平成16年10月05日中野区議会決算特別委員会建設分科会
平成16年10月05日中野区議会決算特別委員会建設分科会の会議録
平成16年10月5日決算特別委員会建設分科会
中野区議会建設分科会〔平成16年10月5日〕
 
建設分科会会議記録
 
○開会日 平成16年10月5日
 
○場所  中野区議会第4委員会室
 
○開会  午後1時02分
 
○閉会  午後3時34分
 
○出席委員(8名)
 伊東 しんじ主査
 来住 和行副主査
 はっとり 幸子委員
 山崎 芳夫委員
 市川 みのる委員
 こしみず 敏明委員
 佐伯 利昭委員
 伊藤 岩男委員
 
○欠席委員(0名)
 
○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部経営担当参事 服部 敏信
 土木担当課長 尾崎 孝
 交通安全対策担当課長 上村 晃一
 公園緑地担当課長 斎木 正雄
 建築・住宅担当参事 佐藤 幸一
 地区整備担当課長 岩井 克英
 中野駅周辺整備担当課長 豊川 士朗
 
○事務局職員
 書記 廣地 毅
 書記 松本 桂治
 
○主査署名
 
 
 【参 考】      平成16年決算特別委員会建設分科会分担表
   
 (決算説明書による)

内          容

◎一般会計  
歳入のうち、以下のもの   
 ○使用料及び手数料のうち、以下のもの  
  6.土木使用料 1.道路占用 31
2.公共溝渠 31
3.自転車駐車場 31
4.公園 32
   7.都市整備使用料 4.まちづくり事業住宅 33
   1.区民手数料 2.情報公開中、都市整備部所管のもの 39
   3.土木手数料 1.土木 41
2.自転車駐車場 41
   4.都市整備手数料 1.開発行為 42
2.建築 42
○国庫支出金のうち、以下のもの  
4.都市整備費補助金 1.不燃化助成 55
2.地区整備 55
5.住宅施策検討 56
○都支出金のうち、以下のもの  
   5.土木費補助金 1.法定公共物 80
2.緊急地域雇用創出 80
3.福祉のまちづくり 80
   6.都市整備費補助金 1.不燃化助成 81
2.地区整備 81
4.防災生活圏促進 82
5.国土利用計画 82
   4.土木費委託金 1.建設統計 89
   5.都市整備費委託金 1.建築 90
2.都市計画基礎調査 90
  ○財産収入のうち、以下のもの  
   1.財産貸付収入 3.土地・建物等中、都市整備部所管のもの 94
  ○諸収入のうち、以下のもの  
   1.延滞金     1.延滞金中、都市整備部所管のもの 104
   1.預金利子    1.預金利子中、都市整備部所管のもの 105
   3.土木費受託収入 1.掘削復旧 113
2.下水道施設 113
   5.雑入         13.まちづくり事業住宅 121
   16.公庫融資住宅審査 121
   23.雑入中、都市整備部所管のもの
 
123~124
歳出のうち、以下のもの(但し、職員の人件費を除く)  
 ○土木費(但し、以下のものを除く)
 
262~284
  1.土木総務費 3.営繕管理 (263)
  2.公園管理費 3.緑化推進 (282)
  4.刑務所跡地防災公園建設基金 1.刑務所跡地防災公園建設基金積立 (284)
○都市整備費(但し、以下のものを除く)
 
286~299
  2.住宅対策費    1.家賃補助 (291)
           3.区営住宅 (292)
           4.区民(借上げ)住宅 (292)
           5.都営住宅募集 (292)
           7.福祉住宅 (293)
4.区営住宅整備基金 1.区営住宅整備基金積立金 (295)
 
○議題
 認定第1号 平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
 
主査
 定足数に達しましたので、ただいまから建設分科会を開会いたします。
 
(午後1時02分)
 
主査
 認定第1号、平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を議題に供します。
 初めに、当分科会の審査の進め方についてお諮りしたいと思いますので、暫時休憩いたします。
 
(午後1時02分)
 
主査
 では、分科会を再開いたします。
 
(午後1時04分)
 
 審査の進め方は、休憩中にお諮りしたとおり、初めに補足説明をお受けし、次に歳出について順に質疑を行い、次に歳入について一括で質疑を行いたいと思います。
 3日間の割り振りとしましては、本日1日目は補足説明をお受けし、歳出について土木費、都市整備費のできるところまで質疑を行いたいと思います。2日目は都市整備費の残りの部分について質疑を行い、歳入について一括して質疑を行います。3日目は意見の取りまとめを行いたいと思います。
 審査の方法は、補足説明の後、歳出について決算説明書のページに従って、おおむね目を目安に見開きページごとに質疑を進めたいと思います。その際、必要に応じて歳入についても質疑を行いたいと思います。最後に歳入について一括して質疑を行いたいと思います。
 以上のような進め方で審査を行うことについて、御異議ありませんか。
 
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 御異議ありませんので、さよう進めさせていただきます。
 なお、質疑は2日目には終わるように進めたいと思いますので、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 また、いずれの日にも午後5時を目途に進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
 
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 御異議ありませんので、さよう進めさせていただきます。
 なお、途中3時を目安に休憩をはさみたいと思っております。そのような進め方でよろしいでしょうか。
 
