平成19年07月2日交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会
中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会〔平成19年7月2日〕
交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会会議記録
○開会日 平成19年7月2日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午前10時00分
○閉会 午後0時25分
○出席委員(14名)
久保 りか委員長
山口 かおり副委員長
内川 和久委員
ひぐち 和正委員
林 まさみ委員
せきと 進委員
伊東 しんじ委員
佐野 れいじ委員
小林 秀明委員
近藤 さえ子委員
佐伯 利昭委員
かせ 次郎委員
斉藤 金造委員
飯島 謹一委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長(政策室) 沼口 昌弘
計画財務担当課長 長田 久雄
政策室特命担当課長 奈良 浩二
中部地域担当課長 遠藤 由紀夫
産業振興担当参事 鈴木 由美子
都市計画担当課長 登 弘毅
中部地域まちづくり担当課長 上村 晃一
北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 市川 求
土木・交通担当課長 遠山 幸雄
拠点まちづくり推進室長 谷村 秀樹
拠点まちづくり担当参事 秋元 順一
中野駅周辺整備担当課長 松前 友香子
○事務局職員
書記 杉本 兼太郎
書記 松本 明彦
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の紹介
○議題
西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて
区内交通のあり方について
中野駅周辺のまちづくり・産業振興について
○調査事項の経過並びに現状について
1 区内交通のあり方について(土木・交通担当)
2 西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて(北部地域まちづくり担当)
3 中野駅周辺のまちづくり・産業振興について(産業振興担当・拠点まちづくり担当)
○所管事項の報告
1 西武新宿線野方・都立家政・鷺ノ宮駅周辺まちづくり構想(たたき台)の策定について(北部地域まちづくり担当)
2 西武新宿線沿線まちづくり計画(案)等調査委託成果について(北部地域まちづくり担当)
3 中野駅地区整備計画案作成支援業務委託の成果について(拠点まちづくり担当)
4 平成18年度調査委託「中野駅南口地区およびその周辺のまちの将来像とまちづくりの方針・方向性に係る調査・検討」の報告について(中野駅周辺整備担当)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会を開会いたします。
(午前10時00分)
委員長
本日の審査日程についてお諮りいたします。
本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、12時を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
本日は、正・副委員長互選後初めての委員会となりますので、議事に入る前に委員会参与の紹介を受けたいと思います。よろしくお願いいたします。(資料2)
沼口副区長
自己紹介をさせていただきます。副区長の沼口昌弘でございます。よろしくお願いいたします。
長田計画財務担当課長
計画財務担当課長の長田久雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
奈良政策室特命担当課長
政策室特命担当課長の奈良でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤中部地域担当課長
区民生活部中部地域担当課長の遠藤です。よろしくお願いします。
鈴木産業振興担当参事
区民生活部産業振興担当参事の鈴木です。よろしくお願いいたします。
登都市計画担当課長
都市整備部都市計画担当課長、登でございます。よろしくお願いします。
上村中部地域まちづくり担当課長
中部地域まちづくり担当課長の上村でございます。よろしくお願いいたします。
市川北部地域まちづくり担当課長
北部地域まちづくり担当課長の市川です。よろしくお願いします。
遠山土木・交通担当課長
土木・交通担当課長の遠山でございます。よろしくお願いします。
谷村拠点まちづくり推進室長
拠点まちづくり推進室長の谷村でございます。よろしくお願いいたします。
秋元拠点まちづくり担当参事
拠点まちづくり担当参事の秋元でございます。よろしくお願いいたします。
松前中野駅周辺整備担当課長
中野駅周辺整備担当課長の松前と申します。よろしくお願いいたします。
委員長
以上で委員会参与の紹介を終了いたします。
それでは、議事に入ります。
西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて、区内交通のあり方について、及び中野駅周辺のまちづくり・産業振興についてを一括して議題に供します。
それでは、調査事項の経過並びに現状について順次説明を求めます。
まず、1番、区内交通のあり方についての説明を求めます。
遠山土木・交通担当課長
当特別委員会の調査事項でございます区内交通のあり方といたしまして、南北バス路線の概要及び現状について申し上げます。
区内交通の現状に関しまして説明いたします。
御案内のとおり、中野区は東西方向にJR中央線、総武線、それから西武新宿線、地下鉄丸ノ内線が、南北方向には都営大江戸線がございまして、バス路線も主として都道に京王東、関東、都営、国際興業の路線がございます。交通網は中野駅を中心に整備をされてございますが、平成17年までは上鷺宮地域や鷺宮地域からは中野駅周辺に直接交通機関の乗り継ぎなしで行くことができませんでした。また、南台の杉並区に隣接する地域でも同様の状況にございました。そのため、当該の地域からは中野駅周辺への直通のバス路線の整備が要望されておりました。地域や議会の御理解、御支援をいただきまして、17年後半からそれぞれバス路線が新設、運行されてございます。
それでは、資料(資料3)に基づきまして、南北バス路線について概要を申し上げます。
まず、南部バス路線でございます。これは中野駅から南部高齢者会館循環ルートでございます。運行主体は京王バス東株式会社でございます。運行経路・距離につきましては、中野駅南口を起点としまして、鍋屋横丁、中野新橋を経由して南台五丁目で折り返すルート、片道約4キロメートルでございます。運賃は200円でございます。運行車両は、次の「なかのん」と同様の小型・ノンステップバスでございまして、座席数は14席、定員は34人でございます。バス停留所は、南台五丁目方面、中野駅方面それぞれ16カ所設けてございます。運行開始は平成17年9月16日からでございました。この路線の開設によりまして、従来の「川島循環」路線は廃止されてございます。
なお、添付資料といたしまして、運行開始当時のチラシ等にバス停等が明記されてございますので、参考まで資料としておつけいたしてございます。
裏面をごらんいただきます。コミュニティバス「なかのん」でございます。運行主体は関東バス株式会社でございます。運行経路・距離につきましては、中野駅北口から早稲田通り、環七、新青梅街道を鷺宮、上鷺宮方面に向かい、杉並区の八成小学校前を折り返すルート、片道約6.5キロメートルでございます。運行回数につきましては、八成小学校発中野駅行きが1日27便、中野駅発八成小学校行きが1日24便でございます。午前7時から午後6時の間、おおむね25分間隔で運行、所要時間は約30分でございます。運賃につきましては、大人210円でございます。使用車両につきましては、小型のノンステップバス4台を使用してございます。3台が常時使用、1台は予備車両でございます。座席数は14席、定員は34名でございます。バス停留所につきましては、中野駅方面が25カ所、八成小学校方面については24カ所でございます。運行は平成17年の11月30日からでございました。
それから、コミュニティバスと位置付けてございまして、中野区の支援をしてございます。まず、スタート当時、平成17年度につきましては、車両購入費2台分3,400万円余、それから運行経費、これは月125万円でございますが、625万円を、道路環境整備費、これは主にバス停整備費でございますが、320万円を支援してございます。平成18年、19年につきましては、運行経費のみ、年間1,500万円となってございます。一番最後に平成18年の乗客数等の資料をおつけしてございますが、現在、約1便当たり10.5人ということになってございまして、1便当たり約10名ということで、採算ラインには届いてございません。今後とも事業者の努力を希望するとともに、区のPR等の側面支援をしていきたいと考えてございます。
なお、昨年、上りの「鷺ノ宮駅入り口」バス停が廃止されてございましたが、本年6月16日に代替の東京三協信用金庫前に同名のバス停が設置されてございます。
なお、今回、御報告まで至ってございませんが、オンデマンド交通につきまして口頭報告をさせていただきたいと思います。
今年度、区民を対象に交通行動の実態並びに移動支援に対しましての要望等の調査を行うこととしてございます。これは新しい中野をつくる10か年計画に記載されてございますオンデマンド交通システムを構築するための基礎調査として行うものでございます。このオンデマンド交通システムは、交通不便者が安心して移動できるまちづくりを目指しまして、その仕組みづくりと運営をサポートするものでございます。オンデマンド交通システム、いろいろな方式がございまして、一口に言うことは難しいのですが、イメージとしては、バスとタクシーの中間をなす次世代の交通体系というふうに考えてございます。今年度の調査は、8月に業者を選定いたしまして、9月に調査項目を決定し、10月に調査を実施し、12月に報告書を作成するという日程を考えているところでございます。第3回定例会で、当委員会に調査の詳細につきまして御報告をしたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。
雑駁でございますが、以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。
ひぐち委員
ひぐち和正です。よろしくお願いします。
先ほど、南部バス路線、中野駅から南部高齢者会館までのルートということで、これは財政的なことがちょっと載っていませんけれども、これは赤字なんでしょうか、黒字なんでしょうか、その辺おわかりだったら教えてもらえますか。
遠山土木・交通担当課長
「なかのん」と違いまして、京王東株式会社からは、財政といいますか、収支につきましての詳しい情報はなかなかいただけないのでございますが、乗降客はふえています。ただし、増便につきましては、今、検討はしているが、なかなか現在の乗降客数では難しいですという回答はいただいているところでございます。
ひぐち委員
私はこの地域に住んでおりまして、このバスが非常に便利で都合がいいという話を聞かされています。ぜひ1時間に1本でなくて、せいぜい30分に1本にしていただければ、バスの利便性が非常に高くなるというふうにおっしゃっているんですけど、その辺の1本増加ということに関しては、何か御計画はないんでしょうか。
遠山土木・交通担当課長
先ほどの御説明でも、規模的には「なかのん」と同規模ということなので、座席数、定員数は同様の数字なのかなと思ってございます。「なかのん」の例でいいますと、約15名ほどが採算点の境界点といいますか、そういうことが考え方の一つにあるかと思います。今、委員の御質問でございますが、当定例会でも委員の御質問がございまして、区長の方からも、客数の推移を注意深く見守りながら、経過、バス会社の運営についてしっかり見守っていきたいという御答弁をさせていただいてございます。私どもも、そういった強い要望があるということは事業者には伝えてございますが、増便ということになりますと、現在のバス車両そのもの、それから社員といいますか、運転手についても増の要因となりますので、そういった面ではなかなか厳しいのかなというふうにはとらえているところでございます。新たにバスを購入し、社員を用意するということが必要なのかなと思っております。
ひぐち委員
ちょっと時間をとらせて申しわけないんですけれども、コミュニティバスの検討というのは行われないんでしょうか。
遠山土木・交通担当課長
平成17年でしょうか、南北バスにつきましていろいろと希望等がございまして、所管としても、区といたしましてもいろいろと検討した結果、基本的には、コミュニティバスとしての支援につきましては北部の「なかのん」についてのみということ、それから南部につきましては、事業者がみずからの運行ルートとして設置したいというお話をいただいているというふうに聞いてございます。
林委員
オンデマンド交通のバスとタクシーを一緒にするみたいなことをおっしゃったんですが、具体的にどのようなことを考えているんですか。
