平成22年01月21日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 平成22年01月21日中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会〔平成22年1月21日〕

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成22年1月21日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前10時01分

○閉会  午後0時00分

○出席委員(14名)
 大内 しんご委員長
 奥田 けんじ副委員長
 内川 和久委員
 林 まさみ委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 南 かつひこ委員
 近藤 さえ子委員
 牛崎 のり子委員
 久保 りか委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 岡本 いさお委員
 佐藤 ひろ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(経営室) 石神 正義
 副区長(政策室) 西岡 誠治
 政策室副参事(企画調整担当) 田中 政之
 経営室副参事(サンプラザ地区再整備担当) 田中 謙一
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市計画担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 鈴木 均
 書記 河村 孝雄

○委員長署名


審査日程
○議題
 中野駅周辺のまちづくりについて
 西武新宿線沿線のまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 中野駅地区整備基本計画(素案)について(拠点まちづくり担当)
 2 西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤施設の整備方針及び都市計画素案説明会について
     (西武新宿線沿線まちづくり担当)
 3 その他
 (1)荷さばきスペース確保の社会実験について
○その他
委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午前10時01分)

 本日の審査についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、12時を目途に進めてまいりたいと思います。御協力お願いいたします。
 では、議事に入ります。
 中野駅周辺まちづくりについて、西武新宿線沿線のまちづくりについてを議題に供します。
 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、中野駅地区整備基本計画(素案)についての報告を求めます。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 それでは、お手元の資料、「中野駅地区整備基本計画(素案)」(資料2)につきまして、御報告を申し上げます。
 まず、A4の表紙をごらんいただきたいと思います。
 最初に、この基本計画の位置付け・考え方を整理させていただいてございます。
 この基本計画でございますが、昨年10月に策定いたしました「中野駅地区整備構想」の具体化を図るために、整備すべき各施設のおおむねの規模や形状、及び周辺のまちづくりの推進に合わせて整備を行います段階的整備の工程などを示したものでございます。
 本計画に基づきまして、今後、関係機関と協議を行ってまいりますとともに、都市計画に向けた手続あるいは事業化を段階的に進めるというものでございます。
 特に、警察大学校等跡地で先行事業が行われるわけでございますが、その先行事例の整備完了時までを中野駅地区の「第1期整備」として位置付けさせていただきまして、「第1期整備事業計画」として、その間に行うべき事業をまとめたということでございます。
 本計画では、中野駅地区全体に係る基本計画な整備計画としてお示し申し上げるわけでございますが、整備全体の期間、これが10年以上かかるというようなことから、駅周辺のまちづくりの進展を踏まえまして、基本計画の検証を行いつつ、第2期以降の事業計画を逐次確定していくという位置付で考えてございます。この事業計画素案の内容でございますが、別添資料、A3の資料をごらんいただきたいと思います。
 中野駅地区整備計画(素案)ということでございます。
 構成でございますが、1番の「はじめに」では、今申し上げた基本計画の位置付けあるいは整備構想の復習をさせていただいてございます。2番目で、これを実現するための政府の基本的な方針をまとめさせていただいて、さらに、それを具体化した3番目では、整備の考え方としてお示ししてございます。4番目には、具体的な整備内容、5番目では、整備の進め方、6番目では、実際にどのような事業を行っていくのか、それを第1期整備事業計画としてまとめたということで、御報告させていただこうというものでございます。
 表紙をめくっていただきますと、2ページ、こちらは、今、私どもが御説明申し上げた基本計画の位置付けを掲載してございます。
 3ページ目では、昨年10月に決定したグランドデザイン、それと、駅地区整備構想の中野二丁目から五丁目までの四つのまちが個性を発揮しながら、その相乗効果によりまして、中野駅周辺全体のまちが発展していく将来像を書いたものでございます。後ほどお読み取りいただきたいと思います。
 4ページをお開きいただきたいと思います。4ページの整備の基本方針でございます。
 まず、基本的な考え方は、整備構想のほうで既に述べさせていただいたものでございまして、2番目に、整備を進める前提といたしまして、発展した将来の利用者数の数値を想定いたしてございます。内容は、現在の駅前広場の利用者、これが約22万人いらっしゃるわけでございますが、周辺のまちの開発によりまして、さらにそれが増加するということで、将来的には約40万人の方が駅前広場等の利用をしていただくというような想定をしているものでございます。
 整備の基本方針でございます。
 まず、各駅前広場の交通機能の集約化、分担の明確化ということでございます。それぞれの広場が役割を担いながら整備をしていくという考え方でございます。二つ目が歩行者ネットワークの強化ということでございまして、わかりやすい回遊性動線を構築いたしまして、各地区のにぎわいをつなぎ、まち全体の魅力を高めていくという考え方でございます。三つ目がユニバーサルデザインによる計画整備、四つ目が公共交通基盤の強化ということでございます。バス乗降場を集約いたしまして、バリアフリーに配慮しながら、タクシー乗降場等も整備していくという考え方でございます。5番目に、自動車等駐車場の整備、こちらのほうも、適切な位置に配置していくという考え方でまとめていくというものでございます。
 5ページでございます。整備の考え方でございます。こちらのほうは、駅前広場整備の考え方ということでございます。
 まず、左上、新北口駅前広場、これは北西側の広場という位置付けでございます。こちらのほうは、都市型複合交通ターミナルとしての整備を行っていくということでございます。中身といたしましては、北側の自動車交通処理空間、具体的にはバス、タクシー、一般車、こういったものの空間の整備を行っていく。二つ目が、駅直近の自動車駐車場及び北側の駐輪場需要に対応した駐車場の整備、それから、回遊性の向上に資する歩行者動線の確保、周辺との連続性、一体感のあるオープンスペースの確保、こういったことが新北口駅前広場では考えられる。
 それから、右下のほうでございます。これが現在の南口駅前広場、南東側広場になるわけでございます。南口の交通ターミナル機能の確保と民間開発との連携による歩行者空間の強化、こちらのほうも南口の交通系の広場というような位置付けでございます。広場空間につきましては、中野二丁目再開発と連携しながら整備をしていくという考え方の中で、バス、タクシー、一般車の自動車交通処理空間の整備、さらには、歩行者動線等の確保、地域のにぎわいを形成する歩行者広場、こういったものを南口駅前広場では整備をしていくということを考えてございます。
 三つ目は、そのすぐ上、北側でございますが、現北口駅前広場、北東側広場ということになるわけでございます。こちらのほうは、現在、歩行者、バス、車、こういったものが錯綜している非常に危険な広場という状態になっているわけでございますが、地域の利便性確保と賑わい形成に資する歩行者主体の広場として整備していくという考え方でございます。地域のまちと中野駅と新北口駅前広場をつなぐ歩行者動線の整備ということでございます。それから、駅改札からの歩行者、増加する歩行者があるわけでございますが、これをきちっと受けとめられるような広場に整備を進める。あわせまして、地域の賑わい形成に資する歩行者空間として整備していくということで考えてございます。
 四つ目が左下、中野三丁目駅前広場空間、南西側広場でございます。こちらのほうは、駅前地域のまちづくりにあわせまして、歩行者主体の広場空間を整備していくということでございます。ここでは、最低限の交通処理空間、こういったものも整備していく必要があるのかなということで、こういう考え方をお示ししてございます。
 6ページをお開きいただきたいと思います。
 6ページでは、整備の考え方といたしまして、中野駅地区主要動線の考え方ということでございます。これにつきましては、歩行者、二つ目が自転車動線、三つ目がタクシー・一般車、いわゆる車、4番目がバス動線ということでの主要動線の考え方を示してございます。これにつきましても、歩行者の安全性、それから、自転車の安全性、こういったものを十分考慮しながら動線を考えていく。バスについては、できるだけ路線の集中を排除し、分散して、ある一定の道路に交通負荷のかからないように、そういう考え方で動線をまとめさせていただいてございます。
 7ページでございますが、こちらのほうは駐車場等整備の考え方ということでございます。この駐車場でございますが、都市計画マスタープランのほうでは、公共交通機関の充実、それから、環境負荷の少ない交通ネットワークの形成という位置付けになってございます。さらには、駐車場の現状を調査したわけでございますが、駐車場不足、要するに絶対数の不足というところは、現状ではそういった問題は生じていないということが把握されてございます。
 それから、もう一つは、新北口駅前広場、いわゆる北西側の広場になるわけでございますが、こちらのほうについては、その地下に都市計画駐車場が決定されているという前提がございます。この前提を受けて、自動車駐車場をどういう形で整備していくのかということを真ん中でまとめたわけでございます。その中では、公民の適切な役割分担、やはり公だけでなくて、民間とのコラボレーションによる整備、こういったものが不可欠であるということ、そのためには、民間の開発者の方々による駐車場整備のルール化、これを明確にしていく必要があるということでございます。そういったことから、開発によって増加する駐車需要、これに対しましては、駐車場整備地区等の地区指定を行うことなどを考えてございまして、都市開発における適切な規模の駐車場を開発の中で確保していただくという考え方でございます。さらには、今後、高齢化が進む中で、移動制約者等にも十分配慮した、そういった役割に応じた駐車場の配置が必要になってくるという考え方でございます。
