平成23年03月11日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)
平成23年03月11日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)の会議録
平成23年3月11日子ども文教委員会 中野区議会子ども文教委員会〔平成23年3月11日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成23年3月11日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時24分

○閉会  午後3時50分

○出席委員(8名)
 来住 和行委員長
 ひぐち 和正副委員長
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 やながわ 妙子委員
 高橋 ちあき委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども家庭部長 長田 久雄
 子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当、地域子ども家庭支援担当、男女平等担当)
 髙橋 信一
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 伊藤 政子
 子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当) 石濱 照子
 北部地域子ども家庭支援センター所長 波多江 貴代美
 南部地域子ども家庭支援センター所長 天野 秀幸
 鷺宮地域子ども家庭支援センター所長 古川 康司
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 海老沢 憲一
 教育委員会事務局次長 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(教育経営担当) 白土 純
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 古屋 勉
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 荒井 勉

○委員長署名



審査日程
○所管事項の報告
 1 「中野区教育ビジョン(第2次)」について(教育経営担当)
 2 学校統合委員会の検討状況について(学校再編担当)
 3 第九中学校・中央中学校統合新校校舎建築基本設計について(学校再編担当)
 4 学校支援ボランティア制度(案)について(学校教育担当)
 5 平成22年度体力テストの結果と体力向上に向けた取組について(指導室長)
 6 歴史民俗資料館運営業務委託事業者の選定結果について(生涯学習担当)
 7 地域生涯学習館の運営方法の変更について(生涯学習担当)
 8 (仮称)中野区地域スポーツクラブの設立について(生涯学習担当)
 9 中野区子ども読書活動推進計画(第2次)の策定について(中央図書館)
10 その他
(1)ハイティーン会議発表会の実施結果について(地域子ども家庭支援担当)
(2)キッズプラザの開設について(鷺宮地域子ども家庭支援センター所長)
(3)キッズプラザにおける乳幼児親子の交流の場の提供について
          (鷺宮地域子ども家庭支援センター所長)
(4)中野二丁目の保育室開所式について(保育園・幼稚園担当)
(5)なかよしの森保育園所の開所式について(保育園・幼稚園担当)
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 開会いたします。

(午後1時24分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いします。
 それでは、議事に入ります。
 所管事項の報告を受けます。
 「中野区教育ビジョン(第2次)」についての報告を求めます。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 それでは、「中野区教育ビジョン(第2次)」についてお手元の資料に基づき報告をいたします。(資料2)
 まず1のパブリックコメント手続の実施結果でございます。2枚目の別添1をごらんください。「中野区教育ビジョン(第2次)案」につきまして、別添1のとおり、昨年12月22日から本年1月19日までパブリックコメント手続を実施した結果、郵送による意見が1件提出されてございます。意見は目標Ⅴに関するものでございまして、「区内のある私立学校では、真言宗の学校であるにも関わらず、中世・古代の歴史について全く伝わって来ない」と。そして、理解を深めるための提案をされているものでございます。
 この意見に対する教育委員会の考え方でございますが、「区立小・中学校ではさまざまな体験学習を通じ、子どもたちが歴史や文化に触れる機会を設けており、また今後は歴史民俗資料館や哲学堂公園における多彩な事業の実施など、区民の歴史文化資源に触れる機会を拡充していく」というものでございます。
 この意見により修正した箇所はございませんでした。
 1枚目に戻っていただきまして、次に「中野区教育ビジョン(第2次)」でございます。別添2のとおり冊子をつけてございます。パブリックコメント手続による修正はございませんでしたけれども、体力テストの結果や学力調査等のデータですが、平成22年度の新しいデータによりまして、更新、追加するなど、グラフや数値の修正を行ってございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
やながわ委員
 このパブリックコメントの時期が12月22日からことしの1月19日、本当にまさに年末年始といったところなんでしょうが、郵送でたったお一人ということで、そのたったお一人の提出された意見の概要、これが書いてありますが、教育ビジョンの中身とちょっと整合性をとるのは大変かなという中身なんですが、パブリックコメントが少ないは少ないんですが、一人で提出された意見がこういう内容だったという、これはどういうふうに分析されているんでしょうか。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 パブリックコメント手続では、さまざまな意見を持った方がいらっしゃいますので、いろんな意見が出てくるというふうに思いますけれども、教育ビジョンに対する御意見というよりも、社会教育も含めた学校教育についての御意見であったのかなというふうに考えてございます。お一人しか御意見がなかったということは、ある意味残念な結果であるかというふうには思いますけれども、その分、教育ビジョン(第2次)の内容について御理解いただけている部分もあるのかなというふうに考えてございます。
やながわ委員
 中野区では小Pとか中Pがあって、私も時々会合に出させていただくんですが、まあ、活発な団体だなといつも思っているんですが、そういったところから、こうした中野区の教育ビジョン、中野の子どもをどう育てていくのか。あるいは、教育の環境整備をどう整えていくのかとか、かなりそういう関心がある人が多いのではないかなと私も思っていたんですが、たったお一人の御意見しかないということは、教育委員会としても、そういうPRとか、御意見を寄せていただきたいとか、そういうお声をかけたのか、あるいはむしろこうしたことをやっているときに、小Pだの中Pだの、聞けば要望はたくさんあるわけですので、こういうところもちゃんと読んでいただいて、御意見を言っていただけるようなことだともっと前進していくんじゃないか。あるいは展開していくんじゃないかと。こういったところに声が上がってくるといいかなというふうに、私は個人的に思うんですが、教育委員会としてはその辺どう思っていらっしゃるんでしょうか。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 小・中学校のPTA連合会の方には素案の段階から御意見をお伺いいたしまして、それを踏まえて案をつくってございます。また、案についても御説明して、例えば52ページの子どもの安全対策で、中野区こども110番の家事業、これについてはPTAのほうで先駆的に取り組んで成果を上げているということで、この充実についても御意見をいただいたところでございます。そういった御意見を踏まえて素案の段階から検討してきたというところでございます。
やながわ委員
 そういう意見が反映してこれができ上がったので、小P、中Pの方々のさまざまなことはここに大体おさまっていると、こういう解釈でいいんですね。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 さまざまな御意見をいただいておりまして、多くはこの教育ビジョンそのものというよりも、実際のこれに基づいた展開についての御意見、あるいは、実際の学校現場でのさまざまな要望ということがございますので、それについては、これを推進していく中で、御意見を踏まえた形でやっていきたいというふうに考えてございます。
やながわ委員
 大事なものなんで、ビジョンは絵にかいたもちで終わらすことのないように、こういったビジョンも一つの中野の教育委員会としてのPR、全部を打ち出していくというわけじゃなくて、何か、やっぱり中野の教育はこれとこれでやるとか、あるいはそういうものが区民にアピールできるように、一番大事な分野なので、何となくそこが、私はたった一人ということにちょっと危惧を感じたのであえて言わせていただいているんですが、第2次のビジョンができるわけで、そういった区民に伝えられるようなちょっと工夫もしていただければなと思います。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 この教育ビジョン(第2次)につきましては、教育振興基本計画ということでかなり網羅的で、冊子としても厚いものでございますけれども、委員御指摘のように、区民の方によりわかりやすく御説明して御理解いただくために、リーフレットを来年度印刷をして、それによって広く御理解、周知をしていきたいというふうに考えてございます。委員御指摘のように、計画をつくって終わりということではなくて、これに基づいて、来年度、再来年度重点的に取り組むものについて、事業について明らかにして進行管理をしていきたいというふうに考えております。