遠山土木・交通担当課長
具体的というところが今、詰めているところではございますが、言ってみれば、タクシーは究極的なドア・ツー・ドアの交通でございますが、料金的にはなかなか金額がかさむということです。バスにつきましては、時間が設定されたバス停のところに自分から出向いて、そのバスを待つということでございますので、いろいろな、高齢者を中心として、移動はしたいんですけども、なかなか移動しにくいという状況にある方を、移動をサポートする新しい交通手段として、限りなくドア・ツー・ドアに近く、かつ料金的にはバスよりも高いけれども、タクシーよりは安いといったような、乗り合い交通、バスのようなものを一応想定して、どういったものが可能なのか、どういった方々を対象とするのか、ルートについては、中野区内完結になるのか、あるいはちょっと隣接まで出るのかとか、あるいは採算、事業主体はどうするかとか、こういったことについて検討してまいりたいと。その第1弾として、対象者について、どういった需要があるのかとか、そういったものを今年度基礎調査をしていきたい、このように考えてございます。
内川委員
今のオンデマンド交通の件なんですけれども、今、対象者をこれから絞り込むと。来年度から中野区は小学校の統廃合が進みますよね。非常に学校までの登校距離が長くなる子どもたちがいるんですが、料金設定の問題もあると思うんですけれども、そういった子どもたちの安全に学校まで行ける足としても、ちょっと考えるところがもしあれば、対処として言っていただければなと思いますけれども。
遠山土木・交通担当課長
大きな中心としては高齢者等を想定してございますが、そういったいわゆる通学ということも、そういった声もお聞きしていますので、そういった範囲にも入れられるかどうかということも含めて検討していきたいと思ってございます。
飯島委員
区内交通のあり方という報告なので、バスルートの報告だけではないだろうと思うので。基本的に、区内交通のあり方の基本、区内の交通についてはこう考えていますというところはどうですか。
遠山土木・交通担当課長
特別委員会の所管というところで委員からの御質問と思います。基本的には、区内で完結するような区内交通と。言ってみれば、数年前までは南北バスルートというのがメインかなと思います。現状では、東西の部分も含まれているというふうには認識してございます。鉄道事業につきましては、中野区内で完結するという、そういった範囲には限定できませんので、むしろそういった意味では、陸上交通の中でもバスルート、あるいは先ほどお話ししましたオンデマンド交通、そういったものをイメージして、守備範囲として考えているところでございます。
飯島委員
基本的にはバスということになるんでしょうけども、交通困難地域というか、いわゆる交通アクセスについて不便な地域、一度調査をしてやりました。新しい路線が通ったりして、あるいは新しい施設ができたりしてと、こうなってきていますよね。改めて区内における交通アクセスの問題、これを検討してみるというか、アクセスに関してもう一度洗い直してみるというか、こういうお考えはありますか。
遠山土木・交通担当課長
従前ですと、公共施設を中心にバス路線等の検討という形になろうかとは思いますが、私ども、「なかのん」の運行等、あるいは南部のバスルート等でも、いろいろと議会からも御意見、お考えをいただきますし、地域からもお考えをいただきまして、バスルートではなかなか限界のあることも承知しているところでございますので、そのすき間といいますか、そういったものについては、今、検討中でございますが、オンデマンド交通でそれを補完する形というようなイメージを所管としては考えてございます。
飯島委員
そうであればなおさら、どこが課題の地域になるのかと、これは絞り込まなきゃなりませんよね。どこでも自分の通っているところにこうやって来てくれれば、それにこしたことはないんでしょうけども。そういう意味じゃ、中野区内の交通アクセスの難易度というか、こういうことをはっきり、状況が変わってきているわけですから、改めてつかまないと、オンデマンドで云々といったって、あるいは新しく施設ができたところもありますよね、江古田の森保健福祉施設みたいに。こうなってくると、さまざまに考えなきゃならないことはある。江古田にはたまたまバスはありますけれども、あれだって中野駅からのルートであって、南の方から、じゃあ、ダイレクトなんていうのはないわけですから。だから、そういうことを改めて、中野区の交通困難地域についてきちっと掌握しないと。先ほど内川委員もおっしゃっていましたけど、新しく統合になって、新しく交通困難になると。小学生の通学云々ということはまたちょっと次元の違う話だと僕は思いますけれども、そういうもろもろのことが出てきている。そうだとすると、また考えなきゃならない。それから、施設に関連していえば、高齢者の施設、障害者の施設、バスが運行していますね。こういうものとの絡みはどうするんだとか、そういうもろもろを、施設とバス路線とを網をかけて、それから、中野区がやっている交通のサポートに網をかけて、どこが困難地域なのかという絞り込みをしないと、どこが優先的に整備されるべき場所なのかというのがはっきりしないんじゃないでしょうか。そういうことをまずやらないと、タイトルだけあっても物は見えてこない。そういうことをぜひおやりになった方が、私はまず最初の作業として、これから大事なことになるのではないかと思うんですが、いかがですか。
遠山土木・交通担当課長
委員から今、困難地域ということに関しましても、状況が刻々と変わっているということを踏まえて、とらえ直すといいますか、新たな視点でそういうものをとらえる必要があるということで、私どももそういった視点を重要なものとしてこれから検討を進めていきたいと、このように考えております。
近藤委員
私もちょっと、いつも疑問に思っていたんですけれど、皆さんがやっぱり御自分のところは「なかのん」に来てほしいという思い、それぞれ皆さん区議会議員で、地元の方たちに、やっぱり不便だというので、欲しいという要望を伝えているんですけれども。飯島委員がおっしゃったとおりなんですけれども、区としては大体、バス交通とか、オンデマンドとかにどのぐらいの予算をかけていくのかとか。そういった、絶対補完するとは思っていないと思うんですよ、不便な人たちを。どのぐらいの、例えば本当に不便だったら、何をおいてもここに持ってくるのかとか、皆さんがどんなに要求しても、どのぐらいのものが出るのかとか、そういったことが全く見えないんですよ。方向としてはバス路線にどのぐらいの、もう「なかのん」を北につくったんだから、とりあえず何となく北のでほっとしていらっしゃるみたいな感じが私には見えてしまうんですよ。一つやったみたいな、後は状況を見守ろうみたいな感じに思えてしまうんですよ。やっぱり私のところなんかでも、江古田の森の施設ができたりして、そこにすごく行きにくい。高齢者がいい施設を使うのに、やっぱり行ってもらいたいし、それなら、じゃあ、どうするかという、そういう視点がなくて。まず、北の本当に不便な、今、鷺宮の方を通る「なかのん」はとてもよかったと思うんですけれど、それができて一安心。じゃあ、何人乗ったかなんていう感じでいないで、どのぐらいバス交通や不便者の足に、中野区としては予算をかけたり、どういう考え方をしているのかということがちょっと一つも見えてこないので、教えていただきたいんですけど。
遠山土木・交通担当課長
「なかのん」の話も、今、委員のお話に触れられてございましたが、今回、御用意させていただいた資料等の中にも、運行経費の支援ということで年間1,500万円ということがございました。これにつきましても、スタートから3カ年という考えで運行支援をしているということです。基本的には、例えばバス事業につきましては、バス事業者の努力によって事業を運営していってもらいたいと。私ども区といたしましては、そういったPR等の側面支援については区が行うと、そういったものが基本的な考え方でございます。「なかのん」につきましても、今回、御用意した資料も、今の10名では黒字にはなっていないということで、決してこれで安心しているということではなくて、なかなか厳しいなと。要望があったこと、そして、ルートが設けられたということ自体は大変喜ばしいことですが、実際経営という観点で見ると、なかなか厳しい状況にあるということで、決してこれでほっとしているというよりも、むしろしんどいなと、難しいなということは感じておるところでございます。
近藤委員
それはわかるんですけど、ですから、例えば鷺宮方面に行くバスが1台当たりに何名になったら次の路線に行けるのかとか、そういったことが何もわからないわけですよ。例えば江古田の森の地区なんかでしたら、どうしてもそこに患者さんが行きたいならば、それこそ寄附を集めて、こういう形ならできるとか、病院関係からここにバスを通すためなら、寄附を呼びかけたりとか、そういったことで通してもらえるのか、それとも、全く区としてはそういう考え方はなくて、お金がないだけでできないのか、そういうところがはっきりしない。10名でだめですよといって広報というんじゃなくて、もしこれがたくさん入るなら、次に向かえるのかとか、そういったものがわからないと、私たちも、欲しいのは皆さん欲しい。じゃあ、次、どういうふうにして区内交通を考えていったらいいのかなというところの方向性が私たちにもつかないんですけれど、その辺はお金さえ入ればやるという考え方なんですか。
遠山土木・交通担当課長
繰り返しの答弁になるかと思いますが、基本的には交通機関を設けている事業主が採算がとれる、需要が高いということであれば、おのずとそういったルートは設けられていくものというふうには考えてございます。ただ、今回報告をさせていただいております南北バスにつきましては、将来の採算性の見込みを考えた中でもなかなか厳しい状況の中で、いろいろと地域の方、議会の御支援等をいただきながら、事業者が手を挙げたと。ただ、なかなか厳しい状況は続いているということでございまして、基本的には、そういった需要をそれぞれのバス事業者に投げかけるということは、区の役割の一つになろうかという考えは私どもは持っておりますが、基本的には、それぞれの事業者がそれぞれの経営として、そういった需要を見出して事業をやっていくというのが基本かなというふうに考えてございます。
近藤委員
バス会社はそういう基本なんですけれど、やっぱり区は、議員の皆さんとかがみんな言っている、ここが不便でこちらに行きたいというのを、どういうふうにしたらそれが実現できるかというところにスタートラインを置いていただかないと。事業者がもうからないからできないという考え方じゃなくて、それを行うためにはどういう手段があるかな、この人がここからここに行けなくて困っている、それにはバスがいいのか、そして、オンデマンド交通がいいのか、ほかに何か仕組みはないかという、そういう考え方じゃないと、事業者が赤字だからという考え方は、事業者がすればいいことで、区は、その人たちを運ぶ手段というのはどういうふうにしたらいいかというところに着目していただきたいと思うんですけど。
遠山土木・交通担当課長
先ほどオンデマンド交通につきましては、ちょっと口頭で御説明をさせていただきました。究極的な交通機関には、タクシーがドア・ツー・ドアで行くという現状はございます。ただ、それでいいのかということから、料金的にもタクシーを利用するよりは低い料金で目的とする場所に行ける交通機関が考えられないかということで、オンデマンド交通をこれから検討していくということでございますので。中野区は言ってみれば都会でございますので、交通機関がないということではないのですが、こういった中で、そういったオンデマンド交通というものがどういった形で考え得るのかというのを今後調査して、研究してまいりたいというふうに考えております。
かせ委員
議論を聞いておりましたけれども、オンデマンド交通というのはこれから可能性のあるものかなというふうに思っています。ただ、そのときに大事にしていただきたいのは、高齢者であり障害者である、交通弱者と言われている人たちが現にいて、なおかつ交通手段の確保がなかなか厳しいところが現にたくさんある、それを調査するというのは本当に期待しております。その場合に、今ちょっと気になったのは、これは事業者のということで、それに期待をかけてしまうと、それで本当にできるのかどうなのか。本当に実現させるためには、行政としての役割というのもあるだろうし、今回3年間の中の補助をしましたけれども、やっぱり行政からの支援なり補助ということがないとやりにくいだろう、採算性ということになりますと、おのずと限度があるわけですから。その辺についてはしっかり研究して、それで、やっぱりできるだけ早く交通弱者をなくすという観点に立って努力をしていただきたいと思うんですが、いかがですか。
遠山土木・交通担当課長
現に福祉交通とか、その他、制度としてはございますが、それとの関係や、それから、これから検討なので、あまりフィックスした答弁をすると問題になるかとは思いますが、事業主体をどこにするかということも大事な検討の項目だというふうに考えてございます。
伊東委員