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 それでは審査に入ります。歳出の土木費、都市整備費及び所管する歳入について補足説明をお願いいたします。
石井都市整備部長
 それでは、都市整備部所管分の平成15年度決算の補足説明を歳出、歳入の順番で申し上げたいと思います。
 平成15年度歳出につきましては、土木費と都市整備費となっておりまして、最初に土木費から御説明いたします。決算説明書、この厚い方の資料でございますが、261ページでございます。
 第7款土木費の総括表をお開き願います。土木費につきましては、予算現額が36億1,048万円に対しまして、支出済額が35億3,165万7,000円余で、執行率は97.8%でございます。続きまして、262ページをお願いいたします。事務事業名の2、土木総務管理事務でございますが、土木詰所の維持管理費と、管理部門の一般事務費でございます。
 次に、264ページをお開きいただきたいと思います。事務事業名の1、交通安全啓発等でございますが、主な内容といたしましては、交通安全対策協議会の運営、それから交通安全運動などの実施等でございます。次に、事務事業名の2、放置自転車対策でございます。これは、自転車等放置防止条例に基づく規制及び啓発活動を実施したものでございます。
 次に265ページでございますが、事務事業名の3、自転車駐車場運営ですが、自転車駐車場の有料制13カ所、それから登録制3カ所の運営経費でございます。
 266ページをお願いいたします。4、交通安全管理事務でございますが、これは交通安全協会の補助金と事務費等の経費でございます。次に事務事業名の5、緊急地域雇用創出でございます。支出内訳といたしましては、(1)放置自転車防止強化事業委託、それから(2)の自転車適正利用推進業務委託でございます。次に、6の自転車駐車場整備でございますが、これは落合駅自転車等駐車整理区画の整備費でございます。
 次に、267ページをごらんいただきたいと思います。2項道路橋梁費、1目の道路橋梁総務費、事務事業名が2、道路整備でございます。主な事業といたしましては、区道及び区有通路を4路線認定いたしました。また312カ所を区域変更いたしました。さらに道路敷地を14件受領してございます。
 次に、269ページをお開きいただきたいと思います。2目道路橋梁維持費、事務事業名の1、道路維持でございます。これは、路面舗装工事や道路付属物の補修など、直営及び請負により区道の維持補修に要した費用でございまして、請負工事が主な支出となってございます。
 続きまして、270ページをお願いいたします。事務事業名の2、環境整備でございます。これは、道路の清掃等環境美化に関する事業でございます。主な支出でございますが、塵芥建設発生土等処理委託及び粗大ごみ処理、それから雨水枡清掃委託などでございます。次に、事務事業名の3、街路灯維持管理でございます。区内街路灯1万2,000基の維持管理経費でございます。主な支出でございますが、(1)街路灯電気料、それから(2)街路灯修繕工事などとなってございます。
 次に、272ページをお開きいただきたいと思います。3目道路新設改良費、事務事業名の1、道路・橋梁改良でございます。道路改良における主な支出でございますが、道路舗装改良工事でございます。橋梁改良につきましては、桃園跨線橋改修工事に関する経費や、東京都の第三建設事務所によります妙正寺川河川改修に伴う橋梁架替工事費負担金でございます。これは、妙正寺川のかけかえの必要となる曙橋につきまして、歩道設置などの拡幅整備を東京都に委託したものでございます。
 続きまして、274ページをお願いいたします。4目、受託事業費、事務事業名の1、掘削復旧でございます。これはガス、水道など企業が行う区道専用管の工事に伴います掘削復旧を企業者から受託いたしまして、請負等により実施したものでございます。執行率が69.5%となっておりますが、これは受託工事が減少したことによるものでございます。次に、事務事業名の2、下水道施設でございます。これは中野区と下水道局が結んだ協定に基づきまして、下水道施設の補修及び高さの、マンホール等、そういったものの調整工事を区が道路舗装工事にあわせまして施工したというものでございます。
 次に、275ページをごらんいただきたいと思います。5目私道整備費、事務事業名1、私道整備でございます。これは、私道の維持補修、舗装、下水の助成、それから街路灯維持といったようなものでございます。
 276ページをお願いいたします。3項河川費、事務事業名の2、河川溝渠でございます。ここでは、河川転落防止柵設置、河川の清掃や水害対策並びに河川情報システムの運営が主なものでございます。
 次に、278ページをお開きいただきたいと思います。2目河川改良費、事務事業1、河川防災でございますが、これは妙正寺川の護岸補修工事に要した経費でございます。
 次に、280ページをお開きいただきたいと思います。4項公園費、2目公園管理費、事務事業の1、公園管理でございますが、これは平和の森公園及び哲学堂公園ほか、156の公園と公園便所及び公衆便所、合わせまして116カ所の維持管理に要した経費でございます。
 続きまして、282ページをお開きいただきたいと思います。事務事業名の4、緊急地域雇用創出でございますが、これは公園内清掃除草委託の事業を行い、公園の美化及び環境改善を図ったものでございます。
 次に、283ページをお開きいただきたいと思います。3目公園新設改良費、事務事業名の1、公園新設改良でございますが、主なものといたしましては、(仮称)北部防災公園整備設計委託がございます。(仮称)北部防災公園の開設に向けての設計委託に要した経費ということでございます。なお、主要施策の成果といたしましては、別冊のものがございますが、この6ページに3番といたしまして、都市基盤づくりの取り組みとして、北部防災公園の整備を掲げております。平成15年度は基本計画の策定に向けて、整備検討会を7回開催いたしました。また、パブリックコメントでは46件の意見が寄せられました。これらを踏まえ、基本計画を策定することができました。
 145ページの行政評価による施策の成果指標、快適な公共空間のあるまちの外部評価におきましては、評価Aをいただいておりますが、土木費の部分では以上でございます。
 続きまして、歳出の都市整備費についての御説明をいたしたいと思います。285ページをお開きいただきたいと思います。都市整備費につきましては、予算現額が26億9,148万6,000円に対しまして、支出済額が25億3,061万9,000円余で、執行は94%でございます。
 続きまして、287ページをお開きいただきたいと思います。8款都市整備費、1項の都市整備費、2目都市計画費でございますが、事務事業名の1、都市計画でございます。この主なものといたしましては、平成16年度に東京都が行いました用途地域地区の見直しのための中野区原案作成等にかかる経費と、それから東中野駅前広場整備のための基礎調査委託、それから西武新宿線踏切対策に伴う沿線まちづくり調査委託、それから中野駅周辺における総合的なまちづくりを検討するため、中野駅周辺まちづくり調査委託等を行ったものでございます。なお、西武新宿線まちづくり並びに中野駅周辺まちづくりにつきましては、主要施策の成果151ページの施策名、活力と魅力あるまちの中で、これらの施策は東京都、事業者、区民、そして区の協働によって行われる重要な施策であることから、指標の設定に当たっては、Aをねらえる施策のはずということで、適正な目標、そして成果を意識した的確な指標を打ち出すことが望ましいとの指摘をいただいておるところでございます。
 続きまして、288ページをお願いします。事務事業名2、まちづくり計画でございます。これは野方、沼袋地区の整備に向けて地域団体等への説明会を実施しましが、資料作成等に要したコピー代等の経費は、1、都市計画の中の事務経費で一緒に賄ったということから、この部分では全額未執行となったものでございます。次に事務事業3、まちづくり事業でございます。まず1、密集住宅市街地整備でございます。南台一・二丁目地区では、東大附属中等学校西側に計画をしております地区集散道路第1号拡幅整備のための拡幅予定地である学校内の樹木移植工事を実施をいたしました。このほか、3地区合わせまして、地区施設道路用地を13カ所取得いたしました。それから、木造賃貸住宅建て替え助成が2件、また建て替え資金に対します利子補給を行ったという内容でございます。次の2、不燃化助成でございます。これは環状7号線中野地区をあわせまして、15件の助成を行ったところでございます。次に3、防災生活圏助成でございます。これは南台・弥生町地区で6件の不燃化助成を行いました。次の4、まちづくり施設管理でございます。これは、まちづくり事業住宅リライフ南台の管理運営を行ったものでございます。また、中野五丁目リニアパーク修景工作物の管理では、修景工作物設置のため、ブロードウエイ管理組合から借地をしておりました用地を平成15年3月31日にもちまして同組合に返還をいたしましたが、その際の足元灯、ライトがあるわけですが、その足元灯の3月分の電気料、この料金支払納期が翌月の4月のために、新年度執行という形になったものでございます。次に、5の翌年度繰越額でございますが、国庫補助を受けて実施した南台一・二丁目地区の木造賃貸住宅の建て替え助成費の一部が区の交付決定後に工期が延び、年度内に終了しなくなったことから、翌年度に繰り越ししたものでございます。16年度になり、既に完了したため、補助金を交付するとともに、収入未済となっていた国庫補助金も今年度、収入をしておるところでございます。次に6、不用額でございますが、合計で1億1,500万円余となっております。このうちマル6の木造賃貸住宅等建て替え助成費残、それから7、建築物不燃化助成補助金残、それから8、防災生活圏促進助成補助金残と、この三つを合わせますと、9,600万円余となります。これらはいずれも区民の皆さんからの建築物の建て替えの規模や助成金の申請件数により増減をするものでございまして、より効果的な執行となるよう、16年度はさらに見込を精査をいたしておるところでございます。なお、平和の森公園周辺地区整備、それから南台一・二丁目、弥生町地区整備につきましては、主要施策の成果149ページの施策名、災害に強く安心して住めるまちの中で、成果も上がり効率性の上がっていることは認めるが、区民にとってよりわかりやすいよう記述するよう、指摘をいただいておるところでございます。
 次、291ページをごらんいただきたいと思います。事務事業2、住宅資金等融資でございますが、住宅の増改築、修繕等の資金の調達が困難な区民が低利で融資を受けられるよう金融機関をあっせんし、区が利子補給する事業でございます。新規に2件の融資あっせんが成立しております。
 続きまして、294ページをお開きいただきたいと思います。3目住宅建設費、事務事業1、福祉住宅整備でございますが、平成14年度に開設いたしました高齢者福祉住宅のがた苑の建物購入償還金ということでございます。
 続きまして、296ページをお開きいただきたいと思います。3項建設費、1目建設総務費、事務事業3、生活道路整備事業でございますが、建築基準法第42条第2項道路の後退部分と隅切部分の拡幅整備事業として実施しているものでございます。
 続きまして、298ページをお願いいたします。2目建設行政費、事務事業1、建築行政でございますが、例年と同様の建築確認申請などの経費と、用途地域地区の見直しに伴う日影規制地の資料作成に係る委託料でございます。次に、事務事業2、建築紛争予防調整でございますが、平成15年度につきましては、あっせんが5件、調定が2件、調定委員会は17回、開催をしております。
 次に、299ページをごらんいただきたいと思います。3の建築審査会でございます。建築審査会は9回開催いたしました。平成15年度の審査請求は、新規が1件、同意案件は新規21件で、主なものは第43条第1項ただし書きの同意案件でございます。都市整備費につきましては、以上でございます。
 歳出に続きまして、歳入の補足説明をさせていただきます。別冊の薄いこちらの資料をごらんいただきたいと思います。歳入決算説明書補助資料というものでございますが、都市整備部所管の歳入でございますが、歳入予算現額が13億7,184万1,000円でございます。収入済額が11億8,551万7,000円余でございます。予算現額に対します増減額でございますが、1億8,632万3,000円余の減となっております。対予算収入率でございますが、86.4%となってございます。まず最初に1ページの10款使用料及び手数料、1項使用料、6目土木使用料、1節の道路占用でございますが、これはガス、電力、通信関係等に係る占用料というものでございまして、主に道路維持などに使われている歳入でございます。次の2節公共溝渠でございます。これは地下埋設管類及び柱、電線等に係る占用料、使用料でございます。
 次に、2ページをお願いいたします。3節自転車駐車場でございます。全自転車駐車場のうち中野駅北口中央、それから中野駅北口西、中野南の中野駅周辺の3自転車駐車場からの収入が全体の3分の2以上を占めているという状況でございます。次の4節公園でございます。公園占用料のうち主なものは、東京電力等の公営企業の占用でございます。
 次に3ページでございます。7目都市整備使用料でございますが、4節まちづくり事業住宅でございます。これは住宅に係る使用料収入となってございます。それから2項手数料、1目区民手数料でございます。2節の情報公開でございます。これは、中高層建築物標識設置届の情報公開手数料でございます。
 続きまして、4ページをお開きいただきたいと思います。3目土木手数料、1節土木でございます。これは主に屋外広告物に係る手数料としての歳入でございます。次の、2節自転車駐車場でございます。区内3カ所の登録制自転車駐車場の登録料、それから放置自転車撤去手数料の収納金でございます。
 続きまして、5ページをお願いいたします。4目都市整備手数料、1節開発行為でございます。これは主に敷地面積500平方メートル以上の土地で区画形質の変更がある場合の許可手数料となってございます。次の2節建築でございます。これは建築確認、検査等の手数料となってございます。
 6ページをお願いいたします。1節不燃化助成でございます。平和の森公園周辺地区と環状7号線中野地区で行っております建築物不燃化促進事業に対します、国の補助金でございます。補助金額は、補助対象金額の2分の1となってございます。なお、収入率が65%と低かったことでございますが、これは15年度予算として助成件数21件、助成額が8,457万5,000円と見込んだところ、実際には件数につきましては15件、助成額が5,275万3,000円ということでございまして、そのような低い執行率となってございます。次に、2節地区整備でございます。南台四丁目地区、平和の森公園周辺地区、及び南台一・二丁目地区で行っております密集住宅市街地整備促進事業に対します国の補助金ということでございます。こちらの補助金額は、補助対象金額の2分の1でございます。これも収納率が58.4%と低かったわけでございますが、これも件数が15年度予算といたしまして、件数3件、それから助成額4,929万5,000円という予算で見込んだところ、実際には2件532万8,000円ということで、助成規模と金額と見込みに見込差があったというところでございます。次に5節住宅施策検討でございますが、公営住宅ストック総合活用計画の策定にかかわる基礎調査に対する国の補助金というものでございます。
 次に7ページをごらんいただきたいと思います。12款都支出金、2項都補助金、5目土木費補助金、1節の法定公共物でございます。法定公共物、特別区道内の国有地でございます。この譲与を促進するため、譲与を受けた区に対して交付されるものでございまして、13年度から3年間にわたる交付金というものでございます。次に2節緊急地域雇用創出でございます。緊急地域雇用創出特別基金事業及び補助事業に伴うもので、放置自転車防止強化事業、それから公園美化清掃除草委託に対するものでございます。次、4節福祉のまちづくりでございますが、これは区が実施する福祉のまちづくり地域支援事業に対する補助金でございます。当時の道路課、それから交通対策課、公園緑地課、この3課合わせまして、5件分というものでございます。
 続きまして、8ページをお開きいただきたいと思います。6目都市整備費補助金、1節の不燃化助成でございますが、これは平和の森公園周辺地区と環状7号線中野地区で行っております建築物不燃化促進事業に対します都の補助金でございます。収入率が66.3%と低かったわけでございますが、これも先ほど国庫補助金との御説明で申し上げたものと同様の理由というものでございます。次に2節地区整備でございますが、住環境整備と防災成功上を目指しまして、南台四丁目地区、平和の森公園周辺地区、及び南台一・二丁目地区で行っております密集住宅市街地整備促進事業に対します都の補助金でございます。こちらも収入率61.6%と低かったわけでございますが、これも前に申し上げたような同様の理由ということでございます。
 続きまして、9ページをお開きいただきたいと思います。4節防災生活圏促進でございます。これは南台・弥生町地区で行っております防災生活圏促進事業に対します都の補助金でございます。補助金額は補助対象金額の3分の1となってございます。これも収入率が48%と低かったわけでございます。これも件数及び助成額ともに見込差があったというものでございます。次に3項都委託金、4目土木費委託金、1節建設統計でございますが、建設工事統計調査事務に係る交付金というものでございます。
 次に、10ページをお願いいたします。5目都市整備費委託金、1節建築でございますが、建築物の実態調査や福祉のまちづくり指導に係る交付金というものでございます。次に、2節都市計画基礎調査でございます。これは、都市計画法第6条に規定されております都市計画に関します基礎調査の委託金でございます。東京都よりおおむね5年に1度、調査委託が参るというものでございます。
 次に、11ページをお願いいたします。13款財産収入、1項の財産運用収入、1目財産貸付収入、3節の土地・建物等でございますが、南台二丁目のまちづくり事業用地を近隣住民に臨時の駐車場として貸し付けたものの、これの貸付収入ということでございます。次に、17款諸収入、1項の延滞金加算金及び過料、1目延滞金、1節延滞金でございますが、これは道路占用料に係る延滞金というものでございます。
 次に、12ページをお開きいただきたいと思います。4項受託事業収入、3目土木費受託収入、1節掘削復旧でございますが、この内訳といたしましては、受託事業に係るものとして、1,094万9千円余、自費復旧監督事務費に係るものとして、3,421万円余がございます。対予算収入率が43.0%となってございますが、電気、ガス、水道などの埋設工事が減少したということが大きな要因となってございます。次に、2節下水道施設でございます。これも区が下水道局と結んだ協定に基づいて、下水道施設の調整工事費として調整したというものでございます。
 13ページをお願いいたします。7項雑入、5目雑入、13節まちづくり事業住宅でございますが、これは入居者の共益費となってございます。次に、16節公庫融資住宅審査でございます。これは区が住宅金融公庫から建築物の現場審査及び検査の受託を受けた受託による手数料というものでございます。
 以上、歳入について補足説明を申し上げました。よろしく御審議のほどをお願いをいたします。
主査
 ありがとうございました。
 それでは質疑に入りますが、質疑及び応答は、記録の関係もございますので、できるだけゆっくりとお願いいたします。また、質疑に際しましては、ページ番号と事務事業名、資料番号などをはっきりとおっしゃっていただくようにお願いいたします。なお、分担表にお示ししてありますように、歳出のうち職員人件費や積立金につきましては、総務分科会の分担となっておりますので、念のために申し添えておきます。
 それでは、これより質疑を行います。
 決算説明書の262ページ、263ページについて、質疑はございますか。
はっとり委員。
 行政評価の指標の、これは第3表、事務事業の成果というところにありますけれども、土木詰所について、そのあり方、それから業務の委託化を検討するというふうに書かれているんですけれども、この土木詰所のあり方については、何が問題があって、何を検討されようとしているのか、お尋ねをしたいと思います。
尾崎土木担当課長
 土木詰所、土木の中に我々は道路関係とそれから公園関係があります。区内に2カ所、今、詰所があります。順次、詰所の数が減っておりまして、現在、2カ所になっているわけでございますけれども、この職員の仕事をどうこれから職員数が減る中で生かしていくかという部分と、それと、現在やっている業務を多くは委託で工事をしているわけですけれども、直営工事をこのまま続ける必要があるかどうかということも含めまして、今、検討しているところでございます。
はっとり委員。
 業務は今、委託ということをお話もありましたけれども、その全ての業務を委託するということでよろしいのでしょうか。
尾崎土木担当課長
 将来的にはすべての業務につきまして委託化を図るというようなことを考えているわけでございますけれども、ただ、職員もそれぞれこれからどういう仕事についてもらうかという課題がありますので、その辺の仕事の割り振りの仕方、今、詰所の職員として作業に携わっておりますけれども、ほかの業務として移動できるかどうか、そういったことも含めまして議論をしていく必要があるので、今、検討しているところでございます。
佐伯委員
 今のはっとり委員の質問に関連してなんですけれども、その委託をふやしたことによって、例えば詰所から行くなんていう道路の作業というのは、道路に穴が開いたとか、緊急性が高いものが多いと思うんです。そういったあたり、委託になった場合、その緊急性という点では大丈夫なんでしょうか。
尾崎土木担当課長
 実はその点も検討事項の一つでございまして、例えば緊急対応の場合は、直営で対応しなければならないケースがまだあるかもしれません。そういった応急対応の部分を若干残しながら、将来的にその辺の対応も委託に向かって処理できるようなことを、今後検討する必要があるだろうと思っています。
主査
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 なければページを繰りまして、264ページ、265ページについて質疑ございますか。
伊藤(岩)委員
 交通安全運動実施ということで30万ですか、出ていますけれども、具体的にどんな運動をしたのか、ちょっとお聞かせいただきます。
上村交通安全対策担当課長
 交通安全運動実施の30万8,000円余でございますけれども、これにつきましては、横断幕の購入が10万円ほど、それから各種チラシ印刷・コピー代が庁内印刷で11万余、あとそのほか、交通安全運動行事に行きまして、ポラロイドフィルムを区の方で購入して、参加者に白バイとか、横で撮ってあげたりするものでございます。これが大体30万の内訳でございます。
伊藤(岩)委員
 わかりました。
こしみず委員
 1点教えてください。265ページの不用額のところにマル2としてエレベーターの保守点検業務委託料落差ということで1万2,600円書かれておりますけれども、事業実績の方ではエレベーターみたいなところは記載がないんですけれども、これはどこにエレベーターは使われていらっしゃるのか、ちょっと教えてください。
上村交通安全対策担当課長
 ちょっと答弁保留をお願いします。
 
