平成20年10月22日中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会(第3回定例会)
平成20年10月22日中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会(第3回定例会)の会議録
平成20年10月22日交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会 中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会〔平成20年10月22日〕

交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成20年10月22日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時47分

○出席委員(14名)
 久保 りか委員長
 山口 かおり副委員長
 内川 和久委員
 ひぐち 和正委員
 林 まさみ委員
 せきと 進委員
 伊東 しんじ委員
 佐野 れいじ委員
 小林 秀明委員
 近藤 さえ子委員
 佐伯 利昭委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 飯島 謹一委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(政策室) 西岡 誠治
 計画財務担当課長 長田 久雄
 中部地域担当課長 吉村 恒治
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 都市計画担当課長 登 弘毅
 中部地域まちづくり担当課長 上村 晃一
 北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 萩原 清志
 土木・交通担当課長 遠山 幸雄
 拠点まちづくり推進室長 佐藤 幸一
 拠点まちづくり担当課長 松前 友香子
 中野駅周辺整備担当課長 秋元 順一

○事務局職員
 書記 岡田 浩二
 書記 河村 孝雄

○委員長署名


審査日程
○議題
 西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて
 中野駅周辺のまちづくり・産業振興について
○所管事項の報告
 1 西武新宿線沿線まちづくりに関する活動報告(上半期)について(西武新宿線沿線まちづくり
担当)
 2 中野駅地区の整備構想案(たたき台)について(拠点まちづくり担当)
 3 その他
 (1)オンデマンド交通の検討状況について
 ○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会を開会します。

(午後1時00分)

委員長
 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たりましては、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて、及び中野駅周辺のまちづくり・産業振興についてを一括して議題に供します。
 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、西武新宿線沿線まちづくりに関する活動報告(上半期)についての報告を求めます。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 それでは、西武新宿線沿線まちづくりに関する活動報告(上半期)について(資料2)御報告をいたします。
 今年度の上半期までの各駅周辺のまちづくり勉強会の活動、それから、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の活動について、取り組み状況の途中経過について御報告をいたします。
 初めに、各駅周辺のまちづくり勉強会の活動でございますが、一覧の表にしてございます。これについては、一つひとつ読み上げることはいたしませんけれども、簡単にまとめて御説明をさせていただきますと、各四つの勉強会がございますけれども、各勉強会とも4月から5月の幹事会または全体会の中では、区の職員の紹介、それから、期成同盟の活動等について報告をし、皆さんと意見交換をしてまいりました。それから、6月から8月にかけての勉強会のほうでは、野方~井荻間が事業候補区間に入ったという報告をさせていただきまして、それを受けて今後の取り組み方について議論を重ねてまいりました。また、9月以降につきましては、区の委託コンサルタントが決まりまして、コンサルと一緒にまちづくりをやっていくということで、コンサルタントの紹介をさせていただきまして、他地区のまちづくりの事例を紹介して事例研究等をしてまいりました。
 それから、特徴的なところといたしましては、新井薬師前駅周辺まちづくりの会におきましては、上高田地区の木造密集市街地の改善ということで、国の補助事業である担い手支援事業というのを行っておりますけれども、それの報告、またワークショップ等を行っております。それから、野方のまちの未来を描こう会のほうでは、9月25日と10月2日に北原小学校の授業を行いまして、その中で、未来の野方駅の模型づくりというのを子どもにやっていただきました。そのほか、新井の地区まつり、また沼袋の地区まつり、それから野方の地区まつり、それから上鷺宮の震災体験ウォークのほうでは、お祭りの中でパネルの展示をし、それから、チラシの配布等まちづくりのPRを行ってまいりました。
 まちづくり勉強会の活動については、簡単でございますけれども、以上でございます。
 続きまして、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の活動について御報告させていただきます。
 初めに、おわびを申し上げて訂正をお願いしたいんですけれども、4月10日と7月8日の幹事会と書いてあるところは理事会の間違いでございます。大変申しわけございません。
 4月10日と18日については、前回、4月23日の当委員会において報告をさせていただいておりますので、ここでは割愛をさせていただきます。
 7月8日に野方~井荻間が事業候補区間に選ばれたということがございましたので、理事会の中でこのことを報告させていただきました。そのときに、理事会のほうからの意見といたしまして、早期実現に向け、都へのお礼ですとか、さらなる要望活動を行う。または期成同盟や連立事業、それから、まちづくり勉強会等がやっていることの内容をやはりまだ知らない区民の方が多くいらっしゃるのではないかと。そういう中で、期成同盟としても広報活動等をやっていく必要があるのではないかという提案をいただきました。
 この提案を受けまして、9月18日の理事会におきまして、都への要望活動、それから期成同盟の広報活動、まちづくり勉強会への支援等、前回の提案について議論をさせていただきました。その結果として、都へのお礼と要望活動は今後行っていくと。それから、期成同盟の広報活動、まちづくり勉強会の広報活動の一環といたしまして、シンポジウムの開催を前提に検討していくと。それから、各PTAですとか、町会、商店街等がまちづくり勉強会等のPR等のチラシの配布に協力をしていくということが決定されました。
 裏面をごらんいただきたいと思います。
 今後の取り組みの予定でございますけれども、まず、中野区といたしましては、一番下の矢印にございますように、まちづくりの計画素案を年度末から来年度当初にかけて策定していく上で、沿線全般のまちづくりの方針、さらには採択されました新井薬師前駅、それから沼袋の駅前の周辺整備計画、こういうものの素案を策定していかなければなりません。そのために、表の一番上になるんですけれども、各地区のまちづくり勉強会の中で素案づくり、また素案に対する意見交換等を行うのと同時に、他地区のまちづくりの事例や事業の仕組み等を勉強していくということを行ってまいります。それと同時に、この下の関係機関との調整というのがございますけれども、事業者である東京都、西武鉄道、また、野方~井荻間が事業候補区間になったことを受けまして、杉並区を含めた4者との調整等を行ってまいりたいというふうに思っております。続きまして、期成同盟の取り組みといたしまして、東京都への事業候補区間に選定をしていただいたお礼、さらに、早期採択に向けた要望活動、それからシンポジウム、それからまちづくり勉強会との事業活動、チラシの配布等を行ってまいりたいと思います。あわせまして、この計画素案策定前に、地域の住民の皆様のところに住民説明会もしくは住民意見交換会という形で計画について広く御意見をいただきたい、このように考えております。
 参考としてお手元のほうにつけさせていただいておりますチラシがございますけれども、これにつきましては、先ほど申し上げました各地区の地区まつりのほうで配ったもの、また、沼袋については10月26日配る予定なんですけれども、そのときの配布のチラシを参考までに皆様のお手元にお配りしてございます。
 私のほうからは報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
飯島委員
 御苦労さまでございます。裏面の参考のほうなんですけども、計画素案を策定されると書いてありますけども、計画素案の中身はどんなものですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 計画素案の中身といたしましては、まず、5駅にまたがる沿線全般のまちづくりとしての上位計画的なものを策定する。それからもう一つは、新井薬師前駅と沼袋の駅前の道路ですとか、駅前広場等の整備計画の素案というのをつくっていきたいというふうに考えております。
 それから、すみません。申しわけございません。前回、飯島委員のほうから、西武新宿線の野方~井荻間が事業候補区間に選定されたということによりまして、鷺ノ宮の駅から杉並区側に関する課題について、想定される課題等について報告いただきたいということでございましたので、ちょっとここで報告させていただいてよろしいでしょうか。(「それは僕が決めることじゃないよ」と呼ぶ者あり)すみません。じゃ……
委員長
 どうぞ。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 課題といたしましては、おおむね3点ほど今のところ考えられますけれど、まず1点目が、都市計画道路補助215号線の整備につきまして、杉並区と中野区の両区の整合が必要であるというふうに考えております。補助215号線につきましては、交通ネットワークとして最低限の整備というものを考えた場合でも、早稲田通りから新青梅街道までの約1.2キロメートル区間、これが両区が協調した道路整備計画というものを考える必要があるというふうに考えております。現状では、中野区内の200メートル区間というものが全く現道がないという状態でございまして、両区の区境から杉並区側につきましては、計画幅員よりは若干は狭いんですけれども、一定の広さが確保された現道も存在すること等がございますので、これらの交通量等も勘案しながら、どの程度の整備をいつ行うかということについて、今後杉並区と検討し、調整し、また東京都等とも相談をしていく必要があるというふうに考えております。
