平成22年02月04日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 平成22年02月04日中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会〔平成22年2月4日〕

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成22年2月4日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前10時01分

○閉会  午前10時50分

○出席委員(14名)
 大内 しんご委員長
 奥田 けんじ副委員長
 内川 和久委員
 林 まさみ委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 南 かつひこ委員
 近藤 さえ子委員
 牛崎 のり子委員
 久保 りか委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 岡本 いさお委員
 佐藤 ひろ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(経営室) 石神 正義
 副区長(政策室) 西岡 誠治
 政策室副参事(企画調整担当) 田中 政之
 経営室副参事(サンプラザ地区再整備担当) 田中 謙一
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市計画担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(公園・道路担当) 石田 勝大
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 鈴木  均
 書記 河村 孝雄

○委員長署名

審査日程
○議題
 中野駅周辺のまちづくりについて
 西武新宿線沿線のまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 中野駅地区整備基本計画(案)について(拠点まちづくり担当)
 2 西武新宿線沿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差計画の都市計画素案説明会の実施結果につ
  いて(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 3 その他
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午前10時01分)

 本日の審査日程についてお諮りをいたします。
 本日お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては12時を目途に進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
 議事に入ります。
 中野駅周辺まちづくりについて、西部新宿線沿線のまちづくりについてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けたいと思います。1番、中野駅地区整備基本計画(案)についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 それでは、中野駅地区整備基本計画(案)(資料2)につきまして御報告させていただきます。
 内容は、1月21日に御報告させていただきました中野駅地区整備基本計画(素案)につきまして、当委員会等で報告させていただいた折に出された意見等を踏まえまして見直しを行いました。そして、(素案)から(案)へ見直しを行ったということで、本日御報告をさせていただくものでございます。
 まず、(素案)から(案)への変更点ということでございまして、別添資料、A3の資料をごらんになりながら説明をお聞き願います。
 まず、表紙を開いていただきまして、2ページをお開きいただきたいと思います。
 この基本計画の位置付けでございます。この中では上から5行目でございますが、中野区のまちづくりにあたっての認識ということを改めてここに表記をさせていただきました。まちづくりの事業化に当たりましては、関係住民等と十分な協議の上推進するということでございます。この項目をつけ加えさせていただいてございます。
 それから、この2ページの下の概念図でございますが、中野駅地区整備基本計画の下に矢印で中野駅地区整備事業計画という内容になっておりましたが、これは基本計画と整備事業計画をあわせたものということで表記を変更させていただいてございます。
 続きまして、7ページをお開きいただきたいと思います。
 7ページの(3)駐車場整備の考え方、②の部分でございます。②の二つ目のマル部分でございますが、開発者による駐車場整備のルール化の項目で、以前はこの内容を地区指定を行うなどという表記をさせていただいたわけでございますが、この部分についてはわかりづらいというようなことがございまして、駐車場整備地区の都市計画決定を行うなどというような具体的な表記をさせていただいてございます。
