平成23年03月11日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
平成23年03月11日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録
平成23年03月11日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成23年3月11日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成23年3月11日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時24分

○閉会  午後4時02分

○出席委員(8名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 吉原 宏委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 服部 敏信
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 相澤 明郎
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 東 利司雄
 書記 菅野 多身子

○委員長署名



審査日程
○陳情
〔新規付託分〕
 第2号陳情 桃園川緑道の改善を求めることについて
○所管事項の報告
 1 平成23年度の組織編成について(都市整備部・まちづくり推進室)
 2 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について
     (都市整備部・まちづくり推進室)
 3 平成22年度外部評価抽出施策に対する二次評価結果と見直し・改善内容等について
     (都市整備部・まちづくり推進室)
 4 平成22年度(2010年度)第6回中野区都市計画審議会について(都市整備部経営担当)
 5 住宅等の耐震化促進事業の実施状況について(建築担当)
 6 債権の放棄について(住宅担当)
 7 その他
 (1)東中野駅前広場事業の進捗状況につい(都市計画担当)
 (2)中野駅北口中央自転車駐車場のバイク置場の閉鎖について(交通・道路管理担当)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会いたします。

(午後1時24分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がございませんので、そのように進行させていただきます。
 それでは、議事に入ります。
 昨日の第36号議案補助資料等につきまして、理事者側から訂正の発言を求められておりますので、これを許可したいと思います。なお、あわせて、訂正箇所の資料の差しかえを配りたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、そのようにさせていただきます。

〔資料配付〕

委員長
 それでは、資料がお手元に行ったと思いますので、理事者側からの説明をお願いいたします。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 昨日の第36号議案、中野区地区まちづくり条例の補助資料等について、数字に一部間違いがございました。申しわけございません。訂正させていただきたいと思います。
 2点ございます。まず、パブリックコメント手続の実施結果の資料でございます。このうち2ページ、真ん中ほど項目に、第2章、都市計画決定の提案についてというところのナンバー2の区の考え方の回答欄の部分でございます。正しくは、3,000平方メートルでございます。一けた多く昨日の資料は書いてございました。申しわけございません。
 もう一つでございます。第36号議案、この補助資料、裏面でございます。一番最後の部分でございます。第6章雑則、(委任)のところでございます。正しくは「第19条」でございましたが、昨日は「第10条」ということで誤って記載したものでございます。
 以後、このようなことがないように十分注意していきたいと思います。申しわけございませんでした。
委員長
 これについて、何か御質問ございますでしょうか。よろしゅうございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、進行させていただきます。
 陳情の審査を行います。
 第2号陳情、桃園川緑道の改善を求めることについてを議題に供します。
 本陳情につきましては345筆の署名が添えられておりますので、御承知おきください。本日、陳情者から補足説明の申し出がありますが、いかがでございましょうか。――よろしゅうございますか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時27分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時39分)

