平成22年09月06日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 平成22年09月06日中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会〔平成22年9月6日〕

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成22年9月6日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時35分

○出席委員(14名)
 大内 しんご委員長
 南 かつひこ副委員長
 内川 和久委員
 森 たかゆき委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 林 まさみ委員
 近藤 さえ子委員
 牛崎 のり子委員
 久保 りか委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 岡本 いさお委員
 佐藤 ひろこ委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 政策室長 竹内 沖司
 経営室長 川崎 亨
 政策室副参事(企画調整担当) 小田 史子
 経営室副参事(サンプラザ関係事業担当) 田中 謙一
 都市整備部長 服部 敏信
 都市整備部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 菅野 多身子
 書記 東 利司雄

○委員長署名

審査日程
○議題
 中野駅周辺のまちづくりについて
 西武新宿線沿線のまちづくりについて
○要求資料の提出
 1 新駅・自由通路・駅舎橋上化に係る整備規模、概算工事費及び鉄道側の負担状況について(拠点まちづくり担当)
○所管事項の報告
 1 中野駅地区第1期基盤整備事業の進捗状況について(中野駅地区基盤整備担当)
 2 中野駅周辺まちづくり推進会議の設置について(拠点まちづくり担当)
 3 中野駅地区整備・景観等検討会の設置について(拠点まちづくり担当)
 4 中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更(素案及び原案)について(拠点まちづくり担当)
 5 西武新宿線沿線まちづくりに係る基盤施設の整備基本計画及び意見交換会について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 ○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りします。本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 そのように進めさせていただきます。
 審査に当たっては、3時に休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいので、協力をお願いいたします。
 議事に入ります。
 中野駅周辺のまちづくりについて、西武新宿線沿線のまちづくりについてを議題に供します。
 7月6日の委員会で要求のありました資料、新駅・自由通路・駅舎橋上化に係る整備規模、概算工事費及び鉄道側の負担状況について、お手元に配付してありますので、御確認ください。
 本件について、補足説明を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 前回の資料要求ございました新駅・自由通路・駅舎橋上化に係る整備規模、概算工事費及び鉄道側の負担状況についてということで、こういった一表で公表されているものはございませんで、あちこちのものをかき集めて、公表されているものを一表にさせていただいたというものでございます。(資料2)
 まず資料、五つほど駅を掲載させていただいてございます。まず、さいたま新都心駅でございますが、こちらのほうの整備規模でございますが、5,550平方メートル、これは自由通路、駅舎を足したものでございます。これに伴う概算額が94億円ということでございまして、これは鉄道側の負担はゼロということで、すべて都市側で負担したということでございます。
 それから二つ目、西府駅、これはJR南武線の駅でございます。こちらのほうは駅舎、自由通路合わせまして1,670平方メートル、概算額が約32億円ということで、これにつきましても、鉄道側の負担はゼロということでございます。
 それから、三つ目が西大宮駅、これはJR川越線でございます。こちらのほうの整備規模、自由通路、駅舎を合わせまして2,980平方メートル、概算額が36億9,000万円、これにつきましても、鉄道側の負担はゼロということでございます。
 それから、四つ目が拝島駅でございます。これはJRと西武鉄道乗り入れ駅になってございまして、整備規模といたしましては5,120平方メートル、概算額が55億8,000万円、そのうち鉄道側の負担、これにつきましてはJR駅のほうが8億6,000万円、西武駅のほうが2億6,000万円という、こちらのほうはそれぞれ鉄道側の負担が発生してございます。
 それから、五つ目が日立駅でございます。これはJR常磐線でございます。規模が3,430平方メートル、概算額が37億9,000万円、これにつきましても、鉄道側が3億5,000万円ほど負担をしているということでございます。
 この下のアスタリスクでございますが、今申し上げた4番目の拝島駅でございます。これの2段書きになってございますが、上段がJR東日本、下段が西武鉄道ということで記載してございます。今、御説明申し上げましたように、自由通路につきましては、基本的に全額都市側負担というふうになってございます。
 2番目でございますが、駅舎等負担の考え方ということでございます。
 この表から見て、まず最初の新駅整備についての考え方。①から③までの事例につきましては、新駅ということもございまして、請願駅の取り扱いとなることから、全額都市側、いわゆる開発者側の負担ということになってございます。
 それから、既存駅の橋上駅舎化についての考え方でございます。④及び⑤の事例につきましては、既存駅の橋上駅舎化でございますことから、整備に当たりましては都市側と鉄道事業者側とで協議を行い、双方の負担を定めているということでございます。
 今、御報告申し上げましたように、自由通路につきましては、今まで鉄道負担がないという状況が続いておりました。そこで国交省のほうで、この自由通路の負担のあり方、これについてのルールを定めたわけでございます。それが本日このお手元の資料、裏面のほうに、平成21年6月1日から施行されているわけでございますが、自由通路の整備及び、管理に関する要綱、こういったものを定めまして、その要綱に基づいて今後整備を進めていくということになろうかというふうに考えてございます。
 この要綱の考え方でございますが、自由通路のタイプを三つに分けてございます。一番上が都市基盤事業者が整備主体、いわゆる都市側が整備主体になっている。それから、二つ目が鉄道事業者が整備主体になる。三つ目が特別の場合ということでございまして、都市基盤事業者が整備主体となる場合につきましても、都市施設として都市計画決定したもの、それから、それ以外のものという二つに分かれてございます。
 都市施設で都市計画決定したものにつきましては、やはり二つに分かれまして、道路法による道路の位置付けをしたもの、これにつきましては、やはり都市側の管理というふうになってまいりますので、都市側が全額負担ということになるわけでございます。それから道路法に基づかない通路、これは協定通路等で一定の管理の仕方を決めるわけでございますが、この協定通路等につきましては、都市側が300分の255、いわゆる85%、鉄道側が300分の45ということで15%、そういった負担割合にするということでございます。
 それからもう一つは、都市計画決定ができない場合、これは協定通路等で整備をしていくわけでございますが、こういった場合につきましても、都市側が100%負担ということでございます。
 それから、二つ目の鉄道事業者が整備主体となるものということでございますが、これは鉄道事業者の施設ということでございます。これにつきましては、3分の2が都市側、3分の1が鉄道側ということになってございます。
 それから、三つ目の特別の場合です。大規模ターミナル駅等の特別な場合につきましては、都市基盤事業者と鉄道事業者の協議によりまして費用負担を決定していくということになります。
 それから、都市施設の通路、ここにアスタリスクがついてございますが、これが下のほうにアスタリスクの説明というふうになってございます。このアスタリスク部分でございますが、協定通路の負担割合につきましては、当該開発によって生じる受益に応じて鉄道事業者が負担するとの位置付けがされているわけでございます。これは要綱上ですね。ただし、当分の間、連続立体交差化の負担割合を準用することとなってございまして、特別区の23区におきましては、鉄道側がこの表に書いてございますように、15%負担するということが適用されるということでございます。
 今後は、この要綱に基づいて対応していくこととなるわけでございます。
 私のほうからは以上でございます。
委員長
 ただいまの説明に対して質疑ありませんか。
かせ委員
 どうも、資料ありがとうございました。今の説明ですけれども、1表のほうですが、①、②、③については鉄道側の負担ゼロというのは、つまり、こちらのほうで言いますと、都市施設として都側が、いわゆるあれですか、請願駅ということでゼロになっているということでよろしいんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 委員の御理解のとおりでございます。
かせ委員
 それと、では4番目の拝島駅ですけれども、これの鉄道側の負担、これについては二つの鉄道会社が乗り入れをしているということの関係なのか、あるいは鉄道側の事情があってこうなったのかということですけれども、この辺のいきさつは御存じですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 推測の域を出ませんが、恐らく鉄道側の受益施設、こういったものの整備があったんだろうというふうに想定されます。
かせ委員
 そうしますと、今度はこちらのほうの関係になりますけれども、今の想定ですと、中野区が主導して都市計画決定をして、それで整備をするということになりますけれども、そうしますと、これはどこのところに該当するんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 本日お示しをした駅につきましては、いずれにしましても、この要綱の発足以前の整備でございますので、この要綱は適用されておりません。平成21年6月1日以降、この国交省で作成しました要綱に基づいて今後整備を進めていくということになるわけでございまして、今後この都市施設の通路の適用にするかということにつきましては、これから鉄道事業者あるいは都市計画との関連で定まってくるのかなと。いずれにしてもこれからの協議ということになってこようかと思っております。
かせ委員
 そうしますと、都市施設、道路にするか通路にするか、このことによって全く違いが出てしまうということになるんですが、道路なのか通路なのかというのは、今後の課題なんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これにつきましても、どういう形で整備を進めるかということになってまいりますと、従来から申し上げておりますように、できるだけ区としての負担が少ないような形で整備をしていきたいというふうに考えてございますので、そういったことで整備が進むような方法を選択していきたいということでございます。
林委員
 平成21年6月1日からこの要綱が使われるようになったというんですが、21年6月1日からこの15%という、鉄道側が負担したというような例はあるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この要綱制定以降、この実例に沿って整備が行われたというのはちょっと聞いておりません。ただ、先ほども申し上げましたように、今までほとんど鉄道側、要するに都市側が負けて鉄道側が勝利をしているという状況の中で、やはり国交省としては、まずいのではないかということでこういう要綱をつくったということを聞いております。
林委員
 では確認なんですけど、区側としては、やはりこの15%の負担というようなことをしていただこうという立場で、今後交渉をなさるということでよろしいんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この要綱の1番の通路というような形でいけるかどうか。これはできるだけいきたいということで考えているわけでございますけれども、まだ今のところは調整中ということでございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で要求資料の提出を終了します。
 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 委員会を休憩させていただきます。

(午後1時13分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後1時14分)

 最初に、2番の中野駅周辺まちづくり推進会議の設置についての報告を求めます。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 それでは2番目の項目、中野駅周辺まちづくり推進会議の設置について、御報告をさせていただきます。資料(資料3)といたしましては3枚つづりになっております。1枚目の内容から御説明をしたいと思います。
 まず1番、設置でございます。中野駅周辺の地区におきまして、区民、事業者・開発者及び行政が協力をして、東京の新たな活動拠点にふさわしいまちづくりを推進するために、要綱により設置するとしております。中野駅周辺のまちづくりにつきましては、昨年の10月にグランドデザインバージョン2というものを策定させていただきました。その中で、ここに掲げるように、この中野駅周辺のまちづくりによって、新たな活動拠点を目指すんだということをうたっております。今後、具体的にそのまちづくりを進めるために、このような会議体を設置するというものでございます。
 2番の検討事項でございます。五つ掲げております。まず1点目が周辺まちづくりに係る基盤整備計画等に関すること、2点目がまちづくりに係る景観・環境に関すること、3点目がユニバーサルデザインに関すること、そして4点目がにぎわい・魅力づくり等に関すること、その他、関係する必要な事項ということを掲げております。
 なかなか、ここの標記のことだけですと、具体的にどういうことかとイメージがされにくい部分がございます。グランドデザインにおきましては、中野駅を中心に四つの丁目、中野四丁目、五丁目、南の二丁目、三丁目のそれぞれの将来像を記しております。それはハード的なものだけではなくて、ソフト施策についても触れておりますが、例えば中野駅地区整備で言えば、第1期整備までは、せんだって整備基本計画でお示しをしたところですが、具体的に第2期以降がどういう姿であるべきなのかということでありますとか、それは南口でどのようにつながるべきであるのかとか、それこそサンプラザ・区役所が将来どうなって、それと新北口広場がどのように接続されるのが望ましいのかと、そういったことについて、この2番の検討事項にあるような要素を軸に一定の方向性をお示ししながら、広く意見をいただいて、それを集約してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 3点目が推進会議の構成であります。今回は区民の方々だけではなくて、事業者、法人等々まで考えております。おおむね36名以内という非常に幅広い内容で考えているものです。