佐伯委員
 これは以前もお願いをしたことがあるんですけれども、課長さんもおかわりになったので、再度お願いしたいんですけれども、上鷺五丁目の自転車保管場所、大変わかりづらくて、近場のお店の人が、自転車保管場所はどこなんですかと年じゅう聞かれるということでよく御指摘をいただくんですけれども、一方で、鷺宮の南の自転車置き場が非常に利用率が低いということで、上鷺五丁目の分を鷺宮の南に移せないかということで御提案をしたことがあるんですけれども、その後の検討状況はいかがでしょうか。
上村交通安全対策担当課長
 また御質問いただいたことにつきましては確認しておりまして、課内でも検討しているんですけれども、鷺宮南は確かに利用率が上がってございません。上鷺の保管場所につきましては、ある程度、台数で稼働しているところでございますけれども、鷺宮南の一部敷地が広うございますので、ただ、保管場所とした場合に、撤去自転車の搬入、そして廃棄処分のトラックが出入りするのにちょっと、接道条件、道が狭いということが指摘されておりまして、そういったことから、現在のところ撤去保管場所としておらないところでございます。鷺宮駅周辺の撤去自転車につきましては、一昨年、14年10月から鷺宮東の自転車駐輪場併設で保管場所として使っていまして、南につきましては、今のところ保管場所としては考えてございません。
主査
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 では、ページを繰ります。
 266ページ、267ページについて、質疑ございますでしょうか。
伊藤(岩)委員
 もう一つ、交通安全のところで、事務用品の購入58万ですか、これは具体的にどういうものを買ったか、教えてください。
上村交通安全対策担当課長
 これにつきましては、道路交通法規の判例法令集、また参考図書の購入で14万8,000余、あと集中購買等の事務用品の購入で18万、あと庁内印刷コピー代で25万6,000余でございます。
 答弁保留となっておりましたエレベーターの契約の落差でございますけれども、中野保管場所と宮園保管場所の契約でエレベーターを使ってございます。
主査
 よろしいですか。
 
