平成20年12月08日中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会(第4回定例会)
平成20年12月08日中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会(第4回定例会)の会議録
平成20年12月08日交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会 中野区議会交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会〔平成20年12月8日〕

交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会会議記録

○開会日 平成20年12月8日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午後0時03分

○出席委員(13名)
 久保 りか委員長
 内川 和久委員
 ひぐち 和正委員
 林 まさみ委員
 せきと 進委員
 伊東 しんじ委員
 佐野 れいじ委員
 小林 秀明委員
 近藤 さえ子委員
 佐伯 利昭委員
 かせ 次郎委員
 斉藤 金造委員
 飯島 謹一委員

○欠席委員(1名)
 山口 かおり委員

○出席説明員
 副区長(政策室) 西岡 誠治
 計画財務担当課長 長田 久雄
 中部地域担当課長 吉村 恒治
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 都市計画担当課長 登 弘毅
 中部地域まちづくり担当課長 上村 晃一
 北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 萩原 清志
 土木・交通担当課長 遠山 幸雄
 拠点まちづくり推進室長 佐藤 幸一
 拠点まちづくり担当課長 松前 友香子
 中野駅周辺整備担当課長 秋元 順一

○事務局職員
 書記 岡田 浩二
 書記 河村 孝雄

○委員長署名


審査日程
○議題
 西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて
 中野駅周辺のまちづくり・産業振興について
○所管事項の報告
 1 西武新宿線沿線各駅周辺まちづくり勉強会の活動について(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 2 中野駅地区整備の検討状況について(拠点まちづくり担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会を開会いたします。

(午前10時00分)

委員長
 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、12時を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 西武新宿線踏切による交通渋滞解消及び沿線のまちづくりについて、及び中野駅周辺のまちづくり・産業振興についてを一括して議題に供します。
 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、西武新宿線各駅周辺まちづくり勉強会の活動についての報告を求めます。
萩原西武新宿線沿線まちづくり担当課長
 それでは、西武新宿線各駅周辺まちづくり勉強会の活動について(資料2)報告させていただきます。
 前回の当委員会で上半期の御報告をさせていただきましたが、その後の活動概要について御報告いたします。
 一つ目が、沼袋駅周辺まちづくり勉強会の全体会、これを11月28日に新井地域センターで行いました。内容については、丸山塚まつりにおけるPR活動、それから西武新宿線沿線まちづくりの計画について、それから現地の見学会についてでございます。
 次に、野方のまちの未来を描こう会の全体会、これを12月1日に行いました。場所については野方地域センターで、議題については、野方の地区まつりにおけるPR活動について、西武新宿線沿線のまちづくり計画について、それから現地見学会について。
 3番目、鷺宮・都立家政駅周辺まちづくり検討会の全体会を12月2日に行いました。場所は鷺宮地域センターで、内容については、震災体験ウォークラリーにおけるPR活動について、それから西武新宿線沿線まちづくり計画について、それから現地見学会についてでございます。
 それから、4番目といたしまして、今、予定をしておりますのが、新井薬師前駅周辺まちづくり勉強会、これを12月12日に予定をしております。
 お手元に参考資料をお配りしております。この資料については、事前に各勉強会、それから早稲田大学さんとともに、資料の内容等、打ち合わせを行い、区が作成をしたものでございます。
 まず1ページ目は、沼袋の勉強会で使った資料でございます。
 まず1番目といたしまして、丸山塚まつりのまちづくり展についての状況を写真等で紹介しております。2番目が、沿線まちづくり計画のスケジュール(案)について。3番目といたしまして、沿線まちづくり方針の検討ということで、検討の視点。こちらについては、駅周辺の交通ネットワークということで、駅前広場、また駅前広場につなぐアクセス道路の考え方について議論をするための資料ということでございます。
 次の裏面をごらんいただきたいと思います。裏面につきましては、西武新宿線沿線全体のまちづくりの方針図ということで、勉強会の中での検討用の図面でございます。
 次が野方の描こう会の資料でございます。
 最初に、野方の地区まつりでのPR活動の内容を紹介しております。次のスケジュールについても同じでございまして、野方につきましては、若干、前の沼袋と違いまして、駅周辺の交通ネットワーク図のかわりに、沿線とその周辺の鉄道利用状況というのを載せております。
 裏面については、沼袋の勉強会と同様のものでございます。
 その次、3枚目になります。鷺宮・都立家政の検討会用の資料でございます。
 こちらについては、1番目、震災体験ウォークラリーの状況を写真等で説明をしたものでございます。2番目以降は、野方勉強会と同様の資料となっております。
 その次が、震災体験ウォークラリーの中で、参加していただいた一般の方に、大きな地図を張りまして、そこにポストイットで、このまちの「すきなところ」「きらいなところ」「そのほかなんでも」というのを色分けをして張っていただいたものを、ここで表にまとめてあります。この中で、踏切の問題ですとか、歩道を広げてほしいということについては、今後のまちづくりの中に参考にさせていただきたいと思います。
 また、ここの資料の下側の右側のところの吹き出しで「ミラーが無いので車がぶつかりそうな時あり」というのがございました。これについては、現地を確認させていただきまして、所管部署のほうで年度内にミラーが設置できるように、現在その手続を進めているところでございます。
 その次のページをごらんください。こちらの資料は、ことし前半の勉強会の中で、今後の進め方等について、皆さんで話し合ってきたものを整理して、まとめたものでございます。今回の勉強会では、このスケジュールを目標に、今後勉強会等を進めていくということを、皆さんで確認をしてまいりました。
 次のページをごらんください。次のページは、それぞれの各勉強会の中で、どのような内容を検討したらいいかということを、可能性としてあり得るものも含めて、こちらのほうに列挙をしたものでございます。
 以上、報告を終わります。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
 よろしいでしょうか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、2番、中野駅地区整備の検討状況についての報告を求めます。
松前拠点まちづくり担当課長
 中野駅地区整備の検討状況について(資料5)ということで報告を差し上げたいと思います。
 まず資料でございますが、このタイトルの書いた一枚紙と、あと別紙資料1、別紙資料2というふうにあるかと思います。
 まず、この頭紙に沿って内容を御案内したいと思います。
 まず1番といたしまして、区民説明会の実施についてです。前回の特別委員会でも区民説明を行った旨を御報告させていただきました。今回は11月中旬にかけまして、第2期の説明会を行いました。
 (1)が開催日時です。11月15、17、18ということで、鍋横地域センター、区役所、野方地域センターということで、これは中野区主催という形でやらせていただきました。
 また、そのほかにも、その他地元勉強会等ということで、こちらについては合計5回ほどやらせていただいております。
 (2)の参加人数でございますが、駅地区の説明会では延べ59名に御参加をいただきました。その他の勉強会等を合わせますと、こちらのほうで123名、合わせまして182名の御参加をいただいたところです。また、こちらには表記し切れてございませんが、昨日も桃園町会のほうで駅の話をさせていただいております。延べ200名超の方に駅地区の話を差し上げているという状況にございます。
 (3)の説明資料です。こちらは別紙の資料1をごらんいただけますでしょうか。そこの資料がパワーポイントを用いて、このような内容の御説明をさせていただきました。1ページと2ページは前回と同じでありますので、少し割愛をさせていただこうと思います。
 この資料の4ページ目でございます。こちらが「中野駅直近ゾーン」というふうに示しております。基本的にこの中野駅地区整備につきましては、やはり高低差のあるこの地形、及び鉄道で分断されているまちを、いかにつないでいけるかというところが、大きな目標の一つというふうに掲げているところでございます。この図の中で、真ん中、ブルーで円を囲んでいるところ、ここを「中野駅直近ゾーン」というふうに呼んでおります。いわゆる中野駅地区と申しますのは、中野駅そのものと駅前広場を含んでおりますが、その周辺を含んで「中野駅直近ゾーン」というような表記をさせていただいているところです。
 ページをめくっていただきまして、5ページ目です。こちらもこれまでの委員会でも御報告をさせていただいた内容になっております。
 そして、6ページ目が将来イメージということで、こちらは少しわかりやすく、このような立体的な絵を用いたところでございます。将来的にはこの水色のところがいわゆる3階レベル、橋上レベルというふうな高さをあらわしております。西側の南北に一つ、そして将来的には東側のほうにも、点線の形になっておりますが、このような3階レベルで動線が望ましいのではないかというところを示しております。
 また、南口につきましても、三丁目と二丁目をつなぐような形で、黄色の点線の矢印が通っておりますが、これは2階レベルの高さを想定したものでございます。将来的には南北東西でこのような動線の整備を目指していきたいというところを示してございます。
 また、ページをめくっていただきまして、7ページ、8ページでございます。この第2期の勉強会の趣旨といたしましては、中野駅の将来像をお示しすると同時に、じゃあその将来、この駅が四丁目・五丁目、三丁目・二丁目のまちとどのようにつながるのかというイメージの絵を御提示させていただきました。
 この7ページ、8ページ目は、中野二丁目についてのイメージでございます。やはり二丁目でいきますと、一番大きな動きといたしましては、再開発事業が駅直近で計画されております。この8ページ目があくまでも整備イメージの例ということで掲げておりますが、その二丁目の再開発が行われた暁には、ごらんのような、この絵の左上のほうに高い建物を記しております。こういった建物を活用して、三丁目とつなぐ動線がかけられるのではないかというところを示しております。
 また、二丁目の千光前通りのほうもかなり坂がきついところになっておりますが、このようなデッキを、二丁目の事業でできる建物を活用しながら、同じ高さでつなげていって、南口の駅前広場でこのような縦動線を用いて、なるべくバリアフリーに配慮した形で駅の付近におろすことができるのではないだろうかというところをあらわした図になっております。
