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 286ページ、4、交通安全啓発について、質疑ございますか。
市川委員
 ここに該当するかどうかわからないんですけれども、スクールゾーンありますね、朝。あのスクールゾーンの時間帯の設け方なんですけれども、よくテレビで放映されて、地域の皆さんがそこを馬が立っているのに、よけて入っていっちゃう車があるからといって、おはようございますと声をかけて、ここは違うんですと言うと、言うことを聞いてくれるとか、ちょっとちょっと待ってくださいと言うと、言うことを聞いてくれないとか、地域でいろんなことををやっています。あれ、時間の設け方なんですけど、大体画一的に7時半から9時半なんです。それで、9時半というと、子どもたちはもう学校に到着しているし、1時間目の授業が終わるか終わらないかぐらいの時間になっているわけなんです。7時半から8時半とか、スクールゾーンと称するならば、そういう時間帯が登校時間になってくるのかなと思うんです。あれによって随分、幹線道路の交通が渋滞しているということも、当然、朝、皆さん見てわかっていらっしゃいますよね。そういうのを警察側と交通課というのですか、どういうふうな時間帯についての約束事というのか、今までの経緯というのがあるのか、ちょっと聞かせてください。
登交通対策課長
 今までの経緯というのはかなり古い話でございまして、ちょっと正確なところはよくわかりません。ただ、一般にスクールゾーン、通学路の指定というのは昭和40年代に指定されて、そのままになっているというふうに聞いております。最近は学校区域の変更に伴ってゾーンの変更とか、そういったのがある程度であって、一般的にはもう昭和40年代につくったままになっていますという話を警視庁の方から聞いております。
 で、通学路の指定等につきましては、基本的には学校長が警察署と相談をして定めるということになっております。中野区につきましても、通学路につきましては学校長が定めて教育委員会に報告すると、こういうシステムになっております。ただ、先ほど言いましたように昭和40年代に制定というのですか、つくってそのままになっているというのが状況だろうと思っております。ただ、スクールゾーンにつきましては、中野区だけではなくて、これは都内全体の問題でもあります。そういう問題があるということにつきましては、警察との連絡会等ございますので、その席でこちらの方からもお伝えをしていきたいというように思います。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なけれは、進行いたします。
 287ページ、5、緊急地域雇用創出について、質疑ございますか。
来住委員
 放置自転車の防止強化事業ということで伺っておきますけれども、ここでいいのかなと思いながらお聞きするんですが、落合の駐輪場ができるわけですけれども、それに伴って、いわゆる放置自転車を規制する地域が指定されてくると思うんですけれども、東中野の日本閣側等々まで及ぶ規制の地域になるのかなと思いますけれども、それについてはどのようにお考えになっているんでしょうか。
登交通対策課長
 落合駅周辺の放置自転車の規制区域でございますけれども、これは東中野の規制区域と連動させまして、早稲田通りまで全体ということでございます。なお、早稲田通り北側につきましては、新宿区側が放置規制区域の指定をするという考えでございます。ですから、あの東中野駅の日本閣方面も含めまして、もう全体が規制区域ということになります。
来住委員
 落合にできることによって、新宿寄りの神田川沿いの地域までが規制地域に拡大されるということになってくるんですが、距離はきわめてあるわけで、その日本閣側への駐輪場の要望というのは、議会でもお願いしてきているところなんですけれども、今回の予算の中には日本閣側の駐輪場についてはないわけですけれども、やはり強化をするだけではなくて、その対策もあわせて同時に進めていかないと効果が上がらないと思うし、そういう意味では利便性が確保できませんので、日本閣側の駐輪場についてはどのようにお考えになっているのか、改めてお伺いします。
登交通対策課長
 東中野駅の日本閣側、東側ですけれども、今、委員御指摘のとおり駐輪場がないという状況でございます。地元の商店会からも何らかの駐輪場所をつくってくれないかと、こういう御要望がありますし、それから自転車の利用者の方からも確かに日本閣側に駐輪スペースがあれば、非常に助かると、こういう話も受けております。我々としても、東中野駅全体では駐輪スペースはありますけれども、確かに東側と西側ではかなり距離の差があるということから、東側につきましても、できれば設置したいと考えています。平成16年度につきましては、予算の範囲内で何とか区の土地を対象につくるという方向で現在、検討しているところでございます。これはあくまで暫定の設置ということになろうかと思いますけれども、一応、16年度の早い段階での設置というのを現在、検討しているところでございます。
来住委員
 強く要望したいと思います。
 この緊急地域雇用創出の特定財源が充てられて6,000万余の予算になっているんですけれども、来年度については16年度はこの予算がたしか確保されていますけれども、この事業自体が時限的なものだったと思うんですけれども、来年、再来年というところでの、来年に限るということだったのかなとこの予算自体が思ったんですけれども、そういうことだったのか。将来的に、さっき再来年どうするのかということも、当然、これだけの一定の効果を上げてきているものですので、どのようにお考え、見通しを持っておられるのか、お聞きしたいと思います。
登交通対策課長
 今回のこの緊急地域雇用創出は、不況対策ということで平成14年度から16年度の3カ年で補助金を受けるというものでございます。したがいまして、17年度以降につきましては、現在のところ全く見通しが立っていないということでございます。東京都にも問い合わせたんですけれども、16年度までは確かにありますと。17年度以降については、現段階ではまだわかりませんという返事でございました。いずれにしましても、今後の景気の動向等も関係してくると思います。我々としては16年度いっぱいでこれが終わるという前提で、現在考えているところでございます。
来住委員
 繰り返しになりますけれども、ぜひこの継続を求めて、ほかの区とも協力しながら、ぜひ強く要望していただきたいと思っております。これは要望で。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 288ページ、公園緑地費のうち、1、公園緑地関係人件費等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 289ページ、2、公園緑地管理事務について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、進行いたします。
 290ページ、3、公園整備について、質疑ございますか。
はっとり委員
 成果指標の整備計画への住民参加者数、関心度とありますけれども、これは14年度の実績が156人、15年度の見込みが60人で、16年度が30人というふうに書かれていますけれども、これは何を根拠にしているんですか。なぜこういう数字になるのでしょうか。
大谷公園緑地課長
 これは公園整備の検討会とか説明会等で、内容によって非常に住民が関心を持って集まるものと、そうではないものがあるということは事実でございます。現に、徐々に少なくなっている状況ではございます。というのは、小さな公園の整備とか、そういうものはあまり関心がないというとおかしいですけれども、集まりが少ないわけでございまして、大規模な、例えば北部防災公園とか、緑に関する自然に関する興味が多いという方は、結構多く集まるという状況でございます。こういうことを見ますと、今後、16年度はそんな大規模な公園の検討会、説明会とかいうものが催されないというこを見ると、若干減りつつあるのかなと。一般の小さい公園の整備の内容の説明会があるということであれば若干は集まりますけれども、それほど集まる余地がないということで、若干低めに抑えていると。
はっとり委員
 確かに大きな公園に関心がいくというのは、ある意味当然かなとは思うんですが、でも、身近なところにある小さい公園に関心を持ってもらって、そこに、ただ公園の整備にしても、不満とか不平とか文句を言うんじゃなくて、そこを自分たちの地域の公園として、何か本当に育てようというような住民の意識をつくっていくということがすごく大事だと思うんです。そういう意味では、区の方でこういうものだからというふうに決めつけてしまうんじゃなくて、小さい公園であっても、その地域の中の大事なスペースとして区の住民に対する働きかけというのは非常に重要ではないかと思うんです。そういう意味で、限定してしまうんじゃなくて、もう少し地域に関心を持ってもらうような、もらえるような働きかけについて、考えていく必要があるんじゃないかと思うんですが。
大谷公園緑地課長