 まず(1)が学識経験者等で区長が委嘱した者、おおむね3名以内。
 次に、町会、商店会等の区民団体等から推薦を受けた者で、区長が委嘱した者。こちらはおおむね15名以内というふうにしておりますが、これは各商店街、町会、各種団体等からおおむね連合会から推薦いただいて、それぞれの団体からおおむね3名といったところを積み上げた数字というところでございます。
 (3)で、駅周辺地区においてまちづくり組織を設置するなど、具体的にまちづくりを推進している地権者の団体、あるいはまちづくりに関連する法人といったところを掲げております。こちらもおおむね10名以内というふうに書いております。これは例えば開発協議会でありますとか、まちづくり協議会でありますとか、再開発の準備組合等々といった具体的に動き出している関係法人等々をイメージしているものでございます。
 また(4)番です。区民からの公募により選出した者で、区長が委嘱した者ということで、こちらもおおむね3名以内を想定しております。これについてはまた別紙で御案内をしたいと思います。
 (5)で、中野区の職員で次の職にある者ということで、副区長並びに経営室長、区民生活部長、都市整備部長、そしてまちづくり推進室長という職を充てております。
 裏面に移っていただきまして、4番、推進会議の組織でございます。この会議には座長並びに副座長を置くものとしております。座長、副座長は、この構成員の中から選出ということを考えております。
 (2)で、会議を補佐するために、中野区職員を幹事として出席させます。これは区民生活部産業振興担当、都市整備部の中野駅地区基盤整備担当、そしてまちづくり推進室から拠点まちづくり担当といったものを想定してございます。
 5番が会議の運営でございます。これはお読みおきいただくように、推進会議は、必要に応じて座長が招集、統括する。座長に事故等々があるときは副座長が補佐する等々を記しております。
 そして6番、中野区議会との関係でございます。こちらは、この会議を開催した場合については、その内容について、その都度、直近で開催される議会で報告をさせていただこうと思っております。また、この会議自体に掲げる内容につきましても、あらかじめ議会のほうに御報告させていただいて、意見をいただきたいというふうに考えております。
 7番、会議の庶務でございます。こちらにつきましては、まちづくり推進室中野駅周辺まちづくり担当で処理をするとしております。
 最後が今後の予定でございます。本日のこの報告をさせていただいた後に、これから構成委員の推薦依頼、あるいは公募区民の選定、あるいは法人等への声かけをさせていただこうという予定です。
 そして第1回目の会議、これを本年10月下旬以降に第1回目を開催したいと考えております。また年が明けて年度末、2月、3月あたりに第2回を行いたいというふうに考えているところでございます。
 添付しております別添資料1、こちらは推進会議の設置要綱ということで、これまで御説明した内容を設置要綱として記しております。後ほどお読みとりをいただければというふうに思います。
 3枚目に別添資料2ということでつけております。これは今回、区民公募を考えておりまして、それもこの要綱に基づいて公募要領をこのように定めております。これは本日の報告に先立って、8月5日号の区報でこういった情報提供で掲載をさせていただきました。この公募については先月20日に締め切りまして、これから選定委員会を設置して選定したいというふうに考えております。
 また第3章の方法でございますが、区民の方に作文を提出していただくような形で公募をいたしました。テーマは「誰もが楽しく行き交う中野駅周辺まちづくり」ということで、800字程度の応募をいただいたところでございます。
 選定に関しましては、ごらんのようなメンバーで選定委員会を設置するものです。まちづくり推進室長以下、各分野の副参事を充ててございます。
 また選考の基準でございますが、これは第4の(2)に掲げているとおりでございます。区内在住のまちづくりに対して意欲や知識等々のある方といったものを一定の基準にさせていただこうというふうに思っております。
 なお、公募区民の任期につきましては、委嘱の日から年度末ということにしております。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し御質疑ございませんか。
内川委員
 この中野駅周辺まちづくり推進会議ということなんですが、それまでは交通結節点あり方検討会というのがずっと行われていたと思います。それは全く非公開で、どういった内容の会議が行われたかということも全く議会のほうにも報告がなかったと。さんざん地域の代表を入れてほしいというふうな要望もあったと思いますが、全くのクローズでやられてきたと思います。それと、この今回、随分また一般の方を入れて、なおかつ議会のほうにもきちんと報告をするということなんですが、どこがどう違ってきたんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 中野駅地区整備につきましては、これまで、あり方検討会という形で関係機関等々が集まって骨格、物理的なできるできない等含めたところを検討してまいりました。また駅周辺のまちづくりにつきましては、この駅地区だけではなくて、例えば警察大学校跡地等々も関係する機関、事業者等々で骨格、計画を詰めてきたところでございます。それぞれの個別のプロジェクトは、やはりそれぞれの関係するところで、ある程度しっかり内容を詰めて進んでいるところでございます。
 この段階で何でこのように広く区民を入れるというところかと思いますが、一定の成果が見えてきて、いよいよこれからまさに広く区民の方々に関係する駅地区の将来について、広い角度からさまざま意見をいただく必要があるということで、今回このような会議の設置をしているところでございます。
内川委員
 ハードの部分は、ほぼ形がもう決まってきちゃいましたので、それはもういじりようがないというようなところだと思うんですね。で、ここではソフトの部分、一番大事なのはエリアマネジメントとかタウンマネジメント、これが大事になってくると思うんですが、それにつながるような会議体になっていくのかなと。自治体によっては区長さんを社長にしたTMO、タウンマネジメント会社ってありますよね。そういったものにこれはつながっていくと、そういったことですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この会議で御意見をちょうだいしたい項目としては、この2番に記しているとおりの内容でございます。この中でそのエリアマネジメント等々について議題になるかというと、現時点ではやはり駅地区の将来像に関する御意見でありますとか、サンプラザ・区役所の将来どうあるべきかでありますとか、そんなところがやはり少し中心になってくるのかなと思っております。
 ただ、そういった議題の中で、まち全体の活性化をどういうふうに考えるんだというところも当然つながってくる要素だと思いますので、それはその都度いろんな意見、あるいは議論の進め方によって、そういった要素をどこまで盛り込めるかというところは検討してまいりたいと思います。
牛崎委員
 何点か伺います。区民公募が加わったということは大変結構だと思うんですが、まず人数が3名というのは少な過ぎるなというふうに私は思うんですが、どうして3名なのかということと、それから、さまざまこの公募要綱がございますが、団体推薦の場合には、ほぼこの公募要綱と同じようなことを推薦された方に求めるんですか。それが1点です。
 それから、もう1点は、8月5日に区報に掲載されているわけですけれども、往々にして他の委員会などでも指摘されていることですが、そもそも区報に載せる前に当委員会に御説明があってしかるべきだと思うんですが、なぜそれをなさらなかったんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まず、公募区民のなぜ3名かという点でございます。これは公募区民に限らず、その前の各町会代表、各種団体代表、これについてもおおむね3名以内ということで御推薦をいただこうというふうに思っております。今回は御案内をしているように、公募区民あるいは町会代表、商店街代表、各種代表ということで、かなり幅の広い参加をお願いしようと思っているところです。そうしますと、もう36名という数字だけでも、かなり大勢の御参加かなという印象がございまして、これをさらに、例えば区民公募だけもっと多くというところではなくて、すべての団体あるいは関係機関にとってもおおむね3名程度というところで設定をさせていただいたものです。
 また、各種団体の推薦の基準というところでございましょうか。これは各団体の連合会長等々に推薦依頼をしたいわけですけれども、やはり区民公募と同じように、まちづくりについて非常に意識のある方、熱意のある方といったところが推薦の一つの基準になるのかなと、我々も思っているところでございます。
 それと、区報の掲載が議会報告前になってしまった点でございます。これは要綱を設置いたしまして、このような趣旨で公募区民をかけたいということで、設置の時期等々を考えて、逆に選定の時期等々も考えますと、本来であればまさに議会報告をしてからこういった手続に進みたかったところではあるんですけれども、少し、それが終わってからその区報掲載手続といってしまいますと、ちょっと1回目の開催時期にもかなり影響してしまうということで、これは大変申しわけなかったんですが、区報掲載についてのみは少し手続として、先に8月5日号でお知らせをさせていただいたというところでございます。
牛崎委員
 区報の報告の前に当委員会でこういう御説明があれば、委員の方たちからもさまざまな意見で、よりよいものができ上がるというふうに思うんですね。やっぱりこれは議会軽視になるんじゃないかというふうに思うんですが、いかがですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 今回、公募区民についてだけ先立って掲載したことについては、決して議会軽視というつもりは全くなくて、手続上やむを得ず、先にその部分だけ掲載をしたということです。ただ、これについてはもちろんまだ議会の報告も本日させていただいたものですので、これが具体的に一体何を検討して、どういう目的で何なのかという具体的な内容については、まさに本日御報告をさせていただいた以降に、ほかの応募する区民の方々にもお話をしていきたいということでございます。決して議会軽視というようなものではございません。
牛崎委員
 私は議会軽視であるなというふうに思うんですね。とにかく区報を見られた方から、他の委員会などでこういう形でやられたことも何度かあって、御質問が区民の方からあったときに、委員会の人間が、えっという感じでお答えしなければならないというふうな立場にもなるわけですね。やはりこういうことは今後、注意をしていただきたいというふうに思いますが、いかがですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 今回は手続上このような形になってしまいましたが、今後は十分に注意、配慮をしてまいりたいと思っております。
佐藤委員
 牛崎委員のお話も聞いていて思いましたけれども、普通、委員会に報告がもしできないことがあったらば、例えば事前に、こういうことを例えば区報に載せますよとか、こういうことを公表させていただきますよということを各委員会の委員には事前に伝えるということをされるんじゃないでしょうか。ということが常々行われているはずなので、なぜそれが行き届かなかったのかということと、私が質問しようと思ったのは、まず要綱の6条の5のところ、「推進会議は、原則として非公開とする。」というふうになっているところですけれども、これだけ関心が高くて、さまざまな角度の区民の方も入られる、そういう会議体がなぜ非公開なのか。むしろきちっと公開をして、この中に入られない区民の方々にもきちっと傍聴の機会を与えるなり、あるいはそういうことが常日ごろから情報がちゃんと聞けるようにしておくとか、それから当然、これは区長の委嘱で入られる方がほとんどですよね。そういう意味で、いわゆるちゃんと税金が使われて設置されて、区としてお願いした委員の方たちが配置された委員会なわけですから、そういう会議体にはちゃんと普通は公開して、議事録も当然つくって、公開するというのが普通じゃないでしょうか。なぜ普通じゃないやり方をされるんでしょう。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まず1点目の、事前に委員に御報告をすべきでなかったかという点でございます。これはおっしゃるとおり、事前に報告をすべきであったところを、非常にこれは失礼をしたということで、今後このようなことがないようにしてまいります。申しわけございませんでした。
 それと2点目でございます。原則として非公開がなぜかというところでございます。これにつきましては、今回、公募区民、その他区民の方々、広くお声をかけようとしているところです。基本的に、これは一般の傍聴というところは考えておりません。そういう意味で非公開ということで記しているものでございます。
 これはなぜかというところなんですけれども、広く参加いただく区民の方に自由闊達な御意見の交換をしていただきたいということから、このような非公開という位置付けにさせていただいているものであります。ただ、ここでやられているやりとりの要旨でありますとか、ここで諮られている資料の中身自体につきましては、きちんと御報告をさせていただきたいというふうに考えております。
佐藤委員
 議事録をつくって、それをちゃんと公開して報告されるというところはいいんですけれども、自由闊達な御議論はどの会議体においてもしていただきたいという趣旨で設置されていますよね、区としてはいろんな会議体を。別にこれだけが自由闊達な御議論をしていただきたい会議体ではなくて、どの会議体でも自由闊達な御議論をしていただくために設置しているわけですから、そこに区民の方たちが入られて参加されて設置されている。つまり内部の職員の方たちだけでやる会議だったらいざ知らずね。そうじゃない、広く区民の方たちに入っていただいている会議体がなぜ非公開なのかというのは、私は到底納得できないです。これはもうそこの時点でおかしいって言われたってしようがないんじゃないですか。なぜ隠す、なぜ秘密にするんだって思われちゃいますよ、逆に。だから、それはさまざまな方たちがこの間、このまちづくりに関しては関心をお持ちでした。また傍聴にどんな方がいらっしゃるかわからない。例えばそういう警戒みたいなことも行政側におありかもわかりません。しかし傍聴者には、議会でもそうです。さまざまな方に傍聴していただくんですけども、そのルール、傍聴するルールを守るということを前提に、ちゃんと傍聴を議会も公開しているわけですよね。だから、やっぱりちゃんとルールを守って傍聴される限りにおいては、きちっと公開するのが筋じゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 繰り返しになりますけれども、今回のこの会議については、一般の区民の方も入られております。また事業者についても声をかけていこうという点もございます。決してその秘密にするとかなんとかということではありませんけれども、自由闊達に御意見をいただくために非公開という形をとらせていただくものです。
佐藤委員
 到底、そういう要綱で非公開されるということは、私は本当に納得ができません。東中野のまちづくりでもたしかそういうことをされたということで、やはりおかしいというお声が結構出ておりました。そこでどんないいことが議論されようとも、それが非公開で行われるという点において、そこでもう隔絶されたものになってしまうということを逆に私は懸念します。本当にいいことを議論していただいて、それをきちっと信頼していただきたいということであるならば、私はきちっと傍聴のルールを定めて公開すべきだと思います。