 続きまして、9ページ、10ページ目でございます。こちらは中野三丁目です。こちら三丁目につきましては、西側の南北動線の配置も検討しているところでございますが、ちょうど西側の南北動線につきましては、三丁目の落とし口としては桃園通りの付近に落とし口が当たるのではないかというところを想定してございます。こういった動きとリンクして、将来的には桃丘小学校の跡地もこの三丁目のまちづくりの中で生かしていきたいというところを想定しているところでございます。
 10ページ目、これもイメージの絵でございます。こちらは桃園通りからサンプラザ方面を見た、そんなイメージパースになっております。ちょうどこの車が1台入っているところが桃園通りを想定しております。そして、西側にできる新たな南北動線と改札のイメージが記されているかと思います。そして、ちょうどその三丁目の落とし口としては、この絵ではごらんのような広場を設置することを想定しております。
 また、このイメージ図の左右にやはり建物の絵をかいているわけでございますが、こちらは将来的に、今は市街地でありますが、こういったまちづくりの動きができれば、先ほど8ページで示したような二丁目につながる動線も、このまちづくりの動きの中で一緒に整備ができないだろうかというところを示したものになっております。
 続きまして、11ページ、12ページ目です。こちらは中野四丁目をイメージしております。この12ページでございますが、これはちょうど今の新北口広場、サンプラザ、区役所前の駐輪場となっている広場の絵が一番大きく示されております。ちょうど西側の新たな動線と改札機能、それと同じ高さでこの新北口広場を重層的な整備ができないだろうかというところを示したものでございます。
 また、この絵の中では、ちょうど新北口広場のところにバスが何台かおりております。こちらにつきましても、現在は北口広場にバス停があるわけでございますが、これを将来的には新北口広場のほうに移設ができないだろうかというところをあらわしたものでございます。
 また、この絵の中では、北口広場のほうにちょうどデッキをつなげるような、そんな絵も記しているところでございます。
 続きまして、13ページ、14ページです。こちらは中野五丁目でございます。特にこの14ページ目のイメージの絵でありますが、これは先ほどの絵の中でも一部入ってございましたが、今の北口広場、これを現在はバス停がありますが、将来的には歩行者を主体とした広場に整備をしていきたいというところを考えているものでございます。
 また、この絵の上のほうに、ちょうど今、信託銀行があるポジションに、このような新しい建物がかいてあります。さらにこれは二丁目の再開発事業のほうにつなげるデッキ動線も記してございます。北口にこのようなまちづくりの動きがあれば、東側のほうにも南北の動線をつくることが可能になるのではないかといったところを示したところでございます。
 また、この絵の手前のほうには、新北口広場からつながる東西デッキというところが書かれている、そんなイメージになっております。
 以上が将来的な駅、及びその駅がそれぞれのまちとどのようにつながるのかといったイメージをあらわしたものでございます。
 15ページ目は、新北口と北口、南口、それぞれの駅前広場の機能を簡単に整理したものでございます。新北口駅前広場、サンプラザ、区役所前の一番大きな面積がとれる広場につきましては、バスパース機能、そして歩行者、あるいは駐輪場機能といった、複合交通ターミナルの機能が設置されることを想定しております。
 北口の駅前広場につきましては、利便性の確保やにぎわい形成、歩行者を中心とした広場整備を想定しているところでございます。
 南口につきましては、再開発と連携した歩行者空間の強化、及び南口の交通ターミナル機能の確保といったところを目指しているところでございます。
 そして、最後、16ページ目でございますが、これは長期的なまちづくり手順ということで、これも今までお示ししたところを、また重ねて御案内をしているというところでございます。内容については少し割愛をさせていただきたいと思います。
 以上が第2期の説明会でお示しをした内容ということでございます。
 このような説明会で意見交換会をさせていただきまして、もう一度最初の頭紙のほうに戻っていただけますでしょうか。(4)の主な意見の概要でございます。幾つか出された意見を少し整理して載せさせていただきました。
 まず、①でございますが、駅施設についてというふうに書いております。まず、やはりこの駅の意見交換会、説明会をしますということで集まっていただきましたが、基本的に住民の皆さんからいただいた声としては、駅ビルができるんだというふうに思ったという声が非常に多く出てございました。基本的には、これまで検討してきたところは、主に駅そのもの、あるいは動線がどのようにできるのかといったところが主体でございましたので、具体的な駅ビルができるかできないかといったところは、議論の対象ではなかったというところでお答えをしているところでございます。ただ、ぜひ駅ビルをつくってほしいということを、中野区からぜひJRに働きかけてほしいという声を、非常に多くいただいてございます。
 また、②といたしまして、各地区の整備イメージについてという御意見です。第2期の説明会ではかなり大胆なイメージの絵をお示ししてございます。このような絵をお示ししたところ、この回遊動線、点線でつながっている構想線があるが、それは実際いつごろにできるのかといったような御意見をいただきました。これについてはかなり段階的に進むもので、今の時点でなかなか最終的にこれが何年度というふうにはお答えできないのでありますが、長期的にこのようなものを目指したいというお答えをしてございます。
 また、このようなイメージを実現するための区の負担はどうなのかという御意見をいただいております。実際かかる費用であるとか、あるいは事業資本についてはまた今後検討していくところだというところのお答えをしております。
 また、3点目が、大規模整備に係る環境負荷についてということで、随分大きな開発の絵をかいているけれども、なかなかエコの時代に入る中で、こんな大きな開発をしていていいのかというような御意見をちょうだいしたところです。
 また、4点目が、整備イメージに係る区への期待についてというふうに書いてございますが、このようなイメージ像をお示しして、非常にすばらしいものだというお声もいただきました。ぜひこういったものが早期に実現できるように頑張ってほしいというようなエールをちょうだいしたりしたところでございます。
 ③といたしまして、新北口駅前広場の整備についてということでございます。
 一つが、デッキの具体的な形態についてということで、この四丁目のイメージのお話を差し上げたときに、具体的にこのデッキは北口のどこまでどんなふうにつながるのかといったような御意見であるとか、北口広場についてはどんなふうな形でこのデッキがおりるのかといったような御意見をちょうだいしたところでございます。また、地下駐輪場の整備に関してはどのくらいの費用がかかるのかといったような御意見もちょうだいしたところでございます。
 このペーパーの裏面を見ていただけますでしょうか。④番といたしまして、自転車動線についてでございます。このような将来像を示したところ、新しくできる南北の動線は自転車が通れるんだろうかといったような御質問をちょうだいいたしました。一応回答といたしましては、ここで考えている南北の、例えば西側の動線でございますが、自転車の通行というところは想定はしていないというふうなお答えをしてございます。
 また、自転車、今、実際に中野通りを通って北側、南側に通行しているわけですが、その辺の路線の横断についてとか、あるいは現況の自転車駐車場、これをどのように今後整備されていくのかといったような御質問をいただいたところでございます。
 また、⑤、その他といたしましては、区役所の移転場所、こちらが将来かなり連鎖的にまちづくりを行うというお話を差し上げていて、区役所庁舎については、今の中野区立体育館が九中の跡地に移転した後に、今の体育館の跡に考えているというお話を差し上げているところですが、それはそのとおりに決定なのかというような御質問をいただいたりしてございます。
 以上が第2期の説明会に関する御報告ということでございます。
 大きな2点目といたしまして、中野駅地区整備構想策定に向けた検討組織の設置ということでございます。
 このことにつきましては、昨年度と同様に、交通結節点あり方検討会、これを12月2日に第1回目を立ち上げました。資料といたしましては、別紙資料2というものをごらんいただけますでしょうか。これが交通結節点あり方検討会運営要領でございます。
 簡単に中身を御案内したいと思います。
 第1条が目的です。こちらは中野の顔である駅及びその周辺を、交通結節点にふさわしいにぎわいの拠点とするために、そのあり方検討会を設置する、検討するための会を設置するということです。
 第2条が役割でございます。この目的を達成するため、駅施設、駅前広場及び自由通路等のあり方を示す整備構想等を検討するとしてございます。
 3条が組織及び構成です。こちらは別表に掲げる者をもって構成、中野区が委嘱を行ってございます。この委員につきましては、裏面をごらんいただけますでしょうか。こちらがこのあり方検討会のメンバーとなってございます。基本的に学識経験者に座長、副座長をお願いしているというところでございます。その他といたしましては、東京都の関連部局の皆様、そしてJR東日本本社、そして東京支社の方にも御参加をいただいてございます。また中野区からは、西岡副区長と拠点の室長及びUR都市再生機構の総括リーダーにも委員として御参加を願っているという構成になってございます。
 また、表面に戻りまして、第4条は任期です。基本的には平成21年3月末日までとするとしてございます。
 第5条は会議等ということで、検討会の会議は中野区の要請に基づき、座長が招集するというふうにしてございます。
 また、第6条は庶務でございます。基本的にこの検討会の庶務は、中野区の拠点まちづくり室が担当するとしてございます。
 そして、第7条はその他ということで、検討会に必要な事項は別途定めるといった内容でございます。
 報告としては、この第2期の説明会、そしてあり方検討会をこのような形で立ち上げさせていただいたということで、報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
林委員
 中野駅地区区民説明会資料というのは、きょうが初めて使われているわけではないと思うんですが、実は17日に区民の方が説明会をしたときにもうこれを受けて、やはり私たちまちづくり委員会のほうで説明もないまま、このような具体的な資料が説明会で使われるという手順について、どのようにお考えか、教えてください。
松前拠点まちづくり担当課長
 この資料1は、実際に開催させていただいた11月15日からの区民説明会で使わせていただいた内容となってございます。実際こちらの委員会のほうで御報告を差し上げる前の段取りとなってしまったことは、大変申しわけなく思っているところでございます。
 ただ、この第2期の説明会に関する内容につきましては、直前まで区のほうでどういうふうにお示しをしたらよろしいだろうかというところの協議をずっとしてございまして、本当にこの15日の直前になって、こういった内容がいいのではないかというところになったという次第でございます。
 本来であれば、まさにこの委員会で委員の皆様に御報告を差し上げてから、区民のほうに出すべきものであったというところは、非常に深く反省をしているところでございます。
林委員
 では、このような手順になるということは、もうない。これは特別に、説明をする前に15日にいいものができたので、委員会は後にして、区民説明会のほうにするという判断でなされたということなんですが、こんなふうなことがまたあるやもしれないと思うんですが、たぶん中野区としては議会制民主主義だと思うので、言われた私は知らないという、しかも委員会に所属しているのに知らないということがやはり続くと、特にまちづくりという、多くの区民の人たちの注目、関心の高いものなので、しっかりと、例えば委員会を特別にするなり、やり方もあったと思うので、今後気をつけていただきたい。要望ですので。
ひぐち委員