高橋委員
 関連してお伺いいたしますけど、せっかくお一人からいただいた区内の私立学校のことに触れていらっしゃるんですけれども、このビジョンが作成されて、私学に対しての働きかけというのはどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 直接的には区立の小・中学校でございますけれども、区内に私立の小学校から高校まであるわけですけれども、そういった私立の学校に対しても、このビジョンの理念に基づいて働きかけを行っていきたいというふうに思ってございます。例えば、教育委員会表彰、先日3月5日にございましたけれども、区内の高校であるとか中学で優秀な成績を修めた方について表彰をしたりということで、理念としてはこの理念に基づいて区内の教育全体の底上げを図っていくという考え方でございますけれども、具体的には、これからそういった形で取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
高橋委員
 ぜひ公立だけではなくて、私学を含めた全体の中野の教育の底上げに力を入れていくためにこれが立ち上がっているんだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
南委員
 今、話の中で、この教育ビジョンは非常に大切で、ただ、さらに区民の方にわかりやすくリーフレットの作成を次年度されて周知徹底を図るということなんですが、配布先とか配布方法というのはどういう形で考えていらっしゃるんですか。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
 当然区内の小・中学校、それからPTA、それから先ほどお話しございましたように私立の学校にも広く配布したいと考えてございますし、これについては、区報であるとか教育だよりを通じましても広く広報をしていきたいというふうに考えてございます。
委員長
 他にございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に進めます。学校統合委員会の検討状況についての報告を求めます。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 それでは、お手元の資料、学校統合委員会の検討状況について御報告させていただきます。(資料3)
 野方小学校・沼袋小学校の統合委員会につきましては、平成23年2月2日の第16回統合委員会をもちまして協議を終了し、既に学校設置条例改正の議決をいただいてございます校名「平和の森小学校」を含め、すべての協議を終了してございます。
 本日御報告させていただく校名以降に取りまとめられた意見となりますけれども、まず、校章及び校旗についてでございます。こちらについては記載のデザインといたしまして、統合新校を軸に地域の学校として発展するとともに、子どもたちの大きな成長への願いを込めた校章となってございます。
 次に校歌でございます。校歌の作詩につきましては、野方小学校の元PTAの伊沢弘氏、作曲につきましては後藤浩明氏に依頼しまして、このほど完成したところでございます。
 次の学校指定品等につきましても、当該校での協議を行い、品目、具体的には通学帽子、あるいは体操着でございますけれども、デザインなどを決めていくことといたしました。
 続きまして、丸山小学校・沼袋小学校統合委員会でございます。こちらについても同様に、平成23年1月26日の第10回統合委員会をもちまして、「緑野小学校」の校名を含め、すべての協議を終了してございます。
 裏面のほうへお進みください。
 校章及び校旗につきましては記載のデザインといたしまして、2枚の樹木の葉を二つの学校に見立てるとともに、地域と保護者から優しく見守られている姿を象徴するものとなってございます。
 また、校歌の作曲でございます。こちらについては、丸山小学校の元音楽教師の渡部節保氏、作詩は童話作家で作詞家の秋葉てる代氏に依頼してございます。こちらについてもこのほど完成したところでございます。
 学校指定品等についても両校で協議して、同じく品目やデザインなどを決めていくことといたしました。
 なお、今回、この3校の閉校式につきましては、3月25日にそれぞれ統合委員会の委員、あるいは地域の関係者の方に出席いただき、とり行う予定でございます。また、新校の開校式についても4月5日、あるいは6日に各校で児童のみの参加で行いまして、地域の関係者等に出席いただく開校式典につきましては、平和の森小学校は6月中旬、緑野小については体育館の竣工以降の11月中旬を想定しているということで情報提供させていただきます。
 次に、第九中学校・中央中学校の統合委員会の報告をさせていただきます。
 この統合委員会につきましては、平成21年6月より設置してございます。この1月25日に新校の校名候補を選定、意見の取りまとめがございましたので、御報告させていただくというものでございます。
 まず、校名候補の選定の手順でございますけれども、両校の生徒と進学する新校の通学区域内の関係小学校の児童、保護者及び地域の方などから募集を行ったところでございます。数回にわたる統合委員会の協議では、応募のあった41の候補の中から各委員が三つの候補を選出いたしまして、22の候補に絞り、さらにその中から絞り込んだ結果、このたび、「中野区立中野中学校」を校名候補として選定したものでございます。
 選定の理由は以下の記載のとおりでございます。なお、この校名につきましても教育委員会での協議、議決の後、前述の小学校と同様に校名等に関する条例改正案の審査、議決を平成23年の区議会第2回定例会でお願いさせていただく予定でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に、第九中学校・中央中学校統合新校校舎建築基本設計についての報告を求めます。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 それでは、お手元の資料、第九中学校・中央中学校統合新校校舎建築基本設計について御説明をさせていただきます。(資料4)
 平成22年4月に作成してございます同建築基本構想、基本計画に基づきまして、建築基本設計案を策定いたしまして、昨年11月以降、当子ども文教委員会での御報告、あるいは保護者や地域を対象にした説明会等を開催してきたところでございます。そこで寄せられた意見や要望を踏まえまして、今回建築基本設計を作成したものでございます。
 2番目に説明会等で寄せられた主な意見・要望でございますけれども、東側の歩行者通路につきましては、通勤・通学時の自転車往来への対応や通路の明るさなど、通学する生徒の安全対策をきちんとしてほしいといったもの。あるいは、校地南側の公園予定地には道路はできるのか。また、学校の校庭としての活用も考えているのかといった御意見がございました。南側道路については想定してございませんけれども、安全対策、あるいは一体的な利用については、今後実施設計や公園担当との協議の中で要望等を反映していくことといたしました。
 また、校庭が利用しやすく、管理上死角をなくすためには、屋外倉庫の位置を南隅へ利用したほうがいいといった御意見につきましても、後ほど御説明させていただきますけれども、反映させていただいたところでございます。
 次に、緑化についての考えはどうか。また、現中央中学校校地内の樹木はできる限り残してほしいといったことにつきましては、この再開発地区におきましては、既存樹木の保護と高い緑化基準値に基づいて建築に際しては十分配慮していくという予定でございますので、また、最後でございますが、第九中学校と中央中学校には卒業制作品等が多数あるので、展示スペースを十分確保してほしい。また、卒業生等が気軽に集まれる場所を確保してほしいといった御意見についても、校舎内でございますけれども、メモリアルコーナー、あるいは多目的室を設けるなど、地域や卒業生など多様な会合などにも対応できるような設計とさせていただいたところでございます。
 3番の概要につきましては、以下のとおりでございますけれども、着工については、閉校年度の3月から現校舎の解体準備に取りかかる予定で進めていくものでございます。
 次に、平面図の1ページのほうをごらんになっていただきたいと思います。まず、こちらの1ページが配置図となってございます。先ほどの意見・要望にございました緑化計画につきましては、緑の斜線で図面のほうに落とし込みをさせていただいているところでございます。また、御意見のあった、屋外倉庫につきましては、ちょうど図面の左下でございますけれども、南西の角に配置したことで死角がなくなり、より開放的なグラウンドとなってございます。
 次に、2ページの各階平面図についてごらんになっていただけますでしょうか。こちらについては、前回報告させていただいた内容から変更はございません。地下1階には一般開放型の温水プールと柔剣道場を配置させていただきまして、1階に特別支援学級、2階から5階には普通教室と特別教室を明るく開放的でかつゆとりのある空間の中で配置するといったこととしてございます。
 次にお手数ですが、3ページのほうにお進みください。こちらについては断面図でございます。
 次に4ページのほうにお進みください。こちらについては立面図でございます。ちょうど左上の北立面図でございますけれども、一段低い体育館棟の2階から3階部分に、学校からまちへの情報発信を行う学校ギャラリーといたしまして、早稲田通りに面した利点を生かして設置いたします。この学校ギャラリーというのは、具体的には学校行事のPRや運動部の全国大会出場の垂れ幕等のスペースということで御理解いただきたいと思います。
 次に5ページのほうにお進みください。こちらの左が新校舎の全体イメージパースとなってございます。区役所側のちょうど東南の位置から眺めたイメージ図でございます。右が2階に配置してございます図書室でございます。3階へつながる書架、あるいは階段など吹き抜けをイメージさせていただいたものでございます。
 それでは、大変恐れ入ります。1枚目のA4版の今後の予定のほうにお戻りいただけますでしょうか。
 こちらの今後の予定につきましても、前回の報告と変更はございません。平成22年から23年度にかけて実施設計、24年から25年度にかけて新校舎建築工事、平成26年4月には新校舎の供用開始というふうになってございます。
