平成20年10月22日中野区議会環境対策特別委員会(第3回定例会)
平成20年10月22日中野区議会環境対策特別委員会(第3回定例会)の会議録
平成20年10月22日環境対策特別委員会 中野区議会環境対策特別委員会〔平成20年10月22日〕

環境対策特別委員会会議記録

○開会日 平成20年10月22日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時16分

○出席委員(13名)
 来住 和行委員長
 南 かつひこ副委員長
 平山 英明委員
 つぼい えみ委員
 いでい 良輔委員
 のづ 恵子委員
 奥田 けんじ委員
 牛崎 のり子委員
 伊藤 正信委員
 むとう 有子委員
 篠 国昭委員
 市川 みのる委員
 岡本 いさお委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(管理会計室) 沼口 昌弘
 財産管理担当課長 安部 秀康
 評価改善担当課長 田中 政之
 区民生活部長 大沼 弘
 ごみ減量・清掃事業担当参事(環境と暮らし担当参事) 橋本 美文
 清掃事務所長 齋木 正雄
 都市整備部長 石井 正行
 公園・道路担当課長 石田 勝大
 教育委員会事務局次長 竹内 沖司

○事務局職員
 書記 竹内 賢三
 書記 丸尾 明美

○委員長署名

審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
 省エネルギー推進及び自然エネルギー活用について
 ごみ発生抑制及び資源化推進について
 都市緑化推進について
○所管事項の報告
 1 太陽光発電に関するガイドブックの作成について(環境と暮らし担当)
 2 第3期中野区廃棄物減量等推進審議会の答申について(ごみ減量担当)
 3 ごみの分別区分の変更等について(清掃事務所)
 4 第一回花と緑のコンクール表彰について(公園・道路担当)
 5 花と緑の祭典2008秋の開催について(公園・道路担当)
 
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、環境対策特別委員会を開会します。

(午後1時00分)

 本日の審査については、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 なお、本日は5時を目途に進めたいと思います。また、3時を過ぎるようならば、適宜休憩を入れたいと思います。御協力をお願いします。
 それでは、議事に入る前に、お手元に配付されている資料(資料2)のとおり、7月16日付で委員会参与の変更及び異動がありました。当委員会参与から谷村前財産管理担当参事が転出をされました。本日は公務のためお見えになれませんでしたので、御報告のみとさせていただきます。
 次に、変更または異動があった参与の紹介をお願いします。紹介された方は、その時点でごあいさつをお願いします。
 それでは、沼口副区長からお願いします。
沼口副区長
 それでは、委員会参与の異動について御報告申し上げます。
 委員長からお話のありましたとおり、谷村秀樹財産管理担当参事につきましては、東京都のほうに転出いたしました。それに関連いたしまして、安部秀康前公園・道路担当課長が財産管理担当課長として就任しました。
安部財産管理担当課長
 安部でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
沼口副区長
 また、安部秀康の後任といたしまして、新たに石田勝大公園・道路担当課長が就任いたしました。
石田公園・道路担当課長
 7月16日付で採用されました公園・道路担当課長の石田でございます。精いっぱい頑張らせていただきますので、何分ともよろしくお願い申し上げます。
沼口副区長
 どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
 以上で委員会参与の変更及び異動を終了します。
 それでは、議事に入ります。
 省エネルギー推進及び自然エネルギー活用について、ごみ発生抑制及び資源化推進について、及び都市緑化推進についてを一括して議題に供します。
 まず、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、太陽光発電に関するガイドブックの作成について報告を求めます。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 それでは、太陽光発電に関するガイドブックの作成につきまして御報告をさせていただきます(資料3)。
 お手元にこういう冊子状のものを御配付させていただいていると思います。「青い地球をこどもたちに」ということで、この内容なんですが、太陽光発電の活用とか仕組み、それから、設置に当たってのポイント、それから、グリーン電力証書に関する情報、こういったものをこの中に盛り込んでございます。既にこれらにつきましては、この間、太陽光発電普及啓発セミナー、これは9月と10月それぞれ1回ずつやってございます。こうした事業で参加された方に御配付をさせていただいております。本当に初歩的な内容でございます。また、Q&Aなども載っておりまして、これを取っかかりにして太陽光発電に関心を持っていただければなと、そういうねらいでもって作成をいたしました。現在、環境と暮らし分野の窓口に置いてございます。また、これからのさまざまな事業、イベントなどに活用していきたいなというふうに考えてございます。後ほどごらんいただきたいと思います。
委員長
 ただいまの報告について質疑ございませんか。
牛崎委員
 このパンフレットの3ページですけれども、ステップ4ということで予算のことが書いてございますが、おおむね1キロワット当たり70万円前後ということで、一戸建てに設置をするというときにこれぐらいかかるということなんですけれども、環境基本計画の31ページですけれども、3年間の数値目標というところがございますね。それで、平成20年度に区内住宅の太陽光発電電気設置件数が30となっていて、これは平成18年度までに区内で約290世帯に設置されているということですが、これはいつから始めて290世帯になったのか。それから、もう少し細かい内容を知りたいなというふうに思っています。どういう、御相談があって設置したのか、ここの中には小学校やなんかは入っていませんよ、個人のお宅とかいうことだと思うんですが、その辺をお聞きしたい。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 区内で平成18年度までに約290世帯が設置されているという、枠の外に書いてございますが、これはいつからというのは私どもは承知してございません。また、これらにつきまして、今、具体的な御相談というのは、こういうセミナー、先ほど御紹介しましたセミナーなどを開きますと、その場でもって御相談をお受けするということで、私どもはこういったセミナーをNPOの太陽光発電所ネットワークに委託してございます。そうしたところの専門家がセミナーを受託して、その際に御相談をお受けするというようなことをこれまでやってございます。
牛崎委員
 そのセミナーというのはどのぐらいの回数で行われて、セミナーの中でどのぐらいの方たちが御相談に応じて、実際に設置するに至ったかということはわかりますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 意識的に、太陽光の普及啓発のセミナーなんですけども、そういったことを始めましたのは今年度からでございます。9月には野方地域センターで太陽光普及セミナーということで、太陽光のパネルとか、あるいは啓発資料などの展示を行ってございます。また、10月には川島商店街、コスモステーションカワシマげんき村でもって、マイクロソーラーカーレースというんですかね、太陽光を使って小さな車がばあっと動くといったものを、子どもたちに関心を持っていただきたいということで、セミナーでそういったものも導入した形でやってございます。参加者なんですが、まだまだ私どものPRが必ずしも十分ではないのかなということで、1回目の野方地域センターでございましたセミナーでは22名、2回目の川島商店街のコスモステーションカワシマげんき村でやったときは36名の参加をしていただきました。
牛崎委員
 その中で何人ぐらいが実際に設置するというような動きになっていったんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 1回目の野方地域センターで行いました太陽光普及セミナーでは、設置をしてみたいなという形で積極的に御相談をされた方が2名ほどいらっしゃいました。その方が設置をされるかどうかは、私どもは承知してございません。
牛崎委員
 結構お金がかかるということで、なかなかやりたくともできないような方たちもいらっしゃるんじゃないかと思うんですが、区は積極的にそういう場合にも支援をしていくというようなことをおっしゃっているわけですけれども、そういう財政的な支援というのは区としてどういう形で行うようになっているのでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 現時点では、財政的な支援は考えてございません。
奥田委員
 この資料、まず、位置付けを教えていただきたいんですが、小さな取り組み、小さな一歩ということでありながら、大切な一歩だろうというふうに思いますけれども、これについては、位置付けとしては10か年計画の中の位置付けとして、もし位置付けられているところがあれば、どこなのかということを教えていただきたいのと、あわせて環境基本計画についても同様、位置付けがあってなされているものなのか、あるいは前に既に計画されて出てきているものなのか、教えていただけますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 10か年というより、最近改定いたしました環境基本計画、この中で、自然エネルギーの活用、太陽光の普及啓発、そういった事業の一環としてこういったものを発想したということで、環境基本計画の中で位置付けられているというものでございます。
奥田委員
 そうすると、具体的に10か年計画の中では位置付けはなく、環境基本計画の中で新たに位置付けたものに対してこたえるものとして理解してよろしいということですね。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 具体的な事業としては、環境基本計画の中で位置付けたということで御理解いただいて結構です。
奥田委員
 この中で、そうしますと、アクションプログラムとして太陽光発電機器、太陽熱温水器の設置を進めますというところが該当してくるんだろうというふうに思うんですが、理解としては、アクションプログラムというのはこれ一つではないわけですね。特に区民の啓発が必要な分野というのはこれだけではなくて、力点としてここに置いているという部分かもしれませんけれども、例えば今後エコドライブであるとか、あるいは省エネ家電の買いかえであるとか、そういったものについても同じような形での啓発を予定されているのか、それとも、今後については太陽光発電に限ってこうしたもので啓発を行うことにするのか、今後の予定について教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 エコドライブ、それから家電の買いかえ、これも普及啓発を図っていかなければいけないし、そのための情報提供も大切だと思っております。こういう形でもって情報提供するのかどうか、これについてはこれから検討しなければいけないと思っております。より効果的な情報提供、あるいは啓発活動につながるような工夫をしてまいりたいと考えてございます。
奥田委員
 今後の具体的な区民への働きかけについては、それぞれの分野についてある程度具体的になりましたら、できる限り判断の前にお示しいただけますとありがたいんです。というのは、こうしたものについても、有効であるのかどうかについては、既に出てきてしまってからどうだろうというのは議論の余地がないんですね。具体的にはどこに配るとか、どういうタイミングでということを我々としては議論として残されているだけで、媒体がどうだとか、冊数がどうとか、掲載内容とか、そういったことについては残念ながら既に関与できないということであると、区民啓発という方向性のもので、我々区民の付託を受けて、区民の目線で考えたときに、これを受け取ったときに果たして啓発されるかどうかということを判断したいわけなんですね、本来であれば。しかし、残念ながら、この太陽光発電に関しては既にそこでのかかわりはできないんですけども、それについては今後課題として受けとめていただければ結構なんですが、ほかの分野で、できたら、行政単体とは申しませんけども、主導で行える分野については、ある程度形ができてからというのは当然だと思いますけれども、区民への啓発とか働きかけの部分については、極力こちらというか、区民側に、議会側にあらかじめ方向性がわかった段階で示していただいたほうがありがたいなということなんですが、いかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 タイミングの問題もあるかと思いますが、できる限り議会の御意見を受けとめられるような形でもって進めてまいりたいと思います。
奥田委員
