平成21年12月10日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会(第4回定例会)
平成21年12月10日中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会(第4回定例会)の会議録
平成21年12月10日中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会 中野区議会中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会〔平成21年12月10日〕

中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成21年12月10日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時01分

○閉会  午後1時58分

○出席委員(14名)
 大内 しんご委員長
 奥田 けんじ副委員長
 内川 和久委員
 林 まさみ委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 南 かつひこ委員
 近藤 さえ子委員
 牛崎 のり子委員
 久保 りか委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 岡本 いさお委員
 佐藤 ひろこ委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(経営室) 石神 正義
 副区長(政策室) 西岡 誠治
 政策室副参事(企画調整担当) 田中 政之
 経営室副参事(サンプラザ地区再整備担当) 田中 謙一
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市計画担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 鈴木 均
 書記 河村 孝雄

○委員長署名

審査日程
○議題
 中野駅周辺のまちづくりについて
 西武新宿線沿線のまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 (仮称)中央部防災公園基本設計について(公園・道路整備担当)
 2 西武新宿線沿線まちづくり計画の策定及び基盤施設の検討状況について
     (西武新宿線沿線まちづくり担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午後1時01分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ありませんので、さよう進めます。
 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思います。御協力をお願いいたします。
 議事に入ります。
 中野駅周辺のまちづくりについて、西武新宿線沿線のまちづくりについてを議題に供します。
 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、(仮称)中央部防災公園基本設計についての報告を求めます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 それでは、お手元に配付させていただきました資料に沿いまして、御報告をさせていただきます。(仮称)中央部防災公園基本設計(資料2)についてでございます。
 警察大学校等跡地地区の都市計画公園を整備するに当たりまして、区民説明会で出された意見等を踏まえまして、次のとおり公園の基本設計をまとめましたので、御報告をさせていただきます。
 本件につきましては、10月20日に基本設計(案)について当委員会にも報告をさせていただいているところでございます。その後、基本設計(案)につきまして区民説明会の実施を行ったところでございます。ここに書いてございますように、10月23日、南中野地域センター、10月27日、野方地域センター、11月2日、勤労福祉会館、それぞれ参加者5名、15名、42名、合計しますと62名の参加がございました。それで、意見数でございますが、延べ件数、合計しますと91件の意見をちょうだいしているところでございます。
 主な意見、要望でございますが、五つの分類をして整理させてもらっています。
 1点目は、みどり・環境に関することでございました。その中で主要な御意見、御要望等については、既存樹木の利用をどうするのかとか、日照や風の問題等々でございました。
 2点目は、導入施設、公園の中に導入する施設に関することでございます。公園の施設の要望並びに今後の運営についてということでございました。
 3点目は、防災に関することでございまして、当公園に整備する防災施設並びに避難計画人口の考え方についてでございました。
 4点目は、周辺に立地する開発事業者に関する事柄でございました。
 その他、周知方法、進め方、今後の予定についての御意見等をちょうだいしております。
 私どもは、そういった意見並びに議会等で質疑をしていただいた内容等を踏まえまして、主な変更点でございます。
 防災施設につきましては、公園内に設置する施設としまして、災害時にも使用できるトイレ、防災井戸、マンホールトイレ、防災倉庫、非常用照明を設けてございます。
 2番目の園路・広場関係でございますが、ゲートボールや軽スポーツなどの各種イベントにも利用可能なように計画してございます。ポツ二つ目としまして、公園の園路と道路の一部を利用しまして、消防団の訓練ができる場所を確保したということでございます。