 ここで委嘱というところで、推進会議の構成のところで、学識経験者とかさまざま区長が委嘱するということなんですけれども、このまちづくりにかかわる法人は委嘱という形じゃないんですけれども、これはまた違うんですか。区分けがあるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 法人等につきましては、法人が推薦するものとしております。これ、文字としてはありませんけれども、この方々についても区長が委嘱をするという形になります。
森委員
 引き続きになると思うんですが、区民の方からの公募について質問いたします。
 まず8月5日に区報等に掲載、その後、8月20日に公募締め切りということなんですが、ちょっとごめんなさい、確認させていただきたいんですけど、まだ選定はされていないんですよね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 選定はこれからです。
森委員
 これから選定が始まるということで、恐らく、きょうの委員会を待って選任を進めるということで考えていらっしゃったのかと思うんですが、きょう、このまちづくりの委員会があるということは前々からわかっていたわけですよね。そうした中で、区報への掲載から締め切りまで15日間しかないと。なんでこの20日に締め切りを設定されたのかというところをちょっと確認させてください。
 作文を書いて応募しないといけないということであれば、熱意のある方であればあるほど、ちゃんと考えて応募したいなという方もいらっしゃるかと思うんですが、なぜこの委員会の直前ぐらいまでに締め切りをするということではなくて、8月20日に締め切りを設定したのか、教えてください。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この募集期間につきましては、通常一般にとる期間相当で設定をさせていただいております。なお、このように公募して20日で締め切って、その後選定するまでにそれこそしっかりと、そのいただいた内容を審査したいということで、このような期間設定をしているものでございます。
森委員
 すみません、選定をする前に審査をするんですか。ちょっと今の答弁がわからなかったんですが。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 すみません。20日に締め切りまして、それでいただいた複数のそういった応募の作文について、しっかりと我々選定委員会で選定をさせていただきます。その選定するに際しては、それぞれの作文、内容をしっかりと吟味をして選定したいということで、ある程度必要な期間を設けてこのような期間設定にしているということでございます。
森委員
 ごめんなさい、やっぱりちょっとわからないんですが。選定はもう済んでいるんですか。決定はされていないだけで、選定は済んでいるということでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 選定委員会というものを設置いたします。それはこれから設置をいたします。ただ、ここに掲げているような選定委員につきましては、応募いただいたものを既に配付いたしまして、それぞれでしっかりその内容を熟読して、それから、その3名というものをどなたに決めるかというものを選定委員会で決めるという、そういうことでございます。
森委員
 その点についてはわかりました。
 応募期間については通常このくらいという話ですが、広く求めるということであれば、もう少し柔軟に対応していただいてもいいのかなというふうに思います。
 それから、引き続き質問なんですが、この公募締め切りまでに何通の応募があったのでしょうか。評価基準のところの④番に「その他、男女比、地域比を考慮する。」とあるんですが、これがきちんと考慮された上で選任できるくらいの応募は来ているのでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この公募につきましては、15名の方から応募をいただきました。内訳は、年齢的にも非常に幅広く、またお住まいの地域も広くいただいているところでございます。そのようなところから、この4番目の男女比とか地域比というところも考慮したいという内容になっております。
森委員
 わかりました。
 もう1点お願いします。今ちょっと触れた評価基準のところなんですが、③番に「まちづくりに対する知識・経験のある者」というふうな記載があるんですが、これはなぜこれを評価基準に入れているのでしょうか。ほかの委員の構成を見ると、学識経験者ですとか、もちろん職員の方ですとか入っているわけで、まちづくりの経験のある方、知識のある方はほかにいらっしゃると思うんですね。区民、公募で来ていただくということであれば、こうしたまちづくりに対する知識・経験を問うというのは特に必要がなくて、むしろ、もう少し一般の生活者の方の立場で発言できるような方を求めたほうがいいのではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 この③番ですが、これは基準の一つであるというものでございます。これがなければ、それはだめだというものではございません。区民の方々につきましても、やはりまちづくりに関心があるという、当然そういった経験がない方もいらっしゃいますが、こういった関連のところにお勤めの方であるとか、そういったことがあるという区民の方ももちろん歓迎したいということで、このような基準の一つとして入れているものです。
森委員
 ありがとうございました。構成員が36名いて、区民の公募の方が3名ということなので、ちょっと先ほどの公開・非公開の話と重なるかと思うんですけれども、一般の区民の方が、副区長もいる、学者さんもいる、各関係団体の代表の方もいるという中で、しっかりこの公募で入られた区民の方が、先ほど自由闊達という言葉がありましたけれど、しっかりと自分の意見を発言できるような会にしてほしいということは、これは要望しておきます。
佐野委員
 今、佐藤委員が質問されたことにちょっと関連するかもしれませんが、まず、もう一回確認なんですけれども、非公開とするということはそれなりの理由があると思うんですよね。それで問題は、その中で今後、委員会で内容報告をしていくというお話でしたけども、中間とか最終まとめとかということでやっていくと思うんですけども、大体目安としてはどういう目安を今のところ立てていらっしゃいますか。公募はする。これはわかりました。どういう公募でどういうふうにするかということは。ごめんなさい、もう一回、必要なところなんで。
 別添資料の2のところの第5で、「公募区民の任期は、区長の委嘱の日から当該年度の末日までとする。」ということは、来年の3月で公募区民は終わるわけですね、一たん。今、行政のほうではその辺を一つはめどにやっていくというふうに考えていらっしゃるということなんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 御報告のタイミングといたしましては、今後の予定で第1回は10月の下旬以降、2回を年度末、2月から3月ということを考えております。したがいまして、議会の報告につきましても、あらかじめ、おおむねこのような内容で会議をかけたい、こういったところを諮りたいということは、10月下旬であれば、それより前のときに何らかの形で御報告ができればというふうに考えております。各会議を開催する前にそういった報告をさせていただきたいということと、この会議も実施した暁には、それが終わった直近の議会のほうでも、その様子や、いただいた御意見等々も御報告をしたいというふうに考えております。
佐野委員
 安心しました。というのは、やはり非公開というと非常に誤解を招く部分というのが多いと思うんですよ。やはりこういう席の公ではっきりと、どういう内容が行われたかと言っていただく。言っていただくことによってホームページ、あるいは区報等々で知らせるわけですから、あるいは逆にアクセスしていけば我々わかっていくわけですから、そういったことが必要かなと思って、あえて質問させていただいたんですけど。最初に、じゃあ10月末には第1回目、第2回目はわかりませんけども、行われたものは報告されるという確認でよろしいということですよね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 はい、結構でございます。
久保委員
 すみません。これは、先ほど一定の成果が見えたという段階なので、この推進会議を設置されるというようなことをおっしゃっていましたけれども、もう一度伺いますけれども、なぜこのタイミングなんでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 中野駅地区につきましては、先般、整備基本計画ということで、おおむねの将来の形と、あとそれをどういうステップでやっていく。そして第1期整備については、ここまでの内容を24年の春までにやっていくというところまで定めることができてまいりました。一方、警察大学校跡地のほうも主要なものについてはもう建築計画も定まって、非常にもう軌道に乗って動き出しているものでございます。本当に、これまで動きの少なかった駅周辺のまちづくりがここまで個別プロジェクトとしては進んできたということで、いよいよこれから、じゃあ第1期以降がどういうふうになっていくのか、あるいはサンプラザ・区役所がどうなっていくのか、四丁目、五丁目がどういうふうに連携をとっていけばいいのか等々ということについて、これまでグランドデザインのバージョン2という中では、その将来像として記しておりましたが、やっとそれをさらに深める必要があるだろうと。それについては純粋に、区内にお住まいの区民の方々だけではなくて、いわゆる事業者等々も利用者という視点から、いろいろと御意見を伺いながら、このグランドデザインで示したものをさらに深度化をしていく、まさに今がそういった時期に来たんだろうというところで、このような会議をこの時期に設置をしたということです。
久保委員
 ということは、そもそもこういった段階まで来たならば、区民の方たちも交えた推進会議を設置するという方向を区は持っていたということですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 一定の熟慮に達して、これからその将来像をさらに深めるためには、このような会議体が必要だという認識を持っていたということです。
久保委員
 先ほどグランドデザインバージョン2のお話がありましたけれども、これってグランドデザインバージョン3に反映されていくような、そういった会議体になっていくんでしょうか。もう一つ言うならば、警察大学校跡地、それから第1期整備につきましてはもうほとんど目鼻が立って、計画がもう都市計画の段階にも第1期については入ってまいります。ということは、ここの中に、中野駅周辺まちづくりに係る基盤整備計画等に関することということが検討事項の1番目にありますけれども、この二つについては、もう検討事項の外のものになるということで、ここはもう計画の変更がきかないということで、そこについては検討段階ではない。さらにもう少し広めていく段階において、こういった推進会議の声を聞くということでよろしいんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まず1点目、これがバージョン3につながるのかという御質問につきましては、まさにバージョン2の内容を深めていくことという意味で言えば、これがバージョン3という形でまとまる内容につながるものというふうに思っております。
 それと、ここで言うところの基盤整備計画等にかかわることが何を指しているのかということかと思いますけれども、第1期整備につきましては、現北口を歩行者系に改修して東西連絡路をつくる。これについてはもう定まったことでございます。さらに2期、3期といったところで、整備基本計画では西側の南北通路をつくるということ、これも定まっております。ただ、その3階レベルでどのように周辺のまち、特に新北口広場の3階レベルの動線や、あるいは空間づくりがどのようになっていくのか、あるいは2階レベルの交通施設が本当に具体的にどういう配置がよろしいのかといったところの検討はまだこれからでございます。そういった点については、この推進会議でも一定のものをお示ししながら御意見をいただくことというふうに考えております。
久保委員
 ということは、今決まっているものに対してはこういう会議体を設けてこなかった。要は、そういったお声を聞く場面というのはなかったというふうに、言いかえれば思われてしまうのではないかなと思うんですね。この動かしがたいところといいますか、区として一定の、警大であるとか、第1期整備、また第2期整備の骨子にかかわる部分については、ここは変えたくないし、意見をある意味、聞く場面を持たなかったというようなふうにも後から言われてしまわないだろうかということが、一つ懸念をされるところではないかと思うんですが、その点はいかがお考えですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 中野駅地区の、例えばその第1期整備につきましては、これまで関係機関等で詰めてまいりまして、それこそ物理的にどの場所にどういう形でできるのかというところの検討で固めてまいりました。なお、これについて一切区民に対する意見を聞いていなかったのかというと、決してそういうものではなくて、これまでも非常に数重ねて説明会でありますとか、各種団体のほうに出向いてそういったお時間をちょうだいして、じっくりとお話をさせていただいたり、個別にさまざま御意見をいただいて、それもすべていただいた上でこのような整備基本計画というものはまとめてきたものでございます。
林委員
 すみません。2番目の検討事項に景観・環境、あと3番目にユニバーサルデザインとかありますけれども、景観・環境について、推進会議の構成メンバー、区民等団体などの中に、区の中で環境の活動をしている人とか、そういうような団体の人たちが参加するということはあるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 まず区民の方々につきましては、今、想定している3の(2)では、町会、商店街、あとは福祉団体といった方々の連合会から御推薦をいただきたいというふうに考えております。学識経験者につきましては、現在のところは都市計画でありますとか、都市景観といった御専門の方をこれから調整していきたいというふうに思っております。
林委員
 では環境に対して、環境にいろいろ関心があったり、あと専門的な方というのは入っていないんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 資料の裏面の5番、推進会議の運営の中で、必要に応じてこの構成員以外を会議に参加させて意見を聞くというふうにしておりますので、それは内容、必要に応じて適宜対応していきたいというふうに考えております。
林委員
 ぜひとも、今回も暑い夏でしたし、環境のことに関してきちんと意見が交わされるようにするような体制にしていただきたいということと、景観に関しても、やはり大きな開発の中にしっかりとした景観をすることで、地域に対しての景観も波及していくと思うので、でき得れば景観や環境、そのような活動を区内でしている方のネットワークを使うような形での構成、そういう方々を構成メンバーに入れるなりするようにしてください。要望です。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告については以上で終了いたします。
 次に、中野駅地区整備・景観等検討会の設置についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今、まちづくり推進会議の議論をいただきました。私のほうからは、中野駅地区整備・景観等検討会の設置につきまして、御報告をさせていただきます。(資料4)