 あと、この資料の5ページの「太陽光のグリーン電力のしくみ」というところで、仕組みの中で二つのポイントがあるという形の書かれ方がしていて、ポイントとしては、自家消費であるということ、それから、エネルギーの地産地消であるということが二つのポイントだというまとめ方がされているというふうにここでは読み取ることができると思うんですね。区の方針として、これを推進するに当たって、エネルギーの地産地消ということについて重要であるという認識からこれを推進しているという受けとめでよろしいんでしょうか。
安部財産管理担当課長
 このグリーン電力証書の購入に関しては財産管理分野で行っておりますが、今、委員おっしゃられましたとおり、エネルギーの地産地消に関しまして、グリーン電力証書購入というのが有効であるというふうに考えております。
奥田委員
 いやいや、私はグリーン電力証書について申し上げたつもりではなくて、「太陽光のグリーン電力のしくみ」という項での質問をさせていただいたつもりなんですけども。点囲みのところがありますよね。おわかりになりますでしょうか。5ページ目の一番下のところですね。「太陽光のグリーン電力のしくみ」という項です。そこで、この太陽光のグリーン電力の仕組みのポイントのまとめとして、括弧書きで自家消費、それから地産地消という表現でまとめた部分が2カ所ございますね。つまり、証書のことではなくて、太陽光のグリーン電力について、この二つがポイントだというまとめがこの資料にはされていて、私がお伺いしたのは、区としての受けとめとして、太陽光のグリーン電力の仕組みとして、地産地消が大切であるという受けとめをしているという理解でよろしいですかという質問です。証書ではありません。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 グリーン電力証書、これにつきましては、地産地消というのを、太陽光のグリーン電力の仕組みの中で、グリーン電力証書と申しますのは、グリーン電力の仕組みということで囲みのところですが、地産地消というのが基本だというふうに考えております。ここで、委員御指摘のように、二つのポイントというふうに言われましたが、御自宅で太陽光設備を導入された場合に、自分のところで消費した部分、これにつきましては環境価値を譲ることができます。一方で、自分のところで余った電力については、電力会社に売却することができるということで、こういったねらいが太陽光のグリーン電力の仕組みの中にございます。セミナーの中でも、こういった仕組みを十分理解していただいて、御自宅でもって太陽光の発電装置を導入された場合は、こういうメリットがあるんですというようなことでお話をさせていただいております。
奥田委員
 ちょっと今の自家消費と地産地消についてのメリットといいますか、整理として、もう一度確認させていただきたいんですが、自家消費については譲れるという表現をされたのは、売却利益を得ることができるメリットという整理で、もう一つの地産地消が、遠方からエネルギーを運ぶということではないので、エネルギーロスが少ないんだということでよろしいんでしょうか。ちょっと、幾つか表現されましたので、自家消費と地産地消それぞれのポイントの部分が、何のための自家消費、何のための地産地消かというところ、ちょっともう一回お願いできますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 枠組みの上から、本文で申し上げますと3行目、「自宅で使い(自家消費)」、これはまさに自宅で使いますね。自宅で使った場合は、この電力については、環境価値についてはまだ留保されているわけですね。その環境価値については、これを認証されることによって環境価値を譲ることができる。もう一つ、余った分を電力会社に売却します。これはまさに商品として、発電した電力を電力会社に売るということでございます。その売る際は、環境価値も含めて電力会社に売ると、そういう形になります。
奥田委員
 今、自家消費の部分について御説明いただいて、環境価値が、売却であるとか移動可能なもの、物としての、財としての価値を持つようになるというような御説明だったと思いますけれども、それは理解できまして、地産地消の部分については、今、御説明をどうされたのか、改めて確認させていただきたいんですが、私の理解としては、遠方から運んでくると非常にエネルギーロスが多いので、地産地消については、近くでつくったものを消費したほうがいいんだということなのかなという理解をしていたんですが、そういう受けとめでどうなんでしょう。区との認識はどうですか、ずれているのかどうか、教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 そういう側面も否定はできないと思いますが、例えば遠方でもって風力発電がされて、じゃあ、それを使えますということになりますと、送電線を張って運んでこなければなりません。ここでは、一つのみなしということですかね。つまり、ここでは今度証書が問題になってくるんですけども、電力証書を買うことによって、遠方で起こした電力を使ったというふうにみなす、そういった意味で、ロスがなくなるから、中野にいながらにしてみずからが自然エネルギーによる電力を使ったというふうにみなす、そういう形でロスを解消するということで私どもは理解しております。
奥田委員
 ちょっと整理がなかなかできなくて困っているんですが、私が申し上げているのは、同じところを見ながらですので、議論がずれるのがちょっとなぜかわからないんですけども、太陽光のグリーン電力、証書ではなくてグリーン電力の仕組みというところの理解について共通認識ができているかどうかの確認をさせていただきたいという趣旨で質問しておりまして、自家消費については理解できましたので、後段の地産地消についての理解を共通認識として持たせていただきたいという趣旨で質問させていただいておりまして、風力についての質問は今はしておりませんし、みなしの部分については、証書の絡みでの御説明がありましたが、そこも私は質問しておりません。今は太陽光という、現に地産のエネルギーについて消費するということの価値をここで書いているように読めますから、中野区は基本としては地産地消のエネルギーに価値があるというふうに思っていて、ここで書いてある部分も、ロスが少ないということで地産地消に価値があるんだという理解でいいかという趣旨で伺っているので、ちょっと、聞いていない範囲で広げていただいたり、的確なというか、範囲を限定してお伺いしているので、それについてお答えいただけますか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 中野区民が御自宅でこういう設備を導入されて電力を起こす、その限りでは、そこでは自家消費でもって地産地消という側面がございます。そういった仕組みをどんどん導入していきたいというのが中野区の基本的な考え方です。
奥田委員
 エネルギーロスが多いのでというくだりについてはなかなか確認させていただけないところですけれども、そういった側面もあるという御発言がありましたので、全体ではないにしても、そういった部分、側面がある、部分的にはそういったところもあるということだと思います。今、御説明があった部分では、啓発的な意味合いも、実際に地産と接するということでの地産の価値という部分についても言及されたんだろうというふうに理解をしているところであります。
 次に、証書についての認識をお伺いすることになるわけですけれども、ケースとしてまさに地産地消、中野区内で太陽光発電、リアルな形で地産をしたエネルギーの価値、それと、例えば遠方で太陽光発電した、認証化したものを購入する。これは先ほどおっしゃったみなしですよね。みなしでの地産地消と呼んでいいのかわかりませんけれども、エネルギーの活用方法ですよね。実際に発電したところでの消費ができない場合に、地産地消と同等の価値を有するためにできることとして、先ほどおっしゃったみなし行為をする価値があるという御説明になろうかと思うんですが、比較優位の話をさせていただきますと、いずれがより望ましいかということで、制約が特にないとした場合にお答えいただきたいんですが、同条件で区内で太陽光で発電する、まさに現実の地産をしたエネルギーの区内消費と、遠方での太陽光での発電を証書で、みなしで消費するということに、違いとすれば、先ほどおっしゃった啓発の部分については、私の理解としては大きく違うかなというふうに思うんですね。区としては、みなしの場合の地産地消と実際の区内で発電したものを消費するものとの違い、どちらがどういったことでよりよい、より悪いといった御認識があれば、教えていただきたいんです。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 区としては両立を図りたいというふうに思ってございます。太陽光の普及啓発、区内でそういう設備の導入がどんどん進展すればいいのかなというふうに思ってございます。もう一方でもって、先ほどみなしというふうに申し上げましたけども、証書が購入されて、そのことによってより自然エネルギーの発電量がふえていく、こういったことも求めていかなければいけないのかなと。その両方の調和を図っていきたいなというふうに考えてございます。
奥田委員
 調和については当然図っていただきたいというのは私としても思っているところですが、今、御質問申し上げたのは双方のベストミックスの話ではなくて、要するにフラットな形で、どちらも選択可能ですと。要するにみなしでなくても、100%区内で調達したいものについては調達できるというケースがあった場合と、遠方でみなしで100%購入するケースがあった場合で、価値に中野区として政策的な優劣があるかという種類の質問でありまして、それには、先ほど御説明のあった実際の地産地消の場合には啓発的な意味もあって、単に発電だけではない価値があるので、私の理解としては、実際の現場での地産であることのほうがより政策的には優位ではないかなという理解で、そういったお答えがあれば納得できるなという思いでお伺いしておりまして、ベストミックスの話ではなくて、どちらがより政策的価値があるかということについての区の御判断をお伺いしたいんです。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 実際に自然エネルギーの活用という側面で考えますと、どちらも貢献をするのかなというふうに思っております。優劣につきましては、現在のところはつけにくいなというふうに思っております。
奥田委員
 優劣つけにくいということは、政策判断できないとおっしゃっているのと同じなので、やはり政策的に幾つかの政策効果をもって判断されているわけですから、現に、実際にやることと証書を購入することの政策的な価値は違うわけですよね。発電した自然エネルギーの活用というところだけを切り取ってみれば同等の価値があっても、別の切り口で見たときに違う価値が、付加的な価値があるというふうな御認識が現にあるわけですから、そこについてのやっぱり線引きがなされませんと、判断についての御説明を受けたときに、じゃあ、なぜこちらじゃなくてこちらなんだといったときに、物理的な限界でしたという説明であればそれはそれまでですけれども、選択可能だったときの説明として非常に我々納得することができなくなるケースがありますから、ぜひそのことについては整理いただいた上で今後の政策に生かしていただきたいと思います。要望でございます。
むとう委員
 先ほどの御説明の中で、講座などはNPOに委託しているというような御説明があったかと思うんですけれども、具体的にどういう内容をNPOに委託しているのか、委託内容を改めて教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 まず、この冊子なんですけれども、この中身につきまして、NPO太陽光発電所ネットワーク東京地域交流会といったところにこの内容につきまして委託をさせていただきました。それから、御紹介しました9月、10月の太陽光セミナー、そのセミナーの企画内容、それから実施、そういった部分につきましても委託をさせていただきました。
むとう委員
 委託金額は幾らだったんでしょうか。それで、結局、このパンフレットができたことで、9月、10月の講座を開いてくれたことで委託業務内容は終わりなんでしょうか。まだ何か今後の内容もあるんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 この内容、それからセミナーの企画・実施、これらにつきましては、これからちょっとこういったものをつくる予定にしてございますが、今のところ49万ということでお願いをしてございます。
むとう委員
 さらなる第二弾のこういったパンフレットが出るんですか。どういう内容が次に出るんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 まだ内容ははっきりしてございませんが、家電の買いかえ、それからエコドライブ、これらについて考えてございます。奥田委員からもお話がございましたので、こういう内容でというようなことで、タイミングを見計らって私どもとしてはお示しし、御意見をいただきたいなというふうに思ってございます。
むとう委員