 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はございますでしょうか。
吉原委員
 桃園川緑道に関しては、うちの会派の市川議員も何回か質問しているんですが、改めてお伺いします。ここは、今どこの管理下になっているんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 桃園川そのものは、いわゆる東京都の下水道局の桃園川下水道幹線ということでございまして、私ども中野区は、その下水道局から土地をお借りしまして、それでああいった緑道を整備し、今、管理しているというような状況でございます。
吉原委員
 そうなりますと、持ち主は東京都の下水道局ということになるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 土地所有者はあくまでも東京都下水道局さんでございます。
吉原委員
 東京都下水道局のほうで、この緑道に関して何か計画とか、そういうのはあるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 下水道局さん、これはちょっと又聞きでございますけども、今後、下水道全体の改修計画があるやには聞いているんですが、その年次計画といいましょうか、実施計画等々については、具体のお話は、私どもは特段お聞きはしておりません。
吉原委員
 下水道局の改修計画ですか。そういうものがありますと、持ち主ですから、なかなか一筋縄には行かないのかなという感じはするんですが、ここに関しまして、下水道局と何か話し合いはしたことはあるんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 昨年の一般議会でも御質問をちょうだいしておりまして、現時点で桃園川緑道の位置付けがはっきり決まっていないわけですね。今も申しましたけど、土地所有者が下水道局さんでございますので、下水道局と私ども中野区の間で、まず位置付け論をはっきりさせましょうということが1点でございます。下水道局さんとしては、じゃあ、しからば下水道に支障がないように、いわゆる維持管理協定みたいなものを結べば、この桃園川緑道についても都市公園法という、いわゆる公物管理法でございますが、都市公園法の網の目をかけることについてはやぶさかではないということで、現在調整中でございます。
吉原委員
 維持管理協定を進めることに関して現在調整中ということは、もう大分、それの実現に向けていろいろ、今現在進行中ということで考えてよろしいんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 事務的な話で今かなりの精度で進めているところでございます。
吉原委員
 では、その経過を見守る必要もあるかなという感じはいたしますが、その辺はいかがでしょう。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 維持管理協定を結ばせていただきまして、それから中野区として、区立桃園川緑道という公園といいますか、緑道の法的な位置付けをはっきりさせてまいりたいということで、今調整中でございます。
江口委員
 この桃園川の緑道というのは、私が提案して実現したということで、大変懐かしい思いがしているわけですけど、確かにもうそれから相当年数がたってきていることは事実ですし、これが区が方針を決めて、東京都下水道局との話し合いの中で、あそこに緑道をつくると。杉並もあわせて、そういう状況がついたときに、近隣住民の方にも大変努力していただいて、特にそこに玄関があったうちもありましたし、ほとんどは裏口だったんですけど、そこの通路を確保するために本当に職員が1軒1軒住民の方たちと話し合いながら、そこに自分の敷地からすぐに出られるということまで御努力していただいてできたところなんですが、残念なことに杉並のほうが相当予算をとって立派な緑道をつくって、若干中野の場合は劣るということで、非常に私としては当時としてはショックだったんですが、といっても、中野の場合はその緑、それから公園ということで、それを確保するということで、大変あそこの一帯が、環境がそれによっていいものができてきたと。特に桃園川の氾濫という時代があって、御苦労して、下水道局もあそこへ地下へ下水管をということなんですが、一つ先ほどあったように下水管のことも相当古くなってきているんですね。そうすると、これは本格整備するためには、先ほど言った公園という形で区側のほうに管理を委託してもらうということになるのは、それは大変結構なことなんですけど、それにはやっぱり相当、あの下水道局は今計画がないと言ったけど、計画を出してもらって、まず下水の整備をしないとせっかく整備しても、また掘り返しをしなきゃいけないということにはならないんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今、委員の御指摘のとおり、私どもは、地主さんである下水道局さんから上物を借りている立場でございますので、従来使用許可という形で下水道局さんから借りています。その中にも書いてあるんですが、下水道の、要するに下水道局さんに何かあった場合は撤去しますよと。許可を取り消しますよと。極論を言いますと。そういうふうな状況でございますので、下水道局さんのほうの改修計画をよく慎重に見きわめないと、なかなか上物の私ども緑道の改修設計工事はかなり難しいのかなという気はしております。
江口委員
 もう一つ、下水道局との話し合いの中で、議会でも散々出ていて、最終的にあそこを都市公園という形で網をかけられれば、区側としては、議会で出ていた放置バイクの問題だとか、放置自転車の問題も、これは中野の公園条例に基づいてすぐに撤去だとかそういう話し合いもできやすいという話もありました。しかし、一つには、この公園をつくりかえる、改修するというのは、相当地域住民の方との話し合いというのはしていかないと、例えば、今までの私の経験の中でいくと、ベンチなんかも、確かに我々はいつもベンチを置いてほしいという声を出すんですが、置かれた前の家からすれば非常に迷惑だという問題が、総論賛成、各論反対。これは神田川の緑道のところでもそういう話があって、やはり夜中に若者がそこへ座ってしゃべられたのでは寝られないとかいろんな苦情が出てきて、なかなかこれも難しいわけですね。
 それからもう一つは、公園条例が適用されると、中野区の場合は今、犬が入れないですよね、原則は。だから、そういうことも踏まえて、やはりこれからの桃園川緑道の使い方を議論するには、やはりある程度腰を据えて、先ほど言ったように、まず下水道局の計画がいつなのか。と同時に、今後の整備計画に基づいて地域住民に説明して、地域住民の個々の理解を得てということをしていくには相当時間が必要。だけど、それを取り込まなきゃいけないことは、相当年数がたっていますから事実なんで、そういうさまざまな問題をやるには、これは本当に時間がかかってしまうような気がするんですけど、基本的にその公園という形で、中野区が下水道局と話がついた後、そういう方向に持っていくというのは何年ぐらいかかるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 先ほど申しましたけど、下水道局さんそのものの改修計画が現段階では定かではないということでございますので、どちらにしても、下水道本体もかなり老朽化しているように聞いておるわけでございます。私どもの管理しているいわゆるこの緑道本体も、今、陳情者の方がおっしゃっているようにタイルがかなり浮いてきているとかその他プランターが、私たちも日々、大規模な改修工事はできませんが、いわゆる部分補修的にやらせてもらっているわけです。したがって、今後、どれぐらいの年数でかなりの改修が可能かどうか、その年次割計画というか、そのイメージさえも私ども現段階ではつかんでいないというような状況でございます。
 ただ、放置バイクの件は、かなりやっぱり問題だろうと私たちも認識しておりまして、位置付け論がはっきり今までしていなかったもので、地元の所轄の中野警察署さんとも、まずこの位置付け論をはっきりしてほしいということが言われておりますので、公園法並びに中野区の公園条例という位置付けができますれば、それなりに放置バイク、放置自転車については対応は可能かなというふうに考えておるわけでございます。
江口委員
 そうすると、当面、東京都との話し合いの中で、都市公園という形で区側に管理を任せられるという話で今進めているということなんですが、そうすると、それが実現すると同時に、やっぱりその話があった段階で、やっぱり下水道局の計画もできればどうするのかというのをつかんだ上で、例えば、議会等で出ている放置バイクだとか放置自転車というのは、それは今度公園になれば、それですぐに所轄に言って撤去と、処分という形は可能なんだろうけど、それ以外の問題というのはそこから進んでいかなきゃいけない問題もあるわけでしょう。今言った壊れているとか。それからあの時代はバリアフリーの問題、法がないということで、バリアフリー化されていない部分もたくさんあるんですね。そうすると、それもすべて設計の中に入れて、本当に遊歩道という形で、区民の人の憩いの場所に再度再現させなきゃいけないということになると、やっぱりその辺の東京都のまず話を受けると。それから東京都の計画を聞くという形が詰まらない限りは、例えば、個別のちょっとした破損しているとか、穴があいたとかというところは修復というか修理ができるにしても、それからバイクだとか自転車の場合は対応できたとしても、それ以外の場面というのはまだまだこれから先になるわけでしょう。そうすると、その東京都の話をいただいて、区側がきちっと都から管理を委託されましたということからこの話は進むというふうに理解していいんでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 上物の施設そのものは今中野区が管理しておりまして、そういう状況でございますが、今、委員御指摘のとおり、応急処置は、私どもが私どもの権限でできますけども、いろんな大規模改修等については、地主である下水道局さんと詳細に詰めていかなきゃならないということでございます。
