平成24年12月06日中野区議会建設委員会(第4回定例会) 平成24年12月06日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成24年12月6日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成24年12月6日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午後1時59分

○出席委員(8名)
 南 かつひこ委員長
 高橋 かずちか副委員長
 中村 延子委員
 内川 和久委員
 いながき じゅん子委員
 吉原 宏委員
 久保 りか委員
 来住 和行委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当) 滝瀬 裕之
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 江口 誠人
 書記 細川 道明

○委員長署名

審査日程
○議案
 第78号議案 中野区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例
 第79号議案 中野区中野四丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
 第80号議案 中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例
 第81号議案 特別区道路線の認定について
 第82号議案 特別区道路線の認定について
○陳情
〔新規付託分〕
 第20号陳情 東京メトロ丸ノ内線新中野駅の駅名変更について
〔継続審査分〕
 第16号陳情 警察大学校等跡地の中央部公園拡張について
○所管事項の報告
 1 (仮称)中野区産業振興センターの整備方針について(産業・都市振興担当)
 2 産業振興拠点を活用する事業共同体に係る基本方針について(産業・都市振興担当)
 3 上告事件の決定について(中野駅周辺まちづくり担当、都市計画担当)
 4 平成24年度(2012年度)第2回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)
 5 地域主権一括法の施行に伴う道路構造等に関する条例制定について(道路・公園管理担当、都市基盤整備担当)
 6 地域主権一括法の施行に伴う公園の技術的基準に関する条例改正等について(道路・公園管理担当、都市基盤整備担当)
 7 都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく低炭素建築物の認定について(建築担当)
 8 平成24年度中野区災害医療救護訓練の実施結果について(防災・都市安全担当)
 9 「2012 東北復興大祭典 なかの」及び「東北復興祈念展」の実施結果について(生活安全担当)
10 「なかのん」運行体制の見直しに伴う区の対応について(交通対策担当)
11 その他
 (1)特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進助成の拡充について(建築担当)
○地方都市行政視察について
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

(午前10時00分)

 本定例会における審査日程及び2日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午前10時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時02分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
 お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、議案の審査と陳情の審査、所管事項の報告を行いたいと思います。また、所管事項の報告においては、初めに、10番、「なかのん」運行体制の見直しに伴う区の対応についてを行い、次に1番から順に行いたいと思います。なお、12時ごろ、進捗状況を見て改めて進行について御協議したいと思います。このような進め方で審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 また、議案の審査のうち第81号議案と第82号議案が関連しますので、一括して審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、12時ごろに1時間程度の休憩を、また3時ごろにも休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 第78号議案、中野区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例を議題に供します。
 理事者の説明を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 それでは、第78号議案、中野区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例につきまして、補足説明をさせていただきたいと存じます。
 お手元に補助資料(資料2)を用意してございます。
 本件は、現在の勤労福祉会館の施設、これを定めてございます第3条でございますが、これに第3号を起こしまして、保育室を加えるというものが一つでございます。
 それから、同じく第5条で使用料を定めてございますが、その別表の第3、こちらに会議室の3、こちらを加えさせていただきまして、別表第3にございますとおり、午前、午後、夜間の区分それぞれに従いまして、600円、900円、700円の使用料を定めさせていただくという中身でございます。
 この改正条例につきましては、来年の平成25年4月1日の施行というふうに考えてございまして、なお、経過措置といたしましては、使用の手続はこれよりも前からできるという中身でございます。
 以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
 今回、こちらのほうの勤労福祉会館に保育室と会議室3、こちらのほうを加えるというような形になるかと思いますが、こうなりました経緯を御説明ください。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 今議会に別途、条例提案をさせていただいているところでございますけれども、男女共同参画センター、こちらの廃止、これに伴う対応というものでございます。具体的に申し上げますと、勤労福祉会館と男女共同参画センターは、複合施設という形であそこの施設の中に共存してございます。ただ、一部については男女共同参画センターのみの専用施設、それから、一部については勤労福祉会館のみの専用施設、その他については共用施設というような複合施設という状態になってございます。
 今般、男女共同参画センターのほうが廃止になりますと、その専用でございました、現在2階にございます研修室、それから、ここに書いてございます保育室、こちらについての使用の根拠がなくなるということから、勤労福祉会館の施設の一環に位置付け直して、御使用に提供していこうというものでございます。研修センターにつきましては、会議室3と、会議室の一つということで位置付けている、こういった経緯でございます。
久保委員
 ということは、今までの男女共同参画センターのほうで使っていた施設、当然、複合施設ということで同じ施設内にあるわけですから、そちらのほうを今度勤労福祉会館として使用していくということで、勤労福祉会館としては今までは保育室という機能はなかったわけでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 保育室につきましては、勤労福祉会館の施設としては位置付けてございませんでした。ただ、この保育室につきましては、他のお部屋を使う場合に、一時保育等で使用できると、こういったつくりになってございまして、御使用はいただいているところでございます。
来住委員
 そうしますと、今回、別の委員会になりますけども、67号で提案されている男女共同参画センターの廃止に伴うものということで今あったと思うんですが、むしろ逆に言うと、これが廃止されなければ改正する必要もないということでもあるということでよろしいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 必ずしも直結して連動するものではございませんけれども、男女参画センターのほうの施設について、使用の根拠がなくなる部分をこの勤労福祉会館条例のほうで位置付けて御使用に供するというのがこちらの条例提案でございます。
来住委員
 廃止されるから足場がなくなってしまうので、こちらの改正をもって位置付けるということにならざるを得ないという、そういうことだと思うんですね。先般、報告がありました(仮称)中野区産業振興センターの報告もありましたけども、今回この改正される中野区勤労福祉会館条例、それから、今後いわゆる仮称の振興センター条例との関係でいきますと、来年の条例が新たに提案されるということになりますが、その際は、中野区勤労福祉会館条例はどういうふうになっていくんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 来年、第1回定例会に新しい産業振興センター条例を御提案させていただきたいというスケジュールは、先般御報告をさせていただいたところでございます。この勤労福祉会館自体が新しい産業振興センターになりますので、この条例を廃止するなり改正するなりといったような形態で御提案させていただくことになろうかと思ってございます。
中村委員
 ちょっと、もしかしたら今まで所管が違ったのでおわかりにならないかもしれないんですけれども、今まで男女参画センターの専用の部分だったのであれなんですが、今までのもし保育室の利用率とかというのがわかれば教えていただけないでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 所管外でございますので、恐縮でございます。
中村委員
 今まで恐らく男女参画センターをお使いになっていた方々も、この保育室をお使いになっていたと思うんですけれども、今後その利用対象というのはどうなるのかというのを教えてください。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 基本的に今回につきましては、現行の利用状況、これについて特段変更するという考えはございません。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午前10時11分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前10時13分)