 2点目といたしましては、杉並区の下井草駅が中野区と隣接をしているという関係から、大勢の中野区民も利用している駅でございます。こうしたことから、下井草周辺のまちづくりについても、中野区民の利便性が低下しないような働きかけをしていく必要があるというふうに考えております。
 3点目といたしまして、上記の道路ですとか駅前の整備について、杉並区と中野区の行政同士の連携・協力が必要であるというふうに考えております。これにつきましては、今後、両区の担当レベルで情報交換を行いまして、その後、東京都や西武鉄道を含めた4者の検討会等の中で課題を解決していきたいと、このように考えております。
飯島委員
 5駅全般の上位計画というのは何の計画ですか。ここに書いてある沿線全般のまちづくり方針ということになるんでしょうか。
 それから、それぞれの駅の云々ということなんですけども、そもそもどういう計画ですか、これは。新井薬師前駅、沼袋駅の周辺整備計画をつくる、そういうことなんですか。具体的に何の計画をつくられようとしているのか、5駅全般の上位計画とは一体どういうものなのか。それぞれは駅は西武線、西武鉄道がいろいろ考えたりなんかするのかもしれませんが、周辺整備計画というのはどういうものを含んだ周辺整備計画なんでしょう。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 沿線全般のまちづくり方針というものでございますけれども、これは5駅の上位計画的な、5駅のいわゆるマスタープラン的なものになっていくと。それから、都市計画道路等の広域的な中で各駅沿線の位置付けをしていくということでございます。
 それから、新井薬師前駅等の周辺整備計画というのは、駅前広場だとか、交通アクセス道路の整備の計画というふうに考えております。
飯島委員
 何という名前の計画にするんですか。大概(仮称)何とか計画とか、何とか方針とかとあるじゃないですか。これじゃあ、沿線全般のまちづくり方針と、それはわからないよ。どういうものであるかということを示すようなタイトルというのは考えていないんですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 計画の名前といたしましては西武新宿線沿線まちづくり計画という名前でございます。
飯島委員
 そんなのどこにあったんですか。初めて聞くような話なんだけど。今まで示されているものは、どこかの何かコンサルだか、早稲田大学だか知らないけど、恐らく入って……となっていくとね。それが果たしてまちとして、そういう方向で物が議論されてどうなのかという広がりもあるのかどうかもよくわからないんだけど、それからさらに5駅全般の上位計画ということに、あるいはそれは方針ということなんでしょうけども、ということになってくると、これはまたおのずから違ったものになってきますよね。5駅全般のまちづくりの方針って、どこでどんなふうな議論がされたんだろう。都市マスとの関係なんかどうなっているんですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 平成18年から19年にかけまして、西武新宿線沿線のまちづくり構想たたき台というものを中野区のほうでは策定しております。そういうレベルの大きなところの上位計画という意味で、たたき台のほうをさらに肉づけしたり、煮詰めていくというのが上位計画というふうに考えております。
飯島委員
 まちづくり構想、基本的な骨格を、じゃあ、言ってくださいよ。どんなことになっているのか、その中。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 一応この構想のほうでは、住環境改善ゾーンですとか、交通結節点ゾーン、それから防災軸、歩行軸というような分け方をして、それぞれの方向性を示したものを構想図としてお示ししております。
飯島委員
 構想たたき台で、これは方針ですからね。何とかゾーンとか何とかゾーンとかという話じゃなくて、この沿線のまちづくりについてどういう方針で臨むのか、まちづくりの方向性としてはどういうことを考えているのか、その課題は何なのかとかいうようなことが、たたき台のところから次に行かなければ。しかも、そのたたき台に挙げられたものについては、おおむねこれは合意はできているなと、ほぼコンセンサスはできていますよというようなものとして何かないと、それはいきなり何か飛び出してきちゃったんじゃないのというふうに思われても仕方ありませんよね。こういうのは、まちづくりは積み上げが必要だから、これが本当にたたき台として示して、区も住民も議会も、少なくともこれで、この範囲のことだなと、あるいはこういう方向性だなという合意は得ているというふうに思われて、お仕事をこうやって進めるということになっているのかしら。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 これまでまちづくり構想たたき台ということで、全体の絵のようなものを示してきましたけれども、このまちづくりの全体的な方針として今年度つくっていくと。これまで各勉強会や中野区の委託の中では、それぞれの中で、こういうまちづくり方針をつくっていくために必要な調査を行ったり、勉強会の中では各地域の特性やなんかも配慮した提案をしているというところでございます。
飯島委員
 僕の認識が間違っていたら訂正していただいて結構ですけど、それぞれの駅ごとに勉強会がありましたよね。それぞれやっていらっしゃった。5駅を通じて一貫した一つの物差しというか、方針というか、それは示されたかどうか、あるいは合意ができているかどうか、非常に私は疑問だと思うんです。それぞれのエリアで駅ごとの取り組みは、それは勉強会としてやってきたかもしれない。だけど、中野区内における、五つの駅にかかわった共通の、あるいは全体のまちづくりの方針は、これから示されてどうのこうの、それがなきゃ、それぞれが勝手にやっていいですよという話ではないんだろうから、それはおつくりになることは極めて大事なことだとは思うんだけど、どちらかというと、これはすべてを通じて、五つの駅を通じて議論がされてきたというふうにはあまり認識していない。そうすると、そもそもの部分についてはそれぞれ、だけど、うちの駅は、関心の高いのは当然周辺のことでしょうけども、でも、電車はずっと通っているんだし、一貫したものなんだから、中野としては全体的な方向性を示したいと。むしろ、住んでいらっしゃる皆さんのもちろん御理解もいただく上ではあるけれども、区としてのきちっとした方向性が示されることが極めて大事な課題なんだろうと思うんですね、全体を通じてとなれば。
 とすれば、改めて、じゃあ、たたき台はそれぞれの部分だったんだろうと思うので、全体を通じてのそういう素案づくりの中の一つの分野、それからもう一つは沼袋と新井薬師ということだから、そうすると、かなりこれは、方向性を決めるということになれば、それなりにいろんなことが出てきますよね。要するに、そういう方向性だったのかなんていうふうに言われちゃ困るわけだから。だから、そうだとすると、どこかで素案づくりのプロセスをもう少し詰めて。どっちかというと、これまでの活動の御報告がそうだけど、参考の今後の取り組み予定のほうがこれからの話ですから、極めて、そういう行程表をきちっとつくっていただいて、お示しをしていただかなきゃならん。しかも、来年の3月もしくは年度当初には方針の素案が出るわけですからね。素案が出れば、これはある一定の方向で物が固まって、案になって、それはもう素案じゃなくて今度は方針になるわけでしょう。極めて時間的なステップはそんなにたくさんはないわけだから。そうすると、それまでによく理解をいただくような、我々も理解をするような機会がないと、これはそう簡単な話じゃないんじゃないのと。それぞれの駅のことについては皆さん具体的なことはわかるかもしれないけど、全体を通じて何なんだという。だから、その辺は改めて、ラフなスケジュールは示していただきましたので、いずれ詳細な行程表についてお示しをいただきたいと思いますが、それは可能ですね。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 ただいまの御意見を受けまして、計画素案策定までのプロセスを次回示していきたいというふうに思っております。
飯島委員
 都市計画担当がいらっしゃいますから、都市マスとの関係その他についてはもう整理をされているということでしょうね、このことについて。
登都市計画担当課長
 当然、都市マスの中の今回の改定に当たっての重要な部分でございますので、西武線につきましては。十分に調整しながらつくっていきたいというふうに思います。
飯島委員
 既にその調整はされて、こういうことになっているんじゃないの。具体的な、だって、事務方の関係の問題ですよ、これ。しかも、都市マスでもうある一定の方向で動き始めている。当然これは、都市マスの組み立てがどうなっているかよくわかりませんけどもね、示されなければ。今度は南と北ではなくて、1駅全体でとか、いろんなことを言っていますけども、西武線沿線全体ということになってくると、それなりに都市マスの位置付けはやっぱり考えてもらわなきゃいけない。そうじゃなきゃ、やっているほうだって大変だなということになっちゃうので。その辺はちゃんと連絡なり整合なりとった上での話だというふうに理解していていいですね。
登都市計画担当課長
 はい、そのとおりでございます。
伊東委員
 東京都のほうが予算をつけて、今、調査にかかっているはずなんですけれど、その進捗状況についてはどうなっておりますか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 調査を行っているということで、進捗状況について伺いしていますけれども、今のところ淡々と進めているという答えでございまして、調査の中身ですとか、どういうことをやっているとかというあまり詳細な中身については、いろいろ調査の過程において差しさわりがあるといけないので、今のところは区のほうにお示しをすることはできないというふうに伺っております。
伊東委員
 調査結果はいつごろ出る予定、それもわかっていないんですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 東京都といたしましては、早急に調査を進めて、早期に結論を出したいというふうには伺っていますけれども、いつ結論が出るというのは未定というふうに伺っております。
伊東委員
 そうすると、この裏面の予定の中に計画素案策定とありますけれど、この素案の策定については、調査結果を踏まえることが可能なのかどうなのか、その辺もわからないですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 中野区としては、今年度末に計画素案を策定し、来年末には計画案、3カ年かけて計画をつくっていきたいという話をさせていただいております。その中で、具体的に物事が決まって、それが具体的に反映できるものについては反映していくということで、東京都と今、調整をしているところでございます。
伊東委員