 自転車等駐車場整備の考え方につきましては、今後の周辺開発による増加、これに対して、十分必要な台数の確保と、利用者の方々の利便性にも配慮した配置も適切に考えていくということでございます。
 8ページになります。ここから具体的な整備内容ということになるわけでございます。この凡例をごらんいただきたいと思いますが、凡例の中では実線と破線が書いてございます。実線が具体的な整備計画の中でお示しできるもの、それから、破線でお示ししたものが将来、整備構想線ということで、実線と破線に分けてございます。実線のほうでは、これから説明申し上げます第1期整備事業の中で確保できる歩行者動線、こういったものを明確化している。それから、将来的に南北通路をつくる、ここでの動線、こういったものも明確にしております。そこから破線で、歩行者につきましては、周辺のまちへ広がりを持った回遊性を図っていくと、そういうような考え方でございまして、このページの右側のほうには、階層別平面図というふうにあらわしてございます。これは、中野駅地区が地盤の高低差が相当あるということから、階層別に表現したというものでございます。一番下が中野通りレベル、これを私どもは1階レベルというふうに呼ばせていただいているわけでございますが、中野通りレベルのところでは、新北口駅前広場に駐車場、駐輪場関連、それから、現北口駅前広場の歩行者系の広場整備、さらには、南口駅前広場の再整備、こういった内容が1階レベルでは行われるということでございます。
 真ん中の図でございますが、これが新北口レベルということで、現在の中野通りから約5メートルから6メートルぐらい上がったレベル、現在、北側の駐輪場が設置されているレベルをおおむね想定してございます。こちらのほうには、現北口から新しい北口駅前広場につながる東西連絡路、これは四丁目と五丁目をつなぐ回遊性の第一歩ということで考えているものでございます。それから、新北口駅前広場のほうは、車、バス、こういったものの配置をこのレベルで行っていくという考え方でございます。一番上が橋上レベルということでございます。これは、さらに新北口駅前広場から6メートルから7メートルぐらい上がった部分、いわゆるJRの上空、そういったイメージでございます。そこに南北通路と新しい駅舎が整備される、そのレベルでこういう計画になってくるということでございます。それを左下でございますが、北口部分での断面ということでございます。1階、2階、3階という形であらわしてございまして、今申し上げましたように、北口の断面では、1階にまず駐車場関係、それから、中野通りがあって、右のほうに来て、歩行者空間、これは現北口駅前広場を指すものでございます。2階レベルでバス空間、タクシー空間、一般車等空間、こういった車関係の動線がここで確保される。3階レベルには歩行者空間としてのデッキ等が想定できるということでございます。2階のレベルで新北口駅前広場から五丁目につながる歩行者空間として、東西連絡路を配置していくということでございます。
 こういった内容で都市型複合ターミナルとして、新北口駅前広場について整備を進めていくということでございます。
 9ページになります。ここでは、配置をいたしますおおむねの施設規模等を記してございます。まず、新北口駅前広場でございますが、想定数値になるわけでございます。バスバースといたしましては、乗車8、降車2、タクシーが乗車1、降車1、タクシープールといたしましては、これは現在、中野通りにすごい行列ができているわけでございまして、この新北口の中で約40台程度のタクシープールをしつらえていきたいというふうに考えております。一般車につきましては、乗降2、自転車駐車場はおおむね6,000台の整備、それから、自動車駐車場、これについては、調査した結果、駅に近い部分に約60台程度、それから、自動二輪についてもきちっと配慮していくということでございます。それから、車両の出入り口については、集中が生じないように、中野通りではなくて、西側のけやき通り側の出入りを考えていかなければいけないというふうに考えてございます。
 2番目は、現北口駅前広場でございます。こちらのほうは、歩行者系の広場ということを考えてございまして、交通系については最低限の施設を考えてございます。タクシーについては、降車1、乗車1、タクシープールもそれほど考えないということで3台程度、一般車につきましても、最低限の乗降施設を考えてございます。現在、現北口駅前広場には、中野通りから2カ所の出入りがあるわけでございますが、これを1カ所に絞って、中野通りの交差点の滞留長を抑制していくということでございます。
 その下が3番です。現南口駅前広場でございます。こちらのほうは、現在のバスバースの数は確保していきたいというような考え方をとってございまして、バスバースといたしましては、3台から4台、降車1、タクシーにつきましても、乗車、降車それぞれ1台、タクシープールについては、10ないし15台、一般車については、乗降施設を2カ所、それから、自転車駐車場でございますが、これは二丁目再開発地区内でおおむね1,500台を想定してございます。こちらのほうも中野通りからの出入り口を1カ所に絞り込むという考え方をとって、中野通りの負荷をできるだけ軽減していくという考え方でございます。
 四つ目に、中野三丁目広場空間ということでございます。こちらは先ほど御説明申し上げましたように、歩行者主体の空間を確保するということでございまして、車についても、最低限の交通処理機能を確保する、そういった内容で考えているものでございます。
 10ページでございます。ここからは具体的な整備の進め方ということでございます。先ほども申し上げましたように、10年以上の期間、こういったものが想定できるわけでございまして、これを第1期から第3期までに分けて考えていこうということで、その工程をお示しさせていただきました。
 第1期整備といたしましては、平成24年春を目指してございます。この段階では、この絵の下にございますように、周辺のまちづくりの進捗といたしましては、警察大学校等跡地の先行事業が完了いたします。それに伴って、駅利用者が増加するということでございます。この段階までを第1期整備というふうに位置付けさせてございまして、その整備内容でございますが、現北口のバス乗降場を表に出すわけでございます。その位置といたしましては、現在想定してございますのが、中野サンプラザ南側へ仮設バス停を整備いたします。その上で、現北口駅前広場は歩行者中心の広場として整備いたしますとともに、現在の北口改札は中野通り側に出ているわけでございますが、これを駅前広場側に抜けるような改修をしていくということでございます。現在の新北口駅前広場内にございます駐車場、駐輪場につきましては、バス回転広場や関連工事のヤードあるいは歩行者空間の整備ということから、若干再配置させていただくというようなことで考えてございます。この段階では、警大跡地開発方面への歩行者ルートを確保いたしますとともに、四丁目、五丁目の回遊性を確保するための東西連絡路、こういったものも整備していくということが第1期整備事業の考え方でございます。そのための都市計画の考え方が10ページの右側に出てございます。
 現在、六つの広場が分散して都市計画決定されております。新北口駅前広場のほうには、それに加えまして都市計画駐車場1.2ヘクタール、180台というような決定があるわけでございます。これにつきまして、下側にございますように、北側では、現在の北口広場、新北口広場を中野通り上空でデッキでつなげる形で、一体化する駅前広場、そんなような考え方で都市計画の見直しを行っていくということでございます。
 先ほども申し上げました駐車場の都市計画の内容でございますが、これにつきましても、駅周辺における交通負荷というものを避けるために、駐車台数を減らしていきたいというふうに考えているものでございます。それとあわせまして、駐車場整備地区も検討させていただいて、都市計画の変更に合わせて決定していきたいというふうに考えてございます。
 11ページが第2期整備、第3期整備でございます。第2期整備の段階は、西側の南北通路の完成、それから、それに連続する中野駅舎西口改札の新設、こういったものが完了する時期を第2期というふうに位置付けてございます。その段階では、周辺の町、特に区役所、サンプラザの再整備についても、ある程度計画が具体化されてくる、そういったようなことを想定しながら、平成27年ごろを目指して整備していきたいというふうに考えてございます。
 第3期の整備でございますが、南北通路等ができますと、新北口駅前広場の整備を行っていくことができるということでございます。この段階では、先ほど申し上げた区役所・サンプラザの一体整備が始まりまして、南側では中野二丁目再開発事業はもう既に完成するという状況になってまいります。その段階で新北口駅前広場のほうを交通結節機能としてフル活用できるような形で整備していくということでございます。
 12ページでは、第1期整備の内容を事業計画としてお示ししたものでございます。先ほど申し上げましたように、第1期整備は平成24年春の姿ということで、こういった図をお示ししてございます。
 まず、内容でございますが、現北口駅前広場を安全・安心な歩行者中心の広場に再整備していくということになります。そのためには、現北口駅前広場からのバス停を表に移設するということでございます。現在、先ほども御説明申し上げましたが、仮設のバス乗降場を中野サンプラザ南側に移設するようなことを考えているわけでございまして、そういたしますと、中野通りの線形、こういったものを右折車線を確保するというような整備内容が必要になってくると。さらには、現在の北口広場を活用して、3系統のバスがここを回転広場として利用しているということもございまして、新北口駅前広場内にバス回転広場を設けるということを考えてございます。ここではおおむね3系統プラスアルファぐらいの回転広場の利用になってくるのかなというふうに考えてございまして、これについては、バス事業者と現在検討を重ねている最中でございます。
 それから、警大跡地の開発に伴いまして、西側への動線の確保ということになるわけでございます。中野通りの東西動線の確保ということになるわけでございますが、こちらのほうは、今申し上げましたように、中野四丁目の開発と、五丁目の既存商店街とを有効に連絡するということから、東西連絡空間を整備していきたいということでございます。
 さらには、7番でございますが、新北口駅前広場の駐輪場を再配置して、歩行者の方の安全あるいは東西連絡路の具体的な工事、こういったものも行っていかなければいけないということになるわけでございます。こういった整備の段階を24年春までに考えていきたいということになるわけでございます。
 13ページでは、おおむねの第1期整備のスケジュールをお示ししてございます。先ほど申し上げました計画調整、特に都市計画の変更も重要になってまいります。本日は整備基本計画素案という形で御報告させていただいているわけでございますが、3月末までには整備計画、基本計画としてまとめさせていただく。その後、都市計画変更の手続に入りまして、できましたら本年秋ごろを目途に今申し上げた駅前広場等の都市計画の変更をしていきたいと。そのために行う作業といたしましては、仮設駐輪場、バス回転広場、仮設バス停の設置、それから、現北口駅前広場の整備、東西連絡路の整備、現北口改札の改修、こういったような事業を想定しているわけでございまして、平成22年度については、一部自転車駐車場の再配置の施工は行いますが、おおむねは基本設計、実施設計をやらせていただいて、23年度にそういった設計に基づいて第1期整備の施工を終わらせていただくということで考えてございます。