 10ページに、中野三丁目のパースが書いてありますけれども、これは一応中野三丁目の再開発、桃園通りに入る入り口のところですね。15ページのほうには、広場ということで記入されていませんけれども、これは何か理由があるんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 10ページ目は三丁目をイメージしたものでございます。こちらにつきましては、9ページ目のほうに、ちょうど西側の南北の動線の落とし口として、オレンジのところで南北通路の受け口整備というふうにしてございますが、イメージとしてはこのようなところが考えられるのではないかというふうにしてございます。
 ただ、こちらの位置付けを、いわゆる15ページで示しているところでいう駅前広場というところまでの位置付けとは、確かに15ページの中ではしてはございません。これは9ページのこの受け口のイメージということで、このようなイメージになっているというところでございます。
ひぐち委員
 9ページのほうには、そうすると、オレンジ色に塗ってあるところが位置されるんですけれども、これは何か、オレンジという特殊な色で違う意味があるんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 受け口の空間として、このような範囲ということで、こちらについては少し色を変えたところの表記をさせていただいたというところでございます。
内川委員
 何点か教えていただきたいと思います。
 まず、6ページでございます。以前にいただいた資料では、たしか西口から丸井さんに直接行けるようなデッキができるような資料が、以前あったように記憶しているんですけれども、そこら辺いかがなんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この6ページ目の絵でございますが、基本的にはこの南側に記してございますオレンジ色の点線の矢印の形態は、以前お示ししたものと変わってはいないかというふうに思っております。丸井さんの建物とこの動線というイメージにつきましては、このオレンジの点線の駅直近で東西につながっているものと、少し駅広の外側のほうにもう一本矢印があるかと思いますが、こういったところが、例えば丸井さんの位置の建物、あるいは二丁目の再開発の建物と、東西につなげる回遊イメージを想定しているというところを示したものでございます。
内川委員
 南口開発にとっては、丸井さんと駅とのアクセスというのは、非常に重要になってくると思うんです。今、丸井さんと区のほうで何か接触を持って、そこら辺の話し合いは何か持たれているんでしょうか。
上村中部地域まちづくり担当課長
 丸井さんの建てかえの件につきましては、ちょっと私のほうからお話しさせていただきますと、丸井さんのほうは平成22年の冬目指して、今、地下解体工事と、3月から新規着工工事に向かうという報告は受けておりますけれども、具体にもう建物の設計イメージは、地下2階地上13階等、2年後を目指して、もう着工準備に入っておりますが、今、デッキ等々の話につきましては、中野区の拠点のほうから、こういう構想はありますよということはお伝えしておりますけれども、ちょっと時間軸との違いから、デッキ等を自分の建物の中に云々というようなところまでは、丸井さんとしては検討していないと承知してございます。この中野駅の将来イメージ等につきましては、さまざまな機会で情報提供しているところでございます。
内川委員
 それでは次に、8ページのパースのところなんですが、将来的には、今ある駅舎というのは全くなくなっちゃうということですよね。今、あそこの駅舎に入っている機能というのは、どこに移動したんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この8ページの絵では、確かに今、南口にある駅施設というところはなくなっている絵になってございます。この絵の想定では、そういった今、南側の駅施設にある機能は、西側のほうに新たな動線ができて、なおかつ駅機能ができれば、そちらへの移転も可能性としてあるのではないかというところを想定したところでございます。
 ただ、あくまでも、きょうお示しをしているものはイメージということで、実際に南側の駅施設がどうなるかといったところについては、今後、それこそJRさんと協議を深めていく中で、だんだん定まっていくというふうに思っております。
内川委員
 それでは、このパースはJRさんはまだ見ていないんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 JR様のほうもこちらの資料はごらんになっております。
内川委員
 JRのほうから何か意見はなかったですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この同じ絵はJRさんのほうにも示しておりまして、実際に今、委員から御指摘いただいたように、この8ページ目を見ると、南側の駅舎がなくなっているじゃないかといったような御指摘は、実際に伺っております。ただ、これは本当にあくまでも区がイメージとして出したものであるということで、その辺についてはもちろんJRさんの今後の御判断というところが大きいかと思います。
内川委員
 それでは次に、10ページに移らせていただきます。中野三丁目の西口からのアクセスの図なんですけれども、ここに行くまでに暫定的な措置として、階段もしくはスロープをつけるというような御意見があったと思います。その暫定的なスロープとか階段というのは、大体何年度ぐらいにできる見込みですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この10ページ目の絵は、この10ページに限らず、将来のイメージということで、一遍にこのような絵ができるものではございません。おっしゃるように、段階的なステップが必要だろうと思っております。
 スケジュールイメージといたしましては、この16ページ目に、長期的なまちづくり手順をお示ししているわけでございます。このイメージでいきますと、恐らく西側のこういった南北の動線あるいは駅施設といった整備は、ステップ4以降あるいは平成27年度以降にかかってくるだろうと思われます。したがいまして、その三丁目に関する暫定的な整備についても、この27年度以降の中で、西口の動線の整備とあわせて行われるものではないかというふうに思っております。
内川委員
 今、スケジュールの話が出ましたので、16ページのところなんですけれども、先ほど課長のほうからも、最終的な完成は何年ごろというのは、今のところ明確にお答えできないということがありました。ただ、おおむね大体何十年後ぐらいには完成のめどを立てたいというような、ちょっと……。ステップ4の次の平成27年度以降というところに、青い線がいっぱい書いてあるんですけれども、大体その終わりはどこら辺でおさまるのかなというところ。
松前拠点まちづくり担当課長
 この16ページ目は、一番最後、27年度以降という表記になってございます。ただ、ステップ4よりその先については、おおむね20年程度ぐらいのイメージになろうかなというところは、想定をしているところでございます。
内川委員
 それでは最後に、新しい検討委員会の件で1点だけ。任期が来年の3月31日までと、非常に時間が短いんですが、その間かなりの割合でやはり検討委員会を開いていかれるおつもりなんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 このあり方検討会につきましては、第1回を先日12月2日に行いました。この年度中に関しては、あと2回は開いていきたいというふうに思っているところでございます。
内川委員
 3月31日まであと2回、それで決定しちゃうということですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 今年度の目標といたしましては、これまでの御報告でも、整備構想案というのが幾つかパターンが考えられたというところになってございました。基本的な目標といたしましては、それを一つに絞ってまいりたいというふうに考えているところでございますが、あと、このあり方検討会は全部で3回程度の開催になろうかというところで、この検討委員会でどれにするという決定をする機能というふうには考えておりませんで、それに必要なもろもろのことを諮問する、あるいは検討するというところを考えております。こういった検討会の内容を踏まえて、最終的な整備構想素案というものを、庁内のほうで年度内に取りまとめていきたいというふうに考えているということでございます。
飯島委員
 まず、きょう御説明いただいた資料の位置付けですけれども、この資料はどういう位置を持っているんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この資料の位置付けといたしましては、区民の皆様方に、中野駅及びその駅直近ゾーンというものの、将来このような開発あるいは将来像はこのようなところを想定されるということを、なるべくわかりやすくお伝えしたいという、そういう位置付けと申しますか、そういう意図、趣旨でつくったものでございます。
飯島委員
 ですから、これは中野区拠点まちづくり推進室拠点まちづくり分野がおつくりになった資料ですね。公式的な資料、オフィシャルな資料ですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 こちらは中野区の名前でつくったものでございまして、また説明会でも使っている、また手元資料としても配付をしているということで、これは中野区がつくった資料ということでございます。
飯島委員
 中野区がおつくりになった資料で、この中身はどういう位置付けになりますか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この中身につきましては、かなり将来のイメージという絵が多く含まれてございます。これはあくまでも決定した絵ではなく、将来の開発イメージということで、今、中野区が持っているものだという、そういう位置付けでございます。
飯島委員
 行政のイメージですか。行政ってイメージをつくっていいんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 これまでは中野駅整備について、いわゆる南北の動線がどこにどう配置されるのかとか、かなりハード的な要件をお示ししていたかと思います。なかなかその箇所あるいはハード的なところをお示しするだけでは、少し区民の皆様方にわかりづらい点があるのではないかというふうに思っている次第です。したがいまして、駅の変化は将来的にまちとこんなふうにつながるんだ。将来的にこの駅地区整備に伴って、まちもこういうふうなイメージが描けるんではないかというところを、まず区民の皆様方にもお示しする必要があるのではないかと、そういう判断のもとに、このようなイメージとしてお示しをしたということです。
飯島委員
 何でそんなことを聞いているかというと、議論をする。この委員会に提供されましたね、この資料は。イメージですから、そうなるとは限らないよということが最後につくんだったら、何でこんなことをやるんですかということになりますよ。それはお尋ねする。将来のことですからわかりませんということでは、何にもならないわけで、例えばこの6ページにかいてあるブルーの線とか、ダイダイ色の線というのは、これはもう決まっていることなんですか。
 これも含めて、いわゆる揺れる範囲があるんですよと。フレックスなんだと。変更の可能性とか、書いてあるここのところはどこだとかというようなことについて、ポイントが決められているわけではなくて、おおむねこの辺かなというふうに、ざっくりと示しているというのなら、ざっくりと示しているのはいいんだけど、どこまでが、それでは決定の範囲なんですか。つまりここまで積み上げてきて、ここはもう動かないよというところはどこなんだと。これでいえば、東側と西側に、いわゆる南北動線をつけるということは変わりがないんだと。そこはもう決めたんですよということなんですか。