 だから、答弁としては的確な答弁をいただけていないんだけれど、そうなってくると、そうした答弁を踏まえると、この計画素案というものは、連続立体交差事業、高架になるのか、地下になるのか、これは重要なファクターだと思うんですけれど、その辺についてはどういうふうに今考えていらっしゃるのか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 東京都に対して、中野区としては、このまちづくりを進めていく上で地下化が有効であるということに基づきまして、区としては地下化を前提としたまちづくりの計画を策定していくということで、その中で、高架化についても対応できるような計画にしていただきたいというふうに今のところは東京都のほうからは言われております。
林委員
 ちょっとこのまちづくりの勉強会などを見ていると、バリアフリーとか、そういうことというのはまだここには入らないというのでよろしいんでしょうか。勉強会の中に一つも入っていないので。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 ここは大きく意見等というのを載せているだけでございますので、例えば新井薬師の勉強会のほうでは防災だとか、あとは高齢者に優しいまちにしていかなければいけないとか、いろんなそういう意見もある中で、バリアフリー等の意見も当然出ております。
近藤委員
 このまちづくりの勉強会というのは、特定の人が決まっているものなんですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 特定の人が決まっているということではなくて、こちらの資料にもございますように、参加をしていただければどなたでも参加できるというような会になっております。
近藤委員
 幹事会と全体会を見ますと、倍ぐらいの人数ではあるんですけれど、まだ全体会というのが人数が割と少ないと感じるんですね。それで、私のほうは野方なんですけれど、まちづくりの勉強会をやっている方は、やっぱり人数が少ないのよというような、限られた人ですごく、負担なのかどうかというところはちょっと、楽しくもやっているんでしょうけれど、もうちょっと人がいて、もうちょっと活気があってやりたいなというニュアンスでおっしゃっているんですね。そういったときに、やっぱりこのまちづくり勉強会に参加しませんかということをもうちょっと広報で、意見ももちろん募集しているんですけれど、まちづくり勉強会自身に参加しないかという呼びかけというのはされているんですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 例えばただいまの野方のまちの未来を描こう会でございますけれども、野方駅、以前、ワークショップ等をやるときにはかなり大勢の人数が出てきておりまして、例えば昨年でいけばというか、昨年末までの会として登録されている方については68名ございました。現在、その後、野方以西も事業候補区間に入ったということで、会の方がいろんな方にお声かけをいただきまして、今年度に入って9名参加者もふえております。ただいまの参加くださいということでございますけれども、この後ろを見ていただくと「ぜひご参加ください!」ということで、参加についても積極的に呼びかけをしているところでございます。
近藤委員
 ちょっとこれだけ見ると、自分がこの会にまで参加していいものかどうかということはちょっとよく、普通の区民がこれを手にとったとき思わないと思うんですよね。ですから、どういうお知らせの仕方がいいかはちょっとわかりませんけれど、区報でも、そういった何かを使って、まちづくりの勉強会があって、それが進められているから、どんどん皆さんが意見も出すし、そのまちづくり勉強会自身に参加できるように呼びかけることが必要だと思うんですけれど、それが1点と。
 それと、以前のまちづくり勉強会がやったことに対して、終わった後に、やった人たちというのはすごく頑張って、自分たちがある一定のものを出したつもりが、何か、評価されないと言ってはおかしいんですけれど、評価は本当に東京都から評価をいただいたという形の評価なんですけれど、いざそこでやっている方というのは、それがやっぱりもうちょっと評価されたかったというニュアンスのことがちょっと入ってきたんですよ。それで、地区まつりやなんかでパネル展を出したりとか、御自分たちで一生懸命努力はしているんですけれど、やっぱり区がこういうことをやっているという皆さんのやったことをもうちょっとアピールして、人をふやすという意味でもアピールして、その人たちにも頑張ってくださったということをアピールして、皆さんがまちづくり勉強会にかかわっていけるような形をとられると、やっている人たちもやりがいがあるし、また、こんなものをやっているなら参加したいなという方もふえるんじゃないかなと、私はちょっと両面から思ったんですけれど、いかがですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 まちづくり勉強会の広報につきましては、6月5日の区報のほうでも1ページを使いまして、勉強会への参加の呼びかけもしております。また、このチラシについても、ただ置くだけではなくて、手渡しするときに、パネルを見ていただいたり、展示物を見ていただきながら、説明をしながらお渡しはしているんですけれども、あまりチラシの中にたくさん書くと、なかなか難しそうで読んでいただけないので、割とインパクトのあるような、ちょっと品がないかもしれませんけれど、チラシにさせていただいております。また、アピールについては委員のおっしゃるとおりだと思います。
近藤委員
 よろしくお願いします。
林委員
 参加の部分で、先ほどのバリアフリーのことを質問したのと関連しているんですが、日暮里などはバリアフリー化のために、車いすや目に障害のある方などをチームを組んでまち歩きをしながら、駅前の開発に参加して声を拾ったという話を聞くんですね。こちらだとやはり、そういうようなチームをつくりながら、少しまちづくりの中に困っている人たちの意見をとるというようなお考えはあるのでしょうか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 今後、具体的に整備計画というものを進めていく中で、どのようなものが使いやすいのか、そういうのをやはり、車いすに乗って疑似体験等するなりして、例えば平板をどういうふうにするだとか、そういうことも考えていきたいと思います。
かせ委員
 たくさんの方たちが参加していただくというのは本当に大事なことだし、ぜひやっていただきたいと思うんですけども。それで、このまちづくりの勉強会とか、いろいろ会合を持たれているんですけれども、これについての詳細というのは何か、議事録とか、そういったものはあるんですか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 事務レベルで整理した程度の議事録はございます。一字一句テープにとるようなことはしておりませんけれども、概略こんな内容だったというような、概略的なものはございます。
かせ委員
 それは公開されていますか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 いや、特に公開はしておりません。
かせ委員
 せっかくですから、どういうことをやっているかというのはたくさんの方々に知っていただくことはいいことだと思うし、できればこういう、例えば開催日についてホームページに載るとかとやっているわけですから、そういうことについては詳細というか、概要でもいいんだけれども、こういうことをやりましたと、次回はこんなことをやる予定ですよとか、そんなものはホームページなんかで公開されてもいいのかなと思っていますが、どうでしょうか。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 今後のテーマ等については、ホームページに載せるようなことも今後検討していきたいと考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、2番、中野駅地区の整備構想案(たたき台)についての報告を求めます。
松前拠点まちづくり担当課長
 中野駅地区の整備構想案(たたき台)について(資料3)ということで御案内を差し上げたいと思います。
 資料といたしましては、このA4の1枚と、あと、別添資料ということで、住民説明会においてパワーポイントで説明をさせていただいておりますが、その際のパワーポイントの内容を資料として配付させていただきました。
 まず、このA4の内容から御案内をしたいと思います。
 中野駅地区整備につきましては、平成19年度にあり方検討会というものを立ち上げまして、技術的に検討可能な駅舎の形、南北通路の形等々を検討してまいりました。その結果、四つのパターンを構想案として、候補としてお示ししてきたところでございます。今年度はその四つの案につきまして、中野駅のことではございますが、やはり中野区を代表する大きな駅でございますので、中野区民の方、広く御意見を伺いたいということで、今回はその区民説明会をしてきた内容について御報告したいと思います。
 まず、1番の中野区区民説明会の実施についてというところです。
 (1)で開催日時等と記してございます。基本的には夜の7時から9時という時間帯で、中野区主催で3回行っております。9月17日、南中野地域センター、9月18日、中野区役所、そして、同19日、鷺宮地域センターで行ってまいりました。また、その下の4行目として、10月10日に、こちらは南口、中野二丁目の南口町会様の方からの呼びかけで、説明会等々をしてほしいということで、桃園地域センターに参りまして同じ内容を御案内してまいりました。
 (2)の参加人数でございますが、この4回で延べ67名の方の御参加をいただきました。
 (3)、説明資料は別添資料の内容ですが、後ほど触れたいと思います。
 (4)の意見の概要でございます。この4回を通じていただいている意見の主なところを少し列挙してございます。
 まず1点目ですが、駅整備構想と聞いて、駅ビルが建てられると思っていた。その上で南北動線を検討するものとイメージしていたという声をいただいております。やはり一般の区民の方にとって、駅整備というと駅ビルというイメージが相当強いのかなというところでございました。これに対して区といたしましては、19年度に検討したものはあくまでも技術的な駅舎の検討であるというお答えをしてございます。
 2点目として、南北自由通路から地上までの高低差はどのくらいか、その処理はどのように考えているのかという御質問をいただいてございます。高低差といたしましては、中野通りから例えばケース2の上空で、センターでつなぐところでいうと、おおむね15メートル程度の高低差がある。また、西側の橋上通路でいきますと、ホームから橋上駅舎あるいは地上からホーム、それぞれ7メートルぐらいの高低差があるというようなお話を差し上げています。そういった高低差処理につきましては、バリアフリーにきちんと配慮をして、エレベーター、エスカレーターを設置する考えがあるというお答えを差し上げております。