 大きい公園だから、小さい公園だから、あるいはその公園の整備の内容によって云々ということではないわけですけれども、一つは地域の住区協議会とか、あるいは町会長の集まりとか、あらゆる機会を通じてこういう公園の計画を検討しています。それに対して説明会をいついつやりますと。ぜひ参加していくださいと呼びかけはしているわけですけれども、今後は委員がおっしゃいましたように、もっと関心を持つような手立てはないのか、どういうことをすれば周知されるのか、そういうことを含めまして、特に地域センターを中心に今後、相談する中で、こういうPRというのですか、周知することを積極的に働きかけていきたいと考えております。
はっとり委員
 整備をした公園を新たに管理していくということが、これまではもう区がやるのが当たり前でしたけれども、これからの時代はやはり地域で、地域の住民が公園を管理していくということが当たり前になっていくんだろうと私は思うんです。そういうことを進めていくためにも、やはり整備計画への住民参加ということは、私は非常に大事だろうと思いますので、ぜひ積極的に進めていただきたいと思います。これは要望としてお伝えしておきます。
こしみず委員
 公園改良のところの審議なんですけれども、江古田公園の復旧工事の期間なんですけれども、今、ずっとあそこは例の幹線の工事ということでもって使えなかったんです。地域の住民の皆さんの方から、今、工事をやっているんですけれども、復旧されて開園されるのはいつごろですかということなので、ちょっとそこら辺を教えてください。
大谷公園緑地課長
 ここの改修工事の計画につきましては、河川工事が本年3月で終了すると。それから下水工事が9月に終了するということでありましたら、9月の下水工事が終了した時点ですぐ着工いたしまして、本年度中には整備を終えたいという考えであります。
こしみず委員
 それと、ここに公園のバリアフリー化と書かれてあるんですけれども、具体的にはどこら辺がどのようにバリアフリーになってくるのか、場所を教えてください。
大谷公園緑地課長
 これは江古田公園、今あるところを、この河川の管理用通路等の工事が終わりましたら、新たに少しリニューアルしようという考えでございます。その一つとしまして、この出入り口が今、段差があるものですから、その改修、それからトイレも新たにつくり直すということで、トイレ内のバリアフリー化、それと水飲み、これは今、直立に立って上から水を飲めるようになっているわけですけれども、車いすの方がどうしても利用できないということで、車いすでも利用できるように横の方から、下の方から利用しやすいような、そういう整備を図っていきたいという内容でございます。
主査
 目途の3時になりましたので、暫時休憩いたします。

(午後3時00分)

主査
 再開いたします。

(午後3時17分)

 休憩前に引き続きまして、審査をお願いいたします。
 291ページ、4、公園管理について、質疑ございますか。
山崎委員
 常任委員会のところでお聞きした方がいいのかなとも思いながら、いつの時点かと思って、せっかくですからお聞きしたいんですが、そのときにということであればそのときにで結構です。我が会派の小串まさのり議員が、総括質疑の冒頭で公園のことについて、特にホームレスの問題について、看板を立てたらどうかなんていう画期的な御質問をしていただきましたけれども、案の定大変なことが起こったんだということで、私たちは同じ会派を組んでいますので先ほど御報告をいただいたんですが、その件について、これは予算の審議ですので、常任委員会でないので質問の仕方が難しいなと思いながらも聞いているんですが、管理上、そうしたことが区議会でいろいろ質疑があったにもかかわらず、そうした問題が出てしまった。火事が起きたとということで、どのように考えられているでしょうか。
大谷公園緑地課長
 昭三公園という公園でございますけども、火事になったという情報がありました。早速その調査のために担当の者を現場に向かわせたわけでございます。その後、詳細な報告を受けたんですけども、どうもホームレスの荷物みたいなものが、火をつけられたのか、あるいは捨てたばこかわかりませんけども、燃えたということでございます。私ども再三、今までもそういうことがありまして、公園のそういう荷物、置くべきところでないところに長期に置いているような荷物につきましては、厳重に除去するように対応してきたわけでございますけども、ちょっと総括質疑でもありましたように、一時的に撤去してもまた戻って荷物を置かれるという状況もありまして、これを粘り強く我々も厳重注意をやっているわけでございます。時には警察も一緒になって対応しているというところでございます。これにつきまして、今後、ちょっと緊急に対応策をとりたいと思っております。1つは、やっぱり地域、あるいは地域センター、あるいは警察、我々公園緑地課を含めまして、どのような対応をしたらいいかと、どのような方策があるかということを含めて、今後検討してまいりたいと考えております。
山崎委員
 本当に、課長、何か起きてからじゃ遅いし、私が報告いただいた範囲内ではけが人等々なかったみたいだけれども、隣接する人家にも多少こげたところが出たりして、ひょっとして移っていたとしたら、本当にえらいことになるわけですから、真剣な取り組みを要望いたします。御答弁は結構です。
来住委員
 簡潔に。樹木の管理、2のところですけども、東中野駅の構内、それから西武鉄道境界部、これは今年度と変わらないということで、額についてはよろしいのかというのが1点。
 それから、3の公園清掃ですけども、これは説明があったのか、ちょっと聞き漏らしたのかわかりませんが、マイナスで690万ということになりますけども、これは委託等の部分で安くするということなのか。ちょっと中身について説明を求めたいと思います。
大谷公園緑地課長
 東中野の駅構内の樹木管理と西武鉄道の境界部のところの緑地管理につきましては、基本的には従前と変わらない、今までと変わらないということでございます。
 それから、公園の維持管理費的なものがちょっと減額になっているということにつきましては、一つ、清掃が、14年度までは大体週1回だったんですけど、15年度、16年度は1.33回ということで、ちょっとふやしているわけですが、この公園の維持管理につきましては、予算上の制約もちょっとあるわけですけども、除草の回数を若干減らすことで減額にしたということでございます。この件につきましては、今後どういう形でカバーするかということなんですけども、創意工夫を図るなり、あるいは、直営という業務がありますから、そちらの方でできることはやっていきたいという考えでおります。
主査
 他に質疑ございますか。
 なければ、進行いたします。
 292ページ、5、緑地計画について、質疑ございますか。
こしみず委員
 1番の屋上緑化推進、新規のところですけども、これは見本園を開設するということなんですけども、どんなふうに考えていらっしゃるのか。例えば、材料にしてもいろんな材料があります。どんな形態にするのか。わかっている範囲で。
大谷公園緑地課長
 見本園、庁内の屋上あたりに見本園をつくりたいということで計画したわけでございますけども、基本的には全体で150平米程度、それを大体6区画ぐらいに分けまして、細かい材料は、どういうものというのは今後検討する内容でございますけども、植物としては中木、低木、それから芝類とか、そういうものをちょっと植え込んでみたいなという考えでおります。
こしみず委員
 そこら辺がしっかり区の方で、一応見本園で材料とか考えておかないと、区の建物以外に民間の皆さんの建物については、強度の問題もあるし、重さの問題、あるいは水回りの問題とか、いろんな付随してくる問題があると思うんです。ですから、いろんな材料の中で、要するに負担のかからない軽い材料とか、そういうものを、こんなものを区としては考えて見本園の中につくってありますよということで、具体的につくっていただくような形になれば、見学に来る、やってみたいなという区民から見ると、あ、この材料だったらうちの屋上緑化の中にも加味できるというような考え方になるんじゃないかなと思うんですけども、そこら辺いかがですか。
大谷公園緑地課長
 見本園をつくるに当たりましては、委員がおっしゃるように、強度とか重さ、あるいは排水、それから軽量材料としてどういうものを使えばいいかということを含めまして、今後あらゆる資料等を調べる中で、大体1平米当たり幾ら、こういう材料を使うとこれぐらいになるよというようなものを、ちょっと算定というか、資料をつくってみまして、こういうものをやるときはこれぐらいかかりますということで、区民の方に説明していきたいと。それで、現地を見てもらいたいという考えでおります。
はっとり委員
 2番目のビオトープ計画についてお伺いいたしますけれども、これは、点在するビオトープを結びつけられるような設置及び配置の検討ということですが、学校や何かでビオトープをつくるというような取り組みが進められていると思うんですけれども、これはどういうことをお考えなんでしょうか。
大谷公園緑地課長
 もう学校では数十校実施しているところがございまして、公園につくるビオトープ、学校、幼稚園、そういうところを一つのエリアというのかな、ネットワーク的に結びつけていきたいという考えでおります。
はっとり委員