今度の調査の時期と目的なんですけど、多分、今までの質疑の中でも出てきたような問題というのは、既に区の方としても情報を掌握しているんじゃないかな。例えば路線バスの空白地帯はどこなのか、それから、従前の交通量もある程度は把握されているんじゃないかなと思うんですね。今度9月からですか、調査をかけていくと。それの目的なんですけど、あくまでもオンデマンドのシステムに対しての調査なのか。それであったらば、その後のステップがどういうふうになるのかということをまずお聞きしたいのと、もう1点は、中央環状新宿線と山手通り、これの完成が延びておりますけれど、その完成の暁、前にも質問させていただきましたけれど、それによって区内の地域内の交通量がどう変わっていくか、それとの関係はどう考えていらっしゃるのか、2点についてお伺いしたいと思います。
遠山土木・交通担当課長
まず、前半の御質問でございますが、委員の今お話がありましたように、私ども今、予定しているのは、9月に専門家の御意見をいただきながら、業者と打ち合わせを綿密に行いながら、調査項目というのを絞り込み、10月から調査をしたいと思います。基本的には私ども外せないと思っておりますのは、10か年計画の中で、高齢者、障害者など1人での移動が制約される人たちが気軽に利用でき、目的地にスムーズに移動できるような新しい交通の仕組みについて導入を目指すということで、ここはしっかりと中心に据えながら、現在行われているシステムや、そういったものも踏まえつつ検討してまいりたいというふうに考えてございます。
登都市計画担当課長
中央環状新宿線につきましては、ことしの12月ごろ開通するということでございます。また、山手通りにつきましては、全体の整備完了が平成23年度ごろということになっております。そういった中で、山手通りにつきましては、今後、バス交通がどうなるかについては考えていきたいというふうに思っております。
伊東委員
山手通りのバス交通もさることながら、あの道路が完成することによって交通渋滞というのが激変してくると思います。それで、それによって、地域内の通過車両である交通がどういう変化を遂げるかということも、地域としては中野区としても大きな課題。要するにオンデマンド交通にしても、交通渋滞によって路線も変わらざるを得ない部分があるやもしれませんし、そういった意味で質問させていただきました。
もう1点は、業者ですよね。民間の業者なんですけれど、バス会社あるいはタクシー会社、これからの交通システムを考えた場合に、ただそれだけでもいいのかということは疑問に感じるんですけれど、もっとベンチャー的な企業、もっと新しい交通体系を地域に導入することが可能なのかどうか。今までそうした視点で、そういう民間の業者による協議会みたいな、懇談会みたいな仕組みはあったんですか。バスはバスだけじゃなくて、バスもタクシーも、新しい交通システムを含めた、そういう柔軟な体制の協議会が民間の中で持たれていたのかどうかということについて伺います。
遠山土木・交通担当課長
私どもの把握しているところでは、そういった協議会は設けられていなかったというふうに思います。今、委員のお話の中で、主に幹線道路といいますか、そういったところの完成で、いろいろな交通の流れも変わってくるだろうというふうなお話がございました。私どもがこのオンデマンドバスについてイメージとしているのは、どちらかというと小回りのきく、バス停にとらわれない、あまり夢を今の段階で語るべきではありませんが、限りなくドア・ツー・ドアに近い形で、イメージとしては会員制ということで、できるだけ需要にマッチしたところ。委員の御指摘のように、確かに乗り合い形式ですと、運行の時間というのが大きな問題になりますので、そういった面では、都会の中でオンデマンド交通というのは、いまだ例がないというふうに承知してございますので、時間の問題等もなかなか解決すべき課題になろうかなと。むしろいろんなパターンがあるというふうに、一番最初に御説明いたしましたが、地方の方で、路線バスの廃止に伴って、そういった代替としてオンデマンドバスというのが出ておりますが、都会型のオンデマンド交通というのはまた違った切り口が必要なのかなというふうには考えております。これからの検討だと思ってございます。
伊東委員
何も区が全部やればいいというものでもないし、これから行政に全部ゆだねればいいというものじゃないと思います。そうした調査を通じて、やっぱり課題が浮き彫りになる。その課題を積極的に発信することによって、要するにすき間ですよね。そのすき間を埋める民間の事業者が名乗り出る、あるいは育つというような雰囲気をうまく工夫していただきたいと、これは要望にしておきます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本説明について終了いたします。
次に、2番、西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについての説明を受けたいと思いますが、本件と所管事項の報告の1番及び2番は関連していますので、続けて報告を受け、一括して質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように進めます。
それでは、2番、西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて、所管事項の報告の1番、西武新宿線野方・都立家政・鷺ノ宮駅周辺まちづくり構想(たたき台)の策定について、及び所管事項の報告の2番、西武新宿線沿線まちづくり計画(案)等調査委託成果について、順次説明を求めます。
市川北部地域まちづくり担当課長
それでは西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線まちづくりについての現状、経過等について御説明いたします。(資料4)
現状・背景についてでございますけども、区内北部を東西5キロにわたり横断する西武新宿線は、朝夕のラッシュなど長時間にわたる踏切遮断のため、区内の主要道路などで慢性的な交通渋滞が生じております。このため、地域の利便性、安全性及び市街地の南北分断問題などを抱えており、まちづくりを進めていく上でも深刻な問題となっているところでございます。これらの問題を抜本的に解決していくため、鉄道と道路の立体化との整合を図った沿線まちづくりの検討が必須との認識に立ち、区政の重要課題の一つとして取り組んでいるところでございます。特に沿線5駅、新井薬師前、沼袋、野方、都立家政、鷺ノ宮の各駅については、駅前広場などのオープンスペースもないことから、防災面に配慮した安全で快適な駅前空間などの整備を図ることにより、商店街等まちの活性化を誘導し、緑、公園などに配慮した当該北部地域の顔となるまちづくりの検討を早急に進める必要があるところでございます。
今までの踏切問題についての経緯についてでございますけれども、平成5年4月に西武新宿線の輸送力を増強し、通勤・通学時の混雑緩和と利用者の利便性を図るため、西武新宿駅付近から上石神井駅付近までの在来線の直下に地下線を建設し、複々線化を行うとの東京都都市計画決定がされたところでございます。
平成8年の2月、次に飛びますけれども、中野通りの西武新宿線交差部、新井小学校のところでございますけれども、交通渋滞対策を検討する東京都、西武鉄道、中野区で構成される検討委員会が設置されたところでございます。この中で、渋滞の早期解決を前提条件とした場合の道路の単独立体交差のアンダーパス案が好ましいとの結論が出されまして、議会、地元住民などへの説明を行ったが、反対意見が多く出されて、運輸政策審議会答申を待って今後の対応を図るということで、一たん意見交換会が閉じられたところでございます。
一番最後の○のところで、平成16年6月、東京都より踏切対策基本方針が出されまして、区内全線が鉄道立体化の検討対象区間に位置付けられたところでございます。別紙1ということで、こちらの方を見ていただけるでしょうか。1枚めくった2枚目のところなんですけれども、ちょっと地図が細かくて申しわけないんですけれども、ここのところで、高田馬場から西の方に伸びている西武新宿線のところの緑の丸で、マル11とマル12がそれぞれ中井~野方駅付近、12が野方~井荻駅区間ということで、区内の5駅がこの対象の検討区間に位置付けられているというところでございます。
その次のページ、2ページを見ていただきますと、左側の上の方ですか、検討対象区間という形で20区間が示されているところでございます。
区の取り組み状況についてでございます。1として地元の勉強会ということでございますけれども、先ほど申しました平成14年10月に提示された西武新宿線検討会の報告では、踏切の抜本的解消策である連続立体化事業の採択条件には、道路と鉄道の立体化と一体となったまちづくりが不可欠であると言われています。連続立体化事業については、ただ立体化するということじゃなくて、沿線のまちづくりが不可欠であるということが採択条件については非常に大事であるということを東京都の方でも言っています。こうしたことからも、区としましても、町会、商店会、住区協議会などで構成された広範な意見交換の場としての勉強会を設置しまして、早稲田大学等と連携して支援を行っているところでございます。具体的には、下に丸ぽちで示してありますけれども、平成16年1月から沼袋駅周辺まちづくり勉強会、16年8月から新井薬師前駅周辺まちづくりの会、平成17年5月については、鷺宮・都立家政駅周辺まちづくり検討会、1枚めくっていただきまして、平成17年5月からは野方のまちの未来を描こう会と、5駅4勉強会で取り組んでいるところでございます。
西武鉄道、東京都の関係におきましては、踏切対策検討会というのを三者で設けているところでございます。その中で、区としては、委託調査の関係とか、まちづくりの勉強会、そういうものに対して西武鉄道や東京都にアピールしているところでございます。開催は年に1回程度でございますけれども、今後、時期も見てやっていきたいと思っているところでございます。
3番目には、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟についてでございますけれども、これにつきましては、区民・区議会・区の三者により結成されました。要望書の中身につきましては、「中野区内の西武新宿線踏切問題の早期解消について」ということで、平成16年2月に都知事あて、同年4月に国土交通大臣あてに提出したところでございます。開催状況につきましては、掲載されているところでございます。
区の策定沿線まちづくり計画についてでございますけれども、昨年の7月に中野駅周辺整備・交通対策特別委員会でも御報告しましたとおり、この2駅についてのまちづくり構想(たたき台)について策定し、9月に2回、区民説明会を開いたところでございます。
続きまして、西武新宿線野方・都立家政・鷺ノ宮駅周辺まちづくり構想(たたき台)の策定についてでございますけれども、この後、委託調査についても御報告しますけれども、この二つの関係については、このまちづくり構想(たたき台)につきましては、今までやってきた委託調査や、まちづくり勉強会や区民の説明会などの意見等を聞きながら策定していくものでございます。今後、この構想のたたき台をさらに進化し、構想とか、基本計画等についてやっていきたいと思っていますけれども、調査につきましては、もう少し先を見て、基本計画なり整備計画なり、個別の事業計画について先を見て調査をやっているところでございます。
まず、まちづくり構想(たたき台)について御説明いたします。(資料5)
A3の3枚ペーパーになっておりますけれども、1枚目の現状と課題、主な経緯等につきましては、先ほど御説明しましたので省略させていただきます。
2枚目のA3の上の方に目的となっておりますけれども、これについても先ほどと重複しますので、御説明を省略させていただきます。
2枚目の下の整備課題等につきましてですけれども、整備課題につきましては、土地利用等、道路・交通、防災、生活環境、都市景観の五つの視点からまとめました。詳細につきましては、記載されているとおりでございますので、御説明は省略させていただきます。整備方針についても、同じく三つの視点から整理したところでございます。
3枚目のまちづくり構想図(たたき台)についてでございますけれども、これは昨年度、新井薬師前、沼袋駅周辺につきましても、先ほど説明しましたように、御報告させていただいたところでございます。
今後のステップとしてでございますけども、左側の下の凡例のところで、※で「赤字については整備が特に急がれている計画」ということで、駅前広場の整備とか、駅へのアクセス道路の整備等について記載してあります。こういうところにつきましては、鉄道の連続立体化等を想定しますと、一体的に進めなければならない基幹的な事業でございますので、計画検討が優先されるということで位置付けております。
今後このまちづくり構想図につきましては、8月下旬に地域センターで2回区民説明会を行う予定でございます。あわせて、まちづくり勉強会の皆さんについても、同じような形で示し、御意見を聞き、今後、まちづくり構想図(たたき台)をさらにレベルアップして、もう少し詳細な構想というような形に検討していきたいと思っています。
次に、平成18年度の西武新宿線沿線まちづくり計画(案)等調査についてでございますけれども、お手元に報告書と報告書の概要版という形で、2冊あると思いますけれども、報告書の方についてはちょっと量が多いので、報告書の概要版で御説明したいと思います。(資料6)