 お諮りいたします。第78号議案を一旦のところ保留とすることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 それでは第78号議案について、一旦、審査を保留いたします。
 次に、第79号議案、中野区中野四丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 第79号議案、中野区中野四丁目地区における建築物の制限に関する条例について、補足の御説明をさせていただきます(資料3)。
 こちらの建築条例は、中野四季の都市(まち)、これの地区計画の内容に沿った建築条例というものでございます。
 今回の一部改正でございますが、これはそもそも建築基準法の施行令がこのたび改正されました。それに伴って規定の整備を行うというものでございます。地区計画の内容が変更したといったものでは一切ございません。
 それでは、具体的な内容を御説明したいと思います。
 右に現行、左に改正案という構成になっております。
 まず、第2条の定義のところでございます。第2条2項の2号として、「備蓄倉庫 専ら防災のために設ける備蓄倉庫をいう。」、これを追加してございます。
 今回の政令の改正の内容としては、昨今の防災意識の高まりから、こういった備蓄倉庫等を設置する事例が非常にふえてきた。そういう背景を受けて、容積率として算定する面積の考え方を改正しようという、そういったものでございます。この第2条2項2号は、まさに新たに今回改正で出てきた用語を改めて定義しているという、そういう加えているものでございます。
 続いて、3号に防災備蓄倉庫という号がございます。これは現行の建築条例の中でも、「地域の防災に必要な物資の備蓄倉庫をいう。」ということで定義していたものでございます。今回新たに「備蓄倉庫」という用語が出てまいりましたので、この防災備蓄倉庫は、備蓄倉庫のうち、特に地域のためのものなんだということをはっきりとさせる必要があるということで、「備蓄倉庫のうち、特に」という部分を追加させていただいております。
 以降、号の数が1個ずつふえているという変化はございます。
 続いて、第5条、建築物の容積率の最高限度のところでございます。第5条の2項で、その建築物の容積率の算定の基礎となる延べ床面積、これから除外するものを列記している項がございます。
 裏面をごらんください。
 この中で4号から7号までの四つ、これが今回の政令改正で新たに追加されたもの。これを今条例にもそのまま転記をさせていただいているものでございます。
 まず、4号でございますが、備蓄用途に供する部分。ただ、今回のものについては区域5において、先ほど申し上げた防災備蓄倉庫、それが既に一定の規定がございますので、その分は除いた上で、備蓄倉庫の用途に供する部分の床面積については除く。ただし、総床面積の50分の1を限度とするというものです。
 続いて5号、蓄電池、これも総床面積の50分の1を限度に算定面積から除外する。
 続いて6号、自家発電設備を設ける部分、これも総床面積の100分の1を限度に算定面積から除外する。
 7号、貯水槽、これについても総床面積の100分の1を限度に延べ床算定から除外するといった内容になってございます。
 これら4点を追加したという形になってございます。
 以上が補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
 今、御説明にありましたように、防災意識の高まりとともに容積率などを勘案するということで、建築基準法の施行令が変わったということですけれども、今回はこの中野四丁目地区のこの条例だけがかかっておりますけれども、ほかに該当する条例というのは中野区には今ありませんか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 建築条例として今回の改正で規定整備を行うものとしては、この中野四丁目地区の建築条例のみとなってございます。
久保委員
 防災意識の高まりとともにということで、容積率が勘案されるということなんですけれども、実質、今、備蓄倉庫、防災備蓄倉庫というふうに四丁目では言っておりますが、この面積が実際、今何平米で、これを今回の条例によって面積が、またさらに容積率がふえるというようなことなんでしょうか。そうではなくて、今のままであるということなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この防災備蓄倉庫につきましては、区域5の今あるセントラルパークサウスの建築物が該当しておりますけれども、防災備蓄倉庫としての規模は約200平米程度となってございます。これの取り扱いについては、既に策定した地区計画、それと建築条例の中でも、この部分については、一定の範囲において容積率の積み増しとして可能とするといった内容になってございます。ただ、今回の政令改正はそれとは別にというか、備蓄倉庫、専ら防災のための備蓄倉庫については、延べ床面積としては算定しませんという改正になってございます。
 同じ一つの建築条例の中に、片や、その部分については容積率に加算を認めるという形になっていることと、備蓄倉庫については除くという二つの取り扱いが入っていることに対して、そごが生じないように、区域5については既にもう設置されている防災備蓄倉庫の部分については除きますよと。ただ今後、このような何か増改築等に関して、専ら防災のための備蓄倉庫等をつくる場合には、今回の改正にのっとった容積算定の考え方になるというものでございます。
久保委員
 わかりました。ということは、この後に続きます蓄電池とか自家発電、貯水槽について、これも同じ考え方であるということでよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 はい、そのとおりでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午前10時20分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前10時22分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより第79号議案について採決を行います。
 お諮りいたします。第79号議案、中野区中野四丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第79号議案の審査を終了いたします。
 次に、第80号議案、中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例を議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 それでは、第80号議案につきまして、お手元の資料(資料4)に沿い説明をさせていただきます。
 中野新橋駅自転車駐車場の移設についてでございます。
 まず、移設の理由ですが、東京都が行う神田川整備工事、場所は氷川橋下流から柳橋下流ですが、この工事に伴い、河川管理通路に隣接します中野新橋駅自転車駐車場を工事搬入路として使用する必要が生じたため、工事期間中、弥生町二丁目23番の都有地に駐車場の移設をするものでございます。
 移設費用は東京都の負担となります。
 なお、工事期間が来年3月から2年間で、平成27年3月に終了予定ですが、工事終了後は自転車駐車場を再び現在の場所に戻すことになります。
 次に、移設に伴う変更内容を御説明いたします。
 まず、位置の変更ですが、これは配付資料の3枚目、資料2、神田川整備工事事業概要という資料の裏面のほうをごらんいただきたいと存じます。
 ここの下段、平面図と記載した欄をごらんください。左のほうに氷川橋、その西側に現在の自転車駐車場がございます。この駐車場を、今回の工事に伴い、川沿いを東のほうへ中野新橋寄りに30メートルほど移動するものでございます。
 お手数ですが、再び1枚目の資料にお戻りください。
 次に、2、移設の時期ですが、来年4月1日といたします。
 3、面積及び収容台数等ですが、現在は面積252.41平米、収容台数は250台でございます。移設後は面積157.59平米、収容台数は180台でございます。面積、収容台数ともに移設により少なくなりますが、現在の駐車場の利用率が約6割ですので、250台の6割、必要台数が150台というおおむねの計算になります。したがいまして、移設後180台の収容力があれば需要のほうは十分賄えるというふうに考えております。
 4、その他としまして、利用時間や利用料金につきましては、駅までの距離等、現在とほぼ同じ条件であることから、利用料金は変更しないこととし、利用時間も現在と同様といたします。
 次に、2の条例改正ですが、今回の移設に伴い、中野区自転車駐車場条例の別表1の改正が必要となります。配付資料の2枚目、資料1、条例の新旧対照表をごらんください。
 この資料の表面、一番下の欄に中野新橋駅自転車駐車場がございます。このうち位置の記載について、弥生町二丁目24番を23番に改めるものでございます。
 お手数ですが、再び1枚目の資料にお戻りください。
 最後に、3、その他ですが、先ほど資料の一部をごらんいただきましたが、資料2、神田川整備工事事業概要を参考資料として添付させていただいております。今回の工事の概要が記載されておりますので、詳しくは後ほどお読み取りいただければと存じます。
 説明につきましては以上です。何とぞよろしくお願いいたします。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
来住委員
 面積も100平米ほど小さくなることから、収容台数が70台減ということで、先ほど、利用が60%程度ということでしたので、現状では心配ないのかなと思いますけども、その60%というのは、利用されている人の話をちょっと聞くと、朝なんかについてはかなりいっぱいではないかというようなことも聞いてはいるんですけども、60%というのは、その数字の基礎は何をもって60%ということになるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 基本的には1日当たりの利用の最大値というふうに捉えております。
来住委員
 朝の出勤時間帯がかなりいっぱいではないかという話を聞いていまして、そういう意味では、それが確保されれば、基本的には問題はないのかなと思いますけども、2年間というかなり長期間に及びますので、その辺の配慮は十分していただいたほうがいいのかなということで、申し上げておきたいと思います。これは御答弁は結構です。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午前10時29分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前10時30分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第80号議案について採決を行います。
 お諮りいたします。第80号議案、中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第80号議案の審査を終了いたします。
 次に、第81号議案、特別区道路線の認定について及び第82号議案、特別区道路線の認定については、審査日程の協議の際確認したとおり、一括して議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 特別区道路線の認定につきまして、補足資料に基づき説明させていただきます。
 まず、第81号議案です(資料5)。
 資料の1番、路線認定の理由でございます。
 この路線は、特別区道路線と特別区道路線とを結ぶ道路になっております。そのため、区が定めます特別区道認定基準に適合しておりますので、道路法に基づき、特別区道路線として認定するものでございます。
 認定する対象路線の概要につきましては、資料の2番に記載のとおりでございますが、路線の位置は、地番で起点・終点とも中野区丸山二丁目1950番8、延長は52.74メートルあります。
 認定後の道路の管理につきましては、道路法に基づき区が行ってまいります。
 恐れ入りますが、補足資料の裏面をごらんください。
 丸山二丁目地内の略図でございます。略図の中の漢数字は地番を示し、丸で囲んだ算用数字は住居表示の番号を示しております。今回の認定対象の路線は、地番で1950番の間で、黒く塗りつぶした路線でございます。この路線の東側の端の角は隅切り状態になっておりまして、道路の幅員も4メートルあります。また、西側の端は既存の区道に接続しており、その他の区道認定の要件も満たしております。ついては、今回区道として認定するものでございます。
 続きまして、第82号議案の補足説明をさせていただきます(資料6)。
 資料1番の路線認定の理由でございます。
 この路線も特別区道路線と特別区道路線とを結ぶ道路になっております。特別区道認定基準に適合しておりますので、道路法に基づき、特別区道路線として認定するものでございます。
 認定する対象路線の概要は、資料の2番に記載のとおりでございます。路線の位置は、地番で起点・終点とも中野区鷺宮六丁目813番29、延長は65.53メートルございます。
 認定後の道路の管理につきましては、道路法に基づき区が行ってまいります。
 恐れ入りますが、補足資料の裏面をごらんください。
 鷺宮六丁目地内の略図でございます。認定対象の路線は、地番の813番の中で黒く塗りつぶした路線になります。この路線は813番の土地所有者によります宅地分譲を目的とした開発行為に伴いまして、道路を新設したものでございます。この新たな路線は、北側の端、南側の端ともに既存の区道に接しておりまして、道路の幅員も5メートル、両端の隅切りもそれぞれ整備しております。その他の区道認定の要件も満たしておりますので、区道として認定するものでございます。
 以上、第81号議案及び第82号議案の補足説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午前10時35分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前10時36分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより、まず第81号議案について採決を行います。
 お諮りいたします。第81号議案、特別区道路線の認定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第81号議案の審査を終了します。
 次に、これより第82号議案について採決を行います。
 お諮りいたします。第82号議案、特別区道路線の認定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第82号議案の審査を終了いたします。
 次に、陳情の審査を行います。
 第20号陳情、東京メトロ丸ノ内線新中野駅の駅名変更についてを議題に供します。
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
吉原委員
 地元の町会とかそういう方々の御意見というか、お話というのは何かありますでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 具体的に地元のほうから私どものほうにこういった声が寄せられているということはございません。
吉原委員
 陳情書には、昭和35年5月云々という部分がございます。この辺の当時の状況といいますか、どういうような話し合いがあったとか、流れとか、そういうのをちょっと教えていただければと思うんですが、いかがでしょう。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 駅の開業当時についての状況のお尋ねということでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)その当時は、地元のほうで候補としまして、中野駅、それから鍋屋横丁駅または鍋横駅ということで、意見が「鍋屋横丁」を冠するか、あるいは「中野駅」と冠するか、二通り地元のほうで御意見があった。それを区議会のほうで、最終的には鍋屋横丁駅ということで区議会として意見を統一されて、今で言う東京メトロのほうに御意見を送られたというふうに聞いております。
吉原委員
 鍋屋横丁駅としてメトロのほうに意見を送られたという話なんですが、それで新中野駅と結果としてなったというのはどういう状況なんですかね。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 最終的に新中野駅に決着しました経緯は、私どものほうでも確認をしたんですが、話がかなり以前の話ですので、詳細は、誰がどの時点でどう判断してそうなったかというところまでは不明でございます。
吉原委員
 地域の町会、地区町連とか、そういうところでいろいろ話は出るんじゃないかなと思うんですけども、そういうところに話をはかられたとか、そういう経緯も全くないんですかね。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 それは過去の経緯ということでよろしいですね。(「はい」と呼ぶ者あり)その当時、区としてどのように地域の声をお聞きしたとかということでは、私どもの手元では特段の記録はございません。
吉原委員
 これからまたその辺のところについて、やっぱり地区町連とかそういうところにこれからは話を通されるとか、相談されるとか、そういうことは考えておられるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 具体的にそうした、区として何らかの行動を起こすかどうかということは、現状何も定まっておりません。
来住委員
 1点だけ、陳情者がお見えでしたら、ちょっとお聞きしたいのが1点あるんですが、休憩していただけますか。
委員長
 それでは、委員会を休憩いたします。

(午前10時42分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時44分)

久保委員
 改名ということでちょっと教えていただきたいんですけれども、例えば地下鉄、メトロさんですけれども、他の交通機関でもそうなんですけれども、名称を変更する場合の手続というのはどのような形になるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 駅名の変更につきましては、当該交通事業者のほうで社内で決定した後、国土交通省に所定の届け、手続を行うというふうに聞いております。
久保委員
 国土交通省のほうに届け出をするということで、名称を変更することによって、それは駅舎の名称が変わるだけではなくて、いろんな影響が出てくるかと思うんですけれども、名称を変更することによってどのような影響が及ぶかという、想定できる範囲で構わないので、御説明いただけますか。