 それから、この項目の三つ目のマルでございます。以前は、役割に応じた適切な駐車場の配置ということで記載をさせていただいてございましたが、ここにつきましては、ニーズに応じたということで、それぞれ利用者の方々のニーズに応じた適切な駐車場の位置、こういった内容で整備をするというような内容に改めさせていただいてございます。
 続きまして、10ページになります。
 10ページのほうでは、段階整備の第1期整備、この部分につきまして、素案ではこの四角の第1期整備の平成24年春と断定的に記載をさせていただいたわけでございますが、平成24年春完了予定という部分を追加させていただいてございます。
 それから、さらには右側の11ページでございますが、こちらのほうも第2期以降の整備の四角の中の第2期整備(平成27年ごろ)というふうに断定的な記載をさせていただいたわけでございますが、完了予定を追記させていただいてございます。さらにはその下の第3期整備、これにつきましても平成30年以降という記載でございましたが、これを完了予定ということで記載を改めさせていただいてございます。
 続きまして、12ページをお開きいただきたいと思います。
 12ページのほうでは、第1期整備の内容ということでございます。この下の注意書き部分でございますが、ここを少し改めさせていただいてございます。アスタリスクの一つ目でございます。この図は、現時点での整備の想定であり、今後関係機関との調整を進め、より効率的な整備内容としていくという記載に改めさせていただいてございます。二つ目のアスタリスクは追加でございます。整備に関しましては、歩行者・駅利用者の安全性を第一に考慮し、対応していく、こういったことを追記させていただいてございます。
 次に13ページのスケジュールでございます。この13ページのスケジュールでございますが、当委員会で御指摘をいただきましたのは、12ページ左側の図の整備内容が13ページのスケジュールでどのようになっているのかが対比できるようにという御指摘をいただきました。それに基づきまして、そういう内容に改めさせていただいたということでございます。
 例えば、左側の図①の仮設自転車の移設、これが右側13ページのスケジュール①と対比できるようにしてございまして、①の仮設自転車駐車場等という項目が21年度末から整備の設計の準備作業に入りまして、22年度の第1四半期、黄色い部分でございますが、第1四半期ごろまでには設計を終了いたしまして、引き続き薄茶色部分でございますが、施工へ移行するといったように容易に左側のページと対比ができるようにさせていただいたものでございます。
 また、恐れ入りますが、最初のA4のペーパーに戻っていただきたいわけでございます。最初のページの裏面になります。3番、今後の予定でございます。2月中旬から下旬にかけて区民説明会の実施ということでございまして、現在決まってございますのは2月23日及び24日の両日、区役所で説明会を予定してございます。こちらのほうは区報でお知らせをする予定になってございます。さらには、中野駅周辺商店街等にも説明会をさせていただく予定をしてございまして、その中でいろいろ御意見があろうかと思います。そういった御意見、御要望等を踏まえまして、3月中旬ごろには中野駅地区整備基本計画として決定をいたし、改めて議会報告をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
委員長
 ただいまの報告に関して御質疑ございませんか。
北原委員
 12ページの中で、この図は現時点での整備の想定であり、今後関係機関との調整を進め、より効率的な整備内容としていくということと、また、整備に関しては歩行者・駅利用者の安全性を第一に配慮し、対応していくということでございます。前回のこの委員会の審議が反映されたという形になったと思います。特に、バスの回転場所等を含めまして、さまざまな工事がこの狭いエリアの中で同時に行われていく。警察大学校の跡地の開発もありますし、それからこの整備の問題、駅の整備の問題と、それから、これはそういう工事が行われているかといって、朝の混雑がなくなるわけではないと思います。さらに、周辺の交通動線がなかなか整備されていない。特に南行き、中野駅の南側に行く交通道路ですけれども、五差路を中心に、まだまだ交通環境が整備されていないという中で行われますので、一つの工事が大きな影響を与えるということは十分想定されますので、くれぐれもここのところをしっかりつかんでいただいて、スムーズに安全第一で工事が終わるような形をとっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この12ページの第1期整備の内容の図でございます。この図につきましては、歩行者の道路動線、さらには自転車の集中、それから委員の御指摘のございましたバスの回転という三つの錯綜した動き、そういったものを想定しなければなりません。そういった中では、一定の人数、それからバスのピーク時の使用時間、こういったものを十分勘案しながら一定の検討を加え、こういった形でお示しをさせていただきました。さらに歩行者、あるいは自転車、そういった利用者の方々の安全性を確保していくという観点から、この内容についても今後さらに快適な空間を目指して検討を加えていきたいというふうに思ってございます。