せきと委員
 現在区が下水道局から借りて管理をしているということはわかりました。借りて使用する目的というのは、より広範な人々が自由に出入りして、散策したり歩き回ったりする目的で借りていると考えていいわけですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今、委員御指摘のとおり使用目的というのがありまして、公共の用に供するですか。ちょっと言葉が正確じゃないんですが、公園的に使うということで使用許可を下水道局さんと結んでいるということでございます。
せきと委員
 いつということははっきりはしないが、公園としての位置付けをしていきたいというお考えはわかりました。でも、現在においても公共の広場ということには変わりはありませんので、そうした観点から放置自転車、バイク等の撤去、指導というのはなさるということも伺いました。
 もう一つ、車いすの件はどうなんでしょうね。現在も公共の広場という形になっていますので、より多くの方が利用できるようなことを、公園という位置付けにする前の段階においても進めていく必要があるのではないかと思いますが、その点はいかがですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 結局、地面の下に下水道のコンクリートの壁がありまして、これは上流から、西田橋から一番東側が神田川の末広橋まで約2.3キロ。橋の数で言いますと29橋ありまして、それがすべて平面交差しているわけですね。物理的に下水道幹線のコンクリートの壁といわゆる平面交差している道路の高さがあるところは、下水道幹線の結果高くなっているところ、あるところは低くなっているところ。それは現段階で車いすを通させるためには、今のバリアフリー法で、東京都の福祉条例、それで縦断勾配4%以内とか決まっておるわけでございまして、そうなりますと、下水道の構造物そのものをいじることになっちゃいますので、物理的に、先ほど委員御指摘のバイク、自転車が優先なのか、車いすが優先なのか、それ以前の問題として、構造体そのものをいじることはちょっと難しいかなというふうに思っておるところでございます。
せきと委員
 じゃあ、29カ所、どこ1カ所として車いすの入場が難しいということですかね。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 この整備をしてから、何カ所かは、平面交差している道路に対して緑道が低いところ、鉄板のスロープみたいなものを設けさせていただいて、スムーズではないんですが、何とか車いすが通れるというところも何カ所かは設置してあるんですが、やはり、バイク、自転車対策を最優先に置いていることもありまして、そういう面では車いす対応にはなっていないというふうに理解しております。
せきと委員
 あまり急な勾配のところを車いすを通すとかえって危険だとは思いますので、公園整備をしていく中でこういうのは実現していくんだろうと思います。
 緑を保全するための管理を適切に行ってくださいと陳情がされておりますが、これは下水道局との管理の現在の契約の中では、どういった取り決めになっているんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 いわゆる緑道の中の植栽はすべて中野区が管理することになっておりますので、去年の夏場、確かに暑うございまして、水やりがどうなっていたか、ちょっと私、すみません、確認がとれていませんが、もしそういうことでしたら、植栽に対する夏場の水やり、かん水はやってまいりたいと思っております。
せきと委員
 それと、陳情の1番目に滑りやすいのがあるというお話なんですが、これは、今の絵のかいたものは取りかえることなく、何か上に滑りどめのようなものを付したりとか、そういうこともできるのかなとは思うんですが、滑って困るといった声が届いたことはあるんですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 いろんな御要望とか苦情等をちょうだいしておるわけでございますが、タイルが壊れたとかはがれたとかそういうのはあるんですが、滑ってというのは、ちょっと私どもの記録の中には見当たらないんです。ただ、現実問題として、いわゆるあれは絵タイルですよね。絵タイルは陶板でできていますので、確かにデザイン的には私もいいかなと思っておるところでございます。どうやってその滑りをなくすことが可能か。ただ、ああいう絵タイルでございますので、その方法論についてはちょっと検討させていただきたいと思います。ただ、普通のところは、いわゆる磁器質のタイルでございますので、いわゆる滑りどめになっておるというふうに理解しております。
せきと委員
 過去には滑るといった話は出なかったようですが、今回こうして出されておるわけですから、きちんと対応方をお願いしたいと思います。
 また、副参事もおっしゃったように、せっかく絵がかいてありますので、それをすべて取りかえるのがよいのかということも含めてやっていただきたいと思いますので、お願いします。
むとう委員
 休憩中に陳情者の方からいろいろ現状について御報告があったわけですけれども、その陳情された方々の認識というのは区のほうも一致している状況でしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 今の陳情者の具体的なお言葉をお聞きした中で、大体共通認識ではあると思っております。ただ、従来から、私どもこの場所は昭和60年から平成6年、9年間かけて整備してまいったわけでございます。その都度、地域の方々といろんな説明会等もやりながら、ああいった空間というか、緑道設計になったというふうに聞いておりまして、その中で、例えばベンチの数がもう少しというお話の中も、これもその当時の打ち合わせの中でベンチの配置、数を決めてきたというふうに考えております。したがって、今度ベンチをふやせないかということについては、今度逆に、隣近所の方がうるさいよと。それで、言い方は悪いんですが、路上生活者の方もそこにいらっしゃるとか、そういうことにもなろうかなという懸念を逆に持っております。
むとう委員
 これを整備するときには、沿道の方々からいろいろお話を伺って今の形になったと。また今、改めて、それはもう随分前の話ですよね。最近になって改めてこういった形で現状を踏まえて陳情が出されていて、改めてまたここで区のほうとしても、沿道の方々の御意見を伺いながら、確かに今の陳情者のお話ですと相当傷んでいる。私もたまに通ることはあるんで、言われてみればそうかなとすごく思うので、タイルの傷んでいる、ぼこぼこ浮いているところがあるということは、すぐ直さないと危ないことですし、これを機会にまた改めて、何か改善すべきことはどうなのかというのを改めて沿道の方からお話を伺ってみるようなことはしてみたらいかがかなと思うんですけれども、いかがなものですか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 確かに今委員御指摘のとおり、舗装面については確かに浮いているところもこれありでございますので、応急処置的にはできるんですが、大規模に全面的にということになっちゃいますと、全体の下水道局さんとのそれこそ入り口論のお話を整理しなきゃなりませんし、また予算的にも、全面的に舗装を変えるとかそういうことには、ちょっと今の段階では困難かなという気はしております。
 あわせて、近隣に住まわれている方のお話ということでございましたけど、現状の緑道の応急処置的な話については私どもの中でできると思っておりまして、かつ、その近隣の方々からも、あそこの照明灯のランプが切れているわよとか、そういったことも、先ほど申しました御要望等の中に、日々の要望、苦情等の中にも入っておりましたので、その都度御対応させていただいているというふうな実態でございます。
むとう委員
 そういたしますと、この陳情の趣旨に書かれている1から7の中で、今の段階でなかなか難しいかなと区が認識しているのは5番ということでいいんでしょうか。それ以外は、区のほうも同じように認識し、その都度改善を図るし、これからも図っていくというような考え方でいいのでしょうか。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 対処療法的に、例えば1番の滑りやすいタイルの、例の絵タイルについてはなかなか物理的な問題と今までの経緯もこれありだと思っておりまして、若干浮いているようなところについてはそれなりの応急処置はできるのかなと。
 2番の放置バイク、放置自転車等については、まだ東京都さんと先ほど申しました管理協定等の話もまだ詰めておる最中でございますので、その推移をぜひとも見守っていただきたいということでございます。
 3点目のベンチ設置云々というのも、この件についても、今後十分検討してまいりたいというふうに思うところでございます。
 4番目の緑の保全、先ほどおっしゃっていただいた夏場の水やり等については、これは十分今後配慮というか、それなりの対応ができるのかなと。
 5番目は、これは大規模な改修になってきますので、先ほど申しました29カ所と平面交差しておるわけでございますので、ということでございます。
 6番目については、啓蒙活動をさせていただくということについては問題ないかなと思っております。
 7番目は、これは多分陳情の方の御意見だとすると、全面的な改修とか、そういったことについては当然ながら、区民の方々、沿道の方々と意見を聞きながら改修計画を立てていきたいと思っております。ただ、その時間軸等については、下水道局さんと先ほど申しましたとおり、まだまだ見えない状況でございますので、その辺については御理解をいただければと思っております。
委員長
 他に質疑ございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、本件の取り扱いを協議するために、暫時委員会を休憩させていただきます。