 このパンフレットは何部つくられたんでしょうか。御説明ですと、イベント等の機会に希望者に配布するということだけなんでしょうか。イベントの機会は、先ほど聞いたらば9月、10月と、参加された方は100人にも満たないわけですから、それだけではちっとも区民全体の普及啓発にはなっていかないのではないか。ホームページには書いてあるということではありますけれども、なかなかホームページを小まめにちゃんと見てくださる区民の割合はそう多くないので、せっかくこれ、これからの自然エネルギーの普及ということで大事なパンフレット、割とわかりやすく書かれているかと思うので、これは一体何部つくられて、どういうふうにこれから配布なんでしょうか。ここに書いてあるこれで終わっちゃうんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 これは作成したのは300部でございます。現在まで100部ほどはけてございます。これからも、今まだ具体的な企画になってございませんけれども、太陽光あるいはそれ以外の自然エネルギーの活用、あるいは省エネの推進、こういったセミナーあるいは事業を考えてございますので、そういったところで活用していきたいなというふうに思ってございます。
むとう委員
 全体で300と聞いて随分少ないなというふうに思ったんですけれども、区はこういった形で太陽光発電に力を入れていきたいんだという御説明の割には、たった300部なんですかとちょっと驚いてしまうんですけれども、そんな程度の力の入れ方なんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 まずは300ということで御理解ください。これにつきましては増刷も考えてございます。
むとう委員
 本当にここに書かれてある内容でしたらば、例えば中学生ぐらいだったらば十分御理解できる内容かと思うんですよね。こういったことは中野区だけの問題ではなくて、地球規模で全世界的にやっていったほうがいいような内容ですから、十分こういったものを教育の中でも取り入れていくとか、せっかく、本当にわずか49万円ということですけれども、委託をしてつくって区は進めていきたいのであるならば、違う教育委員会との連携であるとか、せっかくのものを有効活用していくということも考えていっていただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 今後の活用に生かしていきたいと思いますので、御意見を受けとめさせていただきます。
むとう委員
 それから、後ろのページの情報なんですけれども、ホームページのアドレスしかないんですけれども、なかなか見られない環境にある方が多いので、まだまだなんですよ。ですから、たまたま1カ所だけ電話番号が書いてありますけど、ほかも書いてあげたほうが親切じゃないかなというふうにちょっと思いましたので、次つくるときにはあらゆるアクセス手段が可能なように書いていただきたいなというふうに思いました。
 それから、ここの後ろには環境リサイクルプラザの屋上にある太陽光発電のパネルの写真がありますけれども、区民の方にどんどんやってというふうに普及啓発したいという中で、区自身は、公共施設の中でリサイクルプラザ以外にはどこかについているんでしょうか。
大沼区民生活部長
 まだ計画の段階ではありますけれども、桃花小に計画上考えているところです。まだ現実にはつけてございません。
むとう委員
 桃花小学校の新しくつくる体育館の屋根ということですか。基本設計を見ましたけど、なかったと思いますが。
竹内教育委員会事務局次長
 桃花小学校の設計内容につきまして、先日の文教委員会で御報告をいたしました。その折にも図面で御説明をしたところでございますけども、体育館の屋上に30キロワットの発電量の太陽光発電を考えてございます。
むとう委員
 区民の方にどんどん普及したいということであるわけですが、まず、区自身がもう少しふやしていかないと、何なんでしょうというふうに思われてしまいますし、区みずからが、先ほど奥田議員がこだわって質疑されておりましたけれども、地産地消、自家消費ということで、区有施設、まだまだつけられるところがあるのではないかというふうに思うんですけれども、次年度予算、これから、今まさに検討している時期かと思いますけれども、今ある公共施設の中で計画的に太陽光パネルをつけていこうみたいな計画にはなってはいないんでしょうか。
安部財産管理担当課長
 現在のところ、年次計画のようなもので太陽光パネルを各施設に取りつけていくというような計画はございません。
むとう委員
 どうしてないんですか。進めていったほうがいいと思いますので、計画的に予算化してつけていくということを検討してはどうですか。
大沼区民生活部長
 環境基本計画の中には区有施設の太陽光発電というのを考えていますので、それは計画的に考えていきたいとは思っているところです。
むとう委員
 それから、先ほど質疑の中で、補助金みたいな形で区民に対してこれを普及していくための考え方は全くないという答弁だったんですけれども、これはやっぱりどうしてもお金のかかることで、なかなか普及しないんですよ。私自身もつけたいなと思うんですけど、財政的に厳しいというのが現実ですので。やっぱり普及していきたいのだったらば、ある程度導入しやすい環境を整えていってあげるということもすごく重要なので、やはり何らかの多少なりとも補助金助成をしていくとか、何かそういう検討もあわせてしていかないと、理念や試みは理解できても、実際にそれはお金が要ることですから、そうは簡単にという状況になっていってしまいますよね。その辺考えていませんで終わらないで、私は考えていってほしいというふうに思いますので、改めて重ねての質問になりますけれども、いかがですか。検討してほしいんですけれど。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 先ほども申しましたように、現時点では考えてございません。この普及啓発というか、こういった導入が継続的に行われるような、そういう仕組みがあって、また、補助の原資につきましても、予算の範囲内でという形になりますと、予算に左右されるということで、事業の継続性が図れません。そういったものを見定めながら、補助につきましては考えていかなければいけないと思っております。したがいまして、現在の仕組みの中では、給付的な補助につきましては考えてございません。
のづ委員
 今の補助金のことですけど、区では考えていらっしゃらないと思いますけれども、都で補助金を出すというのが最近決まりましたよね。それとこの時期とは違っているということですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 東京都の仕組みと申しますのは、東京都が環境整備公社に約90億円出損をしまして、環境整備公社がそこで基金をつくると。基金の果実あるいは基金の取り崩しになるのかは知りませんけれども、そこから太陽光なり太陽熱の機器を導入されるところに補助金を出すと。補助金を出しますと、環境価値につきましては公社が譲り受ける。その公社がそれを企業等に売却する。売却された利益をまた基金に積みますということで、事業そのものが継続をされていく、循環をしていくという、そういう仕組みだというふうに私ども理解をしております。ですから、今お尋ねの中野区が一般財源をもってこれを補助するというのとちょっと仕組みが違うのかなというふうに考えてございます。
のづ委員
 それと同じに、私もこれをきょういただいたので、きょう見た範囲なので、もしかして間違いがあるかもしれませんけども、表のところには「増やそう!太陽光発電」で、区民に対する啓発の冊子ですよね。その中で読んでいったときに、まず3ページに、一番下、「過去の電力消費量などを調べておくことも必要です」と訴えかけているし、4ページのところも「見積もりは業者から取って比較することが鉄則です」、それから、その下は「詳しく説明してもらいましょう」、それから、6ページのところでは「毎月発電量をチェックすることをお勧めします」「工事業者に相談してください」「月々の発電量を記録することをお勧めします」と、みんなこれを読んだ方がそれをしておいてくださいねと言って、じゃあ、それはここにお問い合わせをしてくださいねというふうに読めるんですよ。それはとても不親切な冊子で、さっき、300しかつくらなくて、増刷とおっしゃいましたけど、300しかつくらなくてよかったなと思うぐらいに、もうちょっと簡単に、それから、区としてはやっていないけど、こういう補助があるよとか、そういうことの説明でないと、あなたがやるには、こうやっていろんなところに聞きなさいというパンフレットのように思えるんですよ。これは、受け取り手の方たちが講座を受けて、これを受けたら意識はあるかもしれないですけど、私みたいにもしかして意識が全くなくて読んだときに、何だ、こんなこともこんなこともしなくちゃいけないと思ったら、ちょっと太陽光発電は面倒くさいなというふうに思ってしまわないでしょうかね。その辺はどう思いますでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 ちょっと今のお話で、これを読まれた方がどう受けとめられたかというのは、私どもはちょっと考えにくいんですけれども、この間2回のセミナーでこれをお配りして、その後やりとりをさせていただいた限りでは、この内容がわかりやすいねと。場合によったならば、うちでも導入しようかしらと、そんなお話も承っておりますので、御意見をいただきましたので、今後こういったものをつくる際には参考にさせていただきたいと思います。
委員長
 他にございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
 次、2番、第3期中野区廃棄物減量等推進審議会の答申についての報告を受けます。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 第3期中野区廃棄物減量等推進審議会の答申につきまして御報告をさせていただきます(資料4)。
 既にこの答申につきましては、答申本文、先生方にはそれぞれポスティングをさせていただいて、お渡ししているところでございます。本日は概要ということで、簡単に内容を御紹介させていただきたいと思います。
 昨年の1月30日に審議会に諮問をいたしました。本年8月5日、答申を受けたところであります。
 答申の概要でございますが、はじめにというところで、ごみ減量の取り組みの必要性などを記述してございます。
 2番目に、中野区の現状と区が目指す到達点ということで、ごみの排出状況や「なかのごみゼロプラン06」の到達点、こういったこととあわせて、これまで区が取り組んできた施策などにつきましてここで整理をさせていただきました。
 2番目に、家庭ごみの発生抑制と減量化、資源化でございますが、ここでは、家庭ごみ有料化導入の必要性を提示いたしまして、三つの観点、中野区における家庭ごみ有料化、家庭ごみ有料化に関する具体的な仕組みの考え方、それから、ごみの発生抑制及びリサイクル推進策の強化、こうした観点から制度をまとめてございます。
 制度といたしましては、有料化の課金は1枚目から単純に負担する有料袋の採用が望ましいということで、手数料につきましては、リッター当たり約2円が妥当だということでございます。
 収集方法といたしましては、戸別収集が望ましいんだけれども、狭隘道路が多い中野の特性を考えると、なかなかそういったことが難しいので、可能な範囲で拡充していくことが望まれるということでございます。
 4番目に、おむつの必要な家庭とか、生活保護世帯への配慮、ボランティア清掃などを無料にするといった、社会的配慮のための措置を講じる必要があるというふうに述べてございます。
 5番目に、手数料収入なんですが、これにつきましては、ごみ施策に使うという意味での特定財源化が望ましい。さらに、地元に還元できる、地域に還元できる仕組みづくりも必要だというふうにしてございます。
 そのほか、情報公開、あるいは有料化効果の点検、見直しなどのチェック機能とか、不法投棄・不適正排出対策などの措置を講じる必要があるとしてございます。
 裏面をごらんいただきたいと思います。
 併用策として示されたものとしては、集合住宅対策だとか若年層対策、あるいは生ごみの減量対策、こういったことが列記されてございます。
 3番目に、事業系ごみの発生抑制と減量化、資源化ということで、区内で排出されますごみの約38%が事業系ごみという、こういった実態を踏まえますと、家庭ごみの減量だけではごみを大幅に削減することはできないということから、事業者処理責任の周知とか、ごみ減量に向けた指導の強化、排出方法の見直し、事業系資源のリサイクルルートの構築といった観点から、事業系ごみ削減の具体的な方策を講じる必要があると述べてございます。
 おわりにということで、最後に、この審議会の答申を尊重されたいと。ごみゼロ都市中野の実現に向けて取り組むことを要望するということでピリオドを打ってございます。
 答申本文には、附属資料ということで、ここにありますマル1からマル3まで関連する資料を添えてございます。
 以上、簡単でございますが、審議会の答申の概要でございます。
委員長
 それでは、ただいまの報告について質疑ありませんか。
のづ委員
 ちょっと確認させていただきたいんですけれども、この間ちょっとISOのことでごみのことを伺ったお答えの中に、区役所の中のごみは業者に頼んでいらっしゃるというお答えをいただいたんですけども、そうすると、ここの区役所のごみは事業系の35%の中に入っているということですか。
安部財産管理担当課長