林委員
 10ページなんですけれども、第1期整備の中で、バスの③のことは書かれているんですね、仮設バス停の整備で。でも、②の右折車線のことというのが触れていないんですけれども、それでよろしいんでしょうか。ぱっと見たときに、バスの青とされているのは多分③だけのことなのではないかとちょっと読めるんですが、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 10ページの模式図のところでございますが、これは平成24年春完了予定した段階でのバスの配置、これが青い丸で記してございます。それから駐輪場等、こういった内容で完了する予定というようになってございます。今御指摘の中野通りのお話でございましょうか。これについては具体的な整備内容ということになりますので、その内容は12ページに書いてございまして、あくまでもこれは完了予定をしたときのバスの配置ということで御認識をいただければありがたいと思います。
林委員
 あともう一つ気になるのは、車が通っている中野通りに多分一つのレーンをふやしながら、右折のところをつくりながら、仮設バス停をつくりつつまちづくりを進めるということなんですが、その点について、どのような計画になさって安全性などを考えていらっしゃるのかということはお考えなのかということと、13ページの第1期整備計画で施工のところがちょっとわかりづらくなっているので、もしできればそこら辺の時間軸でどのようになさっているのかというのがお決まりであれば、教えていただけますでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 確かに中野通り、交通量の多い道路になってございます。したがいまして、現在ここは右折が可能でありながら右折レーンがないという状況になってございまして、その部分については今後バスの右折ということを考えますと、右折レーンがあったほうが交通渋滞に対しては有効であろうという判断でございます。これにつきましても交通管理者、これは警視庁になるわけでございます。それから、さらには中野通りの道路管理者、これは東京都になるわけでございますが、こちらのほうと十分に協議をしながらそういったレーンの確保について協議を進めていく予定でおります。
 それからもう一つ、13ページのところでございますが、これは第1期整備の仮設施設と②の道路線形変更、この中に中野通りの今の右折レーンの確保が含まれているわけでございます。こちらのほうにつきましては、現在基本計画的なものを検討しているわけでございますが、22年度早々には基本設計、さらには実施設計、この黄色い部分に入っていくわけでございます。それが終わった段階でそれぞれ施工に入っていくというような予定を考えてございまして、これには多少時間がかかるかなという認識を持ってございます。警視庁、それから東京都との協議、こういったものをできるだけ早く進めていきたいというふうに思っております。
林委員
 では、警視庁と東京都ですか、そちらの協議というのが大体どのくらいに終わるという計画など、期間などがお決まりでしたら教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まだ詳しいスケジュールまではできてございませんが、大体このスケジュール表にございますように、第2四半期ごろには協議、設計等を終わり、施工に移りたいというふうに思ってございます。
内川委員
 2ページの文章追加のところですね。まちづくりの事業化に当たっては、関係住民等と十分な協議の上推進すると。これは新たな協議会をつくるということなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは協議会をつくって進めるという内容ではございませんで、あくまでも関係する皆様方と十分お話し合いを行った上でまちづくりを進めていくという意味合いで書いてございます。場合によっては今委員からお話のございましたような協議会のようなものをつくって対応する必要もあるかもしれません。これは、今のところそういったものも含めて十分対応していきたいというふうに考えているところでございます。
川崎まちづくり推進室長
 ただいまの件でございますけれども、前回の当委員会で委員のほうからも地元の方の中には、模式図があって、図が書いてあることによって不安を覚える方もいるのではないかというようなお話がございました。そういったことにつきましては、区としてもしっかり皆さんの御意見を伺いながら協議をして進めていきたいという、そういった認識を示させていただいたものでございます。
内川委員
