平成23年02月21日中野区議会総務委員会(第1回定例会)
平成23年02月21日中野区議会総務委員会(第1回定例会)の会議録
平成23年02月21日総務委員会 中野区議会総務委員会〔平成23年2月21日〕

総務委員会会議記録

○開会日 平成23年2月21日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後1時57分

○閉会  午後3時01分

○出席委員(9名)
 いでい 良輔委員長
 つぼい えみ副委員長
 平山 英明委員
 林 まさみ委員
 大内 しんご委員
 佐伯 利昭委員
 斉藤 金造委員
 飯島 謹一委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長 金野 晃
 副区長 阪井 清志
 政策室長 竹内 沖司
 政策室副参事(企画調整担当、平和・人権・国際化担当) 小田 史子
 政策室副参事(予算担当) 志賀 聡
 政策室副参事(区民の声担当、調査研究担当)経営室副参事(広報担当) 松原 弘宜
 経営室長 川崎 亨
 危機管理担当部長 荒牧 正伸
 政策室副参事(情報担当) 藤井 康弘
 経営室副参事(経営担当、用地・管財担当) 篠原 文彦
 経営室参事(契約担当) 村木 誠
 経営室副参事(サンプラザ関係事業担当) 田中 謙一
 経営室副参事(人事担当) 奈良 浩二
 経営室副参事(財産管理担当) 柿内 良之
 経営室副参事(危機管理担当) 高橋 均
 経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉
 管理会計室長 尾﨑 孝
 管理会計室副参事(管理改善担当) 戸辺 眞
 管理会計室副参事(税務担当) 青山 敬一郎
 会計室長 村田 宏
 選挙管理委員会事務局長 橋本 美文
 監査事務局長 登 弘毅

○事務局職員
 事務局長 山下 清超
 事務局次長 石濱 良行
 書記 丸尾 明美
 書記 岡田 浩二

○委員長署名

審査日程
○議案
 第1号議案 平成22年度中野区一般会計補正予算
 第2号議案 平成22年度中野区用地特別会計補正予算
 第3号議案 平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算
 第4号議案 平成22年度中野区老人保健医療特別会計補正予算
 第5号議案 平成22年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算
 第6号議案 平成22年度中野区介護保険特別会計補正予算

委員長
 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

(午後1時57分)