 3点目のトイレの数でございますが、10月20日時点では、男子用、女子用、だれでもトイレということで、男子用のトイレ、大が2、小が3、女性用トイレ3でございましたけど、それを、男性用の大を三つ、小を四つ、女性用を4ということでございます。それとだれでもトイレということに変更させていただきました。
 3番目の基本設計でございますが、2枚目のA3判の図面をごらんください。
 「別紙-1」でございます。警察大学校跡地等地区の全体図、現時点でのいわゆる基本設計時点でのほぼ最新情報を盛り込んでいるというふうに理解しているところでございます。
 それと、その次の裏面でございますが、「別紙-2」をごらんください。(仮称)中央部防災公園基本設計平面図でございます。大きく変わっておりませんが、先ほど申しました、管理棟の中に設置するトイレの数並びに防災倉庫等々をこの中にふやしております。それと、園路広場関係で、今申しましたように、公園の園路と道路、区画街路1号線のところ、図面で言いますと、管理棟の上部分と、「林間広場」というふうに書いてございますが、その部分について消防団の訓練ができる場を確保するということでございます。なお、消防団の訓練等につきましては、中野消防署並びに中野消防団と事前の調整はさせていただいているということでございます。
 それで、1枚目の紙にもう一度お戻りいただきまして、今後の予定でございます。私どもは基本設計、実施設計を今年度やるということでございまして、3月までに実施設計を完了させ、平成22年度、23年度の2カ年で整備工事をやっていくという考え方でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
林委員
 主な意見、要望のところに、今後の運営について26件質問や意見があったようなのですが、主な内容を教えていただけますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 導入施設に関することで、細かいことがいろいろあるのですが、例えば、この公園の中に自動車ははいれるのですかということがございました。公園内には自動車は入りませんが、公園の維持管理用の車両は入ることになります。それで、自転車置き場はあるのかということで、公園内に自転車置き場を設置すると不法駐輪にされる可能性がありますので、駐輪場施設を設置することは考えておりませんとか、あと、トイレの数は幾つありますかと。それは先ほど申し上げた数字でございます。
 それと、運営関係でございますが、例えば、事業者との覚書の中で、パブリックスペースの運営、維持管理については協力していくことが締結されていると思うが、どのように考えているのでしょうかと。私どもの区としての考え方は、公園と公共空地の一体的な維持管理体制等については、現在、区内部で検討中でございますというふうに答えさせていただいております。
 それと、例えば、こういう大きな公園になると、公園内に銅像などの設置を要望する団体があると聞くが、そのような団体からの要望はあるのかと。現在、具体的な設置の要望はございません。
 以上、いろいろございますが、公園施設並びに今後の運営、維持管理のことについて、延べ26件の御意見、御要望をちょうだいしたということでございます。
林委員
 今、運営の中で公園の維持管理などのことが出されていたのですけれども、道路と公園との一体となると、ほかの事業者さんとの話し合いというのは、今は区だけで方向性を決めているという状況なんですか。そこには事業者さんは入っていないということでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 現時点で、以前から出ております公園と公共空地の一体的空間整備並びに維持管理についても一体的にやりましょうねということで、その段階ではほぼ合意に達しているところでございます。ただ、具体的にどのような維持管理をやっていくかとか、それはもう少し協議を進展させていく必要があるかなと考えているところでございます。
林委員
 今現在、この公園を維持管理するのに年間幾らぐらいを予定していますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 公園の維持管理費でございますが、おおむね平米当たり1,200円を想定しております。したがって、年間で言いますと、約1,800万円程度のいわゆる維持管理費がかかるということでございます。
林委員
 これは要望になるのですけれども、今後の進め方の中で、港区なんかのミッドタウンでは、公園の管理をすべて事業者がやっている上に、管理人みたいな人もついて、ホームレスの方が入らないようなことまでする。それはなぜかというと、やはり、事業者の人にとってとてもメリットの大きなものであると。それを区側が管理するということになると、税金を投入するというよりも、そこに対しての管理を今後していくような方向も、要望とともに、あるのかということはお答えいただけますでしょうか。事業者さんにもその点を考えてもらえるようなことは今後進められるのかということです。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 昨年度、立地事業者さんとの覚書の中でも、いわゆる維持管理については一体的にやりましょうということがうたわれておりますので、その中で今後具体のどのような維持管理をやっていくかと。今、委員の御指摘の、例えばホームレス対策をどうするかとか、そういったことも踏まえて検討していく必要があると考えております。
林委員
 最後なんですけれども、また、区民の方でボランティアの精神のある方などもいらっしゃると思うのです。そういう場合は、やはり区が取りまとめて、そういう方が活動に入るようなことも考えていらっしゃるのかということをお聞きしたいのですが。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 運営管理全体の事柄の中で、いわゆるボランティア団体の活動の場といいましょうか、そういったことも今後出てくる項目であろうとは思いますが、現時点ではまだそこまでの検討はしておりません。重要な課題だというふうには認識しているところでございます。