1ページをあけていただけますでしょうか。そこのところにある目的につきましては、先ほど申しましたので省略させていただきます。
調査対象区域は、北は新青梅街道、南は早稲田通りに囲まれた、右側にありますけども、この灰色に囲まれた部分でございます。
調査フローにつきましては、5駅につきましては、上位計画・関連計画の整理、現状把握と課題の整理、まちづくりの目的と方針、まちづくり基本計画(案)という形で検討させていただきました。新井薬師前駅、沼袋駅の2駅につきましては、整備計画と整備手法までを検討したところでございます。
2ページと3ページにつきましては、区の上位計画である都市計画マスタープランや緑の基本計画との関係を整理したものでございます。
4ページから7ページにつきましては、それぞれの駅周辺における現況と課題整理を各ゾーンごとに整理したものでございます。
10ページをあけていただけるでしょうか。10ページにつきましては、野方駅、都立家政駅、鷺ノ宮駅、3駅周辺における地区の整備方向を示したものでございます。新青梅街道、環七、早稲田通りなどの幹線道路沿道では、商業環境整備を図るとともに、みどりの軸、延焼遮断帯としての沿道整備を図っていく必要がある。また、野方、都立家政、鷺ノ宮駅の駅周辺につきましては、駅前広場や商店街の整備を推進していく必要があると。さらに、西武新宿線沿線地区についてでございますけれども、一番下の方のちょっと大きく枠で囲まれているところでございますけれども、西武新宿線沿線地区は住宅系市街地によりほぼ構成され、基盤が未整備のままに住宅が密集しているものが多く見られる。こうしたことから、密集市街地の改善を図り、防災上安全なまちづくりを推進する必要があるということでございます。このため、骨格となる街路の整備とか、たまりとなるオープンスペースの創出、潤いを与える緑と水の保存と育成を図るという、そういう形を整備していく必要があるという形でまとめたものでございます。
次に、11ページから15ページにつきましては、それぞれ各駅周辺のまちづくりのコンセプトというような形で示したものでございます。例えば新井薬師前駅周辺につきましては、「歴史」「文化」の伝統と「みどり」「水」の自然環境を感じるという形でございます。
今後は、こういった調査等をもう少し個別の事業計画とか、2駅につきましてはもう少し整備手法等を検討しながら調査を進めて、その調査を生かして、今後の構想なり基本計画に生かしていければと思っております。
以上、簡単ではございますけれども、御説明を終わります。
委員長
ただいまの説明に対し、質疑はございませんか。
斉藤委員
いろいろ説明はされているんだけど、連続立体交差の事業をやるのに、東京都の方で、もう事業の絞り込みをことしならことしするんだと。それで、国の方にまた働きかけを、三つなら三つ、四つなら四つに絞ってやるんだというようなことなんだけど、そっちの方はどこまでいっているんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
東京都の方からは、今年度、先ほど申しました20区間ですか、それについて5月に委託調査をかけて、まちづくりの関係とか、構造面、事業効果等から調査委託を行っていくと聞いています。それで、その調査を受けて、事業化の区域を決定するということを聞いているところでございます。
斉藤委員
だから、それは説明を受けて知っているから、どこまで進んでいるんだと聞いているんだよ。中野区の方に何の連絡もないんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
ちょっと具体的にどこということは聞いていないんですけれども、私どももこういう調査とか、いろんなまちづくりの勉強会とかを受けて、積極的にアピールしていきたいと思っています。また、これは区長も言っていますけども、議会の皆さんと行政は車の両輪ということもありますので、議会の先生の皆さんのご意見やご協力をいただければと思っています。
斉藤委員
意見も要らないし、調整も要らないんだよ。だから、一生懸命やっているんだよ。それで、それがやっぱりまな板の上にのってこないと、幾らこんなことをしたって進まないでしょうと。だから、引くに引けないところまで来ちゃっているわけだよ、区は。だから、そこはどうなっているの、また、どんな働きかけをしているのと。そんな通り一遍の答えなんて聞きたくもないんだよ。議会と両輪だ、そんなことわかっているんだよ。どうなっているんですか。
沼口副区長
20路線の中から今年度、近々そういう話があるということは聞いておりますけれども、具体的な、今ここでお話ができるような情報は、我々としてはまだキャッチをしていません。最終的なそこの20路線から絞り込まれるように、我々としては今、一生懸命東京都の方には働きかけをしているところでございます。
斉藤委員
だから、働きかけをする。それで、例えば、別に地域と話し合いをするなというんじゃないよ。区の方がやっぱり、都と交渉したり、あるいは国と交渉したり、それで、ここにいろいろ出ているとおり、わかっているわけだよ。街路事業から、ずっと都市計画制度から、まちづくり交付金からと、こうやって、どんな制度を使ってどんなまちづくりをして、どういう道路づくりをして、駅前はどうやってやって、交通アクセスはどうやってやってと、そんなことは区の方は承知していなかったらおかしいんだよ。だから、それをもって、足らないところがあったら、こういう努力をしますとか、こうやって進めますとかと言わなかったら、ただ、うちの方はやりました、待っているんですというだけじゃ、とても甚だ不本意だよ。それで、議会の方だってもう何遍も質問をして、それで、何とか認可を早急に受けるようにしろと。それで、その応援には、全然どこの会派も別に反対しているわけでもないし。どうなっちゃっているのかなと。それをただこうやってやっていますよと、いつになるかは向こうで決めてからやるんですよと、そういう問題なんですか。それで、こういうことだけまとめて、だめでしたなんていったらどうするんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
そういうことが絶対にないように、いろんな場面をとらえて都の方には積極的に働きかけていきたいと思っております。
斉藤委員
もういいけど。だから、やっぱりだめでしたなんてことが絶対ないように。そうじゃないと、何のためにいろんなまちづくりの計画をしたのか。わざわざ野方の方から鷺宮の方までまちづくりもしなくちゃならない。やっぱり結局は連続立体交差の事業なら事業の進捗に合わせてこういう計画になりましたというのを区としてしっかり持って対応しなくちゃならないに決まっているんだから、本当に真剣にそこのところは、万々が一も漏れるようなことのないように心から要望しておきます。
飯島委員
斉藤委員の方からまず大事な点について伺ってもらいました。それで、20カ所について調査するというんだけど、20カ所全部本当に調査しているんですか。むしろ採択にかかわっては、恐らくそこを調査すると、今まで東京都の例では、採択予定に近いところ、要するにそこの調査をやったというのはそこを採択するという、そういう確度になっているというふうにも聞いているんですが。これは全部20カ所もやったら大変なことですよ。そういう絞り込みを東京都がやるのが平成19年度の前半ぐらいであると、こういうふうな話も聞いているんだけど、その辺はどうですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
先ほど申しましたように、20区間について、まちづくりの状況とか、構造面とか、事業効果等ですか、そういうところを含めて調査を行っていると聞いているところでございます。
飯島委員
採択以前に、東京都が採択するところについて調査をする。全部やって、じゃあ、ここにしましょうというのは、要するに20カ所についてプレゼンを分けている。要するに中央線の連立がほぼ事業的な成果を見たので、次のところに入ろうかという、東京都としても手があいてきた。したがって、次の20決めてあるところのうちのどこをやるかということの今、絞り込みに入っているわけよ。そういうときだから、どういうふうにするかは、それはお任せしますけども、どこに絞り込むかというときにきちっとアプローチしていなかったらだめなわけですよね。特に大事な点は、11番と12番、これがもし仮に、どっちかは採択になった。でも、どっちかは採択に今回ならなかったというようなことになったときに、どういうことになるんだという問題もあるんですよね。だから、姿勢としては、11、12、場所にかかわって書いてある番号があるわけじゃないですか。それが一体的にいくかいかないかということが非常に大事なので。中野区の姿勢というのは一体論なんですか、それともいけるところからいこうかという、こういう考えなんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今、委員の御質問ですけども、区としてはこれはもう一体としてやるものであるということは常々言ってきたわけですし、今後も東京都について強く働きかけていきたいと思っています。あわせて、区だけではなく、先ほど申しましたように、議会の先生方の力もおかりして積極的に働きかけていければと思っているところでございます。
飯島委員
それから、この御報告の中の一番最後のページに、西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策検討会という三者会議、これは平成18年の12月15日に第4回が開かれた。ことしの開催予定というのは決まっているんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今年度開催する予定はあります。ですけど、今、ちょっと時期については、まだ確定している状況ではございませんけども、タイミングを見て開催する予定でございます。
飯島委員
その開催を決める、あるいは招集をする、それは三者のうちのいずれにありますか。
市川北部地域まちづくり担当課長
中野区でございます。
飯島委員
中野区が招集すればこれは集まってもらえる、そういうことですね。今、一番大事なアピールをする時期に来ているというんでしょう。それで、まだ開催する日は決まっていない。やろうとは思っているけど、まだ具体的にはやる予定もないし、決まっていないということだよね。それは何で。
市川北部地域まちづくり担当課長
もちろんこれは区の方が主催してやることでございますけれども、都と連携して、その辺の開催のテーマとか時期を見てやっていきたいと思っております。
飯島委員
だって、アピールの場所だったりするんでしょう。大事な時期に来ているんじゃないですか。東京都と連携してって、当たり前ですよ。もっと戦術的にも考えがあってやっているなら別ですよ。例えばこの検討会を開くときに、おおむね絞り込みのそういう感触を得たいとか、東京都はそのころにお伝えすることが可能かもしれないとか、そういうタイミングに合わせてやるとか、あるいは本当に絞り込みの時期をそろそろ意思決定をしようかなというときにやるとか、いろんなのがあるんじゃないの。時期をずらしてやったって意味がないわけでしょう。おおむねどういうことでやろうと思っているんですか、この平成19年度は。つまり事前に決めさせようと、そういうことでやるか、ほぼ情報をつかんで、内々に東京都から採択に向かって進んでいますよと、11、12はと、こういう御返事をいただいて、わっと物事が明らかになるタイミングを選ぶのか、どうなんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今の点についてでございますけども、都とか西武鉄道、三者ですから、そういうところとも連携をとって、委員がおっしゃられましたように、タイミングを見ながら働きかけをやっていきたいと思っています。
飯島委員
だから、そういうのをきちっと考えて。それからもう一つ、その下にも期成同盟とあって、報告をいただいています。中野区も入っている。こういう期成同盟はまさに絞り込みのタイミングのときに動かなきゃだめなわけでしょう。議会の云々もわかりますよ。だけど、区民の皆さんも一緒になって動いている、こういうものがあるんだから。そういうことに対して、この辺でやっぱりぶつけなきゃだめだなと。東京都にも西武にもと、こういうのを考えないと、恐らく19、20、どっちかといえば19年度中にほぼ絞り込みをされるだろうという想定で年が明けたんですけども、なかなかさまざまな政治日程があって。それはそうだよね。4月に都知事選なんかあったわけだから。そうすると、そういういろんなことがようやく鎮静化しつつある。でも、参議院の選挙がある。またこういうことがあるから、じゃあと考えれば、おおむねこういう物事が絞られてくるのは夏休みなんですよ。だって、翌年度の予算とかを考え始めるからね。そういう時期に合わせていろんな動きというのを考えなきゃいけないんじゃないですか。それはどうなんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今、委員おっしゃいました、そういうもろもろの状況等を踏まえて、タイミングですか、今の期成同盟のことについてもそうですけれども、状況、タイミングを見て、都、西武鉄道に対して積極的に働きかけていきたいと思っています。
飯島委員