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
 
来住委員
 自転車の駐輪の件ですけれども、資料の建設の8番で駐車場の月別の利用率をいただいているんですが、ちょっと地域的なことになってしまうんですけれども、東中野駅、中野坂上駅、これらがいずれもなかなか利用が上がらないというか、ここに来て幾らか東中野などについては利用率は上がったと思うんですが、それにしても、例えば中野坂上駅ですと、これ、平成15年でいきますと1日平均の利用率が26.6%ということです。東中野駅は56%ということなんですが、それにしても、なかなかこれだけの規模の駐輪場を確保したんですけれども、どういう形でこの利用を上げるために、この間、努力をされているのか、その点について、何か具体的な手立てがあれば教えてください。
上村交通安全対策担当課長
 委員御指摘のように東中野、南、中野坂上地下につきましては、なかなか利用率が上がってございません。実際の収容台数がかなり確保されているわけですけれども、中野坂上等につきましては、撤去回数を昨年は2日に1遍ほどの撤去の回数にしていました。撤去を強化すれば利用率は上がるという一つの原則がございまして、そうしましたところ、中野坂上の今、放置状況はもうかなり低下してございますけれども、利用率は上がっていないのは、もとから言われましたけれども、地下鉄大江戸線の開通により交通の動線がやや違う方向に、新宿寄りに行ったとかという見方もございますし、そのようなことから、撤去の回数は11の資料で、例えば中野坂上は平成14年は87回の撤去だったのを、昨年は224回までやってみました。2日に1編、ほとんど今、中野坂上では放置自転車は見当たらないという状況になっていたんですが、利用率はさほど27%と。収容台数が1,130台でございまして、中の実際も駅に近いところに入れてあって、2段目のラックにはほとんど置いていないという状況でございますけれども、なかなかこれ以上の利用率を上げる手立てというのが、あと、利用者の方からの苦情で、やはり地下駐輪場の案内表示が少ないのではないかという苦情もございまして、うちの方で点検をして、そして看板の設置場所を移動したりして案内表示にも強化しているところでございます。
来住委員
 努力はいただいていると思うんですが、やはり地下だということがありまして、利用者の方々が、駅利用の方々が地下まで持っていく、また帰りに取りに行くという、そのことがあって、非常に時間的な問題があって、利用がいま一つ進まないというふうに思うんですね。したがって、工夫だと思うんですけれども、地下の入口のところで何らかその方の、サービスでやるのかどうかは別にしても、要するに地下に入れる作業、それから出すときはもう帰りですから、朝の入れるときにやはり地下までの搬送といいますか、それが時間がかかるわけですから通勤の関係から言うと、そこを何らかの手立てで、毎日のように撤去することをずっと続けるか、現に存在している駐輪場をいかにして稼働をふやしていくかということとの関係ですので、いま一つ利用者の方のサービスの面で、地下への移動手段をサービスの中で検討ができないのかなというふうに常々思っているんですけれども、その辺の検討もぜひ具体的にしていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。
上村交通安全対策担当課長
 入口の関係と、あと深さ、確かに長い距離ということがございまして、また、ベルトコンベアーの調子とか、あと手すりの汚れとか、いろいろ幾つかさまざま地下駐車場についての御意見もいただいております。入れる際の何といいますか、作業サービスみたいなものが、事例でちょっと思い当たらないものですから、ちょっと研究をさせていただきたいというふうに思っております。
主査
 よろしいですか。
来住委員
 研究してください。
はっとり委員
 今回のこの自転車にかかわる施策、利用環境の整備というところでの施策ついては、行政評価の中では今回、Bになっているけれども、限りなくAに近いというような評価がされております。これはいろんな分野に共通して言えることなんですけれども、成果については上がっている。それから効率性についても、まあ効率的な事業が行われているというような評価がありながら、一方で評価表のわかりやすさということでは、またこれも共通して、区民にとってはわかりにくい評価表になっているというような外部評価の委員の指摘があると思うんです。今回もBになったのも、外部評価に臨む姿勢は評価できるし、それから15年度から現在まで改善された事項もあるということで、Aをつけたいけれども、評価表がわかりにくいというということでBだというような指摘がありますが、私もこの外部評価の委員会を何回か傍聴しました。たまたま所管のこの分野ではできなかったんですけれども、本当にここで評価されているような外部評価に臨む姿勢を評価されているということは、すごく大事なことかなというふうに思うんです。それは、あるところでは外部評価委員が、もうここから出ていってくれというようなことを言われるほどの職員の態度というものも実際にあったんです。そういうところでは、本当にこれは改めてこういうふうに書かれているということについて、私も職員の皆さんは一生懸命やっていらっしゃるし、とてもよかったなと思うんですけれども、こういう場で、例えばヒアリングを行っている場で、職員の皆さんの専門的にやっていらっしゃるところへ、市民の目、素人の目といいますか、そういうことを指摘されるということで、やはりいろいろとお考えもあるだろうと思うんですが、そういう場で十分に議論ができているのかどうか、その辺について、この評価を含めてちょっとお考えをおっしゃっていただきたいなと思うんですが。
上村交通安全対策担当課長
 行政評価の評価表の結果についての御質問でございますけれども、私どもは今回、行政評価の外部委員さんの講評があったときに、大きくは3点からということでありました。特にその3点目の評価表のわかりやすさに今回は重点を置きました。ということで、私どもは望まれているのは、効率性と成果というような2本柱を思い描いていたわけですけれども、やはり、今回、一番重点を置いたのは、評価委員さんに一生懸命説明するのでなくて、区民にどれだけわかりやすく説明しようという姿勢が問われているんですよという話を聞いて、やはりまだまだこの私どもの臨む姿勢としては、このワークシートの中で言葉を選んでいたというか、役所言葉を使っていたりというようなことも反省したりしております。また、たくさん御質問をいただきまして、今、ここにはA4で1ページですけれども、実際には評価表は何枚にもわたっておりまして、それについての細かい質問を何十項目もいただきまして、ただ、ヒアリングの2日ぐらい前の質問で、非常に作業的にも大変だったなという思いはあるんですけれども、ですので、質問の答えを出し、そして議論までいけないけれども、説明はさせていただいた。それについてもまた、そこで指摘があり、またメールで事務局を通して回答ができるという双方向のやりとりはできたというつもりですけれども、やはり自分の中で経験してみて、わかりにくさという指摘も、どこでそういう指摘を受けたかも私、自分でわかるんですけれども、この事業が民営化できないかどうかというようなところで議論をして、私どもが書いた説明が、これは区民にはきっとわからないよという指摘をいただきましたのて、大いに反省しているところでございます。実績的には双方向のやりとりはできたというふうに認識しております。
はっとり委員
 本当に効率性ということで、そういう観点からこれからお仕事をされるということをぜひやっていっていただきたいということと、それから、やはり区民の目線でということは非常に大事なところだと思いますし、この1冊読ませていただいて、外部評価の委員の評価は、これまでの仕事のされ方と、これからの仕事をしていく観点が違ってくるんだということを、改めて私も認識させられたんですけれども、ぜひ、その辺をしっかりとやっていっていただきたいと、これは要望です。よろしくお願いいたします。
こしみず委員
 1点ちょっと、放置自転車のところでしか聞けないのかなと思っているんですが、例えば、要するにこの主要成果のところにも書いてあるんですけれども、「誰もが便利で安全に行き交うまち」という施策名の中で、自転車の放置の問題もそうですけれども、いわゆる駅に近い商店街の通りの中にたまたま狭いバス通りなのに、商店街の方で、ちょうど向き合うような形で自転車が、斜めに置いてくれればいいんですけれども、それがあにはからんや直角に置いてしまう。そうすると、バスも人も非常に混雑しているときには通れなくなってしまうというところが毎回あるんですけれども、その場合の、交通安全対策課としては何か指導とか、いさめるような部分は手立て、取っていただけるような形はあるんでしょうか。
上村交通安全対策担当課長
 実際に交通関係の私どもも従事しておりますけれども、指導・取り締まりという権限がないものですから、主に現場に行くのは放置自転車の撤去作業で各駅を循環しているわけでございますけれども、駐輪場付近であれば、シルバーの整理員とかが整理をしたりできるわけですけれども、自転車のマナー向上を呼びかけるといっても、非常に抽象的、一般的なことしかできないわけでございますけれども、委員御指摘のは多分、沼袋のバス通りのところの商店街の問題だと思いますけれども、もちろん警察等にも、自転車のマナー向上等は警察とも共管事業でございますので、地域の個別の問題につきましても申し入れて、交通警察官の取り締まり、指導等にも十分申し入れていきたいと思ってございます。
主査
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 では、ページを繰ります。
 268ページ、269ページについて、質疑ございますでしょうか。
市川委員
 道路維持なんですけれども、これは歳入にも関連しているのかな。補助資料の12ページ、ここに土木費受託収入というのがありますね。これは掘削復旧と下水道施設の2つありまして、この中に下水道施設の根拠法規のところに道路工事に伴う下水道施設の補修及び高さ調整工事の受委託に関する協定というのがあります。この協定なんですけれども、これは東京都の下水道の工事にしても、それから電気・ガスの工事にしても、路面を掘削して、それを復旧するために中野区の方にその工事を委託するというような約束事というのか、協定というのか、そういうものを取り交わすというようなとらえ方をしてくるんですか。
尾崎土木担当課長
 歳出のところで、後ほど下水道の関係では出てくるんですが、下水道局と我々の方で協定を結んでいるのは、ここで書かれているのは、私どもが区道のい1本整備工事を行います。そこに当然、下水道施設も入ってきますので、先ほど申し上げました人工、マンホールの高さ調整とか、あるいは蓋そのものは再利用するのが基本なんですけれども、もしそこが欠けていたり、かえなきゃならないといった場合は、取りかえると。そういった工事が入ってくるわけです。そこの部分については、協定の単価でいただくということになりますので、その経費をいただくのが歳入として入ってくる部分です。ですので、歳出の方で申し上げますと、下水道施設というのがあとで出てきます。そこの部分になります。
市川委員
 下水道の方はそれじゃ、そのときにもう1回尋ねるのかどうかは、またそのときして、掘削復旧があります。この掘削復旧というのは、これはガス・電気の埋設物などをする際の道路工事の受託ということなのですか。
尾崎土木担当課長
 そういった占用企業者が掘削工事を行うといった場合なんですが、基本はやはり私どもの方の全面的な道路改良工事が入っていると。道路整備が入っているということで、その整備の前に必要な掘削工事は行ってもらうという調整を行っています。それぞれ路線を示して、工事の期間を調整し、そして先行して占用企業者の方がまず工事を行うと。仮復旧をしていただくんですが、最後の舗装等の本復旧は区の方で行いますよというようなことです。その本復旧をするというのは、何もなければ水道やガスの工事者がやるわけですけれども、最後のところは区でやりますから、その部分については受託ということで、その経費をいただいているということです。今回、この経費が非常に落ち込んだというのは、私どもの見込みよりもはるかに、例えば一番大きいのは水道なんですけれども、水道の工事が一緒にならなかったと。