 交通結節点あり方検討会でしたっけ、そちらのほうにいよいよ地域の代表が加わっていくというような考えはないんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今、委員のおっしゃった交通結節点整備あり方検討会でございますが、大体内容としては検討会で行うべき内容としては、ぼちぼち今年度で終わるかなという認識を持ってございます。したがいまして、来年度につきましては、あり方検討会ということではなくて、またさらに一歩進んだ整備のための協議会のようなものを設置すべきかなというふうに考えているところでございます。
久保委員
 前回の委員会を受けて、さまざま手を入れていただいたなということはわかりました。ちょっとスケジュールのことで確認をさせていただきたいんですが、これ、10か年計画との整合性が当然図れていることとは思うんですけれども、第1期整備は25年春完了でございますよね。10か年のステップの場合は、完了時というのは入れてはいらっしゃらない。整備ということで、ステップ1には整備というのが北口東西連絡路ですとか、現北口駅前広場整備についてはございますけれども、ステップ2までまたがっていて、24年に完了するということについては書かれていないというふうに思うんです。第2期整備についても、10か年ではステップ2にこれが整備というふうに書かれておりまして、27年ごろ完了ということになりますと、できるのはおおむねステップ3の終わりということなのかなというふうに思うんですけれども、その辺のスケジュールを確認させていただいてよろしいですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この新しい中野をつくる10か年計画とのスケジュールの整合ということで、私どもも大分腐心をいたしました。その中では、この10か年計画のほうはステップの中の項目といたしまして、これは事業着手ということでステップの年度に項目を記載させていただいているということでございます。今回、私どもがお示ししているのは、逆に終わる段階という形でお示ししてございますので、必ずしも10か年計画と私どもでお示しした整備計画、事業計画と一致はしない。ただ、こちらのほうは10か年計画は事業着手、それから整備事業計画のほうは終わる年度ということで、これはそういう形で整合しているということになるわけでございます。
川崎まちづくり推進室長
 説明でひょっとすると誤解をされるといけないと思いますので、補足をさせていただきます。
 一致をしないというのは、表記の仕方が一致をしない。一方は開始時期をベースに書いてあるということと、こちらは事業終了期間ということで見た目が一致しないということで、当然我々の事業計画をもとに10か年計画をつくっております。10か年計画については、事業計画のように年度ごとの事業を示すものではなく、あくまでも2年ごとのステップで示すということで、そのあらわし方が異なっているということで御理解をいただければと思います。
久保委員
 当然10か年とは表現の仕方が違うのは、これはやむを得ないことだなと思っているんですが、一つ気になっておりますのは、今回10か年の中で財政フレームといいますか、そういったことはお示しいただいております。この194ページのほうで、起債、基金を活用する主な事業、これもステップで表現を10か年のほうはしておりまして、こちらのほうと照らし合わせてまいりますと、例えば第1期整備についてはステップをまたがっている、第2期整備においてもこれはステップをまたがっているということになりますので、そうなってきますと、ここで事業費の部分でも当然またがってきているのではないかなと思うんですね。なので、当然両方を照らし合わせて見れば、これはわかることかもしれませんが、10か年の中でのステップというところで見てしまいますと、このまたがっている事業というのが非常にわかりにくいのではないか。事業によっては、この10か年の中で矢印等で継続を示していたりとか、そういったものもございます。ですので、これはぜひとももう少しわかりやすく、誤解を招かないような表記をするべきではないかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
川崎まちづくり推進室長
 今、委員のほうから個別計画と10か年計画の事業の進め方の示し方ですね、これについてはよりわかりやすくということでございます。10か年計画につきましては、そのつくり方については先ほど申し上げたとおりでございますので、あと、個別計画を今後つくる場面におきましては、そのような配慮をしていきたいというふうに考えています。
 また、これにつきましては、単に私どもの計画だけではございませんで、全庁にわたるお話ということで御意見があったかと思いますので、また基本計画担当のほうにもその旨は伝えていきたいと思います。
久保委員
 では、この194ページに示されている事業費の部分においてはどうなんでしょうか。これは10か年のここに書かれているステップにあらわされているだけと見るのではなく、当然1期、2期のまたがっている事業がこの事業費の中には入っているという、そういうことでよろしいんでしょうか。
川崎まちづくり推進室長