 また、先ほど意見・要望にございました国家公務員宿舎であった南側の国有地につきましては、区は公園拡張用地としての取得を国に要望していたところでございますが、関東財務局から区への売り払いを決定した旨、通知をこの2月に受けたところでございますので、報告させていただきます。なお、この決定につきましては、3月14日の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会においても御報告させていただく予定でございます。
 私からの報告は以上でございます。
委員長
 それでは、ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
 よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に進行します。学校支援ボランティア制度(案)についての報告を求めます。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 学校支援ボランティア制度(案)につきまして御報告いたします。
 まず、前置きになりますが、区立学校では、それぞれ創意工夫を凝らし特色ある教育活動に努めているところでございますが、その一環として、保護者や地域の方々にボランティアとして事業や行事の補助、校庭の緑化など、多方面において協力や支援をいただいているところでございます。しかし、ボランティアの活用は学校ごとに取り組んでいるため、人材に関する情報が不足していたり、教職員の負担が増加するなど課題もあります。一方、地域の方々からは、学校に協力や支援の希望があっても学校にうまくつながっているとは言えない状況もあります。そこで学校を支援するボランティアの活用を制度として設けていくものでございます。
 では、資料に基づきまして、御説明申し上げます。
 まず1番の目的でございます。地域のさまざまな人材を学校支援ボランティアとして活用し、学校と地域との連携を推進することで、地域に開かれた特色ある学校づくりを目指すものでございます。
 次に2番のボランティアの活動内容ですが、三つに分類しております。学習の指導補助など学校教育活動の支援、芝生の手入れなど学校環境整備の支援、安全パトロールなど学校の外での教育活動の運営等の支援があります。
 3番のこのボランティア制度を支援する仕組みでございますが、一つ目として、コーディネーターの配置です。学校と地域とを結ぶパイプ役としてコーディネーターを各学校に配置し、制度の円滑な推進を図ってまいります。コーディネーターの役割は、学校に対し、地域の人材情報を提供し、またボランティア側の意思や提案を調整し、実際の活動につなげていくものでございます。このコーディネーターは、次世代育成委員にお願いしてまいりたいと思います。
 次に、この制度を支援する仕組みの二つ目でございます。仮称ですが、学校支援会議を各学校に設置してまいります。これはボランティア制度を安定的に推進していくために設けるもので、その役割としては、校内情報の共有や人材情報の収集、ボランティア制度の周知や活動の検証などでございます。この会議体の構成員ですが、学校や地域によってそれぞれ事情が違いますので、校長がPTA会長や次世代育成委員などと協議して決めていきます。なお、事務局としましては、教育委員会事務局、新しい組織の学校地域連携分野が行ってまいります。
 この制度を支援する仕組みの三つ目でございますが、教育委員会の支援です。コーディネーターの研修、ボランティア全体の受付や調整、ボランティア保険の契約や教材費、交通費など費用の弁償。また制度のPRや理解促進に努めてまいります。
 最後に今後の予定でございます。本日の報告を踏まえて、来月から地域や関係団体に対し制度説明を行うとともに協力をお願いしていきます。6月には学校支援ボランティア制度を区として決定し、7月以降、区民の皆さんに対し広報や周知に努めてまいります。9月には、次世代育成委員の方の第2期の任期開始に合わせまして、新たな制度として開始する予定でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
篠委員
 次世代育成委員は、現在どんな役割になっていますか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 次世代育成委員は、設置根拠がございまして、中野区次世代育成委員規則というものがございまして、地域及び学校の連携を推進するために設置していくということ。あるいは、その職務としましては、区、学校及び育成活動団体相互の連携を図っていくこと。また、それ以外の号では、学校の授業への参加及び協力に関することなどが挙がっております。
髙橋子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
 次世代育成委員の基本的な職務でございますが、改めて補足させていただきます。
 1点目が、地域の子育て及び子育ち支援の活動に関すること。2点目が、区の事業及び施策への提案及び助言に関すること。3点目が、区、学校及び育成活動団体相互の連携を図ること。4点目に、学校及び児童館等の子ども関連施設の事業への参加及び協力に関することです。
篠委員
 どの地域も、名簿をちょっと見ただけでも、地域で信頼されている方がなっているように思うんですが、会議とかもう御自由にやっていただくというんじゃなくて、かなり区との連携ということがあるんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
 次世代育成委員の活動でございますが、これにつきましては全体会というのがありまして、育成委員が全部で31名、各中学校区域から、四つのブロックごとに分けて選出されてございます。この全体会議が年に2回。また、その間の2回ぐらいは、おのおの地域へのかかわり方ということの研修をしております。また、四つの地域に分けてございまして、この地域ごとにエリア長という長がおりまして、各エリアごとの情報交換を進めるということでございます。そういったことと、あと地区懇談会という学校単位もございますけども、児童館等で行います地区懇談会、そういったものにメンバーの方に入っていただいて、子どもたちの健全育成に係ることに関しての情報交換及び施策への展開に向けての助言等をいただいているところでございます。
篠委員
 今回のこの制度の案なんですけど、もう既に行動として行われているようなところはあるんですか。あるいはそれにかなり区とイメージの合った行動を既にとっているようなところが、もう先行地域として想定されてあるんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
 次世代育成委員さんの活動につきましては、既に先ほど職務としてございますので、こういった形で学校とのかかわり、または次世代育成委員が持っている地域での人材に関する情報データ、そういったものを活用して進めさせていただいているところでございます。今回この学校支援ボランティアにかかわるコーディネーターにつきましては、そういったものを制度化するということで、より明確に目的をあらわしたというふうな形になってございます。したがいまして、今、委員がおっしゃったように、以前にもうそれなりの行動はしていただいている。ただし、やはり、しっかりとした明確なものを持っていただいて、より学校にかかわっていただきたい、そういった思いがあってコーディネーターという形でお願いするものでございます。
高橋委員
 関連しまして、まずは、この学校支援ボランティア制度に対して、学校サイドはもう深い理解を示していらっしゃるんですか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 現在も学校ではそれぞれボランティアが活躍している場面が多いわけでございます。ただ、学校側も、新たなことでこんなことをしたいというときに人材がなかなか見つからないということもあるようでございまして、そういうときにこの制度は利用価値があると思います。各学校側にも、校長先生などの会議でもこの辺の制度について提案させていただいているところでございます。
高橋委員
 提案させていただいているとおっしゃっていましたけど、かなりこれはすごい画期的な制度になるんじゃないかなとは思いますけれども、現在もう既にボランティアさんたちが学校に入っていらっしゃいますよね。それで、この次世代育成委員さんは今まで中学校区を基盤にして活動されてきていらっしゃると思うんですけれども、その方たちがこのコーディネーターを担うと、今までやってきている仕事を兼ねながらやられるのかどうか。また、学校サイドとしてはコーディネーターという、そういう職を持った方々が一緒にやっていくわけですから、十分に理解をし合わないと難しいところがあるんではないかなというふうに私はちょっと心配があるんですけれども、そういうところを期間を経ながら、理解を深めて地域にも伝達していくということですけど、これは一歩間違えると、地域の人たちは別にコーディネーターなんかいなくたってやっていられているんだよという地域もあるわけですよ。聞くところによると。そして、なおかつ、ここで言っていいのかどうかわからないですけれども、現場で活躍されている方は、かえって混乱を招くんじゃないかなというふうな御心配があるというような話も聞いたりするんですけど、そこの点はどうなっているんですかね。
合川教育委員会事務局次長
 まず1点目、校長会等の関係ですけれども、この案をつくる段階でいろいろやりとりをさせていただいて、その意見を踏まえた形で制度設計はしてございますので、まず校長先生方は御了解をいただいているというふうに思います。あと、委員御指摘の、それぞれの地域の度合いがかなり、ボランティアに関しては違っております。その部分の度合いについては、現状の状態を生かしながら制度化をしていくということが非常に大事かなというふうに思っていますので、そういった地域の御理解をいただいていく一定の期間を設けながら、その辺の部分を含めて準備を進めていきたいというのと、それからコーディネーターになる次世代育成委員さんの力量というのもあると思いますので、その辺の研修等を行いながら制度設計をしていきたいというふうに思っていますので、十分その辺については考慮しながら進めさせていただきたいというふうに思っています。