 だって、まだ3案とか何かあったりして、中野通りの上に線が通っているものがあって、それが決まったわけでもないとすると、じゃあ一体どういうレベルのことなんですか、これはと。何かちょっと指摘されて、困難が想定されると、ちょっとそれは将来わかりませんということでは、何か変じゃないか。いつまでいってもぬるぬるしていて、得体の知れないことを議論していることになっちゃう感じがするんですね、やりとりをしていると。
 つまりこれはもう90%とは言わないけど、80%ほぼこういうイメージ想定ですよと。そう簡単にほかのものとすりかえられる、入れかえられる、そういうイメージではないんですよということなのか。50%ぐらいの確率で、ちょっと絵が変わる感じがありますねということなのか。イメージっていろんなことが言えるじゃないですか。だから、どういう資料なんですか、これはという。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 今、まさしく去年あり方検討会の中で検討していただいた内容をこういった絵にして、説明会を実施しているという状況でございます。このイメージ図でございますが、これはある一定のパターン、これを想定して、ずっとイメージとして起こしているものでございまして、区としてのある程度の一定の方向性については、区民の方々に御説明をしながら、このイメージをお出ししているということでございます。
 そういった中で、2期にわたって今年度説明会をさせていただいて、さらにこれをあり方検討会にフィードバックをさせていただく。その中でまた技術的な検討をしていただいて、最終的には中野区として決定をしていくと。あくまでも一定の道筋に沿って、このイメージを策定しながら、最終的には中野区が皆さんの御意見、それからあり方検討会の御意見を聞きながら、区として決定をしていく、そういう過程にあるというふうに御理解いただければありがたいと思います。
飯島委員
 いつも思うんですけど、区としてはどこまで決まったんですかと。それで、どこが検討になっているんですかと。初めからずっと検討の要素を持ったまま今日まで――どこかは決まりつつあるんでしょうけどね、こうやってね。でも、ずっと見ると、あるレベルではまだ決まっていないところがあったりするという。それじゃあ何がどうなっているのか、よくわかりませんよ。ここまでは決まりました。ガイドラインは決めたんでしょうね。駅周辺の。あれも何か改訂版が出たりなんかして、書き直しがどんどんされてくると。じゃあ一体どんなことになっていくんだと。
 もちろん再開発というのは、その時々によって条件が大きく変わる場合もあるし、経済状況その他も大きく変わってきていますから、最初の見通しでそのまま進むということであると、かえってリスクが大きくなることだってありますよね。それはそれであるんでしょうけれども、どこは、今ここはそういう方向性をお互い確認をして進んでいますよと。その進んでいる方向をどういうふうに色付けしていくかとか何とかということについては、いろいろあるのかもしれませんけれどもということなのか、どうなのかというのがわからないと、ここは非常に困ったことになってしまって、イメージですから、あるとき違う絵が出てきたって、これはイメージですからね。
 だけど、説明しちゃったら、こういうのは全部頭に残りますよね。そうすると、じゃあそういうふうに皆さんが受け取ってもらっていいものとして、この資料があるのかどうか。つまり説明を受けた以上、ある程度こんなふうになるんだなと。骨格の部分は変わりがないんだなというようなことなら、そういうことだとして出していただかないと、我々としても、委員会としても、これは困ることになりますよね。その辺はどういうところなんですか。つまりゆで卵をつくって、半熟なのか、それともかちっと固まったハードボイルドなのか。そういう資料の段階によっては、この扱いというのは、まあそんなものかなという場合もあれば、そうじゃなくて、これはちょっといろいろだねということもあれば、それはわからないわけでしょう、我々が。やりとりを伺っていると、何か最後はイメージですからと言われたら、どうにもならないので、どの程度のものなんですか。はっきりそれをお答えいただきたい。
松前拠点まちづくり担当課長
 この6ページ目の将来イメージという動線の絵があるかと思います。この中で、いわゆる実線というか、点線になっていないところ、例えば西側の南北の動線でありますとか、それが東側については新北口広場と北口広場をつなぐ、東西にもこのようなデッキのイメージを示しているところでございます。どこまで固まっているのかというようなお話になりますと、ここでいえば、実線で示している、こういった内容については、ほぼこの年度の中でなるべく定めていきたいというふうに思っているところです。
 将来的なところでいえば、南口にもダイダイ色の点線の矢印があったり、あるいは東側に水色の矢印の点線がありますが、これについていえば、特に東側の南北の動線については、本当にまだ卵は半熟にもならないぐらいの、そんなイメージ、本当にイメージというところでございます。
飯島委員
 そうすると、実線で示されているのは、ほぼ固まりつつあるものというか、要するにあり方検討会で出されてきているから、まあそういうことなんだろうなと。点々でなっているのは、まあわからない。でも、こんなことがあったほうがいいんではないかという、そういうことなんだと。
 レベルはそう御説明していただいているんですけど、一緒に出てくると、絶えずこれはこういうことなんだなというふうになると思いますよ。それから、あれ、まだこんなところ決まっていなかったのかなんていうのもありますね。F字道路につながるサンプラの裏と役所の裏の道路って、何も決まっていないのかというようなこともあったりして、これはこれでわかる。
 そうすると、もう一つ、確認します。これはどのレベルの話か。中野駅直近ゾーンというのは、これはもう点線もヘチマもないから、これは決まったんですね。こういうふうに。我々はこんなものがいつからこんな直近ゾーンなんていうのがあったんだと、きょう初めて聞いたんだけれど。これはもう決まっていることか。
松前拠点まちづくり担当課長
 前回の委員会でも委員のほうから御指摘をいただいたかと思いますが、まず中野駅地区がどこをあらわしているのかと。駅周辺整備といったところの範囲が一体どこなのかといったような御指摘を、この委員会でいただいたかと思います。したがいまして、いわゆる中野駅地区というのは、駅舎と北口、南口、そして新北口の駅前広場を示しておりますが、当然駅はそれぞれのまちとつながって広がっていくというところがございますので、いわゆるこの青で示したぐらいの範囲をもって、駅地区と、それと接点を持つ駅直近ゾーンということで整理をさせていただければ、よりわかりやすくなるのではないかということで、確かにこの「駅直近ゾーン」という言葉は、今回初めてこの委員会のほうでも使用させていただいたところでございます。
飯島委員
 この資料関係で申し上げれば、実線で決まっているところがありますね。3階部分と2階部分と、両方実線になっているところがある。これは地上から何メーターの高さなんですかということは、これは秋元さんのほうの仕事なのかもしれませんが、全体的に、どなたかの御指摘もあったように、我々も大崎を見に行ったときに気がついたことですけど、開発の時期によって、2階入り口レベルとかエントランスの高さが微妙に違う。階段でつなぐとか、スロープにしなきゃならない。
 初めから中野駅周辺という――この駅直近ゾーンでもいいですよ――ここは、2階部分は地上何メーターです。つまりペデストリアンデッキのレベルはここだと。3階はここだというふうに決めて、この床でつくってもらわないとだめよというふうに決めておかないと、後からつなげることができなくなってくる。つながったとしても、何か階段が途中で入ったりとか、妙なことになるので、そういうことを決めておくことが、皆さんのお仕事としては大事なんじゃないんですか。イメージというよりも。数字はイメージじゃありませんからね。どうですか。そういうのをちゃんともう、ここはこうなんだと。せっかく直近ゾーンをつくったなら。ここでの建築行為、開発行為に関しては、この数字を守ってもらいますという。文字どおりじゃないけど、そのレベルをきちっと決めておくことが、皆さんそれぞれ何かおやりになるときに、中野区だけでやるわけじゃないんだから。そういうことをまずやっちゃったほうがいいんじゃないのかなと思うんですけど、どうなんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 6ページのこの将来イメージのところで、色を使い分けているわけでございます。赤い色で塗った部分が1階部分、それから黄色が2階部分、青が3階部分というような表現をさせていただいてございます。
 その1階部分というのは、現在掘り下がっております中野通りレベル、これを1階部分という形で表現をさせていただいております。
 それから2階部分、これはこの将来イメージでいけば黄色い色でございますが、これについては現在の中野駅のホームレベル。この中野通りから約5メーターから7メーター上がったレベルが、2階部分という形でお話をしてございます。
 それから、青い部分でございますが、これはさらに現在の中野駅のホーム、それからその上を横断するレベルということでございまして、中野通りから申し上げますと、14メートルから15メートルぐらい上がったレベルと。そういったことでこのイメージ図を表現させていただいていると。説明会でもそういった形でお話を申し上げてきているということでございます。
飯島委員
 そういうことじゃなくて、高さを決めたらどうですかと。もう中野駅周辺は、青の3階は何メーターです。だから、床はこれに合わせて建ててください。2メーターで接続したいところは、2メーター接続はこの高さですから、この高さでしか建築できませんよと。あるいは開発行為はできませんよというふうに、ここはもう決めておかなかったらまずいんじゃないのという。そういうことを決めることが、ガイドラインとか何とかということに本当はなるんじゃないですかと。だって、これで見ていくと、青いところが3階部分だったら、サンプラの裏というのは3階部分の通りのレベルなのというふうになっちゃったりするよ。それでいいのかもしれませんけれども。わからないけどね。かなり高いところに道路が通るんだなとかと思っちゃうけれど。
 だから、そういうことが役所の本来の仕事じゃないんですか。そういうのも決めないで、そういうところですと御説明したって、そこになるかどうかわからないじゃない。イメージなんだから。イメージはホームのレベルでイメージしてください。それはいいですよ。だけど、何かやろうとしたら、丸井さんの2階はこの高さですと。これじゃなきゃ困りますよというふうにしておかなかったら、後でこんなになっちゃうよ。
 ということを申し上げて――秋元さんはよくわかっているけど、一応質疑のやりとりが必要だからやっているのかもしれませんけど、ぜひそうしていただきたいと思いますよ。そうじゃないと、非常に困ったことになると思います。その点はお答えはいいですよ。ぜひお願いしておきます。
 もう一つ、何で12月2日に交通結節点あり方検討会運営要領というのができたんですか。こんなものを持たずに、ずっと会合をやってきたのか。設置要綱というのはあったんじゃないのか。なかったのか。ことしの12月2日って、最近でしょう。この要領って。
松前拠点まちづくり担当課長
 基本的に運営要領は、このあり方検討会を立ち上げる都度、こういったものを起こしているということでございます。今年度については12月2日に第1回を立ち上げて、そのときにあわせて、この運営要領を改めて御確認をいただいたというところでございます。
飯島委員
 じゃあそれ以前にもこれはあったんですね。この要領がね。つくるたびに。要領バージョン1、要領バージョン2、あり方検討会設置。要するに平成19年にもあったし、それはその当時つくっていたということですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 平成19年度にもあり方検討会は設置をしておりまして、19年度にも運営要領はつくっていたところでございます。
飯島委員
 報告はいただいたんでしたっけ。私も最近ちょっと、年末近くなって、いろんなことで記憶があれなんですけど。御報告を当該委員会にはしていただきましたか。
松前拠点まちづくり担当課長