内川委員
 まず、前提として、来年度、平成22年度の予算で検討中の主な取り組みの中に、既に事業に着手しているもので、計画的に事業を遂行することが不可欠な事業であって、特定財源の充当が見込まれるものについては、時期の変更や繰り上げなども検討しながら可能な範囲で実施するとあるのですが、公園の部分に関しては計画どおりに進めていくのだということで考えさせてもらってよろしいですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 特定財源の中で、特に、いわゆるまちづくり交付金でございますが、その件について、私どもは東京都さんを通じて国のほうの御意向等も聞いておるわけですが、新聞紙上で、まちづくり交付金については、いわゆる事業仕分けの中でああいったコメントが出ておる状況でございます。ただ、継続事業でございますので、まちづくり交付金、このプロジェクトについては、平成19年度開始で5年間でございますので、継続案件についてはというふうに私たちは考えておりますが、具体的に東京都さん並びに国交省のほうで、この案件1個1個についてどうしようかというコメントは、まだ私どものほうは入手しておりません。まちづくり交付金は交付されるであろうという期待感は持っておるわけでございます。
内川委員
 あくまでも期待感を持っているということですね。
 それと、先ほど、消防団の訓練の場所のことの説明がちょっとあったのですが、もう一度詳しくお聞かせ願えますか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 「別紙-2」のほうをごらんください。基本設計平面図でございます。消防団の訓練する延長が約100メートルということでございますので、図面で言いますと、「林間広場」という文字が書いてございますが、その上です。公園の中に園路の幅4メートルを確保させていただきます。そこを基点としまして、「管理棟」というふうに書いてございますが、その図面で言いますと、右から左です。4メートルの園路の幅員並びに区画街路1号線の中のいわゆる歩道敷でございます。そこが5.5メートルあるわけでございますが、そのうちのいわゆる通路部分が4メートルございまして、合わせて8メートルの幅でもって訓練の敷地が確保できるということでございます。
内川委員
 そうすると、じゃあ、この部分の下は完全舗装ということで、水を出してもオーケーと。あと、樹木なんかもないということですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 はい、さようでございます。街路樹の寸法線を外しておりますので、かつ、公園の中の植栽の線を外しておりまして、地面はすべて、いわゆるペイブされている舗装でございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 2、西武新宿線沿線まちづくり計画の策定及び基盤施設の検討状況についての報告を求めます。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 それでは、西武新宿線沿線まちづくり計画の策定及び基盤施設の検討状況(資料3)について、御報告をさせていただきます。
 まず初めに、計画策定についてでございますけれども、平成21年10月にパブリック・コメントを実施いたしまして、その結果、計画(案)についての変更はなく、皆様のお手元にございます(別紙2)でお渡しをさせていただいておりますこちらのようにまちづくり計画を策定させていただきました。
 1枚おめくりいただきますと、そのときのパブリック・コメント手続の実施結果がございますので、これについて御報告をさせていただきます。
 意見募集期間につきましては、平成21年10月23日から11月12日までの3週間でございます。
 提出方法につきましては、電子メール、ファクシミリ、郵送、窓口とあったのですが、電子メールで1名の方から御意見をちょうだいいたしました。
 いただいた御意見を大きく4項目にまとめたものが以下の表となってございます。時間の関係もありますので、すべて読み上げるということはいたしませんけれども、ピックアップして御報告をさせていただきます。
 まず初めに、「商店街の活性化」についてということで二つの御意見がありまして、一つは、商店街は自動車の通行止めや歩行者優先化をするということで活性化するのではないかと。その際に、商店街への荷物の運搬などは、近くに共同駐車場などを整備することにより対応可能であるという御意見でした。これにつきまして、区の考え方といたしましては、まちづくり計画(案)の中で「安全な買い物空間の確保」という方針を打ち出しておりまして、歩行者、自転車の優先化やアクセス動線の改善についても記載をしており、同様の考え方を持っております。御提案の共同駐車場の整備につきましては、商店街の歩行者優先化等を検討する中で、具体策の一つとして参考の意見といたしたいと思います。
 それから、商店街の活性化のためには駐輪場対策や駐輪規制の見直しをするべきではないかという御意見がありました。これにつきまして、新しい中野をつくる10か年計画の中にも記載されているように、商店街に駐車スペースの確保を呼びかけるとともに、民間活力を活用した方法も含め、さまざまな視点から駐輪場対策を進めていくことが必要だということが区の考え方でございます。