それから、このまちづくり構想(たたき台)というの、これはだれがつくったんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
まちづくり勉強会の皆さんの意見等を踏まえながら、区として作成したものでございます。
飯島委員
それぞれ重点になるようなことについて御説明がありました。これはこれで、そういうことなんでしょう、考えた。それから、計画(案)の概要によって、見ると、例えば10ページには野方、都立家政、鷺ノ宮等の関連したところがありますね。それから、17ページにも似たようなものがある。どういう調査をベースにしてこれは考えられたんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
先ほど申しましたように、過年度調査ということで、過去にやった調査等を踏まえて、あと、まちづくりの研究会の皆さんの意見等も踏まえながら作成したものでございます。
飯島委員
そうすると、じゃあ、これは、この中の指摘されている事項について漏れているものがある。これは区が策定の過程でそれは入れなかった、こういうことですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
委員おっしゃいました、まだこれ、まちづくりの構想図ということでございまして、非常に、イメージ図というような形で、具体的にどういう事業を行うとか、そういうことはちょっと示していない、まだ本当にたたき台のような状況でございますので、過年度でやりました委託調査については、先ほど申しましたように、もう少し先を見て検討している状況です。今後、委託調査につきましては、そういう基本計画なり整備計画について、整備手法についてもやっていきますけども、そういうものを今後まちづくり構想、今はこれはたたき台ですけども、そういうところに反映していければと思っています。
飯島委員
そういうことを聞いているんじゃないの。これ、たたき台をつくったわけでしょう。イメージ図であろうと何だろうと、これは表に出れば、こういうものなんですよ。そして、このたたき台の中で、特に書かれていることについて言えば、それはそういうことだなとなるわけでしょう。一方、西武新宿線沿線まちづくり計画案等調査の方には、これで調査して、いろんなことが抽出されている。区がたたき台をつくる際に取り上げなかったことがこっちにはあるわけだよね。それは、だから、要するに区がそういう発想でこういうふうに取捨選択されたんですね。要するにこの調査、西武新宿線沿線まちづくり計画等調査は、このたたき台をつくるのにどの程度参照されているんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
調査を踏まえてやっているんでございますけれども、まだまちづくりの構想の段階でございますので、この調査の中から一定のものを取捨選択して、まちづくりの構想について作成したものでございます。
飯島委員
これ、西武新宿線連続立体交差化と沿線まちづくりについてですよね。それでたたき台が出てきていますね。連続立体交差ということは、踏切問題を前提にしているんでしょう。踏切というのはどういうものなんですか。線路と道路が交差するところでしょう。線路と道路が交差するところは幾つかあるんだけど、環七はアンダーパスだから下を通っていますけども、それ以外の都市計画道路は幾つかあるんだよ。それがどうなるかというのは連立採択の要件でしょう。中杉通りなんて何も書いていないじゃない。鷺宮で言えば、この中杉通りが交差するところが踏切問題の最たるところなんでしょう。あと、こっちの調査では、都市計画道路の問題ももちろん出ていますよ。それから、同時に鷺宮の商店街の問題も出ていますよ。野方も、都立家政もしかりかな。そういうのがなくて、どうしてまちづくり構想図(たたき台)となるんですか。だから、押さえるところを押さえないと。踏切問題なんだから、基本は。だから、この、じゃあ、調査は何だったんだと、こうなりますよ。あまりにも詳細なためにまだ読み込んでいないという、それは私も読み込んでいませんよ、ここでもらったんだから。だけど、ぺらっとめくったって、ポイントは何かといったらそういうことじゃないですか、踏切問題なんていうのは。連立に関しては、採択をするかどうか、東京都が。それから、道路との交差するところはどうなってくるんだと。地下に潜ればなくなるというので済まないんですよ、道路はその上を通っていくんだから。そうでしょう。
だから、そういう点では、たたき台は中野区でおつくりになったというんだけど、実際にこうやってもろもろのことをやったデータも踏まえて、よく見落としのないように、まちづくりの云々だけではなくて、基本の部分はやっぱりあくまでもきちっと押さえないと。ぜひそういう点をお願いしたい。最後にお尋ねしますけども、これはオフィシャルなものですね。要するに鷺宮は何かいろいろ、本当に皆さんおやりになっているものも一方であるじゃないですか、プランが。それはどうなるんですか、これがオフィシャルなものだとすれば。それにもう一つ、鷺宮のまちづくりについていろんな方が御意見をまとめたりなんかして、お出しになったりしていたのがあったように記憶していますけど、それとの関係はどう整理されるんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
まちづくり構想については区で作成したものでございます。もう1点は、委員がおっしゃいました鷺ノ宮駅のことについては、ちょっと申しわけありません。私もちょっと勉強不足で、その辺の状況のことについては答弁保留させていただきます。
飯島委員
御答弁保留していただいて、また後ほど答弁をいただく機会があるかどうかわかりませんから。ぜひ地域で、要するに鷺宮地域のまちづくりに取り組んでこられた経緯があるわけでしょう。御存じないというなら、ぜひ、みずからの所管の範囲なんですから、やっていただきたいし、委員会に臨むのにそういう経緯も知らずにおいでになって、何をお答えしようと思うんですかいうことになっちゃうから、ぜひ事前の準備をよろしくお願いしたいと思うし、これまでのことについて御存じならば、ぜひ同僚の皆さんも教えてあげればいいんじゃないのと思います。特別委員会でも話題になったことがあります、それは何なんだと。片一方でもう一つあって、何なんだと。どっちがどうなんだ。まあ、いいや。あれっ、だれが上にいる人なんですか。下を向いていちゃだめよ。だれが上にいる人なんですか、彼の。じゃあ副区長がお答えになるんですか。要するにこれは、基本的なことなんですか。これで決まりなんですか、要するにたたき台で。要するにこれをたたき台として今後、物をやっていくという、その出発点になるんですね、これが。今までいろんなのがあったんだけれども、それはどうなんですか。
沼口副区長
直接の上司は部長がいますけれども、この委員会のメンバー、参与にはなっていないということで、私の方からお答えしますけども、このたたき台は、そういう意味では、たたき台としてはオフィシャルなもので出しているわけでございます。したがいまして、このたたき台に基づきまして、区としての計画を少しずつ固めていくということでございます。
伊東委員
ちょっとお聞きしたいんですけど、11ページから5駅の基本計画、各駅まとめられていまして、赤いエリアが示されておりますけれども、その中に駅前広場というのが黄色い円でかかれていますけれど、これは微妙に現状の駅前広場として認識されるような場所とずれている箇所が何駅か見られるんですけれど、これは要するに勉強会の話し合いの経緯の中から、こういうふうにずらした方がいいということで意見が出たりして、それをまとめたものなんでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
これはあくまで一つの例として示したものでございまして、ここにするとかそういうことじゃありませんで、一つの例としてこういう形で出したものでございます。
伊東委員
あくまでも例といっても、こういうものを出しちゃうとひとり歩きし始めますよ。例えば順番にいけば、新井薬師前でしたらば、大体現状の駅前広場に重なっていますけど、沼袋は線路の南と北、現状は逆に線路の北側の方が広場的な要素を持っているのに対して、この円は完全に南側にずれていますし、野方にしても、駅の実際は、現状改札は西側に駅の出入り口があるのに対して、この円は環七のわきの方に移っていますし、都立家政についても同じようになっていますけれど、こういうものは出ていくとやっぱり、どこでこんな話が出たんだということになりますので、こういうものは注意した方がよろしいんじゃないでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今おっしゃられた、そういう地図のつくり方については、注意していくというのはあります。あと、こちらの報告書の方は、また終わった後見ていただければと思いますけれども、駅前の広場の配置検討パターンという形で、例えば概要版のところに6-3という形で示しておりますけれども、申しわけありません。ページ数じゃなくて、6-3という形なんですけれども、新井薬師駅前については、例えば四つぐらいのパターンですか、そういう形で示しているところでございます。ですから、あくまでこれで、この案だということがそれだけということではありませんで、一つの例という形で示しているものでございます。
佐野委員
今お聞きしていて、概略はわかってはきているんですけども、まず1点お聞きしたいのは、これは何のためにおつくりになったんでしょうか。基本的なことで大変失礼だと思いますけど、もう一回お願いします。
市川北部地域まちづくり担当課長
今回、3駅周辺のまちづくり構想図(たたき台)を示したところでございますけれども、今後、たたき台をさらに構想、基本計画、整備計画という形でオーソライズしていく中で、こういう調査を生かしていきたいと思っています。
佐野委員
調査を生かすというのは具体的に。今までこれを一生懸命おやりになって、すばらしいものをまとめたと思うんですけども、これを区民の方、そして、この委員会で今、御報告を受けていますけども、どういう形でアピールをして区民の人たちに理解を求めていくつもりでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今後、まちづくりの勉強会なり、区民等に対して示しながら、そこでいろんな御意見等をいただきながら、さらに今後構想とか、先ほど申しました基本計画等につなげていきたいと思っております。
佐野委員
それは従来おやりになってきた方法だと思うんですよね。ですから、勉強会をされている地区の方たちは非常に理解度が深いし、これは当たり前のことです。中野区民は31万人いるわけです。そういう中の理解を得ながらその部分を進めていかないと、なかなかこういったものは成功し得ないと私は思っています。
ちょっとお聞きしたいんですけども、じゃあ、この概要と本版とはどう違うんでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
この概要版につきましては、報告書の中からセレクトというんですか、みんな大事な部分なんですけれども、その中で要旨等を取捨選択してまとめたものでございます。
佐野委員
そうしますと、区民には、これは何部つくられたかわかりませんけども、概要を配るつもりですか。それとも区民にはホームページ等々で知らせる、あるいはこの本版を配るつもりですか。部数は幾つおつくりになったんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
こちらの概要版につきましては150部でございます。今後、区民に対してどういう形でやっていくということでございますけれども、これにつきましては、区民説明会等は行いますけれども、この報告書について、直接区民の方に配布するということは考えておりません。1階等に区政資料センター等もありますけど、そこで閲覧できることもありますので、そういう形で考えております。
佐野委員
150部おつくりになって、この費用は多分調査費用の中に含まれているんだと思うんですね、この冊子代は当然。非常に高いものにつくはずですよ、この部数でいきますと。それで、こんな立派なものをおつくりになって――立派なものをつくっては失礼な言い方かもしれませんけども、非常に我々にとっては、この委員会にとっては、私はまだ全部は見ていませんけども、いろんな意味の指摘がありました。そういったものを踏まえて今後おやりになっていくんだろうと思いますけども、少なくとも私自身は、これ1部当たり相当な値段かなというふうに思っているわけですね。見積もりの中に幾らどういうふうに入っているかわかりません。全体のコンサルタント費用の中に、こういう冊子をつくりますよと、調査結果を報告しますよということでおつくりになったと思いますけども、このような立派なものをカラーページでつくって、150部つくって、だれに配るつもりだったんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
まちづくりの勉強会の方々と、あと、当委員会についてはもちろんですけれども、あと、区政資料センター等、あと東京都をはじめ関係機関等に配付する予定でございます。
佐野委員