 本日の委員会の審査日程について協議したいので、委員会を休憩します。

(午後1時57分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時58分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、第1号議案から第6号議案の補正予算6件を一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第1号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成22年度中野区用地特別会計補正予算、第3号議案、平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第4号議案、平成22年度中野区老人保健医療特別会計補正予算、第5号議案、平成22年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算及び第6号議案、平成22年度中野区介護保険特別会計補正予算を一括して議題に供します。
 なお、本議案は当委員会に付託されておりますが、第1号議案については、区民、厚生、建設、子ども文教のすべての委員会で、第3号議案から第6号議案については厚生委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば当委員会に申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者から補足説明を求めます。
志賀政策室副参事(予算担当)
 それでは、ただいま上程されました第1号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成22年度中野区用地特別会計補正予算、第3号議案、平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第4号議案、平成22年度中野区老人保健医療特別会計補正予算、第5号議案、平成22年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算、第6号議案、平成22年度中野区介護保険特別会計補正予算の計6議案につきまして、一括して提案理由の補足説明をさせていただきます。
 お手元の議案書の4ページと5ページをお開きいただきたいと思います。
 第1号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算(第4次)の御説明をさせていただきます。
 一般会計は歳入歳出にそれぞれ6億8,928万2,000円を追加計上するものでございます。これによりまして、補正後の予算規模は1,018億4,092万6,000円となります。
 続きまして、歳入の内容について御説明をいたします。
 40ページ、41ページをお開きください。
 初めに、増額補正するものでございますが、第1款特別区税につきましては4億9,100万円、第2款特別区交付金は7億1,398万6,000円、第4款利子割交付金は6,000万円、第6款株式等譲渡所得割交付金は4,000万円、第7款地方消費税交付金は4億円、第13款国庫支出金は1億8,870万6,000円、第14款都支出金は3億2,555万4,000円、第15款財産収入は3億1,703万円、第16款寄附金は7億8,521万7,000円、第19款諸収入につきましては3,802万3,000円をそれぞれ追加計上するものでございます。
 続きまして、減額補正するものでございます。第3款地方譲与税につきましては、当初見込みとの差によりまして2,000万円の減、第9款地方特例交付金でございますが、子ども手当、児童手当特例交付金につきまして、当初の見込みから大幅に減額されましたことから、7,490万7,000円の減となりました。第17款繰入金につきましては、財政調整基金からの繰り入れを行わないことから、全体で15億8,032万7,000円の減、第20款特別区債につきましても、起債の未充当や基金の充当を行ったことによりまして9億9,500万円の減額となりました。
 歳入の内容につきましては、42ページから57ページに記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、歳出の補正内容につきまして御説明いたします。
 初めに、各款の人件費の補正につきまして一括して御説明いたします。
 恐れ入りますが、104ページ、105ページをお開きください。
 給与費明細になります。いずれも当初見込みとの差と給与改定によりまして補正を行うものでございます。上段の表になりますが、給料につきましては1億円の減額、そして職員手当等につきましては1億8,000万円の減額となりました。
 次に、下段の表になりますが、職員手当のうち期末手当、勤勉手当が合計で2億3,000万円の減額となり、退職手当につきましては、退職予定者が当初の見込みより増加いたしましたことから、退職手当に不足が生じましたので、5,000万円の増額となっているものでございます。
 各款ごとの内容につきましては、58ページから99ページの人件費欄にそれぞれ増減の説明をしてございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 恐れ入ります。58ページから59ページをお開きください。
 第2款経営費でございます。2項経営費のうち、6目財産管理費では、土地開発公社への事業資金貸付金の金利差により4,558万8,000円を減額するものでございます。
 次に、8目防災費でございますが、移動系防災行政無線デジタル化整備工事費の契約落差によりまして、1億104万8,000円の減額となるものでございます。
 66ページ、67ページにお進みください。
 第3款区民生活費でございます。5項ごみ減量費のうち、2目清掃事業費では、清掃車庫用地につきましては賃借料の当初見込みとの差により、また清掃車の雇上単価見直しによる経費減によりまして、3,505万1,000円を減額するものでございます。
 68ページ、69ページをお開きください。
 第4款子ども家庭費でございます。1項子育て支援費のうち、1目子ども家庭支援センター費では、子ども手当につきましては3億5,787万7,000円を減額し、子ども医療費助成は3,535万1,000円を追加計上いたします。これにより全体で3億5,252万6,000円を減額いたします。いずれも当初見込みとの差によるものでございます。
 70ページ、71ページをお開きください。
 3項保育園・幼稚園費では、5目民間保育費のうち、児童の保育委託と指定管理者園の運営につきましては、当初見込みとの差によりまして、合計で1億9,696万9,000円を減額するものでございます。
 72ページ、73ページをお開きください。