高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 駅名の変更、あるいは副駅名の追加、いずれの場合にしましても、近年、デジタル化の進展もございますので、駅名の表示、路線図等の変更以外に、いわゆるシステムの変更、定期券システムの変更ですとか、あるいは、他社の乗り入れ路線等のシステムへの影響、そういったものもございますので、副駅名の追加、あるいは駅名の変更につきましても、かなりの手続、費用がかかるというふうに聞いております。
久保委員
 今、副駅名の追加というふうな言葉がありましたけれども、副駅名の追加というのはどのようなものですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 副駅名の追加につきましては、東京メトロのほうで二つの駅だけ事例がございまして、押上駅、これは副駅名がスカイツリー前、それで明治神宮前、こちらのほうが副駅名が原宿駅ということで、いわゆるサブネームといいますか、副駅名を持っているということでございます。
久保委員
 今伺ったところ、押上とか明治神宮ですとか、スカイツリーも大変名称としてはインパクトがあるといいますか、地域とかいろいろ社会的にも影響のあるものかなと思うんですけれども、鍋屋横丁という名称――新中野という名称は知らなくても、鍋屋横丁という地域の名前は知っているという方も大変多いのかなというふうに思っておりますし、商店街の名前も、今、鍋横というふうに名前が残っております。青梅街道沿いを走っておりますと、交差点のところも鍋屋横丁交差点でしょうかね。そういったような、地域では大変名前が多くついているのかなと思いますけれども、新中野というような名称がついていて、例えば交差点があったりとか、地域に何か名称がついているものというのは、逆にあるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 東京メトロでは今申し上げた2駅だけですので、それ以外の事例はございません。
久保委員
 申しわけありません。私が今聞いたのは、ごめんなさい、押上とかの話じゃなくて、新中野という名称が――地域では鍋横という名前が親しまれていて、あちこちに商店街だったり交差点だったり、鍋横という名前がついていますよね。そうではなくて、逆に新中野という名称がついているものは何かありますかということなんですが、それは担当が違いますでしょうかね。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 新中野がついた何かということで申し上げますと、新中野昭和会という商店街がございまして、ここにつきまして、ちょっと実態として、事実上消滅したような状況でございますが、過去にはそういった商店街があったという状況でございます。商店街につきましては以上でございます。
久保委員
 今、商店街についてはわかりました。交差点ですとかそういったところには、新中野という特に名称はないのかなというふうに思っております。
 先ほど副駅名の追加、これも手続が大変複雑なのかなというふうに思いましたけれども、例えば、もう鍋横というふうに地域では名が通っているわけですけれども、駅舎の中で、今サブタイトルというんでしょうか、新中野駅というこの名称はありながら、そこにサブタイトルとして鍋屋横丁というような名前をつけ加える場合、これもやはり副駅名の追加というような形で、さまざま手続が必要ということになりますでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 基本的には駅舎への表示をはっきり明示するということは、副駅名の追加になるということになりますので、先ほど御案内申し上げたとおりの手続、費用、そういったものが発生するということになります。
内川委員
 ちょっと陳情者の方にお聞きしたいんですけれども。
委員長
 じゃあ、休憩して。委員会を休憩いたします。

(午前10時50分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時54分)

内川委員
 それでは、担当の方にお聞きしますけれども、今、陳情者の方から発言がありました、今のその新中野駅の下にステッカー的なものを張ると、「鍋横」と。それと、放送を流すという部分では、それでもやはり大々的なシステムの変更、かなりの費用がかかるというふうにお考えですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 今、御質問の駅名の下にプレート、あるいはステッカーの類いで何らかの表示をするという例は、私が確認した限りでは現状ないようです。そうした場合には駅の構内広告で、それは当然広告料をお支払いいただいてPRを行う、そういう事業者の方は大勢いらっしゃるというふうに聞いております。
 もう1点、車内放送の件ですが、これは具体的に事例がございまして、東西線の竹橋駅、こちらは新聞社の名前が車内放送のみで流れております。駅名表示等は一切ございませんが、車内放送で流れております。上野広小路駅、こちらにつきましては、いわゆる百貨店の名前が車内放送で出ております。こうした例は、ネーミングライツのような金銭授受を前提にした契約等ではなく、駅に直結するような施設で、駅の建設の際に出入り口の設置等に御協力をいただいた、そういったことに配慮して、特別に車内放送でアナウンスをしているケースであるというふうに伺っております。
吉原委員
 当時の経緯がこの陳情書にあるとおり、それで最終的に新中野駅になったという、その辺のところをしっかり、どうしてそうなったのかをちょっと調査して調べていただいて、報告していただきたい部分もありますし、慎重に地域の方々の声ですね。例えば町会関係、具体的な話というのが本当にそうなのかどうなのかという部分、より多くの地域の方々の声も聞いておかなければ、なかなか一つの駅名を変えるというのは非常に大きなことでもありますしね。
 それで、新中野駅というのは出入り口が二つあるわけですよね。鍋屋横丁口と杉山公園口。その辺のところが両方とも、鍋屋横丁口と杉山公園口というふうにある程度、今皆さん意識されていますので、一つの駅名になってしまいますと、両方ともそういう感じになってしまうのかなという戸惑いとかそういう部分もあろうかとは思います。当時の様子というのをしっかり調べていただいて、次回なりでもまたその辺のところを報告していただきたいなという部分がありますけど、その辺はいかがでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 そうした経緯につきましては、私のほうで調べまして御報告したいというふうに思います。
久保委員
 先ほど商店街の関係で、滝瀬副参事のほうからちょっと御説明がありましたけれども、休憩中ではありますけれども、陳情者の方からも、お祭りのときなどには大変人が集まるということで、鍋屋横丁という名称になったときの産業振興の観点からの経済効果といいますか、そういったようなものというのは何か感じるものがありますでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当)
 地域商業活性化、それから地域の活性化といった観点から、地元の商店街の皆様が由来のある名称を活用した地域の皆さんへのアピールと、関連商品の開発といったようなことにつきましては、それによる来街者でございますとか、人々の交流の促進といった観点から、それぞれの活動の中で効果は高まるという観点から、区としても望ましいものと考えてございます。

いながき委員
 一つお聞きします。過去に東京メトロの地下鉄の駅で、自治体ですとか、自治体議会の要望によって駅の名称が変わりましたとか、あるいは副題がついたという前例はあるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 東京メトロのほうで、近年の事例で駅名そのものを変更した事例は全くないというふうに確認しました。副駅名の追加については、先ほどのスカイツリー前、原宿。原宿が2010年3月、スカイツリーが2012年5月ということで、新しい事例でございます。
 御質問の駅名の変更、こういったものについては東京メトロの立場、スタンスとしましては、公共性の高い施設の案内を行い、多数の利用者の利便性を考慮する必要があるというふうに東京メトロとしての主体的な判断のもとに、みずから経費を負担して行うということを東京メトロの立場では現在申し上げております。
いながき委員
 スカイツリー前というその副駅名なんですが、これは地元の要望もあったということでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 スカイツリー前につきましては、全国的に集客が見込まれる施設として、どこが最寄り駅になるんだといった問い合わせが東京メトロ、あるいは各駅に当然寄せられるということを想定しまして、東京メトロさんが主体的に名称を追加されたものというふうに確認しました。
委員長
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時01分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時04分)

 お諮りいたします。第20号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第20号陳情についての本日の審査を終了いたします。
 次に、第16号陳情、警察大学校等跡地の中央部公園拡張についてを議題に供します。
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
吉原委員
 これは前回もちょっと私、質問したんですけども、区役所移転計画用地を同公園の拡張用地にしていただきたい。契約違反とかペナルティーとか、そういう部分というのは、前回も所管外でちょっと答えられないという話だったんですが、その辺はやっぱり同じですか、状況は。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 状況に変化はございません。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱い協議のために委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時06分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時07分)