 恐縮でございますが、またもとの表紙、最初のA4のペーパーに戻っていただきたいわけでございます。
 今後の予定でございます。本日、素案を御説明申し上げまして、御意見を賜り、2月の上旬には基本計画案という形でまた御報告させていただきたいというふうに思ってございます。それに基づきまして、区民の方々への説明会を行ってまいります。区議会、それから、区民の方の御意見を反映させていただいて、3月中旬には整備基本計画としてまとめて、改めて議会報告等をさせていただければありがたいというふうに考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。
北原委員
 まず、この整備の基本方針のところで前提となる条件として、駅を利用する、あるいは駅周辺を利用する人たちが現在22万人という数字が出ておりますね。4ページです。これが、最終的には18万人増加するという説明が今ありましたけれども、第1期の整備が終了するのが平成24年の春ということでございます。この場合は警察大学校跡地の先行事業の整備が完了するということでありますけれども、この時点でおおむねどのくらいの人数がふえるのか、その辺もしわかりましたらお知らせいただきたいと思います。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 本日お示しした40万人という方は、整備構想でお示しした全体の開発がおおむね終わった段階での利用者数ということでございます。第1期の段階でございますが、こちらのほうは……。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 こちらは40万人にふえるということで、第1期の時点、24年の春といいますと、警察大学校跡地につきましては、公園、道路、それと、業務施設が立ち上がるという想定をしてございます。警察大学校跡地は、区域4、5の大きな業務施設のほかに、大学が3校開校して、警大跡地全体の完了が見込めた場合の駅周辺の利用者増としては、おおむね12人万強ぐらいふえるのではないかと想定しているものです。ただ、第1期、おおむね業務ビルができた時点で利用者がどのくらいふえるかというところでは、大体想定としては、駅利用者を含めて7万人ぐらいふえるのではなかろうかと。さらに、第1期整備につきましては、朝のピーク利用数がどのくらいふえるのかというところが非常に重要になってくるわけなんですけれども、おおむね現況に加えて1万人超の方の利用がふえるのではないかといった想定をもとに、このような計画を深めていっているという状況でございます。
北原委員
 おおむね7万人ということで理解してよろしいですか、駅周辺を利用される方。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 駅周辺を利用される方の増加ボリュームとしては、そういった数値を想定しているということです。
北原委員
 これは、全体の極めて長期にわたる計画ということでございますから、我々としては、特に平成24年の春の第1次整備に向けて、当面はこのことを非常に重要視しながら考えなければいけないというふうに思うわけですけれども、特に1期整備の中で、バスの回転場所という説明が今ありました。これにつきましては、御承知のとおり、この周辺というのは、朝、大変込み合う場所でございます。ここに新たにバス停ができると、サンプラザの南側につくるということと、それから、バスの回転場所ができるということを見て、この場所以外につくることができなかったのかどうかということと、それから、どうしてもこの回転場所が必要であったのかどうかということです。全体整備の中で、特に1期目として7万人ぐらいの人たちがここを御利用するようになった場合、大変混雑が起きて、実は歩行者動線と車の動線が交錯してしまうというようなこともちょっと危惧されると思うんですけど、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほどの御説明の中でも申し上げさせていただきましたが、現北口駅前広場は、バス乗降場が3バース、それから、回転機能ということで、現在あそこを利用して回転しておりますのが五日市街道営業所行きバス、吉祥寺駅行きバス、池袋駅行きバス、これが現在の北口を回転広場として活用しながら、それぞれのバス停に配置しているということでございまして、現在考えておりますバス回転広場につきましても、その機能をある程度充足させていくということ、それから、現在、バス事業者と調整しているわけでございますが、それにプラスアルファがつくのかなというふうに思ってございます。最終確定はまだしておりませんが、確定までには、交通管理者、これは警視庁になるわけでございますが、こちらとも十分協議しながら、回転広場の利用、それから、東西の流れる人の整理をしていくということになるわけでございます。現在、警視庁との調整の中では、回転広場の入り口については、バス事業者の責任において人員を配置するようにというようなことも言われてございまして、そういったもろもろの調整をしながら安全性を確保していきたいというふうに考えております。
北原委員
 今後進めていくに当たりまして、駅前の駐輪場は大変利用者が多いというふうに思うんですね。特に駐輪場を利用する人たち、あるいは駅に歩いて通う人たち、それから、バス事業者の皆さんに対しても、一方通行なんかも含めまして、バスの運行に支障のないように、さらには、住民の人たちが危険な目に遭うことが絶対ないように、そういう視点からぜひしっかり研究していただいて、そして決定していただきたいと思います。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今、委員から御指摘がございましたように、現在、区役所、サンプラザの間の道路が自転車で集中しているという状況がございます。その横断部分で非常に混雑しているということがございます。それは現在の駐輪施設が広場の東側にある程度固まって整備されているという状況によりまして、混雑が集中しているということが把握されているわけでございますが、この駐輪場につきましても、できるだけ西側等に再配置を行いまして、現在のサンプラ、区役所の間の道に集中しないように、西側のけやき通りからの利用が行われるような分散、あるいは線路沿いの道路が利用できるような駐輪場の配置を考えていきたいというふうに思ってございます。これの再配置につきましても、事前に区民の方々には十分御説明を申し上げ、危険のないように整備を進めていきたいというふうに考えております。
北原委員
 じゃ、あと1点だけです。北口の広場がなくなるわけですね。ここは区民の皆さんが大変利用する、あるいは中野まつりのときに利用されたり、結構利用勝手がいい場所であると思うんですね。今後、警察大学校の跡地の開発も進んでいくわけですけれども、広場の確保ということを含めまして、区としてどのようなお考えをお持ちでしょう。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 新北口駅前広場は、現在、道路区域として決定しているということでございまして、道路交通法の範囲で利用していくような形になってくるだろうというふうに思ってございます。そういった中でも特別な行事、イベント、こういった段階では、現在の区役所と新北口広場の道路を封鎖して一体的に使っていたりするわけでございまして、イベント時での臨時的な利用、こういったものについては、十分活用できるのではないかというふうに考えてございます。今後ともそういったものに支障が生じないように計画を進めていきたいというふうに思っております。
佐野委員
 今、北原委員が言ったことに関連してですけども、いろいろあるかもしれませんけれども、一番大切なのは、どれだけの乗降率があって、どれだけの人がここを利用してくるかということによって、どういうふうに整備していくかということが決まってくると思うんですね。例えば駐輪場がどれだけ必要か、タクシーがどれだけ必要か、したがって、乗り場はどうしようかという話になる。だから、すごく重要なキーの一つではないかなと私は思います。
 そうしますと、4ページ目に18万人が増加するものであるというふうな推測をされているように書かれてあります。今、7万ぐらいが大体人数的にふえるんじゃないかと考えているとおっしゃっている根拠といいますか、どのようなもとに試算されたのか、ちょっとお話を伺いたいと思います。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この説明資料の中にもございますように、今後のタクシー乗り場に利用については、現況調査をしてございます。これは平成18年でございますけれども、その段階で現況調査をし、それと、駅前広場の利用者については、現況を把握しながら推計しているということでございまして、その数値が22万人ということになるわけでございます。
 それから、開設後の増加でございますが、こちらのほうにつきましても、説明書の中にも書いてございますが、大規模開発地区関連交通計画マニュアル、これは開発を進める場合には、一定の施設規模を想定し、そこでの発生集中交通、こういったものをあらわしたマニュアルがあるわけでございます。国交省で監修した資料になるわけでございますが、それに基づいて周辺の開発規模等を勘案し、算出した数字、これが約18万人増加するというふうに出されたということになります。現況22万プラス18万ということで、40万人を想定しているというところでございます。
佐野委員
 そうしますと、中野区独自の調査、中野区はこういうふうに思っている、国交省からそういうような話があって、大体この辺の推測の数字になるんじゃないかということがメインであって、中野区としてどういうふうに考えたかということの試算はされていないということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野区独自で行ったものは現況調査でございます。これは、関係機関協議、先ほど申し上げました警視庁、それから、都市計画では東京都、こういったところと調整をしていくわけでございますが、今申し上げた大規模交通計画マニュアル、これに基づいた数字で調整をするようにということもございまして、この数字を使って関係機関協議を進めてきているというものでございます。
佐野委員
 これを行うのは、主体は中野区になってくると思うんです。確かに国のそういったファクターも必要でしょうし、それから、警視庁の交通の規模も必要でしょう。ですけど、中野区としてそういう要素を分析した結果、この18万の増加になってくるんだというようなところが私は一番大切ではないかなと思うんですけれども、これはもう決めたことで、こういう予測に基づいて、多分、駐輪場だ、タクシー乗り場だ、バス乗り場だということを設計されたんだと思うので、そういう意味で、私はここの要素というのは非常に大きいなというふうに思っているので。今後、この辺が狂いますと、すべて狂ってくると思うんです。例えば18万と予測したのが30万になっちゃったじゃないかということになると、えらい混雑が出てきたり、駐輪場が足りなくなったりする場合はあり得ると思うんですね。そういうことで、この辺をもう一回、中野区として独自に見つめる必要があるのではないかなというふうに思っております。それは今後またいろいろとやっていただきたいと思います。