 5款保健福祉費、1項保健予防費になります。1目保健予防費では、日本脳炎の予防接種が再開されましたことから、接種費用等が増加となりましたので、2,535万円を追加計上いたします。
 76ページ、77ページにお進みください。
 6項障害福祉費、2目障害者福祉事業費では、移動支援事業と義務教育通学等支援事業の利用者数の増加に伴いまして、委託料も増加いたしました。また、福祉タクシー券につきましても、供給量が増加いたしましたことから、全体で3,798万円を追加計上するものでございます。
 次に、3目自立支援給付管理費ですが、更生医療給付が当初見込みとの差によりまして扶助費が増加いたしましたことから、7,311万2,000円を追加計上するものでございます。
 78ページ、79ページをお開きください。
 7項生活援護費でございます。1目生活保護費では、生活保護の受給者が当初の見込みから大幅に増加しましたことや、21年度の国庫負担金返還金によりまして10億5,278万1,000円を追加計上いたしました。あわせて財源更正を行ってございます。2目生活相談費につきましても財源更正を行っているところでございます。
 80ページ、81ページをお開きください。
 8項保険医療費でございます。2目国民健康保険事業特別会計繰出金、3目後期高齢者医療特別会計繰出金、4目老人保健医療特別会計繰出金につきましては、それぞれの特別会計の補正予算に対応するものでございます。国民健康保険事業特別会計繰出金には1億4,326万8,000円を追加計上し、後期高齢者医療特別会計繰出金は1億8,989万円を、老人保健医療特別会計繰出金では1,433万3,000円をそれぞれ減額するものでございます。
 82ページ、83ページをお開きください。
 9項介護保険費、1目介護保険運営支援費につきましては、介護サービス基盤整備支援のうち、認知症高齢者グループホームの整備と小規模多機能型居宅介護拠点整備につきましては、当初見込みとの差によりまして減額し、認知症高齢者グループホーム防火設備整備につきましては、対象事業者が増となりましたことから、これによりまして、全体では1億3,965万円を減額するものでございます。
 2目介護保険特別会計繰出金につきましては、介護保険特別会計の補正予算に対応するもので、繰り出し金額は7,966万4,000円を追加計上いたします。
 84ページ、85ページをお開きください。
 10項保健福祉部経営費、2目保健福祉企画費につきましては、すこやか福祉センター整備等経費の財源更正を行ってございます。
 続きまして、86ページ、87ページをお開きください。
 第6款都市整備費になります。1項都市計画費のうち、2目都市施設費では、東中野駅前広場整備につきましては、人工地盤及び自由通路整備工事を予定してございましたが、JRが設計VEを行ったことによりまして工事着手ができなくなったことから、予算の執行ができませんでしたので、5,104万9,000円を減額するものでございます。
 次に、90ページ、91ページをお開きください。
 3項公園・道路整備費、1目公園緑地費です。こちらは、(仮称)中央部防災公園整備に伴います契約落差と水道局への負担金が減となりましたので、1,700万円を減額するとともに財源更正を行ってございます。
 2目道路保守整備費につきましては、警察大学校跡地都市計画道路整備経費の財源更正でございます。
 3目中野駅地区基盤整備費につきましては、中野駅周辺地区整備に伴いまして、区営駐車場を現在の場所から中野体育館南側に移転を予定しておりますが、その移転予定地内にございます国家公務員宿舎の解体に要する経費3,820万円を追加計上いたしました。なお、あわせて財源更正を行ってございます。
 94ページ、95ページをお開きください。
 7項まちづくり推進費でございます。2目地域まちづくり費ですが、平和の森公園周辺地区の区画道路整備工事につきましては、工事の延期や道路用地取得の遅れによりまして事業経費の一部が未執行となりましたので、5,900万円の減額をするものでございます。
 3目西武新宿線沿線まちづくりにつきましては、整備計画作成委託の契約落差によりまして1,121万2,000円を減額するものでございます。
 96ページ、97ページをお開きください。
 第7款教育費になります。2項生涯学習費、3目スポーツ費では、地域スポーツクラブの開設時期を延期したことによりまして3,097万9,000円を減額補正いたします。
 5目知的資産費では、野方図書館の空調設備等改修工事の契約落差によりまして925万3,000円を減額いたします。
 98ページ、99ページをお開きください。
 3項教育経営費でございます。区立学校の再編に伴います施設整備工事の契約落差によりまして7,047万8,000円を減額補正するものです。なお、あわせて財源更正を行っております。
 3目企画財政費ですが、新JIS机・椅子の購入経費、武道用品の購入経費の契約落差によりまして2,281万6,000円を減額し、新たに小学校、中学校の図書を購入する経費につきましては、国の補助金、地域活性化交付金を活用し1,000万円を追加計上させていただきました。これによりまして、全体では1,281万6,000円の減額となるものでございます。
 5目学校施設費ですが、学校耐震補強工事と芝生化工事の契約落差によりまして6,321万1,000円を減額するものでございます。
 100ページ、101ページをお開きください。
 第8款公債費になります。1項公債費、1目区債元金ですが、シェモア仙石の定期償還分につきまして、繰上償還をしたことにより不要となりましたので、1億3,780万円を減額するものでございます。
 2目区債利子につきましては、利率の見込み差によりまして6,074万7,000円を減額補正するものでございます。
 4目一時借入金利子でございますが、一時借入金につきましては、今年度見込み相当の借入利子支払い分4,136万7,000円を減額するものでございます。
 102ページ、103ページをお開きください。
 第9款諸支出金でございます。1項積立金、1目財政調整基金積立金では、1億3,416万3,000円を、2目減債基金積立金は1億6,847万8,000円を、3目特定目的基金積立金は10億2,105万3,000円を追加計上いたします。特定目的基金のそれぞれの積立額は説明欄のとおりでございます。
 2項用地特別会計繰出金でございますが、用地特別会計の補正に対応し、2億1,480万円を減額いたします。
 108ページ、109ページをお開きください。
 繰越明許費調書でございます。追加が2件ございます。第6款都市整備費のうち、神田川新橋拡幅整備でございます。こちらは東京都施行の工事でございますが、工事が遅れましたことにより年度内での完了が見込めませんので、繰越明許費の設定とさせていただきます。
 次に、先ほど歳出で御説明いたしました国家公務員宿舎等の解体工事でございますけれども、こちらも工事が年度内に完了いたしませんので、繰越明許費の設定とさせていただきます。
 続きまして、110ページ、111ページをごらんください。