 はい、そのとおりでございまして、区役所のごみについては事業系ごみとして排出しております。
のづ委員
 あれからちょっと日はまだ浅いんですが、それから、じゃあ、区役所の中のごみを、事業系じゃなくて、ペットボトルとか、もっと細かく分けてというようなことも検討はされるんでしょうか。
安部財産管理担当課長
 先日御意見をいただきまして、あの中でもお話ししましたが、ごみ箱が、委託業者と今、ごみ箱を一つふやすことができるかどうか、今、契約している中でのことなものですから、それからあとは、その場合に処理の方法がどういう方法があるかというようなことを今、検討しているところでございます。
のづ委員
 ということは、基本的には事業系のごみとして、自力で分けたりじゃなくて、事業系のごみとして処理をするということは変わりないんですか。
安部財産管理担当課長
 事業系のごみとして処理するという考え方を変えるということはできませんけども、事業系のごみでも家庭用と同じような分別をして、それで処理をするような方法を考えてみたいと思っています。
つぼい委員
 何点かちょっとお伺いしたいんですけれども、家庭ごみと事業系ごみの答申の11ページにある(2)の手数料水準で、区民アンケートの調査という部分で、手数料水準はリッター約2円が妥当だということをおっしゃられていましたが、まずこの区民アンケートというのはどのようなアンケートを、例えば何十代が何人とか、細かいアンケートの内容はわかりますでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 資料編をごらんいただきたいんですが、資料編の44ページをごらんいただきたいと思います。
委員長
 答申附属資料というの、これですね。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 はい、附属資料です。44ページ、区民の取り組み及び意見アンケート調査総括がございます。これらにつきまして、例えば年齢のところですが、45ページの属性のところで、年齢というんですかね、トータルとして整理をして、サンプル数として整理した数字というわけではございませんので、サンプル数がどのくらいあって、それが年齢がどうだということにつきましては、ちょっと後ほど少し御用意させていただきたいと思いますので。属性のところを見ていただきますと、年齢的にはどういった方々が御回答いただいているかということが、それぞれの質問の項につきましてわかるかなというふうに思ってございます。
委員長
 では、その件は後ほどお願いします。
つぼい委員
 ちょっとその資料があって、基づいてちょっと聞きたいことが何点かあったんですが、これを見ますと、30代、40代とかが比較的多いんですかね。20代、10代とかその辺――10代というのはないかもしれないですけれども、区民アンケート調査によって、一応リッター当たり2円が支払ってもよいと考える額だと書いてあるんですけれども、例えばひとり暮らしをしている若い人たちであれば、リッター2円イコール、10リッターの袋だと20円かかるわけですよね。結構大きい負担になると思うんですね。もう少しこの辺の、私も定例会で一般質問をさせていただいたんですけれども、手数料についての見直しというか、例えば違う方法で、負担が少なくなるような方法というのは何か考えはあるんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 本日御報告をさせていただいている内容は、第3期の審議会の答申であります。審議会で議論をされた、その成果がこういう形でもってまとめられたということで、中野区としては、この審議会の答申を現在受けたと。これを踏まえながら中野区としてどういう方針を立てていくのか、どういうふうに取り組んでいくのかというのはこれからでございます。したがって、ここでもって出てきている数字そのものにつきましても、審議会の議論の中で出てきて、審議会の皆さん方がこういった内容のものを取りまとめたほうがいいだろうということでございますので、委員は先のことをおっしゃっているのかもしれませんけれども、ちょっと今、私どもでどういう方法ということにつきましては、お答えしかねます。
つぼい委員
 ということは、リッター2円で有料化するということは、まだ区としてははっきりとは言えないという考えでよろしいんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 はい、おっしゃるとおりです。
つぼい委員
 逆に、例えばリッター2円の手数料を取らない方法として、何か区の考えというのはあるんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 そうした部分での判断もこれからでございます。
むとう委員
 決算の総括質疑で、いながき議員でしたよね。この答申について質問があったかと思うんですけれども、私もすごく今回気になっていることは、中野区としては有料化ということを進めていきたいという中で、有料化が有効であるという答申を導き出してくれそうな学識経験者3名を選んでいるというのが本当に最初から気がかりだったんですね。やはりきちんと審議会のあり方として、本当に有料化でうまくいくのかいかないのか、本当にごみの減量になるのかならないのかというあたりは、これから区が諮問をして、検討する材料にしていこうというふうにするのであれば、有料化を推進する立場の方と、有料化では効果がないんだというふうな反対の意見をお持ちの方と、やはり双方の立場の方に入っていただいて議論をしていただいたほうがより有効な答申内容になったのではないかなというふうに思うんですよね。この間、いろんな審議会も同じような状況にあるので、ここだけではないんですけれども、そもそも審議会のあり方というのは、本当に区がこれからの方針を決めていく際にどういう方法が有効なのかということをしっかり審議してもらうわけですから、双方多様な意見をお持ちの学識経験者を入れていくということがすごく重要じゃないかと私は日ごろから思っていて、特に今回の推進審議会は本当に偏った学識経験者だけを選任されているということ、私もすごく強く思っているんですけれども、区はその辺どういうふうにお考えでこの学識経験者を選任されたんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 諮問の内容が家庭ごみと事業系ごみの発生抑制と減量化、資源の再利用を進めるための具体的な仕組みの考え方、この諮問に的確にお答えいただけるだろうと、そういう期待を持ちまして委嘱をさせていただきました。
むとう委員
 これはこの答申ですけれども、区はこの審議会の終わりの言葉では、この答申を踏まえてくださいみたいな感じですけれども、区は区としてこの答申を受けて、区なりの検討というのはどういうふうにこれからなさるんでしょうか。
大沼区民生活部長
 この答申を受けまして、まず、我々答申の内容を熟読しまして、それから、既に進めている自治体などの資料を取り寄せて考えていきたいと思います。ほかの区も、例えば豊島区とか、近隣区でも有料化の方向を出していますので、そういったところの区の情報を得ながら、要するに隣の区とかの関係も必要となりますので、そういったことを踏まえながら進めていきたいと思っています。
むとう委員
 この答申、審議する過程の中で、さまざまなデータが出されたかと思うんですけれども、そのデータの出どころというか、データをつくる際の状況などというものが十分加味されているデータが使われたのかどうなのかというところも気がかりでならないんですね。例えば日野市の事例が書かれていたかと思うんですけれども、要するに、有料化によってごみが減ったということですが、有料化する前がどういう状況だったのかということもやっぱり十分加味しないと、往々にして、資源化をほとんど導入していなかった区がいきなり有料化と、それから資源化と一斉に導入したりとか、それから、これまでのごみ量のデータがなく、有料化宣言されたときには、有料化が始まる前に全部ごみを出そうというような心情が働きますので、一気にどこの家庭も大掃除をしたりなどして、一般ごみがふえてから、そのときのデータをもとに減ったというような、そういうデータの出し方をしているところもあるんですよ。だから、単純に有料化だけで、本当にこれまでの資源化も中野のようにしつつ、さらに有料化で減ったというデータというのはなかなか見つからないんですよね、私が探す限りでは。だから、有料化だけで有効にごみが減ったというようなデータがどのように意図的に使われているのかというところが非常に気がかりなんですが、この審議会の運営とかというのは、審議会にさまざま出されたデータというのは、区が取りそろえたのか、どこかに委託して運営させたのか、どういう形での審議会だったんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 審議会の運営につきましては、ごみ減量分野でもって対応してございますが、事務局機能を支援するということで、資源循環研究所に支援委託をしてございます。資料の調製その他につきましては、各委員から持ち寄られた資料、それから、審議会の中で議論の過程でこういう資料が欲しいということで、資源循環研究所のほうで作成した資料、さまざまございます。審議会の中では、その資料の出典だとか、そういったものもきちんと確認をした上で審議の素材にしてございます。今後の問題として、ここでもって示された資料、これは私たちがこれから検討するには有力な手がかりにはなりますけども、私たちは私たちとしてまた資料につきまして精査、あるいは新たなデータを収集しながら検討しなければいけない、そのように考えてございます。
むとう委員
 データが都合のいいように切り取られて使われているケースが、特にごみの有料化をめぐって、ごみが減ったというようなところではよく使われているんです。ですから、その点しっかり注意されて精査されることを要求したいと思います。
委員長
 要望でいいですか。
むとう委員
 はい。
のづ委員
 ちょっと基本的なことでお聞きします。この減量のことについて、これからのスケジュールがどうなっていくかということと、はじめにというところに、17年度に設定して、目標年度が27年とありますけども、そこまでの間においてのこの答申というのは、中間地点においてのですか、それは今までのこの年度の中、27年度までにおいたスケジュールの中での答申をここに出すということは、あらかじめあったスケジュールなんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 昨年の1月に諮問をいたしまして、本来ですともうちょっと早い時期に答申がまとまるのかなというふうに思ってございました。ただ、審議会の議論がかなり踏み込んだ議論になりまして、また、直接区民からの意見も聞いたほうがいいだろうということで、区民フォーラムを審議会が主催して開催したりということで、回数がちょっと多くなったということで、本来ですと、19年度中に一定の方向性というか、答申の取りまとめ作業が終了するのかなというふうに思ってございましたが、年度を越えてしまったということでございます。ですから、いつまでにというスケジュールが若干延びたということはありますけれども、大筋では予定どおりに進んでございます。
のづ委員
 もう一つ、先ほどいろんな意見がありましたけれども、この答申を受けて何かにまとめていくという作業は、どのぐらいの目標を持っているんですか。何年度とかあるんですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 はっきり時期は申し上げられません。これから答申を踏まえまして、中野区として有料化に向けた考え方、それから、それを踏まえた工程、こういったものを整理しなければいけないと思ってございます。
平山委員
 さっき大沼部長もおっしゃっていましたけど、きょう、日経新聞に家庭ごみ有料化提言というのが載っていまして、この中で、23区では中野区がこの夏に家庭ごみ回収を有料化する方針を表明と書いてありますけど、区は方針を表明したんですか。
大沼区民生活部長
 これは答申を受けて、有料化の答申をいただいたということの新聞記事でございました。
平山委員
 私もそのように理解しているんですが、記事を読むと、家庭ごみ回収を有料化する方針を表明と書いてあるんですが、これは、じゃあ、記事が間違いですか。
大沼区民生活部長
 そのときの記者と区長とのやりとりの中で、確かに新聞記事にはそういう表明というような意味合いで記述されたという記憶はございましたけれども、我々としては、やはり答申をいただいて、先ほど参事もお答えしたように、いろいろ調査し、それで、具体的な案をつくって有料化に取り組んでいきたいと思っているところです。区としては既に10か年計画の中で有料化のほうを出していますので、そういうことを踏まえると、方向としては既に有料化のほうを出しているという理解を私たちはしているところです。
平山委員