 そのほかに1点、8ページ、9ページのところなんですけども、今るるお話がございました。これはもう一つの要素で大切だなと思うのは、駅舎だと思うんですよね。新北口広場というふうにお話しなされましたけども、JRとの交渉がキーになってくると思うんです。
 したがって、今おやりになった上でこういうような案が出てきたんだと思うんですけれども、JR自身はどのように今現在考えておられるのか。もちろん考えているから出てきたんでしょうけども、規模だとか、それから、あと、交渉の回数だとか、人数だとか、かなり前のときに一回質問がありまして、そういった規模でやっていきたいというお話をいただいた覚えがございますけども、現在ここまでに至るに当たって、どのような経緯の中でJRとやってきているのか。それから、今後、JRが北口広場を認めているということになりますと、動線も全部できているわけですから、そうすると、これはJRが決めることですから、中野区はどうこうせいと言えないと思うんです。例えば駅ビルにするんだとか、いろんな話がそこで出ているのかどうか、こういったことも含めて、交渉経過と交渉内容について、ちょっとお話しいただけたらと思います。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 JRとの関係のお尋ねでございます。これにつきましては、今年度補正で審議していただいたわけでございますが、補正をちょうだいいたしまして、JRと基礎調査を進めているところでございます。その中では、今、委員のお話のあった現北口の改札の改修、それから、南北通路、これにつきましても、それに基づいて着々と作業を進めていただいているということでございます。まずは、公表する段階ではございませんが、今年度末までにはJR等との調整の結果を御報告できるのかなというふうに思ってございます。南北通路につきましても、そこにつながる改札のあり方、こういったところにつきましても、だんだん姿としてはあらわれてきつつあるという状況でございます。ただ、現在、JRのほうは、駅舎とあわせて何らかの商業施設をどうするかというところまでの調整は聞いてございません。あくまでも、技術的に西側の駅舎、それから、南北通路がどういった形でできるのかという検討をさせていただいているということでございまして、今、委員のお話のあった商業施設については、今後検討になってくるのかなというふうに思っております。
佐野委員
 多分これから住民におろしていくんですよね、ここで終わられてから。そうすると、ここには何らJRについての文章説明がないわけですよね、こうなっています、こうですと。そうすると、住民のほうは、こんなことは思いませんけれども、中野区単独でどんどんおやりになっちゃっているのかなという気持ちが出てくる人もいるかもしれませんので、ぜひJRとの交渉の内容、あるいはこういう現状になっています、近々そういうことが発表できますとかというものを付加して話してあげたほうが近隣住民は安心すると思うんです。
 特に利用者空間なんて書いてあるんですけれども、南北の北口から南口に出ていく動線ができます。そうすると、これは5ページに書かれているんですけれども、住んでいる住民の人たちは、一体これは何なのと。自分たちで住んでいるわけですから、ここを立ち退かされるのか、どういうものがここにできるのとか、そこに広場が必要だとかという不安材料になるわけですよね。したがって、説明会をやるときに、これだけではかなり不安要因が出てくるのかなと思いますので、その辺をうまく配慮して、JRとの交渉内容、交渉経過も含めて、できる範囲内でお話ししたほうがよろしいと思います。どうでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この計画の内容については、丁寧に区民の方々へ御説明させていただこうと思ってございます。その段階では、できるだけ区民の方々の目線に立って、どういう情報が一番よろしいのか、そういったものを考慮しながらお話しさせていただきたいというふうに思ってございます。
 さらには、これから現北口駅前広場等については、来年度に基本設計、実施設計という段階に進んでいくわけでございまして、その段階では当然関係の方々と十分お話し合いをしながら基本計画の策定等を進めていくようになるというふうに考えてございます。周辺の方々、区民の方々の御意見を踏まえて、今後の作業を進めていきたいというふうに思っております。
岡本委員
 私のほうから、交通の機能改善ということで、そのことについて質問させていただきます。
 中野はいわゆる利便性の高い地域と言われている中で、南北の交通については、中野駅前がターミナルバスになっているのが多いので、例えば鷺宮とか北鷺から南方面に流れるバスのルートも、あるいは逆の場合もそうですが、考えて計画されていくと、中野駅前でバスが停車している時間も少なくなるということもありますので、その辺はどういうふうにバス会社等と検討されて、この計画にもかかわるので、どういうふうに考えているか、お聞かせください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 バス事業者さんは、特に関東バスさんのバスが非常に多うございまして、そことの協議は密にやってございます。その内容について、逐次その他のバス会社の方にもお話し申し上げているという状況でございます。あわせまして、一番重要なのは、警視庁さんとの協議、道路交通負荷の問題とかかかわってまいりますので、交通管理者さんの指導、こういったものを十分得ながら、円滑な交通動線、バス動線の確保に向けて計画を進めていきたいというふうに思っております。
岡本委員
 後になってこういうふうになりますというのですと、計画そのものも変わるおそれがありますので、早急に詰めて、中野駅から行く場合はいいんですけれども、北側とか南側から中野駅を通って、例えば警察病院とか、中野総合とか、佼成病院等に行く場合に、駅周辺の計画をするに当たって、十分に、あるいは早急に検討されて進むべきだと思うんですが、その辺は、今のお話を聞くと、この計画ができて、その後、バス会社とはこれから鋭意検討していくんだというのは、ちょっと逆じゃないかという感じがしますが、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ちょっと私の説明の仕方が悪かったということで反省してございます。現在、既に調整を進めてございます。特にこのバス動線の中で、新たにできる警大跡地でのF字道路をバスがどう活用していただけるか、そのことによって、早稲田通りがどうなるのか、そういったものも含めて、特に関東バスさんなんですが、検討している最中でございます。その内容については、できるだけ議会、区民の方々に御説明を申し上げていきたいというふうに思っております。
岡本委員
 中野駅を利用される方が22万から40万にふえるということを考えますと、その方たちがタクシー、バス等も利用され、また、中野駅に駐車場ができることを考えると、中野通りの交通というか、利用される方については先ほど数字が出ているんですが、渋滞が今でもある中野通り、あるいは場合によっては早稲田通り沿い、この計画ができて、これだけ利用される方がふえたということを考えて、要するに、車の渋滞の実態調査、あるいは今、中野通りはこれだけの車が通っているけども、完成した10年後にはこれだけの車の量になるという、そういう推定した数字は出ていないんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほど申し上げましたように、現況の交通量、これは把握してございます。それから、将来の周辺のまちづくりによって、どの程度の交通が発生するのか、こういった予想値も把握してございます。それをもって警視庁、東京都と計画の調整をしているということでございまして、現在の渋滞という問題を解消できるような交通計画、こういったものについても、警視庁さんと十分協議をして、計画に反映させていきたいというふうに思っております。
岡本委員
 そうしますと、今、中野通りが中心になって交通移動があるんですけど、F字道路等も含めて車両が通るのをかなり分散というか、そういう方式で、今の中野通りの交通渋滞以上にはならないということでいいんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、中野通りにかなり交通の負荷がかかっているという状況を把握してございまして、周辺のまちの開発によってさらに過剰な負担がかからない計画にしていくように私どもも考えてございます。警視庁からもそういうお話を受けてございまして、そういう内容で開発計画を考えているということでございます。
内川委員
 まず、新北口駅前広場の整備に関しましては、かなり大規模な工事が長期間行われるのかなと思います。大型工事車両が毎日行き交うことになると思いますけれども、工事関係車両の動線というのはお伺いになっておりますでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まず、工事の車両でございますが、第1期整備の段階では、中野通りを横断するデッキの工事が大規模工事として想定されるということでございます。これにつきましては、これからのお話になってくるわけでございますが、工事車両等については、当然夜間搬入というようなことになってくるのかなと思っております。そのルートといたしましては、夜間、けやき通りから入ってきまして、バス回転広場、夜間はバスがいなくなるわけでございますから、そこから入って、現在の新北口駅前の東側のほうに工事車両が入っていくと。そこから四丁目と五丁目をつなぐデッキの工事を行っていくと、そういったようなことになってくるだろうというふうに思ってございます。私どもも、現在そういったようなことを想定しながら、搬入ルート等も考えているということでございます。
内川委員
 次に、6ページのところなんですが、②の自転車動線、これが中野駅の南側の中野通り沿いには動線も補助線も引かれていないんですけれども、これはどういった理由でしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 新北口のほうは6,000台ということで、かなり太い線で動線等の表記をしているわけでございまして、南口につきましては、現在想定してございますのが二丁目側の再開発事業、こちらのほうに約1,500台規模の駐輪場スペースを考えているということでございます。そういったことから、そこの動線といたしましては、補助動線というような記載をさせていただいてございまして、こういうルートで二丁目側再開発で整備される駐輪場を活用していただく、そういう想定をしているところでございます。
内川委員