 先に申し上げちゃいますと、水道は鉛管の工事、取りかえ工事を行ってまいりました。あれがほとんど前年度で終了しておりまして、鉛管からスチール管にかわってしまったと。そうしますと、私どもの工事があれば、当然、そこで水道の工事が先行して行われるんですが、そういったものがなくなりましたので、一気に落ちたというようなことがありまして、収入率はかなり低くなってしまったというものでございます。
市川委員
 それじゃ、この決算説明書の269ページの道路維持の請負工事、これのアの路面舗装、ありますね、この事業実績。これは先ほどのこの路面復旧だとか、下水道施設の部分ですね。これにリンクしてくるわけですか。この路面舗装、いわゆる最終的に路面舗装工事をして仕上げて戻すわけでしょう。それがここにリンクしてくるというふうに考えていいんですか、これは。
尾崎土木担当課長
 これはいわゆる道路全面ではなくて、部分的に補修しなければならない、そういった部分につきまして、直営ではなくて委託で我々が補修をかけた、その工事費がここに載ってきているわけです。ですので、例えば道路の一部が舗装面がかなり傷んでいるというような場合は、こういった形の補修をかけますので、その経費がここに載せられているということです。ですから、先ほどの掘削工事があって、そのあと本復旧を我々がすると、そういった工事はとはちょっと意味合いが違う形の請負工事費です。
市川委員
 これは274ページじゃないの、リンクする部分は。274ページ、掘削復旧。
尾崎土木担当課長
 すみません。御質問いただきましたので、道路維持の方はそういった部分補修をするための工事を直営、そして多くは請負工事で行っているということです。
 それで次の、恐れ入ります、272ページ、道路・橋梁改良、これの道路舗装改良工事につきましては、先ほど申し上げましたように区として全面的な舗装改良を行うと。路線1本を改良するといったケースに当たります。それから、すみません。あわせて274ページ、受託事業費、掘削復旧、これにつきましては、先ほど申し上げましたようにガス・水道、そういった企業の工事を先行していただいて、先ほど申し上げた路線全面の工事をあとで区が予定している場合は、受託をして、最後の本復旧を区が行うというようなものでございます。下水道施設は、同じくその路線で下水の施設がある場合、先ほども申し上げましたように、その施設の場合によっては取りかえ、それとマンホールと路面との高さ調整、そういったことを私どもが行いますので、必要な経費を下水道局からいただくと。協定を結んで、そういうことを行っているわけでございます。
市川委員
 わかりました。
主査
 ただいま全体像をつかむために、ちょっとページ飛びましたけれども、一応、戻します。268ページ、269ページについて、質疑ございますか。
山崎委員
 僕もよくわからないんですが、269ページの道路維持なんですが、直営工事の舗装ということで、中級舗装と簡易舗装と書かれているんですが、これは簡易舗装が圧倒的に長い2,700メートルなんだけど、この舗装については、中級あるいは簡易については直営で全部やられているんですか。
尾崎土木担当課長
 中級舗装というのは、例えば舗装厚が20センチから40センチ、ですから一般の区道です。これにつきましては、請負工事でも当然行っています。それで簡易舗装なんですが、例えばこれは15センチ以下の舗装厚なんですが、歩道、そういったところがこれに該当します。それからもう一つ、ここの直営工事の簡易舗装の中に、一部、危険防止のために、私道なんですが穴が開いたと。そこを直営で応急処置をしているケースがあります。本来ならば私道助成の申請をしていただいて、舗装整備をしていただくようなのが筋でございますけれども、緊急的な危険防止という場合は、そういった部分が多少出てきます。この簡易舗装の中にそういう部分も含めまして、私どもも補修をかけているということでございます。これはあくまでも例外的な形でございまして、本来的に私道の舗装整備というのは、私道助成制度を使っていただくか、あるいはその地権者の方が皆さんで経費を出し合って整備をしていただくというのが筋でございます。そこまで至らない状態で、何らか措置が必要な場合に、区としても危険防止ということで、若干御協力させていただいているというものでございます。
山崎委員
 ということは、緊急性が高いような地域について、直営で工事をやっているということなんですよね。
尾崎土木担当課長
 私どもが管理する道と、そういった緊急性の高い一部私道が入っているということでございます。
山崎委員
 それは課長、委託というのはできないの。その部分は直営でやらにゃいかんという理由がわからない。もう少しはっきりものを申し上げると、請負業者さんの方からいろいろな工事の質についての話を私どもいただくんですが、はっきり申し上げて、直営の工事の質と私どもがやる専門の工事の質はある意味で違うんだよと。だから、専門家は専門家の方に任していただけないのかな。緊急な部分についても、区といろいろ相談をしていけば、そんなに直営じゃなくても私ども緊急に対応できる体制はとっているんですと、こういうお話を伺っておりますので質問させていただいているんですが、いかがでしょうか。
尾崎土木担当課長
 1点は、先ほど申し上げた中で、緊急性という問題があります。今すぐ措置をしなければいけない。そうしないと、危険な状態が放置されるといった場合に、委託ですぐ対処できるかどうかという問題があります。そこの部分について、やはりもう少し検討する必要があるだろうということと、それともう一つは職員の異動が絡んでまいりますので、直営の今、仕事に従事している職員、作業職でございますけれども、その異動の職種拡大といったような区全体の人員の有効活用、そういった面から、もう少し議論を進めていかなければならないというふうに思っております。そういった問題が一応、方向性が見えてくれば、将来になりますけれども、直営から委託へというか、請負工事へというような流れになってくるだろうというふうに思っております。
こしみず委員
 269ページの路面下空洞化調査、45.9キロやっていただきましたけれども、結果はどういう状況だったんですか。
尾崎土木担当課長
 これは15年度初めて取り組みましたけれども、探査車で路面をずっと走行いたしまして、そして空洞がありそうだというところはハンディ型のレーダーでもう1回確認をするということをやりました。それで、27カ所、空洞があるんではないかという結果が出ました。その内容を追っていきますと、下水管が原因で空洞化している部分、つまり下水管から漏水して空洞化したということでございますが、それが16カ所、それから雨水枡から下水管の継ぎ目がちょっとおかしいということで2カ所、画面では異常があるように見えたんですが、異常なしが5カ所、そのほか、4カ所あるわけでございますけれども、事前に発見しておりますので、その辺はすぐ補修をかけるというような措置をとっているところでございます。全体的に15年度は27カ所疑問な点がありまして、実際には22カ所対応をしてきたということでございます。
こしみず委員
 それだけわかってきたので、すぐそれは対応したものもあるかもわからないし、また来年度、さらに取り組んでいくような方向性になるんでしょうか。
尾崎土木担当課長
 空洞化が見つかったところは、すぐ対処するという方針で臨んでいます。あくまでもこれは道路陥没が起きることを事前に防ぐ。特に大規模になると大事故につながりますので、それを事前にチェックするということでやっておりますので、見つかり次第、下水道局が主なのですが、下水道局に連絡をし、調査を再度してもらって、対応してもらうというような体制を組んでいます。毎年これは調査をしていきます。本来的には53キロ程度をやっていきたいんですけれども、15年度はある面では交通量の多いところをやってきました。徐々に一般道についても調査を進めていって、10年ぐらいのスパンで区内全域、区の管理する道路については調整を図っていきたいというふうに思っております。今年度も2年目で、今実施しております。
はっとり委員
 道路の陥没ということでお尋ねしたいんですけれども、成果指標で私も最初、これを見たときに、主要施策の成果の141ページの成果指標を見たときに、目標値が58件で、実績が59件で、達成度が98%と、これは最初わからなかったんですが、よくよく考えてみれば、道路の陥没件数は少ない方がいいわけですから、これは当然かなとよくよく読みながら、そう感じたんですけれども、外部評価の中ではこのことについて、昨年度も同じ指摘がされているということで、区民にとってわかりにくい指標になっているというような指摘があったと思いますけれども、これについては、どのように来年度についてもそうですけれども、どのようにこの指摘についてお考えなのでしょうか。
尾崎土木担当課長
 確かに私どもと外部評価委員の間ではヒアリングという形でやりとりができるんで、状況の説明とかいうことは可能なんですが、区民の皆様にこれを発表したときに、この表現で何を言わんとしているのかというのがわかりにくいというのは、御指摘のとおりだと思います。以前は道路陥没の陳情件数ということで指標を出していたんですが、そもそも陳情とは何だという話から、その言い方もわかりにくいと。すっきりしたような形の言い回しにしたんですけれども、やっぱりわかりにくいということになりました。先ほど路面下空洞化調査というのがありまして、それでやっていますけれども、それと必ずしもリンクはしないかもしれません。未然に防ぐことによって、将来的には減っていくと思いますけれども、今、現状、どのくらいの陥没があるんだと。それをだんだん少なくしていきたいというような意味で、それが少なくなることによって、安全で快適な道路の確保ができているんだと、そういう指標とのリンクを考えているんですが、そこがストレートでわからない。これからもこの指標でいいのかというような御指摘があれば、もっとわかりやすい指標をつくっていかなければならないと思っています。それが打ち出せれば別なんですけれども、打ち出せない場合は、今のこの道路陥没件数についてコメントするなり、もっとここの表現をわかりやすくするなりした指標に変えていく必要があろうと思っております。
はっとり委員
 本当にお話を伺えば、ここの書かれている以上のいろいろ工夫をされているということがわかりましたので、本当にこれからもぜひよろしくお願いしたいんですが、あわせて、ちょっと前になってしまうんですが、道路整備のところでは施策の目標を改めるべきだというような指摘もありますけれども、この抽象的な書き方でわからないとか、それから分野の目標よりも施策の目標の方が抽象的に書かれているというような指摘があるんですけれども、それについてはどのようなお考えと、これからの取り組みをされていこうとしているのか、お尋ねします。
尾崎土木担当課長
 道路整備につきましては、ここの委員会でも以前、いろいろと御指摘をいただいているところでございますけれども、私どもが交通量の多い道路は30年サイクル、そうでない道路は40年サイクル、30年サイクルでも、30年ほったらかしにはできない。15年ぐらいで表面の打ちかえをしながら、前断面をやっていくというような話になります。道路というのは先ほど申し上げたように、いろいろな占用企業者の工事というのが入ります。そういった部分を除きまして、やはり区としてやらなければならない面積というのが当然あるだろうと。それを毎年毎年整備を図っていくことによって、安全で快適な道路空間ができていくというふうに思うわけです。ここで掲げたのは、そういった道路整備の必要面積というのを割り出して掲げてあるんですけれども、これも区民の皆様から見ると、なんでこういう表なんだろうというふうに思うところがあろうかと思います。その辺の説明の仕方とか、それからこういう様式で、みんな同じように書くことがやはりちょっと難しい部分もありますので、何らかの形でコメントを入れられるようなことで、この指標をなぜ掲げているのかということを、どこかではっきりさせるような方式にした方が、最終的には区民の皆様に読んでいただいて、何をやろうとしているのかということがわかるような形にしていくべきだろうと思っております。ただ、まだ始めたばかりなので、私どもも若干手探りの部分がありますので、今後ともいろいろと考えながら、指標の立て方を工夫してまいりたいと思っています。
主査
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査゛
 なければ、ページを繰ります。
 270ページ、271ページについて、質疑ございますか。
 