 お諮りいたします。第16号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第16号陳情についての本日の審査を終了いたします。
 次に、所管事項の報告を受けます。
 審査日程の協議の際に確認したとおり、初めに、10番の「なかのん」運行体制の見直しに伴う区の対応についての報告を求めます。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 では、「なかのん」運行体制の見直しに伴う区の対応について御報告を申し上げます(資料7)。
 現在、中野駅から八成小学校の間で関東バス株式会社が運行中の「なかのん」につきまして、同社より運行体制の見直しを行う旨の連絡がございました。
 本日は、関東バスからの連絡内容とともに、区としての対応について御説明を申し上げます。
 まず、1、関東バスによる見直し内容でございます。
 「なかのん」につきまして、来年3月ごろに運行体制の見直しを実施する旨の連絡がございました。その内容ですが、まず、1、運行本数の減でございます。現在の運行体制は平日の朝夕及び休日の日中の混雑時は3台、それ以外の時間帯は2台の車両で運行しておりますが、これを来年3月ごろより終日1台の車両による運行体制に変更するとのことです。これによりまして、現在の1時間に2本から3本のダイヤ編成を見直しまして、来年3月ごろの変更以降は、1時間に1本程度のダイヤに移行することとなります。
 次に、2、「なかのん」の愛称使用についても、来年3月ごろに愛称の使用を終了するとのことです。
 次に、3、見直しの理由ですが、収益性が低く赤字路線であるため、やむを得ない経営判断により今回の見直しを行うこととした旨、運営事業者から説明がございました。
 次に、2、区の対応でございます。
 今回の見直しが実施された場合、「なかのん」の利用者、特に区内北西部の沿線にお住まいの方にとって、中野駅方面へのアクセス等、交通上の利便性の面で影響が大きいというふうに考えますので、本年11月28日、運行事業者に対し現在の運行体制を維持されるよう、区から正式に要望を行ったところでございます。今後につきましても、引き続き運行事業者への働きかけを行っていく考えでございます。
 本件に関する報告は以上です。よろしくお願いいたします。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
 「なかのん」につきましては、多分、議会では私が一番乗っているかなというふうに思うんですけれども、こちらのほうには、収益性が低く赤字路線であるというようなことが書かれておりますけれども、朝など乗っている限りでは満席でございまして、乗れないようなこともあるということがありました。それで、連絡があったということなんですけれども、これは、初めてこのことについて連絡がいつの段階であったのかということと、事前には何か関東バスのほうから、この運行体制について区への相談ですとか、そういったことというのはなかったんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 今回のダイヤ編成につきまして、具体的な内容として御連絡があったのは10月の下旬、それから11月の上旬にかけまして、その内容の確認等をやりとりをさせていただいたというところで、私どもで内容をお聞きしたのも、比較的日が浅いところでございます。
久保委員
 数カ月前に、「なかのん」のバスボディーについての御報告があったかと思うんです。バスボディーに関してですね。こちらのほうは、当初、東京都のほうの補助の助成とかもございまして、また中野区のほうの運行助成等もあってスタートしました。バスボディーについても、当初はこのミニバスというんでしょうかね、小さい小型のバスでということで、これは助成対象になっていたのかと思いますけれども、その期間は切れてしまって、そうなってしまうと、この小型バスをまた改めてバス事業者として用意するのは大変であるので、大型のバスによって、他の関東バスで走っている路線バスと同じ車体のものを使って運行していくというようなお話だったかと思うんですね。そのときには、小型バスでは乗れないようなときもあるので、大型になることは大変ありがたいというふうに地域の方たちは受けとめていらっしゃったんですが、実際には、そのときに既にもうこの小型バスは維持できないので、ほかのバスと共通にしてしまうというようなことで、バスの使い回しといったら変なんですけれども、そういったことも視野に入れて、今回のような本数を減少させていくという考えが既に関東バスにはあったんでしょうか。その時点ではどのような御説明だったんでしょう。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 6月12日に車両変更ということで委員会に御報告をさせていただいております。その際には今回のようなダイヤの縮小、そういったことは全く関東バスからは説明はございませんで、あくまでメンテナンス上の都合、他の路線で走っているバスとの車両の交換、「なかのん」が故障した際に他の路線から車両が投入しやすいようにということでの、あくまでそれが理由であるということでの説明でございました。
久保委員
 わかりました。ということは、区としても、この10月下旬に関東バスから一番最初の相談があるまでは全く予期せぬ出来事であって、寝耳に水というようなことであったのかなというふうに思いますけれども、実際のところ、1台のバスで運行するということになりますと、例えば環七とか新青梅が渋滞してしまったときには全く戻ってこないということで、ここに書いてあるように、1時間に1本程度も、もしかしたら運行が不可能になってしまうのではないかという心配もあるかと思うんですが、その辺については何か関東バスさんはおっしゃっていますか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 現状、片道30分弱の運行ダイヤが編成されております。バス停ごとのダイヤの時刻表も出ておりますが、関東バスとしては、朝夕については間隔を少しとってということで、ある程度の渋滞を見込んでいると。ただし、事故による渋滞等、大幅な渋滞には1台の車両で対応しにくいのではないかというところは、委員御指摘のとおりかと思います。
久保委員
 収益性が低く赤字路線ということなんですけれども、バスって、そもそもあまり黒字の路線のものはないのではないかなというふうに私は思っているんですけれども、実際、赤字路線のバスというのは、中野区内を運行しているバスの中で「なかのん」だけなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 関東バスにそうした質問も私のほうからしてみましたが、具体的に個別な路線収支については経営上の秘密事項ということで、明らかにはされていないところです。
久保委員
 例えば、「なかのん」の運行をこういった形でダイヤを移行するというときに、関東バスのほうからは、交換条件と言ったら変ですけれども、区のほうが今までのように運行助成をしてくれたならば、こちらとしては維持できるですとか、そういった形であちら側からは何か提案はありましたか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 そうした具体的な交換条件の提示、そういったものは関東バスからはございません。
久保委員
 昨年の東日本大震災以降、自転車に乗られている方たちが大変ふえていて、関東バスだけではなくて、他のバス事業者も大変売り上げというのでしょうか、利用者が減少しているというようなことを聞いていますけれども、そういうお話はあるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 毎月の乗客数、そういったものもデータとして私どもにデータはいただいておりますが、対前年同月比較、そういった資料を見ますと、平成23年3月、震災発生以降、前年の同月と比較してのマイナス、それが目立っているのは事実であるという状況にあります。この点の理由の分析についても、私から関東バスの担当部長のほうにもしてみましたが、やはり委員御指摘のような、震災による自転車利用者への移行、そういったことも要因として考えられるという説明はございました。
久保委員
 区として、例えば「なかのん」にだけ今までのような助成をするとか、売り上げがちょっと落ちているから、バス事業者に助成をしていこうとかということは、これは考えにくいものだと私も思うんです。なんですけれども、やはり何がしかの、バス事業者にはバス事業者の運行しづらいものというのもあるのではないかなというふうに思っているのですが、例えば駅周辺におきましても、バス停の位置などがここのところ大変変わったというようなことも、関東バスには負担であったというようなお話も来ているのではないかと思いますが、その辺はいかがですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 中野駅前の再開発によりまして、バス停の位置が中野駅改札を出てすぐの場所から今のサンプラザ周辺に移ったということでの、関東バスの分析としてはやはりその分、駅から歩く距離がふえた分、一定の影響はあったということは申し上げております。
久保委員
 今後、北口広場がこれから開設を、建設――まだされておりませんけれども――されていくわけですけれども、そういったときには、バス事業者の意見も十分に取り入れていかなければいけないのではないかなというふうにも思っております。やはりいろんな点で各事業者の声、これは関東バスには限らず、京王バスも中野駅周辺は走っておりますので、そういったお声というのはきちっと聞かなければいけないのではないかなというふうに思っておりますけれども、そういったところは、今お考えはありますでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 交通対策担当としまして、そういったバス事業者の声、あるいは意見、そういったものを駅周辺のまちづくりの担当のほうにも意見としてつなげていきたいというふうに考えております。
久保委員
 それから、「なかのん」の愛称使用の終了ということなんですけれども、これについては、どのような経緯で愛称終了ということになっているんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 ことし6月の委員会報告で専用車両の使用をやめたということで、「なかのん」という従来の名称、これについても当然区としても、あるいは沿線の方としても愛着が深いところですが、関東バスとしては、通常の路線と同じように利用者の方に考えていただくために、あえて愛称についてはここで使用をやめたいと。全くほかの路線と同じように見てほしいという理由で変えたいんだという説明がございました。
久保委員
 バス停なども、これは区のほうでも、なるべく協力してきたのではないかなと思うですけれども、「なかのん」のバス停というのは、「なかのん」という愛称がきちっとわかるように掲示をされたバス停になっておりますけれども、そういったことも全てこれは4月の時点で変更するというふうに関東バスは考えているんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 時刻表ですとかバス停の表示、そういったものも来年の3月、そこにあわせて、PRの一環としてやっていくというふうに申し上げております。
久保委員
 先日11月28日に、区のほうからは正式に要望を行ったということですけれども、具体的にはどのような要望が行われたんでしょう。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 11月28日の要望書でございますが、こちらの委員会資料の内容とも重なりますが、まさに「なかのん」につきましては、2005年11月にコミュニティバスとして誕生し、「なかのん」という愛称とともに広く親しまれ、定着している路線であると。区としても、区内北西部と中野駅周辺をつなぐ貴重な交通手段であるということで、沿線の方にとってもまことにそういう影響が大きいという趣旨を述べまして、今回の見直しについて、ぜひとも御再考いただきますようにという締めの言葉をもって要望書としております。
久保委員
 その要望書というのは、副参事がお届けに行かれたのかなと思うんですが、そのときの関東バスの反応というのはどのようなものだったんですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 私が直接本社に出向きまして、ダイヤ編成を担当している担当部長のほうに直接手渡しをいたしました。反応としては、基本的には組織として決めたことなので、この要望書については真摯にお受け取りをするということで、お答えについても、また後日改めて正式に社としてのお答えを区にお返しするというお答えがございました。
久保委員
 組織として決めたことという、いわゆる組織のトップ判断ということなのかなと思います。私たちは本会議でも、区長が本当に直接関東バスにお話しに行かれたらどうかというようなことも申し上げましたけれども、あちらがトップの判断であるならば、中野区としても、区長が出向いていかれて、今回のこの「なかのん」の運行についてお願いをするというような姿勢を見せていただければと思うんですが、それは庁内ではどうなっているんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 現時点では、区長がみずから出向くという予定は私のほうでは確認しておりません。
久保委員
 区長がみずから出向くというようなことを副参事のほうから、区長がみずから出向いていかれて、関東バスとお話し合いをするべきではないですかというような、そういった形でお話というのはないということでしょうか。区としては、当然要望書を出したということは、これは区長ももちろんそういった意思のもとにされたことだとは思いますけれども、それ以上強い意思を持って今回のことに当たっていくという、そういうことは考えられていないですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 今回、中野区の行動としましては、要望書を私のほうで正式に提出いたしました。関東バスからは正式に書面をもって区に対して回答があるというふうに、担当部長から間違いない言葉として聞いております。関東バスの返書、これを正式によく吟味しまして、区長を含めた区の内部できちんと相談をさせていただいて、どういう対応をとるか、改めて協議させていただきたいというふうに考えております。
来住委員
 「なかのん」の、もう既に認識は一致していると思うので、改めて強調しませんけども、やはり実際に足としてなくてはならないものになっているということが前提にありますので、それがこういう形で変更されるということになってきますと、本当に時間が長くなる。それから、同時に利用そのものが使いにくくなるということで、さらにこういう形になりますと、利用が激減していくといいますか、利用の足が遠のいてしまうという結果が予想されますよね。ですから、本当にここは議会も行政側も一緒になって、これは食いとめなきゃいけないというように思っているんですが、東中野の駅から関東バスが社会保険中央病院を経由する循環バスの運行を始めて14年ぐらいになりますかね。今も巡回しております。通院に利用されたり、また、ちょっと隣の停留所まで買い物に行くとか、そういう買い物にも御高齢の皆さんが非常に重宝されて、活用されています。
 同じ関東バスが、同じ中野区内で東中野でも始めた。「なかのん」よりも早くスタートしたというふうに記憶がありますけども、いずれにしても、地域にとっては一度始まると、もうそれがなくてはならないものというふうになってしまっています。東中野の状況を見ましてもね。ですから本当に、先ほどあったように区長がみずから直接出かけていくということが大事だと思いますが、もうちょっと要望する際に、何が、どうしたらいいのかという、そこは企業の一方では採算性の問題もありますけども、企業としての社会的な責任というものが当然あるわけで、そこはやっぱり行政としてはきちんと曲げずに求めていくという立場が大事だろうというふうに思います。
 そういう点で、出向いていかれた中で、向こうの考えをただ聞くだけじゃなくて、区としての思いをきちんと貫いて伝えていくということが大事だと思います。改めて、行政としてのこれに取り組む姿勢についてちょっと伺っておきたいと思いますが、いかがでしょう。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 区としての思いにつきましては、もうこちらの委員会資料、あるいはきょうの御答弁で申し上げていますように、区内北西部、それから中野駅を直結する、バス路線としては直結する唯一の路線であるという認識のもとに、沿線住民の皆さんへの影響、これはやはり北西部にお住まいの方にとっては影響は大きいというふうに考えておりますので、その点につきましては関東バスに対しても、一方的に話を聞くだけではなくて、こちらの見解につきましても、一通りあらゆることを含めて申し上げてきております。そういう意味で、関東バスに対して、これまでも、あるいは今後も真摯に対応していきたいというふうに考えております。
久保委員
 ちょっと、もう1点だけ確認でございます。本年の4月に四季の森公園がオープンいたしまして、まだ名称がついておりませんが、F字道路が開通いたしました。本来、「なかのん」は警察病院の正面玄関を通っていくという運行の路線が一番初めに確認をされていたところで、ようやっと四季の森公園がオープンいたしまして、本来の「なかのん」のコースというのが走り出してまだ1年にも満たないという状況なんですね。そういったことは関東バスのほうでは認識をされているんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 委員御指摘の、これから四季の森エリア、オフィスビルの開設以外にも、各大学の設置、開設、開校が進んでまいります。そうした点も先日の担当部長とのお話しの際にも、そういった環境の変化、今後の将来性をぜひ考慮してほしいんだということは強く申し上げてきたところです。そういった今後の状況変化を仮に含めたとしても、現状の今回のダイヤ編成については、関東バスとしては今のところ変える意思は持っていないというところでございます。
高橋委員
 久保委員も、また来住委員もお話が出ましたけども、一度、車の車種というか、使い勝手を変えたりしたというようなステップを踏みながら、やはり向こうとしては、なかなか収支が合わないというのが念頭にありながら、いろんなやりくりをしていると思うんですね。今回、企業として不採算路線だということでやめたいという意思表示をしたわけですから、区長の要望……(「やめるんじゃなくって」と呼ぶ者あり)ごめんなさい。訂正します。便数を減らすという意思表示をしたわけなんで、これを部局間というか担当の中でやりとりしても、向こうから丁重な回答が返ってくるだけであって、向こうが経営判断としてした以上、それを覆すには、やはりトップ同士でのこれからの将来を見据えてのやりとりというのをぜひすべきだと思うんですよね。平面交通の大切さというのが、ハンディキャップをお持ちの方もそうでしょうけども、高齢化に向けていかに大事かというのはこれからもっと如実にあらわれてくると思うので、四季の森、あるいは駅周辺での同じ区と共同して歩んでいく事業者として、議会のほうも要望云々のようなアクションの話も冒頭出ましたけども、ぜひトップ同士で、安全協会の場面で名刺交換を何度も交わしているわけですし、面識はあるわけですから、その辺はやっぱり中野駅を中心とした大きな思いを区長もぶつけていただいて、そこら辺は一度やるべきではないかと思うんですけども、いかがでしょうか。
尾﨑都市基盤部長
 「なかのん」につきましては、開通したときに私が担当しておりまして、思い入れも多少あるわけでございますけども、そういった意味で、今回唐突に出てきた体制の変更というようなことで、区としても、緊急要望ということで区長名で要望書を出させていただいた。その際に、我々としての考え方、この「なかのん」を開通したときのそういった思いというものをもう一回ぶつけながら、また、中野駅周辺の状況も変わっておりますので、そういったところもお話ししながら、もう一回考え直していただきたいということを言ってあります。社としての方針は決まっているというようなことも言っているわけですが、要望書に対して、一定の見解をしたためたものをこちらのほうに提示してくれるということになっております。我々事務局といいますか、この所管の部としてそういうことを続けてまいりますけれども、それが回答が出てきた段階でさらに区としてどうすべきかというのは、もちろんトップである区長と相談しながら進めてまいりたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
吉原委員
 本報告については、本当にさまざまな議論が今出されました。それで、改めて運行体制の見直しが区民生活に重大な影響を及ぼすことが考えられるわけですね。区からも既に要望書を提出したとのことでございますけれども、中野区議会としても改めて要望書を提出すべきであると考えますが、いかがでしょうか。委員会でお取り計らいいただきたいと思います。
委員長
 ただいま吉原委員のほうから御提案がありました要望書の提出について、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午前11時35分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時37分)