 1ページおめくりいただきまして、次に、「交通・防災」についてでございます。こちらのほうでは2件御意見がありました。そのうちの下のほう、2件目ですけれども、妙正寺川の両側は、居住者の車両を除き自動車通行止めにして遊歩道化をすべきである。同様に、住宅地への通過交通は禁止するべきであるという御意見がありました。これにつきまして、中野区は、全般的に言えることですけど、道路のネットワークが整っていないために、妙正寺川の両側や住宅街、商店街へ通過交通が発生しているという現実がございます。まちづくり計画(案)では、「連続立体交差事業を契機として、骨格となる道路ネットワークを整え、沿線地域全体の歩行者・自転車の交通環境の改善を図る」というふうに考えております。
 そのほか、「駅前広場の考え方」について、駅前広場の考え方は現状追認ではないかという御意見がありました。これにつきまして、区の考え方といたしましては、中野区の都市計画マスタープランにおいて、新井薬師前駅、野方駅、それから、鷺ノ宮駅周辺は交流拠点としております。また、沼袋駅周辺や都立家政駅周辺を生活拠点と位置付けておりまして、それぞれの位置付けに応じた機能、役割分担をもとに検討を進めていくということでございます。
 「その他」の意見としまして3件ほどございますけども、後ほどお読みいただければと思います。
 次に、最初のページのほうに戻っていただきまして、2番目の計画策定までの流れでございますけれども、まず、素案につきましては5月に作成いたしまして、6月の当特別委員会で御報告をさせていただきました。その後、7月に意見交換会を実施いたしまして、9月の当委員会で御報告をさせていただきました。その後、計画(案)を作成しまして、これも10月の特別委員会で御報告をさせていただきまして、ただいま報告したような流れで、このたび計画を策定しております。なお、この計画につきましては、内容については前の計画(案)と内容は変わっておりませんけれども、最初のページのところに区長からのメッセージが入っているという点が唯一の変更点でございます。
 それから、次に、西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤施設の検討状況について、御報告をいたします。
 (別紙3)をごらんください。基盤施設というのは、まず、着工準備採択を受けております新井薬師前駅と沼袋駅の検討状況というふうに御理解をいただきたいと思います。
 基本的な考え方といたしまして、今回策定いたしましたこのまちづくり計画に基づきまして、連続立体交差事業にあわせまして、交通環境の改善や地域の防災性の向上を図るために、必要とされる基盤施設の整備計画などの検討を行う。特に、主要な駅前広場や関連街路については都市計画施設として定め、都市計画事業としての整備を図っていきたいと思っております。基盤施設の整備にあわせて、連続立体交差事業によって生まれる鉄道敷きの活用も含め、周辺のまちづくりの展開を図っていくという考え方でございます。
 検討手順でございます。まず、これにつきましては、こちらの流れのフローにあるように、現況調査といたしまして、自動車交通量や鉄道の利用状況、それから、歩行者、自転車の交通量等現況の調査を行いまして、次に、交通結節機能としての検討、それから、駅前広場の検討にあわせまして、駅前広場に接続する関連街路等の検討を行いまして、全体的な周辺も合わせた道路ネットワークとしての検討、こういうものを合わせて基盤施設整備計画の検討をするという流れで検討を進めております。
 次に、各駅整備の考え方でございます。
 まず初めに、新井薬師前駅周辺でございます。こちらにつきましては、都市計画道路補助220号線、いわゆるもみじ山通りの整備による道路ネットワークの構築により周辺環境の改善を図る。次に、交通結節機能と地域の交流拠点としての機能を確保した駅前広場を整備する。それから、哲学堂通りについては、歩行者空間に配慮した整備を検討する。それから、鉄道敷き空間につきましては、関係機関との協議により歩行者・自転車空間等としての活用を検討するとしております。
 次のページをお開きください。沼袋駅周辺地区でございます。まず、バスルートの相互通行化及び歩行者空間の確保など利便性、安全性の向上を図る。次に、交通結節機能と地域コミュニティ、地域防災等に配慮した駅前広場を整備する。それから、鉄道敷き空間につきましては、関係機関との協議により歩行者・自転車空間等としての活用を検討するという各駅整備の考え方でございます。
 次に、検討の内容といたしましては、駅前広場や関連街路など基盤施設について、交通量調査や必要とされる交通結節機能など、各駅での考え方に基づき、複数の案について、以下の主な視点により検討を進めております。まずは、駅前広場の交通処理。それから、バス動線、バスバースの数とか、そういうものも含めて。それから、歩行者・自転車動線、周辺道路ネットワーク、鉄道敷きの活用、それから、まちづくり計画の将来像との整合。これらに加えまして、概算事業費や沿線まちづくりへの波及効果なども含めながら、現在、比較検討を行っているところでございます。
 最後に、今後の予定でございます。
 まず、今年度でございますけれども、沿線まちづくりにおける基盤施設の区としての整備方針を決定いたしまして、本特別委員会で御報告をさせていただきたいと思っております。これに引き続きまして、都市基盤施設に係る整備基本計画を年度末までに作成しまして、これにつきましても本特別委員会で御報告をさせていただきたいと思います。これにつきましては、翌年度に区の案として住民説明会を開催したいというふうに思っています。22年度につきましては、この基本計画に沿いまして、基盤施設に関する都市計画素案の作成を考えております。これ以降、23年度以降ですけれども、当然、連続立体交差事業の進捗等に合わせるということになるのですが、都市基盤施設に係る都市計画決定をし、それ以降、24年度、25年度という中で詳細の設計や測量作業、事業認可等の手続を行いまして、平成26年度以降に基盤施設の事業に着手し、平成35年度前後に完成目途という予定で、あくまでも平成23年度以降というのは、想定の部分もございますけれども、こういうような流れで進めていきたいというふうに考えております。