 現在あるものと、それから、250メートルですか、何か書かれていますよね。新たにどういうふうな形で配置をするのか。どういうふうに設置していくのか。区はどういうふうにお考えなんですか、これは。既存のものとの関係で。
大谷公園緑地課長
 ちょっとまだ、公園では上高田台公園にたしか1カ所と、やよい幼稚園に1カ所、あと学校はちょっとあるわけですけども、今後こういう新たな公園を整備するに当たりまして、そこの公園にそういうものを設置すると、ビオトープをつくるということでありましたら、ちょっと隣接した学校関係の管理者とか、そういうところに働きかけて、昆虫が飛び交う、そこで一つの昆虫の生息圏というんですか、それをなすような形の配置計画をつくっていきたいということでございます。
はっとり委員
 そうすると、ビオトープをつくって、後の一つの圏内での管理というのをどういうふうにお考えなんですか。だれがどのようにするのか。
大谷公園緑地課長
 このビオトープというのは、つくっただけでは全く無意味でございまして、当然しっかりした管理を踏まえた体制づくりというものが必要かなと思っています。それで、学校等でも今までやられたところも、興味のある先生がいる間は何とか維持管理ができたけども、そうじゃないところはもうそのままという形になっているという状況もちょっと聞かされているところでございます。そういうことを含めますと、このビオトープづくりは、つくることよりもむしろ後の維持管理ということ、メンテナンスを大切にしていかないといけないのかなという思いがありまして、今後計画の中にその管理を含めた整備のあり方も含めて検討していきたいと考えております。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ進行いたします。
 293ページ、6、緊急地域雇用創出について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 質疑がなければ進行いたします。
 294ページ、建築住宅費のうち、1、建築住宅関係人件費等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ進行します。
 295ページ、2、建築住宅管理事務について、質疑ございますか。
佐伯委員
 1点教えてください。この日本建築行政会議負担金、日本建築行政会議というのはどういう組織なんでしょうか。
秋元建築課長
 これは、建築主事の全国的組織になっております。それに対する負担金というものでございます。
佐伯委員
 具体的にここで会議、勉強会等、そういったものが定期的に開催されたりしているんですか。
秋元建築課長
 主に国からの情報を提供いただくというような内容になっておりまして、その他部会を設けまして、各部会の中で検討課題を設けて検討を進めていると。大体月に1回ないし二月に1回ぐらいのペースで、年に1回総会、そういったような内容でやっております。
主査
 他に質疑ございますか。
 なければ進行いたします。
 296から297ページ、3、住環境について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 ないようでしたらば、進行いたします。
 298から299ページ、建築行政について、質疑ございますか。
佐伯委員
 部長の説明のときに、建築確認申請について、民間がふえているので区の方への申請が減っているというような御説明がありましたけれども、この民間の方がふえているといったことについて、どういうところに原因があるとお考えでしょうか。
秋元建築課長
 平成10年の法改正で民間に開放されたということで、そのときの国の考え方、これは、要するに民間にできるものは民間に任せる、行政がやらなければいけない、例えば違反の取り締まり、あるいは既存建築物の防災、こういったものを行政でやっていくという当初の考え方が徐々に浸透してきているという、その証左であるというふうに私は考えております。
佐伯委員
 聞くところによると、区の方でやると3週間かかるけど、民間だと早くこれが出るとか、だから民間の方がいいんだというようなお考えの建築会社等もあるようですけど、そういったことについてはどうなんでしょうか。
秋元建築課長
 民間の場合は、やり方は自由でございますので、相当事前に、もう確認処分できるぐらいまで事前打ち合わせをしてしまっていると。ほぼでき上がった段階で契約を結んで、行政で言う受理を行うと。そういったような手順で行っているようでございます。したがいまして、受理後の期間が短縮できるというメリットがあるということと、それとやはり手数料、これが私どもでいただいている手数料の倍近くで契約を結んでいるといったようなことも聞いております。そういった中では、民間の競争の中でそれぞれが創意工夫しながら確認しているということだと思っております。
佐伯委員
 役所がもらう手数料の半額でできるというなら理解もできるんですけど、手数料は倍かかっていると。でも、民間の方が多いというところには、やはり民間のサービスと行政側のサービスと、その差というのが出てきているんじゃないかなという気がするんですけども、それは置いておいて、今後国の考え方としてこの確認申請事務については、もう100%民間に任せていくというような方向に動いているのかどうか。ちょっとその点だけお願いします。
秋元建築課長
 今お話がございましたように、東京都の場合、これはほとんど100%近い数字で民間が行っているというようなことも伺っております。区レベルでいきますと、今年度でいきますと半分近く民間になっているということで、これは、民間でできることは民間でということは、今後とも推進されていくのではないかというふうに思っております。
佐伯委員
 これで最後にしますけども、民間がふえたことによって建築課の方で違反建築に対する警告がふえたとか、何かそういったことというのはありますか、実際に。
秋元建築課長
 目に見えて違反建築の摘発がふえているということではなくて、逆に抑制していくという考え方でございます。したがいまして、パトロール数を多くする等の手段をもって、できるだけ違反を是正、違反が出る前に我々の方でチェックしたいと、そういう体制で臨んでいるということでございます。
伊藤(岩)委員
 耐震補強支援ですが、今までは自分のことは自分でやりなさいというような御答弁だったんですが、こういう予算がついて大変いいと思うんですが、診断と改修についてどんなようなことをお考えになっているのか、聞かせていただきたいんですが。
秋元建築課長
 耐震支援事業につきましても、常任委員会で詳細を御報告させていただこうと思ってございます。この場では簡単にお答えをさせていただきますが、耐震診断の方は、一般的な診断を一応区の方で全額負担して診断してさしあげるというようなことを考えてございます。ただ、対象建築物は昭和45年以前ということで、古い建物を対象とするというふうに考えてございます。
 それから、耐震の改修の方でございますが、これは耐震改修の施工者を育成するということで、講習等を行いながら中野区に登録をしていく。そういった育成をした施工者を派遣する。こういったことがまず1点。それから、二つ目は、直接的な助成でございまして、それにも二つございます。1点は、リバースモーゲージと申しまして、お年寄りの方で、ただ、土地は所有されているといったような方について支援をする。それがまず一つ。それから、二つ目は、老朽化した木造共同住宅、これにつきまして、改修そのものは自費でやっていただくわけでございますけれども、私どもで派遣をいたしました登録施工者が行った工事で、改修後10年以内に大きな地震、震度6以上の地震があったというときに、建物が倒壊してしまったといった場合に、その改修費用の全額を弁済すると。そんなような支援制度を考えているわけでございます。
伊藤(岩)委員
 大変いいことなので、PRなんかは区報でやるかどうか。また、これが、申し込みが多くて、とてもとても金額的にオーバーしちゃうようなことがあると思うんですけれども、そういうときはどういうお考えを持っているか。
秋元建築課長
 この制度を多くの方に使っていただきたいということから、PR等については積極的に展開するということは考えてございます。ただ、予算の方には限りがございます。申込状況等を見ながら、それにつきましてはその状況によって考えていきたいというふうに思ってございます。
こしみず委員
 伊藤(岩)委員の質問の関連なんですけども、たまたま新聞を見ていましたら、今、課長がお答えしたような、「全壊したら耐震工事費払います 東京・中野区が新制度」というふうにプレス発表になりました。そこで、木造アパートはわかるんですけども、区民の家屋についても考えられなかったのか。そこら辺はどうですか。
秋元建築課長
 改修助成、いろいろなやり方があろうかと思います。横浜は、確かには今委員がおっしゃったように、改修費用を直接助成しているというようなケースもございますが、相当の経費をかけて取り組んでいるという状況がございます。そういったやり方と、今回中野区で考え出したやり方、これは極力現段階ではお金をかけないで、できるだけ多くの方の支援をしていくという方法を中野区は選択したという認識でございます。
こしみず委員