 休憩中に御確認いただきましたとおり、当委員会として、「なかのん」運行体制の見直しについて、関東バス株式会社宛てに要望書を提出すること、要望書の案文作成は正副委員長に御一任いただき、後ほど案文の調製を行うことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 それでは、次に、所管事項の報告の続きを行います。
 1番、(仮称)中野区産業振興センターの整備方針についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 それでは、(仮称)中野区産業振興センターの整備方針について御報告差し上げます(資料8)。
 本センターにつきましては、整備の考え方を先般御報告させていただいたところでございます。これを踏まえまして、このたび整備方針を取りまとめましたので、その御報告でございます。
 まず1ページ、大きなローマ数字Ⅰ番でございますが、(仮称)産業振興センターの目的等概要について、1から3で触れてございます。これにつきましては、先般の考え方を基本的には踏襲してございます。
 目的につきましては、経営支援、就労支援等を通じた産業振興を図るというものでございます。
 2番の施設といたしましては、ここに記載してございます施設を基本として、改めてこれについては条例等でお示しをしていきたいというものでございます。
 それから、3番、事業でございますが、大きく(1)、(2)とございますとおり、経営支援に関することと就労支援に関することというものが盛り込まれていくこととして考えてございます。例としては、丸数字でそれぞれ記載してございます。恐縮でございますが、お読み取りを願いたいと思ってございます。
 次に、2ページ、裏面をごらんください。
 ローマ数字Ⅱ番になってございます。センターの管理運営方法についてでございます。
 これにつきましては、1番に記載してございますように、民間活力を活用していくということで、指定管理者制度の導入、このようにしたいというふうに思ってございます。
 指定期間につきましては、26年度当初からの3年間、選定方法につきましては、この指定手続に関する条例を踏まえての手続をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 公募期間でございますが、3番のスケジュールともかかわってまいりますけれども、平成25年の3月から考えてございます。
 5番でございます。指定管理者が行う業務の範囲といたしましては、まず(1)で施設の使用、それから維持管理に関する業務。(2)といたしましては、この目的達成に必要な事業。その他、自主事業。これも基本的に指定管理者としてやっていただく業務ということで定めてまいりたいと思ってございます。
 最後、ローマ数字Ⅲでございます。今後の予定といたしましては、先般もお示しをしましたが、次の定例会において条例の提案をさせていただきたいというふうに思ってございます。あわせまして、公募要領の骨子の報告もさせていただいた後、公募を開始してまいりたいと思っております。
 所要の手続を踏まえまして、9月には指定管理者候補者、これを決定いたしまして、また議会のほうにお諮りをしてまいりたいというふうに思ってございます。
 それを受けまして、26年度4月にセンターを開設するという運びでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いながき委員
 この事業のところで、経営支援に関することで六つ、就労支援に関すること二つ、その他とございます。この中の事業って、区が直接やっているところもありますよね、この産業融資ですとか。例えば就労支援ですと生活保護受給者の就労支援ですとか。そういった区と業者さんとの同じようなかぶっている事業に関して、その連携ですとか、提携ですとか、そういったことは考えていらっしゃるんでしょうかと、どういうふうに。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 そもそもこの産業振興センター、公の施設ということでございまして、行政がやるべき事業を遂行していくための施設、手段ということになってございます。今般、これまでの勤労福祉会館とはかえて、新しい産業振興センターとしての目的や事業を定めていこうということでございます。したがいまして、現在、区が担っている部分については、こちらに一本化していく、統合していくということも含めて対応していくことになるというふうに考えてございます。
来住委員
 今までの勤労福祉会館で言いますと、中小企業に働く勤労者の文化教養、福祉の増進を図るというのが目的とされて運営されてきたわけですけども、今回の事業の⑥で、辛うじてその部分が残っているのかなというふうに思いますが、ここでおっしゃっている支援等というのは何を指すんでしょう。

横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 今、御質問ありましたのは3の(1)の⑥のところの最後に「(等)」としてございますけれども、これは①から⑥以外も含めて「等」ということで、全体をくくっての「等」という意味合いでございます。委員の御質問がありました勤労者の福利厚生・健康増進、その他教養文化といったようなことも含めて、これについては指定管理者から提案を受けていくというふうに考えてございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、2番、産業振興拠点を活用する事業共同体に係る基本方針についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 それでは、産業振興拠点を活用する事業共同体に係る基本方針について御報告を差し上げたいと存じます(資料9)。
 これにつきましては、先般、ICT・コンテンツ産業振興の考え方について御報告をさせていただき、その際、ICT・コンテンツ産業振興協議会、こちらを設置して、この産業施策についての御協議をいただくということで検討してまいったところでございます。今般、協議会のほうでもこの事業共同体に係る考え方につきまして、おおむね御意見のほうがまとまってまいりましたので、その意見取りまとめを踏まえまして、今般、基本方針を定めさせていただいたところでございます。
 なお、別添といたしまして、その協議会の意見取りまとめにつきましては添付してございますので、恐縮ですが、お読み取りをいただきたいと思ってございます。
 それでは、資料1ページにもう一度お戻りをいただきまして、1番でございます。
 まず、事業共同体の位置付け等でございます。事業共同体、この結成は区が呼びかけるものでございますけれども、区が開設いたします産業振興拠点を活用・運営していただく。そして、またそのため必要なサービス等提供いただくものでございますが、民間事業活動としてそのサービスを企画・実施等する民間の事業体という位置付けでございます。
 同時に、同じく中野区といたしましては、ICT・コンテンツを活用した産業振興という行政目的を持ってございますので、この施策に協力して、区と連携・協働して産業振興を促進していくという役割を担う、このような位置付けとさせていただいているところでございます。
 2番、事業共同体の事業でございますけれども、この目的を達成するために必要な事業といたしまして、以下、①から③を基本とする、このようにしていこうと思ってございます。
 なお、具体的に、これにつきましては応募いただいた事業者等の間で協議して決定し、区の承認を得ていただくと、このような手続きを考えてございます。
 ①自主事業でございます。これも考え方等でさきにお示ししたものを改めてこのようなくくり方で整理をさせていただいたところでございます。
 まず、さまざまな事業者等が情報交換、あるいは交流等をして、そこから業界情報であったり、アイデアを見つけていく、そういった場を形成、運営していくといった事業。また、これと同時に、そうした事業の創出をサポートするコーディネートなりコンサルティングの機能、これをサービス提供するといったような事業を一つ考えてございます。
 また、実際に事業を商業化、産業化していく場合には、多々、法務面であったり、会計、資金、あるいは技術面、人材面等々での専門的なサポートも要するだろう。そういったサポートを提供していくというようなことを中心に考えているところでございます。
 それから、②でございます。区の施策の受託実施等としてございますが、1番の共同体の位置付けでも触れましたとおり、区と連携して産業振興を図っていくというような観点から、区が今後こうしたICT・コンテンツ関連の施策を構築していくと、サポートしていくような場合において、専門的な知見を踏まえた調査研究をしていただくというようなこと。それから、先ほどちょっと触れましたけれども、区が別途つくります施策や制度、これについての運営を一部担っていただいたり、活用していただくというようなことも事業として展開していただくということを考えてございます。
 ③その他でございますが、施設の運用事業としてございますけれども、いわゆる、他のところへの貸与ということを含めての事業を想定しているものでございます。
 裏面、2ページにお移りください。
 一番上に米印になってございますけれども、以上の事業から得られる収入によりまして、必要経費を賄うという事業モデルを考えてございます。
 次に、3番でございます。共同体の構成と、それから組織形態についてでございます。
 今触れました事業を展開していくためには、そこに記載してございますようなICT・コンテンツ関係の技術や、それからコンサルタント的な機能、弁護士等の専門家、あるいは金融機関、教育、人材育成の機関等々、こういったところがサービスを分担できる体制が必要だろうというふうに考えてございます。そういった事業者によって構成されていくものとしてございます。ただし、一部につきましては、外部委託や協力提携先といった展開も可としているものでございます。
 こういったことを考えますと、順次、利用者が会員となっていけるような組織形態といったことも望ましいものというふうに考えてございまして、これにふさわしい法人格といたしましては、一般社団法人もしくはNPO法人が望ましいということで基本としてまいろうというふうに考えてございます。
 それから、4番でございます。この共同体の結成に係る公募の実施でございますが、区といたしましては、この共同体を結成する希望者を公募いたしたいと思ってございます。応募いただきました後、選考されました事業者等が発起人というような形になりまして設立準備を開始していく。その中で、具体的にこの共同体の目的や会員資格、会費、組織等について、最終的には定款といった形等にまとめていただき、その他事業計画、資金計画、役員人事等についても協議決定の上、区の了承を得ると。そして設立登記をしていくというふうな段取りを考えてございます。この登記の段階で、設立の段階で参加の最終意思確認を得ていこうというものでございます。
 その後に区のほうと協定、あるいは賃貸借契約を締結いたしまして、初度調弁等の準備を経て開設をしていただくという運びでございます。
 それを踏まえまして、5番のスケジュール目途となってございます。
 公募要領の決定をいたしまして、願わくば御報告を差し上げたいと思ってございますが、その後、公募を開始いたしまして、2月下旬締め切り、5月末までかけての準備をしていただいて設立としていただこうというものでございます。そして7月には開設をしていただくというものでございます。
 概略、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、3番、上告事件の決定についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 上告事件の決定について御報告を差し上げます(資料10)。
 事件名でございますが、各都市計画決定違法確認請求上告事件です。これは中野四季の森公園、これの都市計画決定が違法であるということの確認を求めている事件でございます。
 この事案につきましては、当委員会でも複数回にわたり、この経過の御報告をさせていただいているものでございます。
 当事者、3番の控訴の経過はお読みおきいただきたいと思います。
 本年の9月6日に、この事案について上告の提起及び上告受理の申し立てが行われていたところです。それについて、11月6日に東京高等裁判所で上告却下の決定がなされたというものでございます。
 4番の事案の概要はお読みいただきたいと思います。
 裏面をごらんください。5番が上告の趣旨。原判決を破棄し、さらに相当の裁判を求めるということでございました。
 それに対して、決定は、上告を却下する。その理由は、上告状には上告理由の記載がなく、上告人らは、法定の期間内にその上告理由書の提出がなかった。このような理由から、却下という決定がなされたものでございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内川委員
 これ、最高裁まで行ったという、行くということですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 最高裁まで行く前の高等裁判所でこのような決定がなされたというものでございます。
内川委員
 きょう上がってきました16号陳情、中央部公園拡張についての陳情があったわけですけれども、それにもこの結果というのは影響してきますかね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 陳情の内容は、さらなる公園の拡大を求めるというものでございました。片や、この事件の趣旨は、この都市計画決定された公園が都市計画法に基づいて違法であるということの確認を求めるということなので、関連があるというよりかは、その趣旨に基づくと少し相反するところ、この決定とこの陳情自体、直接的な関連というふうにはならないかなとは思っております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、そろそろ12時となりますので、議事の進行について協議するため委員会を休憩いたします。