 10か年計画に載っているのは知っていますけど、この夏に区が方針を表明したと書いてあるので、一応確認と思って質問をさせていただきました。以前お問い合わせをしたときには、いや、それは答申の説明が本来の内容であったので、幾つかの新聞社には抗議をされたとも伺ったんですけど、改めてこういう形で載ってしまったので、御対応をよろしくお願いしたいなということと、こういう形で、今、中野区が23区の中でごみ有料化を先頭を切って走る、トップランナーのような表記がどんどんなされていっているような現状がございまして、ただ、総括質疑で私も申し上げましたけども、ごみの減量自体はやっていかなくちゃいけないんですが、私自身は、有料化の前に区としてしっかり取り組めることがあるというふうに思って質問させていただきましたので、こういう、これからもどんどん、どこかが有料化を検討するとなったら、中野区が既にというような記事が載るとは思うんですけど、ぜひそういうものに影響されないように、しっかりと答申を研究していただいて、今後の方針を決めていただければと思いますので、もう一度御答弁をお願いします。
大沼区民生活部長
 確かに夕刊のときにそういうような記事が載ったので、広報担当課長のほうからそこに、報道社に抗議したところ、その翌日にきちんとした丁寧な説明が載ったということを私たちは今、思い出したところなんです。それで、今、平山委員がおっしゃった内容については、既に10か年計画で有料化に向けて進んでございます。それと、実際に有料化に向けての具体的な方策については、議会といろいろ相談しながら進めていくというような考え方でいるところです。なお、減量については一層、資源化と同時に減量については進めていきたいと思っています。
牛崎委員
 ごみの有料化の問題に絡んでなんですけれども、答申の16ページの生ごみ減量対策のところで堆肥化の問題などが出されておりますけれども、ここに出されるまでもなく、区は私が質問させていただいたときも、生ごみが家庭ごみの中の相当の割合を占めているということで、資源化については取り組んでいきたいと思っているけれども、区民が気軽に取り組めるようななかなかいい方策が見当たらないので、苦慮しているようなお答えであったというふうに思いますが、先ほどもほかの委員からもあったように、私は有料化を進めるという前に幾らでもやることがあるんじゃないかというふうに考えておりまして、特に生ごみの資源化ということに関しては、かなり前から自主的な区民の活動があったり、試行錯誤があったりして、現在でも消費者団体の皆さんたちが段ボールコンポストなどという研究をなさっていて、そういう取り組みの芽があれば区による支援措置も必要だというふうにここでも書いてありますけれども、やはり私は、家庭ごみの有料化の前に、こうした生ごみの堆肥化も含めた資源化のことを取り組んでからやっても決して、考えても遅くはないなというふうに思いますのと、それから、食育を広げていく必要があるということもここに書かれていますが、小学校や教育の場だけではなくて、今の若い人たちに本当に食育の問題をきちんと広げていくというようなことを具体的に取り組んでいくということも非常に大事じゃないかというふうに思いますが、どうでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 答申の取りまとめの仕方としては、生ごみ減量対策につきましては、有料化と併用して実施することがごみ減量に効果的だという取りまとめ方をさせていただいております。委員御指摘のとおり、生ごみの減量、これは、生ごみを減量するということはごみ全体を少なくするということに非常に効果的だというふうに思ってございます。ただ、問題提起としてここにありますのは、例えば生ごみを堆肥化する、その場合に、用途確保という出口問題、これが解決しなければいけないというのがネックとしてございます。あるいは地域の中でそういう取り組みをやっている例えば団地だとか、学校だとか、そういった地域単位あるいは拠点単位でやっているそういった取り組み、そういった取り組みを区として支援すべきではないか、あるいは地産地消の仕組みから循環型社会につなげるという意味で、地域コミュニティをつくって、その中で生ごみを生かして、その堆肥を花や野菜づくりに利用するという、そこで出口問題を一定程度解消する、そういった仕掛けもできるんじゃないか。問題提起をいただいておりますので、今後の生ごみ対策につきましては、こういった示唆的な提起につきまして十分参考にさせていただき、施策に反映できるものは反映していきたい、そのように考えております。
牛崎委員
 ぜひそのようにしていただきたいと思います。それで、必ず出口問題のところで生ごみのことが、堆肥化のことがストップしてしまうんですけれども、私は、中野区の緑の基本計画なども出されているように、ただ植えればいいというものではなくて、どのように慈しみ、育てていくかということも大事であるので、中野区で植えている街路樹や何かも含めて、夏の非常なお天気が続いたときなど、水をあげていないので本当にかわいそうだと思って、それから、栄養も全然あげていないんじゃないかというふうに思うので、中野区内にあるそうした緑に対して、この生ごみでできた堆肥を使って、植わっているだけじゃなくて、元気な、本当に豊かな緑が育っていくということに使えると思いますので、ぜひそういう観点で進めていただきたいと思いますが、いかがですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 御要望として受けとめさせていただきます。
むとう委員
 1点聞き忘れたんですけれども、答申附属資料の16ページで、中野区内へのごみ処理施設建設の検討経緯というところなんですが、これは区がまとめたものですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 これは、これまで一部事務組合あるいは清掃協議会でもって時系列で整理したもの、これを参考にして取りまとめたものであります。
むとう委員
 参考にして区がまとめたものですか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 区が取りまとめたものであります。
むとう委員
 すみませんが、いつだったか忘れてしまいましたけれども、一番上のところで、佐野忠平さんですか、ちょっとお名前はわかりませんけど、清掃工場の設置についての提出で採択というのがありますけれども、この採択から半年おくれぐらいで、私は一区民でしたけれども、一区民として消費者グループのみんなで出した、焼却機能を伴わない資源循環型の清掃工場も区は導入を検討してくださいということで、それも採択されています。ですから、書くならちゃんと書いてほしいというか、要するに意図的なんですよね。何か本当に、やっぱりきちんとそういった資源化をということが当初から区民の願いでしたから、再三有料化についても、有料にする前にきちんとした資源化をというのが多くの区民の願いでもありますし、巨大な焼却施設をつくるのではなくて、資源化するための資源循環型の清掃工場をというのも区民の願いですから、そういうこともきちんとあわせて、議会がきちんと全会一致で採択されていますので、書くべきだと思いますが、いかがですか。あえて、わざと落とされましたか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 ちょっとお答えがしにくいんですけれども、そういう意味は全くございません。御指摘の内容につきましては、確認をさせていただきまして、私どもで共通認識をしたいと思います。
奥田委員
 ちょっとのづ委員からも御質問があった部分ですけれども、今回の答申を諮問されたのは、「なかのごみゼロプラン06」を策定されたときに、中間地点での改定を踏まえて諮問するということがあらかじめ予定されていたものなのか、あるいはそうではなくて、中間地点が近づいてくる中で、目標の一つのごみ量の削減の到達が非常に困難な状況が見えてきたということを受けて、その結果を受けての改定に向けた諮問をされたのか。あらかじめ予定されたものなのか、結果、現状を踏まえての諮問なのかということについて教えてください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 中野区の区民1人当たりの1日のごみ排出量というのは漸減してございます。かなり予定どおり、計画どおりに進んでいる部分があるんですけれども、また資源化についてもそういう傾向を示しております。さらなる減量を進めたいということでこのような諮問をさせていただいたところで、進捗状況が芳しくない、だから諮問だということではないし、また、これまで有料化の問題についてはさまざま言われておりましたけれども、前の答申でもそういったことが示されてございましたけれども、そういった背景も一部にはございましたが、さらなる減量を進めたいという、そういった考え方から昨年の1月に諮問をさせていただきました。
奥田委員
 2点ですね。まずは、社会的背景から諮問したという文脈でお答えになったかどうかがちょっと判然としませんでしたので、改めて、あらかじめ「なかのごみゼロプラン06」の策定の段階で諮問を予定していたものなのか、そうじゃないのかということが1点。それから、ごみ減量について順調であるという旨のお答えについては、資源化率についての到達率は高いという認識で問題ないのかなということである一方で、1人当たりのごみ排出量については、27年目標対比でいきますとやや厳しいのかなという状況だというふうに、私はこの資料を読む限りでは理解できると思うんですね。今のお答えについては、資源化率が順調であるということについてのお答えであったのか、あるいは1人当たりのごみ排出量も含めて当初目標に対して順調であるという御認識なのか。2点お答えください。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 私が承知している限りでは、ごみゼロプラン06、それは07年度末にでき上がったのかなというふうに記憶をしておるんですが、その時点での審議会の答申ということは意識がなかったのではないのかなと、その時点ではと思っております。
 それから、ごみの排出量、それから資源化率でございますが、これは表裏一体のものというふうな考え方もできると思うんですね。資源化率が高まったことによってごみの排出量が減っていくというのが、そういう関係があると思います。行政評価などでもお示しをさせていただいておりますが、1人当たりの1日のごみ排出量、漸減をしている。一、二年先の目標値は、大体おおむねそれに沿うような形で少なくなっている。一方でもって資源化率も高まっている。ただ、資源化量の増と、それから、ごみの排出量というのが相関関係が当然あるんですけれども、よりごみの排出量が減っているなというのが行政評価などでの結果で出てございます。それは3R運動が一定程度成果を示して、排出抑制だとか、そういった取り組みを区民の皆さんがしていただいた、そういった成果なのかなというふうに考えております。
奥田委員
 あらかじめ予定されていたものではないといったことについては、確認させていただいたということで結構だと思います。
 もう1点目については、27年度、371グラム、区民1人当たりごみ排出量に対して、文脈を読みますと、困難な状況である、したがって、何らかの対応策が必要であるというふうに読めるんですが、今、参事がお答えになった内容を伺いますと、目標対比でいくと順調であるとお答えになったと。私は総括質疑でも、予算書や行政評価について、実績見合いが当該年度の目標に対して、年度の目標に対して実績がどうであったかということが一覧できる資料になっていないことで、実績ベースで追っていって、次の目標という形で資料が書かれていることで、あたかも順調であるように読めてしまう部分が多いという指摘を既にさせていただいたところでありますけれども、要するに、年度ごとの資料というのは、目標というのが長期の目標から短期的な目標が乖離していく傾向があるんですよ。当然おわかりと思いますけども、要するに、短期的に目標が達成しているにもかかわらず、長期目標に乖離が生まれるというのは、短期的な整合性を頑張ってとらんがために、結果的にこういった、一見矛盾するかのような資料が出てきてしまうわけですね。お答えとしては、短期的にも目標を達成できているし、長期的に――一方でですよ。一方で長期的にはかなり乖離が大きいので、見直さざるを得ないと。こういう、本来なら成立し得ない答弁が成立し得てしまうわけですね。
 お立場としては当然そうなるんですが、そこについてはやはり区民生活部長に、改めてそこの部分については改善をしていただくような趣旨でお答えはいただいてはおりますけれども、そこの部分については、長期的なものと短期的なものがやはり整合的になるような整理はしていただかないと、我々、予算決算の審議であるとか、こうした長期的な政策を判断する上で、なぜ短期的に順調にいっているのに、長期では見直ししなければならないのか、これは矛盾があるじゃないか、深く見ていけばわかることですけれども、区民の立場で見たら非常に矛盾しているんですよ。行政評価とか、そういったもので順調に目標どおりいっている。でも、長期の目標で見ると乖離がどんどん広がっている。これはどういう理解かなとなってしまいますので、ここの整理はやはり、総括質疑でも指摘させていただいたところですが、長期的なものと短期的なものが乖離しないような資料づくり、あるいは示し方で、短期の目標についても、実績見合いでの目標ではなくて、長期の目標からちゃんと引いてきたもので出していただかないと、こうした一見矛盾するかのような説明が成立することになりますので、そこについては少し御配慮いただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。
大沼区民生活部長