 片っ方では、古い木造アパートは自費でしっかりと耐震診断を受けて、このままでほうっておくと本当に大きな地震が来たときは危ないですよと言われて、大家さんの方が、あるいはオーナーさんがしっかりやった。で、震度6以上のやつで倒れた場合には、全額工事費は払いますと。同じように民家の方も逆に診断を受ける。今の状況では非常に厳しいですよと。じゃあ、大変だからということで、行政のお金以上にかかる部分もたくさんあると思うんです。私も1軒小さな家がありますけども、一つ手を入れるとあっちもこっちもと、どうしても予算をオーバーしちゃうところがあるんですよね。しっかりと、大きな地震が来ても大丈夫なようにしていきたい。もしきちんとした上で、この木造アパートが全壊した場合にはというところに目が行っちゃって、こんなにお金をかけてやったのに、自分の家も木造民家と同じようにドーンと倒れた場合に、何で区の方は工事費をというような気持ちになっちゃったんだけども、そこら辺どうなんですかね。
秋元建築課長
 今回の助成事業の中では、どこかで線を引かざるを得ないという状況がございました。そういったことから、できるだけ多くの方がお使いになる建物をまず救済していくことを考えようということで、初めの一歩というようなことで御理解をいただきたいなというふうに思っております。
はっとり委員
 2月12日にこの耐震補強にかかわるフォーラムが行われました。議会は、当時招集議運だった関係もあって、なかなか参加できる状況にはなかったんですけれども、あれは水曜日だったと思いますね。今もPRを十分にというお話がありますけれども、あの日程も、何か私たちにとっては大変急に決まったということと、それから、ウイークデーでなかなか区民が参加しにくい設定だったなというふうに思うんですが、あれはどのぐらいの区民の方が参加されたんでしょうか。
秋元建築課長
 私どもで用意いたしましたリーフレットの減りぐあいを見ますと、300名強の方が一応御参加いただいたという状況でございました。今、委員の方から御指摘がございましたように、今後ああいったPR活動につきましては、休日等をねらっていきたいというふうには思ってございます。ただ、今回は総合支援事業の一部前倒しということで、施工者、耐震診断士、これを年度内に登録したい。したがって、その講習を実施したいということでの一部制度の前倒しということで、年度内に始めたという状況がございますので、委員の皆様方には若干急ぎというような感覚を受けられたかもしれませんが、そういった事情がございました。今後、ああいったフォーラムにつきましても積極的に展開してまいりたいし、ああいったフォーラム以外のPRにつきましてもいろいろ工夫して、区民の方に利用していただけるような制度を目指していきたいというふうに思っております。
はっとり委員
 耐震補強というのがこんなにいろんな手法があるんだなということを、私も初めてあそこの展示を見せていただいてよくわかったんですけれども、やはりこういうことをもっと区民にわかっていただくような場として、やはり土日ですとか、区民が本当にお仕事を持たれている方も参加しやすいような形で、ぜひまた今後考えていただけたらと思います。これは要望としてお願いいたします。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「進行」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ進行いたします。
 300ページ、地域まちづくり費のうち、1、地区整備関係人件費等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行いたします。
 301ページ、2、地区整備管理事務について、質疑ございますか。
 なければ進行いたします。
 302ページから303ページ、3、まちづくり事業について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ進行いたします。
 304ページ、建築紛争予防調整について、質疑ございますか。
はっとり委員
 4定でしたでしょうか、本会議質問も、来住議員だったかな、あったと思うんですが、建築紛争防止へということで、他区での取り組みが今いろいろあると思います。板橋区のように建築主と出席した住民との協議の義務付けですとか、関係住民への説明や標識の早期設置というようなことを条例改正をして定めたり、あるいは杉並区が、これは要綱だったと思いますけれども、建設工事や取り壊し工事の前に住民と工事協定を結ぶこと、周辺住民の意向を無視した計画の実行を防ごうというようなことで取り組みが進んでおります。本会議質問の答弁では、中野区としては条例改正よりも地域住民の主体的なまちづくりや、まちのあり方への住民の合意づくりが重要というふうな御答弁があったと思いますけれども、そうした合意づくりに向けて区が今後どういう役割を果たそうとされるのか。どんなお考えなのか。これからいろいろな区の取り組みも、新聞報道によれば進んでいっているようですけれども、今後についてはどのようにお考えか、お伺いいたします。
遠藤指導課長
 建築紛争でございますけども、これにつきましては、やはり建築主と住民との十分な話し合いというものが非常に大切というふうに思っております。その中で、やはり地域のまちづくりというものをどう考えるかということで、その話し合いが十分行われるということが、やはり建築紛争の予防と解決に結びついていくのではないかというふうに思っておりますので、建築紛争予防の観点から述べますと、窓口等で御相談があったときには、やはり十分住民と、また建築主と話し合うようにということで指導をしていきたいというふうに思っております。
はっとり委員
 その条例改正ですとか今後について、もう少し具体的なお話が伺えたらと思っているんですが、いかがでしょうか。
遠藤指導課長
 本会議で区長も答弁しておりますように、直ちに条例改正というものは現在のところ考えておりませんけども、やはり他区の動き等ございますので、それらを研究していきたいというふうには思っております。
 なお、解体工事につきましては、その段階でその解体工事と地域住民との関係といいますか、そういうものでかけ違いがございますと、建築計画の方にも響いてくるというのが現実にございますので、そういった点では、今後そういう解体工事等については十分検討してまいりたいというふうに考えております。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ進行いたします。
 305ページ、中野駅周辺整備費のうち、1、中野駅周辺整備について、質疑ございますか。
佐伯委員
 ちょっと1点だけ教えてください。警大跡地の方は開発者負担ということで、そういう方向が出ているわけですけど、先般、市川委員の方からもたたき台案のような形で、駅前に車が入れない、あるいは、今の自転車を置いているところをバスターミナル等々ありましたけど、そっちの方の財源というのはどういうものが使えるんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 この中でも中野五丁目地区等事業化計画案作成というふうに書いてございますけれども、この意味は、警察大学校跡地、それから中野二丁目の住宅供給公社周辺のまちづくり以外の既成市街地について、具体的なまちづくりをどう進めていくかというようなことで、地元への支援も含めていろんな計画を検討していかなければならないと思っております。具体的にはその中で検討したいと思いますけれども、やはり国庫補助とか、事業によっては都市計画交付金というような形にもなるかと思いますし、総括でもございましたけれども、16年度からまちづくり交付金というような、国のかなり自由度の高い補助といいますか、交付金制度が始まりますので、そういったことの検討をしてみたいというふうに思っているところでございます。
来住委員
 今のメニューの1ですが、実は今回、(1)から(8)までの作成業務または調査等が計上されているわけですけども、これは中間のまとめから検討委員会のまとめを経て、区としての案を作成していくということになっていくんだろうと思うんですが、フォーラムの中で中間のまとめに対していろいろ出席者の方からの声が出されておりました。既存の樹木を保存しながら防災公園等々出されておりましたけども、そういう声については、具体的に第4回の検討委員会が次回ということになるんだと思うんですが、そこに反映した、いわゆる中間のまとめに対して出された意見ですので、それをどういう形で反映していくのかということだろうと思うんですけども、それについては今どのレベルで行われているんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 さまざまな御意見が出ておりますので、まずそれを集計して、例えばホームページ等には全体の概要、それから個々の御意見の概要といったものも載っけていくつもりでございますし、そういった御意見について検討委員会の中にももちろん報告をして、御議論の材料にはしていきたいというふうに考えております。
来住委員
 次の第4回は、もうその検討委員会の日にちの決定はされているんですか。
久保田まちづくり課長