そうしますと、まちづくりの勉強会をやっている方、それから東京都などの関係機関、それからこの委員会のためにこの150部を、これだけのものをおつくりになったんですか。区民はどこに存在しているんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
もちろんまちづくり計画というのは、基本的には沿線に住んでいる方が一番関係することでございますけれども、区民の皆さんのやはり税金をいただいてこれはつくっているところでございます。そういう意味では、直接この資料についてお手元に届けるということはなかなか無理でございますけれども、先ほど申しましたように、区政資料センターとか、そういうところを使って区民の皆さんにもこの調査資料を見ていただけるように考えているところでございます。
佐野委員
私が言いたいのは、視点がちょっとずれてやしませんかということを言いたいわけです。確かに現場の人たちが非常に大切であります。そして、こういったものを利便性をとってやっていきたいという意気込みはわかります。しかし、今、課長がおっしゃったように、税金を投入してみんなのためにこういうものをおつくりになっているわけですから、やはりそれはみんなの理解を得ながら進めていくという視点をしっかりと持たないと、その部分だけがいい、あるいは都だけを理解させよう、あるいはこの委員会だけを理解させよう、そういう視点でいたらば、必ずや成功は私はできないと思います。そういう意味で、視点をやっぱり変える必要があると思います。そうすれば、私は、こんな立派なってまた失礼になりますが、カラーでなくてもいいんですよ。そして、こんなレザックなんていう表紙を使わなくたっていいんですよ。これは私は専門家だからよくわかるんですけども、こんな立派な、高いんですよ、この表紙は。それは何円かもしれませんよ。しかし、そういった姿勢、考え方、そういったものをこれから改めていかない限り、この駅周辺の開発というのは私は無理だろうと思うんですけど、いかがでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今、委員のおっしゃられましたような、そういう視点も踏まえて、今後、調査等を行う場合については検討していきたいと思っています。
せきと委員
連続立体交差ということなんですが、中井駅から井荻駅となっていまして、新宿区や杉並区も関係しているのかなと思うんですが、そういうところで、他区ではこういう同様の計画というのは出しているか、把握していらっしゃいますか。
市川北部地域まちづくり担当課長
具体的にこういう調査等をやっているかどうかというのはちょっと定かでございませんけれども、杉並区につきましては、1カ月ほど前、担当者が来まして、中野区の連続立体化についての沿線まちづくりについて、どのくらい進んでいるんですかという形で来たところでございます。ですから、そこから推測すると、こういう調査等は、ちょっとなかなかやっていないのかなと思っています。
せきと委員
別な聞き方をしますと、中野区内の踏切の区間だけでこの連続立体交差事業を行うということは可能なんでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
中野区、先ほど申しました11の中野区の入っている2区間の中では、中井から野方駅と、もう一つの方は野方から井荻駅となっておりますので、委員おっしゃいますように、中野区だけでは完結できるものではございません。そういう意味では、他区との連携というのは必要かなと思っています。
せきと委員
中野区内での連続立体交差というのができたとしても、交通の流れが他区にも影響を及ぼすことは間違いありませんので、ぜひ連携してやっていただきたいというふうに思います。
それともう1点、きょうは議題として、踏切による交通渋滞解消ということで、連続立体交差の話が中心に話されているわけですが、国土交通省が示しているのは、こういう連続立体交差という抜本解決と、もう一つ速効解決というのを二本立てでやっていると思うんです。まだちょっときょう読み込んでいないために、どこかに書いてあったら恐縮なんですが、速効解決、対策、賢い踏切とか西武鉄道は言っているんですが、そういったことは検討はされていないんでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
この中ではやっておりません。国の中では、踏切緊急整備5カ年計画という形で、平成18年1月から速効対策、抜本対策との考えに基づき取り組んでいるところでございますけれども。区内では、踏切速効対策として、野方駅の自由通路について事業を上げているところでございます。
せきと委員
さまざまな速効対策というのはあろうかと思います。例えば歩行者と自転車だけを踏切の上を通らせる陸橋ですとか、それも随分効果があるというふうにも聞いておりますので、ぜひ速効対策の方も検討していただいて、この委員会でお示ししていただけたらと思いますが、いかがですか。
登都市計画担当課長
個々の踏切につきましては、先ほど申し上げましたように、例えば野方駅の自由通路ですとか、そういったことで検討しているところはございます。また、道路と交差している部分につきましても、個々の踏切につきましてそれぞれ検討はしております。ただ、個々の踏切となりますと、バリアフリーですとか、いろんな観点から、建設委員会の方でその都度報告をしているという状況でございます。
かせ委員
もともとこれは期成同盟が結成された平成16年1月28日ですけれども、これは議会、区民、それと行政挙げて、連続立体交差を早急に実現しようと、大運動を起こそうというのが発端だったんですよね。今は20のうちの絞り込みの期間に入っているということですけれども、先ほど議論がありましたけれども、この期成同盟の役割というのがますます重要になっていると思うんです。それで、資料を見てみますと、16年度は理事会4回ということですし、その間、区民に対する働きかけというのはよくわからなかったんですが、どうして区民運動にまでいかなかったんでしょうか。これでよろしいんでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
今、理事会につきましては、平成16年に4回、平成18年には1回開催していますけれども、先ほども御質問ありましたように、タイミングというんですか、この期成同盟にかけるタイミングとか、案件とか、状況とか、そういうものもろもろを考えて、この大会というのは開く必要があると思っています。個々の報告につきましては、16年度、18年度にそれぞれ理事会を開催しまして御報告したところでございます。
かせ委員
私も交通特にいましたけれども、議会に対して、例えば期成同盟がありますよね。それで、我々もいろいろ議論をしたり、場合によっては運動に参加するということだってあり得るわけですよね。今までだって、中野刑務所を移転させるときであるとか、そういったときにはまさに10数年かけて期成同盟を立ち上げて、国に働きかけをしたりとか、さまざまな運動をやってきたでしょう。そういうものがまさに今、必要ではないのかなというふうに思うんですよ。それで、今までのことはちょっと残念だったんですが、これからというのは、そういう迫力を持った取り組みをしなければ。やっぱりこの問題というのは大変な問題だと思うんですよ、競争相手がいるわけですから。その辺についての見通しといいますか、今後の方向というのはどうなんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
先ほどほかの委員の方からもありましたけども、大会を開くには、時期とか、タイミングとか、内容がやっぱり必要だと思っています。ですから、そういう状況を見ながら、理事会を開いたり、大会を開くと、そういうふうに考えております。繰り返しになりますけれども。
かせ委員
やっぱりどうも今は期成同盟頼みといいますか、議会との関係等がちょっとよく見えていないというか、報告を受けるという消極的ですから、もっともっと積極的にやっぱりお伝えすべきじゃないかなというふうに思えたんですね。そうじゃないと突破できないんじゃないかという思いがあります。
市川北部地域まちづくり担当課長
この期成同盟の理事会につきましては、この委員会の委員長、副委員長もメンバーに入っていますので、委員長、副委員長と協議しながら随時進めていきたいと思っています。
かせ委員
それと、もともとの出発点というのが連続立体化ということだったんですが、いつの間にか沿線まちづくりというところまで、かなり幅広い計画が出されているんですけど、どうもこちらの方に目が向いてしまう。これはちょっと趣旨が違うんじゃないかなと思うんですね。だから、いわゆる連続立体化、それに絞り込んだ運動に持っていかないと、いわゆる一致した運動というのは難しくなるんじゃないでしょうか。
市川北部地域まちづくり担当課長
先ほど申しましたように、東京都の方から、採択条件につきましては、まちづくりが非常に大事だと、そういうことを私もお話ししました。ですから、そういう意味では、まちづくりが非常に大事であるということが連続立体化につながっていくと。まちづくりと連続立体化は一体的に進めていくことが必要であるということも東京都は言っていますので、まちづくりについては非常に大事だと、そう認識しています。
かせ委員
だから、東京都はそういうふうに言っているんですよ。でも、もともとの出発点というのは連続立体化ということにあるわけだから。それで、特にまちづくりというのは、これは百年の計と言われるような問題ですから、これから先だっていろいろ議論していかなきゃいけない問題でしょう。それと比較して、連続立体化、交通対策というのは緊急の課題なわけですよ。(「何を言っているんだ。そうすればまちに影響が出るだろう」と呼ぶ者あり)だから、それについては、踏切問題についてどうするのかという議論をすればいいわけで。だから、主客が逆転しているんじゃないかなという思いがしてしようがない。だから、そういう意味で、これについても、言ってしまえば、まだまだ人の土地についていろいろ線を引いているわけですけれども、これをそのまま地域の人たちに言ったら、本当にいろんな意見が出てきますよ。だから、こういうやり方でいいのかどうなのかね。そういうことで……(「反対なら反対にしちゃえばいいじゃんかよ」と呼ぶ者あり)反対はしないですよ、別に。ただ、まちづくりというのは、議論するのはいいんだけれども、それが逆転しちゃいないですかということなんですよ。これについては本当に慎重にやっていかなきゃいけないし。これについて、例えばまちづくり協議会が開かれていましたけれども、それじゃあ、どういう様子だったのかというのはよくわからないですね。それで、どういう経過でこういうものがつくられたというのも報告がないし。
沼口副区長
この事業は、経緯も御承知だと思いますけれども、施行者は最終的には東京都が事業を執行するわけでございます。東京都がそういった意見を言っているだけでなくて、やはり我々といたしましても、この連続立体化を進めていく上には、道路ですとか、あるいは沿線のまちづくり、これは一体的にやっていく必要があるという考え方で進めているわけです。そういった意味で、こういう調査等につきましても予算を計上しながら、議会の議決を得ながら進めている段階でございます。
斉藤委員
ちょっとちゃんとしておかないといけない。踏切が最初、渋滞解消促進期成同盟、これはみんな、区民も区議会も区も入って、それでやって、都に働きかけをして、ここに書いてあるとおりなんだよ、平成16年。それで、こういうことがあるから、議会の方も交通対策特別委員会というのをつくって、そこでいろいろ関与してきた。それで、この連続立体交差にやっぱりしなくちゃいけないということがわかったので。それまで、地下に入るんだ、アンダーパスをつくるんだと、いろんな経緯があったけど、結局踏切の、南北の交通のいろんな諸問題に対しては連続立体交差でいこうと。だから、その沿線のまちづくりもそれには表裏一体で、ただそんなことだけ言っていたらとても連続立体交差の認可なんていうところの俎上にものらないと。そうじゃないんですか。私が言うのに、一言でいいよ、そうですと。
市川北部地域まちづくり担当課長
今、委員のおっしゃるとおりでございます。
斉藤委員
それで、今になってわけのわからないことを言ってやっていたんじゃ、またもとに戻っちゃうんだよ。だから、さっき飯島委員も質問されていたとおり、もうそこの認可に入る一歩手前のところに、どれをしようかと絞り込んできているというところなんだよ、そういう経緯があって。別に区民に相談しなかったわけでもなければ、これはどっちかというと、区は区民の方にけつをたたかれてやってきた今までの経緯があるんだよ。だから、当然として、決まる前、この時期にはとあなたが言うとおり、期成同盟なら期成同盟にやっぱりうちの正・副委員長が入っているんだから、議会の対応としてはこうですと。区の対応としてはこうです。それで、期成同盟の中で、これも改めてもう一押しするなら一押しするということじゃないんですか。
市川北部地域まちづくり担当課長
この期成同盟には特別委員会の正・副委員長も入っておりますので、いろいろ御協議しながら、今後、大事な時期でありますので、進めていきたいと思っております。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本説明について終了いたします。