高橋委員
 ぜひ今おっしゃってくださったようなことをやっていただきたいと思います。支援会議というものをつくるということになっていますので、中心的になる方は、この次世代の育成委員さんだと思うんですね。この方たちがやっぱりしっかりとした進め方をしていってくださらないと、差が出てきちゃったりとか、各校いろいろ御不満が出てきたり、地域の人たちからも不満が出たりするということのないような、研修内容とかコーディネーターを人選するに当たってもきちんと、選定と言ったら変ですけど、選んでいただければというふうには希望しておきます。
のづ委員
 今の関連なんですけども、次世代さんは欠員というのは今あるんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
 欠員はございません。
のづ委員
 ということは、今までは自分のスタンスでというようなことが言われていたように思うんですけども、それを制度化して、さっき言われたような温度差をつけないということが目的の制度だと思ってよろしいんでしょうか。
髙橋子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
 今までも一定の職務目的がございますから、その中で動いていただいたというふうに考えてございます。ただ、次世代さんがそれぞれ持っています人材的なものとか、そういった行動的な能力的なもの特色を持ってございます。そういったものを持ちながら一つのコーディネーターという枠の中で十分に能力を発揮していただきたいということになりますので、以前よりも学校とのこういった位置付けが明確になったということでは、パイプが太くなると。そういった面では学校との連携がよりしやすくなるんではないかというふうに考えてございます。
やながわ委員
 今、次長からいろんな話があったんですが、この学校支援ボランティア制度、これから目指す、ある意味、コミュニティスクールの基礎になるのかなというふうに伺ったりした。やっぱりどこまでいっても、学校教育は家庭と学校と地域、これは全く外せないわけで、これをきちっと円滑にするため、そしていろいろ温度差があると。それをやっぱり是正するところはして、中野の学校教育の底上げをしていきたいということなんでしょうか。
合川教育委員会事務局次長
 委員御指摘のとおりです。
やながわ委員
 だとすると、さっき高橋委員もおっしゃっていたように画期的な制度で、これは成功したらすばらしいなというふうに思っているんです。それで、次世代育成委員さんがコーディネーターの役になっていただくと。次世代育成委員さんの中にも力量の差って、大分違う方もいらっしゃいますし、その辺は教育委員会がよく目配りをしながら、それでいながら、コーディネーターだから何でも指示をというんじゃなくて、言ってみればファシリテーターみたいに、今までやっていた方々をさらに気持ちよくやっていただいて、それをまとめ役というぐらいな発想でないと、何か制度ができて、あなたがコーディネーターよなんて言うと、役職というんでしょうか。そういうものが動き出しちゃうと、本当に失敗しちゃうなという、それが多分、高橋委員も私も心配しているところなんだと思います。そこは、最初のところはぜひ教育委員会が細かく配慮していただきたいんですが、どんな配慮の仕方かはわかりませんが、そういう方向性はお持ちなんでしょうか。
合川教育委員会事務局次長
 今回、組織改正をして学校・地域連携という担当の分野をつくりました。その一つの大きな柱としては、この学校支援ボランティアをどういうふうに円滑に動かしていくのかという部分が非常に大きな課題だというふうに思っています。そういう意味では、教育委員会としての姿勢として、こういった形で進めさせていただくという部分は今回の組織改正にもあらわれているというふうに思っています。今、委員御指摘の部分については、当然、次世代委員さんの力量等も踏まえて、我々としてリードをしていく。あるいは、是正をしていく部分については積極的に介入をして是正をしていくという、そういった役割をしっかり持っていきたいというふうに思っています。制度の発足が9月ということですので、あまり時間がない中でそういったものをしっかりと構築をしていきたいというふうに思っております。
やながわ委員
 ここに7月、8月に広報・周知と書いてありますが、せっかく新しい中野の学校教育の試金石になるんじゃないかと。そのときに、その試金石でどういう波紋を起こしていくかといったら、やっぱり新しい人材も活用していくことが大事なポイントになると思うんです。何となく手は差し伸べたいけれど、入る糸口がないというか、何となく門が高くて、お手伝いしたいんだけどなというふうに思っている人、あるいは団塊の世代の人たちが、今ほとんどリタイアして地域に戻ってくるしかないというと怒られちゃうけど、こういう方々の力を本当に子育てに活用できることが理想的なんだろうなと。また、そうしていただきたいと、こう思っているんですね。例えば、商社マンで海外生活が長かったとか、いろんなことをノウハウを持っている人がいろんな形で、できるところから子どもとかかわって、そういったものを貢献していただく。いろんな力をどう吸い寄せられるかというのが一つのポイントなんじゃないかなと思うんですが、その辺はどうお考えなんでしょうか。
合川教育委員会事務局次長
 まさしく、要はこのボランティアさんをどういうふうに育成するかということも一つの柱だというふうに思っています。例えば、生涯学習大学でそういったコースを今現在設けていて、要するに地域に戻ったときにいろんなボランティアができる、あるいは自分の能力を活用するといった、そういうコースも設けておりますので、幅広くそういった意味では、各地域にそういった方々はたくさんいらっしゃると思いますので、その掘り起こしも含めて今回の制度の中で活用していきたいというふうに思っております。
やながわ委員
 この周知なんですが、今、次長がおっしゃっていたようにしていただけると大変ありがたいし、そう望んでおります。やっぱり現場は学校ごとなので、広く区民に周知することと同じように、各学校区というんですか。学校ごとの、いろいろ活発にボランティアさんが入れかわってやっているというところもあるし、全くさっぱりというところもあるし、温度の差はあるんだろうから、こうした学校ごとにも細かい広報・周知をやるべきだと思っているんですが、その辺はいかがですか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 広く区民一般に対してのPR、周知、理解促進というのが教育委員会事務局のほうでしっかりやっていくということと、また各学校におけます保護者であるとか、関係者の皆さん方へのPRということにつきましては、仮称でございますけども、学校支援会議のほうが中心的になって、どんなことをしていくかというのを検討した上で、教育委員会のほうも事務局機能を果たして、そういう中でやっていきたいというふうに考えております。
やながわ委員
 これは要望にしますが、やっぱり垣根を低くしてもらいたいと。やっぱり教育委員会といって、学校支援ボランティアというんですか。名前だけ見ると、ああ、だれか偉い人がやるんだとかという、こういう方向じゃなくて、一般市民、あるいは地域の住民の人が、私にも何かできそうだわという、みんなで学校を支えていこうという、教育委員会がまずそういう思いを伝えるような言い方でないと、ああ、誰かがやるんだというふうになってしまうともったいないので、どうかその辺も工夫をして展開していただきたいなと、これは要望しておきます。
高橋委員
 1点だけ確認したいんですけど、今の支援会議の構成メンバーなんですけど、ここに書いてあるのは、「校長、PTA会長、次世代育成委員など」と。この「など」の範囲は幅広い理解でよろしいんですか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 仮称でございますけども、この支援会議なんですけども、学校の事情とか、あるいは地域によっていろいろ事情が異なりますので、その設置に向けては、学校長とまたPTA会長、次世代育成委員が中心になってどういうメンバーで構成していこうかということをまず御検討いただいて、その中で各学校ごとに適切な、そういうメンバーで構成していただこうというふうに考えております。
高橋委員
 そうすると、基本的に何人とかそういう縛りはなくて、それぞれの学校サイドで検討していただくという、そういう感じでいいのかな。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 委員御指摘のとおりでございまして、学校ごとにいろんな事情が違いますので、そういうのを踏まえた上で決めていただくというふうに考えております。
篠委員
 私は中野区じゅうの情報を持っているわけじゃないんですが、鷺宮小学校の場合なんかですと、ことぶき大学を出られた方を中心に、鷺宮小学校のメーンテーマに音読というのがあるんですが、休み時間に詩人の菊田守先生を中心としたグループが音読、校長先生が前は対応していたんですが、覚えてきた音読を、百人一首ですとか、漢文はあるかどうか知らないんですけど、休み時間に50人以上並ぶんだそうです。それで十何人のボランティアがそれを聞いて判こを押してくれるか何かするんでしょう。もうすごいことをよくぞ続けるというような展開があるんですね。お年寄りですよね。リーダーが75歳ですから。もっと上の方もいらっしゃるんですよね。ですけど、もう両方が喜ぶ関係ができている。ところが、もう何しろ鷺宮小学校をよくしたい、力になりたいという一念だけが学校全体を取り囲んでいますので、お金が入ってくる余地がないんですね。この教育委員会がやたらさわると、やれボランティア保険だとか、事によると、報酬まで考えているとなると、せっかくのものを壊してしまうようなことも多分に考えられるんですけど、その辺はどうなんでしょう。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 教育委員会も支援として、今、委員が御指摘されましたボランティア保険、あるいは実際にかかったお金、費用弁償でございますけども、これにつきましては、例えば音読などでは、特に保険とかは適用は実際はないだろうと思います。活動内容によってそういう保険をかけなきゃならないような場合については、教育委員会のほうでボランティア保険の契約をしていくというようなことでございます。また、実費の弁償等につきましても、材料費であるとか、あるいは教材費であるとか、あるいは、例えば、介助で一緒に行ったときに交通費がかかるとかというような場合の必要最低限の部分で考えているところでございます。