 これは今まで中野駅地区の整備につきましては、学識経験者、あるいは関係機関の方々とで構成する交通結節点あり方検討会として検討してきた経緯がございます。この1番にございますように、その検討会の中で、平成18年度は都市側から見た交通結節点としての中野駅地区のあり方、平成19年度からは鉄道事業者の方を交えまして、南北通路等の配置等のあり方の検討を行ってきた。平成20年度は駅地区の整備方針の検討。21年度になって、中野駅地区整備の基本計画の検討を行ってまいりました。本年3月には中野駅地区整備基本計画をまとめさせていただいたという経過がございます。
 こういったことを受けまして、平成22年度からはいよいよ具体的な整備に入ってまいります。そういったことから、この(1)の検討すべき事項といたしまして、中野駅地区における景観のあり方、方針の検討、デザインコンセプトの検討、それから、特に具体的に整備を進めてまいります北側駅前広場空間のあり方の検討、それから、第1期整備エリアにおける施設デザイン、東西・南北路等の施設、こういったもののデザイン方針の検討、こういったものを行っていきたいというふうに考えているものでございます。
 そのための検討組織といたしまして、景観・環境等に造詣のある学識経験者の方と、関係する機関の職員の方、それから区の職員とでそういった検討の組織を設置していこうということでございます。
 この検討でございますが、かなり時間的にタイト、厳しいということから、検討の迅速化を図るために、(2)の②番でございますけれども、ワーキング組織を設置して検討を進めるということを考えてございます。このワーキングのほうは、橋梁デザイン関係等の学識を有する委員を軸として組織したいというふうに考えてございます。
 それから、専門家の方の意見等の聴取ということでございまして、ユニバーサルデザイン、こういったものについては、専門的知見からの意見を求められるようにしていく、そういった組織を考えてございます。
 組織の運営等については、別添資料によります。
 この資料の裏面をごらんいただきたいと思います。平成22年度、どういった検討スケジュールで行うかということでございます。
 第1回でございますが、これは8月10日、既に開催してございます。そこでは基本方針、コンセプト等の検討を行ってございまして、第2回目を10月、これは22日に予定してございますが、第2回の開催を予定してございます。この第2回では、北側駅前広場の景観形成方針の整理、それから現北口駅前広場のデザイン方針の検討。第3回を11月から12月に予定してございまして、そこでは第1期整備施設の基本設計への反映確認、中野駅地区の景観誘導方策の検討などを行っていきたい。
 それから、来年になりますが、22年度末になりますが、第4回開催予定ということでございまして、ここでは景観誘導策の基本的な考え方をまとめますとともに、現北口駅前広場設計のまとめ、それから、そういった実施・設計への反映の確認、こういった作業を行っていきたいというふうに考えてございます。
 特にこのアスタリスクで記した部分でございますが、こういった検討会で確認した設計内容等につきましては、当委員会等で報告をさせていただくということで考えてございます。
 それから、別添資料でございます。これは中野駅地区整備・景観等検討会運営要領ということで、第1条が目的、第2条が役割、第3条、組織、第4条は任期、これは平成23年3月31日まででございます。
 それから、この中に第6条でございますが、ワーキング組織の設置、それから第7条は庶務、第8条ではその他の事項ということで、これにつきましても、8月10日の第1回開催の中でこの要領について確認をさせていただいて、その8月10日から施行するということで考えてございます。
 この資料の裏面のほうでございますが、この景観等検討会運営の構成員を掲載してございます。
 会長に中井祐先生、これは東京大学の教授でございます。副会長でございますが、中野区の副区長でございます。
 それから、先ほど申し上げましたワーキングのほうは、この構成員の上から3番目に記載させていただいてございます二井専任講師の方にお願いするということで、この方を軸に現在検討を進めているところでございます。
 以上でございます。
委員長
 本報告に対してご質疑ございませんか。
内川委員
 では、結局これが、交通結節点あり方検討会がこれに姿形を変えたということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 交通結節点あり方検討会につきましては、中野駅地区整備基本計画、こういったものをまとめさせていただいたということで、今回、具体的な整備に向けての景観デザイン、こういったものへの検討へシフトをしていくということで考えております。
内川委員
 じゃ、別に名前を変える必要なかったんじゃないですか、これ。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 検討する内容を具体的に記載させていただくということで、名称変更をさせていただいているということでございます。
内川委員
 先ほど報告のあった駅周辺まちづくり推進会議のほうの中にも、景観・環境に関することとか入っているんですよね。例えば景観・環境に関することで、推進会議とこの検討会、意見が食い違った場合、どちらの意見が優先されるんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この景観等検討会での検討内容につきましては、今申し上げた推進会議のほうにも一応報告していこうというふうには考えてございます。その中でできるだけ、この検討会での検討内容について御意見等があれば、その推進会議のほうでも賜れればありがたいというふうに思っているところです。
内川委員
 そうすると、あくまでも、じゃあ検討会で決まったことを推進会議のほうでちょっともんでくれということですか。ということは、推進会議のほうは何かガス抜きみたいな会議になってしまうんじゃないですかね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 先ほども推進会議のほうは検討事項としてさまざまな検討事項がある。いわゆる中野駅周辺のまちづくりについて、大所高所から御検討いただく場ということで考えてございます。そういったことから、この景観等検討会につきましては、施設そのものに着目して検討を進めさせていただくということでございますので、会議の重複等は一切ないというふうに考えております。
内川委員
 一応、確認した設計内容等については、別途議会のほうに報告する予定だということですけれども、詳しい協議の内容、そういったものは相変わらずの全くのクローズで、地域の人も、地域の代表の方も検討会のほうには入れないということですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 こちらの検討の内容等につきましては、成果品という形でお示しをさせていただこうというふうに思ってございますが、当然、成果品だけでは御理解をいただけないと思いますので、その中には、検討した内容等についてもあわせて御報告をさせていただくことになってくるというふうに思っております。
林委員
 同じような質問になるかもしれませんが、景観等検討会と中野駅周辺まちづくり推進会議というのが一緒になるということはないんでしょうか。やはり同じところで話し合ったほうが、よりよい話し合いができる。これをわざわざ分けなければいけないという、何かメリットみたいなのがあるんだったら教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 こちらのほうは、どちらかというと第1期整備にかかわります検討、景観の検討ということで今回、検討会の設置をいたすわけでございます。したがいまして、もう具体的な整備のスピードというんでしょうか、そういったものが求められるということから、こちらの大きな世帯の推進会議とは別に景観検討会というものを設置させていただいて、できるだけスピーディーな検討をさせていただこうというものでございます。
佐藤委員
 これも非公開となるって。会議資料も非公開ってなるということは、もうそこで話されたこと一切、つまり何が話されたかという議事録ぐらいはつくるんですよね。それも非公開ということなんですか。何が話されたか、どんなことがあったのかというのは、もう後で、例えばその場で傍聴、私は開くべきだと思いますけれども、これは区民も入っていない。それこそ専門家と職員だけでやる会議体ですということで、じゃ、傍聴はやらない。じゃあ、そこで何が話し合われたかって議事録も後で公開したり、あるいはそこでどんな資料が出されて検討されたかということも後で公開したりもしないということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 こういった検討会での議事録でございますが、これにつきましては、大体次回というんでしょうか、一応確認をとって、皆様の発言内容が正しいかどうかということで御確認をさせていただくということになってございます。そういった経過を踏まえまして、その中では、当然、先ほどもこの会議のあり方として、自由闊達な御意見をいただくという趣旨から、非公開というふうには申し上げているわけではございますが、その検討の経過ですとか、あるいはその会議等の様子、こういったものについては議会等に御報告を申し上げていきたいというふうに考えております。
佐藤委員
 議事録はとられるんでしょう。さっきの会議の議事録はとられるんでしょう。今回も議事録はとられるんでしょう。で、後で確認をとって、それをちゃんとしたものに確認をとるということですけれども、じゃあ、そのとった議事録も後で、じゃあ公開してほしいということがあっても、公開されないんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 会としては、現在そういった方向で考えておりますが、委員会等に諮って、そういった公開の可否についても御議論をいただいて、可ということであれば公表することもあり得るというふうに考えてございますが、現段階では、一応その確認を得るまで非公開ということでお話を申し上げているわけでございます。
佐藤委員
 確認を得るまでって、非公開。そういうことを言っているんじゃなくて、ここでは要領に原則非公開って書いてあるから、違うんじゃないですか。区の情報公開条例というのがあって、すべてのものは公開する、原則公開するってことになっている中で、区の税金を使ってやった会議の議事録というのは、基本的に公開することが原則じゃなければならないんじゃないですか。なのに、ここ資料に至るまで公開しないのが原則って書いてあるから、その条例にも合わないことになってくるんじゃないですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 先ほども申し上げましたように、従前からこのあり方検討会につきましては、関係機関等も入っておられた、関係事業者も入っておられたということから、原則非公開という形で対応させていただいたということでございます。今回も構成員の中にJRさんが入っていたりしてございますので、そういった部分についてはなかなか公開するということは、事業情報等の難しさもあるということで、先ほど申し上げたような原則非公開としながら、やはりこの委員会でのオーソライズが必要であろうというふうに思っているところでございます。
佐藤委員
 もう一度確認しますけれども、さっきのまちづくり推進会議の議事録は公開するんですよね。今回の議事録は公開しないということを原則とするというふうに言っちゃっていいんですか。議事録を──傍聴のことはちょっとさておきます。別なところでまた議論させていただきますけれども、議事録というのは、後でとって、じゃあ例えば確認して判こついて、それぞれの人たちが、ここの自分の言っていること間違いないというふうにオーケーを出したら、それは原則公開されるべきものじゃなくちゃいけないんじゃないですか。後で公開請求が出たときに、いやあ、ここの要領、要綱に非公開って書いてありますから公開できませんというふうにされるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 先ほどの推進会議につきましては、議事録そのものにつきましては公開という考え方は持ってございません。ただ、そこで使う資料についてあらかじめ議会に報告して御意見をいただき、またその会議自体開催すれば、その会議の概要、どのような意見が出されたかといったような議事要旨という形では御報告ができようかと思いますが、発言そのものをそのとおりに出した議事録というものを御報告するということは考えておりません。
委員長
 よろしいですか。
佐藤委員
 本当に全然よろしくないんですけれども、本当によろしくないんですけれども、公開のあり方ってどう考えているのか。特にまちづくり関係にすごい多いんですね。そういうのが逆に不信を招く結果になりませんかということを私はすごく心配しているんです。原則公開という姿勢で臨まないといけないんじゃないですかってことを申し上げておきます。 要望しておきます。原則公開してください。近藤委員
 ダブるかもしれないんですけど、ちょっと確認したいんですけれど、これ二つの会議というのは、二つ必要なんですよね。同じところ、一つの会議体としてはできないということですよね。二つ、ここで必ず要るという判断なんですよね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この中野駅地区整備・景観等検討会のほうでございますけれども、ここにも検討すべき事項といたしまして、ここについては中野駅地区におけるということで、かなりエリアを限定してございます。さらには北側駅前広場、さらには第1期整備エリアにおける施設デザイン、要するに対象物がかなり明確になっているということでございます。一方のまちづくり推進会議のほうは中野駅周辺まちづくりということで、中野駅周辺全体を視野に入れた検討をしていただく場ということで考えてございまして、そこでは明確に違っているということでございます。
近藤委員
 明確な違いが私にはちょっとわからないので、本当にこれが二つ要るのかというところを確認させていただいたんですけれど。
 それともう一つ、これ学識経験者が両方に3名、こちらは中野駅周辺まちづくり推進会議は、以内という形になっていて、まだお名前ですとかそういうのは出ていないんですけれども、3名いらっしゃって、こちらの中野駅地区整備・景観のほうには理工学部ですとか工学部系の教授が3名いらっしゃるんですけれど、これ、中野区が今、本当に危機的な状況で、あらゆるところにお金が要る。そういったことで、もう体制の見直しをしているというところまで来ているときに、この、同じようなと言ってはおかしいですけれども、これがすごく大切な会議で、やっぱり3名どうしてもこういった教授たちが要ると言われてしまえば、そうかと思うんですけれども、この重要性ですとか、本当に力を発揮して、いい景観を考えていただかなければ、これはとても高いものについてしまうんではないかと思うんですけれど、その辺はいかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回お示ししてございます中野駅地区整備・景観等検討会の構成員でございますけれども、先ほど会長をお願いしました中井先生につきましては、工学系研究科というふうになってございますが、橋梁関係についてはかなり専門的な知見をお持ちの方ということでございます。それから矢島委員につきましては、これは都市計画、この方は都市計画全般ということでの御意見、それから、この次の二井国士館大学の専任講師でございますが、こちらの方は都市ランドスケープ、どちらかというと景観を専門にやっておられるということでございまして、こういった方々を擁して、中野の顔となる中野北口駅前広場、それからさらには中野通りを横断するかなり規模の大きい都市施設、こういったものを整備、今後していくわけでございまして、やはりどこにも負けないデザイン、そういったものを十分検討していただいて設計し、整備に反映させていくということを考えているものでございます。