 ちょっと長くなりましたけれども、私のほうからの報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して御質疑はありませんか。
牛崎委員
 まず最初に、(別紙1)のパブコメの結果ですけれども、お一人からの電子メールということでございますが、この結果についてはどのように受けとめていらっしゃいますか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 結果というのは、人数が多いとか少ないとか、そういう意味でしょうか。特に御意見が多ければいいとか少ないからいいとかというふうには思っていませんで、区が今まで住民説明会も行いまして、この後パブリック・コメントを行った結果、このような意見があるというふうに素直に受けとめております。
牛崎委員
 多ければいいということではないけれども、それにしても、非常に関係が深い駅周辺のまちづくりになるわけですが、これまでもさまざまな関係駅でまちづくり勉強会なども行ってきていますので、そういう中で皆さんが御意見を言ってきたからかなというふうにも考えられるのですが、やはり、こんな大事な問題で、区民意見の提出がお一人ということは大変残念なことじゃないかなというふうに私は考えているんですね。それで、十分な周知や広報の仕方がされていたのかということも含めて、もう少しこういう人数が多いか少ないかというより、たった1人ということは本当に少ないわけですから、もっともっと区民の意見を吸収できるようないろんな工夫というのは必要じゃないかというふうに思うのですが、そこはどうでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 まちづくり素案の段階から地域には地域ニュースを配りまして、その後、意見交換会を実施しまして、また、まちづくり勉強会の皆さんとの意見交換会も行ってまいりました。今回のパブリック・コメントにつきましても、区のホームページ、それから、区報で周知も行ってきたところで、特にその周知の仕方が悪くて、私は数が少ないというふうには考えておりません。
佐野委員
 今のに関連して御質問をさせていただきたいと思います。1人がいいか何人がいいかというのは確かに議論になると思います。内容だと私も思います。ただ、問題は、このパブリック・コメントをすることの意義・目的ということを、やる側にとってどのようにお考えになっているかをまずお聞きしたいと思います。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 やはり、区が区政にかかわる大きな計画を策定していくという中では、十分な意見交換が行われ、その意見交換を反映した形での計画(案)というものがつくられ、それについて最終的に区民の皆さんのほうから文書等で御意見をいただくということが、住民参加という意味ではいいことであると思いますし、それに従って手続をしてきたというふうに考えております。
佐野委員
 今、いみじくも担当者がおっしゃったように、私もそのように思います。区政にかかわる大きな計画は、十分な意見交換が行われた上で、それを区政に反映したいと、そういう意義・目的のためにこのパブリック・コメントというものを実施しているわけです。単に流れの一環としてやっているわけじゃないということだと私も思います。とすれば、私は別に共産党さんの肩を持っている、そんなことはありませんので、あくまでの私どもの考え方なんですけども、今、このパブリック・コメントを行われたことの分析、1人がいいか、大勢がいいか、それはわからないにしても、そのようなことの分析というものをやっておられたのでしょうか。やる意思はあったのでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 数についての分析ということですか。
佐野委員
 いいえ、すべてについてです。パブリック・コメントをするということについての、結果に備えての分析です。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今回の結果に基づいて、特にパブリック・コメントそのものについての分析はしておりません。
佐野委員
 私は、やはりパブリック・コメントをする以上は、こういったものを、どういう結果が出ているにしても分析をすべきだと思うんですよ、それぞれの担当が。それからまた、全庁的にもこういうものが大切だという位置付けであるならば、やっぱりそういう部署を設けるなり何なりしてやるべきだと思う。特に、今、担当のほうでお考えになっていた十分な意見交換が行われ、区政にかかわる計画なんだからという大切な意義があるということをお認めになればなるほど、やはりこのパブリック・コメントの意義というものを認めているわけですから、しっかりとした分析をやるべきではないかと思うのですけど、いかがでしょうか。
川崎まちづくり推進室長