 丸井の裏の桃園通り、ここに補助動線を引かれておりますよね。ここは歩行者動線にもなっておりますし、3番ではタクシー、一般車動線にも入っているわけです。桃園通りは歩行者優先道路として整備計画でなかったですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ここの道路、現在6メートルほどの幅員の道路でございますが、幅員から見て、歩行者と車の分離ができないというような道路になっているわけでございます。将来につきましては、歩車分離を図っていくということで考えてございまして、8メートル程度の道路ということで、歩道をきちっと整備して、歩行者の方が安全に歩けるようにしていきたいということでございます。こちらのほうでは、三丁目側の駅前広場ということも想定してございまして、こちらでの最低限の交通を整理する必要があるということから、タクシー、一般車動線の中の補助動線というところで記載させていただいてございまして、桃園通り全体が歩行者専用道路になるという考えではございません。
内川委員
 しかしながら、中野三丁目側の駅前広場は歩行者系の広場として整備する予定と書いてありますよね。そうすると、一般車はともかくとして、せめてタクシーぐらいは乗り入れ規制をしてもよろしいと思うんですが、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 三丁目側に広場を今後考えていくわけでございますが、その中では、先ほど御説明申し上げましたように、タクシー、一般車の最低限の施設整備をしていきたいということを考えてございます。そういったことから、最低限の補助動線ということで、タクシーについても御利用いただけるのではないかということで、こういう位置付けをさせていただいているということでございます。
内川委員
 最後にします。11ページでございます。第2期以降の整備というところで、中野駅地区の整備内容というところです。ここでいよいよ西側南北通路の整備が行われるというところで、その下に、南北通路と中野三丁目との接続整備、これはいわゆる暫定整備と考えてよろしいんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 第2期整備の段階では、三丁目側のまちづくりとあわせて、しっかりとしたものがまだできないのではないかということでございます。第2期整備の段階では、暫定というか、途中経過の中で広場機能を確保していくという考え方をとっているところでございます。
久保委員
 第1期整備ということで、ようやっと具体的なものが出てきたのかなという印象を受けていますけれども、スケジュールでちょっと確認させていただきたいんですが、11ページの第2期整備が平成27年ごろと書いてあります。これは完了時なんでしょうか。スタート時はどういうふうになるんでしょうか。1期完了後に第2期整備というのはスタートするということでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この第2期でございますが、こちらのほうは、南北通路と中野駅の駅舎整備、今度、南北通路から暫定的な新北口広場への歩行者空間の確保、そういったことが第2期整備として位置付けられてくるところでございます。こちらのほうのスケジュールでございますが、JRさんとのお話の中で、整備スケジュールといたしましては、現在、基礎調査を行っている段階であるわけでございまして、22年、23年ごろで設計が終わる。そうしますと、順調にいけば、24年ごろから実際の南北通路の工事に着手できるのではないかということで、そこから工事期間、当然、電車を動かしながら整備をしていくことになりますので、整備期間を4年ほどというようなことをJRさんでは考えているようでございます。そういったことから、27年ごろになると、南北通路と西口の駅舎が完成してくるというふうに考えてございまして、こういうスケジュールをお示ししているということでございます。
久保委員
 第1期、第2期、第3期という流れの中で、第1期という計画がようやっと出てきたのであろうと思うんですけれども、第1期整備事業計画というのは、暫定ですとか、仮設ですとかという言葉が多いですよね。これは次の第2期、第3期を想定して、こういう形になっているのかなと思うんですけれども、いずれにしても、第1期整備事業計画というのが出てくるタイミングが非常に遅いというふうに思いますけれども、どうして今まで第1期事業計画という形でお示しにならなかったというか、公表されなかったんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほど来いろいろ御説明申し上げている中で、関係機関協議ということがございます。中野区だけの意思ではなかなか決定できないというところもございまして、まだ調整途中であるわけでございますが、各機関との調整の中で、この段階でここまでの公表であればというようなことを調整しながら、第1期事業計画というような形でまとめさせていただいているということでございます。これにつきましても、絵柄の中に御説明書きがございますが、調整段階でございまして、今後、まだ変わる要素を含んでいるということで、12ページの下のほうにはそういうような記載をさせていただいてございます。いろんな機関、事業者がいらっしゃる中で、調整も相当時間がかかるということになってございます。ただ、決まってくれば一気にできるということでございまして、これだけの段階では、やはりいろいろ調整に時間がかかるということもございまして、こういう時期になってしまったということでございます。
久保委員
 決まってくればということですけれども、3月までには決まるんですよね。3月までに決まるものが、まだ今の時点で調整段階であるということは、何がネックになってこの段階が延びているんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 全体の計画としては、こういう形でお示しさせていただいているわけでございますが、これから個別の基本設計に入ってくるということになりますと、また関係機関と調整しながら具体的な図面を引いていくということになっていくわけでございますので、その段階でもまだいろいろ注文はついてくる可能性は十分あるということになります。したがいまして、整備計画としてお示ししていくわけでございますが、中野区としての考え方はこういう形でお示ししていくということで、未調整部分については、こういった図に記載しているような内容でお示ししていかざるを得ないのかなというふうに思っているところでございます。
久保委員
 中野区としては、こういった基本方針で示していきたいということで、12ページと13ページのスケジュールについて伺いたいんですけれども、12ページのほうに1、2、3、4、5、6、7、8とナンバリングしてありますよね。これと13ページというのが、すみません、私、ちょっと見方がわからないんです。できれば、番号順にどういった形で工事といいますか、整備が進んでいるのか。これは今、調整段階であるとしても、区として一定方向を示したわけですから、手順というのがあると思うんですよね。②を工事していくためには、⑤を先に整備しなければいけないとか、そういったことってあると思うので、現段階で結構ですので、12ページと13ページというのをきちっとわかるように説明してください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 13ページをちょっとごらんいただきたいと思うんですが、12ページと対比しながら若干補足の説明をさせていただこうと思います。第1期整備事業、一番上に仮設駐輪場等と書いてございます。こちらのほうは、21年度の基本計画とかこういったものは省略できますので、いきなり実施設計、基本設計に入ってきているという状況で、黄緑色が基本設計、実施設計の時期をあらわしてございます。それから、オレンジ色が施工の段階ということをあらわしてございまして、仮設駐輪場については、平成22年度の第1期あたりの中ごろから施工が始まりますよというような内容でございます。左の12ページの図でいきますと、7番の仮設自転車駐車場等がこの仮設駐車場等整備に入ってくるということになります。
 それから、次のバス回転広場、これが12ページでは⑤になっているわけでございますが、バス回転広場と4番の仮設のバス停留所の整備、それから、3番の中野通りの線形変更、こういったものがバス回転広場の項に入ってきているわけでございまして、22年度の途中までは基本設計、実施設計をやり、22年度中には施工が始まる、そういうような内容になってございます。
 それから、現北口広場、東西連絡路、これについては、現北口広場が12ページの②、東西連絡路が⑥、現北口改修が①ということになってございまして、ずっと左に来て、まず、21年度が基本設計、調査設計、関係者調整ということでございまして、22年度から基本設計をやり、実施設計、それから、23年度については施工に入っていくと、こういうようなおおむねのスケジュールをお示ししているというものでございます。
 できるだけこういった補足の説明なしにわかるような、12ページ、13ページの関係の資料として、計画としてお示ししていきたいというふうに思ってございます。素案の段階では、こういう形でまとめさせていただきましたが、成案になるまでには、もう少しわかりやすい内容でお示しできるよう、努力していきたいと思ってございます。
久保委員
 一番最初は仮設駐輪場ということですね。仮設駐輪場の位置というのは、今は駐車場もあるんですよね。駐輪場が移動してくるということで、駐車場は使えなくなるので、この期間、駐車場というのは、駅地区にはないということでよろしいんでしょうか。7番がスムーズにいって、8番の作業空間というのを確保して、次の段階に進んでいくということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今、委員が御指摘になりましたように、現在、作業区間にございます駐輪施設、こういったものをできるだけ西のほうに移設していくということになるわけでございます。今、委員のお話のございました駐輪場が西側のほうにはあるわけでございまして、こういったものを全くなくすということでなくて、ある程度生かしながら、再整備ができないかと。仮設自転車駐車場については、すべてこの場所ということも想定しにくい。もう少し別の場所ということも考えなければいけないのかなというふうに思ってございます。もう少し西側の区の施設、区の土地を活用しながら、自転車駐車場については整備していく必要があるのかなというふうに思ってございます。ただ、現在、このページの中で姿としてあらわすには、こういった形でお示しするということが一番よかろうということで、こういう内容で御説明させていただいているということでございます。
久保委員
 わかりました。次の段階までにはきちっと示していただきたいと思います。
 それで、第1期というのは、要は、予算としては、24年度以降には完了しちゃっているわけですから、こうなってくると、あと2年間なんだろうなと思うんですが、第1期整備にかかわる事業の総経費はどのぐらい見積もっていらっしゃいますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほどJRと整備の内容について調整しているということでございまして、見積もりの段階にはまだ来ていないという状況でございます。22年度作業、これにつきましては、22年度予算の中でお示しさせていただくということで、その中で御審議いただければというふうに思ってございます。23年度事業につきましては、予算の確定にはもう少し時間がかかるということでございまして、御理解いただきたいと思います。
久保委員