近藤委員
 本当、貴重な税金を投入するのですから、今おっしゃったように、どこにも負けない景観をしっかり検討していただくように、本当に、ここは区民も入っていませんので、皆さんの区の職員にお願いするしかないので、検討段階できちっとしたものを出していただくようにお願いします。要望です。
かせ委員
 二つの委員会、推進会議と検討会の設置ということなんですけれども、ちょっと疑問といいますか、議論の中でもありましたけれども、区民にとって非常に関心の高いところでいろんな意見がある。今の状況の中では、決して一つにまとまっていくという状況じゃないと私は思っておるんですけれども、そういう中で、この景観検討会の設置については、区民の意見を集約する場というのも見えてこないんですけれども、区民との関係ではどうなるんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これにつきましては、今までの交通結節点あり方検討会でもそうでございましたが、一定のこの会議体の中で議論させていただいて、まとまった方向をこの議会、当委員会においても報告をし、さらには区民の方々にも説明会、あるいは関係団体等への説明会、こういったものも繰り返し行ってきたところでございます。したがいまして、先ほども申し上げましたアスタリスク、当委員会へ別途報告をいたしますよというふうに申し上げた部分につきましては、議会報告とあわせまして、区民の方々等への説明、御意見を賜る場を設けていきたいというふうに思っているところでございます。
かせ委員
 結果については区民に報告するということになってしまうわけですよね。大事なことは、特にここに書いてある景観のあり方であるとか、デザインの問題であるとか、それから駅前のあり方、空間のあり方ということについては、直接区民生活にかかわることですよね。これについて、今まで議論してきてもうまとまっているんだということで、その結果についてだけ報告するということじゃないだろうと思うんですよ。今でもさまざま問題、例えば警大跡地の問題についても、工事が進行する状況で、それぞれの施工主さんがそれぞれの場で説明会をしておりますけれども、その中でもさまざまな問題が出てきているわけですよ。だから、事が進めば進むほどさまざまな問題が出てくるというのは当たり前の話であって、その都度、区民の皆さんの意向や要望、そんなものを吸収しながら形をつくっていくということがないと、やはりとんでもないものになってしまうと思うんですよ。
 今の状況ですと、検討の結果については区議会に報告する、あわせて区民に報告するということでは足りないだろう。むしろ、先ほどから議論があるように、あらゆる場で公開というものも必要だし、それから区民の意見を聞く検討会、あるいは、こういうものについても集約できるような場を設定する、これは当たり前の話なんですよ。
 例えば、これまでいろいろやられてきていますけれども、こういう検討会なんかをつくった場合でも、例えば区民からの意見を集約するためのさまざまなやり方というのをやってきていますよね、中野の場合には。どうして今この段階では、大事なときにそういう手続を踏まないのか、そういう場を設けないのかというのが全くわからないんですが、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 ここに書いてある以外に御報告を申し上げないというふうに申し上げているわけではございませんで、最低、このアスタリスク部分については御報告を申し上げます。しかも、これは決して決定事項ではなくて、こういう議論をしていますという段階でのお示しの仕方というふうに我々は考えているわけでございます。これについては、あくまでも景観等検討会での検討内容について、こういう御説明を申し上げるわけでございまして、中野駅地区につきましては、そのほかにも都市計画の決定に向けての区民説明会等、あらゆる場面で区民説明会、議会報告の場を考えているわけでございます。今後ともそういうことで対応していきたいというふうに思っております。
かせ委員
 じゃあ、具体的にどういうスケジュールになるのかということをお示しできますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 現在の段階では、最低この2回はさせていただこうということでございます。具体的には、なお検討会での検討の進みぐあい、こういったものの中でやはり議会にお諮りしなければいけない、区民の方に説明をしなければいけないという事項が生じた場合については、その都度やっていきたいというふうに思っております。
岡本委員
 いろいろ議論を聞いていますと、どうも二重構造のようなニュアンスが私も何か強いんですが、推進会議で検討事項が大きな柱が四つあって、五つ目はそれに必要な事項ということですから、この四つの検討事項、非常に重要な検討事項だと思うんですが、なぜその景観・環境に関することだけ──特化したというのは表現がいいのかどうかわかりませんが、運営要領をつくって進めたということになっているんですが、ほかの今の3項目については、こういうのは必要はないというふうにどこで判断をされたのか、よくわからないんです。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回は、いよいよその施設整備の段階に入ってきたということから、そういったものに対するデザインコンセプト、そのもととなる景観のあり方、こういったところをきちっと押さえておく必要があるだろうということで、平成22年度についてはこの検討会を設置することを考えたということでございます。
岡本委員
 22年度はこうだ。じゃ、次にまた何かほかの3項目についてはそういう検討会が行われようとされるのか。もう一つは、推進会議と、新たにまた設置する検討会の役割というか、例えば私たちすぐイメージを持つのは、推進会議が上部の組織で、部会のような、ワーキンググループが検討会のようなイメージがあるんですが、そんなイメージとは違うような感じもする。その辺の関係、もう一度整理してください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 22年度につきましては、検討する内容もその対象エリアが違っているということからすると、全く別の検討を進めるということになるわけでございます。ただ、今、委員がおっしゃられたように、それでは23年度以降どういう形になってくるかということになりますと、23年度についてはこれを一つにまとめるとか、そういった方向もあり得るのではないかというふうに思ってございます。とりあえず平成22年度はタイムスケジュールから考えて、こういった別建ての検討体、こういったものを設ける必要があるということで設けているわけでございますが、23年度についてはまた改めて考えてみる必要があるのかなというふうに思っております。
岡本委員
 検討された結果について、それぞれが、例えばこれは区長に報告する形になるんですか。その報告先なり、つまり推進会議でのいろいろ検討した結果の報告と、それから検討会の結果の報告はどういう形で区に、それぞれ別になのか、推進会議でまとめて報告するのか、そこはどうなっていますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 区民の方への報告が別になるのか一緒になるのかというところは、区民の視点から考えてどちらがわかりやすいかなという議論が必要なのかなと思います。まず議会報告をさせていただいた後、区民の方々にはどういった形で説明していくか、これは十分検討する必要があるというふうに思っております。
岡本委員
 つまり、両方それぞれ報告があるということで、整合性みたいなことも先ほど質疑がありましたけど、それはもうどっかで調整して報告されるんだろうと思うんですよね。推進会議のほうでも、今の景観・環境に関すること、検討する事項になっているわけだ。そこでの報告と、それからこの検討会での報告のすり合わせみたいなのはどの部署でやって、そして、もちろん同じ方向のというか、同じ内容の報告になるんだろうと思うんですが、そういうのは初めから調整会議みたいなのがあるのかどうか、教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 行政内部では当然、調整する必要があるだろうというふうに思っておりますが、ただ、その二つの組織体、両方とも私ども中野駅周辺まちづくり担当のほうで事務局を所管したいというふうに考えてございますので、十分その辺の調整はとれるというふうに考えております。
久保委員
 すみません。先ほど推進会議のときに確認させていただいたんですけれど、これ、景観等検討会と推進会議って役割も違うし、検討する課題も全く違いますよね。今の御答弁でいくと、混乱しちゃうだけじゃないかなと思うんですよ。たまたま同時期にこの報告が上がってきているから、タイミングが同じように思うけれども、さっき確認したように、推進会議というのは、そもそもこれからバージョン2をもっとさらなる展開に深めていくために必要な会議体として区は検討していた会議ですね。たまたまこのタイミングで出てきた。しかも、第1期と警大はもう確定している。そこからさらに広げるということですね。
 逆に、景観等の検討会というのは、この第1期が具体的にどのような絵づらを見せていくのか、そこに専門家の御意見を聴取する会ということですね。そこのところが全く意味合いが違うのではないかと思うんですけれども、それきちっと整理をしていただきたいと思いますが、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このまちづくり推進会議のほうでございますけれども、こちらのほうは対象は110ヘクタール対象になっておりまして、基盤整備からにぎわいまで議論する、検討していただくというような会議体を考えているわけでございます。それから、この景観等検討会のほうは中野駅地区に限定し、特にその第1期整備にしなければならない施設デザイン、こういったもののほうの検討を進めていくということになるわけでございます。
 今般、私ども中野駅周辺まちづくり担当が事務局を双方務めるというふうに申し上げましたが、その検討の内容によっては、来年度から全く違うセクションで対応していただくようなことのほうがいいかということになれば、当然そういったようなことになってくるだろうというふうに思ってございます。ただ、今年度は中野駅周辺まちづくり担当のほうで事務局を所管し、そういった整理をしながら、会議の整理をしながら、この運営をしていきたいというふうに考えております。
委員長
 よろしいでしょうか。
 なければ、本報告についての質疑を終了いたします。
 次に4、中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更(素案及び原案)についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 それでは、中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更(素案及び原案)について、お手元の資料(資料5)に基づきまして御報告をさせていただきます。
 こちらの報告でございますけれども、前回の7月6日開催の当委員会におきまして、都市計画の変更の考え方に基づいて、今回、東京都決定に係る都市計画につきましては都市計画の変更(素案)、中野区決定に係ります都市計画につきましては都市計画変更(原案)としてまとめさせていただきましたので、報告をさせていただくというものでございます。
 その変更内容でございます。これは別添資料というふうになってございますが、お手元の資料、3番にもございますように、この資料につきましては区民説明会でも活用できるように作成してございます。この区民説明会でございますが、今月の22日の午後7時から、区役所7階の第8・9・10会議室で行う予定になってございます。
 それでは、内容につきまして御説明をさせていただきます。別添資料をごらんいただきたいと思います。
 中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更についてということでございます。今も申し上げましたように、区民説明会資料としてまとめさせていただいたものでございまして、少し内容が過去にさかのぼって都市計画変更に至る経過まで、一応、資料としてはまとめさせていただいたということになってございます。少し資料の前半につきましては省略しながら御説明をさせていただきたいと思います。
 まず表紙をめくっていただきます。中野駅周辺基盤整備の背景ということで、今回の都市計画変更の対象エリア、ちょうど中央の赤い円で囲った部分、ここが今回対象エリアとなりますということでございます。
 3ページをお開きいただきたいと思います。3ページのほうは大分資料がさかのぼります。これはたしか整備構想のときに活用した中野駅地区での現状と問題点、こういったところもこの写真を取り込んでおります。3ページでは歩行者の方がどういう問題点を抱えているかということで、改札コンコースと駅前広場の段差ですとか、歩行者空間の不足、そういったような問題があるということでございます。
 4ページは自転車通行の抱えている問題。けやき通りの自転車と歩行者の交錯とか、自転車駐車場が将来とも不足が想定される、路上駐輪も多いというような問題指摘でございます。
 5ページがバス・タクシーにおきます問題点。バス乗降場の分散ですとか、客待ちタクシーの滞留、こういったものが中野駅周辺では起きている。
 6ページでは一般車の交通問題。駅前広場を出入りする自動車交通による中野通りの円滑な交通の阻害、あるいは駅前広場での荷さばき、こういったものが問題になっているということでございます。
 7ページでは、今まで申し上げました問題点から課題を抽出いたしまして、整備内容を記載してございます。こちらのほうは、今申し上げた内容を整理して区民の方に説明していこうというふうに考えているところでございます。
 まず7ページが駅前広場での問題点から整備内容、それから8ページのほうでは駅施設、道路、自動車及び自転車駐車場に関します問題点、課題、それから整備内容を整理させていただきました。
 それから、次の9ページでございますが、こちらのほうはまた復習になってございます。中野駅地区整備基本計画のまとめということで、こういった内容も再度区民の方に御説明を申し上げようというふうに思ってございます。
 それから10ページでは、中野駅地区整備基本計画の中で一応まとめた内容ではございますが、この図は整備構想の中でも使われている図、これは各駅前広場の整備の機能分担、そういったような内容でまとめさせていただいた資料でございます。
 それから、11ページでございますが、こちらのほうも同じく基本計画のほうでまとめさせていただいた各駅前広場での施設整備の規模、こういったものを一覧でまとめたものでございます。こちらのほうについても、整備基本計画でまとめさせていただいた内容でございます。
 それから12ページは、現北口、それから新北口駅前広場の階層別整備の考え方ということでございまして、中野通りの1階レベル、一番下の部分の階層別整備の内容でございます。
 13ページでは、2階レベルでの階層別整備の考え方ということでお示しをさせていただいてございます。
 それから14ページでは、さらにその上、橋上レベルでの整備の考え方ということで、これも基本計画にのっとって掲載をさせていただいてございます。
 15ページは、こういった整備を全体的に進めてまいりますと10年以上かかるということから、整備の進め方ということで、平成24年春完了予定で第1期整備ということでまとめさせていただいております。
 16ページは平成27年ごろ完了予定の第2期整備、平成30年以降完了予定の第3期整備ということで、それぞれこれも基本計画のほうで記載した内容を改めて書かせていただいてございます。