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 ページ繰ります。
 272ページ、273ページについて、質疑ございますか。
 
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 ないようですので、ページを繰ります。
 274ページ、275ページについて、質疑ございますか。
市川委員
 ちょっとしつこいようだけれども、もう1回ちょっと聞きたいのです。掘削復旧なんですけれども、さっき言った占用企業というの、その事業者の工事を請け負いますよね。委託を受けるでしょう。それで、その最初、掘削するわけでしょう。中のことが終わると、それを次はどうするのか、仮復旧というのか、それから復旧して、それで上をきれいに路面舗装して仕上げるわけでしょう。そのすべての費用を、いわゆる最初に掘削するところの費用、仮復旧するところの費用、復旧にかかる費用とか、最終的に路面舗装する費用というそれぞれあるじゃないですか。そのすべてを協定の中で、例えば全部、区に委託していますというようなことになるんですか。その点の確認をちょっとしておきたい。
尾崎土木担当課長
 水道でもガスでも、掘削をしたら埋め戻しをします。仮復旧をしないと、そこはいつまでたっても穴が開いた状態ですので、仮復旧までしていただきます。最終的に区の道路工事ですべて舗装等をして本復旧というふうになるわけです。これがどの程度、受託費をもらうかというのは、徴収単価表というのがありまして、それに基づきまして我々は請求をします。ですので、道路の状況によっても違いますし、昼間やる、夜やるというような工事の関係も違うんですけれども、その掘削した部分につきまして、徴収単価表に合わせて、それに基づいて徴収をするというような形に今はなっております。ですから、占用企業者は少なくとも仮復旧まで、舗装はそんなに厚くはないんですけれども、一応、薄く舗装をしておいてもらって、最後はその舗装を取って我々が本来の舗装をするというような形になります。
市川委員
 はい、わかりました。
こしみず委員
 関連して。そうなると、今の話なんですけれども、不用額の受託工事残のこの1,980万のお金は、どういうふうに考えておられるのですか、こっちは。
尾崎土木担当課長
 予算を立てるときは、すべての歳入を見込まなければならない。それで、私どもは来年度はこの路線について整備工事を行いますと、そういう形で出します。そこに各企業が掘削をしますと乗ってくれば、受託でお願いしますというような形で私どもは処理します。ところが、最近は企業も厳しい状況がありますので、次年度の計画がやはり我々と同じようなレベルで進んでいくといいますか、つまりもう何年も先の計画というのではなくて、予算の関係もありますけれども、それが我々の予算見積もりの時期と同じような形で企業も進んでいくわけです。ですので、次年度、確実にここは、うちは工事をやりますという確証が最終的にはない。多分、あるだろうというふうに今、せざるを得ないのです。このくらいの工事があるから、当然、それに見合う経費は歳入が見込まれると。ところが、今年度、先ほど申しましたように、特に水道、それからガス、そういった工事がその路線にうまく重なるように乗ってきていないというのがあります。そういったことで、こういう不用額が出てしまうと。これはもう歳入の関係がありますので、ここの部分で実績はそちらに全部充てたとしても、このくらいの不用額にならざる得ないというようなことで御理解していただきたいんです。結局、見込んだだけの受託量がなかったために、こういう不用額が現に出てしまったというふうなことでございます。
こしみず委員
 そうなると、来年度、見込差というのですか、これだけ来年度はという考え方も非常に難しいというふうにとらえていいのかしら。
尾崎土木担当課長
 その辺が今までの、例えば何年かの経過を見ながら、だんだん減ってきている。その勾配で見積もりをしていいかどうかという問題になります。実際には、もう少し厳しく見ていかなければいけないのかなというふうに思っています。できるだけ、同調会議という会議がありますので、そこでさまざまな企業が一堂に会して調整をするわけですけれども、その辺で具体的にお聞かせいただけるところはちゃんと補足しながら、来年の歳入を図っていくというふうにしていきたいと思っております。
佐伯委員
 私道舗装の助成のところ、本会議でも委員長の方から質問があったかと思うんですけれども、1割負担になる場合と2割負担になる場合、どういうふうに仕分けをするのでしょうか。
尾崎土木担当課長
 私道舗装の助成なんですが、2割負担になるケースが例外的なものですので、そちらの方を御紹介したいと思います。これの該当要件ですけれども、私道を利用している戸数が2戸以上で、幅員が1.8メートル以上、かつ延長が20メートル以上の袋状の場合。つまり袋小路のような形で20メートルあって、2軒以上がお使いになれば、そこは助成しますと。ただし、この場合が区の負担は8割以内ということになりますので、2割負担ということになります。それで、通常の場合は1割負担をお願いしているわけでございますけれども、これは同じく1.8メートル以上で、両端が公道に連携している場合、それから同じく1.8メートル以上で、一端が私道に連携している場合、もう一つは公道に連携している場合と、こういうケース、あるいは幅員が1.8メートル以上で、その両端が1.8メートル以上の私道に連絡している場合、この3例が挙げられますけれども、こういったケースの場合は1割負担ということになります。
山崎委員
 さっきのところともちょっと関連するんだけど、275ページの私道維持の材料、直営工事の材料なんです。さっきの方は269の方は700万ちょっとで、こっちは少ない275ページの方は私道の部分の材料費ですから76万8,150円ということなんですが、これはどんなものなのでしょう、材料というのは。いわゆる砂利、そういうものなのでしょうか。
尾崎土木担当課長
 アスファルトの合材、アスファルトが主になってくると思いますけれども、それと砂利です。そういったものが原材料になると思います。
 