 3月30日を予定しているところでございます。
来住委員
 3月30日のその調査検討委員会でまとめということになってくるということで、準備されているということですか。
久保田まちづくり課長
 調査検討委員会としては、その第4回目でまとめということを考えているところでございます。
来住委員
 そうしますと、先ほどのフォーラム等で出された区民の皆さんの中間のまとめに対する意見、それから、あの場では検討委員の方もフロアから発言されていましたけども、そういう等々の意見を反映したものを3月30日の検討委員会でまとめの案として議論するということではないんですか。
久保田まちづくり課長
 もちろん議論をするということですので、出したものがそのまま決まるということではないというふうに考えております。
来住委員
 そうしますと、3月30日の第4回の検討委員会で議論したものを、再度調整してまとめとして出していくということで、30日に検討委員会としてのまとめが出されるということではないということですね。
久保田まちづくり課長
 検討委員会の運営の話ですので、検討委員会としてどういうふうにまとめていくかということはいろいろ方法があるかと思いますけれども、検討委員会の中でそれは決めることだというふうに考えております。区としては、その後また区の案ということでつくっていくことになりますけれども、検討委員会はあくまで、検討委員会の中でどういうふうにまとめるかということは、もちろん事前の調整も必要かもしれませんけれども、その当日の中で決まっていくものというふうに考えております。
来住委員
 ちょっとよくわからないんですが、区は事務局、新都市建設公社でしたっけ、一緒に事務局で運営されているわけですね、検討委員会を。資料もそこで出されているわけですけども、いろいろ出された意見、最終的にどういうまとめにするかというのは、30日の検討委員会で検討委員の皆さんに事務局として出したものを、まとめの案を議論していただいて、そこで御議論いただいたものを、最終的には、どの時点になるかわかりませんけども、検討委員会のまとめとして出していくというのが本来のあり方だと思うんですけども、そういう理解でよろしいですね。
那須井まちづくり調整担当部長
 今、何度かフォーラムの話が出ていましたけども、このフォーラムについてでございますけども、私は、検討委員会での検討内容を出席の皆さんに十分わかりやすく御説明させていただいたと思っております。跡地をすべて公園にという極端な御意見もありましたし、にぎわいのためのまちづくりを十分配慮すべきという御意見もあったわけでございます。
 なお、このフォーラムの内容につきましては、議会の特別委員会でも御説明させていただいておりますし、基本構想審議会、それから都市計画審議会、それから、希望のあった商店街等にも説明をいたしておりますけども、いろいろな意見があります。単に全部公園という意見だけじゃないわけでございまして、今後とも区民の御意見を十分伺いながら進めていくということにしていきたいと思っております。けれども、検討委員会は4回で最後ということで、今までもいろいろ意見を聞いておりますし、区民の意見もいろんな手続をとって伺っているわけでございまして、4回目、この3月30日、先ほど課長から申し上げましたけれども、そういった中で最終的な案として4回目に決めていくということでございまして、それは先ほど、これも課長が申し上げましたように、その中で検討委員会として最終案を決定していくものと思っております。
 それと、済みません、今ちょっと申し上げましたが、特別委員会でのフォーラムそのものをこれから--これからでございます。済みません。今までの経緯を説明してきたという意味でございますので、ちょっとその点、訂正させていただきます。
 そういったことで、3月30日には最終のまとめを発表していきたいと。報告書をどういうものをつくるかというのは、またその調整はありますけども、4回目は最終の意見をまとめる会だと、そういうふうに思っております。
来住委員
 フォーラムをどう見るかとか評価の問題は、これはまたそれぞれの問題であって、特別委員会があるわけですから、当然そこで報告もあるだろうし、議論する場はまた違うわけですね。それで、私が言っているのは、予算との関係ですので、最終の、当然検討委員会での案として30日にまとめるということですねということだけを確認したいわけです。
那須井まちづくり調整担当部長
 30日に検討委員会としての最終の取りまとめを行いたいと、このように思っております。
来住委員
 検討委員会で最終のまとめをされるというのがその日になるということをおっしゃっているんだと思うんですけども、そういうことですか。検討委員会の、4回目で当然、今までいろいろ出された意見を検討委員会の事務局でまとめて、検討委員会にいずれ出して、そこで御検討いただいて、検討委員会全体としてこの案が最終のまとめとして決まっていくというのが流れではないかというふうに聞いているんです。だから、事前に検討委員の方々に案を配付されて、当日その意見を求めるということになるんですか。
那須井まちづくり調整担当部長
 毎回そうしておりますけども、詳しくプロジェクターを使って御説明し、委員の方の御意見を十分伺いながらまとめておるわけです。そういったことで4回目にまとめを行いたいというふうに思っております。なお、これはあくまでも検討委員会のまとめでございまして、それを受けまして区としては、その後区民の皆様に説明をしたり、いろいろ御議論をいただく場をつくって区の案にしていきたいと思っているところでございます。
来住委員
 これ以上あれですけども、検討委員会のまとめとしてまとめる以上、検討委員会に事務局の案を示して、そこで議論をいただいて最終的に案としていくというのが、本来検討委員会のあり方だというふうに思っています。かなり強引過ぎるというふうに思っています。
 それは置きまして、この(1)から(8)、まあ、(7)までですね、調査、設計等々の予算が出されているわけですけども、結果的に区が今後、16年度に中野駅周辺の整備に絡んで調査をしていく、または、設計等をしていく予算になっているわけですけども、最終的にこういう形のまとめ、そして、こういう形での区の案というものがあるからこそ、既にこういう計画に基づく調査や設計等の案の作成が出されているということではないですか。
久保田まちづくり課長
 もちろん、この予算を組んだときが8月とか9月の時点でございますので、若干それは時点が違っておりますけれども、今後やっていきたいことは、警察大学校跡地については地区計画等の都市計画によって誘導を図っていくと。それから、開発者負担によって道路や公園をつくっていきたいというようなことから、地区計画についてはやはり案をちゃんとつくらなきゃいけませんし、開発者負担を考える上で、じゃあ、どのくらい公園がとれるのかとか、そういったことをやるにはやはり測量だとか、そういう実務的なこともちゃんとやっていかないと検討ができないわけでございます。どのくらいの公園がとれるのかということも、この2では検討しなければならないと思っていますし、3については、既に都市計画として決定した街路について、やはり警察病院の開院時期までに一定の整備をしなければいけないということからすると、来年度には基本設計に着手しないと、実際の工事が開院までの終了というのは間に合わないだろうと思っておりますので、1から3というのは必要だと考えております。
 それから、4と5については、中野二丁目の公社住宅周辺の、今は市街地再開発事業の検討をしているわけですけれども、やはりそういった事業をやるには地区計画といったものが大前提になりますので、その案の作成、それから、その中で道路の計画もしておりますので、交通量の調査といったことも不可欠だと思っております。
 それから、6番については、これは先ほど質問にもございましたけれども、いろいろな財源対策を考える上で国庫補助というものは必ず出てくるわけでございますので、それをやるには、現在は費用対効果についてちゃんと検証した上で申請しないと採択されないというような状況にございますので、こういったこともやっていきたいと思っております。
 それから、7番については、先ほど御説明したように、既成市街地についての今後のまちづくりの支援も含めた計画づくりということでございます。
 細かい点はいろいろあるかと思いますけれども、今後のまちづくりを本当に進めていく上では、こういった調査をやっていかないと実現できないだろうと。この3,500万についても、この大きく7個のものをすべてやったら、多分これでは足りないだろうと我々は考えております。かなり濃淡をつけて調査、設計等をやっていきたいというふうに考えております。
来住委員
 要するに、検討委員会でのまとめも出ない中で、そして、それを受けて区がこれから計画をしていくという段階でありながら、既に七つの調査の準備をしているという。私は逆さまだと思うわけです。名ばかりの検討委員会になっているんではないですかということを言いたいわけですね。十分議論をして、そこで出てくるものを前提としてならば、区が計画をしていくと。それに基づいて何が必要な調査になるのか、何が計画に必要なものになっていくのかということが出てくるのであって、先にこういう調査が設定されていて、結果的にはこういう形での最終のまとめが出てくる、こういう形での区の案が示されてくるということで、まさに逆さまな進め方だというふうに言っておきたいと思います。