 答申の中の6ページには、今、奥田委員がおっしゃった趣旨の、長期的には無理だという、資料でも、資料編の8ページ、1人当たりのごみ量で、この矢印を見ていくと乖離が生じてくるというような前提で答申は出されております。確かに一、二年のスパンでその延長線をたどっていくと、達成できるのかなという感じはしますけれども、ただ、経済学で限界効用逓減の法則という原則がありまして、大きいときの効果というのはすぐできるんですけど、だんだん目標を達成していけば、達成の率が難しくなっていくというような経済原則もありますので、そこらを踏まえて考え方を整理していきたいと思います。
奥田委員
 そういった、効用が逓減していくという部分について、それはもう前提ですから、要するに、定率で、あるいは定額でいくものについては、定額の長期目標があろうものでしょうし、前提として、効用が逓減していくものについては、長期目標が効用の逓減のように目標を定められるものでしょうから、それは前提ですよ。そうではなくて、そういった前提説明もなく、定額あるいは定率でいくような形での示し方があって、それを単年度ごとに修正しながら実績見合いで目標ベースを下げていっているというような動き、ほかの手法もそうですけども、ほかのものについてもそういうことがあって、結果的に乖離が大きくなっている。要するに、効用の逓減とは関係ないところでの動きを、区政全体ですけど、これについては、やっているわけなので、そこは切り分けて、もし効用が逓減ということであれば、当然それは政策的に織り込んだ上で目標にしていただかないと、何なんだということになっちゃいますから、その御説明については、もしあるならあらかじめ入れていただかなければなりませんし、その上で長期と短期の乖離がないように、短期的に帳じり合わせを、結果的には帳じり合わせというようなことになってしまっているんですが、そういうことがないような判断というか、政策的な運営、指標としての出し方は整理していただきたいということなんですけども、いかがでしょうか。
大沼区民生活部長
 確かに、資料8ページの傾向というんですか、これを見ていくと、定率的に達成しないというような図ですね。確かに短期的に見ていくと、我々の例えば3年の目標には達成しているんですけど、それがここの27年度に向けた目標値なのかどうか、そこらも含めてちょっと整理したいとは思います。
奥田委員
 ありがとうございます。そういった形で、まずは前提整理していただいた上で、大きな乖離が生まれてしまった結果、こうした見直しが必要になったという文脈ではなくて、本来であれば、単年度ごとにちゃんと追っていくことができるけれども、先ほどおっしゃったように、効用というのが逓減していくことも含めて、それは予想の範囲外になることもありますから、あらかじめ予定したものとして、例えば10か年計画もそうですけれども、どこかのポイントで中間的な見直しが当然必要になってくるだろうということで、こうした諮問を受けての答申を受けて、計画も見直していくというような動き方が恐らく今後望まれるあり方ではないかなというふうに思うんですね。長期的なものの追っかけ方について、そうした単純に10倍すればいいというものではないということが要因としてあれば、余計、予想との離れ方というのは年度ごとに大きくなっていくのは織り込む価値のある内容ですから、結果的に離れたので見直しではなくて、これはやはり長期の部分については、10か年計画と同じような考え方で、あらかじめどこかのポイントで、当然生じてくる、予想の範囲を超えてくるものについて見直すことを織り込むということについては、やはり考えていく価値があると思いますので、そこについても少しお答えいただけますか。
大沼区民生活部長
 おっしゃっている意味はよくわかりますので、長期のスパンの中の中間でその目標が果たしていいのかとか、そこら辺もやっぱり含めて検討したいと思います。
奥田委員
 あと、つぼい委員が既に御指摘されている部分ではありますけれども、むとう委員も有料化については触れられたところでありますけれども、ごみの有料化の部分について、ここの諮問の中で十分言及されていないのではないかという部分について、私個人的に御指摘させていただきたい部分がありますので、そこについて御質問させていただきたいんですが、有料化の方向については、資料等を見させていただくと、有料化したときとしないときでは確実に削減自体はなされると。ただし、リバウンド自体はあると。しかし、トータルとしてリバウンドがあったものの、やらなかったときよりはトータルのごみ量自体は減るんだという見解で、やったほうがいいんだという、全体としてはそういう趣旨で出されているものですね、これについては。
 ただ、つぼい委員が御指摘された部分については、要するに、有料化することが削減につながるということにあわせて、政策的に、つぼい委員の指摘されたところについては、徴税率、要するに税金のただ乗り、税の不払い、要するに住民税を払っていない、住民票を置いていない立場でごみを出していて、要するに行政サービスのただ乗りという、既存のフリーライドの状態が既にあるわけですよね。ここでの指摘というのは、新規のフリーライド、有料化したときに不法投棄とか不適正排出が出たときに、新規にフリーライドという状況が出てくることについて対策しなければなりませんねということは指摘をされているんですが、つぼい委員がたしか一般質問等で指摘されたのは、既存のフリーライドの状況についても、この有料化は有効に機能したというケースが現にあって、そのことについてやはり考慮すべきではないかという趣旨で御質問されていたというふうに私は理解しているんですが、そこでお尋ねいたしますけれども、ここではやはり言及されていませんので、区としては諮問を受けての対策も十分できないのではないかという懸念がありますので、御質問させていただきます。まずは、既存のフリーライドの状況について、やはり行政サービスを提供する際に、どうしてもなくすことができない課題として私は持つべきではないかというふうに思うんですが、そこについては、まず御認識についてはいかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 既存のフリーライドというのは、住民税を納めていない、そういう方々、これにつきましては、私、お答えする立場ではございませんが、滞納をなくす、納税率を高めていく、こういった取り組み、中野区は全庁挙げて進めておりますので、そういったことを前提にした上での有料化ということがとても大切なのかなというふうには思っております。
奥田委員
 そうなんですよね。ですから、不法投棄とか不適正排出といった新規のフリーライドについては、有料化することで新たに生み出されるただ乗りの状況なわけですよ。そうした新たに生み出されるただ乗りの状況に対策していくことはもちろん大切ですけれども、それは要するに、有料化によって長期的にごみの総量が削減されることに対して付加的についてくるデメリットといいますか、ロスの部分だというふうに理解できると思うんですね。一方で、既に、先ほど申し上げました既存のただ乗り状況については、ここの分野に限らない形で、やはり全体として区民と行政が納税・サービスという関係がしっかりとあった上で、ここにも指摘されているような協力関係については、何らかの還元、これについては基金をつくって、そうした環境、ごみ削減の動きについての還元をしていくような方向性での指摘がされておりますけれども、つぼい委員が引き合いに出していただいたものについては、全区民に対してインセンティブを働かせるような内容だったと思うんですね。
 そういった、ここには十分出ていない部分として、既存のフリーライドの部分の対策、それから、出てきた、課金したものの収益の還元の仕方として、ここでの事例としては部分的な還元、全区民ではなくて一部活動についての還元方法が書かれている。逆に言えば、全区民への還元は、これは難しい設計ですよね。ということを考えますと、インセンティブのつけ方について、全区民の方がしっかりと納税なり、コストを支払うという関係をとったほうがいいという関係、そういった関係をつくったからには全区民がちゃんと還元を受けられるという関係をつくっていったほうが、仕組みとしてはより一人ひとりの立場、要するに組織に属している立場であれば、組織への還元ということでバランスするかもしれませんけれども、そうでない立場の方も含めて考えたときには、そういった仕組みづくりというのも、ここには指摘されておりませんけれども、考慮するに値するのではないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 やはり御指摘のとおり、公平性の観点からそういった検討は必要なのかなというふうには考えます。
奥田委員
 結構です。
委員長
 よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で終了します。
 3番、ごみの分別区分の変更等についての報告を受けます。
齋木清掃事務所長
 お手元に配付のごみの分別区分の変更等について(資料5)を御報告申し上げます。
 1の分別区分の変更ですが、これまで不燃ごみとしていたプラスチック製の容器や包装を資源として回収し、また、容器包装以外のプラスチックとゴム・皮製品を燃やすごみに変更することを10月1日から区内全域に拡大実施いたしました。
 2、ペットボトルの分別回収。ペットボトルにつきましては、これまでの店頭回収や破砕機による回収に加えまして、これも同様に10月1日から、びん・缶集積所、約7,500所ございますが、そこでも分別回収することといたしました。
 3、区民への周知。
 1番目としまして、区報・ホームページ等ということですが、「資源・ごみの新しい分け方・出し方」のチラシ、これはリーフレットですけども、これを全戸配布いたしてございます。それから、区報で9月5日の特集号の発行のほか、3回にわたって連載記事を掲載いたしました。それから、全地域センターの協力をもとに地域ニュースでPRをしていただきました。それから、チラシをつくりまして町会等の回覧による周知を行っております。ホームページでは、ちょうど10月からということで、そのちょうど切りかわるところにホームページでの周知を、そのようにわかりやすく工夫した内容にてPRをしてございます。
 次に、説明会の開催状況をお知らせいたします。
 平日と土曜日、昼間と夜間を組み合わせ、各地域センターと区役所を会場にしまして、区主催のものを61回開催し、3,291名の参加を得ました。このほか、町会等の要請による説明会を16回行い、701名の参加者がございました。
 主な質疑・意見等ですが、最初に記載の個々の品目に対する区分の確認や排出方法を問うもの、これが全体の7割近くを占めておりました。以下、分類した項目を読み上げさせていただきまして御紹介いたします。ペットボトルの回収ネットの配置などについて、サーマルリサイクルの安全性について、排出ルールやマナーの指導について、プラスチックの回収目的や容器包装リサイクル法について、家庭ごみ有料化や手数料について、ごみ袋について、収集日・収集時間や戸別収集について、PRの徹底について、周知を徹底するため取り残し措置をしますということを申し上げたわけですけれども、それの措置についての問いです。それから、拡大生産者責任や排出者責任を強化すること、徹底についての主張がございました。最後に、回収したプラスチックの資源化についてでございます。
 なお、説明会に関するアンケートを行ったわけですが、その集計結果は、「説明会を何で知りましたか」という問いに対しまして、「チラシ・区報」が70%、次に「町会の回覧板」が18%で続いておりまして、全体の約90%を占めております。もう一つの問いの「内容を理解できましたか」に対しましては、「理解できた」が53%、「わからなかった」が3%、「何とも言えない」と「その他」が44%でありました。
 最後に、取り組み開始後の状況につきましてお知らせいたします。分別区分の悪いものを取り残すという措置により御迷惑をおかけしておりますが、現場を巡回し、協力の呼びかけに努めているところでございます。10月当初は1日600件以上ありました問い合わせ件数も今は半減し、落ちつきを取り戻した状況になりつつあると考えているところです。
 以上、御報告申し上げます。
委員長
 ただいまの報告についての質疑はありませんか。
牛崎委員
 区民への周知のことなんですけれども、チラシを全戸配布されたというふうになっておりますけれど、これは集合ポストですか、それとも一軒一軒のポストに入れたんでしょうか。
齋木清掃事務所長
 世帯一軒一軒で、当然集合の場合はポストがございますので、それに一つひとつ入れてございます。
牛崎委員
 両方入れたということになるんですか。要するに、扉についている一軒一軒のポストがありますね。
齋木清掃事務所長
 ポストがどういうふうについているかということによりますけども、いずれにしても一世帯一つ入れたということで御理解いただきたいと思います。
牛崎委員
 特にマンションなどのいわゆる集合ポストというところに入れておきますと、管理人さんがある時期になるとごそっと、近くに段ボールを置いて、入っているものをそのままいっぱいのポストから捨ててしまうんですね。そうすると、なかなか御本人のところに届かないということがありますので、ひとつ、扉があって一軒一軒のおうちの扉に入れられるような工夫をしていただきたいと思いますが、いかがですか。
齋木清掃事務所長
 そういう場合は当然排出が悪くなると、こういうことですので、先ほど言いましたとおり、巡回をしながら、そこへ、オーナーを探し当て、また管理人さんを探して、改めて協力のお願いをすると、こういう形で周知を図っているところでございます。