山口委員
 ちょっと今の関係で、なかなかこの立ち上がり自体に大分苦労されたのかなというふうには思っているんですが、来年度予算としても組まれていたかと思います。それについては、やはりコーディネーターの研修についての費用ですとか、あるいは、この間の実績に見合った形でのボランティアの保険費用ですとか、そういった形で組まれているのかお聞かせ願えますか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 平成23年度の予算で御審議いただいた内容で、この件に関しましては2種類ありまして、一つはボランティア保険料の費用でございます。またもう一つは費用弁償で、そういう教材費とか材料費等の費用弁償ということで、この2種類についてでございます。
山口委員
 もう1点、先ほどコーディネーターの力量を高めていくということで研修を実施するということだったんですが、これはどういった内容で今お考えなんでしょうか。何か講師のような方を想定されているのか。現段階でどのような検討ですか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 まずは、先ほども次世代育成委員の件に関しましてのお話がありましたように、エリアごとに次世代育成委員の方々が活動されていますので、そういうエリアの中の方々同士の情報交換とか意見交換等の機会はありますので、そういう機会に私どももかかわっていくというのと、あとは例えば研修ですと、この学校支援ボランティアの基本的なところが、東京都の事業もございまして、その事業の中で学校支援ボランティアの推進協議会事業というのがございますが、そういう中では、地域コーディネーターの研修であるとか、あるいはフォーラム等を企画しております。また、東京都とのお話の中でも、必要に応じて講師を派遣していただけるということも確認してございますので、そういう機会をできるだけ多くつくって、コーディネーターの方々の力量を高めて、地域間格差がないようにしていきたいというふうに考えています。
南委員
 ちょっとお聞きしたいのが、今回このコーディネーターを配置して、それで人材の確保とか情報の提供をそれぞれされる中で、足らないそういう人材がいるとかとなると、学校にそれぞれ配置されたコーディネーターで、学校支援会議の中でそのやりくりをしていくという考えなんですか。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 学校がいろいろな事業、行事で地域のどなたかにお願いをしたいというようなことがあったときに、なかなか学校側では探しにくいというような事情がございますので、そういうときにコーディネーターの方にお願いをしていくというのが基本的なスタイルといいますか、手順でございます。この(仮称)学校支援会議というのは、あくまで、学校が年間でどういうことをやっていくか、そういうことの計画であるとか、あるいはPRであるとか、あるいはこの制度の検証であるとか、そういうようなところで役割を果たしていくというものでございます。
高橋委員
 1点だけ。すみません、しつこく聞くわけじゃないんですけど、先ほど次世代育成委員さんは31人って伺ったような記憶なんですけど、学校が、これは小・中全部ですよね。そうすると人数が、これは一人ずつ配置するのか、それともかぶって担当するのかって、すごく心配になったんですけど。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 幼稚園を含めて区立学校は39カ所に来年度なりますので、次世代育成委員の方は31名ということですので、その不足分といいますか、差につきましては、また次世代育成委員の方々ともお話し合いしながら、次世代育成委員の方によっては複数校にわたっていくとかいうことはあると思います。その辺もまた各学校とエリア長の間でいろいろと調整はしていきたいというふうに思います。
委員長
 よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に進行します。平成22年度体力テストの結果と体力向上に向けた取組についての報告を求めます。(資料6)
喜名教育委員会事務局指導室長
 それでは、平成22年度の体力テストの結果と体力向上に向けた取り組みについて御報告をいたします。
 まず、本調査の概要でございますけれども、区内区立の小・中学校のすべての児童・生徒に対しまして、小学校8種目、中学校9種目の体力テストを行い、その結果を学校及び個人にお返しするものでございます。学校につきましては、それに基づきまして、体力向上プログラムの改定、それから事業改善に役立てること。お子さん個人につきましては、それぞれの状況を把握していただいて、それぞれの今度は体力向上にかかわる御自身の目標を持ってもらうというねらいがございます。また、教育委員会といたしましても、それを教育の今後の体力向上施策に生かしていくというものでございます。
 それでは、1枚おめくりいただきまして、経年変化ということで、特徴的なところだけお伝えをいたします。網かけになっている部分が前年度を上回った部分でございます。例えば、握力でございますと、小学校1・2・3年生、男女とも上がっているというところがございます。上体起こしについても、女子は大分上がってきているという状況がございます。
 もう1枚おめくりいただきますと、50メートル走――走力ということでございますけども、男女とも多くの学年が昨年度よりは向上しているという状況がございます。しかしながら、8番のボール投げ、それから9番の持久走――持久走は中学校だけでございますけれども、昨年に比べて伸びがないというような状況がございます。
 それでは3ページのところが、今度は都の平均との比較でございます。上のところの棒グラフの左側が都との比較でございます。19年度から実施をしております経年変化がございます。上回った項目の割合ということでお示しをしてございますけれども、小学校19年度、43%でございました。そして62%、70%と22年度は63%と落ち込んでいるところでございます。中学校については、68、83、79、78%と若干下がっているという状況がございます。
 具体的に、では、どのようなところでというところが、その一番下の平成22年度状況でございます。「▼」が都の平均を下回っているというものでございます。ごらんいただきますと、男子の長座体前屈、それからボール投げというところが依然として下がっているという傾向がございます。
 それでは、最後のページでございます。方策というところでございますけれども、握力に関しては、やはり日常的な経験の中で重いものを持つとか、ぶら下がるとかという経験が少ないということが考えられます。また、ボール投げにつきましては、投げるですとか、肩を回すとか、そういう経験が少ないということも見えてまいりました。また、50メートル走とか立ち幅跳び、反復横跳びなどの瞬発力を伴うものにつきましては上がってきております。これはずっと本区が導入しておりますフラッグフットボールの成果ではないかというふうに考えているところでございます。
 今後の対応でございますけれども、これまでどおり、体力・運動能力を高めるための授業の改善ということはもちろんでございますけれども、一番は運動の日常化ということがございますので、お休みの日を含めた子どもたちの家庭での過ごし方、運動習慣をつけていくと。そんなことにもこれから考えていかなければいけないというふうに思っております。
 また、今年度は幼稚園を対象に、幼児期のお子さんを対象にした元気アッププログラムということで東中野地域で実施をいたしましたけれども、その地域を巻き込んだ体力向上ということで、小学校版をまた来年度考えていくということを予定しているところでございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
 進行していいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に行きます。歴史民俗資料館運営業務委託事業者の選定結果についての報告を求めます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 お手元の資料に従いまして、歴史民俗資料館運営業務委託事業者の選定結果について御報告を申し上げます。(資料7)
 この事業の概要でございますが、民間事業者のノウハウを活用しまして、歴史民俗資料館の事業運営の活性化を図るという趣旨で業務委託を行うわけでございます。この業者選定につきましてはプロポーザル方式で、庁内に選定委員会を設置して選定を行ったわけでございます。その結果、資料のとおり事業者が決まりましたので、御報告申し上げます。
 名称が株式会社丹青社という会社でございまして、これはこういった博物館展示関係ではかなり大手の業者でございまして、全国展開もしているというような事業者でございます。所在地は台東区上野ということです。
 業務委託は23年4月1日からでございまして、既にこの業者といろいろ話し合って準備を進めているところでございます。支障のないように、来年度スムーズに業務委託が履行できるように努力をしてまいりたいと思っております。
委員長
 ただいまの報告に対しての質疑ございますか。
のづ委員
 今、丹青社が全国展開とおっしゃいましたけど、具体的にどういうことを。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 この事業者は博物館の指定管理を行ったり、それから百貨店、ブランド、食物販売等の商業施設の内装とかデザイン、ディスプレーの企画、それから制作・施工というようなそんなことを行っている業者でございます。具体的に、この近辺では牧野博物館というのがあるんですけど、そこのところの指定管理を受けるとか、それから関西のほうの博物館の指定管理を受けるとか、そういったような実績がございます。