 3点目といたしまして、警大跡地開発で人がふえる話はよく聞くが、中野通りの車の流れ対策はどのように考えているのか、また、駐輪場はどこに整備されるのかといったような御意見をいただいております。この中野通りの車の負荷なんですけれども、これは基本的に、やはりバスが駅広に入る際に相当影響が大きいのかなというところが原因かと思います。今回のこの中野駅地区整備につきましては、バス停のあり方についても、今の北口広場は歩行者系の広場として、バス乗降口を別なところに移すということで、なるべく中野通りの負荷を軽減してまいりたいというようなお答えをしてございます。また、駐輪場につきましては、基本的に18年度に駅前広場の構想検討をしているわけでございますが、その際に、新北口広場、いわゆるサンプラ・区役所前の今の駐輪場のスペースがございますが、あそこの広場の活用を2層ないしは3層といった重層構造で考えられるのではないかという構想案を出してございます。その中で駐輪場の検討場所も考えて、幾つかのパターンが考えられるというようなところのお答えを差し上げております。
 四つ目の意見といたしまして、駅を利用する人と地元商店街では駅のパターンについて意見が異なると思う。駅の西側の人のことを考えると、ケース1、例えば3がよいし、商店街は人の流れが平等なケース2がよいのではないかという、そのような意見をちょうだいしてございます。いずれにしても、昼間人口がどの場所でどの程度増加するのかが重要なポイントだというようなお答えをちょうだいしております。これについては、まさにここの御意見のとおりで、やはり南口の商店街等々の方の御意見を聞くと、ケース2が一番望ましいと考えているといったようなお声をちょうだいしていたり、あるいは西側の南北動線をつくる際には、ケース1から3までの3パターンをお示ししたわけですが、ケース1-3が一番望ましいのではないかというようなお声もちょうだいしているところでございます。
 その下の黒ポツで、歩行者と自動車等の交通が混雑しないようにしてほしいという御意見もちょうだいしております。これは先ほどの中野通りの交通負荷にも連携することだと思いますが、やはり駅広の性格自体を歩行者系と、もう一つバスバースの位置等を再検討することで、こういった動線が混雑しないようにしてまいりたいというところでございます。
 裏面にまいりまして、まだもう少し御意見を整理してございます。田町駅のように、デッキで線路を横断することができるように整備するのがよい。中野通りガード下は雰囲気も暗く、地震など災害時の通行も不安であるというようなお声をちょうだいしてございます。ちょうど構想案としてお示しした案は、南北通路でちょうど橋上、線路の上を渡るような形になっているかというふうに思ってございます。また、ガード下の中野通り、その歩道部分についても、基本的には歩道部分の拡幅を考えているところでございまして、駅広の再整備とあわせてなるべく明るいイメージを出せるような、そんなところに努めるべきかというふうには思ってございます。
 その下でございます。南口は北口に比べて公共空間がないために、開発に不公平感がある。西側に南北通路をつくるなら、三丁目地区から南口駅前広場につながるデッキ動線をつくってほしいというような御意見をちょうだいしております。この内容につきましては、まさに南口の特に中野二丁目の方々から要望書という形でもいただいている内容でございます。
 そして、最後、警大跡地開発で増加する人の流れを南側に流れるように工夫をしてほしいという意見をちょうだいしております。この点についてはまさに、この駅地区整備の目標そのもの自体が、この駅を起点に中野四丁目、五丁目、あるいは南側の二丁目、三丁目、それぞれのエリアに人の回遊が流れやすいように、そんなところが大きな目標の一つでありますので、こういった御意見はまさにそのとおりに整備を進めてまいりたいと思っている次第でございます。
 その下、2番でございます。検討会の設置ということで、昨年度は交通結節点あり方検討会というものを立ち上げました。今年度も引き続き、同様の(仮称)交通結節点あり方検討会としてございますが、設置をしたいというふうに思ってございます。委員の候補といたしましては、学識経験者及び関係機関等から成るものとしてございます。委員予定といたしましては、座長として、昨年度も座長をお願いいたしました矢島様のお名前をちょうだいしてございます。また、副座長といたしましては、元東京都の都市基盤部長であられた石井様のお名前をちょうだいしているところでございます。また、委員の候補といたしまして、東京都の都市整備局・建設局、また、東日本旅客鉄道株式会社様。そして、まちづくり専門有識者というふうに記してございますが、これは18年度の検討委員会の中に御参加をいただいたコート様を考えさせていただいております。駅等一体的な再開発を多く手がけてきている有識者ということで想定をさせていただいているところでございます。また、独立行政法人都市再生機構、そして中野区という、そういった委員候補を考えているところでございます。
 そして、最後、3点目でございますが、今後のスケジュールでございます。また11月に入りまして2回目の区民説明会を開催したいと考えてございます。日程といたしましては、中旬の11月15、17、18で想定してございます。これも場所は中野区役所と、もう一つ南北の地域センターということで、今回は鍋横の地域センター、野方地域センターを想定しているところでございます。そして、11月中には、先ほどの(仮称)交通結節点あり方検討会を開催したいと思っております。そして、今年度の目標といたしまして、この駅地区整備構想(素案)の取りまとめを行いたいと、こういうふうに考えている次第でございます。
 続きまして、この別添の資料について少し御案内をしたいと思います。
 基本的にこちらの内容につきましては、これまで平成18年度に駅前広場及び新北口広場の構成を検討したところでございます。それと、昨年、19年度には駅舎あるいは南北動線自体の技術的な検討を行ってまいったわけですが、そういった駅広のあり方、そして駅舎の考え方、両方についての情報をまとめて住民の皆様方にお示しする、そういった内容になってございます。
 基本的には、当該委員会で御説明を差し上げた内容及び資料をもとにつくったものでございますが、一部、この委員会でまだお示しをできなかったものがまざってございます。例えばこの資料の4ページ、5ページの下のほうに、少し三次元、立体的な立ち上げたイメージ図を配置、落としてございます。これは基本的に、今まで平面概念図でしか駅の構成パターンをお示しできなかったところがありました。平面上の概念図では幾ら口で説明差し上げてもなかなかわかりにくいところがございましたので、少しそれを実際三次元的に立ち上がった図を示して、位置感覚であるとか、高さ感覚をなるべくわかりやすくということで、このような図示をさせていただいている次第でございます。内容的には、これまで御説明したことをそのままこの立体図で矢印で入れて立ち上げている、そんな内容になってございます。
 基本的にはこの4、5ページ、それと、ページで言うところの11ページから17ページ、これは四つのパターンそれぞれについて三次元的な画像で少しでもわかりやすく図示したものでございます。この資料で言うところの最後、18ページでございますが、これは鳥瞰から見たところではなく、中野通りのガード下の部分です。東側の改札を出たところの歩道のイメージでございますが、こちらはバスバースを別なところに移設したときに、歩道空間がどの程度広がるのかというところを図示したものでございます。こちらでいいますと、現況で一番狭いところで幅が3.2メートルほどでございますが、そのバスバースを移動させることによって、約6メーター程度の歩道空間に拡幅が可能なのではないかというようなところになってございます。
 11月の第2回目の区民説明会も想定してございますが、その際にもこういった三次元的なイメージパースを図示しながら、なるべくわかりやすく区民の皆様方には御案内をしていきたいというふうに考えてございます。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
内川委員
 それでは、まず、意見の概要のところの裏面、先ほど御説明のありました三丁目地区から南口駅前広場につながるデッキ動線、これは検討の余地があるのか、全く不可能なのか、ちょっと教えてもらえますか。
松前拠点まちづくり担当課長
 南口のこうしたデッキ動線の考え方につきましては、前々回の委員会の御報告の内容にも入ってございますが、基本的には、例えば三丁目の市街地の駅寄りの部分にまちづくりの動き等々があれば、一番望ましい形で二丁目方向に動線をつなげることが可能ではないかというふうに考えてございます。動線をつなげるという視点では、そういった姿が一番望ましいのではないかというお答えを差し上げてございますが、やはり皆様からの意見では、まちづくりではないところで、例えばJRの敷地内を何とか使って動線はできないかというお声をちょうだいしているところでございますが、実際なかなか、JRさんの線路上であるとか、そういったところですと、既存の設備関係等々から含めると非常に難しい点があるのかなというところでお答えをしているところでございます。
内川委員
 次に、別添の資料のほうに移りますけれども、5ページの下のところの将来イメージ、こちらのほうに、駅の東側の南北をつなぐ自由通路、青で示されている部分、それと、駅の南側に黄色で示されている、これも連絡通路だと思うんですけれども、こちらのスケジュール的なものをちょっと聞きたいんですね。多分、地権者とのこれから交渉もあるでしょうし、目標としてはいつぐらいの完成になるのか、ちょっとお聞きしたいんですが。
松前拠点まちづくり担当課長
 スケジュール的なところで申し上げますと、19ページ目の一番最後のところにスケジュール(案)についてということで記してございます。実際には、これはちょっと小さくて申しわけないんですけれども、5ページの図示で言っているところの点線以外のいわゆる実線の矢印で書かれているところ、その整備スケジュールイメージとして、平成27年度以降の、長期スパン的に見ると、こういったスケジュール感が必要ではないかというところを示したところです。今、委員の御指摘の点線の南側の黄色い矢印であるとか、駅東口の水色の点線の南北動線といったところにつきましては、実際のスケジュール感として19ページの資料には落とし込まれてはございませんが、恐らくここで言うところの27年度以降の実線で想定されるスケジュールよりもさらに長期的な期間が必要ではないかというところが想定されます。
内川委員
 この駅の東側の南北自由通路の南側の結束地点は、これは中野二丁目の再開発のビルに直接つながるというふうに考えてよろしいんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この5ページは、上のこちらの区が目指す駅を中心とした周辺への回遊イメージということで、それを図示したものでございますので、南口の受けとしては、二丁目の再開発事業のところの接続を想定したものでございます。
内川委員
 次に、15ページの上のところ、ケース1のイメージ、こちらに、西側の南北通路の南側の部分なんですけれども、ちょっと赤い線で斜めにおりているところがありますが、これは階段なのかエスカレーターなのか、それをちょっと教えてもらいたいんですが。
松前拠点まちづくり担当課長