 次の17ページから、これからいよいよ都市計画変更についてということでお話を申し上げる内容になってまいります。
 (1)都市計画決定事項と時期ということでございます。今回の都市計画で何を決めていくのかということが、この17ページの赤い表の中に入ってございます。新北口駅前広場、補助223号線附属広場、それから現北口駅前広場、中野駅北口広場、それから東西連絡路、自動車駐車場、駐車場整備地区、こういったものを今回決定してまいります。その下にブルーの枠で囲った部分、これが今後決定を予定しているものということでございまして、新北口駅前広場のかさ上げデッキですとか、自転車駐車場の都市計画、こういったものも今後、決定を予定しているところでございます。
 それから、下のアスタリスクですが、これは簡単に、説明を要する部分について説明を申し上げてございます。駐車場整備地区は、中野駅周辺の主に用途地域における商業地域を主体に定めますと。これは22ページに詳細が載ってございます。それから、補助223号線の車線数、これはけやき通りでございますが、この車線数も今回の都市計画で決定することを考えております。それから、駅南側の都市計画につきましては、今後の南側のまちづくりにあわせて都市計画の検討を進めていくということで考えているところでございます。
 18ページでございます。都市計画の変更の内容ということでございます。左側の図が現在、右側が変更後ということでお示しを申し上げております。
 まず補助26号線、ブルーの線がかいてございますが、破線がかいてございますが、その右側にオレンジの現北口駅前広場、これが現在は駅広場2ということで約2,600平方メートルで決定をしているということでございます。それから、補助26号線の左側、これはブルーの一点鎖線、これが補助26号線附属広場。そのうち、補助26号線附属広場の地上部が、少し紫色になっている破線部分、それから薄いブルー、水色の線で補助26号線附属広場、約3,600平方メートル、この部分が地下部で決まっているということでございます。それから、同様に赤い破線でかいてございますが、囲町駐車場、約1.2ヘクタール、これも地下ということで現在決まっているわけでございます。
 これを右側の変更後で補助26号線、中野通りの南側の黄色い現北口駅前広場でございますが、こちらのほうは交通広場、中野駅北口ということで面積が2,400平方メートル、200平方メートルほど狭くなってございます。これにつきましては、北口の改札がこの広場内に出ますことによりまして、その面積が200平方メートルという形で、おおむねJRさんとの協議も進んでまいってきてございます。この北口改修でございますけれども、これにつきましては、今申し上げましたように、JRさんと設計を行うための協議が大分進んでございまして、近いうちに協定が締結できるというような運びになってきてございます。それから、この補助26号線の左側に新北口駅前広場、赤い実線でかかれたものでございます。これが補助223号線、けやき通りの附属広場、約1万5,600平方メートル。それから、赤い破線になってございますが、中野駅北口駐車場、約0.6ヘクタール、地下という形で変更していこうということでございます。
 19ページをごらんいただきたいと思います。
 失礼しました。18ページ、ちょっとお戻りください。この現北口駅前広場と新北口駅前広場を結ぶ中野通り上空のグリーンの部分、これが中野駅、中野歩道1、延長約50メートル、幅員約13メートルで今回新たに決定していくというものでございます。失礼いたしました。
 19ページでございます。今申し上げたような内容を一覧表にしたものでございます。
 現北口駅前広場は、変更後は交通広場、中野駅北口広場といたしまして、面積が約2,400平方メートルになります。これは現在の中野駅付近広場、駅付近広場という都市計画、これを東京都のほうで廃止いたします。その上で区が新規に都市計画で決定していくというものでございます。
 それから、次の東西連絡路は、これは全く新規でございます。道路、歩行者専用道第1号、延長約50メーター、幅員約13メーター、これは区が新規決定をしてまいるものでございます。
 それから、新北口駅前広場です。こちらのほうは現計画では補助26号線附属広場ということになってございますが、これが変更のほうでは補助第223号線附属広場ということでございます。これにつきましては、都が現計画、既決定の都市計画を廃止し、改めて東京都で新規決定を行っていくというものでございます。
 それから、新北口駅前広場内の都市計画駐車場、これは囲町という名称、面積が約1.2ヘクタールになってございますが、名称につきましても、中野駅北口という名称に変更し、面積につきましても、約0.6ヘクタールに変更していく。これにつきましては、区が変更をしてまいります。
 それから、もう一つは駐車場整備地区、これは新たに駐車場整備地区の指定を行ってまいるものでございます。中野駅周辺、約28ヘクタール、区が新規決定をするものでございます。
 この駐車場整備地区でございますが、下のほうにアスタリスクとして、どういったところに必要なのかということで、自動車交通が著しくふくそうし、道路の効用を保持し円滑な道路交通を確保するために駐車場整備が必要と定められる地区として定めていくというものでございます。
 それから、この表のほかに、先ほど申し上げた補助223号線、けやき通りの車線数を新たに決定してまいります。これは2車線、東京都で決定するという内容になります。
 20ページのほうでは、道路・駅前広場の変更内容ということでございます。黄色い部分でございますが、この凡例にもございますように黄色く色を塗った部分、これが計画変更廃止線ということになります。新北口駅前広場と現北口駅前広場、それぞれ既決定の都市計画を廃止するということでございます。それから右側に行きまして、赤い部分ですね。これは計画変更新線ということで新たに決めてまいりますという位置でございます。上のほうが新北口駅前広場、それから下の図が現北口駅前広場と、それから中野通りの上空を横断する東西デッキ、これを新たに都市計画で定めていくということで、赤い印になっているものでございます。
 それから、21ページでございます。こちらのほうは赤い部分につきましては変更新線、黄色い部分につきましては計画変更廃止線ということで、駐車場部分については黄色い部分、この部分は廃止をし、それから左側に赤い部分がありますが、この部分については新たに都市計画で定める部分ということでございます。
 22ページでございます。こちらのほうは駐車場整備地区の決定ということでございまして、この赤く塗ってある部分、おおむね商業地域のエリアを中心といたしまして、指定をしていこうというふうに考えているものでございます。
 それから、23ページでございます。こちらのほうは、こういった都市計画によって将来どういう整備をイメージしているのかというような内容で、イメージをあらわしたものでございます。23ページでございますが、こちらのほうは現北口駅前広場をこの上の配置図の赤い矢印でかいてございますように、南東側から北西側を見た将来整備イメージとして記載をしたものでございます。ちょうど中央あたりに中野通りを横断するデッキに行く階段が描かれていると、そういうようなことで将来整備イメージをあらわしてございます。
 それから、24ページでございます。こちらのほうは、やはりこの配置図で上の赤い矢印があるわけでございますが、こちらのほうは新北口駅前広場の2階部分、これはどちらかとすると2階部分の交通結節広場となる部分を北西側から南東側を望んだ将来整備イメージというふうになっているものでございます。こちらにつきましては、交通結節広場がよりイメージできるような形でかかせていただいているというものでございます。
 それから、25ページが今後のスケジュールということになってございます。左側のラインが東京都決定のもの、右側のラインが中野区決定のものということで考えてございます。この都市計画素案の説明会でございますけれども、これから、ここに本日となっていますが、9月22日に区民の方にこういう内容で都市計画を変更してまいりますという説明会を持つ日がここに記載されてございますが、こういった内容で説明会をさせていただこうというふうに思ってございます。
 その後、東京都決定のものについては、中野区が案をつくりまして、中野区の案を東京都に申し出るということがございます。東京都決定のほうには、その東京都決定案件に係る中野区案の申し出と。それから、それを受けて東京都では、東京都決定案の作成をいたしまして、東京都から区へ意見照会を出してくるということになってまいります。
 この間、中野区決定のものについては中野区決定案の作成をしていくことになります。それで東京都から意見照会が参りますと、中野区案とあわせまして都市計画案の説明会をさせていただこうというふうに思ってございます。当然この説明会に先立ちましては、議会報告をさせていただくことは当然でございます。説明会を経て、都市計画案の公告・縦覧、そういったものを経て、都市計画案への意見書の受け付け、それから東京都決定案件につきましては東京都の都市計画審議会、中野区決定案件につきましては中野区都市計画審議会にそれぞれ諮問し、答申をいただく。その後にそれぞれ都市計画決定をしていく。それを3月下旬ごろ予定をしているということでございます。
 この資料につきましては以上でございます。
 表紙のほうには4番、今後のスケジュールという部分がございますが、今の資料の説明にかえさせていただきたいと思います。
 以上でございます。
委員長
 本報告について、ご質疑ございませんか。
林委員
 すみません。今、最後の25ページの都市計画審議会、都市計画決定なんですけど、中旬、下旬とありますが、日にちというのはまだわからないんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 詳細日程はまだ明確ではございません。今の予定では都市計画審議会を3月中旬ごろ開催していただくということで、下旬には決定したい、そういったことで東京都とも調整をしているという段階でございます。
林委員
 3月下旬ごろに都市計画決定がされて事業認可、工事着手となると、23年の何月ごろからとお考えでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 通常のスケジュールを想定しますと、都市計画決定から事業認可まで、約2カ月から3カ月というような日程になってくるのかなというふうに思っております。
北原委員
 1点お伺いをいたします。この委員会でも説明されてまいりましたけれども、この北口地区の整備ですが、特に今回は都市計画変更ということで、大変重要な時期に差しかかったのかなと思っております。そこで、従来委員会で説明を受けているわけですけれども、1階に自転車駐車場及び自動車駐車場、それから2階にはバス空間、タクシー空間、あるいは一般車両等の空間ということでありました。そしてさらに3階として歩行者空間という説明を受けてきたと思うんですけれども、今回この将来整備のイメージで、これ、あくまでも空間イメージを把握していただくためで、実際の整備予定とは異なりますというただし書きが大きくありますけれども、特に24ページのイメージで見ますと、歩行者空間というか、歩道が奥のほうに見えているわけですけれども、今まで説明を受けた1階、2階、3階の整備がかなりイメージ的に見ても違うんですけれども、これは相当な変更があるのか。まだきちっとした計画が出ていない、3階についてはですね。3階部分についてはということなんでしょうか。その辺を御説明をお願いしたいと思います。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野駅地区整備基本計画の段階では、資料14ページをごらんいただきたいと思うんですが、14ページに、橋上レベル(3F)というふうになってございます。この段階では、南北通路から赤い点線で、こういった方向に歩行者空間が整備される、将来構想線という形で記載をさせていただいているというものでございます。今回のこのイメージ図のほうでございますが、この真っすぐ北へ抜ける歩行者動線、これを入れてしまいますと、この交通結節広場部分、こういったものがちょっと隠れてしまうということから、今回は省略をさせていただいてございます。意識をして、そのデッキ部分については、このイメージ図の中では載せていないということでございます。その点につきましては、どうか御了承いただきたいというふうに思います。
 3階のこの歩行者空間につきましては、今後の検討になってまいりますし、それから、先ほどの都市計画の時期、17ページをごらんいただきたいんですが、今後決定予定というふうに──要するに今回決定と今後決定予定、これを二つに分けてございまして、この3階部分の歩行者空間、かさ上げデッキについては、今後都市計画を定めていくということになってございます。
北原委員
 我々のイメージとして、3階部分はかさ上げデッキということで多分説明を受けているというふうに記憶しております。今回、今の御説明にあったというのは理解できますけれども、今後は我々がイメージしていたサンプラザ側に出てくるかさ上げデッキ、このことにつきましては、まだ十分議論されないといけないと思いますし、我々としてはそういうつもりで検討してまいりましたので、ぜひそのところはしっかりとまた計画の中に盛り込んでいただきたいと思います。いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 北原委員が今おっしゃいましたように、サンプラザ・区役所整備と相まって、このデッキのあり方が相当変わってくるだろうというふうに我々も思ってございます。そういった中ではまだこの3階部分の歩行者デッキ、かさ上げデッキについては十分今後、皆様方と議論をして決定していきたいというふうに思ってございますので、本日のところはあくまでもイメージ、かつ交通結節広場を明瞭にかくということから、こういったような形で図示をさせていただいたということで、これにつきましては、あくまでもイメージということでお受け取りいただければありがたいというふうに思っております。
委員長
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、中野駅地区第1期基盤整備事業の進捗状況についての報告を求めます。
石井都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 恐れ入ります。口頭で御報告を申し上げたいと思います。
 中野駅地区の基盤整備の工事でございますが、これも第1期整備事業計画、これに基づきまして、一部工事に着手してございます。今回はこの工事及び設計委託等の進捗も含めまして御報告をさせていただきたいと思います。
 この第1期整備工事につきましては、警大跡地の開発の先行事業整備完了時期を念頭に平成24年春、この完成を予定してございます。内容といたしましては、中野駅の北口駅前広場、それから、先ほどの東西連絡路デッキでございます。それから歩行者ルートの確保ということで、これら主なものについては三つということでございます。
 今年度の基幹工事でございますが、これは22、23年度、これを1期整備の期間ということで押さえてございまして、22年度につきましては、現北口駅前広場のバス停、これを移設するための仮設のバス停の整備工事、これと中野通りに、けやき通りに、つまりサンプラザの南側に車を誘導する右折レーン、これを設けます線形変更の整備工事、これがございます。これを今年度、22年度に予定をしておるというところでございます。そのための準備工事でございます、支障となる樹木の移植、それから仮設の駐輪場の整備工事、これを今現在、円形花壇の部分ですとか、それから黒ビル、ドコモのビルの西側にございます弥生共済会の用地、これをお借りして仮設の駐輪場の整備工事に着手をしているという状況でございます。