のづ委員
 具体的なところはよくわからないんですが、例えば、東京でいったらみたいなイメージできるところをもうちょっと教えていただけますか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 私のほうが承知していますのは、練馬区の牧野博物館というのがございまして、そこの指定管理を受けていると。(「植物園」と呼ぶ者あり)植物園ですか。失礼しました。
 それから、東京でというのがちょっと手元にないんですけども、仙台市博物館ですとか、トヨタテクノミュージアム産業技術記念館テクノランドというものを受託している、そういう会社でございます。
篠委員
 かなり専門家が地下にいますよね。この研究一筋に人生を過ごしているぐらいの方、あの方々は区の職員でも何でもないんですか。あの人たちは首なんですね。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 専門研究員というのが3人おりまして、考古学とか民俗学とかそれぞれの専門家でございます。この人たちは区の非常勤職員でございました。ただ、3月31日をもちましてあそこから職員は引き揚げるので、あの人たちは一応職員でなくなるわけなんですが、もちろんこういった専門家はここの事業者でも必要だということで、これは個々の契約になるんですけど、そういったことで今話し合っているというふうに聞いております。
のづ委員
 ということは、その非常勤の方たちはそういう形ですけども、一人いらした学芸員の方は役所のほうに戻るということですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 区の職員の学芸員というのは今1名しかおりませんで、もともとこれが庁舎内の生涯学習担当のところにおります。それはそのままということですので、来年度はその学芸員が館長を兼ねるということになっています。
山口委員
 選定結果ということで、何事業者ぐらいの応募があって、この会社を選ばれたのか。どうでしょう。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 企画提案書を出していただいた事業者が5つございました。その中からこれを選んだということでございます。
山口委員
 かなり手広くされているということで、区民が利用するに当たって、開館時間ですとか、何か変更点などは、今協議中なんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 基本的には現在の開館時間を次の年度も維持するということになっているんですけど、夏休み中に若干休館日を設けていたんですが、これは休館しないということで今考えてございます。
委員長
 他にございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 次に行きます。地域生涯学習館の運営方法の変更についての報告を求めます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 地域生涯学習館の運営方法の変更について御報告を申し上げます。(資料4)
 地域生涯学習館、現在4館ございますけれど、ここにある資料のとおりですが、区民利用の一層の拡大という趣旨から、4月1日以降、運営方法を変更するということになりました。
 その内容でございますけれど、これまで毎週水曜日は休みだったわけです。それから、夏季に6日間休んでいたのを改めまして、すべて開放日といたします。それと、学習室等の利用については、団体登録の上、抽せん方式とすると。それから、施設管理業務を今まで地域住民のボランティアによって構成される運営委員会に任せていたんですが、これを民間事業者に委託するということでございます。これまでの自主運営委員会を廃止して、位置付けは学校開放の一環といたします。
 利用手続につきましては、地域生涯学習館、区役所担当窓口、学校のいずれかに申請書を提出いたします。それで抽せんを行いまして、抽せん後、地域センターまたは区役所担当窓口で利用料金を払うということになります。
 変更は4月1日からでございますけれど、暫定措置としまして、この利用申請については、4・5・6月は現在の方法のまま行うと。7月以降は抽せん等の方法をとるということにしてございます。
 周知は、ないせす、ホームページ、「生涯学習&スポーツガイドブック」というのがあるんですけど、これ等を通じて行うということになっています。
 なお、運営委員会、利用者に対しましては現場で説明を行い、周知を図ったところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対しての質疑はありませんか。
山口委員
 地域の方からは、その運営委員会のメンバーであった方だと思うんですが、かなり区のほうが一方的に決めて説明会のほうがあったというようなお声もお聞きしているんですけれども、説明会のほうも開かれたかと思いますが、どういった御意見のほうが出ていたんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 説明会で出された意見ですけど、運営委員会の廃止につきまして、ほかのところはともかくとしてここはうまくいっているじゃないかと。なぜ運営委員会を廃止するのかというような御意見がありました。それから、運営委員会が地域のつながりを保つ一つの手段だったのが、これがなくなってしまうと団体間のコミュニケーションがとりにくくなるのではないかとか、それから抽せんを行うことにつきまして、これまで利用団体でうまく調整しながら利用していたんだと、問題はないんじゃないかというような意見もございました。それから、抽せんそのものが必ずしも公正だとは思えないというような意見もございました。それから団体の登録について、なぜ区民しか利用できないんだと。区外の人の利用も認めるべきだという意見とか、隣接区に在住しているんだけれど、長年利用していたのに、改めて登録し直すということになると利用できなくなっちゃうのかというような意見もございました。利用の手続について若干出たのは、今までは利用日の2カ月前に開催される運営委員会の日に予約が確定して予定を立てやすかったと。それから、支払いが今度は地域センターと区役所に限られてしまうわけなんで、平日の9時から5時までに行かなくてはならない。利用がちょっとしにくくなるということ。それから非常に手続が煩わしくなるので利用する団体が減るんじゃないかという、そんなような意見がございました。そんなところでございます。
山口委員
 かなりいろんな御意見のほうが出ているかと思うんですけれども、区としてはあえてこの方式をとったわけですから、それなりのメリットがあるというふうに考えられているんだと思うんですけれども、なかなか運営委員会側からすると、あまり合意というところまで至っていないのかなというふうに思います。今後、そういった区民の方への説明会等はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 もう説明会を各館で1回ないし2回行っているわけですが、初めのうち、そういう意見が出たのは事実でございますけれど、後のほうになってきますと、これはやむを得ないのかなというふうに御理解をいただいているものと考えてございます。生涯学習館の運営委員会と利用者に対する説明会ということで説明会をいたしたというふうに考えてございます。
山口委員
 地域生涯学習館というのは、地域での生涯学習をつかさどっている公民館的な役割も一定あったのかなというふうに思うんですけれども、自主運営をされていたというところで、各利用団体で何か自主的にイベントごとをやったりですとか、そういったことはあったんでしょうか。団体間のコミュニケーションがとりにくくなるというような御意見が出ているのは、もしそういったことがあったら、教えていただけますか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 この運営委員会が独自で何か夏なんかにイベントをやったということは聞いております。何館かそういうところがあるようです。
山口委員
 そういったイベント等は、今後も区としては引き続き民間業者に委託されても自主的にやっていっていただければというような、そういうことなんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは、この館が使えなくなるわけでも何でもありませんので、自主的にこういうことをやりたいというのであれば、それは歓迎いたします。
山口委員
 そもそも利用実績、それぞれどれぐらいの登録団体がいて、この間行われてきたんでしょう。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 ちょっと登録団体のほうは今手元に資料がありません。どのくらい使われていたかという数でしたら把握しているんですけど……。
 あるところは、総件数190、総人数が1万4,079人。これは年間の数でございます。それからもう一つは、総件数が1,041、総人数で1万4,193人と、このような数が出ております。それからもう一つが、1,034件で1万1,948人と、こんなような数でございます。
山口委員
 相当の利用実績のほうがあって、この間うまくいってきたというような地域の皆さんの思いもあるかと思います。もう既に説明会はやって、いいんだということかもしれないんですけども、住民の皆さんの感情としては、かなりまだ納得できていないというようなところもお聞きしていますので、なるべく丁寧に、どういった運営方式で、拡充があるのであれば、そういった点も含めて丁寧な説明をお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 運営方式を変えるだけで、これが使えなくなるわけでも何でもありませんので、むしろ、そういった納得できないと言っていらっしゃるのは運営委員会のほうにかかわった方だと思いますけれども、その方たちに対しては丁寧に説明をしていくつもりでおります。
高橋委員