(午後2時04分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時08分)

 お諮りします。
 第2号陳情、桃園川緑道の改善を求めることについてを閉会中も継続審査とすべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手多数。よって、継続審査すべきものと決しました。
 以上で、第2号陳情についての本日の審査を終了させていただきます。陳情者の皆様、御苦労さまでございました。
 それでは、続きまして、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、平成23年度の組織編成についての報告を求めます。
遠藤まちづくり推進室長
 それでは、平成23年度の組織編成につきまして、23年度の行政順ということで、初めに、都市政策推進室関係につきまして御説明いたします。
 お手元の資料(資料2)、平成23年度の組織編成についての1ページをごらんいただきたいと思います。
 まず、都市政策推進室は、中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりといった大規模プロジェクトの推進、また、まちづくりと連動いたしました産業振興への取り組みを行いまして、にぎわいと魅力のあふれる東京の新たな活動拠点の実現を目指し、新たな推進体制として設置いたしました。
 初めに、大きな見直しといたしまして、これまで区民生活部所管でありました産業振興分野の組織を見直しまして、新たに産業・都市振興分野として都市政策推進室に再編するものでございます。また、これまでまちづくり推進室所管でありました地域まちづくり分野、これを都市基盤部に再編いたします。
 次に各分野でございます。まず、産業・都市振興分野ですが、新たに室経営担当を設置するほか、都市型産業支援担当、経営支援担当、にぎわい・文化担当、里・まち連携担当等を設置いたします。
 次に、中野駅周辺まちづくり分野でございます。分野の名称を変更するとともに、これまで経営室が所管しておりましたサンプラザ関係事業分野の組織を見直しまして、区役所・サンプラザ地区整備担当を新たに再編するものでございます。また、都市整備部が所管しておりました中野駅地区基盤整備担当を都市政策推進室所管といたしました。これによりまして、中野駅地区の基盤整備や区役所・サンプラザ地区の整備につきまして都市政策推進室として一体的に進めてまいります。
 次に、西武新宿線沿線まちづくり分野ですが、これまで一施策でございましたけれども、西武新宿線駅周辺まちづくり担当と西武新宿線沿線基盤整備担当の二つの施策といたしました。西武新宿線駅周辺まちづくり担当では、新井薬師前駅、沼袋駅周辺におきまして、駅前広場やアクセス道路など基盤施設の事業化を前提といたしまして、これらの整備と合わせたまちづくりのルール等について検討を進めるため、権利者によりますまちづくり協議会の設立等を担当してまいります。西武新宿線沿線基盤整備担当では、連続立体交差化事業に係る東京都と西武鉄道との協議・調整のほかに、駅前広場、アクセス道路の都市計画の決定、または事業化に向けた取り組み等について担当してまいります。
 なお、管理職の配置でございますけども、各統括管理者のほかに産業・都市振興分野のにぎわい・文化担当の執行責任者、中野駅周辺まちづくり分野の中野駅周辺整備担当と中野駅地区基盤整備担当の執行責任者に管理職が配置されます。
 私のからの説明は以上でございます。
服部都市整備部長
 続きまして、都市整備部にかかわります23年度の組織編成につきまして御報告申し上げます。資料の一番最後のページ、6ページをおあけいただきたいと思います。
 都市整備部は、区民の暮らしを支える都市の基盤づくりを担う部分として安全・安心で快適なまちを実現するため、そこに書いてありますように、組織名称を都市基盤部として変更するものでございます。分野につきましては、分野の統合等を図るとともに、新たな分野でございます、先ほど出ました地域まちづくり分野、また、防災・都市安全分野を含めて合計6分野として構成するものでございます。
 都市計画分野では、部の経営と都市計画及び住宅を担い、また、地域まちづくり分野では地域まちづくりの方針・計画づくりを担うものでございます。また、道路・公園管理分野では、道路管理と公園の維持管理を担いまして、都市基盤整備分野では、道路の維持管理やまたは大規模な公園等の基盤整備を担うものでございます。建築分野におきましては、建築物の適法性の確保、耐震性の向上を担いまして、防災・都市安全分野では災害対策や地域の生活安全及び交通対策を担うものでございます。こういう構成でやっていくものでございます。
 なお、分野には統括管理者、原則が管理職でございますけども、分野の施策に基づきまして、そのとおりになってございますが、なお、執行責任者のうち、地域まちづくりのまちづくり事業推進担当及び防災・都市安全分野の生活安全担当及び交通対策担当につきましては、事業の性格等々で管理職を配置する予定でございます。
 よろしくお願い申し上げます。
委員長
 ただいまの報告に対しまして、質疑ございまでしょうか。
江口委員
 都市政策室のほうに、例えば、これは産業・都市振興ということで、何で里・まちがここに来るのかというのがよくわからないのは、里・まち連携というのはすべてでしょう。例えば、今みたいに物産展をやるのが里・まち連携じゃないわけでしょう。市民との交流だとか、それからさまざまな行政との関係とか、スポーツだとか、そういうことも含めた意味での里・まち連携と私は理解していて、今のところ中野区の里・まち連携というのは物産展みたいな里・まち連携なんだけど、これは何でここへ来るの。
遠藤まちづくり推進室長
 一つは、これまで産業振興分野で担当いたしておりました事業内容、その中に里・まちが含まれているというものが一つございます。それと今後は、委員おっしゃられるような形で、単なる物産展ではなく、さまざまな意味での里とまちの連携、こういったものを図っていくというものは、現在においても変わっていないというものでございます。
江口委員
 いや、だから、区民からすれば、そういう動きからすれば、それこそ行くところがないんだったらこんなの政策室でやることであって、例えば、にぎわいはいいですよ。それと文化とひっつけること自体、確かに文化との連動はあるかもしれないけど、中野区の場合は文化行政というのは非常におくれているんですね、他区からしても。だけど、やっぱりここに、産業・都市振興に来るという自体の区民からするイメージって何もないのね。というのは、もう、取りつける場所がないからここに取りつけてやるというイメージしかないんですよ。これだけ組織編成したら、本当にさらにこの分野が拡大し進んでいくというようなイメージは到底受けないんだけど、担当、これは室長が答えるのは難しいかもしれないけど、こういう形で室の運営というのはできるんですか。
遠藤まちづくり推進室長
 やはり、今後の中野のにぎわいづくりという点からいたしますと、やはりまちづくりの面では産業の振興、それとハード的なまちづくり、これを一体的に進めていく必要があるということで、新たな組織としての都市政策推進室というものを設けて一体的に取り組んで、中野の発展に取り組んでいこうというものでございますので、そういった視点から、23年度以降取り組んでいくというものでございます。
江口委員
 私としては、ただ当てつけにやった担当だと思って、本気になって文化行政だとか、里・まち交流が進んでいくとは到底思えないので、そのことは言っておきたいと思います。
 それから、都市基盤部なんだけど、この道路に関しては道路・公園というところに全部入れることはできないんでしょうか。前も言っているように。こういうふうに、必ず、道路維持担当、生活道路整備と。ところが名称的に、分野になると、区民からすると、道路・公園管理ということになると、道路のことはここへ連絡すればいいと思うんですよ。ところがいつも、我々もそうなんだけど、違うのね。だから、これは何でこの道路はこっちに、例えば道路管理担当のもとにずっと道路が入って、それ以外のところは、公園整備はいいですよ、別に。それは公園整備をやらなきゃいけないんだけどというふうに、区民にとってわかりやすくするということをなぜしないんでしょうか。これは分けないと難しいの。
服部都市整備部長