 このパブリック・コメント、中野区では、先ほど副参事のほうから御説明申し上げたとおり、自治基本条例で区の重要な計画などを策定する場合には、十分な区民参加を経て定めるということで進めてきております。この計画につきましては、案をつくる前の段階で勉強会という形で地域の皆さんに御参加をいただいて、十分そこでもまず第1段階の参加をいただきました。続きまして、意見交換会ということで、これも回を重ねて100人近い方々の御参加をいただいて、そこで出された意見につきましては当委員会でも御報告をさせていただいたところでございますが、そういった過程を十分最終的に分析した上で、区としての案を策定したということでございます。パブリック・コメントにつきましては、自治体によってやり方というのはいろいろあろうかと思いますが、中野区の場合は、パブリック・コメントにかける前に十分に区民の意見をお伺いして、最終的に区としてこの案で定めますという、最終の確認の段階の手続というふうに考えておりますので、先ほど来お話がありました数が多い少ないということにつきましては、その過程でどこまで御意見をいただいていたのか、あるいは、最終的な、委員もおっしゃいますように、最終的な案がどうだったかというのは、それが一番大事な問題だというふうに思いますので、そういった意味では、最終的に案を固めるときには、パブリック・コメントに対する意見を踏まえて、最終的に区としてこれまでの区民の皆さんの意見を分析し、最終的に確定をしたということでございます。
佐野委員
 今、分析を行ったというふうにおっしゃったのです。ところが、担当のほうは分析はしていませんというお答えでしたよね。すごく我々は、聞くと矛盾をしているような気がするのですけれども、分析というのは、一つの物事を考えてみて、考え方をまとめるのが私は分析だと思うのですが、それを要するにまちづくりとしておやりになったかならなかったかという質問を私はしたはずなんですけども、先ほどは分析をしたとおっしゃっている。担当は分析しないとおっしゃっている。どうなのかなという疑問を持ったのですけど、いかがでしょうか。
川崎まちづくり推進室長
 先ほど私が御答弁申し上げたのは、副参事のほうからは分析をしていないと。1件だったことについて分析をしたかしていないかというとらえ方で答えたものですから、私のほうとしては、委員の趣旨としては、最終的に確定をするに当たって、これまでの住民参加の結果を十分分析して定めたのかというふうな趣旨で私は受けとめましたので、その旨でお答えをいたしましたので、御理解をいただければと思います。
佐野委員
 わかりました。いずれにしても、パブコメの重要性というものを再認識して、認識されているからやられるのでしょうけども、認識していただいて、やはり、区民の声というものを大切にすべき、反映すべきだと私も思っております。私は、今、分析の中でどういうものが出てくるかなと楽しみにしていたのですけど、人数が少ない多いは別にしまして、全く知らない人、パブコメ自体の定義、パブコメの意義・目的がわからない人も区民の中ではいるのかなと。あるいは、こういう実施しますよということのPR不足もあるのかなと思ったりはしたのです。それから、あと、もう一つは、言ってもしようがない。要するに、過去にパブコメをして、意見を反映させてほしいということで言った。しかし、それが全く反映されないじゃないかという意見を私は耳にしたことがあります。そういうことも含めて、私が分析が重要だと言うのはそういうことなんです。要するに、いろんな考え方、いろんな意見があるものを取り入れていかなきゃいけないのが区政だと思うのです。ただ、最終結論を出すのは区側です。それは行政です。それは必要です。しかし、その根底となるものは、まずそこが第一に大切だという考え方があるのであればあるほど、全く言ってもしようがないとか、それから、計画を知らなかったということでは、せっかくの、また言うと怒られます、費用対効果がもったいないと私は思うんですよね。
 それから、もう一つは、3ページ目に書いてありました「パブリック・コメント手続により提出された意見による計画内容の修正はありません。」。修正はないですよね、確かにそのとおりですよね。修正はありませんではなくて、極端に言いますと、今のお話を聞いていると、要請意見等が少ないために修正はありませんと。もっと多ければあったかもしれないという考え方もあるかもしれない。だから、書き方もただ、文字面をとらえて私が言うのも失礼な話なんですけども、もうちょっと注意してデリケートに考えてやったほうが、区民のこれからの意見として、また、言ってもしようがないのではなくて、言えばある程度反映がされるのかなという気持ちになるのではないかなと思うのですが、文章面をとらえて言うのもなんですけども、どうでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今の委員の御指摘も踏まえて今後進めていきたいと思います。
南委員
 (別紙3)で、3番目の各駅整備の考え方の中で、二つ目の沼袋駅周辺地区でバスルートの相互通行化を図っていくというふうにあるのですが、これは具体的にどういったことなのか。例えば道路の拡幅とか、そういったことをする中で図っていくのか、ちょっとお聞きしたい。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 現在の沼袋駅というのは、皆さん御存じのように、一方通行のバスルートになっておりまして、これまでの勉強会、それから、意見交換会などでも、相互通行化というのを望む区民の非常に大きな声をいただいております。そういう中で、このまちづくり計画に沿いまして現在検討している中では、やはり、駅から特に北側の交通動線というものがないという中で、バスルートの相互通行、その中では、その方法論としては、道路の拡幅等も含め、検討していく内容であるというふうに考えております。
久保委員
 (別紙3)の裏の今後の予定の、このスケジュールが、連続立体とのスケジュールの整合性がとれているのかどうかがちょっとよくわかりませんで、64ページのほうに、こちらのほうに想定スケジュールというものがありますよね。ここで見ますと、この今後の予定というのはどこに当たるのですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 これは、連続立体交差事業というものは東京都が事業主体で行っていくものでございまして、それと整合を図りながら区ではまちづくりを進めていくというふうに考えておりまして、具体的な東京都のスケジュールはまだ確定しているわけではないということは皆さん御存じのとおりだと思いますけれども、64ページにある「都決手続」とある黄色いところです。上の青いところは東京都の連続立体交差事業を意味しているところなんですが、この手続にあわせるような形で都市計画の手続を進めていきたい。その都市計画の手続というのは、今のこちらの(別紙3)の2枚目にある平成21年度から23年度ぐらいの都市計画の手続と書いてあるところを、今、区としては想定しながら作業を進めているところでございます。