次に、3番、中野駅周辺のまちづくり・産業振興についての説明を受けたいと思いますが、本件と所管事項の報告の3番及び4番は関連していますので、続けて報告を受け、一括して質疑を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように進めます。
残りの説明には30分程度かかるというふうに報告を受けております。説明の途中で12時を超える場合があろうかと思いますけれども、よろしいでしょうか、委員の皆様。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、3番、中野駅周辺のまちづくり・産業振興について、所管事項の報告の3番、中野駅地区整備計画案作成支援業務委託の成果について、及び所管事項の報告の4番、平成18年度調査委託「中野駅南口地区およびその周辺のまちの将来像とまちづくりの方針・方向性に係る調査・検討」の報告についての説明を求めます。
秋元拠点まちづくり担当参事
それでは、一括で御説明を申し上げますが、御説明をする人がかわることをお許しいただきたいと思います。
まず、中野駅周辺まちづくり・産業振興についての調査事項でございます。
お手元の方に、中野駅周辺のまちづくり・産業振興についてという、こういうペーパーをお配りしてございます。(資料7)こちらの資料の中にA3の図がございます。これをちょっとごらんになっていただきたいと思います。こちらの丸い破線で囲まれた部分、こちらの範囲が当特別委員会で調査をしていただく範囲ということでございます。その中で、現在進行中のもの、それから今後の課題として挙げられるもの、こういった地区を挙げてございます。
まず、本日、後ほど御説明を申し上げます中野駅地区の整備構想、これにつきましては、現在、案を策定しているところでございます。駅前広場や自由通路等の整備、駅舎改良を一体のものととらえた整備構想を検討しているところでございます。
それから、二つ目でございますが、こちらはこれからの検討になります。区役所及びサンプラザの再整備構想。これは今後の検討になるということで、一応記載はさせていただいております。
それから、北の右側の方へ行きまして、サンモール・ブロードウェイ地区再整備検討、こちらの方も今後の検討ということでございますが、そのエリア等を示してございます。こちらの方では非常に商業が活性化しているわけでございますが、そういった既存の商業集積をさらに活用いたしまして、地区の再生について検討していきたいということでございます。
それから、JR中野駅を中心にした南側の地区でございます。中野駅南口地域のまちづくり、こちらの方は後ほど御説明を申し上げます。その中の市街地再開発事業、これは中野二丁目地区でございますが、こちらの方で再開発事業についてのまちづくりが進んでいるということでございます。さらにこの二丁目地区では、JR東日本車両基地跡地の活用、これも今後の課題でございますが、こういったところについての活用についても今後検討していきたいと。その下の方には、第九中学校跡地への中野体育館の移転、こういったことを含めて、このエリアを中野区の芸術・文化・スポーツの拠点にしていくということでございます。
中野通りを挟みまして左側、西の方でございますが、こちらの方は中野三丁目地区ということでございます。丸井中野本店跡地の活用をしながら三丁目のまちづくりを進めると。それから、桃丘小学校跡地の活用、こういったものについても今後皆様と十分協議をして、より望ましい土地利用のあり方を検討していく、こういったところで考えてございます。こちらの方が当特別委員会での調査対象範囲ということでございます。
ペーパー1枚目に戻ります。その中で、中野駅地区の検討経緯ということでございます。こちらの方は平成17年、交通結節機能等調査検討をしてございまして、昨年、バリアフリー化改善検討及び中野駅地区整備計画案の検討を行ってきたわけでございます。これは後ほど御説明を申し上げます。
それから2枚目でございますが、中野駅南口地区のまちづくりについてでございます。こちらの方では、ペーパーにもございますように、平成13年5月に、東京都市計画都市計画区域の整備、開発または保全の方針による再開発促進地区の指定がございました。それから、平成16年9月には、中野二丁目地区再開発協議会が発足してございまして、17年3月に基本調査を行ってございます。平成17年10月に再開発準備組合として発足をいたしてございまして、それを受けて18年3月に、中野駅南口地区周辺まちづくり推進に係る調査を行ってございます。そして、18年度におきましては、この調査結果を踏まえて、南口地区及びその周辺のまちの将来像とまちづくりの方針・方向性に係る調査・検討を行ってきたと、これについては後ほど御報告を申し上げるところでございます。
こちらの方が中野駅周辺のまちづくりについて概要を報告させていただきました。
続きまして、産業振興について鈴木参事の方からご説明いたします。
鈴木産業振興担当参事
それでは、引き続き調査事項について御報告をさせていただきます。
ただいま使用した資料と、もう一つ、A4の1枚だけで、2番目、中野駅周辺の産業振興という資料がございますので、それを御参照いただきたいと思います。(資料8)
中野駅周辺に関しましての産業振興の視点でございますけれども、御存じのとおり、10か年計画の中で、この駅周辺の活力を高めるために、産業の一定の誘導をする、それから、にぎわいを創出するというふうな2点が産業振興にかかわるというふうに認識してございます。
経過としては、昨年度、平成18年度の予算で、私どもは中野区が企業にとってどういうふうに魅力的な土地なのだろうか、立地なのだろうか。あるいはいろいろ今後の企業への誘致を働きかける場合に、企業がどういったときに引っ越しをしたり、事業拡大ということもございますけれども、その引っ越しの段階で何を重視するのか、そういったことを昨年度調査してまいりました。それが真ん中の段落にございます、産業の誘導というふうなところで記述してございます。調査の名称は、中野区産業環境基礎調査ということで、今般の常任委員会でも御報告をさせていただきました。
その中で、一定の調査結果を踏まえまして、今年度、私どもとしては、中野で創業する、あるいは中野でいろいろ企業活動することに、いわゆる新都市型産業と言われるものの代表格として、ITコンテンツ産業、こういったものがやはり強みだろうというふうな調査結果がございました。それからまた、中野という立地が交通の利便性がいいということと、東京都内の中で西の玄関口というふうなことを考え合わせますと、それと同時に、コストパフォーマンスとして、事業所のオフィスの賃料、そういったものが周辺に比べて安い、そういったことをアピールして働きかける必要があるのではないかというふうに考えてございます。それからまた、10か年計画の中でも触れておりますように、大学等教育関係機関とのさまざまな連携の可能性が開けるわけでございますので、特に調査の結果、いろいろ企業が場所を選ぶときに、今後人材の確保、あるいは人材の育成といったことが重視したい機能というふうなことが語られていますので、そういった点も重視して、今後早急に施策づくりに反映してまいりたいというふうに考えてございます。
真ん中の産学の連携でございます。中野区内にも幾つか専門学校、大学がございますけれども、特に警察大学校等跡地では、二つの大学が既に用地を取得しているということでございます。こうした大学の特技、特徴、強みを活用させていただきながら、また、区内の産業界の方々の共同研究開発等々の御意向、そういったものもあわせてヒアリング等々で把握しながら、何らかの新しい産学連携の形をつくっていきたいというふうに考えてございます。また、人材育成に関する支援については、現在、私ども昨年度から、中野区の経営者、事業者を対象にした経営に関する学ぶ機会をつくってございますので、それらの拡充というふうなところで対応していけるのではないかというふうに考えてございます。
最後、まちのにぎわいでございます。非常にまちのにぎわい、抽象的でございますけれども、これについては、やはり駅前の圧倒的な存在感のあるサンプラザとか、あるいはサンモール、ブロードウェイ、そういったところがこれからも中野らしさを発信できる場としてどうあったらいいのかということと、中野には、ほかの地域から見て、非常に小さいですけれども、演劇の劇場が多いとか、それらにかかわる人たちが多くいるとかという特徴がございます。そういったことを地域資源として、観光というふうななかなか側面は出しにくいんですけれども、人がやっぱり中野に足を運ぶ種づくりというふうなことを考えてまいりたいというふうに思ってございます。
経緯と申しますか、それらについては、今年度初めての取り組みになりますので、適宜関連するところについては当委員会のところでも御報告をさせていただく所存でございます。
以上でございます。
秋元拠点まちづくり担当参事
それでは、続きまして、中野駅地区整備計画案作成支援業務委託の成果、報告事項3番の報告をさせていただきます。
お手元の方に、概要書というA3横長の資料を配付させていただいております。こちらの方で報告をさせていただきます。(資料9)
まず、表紙、目次をめくっていただきますと、検討の目的ということでございます。こちらの方の目的では、中野駅の駅前広場や南北・東西方向の通路等のあり方を示した整備構想について、交通結節点の機能のあり方や将来の交通需要、あるいは交通特性を踏まえました複数の案を作成することを目的としてございます。今回の検討対象地域は(2)に記載のとおりでございます。
次のページ、2-1ページをお開きください。地区の現況ということで、マル1に中野駅乗車人員の推移ということで掲載をさせてございます。この絵にございますように、乗車人員、漸減傾向にあるということでございます。まことに恐縮でございますが、こちらの資料、委員長、副委員長との打ち合わせの中で、最終年度は13年度ということで、ちょっと古いという御指摘がございまして、本日、別の資料を御配付させていただきたいと思いますが。
委員長
追加で資料配付をさせていただきますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
〔資料配付〕
秋元拠点まちづくり担当参事
失礼申し上げました。これは平成17年まで載ってございます新たな資料を御配付させていただきました。(資料10)ただ、この調査報告書の方の数字の出どころでございますが、こちらの方は財団法人運輸政策研究機構というところから出たものを掲載してございます。本日お手元に御配付いたしました資料の方は、東京都統計年鑑、運輸及び通信という分野でお出しになっている資料ということで、若干数字の食い違いがございますので、御了承いただきたいと思います。ただ、いずれにしましても漸減傾向にあるということはこの表からもお読み取りいただけるわけでございます。
続きまして、2-2ページでございます。こちらの方では、マル4でございます。中野駅発着バスの乗車人員等を調査してございます。下の表をごらんいただきますと、一番下でございます。この合計の数値、平成12年が5万6,159人、やはりこれも漸減傾向にございます。平成16年度乗車人員につきましては、4万9,737人という数字まで落ち込んでいるという状況がございます。
マル5、交通施設でございます。現況では、バス・タクシー乗り場のほかに駐輪場、北口で約4,700台、都営駐車場86台がございます。
次のページをお開きいただきたいと思います。都市計画施設の現況でございます。新北口駅前広場用地、これは現在の北口の駐輪場のある広場でございます。それを新北口駅前広場というふうに呼ばせていただきますが、こちらの方の都市計画道路付属広場という位置付けでございます。1万5,600平方メートル、うち地下1階に広場3,600平方メートルといたしまして計画決定をされてございます。それから、下でございますが、新北口駅前広場に地下1層180台の都市計画駐車場が計画決定されているということでございます。
右側に用地の所有状況、こちらの方は下の方の表のとおりでございます。国有地であったり、JR用地であったり、中野区土地開発公社の所有地であったりということで、この表については後ほどお読み取りをいただきたいと思います。
次のページでございますが、2-4ページでございます。こちらの方は、先ほどちょっと御報告をいたしました過年度、平成16年度に行った検討報告書の抜粋でございまして、その段階でA案、B案、C案というような案が提示されてございます。今回の検討につきましては、C案、こちらの方の絵をもとにして検討させていただいているということでございます。
次のページをごらんいただきたいと思います。交通の現況ということでございます。現在の歩行者交通ということでございまして、ピーク時歩行者交通量、これは南口改札、1時間当たり7,050人に対しまして、北口改札では1時間当たり1万3,490人、南口の倍近い方が利用されているということになります。そして、現在の歩行者サービス水準、これの検討をしたわけでございますが、おおむねサービス水準は良好であったわけでございます。ただ1点、真ん中の表3-1のマル4番、中野駅北口交差点、こちらの方がサービス水準Bということで、今後、こちらの方の改善が求められるということでございます。これは中野駅北口改札から西の方へ行く横断歩道、こちらの部分がサービス水準Bということでございました。