 債務負担行為調書でございます。中野区土地開発公社におきまして、中野体育館南側の国家公務員宿舎の用地を財務省から中野区役所庁舎移転用地として取得するため、その取得予定価格36億円につきまして区が債務保証いたしますので、説明欄にございます、事業資金を36億円追加して計上したものでございます。
 続きまして、112ページ、113ページをごらんください。
 特別区債現在高調書でございます。今回の補正で総務債を当初の計上額から1億900万円減額し、3億2,200万円となるものです。都市整備債は当初の計上額から3億6,900万円を減額し、2億500万円、教育債は当初の計上額から3億700万円減額し、4億4,700万円となるものです。これによりまして、113ページ右欄にございますが、22年度末の現在高見込みは348億9,538万7,000円となるものでございます。
 続きまして、各特別会計の補足説明となります。
 第2号議案、平成22年度中野区用地特別会計補正予算でございます。第2次の補正となります。
 116ページ、117ページをお開きください。
 歳入歳出事項別明細になります。歳入歳出からそれぞれ2億6,980万円を減額するものでございます。これによりまして、補正後の予算規模は58億5,171万円となるものでございます。
 歳入につきましては、この歳入歳出予算事項別明細書によりまして御説明とさせていただきます。
 第2款繰入金は2億1,480万円、第3款特別区債は5,500万円をそれぞれ減額補正いたします。内容につきましては、118ページ、119ページに記載がございますので、後ほどごらんください。いずれも歳出に対応したものです。
 120ページ、121ページをお開きください。
 歳出の御説明になります。第1款公債費は2億1,480万円を減額いたします。内容といたしましては、平成21年度に予定しておりました(仮称)南部防災公園用地の未取得による利子分と本年度の利率の当初見込みとの差によるものでございます。
 第2款用地費は5,500万円を減額いたします。内容でございますが、(仮称)南部防災公園用地及び中野五丁目用地の取得費につきましては、当初見込みとの差によるものでございます。
 122ページ、123ページをお開きください。
 特別区債現在高調書でございます。第1次補正予算及び本補正によりまして、公共用地先行取得債は当初計上額から44億1,800万円の増となりまして、合計で55億1,600万円となるものです。この結果、123ページの表、右欄にございますが、22年度末の現在高見込みは219億6,100万円となるものでございます。
 続きまして、第3号議案、平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算でございます。第1次の補正となります。
 126ページ、127ページをお開きください。
 歳入歳出事項別説明書になります。歳入歳出からそれぞれ3億7,444万1,000円を減額するものでございます。これによりまして、補正後の予算規模は301億6,455万9,000円となるものでございます。
 歳入ですが、まず減額補正をするものでございますが、第1款国民健康保険料は2億5,022万3,000円、第3款国庫支出金で2億5,081万8,000円、第4款療養給付費等交付金は135万8,000円、第6款都支出金は4,536万円、第7款共同事業交付金は3,107万2,000円をそれぞれ減額いたします。
 次に、増額補正するものです。第5款前期高齢者交付金は821万2,000円、第8款繰入金につきましては1億4,326万8,000円、第9款繰越金は5,035万1,000円、第10款諸収入につきましては255万9,000円を追加計上いたします。内容につきましては、128ページから135ページに記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、歳出でございます。136ページ、137ページをお開きください。
 第1款国保運営費でございます。1項国保運営費、3目保険料納付費では、口座振替受付サービスを導入いたします経費として480万円を追加計上いたしました。
 4目適正給付費では、電子レセプト導入に伴います国保連に対します分担金1,397万7,000円を追加計上するものでございます。
 次に、2款国保給付費、1項国保給付費になります。1目療養諸費のうち、一般被保険者療養給付費及び一般被保険者療養費の経費が当初の見込みよりも減となりましたことから、1億4,415万円を減額いたします。また、あわせて財源更正を行っております。
 138ページ、139ページをお開きください。
 2目高額療養費では、一般被保険者高額介護合算療養費と退職被保険者等高額介護合算療養費の件数が当初の見込みよりも減となりましたことから、6,875万円を減額いたします。また、あわせて財源更正を行っておりますので、御確認をいただきたいと思います。
 4項出産育児諸費では、出産育児一時金の対象件数が当初見込みとの差により1,764万円を減額いたします。あわせて財源更正を行っております。
 5項葬祭諸費は、葬祭費の対象件数につきましても、当初見込みとの差によりまして490万円を減額いたします。
 140ページ、141ページをお開きください。
 第3款後期高齢者支援金でございます。こちらは後期高齢者支援金の被保険者数が減となったことによりまして、1人当たりの支援金が増となりましたので、729万4,000円を追加計上いたしました。あわせて財源更正を行っておりますので、御確認ください。
 続きまして、第6款介護納付金でございます。こちらは1人当たりの介護納付金が減となりましたことから、567万6,000円を減額するものでございます。こちらも財源更正を行っております。
 142ページ、143ページをお開きください。
 第7款共同事業拠出金につきましては、高額医療費共同事業拠出金が当初の見込みから増となりましたので、3,296万7,000円を追加計上いたします。また、保険財政共同安定化事業拠出金につきましては、実績割と人数割の拠出金が当初の見込みよりも減となりましたので、1億2,876万2,000円を減額いたします。こちらは国民健康保険団体連合会による積算によるものでございます。
 第8款保健事業費につきましては、特定健康診査の受診数が当初の見込みより減となりましたので、6,360万1,000円を減額補正いたします。
 144ページ、145ページをお開きください。
 第9款諸支出金でございます。一般被保険者保険料過誤納還付金等及び退職被保険者等保険料還付金等につきましては、それぞれ財源更正を行っております。
 続きまして、第4号議案、平成22年度老人保健医療特別会計補正予算でございます。第1次の補正となります。
 148ページ、149ページをお開きください。
 歳入歳出事項別明細書になりますが、歳入歳出からそれぞれ5,674万1,000円を減額するものでございます。これによりまして、補正後の予算規模は1,925万9,000円となるものでございます。