 昨年度もあり方検討会を設置したという旨と、あとあわせてこの要領も委員会で御報告を差し上げたかというふうに思っております。
飯島委員
 変化はありましたか。中身に。要領に。この20年度と19年度の違い。これはどこですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 要領そのものの内容につきましては、それほど変化はございません。ただ、構成員の方を、その検討する内容によってかえているということでございます。このあり方検討会は平成18年から毎年つくってございまして、今回が一応3年目ということでございます。
 平成18年度は主に広場関係、駅広関係の御検討をしていただくということで、そういった人選で構成をしていただいた委員でやっていただいたと。平成19年度は、どちらかというと駅舎そのものの、駅広と駅舎との関係で、特に駅舎の検討をしていただくということから、平成19年度からはJRに入っていただいたと。検討しているということでございます。
 20年度につきましては、さらに駅舎の検討が進んだと。じゃあ、その駅とまちとどういう連携がとれるのかということで、20年度はどちらかというと、先ほどちょっと御意見をいただいた、この駅のすぐ直近で行われるまちづくりと駅がどうつながるか。どちらかというと、まちづくりの視点から、20年度は検討していただくということで、やはり構成員の方も若干かえているということで、毎年この要領を作成して、単年度で終えていただいているという状況でございます。
飯島委員
 これは規定がないことが一つあって、この整備構想等を検討していただくわけですが、その検討の結果はどこに報告をしたり、何をしたりすることになるんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 この検討会で行った検討の内容、これにつきましては、翌年度の委員会の中でその成果を御報告させていただいて、委員の皆様の御意見をいただいているということでございます。
飯島委員
 だってこれは中野区が設置しているんでしょう。拠点まちづくり推進室が庶務を担当するということは、中野区がこのあり方検討会を設置している。中野区が設置して、ここでまとめたものについて、私らに御報告いただいてやるだけじゃなくて、この結果は、これを見たら、もう座長さんから始まって、委員の皆さん、中野区のメンバーも入っていますけれども。最終的には、普通こういうものは、区長やなんかに報告したりとか、それぞれの例えば担当の副区長に報告をしたり――まあ副区長は入っていますからね。そうすると、区長さんあたりに、こういうことでやりましたというふうに報告するんじゃないのか。(「しないんだよ」と呼ぶ者あり)これはどうなっているんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 行政内部の話をちょっと省略させていただきましたが、当然行政内部ではきちっと報告をして、この委員会で報告をさせていただいていると。あるいは区民説明会に出ていっていると、そういうことでございます。
飯島委員
 だって、第3条には「区長が委嘱を行う」となっていますよね。区長が委嘱をするんでしょう。そうしたら、委嘱した区長に、こういう整備構想をまとめましたよと。検討した結果、こうなりましたよというのは、当然行くんだよね。
松前拠点まちづくり担当課長
 この委嘱自体、区長名で出ておりますし、このあり方検討会で協議された内容等につきましては、きちんと庁内では区長のほうにも報告をしていく内容でございます。
飯島委員
 そうしたら、区長が一たん見て、それから委員会のほうに出てくるんでしょう。委員会と区長と両方に行くわけじゃありませんよね。そうしたら、出てきている報告というのは、あり方検討会の報告ももちろんそうなんだけど、それを受けた中野区としての考え方も示されないとおかしいよね。それがこのイメージ図ですか。そうじゃないんでしょう。それがこうなんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 きょう御報告をさせていただいたこの区民説明会の資料等につきましても、あらかじめこの区民説明会をする前に、区長を含めて、この内容でお示しをしようというところは、庁内で確認をした内容であるということでございます。また、このあり方検討会の内容についても、当然区長のほうにも報告を上げて、この委員会の報告についても、そういった庁内での内容確認等を踏まえた上での御報告内容になるというところでございます。
飯島委員
 そういうことじゃなくて、一たん区長が諮問した人たちから報告を受けますよね。報告書のペーパーが出ますよね。それについては区は一定の判断を、ある意味下さなきゃならない。判断を持つわけですよ。そうでしょう。
 そうじゃなかったら、はいはいと、あり方検討会からいろんなものはいただきましたよと。いただいたんだけど、それはいただいたものですよと。委員会には委員会でお示ししますよと。委員会では何かやりとりがあった場合には、これはあり方検討会の報告ですと。中野区はある意味、そういうことについて何か責任を持つのか持たないのか、よくわからないようなことになっている。それはやっぱりちょっと変だなと。
 それが出てきたら、中野区としてはそのあり方検討会の整備構想の検討を受けて、どうするんだと。どうするんだというのが、この実線の部分なんでしょう。決めたところが。点々のところは、報告の中の、そこまでちょっとまだ煮詰まらないなと。あるいは中野区も考えた上で、この辺にちょっと線が1本要るんじゃないのというようなことなのかとか、いろいろ出てくるじゃないですか。
 じゃあ中野区は一体これをやって、御意見をいただいて、そしてどうするんですかという、そこがないのに、委員会にそんなものをいきなり報告されたって、あなただって困るんじゃないですか。担当セクションとして報告をもらって、区長にも報告を上げて、まあこういうことだなと。こことここは取れるなと。ここはここはちょっとだめねと。あるいはいつまでにこういうことについては決めなきゃいけないか。あり方検討会で幾つかの案について検討が出て、まああり方検討会が決めるわけじゃないから、両論併記の場合もあるし、3案併記の場合もあるし。
 でも、中野区はそういうものが出てきたときには、そのうちのどれかを考えなきゃいけないわけでしょう。そんなの人気投票みたいに、これがいいですという投票で決めるわけじゃないじゃない。皆さん専門家として、都市計画上の問題、再開発上の問題、あるいはにぎわいの問題からいって、やっぱりこの案だなということは、ある程度行政の責任として絞り込まなきゃならないでしょう。でも、どうしても決められないとすれば、2案併記でそれぞれ皆さんの議論にあずけるものですというふうなものとして出てくるかですよ。
 そうじゃないと、いつまでやっていても、なんかイメージだ、あるいはここは大体こういうことですよという。私らは一体どこをベースにして議論をしていけばいいのか。しかも、後ろのスケジュールなんか見れば、もうあと四、五年でしょう。あと四、五年ということは、この一、二年の間に物が具体的に見えてこなかったら、動きなんかできませんよ。言いかえをすれば、本年度いっぱいがぎりぎりだから、こういうものも本年度いっぱいにある程度整備案をつくろうと。そういうことはわかるけれども、だとすれば皆さんどのレベルで意思決定して、どのぐらいのところでどういう具体的なものをお持ちなのかは、もうそろそろ示さないと。
 それが仮に、ちょっとそれは古いじゃないですかという指摘がされたら、それはありがたいことじゃないですか。そうやって少しずつ固めながら前に進まなかったら、いつまでやったって、ただの会議だよ、これは。だから、イメージで済んじゃうんだよ。特別委員会というのは特定事件を扱っているんですから。ぜひそういうことでお願いしたいし、こういうものをおつくりになって、これは結果どうなるのかということについても、よくよく踏まえた上で、ぜひお願いをしたいと思いますが。
 この整備構想等を検討した結果については、もちろん御報告いただくんでしょうけれども、あわせてその際には、この報告を受けた中野区のお考えもお示しをいただければ大変ありがたいと思いますけれども、それは当然そういうお考えですよね。お示しいただくという。
佐藤拠点まちづくり推進室長
 今、お話しいただきましたように、このあり方検討会では構想案、素案はやはり責任を持ってつくるものだと思います。そういう意味では、あり方検討会の中で構想につきまして検討はしますけれども、それは決定事項ではありませんので、まず区のほうに報告をいただきます。それをもとに、区としましては、素案をまずつくりまして、それをこの特別委員会に御報告すると。それからまた、これにつきましても、区民の方の意見等もいただきながら、その次の段階では案にしてまいりますし、それからパブコメ等も進めていくというようなスケジュールも持っておりますので、そういった手順に従って、これについて構想を策定していきたいというふうに、今、考えているところでございます。
飯島委員
 最後にします。そうすると、素案をいつごろつくって、お示しいただけるんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この年度末をもって整備構想素案をつくってまいりたいというふうに、目標を持っているところでございます。
斉藤委員
 簡単なのを二つだけちょっとお聞きしたいんだけど、16ページをちょっと見てもらうとわかりやすいのかなと思うんだけど、整備内容はいっぱいあるよね。ここに書いてあるとおり。スケジュールがこうあって。こういう整備内容というのは独立しているのか。それとも中野区で一定の何かで考えているのか。何かと言っちゃおかしいけど、最終的にちょっと……。決め方はちゃんと後で聞くけど。
松前拠点まちづくり担当課長
 この16ページ目の手順でございますが、この駅周辺はやはり警大を筆頭に、幾つかまちづくりの具体的な動きがございます。そして、この表では、中野駅地区が一番上の段に記してございますが、実際に動き出している警察大学校等跡地の開発スケジュール、それから見ますと、やはりもうあちらについては、平成24年度ぐらいには恐らく建物等もできてくるであろうと。そういった将来開発事業を見込むと、中野駅地区整備もこのような、お示ししているようなステップ3ぐらいのときまでには、いわゆる基本計画を定めていって、ステップ4には実際の事業着手を目指していきたいという、そういうこの中野駅周辺のいろんなまちづくりの動きを勘案して、このような手順というところになろうかというものを示したものでございます。
斉藤委員
 それはそれでわかったんだけど、聞いているのは、だから中野駅地区と、例えば中野二丁目再開発事業というのは、そういうのは別々なんですか。それとも区は統一した見解なり枠組みの中でやっていくんですかと、それを聞いているの。もうここはここで、都市計画か何か手順を踏んでこうなんです。ほかのところとは整合性がなくてもいいんです。極端な話をすればね。そうじゃなくて、ここにせっかく書いてあるんだから、やっぱり総括的に見た、ここはこういう都市計画なんですよ。中野区が持っている、ここはこうなんですよというのと、どっちなのと聞いている。
松前拠点まちづくり担当課長
 それぞれが単独ではなくて、やはりこれは駅を中心に、それぞれの二丁目の再開発事業も、あるいは新北口から広がる警察大学校跡地、あるいは三丁目の動きもすべてつながってまいりますので、総体的な視点を持ちながら、こういった整備構想素案であるとか、スケジュールをきちんと組んでまいりたいというふうに思っております。
斉藤委員
 当然そうなんだと思うんだよね。それで、先ほど飯島委員が聞いていた21年3月、今年度いっぱいには素案をまとめたいと。素案をまとめたいというときには、全部のところのある意味のある程度のことは全部盛り込まれているんだと思うんだよね。当然そうじゃないとおかしい。てんでん勝手にやっちゃうなんて。それで、もっと聞くと、どこが決まればほとんど決まってきちゃうんですよというところが出てくるわけなんだ。都市計画にかかって、いろんなあり方検討会からやれば、そうすると将来的には、中野区としてはこういう構想、都市計画もこうかけるんですと。そういうふうにならなかったら、みんなてんでんばらばらで、ある意味でこっちは別の都市計画、こっちはと、そんなわけにはいかないよね。それで、枠組みは一緒に考える。そうしたら、都市計画もそれに沿って、全部やっていかなきゃならない。当然そうなると思うんだけど、それに間違いないか。