久保委員
 今までは、想定スケジュールといっても年次が入っていなかった。今回、具体的になってきているのかなというふうに思うのですけれども。すみません、私も前に確認するべきだったのですが、例えば、ここに「H35」というのがあって、点線がありますよね。この点線までが35年だったのかなというふうに思っていたのですけれども、この線で見ますと、35年より手前のところに都市基盤整備というのは終わっているかのようにあって、こちらのほうを見ますと、今回出されたスケジュールだと35年度以降となっているんですよね。これは、スケジュールが押しているというか、当初考えていたよりも時間がかかっているということでこのようになられたのか。もしくは、私の今の見方が違うのか。今おっしゃられたように、都市計画の手続のところ、ここは年次が入っていないので、これが平成22年度ということなのでしょうか。それとも、平成24年度から25年度の事業認可というところが、この四角いところが終わって、矢印に来るところのスタート地点、都市基盤整備、これが着手となっているのが平成26年ですから、これは、矢印のところのスタート地点というのが平成26年ということで、この矢印の終わりは35年より手前にここでは見えますけれども、実際のところは35年度以降なんですか。とすると、もう既に、こちらに書かれているものと今発表になっているものは違うということになるかと思うのですが、その辺はいかがですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 この64ページのほうは、年次というものもわからない中で非常に大ざっぱに書いてありまして、この矢印のここをとらえて、35の線より手前だから33年とか32年とかいうことではなくて、35年ぐらいまでというふうに大きくとらえております。こちらについても、大きくとらえて35年前ぐらいには東京都の中井駅~野方駅間の連続立体交差事業が終わってほしいなという希望も含めて、当然、連続立体交差事業が終わってからでないと、鉄道と事業との工事の取り合いもありますので、それで、35年以降、35年も含めて駅前広場等も完成していきたいというふうに考えておりますので、おくれているということではないというふうに御理解いただきたいと思います。
久保委員
 要は、ここには年次がきちっと出ていないので、35年、これで見ますとそういうふうに見えるんじゃないかなと私は思うのです。多分どなたもそういうふうに思うんじゃないかなと思いますけれども、実際は35年度以降の完成を目指すというふうに、きょう示されているものでは書かれているのかなというふうに受けとめられるわけですね。ここには、今おっしゃられましたように、ブルーのラインというのは東京都が事業主体で行うということで、黄色は中野区が事業主体ということでの発表なのかなというふうに思いますけれども、やはり、実際のところ、まだ東京都のほうが、連続立体交差事業をどういった形で行うのかという整備方針が出されておりませんよね。そういう中で、こちらを発表されながら、万が一連続立体交差事業のスケジュールが大きく変わるというようなことがあった場合、中野区としては、当然それはそれとして、こういった検討は進めていくということで考えてよろしいですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 おっしゃるとおりでございまして、当然、連続立体交差事業との整合を図っていくとはいうものの、都の事業のほうがわからないので、うちのほうがおくれてもいいという話ではなくて、まちづくりが先行していい部分も当然、ただ、関連する道路については直接駅の真ん前ということではないので、先行していっても全く問題ありませんので、区としては、都市計画の決定に係る手続につきましては、こういうふうなスケジュールにできるように極力努力をして進めていきたいというふうには考えております。これは最善というか、アクシデントがない前提ですので、やっていく中でいろんなことが関係機関との協議等で、それはおくれることもないとは言えませんけれども、こういうふうな目標で努力をしていきたいというふうに考えております。
久保委員
 今のお話は私にとってはとても心強いかなと。どういった方向性が出ようともといいますか、きちっと連続立体交差事業、特に地下化ということで、年度内に発表していただけるということを前提にこういったことを進められているということですし、その姿勢は一歩も引かないということで進められているんだなというふうに思います。
 各駅整備の考え方のところとあわせてちょっと伺いたいのですけれども、基盤施設とここで言われていらっしゃるのは道路と駅広かなというふうに思うのですが、鉄道敷き空間というのもここには書かれていて、基盤施設整備計画で示されるのは道路と広場と鉄道敷き空間と、すべてというふうに思ってよろしいのでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 そのとおりです。
久保委員