 JRとの分担ですとかそういったものもあるのかなと思いますので、そこら辺の調整を最終なさっているというふうに、今のお答えはそういう意味かなというふうに思いました。
 いずれにいたしましても、今、想像がつかないということはないであろうと思いますので、ここはスタートしてしまったら、完成していただく以外にないと思いますので、22年度の予算の段階でもさまざまな質疑があるかと思いますけれども、きちっと数字を示していただけるようにと思いますので、そこはお願いいたします。
 10ページのところに「都市計画について」というのがあるんですけれども、現況の都市計画で1万5,600平米の付属広場というのがあって、1万8,300って、多分100プラスになっているのは、東西通路が入っているからなのかなと思うんですが、ここの中で駐車場が1.2ヘクタールで、都市計画駐車場囲町となっていて、台数等はまだ未定なわけですよね、先ほど言われていたように。これは都市計画変更をここまでに行うということで、180台の駐車場の確保というのを都市計画決定までにはなさらなければならないのかなというふうに思いますので、先ほどどこのスペースにというようなことをおっしゃっていましたけれども、3月の整備基本計画策定までにはきちっと示していただけるものと思います。
 それと、都市計画決定の中の一番左の角のところの今、駐輪場となっているところなんですけれども、12ページの⑦の中には網かけがなっていないんですが、これは今現状のままということなんでしょうか。今、駐輪場となっているスペースにつきまして、余り状況がわかっておりませんで、⑦の中にはここは入っていないんだと思うんですが、都市計画の中では全部ラインが引かれているところですが、それはどんな形になりますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まず、第1点でございますが、この駐車場につきましては、3月までに駐車場の中身をお示しするということは、ちょっと難しいというふうに思ってございます。ただ、都市計画を定めて変更していくわけでございますので、その過程では、十分議会にも御報告でき、御審議もいただけるのであろうというふうに思っております。
 それから、駐輪場でございますが、委員のおっしゃったのは10ページの絵の駐輪場のことでございますが、ここについては、現在、12ページにございますように、清掃車庫があったりしている部分も含めて丸をしちゃってございますが、これはあくまでも考え方ということで、模式的にお示ししているわけでございます。したがいまして、現在、東側のほうにある自転車駐車場を西側のほうに移していくというようなことをお示ししたわけでございまして、具体的な内容とはちょっと違うということで御理解いただければと思います。
久保委員
 それでは、次回、3月までの間には、先ほど言われていたスケジュールと整備の内容を一体化したものを示していただくとともに、工事期間の歩行者動線というのも非常に気になるところでございまして、例えば、1で工事が入っているとき、これは今までどおりの改札を使えるのか。1と2が例えば同時に工事が入ってしまった場合は、今は2という中を歩行者は使っているわけですが、それが無理になってくると、中野通り側に仮設の道路等をつくらなければいけないのではないかと思いますし、そういったことも含めて、工程をきちっと示していただきたいと思うんですね。⑦をつくる、⑧で作業空間を確保する、⑤でバスの回転広場をつくれないと、②の工事は当然できないのではないかなと思いますので、そのあたりもきちっと、区の今のお考えで結構でございますので、次回までには示していただきたいと思いますけれども、いかがですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 なかなか詳細な歩行者空間の確保ということでのお示しは難しいのかなというふうに思います。と申しますのは、実際にどういう形で施工していくかということと非常に絡んでまいります。そういったことがあるので、詳細にはお示しできませんが、一つの考え方として、ある程度のところでのお示しはできるのかなというふうに思ってございます。できるだけ委員の意に沿うような形での工夫をしてみたいと思っております。
佐藤委員
 時間がありませんので、1点だけなんですけれども、一番影響を受けるサンモール商店街とか、ブロードウェイ商店街の方たちとの意見交換というか、そういう周知の仕方というのは、どうされているのかなと思いまして。ここに来て、さまざま商店街の方からも不安の声が出ているところです。ということで、今まで整備構想をつくられてきた段階で、どのような意見交換の場をつくられてきたのか、それから、今後、基本計画について意見交換する場をどのようにつくられていくのか、また、基本構想でいただいていた意見について、主にどのようなものであって、今度、基本計画にはどんな形で反映されているのかについてお伺いいたします。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 昨年10月に決めた構想でございます。この過程では、パブリックコメントを実施して、多くの方の御意見をいただいてまいりました。その中では回遊性の確保等の御意見をいただいておりまして、そのために、できるだけ二、三、四、五丁目の回遊性を今後とも図っていけるような計画づくりを進めていきたいというふうに思ってございます。
 整備計画そのものにつきましては、本日、素案という形でお示しさせていただいたわけでございますが、これから区民の方々に、商店街の方々にいろいろ周知を図り、御意見をいただいて、計画に反映していくと、そういったようなスケジュールを考えているところでございます。
佐藤委員
 当然商店街の方たちとも個別の意見交換会は今までも持たれてきたし、今後もちゃんと案を示していくということでよろしいですか。結構数が多いので、北口にお店を構えていらっしゃる方にそういう周知がきちっとできていないのかどうなのか。知らない方とか、さまざまな意見を持っているんだけれども、区に対して反映というか、意見が言えない状況だとか、さまざま御意見を聞きますので、そういうことの周知の徹底というのはどのように行われているのかということで、しっかりやっていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今も申し上げましたように、構想策定段階では、サンモール、ブロードウェイだけでなくて、周辺の商店街の皆様もお集めいただいて説明会を開催したり、私どもといたしましては、かなり手厚くさせていただいたというふうに思ってございます。ただ、今、委員の御指摘がございますように、なお少ないということであれば、この計画の周知について、御意見をいただくような努力をしていくということを考えてございます。今後遺漏のないように努めていきたいというふうに思っております。
林委員
 確認が3点とスケジュールについて1点質問させていただきます。
 まず、確認について、12ページのところなんですけれども、③のところ、右折レーンを整備というふうに書いてあるんですが、ここは3レーン書かれてあるんですが、今現在、たしか2レーンだったと思うんですが、その点について1点と、あと、①の北口の改札というところをJRと協議なさっているということなんですが、数万人もふえるということから考えると、必ずこの動線ということは必要だと思うので、その点について協議がきちんと確約できるような方向なのか、今お答えできないかもしれませんが、その方向についてというのを一つと、あともう一つ、8ページに人の動線のことが書かれて、中野通りレベル1というのがあるんですけれども、北口の改札のサンモールのほうに出るところだけ赤く入っているんですが、今ある信号のところというのが書かれていないのは、ただ書いていないだけなのかという、その3点を教えていただけますでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まず、中野通りのレーン数でございます。これはこういう内容で現在調整を進めているということでございまして、まだ確定にはなってございませんが、4番の仮設バス停に入るための右折レーンということで、中野通りの交通渋滞を抑制していくということから、右折レーンを確保していく必要があるだろうというような内容で調整しているということでございます。
 二つ目の北口改札の改修でございますが、説明の中でも申し上げましたが、現在、中野通り側に改札が向いております。その関係から、ここでの滞留空間がないという大きな課題を持ってございまして、現在の中では、これから増加する人に耐えられないということで、改札口を現北口広場の方向に向けて開設していくということで、JRと調整しているということでございます。そうしますと、大きな北口駅前広場の中でたくさんの人を受けとめることができるということで、そこからさらに西側、北側、東側へ、そういうような歩行者の安全な銅線の確保ができるであろうというようなことを考えているところでございます。
 それから、三つ目でございますが、中野通りレベルの赤の矢印は歩行者の動線ということで、現在想定している歩行者の方の動線については、こういうことで考えているということでお示ししているものでございます。これはあくまでも主要動線、考え方ということでお示ししているというものでございます。
林委員
 主要動線ということで、信号のところは主要動線ではないから書いていない、それは残すということでよろしいんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは新北口レベル2階のほうで東西連絡路、こういったものを整備するということで、こちらが西側、四丁目と五丁目をつなぐ歩行者通路ということで主要動線を考えているということになるわけでございます。恐らく中野通りレベルのほうでも、まだ最終的には詰まっていないんですが、歩行者の方の何らかの施設が必要なのかなということで、あくまでもこれは補助的な考え方ということでございますので、今回このレベルではお示ししていないということでございます。
林委員
 もう一つ、確認で、先ほどの中野通りは、レーンを一本ふやすということでよろしいんですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほど申し上げましたバスの右折というルートは十分考えられますので、そこでの渋滞を起こさせないということから、一つ車線をふやしていくという考え方をとってございます。
林委員
 次に、13ページのスケジュールについて質問させていただきます。整備基本計画を策定された後に、その下に都市計画変更手続というのがあります。今、八つほど計画のことが示されましたけれども、都市計画変更手続がされなければできない工事というのを教えていただけますでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 都市計画の今回の考え方は、先ほどの10ページでお示ししてございまして、こういう内容に都市計画を変更していくということで考えているわけでございます。この都市計画が決定しないとできないというのは、実は東西連絡路、これについては都市計画があって整備していくのが妥当であるというふうに判断しているところでございます。
林委員