 これは三丁目の暫定的なおり口というイメージで、階段を想定してございます。なかなか実際のこちら落とし込めるところの空間の制限がございますので、階段とエレベーターまでは整備をしたいというふうに思ってございますが、階段とエスカレーターがダブルでできるかどうかというところまでは、なかなかこの図示をしているイメージのところでは、基本的には階段と、あと、エレベーターの縦動線というところを想定してございます。
内川委員
 そうすると、この赤い部分の近くにエレベーター、垂直方向の動線ができるということでよろしいですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 はい。基本的にはこの西側、三丁目のおり口については、きちんとそういった縦の動線、落とし口の機能を配置したいというふうに考えております。
内川委員
 それと、この開発が進むにつれて、自転車が多分相当この地域にふえると思うんです。今、杉並なんかで検証しております自転車走行レーンですとか、自転車専用レーンですか、ここら辺は多分この開発に多少なりとも影響が出てくると思うんですが、そこら辺いかがなんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 自転車につきましては、例えばそうすると、この西側の南北通路の自転車の通行がどうかという……(「いえ、中野通り沿いですね」と呼ぶ者あり)中野通り沿い。自転車通行に関しましても、やはり歩道の幅員拡充というところも含めて、そういった環境の向上には努めてまいりたいというふうに考えております。
せきと委員
 きょうのこのA4の紙の裏面、一番最後のところに、策定スケジュールというところで、今年度内に駅地区整備構想(素案)取りまとめとなっております。前回まではたしか(案)の取りまとめだったと思うんですが、変更になったということでよろしいですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 現在は四つのパターンについてなるべく一つに絞り込んでまいりたい、それをもって素案を取りまとめるという形にさせていただいております。
せきと委員
 そこで2点伺いたいのは、案の予定だったのが素案になった、変更になった、その背景には何があるのかというのと、あと、今後のスケジュールですか、長期的というか、この構想そのものが定まるまでの日程等あれば、教えてください。
松前拠点まちづくり担当課長
 まず1点、案から素案になった背景ということについてですが、基本的にやはり中野駅地区整備につきましては、中野区全体から見ても非常に大きなプロジェクトだというふうに認識をしております。したがいまして、なるべく丁寧に区民の方の意見を聞いてまいりたいというところがございます。したがいまして、今年度でいきなり構想案というものよりも、素案という段階で丁寧にまとめてまいりたいというところでございます。
 また、今後のスケジュールイメージでございますが、一応今年度としては素案の策定、そして、この別添資料の19ページ目の先ほどのスケジュール(案)とかぶりますけれども、基本的にはこちらステップ3と言われる平成22年度までについて、この整備構想を、事業計画を取りまとめてまいりたいというところでございます。そして、23年度以降に実際の着工に移ってまいりたい、そういうイメージを持ってございます。
せきと委員
 じゃあ、実際の着工は後ろにずれるということではないということで確認していいですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 現状では、このスケジュール(案)については特に変更を持っておりませんで、こういったスケジュール(案)で進めてまいりたいというところでございます。
佐野委員
 1ページ目のぺらの区民説明会のことについてお尋ねさせていただきます。これは日時、17日から10月10日にかけて四つの地域センター、それから中野区役所でおやりになったということなんですけれども、私は、こういう大切なことはより多くの区民により多くの意見を聞いて、そして、それを参考にしてつくっていくんだという趣旨があったと思うんですよね。そうしますと、四つの地域でおやりになって、延べ人数が67名ということでございましたけど、簡単に割りますと約14名ずつですか、平均しますと。そうじゃない、ばらつきもあったと思いますよ。そういった人数でこういった意見をいただいたことに対して、どのように思いますでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この中野駅地区整備につきましては、基本的に中野区報でお知らせすることとホームページでお知らせするという手段をとってございます。委員のおっしゃるとおり、非常に大きなプロジェクトでございますし、なるべく多くの区民の皆様に御周知をいただきながら御意見をちょうだいしたいというふうに考えてございます。この第1回目につきましては、やはり中野駅の話でございましたので、区役所に一番多く集まっていただきました。さすがに南中野地域センターあるいは鷺宮地域センターに参りますと、ふだんなかなか中野駅を使うという機会が、駅周辺に比べますとやはり頻度が低いということもございまして、集まっていただく人数的にはやはり少なかったものがございます。これにつきましては、なるべくもう少しきちんと周知はしていきたいというふうに考えてございまして、この内容をまた11月に改めて中野区役所と、そして、先ほども申し上げた野方と鍋横の地域センターでも行ってまいって、また、区が主催するこういった説明会のほかにも、各種町会や、あるいは各種団体へも働きかけて、御要望によっては我々は御説明に伺うという、そういう体制をとってまいりたいというふうに思っています。
佐野委員
 私がお聞きしたのは、多分基本的には一致しているんですよね。具体方法論がやっぱり、担当課長はこれでいいとは言わないけども、できるだけ多くの方法をとってこれからも周知を図っていくということなんですけども。中野区の人口は御承知のように31万いるわけですよ。31万のうちの26万ぐらいが20歳以上という、小さいお子さんも入れてでしょうが。その辺を考えると、やはり私は個人的には、参加、出席についての工夫がもっと必要ではないかなと思うわけです。やはり重要だというふうにお考えになっているわけですから、重要だとお考えになっている以上は、確かに67名、普通言いますと、全く興味がない人もいると思いますよ、このまちづくり、中野駅周辺の開発について。それはそのとおりだと思います。しかし、興味がないからといって放置しておくわけにはいかないと思うんですよ、中野区の住民に対して。したがって、できればやっぱり工夫が必要だと思います。例えば南中野地域のほうは遠いかもしれません。それでもこうやって呼びかけています。じゃあ、15ある地域センターで、その四つでいいのかどうかということもあるわけですよ。だから、そうした地域センターでやっても結局意味がないとすれば、やはり何かの工夫をする必要があるのではないかと思うんです。確かに区報だとかホームページだとかPRはしていると思います。せっかくやっていて、人件費をかけて、これは職員の方が多分何名かその都度お出になっていると思うんですよ。夜ですよね。だから、やっぱり人件費がかかってくるわけですよ。そういうことから思うと、やはり費用対効果も考えて、そして、やらなきゃいけないということを考えた場合に、もう一工夫というか、どういったことがあるのかということをぜひお考えいただきたいと思うんですけども。
松前拠点まちづくり担当課長
 各町会や地域センター等々あらかじめお声がけをするなど、工夫をしてまいりたいというふうに思います。
佐野委員
 工夫してまいりたいのはいいんですけども、まいるということなんだろうけども、実際これからまた行うわけでしょう、これを。それから、今、質問がありましたように、策定素案についての第2回区民説明会の開催、11月15、17、18、書いてありますよね、これ。これはやっぱり人が来てもらわないことには、職員ばっかり多くたって意味がないと思うんですよ、失礼な言い方かもしれないですが。だから、やはりここにどう集約していくか、区民の人たちの参加をですね。ここをやっぱり考えていかなきゃいけないし、それからまた、これから行おうということも常に考えていかなきゃいけないわけですが、ぜひ力強く「やります」というふうに言っていただきたいと。
松前拠点まちづくり担当課長
 一人でも多くの区民の皆様にお集まりいただけるように取り組んでまいります。
佐野委員
 それで、内容なんですけども、内容のほうの4ページ、5ページ目をちょっとお伺いしたいと思います。私、これを見ていまして、現況と将来イメージというのが下にかいてあるんですけども、現況のところに区役所とサンプラザが薄く出ているらしいんですよ、私もちょっと目が悪いのでよく見えなかったんですけども。(「お化けみたいになっちゃっている」と呼ぶ者あり)お化けみたいになっちゃっているという話があります。それから、将来イメージのほうにもかいてあるんですね。まず、この説明を、どういうふうにお化けみたいになっちゃっているのか。
松前拠点まちづくり担当課長
 こちらは立体的にお示しをしたいということで、なるべく周辺の建物につきましては、透ける形というか、駅自体の動線がわかるようにということで、その動線を、区役所、サンプラザ自体はこの動線を隠す位置ではないんですけれども、そういった加工をする際に、ちょっと周辺の高い建物については透けるような形になってしまったということでございます。
佐野委員
 そうすると、全く他意はなくて――他意はないという言い方はおかしいですけど、要するに、これを区民が見たときに、私が一番心配しているのは、あれっ、現況にたしかあったんじゃないのということと、将来イメージの中でなくなっちゃうのと。確かに今、補正予算が組まれて、総務委員会で承認をされて、どうしていくかと、今後のいろいろ課題になっていますよね。でも、将来というのはいつを指すかわかりませんけども、薄くぼやっとしているわけですね。そうすると、区民の中の意見として、具体的になくなっちゃったらどこへどう移るのとか、どうするのかということが起こり得ると思うんです。今、課長の説明だと、あくまでもこれは動線のほうの説明であって、そこが、とすれば、NTTの真っ黒のものが出ていたり、それから、現況の奥のほうに、これは丸井の本社だと思うんですよね。こういうものが出ていたりすると、ちょっと言っていることと矛盾しているかなというイメージがあるわけですよ、動線だけだと言っておきながら。高い建物は割愛しているんですと今おっしゃっていましたけども、と言いながら、こういう高い建物が残っているわけですよ。だから、非常に矛盾しているし、区民がどういうふうにとるかというところをやっぱりよく意識しながらこういうものをお出しになったほうがいいのではないかと思いますけども。
松前拠点まちづくり担当課長
 こちら周辺の建物、透けて見えるものは、本当に全く他意はございません。おっしゃるように、実際に説明をする際に、区民の皆様にそういった不安ですとか、違う考えを持たれないように、きちんとこれを使うときにはそういった説明をした上で、この図示を使っていきたいと思います。
佐野委員
 わかりました。じゃあ、それはぜひお願いしたいと思います。