 今年度のこの基幹工事でございます仮設のバス停、それから中野通りの線形変更の工事、これの工事について、当初予定しておりましたバスの回転広場、これは円形花壇の周辺に当初計画をしてございました。これを取りやめて、けやき通りに6カ所、6台──3カ所、6台ですね。これを乗降合わせて6カ所になるんですが、これを確保していこうと、こういうふうに変更したわけでございます。その変更によって、交通管理者等との協議に時間を要してございます。で、設計の取りまとめが若干おくれている状況ということでございます。
 この設計の取りまとめにつきましては、11月ごろを予定してございます。その先ほど申し上げました仮設のバス停と中野通りの線形変更の工事、これをどうしても11月以降の着手とならざるを得ないという状況でございます。
 今申し上げた二つの工事の工期でございますが、約7カ月程度の工事期間が必要ということでございます。11月以降、工事に着手しましても、どうしても23年度にまたがってしまうという状況でございます。つきましては、この平成22年度予算、これの繰り越しがそういう関係から必要になってくるというものでございまして、第3回の定例会で補正予算の案件として現在考えているという状況でございます。
 なお、この場合でございましても、駅前広場と東西連絡路、これを24年春の利用に供していけるように、現在考えております。大きな影響はないのかなと思っております。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に質疑ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 休憩いたします。

(午後2時58分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時58分)

 5、西武新宿線沿線まちづくりに係る基盤施設の整備基本計画及び意見交換会についての報告を求めます。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 それでは、西武新宿線沿線まちづくりに係る基盤施設の整備基本計画及び意見交換会の開催について、御報告をいたします。(資料6)
 初めに、この計画ですけれども、西武新宿線沿線まちづくり計画の実現に向けまして、新井薬師前、沼袋駅周辺における駅前広場や関連街路、さらに、これら周辺のまちづくりについての具体的な検討を進めるための基本的な計画として定めまして、これに基づき基盤施設については、都市計画の素案作成に向け関係機関との協議を進めるための基本的な計画となるものでございます。
 これまでの経緯につきましては、こちらのほうにお示ししてあるとおりでございます。
 次に、今後の進め方でございますけれども、本基本計画に基づきまして、今後、交通管理者をはじめとする関係機関と計画協議を進めまして、都市計画素案としての詳細計画を取りまとめ、今年度末の都市計画素案説明会を目指していきたいと、このように考えております。
 次に、意見交換会でございますけれども、この基本計画の内容について、周辺の関係権利者を中心とした意見交換会を9月7日から9月9日、沼袋、上高田、新井の地域センターで開催するという予定にしております。
 それでは、添付資料に基づきまして、基本計画の内容について簡単に、ページ数が多いものですから、簡単に要点だけを説明させていただきたいと思います。
 それでは、まず目次のほうをお開きください。
 1ページから10ページまでは、はじめに、それから対象地区、関連計画、それから地区の概況ということで、これまで沿線のまちづくり計画をはじめ、基盤整備方針の中で示しているものを10ページ程度にまとめたものですので、こちらのほうについては御説明を省略させていただきます。
 次に11ページからなんですけれども、こちらが駅周辺の交通状況ということで、これまでの調査データを取りまとめて表や図に示したものでございます。
 11ページが現況の乗降人員、12ページにつきましては現行のバスの運行状況でございます。13ページにはバス路線図を掲載しております。
 次に14ページでございますけれども、こちらは駅周辺のバスの利用状況を朝夕7時間帯、朝の7時から10時の3時間と、夕方の16時から20時の4時間ということで、この間の調査データを掲載しております。
 次、15ページが駅交通状況ということで、自動車、それから歩行者、自転車等の交通状況を示しております。
 次、16ページでございます。16ページにつきましては、駅周辺の交差点の歩行者の交通状況。16ページはそのうち新井薬師前、17ページは沼袋の駅の周辺ということで、この17ページまでが、さまざまな交通状況のデータ等を取りまとめたものを掲載しております。
 18ページ、19ページにかけて、駅周辺の交通環境の課題ということで、例えば新井薬師周辺でいけば、図6-1、赤書きの枠の中に示しておりますけれども、こちらがこの地区の問題ということで、黄色い枠の中で改善を要する課題ということで掲載しております。例えば新井薬師につきましては、哲学堂通りへ現在バスが4系統というバスが集中しております。この哲学堂通りにつきましては、8メーター程度の狭いところに歩車分離がされていないところにバスが相互通行して、歩行者空間が不足しているというような課題がございます。
 沼袋でございますけれども、こちらのほうは、まず大きな課題としましては、商店街通り、これが幅員6メートルというところなんですけれども、ここで22時間で約2,500台、一方通行で2,500台の自動車交通量がありまして、さらに1日2万2,000人の歩行者・自転車交通が錯綜しているという非常に危険な状態であるということが言えます。そのほかのところについては、お読みいただければと思います。
 次、20ページに行きます。ここからが関連街路、つまりアクセス道路の基本検討の内容でございます。図7-1ということで、アクセス道路のルート及び区間を設定してございます。
 まず新井薬師でいきますと、新井薬師の駅前にある、いわゆる通称五中つつじ通りという道路があるんですけれども、これを新井薬師-1という区間として設定しております。さらに既決定の補助220号線の未整備区間を赤い点線で示しております。次に沼袋なんですが、沼袋の新青梅街道からちょうど踏切のところまでの商店街通りについてを沼袋-1という区間にしております。次に、踏切から平和公園通りの交差点のところまでを沼袋-2としております。次に、平和公園通りから新井天神通り、中野通りのところまでの区間を沼袋-3という区間設定をしております。今後、このそれぞれの区間ごとについて、簡単に横断面構成の検討結果について御報告します。
 21ページのほうに、道路の構造を決定するための重視する機能ということで定めております。まず、この中野区の西武沿線の状況、沿線まちづくり等を加味しまして、まず1点目として、歩行者・自転車の安全性に配慮した構造とすること。それから2番目が沿道市街地や商店街への影響を軽減していくということ。それから3番目は地区内交通に適した道路とするということを、重視する機能として考えております。
 それでは、具体的な内容ということで23ページ、まず新井薬師前の五中つつじ通りでございますけれども、結論から申し上げますと、現在11メートルの道路になっておりますけれども、現況幅員11メートルで都市計画決定をしたいという考えです。
 次に、補助220号線でございます。こちらについては、現在11メートルで都市計画決定をされておりますけれども、地域の状況から、こちらも現都市計画決定の11メートルの幅員を基本としていきたいということでございます。
 次に24ページをお開きください。沼袋-1の区間でございます。これは沼袋商店街通りでございますけれども、こちらは商店街での買い物客や安全な歩行者のための空間を確保するために、歩道の片側を3.5メートルとしまして、さらにバスの相互通行を可能とするために車道幅員を7メートルとしたいと思っております。こうした地域の土地利用から、荷さばき等の沿道停車需要への対応ということも必要になってきます。これにつきましては、停車帯をそれぞれ片側1.5メートル確保するということが基本的には望ましいところでございますけれども、場所によって横断面構成を変えるなど、一定の交通機能を確保しながら、荷さばきスペースなどの配置を検討すると。こういう工夫によりまして、道路幅としては幅員14メートルの横断面構成を基本としたいと、こういうふうに考えております。
 次に、沼袋駅から平和の森公園のところでございますけれども、こちらについては、商店街ではないということもありまして、歩道幅員は片側2.5メートルで、トータル12メートルの横断面構成にしたいと思っています。
 次に、沼袋-3という区間、これは現在の新井天神通りですけれども、これは現在おおむね12メートルの横断面構成となっております。こちらについても、この現況の道路幅で十分ということから、現在の状況で都市計画決定したいと思っております。
 ちょっと申し忘れました。23ページにもう一回お戻りいただきまして、米印でただし書きがございます。実はこちらで示す横断面構成というのは、現在、中野区の案として検討されたものでございまして、今後、交通管理者協議等により変更となる可能性があるということを御理解いただきたいと思います。
 次、26ページから駅前広場の検討ということで、まず駅前広場の機能には交通空間と環境空間というのがありますけど、ここでは基本的には交通空間ということで検討をしていきます。
 次に、将来駅乗降客数の推計ということで、①番、駅交通手段別端末分担率、それから、2番、3番、4番の人口フレーム等、各データに基づきまして、29ページ、結論だけ申し上げますと、将来の乗降客数としては、平成37年を推計年次として、現在と同じ、表8-6にありますように、新井薬師前では1日約2万4,000人、それから沼袋については2万500人ということで設定をするということでございます。
 次、30ページをお開きください。この駅前広場の中に入れる交通施設の検討ということでございます。この交通施設数につきましては、パーソントリップ調査や駅前広場の計画指針などに基づきまして試算したものを、こちらの表の8-7であらわしております。これらの試算値と現況の交通運行状況などを考慮して、各施設数として設定したものが31ページの表の8-8でございます。
 ここだけちょっと読み上げますと、新井薬師の交通施設の導入施設数といたしましては、バスの乗降場は4、タクシー乗降場が2、タクシープールが3、一般車、障害者を含む一般乗降場が1としております。次に沼袋につきましては、バス乗降場を2、タクシー乗降場を2、タクシープールを3、それから一般乗降場を1といたしました。
 次、32、33ページについては、駅前広場の位置の検討についてでありますので、こちらのほうは後ほどお読みいただければと思います。
 34、35ページに、アクセス道路の横断面構成や駅前広場の機能、位置について取りまとめたものを整備イメージとして掲載しております。
 まず新井薬師でございますけれども、先ほど申し上げたように、五中つつじ通りについては11メートル、次に哲学堂通りでございますけれども、こちらについては、バス交通を補助220号に転換した後、歩行者・自転車の優先化、無電柱化等を検討してまいりたいと考えております。次に補助220号線、こちらについても11メートルの横断面構成としております。次に新井薬師前の整備イメージですけれども、駅前広場の整備イメージということで、34ページの下の図なんですけれども、位置的には五中つつじ通りと哲学堂通りのちょうど交差点の角のところ、ちょうど新井薬師の駅の南側ということで、出入り口の位置については五中つつじ通り側ということにしております。
 次に、沼袋駅周辺でございます。こちらも先ほど御説明したように、基本14メートルということで、両側に停車帯を設けた場合には、括弧書きで16メートルという記載をしております。沼袋駅の駅前広場の位置でございますけれども、こちらも沼袋駅の南側、妙正寺川の間ということで、出入り口についてはこちらの、いわゆる商店街通りのところを出入り口として設定しております。
 次に、36ページからが整備の進め方ということでございますけれども、まず基本的な考え方としては、いわゆる街路事業ということを基本としてはいきますけれども、この基盤整備とあわせた市街地開発や土地利用の見直しなどを行って、地域再建に向けたまちづくりを検討していく必要があるということで、この基盤施設とあわせて周辺のまちづくりを一体的にやるような仕組みを構築していく必要があるというふうに考えております。
 その中で、(2)であるように、基本的な考え方といたしましては、まず地区の条件である地区の現状や地区のポテンシャルなどを踏まえまして、権利者の皆様のさまざまな意向をお伺いしまして、周辺のまちづくりのニーズに応じて基盤施設の整備を行っていくということで、中野区としては市街地整備手法や、この青い囲いの中にありますけれども、支援方策などの情報提供や提案をさせていただきまして、地元のほうでこのまちづくりのニーズに合った適切な市街地整備手法を検討し、協議し、選択をして実現していくということでございます。
 次、37ページのほうでは、こちらの周辺まちづくりにおける協議組織と行政の役割について説明をしております。まず、地元が検討・協議する場として、地域、地元主体の協議組織の立ち上げを支援していくということでございます。協議組織では、地区全体のまちづくりの方向性について協議を行っていくほか、関係権利者による部会のようなものを設置して、それを通じて街区単位ごとの市街地整備手法について検討・協議を行っていくと。その結果を地元の提案として区のほうに提案をしていただきまして、区のほうではそのまちづくりの促進に必要となる都市計画的な手当てや支援を行っていきたいというふうに考えております。
 次、38ページ、39ページ、40、41と、活用が想定される市街地整備のメニューということで、こちらのほうに漫画のような形で載せております。こちらのほうはちょっと参考ということで、後ほどごらんいただければというふうに思います。
 42ページ、今後の周辺まちづくりの整備の流れということでございますけれども、まず平成22年度、23年度につきましては、協議体の立ち上げの準備をしていきたいと考えております。それに関連して基盤施設のほうにつきましては、今年度末に都市計画の素案を取りまとめて、平成23年度には都市計画決定をしていきたいというふうに考えております。その間、中野区でいろんな意見交換会等行いながら、また地域に入って関係権利者検討会を行い、協議組織の設立に向けていきまして、平成24、25年度に協議組織によるまちづくりの検討ということを行っていきたいと考えております。この間、基盤施設整備のほうでは、都市計画決定されたそれぞれの基盤施設についての現況調査や概略設計等を並行して行っていくと。
 平成26年度以降に具体的なまちづくり、区への提案を受けたものを受けて、具体的なまちづくりの事業化を検討して、あわせてこの基盤整備を行っていきたいというふうに考えております。
 以上で基盤整備の基本計画についての御報告を終わります。
委員長
 ただいまの報告に対してご質疑ございませんか。
北原委員
 いよいよ道路の拡幅ということが提案されたわけですけれども、今、説明を受けました。ところで、これ都市計画決定する場合、今、交通管理者との協議という話がありましたけれども、この交通管理者、あるいは今後決定する手続の手順ですね、その辺をお尋ねいたします。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 交通管理者、いわゆる所轄の警察もしくは警視庁ということになるんですけれども、こちらのほうと、これまでもいろいろ協議を行っています。今後、今ちょうど皆さんに6月にお知らせしたと思うんですけれども、現況測量ということを行いました。今の現況の測量の成果をもとに、かなり具体的な数字の入った図面をもとに、今後協議をしていって、また、これが今、区の考え方として示しているわけですけれども、警視庁のほうでは、ただ区の言うことを聞くだけではなくて、警視庁なりの観点からさまざまな宿題をまた出されてくると思うんですけれども、それについてデータ等をもとに答えていきながら協議を進めていくということになります。