 新年度、こういう組織編成を行った理由としては、一つは、現行ございます公園・道路整備につきまして、いわば整備を大規模公園等もございますし、道路整備もございますけども、そういったところで、十分そういった大規模公園等を中心に整備を重点的に置きましょうといいますか、そういうところで、公園の関係の管理をこういう公園・道路管理と位置付けました。なお、道路の関係におきましては、そこに新しい23年度の項を見ていただきますと、執行責任者の欄を置いてございます。道路管理担当、道路占用・監察担当、道路境界等々で、いわば道路管理にかかわります担当を置いてございます。ですから、一般的に道路の管理という部分では、区民の方からここで新しく対応します道路・公園担当が担うといいますか、なお、今の委員の御質問の中にもありますけども、都市基盤整備の関係におきましては、そこの執行責任者の欄を見ていただきますけども、道路維持、あるいは生活道路整備、そういう一定のハード面の関係につきましては都市基盤整備のほうで担う、そういう使い分けを、あるいは窓口の整理をさせていただき、より区民の方にわかりやすく整理させていただくものと考えてこういう体制をつくったわけでございます。
 今後ともいろんな機会に、まだ若干時間がございますので、窓口対応、あるいはいろんなパンフレット等につきましても御理解いただけますように、対応を工夫していきたいと思っております。
江口委員
 これはどう見たって、区民からわかりますか。例えば、道路・公園管理のところに平和の森公園事務所長と公園維持・管理担当とありますよね、執行責任者。それから、その下の都市基盤整備の下に公園整備担当と、ここにまた執行責任者がいるのね。分野のところに二つに分かれてここにある。中野が昔は公園に力が入っていたのは、公園緑地課という専門でやって、緑の関係はすべてそこにあったんだけど、いつしか道路と公園ということで来てしまったわけですね。ですから、最近の公園というのは非常に汚いとかいろいろ、予算の関係もあるんだけど、言われているんだけど、これで本当にこう見たって、公園整備担当が都市基盤整備の分野にあって、さらに、公園維持・管理は道路・公園管理にあるというのは、本当にこれはわかりにくいんですよ、区民からすれば。それは皆さん役所の人間だから、あいつがやっているんだからとわかるかもしれないけど、区民から見たら、これを見たときにどこへ電話をすればいいのとなるのね。そういうことというのは考えたことありませんか。区民の立場になって。
服部都市整備部長
 いわば、公園・道路等、広く見れば都市基盤でございます。いわば都市基盤の整備と管理、そういう大きなくくり方を分けてこういう組織編成にさせていただいた経過がございます。その間、昨年の秋以降さまざまな、部長を中心に区長も含めて検討した経過の中で、今ある体制を踏まえながら、より、今申し上げた都市基盤整備並びに都市基盤管理を円滑にするための体制として、現状の今ある組織をこういう方向で一歩改善していった、そういう認識で考えてございます。
江口委員
 そうじゃなくて、皆さん方は横にいて、庁内にいるからいいわけ。あいつがやっている、こいつがやっているとわかるけど、区民から見て、区民が電話するときに、こういう表が出てどこへ電話するって公園整備担当って、都市基盤整備のほうにまず電話しますよね。ところがぱっと見たときに、公園維持・管理担当というのは道路・公園だと。これはわかりますか。そういう意味で言っているんです。区民にとってわかりやすいものにしたのかどうか。
服部都市整備部長
 いわば執行責任という整理させていただいているこういう項目でございます。それぞれ管理、あるいは整備といいますか、当然区民の方が中野区のほうにさまざまな苦情、あるいは相談がある場合には、具体的にその事業、あるいはその対象とする内容をお伝えいただきます。その段階で、いわば電話なり、あるいは窓口なりの対応で十分対応できるものと考えてございます。
江口委員
 いや、十分対応できる、本当にそう服部部長、思いますか。私は頭が悪いから、僕は36年議員をやっていて、最近になったら本当にわからない。便利手帳ってつくっていただいて、あれが非常に私たちの財産なんだけど、あれを見たらもっとわからない。しようがないから、私は庁内にいるときには部長級に電話して、このことはどこに相談すればいいのという二重手間。私が悪いのかもしれないけど、本当に区民がそれでわかっていますか。そういうふうに言い切れますか。
服部都市整備部長
 繰り返しの御答弁でもございますけども、一応、こういう組織の形でお示しさせていただいてございますが、区民から参りますさまざまな電話、あるいはお話につきましては、具体的な内容でございます。そういった部分の具体的な内容につきまして、窓口、あるいは電話の対応の中で整理させていただき、円滑に、あるいはまっすぐに所管の担当のほうにつなげるように、あるいは相談が解決できるように対応していきたい、そう思ってございます。
江口委員
 いや、そうじゃなくて、僕が言っているのは、役所というのは区民のためにあるんでしょう。こういう流れをつくるのは、区民のための組織なんでしょう。ところが、私が最近言っているのは、皆さん方のための組織なんだよ、これ。だから、区民のためにわかりやすいんだったら、そういう名称にしないと、例えば、交換の人に、それこそ何々だと言えば、それはより分けてくれますよ。だけど、あの便利手帳見てごらんなさい。わからないですよ、さっぱり。前のほうがわかりましたよ。昔のほうがね。だけど、今新しい2,000名体制の中でということだから、私もあえて我慢してきたんだけど、これじゃあ、本当にこのままこういう組織がずっと運営されていくということであれば、それこそ名称的なものを本当にもっと考えてやってもらわないと、区民が直接そこへ電話したいと。最近は直通電話が皆さんあそこに載せてありますから、電話するときに、結局、あっちだこっちだと回されてしまうというケースが多いんですね。そのことを言っているの。だから、皆さん方は理解しているんですよ。もうこういう体制の中に長年いるんだから。だけど、私は区民の立場で、議員であるけども、皆さんの中にいないからわからない。今、内線一覧で探すのに、だれに電話していいかさっぱりわからないぐらいになっているの。だから、僕はあえて聞きたいのは、区民の皆さんはこれでわかりますかと言っているんですよ。そうやっていろいろ電話いただいたら、そうじゃなくて、わかりますかという意味、こういう名称で。
服部都市整備部長
 私としては、新しい都市基盤部の部長として自覚させていただくことは、区民にわかる組織、あるいは窓口での整理をさせていただく覚悟で取り組んでいきたいと思っております。
市川委員
 江口委員の関連ね。前にも建設委員会でこれは言ったことがあると思うんだけど、すぐそこの横断歩道、ちょうどあおい書店から出て、横断歩道を区役所側に渡るでしょう。信号があるでしょう。早稲田通りから真っすぐ一方通行で走って、朝になると自転車の通行が激しい区道があるでしょう。あそこの横断歩道のところの向こう側、いわゆるサンクオーレ側の車道と歩道の縁石、間にある縁石ですね。それが浮いていたんですよ。ちょうど雨が降った後で、その下に水がたまっていたわけ。僕はたまたまそれをぽんと踏んづけたら水がぱしゃとはねたから、あ、浮いているなと思って区役所に電話をしたんですよ。僕はその場から携帯電話で電話した。今ここは中野区中野四丁目3番のこの道路、区道とサンプラザの南側を走る二百二十何号線かの道路のその角にある、ちょうどカーブしているところあたりの縁石が浮いていて、踏みつけると水がはねるんだよと。危ないから早く直してあげてくださいよと言って電話したわけだ。そうしたら、最初に管理に行くわけだよ。ちょっとお待ちくださいと言って、交換台は管理に回したわけ。それで待っていたわけ。そうしたら、管理担当係長が出てきて、ああ、そうですかと。じゃあ、ちょっとお待ちくださいと言って、今度はこれが維持に行くわけだよ。その間、大体5分ぐらいかかるわけ。僕は根気よく待っていたの。一区民の立場で。どうなるかなと思って待っていたんですよ。今度維持の担当係長が出てきて、それはだれとは言わずに、これは職責だからね。職務上の職名だよね。だと思って聞いてくださいよ。今度、ああ、そうですかと。それでどういう状態ですかということになって、ああ、それじゃあ、今度これは修理しなきゃいけないですねと。当たり前だよ。修理してもらいたいから電話しているんだからお願いしますよと。決していらいらせずに丁寧にしゃべったわけだ。そうしたら、ちょっとお待ちくださいと言って、また保留音になって5分ぐらいたったわけだよ。そうしたら、今度これが、これを実際整備する担当の係長に回ったわけだよ。それで結局、じゃあやりますと言うまで15分かかった。私は携帯電話だよ。そのころ定額制じゃないんだよ。ずっと待っていて15分だよ。今、江口委員の言ったことはそこにあるんですよ。これは区民だったら、もういいよと。これだけ保留音聞かされているんだったらば、わからないからと切っちゃうじゃない。だけど、僕は、こういう立場にもいる関係上、どのぐらいかかるかなと思って聞いていたの。ずっと待っていたの。そうしたら15分かかったんですよ。それで、そこで思ったのは、やっぱりこの整備、維持、管理、これは一体のものですよ。どう考えても。だから、同じフロアで同じ机を並べているところで回さなければ、それも一番直近にいる者同士でやりとりができない。いわゆる顔の見える距離にお互いに担当者がいなければ、すぱっと解決できないんじゃないだろうかと、こう思うわけ。