 それから、あと、この話を進める意見の場のときに、中野駅の駅舎の問題というものは意見の中に出されましたでしょうか、あるいはこちら側から駅舎の進捗状況は今こうなっていますというような御説明もされたんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この説明会で出た意見としては、主なものをこの資料のほうには載せさせていただきました。駅舎そのものといったところよりも、南北の通路の位置であったりとか、ここにも書いてあるように、やはり駅舎というよりも駅ビルができるのかというふうに思われる意見が多うございました。したがって、駅舎そのものというような御意見はあまりなかったかなというふうに思ってございます。
佐野委員
 動線も大切でしょう、まちづくりの中で。それから、駅の商業の活性化だとか、いろんな大切な問題があります。しかし、JRとの駅の問題が解決していかなければ、すべて基本はそこにあると思うんですよね。そういう意味で、JRともいろいろ委員を出し合いながらやっているという前回までのお話がございましたけども、それでは、今までのその後の経緯についてどうなっているか、お尋ねしたいと思います。
松前拠点まちづくり担当課長
 今年度は、四つのパターンについて一つに絞り込みたいと思っているところでございまして、実際にJRとも協議を進めているところでございます。まさに今、協議を始めているところでございまして、なかなか民間企業の情報ということもございますので、内容について御報告できる段階であるとか、そういったものはまた今後適切にお示しをしたいというふうに思ってございます。
佐野委員
 そうすると、今の段階では、JRとの交渉の内容はお示しできない。その後についてですよ、前回までの説明の。大体いつごろにどういう形で我々委員会についても駅舎のことについて――今、おやりになっているわけですよね。やっていないわけじゃないですよね。月に1回か、2カ月に一遍かわかりませんけども。やはり私はここが大きなキーになってくるんじゃないかというふうに思っているんですよ。そういう意味で、我々としてもぜひ知りたいし、どういう交渉になっていって、今後どう展開していくのか、それによって全くすべてのお話の基本になるんじゃないかなと思いますので、ぜひそれは次回の委員会でもまとめていただけて、お話しいただけますでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 本年度の目標として、素案をまとめてまいりたいというふうに申し上げてございます。したがいまして、そういったJRとの交渉や調整結果も踏まえて、こういった素案の策定につながるものでございますから、それはきちんと委員会で御報告を差し上げます。ただ、次の委員会で御報告ができるかどうかというところは、少し調整の内容の進捗次第ということがございますので。ただ、きちんと今年度にはお示しをしたいというふうに思ってございます。
秋元中野駅周辺整備担当課長
昨年度、今年度とJRさんに入っていただいて、こういった検討会を行ってきた、今年度は行っていくということになっているわけでございます。今のところJRさんには、どういった回遊動線があの駅の中にできるのかどうか、そういった技術的検討を行ってきてございまして、現在のところ、JRがあの中野駅に対してどういう投資を行っていくのかというところの議論は、実はまだこれからということでございます。今年度というふうに先ほど申し上げたんですが、それはちょっと難しいのかなと。JRさんのほうでどういう投資をこの中野駅に行っていくのか、これについてはまだちょっとお時間がかかるのかなという気がいたします。ただ、できるだけ早い段階でJRさんと打ち合わせをしながら、御報告できる段階が来たら報告させていただきたいというふうに思ってございます。
佐野委員
今、担当課長と秋元さんの話、ちょっと違っているかなと。担当課長は今の段階ではお示しできないと言って、秋元さんのほうは、今の経緯の中の若干の部分を触れていただいたと思うんですけども。我々やっぱり委員としては、我々って私自身としては、ある程度話を聞いて、我々もそれについて判断をいかせていただきたいと思っているわけですよ。したがって、その一番のもとと私が考えているところは、説明に出てこなければ我々も判断がしようがないわけですから。動線の話をされて、いろいろJRと今、御検討されているということですけども、当然、お金の話、予算のことやなんかについてはいろいろな複雑な絡みがあると思います。それから交付金の話もあると思います。したがって、なかなか難しい面がありますけども、やはりどういう進捗でどういう交渉をしているか、これは秘密でも何でもないと思うんですよ。区民も知る権利があると思います。そういうことで、ぜひそれは、その都度でもいいですよ。全部まとめてきれいに報告しようと、シンプルでいいですよ。それまでのことをお話しするのが私は必要ではないかなと思うんですけども。今、担当課長はやっぱりまとめて、きれいにぴしっとやりたいというお考えだと思うので、非常に性格が出ておられてすばらしいなと思いますけども、そうじゃなくていいんです。その経緯でいいんです。経緯をその都度やっていただければいいと思いますので、そういう感覚を持って、ぜひ、近い将来か知りませんけども、次回は難しいというお話ですけども、出していただきたいと思います。最後、何か一言お願いいたします。
松前拠点まちづくり担当課長
きちんと関係機関調整をこれから始めるところでございます。そうやって都度御報告できる部分については、きちんと御報告を差し上げてまいりたいと思います。
小林委員
 最後の19ページのスケジュール(案)についてということで、平成20年度、都市計画変更検討、そして、平成21年、都市計画変更手続ということなんですが、都市計画の変更というのは具体的にどういうことでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この中野駅地区整備に当たりましては、駅前広場の整備も入ってございます。そうしますと、今回お示ししている四つのケースの中では、例えばケース1-3というパターンは、北口の改札の位置を今は中野通りに向けたところにあるわけですが、それを北口広場にストレートに通るような、そんな形の構想案になってございます。そうした場合、いわゆる北口の駅前広場と決定されている区画に変更が生じます。そういったところ、あるいは新北口広場と呼ばれているところも、今、都市計画決定されている内容が、整備構想案によっては変更する箇所が出てございます。そういったところを踏まえて、中野駅広場を含めた都市計画の変更の手続が必要になってくるというところでございます。
小林委員
 かなりちょっと細かい件だと思うんですけど、もう1個、すみません、基本的なことで、この中野駅地区整備の地区というのは、厳密にどこの場所を……。色を塗ってあるんですけど、実は都市計画とかかわるんですが、例えば南側の桃丘小学校、ここは地区の中に入るのかどうか。ここはどういう線引きをいつごろされるかとか、そういう部分もありますし、南側のところは既に組合ができていますが、用途地域としては第一種住居地域と商業地域ということでの開発の中で、都市計画という、あと、変更等もあるんですけど、そういうことで、中野地区整備の地区というこの概念のところをもう一度ちょっとお教えいただけますでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この資料の2ページ目の下の段、これは中野駅周辺のまちづくりの動きということで、拠点まちづくり推進室で取り扱っているまちづくり全般の御案内をする際にいつも使用している資料でございます。その真ん中に、いわゆる中野駅地区ということで、中野駅及び各駅前広場を含んだゾーンを中野駅地区というふうに記してございます。ただ、じゃあ、中野駅地区は本当にここだけなのかというお話でございますと、恐らく中野駅は各五丁目、四丁目、三丁目、二丁目と、当然まちと接するわけでございまして、5ページ目の検討対象と目標についてということで、まさにこれはそれぞれのまちについてどういう動線、どういう回遊がふさわしいのかというところを図示したものでございます。したがって、一応中野駅地区としては、2ページ目で記しているような範囲を想定してございますが、明確にここだけというものではなくて、それぞれのまちとつながる、いわゆるこの範囲という言い方で申しわけないんですけども、そういったところも含めて、中野駅地区という範疇に入るのかなというふうに思ってございます。
小林委員
 今言った地区というのは、都市計画法に基づく地区ではないということですよね、変な言い方だけど。実は警察大学校の跡地に関しては四丁目地区計画という、この地区計画というのは当然、いわゆる都市計画法に基づいた意味での名前のつけ方で、今現在の地区というのはそういう名前のつけ方じゃないですので、そうすると、三丁目のところのまた別な意味での、細かい意味で地区計画があって、また、南側の今ある住宅のところもまた地区計画があってということで、それぞれさまざまに今後都市計画の出し方というか、その一つひとつの部分があると思うんですけど、それはそれでまた最終的にはそれぞれの中で計画案というのは細かくできてくるという考えでよろしいんですね。
松前拠点まちづくり担当課長
 この中野駅地区というのは、まさにいわゆる都市計画的なところで言っているところの地区というものではございません。それぞれ例えば三丁目や二丁目で何か事業が進む際に地区計画や地区整備計画をかけるといったものでは、また別にそういった地区というものできちんと範囲が定められたものが出てくるというふうに思っております。
飯島委員
 何点かお尋ねをしたいと思います。
 一番最後のところに、19ページ、別添資料にスケジュール(案)及びスケジュール(案)の長期的、短期的と両方ありますね。小林委員も都市計画変更について、中身についてお尋ねがありましたけども、今、課長がお答えになったようなことだけの都市計画の変更ですか。つまり、駅広の位置やその他のことだけじゃなくて、もうちょっと本来考えなきゃならない都市計画の変更というのはあるんじゃないですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 ここで言っている都市計画の変更という意味では、基本的には先ほど申し上げた駅前広場の位置付けや機能といったところの都市計画の変更というところでとらえております。
飯島委員
 言うならば、もう一つ、駐車場の都市計画がありますよね。これも変更するつもりがあるような、本会議でも答弁がありました。だから、それももちろん含んでいる、場合によってはそういうこともあるのではないかと。そうすると、中野区の施設になっている、桜の前だか、けやき通りだとか、もろもろの位置付けももちろん変わってくる可能性がある、そういうことももちろん含んでいるんじゃないんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 駐車場につきましても、新北口広場の今の都市計画の内容では、地下に180台の駐車場という、そういった都市計画がされてございます。ただ、今後、ここの広場を含めて整備構想の見直しを図るわけですけれども、そういった中には、駐車場という問題もこの都市計画、この広場の中の範疇には入るというふうにとらえております。
飯島委員