 関連してお伺いしますけど、まず生涯学習館が立ち上がったいきさつというのは、るる皆さん御存じだと思いますけれど、長いこと歴史を経て、私が聞くに及ぶには、使いたくても使えないという声も漏れ聞きます。もう使う人たちが決まっちゃっていて、使いたいんだけど、常日ごろから希望しても入れないとか。だから、なおさら、やっぱりやり方を変えて、多くの方たちにこの生涯学習館を利用していただくのが本来の姿だというふうに私は思っています。ですので、やむを得ずこのやり方を変更して、さまざまな方たちが使えるようにしたいんだという気持ちは十分に説明すればわかっていただけることだと思っています。
 それから、所管が今度教育委員会ではなくて変わるわけですよね。ここの館がですね。そうすると、ますます利用するために、ほかのことで利用したい方たちだってふえてくると思うんですよ。ですので、ここに周知方法って、ないせすとかホームページとかガイドブックと書いてありますけれども、もっと多くの発信をしていかないと理解してもらえない。なおかつ多くの人に使ってもらえないと思いますから、あらゆる手段を使って、生涯学習館4館がこう転換いたします。そして、所管がこうなります。すべてが理解できるような、そして使い勝手がよくなりますということを周知徹底していただきたいんですけど、いかがですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 そのとおりだと思います。これはせっかくある施設なんで、ぜひいろんな方に使っていただきたいということで、さまざまな手段を通じて、区民の方に浸透するように努力してまいりたいと思っています。
委員長
 他にございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、進行します。質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
 (仮称)中野区地域スポーツクラブの設立についての報告を求めます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 中野区地域スポーツクラブの設立について御報告を申し上げます。(資料9)
 この地域スポーツクラブにつきましては、何度かここで御報告申し上げたんですが、区民の健康づくり、体力づくり、それと学校運動部活動の支援、それから指導力・競技力の向上ということを推進するとともに、スポーツを通じて地域における仲間づくり、コミュニティづくりに寄与するということが目的でございます。
 この組織についてなんですが、これはまず中野区地域スポーツクラブという任意団体を立ち上げると。その任意団体がノウハウを持っているスポーツ事業者と契約をして、それで実際上の仕事を進めるという、そういう内容の計画になってございます。
 それで、このたびこの任意団体が発足する運びになりましたので、それを御報告申し上げますが、まずちょっと裏を見ていただくと、理事及び評議員の予定者ということですね。こういったようなメンバーでまずこの団体を発足させることにしております。
 この設立総会というのがいろいろと調整をした結果、3月30日ということに決まっております。第1回の理事会・評議員会を開きまして、これが任意団体が立ち上がりましたら、直ちに運営事業者の募集を行いまして、これを決定したいと。今のところは5月下旬、中部地域スポーツクラブですね。あそこの仲町小学校跡地の第1号拠点に開設したいというふうに考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対する質疑はありませんか。
山口委員
 すみません、1点確認させてください。これまでも準備会という形で一定さまざま議論されているのかとは思うんですけれども、3月30日に設立総会を行って、理事会・評議員会を開くと。この理事会・評議員会なんですけれども、運営事業者の決定に関してはどういったかかわり方をしてくるんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 団体が立ち上がりますと、この団体の決定というのは理事会で決定して事業を進めていくということになります。この事業者を募集するのもこの団体でありますので、理事会が中心になりまして、この選定作業を進めると。それで事業者を決定すると。そういうふうに考えております。
山口委員
 そうなりますと、区の役割というか、もう一度確認させていただいていいですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 区は、この任意団体に対して補助金を出すということになっておりますので、その限りで、この運営にかかわらなければならない。設立、それから運営にかかわらなければならないというふうに考えております。側面からさまざま支援をしていくというのが区の役割でございます。
山口委員
 事務局的な役割も担っていくんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 事務局というふうに位置付けられるのは、今度事業者を募集いたしまして、その事業者が決まれば、その事業者が一応事務局的な役割を果たすんですけれど、区もその団体が事業者が決まるまでの間はもちろん事務局の役割も一部担わなきゃならないと。それから、今後も補助金を出していく立場ということでここにかかわっていくと、そういうような立場でございます。
委員長
 他にございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に行きます。中野区子ども読書活動推進計画(第2次)の策定についての報告を求めます。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 それでは、私のほうから、中野区子ども読書活動推進計画(第2次)の策定につきまして、御報告をさせていただきたいと思います。(資料10)
 まず、この計画の策定の目的でございますけれども、中野区の子どもの読書活動の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進をいたしまして、もって子どもの健やかな成長に資するということでございます。
 策定の根拠といたしましては、子どもの読書活動の推進に関する法律、その第9条の2項に、この計画につきまして策定の努力義務というものが全国の市町村に課せられてございます。当区といたしましても、この法律を根拠といたしまして計画を策定しているものでございます。
 それから、現計画の概要でございますが、現計画につきましては平成19年2月に策定をいたしておりまして、平成19年度から23年度の5カ年間の計画というものを現在持ってございます。現計画では、家庭・地域、図書館、学校におけます子どもの読書活動を推進するための取り組み32の計画事業を示しまして、現在その推進に取り組んでいるところでございます。
 第2次計画の策定ということでございますけれども、まず一つは、上位計画の改定を踏まえまして、今後この2次計画を進めてまいりたいと思っております。すなわち10か年計画、それから教育ビジョン、こういった区、あるいは教育委員会としての上位計画、さらにまた、図書館施策としての図書館の新しいあり方や同方針等を踏まえまして、子ども読書活動の推進の計画を進めてまいりたいということ。
 それから二つ目といたしましては、子どもの読書をめぐる状況変化や課題を反映するということでございます。これは、学力向上や新学習指導要領の実施に伴います言語活動の充実、思考力・判断力等の育成に向けまして、子どもの読書活動を一層推進すること。そのために学校と図書館の連携の強化を図るといったようなことがございます。また、地域におきましても、すこやか福祉センターやキッズプラザの設置に伴いまして、子どもをめぐる地域拠点施設との読書活動を通した連携の推進など、課題を的確にとらえまして、新たな施策の方向性や取り組みを示してまいりたいというふうに思ってございます。
 なお、新たに策定を予定しておりますこの第2次計画は、現計画に引き続きということで、平成24年度から28年度までの5年間の計画期間を見込んでございます。
 今後の策定に向けたスケジュールでございますが、現在、現計画の検証作業を進めてございまして、その後に骨子案、素案の策定、また素案に基づきます区民の方々との意見交換や意見募集、それに基づいた案の作成やパブリックコメントの実施、そして来年のちょうど今ごろには、この第2次計画の策定を終えたいというふうに思ってございます。
 また、素案なり、あるいは区民の方との意見交換や案の策定といったような節目のところでは、当委員会におきましても、途中の検討状況等、御報告をさせていただきたいというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、これから1年かけまして、この中野区子ども読書活動推進計画(第2次)の策定の作業に取り組んでまいりたいと、そのように思ってございます。
委員長
 ただいまの報告に対する質疑はございますか。
 よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 きょうの1番から9番ということで報告をいただきました。何か質疑漏れがありましたら、いただきますが、よろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、9番までの報告を終了します。
 次に10番、その他で何か報告はありますか。
髙橋子ども家庭部副参事(地域子ども家庭支援担当)
 それでは、口頭で御報告させていただきます。ハイティーン会議発表会の実施結果でございます。
 去る1月30日に区役所でハイティーン会議を行ったところでございます。出席者については67名。うち来場者は51名。テーマについては、東京都青少年健全育成条例でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して何か御質問ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 報告、質疑を終了します。
 次ありますか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 それでは、キッズプラザの開設につきまして口頭で御報告させていただきます。
委員長
 ちょっと休憩します。