松前拠点まちづくり担当課長
 委員のおっしゃるように、これは総体的にとらえていかなくてはいけないと思ってございますし、今、ちょうど都市マスについても改訂作業を行っているところでございますが、まさにこういった駅周辺の将来のまちづくりの動きを見越した上で、一番上位にある都市マスの考え方も、それにきちんとそぐうような形で、今、改訂を行っているというところでございます。
 また、それにそういったきちんと位置付けをしながら、将来的にはやはり駅地区整備あるいは駅前広場の都市計画決定等々を進めていかなくてはいけないという段階でございますが、やはりその際には二丁目の再開発事業の動きであるとか、そういったところもきちんとにらみながら、設定をしていくというものを考えております。
斉藤委員
 あとは要望みたいになるけど、それだけわかっているんだったら、やっぱり都市計画する前にもう案ができなきゃだめだよね。構想もいつまでも素案とか案じゃなくて、何というんだろう、整備計画がここはこうなんですというのを、やっぱり本来は――その前はいろいろ区民の皆さんから聞いたり、議会からも要望があったりするけど、どこかでは決めなきゃならない、整備計画を。その整備計画が決まったときは、今度はそんなに軽々に、ある事情でここだけ変えますというわけにいかないんだと思う。やっぱり整備計画が決まれば、駅にしても、駅前の広場にしても、それに沿ってやっていかなかったら、どこにも集約できてこなくなっちゃう。だから、本当にやっぱり計画を早くできるように、いろんなところで――それがここの一番、何というんだろう。もう二、三年だよね。計画を見ていて。もう始まっちゃっているところはあるし。先ほど言ったとおり、もう警大跡地なんかできてきちゃう。だから、そういうのをやっぱり整合性をちゃんととって、後はいいけど、本当にしっかりした計画をしっかりつくるように、区全体で取り組んでもらうときだと思うし、もらわなかったら、何のための委員会なのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
せきと委員
 前回の報告ですと、あり方委員会の開催というのが11月中旬ということだったので、10日前後おくれて開催されたということです。今回、第2期の区民説明会というのを御報告いただきました。第1期というのが前回の報告にもあったわけですけれども、前回の委員会のやりとりの中で、素案をまとめるところで、駅舎及び南北通路の設置の四つの案のうちから一つに絞りたいということだったと思うんですが、今回いただきました別紙資料1を見ますと、その四つの案というのがなくなっちゃっているんですね。前回の第1期の区民説明会では四つの案が示されて、これが重大な相談事のようにも受け取れたんですけれども、中野区としてはもう区民にはこの四つの案というのは、今後は示していかないということですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 第1期では、主に整備構想案ということで幾つかのパターンがあるというところを軸に、御説明をしてまいりました。今回はその駅のタイプ、何がどうというお話よりかは、将来的に駅の目指す姿と、それに伴って四丁目・五丁目あるいは三丁目・二丁目がどのように駅とつながって、広くまちがどういうふうなイメージになるのかというところを中心に、お話を差し上げたというところでございます。
せきと委員
 わかりました。私は第1期、第2期というのは何か並列の感じだと思っていたんですが、そうじゃなくて、第1回目、第2回と、連続したものだったという。わかりました。
 この6ページの将来イメージを見ますと、ケース1の3のような絵に固定されているようにも見られるんですが、中野区としてはこれでいきたいというふうに、大体検討をつけたということで理解してよろしいんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この6ページの絵は、西側に新たな動線があって、既存の今の駅舎の動線のイメージも記しているところでございます。これまでケースが四つあるということで、この委員会でもその評価について、客観的に工事の難易度や費用の関係とか等々を踏まえて、いわゆる1の3と呼んでいた案が、客観的に見ると、いわゆる丸としているところが多いというところでございました。
 ただ、まだそれに最終決定をしたという段階ではございませんが、おおむね一番そういった考え方が強いケースを、この6ページ目では落としているというところでございます。
せきと委員
 このあり方委員会で四つのうちの一つに絞るということでもないという、さっき御説明だったと思います。そうしますと、最終的に一つに年度内に絞り込んでいくときに、区民の方々はもう一回意見を述べたりする機会というのはあったりするんでしょうか。ないんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 住民説明会等につきましては、また年が明けたタイミングで、何らかお示しするような機会が設けられないかなというふうには思ってございます。
せきと委員
 第1期、第2期の説明会というのは連続したものだということでは一応わかりましたけれども、やっぱり第2期の説明会で出された意見の概要を見ても、南北通路のことは出てこないんですね。第1期、第2期と連続して出席されている方ばかりではないと思いますので、要望ですけれども、ぜひともこの四つの案についても、引き続き説明会では、簡単でもいいですから、お示ししていただいて、年度内に一つに絞るんだということで、意見の聴取もしていただきたいと思います。
小林委員
 中野税務署のことをちょっとお伺いしたいんですけれども、移転するというお話は聞いているんですが、まずスケジュール関係を、わかれば教えていただきたいんですけれども。聞いていらっしゃいますでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 税務署については、たしか平成26年度あるいは27年度にかけて機能移転をするというふうには伺っております。
小林委員
 今回、駅前のこの結節点ということに関すると、ここのポイントというのは、非常に警大跡地の地点においては、かなり大きな役割をすると思うんですけれども、この点に関しては、中野区としてはどのように考えていますでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 確かに今の税務署の場所は、警察大学校跡地につながるゲートというか、それこそ入り口の顔になる箇所でもございます。非常に重要な位置付けになるということは、区の中でも認識をしているところでございます。実際この土地あるいはこの場所の活用については、また区の中でも今後きちんと検討していきたいというふうに思っております。
小林委員
 今回このあり方検討会等の問題があるんですけれども、やっぱり26年といっても、計画の中に入れておかないといけないんじゃないかなと。中野区としても、買うのか買わないのか。あるいはどちらかにいろんな意味で提案をして、こういう位置付けをしてほしいという意見等もまとめておいたほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、どうでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この土地につきましては、もちろん拠点まちづくり推進室だけではなくて、庁内の関連するところとも協議をしながら、この駅周辺の中にある位置付け、そして区としてどういう形でこれに関与できるのかというところも含めて、広く庁内できちんと調整確認をとってまいりたいと思っております。
小林委員
 これには今回JR等を入れてということなんでしょうけれども、結節点あり方検討会という形である以上、ここでも検討をしっかりとしてほしいんですけれども、どうでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 今年度、あり方検討会では、この駅舎あるいは南北通路、そしてこの駅直近ゾーンというエリアについてのまちのあり方も含めて、御検討いただくというところになってございます。ただ、この税務署の取り扱いについては、まだ庁内でも協議がこれからというところでございますので、なかなか今年度のあり方検討会の中で、この点についてどこまでお示しをできるかというところは、今後の庁内の協議の進捗によるところになるかなというふうには思っております。
小林委員
 大事な結節点としてのポイントになりますので、ぜひしっかりと検討していただきたいという要望でございます。
かせ委員
 またスケジュールのところなんですけれども、先ほどの説明で、中野駅地区の都市計画決定が、この絵ですと、21年からということで書かれておりますけれども、その場合に都市計画決定の区域ですけれども――区域を定めて都市計画決定されると思うんですけど――どういう範囲の都市計画になりますか。
松前拠点まちづくり担当課長
 その範囲というところを、ここだというふうに最終的な決定はまだしてございません。ただ、想定するところとしては、例えば北口につきましては、新北口駅前広場及び今の北口駅前広場のエリアを含んで、一体的な都市計画の見直しという動きになろうかなというところは想定しているところでございます。
かせ委員
 そうしますと、今の説明ですと、北口広場ということですけれども、全体の周辺――駅直近でしたっけ――との関係が出てくるわけですけれども、南のほうについては、このあれでは都市計画決定は南については除くわけですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 具体の都市計画の範囲というところは、まだ最終的に決定がしていないというふうに申し上げております。したがいまして、南口の駅前広場の取り扱いについても、今後そういった点も含めて、きちんと検討してまいりたいというふうに思っております。
かせ委員
 ここで言うところの都市計画決定なわけですけれども、中野二丁目開発については、これは21年から都市計画決定等、事業計画に書かれていますから、これはまた別なわけですよね。中野駅地区ということについては、まだ定かではないということになりますと、そうすると作業が始まらないんじゃないですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 この中野駅周辺は総合的に都市計画、まちづくりを考えていかなければいけないという認識は持っているわけでございますが、ただそれぞれ熟度、段階を踏んで進まないといけないだろうというふうに考えてございます。今、松前課長が申し上げたのは、現在の周辺のまちづくりの動き、特に警察大学校跡地の開発スケジュール、こういったものを考えますと、まず中野駅前広場の北口側をどういうふうにしていくか。そういったことがまず問題になってくる。都市計画としては、そういった広場のあり方をどういう形で決めていくのか。
 その次に、中野二丁目の再開発と南口の広場、これをどういう形で連携をとりながら、二丁目の再開発の都市計画をしていくのか。そういったような段階を追って、決めていかなければいけないだろうというふうに思ってございます。
かせ委員
 そうしますと、現在のところは北口関係の広場から手をつけていくということでいいわけですね。