 歳入でございますが、減額補正いたしますのは第1款支払基金交付金で1,238万7,000円、第4款繰入金は1,433万3,000円、第5款繰越金は3,002万1,000円をそれぞれ減額いたします。内容につきましては、150ページ、151ページに記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
 次に、歳出でございます。152ページ、153ページをお開きください。
 第1款医療諸費につきましては、老人医療給付費、老人医療費支給費がそれぞれ減少したことによりまして、老人医療給付費は2,360万円、老人医療費支給費は512万円の減額をいたします。
 第2款諸支出金につきましては、平成21年度の都支出金の返還金が見込み差により3,060万3,000円を減額するものでございます。
 2項繰出金につきましては、老人保健医療特別会計の廃止に伴いまして、繰越金、支払基金交付金を一般会計に繰り出すものでございます。一般会計への繰出金は258万2,000円を追加計上いたしました。
 次に、第5号議案、平成22年度後期高齢者医療特別会計補正予算でございます。第1次の補正でございます。
 156ページ、157ページをお開きください。
 歳入歳出予算事項別明細書ですが、歳入歳出からそれぞれ2億1,583万8,000円を減額補正するものでございます。これによりまして、補正後の予算規模は57億6,916万2,000円となるものでございます。
 歳入でございますが、初めに、減額補正するものでございますが、第1款後期高齢者医療保険料につきましては5,654万6,000円を、第2款繰入金は1億8,989万円を減額いたします。
 次に、増額補正するものといたしましては、第3款繰越金に1,470万3,000円を、第4款諸収入には1,589万5,000円を追加計上いたしました。内容につきましては、158ページ、159ページに記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、歳出でございます。160ページ、161ページをお開きください。
 第1款広域連合納付金につきましては、療養給付費負担金から保険料軽減措置負担金の5項目につきまして、それぞれ減となりましたので、全体で2億1,487万2,000円を減額いたします。
 第3款諸支出金につきましては、還付未済の繰越金の減少によりまして96万6,000円を減額補正いたします。
 次に、第6号議案、平成22年度介護保険特別会計補正予算でございます。第2次の補正となります。
 164ページ、165ページをお開きください。
 歳入歳出予算事項別明細書でございます。歳入歳出にそれぞれ1億9,519万円を追加計上いたします。これによりまして、補正後の予算規模は172億5,195万6,000円となるものでございます。
 歳入でございますが、増額補正するものといたしましては、第3款国庫支出金には3,274万5,000円、5款都支出金に1,925万3,000円、6款財産収入に527万4,000円、7款繰入金に1億763万2,000円、8款繰越金には3,389万円をそれぞれ追加計上いたしました。
 一方、減額補正するものは、第4款支払基金交付金で360万4,000円を減額いたします。内容につきましては、166ページから171ページに記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
 次に、歳出でございます。172ページ、173ページをお開きください。
 第1款制度運営費でございますが、介護認定件数の増加から介護認定委託料及び医師意見書の作成料が増となりますので、1,695万8,000円を追加計上いたします。
 第2款保険給付費では介護サービス費給付と高額介護サービス費給付が当初の見込みから増加いたしましたので、1億5,108万3,000円を追加計上いたします。
 第3款地域支援事業費は、高齢者把握事業の経費が減となりましたので、1,201万5,000円の減額といたします。
 174ページ、175ページをお開きください。
 第4款基金積立金でございますが、介護給付費準備基金積立金では保険料の剰余金と基金運用利子等の積み立て分として3,909万円を、介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金では、基金運用利子の積み立て分として7万4,000円をそれぞれ追加計上するものでございます。
 以上、大変長くなりましたが、第1号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、平成22年度中野区用地特別会計補正予算、第3号議案、平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第4号議案、平成22年度中野区老人保健医療特別会計補正予算、第5号議案、平成22年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算、第6号議案、平成22年度中野区介護保険特別会計補正予算の以上6議案につきまして、補足説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
委員長
 これより一括して質疑を行います。
 質疑はありませんか。
岩永委員
 歳入、歳出、どちらもやっていいんですね。
委員長
 はい。
岩永委員
 それでは、まず歳入のほうでお聞きします。この間ずっと問題になってまいりました開発協力金が寄附金という形で7億8,000万円ほど入っています。実は、この開発協力金はまちづくり基金に積み立てていくということで説明をされてきましたが、2006年の建設委員会では、この開発協力金の運用に関しては、経理を別にして管理するというふうに報告をされてきておりますが、実際にはどういう具合に、要するに会計上はまちづくり基金に入るんだけれども、実際の経理上、別にするということ、これはどういうことなんでしょうか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 特定目的基金につきましては、まちづくり基金として寄附金につきましても一緒の管理ということで、例えば財政調整基金につきましても年度間調整分、それから施設の改修経費等の分、そして退職手当の分というふうに三つに区切って分けて管理をしてございますが、それと同じように、まちづくり基金につきましても一般分、開発者負担分ということで基金管理を私どものほうでやっているものでございます。
岩永委員
 そうしますと、まちづくり基金の中に、今あったように一般分と開発分という分け方で経理をしているだけの、いわゆる事務的なという数値ということですね。
志賀政策室副参事(予算担当)
 そのとおりでございます。
岩永委員