(午前11時54分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時55分)

 本日この後、審査の進め方ですが、休憩中に確認したとおり進めることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 それでは、委員会を午後1時まで休憩いたします。

(午前11時55分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時00分)

 議案の審査を行います。
 本日一旦保留としました第78号議案、中野区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例を改めて議題に供します。
 質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時01分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時02分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。
来住委員
 中野区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論いたします。
 反対する理由を二つ申し上げます。
 男女平等社会の形成を目指すべき拠点施設として設置された男女共同参画センター条例の廃止に伴うものであること。男女平等社会の環境は一定前進はしていますけども、子育てや介護、就労などの分野においてはまだまだ途上ということが言えます。したがいまして、拠点施設を廃止するべきではなく、むしろ強化、育てるということが今の現状ではないかというふうに考えます。
 二つ目は、中野区勤労福祉会館条例も、今後、(仮称)中野区産業振興センター条例ということで提案されるという方向、変えられるという方向が示されております。本議会でも、旧環境リサイクルプラザ、商工会館、また高齢者福祉センター等の使用についても問題にさせていただいてまいりました。区民の財産である区有施設のあり方について、これらの点で、こういう動きの中で、こういう流れの中で起きている問題ということで、反対をしたいと思います。
 二つのことをもって反対の理由といたします。
 以上です。
委員長
 他に討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第78号議案について、挙手により採決を行います。
 お諮りいたします。第78号議案、中野区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 以上で第78号議案の審査を終了します。
 次に、所管事項の報告を引き続き受けます。
 4番、平成24年度(2012年度)第2回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 平成24年度第2回中野区都市計画審議会について御報告させていただきます。
 資料(資料11)をごらんいただきたいと思います。
 11月20日の午後2時から区役所で開会してございます。
 内容でございますが、次第のところに記載のとおり、諮問事項1件ございました。東京都市計画駐車場中野第3号東中野駅前広場地下自転車駐車場の決定という内容で諮問させていただきました。
 結論から申し上げますと、案のとおり都市計画審議会で了承されたということでございます。
 資料を1枚お開きいただきたいと思います。
 その内容でございます。これにつきましては、もう既に7月と第3回定例会中の当委員会におきまして、内容については御説明させていただいているので省略させていただきます。
 経過についてごらんいただきたいと思います。
 4のところです。経過及び今後のスケジュールでございます。8月に都市計画審議会、原案を報告させていただいて、区民説明会を行いました。その後、東京都と事前協議を行いまして、都市計画法に基づきまして、都市計画案の公告・縦覧を行っております。縦覧者が1名ございましたが、意見書は特に提出されてございません。11月に都市計画審議会に諮問され、了承されたということでございます。その後、区として決定しまして、告示をして内容を決めたと、効力を発生したというものでございます。
 決めた内容でございますが、もう1枚おめくりいただきまして、右上に別紙1-2という資料がございます。A4の横でございます。中身は、この内容を都市計画決定で決めたというものでございます。
 表をごらんいただきたいと思います。駐車場としては中野第3号、駐車場名としては東中野駅前広場地下自転車駐車場、位置、東中野一丁目地内、面積、約0.04ヘクタール、地下一層、備考のところに、駐車台数、約220台、出入り口2カ所という内容でございます。
 これに関する計画図等は、この裏面のとおりでございます。
 それと、審議会では参考資料としまして、最後のページの資料も添付してございます。
 これが正式に決定されたということを御報告させていただくものでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、5番、地域主権一括法の施行に伴う道路構造等に関する条例制定についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 地域主権一括法の施行に伴う道路構造等に関する条例制定につきまして、資料(資料12)に基づき御報告させていただきます。
 1番の条例委任の経緯でございます。
 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる地域主権一括法でございますが、これに基づき、平成23年5月2日に第1次一括法が、また、同年8月30日に第2次一括法が公布されたところでございます。これに伴いまして、道路構造令等の政省令が改正され、都道府県道及び市町村道――以下、地方道といいますが、この道路構造の一般的技術的基準等が条例委任されることになりました。
 この間の経緯につきましては、裏面にまとめてございますので、後ほどごらんいただければと思います。
 そこで、これまで政省令で定められておりました基準は、地方公共団体が条例で定めることになりましたので、以下の内容で条例制定を行っていく必要がございます。
 今回、条例制定を必要といたしますものは3種類ございます。その根拠となる法令が、資料2番の(1)から(3)までに記載のものでございます。
 まず、(1)の道路構造令でございますが、こちらに関しましては、地方道の構造の技術的基準は、設計車両、建築限界、橋等の設計自動車荷重に関する基準を除き、政令で定める基準を参酌して、各道路管理者が条例で定めるということになりました。
 この中で、設計車両、建築限界、橋等の設計自動車荷重につきまして、この意味につきましては欄外の注書きに記載のとおりでございますが、この3種類の項目の基準を除いて規定していくということの理由でございますけども、これらの基準というものは、全国一律に定めて道路利用者の安全を確保していく、そういう必要がありますので、条例に委任はしなかったということでございます。
 次に、(2)番の標識令でございます。こちらのほうは、地方道に設ける案内標識及び警戒標識の寸法、文字の大きさについて、国土交通省令で定める基準を参酌して、各道路管理者が条例で定めるということになりました。ここで案内標識といいますのは、よく上のほうに、どこどこ方面であるとか、方向とか、あるいはどこまでの距離などを表示したりしているものであります。あるいは駐車場とか、バスの停留所などの設置をされている場所を示しているものなどでございます。また警戒標識といいますのは、ひし形のもので黄色で、よく、板に黒色のマークであるとか、絵柄ですね、例えば汽車の絵柄とか、そういうものが記されていて、道路利用者に事前に注意を促していく、そういうようなものでございます。このようなものがこれに該当して、その寸法、文字について条例委任するというものでございます。
 (3)番の道路移動等円滑化基準省令でございますが、これは、道路管理者は、移動等円滑化のために必要な道路の構造について、省令で定める基準を参酌して条例で定めなさいということでございます。
 3番の、中野区の条例案作成の考え方でございます。条例案作成に当たりましては、道路の連続性というものに配慮いたしまして、基本的に、東京都が制定していきます同じその条例案をベースにいたしまして、区の条例案を作成してまいりたいと思います。ただし、東京都の条例案の中で、中野区で管理する道路に該当しない内容がございます。例えば山間部、山の中におけます道路の構造の規定などがこれに当たりますけども、そういうものにつきましては中野区の条例案からは除いていくということで予定しております。
 最後に、今後の予定でございます。来年第1回定例会におきまして、上記3種類の条例案につきまして提案させていただく予定でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、6番、地域主権一括法の施行に伴う公園の技術的基準に関する条例改正等についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 地域主権一括法の施行に伴う公園の技術的基準に関する条例改正等につきまして、資料(資料13)に基づき御報告させていただきます。
 まず、1番の条例委任の経緯でございますが、これにつきましては、さきの道路に関します経緯と同様でございます。公園につきましては、平成23年8月30日に第2次一括法が公布されておりますが、これに伴いまして、都市公園法、同法施行令並びに高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、これらが改正されまして、都市公園の設置や整備に関する技術的基準が条例委任されることになりました。
 この間の経緯につきましては、先ほどと同じ裏面のほうにまとめてございますので、後ほどごらんいただければと思います。
 次に、資料の2番でございます。
 改正された法令とその内容でございますけども、まず、(1)の都市公園法と都市公園法施行令でございます。こちらの改正につきましては、ポイントとなる点が3点ございます。右の内容欄のほうに記載がございますけども、一つ目は、都市公園の敷地に対して公園施設として設けられる建築物の面積の割合、これを100分の2、すなわち2%を参酌して条例に基準を定めていくということでございます。また、特例としてこの2%を超えて設けられる公園施設の種類及び建築面積の割合につきましても、政令を参酌して条例に基準を定めていくということになりました。
 二つ目といたしまして、区内の1人当たりの都市公園の標準面積、これを政令で定める基準を参酌して条例に定めていくということになりました。
 三つ目といたしまして、都市公園の配置及び規模の基準を、政令で定める基準を参酌して条例に基準を定めていくということになりました。
 次に、(2)番のほうでございますが、移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める省令、こちらが改正になりまして、特定公園施設、これは欄外のほうに説明がございますけども、これらの新設・増築・改築を行うときの構造的基準を、国土交通省令で定める基準を参酌して条例に基準を定めるということになりました。
 次に、3番の中野区の条例案作成の考え方でございます。
 区立公園の現状等を踏まえまして、法令基準を参酌して技術的基準等を検討してまいりたいと思います。
 なお、公園につきましては、現在、中野区立公園条例が制定されております。こちらのほうで、都市公園法及び都市公園法の施行令の改正に伴います条例化について、こちらの公園条例の改正という形で対応していきたいと考えております。
 また、特定公園施設の構造的基準につきましては、新たに条例制定に向けて条例案を検討していきたい、作成していきたいと考えております。
 最後に、今後の予定でございます。来年第1回定例会のほうで条例案の提案をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いながき委員
 国土交通省令で定める基準を参酌して条例に基準を定めるということなんですけれども、じゃあ、区がつくった条例というのは、それまでの法令、省令というのとどう違ってくるんでしょうか。これだと、あまり変わらないということになるんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 国のほうで定めております基準がございますので、それを見ながら、参考にしながら、区が独自に自主的に判断して行えるように条例化を図っていきなさいということでございます。したがって、区独自の、区の地域性であるとか特殊性であるとか、そういうものを反映した形で検討して、条例化していくということになります。
いながき委員
 その条例というのは、区が独自でこの内容を決められるという内容を記した条例なのか、それとも、これまでの法令を変えた内容を反映した条例なのか。すみません、ちょっとわからないので。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 公園のほうにつきましては、先ほど申し上げたようなポイントがありますけども、その点についてのみ、各自治体がそれぞれ自主的に国の基準を参酌して定めていくということになります。ただし、その中でも、例えば2%の基準を緩和する場合に、現在の施行令のほうでは、その対象となる施設が限定されております。そういう施設についての新たな追加とか、そういうものはできないというような形でございまして、あくまでできるところは、例えば最初のところでは2%の建蔽率について、地域の事情を踏まえた上で定めていくとか、あるいは1人当たりの面積につきましても、各自治体の事情って全く違いますので、国の決めている平米数がございますけども、そういうものを参酌して、各自治体ごとに判断して定めていきなさいということでございます。
いながき委員
 先ほどの道路の件もあわせて、この目的というのは地域の主体性及び自立性を高めるためとあるんですが、そういった目的は図られるような内容になるということですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 基本的には自治体が判断できる部分につきまして、各自治体が自主的に条例化を図って、自治体がそこだけは自立性であるとか、主体性を発揮することができるという考え方で行われていることでございます。
いながき委員
 ということは、今回のこの法令改正というか、それでは区にとって大きなメリットはある。どういう影響があるのか。まあ、ちょっとこれからなのかも……。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 区のメリットと申し上げますと、あくまで区の、それぞれの自治体、事情が違います。中野区は中野区の地域性がございますので、そういうものを踏まえた形で検討を行い、そういう部分について基準を定めていく。定めた以上は、その基準に基づいて新設なり改修等を行っていくと、そういうことになります。
久保委員
 区内の1人当たりの都市公園の標準面積というのは、今はどういうふうに定まっているんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 都市公園施行令の中では、1人当たり10平米になっていまして、ただし、市街地におきましては、1人当たり5平米以上ということになっております。
久保委員
 5平米ということで、今、中野区ではこの標準面積を満たしているんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 中野区の現在の1人当たりの公園の面積は、1.36平方メートルになりますので、現在のところは満たしてはおりません。
久保委員
 すみません。ちょっとどういう条文になるかがわからないので、よくわからないことがいっぱいあるんですけれども、要は、標準面積は5平米というふうに定めるというのは、区として目指すべき面積というのが5平米ということなんですか。区として現状1.36平米しかないけれども、今後、1人当たりの都市計画公園の面積は5平米に近づけていこうというような、そういうようなことは定められるんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 何平米にするか、この辺は条例の内容の話になりますので、今の段階ではなかなかお話しにくいところなんですけども、ただ、国のほうが言っている標準というのはあくまで目標であって、義務的なそういう数値ではないということになっております。
久保委員
 これから大規模公園整備が中野区内は相次いでいくわけですけれども、その全ての公園が整備されたときには、おおむね1人当たりのこの標準面積というのはどれぐらいになる予定ですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 現在進行しているのは、例えば本町五丁目用地でありますとか、あるいは鷺の宮の調節池上部の広場とか、あとは四季の森公園拡張用地など、そういうものはございます。あとは南部の防災公園ですか、そういうようなもの、現在進行中のものを全部施行された後の1人当たりの面積は、現在の試算ですと、約1.51平米というふうに見ております。
久保委員
 これだけ大規模公園の整備をするので、もっと数字として大きく変化があるのかなと思いましたら、やはり31万区民を対象とするとそのぐらいしか変わらないのかなと。区の現状は現状としてあるとは思いますけれども、ちょっと条例が出てきてみないと何とも言えませんが、やはり5平米が定められているといいますか、ある程度の目標というようなことでありますので、なるべくそこに近づけるような形で、これは努力をしていただきたいなと思います。
 それはまた、後ほどきっと条例が出てきたときの質疑になるかと思いますけれども、公園条例の改正で対応というようなことで、この点はよかったんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 現在、公園につきましては、中野区立公園条例がございますので、この中で1人当たりの目標とする面積であるとか、あるいはその緩和規定であるとか、あと建蔽率の問題ですか、そのようなものをその中に盛り込んでいきたいというふうには考えております。
久保委員
 都市公園の配置及び規模の基準というのがありますけれども、これはどういったものなんでしょうか。