 じゃ、東西連絡路以外の工事は、この手続をしなくても着手することができるということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在のところ、仮設の駐輪場あるいはバス回転広場等については、都市計画事項ではないと、あくまでも途中経過ということでございますので、都市計画の変更は考えていないということでございます。
林委員
 では、先ほどから出ている7万人から駅利用者がふえるということから考えて、都市計画変更手続がなされないと、それに支障があるような工事というのは、あるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 駅利用者が増加するということで、交通を円滑に流すということでは、四丁目、五丁目をつなぐ東西連絡路が非常に大きなウエートを占めてくるのかなというふうに思っております。
林委員
 都市計画変更手続というのは、今の東西動線のことについても、中野区だけで決められるわけじゃなくて、幾つかの関係者と調整しなければいけないと思いますが、どちらのところと調整を今後なさるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 駅前広場については、東京都が決定主体になってくるということになります。それから、新北にある駐車場、これは中野区決定でいけるというわけですが、ただ、東京都の同意が当然必要であるということになるわけでございまして、関係機関の中には東京都の都市計画関連、交通関連、それから、交通の関係では警視庁、こことの調整が非常に重要になってくるかというふうに思ってございます。林委員
 この都市計画の変更の計画が1、2、3、4と22年度に書かれていて、後半からというふうになっているんですけれども、そこの調整や計画というのは、もうしっかりなされていて、変更手続が大体どのくらいに終わって工事というような、計画はもうあらあらできていらっしゃるんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これも東京都と調整をしてございまして、都市計画に向けての変更手続は、いかにも第3期、第4期しか書いていないような形になっているわけでございますが、具体的には、もう既に事務レベルでの調整は始まっているわけでございます。これは、なぜ第3期、第4期にこういう線が入っているかと申しますと、都市計画の手続に基づいて、住民説明会等をこの時期にやっていくということで、こういう線が入っているということでございまして、あくまでも事務レベルでの手続は、この線には入ってきていない、もう既に始まっているということでございます。先ほども申し上げましたように、都市計画の変更については、ことしの秋ごろに変更の確定をしていきたいというふうに思っているところでございます。
牛崎委員
 12ページなんですが、第1期整備の内容ということで、②のところは、現北口駅前広場の歩行者中心の広場として整備するというふうになっているので、これを見ると、完全に整備ができるのかなと思っていると、10ページを見ますと、第1期のところには、タクシーが乗りおりするところと言ったと思うんですが、ここのところがまだ暫定整備になっていると。それで、11ページのほうを見ると、第2期も暫定整備になっていると。やっと、3期になって、それがとれて完成というんですけれども、どうして第3期になって完成するように書かれているかがわからないので、教えてください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは、実は、新北口駅前広場の整備の時期が相当後にずれ込むということがございまして、現在の北口駅前広場の整備が途中一回変更しなければいけないという内容を示してございます。というのは、現在、協議を進めてございますのは、現北口駅前広場の交通計画は東側から来る車をさばかなければいけないということで、東側から来る交通動線をさばくだけ、これが最終形です。バスとかタクシーとかこういったものは新北口駅前広場に整備するということを考えてございますので、現在の北口の最終形としては、本当に最低限の交通だけを処理する、あとは歩行者系で整備するというのが考え方です。ところが、そこに10年ぐらいのギャップがあるわけでございまして、その間、現北口が本当に通過交通の処理だけでいいかどうかというと、区民の方々に迷惑をかけるということで、新北口駅前広場が整備できるまでは、歩行者系広場とは言いながら、最低限のタクシー、こういったものの空間としては確保しようというのが暫定というような考え方でございます。
 だから、第1期整備の段階では、歩行者系の広場に再整備するわけでございますが、ここでタクシーを全く締め出してしまうということになりますと、区民の方々の利用に御迷惑をおかけし、支障を来すということから、最低限のタクシー、一般車の交通利用は確保していかなければいけないということで、ここでは暫定整備という言葉を使っているわけでございます。ただ、最終的には、先ほど申し上げた、東側から来る車の最低限の交通ルート確保程度にとどめたいというふうに考えてございますので、最終的には本当に通過交通だけのスペースを確保するということで、こういう内容になっているということでございます。
牛崎委員
 それはわかりました。それから、3番の中野通りから中野サンプラザの南側に右折する車線を整備ということで、これまでは右折できなかったのを右折できるようにするということだと思うんですが、そうすると、4番の仮設バス停の整備、ここの部分と車の出入りや何かも含めて混乱する状況が生まれるんじゃないかというふうに私は思うんですが、先ほどは関連機関との整備を進めてきているし、これからも進めていくというふうにおっしゃっていましたが、警視庁なんかの指導では、ここに仮設を置いても大丈夫だよというようなお答えはいただいているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野通りは現在右折レーンがないんですが、ここは右折できるんですね。したがって、交通混乱が起きているということでございます。今度、バスを右折させるということになりますので、交通渋滞の観点から、右折レーンをきちっと設ける必要があるということでの内容をここに記載させていただいているということでございます。
 4番の仮設バス停でございますが、今のところ、区としてはこういう形で、けやき通りは植樹帯とかございますので、広げることは可能であると。要するに、バスバースをつくりやすいということで、中野区が警視庁にこういう形で提案しているということでございまして、ただ、最終的な決定までは至っていないということでございます。
牛崎委員
 サンプラザが目の前にあるわけですね。サンプラザというのは、中野区民にとってはもちろん大事な施設ですけれども、中野のシンボルというふうに言われていて、例えば、先日、成人式などをやりましたときに、それがいいか悪いかは別としても、晴れ着を着た新成人が本当にたくさん集まって、けやき通りも含めた全体のイメージとして中野サンプラザがあるというふうに思うんですよね。だから、ここに仮設のバス停を整備するということは、雰囲気ががらりと変わってしまうように思って、そういう面もきちんと配慮していただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょう。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 先ほど申し上げましたように、そういったイベント等につきましては、一体的に使えるようなことを今でも交通規制しながら活用しているというような状況もございますので、そういう使い方が可能であろうというふうに思っております。ただ、この部分のけやき通りについては、植樹帯もかなり広くとってございまして、バスのバースとしては整備しやすいということがございます。ただ、そういうイベント時には別の使い方ということは十分考えていかなければいけないだろうというふうに思っております。
牛崎委員
 それから、駅前の歩行者中心の広場なんですが、現在、北口広場が半分ぐらい駐輪場にはなっていますが、区民がいろんなイベントなどで使っていたり、区でもいろんなイベントで使っていますけど、そういう広場の機能として北口の歩行者広場というものが使えるようになるんでしょうか。それとも、使えるようじゃなかったら、そういう広場は一体どこにできるんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在の新北口駅前広場、これはもう既に道路として供用開始されているということでございまして、実はここで現在何らかの方法で使っているという方は、どちらかというと、道路法に基づく使用とは違う形で使われているということでございます。私どもといたしましても、この内容ということで整備は進めていくわけでございますが、そういった利用の仕方は十分可能であろうというふうには思ってございます。ただ、法律上はいかがかなということでございまして、そういったこともございまして、利用する分には支障はないんであろうというふうに思っております。
かせ委員
 大分わかってきたんですけれども、今までの経過の中で気になるところは、12ページを見ていただきますと、清掃車庫がありましたよね。これまでは住民との関係とかいろいろあったわけですけれども、今回の場合には、都市計画決定の変更の中で、一部変更地域に入っていますよね。清掃車庫の関係ではどうなっているんでしょうか。これまでの経過と今後の計画との関係ということで、説明してください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 清掃事業につきましては、東京都と23区との役割分担の中で、中野区は清掃車両を整備していくという約束のもとで、ここの場所に清掃車両車庫が整備されているというふうに認識してございます。これは東京都とのお約束もあるわけでございまして、この利用につきましては、第1期整備の段階では、お約束どおり清掃車両車庫として使っていくということで考えているものでございます。
かせ委員
 もともと警大跡地の中に入れるんだと、その間の暫定的な利用ということでここに入ってきたと思いますが、確認したいんですが、そういうことですかね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 東京都との役割分担の中では、暫定的にここに清掃車庫を中野区としては整備すると、そういう仕切りになっていると認識しております。
かせ委員
 そうしますと、これは引き続き暫定利用としてここに清掃車庫を持ってくるということですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在のところ、東京都とのお約束を守っていくというスタンスに変わりはございません。
かせ委員
 そうしますと、先ほどお聞きしたんですが、一部の問題ですよね。10ページを見ていただきますと、赤線の部分、補26付属広場という線は、地図から言いますと、けやき通りを真っすぐおりたところ、それが線路のところまでずっと入っていますよね。これは付属施設としての都市計画決定は変更がないわけですよね。そうしますと、駐車場というのは、都市計画との関係からいうと、別途の利用ということになりますよね。この辺の位置付けはどうなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 都市計画ではこういう形で決まっているということでございます。ただ、表面上の使い方が、清掃車両車庫のところは違う形で現在は使っているということでございまして、都市計画の内容と現状と違うというケースは多々あるわけでございます。