(午後2時48分)

委員長
 再開します。

(午後3時45分)

 引き続き、所管事項の報告を継続します。
 キッズプラザにおける乳幼児親子の交流の場の提供について。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 それでは、改めまして、キッズプラザの開設について、口頭で御報告させていただきます。
 平成22年第3回定例会で御審議いただきましたキッズプラザ桃花及びキッズプラザ武蔵台でございますけれども、現在4月1日より運営をする予定で準備のほうを進めております。キッズプラザ武蔵台の開所式なんですけれども、4月14日(木曜日)10時30分より実施させていただく予定にしております。また、キッズプラザ桃花の開所式でございますけれども、桃花小学校の体育館の落成と同日の6月11日(土曜日)に実施予定としております。開所式につきましては、また改めて御案内状等を差し上げたいと思います。
 よろしくお願いしたいと思います。
委員長
 何か御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、本報告を終了します。
 ほかにありますか。
古川鷺宮地域子ども家庭支援センター所長
 キッズプラザの乳幼児の親子の交流の場の提供でございますが、きのうお伝えしたとおり、23年4月ごろ、キッズプラザ桃花、キッズプラザ武蔵台で行います。
委員長
 ただいまの報告について御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 終了します。
 次にありますか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
 2点、口頭で報告させていただきます。
 1点目は、旧中部保健福祉センターの跡の1階を活用して4月から事業実施いたします保育室の事業につきまして、事業開所式と施設の内覧会というのを開催させていただきますので、御報告させていただきます。
 事業の実施につきましては、名称を中野二丁目保育室事業といたしまして、事業要綱を制定させていただきました。事業の開所式の日時につきましては、3月29日(火曜日)午後1時から30分程度ということで、現地で実施させていただきます。子ども文教委員の皆様につきましては、別途案内状を送付させていただきます。
 もう1点報告させていただきます。区立南江古田保育園の民営化として、旧江古田児童館跡におきまして4月に開所する予定のなかよしの森保育園でございますけども、運営法人であります社会福祉法人森友会が4月10日(日曜日)の午前中に開園式を行うということですので、御報告させていただきます。これにつきましても、別途事業者から案内状が届くというふうに思っております。
委員長
 ただいまの報告について、何か御質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないですね。質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 その他、報告、ほかにございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なしですね。なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩します。

(午後3時48分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時49分)

 お手元に配付の文書に記載された事項について(資料10)、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 それでは、審査日程のその他に入りますので、委員会を暫時休憩します。

(午後3時49分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時49分)

 休憩中に確認したとおり、次回の日程については、急な案件が生じた場合に正副委員長から招集させていただくこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、今日の委員会はこの期では最後になると思いますが、正副、委員の皆さん、そして理事者の皆さん、事務局の職員の皆さん、大変お世話になりまして、多々至らないところもあったかと思いますが、皆さんの御協力によって無事務めることができました。ありがとうございました。
 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

(午後3時50分)