 それで、その中で当然都市計画決定するためには、そこにかかわる事業者のあり方とか、そういう了解のもとにやっていかなければいけないわけですけれども、先ほどから言いますと、説明では、JRとの関係でもまだ定かではないというようなことになっておりますし、それから今回は南口、二丁目については熟度の関係から後になるのかなと思うんですけれども、当面北口の関係ですと、JRとの関係が出てくるわけですよね。その辺についてどうなっているんでしょうか。先ほどの説明ですと、単に案が中野区の案だということで示されたということですけれども、その辺はどうなっていますか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 今、委員が御指摘あったように、当然都市計画を行っていく、その後は事業を行っていかなければいけないわけでございますので、それを想定した協議、こういったものが重要になってまいります。そういったことから、事務レベルではJRを含めてバス事業者、そういったところとも、その駅広のあり方についていろいろ協議をさせていただいているという状況にございまして、そういったものが一定の整理が終わった段階で、都市計画の決定手続に入っていくということになります。その段階では当然、また委員の皆様方の御意見をいただきながらということを考えてございます。
かせ委員
 そうしますと、その進捗ということについては、ここで見ますと、21年の初頭からということになりますけれども、その見込みということは、先ほどの議論になりますと、今年度中の中であらかたの合意が得られるというふうに見ているわけですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 今年度中には、それは準備段階という位置付けでございます。本格化してくるのは21年度からということで考えてございまして、やはり都市計画決定に向けて、皆様の合意がとれるように、区としても努力をしていかなければいけないということを考えております。
かせ委員
 そうした場合に、単に南北通路ということではなくて、都市計画決定をする場合には、そこにできる建築物であるとか、そういったものも出てこないといけないのかなと思っているんですけれども、そういうような話し合いみたいなものは、今、ないんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 将来的なイメージを持ちながら、段階を追って、まちづくりを進めていくということになります。したがいまして、都市計画についても、将来を見通しながら、段階的に決定をしていくということになってまいります。具体的に合意をとりながら、具体的な絵姿になるような都市計画を、段階を追って定めていくということでございます。
かせ委員
 段階を追ってということですけれども、どういう都市計画になるわけですか。単に広場計画の都市計画というだけなんですか。そのほかのことは含まれないんですか。周りのまちの状況ですね。いわゆる具体的にいえば、この地域における容積であるとか、高さであるとか、それからそこに建築できるさまざまな条件とか、都市計画決定というのはやりますよね。それは後にしておいて、とりあえずは広場の都市計画決定ということで考えているんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 今も御回答申し上げましたが、事業の進捗状況に応じて、都市計画を定めていくということになるわけでございまして、まずは駅広が必要であると。その次には二丁目地区における都市計画、そういったものを段階を追って定めていくということになるわけでございます。
かせ委員
 だから、じゃあ今回は駅広ということで都市計画決定をすると。段階を追ってですから、熟度があったら、今度は中野二丁目のほうに行くとか、あるいは中野三丁目のほうに行くということで、熟度に応じて、段階的に都市計画決定をするという、そういうことなのか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 繰り返しの答弁になりますが、段階的に都市計画を定めていくということでございます。まずは駅前広場が重要な都市計画になってくるであろうというふうに考えております。
伊東委員
 今までの質問の内容、答弁の内容を聞いていまして、最終的に今、お話しがあったとおり、段階的に進めていかなきゃならない。まず最初に、事業の進捗状況からいって、警察大学校の跡地が先行してしまうので、それに一定の中野区の意思表示をするために、駅広整備が必要だと。当然その駅広にしましても、三つありますよね。新北口駅前広場と、それから現状の北口、それから南口と。警察大学校に直近の駅広といえば、新北口駅前広場と。そこにはバスターミナル、それから駐輪場、駐車場というものを盛り込まなければならないという意向を示してきたと。それと、中野駅駅舎との建設関係を整理しなきゃならないということ。ですから、まずそれがワンステップと。
 それに続いて、現状の北口も連鎖的に一体的に考え方をまとめていきたいんだと思うんですけれど、その辺がちょっと見えてきていない。多少熟度の差というものが……。
 この資料の中でも、既存の北口ターミナルのタクシープールについての形状が、2種類も絵が出ている。具体的に言うと、6ページの既存の北口の絵は、線路に沿って直線的に道路が走っていて、タクシープールがそこにこぶ状に出ているというのと、後のほうの資料は全部違う形の――12ページあるいは14ページのイメージ図を見ましても――そのこぶ状が多少クランクした形、そういうものまで熟度の差なのかな、この辺はもうちょっと慎重に扱わなきゃいけないのかなということで言われているんだと思うんですけれど。
 さらにいえば、駅舎と新北口あるいは北口駅広との関係が整備できたとして、その後に続いて、今度は南口の駅広ということになると思うんですけれど、それに重要に影響してくるのが二丁目の再開発ということだと思うんです。二丁目の再開発はこの資料の一番最後のページ、16ページ。これは準備組合が20年度までに整えられて、21年度から都市計画決定と、いきなり入っていると。その辺はどうなんですか。組合のほうはうまく進んでいるんですか。そこに中野区がどういう形で関与しているんですか。まずその辺を……。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 この現在の北口広場、これの絵姿が若干食い違いがあるという御指摘でございます。御指摘のように、この食い違いは確かにあるわけでございまして、6ページの将来イメージのほうは、どちらかというと検討初期段階の絵姿ということで御理解をいただきたいと思います。現在は、どちらかと申し上げますと、警察大学校の跡地の開発が進んでまいりますと、駅をおりた方が北口に集中してくるということを考えますと、やはりJRとの改札に近い部分に人だまりができるような駅広にしていかなきゃいけないだろうということになってくると、中野通りに抜ける道路の位置が反対のほうが、やはり人の利用勝手としてはいいのではないかということで、後の図のほうは道路の位置がJRと反対側の位置になっているというようなことがございます。この点についてはそういったことで御理解をいただきたいというふうに思っております。
 それから、中野二丁目地区の再開発事業でございます。現在準備組合がつくられて、その中で着々と事業計画、そういったものが進められているという段階にございます。このスケジュールにもございますとおり、ステップ3、来年度からいよいよこの都市計画について、全体の中野駅周辺のまちづくりを見ながら、都市計画についても検討をして、一定の決定をする運びになってくるのかなというふうに思っております。
 そこの段階では、中野区といたしましては、現在のところ、準備組合の支援という形になっているわけでございますが、ただ中野区も地権者の一人でございますので、地権者といたしまして、再開発組合に参加をし、やはり区民の代表として、きちっとその再開発の中で中野区の土地を活用していかなければいけないというふうに考えてございます。そういった意味では、調整役と権利者と、そういう一人二役の役割を担いながら、中野区はこの二丁目再開発に対応していくということでございます。このステップに書いてございますように、今のところ二丁目地区については、このステップにのっとって、順調に作業が進んでいるという認識を持ってございます。
伊東委員
 今回示されているのはたたき台ということで、この年度内に素案まで持っていきたいということなんですけれど、その素案の段階には二丁目の準備組合あるいは再開発整備組合のある程度の考え方が示されて、それにすり合わせできるような素案ができそうなのか。まだその段階ではその部分は煮詰まり切らないので、逆に21年度に入って、案、計画の段階に入ってきそうなのか。その辺はいかがなんでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 二丁目地区の進捗状況は、今、やはり非常に微妙なというんでしょうか、スケジュール的には今年度中に発表できるところまでいけるかどうかというのは、非常に微妙な段階なのかなというふうに思っております。ただ、いずれにしても、北口の広場なり、あるいは南口の広場なり、そういったものの整備と連携をしながら、事業計画あるいは開発計画、こういったものをやはり検討していただく必要があるということでございまして、そういった周辺のまちづくりの状況を十分情報提供しながら、二丁目地区の再開発の計画に生かしていっていただくように、私どもとしては努力していきたいというふうに思っております。
伊東委員
 それで案を進めていく中で、実際には都市計画手続というものが当然入ってくると思うんですけれど、先ほども質問の中で、区域の決定というのが重要になってくると思うんですけれど、このたたき台の中でも「直近ゾーン」という言葉が使われてみたり、「中野駅地区」という言葉が使われてみたりしているんですけれど、それももうちょっと整理していかないとしようがないのではないのかなと。この最後の16ページのスケジュールを見るにつけても、中野駅地区というのがどこまで含まれるのか。中野駅地区でも、先ほどの温度差がそれぞれにあって、一括して都市計画を進めていくことが可能な部分と、逆に先行して進めなければならない部分と、どうしても後回しになっちゃう。もうちょっと地域地権者、住民の意向を踏まえて進めていかなければならない部分というのが、当然出てくると思うんですよ。その辺はもうちょっと資料として、中野区の今の考え方。
 これ、あまりにもイメージ、イメージということで、その辺があいまいになっている。都市計画を進めていく上で、こういうイメージにしたいですよということはわかるんですけれど、するためにはどこが課題なのか。どこをどういうふうに解決していかなければならないかと。そういう課題的な視点というのが全然入っていない、この資料の中には。それを踏まえて、都市計画のほうも段階的に進めていかざるを得ないんだということが、あまりにも一くくりになり過ぎちゃって、さらに夢が膨らんで、ゾーンは膨らんでいくというようなことでは、それじゃ困るんで、ちゃんと、やっぱり都市計画なんだから、順番を踏まえてやっていかなければいけないんじゃないかなと思うんだけど、いかがでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 都市計画ということで、一くくりにお話を申し上げましたが、その都市計画の内容は、いわゆる用途地区であったり、地区計画であったり、あるいは再開発事業の都市計画であったり、それから駅前広場の都市計画であったりと、いろいろな種類があるわけでございます。そういったものをやはり総合的に考えながらやらなければいけないときに、必要な都市計画を決定していきたいということでございます。
 まさしくこの駅地区と直近地区との御指摘があったわけでございますが、当初私どもは、この中野駅地区ということで、駅前広場と駅そのものをどういうふうにしていくかということの視点でとらえていたわけでございますが、やはりその駅前広場と、それに続くまちがどういうつながりが必要なのか。南北自由通路、南北通路の受けをどういう形でまちの中で受けていくのか。そういったものを検討した段階では、やはりこの直近のまちとどう連携をしていくかということが重要だということに気がついたわけでございまして、まことにおくればせながらということでございますが、中野駅直近地区ということで、今回は検討させていただいているということでございます。都市計画につきましても、さまざまな種類がございますので、そういったものを周辺のまちづくりとあわせながら、適宜適切に定めていく必要があるというふうに思っております。
伊東委員