 この10か年をつくるに当たりましては、当然それぞれの事業部がその所管する事業について事業費を積算して、それをもとに全体の財政調整をした上でその10か年に示しているものでございます。ここでは個別にステップごとの事業費が幾らというようなことはお示しできませんが、基本的にはそういった作業を通じてステップごとの事業費をお示ししているところでございます。
岡本委員
 13ページに関係することで、大分12ページと対比できるのでわかりやすくなっているんですが、せっかく計画の中に第2期、第3期というふうに書いてありますので、この13ページは第1期だけなんですけれども、むしろ第3期まで含めたスケジュールテーブルがあるとわかりやすいんじゃないかと思っているんです。
 というのは、前のを見ると、第2期、第3期の地図の上に色分けして、こういう計画をすることになって、ほぼ完了時期もあるわけですので、全体もう少しロングスパンでのスケジュール表があると、それだけ見るといつごろまでにということがわかるので、1期だけですと、また前のページめくって、2期、3期にこういうものがあるんだなというふうに2度見なければいけないようになりますので、そういうスケジュール表、あったらわかりやすいんじゃないかと思うんですが、それはいかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今回は、全体の整備基本計画とそれから第1期の、これはもう直近で整備をしなければいけない作業内容をスケジュールと一緒にあわせてお示しをしたというものでございまして、引き続き今後第2期、第3期というふうに入っていくわけでございますが、その段階でまた改めてお示しをするという考え方を持ってございました。ただ、第2期、この11ページをごらんになっていただきますと、第2期、平成27年ごろ完了予定の模式が出てございます。それから、第3期についても一定の模式を示しているわけでございまして、このレベルの内容という非常に粗いものになりますが、第2期、第3期まで書けるような、そんなようなスケジュールについては検討してみたいというふうに持っております。
岡本委員
 先ほど10か年計画との整合性もありましたので、そういうロングスパンでのスケジュールがあると、その対比も表から見えるようになりますし、やはり私たち、いつまでどういう計画がというエンドのところが気になるわけですので、もちろん次の計画のときには2期、3期が詳細なスケジュールになるんでしょうが、この段階で示していただいたほうが非常に読み手というか、説明を受ける側はわかりやすいと思うので、ぜひともそういう、もちろん概略のスケジュールになるわけですが、それでも最後の13ページだけ見ますと、1件すべてこれでこの周辺の計画が終わってしまうのではないかという錯覚になることもあり得るので、ぜひもとそういうふうにしていただきたいなと思うんですが、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 繰り返しになりますが、そういった内容についても工夫させていただきたいというふうに思っております。
近藤委員
 12ページの仮設自転車等駐車場1となっているんですけれども、ここは駐車場になっているところですよね、現在は。この駐車場の車というのは、駐車場はどこにいく計画になっておりますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ここにつきましては、駐車場のスペース等も活用して駐輪場として利用するようなことも検討しなければいけないということを考えてございます。その段階では駐車台数を減らすとか、いろいろ工夫をしながら駐車場、それから駐輪場、住み分けて利用していくというようなことで考えているところでございます。そこでこの仮設自転車等という等をつけさせていただいているということでございます。
近藤委員
 では、駐車もここが兼ねるということなんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 一時期そういったことも検討しなければいけないだろうというふうに思っております。
近藤委員
 一時期とおっしゃっても、この仮設自転車駐車場というのは一番早い22年度に基本設計で、施工も一番早いときにできる計画になっているんですよね。前回私、ちょっと気になったのは、何か公的なところを探すみたいなことを前回の委員会でおっしゃっていたと思うんですけれども、そのめどがついたのかなと思ってちょっとお尋ねしたら、今回は何か自転車と自動車を兼ねる駐車場みたいなものができるような形なんですけれども、どういった計画になっているんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この駐輪場につきましても、現在、中央駐輪場、鉄骨の大きな駐輪場があるわけでございますが、あの部分もすぐ壊してこちらへ移すということではなくて、あれも利用しながら順次駐輪場を移していくというようなことを想定してございまして、細かいスケジュールについては今後またお示しをする機会があるだろうというふうに思っております。
近藤委員