山崎委員
 一部清掃事務組合の方で、ちょっと話が飛んじゃうんですが、灰溶融解炉を入れて、今、スラグというのが出ているんです。環境負荷に優しい形になって、埋め立てなんかについても非常に効率的にはなってきているんですが、要はそのスラグの使い道がないということで、東京23区、物すごく頭を悩ませているのが現状で、課長、知っていらっしゃるとおりだと思うんです。たしかスラグの使い道が20%ぐらいなところしかまだないんです。しかし、こうしたものに使えるだろうということで、さまざまJIS規格も含めて、規格が合うだろうかということで研究をなさっていて、東京都の何とかの防波堤というのをこれでつくったなんていう話も聞きまして、23区に実は頼んでいるんですと、こういう話を伺うんですが、そうした部分との連携でかわりに使えないだろうかとか、こういうような協議とか検討はなさったことはありますか。
尾崎土木担当課長
 15年度からそういった話で清掃一部事務組合の方と話しております。昨年、私どもはちょっと使えませんというお答えをしたんですが、なぜかというと、灰溶融スラグにつきましては、見本でお持ちなったのが針状のスラグ、つまり先がとんがったような状態で、確かに路盤等で表面に出てこない部分の材料にはなるんですけれども、作業上、非常に危険が伴うのではないかということで、その改善をお願いしてありました。今年度もまた改めてお話があったわけですが、そのときには、やはりそのスラグをつくるときに冷却させる。短い時間で冷却すると刺が出たようなものになるんですけれども、ちょっと時間をかければそういうものがなくなってくると、そういう見本をお持ちになっていますので、これならば原材料として何らか使える方法があるんではないかということで、利用する方向で私どもは十分考えていきたいというふうに今は思っているところです。
山崎委員
 ぜひともそういう方向で検討していっていただく。需要がふえてくると、やはりそういう意味では環境に優しくなりますので、お願いをします。それで、直営の部分についてはそういうことで御努力をいただくということですが、直接この項とはちょっと関係ないんだけれども、土木だとか委託の事業、あるでしょう。そういうところに工事を発注するというときにも、区の方でそうしたものが、実際規格だ、工事規格がクリアすれば、使っていただけるような指示を飛ばすと、こういうことは考えておられませんでしょうか。
尾崎土木担当課長
 具体的な詰めはもうちょっとお話をしていかないと、我々もよくわからないところがあります。つまり、その灰溶融解スラグをどういうふうに供給していただけるのか。工事現場まで持ってきてくだされば、それでいいわけですけれども、そこまでは多分、おできにならないだろうと。そうすると、その手配の仕方とか、そういったことで最終的に詰めていかないと、一般的に利用できるような体制にはなっていかない。その辺のやりとりをもう少ししていかないと、現実的な話にはならないんですけれども、清掃工場でつくられていますので、いったんそこに行って引き取ってこないと使えないものなのか、あるいは何らかの手立てで私どもの方に送っていただけるのか、その辺の確認がどうしても必要になってくるだろうなと思います。多少、御説明はあったんですけれども、最終的な詰めはまだしておりませんので、その辺をちょっと確認しながら、どう利用するかということを考えていきたいと思っております。
主査
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 進みます。
 276ページ、277ページにつきまして、質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 進みます。
 278ページについて、質疑ございますか。
こしみず委員
 河川防災のところの妙正寺川の護岸工事補修についてなんですが、現在、哲学堂公園のところの護岸工事もやっているんですが、あれはいつごろ完成する予定ですか、ちょっと教えてください。
尾崎土木担当課長
 東京都が行っている護岸改修工事ですけれども、今年度中には完了するとは思います。ただ、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。都の事業ですので、その辺、確認をいたします。
主査
 では、後ほど保留ということで。
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 では、進みます。
 280ページ、281ページについて、質疑ございますか。
佐伯委員
 平和の森のところの件でちょっとお伺いしたいんですけれども、今の芝生広場をつくるときに、少年野球の方からはグラウンドとして確保してもらえないかというような要望を出させていただいたんですけれども、その際に、現状の少年スポーツ広場、あそこをもう少し拡張してほしいということも、これは直接だったんですけれども、要望していたかと思うんですけど、その後、その少年スポーツ広場の方の拡張・拡幅、何か検討はなされているでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 スポーツ広場の立地条件が、周りが土手に囲まれた、こういう立地条件ということがあります。したがいまして、一般的な平坦な土台のところですと、わりに、割合でもないですけれども、そういう意味では経費の負担も少ないのかなと思いますけれども、そういった状況でちょっと難しい状況かなということでございます。
佐伯委員
 結局、グラウンドとして残してほしいということを要望、陳情を出して、スポーツの機能を維持できるようにということで、文教委員会でしたけれども、採択をしました。ただ、地元の利用協議会の中から、それは難しいという話になって、グラウンドとして残せないといったときに、その少年スポーツ広場の方の拡張等も考えながらということを、そういった御説明をいただいていたんで、そこである程度納得した部分もあるので、確かに外野の方が土手になっていますから、難しい面はあるかと思しんですけれども、やっぱり当時そういう説明をしていただいたからには、当然、何か検討していただけているんだろうなと考えるのが当然のことでありまして、見ていただいてわかるかと思うんですけれども、レフトとライトのポールのところなんか、ホームをずらした関係でポールが2本立っていたりとか、利用する方も非常に工夫しながらやっているんです。そういったあたりで、やはりそういう話があったということでは、ぜひ何からの方向性、一度考えていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 芝生広場は開園したのが2年半前ぐらいの平成10年9月ということで、そのときの検討の中で、そういう話があったということでございます。その辺のところをもう一度ちょっと私の方で精査させていただいて、現実問題、先ほど言いましたようなことと、それから、それ以外のところで、例えばポールを移動することによる使い勝手、そういったこともあるのだろうと思います。そんなことでちょっと検討させていただければと思います。
佐伯委員
 ありがとうございます。
 もう1点、これは市川委員の総括質疑の質問ともちょっと関連があるんですけれども、少年スポーツ広場へ朝行って、犬のふんがあるということなんです。結局、夜中の間に恐らくあそこに放してしまっているんだと思うんで、ひどいときには朝の試合開始前、犬のふんの整理からなんてこともあるんで、ぜひそのあたり、マナーの問題になってくると思いますけれども、何かやはり犬を入れないでくださいとか、そのくらいの表示はぜひ出してほしいなと思いますけれども。
斎木公園緑地担当課長
 そういった看板でそういう抑止力が果たせるようでしたら、そういったことも考えていきたいと思いますし、それからこの間の総括のときにもちょっとお話ししましたけれども、犬の皆さん方がそういう形で集まって、皆さん方のマナーの向上、そういたことを図れるようになればいいのかなと。そうしますと、そうした人の目がありますし、そんなこともなくなるし、それからやはり愛犬家の皆さん全体のそうしたマナーの向上、そういったことに努めるのが私どもの仕事というか、そういうことなのかなと思っていますので、そんなような形を考えながら、今言った問題を解決していければなと、こんなふうに思います。
主査
 佐伯委員、よろしいですね。
佐伯委員
 はい。
主査
 先ほどのこしみず委員の質疑に対して、答弁保留。
尾崎土木担当課長
 先ほどの護岸改修の件なんですが、下田橋を現在、行っておりますけれども、これは16年度中に完了します。ただ、そのあとに下流部分の護岸、あるいは河床の関係の工事が入っておりまして、全体的にあの一体が整備されるのは17年度に完成予定というふうに聞いております。
主査
 よろしいですか、こしみず委員。
こしみず委員
 はい。
主査
 戻ります。280ページ、281ページに関して。
山崎委員
 哲学堂の管理運営についてお伺いをちょっとしたいんですが、これはまず、公園の休館日というの、お休みの日にちを教えてくれますか。
斎木公園緑地担当課長
 公園の休みは年末年始のお休みということで、29日から3日までということでございます。
山崎委員
 これは文スポに委託をし管理しているということで、そうした部分での変更、主立ったというのはこちらの所管じゃなくて、文スポが決められるのでしょうか。休みの日の、だれがどういう形で決めるのかということです。
斎木公園緑地担当課長
 一般的には区の施設を委託しているというわけですから、区の施設の休みに合わせた形でやっているものと認識しているわけです。
山崎委員
 余り回りくどく言うのもあれですから、何とかならないですか、これは。29日から3日ということで、区の施設、あるいは、これは委託なんだろうから、公園の管理でそんなにたくさんな人数が張りついてというふうには、私は地元で思わないんです。しかし、区民はこうしたときにしか公園に行けないんです、ある意味。私、1月1日にかなりな人数を確保してやれと、こういう意味で言っているんじゃないんです。しかし、余りにも官僚的な休みだなと思っているんですが、何とか改善方できないでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 そういった御提案ということで受けとめさせていただきます。哲学堂の公園が今、文化・スポーツ振興公社に委託していますが、文スポの方も指定管理者制度をとるというふうな話も聞いています。そういうことであれば、そういった問題も解消できるかなと思います。ただ、その以前に、今の段階でそういった提案に対してどこまで対応できるのか、それもあわせて少し検討させていたければと思います。
こしみず委員
 280ページです。(21)の遊具の改修工事、この遊具の改修は、どんなものをどんなように改修されるのか、ちょっと教えてください。
斎木公園緑地担当課長
 例えば木造の遊具があります。そういったところは腐ってきて、土台をかえたりとか、それもありますし、それからブランコ、滑り台、それのたわみ、そういったものについて補強するとか、部品を変える、たくさんありますので、全部逐一は申し上げられませんが、そんな内容でございます。
こしみず委員
 そこで、一時、この公園の遊具で大きな事故が頻発したときがありましたけれども、中野区内のこの公園の遊具については、そういう危険な遊具というのはあったんでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 たしかことしの4月ぐらいにあったのかなと。それを受けまして、たしか土曜日に事故があったと思いますが、次の週の月曜日から1週間かけて詰所の職員を全公園、点検させまして、結果的にはボルトの緩みが7件ぐらいありまして、ただ、それは全然危険ということではありません。そういったことで点検をしました。それから一番問題になったのは、遊具が回転する遊具、そういう危険な遊具が中野区にあるのかというと、中野区にはたしかささのは公園と柏公園の2つの公園しかそういった回転する遊具がありませんので、そこの部分の下の部分がそういった隙間、それからボルトの緩み、そういったことはないのか、この辺については全く問題ないということで、確認をしてきました。
はっとり委員
 公園管理などの費用を含む施策については、外部評価ではAという評価が結果として出ております。これは昨年度の外部評価委員の評価に忠実に評価表を工夫されたということが大いに評価されるということとともに、中野のような都心市街地ではその緑を守るということの苦労は並大抵のものだはないだろうという、そういうことについてAという結果をつけさせていただいたということなんですけれども、ただ、施策の目標・指標の適切性ということでは、いろいろと書かれている指摘もあるんですけれども、来年度、こうした指摘も含めてどのようにお考えなのかということをお聞きしたいのと、それから、先に、ではそれをお聞きしておきたいと思います。
斎木公園緑地担当課長
 このAをもらったんですが、ヒアリングの中で私どもの方も4ページぐらいにわたっていろいろわかりにくさの表現とか、そういったものの指摘がありまして、それに一つひとつ答えていったヒアリングをやってきました。そういう中でやはり、なかなか公園の場合、専門的な用語だとか、そういったものがありますので、その辺がわかりにくさがあったのかなと。そういう議論をしている中で理解をいただいて、こういう評価になったと思いますが、いずれにしましても、よりよい指標、よりわかりやすい指標があれば、毎年そういった形でいい方向に変えていきたいなと、こんなふうに思っています。
はっとり委員
 今後もぜひ工夫をされていただきたいと思いますけれども、それと、基本構想との関係で、緑被率の調査を今年度中、早い時期にやるという御答弁がたしか本会議か何かであったと思うんですけれども、その調査については、どのようになっているのかお尋ねしたいと思います。
斎木公園緑地担当課長
 早い時期というか、6月24日に飛行機を飛ばしまして調査をいたしました。納品が11月1日、かなり時間がかかるわけです。と申しますのも、今回の調査はもう少し、前回、平成10年度ということでかなり間が開いたということがあったのと、それから今回やることに当たっては、技術の進歩というのですか、そういったことで緑の対象を1平米から取れる、そういう形の調査をしているわけでございます。あわせて、屋上緑化がどれぐらい進んでいるのか、そういったことも付加で調査させておりますので、その分、時間がかかっていると。今、最終的には10月末ぐらいに調査報告書をいただきますので、それをもとに建設委員会の報告事項ということでさせていただきますけれども、中間のまとめということで申し上げるならば、今のところ大体、16%ぐらいの緑被率になったと。平成10年のときは9.5%ですから、かなり上がったと、こんなふうに言われています。ただ、これから鮮明な部分の調整をして、最終的な結論が出ます。そういう中で16%が1%の誤差ぐらいで下がることはあるだろうと。つまり15%ぐらいにまで落ちることはあるけれども、その中間のところで結果が出るだろうということを、中間報告ということで聞いてございます。
 それから、16に上がった理由というのは、どんどん緑は減っているわけなのですけれども、先ほど言いましたとおり、前回は10平米以上の緑をとらえたということだったのですが、今回は1平米からとらえるようなことができたということでふえているとも思っています。
はっとり委員
 そうすると、単純に前回の結果と比較はできないということもあるのかなというふうに思うんですけれども、そういう今回、結果を得て、そしてそれを来年度の指標として緑被率も使っていくということは考えていらっしゃるのでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 今回、調査結果が出ました緑被率を基本構想の物差しというか、指標に置いて、それを目標というか、その維持を目標というか、そういったことで計画を立てていきたいと、こんなふうに思います。
来住委員
 281の平和の森公園の維持管理ですけれども、この(3)の清掃除草委託ということで2,300万、それから(5)で事務所清掃等委託ということで3,300万余の執行をされているんですが、この同じ清掃ということで、事務所の清掃等というところの中身、それから清掃除草という(3)のところとの関係をちょっと、委託の内容も違うのだと思うんですけれども、もう少し内容を教えていただきたい。
斎木公園緑地担当課長
 一番上の清掃除草の部分でございます。これは、あそこはそういうので9万平米くらいあります。それで、1平米単価幾らの清掃・除草ということで計算した結果、実際に何回か清掃して快適な空間をつくるということの経費で、一番上のは2,319万ほどかかっています。
 それから、下の事務所清掃等委託につきましては、この中身が事務所清掃等ですから、いろんな中身が入っているわけです。警備業務委託、それから早朝と夜間の管理委託、早朝の方はスポーツ広場ということになりますけれども、夜間は芝生広場の警備業務のようなもの、それから芝生の管理、それからジャブジャブ池の夏に開設しています事業、それから冷温水機や電気工作物、空調機点検そういった委託料、それから事務所の清掃、園内灯の清掃、それからあそこの入ったところに敷石がございますけれども、その敷石の洗浄、それから樹木の病虫害防除、こういったものを引っくるめまして3,300万円余かかったということでございます。
来住委員
 その前のページの280の公園公園便所等維持管理というところで116カ所ということで執行が3,200万されているんですが、これは公園の今、平和の森公園等のトイレなどもこの116カ所に入るということですか。それとも、今御答弁いただいた中で、これは平和の森についてはトイレの清掃はそこに入るという、どちらで理解したらよろしいのでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 トイレ清掃は引っくるめて平和の森公園もここの280ページの方に入ってございます。
来住委員
 清掃全般が公園の清掃も入るという、トイレを含めて、の部分は今おっしゃった中に入っているですが、新しい公園を含めて、かなり整理また清掃がされているというふうに私も使わせていただいている一人なんですけれども、感じてはいます。ただ、皆さんからも出ているように、いわゆる古い方の犬のふんの問題は常に実は私も悩まされていまして、あそこをちょっと走らせていただいているものですから、そういう仲間の方もいらっしゃって、あの部分の400メートルがあっち側にあるわけですけれども、非常に気を遣って注意を払って走っているんだという話も聞きますし、私自身も非常にそういう点では注意をしながら、特に暗くなってから行ったりするものですから、そういう清掃の範囲の中に入るんであれば、もう少しあの部分は皆さんからそういう声が出ていますので、もう少し注意を払った管理、いわゆる清掃の委託の部分で、もう少し注意をしていただきたいなと、もちろんマナーの問題としても、本当はそこにあるんですけれども、現実問題、困っている状況にありますので、それが1点です。
 それから、中学生とか高校生のクラブの人たちも今、大きくなった公園を利用して、クラブで走りに来たり、それからサッカーのクラブが練習をしたりということで、コースとして利用されています。非常に喜ばれているというふうに思います。ただ、もとのところの公園については400メートルという100メートル、要するにコースとしてちゃんと表示があるんですけれども、新しい方が何百メートルのコースができています、ちゃんと周回できるようになっているんですけれども、その表示が見当たらないんですけれども、いわゆる腹筋をしたり、そういう道具は一定、そろって、ウォーキングをする高齢者を含めて利用されていますけれども、聞かれるんです。この1周何百メートルあるんですかと、私自身もちょっとはっきりわからなくて、できればそういう表示をきちんとしてあげた方が、そういう方々にとっては非常にいいのかなと思いますけれども、工夫いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 まず犬のふんの関係でお話しさせていただきます。まず、犬についてはふんをそこへするということをまず想定していませんので、その辺のところを十分気をつけていただく。つまり、清掃の仕様の中にそういったことが入っていないということだと思います。ただ、今言ったように現実問題としては、そういうことがあって利用者が不快になるということなのでしょうから、その辺は柔軟に業者の方にそういったことも対応、今、年度の途中でそういったことができるかどうかちょっと、今ここで必ずやりますというふうな返事はしにくいんですけれども、あそこには職員もいますから、契約上の問題があるようでしたら、職員にやってもらうようにしたいと思いますし、それから来年度以降、そういったことで仕様がつくり直せれば、そういったことを考えていきたい、こんなふうにお答えさせていただきたいと思います。
 それからもう一つは、距離はたしか1周440メートルという表示は下に書いてあるんじゃないかと思っています。それから、あと残り300とか200とか100、そういった数字はあそこに書いてあったと思いますが、ただ、今言ったような形でわかりにくいということで、表示ができるような工夫がされればしたいと思いますが、あそこはせっかく広いというところで、やたらに看板をつけるのもどうかなということがあるのかなと思っています。その辺もあわせて、ちょっと工夫させていただきたいと思います。
来住委員
 それぞれ100メートルとか200メートルの区切りは必要ないんですが、公園の概要みたいなお知らせ板があるんです。その中にその周回は400なら400、450ありますという、その範囲でいいんじゃないか。それがちょっと見当たらないという意味ですので。
斎木公園緑地担当課長
 私が勘違いして申しわけありませんでした。そういうことで、何か書き足せられるようなことがあれば、そのようにしたいと思います。
主査
 いいですか。
来住委員
 はい。
主査
 3時を回りましたので、分科会を休憩いたします。
 