 すみません。ちょっと順不同になって申しわけありません。85ページの保健福祉企画として、すこやか福祉センター整備に関する財源更正があります。要するに一財に繰りかえて区債を減額するということですが、この補正の段階でこういう扱いにした理由は何でしょうか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 今回、すこやか福祉センターの建設に当たりましては、当初、特別区債を充当するということで見込んでいた部分がございましたけれども、公債費等の影響を考え、起債の活用をせずに、一般財源での対応ということでさせていただいたものでございます。
岩永委員
 この公債費への影響ということは、今年度当初から大体公債費の計画があって、それに沿って発行されるということになるから、この最終補正の段階に来て改めて影響が大きくなるということではないんだと思うんですね。で、聞いているんですが、その判断をした公債費への影響が大きくなるということ、この段階で判断をしたというその理由なんですが、何でしょう。
志賀政策室副参事(予算担当)
 特別区債につきましては、申請の時期がございますけども、この時期が、暮れから1月にかけて東京都に対して申請をするわけですけれども、その際に起債を充当するかしないかという区としての判断を行ったものでございます。また、22年度の予算におきましては、当初、かなりの額の起債の充当を予定しておりました。そういったことからいたしますと、決算を見込んだときにそれなりに収入が伸びた、そういったこともございますので、起債の充当は見送ったといったものでございます。
岩永委員
 その収入が伸びたこととの関係の一つでもあります住民税の現年分が伸びていました。その理由はどういうふうに分析されていますか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 平成21年度から平成22年度に比較いたしますと、個人の平均所得が1人当たり13万3,000円ほど、約3.54%ほど伸びてございます。当初の見込みからですね。それで、例えば平成21年度の場合ですと、全体的に所得の水準が低くなったということで、一般的に言われているのが、6月期、12月期のボーナスの影響が大きかったというものでございます。それが22年度には6月のボーナス支給時には21年度とあまり変わりなかったんですけれども、12月のボーナス期につきましては若干の増があったと、そういったところから全体では伸びたというふうに分析しているところでございます。
岩永委員
 すみません。ちょっとあっちへ行ったりこっちへ行ったりで申しわけありません。7ページの債務負担行為での説明ですね。それから、110ページでの土地開発公社への債務保証の説明等にありました、その36億円の追加、土地開発公社では36億円の追加、債務負担行為で、債務保証する関係で言っても、これは土地開発公社なんですが、改めてというか、議会では、この36億円ということについて具体的に聞いたのはこれが初めてになるんですが、改めてお聞きしますが、36億円のこの債務負担行為の補正はなぜ必要なのかを教えてください。
志賀政策室副参事(予算担当)
 先ほど申し上げましたとおり、中野区役所の庁舎移転用地の取得のため、土地開発公社にそれを先行取得させるための経費でございます。
岩永委員
 10か年計画の中で庁舎移転というようなことは出ていたんですが、今まで議会の中で改めて庁舎移転の必要性という説明は受けていなくて、こういう形で金額が見えてきているということになるわけですが、そのあたりについては議会のほうに庁舎移転等についての説明はどうなんですか。
篠原経営室副参事(経営担当)
 この庁舎移転計画につきましては、既に10か年でもお示しをしてございますが、実は平成18年の3月に、これは国有財産関東地方審議会、ここから答申がございまして、道路用地、それから公園用地、それから区役所移転用地ということで処分の答申が出てございます。そういったことに基づきまして、当時、当議会のほうには報告をさせていただいておりますが、その時点ではまだ36億というような話は出てございません。改めて、今、想定で36億という金額を組んでございまして、今回、土地開発公社、こちらのほうで先行取得するというものでございます。
岩永委員
 36億の積算というのはどういう形でされたんですか。
篠原経営室副参事(経営担当)
 この用地につきましては、隣が中野体育館用地でございます。南側に国家公務員宿舎用地がございまして、将来的にはそこがF字道路が入りまして、角地という形になります。財務省からは、あそこの敷地の評価に当たっては限定価格という方式、これは区役所用地と、それから財務省用地を一体的に活用することによって資産価値が上がることを想定いたしまして、その増価値分を双方の土地に割り振るというような評価の方法でございます。私どもも近傍取引価格等々を参考にいたしまして、近傍では近いところで、以前、野方消防署の前にありました東京ガス用地、あそこが近傍取引価格では81億、1万平米ですが、81万という単価がございます。そういったことも考慮いたしまして、おおむね最大値として36億を見ておけば、まず大丈夫だろうということで積算をしたものでございます。
岩永委員
 この土地開発公社でこういう事業費が出てくるということになるわけですね。それで土地開発公社なんですが、今年度末で第2次健全化計画が終了します。この健全化計画では、平成16年度、2004年度を基準にして目標を持っています。健全化に向けた目標ということで、保有土地簿価総額の縮減ということで、今年度末までに16年度標準財政規模の0.08までに縮減するという計画になっています。今年度のこの新たな36億というようなことも含めて考えますと、この0.08、16年度標準財政規模での0.08というのは達成されているんでしょうか。
篠原経営室副参事(経営担当)
 総簿価に換算いたしますと、達成はしてございません。
岩永委員
 ここでやる問題ではないので、改めてまた別の機会にやらないといけないと思うんですが、第1次計画、第2次計画ということで、相当の決意を持ってこの健全化計画に着手をされたんだろうと思いますので、今のお答えになりますと、この計画の遂行等を含め、それから土地開発公社等の用地先行取得等について、健全化という視点から見れば、そうではないということに今の返事はつながるんだろうと思うので、それは大きな問題だというふうに言っておきたいと思います。
篠原経営室副参事(経営担当)
 私ども当初、第2次健全化対策ということで、18年から22年の計画をつくったわけでございますが、目標値とすれば、委員おっしゃったように、総簿価でも0.08、それから5年以上保有するものについても0.08ということで、指数を設けてございます。ただ、総務省の第2次健全化対策の目標値とすれば、総簿価については0.25以内、それから、5年以上保有する土地の簿価総額については0.1以内ということで、いずれも総務省が示す健全化指標は下回ってございますので、これにつきましては、総務省の基準どおりきちっと行ったということで、土地開発公社の健全化対策については適切に終了をことしするということになります。