 駐輪はそういう考え方だとして、駐車は細かい考え方というか、今のところではどういう考え方になっているんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 駐車場につきましては、できるだけ現状の形で使える期間を長くしたいなとは思ってございます。ただ、最終的には今の形ですべて駐車場としてお使いできることはなくなるだろうというふうに思ってございまして、その段階では場所を他に求めるか、あるいは場所を縮小して駐車スペースを確保するか、そういったようなことになってくるのかなというふうに思っております。
近藤委員
 ほかに求めるにしても、一緒になるにしても、一番早い時期に始める計画になっているんですから、もう本当に早く基本設計というのが出なければ施工していきようがないことであって、ここは本当に昔からずっと駐車場で皆さんが活用してきたので、そういうことがはっきりわからなければ、みんな車でここに向かって、中野といえばここにとめようと思って向かってくると思うんですよ。それがごたごたしないように、しっかりとどういった形にするかというのは示していただきたいと思いますが、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 委員御指摘のように、この駐車場につきましてはかなり古いときから利用されているというようなこともございます。それから、この周辺ではまた新たに駐車場ができたりしているようなこともございまして、そういった状況を勘案しながら、できるだけ早く区民の方々に利用等について周知を図れるようにしていきたいというふうに思ってございます。
近藤委員
 周知というより、まずどういうものになるかというのを示していただかないと、ここの部分がとてもどういった形になるかが見えないので、車と駐輪が一緒なのか、どういう形になるのかという具体例をきちんと示していただかないと、それが本当に自転車と車と一緒でいいのかとか、そういう議論にもこれから展開していくと思いますので、そこはしっかりと示していただきたいと思いますが、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まさしく現在検討しているところでございまして、利用者の皆様方の安全、こういったものを十分確保しながら御不便をかけないように整備をしていきたいというふうに思っております。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、ちょっと休憩させていただきます。

(午前10時33分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時40分)

 それでは、他に御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、西武新宿線沿線(中井駅~野方駅)の連続立体交差化の都市計画素案説明会の実施結果についての報告を求めます。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 それでは、西武新宿線(中井駅~野方駅間)連続立体交差化計画の都市計画素案説明会の実施について(資料3)御報告させていただきます。
 前回の本特別委員会で御案内を差し上げたとおり、日程につきましては2月1日、2日で上高田、沼袋小学校で開催をされました。
 説明の内容でございますけれども、まず1点目が西武鉄道新宿線(中井駅~野方駅間)の連続立体交差化計画の都市計画素案としての説明がありました。これは東京都が事業主体となっているものでございます。
 あわせまして、中野区としては、西武新宿線沿線のまちづくり計画ということで、新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区のまちづくり方針と新井薬師前駅・沼袋駅周辺の基盤施設の整備方針について説明をさせていただきました。そのときに配付させていただいた資料がお手元の別紙1と別紙2になってございます。このパンフレットに基づきまして簡単に概要を説明させていただきます。
 まず、別紙1をごらんください。
 これを両開きで大きく開いていただきたいと思うんですけれども、まず、計画の概要といたしまして、延長としては都市計画の変更延長は2.7キロメートル、このうち連続立体交差化予定区間が2.4キロメートルということで、構造形式については地下式、地表式ということでございます。
 立体化されることによって除却される踏切につきましては、この区間で7カ所ございます。さらに、交差する都市計画道路としましては、今のところ未整備なんですが、補助220号線と中野通りである補助26号線が交差する都市計画道路となっています。
 それから、この平面図をちょっとごらんいただきたいんですけれども、ほぼ現在の鉄道の位置なんですけれども、新井薬師前につきましては、ホームが曲がっていて非常に危険だということもありまして、若干北側に振られる構造になっております。