 だから、そういった点の今、服部部長は、区民にわかりやすく事務が執行できるようになるために、こういう23年度の組織編成をいたしました。部長としてしっかりと責任を持って遂行してまいりますと答弁したけど、絶対できないよ。これでもできると思いますか。どう思いますか。
服部都市整備部長
 今、委員の冒頭のほうの大変貴重な御意見、本当にありがとうございました。絶えず反省しながら、あるいはそういった御意見を踏まえて、よりいい受けとめの仕方をこれからも検討していきたいと思ってございます。
 なお、先ほども他の委員のほうでお答えしましたけども、今回はいわば都市基盤の整備、これは今後、警大跡地の関係の道路・公園整備の関係がいよいよ佳境に入ってくるところでございます。そういう内容で、基盤整備の関係に重点を置きましょうといいますか、そういう中で基盤整備と都市基盤管理、そういったものを大きくくくり方を変えた経過がございます。そういう中での組織構成をつくってございます。そういうところで、我々もさまざまな御意見、あるいはこういう委員会の中でも各委員の御意見を賜りながら、よりそういうトラブル、あるいは、いわゆるたらい回しがない形、そういった対応を今後ともつくっていきたいと考えてございます。そういう強い決意で4月以降も業務に当たっていきたいと考えてございます。
市川委員
 だから、繰り返すようだけども、都市基盤整備という一つのくくりと、それから、この道路・公園管理というくくり、それぞれジャンルが違うんですというのは僕もわかるんですよ。都市基盤整備というのは要するに、まちの基盤を強固にしますと。道路・公園管理というのは、今ある道路や公園、日常皆さんが使っている従前の既成の道路や公園といったものの管理をして、それを維持していきますと。中野区は基盤が弱いから基盤を強化するために、まちづくりにあわせて都市基盤整備をしていかなきゃいけないんですと。ないものを新たに基盤整備という位置付けをして取り組んでいかなければ、中野区が災害に強いまちにならないんですと。こうやって僕たちが演説会で言えばわかるんだよ。だけど、皆さんがまちへ出てこんな演説しますか。そんなこと一々説明しなければ皆さんわからない。これが現状ですよ。それも、議員によっては下手な演説をするから、余計わからなくなっちゃうんだよ。演説のうまい人がやれば、僕は演説はそんなにうまくないけども、演説のうまい人がやってくれれば、はあ、なるほどなと。ああ、そうすると、災害に強いまちになるのかと。はあ、なるほどな。今使っている道路というのはこっちなのかと、こうやってすみ分けが頭の中でできると思う。だけども、なかなかそうはいかない。だから、もし、こうやって何とか担当、何とか担当とつくるよりも、都市基盤整備担当といったら、もうその係は全部一緒とやったほうが、僕はよっぽどわかりやすいと思うんだよね。ここで、道路維持、生活道路整備、警大跡地道路整備、公園整備と出てきちゃうから重複しちゃうわけ。この中で重複しないのは警大跡地道路整備ぐらいかな。あとは道路整備は、上にも道路管理がある。道路占用がある。生活道路は、ない。公園は、ここに公園維持がある。管理がある。こうつながって重複する文言があるでしょう。こういったところの何となく解釈というものがなかなかできない。それは現実だと思います。
 学問の世界じゃなくて、実生活というのはみんな動いているから。もう少しわかりやすいものにするように、これは動き出せば、当然検証する時期が来ると思います。もう一たんこれは区長がやると決めたことだから進めていただくわけですから、これは必ず検証をして柔軟に対応するようにしないと、区民の思考回路と皆さん方、執行機関側の思考回路の乖離というのがすごく大きい。それから僕たちの議会側との思考回路の開きというのもかなり乖離していると思う。そういったところを詰めていかないと、本当の議論ができない。それから区民の声が届かないと思いますから、今後も十分に気をつけるように、これは要望しておきます。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。よろしゅうございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、次に移ります。
 2番、採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況についての報告を求めます。
 なお、これはいろいろ担当分野で御報告があると思うので、できるだけ簡素にお願いしたいと思います。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 今、委員長お話がございましたように、この請願・陳情の処理状況につきまして(資料3)、この表紙の1ページの1から2まで、私、交通・道路管理担当のほうで御説明をさせていただきます。。
 まず、1のほうでございます。22年第2号請願でございます。中野駅南口発「南部高齢者会館行き路線バス」の増便を求めることについてということで、22年第4回定例会で採択されたものでございます。
 趣旨でございますが、こちら記載のとおり、現在1時間1本の間隔で運行しているバスでございますが、これを1時間2本に増便するように要請してくださいといった内容でございます。
 処理の状況でございますが、今年1月27日に京王バス東株式会社本社にて、区長名の要請文を手渡したということでございます。バス事業者からは、現状維持でぎりぎりであるといった説明を受けましたことから、区のほうでは再度、期限を切らずに今後も粘り強く検討を続けてほしいという要請をいたしました。これを受けまして、京王バスのほうからは、現状での増便は極めて困難だが、当該路線の営業収支が改善する程度にまで利用客が増加した場合の段階で改めて検討したいといった回答があったところでございます。
 なお、今回の要請につきましては、この当該バス路線と加えまして、中野駅周辺まちづくりの進展ですとか、それに伴うバス利用の状況の変化などを踏まえた今後のバス事業の適切な展開についても、あわせて行ったというものでございます。
 二つ目でございます。21年第5号請願第1項でございます。東中野一丁目マンション工事車両に関する沿道の生活環境保全についてでございます。こちらのほうは、21年第4回定例会でございます。
 中野区東中野一丁目33番に計画中のワンルームマンションの建設に際しまして、沿道住民の環境、それから生活を守るべく次の事項の請願ということでございます。区側から規制権限の発動や行政指導をお願いしたいといった内容でございます。
 今年度の処理状況でございますけれども、今年度4月、施工業者の変更につきまして建主より報告があったところでございます。その後、施工業者から工事車両の通行に関します相談があった際には、地域住民に対する一定の合意形成を目指すことを指導するといったことや、中野警察署と連携をいたしまして、地域住民の安全と安心を確保するための保安方法の指導を行ったところでございます。昨年7月22日でございますが、区道の沿道住民に対しまして、訪問による一定の合意形成を目指しているといったことが施工業者から報告があったところでございます。引き続き、地域住民に対する一定の合意形成を目指すことを指導したいといった内容でございます。
 なお、この後、現在まででございますけれども、施主からはマンション工事に向けて、地元との話し合いを継続するように進めているというふうに聞いてございます。
 私のほうからは以上でございます。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 それでは、1枚めくっていただきまして、3番の19年第25号陳情の住宅耐震化に向けた現行助成制度の発展・拡充についてでございます。これは、平成20年第3回定例会で採択をされたものでございます。