 そこで、今、課長が、1から7までの調査をすれば、とてもこんな3,500万じゃ済みませんよと、率直におっしゃいましたけども、今まで既に駅周辺の調査では資料を出していただいていますよね、建設の8で。4億7,000万余の調査が繰り返し行われているわけですよ。今、課長がおっしゃったように、じゃあ、実際1から7まで、まあ、8までありますけども、やるとしたら、実際は幾らを考えていらっしゃるんですか。3,500万以上とおっしゃいますけど。
那須井まちづくり調整担当部長
 課長の表現の問題はちょっとありますけども、私どもは来年度この予算が必要だということで予算要望をしておりまして、私ども、本末が転倒しているというようなお話もありましたけども、やはり区が一つ誘導してこのまちをつくっていくんだという基本的な発想があるわけです。これは、どなたかにやってもらってほうっておいて、何でも好きなようにというようなスタンスで私ども臨んでいるわけじゃございません。きちんとした計画に基づいて、このまちを区民の理想のまち、それから、区民の活動にとって十分なまちにしていくというようなことで進んでいるわけです。それで、どのぐらいかかるかというのは、それはそういう意味で申し上げたんじゃなくて、来年度必要なのは3,500万ということでございますので、そのように御了解をいただきたいと思います。
来住委員
 そうしますと、1から7までの調査、それから、もろもろ案の作成等々ありますが、これはすべてコンサルに委託をするということになるんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 基本的にはコンサルに委託をしたりすることになりますが、また別途専門家の派遣というようなことでは、それは委託ではないんですけれども、そういったことも考えているというところでございます。
はっとり委員
 先ほど部長の御答弁の中に、いろんな区民意見があって、跡地を公園にというような、極端なそういう考えもあるというようなお話もあったんですけれども、跡地を公園にということではなくて、ぜひ公園をという方の中にも跡地に公園をというような考えが今出てきているように思います。それは随分違うと思うんですね、「を」と「に」というのは。そういうことについても、きちんとやはりこれから検討委員会の報告を受けて、区が本当にいろんな方の区民意見を聞きながら、区としての案を作成していくという段階で、しっかりとその辺は区民との議論を、逃げることなくというか、本当にしっかりとやっていただきたいというふうに思います。いろんな御意見がありますし、どこに偏るということではなくて、本当に区民が合意できる形でのまちづくりということが非常に大事だと思いますので、ぜひその点、お願いしたいと思いますけれども、お考えを伺っておきたいと思います。
那須井まちづくり調整担当部長
 ただいまの公園の話ですけども、私が申し上げたのは、フォーラムで一部不規則な発言をされる方もいて、全体が公園という印象を受けた方もいらっしゃるかなと思いまして、それを受けた御答弁をさせていただいたわけでございますけども、私ども、この跡地を含めてこの駅周辺に、公園ですとか、広場ですとか、オープンスペースをどういうふうにとるかというのは、これは検討委員会の一番大きなテーマとして議題にしてきたわけですね。フォーラムにおいてもそれが一番の大きなテーマだったわけです。そういうことで、今、御指摘のような公園、広場、もう少しにぎわいを持たせた広場というものを考えておりますけども、そういったものを十分検討していくことを考えております。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ進行いたします。
 306ページ、西武新宿線沿線まちづくり費のうち、1、西武新宿線沿線まちづくりについて、質疑ございますか。
伊藤(岩)委員
 西武の方は全線地下化を言っているわけですけれども、そのような中で立体交差化に関する検討というのは、これはどんなことを考えているのか。
 それから、もちろんまちづくりの調査とか勉強会は必要なことなんですが、これからまだまだいろんな交渉とかあるわけですけれども、そのような手法が含まれていないというのはどうなんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 あそこの事業メニューの、最初の立体交差化のところに関する検討という欄でございますけれども、現在中野区、東京都、西武鉄道で行っております検討会の事務費用ということで、ここでは10万円ほどを計上させていただいております。この中で、現在まだ都の方は中野通りを中心とした立体化の4案を示しているわけでございますけれども、今後東京都の方が踏切対策の基本方針といったものを出していくことになっておりますので、その状況を見まして3者の検討会の中で地下化というものを目指して、区としては議論をしていきたいというふうに考えております。
来住委員
 関連しているんですけども、踏切対策に伴う沿線まちづくり調査が予算化されるわけですが、今現在、今年度調査委託で調査しているものがあると思うんですけども、それは幾ら今調査費を、委託会社で恐らくやっていると思うんですが、かけているのか。その報告がまだ、どういうことになっているのか。新しくまた調査をするということですけども、その調査の内容について中身を教えていただきたいんですが。
久保田まちづくり課長
 15年度、今年度の調査につきましては、本体価格というか、消費税別で550万円の基礎調査を行っております。これは、調査対象区域を沼袋駅周辺、それから、新井薬師前駅周辺と、それからそのほかの3駅について、既存資料等による現況の把握、それから、問題点、課題の整理というようなこと、これを先ほどの3者の検討会での議論の素材を作成しているというようなことでございまして、16年度につきましては、今度は実際に実態調査、駅の乗降人数ですとか、歩行者とか自動車の交通量の調査とか、そういった実態調査をやりたいと思っておりますし、そのほか駅前広場をどういうふうにつくっていくかというようなことについても具体的な検討をしなければいけないと思っております。また、駅前広場、それから道路等を考える上で、現況の交通量調査をもとにしまして、先ほどの実態調査とあわせて交通の配分等もやっていかなければいけないと思っております。そのほか、まちづくりについて地元の方がどう考えているかというようなアンケート調査みたいなものも、この中ではやっていきたいというふうに考えているところでございます。
来住委員
 調査費について、今予算で幾らかというのをちょっと聞き漏らしたんですが、幾らの委託で調査をされようとしているのかが1点。
 それから、その関連で、(2)で地域まちづくり勉強会支援というのがありますけども、このまちづくり勉強会の支援の費用、これについては幾らをお考えになっているのか。その勉強会自身の現状はどうなっているのか。関連してお聞きします。
久保田まちづくり課長
 まず、今年度の予算--予算といいますか、執行の状況ですけれども、消費税を抜きにして550万円の調査費でございます。
 それから、来年度の地域まちづくり勉強会の支援でございますけれども、今のところ講師の派遣等を行っていくということで、これは100万弱の費用を今のところ考えているところでございます。
来住委員
 現状は。勉強会はまだ始まっていないんだっけ。
久保田まちづくり課長
 済みません、実態調査でございますか。先ほど言いましたように、駅の乗降人数ですとか、歩行者、自動車交通量の調査だとか、踏切渋滞調査を実際にはかってみたりとか、駅周辺の荷さばきの調査ですとか、路上の駐車の調査ですとか、放置駐輪調査ですとか、あとは交通規制がどうなっているかとか、そういうもろもろの実態調査をやっていきたいというふうに考えております。
主査
 今、質問の中は、この1,900万の内訳をということですので、それを。
久保田まちづくり課長
 済みません、失礼いたしました。1,919万、これが、先ほど言いましたように勉強会の支援について、ここでは99万を考えておりまして、それからあとは、それから引いて事務費が大体、ここでは20万ほどを考えております。残りが委託の経費ということでございます。
来住委員
 かなりの、1,800万ぐらいですか、調査委託ということになりますね。それは置きまして、その勉強会ですが、99万かけて支援を行うということですけども、そういう勉強会の中身などについては、関係者、まあ、参加される方は当然そこでみずからわかるわけですけど、そうじゃない方々にもそういう勉強会の中身の情報などの提供については行う計画であるということでよろしいんですか。
久保田まちづくり課長
 もちろん一定のまとめというような段階、節目では御報告したいと思っておりますし、当初はやはり駅周辺が中心になるかと思いますけれども、広い参加者をいただくシンポジウムですとか、そういった中で広く地元の方への情報提供に努めるといったこともやっていきたいというふうに考えております。
来住委員