牛崎委員
 町会等の回覧による周知ということがございますが、私の住んでいるマンションでは、一軒一軒のそこの住人にこの回覧が回らないんですね。私は特別お願いをして、私のうちには回してくださいというふうにお願いをしたら、回覧板じゃなくて、回覧板につける内容そのものをうちのポストに入れてくれるようになったので、私自身はこうした区からのごみの出し方なんかも含めた町会の方たちによる周知が来るんですけれども、そういう場合の特にマンションなどで、私の住んでいるマンションなどは非常に若い方がいらしたり、御夫婦も若い方がいらして、そういう場合に、どんなふうに町会の方たちとのお話し合いがなっているのか、あるいは何かそういう御注意というか、要請というか、そういうことはしていただけるんでしょうか。
齋木清掃事務所長
 町会から、ごみの関係だけでなくて、区からのお知らせを配るときには、大体町会のほうで何部ということで、多分それは町会の構成員に応じた数なんだろうと、こういうふうに思っています。したがって、今お話しした周知の方法、こういったものを使って全体に浸透するように図っているということで、町会のチラシが全部のところへ回るというふうには考えてございません。したがって、さまざまな方法を使って周知に努めていると、こういうことでございます。
牛崎委員
 ぜひそうしていただきたいんですが、私はお願いをして、マンションの掲示板までは行かないんですが、そういうところに町会のそういう御案内を張っていただくようにというお願いをしているので、ぜひそういうところまで要請ができるならしていただきたいなというふうに思いますが。
齋木清掃事務所長
 これまでも排出ルールの徹底がなかなか難しいというところが、小規模集合住宅、これは当然課題として認識しているところでございます。したがいまして、今年度新たに小規模集合住宅対策班を配置しまして、3月から管理人やオーナーさんのところへ行って、10月から分別区分が変更しますと、こういうことで、さまざま意見交換をしたり、要望を聞いたりして、それに見合うような表示板をつくって、ぜひそういったものを、設置していないところが多かったものですから、つけてくださいと。新たに集積所が配置されていないところも別途つくってほしいということをお願いし続けて、今もそういうことで周知に努めているところでございます。
牛崎委員
 ぜひよろしくお願いします。それから、10月1日から始めたので、まだまだ全体の中野の中でどういう状況が起きているかというのを全体的に把握はなさってはいらっしゃらないと思うんですが、私のマンションでは、特にドリンク剤のような小さなびんがありますね。それをかなりの量を燃えるごみの日に出していると。そうすると、その燃えるごみの日に幾つかそういう袋があると、そこに、これはきょう出す日ではありませんという紙を張っておいてくださるならいいんですけど、何枚かぱらぱらっとごみ収集箱の中に入れておくだけなんですね。仕方がないので、私がそうだなと思うところにはセロテープで張って出して、外に出しておくんですが、結局、それはそのままずっと収集日までそれが置かれていて、収集日になると持っていってしまうと。そうすると、出した方にきちんと、あなたが間違って出しているんですよというようなことの教訓にはならないんですが、もう少しそういう、間違って出したり、意識的に出しているのかもしれませんが、そういう人たちにわからせてもらえるような方法について、清掃事務局のほうとの連携をとっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
齋木清掃事務所長
 今回、先ほど言いましたとおり、不燃ごみから資源回収にする部分、それから、プラスチック・ゴム・皮革製品を燃やすごみに区分変更した。したがいまして、不燃ごみが相当減ったと。これは既に収集していますから、実態として承知しています。したがいまして、これにつきましては、2週間に1回の収集ということで、びん、陶器、ガラス、金属ごみで出してもらわなきゃいけないところを、今のお話はびんが出ていたということなので、多分、その週、収集しない週に出したんだろうと思っています。そこにつきましては、今お話がありましたとおり、私どもの職員が現場を巡回しながら、これはきょう回収しませんというチラシを張っているんです。ただ、今、チラシの張り方がまずいということでしたので、これについては十分注意したいと思います。それで、あと、当然そういったことで、そういうきっかけがあって、場合によっては特定ができれば、そこのお宅へ行って指導も経常義務としていますので、そういう中で、集積所を見ながら指導の徹底を一層していきたいなと、こんなふうに思ってございます。
むとう委員
 10月1日からということですので、まだ1カ月たっていないところで、いろんな混乱があるかというふうには思うんですけれども、収集している感触として、容リ法に基づくプラマークの資源回収の部分は、どうでしょうか、うまくいっていますでしょうか。
齋木清掃事務所長
 集計としましては、日々集計してちょうど15日ぐらいと、こんな感じです。今まで5割の世帯で収集していたわけですから、容器包装を。それがこの10月からは全世帯になったということであれば、倍になれば大体予定どおりというか、想定どおりの収集ができたんだろうと、こんなふうに思っていますけれども、ぱらっと見る限りは、大体200%近く資源の回収ができていると、こういうことでございます。さらにそれをふやすように周知徹底を図っていきたいなと、こういうふうに思っています。
むとう委員
 中野で収集されたプラマークの容リ法に基づく資源は、トベ商事のところに搬入されていますか。
齋木清掃事務所長
 中野で回収した資源のプラスチックはすべてトベ商事に持っていってございます。
むとう委員
 私は残念ながら都合がつかず行けなかったんですけれども、23区いろんなところの区民が一緒になって、トベ商事のほうに実態を見に行くというツアーがございまして、私は行けなかったので後から聞いたら、中野区のが一番ひどかったということで、要するに汚れているということなんですよ。これは説明会の中でもなかなか周知徹底が難しかったと思うんですけれども、ある程度汚れを取って出すということで、中野区はBランクみたいな感じ、Aランクではなかったということで、やはりある程度汚れを落としてきちんと、資源なんだ、これはごみじゃないんだというところの意識啓発がどうなっているのか。かなり中野が汚かったよといろんな方に私も言われてしまって、中野区全体としてどうなのかというのを、自分のエリアのところ、私の住んでいるところの集積所は至って皆さん守っていてきれいなんですけれども、中野区全体の様子というのが見えていませんので、私にはわからないんですけれども、きちんとある程度汚れを取って、これはごみじゃなく資源なんだということできちんと出されているのでしょうか。その辺の実態が、量だけではなくて、中身はどうなんでしょうか。
齋木清掃事務所長
 今回の説明会もそうですし、チラシにも、資源に回収しますので、きれいなものを回収しますよと。汚れているものについては落としてもらう、それは水洗い等でしてもらう、こういうことでお願いしているわけです。トベ商事のほうからは、去年の段階では、ほか全部やっているわけじゃないんですけども、中野区が結構、一番いいということでお話をいただいておりますし、去年の実績でいいますれば、回収したプラスチックの大体89%ぐらいだったと思いますが、それぐらいがきちんと資源に回っていると。これが100%が理想でしょうけども、89%、9割近くということですので。ちょっと、どこと比較してという意味もないんですけども、そういう意味では、トベ商事のほうからそういう意味の合格点はいただいているところですが、ただ、ことしになって悪くなったということであれば、そういったことに注意をして今後進めなきゃいけないなとは思ってございます。
むとう委員
 そうなんです。10月1日以降の話を実は私はしているんです。今までモデル収集ということでエリア限定でやっていたときにはよかったんですよ。今、一斉に全戸でそういう状況になって、やっぱり汚れが目立つということのようなので、清掃事務所のほうとしてもどうなのかという実態をしっかりちょっとトベ商事のほうにリサーチしていただきたいと思います。リサーチした結果、それはリサーチしなくたって、収集している皆さんが本当はわかっていることだと思いますので、その辺きちんとどうなっているかというところを確認した上で、さらなる周知徹底を図っていってほしいというふうに思います。
 それから、プラスチック、その他プラは可燃ごみになってしまったわけですけれども、可燃ごみの中に容リプラが含まれている量はどんなものなんでしょうか。
齋木清掃事務所長
 不燃ごみにそういう資源になるものはどれぐらいかという組成調査をしたら、38.6%ぐらいあった。したがって、一番大きい比率を占めていますので、それを資源として回収しようということで、中野区がいち早く始めたわけでございます。その後、区のほうではないんですが、一組のほうでモデル的にサーマルを実施して、その結果、ですから、ちょっと古いんですけども、それでは大体14%ぐらいが可燃ごみの中に含まれたという結果はいただいているところでございます。それで、今のは一組のお話でございます。区でこれから、ちょうど10月1日から始めましたので、その調査についてはある程度たたないとなかなか意味もないということで、これから11月13日から28日の期間にかけてそういった組成調査をすると、こういう予定になってございます。
むとう委員
 じゃあ、しっかり、今後の調査結果を待ちたいというふうに思います。
 中野についてはとりあえず容リプラの資源回収をしているのでよいわけですけれども、23区総体としては11区が実施で12区がやっていなかったと思うんですけれども、そのまま可燃ごみになってしまっているわけなんですが、清掃一組のほうで管理している清掃工場の焼却という点についてはどうなって、この10月以降何か変化があるとか、うまくいっているとか、どうだとかというような情報は得ておりますか。
齋木清掃事務所長
 清掃工場における実証確認というのは、モデル実施していたころからずっと続いておりまして、今でも本格実施された中で定期的に実施すると、こういうことになってございますし、実施した段階で清掃一組のホームページに公表されております。そういう意味では、私どものほうに問い合わせがあれば、公表している旨お伝えして、ごらんいただくということでございます。
むとう委員
 まだ10月から本格実施ですので、10月からきょう、22日ぐらいしかまだたっていないので、そういうものは公表されていないんですけれども、区のほうで独自に様子を把握していますかというふうに聞いているんです。
齋木清掃事務所長
 中野区は10月1日から始めましたけども、4月1日から杉並とか一定の区で始めているわけです。それについても、もう既に実証確認の結果については公表されていますので。ただ、中野区のほうはこれからであり、中野区の出したごみが他区のごみと一緒になりますので、どれが中野区のごみだというわけには多分いかないと思うんですが、それにつきましては当然、中野区が持っていく、例えば目黒工場、練馬工場、光が丘、千歳などの工場の実証確認の結果というものはいつでも取り寄せられて、見られるようにはなると思います。
むとう委員
 私が聞いたのは、中野区がどうのじゃなくて、清掃一組で運営している清掃工場総体として、この10月1日から全区的にプラスチックが可燃ごみ扱いになったということの中で、何か支障がないのか、順調にいっているのか、そういう情報をお持ちであれば教えてくださいというふうに言ったんです。だから、質問と答えが違っています。私が聞いたことにお答え願えたらと思います。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 10月1日からの状況ですけれども、恐らく、今月の課長会は終わりましたので、来月の課長会あたりに、本当に短期間ではありますけれども、状況報告があるのかなというふうには思ってございます。
委員長
 ほかによろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
 ちょっと休憩をさせていただいて、議事の運営について御相談します。

(午後2時56分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時56分)

 次、第4番、第一回花と緑のコンクール表彰についての報告を受けます。
石田公園・道路担当課長
 お手元に配付させていただいております第一回花と緑のコンクール表彰について(資料6)、御説明させていただきます。
 本件につきましては、ことしの5月の本対策特別委員会でも実施についてということで御相談、御報告させてもらっております。それに基づきまして、どのようにやったかという結果報告でございます。
 1番の目的でございますが、繰り返しになって恐縮でございます。花や緑を育て、景観の向上や緑への関心を高めている個人や団体を募集し、コンクールを行い、緑化の啓発を促すことということを目的としております。
 主催者は、私ども中野区でございます。協力は、花と緑の祭典実行委員会ほか、このような団体でございます。
 3番目の対象ですが、二つの部門でコンクールをさせていただいております。