 もう一方、これは警視庁だけではなくて、都市計画決定の手続をするには東京都の街路計画課というところの協議もございます。こちらのほうも同じように、具体的な測量データ等を通じて、区のほうで具体的な案を幾つかつくって検討を進めていって、協議を整えていくということになります。
 これは我々の都合だけで言っているんですけれども、区としてはこれを年度末までに協議を、要するに相手方の御理解、この考え方で御理解、もしくは意見交換会等でいただいた意見も含めまして御理解をいただいて、年度末までには都市計画の案という形で区のほうでつくっていきたいというふうに考えております。
北原委員
 それでは、もう1点ですけれども、これはいよいよ明日からですよね。意見交換会が開催されるということでありますが、当該基盤施設周辺の関係権利者を中心とした意見交換会を行うとなっておりますけれども、この関係権利者というのはどういう人たちのことを指すんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 これはまだ具体的に線がぴしっと決まっているわけではないんで、関係権利者になるであろうと想定される人という御理解でいいかと思いますけれども、具体的には前回、6月の測量説明会のときに、皆様のところの前面道路を測量させていただきますと言って、測量の説明会のビラを配らせていただいた範囲と、これまでこの基盤施設の整備計画に至るまで長い間、まちづくり勉強会の皆様と一緒に計画をつくってきたという関係もありますので、あわせて近年まちづくり勉強会のほうに出てきていただいている方のほうにも御案内の通知を出させていただいております。
北原委員
 まちづくり勉強会は、ある意味ではこの中野区の基盤整備の整備基本方針の核になった部分も私はあろうと思っております。そういった観点から、当然、地権者というか、特に駅周辺、あるいはアクセス道路ですよね。この人たちの地権者、あるいはまちづくり勉強会に参加された一般区民の皆さん、あるいは町会の皆さん、たくさんいらっしゃると思いますので、ぜひそういう人も加えていただいて、この意見交換会、ぜひ充実させていただきたいと思います。いかがでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今、委員の御提案のように我々も考えておりまして、そのように進めていきたいと思っています。
北原委員
 非常にデリケートな部分に入ってまいりました。この西武線の連続立体に伴うまちづくりというのは、我々としては何とか実現しなきゃいけない。ただ、その具体的なところに入りますと、それぞれ総論賛成、各論反対という意見もたくさんあると思います。今回は特にその周辺の整備が、例えば妙正寺川の河川改修に伴いまして、バス道路が拡幅されました。非常に整備されてまいりました。それから、今回、南口のほうに駅前広場という、そんな具体的な提案がされてまいりました。地域はどんどん変わっていくわけでありまして、特に、今だけではなくて、将来にわたってこのまちがどうなるのかということを、後ろは決まっています。短時間の中で集中的に議論して決めていかなきゃならない。そういう時期に来ているのかなと思っておりますので、くれぐれも区のほうはしっかり住民、あるいは商店街の人たちの意見を聞いていただいて、そして計画に反映させていただけたらなと思っております。これを要望しておきます。
委員長
 はい、お願いします。
牛崎委員
 すみません。新井薬師前駅のことなんですが、18ページのところには、今後の課題というところで、哲学堂通りがありますね。この哲学堂通りは、今でさえ非常に危険な道路として地域の住民や利用者の方たちから、早く改善をしてほしいという声もあれば、また地域の商店街や地権者の皆さんは、一体どうなるのかというような心配をされていると思うんですが、18ページでは課題として上がっていて、34ページを見ますと、補助220号線の断面イメージとしては、今後整備を推進する道路というふうになっていて、それからまた五中つつじ通りのところはグリーンの線で太くなって、ここもアクセス道路として拡幅していくということだと思うんですが、そうすると、この哲学堂通りが何か忘れられた通りのように寂しいんですけれども、これは、その補助220号線の整備を推進するということとの関係の中で変わってくるというんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 では、新井薬師前駅周辺の整備イメージについて再度御説明いたします。五中つつじ通りは現在約、測量の結果、11メートルの道路幅員がございます。中野区としては、自動車の安全性等考えればさらに拡幅したほうがいいんですけれども、先ほど重視する機能というところで、市街地への影響を軽減するということもございますので、中野区としては、この哲学堂通り、交通量等を見ましても、現在の11メートルでいけるんではないかということで、五中つつじ通りについては基本的に拡幅をしない、11メートルのままで都市計画決定をしたいというふうに考えております。
 次に哲学堂通りでございますけれども、こちらにつきましては、中野区としては、中野通りと五中つつじ通り、それから補助220号線を道路、自動車とかバスの交通のための骨格となる道路というふうに位置付けまして、哲学堂通りは、やはり駅の前の商店街通り、それから哲学堂公園まで歩く散策路というような、これもまちづくり勉強会のほうでも出されていた意見を踏まえまして、歩行者・自転車への優先的な道路というふうに位置付けたいと思っておりますので、ここを拡幅するということではなくて、今、哲学堂通りにバスが4車線、4系統、しかもこのバス交通の量というのは、12ページのほうをちょっと後でごらんいただければと思いますけれども、かなりの量がこの哲学堂通りをバスが往復しております。このバスをなるべく中野通りや、補助220号線完成後にはそちらのほうに振っていただいて、自動車交通量、結果として少なくなったところを歩行者・自転車が優先化できるような道路の出来にしたり、また無電柱化を図っていきたいという考えで、決して、哲学堂通りを忘れるんではなくて、哲学堂通りを生かすための基盤整備というふうにお考えいただければと思います。
牛崎委員
 それでは、補助220号線の整備に関しては、今でもこの補助220号線が通る近隣の方たちから、大変不安の声が上がっているわけですね。新井薬師前駅の整備を望んでいた区民が、一生懸命運動したりしてきた人たちが、この整備によって、残念ながら中野区を去らなきゃいけないというような事態も起きてくるんではないかなというふうに思いますが、ぜひ、まだ説明というようなものは今後やられていくんですが、かなり丁寧に近隣住民の方たち、関係の方たちに周知、そして声を聞けるような、そういう形を早目にとっていただきたいと思いますが、いかがですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この補助220号線につきましては、既に都市計画決定をされておりまして、地域の皆さんはもう、例えばほかのこれから都市計画を決めていこうとする場所と違いまして、既に都市計画的な制限等、決定されておるものですから、かかっております。そういう意味で、地域に住まわれている方、土地をお持ちの方は、ここが都市計画上制限がある土地で、いずれ道路として整備されるということは御理解されているというふうに思います。
 私自身も、地域の町会長の皆さんなんかにも会っていろいろお話を伺ってはいますけれども、今のところ大きな反対というのはなくて、着実に整備は進めていってほしいというふうなお話を伺っています。ただし、やっぱり個別のまだ権利者と直接話をしたわけではございませんので、今、委員御指摘のように、今後整備の時期になりましたら、丁寧に説明をして、生活再建等の相談にも応じられるような体制を整えていく必要があるのかなというふうに考えております。
久保委員
 すみません、駅前広場について伺いますけれども、34、35ページに駅前広場整備イメージというのがあります。新井薬師前駅も沼袋駅も、これは現在の駅舎の位置ということなんでしょうか。それで都市計画を、これ西武線のほうの都市計画にもなりますけれども、これは全く地下に入ったとしても同じ駅舎の位置ということで、そのまま下げていく、その位置に地下に掘っていくというようなことを想定されてこういう位置を今描かれているんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この2月に東京都が示しました都市計画素案でございますけれども、沼袋については、おおむね現在の位置と都市計画の素案の地下の位置は同じになっておりますけれども、新井薬師につきましては、現在より──現在、この地図を見てもおわかりだと思うんですけど、ちょうど新井薬師の駅のところはカーブをして、危険だということもありまして、若干これが北側に振られるというような都市計画の絵になっております。中野区のほうのこちらの整備イメージは、新しくできた駅前広場に接した南側というふうな考えでございます。
久保委員
 ということは、今後新たな都市計画として設定されるであろう駅舎の位置に合わせて、区のほうもこういった駅広の整備をイメージしている。ということは、ほぼ同じような流れで、当たり前なんですけれども、中野区は中野区で都市計画決定をしてということでは進んではいかないと思いますので、当然その辺の整合性はとられていると思いますので、おおむねこの広場の位置というのは、一番最適な位置として現段階では描かれているということでよろしいんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 そのとおりでございます。今ある条件の中でこれが最適だということで今考えているもので、これからさらにいろんな地域の声を聞いたりという条件の中で、もう少し細かいところでは具体的な絵が出てくると思うんですけれども、今まさにおっしゃったように、今ある中で最適の位置ということで考えております。
久保委員
 それから、この方針が整備計画になったという──基本計画になって、整備基本計画になってきたということは、そもそも2月に出した方針そのものが地域にも受け入れられて、この方針でいくということが認知をされた。それでこういった計画が出てきたというふうに考えてよろしいんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 こちらの整備方針につきましては、ちょうどこの6、7ページにございますけれども、これについては地元で意見交換会をさせていただいて、また2月の連続立体交差の説明会のときにも説明をさせていただきました。それと同時に、まちづくりニュースと特集号というもの、それから5月にまちづくりニュースということで、これも地域の方々には戸別配布をさせていただいておりますけれども、お示しをしました。さらに3月20日号の区報で、こちらの整備方針については出させていただきました。その結果、中には、いつごろ具体的な用地の買収だとかに入るんだみたいな、ちょっと気の早い御相談等はありましたけれども、特にその中で直接大きな反対というのは聞いておりませんので……。中には具体的な事業をやっていく中で、知らなかったという方も出てくるかもしれませんけれども、適宜情報は提供しております。
久保委員
 知らなかったというような方が出てくることが一番怖いことでございまして、人様の土地の上にいろいろ線を入れるような状況になっていくわけですので、それは丁寧な説明もですし、今後はやはりこういった開発を行っていく上での組織の体制というのも十分でなくてはならないかと思いますが、その辺についての検討というのはされているんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 正直言いまして、今の状況でもかなり厳しいスケジュールの中で、測量作業からさまざまな検討等を行っているところでございます。来年度というか、今後、今年度都市計画素案以降、個別都市計画に当たる皆さんについては、具体的な生活再建の相談ということも考えますと、そういうものに対応できる組織の体制が一番に必要だというふうに担当としては認識しております。
久保委員
 担当としては認識をされているということですけれども、それは担当がお決めになることではないのではないかと思いますが。
川崎経営室長
 今、所管としての認識を御答弁いたしましたけれども、これは当然区として進める重要な取り組みですので、それをしっかり進めるための組織体制、これについては整えていきたいというふうに考えております。これまで一般質問でも御指摘をいただいているところでございますので、直接所管する経営室と各所管でしっかり協議をして進めていきたいと考えております。
久保委員
 当然そのようなことだと思いますので、これは本当に、また中野駅周辺とは違った意味で、中野区が手がけたことのない大きな事業でございますので、本当に盤石な組織をきちっと整備をしていただきたいと思います。
 それから、42ページのほうの整備の流れなんですけれども、協議組織設立というのがございます。先ほど北原委員のほうからもさまざま御意見ございましたが、この協議組織と言われているこの組織は、どういった構成で考えられているんでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 やはり、このまちづくりに具体的にかかわる地権者、それから商業者、そういう方たちが、できれば全員参加をしていただくような形のものが一番いいのかなというふうに考えております。区としては、こういう情報をきちんと地域に伝えて、商店街みたいなところを核として、一人でも多くの地権者が入ることができる協議組織にしていただいて、その中で大きな全体のまちづくりの方向性や、まちづくりの将来像みたいなものを共有していただいた上で、それぞれの街区や身近な隣近所のところで、共同化や街区の再編みたいな形の事業手法の検討を進めていくように誘導をしていきたいと考えております。
久保委員
 なかなか全員参加といっても全員参加していただくわけには、この組織というのはいかないのではないかと思いますし、新井薬師には新井薬師、沼袋には沼袋の組織というのができていくのか、もしくは今言われていたように、沼袋の中にも幾つかの商店街があり、町会がありということで、かかわる組織が違ってございますよね。そういった一個一個の協議体をつくりながら、それらを束ねるような組織をつくっていかれるのか、イメージとしてはどちらなんでしょう。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 やはり駅単位で、要するに違う駅の人が出てきても仕方がないと思いますので、まず基本は駅単位としたいと思っています。またこういうことを、あしたからの3日間の意見交換会の中で御意見をいただきながら、最終的には決めていきたいと思いますけれども、区としては大きな協議体という形では各駅ごとにあって、その各駅ごとの中に、具体的な事業をやる形の部会みたいな形を設置していくというふうに考えております。
委員長
 他にございませんか。
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管事項の報告は終了いたします。
 審査日程、その他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会は第3回定例会中としたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ありませんので、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程は終了いたしましたので、本日の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午後3時35分)