 最後にしますけども、その勉強会の議論等々、適時、特別委員会になると思いますけども、情報は議会にも当然報告されるということでよろしいですか。
那須井まちづくり調整担当部長
 この勉強会でございますけども、課長の方からも説明があったと思いますが、地元の主体性をかなり重んじた勉強会にしていきたいというふうに思っていまして、もちろん議会等、特別委員会もございますので、状況等については逐次御報告をさせていただきますけど、その主体性ということをかなり重んじつつ、御報告をしていきたい。ですから、地元の方々の合意だとか了解に基づいて御報告をしたい。それから、いろんな情報も、今インターネットで皆さんに流したいという方も地元の中にはいらっしゃいます。そうじゃない方もいらっしゃるかわかりませんけど、そういった状況をお聞きしながら対応させていただきたいと思っています。
来住委員
 要望にしておきますけども、区費を使ってやる勉強会ですので、できるだけ細やかに議会の方にも報告していただきたいということで、これは要望にしておきます。
市川委員
 中野区が事業化して沿線のまちづくりに取り組んでいくのも結構なことだし、それから、今、質疑のあった沼袋駅の周辺の皆様方が、余り行政に頼ることなくみずからの主体性を持って学習会を立ち上げて、そこに講師の派遣を仰いで、学習会を既にもう3度ばかり開いていらっしゃるというような現況下は、非常にいい状況にあると思うんですね。さりとてこのまちづくりは、相手があることなんですね。東京都とか西武鉄道というものがあって、西武鉄道なんか特に今まで裏切られた経緯があるわけですよね。そういう3者間の協議というか、これは国のレベルも含めた4者間の協議というか、そういうものこそきちっと議会の側に情報提供するなりしていかないとならないと思うんですね。常に目を見張っていないと、また肝心なところで、地元がしっかりと盛り上がっていながらにして、向こう側がそっぽを向いてしまう、相手側がそっぽを向いてしまうなんてことにもなりかねないので、そんなことになってしまえば期成同盟は何なのかということにもなってしまうし、そういうような期成同盟と議会、それから行政--これは、期成同盟というのはすべてが一括されたもの、包括されたものですよね。期成同盟と対東京都や国、期成同盟と西武鉄道、こういうようなものの間の情報というか、そういうものの提示というか、そういうものは逐次、この予算はこれだけついていても、そういう情報交換をしたり、相手の情報を得たり、相手と協議したりすることにはそんなにお金のかかるものじゃない。そういうものの情報提供といったものは、どういうものを考えていらっしゃるか。それをちょっとお尋ねしておきます。
那須井まちづくり調整担当部長
 ただいまの御指摘でございますけども、私どもこの連立事業、一刻も早く現実のものにするためには、今、御指摘のような地元、議会、区、この連携で国、都に働きかけ、全力を尽くしてまいりたいと思っているわけですけれども、それには一つ、この3者間の、先ほども課長から答弁させていただきましたが、協議をする場がございます。西武鉄道と東京都と区と。そういったことも活用しつつ、それから、期成同盟というのを立ち上げたわけでございます。そういったものをフルに活用、力になっていただきながら、議会にも逐次報告というお話もありましたけども、こういったことこそ逐次御報告して、議会の力強い御支援もいただきながら、これは1日も早い実現を、地元も勉強会をしながらそれを主体的に頑張っている人たち、大変それを期待しておりますので、やっていきたいと思っております。
市川委員
 もう一つ。3者協議という場がありますね。それは行政間同士の協議体であろうし、そこに西武鉄道という相手側が入ってくるわけですね。期成同盟というのはここにはかかわりませんか。期成同盟のかかわり方というのはありますか。
那須井まちづくり調整担当部長
 もちろんこれは、西武鉄道に対してその気にさせる。今まで裏切られてきたというような話もございましたけども、現実問題、もうじきできるぞと言われつつ、できなかったという経緯もございますので、これは期成同盟も西武鉄道に対する働きかけ、国や都だけじゃなくて、そういった働きかけもしていかなければ。我々行政としても、区としてもそれは全力を尽くしますけども、そのタイミングをいろいろはかりながら、力強く、一緒になって鉄道会社にも対応していきたいというふうに思っておりますけども。
市川委員
 期成同盟を立ち上げたのはいいんですけど、名ばかりの期成同盟になりがちじゃないのかなという懸念があるわけですよ。これが年間を通してどういう動きをしていくかということは、これから関心がかなり寄せられていくと思うんですね。つくったはいい。要請行動をしたはいい。スタートをした。けれども、これはまだ先の長い話だからということになりますから、町中ではまだそういうふうな空気がありますよね。まだまだ先のこと。だから、期成同盟は今何をするのかといったって、そうやることはありゃしないよと。だけども、それもやっぱり動いていかなければという、そういう意識を持っている。いや、そういう声が聞こえてきているから、ここで紹介しているわけですよ。私が言っているんじゃないですよ。まだまだと安閑としていますよ、地元の住民の皆さんは。となると、やっぱりそれをフレキシブルに動かしていくためのあらゆる方策というのは、どういうふうなものを考えていらっしゃるかということを、ちょっともう一回。
服部都市計画課長
 期成同盟を立ち上げた一員でございますので、お答え申し上げますけども、今、委員の方でお話しいただいた期成同盟、去る1月に立ち上げました。ですから、それからがスタートと私たちは思ってございます。これは横断的な、議会、それから行政もかませてもらう形の、区民の横断的な運動でございます。それを一過性といいますか、先般も東京都への要請行動、これも議長にも立ち会っていただきましたが、それでは終わりません。やはりこれ、継続的に国、東京都、あるいは西武鉄道本社、そういったものに働きかけを行いながら、また一方では、広く区民の方に啓発を行う。それが大変肝要と考えてございます。したがって、当面、2月、3月、動きはございませんけども、先般も都知事の方への要請行動、引き続きまして国土交通省への要請行動も期成同盟は考えてございます。そういった連続的な動き、またそれを議会の方にもお伝えしながら、あるいは区民の方にもお返ししながら、それを進めていくことが基本と考えてございます。
はっとり委員
 成果指標の1、2の実績見込み、目標のパーセンテージは、これは何に対するパーセンテージでしょうか。
久保田まちづくり課長
 中野駅周辺とここの部分については、実績見込み、目標のそのパーセンテージについての御説明が不足してございました。例えば、この西武鉄道の部分でございますけれども、これは住民と区、関係機関の合意に基づく進捗状況の指標ということで、10%と申しますのは、第一段階として区からの情報提供の段階、20%については構想案レベルの提示の段階、これが第2段階でございます。それから、40%は第3段階として計画案提示の段階、それから、60%は第4段階として計画提示の段階、第5段階が実施計画策定の段階で80%、第6段階が事業着手の段階で10%というような指標をつくらせていただきました。例えば、中野駅周辺であれば、乗降客がどれくらいふえたかとか、定住人口がどのくらい増加したかというようなことが本来の成果指標でございますけれども、まだ事業もやっていない段階でそういった設定をしてもほとんど変わらないだろうということで、一つは検討委員会の開催ですとか、説明会の開催というようなことも考えましたけれども、それも成果指標ではないだろうということで、抽象的にはなりましたが、先ほど御説明したような、つくった指標ではございますけれども、そういったことでここでは提示させていただきました。説明が不足しまして申しわけございませんでした。
はっとり委員
 目標に対する成果指標として掲げるものとしては、目標としてはもう既に整備されて、それで駅周辺等の良好な都市環境が形成されている状況ですよね。成果指標は、これは検討の、その着手までの段階のことをおっしゃっていますよね。やっぱりそこにちょっとそごが生じているのかなというふうに思ったものですから、今、質問をさせていただいたんですが。
久保田まちづくり課長
 今、委員の御指摘のとおり、本来はまちづくりがある程度進められた状態が目標ということになりますが、例えばこの3カ年度を考えても、まだ着手にはなかなか至らない状況でございますので、その状態を成果指標としてあらわすのは難しいだろうというふうに考えまして、計画の進捗のような状況でここではつくっているところでございます。なかなか具体的な成果指標をここでは、長期的なものであれば示せるんですけど、3カ年ということであるとなかなか難しいのかなということで、こんなような状況になりました。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「進行」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行いたします。
 307ページ、経営管理費のうち、1、都市整備部経営関係人件費等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行いたします。