 それから、中野駅地区ということについての御説明がありました。動線計画というのは、地区の中じゃなくて、地区からどうなるか、地区と地区をどう結ぶか、それぞれに決められているね。ですから、そもそもがそういうものであって、中野駅地区というのは地区で整備するものがそれぞれある。この二つが一緒になっちゃうといけないので、それはそれぞれね。地区はそんな簡単に拡大しちゃいけませんよ。動線として考えれば、それはそれぞれの地域を結ぶということはあるでしょう。その点は、かえって混乱するといけないので、それは立て分けていただければと思います。
 それで、また新しく検討会をつくるというんですね。前の検討会はどうなったんですか。検討会A、前からあった、駅舎をどうするんだという、この検討会Aというのはどうなっているんですか、それじゃあ。
松前拠点まちづくり担当課長
 19年度にもあり方検討会を設置いたしました。19年度のこの委員会は、基本的にJR東日本様も入っていただいて、駅舎の技術的な、あるいは南北動線の技術的な検討をするという目的で委員会を立ち上げたものでございます。今年度もあり方検討会を設置する予定でございますが、今年度の機能といたしましては、この四つのパターンを一つに絞り込んでいく際に、また同じように駅の考え方、あるいは駅だけではなくて、駅広のあり方、まちとの接続のあり方、そういったところを含めて、各有識者、専門の御意見を伺う場というふうな性格でとらえております。
飯島委員
 ですから、今年度つくるのは検討会Bとすると、検討会Aはどうなったんですか。もう解散しちゃった、そういうことですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 今、御答弁申し上げましたように、昨年度のあり方検討会、これにつきましては、技術的な検討をしていただいて、4案をまとめていただいた。これで平成19年度の作業は終わり。したがいまして、あり方検討会の作業も終わりという位置付けでございます。昨年度検討したことを踏まえますと、南北自由通路、こういったものはああいう形でできるということが大体わかってきたわけでございます。そうしますと、さらに今度、自由通路はこの位置にできるということはわかってきたわけですが、それを受けるまちが今度どういう形で南北自由通路を受けることができるのか、こういった観点で、改めてやはりまちと自由連絡通路とのあり方、こういったものを検討する必要があるということから、今年度については、主に都市側のまた視点から検討を加える必要があるということで、改めて今年度もあり方検討会を立ち上げるというものでございます。
飯島委員
 そうすると、検討会Aの成果物は4案の南北の自由通路、それから回遊にかかわる問題、南北の駅広の整備も含むのかな、それはわかりませんね。その辺もちょっとぼんやりした形ですけど、まあ、あると。それを出して終わったと。先ほど、もう一つ、検討会Aの役割と。本当は駅がどうなっちゃうのかというね。入り口というか、改札口はつくりましたよと。ラッチがどうなってくるのか、そこからホームについてはどうなるのか、ホームについてのバリアフリーはどうするのか、それから、改札口が南と北を直結してそこに通していくということならばどうなのかと、駅本体はどうなんだということも検討会Aでたしかあったような気もしていたんですが、これは含んでいないんだと。駅はJRが自分で考えるのよということなんですか、検討会Aというのは。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 大きなところでの検討、こういったものを昨年度の検討会でやっていただいたということでございます。今年度は検討会をまちづくりの観点、まちづくりと、じゃあ、駅の通路とどういう形で連絡ができるのかという観点でやっていくわけでございますが、今、委員のおっしゃられたような詳細な、ラッチのあり方、それからバリアフリー、こういったことにつきましては、もう少しまた違う形で検討していきたいなというふうに思っております。そういったことで、事務レベルの協議の場というのも行いながら、全体的なあり方検討会、こういったものを運営していくというようなことで考えているものでございます。
飯島委員
 秋元さんですから、はっきりお尋ねします。駅舎そのものはJRが主体的にこれは考える、こういう今、御判断なんですか。それとも中野区も、主体的にといったってJRですから、主体的でありようがないんだけれども、相当程度関与して、駅舎のあり方についても中野区もかかわっていくと、こういう二つの考え方がありますよね。今のスタンスはどちらのスタンスですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 現在の考え方は、やはり中野区もそこに深く、大きくかかわっていかなければ推進できないのではないかという、そういった心づもりで取り組んでいるところでございます。
飯島委員
 それは可能なんですね、そういうことが。心づもりはいいんだけれども、心づもりですよとずっと言っていて、結局心づもりで終わってしまったというのではどうにもなりませんよね。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 そういった大まかなところの検討をするということで、あり方検討会があったわけでございます。その中では、今年度もまちと自由通路の連絡のあり方、そういったものをやはり検討されるという中では、当然駅舎も絡んでくる話でございます。そういった大きなお話と、それは当然JRも入っていただいた検討会なわけでございまして、それを主催しながら、事務レベルでJR様とどういった内容で詳細化を図っていくか、そんなこともあわせて検討していかなければいけないというところでございます。
飯島委員
 ですから、仕組みとして、中野区がJRとある意味、対等であるかどうかわかりませんよ。しかし、物を申せる、お話し合いのテーブルでいろいろ協議ができる、そういうものを置いておかなかったら、それは、後でそのつもりでいたんですけどねと言われたって困っちゃうわけでしょう。検討会は終わりましたよ。検討会Bの、これはまた後で聞きますけども、どっちにしても検討していくというんだけど、もう検討するのは具体的にどういうことになってきますかと、こういう通路設定の場合、こういうペデストリアンデッキをつくった場合、こういうアクセスルートを考えた場合、改札口のあり方はこうでないとちょっと困りますと。その上で考えれば、駅、駅舎はこうなってくるんじゃありませんか、こういう問題になっていくわけじゃないですか、具体的に。そこをこのまちづくり周辺地区、中野駅地区のまちづくりとそれぞれ指定されたエリアからの動線をきちっと受けてくれる、そういう中野駅のあり方自体がやっぱり次は問われてくるし、それを抜きにして幾ら動線をつくったって、ぐるっと回ってこっち側から入らなきゃいけないみたいな話になったらどうにもならないわけですね。それから、それぞれ地域の皆さんの要望として、こういうアクセスルートも考えてほしいということは既に出ているわけでしょう。
 そういうことを踏まえて、じゃあ、JRに具体的にどうなんですかと。駅舎のあり方について、こうじゃありませんか。その際に、JRのほうから当然球は返ってきますよ。じゃあ、そんなことを要求されるのなら、それは当然中野区さん、覚悟はあるんでしょうねと。そういうことをそれぞれ詰めていかなきゃならない。そこが及び腰でいたら、腰をためて何か空砲を撃っているだけだったら、これは何ともいかんわけでしょう。そういうことについての覚悟もお持ちになって検討もされるし、そういう仕組みもいずれつくらなきゃならない。これは結節点にかかわる検討というのがそこまでのことなのかと思えば、そうではなくて、何となく、今後、もう少し技術的なことを詰めましょうみたいなことだとすれば、もうちょっとそれとは別に、駅そのものについてのあり方を、じゃあ、具体的に中野駅地区のまちづくりをどうするんだというときに、具体的にその辺のやりとりはどういうふうになっていくのということを考えなきゃならないんじゃないですか。あなた、だって、十分そんなことは承知の上でしょう。何、言葉を濁しているんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 言葉を濁したということではなくて、まさに委員がおっしゃられたように、昨年考えたたたき台がどういった形で実現できるのか、これが実はこれからJRさんと実務的な協議が入っていくという段階でございます。これから定例的にそういった事務レベルでの協議ができるような場をお互いに持って、検討していきましょうというようなお話し合いができたところでございまして、あり方検討会とは別な形になるわけでございますが、そういったJRさんとの協議の場、これを定期的に持っていきたいというふうに思っております。
飯島委員
 それは1回聞いたらそう答えてくれれば、無駄な質問をしなくて済むのでね。何となく出し惜しみをしているような雰囲気は、ないとは思いますけどもね。聞き方が悪いのかなと自分で反省しておきます。
 それで、交通結節点あり方検討会、この前も技術的な問題をと言っていたけど、今度もまた技術的な問題を考えるわけですけども、交通結節点というのは一体何を意味していますか、この際。
松前拠点まちづくり担当課長
 交通結節点の意味するところでございますが、これは中野駅及び中野駅前広場を含み、鉄道、バス、歩行者等々のいわゆるターミナル機能に対して、必要なそういった交通機能の集約される場ということで、交通結節点という言い方をしてございます。
飯島委員
 ぜひこういうものをつくるときはもっと具体的に、JR中野駅、それからバス何とかとかというふうに、のあり方のほうが、それは交通結節点ではわかりませんよ。わからないということはないでしょうけども、何かぼんやりしているね。どういうことなのかなということになってしまいますので、ぜひそうした点をお願いします。