 訴えの内容といたしましては、住宅耐震化を促進するために、現行耐震助成制度を発展・拡充してくださいと、そういった内容でございました。
 現在の処理状況でございますけど、まず1点目は、耐震改修促進協議会の活用により各地域での取り組みを活発化し、耐震化促進を図っていくところでございます。本年度につきましては、新井、それから上高田地区におきまして、この耐震改修促進協議会の御協力をいただきまして、戸別訪問、それから耐震相談会等を実施しております。それから2点目といたしましては、防災上、重要な道路の沿道建築物の倒壊により道路閉塞を起こした場合、避難・救急・消火活動が阻害され、甚大な被害が想定されるため、以下の耐震化支援策を開始したということで、これは例の緊急輸送道路沿道の耐震化促進でございますが、(1)番、21年4月に沿道建築物の耐震診断費助成事業を開始いたしました。それから(2)番、22年10月からは分譲マンション耐震化アドバイザー利用助成事業の開始、それから(3)は、同じ時期ですが、閉塞を防ぐべき道路沿道建築物の耐震改修設計費用及び工事費の助成事業を開始したと、そういった対応をしております。
萩原まちづくり推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 続きまして、2ページ、表の4番、5番に当たります請願です。22年度第3号及び第4号請願で、西武新宿線の中井駅から野方駅間の連続立体交差化事業の早期事業化及び早期実現についてということで、平成22年第4回の定例会で採択されたものでございます。
 請願の趣旨につきましては、3号、4号、こちらの表にあるとおりでございます。
 この対応につきまして、平成23年1月24日です。中野区長名による「西武新宿線(中井駅~野方駅間)の連続立体交差化の早期実現に関する要望」という文書をつくりまして、東京都知事に提出するとともに、同日、中野区長が東京都建設局長及び東京都都市整備局長と面会いたしまして、その際、関係部長、関係課長も同席の上、直接要望させていただいております。また、平成23年2月2日にまちづくり推進室長が、西武鉄道に対しましても同様に本請願について説明させていただいて協力を要請したところでございます。
 今後とも東京都及び西武鉄道に対しまして、連続立体交差化の早期実現、それから周辺のまちづくりの具体化等について、連携及び協議を進めていく考えでございます。
 報告は以上です。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 6番以降の4点、中野駅周辺に係ることですので、私のほうから御報告いたします。
 6番目の陳情、16年第23号陳情です。こちら検討事項の4番、今後、環境問題協議会を設置し、杉並区民もメンバーに入れてくださいとございます。これに対する処理状況ですが、開発事業者とは環境配慮事項を含むまちづくりの覚書を取り交わしてございます。したがって、この環境問題協議会というものの設置は行いませんけれども、今後も周辺住民の要望に対しては適切に対応してまいりたいというふうに思っております。
 続いて、3ページ目の7番の陳情です。17年第29号陳情です。これは駅周辺に広くかかわることが5点掲げてあります。まちづくりの範囲を拡大してほしい、民有地の整備計画を確実に担保してほしい、幹線道路の拡幅やあるいは中野通りのバイパスの整備、あるいは北口駅前広場のタクシー乗り場の整備や立体自由通路の整備、サンモール、ブロードウェイの建てかえ促進、これらを求めている内容となっております。
 これに関しての処理状況といたしましては、この趣旨を参考にしながら、まちづくりの具体化を図っていくというふうに記してございます。
 続く8番の陳情、17年第11号陳情です。こちらは囲町のまちづくりと警大跡地での緑化、あるいは公園の確保といったところが述べられているものです。1番、2番につきましては、この囲町地区のまちづくり検討の中で具体的な手法を協議してまいりたいとしております。また、警大跡地の中につきましては、1.5ヘクタールの公園の都市計画決定を実際しているものでございます。
 最後、9番の陳情です。17年第116号陳情です。こちらは警察大学校跡地の地区計画決定に際して、地区内の既存居住者の合意形成についてということと、街並みデザインの協議体の設置を掲げられております。この検討項目の4番の中、計画素案、警大跡地エリアのまちづくり手法に記載されている街並みデザインの協議体の設置を実現してくださいとございます。これに対しましては、警大跡地、これの景観については、学識経験者を含めた景観検討委員会というものを設置して進めてございます。今後、街並みデザインの協議体といったものの改めての設置は行ってまいりませんが、この既存居住者の方々に対しては、定期的にお話し合いの場等を設けております。居住者の意向等の把握に今後も努めてまいりたいというふうに考えているところです。
 報告は以上です。
委員長
 以上でよろしいですか。
 ただいまの報告に対して質疑ございますでしょうか。よろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、なければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 続きまして3番、平成22年度外部評価抽出施策に対する二次評価結果と見直し・改善内容等についてを報告を求めます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 こちらの資料(資料4)の1ページでございます。この1の道路管理施策につきましては、交通・道路管理担当所管でございますので、私のほうから御説明させていただきます。
 まず、恐れ入ります。表の左の真ん中の上でございます。二次評価結果抽出理由ということでございますが、道路管理施策は幾つか事業を持ってございまして、この①は地籍調査の内容でございます。それから、②につきましてはゲリラ豪雨に対する対策。これらにつきまして、私どもの取り組みの成果を検証するといったものがこの二次評価の結果抽出理由になってございます。
 これに対します外部評価委員からのコメントでございますが、るる5点ほど記載がございますけれども、こちらについてはお読み取りいただければというふうに考えてございます。
 なお、右の見直し・改善内容等のところでございますけれども、地籍調査につきましては、私どもといたしましては、平成40年地籍調査完了を目指しまして、技術系職員の確保・育成、こういったことにあわせまして、平成24年度以降の調査地区の増加というものをめざしていくといったものでございます。
 それから水害対策につきましては、今年度7月から、中野区風水害早期監視態勢、こちらのほうを防災分野と連携して対応しているというものでございますので、今後とも風水害といったことにつきましては、迅速かつ着実に対応していきたいというふうに考えてございます。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 大きな2番の道路保守整備施策でございます。内容については、生活道路の拡幅整備についてということで、二次評価結果抽出理由ということでございます。外部委員の方々から、関係分野が複数にまたがり、事業が効果的に進展しにくい状況にあるということの説明でありますとか、どのような課題があるのかを確認、検証をしていくということでございました。
 その結果、真ん中の欄でございますが、外部評価委員からのコメント、このように大きく4点に分かれております。まず、1点目はワンストップサービス型の改善に向けての対応ということでございます。その中で、2行目あたりですが、抜本的かつ分野連携強化型ということでございました。その次の2番目の升でございますが、ワンストップサービス型をスピードを上げて推進してくださいということでございます。3点目は、若干視点が違いますが、拡幅工事の完了後、東電さんとかNTTの電柱の移設が終了していない場所があると。早急に依頼調整をする必要があるということでございます。4点目が、その生活道路拡幅整備に向けてのPR関係でございます。パンフレット、区報、区のホームページがどうなっているかということでございました。
 私ども、それに伴いまして、見直し・改善の内容が一番右の欄でございます。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後2時48分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後3時47分)