続きまして、4-1ページをお開きいただきたいと思います。4-1ページの方でございます。交通結節点機能のあり方ということで、交通結節点機能につきましては、ここに書いてございますように、交通結節機能、都市の玄関口機能、及び都市サービス機能の3機能で整備することを考えなければならないということでございます。この部分については、そういった部分について記載をしてございます。後ほどお読み取りいただければありがたいというふうに思います。
続きまして、5-1ページをお開きいただきたいと思います。将来交通需要、これから中野駅周辺地区、それぞれ開発が行われてまいります。そういったことから、将来の交通需要を想定するということでございます。
現況の乗降人員、これは一番上でございますが、昨年の11月13日に実地調査をいたしました。その結果、乗降人員、これが16万1,000人という数が、これは1日に換算いたしました推計でございます。続きまして、駅前広場利用者数の推計ということで、マル1番が鉄道利用者であったのに対し、マル2番では鉄道を利用しない駅前広場利用者、これの推定でございまして、これも5万9,000人と推計してございます。この結果、駅前広場利用者数が22万人に達するというふうな数字でございます。
(2)では開発による需要増の推計ということでございます。警察大学校等跡地開発及び駅周辺の再開発などによりまして、さらに中野駅の乗降人員は10万6,000人ほど増加する、そういう推計をしたものでございます。
次のページをお開きいただきたいと思います。6-1ページでございます。交通結節点としての課題ということでございまして、(4)番、右側のページになりますが、駅前広場機能でございます。特に問題がございますのは、既存の南北の駅前広場は、現状でも面積が不足しているという状況がございます。表6-1をごらんいただきたいと思います。駅前広場の面積ということでございまして、一番右側に現況面積、それから計算上必要な面積ということで比較してございます。北口駅前広場につきましては、現在でも5,800平方メートル、開発前ですから現在でございます。5,800平方メートル必要なわけですが、現況面積では2,600平方メートルしかない。南口駅前広場につきましては、4,800平方メートル必要なものに対して現在3,300平方メートル、合わせまして1万600平方メートル必要なものに対して、現況では5,900平方メートルしかない、こういった厳しい現状があるわけでございます。
続きまして、7-3ページをお開きいただきたいと思います。7-3ページの方では、今の状況を踏まえまして、交通結節機能の配置と機能分担というような検討をしているわけでございます。表の7-1、駅前広場の面積でございますが、新北口駅前広場では、現在、計画上必要な面積が新北口、それから現在の北口広場、合わせまして1万平方メートル、それから、南口駅前広場が5,400平方メートルでございまして、計画上必要な面積としては1万5,400平方メートルで、たまたまこれは数値がぴったり一致したわけでございますが、交通広場として利用できる地上部分の面積、これが下の絵のハッチ部分でございます。これが新北口では9,500平方メートル、現北口では2,600平方メートル、南口では3,300平方メートル、これを合わせますと1万5,400平方メートル、数としては合ってくるということでございまして、こういった部分についてしっかりと整備をしていかないとならないということがわかったわけでございます。
次のページをお開きいただきたいと思います。こちらは、歩行者動線をどういうふうに考えていこうかという絵でございます。ここの地区は非常に高低差が激しいということがございまして、高低差別に色を違えているわけでございます。赤い部分、赤い破線でございますが、これが歩行者動線の地表、地盤の高い部分、地表ではあるんですが、比較的地盤の高い部分がこの赤の印。それから朱の印、これが同じく地表ではあるわけでございますが、地盤としてはかなり下がってきている、そういうところを示してございます。したがいまして、ブルーの歩行者動線、デッキというふうに書いてございますが、こういったデッキ状のもので各エリアを結ぶ必要があると、そういったような視点でごらんになっていただければありがたいというふうに思います。
次のページをお開きいただきたいと思います。交通施設の技術的検討を行ってございます。
まず、マル2番、駐車場需要の算定でございます。こちらの方は、東京都市圏第4回パーソントリップの将来伸び率、こういったもので検討した結果、中野駅周辺で将来新たに150から210台の駐車場が必要となるというふうに算定されたものでございます。
それから、右のページでございます。マル3の整備施設数の設定ということで、こういった駐車場も含めて一覧的に検討した表がこちらになります。バス乗降場、新北口広場には、一番この表の右側になりますが、乗車12台、降車3台、現南口には乗車3台、降車1台を整備する必要があるということでございます。タクシー乗降場・プールの方でございます。こちらの方は、各駅前広場に乗車・降車それぞれ1台、プールとしては10台程度必要になってくる。それから、体の悪い方を想定しますと、一般車の乗降場、これは現北口、現南口にそれぞれ1台必要であろうと。駐輪場につきましては、南北合わせて6,800台必要でございますが、南口で1,500台を確保するということで検討いたしました。北口では5,300台を確保するとしてございます。それから駐車場、これは先ほど申し上げましたように、新北口の方でおおむね200台、こういった整備施設数を用意する必要があるということでございます。
8-2ページをお開きいただきたいと思います。こちらの方では南北通路幅員の設定ということで、南北・東西自由通路、こちらの方についての幅員を検討したものでございます。一番下の絵をごらんいただきたいと思います。乗降者数から割り出すと、新北口広場方面に18メートルの幅員の通路、それから南の方には2メートル、それから中野通りの東側では、5メートル程度の幅員の通路が必要になってくるということでございます。右側は広域避難場所、こちらの方は後ほどお読み取りいただければよろしいかと思います。
次のページをお開きいただきたいと思います。こういった数字が出てまいりました関係から、南北通路幅員をこの表のように設定するということでございます。橋上駅と一体で整備する南北通路、これにつきましては18メートルの幅員、それから、中野通り東側のところでの南北通路、これにつきましては、9メートルの歩行者空間が必要であるというふうに算出してございます。
右側のページ、東西連絡路幅員の設定でございます。こちらの方は東西連絡路北側部分でございますが、こちらについては9メートルの幅員の確保が必要である。東西連絡路の南側部分については、6メートル程度の幅員で足りるという算定をしたものでございます。
次のページをお開きいただきたいと思います。こういったような施設整備条件を設定いたしまして、駅広の整備構想案の検討をしたというものでございます。ABC3案を検討してございまして、まずA案でございます。9-2ページをお開きいただきたいと思います。こちらの平面につきましては、おおむねABC3案とも同じでございます。ただ、新北口広場の整備形態、こちらの方によってABC案というふうになってございます。A案の立体図でございますが、次のページをお開きいただきたいと思います。新北口広場の整備イメージといたしましては、一番右側の階層イメージ図というのがございます。こちらの方をごらんになっていただきたいと思います。こちらの方は、3階部分、これが駅の上、橋上部分になりまして、こちらの方が歩行者広場として、それほど広くない、最低の整備をしていく。メインの広場を2階の位置にするということで、この2階が現在の駐輪場のある北口広場のレベルになります。こちらの方に歩行者広場と、それからバス、タクシー、こういったものの乗り場を整備していく。それから、1階というふうに書いてございます。これが現在の中野通りレベルになります。こちらの方に駐輪場約5,300台を設置する。地下1階に駐車場約200台を整備する。こういったような考え方がA案ということで提案しているものでございます。
それから、その次でございますが、B案でございます。B案につきましても、南北通路の関係、それから東西連絡路については変わりません。新北口広場、こちらの方の考え方がB案の9-5ページの階層イメージ図でごらんになっていただきたいと思います。このB案では、メインレベル、先ほどは2階だったわけですが、こちらの方は3階、橋上部分にメインレベルを持ってくるということで、南北の自由通路プラス歩行者広場を橋上に持ってくる。2階で現在駐輪場のある北口広場レベルに若干の歩行者広場と、それからタクシー乗降場、駐輪場、こういったものを設定いたしまして、バスにつきましては、この2階部分から入って1階部分、これが中野通りレベルになるわけですが、こちらにバス乗降場を設置するという考え方でございます。これも地下1階に駐車場200台を確保する、そういう考えに立っているものでございます。
それからもう一つ、C案でございますが、C案の方も、平面的な南北・東西の連絡路、自由通路については、考え方は変わってございません。新北口広場のイメージ、これも9-7ページに載ってございます。こちらの方では、同じく橋上の3階部分、これをメインレベルにいたしまして、南北自由通路プラス歩行者広場、2階部分にバス、タクシーの乗降施設、それから駐輪場4,400台、それから1階部分、これは中野通りレベルでございますが、こちらの方に駐車場200台分、こういったものを用意するというものでございます。これがC案でございます。
次のページでは、現北口駅前広場、南口駅前広場の検討をしてございます。現北口駅前広場につきましては、右の図をごらんになっていただきますと、ほとんど歩行者系の広場に改善されるということでございます。現南口駅前広場につきましても、できるだけ歩行者空間を確保する。さらには、この広場の右手に少し樹木が並んだ部分があるわけでございますが、こちらの方は中野二丁目再開発によって生み出される広場に連続する広場と、そういったような位置付けで考えているものでございます。
次に、9-10ページをお開きいただきたいと思います。9-10ページは、ただいま申し上げましたABC案それぞれを比較検討したというものでございます。その結果、C案が○が10ございまして、このABC案の中では比較的今後の検討に値する案ではないかということで評価をされたものでございます。
一番最後になるわけでございますが、どうしても捨てがたいという案がございまして、10-2ページでございますが、東西橋上駅舎案(参考)というような図が載ってございます。これは橋上に高幅員の南北通路を設定いたしまして、今、ABC案では中野通りを挟んで西側と東側を別のルートで考えていたものを、この橋上で一つにしてしまいましょうという案でございます。こちらにつきましても、その次のページ、階層イメージがございます。3階部分が橋上レベルでございます。これがメインレベルになりまして、歩行者広場の中に南北連絡路、自由通路があるということでございます。こちらの方につきましては、その幅員が24メートルというふうなことを考えてございます。2階部分、こちらの方では、タクシー、それからバスの乗降施設が2階レベルに集中して配置される。1階部分、中野通りレベルでございます。こちらの方に駐輪場5,300台、それから、地下1階に駐車場200台を整備していくということで検討したものでございます。
これらにつきましては、今年度さらに検討を深めます。そして、関係機関並びに地元、できるだけ多くの方の御意見を伺いながら、構想案として定めていきたいというふうに思っているところでございます。
引き続きまして……(「ちょっと待って。委員長、どうせもう質疑ができないんだから、時間も時間だから、ここまでにしてくださいよ」と呼ぶ者あり)
委員長
委員会を休憩します。
(午後0時17分)
委員長
再開します。
(午後0時24分)
すみません。ただいま報告の途中ではございましたけれども、午後も委員会もございますし、この後、議運協もあるということでございます。大変申しわけございませんが、本件については、休憩中にご協議いただきましたように、次回にまた報告を受けるということでよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、3番、中野駅地区整備計画案作成支援業務委託の成果についてと、4番、平成18年度調査委託「中野駅南口地区およびその周辺のまちの将来像とまちづくりの方針・方向性に係る調査・検討」の報告について(資料11)は、次回の委員会で報告をしていただくということにさせていただきます。
それでは、次回の委員会は7月18日午後1時より当委員会室において開会することといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように決定をいたします。
以上で本日予定した日程は終了いたします。委員各位から何か発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会を散会いたします。
(午後0時25分)