岩永委員
 ごめんなさい。今わざわざお答えをいただいたので、一言だけそれについても、今の私の時点での反論はさせていただきたいと思います。もともとこの健全化計画は、確かに総務省からの通知があって行われたものですが、中野区においてどうなのかということでつくられた、中野区としての思った数字ですので、総務省の範囲の中にあるからそれでいいというふうになるものではないと、そういうふうにして思いますので、そのことについても改めて言っておきたいと思います。
大内委員
 まず、大きなところから聞くと、毎年ここのところ、この補正がこの時期すごい量が多いんですけども、昨年あたりから。その理由は何なんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 この時期の、私ども最終補正と言っておりますけども、この時期に大幅に減額補正等をいたしますことから、例年このような形で、特に去年からということではなく、例年このような形で減額補正をさせていただいて、来年度に向けての決算見込み等、数字を確定させていきたいといったことから、そういった趣旨も含めて、このような大規模な補正予算となっているものでございます。
大内委員
 だから逆に、決算もうすぐだから、もうすぐ出納閉鎖になるわけだから、別に剰余金というのか未執行というのかな、そこのところの数字だけであって、あえてこの時期に減額修正、あるいは特別会計も含めていろいろやっているんだけども、それは何か理由、どういう理由でここのところそういうふうに多くなったんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 適正な財政運営を行うということが一つの大きな理由で、減額補正をすることによって、今年度の決算の見込みが今の段階でどのようになっていくのか、そして来年度に繰り越すべき財源がどのぐらいあるのか、そういったものをしっかり見きわめる上でも、このような減額補正は必要だというふうに考えておりますし、あと、国等の補助金、そういったことの増減、それから特別区債、基金の充当、そういったものに当てたりしたもの、それから未充当のもの、そういったものもございますので、財源更正をきちんと行う。そういった意味でこのような内容。それから、特別会計につきましても同じような中身でございます。
大内委員
 当初予算、何なんだという話にもなるし、予算担当がかわるとこういう出し方、そういう考え方になる。前の予算担当、あるいは前の担当の方のときには、じゃあ、そういう考え方はなかったのか。前はこの時期にここまでやらなかった。あなたが予算担当になってからこういうふうにやるようになった。その予算担当の方針なんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 以前、私も予算の担当をしておりましたけども、私が数年前担当しておりましたときから、このように大規模にこの時期の予算につきましては減額補正等、大規模にこの時期の最終補正としてはやっているものでございます。担当の副参事がかわるごとに考え方が変わるといったことではございません。
大内委員
 何年か前までその必要性がなかったのかもしれないんだけれども、そこまでね。それ以上言いませんけど。
 それとあともう一つ、これ全体的にぱっと見たときに、人件費のところで、給料、あるいは手当も1,000万から2,000万、必ず出ているんだけれども、これは何でですか、減額がね。
志賀政策室副参事(予算担当)
 先ほど説明のところで申し上げましたが、給料等、それから職員手当等につきましては、人勧の影響等を踏まえて減額したもの、あるいは退職手当については、当初の見込みから増となったもの、それによってあらわしてございます。
大内委員
 そうすると、手当も連動して減額になるということでいいんですか。給料は人事院の引き下げで一緒に下がってということでわかるんだけども、手当なんかも影響したということになるんですか。
奈良経営室副参事(人事担当)
 今回、人事委員会勧告におきましては、期末・勤勉手当の支給月数が引き下げになってございます。そうした影響で減額となったものでございます。
大内委員
 ほかにもいろいろあるんで、それだと、給料が例えば1,000万で手当のほうが2,000万、大体減額になった。手当のほうがもとから多かったんですかという、とれちゃうんだよね。減額しているのが、給与手当のほうがみんな多いんですよ。給料よりも、そうすると職員手当のほうが影響が大きいということになるの。言っている意味わかりますか。
奈良経営室副参事(人事担当)
 今回、人事院勧告におきましては、給料分につきましては、公民較差として0.3%引き下げになってございます。それから、期末・勤勉手当につきましては0.2カ月分の引き下げということで、こちらのほうの影響額が大きかったということでございます。
大内委員
 あともう一つ、この一般会計総額というのは幾らになるんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 一般会計の予算規模総額は、3ページをごらんいただきたいと思いますけれども、こちらの補正予算の議案でございますが、1,018億4,092万6,000円となるものでございます。
大内委員
 ちょっと私の勘違いだと思うんですけども、そうすると、先ほど区長の施政方針説明で、23年度の一般会計は1,113億7,000万余、平成23年度ね。22年度に比べ149億5,000万余増えている。だから、これはどういう意味。
志賀政策室副参事(予算担当)
 区長が施政方針説明の中で申し上げましたのは、22年度の当初予算、それから23年度の当初予算、それの比較というふうに御理解いただきたいと思います。
大内委員
 そうすると、22年度の当初予算というのは幾らなの。
志賀政策室副参事(予算担当)
 22年度の当初予算につきましては、9,637万4,000円でございます。(「うそだよ」と呼ぶ者あり)失礼しました。963億7,400万でございます。失礼しました。
大内委員
 ということは、逆に963億からいろんな理由で増えて、また減額しているということになると思うんですけども、簡単でいいですから、一回、増えた理由と、今、主に減額している部分が多いからいいんですけども、963億から、今ついこの間までに約1,000億円いったわけですよね、補正をして。この増ふえた理由って何なの。
志賀政策室副参事(予算担当)
 今回、22年度の当初予算におきましては、子ども手当を計上してございませんでした。当初予算と同時に第1次補正ということでさせていただいております。約28億だったと思います。そしてまた今回大きなものといたしましては、生活保護の受給者が増えたことから、約10億からの伸びを示してございますので、そういったものが大きな要因だというふうに考えております。
林委員