 今、3番の報告中でしたので、これから、3、4、5、6ということまで報告事項がございます。できるだけ簡素に理事者側に御説明いただきまして、ひとつよろしく、その辺の進行のほうをお願いしたいと思います。
石田都市整備部副参事(公園・道路整備担当)
 見直し・改善内容でございます。コメントに対して、このように二つの項目で見直すということでございます。パンフレットの改善並びに関連分野との協議によってワンストップサービスということでございます。電柱の移設については、従来からやっておりますが、引き続いて、電力会社、NTTに対して継続的に働きかけていくということでございます。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 それでは、3番のまちづくり事業推進でございます。地域まちづくり施策でございます。
 二次評価結果の抽出理由につきましては、まちづくり関係、不燃化促進事業を着実に実施されているが、その結果、交通問題の解消やまちの防災機能向上が進んできている。計画的にまちづくりを進めるために、どのような取り組みをしているのか確認し、成果を検証するということでございました。
 コメントについては6点ほどいただいております。
 見直し・改善内容は、一つ目は、地区計画で定められた地区施設道路の新設や拡幅整備に積極的に取り組むほか、建築物の不燃化促進など、引き続き国の交付金や都の補助金を活用して事業を推進していくということです。二つ目には、建替相談会の開催やまちづくりニュースなどを活用して地域での防災まちづくりの機運を高めていく。三つ目に、三つの既存地区計画がございますけれども、その事業等を適時見直し、新たな地域への取り組みを検討していくという改善内容でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をさせていただきます。
 次に4番、平成22年度(2010年度)第6回中野区都市計画審議会についての御報告を受けたいと思います。簡素にお願いします。
相澤都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 資料(資料5)に基づきまして、平成22年度(2010年度)第6回中野区都市計画審議会について、その概要を報告させていただきます。
 今回は、第19期の審議会の第1回目の審議会となりました。
 委員名簿でございます。1枚おめくりいただきたいと思います。委員はこのとおりでございます。任期は23年2月15日から平成25年2月14日の2年間でございます。なお、会長は、一番上の学識経験者の矢島隆さん、副会長は中野工業産業協会の戸矢崎哲さんになってございます。
 続きまして、1枚目にお戻りください。今回、諮問事項、計5件がございました。(1)東京都市計画道路の変更について。(1)から(5)番でございます。
 その具体的内容に簡単に御説明いたします。資料の2ページをごらんいただきたいと思います。中野駅地区基盤整備に係る都市計画変更についてという部分の2ページをごらんいただきたいと思います。中野駅地区に係る都市計画道路・広場の変更でございます。既決定の都市計画ですが、昭和37年に既計画されてございます。道路補助第26号線(中野通り)に附属する1万5,600平方メートルの広場。(2)広場。中野駅付近広場第2号、2,600平方メートルとなってございます。
 それを2の下のように、都市計画変更(案)、それぞれの表のとおり東京都決定と区決定がありますが、それぞれの内容に変更するものでございます。(1)道路につきましては、既決定されている補助第26号線(中野通り)に附属する交通広場を廃止し、補助第230号線(けやき通り)に附属する交通広場として新たに位置付ける。また、中野駅北口広場と交通広場をつなぐ中野歩行者専用道第1号線を歩行者専用道路と決定するということでございます。(2)広場につきましては、中野駅付近広場第2号、面積2,600平方メートルを廃止し、中野駅北口広場として、面積2,400平方メートルの広場を新たに決定するという中味でございます。
 恐れ入ります。図面でいうと、3ページでございます。A3版の黄色と赤の部分でございます。
 簡単に言いますと、既決定されている都市計画が黄色い部分でして、それを廃止しまして、それぞれ右図のような赤色の交通広場、歩行者専用道、中野駅広場として決定する内容でございます。これが諮問事項の(1)から(3)でございます。
 続きまして、17ページをお開きいただきたいと思います。中野駅地区に係る都市計画駐車場等の変更でございます。既決定の都市計画でございますが、昭和37年に決定されている都市計画駐車場、名称は囲町、地下式、1.2ヘクタールとなってございます。これを2、都市計画変更(案)の概要のとおり、(1)駐車場、名称を中野駅北口駐車場として変更して、区域、面積を変更して決定するものでございます。また、(2)駐車場整備地区としまして、中野駅周辺28ヘクタールを決定するものでございます。
 以上の内容を図面で示したものが18ページの図面でございます。後ほどごらんいただきたいと思います。
 審議会でいずれも審議の結果、案のとおり了承されてございます。
 続きまして、今後のこの都市計画の変更に係る経過及び今後の予定ですが、28ページをごらんいただきたいと思います。中野区決定のものと東京都決定のものとそれぞれについて表のとおりのスケジュールで進めるということでございます。本年4月に告示される予定になってございます。
 また、続きまして、報告事項が1件ございました。警察大学校跡地地区の都市計画についてでございます。今般、早稲田大学、警視庁、中野区(中学校)の区域において、中野四丁目地区地区計画の未決定事項を定めるための提案が事業者側から出された段階に至ったので、その内容について。また、国有地を活用した中野中央公園の拡張について報告されたものです。資料の最後の3ページがその資料になります。後ほどお読み取りいただければと思います。
 以上、簡単ですが、第6回中野区都市計画審議会についての御報告とさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ございますでしょうか。よろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をいたします。
 次に5番、住宅等の耐震化促進事業の実施状況についての報告を求めます。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 それでは、住宅等の耐震化促進事業の実施状況について(資料6)、簡単ですが、御報告をいたします。
 これは、毎年その年度の耐震化事業の進捗状況についてこの時期に報告しているものでございます。本年度といいましても、これはまだ年度が終わっておりませんので、1月31日現在でございますが、今年度の簡易耐震診断、耐震診断、それから非木造共同住宅等の耐震診断等々の実績をお示ししておりますので、ごらんいただければと思います。
 参考までですが、耐震性が不十分な木造住宅の除却戸数、これは推計値ですが、今年度1月31日まで609戸除却をしております。
 それからその下でございますが、耐震化率の推移でございます。これも推計でございますが、平成22年度末の推計値でございまして、住宅の推計の耐震化率は、木造・非木造を合わせまして81.2%。以下、民間特定建築物等の数字をそこにお示しておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 それから、補足でございますが、昨年12月に当委員会で報告をいたしました中野区耐震改修促進計画の改定の件でございますけども、当委員会に報告をいたしました内容で、2月末に改定の決定をいたしました。現在、印刷中でございますので、完成次第、各委員にお届けしたいと思います。
 内容は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。質疑がなければ、以上で本報告についても終了させていただきます。
 続いて6番、債権の放棄についての説明を求めます。
相澤都市整備部副参事(住宅担当)
 それでは、債権の放棄について御報告させていただきます。資料(資料7)をごらんいただきたいと思います。
 この資料は各常任委員会共通のものでございます。中野区の債権の管理に関する条例第5条の規定に基づき債権を放棄したもので、建設委員会所管のものについては、恐れ入ります。裏面をごらんください。裏面の住宅使用料でございます。区営住宅、高齢者住宅等の入居者の家賃の滞納分を放棄したということでございます。6人で、累計で74件というのは74カ月分。放棄した債権は175万5,055円でございます。
 放棄の理由でございますが、平成13年から21年度に時効が完成した債権。なお、この使用料の時効は5年間でございます。債務者が死亡し、相続人が相続放棄、また履行も見込みが立たず、かつ履行の意思がないと認められたものでございます。6件6人該当がございますが、そのうち3人が高齢者福祉住宅、死亡されていて、親族がいないことが確認されているというものでございます。
 なお、区営住宅、3件ございますが、1件は、これも死亡されているということで、相続人もいましたけど、相続放棄、これが確認されたというものでございます。
 区営住宅の残りの2件でございますが、時効成立後、本人から支払う意思のない意思表示があったということでございます。
 最後の1件につきましては、老人ホームに区営住宅を出てから入居し、滞納の支払いができないという旨の申し立てがあったということで、支払い能力がないと判断したものでございます。
 簡単でございますが、以上のとおりでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了をいたします。
 続きまして、7番、その他の事項に移ります。
 他に報告はございますでしょうか。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
 東中野駅前広場、人工地盤の工事の工事説明会の内容について口頭で御説明させていただきます。
 これにつきましては、あらかじめ関係の委員のほうへ事前にお知らせしました。3月11日、きょうの夜7時、東中野地域センターでこの人工地盤建設に関する工事説明会がJRと中野区と工事施工業者と共同で行われるという予定でございます。まあ、きょうこういう状況ですので、実際やるかどうかについてはまた協議して、もし中止の場合は会場にその旨を表示して、職員が最小限度いて対応していきたいと思ってございます。
委員長
 今の報告に対して質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、他に報告はありませんか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
 それでは、中野駅北口中央自転車駐車場のバイク置場の閉鎖につきまして、口頭で御報告させていただきます。
 昨日御審議いただきました第37号議案、中野区自動車駐車場条例の廃止と関連してございますが、現在、自動車駐車場に隣接してございますバイク置場につきましても、第1期基盤整備に伴いますバス乗降場の移設整備により4月以降使用できなくなるといったものでございます。閉鎖予定日は3月31日でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ以上で、所管事項の報告を終了します。
 次に、当委員会の所管事務継続調査について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後4時00分)

委員長
 では、委員会を再開いたします。

(午後4時01分)

 お手元の資料に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定をさせていただきます。
 次に、その他に入ります。次回日程について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後4時01分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後4時01分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は特に日程を設けず、急な案件が生じた場合は、正副委員長で協議の上、連絡するということにしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのようにさせていただきます。
 以上で、本日予定しました日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に発言はございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようでしたら、以上で建設委員会を散会いたしますが、この2年間、いろいろと私、ふつつかでありますが、委員長を務めさせていただきまして、ありがとうございました。皆様御苦労さまでございました。また、特にきょう心強く思いました。皆様がそのような服装ですぐこの席に着いていただいた。今後大変だと思いますけども、ひとつこの後、またいろいろと情報等を集めまして、区民のために働いていただきたいと思います。我々も努力をさせていただきますので、この2年間本当にありがとうございました。
 それでは、以上で建設委員会を散会いたします。

(午後4時02分)