 308ページ、2、企画調整事務等について、質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 以上をもちまして、歳出に関しての質疑は一通り終わりました。
 一応答弁保留なしということで、確認ということでよろしいですね。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 資料要求もなしということで。
 続きまして、歳入の質疑を一括して行います。質疑に際しましては、歳入補助資料のページ番号をおっしゃっていただきますようお願いいたします。
 質疑はありませんか。
山崎委員
 2ページの道路占用の件なんですが、これは新聞に載っていて、どうなっちゃうのかなというので大変心配だったんですが、決着をしたということで、そうはいっても占用料の改定がかなり行われたみたいなんですが、具体的にこれ、どのぐらいの単価で落ち着いたんでしょうか。
尾崎道路課長
 固定資産税評価がえの翌年に検討を進めておりまして、3年ごとに見直しを図っているというような状況でございます。それで、計算の中身なんですが、幾つかの試算をしてあります。1点目は、現行の占用料に1.2倍する。20%を限度として占用料を試算する。それから、ある特定の部分については、国道の2倍の額を基礎とする。さらには、政令に基づきまして純然と積算額を算出する。その中で一番安い額を採用してきたというのがこれまでの経緯です。詳しくは条例の改正の際にもう一回御説明申し上げたいと思います。23区共通でやっていますけども、採用になったのが、現行の占用料の1.2倍が主なものになろうかと思います。ただし、都心区と言っていいんでしょうか、1級地、2級地という区分けがされております。中野区は2級地、15区の中に入っておりますけども、そういったところで現行の額よりも場合によっては下がってしまうというような計算の内容になっている部分もあります。そこで、そういった試算は一応すべて終えて条例の改正案になるんですが、ここの予算の算定に際しては、一応平均15%アップというようなことで歳入を見込んでいるところでございます。
山崎委員
 少し難しいみたいで、この部分についてはこういう物差し、この部分についてはこういう物差しということが、当区の中にもあるし、23区の中でも1級地だとか2級地だとかあるみたいで、それはそれで後日お聞かせいただきたいと思うんですが、全体としてこうした物の考え方がどういう形で落ち着いていくんだろうということが、実は心配なんですよ。直接当委員会所管じゃないんですが、国民健康保険も実は同じような根っこで、23区、特別区と東京都との関係、財調問題も含めて、ちょっと所管が外れそうになるんですが、いわゆる23区の統一性というのが一方で問われるわけですね。こういう占用料もそうだし、国保なんかもそうだし。調整条例を外れましたからね。一方で、分権の時代の中で独自性を発揮してきてくださいよということで、国庫補助金等々も三位一体の中で外れかかるということで、特別区はそうしたことになると不交付団体だから国庫の補助金は来ないにもかかわらず、税源が来てしまうということで泡を食って、国の方は都区の制度についても改革を見直すということで強く働きかけをしているかのようなうわさも聞くんですが、この統一性と独自性というのは非常に難しい問題になってくるんです。そうした物の考え方の中で、今回はこうした形で決着しましたけれども、かなりここの部分をジグソーパズルのように動かしたんだろうと思うけど、基本的にはこういう考え方じゃもう立ち行かなくなっているかなというふうに思うんですが、今後の推移だとか、今後どういう形で決着していくかというようなことが不安なので、答弁できる範囲内で、ちょっと所管が難しいのでお答えいただけませんでしょうか。
尾崎道路課長
 自治体としての独自性というのが、やはり一方ではあります。この占用料というのは、例えば電柱を、ある区と隣の区では額が違うんだというような話になりますけども、そういう議論になる根っこというのは、固定資産税評価額が変わる、その時点で道路価格が、千代田区等、周辺区とは相当な開きがある。本来的にはもっと中心の区は高くていいんじゃないかと、そういう議論も当然出てくるわけです。独自性を張りたいという議論も確かに今回あったんですが、やはり道路1本隔てて何で額が違うのか。23区の一体性というのがこの占用料にはあるんではないかというような話になりまして、最終的には23区統一の占用料の価格にしていこうと。もともとありました1級地、2級地の区分をするような部分につきましては、それは継続して同じような分け方をしようというようなことになったわけです。基本的なガス、電気、通信、そういったものについては、基本的には同一の価格でいこうじゃないかというような話になっております。ただし、また3年後改定が予想されます。その際にまた同じ議論になる可能性がありますので、今のうちから今後どうしていくのかということは、例えば23区の担当課長会などで話し合われるような形になろうかと思います。
はっとり委員
 環境リサイクルプラザの施設使用料について……
主査
 ページをおっしゃってください。
はっとり委員
 1ページです。施設使用料の18万円の内訳をお聞きします。
寺部環境部長
 会議室の使用料です。
はっとり委員
 これまでも議会でいろいろと議論はあったんですけれども、来年度4,500万余、環境リサイクルプラザの施設の維持管理ということで、それだけの経費がかかるということですけれども、1階のあのスペースも含めて何か工夫がされるべきだという議論、これまでもいろんな方がされていると思うんですけれども、その後そうした検討というのは何かされているんでしょうか。
寺部環境部長
 1階のフロアは展示スペースということで、館の主催の展示、それから、民間の方も、住民団体の方も使うことがあるんですが、非常に場所としてはもったいない使われ方をしているという指摘がありますし、私どももそういう認識を持っておりますので、館の行事のほかに区民の方、あるいは事業者等が使えるような方策を考えていきたいということで検討を始めているところでございます。
はっとり委員
 今、環境問題にかかわる企業もふえてきていると思います。ぜひそういうところで環境リサイクルプラザが有効に使えるような、そして、そこからまたここの維持管理の経費も生み出せるような形で、ぜひ積極的な検討を進めていただきたいというふうに思います。
主査
 御要望ということで。
はっとり委員
 要望です。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、以上で一通り質疑は終了いたしますが、質疑漏れはございますでしょうか。
こしみず委員
 ごめんなさい、休憩中に思い出して。補助資料の278ページの路面下空洞調査、16年度は53キロということでかなり広い範囲で調査を進めるような形になっておりますけども、これはどういう調査をするのかが1点。それから、2点目は、どこら辺から調査を始めていくのか。要するに、東西南北、東からやっていきますよとかいうところをちょっと教えてください。
尾崎道路課長
 これは、交通量の多い区道の主要道路、22路線ございますけども、そこで順次行っていきます。それで、空洞探査車というのがあるんです。夜間そういうものを走らせまして、スコープ調査というのがありまして、いわゆる路面から地下にかけて断面で映像をとらえるというようなものがあります。そこで空洞が発見されたところをまた再度、今度は確認の調査をいたします。そういう状況になっているということは、漏水をしている。下水から漏水、あるいは雨水升からの漏水とか、そういったいろいろな要素がありますけども、そういうものを原因を突きとめまして補修に当たるというようなことをやっているわけです。もう今年度進めておりまして、ある面ではアトランダムな形になりますけども、南から北に北上するような形で進めています。
主査
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、一応当分科会、1日目、2日目を通じまして答弁保留並びに資料要求なしということで確認させていただきますが、それでよろしいですね。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、当分科会分担分の質疑を終結します。
 次に、意見ですが、意見がある場合は、3月9日(火曜日)の正午までに、あすの正午までに会派名を御記入の上、文書で事務局まで提出をお願いいたします。
 次回の建設分科会は、3月9日(火曜日)午後1時から、当委員会室において開会しますことを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の審査を終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はありますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 本日の建設分科会を散会いたします。お疲れさまでした。

(午後4時41分)