 それで、今ここには新井薬師前と沼袋というふうに書かれているのですけれども、こちらのほうの沿線まちづくり計画の34ページの紫色の丸が鉄道敷き等の活用を検討というところだと思うのですが、これだと、沼袋以西の野方までのところが鉄道敷き等の活用を検討のところに入っているんですね。これは、今回、基盤施設整備計画の検討というのは平成21年度内に出されるのかなというふうに思うのですが、そこでは、これは沼袋までですか。それとも、沼袋から野方までも入るんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 基本的には、基盤施設という中では、特に重要なものは、駅前広場や、それにつながる関連する道路でございますけれども、それにあわせまして、周辺の鉄道敷きの活用も含めてということですので、野方の駅までとか、ここで終わるとかということではなくて、関連して考えていく、位置付けていくということでございます、この鉄道敷きにつきましては。
久保委員
 ということは、道路と駅前広場というのは位置をきちっと確定して都市計画決定をされるものだと思うのですけれども、この鉄道敷きについてはどこからどこまでという区間は示さないということですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 これは中井駅から野方駅付近ということで着工準備採択がされておりますけれども、まだ東京都のほうが具体的に、その区間の中のどこからどこまでが連続立体交差になるところで、その中のどの部分が鉄道敷きの空間として生み出されるのかというのが、現時点ではわかりません。それがわかった時点で検討を進めていきたいというふうに考えております。
久保委員
 ということは、事業の整備の方針が出て、要は、どこから地下に入れて、どこからまた出してくるのかという位置が指定をされていないので、それが決定次第というふうにとらえてよろしいのでしょうか。そこは、そのように鉄道敷きの活用方法が示されるというふうに受けとめました。
 それで、例えば、ここの新井薬師前駅ですけれども、補助220号があります。こちらのほうが当然、都市計画道路になっていますので、こちらのほうのスケジュールというのもあると思います。これによって、道路ネットワークの構築ということで、哲学堂通りを歩行者空間に配慮した整備を検討するということの流れなのかなと思いますけれども、これにつきましては220号の都市計画道路なんですね。この整備の予定と、それと、それにあわせた哲学堂通りの歩行者空間に配慮した整備の具体的な意味合いと、また、伴うスケジュール、もしおわかりになっていれば教えてください。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 今お示ししている検討の状況という中の考え方でございますけれども、最終形といたしましては、骨格となる道路をきちんと整備して、哲学堂通りのようなものにつきましては、例えば無電柱化をしていくだとか、これは、これから検討していって、また地域の皆さんの御意見等も伺いながらなんですが、歩行者専用にするという手もあるでしょうし、やはり、車が通りながら、少しでも無電柱化をしていきながら歩行者空間をきちんと確保していく手もあると思います。この辺については、まだどういうふうにするということは、ここでは決まっておりません。これについて、詳細について、今後さまざまな条件を検討する中で決めていきたいというふうに考えております。全体の事業についても、当然、駅前広場やほかの道路の整備等もありますし、区のほかの事業等の優先度もありますので、いつまでにどっちを先にやるかというのは、今、この時点で申し上げることはちょっとできません。
久保委員
 220号というのは、都市計画道路、これは東京都が事業主体となって拡幅とかをするんですか。そうではなくて、中野区が事業主体となってやるんですか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 もみじ山通りにつきましては、区が事業主体というふうに考えております。
久保委員
 今御説明があった、こちらの今後あらわされる基盤施設整備計画、これについては、中野区が事業主体となって行う事業というふうに考えてよろしいですね。また、ある程度の、これから本当に、平成22年度の予算方針というのもまだきちっと示されていないような状況でございまして、具体的には、平成22年度にかかわる部分というのは、ここでは計画素案の作成というところまでなのかなと思いますけれども、それにつきましても、これは中野区が独自でつくっていくということでよろしいでしょうか。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 そのとおりです。
委員長
 他に質疑ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告を終了いたします。
 他に報告はございませんか。

 それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程、その他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程を協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時52分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時58分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は1月21日(木曜日)午前10時から当委員会室で開会することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ありませんので、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程は終了いたしましたので、本日の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午後1時58分)