 まあそういうことで、最後にしますけれど、ここにも一番最後に説明いただいた交通結節点あり方検討会ということで、ここの役割の中に、駅施設、駅前広場及び自由通路等のあり方を示す整備構想等を検討するということになっていますけれど、確かにこのたたき台を拝見していましても、歩行者動線の部分は非常に夢を描きながら、イメージを膨らませているんですけれど、実際の車の動線の部分が、どう交通を処理していくのかと。特に駅前広場に集中する東西の線路の南側、北側につきましても、細い街路があるわけで、ただそれが使われていない。地域内の事業者、居住者のための道路だけじゃなく、抜け道的な使われ方、あるいは線路の南側に沿った東西道路につきましては、これからの中野区の開発の進め方の中で、文化・スポーツの拠点がもみじ山のあたりにつくられようと目指されている中に、その自動車動線というのが非常に考え方が示されていないのかなと。
 ですから、この辺はどこがその辺を検討するのか。このあり方検討委員会でそこまで踏み込んだ考え方を議論するのか。逆に庁内の土木交通分野のほうで、その辺を整理して示していくのか。その辺はどうなっているんでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 中野駅直近ということで、今回初めて御提出をさせていただいたわけでございますが、これから外れる、いわゆる二丁目・三丁目、四丁目・五丁目のまちについては、それぞれまたその対象を二丁目あるいは三丁目に絞って、まちづくりの勉強会、構想案づくりといったものに取り組んでいるわけでございます。この駅につながる、今、委員の御指摘のあった都市基盤、特に道路、こういったものについては、そういったまちづくりの中で御提案をしていくということで考えております。
 ただ、私どもは中野駅周辺地区ということで受け持っている地区が100ヘクタール前後のところでございまして、そこからさらに東西南北へ出ていく、こういった視点というものは、都市整備部と十分連携をとりながら、特に都市基盤というのは広域的な施設になるわけでございますので、そういった横の連携、こういったものを図りながら、計画づくりに取り組んでいく、まちづくりに取り組んでいくということを考えております。
伊東委員
 ですから、その部分に関しては庁内で調整して、もう既に検討は始めてくださいという情報を発信しているのかどうか。これから素案をつくっていく中で重要なことだと思うんですけれど、いかがですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 この駅から文化・スポーツ拠点へ行くルート、これについても当然整備をしていかなければ間に合わないということでございまして、その部分については中野駅周辺だけで整理がつくのかなというふうに思っておりますが、そのほかの道路、これについてもやはり駅地区にどういうふうににぎわいを創出できるような基盤整備ができるのか。そういった視点でやはり広域的に取り組んでいかなければいけないということから、都市整備とは十分な連携を図りながら、取り組んでいる状況でございます。
伊東委員
 区も既に取り組んでいるのね。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 全体的なお話としては、やはり現在取り組んでいるところでございます。
佐伯委員
 やはり議論を聞いていても、JRの意思というのがかなり今回ポイントになってくると思うんですけれども、JRのほうの意思決定の手順というのは、どのようにお聞きになっているんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 JRさんにつきましては、昨年度からこのあり方検討会に参加をいただいているところです。また本年度も御参加をいただいております。具体的に駅をどのように整備できるのかというところは、また事務レベルで、中野区とJRとまた個別に協議が必要だろうというふうに思っております。
 こういった中野駅に関する情報は、JRさんの本社の中でももちろん社内で上げていただいて、意思決定を追って、今年度の検討情報も当然上げていただきますし、来年度も引き続きそのように、JRさんの社内でもきちんと検討情報を上げていただくというようなところになろうかと思います。
佐伯委員
 でも、区としては素案を年度内につくるわけでしょう。また来年度も引き続きということですけれども、今の事務レベルも含めて、JR側はこのたたき台、イメージ、これをもとに検討されているという理解でいいんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 きょうお示ししている内容や、あるいは昨年度までの構想案として四つほど考えられるねといった内容は、もちろんJR本社も十分理解をしている上での構想の形となっております。したがいまして、考えていくベースは共通なものがございまして、こういった内容を踏まえて、今後どれに絞られていくかというようなことになります。
佐伯委員
 そうしますと、JRのほうも3月までに素案を出すということに関しては、それに協力するということでお話はでき上がっているんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 JRのほうにも、中野区の目標として、今年度素案をつくっていきたいというようなお話は差し上げているところです。それに向かって、基本的には協議をしていきたいということで、JR様も一応そのような前提を中野区が持っているということは、御承知いただいているというところです。
飯島委員
 まずいなと思っているのは、さっき斉藤委員が言った、全体的なことを踏まえて、物を考えていくというのは、この特別委員会は特定事件についてやっていますから、それはそうなんだけど、例えば1ページには、中野駅周辺まちづくり計画、平成17年がありましたと。それから、18年のグランドデザインがありました。今やっているのは、都市マスをつくっていますよと。要するに改訂しますよと。こういうエリアは、都市マスの中でこのエリアとして位置付けられている。ちゃんと上位計画を持っているということでしょう。
 ただ問題は、上位計画である都市マスの改訂と、今いろんなことをやっていることは、同着になりそうなんだよね。平成21年度中ですから、都市マスって。この前素案が示されました。でも、まだ時間がかかっていく。だから、それはそれであるんだけど、もう一つはグランドデザインもあるんだけど、それを踏まえた上で、それぞれのところはその位置付けをちゃんと明確にした上で、それは熟度によってやっていくんであって、何か熟度に従って物がただ進んでいくというだけの問題ではないんだということは、ちゃんと認識しておいてもらわないと困るんですよ。そうじゃなきゃ関連性も連携もとりようがないんだし、一定の都市計画の更新はもう都市マスとしてあるんだと、ここは。しかも、今度ゾーニングというか、エリアの考え方が変わりましたよね。7カ所。それはここはそういうものとしてわかっていることなんだと。あるいは改めてこういうところの位置付けになるんだということはちゃんと踏まえて、こう言っていただかないと、これはいつまでたっても、何かそれぞれがということになるので、そういうことじゃないでしょうということを我々は確認もしたし、やっているわけですから、ぜひその辺はそういうことなんだと。それは承知の上でそれぞれ、先行している事例ももちろんあるから、やりますよという話なんじゃないんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この資料でも、中野駅周辺のまちづくり計画やガイドライン、グランドデザインを定めたというところから始まっております。今、改訂作業を進めている都市マスの中で、先日素案をお示ししましたけれども、その中でもこの中野駅周辺については、グランドデザインエリアというような表記が載っていたかというふうに思います。したがいまして、一番の上位計画である都市マスタープランの中でも、この駅周辺の位置付けをきちんと踏まえて、さらにこの中で考えられる将来的なまちづくりの動きも含めて、上位計画からきちんとそれが踏まえられているという位置付けの中で取り組んでいきたいというふうに考えております。
飯島委員
 ですから、使っている言葉も同じにしてください。都市マスでこのエリアは何か違う名前で言っていて、これはこれでこんなふうに言っていますよ。「直近ゾーン」と言うなら「直近ゾーン」という使い方をしてもらなきゃいけない、都市マスの中でも。そうじゃないと、計画の整合性がきちんととれなくなってくるので、ぜひその点をお願いします。
 それともう一つ。警大の事業が終わって、どこか一部先行的に物事が始まっていったときに、今の中野駅はまだ変わっていないですよね。そうすると、どんどん大会社がふえていく。しかし、都市のインフラは変わっていないよと。計画がようやくできたかなというぐらいのことで。もうちょっと非常な困難を想定させることになりますよ、今のままだったら。今だってさばけないんだから。だから、そういうようなことを、長期的まちづくり手順じゃなくて、極めて中期な、この中をもうちょっと細かく割り込んで、いつ何をどうしないと間に合わないのか。間に合うのか。それは先行する計画との間で、ちゃんと整合をとれる手順を、つまり手順割をもう一度、ぜひ次の機会――あるのかどうかわかりませんけれども――次のときにはもうこんなアバウトなことをやっている場合じゃないので、委員会にはぜひ事業が、警大がいつどこに着手されて、どうなっていって、それを受けて、いつまでにどうしなきゃいけないのかという手順割を改めて、ぜひ委員会には示していただかないと、成熟度によってというんじゃ、必要に応じてやらなきゃならないことがあるわけでしょう。
 しかも、地権関係者は中野区と東京都だけだったりなんかする場所ですよね。国有地も一部含んでいるかもしれないね。そうすると三者関係だから、極めて物を考えるのにかけやすいところもあるわけでしょう。ですから、そういう点では、ベテランもいるし、もう取り組んでいらっしゃるところもいるんだから、そごのないように、ぜひお願いをしておきたいと思いますけれども。大丈夫ですか、その手順割。もう一度改めて細かく、北口とか新北口とか南口とか、それは警大がいつどうなるかによって、もう全部出てくるわけでしょう。それがずれちゃったら、ちょっと一、二年すごいことになっちゃうということを想定しなきゃならないので、その辺も含めた手順割のスケジュールというのは改めて、ちょっとアバウト過ぎるので、次回のときにはお出しをいただけるようにお願いできればと思いますが、委員長、取り計らっていただければありがたいと思います。
委員長
 その辺についていかがでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この駅地区に関しましては、今年度末には素案、そして来年には案や、あるいは整備計画というものに進んでいかなくてはいけないというふうに認識をしております。したがいまして、この手順等につきましても、これまではこのような枠でのお示しになっておりますが、適宜それにふさわしい手順を示せるように努めていきたいというふうに思います。
委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はございませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か御発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程等を御協議いただくため、委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時56分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後0時03分)

 休憩中に御協議をいただきましたとおり、次回の委員会は第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正・副委員長協議の上御連絡したいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定いたしました日程は終了いたしましたので、本日の交通対策・中野駅周辺まちづくり特別委員会を散会いたします。

(午後0時03分)