 それから、工事着手までの流れということで、ちょっと1ページ折っていただきたいんですけれども、まず、2月1日、2日の説明会がこの赤い部分、都市計画素案説明会という場所になります。ここの都市計画素案説明会等での御意見を参考にしながら東京都では都市計画案を作成し、その後、公告縦覧という形で皆様に内容を公開するとともに、都市計画案の説明会を行うということになっております。
 それから、関係機関の住民及び利害関係者からの意見書等をいただくような形で都市計画審議会のほうに付議をして、都市計画として決定していくという手順になります。
 あわせまして、この連続立体交差事業につきましては、環境影響評価というのが条例で決まっておる対象になっておりますので、それにあわせて環境影響評価の調査計画書を作成し、提出をして、その後都市計画案の説明会にあわせて環境影響評価書案の説明会も行い、都市計画審議会の中でこの環境影響評価書を提出していくという形になって、都市計画決定をされた後は地域で用地測量等の説明会を行って都市計画事業としての認可を取得し、工事説明会等を行って工事に着手するという説明がありました。
 それから、中野区の沿線まちづくりニュースという、こちらのほうをごらんいただきたいと思いますけれども、中野区といたしましては、昨年11月に策定いたしました西武新宿線沿線まちづくり計画のまちづくり方針に基づきまして、まず先行する新井薬師前駅周辺、それから沼袋駅周辺について基盤施設の整備方針を定めております。
 この内容につきまして、まず、新井薬師前駅周辺の整備方針につきましては、前回議会で御報告をさせていただいておりますので、 この内容については割愛させていただきます。
 それから、一番後ろのページをごらんいただきたいと思いますけれども、今後の予定としましては、中野区といたしましても、この基盤施設につきましては平成23年の都市計画決定を目指しておりまして、事業着手後、おおむね10年後の完成を目標に整備を行う予定ということでお示しをしております。
 当日の説明会での開催結果なんですけれども、まず、2月1日につきましては、上高田小学校で参加者が、主催者発表で314名と聞いております。区議会の方は4名いらっしゃいまして、マスコミ関係としては中野ケーブルテレビ(JCN)、それから日刊建設通信新聞、日刊建設工業新聞、日刊建設産業新聞が取材に来たということです。
 それから、2日目につきましては沼袋小学校で行われましたが、このときの参加者は322名、区議会議員で出席された方は9名ということで、マスコミにつきましては、地元の週刊とうきょうさんが来られたということです。
 質問、意見でございますけれども、連続立体交差事業に関する完成時期や構造について、それから、説明会、用地買収等についての意見等がございました。
 それから、鉄道関係としましては、西武新宿線の全体計画や鉄道工事等の意見申し入れや工事中の環境配慮に対する御意見等がございました。
 それから、まちづくり関係としましては、まず、補助220号線の工事予定、それから整備をする際に歩行者や自転車の通行、駐輪対策、そういうものについての御意見等がございました。あとは、沼袋のバスの相互通行がいつごろできるのかという質問等もございました。
 非常に雑駁ではございますけれども、報告は以上でございます。
委員長
 報告に対して質疑ございませんか。
北原委員
 今回、高架方式にいくのか、地下方式にいくのかということが区民の中では関心が高かったというふうに思いますけれども、構造形式の決定、今回地下式、地表式というんですか、これに決定したというその理由、もしわかりましたら御説明をいただきたいんですが。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 構造形式につきましては、事業者である東京都が地形的条件、計画的条件、それから事業的条件という3条件について評価をしたところ、3条件がほぼ同等だということで、都市計画として取得する面積を高架方式と地下方式と比較した結果、地下方式のほうが都市計画としての区域の拡幅面積が少なくて済むということで選定したというふうに説明会の中では説明してございました。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了いたします。
 他に報告ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程を協議していただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午前10時49分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午前10時50分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第1回定例会中にしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしました。
 本日の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午前10時50分)