(午後3時03分)
 
主査
 それでは、分科会を再開いたします。
 
(午後3時25分)
 
 質疑の続行をいたします。
 280ページ、281ページ。
はっとり委員
 公園の管理のところで1点お伺いしたいんですけれども、障害者用対応のトイレが公園によってはホームレス対応ということで、鍵をかけているというようなところがあるというふうに聞いたんですけれども、その辺の実態をどういうふうに把握していらっしゃいますでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 障害者用トイレが53の公園に今、設置してありまして、閉鎖しているのは囲町公園とたしか桜山公園でしたか。2カ所、それはあそこにホームレスが入り込んで寝泊まりしていたという、何年も前にそういったことがあって、そのまま引き続きそういう状況が起こらないようにということで、2カ所だけ閉鎖してございます。
はっとり委員
 利用者からは、そのことについては何か苦情とかも含めて、何か意見があるんでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 私も間がないものですから、直接聞いたことはございませんし、それから引継事項という形でそういったことがあったということも聞いてございません。囲町の場合は区役所が近いということもありますので、そういったときには多分、区役所へ来て用を足しているのかなと、そういう想像はできますけれども、ほかにはそういうことですけれども、そういった苦情というのはまだ聞いてございません。
はっとり委員
 例えば障害をお持ちの方が使いたい。だけど、鍵がかかっていてというときに、例えは城山にしても、鍵を持っている方がどこにいるのかとかも含めて、利用者に対する案内というか、そういうことについてはどういうふうにされているんでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 その鍵を近所の方に持って、そのときには対応していただくということはしてございません。したがいまして、もしそういう要望ということであれば、その辺もやはり考えなきゃいけないのかなと思うんですが、ただ、なかなかそういったところでやって、現実問題として急場のときに対応できるのかとも思います。それから、たしか囲町はもう今は外れていたかもわかりませんが、当初、閉めた理由として、看板をつけていたことを記憶してございます。しばらくの間、当面の間、閉鎖させていただきますということで周知をしていたと。ですからしたがいまして、ほかのところもそういう形では対応しているかと思います。
はっとり委員
 ホームレス対応ということもあって、なかなか難しい面があるんだろうとか思うんですけれども、やはり障害を持っている方が使えるような形で、何か工夫ができないものかなと思うんですけれども。例えば城山公園なんかでも、一度何か遊具を破損されるというような事件があったと思うんですが、その後、鎖をつけて入れなくするような対応もされてきたように聞いておりますけれども、そういう場合に、例えば車椅子ですとか、それからベビーバギーのようなものでなかなかそういうもので入りたいという方が入れないというような声もあったと思うんですけれども、そういうことについてもみんなか使える公園ということで、きちんとした対応ということが求められるんだろうと思うんですが、そのあたりについてはいかがでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 城山公園で4月22日に遊具をいたずらされた。そういう中で、あわせてその際、バイクが入ってきたということがございましたので、そのバイクの苦情もありました。つまり、そういう公園の中にバイクが入っていいのか。そんなようなことで、入口のところに鎖をしまして、バイクが入れないようにした。ただし、一方ではそうした車椅子の方が使わなきゃいけないという部分がありますので、その分、1メートルぐらい開けて、そこの部分は通れるように確保しまして、さらに5センチぐらいの段差には木製で勾配をつくって、車椅子が円滑に進めるように、そういったことを施して対応いたしました。
はっとり委員
 ありがとうございます。ぜひみんなが使いやすい公園としての管理をお願いしたいというふうに思います。いろいろ今は難しい面が出てきていると思いますけれども、ぜひよろしくお願いいたします。
 それともう1点、ちょっと確認しておきたいんですけれども、先ほど緑被率のことについてお伺いいたしました。10年後の到達ということで、緑被率9.5という数字が出ております。これはこれまで6年前に調査をした、そういう手法での数値ということで、今よりも少なくならないという設定の仕方だろうとは思うんです。今回、16%になっているということで、この調査そのものが例えば技術の向上によるもので、そういう緻密な数値が出せるようになったのか、それともかける経費によって、そういう細かいところまで見られるというような調査だったのか、そのあたりについては、どうなのでしょうか。
斎木公園緑地担当課長
 両方の側面があると考えてございます。その5年前の手法と今やる手法の一つひとつを検証しているわけではございませんが、ただ、いずれにしましても、10平方メートルとは言わずとも、5平方メートルぐらいとか、3平方メートルぐらいなら取れたのかもわかりません。ただし、今回は1平方メートルまでとらえることができたということで上がって16にアップするんだろうと、そういうふうに考えてございます。
 それからもう一つの質問で、この部分が10カ年に反映されるときに、ちょっと先ほども触れましたが、それを公園としては維持することが、逆に言えば大変な評価になっているという外部評価もいただいていますので、そういう努力をしていきたいと、こんなふうに思っております。
主査
 他に質疑ございますか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 ないようですので、進みます。
 282ページ、283ページについて、質疑ございますか。
こしみず委員
 緑化推進のところで、樹木の保護、これは主要施策の方ですと、14年度は……
主査
 ちょっと待ってください。事業名3の緑化推進は分担分でないんですが。
こしみず委員
 そうですか。失礼しました。
主査
 今申しましたとおり、3番の緑化推進以外について、質疑をお受けしたいと思います。
 質疑ございませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 ここでちょっと分科会を休憩いたします。
 
(午後3時33分)
 
主査
 分科会を再会いたします。
 
(午後3時33分)
 
 ただいま休憩中にお諮りしましたとおり、本日はここまでとし、残りはあす行いたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
 
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
主査
 御異議ございませんので、本日はここまでとします。
 なお、次回の建設分科会は、10月6日水曜日午後1時から、当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の建設分科会を散会いたします。
 
(午後3時34分)