 その上で、警大跡地開発で増加する人の流れ云々ということが書いてあります。でも、警大だけじゃないんじゃないのと。最後のスケジュールを見ると、字が細かくてよくは読み取れないんですが、一番下のところには区役所・サンプラザエリアとかと書いてあって、これも基本的にはスピードが上がってくる。というよりも、整備構想自身は早目につくるような体制が整うような方向に今いっている。そうですね。それはどなたにお任せしているんじゃなくて、中野区が主体的に取り組める、そういう枠組みに今度はなっていこうとしているわけですから。この24日を経なきゃわかりませんけれども。しかし、そうだとすると、ここを、さっき、ぼんやりとした、白いのにしてあったというのは、あれはそうだったのかなとかと、だれか思っちゃったりはしないと思いますけども、こういうことに関することについても、当然四つの案、あるいはどのくらいの通過容量とか、そういうボリュームの問題も計算の上でというわけにいきませんよね。だって、まだ決まっていないんだから、どういう整備構想になるのか。そうすると、現実にここもそろそろ目線に入れないと、なかなか難しいことになるんじゃないのかな。つまり、今、1日乗降の人数が3万とか何とかと言っていますけども、それの1.何倍かを想定した受けを考えていかないと、それは到底おさまらないかもしれない。それを後からくっつけていくというわけにいきませんよね。計画の整合性を変えてしまうおそれもある。そんなことについての全体の総合というか、これはどこかでやるお考えなんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 そもそもこの中野駅地区整備の目標でございますが、3ページに検討対象と目標というところで掲げてございます。基本的にはその中でやはり将来の開発需要への対応という言葉を入れてございますが、まさに今動き出している警大跡地開発、これがリーディングプロジェクトとしてもう間もなく、実際に動き出しているところです。それと、おっしゃるように、将来的には中野区役所とサンプラザ地区の再整備も検討がされている。さらに、南口でいえば二丁目の再開発事業、こちらも今、準備組合で計画が進められている。さらに三丁目も、桃丘小学校の跡地をどうするか、それを絡めてまちづくりがどう検討できるのかというところも、まさに私どものほうで勉強会等々をさせていただいているところでございます。そういった中野駅周辺の警大だけではなくてもろもろの開発需要、そういったところも、今、まさに区役所とサンプラザの跡がどうなるのかというところは今後の検討であるわけですけれども、ある程度開発需要というか、発生人口等々をなるべく推計しながら、そういったかなり長期スパンで見たときの開発需要、それにもたえ得る中野駅のあり方を検討していくというふうなところを目標に思っているところでございます。
飯島委員
 それから、最後にします。今後の駅地区整備構想(素案)策定スケジュールとあります。さっきもちょっと言いましたけども、駅地区だけじゃなくて、及び周辺地区への動線も含むなら、そういうものとして、地区だけではなくて、及びそういうものと、ちゃんと名前はきちっとして、含んでいるものはこれとこれです、二つあるわけでしょうから。ですから、ぜひそういうものとして素案を取りまとめられたいと思います。これはお答えがあれば答えていただきます。
松前拠点まちづくり担当課長
 今後はきちんと中野駅地区及びその周辺のまちづくり、あるいは動線の考え方といった、きちんとわかりやすく、そういった表記で整理をしてまいります。
ひぐち委員
 一番最初のページに意見の概要ということで書いてあるんですけれども、意見の方法というのは、口頭で意見をいただいたということでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 はい。こちらで記している意見につきましては、説明会において口頭で御意見をいただいたものでございます。
ひぐち委員
 この意見の概要のときの説明会というのは、何か資料をお渡しして、資料があったとすれば、資料を説明してからの意見ということですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この説明会は、配付をいたしましたこの別添資料、この内容をパワーポイントでまず先に御説明を差し上げました。それをもって、この内容についていろいろ御意見、御質問をいただいたというところでございます。
ひぐち委員
 意見の概要で、丸ポチが8個ほどピックアップで出ているということですけれども、これは一つひとつ、例えば一番最初の丸ポチに、駅ビルが建てられると思っていたということに関して、行政のほうでこの質問に対して回答をなさったんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この1点目の御意見に対しましては、平成19年度については駅のあり方についての技術的な検討であるというお答えをしております。したがいまして、御意見にあるような駅ビル等については、検討の内容ではなかったというふうにお答えをしております。
ひぐち委員
 じゃあ、駅ビルが建てられるか建てられないかというはっきりした区としての見解というのは、報告はしていたということですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 駅ビル自体につきましては、中野区がどうのと申し上げるよりも、むしろJR東日本がどのように考えているかということでございますので、中野区として駅ビルができるとかできないとか、そういう答え方はしてございません。
ひぐち委員
 あと、丸ポチの四つ目になるんですけれども、商店街は人の流れが平等なケース2がよいと思うだろうというふうにおっしゃった方がいらっしゃるんですけど、これに対してはどういうふうにお答えしたんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 これは御説明の中でも申し上げましたが、やはり御商売をされている方あるいは一般にお住まいの方とは、駅がどれがふさわしいかという考え方はそれぞれあるというふうに思ってございます。実際、特に南口の商店街の方等からいただく声としては、このようにケース2のいわゆる中野通りの上空に新しい南北動線ができる、そういったケースが望ましいというお声をいただいているというふうに答えてございます。
ひぐち委員
 もう一つちょっとお聞きしたいんですけど、丸ポチの7個目で、裏面になりますけど、中野通りのガード下は雰囲気も暗いというふうにおっしゃって書いておるんですけれども、これに関しては何か特別な処置の仕方というのは考えているんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 このガード下につきましては、例えばこの資料の18ページにもありますように、歩道の幅員を広げる等々といった整備を行うに際して、今よりももう少し明るいイメージと申しますか、もう少し整備の可能性があるのではないかというふうに思っております。
ひぐち委員
 ガード下の照明の明るさというのは決まっているというふうに聞いているんですけれども、その辺の照明の工夫というのは何かできないでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 具体の照明の工夫でありますとか、そういった点につきましては、また今後の協議の中で入ってくるものかなというふうに思ってございます。現時点で特に照明について何かというようなところは、まだ検討の中に入ってございません。
伊東委員
 5ページについて、上のほうに平面図があって、下のほうはパースがあるんですけれど、上と下とでちょっと違いが生じちゃっているというの、これは変化があったのか、逆になかったのか。上の平面図のほうですと、現在の北口駅前広場と、それから南口の駅前広場と結ぶ、太い二重線の矢印がありますよね。今年度、具体的に検討している歩行者動線の位置と。ここには青は入っていないんですよ、要するに3階レベルの。パースのほうは3階レベルの南北動線が入っちゃっている。これは単なる間違いか、それとも、中野区としてはこういうものを取り組んでいきたいという気持ちがあるのか。
松前拠点まちづくり担当課長
 御指摘のとおり、この真ん中の今の駅舎の位置について、水色の矢印と赤い矢印がそのまま残っている形になってございます。これはケース四つお示しをしておりまして、そのうちケース2というものについては、まさに3階レベルで動線がつながるという内容になってございます。それをもって、3階レベルのブルーの矢印というところで表記してございまして、その他、ケース1-1、1-2、1-3、これはいわゆる地上レベルの動線の検討をしたということで、そのケース1と大きなケース2の考え方をあわせてこの図の中に表記しているというところでございます。したがって、5ページの上のところでは、真ん中の二重実線矢印は地上レベルというところの差を設けていなかったので、実際立体にして四つの案のをそのままかぶせてしまってございましたので、こういった二重の矢印が重なっているという表記になっているということです。
伊東委員
 (「誤解しちゃうよ」と呼ぶ者あり)そう、まさに誤解しちゃうなと。どうせ表記するのだったらば、平面図のほうも青の点線にしておくとかね。それから、パースのほうも青の破線状の矢印にしておくとかしておかないと、にわかに、今までこのパースは出てきていないわけですよね。パースが出てきた時点で、こういう青の3階レベルの動線というのが出てきちゃうと、これは中野区がこういうふうな構想を持っていて、それも見方によっては今年度具体的に検討している方向性、動線と見られちゃうから。この辺は注意しなきゃならないという点と。
 もう一つお聞きしたいのは、3階レベルの動線で、3階の1-2のパターン、西側に改札が3階レベルにできたときに、東西方向の動線、ちょうど丸井側ですよね。丸井側と線路との間を分けている道路がありますよね、坂になっている。そこの部分に東西方向の黄色の点線がこのパースにも入っているんですけれど、これはうまいことやって、例えば南口広場までブルーの矢印にするということは技術的に不可能なのか。要するに、線路の路線敷を活用して、最低限の幅員でいいから、南口の広場まで人が歩いておりられるというようなことはできないのか。できれば、せめて南口まで持ってきておろせるような検討というのもあってもいいのかなと。それが今年度具体的に検討する歩行者動線の中にあってもいいのかなと。今まではそういう発想はなかったのかな。
松前拠点まちづくり担当課長
 昨年度の検討の中では、この南口の東西の動線につきましては、いわゆる望ましい姿としては、市街地のまちづくりとあわせてつくるのが一番望ましいのではないかというところで、このような図示をさせていただいてございます。JRの路線、線路上空等々といったお話も、昨年度も一部出てはまいりましたが、やはり機材等々のいろいろな物理的な障害がどうも多いのではないかというところで、かなりハードルは高いのかなというところがございました。ただ、今年度も引き続き、こういったあり方検討会の場も検討しますし、JRさんとの協議も進めてまいりますので、そういった点もまた改めて少し検討をしてまいりたいというふうには思ってございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はございませんか。
遠山土木・交通担当課長
 オンデマンド交通の検討状況について口頭で御報告いたします。
 現在、料金などのサービス水準の目標設定を行いながら、オンデマンド交通の担い手となる交通事業者のヒアリング、それにオンデマンド交通導入の可能性の調査・検討を行っているところでございます。検討結果の報告にはいましばらくお時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程等を御協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時46分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後2時47分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正・副委員長協議の上御連絡をしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定いたしました日程は終了いたしましたので、本日の交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午後2時47分)