 1点だけ伺います。86ページ、87ページの都市整備費の東中野駅前広場整備なんですが、御説明によると、JR側の設計などに問題があったということなんですが、区側としては、遅れてしまったということなんですが、区側として何か問題というのはない、JRだけの問題ということでしょうか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 今回このJR側の設計に当たりまして、さっき、VEによる遅れというふうに申し上げましたが、当初設計いたしましたものをバリュー・エンジニアリングという形で再度外部での見直し作業を行って、より効率的に経費を削減する効果をねらったものでございます、VEというのは。そういったことを当初からきちんとJR側と調整した上で予算計上しておればよかったんでしょうけれども、今回そういったことの調整のないまま予算計上がされていたということでございます。
飯島委員
 結局、この減額補正しましたけども、これで結局、何がどうなる見込みですか、この減額補正をしたことによって。決算云々とかなんとかって話もありましたけど、執行率は変わりますか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 私ども、この最終補正を出すに当たりまして、決算見込みを出しているわけですけども、それによりまして、22年度の予算規模がおおむね確定されるといった中身でございます。そしてまた執行率等についても、大体全体の概要が見えてくると、そういったものになるものでございます。
飯島委員
 これ補正、減額しなかったら、執行率、ある数字ですよね。減額すると執行率はどうなりますか。上がるんでしょう。執行率を上げる数字の取り組み、そういうことなんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 委員おっしゃるように、確かに当初予算のまま減額補正等しなければ、執行率につきましては低くなるということでございますけども、先ほど申し上げましたとおり、適正な財政運営を行う上において、この時期にしっかりとした状況を把握して、減額するものは減額し、新たに追加計上するものは追加計上させていただくといったことで、適正管理をしていく上で私どもがこういった調整を行っているものでございます。
飯島委員
 執行率を上げるって、別にどうだって言いませんよ。それはそれなりの対応をしなきゃならない理由がある。もう一つ、だけど、効果があるんじゃないの。それは何ですか。
 減額することによって、主に何が出てくるかといったら、そこにつぎ込んでいた一財もしくは特財、あるいは基金からの繰り入れ、起債、これがなくなるわけでしょう。それをやることはどういうことなんですか、あなたの立場にとってみれば。財政上の構造を、特に基金を取り崩して財源更正したとかなんとかということではなくて。だって、税、それから特別、いわゆる財調が増えるんだから。本来的な経常経費でそれを賄えるような形にしたということでしょう。そういうことは本来の財政運営上からいったら、22年度、あり得るべきスタイルに戻そうとする、そういう努力でもあるわけじゃないですか。それから年度間財源について、年度間の財源調整の財源についても、当然、持続可能性を高める上からいったって当然やることだ。今までは全部野放図だった部分があるわけでしょう。だから、それは繰越金になってしまえば、そこから改めての用意の仕切りだけれども、今やっておけば、一たん基金にまた積み戻せば、基金としてそこにフィックスできるわけだよ。そういう財政上の、中野区にとって本来のポジションを改善する、そういう行為でもあるんじゃないんですか。そういうことを御説明したほうが、もっとわかりやすいんじゃないの。何でこの時期にこんな減額の補正をするのか。私も減額補正をやれって言ったですから。なぜなら、見えないから、そうじゃなきゃ。だから、財政の見える化のための一つの方策でもあるんでしょう。そうじゃないんですか。
志賀政策室副参事(予算担当)
 先ほど私の御説明の中で、財政調整基金の繰り入れの取りやめですとか、あるいは起債充当を未充当としたといったように、今、議員がおっしゃったように、お話しございましたように、適正な財政運営を行うことによって、その時々のきちんとした持続可能な財政運営が行えるようにというのが一つの大きな目的、趣旨でございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で質疑を終わります。
 この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時56分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後2時58分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結いたします。
 次に、意見の開陳を行います。
 意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。
 討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第1号議案から第6号議案まで順番に採決を行います。
 
委員会を休憩します。

(午後2時59分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時59分)

 これより第1号議案について、挙手により採決を行います。
 お諮りします。
 第1号議案、中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 次に、第2号議案の採決を行います。
 お諮りします。
 第2号議案、平成22年度中野区用地特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 次に、第3号議案の採決を行います。
 お諮りします。
 第3号議案、平成22年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 次に、第4号議案の採決を行います。
 お諮りします。
 第4号議案、平成22年度中野区老人保健医療特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 次に、第5号議案の採決を行います。
 お諮りします。
 第5号議案、平成22年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 次に、第6号議案の採決を行います。
 お諮りします。
 第6号議案、平成22年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
 以上で、第1号議案から第6号議案までの審査を終了いたします。
 本日予定いたしました審査は以上のとおりですが、その他、委員、理事者から何か御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

(午後3時01分)