 一つは、住宅・事業所部門でございます。これは庭とかベランダ、建物の壁面、屋上など、花や緑を植え、まちの景観づくりや緑化に貢献している個人や団体ということでございます。対象範囲が広うございますので、ことし、平成20年度につきましては、特に道路に面して草花や樹木、生け垣などの植栽、いわゆる接道部の緑化ということを対象とさせていただきました。
 2番目の地域活動部門でございますが、公園等の公有地で許可を受けて花壇などをつくり、地域の景観づくり、緑化等に貢献している個人や団体という部門でございます。
 4番目の募集並びに応募の件数結果でございます。
 応募方法につきましては、1年以内に撮影された当該箇所の写真(L版サイズ4枚程度)を添付した所定の応募用紙ということでございます。
 募集期間は、本年6月9日から7月31日。PRにつきましては、区報とか区のホームページ等々で御案内をさせていただいているところでございます。
 応募件数の結果でございます。住宅・事業所部門でございますが、22件、地域活動部門については4件の応募者がございました。
 5番目の審査でございますが、応募写真による一次審査、現地による二次審査ということで、それぞれ8月7日、8月29日に審査を実施させていただいています。
 審査員は、私ども都市整備部長以下、花と緑の祭典実行委員2名も含めまして、合計6名で審査をさせていただいております。
 その結果でございますが、優秀賞、住宅・事業所部門3件、地域活動部門2件、奨励賞として住宅・事業所部門3件、地域活動部門2件、合計10件でございます。お手元の2枚目の紙に、優秀賞をとられた住宅・事業所部門3点、地域活動部門2点を掲げさせていただいておるところでございます。
 発表でございますが、入賞者に文書で通知し、区のホームページに掲載をさせていただいております。
 7番の表彰でございますが、後で出てまいりますが、今週末に予定しております10月25日の花と緑の祭典の中で表彰の授与と副賞の贈呈を行う予定でございます。
 簡単ではございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告についての質疑はございませんか。
岡本委員
 前回の報告のときも質問した経緯があるんですが、これはだれでも関心があり、また参加する、またそれを周知することによって、この花と緑のコンクールということが大きく区民の中に広がっていくという意味から、ただ、応募が私が考えた以上に少なかったなという感じがするのと、それから、表彰を受けた方、お宅については、前も言いましたけど、地域センターニュース等、あるいは場合によっては町会ニュース等でも情報をあげて、こういう表彰があり、またこういう方が表彰されたということをぜひとも顕彰することによって、よりこのコンクールが広がっていくかということで質問をさせていただいたんですが、その後、第1回目の表彰について、今後どのように区民の啓発等に力を入れていこうとされているのか、伺います。
石田公園・道路担当課長
 本件につきまして、第1回目ということもありまして、時間の都合もあったのかもしれませんが、確かに委員御指摘のとおり、若干気持ち的にちょっと少なかったかなという気はしております。それで、今後の話でございますが、あらゆるところで、こういう花と緑のコンクールがあるんだよということをPRさせていただくとともに、緑化の啓発に何とかつなげていきたいと思っております。
岡本委員
 具体的に、たしか前回、区民生活部長が答弁したような気がするんですが、地域センターニュース等にしっかり情報というか、そこで掲載するような形をして、我が地域からこういう方が表彰されたんだということを周知することが、また次回、我が家でもというふうになっていくということで、前向きな答弁を区民生活部長がされたと思うんですが、いかがですか。
大沼区民生活部長
 花と緑のコンクールの開催があるということと、それから、表彰を受けた方については、地域ニュース等でセンターにお話ししたいと思います。イメージアップにもつながりますので、そんなところも、住みよい感じというんですか、景観もありますものですから、そういった観点からも積極的に取り組んでいきたいと思います。
のづ委員
 そこで、引き続き、今後第2回を行うとかということの予定は立っているんでしょうか。
 それともう1点、ニュースとかですけど、現場に「中野の逸品」と一緒のような、ここはこういう表彰を受けましたみたいな、看板的な、立て札的なものは立てる予定はありますでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 第2回目でございますけど、私どもも考えておりまして、やはり来年も、ちょっとテーマを、来年は緑のカーテンということをテーマに、環境と暮らしの分野さんと連携をしながら、緑のカーテンということをキーワードに花と緑のコンクールをさせていただきたいなと思っておるところでございます。そういったPRにつきましても、今後、ホームページ並びに、週末やります花と緑の祭典の中でも、来年度もやりますよということを周知させていただきたいと思っておるところでございます。
のづ委員
 立て札の件もお願いします。
石田公園・道路担当課長
 立て札は、現時点ではまだそこまで考えてはおりません。
のづ委員
 このコンクールについてもですけれども、私たちも5月のこの委員会の中で知って、そして、6月で、1カ月の周知期間というか、募集期間でしたよね。それも本当にどのぐらいまで皆さんがということと、写真を撮っておかないと、今、全く緑のないところで去年の写真ということになるわけですから、準備期間が短かったなというのはわかった上ででも、やることが大事というお返事をいただきましたので、今回はそうやって、来年もというのでしたら、緑のカーテンをやろうかなじゃなくて、こういうことについてというのもかなり前もって必要なことで、緑のカーテンだったらもう、もしかしてことしの夏のは、来年じゃないと撮れないみたいなことになりますよね。ですから、そういうこともあわせて、早くからの予定を組んでいただけたらと思います。
 立て札もぜひ、やっぱりホームページとか、そういうことじゃなくて、その場を通りかかった人が、あ、ここがそうなんだという認識のほうが、イメージとしてもあるわけですから、ぜひお考えいただきたいと思います。
石田公園・道路担当課長
 委員御指摘のことを十分検討してまいりたいと思っています。
奥田委員
 お時間が押しておりますが、1点だけ。3番の対象として、部門が二つあって、二つ目の地域活動部門についてお伺いいたします。「公園等の公有地で許可を受け、花壇などを作り」云々という形で書かれております。ここの表現については、いわゆるアダプト制度といいますか、地域で地域を里親的な形で見ていくという位置付けの取り組みに対して、そういった着眼点で評価の対象として定めたものだろうということで理解しているんですが、まずは理解として正しいかどうかを確認させてください。
石田公園・道路担当課長
 委員、今、御指摘されました件でございます。公園等の公有地で許可を受けてというところでございますが、実は地域住民による公園等の管理作業に関する要綱ということを、ことしの6月だったと記憶していますが、定めております。従来はいわゆる公園、公物管理を公園管理者しかだめということだったんですが、国のほうの都市公園法等の改正等の効力がございまして、委員、今、御指摘のアダプト制度という名前は使っておりませんが、地域の方々が公園の中で公園管理者と協議、並びに許可を受けた団体・個人に対して、清掃業務でありますとか、花壇を栽培といいましょうか、管理していただくという制度でございます。
奥田委員
 その要綱が決まったことについては、所管での報告というのは特にあったんでしたか。ちょっとすみません、お願いします。
石田公園・道路担当課長
 所管の建設委員会のほうには相談、報告をさせていただいております。
奥田委員
 ちょっと、常任委員会のかかわりでは建設委員会ということになりましょうけれども、環境というくくりでのここの長期的な政策づくりの特別委員会としてもやはり関連してくる内容でありますから、できましたら、追っての御報告の機会を設けていただけますと、こうした形で、実は以前できなかったものができるようになっていて、それを受けての部門が設けられて、受賞という経緯にもかかわらず、我々としては、あれっ、こんなことできたっけということで、表彰から、実はこれがあって、こうでこうでという、さかのぼって知るという形になってしまいますので、ちょっと、前後はありますけれども、ぜひ報告をいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 では、次回に要綱等の背景も含めまして御説明をさせていただきたいと思います。
奥田委員
 ありがとうございます。次回御報告いただけるということですので、今回、どこのレベルでこうしたアダプトについての許可がされたのかとか、そういった基準についてなど少し不明点がありましたけれども、改めてその御説明の際にお伺いさせていただくということで、今回については、こうした取り組みについては特別委員会、所管が少し広い取り扱いになりますので、報告等の漏れが発生することはもちろんいたし方ないところではありますけれども、なるべく我々が追いかけやすいような形での御報告を、要望でございますので、よろしくお願いいたします。
委員長
 では、要望として。
 質疑がなければ、よろしいですか、以上で本報告を終了いたします。
 5番、花と緑の祭典2008秋の開催についての報告を受けます。
石田公園・道路担当課長
 お手元に配付の花と緑の祭典2008秋の開催について(資料7)でございます。本件につきまして、毎年やっていることでございますので、ざっと説明させていただきたいと思います。
 開催日時は、平成20年10月25日(土曜日)並びに26日(日曜日)、午前10時から午後4時ということでございます。
 場所につきましては、中野駅北口の広場でございます。
 主催者でございますが、中野区花と緑の祭典実行委員会と中野区でございます。実行委員会の構成でございますが、公募された区民の方32名並びに中野区の造園緑化業協会推薦の6名でございます。
 4番目の後援でございますが、財団法人東京都公園協会。
 5番目の協力でございますが、中野区造園緑化業協会、中野区町会連合会でございます。
 6番目の概要でございますが、大体例年とほぼ同じような内容でございます。
 教室関係でございます。剪定、園芸教室、バラ教室、球根・寄せ植え教室、ベゴニア教室と。
 2番目でございますが、催しコーナーとしまして、花と緑のふれあいコーナー以下でございます。
 3番目の展示・見学でございます。区役所屋上の緑化見本園の見学、子どもたちの絵画展。子どもたちの絵画展、これを若干説明させていただきますと、東中野小学校で、98枚の子どもさんが作成といいましょうか、かかれた絵画をここで発表させていただくということでございます。それと、先ほど御説明させていただいた花と緑のコンクール入賞作品の写真展示ということでございます。それと、江古田の森で今年度からやっております蛍の活動の記録ということを展示させていただくということでございます。
 4番目の即売ほかでございます。これも例年どおりでございます。
 2枚目の紙に、既にあちらこちらにポスターとして張らせていただいておるわけでございますが、このような内容でございます。
 簡単ではございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告についての御質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 先ほどのつぼい委員からの御質問で保留をさせていた部分につきまして、お答えをさせていただきたいと思います。
 区民アンケート調査でございますが、サンプル数は594件でございます。これは郵送によるアンケート調査で、2,000通発送しまして、回答がありましたのが594件。年代別でございますが、年代がわかっているところで申し上げますと、30代以下が149、40代・50代が168、60代以上が171、以上でございます。
委員長
 つぼい委員、よろしいですか。
つぼい委員
 はい。
委員長
 6番、その他で所管事項の報告はありませんか。
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 その他に入りますけども、各委員、理事者から何か御発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の日程について協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後3時14分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時16分)

 学習会については、休憩中に御協議いただきましたとおりとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正・副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
 以上で本日予定した日程はすべて終了しますけども、各委員、理事者から何か御発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の環境対策特別委員会を散会いたします。

(午後3時16分)