かせ委員
 多々あるというんじゃなくて、今後の計画というのは、本格的な整備ということになってくると、この辺も影響してくるだろうと思います。そうしますと、暫定ということについても、現在はあれですけれども、いつかは結論を出さなきゃいけないということですよね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 おっしゃるとおりでございまして、あくまでも清掃車両については暫定車庫という位置付けでございます。これについては、本格的に整備しなければいけない時期が来るわけでございまして、それとあわせて、新北口駅前広場の整備をしていくということになってまいります。
かせ委員
 ちょっと確認のことも含めてですけれども、この計画ですと、10ページを見ていただきますと、北口の改札が南側に行くということですけれども、これは計画でいえば、あと2年ぐらい先ということになりますね。私どももJRにも要請に行ったことがあるんですけれども、大規模な開発の前に少なくともそのことを改善してほしいということを要請してきたし、また、本会議なんかでも質問してきたんですが、それについては、JRのほうはどういうふうに考えているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 北口の改修に合わせて広場との段差を解消していくということで、整備をお願いしてございます。
かせ委員
 それまではやらないということで了承しているわけですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在のところ、そういう形でJRさんとの調整を進めているということでございます。
かせ委員
 それと、この際に聞いておきますけれども、線路の南側、中野三丁目のほうからおりてくるところが非常に危険だという話が随分前からあるんですけれども、今回の場合には、特段の改善といいますか、触れていないんですが、今後の開発でいろいろ影響が出てくると思うんですけれども、大きな問題じゃないんですが、関心の高いところなんです。そのことについて、何か協議はされていますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 三丁目地区に限らず、中野駅の広場に向かって東西の道路はずっと下がってきているということがあって、三丁目あるいは二丁目のまちづくりの中で、できるだけ歩行者に安全なルートを確保していきたいということでございまして、そのイメージを8ページのところで、破線になってございますが、できるだけ円滑な歩行者空間を東西に確保していきたいというようなところでお示しさせていただいてございます。今後、周辺のまちづくりの段階でこういった具体的な計画については調整していきたいというふうに考えております。
林委員
 簡単に、先ほどのちょっと確認なんですけれども、22年度の後半から都市計画の変更手続をなさいますけれども、そうなると、23年の1年だけで南北通路と北口の改札の工事をなさるということになるのか、もし1年では無理であれば、事務レベルでは大分詰まっているのであれば、この手続をもう少し早めるということはなさらないんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは、東京都と調整を進めている内容でお示ししてございます。東京都さんのほうも、都市計画審議会という組織があって、その審議会と調整しながらということになってまいりますと、中野区の都合だけではなかなか進まないと。ただ、このスケジュールであれば、中野区も十分対応できるし、東京都も対応できるということで、こういう内容でお示ししているというものでございます。
委員長
 他、よろしいですか。
 それでは、以上で本報告については終了します。
 2、西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤整備の整備方針及び都市計画説明素案(資料3)について、時間が余りないので、省略して説明していただきたいと思います。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 それでは、手短に御説明させていただきます。
 まず、整備方針についてでございます。別紙1のほうをごらんください。
 まず、はじめにというところの一番下の2行のところを読み上げます。本整備方針は、沿線まちづくり計画の具体化を目指し、まちづくりの核となる基盤施設の整備について、その方針を定めるものであるということで、こちらについては、沿線まちづくり計画の中の考え方をもとに、今後の基盤整備についての方針を定めているものでございます。
 基盤整備の意義、目的については、これまで沿線まちづくり計画のほうでお示ししていることでございますので、ここでは割愛させていただきます。
 2ページをお開きください。基盤整備の基本方針といたしまして、7項目ございます。
 まず、1点目といたしましては、沿線まちづくり計画の方針に基づきまして、単に駅前広場や道路をつくるということでなく、地域経済やまちの安全・安心の向上など、まちの課題解決に資する基盤整備として整備をいたします。
 2番目といたしまして、沿線まちづくり計画で示した駅前広場の考え方に基づきまして、連続立体交差事業と整合した駅前広場として整備いたします。
 3番目といたしまして、駅前広場関連街路などにつきましては、都市施設として整備を図ってまいります。
 4番目といたしましては、都市計画道路補助220号、もみじ山通り、それから、補助227号、大和中央通り、こちらにつきましては、鉄道の連続立体効果事業、また、そのほかのまちづくりとの整合を図りながら事業を進めてまいります。
 5番目といたしまして、鉄道敷につきましては、交通ネットワークや地域の交流軸の形成など、その活用については、関係機関と協議をしてまいります。
 6番目といたしまして、事業実施に際しましては、積極的な国費の導入を図ってまいります。
 7番目といたしまして、整備の実施時期については、連続立体交差事業の進捗との整合を図ってまいります。
 次に、4番目の基盤整備の進め方といたしまして、まず初めに、この事業の実施が決定しております中井-野方駅間に位置する新井薬師前駅、沼袋駅周辺の基盤施設を先行いたします。それから、野方駅、都立家政駅、鷺ノ宮駅の各駅周辺につきましては、今後の連続立体交差事業の進捗に合わせ、整備の具体化を図ってまいります。
 それから、3番目といたしまして、関連街路や駅前広場の基盤整備の具体的な整備計画の策定や事業の推進に当たりましては、十分な説明や意見交換を行いまして、また、関係権利者を中心とするまちづくりの協議体の組織化などを行い、地元の合意形成に努めてまいります。
 3ページをお開きください。連続立体交差化区間の各駅の整備方針といたしまして、まず、新井薬師駅前ですけれども、補助220号の整備による道路ネットワークの構築により、周辺交通環境の改善を図る。こちらの図面のほうで見ていただくとわかるんですが、中野通り、今、未整備の補助220号、それから、その間にある五中、つつじ通り、こういうものの道路ネットワークを整備していくということでございます。
 それから、必要な交通結節機能と、また、地域の交流拠点としての機能を持った駅前広場を整備してまいります。さらに、道路ネットワークを構築することによりまして、哲学堂通りにつきましては、歩行者の空間に配慮した整備というものを検討してまいりたいと思っております。
 4ページ目をごらんください。こちらは沼袋駅でございます。こちらにつきましては、現在、一方通行のバスルートの相互通行化及び歩行者空間の確保など、安全性や利便性の向上を図ってまいります。それから、必要な交通結節機能と地域のコミュニティ、地域防災に配慮した駅前広場を整備してまいります。こちらの基盤の整備に際しましては、まちの再編、再生などに配慮した方策を合わせて検討してまいります。
 以上が、駆け足でございましたけれども、整備方針についてでございます。
 それから、都市計画素案説明会についてということでございます。これは別紙2のほうをごらんください。既に皆様のお手元のほうに行っているかと思いますけれども、西武新宿線の連続立体交差化計画及び関連計画といたしまして、東京都、中野区、西武鉄道は、来る2月1日にまず上高田小学校で、それから翌2日には沼袋小学校におきまして、説明会を開催いたします。こちらの関連計画というものにつきましては、中野区の西武沿線まちづくり計画についての御説明でございます。
 このチラシの配布範囲でございますけれども、連続立体交差事業の予定区間の沿線200メートルのところにかかる町目単位でビラを直接東京都のほうが配布しております。
 駆け足でございましたけれども、私のほうからの報告は以上でございます。
委員長
 この報告については、次回委員会で、2月1日、2日の説明会の報告等もございます。きょうは報告を受けたということで、質疑は合わせて次回やりたいと思います。
 次に、その他に口頭で報告が1件あります。荷さばきスペース確保の社会実験について。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 お手元のほうにこういうリーフレットが行っているかと思います。東京都の事業でございまして、現在、荷さばき路上駐車場が発生してございます中野駅の北側商店街地区、これは裏面のほうに案内図があるわけでございますが、中野区商店街連合会第7ブロックの地区を対象といたしまして、このエリア内というか、駐車場を三カ所ばかり実験費用の中で確保して、その実験への協力が得られた店舗及び荷さばき事業者の方々に、荷さばき駐車場を利用していただいて、各店舗への集配送を行ってもらうという実験を行うというものでございます。
 期間は、お手元にございますように、1月25日から2月5日までということでございます。この実験結果を踏まえて、今後の荷さばき駐車対策に活用していきたいということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
委員長
 質疑ありますか。よろしいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はありませんか。――ないですね。
 では、西武沿線まちづくり基盤施設の整備方針及び都市計画素案説明会については、開催結果として、次回も委員会で報告させていただきます。
 それでは、その他の審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程を協議したいため、委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時58分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前11時59分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は2月4日、木曜日、10時から当委員会にて開会することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程は終了いたしましたので、中野駅周辺・西武新宿線沿線特別委員会、散会いたします。

(午後0時00分)