古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 都市公園法の施行令で基準を示されておりますけども、例えば、公園の種類としまして街区公園という、大体、人が250メートルぐらい行くと公園に行けると、そんなような街区公園、これが現在0.25ヘクタール、これを標準として考えています。また、同じようにその街区公園が4カ所ぐらいを一つにして、近隣公園という位置付けがありまして、こちらが大体半径500メートル圏内ということになりまして、標準面積が2ヘクタールというような基準がございます。あと、その先に近隣公園を幾つかあわせた形で地区公園という範囲がございまして、これが大体4ヘクタールというような標準面積が示されております。これが誘致距離といたしましては半径1キロメートル範囲内、そんなような基準がございまして、都市公園についてはこのような形でバランスよく配置していく、それなりの規模をそれぞれ持って配置していく、これが目標になっております。
久保委員
 今言われたのが、政令で定める基準ということですよね。それを中野区に置きかえるとどのようになりますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 こちらのほうも条例の内容になってきますので、ちょっとそれに触れない範囲でと思いますけども、例えば街区公園を0.25ヘクタールといたしますと、これ、2,500平方メートルになります。中野区の公園が大体全部で160ぐらいあるんですけども、その100以上が1,000平米以内のものになりますので、これがなかなか施行令の、国の基準とは相入れないところがございます。この辺も条例案を作成する中で、できるだけ中野区の実態に合うような形に少しでも近づけるような形で作成していければというようなことで、今後検討していきたいと思います。
久保委員
 中野区の実態に近づけるというようなことだと、今までの基準よりも非常に公園が小さなものが認められたりとか、なかなか目標として定めていくにはどうかなというふうに思いますので、その辺はまた御検討いただければと思います。
 それと、特定公園施設ですけれども、これは例えば都市計画公園の中に、今ここに書かれている屋根つき広場ですとか、休憩所、野外劇場とかというのがありますね。この都市公園施設というのは、例えば社会資本整備の交付金ですとか、そういったものが、この建設するときには対象となるようなものですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 社会資本整備総合交付金の対象施設になるということでございます。
久保委員
 この特定公園施設の中には体育館というのは含まれますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 体育館は運動施設ということになると思いますけども、運動施設という定義であれば、現在の都市公園法施行令の中で位置付けはあります。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、7番、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく低炭素建築物の認定についての報告を求めます。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 それでは、都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく低炭素建築物の認定について御報告を申し上げます。
 お手元の資料(資料14)をごらんいただきたいと思います。
 エネルギー使用の効率化等、二酸化炭素の排出抑制に役立つ建築物の建築を促進するために、都市の低炭素化の促進に関する法律という法律がこの9月5日に公布されまして、12月4日に施行されました。この規定に基づきまして、低炭素化のための建築物の新築等に関する計画の認定制度がこのたび創設されました。特別区の区域、中野区もそうですが、特別区の区域にあっては、今後、区長及び都知事が所管行政庁として分担して認定に係る事務を行うと、そういった内容でございます。
 まず、1番、認定の対象でございます。
 市街化区域、これ、中野区は全部市街化区域でございますが、市街化区域における建築物の新築及び増築等、並びに建築設備(空調設備、照明設備、給湯設備及び昇降機)の設置等を行う場合、要するに建物が既存であって、そこに新たにこういった設備をつける場合、あるいは取りかえをする場合、そういったことが対象になりますが、そういった行う場合に作成される計画につきまして、所管行政庁は認定の基準に適合するものを認定することができるという内容でございます。
 下に、先ほど区長と都知事が分担してと申し上げましたが、具体的に言いますと、建築の延べ床面積が1万平方メートルを超える場合には東京都知事の所管、1万平方メートル以下は区長の所管と、そういった内容でございます。
 それから、2番の認定の基準でございます。
 以下の項目を満たすもので、国が定める都市の低炭素化の促進に関する基本的な方針に照らして適切な内容であり、かつ資金計画が適切なものは認定ができるとございまして、必須項目と選択的項目とございます。まず必須項目といたしましては、冷暖房、給湯、換気及び照明のエネルギー消費量、これを現行基準より10%以上低減する計画であること。それから、選択的項目といたしましては、節水対策ですとか、ヒートアイランド対策及びエネルギー使用量の「見える化」――最近よく屋上にソーラーパネルを設置している建物は発電量などを表示しています。そんなものを言いますが、この「見える化」等、低炭素化に資する措置を一定以上講じる計画であることと、そういった基準でございます。
 3番、認定のメリットでございますけども、まず1番といたしましては、所得税等の軽減がございます。この認定を受けた住宅につきましては、所得税の減税額を引き上げるとともに、登録免許税率を引き下げると、そういった内容でございます。
 2番目といたしましては、容積制限の緩和がございます。設備の増設など、低炭素建築物の認定基準に適合させる措置のために生じる床面積につきましては、延べ面積の20分の1を限度に不算入とすると、そういった緩和がございます。
 それから、区民への周知等でございますが、認定要件等の詳細、これは順次国から来ておりますが、まだ全部でありませんので、詳細が確定次第、パンフレットや中野区ホームページ等で順次周知をしたいというふうに思っております。
 なお、本件認定事務につきましては、認定を申請する方が認定申請手数料を支払う必要がございます。したがいまして、中野区事務手数料条例の項目の中に、本件認定申請手数料の項目を追加する必要がございます。そこで本定例会におきまして、中野区事務手数料条例の改正につきまして議案として提出しておりまして、総務委員会において御審議をお願いしているところでございます。今後、低炭素化の建築物の普及に向けまして区としても取り組んでまいりますので、御理解のほどお願いいたします。
 説明は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、8番、平成24年度中野区災害医療救護訓練の実施結果についての報告を求めます。

佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 それでは、平成24年度中野区災害医療救護訓練の実施結果について御報告させていただきます(資料15)。
 本訓練の目的ですが、大規模地震及び大事故の発生に備えまして、被災現場、あるいは拠点医療救護所での応急救護活動でありますとか、医療救護活動、これにかかわります防災訓練を実施いたしまして、地域住民の防災行動力の向上、あるいは医師会をはじめとします関係機関、協定団体等との協力体制の確立を図っていくということを目的に、本年度も実施をさせていただきました。
 実施日時は11月18日(日曜日)9時から正午までということでございます。
 今回の実施場所につきましては、区立平和の森小学校となってございます。
 訓練参加者数ということですが、地域住民、関係機関合わせまして336名でございました。ちなみに昨年度は355名の参加ということで、若干人数が少なくなってございますが、ほぼ同数の参加ということで実施いたしました。
 具体的な訓練内容でございますが、主なものとしましては、(2)番に書いてございます救助・応急救護訓練ということで、救助救出搬送訓練、応急救護訓練ということで、三角巾を中心としました救護訓練を実施させていただきましたが、より実践的ということで、三角巾等のない場合も想定しまして、身の回りにあるネクタイですとかタオルですとか、雑誌ですとかというものを使った救護の方法等の実践的な訓練というものを行いました。
 また、(3)番としまして、拠点医療救護所の開設訓練と医療救護訓練ということで、負傷者を実際に担架でありますとか車椅子で搬送する訓練、負傷判定訓練補助ということで、実際に医師会が行います拠点医療救護所でのトリアージに伴います、それの補助というようなことを実際に住民の方にもやっていただきました。また、医療救護訓練の補助ということで、実際の処置の補助というようなことで、4師会の先生の方々の補助というようなことも実際に行いました。
 また、(4)番としまして、二次避難所開設・搬送訓練ということで、これは職員訓練の部分が主なんですけれども、避難所から二次避難所への避難者の搬送を行う職員訓練を行いましたが、今回初めてですが、実際に障害者の方に搬送される役回りを務めていただきまして、協定団体であります宮園自動車の車両に乗りまして、二次避難所として訓練を実施しました都立中野特別支援学校まで実際に搬送させていただきまして、現地で二次避難所の確認等の訓練に参加を住民の方にもいただきました。このようなものを主な訓練内容として実施をさせていただきました。
 裏面でございますが、こちらのほうは中野区をはじめとする関係機関、4師会、協定団体として、今回二次避難所の開設訓練に参加していただきましたしらさぎホーム、中野特別支援学校、宮園自動車、あと日赤、福祉団体連合会等の参加者の内訳はこちらのほうになってございますので、お読み取りいただければと思います。
 報告については以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、9番、「2012 東北復興大祭典 なかの」及び「東北復興祈念展」の実施結果についての報告を求めます。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 では、「2012 東北復興大祭典 なかの」及び「東北復興祈念展」の実施結果について御報告を申し上げます(資料16)。
 本日は、10月13、14の両日にわたり開催しました本件事業の実施結果につきまして、改めて御報告をさせていただくものでございます。
 1の事業名から4の会場まで、以上の項目につきましては、これまで本委員会に御報告を申し上げてきました内容のとおりですので、本日はお読み取りいただければと存じます。
 5の主な実施事業ですが、まず、1、各県、自治体の復旧・復興の歩み等の紹介、観光・文化のPRのため、区役所やサンプラザにおきましてパネルの展示、物産品の紹介等を行いました。
 次に、2、震災後の活動状況等の紹介、防災に関する啓発のため、区役所におきまして、自衛隊による被災地救援・復旧活動の紹介、区職員派遣自治体における活動状況等の紹介、区による防災体験・PRコーナーによる啓発等を行いました。
 さらに3、物産品・食品販売等のブース出店状況でございますが、資料記載のとおり、各会場にブースを展開し、全体で56のブースの出店がございました。
 次に、4、サンプラザ前広場のメインステージにおきましては、さまざまな郷土芸能の披露、楽器の演奏等を行いました。
 次に、5、青森市から寄贈いただきましたねぶたでございますが、サンプラザ前広場に展示しまして、夜間はライトアップも行い、御観覧をいただいたところでございます。
 最後に、当日の来場者数ですが、2日間で計14万人から15万人もの皆様に御来場いただいたものと推計しております。
 最後に、本件につきましては、先月19日の震災対策特別委員会にて報告をさせていただきましたことを申し添えさせていただきます。
 本件に関する報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
 どうもお疲れさまでございました。大盛況であったと思いますし、来年も何とか継続して行っていただきたいというような声が議会でも大分出ておりましたし、またねぶたも、動かしてこそねぶたなんだというような御意見もありましたので、そういったことも踏まえてと思います。
 それで、この事業なんですけれども、これは次年度も継続して行っていこうという方向なんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 来年度につきましては、東京青森県人会からの御要望を受けまして、区として、実施に向けて今後取り組んでいくという考えでございます。
久保委員
 都市基盤部の生活安全担当のほうがこちらのほうはおやりになっていて、これ、被災地支援という角度だったので、こういう体制になっているかと思うんですけれども、組織的には、実際この東北復興大祭典ということで継続を図るとなると、組織の体制として、担当はこれが適切なのかどうかというふうにちょっと疑問に思っているんですけれど、その点はいかがお考えですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 こちらの事業を実施する区としての受けとめる組織についての御質問ですが、私が東日本大震災復興広域協働推進室、そこの担当課長ということで、室長は都市基盤部長ということでございますが、経営室の人事担当、経営担当、あるいは区議会事務局長もこの担当部長ということで現在任命されております。
 この事業につきましては、まさにこの事業の趣旨であります震災復興という理念に沿いまして、復興の推進室で庁内で一体となって取り組んでいくということで、私のほうは生活安全担当という職名をもって、その一員としての御報告をさせていただいているところでございます。
久保委員
 ということは、特命担当といいますか、今回の被災地支援の中での復興支援のセクションというんですかね、そこが中心となっているので、たまたま今ここで議会で報告があるので、都市基盤部の生活安全担当というところの、いわゆる、その担当がというよりも、多分、任でやっているのかなと。そういう該当する方たちが何人かいて、プロジェクトみたいな形になっているのかなと思うんですけれども、それを継続しながら、そちらのほうのセクションで、もし次年度もやっていくとしたらば、やるというような考えなんでしょうか。例えば、そういうセクションをきちっと設けて何か行っていくということではなくてということですか。
尾﨑都市基盤部長
 この事業については、本年度になってから企画されたものでございまして、そういった意味では、既成の組織の体系の中で被災地支援ということになれば、我々のそういう組織の中で受けとめるということになりまして、体制としては全庁的な広がりを持った取り組みにしておりました。
 次年度以降につきましては、どういう体制にするか。これからその組織体制についての議論も当然されますので、そういった中で決めさせていただければというふうに思っております。
来住委員
 復興支援ということでは大事なことというふうに思って、認識しています。それで、最後終わって、当日配布いただいていたプログラムが、何ページかで立派なプログラムがあったんですが、終わった後に廃棄業者がトラックで廃棄処分ということでやっていまして、予測された、おおよそ14万から15万人ということで、参加者がそうだったということなんですけども、どのくらいこれでありますかと言ったら、1万部以上はありますねと業者さんがおっしゃっていて、廃棄されていたので、ちょっともったいないなといいますかね、その辺はもうちょっと配布の仕方にやり方があったのかなというふうにも思ったりしながら、作業を見ていましたけども、僕自身は。だから、そういう点では、次年度という話もありますので、当然費用のかかる部分でもありますので、その辺の見通しというか、また配布の仕方も含めて少し検討されたほうがいいのかなというようなこと。終わった後の話ですけども、そんなことをちょっと思いましたけど、何かその点でありますか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 先ほどのパンフレットにつきましては、残部数、廃棄ということではなくて、基本的にはリサイクルにかけていただいたというところでございます。今回、パンフレットのでき上がりというか、納品がまさに事業の直前であったということで、今回の事業の反省点でもございますが、そのあたり、事業の計画的な実施という面で、やはり急遽決まった事業、これを計画的に実施できたかという部分で、パンフレットの配布、事前配布、あるいは配布方法も含めまして、課題があったものというふうには認識しておりますので、その点については十分論議をして、次回、次年度実施する際には計画的に、かつ円滑に、そういった点も含めまして改善されるように心がけてまいりたいというふうに存じます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕


委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、11番、その他で何か報告はありますか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 それでは、特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進助成の拡充について、口頭ではございますが、報告をさせていただきます。
 現在、中野区内では特定緊急輸送道路としまして、青梅街道ですとか、新青梅街道、環七通り、こういった道路が指定されておりまして、中野区と東京都で連携いたしまして、沿道建築物の耐震化を進めておりまして、耐震診断助成ですとか、耐震改修工事費の助成などを実施しておりますけれども、今後、この助成制度の一部拡充を予定しておりますので、口頭ではありますが、報告いたします。
 現在、耐震性能が不足しております沿道建築物でおおむね高さが道幅の半分以上あるもの、これの耐震改修工事にかかる費用につきましては、区では最大6分の5を補助しておりますけども、今後は耐震改修だけではなくて、建てかえによる耐震化促進も見込まれております。そういったことがありますことから、来年度より耐震性能が不足している沿道建築物の建てかえをする際にも、耐震改修工事費の相当分について補助することを考えております。
 なお、この助成制度の拡充は東京都や国の補助金を最大限活用して行いまして、区の財政上の負担の増加が発生しない形で制度設計をしたいと思っております。
 今後とも緊急輸送道路沿道の耐震化促進につきまして精力的に取り組んでいきたいと思いますので、御理解のほどお願い申し上げます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
 この件につきましては、前回御報告がありましたときに、建てかえも含めて検討していくべきじゃないかということを言わせていただきました。それは区のほうで選択していなかっただけであって、今、東京都のほうの助成をフルに使ってというような話がありましたけれども、建てかえに対しても、そもそもこれは助成範囲になっていたということでよろしいんですか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 御指摘のとおりでございます。都にはそういったメニューがありました。ただ、当初はあまりこれを採用している区はなかったわけですが、最近かなりの区が踏み出したと。そこで、中野区もこういったことをやりたいと、そんなことでございます。

久保委員
 実際には、やはり耐震よりも建てかえたほうがいいような建物というのも多くあるのかなと思いますが、現状おわかりの範囲で、建てかえを希望されるのではないかと思われる件数というのはつかんでいらっしゃいますか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 残念ながら、今のところ建てかえを想定している建物はございません。理由としては、結局、日影規制等がない時代のマンション等があります。建てかえをすると、大幅に容積が下がってしまうと、そういったこともあります。ですから、実は耐震改修以上に建てかえはハードルが高いんじゃないかと思っておりますが、ただ、中には条件が合えば建てかえもできます。そういったものがもしあった場合には、区としても援助したいと、そういった観点からこういった取り扱いをしたいと、そんなことでございます。
久保委員
 今回のこれは沿道の、要するに高層の建物等が倒壊してしまって道路を閉塞してしまわないようにということで、この特定緊急輸送道路の助成というのはスタートしているかと思うんですけれども、前回も申し上げましたが、木造の建築物というのがございます。木造の建築物というのは、倒壊して道路を閉塞するということではないので、この基準にはなりませんけれども、実際のところ、やはり耐火建築物ではないわけですから、これが火災によって延焼していくということで、そのことでの被害というのも考えていかなければいけないと思うんですが、そういった点では何か区のほうではお考えがありますか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 現在、中野区では、木造住宅密集地域においては、耐震性能のない木造建築物を建てかえる際には、80万円または40万円の定額助成をしております。このあたりの運用についても、将来どうしたものが一番いいかと、その辺を含めながら検討していきたいというふうに考えております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 他に報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、地方都市行政視察についてですが、去る10月29日、30日に実施しました建設委員会の地方都市行政視察の報告書(案)(資料17)をお手元に配付のとおり作成いたしました。本報告書を議長宛てに提出したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の文書(資料18)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 所管事項の報告の10番、「なかのん」運行体制の見直しに伴う区の対応についてに関連し、提出することになりました要望書の案文調製を行うため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時53分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時57分)

 「なかのん」運行体制の見直しに係る要望書の提出については、休憩中に確認したとおりにすることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 それでは、次回日程について、委員会を休憩いたします。

(午後1時58分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時59分)

 次回の委員会は1月28日(月曜日)午後1時に行うということで、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で予定した日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で建設委員会を散会いたします。

(午後1時59分)